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特表2024-514526電子機器収納保管システム、及び電子機器売買時に収納及び保管のための方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-02
(54)【発明の名称】電子機器収納保管システム、及び電子機器売買時に収納及び保管のための方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20240101AFI20240326BHJP
【FI】
G06Q10/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560911
(86)(22)【出願日】2022-04-13
(85)【翻訳文提出日】2023-10-02
(86)【国際出願番号】 KR2022005329
(87)【国際公開番号】W WO2022220569
(87)【国際公開日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】10-2021-0048456
(32)【優先日】2021-04-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0008641
(32)【優先日】2022-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521406798
【氏名又は名称】ミンティット カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チ,チャンファン
(72)【発明者】
【氏名】ユ,ドヒョン
(57)【要約】
【課題】電子機器収納保管システム及び電子機器売買時に収納及び保管のための方法が開示される。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る電子機器収納保管システムは、投入口を介して投入される電子機器を決定された傾きに移動させ、前記電子機器を収納及び保管する収納保管箱を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
投入口を介して投入される電子機器を決定された傾きに移動させ、前記電子機器を収納及び保管する収納保管箱を含む電子機器収納保管システム。
【請求項2】
前記電子機器を制御し、前記収納保管箱に関する状態情報を生成する制御部をさらに含み、
前記制御部は、
前記電子機器にインストールされた専用アプリケーションを駆動制御し、前記収納保管箱内における前記電子機器の現位置に関する位置情報を前記状態情報に含んで生成し、
前記電子機器に装着されるカメラを駆動制御し、前記収納保管箱の内部に関する内部撮影情報を前記状態情報に含んで生成し、
前記電子機器に装着されるGPS、ジャイロセンサ、及び多軸センサを駆動制御し、前記収納保管箱内における前記電子機器の動き及び姿勢に関する動き/姿勢情報を前記状態情報に含んで生成する、請求項1に記載の電子機器収納保管システム。
【請求項3】
前記収納保管箱の内部に設置され、前記傾きで前記電子機器がスライドされながら、前記収納保管箱の特定位置に自律移動するようにするスライド構造体をさらに含む、請求項1に記載の電子機器収納保管システム。
【請求項4】
前記スライド構造体は、
前記収納保管箱における前記投入口の位置に応じて、
複数のスライドを段差を置いて設計し、前記電子機器が、各スライドの間を落下して衝撃を分散させながらスライドさせるマルチステージと、
スライドを逆V字に設計し、前記電子機器を前記逆Vのスライドのいずれか1つの方向にスライドさせる分離ステージと、
を含む、請求項3に記載の電子機器収納保管システム。
【請求項5】
前記収納保管箱の一端に装着され、
前記スライド構造体が設けられる構造により規定される収納経路に沿って前記電子機器がスライドする状態を確認するための経路検出手段と、
前記収納保管箱に対する荷重変化を介して、前記電子機器が前記収納保管箱の特定位置に到達するかを確認するための荷重検出手段と、
を含む、請求項3に記載の電子機器収納保管システム。
【請求項6】
前記収納保管箱の内部に複数のスロットを設け、前記移動した電子機器がスロットのそれぞれに収納されるようにするスロット構造体をさらに含む、請求項1に記載の電子機器収納保管システム。
【請求項7】
前記スロット構造体は、
前記複数のスロット間に位置変更を許容するためのスロット移動装置と、
前記電子機器を収納したスロットに対してロックするためのロック装置と、
を含、請求項6に記載の電子機器収納保管システム。
【請求項8】
電子機器収納保管システムによって実現された電子機器収納保管方法であって、
前記電子機器収納保管システムの収納保管箱において、投入口を介して投入される電子機器を決定された傾きに移動させ、前記電子機器を収納及び保管するステップを含む、電子機器売買時に収納及び保管のための方法。
【請求項9】
前記電子機器収納保管システムの制御部で、前記電子機器を制御し、前記収納保管箱に関する状態情報を生成するステップをさらに含み、
前記状態情報を生成するステップは、
前記電子機器にインストールされた専用アプリケーションを駆動制御し、前記収納保管箱内における前記電子機器の現位置に関する位置情報を、前記状態情報に含んで生成するステップと、
前記電子機器に装着されるカメラを駆動制御し、前記収納保管箱の内部に関する内部撮影情報を前記状態情報に含んで生成するステップと、
前記電子機器に装着されるGPS、ジャイロセンサ、及び多軸センサを駆動制御し、前記収納保管箱内における前記電子機器の動き及び姿勢に関する動き/姿勢情報を前記状態情報に含んで生成するステップと、
を含む、請求項8に記載の電子機器売買時に収納及び保管のための方法。
【請求項10】
前記収納保管箱の内部に設けられるスライド構造体において、前記傾きで前記電子機器がスライドされながら、前記収納保管箱の特定位置に自律移動するようにするステップをさらに含む、請求項8に記載の電子機器売買時に収納及び保管のための方法。
【請求項11】
前記スライド構造体の内部に含まれ、前記収納保管箱における前記投入口の位置に応じて複数のスライドを段差を置いて設計するマルチステージで、前記電子機器が、各スライドの間を落下して衝撃を分散させながらスライドさせるステップと、
前記スライド構造体の内部に含まれ、前記収納保管箱における前記投入口の位置に応じてスライドを逆V字に設計する分離ステージで、前記電子機器を前記逆Vのスライドのいずれか1つの方向にスライドさせるステップと、
をさらに含む、請求項10に記載の電子機器売買時に収納及び保管のための方法。
【請求項12】
前記収納保管箱の一端に装着される経路検出手段で、前記スライド構造体が設けられる構造によって規定される収納経路に沿って前記電子機器がスライドする状態を確認するステップと、
前記収納保管箱の一端に装着される荷重検出手段で、前記収納保管箱に対する荷重変化を介して前記電子機器が前記収納保管箱の特定位置に到達するかを確認するステップと、
をさらに含む、請求項10に記載の電子機器売買時に収納及び保管のための方法。
