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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-02
(54)【発明の名称】生物活性製品
(51)【国際特許分類】
   A01N 47/44 20060101AFI20240326BHJP
   A61K 31/785 20060101ALI20240326BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240326BHJP
   A61K 47/04 20060101ALI20240326BHJP
   A61K 47/10 20170101ALI20240326BHJP
   A61K 47/26 20060101ALI20240326BHJP
   A61K 47/36 20060101ALI20240326BHJP
   A61K 47/18 20170101ALI20240326BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20240326BHJP
   A61K 38/48 20060101ALI20240326BHJP
   A61K 38/43 20060101ALI20240326BHJP
   A01K 53/00 20060101ALI20240326BHJP
   A01G 7/06 20060101ALI20240326BHJP
   A01K 61/13 20170101ALI20240326BHJP
   A01N 25/00 20060101ALI20240326BHJP
   A01P 21/00 20060101ALI20240326BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20240326BHJP
   A01N 61/00 20060101ALI20240326BHJP
   A01C 1/06 20060101ALN20240326BHJP
【FI】
A01N47/44
A61K31/785
A61P43/00 105
A61K47/04
A61K47/10
A61K47/26
A61K47/36
A61K47/18
A61K45/00
A61K38/48
A61K38/43
A01K53/00
A01G7/06 A
A01K61/13
A01N25/00 102
A01P21/00
A01P3/00
A01N61/00 D
A01C1/06 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024504022
(86)(22)【出願日】2022-04-05
(85)【翻訳文提出日】2023-12-04
(86)【国際出願番号】 IB2022053167
(87)【国際公開番号】W WO2022214963
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】63/170,822
(32)【優先日】2021-04-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523377483
【氏名又は名称】テッツ,ビクター
(71)【出願人】
【識別番号】523377494
【氏名又は名称】テッツ,ゲオルギー
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】テッツ,ビクター
(72)【発明者】
【氏名】テッツ,ゲオルギー
【テーマコード(参考)】
2B022
2B051
2B104
4C076
4C084
4C086
4H011
【Fターム(参考)】
2B022EA01
2B051AB01
2B051BB01
2B051BB14
2B104AA01
2B104BA14
4C076CC26
4C076DD21
4C076DD26
4C076DD38
4C076DD51
4C076EE37
4C084AA02
4C084AA19
4C084BA44
4C084DC02
4C084DC22
4C084NA05
4C084NA14
4C084ZB211
4C084ZB212
4C086AA01
4C086AA02
4C086FA03
4C086MA03
4C086MA05
4C086NA05
4C086NA14
4C086ZB21
4H011AA01
4H011AB03
4H011BB11
4H011BB19
4H011DD03
4H011DH08
(57)【要約】
本発明は、生物をそれらの生物活性のために制御するため、様々な条件下での生物の生物学的活性を高めるためにそれらの生息地を向上させるため、ならびに植物、動物およびヒトの疾患の予防および治療のための化合物および方法に関する。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
植物および/または動物の特性および/または水および/または土壌の特性ならびに植物、動物およびヒトの疾患の予防および/または治療を向上させるために、細胞の活性を制御する、および/または細胞のDNAおよび/またはRNA受容体によって制御される細胞および/または細胞の群の特性に対して作用する、生物活性効果および/または能力を有する、M4(ポリ-N1-ヒドラジノ(イミノ)メチル-1,6-ヘキサンジアミン)ならびに亜鉛および/またはグリセリンおよび/またはソルビトールおよび/またはホウ素および/またはマンニトール塩および/またはリン酸水素ナトリウムおよび/またはリン酸二水素ナトリウムおよび/またはマンガン塩および/またはグルタミン酸、ヒアルロン酸および/または逆転写阻害剤および/または組み込み/組み換え阻害剤および/またはプロテアーゼ、および/またはDNaseおよび/またはRNase、および/またはDNase+RNaseおよび/またはVTLの組成物を含む、農業、獣医学、医学で使用される製品。
【請求項2】
発芽、強度および成長率、ストレス耐性、製品および穀粒収率、クロロフィル形成および植物の生産性を高め、水産養殖の生産性、魚の受精、土壌、水の耕作、水生動物および水槽生物の繁殖を高め、家畜および水産養殖のための餌の安全性を高め、植物、動物および人々の疾患を予防および治療し、ならびに状態を管理する(または状態を改善させる)方法。
【請求項3】
乾燥形態、粉末、溶液、ゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏であり、軽度に架橋されたアクリル系ポリマー、および/または親油性炭化水素、脂肪、シリコーンおよび他の成分を含む親水性軟膏基剤をさらに含む、請求項1に記載の製品。
【請求項4】
動物およびヒトの予防および治療を目的とした、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、および/または0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、および/または0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseおよび/または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、および/または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、および/または0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼの複合体である、請求項1に記載の製品。
【請求項5】
農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用され、前記植物の特性の調節、非限定的な例としては、成長率、増殖、繁殖、生産性、発芽率、開花の促進/向上、植物の開花の調節(開花の時期を早め、かつ/または遅らせる)および/または開花の期間の延長および/または短縮、器官サイズ、生長力、光合成の面積、葉の数、花および/または植物の根の長さ、さやの数の増加、分げつ、流動性および植え付け性、開花、植物における作物の安全性、植物の高さの向上、カチオン含有量の増加、バイオマスの増加、新芽の成長の増加、穀粒収率の増加、新芽形成および果実形成の促進、油、澱粉、タンパク質、栄養分、ビタミン、脂肪酸、アミノ酸、糖類、植物重量、繊維長さの増加/変化、老化の調節、所与の領域で成長することができる植物の数の増加、低酸素、暗所、乾燥、洪水、低温、栄養分またはミネラルまたは窒素不足、他のマイナスな生物学的、化学的および物理的影響に対するストレス耐性を改善するために使用される、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸の塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記製品の複合体である、請求項1に記載の製品。
【請求項6】
農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために土壌および/または水域の処理のために使用される、M4および亜鉛および/またはグリセリンおよび/またはソルビトールおよび/またはマンニトールおよび/またはリン酸水素ナトリウムおよび/またはリン酸二水素ナトリウムおよび/またはホウ素塩および/またはグルタミン酸の塩および/またはマンガンの組成物を表す、請求項1に記載の製品。
【請求項7】
種子粉衣および/または植物の根および/または栄養部分の処理により農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、および/または0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩および/または0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、および/または0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、および/または0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸二水素塩および/または0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、および/または0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルクロン酸ソーダの組成物である、請求項1に記載の製品。
【請求項8】
コムギ、ダイズ、イネ、サトウキビ、ジャガイモ、オオムギ、トウモロコシ(maize)、カラスムギ、イネ、モロコシ、サトウキビ、トマト、ハイブリッド植物、新植物、サトウキビ、トウモロコシ(corn)、綿、ブドウ、バナナ、キャッサバ、マメ、ナッツ、油料穀物などを含む、木、草本、低木、草、つる、シダ、コケおよび緑藻類、単子葉植物および双子葉植物からなる群から選択される農場(垂直農場を含む)内での植物の成長の調節のために使用される、請求項1に記載の製品。
【請求項9】
種子を処理することおよび/または植物の根および/または栄養部分を処理することにより、農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩および0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNaseの組成物である、請求項1に記載の製品。
【請求項10】
種子を処理することおよび/または植物の根および/または栄養部分を処理することにより、農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩および0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNaseの組成物である、請求項1に記載の製品。
【請求項11】
前記製品は、農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNaseおよび0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNaseの組成物である、請求項1に記載の製品。
