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特表2024-514775仮想オブジェクトの位置提示方法、装置、端末及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-03
(54)【発明の名称】仮想オブジェクトの位置提示方法、装置、端末及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/5372 20140101AFI20240327BHJP
   A63F 13/2145 20140101ALI20240327BHJP
   A63F 13/533 20140101ALI20240327BHJP
   A63F 13/5375 20140101ALI20240327BHJP
   A63F 13/5378 20140101ALI20240327BHJP
   A63F 13/87 20140101ALI20240327BHJP
   G06F 3/04845 20220101ALI20240327BHJP
【FI】
A63F13/5372
A63F13/2145
A63F13/533
A63F13/5375
A63F13/5378
A63F13/87
G06F3/04845
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023559103
(86)(22)【出願日】2022-05-09
(85)【翻訳文提出日】2023-09-26
(86)【国際出願番号】 CN2022091765
(87)【国際公開番号】W WO2022252927
(87)【国際公開日】2022-12-08
(31)【優先権主張番号】202110620718.0
(32)【優先日】2021-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.アンドロイド
2.IOS
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】▲練▼ 建▲鋒▼
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA75
5E555BA20
5E555BB20
5E555BC04
5E555CB07
5E555CB34
5E555CC26
5E555DB18
5E555FA00
(57)【要約】
仮想オブジェクトの位置提示方法、装置、端末及び記憶媒体であって、マンマシンインタラクションという技術的分野に属する。当該方法は、仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するステップであって、第1仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと異なる陣営に属するステップ(201)と、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が仮想環境地図内に位置すると、ターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図内に表示するステップであって、ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応するステップ(202)と、仮想環境地図内のターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信するステップであって、位置提示メッセージは、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を含み、ターゲットオブジェクト位置は、ターゲットオブジェクト標識によってマークされて得られ、第2仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属するステップ(203)と、を含む。取得された位置メッセージの有効性及び正確性を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行される、仮想オブジェクトの位置提示方法であって、
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するステップであって、前記第1仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと異なる陣営に属するステップと、
ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が前記仮想環境地図内に位置すると、前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示するステップであって、前記ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応するステップと、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信するステップであって、前記位置提示メッセージは、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を含み、前記ターゲットオブジェクト位置は、前記ターゲットオブジェクト標識によってマークされて得られ、前記第2仮想オブジェクトは、前記制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属するステップと、を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する前記ステップは、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記仮想環境地図における前記ターゲットオブジェクト標識の所在位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定するステップと、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する前記ステップは、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットオブジェクト標識に対応する位置マークコントロールが指示する位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定するステップであって、前記位置マークコントロールは、オブジェクト指示端及び位置指示端を含み、前記ターゲットオブジェクト標識は前記オブジェクト指示端に接続され、前記位置指示端は、前記ターゲットオブジェクト位置を指示するためのものであるステップと、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示する前記ステップは、
前記ターゲットオブジェクト標識及び前記位置マークコントロールを前記仮想環境地図内に表示するステップを含み、
前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示する前記ステップの後、前記方法はさらに、
前記位置マークコントロールに対するドラッグ操作に応答して、前記仮想環境地図において前記位置指示端が指示する位置を調整するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットオブジェクト標識及び前記位置マークコントロールを前記仮想環境地図内に表示する前記ステップは、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ標識距離が第1距離閾値よりも小さい場合、単一の前記位置マークコントロールを表示するステップであって、単一の位置マークコントロールは、少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトの位置を指示し、前記標識距離は、前記ターゲットオブジェクト標識の間の距離であるステップと、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ前記標識距離が前記第1距離閾値よりも大きい場合、少なくとも2つの前記位置マークコントロールを表示するステップであって、異なる位置マークコントロールは、異なるターゲット仮想オブジェクトの位置を指示するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示する前記ステップは、
視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトを決定するステップであって、前記視界範囲外の第1仮想オブジェクトは前記仮想環境地図において不可視であるステップと、
前記仮想環境地図、及び前記視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識を表示するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する前記ステップは、
各前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信するステップ、
または、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトを選別し、選別後の第2仮想オブジェクトを得るステップと、
前記選別後の第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトを選別し、選別後の第2仮想オブジェクトを得る前記ステップは、
前記ターゲットオブジェクト位置に基づいて、各々の前記第2仮想オブジェクトと前記ターゲット仮想オブジェクトとの間のオブジェクト距離を決定するステップと、
前記オブジェクト距離が第2距離閾値よりも小さい第2仮想オブジェクトを、前記選別後の第2仮想オブジェクトとして決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示する前記ステップは、
前記仮想環境地図に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの前記第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記方法はさらに、
前記第2仮想オブジェクトから送信された前記位置提示メッセージを受信するステップと、
前記位置提示メッセージに基づいて、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を表示するステップであって、表示方式は、前記仮想環境地図において表示すること、仮想環境において表示すること、及び通知メッセージを表示することのうちの少なくとも1種を含むステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記位置提示メッセージに基づいて、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を表示する前記ステップは、
前記ターゲットオブジェクト位置が仮想環境画面に位置する場合、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置する前記ターゲットオブジェクト位置を、前記仮想環境において表示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記位置提示メッセージに基づいて、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を表示する前記ステップの後、前記方法はさらに、
前記ターゲット仮想オブジェクトが視界範囲に位置する状況では、前記ターゲットオブジェクト位置の表示を取り消すステップを含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
仮想オブジェクトの位置提示装置であって、
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するための表示モジュールであって、前記第1仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと異なる陣営に属する表示モジュールを含み、
前記表示モジュールはさらに、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が前記仮想環境地図内に位置すると、前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示し、前記ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応し、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信するための送信モジュールであって、前記位置提示メッセージは、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を含み、前記ターゲットオブジェクト位置は、前記ターゲットオブジェクト標識によってマークされて得られ、前記第2仮想オブジェクトは、前記制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属する送信モジュールを含む、
ことを特徴とする装置。
【請求項14】
前記送信モジュールはさらに、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記仮想環境地図における前記ターゲットオブジェクト標識の所在位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定し、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信する、
ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記送信モジュールはさらに、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットオブジェクト標識に対応する位置マークコントロールが指示する位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定し、前記位置マークコントロールは、オブジェクト指示端及び位置指示端を含み、前記ターゲットオブジェクト標識は前記オブジェクト指示端に接続され、前記位置指示端は、前記ターゲットオブジェクト位置を指示するためのものであり、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信する、
ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記表示モジュールはさらに、
前記ターゲットオブジェクト標識及び前記位置マークコントロールを前記仮想環境地図内に表示し、
前記装置はさらに、
前記位置マークコントロールに対するドラッグ操作に応答して、前記仮想環境地図において前記位置指示端が指示する位置を調整するための調整モジュールを含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記表示モジュールはさらに、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ標識距離が第1距離閾値よりも小さい場合、単一の前記位置マークコントロールを表示し、単一の位置マークコントロールは、少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトの位置を指示し、前記標識距離は、少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識の間の距離であり、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ前記標識距離が前記第1距離閾値よりも大きい場合、少なくとも2つの前記位置マークコントロールを表示し、異なる位置マークコントロールは、異なるターゲット仮想オブジェクトの位置を指示する、
ことを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
端末であって、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリには、少なくとも1つのプログラムが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムは、前記プロセッサによってロードされて実行されることにより、請求項1~12のいずれか1項に記載の仮想オブジェクトの位置提示方法を実現する、
ことを特徴とする端末。
【請求項19】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体には、少なくとも1つのプログラムが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムは、プロセッサによってロードされて実行されることにより、請求項1~12のいずれか1項に記載の仮想オブジェクトの位置提示方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項20】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されるコンピュータ命令を含み、コンピュータデバイスのプロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み取り、前記プロセッサは前記コンピュータ命令を実行することにより、請求項1~12のいずれか1項に記載の仮想オブジェクトの位置提示方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年06月03日に提出された、出願番号が202110620718.0であり、発明の名称が「仮想オブジェクトの位置提示方法、装置、端末及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容を本出願に参照により援用する。
【0002】
本願の実施例は、マンマシンインタラクションという技術的分野に関し、特に仮想オブジェクトの位置提示方法、装置、端末及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
仮想シーンを構築する多くのアプリケーションプログラム(例えば、仮想現実アプリケーションプログラム、3次元地図プログラム、軍事シミュレーションプログラム、一人称シューティングゲーム、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム等)では、プレイヤーの所在位置及びグローバル環境を表示するように、ミニマップが提供されている。
【0004】
関連技術において、ユーザが、ある位置に敵方プレイヤーが隠れているとチームメイトに知らせる必要がある場合、ミニマップで敵方プレイヤーの所在位置をクリックすることでリマインダ弾幕をトリガすることにより、周囲の環境に注意するようにチームメイトに知らせることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
明らかに、関連技術における位置提示方法を採用すると、注意弾幕をチームメイトのみに送信することができ、チームメイトは、隠れている具体的な敵方プレイヤー、及び敵方プレイヤーの具体的な隠れ位置を知ることができず、メッセージ取得の効率及び正確率が低い。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の実施例は、仮想オブジェクトの位置提示方法、装置、端末及び記憶媒体を提供する。前記技術案は以下の通りである。
【0007】
一態様によれば、本願の実施例は、仮想オブジェクトの位置提示方法を提供し、前記方法は端末によって実行され、前記方法は、
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するステップであって、前記第1仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと異なる陣営に属するステップと、
ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が前記仮想環境地図内に位置すると、前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示するステップであって、前記ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応するステップと、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信するステップであって、前記位置提示メッセージは、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を含み、前記ターゲットオブジェクト位置は、前記ターゲットオブジェクト標識によってマークされて得られ、前記第2仮想オブジェクトは、前記制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属するステップと、を含む。
【0008】
他の態様によれば、本願の実施例は、仮想オブジェクトの位置提示装置を提供し、前記装置は、
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するための表示モジュールであって、前記第1仮想オブジェクト、制御される仮想オブジェクトは異なる陣営に属する表示モジュールを含み、
前記表示モジュールはさらに、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が前記仮想環境地図内に位置すると、前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示し、前記ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応し、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信するための送信モジュールであって、前記位置提示メッセージは、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を含み、前記ターゲットオブジェクト位置は、前記ターゲットオブジェクト標識によってマークされて得られ、前記第2仮想オブジェクトは、前記制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属する送信モジュールを含む。
【0009】
他の態様によれば、本願の実施例は、端末を提供し、前記端末は、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリには、少なくとも1つのプログラムが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムは、前記プロセッサによってロードされて実行されることにより、上記態様に記載の仮想オブジェクトの位置提示方法を実現する。
【0010】
他の態様によれば、本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体には、少なくとも1つのプログラムが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムは、プロセッサによってロードされて実行されることにより、上記態様に記載の仮想オブジェクトの位置提示方法を実現する。
【0011】
他の態様によれば、本願の実施例は、コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムを提供し、当該コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されるコンピュータ命令を含む。端末のプロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体から当該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは当該コンピュータ命令を実行することにより、上記態様の各種の選択可能な実現方式から提供される仮想オブジェクトの位置提示方法を当該端末に実行させる。
【0012】
本願の実施例では、仮想環境地図においてターゲット仮想オブジェクトの所在位置をマークする機能が提供されている。ユーザは、ターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図における指定位置までドラッグすることで、さらにターゲットオブジェクト標識をトリガすることで、ターゲット仮想オブジェクトに関連する位置提示メッセージを他のチームメイトに送信することができ、これにより、他のチームメイトは、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を、位置提示メッセージに基づいて取得することができ、ターゲット仮想オブジェクトの位置情報の取得ルートを豊富にすると同時に、取得された位置メッセージの有効性及び正確性を向上させる。なお、仮想オブジェクトが隠れて守るという戦術を採用する場合、隠れ仮想オブジェクトの位置を適時にマークすることができ、さらに隠れ仮想オブジェクトに対する命中率を向上させることにより、試合の進みを速めにさせるとともに、シングルラウンドの持続時間を効果的に制御し、さらにサーバの処理負荷を軽減する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本願の1つの実施例が提供する実施環境の概略図を示す。
図2】本願の1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。
図3】本願の1つの例示的な実施例が示す仮想オブジェクトの位置提示方法のインターフェース概略図である。
図4】本願のもう1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。
図5】本願の1つの例示的な実施例が示す、オブジェクト標識を呼び出して表示するインターフェース概略図を示す。
図6】本願のもう1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。
図7】本願の1つの例示的な実施例が示す、ターゲット仮想オブジェクトの位置をマークする過程概略図を示す。
図8】本願のもう1つの例示的な実施例が示す、ターゲット仮想オブジェクトの位置をマークする過程概略図を示す。
図9】本願のもう1つの例示的な実施例が示す、ターゲット仮想オブジェクトの位置をマークする過程概略図を示す。
図10】本願のもう1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。
図11】本願のもう1つの例示的な実施例が示す仮想オブジェクトの位置提示方法のインターフェース概略図である。
図12】本願のもう1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。
図13】本願の1つの例示的な実施例が示す仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。
図14】本願の1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの制御装置の構造ブロック図である。
図15】本願の1つの例示的な実施例が提供する端末の構造ブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図1を参照し、本願の1つの実施例が提供する実施環境の概略図を示す。当該実施環境は、第1端末110と、サーバ120と、第2端末130とを含んでもよい。
【0015】
第1端末110には、仮想環境をサポートするアプリケーションプログラム111が実行されており、当該アプリケーションプログラム111は、マルチプレイヤーオンライン対戦プログラムであってもよい。第1端末でアプリケーションプログラム111を実行する場合、第1端末110のスクリーンには、アプリケーションプログラム111のユーザインターフェースが表示される。当該アプリケーションプログラム111は、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(Multiplayer Online Battle Arena、MOBA)ゲーム、バトルロワイヤルーシューティングゲーム、シミュレートストラテジーゲーム(Simulation Game、SLG)のいずれか1種であってもよい。本実施例では、当該アプリケーションプログラム111がMOBAゲームであることを例にして説明する。第1端末110は、第1ユーザ112が使用する端末であり、第1ユーザ112は、第1端末110を使用して、仮想環境に位置する第1仮想オブジェクトを制御して動きをさせ、第1仮想オブジェクトは、第1ユーザ112のマスター仮想オブジェクトと呼んでもよい。第1仮想オブジェクトの動きは、ボディー姿勢の調整、クリープ、歩行、ランニング、ライディング、飛行、ジャンプ、運転、ピックアップ、射撃、攻撃、投擲、スキル発動のうちの少なくとも1種を含むが、これらに限定されない。模式的に、第1仮想オブジェクトは、例えば、シミュレーション人物又はアニメ人物のような第1仮想人物である。
