IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ クゥアルコム・インコーポレイテッドの特許一覧

特表2024-514104マルチビームPUSCH繰返しにおける、強化された非周期的または半永続的チャネル状態情報レポート
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-28
(54)【発明の名称】マルチビームPUSCH繰返しにおける、強化された非周期的または半永続的チャネル状態情報レポート
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240321BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20240321BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20240321BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/1268
H04W72/232
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560936
(86)(22)【出願日】2022-03-21
(85)【翻訳文提出日】2023-10-02
(86)【国際出願番号】 US2022021217
(87)【国際公開番号】W WO2022216452
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】63/173,230
(32)【優先日】2021-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/655,537
(32)【優先日】2022-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】チェン、イタオ
(72)【発明者】
【氏名】コシュネビサン、モスタファ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
UEは、第1のSRSセットに関連付けられたPUSCH繰返しの第1のセット、および第2のSRSセットに関連付けられたPUSCH繰返しの第2のセットをスケジューリングするDCIを受信する。UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、および/または少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しまたはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、または両方に、少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定する。
【選択図】図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のサウンディング参照信号(SRS)セットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含む、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)繰返しをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)レポートを除くアップリンク制御情報(UCI)が、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しまたはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの両方に、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定し、
前記決定に基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの両方に、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信する
ように構成される、装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサは、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し中とで前記シンボルの数が異なっていると決定するようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1および前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうち、どちらがシンボルの数がより多いかに基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避ける
ように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記シンボルの数が、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記シンボルの数よりも多いと決定され、前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避ける
ように構成される、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記シンボルの数が、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記シンボルの数よりも少ないと決定され、前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避ける
ように構成される、請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記スケジュールされたPUSCH繰返しは、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含み、PUSCH繰返しの前記第1のセットおよびPUSCH繰返しの前記第2のセットは、前記x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ここにおいて、i>=2である、請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記スケジュールされたPUSCH繰返しは、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含み、PUSCH繰返しの前記第1のセットおよびPUSCH繰返しの前記第2のセットは、前記x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ここにおいて、i>=1である、請求項2に記載の装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定し、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し中とで、多重化用の前記UCIのビット数が異なっていると決定する
ようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのどちらが多重化用の前記UCIのビット数が少ないかに基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避ける
ように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しにおける多重化用の前記UCIのビット数が、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しにおける多重化用の前記UCIのビット数よりも少ないと決定され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避ける
ように構成される、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しにおける多重化用の前記UCIのビット数が、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しにおける多重化用の前記UCIのビット数よりも多いと決定され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避ける
ように構成される、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記スケジュールされたPUSCH繰返しは、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含み、PUSCH繰返しの前記第1のセットおよびPUSCH繰返しの前記第2のセットは、前記x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ここにおいて、i>=2である、請求項7に記載の装置。
【請求項11】
前記スケジュールされたPUSCH繰返しは、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含み、PUSCH繰返しの前記第1のセットおよびPUSCH繰返しの前記第2のセットは、前記x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ここにおいて、i>=1である、請求項7に記載の装置。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し中とで前記シンボルの数が異なっていると決定し、
前記少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されると決定する
ようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのどちらが前記送信に利用可能なリソース要素(RE)の数が多いかに基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避ける
ように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記送信に利用可能な前記REの数が、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記送信に利用可能な前記REの数よりも多いと決定され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避ける
ように構成される、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記送信に利用可能な前記REの数が、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記送信に利用可能な前記REの数よりも少ないと決定され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避ける
ように構成される、請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記スケジュールされたPUSCH繰返しは、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含み、PUSCH繰返しの前記第1のセットおよびPUSCH繰返しの前記第2のセットは、前記x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ここにおいて、i>=2である、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記スケジュールされたPUSCH繰返しは、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含み、PUSCH繰返しの前記第1のセットおよびPUSCH繰返しの前記第2のセットは、前記x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ここにおいて、i>=1である、請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定するようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記UCIがPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、前記多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
前記UCIがPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、前記多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信する
ように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項18】
前記スケジュールされたPUSCH繰返しは、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含み、PUSCH繰返しの前記第1のセットおよびPUSCH繰返しの前記第2のセットは、前記x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ここにおいて、i>=2である、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記スケジュールされたPUSCH繰返しは、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含み、PUSCH繰返しの前記第1のセットおよびPUSCH繰返しの前記第2のセットは、前記x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ここにおいて、i>=1である、請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し中とで前記シンボルの数が異なっていると決定し、
前記少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定し、
前記UEが前記PUSCH繰返しで送信すべきトランスポートブロック(TB)を有していないと決定する
ようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しで前記少なくとも1つのCSIを送信し、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避ける
ように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項21】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し中とで前記シンボルの数が異なっていると決定し、
前記少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定し、
前記UEが前記PUSCH繰返しで送信すべきトランスポートブロック(TB)を有していないと決定する
ようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのどちらがシンボルの数が多いか、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのどちらが多重化用の前記UCIのビット数が少ないか、またはPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのどちらが前記送信に利用可能なリソース要素(RE)の数が多いかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しまたはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避ける
ように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項22】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し中とで前記シンボルの数が異なっていると決定し、
前記少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定し、
前記UEが前記PUSCH繰返しで送信すべきトランスポートブロック(TB)を有していないと決定する
ようにさらに構成され、
前記少なくとも1つのCSIレポートを送信するために、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記UCIがPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、前記多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信し、
前記UCIがPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、前記多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信する
ように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項23】
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたトランシーバまたはアンテナのうちの少なくとも1つをさらに含み、
前記DCIは、少なくとも1つの非周期的(AP)CSIレポートまたは半永続的(SP)CSIレポートの送信を要求する、
請求項1に記載の装置。
【請求項24】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信の方法であって、
第1のサウンディング参照信号(SRS)セットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含む、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)繰返しをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)レポートを除くアップリンク制御情報(UCI)が、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しまたはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの両方に、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定することと、
前記決定に基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの両方に、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、
を含む、方法。
【請求項25】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し中とで前記シンボルの数が異なっていると決定することをさらに含み、
前記少なくとも1つのCSIレポートの前記送信は、
PUSCH繰返しの前記第1および前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうち、どちらがシンボルの数がより多いかに基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けることと、
を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記シンボルの数が、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記シンボルの数よりも多いと決定され、
前記少なくとも1つのCSIレポートの前記送信は、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることと、
を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記シンボルの数が、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの前記シンボルの数よりも少ないと決定され、
前記少なくとも1つのCSIレポートの前記送信は、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることと、
を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し中とで前記シンボルの数が異なっていると決定することと、
前記少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することと、
前記UEが前記PUSCH繰返しで送信すべきトランスポートブロック(TB)を有していないと決定することと、
をさらに含み、
前記少なくとも1つのCSIレポートの前記送信は、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しで前記少なくとも1つのCSIを送信することと、
PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しに、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることと、
を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
第1のサウンディング参照信号(SRS)セットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含む、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)繰返しをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)を受信するための手段と、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)レポートを除くアップリンク制御情報(UCI)が、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しまたはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの両方に、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定するための手段と、
前記決定に基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの両方に、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段と、
を備える、装置。
【請求項30】
ユーザ機器(UE)におけるコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードは、プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
第1のサウンディング参照信号(SRS)セットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含む、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)繰返しをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと、
PUSCH繰返しの前記第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの前記第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのチャネル状態情報(CSI)レポートを除くアップリンク制御情報(UCI)が、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しまたはPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの両方に、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定することと、
前記決定に基づいて、PUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの前記第1のセットの前記1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの前記第2のセットの前記1つのPUSCH繰返しの両方に、前記少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、
