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特表2024-514315マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-01
(54)【発明の名称】マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240325BHJP
   H04W 88/06 20090101ALI20240325BHJP
   H04W 8/22 20090101ALI20240325BHJP
   H04W 4/00 20180101ALI20240325BHJP
   H04W 76/12 20180101ALI20240325BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W88/06
H04W8/22
H04W4/00 110
H04W76/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561819
(86)(22)【出願日】2021-04-06
(85)【翻訳文提出日】2023-10-06
(86)【国際出願番号】 EP2021058882
(87)【国際公開番号】W WO2022214158
(87)【国際公開日】2022-10-13
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505205731
【氏名又は名称】レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(72)【発明者】
【氏名】アポストリス・サルキンツィス
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のための装置、方法、およびシステムが開示される。1つの装置500は、第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信する(605)第1のインターフェース540を含む。装置500は、第2のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信する(610)第2のインターフェース540を含む。装置500は、装置がQoSフローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信する(615)プロセッサ505を含む。プロセッサ505は、第1のインジケータを含む応答メッセージを受信し(620)、第1のインジケータは、要求メッセージに第1の能力が含まれることに応答して提供される。プロセッサ505は、第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信する(625)。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信する第1のインターフェースと、
第2のアクセスネットワークを介して前記モバイル通信ネットワークと通信する第2のインターフェースと、
前記装置がサービス品質フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信することと、
第1のインジケータを含む応答メッセージを受信することであって、前記第1のインジケータが、前記要求メッセージに前記第1の能力が含まれることに応答して提供され、前記応答メッセージが、前記第1のアクセスネットワークおよび前記第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、前記マルチアクセスデータ接続が、デフォルトのサービス品質フローを含む複数のサービス品質フローをサポートする、ことと、
第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信することであって、前記第1のサービスデータフローが、前記マルチアクセスデータ接続の前記複数のサービス品質フローからのターゲットのサービス品質フロー上で送信される、ことと
を行うプロセッサと
を備え、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第1の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記ターゲットのサービス品質フロー上で送信され、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第2の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記デフォルトのサービス品質フロー上で送信される、装置。
【請求項2】
前記第1のインジケータが前記応答メッセージに存在しない場合、前記パフォーマンス測定機能メッセージが前記マルチアクセスデータ接続の前記デフォルトのサービス品質フロー上で送信される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記要求メッセージが、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の前記第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記応答メッセージが、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、前記第1のインジケータが前記測定支援情報の一部である、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、前記第1の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記第1のアクセスネットワークを介して前記ターゲットのサービス品質フロー上で送信され、前記第2のアクセスネットワークを介して前記ターゲットのサービス品質フロー上で送信される、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記プロセッサが、前記第1のアクセスネットワークを介して前記ターゲットのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、前記第2のアクセスネットワークを介して前記ターゲットのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、前記第1のパフォーマンスパラメータを決定する、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、前記第2の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記第1のアクセスネットワークを介して前記デフォルトのサービス品質フロー上で送信され、前記第2のアクセスネットワークを介して前記デフォルトのサービス品質フロー上で送信される、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記プロセッサが、前記第1のアクセスネットワークを介して前記デフォルトのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、前記第2のアクセスネットワークを介して前記デフォルトのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、前記第1のパフォーマンスパラメータを決定する、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記第1の値が、前記装置がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示し、前記第2の値が、前記装置がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記プロセッサが、前記第1のサービスデータフローの前記トラフィックが前記マルチアクセスデータ接続の前記第1のアクセスネットワーク上で送信されるべきか、それとも前記マルチアクセスデータ接続の前記第2のアクセスネットワーク上で送信されるべきかを決定するために、前記第1のパフォーマンスパラメータをさらに適用する、請求項1に記載の装置。
【請求項11】
ユーザ機器の第1のインターフェースを使用して、第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信するステップと、
前記ユーザ機器の第2のインターフェースを使用して、第2のアクセスネットワークを介して前記モバイル通信ネットワークと通信するステップと、
装置がサービス品質フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信するステップと、
第1のインジケータを含む応答メッセージを受信するステップであって、前記第1のインジケータが、前記要求メッセージに前記第1の能力が含まれることに応答して提供され、前記応答メッセージが、前記第1のアクセスネットワークおよび前記第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、前記マルチアクセスデータ接続が、デフォルトのサービス品質フローを含む複数のサービス品質フローをサポートする、ステップと、
第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信するステップであって、前記第1のサービスデータフローが、前記マルチアクセスデータ接続の前記複数のサービス品質フローからのターゲットのサービス品質フロー上で送信される、ステップと
を備え、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第1の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記ターゲットのサービス品質フロー上で送信され、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第2の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記デフォルトのサービス品質フロー上で送信される、方法。
【請求項12】
モバイル通信ネットワーク内の複数のネットワーク機能、およびユーザ機器と通信するインターフェースと、
第1の能力を含む要求メッセージを前記ユーザ機器から受信することであって、前記要求メッセージが、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を要求する、ことと、
前記第1の能力に基づいて、前記ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートするかどうかを決定することと、
前記ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートしているという決定に応答して、
ユーザプレーン機能を選択することと、
第2のインジケータを含むセッション確立要求メッセージを前記ユーザプレーン機能に送信することであって、前記第2のインジケータが、前記ユーザプレーン機能が前記マルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないかどうかを示す、ことと、
第1のインジケータを含む応答メッセージを前記ユーザ機器に送信することであって、前記応答メッセージが前記マルチアクセスデータ接続を確立し、前記第1のインジケータが、前記ユーザ機器が前記マルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す、ことと
を行うプロセッサと
を備える、装置。
【請求項13】
前記モバイル通信ネットワークが複数のユーザプレーン機能をサポートし、前記ユーザプレーン機能を選択することが、サービス品質フローごとの測定をサポートする前記複数のユーザプレーン機能からユーザプレーン機能を選択することを備える、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記ユーザプレーン機能がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す前記第2のインジケータに応答して、前記ユーザプレーン機能が、前記マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、
前記ユーザプレーン機能がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す前記第2のインジケータに応答して、前記ユーザプレーン機能が、前記マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、または、
それらの組合せを行う、請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記セッション確立要求メッセージ内に前記第2のインジケータが存在しないことに応答して、前記ユーザプレーン機能が、前記マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する、請求項12に記載の装置。
【請求項16】
前記要求メッセージが、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の前記第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである、請求項12に記載の装置。
【請求項17】
前記応答メッセージが、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、前記第1のインジケータが前記測定支援情報の一部である、請求項12に記載の装置。
【請求項18】
前記ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す前記第1のインジケータに応答して、前記ユーザ機器が、前記マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、
前記ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す前記第1のインジケータに応答して、前記ユーザ機器が、前記マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、または、
それらの組合せを行う、請求項12に記載の装置。
【請求項19】
前記セッション確立要求メッセージ内に前記第1のインジケータが存在しないことに応答して、前記ユーザ機器が、前記マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する、請求項12に記載の装置。
【請求項20】
インターフェースを使用して、モバイル通信ネットワーク内の複数のネットワーク機能およびユーザ機器と通信するステップと、
記第1の能力を含む要求メッセージを前記ユーザ機器から受信するステップであって、前記要求メッセージが、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を要求する、ステップと、
前記第1の能力に基づいて、前記ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートするかどうかを決定するステップと、
前記ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートしているという決定に応答して、
ユーザプレーン機能を選択するステップと、
第2のインジケータを含むセッション確立要求メッセージを前記ユーザプレーン機能に送信するステップであって、前記第2のインジケータが、前記ユーザプレーン機能が前記マルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないかどうかを示す、ステップと、
第1のインジケータを含む応答メッセージを前記ユーザ機器に送信するステップであって、前記応答メッセージが前記マルチアクセスデータ接続を確立し、前記第1のインジケータが、前記ユーザ機器が前記マルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す、ステップと
を備える、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される主題は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択に関する。
【背景技術】
【0002】
特定のワイヤレスシステムは、UEとUPFとの間のマルチアクセスデータ接続(たとえば、マルチアクセスPDU(multi-access PDU:「MA PDU」)セッション)と呼ばれる機能、および2つのアクセスネットワークを介したMA PDUセッショントラフィックのポリシ制御されたルーティングをサポートする。基本的に、MA PDUセッションは、マルチアクセスルール(たとえば、UEとUPFのそれぞれにおけるアクセストラフィックステアリング、スイッチングおよびスプリッティング(Access Traffic Steering, Switching and Splitting:「ATSSS」)ルール、ならびにN4ルール)を適用することによって、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク(たとえば、NRアクセスまたはE-UTRAアクセス)と非3GPPアクセスネットワーク(たとえば、Wi-Fiまたは有線アクセス)の両方を使用することによって、サービスデータフロー(service data flow:「SDF」)(たとえば、アプリケーションのデータトラフィック)のデータトラフィックを転送することができる、UEとUPFとの間のデータ接続である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のための方法が開示される。装置およびシステムもまた、方法の機能を実行する。