【0016】
第2端末130には、仮想環境をサポートするアプリケーションプログラム131が実行されており、当該アプリケーションプログラム131は、マルチプレイヤーオンライン対戦プログラムであってもよい。第2端末130でアプリケーションプログラム131を実行する場合、第2端末130のスクリーンには、アプリケーションプログラム131のユーザインターフェースが表示される。当該クライアントは、MOBAゲーム、バトルロワイヤルーシューティングゲーム、SLGゲームのうちのいずれか1種であってもよく、本実施例では、当該アプリケーションプログラム131がMOBAゲームであることを例にして説明する。第2端末130は、第2ユーザ132が使用する端末であり、第2ユーザ132は、第2端末130を使用して、仮想環境に位置する第2仮想オブジェクトを制御して動きをさせ、第2仮想オブジェクトは、第2ユーザ132のマスター仮想キャラクターと呼んでもよい。模式的に、第2仮想オブジェクトは、例えば、シミュレーション人物又はアニメ人物のような第2仮想人物である。
【0017】
選択可能に、第1仮想オブジェクト及び第2仮想オブジェクトは、同一の仮想世界にある。選択可能に、第1仮想オブジェクト及び第2仮想オブジェクトは、同一の陣営、同一のチーム、同一の組織に属し、友達関係にあるか、又は一時的な通信権限を有してもよい。選択可能に、第1仮想オブジェクト及び第2仮想オブジェクトは、異なる陣営、異なるチーム、異なる組織に属し、または敵対関係にあってもよい。
【0018】
選択可能に、第1端末110及び第2端末130で実行されるアプリケーションプログラムは同じであるか、又は、2つの端末にインストールされたアプリケーションプログラムは異なるオペレーティングシステムプラットフォーム(アンドロイド又はIOS)での同一タイプのアプリケーションプログラムである。第1端末110は、複数の端末のうちの1つを指してもよく、第2端末130は、複数の端末のうちのもう1つを指してもよく、本実施例は、第1端末110及び第2端末130のみを例にして説明する。第1端末110及び第2端末130のデバイスタイプは同じか又は異なり、当該デバイスタイプは、スマートフォン、タブレットコンピュータ、電子書籍リーダー、動態イメージエキスパート圧縮標準オーディオレイヤー3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、MP3)プレーヤー、動態イメージエキスパート圧縮標準オーディオレイヤー4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、MP4)プレーヤー、ラップトップコンピュータ、及びデスクトップコンピュータのうちの少なくとも1種を含む。
【0019】
図1に2つの端末のみが示されているが、異なる実施例では、サーバ120にアクセス可能な複数の他の端末が存在する。選択可能に、開発者に対応する端末である1つまたは複数の端末がさらに存在し、当該端末には、仮想環境をサポートするアプリケーションプログラムの開発編集プラットフォームがインストールされており、開発者は、当該端末上でアプリケーションプログラムを編集して更新し、更新後のアプリケーションプログラムインストールパッケージを有線又は無線のネットワークを介して、サーバ120に伝送することができ、第1端末110及び第2端末130は、アプリケーションプログラムに対する更新を実現するように、サーバ120からアプリケーションプログラムインストールパッケージをダウンロードすることができる。
【0020】
第1端末110、第2端末130、及び他の端末は、無線ネットワーク又は有線ネットワークを介してサーバ120に接続される。
【0021】
サーバ120は、1台のサーバ、複数台のサーバからなるサーバクラスタ、クラウドコンピューティングプラットフォーム、及び仮想化センターのうちの少なくとも1種を含む。サーバ120は、3次元仮想環境をサポートするアプリケーションプログラムにバックエンドサービスを提供する。選択可能に、サーバ120は主要な計算作業を担当し、端末は副次的な計算作業を担当し、または、サーバ120は副次的な計算作業を担当し、端末は主要な計算作業を担当し、または、サーバ120と端末との間で分散型計算アーキテクチャを使用して、協調計算を行う。
【0022】
模式的な一例では、サーバ120は、メモリ121と、プロセッサ122と、ユーザアカウントデータベース123と、対戦サービスモジュール124と、ユーザ向け入出力インターフェース(Input/Output Interface、I/Oインターフェース)125とを含む。プロセッサ122は、サーバ120に記憶された命令をロードし、ユーザアカウントデータベース123及び対戦サービスモジュール124におけるデータを処理する。ユーザアカウントデータベース123は、第1端末110、第2端末130、及び他の端末によって使用されるユーザアカウントのデータ、例えば、ユーザアカウントのアバター、ユーザアカウントのニックネーム、ユーザアカウントの戦闘力指数、ユーザアカウントが位置するサービスエリアを記憶する。対戦サービスモジュール124は、ユーザの対戦、例えば、1V1対戦、3V3対戦、5V5対戦などに供する複数の対戦ルームを提供する。ユーザ向けI/Oインターフェース125は、無線ネットワーク又は有線ネットワークを介して、第1端末110及び/又は第2端末130と通信を確立してデータを交換する。
【0023】
図2を参照し、本願の1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。本実施例は、当該方法が図1に示す実施環境における第1端末110又は第2端末130又は当該実施環境における他の端末に適用されることを例として説明し、当該方法は、ステップ201~203を含む。
ステップ201、仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示し、第1仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと異なる陣営に属する。
【0024】
模式的に、仮想環境地図は、グローバル仮想環境、及びグローバル仮想環境におけるプレイヤーの位置を展示する。味方陣営(制御対象仮想オブジェクトの所在陣営)における各々の仮想オブジェクトについて、仮想環境地図には、味方陣営における各々の仮想オブジェクトの所在位置が展示されている。敵方陣営(味方陣営に相対する他の陣営)における各々の仮想オブジェクトについて、仮想環境地図には、視界範囲にある各々の仮想オブジェクトの所在位置のみが展示され、模式的に、ある敵方プレイヤーが茂みに隠れていると、仮想環境地図には、当該敵方プレイヤーの所在位置が表示されない。選択可能に、仮想環境地図にはさらに、仮想オブジェクトに対応するターゲット属性の属性値(生命値)、及び仮想オブジェクトのスキル状況が展示されている。
【0025】
敵方プレイヤーが茂みに隠れているか、又は敵方プレイヤーが視界範囲から消えることができる他の遮断領域内に隠れている場合、仮想環境地図にも対応して、当該敵方プレイヤーの所在位置が表示されない。本願の実施例は、当該状況で、如何に敵方仮想オブジェクトの所在位置を効果的かつ正確に提供するかについて、可能な実施形態を提供し、敵方仮想オブジェクトのオブジェクト標識を仮想環境地図における指定位置にマークする(即ち、敵方仮想オブジェクトの所在位置)ことで、敵方仮想オブジェクトの所在位置を当方のチームメイトに通知することができ、これにより、当方のチームメイトは、敵方仮想オブジェクトの所在位置を適時に了解することができる。
【0026】
ユーザが敵方仮想オブジェクトのオブジェクト標識を仮想環境地図にドラッグすることを便利にさせるために、可能な実施形態では、制御対象仮想オブジェクトが試合に入ったあと、現在ユーザインターフェースにおいて仮想環境地図、及び敵方陣営における各々の第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示することができ、敵方陣営は、制御対象仮想オブジェクトの所在陣営と異なる。
【0027】
選択可能に、仮想環境地図は、オブジェクト標識と同時に表示されなくてもよい。例えば、ユーザインターフェースにオブジェクト標識呼び出しコントロールが表示されており、ユーザは、当該オブジェクト標識呼び出しコントロールをクリックでき、端末は、当該オブジェクト標識呼び出しコントロールに対するトリガ操作を受信し、ユーザインターフェースにおいて少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示する。選択可能に、仮想環境地図は拡大コントロールを備え、仮想環境地図において第1仮想オブジェクトのオブジェクト位置をマークする必要があるため、一般的には、拡大コントロールにより仮想環境地図を拡大する必要があり、よって、ユーザが仮想環境地図に対応する拡大コントロールをクリックする場合、ユーザが、敵方プレイヤーの所在位置をマークするニーズが存在することを表し、仮想環境地図を拡大展示すると同時に、少なくとも1つの第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識を表示する。
【0028】
模式的に、オブジェクト標識は、第1仮想オブジェクトを一意に標識する標識であり、模式的に、当該オブジェクト標識は、第1仮想オブジェクトのキャラクターアバターであってもよいし、第1仮想オブジェクトのオブジェクト名称であってもよく、本願の実施例は、オブジェクト標識に対して限定しない。
【0029】
図3に示すように、ユーザインターフェース301には、仮想環境画面302、仮想環境地図303、及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識304が表示されている。選択可能に、ユーザインターフェース301にはさらに、仮想環境地図303に対応する縮小コントロール305が表示されており、ユーザが縮小コントロール305をクリックすると、仮想環境地図を縮小表示すると同時に、少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識304の表示を取り消すことができる。
【0030】
選択可能に、オブジェクト標識はドラッグでき、即ち、オブジェクト標識を仮想環境地図にドラッグしてもよく、同時に、仮想環境地図において当該オブジェクト標識をドラッグしてもよい。
【0031】
選択可能に、オブジェクト標識を仮想環境地図にドラッグすることを便利にさせるために、少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を仮想環境地図の周側に表示することができ、模式的に、仮想環境地図の左側、右側、上側、下側等に表示するか、または、仮想環境地図の周囲をまわりに表示し、本願の実施例は、少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識の表示位置に対して限定しない。
【0032】
ステップ202、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が仮想環境地図内に位置すると、ターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図内に表示し、ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応する。
【0033】
可能な実施形態では、ユーザが、ある位置に第1仮想オブジェクト(敵方仮想オブジェクト)が隠れている可能性があることを他のチームメイトに知らせる必要があると、第1仮想オブジェクトに対応するターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図にドラッグすることができ、対応する端末は、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作を受付け、かつドラッグの終点が仮想環境地図に位置することを決定すると、ターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図内に表示できることにより、仮想環境地図におけるターゲット仮想オブジェクトの所在位置をターゲットオブジェクト標識によりマークし、端末は、ターゲットオブジェクト標識の所在位置に応じて、仮想環境地図(または、仮想環境)におけるターゲット仮想オブジェクトの所在位置を決定することができ、さらにターゲットオブジェクト標識がマークする位置に基づいて他のチームメイトに通知し、チームメイトは、ある第1仮想オブジェクトの所在位置を適時かつ正確に取得することができる。
【0034】
選択可能に、ユーザが、ターゲットオブジェクト標識をドラッグしてチームメイトに位置提示メッセージを送信するまでの過程において、ユーザは、ターゲットオブジェクト標識を複数回ドラッグすることで、仮想環境地図におけるターゲットオブジェクト標識の所在位置を調整することができ、対応する端末は、複数回のドラッグ操作を受け付けるとともに、最後の1回のドラッグ操作を停止したあと、ターゲットオブジェクト標識がマークする位置を、ターゲットオブジェクト位置として決定することができ、これにより、ターゲットオブジェクト位置を決定する正確性を向上させる。
【0035】
図3に示すように、ユーザが、第1仮想オブジェクトが赤buffer付近の実地茂み1に位置することをチームメイトに知らせる必要があると、それに応じて、ユーザは、矢印が示す方向に沿って第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識304を、仮想環境地図303における実地茂み1の所在位置にドラッグすることができ、それに応じて、端末がオブジェクト標識304に対するドラッグ操作を受け付け、かつドラッグ操作の終点が実地茂み1の所在位置に位置する場合、実地茂み1の所在位置にオブジェクト標識304を表示する。
