(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-02
(54)【発明の名称】自動化に向けた目標の実現可能性を確認すること
(51)【国際特許分類】
H04W 4/20 20180101AFI20240326BHJP
H04W 24/04 20090101ALI20240326BHJP
H04W 24/08 20090101ALI20240326BHJP
【FI】
H04W4/20
H04W24/04
H04W24/08
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023556825
(86)(22)【出願日】2022-03-15
(85)【翻訳文提出日】2023-11-13
(86)【国際出願番号】 IB2022052337
(87)【国際公開番号】W WO2022195483
(87)【国際公開日】2022-09-22
(32)【優先日】2021-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】505205731
【氏名又は名称】レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(72)【発明者】
【氏名】イシャン・ヴァイシュナヴィ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE16
5K067HH21
5K067LL05
(57)【要約】
自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための装置、方法、およびシステムが開示される。一方法(700)は、電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をコンシューマデバイスからネットワークデバイスで受信するステップ(702)を含む。方法(700)は、目標を、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解するステップ(704)を含む。方法(700)は、電気通信網において、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを設定できるかどうかを判定するステップ(706)を含む。方法(700)は、電気通信網において、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを設定できるかどうかに基づいて、コンシューマデバイスに応答を送信するステップ(708)を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気通信網においてネットワークデバイスを備える装置であって、
前記電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をコンシューマデバイスから受信する受信器と、
プロセッサであって、
前記目標を、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解し、
前記1組の構成可能な条件、前記1組の下位目標、またはそれらの前記組合せを、前記電気通信網において設定できるかどうかを判定する
プロセッサと、
前記1組の構成可能な条件、前記1組の下位目標、またはそれらの前記組合せを、前記電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、前記コンシューマデバイスに応答を送信する送信器と
をさらに備える装置。
【請求項2】
前記目標は、
キーパフォーマンスインジケータ(key performance indicator:KPI)目標を示す名前-値の対のリスト、
保証目標、
制御ループ目標、
最大基準、
最小基準、
不均一性、
均一性制約、
意図の一部、または
それらの何らかの組合せ
を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記目標が満たされないことに応じて実施される1組のアクションを判定する、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記目標に対応する競合する目標、
前記目標に対応する設定できない目標、
前記目標に対応する競合する条件、
前記目標に対応する設定できない条件、
前記目標に対応する構成できないエンティティ、または
それらの何らかの組合せ
が存在するかどうかを判定する、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記要求は、前記目標に対応する限定された予約時間を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記目標に対する予約は、前記限定された予約時間の経過に応じて除去される、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記ネットワークデバイスは、目標実現可能性確認サービスプロデューサ、管理システム、管理サービスプロデューサ、またはそれらの何らかの組合せを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
電気通信網におけるネットワークデバイスの方法であって、
前記電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をコンシューマデバイスから受信するステップと、
前記目標を、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解するステップと、
前記1組の構成可能な条件、前記1組の下位目標、またはそれらの前記組合せを、前記電気通信網において設定できるかどうかを判定するステップと、
前記1組の構成可能な条件、前記1組の下位目標、またはそれらの前記組合せを、前記電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、前記コンシューマデバイスに応答を送信するステップと、
を含む方法。
【請求項9】
前記目標は、
キーパフォーマンスインジケータ(key performance indicator:KPI)目標を示す名前-値の対のリスト、
保証目標、
制御ループ目標、
最大基準、
最小基準、
不均一性、
均一性制約、
意図の一部、または
それらの何らかの組合せ
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記目標が満たされないことに応じて実施される1組のアクションを判定するステップをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
電気通信網において、コンシューマデバイスを備える装置であって、
前記電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をネットワークデバイスに送信する送信器であって、前記目標は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解することができる、送信器と、
前記1組の構成可能な条件、前記1組の下位目標、またはそれらの前記組合せを、前記電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、前記ネットワークデバイスから応答を受信する受信器と
をさらに備える装置。
【請求項12】
前記目標は、
キーパフォーマンスインジケータ(key performance indicator:KPI)目標を示す名前-値の対のリスト、
保証目標、
制御ループ目標、
最大基準、
最小基準、
不均一性、
均一性制約、
意図の一部、または
それらの何らかの組合せ
を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記要求は、前記目標に対応する限定された予約時間を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記目標に対する予約は、前記限定された予約時間の経過に応じて除去される、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記ネットワークデバイスは、目標実現可能性確認サービスプロデューサ、管理システム、管理サービスプロデューサ、またはそれらの何らかの組合せを備える、請求項11に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、Ishan Vaishnaviに対して、2021年3月15日に出願された「APPARATUSES, METHODS, AND SYSTEMS FOR AUTOMATION GOAL FEASIBILITY CHECK」と題する米国特許出願第63/161,363号に対する優先権を主張するものであり、その全体を参照により本明細書に組み込むものとする。
【0002】
本明細書で開示される主題は、一般に、無線通信に関し、より詳細には、自動化に向けた目標の実現可能性(feasibility)を確認することに関する。
【背景技術】
【0003】
いくつかの無線通信ネットワークでは、目標を閉ループシステムで設定することができる。このようなネットワークでは、異なるコンシューマにより設定される様々な目標は、互いに競合する可能性がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための方法が開示される。装置およびシステムもまた、本方法の機能を実施する。方法の一実施形態は、ネットワークデバイスにおいて、電気通信網における自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をコンシューマデバイスから受信するステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、目標を、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解するステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかを判定するステップを含む。様々な実施形態では、方法は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、コンシューマデバイスに応答を送信するステップを含む。
