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特表2024-514342フレーバー物質の放出を調節することが可能なエアロゾル生成製品、及びその方法
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  • 特表-フレーバー物質の放出を調節することが可能なエアロゾル生成製品、及びその方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-01
(54)【発明の名称】フレーバー物質の放出を調節することが可能なエアロゾル生成製品、及びその方法
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/46 20200101AFI20240325BHJP
   A24F 40/20 20200101ALI20240325BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20240325BHJP
【FI】
A24F40/46
A24F40/20
A24F40/40
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023564049
(86)(22)【出願日】2022-04-15
(85)【翻訳文提出日】2023-12-14
(86)【国際出願番号】 CN2022087158
(87)【国際公開番号】W WO2022222867
(87)【国際公開日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】202110416089.X
(32)【優先日】2021-04-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522077432
【氏名又は名称】中国煙草総公司鄭州煙草研究院
(71)【出願人】
【識別番号】523008358
【氏名又は名称】雲南中煙工業有限責任公司
(74)【代理人】
【識別番号】110003845
【氏名又は名称】弁理士法人籾井特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 爽
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 柯
(72)【発明者】
【氏名】雷 萍
(72)【発明者】
【氏名】▲韓▼ 敬美
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲楽▼
(72)【発明者】
【氏名】尚 善▲斎▼
(72)【発明者】
【氏名】李 志強
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲斉▼
(72)【発明者】
【氏名】王 兵
(72)【発明者】
【氏名】李 斌
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB28
4B162AC08
4B162AC41
4B162AD06
4B162AD23
(57)【要約】
フレーバー物質の放出を調整することが可能なエアロゾル生成物品は、エアロゾル物品4と、2段階の熱源体及びシール要素51を有する加熱要素と、電源2と、制御モジュール3と、ハウジング1とを備える。エアロゾル物品4には、エアロゾル生成基体41及びフレーバーキャリア42が設けられ、エアロゾル生成基体41及びフレーバーキャリア42は、第1の熱源体52及び第2の熱源体53によって形成される空間又は範囲内にそれぞれ配置され、シール要素51によって外部からシール及び隔離される。本物品は、独立したフレーバー物質調節構造を有し、フレーバー物質はより均一に安定して放出される。空気流はエアロゾル生成基体及びフレーバーキャリアを通して流れないため、対流熱交換は存在せず、加熱デバイスの温度は作動間隔内で安定を保ち、エアロゾル放出がより安定する。さらに、電力補償は不要であり、加熱要素の電力消費は安定し、電源及び制御モジュールの要件は低くなり、エアロゾル生成物品の費用は削減される。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品であって、
エアロゾル製品(4)と、加熱要素(5)と、電源(2)と、制御モジュール(3)とを備え、
エアロゾル生成基体(41)及びフレーバーキャリア(42)が、前記エアロゾル製品(4)の前端部に設けられ、エアロゾル濾過セクション(43)が、前記エアロゾル製品の後端部に設けられ、中空のエアロゾル抽出キャビティ(44)が、前記エアロゾル製品の中間部の内側に設けられ、側壁貫通孔(441)が、前記エアロゾル抽出キャビティ(44)の側壁に設けられ、
前記加熱要素(5)は、一端が開放した開口部を有する中空キャビティであり、前記エアロゾル生成基体を加熱する第1の熱源体(52)が、閉鎖端部に近い前記加熱要素(5)の側壁に配置され、前記フレーバーキャリアを加熱する第2の熱源体(53)が、開放端部に近い前記加熱要素(5)の前記側壁に配置され、シール要素(51)が、前記加熱要素(5)の前記閉鎖端部及び/又は前記第2の熱源体(53)の後端部に配置され、
