(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-02
(54)【発明の名称】蓋をガイドする手段を備える折り畳み式パッケージ
(51)【国際特許分類】
B65D 6/18 20060101AFI20240326BHJP
【FI】
B65D6/18 C
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023563979
(86)(22)【出願日】2022-04-08
(85)【翻訳文提出日】2023-12-13
(86)【国際出願番号】 EP2022059486
(87)【国際公開番号】W WO2022223326
(87)【国際公開日】2022-10-27
(32)【優先日】2021-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519104318
【氏名又は名称】ピーエー コット エスエー
(74)【代理人】
【識別番号】110000970
【氏名又は名称】弁理士法人 楓国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ダミアン リムーザン
(72)【発明者】
【氏名】シモン ギユー
【テーマコード(参考)】
3E061
【Fターム(参考)】
3E061AA01
3E061AB09
3E061CA01
3E061CA02
3E061DB17
(57)【要約】
本発明は、-底部(20)及びパネル(21、22、23)がケース(2)を形成する使用形態と、-パネル(21、22、23)及び蓋(3)が底部(20)と実質的に平行に延伸する扁平形態と、の間で折り畳み可能なパッケージ(1)に関し、パッケージ(1)は、-パッケージ(1)の使用形態において、蓋(3)を閉鎖位置にロックする手段(4)と、-蓋(3)をその閉鎖位置にガイドする手段(5)と、を備え、ロック手段(4)は、ロック配置において、前面パネル(21)の上縁(211)と蓋(3)の前縁(31)との間に機械的リンクを設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッケージ(1)であって、
底部(20)と、
前記底部(20)に枢動可能に取り付けられた、前面パネル(21)、後面パネル(22)、及び2つの側面パネル(23)を含むパネル(21、22、23)と、
後方ピボットリンク(320)によって前記後面パネル(22)に枢動可能に取り付けられた蓋(3)を備える閉塞手段と、を備え、
前記パッケージ(1)は、
少なくとも、前記底部(20)、前記前面パネル(21)、及び前記側面パネル(23)が、収容空間を定めるケース(2)を形成し、前記閉塞手段が前記収容空間を閉じることができる使用形態と、
前記パネル(21、22、23)及び前記蓋(3)が前記底部(20)と実質的に平行に延伸する扁平形態と、の間で折り畳み可能であり、
前記パッケージ(1)は、前記パッケージ(1)の前記使用形態において、前記収容空間の閉鎖位置で前記蓋(3)をロックする手段(4)をさらに備え、前記ロック手段(4)は、ロック配置において、前記前面パネル(21)の上縁(211)と前記蓋(3)の前縁(31)との間に機械的リンクを設け、
前記パッケージ(1)は前記蓋(3)をその閉鎖位置にガイドする手段(5)を備え、前記ガイド手段(5)は前記後方ピボットリンク(320)とは別個のものであり、前記ガイド手段(5)は、前記蓋(3)がその閉鎖位置に近づいた場合、前記蓋(3)の前記前縁(31)が前記前面パネル(21)の前記上縁(211)に押し付けられるように変位することを強いるように設計され、前記ガイド手段(5)は、
フレア状の入り口を有するガイドスライド(51)と、
前記蓋(3)がその閉鎖位置に近づいた場合、前記ガイドスライド(51)に挿入されて摺動するように意図された雄型ガイド要素(52)と、を備える少なくとも1つの一対のガイド要素を備え、
前記ガイド手段(5)は、
フレア状の入り口を有するガイドスライド(51)と、
前記蓋(3)がその閉鎖位置に近づいた場合に、前記ガイドスライド(51)に挿入されて摺動するように意図された雄型ガイド要素(52)と、を備える少なくとも1つの一対のガイド要素を備え、
前記ガイド手段(5)は、それぞれ第1端(531)と第2端(532)との間で延伸する2つの展開可能なガイドアーム(53)を備え、
それぞれのガイドアーム(53)は、その第1端(531)によって、前記蓋(3)の前記前縁(31)及び側縁(33)のすぐ近くに位置する連結点(5310)のところで、前記蓋(3)に回転移動可能に連結され、
前記ガイド手段(5)は、それぞれのガイドアーム(53)に対して主要な一対のガイド要素を備え、それぞれの主要な一対は、
前記ガイドアーム(53)のすぐ近くで、前記側面パネル(23)の内面上で延伸する主スライド(51a)と、
前記ガイドアーム(53)の前記第2端(532)に位置する主雄型要素(52a)と、を備えることを特徴とするパッケージ(1)。
【請求項2】