【0005】
自動化に向けた目標の実現可能性を確認する1つの装置は、ネットワークデバイスを含む。いくつかの実施形態では、装置は、電気通信網において自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をコンシューマデバイスから受信する受信器を含む。様々な実施形態では、装置は、目標を、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解し、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかを判定するプロセッサを含む。いくつかの実施形態では、装置は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、コンシューマデバイスに応答を送信する送信器を含む。
【0006】
自動化に向けた目標の実現可能性を確認する方法の別の実施形態は、電気通信網において自動化に向けた目標の実現可能性を確認する要求を、コンシューマデバイスからネットワークデバイスに送信するステップを含む。目標は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解することができる。いくつかの実施形態では、方法は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、ネットワークデバイスから応答を受信するステップを含む。
【0007】
自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための別の装置は、コンシューマデバイスを含む。いくつかの実施形態では、装置は、電気通信網において自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をネットワークデバイスに送信する送信器を含む。目標は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解することができる。様々な実施形態では、装置は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、ネットワークデバイスから応答を受信する受信器を含む。
【0008】
上記で簡単に述べられた実施形態のさらに詳細な説明は、添付図面で示された特定の実施形態を参照して行われる。これらの図面は、いくつかの実施形態だけを示しており、したがって、範囲を限定するものであると見なすべきではなく、諸実施形態は、添付図面を使用することによって、さらなる特定性および細部を用いて述べられ、説明されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための無線通信システムの一実施形態を示す概略的なブロック図である。
【
図2】自動化に向けた目標の実現可能性を確認するために使用できる装置の一実施形態を示す概略的なブロック図である。
【
図3】自動化に向けた目標の実現可能性を確認するために使用できる装置の一実施形態を示す概略的なブロック図である。
【
図4】目標の実現可能性確認のためのシステムの一実施形態を示す概略的なブロック図である。
【
図5】ETSI ZSMフレームワークのネットワークにおける目標の実現可能性確認のためのシステムの一実施形態を示す概略的なブロック図である。
【
図6】3GPP(登録商標)管理システムにおける目標の実現可能性確認のためのシステムの一実施形態を示す概略的なブロック図である。
【
図7】自動化に向けた目標の実現可能性を確認する方法の一実施形態を示すフローチャート図である。
【
図8】自動化に向けた目標の実現可能性を確認する方法の別の実施形態を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
当業者であれば理解されるように、実施形態の態様は、システム、装置、方法、またはプログラム製品として実施することができる。したがって、実施形態は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、または概して本明細書において、「回路」、「モジュール」、もしくは「システム」とすべて呼ぶことのできるソフトウェアとハードウェア態様を組み合わせた実施形態の形態を取ることができる。さらに実施形態は、以降では、本明細書でコードと呼ばれるマシン可読コード、コンピュータ可読コード、および/またはプログラムコードを記憶する1つまたは複数のコンピュータ可読記憶デバイスにおいて実施されるプログラム製品の形態を取ることができる。記憶デバイスは、有形であり、非一時的な、および/または非送信のものとすることができる。記憶デバイスは、信号を具体化することはできない。いくつかの実施形態では、記憶デバイスは、コードにアクセスするために信号を使用するに過ぎない。
【0011】
本明細書で述べられる機能的なユニットのいくつかは、その実装の独立性をさらに特に強調するために、モジュールと名付けることができる。例えば、モジュールは、特注の超大規模集積(very-large-scale integration:VLSI)回路もしくはゲートアレイ、論理チップなどの特注ではない半導体、トランジスタ、または他のディスクリート構成要素を含むハードウェア回路として実装することができる。モジュールはまた、書換え可能ゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブルロジックデバイス、または同様のものなど、プログラマブルハードウェアデバイスで実装され得る。
【0012】
モジュールはまた、様々なタイプのプロセッサによって実行するために、コードおよび/またはソフトウェアで実装することができる。コードの識別されたモジュールは、例えば、オブジェクト、手順、または機能として編成され得る実行可能なコードの1つまたは複数の物理的または論理的ブロックを含むことができる。そうではあるが、識別されたモジュールの実行ファイルは、物理的に一緒に位置する必要はなく、異なる場所に記憶された異なる命令を含むことができ、それは、論理的に一緒に結合されたとき、そのモジュールを含み、モジュールに対して述べられた目的を達成する。
【0013】
実際に、コードのモジュールは、単一の命令または多くの命令とすることができ、またさらにいくつかの異なるコードセグメントにわたり、様々なプログラムの中でいくつかのメモリデバイスにわたって分散することもできる。同様に、動作データは、モジュール内で識別され、本明細書で示すことができ、また任意の適切な形態で実施され、任意の適切なタイプのデータ構造内で編成され得る。動作データは、単一のデータセットとして収集することができる、または異なるコンピュータ可読記憶デバイスを含む異なる場所にわたって分散され得る。モジュールまたはモジュールのいくつかの部分がソフトウェアで実施される場合、ソフトウェア部分は、1つまたは複数のコンピュータ可読記憶デバイスに記憶される。
【0014】
1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組合せを利用することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記憶媒体とすることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、コードを記憶する記憶デバイスとすることができる。記憶デバイスは、例えば、これに限定するものではないが、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線、ホログラフィック、マイクロメカニカルな、または半導体システム、装置、もしくはデバイス、あるいは前述のものの任意の適切な組合せとすることができる。
【0015】
記憶デバイスのより具体的な例(非網羅的なリスト)は、以下のものを含むことになる、すなわち、1つまたは複数のワイヤを有する電気的な接続、可搬型のコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)、読出し専用メモリ(read-only memory:ROM)、消去可能プログラム可能な読出し専用メモリ(ersable programmable read-only memory:EPROMまたはフラッシュメモリ)、可搬型のコンパクトディスク読出し専用メモリ(portable compact disc read-only memory:CD-ROM)、光学的な記憶デバイス、磁気的な記憶デバイス、または前述のものの任意の適切な組合せである。本文書の文脈においては、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスにより、またはそれと共に使用されるプログラムを含む、または記憶することのできる任意の有形な媒体とすることができる。
【0016】
実施形態に対する動作を実行するためのコードは、任意の数の行(lines)とすることができ、またPython、Ruby、Java、Smalltalk、C++、または同様のものなどのオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語、または同様のものなどの従来の手続き形プログラミング言語、ならびに/またはアセンブリ言語などの機械言語を含む1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組合せで記述することができる。コードは、完全にユーザのコンピュータで、一部をユーザのコンピュータで、スタンドアロンのソフトウェアパッケージとして、一部をユーザのコンピュータで、および一部を遠隔のコンピュータで実行し、あるいは完全に遠隔のコンピュータもしくはサーバで実行することができる。後者のシナリオでは、遠隔コンピュータは、ローカルエリアネットワーク(local area network:LAN)、または広域ネットワーク(wide area network:WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができるが、あるいは接続は、外部のコンピュータに対して行うことができる(例えば、インターネットサービスプロバイダを用いるインターネットを介して)。