【請求項12】
植物の種子および/または根および/または栄養部分の処理により農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩および0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNaseおよび0.1μg/ml~5000.0μg/mlのラルテグラビルの組成物である、請求項1に記載の製品。
【請求項13】
植物の種子および/または根および/または栄養部分の処理により農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNaseまたは0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNaseまたは0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseおよび0.1μg/ml~5000.0μg/mlのラルテグラビルの組成物である、請求項1に記載の製品。
【請求項14】
前記製品は、植物の種子および/または根および/または栄養部分の処理により農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNaseまたは0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNaseまたは0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseおよび0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ阻害剤(ロピナビル・リトナビル)の組成物である、請求項1に記載の製品。
【請求項15】
植物の種子および/または根および/または栄養部分の処理により農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlのM4および/または0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNaseまたは0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNaseまたは0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseおよび0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ阻害剤(ロピナビル・リトナビル)の組成物である、請求項1に記載の製品。
【請求項16】
栄養補給、性別管理および感染制御の効率を高めるために魚卵を処理するために使用される、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸の塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0g/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および列挙されている製品の複合体である、請求項1に記載の製品。
【請求項17】
餌の処理により動物およびアクアプランクトンの成長率、体重増加および他の必須かつ商業的に重要な特性を高めるために使用される、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸二水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸の塩の組成物および列挙されている製品の複合体である、請求項1に記載の製品。
【請求項18】
腐蹄症および/または動物の皮膚疾患を予防または治療するために使用される、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸二水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸の塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記列挙されている製品の複合体、ならびにゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏および/またはゾルであるそれらの形態である、請求項1に記載の製品。
【請求項19】
結膜炎および涙嚢炎を伴う眼疾患を治療するために使用される、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸二水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸の塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記列挙されている製品の複合体、ならびにゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏および/またはゾルであるそれらの形態である、請求項1に記載の製品。
【請求項20】
歯周および歯内粘膜を含む口腔の状態ならびに嚢胞および肉芽腫を改善させるために使用される、ゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏および/または溶液であるM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸の塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記列挙されている製品の複合体である、請求項1に記載の製品。
【請求項21】
脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、乾癬、疱疹、乳頭腫症、真菌症、丹毒、栄養障害性および糖尿病性潰瘍、外傷、座瘡、褥瘡、毛包炎、フルンケル症、口角炎、発作、脱毛症を含む様々な疾患を有する動物およびヒトの皮膚、皮下組織および/または眼および/または粘膜の状態を改善させるために使用される、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸の塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および列挙されている製品の複合体である、請求項1に記載の製品。
【請求項22】
鼻胴および/または膀胱の粘膜の状態を改善させるために使用される、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸の塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記製品の複合体である、請求項1に記載の製品。
【請求項23】
農業および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために土壌および/または水域をM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩の組成物で処理し、曝露時間は10秒間~24時間または24時間~365日である、請求項2に記載の方法。
【請求項24】
農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために土壌および/または水域を、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩の組成物で処理し、曝露時間は10秒間~24時間であり、曝露後に前記製品と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロースおよび/またはアルギン酸ナトリウムを添加することにより前記製品を不活性化させる、請求項2に記載の方法。
【請求項25】
流水を含む貯蔵所を製品で処理し、かつ前記製品の添加によりM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩の組成物の必要とされる最終濃度を維持することを保証する、請求項2に記載の方法。
【請求項26】
植物への曝露、根および/または根以外に曝露する方法および/または栄養枝、葉および茎の表面への塗布のための噴霧および/または水耕栽培および/または施肥潅漑のために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩の組成物を使用する、請求項2に記載の方法。
【請求項27】
植物への曝露、根および/または葉に曝露する方法および/または栄養枝、葉および茎の表面への塗布のための噴霧および/または水耕栽培および/または施肥潅漑のために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩の組成物を使用し、その後に前記製品と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムで不活性化させる、請求項2に記載の方法。
【請求項28】
魚卵に影響を与え、受精の効率を高め、かつ性別を制御するために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および列挙されている製品の複合体を使用し、前記処理を3秒間~1時間または1時間~120時間続ける、請求項2に記載の方法。
【請求項29】
生産性、ストレス耐性を高めるため、成長率を高めるための魚および/または甲殼類および/または軟体動物に対する影響のために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸二水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩の組成物を使用し、かつ前記処理を3秒間~24時間または24時間~120時間続ける、請求項2に記載の方法。
【請求項30】
生産性、ストレス耐性を高めるため、成長率を高めるための魚および/または甲殼類および/または軟体動物に対する影響のために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸二水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩の組成物を魚がいる水の中に導入し、かつ無期限にそこに残し、かつ/または前記製品と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムによって不活性化させる、請求項2に記載の方法。
【請求項31】
前記製品によるそれらの処理および水(これも前記製品で予め処理されている)の中への放出を含む、魚および/または甲殼類および/または軟体動物への曝露のための、請求項2に記載の方法。
【請求項32】
動物およびアクアプランクトンの成長率、体重増加および他の必須かつ商業的に重要な特性を高めるために、餌を給餌前にM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩の組成物で処理する、請求項2に記載の方法。
【請求項33】
動物およびアクアプランクトンの成長率、体重増加および他の必須かつ商業的に重要な特性を高めるために、餌を給餌前にM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩の組成物で処理し、その後に前記製品と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムで不活性化させる、請求項2に記載の方法。
【請求項34】
種子を3秒間~24時間ペレット化した場合に発芽、成長強度、クロロフィル形成および収率を高めるために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0mkg/mlのDNase+RNaseの組成物および列挙されている製品の複合体を用いて処理を行う、請求項2に記載の方法。