【請求項13】
前記収納保管箱の内部に複数のスロットを設置するスロット構造体で、前記移動した電子機器がスロットのそれぞれに収納されるようにするステップをさらに含む、請求項8に記載の電子機器売買時に収納及び保管のための方法。
【請求項14】
前記スロット構造体に含まれるスロット移動装置で、前記複数のスロット間に位置変更を許容するステップと、
前記スロット構造体に含まれるロック装置で、前記電子機器を収納したスロットに対してロックするステップと、
をさらに含む、請求項13に記載の電子機器売買時に収納及び保管のための方法。
【請求項15】
請求項8に記載の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み出し可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、購入した電子機器を安定的に収納及び保管することのできる電子機器収納保管システム、及び電子機器売買時に収納及び保管のための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の購入(取引)形態に応じて電子機器の収納及び保管が可能な様々な方法が存在する。
【0003】
電子機器の収納及び保管のためには、単に信頼性が高くて安定的な収納及び保管機能の他に、購入する電子機器に対する収納及び保管状態をリアルタイムに確認する方法が必要である。
【0004】
電子機器の収納及び保管時には、保管箱の必要な形状構造及び購入した電子機器の収納状態をいずれかの方式に確認するかが重要である。
【0005】
特に、無人買入装置に収納及び保管される場合、購入された電子機器と、収納された電子機器がそれぞれ異なることによって購入側で損害が発生することがあり、後で販売計画においても影響を与える。
【0006】
そのため、無人買入装置に収納される電子機器が購入した電子機器の認知を確認する過程はリアルタイムにで行う必要がある。
【0007】
電子機器の売買(販売及び購入)において、電子機器を購入した購入側の形態に応じて電子機器に対する様々な収納及び保管方法があるが、実際に要求される収納及び保管方法を探すには多くの困難がある。
【0008】
従って、購入直後の電子機器に対して、最も最適な収納及び保管方法を高い信頼性で安定的にリアルタイムに確認できる方案が求められている実状である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の実施形態は、購入された電子機器に対して収納及び保管方法をリアルタイムにガイドする電子機器収納保管システム、及び電子機器売買時に収納及び保管のための方法を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明の実施形態は、購入された電子機器が計画に応じて正確に収納されるかをリアルタイムに確認し、購入電子機器と収納電子機器とが異なる場合に発生し得る損害及び販売計画の悪影響を減らすことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一実施形態に係る電子機器収納保管システムは、投入口を介して投入される電子機器を決定された傾きに移動させ、前記電子機器を収納及び保管する収納保管箱を含む。
【0012】
また、本発明の実施形態に係る電子機器売買時に収納及び保管のための方法は、電子機器収納保管システムによって実現された電子機器収納保管方法において、前記電子機器収納保管システムの収納保管箱で、投入口を介して投入される電子機器を決定された傾きに移動させ、前記電子機器を収納及び保管するステップを含んで構成される。
【発明の効果】
【0013】
本発明の一実施形態によれば、購入された電子機器に対して収納及び保管方法をリアルタイムにガイドする電子機器収納保管システム、及び電子機器売買時に収納及び保管のための方法を提供することができる。
【0014】
また、本発明によれば、購入された電子機器が計画に応じて正確に収納されるかをリアルタイムに確認し、購入電子機器と収納電子機器とが異なる場合に発生し得る損害及び販売計画の悪影響を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態に係る電子機器収納保管システムの構成を示すブロック図である。
図2】本発明に係る電子機器収納保管システムの構成一例を示す図である。
図3】電子機器の収納及び保管後回収時の機能ブロック図である。
図4】本発明における電子機器の収納方式による収納保管箱を説明するための図である。
図5】本発明に係る収納保管箱の寸法例を説明するための図である。
図6】収納保管箱のタイプごとに電子機器が投入されるときの衝撃形態を示すための図である。
図7】本発明に係る収納保管箱のスライド構造を説明するための図である。
図8】スロットタイプ構造の収納保管箱のDoor/non-Door typeに対する構造例示図である。
図9】スロットタイプの収納構造にスライドに投入するとき収納動作及びロック形態を例示するための図である。
図10】検収箱と保管箱に構造設計を例示して説明する図である。
図11図10の構造設計をより詳細化した図である。
図12】本発明の一実施形態に係る電子機器売買時に収納及び保管のための方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付の図面を参照して実施形態について詳説する。しかし、本明細書で開示する特定の構造的又は機能的な説明は単に実施形態を説明するための目的として例示したものであり、実施形態は様々な異なる形態で実施され、本発明は本明細書で説明した実施形態に限定されるものではない。実施形態に対する全ての変更、均等物ないし代替物が権利範囲に含まれているものと理解されなければならない。
【0017】
実施形態で用いられる用語は、単に、説明を目的として使用されたものであり、限定しようとする意図として解釈されることはない。単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0018】
異なるように定義さがれない限り、技術的であるか又は科学的な用語を含むここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであって、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0019】
また、添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関係なく、同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。実施形態の説明において、関連する公知技術に対する具体的な説明が実施形態の要旨を不要に曖昧にするものと判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係る電子機器収納保管システムの構成を示すブロック図である。
【0021】
図1を参照すると、本発明の一実施形態に係る電子機器収納保管システム100は、収納保管箱110及び制御部120を含んで構成されている。また、収納保管箱110は、スライド構造体112とスロット構造体113を含む。