【0017】
本明細書の全体を通して「一実施形態」、「実施形態」、もしくは同様の言語への参照は、その実施形態に関して述べられた特定の機能、構造、または特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書の全体を通して、フレーズ「一実施形態において」、「実施形態において」、また同様の言語の出現は、必ずしもすべて同じ実施形態を参照するのではなく、その他の形で明示的に指定されない限り、「すべてではなく、1つまたは複数の実施形態」を意味することができる。「含む」、「備える/含む」、「有する」という用語、およびその変化形は、その他の形で明示的に指定されない限り、「含むがこれだけに限らない」ことを意味する。列挙される項目のリストは、その他の形で明示的に指定されない限り、その項目のいずれか、またはすべてが相互に排他的であることを示唆するものではない。「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その」という用語はまた、その他の形で明示的に指定されない限り、「1つまたは複数のもの」を指す。
【0018】
さらに、実施形態に関して述べられる機能、構造、または特性は、任意の適切な方法で組み合わせることができる。以下の記述においては、実施形態の十分な理解を提供するために、プログラミング、ソフトウェアモジュール、ユーザ選択、ネットワークトランザクション、データベース照会、データベース構造、ハードウェアモジュール、ハードウェア回路、ハードウェアチップなどの例など、数多くの特定の細部が提供される。しかし、当業者であれば、実施形態は、1つまたは複数の特定の細部を使用することなく、または他の方法、構成要素、材料などを用いて実施できることが理解されよう。他の例では、実施形態の態様を曖昧にすることを回避するために、よく知られた構造、材料、または動作は、詳細に示されない、または述べられない。
【0019】
実施形態の態様は、実施形態による方法、装置、システム、およびプログラム製品の概略的なフローチャート図および/または概略的なブロック図を参照して以下で述べられる。概略的なフローチャート図および/または概略的なブロック図の各ブロック、および概略的なフローチャート図および/または概略的なブロック図におけるブロックの組合せは、コードにより実施され得ることを理解されたい。コードは、マシンを作成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供されて、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサにより実行される命令が、概略的なフローチャート図および/または概略的なブロック図のブロック(複数可)で指定される機能/アクションを実施するための手段を生成することができる。
【0020】
コードはまた、記憶デバイスに記憶することができ、それは、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスが、特定の方法で機能するように指示することができ、したがって、記憶デバイスに記憶された命令は、概略的なフローチャート図および/または概略的なブロック図のブロック(複数可)で指定される機能/アクションを実施する命令を含む製品を生成する。
【0021】
コードはまた、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他のデバイスに搭載することができ、一連の動作ステップをコンピュータ、他のプログラム可能な装置、または他のデバイス上で実施させて、コンピュータで実施されるプロセスを生成するようにし、したがって、コンピュータまたは他のプログラム可能な装置上で実行するコードは、フローチャートおよび/またはブロック図のブロック(複数可)で指定される機能/アクションを実施するためのプロセスを提供する。
【0022】
図における概略的なフローチャート図および/または概略的なブロック図は、様々な実施形態による、装置、システム、方法、およびプログラム製品の可能な実装形態のアーキテクチャ、機能性、および動作を示す。これに関して、概略的なフローチャート図および/または概略的なブロック図における各ブロックは、モジュール、セグメント、またはコードの一部を表すことができ、それは、指定された論理的な機能(複数可)を実施するためのコードの1つまたは複数の実行可能な命令を含む。
【0023】
いくつかの代替的な実装形態では、ブロックにおいて示される機能は、図で示される順序とは異なって実施できることにも留意されたい。例えば、連続して示された2つのブロックは、含まれる機能性に応じて、実際には、実質的に同時に実行することができ、またはブロックは、時には、逆の順序で実行されることもあり得る。他のステップおよび方法が、機能、論理、または効果の点で、示された図の1つまたは複数のブロックまたはその部分に等しいと思われることもあり得る。
【0024】
様々な矢印タイプおよび線タイプを、フローチャートおよび/またはブロック図で用いることができるが、それらは、対応する実施形態の範囲を限定するものではないことが理解される。実際に、いくつかの矢印または他のコネクタは、示される実施形態の論理的な流れだけを示すために使用され得る。例えば、矢印は、示された実施形態の列挙されたステップ間の指定されない持続期間の待機または監視期間を示すことができる。ブロック図および/またはフローチャート図の各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャート図におけるブロックの組合せは、指定された機能またはアクションを実施する専用のハードウェアベースのシステムにより、または専用のハードウェアおよびコードの組合せにより実施され得ることにも留意されたい。
【0025】
各図の要素の記述は、現在進めている図の要素を指すことができる。すべての図において、同様の数字は、同様の要素の代替的な実施形態を含む同様の要素を指す。
【0026】
図1は、ソフトウェアのテスト用にデジタルツインを構成する無線通信システム100の実施形態を示す。一実施形態では、無線通信システム100は、遠隔ユニット102とネットワークユニット104(例えば、ベースユニット)を含む。遠隔ユニット102およびネットワークユニット104の特定の数が
図1で示されているが、当業者であれば、任意の数の遠隔ユニット102およびネットワークユニット104が無線通信システム100に含まれ得ることを認識されよう。
【0027】
一実施形態では、遠隔ユニット102は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(personal digital assistants:PDAs)、タブレットコンピュータ、スマートフォン、スマートテレビジョン(例えば、インターネットに接続されるテレビジョン)、セットトップボックス、ゲーム機、セキュリティシステム(セキュリティカメラを含む)、車載コンピュータ、ネットワークデバイス(例えば、ルータ、スイッチ、モデム)、航空機(aerial vehicle)、ドローン、または同様のものなどのコンピューティングデバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、遠隔ユニット102は、スマートウォッチ、フィットネスバンド、光学的な頭部搭載型ディスプレイ、または同様のものなどの装着可能なデバイスを含む。さらに遠隔ユニット102は、加入者ユニット、モバイル、移動局、ユーザ、端末、移動端末、固定端末、加入者ステーション、UE、ユーザ端末、デバイスと呼ばれる、または当技術分野で使用される他の専門用語で呼ぶことができる。遠隔ユニット102は、ULおよび/またはDL通信信号106を介してネットワークユニット104の1つまたは複数のものと直接通信することができる。いくつかの実施形態では、遠隔ユニット102は、サイドリンク通信を介して他の遠隔ユニット102と直接通信することができる。遠隔ユニット102は、1つまたは複数のソフトウェアアプリケーション110を含むことができる。
【0028】
ネットワークユニット104は、地理学的領域にわたって分散することができる。いくつかの実施形態では、ネットワークユニット104はまた、アクセスポイント、アクセス端末、ベース、基地局、ロケーションサーバ、コアネットワーク(core network:CN)、無線ネットワークエンティティ、ノードB、進化形ノードB(evolved node-B:eNB)、5GノードB(5G node-B:gNB)、ホームノードB、中継ノード、デバイス、コアネットワーク、エアリアルサーバ、無線アクセスノード、アクセスポイント(access point:AP)、ニューラジオ(new radio:NR)、ネットワークエンティティ、アクセスおよびモビリティ管理機能(access and mobility management function:AMF)、統合されたデータ管理(unified data management:UDM)、統合されたデータリポジトリ(unified data repository:UDR)、UDM/UDR、ポリシ制御機能(policy control function:PCF)、無線アクセスネットワーク( radio access network:RAN)、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function:NSSF)、セッション管理機能(session management function:SMF)、ユーザプレーン機能(user plane function:UPF)、アプリケーション機能、認証サーバ機能(authentication server function:AUSF)、セキュリティアンカー機能(security anchor functionality:SEAF)、信頼される非3GPPゲートウェイ機能(trusted non-3GPP gateway function:TNGF)、ネットワーク機能、デジタルツイン作成サービスプロデューサ、テスト管理サービスプロデューサのうちの1つまたは複数のものと呼ばれる、または当技術分野で使用される何らかの他の専門用語により呼ばれる、および/またはそれを含むことができる。ネットワークユニット104は、1つまたは複数の対応するネットワークユニット104に通信可能に結合される1つまたは複数のコントローラを含む無線アクセスネットワークの概して一部である。無線アクセスネットワークは、1つまたは複数のコアネットワークに概して通信可能に結合され、コアネットワークは、他のネットワークの中で特に、インターネットおよび公衆交換電話網などの他のネットワークに結合され得る。無線アクセスおよびコアネットワークのこれらの、および他の要素は示されていないが、当業者により一般によく知られている。