を行わせる、装置。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本出願は、2021年4月9日に提出された「ENHANCED APERIODIC OR SEMI-PERSISTENT CHANNEL STATE INFORMATION REPORT ON MULTI-BEAM PUSCH REPETITION」と題される米国仮特許出願第63/173,230号、および2022年3月18日に提出された「ENHANCED APERIODIC OR SEMI-PERSISTENT CHANNEL STATE INFORMATION REPORT ON MULTI-BEAM PUSCH REPETITION」と題される米国特許出願第17/655,537号の利益およびそれに対する優先権を主張するものであり、これらはその全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
[0002]本開示は、一般に、通信システムに関し、より詳細には、チャネル状態情報(CSI:channel state information)レポートを伴うワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0003】
序論
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソースを共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムを含む。
【0004】
[0004]これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。例示的な電気通信規格は5G新無線(NR)である。5G NRは、(たとえば、モノのインターネット(IoT)に関する)レイテンシ、信頼性、セキュリティ、スケーラビリティに関連する新しい要件、および他の要件を満足するための、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表された継続的モバイルブロードバンド発展の一部である。5G NRは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、マッシブマシンタイプ通信(mMTC)、および超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)に関連するサービスを含む。5G NRのいくつかの態様は、4Gロングタームエボリューション(LTE(登録商標))規格に基づき得る。5G NR技術のさらなる改善が必要である。これらの改善はまた、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であり得る。
【発明の概要】
【0005】
[0005]以下は、1つまたは複数の態様の基本的理解を提供するために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
【0006】
[0006]本開示の一態様では、ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法、コンピュータ可読媒体、および装置が提供される。装置は、第1のサウンディング参照信号(SRS)セットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含む、複数の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)繰返しをスケジューリングするダウンリンク制御情報(DCI)を受信する。装置は、PUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのCSIレポートを除くアップリンク制御情報(UCI)が、PUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返しまたはPUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返しの両方で、少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定する。装置は、決定に基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返しの両方で、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信する。
【0007】
[0007]上記の目的および関係する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され、特に特許請求の範囲において指摘される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のうちのほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの等価物を含むものとする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】[0008]本明細書において提示される態様による、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワークの一例を示す図。
図2A】[0009]本開示の様々な態様による、第1のフレームの一例を示す図。
図2B】[0010]本開示の様々な態様による、サブフレーム内のダウンリンク(DL)チャネルの一例を示す図。
図2C】[0011]本開示の様々な態様による、第2のフレームの一例を示す図。
図2D】[0012]本開示の様々な態様による、サブフレーム内のアップリンク(UL)チャネルの一例を示す図。
図3】[0013]アクセスネットワーク内の基地局およびUEの一例を示す図。
図4】[0014]繰返しを伴うデータ送信の一例を示す図。
図5】[0015]第1のタイプの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)繰返しの一例を示す図。
図6】[0016]第2のタイプのPUSCH繰返しの例を示す図。
図7】[0017]無効なシンボルに基づいて、またスロット境界をまたいで、名目上の繰返しを複数の実効的な繰返しに分割する一例を示す図。
図8】[0018]PUSCH繰返しの異なるセットを、異なるアップリンク(UL)ビームおよび電力制御パラメータに関連付ける一例を示す図。
図9】[0019]PUSCHで非周期的(AP)-CSIレポーティングをトリガする一例を示す図。
図10】[0020]PUSCH繰返しタイプB向けのAP-CSIレポーティングの一例を示す図。
図11】[0021]PUSCHに対してSP-CSIレポーティングをトリガする一例を示す図。
図12】[0022]半永続的(SP)-CSIレポーティングをトリガする一例を示す図。
図13】[0023]PUSCH繰返しタイプB向けのSP-CSIレポーティングの一例を示す図。
図14】[0024]マルチビームまたはマルチ送信受信ポイント(マルチTRP)PUSCH繰返しで、1つまたは複数のCSIレポートを多重化するための、異なるUE設定/挙動の一例を示す図。
図15】[0025]本開示の態様による、UEと基地局の複数のTRPとの間での通信フローを示す図。
図16】[0026]本開示の態様による、UEと基地局の複数のTRPとの間での通信フローを示す図。
図17】[0027]本開示の態様による、SP-CSIレポートを多重化する一例を示す図。
図18】[0028]本開示の態様による、SP-CSIレポートを多重化する一例を示す図。
図19】[0029]本明細書において提示される態様による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図20】[0030]本明細書において提示される態様による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図21】[0031]本明細書において提示される態様による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図22】[0032]本明細書において提示される態様による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図23】[0033]本明細書において提示される態様による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図24】[0034]本明細書において提示される態様による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図25】[0035]本明細書において提示される態様による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図26】[0036]本明細書において提示される態様による、ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
図27】[0037]本明細書において提示される態様による、例示的な装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[0038]添付の図面に関して以下に記載される発明を実施するための形態は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書に記載される概念が実践され得る構成のみを表すように意図されていない。発明を実施するための形態は、様々な概念の完全な理解を提供するための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を曖昧にすることを回避するために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
【0010】
[0039]次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法は、以下の発明を実施するための形態において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、構成要素、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0011】
[0040]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理ユニット(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実施するように構成された他の好適なハードウェアを含む。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェア構成要素、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
【0012】
[0041]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、いくつかのタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、あるいはコンピュータによってアクセスされ得る、命令またはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
【0013】
[0042]態様および実装形態は、いくつかの例に対する説明によって本出願で説明されるが、追加の実装形態および使用事例が多くの異なる構成およびシナリオにおいて起こり得ることを、当業者は理解されよう。本明細書で説明されるイノベーションは、多くの異なるプラットフォームタイプ、デバイス、システム、形状、サイズ、およびパッケージング構成にわたって実装され得る。たとえば、実装形態および/または使用は、集積チップ実装形態および他の非モジュール構成要素ベースデバイス(たとえば、エンドユーザデバイス、車両、通信デバイス、コンピューティングデバイス、工業機器、小売/購買デバイス、医療デバイス、人工知能(AI)対応デバイスなど)を介して起こり得る。いくつかの例は使用事例または適用例を特に対象とすることも対象としないこともあるが、説明されるイノベーションの適用可能性の広い組合せが行われ得る。実装形態は、チップレベルまたはモジュラー構成要素から非モジュラー非チップレベル実装形態までの、さらには説明されるイノベーションの1つまたは複数の態様を組み込んでいるアグリゲート、分散、または相手先商標製造会社(OEM)デバイスまたはシステムまでの範囲にわたり得る。いくつかの実際の設定では、説明される態様および特徴を組み込むデバイスはまた、請求および説明される態様の実装および実践のために追加の構成要素および特徴を含み得る。たとえば、ワイヤレス信号の送信および受信は、アナログおよびデジタル目的のためのいくつかの構成要素(たとえば、アンテナ、RFチェーン、電力増幅器、変調器、バッファ、(1つまたは複数の)プロセッサ、インターリーバ、アダー/加算器などを含むハードウェア構成要素)を必ず含む。本明細書で説明されるイノベーションは、異なるサイズ、形状および構造の多種多様なデバイス、チップレベル構成要素、システム、分散構成、アグリゲートまたはディスアグリゲートされた構成要素、エンドユーザデバイスなどにおいて実践され得ることが意図される。
【0014】
[0043]図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の一例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102と、UE104と、発展型パケットコア(EPC)160と、別のコアネットワーク190(たとえば、5Gコア(5GC))とを含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含み得る。マクロセルは基地局を含む。スモールセルは、フェムトセルと、ピコセルと、マイクロセルとを含む。
【0015】
[0044]いくつかの態様では、UE104は、PUSCH繰返しにおいて1つもしくは複数のCSIレポートを多重化するかどうか、および/またはマルチTRP PUSCH繰返し向けの1つもしくは複数のCSIレポートを、どのPUSCH繰返しで多重化するかを決定するように構成された、CSIレポート多重化決定構成要素198を含むことができる。ある構成では、CSIレポート多重化決定構成要素198は、第1のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含み、PUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返しの両方で多重化される対象となる、少なくとも1つのCSIレポートの送信を要求する、複数のPUSCH繰返しをスケジューリングするDCIを受信するように構成されてもよい。そのような構成では、CSIレポート多重化決定構成要素198は、PUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返しもしくはPUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返しの両方において、少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定することができる。そのような構成では、CSIレポート多重化決定構成要素198は、決定に基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットのうちの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットのうちの1つのPUSCH繰返しの両方において、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。
【0016】
[0045](発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)と総称される)4G LTEのために構成された基地局102は、第1のバックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通してEPC160とインターフェースし得る。(次世代RAN(NG-RAN)と総称される)5G NRのために構成された基地局102は、第2のバックホールリンク184を通してコアネットワーク190とインターフェースし得る。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能、すなわち、ユーザデータの転送と、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS)メッセージのための配信と、NASノード選択と、同期と、無線アクセスネットワーク(RAN)共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数を実施し得る。基地局102は、第3のバックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)上で互いと直接または間接的に(たとえば、EPC160またはコアネットワーク190を通して)通信し得る。第1のバックホールリンク132、第2のバックホールリンク184、および第3のバックホールリンク134は、ワイヤードまたはワイヤレスであり得る。
【0017】
[0046]いくつかの態様では、ネットワークエンティティは、基地局、ディスアグリゲーテッドもしくは仮想化基地局の1つもしくは複数の構成要素(分散化されたユニットまたは中央ユニットなど)、無線ユニット、送信受信ポイント(TRP)、中継、知能電波反射面(IRS:intelligent reflective surface)、および/またはそれらの組合せを含むことができる。たとえば、基地局102または180は、RANと呼ばれることがあり、アグリゲーテッド構成要素またはディスアグリゲーテッド構成要素を含み得る。ディスアグリゲーテッドRANの一例として、基地局は、図1に示されているように、中央/集中化ユニット(CU)103、1つまたは複数の分散ユニット(DU)105、および/または1つまたは複数の無線ユニット(RU)109を含み得る。RANは、RU109とアグリゲーテッドCU/DUとの間のスプリットによりディスアグリゲートされ得る。RANは、CU103と、DU105と、RU109との間のスプリットによりディスアグリゲートされ得る。RANは、CU103とアグリゲーテッドDU/RUとの間のスプリットによりディスアグリゲートされ得る。CU103と1つまたは複数のDU105とは、F1インターフェースを介して接続され得る。DU105とRU109とは、フロントホールインターフェースを介して接続され得る。CU103とDU105との間の接続がミッドホールと呼ばれることがあり、DU105とRU109との間の接続がフロントホールと呼ばれることがある。CU103とコアネットワークとの間の接続がバックホールと呼ばれることがある。RANは、RANの様々な構成要素間の、たとえば、CU103、DU105、またはRU109間の機能的スプリットに基づき得る。CUは、たとえば、プロトコルスタックの1つまたは複数のレイヤをハンドリングする、ワイヤレス通信プロトコルの1つまたは複数の態様を実施するように構成され得、(1つまたは複数の)DUは、ワイヤレス通信プロトコルの他の態様、たとえば、プロトコルスタックの他のレイヤをハンドリングするように構成され得る。異なる実装形態では、CUによってハンドリングされるレイヤとDUによってハンドリングされるレイヤとの間のスプリットは、プロトコルスタックの異なるレイヤにおいて行われ得る。1つの非限定的な例として、DU105が、機能的スプリットに基づいて、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤと、物理(PHY)レイヤの少なくとも一部分とをホストするための論理ノードを提供し得る。RUが、PHYレイヤの少なくとも一部分と無線周波数(RF)処理とをホストするように構成された論理ノードを提供し得る。CU103が、たとえば、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤなど、RLCレイヤよりも上の、上位レイヤ機能をホストし得る。他の実装形態では、CU、DU、またはRUによって提供されるレイヤ機能間のスプリットは異なり得る。
【0018】
[0047]アクセスネットワークは、コアネットワークへのアクセスおよびバックホールを提供するためにUE104または他の統合アクセスおよびバックホール(IAB:integrated access and backhaul)ノード111とワイヤレス通信を交換する、1つまたは複数のIABノード111を含み得る。複数のIABノードのIABネットワークでは、アンカーノードがIABドナーと呼ばれることがある。IABドナーは、コアネットワーク190またはEPC160へのアクセスおよび/あるいは1つまたは複数のIABノード111に対する制御を提供する基地局102または180であり得る。IABドナーは、CU103とDU105とを含み得る。IABノード111は、DU105とモバイル着信(MT:mobile termination)113とを含み得る。IABノード111のDU105は親ノードとして動作し得、MT113は子ノードとして動作し得る。
【0019】
[0048]基地局102は、UE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。重複する地理的カバレージエリア110があり得る。たとえば、スモールセル102’は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110’を有し得る。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークが、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる限定グループにサービスを提供し得るホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含み得る。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク(UL)送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用し得る。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通したものであり得る。基地局102/UE104は、各方向において送信のために使用される最高合計Yx MHz(x個のコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリアごとの最高Y MHz(たとえば、5、10、15、20、100、400MHzなど)帯域幅のスペクトルを使用し得る。キャリアは、互いに隣接することも、隣接しないこともある。キャリアの割振りは、DLとULとに関して非対称であり得る(たとえば、DLの場合、ULの場合よりも多いまたは少ないキャリアが割り振られ得る)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み得る。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
【0020】
[0049]いくつかのUE104は、デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク158を使用して互いと通信し得る。D2D通信リンク158は、DL/UL WWANスペクトルを使用し得る。D2D通信リンク158は、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンク発見チャネル(PSDCH)、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)、および物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)などの1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用し得る。D2D通信は、たとえば、WiMedia、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格に基づくWi-Fi、LTE、またはNRなど、様々なワイヤレスD2D通信システムを通したものであり得る。
【0021】
[0050]ワイヤレス通信システムは、たとえば、5GHz無認可周波数スペクトルなどにおいて、通信リンク154を介してWi-Fi局(STA)152と通信しているWi-Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信するよりも前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施し得る。
【0022】