それぞれのガイドアーム(53)は、前記後面パネル(22)に連結された変形可能な平行四辺形の一部を形成することを特徴とする、請求項1に記載のパッケージ(1)。
【請求項3】
前記ガイド手段(5)は、
前記パッケージ(1)の前記使用形態において、前記蓋(3)がその閉鎖位置にある状態で、前記前面パネル(21)の前記上縁(211)及び前記蓋(3)の前記前縁(31)のすぐ近くで、前記側面パネル(23)の1つの内面上で延伸する終端スライド(51b)と、
前記蓋(3)の前記前縁(31)のすぐ近くに配置されることで前記蓋(3)に連結された雄型終端要素(52b)と、をそれぞれ備える2つの終端の一対のガイド要素を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のパッケージ(1)。
【請求項4】
それぞれの雄型終端要素(52b)は、前記ガイドアーム(53)の1つの前記第1端(531)によって保持されることを特徴とする、請求項5、及び請求項1から3の何れかに記載のパッケージ(1)。
【請求項5】
それぞれの雄型終端要素(52b)は、雄型終端要素(52b)の主スライド(51a)への挿入を防ぐように設計された訂正器を設けられることを特徴とする、請求項4に記載のパッケージ(1)。
【請求項6】
前記ガイド手段(5)は、
中間スライド(51c)と、
中間雄型要素(52c)と、をそれぞれ備える2つの中間の一対のガイド要素を備え、
前記中間スライド(51c)及び前記中間雄型要素(52c)は、それぞれ、前記蓋(3)の側縁(33)の中央部分に沿って及び側面パネル(23)の上縁(231)の中央部分に沿って、又はその逆に配置されることを特徴とする、請求項1から5の何れかに記載のパッケージ(1)。
【請求項7】
それぞれの中間の一対のガイド要素に対して、前記パッケージ(1)は、
前記中間スライド(51c)を形成するノッチ(610)を有する縦方向タブ(61)と、
前記中間雄型要素(52c)を形成する横方向リブを有する縦方向溝(62)と、を備え、
前記縦方向タブ(61)は、前記蓋(3)の前記閉鎖位置において、前記縦方向溝(62)に挿入されることを特徴とする、請求項6に記載のパッケージ(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野は物流の分野である。
【0002】
より具体的に、本発明は、物体を2つの目的地の間で送付するための、梱包手段とも呼ばれるパッケージ、即ち容器に関する。
【背景技術】
【0003】
物体を安全に運送するために、プラスチック材料の箱、厚紙製の箱等のパッケージが知られている。
【0004】
一般的に言えば、パッケージは、少なくとも1つの運送される物体が収容される収容空間を一緒に定める底部及び周縁部を有するケースを備える。
【0005】
パッケージは、ケースに対して可動な蓋、又はケースに取り付けられた可動な蓋をさらに備え、この蓋は、特に、蓋がケースの収容空間を閉塞する収容空間の閉鎖位置を取り得る。
【0006】
従来、これらのパッケージは折り畳み式である。従って、それらは、ケースが形成されて収容空間を定める使用形態と、パッケージがそれ自体折り畳まれてより小さな空間しか必要としない扁平形態との間で可動である。
【0007】
特に、周縁部は、
-第1パネルと、
-第2パネルと、
-第1パネルに対向する第3のパネルと、
-第2パネルに対向する第4のパネルと、を備える。
【0008】
従って、それぞれのパネルは、
-それが底部と実質的に平行に延伸する収容位置と、
-それが底部と実質的に垂直に延伸する使用位置と、を取り得る。
【0009】
物体を運送する前に、ユーザは、パッケージを成形するために、扁平形態にあるパッケージを掴む。実際、ほとんどの場合、パッケージが保管場所にあるとき、周縁部のパネルはそれらの収容位置にあり、それはパッケージが扁平形態にあることを暗に意味する。
【0010】
そして、ユーザは、ケースを成形しなければならず、即ち周縁部のそれぞれのパネルをその使用位置に置くことで収容空間を定めなければならない。
【0011】
そして、ユーザは、収容空間内に物体を挿入し、蓋を収容空間の閉鎖位置に置き得る。
【0012】
普通は、パッケージは厚紙製である。これらの厚紙製のパッケージは、一般に、1回のみの発送、又は特に限られた回数の発送に使用される。
【0013】
これらの厚紙製のパッケージは、これらのパッケージの取り扱い条件、及びそれらが晒されるかもしれない環境条件次第で、特に早く劣化する傾向にある。
【0014】
その結果、物流運送中に使用される厚紙の量を考慮に入れると、この型のパッケージの製造の簡単で容易な性質を考慮してさえ、これらの厚紙の使用は、環境に優しくなく、特に多量の資源を必要とすると考えられ得る。
【0015】
最近、再使用できるパッケージの計画が現れている。
【0016】
これらの再使用できるパッケージは、再生利用又は修理しなければならない前に何度も使用することができる。この目的で、これらのパッケージは、厚紙より抵抗力及び耐久性のある材料で形成された壁を含む。
【0017】
結局、それは厚紙製のパッケージより複雑で費用のかかる設計又は製造を伴うが、そのような再使用できるパッケージのエコロジカル・フットプリントはより優れている。