【請求項35】
種子を3秒間~24時間ペレット化した場合に発芽、成長強度、クロロフィル形成および収率を高めるために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記製品の複合体を用いて処理を行い、その後に前記製品と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムで不活性化させる、請求項2に記載の方法。
【請求項36】
発芽、成長率、クロロフィル形成および収率を高めるために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記列挙されている製品の複合体を用いて、種子粉衣を1.0分~24時間行う、請求項2に記載の方法。
【請求項37】
発芽、成長強度、クロロフィル形成および収率を高めるために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記製品の複合体を用いて、種子粉衣を1.0分~24時間行い、その後に前記製品と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムで不活性化させる、請求項2に記載の方法。
【請求項38】
発芽、成長強度、クロロフィル形成および収率を高めるために、M4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記列挙されている製品の複合体を用いて、種子粉衣を1.0分~24時間行い、その後に同製品で予め処理されている土壌に播種を行う、請求項2に記載の方法。
【請求項39】
生物活性化のため、ミツバチの疾患の予防および治療のため、および得られる蜂蜜の量を増加させるために、ミツバチの巣をM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのホウ素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグルタミン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸二水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記製品の複合体で処理および給餌する、請求項2に記載の方法。
【請求項40】
ゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏および/または液体であるM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、ヒアルロン酸塩または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~約500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記製品の複合体を用いて、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、乾癬、疱疹、乳頭腫症、真菌症、丹毒、栄養障害性および糖尿病性潰瘍、外傷、座瘡、褥瘡、毛包炎、フルンケル症、口角炎(jam)、脱毛症を含む様々な疾患における動物およびヒトの皮膚および/または皮下組織の状態を改善させる、請求項2に記載の方法。
【請求項41】
ゲルおよび/または乳濁液および/または液体であるM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、ヒアルロン酸塩または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記製品の複合体を用いて鼻胴の粘膜および/または膀胱の粘膜の状態を改善させ、前記製品を、組織を処理するために前記腔の中に注射し、かつ洗浄後に除去するか、不活性化させるか、前記腔および歯内の中に残し、かつゲルおよび/または乳濁液および/または液体であるM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、ヒアルロン酸塩または0.1μg/ml~5000.0μg/mlの逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記製品の複合体を用いて嚢胞および肉芽腫を改善させる、請求項2に記載の方法。
【請求項42】
ゲルおよび/または乳濁液および/または液体であるM4および0.1μg/ml~5000.0μg/mlの亜鉛塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのグリセリン、0.1μg/ml~μg/mlのソルビトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンニトール、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのリン酸水素塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのジヒドロリン酸塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのマンガン塩、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのヒアルロン酸塩または逆転写阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlの組み込み/組み換え阻害剤、0.1μg/ml~5000.0μg/mlのプロテアーゼ、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのRNase、0.1μg/ml~500.0μg/mlのDNase+RNaseの組成物および前記製品の複合体を用いて、結膜炎および涙嚢炎を含む眼の状態を改善させるための改善法である、請求項2に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生物をそれらの生物活性、様々な条件への適応のために制御するため、疾患の予防および治療、合成活性の調節ならびに動物、昆虫、植物における製品収率ための化合物および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
そこに対する作用が癌の過程または免疫系の働きに影響を及ぼす可能性があるタンパク質受容体が知られている。しかし、その入手可能な製品はタンパク質受容体の特異性によって限られており、限られた狭い標的化効果を有する。本発明者らによって発見された以前には知られていなかったTetz受容体系は、原核生物の細胞および共同体ならびに真核生物の細胞、組織および器官に対して普遍的であり、核酸の特別な分子によって形成されている。Tetz系は生物と環境のあらゆる化学的、物理的および生物学的因子との相互作用を制御する。
【0003】
Tetz系の構成要素に対する影響は、生物の行動を変化させるために様々な分子の助けを借りて予期せぬ可能性を達成することに関連している。そのような製品は以前には不可能であった結果を達成することを可能にし、これは生産性を高めるために作物生産、畜産、養魚において、ならびに植物、動物およびヒトの疾患の予防および治療において非常に実用的に重要である。
【0004】
生物学的活性を有する様々な化合物のうち、抗菌効果を有するM4という製品、ウイルスインテグラーゼおよび逆転写酵素の阻害剤、ウイルスプロテアーゼ、DNaseおよびRNaseが知られているが、それらの直接的な生物活性効果は知られていない。
【発明の概要】
【0005】
本発明の様々な非限定的な態様および実施形態が以下に記載されている。
【0006】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、動物およびヒトの予防および治療を目的とした、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、および/またはRNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、および/またはDNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、および/または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、および/または組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、および/またはプロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の複合体ならびにゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏および/または溶液であるそれらの形態である。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、軽度に架橋されたアクリル系ポリマー、および/または親油性炭化水素、脂肪、シリコーンおよび他の成分を含む親水性軟膏基剤をさらに含む、ゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏である。
【0008】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、農業、天然および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸の塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている製品の複合体である。
【0009】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、種子粉衣および/または植物の根および/または栄養部分の処理により農業および/または装飾および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、および/またはグリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、および/またはグルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、および/またはマンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、および/またはリン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、および/またはリン酸二水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)および/またはマンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、および/またはグルクロン酸ソーダ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の複合体である。
【0010】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、種子を処理することおよび/または植物の根および/または栄養部分を処理することにより、農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4、亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)およびDNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の複合体である。
【0011】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、種子粉衣および/または植物の根および/または栄養部分の処理により農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4、亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)およびRNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の複合体である。