【0004】
マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のためのUEの1つの方法は、ユーザ機器の第1のインターフェースを使用して、第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信するステップを含む。本方法は、ユーザ機器の第2のインターフェースを使用して、第2のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信するステップを含む。本方法は、装置がサービス品質フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信するステップを含む。本方法は、第1のインジケータを含む応答メッセージを受信するステップであって、第1のインジケータが、要求メッセージに第1の能力が含まれることに応答して提供され、応答メッセージは、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、マルチアクセスデータ接続は、デフォルトのサービス品質フローを含む複数のサービス品質フローをサポートする、ステップを含む。本方法は、第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信するステップであって、第1のサービスデータフローは、マルチアクセスデータ接続の複数のサービス品質フローからのターゲットのサービス品質フロー上で送信される、ステップを含み、パフォーマンス測定機能メッセージは、第1の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上で送信され、パフォーマンス測定機能メッセージは、第2の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。
【0005】
マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のためのSMFの1つの方法は、インターフェースを使用して、モバイル通信ネットワーク内の複数のネットワーク機能およびユーザ機器と通信するステップを含む。本方法は、第1の能力を含む要求メッセージをユーザ機器から受信するステップであって、要求メッセージは、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を要求する、ステップを含む。本方法は、第1の能力に基づいて、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートするかどうかを決定するステップを含む。本方法は、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートしているという決定に応答して、ユーザプレーン機能を選択するステップと、第2のインジケータを含むセッション確立要求メッセージをユーザプレーン機能に送信するステップであって、第2のインジケータは、ユーザプレーン機能がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないかどうかを示す、ステップと、第1のインジケータを含む応答メッセージをユーザ機器に送信するステップであって、応答メッセージはマルチアクセスデータ接続を確立し、第1のインジケータは、ユーザ機器がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す、ステップとを含む。
【0006】
上で簡単に説明した実施形態のより詳細な説明は、添付の図面に示される特定の実施形態を参照することによって行われる。これらの図面は一部の実施形態のみを示しており、したがって範囲を限定するものとみなされるべきではないことを理解して、添付の図面の使用を通じて実施形態をさらに具体的かつ詳細に記載および説明する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のためのワイヤレス通信システムの一実施形態を示す図である。
図2】マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のためのネットワーク展開の一実施形態を示す図である。
図3】マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のための手順の一実施形態を示す信号フロー図である。
図4】マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のためのユーザ機器装置の一実施形態を示すブロック図である。
図5】マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のためのネットワーク機器装置の一実施形態を示すブロック図である。
図6】マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のための第1の方法の一実施形態を示すフローチャート図である。
図7】マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のための第2の方法の一実施形態を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
当業者には理解されるように、実施形態の態様は、システム、装置、方法、またはプログラム製品として具現化され得る。したがって、実施形態は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、またはソフトウェアとハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとり得る。
【0009】
たとえば、開示された実施形態は、カスタム超大規模集積(very-large-scale integration:「VLSI」)回路またはゲートアレイ、ロジックチップ、トランジスタ、または他のディスクリートコンポーネントなどの既製の半導体を備えるハードウェア回路として実装され得る。開示された実施形態はまた、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブルロジックデバイスなどのプログラマブルハードウェアデバイスにおいて実装され得る。別の例として、開示された実施形態は、たとえばオブジェクト、手順、または機能として編成され得る遂行可能コードの1つまたは複数の物理的または論理的ブロックを含み得る。
【0010】
さらに、実施形態は、機械可読コード、コンピュータ可読コード、および/または以下でコードと呼ばれるプログラムコードを記憶する1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージデバイスに具現化されるプログラム製品の形態をとり得る。ストレージデバイスは、有形、非一時的、および/または非送信であり得る。ストレージデバイスは信号を具現化しない場合がある。特定の実施形態では、ストレージデバイスは、コードにアクセスするための信号のみを使用する。
【0011】
1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組合せが利用され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読ストレージ媒体であり得る。コンピュータ可読ストレージ媒体は、コードを記憶するストレージデバイスであり得る。ストレージデバイスは、これらに限定されないが、たとえば、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、ホログラフィック、マイクロメカニカルまたは半導体システム、装置またはデバイス、あるいはそれらの任意の適切な組合せでありうる。
【0012】
ストレージデバイスのより具体的な例(非網羅的なリスト)は、1つまたは複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータのディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(random-access memory:「RAM」)、読取り専用メモリ(read-only memory:「ROM」)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable programmable read-only memory:「EPROM」またはフラッシュメモリ)、ポータブルコンパクトディスク読取り専用メモリ(compact disc read-only memory:「CD-ROM」)、光学ストレージデバイス、磁気ストレージデバイス、または前述のものの任意の適切な組合せを含む。本明細書の文脈において、コンピュータ可読ストレージ媒体は、命令遂行システム、装置、またはデバイスによって使用される、あるいはそれらに関連して使用されるプログラムを含む、または記憶することができる任意の有形媒体であり得る。
【0013】
本明細書全体を通じて「一実施形態(one embodiment)」、「実施形態(an embodiment)」、または同様の言葉への言及は、実施形態に関連して説明される特定の機能、構造、または特徴が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通じて「一実施形態では(in one embodiment)」、「実施形態では(in an embodiment)」という句、および同様の言葉の出現は、必ずではないが、すべては同じ実施形態を指す場合があり、特に明記されていない限り、「すべてではないが1つまたは複数の実施形態」を意味する。「含む(including)」、「備える(comprising)」、「有する(having)」という用語、およびそれらの変形は、特に明記されていない限り、「含むがこれらに限定されない(including but not limited to)」を意味する。項目の列挙リストは、特に明記されていない限り、項目のいずれかまたはすべてが相互に排他的であることを含意するものではない。「a」、「an」、および「the」という用語はまた、特に明記されていない限り、「1つまたは複数(one or more)」を指す。
【0014】
本明細書で使用される場合、「および/または(and/or)」という接続詞を伴うリストは、リスト内の任意の単一の項目またはリスト内の項目の組合せを含む。たとえば、A、B、および/またはCのリストは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、BとCの組合せ、AとCの組合せ、またはA、B、およびCの組合せを含む。本明細書で使用される場合、「のうちの1つまたは複数」という用語を使用するリストは、リスト内の任意の単一の項目またはリスト内の項目の組合せを含む。たとえば、A、B、およびCのうちの1つまたは複数は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、BとCの組合せ、AとCの組合せ、またはA、B、およびCの組合せを含む。本明細書で使用される場合、「のうちの1つ(one of)」という用語を使用するリストは、リスト内の任意の単一の項目のうちのたった1つだけを含む。たとえば、「A、B、およびCのうちの1つ」は、Aのみ、Bのみ、またはCのみを含み、A、B、およびCの組合せは含まない。本明細書で使用される場合、「A、B、およびCからなるグループから選択されるメンバ(a member selected from the group consisting of A, B, and C)」は、A、B、またはCのうちのたった1つだけを含み、A、B、およびCの組合せは含まない。本明細書で使用される場合、「A、B、およびCからなるグループから選択されるメンバ、およびそれらの組合せ(a member selected from the group consisting of A, B, and C and combinations thereof)」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、BとCの組合せ、AとCの組合せ、またはA、B、およびCの組合せを含む。
【0015】
さらに、実施形態の説明された機能、構造、または特徴は、任意の適切な方法で組み合わせられ得る。以下の説明では、実施形態の完全な理解を提供するために、プログラミング、ソフトウェアモジュール、ユーザ選択、ネットワークトランザクション、データベースクエリ、データベース構造、ハードウェアモジュール、ハードウェア回路、ハードウェアチップなどの例などの、多くの具体的な詳細が提供される。しかしながら、当業者は、実施形態が、特定の詳細のうちの1つまたは複数なしで、または他の方法、コンポーネント、材料などを使用して実施され得ることを認識するであろう。他の例では、実施形態の態様を分かりにくくすることを避けるために、よく知られている構造、材料、または動作は詳細に図示または説明されていない。
【0016】
実施形態の態様は、実施形態による方法、装置、システム、およびプログラム製品の概略フローチャート図および/または概略ブロック図を参照して以下に説明される。概略フローチャート図および/または概略ブロック図の各ブロック、ならびに概略フローチャート図および/または概略ブロック図におけるブロックの組合せは、コードによって実装できることが理解されるであろう。このコードは、機械を生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供されてもよく、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサを介して遂行される命令が、概略フローチャート図および/または概略ブロック図において指定された機能/動作を実装するための手段を作成する。
【0017】
コードはまた、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスに特定の方法で機能するように指示することができるストレージデバイスに記憶されてもよく、その結果、ストレージデバイスに記憶された命令は、概略フローチャート図および/または概略ブロック図において指定された機能/動作を実装する命令を含む製品を生成する。
【0018】
コードはまた、コンピュータ実装プロセスを生成するようにコンピュータ、他のプログラム可能な装置、または他のデバイスで一連の動作ステップを実行させるために、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスにロードされてもよく、その結果、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で遂行されるコードは、概略フローチャート図および/または概略ブロック図において指定された機能/動作を実装するためのプロセスを提供する。
【0019】
図面における概略フローチャート図および/または概略ブロック図は、様々な実施形態による装置、システム、方法、およびプログラム製品の可能な実装形態のアーキテクチャ、機能性、および動作を示している。この点に関して、概略フローチャート図および/または概略ブロック図における各ブロックは、指定された論理機能を実装するためのコードの1つまたは複数の遂行可能命令を含む、コードのモジュール、セグメント、または部分を表し得る。
【0020】
また、いくつかの代替実装形態では、ブロック内に示される機能は、図面に示される順序から外れて実行される可能性がある点にも留意されたい。たとえば、連続して示されている2つのブロックは、実際には、実質的に同時に遂行されてもよく、関係する機能に応じて、時には、ブロックが逆の順序で遂行されてもよい。機能、論理、または効果において、示された図面のうちの1つまたは複数のブロック、あるいはその一部と同等の他のステップおよび方法が考えられ得る。
【0021】
各図面における要素の説明は、前の図面の要素を参照する場合がある。同様の番号は、同様の要素の代替実施形態を含む、すべての図面において同様の要素を指す。
【0022】
マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のための方法、装置、およびシステムが開示される。Rel-16における3GPP仕様は、ユーザ機器(user equipment:「UE」)とユーザプレーン機能(user plane function:「UPF」)との間のマルチアクセスデータ接続(たとえば、マルチアクセスPDU(「MA PDU」)セッション)と呼ばれる機能、および2つのアクセスネットワークを介したMA PDUセッショントラフィックのポリシ制御されたルーティングを定義する。基本的に、MA PDUセッションは、マルチアクセスルール(たとえば、UEとUPFのそれぞれにおけるアクセストラフィックステアリング、スイッチングおよびスプリッティング(「ATSSS」)ルール、ならびにN4ルール)を適用することによって、第3世代パートナーシッププロジェクト(third generation partnership project:「3GPP」)アクセスネットワーク(たとえば、ニューラジオ(new radio:「NR」)アクセスまたは進化型ユニバーサルモバイル通信システム(evolved universal mobile telecommunications system:「UMTS」)地上無線アクセス(evolved universal mobile telecommunications system terrestrial radio access:「E-UTRA」)アクセス)と非3GPPアクセスネットワーク(たとえば、Wi-Fiまたは有線アクセス)の両方を使用することによって、サービスデータフロー(「SDF」)のデータトラフィック(たとえば、アプリケーションのデータトラフィック)を転送することができる、UEとUPFとの間のデータ接続である。
【0023】
マルチアクセスルールは、SDFのデータトラフィックが、遅延が最小のアクセスを介して、またはパケット損失率が最小のアクセスを介して送信される必要があることを示す場合がある。そのようなマルチアクセスルールを実施するために、どのアクセスの遅延またはパケット損失率が最小かを決定し、それに応じてSDFのデータトラフィックをステアリングするために、UEとUPFは両方のアクセスにわたって測定を実行する必要がある。そのような測定は、UEおよびUPF上で動作するパフォーマンス測定機能(performance measurement function:「PMF」)プロトコル(performance measurement function protocol:「PMFP」)によって可能になる。1つのアクセスタイプにおける遅延を測定するために、UEはこのアクセスタイプを介してPMFエコー要求メッセージをUPFに送信し、UPFは同じアクセスタイプを介してPMFエコー応答メッセージを用いて応答する。
【0024】
Rel-16におけるPMFメッセージは、常にマルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質(quality of service:「QoS」)フロー上で送信される(たとえば、非3GPPアクセスを介したデフォルトのQoSフロー上で、または3GPPアクセスを介したデフォルトのQoSフロー上でのいずれか)。マルチアクセスデータ接続は通常複数のQoSフローを有し、それぞれが異なるQoSパラメータを用いたデータ送信をサポートする。
【0025】
SDFの測定精度を向上させるために、UEとUPFの両方がターゲットQoSフロー上(たとえば、SDFデータトラフィックが送信されるQoSフロー上)でPMFメッセージを送信する必要がある。たとえば、UEがQoSフロー1に(QoSルールによって)マッピングされているSDF-1のアクセスタイプを決定したい場合、UEは両方のアクセスを介して、QoSフロー1上でPMFメッセージを送信することによって測定を実行する必要がある。同様に、UEがQoSフロー2に(QoSルールによって)マッピングされているSDF-2のアクセスタイプを決定したい場合、UEは両方のアクセスを介して、QoSフロー2上でPMFメッセージを送信することによって測定を実行する必要がある。異なるQoSフロー上でPMFメッセージを送信する(デフォルトのQoSフロー上でのみPMFメッセージを送信することに対比して)この能力は、「QoSフローごとの測定」と呼ばれる。
【0026】
QoSフローごとの測定を開始する前に、UEはUPFがQoSフローごとの測定をサポートできるかどうかを知る必要があり、UPFもまた、UEがQoSフローごとの測定をサポートできるかどうかを知る必要がある。UEとUPFのうちの少なくとも1つがQoSフローごとの測定をサポートできない場合、測定はデフォルトのQoSフローに対して実行される必要がある。
【0027】
これらの制限を克服し、パフォーマンスを向上させるために、本開示は、MA PDUセッションが確立された後に、UEおよびUPFがQoSフローごとの測定を実行する必要があるのか、それともデフォルトのQoSフローに対して測定を実行する必要があるのかを決定できるようにする新しい機能を指定する。
【0028】
図1は、本開示の実施形態による、QoSフローに対する測定を実行するためのワイヤレス通信システム100を示している。一実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、少なくとも1つのリモートユニット105(マルチアクセスルール108およびQoSルール110を有する)、第5世代無線アクセスネットワーク(fifth-generation radio access network:「5G-RAN」)115、およびモバイルコアネットワーク140を含む。5G-RAN115とモバイルコアネットワーク140とによりモバイル通信ネットワークが形成される。5G-RAN115は、少なくとも1つのセルラーベースユニット121を含む3GPPアクセスネットワーク120、および/または少なくとも1つのアクセスポイント131を含む非3GPPアクセスネットワーク130から構成され得る。リモートユニットは、3GPP通信リンク123を使用して3GPPアクセスネットワーク120と通信し、非3GPP通信リンク133を使用して非3GPPアクセスネットワーク130と通信する。特定の数のリモートユニット105、3GPPアクセスネットワーク120、セルラーベースユニット121、3GPP通信リンク123、非3GPPアクセスネットワーク130、アクセスポイント131、非3GPP通信リンク133、およびモバイルコアネットワーク140が図1に示されているとしても、当業者であれば、任意の数のリモートユニット105、3GPPアクセスネットワーク120、セルラーベースユニット121、3GPP通信リンク123、非3GPPアクセスネットワーク130、アクセスポイント131、非3GPP通信リンク133、およびモバイルコアネットワーク140はワイヤレス通信システム100に含まれてもよいことを認識するであろう。
【0029】
一実装形態では、ワイヤレス通信システム100は、3GPP仕様において指定された5Gシステムに準拠する。しかしながら、より一般的には、ワイヤレス通信システム100は、他のネットワークの中でも特に、たとえば、ロングタームエボリューション(long term evolution:「LTE」)またはマイクロ波アクセスのためのワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(worldwide interoperability for microwave access:「WiMAX」)など、何らかの他のオープンな、または独自の通信ネットワークを実装し得る。本開示は、任意の特定のワイヤレス通信システムアーキテクチャまたはプロトコルの実装形態に限定されることを意図したものではない。
【0030】
一実施形態では、リモートユニット105は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(personal digital assistants:「PDA」)、タブレットコンピュータ、スマートフォン、スマートテレビ(たとえば、インターネットに接続されたテレビ)、スマート家電(たとえば、インターネットに接続された家電)、セットトップボックス、ゲーム機、セキュリティシステム(監視カメラを含む)、車載コンピュータ、ネットワークデバイス(たとえば、ルータ、スイッチ、モデム)などのコンピューティングデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、リモートユニット105は、スマートウォッチ、フィットネスバンド、光学式ヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブルデバイスを含む。さらに、リモートユニット105は、UE、加入者ユニット、モバイル、モバイル局、ユーザ、端末、モバイル端末、固定端末、加入者局、ユーザ端末、ワイヤレス送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit:「WTRU」)、デバイス、または当技術分野において使用される他の用語によって呼ばれることがある。
【0031】
リモートユニット105は、アップリンク(uplink:「UL」)およびダウンリンク(downlink:「DL」)通信信号を介して、3GPPアクセスネットワーク120内のセルラーベースユニット121のうちの1つまたは複数と直接通信し得る。さらに、ULおよびDL通信信号は、3GPP通信リンク123を介して搬送され得る。同様に、リモートユニット105は、非3GPP通信リンク133を介して搬送されるULおよびDL通信信号を介して、非3GPPアクセスネットワーク130内の1つまたは複数のアクセスポイント131と通信し得る。ここで、アクセスネットワーク120および130は、リモートユニット105にモバイルコアネットワーク140へのアクセスを提供する中間ネットワークである。
【0032】
いくつかの実施形態では、リモートユニット105は、モバイルコアネットワーク140とのネットワーク接続を介してリモートホスト155と通信する。たとえば、リモートユニット105内のアプリケーション(たとえば、ウェブブラウザ、メディアクライアント、電話/VoIPアプリケーション)は、5G-RAN115(たとえば、3GPPアクセスネットワーク120および/または非3GPPアクセスネットワーク130)を使用してモバイルコアネットワーク140とのPDUセッション(または、他のデータ接続(たとえば、マルチアクセスデータ接続148))を確立するために、リモートユニット105をトリガし得る。次いで、モバイルコアネットワーク140は、PDUセッションを使用して、リモートユニット105とデータネットワーク150(たとえば、リモートホスト155)との間のトラフィックを中継する。リモートユニット105は、モバイルコアネットワーク140との1つまたは複数のPDUセッション(または、他のデータ接続)を確立し得る点に留意されたい。したがって、リモートユニット105は、データネットワーク150と通信するための少なくとも1つのPDUセッションを有し得る。リモートユニット105は、他のデータネットワークおよび/または他のリモートホストと通信するための追加のPDUセッションを確立し得る。
【0033】
さらに、リモートユニット105は、モバイルコアネットワーク140とのマルチアクセスPDUセッション(すなわち、マルチアクセスデータ接続)を確立し得、それによって、マルチアクセスPDUセッションのトラフィックは、ステアリング(steering)ルールに従って、3GPPアクセスネットワーク120および/または非3GPPアクセスネットワーク130の一方または両方を介してステアリングされる。さらに、3GPPアクセスを介したユーザプレーン接続125は、マルチアクセスPDUセッションのトラフィックを転送するために、3GPPアクセスネットワーク120を介して確立され得る。同様に、非3GPPアクセスを介したユーザプレーン接続135は、マルチアクセスPDUセッションのトラフィックを処理するために、非3GPPアクセスネットワーク130を介して確立され得る。したがって、リモートユニット105は、測定を実行するためのQoSデータフローを決定するためのマルチアクセスルール108およびQoSルール110を用いて構成され得る。
【0034】
セルラーベースユニット121は、地理的領域にわたって分散され得る。特定の実施形態では、セルラーベースユニット121はまた、アクセス端末、基地、基地局、ノードB、eNB、gNB、ホームノードB、中継ノード、デバイス、または当技術分野において使用される任意の他の用語によって呼ばれ得る。セルラーベースユニット121は、一般に、3GPPアクセスネットワーク120などの無線アクセスネットワーク(radio access network:「RAN」)の一部であり、1つまたは複数の対応するセルラーベースユニット121に通信可能に結合された1つまたは複数のコントローラを含み得る。無線アクセスネットワークのこれらおよび他の要素は図示されていないが、当業者には一般的によく知られている。セルラーベースユニット121は、3GPPアクセスネットワーク120を介してモバイルコアネットワーク140に接続する。
【0035】
セルラーベースユニット121は、3GPP通信リンク123を介して、サービスエリア、たとえばセルまたはセルセクタ内で多数のリモートユニット105にサービスを提供し得る。セルラーベースユニット121は、通信信号を介してリモートユニットのうちの1つまたは複数と直接通信し得る。一般に、セルラーベースユニット121は、時間、周波数、および/または空間領域でリモートユニット105にサービスを提供するために、DL通信信号を送信する。さらに、DL通信信号は、3GPP通信リンク123を介して搬送され得る。3GPP通信リンク123は、認可された無線スペクトルまたは認可されていない無線スペクトルにおける任意の適切なキャリアであり得る。3GPP通信リンク123は、リモートユニット105のうちの1つまたは複数、および/あるいはセルラーベースユニット121のうちの1つまたは複数の間の通信を容易にする。
【0036】
非3GPPアクセスネットワーク130は、地理的領域にわたって分散され得る。各非3GPPアクセスネットワーク130は、サービスエリア内で多数のリモートユニット105にサービスを提供し得る。非3GPPアクセスネットワーク130内のアクセスポイント131は、時間、周波数、および/または空間領域においてリモートユニット105にサービスを提供するために、UL通信信号を受信し、DL通信信号を送信することによって、1つまたは複数のリモートユニット105と直接通信し得る。DLおよびUL通信信号は両方とも、非3GPP通信リンク133を介して搬送される。3GPP通信リンク123および非3GPP通信リンク133は、異なる周波数および/または異なる通信プロトコルを使用し得る。様々な実施形態では、アクセスポイント131は、認可されていない無線スペクトルを使用して通信し得る。モバイルコアネットワーク140は、本明細書においてより詳細に説明するように、非3GPPアクセスネットワーク130を介してリモートユニット105にサービスを提供し得る。
【0037】
いくつかの実施形態では、非3GPPアクセスネットワーク130は、インターワーキング機能135を介してモバイルコアネットワーク140に接続する。インターワーキング機能135は、リモートユニット105とモバイルコアネットワーク140との間のインターワーキングを提供する。いくつかの実施形態では、インターワーキング機能135は、非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP Interworking Function:「N3IWF」)であり、他の実施形態では、信頼できる非3GPPゲートウェイ機能(Trusted Non-3GPP Gateway Function:「TNGF」)である。N3IWFは、モバイルコアネットワーク(たとえば、5GC)への「信頼できない」非3GPPアクセスネットワークの接続をサポートし、TNGFは、モバイルコアネットワークへの「信頼できる」非3GPPアクセスネットワークの接続をサポートする。インターワーキング機能135は、「N2」および「N3」インターフェースを介してモバイルコアネットワーク140への接続をサポートし、リモートユニット105とAMF143との間の「N1」シグナリングを中継する。3GPPアクセスネットワーク120およびインターワーキング機能135は両方とも、「N2」インターフェースを使用してAMF143と通信する。インターワーキング機能135はまた、「N3」インターフェースを使用してUPF141と通信する。
【0038】
特定の実施形態では、非3GPPアクセスネットワーク130は、モバイルコアネットワーク140のオペレータによって制御され、モバイルコアネットワーク140への直接アクセスを有し得る。そのような非3GPP AN展開は、「信頼できる非3GPPアクセスネットワーク」と呼ばれる。非3GPPアクセスネットワーク130は、3GPPオペレータまたは信頼できるパートナによって動作され、強力なエアインターフェース暗号化などの特定のセキュリティ機能をサポートする場合、「信頼できる」とみなされる。対照的に、モバイルコアネットワーク140のオペレータ(または、信頼できるパートナ)によって制御されない、モバイルコアネットワーク140への直接アクセスを有しない、または特定のセキュリティ機能をサポートしない非3GPP AN展開は、「信頼できない」非3GPPアクセスネットワークと呼ばれる。
【0039】
一実施形態では、モバイルコアネットワーク140は、5Gコア(5G Core:「5GC」)または進化型パケットコア(evolved packet core:「EPC」)であり、データネットワーク(たとえば、他のデータネットワークの中でもとりわけ、インターネットおよびプライベートデータネットワークなどのデータネットワーク150)に結合され得る。リモートユニット105は、モバイルコアネットワーク140とのサブスクリプションまたは他のアカウントを有し得る。各モバイルコアネットワーク140は、単一の公衆陸上体ネットワーク(public land mobile network:「PLMN」)に属する。本開示は、任意の特定のワイヤレス通信システムアーキテクチャまたはプロトコルの実装形態に限定されることを意図したものではない。
