(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-03
(54)【発明の名称】疾患を治療するための医薬組成物
(51)【国際特許分類】
A61K 35/74 20150101AFI20240327BHJP
A61K 35/741 20150101ALI20240327BHJP
A61K 35/747 20150101ALI20240327BHJP
A61K 9/06 20060101ALI20240327BHJP
A61K 9/08 20060101ALI20240327BHJP
A61K 9/107 20060101ALI20240327BHJP
A61K 9/14 20060101ALI20240327BHJP
A61K 9/19 20060101ALI20240327BHJP
A61K 9/20 20060101ALI20240327BHJP
A61K 9/48 20060101ALI20240327BHJP
A61K 9/68 20060101ALI20240327BHJP
A61K 47/26 20060101ALI20240327BHJP
A61K 47/12 20060101ALI20240327BHJP
A61K 47/38 20060101ALI20240327BHJP
A61K 47/04 20060101ALI20240327BHJP
A61K 47/34 20170101ALI20240327BHJP
A61P 3/10 20060101ALI20240327BHJP
A61P 3/04 20060101ALI20240327BHJP
A61P 11/06 20060101ALI20240327BHJP
A61P 17/00 20060101ALI20240327BHJP
A61P 17/06 20060101ALI20240327BHJP
A61P 29/00 20060101ALI20240327BHJP
A61P 37/08 20060101ALI20240327BHJP
【FI】
A61K35/74 A
A61K35/741
A61K35/747
A61K9/06
A61K9/08
A61K9/107
A61K9/14
A61K9/19
A61K9/20
A61K9/48
A61K9/68
A61K47/26
A61K47/12
A61K47/38
A61K47/04
A61K47/34
A61P3/10
A61P3/04
A61P11/06
A61P17/00 101
A61P17/06
A61P29/00
A61P37/08
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561344
(86)(22)【出願日】2022-04-06
(85)【翻訳文提出日】2023-12-04
(86)【国際出願番号】 US2022023710
(87)【国際公開番号】W WO2022216852
(87)【国際公開日】2022-10-13
(32)【優先日】2021-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】522138630
【氏名又は名称】シオルタ・セラピューティクス,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100124855
【氏名又は名称】坪倉 道明
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(74)【代理人】
【識別番号】100203208
【氏名又は名称】小笠原 洋平
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100127812
【氏名又は名称】城山 康文
(72)【発明者】
【氏名】キムス,ニコル
(72)【発明者】
【氏名】ヴァリダレス,リカルド
(72)【発明者】
【氏名】ヴァジュララ,ニーラジャ
【テーマコード(参考)】
4C076
4C087
【Fターム(参考)】
4C076AA06
4C076AA09
4C076AA12
4C076AA17
4C076AA22
4C076AA30
4C076AA31
4C076AA36
4C076AA53
4C076AA69
4C076BB01
4C076CC04
4C076CC07
4C076CC15
4C076CC18
4C076DD24Q
4C076DD26Z
4C076DD29Q
4C076DD38Q
4C076DD41
4C076DD67Q
4C076EE23Q
4C076EE31Q
4C076EE32Q
4C076GG06
4C087AA01
4C087AA02
4C087BC54
4C087BC55
4C087BC56
4C087MA22
4C087MA23
4C087MA34
4C087MA35
4C087MA37
4C087MA41
4C087MA43
4C087MA44
4C087MA52
4C087NA14
4C087ZA62
4C087ZA70
4C087ZA89
4C087ZB11
4C087ZB13
(57)【要約】
細菌集団と、1つ以上の薬学的に許容され得る賦形剤とを含む医薬組成物が、本明細書で提供される。医薬組成物は、容器又は包装形態によって包含され得る。そのような医薬組成物を、ディスバイオシス、ディスバイオシス関連状態、炎症及び/又は代謝疾患の予防及び/又は治療のために対象に経口投与することができる。医薬組成物を製造するための方法も本明細書で提供される。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医薬組成物であって、
i.アッケルマンシア種(Akkermansia sp.)の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種(Faecalibacterium sp.)の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種(Lactobacillus sp.)の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団と、
ii.薬学的に許容され得る賦形剤であって、吸湿性材料を含む、薬学的に許容され得る賦形剤と、
を含む、医薬組成物。
【請求項2】
前記吸湿性材料が、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO
2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記吸湿性材料がSiO
2を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項4】
前記SiO
2が、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項5】
前記SiO
2が、約1重量%の量で存在する、請求項3に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記吸湿性材料が、マンニトールを含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記マンニトールが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、請求項6に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記マンニトールが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、請求項7に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記吸湿性材料が、無水ラクトースを含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記無水ラクトースが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記無水ラクトースが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、ステアリン酸マグネシウムを更に含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項13】
前記ステアリン酸マグネシウムが、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、請求項12に記載の医薬組成物。
【請求項14】
前記ステアリン酸マグネシウムが、約1.5重量%の量で存在する、請求項13に記載の医薬組成物。
【請求項15】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、微結晶セルロースを更に含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記医薬組成物が、懸濁液に製剤化される、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項17】
前記医薬組成物が、経口剤形として製剤化される、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項18】
前記経口剤形が、カプセル、錠剤、エマルジョン、懸濁液、シロップ、ゲル、ガム、ペースト、ハーブティー、ドロップ、溶解顆粒、散剤、錠剤、凍結乾燥物、アイスキャンディー、フォーム、又はアイスクリームである、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項19】
前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項20】
前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項21】
前記精製細菌集団が凍結乾燥される、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項22】
医薬組成物であって、
i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団と、
ii薬学的に許容され得る賦形剤と、を含み、
前記医薬組成物が、植物系カプセルに包含される、医薬組成物。
【請求項23】
前記植物系カプセルが、ブリスターパックに包含される、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項24】
前記植物系カプセルが、ヒプロメロースカプセルである、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項25】
前記ブリスターパックが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、及びプラスチックフィルムからなる群から選択される、請求項23又は24に記載の医薬組成物。
【請求項26】
前記ブリスターパックが、アルミニウムブリスターパックである、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項27】
前記ブリスターパックが、窒素ガスで充填されている、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項28】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、吸湿性材料を含む、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項29】
前記吸湿性材料が、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO
2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項30】
前記吸湿性材料がSiO
2を含む、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項31】
前記SiO
2が、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、請求項30に記載の医薬組成物。
【請求項32】
前記SiO
2が、約1重量%の量で存在する、請求項30に記載の医薬組成物。
【請求項33】
前記吸湿性材料が、マンニトールを含む、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項34】
前記マンニトールが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、請求項32に記載の医薬組成物。
【請求項35】
前記マンニトールが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、請求項33に記載の医薬組成物。
【請求項36】
前記吸湿性材料が、無水ラクトースを含む、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項37】
前記無水ラクトースが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、請求項36に記載の医薬組成物。
【請求項38】
前記無水ラクトースが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、請求項37に記載の医薬組成物。
【請求項39】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、ステアリン酸マグネシウムを更に含む、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項40】
前記ステアリン酸マグネシウムが、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、請求項39に記載の医薬組成物。
【請求項41】
前記ステアリン酸マグネシウムが、約1.5重量%の量で存在する、請求項40に記載の医薬組成物。
【請求項42】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、微結晶セルロースを更に含む、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項43】
前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項44】
前記精製細菌集団が、前記アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株を含む、請求項22に記載の医薬組成物。
【請求項45】
医薬組成物であって、
i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団と、
ii薬学的に許容され得る賦形剤と、を含み、
前記医薬組成物がブリスターパックに包含される、医薬組成物。
【請求項46】
前記ブリスターパックが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、及びプラスチックフィルムからなる群から選択される、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項47】
前記ブリスターパックが、アルミニウムブリスターパックである、請求項46に記載の医薬組成物。
【請求項48】
前記ブリスターパックが、窒素ガスで充填されている、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項49】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、吸湿性材料を含む、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項50】
前記吸湿性材料が、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO
2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される、請求項49に記載の医薬組成物。
【請求項51】
前記吸湿性材料がSiO
2を含む、請求項49に記載の医薬組成物。
【請求項52】
前記SiO
2が、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、請求項51に記載の医薬組成物。
【請求項53】
前記SiO
2が、約1重量%の量で存在する、請求項51に記載の医薬組成物。
【請求項54】
前記吸湿性材料が、マンニトールを含む、請求項49に記載の医薬組成物。
【請求項55】
前記マンニトールが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、請求項53に記載の医薬組成物。
【請求項56】
前記マンニトールが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、請求項54に記載の医薬組成物。
【請求項57】
前記吸湿性材料が、無水ラクトースを含む、請求項49に記載の医薬組成物。
【請求項58】
前記無水ラクトースが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、請求項56に記載の医薬組成物。
【請求項59】
前記無水ラクトースが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、請求項57に記載の医薬組成物。
【請求項60】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、ステアリン酸マグネシウムを更に含む、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項61】
前記ステアリン酸マグネシウムが、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、請求項59に記載の医薬組成物。
【請求項62】
前記ステアリン酸マグネシウムが、約1.5重量%の量で存在する、請求項60に記載の医薬組成物。
【請求項63】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、微結晶セルロースを更に含む、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項64】
前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項65】
前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項66】
前記精製細菌集団が凍結乾燥される、請求項45に記載の医薬組成物。
【請求項67】
アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株が、表1に列挙した株から選択される、請求項1~66のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項68】
前記細菌集団が、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、又はL.クリスパタス(DSM 33187)を含む、請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項69】
前記細菌集団が、細菌株A.ムシニフィラ(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(F.prausnitzii)(DSM 33185)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)のうちの少なくとも2つを含む、請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項70】
前記細菌集団が、細菌株A.ムシニフィラ(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(F.prausnitzii)(DSM 33185)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)を含む、請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項71】
各細菌株が、約10^3CFU/用量~約10^12CFU/用量の量で存在する、請求項1~70のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項72】
各細菌株が、約10^7CFU/用量~約10^10CFU/用量の量で存在する、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項73】
前記少なくとも1つの株のアッケルマンシア種が、約10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量の量で存在する、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項74】
前記少なくとも1つの株のフィーカリバクテリウム種が、約10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量の量で存在する、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項75】
前記少なくとも1つの株のラクトバチルス種が、約10^7CFU/用量~約5×10^9CFU/用量の量で存在する、請求項71に記載の医薬組成物。
【請求項76】
前記細菌集団が、約10^3CFU/用量~約10^12CFU/用量の総量で存在する、請求項1~70のいずれか1項に記載の医薬組成物。
【請求項77】
前記細菌集団が、約10^7CFU/用量~約10^10CFU/用量の総量で存在する、請求項76に記載の医薬組成物。
【請求項78】
疾患を有するか又は疾患を有することが疑われる対象を治療するための方法であって、請求項1~77のいずれか1項に記載の医薬組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【請求項79】
前記疾患が、炎症性疾患である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記炎症性疾患が、アレルギー又は皮膚炎である、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記アレルギーが、アレルギー性喘息、アレルギー性小児喘息、又は食物アレルギーである、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記疾患が、代謝疾患である、請求項78に記載の方法。
【請求項83】
前記代謝疾患が、肥満、糖尿病、又はメタボリックシンドロームである、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
ラクトバチルス種の大規模増殖のための方法であって、漸増量の増殖培地を用いて複数回の接種ラウンドを実施することを含み、接種ラウンドが、先行する接種ラウンドの全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み、前記接種ラウンドの増殖培地が、少なくとも約50Lである、方法。
【請求項85】
前記ラクトバチルス種が、ラクトバチルス・クリスパタスを含む、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
前記ラクトバチルス種が、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含む、請求項84に記載の方法。
【請求項87】
前記接種ラウンドの前記増殖培地が、約50L~約4,000Lである、請求項84に記載の方法。
【請求項88】
約500mLの増殖培地の最初の接種ラウンドを更に含む、請求項84に記載の方法。
【請求項89】
前記接種ラウンドの少なくとも1回が、約3500Lの増殖培地の体積である、請求項84に記載の方法。
【請求項90】
前記最初の接種ラウンドが、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.4%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含む、請求項88に記載の方法。
【請求項91】
前記最初の接種ラウンドが、ラクトバチルス・クリスパタスを嫌気性条件下で増殖させることを含む、請求項88に記載の方法。
【請求項92】
前記増殖培地に対して複数の滅菌ラウンド及び脱気ラウンドを実施することを更に含む、請求項84に記載の方法。
【請求項93】
前記バッチを凍結乾燥することを更に含む、請求項84に記載の方法。
【請求項94】
前記凍結乾燥の前に前記バッチを遠心分離することを更に含む、請求項84に記載の方法。
【請求項95】
前記凍結乾燥後に前記バッチを粉砕することを更に含む、請求項84に記載の方法。
【請求項96】
医薬組成物を生産するための方法であって、
1)アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団を含む混合物を提供することと、
2)カプセルに前記混合物を充填することと、
3)前記カプセルをブリスターパックに包装することと、を含み、
前記提供すること及び前記包装することが、無酸素雰囲気下である、医薬組成物を生産するための方法。
【請求項97】
前記包装の前に、前記カプセルを容器に保存することを更に含む、請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記保存が、無酸素雰囲気下である、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記無酸素雰囲気が、窒素ガス又は酸素スクラバーを注入することによって達成される、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記充填が、カプセル充填機によって達成される、請求項96に記載の方法。
【請求項101】
前記充填が、嫌気性チャンバ内で達成される、請求項96に記載の方法。
【請求項102】
前記カプセルが、植物系カプセルである、請求項96に記載の方法。
【請求項103】
前記植物系カプセルが、ヒプロメロースカプセルである、請求項102に記載の方法。
【請求項104】
前記ブリスターパックが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、プラスチックフィルムから選択される、請求項96に記載の方法。
【請求項105】
前記ブリスターパックが、アルミニウムブリスターパックである、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記ブリスターパックが、窒素ガスで充填されている、請求項96に記載の方法。
【請求項107】
前記医薬組成物が、薬学的に許容され得る賦形剤を更に含む、請求項96に記載の方法。