【0029】
一実装形態では、無線通信システム100は、第3世代パートナーシッププロジェクト(third generation partnership project:3GPP)において標準化されたNRプロトコル、5Gコア、5G管理、および5Gアプリケーションに準拠しており、ここにおいて、ネットワークユニット104は、ダウンリンク(downlink:DL)上でOFDM変調方式を用いて送信し、また遠隔ユニット102は、シングルキャリア周波数分割多元接続(single-carrier frequency division multiple access:SC-FDMA)方式、または直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiplexing:OFDM)方式を用いてアップリンク(uplink:UL)上で送信する。しかし、より一般的に、無線通信システム100は、いくつかある通信プロトコルの中で、例えば、WiMAX、米国電気電子学会(institute of electrical and electronics engineers:IEEE)802.11変形、グローバルシステムフォーモバイル通信(global system for mobile communications:GSM)、汎用パケット無線サービス(general packet radio service:GPRS)、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunications system:UMTS)、ロングタームエボルーション(long term evolution:LTE)変形、符号分割多元接続2000(code division multiple access 2000:CDMA2000)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、Sigfoxxなど、いくつかの他のオープンな、または所有権のある通信プロトコルを実施することができる。本開示は、いずれかの特定の無線通信システムアーキテクチャまたはプロトコルの実装に限定されるようには意図されていない。
【0030】
ネットワークユニット104は、例えば、無線通信リンクを介するセルまたはセルセクタなどのサービスする領域に含まれるいくつかの遠隔ユニット102にサービスすることができる。ネットワークユニット104は、時間、周波数、および/または空間ドメインにおいて、遠隔ユニット102にサービスするために、DL通信信号を送信する。
【0031】
ネットワークユニット104は、無線アクセスネットワーク108の一部とすることができる。さらに無線アクセスネットワーク108は、モバイルコアネットワーク112と通信することができる。さらに、モバイルコアネットワーク112は、UPF114、AMF116、SMB118、PCT120、UDM122、ネットワークリポジトリ機能(network repository function:NRF)124、NSSF126、ネットワークデータ解析機能(network data analytics function:NWDAF)128など、1つまたは複数のネットワーク機能を含むことができる。モバイルコアネットワーク112および/または無線アクセスネットワーク108は、動作および管理システム(operations and management system:OAM)130により管理される。
【0032】
様々な実施形態では、遠隔ユニット102は、コンシューマデバイスから、電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をネットワークに送信することができる。目標は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解することができる。いくつかの実施形態では、遠隔ユニット102は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において、設定できるかどうかに基づいて、ネットワークデバイスから応答を受信することができる。したがって、遠隔ユニット102は、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するために使用することができる。
【0033】
いくつかの実施形態では、ネットワークユニット104は、ネットワークデバイスにて、電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をコンシューマデバイスから受信することができる。いくつかの実施形態では、ネットワークユニット104は、目標を、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解することができる。いくつかの実施形態では、ネットワークユニット104は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において、設定できるかどうかを判定することができる。様々な実施形態では、ネットワークユニット104は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において、設定できるかどうかに基づいて、コンシューマデバイスに応答を送信することができる。したがって、ネットワークユニット104は、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するために使用することができる。
【0034】
図2は、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するために使用され得る装置200の一実施形態を示す。装置200は、遠隔ユニット102の一実施形態を含む。さらに、遠隔ユニット102は、プロセッサ202、メモリ204、入力デバイス206、ディスプレイ208、送信器210、および受信器212を含むことができる。いくつかの実施形態では、入力デバイス206およびディスプレイ208は、タッチスクリーンなどの単一のデバイスへと組み合わせることができる。いくつかの実施形態では、遠隔ユニット102は、どんな入力デバイス206および/またはディスプレイ208も含まないこともあり得る。様々な実施形態では、遠隔ユニット102は、プロセッサ202、メモリ204、送信器210、および受信器212のうちの1つまたは複数のものを含むことができ、入力デバイス206および/またはディスプレイ208を含まないこともあり得る。
【0035】
プロセッサ202は、一実施形態では、コンピュータ可読命令を実行できる、および/または論理演算を実施できる任意の知られたコントローラを含むことができる。例えば、プロセッサ202は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(central processing unit:CPU)、グラフィック処理ユニット(graphics processing unit:GPU)、補助的な処理ユニット、書換え可能ゲートアレイ(field programmable gate array:FPGA)、または同様のプログラム可能なコントローラとすることができる。いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、本明細書で述べられる方法およびルーチンを実施するために、メモリ204に記憶された命令を実行する。プロセッサ202は、メモリ204、入力デバイス206、ディスプレイ208,送信器210、および受信器212に通信可能に結合される。
【0036】
メモリ204は、一実施形態では、コンピュータ可読の記憶媒体である。いくつかの実施形態では、メモリ204は、揮発性のコンピュータ記憶媒体を含む。例えば、メモリ204は、ダイナミックRAM(dynamic RAM:DRAM)、シンクロナスダイナミックRAM(synchronous dynamic RAM:SDRAM)、および/またはスタティックRAM(static RAM:SRAM)を含むRAMを含むことができる。いくつかの実施形態では、メモリ204は、不揮発性のコンピュータ記憶媒体を含む。例えば、メモリ204は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、または任意の他の適切な不揮発性のコンピュータ記憶デバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、メモリ204は、揮発性と不揮発性の両方のコンピュータ記憶デバイスを含む。いくつかの実施形態では、メモリ204はまた、遠隔ユニット102上で動作するオペレーティングシステム、または他のコントローラアルゴリズムなど、プログラムコードおよび関連データも記憶する。
【0037】