【0040】
モバイルコアネットワーク140は、いくつかのネットワーク機能(network functions:「NF」)を含む。図示されるように、モバイルコアネットワーク140は、3GPPアクセスネットワーク120および非3GPPアクセスネットワーク130にサービスを提供する少なくとも1つのUPF141を含む。特定の実施形態では、モバイルコアネットワークは、1つまたは複数の中間UPF、たとえば、非3GPPアクセスネットワーク130にサービスを提供する第1の中間UPFおよび3GPPアクセスネットワーク120にサービスを提供する第2の中間UPFを含み得る点に留意されたい。そのような実施形態では、UPF141は、両方の中間UPFのUPトラフィックを受信するアンカUPFとなる。
【0041】
モバイルコアネットワーク140はまた、3GPPアクセスネットワーク120と非3GPPアクセスネットワーク130の両方にサービスを提供するアクセスおよびモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function:「AMF」)143、セッション管理機能(「SMF」)145、ポリシ制御機能(Policy Control Function:「PCF」)147、および統合データ管理機能(Unified Data Management function:「UDM」)149を含むがこれらに限定されない、複数の制御プレーン機能を含む。特定の実施形態では、モバイルコアネットワーク140はまた、認証サーバ機能(Authentication Server Function:「AUSF」)、ネットワークリポジトリ機能(Network Repository Function:「NRF」)(アプリケーションプログラミングインターフェース(application programming interfaces:「API」)を介して互いに発見し通信するために様々なNFによって使用される)、または5GC用に定義された他のNFを含み得る。様々な実施形態では、モバイルコアネットワーク140は、リモートユニット105および/またはUPF141がレイテンシ測定を含む2つのアクセスにわたるパフォーマンス測定を行う際に支援するためにPMF(図示せず)を含み得る。一実施形態では、PMFはUPF141と同じ場所に配置され得る。
【0042】
様々な実施形態では、モバイルコアネットワーク140は、異なるタイプのモバイルデータ接続および異なるタイプのネットワークスライスをサポートし、各モバイルデータ接続は特定のネットワークスライスを利用する。ここで、「ネットワークスライス」は、特定のトラフィックタイプまたは通信サービスに対して最適化されたモバイルコアネットワーク140の一部を指す。各スライスは、単一のネットワークスライス選択支援情報(single network slice selection assistance information:「S-NSSAI」)を使用して識別され得る。特定の実施形態では、様々なネットワークスライスは、SMF145およびUPF141などのネットワーク機能の別個のインスタンスを含み得る。いくつかの実施形態では、異なるネットワークスライスは、AMF143などのいくつかの共通のネットワーク機能を共有し得る。説明を容易にするために、異なるネットワークスライスは図1には示されていないが、それらのサポートが想定されている。
【0043】
図1には特定の数およびタイプのネットワーク機能が示されているが、当業者であれば、任意の数およびタイプのネットワーク機能がモバイルコアネットワーク140に含まれ得ることを認識するであろう。さらに、モバイルコアネットワーク140がEPCである場合、図示されるネットワーク機能は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity:「MME」)、S-GW、P-GW、ホーム加入者サーバ(home subscriber server:「HSS」)などの適切なEPCエンティティに置き換えられ得る。
【0044】
図示されるように、リモートユニット105(たとえば、UE)は、(1)3GPPアクセスネットワーク120を介して、および(2)非3GPPアクセスネットワーク130を介して、という2つのタイプのアクセスを介して、モバイルコアネットワーク(たとえば、5Gモバイル通信ネットワーク)に接続し得る。第1のタイプのアクセス(たとえば、3GPPアクセスネットワーク120)は、3GPPで定義されたタイプのワイヤレス通信(たとえば、次世代無線アクセスネットワーク(next generation radio access network:「NG-RAN」))を使用し、第2のタイプのアクセス(たとえば、非3GPPアクセスネットワーク130)は、非3GPPで定義されたタイプのワイヤレス通信(たとえば、WLAN)を使用する。5G-RAN115は、3GPPアクセスネットワーク120および非3GPPアクセスネットワーク130を含む、モバイルコアネットワーク140へのアクセスを提供することができる任意のタイプの5Gアクセスネットワークを指す。
【0045】
QoSフローごとの測定を実行するか、または単一のQoSフロー(たとえば、デフォルトのQoSフロー)に対する測定を実行するかを決定するために、リモートユニット105は、測定を実行するためのデバイスの能力を識別し、そのような能力に基づいて測定を実行する機能を実行し得る。
【0046】
図2は、MA PDUセッションを介してUE205(たとえば、リモートユニット105の一実施形態)とUPF250(たとえば、UPF141の一実施形態)との間でデータトラフィックが交換される第1のネットワーク展開200を示している。基本的に、MA PDUセッションは3GPPアクセス225を介した通信をサポートし、もう1つは非3GPPアクセス227を介した通信をサポートする。
【0047】
UE205は、アプリケーション210、PMFP212、伝送制御プロトコル(transmission control protocol:「TCP」)206、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol:「UDP」)207、およびインターネットプロトコル(internet protocol:「IP」)層208を含む。一実施形態では、アプリケーション210は、SDF231をTCP206と通信する。さらに、特定の実施形態では、PMFP212は、第1のPMFメッセージ(たとえば、PMFエコー要求)233(PMFメッセージ1)および/または第2のPMFメッセージ229(PMFメッセージ2)をUDP207と通信し得る。パケット209(または、一般にパケットデータユニット(「PDU」))がUE205において生成され、MA PDUセッション211に転送されると(図2に示されるように)、パケット209は、まずQoSフロー選択213(QoSルールを使用する)、次いでATSSSルールに基づいて実行されるアクセス選択215を通過する。このアクセス選択215中に、パケット209が3GPPインターフェース221を介してUPF250に送信されるべきか、またはマルチアクセスデータ接続224を介して非3GPPインターフェース223を介してUPF250に送信されるべきかが決定される。3GPPアクセス225は、第1のQoSフロー(QoSフロー1)、第2のQoSフロー(QoSフロー2)、および第3のQoSフロー(QoSフロー3)(デフォルト)を含む。デフォルトのQoSフローは、非デフォルトのQoSフローとして明示的にステアリングされていないすべてのデータトラフィックを搬送し得る。さらに、非3GPPアクセス227は、第1のQoSフロー(QoSフロー1)(ターゲット)、第2のQoSフロー(QoSフロー2)、および第3のQoSフロー(QoSフロー3)(デフォルト)を含む。
【0048】
第2のPMFメッセージ229は、3GPPアクセス225のQoSフロー3(デフォルト)を介して3GPPインターフェース221を介して通信され得る。さらに、SDF231は、非3GPPアクセス227のQoSフロー1(ターゲット)を介して非3GPPインターフェース223を介して通信されてよく、第1のPMFメッセージ233は、非3GPPアクセス227のQoSフロー3(デフォルト)を介して、非3GPPインターフェース223を介して通信されてよい。
【0049】
UPF250は、非3GPPアクセス227を介して送信されたデータを受信するための非3GPPインターフェース239と、3GPPアクセス225を介して送信されたデータを受信するための3GPPインターフェース240とを含む点に留意されたい。IPパケット209はIP層247に配信され、そのデータは上位層に配信される。具体的には、TCP249はSDF231を上位層251に配信し、UDP253は第1のPMFメッセージ233をPMFP255に配信し(たとえば、UDPポートA、IPアドレスa.b.c.dに)、第2のPMFメッセージ229をPMFP255に配信する(たとえば、UDPポートB)。両方のPMFメッセージは、UPFにおけるPMFP255のIPアドレスに(たとえば、IPアドレスa.b.c.dに)アドレス指定される可能性があるが、異なる宛先ポートに(たとえば、非3GPPアクセスの場合はUDPポートAに、および3GPPアクセスの場合はUDPポートBに)アドレス指定される。UPF250からPMF応答メッセージを受信した後、UE205は、非3GPPアクセス機能が最小の遅延であると決定し、次いで、(そのマルチアクセスルール、たとえば、ATSSSルールに基づいて)SDFのデータトラフィックを、非3GPPアクセスを介して送信することを決定し得る。理解され得るように、SDFのデータトラフィックは、UE205におけるQoSルールによって示されるように、非デフォルトのQoSフロー上で送信され得る。これにより、SDFデータトラフィック自体が送信されるQoS(ターゲットQoSフロー)以外のQoSフロー(デフォルトのQoSフロー)上で測定が行われるため、測定の不正確性の問題が発生し得る。デフォルトのQoSではなくターゲットQoSで測定が行われた場合、異なる結果(たとえば、3GPPアクセスの遅延が最小になるなど)が生じる可能性があるため、SDFデータトラフィックは3GPPアクセスを介して送信される必要がある。
【0050】
図3は、本開示の実施形態による、マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択の手順300を示している。手順300は、UE205、5Gアクセスネットワーク(5G Access Network:「5G-AN」)301、AMF303(たとえば、AMF143の一実施形態)、SMF305(たとえば、SMF145の一実施形態)、およびUPF307を含む。
【0051】
図3を参照すると、手順300はステップ1aにおいて始まり、MA PDUセッションの確立を要求するために、UE205が、要求タイプ=MA PDU要求であり、第5世代セッション管理(fifth generation session management:「5GSM」)能力情報要素にUE205のATSSS能力を含む、埋め込まれたPDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)メッセージを伴うUL非アクセス層(non-access stratum:「NAS」)トランスポートメッセージを送信する(メッセージング311を参照)。
【0052】
一例として、UE205のATSSS能力は、TS23.501において定義されるようにUE205がサポートするステアリング機能、および/またはUE205がQoSフローごとの測定をサポートすることを示す新しい第1の能力を示し得る。ステップ1bにおいて、UL NASトランスポートメッセージは、5Gアクセスネットワークによって、次世代アプリケーションプロトコル(next generation application protocol:「NGAP」)アップリンクNASトランスポート(Uplink NAS Transport)メッセージ内でAMFに転送される(メッセージング313を参照)。
【0053】
ステップ2において、要求タイプ=MA PDU要求に基づいて、AMF303は、これがMA PDUセッションに対する要求であると決定し、MA PDUセッションをサポートするSMF305を選択する。続いて、AMF303は、5GSM能力情報要素を含む、受信したPDUセッション確立要求を含む、選択されたSMF305にSMコンテキスト作成要求(Create SM Context Request)メッセージを送信する(メッセージング315を参照)。
【0054】
SMFは、UDMとの定期的な対話を実行する(たとえば、UEのセッション管理(session management:「SM」)サブスクリプションデータを受信し、要求されたMA PDUセッションに対するサービングSMFとして自身を登録するため)。ステップ3において、SMF305は、ステップ2において要求されたSMコンテキストを作成し、応答をAMF303に返す(メッセージング321を参照)。
【0055】
ステップ4において、PDUセッション確立要求メッセージに含まれる第1の能力に基づいて、SMF305は、UE205がQoSフローごとの測定をサポートできると決定する。次いで、ネットワーク機能およびネットワークポリシに基づいて、SMF305は、MA PDUセッションにおける測定がQoSフローごとに実行されるか、またはデフォルトのQoSフローに対してのみ実行されるかを決定する。MA PDUセッションにおける測定がデフォルトのQoSフローに対してのみ実行されるとSMF305が決定した場合、またはSMF305がPDUセッション確立要求メッセージに含まれる第1の能力を理解できない場合(たとえば、SMF305はRel-17において定義されたATSSS拡張機能を実装していないため)、SMF305は、ATSSS仕様のRel-16において定義されているように動作する(たとえば、QoSフローごとの測定を有効にすることなくMA PDUセッションを確立する)。この場合、UE205およびUPF307は、デフォルトのQoSフロー上でのみPMFメッセージを送信することによって測定を実行するものとする。MA PDUセッションにおける測定がQoSフローごとに実行されるとSMF305が決定した場合、SMF305は、QoSフローごとの測定をサポートすることができるUPF307を選択する(モバイルコアネットワーク内のすべてのUPFがQoSフローごとの測定をサポートできるわけではない場合)(ブロック323を参照)。
【0056】
ステップ5aにおいて、SMF305は、パケット転送制御プロトコル(Packet Forwarding Control Protocol:「PFCP」)セッションとも呼ばれる、選択されたUPF307とのN4セッションを作成する。PFCPセッション確立要求(PFCP Session Establishment Request)メッセージにおいて、SMF305は、他のデータ(たとえば、SMF-ID、SMF-Session-IDなど)とともにUPF307によって適用されるべきマルチアクセスルール(N4ルール)と、UPF307に、QoSフローごとの測定を適用することを示す新しい第2のインジケータ(たとえば、第2のインジケータ=QoSフローごとに測定を適用)とを含む(メッセージング325)。
【0057】
ステップ5bにおいて、UPF307は、PFCPセッション確立応答(PFCP Session Establishment Response)をSMF305に送信する。PFCPセッション確立応答は、UPF-ID、UPF-Session-IDなどを含み得る(メッセージング327)。
【0058】
ステップ6において、ステップ5aにおいて受信した第2のインジケータに基づいて、UPF307は、QoSフローごとの測定を適用するように構成される。したがって、SDF305のDLデータトラフィックが送信されるべきアクセスを決定するために測定を実行する必要があるときはいつでも、UPF307は、ターゲットQoSフロー上で(たとえば、SDF305のDLデータトラフィックが送信されるQoSフロー上で)該当するPMFメッセージを送信するものとする(ブロック329)。
【0059】
ステップ7において、SMF305は、UEに対するPDUセッション確立受諾(PDU Session Establishment Accept)メッセージを作成し、このメッセージをAMF303に送信されるN1N2メッセージ転送要求(Message Transfer Request)にカプセル化する。PDUセッション確立受諾は、MA PDUセッションのQoSルールと、ATSSSルールとUPF307においてPMFプロトコルによって使用されるIPアドレスとUDPポート番号を含む測定支援情報とを含むATSSSコンテナとを含む。さらに、PDUセッション確立受諾は、MA PDUセッションのQoSフローごとの測定を適用するようにUEに指示する第1のインジケータを含む。第1のインジケータは、測定支援情報内に含まれてもよい(メッセージング331)。
【0060】
ステップ8において、通常のNGAP PDUセッションリソースセットアップ(Session Resource Setup)手順は、AMF303と5Gアクセスネットワーク301との間で遂行される。PDUセッション確立受諾メッセージは、NGAP PDUセッションリソースセットアップ要求(Session Resource Setup Request)メッセージ内に埋め込まれる(メッセージング333)。