【0036】
選択可能に、ユーザがターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図にドラッグする過程において、ターゲットオブジェクト標識の元の表示位置(仮想環境地図の周側)で当該ターゲットオブジェクト標識の表示を取り消すことができる。選択可能に、ドラッグ過程において、ターゲット仮想オブジェクトが標識する元の表示位置は、ターゲットオブジェクト標識の表示を取り消さなくてもよく、ターゲットオブジェクト標識をコピーするとともに、コピー後のターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図にドラッグすることができる。
【0037】
ステップ203、仮想環境地図内のターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信し、位置提示メッセージは、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を含み、ターゲットオブジェクト位置は、ターゲットオブジェクト標識によってマークされて得られ、第2仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属する。
【0038】
ユーザが、1回のドラッグ操作によりターゲット仮想オブジェクトの所在位置の位置決めを完了できない可能性があるため、仮想環境地図においてターゲットオブジェクト標識の位置を複数回調整する必要がある可能性があり、毎回にドラッグ操作が停止する際に、ターゲットオブジェクト標識の所在位置に応じてターゲット仮想オブジェクトのターゲットオブジェクト位置を決定するとともに、ターゲットオブジェクト位置をチームメイトに送信しなければならなく、明らかに誤った位置提示メッセージを頻繁に送信することになる。よって、位置提示メッセージの送信タイミングの正確性を向上させるために、可能な実施形態では、ユーザが仮想環境地図におけるターゲットオブジェクト標識の所在位置のマークを完了した後、仮想環境地図内のターゲットオブジェクト標識をクリックでき、対応する端末は、仮想環境地図内のターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作を受信し、ユーザが既にターゲットオブジェクト標識をマークしたことを決定し、仮想環境地図における現在ターゲットオブジェクト標識の所在位置に基づいて、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信することで、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を第2仮想オブジェクトに通知する。
【0039】
それに応じて、端末は位置提示メッセージをサーバに送信し、サーバは、位置提示メッセージの送信側に応じて位置提示メッセージの受信側を決定し、受信側は、送信側と同一の陣営に属する各々の第2仮想オブジェクトの所在端末であり、それに応じて、サーバは、当該位置提示メッセージを各々の受信側に送信する。受信側に対応する端末が、サーバから送信された位置提示メッセージを受信したあと、現在ユーザインターフェースにおいてターゲットオブジェクト標識を採用してターゲットオブジェクト位置をマークし、ターゲット仮想オブジェクトの所在位置を提示することができる。
【0040】
選択可能に、端末が位置提示メッセージに応じてターゲット仮想オブジェクトの所在位置を提示する可能な実現方式は、ターゲットオブジェクト位置に応じて仮想環境地図においてターゲットオブジェクト標識を表示することと、ターゲットオブジェクト位置に応じて仮想環境においてターゲットオブジェクト標識を表示し、または、ユーザインターフェースにおいて位置提示メッセージを弾幕の形式で表示し、模式的に、位置提示メッセージは、「孫xxが実地茂み1に隠れている」であってもよい。
【0041】
図3に示すように、チームメイトの持つ端末が位置提示メッセージを受信した後、位置提示メッセージに応じて仮想環境地図306においてターゲットオブジェクト標識307によりターゲットオブジェクト位置をマークすることができる。選択可能に、仮想環境においてターゲットオブジェクト標識307によりターゲットオブジェクト位置をマークしてもよい。
【0042】
上述のように、本願の実施例では、仮想環境地図においてターゲット仮想オブジェクトの所在位置をマークする機能を提供する。ユーザは、ターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図における指定位置までドラッグすることで、ターゲットオブジェクト標識をトリガすることで、ターゲット仮想オブジェクトに関連する位置提示メッセージを他のチームメイトに送信することができ、これにより、他のチームメイトは、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を、位置提示メッセージに基づいて取得することができ、ターゲット仮想オブジェクトの位置情報の取得ルートを豊富にすると同時に、取得された位置メッセージの有効性及び正確性を向上させる。なお、仮想オブジェクトが隠れて守るという戦術を採用する場合、隠れ仮想オブジェクトの位置を適時にマークすることができ、隠れ仮想オブジェクトに対する命中率を向上させることにより、試合の進みを速めにさせるとともに、シングルラウンドの持続時間を効果的に制御し、さらにサーバの処理負荷を軽減する。
【0043】
ターゲット仮想オブジェクトが視界範囲外に位置する場合、即ち、ターゲット仮想オブジェクトが、視界が遮断される場所(例えば、茂み)に隠れており、視界範囲内から消える場合、仮想地図においてターゲット仮想オブジェクトの所在位置をマークし、チームメイトに通知する必要があり、よって、ユーザのマーク効率を向上させるために、可能な実施形態では、視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識のみを表示することで、ユーザがターゲットオブジェクト標識を選択してドラッグする選択効率を向上させる。
【0044】
1つの例示的な例では、図4に示すように、本願のもう1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。本実施例は、当該方法が図1に示す実施環境における第1端末110又は第2端末130又は当該実施環境における他の端末に適用されることを例として説明し、当該方法は、ステップ401~407を含む。
ステップ401、視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトを決定し、視界範囲外の第1仮想オブジェクトは仮想環境地図において不可視である。
【0045】
視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトの位置が仮想環境地図において位置を表示しないため、視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトこそ位置マークの価値を備え、よって、可能な実施形態では、端末が、少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示する必要がある前に、まず、視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトが存在するか否かを決定し、存在すれば、当該第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示することで、現在、その位置をマークする必要があるどの第1仮想オブジェクトが存在するかをユーザに知らせるとともに、チームメイトに通知する。
【0046】
ユーザが、ある第1仮想オブジェクトの隠れ位置を予測し、又は見た場合、仮想環境地図においてその位置をマークすることで、当方のチームメイトに通知することができる。
【0047】
ステップ402、仮想環境地図、及び視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識を表示する。
【0048】
可能な実施形態では、端末が視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトを決定した後、仮想環境地図を表示すると同時に、仮想環境地図の周側に当該第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識を表示することができる。
【0049】
選択可能に、端末が、視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトをリアルタイムに決定し、端末の消費電力を軽減することを避けるために、ユーザが、仮想オブジェクトの位置をマークするニーズが存在する場合、視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトを決定することができる。可能な実施形態では、ユーザが、仮想オブジェクトの位置をマークするニーズを有する場合、仮想環境地図の拡大コントロールをクリックでき、それに応じて、端末は、仮想環境地図に対するトリガ操作を受け付け、視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトを決定するとともに、少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示する。
【0050】
図5に示すように、ユーザインターフェース501には、仮想環境画面502、仮想環境地図503、及び仮想環境地図503に対応する拡大コントロール504が表示されており、ユーザが拡大コントロール504をクリックした後、対応する端末は、拡大コントロール504に対するトリガ操作を受け付け、仮想環境地図503を拡大表示すると同時に、仮想環境地図503の左側に少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識505を表示し、拡大コントロール504は、縮小コントロール506に切り替えて表示される。
【0051】
ステップ403、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が仮想環境地図内に位置すると、ターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図内に表示し、ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応する。
【0052】
本ステップの実施形態について、ステップ202を参照可能であり、本実施例は、ここで贅言しない。
【0053】
ステップ404、仮想環境地図内のターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、仮想環境地図におけるターゲットオブジェクト標識の所在位置に基づいて、ターゲットオブジェクト位置を決定する。
【0054】
ユーザがターゲットオブジェクト標識を正確な位置にドラッグせず、誤った位置提示情報を他の第2仮想オブジェクトに頻繁に送信することを避けると同時に、端末がリアルタイムに、毎回にドラッグ操作が停止する際のターゲットオブジェクト標識の所在位置に応じてターゲットオブジェクト位置を決定することを避けるために、可能な実施形態では、仮想環境地図内のターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作を受け付けた後、ターゲット仮想オブジェクトに対するユーザの位置マークが完了したことを表し、この場合のターゲットオブジェクト標識の仮想環境地図における所在位置に基づいて、ターゲットオブジェクト位置を決定する。
【0055】
なお、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作、トリガ操作を区分し、混同を避けるために、ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作は、ターゲットオブジェクト標識に対するクリック操作、ダブルクリック操作、長押し操作等、又はドラッグ操作と異なる他のトリガ操作であってもよい。
【0056】
選択可能に、ターゲットオブジェクト位置は、仮想環境地図における座標位置であってもよいし、真実仮想環境にマッピングされた座標位置であってもよく、即ち、仮想環境地図におけるターゲットオブジェクト標識の座標位置が(x1、y1)であることを決定し、さらに仮想環境地図と真実仮想環境との間の位置マッピング関係に基づいて、真実仮想環境における(x1、y1)の対応する真実座標位置(x2、y2)を決定する。
【0057】
ステップ405、各第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する。
【0058】
端末がターゲットオブジェクト標識の所在位置に基づいて、ターゲット仮想オブジェクトのターゲットオブジェクト位置を決定した後、当方陣営に属する各他の第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信することができ、これにより、当方のチームメイトはいずれも、ターゲット仮想オブジェクトの所在位置を了解できる。
【0059】
選択可能に、当方陣営のすべての第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する必要があると、それに応じて、端末は、当方陣営の陣営標識及び位置提示メッセージを一緒にサーバに送信でき、これにより、サーバはチーム標識に基づいて、位置提示メッセージを第2仮想オブジェクトに対応するクライアントに送信する必要があると決定できる。
【0060】
ステップ406、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトを選別し、選別されたあとの第2仮想オブジェクトを得る。
【0061】
選択可能に、サーバの処理負荷を軽減するために、当方陣営における一部の第2仮想オブジェクトに当該位置提示メッセージを送信するように選択でき、模式的に、ユーザが指定する一部の第2仮想オブジェクトであってもよい。
【0062】
或いは、ターゲット仮想オブジェクトが第2仮想オブジェクト付近に隠れている場合、第2仮想オブジェクトにダメージを与える可能性があるので、ターゲットオブジェクト位置に応じて、ターゲット仮想オブジェクトに近い一部の第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信するようにしてもよい。