【請求項108】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、吸湿性材料を含む、請求項107に記載の方法。
【請求項109】
前記吸湿性材料が、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO
2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
前記吸湿性材料がSiO
2を含む、請求項108に記載の方法。
【請求項111】
前記SiO
2が、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
前記SiO
2が、約1重量%の量で存在する、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記吸湿性材料が、マンニトールを含む、請求項108に記載の方法。
【請求項114】
前記マンニトールが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記マンニトールが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
前記吸湿性材料が、無水ラクトースを含む、請求項108に記載の方法。
【請求項117】
前記無水ラクトースが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
前記無水ラクトースが、約5重量%~81.5重量%の量で存在する、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、ステアリン酸マグネシウムを更に含む、請求項108に記載の方法。
【請求項120】
前記ステアリン酸マグネシウムが、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
前記ステアリン酸マグネシウムが、約1.5重量%の量で存在する、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、微結晶セルロースを更に含む、請求項108に記載の方法。
【請求項123】
前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、請求項96に記載の方法。
【請求項124】
前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株を含む、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
前記細菌集団が、凍結乾燥される、請求項96に記載の方法。
【請求項126】
医薬組成物であって、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団を含み、
前記医薬組成物が、少なくとも15℃の温度で少なくとも3日間の嫌気性環境での保存後に保存安定性を有する、医薬組成物。
【請求項127】
前記医薬組成物の前記保存安定性が、少なくとも15℃の温度で少なくとも3日間、前記嫌気性環境で保存する前又は保存していない、同等の医薬組成物の精製細菌集団の少なくとも1つの株の生存率に対する前記医薬組成物の前記精製細菌集団の少なくとも1つの株の生存率の比率を含む、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項128】
前記医薬組成物の前記精製細菌集団の前記少なくとも1つの株の前記生存率又は前記同等の医薬組成物の前記精製細菌集団の前記少なくとも1つの株の前記生存率が、コロニー形成単位(CFU)で測定される、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項129】
前記比率が、少なくとも約1×10^-5%である、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項130】
前記比率が、少なくとも約1×10^-4%である、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項131】
前記比率が、少なくとも約1×10^-2%である、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項132】
前記比率が、少なくとも約1%である、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項133】
前記比率が、少なくとも約10%である、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項134】
前記比率が、少なくとも約20%である、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項135】
前記比率が、少なくとも約50%である、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項136】
前記医薬組成物が、約25℃の温度で少なくとも3日間、前記嫌気性環境で保存される、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項137】
前記医薬組成物が、少なくとも15℃の温度で少なくとも10日間、前記嫌気性環境で保存される、請求項127に記載の医薬組成物。
【請求項138】
前記医薬組成物が、少なくとも15℃の温度で少なくとも100日間、前記嫌気性環境で保存される、請求項137に記載の医薬組成物。
【請求項139】
前記医薬組成物が、凍結保護剤を含む、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項140】
前記医薬組成物が、凍結乾燥される、請求項139に記載の医薬組成物。
【請求項141】
前記医薬組成物が、薬学的に許容され得る賦形剤を含む、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項142】
前記薬学的に許容され得る賦形剤が、マルトデキストリン、セルロース、メチオニン、アスコルビン酸、ステアリン酸マグネシウム、ベータ-シクロデキストリン、デキストリン、2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンシステイン、リボフラビン、デンプン、Glucidex、マンニトール、サッカロース、トレハロース、無水ラクトース、又はそれらの組み合わせを含む、請求項141に記載の医薬組成物。
【請求項143】
前記医薬組成物が、カプセルに封入される、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項144】
前記カプセルが、植物系カプセルである、請求項143に記載の医薬組成物。
【請求項145】
前記医薬組成物が、ブリスターパック、サシェパック、バイアル、ボトル、アンプル、又はそれらの組み合わせによって包含される、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項146】
前記医薬組成物が、前記ブリスターパックによって包含される、請求項145に記載の医薬組成物。
【請求項147】
前記医薬組成物が、前記サシェパックによって包含される、請求項145に記載の医薬組成物。
【請求項148】
前記医薬組成物が、懸濁液に製剤化される、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項149】
前記医薬組成物が、経口剤形として製剤化される、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項150】
前記経口剤形が、カプセル、錠剤、エマルジョン、懸濁液、シロップ、ゲル、ガム、ペースト、ハーブティー、ドロップ、溶解顆粒、散剤、錠剤、凍結乾燥物、アイスキャンディー、フォーム、又はアイスクリームである、請求項149に記載の医薬組成物。
【請求項151】
前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、請求項126に記載の医薬組成物。
【請求項152】
前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株を含む、請求項151に記載の医薬組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2021年4月7日に出願された米国仮特許出願第63/171,804号の利益を主張する。
【背景技術】
【0002】
微生物叢及びゲノム研究の分野における最近の発展は、微生物-宿主関係がヒトの健康、疾患発症及び進行に根本的に影響を及ぼすという証拠を提供する。例えば、それらは炎症性及び代謝疾患に関与しており、これらの障害の病因において重要な役割を果たしている。これらの疾患の発生率の上昇は懸念事項であり、大きな公衆衛生上の課題である。
【0003】
微生物-宿主バランスの回復は、これらの障害の治療に役立ち得る。効果的な治療には、生きた生物学的製剤(live biotherapeutics)の投与が含まれる。しかしながら、現在利用可能な医薬組成物は、有効性、スケーラビリティ、信頼性、又は安定性の欠如のために制限され得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
或る態様では、医薬組成物は、アッケルマンシア種(Akkermansia sp.)の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種(Faecalibacterium sp.)の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種(Lactobacillus sp.)の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団を含み、医薬組成物は、少なくとも15℃の温度で少なくとも3日間の嫌気性環境での保存後に保存安定性を有する。
【0005】
いくつかの実施形態では、医薬組成物の保存安定性は、少なくとも15℃の温度で少なくとも3日間嫌気性環境で保存する前又は保存していない、同等の医薬組成物の精製細菌集団の少なくとも1つの株の生存率に対する医薬組成物の精製細菌集団の少なくとも1つの株の生存率の比率を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物の精製細菌集団の少なくとも1つの株の生存率又は同等の医薬組成物の精製細菌集団の少なくとも1つの株の生存率は、コロニー形成単位(CFU)で測定される。いくつかの実施形態では、比率は、少なくとも約1×10^-5%である。いくつかの実施形態では、比率は、少なくとも約1×10^-4%である。いくつかの実施形態では、比率は、少なくとも約1×10^-2%である。いくつかの実施形態では、比率は、少なくとも約1%である。いくつかの実施形態では、比率は、少なくとも約10%である。いくつかの実施形態では、比率は、少なくとも約20%である。いくつかの実施形態では、比率は、少なくとも約50%である。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約25℃の温度で少なくとも3日間、嫌気性環境で保存される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、少なくとも15℃の温度で少なくとも10日間、嫌気性環境で保存される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、少なくとも15℃の温度で少なくとも100日間、嫌気性環境で保存される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は凍結保護剤を含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は凍結乾燥される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、薬学的に許容され得る賦形剤を含む。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、マルトデキストリン、セルロース、メチオニン、アスコルビン酸、ステアリン酸マグネシウム、ベータ-シクロデキストリン、デキストリン、2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンシステイン、リボフラビン、デンプン、Glucidex、マンニトール、サッカロース、トレハロース、無水ラクトース、又はそれらの組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物はカプセルに封入される。いくつかの実施形態では、カプセルは植物系カプセルである。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、ブリスターパック、サシェパック、バイアル、ボトル、アンプル、又はそれらの組み合わせによって包含される。いくつかの実施形態では、医薬組成物はブリスターパックによって包含される。いくつかの実施形態では、医薬組成物はサシェパックによって包含される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は懸濁液に製剤化される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、経口剤形として製剤化される。いくつかの実施形態では、経口剤形は、カプセル、錠剤、エマルジョン、懸濁液、シロップ、ゲル、ガム、ペースト、ハーブティー、ドロップ、溶解顆粒、散剤、錠剤、凍結乾燥物、アイスキャンディー、フォーム、又はアイスクリームである。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む。
【0006】
いくつかの実施形態では、医薬組成物が本明細書に開示される。或る態様では、医薬組成物は、i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団と、ii.薬学的に許容され得る賦形剤であって、吸湿性材料を含む、薬学的に許容され得る賦形剤と、を含む。
【0007】
或る態様では、医薬組成物は、i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団と、ii.薬学的に許容され得る賦形剤であって、吸湿性材料を含む、薬学的に許容され得る賦形剤と、を含む。
【0008】
いくつかの実施形態では、吸湿性材料は、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、吸湿性材料はSiO2を含む。いくつかの実施形態では、SiO2は、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、SiO2は、約1重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は、マンニトールを含む。いくつかの実施形態では、マンニトールは、約1重量%~約90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、マンニトールは、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は無水ラクトースを含む。いくつかの実施形態では、無水ラクトースは、約1重量%~約90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、無水ラクトースは、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、ステアリン酸マグネシウムを更に含む。いくつかの実施形態では、ステアリン酸マグネシウムは、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ステアリン酸マグネシウムは、約1.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、微結晶セルロースを更に含む。いくつかの実施形態では、医薬組成物は懸濁液に製剤化される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、経口剤形として製剤化される。いくつかの実施形態では、経口剤形は、カプセル、錠剤、エマルジョン、懸濁液、シロップ、ゲル、ガム、ペースト、ハーブティー、ドロップ、溶解顆粒、散剤、錠剤、凍結乾燥物、アイスキャンディー、フォーム、又はアイスクリームである。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株を含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団を凍結乾燥する。
【0009】
いくつかの実施形態では、医薬組成物が本明細書に開示される。或る態様では、医薬組成物は、i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、又は少なくとも1つのフィーカリバクテリウム種の株を含む精製細菌集団と、ii薬学的に許容され得る賦形剤と、を含み、医薬組成物は、植物系カプセルに包含される。
【0010】
或る態様では、医薬組成物は、i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、又は少なくとも1つのフィーカリバクテリウム種の株を含む精製細菌集団と、ii薬学的に許容され得る賦形剤と、を含み、医薬組成物は、植物系カプセルに包含される。
【0011】
いくつかの実施形態では、植物系カプセルはブリスターパックに包含される。いくつかの実施形態では、植物系カプセルはヒプロメロースカプセルである。いくつかの実施形態では、ブリスターパックは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、プラスチックフィルムからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、ブリスターパックはアルミニウムブリスターパックである。いくつかの実施形態では、ブリスターパックは窒素ガスで充填される。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、吸湿性材料を含む。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、吸湿性材料はSiO2を含む。いくつかの実施形態では、SiO2は、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、SiO2は、約1重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は、マンニトールを含む。いくつかの実施形態では、マンニトールは、約1重量%~約90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、マンニトールは、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は無水ラクトースを含む。いくつかの実施形態では、無水ラクトースは、約1重量%~約90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、無水ラクトースは、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、ステアリン酸マグネシウムを更に含む。いくつかの実施形態では、ステアリン酸マグネシウムは、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ステアリン酸マグネシウムは、約1.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、微結晶セルロースを更に含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株を含む。
【0012】
いくつかの実施形態では、医薬組成物が本明細書に開示される。或る態様では、医薬組成物は、i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、又は少なくとも1つのフィーカリバクテリウム種の株を含む精製細菌集団と、ii薬学的に許容され得る賦形剤と、を含み、医薬組成物は、ブリスターパックに包含される。
【0013】
或る態様では、医薬組成物は、i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、又は少なくとも1つのフィーカリバクテリウム種の株を含む精製細菌集団と、ii薬学的に許容され得る賦形剤と、を含み、医薬組成物は、ブリスターパックに包含される。
【0014】
いくつかの実施形態では、ブリスターパックは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、プラスチックフィルムからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、ブリスターパックはアルミニウムブリスターパックである。いくつかの実施形態では、ブリスターパックは窒素ガスで充填される。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、吸湿性材料を含む。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、吸湿性材料はSiO2を含む。いくつかの実施形態では、SiO2は、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、SiO2は、約1重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は、マンニトールを含む。いくつかの実施形態では、マンニトールは、約1重量%~約90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、マンニトールは、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は無水ラクトースを含む。いくつかの実施形態では、無水ラクトースは、約1重量%~約90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、無水ラクトースは、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、ステアリン酸マグネシウムを更に含む。いくつかの実施形態では、ステアリン酸マグネシウムは、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ステアリン酸マグネシウムは、約1.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、微結晶セルロースを更に含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株を含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団を凍結乾燥する。いくつかの実施形態では、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、表1に列挙される株から選択される。いくつかの実施形態では、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、表1に列挙される株から選択される。いくつかの実施形態では、細菌集団は、A.ムシニフィラ(A.muciniphila)(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(F.prausnitzii)(DSM 33185)、又はL.クリスパタス(L.crispatus)(DSM 33187)を含む。いくつかの実施形態では、細菌集団は、細菌株A.ムシニフィラ(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、細菌集団は、細菌株A.ムシニフィラ(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)を含む。いくつかの実施形態では、各細菌株は、約10^3CFU/用量~約10^12CFU/用量の量で存在する。いくつかの実施形態では、各細菌株は、約10^7CFU/用量~約10^10CFU/用量の量で存在する。いくつかの実施形態では、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量の量で存在する。いくつかの実施形態では、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量の量で存在する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの株のラクトバチルス種は、約10^7CFU/用量~約5×10^9CFU/用量の量で存在する。いくつかの実施形態では、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約10^7CFU/用量~約5×10^9CFU/用量の量で存在する。いくつかの実施形態では、細菌集団は、約10^3CFU/用量~約10^12CFU/用量の総量で存在する。いくつかの実施形態では、細菌集団は、約10^7CFU/用量~約10^10CFU/用量の総量で存在する。
【0016】
いくつかの実施形態では、疾患を有するか又は疾患を有することが疑われる対象を治療するための方法が本明細書で開示される。或る態様では、疾患を有する対象又は疾患を有することが疑われる対象を治療するための方法は、その開示される任意の医薬組成物の医薬組成物を対象に投与することを含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、疾患は炎症性疾患である。いくつかの実施形態では、炎症性疾患は、アレルギー又は皮膚炎である。いくつかの実施形態では、アレルギーは、アレルギー性喘息、アレルギー性小児喘息、又は食物アレルギーである。いくつかの実施形態では、疾患は、代謝疾患である。いくつかの実施形態では、代謝疾患は、肥満、糖尿病、又はメタボリックシンドロームである。
【0018】
いくつかの実施形態では、ラクトバチルス種の大規模増殖のための方法が本明細書に開示される。或る態様では、ラクトバチルス種の大規模増殖のための方法は、漸増量の増殖培地を用いて複数回の接種ラウンドを実施することを含み、各接種ラウンドは、先行する接種ラウンドの全バッチ材料の少なくとも約0.5%を含む。
【0019】
いくつかの実施形態では、ラクトバチルス科の種の大規模増殖のための方法が本明細書に開示される。或る態様では、ラクトバチルス科の種の大規模増殖のための方法は、漸増量の増殖培地を用いて複数回の接種ラウンドを実施することを含み、各接種ラウンドは、先行する接種ラウンドの全バッチ材料の少なくとも約0.5%を含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、ラクトバチルス科の種の大規模増殖のための方法が本明細書に開示される。或る態様では、ラクトバチルス科の種の大規模増殖のための方法は、漸増量の増殖培地を用いて複数回の接種ラウンドを実施することを含み、接種ラウンドは、先行する接種ラウンドの全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み、接種ラウンドの増殖培地は、少なくとも約50Lである。