【0018】
これらの再使用できるパッケージは、従来、統合されたロック手段を備え、それにより、蓋を、収容空間へのアクセスを遮る位置にロックすることが可能になる。
【0019】
ロック手段は、特に、アンカー点と、アンカー点を引っ掛けるように意図されたボルトの形を取り得る。例えば、蓋又はケースの一方はアンカー点を形成するリングを有し、蓋又はケースの他方はキャビティを有し、リングは蓋の閉鎖配置においてキャビティに挿入され、ボルトは、キャビティの内部に可動に取り付けられ、リングを引っ掛けてそれをキャビティ内に捕らえておく。
【0020】
それにもかかわらず、再使用できるパッケージの使用は、特定の問題を引き起こす。
【0021】
特に、明らかになった問題の1つはパッケージを閉じることに関連する。
【0022】
実際、パッケージの折り畳み中、蓋は、その閉鎖位置に移動せず、正しくロックされないかもしれない。
【0023】
より具体的に、蓋を閉じる間、ロック手段を直接に正しく整列させる上での問題が観察された。
【0024】
この整列問題は、とりわけ、再使用できるパッケージのまさにその性質から生じる。再使用できるパッケージは、特に、それらのパネルに対して、それらが使用されるにつれて変形を見せるだろう材料を利用している。
【発明の概要】
【0025】
本発明は、特に従来技術のこの欠点を克服することを目的とする。
【0026】
より具体的に、本発明は、パッケージの寿命を通して、ユーザが最初に閉じようと試みるとすぐに、正しく閉じられてロックされ得る、再使用できるパッケージを提案することを目的とする。
【0027】
この目的、及び後に現れる他の目的は、パッケージに関する本発明のおかげで達成される。そのパッケージは、
-底部と、
-底部に枢動可能に取り付けられた、前面パネル、後面パネル、及び2つの側面パネルを含むパネルと、
-後方ピボットリンクによって後面パネルに枢動可能に取り付けられた蓋を備える閉塞手段と、を備え、
パッケージは、
-少なくとも、底部、前面パネル、及び側面パネルが、収容空間を定めるケースを形成し、閉塞手段が収容空間を閉じることができる使用形態と、
-パネル及び蓋が底部とおおよそ平行に延伸する扁平形態と、の間で折り畳み可能であり、
パッケージは、パッケージの使用形態において、収容空間の閉鎖位置で蓋をロックする手段をさらに備え、ロック手段は、ロック配置において、前面パネルの上縁と蓋の前縁との間に機械的リンクを設け、
パッケージは蓋をその閉鎖位置にガイドする手段を備え、ガイド手段は後方ピボットリンクとは別個のものであり、ガイド手段は、蓋がその閉鎖位置に近づいた場合、蓋の前縁が前面パネルの上縁に押し付けられるように変位することを強いるように設計されることを特徴とする。
【0028】
本発明によるパッケージのおかげで、蓋の閉鎖は、この閉鎖中に、蓋の前縁が前面パネルの上縁に押し付けられ、ロック手段が蓋を直接にロックし得るようにガイドされる。
【0029】
従って、このガイド手段は、本発明によるパッケージが、再使用できる型、即ち、パッケージが使用されるにつれて、変形を、微小なものまでも呈するだろう材料で製造され得る型であり得るという事実を埋め合わせることを可能にし、又は特にこの変形を埋め合わせることを目的とする。この変形は、複雑な操作なしに、ユーザによる最初の試みで正しく閉じることができるパッケージの能力を制限するであろうものである。
【0030】
従って、ガイド手段は、蓋が閉じた後に正しい位置を取るように蓋を束縛することで、この起こり得る変形を埋め合わせる。
【0031】
1つの有利な特徴によれば、ガイド手段は、
-フレア状の入り口を有するガイドスライドと、
-蓋がその閉鎖位置に近づいた場合、ガイドスライドに挿入されて摺動するように意図された雄型ガイド要素と、を備える少なくとも1つの一対のガイド要素を備える。
【0032】
そのようなガイド要素のおかげで、蓋の閉鎖中の雄型ガイド要素の位置の不確かさは、スライドがフレア状の入り口を有するという事実によって埋め合わされる。
【0033】
実際、閉鎖中、雄型ガイド要素は、フレア状の入り口内で不定の位置を見せるため、フレア状の入り口内に入り得、その後、スライドによって、この雄型ガイド要素をその終端位置にガイドして持って来ることが可能になる。終端位置は、蓋がその閉鎖位置にある場合に、雄型ガイド要素が取らなければならない位置に相当する。
【0034】
有利な一実施形態によれば、ガイド手段は、それぞれ第1端と第2端との間で延伸する2つの展開可能なガイドアームを備え、それぞれのガイドアームは、その第1端によって、蓋の前縁及び側縁の1つのすぐ近くに位置する連結点のところで、蓋に回転移動可能に連結され、
ガイド手段は、それぞれのガイドアームに対して主要な一対のガイド要素を備え、それぞれの主要な一対は、
-前記ガイドアームのすぐ近くで、側面パネルの内面上で延伸する主スライドと、
-前記ガイドアームの第2端に位置する主雄型要素と、を備える。
【0035】