【0061】
ステップ9において、PDUセッション確立受諾メッセージを含むDL NASトランスポートメッセージがUE205に送信される。UE205はATSSSコンテナを受信するため(ATSSSルールと、第1のインジケータを含む測定支援情報とを含む=QoSフローごとの測定を適用する)、UE205は、MA PDUセッション確立要求がネットワークによって受諾されたと決定する(メッセージング335)。測定支援情報内の第1のインジケータは、QoSフローごとの測定を適用することをUEに示す単一のインジケータであってもよく、リストに含まれているQoSフローの各々においてQoSフローごとの測定を適用することをUEに示すQoSフローのリストであってもよい。
【0062】
ステップ10において、ステップ9において(たとえば、測定支援情報内で)受信した第1のインジケータに基づいて、UE205は、QoSフローごとの測定を適用するように構成される。したがって、SDFのULデータトラフィックが送信されるべきアクセスを決定するために測定を実行する必要があるときはいつでも、UE205は、ターゲットのQoSフロー上で(たとえば、SDFのULデータトラフィックが送信されるQoSフロー上で)該当するPMFメッセージを送信するものとする(ブロック337)。
【0063】
図4は、本開示の実施形態による、マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のために使用され得るユーザ機器装置400の一実施形態を示している。ユーザ機器装置400は、リモートユニット105および/またはUE205の一実施形態であり得る。さらに、ユーザ機器装置400は、プロセッサ405、メモリ410、入力デバイス415、出力デバイス420、トランシーバ425を含み得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス415および出力デバイス420は、タッチスクリーンなどの単一のデバイスに結合される。特定の実施形態では、ユーザ機器装置400は、いずれの入力デバイス415および/または出力デバイス420も含まない。
【0064】
図示されるように、トランシーバ425は、少なくとも1つのトランスミッタ430および少なくとも1つのレシーバ435を含む。ここで、トランシーバ425は、1つまたは複数のアクセスネットワークを介してモバイルコアネットワーク(たとえば、5GC)と通信する。さらに、トランシーバ425は、少なくとも1つのネットワークインターフェース440をサポートし得る。ここで、少なくとも1つのネットワークインターフェース440は、(たとえば、「Uu」インターフェースを使用して)eNBまたはgNBとの通信を容易にする。さらに、少なくとも1つのネットワークインターフェース440は、AMF、SMF、および/またはUPFとの通信に使用されるインターフェースを含み得る。
【0065】
いくつかの実施形態では、トランシーバ425は、第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信する第1のトランシーバと、第2のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信する第2のトランシーバとを備える。他の実施形態では、トランシーバ425は、第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信するための第1の機能(たとえば、モデム)と、第2のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信するための第2の機能(たとえば、モデム)を備える。
【0066】
一実施形態では、プロセッサ405は、コンピュータ可読命令を遂行できる、および/または論理演算を実行できる任意の知られているコントローラを含み得る。たとえば、プロセッサ405は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(central processing unit:「CPU」)、グラフィックス処理装置(graphics processing unit:「GPU」)、補助処理装置、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array:「FPGA」)、または同様のプログラマブルコントローラであり得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ405は、本明細書に記載の方法およびルーチンを実行するために、メモリ410に記憶された命令を遂行する。プロセッサ405は、メモリ410、入力デバイス415、出力デバイス420、および第1のトランシーバ425に通信可能に接続される。
【0067】
様々な実施形態では、プロセッサ405は、装置がサービス品質フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信する。
【0068】
プロセッサ405は、第1のインジケータを含む応答メッセージを受信し、第1のインジケータは、要求メッセージに第1の能力が含まれることに応答して提供され、応答メッセージは、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、マルチアクセスデータ接続は、デフォルトのサービス品質フローを含む複数のサービス品質フローをサポートする。第1のインジケータは測定支援情報内にあってもよく、QoSフローごとの測定を適用することをUEに示す単一のインジケータであってもよく、リストに含まれているQoSフローの各々においてQoSフローごとの測定を適用することをUEに示すQoSフローのリストであってもよい。
【0069】
プロセッサ405は、第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信することであって、第1のサービスデータフローは、マルチアクセスデータ接続の複数のサービス品質フローからのターゲットのサービス品質フロー上で送信される、ことを行い、パフォーマンス測定機能メッセージは、第1の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上で送信され、パフォーマンス測定機能メッセージは、第2の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。
【0070】
一実施形態では、メモリ410はコンピュータ可読ストレージ媒体である。いくつかの実施形態では、メモリ410は、揮発性コンピュータストレージ媒体を含む。たとえば、メモリ410は、ダイナミックRAM(dynamic RAM:「DRAM」)、同期ダイナミックRAM(synchronous dynamic RAM:「SDRAM」)、および/またはスタティックRAM(static RAM:「SRAM」)を含むRAMを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ410は不揮発性コンピュータストレージ媒体を含む。たとえば、メモリ410は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、または任意の他の適切な不揮発性コンピュータストレージデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ410は、揮発性および不揮発性の両方のコンピュータストレージ媒体を含む。いくつかの実施形態では、メモリ410は、マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択に関するデータを記憶し、たとえば、アクセスネットワーク情報(access network information:「ANI」)、IPアドレスなどを記憶する。特定の実施形態では、メモリ410はまた、ユーザ機器装置400上で動作するオペレーティングシステム(operating system:「OS」)または他のコントローラアルゴリズム、および1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションなどのプログラムコードおよび関連データを記憶する。
【0071】
一実施形態では、入力デバイス415は、タッチパネル、ボタン、キーボード、スタイラス、マイクなどを含む、任意の知られているコンピュータ入力デバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス415は、たとえばタッチスクリーンまたは同様のタッチ感知ディスプレイとして出力デバイス420と統合され得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス415は、タッチスクリーン上に表示される仮想キーボードを使用して、および/またはタッチスクリーン上での手書きによってテキストが入力され得るように、タッチスクリーンを含む。いくつかの実施形態では、入力デバイス415は、キーボードおよびタッチパネルなどの2つ以上の異なるデバイスを含む。
【0072】
一実施形態では、出力デバイス420は、任意の知られている電子制御可能なディスプレイまたはディスプレイデバイスを含み得る。出力デバイス420は、視覚信号、可聴信号、および/または触覚信号を出力するように設計され得る。いくつかの実施形態では、出力デバイス420は、視覚データをユーザに出力できる電子ディスプレイを含む。たとえば、出力デバイス420は、画像、テキストなどをユーザに出力できる液晶ディスプレイ(liquid crystal display:「LCD」)ディスプレイ、LEDディスプレイ、有機発光ダイオード(light emitting diode:「OLED」)ディスプレイ、プロジェクタ、または類似のディスプレイデバイスを含み得るが、これらに限定されない。別の非限定的な例として、出力デバイス420は、スマートウォッチ、スマートグラス、ヘッドアップディスプレイなどのウェアラブルディスプレイを含み得る。さらに、出力デバイス420は、スマートフォン、携帯情報端末、テレビ、テーブルコンピュータ、ノートブック(ラップトップ)コンピュータ、パーソナルコンピュータ、車両のダッシュボードなどのコンポーネントであってもよい。
【0073】
特定の実施形態では、出力デバイス420は、音を生成するための1つまたは複数のスピーカを含む。たとえば、出力デバイス420は、可聴警報または通知(たとえば、ビープ音またはチャイム)を生成し得る。いくつかの実施形態では、出力デバイス420は、振動、動き、または他の触覚フィードバックを生成するための1つまたは複数の触覚デバイスを含む。いくつかの実施形態では、出力デバイス420のすべてまたは一部は、入力デバイス415と統合されてもよい。たとえば、入力デバイス415および出力デバイス420は、タッチスクリーンまたは同様のタッチ感知ディスプレイを形成し得る。他の実施形態では、出力デバイス420のすべてまたは一部は、入力デバイス415の近くに配置されてもよい。
【0074】
上で論じたように、トランシーバ425は、1つまたは複数のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークの1つまたは複数のネットワーク機能と通信する。トランシーバ425は、メッセージ、データ、および他の信号を送信し、またメッセージ、データ、および他の信号を受信するために、プロセッサ405の制御下で動作する。たとえば、プロセッサ405は、メッセージを送受信するために、特定の時間にトランシーバ(または、その一部)を選択的に起動し得る。
【0075】
トランシーバ425は、1つまたは複数のトランスミッタ430および1つまたは複数のレシーバ435を含み得る。1つのトランスミッタ430および1つのレシーバ435のみが示されているが、ユーザ機器装置400は、任意の適切な数のトランスミッタ430およびレシーバ435を有し得る。さらに、トランスミッタ430およびレシーバ435は、任意の適切なタイプのトランスミッタおよびレシーバであり得る。一実施形態では、トランシーバ425は、認可された無線スペクトルを介してモバイル通信ネットワークと通信するために使用される第1のトランスミッタ/レシーバのペアと、認可されていない無線スペクトルを介してモバイル通信ネットワークと通信するために使用される第2のトランスミッタ/レシーバのペアとを含む。
【0076】
特定の実施形態では、認可された無線スペクトルを介してモバイル通信ネットワークと通信するために使用される第1のトランスミッタ/レシーバのペアと、認可されていない無線スペクトルを介してモバイル通信ネットワークと通信するために使用される第2のトランスミッタ/レシーバのペアは、たとえば、認可された無線スペクトルと認可されていない無線スペクトルの両方で使用する機能を実行する単一のチップなど、単一のトランシーバユニットに組み合わせられ得る。いくつかの実施形態では、第1のトランスミッタ/レシーバのペアおよび第2のトランスミッタ/レシーバのペアは、1つまたは複数のハードウェアコンポーネントを共有し得る。たとえば、特定のトランシーバ425、トランスミッタ430、およびレシーバ435は、たとえばネットワークインターフェース440などの共有ハードウェアリソースおよび/またはソフトウェアリソースにアクセスする物理的に別個のコンポーネントとして実装され得る。
【0077】
様々な実施形態では、1つまたは複数のトランスミッタ430および/あるいは1つまたは複数のレシーバ435は、マルチトランシーバチップ、システムオンチップ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit:「ASIC」)、または他のタイプのハードウェアコンポーネントなどの単一のハードウェアコンポーネントに実装および/または統合され得る。特定の実施形態では、1つまたは複数のトランスミッタ430および/あるいは1つまたは複数のレシーバ435は、マルチチップモジュールに実装および/または統合され得る。いくつかの実施形態では、ネットワークインターフェース440または他のハードウェアコンポーネント/回路などの他のコンポーネントは、任意の数のトランスミッタ430および/またはレシーバ435と単一チップに統合され得る。そのような実施形態では、トランスミッタ430およびレシーバ435は、1つまたは複数の共通制御信号を使用するトランシーバ425として、または同じハードウェアチップまたはマルチチップモジュール内に実装されるモジュール式トランスミッタ430およびレシーバ435として論理的に構成され得る。
【0078】
図5は、本開示の実施形態による、マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のために使用され得るネットワーク機器装置500の一実施形態を示している。いくつかの実施形態では、ネットワーク機器装置500はSMFを実装し得る。他の実施形態では、ネットワーク機器装置500は、他のネットワーク機能を実装し得る。さらに、ネットワーク機器装置500は、プロセッサ505、メモリ510、入力デバイス515、出力デバイス520、トランシーバ525を含み得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス515および出力デバイス520は、タッチスクリーンなどの単一のデバイスに結合される。特定の実施形態では、ネットワーク機器装置500は、入力デバイス515および/または出力デバイス520を含まない。
【0079】
図示されるように、トランシーバ525は、少なくとも1つのトランスミッタ530および少なくとも1つのレシーバ535を含む。ここで、トランシーバ525は、1つまたは複数のリモートユニット105と通信する。さらに、トランシーバ525は、少なくとも1つのネットワークインターフェース540をサポートし得る。いくつかの実施形態では、トランシーバ525は、RANノードと通信するための第1のインターフェース、モバイルコアネットワーク(たとえば、5GC)内の1つまたは複数のネットワーク機能と通信するための第2のインターフェース、およびリモートユニット(たとえば、UE)と通信するための第3のインターフェースをサポートする。
【0080】
一実施形態では、プロセッサ505は、コンピュータ可読命令を遂行できる、および/または論理演算を実行できる任意の知られているコントローラを含み得る。たとえば、プロセッサ505は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(「CPU」)、グラフィックス処理装置(「GPU」)、補助処理装置、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、または同様のプログラマブルコントローラであり得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ505は、本明細書に記載の方法およびルーチンを実行するために、メモリ510に記憶された命令を遂行する。プロセッサ505は、メモリ510、入力デバイス515、出力デバイス520、および第1のトランシーバ525に通信可能に接続される。
【0081】
様々な実施形態では、ネットワーク機器装置500はSMFとして動作する。そのような実施形態では、プロセッサ505は、第1の能力に基づいて、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートするかどうかを決定する。