【0022】
まず、収納保管箱110は、投入口を介して投入される電子機器を決定された傾きに移動させ、前記電子機器を収納及び保管する。即ち、収納保管箱110は、購入された電子機器が投入口に入手されれば、この電子機器を特定の内部収納空間に移動させ、安定的に保管する役割を行う。
【0023】
ここで、電子機器は、中古用として顧客であるユーザから購入される携帯電話機、モバイルフォンなどの電子物品であってもよい。
【0024】
制御部120は前記電子機器を制御し、前記収納保管箱に関する状態情報を生成する。即ち、制御部120は、収納保管箱110への電子機器の投入と関連して、収納保管箱110で発生する変化による状態情報を生成する役割を果たす。
【0025】
状態情報の生成において、制御部120は、位置情報、内部撮影情報、及び動き/姿勢情報を状態情報として生成することができる。
【0026】
制御部120は、前記電子機器にインストールされた専用アプリケーションを駆動制御し、前記収納保管箱内における前記電子機器の現位置に関する位置情報を前記状態情報に含んで生成することができる。即ち、制御部120はアプリを駆動制御し、アプリによる位置識別を介して収納保管箱110内における投入された電子機器の位置を情報として生成することで、電子機器が規定された地点に収納かつ保管されているかに関する状態情報を生成し得る。
【0027】
また、制御部120は、前記電子機器に装着されるカメラを駆動制御し、前記収納保管箱110の内部に関する内部撮影情報を前記状態情報に含んで生成することができる。即ち、制御部120は内蔵されたカメラを駆動制御し、制御されたカメラによる内部撮影を介して収納保管箱110内部の状態を情報として生成することで、電子機器を収納及び保管する収納保管箱110内部の現在状況を把握できる状態情報を生成できる。
【0028】
また、制御部120は、前記電子機器に装着されるGPS(Global Positioning System)、ジャイロセンサ、及び多軸センサを駆動制御し、前記収納保管箱110内における前記電子機器の動き及び姿勢に関する動き/姿勢情報を前記状態情報に含んで生成することができる。即ち、制御部120は、内蔵されている各種センサを駆動制御し、制御されたセンサによって検出される電子機器関連の動的情報を生成することで、収納保管箱110内で電子機器がどのように動いて姿勢を取っているかに関する状態情報を生成してもよい。
【0029】
実施形態により、電子機器収納保管システム100は、投入口を介して投入された電子機器をスライドさせながら収納保管箱110の特定位置まで移動させるスライド構造体112をさらに含んで構成される。
【0030】
スライド構造体112は前記収納保管箱110の内部に設置され、前記傾きで前記電子機器がスライドされながら前記収納保管箱110の特定位置に自律移動できるようにする。即ち、スライド構造体112は、収納保管箱110上部に位置する投入口に投入される電子機器を低い傾きでスライドさせながら、段階的に落下させて特定位置まで移動させる役割を果たす。
【0031】
スライド構造体112は、収納保管箱110における前記投入口の位置に応じて、マルチステージと分離ステージに設計されてもよい。
【0032】
マルチステージは、投入口が収納保管箱110の一側面に位置する場合、複数のスライドを段差を置いて設計し、前記電子機器が各スライドの間を落下して衝撃を分散させながらスライドさせる手段である。マルチステージは、隣接するスライドの間を互いに反対方向に傾いて設計することで、電子機器が収納保管箱110の内部をゆっくりスライド及び落下しながら特定位置まで到達するように誘導できる。
【0033】
分離ステージは、投入口が収納保管箱110の上面に位置する場合、スライドを逆V字に設計し、前記電子機器を前記逆Vのスライドのいずれか1方向にスライドさせる手段である。分離ステージは、投入口から電子機器が落ちる地点を変曲点にする逆Vのスライドで設計することで、電子機器が逆Vの表面をゆっくりスライドしながら特定位置まで到達するように誘導できる。
【0034】
実施形態により、電子機器収納保管システム100は、電子機器がスライド構造体を正常にスライドするか、又は、スライドを介して収納保管箱110の特定位置に電子機器が正常に到達するかを確認できる。
【0035】
そのために、電子機器収納保管システム100は、経路検出手段と荷重検出手段を含んでもよい。
【0036】
経路検出手段は、収納保管箱110の一端に装着され、前記スライド構造体112が設けられる構造により規定される収納経路に沿って前記電子機器がスライドする状態を確認する手段である。即ち、経路検出手段は、収納経路に沿ってスライド構造体112上を正常にスライド及び落下し、決定された位置に到達するかを判別できる。
【0037】
荷重検出手段は、収納保管箱110の一端に装着され、前記収納保管箱110に対する荷重変化を介して前記電子機器が前記収納保管箱110の特定位置(例えば、底面)に到達するかを確認する手段である。即ち、荷重検出手段は、電子機器が特定位置に到達して収納保管箱110の荷重が変化することにより、これを電子機器が正常に収納及び保管されたものと判別する。
【0038】
実施形態により、電子機器収納保管システム100は、投入口を介して投入された電子機器を移動させ、決定されたスロットに収納させて保管するスロット構造体113をさらに含んで構成されてもよい。
【0039】
スロット構造体113は、前記収納保管箱110の内部に複数のスロットを設け、前記移動した電子機器がスロットのそれぞれに収納されるようにする。即ち、スロット構造体113は、電子機器の種類、ブランド、価格などの仕様に合わせて複数のスロットを備え、投入された電子機器の仕様に応じて備えられたスロットに沿って電子機器が移動され、収納及び保管されるように誘導する役割を果たす。
【0040】
スロット構造体113は、スロットに収納及び保管される電子機器を管理したり保護できるスロット移動装置とロック装置を含む。
【0041】
スロット移動装置は、前記複数のスロット間に位置変更を許容するための手段である。スロット移動装置は、複数のスロットが配列された状態で、特定のスロットを上下左右に移動することで収納及び保管されている電子機器の整列を調整し、所望する電子機器を迅速に検索して収納保管箱110から抽出できるようにする。
【0042】
ロック装置は、前記電子機器を収納したスロットに対してロックするための手段である。ロック装置は、電子機器を収納及び保管しているスロットをロックし、外部人が無断にスロットを開かないようにし、許容された少数の関係者のみがスロットを開放して電子機器を抽出することができる。
【0043】
本発明の一実施形態によれば、購入された電子機器に対して、収納及び保管方法をリアルタイムにガイドする電子機器収納保管システム、及び電子機器売買時に収納及び保管のための方法を提供することができる。
【0044】
また、本発明によれば、購入した電子機器が計画に応じて正確に収納されるかをリアルタイムに確認し、購入電子機器と収納電子機器が異なる場合に発生し得る損害及び販売計画の悪影響を減らし得る。