入力デバイス206は、一実施形態では、タッチパネル、ボタン、キーボード、スタイラス、マイクロホン、または同様のものを含む任意の知られたコンピュータ入力デバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、入力デバイス206は、例えば、タッチスクリーン、または同様のタッチセンサ式のディスプレイのように、ディスプレイ208と一体化することができる。いくつかの実施形態では、入力デバイス206は、タッチスクリーンを含み、したがって、テキストは、タッチスクリーン上に表示される仮想のキーボードを用いて、および/またはタッチスクリーン上に手書きすることにより、入力することができる。いくつかの実施形態では、入力デバイス206は、キーボードおよびタッチパネルなど、2つ以上の異なるデバイスを含む。
【0038】
ディスプレイ208は、一実施形態では、任意の知られた電子的に制御可能なディスプレイまたはディスプレイデバイスを含むことができる。ディスプレイ208は、視覚的な、可聴の、および/または触覚による信号を出力するように設計され得る。いくつかの実施形態では、ディスプレイ208は、視覚データをユーザに出力できる電子的なディスプレイを含む。例えば、ディスプレイ208は、これだけに限らないが、液晶ディスプレイ(liquid crystal display:LCD)、発光ダイオード(light emitting diode:LED)ディスプレイ、有機発光ダイオード(organic light emitting diode:OLED)ディスプレイ、プロジェクタ、または画像、テキスト、もしくは同様のものをユーザに出力できる同様の表示デバイスを含むことができる。別の非限定的な例として、ディスプレイ208は、スマートウォッチ、スマートグラス、ヘッドアップディスプレイ、または同様のものなどの装着可能なディスプレイを含むことができる。さらに、ディスプレイ208は、スマートフォン、携帯情報端末、テレビジョン、テーブルコンピュータ、ノートブック(ラップトップ)コンピュータ、パーソナルコンピュータ、乗物用ダッシュボード、または同様のものの構成要素とすることができる。
【0039】
いくつかの実施形態では、ディスプレイ208は、音を生成するための1つまたは複数のスピーカを含む。例えば、ディスプレイ208は、可聴の警報または通知(例えば、ブザーもしくはチャイムなど)を生成することができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ208は、振動、動き、または他の触覚的なフィードバックを生成するための1つまたは複数の触覚デバイスを含む。いくつかの実施形態では、ディスプレイ208のすべてもしくは部分は、入力デバイス206と一体化することができる。例えば、入力デバイス206およびディスプレイ208は、タッチスクリーン、または同様のタッチセンサ式のディスプレイを形成することができる。他の実施形態では、ディスプレイ208は、入力デバイス206の近くに位置することができる。
【0040】
いくつかの実施形態では、送信器210は、電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をネットワークデバイスに送信する。目標は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解することができる。様々な実施形態では、受信器212は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、ネットワークデバイスから応答を受信する。
【0041】
1つの送信器210および1つの受信器212だけが示されているが、遠隔ユニット102は、任意の適切な数の送信器210および受信器212を有することができる。送信器210および受信器212は、任意の適切なタイプの送信器および受信器とすることができる。一実施形態では、送信器210および受信器212は、送受信器の一部とすることができる。
【0042】
図3は、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するために使用され得る装置300の一実施形態を示す。装置300は、ネットワークユニット104の一実施形態を含む。さらにネットワークユニット104は、プロセッサ302、メモリ304、入力デバイス306、ディスプレイ308、送信器310、および受信器312を含むことができる。理解されるように、プロセッサ302、メモリ304、入力デバイス306、ディスプレイ308、送信器310、および受信器312は、遠隔ユニット102のプロセッサ202、メモリ204、入力デバイス206、ディスプレイ208、送信器210、および受信器212とそれぞれ実質的に同様のものとすることができる。
【0043】
いくつかの実施形態では、受信器312は、電気通信網において自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をコンシューマデバイスから受信する。様々な実施形態では、プロセッサ302は、目標を、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解し、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかを判定する。いくつかの実施形態において、送信器310は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、コンシューマデバイスに応答を送信する。
【0044】
本明細書で述べられる1つまたは複数の実施形態は、単一の実施形態に組み合わせることができることに留意されたい。
【0045】
いくつかの実施形態において、閉ループを、それが満たすように試みる自動化目標を用いて構成することができる。このような実施形態では、構成することは、このような目標を構成するように許可された任意の適切なコンシューマにより行われる。いくつかの実施形態では、異なるコンシューマ(例えば、異なる垂直産業)、異なるテナント、異なるネットワークスライス所有者などにより指定されたループが存在し得る。異なるコンシューマに加えて、目標は、管理されたエンティティスタックまたはポリシ連続体の異なるレベルにおいて指定することができ、また管理されたエンティティスタックまたはポリシ連続体における異なるレベルへと変換される必要がある。このような実施形態では、このような変換または異なるコンシューマが、競合する目標をシステムに構成させる可能性があり、このような競合は、変換された目標もしくは条件(例えば、元の目標から導出された目標または条件)を、いくつかのドメインにおいて設定させ、他のドメインでは失敗し、目標設定手順の不均一な状態を生ずるおそれがある。
【0046】
様々な実施形態では、第5世代(fifth generation:5G)は、操作者が、異なる垂直コンシューマに対して異なるサービスをサポートできることを意図するネットワークスライシングを使用する(例えば、自動車(例えば、あらゆるモノに対する乗物(vehicle to everything:V2X))、モノのインターネット(internet of things:IoT)、拡張モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband:eMBB)、インダストリー4.0(例えば、超高信頼低遅延通信(ultra-reliable low-latency communication:URLLC)))。ネットワークスライスは、管理ドメインにわたって仮想化されたインフラストラクチャに対してホストされ得る。いくつかの実施形態では、ネットワークの自動化は、自動化を達成するための成功への鍵として閉ループに焦点を合わせることができる。各保証制御ループは、1つまたは複数の保証目標(または閉ループ目標)を含むことができ、多くの閉ループ(closed loops:CLs)は、ネットワークスライス、またはネットワークスライスサブネットに対して働くことができる。
【0047】
いくつかの実施形態において、CLに対応する保証目標は、任意の許可されたCLコンシューマにより設定することができ、また閉ループが達成しようと試みるべきキーパフォーマンスインジケータ(key performance indicator:KPI)を示す名前-値の対のリストとすることのできる保証目標リストを含む(例えば、保証目標または制御ループ目標(control loop goal:CLG))。これらの目標は、基準(例えば、最大および/または最小)に関連する任意の最適化、不均一性(例えば、~未満または~を超える)、または均一性の制約(例えば、現在指定されているように名前=値など)とすることができ、また意図するもの一部として表現され得る。異なるエンティティは、異なるレベルで異なる目標を設定することができる。これらの目標は、他の異なる閉ループに委譲され、拡大される、または渡され得る。異なるコンシューマ(例えば、異なるネットワークスライスインスタンスもしくは異なるネットワークスライスサブネットインスタンスを扱う)は、それらのネットワークスライスインスタンスを扱う条件リスニングサービス(condition listening service:CLS)に対して異なる目標を設定することができる。しかし、これらのものは次いで、異なる管理ドメイン(例えば、管理ドメイン)の他の閉ループに委譲され得る。
【0048】
いくつかの実施形態では、共通の共用インフラストラクチャにわたる異なるスライスの異なるコンシューマにより設定される様々な目標があるので、様々な目標が互いに競合する可能性がある。
【0049】
様々な実施形態では、目標を設定する前に、ネットワークにおける目標の構成可能性の実現性解析が実行されるべきである。
【0050】
図4は、目標の実現可能性確認のためのシステム400の一実施形態を示す概略的なブロック図である。システム400は、コンシューマ402、第1の目標実現可能性確認サービスプロデューサ(goal feasibility check service producer:GFCSP)404、目標変換サービスプロデューサ(goal translation service producer:GTSP)406、条件検出サービスプロデューサ(condition detection service producers:CDSPs)408、条件リスナサービスプロデューサ(condition listener service producer:CLSP)410、および第2のGFCSP412を含む。システム400における通信のそれぞれは、1つまたは複数のメッセージを含むことができる。