【0082】
プロジェクト505は、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートしているという決定に応答して、ユーザプレーン機能を選択すること、第2のインジケータを含むセッション確立要求メッセージをユーザプレーン機能に送信することであって、第2のインジケータは、ユーザプレーン機能がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないかどうかを示す、ことと、第1のインジケータを含む応答メッセージをユーザ機器に送信することであって、応答メッセージはマルチアクセスデータ接続を確立し、第1のインジケータは、ユーザ機器がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す、こととを行う。第1のインジケータは測定支援情報内にあってもよく、QoSフローごとの測定を適用することをUEに示す単一のインジケータであってもよく、リストに含まれているQoSフローの各々においてQoSフローごとの測定を適用することをUEに示すQoSフローのリストであってもよい。
【0083】
一実施形態では、メモリ510はコンピュータ可読ストレージ媒体である。いくつかの実施形態では、メモリ510は、揮発性コンピュータストレージ媒体を含む。たとえば、メモリ510は、ダイナミックRAM(「DRAM」)、同期ダイナミックRAM(「SDRAM」)、および/またはスタティックRAM(「SRAM」)を含むRAMを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ510は不揮発性コンピュータストレージ媒体を含む。たとえば、メモリ510は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、または任意の他の適切な不揮発性コンピュータストレージデバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、メモリ510は、揮発性および不揮発性の両方のコンピュータストレージ媒体を含む。いくつかの実施形態では、メモリ510は、マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択に関するデータを記憶し、たとえば、ANI、IPアドレス、UEコンテキストなどを記憶する。特定の実施形態では、メモリ510はまた、ネットワーク機器装置500上で動作するオペレーティングシステム(「OS」)または他のコントローラアルゴリズム、および1つまたは複数のソフトウェアアプリケーションなどのプログラムコードおよび関連データを記憶する。
【0084】
一実施形態では、入力デバイス515は、タッチパネル、ボタン、キーボード、スタイラス、マイクなどを含む、任意の知られているコンピュータ入力デバイスを含み得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス515は、たとえばタッチスクリーンまたは同様のタッチ感知ディスプレイとして出力デバイス520と統合され得る。いくつかの実施形態では、入力デバイス515は、タッチスクリーン上に表示される仮想キーボードを使用して、および/またはタッチスクリーン上での手書きによってテキストが入力され得るように、タッチスクリーンを含む。いくつかの実施形態では、入力デバイス515は、キーボードおよびタッチパネルなどの2つ以上の異なるデバイスを含む。
【0085】
一実施形態では、出力デバイス520は、任意の知られている電子制御可能なディスプレイまたはディスプレイデバイスを含み得る。出力デバイス520は、視覚信号、可聴信号、および/または触覚信号を出力するように設計され得る。いくつかの実施形態では、出力デバイス520は、視覚データをユーザに出力できる電子ディスプレイを含む。たとえば、出力デバイス520は、画像、テキストなどをユーザに出力できるLCDディスプレイ、LEDディスプレイ、OLEDディスプレイ、プロジェクタ、または類似のディスプレイデバイスを含み得るが、これらに限定されない。別の非限定的な例として、出力デバイス520は、スマートウォッチ、スマートグラス、ヘッドアップディスプレイなどのウェアラブルディスプレイを含み得る。さらに、出力デバイス520は、スマートフォン、携帯情報端末、テレビ、テーブルコンピュータ、ノートブック(ラップトップ)コンピュータ、パーソナルコンピュータ、車両のダッシュボードなどのコンポーネントであってもよい。
【0086】
特定の実施形態では、出力デバイス520は、音を生成するための1つまたは複数のスピーカを含む。たとえば、出力デバイス520は、可聴警報または通知(たとえば、ビープ音またはチャイム)を生成し得る。いくつかの実施形態では、出力デバイス520は、振動、動き、または他の触覚フィードバックを生成するための1つまたは複数の触覚デバイスを含む。いくつかの実施形態では、出力デバイス520のすべてまたは一部は、入力デバイス515と統合されてもよい。たとえば、入力デバイス515および出力デバイス520は、タッチスクリーンまたは同様のタッチ感知ディスプレイを形成し得る。他の実施形態では、出力デバイス520のすべてまたは一部は、入力デバイス515の近くに配置されてもよい。
【0087】
上で論じたように、トランシーバ525は、1つまたは複数のリモートユニットおよび/あるいは1つまたは複数のPLMNへのアクセスを提供する1つまたは複数のインターワーキング機能と通信し得る。トランシーバ525はまた、(たとえば、モバイルコアネットワーク140内の)1つまたは複数のネットワーク機能と通信し得る。トランシーバ525は、メッセージ、データ、および他の信号を送信し、またメッセージ、データ、および他の信号を受信するために、プロセッサ505の制御下で動作する。たとえば、プロセッサ505は、メッセージを送受信するために、特定の時間にトランシーバ(または、その一部)を選択的に起動し得る。
【0088】
トランシーバ525は、1つまたは複数のトランスミッタ530および1つまたは複数のレシーバ535を含み得る。特定の実施形態では、1つまたは複数のトランスミッタ530および/あるいは1つまたは複数のレシーバ535は、トランシーバハードウェアおよび/または回路を共有し得る。たとえば、1つまたは複数のトランスミッタ530および/あるいは1つまたは複数のレシーバ535は、アンテナ、アンテナチューナ、増幅器、フィルタ、発振器、ミキサ、変調器/復調器、電源などを共有し得る。一実施形態では、トランシーバ525は、共通の物理ハードウェアを使用しながら、異なる通信プロトコルまたはプロトコルスタックを使用する複数の論理トランシーバを実装する。
【0089】
図6は、本開示の実施形態による、マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のための方法600を示している。いくつかの実施形態では、方法600は、リモートユニット105、UE205および/またはユーザ機器装置400などのUEによって実行される。特定の実施形態では、方法600は、プログラムコードを遂行するプロセッサ、たとえばマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、CPU、GPU、補助処理装置、FPGAなどによって実行され得る。
【0090】
方法600が開始され、ユーザ機器の第1のインターフェースを使用して、第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信する(605)。方法600は、ユーザ機器の第2のインターフェースを使用して、第2のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信するステップ(610)を含む。方法600は、装置がサービス品質フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信するステップ(615)を含む。方法600は、第1のインジケータを含む応答メッセージを受信するステップであって、第1のインジケータは、要求メッセージに第1の能力が含まれることに応答して提供され、応答メッセージは、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、マルチアクセスデータ接続は、デフォルトのサービス品質フローを含む複数のサービス品質フローをサポートする、ステップ(620)を含む。方法600は、第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信するステップであって、第1のサービスデータフローは、マルチアクセスデータ接続の複数のサービス品質フローからのターゲットのサービス品質フローに基づいて送信される、ステップ(625)を含み、パフォーマンス測定機能メッセージは、第1の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上で送信され、パフォーマンス測定機能メッセージは、第2の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。方法600が終了する。
【0091】
特定の実施形態では、第1のインジケータが応答メッセージに存在しない場合、パフォーマンス測定機能メッセージはマルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。いくつかの実施形態では、要求メッセージは、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである。様々な実施形態では、応答メッセージは、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、第1のインジケータは測定支援情報の一部である。
【0092】
一実施形態では、パフォーマンス測定機能メッセージは、第1の値を含む第1のインジケータに応答して、第1のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上で送信され、第2のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上で送信される。特定の実施形態では、方法600は、第1のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、第2のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、第1のパフォーマンスパラメータを決定するステップをさらに備える。
【0093】
いくつかの実施形態では、パフォーマンス測定機能メッセージは、第2の値を含む第1のインジケータに応答して、第1のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上で送信され、第2のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。様々な実施形態では、方法600は、第1のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、第2のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、第1のパフォーマンスパラメータを決定するステップをさらに備える。
【0094】
一実施形態では、第1の値は、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示し、第2の値は、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す。特定の実施形態では、第1のパフォーマンスパラメータは往復時間またはパケット損失率を備える。いくつかの実施形態では、方法600は、第1のサービスデータフローのトラフィックがマルチアクセスデータ接続の第1のアクセスネットワーク上で送信されるべきか、それともマルチアクセスデータ接続の第2のアクセスネットワーク上で送信されるべきかを決定するために、第1のパフォーマンスパラメータを適用するステップをさらに備える。
【0095】
図7は、本開示の実施形態による、マルチアクセスデータ接続のためのサービス品質フロー選択のための方法700を示している。いくつかの実施形態では、方法700は、SMF305および/またはネットワーク装置500などのセッション管理機能によって実行される。特定の実施形態では、方法700は、プログラムコードを遂行するプロセッサ、たとえばマイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、CPU、GPU、補助処理装置、FPGAなどによって実行され得る。
【0096】
方法700が開始され、インターフェースを使用して、モバイル通信ネットワーク内の複数のネットワーク機能およびユーザ機器と通信する(705)。方法700は、第1の能力を含む要求メッセージをユーザ機器から受信するステップであって、要求メッセージは、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を要求する、ステップ(710)を含む。方法700は、第1の能力に基づいて、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートするかどうかを決定するステップ(715)を含む。方法700は、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートしているという決定に応答して、ユーザプレーン機能を選択するステップ(720)と、第2のインジケータを含むセッション確立要求メッセージをユーザプレーン機能に送信するステップであって、第2のインジケータは、ユーザプレーン機能がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないかどうかを示す、ステップと、第1のインジケータを含む応答メッセージをユーザ機器に送信するステップであって、応答メッセージはマルチアクセスデータ接続を確立し、第1のインジケータは、ユーザ機器がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す、ステップとを含む。方法700が終了する。
【0097】
特定の実施形態では、モバイル通信ネットワークは複数のユーザプレーン機能をサポートし、ユーザプレーン機能を選択することは、サービス品質フローごとの測定をサポートする複数のユーザプレーン機能からユーザプレーン機能を選択することを備える。いくつかの実施形態では、ユーザプレーン機能がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す第2のインジケータに応答して、ユーザプレーン機能は、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、ユーザプレーン機能がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す第2のインジケータに応答して、ユーザプレーン機能は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、またはそれらの組合せを行う。
【0098】
様々な実施形態では、セッション確立要求メッセージ内に第2のインジケータが存在しないことに応答して、ユーザプレーン機能は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する。一実施形態では、要求メッセージは、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである。
【0099】
特定の実施形態では、応答メッセージは、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、第1のインジケータは測定支援情報の一部である。いくつかの実施形態では、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す第1のインジケータに応答して、ユーザ機器は、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す第1のインジケータに応答して、ユーザ機器は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、またはそれらの組合せを行う。様々な実施形態において、セッション確立要求メッセージ内に第1のインジケータが存在しないことに応答して、ユーザ機器は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する。
【0100】