【0021】
いくつかの実施形態では、ラクトバチルス種は、ラクトバチルス・クリスパタス(Lactobacillus crispatus)を含む。いくつかの実施形態では、ラクトバチルス科の種は、ラクトバチルス・クリスパタスを含む。いくつかの実施形態では、ラクトバチルス種は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含む。いくつかの実施形態では、ラクトバチルス科の種は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含む。いくつかの実施形態では、増殖培地は約100mL~約4,000Lである。いくつかの実施形態では、増殖培地は約50L~約4,000Lである。いくつかの実施形態では、方法は、約500mL増殖培地の最初の接種ラウンドを更に含む。いくつかの実施形態では、接種ラウンドの少なくとも1つは、約3500Lの体積の増殖培地である。いくつかの実施形態では、接種ラウンドの少なくとも1つは、約50Lの体積である。いくつかの実施形態では、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.4%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含む。いくつかの実施形態では、最初の接種ラウンドは、ラクトバチルス・クリスパタスを嫌気性条件下で増殖させることを含む。いくつかの実施形態では、方法は、増殖培地に対して複数の滅菌ラウンド及び脱気ラウンドを実施することを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、バッチを凍結乾燥することを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、凍結乾燥の前にバッチを遠心分離することを更に含む。いくつかの実施形態では、方法は、凍結乾燥後にバッチを粉砕することを更に含む。
【0022】
いくつかの実施形態では、医薬組成物を生産するための方法が本明細書に開示される。医薬組成物を生産するための方法は、1)アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団を含む混合物を提供することと、2)カプセルに混合物を充填することと、3)カプセルをブリスターパックに包装することと、を含み、提供すること及び充填ことは、無酸素雰囲気下である。
【0023】
医薬組成物を生産するための方法は、1)アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団を含む混合物を提供することと、2)カプセルに混合物を充填することと、3)カプセルをブリスターパックに包装することと、を含み、提供すること及び充填ことは、無酸素雰囲気下である。
【0024】
いくつかの実施形態では、方法は、包装前にカプセルを容器に保存することを更に含む。いくつかの実施形態では、保存は無酸素雰囲気下である。いくつかの実施形態では、無酸素雰囲気は、窒素ガス又は酸素スクラバーを注入することによって達成される。いくつかの実施形態では、充填はカプセル充填機によって達成される。いくつかの実施形態では、充填は嫌気性チャンバ内で達成される。いくつかの実施形態では、カプセルは植物系カプセルである。いくつかの実施形態では、植物系カプセルはヒプロメロースカプセルである。いくつかの実施形態では、ブリスターパックは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、プラスチックフィルムから選択される。いくつかの実施形態では、ブリスターパックはアルミニウムブリスターパックである。いくつかの実施形態では、ブリスターパックは窒素ガスで充填される。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、薬学的に許容され得る賦形剤を更に含む。
【0025】
いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、吸湿性材料を含む。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、吸湿性材料はSiO2を含む。いくつかの実施形態では、SiO2は、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、SiO2は、約1重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は、マンニトールを含む。いくつかの実施形態では、マンニトールは、約1重量%~約90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、マンニトールは、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、吸湿性材料は無水ラクトースを含む。いくつかの実施形態では、無水ラクトースは、約1重量%~約90重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、無水ラクトースは、約5重量%~81.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、ステアリン酸マグネシウムを更に含む。いくつかの実施形態では、ステアリン酸マグネシウムは、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、ステアリン酸マグネシウムは、約1.5重量%の量で存在する。いくつかの実施形態では、薬学的に許容され得る賦形剤は、微結晶セルロースを更に含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む。いくつかの実施形態では、精製細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、及びラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株を含む。いくつかの実施形態では、細菌集団を凍結乾燥する。
【0026】
本開示の更なる態様及び利点は、本開示の例示的な実施形態のみが示され説明される以下の詳細な説明から当業者には容易に明らかになるであろう。理解されるように、本開示は、他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、全て本開示から逸脱することなく、様々な明白な点で修正が可能である。したがって、図面及び説明は、本質的に例示と見なされるべきであり、限定と見なされるべきではない。
【0027】
本開示の特徴は、添付の特許請求の範囲に詳細に記載されている。特徴及び開示のより良い理解は、本発明の原理が利用される例示的な実施形態を記載する以下の詳細な説明、及び添付の図面(本明細書では「図(Figure)」及び「図(FIG.)」もまた)を参照することによって得られるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】
図1は、3500Lの培養体積におけるL.クリスパタス(DSM 33187)の最適化された超大規模な増殖及び製造プロセスの概略フローチャートを示す。約1.84mLのWorking Cell Bank(WCB)L.クリスパタス(DSM 33187)を嫌気性チャンバで解凍し、嫌気性チャンバ内の2Lフラスコ101内の0.5L縮小LC100培地(0.4%v/v接種率)に接種した。583ナノメートル(OD
583)での光学密度>4.5又は培養物が20時間増殖したときに培養を停止した。101内の0.1L培養物を使用して、20L発酵槽102内の20L培地に接種した(0.5%v/v接種率)。以下の基準の1つについて培養を停止した:a)OD
583>6、b)グルコース濃度<2g/L、c)総培養時間が20時間に達する、又はd)3回のその後のOD
583読み取り後に増殖速度の減速が検出される。表3に定義される250Lを調製した。160Lの糖供給物を3500Lの発酵槽103に添加した。102の全含有量又は約20L培養物を使用して、3500L発酵槽103内の3400L培地に接種した(0.59%v/v接種率)。以下の基準の1つについて停止したときに培養を停止した:a)OD
583>8、b)グルコース濃度<2g/L、c)総培養時間が20時間に達する、又はd)3回のその後のOD
583読み取り後に増殖速度の減速が検出される。次いで、103の培養物全体を嫌気性雰囲気下で遠心分離し、バイオマスとして採取した。表5に定義される150Lのフィルター滅菌脱気凍結保護剤を、嫌気性ガスでパージされた混合タンク内でバイオマスと混合した。凍結保護剤を含むバイオマスを凍結乾燥(凍結して乾燥)し、粉砕した。各工程について、細菌培養に使用した培地を滅菌し(121℃でオートクレーブ処理)、使用前にN
2H
2CO
2(90:5:5)で脱気した。残りのLC100培地成分とは別に糖成分(グルコース)を調製した。糖供給物を濾過滅菌し、脱気し、残りのLC100培地成分に添加して完全培養培地を生成した。
【
図2】
図2は、製剤(DP)の製造工程を要約した概略フローチャートを示す。
【
図3】
図3は、原薬(DS)バッチが確認された後の製剤(DP)の製造工程を要約した概略フローチャートを示す。DSは、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含む。
【
図4A】
図4Aは、異なる賦形剤と混合した製剤の効力試験を要約する概略フローチャートを示す。試験した賦形剤には、Vivapur 103、Vivapur 112、Vivapur 200 XLM、Vivapur Prosolv SMCC90及びEMDEXが含まれる。製剤と賦形剤とを1:1、1:2又は1:3の比率で混合した。賦形剤を含まない製剤を、陰性対照として使用した。
【
図4B】
図4Bは、Vivapur 103、Vivapur 112、Vivapur 200 XLM、Vivapur Prosolv SMCC90が水に可溶性でなかったことを示す。5分間の室温インキュベーション後にエッペンドルフチューブ中で異なる賦形剤と混合した製剤を示す。
【
図5A】異なる賦形剤を含む製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が4℃及び-20℃で安定であることを示す。
図5Aは、異なる賦形剤と混合した製剤の効力試験を要約する概略フローチャートを示す。製剤は、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含む原薬(DS)を含む。試験した賦形剤には、EMDEX、マンニトール及び無水ラクトースが含まれる。製剤と賦形剤を二酸化ケイ素(SiO
2)の有無で1:2の比率で混合した。各製剤混合物を、約0.3gの製剤及び賦形剤を含有し、5/6ガラスバイアルに保存する。乾燥剤パケットを、ガラスバイアルを含む冷凍ボックスに入れた。賦形剤を含まない製剤を、陰性対照として使用した。製剤の効力を0日目(D0)、D7、D14、D28及びD60にスコア化した。
【
図5B】異なる賦形剤を含む製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が4℃及び-20℃で安定であることを示す。
図5Bは、様々な賦形剤を含む製剤中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が4℃で安定であることを示す。4℃で保存したF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の、製剤1グラム当たりのコロニー形成単位(CFU/g)としての生存細胞数を、D0、D7、D14及びD28でスコア化し、Y軸に示した。X軸は、異なる賦形剤と混合され、二酸化ケイ素を含む又は含まない製剤を示す。
【
図5C】異なる賦形剤を含む製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が4℃及び-20℃で安定であることを示す。
図5Cは、様々な賦形剤を含む製剤中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が-20℃で安定であることを示す。-20℃で保存したF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の、製剤1グラム当たりのコロニー形成単位(CFU/g)としての生存細胞数を、D0、D7、D14及びD28でスコア化し、Y軸に示した。X軸は、異なる賦形剤と混合され、二酸化ケイ素を含む又は含まない製剤を示す。
【
図6A】製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が低湿度で安定であり、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)が低湿度及び高湿度で安定であることを示す。
図6Aは、マンニトール及び無水ラクトースと二酸化ケイ素(SiO
2)と混合した製剤の効力試験を要約した概略フローチャートを示す。製剤は、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含む原薬(DS)を含む。約0.3gの製剤混合物を、嫌気性チャンバ(AS-150;約40%の湿度)及びバイオセーフティキャビネット(BSC;>60%湿度)内で、条件ごとに8個のカプセルに充填した。カプセルをガラスバイアルに4℃及び-20℃で保存した。乾燥剤パケットを、ガラスバイアルを含む冷凍庫に入れた。混合物の効力を0日目(D0)、D7、D14、D21、D28、D60、D90及びD120に試験した。
【
図6B】製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が低湿度で安定であり、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)が低湿度及び高湿度で安定であることを示す。
図6Bは、無水ラクトース及びSiO
2との製剤混合物中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が、4℃、低湿度では安定であるが、高湿度では安定ではないことを示す。A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)は、低湿度及び高湿度で安定している。4℃及び-20℃で保存したF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)の、製剤1グラム当たりのコロニー形成単位(CFU/g)としての生存細胞数を、D0、D7、D14及びD21でスコア化し、Y軸に示した。X軸は、生細胞数が記録された日を示す。
【
図6C】製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が低湿度で安定であり、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)が低湿度及び高湿度で安定であることを示す。
図6Cは、製剤混合物マンニトール及びSiO
2中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が、低湿度では4℃及び-20℃で安定であるが、高湿度では安定でないことを示す。A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)は、低湿度及び高湿度で安定している。-20℃で保存したF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)の、製剤1グラム当たりのコロニー形成単位(CFU/g)としての生存細胞数を、D0、D7、D14及びD21でスコア化し、Y軸に示した。X軸は、生細胞数が記録された日を示す。
【
図7A】製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)が製剤ライン環境(DP)で安定していることを示す。製剤ライン環境(DP)を25℃及び30%未満の湿度に維持した。嫌気性チャンバ(AC)を室温及び湿度50%超に維持した。
図7Aは、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)が、製剤ライン環境では安定しているが、好気性チャンバでは安定していないことを示す。F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)のグラム当たりのコロニー形成単位(CFU/g)としての生存細胞数をスコア化し、Y軸に示した。X軸は、生存細胞数を記録した時点を示す:実験開始時(t=0時間)、1時間(t=1時間)、t=2時間、t=4時間、t=8時間、及びt=24時間。
【
図7B】製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)が製剤ライン環境(DP)で安定していることを示す。
図7Bは、A.ムシニフィラ(DSM 33213)が、製剤ライン環境及び好気性チャンバにおいて安定であることを示す。F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)のグラム当たりのコロニー形成単位(CFU/g)としての生存細胞数をスコア化し、Y軸に示した。X軸は、生存細胞数を記録した時点を示す:実験開始時(t=0時間)、1時間(t=1時間)、t=2時間、t=4時間、t=8時間、及びt=24時間。
【
図7C】製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)が製剤ライン環境(DP)で安定していることを示す。
図7Cは、L.クリスパタス(DSM 33187)が製剤ライン環境及び好気性チャンバにおいて安定であることを示す。F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)のグラム当たりのコロニー形成単位(CFU/g)としての生存細胞数をスコア化し、Y軸に示した。X軸は、生存細胞数を記録した時点を示す:実験開始時(t=0時間)、1時間(t=1時間)、t=2時間、t=4時間、t=8時間、及びt=24時間。
【
図8】
図8は、実現可能バッチ内のA.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、マンニトール、及び二酸化ケイ素の概略的な分布を示す。
【
図9A】実現可能性バッチの製剤の原料が視覚的に均質な混合物を形成することを示す。
図9Aは、
図8の原料の混合前の分布を示す。
【
図9B】実現可能性バッチの製剤の原料が視覚的に均質な混合物を形成することを示す。
図9Bは、混合後の
図8の原料の分布を示す。
【
図10】
図10は、実現可能性バッチの製剤が異なるサイズの粒子を有することを示す。実現可能性バッチの製剤中の粒径の分布をプロットする。X軸は、ふるいサイズを示す。Y軸は、ふるいによって保持された粒子の割合を示す。
【
図11】
図11は、実現可能性バッチの製剤が異なるサイズの粒子を有することを示す。40倍の倍率下での製剤の顕微鏡写真を示す。異なるサイズの粒子が観察される。
【
図12】
図12は、実現可能性バッチの製剤が水に可溶であることを示す。150rpmで10秒間均質化した後、製剤中のほとんどの材料は水に溶解した。
【
図13A】
図13Aは、例示的な製剤生産プロセスを要約する概略フローチャートを示す。
【
図13B】
図13Bは、別の例示的な製剤生産プロセスを要約する概略フローチャートを示す。
【
図14A】
図14Aは、カプセル内での嫌気性条件の達成が嫌気性チャンバ内では遅いことを示す。嫌気性チャンバ内の異なる時点におけるカプセルの写真を示す。カプセルの色は、各画像の上部にラベル付けされている。Vキャップカプセルを嫌気性チャンバ内に移動させた。カプセルをYFAPブロス+0.12%レサズリン(Rezasurin)で満たした。カプセルを嫌気性チャンバ内でインキュベートした。レサズリン(Rezasurin)は酸素指示薬である:酸素の存在下ではピンク色に見え、酸素の非存在下では黄色に見える。カプセルを嫌気性チャンバ内に充填したところ、カプセル内の酸素ガスの除去に約1時間を要した。
【
図14B】
図14Bは、嫌気性チャンバ外のカプセル内への急速な酸素移動を示す。嫌気性チャンバの外側の異なる時点におけるカプセルの写真を示す。カプセルの色は、各画像の上部にラベル付けされている。Vキャップカプセルを嫌気性チャンバで一晩インキュベートした。カプセルをYFAPブロス+0.12%レサズリン(Rezasurin)で満たした。カプセルを嫌気性チャンバから出してインキュベートした。一旦嫌気性チャンバから出た後、酸素ガスがカプセル内を移動するのに約8分かかった。
【
図15A】製剤が複数の凍結融解サイクル下で安定であることを示す。
図15Aは、凍結融解サイクルにおける製剤安定性を評価する方法を要約した概略フローチャートを示す。アルミニウムブリスターパックに充填されたカプセル内にF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)を含む製剤を-20℃の冷凍庫で保存した。ブリスターパックを冷凍庫から取り出し、1、2、3、4、5、6、7、8回の凍結融解サイクルを表す1日目(D1)、D2、D3、D4、D5、D6、D7、及びD8に室温で30分間解凍した。解凍後、カプセルをバイオセーフティキャビネット内で開封し、嫌気性チャンバ内に移動させた。製剤をPBS-Cで段階希釈し、増殖プレート培地に播種した。1カプセルあたりのコロニー形成単位(CFU/カプセル)をスコア化した。
【
図15B】製剤が複数の凍結融解サイクル下で安定であることを示す。
図15Bは、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)が複数の凍結融解サイクルの下で安定していることを示す。Y軸は株のCFU/カプセルを示す。X軸は、試験した製剤が蓄積した凍結融解サイクルの数を示す。
【
図16】
図16A及び
図16Bは、製剤が冷却器内で輸送された場合に安定であることを示す。
図16Aは、冷却器内の製剤安定性を評価する方法を要約した概略フローチャートを示す。アルミニウムブリスターパックに充填されたカプセル内にF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)を含む製剤を-20℃の冷凍庫で保存した。ブリスターパックを、アイスパック及び温度テールモニタを備えた冷却器に移した。冷却器内の温度を監視した。ブリスターを6時間後に冷却器から取り出し、室温で30分間解凍した。解凍後、カプセルをバイオセーフティキャビネット内で開封し、嫌気性チャンバ内に移動させた。製剤をPBS-Cで段階希釈し、増殖プレート培地に播種した。1カプセルあたりのコロニー形成単位(CFU/カプセル)をスコア化した。異なる日に、異なる数のブリスターを冷却器内で試験した。DPを冷却器内で移動させずに対照として使用した。
図16Bは、4つのブリスターパックを用いた1日目の冷却器温度を示す。
図16Cは、4つのブリスターパックを用いた2日目の冷却器温度を示す。
図16Dは、12個のブリスターパックを用いた3日目の冷却器温度を示す。
図16Eは、12個のブリスターパックを用いた4日目の冷却器温度を示す。
図16B、
図16C、
図16D、及び
図16Eにおいて、Y軸は冷却器の温度を示し、X軸は冷却器内部の時間の温度を示す。
図16Fは、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)が冷却器内での輸送中に安定していることを示す。Y軸は、株のCFU/カプセルを示す。X軸は、製剤が試験された日を示し、試験されたブリスターパックの数が示されている。
【
図17】
図17は、製剤安定性を評価するための例示的な方法を要約した概略フローチャートを示す。
【
図18】
図18は、異なる凍結保護剤を評価するための例示的な方法を要約した概略フローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本開示は、細菌集団と、1つ以上の薬学的に許容され得る賦形剤とを含み得るか、それらから本質的になり得るか、又はそれらからなり得る医薬組成物を提供する。医薬組成物はまた、植物系カプセル、ブリスターパック、サシェパック、又はそれらの任意の組み合わせによって包含され得る。医薬は、炎症性疾患又は代謝疾患を治療するために使用され得る。
【0030】
生菌を含む医薬組成物は、分解又は活性の喪失を起こしやすい(例えば、対象によって投与された場合に医薬組成物によって誘発される薬理学的安定性、医薬活性、生物学的/生理学的活性)。医薬組成物の活性の喪失は、細菌の生存率の喪失に関連し得る。医薬組成物の活性の損失は、薬学的に許容され得る賦形剤、凍結保護剤、容器(カプセルを含むがこれに限定されない)、包装形態の改善、又はそれらの任意の組み合わせを使用することによって防止することができる。医薬組成物の活性の喪失は、様々な条件で医薬組成物を包装又は製造することによっても防止することができる。本開示は、医薬組成物の活性又は医薬組成物の生菌の生存率を維持するための薬学的に許容され得る賦形剤、凍結保護剤、容器、包装形態、包装若しくは製造の条件、又はそれらの任意の組み合わせを提供する。
【0031】
医薬組成物製造における大量の細菌の接種及び増殖(例えば、約50L未満等の日常的な実験室規模を超える)は、細菌が大量で頑強な増殖を維持できないために困難であり得る。大量の細菌増殖の維持は、様々な条件又は様々な物質で細菌を接種及び/又は増殖させることによって達成することができる。本開示は、大容量で頑強な細菌増殖を維持するための方法及び組成物を提供する。
【0032】
細菌集団を含む医薬組成物を生産するための方法が本明細書で提供される。本方法は、無酸素雰囲気下で医薬組成物を混和及び包装することを含み得る。
【0033】
ラクトバチルス種の大規模増殖のための方法も開示される。ラクトバチルス科の種の大規模増殖のための方法も開示される。本方法は、増殖培地の量を増加させながら複数の接種ラウンドを実施することを含み得る。複数の接種ラウンドの各々は、先行するラウンドの全バッチ材料の少なくとも0.5%を含み得る。
【0034】
定義
細菌株又は2つ以上の細菌株の混合物に言及する場合に本明細書で使用される「精製(された)」又は「実質的に精製された」という用語は、試料が実質的に濃縮された1又は複数の細菌株を指す。試料中の精製又は実質的に精製された(1又は複数の)細菌株は、試料中の(1又は複数の)細菌株の少なくとも約50%、60%、70%、80%、85%、90%、95%、99%又はそれ以上を含み得る。試料中の精製又は実質的に精製された(1又は複数の)細菌株はまた、試料中に存在する(1又は複数の)細菌株以外の株の約40%、30%、20%、15%、14%、13%、12%、11%、10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%又はそれ未満を構成し得る。そのような株は、細菌株を含み得る。そのような株はまた、他の生物由来の株等の任意の非細菌株を含み得る。
【0035】