【0051】
第1のGFCSP404および/または第2のGFCSP412は、1)目標がネットワークにおいて構成可能であるかどうかを確認するための要求を受信することができる、2)ネットワークにおいて、目標が構成可能である場合、任意選択で、所与の時間の間、目標を予約することができる(例えば、目標を予約することは、目標がより新しい目標と比較されることを意味する)、また3)ネットワークにおいて、目標が構成可能ではない場合、目標が設定可能ではない理由を提供することができる。例えば、目標が設定できない理由は、1)設定された競合する目標が存在すること、2)ネットワークにおける条件のリスナに対する要求が正しくない、またはリスナに達することができないこと、3)変換された目標は、ネットワークにおいて実現可能性がないこと、および/または4)目標もしくは条件に達することが不可能であることを含むことができる。実現可能性には、競合に対する確認を含み得ることに留意されたい。競合を確認するために限って、実現可能性の確認と同一の別の機能を使用することもできる。
【0052】
第1の通信414では、条件に対する目標のマッピング、およびシステム400において構成された、変換された目標があり得る。
【0053】
第2の通信416では、コンシューマ402が、第1のGFCSP404において、保証目標を設定する実現可能性を確認することを要求する。保証目標の確認は、コンシューマ402が、特定の目標をネットワークにおいて設定できることを知ることを要求しているだけであることを示す。確認要求は、可能であれば、目標を予約する要求を含むことができる。
【0054】
第3の通信418では、第1のGFCSP404が、目標変換サービスプロデューサ406に保証目標リストを送信する。第3の通信418は、目標を下位目標に変換または分解するための要求を含むことができる。GTSP406は、一実装形態では、変換テーブルを参照して関連する下位目標、およびこれらの目標を設定するために使用され得るエンティティ(例えば、条件検出サービスまたは別のCL管理サービスプロデューサ)を見出す。GTSP406による目標の変換は、1)目標のベンダ特有の実装形態に基づく、2)目標の技術特有の理解に基づく、3)データベースにおけるオペレータ構成の変換またはオペレータ特有の実装形態に基づくことができる。
【0055】
第4の通信420では、GTSP406は、保証目標(例えば、サービスレベルアグリーメント(service level agreement:SLA)、サービスレベル仕様(service level specification:SLS))のその理解に基づき、実現可能性を確認できる内部で構成可能な条件、または構成可能な目標、およびエンティティ(例えば、CDSPまたは別のGFCSP)のリストを提供する。GTSP406は、マルチ技術またはマルチベンダプラットフォームにわたって目標を変換することを含む、目標を設定する管理ドメイン機能にわたって、目標を変換することができる。
【0056】
ループ422は、第3の通信418および/または第4の通信420からの各目標および/または下位目標に対して実施することができるが、確認が否定的である多くのエンティティが存在する可能性もある。
【0057】
第1のGFCSP404は、目標が設定されるアドレスおよび/またはエンティティのタイプを、またエンティティの正確なアドレスを評価する424。
【0058】
下位手順426におけるif条件において、1)第5の通信428では、条件が設定される場合、条件が設定可能であるかどうかを確認する要求がCDSP408のCDSPに送られる、予約が要求される場合、条件は、提供される時間の間予約される(しかし、設定されない)、2)第6の通信430において、条件設定確認の肯定応答が送られる、3)第7の通信432(例えば、任意選択の通信)では、いくつかの場合、条件リスニングサービスプロデューサ410が、CDSPにより出された通知を受け取ることができるかどうかを確認する、例えば、CDSPの通知に対するサブスクリプションアドレスに、第1のGFCSP404が達することができるかどうかを確認する必要があり得る、および4)第8の通信434(例えば、任意選択の通信)では、リスナ設定確認の肯定応答が送られる。
【0059】
下位手順426におけるif条件で、そうではない場合、1)第9の通信436において、変換されたまたは分解された目標が、第2のGFCSP412において設定される必要がある場合、目標実現可能性の確認要求は、第2のGFCSP412に送られる、いくつかの実施形態では、第2のGFCSP412は論理エンティティであり、第1のGFCSP404は要求をそれ自体に送ることができる、2)第2のGFCSP412は、実現可能性の確認手順を再帰的に繰り返す438、また3)第10の通信440において、肯定応答または否定応答が、目標の実現可能性が確認された後に送られる。
【0060】
任意選択の第11の通信442では、最終的に設定された応答が、コンシューマ402に送られる(例えば、目標確認応答)。予約される条件は、予約された条件と競合するさらなる条件が、CDSPにおいて設定できないことを保証する条件であることを留意されたい。しかし、この条件の検出は、ネットワーク内で活動化されず、したがって、満たされる条件に関して通知は発行されない。予約された目標も同様に扱われる。
【0061】
図5は、欧州電気通信標準化機構(European telecommunications standards institute:ETSI)ゼロタッチネットワークおよびサービス管理(zero-touch network and service management:ZSM)フレームワークネットワークにおける目標実現可能性確認のためのシステム500の一実施形態を示す概略的なブロック図である。システム500は、コンシューマ502、第1の管理システム504(例えば、GFCSPとして働くエンドツーエンド(end-to-end:E2E)の管理デバイス(management device:MD)管理システム)、GTSP506、CDSP508、オーケストレーションサービス510(例えば、CLSPとして働く)、および第2の管理システム512(例えば、第2のGFCSPとして働く)を含む。システム500における各通信は、1つまたは複数のメッセージを含むことができる。
【0062】
E2Eレベルの管理システム(例えば、E2E MDM(E2EMDM))、ならびにモバイルデバイス(mobile device:MD)レベルの管理システム(例えば、モバイルデバイス管理(mobile device management:MDM))は、目標実現可能性確認サービス(goal feasibility check service:GFCS)の実装を提供し、したがって、GFCSPの役割を行う。条件検出サービスプロデューサは、ETSI ZSM上の条件検出サービスにおいて述べられる条件設定を提供し、CDSPの役割を行う。さらにオーケストレーションサービスプロデューサ(orchestration service producer:OSP)は、CLSPの役割を行う。
【0063】
第1の通信514では、条件に対する目標のマッピング、およびシステム500において構成された、変換された目標があり得る。
【0064】
第2の通信516では、コンシューマ502が、第1の管理システム504において自動化目標を設定する実現可能性を確認することを要求する。目標の確認は、コンシューマ502は、特定の目標をネットワークにおいて設定できることを知ることを要求しているだけであることを示す。確認要求は、目標を一定時間、予約する要求を含むことができる。
【0065】
第3の通信518では、第1の管理システム504は、目標を下位目標に変換または分解することを求める。
【0066】
第4の通信520では、GTSP506は、保証目標(例えば、サービスレベルアグリーメント(「SLA」)、サービスレベル仕様(「SLS」))のその理解に基づき、内部的に構成可能な条件、または構成可能な目標、および確認され得るエンティティ(例えば、CDSPまたは別の管理システム)のリストを提供する。GTSP506は、マルチ技術またはマルチベンダプラットフォームにわたって目標を変換することを含む、目標を設定する管理ドメイン機能にわたって、目標を変換することができる。
【0067】
ループ522は、第3の通信518および第4の通信520からの各目標および/または下位目標に対して実施することができるが、確認が否定的である多くのエンティティが存在する可能性もある。
【0068】
第1の管理システム504は、目標が設定されるアドレスおよび/またはエンティティのタイプ、およびエンティティの正確なアドレスを評価する524。
【0069】
下位手順526におけるif条件において、1)第5の通信528では、条件が設定される場合、条件が設定可能であるかどうかを確認する要求がCDSP508のCDSPに送られる、予約が要求される場合、条件は、提供される時間に対して予約される(ただし、設定されない)、2)第6の通信530において、条件設定確認の肯定応答が送られる、3)第7の通信532において(例えば、任意選択の通信)、いくつかの場合、条件リスニングサービスプロデューサが、CDSPにより発行される通知を受信できるかどうかを確認する必要があり得る、例えば、設定された条件に対応するCLSPからの通知に加入できる場合、CDSPの通知に対するサブスクリプションアドレスに、オーケストレーションサービス510(例えば、OSP)を用いて、第1の管理システム504によって達することができるかどうかを確認することなどである、また4)第8の通信534において(例えば、任意選択の通信)、リスナ設定確認の肯定応答が送られる。
【0070】