【0063】
1つの例示的な例では、ステップ406はさらに、ステップ406A及びステップ406Bを含んでもよい。
【0064】
ステップ406A、ターゲットオブジェクト位置に基づいて、各々の第2仮想オブジェクトとターゲット仮想オブジェクトとの間のオブジェクト距離を決定する。
【0065】
可能な実施形態では、距離関係に基づいて、位置提示メッセージの送信が必要な第2仮想オブジェクトを当方陣営から選別することができ、それに応じて、端末がターゲット仮想オブジェクトのターゲットオブジェクト位置を決定した場合、当方陣営の各々の第2仮想オブジェクトの現在所在位置に基づいて、各々の第2仮想オブジェクトとターゲット仮想オブジェクトとの間のオブジェクト距離を算出し、さらに距離関係に基づいて、位置提示を行う必要がある第2仮想オブジェクトを当方陣営から選別する。
【0066】
選択可能に、端末から決定されたターゲットオブジェクト位置が、仮想環境地図におけるターゲットオブジェクト標識の位置座標であると、それに応じて、端末は、当方陣営における各々の第2仮想オブジェクトの仮想環境地図における位置座標を取得し、さらに位置座標に基づいて、仮想環境地図における各々の第2仮想オブジェクトとターゲットオブジェクト標識とのオブジェクト距離を算出することができる。
【0067】
選択可能に、端末から決定されたターゲットオブジェクト位置が、真実仮想環境におけるターゲット仮想オブジェクトの位置座標であると、それに応じて、端末は、当方陣営における各々の第2仮想オブジェクトの真実仮想環境における位置座標を取得し、さらに位置座標に基づいて、真実仮想環境における各々の第2仮想オブジェクトとターゲット仮想オブジェクトとの候補距離を算出することができる。
【0068】
ステップ406B、オブジェクト距離が第2距離閾値よりも小さい第2仮想オブジェクトを、選別されたあとの第2仮想オブジェクトとして決定する。
【0069】
第2距離閾値は開発メンバーによって設置されてもよく、又は、いくつかの選択可能な距離閾値が提供され、ユーザによって第2距離閾値がカスタマイズに選択されてもよい。選択可能に、第2距離閾値は、仮想環境地図における距離閾値として設置されてもよく、例えば、第2距離閾値は2cmであり、真実仮想環境における距離閾値として設置されてもよく、例えば、第2距離閾値は100mである。
【0070】
ターゲット仮想オブジェクトに近い第2仮想オブジェクトについて、位置提示を行う必要があるため、可能な実施形態では、端末が、各々の第2仮想オブジェクトとターゲット仮想オブジェクトとの間のオブジェクト距離を決定した後、第2距離閾値と比較することができ、オブジェクト距離が第2距離閾値よりも小さいと、第2仮想オブジェクトターゲットが仮想オブジェクトに近いことを表し、当該第2仮想オブジェクトに知らせる必要があり、当該第2仮想オブジェクトを、位置提示メッセージの送信が必要な仮想オブジェクトとして決定する。逆に、オブジェクト距離が距離閾値よりも大きいと、暫く当該第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信しなくてもよい。
【0071】
ステップ407、選別されたあとの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する。
【0072】
可能な実施形態では、端末が、選別されたあとの第2仮想オブジェクトを決定した後、選別されたあとの第2仮想オブジェクトのオブジェクト標識及び位置提示メッセージを一緒にサーバに送信することができ、これにより、サーバはオブジェクト標識に基づいて、位置提示メッセージの送信が必要な第2仮想オブジェクトを決定することができる。
【0073】
本実施例では、第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識を表示する場合、視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識のみを表示し、ユーザがターゲットオブジェクト標識を選択してドラッグしマークする効率を向上させることができる。なお、ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作を受け付けた場合、さらに仮想環境地図におけるターゲットオブジェクト標識の所在位置に基づいて、ターゲットオブジェクト位置を決定することは、端末の無効位置決定操作、及び無効の位置提示メッセージの送信操作を避けることができる。また、位置提示メッセージを送信する場合、一部の第2仮想オブジェクトを選択して位置提示メッセージを送信することができ、すべての第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信してサーバの処理負荷を増やすのを避けることができる。
【0074】
上記実施例は直接に、仮想環境地図におけるターゲットオブジェクト標識の所在位置で、ターゲット仮想オブジェクトのターゲットオブジェクト位置を決定し、他の可能な実施形態では、位置マークの正確性をさらに向上させるために、位置マークコントロールが表示されており、ユーザは、位置マークコントロールをドラッグすることで、マークしようとするターゲット仮想オブジェクトの位置を細やかに調整することができる。
【0075】
1つの例示的な例では、図6に示すように、本願のもう1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。本実施例は、当該方法が図1に示す実施環境における第1端末110又は第2端末130又は当該実施環境における他の端末に適用されることを例として説明し、当該方法は、ステップ601~604を含む。
ステップ601、仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示し、第1仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと異なる陣営に属する。
【0076】
ステップ601の実施形態について、上記実施例を参照可能であり、本実施例は、ここで贅言しない。
【0077】
ステップ602、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が仮想環境地図内に位置すると、ターゲットオブジェクト標識及び位置マークコントロールを仮想環境地図内に表示する。
【0078】
位置マークコントロールは、オブジェクト指示端及び位置指示端を含み、ターゲットオブジェクト標識はオブジェクト指示端に接続され、位置指示端は、ターゲットオブジェクト位置を指示する。模式的に、位置マークコントロールは線分形式であってもよく、対応する線分は一端がターゲットオブジェクト標識に接続され、線分は他端がターゲットオブジェクト位置を指示する。選択可能に、位置マークコントロールは、矢印付き線分、例えば、一方向矢印又は両方向矢印であってもよく、本願の実施例は、位置マークコントロールの形状を限定しない。
【0079】
仮想環境地図においてターゲットオブジェクト標識の占める位置が比較的に大きい可能性があるが、仮想環境地図が比較的に小さいため、ターゲットオブジェクト標識に基づいてターゲットオブジェクト位置を決定すると、決定されたターゲットオブジェクト位置が正確ではない可能性があり、よって、ターゲットオブジェクト位置のマークの正確性をさらに向上させるために、可能な実施形態では、ユーザがターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図にドラッグする場合、端末は仮想環境地図において、ターゲットオブジェクト標識に接続される位置マークコントロールを表示し、ユーザは、位置マークコントロールをドラッグすることで、位置マークコントロールの位置指示端がターゲット仮想オブジェクトの位置を精度よくマークすることができる。
【0080】
模式的に、位置マークコントロールが線分であることを例として、線分の一端でターゲット仮想オブジェクトのターゲットオブジェクト位置をマークし、ターゲットオブジェクト標識を利用してターゲットオブジェクト位置を指示することと比較すると、線分の一端に対応する点を利用してターゲットオブジェクト位置を指示することはより精確である。
【0081】
本実施例では、位置マークコントロールが表示されている状況では、ユーザは、ターゲットオブジェクト標識をターゲット仮想オブジェクトの付近位置にドラッグし、さらに位置マークコントロールをドラッグすることで、ターゲット仮想オブジェクトの所在位置を精確にマークすることができ、それに応じて、端末は、位置マークコントロールに対するドラッグ操作を受け付け、位置指示セグメントが仮想環境地図において指示する位置を調整する。
【0082】
図7に示すように、ユーザインターフェース701には、仮想環境画面702、仮想環境地図703、及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識704が表示されている。ユーザが、矢印が示す方向に沿ってオブジェクト標識704を仮想環境地図703にドラッグする場合、端末は、オブジェクト標識704に対するドラッグ操作を受け付け、かつドラッグの終点が仮想環境地図703に位置すると、仮想環境地図703上にオブジェクト標識704及び位置マークコントロール705を表示する。ユーザは、位置マークコントロール705をドラッグすることで、位置マークコントロール705の位置指示端が指示する位置を変更することができる。
【0083】
1つの例示的な例では、少なくとも2つの第2仮想オブジェクトが同一の位置に隠れている場合、ユーザは、少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図にドラッグする可能性があり、仮想環境地図に少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識が存在すると、それに応じて、少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識の間の距離関係に基づいて、位置マークコントロールの表示数を決定する必要がある可能性があり、模式的に、仮想環境地図内に位置マークコントロールを表示する過程は、以下の2種の状況を含んでもよい。
【0084】
一、仮想環境地図に少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ標識距離が第1距離閾値よりも小さい状況では、単一の位置マークコントロールを表示し、単一の位置マークコントロールは、少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトの位置を指示し、標識距離は、少なくとも前記ターゲットオブジェクト標識の間の距離である。
【0085】
少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトが同一の位置に隠れている状況について、ターゲット位置に隠れている少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトが存在することをチームメイトに通知するために、位置通知を行う場合、少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトのターゲットオブジェクト標識をともに仮想環境地図にドラッグする必要があり、よって、1つの可能な実施形態では、端末が、仮想環境地図に少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識が存在すると認識した場合、各々のターゲットオブジェクト標識の所在位置により、少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトが同一の位置にマークされる必要があるか否かを判断することができ、同一の位置にマークされる必要があると、単一の位置マークコントロールのみを表示し、さらに当該単一の位置マークコントロールにより、少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトの位置を指示することができる。
【0086】
選択可能に、ターゲットオブジェクト標識の間の標識距離により、同一の位置にマークされる必要があるか否かを判断することができる。標識距離が第1距離閾値よりも小さい状況では、ターゲットオブジェクト標識が近いと決定し、対応するターゲット仮想オブジェクトが同一の位置に隠れている状況が存在する可能性があり、よって、単一の位置マークコントロールのみを表示できる。
【0087】
1つの可能な実施形態では、少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識がマークするターゲットオブジェクト位置が同一の位置であることを表すために、端末が、少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識の間の標識距離が第1距離閾値よりも小さいと決定した場合では、少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識を併合表示することができ、単一の位置マークコントロールのオブジェクト指示端は、併合後の少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識に接続できる。選択可能に、併合表示の方式は、少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識を同一のボックス内に表示する方式、または、少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識に対して特別な表示を行う方式であってもよく、例えば、少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識に対して、ハイライト表示を行ったり、同じ色で表示したりする等であり、本実施例は、併合表示の方式を限定しない。
【0088】
第1距離閾値は開発メンバーによって設置されてもよく、選択可能に、第1距離閾値は、仮想環境地図における位置を指してもよいし、例えば、第1距離閾値は2mmであってもよく、真実仮想環境における位置を指してもよく、例えば、第1距離閾値は1mである。
【0089】