[0051]スモールセル102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル102’は、NRを採用し、Wi-Fi AP150によって使用されるのと同じ無認可周波数スペクトル(たとえば、5GHzなど)を使用し得る。無認可周波数スペクトル中でNRを採用するスモールセル102’は、アクセスネットワークへのカバレージを強化し、および/またはアクセスネットワークの容量を増大させ得る。
【0023】
[0052]電磁スペクトルは、しばしば、周波数/波長に基づいて、様々なクラス、帯域、チャネルなどに細かく分割される。5G NRでは、2つの初期動作帯域は、周波数範囲指定FR1(410MHz~7.125GHz)およびFR2(24.25GHz~52.6GHz)として識別されている。FR1の一部分は6GHzよりも大きいが、FR1は、しばしば、様々なドキュメントおよび論文において「サブ6GHz」帯域と(互換的に)呼ばれる。同様の名称問題が、FR2に関して時々起こり、FR2は、国際電気通信連合(ITU)によって「ミリメートル波」帯域と識別される極高周波(EHF)帯域(30GHz~300GHz)とは異なるにもかかわらず、しばしば、ドキュメントおよび論文において「ミリメートル波」帯域と(互換的に)呼ばれる。
【0024】
[0053]FR1とFR2との間の周波数は、しばしば、ミッドバンド周波数と呼ばれる。最近の5G NRの研究は、これらのミッドバンド周波数の動作帯域を周波数範囲指定FR3(7.125GHz~24.25GHz)として識別している。FR3内に入る周波数帯域は、FR1特性および/またはFR2特性を継承し得、したがって、FR1および/またはFR2の特徴をミッドバンド周波数に効果的に拡大し得る。さらに、5G NR動作を52.6GHzを越えて拡大するためにより高い周波数帯域が現在探求されている。たとえば、3つのより高い動作帯域が、周波数範囲指定FR2-2(52.6GHz~71GHz)、FR4(71GHz~114.25GHz)、およびFR5(114.25GHz~300GHz)として識別されている。これらのより高い周波数帯域の各々がEHF帯域内に入る。
【0025】
[0054]上記の態様を念頭に置いて、別段に明記されていない限り、「サブ6GHz」などの用語は、本明細書で使用される場合、6GHz未満であり得るか、FR1内であり得るか、またはミッドバンド周波数を含み得る周波数を広く表し得ることを理解されたい。さらに、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」などの用語は、本明細書で使用される場合、ミッドバンド周波数を含み得るか、FR2、FR4、FR2-2、および/またはFR5内にあり得るか、あるいはEHF帯域内にあり得る周波数を広く表し得ることを理解されたい。
【0026】
[0055]基地局102は、スモールセル102’なのかラージセル(たとえば、マクロ基地局)なのかにかかわらず、eNB、gノードB(gNB)、または別のタイプの基地局を含み、および/あるいはそのように呼ばれることがある。gNB180などのいくつかの基地局は、UE104との通信において、従来のサブ6GHzスペクトル中で、ミリメートル波周波数中で、および/または近ミリメートル波周波数で動作し得る。gNB180がミリメートル波または近ミリメートル波周波数で動作するとき、gNB180は、ミリメートル波基地局と呼ばれることがある。ミリメートル波基地局180は、経路損失と短い範囲とを補償するために、UE104とのビームフォーミング182を利用し得る。基地局180およびUE104は、各々、ビームフォーミングを可能にするために、アンテナ要素、アンテナパネル、および/またはアンテナアレイなど、複数のアンテナを含み得る。
【0027】
[0056]基地局180は、1つまたは複数の送信方向182’でUE104にビームフォーミングされた信号を送信し得る。UE104は、1つまたは複数の受信方向182’’で基地局180からビームフォーミングされた信号を受信し得る。UE104はまた、1つまたは複数の送信方向で基地局180にビームフォーミングされた信号を送信し得る。基地局180は、1つまたは複数の受信方向でUE104からビームフォーミングされた信号を受信し得る。基地局180/UE104は、基地局180/UE104の各々のための最良の受信方向と送信方向とを決定するために、ビームトレーニングを実施し得る。基地局180のための送信方向と受信方向とは、同じであることも同じでないこともある。UE104のための送信方向と受信方向とは、同じであることも同じでないこともある。
【0028】
[0057]EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンタ(BM-SC)170と、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ172とを含み得る。MME162は、ホーム加入者サーバ(HSS)174と通信していることがある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME162はベアラおよび接続管理を提供する。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、サービングゲートウェイ166を通して転送され、サービングゲートウェイ166自体は、PDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ172とBM-SC170とはIPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、PSストリーミングサービス、および/または他のIPサービスを含み得る。BM-SC170は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を提供し得る。BM-SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働き得、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)内のMBMSベアラサービスを許可し、開始するために使用され得、MBMS送信をスケジュールするために使用され得る。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信するために使用され得、セッション管理(開始/停止)と、eMBMS関係の課金情報を収集することとを担当し得る。
【0029】
[0058]コアネットワーク190は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)192と、他のAMF193と、セッション管理機能(SMF)194と、ユーザプレーン機能(UPF)195とを含み得る。AMF192は、統合データ管理(UDM)196と通信していることがある。AMF192は、UE104とコアネットワーク190との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、AMF192は、QoSフローおよびセッション管理を提供する。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットがUPF195を通して転送される。UPF195は、UEのIPアドレス割振りならびに他の機能を提供する。UPF195はIPサービス197に接続される。IPサービス197は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、パケット交換(PS)ストリーミング(PSS)サービス、および/または他のIPサービスを含み得る。
【0030】
[0059]基地局は、gNB、ノードB、eNB、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、送信受信ポイント(TRP)、または何らかの他の好適な用語を含み、および/あるいはそのように呼ばれることがある。基地局102は、UE104にEPC160またはコアネットワーク190へのアクセスポイントを提供する。UE104の例は、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、車両、電気メーター、ガスポンプ、大きいまたは小さいキッチン器具、ヘルスケアデバイス、インプラント、センサー/アクチュエータ、ディスプレイ、あるいは任意の他の同様の機能デバイスを含む。UE104のうちのいくつかは、IoTデバイス(たとえば、パーキングメーター、ガスポンプ、トースター、車両、心臓モニタなど)と呼ばれることがある。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。いくつかのシナリオでは、UEという用語は、デバイスコンスタレーション構成などにおける、1つまたは複数のコンパニオンデバイスにも適用され得る。これらのデバイスのうちの1つまたは複数が、まとめてネットワークにアクセスし、および/または個々にネットワークにアクセスし得る。
【0031】
[0060]図2Aは、5G NRフレーム構造内の第1のサブフレームの一例を示す図200である。図2Bは、5G NRサブフレーム内のDLチャネルの一例を示す図230である。図2Cは、5G NRフレーム構造内の第2のサブフレームの一例を示す図250である。図2Dは、5G NRサブフレーム内のULチャネルの一例を示す図280である。5G NRフレーム構造は、サブキャリアの特定のセット(キャリアシステム帯域幅)についてサブキャリアのセット内のサブフレームがDLまたはULのいずれかに専用である周波数分割複信(FDD)であり得るか、あるいは、サブキャリアの特定のセット(キャリアシステム帯域幅)についてサブキャリアのセット内のサブフレームがDLとULの両方に専用である時分割複信(TDD)であり得る。図2A図2Cによって提供された例では、5G NRフレーム構造は、TDDであると仮定され、サブフレーム4は、スロットフォーマット28で(大部分はDLで)構成され、ここで、DはDLであり、UはULであり、Fは、DL/ULの間の使用のためにフレキシブルであり、サブフレーム3は、スロットフォーマット1で(すべてULで)構成される。サブフレーム3、4が、それぞれ、スロットフォーマット1、28で示されているが、任意の特定のサブフレームが、様々な利用可能なスロットフォーマット0~61のいずれかで構成され得る。スロットフォーマット0、1は、それぞれ、すべてDL、ULである。他のスロットフォーマット2~61は、DL、UL、およびフレキシブルなシンボルの混合を含む。UEは、受信されたスロットフォーマットインジケータ(SFI)を通して(DL制御情報(DCI)を通して動的に、または無線リソース制御(RRC)シグナリングを通して半静的に/静的に)スロットフォーマットで構成される。以下の説明が、TDDである5G NRフレーム構造にも適用されることに留意されたい。
【0032】
[0061]図2A図2Dはフレーム構造を示しており、本開示の態様は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る、他のワイヤレス通信技術に適用可能であり得る。フレーム(10ms)は、10個の等しいサイズのサブフレーム(1ms)に分割され得る。各サブフレームは、1つまたは複数のタイムスロットを含み得る。サブフレームはまた、7つ、4つ、または2つのシンボルを含み得るミニスロットを含み得る。サイクリックプレフィックス(CP)がノーマルであるのか拡張であるのかに応じて、各スロットは、14個または12個のシンボルを含み得る。ノーマルCPの場合、各スロットは14個のシンボルを含み得、拡張CPの場合、各スロットは12個のシンボルを含み得る。DL上のシンボルは、CP直交周波数分割多重化(OFDM)(CP-OFDM)シンボルであり得る。UL上のシンボルは、(高スループットシナリオの場合)CP-OFDMシンボル、または(単一のストリーム送信に限定された電力制限シナリオの場合)(シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボルとも呼ばれる)離散フーリエ変換(DFT)拡散OFDM(DFT-s-OFDM)シンボルであり得る。サブフレーム内のスロットの数は、CPとヌメロロジーとに基づく。ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(SCS)と、事実上、1/SCSに等しいシンボル長/持続時間とを定義する。
【0033】
【表1】
【0034】
[0062]ノーマルCP(14個のシンボル/スロット)の場合、異なるヌメロロジーμ0~4が、サブフレームごとに、それぞれ、1つ、2つ、4つ、8つ、および16個のスロットを可能にする。拡張CPの場合、ヌメロロジー2が、サブフレームごとに4つのスロットを可能にする。したがって、ノーマルCPおよびヌメロロジーμの場合、14個のシンボル/スロットと2μ個のスロット/サブフレームとがある。サブキャリア間隔は2μ*15kHzに等しくなり得、ここで、μはヌメロロジー0~4である。したがって、ヌメロロジーμ=0は15kHzのサブキャリア間隔を有し、ヌメロロジーμ=4は240kHzのサブキャリア間隔を有する。シンボル長/持続時間は、サブキャリア間隔と逆関係にある。図2A図2Dは、スロットごとに14個のシンボルをもつノーマルCPおよびサブフレームごとに4つのスロットをもつヌメロロジーμ=2の一例を提供する。スロット持続時間は0.25msであり、サブキャリア間隔は60kHzであり、シンボル持続時間は約16.67μsである。フレームのセット内に、周波数分割多重化された1つまたは複数の異なる帯域幅部分(BWP)(図2B参照)があり得る。各BWPは、特定のヌメロロジーおよびCP(ノーマルまたは拡張)を有し得る。
【0035】
[0063]フレーム構造を表すためにリソースグリッドが使用され得る。各タイムスロットは、12個の連続するサブキャリアを延在するリソースブロック(RB)(物理RB(PRB)とも呼ばれる)を含む。リソースグリッドは複数のリソース要素(RE)に分割される。各REによって搬送されるビット数は変調方式に依存する。
【0036】
[0064]図2Aに示されているように、REのうちのいくつかは、UEのための基準(パイロット)信号(RS)を搬送する。RSは、UEにおけるチャネル推定のために、(1つの特定の構成についてRとして示されるが、他のDM-RS構成が可能である)復調RS(DM-RS)と、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)とを含み得る。RSは、ビーム測定RS(BRS)と、ビーム改良RS(BRRS)と、位相追跡RS(PT-RS)とをも含み得る。
【0037】
[0065]図2Bは、フレームのサブフレーム内の様々なDLチャネルの一例を示す。物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)(たとえば、1つ、2つ、4つ、8つ、または16個のCCE)内でDCIを搬送し、各CCEは6つのREグループ(REG)を含み、各REGは、RBのOFDMシンボル中に12個の連続するREを含む。1つのBWP内のPDCCHは、制御リソースセット(CORESET)と呼ばれることがある。UEは、CORESET上でPDCCH監視オケージョン中に、PDCCH探索空間(たとえば、共通探索空間、UE固有探索空間)においてPDCCH候補を監視するように構成され、ここで、PDCCH候補は、異なるDCIフォーマットと異なるアグリゲーションレベルとを有する。追加のBWPが、チャネル帯域幅にわたって、より大きいおよび/またはより低い周波数に位置し得る。1次同期信号(PSS)は、フレームの特定のサブフレームのシンボル2内にあり得る。PSSは、サブフレーム/シンボルタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUE104によって使用される。2次同期信号(SSS)は、フレームの特定のサブフレームのシンボル4内にあり得る。SSSは、物理レイヤセル識別情報グループ番号と無線フレームタイミングとを決定するためにUEによって使用される。物理レイヤ識別情報および物理レイヤセル識別情報グループ番号に基づいて、UEは物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEはDM-RSのロケーションを決定することができる。マスタ情報ブロック(MIB)を搬送する物理ブロードキャストチャネル(PBCH)は、(SSブロック(SSB)とも呼ばれる)同期信号(SS)/PBCHブロックを形成するためにPSSおよびSSSを用いて論理的にグループ化され得る。MIBは、システム帯域幅中のRBの数と、システムフレーム番号(SFN)とを提供する。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
【0038】
[0066]図2Cに示されているように、REのうちのいくつかは、基地局におけるチャネル推定のために(1つの特定の構成についてRとして示されるが、他のDM-RS構成が可能である)DM-RSを搬送する。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)のためのDM-RSと物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のためのDM-RSとを送信し得る。PUSCH DM-RSは、PUSCHの最初の1つまたは2つのシンボル中で送信され得る。PUCCH DM-RSは、短いPUCCHが送信されるのか長いPUCCHが送信されるのかに応じて、および使用される特定のPUCCHフォーマットに応じて、異なる構成で送信され得る。UEは、サウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。SRSは、サブフレームの最後のシンボル中で送信され得る。SRSはコム構造を有し得、UEは、コムのうちの1つの上でSRSを送信し得る。SRSは、基地局によって、UL上での周波数依存スケジューリングを可能にするために、チャネル品質推定のために使用され得る。
【0039】
[0067]図2Dは、フレームのサブフレーム内の様々なULチャネルの一例を示す。PUCCHは、一構成では図示のように位置し得る。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)(HARQ-ACK)フィードバック(すなわち、1つまたは複数のACKおよび/または否定ACK(NACK)を示す1つまたは複数のHARQ ACKビット)など、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR)、パワーヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用され得る。
【0040】
[0068]図3は、アクセスネットワーク中でUE350と通信している基地局310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットがコントローラ/プロセッサ375に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ375はレイヤ3およびレイヤ2機能を実装する。レイヤ3は無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)レイヤと、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続変更、およびRRC接続解放)と、無線アクセス技術(RAT)間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連するRRCレイヤ機能、ならびにヘッダ圧縮/解凍と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連するPDCPレイヤ機能、ならびに上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUの多重分離と、スケジューリング情報報告と、HARQを介した誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供する。
【0041】
[0069]送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上での誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC:forward error correction)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングをハンドリングする。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームにスプリットされ得る。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して互いに合成され得る。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用されてよい。チャネル推定値は、UE350によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に提供され得る。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームで無線周波数(RF)キャリアを変調し得る。
【0042】
[0070]UE350において、各受信機354RXは、それのそれぞれのアンテナ352を通して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に提供する。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームがUE350に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。次いで、RXプロセッサ356は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号の各サブキャリアについて別個のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルおよび基準信号は、基地局310によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元および復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって算出されたチャネル推定値に基づいてもよい。軟判定は、次いで、物理チャネル上で基地局310によって最初に送信されたデータおよび制御信号を復元するために復号およびデインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3およびレイヤ2機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に提供される。
【0043】
[0071]コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360と関連付けることができる。メモリ360は、コンピュータ可読媒体と呼ばれる場合がある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。
【0044】
[0072]基地局310によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連するRRCレイヤ機能、ならびにヘッダ圧縮/解凍と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連するPDCPレイヤ機能、ならびに上位レイヤPDUの転送と、ARQを介した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、TB上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUの多重分離と、スケジューリング情報報告と、HARQを介した誤り訂正と、優先度ハンドリングと、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を提供する。
【0045】
[0073]基地局310によって送信された基準信号またはフィードバックからチャネル推定器358によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択し、空間処理を容易にするために、TXプロセッサ368によって使用されてもよい。TXプロセッサ368によって生成された空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に提供され得る。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調することができる。
【0046】
[0074]UL送信は、UE350における受信機機能に関して記載された方式と同様の方式で、基地局310において処理される。各受信機318RXは、受信機のそれぞれのアンテナ320を介して信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に提供する。
【0047】