前記エアロゾル製品(4)の一端が、前記加熱要素(5)内に着脱可能に配置され、前記エアロゾル生成基体(41)及び前記フレーバーキャリア(42)は、それぞれ、前記エアロゾル生成製品の動作又は使用中、前記第1の熱源体(52)及び前記第2の熱源体(53)によって形成される空間又は範囲内に配置され、前記シール要素(51)を通じて外部からシール及び隔離され、前記側壁貫通孔(441)は、前記シール要素(51)の後端部に配置されることを特徴とする、フレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品。
【請求項2】
前記エアロゾル生成製品はハウジング(1)を更に備え、前記電源(2)及び前記制御モジュール(3)は前記ハウジング(1)の内側に配置され、前記電源(2)は前記制御モジュール(3)と連通し、キャビティ(11)が前記ハウジング(1)の一端に設けられ、前記加熱要素(5)は前記キャビティ(11)内に配置され、前記加熱要素(5)は前記制御モジュール(3)と連通することを特徴とする、請求項1に記載のフレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品。
【請求項3】
前記側壁貫通孔(441)は、前記エアロゾル抽出キャビティ(44)の内部と連通し、前記側壁貫通孔(441)の直径は、好ましくは0.2mm~2mmであることを特徴とする、請求項1に記載のフレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品。
【請求項4】
前記エアロゾル生成基体(41)は、タバコ基体、ハーブ基体、又は化学式合成基体とすることができることを特徴とする、請求項1に記載のフレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品。
【請求項5】
前記フレーバーキャリア(42)は、フレーバー物質を伴うエアロゾル生成基体であることを特徴とする、請求項1に記載のフレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品。
【請求項6】
前記フレーバーキャリア(42)は、フレーバー物質を伴い、多孔質構造を有し、成形可能で、熱抵抗特性を有する有機又は無機材料であることを特徴とする、請求項1に記載のフレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品。
【請求項7】
前記第1の熱源体(52)は、好ましくは、200℃~800℃の温度であり、前記第2の熱源体(53)は、好ましくは、30℃~500℃の温度であることを特徴とする、請求項1に記載のフレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品。
【請求項8】
前記側壁貫通孔(441)の数は複数であることを特徴とする、請求項3に記載のフレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル生成製品のフレーバー物質の放出を調整する方法であって、
前記加熱要素に供給される電力を制御することによって、前記加熱要素の前記第1の熱源体(52)は第1の温度に上昇し、前記加熱要素の前記第2の熱源体(53)は第2の温度に上昇し、前記第1の温度及び前記第2の温度は、前記エアロゾル生成製品の動作中、前記エアロゾルが連続的に生成され、前記フレーバー物質が連続的に放出されるように選択され、
喫煙時、前記シール部材の存在により、外部空気は前記エアロゾル生成基体及び前記フレーバーキャリアを通して流れず、前記側壁貫通孔を通して前記エアロゾル生成製品の内部に直接入り、前記エアロゾル抽出部材によって形成される空間又は範囲内で前記エアロゾル生成基体によって生成された前記エアロゾルと前記フレーバーキャリアによって放出された前記フレーバー物質と混合した後に消費者の口に入ることを特徴とする、方法。
【請求項10】
前記前端部とは、消費者の口から離れた端部を指し、前記後端部とは、消費者の口に近い端部を指すことを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載のフレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品及びその方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タバコエアロゾル生成の技術分野に関し、特に、フレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品、及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者がシガレット商品を消費する目的として最も直接的であるため、シガレット煙の品質は、シガレット商品の品質を決定する際の重要な要因である。従来のシガレットのフレーバーは、主に、合理的な葉群の配合に依拠するが、シガレットのフレーバーは、芳香を追加することによって豊かにし、補正することができ、シガレットのフレーバーは安定を保つ。新たなタバコ製品にとって、特に加熱式シガレット及び電子式シガレットにとって、フレーバー付け効果はより顕著である。一方では、フレーバー物質は、タバコ基体又は喫煙媒体の天然フレーバーを補足及び改善することができ、他方では、フレーバー物質は、エアロゾル生成プロセス中に生成される不純物にマスキング効果を及ぼし、エアロゾル製品の味を改善する。加えて、フレーバー物質は、エアロゾル製品が新規かつ独自のスタイルのフレーバーを生み出すために役立ち得る。フレーバー付けプロセスと比較して、エアロゾル生成製品の使用中のフレーバー物質の放出はより肝要であり、放出の安定性により、エアロゾル味の安定性が決定し、エアロゾル製品の品質に重要な影響を及ぼす。