下位手順526におけるif条件で、そうではない場合、1)第9の通信536において、変換または分解された目標が、第2の管理システム512において設定される必要がある場合、目標実現可能性の確認要求は、第2の管理システム512に送られる、2)第2の管理システム512は、実現可能性確認手順を再帰的に繰り返す538、また3)第10の通信540において、肯定応答または否定応答が、目標の実現可能性が確認された後に送られる。
【0071】
任意選択の第11の通信542では、最終的な肯定的または否定的な設定応答が、コンシューマ502に送られる(例えば、目標確認応答)。
【0072】
図6は、3GPP管理システムにおける目標実現可能性確認のためのシステム600の一実施形態を示す概略的なブロック図である。システム600は、コンシューマ602、ネットワークスライス(network slice:NS)管理サービスプロデューサ(management service producer:NSMSP)604(例えば、GFCSPとして働く)、GTSP606、性能保証サービスプロデューサ(performance assurance services producer:PASP)608(例えば、CDSPとして働く)、管理データ解析サービスプロデューサ(management data analytics service producer:MDASP)および/または管理データ解析機能(management data analytics function:MDAF)(「MDASP/MDAF」)610(例えば、CLSPとして働く)、およびネットワークスイッチングサブシステム(network switching subsystem:NSS)管理サービスプロデューサ(management service producer:NSSMSP)612(例えば、第2のGFCSPとして働く)を含む。システム600における通信のそれぞれは、1つまたは複数のメッセージを含むことができる。
【0073】
図6では、3GPP準拠の管理システムの一部として、ネットワークスライスレベルにおける管理サービスプロデューサ(「NSMSP」)は、保証目標の実現可能性確認(例えば、したがって、NMSPはGFCSPとして働く)を扱う。管理サービスプロデューサは、SLA、SLS、または目標仕様を含むサービスプロファイルに基づいてネットワークスライスを構成することを扱うプロビジョニングサービスプロデューサとすることができる。性能保証サービスプロデューサは、CL目標に関する各条件を設定できるCDSPとして働く。MDASは、したがって、CLSPとして、トリガされた条件に対するハンドラとして働く。さらに、ネットワークスライスサブネット管理サービスプロデューサ(network slice subnet management service producer:NSSMSP)は、例えば、ネットワークスライスインスタンスの無線アクセスネットワーク(「RAN」)部分に対する第2のGFCSPとして働く。
【0074】
第1の通信614において、条件に対する目標のマッピング、およびシステム600において構成された、変換された目標があり得る。
【0075】
第2の通信616では、コンシューマ602は、NSMSP604において、保証および/または自動化目標を構成する実現可能性を確認するように要求する。保証目標の確認は、コンシューマ602が、特定の目標をネットワークにおいて設定できることを知ることを要求しているだけであることを示す。確認要求は、一定の時間の間、目標を予約することを求める要求を含むことができる。
【0076】
第3の通信618は、NSMSP604は、目標を下位目標に変換または分解することを要求する。
【0077】
第4の通信620では、GTSP606は、保証目標(例えば、サービスレベルアグリーメント(「SLA」)、サービスレベル仕様(「SLS」))のその理解に基づき、内部的に構成可能な条件または構成可能な目標、および確認され得るエンティティ(例えば、CDSPまたは別の管理システム)のリストを提供する。GTSP606は、マルチ技術またはマルチベンダプラットフォームにわたって目標を変換することを含む、目標を設定する管理ドメイン機能にわたって、目標を変換することができる。
【0078】
ループ622は、第3の通信618および/または第4の通信620からの各目標および/または下位目標に対して実施することができるが、確認が否定的である多くのエンティティが存在する可能性もある。
【0079】
第1の管理システム604は、目標が設定されるアドレスおよび/またはエンティティのタイプ、ならびにエンティティの正確なアドレスを評価する624。
【0080】
下位手順626におけるif条件において、1)第5の通信628では、条件が設定される場合、要求は、性能保証サービスプロデューサ608のCDSPに送られて、条件が設定可能かどうかを確認する、すなわち、3GPPでは、条件の例は、キーパフォーマンスインジケータ(「KPI」)閾値超過条件とすることができる、予約が要求された場合、条件は与えられる時間に対して予約される(しかし設定されない)、2)第6の通信630において、条件設定確認の肯定応答が送られる、3)第7の通信632では(例えば、任意選択の通信)、いくつかの場合、条件リスニングサービスプロデューサが、CDSPにより出される通知を受信できるかどうかを確認すること、例えば、PASP608の通知に対するサブスクリプションアドレスに、MDASP/MDAF610が到達可能であるかどうかを確認することが必要になり得る、また4)第8の通信634では(例えば、任意選択の通信)、リスナ設定確認の肯定応答が送られる。
【0081】
下位手順626におけるIf条件で、そうではない場合、1)第9の通信636では、変換または分解された目標が、NSSMSP612において設定される必要がある場合、目標実現可能性の確認要求は、NSSMSP612に送られる、2)NSSMSP612は、実現可能性確認手順を再帰的に繰り返す638、また3)第10の通信640では、目標の実現可能性が確認された後、肯定または否定応答が送られる。
【0082】
図7は、自動化に向けた目標の実現可能性を確認する方法700の一実施形態を示すフローチャート図である。いくつかの実施形態では、方法700は、ネットワークユニット104などの装置により実施される。いくつかの実施形態では、方法700は、例えば、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、CPU、GPU、補助的な処理ユニット、FPGA、または同様のものなど、プログラムコードを実行するプロセッサにより実施することができる。
【0083】
様々な実施形態では、方法700は、電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求を、ネットワークデバイスにおいて、コンシューマデバイスから受信するステップ702を含む。いくつかの実施形態では、方法700は、目標を、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解するステップ704を含む。いくつかの実施形態では、方法700は、電気通信網において、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを設定できるかどうかを判定するステップ706を含む。様々な実施形態では、方法700は、電気通信網において、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを設定できるかどうかに基づいて、コンシューマデバイスに応答を送信するステップ708を含む。
【0084】
いくつかの実施形態において、目標は、キーパフォーマンスインジケータ(KPI)目標、保証目標、制御ループ目標、最大基準、最小基準、不均一性、均一性制約、意図の一部、またはそれらの何らかの組合せを示す名前-値の対のリストを含む。いくつかの実施形態では、方法700は、目標が満たされないことに応じて実施される1組のアクションを判定するステップをさらに含む。様々な実施形態では、方法700は、目標に対応する競合する目標、目標に対応する設定できない目標、目標に対応する競合する条件、目標に対応する設定できない条件、目標に対応する構成できないエンティティ、またはそれらの何らかの組合せがあるかどうかを判定するステップをさらに含む。
【0085】
一実施形態では、要求は、目標に対応する限定された予約時間を含む。いくつかの実施形態では、目標に対する予約は、限定された予約時間の経過に応じて除去される。いくつかの実施形態では、ネットワークデバイスは、目標実現可能性確認サービスプロデューサ、管理システム、管理サービスプロデューサ、またはその何らかの組合せを備える。
【0086】
図8は、自動化に向けた目標の実現可能性を確認する方法800の別の実施形態を示すフローチャート図である。いくつかの実施形態では、方法800は、遠隔ユニット102などの装置により実施される。いくつかの実施形態では、方法800は、例えば、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、CPU、GPU、補助的な処理ユニット、FPGA、または同様のものなど、プログラムコードを実行するプロセッサにより実施することができる。
【0087】
様々な実施形態では、方法800は、電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求を、コンシューマデバイスからネットワークデバイスに送信するステップ802を含む。目標は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解することができる。いくつかの実施形態では、方法800は、電気通信網において、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを設定できるかどうかに基づいて、ネットワークデバイスから応答を受信するステップ804を含む。
【0088】
いくつかの実施形態において、目標は、キーパフォーマンスインジケータ(KPI)目標、保証目標、制御ループ目標、最大基準、最小基準、不均一性、均一性制約、意図の一部、またはそれらの何らかの組合せを示す名前-値の対のリストを含む。いくつかの実施形態では、要求は、目標に対応する限定された予約時間を含む。