【0012】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4、亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)およびRNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の複合体である。
【0013】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、植物の種子および/または根および/または栄養部分の処理により農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4、亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)およびDNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)およびラルテグラビル(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の複合体である。
【0014】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、植物の種子および/または根および/または栄養部分の処理により農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために使用される、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)またはRNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)またはDNase mRNAse(0.1μg/ml~500.0μg/ml)およびラルテグラビル(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の複合体である。
【0015】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、有効な受精、性別管理および感染制御を高めるために魚卵を処理するために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸の塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている製品の複合体である。
【0016】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、餌の処理により動物およびアクアプランクトンの成長率、体重増加および他の必須かつ商業的に重要な特性を高めるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物および列挙されている製品の複合体である。
【0017】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、結膜炎および涙嚢炎を伴う眼疾患を治療するために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸二水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸の塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物、列挙されている製品の複合体ならびにゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏およびスラグおよび溶液であるそれらの形態である。
【0018】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、結膜炎および涙嚢炎を伴う眼疾患を治療するために使用される、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の複合体ならびにゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏および/または溶液であるそれらの形態である。
【0019】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、歯周および歯内粘膜を含む口腔の状態ならびに嚢胞および肉芽腫を改善させるために使用される、ゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏および/または溶液である0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸の塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物ならびに列挙されている薬物の複合体である。
【0020】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、乾癬、疱疹、乳頭腫症、真菌症、丹毒、栄養障害性および糖尿病性潰瘍、外傷、座瘡、褥瘡、毛包炎、フルンケル症、口角びらん症(口角炎)、脱毛症を含む様々な疾患を有する動物およびヒトの皮膚、皮下細胞および/または眼および/または粘膜の状態を改善させるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸の塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている薬物の複合体である。
【0021】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、鼻胴および/または膀胱の粘膜の状態を改善させるために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸の塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている薬物の複合体である。
【0022】
本発明のいくつかの実施形態では、本製品は、腐蹄症および/または動物皮膚疾患を予防または治療するために使用される、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ヒドロリン酸の塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸の塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている薬物の複合体ならびにゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏および/または溶液であるそれらの形態である。
【0023】
本発明のいくつかの実施形態では、発芽、強度および成長率、クロロフィル形成および植物の生産性を高めるため、水産養殖の生産性、魚の受精、土壌、水の処理、水生動物および水槽生物の繁殖を高めるため、家畜および水産養殖のための餌の安全性を高めるため、植物、動物および人々の疾患の予防および治療ならびに状態の管理(または状態の改善)のための方法が提供される。
【0024】
本発明のいくつかの実施形態では、農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために土壌および/または水域を、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物で処理する方法であって、曝露時間は10秒間~24時間であり、曝露後に当該薬物と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロースおよび/またはアルギン酸ナトリウムを添加することにより当該薬物を不活性化させる方法が提供される。
【0025】
本発明のいくつかの実施形態では、農業および/または観賞および/または森林および/または栽培植物および/または水産養殖の生産性を高めるために土壌および/または水域を0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物で処理する方法であって、曝露時間は10秒間~24時間であり、当該薬物は無制限の時間にわたって不活性化されないままである方法が提供される。
【0026】
本発明のいくつかの実施形態では、流水を含む貯蔵所を薬物で処理し、かつ当該薬物の添加により、薬物M4の必要とされる最終濃度が0.001μg/ml~10e5μg/mlの量に維持されること、あるいはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸二水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物が保証される方法が提供される。
【0027】
本発明のいくつかの実施形態では、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物を用いて、根および/または根以外に曝露する方法により、および/または栄養枝、葉および茎の表面に塗布するために噴霧すること、および/または水耕栽培および/または施肥潅漑により植物に影響を与えるための方法が提供される。
【0028】
本発明のいくつかの実施形態では、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物を用いて、根および/または根以外に曝露する方法により、および/または栄養枝、葉および茎の表面に塗布するために噴霧すること、および/または水耕栽培および/または施肥潅漑により植物に影響を与えるための方法であって、その後に当該薬物に対して0.5-1.0~100.0-1.0のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムで不活性化させる方法が提供される。
【0029】
本発明のいくつかの実施形態では、受精および性別制御の効率を高めるために卵に影響を与えるための方法であって、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸二水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている薬物の複合体を使用し、かつ当該処理を3秒間~1時間続ける方法が提供される。
【0030】
本発明のいくつかの実施形態では、生産性を高めるために魚および/または甲殼類および/または軟体動物に影響を与えるための方法であって、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸二水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物を用い、当該処理を3秒間~24時間続ける方法が提供される。
【0031】
本発明のいくつかの実施形態では、生産性を高めるために魚および/または甲殼類および/または軟体動物に影響を与えるための方法であって、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸二水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物を用い、それを魚がいる水の中に導入し、無期限にそこに残し、かつ/または当該薬物との0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムによって不活性化させる方法が提供される。
【0032】
本発明のいくつかの実施形態では、生産性を高めるために魚および/または甲殼類および/または軟体動物に影響を与えるための方法であって、それらを製品で処理することおよびそれらを水(これも本製品で予め処理されている)の中に放出することを含む方法が提供される。
【0033】