【発明の概要】
【0003】
既存の欠陥を克服するために、本発明は、フレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品及び方法を提供する。
【0004】
フレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品は、
エアロゾル製品と、加熱要素と、電源と、制御モジュールとを備え、
エアロゾル生成基体及びフレーバーキャリアが、前記エアロゾル製品の前端部に設けられ、エアロゾル濾過セクションが、前記エアロゾル製品の後端部に設けられ、中空のエアロゾル抽出キャビティが、前記エアロゾル製品の中間部の内側に設けられ、側壁貫通孔が、前記エアロゾル抽出キャビティの側壁に設けられ、
前記加熱要素は、一端が開放した開口部を有する中空キャビティであり、前記エアロゾル生成基体を加熱する第1の熱源体が、閉鎖端部に近い前記加熱要素の側壁に配置され、前記フレーバーキャリアを加熱する第2の熱源体が、開放端部に近い前記加熱要素の前記側壁に配置され、シール要素が、前記加熱要素の前記閉鎖端部及び/又は前記第2の熱源体の後端部に配置され、
前記エアロゾル製品の一端が、前記加熱要素内に着脱可能に配置され、前記エアロゾル生成基体及び前記フレーバーキャリアは、それぞれ、前記エアロゾル生成製品の動作又は使用中、前記第1の熱源体及び前記第2の熱源体によって形成される空間又は範囲内に配置され、前記シール要素を通じて外部からシール及び隔離され、前記側壁貫通孔は、前記シール要素の後端部に配置される。
【0005】
ここで、フレーバー物質の放出を調整する前記エアロゾル生成製品はハウジングを更に備え、前記電源及び前記制御モジュールは前記ハウジングの内側に配置され、前記電源は前記制御モジュールと連通し、キャビティが前記ハウジングの一端に設けられ、前記加熱要素は前記キャビティ内に配置され、前記加熱要素は前記制御モジュールと連通する。
【0006】
任意選択で、前記側壁貫通孔は、前記エアロゾル抽出キャビティの内部と連通し、前記側壁貫通孔の直径は、好ましくは0.2mm~2mmである。
【0007】
任意選択で、前記エアロゾル生成基体は、タバコ基体、ハーブ基体、又は化学式合成基体とすることができる。
【0008】
任意選択で、前記フレーバーキャリアは、フレーバー物質を伴うエアロゾル生成基体である。
【0009】
任意選択で、前記フレーバーキャリアは、フレーバー物質を伴い、多孔質構造を有し、成形可能で、ある一定の熱抵抗特性を有する有機又は無機材料とすることができる。
【0010】
任意選択で、前記第1の熱源体は、好ましくは、200℃~800℃の温度であり、前記第2の熱源体は、好ましくは、30℃~500℃の温度である。
【0011】
任意選択で、前記側壁貫通孔の数は複数である。
【0012】
前記エアロゾル生成製品のフレーバー物質の放出を調整する方法が開示され、前記加熱要素に供給される電力を制御することによって、前記加熱要素の前記第1の熱源体は第1の温度に上昇し、前記加熱要素の前記第2の熱源体は第2の温度に上昇し、前記第1の温度及び前記第2の温度は、前記エアロゾル生成製品の動作中、前記エアロゾルが連続的に生成され、前記フレーバー物質が連続的に放出されるように選択され、
喫煙時、前記シール部材の存在により、外部空気は前記エアロゾル生成基体及び前記フレーバーキャリアを通して流れず、前記側壁貫通孔を通して前記エアロゾル生成製品の内部に直接入り、前記エアロゾル抽出部材によって形成される空間又は範囲内で前記エアロゾル生成基体によって生成された前記エアロゾルと前記フレーバーキャリアによって放出された前記フレーバー物質と混合した後に消費者の口に入る。
【0013】
ここで、前記前端部とは、消費者の口から離れた端部を指し、前記後端部とは、消費者の口に近い端部を指す。
【0014】
本発明は、フレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品及び方法を提供する。本発明は、フレーバー物質を調整する別個の構造を有し、外部フレーバー物質の放出がより均一で安定する。エアロゾル生成基体及びフレーバーキャリアを通る空気流がないため、対流熱伝達はない。加熱デバイスの温度は動作中に安定を維持し、エアロゾル放出はより安定する。同時に、電力補償は不要であり、加熱要素の電力消費は安定し、電源及び制御モジュールの要件は低くなり、エアロゾル生成製品の費用は削減される。
【0015】
本発明の上記及び他の態様及び特徴は、添付図面と関連して実施形態の以下の説明から明確に提示される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】フレーバー物質の放出を調整することが可能なエアロゾル生成製品の装置の概略図である。