図8に示すように、ユーザがオブジェクト標識801及びオブジェクト標識802を仮想環境地図803にドラッグした場合、端末は、オブジェクト標識801とオブジェクト標識802との間の距離が第1距離閾値よりも小さいと検出すると、単一の位置マークコントロール804を表示する。
【0090】
二、仮想環境地図に少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ標識距離が第1距離閾値よりも大きい場合、少なくとも2つの位置マークコントロールを表示し、異なる位置マークコントロールは、異なるターゲット仮想オブジェクトの位置を指示する。
【0091】
選択可能に、少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識の間の標識距離が第1距離閾値よりも大きいと、ターゲットオブジェクト標識に対応するターゲット仮想オブジェクトが同一の位置に位置しないことを表し、それに応じて、異なるターゲットオブジェクト標識について位置マークコントロールをそれぞれに表示し、さらに異なる位置マークコントロールをドラッグすることで、異なるターゲット仮想オブジェクトの所在位置をマークすることができ、異なる位置マークコントロールのオブジェクト指示端は、異なるターゲットオブジェクト標識に接続される。
【0092】
図9に示すように、ユーザがオブジェクト標識901及びオブジェクト標識902を仮想環境地図903にドラッグする場合、端末は、オブジェクト標識901とオブジェクト標識902との間の標識距離が第1距離閾値よりも大きいと検出すると、オブジェクト標識901に対応する第1位置指示コントロール904、及びオブジェクト標識902に対応する第2位置指示コントロール905を表示する。
【0093】
可能な実施形態では、仮想環境地図に少なくとも2つのターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ一部のターゲットオブジェクト標識の標識距離が第1距離閾値よりも小さく、一部のターゲットオブジェクト標識の標識距離が第1距離閾値よりも大きい場合、第1距離閾値よりも小さいターゲットオブジェクト標識を併合表示するとともに、併合表示されたターゲットオブジェクト標識に対して、対応する単一の位置指示コントロールを表示するが、標識距離が第1距離閾値よりも大きいターゲットオブジェクト標識に対して、それに対応する位置指示コントロールを表示することができる。
【0094】
模式的に、仮想環境地図にターゲットオブジェクト標識A、ターゲットオブジェクト標識B及びターゲットオブジェクト標識Cが含まれる場合、ターゲットオブジェクト標識Aとターゲットオブジェクト標識Bとの間の標識距離は第1距離閾値よりも小さく、ターゲットオブジェクト標識Cとターゲットオブジェクト標識A、ターゲットオブジェクト標識Bとの間のそれぞれの標識距離が第1距離閾値よりも大きい場合、ターゲットオブジェクト標識A、ターゲットオブジェクト標識Bを併合表示するとともに、対応する単一の位置指示コントロールAを表示し、ターゲット標識オブジェクトCに対して、対応する位置指示コントロールBを表示することができる。
【0095】
ステップ603、仮想環境地図内のターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、ターゲットオブジェクト標識に対応する位置マークコントロールが指示する位置に基づいて、ターゲットオブジェクト位置を決定する。
【0096】
可能な実施形態では、仮想環境地図内のターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作を受け付けた場合、ユーザが既に位置マークコントロールの位置を調整し終わったことを表し、さらにターゲットオブジェクト標識に対応する位置マークコントロールが指示する位置に基づいて、ターゲットオブジェクト位置を決定することができる。位置マークコントロールの位置指示端が、ターゲットオブジェクト位置を指示するためのものであるので、ターゲットオブジェクト位置を決定する場合、位置マークコントロールの位置指示端に対応する位置を取得すれば、当該位置に基づいてターゲットオブジェクト位置を決定することができる。
【0097】
模式的に、位置指示端の仮想環境地図において対応する位置座標が(x3、y3)であると、それに応じて、直接に位置座標(x3、y3)をターゲットオブジェクト位置として決定してもよいし、位置座標(x3、y3)を真実仮想環境にマッピングし、位置座標(x4、y4)を取得し、位置座標(x4、y4)をターゲットオブジェクト位置として決定してもよい。
【0098】
ステップ604、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する。
【0099】
ステップ604の実施形態について、上記実施例を参照可能であり、本実施例は、ここで贅言しない。
【0100】
本実施例では、位置マークコントロールにおける位置指示端によりターゲット仮想オブジェクトの所在位置をマークし、位置指示端が画素点位置まで精確にマークできるため、位置指示端に基づいて決定されたターゲットオブジェクト位置は、仮想環境地図における一点まで精確にすることができ、ターゲットオブジェクト位置を決定する精確度を向上させる。
【0101】
上記実施例はいずれも、位置提示メッセージの送信側を例として仮想オブジェクトの位置提示方法の例示的な説明を行い、本実施例は、端末が、他の第2仮想オブジェクトから送信された位置提示メッセージを受信したあと、位置提示メッセージに基づいて位置提示を行う過程に対して例示的な説明を行う。
【0102】
図10を参照し、本願のもう1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの位置提示方法のフローチャートを示す。本実施例は、当該方法が図1に示す実施環境における第1端末110又は第2端末130又は当該実施環境における他の端末に適用されることを例として説明し、当該方法は、ステップ1001~1003を含む。
ステップ1001、第2仮想オブジェクトから送信された位置提示メッセージを受信する。
【0103】
なお、第2仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属する仮想オブジェクトであり、可能な実施形態では、チームメイトが仮想環境地図においてあるターゲット仮想オブジェクトの所在位置をマークしたあと、当方陣営の他の第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信し、それに応じて、第2仮想オブジェクトから送信された位置提示メッセージを受信する。
【0104】
模式的に、当該位置提示メッセージには、ターゲット仮想オブジェクトのオブジェクト標識及びターゲットオブジェクト位置が含まれてもよい。選択可能に、当該位置提示メッセージにはさらに、位置提示メッセージの送信元が含まれてもよい。
【0105】
ステップ1002、位置提示メッセージに基づいて、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を表示し、表示方式は、仮想環境地図において表示すること、仮想環境において表示すること、及び通知メッセージを表示することのうちの少なくとも1種を含む。
【0106】
ターゲットオブジェクト位置にあるターゲット仮想オブジェクトが隠れていることをユーザにより正確に知らせるために、可能な実施形態では、端末が位置提示メッセージを受信したあと、仮想環境地図におけるターゲットオブジェクト位置にターゲットオブジェクト標識を表示してもよいし、真実仮想環境におけるターゲットオブジェクト位置にターゲットオブジェクト標識を表示してもよいし、現在ユーザインターフェースの上層に通知メッセージを表示してもよく、これにより、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置をユーザに知らせる。
【0107】
なお、上記の3種の表示方式は、同時に表示されてもよいし、1つ、2つを選択して表示してもよく、本願の実施例は、これに対して限定しない。
【0108】
選択可能に、仮想環境地図及び真実仮想環境においてターゲットオブジェクト位置を指示する場合、いずれもターゲットオブジェクト標識により指示できる。選択可能に、仮想環境地図及び真実仮想環境の対応するターゲットオブジェクト位置にターゲットオブジェクト標識をそれぞれに表示し、又は、位置指示コントロールを有するターゲットオブジェクト標識をそれぞれに表示することができ、位置指示端は、ターゲットオブジェクト位置を指向する。
【0109】
選択可能に、ターゲットオブジェクト位置にターゲットオブジェクト標識を表示する場合、ユーザが提示を見逃さないことを避けるために、ターゲットオブジェクト標識を注目しやすい色でマーキングすることができ、例えば、ターゲットオブジェクト標識でターゲットオブジェクト位置をマークする場合、位置マークコントロールを表示でき、当該位置マークコントロールは、ターゲットオブジェクト標識と、指示するターゲットオブジェクト位置とを接続し、模式的に、位置マークコントロールの色について、注目しやすい色、例えば、赤色、黄色等を採用可能であり、又は、ユーザに知らせるように、点滅によりターゲットオブジェクト標識を表示する。
【0110】
図11に示すように、ユーザインターフェース1101には、仮想環境画面1102、仮想環境地図1103、及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識1104が表示されている。ユーザが、矢印が示す方向に沿ってオブジェクト標識1104を仮想環境地図1103にドラッグする場合、端末は、オブジェクト標識1104に対するドラッグ操作を受け付け、かつドラッグの終点が仮想環境地図1103に位置すると、仮想環境地図1103上にオブジェクト標識1104及び位置マークコントロール1105を表示する。ユーザが、仮想環境地図1103上のオブジェクト標識1104をクリックする場合、位置提示メッセージをチームメイトが持つ端末に送信でき、それに応じて、チームメイトが持つ端末が、位置提示メッセージを受信したあと、仮想環境画面におけるターゲットオブジェクト位置に、ターゲットオブジェクト標識1107及び位置マークコントロール1108によりターゲット仮想オブジェクトの所在位置をマークするようにしてもよいし、仮想環境地図1106において、ターゲットオブジェクト標識1107及び位置標識コントロール1108によりターゲットオブジェクトの所在位置をマークするようにしてもよいし、現在ユーザインターフェースにおいて通知メッセージ1109を表示するようにしてもよい。
【0111】
選択可能に、端末の表示画面が限られているため、端末が位置提示メッセージを受信したあと、位置提示メッセージにおけるターゲットオブジェクト位置が、現在表示される仮想環境画面内にない可能性があり、仮想環境においてターゲットオブジェクト位置がマークされても、位置メッセージの知らせ作用を奏することができず、よって、可能な実施形態では、ターゲットオブジェクト位置が仮想環境画面に位置すると決定された場合、対応して、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を仮想環境において表示し、つまり、仮想環境においてターゲットオブジェクト標識によりターゲットオブジェクト位置をマークする。逆に、ターゲットオブジェクト位置が仮想環境画面になければ、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を仮想環境において表示する必要がない。
【0112】
ステップ1003、ターゲット仮想オブジェクトが視界範囲内に位置する状況では、ターゲットオブジェクト位置の表示を取り消す。
【0113】
ターゲットオブジェクト位置の知らせを行うのは、ターゲット仮想オブジェクトが視界範囲外に位置するためであり、ターゲット仮想オブジェクトが視界範囲に現れると、ターゲットオブジェクト位置を表示する必要がない。
【0114】
選択可能に、ターゲットオブジェクト位置のマークに誤りがある状況が存在し、ターゲットオブジェクト位置を誤って提示することを避けるために、ターゲットオブジェクトが視界範囲内に現れると決定したあと、ターゲットオブジェクト標識の表示を取り消してもよい。
【0115】
本実施例では、端末が、他のチームメイトから送信された位置提示メッセージを受信したあと、ターゲット仮想オブジェクトがターゲットオブジェクト位置に隠れている可能性があることを適時にユーザに知らせるように、仮想環境地図、仮想環境においてターゲット仮想オブジェクトの所在位置を表示するか、又は、ユーザインターフェースにおいて通知メッセージを表示することができる。
【0116】
上記各々の実施例を結合すれば、1つの例示的な例では、仮想オブジェクトの位置提示の発信側のフローは図12に示すようにし、当該フローは、ステップ1201~1204を含む。
ステップ1201、ミニマップ及び少なくとも1つの敵方キャラクターアバターを表示する。
【0117】
ミニマップは、上記実施例における仮想環境地図であり、敵方キャラクターアバターは、第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識である。
【0118】
ステップ1202、敵方キャラクターアバターをミニマップの指定位置にドラッグする。
【0119】
ユーザが、ミニマップにおいて敵方仮想オブジェクトの所在位置をマークする必要がある場合、敵方キャラクターアバターをミニマップにおける指定位置にドラッグすることができ、当該指定位置は、敵方仮想オブジェクトの所在位置であってもよいし、敵方仮想オブジェクトの所在位置付近であってもよく、敵方キャラクターアバターに接続される位置マークコントロールにより、敵方仮想オブジェクトの所在位置を指示する。
【0120】
ステップ1203、敵方キャラクターアバターに対するクリック操作を受信し、位置メッセージ提示をチームメイトに送信する。
【0121】
敵方仮想オブジェクトの所在位置に対するユーザのマークが完了したあと、ミニマップにおける敵方キャラクターアバターをクリックすることができ、端末は、ミニマップにおける敵方キャラクターアバターに対するクリック操作を受信し、指示した敵方仮想オブジェクトの位置に基づいて位置メッセージ提示をチームメイトに送信する。
【0122】
ステップ1204、クライアントは、敵方キャラクターアバター及び敵方仮想オブジェクトのマークされた位置を、サービス端に送信する。
【0123】