「医薬組成物」又は「組成物」という用語は、医薬製品に言及する場合、対象、好ましくはヒトによって投与された場合に対象に少なくとも1つの生理学的効果を誘発又は誘導することができる組成物を指す。そのような生理学的効果は、対象の全体的な健康に積極的に寄与し得る。いくつかの場合、そのような生理学的効果はまた、対象の負の生理学的現象を抑制、阻害、低減、又は減少させることができる。
【0036】
「薬学的に許容され得る賦形剤」又は「賦形剤」という用語は、医薬組成物に言及する場合、対象、好ましくはヒトに投与した場合に有害なアレルギー反応又は他の不都合な反応を引き起こさない賦形剤を指す。薬学的に許容され得る賦形剤は、それが単独で又は医薬組成物と組み合わせて投与される場合、対象に投与されたときに有害なアレルギー反応又は他の不都合な反応を生じさせない場合がある。薬学的に許容され得る賦形剤は、任意の溶媒、分散媒、コーティング、等張剤及び吸収遅延剤等を含み得る。薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物を安定化するために医薬組成物に添加され得る。医薬組成物の汚染を防止するために、薬学的に許容され得る賦形剤を医薬組成物に添加することができる。薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物の加工、取り扱い、投与等を容易にするために医薬組成物に添加される不活性物質であり得る。
【0037】
「吸湿性材料」という用語は、水を吸収することができる材料を指す。吸湿性材料は、吸湿性材料がない同等の環境と比較して、含水量又は環境の相対湿度(RH)を低下させる可能性がある。他の物質(例えば、医薬組成物)とともに吸湿性材料を保存すると、吸湿性材料を含まない同等の物質と比較して、水分量が低下し得る。
【0038】
「凍結乾燥」という用語は、凍結及び乾燥サイクルを含む水除去プロセスを指す。凍結乾燥物質は、物質中に10重量%、9重量%、8重量%、7重量%、6重量%、5重量%、4重量%、3重量%、2重量%、1重量%又はそれ未満の含水量を有し得る。凍結乾燥は、最初の凍結サイクルと、それに続くその後の乾燥サイクルとを含み得る。凍結サイクルは、後続の乾燥サイクルで物質の融解状態ではなく昇華状態が生じるように物質を凍結させ得る。第1の乾燥サイクルは、物質から含水量を除去するために圧力を低下させ、温度を上昇させることを含んでもよい。第1の乾燥サイクルは、物質を真空中に置くことを含んでもよい。第1の乾燥サイクルは、低速加熱を含んでもよい。第1の乾燥サイクルに続いて第2の乾燥サイクルを使用してもよい。第2の乾燥サイクルは、物質と水分子との間の結合を破壊するために急速加熱を含み得る。
【0039】
本明細書で使用される場合、「無酸素」又は「嫌気性」という用語は、低酸素又は酸素を含まない状態を指す。無酸素又は嫌気性環境は、環境の雰囲気中に21体積%、20体積%、19体積%、18体積%、17体積%、16体積%、15体積%、14体積%、13体積%、12体積%、11体積%、10体積%、9体積%、8体積%、7体積%、6体積%、5体積%、4体積%、3体積%、2体積%、1体積%、1×10^-1体積%、1×10^-2体積%、1×10^-3体積%、1×10^-4体積%、1×10^-5体積%、1×10^-6体積%、1×10^-7体積%、1×10^-8体積%、1×10^-9体積%、1×10^-10体積%、1×10^-11体積%、又はそれ未満の酸素を有し得る。
【0040】
本明細書で使用される場合、「酸素スクラバー」という用語は、酸素を吸収又は除去することができる物質を指す。酸素スクラバーは、酸素を他の物質との接触から隔離し得る。酸素スクラバーは、化学反応によって酸素を除去し得る。酸素スクラバーはまた、環境内の他の物質が酸素と接触しないように、1つの環境から酸素を除去し得る。酸素スクラバーを使用して、無酸素又は嫌気性環境を作り出してもよい。
【0041】
本明細書で使用される場合、「カプセル」という用語は、医薬組成物を収容するための膜によって覆われた嚢を含む容器を指す。いくつかの場合、カプセルは対象に投与されなくてもよい。いくつかの場合、カプセルは、医薬組成物と一緒に対象に投与されなくてもよい。他の場合では、カプセルを対象に投与してもよい。
【0042】
本明細書で使用される場合、「ブリスターパック」という用語は、カプセル又は医薬組成物を保存及び密封するための予め形成されたパックを指す。ブリスターは、キャビティ又はポケットと、キャビティ又はポケットを密封する蓋とを備え得る。カプセル又は医薬組成物が密封されたキャビティ又はポケットの外側の分子又は物質と直接接触しないように、カプセル又は医薬組成物をブリスター内に密封してもよい。
【0043】
本明細書で使用される場合、「カプセル充填機」という用語は、カプセルに医薬組成物を充填する手段を指す。カプセル充填機は、機械的カプセル充填機を含んでもよい。いくつかの場合、カプセル充填機は、自動化された機械的カプセル充填機を含み得る。他の場合では、カプセルは手動で充填される。他の場合では、カプセルは、嫌気性チャンバ内において手動で充填される。
【0044】
本明細書で使用される場合、「植物系」という用語は、植物に由来する物質又は材料を指す。植物系の物質又は材料は、いかなる動物又は動物由来の肉、製品又は副産物も含まない。植物系の物質又は材料は、屠殺動物に由来するいかなる肉、製品又は副産物も含まない。
【0045】
本明細書で使用される場合、「炎症性疾患」という用語は、対象の免疫系が対象の組織又は細胞を攻撃する場合に、その組織又は細胞が感染していないか、損傷していないか、又は疾患状態にない疾患、症状、又は状態のタイプを指す。組織又は細胞はまた、健康な状態であり得る。
【0046】
本明細書で使用される場合、「代謝疾患」という用語は、代謝プロセスを破壊するか又は破壊された代謝プロセスを有する疾患、症状、又は状態の種類を指す。破壊された代謝プロセスは、破壊されていない同等の代謝プロセスと比較して、活性又は効率の増加又は減少を有し得る。破壊された代謝プロセスはまた、破壊されていない同等の代謝プロセスと比較して、活性又は効率の異なる頻度であり得る。
【0047】
本明細書で使用される場合、「接種」という用語は、任意の微生物が実質的に純粋な増殖培地に微生物(例えば、本明細書に記載の細菌株)を導入するプロセスを指す。接種は、微生物が細胞分裂又は細胞増殖を受ける時間及び条件を与えられた場合、細胞分裂による細胞数の増加又は細胞増殖による細胞質量の増加のいずれかによって質量の増加をもたらし得る。
【0048】
本明細書で使用される場合、「保存安定性」という用語は、医薬組成物の安定性を指す。
【0049】
量又は濃度等の測定可能な値を指すときに本明細書で使用される「約」又は「およそ」という用語は、指定された量の20%、10%、5%、1%、0.5%、又は更には0.1%の変動を包含することを意味する。例えば、「約」は、当技術分野の慣例に従って、プラス又はマイナス10%を意味することができる。あるいは、「約」は、所与の値の±20%、±10%、±5%、又は±1%の範囲を意味することができる。あるいは、特に生物学的システム又はプロセスに関して、この用語は、1桁以内、最大5倍、又は最大2倍の値を意味し得る。特定の値が本出願及び特許請求の範囲に記載され得る場合、特に明記しない限り、「約」という用語は、特定の値について許容可能な誤差範囲までを意味すると仮定されるべきである。また、値の範囲、部分範囲、又はその両方が提供され得る場合、範囲又は部分範囲は、範囲又は部分範囲の終点を含み得る。「実質的に」、「実質的にない」、「実質的に含まない」、及び「およそ」という用語は、大きさ、位置、又はその両方を記述するときに使用され、記述される値が妥当な期待値範囲までであり得ることを示すことができる。例えば、数値は、記載された値(又は値の範囲)の+/-0.1%、記載された値(又は値の範囲)の+/-1%、記載された値(又は値の範囲)の+/-2%、記載された値(又は値の範囲)の+/-5%、記載された値(又は値の範囲)の+/-10%等であり得る値を有することができる。本明細書に列挙された任意の数値範囲は、その中に包含される全ての部分範囲を含むことを意図することができる。
【0050】
本明細書で「A及び/又はB」等の語句で使用される「及び/又は」という用語は、AとBの両方、A又はB、A(単独)、及びB(単独)を含むこと意図している。同様に、「A、B、及び/又はC」等の語句で使用される「及び/又は」という用語は、以下の実施形態:A、B、及びC;A、B、又はC;A又はC;A又はB;B又はC;A及びC;A及びB;B及びC;A(単独);B(単独);及びC(単独)の各々を包含することを意図している。
【0051】
「以下(no more than)」、「未満」、又は「以下(less than or equal to)」という用語が2つ以上の一連の数値の第1の数値に先行するときはいつでも、「以下(no more than)」、「未満」、又は「以下(less than or equal to)」という用語は、その一連の数値の各数値に適用される。例えば、3、2、又は1以下は、3以下、2以下、又は1以下と等価である。
【0052】
本明細書で使用される場合、「a」又は「an」は、物品の文法的対象の1つ又は2つ以上(すなわち、少なくとも1)を指す。例として、「要素(an element)」は、1つの要素又は2つ以上の要素を意味する。
【0053】
医薬組成物
薬学的に許容され得る賦形剤
いくつかの例では、医薬組成物は、薬学的に許容され得る賦形剤を含み得る。
【0054】
いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、少なくとも吸湿性材料、アジュバント、抗接着剤、結合剤、担体、崩壊剤、充填剤、香味剤、着色剤、希釈剤、潤滑剤、流動促進剤、保存剤、吸着剤、溶媒、界面活性剤、甘味料、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、吸湿性材料を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤はアジュバントを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、抗接着剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、結合剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、担体を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、崩壊剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、充填剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、香味剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、着色剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、希釈剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、潤滑剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、流動促進剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、保存剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、吸着剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、溶媒を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、界面活性剤を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、甘味料を含み得る。
【0055】
いくつかの場合、吸湿性材料は、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)を含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、又はリン酸二カルシウム(DCP)を含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、SiO2を含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、MCCを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は。無水ラクトースを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、ポリエチレングリコール8000を含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、ラクトースを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、d-トレハロース二水和物を含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、マンニトールを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、三塩基性リン酸カルシウムを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、硫酸カルシウムを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、コーンスターチを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、フルクトースを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、キシリトールを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、マルチトールを含み得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、DCPを含み得る。薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物の少なくとも約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%又はそれ以上の量で存在し得る。薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物の最大で約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は99%の量で存在し得る。薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物の約0.001%~0.005%、0.0051%~0.01%、0.011%~0.05%、0.05%~0.1%、0.051%~0.1%、0.11%~0.5%、0.51%~1%、1.1%~1.5%、1.5%~2%、2.1%~5%、又は5.1%~10%の量で存在し得る。薬学的に許容され得る賦形剤のパーセンテージは、医薬組成物の重量又は体積によって測定され得る。薬学的に許容され得る賦形剤のパーセンテージは、医薬組成物の重量又は体積によって測定され得る。薬学的に許容され得る賦形剤又は複数の薬学的に許容され得る賦形剤の複数の成分のいずれかの量は、1又は複数の薬学的に許容され得る賦形剤の各成分間の比率として列挙され得る。例えば、第1の薬学的に許容され得る賦形剤及び第2の薬学的に許容され得る賦形剤がそれぞれ医薬組成物の1%及び1%で存在する場合、第1の薬学的に許容され得る賦形剤は、第2の薬学的に許容され得る賦形剤と1:1として列挙され得る。列挙される医薬組成物の量の方法は、医薬組成物中の医薬として許容され得る賦形剤又は他の成分の種類及び量に依存し得る。吸湿性材料の割合は、医薬組成物の重量、体積、重量/体積、又は体積/重量によって測定され得る。
【0056】
薬学的に許容され得る賦形剤が本明細書に記載の成分のいずれか以上を含む場合、その割合は、医薬組成物に対する個々の成分又は成分の混合物のそれぞれのパーセンテージとして測定され得る。吸湿性材料は、医薬組成物の少なくとも約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%又はそれ以上の量で存在し得る。吸湿性材料は、医薬組成物の最大で約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%又はそれ以上の量で存在し得る。吸湿性材料は、医薬組成物の約0.001%~0.005%、0.0051%~0.01%、0.011%~0.05%、0.05%~0.1%、0.051%~0.1%、0.11%~0.5%、0.51%~1%、1.1%~1.5%、1.5%~2%、2.1%~5%、又は5.1%~10%の量で存在し得る。吸湿性材料の割合は、医薬組成物の重量、体積、重量/体積、又は体積/重量によって測定され得る。
【0057】
いくつかの例では、SiO2は、医薬組成物の約0.1重量%~約10重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.2重量%~約9重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.3重量%~約8重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.4重量%~約7重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.5重量%~約6重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.6重量%~約5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.7重量%~約4重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.8重量%~約3重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.9重量%~約2重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.91重量%~約1.9重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.92重量%~約1.8重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.93重量%~約1.7重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.94重量%~約1.6重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.95重量%~約1.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.96重量%~約1.4重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.97重量%~約1.3重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.98重量%~約1.2重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.99重量%~約1.1重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.08重量%~約10重量%、約0.06重量%~約10重量%、約0.04重量%~約10重量%、約0.02重量%~約10重量%、約0.01重量%~約10重量%、約0.001重量%~約10重量%、約0.0001重量%~約10重量%、約0.1重量%~約15重量%、約0.1重量%~約20重量%、約0.1重量%~約25重量%、約0.1重量%~約30重量%、約0.1重量%~約35重量%、約0.1重量%~約40重量%、約0.1重量%~約45重量%、又は約0.1重量%~約50重量%の量で存在していてもよい。
【0058】
いくつかの例では、SiO2は、医薬組成物の約1重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約1.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約2重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約2.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約3重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約3.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約4重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約4.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約5.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約6重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約6.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約7重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約7.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約8重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約8.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約9重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約9.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約10重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.9重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.8重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.7重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.6重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.4重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.3重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.2重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、SiO2は、医薬組成物の約0.1重量%の量で存在し得る。
【0059】
いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約1重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約1.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約1.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約1.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約2重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約2.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約2.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約2.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約3重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約3.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約3.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約3.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約4重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約4.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約4.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約4.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約89.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約89重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約88.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約88重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約87.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約87重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約86.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約86重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約85.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約85重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約84.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約84重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約83.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約83重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約82.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約82重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%~約81.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約1重量%~約91重量%、約1重量%~約92重量%、約1重量%~約93重量%、約1重量%~約94重量%、約1重量%~約95重量%、約1重量%~約96重量%、約1重量%~約97重量%、約1重量%~約98重量%、約1重量%~約99重量%、約0.1重量%~約99重量%、約0.01重量%~約99重量%、又は約0.001重量%~約99重量%の量で存在し得る。