【0045】
電子機器収納保管システム100は、検収された電子機器(例えば、中古携帯電話、モバイルフォンなど)が正常に収納及び保管されたことをリアルタイムに確認するための収納保管箱を含んでもよい。
【0046】
本発明の収納保管箱の構造及び機能は下記のとおりである。
【0047】
収納保管箱は、収納及び保管機能を行うための筐体(空間)を備えてもよい。
【0048】
収納保管箱は、収納及び保管状態を確認するための機能(購入した電子機器に対して確認する機能)を行ってもよい。
【0049】
収納保管箱は、収納経路上にセンサとレーザを設け、センサとレーザを用いて購入した電子機器が収納経路を通過するかを確認し、収納及び保管状態を確認し得る。
【0050】
収納保管箱は、購入された電子機器が収納経路を移動して特定位置に到達して一定の荷重を加える場合、収納保管箱は、これを物理的や電気的に認知し、電子機器に対する収納及び保管状態を確認し得る。
【0051】
収納保管箱は、収納経路上にカメラを設け、カメラを介して購入した電子機器が通過するかを検出して収納を確認し得る。
【0052】
収納保管箱は、購入された電子機器に対してバーコード及びQR Codeを認知し、収納と保管状態を確認し得る。
【0053】
収納保管箱は、電子機器の収納のための機械的な機能(例えば、許容範囲を超えて離脱する電子機器を、規定された収納経路に復元させる機械操作など)を行うことができる。
【0054】
電子機器収納保管システム100は、購入した電子機器に対して価値評価及び収納方法を決定し、評価された価値を内蔵しているタグを取り付けた後、決定された収納方法による引き出し及び特定の箱、自動化機器に電子機器を収納及び保管することができる。
【0055】
電子機器収納保管システム100は、タグを出力する構成を含む。
【0056】
電子機器収納保管システム100は、電子機器が投入されて収納保管箱に収納させる投入口を備える。
【0057】
電子機器収納保管システム100は、電子機器で駆動するアプリを介して電子機器の位置を確認し得る。
【0058】
電子機器収納保管システム100は、電子機器内部のカメラを用いて収納保管箱を撮影することによって収納保管箱の形状を確認し得る。
【0059】
電子機器収納保管システム100は、電子機器内部のセンサ(GPSデータ、ジャイロセンサ及び多軸センサ)を用いて電子機器の動き検出及び最終位置、姿勢を測定し得る。
【0060】
電子機器収納保管システム100は、収納保管箱に電子機器(モバイルフォン)が投入されることにより、電子機器が移動する間に発生するセンサ値の変化状態を把握し、電子機器が正常に投入経路を介して収納保管箱に投入されたかを確認し得る。
【0061】
即ち、電子機器収納保管システム100は、収納保管箱の内部がスライド構造として、電子機器をスライドさせて下方に落す構造であるため、電子機器がスライド構造の角度だけの傾き値で順に移動するパターンを確認し得る。
【0062】
そして、電子機器収納保管システム100は、最終位置のGPS及びセンサ値を算出し、電子機器に対する位置座標及び高さを確認し得る。
【0063】
電子機器収納保管システム100は、電子機器をDrop方式で収納保管箱に投入させることができる。
【0064】
Drop方式は、投入口を介して投入された電子機器を内部構造により決定された傾きに移動して最終的に収納保管箱に安着させる方式である。
【0065】
Drop方式では、収納保管箱のスライド構造により電子機器を下方に落とす。
【0066】
また、Drop方式では、機械メカニックを用いて電子機器を特定位置に移動させることができる。
【0067】
電子機器収納保管システム100は、電子機器を個別引き出し式の収納方式で収納保管箱に投入させることができる。
【0068】
電子機器収納保管システム100は、一個の電子機器、又は、数個の電子機器を特定の引き出しに投入して収納/保管し得る。
【0069】
電子機器を回収しなければならない場合、電子機器収納保管システム100は、収納及び回収動作を引き出しごとに独立的にそれぞれ行うことができる。
【0070】
電子機器収納保管システム100は、電子機器を収納保管箱に収納及び保管できるように、動作シナリオを備えてもよい。
【0071】
動作シナリオにおいて、電子機器収納保管システム100は、電子機器にアプリをアップロードしてインストール及び実行させ得る。
【0072】
電子機器収納保管システム100は、実行されたアプリによって電子機器との無線連動及び遠隔制御を実行し得る。
【0073】
電子機器収納保管システム100は、無線連動及び遠隔制御を介して電子機器から情報を取得し得る。
【0074】
電子機器収納保管システム100は、電子機器に装着されたGPSセンサなどを介して電子機器の現在位置を把握し得る(位置情報の確保)。
【0075】
電子機器収納保管システム100は、電子機器が収納保管箱に投入されることにより電子機器に関する情報を取得し得る。
【0076】
電子機器収納保管システム100は、電子機器の移動及び投入状況に適する変化値を認知して取得してもよい。電子機器収納保管システム100は、収納保管箱及び電子機器の売買に関する運営センターで、電子機器に関する情報を取得してもよい。電子機器収納保管システム100は、電子機器が収納保管箱に実際投入されることで発生する様々な変化値を情報として取得してもよい。
【0077】
電子機器収納保管システム100は、収納保管箱の収納位置に付着される無線充電パッドによって電子機器が充電モードに変化することを認知し、投入された電子機器が充電可能なモバイルフォンであることを確認できる。
【0078】
電子機器収納保管システム100は、収納保管箱の空間を無線連動空間として設定し、電子機器がBT(ブルータス)連動及びNFC連動により接続手続やコネクトして変化する情報値に基づいて無線連動空間に投入された電子機器がモバイルフォンであることを確認できる。
【0079】
電子機器収納保管システム100は、電子機器の内装フラッシュに対して、ON/OFFの繰り返し動作を撮影できるカメラを介して投入された電子機器がモバイルフォンであることを確認できる。
【0080】
電子機器収納保管システム100は、電子機器に装着された地磁気センサを活用して、電子機器が収納保管箱に収納されるかを確認できる。電子機器収納保管システム100は、地磁気センサによる収納保管箱の底に対する地磁気特性値の変化値と通常値を確認し、収納保管箱における電子機器の移動を確認できる。ここで、収納保管箱の底を構成している媒質は、空いている状態で地磁気特性値が常に一定になるよう製造されることができる。
【0081】
電子機器収納保管システム100は、購入手続を終えた電子機器を安全的に収納して保管できる収納保管箱を含むことができる。
【0082】
図2は、本発明に係る電子機器収納保管システムの構成一例を示す図である。
【0083】
一実施形態に係る電子機器収納保管システム100は、投入部210、付加機能部220、保管部230、及び制御及び通信部240を含んで構成される。
【0084】
電子機器収納保管システム100は、電子機器(例えば、中古携帯電話、モバイルフォンなど)を購入して収納し、これを回収する前まで保管してもよい。