この実施形態のおかげで、ガイドアームによって、蓋が到達しなければならない閉鎖位置から比較的離れた位置にあっても、蓋の事前のガイドを形成することが可能になる。
【0036】
実際、これらのガイドアームは、蓋の下で展開し、それぞれの主雄型要素を蓋から遠く離して置くことを可能にし、それぞれの主雄型要素は、その主スライドに挿入されて摺動するように意図されている。
【0037】
このように蓋に対して可動なガイドアーム上に蓋から離してそれぞれの主雄型要素を置くことで、主スライドに対する主雄型要素の配置に、誤差が生じ得る。この配置の誤差は、有利に、それぞれの主スライドのフレア状の入り口によって埋め合わされる。
【0038】
有利に、それぞれのガイドアームは、後面パネルに連結された変形可能な平行四辺形の一部を形成する。
【0039】
従って、ガイドアームの位置及びその展開は、後面パネル及び蓋のそれぞれの位置によって決まる。
【0040】
その結果、底部に対する後面パネルの回転、及び後面パネルに対する蓋の回転によって、それぞれのアームをその主スライドに対して、及びそれぞれの主要な一対のガイド要素を正確に置くことが可能になる。
【0041】
有利な一解決策によれば、ガイド手段は、
-パッケージの使用形態において、蓋がその閉鎖位置にある状態で、前面パネルの上縁及び蓋の前縁のすぐ近くで、側面パネルの1つの内面上で延伸する終端スライドと、
-蓋の前縁のすぐ近くに配置されることで蓋に連結された雄型終端要素と、をそれぞれ備える2つの終端の一対のガイド要素を備える。
【0042】
これらの2つの終端の一対のガイド要素によって、蓋が閉鎖位置に近づく最終段階で、よりはっきりしたガイドを行うことが可能となる。
【0043】
加えて、これらの2つの終端の一対は、前面パネルの上縁及び蓋の前縁のすぐ近くに位置することで、蓋の前縁が完全に前面パネルの上縁に押し付けられることを確実にする。
【0044】
有利に、それぞれの雄型終端要素は、ガイドアームの1つの第1端によって保持される。
【0045】
このようにして、雄型終端要素は、主要な一対のガイド要素によって行われるガイドから利益を得る。
【0046】
従って、蓋が閉鎖位置に近づく最終段階でのガイドが最適化される。
【0047】
好ましくは、それぞれの雄型終端要素は、雄型終端要素の主スライドへの挿入を防ぐように設計された訂正器を設けられる。
【0048】
このようにして、雄型終端要素の主スライドへの挿入が回避される。
【0049】
従って、雄型終端要素がガイドアームの第1端によって保持されるという事実によって与えられる利益は、これらの雄型終端要素が主スライドに挿入され得る可能性よって低減されることはない。
【0050】
有利な一変形例によれば、ガイド手段は、
-中間スライドと、
-中間雄型要素と、をそれぞれ備える2つの中間の一対のガイド要素を備え、
中間スライド及び中間雄型要素は、それぞれ、蓋の側縁の中央部分に沿って及び側面パネルの上縁の中央部分に沿って、又はその逆に配置される。
【0051】
従って、これらの中間の一対のガイド要素によって、蓋の中間部分のところでガイドを行うことが可能になる。従って、蓋が閉鎖位置に近づく前段階中、蓋がパッケージの前面パネルの方へ十分に進むことが確実になる。
【0052】
好ましくは、それぞれの中間の一対のガイド要素に対して、パッケージは、
-中間スライドを形成するノッチを有する縦方向タブと、
-中間雄型要素を形成する横方向リブを有する縦方向溝と、を備え、
縦方向タブは、蓋の閉鎖位置において、縦方向溝に挿入される。
【0053】
このようにして、蓋がその閉鎖位置に達すると、縦方向タブが縦方向溝に挿入される。それは、側面パネルに対する蓋の横方向のガイドを提供することに加えて、蓋が重要な横方向の支えを提供することを可能にする。
【0054】
本発明の他の特徴及び利点は、説明に役立つ非限定的な例として与えられた本発明の好ましい実施形態の以下の説明、及び添付図面を理解すると、より明瞭にわかってくるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【
図1】
図1は、扁平形態にある本発明の第1実施形態によるパッケージの概略斜視上面図である。
【
図2】
図2は、広げられた使用形態にある本発明の第1実施形態によるパッケージの一部の概略斜視上面図である。その形態において、収容空間を定めるケースが成形され、ケースは、パッケージの底部、前面パネル、及び側面パネルによって形成され、パッケージの蓋及び後面パネルを備える閉塞手段は開放位置にある。
【
図3】
図3は、使用形態にある本発明の第2実施形態によるパッケージの簡略化された概略斜視上面図である。その形態において、ケースは、底部、前面パネル、側面パネル、さらに後面パネルによって形成され、蓋のみを備える閉塞手段は開放位置にある。
【
図4】
図4は、使用形態にある本発明によるパッケージの簡略化された概略斜視上面図である。その形態において、ケースが形成され、閉塞手段は、閉鎖位置にあり、収容空間を閉塞している。
【
図5】
図5は、本発明によるパッケージロック手段の一部を示す詳細な斜視上面図である。
【
図6】