[0075]コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376に関連し得る。メモリ376は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ解凍と、制御信号処理とを提供する。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。
【0048】
[0076]TXプロセッサ368、RXプロセッサ356、およびコントローラ/プロセッサ359のうちの少なくとも1つは、図1のCSIレポート多重化決定構成要素198に関する態様を実施するように構成され得る。
【0049】
[0077]データ送信および正常な送信速度を改善するために、基地局またはUEなどの送信デバイスは、繰返し/再送信(たとえば、PDSCH繰返し、PUSCH繰返しなど)を伴ってデータを(たとえば、PDSCH、PUSCHなどを介して)送信することができる。たとえば、UEは、PUSCHに続いてN個の(たとえば、2、4、5など)繰返しを送信するように構成され得る。したがって、UEはPUSCHを送信した後、N個のPUSCH繰返しを送信することができる。データの繰返しを伴ってデータを送信することは、データが受信デバイスによって受信される機会を高めることができるため、送信の成功率を向上させる。本開示の目的では、「繰返し(repetition)」という用語と「再送信(retransmission)」という用語は、互換的に用いられることがあり、これらは2回以上送信され得るデータのコピーまたは複製を称することができる。たとえば、PUSCH繰返しおよびPUSCH再送信は、両方とも、UEがPUSCHを送信した後に、UEによって送信されたPUSCHのコピー/複製を称することがある。
【0050】
[0078]図4は、繰返しを伴うデータ送信の一例を示す図400である。UE402は、4つの繰返し/再送信を伴って基地局404に(または、基地局404の構成要素またはネットワークエンティティに)PUSCH406を送信するように構成されてもよい。一例では、UE402は、スロットnにおいてPUSCH406を送信することができ、次いでUE402は、第1のPUSCH繰返し408(たとえば、繰返し#0)をスロットn+1において、第2のPUSCH繰返し410(たとえば、繰返し#1)をスロットn+2において、第3のPUSCH繰返し412(たとえば、繰返し#2)をスロットn+3において、そして第4のPUSCH繰返し414(たとえば、繰返し#3)をスロットn+4において送信することができる。PUSCH406の繰返しされる送信は、スロット間繰返しと呼ばれることもある。図400は、連続的なスロット上で送信されるPUSCH406の繰返し(たとえば、PUSCH繰返し408、410、412、および414)を示しているが、繰返しはまた、非連続的なスロットで(たとえば、n+1、n+3、n+5においてなど)、または同一スロット内(たとえば、スロット内繰返し)で送信されてもよい。
【0051】
[0079]いくつかの例では、ネットワークは、異なるデータ繰返しタイプまたはモードを含んでもよい。たとえば、ネットワークは、そのダイナミックグラント(DG:dynamic grant)および/または設定済みグラント(CG:configured grant)のために、少なくとも2つのタイプのPUSCH繰返しを含んでもよい。図5は、第1のタイプのPUSCH繰返しの一例を示す図500であり、これは「PUCCH繰返しタイプA(PUSCH repetition Type A)」と称することができる。PUSCH繰返しタイプAでは、2つ以上のPUSCH繰返し(たとえば、K>1)がUEに対して設定される場合、UEは、数KのPUSCH繰返しを、同一の時間および周波数リソースを使用して複数のスロットで送信するように構成されてもよく、UEは、DG PUSCHおよび/またはCG PUSCHのためにスロット境界をまたいでPUSCHまたはPUSCH繰返しを送信しなくてもよい。UEが、基地局(または、基地局の構成要素)によって、PUSCHまたはPUSCH繰返しを送信するようにスケジュールされる場合、基地局は、PUSCHまたはPUSCH繰返しを送信するためにUEが使用することができるリソースを、UEに示し得る。たとえば、基地局は、開始および長さのインジケータ値(SLIV:start and length indicator value)をUEに送信することができ、この場合、SLIVは、PUSCHまたはPUSCH繰返しをスロット内で送信するためにUEが使用することができるPUSCHの開始シンボル(S)と長さ(L)を(たとえば、シンボル単位で)示す/含むことができる。たとえば、図500で示されるように、基地局は、4つのPUSCH繰返し(たとえば、K=4)を送信するようにUEを構成してもよく、基地局は、S=3およびL=10を示すSLIVをUEに提供してもよい。SLIVに基づいて、UEは、スロットのシンボル#3(たとえば、第1のシンボルはシンボル#0であり得るため、スロットnの第4のシンボルである)から始まる10シンボルを、PUSCH繰返しを送信するためにUEが使用できると決定することができる。UEが、2つ以上のPUSCH繰返し(たとえば、K>1)を送信するように構成される場合、あるスロットの同一の時間および周波数リソースを使用して各PUSCH繰返しが送信され得るように、UEは、同一のSLIVをすべてのPUSCH繰返しに適用してもよい。言い換えれば、PUSCH繰返しタイプAでは、各スロットのPUSCH繰返しに同一シンボル(たとえば、同一の開始シンボルおよび同一の長さ)が使用され得る場合、UEは異なるスロット内で異なるPUSCH繰返しを送信することができる。繰返しの数Kは、(たとえば、RRCを介して)半静的に設定されるか、またはDCI(たとえば、時間ドメインリソース割り当て(TDRA)フィールド)によって動的に示されるかの、いずれかであり得る。たとえば、RRC構成では、UEがpusch-AggregationFactorで設定される場合、繰返しの数Kは、pusch-AggregationFactorに等しくてもよい。動的なインジケーションでは、numberofrepetitionsがTDRAテーブルで提示される場合、繰返しの数Kは、DCIによって示される(たとえば、TDRA行をポイントする)numberofrepetitionsに等しくてもよい。
【0052】
[0080]図6は、第2のタイプのPUSCH繰返しの一例を示す図600であり、これは「PUSCH繰返しタイプB(PUSCH repetition Type B)」と称することができる。PUSCH繰返しタイプBでは、DG PUSCHおよび/またはCG PUSCHのために、UEはスロット境界をまたいでPUSCHを送信してもよく、UEは、異なるスロットには異なる時間および/または周波数リソースを使用して、PUSCHまたはPUSCH繰返しを送信してもよい。基地局(または基地局の構成要素)はまた、PUSCH繰返しの数、名目上PUSCH間(inter-nominal PUSCH)周波数ホッピング、新しいアップリンク/ダウンリンク(U/D)シンボルインタラクション、および/または新しいSLIVを、第2のタイプのPUSCH繰返し下にあるUEに対して動的に示すこともできる。たとえば、基地局は、「名目上(nominal)」の繰返しの数を、DCI中でUEに示すことができ、これは連続的であってもよい。名目上の繰返しの数(たとえば、numberofrepetitions)は、TDRAテーブルの行ごとに設定されてもよく、DCIによって動的に示されてもよい(TDRA行をポイントすることによって)。いくつかの例では、図6図600によって示されるように、名目上の繰返しは、同一の長さを有することもできる(たとえば、各名目上の繰返しが長さ4シンボルである、2つの名目上の繰返し)。図610および620で示されるように、名目上の繰返しは、スロット境界を交差する場合がある。しかしながら、名目上の繰返しがスロット境界を交差すると、名目上の繰返しは2つの「実効的な(actual)繰返し」に分割され得る。たとえば、図610において4シンボル長繰返しのうちの1つがスロット境界を交差すると、この繰返しは2つの実効的な繰返しに分割され得る。したがって、4つの名目上の繰返しは、5つの実効的な繰返しに変わることがある。同様に、図620において14シンボルの繰返しがスロット境界を交差すると、この繰返しは2つの実効的な繰返しに分割され得る。
【0053】
[0081]加えて、名目上の繰返しのうちの1つまたは複数が無効なシンボルとして識別される場合、名目上の繰返しはまた、無効なシンボルを除去した後、複数の実効的な繰返しに分割されることがある。図7は、無効なシンボルに基づいて、またスロット境界をまたいで、名目上の繰返しを複数の実効的な繰返しに分割する一例を示す図700である。UEは、基地局(または基地局の構成要素)によって、各名目上の繰返しが5シンボル長を有する4つの名目上の繰返しを用いてスケジュールされてもよく、この場合、名目上の繰返しのうちの1つは無効なシンボルを含む場合があり、名目上の繰返しのうちの1つはスロット境界を交差する場合がある。無効なシンボルを含む名目上の繰返しは、無効なシンボルを除去した後、2つの実効的な繰返しに分割されてもよく、スロット境界を交差する名目上の繰返しは、2つの実効的な繰返しに分割されてもよい。このように、4つの名目上の繰返しは、6つの実効的な繰返しに分割されることがある。いくつかの例では、(1つまたは複数の)無効なシンボルは、半静的なダウンリンク(DL)シンボル、無効なシンボルのパターン中に示されるシンボル、(1つまたは複数の)同期信号ブロック(SSB)シンボル、および/またはType0-PDCCH用CORESET0がモニタリングされる(1つまたは複数の)シンボルなどを含んでもよい。
【0054】
[0082]PUSCH送信の信頼性とロバスト性を改善するために、UEは、PUSCHを複数の送信受信ポイント(TRP)および/またはアンテナ/パネルに送信するように構成されてもよい。したがって、1つのTRP/パネルに送信されたPUSCHがブロックされると、PUSCHの別の繰返しが、他のTRP/パネルによって受信されて復号され得る(そのためダイバーシティが向上する)。いくつかの例では、同一トランスポートブロック(TB)に対応する異なるPUSCH送信オケージョン(すなわち、PUSCH繰返し)は、異なるスロット(たとえば、PUSCH繰返しタイプA向け)またはミニスロット(たとえば、PUSCH繰返しタイプB向け)で送信することができる。図4図7に関して説明するように、PUSCH繰返しの数(たとえば、K)は、RRC設定されてもよく、および/またはDCIのTDRAフィールドを通じて動的に示されてもよい。そのような例では、DCIのサウンディング参照信号(SRS)リソースインジケータ(SRI)フィールドはすべての繰返しに適用され得るため、UEは、同一のビームを使用してPUSCH繰返しを送信することができる。SRI(たとえば、SRSリソースインジケータ)は、SRSリソースセット内の1つまたは複数のSRSリソースをポイントすることによってPUSCHのためのビームおよび/または電力制御を決定する/示す、DCI(たとえば、UL DCI)中のフィールドであり得る。しかしながら、異なるPUSCH繰返しが基地局の異なるTRP、パネル、および/またはアンテナで受信されるように設定される場合、同一の送信ビームを使用してすべてのPUSCH繰返しを送信することは最適とは限らない。そのため、いくつかの例では、UEは、異なるPUSCH繰返しを、異なる送信ビームで送信するように構成される場合がある。
【0055】
[0083]図8は、PUSCH繰返しの異なるセットを、異なるULビームおよび電力制御パラメータに関連付ける一例を示す図800である。一例では、基地局(または基地局の構成要素)は、1つのUEのために、第1のPUSCH繰返し802、第2のPUSCH繰返し804、第3のPUSCH繰返し806、および第4のPUSCH繰返し808を含み得る、4つのPUSCH繰返しのセットをスケジュール/構成することができる。PUSCH繰返しのセットは、PUSCH繰返しの各セットがPUSCH繰返しの他のセットとは異なるビームおよび/または電力制御パラメータに関連付けられ得る、PUSCH繰返しの2つのセットに分けられてもよい。たとえば、PUSCH繰返しの第1のセットは、第1のPUSCH繰返し802および第3のPUSCH繰返し806を含んでもよく、PUSCH繰返しの第1のセットは第1のULビームおよび/または電力制御パラメータの第1のセットに関連付けられてもよい。このように、UEは、第1のULビームおよび/または電力制御パラメータの第1のセットに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットを基地局の第1のTRPに送信することができる。同様に、PUSCH繰返しの第2のセットは、第2のPUSCH繰返し804および第4のPUSCH繰返し808を含んでもよく、PUSCH繰返しの第2のセットは第2のULビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットに関連付けられてもよい。このように、UEは、第2のULビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットなどに基づいて、PUSCH繰返しの第2のセットを基地局の第2のTRPに送信することができる。言い換えれば、PUSCH繰返しの2つのセットは、2つのSRSリソースセットに対応し得、この場合、DCIは、2つのSRSリソースセットの各々における1つまたは複数のSRSリソースを示すことによって、2つのビーム/電力制御パラメータの2つのセットを示すことができる。
【0056】
[0084]基地局が、基地局とUEとの間のチャネル条件を決定するために、基地局は、UEにチャネルを測定し、基地局にチャネル測定をレポートするよう要求または設定することができる。たとえば、基地局は、チャネル状態情報(CSI)参照信号(RS)のセットをUEに送信し、UEにCSI-RSのセットを測定するように要求/設定してもよい。UEは、CSI-RSを測定した後、CSIを示すPUSCHを介して、1つまたは複数のレポート(たとえば、CSIレポート)を基地局に送信することができる。レポートされたCSIに基づいて、基地局は、基地局とUEとの間のチャネル状態を決定することができ、基地局は、レポートされたCSIに基づいて、基地局とUEとの間の1つまたは複数の通信パラメータを調節して、基地局とUEとの間の通信を改善することができる。
【0057】
[0085]いくつかの例では、基地局は、UEからのCSIレポーティングを、非周期的(AP)(たとえば、PUSCHを使用して)、周期的(たとえば、PUCCHを使用して)、および/または半永続的(SP)(たとえば、PUCCHまたはDCIアクティブ化PUSCHを使用して)となるように設定/トリガすることができる。図9は、PUSCH上のAP-CSIレポーティングをトリガする一例を示す図900である。基地局(または基地局の構成要素)は、DCI(たとえば、UL DCI)を介してPUSCH上でAP-CSIレポートを送信するようにUEをトリガしてもよく、この場合、基地局はRRCを介して(たとえば、高次レイヤパラメータAperiodicTriggerStateListを介して)UEに対して最大128トリガ状態を設定することができ、各トリガ状態は、1つまたは複数(たとえば、最大16)のCSIレポートセッティングに関連付けられてもよい。一例では、DCI中の「CSI要求」フィールドがNビットを有する場合、最大2-1トリガ状態が、MAC-CEを通じてアクティブ化され得る。たとえば、DCI中のCSI要求フィールドが6ビット(たとえば、N=6)である場合、最大63(たとえば、2-1=63)トリガ状態が、MAC-CEを通じてアクティブ化されてもよく、これは最大63のコードポイント(codepoint)にマッピングされてもよい。たとえば、図900で示されるように、UL DCI中のCSI要求フィールドの値(たとえば、コードポイント)がゼロに対応する場合、どのCSIレポートもトリガされないことを示すことができる;CSI要求フィールドの値が1に対応する場合、第1(#1)および第3(#3)のCSIレポートセッティング/設定がトリガされることを示すことができる;CSI要求フィールドの値が2に対応する場合、第4(#4)のCSIレポートセッティング/設定がトリガされることを示すことができる、などである。言い換えれば、UL DCIのCSI要求フィールドは、1つまたは複数のCSIレポートセッティング/設定をトリガすることができる、1つのトリガ状態を示すことができる。
【0058】
[0086]いくつかの例では、基地局が、複数のPUSCH繰返しのスケジュールもするDCIを介してAP-CSIレポートを提供するようにUEに要求する場合、UEは、第1のPUSCH繰返しで1つまたは複数のAP-CSIレポートを多重化するように構成されてもよく、このことはPUSCH繰返しタイプAとPUSCH繰返しタイプBの両方に当てはまることがある。たとえば、戻って図5を参照すると、基地局が、PUSCH繰返しタイプAに基づいて4つのPUSCH繰返し(たとえば、K=4)のスケジュールもするDICを介してAP-CSIレポーティングを提供するようにUEに要求する場合、UEは、第1のPUSCH繰返し(たとえば、スロットnにおいて)に対して1つまたは複数のAP-CSIレポートを多重化するが、他のPUSCH繰返しでは多重化をしないように構成されてもよい。一方で、PUSCH繰返しがPUSCH繰返しタイプBに基づいており、UEが1つまたは複数の名目上の繰返しで構成されている場合、UEは、第1の実効的なPUSCH繰返しで1つまたは複数のAP-CSIレポートを多重化するが、他のPUSCH繰返しでは多重化をしないように構成されてもよい。
【0059】
[0087]図10は、PUSCH繰返しタイプB向けのAP-CSIレポーティングの一例を示す図1000である。UEは、PUSCH繰返しタイプBの下、各名目上の繰返しが6シンボル長(たとえば、L=6)を有する2つの名目上の繰返しを用いて構成され得る。一例では、第1の名目上の繰返しは、無効なシンボルを含む場合があり、第2の名目上の繰返しは、スロット境界を交差する場合がある。図6および図7に関連して説明したように、2つの名目上の繰返しは、無効なシンボルおよびスロット境界を交差することに起因して、4つの実効的な繰返しに分割され得る。そのため、UEは、第1の実効的なPUSCH繰返しで1つまたは複数のAP-CSIレポートを多重化するが、他の実効的なPUSCH繰返しでは多重化をしないように構成されてもよい。いくつかの例では、UEは、第1の実効的な繰返しが単一のシンボル期間を有することを期待しなくてもよい。
【0060】
[0088]他の例では、PUSCHがTBを含まない(たとえば、DCI中でUL-SCHインジケータ=0であり、UEが送信すべきデータを有していないことを示し得る)場合、UEは、UEに対して設定された繰返しの数(たとえば、numberofrepetitions)にかかわらず、繰返しの数を1(たとえば、K=1)と想定してもよい。たとえば、UEが、PUSCHに対して4つの名目上の繰返し(たとえば、K=4)を用いて設定されるが、PUSCHがTBを含んでいない場合、UEは、名目上の繰返しを4ではなく1と想定してもよい。加えて、UEは、第1の名目上の繰返しの長さが、第1の実効的な繰返しと同じであると期待/想定する(expect/assume)ように構成されてもよい(たとえば、無効な(1つまたは複数の)シンボルまたはスロット境界を交差することに起因するセグメンテーションがない、など)。
【0061】
[0089]図11は、PUSCH上のSP-CSIレポーティングをトリガする一例を示す図1100である。基地局(または基地局の構成要素)は、DCI(たとえば、UL DCI)を介してPUSCH上でSP-CSIレポートを送信するようにUEをトリガしてもよく、この場合、基地局はRRCシグナリングを介して(たとえば、高次レイヤパラメータSemiPersistentOnPUSCH-TriggerStateListを介して)UEに対して最大64トリガ状態を設定することができ、各トリガ状態は、1つのCSIレポートセッティング/設定に関連付けられてもよい。言い換えれば、DCI中のCSI要求フィールドは、対応するCSIレポートセッティング/設定をトリガする、1つのトリガ状態をポイントすることができる。たとえば、図1100で示されるように、DCI中のCSI要求フィールドの値がゼロに対応する場合、第1(#1)のCSIレポートセッティング/設定をトリガすることができる;CSI要求フィールドの値が1に対応する場合、第4(#4)のCSIレポートセッティング/設定をトリガすることができる;CSI要求フィールドの値が63に対応する場合、第7(#7)のCSIレポートセッティング/設定をトリガすることができる、などである。
【0062】
[0090]図12は、SP-CSIレポーティングの一例を示す図1200である。UEは、基地局(または基地局の構成要素)によってDCIを介してSP-CSIレポートを送信するようにアクティブ化された後、別のDCIがSP-CSIレポーティングを非アクティブ化するまで、CSIレポートを搬送するPUSCH1202を周期的に送信するように構成されてもよい。CSIレポートを搬送するPUSCH1202は、TBを搬送しなくてもよく、SP-CSIレポーティングをアクティブ化するDCIは、SP-CSI無線ネットワーク一時識別子(RNTI)(SP-CSI-RNTI)を用いてスクランブルされる場合がある。加えて、2つの連続するPUSCH1202同士の周期1204は、スロットの数(たとえば、reportSlotConfig)の観点から各CSIレポート設定において(たとえば、semiPersistentOnPUSCHにセットされるレポート設定タイプを用いて)設定されてもよい。いくつかの例では、パラメータP0alphaはまた、CSIレポート設定ごとに設定される場合があり、このパラメータは、CSIレポート設定に対応するSP-CSIレポートを搬送するPUSCHの電力制御のためのP0(オフセット)およびアルファ(部分的な経路損失(PL)補償のためのファクタ)を決定することができる。
【0063】
[0091]本開示の一態様では、PUSCH上のSP-CSIレポーティングがアクティブ化DCIによってアクティブ化される場合、各PUSCHは、1つのPUSCH繰返しを含むことができ、この場合、複数の繰返し(たとえば、2つ以上のPUSCH繰返し)は、PUSCH上のSP-CSIレポーティングについてサポートされない場合がある。たとえば、UEは、設定された/示された繰返しの数にかかわらず、繰返しの数を1(たとえば、K=1)と想定してもよい。言い換えれば、UEは、UEに対して設定されたnumberofrepetitionsの値/パラメータにかかわらず、繰返しの数を1と想定してもよい。
【0064】
[0092]図13は、PUSCH繰返しタイプBのためのSP-CSIレポーティングの一例を示す図1300である。UEがPUSCH繰返しタイプBで設定される場合、UEが(たとえば、基地局によって、アクティブ化DCI1302中のCSI要求フィールドを介して)PUSCH上でSP-CSIレポートを送信するようにアクティブ化された後、UEは、アクティブ化後の第1のPUSCH1304について、名目上の繰返しが、実効的な繰返しと同じである(たとえば、セグメンテーションがない)と期待/想定するように構成されてもよい。次いで、アクティブ化の後、対応するPDCCHのない(1つまたは複数の)SP-CSIレポートを搬送するPUSCH1306では(たとえば、第1のPUSCH1304の後の任意のPUSCH)、名目上の繰返し(たとえば、第1の名目上の繰返し)が第1の実効的な繰返しと同じでない場合、名目上の繰返しはUEによって省略されてもよい。たとえば、PUSCH1306のための名目上の繰返しが無効なシンボルを含むか、スロット境界を交差する場合、名目上の繰返しは、2つの実効的な繰返しに分割され得、結果として名目上の繰返しは、第1の実効的な繰返しとは同じ長さにならない。したがって、UEは、名目上の繰返しを省略するように構成され得る。
【0065】
[0093]いくつかの例では、単一のDCI(s-DCI)ベースのマルチTRP PUSCH繰返しタイプAおよびBでは、DCIがUEに対してAP-CSIレポーティングをスケジュールし、DCIもまた複数のTRPに関連付けられるPUSCH繰返しを示す場合、UEは、UEの第1のビーム(たとえば、UL/送信ビーム)に対応する第1のPUSCH繰返しにAP-CSIレポートを多重化し、UEの第2のビームに対応するX番目のPUSCH繰返しにAP-CSIレポートを多重化するように構成されてもよい。一例では、PUSCH繰返しタイプAでは、Xが1に等しい場合(たとえば、X=1)、第1のPUSCH繰返しは第2のビームに対応してもよい。
【0066】
[0094]別の例では、PUSCH繰返しタイプBでは、第1の実効的なPUSCH繰返しは、第1のビームに対応するように構成されてもよく、X番目の実効的な繰返しは、第2のビームに対応するように構成されてもよい。そのような例では、UEは、第1のビームに対応する第1の実効的な繰返し、および第2のビームに対応するX番目の実効的な繰返しが、単一のシンボル期間を有すると期待しなくてもよい。加えて、UEはまた、第1のビームに対応する第1の実効的な繰返し、および第2のビームに対応するX番目の実効的な繰返しが、同一数のシンボルを有すると期待してもよい。いくつかの例では、Xは1に等しくてもよいし(たとえば、X=1)、または、Xは、第1のビームでの第1の実効的な繰返しと同一数のシンボルを含む第2のビームに対応する第1の実効的な繰返しに等しくてもよい。