【0085】
投入部210は、電子機器を保管箱に入れるための収納通路と、それに対する付加機能(投入口のドア、ドアロック装置、収納有無の確認機能、収納状態の表出機能など)を含んでもよい。
【0086】
保管部230は、電子機器を安全に保管し回収するロック装置を含む。
【0087】
付加機能部220は、電子機器の保管と回収における様々な付加機能が動作するための装置である。
【0088】
制御及び通信部240は、保管機能に対する制御及び状態情報を確認するための装置である。
【0089】
図3は、電子機器の収納及び保管後回収時の機能ブロック図である。
【0090】
図3には、電子機器を収納して保管するための装置が例示されている。
【0091】
投入部310は、投入口を介して電子機器を収納保管箱に入れるためのものである。
【0092】
投入口ロック装置320は、投入口の運営及び構成方式に基づいて投入口のドアに対してロックするためのものである。
【0093】
投入口状態装置330は、投入された電子機器が充分に投入されて確認可能な状態であるかを表出する装置である。
【0094】
投入製品認識装置340は、投入するものとなっている電子機器以外に他の電子機器を投入したとき、それを確認するための装置であってもよい。
【0095】
移送部350は、電子機器を保管部360に移動させる装置である。
【0096】
保管部360は、電子機器を最終的に保管する装置である。
【0097】
保管部ロック装置370は、保管部360に保管中である電子機器を回収するための装置である。
【0098】
制御及び通信部380は、保管中である電子機器に対してリアルタイムに状態を確認し、保管部360を制御するための装置である。
【0099】
図4は、本発明における電子機器の収納方式による収納保管箱を説明するための図である。
【0100】
図4では、電子機器の収納方式による収納保管箱の形状を例示する。
【0101】
電子機器を収納及び保管するための収納保管箱は、電子機器をいずれかの方式で収納するかに応じてその形状が区分される。
【0102】
図4(a)には、電磁気を落とす収納方式を適用する収納保管箱が例示されている。このときの収納保管箱は、一定空間を有するボックスタイプ(ボックス構造)であってもよい。
【0103】
図4(b)には、電子機器を特定空間に押込む収納方式を適用する収納保管箱が例示されている。このときの収納保管箱は、スロットタイプ(スロット構造)の形状を有する。スロットタイプ(スロット構造)として、収納方向に沿って垂直又は水平構造の他にもスロットが一定の角度に傾いた構造を含んでもよい。
【0104】
図5は、本発明に係る収納保管箱の寸法例を説明するための図である。
【0105】
図5に示すように、収納保管箱のサイズは、深度(Depth:Dに表示)、高さ(Height:Hに表示)、幅(Width:Wに表示)に表示してもよい。
【0106】
図5(a)のボックスタイプ(ボックス構造)の場合には、電子機器が正常に特定位置に安着されず、収納保管箱の壁に傾いて収納されたり、垂直に立てられたまま収納される場合を考慮して、180mm(D)X170mm(H)X100mm(W)以上のサイズに設計されているものが例示される。
【0107】
図5(b)のスロットタイプ(スロット構造)の場合には、それぞれの保管スロットを、170mm(D)X10mm(H)X80mm(W)以上のサイズに設計されていることが例示される。
【0108】
電子機器を収納保管箱に収納するためには、収納保管箱に電子機器の投入方向及び高さに応じて必須に考慮しなければならない条件がある。
【0109】
電子機器収納保管システム100は、連続保管時に先に保管された電子機器に衝撃を最大に少なく与える形態の収納保管箱の構造及び収納/保管アルゴリズムを備えることで、先に保管された電子機器の破損を減らし得る。
【0110】
このような収納箱の構造及び収納/保管アルゴリズムは、引き続き特定の空間(収納保管箱)に電子機器を累積して保管しなければならないため、必須である。
【0111】
図6は、収納保管箱のタイプごとに、電子機器が投入されるときの衝撃形態を示すための図である。
【0112】
図6(a)では、ボックスタイプ(ボックス構造)において、投入される角度(DropΦ)に応じて電子機器が収納保管箱の特定位置と衝撃することを例示する。
【0113】
図6(b)では、ボックスタイプ(ボックス構造)で一定の傾きに傾いたスライド構造(Slide Structure)上を、投入された電子機器が自律移動(Self-Move)した後、収納保管箱の特定位置と衝撃をことを例示する。
【0114】
特に、図6(a)のボックスタイプ(ボックス構造)では、先に投入されて保管中である電子機器に対して、後ほど投入される電子機器が衝撃を与えないように、投入される角度(DropΦ)と高さの投入口を設計することができる。
【0115】
図7は、本発明に係る収納保管箱のスライド構造を説明するための図である。
【0116】
電子機器収納保管システム100は、投入される電子機器が特定位置と最小に衝撃されるようにすると共に、先に保管中である電子機器に対しても衝撃を最小に減らし得るスライド構造を含む収納保管箱を備えることができる。
【0117】
スライド構造は、電子機器が落下する方向を基準にして、電子機器がスライド可能で衝撃を段階的に緩和できるようにスライド構造間を30~75度の間で設計してもよい。
【0118】
スライド構造は、垂直方向に30度以上に設計されて収納保管箱内における衝撃を減らすことができ、スライド機能を付与するために75度以下を保持して電子機器が自体に自律移動できるようにする。
【0119】
スライド構造の表面には、衝撃緩和及び電子機器にスクラッチなどが発生しないように別途の副資材が付加されてもよい。但し、電子機器収納保管システム100は、副資材により電子機器のスライド機能が低下する場合、スライド構造の設置角度を柔軟に調整して設計することができる。
【0120】
図7(a)では、スライド構造を多段に設計して高い位置で投入された電子機器が衝撃を緩和してスライドされ、最終的に収納保管箱の特定位置に到達するマルチステージが例示されている。
【0121】
図7(b)では、低い位置に設置される逆V字のスライド構造により、電子機器が特定位置に到達するときの衝撃を緩和する分離ステージが例示されている。
【0122】
スライド構造は、電子機器が投入される位置に応じて構造形態に差があり得る。
【0123】
図7(a)に示すよう、投入される位置が高い場合、スライド構造は数個の段に構成されてもよい。
【0124】
一方、図7(b)に示すように、投入される位置が低いか、収納保管箱の大きさが大きい場合、スライド構造は分離型の段の構造が適用されてもよい。スライド構造の間の角度は30~75度の間で設計されてもよい。
【0125】
図8は、スロットタイプ構造の収納保管箱のDoor/non-Doorタイプに対する構造例示図である。
【0126】
図8に示すように、スロットタイプ構造の収納保管箱は、それぞれのスロットにドアを付着したり付着しない構造を有してもよい。
【0127】
ドアを付着したスロットは、ドアの開閉方向により上/下/左/右といった4方向に移動するように具現され、必要に応じてロック装置を装着してもよい。