図6は、本発明によるパッケージロック手段の別の部分を示す詳細な斜視上面図である。
【
図7】
図7は、特に、雄型ガイド要素を保持するガイドアームの一部、及びパッケージの側面パネルの内面上に位置するガイドスライドを含めて、本発明によるパッケージの蓋をガイドする手段を示す詳細図である。
【
図8】
図8は、
図7に示されたガイド手段の別の角度からの詳細図である。
【
図9】
図9は、ガイド手段の雄型ガイド要素の別の型の詳細図である。
【
図10】
図10は、
図9の雄型ガイド要素と相補的なガイド手段のガイドスライドの別の型を示す詳細な概略斜視上面図である。
【
図11】
図11は、
図9及び
図10に示されたガイド手段を側面図で示す、本発明によるパッケージの詳細の概略図である。パッケージの蓋はその閉鎖位置に近づく最終段階にある。
【
図12】
図12は、本発明によるパッケージガイド手段の第3の型の詳細な概略斜視上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0056】
図1から
図4を参照すると、本発明によるパッケージ1が示されている。
【0057】
このパッケージ1は、底部20、パネル21、22、23、及び蓋3を備える。
【0058】
パネル21、22、23は、特に、
-前面パネル21と、
-後面パネル22と、
-2つの側面パネル23と、を備える。
【0059】
図2を参照すると、
-前面パネル21は、上縁211、下縁、及び2つの側縁213を備え、
-後面パネル22は、上縁、下縁、及び2つの側縁を備え、
-それぞれの側面パネル23は、上縁231、下縁、前方側縁233、及び後方側縁234を備える。
【0060】
蓋3は、前縁31、後縁32、及び2つの側縁33を備える。
【0061】
パネル21、22、23は、底部20に枢動可能に取り付けられる。
【0062】
それぞれのパネル21、22、23は、その下縁によって底部20に枢動可能に連結される。
【0063】
蓋3は、
図1から
図4に示されるように、後方ピボットリンク320によって後面パネル22に枢動可能に取り付けられる。
【0064】
蓋3は、特に、その後縁32によって後面パネル22の上縁に連結される。
【0065】
図1から
図4に示されるように、パッケージ1は折り畳み式である。
【0066】
このために、それは、特に、(
図1に示された)扁平形態、及び(
図2、
図3、及び
図4に示された)使用形態を取り得る。
【0067】
図1を参照すると、パッケージ1は扁平形態にある。この扁平形態において、パネル21、22、23、及び蓋3は、底部20と実質的に平行に延伸する。
【0068】
特に、後面パネル22は底部20と連続して延伸する。(見えない)側面パネル23は底部20上に折り畳まれる。蓋3は、後面パネル22及び底部20の上に折り畳まれ、側面パネル23に重なる。最後に、前面パネル21が、底部20の上に枢動して折り畳まれ、側面パネル23を部分的に覆う。
【0069】
図2、
図3、及び
図4を参照すると、パッケージ1はその使用形態にある。
【0070】
図2は第1実施形態を示し、
図3は第2実施形態を示す。
【0071】
実際、パッケージ1は、蓋3を備える閉塞手段を備える。
【0072】
第1実施形態によれば、閉塞手段は後面パネル22をさらに備える。
【0073】
これに反して、第2実施形態によれば、閉塞手段は、後面パネル22を備えず、蓋3のみを備える。
【0074】
第1実施形態による使用形態では、底部20、前面パネル21、及び側面パネル23が、収容空間を定めるケースを形成する。
【0075】
この使用形態では、特に、前面パネル21の側縁213が側面パネル23の前方側縁233と接触することが観察される。
【0076】
第2実施形態による使用形態では、底部20、前面パネル21、側面パネル23、及び後面パネル22が、収容空間を定めるケースを形成する。
【0077】
この使用形態では、特に、
-前面パネル21の側縁213が側面パネル23の前方側縁233と接触し、
-側面パネル23の後方側縁234が後面パネル22の側縁と接触する、ことが観察される。
【0078】
これらの使用形態において、閉塞手段は収容空間を閉じ得る。
【0079】
実際、
-
図2を参照すると、蓋3及び後面パネル22は、両方、収容空間へのアクセスを許可する開放位置にあり、
-
図3を参照すると、蓋3は収容空間へのアクセスを許可する開放位置にある。
【0080】
図4に示されるように、蓋3、より一般に閉塞手段は、閉鎖位置にあり、従って収容空間へのアクセスを防ぐ。
【0081】
以下に詳述されるように、パッケージ1の使用形態において、その蓋3が閉鎖位置にある状態で、蓋3の前縁31は前面パネル21の上縁211と接触する。加えて、蓋3の側縁33は側面パネル23の上縁231と接触する。
【0082】
より具体的に、蓋3が閉鎖位置にある場合、蓋3の前縁31は前面パネル21の上縁211に押し付けられる。
【0083】
図5及び
図6を参照すると、パッケージ1は、蓋3をその閉鎖位置でロックする手段4をさらに備える。
【0084】
このロック手段4は、本実施形態によれば、