【0067】
[0095]マルチビーム(またはマルチTRP)PUSCH繰返し(すなわち、異なるTRP、パネル、および/またはアンテナへのPUSCH繰返しの送信)の信頼性および効率を向上させるために、CSIレポートがマルチビームダイバーシティの恩恵を受けることができるように、UEは、2つ以上のPUSCH繰返しにおいてAP-CSIおよび/またはSP-CSIを送信するように構成されてもよい。たとえば、異なる送信ビームおよび/または送信電力パラメータに関連付けられる異なるPUSCH繰返しにおいて1つまたは複数のCSIレポートを、基地局の異なるTRP/パネル/アンテナに送信するようにUEを構成することによって、TRP/パネル/アンテナのうちの1つへのリンクがブロックされた場合でも、1つまたは複数のCSIレポートは、他のTRP/パネル/アンテナを介して基地局によって受信され得る。
【0068】
[0096]図14は、マルチビーム(またはマルチTRP)PUSCH繰返しに1つまたは複数のCSIレポートを多重化するための、異なるUE設定/挙動の一例を示す図1400である。一例では、UE1402は、第1のPUSCH繰返し1412、第2のPUSCH繰返し1414、第3のPUSCH繰返し1416、および第4のPUSCH繰返し1418を含み得る、PUSCH繰返しの4つのセットを用いて構成することができる。第1のPUSCH繰返し1412および第2のPUSCH繰返し1414は、第1のSRSリソースセットに関連付けられ得る(たとえば、第1のTRPへの送信のための、第1の送信ビームおよび/または第1の送信電力パラメータに関連付けられる)、PUSCH繰返しの第1のセット1408に属することができる。第3のPUSCH繰返し1416および第4のPUSCH繰返し1418は、第2のSRSリソースセットに関連付けられ得る(たとえば、第2のTRPへの送信のための、第2の送信ビームおよび/または第2の送信電力パラメータに関連付けられる)、PUSCH繰返しの第2のセット1410に属することができる。
【0069】
[0097]一例では、UE1402は、CSIレポートがPUSCH繰返しにどのように多重化されることになるかに関して、第1の挙動(behavior)1404(たとえば、設定またはセッティング)または第2の挙動1406を適用するように、(たとえば、基地局によって、または事前設定に基づいて)示される、または設定されてもよい。第1の挙動1404(たとえば、挙動1)では、UE1402は、1つまたは複数のCSIレポート(たとえば、AP-CSIレポートまたはSP-CSIレポート)を第1の(たとえば、最も早期の)PUSCH繰返し(たとえば、複数のPUSCH繰返しのうち、第1のPUSCH)において多重化してもよい。たとえば、第1の挙動1404では、UE1402が第1の送信ビームおよび/または第1の送信電力パラメータに基づいて1つまたは複数のCSIレポートを第1のTRPに送信することができるように、UE1402は、第1のPUSCH繰返し1412において1つまたは複数のCSIレポートを多重化してもよい。第2の挙動1406(たとえば、挙動2)では、UE1402は、1つまたは複数のCSIレポートを、第1のSRSリソースセットに関する(たとえば、第1の送信ビームおよび/または第1の送信電力パラメータに関する)第1の(たとえば、最も早期の)PUSCH繰返しにおいて、および第2のSRSリソースセットに関する(たとえば、第2の送信ビームおよび/または第2の送信電力パラメータに関する)第1の(たとえば、最も早期の)PUSCH繰返しにおいて、多重化してもよい。たとえば、第2の挙動1406では、第1のPUSCH繰返し1412は第1のSRSリソースセットに関する第1のPUSCH繰返しであるため、UE1402が第1の送信ビームおよび/または第1の送信電力パラメータに基づいて1つまたは複数のCSIレポートを第1のTRPに送信することができるように、UE1402は、第1のPUSCH繰返し1412において1つまたは複数のCSIレポートを多重化してもよい。第3のPUSCH繰返し1416は第2のSRSリソースセットに関する第1のPUSCH繰返しであるため、UE1402が第2の送信ビームおよび/または第2の送信電力パラメータに基づいて1つまたは複数のCSIレポートを第2のTRPに送信することができるように、UE1402はまた、第3のPUSCH繰返し1416において1つまたは複数のCSIレポートを多重化してもよい。
【0070】
[0098]一例では、1420で示されるように、UE1402が第1の条件1422および第2の条件1424を満足する場合、UE1402は、第2の挙動1406を適用するように構成されてもよく、この場合、第1の条件1422は(たとえば、PUSCH繰返しタイプBに関連して)2つの実効的なPUSCH繰返しのシンボルの数が同一であることを示すことができ、第2の条件1424は、AP-CSI以外のUCIが2つのPUSCH繰返しのいずれにおいても多重化されないことを示し得る。たとえば、第2の挙動1406を適用するための第1の条件1422を満足するために、第1のPUSCH繰返し1412と第3のPUSCH繰返し1416のためのシンボルの数は、等しい。たとえば、第2の挙動1406を適用するための第2の条件1424を満足するために、第1のPUSCH繰返し1412と第3のPUSCH繰返し1416は、AP-CSI以外のUCIと多重化されない。第1の条件1422または第2の条件1424のうちの少なくとも1つが満たされない場合、UE1402は、1つもしくは複数のCSIレポートを多重化するかどうか、および/または1つもしくは複数のCSIレポートを用いてどのPUSCH繰返しを多重化するか、などを決定することができない場合がある。
【0071】
[0099]第1の条件1422および/または第2の条件1424は、(たとえば、実効的な繰返しの長さがセグメンテーションの後に変化し得るPUSCH繰返しタイプBに関して)PUSCH繰返しのセグメンテーションおよびCSI以外の他のUCIがPUSCH繰返しに多重化されることに起因して満足されない場合があるため、本明細書において提示される態様は、第1の条件1422または第2の条件1424のうちの少なくとも1つが満足されない場合に、1つもしくは複数のCSIレポートを多重化するかどうか、および/またはどのPUSCH繰返しを1つもしくは複数のCSIレポートと多重化するか、をUEが決定できるようにすることができる。
【0072】
[0100]本開示の一態様では、UEは、複数のPUSCH繰返しをスケジュールするDCIを受信することがあり、この場合、複数のPUSCH繰返しは、図14に関連して説明したように、PUSCH繰返しの2つのセットを含み得る。PUSCH繰返しの第1のセットは、第1のSRSリソースセットに関連付けられて(たとえば、第1のULビームおよび/または電力制御パラメータの第1のセットに関連付けられて)もよく、PUSCH繰返しの第2のセットは、第2のSRSリソースセットに関連付けられて(たとえば、第2のULビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットに関連付けられて)もよい。PUSCH繰返しの2つのセットは、異なるULビーム/電力制御パラメータの異なるセットなど、異なるUL送信パラメータに対応し得る。
【0073】
[0101]DCIがまた、(たとえば、図9に関連して説明したようにDCI中の「CSI要求」フィールドによって)AP-CSIレポートを提供するようにUEに要求し、UEが第1のSRSリソースセットに関連付けられる1つのPUSCH繰返し(たとえば、第1のPUSCH繰返し)で、および(たとえば、第2の挙動1406と同様に)第2のSRSリソースセットに関連付けられる1つのPUSCH繰返し(たとえば、第1のPUSCH繰返し)にCSIレポートを多重化するように示される/設定される場合、PUSCH繰返し(たとえば、実効的な繰返し)に関するシンボルの数、PUSCH繰返しに関するビットの数、PUSCH繰返しに関するビットの数、PUSCH繰返しに関するリソース要素(RE)の数、および/またはCSI以外のUCIがPUSCH繰返しに多重化されるかどうか、などに少なくとも部分的に基づいて、UEは2つのPUSCH繰返しのうちどちらをCSIレポートと多重化するべきかを決定することができる。
【0074】
[0102]本開示の一態様では、2つのPUSCH繰返し(たとえば、実効的なPUSCH繰返し)のシンボルの数が異なる(たとえば、図14に関連して考察した第1の条件1422が満たされない)場合、UEは、シンボルの数がより少ない実効的なPUSCH繰返しにはAP-CSIを多重化しないように構成されてもよい。
【0075】
[0103]本開示の別の態様では、AP-CSI以外のUCIが2つのPUSCH繰返しのいずれかに多重化される(たとえば、図14に関連して考察した第2の条件1424が満たされない)場合、UEは、他のUCIのビット数がより多い実効的なPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化しないように構成されてもよい。本開示の別の態様では、代替として、UEは、両方のPUSCH繰返しで他のUCIをドロップするように構成されてもよく、UEは、両方のPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化してもよい。
【0076】
[0104]本開示の別の態様では、2つのPUSCH繰返し(たとえば、実効的なPUSCH繰返し)のシンボルの数が異なり、またAP-CSI以外のUCIが2つのPUSCH繰返しのいずれかで多重化される場合(たとえば、図14に関連して考察した第1の条件1422と第2の条件1424の両方が満足されない)、UEは、利用可能なRE(DMRSおよび他のUCIを除外する場合がある)がより少ない実効的なPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化しないように構成されてもよい。
【0077】
[0105]図15は、本開示の態様による、UEと基地局の複数のTRPとの間での通信フロー1500である。一例では、UE1502は、基地局1504の第1のTRP1506および第2のTRP1508を介して基地局1504と通信している。そのため、UE1502は、2つのTRPのうち少なくとも1つを介して、基地局1504とデータを送受信することができる。たとえば、UE1502は、第1のTRP1506、第2のTRP1508、または第1のTRP1506と第2のTRP1508の両方を介するなどして、基地局1504からデータを受信、または基地局1504にデータを送信することができる。いくつかの例では、第1のTRP1506および第2のTRP1508は、基地局1504の異なるアンテナであってもよい。他の例では、第1のTRP1506および第2のTRP1508は、基地局1504の異なるパネル(たとえば、アンテナパネル)であってもよい。図1に関連して説明したように、いくつかの態様では、基地局は、CU、1つもしくは複数のDU、1つもしくは複数のRU、1つもしくは複数のTRP、1つもしくは複数の中継、1つもしくは複数の知能電波反射面、および/またはそれらの組合せなど、ディスアグリゲートされた構成要素を含んでもよい。このように、本開示の目的では、「基地局」という用語は、基地局の構成要素を含むことができる。いくつかの例では、「基地局」という用語はまた、「ネットワークエンティティ」または「ネットワークノード」という用語と互換的に用いられる場合があり、これらの用語は、基地局の1つまたは複数のディスアグリゲートされた構成要素を指す、または含むことができる。
【0078】
[0106]1510では、UE1502は、DCI1512を、第1のTRP1506または第2のTRP1508のうちの1つを介するなどして、基地局1504から受信することができる。DCI1512は、図14に関連して説明したように、PUSCH繰返しの少なくとも2つのセットを含む複数の(または1セットの)PUSCH繰返しをスケジュールすることができる。たとえば、UE1502は、第1のPUSCH繰返し1514、第2のPUSCH繰返し1516、第3のPUSCH繰返し1518、および第4のPUSCH繰返し1520を含み得る、PUSCH繰返しの4つのセットを用いて構成することができる。第1のPUSCH繰返し1514および第2のPUSCH繰返し1516は、第1のSRSリソースセットに関連付けられ得る、たとえば第1のTRP1506への送信のための、第1の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第1のセットに関連付けられ得る、PUSCH繰返しの第1のセット1522に属することができる。第3のPUSCH繰返し1518および第4のPUSCH繰返し1520は、第2のSRSリソースセットに関連付けられ得る、たとえば第2のTRP1508への送信のための、第2の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットに関連付けられ得る、PUSCH繰返しの第2のセット1524に属することができる。このように、PUSCH繰返しの2つのセット1522および1524は、異なる送信ビームおよび/または電力制御パラメータの異なるセットなど、異なるアップリンク送信パラメータに対応し得る。加えて、DCI1512はまた、(たとえば、図9に関連して説明したようにDCI中の「CSI要求」フィールドによって)1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を提供するように、UE1502に要求する/示すことができる。
【0079】
[0107]1528で示されるように、UE1502はまた、第1のSRSリソースセットに関連付けられる1つのPUSCH繰返し(たとえば、PUSCH繰返しの第1のセット1522からのPUSCH繰返し)で、および第2のSRSリソースセットに関連付けられる1つのPUSCH繰返し(たとえば、PUSCH繰返しの第2のセット1524からのPUSCH繰返し)に、AP-CSIレポート1526などの1つまたは複数のCSIレポートを多重化するように、(たとえば、基地局1504または事前設定などによって)示される/設定されてもよい。言い換えれば、UE1502は、図14に関連して説明したように、第2の挙動1406を適用するように構成され得る。
【0080】
[0108]1530では、UE1502は、PUSCH繰返しの第1のセット1522の1つのPUSCH繰返しと、PUSCH繰返しの第2のセット1524の1つのPUSCH繰返しのシンボルの数が等しいか、それとも異なるかを決定することができる。たとえば、UE1502は、PUSCH繰返しの第1のセット1522の第1のPUSCH繰返し(たとえば、第1のPUSCH繰返し1514)と、PUSCH繰返しの第2のセット1524の第1のPUSCH繰返し(たとえば、第3のPUSCH繰返し1518)が、同一(または異なる)数のシンボルを有するかどうかを決定することができる。言い換えれば、UEは、第1のPUSCH繰返し1514と第3のPUSCH繰返し1518が、図14に関連して説明したように、第1の条件1422を満たすかどうかを決定することができる。UE1502はまた、AP-CSI以外のUCIが、PUSCH繰返しの第1のセット1522の1つのPUSCH繰返しおよびPUSCH繰返しの第2のセット1524の1つのPUSCH繰返しのいずれかに、多重化されるかどうかを決定することができる。たとえば、UE1502は、AP-CSI以外のUCIが第1のPUSCH繰返し1514および第3のPUSCH繰返し1518のいずれかに多重化されるかどうかを決定することができる。言い換えれば、UEは、第1のPUSCH繰返し1514と第3のPUSCH繰返し1518が、図14に関連して説明したように、第2の条件1424を満たすかどうかを決定することができる。
【0081】
[0109]1532では、UE1502は、PUSCH繰返しの第1のセット1522の1つのPUSCH繰返しおよびPUSCH繰返しの第2のセット1524の1つのPUSCH繰返し(「2つのPUSCH繰返し」としてまとめる)に、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を多重化するかどうかを、第1の条件1422および/または第2の条件1424が満たされるかどうか(たとえば、1530で決定される)に基づいて、さらに2つのPUSCH繰返し(たとえば、実効的な繰返し)のシンボルの数、2つのPUSCH繰返しのビットの数、および/または2つのPUSCH繰返しのREの数に基づいて、決定することができる。
【0082】
[0110]一例では、オプション1536(たとえば、オプション1A)で示されるように、2つのPUSCH繰返し(たとえば、実効的なPUSCH繰返し)のシンボルの数が異なる(たとえば、第1の条件1422が満足されない)場合、UE1502は、シンボルの数がより少ない実効的なPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化しないように構成されてもよい。たとえば、2つのPUSCH繰返しが、PUSCH繰返しの第1のセット1522の第1のPUSCH繰返し1514およびPUSCH繰返しの第2のセット1524の第3のPUSCH繰返し1518を含み、第1のPUSCH繰返し1514が第3のPUSCH繰返し1518と比較してシンボルの数が小さい/少ない場合、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を第1のPUSCH繰返し1514に多重化することを避けるように構成することができ、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を第3のPUSCH繰返し1518に多重化することができる。次いで、1534では、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526と多重化された第3のPUSCH繰返し1518を、第2の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットに基づいて、1546に示されるように、第2のTRP1508に送信することができる。
【0083】
[0111]別の例では、オプション1538(たとえば、オプション1B)で示されるように、AP-CSI以外のUCIが2つのPUSCH繰返しのいずれかに多重化される(たとえば、第2の条件1424が満足されない)場合、UE1502は、他のUCIのビット数がより多い実効的なPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化しないように構成されてもよい。たとえば、2つのPUSCH繰返しが、第1のPUSCH繰返し1514および第3のPUSCH繰返し1518を含み、第1のPUSCH繰返し1514がAP-CSIではないUCIを含み、第3のPUSCH繰返し1518中のUCI(たとえば、AP-CSI以外のUCI)よりも多くのビットを有する場合、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を第1のPUSCH繰返し1514に多重化することを避けるように構成することができ、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を第3のPUSCH繰返し1518に多重化することができる。次いで、1534では、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526と多重化された第3のPUSCH繰返し1518を、第2の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットに基づいて、1546に示されるように、第2のTRP1508に送信することができる。別の例では、第3のPUSCH繰返し1518がAP-CSIではないUCIを含み、第1のPUSCH繰返し1514がAP-CSIではないUCIを含まない場合、第3のPUSCH繰返し1518は、より多いビット数の他のUCIを有し得る。そのため、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を第3のPUSCH繰返し1518に多重化することを避けるように構成することができ、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を第1のPUSCH繰返し1514に多重化することができる。次いで、1534では、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526に多重化された第1のPUSCH繰返し1514を、第1の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第1のセットに基づいて、1544に示されるように、第1のTRP1506に送信することができる。
【0084】
[0112]一例では、オプション1540(たとえば、オプション1C)で示されるように、2つのPUSCH繰返し(たとえば、実効的なPUSCH繰返し)のシンボルの数が異なる(たとえば、第1の条件1422が満足されない)場合で、AP-CSI以外のUCIが2つのPUSCH繰返しのいずれかに多重化される(たとえば、第2の条件1424が満足されない)場合、UE1502は、利用可能なREがより少ない(DMRSおよび他のUCIを除外する)実効的なPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化しないように構成されてもよい。たとえば、2つのPUSCH繰返しは、第1のPUSCH繰返し1514と第3のPUSCH繰返し1518を含み、この場合、第1のPUSCH繰返し1514と第3のPUSCH繰返し1518は、同一数のシンボルを有してなく(たとえば、第1の条件1422が満たされない)、第1のPUSCH繰返し1514と第3のPUSCH繰返し1518のうちの少なくとも1つは、AP-CSI以外のUCIを含み(たとえば、それと多重化され)得る(たとえば、第2の条件1424が満たされない)。第1のPUSCH繰返し1514が第3のPUSCH繰返し1518と比較して利用可能なREが少ない場合、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を第1のPUSCH繰返し1514に多重化することを避けるように構成することができ、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526を第3のPUSCH繰返し1518に多重化することができる。次いで、1534では、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526と多重化された第3のPUSCH繰返し1518を、第2の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットに基づいて、1546に示されるように、第2のTRP1508に送信することができる。
【0085】
[0113]別の例では、オプション1542(たとえば、オプション2)で示されるように、AP-CSI以外のUCIが2つのPUSCH繰返しのいずれかに多重化される(たとえば、第2の条件1424が満足されない)場合、UE1502は、AP-CSI以外のUCIをドロップするように構成されてもよく、UE1502は、両方のPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化してもよい。たとえば、2つのPUSCH繰返しが第1のPUSCH繰返し1514および第3のPUSCH繰返し1518を含む場合で、第1のPUSCH繰返し1514と第3のPUSCH繰返し1518の一方または両方が、AP-CSIではないUCIを含む場合、UE1502は、AP-CSIではないUCIを、第1のPUSCH繰返し1514および/または第3のPUSCH繰返し1518からドロップしてもよい。次いで、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポートを、第1のPUSCH繰返し1514と第3のPUSCH繰返し1518の両方に多重化することができる。次いで、1534では、UE1502は、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526と多重化された第1のPUSCH繰返し1514を、第1の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第1のセットに基づいて、1544に示されるように、第1のTRP1506に送信することができ、UE1502はまた、1つまたは複数のAP-CSIレポート1526と多重化された第3のPUSCH繰返し1518を、第2の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットに基づいて、1546に示されるように、第2のTRP1508に送信することができる。ネットワークエンティティ(たとえば、基地局1504)またはUE(たとえば、UE1502)は、実装形態に応じて、オプション1536、1538、1540、または1546のうちの1つまたは複数を適用するように構成されてもよいことに留意されたい。