本発明のいくつかの実施形態では、動物およびアクアプランクトンの成長率、体重増加および他の必須かつ商業的に重要な特性を高めるために、餌を給餌前に、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)を用いて処理する方法が提供される。
【0034】
本発明のいくつかの実施形態では、動物およびアクアプランクトンの成長率、体重増加および他の必須かつ商業的に重要な特性を高めるために、その餌を給餌前に、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)の組成物を用いて処理し、その後に当該薬物と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムで不活性化させる方法が提供される。
【0035】
本発明のいくつかの実施形態では、種子を3秒間~24時間ペレット化した場合に発芽、成長率、クロロフィル形成および収率を高めるために、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている薬物の複合体を用いて処理を行う方法が提供される。
【0036】
本発明のいくつかの実施形態では、種子を3秒間~24時間ペレット化した場合に発芽、成長率、クロロフィル形成および収率を高めるために、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている薬物の複合体を用いて処理を行い、かつその後に当該薬物と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムで不活性化させる方法が提供される。
【0037】
本発明のいくつかの実施形態では、発芽、成長強度、クロロフィル形成および収率を高めるために、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている薬物の複合体を用いて、種子粉衣を1.0分~24時間行う方法が提供される。
【0038】
本発明のいくつかの実施形態では、発芽、成長強度、クロロフィル形成および収率を高めるために、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および上記薬物の複合体を用いて、種子粉衣を1.0分~24時間行い、その後に当該薬物と0.5-1.0~100.0-1.0の比のカルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムで不活性化させる方法が提供される。
【0039】
本発明のいくつかの実施形態では、発芽、成長強度、クロロフィル形成および収率を高めるために、0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物および列挙されている薬物の複合体を用いて、種子粉衣を1.0分~24時間行い、その後に同薬物で予め処理した土壌に播種を行う方法が提供される。
【0040】
本発明のいくつかの実施形態では、生物活性化のため、ミツバチ疾患の予防および治療のため、および得られる蜂蜜の量を増加させるために、ミツバチの巣を0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ホウ素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グルタミン酸の塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物ならびに予め研究した薬物の複合体により処理および給餌する方法が提供される。
【0041】
本発明のいくつかの実施形態では、ゲルおよび/または乳濁液および/または軟膏および/または液体である0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ヒアルロン酸塩または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNAzy(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物ならびに上記薬物の複合体を用いて、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、乾癬、疱疹、乳頭腫症、真菌症、丹毒、栄養障害性および糖尿病性潰瘍、外傷、座瘡、褥瘡、毛包炎、フルンケル症、口角炎(jam)、脱毛症を含む様々な疾患における動物およびヒトの皮膚および/または皮下組織の状態を改善させるための方法が提供される。
【0042】
本発明のいくつかの実施形態では、鼻胴の粘膜および/または膀胱の粘膜の状態を改善させるための方法であって、ゲルおよび/または乳濁液および/または液体である0.001μg/ml~10e5μg/mlの量の薬物M4またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ヒアルロン酸塩または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物ならびに上記薬物の複合体を用いて、当該薬物を治療腔の中に注射し、かつ洗い流した後に除去するか不活性化させるかその腔の中に残す方法が提供される。
【0043】
本発明のいくつかの実施形態では、ゲルおよび/または乳濁液および/または液体である0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ヒアルロン酸塩または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物ならびに上記薬物の複合体を用いて、歯周および歯内粘膜を含む口腔の状態ならびに嚢胞および肉芽腫を改善させるための方法が提供される。
【0044】
本発明のいくつかの実施形態では、ゲルおよび/または乳濁液および/または液体である0.001μg/ml~10e5μg/mlの量のM4製品またはM4および亜鉛塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、グリセリン(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ソルビトール(0.1μg/ml~μg/ml)、マンニトール(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、リン酸水素塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ジヒドロリン酸塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、マンガン塩(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、ヒアルロン酸塩または逆転写阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、組み込み/組み換え阻害剤(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、プロテアーゼ(0.1μg/ml~5000.0μg/ml)、DNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)、DNase+RNase(0.1μg/ml~500.0μg/ml)の組成物ならびに上記薬物の複合体を用いて、結膜炎および涙嚢炎を含む眼の状態を改善させるための改善方法が提供される。
【0045】
本特許または出願ファイルは少なくとも1枚のカラー図面を含む。カラー図面を含む本特許または特許出願公開の複写物は、必要な手数料の要求および支払いに応じて当該官庁によって提供される。
【図面の簡単な説明】
【0046】
図1】(A)コムギ、(B)イネ、(C)ペポカボチャ、(D)キュウリ、(E)マルバタバコ、(G)ダイズの植物の成長に対するM421およびM451の生物活性効果を示す。
図2】対照培養物およびM421の存在下での6日間の成長の例を示す。
図3】種子粉衣に対するM4群の化合物の効果を示す。
図4】12日間の処理の結果を示す
図5】パエニバチルス・ラルバエで感染させたミツバチの治療に対するM4群の化合物の効果を示す。(A)未治療、(B)治療済み。死んだミツバチを有するハチの巣は赤色で示されており、蜜蝋で覆われていない蜂蜜を有するハチの巣は青色で示されている。
図6】異なる種類の処理による成長パターンを示す。
図7】魚卵の処理に対する異なる化合物の効果を示す。
図8】鰓弓からの微生物の増殖を示す。(A)処理前、(B)処理後。
図9】水処理に対する被験化合物の効果を示す。(A)処理前、(B)処理後。
図10】餌の処理に対する被験化合物の効果を示す。(A)処理前、(B)処理後。
図11】M4(0.1%)による1週間に1回の魚の治療の結果を示す。(A)治療前、(B)治療後。
図12】臨床例の臨床表現を示す。(A)M491を使用する前、(B)M491を使用した後。
図13】脂漏性皮膚炎に対する被験化合物の効果を示す。(A)治療前、(B)治療から7日後。
図14】M421による糖尿病性潰瘍の治療の結果を示す。A)治療前、(B)治療から5週間後。
図15】乾癬の治療のためのM4群の化合物の使用を示す。(A)治療前、(B)治療から7日後。
図16】接触皮膚炎の治療のためのM421の使用を示す。(A)治療前、(B)治療から7日後。
図17】湿疹の治療のためのM421の使用を示す。(A)治療前、(B)治療後。
図18】帯状疱疹の治療のためのM491の使用を示す。(A)治療前、(B)治療後。
図19】毛包炎の治療のためのM421の使用。(A)治療前、(B)治療から7日後。
図20】皮膚糸状菌症の治療のためのM491の使用を示す。(A)治療前、(B)治療後。
図21】複雑な齲蝕の治療のためのM491の使用を示す。(A)治療前、(B)治療後。
図22】腐蹄症の治療前および治療後の罹患した蹄からの洗浄物を示す。(A)治療前、(B)治療後。
図23】高塩分を有する土壌における種子成長に対するM451の効果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0047】
本発明は、生物をそれらの生物活性のために制御するため、様々な条件下での生物の生物学的活性を高めるためにそれらの生息地を向上させるため、ならびに植物、動物およびヒトの疾患を予防および治療するための製品およびそれらの使用方法に関する。これらの目標を達成するために使用される生物学的に活性な製品としては、M4(ポリ-N1-ヒドラジノ(イミノ)メチル-1,6-ヘキサンジアミン)、M4製品および亜鉛塩、グリセリン、ソルビトール、ホウ素塩、グルタミン酸の塩、マンニトール、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、マンガン塩、グルタミン酸、ヒアルロン酸、逆転写阻害剤、組み込み/組み換え阻害剤、プロテアーゼ阻害剤、DNase、RNase、DNase+RNase複合体の組成物が挙げられる。
【0048】
定義
水産養殖:水生生物資源(魚、水生動物および植物ならびにそれらのハイブリッド形態)の人工繁殖および飼育などによる養殖
【0049】
水、池、流水および非流水を含む人工の容器、店のための水槽、鑑賞魚の繁殖および維持のための水槽
【0050】
逆転写阻害剤(ネビラピン、ペンシクロビル、テノホビルジソプロキシル、ジドブジン、ホスカルネット、エファビレンツ、スタブジン、デラビルジン、ラミブジン、アデホビルジピボキシル、エトラビリン、アバカビル)
【0051】
組み込み/組み換え阻害剤(ドルテグラビル、エルビテグラビル、Libertsin、ラルテグラビル)
【0052】
プロテアーゼ阻害剤(ボセプレビル、テラプレビル、シメプレビル、アスナプレビル、ロピナビル・リトナビル)
【0053】
M4製品:ポリ-N1-ヒドラジノ(イミノ)メチル-1,6-ヘキサンジアミン
【0054】
施肥潅漑(潅水と同時に液体肥料を施用)
【0055】
動物プランクトン(魚、甲殼類および軟体動物)
【表1】
【実施例
【0056】