-蓋3によって保持され、この蓋3から突出するロックリング41と、
-前面パネル21によって与えられた、リング41を受けて引っ掛けるためのハウジング42と、を備える。
【0085】
このロック手段4は、より具体的に、蓋3が閉鎖位置にある場合、互いに対向し、互いにすぐ近くにある前面パネル21と蓋3の面によって与えられる。
【0086】
蓋3の閉鎖位置、換言すればロック配置において、リング41は、ハウジング42の内部に挿入され、このハウジング42の内部で引っ掛けられ、捕えられたままになる。
【0087】
従って、ロック手段4は、このロック配置において、前面パネル21の上縁211と蓋3の前縁31との間に機械的リンクを設ける。
【0088】
換言すれば、ロック手段4のロック配置において、前面パネル21の上縁211は蓋3の前縁31に固定される。
【0089】
このロック手段4は、特に、接触によって作動する型のものである。即ち、リング41は、ハウジング42へ、この受けハウジング42に完全に挿入される位置まで自由に挿入され得る。その位置において、引っ掛けが自動的に作動し、それにより、事実上、機械的リンクが達成される。
【0090】
例えば、フックは、リング41の挿入中、ハウジング42から離れるように設計され得、このリング41が受けハウジング42に完全に挿入されると、フックがリング41を引っ掛ける位置に戻るように設計され得る。このフックの引っ掛け位置への再配置は、例えば弾性戻し手段の作用下で行われる。
【0091】
図3、及び
図7から
図13を参照すると、また本発明の原理に従って、パッケージ1は、蓋3をその閉鎖位置にガイドする手段5を備える。
【0092】
このガイド手段5は後方ピボットリンク320とは別個のものである。
【0093】
ガイド手段5は、蓋3がその閉鎖位置に近づいた場合、蓋3の前縁31が前面パネル21の上縁211に押し付けられるように変位することを強いるように設計される。
【0094】
ガイド手段5は多様である。
【0095】
異なる型のガイド手段5に共通して、このガイド手段5は、
-ガイドスライド51と、
-蓋3がその閉鎖位置に近づいた場合、ガイドスライド51に挿入されて摺動するように意図された雄型ガイド要素52と、で構成される一対のガイド要素を備える。
【0096】
以下に詳述されるように、本実施形態によれば、ガイド手段5は、より具体的に、
-少なくとも1つの主要な一対のガイド要素と、
-少なくとも1つの終端の一対のガイド要素と、
-少なくとも1つの中間の一対のガイド要素と、を備える。
【0097】
ガイドスライド51はフレア状の入り口50a、50b、50cを有する。
【0098】
換言すれば、これらのガイドスライド51は、それらの入り口50a、50b、50cから、スライド51に挿入されて摺動するように意図された雄型ガイド要素52の形状に特に対応する幅の通路をもたらすまで狭くなりながら延伸する。
【0099】
従って、これらのガイドスライド51は、雄型ガイド要素52が挿入される間その変位をガイドする漏斗形状を有し、雄型ガイド要素52がスライド51に完全に挿入されると常に同じ位置を取ることを確実にする。
【0100】
【0101】
これらのガイドアーム53は展開可能である。特に、パッケージ1がその扁平形態にある場合、これらの2つのガイドアーム53は前面パネル21の下に折り畳まれ得る。別の実施方式によれば、パッケージ1がその扁平形態にある場合、ガイドアーム53が蓋3の下に折り畳まれることを想定し得る。
【0102】
パッケージ1が広げられてその使用形態に置かれた場合、また蓋3の位置が変更された場合、特に蓋3がその閉鎖位置に達するように移動した場合、これらのガイドアーム53は展開する。
【0103】
それぞれのガイドアーム53は、第1端531と第2端532との間で延伸する。
【0104】
図3、
図11、及び
図12を参照すると、それぞれのガイドアーム53は、その第1端531によって連結点5310のところで蓋3に回転移動可能に取り付けられる。これらの連結点5310は、それぞれ、前縁31及びそれぞれの側縁33のすぐ近くに位置する。
【0105】
換言すれば、2つの連結点5310は、蓋3の前縁31のところに位置する蓋3の2つの角に位置する。
【0106】
本実施形態によれば、
図3を参照すると、それぞれのガイドアーム53は、後面パネル22に連結された変形可能な平行四辺形の一部を形成する。
【0107】
変形可能な平行四辺形によって、ガイドアーム53が特にその2端にピボットリンクを有し、長手要素が、連結アーム53の第2端532によって与えられたピボット点に連結され、別のピボットリンクによって後面パネル22に連結されることが理解される。
【0108】
その結果、ガイドアーム53の位置は後面パネル22と蓋3との間に形成される角度によって決まる。
【0109】
図3、
図7、及び
図8を参照すると、前述されたように、ガイド手段5は、それぞれのガイドアーム53に対して、主要な一対のガイド要素を備える。
【0110】
それぞれの主要な一対のガイド要素は主スライド51a及び主雄型要素52aを備える。
【0111】