対応するクライアントは、敵方キャラクターアバター及び敵方仮想オブジェクトのマークされた位置(つまり、位置提示メッセージ)をサーバに送信し、これにより、サーバは、位置提示メッセージを、味方陣営における他の第2仮想オブジェクトに転送することができる。
【0124】
それに応じて、仮想オブジェクトの位置提示の受信側のフローは図13に示すようにし、当該フローは、ステップ1301~1304を含む。
ステップ1301、位置提示メッセージを受信する。
【0125】
端末は、他の第2仮想オブジェクトから送信された位置提示メッセージを受信し、当該位置提示メッセージには、敵方仮想オブジェクト標識(例えば、キャラクターアバター又はキャラクター名称)及びターゲットオブジェクト位置が含まれる。
【0126】
ステップ1302、ミニマップにおけるターゲット位置で敵方キャラクターアバターを点滅表示する。
【0127】
位置提示メッセージに基づいて位置提示を行う過程において、ミニマップにおいて敵方仮想オブジェクトの位置(ターゲット位置)を敵方キャラクターアバターにより標識することができる。
【0128】
ステップ1303、ラージマップにおけるターゲット位置で敵方キャラクターアバターを点滅表示する。
【0129】
選択可能に、ラージマップ(仮想環境)におけるターゲットオブジェクト位置で、敵方仮想オブジェクトの所在位置を敵方キャラクターアバターにより標識するようにしてもよい。
【0130】
ステップ1304、弾幕をポップアップし、敵方仮想オブジェクトがターゲット位置に隠れていることを提示する。
【0131】
選択可能に、敵方プレイヤーの隠れ位置をユーザに知らせるように、現在ユーザインターフェースにおいて位置提示メッセージを含む弾幕を表示してもよい。
【0132】
図14は、本願の1つの例示的な実施例が提供する仮想オブジェクトの制御装置の構造ブロック図であり、当該装置は、
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するための表示モジュール1401であって、前記第1仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと異なる陣営に属する表示モジュール1401を含み、
前記表示モジュール1401はさらに、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が前記仮想環境地図内に位置すると、前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示し、前記ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応し、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信するための送信モジュール1402であって、前記位置提示メッセージは、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を含み、前記ターゲットオブジェクト位置は、前記ターゲットオブジェクト標識によってマークされて得られ、前記第2仮想オブジェクトは、前記制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属する送信モジュール1402を含む。
【0133】
選択可能に、前記送信モジュール1402はさらに、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記仮想環境地図における前記ターゲットオブジェクト標識の所在位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定し、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信する。
【0134】
選択可能に、前記送信モジュール1402はさらに、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットオブジェクト標識に対応する位置マークコントロールが指示する位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定し、前記位置マークコントロールは、オブジェクト指示端及び位置指示端を含み、前記ターゲットオブジェクト標識は前記オブジェクト指示端に接続され、前記位置指示端は、前記ターゲットオブジェクト位置を指示し、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信する。
【0135】
選択可能に、前記表示モジュール1401はさらに、
前記ターゲットオブジェクト標識及び前記位置マークコントロールを前記仮想環境地図内に表示し、
前記装置はさらに、
前記位置マークコントロールに対するドラッグ操作に応答して、前記仮想環境地図において前記位置指示端が指示する位置を調整するための調整モジュールを含む。
【0136】
選択可能に、
前記表示モジュール1401はさらに、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ標識距離が第1距離閾値よりも小さい場合、単一の前記位置マークコントロールを表示し、単一の位置マークコントロールは、少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトの位置を指示し、前記標識距離は、少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識の間の距離であり、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ前記標識距離が前記第1距離閾値よりも大きい場合、少なくとも2つの前記位置マークコントロールを表示し、異なる位置マークコントロールは、異なるターゲット仮想オブジェクトの位置を指示する。
【0137】
選択可能に、前記表示モジュール1401はさらに、
視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトを決定し、前記視界範囲外の第1仮想オブジェクトは前記仮想環境地図において不可視であり、
前記仮想環境地図、及び前記視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識を表示する。
【0138】
選択可能に、前記送信モジュール1402はさらに、
各前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信し、
または、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトを選別し、選別後の第2仮想オブジェクトを取得し、
前記選別後の第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信する。
【0139】
選択可能に、前記送信モジュール1402はさらに、
前記ターゲットオブジェクト位置に基づいて、各々の前記第2仮想オブジェクトと前記ターゲット仮想オブジェクトとの間のオブジェクト距離を決定し、
前記オブジェクト距離が第2距離閾値よりも小さい第2仮想オブジェクトを、前記選別されたあとの第2仮想オブジェクトとして決定する。
【0140】
選択可能に、前記表示モジュール1401はさらに、
前記仮想環境地図に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの前記第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示する。
【0141】
選択可能に、前記装置はさらに、
前記第2仮想オブジェクトから送信された前記位置提示メッセージを受信するための受信モジュールを含み、
表示モジュール1401はさらに、前記位置提示メッセージに基づいて、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を表示し、表示方式は、前記仮想環境地図において表示すること、仮想環境において表示すること、及び通知メッセージを表示することのうちの少なくとも1種を含む。
【0142】
選択可能に、前記表示モジュール1401はさらに、
前記ターゲットオブジェクト位置が仮想環境画面に位置する場合、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置する前記ターゲットオブジェクト位置を、前記仮想環境において表示する。
【0143】
選択可能に、前記装置はさらに、
前記ターゲット仮想オブジェクトが視界範囲内に位置する場合、前記ターゲットオブジェクト位置の表示を取り消すための表示取り消しモジュールを含む。
【0144】
上述のように、本願の実施例では、仮想環境地図においてターゲット仮想オブジェクトの所在位置をマークする機能が提供されている。ユーザは、ターゲットオブジェクト標識を仮想環境地図における指定位置までドラッグすることで、さらにターゲットオブジェクト標識をトリガすることで、ターゲット仮想オブジェクトに関連する位置提示メッセージを他のチームメイトに送信することができ、これにより、他のチームメイトは、ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を、位置提示メッセージに基づいて取得することができ、ターゲット仮想オブジェクトの位置情報の取得ルートを豊富にすると同時に、取得された位置メッセージの有効性及び正確性を向上させる。なお、仮想オブジェクトが隠れて守るという戦術を採用する場合、隠れ仮想オブジェクトの位置を適時にマークすることができ、さらに隠れ仮想オブジェクトに対する命中率を向上させることにより、試合の進みを速めにさせるとともに、シングルラウンドの持続時間を効果的に制御し、さらにサーバの処理負荷を軽減する。
【0145】
図15を参照し、本願の1つの例示的な実施例が提供する端末1500の構造ブロック図を示す。当該端末1500は、ポータブルモバイル端末、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、MP3プレーヤー、MP4プレーヤーであってもよい。端末1500は、ユーザ機器、ポータブル端末などの他の名称と称される可能性もある。
【0146】
通常、端末1500は、プロセッサ1501とメモリ1502とを備える。
【0147】
プロセッサ1501は1つまたは複数の処理コアを含んでもよく、例えば、4コアプロセッサ、8コアプロセッサ等である。プロセッサ1501は、デジタル信号処理(Digital Signal Processing、DSP)と、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)と、プログラマブルロジックアレイ(Programmable Logic Array、PLA)とのうちの少なくとも1種のハードウェア形式を採用して実現できる。プロセッサ1501は、メインプロセッサ及びコプロセッサを含んでもよく、メインプロセッサは、ウェイク状態でのデータを処理するためのプロセッサであり、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)とも呼ばれ、コプロセッサは、待機状態でのデータを処理するための低電力プロセッサである。いくつかの実施例では、プロセッサ1501はグラフィックス処理ユニット(Graphics Processing Unit、GPU)を集積してもよく、GPUは、ディスプレイスクリーンに表示される必要がある内容のレンダリング及び描画を担うためのものである。いくつかの実施例では、プロセッサ1501はさらに、人工知能(Artificial Intelligence、AI)プロセッサを含んでもよく、当該AIプロセッサは、機械学習に関連する計算操作を処理するためのものである。
【0148】
メモリ1502は、1つまたは複数のコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよく、当該コンピュータ可読記憶媒体は有体的で非一時的であってもよい。メモリ1502はさらに、高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリを含んでもよく、例えば、1つまたは複数の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュ記憶デバイスである。いくつかの実施例では、メモリ1502における非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、少なくとも1つの命令を記憶するためのものであり、当該少なくとも1つの命令は、プロセッサ1501によって実行されて、本願の実施例が提供する仮想オブジェクト制御方法を実現する。
【0149】
当業者が理解できるように、図15に示す構造は、端末1500を限定するものではなく、図示よりも多い又は少ない部材を含み、又はいくつかの部材を組み合わせ、又は異なる部材を採用して配置するようにしてもよい。
【0150】
本願の実施例はさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、当該コンピュータ可読記憶媒体には、少なくとも1つのプログラムが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムは、プロセッサによってロードされて実行されることにより、以上のような各々の実施例に記載の仮想オブジェクトの位置提示方法を実現する。
【0151】
本願の1つの態様によれば、コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムを提供し、当該コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されるコンピュータ命令を含む。端末のプロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体から当該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは当該コンピュータ命令を実行することにより、上記態様の各種の選択可能な実現方式から提供される仮想オブジェクトの位置提示方法を当該端末に実行させる。
【符号の説明】
【0152】
110 第1端末
111 アプリケーションプログラム
112 第1ユーザ
120 サーバ
121 メモリ
122 プロセッサ
123 ユーザアカウントデータベース
124 対戦サービスモジュール