【0060】
いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約1重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約10重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約15重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約20重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約25重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約30重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約35重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約40重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約45重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約50重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約55重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約60重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約65重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約70重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約75重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約80重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約85重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約95重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約96重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約97重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約98重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の約99重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトールは、医薬組成物の十分な量(QS)量のSPで存在し得る。例えば、医薬組成物がNmgであり、医薬組成物の他の成分がxmgである場合、マンニトールはN-x(mg)であり得る。吸湿性材料の割合は、医薬組成物の重量、体積、重量/体積、又は体積/重量によって測定され得る。これらの単位はいずれも、使用する単位に応じて上記式の単位に置き換えることができる。
【0061】
いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約1重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約1.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約1.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約1.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約2重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約2.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約2.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約2.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約3重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約3.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約3.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約3.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約4重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約4.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約4.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約4.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約89.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約89重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/5重量%~約88.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約88重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約87.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約87重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/5重量%~約86.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約86重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約85.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約85重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/5重量%~約84.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約84重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約83.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約83重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/5重量%~約82.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約82重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約81.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約1重量%~約91重量%、約1重量%~約92重量%、約1重量%~約93重量%、約1重量%~約94重量%、約1重量%~約95重量%、約1重量%~約96重量%、約1重量%~約97重量%、約1重量%~約98重量%、約1重量%~約99重量%、約0.1重量%~約99重量%、約0.01重量%~約99重量%、又は約0.001重量%~約99重量%の量で存在し得る。
【0062】
いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約1重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/10重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約15重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約20重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約25重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/30重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約35重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約40重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約45重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/50重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約55重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約60重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約65重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/70重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約75重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約80重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約85重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約95重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約96重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約97重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約/98重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の約99重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、無水ラクトースは、医薬組成物の十分な量(QS)の量で存在し得る。例えば、医薬組成物がNmgであり、医薬組成物の他の成分がxmgである場合、無水ラクトースはN-x(mg)であり得る。吸湿性材料の割合は、医薬組成物の重量、体積、重量/体積、又は体積/重量によって測定され得る。これらの単位はいずれも、使用する単位に応じて上記式の単位に置き換えることができる。
【0063】
いくつかの例では、医薬組成物は、マンニトール及び無水ラクトースを含み得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約1重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約1.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約1.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約1.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約2重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約2.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約2.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約2.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約3重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約3.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約3.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約3.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約4重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約4.25重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約4.5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約4.75重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約89.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約89重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約88.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約88重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約87.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約87重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約86.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約86重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約85.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約85重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約84.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約84重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約83.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約83重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約82.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約82重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%~約81.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約1重量%~約91重量%、約1重量%~約92重量%、約1重量%~約93重量%、約1重量%~約94重量%、約1重量%~約95重量%、約1重量%~約96重量%、約1重量%~約97重量%、約1重量%~約98重量%、約1重量%~約99重量%、約0.1重量%~約99重量%、約0.01重量%~約99重量%、又は約0.001重量%~約99重量%の量で存在し得る。
【0064】
いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約1重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約10重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約15重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約20重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約25重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約30重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約35重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約40重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約45重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約50重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約55重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約60重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約65重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約70重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約75重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約80重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約85重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約90重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約95重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約96重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約97重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約98重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の約99重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、マンニトール及び無水ラクトースは、医薬組成物の十分な量(QS)の量で存在し得る。例えば、医薬組成物がNmgであり、医薬組成物の他の成分がxmgである場合、マンニトール及び無水ラクトースはN-x(mg)であり得る。いくつかの場合、医薬組成物がマンニトール及び無水ラクトースを含む場合、マンニトールの量及び無水ラクトースの量は交換可能であり得る。いくつかの場合、マンニトールの量及び無水ラクトースの量は変化してもよく、マンニトール及び無水ラクトースの総量は、それらに記載される任意の量のマンニトール及び無水ラクトースであってもよい。吸湿性材料の割合は、医薬組成物の重量、体積、重量/体積、又は体積/重量によって測定され得る。これらの単位はいずれも、使用する単位に応じて上記式の単位に置き換えることができる。
【0065】
いくつかの例では、医薬組成物は。ステアリン酸マグネシウムを含み得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.1重量%~約10重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.2重量%~約9重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.3重量%~約8重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.4重量%~約7重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.5重量%~約6重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.6重量%~約5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.7重量%~約4重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.8重量%~約3重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.9重量%~約2重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.91重量%~約1.9重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.92重量%~約1.8重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.93重量%~約1.7重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.94重量%~約1.6重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.95重量%~約1.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.96重量%~約1.4重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.97重量%~約1.3重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.98重量%~約1.2重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.99重量%~約1.1重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.08重量%~約10重量%、約0.06重量%~約10重量%、約0.04重量%~約10重量%、約0.02重量%~約10重量%、約0.01重量%~約10重量%、約0.001重量%~約10重量%、約0.0001重量%~約10重量%、約0.1重量%~約15重量%、約0.1重量%~約20重量%、約0.1重量%~約25重量%、約0.1重量%~約30重量%、約0.1重量%~約35重量%、約0.1重量%~約40重量%、約0.1重量%~約45重量%、又は約0.1重量%~約50重量%の量で存在していてもよい。
【0066】
いくつかの例では、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約1重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約1.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約2重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約2.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約3重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約3.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約4重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約4.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約5.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約6重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約6.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約7重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約7.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約8重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約8.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約9重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約9.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約10重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.9重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.8重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.7重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.6重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.5重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.4重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.3重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.2重量%の量で存在し得る。いくつかの場合、ステアリン酸マグネシウムは、医薬組成物の約0.1重量%の量で存在し得る。