【0086】
[0114]本開示の別の態様では、UEは、トランスポートブロックを持たないPUSCHで(たとえば、DCIのCSI要求フィールドを介して)AP-CSIレポートをスケジュールするDCI(たとえば、DCI1512)を受信することができる。加えて、送信パラメータの2つのセット(たとえば、2つのULビームおよび/または2つの電力制御パラメータなど)に対応する2つのSRSリソースセットは、UEに対して示されてもよく、UEは、第2の挙動1406を適用するように構成されてもよい。一例では、第1の条件1422(たとえば、2つの実効的なPUSCH繰返しのシンボルの数が同じである)と第2の条件1424(たとえば、AP-CSI以外のUCIは2つのPUSCH繰返しのいずれでも多重化されない)の両方が満足されない場合、UEは、示された繰返しの数にかかわらず、繰返しの数は1であると想定してもよい(たとえば、1に等しくない、示された繰返しの数は、無視されてもよい)。次いで、UEは、1つのPUSCH繰返しでAP-CSIレポートを送信するように構成されてもよい。
【0087】
[0115]別の例では、第1の条件1422と第2の条件1424の両方が満足されない場合、UEは、示された繰返しの数にかかわらず、繰返しの数を2と想定してもよく(たとえば、2に等しくない、示された繰返しの数は、無視されてもよい)、図15に関連して説明したオプション1536、1538、1540、または1542のうちの1つを適用するように構成されてもよい。たとえば、オプション1536(たとえば、オプション1A)に関連して説明したように、UE1502は、シンボルの数がより少ない実効的なPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化しないように構成することができる。別の例では、オプション1538(たとえば、オプション1B)に関連して説明したように、UE1502は、他のUCIのビット数がより多い実効的なPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化しないように構成することができる。別の例では、オプション1540(たとえば、オプション1C)に関連して説明したように、UE1502は、利用可能なRE(DMRSおよび他のUCIを除外する)の量がより少ない実効的なPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化しないように構成することができる。別の例では、オプション1542(たとえば、オプション2)に関連して説明したように、UE1502は、他のUCI(たとえば、AP-CSI以外のUCI)を両方のPUSCH繰返しでドロップし、両方のPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化するように構成することができる。
【0088】
[0116]一例では、オプション1536、1538、および1540(たとえば、オプション1A、1B、1C)では、PUSCH繰返しがAP-CSIと多重化されない場合、UEは、PUSCH繰返し全体をドロップする(たとえば、PUSCH繰返しを送信しない)ようにさらに構成されてもよく、どのPUSCH繰返しをドロップするかは、オプション1536、1538、1540、および1542次第であってもよい。たとえば、UEは、オプション1536(たとえば、シンボルの数がより少ない実効的なPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化しない)を、第1のPUSCH繰返しおよび第2のPUSCH繰返しに適用してもよい。第2のPUSCH繰返しと比較して、第1のPUSCH繰返しのシンボルの数がより少ない場合、UEは、第2のPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化し、UEは第1のPUSCH繰返しをドロップしてもよい。次いで、UEは、AP-CSIレポートと多重化された第2のPUSCH繰返しを、図15に関連して説明したように、第2の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットに基づくなどして、第2のTRPに送信してもよい。PUSCHはTBを伴っていないため、PUSCH繰返し全体がドロップされてもよい。別の例では、UEがオプション1542を適用する場合、UEは、両方のPUSCH繰返しで他のUCIをドロップしてもよく、UEは、両方のPUSCH繰返しにAP-CSIを多重化してもよい。いくつかの例では、TBのないPUSCHは、DCIのUL-SCHインジケータをゼロにセットすることによって示されてもよい。
【0089】
[0117]本開示の別の態様では、DCIがSP-CSIレポートをアクティブ化する(たとえば、DCIの巡回冗長チェック(CRC)がSP-CSI-RNTIでスクランブルされる)場合、UEは、PUSCHのSP-CSIレポートの各インスタンスにおいて(各周期において)2つのPUSCH繰返しを送信するように構成されてもよく、この場合、UEは、示された繰返しの数にかかわらず、繰返しの数を2と想定してもよい(たとえば、2に等しくない、示された繰返しの数は、無視されてもよい)。たとえば、UEは、SP-CSIレポートを2つのPUSCH繰返しの両方で送信することができる。この設定は、各PUSCHが1つのPUSCH繰返しのみを含むことができ、PUSCHでのSP-CSIレポーティングに関し複数の繰返し(たとえば、2つ以上のPUSCH繰返し)がサポートされない(たとえば、UEは、UEに対して設定されるnumberofrepetitionsの値/パラメータにかかわらず、繰返しの数を1と想定する)上述の別の設定とは異なる。
【0090】
[0118]PUSCH繰返しタイプBでは、本開示の一態様(たとえば、選択1)において、UEは、第1の条件1422と第2の条件1424が、DCIアクティブ化の後、第1のPUSCH(たとえば、図13に関連して説明した第1のPUSCH1304)に対して満足されると期待/想定するように構成されてもよく、この場合、第1と第2の両方の名目上の繰返しは、アクティブ化の後の第1のPUSCHに対してそれぞれ第1および第2の実効的な繰返しと同じであり(そのため、これらは同一数のシンボルを有する)、2つのPUSCH繰返しのいずれかで多重化されたSP-CSI以外のUCIは存在しない。次いで、DCIのCSI要求フィールドによってPUSCH上でアクティブ化された後、対応するPDCCHのないPUSCHでは(たとえば、図13に関連して説明した第1のPUSCH1304の後のPUSCH1306では)、第1の条件1422と第2の条件1424が満足されない場合、UEは、次の選択のうち少なくとも1つを適用することができる。
【0091】
[0119]一例(たとえば、選択1-1)では、UEは、図15に関連して説明したオプション1536、1538、および1540(たとえば、オプション1A、1B、および1C)のうちの1つを適用することができ、この場合、UEは、シンボルの数がより少ない、他のUCIのビット数がより多い、または利用可能なREがより少ない実効的なPUSCH繰返しにSP-CSIレポートを多重化することから避けられてもよく、UEは、SP-CSIレポートと多重化されないPUSCH繰返しを省略することができる(たとえば、どの繰返しを省略するかは、オプション1536、1538、および1540次第である)。言い換えれば、2つのPUSCH繰返しのうち、UEは、シンボルの数がより多い、他のUCIのビット数がより少ない(または他のUCIがない)、または利用可能なREがより多いPUSCH繰返しにSP-CSIレポートを多重化するように構成されてもよく、UEは、SP-CSIレポートと多重化されない他のPUSCH繰返しを省略することができる。別の例(たとえば、選択1-2)では、UEは、両方のPUSCH繰返しにSP-CSI以外のUCIをドロップするように構成されてもよく、UEは、両方のPUSCH繰返しにSP-CSIレポートを多重化してもよい。
【0092】
[0120]本開示の一態様(たとえば、選択2-1)において、PUSCH繰返しタイプBでは、UEは、DCIアクティブ化後の第1のPUSCH(たとえば、第1のPUSCH1304)と他のPUSCH(たとえば、対応するPDCCHのないPUSCH1306)とを区別しないように構成されてもよい。次いで、すべてのPUSCHオケージョンについて、第1の条件1422と第2の条件1424が満足されない場合、一例(たとえば、選択2-1)では、UEは、図15に関連して説明したオプション1536、1538、および1540(たとえば、オプション1A、1B、および1C)のうちの1つを適用することができ、この場合、UEは、シンボルの数がより少ない、他のUCIのビット数がより多い、または利用可能なREがより少ない実効的なPUSCH繰返しにSP-CSIレポートを多重化することから避けられてもよく、UEは、SP-CSIレポートと多重化されないPUSCH繰返しを省略することができる(たとえば、どの繰返しを省略するかは、オプション1536、1538、および1540次第である)。言い換えれば、2つのPUSCH繰返しのうち、UEは、シンボルの数がより多い、他のUCIのビット数がより少ない(または他のUCIがない)、または利用可能なREがより多いPUSCH繰返しにSP-CSIレポートを多重化するように構成されてもよく、UEは、SP-CSIレポートと多重化されない他のPUSCH繰返しを省略することができる。別の例(たとえば、選択2-2)では、UEは、両方のPUSCH繰返しにSP-CSI以外のUCIをドロップするように構成されてもよく、UEは、両方のPUSCH繰返しにSP-CSIレポートを多重化してもよい。
【0093】
[0121]図16は、本開示の態様による、UEと基地局の複数のTRPとの間での通信フロー1600である。一例では、UE1602は、基地局1604の第1のTRP1606および第2のTRP1608を介して基地局1604と通信している場合がある。そのため、UE1602は、2つのTRPのうち少なくとも1つを介して、基地局1604とデータを送受信することができる。たとえば、UE1602は、第1のTRP1606、第2のTRP1608、または第1のTRP1606と第2のTRP1608の両方を介して、基地局1604からデータを受信、または基地局1604にデータを送信することができる。いくつかの例では、第1のTRP1606および第2のTRP1608は、基地局1604の異なるアンテナであってもよい。他の例では、第1のTRP1606および第2のTRP1608は、基地局1604の異なるパネル(たとえば、アンテナパネル)であってもよい。図1に関連して説明したように、いくつかの態様では、基地局は、CU、1つもしくは複数のDU、1つもしくは複数のRU、1つもしくは複数のTRP、1つもしくは複数の中継、1つもしくは複数の知能電波反射面、および/またはそれらの組合せなど、ディスアグリゲートされた構成要素を含んでもよい。そのため、本開示の目的では、「基地局」という用語は、基地局の構成要素を含むことができる。いくつかの例では、「基地局」という用語はまた、「ネットワークエンティティ」または「ネットワークノード」という用語と互換的に用いられる場合があり、これらの用語は、基地局の1つまたは複数のディスアグリゲートされた構成要素を指す、または含むことができる。
【0094】
[0122]1610では、UE1602は、DCI1612を、第1のTRP1606または第2のTRP1608のうちの1つを介するなどして、基地局1604から受信することができる。DCI1612は、UE1602に、SP-CSIレポート1626を提供するように要求/示すことができる。たとえば、DCI1610のCRCは、SP-CSI-RNTIでスクランブルされてもよい。言い換えれば、UE1602は、図11に関連して説明したようにDCI1612によるSP-CSIレポーティングによって設定されてもよく、このレポーティングは、DCI(たとえば、DCI1512)がAP-CSIレポーティングをトリガする(またはオンデマンドでCSIレポーティングをトリガする)、図9図15に関連して説明したAP-CSIレポーティングとは異なり得る。図16に関連して説明される態様によって、UE1602は、DCIアクティブ化の後、第1のPUSCHをどのように扱うかを決定することができる。次いで、UE1602は、図15に関連して(たとえば、AP-CSIレポーティングに対して)説明された態様と同様に、PUSCH繰返しにどのようにCSIレポートを多重化するかを決定することができる。加えて、DCI1612はまた、UE1602が、1つのPUSCH上のSP-CSIレポートの各インスタンスにおいて(たとえば、周期ごとに)、第1のPUSCH繰返し1614および第2のPUSCH繰返し1616を含み得る、2つのPUSCH繰返しを送信するように構成することができる。一例では、第1のPUSCH繰返し1614は、第1のSRSリソースセットに関連付けられてもよく、たとえば第1のTRP1606への送信のための第1の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第1のセットに関連付けられ、第2のPUSCH繰返し1616は、第2のSRSリソースセットに関連付けられてもよく、たとえば第2のTRP1608への送信のための第2の送信ビームおよび/または電力制御パラメータの第2のセットに関連付けられる。そのため、2つのPUSCH繰返し1614および1616は、異なる送信ビームおよび/または電力制御パラメータの異なるセットなど、異なるアップリンク送信パラメータに対応し得る。別の例では、UE1602は、示された繰返しの数にかかわらず、PUSCH繰返しの数が2であると想定するように構成されてもよい(たとえば、2に等しくない、示された繰返しの数は、無視されてもよい)。したがって、UE1602は、両方のPUSCH繰返しでSP-CSIレポート1626を送信することができる。
【0095】
[0123]1628で示されるように、UE1602はまた、第1のSRSリソースセットに関連付けられるPUSCH繰返し(たとえば、第1のPUSCH繰返し1614)で、および第2のSRSリソースセットに関連付けられるPUSCH繰返し(たとえば、第2のPUSCH繰返し1616)に、SP-CSIレポート1626などの1つまたは複数のCSIレポートを多重化するように、(たとえば、基地局1604または事前設定などによって)示される/設定されてもよい。言い換えれば、UE1602は、図14に関連して説明したように、第2の挙動1406を適用するように構成されてもよい。
【0096】
[0124]1630では、UE1602は、第1のPUSCH繰返し1614と第2のPUSCH繰返し1616のシンボルの数が等しいかどうかを決定することができる。言い換えれば、UEは、第1のPUSCH繰返し1614と第2のPUSCH繰返し1616が、図14に関連して説明したように、第1の条件1422を満たすかどうかを決定することができる。UE1602はまた、SP-CSI以外のUCIが第1のPUSCH繰返し1614および第2のPUSCH繰返し1616のいずれかに多重化されるかどうかを決定することができる。言い換えれば、UEは、第1のPUSCH繰返し1614と第2のPUSCH繰返し1616が、図14に関連して説明したように、第2の条件1424を満たすかどうかを決定することができる。
【0097】
[0125]1632では、UE1602は、第1のPUSCH繰返し1614および/または第2のPUSCH繰返し1616(「2つのPUSCH繰返し」と総称)に、SP-CSIレポート1626を多重化するかどうかを、第1の条件1422および/または第2の条件1424が満たされるかどうか(たとえば、1630で決定される)に基づいて、さらに2つのPUSCH繰返し(たとえば、実効的な繰返し)についてのシンボルの数、2つのPUSCH繰返しのビットの数、および/または2つのPUSCH繰返しのREの数などに基づいて(たとえば、オプション1536、1538、1540、および1542)、決定することができる。
【0098】
[0126]1634では、UE1602は、SP-CSIレポート1626で多重化された第1のPUSCH繰返し1614および/または第2のPUSCH繰返し1616を、それぞれ1644および/または1646で示されるような決定に基づいて、第1のTRP1606および/または第2のTRP1608に送信することができる。
【0099】
[0127]一例において、PUSCH繰返しタイプBでは、UE1602は第1の選択1648を適用するように構成されてもよく、その場合UE1602は、第1の条件1422と第2の条件1424が、DCIアクティブ化の後、第1のPUSCH(たとえば、図13に関連して説明した第1のPUSCH1304)に対して満足されると期待/想定するように構成されてもよく、この場合、第1と第2の両方の名目上の繰返しは、アクティブ化の後の第1のPUSCHに対してそれぞれ第1および第2の実効的な繰返しと同じであり(たとえば、第1のPUSCH繰返し1614と第2のPUSCH繰返し1616は同一数のシンボルを有する)、2つのPUSCH繰返しのいずれかに多重化された、SP-CSI以外のUCIは存在しない。次いで、DCIのCSI要求フィールドによってPUSCH上でアクティブ化された後、対応するPDCCHのないPUSCHでは(たとえば、図13に関連して説明した第1のPUSCH1304の後のPUSCH1306では)、第1の条件1422および/または第2の条件1424が満足されない場合、一例(たとえば、選択1650)では、UE1602は、図15に関連して説明したオプション1536、1538、および1540(たとえば、オプション1A、1B、および1C)のうちの1つを適用することができ、この場合、UE1602は、シンボルの数がより少ない、他のUCIのビット数がより多い、または利用可能なREがより少ない実効的なPUSCH繰返しにSP-CSIレポートを多重化することから避けられてもよく、UE1602は、SP-CSIレポート1626で多重化されないPUSCH繰返しを省略することができる(たとえば、どの繰返しを省略するかは、オプション1536、1538、および1540次第である)。言い換えれば、2つのPUSCH繰返しのうち、UE1602は、シンボルの数がより多い、他のUCIのビット数がより少ない(または他のUCIがない)、または利用可能なREがより多いPUSCH繰返しにSP-CSIレポート1626を多重化するように構成されてもよく、UEは、SP-CSIレポートと多重化されない他のPUSCH繰返しを省略することができる。別の例(たとえば、選択1652)では、UE1602は、両方のPUSCH繰返しにSP-CSI以外のUCIをドロップするように構成されてもよく、UE1602は、両方のPUSCH繰返しにSP-CSIレポート1626を多重化してもよい。
【0100】
[0128]図17は、本開示の態様に従って(たとえば、第1の選択1648に基づいて)SP-CSIレポートを多重化する一例を示す図1700であり、UE1602は、第1の条件1422と第2の条件1424が、DCIアクティブ化(たとえば、DCI1612によってアクティブ化される)の後、第1のPUSCH繰返し(たとえば、第1のPUSCH繰返しおよび第2のPUSCH繰返し1616)について満足されていると期待/想定することができ、それ以外ではエラー事例となり得る。次いで、対応するPDCCHのないPUSCHの繰返しに対し、UE1602は、オプション1536、1538、1540、および1542に基づいてSP-CSIレポート1626を多重化するPUSCH繰返し(たとえば、第1のPUSCH繰返し1614および/または第2のPUSCH繰返し1616)を決定することができる。たとえば、あるSP-CSIレポートオケージョンでは(たとえば、1周期において)、条件1422および/または1424が満足されない場合、UE1602は、PUSCH繰返しのうちの1つにSP-CSIレポート1626を多重化し、PUSCH繰返しの別の繰返しでは省略してもよい。しかしながら、条件1422および/または1424の両方が満足される場合、UE1602は、両方のPUSCH繰返しにSP-CSIレポート1626を多重化してもよい。
【0101】
[0129]戻って図16を参照すると、別の例では、PUSCH繰返しタイプBに関し、UE1602は、第2の選択1654を適用するように構成されてもよく、その場合UE1602は、DCIアクティブ化の後の第1のPUSCH(たとえば、図13に関連して説明したような第1のPUSCH1304)と、対応するPDCCHのないPUSCH(たとえば、図13に関連して説明したような第1のPUSCH1304の後のPUSCH1306)とを区別しないように構成されてもよい。次いで、すべてのPUSCHオケージョンについて、第1の条件1422および/または第2の条件1424が満足されない場合、一例(たとえば、選択1656)では、UE1602は、図15に関連して説明したオプション1536、1538、および1540(たとえば、オプション1A、1B、および1C)のうちの1つを適用することができ、この場合、UE1602は、シンボルの数がより少ない、他のUCIのビット数がより多い、または利用可能なREがより少ない実効的なPUSCH繰返しにSP-CSIレポートを多重化することから避けられてもよく、UE1602は、SP-CSIレポート1626と多重化されないPUSCH繰返しを省略することができる(たとえば、どの繰返しを省略するかは、オプション1536、1538、および1540次第である)。言い換えれば、2つのPUSCH繰返しのうち、UE1602は、シンボルの数がより多い、他のUCIのビット数がより少ない(または他のUCIがない)、または利用可能なREがより多いPUSCH繰返しにSP-CSIレポート1626を多重化するように構成されてもよく、UEは、SP-CSIレポートと多重化されない他のPUSCH繰返しを省略することができる。別の例(たとえば、選択1658)では、UE1602は、両方のPUSCH繰返しにSP-CSI以外のUCIをドロップするように構成されてもよく、UE1602は、両方のPUSCH繰返しにSP-CSIレポート1626を多重化してもよい。
【0102】
[0130]図18は、本開示の態様に従って(たとえば、第2の選択1654に基づいて)SP-CSIレポートを多重化する一例を示す図1800であり、UE1602は、DCIアクティブ化の後の第1のPUSCH(たとえば、図13に関連して説明したような第1のPUSCH1304)と、対応するPDCCHのないPUSCH(たとえば、図13に関連して説明したような第1のPUSCH1304の後のPUSCH1306)とを区別しないように構成されてもよい。次いで、すべてのPUSCHオケージョンにおいて、UE1602は、オプション1536、1538、1540、および1542に基づいてSP-CSIレポート1626を多重化するPUSCH繰返し(たとえば、第1のPUSCH繰返し1614および/または第2のPUSCH繰返し1616)を決定することができる。たとえば、あるSP-CSIレポートオケージョンでは(たとえば、1周期において)、条件1422および/または1424が満足されない場合、UE1602は、PUSCH繰返しのうちの1つにSP-CSIレポート1626を多重化し、別のPUSCH繰返しは省略してもよい。しかしながら、条件1422および/または1424の両方が満足される場合、UE1602は、両方のPUSCH繰返しにSP-CSIレポート1626を多重化してもよい。図17および図18に関連して説明した態様によって、UEは、基地局がUEからの送信がCSIレポートを含むかどうかを決定することができるように、より予測的なやり方でSP-CSIレポートを多重化することができる。そのため、UEは、実装に応じて選択1648または選択1654のいずれかを適用するように構成することができる。
【0103】
[0131]図19図26は、ワイヤレス通信の方法の種々の態様をそれぞれ図示する、フローチャート1900、2000、2100、2200、2300、2400、2500、および2600である。本方法は、UEまたはUEの構成要素(たとえば、UE104、1402、1502、1602、装置2702、メモリ360を含み得、UE全体350またはTXプロセッサ368、RXプロセッサ356、および/またはコントローラ/プロセッサ359などのUE350の構成要素であり得る処理システム)によって実行され得る。本方法によって、UEは、PUSCH繰返しに1つもしくは複数のCSIレポートを多重化するかどうか、および/またはマルチTRP PUSCH繰返し向けの1つもしくは複数のCSIレポートをどのPUSCH繰返しに多重化するかを決定することができる。
【0104】