本発明を以下の実施例も用いて説明および実証する。但し、本明細書のあらゆる場所でのこれらおよび他の実施例の使用は単に例示であり、本発明およびあらゆる例示的用語の範囲および意味を決して限定しない。同様に本発明は、ここに記載されているどの特定の好ましい実施形態にも限定されない。実際に、本発明の多くの修正および変形は、本明細書を読めば当業者には明らかになり得、趣旨または範囲において本発明から逸脱することなくそのような変形を行うことができる。従って本発明は、それらの特許請求の範囲が権利を有する均等物の全範囲に沿って、添付の特許請求の範囲の用語のみによって限定されるものとする。
【0057】
実施例1:M4群の製品の生物活性効果
コムギの種子(健康な感染していないコムギ種)を石鹸を含む水で洗浄し、次いで石鹸を含まない水で洗浄した。次いで70%エチルアルコールによる表面滅菌を2~3分間行った。次いで当該種子(8個)をジャガイモデキストロース寒天の上に並べた(https://himedialabs.com/TD/M096.pdf)。
【0058】
試験製品による処理:当該種子をヌクレアーゼ溶液中(100μg/ml)に37℃で1時間、一緒にM421、M422-1、M431、M432、M433、M434、M434-2、M441、M451、M452、M461、M471、M481、M491の溶液(0.5%)中に37℃で1時間浸漬した。データが表1に示されている。
【表2】
【0059】
M4群の製品およびDNaseは発芽および苗条サイズを増加させる。M4群の被験製品の種子発芽に対する生物活性効果はM4のものを超えた。これらのデータは、種子(既存のガイドラインに従って予備の抗菌処理がなされた種子)に作用するM4、M421、M421、M461、M471およびM481製品は以前には知られていなかった生物活性効果を有し、これはそれらの抗菌活性には関連していないことを示している。この生物活性効果は種子に対して、DNA受容体の存在に関連している組成物においてより明白である。ヌクレアーゼおよびM4群の製品の同時作用により、DNaseおよびM4の両方の作用の効果が消失する。この種の観察は、消毒薬製品のクロルヘキシジンおよびPHMGを用いた場合には認められず、これはそれらが生物活性効果を有していないことを示している。
【0060】
実施例2:組み込み阻害剤、DNase、RNaseおよびM4群の製品を用いたストレス条件下での植物の成長管理
コムギの種子(健康な感染していないコムギ種)を製品溶液中に37℃で1時間浸漬した(100μg/mlの穀粒)。
【0061】
次に、当該種子を鉢の底から5cmの高さで無菌土壌に播種し、1cmの土壌で覆った。栽培温度は必要とされる23℃の代わりに18℃であった。5日後に植物の状態の評価を行った(表2)。
【表3】
【0062】
得られたデータは、インテグラーゼおよびM4阻害剤が植物の成長の生物活性化合物として機能し、同時に植物のストレス抵抗性を上昇させることを示している。インテグラーゼおよびDNase阻害剤は相乗作用効果を有する。M4はインテグラーゼ活性阻害剤として機能するが、それ自体は生物活性化合物として機能する。後者は、種子細胞の表面のDNAがM4の主な標的に関連しており、かつインテグラーゼ阻害剤の作用の実施には細胞上に、M4によって阻害される標的の存在を必要とすることを示している。これらの条件下で比較製品は生物活性効果を示さなかった。
【0063】
実施例3:特許請求されている製品による植物発育の調節
植物:コムギ。処理:コムギの種子を様々なヌクレアーゼまたはM4群の製品を用いて37℃で1時間処理した。次に、その穀粒を鉢の底から5cmの高さで無菌土壌に播種し、1cmの土壌で覆った。栽培温度:23℃。データは表3に示されている。
【表4】
【0064】
得られたデータは、被験製品を用いた処理が植物の成長のパラメータを変えることを示している。DNaseならびにM4、M421、M461およびM481製品は最大の生物活性効果を有する。
【0065】
実施例4:逆転写、組み込みおよびプロテアーゼ阻害剤の生物活性
植物:コムギ
【0066】
処理:当該種子を様々な製品を用いて37℃で1時間処理した。
【0067】
次に、その穀粒を鉢の底から5cmの高さで無菌土壌に播種し、1cmの土壌で覆った。栽培温度:23℃。データは表4に示されている。
【表5】
【0068】
使用した製品は植物の発育に影響を与える。これらの製品は植物の様々な特性に関する生物活性効果を有する。
【0069】
実施例5:逆転写、組み込みおよびプロテアーゼ阻害剤の複合体の生物活性
植物:コムギ
【0070】
処理:当該種子を様々な製品を用いて37℃で1時間処理した。
【0071】
次に、当該種子を鉢の底から5cmの高さで無菌土壌に播種し、1cmの土壌で覆った。栽培温度:23℃。データは表5に示されている。
【表6】
【0072】
これらの結果は、植物の発育に対する被験複合体製品の明白な生物活性効果を示している。同時に発芽を250%、クロロフィル含有量を50%、根の長さを800%、苗条を150%増加させることができる。
【0073】
実施例6:植物の成長に対するM421の生物活性効果
コムギの健康な穀粒(図1A)を、土壌で満たされた鉢の底から6cmの高さであって土壌の上から1cmの箇所で土壌の中に置いた。栽培温度:23℃。成長モード:7日間。灌漑モード:(#1)蒸留水、(#2)1日目にM421(0.5%)、1時間の潅水後にカルボキシメチルセルロース(CMC)(0.5%)、3-5-7日に蒸留水、(#3)1日目にM421(0.5%)、3-5-7日に蒸留水。データは図1Aに示されている。
【0074】
M421の生物活性効果は、未処理の種子における14mmと比較して最大19mmの処理済み種子における苗条の長さ、および対照群における12.7と比較して最大19.1mmの根の長さの増加において認められた。
【0075】
本発明者らは、M451(0.1%)によりイネ(図1B)、ペポカボチャ(図1C)、キュウリ(図1D)、マルバタバコ(図1E)、ダイズ(図1G)の成長が高まったことも発見した。これらのデータは、M451処理後の植物の成長の促進を明らかに示している。
【0076】
実施例7:特許請求されている製品における植物のための生物活性、抗菌活性および肥料(窒素源)の機能の違い
種子:コムギ
【0077】
処理モード:1回限りの製品による潅水(1000μg/ml、20粒に対して200ml)、次いで淡水による潅水。未処理の種子を鉢の底から5cmの高さで無菌土壌に播種し、1cmの土壌で覆った。栽培温度:23℃。
【0078】
使用した製品中の窒素含有量
クロルヘキシジン:27.7%
M4およびその複合体:32.1%
PHMG:32.0%
硝酸アンモニウム:35%
【0079】
これらの結果を5日目に評価した(表6)。
【表7】
【0080】
得られたデータは、抗菌活性および分子中に同様の量の窒素ならびに窒素含有肥料を有する比較製品が、M4製品およびその組成物の作用下で記録されたものと同様の刺激効果を有しないことを示している。参照製品およびM4製品への硝酸アンモニウムの添加は、植物の成長において有意な変化をもたらさなかった。従って得られたデータは、特許請求されている製品がそれらの抗菌活性または肥料として使用することができるそれらの組成物中の窒素分子の存在のいずれとも関連していない生物活性効果を有することを示している。
【0081】
実施例8:植物病原体に対するM4製品の効果
M4群の製品の効果を、様々な国々の収集物から得られたフザリウム属(フザリウム・クルモラム(F.culmorum)、フザリウム・グラミネアラム(F.graminearum)、フザリウム・スポロトリキオイデス(F.sporotrichioides)、フザリウム・オキシスポラム(F.oxysporum)、フザリウム・ソラニ(F.solani))の真菌の80個の菌株に対して試験した。
【0082】
これらの真菌をジャガイモデキストロース寒天上で増殖させた。活性な真菌の増殖領域からの寒天(直径3mm)を切断し、被験化合物が添加された新鮮な固体の培地で満たされたペトリ皿の中に移し、それは栄養寒天の内部に3mmの穴を有していた。真菌を含む寒天サークルをこの新しいペトリ皿に移し、この3mmの穴の中に置いた。真菌のさらなる増殖の存在および強度を制御した。データは表7および図2に示されている。
【表8】
【0083】
これらのデータは、被験化合物M421、M434-2、M461、M481がM4と比較してより高い抗菌活性を有していることを明らかに示している。これらの化合物におけるM4の濃縮は同一であり、使用した賦形剤それ自体は抗菌活性を全く有していないため、この事実は驚くべきものである。
【0084】
被験製品はフザリウム属の真菌に対して高い活性を示した。
【0085】
実施例9:土壌を処理するためのM4群からの化合物の使用
種子:コムギ。(1)健康な種子および(2)感染させた種子(最初にフザリウム属の真菌で感染させた)。土壌:無菌(120℃、1atm、40分で処理済み)。健康な穀粒を、土が満たされた鉢の底から6cmの距離で土壌の中に入れ、1cmの土壌で覆った。成長レジメン:7日間。潅水:1-3-5-7日目。
群1.「健康な種子」:蒸留水により1-3-5-7日目に潅水
群2.「健康な種子」:M4群の製品またはそれらの賦形剤による1日目の潅水、蒸留水による3-5-7日目の潅水
群3.「感染させた種子」:蒸留水による1-3-5-7日目の潅水
群4.「感染させた種子」:M4群の製品またはそれらの賦形剤による1日目の潅水、蒸留水による3-5-7日目の潅水
【0086】
データは表8に示されている。
【表9】
【0087】
得られた結果は、特許請求されている製品による土壌の1回の潅水が無菌土壌中の植物の成長に対して生物活性効果を有することを示している。生物活性効果は感染させた種子の場合により明白である。同時に、M4はM421およびM461と同様の抗菌活性を有しているが植物の成長に対するその効果がより低いため、生物活性効果は抗菌活性により実現されない。
【0088】
実施例10:種子粉衣
種子:状態的に健康なコムギ。土壌:120℃、1atm、40分で滅菌済み。
【0089】
培地:ジャガイモデキストロース寒天(https://himedialabs.com/TD/M096.pdf)。
【0090】
1.対照。当該種子を生理食塩水中に3時間浸漬し、次に栄養培地上に置き、その後7日間成長させる。
【0091】
2.腐食液M421(0.1%)種子を溶液中に3時間浸漬し、次に栄養培地上に置き、その後7日間成長させる。
【0092】
データは図3に示されている。
【0093】
実施例11:いくつかの実施形態における植物の栄養部分に対する製品の生物活性効果
植物:大きい実った飼料用カボチャ
【0094】
塗布方法:噴霧
【0095】
0.5%濃度のM421を200μg/mlの投与量で3日に1回、0.3ml/cm2で12日間、葉の表面に噴霧した。対照群を水で処理した。
【0096】
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5855050/に記載されている方法に従って実験を組み立てた。データが図4および表9に示されている。
【表10】
【0097】
クロロフィルa:酸素発生型光合成のために使用される特別な形態のクロロフィル。それはスペクトルの紫色-青色および橙黄色-赤色部分において最も強く光を吸収する。データは、M421製品が葉の中のクロロフィルの量の50%の増加を刺激することを示している(図4)。
【0098】
実施例12:植物の全成長サイクルの生物制御
赤色のトルコカーネーション種子
【0099】
1つのパッケージからの種子を、以下の溶液が添加された個々のマイクロチューブ(1.5ml)の中に入れた。
1)1mlの無菌蒸留水
2)1mlのDNaseの無菌蒸留水溶液(100μg/ml)
3)1mlのRNaseの無菌蒸留水溶液(100μg/ml)
4)1mlのDNase+RNaseの無菌蒸留水溶液(それぞれ100μg/ml)
【0100】
これらのチューブを通気したインキュベータ中、37℃で60分間インキュベートした。
【0101】