一実施形態では、装置は、第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信する第1のインターフェースと、第2のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信する第2のインターフェースと、装置がサービス品質フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信することと、第1のインジケータを含む応答メッセージを受信することであって、第1のインジケータが、要求メッセージに第1の能力が含まれることに応答して提供され、応答メッセージは、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、マルチアクセスデータ接続は、デフォルトのサービス品質フローを含む複数のサービス品質フローをサポートする、ことと、第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信することであって、第1のサービスデータフローは、マルチアクセスデータ接続の複数のサービス品質フローからのターゲットのサービス品質フロー上で送信される、こととを行うプロセッサとを備え、パフォーマンス測定機能メッセージは、第1の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上で送信され、パフォーマンス測定機能メッセージは、第2の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。
【0101】
特定の実施形態では、第1のインジケータが応答メッセージに存在しない場合、パフォーマンス測定機能メッセージはマルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。
【0102】
いくつかの実施形態では、要求メッセージは、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである。
【0103】
様々な実施形態では、応答メッセージは、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、第1のインジケータは測定支援情報の一部である。
【0104】
一実施形態では、パフォーマンス測定機能メッセージは、第1の値を含む第1のインジケータに応答して、第1のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上で送信され、第2のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上で送信される。
【0105】
特定の実施形態では、プロセッサは、第1のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、第2のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、第1のパフォーマンスパラメータを決定する。
【0106】
いくつかの実施形態では、パフォーマンス測定機能メッセージは、第2の値を含む第1のインジケータに応答して、第1のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上で送信され、第2のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。
【0107】
様々な実施形態では、プロセッサは、第1のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、第2のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、第1のパフォーマンスパラメータを決定する。
【0108】
一実施形態では、第1の値は、装置がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示し、第2の値は、装置がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す。
【0109】
特定の実施形態では、第1のパフォーマンスパラメータは往復時間またはパケット損失率を備える。
【0110】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、第1のサービスデータフローのトラフィックがマルチアクセスデータ接続の第1のアクセスネットワーク上で送信されるべきか、それともマルチアクセスデータ接続の第2のアクセスネットワーク上で送信されるべきかを決定するために、第1のパフォーマンスパラメータを適用する。
【0111】
一実施形態では、方法は、ユーザ機器の第1のインターフェースを使用して、第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信するステップと、ユーザ機器の第2のインターフェースを使用して、第2のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信するステップと、装置がサービス品質フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信するステップと、第1のインジケータを含む応答メッセージを受信するステップであって、第1のインジケータが、要求メッセージに第1の能力が含まれることに応答して提供され、応答メッセージは、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、マルチアクセスデータ接続は、デフォルトのサービス品質フローを含む複数のサービス品質フローをサポートする、ステップと、第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信するステップであって、第1のサービスデータフローは、マルチアクセスデータ接続の複数のサービス品質フローからのターゲットのサービス品質フロー上で送信される、ステップとを備え、パフォーマンス測定機能メッセージは、第1の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上で送信され、パフォーマンス測定機能メッセージは、第2の値を含む第1のインジケータに応答して、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。
【0112】
特定の実施形態では、第1のインジケータが応答メッセージに存在しない場合、パフォーマンス測定機能メッセージはマルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。
【0113】
いくつかの実施形態では、要求メッセージは、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである。
【0114】
様々な実施形態では、応答メッセージは、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、第1のインジケータは測定支援情報の一部である。
【0115】
一実施形態では、パフォーマンス測定機能メッセージは、第1の値を含む第1のインジケータに応答して、第1のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上で送信され、第2のアクセスネットワーク上のターゲットのサービス品質フロー上で送信される。
【0116】
特定の実施形態では、方法は、第1のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、第2のアクセスネットワークを介してターゲットのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、第1のパフォーマンスパラメータを決定するステップをさらに備える。
【0117】
いくつかの実施形態では、パフォーマンス測定機能メッセージは、第2の値を含む第1のインジケータに応答して、第1のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上で送信され、第2のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上で送信される。
【0118】
様々な実施形態では、方法は、第1のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、第2のアクセスネットワークを介してデフォルトのサービス品質フロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、第1のパフォーマンスパラメータを決定するステップをさらに備える。
【0119】
一実施形態では、第1の値は、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示し、第2の値は、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す。
【0120】
特定の実施形態では、第1のパフォーマンスパラメータは往復時間またはパケット損失率を備える。
【0121】
いくつかの実施形態では、方法は、第1のサービスデータフローのトラフィックがマルチアクセスデータ接続の第1のアクセスネットワーク上で送信されるべきか、それともマルチアクセスデータ接続の第2のアクセスネットワーク上で送信されるべきかを決定するために、第1のパフォーマンスパラメータを適用するステップをさらに備える。
【0122】
一実施形態では、装置は、モバイル通信ネットワーク内の複数のネットワーク機能、およびユーザ機器と通信するインターフェースと、第1の能力を含む要求メッセージをユーザ機器から受信することであって、要求メッセージは、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を要求する、ことと、第1の能力に基づいて、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートするかどうかを決定することと、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートしているという決定に応答して、ユーザプレーン機能を選択することと、第2のインジケータを含むセッション確立要求メッセージをユーザプレーン機能に送信することであって、第2のインジケータは、ユーザプレーン機能がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないかどうかを示す、ことと、第1のインジケータを含む応答メッセージをユーザ機器に送信することであって、応答メッセージはマルチアクセスデータ接続を確立し、第1のインジケータは、ユーザ機器がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す、こととを行うプロセッサとを備える。
【0123】
特定の実施形態では、モバイル通信ネットワークは複数のユーザプレーン機能をサポートし、ユーザプレーン機能を選択することは、サービス品質フローごとの測定をサポートする複数のユーザプレーン機能からユーザプレーン機能を選択することを備える。
【0124】
いくつかの実施形態では、ユーザプレーン機能がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す第2のインジケータに応答して、ユーザプレーン機能は、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、ユーザプレーン機能がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す第2のインジケータに応答して、ユーザプレーン機能は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、またはそれらの組合せを行う。
【0125】
様々な実施形態では、セッション確立要求メッセージ内に第2のインジケータが存在しないことに応答して、ユーザプレーン機能は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する。
【0126】
一実施形態では、要求メッセージは、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである。
【0127】
特定の実施形態では、応答メッセージは、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、第1のインジケータは測定支援情報の一部である。
【0128】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す第1のインジケータに応答して、ユーザ機器は、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す第1のインジケータに応答して、ユーザ機器は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、またはそれらの組合せを行う。
【0129】
様々な実施形態において、セッション確立要求メッセージ内に第1のインジケータが存在しないことに応答して、ユーザ機器は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する。
【0130】
一実施形態では、方法は、インターフェースを使用して、モバイル通信ネットワーク内の複数のネットワーク機能およびユーザ機器と通信するステップと、第1の能力を含む要求メッセージをユーザ機器から受信するステップであって、要求メッセージは、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を要求する、ステップと、第1の能力に基づいて、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートするかどうかを決定するステップと、ユーザ機器がサービス品質フローごとの測定をサポートしているという決定に応答して、ユーザプレーン機能を選択するステップと、第2のインジケータを含むセッション確立要求メッセージをユーザプレーン機能に送信するステップであって、第2のインジケータは、ユーザプレーン機能がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないかどうかを示す、ステップと、第1のインジケータを含む応答メッセージをユーザ機器に送信するステップであって、応答メッセージはマルチアクセスデータ接続を確立し、第1のインジケータは、ユーザ機器がマルチアクセスデータ接続を介してサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す、ステップとを備える。
【0131】
特定の実施形態では、モバイル通信ネットワークは複数のユーザプレーン機能をサポートし、ユーザプレーン機能を選択することは、サービス品質フローごとの測定をサポートする複数のユーザプレーン機能からユーザプレーン機能を選択することを備える。
【0132】
いくつかの実施形態では、ユーザプレーン機能がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す第2のインジケータに応答して、ユーザプレーン機能は、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、ユーザプレーン機能がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す第2のインジケータに応答して、ユーザプレーン機能は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、またはそれらの組合せを行う。
【0133】
様々な実施形態では、セッション確立要求メッセージ内に第2のインジケータが存在しないことに応答して、ユーザプレーン機能は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する。
【0134】
一実施形態では、要求メッセージは、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである。
【0135】
特定の実施形態では、応答メッセージは、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、第1のインジケータは測定支援情報の一部である。
【0136】
いくつかの実施形態では、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す第1のインジケータに応答して、ユーザ機器は、マルチアクセスデータ接続のターゲットのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、ユーザ機器がサービス品質フローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す第1のインジケータに応答して、ユーザ機器は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、またはそれらの組合せを行う。
【0137】
様々な実施形態において、セッション確立要求メッセージ内に第1のインジケータが存在しないことに応答して、ユーザ機器は、マルチアクセスデータ接続のデフォルトのサービス品質フロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する。
【0138】
実施形態は、他の特定の形態で実施されてもよい。記載された実施形態は、あらゆる点において例示としてのみ考慮されるべきであり、限定的なものではない。したがって、本発明の範囲は、前述の説明ではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等の意味および範囲内にあるすべての変更は、その範囲内に包含されるものとする。
【符号の説明】
【0139】
100 ワイヤレス通信システム
105 リモートユニット
108 マルチアクセスルール