[0132]1902では、UEは、図15および図16に関連して説明したような、第1のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含む、複数のPUSCH繰返しをスケジューリングするDCIを受信することができる。たとえば、1510において、UE1502は、第1のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセット1522および第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセット1524を含み、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に多重化される対象となる、少なくとも1つのCSIレポート1526の送信を要求する、複数のPUSCH繰返しをスケジュールするDCI1512を受信することができる。DCIの受信は、たとえば、図27における装置2702のDCI処理構成要素2740および/または受信構成要素2730によって実施され得る。一例では、DCIは、図15に関連して説明したように、少なくとも1つのAP-CSIレポートの送信を要求してもよい。別の例では、DCIは、図16に関連して説明したように、SP-CSIレポートの送信を要求してもよい。別の例では、DCIは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、多重化される対象となる、少なくとも1つのCSIレポートの送信を要求してもよい。
【0105】
[0133]1904において、UEは、図15および図16に関連して説明したように、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しもしくはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定することができる。たとえば、1530において、UE1502は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか(たとえば、第1の条件1422が満たされるかどうか)、または少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しもしくはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうか(たとえば、第2の条件1424が満たされるかどうか)のうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセット1522の1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセット1524の1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセット1522の1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセット1524の1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポート1526を多重化するかどうかを決定することができる。少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかの決定は、たとえば、図27中の装置2702のCSIレポート決定構成要素2742によって実施され得る。
【0106】
[0134]1906において、UEは、図15および図16に関連して説明したように、決定に基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。たとえば、1534において、UE1502は、決定に基づいて、PUSCH繰返しの第1のセット1522の1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセット1524の1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセット1522の1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセット1524の1つのPUSCH繰返しの両方に多重化された、少なくとも1つのCSIレポート1526を送信することができる。少なくとも1つのCSIレポートの送信は、たとえば、図27中の装置2702のCSIレポートプロセス構成要素2744および/または送信構成要素2734によって、実施され得る。
【0107】
[0135]一例では、図20においてフローチャート2000によって示されるように、2002において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっている(たとえば、第1の条件1422が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2004において、UEは、PUSCH繰返しの第1および第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうち、どちらがシンボルの数がより多いかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。そのような例では、2006において、UEは、図15のオプション1536に関連して説明したように、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けることができる。そのような例では、図16図18に関連して説明したように、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含む場合、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットは、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり得る。ただし、(たとえば、選択1648では)i>=2または(たとえば、選択1654では)i>=1である。たとえば、図17に関連して説明した第1の選択1648では、x個のPUSCHオケージョンが存在する場合、UE(たとえば、UE1602)は、第1の条件1422と第2の条件1424が、DCIアクティブ化の後、第1のPUSCHオケージョンで(たとえば、i=1のPUSCH繰返しで)満足されると期待/想定するように構成されてもよい。次いで後続のPUSCHで(たとえば、i=2、3、4、...、xなど、i>=2のPUSCH繰返しで)、UEは、オプション1536、1538、1540、および1542に基づいて、後続のPUSCHにCSIレポートを多重化することができる。一方で、図18に関連して説明した第2の選択1654では、x個のPUSCHオケージョンが存在する場合、UEは、第1の条件1422と第2の条件1424が、DCIアクティブ化の後第1のPUSCHオケージョンで、(たとえば、i=1のPUSCH繰返しで)満足されると期待/想定しない。言い換えれば、UEは、DCIアクティブ化の後の第1のPUSCHと、他のPUSCHとを区別しない。そのため、すべてのPUSCHに対して(たとえば、i=2、3、4、...、xなど、i>=1のPUSCH繰返しで)、UEは、オプション1536、1538、1540、および1542に基づいて、すべてのPUSCHにCSIレポートを多重化することができる。
【0108】
[0136]たとえば、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数よりも多いと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。一方で、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数よりも少ないと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。
【0109】
[0137]別の例では、図21においてフローチャート2100によって示されるように、2102において、UEは、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになる(たとえば、第2の条件1424が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2104において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とで、多重化用のUCIのビット数が異なっていると決定することができる。そのような例では、2106において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが多重化用のUCIのビット数が少ないかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。そのような例では、2108において、UEは、図15のオプション1538に関連して説明したように、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けることができる。
【0110】
[0138]たとえば、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数よりも少ないと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。一方で、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数よりも多いと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。
【0111】
[0139]別の例では、図22においてフローチャート2200によって示されるように、2202において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっている(たとえば、第1の条件1422が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2204において、UEは、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになる(たとえば、第2の条件1424が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2206において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが送信に利用可能なREの数が多いかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。そのような例では、2208において、UEは、図15のオプション1540に関連して説明したように、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けることができる。そのような例では、図16図18に関連して説明したように、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含む場合、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットは、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり得る。ただし、(たとえば、選択1648では)i>=2または(たとえば、選択1654では)i>=1である。
【0112】
[0140]たとえば、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数よりも多いと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。一方で、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数よりも少ないと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。
【0113】
[0141]別の例では、図23においてフローチャート2300によって示されるように、2302において、UEは、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになる(たとえば、第2の条件1424が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2304において、UEは、UCIがPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。そのような例では、2306において、UEは、図15のオプション1542に関連して説明したように、UCIがPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。そのような例では、図16図18に関連して説明したように、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含む場合、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットは、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり得る。ただし、(たとえば、選択1648では)i>=2または(たとえば、選択1654では)i>=1である。
【0114】
[0142]別の例では、図24においてフローチャート2400によって示されるように、2402において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっている(たとえば、第1の条件1422が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2404において、UEは、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになる(たとえば、第2の条件1424が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2406において、UEは、UEがPUSCH繰返しで送信すべきTBを有していないと決定することができる。そのような例では、2408において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおいて、少なくとも1つのCSIを送信することができる。そのような例では、2410において、UEは、少なくとも1つのCSIレポートを、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化することを避けることができる。
【0115】
[0143]別の例では、図25においてフローチャート2500によって示されるように、2502において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっている(たとえば、第1の条件1422が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2504において、UEは、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになる(たとえば、第2の条件1424が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2506において、UEは、UEがPUSCH繰返しで送信すべきTBを有していないと決定することができる。そのような例では、2508において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらがシンボルの数が多いか、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが多重化用のUCIのビット数が少ないか、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが送信に利用可能なREの数が多いかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しまたはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。そのような例では、2510において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けることができる。
【0116】
[0144]別の例では、図26においてフローチャート2600によって示されるように、2602において、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっている(たとえば、第1の条件1422が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2604において、UEは、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになる(たとえば、第2の条件1424が満たされない)と決定することができる。そのような例では、2606において、UEは、UEがPUSCH繰返しで送信すべきTBを有していないと決定することができる。そのような例では、2608において、UEは、UCIがPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。そのような例では、2610において、UEは、UCIがPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することができる。
【0117】
[0145]図27は、装置2702のためのハードウェア実装形態の一例を示す図2700である。装置2702は、UEであり、セルラーRFトランシーバ2722および1つまたは複数の加入者識別モジュール(SIM)カード2720に結合された(モデムとも呼ばれる)セルラーベースバンドプロセッサ2704と、セキュアデジタル(SD)カード2708およびスクリーン2710に結合されたアプリケーションプロセッサ2706と、Bluetoothモジュール2712と、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)モジュール2714と、全地球測位システム(GPS)モジュール2716と、電源2718とを含む。セルラーベースバンドプロセッサ2704は、セルラーRFトランシーバ2722を通して、UE104および/またはBS102/180と通信する。セルラーベースバンドプロセッサ2704は、コンピュータ可読媒体/メモリを含み得る。コンピュータ可読媒体/メモリは非一時的であり得る。セルラーベースバンドプロセッサ2704は、コンピュータ可読媒体/メモリに記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、セルラーベースバンドプロセッサ2704によって実行されたとき、セルラーベースバンドプロセッサ2704に、上記で説明された様々な機能を実施させる。コンピュータ可読媒体/メモリはまた、ソフトウェアを実行するときにセルラーベースバンドプロセッサ2704によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。セルラーベースバンドプロセッサ2704は、受信構成要素2730と、通信マネージャ2732と、送信構成要素2734とをさらに含む。通信マネージャ2732は、1つまたは複数の図示された構成要素を含む。通信マネージャ2732内の構成要素は、コンピュータ可読媒体/メモリに記憶され、および/またはセルラーベースバンドプロセッサ2704内のハードウェアとして構成され得る。セルラーベースバンドプロセッサ2704は、UE350の構成要素であり得、メモリ360、および/またはTXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とのうちの少なくとも1つを含み得る。一構成では、装置2702は、モデムチップであり、ただベースバンドプロセッサ2704を含み得、別の構成では、装置2702は、UE全体(たとえば、図3の350参照)であり、装置2702の追加のモジュールを含み得る。
【0118】
[0146]通信マネージャ2732は、たとえば図19の1902に関連して説明したように、第1のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含み、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に多重化される対象となる、少なくとも1つのCSIレポートの送信を要求する、複数のPUSCH繰返しをスケジューリングするDCIを受信するように構成されたDCI処理構成要素2740を含む。通信マネージャ2732は、たとえば図19の1904に関連して説明したように、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しもしくはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定するように構成されたCSIレポート決定構成要素2742をさらに含む。通信マネージャ2732は、たとえば図19の1906に関連して説明したように、決定に基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するように構成されたCSIレポートプロセス構成要素2744をさらに含む。
【0119】
[0147]本装置は、図19図26のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加の構成要素を含み得る。したがって、図19図26のフローチャート中の各ブロックは、1つの構成要素によって実行され得、本装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含み得る。構成要素は、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実施するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
【0120】
[0148]ある構成では、装置2702は、また特にセルラーベースバンドプロセッサ2704は、第1のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含み、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に多重化される対象となる、少なくとも1つのCSIレポートの送信を要求する、複数のPUSCH繰返しをスケジューリングするDCIを受信するための手段を含む(たとえば、DCI処理構成要素2740および/または受信構成要素2730)。装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しもしくはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定するための手段を含む(たとえば、CSIレポート決定構成要素2742)。装置2702は、決定に基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段を含む(たとえば、CSIレポートプロセス構成要素2744および/または送信構成要素2734)。ある構成では、DCIは、少なくとも1つのAP-CSIレポートの送信を要求してもよい。別の構成では、DCIは、SP-CSIレポートの送信を要求してもよい。
【0121】
[0149]ある構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1および第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうち、どちらがシンボルの数がより多いかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段を含むことができる。そのような構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けるための手段を含むことができる。そのような構成では、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含む場合、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットは、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり得る。ただし、i>=2またはi>=1である。
【0122】
[0150]たとえば、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数よりも多いと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。一方で、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数よりも少ないと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。
【0123】
[0151]別の構成では、装置2702は、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とで、多重化用のUCIのビット数が異なっていると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが多重化用のUCIのビット数が少ないかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段を含むことができる。そのような構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けるための手段を含むことができる。