【0128】
図9は、スロットタイプの収納構造にスライドで投入するとき収納動作及びロック形態を例示するための図である。
【0129】
保管箱の構造がスロット方式である場合、ロック装置が含まれているドアを使用せず開閉のみが行われる単なるドア構造を用いてもよい。
【0130】
電子機器収納保管システム100は、単ななるドア構造で、収納された電子機器を取り出し難くするために、一定の深さを有するスライド構造にシーソー構造の構造物を適用し、外部人が投入ドアを介して電子機器を取り出すことができないようにする。
【0131】
電子機器収納保管システム100は、電子機器が投入される終端に、図9に示すようなシーソー構造の構造物を追加する。
【0132】
シーソー構造の構造物は、電子機器の投入荷重及び荷重によってA部位が押されると、特定ポイントのシーソー構造Cによって投入口側のB部位が上昇し、電子機器の投入後のドアが開放されないようにする。
【0133】
図9(a)は、スライド構造の保管箱の投入口のドアにロック装置がない場合、シーソー構造を有する構造物を利用したロック装置の適用実施形態である。ドアは、電子機器を押込むと容易に押され、電子機器が入っている構造(ばね連結の構造として、押す力がなければ原復される)である。
【0134】
図9(b)は、収納しようとする電子機器をドアを介して投入した後、シーソー構造のロック装置が動作する場合のドアオープンの失敗現像を示す実施形態である。
【0135】
図9(c)及び(d)は、実際の電子機器を投入した場合の動作ステップごとの実施形態である。スライド構造のスロットに電子機器が投入されれば、電子機器の荷重によりシーソー構造のA部分は下方に押され、B部分は上方に上昇される。シーソー構造は、B部分が上方に飛び出しす構造によって、投入口のドアがこれ以上オープンされないようにすることで、外部でその他の手や機構物によって投入された電子機器を取り出すことができない構造を提供できる。
【0136】
一般に、電子機器の購入主体及び方法により収納及び保管方法は様々である。自動化機能の付加された保管箱でない場合、次のような方法により保管箱を実現して運営することができる。
【0137】
自動化保管箱の他の実現方法として、運営者のない方法と運営者が一部運営を担当している方法が挙げられる。
【0138】
運営者のない方法は、保管箱とサーバとの間の通信及び連動作業が必要であり、特に、電子機器が保管箱に投入されたかを確認する技術が重要である。
【0139】
運営者が一部運営している方法は、半自動機能が必要ではなく、これは運営者の信頼性を既存の保管箱の知能型機能に代替することができるためである。
【0140】
即ち、運営者が業務、即ち、電子機器の状態確認機能と保管箱の投入状況を保障すれば、保管箱の自動認識機能が少し減少しも問題がない。したがって、この場合では運営者が電子機器を顧客から直接受けて状態を確認した後、そのまま投入可能である例を示す。また、この場合、特定の保管箱に電子機器を投入することによって、購入した電子機器であることを直ちに確認することができる。
【0141】
次は、運営主体による収納及び保管方法を簡略に記述する。
【0142】
個人対個人(C2C)の分析時:電子機器の情報記録後に、引き出し及び特定の箱に収納及び保管
【0143】
個人対Tool連動の分析時:購入後に電子機器の情報が入力されたタグ付着、引き出し及び特定の箱に収納及び保管
【0144】
個人対自動化システム連動の分析時:購入後に電子機器の情報が入力されたタグ付着、引き出し及び特定の箱に収納及び保管又は自動化機器の内部に収納及び保管
【0145】
電子機器収納保管システム100は、収納保管箱内に収納されている電子機器の状態を把握するための構成を含んでもよい。
【0146】
電子機器収納保管システム100は、タグの出力によって電子機器の状態を把握し得る。タグは、購入電子機器に関する情報が入っている付着印刷物であってもよい。
【0147】
電子機器収納保管システム100は、投入口を介して電子機器の状態を把握し得る。投入口は、電子機器を収納するためのもので、ドアは、設計構造により互いに異なるように設計されてもよい。
【0148】
電子機器収納保管システム100は、電子機器の収納構造及び保管箱の構造による保管箱を介して電子機器の状態を把握し得る。
【0149】
電子機器収納保管システム100は、電子機器の収納進行時の状態を確認し得る。
【0150】
電子機器収納保管システム100は、購入した電子機器の内部にインストールされたアプリを介して電子機器の移動及び収納位置を確認し得る。電子機器収納保管システム100は、アプリを介して電子機器の無線通信機能及び電子機器内部のカメラを用いて収納保管箱の状態写真を撮って確認できる。電子機器収納保管システム100は、電子機器の特定位置に付着された特定形状を認知して電子機器の状態を確認し得る。
【0151】
電子機器収納保管システム100は、電子機器内部のセンサ(GPSデータ、ジャイロセンサ及び多軸センサ)を用いて電子機器の動き検出及び最終位置を測定し得る。電子機器収納保管システム100は、電子機器に搭載されたアプリを介して電子機器の動き検出及び最終位置に関する情報をリアルタイムに取得して確認し得る。
【0152】
電子機器収納保管システム100は、収納保管箱に電子機器(例えば、モバイルフォンなど)が投入される場合、電子機器が移動する間に発生するセンサ値の変化状態を把握して正常に投入されたかを確認し得る。電子機器収納保管システム100は、収納保管箱の内部がスライド方式で下方に落下する構造であれば、スライド角度だけの傾き値に順に移動するパターンを確認し、最終位置のGPS及びセンサ値を算出して位置座標及び高さを確認することができる。
【0153】
電子機器の収納方法による収納保管箱は、Drop方式とスロット方式により実現される。
【0154】
Drop方式は、特定の投入口に電子機器を押し込むと、内部構造により移動して最終の収納位置に落とす方式であってもよい。
【0155】
Drop方式は、特定の位置までは電子機器がスライド構造に移動した後落とす方式であってもよい。
【0156】
Drop方式は、運営者や機械メカニックを用いて特定位置で電子機器を落とす方式であってもよい。
【0157】
スロット方式は、1つの電子機器を個別保管スロットに収納保管する方式であってもよい。
【0158】
スロット方式では、運営者が電子機器を直接入れることができ、構造に応じて電子機器を自動的に収納し回収してもよい。
【0159】
スロットの構造は、電子機器を水平に収納したり垂直に収納できるように設計し、一定の傾きを備えてもよい。
【0160】
スロット方式は、水平構造で電子機器を保管してもよく、スライドの構造を有してもよい。
【0161】
スロット方式は、電子機器を1つ又は数個を特定の引き出しに個別投入して収納/保管する方式であってもよい。
【0162】
保管箱が1つの大きい引き出しに仕切り構造を有する場合、Drop及びスロットの兼用方式を採用してもよい。
【0163】
アプリ連動を通した電子機器の収納保管に関する動作シナリオ及び適用方法は、次のように例示することができる。
【0164】