110 QoSルール
115 第5世代無線アクセスネットワーク(5G-RAN)
120 3GPPアクセスネットワーク、アクセスネットワーク
121 セルラーベースユニット
123 3GPP通信リンク
125 3GPPアクセスを介したユーザプレーン接続
130 非3GPPアクセスネットワーク、アクセスネットワーク
131 アクセスポイント
133 非3GPP通信リンク
135 非3GPPアクセスを介したユーザプレーン接続、インターワーキング機能
140 モバイルコアネットワーク
141 ユーザプレーン機能(UPF)
143 アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)
145 セッション管理機能(SMF)
147 ポリシ制御機能(PCF)
148 マルチアクセスデータ接続
149 統合データ管理機能(UDM)
150 データネットワーク
155 リモートホスト
200 第1のネットワーク展開
205 UE
206 伝送制御プロトコル(TCP)
207 ユーザデータグラムプロトコル(UDP)
208 インターネットプロトコル層
209 パケット
210 アプリケーション
211 MA PDUセッション
212 PMFP
213 QoSフロー選択
215 アクセス選択
221 3GPPインターフェース
223 非3GPPインターフェース
224 マルチアクセスデータ接続
225 3GPPアクセス
227 非3GPPアクセス
229 第2のPMFメッセージ
231 SDF
233 第1のPMFメッセージ
239 非3GPPインターフェース
240 3GPPインターフェース
247 IP層
249 TCP
250 UPF
251 上位層
253 UDP
255 PMFP
300 手順
301 5Gアクセスネットワーク(5G-AN)
303 AMF
305 SMF
307 UPF
311 メッセージング
313 メッセージング
315 メッセージング
321 メッセージング
325 メッセージング
327 メッセージング
331 メッセージング
333 メッセージング
335 メッセージング
400 ユーザ機器装置
405 プロセッサ
410 メモリ
415 入力デバイス
420 出力デバイス
425 トランシーバ
430 トランスミッタ
435 レシーバ
440 ネットワークインターフェース
500 ネットワーク機器装置
505 プロセッサ
510 メモリ
515 入力デバイス
520 出力デバイス
525 トランシーバ
530 トランスミッタ
535 レシーバ
540 ネットワークインターフェース
600 方法
700 方法
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-03-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器 (user equipment: UE) であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信することと
第2のアクセスネットワークを介して前記モバイル通信ネットワークと通信することと
記UEがサービス品質 (quality of service: QoS) フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信することと、
第1のインジケータを含む応答メッセージを受信することであって、前記第1のインジケータが、前記要求メッセージに前記第1の能力が含まれることに応答して提供され、前記応答メッセージが、前記第1のアクセスネットワークおよび前記第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、前記マルチアクセスデータ接続が、デフォルトのQoSフローを含む複数のQoSフローをサポートする、ことと、
第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信することであって、前記第1のサービスデータフローが、前記マルチアクセスデータ接続の前記複数のQoSフローからのターゲットのQoSフロー上で送信される、ことと
を前記UEに実行させるように構成され、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第1の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記ターゲットのQoSフロー上で送信され、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第2の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記デフォルトのQoSフロー上で送信される、UE。
【請求項2】
前記第1のインジケータが前記応答メッセージに存在しない場合、前記パフォーマンス測定機能メッセージが前記マルチアクセスデータ接続の前記デフォルトのQoSフロー上で送信される、請求項1に記載のUE。
【請求項3】
前記要求メッセージが、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の前記第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである、請求項1に記載のUE。
【請求項4】
前記応答メッセージが、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、前記第1のインジケータが前記測定支援情報の一部である、請求項1に記載のUE。
【請求項5】
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、前記第1の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記第1のアクセスネットワークを介して前記ターゲットのQoSフロー上で送信され、前記第2のアクセスネットワークを介して前記ターゲットのQoSフロー上で送信される、請求項1に記載のUE。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1のアクセスネットワークを介して前記ターゲットのQoSフロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、前記第2のアクセスネットワークを介して前記ターゲットのQoSフロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、前記第1のパフォーマンスパラメータを決定することを前記UEに実行させるように構成される、請求項5に記載のUE。
【請求項7】
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、前記第2の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記第1のアクセスネットワークを介して前記デフォルトのQoSフロー上で送信され、前記第2のアクセスネットワークを介して前記デフォルトのQoSフロー上で送信される、請求項1に記載のUE。
【請求項8】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1のアクセスネットワークを介して前記デフォルトのQoSフロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、前記第2のアクセスネットワークを介して前記デフォルトのQoSフロー上でいくつかのパフォーマンス測定機能メッセージを送信することによって、前記第1のパフォーマンスパラメータを決定することを前記UEに実行させるように構成される、請求項7に記載のUE。
【請求項9】
前記第1の値が、前記UEがQoSフローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示し、前記第2の値が、前記UEがQoSフローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す、請求項1に記載のUE。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサが、前記第1のサービスデータフローのトラフィックが前記マルチアクセスデータ接続の前記第1のアクセスネットワーク上で送信されるべきか、それとも前記マルチアクセスデータ接続の前記第2のアクセスネットワーク上で送信されるべきかを決定するために、前記第1のパフォーマンスパラメータをさらに適用することを前記UEに実行させるように構成される、請求項1に記載のUE。
【請求項11】
ユーザ機器 (user equipment: UE) によって実行される方法であって、
前記UEの第1のインターフェースを使用して、第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信するステップと、
記UEの第2のインターフェースを使用して、第2のアクセスネットワークを介して前記モバイル通信ネットワークと通信するステップと、
前記UEがサービス品質 (quality of service: QoS) フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信するステップと、
第1のインジケータを含む応答メッセージを受信するステップであって、前記第1のインジケータが、前記要求メッセージに前記第1の能力が含まれることに応答して提供され、前記応答メッセージが、前記第1のアクセスネットワークおよび前記第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、前記マルチアクセスデータ接続が、デフォルトのQoSフローを含む複数のQoSフローをサポートする、ステップと、
第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信するステップであって、前記第1のサービスデータフローが、前記マルチアクセスデータ接続の前記複数のQoSフローからのターゲットのQoSフロー上で送信される、ステップと
を備え、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第1の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記ターゲットのQoSフロー上で送信され、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第2の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記デフォルトのQoSフロー上で送信される、方法。
【請求項12】
ネットワーク機能を実行するための装置であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
モバイル通信ネットワーク内の複数のネットワーク機能、およびユーザ機器 (user equipment: UE) と通信することと
第1の能力を含む要求メッセージを前記UEから受信することであって、前記要求メッセージが、第1のアクセスネットワークおよび第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を要求する、ことと、
前記UEがサービス品質 (quality of service: QoS) フローごとの測定をサポートするかどうかを前記第1の能力に基づいて決定することと、
前記UEがQoSフローごとの測定をサポートしているという決定に応答して、
ユーザプレーン機能を選択することと、
第2のインジケータを含むセッション確立要求メッセージを前記ユーザプレーン機能に送信することであって、前記第2のインジケータが、前記ユーザプレーン機能が前記マルチアクセスデータ接続を介してQoSフローごとのアクセス測定を実行しなければならないかどうかを示す、ことと、
第1のインジケータを含む応答メッセージを前記UEに送信することであって、前記応答メッセージが前記マルチアクセスデータ接続を確立し、前記第1のインジケータが、前記UEが前記マルチアクセスデータ接続を介してQoSフローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す、ことと
を前記装置に実行させるように構成された
装置。
【請求項13】
前記モバイル通信ネットワークが複数のユーザプレーン機能をサポートし、前記ユーザプレーン機能を選択することが、QoSフローごとの測定をサポートする前記複数のユーザプレーン機能からユーザプレーン機能を選択することを備える、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記ユーザプレーン機能がQoSフローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す前記第2のインジケータに応答して、前記ユーザプレーン機能が、前記マルチアクセスデータ接続のターゲットのQoSフロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、
前記ユーザプレーン機能がQoSフローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す前記第2のインジケータに応答して、前記ユーザプレーン機能が、前記マルチアクセスデータ接続のデフォルトのQoSフロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、または、
それらの組合せを行う、請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記セッション確立要求メッセージ内に前記第2のインジケータが存在しないことに応答して、前記ユーザプレーン機能が、前記マルチアクセスデータ接続のデフォルトのQoSフロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する、請求項12に記載の装置。
【請求項16】
前記要求メッセージが、マルチアクセスプロトコルデータユニット指示および第5世代セッション管理能力要素内の前記第1の能力を含む、プロトコルデータユニットセッション確立要求メッセージである、請求項12に記載の装置。
【請求項17】
前記応答メッセージが、測定支援情報を含むプロトコルデータユニットセッション確立受諾メッセージであり、前記第1のインジケータが前記測定支援情報の一部である、請求項12に記載の装置。
【請求項18】
記UEがQoSフローごとのアクセス測定を実行しなければならないことを示す前記第1のインジケータに応答して、前記UEが、前記マルチアクセスデータ接続のターゲットのQoSフロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、
記UEがQoSフローごとのアクセス測定を実行してはならないことを示す前記第1のインジケータに応答して、前記UEが、前記マルチアクセスデータ接続のデフォルトのQoSフロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信し、または、
それらの組合せを行う、請求項12に記載の装置。
【請求項19】
前記セッション確立要求メッセージ内に前記第1のインジケータが存在しないことに応答して、前記UEが、前記マルチアクセスデータ接続のデフォルトのQoSフロー上でパフォーマンス測定機能メッセージを送信する、請求項12に記載の装置。
【請求項20】
無線通信のためのプロセッサであって、
少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのコントローラを備え、前記少なくとも1つのコントローラは、
第1のアクセスネットワークを介してモバイル通信ネットワークと通信することと、
第2のアクセスネットワークを介して前記モバイル通信ネットワークと通信することと、
前記プロセッサがサービス品質 (quality of service: QoS) フローごとの測定をサポートすることを示す第1の能力を含む要求メッセージを送信することと、
第1のインジケータを含む応答メッセージを受信することであって、前記第1のインジケータが、前記要求メッセージに前記第1の能力が含まれることに応答して提供され、前記応答メッセージが、前記第1のアクセスネットワークおよび前記第2のアクセスネットワークを介した通信をサポートするマルチアクセスデータ接続を確立し、前記マルチアクセスデータ接続が、デフォルトのQoSフローを含む複数のQoSフローをサポートする、ことと、
第1のサービスデータフローの第1のパフォーマンスパラメータを測定するためにパフォーマンス測定機能メッセージを送信することであって、前記第1のサービスデータフローが、前記マルチアクセスデータ接続の前記複数のQoSフローからのターゲットのQoSフロー上で送信される、ことと
を前記プロセッサに実行させるように構成され、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第1の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記ターゲットのQoSフロー上で送信され、
前記パフォーマンス測定機能メッセージが、第2の値を含む前記第1のインジケータに応答して、前記マルチアクセスデータ接続の前記デフォルトのQoSフロー上で送信される
プロセッサ。
【国際調査報告】