主スライド51aは側面パネル23の1つの内面上で延伸する。
【0112】
特に、この主スライド51aは、パッケージ1の使用形態において、蓋3がその閉鎖位置にある状態で、ガイドアーム53の1つのすぐ近くで延伸する。
【0113】
主雄型要素52aは、パッケージ1の使用形態において、蓋3がその閉鎖位置にある状態で、主スライド51aのすぐ近くにあるガイドアーム53の第2端532に位置する。
【0114】
この主雄型要素52aは、主スライド51aの内部に、そのフレア状の入り口50aを通って、少なくとも部分的に挿入されるように意図された形状を有する。
【0115】
この主雄型要素52aは、主スライド51a内を進む間、主スライド51aの底で主雄型要素52aの終端位置に達するまで、この主スライド51aに捕らえられる。
【0116】
このように主雄型要素52aが主スライド51a内を進むことで、蓋3がガイドされる。
【0117】
図3、
図9、
図10、及び
図11を参照すると、前述されたように、ガイド手段5は2つの終端の一対のガイド要素をさらに備える。
【0118】
それぞれの終端の一対のガイド要素は終端スライド51b及び雄型終端要素52bを備える。
【0119】
終端スライド51bは、それぞれ、それぞれの側面パネル23の内面上で延伸する。
【0120】
これらの終端スライド51bは、特に、パッケージ1の使用形態において、蓋3がその閉鎖位置にある状態で、前面パネル21の上縁211及び蓋3の前縁31のすぐ近くで延伸する。
【0121】
換言すれば、終端スライド51bは、上縁231と、前面パネル21と接触するように意図された前方側縁233とが交差する側面パネル23の角のすぐ近くに位置する。
【0122】
雄型終端要素52bは、それに関する限り、蓋3の前縁31のすぐ近くに配置されることで蓋3に連結される。
【0123】
より具体的に、それぞれの雄型終端要素52bはガイドアーム53の1つの第1端531によって保持される。特に、雄型終端要素52bは、パッケージ1の使用形態において、直接に隣接する側面パネル23に対向するように向けられたそれぞれのガイドアーム53の一面上に与えられる。
【0124】
図示されていない一実施形態によれば、雄型終端要素52bは、それぞれ、雄型終端要素52bの主スライド51aの1つへの挿入を防ぐ訂正器を設けられ得る。
【0125】
この訂正器は、例えば、終端要素52bと主雄型要素52aとの間の形状の違いによって作り出される。
【0126】
従って、雄型終端要素52bは、主スライド51aのフレア状の入り口と合わない幅及び端を有するだろう。
【0127】
本実施形態によれば、それぞれの終端の一対のガイド要素によって、ユーザがパッケージ1を閉じる場合、蓋3の前端をパッケージ1の前方に押し又は引っ張ることで、蓋3の前縁31と前面パネル21の上縁211との接触を強いることにより、蓋3のどんな変形も埋め合わせることが可能になる。
【0128】
最後に、
図12及び
図13を参照すると、前述されたように、ガイド手段5は、中間スライド51c及び中間雄型要素52cをそれぞれ備える2つの中間の一対のガイド要素をさらに備える。
【0129】
2つの中間スライド51cは、それぞれ、それぞれの側面パネル23の上縁231の中央部分に沿って配置される。
【0130】
中間雄型要素52cは、それらに関する限り、蓋3のそれぞれの側縁33の中央部分に沿って配置される。
【0131】
より具体的に、パッケージ1は、
-それぞれ、側面パネル23の1つによって、特にそれぞれの側面パネル23の上縁231のところで保持された2つの縦方向タブ61と、
-蓋3によって与えられた2つの縦方向溝62と、を備える。
【0132】
縦方向タブ61は、蓋3の閉鎖位置において、縦方向溝62に挿入されるように意図されている。
【0133】
図12及び
図13に示されるように、それぞれの縦方向タブ61は中間スライド51cを形成するノッチ610を有し、それぞれの縦方向溝62は中間雄型要素52cを形成する横方向リブを有する。
【0134】
中間スライド51cは、勿論、中間雄型要素52cが中間スライド51c内に係合する間、蓋3が前方に牽引されるように向けられる。
【0135】
蓋3、より一般に閉塞手段の閉鎖によって、横方向リブがノッチのフレア状の入り口50cの内部に挿入されて摺動し、従って、リブが側面パネル23の上縁231に沿ってノッチの底のところに到達するように、蓋3が前方に牽引される。
【0136】
ガイド手段5のおかげで、蓋3は、特に前面パネル21の上縁211に対して、正しい閉鎖位置を取るまで、ガイドされ、引っ張られる。
【0137】
閉鎖中に、2つのガイドアーム53は、最初に展開し、それぞれの主雄型要素52aをそれぞれの主スライド51aの入り口50aに入れる。
【0138】
蓋3の閉鎖が進むことで、蓋3が主要な一対のガイド要素によってガイドされる。
【0139】
蓋3の閉鎖の終わり頃に、中間の一対のガイド要素と終端の一対のガイド要素とが同時に又は連続して作動し始める。
【0140】