電子機器において、アプリをアップロードした後インストール及び実行し得る。
【0165】
電子機器収納保管システム100は、電子機器と、収納保管箱又は運営センターとの無線連動及び遠隔制御を行うことができる。
【0166】
電子機器収納保管システム100は、電子機器に対する制御を介して電子機器の情報を取得することができる。
【0167】
電子機器収納保管システム100は、電子機器の現在位置を把握(位置情報の確保)することができる。
【0168】
電子機器収納保管システム100は、収納保管箱に電子機器の投入時に関連する情報を取得することができる。
【0169】
電子機器収納保管システム100は、電子機器の移動及び投入状況に適する変化値を認知及び取得することができる。電子機器収納保管システム100は、収納保管箱及び運営センターで電子機器の情報を取得したり、又は、電子機器が収納保管箱に実際投入される場合に発生する様々な変化値情報を取得し得る。
【0170】
電子機器収納保管システム100は、投入後に載置される収納位置の底に無線充電パッドを取り付けて、充電モードへの変化を検出し、投入された電子機器が予め契約された電子機器認知を確認することができる。
【0171】
電子機器収納保管システム100は、電子機器の投入時の収納空間に無線連動空間を設定してもよい。無線連動空間は、収納保管箱の外側に連動されない空間であって、遮蔽を介して外部のフォンと連動されないようにする。電子機器収納保管システム100は、無線連動空間により電子機器と連動可能なBT(ブルータス)連動及びNFC連動を動作し、接続手続やコネクト時の変化した情報値に基づいて電子機器に対して認識することができる。
【0172】
電子機器収納保管システム100は、制御される電子機器の内装フラッシュ(又は、電子機器のディスプレイ)に対するON/OFFの繰り返し動作を撮影できるカメラを介して電子機器を認知することができる。
【0173】
電子機器収納保管システム100は、電子機器の移動機能のためのセンサのうち地磁気センサを活用し、収納保管箱の特定位置に電子機器が収納されることで収納空間の底の地磁気特性値の変化値及び通常値を確認し、電子機器が移動した状態を確認することができる。電子機器収納保管システム100は、収納保管箱の載置部位の特定位置を構成している媒質による地磁気センサ値を常に特定の値に作ることができるため、これを基盤値にして電子機器の移動状態に対する確認を行うことができる。
【0174】
電子機器収納保管システム100は、電子機器を検収して収納保管箱に投入するものと関わった検収部及び保管部を運営方法により様々な構造に設計することができる。
【0175】
電子機器収納保管システム100は、検収部及び保管部が別途の独立構造を有する場合、別の位置に設けて運営することができ、機構的に連動して利用できる。
【0176】
2種類の機能を1つの機構物に含ませて実現してもよいが、1つの機構物に2つの機能を共に共有する場合、特定の大きさ及び荷重、そして形状を有することから、設置及び運営に困難がある。
【0177】
独立的に連動する場合、それぞれ単独で運営することができ、設置するための制約が少ないという長所がある。
【0178】
図10は、検収箱と保管箱に構造設計を例示して説明する図である。
【0179】
図10(a)は、検収機能と保管機能が別に分離された構造を示す。
【0180】
図10(b)では、検収機能と保管機能とが分離している構造を示し、同じ空間に検収箱と保管箱を設け、簡易連動ができるように別途の連結構造物を付加して連動する構造が例示されている。
【0181】
図11は、図10に示す構造設計をより詳細化した図である。
【0182】
図11(a)は、1つの機構物に分析機能と収納(保管)機能が共に含まれて連動される場合の例示である。
【0183】
図11(b)及び(c)は、別途の構造で構成されるとき、連動して便利に使用できる場合の実施形態である。
【0184】
図11(b)に示すように、検収部で検収が終了したとき、電子機器を運営者が取り出して収納保管箱の投入口に入れる場合の実施形態であり、この場合、電子機器に運営者が認識コードラベルを付着したり、最終状態を確認して投入することができる。
【0185】
図11(c)に示すように、検収部と保管箱とが分離した構造であるが、保管箱上に位置している検収部の特定位置と保管箱の特定位置とを連結する機構物を取り付け、ある程度自動に収納が行われるようにすることができる。
【0186】
電子機器収納保管システム100は、自動収納及び保管箱の機能を行うための筐体(空間)を備えてもよい。
【0187】
電子機器収納保管システム100は、購入電子機器に対して自動収納及び保管状態を確認し得る。
【0188】
電子機器収納保管システム100は、購入電子機器の収納状態を確認できる方法であって、収納経路にセンサ及びレーザを利用した通過状態を確認し得る。
【0189】
電子機器収納保管システム100は、荷重を認知する方法、カメラを通した通過及び収納状態確認、バーコード及びQR Codeを認知する方法、収納のための機械的な方法などを介して購入電子機器の収納状態を確認し得る。
【0190】
以下、図12においては、本発明の実施形態に係る電子機器収納保管システム100の作業の流れを詳細に説明する。
【0191】
図12は、本発明の一実施形態に係る電子機器売買時に収納及び保管のための方法を示すフローチャートである。
【0192】
本実施形態に係る電子機器売買時に収納及び保管のための方法は、電子機器収納保管システム100によって実行されてもよい。
【0193】
まず、電子機器収納保管システム100の収納保管箱において、投入口を介して投入される電子機器を決定された傾きに移動させ、前記電子機器を収納及び保管する(1210)。ステップ1210は、購入された電子機器が投入口に入手されれば、この電子機器を特定の内部収納空間に移動させ、安定的に保管する過程である。
【0194】
ここで、電子機器は中古用として、顧客であるユーザから購入される携帯電話機、モバイルフォンなどの電子物品であってもよい。
【0195】
電子機器収納保管システム100の制御部において、前記電子機器を制御し、前記収納保管箱に関する状態情報を生成する(1220)。ステップ1220は、収納保管箱における電子機器投入に関連して、収納保管箱で発生する変化による状態情報を生成する過程である。
【0196】
状態情報の生成において、制御部は、位置情報、内部撮影情報、及び動き/姿勢情報を状態情報として生成する。
【0197】
制御部は、前記電子機器にインストールされた専用アプリケーションを駆動制御し、前記収納保管箱内における前記電子機器の現位置に関する位置情報を前記状態情報に含んで生成する。即ち、制御部は、アプリを駆動制御し、アプリによる位置識別を介して収納保管箱内における入された電子機器の位置を情報として生成することで、電子機器が規定された地点に収納されて保管されているかに関する状態情報を生成することができる。
【0198】
また、制御部は、前記電子機器に装着されるカメラを駆動制御し、前記収納保管箱の内部に関する内部撮影情報を前記状態情報に含んで生成してもよい。即ち、制御部は、内蔵されているカメラを駆動制御し、制御されたカメラによる内部撮影を介して収納保管箱内部の状態を情報として生成することによって、電子機器を収納及び保管する収納保管箱内部の現在状況を把握できる状態情報を生成し得る。