図2】加熱要素の概略図である。
図3】エアロゾル製品の概略図である。
図4】フレーバー物質の放出を調整することができるエアロゾル生成製品の喫煙プロセス全体を通した重要な物質放出のオンライン質量分析の連続モニタリング曲線を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明について特定の実施形態を参照して以下に説明する。当業者であれば、これらの実施形態が本発明を例示するにすぎず、本発明の範囲を一切限定するものではないことが理解されるであろう。
【0018】
以下の実施形態の実験方法は、別段の指定がない限り、全て従来の方法であり、以下の実施形態において使用する試験材料は、別段の指定がない限り、従来の生化学試薬店から購入したものである。
【0019】
本発明は、フレーバー物質の放出を調整するエアロゾル生成製品及びその方法を提供し、これについては、添付図面及び実施形態を参照して以下に詳細に説明する。
【0020】
図1図2及び図3は、フレーバー物質の放出を調整することが可能なエアロゾル生成製品であって、
エアロゾル製品4と、加熱要素5と、電源2と、制御モジュール3とを備え、
エアロゾル生成基体41及びフレーバーキャリア42が、エアロゾル製品4の前端部に設けられ、エアロゾル濾過セクション43が、エアロゾル製品の後端部に設けられ、中空のエアロゾル抽出キャビティ44が、エアロゾル製品の中間部の内側に設けられ、側壁貫通孔441が、エアロゾル抽出キャビティ44の側壁に設けられ、
加熱要素5は、一端が開放した開口部を有する中空キャビティであり、エアロゾル生成基体を加熱する第1の熱源体52が、閉鎖端部に近い加熱要素5の側壁に配置され、フレーバーキャリアを加熱する第2の熱源体53が、開放端部に近い加熱要素5の側壁に配置され、シール要素51が、加熱要素5の閉鎖端部及び/又は第2の熱源体53の後端部に配置され、
エアロゾル製品4の一端が、加熱要素5内に着脱可能に配置され、エアロゾル生成基体41及びフレーバーキャリア42は、それぞれ、エアロゾル生成製品の動作又は使用中、第1の熱源体52及び第2の熱源体53によって形成される空間又は範囲内に配置され、シール要素51によって外部からシールされ、側壁貫通孔441は、シール要素51の後端部に配置される、フレーバー物質の放出を調整することが可能なエアロゾル生成製品を示す。
【0021】
フレーバー物質の放出を調整することが可能なエアロゾル生成製品は、ハウジング1を更に備え、電源2及び制御モジュール3はハウジング1の内側に配置され、電源2は制御モジュール3と連通し、ハウジング1の一端にはキャビティ11が設けられ、加熱要素5はキャビティ11内に配置され、加熱要素5は制御モジュール3と連通する。
【0022】
側壁貫通孔441は、エアロゾル抽出キャビティ44の内部と連通し、側壁貫通孔441の直径は、好ましくは0.2mm~2mmである。
【0023】
エアロゾル生成基体41は、タバコ基体、ハーブ基体、又は化学式合成基体とすることができる。
【0024】
フレーバーキャリア体42は、フレーバー物質を伴うエアロゾル生成基体である。
【0025】
フレーバーキャリア42は、フレーバー物質を伴い、多孔質構造を有し、成形可能で、或る特定の熱抵抗特性を有する有機又は無機材料である。
【0026】
第1の熱源体52の温度範囲は、好ましくは、200℃~800℃であり、第2の熱源体53の温度範囲は、好ましくは、30℃~500℃である。
【0027】
複数の側壁貫通孔441がある。
【0028】
エアロゾル生成製品のフレーバー物質の放出を調整する方法は、加熱要素に供給される電力を制御することによって、加熱要素の第1の熱源体52は第1の温度に上昇し、加熱要素の第2の熱源体53は第2の温度に上昇し、第1の温度及び第2の温度は、エアロゾル生成製品の動作中、エアロゾルが連続的に生成され、フレーバー物質が連続的に放出されるように選択され、
喫煙時、シール部材の存在により、外部空気はエアロゾル生成基体及びフレーバーキャリアを通して流れず、側壁貫通孔を通してエアロゾル生成製品の内部に直接入り、エアロゾル抽出部材によって形成される空間又は範囲内でエアロゾル生成基体によって生成されたエアロゾルとフレーバーキャリアによって放出されたフレーバー物質と混合した後に消費者の口に入ることを特徴とする。
【0029】
前端部とは、消費者の口から離れた端部を指し、後端部とは、消費者の口に近い端部を指す。
【0030】
図4は、フレーバー物質の放出を調整することができるエアロゾル生成製品の喫煙プロセス全体(12パフ)中のニコチン及びメンソール放出のオンライン質量分析の連続モニタリング曲線を示している。この図は、エアロゾル生成製品及びその方法が、エアロゾル及び外部フレーバー物質を均一に安定して放出することができることを示している。
【0031】
最後に、上記の実施形態は、本発明の技術的解決策を説明することのみを意図しており、技術的方法を限定するものではなく、本発明の適用を他の変更例、変形例、適用例及び実施形態に拡張することができ、したがって、全てのそのような変更例、変形例、適用例、実施形態は、本発明の趣旨及び教示範囲内に入るとみなされることに留意されたい。
図1
図2
図3
図4
【国際調査報告】