これらの最後の2つの一対のガイド要素は、主要な一対のガイド要素と一緒に、蓋3が、側面パネル23に対して、より明確に前面パネル21に対して正しい位置を取ることを確実にすることができる。
【0141】
特に、これらの一対のガイド要素によって、蓋3の前縁21が前面パネル21の上縁211に押し付けられ、ロック手段4がパッケージ1のロックを確立し得るように、蓋3の前方への変位が強制される。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッケージ(1)であって、
底部(20)と、
前記底部(20)に枢動可能に取り付けられた、前面パネル(21)、後面パネル(22)、及び2つの側面パネル(23)を含むパネル(21、22、23)と、
後方ピボットリンク(320)によって前記後面パネル(22)に枢動可能に取り付けられた蓋(3)を備える閉塞手段と、を備え、
前記パッケージ(1)は、
少なくとも、前記底部(20)、前記前面パネル(21)、及び前記側面パネル(23)が、収容空間を定めるケース(2)を形成し、前記閉塞手段が前記収容空間を閉じることができる使用形態と、
前記パネル(21、22、23)及び前記蓋(3)が前記底部(20)と実質的に平行に延伸する扁平形態と、の間で折り畳み可能であり、
前記パッケージ(1)は、前記パッケージ(1)の前記使用形態において、前記収容空間の閉鎖位置で前記蓋(3)をロックする手段(4)をさらに備え、前記ロック手段(4)は、ロック配置において、前記前面パネル(21)の上縁(211)と前記蓋(3)の前縁(31)との間に機械的リンクを設け、
前記パッケージ(1)は前記蓋(3)をその閉鎖位置にガイドする手段(5)を備え、前記ガイド手段(5)は前記後方ピボットリンク(320)とは別個のものであり、前記ガイド手段(5)は、前記蓋(3)がその閉鎖位置に近づいた場合、前記蓋(3)の前記前縁(31)が前記前面パネル(21)の前記上縁(211)に押し付けられるように変位することを強いるように設計され、前記ガイド手段(5)は、
フレア状の入り口を有するガイドスライド(51)と、
前記蓋(3)がその閉鎖位置に近づいた場合、前記ガイドスライド(51)に挿入されて摺動するように意図された雄型ガイド要素(52)と、を備える少なくとも1つの一対のガイド要素を備え
、
前記ガイド手段(5)は、それぞれ第1端(531)と第2端(532)との間で延伸する2つの展開可能なガイドアーム(53)を備え、
それぞれのガイドアーム(53)は、その第1端(531)によって、前記蓋(3)の前記前縁(31)及び側縁(33)のすぐ近くに位置する連結点(5310)のところで、前記蓋(3)に回転移動可能に連結され、
前記ガイド手段(5)は、それぞれのガイドアーム(53)に対して主要な一対のガイド要素を備え、それぞれの主要な一対は、
前記ガイドアーム(53)のすぐ近くで、前記側面パネル(23)の内面上で延伸する主スライド(51a)と、
前記ガイドアーム(53)の前記第2端(532)に位置する主雄型要素(52a)と、を備えることを特徴とするパッケージ(1)。
【請求項2】
それぞれのガイドアーム(53)は、前記後面パネル(22)に連結された変形可能な平行四辺形の一部を形成することを特徴とする、請求項1に記載のパッケージ(1)。
【請求項3】
前記ガイド手段(5)は、
前記パッケージ(1)の前記使用形態において、前記蓋(3)がその閉鎖位置にある状態で、前記前面パネル(21)の前記上縁(211)及び前記蓋(3)の前記前縁(31)のすぐ近くで、前記側面パネル(23)の1つの内面上で延伸する終端スライド(51b)と、
前記蓋(3)の前記前縁(31)のすぐ近くに配置されることで前記蓋(3)に連結された雄型終端要素(52b)と、をそれぞれ備える2つの終端の一対のガイド要素を備えることを特徴とする、請求項
1に記載のパッケージ(1)。
【請求項4】
それぞれの雄型終端要素(52b)は、前記ガイドアーム(53)の1つの前記第1端(531)によって保持されることを特徴とする、請求項
3に記載のパッケージ(1)。
【請求項5】
それぞれの雄型終端要素(52b)は、雄型終端要素(52b)の主スライド(51a)への挿入を防ぐように設計された訂正器を設けられることを特徴とする、請求項4に記載のパッケージ(1)。
【請求項6】
前記ガイド手段(5)は、
中間スライド(51c)と、
中間雄型要素(52c)と、をそれぞれ備える2つの中間の一対のガイド要素を備え、
前記中間スライド(51c)及び前記中間雄型要素(52c)は、それぞれ、前記蓋(3)の側縁(33)の中央部分に沿って及び側面パネル(23)の上縁(231)の中央部分に沿って、又はその逆に配置されることを特徴とする、請求項
1に記載のパッケージ(1)。
【請求項7】
それぞれの中間の一対のガイド要素に対して、前記パッケージ(1)は、
前記中間スライド(51c)を形成するノッチ(610)を有する縦方向タブ(61)と、
前記中間雄型要素(52c)を形成する横方向リブを有する縦方向溝(62)と、を備え、
前記縦方向タブ(61)は、前記蓋(3)の前記閉鎖位置において、前記縦方向溝(62)に挿入されることを特徴とする、請求項6に記載のパッケージ(1)。
【国際調査報告】