【0124】
[0152]たとえば、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数よりも少ないと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。一方で、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数よりも多いと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。
【0125】
[0153]別の構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが送信に利用可能なREの数が多いかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段を含むことができる。そのような構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けるための手段を含むことができる。そのような構成では、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含む場合、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットは、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり得る。ただし、i>=2またはi>=1である。
【0126】
[0154]たとえば、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数よりも多いと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。一方で、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数よりも少ないと決定された場合、UEは、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信してもよく、UEは、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることができる。
【0127】
[0155]別の構成では、装置2702は、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、UCIがPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段を含むことができる。そのような構成では、装置2702は、UCIがPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段を含むことができる。そのような構成では、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含む場合、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットは、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり得る。ただし、i>=2またはi>=1である。
【0128】
[0156]別の構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、UEがPUSCH繰返しで送信すべきTBを有していないと決定するための手段を含むことができる。別の構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおいて、少なくとも1つのCSIを送信するための手段を含むことができる。別の構成では、装置2702は、少なくとも1つのCSIレポートを、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化することを避けるための手段を含むことができる。
【0129】
[0157]別の構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、UEがPUSCH繰返しで送信すべきTBを有していないと決定するための手段を含むことができる。そのような構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらがシンボルの数が多いか、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが多重化用のUCIのビット数が少ないか、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが送信に利用可能なREの数が多いかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しまたはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段を含むことができる。そのような構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けるための手段を含むことができる。
【0130】
[0158]別の構成では、装置2702は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することができる。そのような構成では、装置2702は、UEがPUSCH繰返しで送信すべきTBを有していないと決定するための手段を含むことができる。そのような構成では、装置2702は、UCIがPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段を含むことができる。そのような構成では、装置2702は、UCIがPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信するための手段を含むことができる。
【0131】
[0159]手段は、その手段によって具陳された機能を実施するように構成された装置2702の構成要素のうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明されたように、装置2702は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含み得る。したがって、一構成では、その手段は、その手段によって具陳された機能を実施するように構成された、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とであり得る。
【0132】
[0160]次の例は、さらなる態様を説明するが例示的なものにすぎず、それらの態様は、限定なしに、本明細書で説明される他の実施形態または教示の態様と組み合わせられてもよい。
【0133】
[0161]態様1、UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、第1のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第1のセットと、第2のSRSセットに関連付けられるPUSCH繰返しの第2のセットとを含む、複数のPUSCH繰返しをスケジューリングするDCIを受信することと;PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっているかどうか、または少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しもしくはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおいて、送信されることになるかどうかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポートを多重化するかどうかを決定することと;決定に基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することとを含む、方法。
【0134】
[0162]態様2において、態様1に記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することをさらに含み、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第1および第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうち、どちらがシンボルの数がより多いかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けることとを含む。
【0135】
[0163]態様3において、態様1または2に記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数よりも多いと決定されることをさらに含み、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることとを含む。
【0136】
[0164]態様4において、態様1から3までのいずれかに記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのシンボルの数よりも少ないと決定されることをさらに含み、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることとを含む。
【0137】
[0165]態様5において、態様1から4までのいずれかに記載の方法は、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含むことをさらに含み、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットが、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ただし、i>=2である。
【0138】
[0166]態様6において、態様1から4までのいずれかに記載の方法は、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含むことをさらに含み、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットが、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ただし、i>=1である。
【0139】
[0167]態様7において、態様1から6のいずれかに記載の方法は、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することと、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とで多重化用のUCIのビット数が異なっていると決定することをさらに含み、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが多重化用のUCIのビット数が少ないかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けることとを含む。
【0140】
[0168]態様8において、態様7に記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数よりも少ないと決定されることをさらに含み、ここにおいて、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることとを含む。
【0141】
[0169]態様9において、態様7または8に記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける多重化用のUCIのビット数よりも多いと決定されることをさらに含み、ここにおいて、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることとを含む。
【0142】
[0170]態様10において、態様7から9までのいずれかに記載の方法は、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含むことをさらに含み、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットが、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ただし、i>=2である。
【0143】
[0171]態様11において、態様7から9までのいずれかに記載の方法は、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含むことをさらに含み、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットが、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ただし、i>=1である。
【0144】
[0172]態様12において、態様1から11のいずれかに記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することと、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化していると決定することとをさらに含み、ここにおいて、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが送信に利用可能なリソース要素(RE)の数が多いかに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方を多重化することを避けることとを含む。
【0145】
[0173]態様13において、態様12に記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数よりも多いと決定されることをさらに含み、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることとを含む。
【0146】
[0174]態様14において、態様12または13に記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数が、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しにおける送信に利用可能なREの数よりも少ないと決定されることをさらに含み、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることとを含む。
【0147】
[0175]態様15において、態様12から14までのいずれかに記載の方法は、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含むことをさらに含み、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットが、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ただし、i>=2である。
【0148】
[0176]態様16において、態様12から14までのいずれかに記載の方法は、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含むことをさらに含み、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットが、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ただし、i>=1である。
【0149】
[0177]態様17において、態様1から16までのいずれかに記載の方法は、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することをさらに含み、ここにおいて、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、UCIがPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、UCIがPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することとを含む。
【0150】
[0178]態様18において、態様17に記載の方法は、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含むことをさらに含み、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットが、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ただし、i>=2である。
【0151】
[0179]態様19において、態様18に記載の方法は、スケジュールされたPUSCH繰返しが、周期Pでx個の別個のPUSCHオケージョンを含むことをさらに含み、PUSCH繰返しの第1のセットおよびPUSCH繰返しの第2のセットが、x個の別個のPUSCHオケージョンのi番目のPUSCHオケージョン内にあり、ただし、i>=1である。
【0152】
[0180]態様20において、態様1から19のいずれかに記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することと、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することと、UEがPUSCH繰返しで送信すべきTBを有していないと決定することとをさらに含み、ここにおいて、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しにおいて、少なくとも1つのCSIを送信することと、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化することを避けることとを含む。
【0153】
[0181]態様21において、態様20に記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することと、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することと、UEがPUSCH繰返しで送信すべきTBを有していないと決定することとをさらに含み、ここにおいて、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらがシンボルの数が多いか、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが多重化用のUCIのビット数が少ないか、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのどちらが送信に利用可能なREの数が多いかのうちの少なくとも1つに基づいて、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちの1つに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しのうちのもう一方に多重化することを避けることとを含む。
【0154】
[0182]態様22において、態様20または21に記載の方法は、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し中と、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し中とでシンボルの数が異なっていると決定することと、少なくとも1つのCSIレポートを除くUCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの少なくとも1つに多重化されることになると決定することと、UEがPUSCH繰返しで送信すべきTBを有していないと決定することとをさらに含み、ここにおいて、少なくとも1つのCSIレポートの送信は、UCIがPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することと、UCIがPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに多重化されていれば、多重化されたUCIを伴わずに、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しに、少なくとも1つのCSIレポートを多重化して送信することとを含む。
【0155】
[0183]態様23において、態様1から22のいずれかに記載の方法は、DCIが少なくとも1つのAP-CSIレポートの送信を要求することをさらに含む。
【0156】
[0184]態様24において、態様1から22のいずれかに記載の方法は、DCIがSP-CSIレポートの送信を要求することをさらに含む。
【0157】
[0185]態様25において、態様1から24のいずれかに記載の方法は、DCIが、PUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返し、PUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返し、またはPUSCH繰返しの第1のセットの1つのPUSCH繰返しとPUSCH繰返しの第2のセットの1つのPUSCH繰返しの両方に、少なくとも1つのCSIレポートの多重化された送信を要求することをさらに含む。
【0158】
[0186]態様26は、メモリに結合され、態様1から24のいずれかに記載の方法を実装するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む、ワイヤレス通信のための装置であって、少なくとも1つのプロセッサに結合されたトランシーバまたはアンテナのうちの少なくとも1つをさらに含む、装置である。
【0159】
[0187]態様27は、態様1から24のいずれかに記載の方法を実装するための手段を含む、ワイヤレス通信のための装置である。
【0160】
[0188]態様28は、コンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体であって、ここにおいて、コードが、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに、態様1から24のいずれかに記載の方法を実装させる、非一時的なコンピュータ可読媒体である。
【0161】
[0189]開示されたプロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わせられるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
【0162】
[0190]以上の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実施することを可能にするために提供された。これらの態様への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない最大の範囲を与えられるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「場合(if)」、「とき(when)」、および「間(while)」などの用語は、即時の時間関係または反応を暗示するのではなく、「という条件の下で」を意味すると解釈されるべきである。すなわち、これらの句、たとえば、「とき」は、アクションの発生に応答する、またはアクションの発生中の、即時のアクションを暗示せず、単に、条件が満たされた場合、アクションが発生するが、アクションが発生すべき特定のまたは即時の時間制約を必要としないことを暗示する。「例示的」という単語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書で説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。別段に明記されていない限り、「いくつか」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCとなり得、ここで、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバを含み得る。本開示全体にわたって説明する種々の態様の要素に対するすべての構造的および機能的均等物は、当業者には知られているか、または後に知られるようになり、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図する。その上、本明細書で開示されるいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」などという単語は、「手段」という単語の代用でないことがある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
【国際調査報告】