インキュベーション後にこれらの溶液を除去し、当該種子を1mLの室温の無菌水で洗浄し、振盪させながら撹拌した。土壌で満たされた実生育苗鉢に播種を行った。高密度ポリエチレン製の温室で発芽を行った。室温の水道水を用いて2日に1回潅水を行った。植物のために16WのUniel社製のLEDライトで、7amから20pmまで照明を当てた。結果が表10に示されている。
【表11】
【0102】
得られたデータは、ヌクレアーゼによる処理が植物発育サイクル全体に影響を与えることを示している。種子処理中のRNaseによるRNA受容体の除去は最初の葉の出現率、芽の出現、開花の開始を増加させ、ストレス耐性および種子の最大質量を増加させる。DNA受容体の除去は発芽を増加させ、根の成長率およびその分岐、芽の出現率、開花の開始を増加させ、ストレス抵抗性および最大種子重量を増加させる。
【0103】
DNAおよびRNA受容体の除去は、発芽、成長率、最初の葉の出現率、根の成長および分岐、芽の出芽、開花の開始を増加させ、ストレス抵抗性および最大種子重量を増加させる。
【0104】
従って、ヌクレアーゼによる種子の処理の生物活性効果を植物の成長の全てのパラメータについて記録した。
【0105】
実施例13:パエニバチルス・ラルバエに対するM4群の製品の活性を評価した
ミツバチを冒す高悪性度の疾患の原因であるパエニバチルス・ラルバエに対するM4群の製品の活性を評価した。コロンビアブロスにおける段階希釈法により製品の最小阻害濃度を決定し、次いで60℃で加熱し、コロンビア寒天に接種して、保存された胞子の数を決定した。データが表11に示されている。
【表12】
【0106】
驚くべきことに、得られたデータは、M4群の全ての製品(但し、M4成分の濃度は「M4」の場合と同じであった)が、MICおよび保存された生存可能な胞子の数の両方の点でM4製品と比較して優れた活性を有していることを示している。
【0107】
実施例14:パエニバチルス・ラルバエで感染させたミツバチの治療
当該試験のために、4種類の科のための養蜂所を使用し、そのうちの2つから実験群を形成した。M421製品(0.5%)で治療を行った。養蜂所において糖シロップの組成物での給餌(1:1)により、ミツバチの実験コロニーの巣の中にM421を導入した。当該製品の濃度は280μg/mlであった。このシロップをフレームごとに100~120mlの割合で、2日間の間隔をあけてミツバチに2回与えた。第2群のミツバチコロニーは対照として機能した。養蜂所の検査により、パエニバチルス・ラルバエ感染の臨床的に明白な発現が明らかとなった(図5a)。M421で治療した群では、感染したミツバチを含むハチの巣の数は著しくより少なく、蜂蜜を有するハチの巣の数は非常により高かった(図5b、表12)。
【表13】
【0108】
得られた結果は、パエニバチルス・ラルバエで感染させたミツバチコロニーの治療のためのM4群の製品の使用の96.2%の有効性(罹患した幼虫の数による)を示している。
【0109】
実施例15:魚病原体に対するM4群の製品の効果
ミズカビ種の真菌
【0110】
10e8個の細胞の量の真菌を1.0mLの試験物質の溶液に添加し、インキュベーション後に遠心分離によりPBSで洗浄し、緩衝液に再懸濁させ、ジャガイモ寒天上に接種して生存を評価した。
【表14】
【0111】
被験製品のM421、M432-2、M461、M481は、M4と比較してより明白な抗真菌活性を有していることが分かる。これらの製品中のM4の濃度は「M4」の場合と同じであり、賦形剤は抗菌活性を有していないため、これらの結果は被験化合物の生物活性効果を示している。
【0112】
実施例16:魚卵に対するM4群の製品の効果
様々な病原体で汚染させた魚(マス)の魚卵を使用した。
【0113】
使用した培地
1つ目:魚ペプトン寒天(http://himedialabs.com/TD/RM2580.pdf)+ナイスタチン細菌対照
2つ目:ジャガイモデキストロース寒天+ストレプトマイシン+ゲンタマイシン+ペニシリン
【0114】
結果は、図6および表13に示されている。
【0115】
従って、魚卵を細菌および真菌の培地上で成長させ、これらを細菌および真菌の混合物で感染させた。当該真菌はミズカビとして同定されている。
【表15】
【0116】
M421、M431、M451およびM461製品は魚卵の殺菌において最大の活性を有する。驚くべきことに、M4群の製品に使用した賦形剤は抗菌活性を有していないが、M421、M421、M451、M461の効果はM4のものよりも高かった。
【0117】
実施例17:魚卵の処理における標準製品およびM421製品の有効性の比較
メチレンブルーモードを6時間およびマラカイトグリーンを60分間およびM421を15分間。
【0118】
その効果は図7に示されているデータにより確認される。
【0119】
得られたデータは、特許請求されている製品による処理のみが魚卵の迅速な殺菌の達成を可能にすることを示している。
【0120】
実施例18:魚の処理に対する被験化合物の効果
流水の外でニジマスをM461(0.1%)で30分間処理した。鰓弓からの洗浄をジャガイモデキストロース寒天上へ行った(http://himedialabs.com/TD/RM2580.pdf)(図8)。
【0121】
この処理を行ったことで魚の鰓弓から感染を完全に除去することができた。
【0122】
実施例19:水処理
高い魚集団密度を有する5000リットルの容量の魚繁殖プールからの水。無菌サンプラーにより試料を採取した。0.025%の最終濃度でM431を添加することにより試料(1.0ml)を処理し、室温で15分間インキュベートした。次いで、この試料に10.0mLの水を添加して当該製品を希釈し、次いで1プレート当たり100μlを寒天表面に施用し、その間のプレート中の培地の体積は20mlであった。データが図9に示されている。
【0123】
これらの結果は、M431による処理後に微生物の成長が観察されなかったことを示している。
【0124】
実施例20:餌処理に対する化合物の効果
2.0gの量の動物の餌をM421(0.5%)で処理し、エアロゾル法で塗布した(それぞれ1000μgの当該製品の5回の投与)。30分間の処理後に、その餌をペトリ皿の中の栄養培地の上に散りばめた。データが図10に示されている。
【0125】
結果として、最初に感染させた餌から全ての微生物汚染がなくなった。餌処理により危険な汚染を取り除き、かつ動物および水域の汚染のリスクを減らすことが可能になる。
【0126】
実施例21:魚の処理に対する被験化合物の効果
ミズカビ属の真菌で感染させた繁殖プールからの魚(アルプスイワナ)をM421で1週間に1回治療した(図11)。M4(0.1%)による1週間に1回で3週間の治療の前後。
【0127】
真菌によって冒された領域は赤色で示されている。
【0128】
治療により、真菌からの魚体の完全な洗浄を達成することができる。
【0129】
実施例22:急性結膜炎の治療のためのM4群の化合物の使用
眼の痛み、痒み、結膜腔からの分泌および羞明を訴える結膜炎を有する全部で18人の患者が参加した。微生物学検査から、結膜腔からの分泌中にアクチノマイセス・オリス(Actinomyces oris)、ストレプトコッカス・ゴルドニ(Streptococcus gordonii)、シュードモナス・オリジハビタンス(Pseudomonas oryzihabitans)、ゲメラ・ヘモリサンズ(Gemella haemolysans)、レンサ球菌種、ブドウ球菌種およびその他を含む細菌の存在が認められた。
【0130】
8人の患者のうち4人の結膜腔からの分泌には、リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応によりアデノウイルスのDNAが検出された。
【0131】
患者をM4(0.01%)またはM491(M4(0.01%)を含んでいた)で治療し、これらの患者らに1日または3日間にわたって1日2回投与した。当該薬物の最後の投与から24時間後に治療の効果を評価した。データが表15および図12に示されている。
【表16】
【0132】
当該薬物を使用した結果:症状(眼の痛み、痒み、アデノウイルスを含む結膜細胞からの分泌)の除去、合併症および眼の他の部分へのプロセスの拡散の予防。
【0133】
示されているデータから分かるように、驚くべきことにM491は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M491中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬものである。これらの結果は、M4群の製品の10e5の生物活性効果を示している。
【0134】
実施例23:脂漏性皮膚炎の治療のためのM4群の化合物の使用
少なくとも12ヶ月間にわたってこの状態に悩まされており、かつ最近14日間にこの状態を治療するためのどんな薬物も使用していない、脂漏性皮膚炎を有する全部で20人の患者が参加した。患者は、頭部の患部にM4またはM421を1日1回または2回塗布した。当該薬物の有効性を、客観的および主観的な尺度(当該疾患の罹患率、皮膚要素の炎症および浸潤の程度、痒みの重症度、皮膚剥離ならびに痂皮形成)を用いて14日以内に評価した。Heine社製mini 3000 LEDを用いて皮膚鏡検査を行った。データが表16および図13に示されている。これらの結果は、M4群の製品の10e5の生物活性効果を示している。
【表17】
【0135】
当該治療後に病巣における発疹の減少、痒みの除去および発毛の再開を記録した。示されているデータから分かるように、驚くべきことにM421は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M421中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬことである。これらの結果はM4群の製品の生物活性効果を示している。
【0136】
実施例24:糖尿病性潰瘍の治療のためのM4群の化合物の使用
糖尿病性足部潰瘍/糖尿病性下肢潰瘍(DFU)と診断された全部で6人の患者がこの研究に参加した。過去に抗微生物薬を用いて成功した経験がないが最近14日間にDFUの治療のためにどんな薬物も使用していないこれらの患者は、6ヶ月間を超えて治癒していない潰瘍を有していた。患者はM4およびM421を潰瘍表面に1日2回局所的に塗布した。臨床的症状および主観的な症状の動態(潰瘍のサイズ、疼痛症候群の強度)に基づいて、当該薬物の有効性を30日目に評価した。データが表17および図14に示されている。
【表18】
【0137】
潰瘍の除去および治癒、潰瘍性病変部の領域の上皮化を記録した。
【0138】
示されているデータから分かるように、驚くべきことにM421は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M421中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬことである。これらの結果は、M4群の製品の10e5の生物活性効果を示している。
【0139】
実施例25:乾癬の治療のためのM4群の化合物の使用
少なくとも7年間を超えてこの疾患に悩まされている乾癬の増悪を有する9人の患者が参加した。全ての患者が最近14日間にどんな抗乾癬薬も使用していない。M4、M421またはM491を患部に1日2回塗布した。当該薬物の有効性をPASIスコア(紅斑の強さ、硬結、落屑)の動態により評価した。データが表18および図15に示されている。
【表19】
【0140】
当該疾患の臨床的発現の減少、異常な主観的感覚の除去、患者の生活の質の向上を記録した。
【0141】
示されているデータから分かるように、驚くべきことにM421は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M421中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬことである。これらの結果は、M4群の製品の10e5の生物刺激効果を示している。
【0142】
乾癬は微生物病ではなく、免疫系の欠損に関連づけられている。この点に関して、得られた臨床的効果は特許請求されている薬物の生物活性に正に関連している。
【0143】
実施例26:接触皮膚炎の治療のためのM4群の化合物の使用