【0067】
いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物の約0.0001%~約10%、約0.001%~約10%、約0.001%~約99%、約0.01%~約10%、約0.01%~約99%、約0.02%~約10%、約0.04%~約10%、約0.06%~約10%、約0.08%~約10%、約0.1%~約15%、約0.1%~約20%、約0.1%~約25%、約0.1%~約30%、約0.1%~約35%、約0.1%~約40%、約0.1%~約45%、約0.1%~約50%、約0.1%~約99%、約0.1%~約10%、約0.2%~約9%、約0.3%~約8%、約0.4%~約7%、約0.5%~約6%、約0.6%~約5%、約0.7%~約4%、約0.8%~約3%、約0.9%~約2%、約0.91%~約1.9%、約0.92%~約1.8%、約0.93%~約1.7%、約0.94%~約1.6%、約0.95%~約1.5%、約0.96%~約1.4%、約0.97%~約1.3%、約0.98%~約1.2%、約0.99%~約1.1%、約1%~約91%、約1%~約92%、約1%~約93%、約1%~約94%、約1%~約95%、約1%~約96%、約1%~約97%、約1%~約98%、約1%~約99%、約1.25%~約90%、約1.5%~約90%、約1.75%~約90%、約2%~約90%、約2.25%~約90%、約2.5%~約90%、約2.75%~約90%、約3%~約90%、約3.25%~約90%、約3.5%~約90%、約3.75%~約90%、約4%~約90%、約4.25%~約90%、約4.5%~約90%、約4.75%~約90%、約5%~約90%、約5%~約89.5%、約5%~約89%、約5%~約88.5%、約5%~約88%、約5%~約87.5%、約5%~約87%、約5%~約86.5%、約5%~約86%、約5%~約85.5%、約5%~約85%、約5%~約84.5%、約5%~約84%、約5%~約83.5%、約5%~約83%、約5%~約82.5%、約5%~約82%、又は約5%~約81.5%の量で存在し得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物の約1%、約1.5%、約2%、約2.5%、約3%、約3.5%、約4%、約4.5%、約5%、約5.5%、約6%、約6.5%、約7%、約7.5%、約8%、約8.5%、約9%、約9.5%、約10%、約0.9%、約0.8%、約0.7%、約0.6%、約0.5%、約0.4%、約0.3%、約0.2%、約0.1%、約1%、約5%、約、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、又は約99%を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物のQQS量で存在し得る。例えば、医薬組成物がNmgであり、医薬組成物の他の成分がxmgである場合、マンニトールはN-x(mg)であり得る。吸湿性材料の割合は、医薬組成物の重量、体積、重量/体積、又は体積/重量によって測定され得る。これらの単位はいずれも、使用する単位に応じて上記式の単位に置き換えることができる。薬学的に許容され得る賦形剤。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤はまた、マルトデキストリン、セルロース、メチオニン、アスコルビン酸、ステアリン酸マグネシウム、ベータ-シクロデキストリン、デキストリン、2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンシステイン、リボフラビン、デンプン、Glucidex、マンニトール、サッカロース、トレハロース、無水ラクトース、又はそれらの組み合わせを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、マルトデキストリンを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、セルロースを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、メチオニンを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、アスコルビン酸を含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、ステアリン酸マグネシウムを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、ベータ-シクロデキストリンを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、デキストリンを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、システインを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、リボフラビンを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、デンプンを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、Glucidexを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、マンニトールを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、サッカロースを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、トレハロースを含み得る。いくつかの場合、薬学的に許容され得る賦形剤は、無水ラクトースを含み得る。薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物の少なくとも約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%又はそれ以上の量で存在し得る。薬学的に許容され得る賦形剤は、医薬組成物の最大で約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は99%の量で存在し得る。
【0068】
いくつかの場合、吸湿性材料は、医薬組成物の約0.0001%~約10%、約0.001%~約10%、約0.001%~約99%、約0.01%~約10%、約0.01%~約99%、約0.02%~約10%、約0.04%~約10%、約0.06%~約10%、約0.08%~約10%、約0.1%~約15%、約0.1%~約20%、約0.1%~約25%、約0.1%~約30%、約0.1%~約35%、約0.1%~約40%、約0.1%~約45%、約0.1%~約50%、約0.1%~約99%、約0.1%~約10%、約0.2%~約9%、約0.3%~約8%、約0.4%~約7%、約0.5%~約6%、約0.6%~約5%、約0.7%~約4%、約0.8%~約3%、約0.9%~約2%、約0.91%~約1.9%、約0.92%~約1.8%、約0.93%~約1.7%、約0.94%~約1.6%、約0.95%~約1.5%、約0.96%~約1.4%、約0.97%~約1.3%、約0.98%~約1.2%、約0.99%~約1.1%、約1%~約91%、約1%~約92%、約1%~約93%、約1%~約94%、約1%~約95%、約1%~約96%、約1%~約97%、約1%~約98%、約1%~約99%、約1.25%~約90%、約1.5%~約90%、約1.75%~約90%、約2%~約90%、約2.25%~約90%、約2.5%~約90%、約2.75%~約90%、約3%~約90%、約3.25%~約90%、約3.5%~約90%、約3.75%~約90%、約4%~約90%、約4.25%~約90%、約4.5%~約90%、約4.75%~約90%、約5%~約90%、約5%~約89.5%、約5%~約89%、約5%~約88.5%、約5%~約88%、約5%~約87.5%、約5%~約87%、約5%~約86.5%、約5%~約86%、約5%~約85.5%、約5%~約85%、約5%~約84.5%、約5%~約84%、約5%~約83.5%、約5%~約83%、約5%~約82.5%、約5%~約82%、又は約5%~約81.5%の量で存在し得る。いくつかの場合、吸湿性材料は、医薬組成物の約1%、約1.5%、約2%、約2.5%、約3%、約3.5%、約4%、約4.5%、約5%、約5.5%、約6%、約6.5%、約7%、約7.5%、約8%、約8.5%、約9%、約9.5%、約10%、約0.9%、約0.8%、約0.7%、約0.6%、約0.5%、約0.4%、約0.3%、約0.2%、約0.1%、約1%、約5%、約、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約96%、約97%、約98%、又は約99%を含み得る。
【0069】
いくつかの例では、医薬組成物は、医薬組成物の約0.1重量%~約10重量%の量のSiO2、医薬組成物の約1重量%~約90重量%の量のマンニトール、及び医薬組成物の0.1重量%~10重量%の量のステアリン酸マグネシウムを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物は、医薬組成物の約0.1重量%~約10重量%の量のSiO2、及び医薬組成物の約1重量%~約90重量%の量のマンニトールを含み得る。いくつかの例では、医薬組成物は、医薬組成物の約1重量%の量のSiO2、医薬組成物の約5重量%~約81.5重量%の量のマンニトール、及び医薬組成物の1.5重量%の量のステアリン酸マグネシウムを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物は、医薬組成物の約1重量%の量のSiO2、及び医薬組成物の約5重量%~約81.5重量%の量のマンニトールを含み得る。
【0070】
いくつかの例では、医薬組成物は、医薬組成物の約0.1重量%~約10重量%の量のSiO2、医薬組成物の約1重量%~約90重量%の量の無水ラクトース、及び医薬組成物の0.1重量%~10重量%の量のステアリン酸マグネシウムを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物は、医薬組成物の約0.1重量%~約10重量%の量のSiO2、及び医薬組成物の約1重量%~約90重量%の量の無水ラクトースを含み得る。いくつかの例では、医薬組成物は、医薬組成物の約1重量%の量のSiO2、医薬組成物の約5重量%~約81.5重量%の量の無水ラクトース、及び医薬組成物の1.5重量%の量のステアリン酸マグネシウムを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物は、医薬組成物の約1重量%の量のSiO2、及び医薬組成物の約5重量%~約81.5重量%の量の無水ラクトースを含み得る。
【0071】
いくつかの例では、医薬組成物は、医薬組成物の約0.1重量%~約10重量%の量のSiO2、医薬組成物の約1重量%~約90重量%の量のマンニトール及び無水ラクトース、及び医薬組成物の0.1重量%~10重量%の量のステアリン酸マグネシウムを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物は、医薬組成物の約0.1重量%~約10重量%の量のSiO2、及び医薬組成物の約1重量%~約90重量%の量のマンニトール及び無水ラクトースを含み得る。いくつかの例では、医薬組成物は、医薬組成物の約1重量%の量のSiO2、医薬組成物の約5重量%~約81.5重量%のマンニトール及び無水ラクトース、及び医薬組成物の1.5重量%の量のステアリン酸マグネシウムを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物は、医薬組成物の約1重量%の量のSiO2、及び医薬組成物の約5重量%~約81.5重量%の量のマンニトール及び無水ラクトースを含み得る。
【0072】
細菌集団
いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。
【0073】
いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、又はアッケルマンシア種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、又はアッケルマンシア種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、又はアッケルマンシア種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、及びアッケルマンシア種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、及びアッケルマンシア種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。
【0074】
いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも2つの株、アッケルマンシア種の少なくとも2つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも2つの株を含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも2つの株、アッケルマンシア種の少なくとも2つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも2つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも3つの株、アッケルマンシア種の少なくとも3つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも3つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも3つの株、アッケルマンシア種の少なくとも3つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも3つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも4つ以上の株、アッケルマンシア種の少なくとも4つ以上の株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも4つ以上の株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも4つ以上の株、アッケルマンシア種の少なくとも4つ以上の株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも4つ以上の株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも2つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも2つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも2つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、フィーカリバクテリウム種の少なくとも2つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも3つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも3つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも3つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、フィーカリバクテリウム種の少なくとも3つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも4つ以上の株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の少なくとも4つ以上の株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、アッケルマンシア種の少なくとも4つ以上の株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、フィーカリバクテリウム種の少なくとも4つ以上の株を含み得る。
【0075】
いくつかの例では、医薬組成物は、細菌集団を含むことができる。そのような細菌集団は、1つ以上の異なる細菌種及び/又は株を含むことができる。そのような細菌種及び/又は株は、1つ以上の異なる細菌門に属することができる。そのような細菌門には、ベルコミクロビウム門(Verrucomicrobia)、ファーミキューテス門(Firmicutes)、又はそれらの組み合わせが含まれ得る。そのような細菌門には、ベルコミクロビウム門、ファーミキューテス門、プロテオバクテリア門(Proteobacteria)、アクチノバクテリア門(Actinobacteria)、及び/又はバクテロイデス門(Bacteroidetes)、又はそれらの組み合わせも含まれ得る。
【0076】
いくつかの例では、ラクトバチルス科の種は、Zheng,J.,et.al.Int.J.Syst.Evol.Microbiol.2020;70:2782-2858に記載されており、参照により本明細書に完全に組み込まれる、1901年に提案されたラクトバチルス属の種を含み得る。ラクトバチルス属は、グラム陽性、発酵性、通性嫌気性、及び/又は非胞子形成微生物を含み得る。いくつかの場合、1901分類の定義により、ラクトバチルス属に分類され得る微生物の数は、1901年に分類されたものと比較して増加し得る。ラクトバチルス属は、特徴的な表現型、生態学的及び/又は遺伝子型の特徴を含む約261種を含み得る。ラクトバチルス属における種の数及び/又はラクトバチルス属内の多様性のレベルは、他の細菌属及び/又は細菌科の種を超え得る。この場合、ラクトバチルスを再分類することができる。例えば、1901の定義を使用して分類されたラクトバチルス属を再分類するために、ラクトバチルス属の細菌種及びラクトバチルス科及びロロイコノストック科(Leuconostocacae)のその姉妹分類群の平均ヌクレオチド同一性(ANI)、平均アミノ酸同一性(AAI)、コア遺伝子平均アミノ酸同一性(cAAI)、コアゲノムの系統発生、シグネチャ遺伝子、並びに代謝及び/又は生態学的基準が使用される。
【0077】
いくつかの場合、再分類系の下では、ラクトバチルス科の種は、約26の異なる属(ラクトバチルス(Lactobacillus)、パララクトバチルス(Paralactobacillus)、ペディオコッカス(Pediococcus)、ホルザプフェリア(Holzapfelia)、アミロラクトバチルス(Amylolactobacillus)、ボンビラクトバチルス(Bombilactobacillus)、コンパニラクトバチルス(Companilactobacillus)、ラピディラクトバチルス(Lapidilactobacillus)、アグリラクトバチルス(Agrilactobacillus)、シュレイフェリラクトバチルス(Schleiferilactobacillus)、ロゴラクトバチルス(Loigolactobacillus)、ラクチカゼイバチルス(Latilactobacillus)、デラギア(Dellaglioa)、リコリラクトバチルス(Liquorilactobacillus)、リギラクトバチルス(Ligilactobacillus)、ラクチプランチバチルス(Lactiplantibacillus)、フルフリラクトバチルス(Furfurilactobacillus)、パウシラクトバチルス(Paucilactobacillus)、リモシラクトバチルス(Limosilactobacillus)、フルクチルラクトバチルス(Fructilactobacillus)、アセチラクトバチルス(Acetilactobacillus)、アピラクトバチルス(Apilactobacillus)、レビラクトバチルス(Levilactobacillus)、セカンディラクトバチルス(Secundilactobacillus)、及びレンチラクトバチルス(Lentilactobacillus)を含み得ると共に、ロイコノストック科をラクトバチルス科に併合し得る。再分類されたラクトバチルス(Lactobacllius)種の比較は、Lactotaxデータベースを使用して見出すことができ、これはリンクhttp://Lactobacillus.ualberta.ca/で見出すことができ、参照により本明細書に完全に組み込まれる。本明細書に記載のラクトバチルスの分類は、Parks,DH et.al.Nat Biotechnol.2018 Nov;36(10):996-1004;Salvetti,E,et.al.Appl Environ Microbio.2018 Aug 17;84(17).Print 2018 Sep.1 Erratum in:Appl Environ Microbio.2018 Oct.1;84(20);Markets and Markets:https://www.marketsandmarkets.com/Market-Reports/probiotic-market-advanced-technologies-and-global-market-69.html);Parker,CT,et.al.Int.J.Syst.Evol.Microbiol.68:1825-1829;Duar,DM,et.al.FEMS Microbiol Rev.2017 Aug 1;41(Supp_1):S27-S48;又はPane and Vinot 2019:https://www.microbiometimes.com/the-Lactobacillus-taxonomy-change-is-coming-why-and-how-to-make-the-most-of-it/において提供され、これらの各々は、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
【0078】
いくつかの例では、本明細書に記載の細菌集団は、1つ以上のラクトバチルス種を含み得る。1つ以上のラクトバチルス種は、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)、ラクトバチルス・ラムノーサス(Lactobacillus rhamnosus)、ラクトバチルス・ゼアエ(Lactobacillus zeae)、ラクトバチルス・アシディピシス(Lactobacillus acidipiscis)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・アギリス(Lactobacillus agilis)、ラクトバチルス・アビアリウス(Lactobacillus aviarius)、ラクトバチルス・ブレビス(Lactobacillus brevis)、ラクトバチルス・コレオホミニス(Lactobacillus coleohominis)、ラクトバチルス・クリスパタス、ラクトバチルス・クルストラム(Lactobacillus crustorum)、ラクトバチルス・カルバタス(Lactobacillus curvatus)、ラクトバチルス・ジオリボラン(Lactobacillus diolivorans)、ラクトバチルス・ファラギニス(Lactobacillus farraginis)、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)、ラクトバチルス・フクエンシス(Lactobacillus fuchuensis)、ラクトバチルス・ハルビネンシス(Lactobacillus harbinensis)、ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバチルス・ヒルガルディイ(Lactobacillus hilgardii)、ラクトバチルス・インテスティナリス(Lactobacillus intestinalis)、ラクトバチルス・ジェンセニイ(Lactobacillus jensenii)、ラクトバチルス・ケフィラノファシエンス(Lactobacillus kefiranofaciens)、ラクトバチルス・ケフィリ(Lactobacillus kefiri)、ラクトバチルス・リンドネリ(Lactobacillus lindneri)、ラクトバチルス・マリ(Lactobacillus mali)、ラクトバチルス・マニホチボランス(Lactobacillus manihotivorans)、ラクトバチルス・ムコサ(Lactobacillus mucosae)、ラクトバチルス・オエニ(Lactobacillus oeni)、ラクトバチルス・オリゴフェルメンタンス(Lactobacillus oligofermentans)、ラクトバチルス・パニス(Lactobacillus panis)、ラクトバチルス・パンテリス(Lactobacillus pantheris)、ラクトバチルス・パラブレビス(Lactobacillus parabrevis)、ラクトバチルス・パラコリノイデス(Lactobacillus paracollinoides)、ラクトバチルス・パラケフィリ(Lactobacillus parakefiri)、ラクトバチルス・パラプランタラム(Lactobacillus paraplantarum)、ラクトバチルス・ペントサス(Lactobacillus pentosus)、ラクトバチルス・ポンティス(Lactobacillus pontis)、ラクトバチルス・ロイテリ(Lactobacillus reuteri)、ラクトバチルス・ロッシア(Lactobacillus rossiae)、ラクトバチルス・サリバリウス(Lactobacillus salivarius)、ラクトバチルス・シリギニス(Lactobacillus siliginis)、ラクトバチルス・スシコーラ(Lactobacillus sucicola)、ラクトバチルス・ワクシノステルクス(Lactobacillus vaccinostercus)、ラクトバチルス・バギナリス(Lactobacillus vaginalis)、ラクトバチルス・ビニ(Lactobacillus vini)、ラクトコッカス・ガルビエ(Laclococcus garvieae)、若しくはラクトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis)、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、ラクトバチルス種は、ラクトバチルス・ジョンソニイ又はラクトバチルス・クリスパタスである。そのような場合、本明細書の細菌集団は、1つ以上のラクトバチルス・ジョンソニイ株又はラクトバチルス・クリスパタス株を含み得る。そのような1つ以上の(1又は複数の)ラクトバチルス・クリスパタス株は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)(すなわち、L.クリスパタス(DSM 33187))を含み得る。様々な例において、本明細書における細菌集団は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含む。