【0089】
様々な実施形態では、目標に対する予約は、限定された予約時間の経過に応じて除去される。一実施形態では、ネットワークデバイスは、目標実現可能性確認サービスプロデューサ、管理システム、管理サービスプロデューサ、またはそれらの何らかの組合せを備える。
【0090】
一実施形態では、装置は、電気通信網におけるネットワークデバイスを備える。装置は、電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をコンシューマデバイスから受信する受信器と、目標を1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解し、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかを判定するプロセッサと、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、コンシューマデバイスに応答を送信する送信器とをさらに備える。
【0091】
いくつかの実施形態において、目標は、キーパフォーマンスインジケータ(KPI)目標、保証目標、制御ループ目標、最大基準、最小基準、不均一性、均一性制約、意図の一部、またはそれらの何らかの組合せを示す名前-値の対のリストを含む。
【0092】
いくつかの実施形態では、プロセッサは、目標が実施されないことに応じて実施される1組のアクションを判定する。
【0093】
様々な実施形態では、プロセッサは、目標に対応する競合する目標、目標に対応する設定できない目標、目標に対応する競合する条件、目標に対応する設定できない条件、目標に対応する構成できないエンティティ、またはそれらの何らかの組合せが存在するかどうかを判定する。
【0094】
一実施形態では、要求は、目標に対応する限定された予約時間を含む。
【0095】
いくつかの実施形態において、目標に対する予約は、限定された予約時間の経過に応じて除去される。
【0096】
いくつかの実施形態において、ネットワークデバイスは、目標実現可能性確認サービスプロデューサ、管理システム、管理サービスプロデューサ、またはそれらの何らかの組合せを備える。
【0097】
一実施形態では、電気通信網におけるネットワークデバイスの方法は、電気通信網において自動化に向けた目標の実現可能性を確認する要求をコンシューマデバイスから受信するステップと、目標を、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解するステップと、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかを判定するステップと、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを、電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、コンシューマデバイスに応答を送信するステップとを含む。
【0098】
いくつかの実施形態において、目標は、キーパフォーマンスインジケータ(KPI)目標、保証目標、制御ループ目標、最大基準、最小基準、不均一性、均一性制約、意図の一部、またはそれらの何らかの組合せを示す名前-値の対のリストを含む。
【0099】
いくつかの実施形態では、方法は、目標が満たされないことに応じて実施される1組のアクションを判定するステップをさらに含む。
【0100】
様々な実施形態では、方法は、目標に対応する競合する目標、目標に対応する設定できない目標、目標に対応する競合する条件、目標に対応する設定できない条件、目標に対応する構成できないエンティティ、またはそれらの何らかの組合せがあるかどうかを判定するステップをさらに含む。
【0101】
一実施形態では、要求は、目標に対応する限定された予約時間を含む。
【0102】
いくつかの実施形態において、目標に対する予約は、限定された予約時間の経過に応じて除去される。
【0103】
いくつかの実施形態では、ネットワークデバイスは、目標実現可能性確認サービスプロデューサ、管理システム、管理サービスプロデューサ、またはそれらの何らかの組合せを備える。
【0104】
一実施形態では、装置は、電気通信網において、コンシューマデバイスを備える。装置は、電気通信網において、自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をネットワークデバイスに送信する送信器であって、目標は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解可能である、送信器と、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、ネットワークデバイスから応答を受信する受信器とをさらに備える。
【0105】
いくつかの実施形態において、目標は、キーパフォーマンスインジケータ(KPI)目標、保証目標、制御ループ目標、最大基準、最小基準、不均一性、均一性制約、意図の一部、またはそれらの何らかの組合せを示す名前-値の対のリストを含む。
【0106】
いくつかの実施形態では、要求は、目標に対応する限定された予約時間を含む。
【0107】
様々な実施形態では、目標に対する予約は、限定された予約時間の経過に応じて除去される。
【0108】
一実施形態では、ネットワークデバイスは、目標実現可能性確認サービスプロデューサ、管理システム、管理サービスプロデューサ、またはそれらの何らかの組合せを備える。
【0109】
一実施形態では、電気通信網におけるコンシューマデバイスの方法は、電気通信網において自動化に向けた目標の実現可能性を確認するための要求をネットワークデバイスに送信するステップであって、ここにおいて、目標は、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せへと分解可能である、送信するステップと、1組の構成可能な条件、1組の下位目標、またはそれらの組合せを電気通信網において設定できるかどうかに基づいて、ネットワークデバイスから応答を受信するステップとを含む。
【0110】
いくつかの実施形態において、目標は、キーパフォーマンスインジケータ(KPI)目標、保証目標、制御ループ目標、最大基準、最小基準、不均一性、均一性制約、意図の一部、またはそれらの何らかの組合せを示す名前-値の対のリストを含む。
【0111】
いくつかの実施形態では、要求は、目標に対応する限定された予約時間を含む。
【0112】
様々な実施形態では、目標に対する予約は、限定された予約時間の経過に応じて除去される。
【0113】
一実施形態では、ネットワークデバイスは、目標実現可能性確認サービスプロデューサ、管理システム、管理サービスプロデューサ、またはそれらの何らかの組合せを備える。
【0114】
実施形態は、他の特有の形態で実施することができる。述べられた実施形態は、すべての点で、例示的なものに過ぎず、限定するものではないと見なすべきである。本発明の範囲は、したがって、前述の記述によるのではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲の均等性の意味および範囲に含まれるすべての変更は、その範囲に包含されるべきである。
【符号の説明】
【0115】
100 無線通信システム
102 遠隔ユニット
104 ネットワークユニット
106 UL/DL通信信号
108 無線アクセスネットワーク
110 ソフトウェアアプリケーション
112 モバイルコアネットワーク
114 UPF
116 AMF
118 SMB
120 PCT
122 UDM
124 ネットワークリポジトリ機能(NRF)
126 NSSF
128 ネットワークデータ解析機能(NWDAF)
130 動作および管理システム(OAM)
200 装置
202 プロセッサ
204 メモリ
206 入力デバイス
208 ディスプレイ
210 送信器
212 受信器
300 装置
302 プロセッサ
304 メモリ
306 入力デバイス
308 ディスプレイ
310 送信器
312 受信器
400 システム
402 コンシューマ
404 第1の目標実現可能性確認サービスプロデューサ(GFCSP)
406 目標変換サービスプロデューサ(GTSP)
408 条件検出サービスプロデューサ(CDSP)
410 条件リスナサービスプロデューサ(CLSP)
412 第2のGFCSP
414 第1の通信
416 第2の通信
418 第3の通信
420 第4の通信
422 ループ
424 評価する
426 下位手順
428 第5の通信
430 第6の通信
432 第7の通信
434 第8の通信
436 第9の通信
438 再帰的に繰り返す
440 第10の通信
442 第11の通信
500 システム
502 コンシューマ
504 第1の管理システム
506 GTSP
508 CDSP
510 オーケストレーションサービス
512 第2の管理システム
514 第1の通信
516 第2の通信
518 第3の通信
520 第4の通信
522 ループ
524 評価する
526 下位手順
528 第5の通信
530 第6の通信
532 第7の通信
534 第8の通信
536 第9の通信
538 再帰的に繰り返す
540 第10の通信
542 第11の通信
600 システム
602 コンシューマ
604 ネットワークスライス(NS)管理サービスプロデューサ(NSMSP)
606 GTSP
608 性能保証サービスプロデューサ(PASP)
610 管理データ解析サービスプロデューサ(MDASP)および/または管理データ解析機能(MDAF)(MDASP/MDAF)
612 ネットワークスイッチングサブシステム(NSS)管理サービスプロデューサ(NSSMSP)
614 第1の通信
616 第2の通信
618 第3の通信
620 第4の通信
622 ループ
624 評価する
626 下位手順
628 第5の通信
630 第6の通信
632 第7の通信
634 第8の通信
636 第9の通信
638 再帰的に繰り返す
640 第10の通信
700 方法
800 方法
【国際調査報告】