125 入出力インターフェース(Input/Output Interface、I/Oインターフェース)
125 I/Oインターフェース
130 第2端末
131 アプリケーションプログラム
132 第2ユーザ
301 ユーザインターフェース
302 仮想環境画面
303 仮想環境地図
304 オブジェクト標識
305 縮小コントロール
306 仮想環境地図
307 ターゲットオブジェクト標識
501 ユーザインターフェース
502 仮想環境画面
503 仮想環境地図
504 拡大コントロール
505 オブジェクト標識
506 縮小コントロール
701 ユーザインターフェース
702 仮想環境画面
703 仮想環境地図
704 オブジェクト標識
705 位置マークコントロール
801 オブジェクト標識
802 オブジェクト標識
803 仮想環境地図
804 位置マークコントロール
901 オブジェクト標識
902 オブジェクト標識
903 仮想環境地図
904 第1位置指示コントロール
905 第2位置指示コントロール
1101 ユーザインターフェース
1102 仮想環境画面
1103 仮想環境地図
1104 オブジェクト標識
1105 位置マークコントロール
1106 仮想環境地図
1107 ターゲットオブジェクト標識
1108 位置マークコントロール
1108 位置標識コントロール
1109 通知メッセージ
1401 表示モジュール
1402 送信モジュール
1500 端末
1501 プロセッサ
1502 メモリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2023-09-26
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行される、仮想オブジェクトの位置提示方法であって、
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するステップであって、前記第1仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと異なる陣営に属するステップと、
ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が前記仮想環境地図内に位置すると、前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示するステップであって、前記ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応するステップと、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信するステップであって、前記位置提示メッセージは、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を含み、前記ターゲットオブジェクト位置は、前記ターゲットオブジェクト標識によってマークされて得られ、前記第2仮想オブジェクトは、前記制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属するステップと、を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する前記ステップは、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記仮想環境地図における前記ターゲットオブジェクト標識の所在位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定するステップと、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する前記ステップは、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットオブジェクト標識に対応する位置マークコントロールが指示する位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定するステップであって、前記位置マークコントロールは、オブジェクト指示端及び位置指示端を含み、前記ターゲットオブジェクト標識は前記オブジェクト指示端に接続され、前記位置指示端は、前記ターゲットオブジェクト位置を指示するためのものであるステップと、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示する前記ステップは、
前記ターゲットオブジェクト標識及び前記位置マークコントロールを前記仮想環境地図内に表示するステップを含み、
前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示する前記ステップの後、前記方法はさらに、
前記位置マークコントロールに対するドラッグ操作に応答して、前記仮想環境地図において前記位置指示端が指示する位置を調整するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲットオブジェクト標識及び前記位置マークコントロールを前記仮想環境地図内に表示する前記ステップは、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ標識距離が第1距離閾値よりも小さい場合、単一の前記位置マークコントロールを表示するステップであって、単一の位置マークコントロールは、少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトの位置を指示し、前記標識距離は、前記ターゲットオブジェクト標識の間の距離であるステップと、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ前記標識距離が前記第1距離閾値よりも大きい場合、少なくとも2つの前記位置マークコントロールを表示するステップであって、異なる位置マークコントロールは、異なるターゲット仮想オブジェクトの位置を指示するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示する前記ステップは、
視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトを決定するステップであって、前記視界範囲外の第1仮想オブジェクトは前記仮想環境地図において不可視であるステップと、
前記仮想環境地図、及び前記視界範囲外に位置する第1仮想オブジェクトのオブジェクト標識を表示するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信する前記ステップは、
各前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信するステップ、
または、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトを選別し、選別後の第2仮想オブジェクトを得るステップと、
前記選別後の第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項8】
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトを選別し、選別後の第2仮想オブジェクトを得る前記ステップは、
前記ターゲットオブジェクト位置に基づいて、各々の前記第2仮想オブジェクトと前記ターゲット仮想オブジェクトとの間のオブジェクト距離を決定するステップと、
前記オブジェクト距離が第2距離閾値よりも小さい第2仮想オブジェクトを、前記選別後の第2仮想オブジェクトとして決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示する前記ステップは、
前記仮想環境地図に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの前記第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記方法はさらに、
前記第2仮想オブジェクトから送信された前記位置提示メッセージを受信するステップと、
前記位置提示メッセージに基づいて、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を表示するステップであって、表示方式は、前記仮想環境地図において表示すること、仮想環境において表示すること、及び通知メッセージを表示することのうちの少なくとも1種を含むステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記位置提示メッセージに基づいて、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を表示する前記ステップは、
前記ターゲットオブジェクト位置が仮想環境画面に位置する場合、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置する前記ターゲットオブジェクト位置を、前記仮想環境において表示するステップを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記位置提示メッセージに基づいて、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を表示する前記ステップの後、前記方法はさらに、
前記ターゲット仮想オブジェクトが視界範囲に位置する状況では、前記ターゲットオブジェクト位置の表示を取り消すステップを含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
仮想オブジェクトの位置提示装置であって、
仮想環境地図及び少なくとも1つの第1仮想オブジェクトに対応するオブジェクト標識を表示するための表示モジュールであって、前記第1仮想オブジェクトは、制御対象仮想オブジェクトと異なる陣営に属する表示モジュールを含み、
前記表示モジュールはさらに、ターゲットオブジェクト標識に対するドラッグ操作に応答して、かつドラッグの終点が前記仮想環境地図内に位置すると、前記ターゲットオブジェクト標識を前記仮想環境地図内に表示し、前記ターゲットオブジェクト標識はターゲット仮想オブジェクトに対応し、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、少なくとも1つの第2仮想オブジェクトに位置提示メッセージを送信するための送信モジュールであって、前記位置提示メッセージは、前記ターゲット仮想オブジェクトが位置するターゲットオブジェクト位置を含み、前記ターゲットオブジェクト位置は、前記ターゲットオブジェクト標識によってマークされて得られ、前記第2仮想オブジェクトは、前記制御対象仮想オブジェクトと同一の陣営に属する送信モジュールを含む、
ことを特徴とする装置。
【請求項14】
前記送信モジュールはさらに、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記仮想環境地図における前記ターゲットオブジェクト標識の所在位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定し、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信する、
ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記送信モジュールはさらに、
前記仮想環境地図内の前記ターゲットオブジェクト標識に対するトリガ操作に応答して、前記ターゲットオブジェクト標識に対応する位置マークコントロールが指示する位置に基づいて、前記ターゲットオブジェクト位置を決定し、前記位置マークコントロールは、オブジェクト指示端及び位置指示端を含み、前記ターゲットオブジェクト標識は前記オブジェクト指示端に接続され、前記位置指示端は、前記ターゲットオブジェクト位置を指示するためのものであり、
少なくとも1つの前記第2仮想オブジェクトに前記位置提示メッセージを送信する、
ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記表示モジュールはさらに、
前記ターゲットオブジェクト標識及び前記位置マークコントロールを前記仮想環境地図内に表示し、
前記装置はさらに、
前記位置マークコントロールに対するドラッグ操作に応答して、前記仮想環境地図において前記位置指示端が指示する位置を調整するための調整モジュールを含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記表示モジュールはさらに、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ標識距離が第1距離閾値よりも小さい場合、単一の前記位置マークコントロールを表示し、単一の位置マークコントロールは、少なくとも2つのターゲット仮想オブジェクトの位置を指示し、前記標識距離は、少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識の間の距離であり、
前記仮想環境地図に少なくとも2つの前記ターゲットオブジェクト標識が存在し、かつ前記標識距離が前記第1距離閾値よりも大きい場合、少なくとも2つの前記位置マークコントロールを表示し、異なる位置マークコントロールは、異なるターゲット仮想オブジェクトの位置を指示する、
ことを特徴とする請求項16に記載の装置。
【請求項18】
端末であって、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリには、少なくとも1つのプログラムが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムは、前記プロセッサによってロードされて実行されることにより、請求項1~12のいずれか1項に記載の仮想オブジェクトの位置提示方法を実現する、
ことを特徴とする端末。
【請求項19】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されるコンピュータ命令を含み、コンピュータデバイスのプロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み取り、前記プロセッサは前記コンピュータ命令を実行することにより、請求項1~12のいずれか1項に記載の仮想オブジェクトの位置提示方法を実現する、
ことを特徴とするコンピュータプログラム
【国際調査報告】