【0199】
また、制御部は、前記電子機器に装着されるGPS、ジャイロセンサ、及び多軸センサを駆動制御し、前記収納保管箱内における前記電子機器の動き及び姿勢に関する動き/姿勢情報を前記状態情報に含んで生成してもよい。即ち、制御部は、内蔵されている各種のセンサを駆動制御し、制御されたセンサによって検出される電子機器関連の動的情報を生成することで、収納保管箱内で電子機器がどのように動いて姿勢を取っているかに関する状態情報を生成してもよい。
【0200】
実施形態により、電子機器収納保管システム100は、投入口を介して投入された電子機器をスライドさせながら収納保管箱の特定位置まで移動させるスライド構造体をさらに含んで構成してもよい。
【0201】
スライド構造体は、前記収納保管箱の内部に設けられ、前記傾きで前記電子機器がスライドされながら、前記収納保管箱の特定位置に自律移動されるようにする。即ち、スライド構造体は、収納保管箱の上部に位置する投入口に投入される電子機器を低い傾きでスライドさせながら段階的に落下させて特定位置まで移動させる役割を果たす。
【0202】
スライド構造体は、収納保管箱における前記投入口の位置に応じて、マルチステージと分離ステージとに設計され得る。
【0203】
マルチステージは、投入口が収納保管箱の一側面に位置する場合、複数のスライドを段差を置いて設計し、前記電子機器が各スライドの間を落下して衝撃を分散させながらスライドさせる手段であってもよい。マルチステージは、隣接するスライドの間を互いに反対方向に傾いて設計することで、電子機器が収納保管箱の内部をゆっくりスライド及び落下しながら特定位置まで到達するように誘導できる。
【0204】
分離ステージは、投入口が、収納保管箱上面に位置する場合、スライドを逆V字に設計し、前記電子機器を前記逆Vのスライドのいずれか1つの方向にスライドさせる手段であってもよい。分離ステージは、投入口から電子機器が落下させる地点を変曲点にする逆Vのスライドで設計することで、電子機器が逆Vの表面をゆっくりスライドしながら特定位置まで到達するように誘導できる。
【0205】
実施形態により、電子機器収納保管システムは、電子機器がスライド構造体を正常にスライドするか、又はスライドを介して収納保管箱の特定位置に正常に電子機器が到達するかを確認し得る。
【0206】
そのため、電子機器収納保管システム100は、経路検出手段と荷重検出手段を含む。
【0207】
経路検出手段は、収納保管箱の一端に装着され、前記スライド構造体が設けられる構造によって規定される収納経路として、前記電子機器がスライドする状態を確認する手段である。即ち、経路検出手段は、収納経路に沿ってスライド構造体上を正常にスライド及び落下して決定された位置に到達するかを判別することができる。
【0208】
荷重検出手段は、収納保管箱の一端に装着され、前記収納保管箱に対する荷重変化を介して前記電子機器が前記収納保管箱の特定位置(例えば、底面)に到達するかを確認する手段である。すなわち、荷重検出手段は電子機器が特定の位置に到達し、収納保管箱の荷重が変化することにより、これを電子機器が正常に収納及び保管されたものと判別することができる。
【0209】
実施形態により、電子機器収納保管システム100は、投入口を介して投入された電子機器を移動させ、決定されたスロットで収納させて保管するスロット構造体をさらに含んで構成してもよい。
【0210】
スロット構造体は、前記収納保管箱の内部に複数のスロットを設け、前記移動した電子機器がスロットそれぞれに収納されるようにする。即ち、スロット構造体は、電子機器の種類、ブランド、価格などの仕様に合わせて複数のスロットを備え、投入された電子機器の仕様に応じて備えられたスロットとして、電子機器が移動して収納及び保管されるように誘導する役割を果たす。
【0211】
スロット構造体は、スロットに収納及び保管される電子機器を管理したり保護できるスロット移動装置とロック装置を含む。
【0212】
スロット移動装置は、前記複数のスロット間の位置変更を可能にする手段である。スロット移動装置は、複数のスロットが配列された状態で、特定のスロットを上下左右に移動することにより収納及び保管されている電子機器の整列を調整し、希望する電子機器を迅速に検索して収納保管箱から抽出することができる。
【0213】
ロック装置は、前記電子機器を収納したスロットに対してロックするための手段である。ロック装置は、電子機器を収納及び保管しているスロットをロックし、外部人が無断にスロットをオープンしないようにし、許容された少数の関係者のみがスロットを開放して電子機器を抽出するようにする。
【0214】
本発明の一実施形態によれば、購入された電子機器に対して収納及び保管方法をリアルタイムにガイドする電子機器収納保管システム、及び電子機器売買時に収納及び保管のための方法を提供することができる。
【0215】
また、本発明によれば、購入された電子機器が計画に応じて正確に収納されるかをリアルタイムに確認し、購入電子機器と収納電子機器が異なる場合に発生し得る損害及び販売計画の悪影響を減らすことができる。
【0216】
実施形態に係る方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0217】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令(instruction)、又はそのいずれかの組み合わせを含んでもよく、希望のように処理適応的スーパーサンプリング装置を構成したり独立的又は結合的に(collectively)処理適応的スーパーサンプリング装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理適応スーパーサンプリング装置によって解釈されるか、処理適応スーパーサンプリング装置に命令又はデータを提供するために、いずれかのタイプの機械、コンポーネント、物理適応スーパーサンプリング装置、仮想適応スーパーサンプリング装置、コンピュータ記憶媒体、又は適応スーパーサンプリング装置、又は送信される信号波に永久的に具体化することができる。ソフトウェアは、ネットワーク接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された方法で格納又は実行されてもよい。ソフトウェア及びデータは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することができる。
【0218】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0219】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。
【符号の説明】
【0220】
100:電子機器収納保管システム
110:収納保管する
112:スライド構造体
113:スロット構造体
120:制御部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】