患者:34歳の女性。治療を行うことなく接触皮膚炎に3日間悩まされている。訴え:発赤、滲出。疾患の発現:頬、鼻の領域に発疹、大きい層状の皮膚剥離、小さい小嚢、黄色がかった分泌、皮膚の充血の形態。
【0144】
当該治療を石鹸中のM421で1日2回行った。M421を含むローションを7日間にわたって1日2回患部に塗布した。データが図16に示されている。
【0145】
当該化合物の使用により疾患進行の停止、痒みの減少および発疹の回復が生じることが分かり、それらを記録した。同様の効果により当該薬物の生物活性効果が確認される。
【0146】
実施例27:湿疹の治療のためのM4の化合物の使用
6人の患者がこの研究に参加した。全ての患者が湿疹を有し、6ヶ月を超えてこの疾患に悩まされているが、その治療のために最近14日間にどんな薬物も使用していない。患者は、罹患した皮膚領域にM4およびM421を1日2回塗布した。臨床的症状および主観的な症状の動態(病変部の拡散、上皮化)に基づく当該薬物の有効性は、30日以内に達成された。データが表19および図17に示されている。
【表20】
【0147】
患者:55歳の男性。診断:異汗性湿疹、増悪。当該疾患の期間:10年間。主な訴えはひび割れの領域における痒み、灼熱感、痛みである。客観的には両手の領域に複数の大きい層状の皮膚剥離が存在し、ひび割れは最大1~2cmの長さであり、上皮化されておらず、単一の小水疱がある。薬物M421(0.5%)を溶液の形態で使用した(綿棒で擦り付ける形態で1日2~3回、発疹の領域、特にひび割れの領域に軽度に架橋されたアクリル系ポリマーをさらに含有するゲルの形態で1日1回)。
【0148】
被験薬物の使用の結果として、当該状態は著しく改善した。当該疾患の進行は停止し、痒みは減少し、発疹は回復し、ひび割れは塞がった。さらに、治療後3ヶ月間(観察期間)に憎悪は記録されなかった。
【0149】
示されているデータから分かるように、驚くべきことにM421は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M421中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬことである。これらの結果は、M4群の製品の10e5の生物活性効果を示している。
【0150】
実施例28:帯状疱疹の治療のためのM4の化合物の使用
あらゆる治療前の最近3日以内にその疾患が現れた帯状疱疹を有する6人の患者をこの研究に含めた。M4およびM491を患部に1日3回局所的に塗布した。当該薬物の有効性を、臨床的症状の消失(発疹消失の日数、痒み)の動態により7日以内に評価した。データが表20および図18に示されている。
【表21】
【0151】
受け取ったデータは、被験化合物により患者の状態の迅速かつ有意な改善、すなわち痒み、灼熱感の減少が得られ、新しい発疹の出現が停止し、残りの発疹が素早く回復したことことを示している。
【0152】
示されているデータから分かるように、驚くべきことにM491は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M491中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬことである。これらの結果はM4群の製品の生物活性効果を示している。
【0153】
実施例29:汗疱症(発汗障害)の治療のためのM4の化合物の使用
患者:35歳の女性。診断:両手および両足の多汗。10年を超えて悩まされており、現在のところアルミニウム含有製品(DryDry)を使用している。訴え:体および衣服からの不快臭、ストレスの多い状況後の激しい発汗。
【0154】
治療:最初の5日間はM491溶液による1日3回の両手および両足の治療。M421による治療:朝は靴を履く前および夕方は靴を脱いだ後に靴の中に塗布。次いで5日間:溶液を1日2回同じように使用。次いで4日間:1日1回の両手および両足の治療、靴による治療を2日に1回。
【0155】
治療の結果は当該疾患の進行の終了、痒みの減少、正常な皮膚水分の回復である。
【0156】
実施例30:胸および背中の毛包炎の治療のためのM4の化合物の使用
胸および背中の毛包炎を有する6人の患者がこの研究に参加した。患者をM4およびM421で1日2回治療し、それを患部の表面に局所的に塗布した。当該薬物の有効性を、臨床的症状および主観的な症状(面積、痒み)の動態に基づいて7日目に評価した。データが表21および図19に示されている。
【表22】
【0157】
治療薬M491溶液:1日2~3回綿棒で擦り付ける。治療期間:7日間。
【0158】
患者:57歳の女性。この患者は5日間悩まされており、自身では何も治療していない。訴え:胸、背中に広がっている発疹。発疹:複数の膿疱性発疹の形態、丸い紅斑性の斑点。
【0159】
示されているデータから分かるように、驚くべきことにM421は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M491中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬものである。これらの結果はM4群の製品の生物活性効果を示している。
【0160】
実施例31:皮膚糸状菌症の治療のためのM4の化合物の使用
患者:22歳の女性。診断:両足の皮膚糸状菌症。この患者は罹患してから2週間である。疾患の発現:足の内側の足指における複数の丘疹小水疱性の発疹。両足の領域には丘疹小水疱性の発疹、複数の小さい層状の皮膚剥離が存在する。
【0161】
治療:0.5%のM491ローションを7日以内で1日2回30分間(図20)。
【0162】
これらの結果は、皮膚糸状菌症の治療のためのM4群の製品の高い有効性を明らかに示している。
【0163】
実施例32:副鼻腔炎の治療のためのM4群の化合物の使用
急性副鼻腔炎を有する6人の患者がこの研究に参加した。これらの患者をM4またはM431の副鼻洞への1回限りの注入で治療した。当該薬物の有効性を臨床的症状の動態に基づいて30日目に評価した。データが表22に示されている。
【表23】
【0164】
受け取ったデータは、M4およびM431により素早い治療効果が得られたことを示している。示されているデータから分かるように、驚くべきことにM31は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M491中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬものである。これらの結果はM4群の製品の生物活性効果を示している。
【0165】
実施例33:M4群の製品の不活性化
アルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース(黄色ブドウ球菌VT209の検査)をM421のための不活性化剤として使用した。
【0166】
不活性化剤を当該薬物の溶液に添加し、15分間の4,000gの遠心分離後にその上澄みの抗菌活性を決定した。データが表23に示されている。
【表24】
【0167】
カルボキシメチルセルロースについて最も高い中和活性が示されている。
【0168】
実施例34:複雑な齲蝕の治療のためのM4群の化合物の使用
複雑な齲蝕および嚢腫を有する6人の患者がこの研究に参加した。患者をM4またはM421で治療し、これらを使用して管を通して嚢腫を洗浄し、暫間充填として0.3%のM4またはM421を含むゲルを詰めた。この処置を10日間に1回繰り返した。当該薬物の有効性を臨床的症状、すなわち炎症性病巣の消失および骨組織の置換の動態に基づいて30日目に評価した。データが表24および図21に示されている。
【表25】
【0169】
M4群の製品の使用は、複雑な齲蝕の治療のために非常に有効であった。示されているデータから分かるように、驚くべきことにM421は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M491中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬものである。これらの結果はM4群の製品の生物活性効果を示している。
【0170】
実施例35:歯周炎の治療のためのM4群の化合物の使用
歯周炎の診断を有する6人の患者がこの研究に参加した。患者を軽度に架橋されたアクリル系ポリマーを含有するゲルの形態のM4およびM421で治療した。医師への3回の通院中に歯磨き後に毎日、歯周ポケット内に化合物を投与した。データが表25に示されている。
【表26】
【0171】
示されているデータから分かるように、M421およびM4はどちらも強力な抗歯周炎活性を有している。驚くべきことにM491は、当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M491中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬものである。これらの結果はM4群の製品の生物活性効果を示している。
【0172】
実施例36:膀胱炎の治療のためのM4群の化合物の使用
急性膀胱炎を有する6人の患者がこの研究に参加した。膀胱内注入のためにM4およびM21を使用した。治療効果に達するために必要とされる注入回数に基づいて有効性を評価した。データが表26に示されている。
【表27】
【0173】
M4およびM421の両方が膀胱炎の治療のために機能した。
【0174】
示されているデータから分かるように、驚くべきことにM421は当該治療効果のより明白かつ迅速な発現を有していた。M491中のM4の含有量はM4の場合と同じであり、かつその賦形剤はどんな治療効果も生じさせないため、この事実は驚くべきものであると共に予期せぬものである。これらの結果はM4群の製品の生物活性効果を示している。
【0175】
実施例37:腐蹄症の治療のためのM4群の化合物の使用
ゲルの形態のM421の調製物を患部に5日間塗布した。
【0176】
治療の結果は、動物の行動における疾患の徴候およびその発現の完全な消失である。蹄はしなやかで健康に見える。微生物学的研究により微生物感染の劇的な減少が認められた(図22)。
【0177】
これらの結果は、M4群の製品が蹄感染の治療のために非常に有効であることを明らかに示している。
【0178】
実施例38:土壌塩分中での種子成長に対するM451複合体の効果
本発明者らは、M451で予め処理した種子の播種が、より高い土壌塩分において植物の成長にどのように影響を与えるかを研究した。そのために、ライコムギ(八倍体ライコムギ)の種子を、9cmの直径のペトリ皿の中に0mM(対照としての脱イオン水)および250mMの塩(MgSO)を含むジャガイモデキストロース寒天上に広げて成長させた。種子を10~5000μg/mlのM451で予め処理した。M451を洗い流して細胞を25±1℃および12時間の昼光で生育箱の中に置いた。毎日の観察および発芽および出芽した種子の数の計数を7日目まで行った。発芽した種子を、少なくとも1つの顕著な幼芽または小根を生じる能力に達した種子と呼ぶ。種皮から少なくとも2mmの小根の出芽を伴う種子を出芽したものとみなした。7日間の処置塗布後にパラメータの測定を行い、かつ計算した。
【0179】
有機肥料を含有する土壌および草炭(3:1、v/v)の混合物で満たされた植物用のプラスチック製ナーセリーポット(3.25’’×2.75’’×2.75’’のL×W×D)に種子を移し替えた。温室の温度は、昼夜の間にそれぞれ25±2℃および10±2℃に維持した。各処理は3回の複製からなり、プラスチック製ポットごとに1/100個の植物を植えた。収穫時の処理後に植物の成長パラメータを測定した。表されている値は、少なくとも3回の独立した複製(n=3)による平均±SEで示した。データが図23に示されている。

図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図10
図11A
図11B
図12A
図12B
図13
図14A
図14B
図15A
図15B
図16
図17A
図17B
図18A
図18B
図19A
図19B
図20A
図20B
図21A
図21B
図22A
図22B
図23
【国際調査報告】