【0079】
いくつかの例では、本明細書に記載の細菌集団は、1つ以上のラクトバチルス種を含み得る。1つ以上のラクトバチルス種は、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・クリスパタス、ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバチルス・インテスティナリス(Lactobacillus intestinalis)、ラクトバチルス・ジェンセニイ(Lactobacillus jensenii)、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)、又はラクトバチルス・ケフィラノファシエンス(Lactobacillus kefiranofaciens)を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の細菌集団は、ラクトバチルス種の少なくとも2つ又は組み合わせを含み得る。ラクトバチルス種の少なくとも2つ又はそれらの組み合わせは、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・クリスパタス、ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバチルス・インテスティナリス(Lactobacillus intestinalis)、ラクトバチルス・ジェンセニイ(Lactobacillus jensenii)、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)、又はラクトバチルス・ケフィラノファシエンス(Lactobacillus kefiranofaciens)のいずれか1つを含み得る。
【0080】
いくつかの例では、本明細書に記載される細菌集団は、ラクトバチルス(Lactobacillaceae)科の1つ以上の種を含み得る。ラクトバチルス科の1つ以上の種には、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)、ラクトカゼイバチルス・ラムノーサス(Lactocaseibacillus rhamnosus)、ラクトカゼイバチルス・ゼア(Lactocaseibacillus zeae)、リギラクトバチルス・アシディピシス(Ligilactobacillus acidipiscis)、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、リギラクトバチルス・アギリス(Ligilactobacillus agilis)、リギラクトバチルス・アビアリウス(Ligilactobacillus aviarius)レビラクトバチルス・ブレビス(Levilactobacillus brevis)リモシラクトバチルス・コレオホミニス(Limosilactobacillus coleohominis)、ラクトバチルス・クリスパタス、コンパニラクトバチルス・クルストラム(Companilactobacillus crustorum)、ラチラクトバチルス・カルバタス(Latilactobacillus curvatus)、レンチラクトバチルス・ジオリボランス(Lentilactobacillus diolivorans)、レンチラクトバチルス・ファラギニス(Lentilactobacillus farraginis)、リモシラクトバチルス・ファーメンタム(Limosilactobacillus fermentum)、ラチラクトバチルス・フクエンシス(Latilactobacillus fuchuensis)、シュレイフェリルラクトバチルス・ハルビネンシス(Schleiferilactobacillus harbinensis)、ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)、レンチラクトバチルス・ヒルガディ(Lentilactobacillus hilgardii)、ラクトバチルス・インテスティナリス(Lactobacillus intestinalis)、ラクトバチルス・ジェンセニイ(Lactobacillus jensenii)、ラクトバチルス・ケフィラノファシエンス(Lactobacillus kefiranofaciens)、レンチラクトバチルス・ケフィリ(Lentilactobacillus kefiri)、フルチラクトバチルス・リンドネリ(Fructilactobacillus lindneri)、リコリラクトバチルス・マリ(Liquorilactobacillus mali)、ラクトカゼイバチルス・マニホチボランス(Lactocaseibacillus manihotivorans)、リモシラクトバチルス・ムコサ(Limosilactobacillus mucosae)、リコリラクトバチルス・オエニ(Liquorilactobacillus oeni)、パウシラクトバチルス・オリゴフェルメンタンス(Paucilactobacillus oligofermentans)、リモシラクトバチルス・パニス(Limosilactobacillus panis)、ラクトカセバチルス・パンテリス(Lactocaseibacillus pantheris)、レビラクトバチルス・パラブレビス(Levilactobacillus parabrevis)、セカンディラクトバチルス・パラコリノイデス(Secundilactobacillus paracollinoides)ラクトプランチバチルス・パラプランタルム(Lactoplantibacillus paraplantarum)、ラクトプランチバチルス・ペントサス(Lactoplantibacillus pentosus)、リモシアクトバチルス・ポンティス(Limosiactobacillus pontis)、リモシラクトバチルス・ロイテリ(Limosilactobacillus reuteri)、フルフリラクトバチルス・ロッシア(Furfurilactobacillus rossiae)、リギラクトバチルス・サリバリウス(Ligilactobacillus salivarius)フルフリラクトバチルス・シリギニス(Furfurilactobacillus siliginis)、リコリラクトバチルス・スクシコラ(Liquorilactobacillus sucicola)、パウシラクトバチルス・ワクシノステルス(Paucilactobacillus vaccinostercus)、リモシラクトバチルス・バギナリス(Limosilactobacillus vaginalis)、リコリラクトバチルス・ビニ(Liquorilactobacillus vini)、ラクトコッカス・ガルビエ(Laclococcus garvieae)若しくはラクトコッカス・ラクチス(Lactococcus lactis)、又はそれらの組み合わせが含まれ得る。いくつかの実施形態では、ラクトバチルス科の種は、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)又はラクトバチルス・クリスパタスである。そのような場合、本明細書の細菌集団は、1つ以上のラクトバチルス・ジョンソニイ株又はラクトバチルス・クリスパタス株を含み得る。そのような1つ以上の(1又は複数の)ラクトバチルス・クリスパタス株は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)(すなわち、L.クリスパタス(DSM 33187))を含み得る。様々な例において、本明細書における細菌集団は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含む。
【0081】
いくつかの例では、本明細書に記載される細菌集団は、ラクトバチルス(Lactobacillaceae)科の1つ以上の種を含み得る。ラクトバチルス科の1つ以上の種は、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・クリスパタス、ラクトバチルス・ヘルベティカス(Lactobacillus helveticus)、ラクトバチルス・インテスティナリス(Lactobacillus intestinalis)、ラクトバチルス・ジェンセニイ(Lactobacillus jensenii)、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)及びラクトバチルス・ケフィラノファシエンス(Lactobacillus kefiranofaciens)を含み得る。以下の表39は、1901分類及び再分類の下での様々なラクトバチルス種の名称を示す。
【表1】
いくつかの例では、本明細書の細菌集団は、1つ以上のアッケルマンシア種を含み得る。そのような1つ以上のアッケルマンシア種は、アッケルマンシア・ムシニフィラ(Akkermansia muciniphila)、アッケルマンシア・グリカニフィラ(Akkermansia glycaniphila)、又はそれらの組み合わせを含み得る。いくつかの例では、1つ以上のアッケルマンシア種は、アッケルマンシア・ムシニフィラであり得る。そのような例では、本明細書の細菌集団は、1つ以上のアッケルマンシア・ムシニフィラ株を含み得る。そのような1つ以上のアッケルマンシア・ムシニフィラ株には、アッケルマンシア・ムシニフィラ(DSM 33213)が含まれ得る。様々な例では、本明細書の細菌集団は、アッケルマンシア・ムシニフィラ(DSM 33213)を含む。
【0082】
いくつかの例では、細菌集団は、1つ以上のフィーカリバクテリウム種を含み得る。1つ以上のフィーカリバクテリウム種は、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(Faecalibacterium prausnitzii)を含み得る。そのような場合、本明細書の細菌集団は、1つ以上のフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ株を含み得る。そのような1つ以上のフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ株は、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(DSM 33185)、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(DSM 33191)、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(DSM 33186)、若しくはフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(DSM 33190)、又はそれらの組み合わせを含み得る。様々な例では、本明細書の細菌集団は、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含む。
【0083】
バクテロイデス種(Bacteroides sp.)、ブラウティア種(Blautia sp.)、ビフィドバクテリウム種(Bifidobacterium sp.)、コプロコッカス種(Coprococcus sp.)又はドレア種(Dorea sp.)のいずれか1つ以上の1つ以上の株を含み得る細菌集団を、本明細書においてに更に提供する。そのような例では、本明細書の細菌集団は、1つ以上のバクテロイデス・フィーシス(Bacteroides faecis)(DSM 22177)、バクテロイデス・テタイオタオミクロン(Bacteroides thetaiotaomicron)(DSM 33178)、ブラウティア・プロダクタ(Blautia producta)(DSM 33180)、ビフィドバクテリウム・ロンガム(Bifidobacterium longum)(DSM 33179)、コプロコッカス・コメス(Coprococcus comes)(DSM 33176)、又はドレア・ロンギカテナ(Dorea longicatena)(DSM 33188)を含み得る。本明細書に記載の細菌集団に含めるための例示的な株を表1に列挙する。
【表2】
いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス種の1つの株、アッケルマンシア種の1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の1つの株、アッケルマンシア種の1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の1つの株、アッケルマンシア種の1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の1つの株、アッケルマンシア種の1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の1つの株、又はアッケルマンシア種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の1つの株、又はアッケルマンシア種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、アッケルマンシア種の1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の1つの株、及びアッケルマンシア種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の1つの株、及びアッケルマンシア種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス種の1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス科の種の1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、アッケルマンシア種の1つの株、及びフィーカリバクテリウム種の1つの株を含み得る。
【0084】
いくつかの例では、細菌集団は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)、アッケルマンシア・ムシニフィラ(DSM 33213)、又はフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)、アッケルマンシア・ムシニフィラ(DSM 33213)、又はフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(DSM 33185)のうちの少なくとも2つを含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)、アッケルマンシア・ムシニフィラ(DSM 33213)、及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、アッケルマンシア種を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)の少なくとも2つの株を含み得る。
【0085】
いくつかの例では、細菌集団は、20、19、18、17、16、15、14、13、12、11、10、9、8、7、6、5、4、3、2又は1種類の細菌種及び/又は(1又は複数の)株を含み得るか、本質的にそれらからなり得るか、又はそれらからなり得る。いくつかの例では、そのような細菌集団は、表1から選択される少なくとも1つの細菌株を含み得る。いくつかの実施形態では、細菌集団は、最大3つの異なる細菌株からなることができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の細菌集団は、表2に列挙された少なくとも1つ、少なくとも2つ、又は3つ全ての細菌株を含む。いくつかの例では、細菌集団は、細菌株L.クリスパタス(DSM 33187)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含むか又はこれからなる。
【表3】
いくつかの例では、細菌集団は、それが含有する細菌種及び/又は株の各々の様々な数のコロニー形成単位(CFU/用量)を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^8CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^8CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^8CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^8CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^9CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^9CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^9CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの場合、そのような細菌集団はまた、約1×10^7CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌種又は株を含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、少なくとも約1×10^3CFU/用量、5×10^3CFU/用量、1×10^4CFU/用量、5×10^4CFU/用量、1×10^5CFU/用量、5×10^5CFU/用量、1×10^6CFU/用量、5×10^6CFU/用量、1×10^7CFU/用量、5×10^7CFU/用量、1×10^8CFU/用量、5×10^8CFU/用量、1×10^9CFU/用量、5×10^9CFU/用量、1×10^10CFU/用量、5×10^10CFU/用量、1×10^11CFU/用量、5×10^11CFU/用量、又は、1×10^12CFU/用量であるが、約5×10^12CFU/用量以下の細菌種又は株を含み得る。細菌集団はまた、細菌種又は株当たり約1×10^6~約1×10^11CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、細菌種又は株当たり約1×10^3~約1×10^12CFU/用量を含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、細菌種又は株当たり約1×10^8~約5×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、細菌種又は株当たり約1×10^7~約5×10^10CFU/用量を含み得る。様々な場合において、細菌集団は、細菌種又は株当たり約5×10^8CFU/用量を含み得る。
【0086】
いくつかの例では、細菌集団は、様々な数の細菌細胞のコロニー形成単位(CFU/用量)を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^3CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^4CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^5CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^8CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^8CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^8CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^8CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^8CFU/用量~約1×10^9CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^9CFU/用量~約1×10^12CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^9CFU/用量~約1×10^11CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、細菌集団は、約1×10^9CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの場合、そのような細菌集団はまた、約1×10^7CFU/用量~約1×10^10CFU/用量の細菌細胞を含み得る。いくつかの例では、細菌集団は、少なくとも約1×10^3CFU/用量、5×10^3CFU/用量、1×10^4CFU/用量、5×10^4CFU/用量、1×10^5CFU/用量、5×10^5CFU/用量、1×10^6CFU/用量、5×10^6CFU/用量、1×10^7CFU/用量、5×10^7CFU/用量、1×10^8CFU/用量、5×10^8CFU/用量、1×10^9CFU/用量、5×10^9CFU/用量、1×10^10CFU/用量、5×10^10CFU/用量、1×10^11CFU/用量、5×10^11CFU/用量、又は、1×10^12CFU/用量であるが、約5×10^12CFU/用量以下の細菌細胞を含み得る。
【0087】
いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、少なくとも約1×10^3、1×10^4、1×10^5、1×10^6、1×10^7、1×10^8、1×10^9、1×10^10、1×10^11、1×10^12又はそれ以上のCFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、最大で約1×10^3、1×10^4、1×10^5、1×10^6、1×10^7、1×10^8、1×10^9、1×10^10、1×10^11、又は1×10^12CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量を含み得る。
【0088】
いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のA.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)は、約1×10^7CFU/用量を含み得る。
【0089】
いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、少なくとも約1×10^3、1×10^4、1×10^5、1×10^6、1×10^7、1×10^8、1×10^9、1×10^10、1×10^11、1×10^12又はそれ以上のCFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、最大で約1×10^3、1×10^4、1×10^5、1×10^6、1×10^7、1×10^8、1×10^9、1×10^10、1×10^11、又は1×10^12CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量を含み得る。
【0090】
いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^6CFU/用量~約1×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、約1×10^7CFU/用量を含み得る。
【0091】
いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約5×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約5×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約4×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約4×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約3×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約3×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約2×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約2×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約9×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約9×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約8×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約8×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約7×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約7×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約6×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約6×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、少なくとも約1×10^3、1×10^4、1×10^5、1×10^6、1×10^7、1×10^8、1×10^9、1×10^10、1×10^11、1×10^12又はそれ以上のCFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、最大で約1×10^3、1×10^4、1×10^5、1×10^6、1×10^7、1×10^8、1×10^9、1×10^10、1×10^11、又は1×10^12CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、少なくとも約1×10^3、1×10^4、1×10^5、1×10^6、1×10^7、1×10^8、1×10^9、1×10^10、1×10^11、1×10^12又はそれ以上のCFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、最大で約1×10^3、1×10^4、1×10^5、1×10^6、1×10^7、1×10^8、1×10^9、1×10^10、1×10^11又は1×10^12 CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつ
かの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約3×10^7FU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、約1×10^7CFU/用量を含み得る。
【0092】
いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約5×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約4×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約3×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約2×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^10CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約9×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約8×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約7×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約6×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物のL.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量~約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約5×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約4×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約3×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約2×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^9CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約9×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約8×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約7×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約6×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約5×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約4×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約3×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約2×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^8CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約9×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約8×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約7×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約6×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約5×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約4×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約3×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約2×10^7CFU/用量を含み得る。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)は、約1×10^7CFU/用量を含み得る。
【0093】
本明細書においていくつかの場合、本開示の医薬組成物で使用するための細菌集団は、約5×10^8CFU/mLの細菌株L.クリスパタス(DSM 33187)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、及び/又はF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)のいずれかを含むか、又はそれらからなり得る。そのような場合、細菌集団は、約5×10^8CFU/mLの細菌株L.クリスパタス(DSM 33187)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)からなり得る。
【0094】
医薬組成物が投与のための単位用量に製剤化される場合、そのようなCFU/用量値は、そのような剤形の質量単位(例えば、5×10^8CFU/用量/g)又は体積単位(例えば、5×10^8CFU/用量/mL)あたりであり得る。他の場合では、CFU/用量値は、1つの用量が1つのカプセルとして投与される場合、又は1つのカプセルが用量を含む場合、CFU/カプセルと同等であり得る。いくつかの場合、用量は、本開示の他の箇所に記載されている他の形態であってもよい。
【0095】
いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物に使用するための細菌集団は、少なくとも約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、5×10^15CFU/細菌細胞グラム又はそれ以上を含み得る。いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物に使用するための細菌集団は、最大で約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、又は5×10^15CFU/細菌細胞グラムを含み得る。
【0096】
いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物中のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、少なくとも約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、5×10^15CFU/細菌細胞グラム又はそれ以上を含み得る。いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物中のアッケルマンシア種の少なくとも1つの株は、最大で約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、5×10^15CFU/細菌細胞グラム又はそれ以上を含み得る。
【0097】
いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物中のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、少なくとも約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、5×10^15CFU/細菌細胞グラム又はそれ以上を含み得る。いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物中のフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株は、最大で約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、5×10^15CFU/細菌細胞グラム又はそれ以上を含み得る。
【0098】
いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物中のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、少なくとも約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、5×10^15CFU/細菌細胞グラム又はそれ以上を含み得る。いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物中のラクトバチルス種の少なくとも1つの株は、最大で約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、5×10^15CFU/細菌細胞グラム又はそれ以上を含み得る。
【0099】
いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物中のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、少なくとも約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、5×10^15CFU/細菌細胞グラム又はそれ以上を含み得る。いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物中のラクトバチルス科の種の少なくとも1つの株は、最大で約1×10^3CFU/細菌細胞グラム、5×10^3CFU/細菌細胞グラム、1×10^4CFU/細菌細胞グラム、5×10^4CFU/細菌細胞グラム、1×10^5CFU/細菌細胞グラム、5×10^5CFU/細菌細胞グラム、1×10^6CFU/細菌細胞グラム、5×10^6CFU/細菌細胞グラム、1×10^7CFU/細菌細胞グラム、5×10^7CFU/細菌細胞グラム、1×10^8CFU/細菌細胞グラム、5×10^8CFU/細菌細胞グラム、1×10^9CFU/細菌細胞グラム、5×10^9CFU/細菌細胞グラム、1×10^10CFU/細菌細胞グラム、5×10^10CFU/細菌細胞グラム、1×10^11CFU/細菌細胞グラム、5×10^11CFU/細菌細胞グラム、1×10^12CFU/細菌細胞グラム、5×10^12CFU/細菌細胞グラム、1×10^13CFU/細菌細胞グラム、5×10^13CFU/細菌細胞グラム、1×10^14CFU/細菌細胞グラム、5×10^14CFU/細菌細胞グラム、1×10^15CFU/細菌細胞グラム、5×10^15CFU/細菌細胞グラム又はそれ以上を含み得る。
【0100】
医薬組成物の形態及び投与
いくつかの例では、医薬組成物は、懸濁液に製剤化され得る。いくつかの場合、医薬組成物は、経口剤形に製剤化され得る。医薬組成物の経口剤形は、いくつかの場合、カプセル、錠剤、エマルジョン、懸濁液、シロップ、ゲル、ガム、ペースト、ハーブティー、ドロップ、溶解顆粒、散剤、錠剤、凍結乾燥物、アイスキャンディー、フォーム、又はアイスクリームを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、カプセルを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、溶解顆粒を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、滴剤を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、エマルジョンを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、フォームを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、ゲルを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、ガムを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、ハーブティーを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、アイスクリームを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、凍結乾燥物を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、ペーストを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、アイスキャンディーを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、散剤を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、懸濁液を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、シロップを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、錠剤を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の経口剤形は、ピル、ゲルタブ、サシェ、ロゼンジ、又は任意の他の適切な経口剤形を含み得る。いくつかの場合、経口剤形又は懸濁形態の医薬組成物を単独で投与してもよい。他の場合では、経口剤形又は懸濁形態の医薬組成物を、対象への投与のために食品と混合してもよい。そのような食品は、粉ミルク、ミルク、又はそれらの任意の誘導体を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物は、非経口投与形態に製剤化され得る。非経口投与形態は、いくつかの場合、例えば坐剤の形態であり、様々な非経口経路を含み得る。
【0101】
いくつかの場合、医薬組成物は、一次容器に包含され得る。いくつかの例では、医薬組成物は、カプセルに包含され得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含するカプセルは、植物系カプセルを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含するカプセルは、ビーガンカプセルを含み得る。いくつかの場合、植物系カプセルは、植物由来材料を含み得る。植物由来材料は、いくつかの場合、セルロース系ポリマーを含み得る。いくつかの場合、植物系カプセルはヒプロメロースカプセルを含み得る。いくつかの場合、植物系カプセルは、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)カプセルを含み得る。いくつかの場合、植物系カプセルはデンプンカプセルを含み得る。いくつかの場合、植物系カプセルは、加水分解された植物系コラーゲンカプセルを含み得る。いくつかの場合、植物系カプセルは、プルランカプセルを含み得る。いくつかの場合、植物系カプセルは、タピオカカプセルを含み得る。いくつかの場合、植物系カプセルは、記載された任意の植物ベースの材料の組み合わせを含み得る。一次容器は、いくつかの場合、本明細書及びその記載の任意のカプセル並びに本明細書及びその誘導体を含み得る。
【0102】
いくつかの場合、カプセルは対象に投与されなくてもよい。いくつかの場合、カプセルは、医薬組成物と一緒に対象に投与されなくてもよい。他の場合では、カプセルを対象に投与してもよい。
【0103】
カプセルは、腸溶コーティングされていてもよい。腸溶コーティングされたカプセルは、脂肪酸、ワックス、シェラック、プラスチック、植物繊維、又はそれらの任意の組み合わせを含み得る。カプセルは、000、00、0、1、2、3、4、又は5の空ピルカプセルサイズのサイズを有し得る。いくつかの場合、カプセルは、ゼラチンを含み得る。
【0104】
カプセルは、デンプンを含まず、グルテンを含まず、防腐剤を含まないものであり得る。カプセル剤が未製剤のアセトアミノフェンで満たされているとき、アセトアミノフェンの溶解によって測定した場合、90%超のカプセル剤は、60分以内に、水、pH=1.2の溶液、酢酸ナトリウム緩衝液USP(pH=4.5)又はリン酸ナトリウム緩衝液(pH=7.2)に溶解する。カプセルは、脱イオン水を用いて37℃で測定した場合、約1.6分の崩壊終点を有し得る。カプセルは、脱イオン水を用いて37℃で測定した場合に、約0.1、0.5、0.6、0.7、1.9、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、2.9、2.0、2.1、2.2、2.3、3.4、2.5、2.6、2.7、2.8、37、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、又は4分の崩壊終点を有し得る。カプセルは、脱イオン水を用いて37℃で測定した場合、0.1~0.5分、0.51~0.6分、0.61~0.7分、0.71~0.8分、0.81~0.9分、0.91~1分、1.01~1.1分、1.11~1.2分、1.21~1.3分、1.31~1.4分、1.41~1.5分、1.51~1.6分、1.61~1.7分、1.71~1.8分、1.81~1.9分、1.91~2分、2.01~2.1分、2.11~2.2分、2.21~2.3分、2.31~2.4分、2.41~2.5分、2.51~2.6分、2.61~2.7分、2.71~2.8分、2.81~2.9分、2.91~3分、3.01~3.1分、3.11~3.2分、3.21~3.3分、3.31~3.4分、3.41~3.5分、3.51~3.6分、3.61~3.7分、3.71~3.8分、3.81~3.9分、又は3.91~4分の崩壊終点を有し得る。カプセルは、カプセル内のガス組成によって測定される場合、0.5以下の酸素透過性(cm3/m2/日)を有し得る。カプセルは、カプセル内のガス組成によって測定される場合、0.0001以下、0.0005以下、0.001以下、0.005以下、0.01以下、0.05以下、0.1以下、0.5以下、1以下、1.5以下、2以下、5以下、又は10以下の酸素透過度(cm3/m2/日)を有し得る。
【0105】
いくつかの場合、医薬組成物は、凍結乾燥され得る。いくつかの場合、医薬組成物を凍結してもよい。そのような凍結処方又は凍結乾燥製剤は、凍結状態又は凍結乾燥状態で対象に投与され得る。いくつかの例では、そのような凍結製剤は、アイスキャンディー、アイスクリーム、又は他の凍結処方であり得る。
【0106】
いくつかの場合、液体懸濁液を特定の体積に分注して、そのような経口剤形の単位用量を提供し得る。そのような単位用量は、約0.25、0.5、1、2、3、5又は10mLの体積を有し得る。いくつかの例では、本明細書の医薬組成物の単位用量は、約1mLの体積を有する。そのような医薬組成物は、細菌集団、凍結保護剤、抗酸化剤、液体細胞懸濁液に由来し得る緩衝水溶液を含み得る。そのような細胞懸濁液は、本明細書に記載の細菌株当たり一定数の代謝的に活性な細胞を含むことを確実にするために、品質管理のために試験され得る。
【0107】
いくつかの例では、本明細書に記載の医薬組成物は、凍結乾燥又は凍結される。凍結乾燥又は凍結された医薬組成物中の細菌細胞を、-70℃で保存することができる。いくつかの実施形態では、細菌細胞は、10℃、4℃、0℃、-5℃、-10℃、-15℃、-20℃、-25℃、-30℃、-35℃、-40℃、-45℃、-50℃、-55℃、-60℃、-65℃、-70℃、-75℃、又は-80℃で保存することができる。他の場合では、細菌細胞は、-80℃~-70℃、-70℃~-60℃、-60℃~-50℃、-50℃~-40℃、-40℃~-30℃、-30℃~-20℃、-20℃~-10℃、-10℃~0℃、又は0℃~10℃で保存することもできる。いくつかの実施形態では、保存された凍結乾燥又は凍結細菌細胞の少なくとも70%は、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、13ヶ月、14ヶ月、15ヶ月、16ヶ月、17ヶ月、18ヶ月、19ヶ月、20ヶ月、21ヶ月、22ヶ月、23ヶ月、24ヶ月、25ヶ月、26ヶ月、27ヶ月、28ヶ月、29ヶ月、30ヶ月、31ヶ月、32ヶ月、33ヶ月、34ヶ月、35ヶ月、又は36ヶ月後に生存可能なままであり得る。いくつかの場合、保存された凍結乾燥又は凍結細菌細胞の少なくとも75%は、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、13ヶ月、14ヶ月、15ヶ月、16ヶ月、17ヶ月、18ヶ月、19ヶ月、20ヶ月、21ヶ月、22ヶ月、23ヶ月、24ヶ月、25ヶ月、26ヶ月、27ヶ月、28ヶ月、29ヶ月、30ヶ月、31ヶ月、32ヶ月、33ヶ月、34ヶ月、35ヶ月、又は36ヶ月後に生存可能なままであり得る。他の場合では、保存された凍結乾燥又は凍結細菌細胞の少なくとも80%は、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、13ヶ月、14ヶ月、15ヶ月、16ヶ月、17ヶ月、18ヶ月、19ヶ月、20ヶ月、21ヶ月、22ヶ月、23ヶ月、24ヶ月、25ヶ月、26ヶ月、27ヶ月、28ヶ月、29ヶ月、30ヶ月、31ヶ月、32ヶ月、33ヶ月、34ヶ月、35ヶ月、又は36ヶ月後に生存可能なままであり得る。いくつかの実施形態では、保存された凍結乾燥又は凍結細菌細胞の少なくとも85%は、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、13ヶ月、14ヶ月、15ヶ月、16ヶ月、17ヶ月、18ヶ月、19ヶ月、20ヶ月、21ヶ月、22ヶ月、23ヶ月、24ヶ月、25ヶ月、26ヶ月、27ヶ月、28ヶ月、29ヶ月、30ヶ月、31ヶ月、32ヶ月、33ヶ月、34ヶ月、35ヶ月、又は36ヶ月後に生存可能なままであり得る。他の実施形態では、保存された凍結乾燥又は凍結細菌細胞の少なくとも90%は、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、13ヶ月、14ヶ月、15ヶ月、16ヶ月、17ヶ月、18ヶ月、19ヶ月、20ヶ月、21ヶ月、22ヶ月、23ヶ月、24ヶ月、25ヶ月、26ヶ月、27ヶ月、28ヶ月、29ヶ月、30ヶ月、31ヶ月、32ヶ月、33ヶ月、34ヶ月、35ヶ月、又は36ヶ月後に生存可能なままであり得る。保存された凍結乾燥又は凍結細菌細胞の少なくとも95%はまた、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、13ヶ月、14ヶ月、15ヶ月、16ヶ月、17ヶ月、18ヶ月、19ヶ月、20ヶ月、21ヶ月、22ヶ月、23ヶ月、24ヶ月、25ヶ月、26ヶ月、27ヶ月、28ヶ月、29ヶ月、30ヶ月、31ヶ月、32ヶ月、33ヶ月、34ヶ月、35ヶ月、又は36ヶ月後に生存可能なままであり得る。いくつかの実施形態では、保存された凍結乾燥又は凍結細菌細胞の少なくとも99%は、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、7ヶ月、8ヶ月、9ヶ月、10ヶ月、11ヶ月、12ヶ月、13ヶ月、14ヶ月、15ヶ月、16ヶ月、17ヶ月、18ヶ月、19ヶ月、20ヶ月、21ヶ月、22ヶ月、23ヶ月、24ヶ月、25ヶ月、26ヶ月、27ヶ月、28ヶ月、29ヶ月、30ヶ月、31ヶ月、32ヶ月、33ヶ月、34ヶ月、35ヶ月、又は36ヶ月後に生存可能なままであり得る。
【0108】
いくつかの例では、医薬組成物は、保存安定性を有する。医薬組成物の保存安定性は、医薬組成物の安定性の維持を含み得る。医薬組成物の保存安定性は、医薬組成物の医薬活性又は薬理学的安定性の維持を含み得る。医薬組成物の保存安定性は、医薬組成物が対象において誘発する生物学的又は生理学的活性の維持も含み得る(例えば、対象における疾患のリスクを治療又は予防する能力)。いくつかの場合、保存安定性は、医薬組成物の安定性、医薬組成物の医薬活性、医薬組成物の薬理学的安定性、それが対象において誘発する医薬組成物の生物学的又は生理学的活性、又はそれらの任意の組み合わせを示すか又はそれと相関する測定可能な変数を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物の保存安定性は、医薬組成物の(1又は複数の)株の生存率を含むことができる。
【0109】
いくつかの例では、保存安定性は、医薬組成物が環境に保存された後に評価することができる。いくつかの例では、保存安定性は、医薬組成物が環境に保存されている間に評価することができる。いくつかの例では、医薬組成物を環境に保存する前に、保存安定性を評価することができる。保存安定性を、いくつかの場合、医薬組成物の生産又は製造後の任意の時点で評価することができる。保存安定性は、医薬組成物全体について評価することができる。保存安定性は、細菌集団中の個々の細菌株について評価することができる。保存安定性は、細菌集団中の細菌株の組み合わせについて評価することができる。いくつかの例では、保存安定性は、医薬組成物が製造された後の時点で評価される。いくつかの例では、保存安定性は、医薬組成物が製造される前の時点で評価される。いくつかの例では、保存安定性は、医薬組成物が製造されている間の時点で評価される。保存安定性を達成するために、医薬組成物は、凍結保護剤、薬学的に許容され得る賦形剤を含むか、カプセルに保存するか、又はそれらの組み合わせであり得る。
【0110】
いくつかの例では、医薬組成物の保存安定性は、医薬組成物の細菌集団の生存率を測定することによって評価することができる。医薬の細菌集団の生存率は、医薬組成物内の細菌細胞の数として測定することができる。細菌集団の生存率をCFUで測定することができる。細菌集団の生存率は、細菌細胞の数を測定することができる光学密度を含むがこれに限定されない他の手段によっても測定することができる。
【0111】
いくつかの例では、医薬組成物の保存安定性は、同等の医薬組成物が環境に保存される前の同等の医薬組成物の細菌集団の細菌細胞の数に対する、医薬組成物が環境に保存された後の医薬組成物の細菌集団の細菌細胞の数の生存率の比によって表すことができる。いくつかの例では、医薬組成物の保存安定性は、環境に保存されていない同等の医薬組成物の細菌集団の細菌細胞数に対する、医薬組成物が環境に保存された後の医薬組成物の細菌集団の細菌細胞数の生存率の比によって表すことができる。環境は、嫌気性環境又は好気性環境であり得る。環境は、嫌気性環境であり得る。環境は、好気性環境であり得る。医薬組成物の同等の医薬組成物は、医薬組成物の同じ又は実質的に同じ構成を有する医薬組成物を含むことができる。医薬組成物(又は同等のもの)の構成は、細菌集団の任意の1つの株又は全ての株、細菌株の細菌細胞の数又は割合、薬学的に許容され得る賦形剤又は凍結保護剤の量、使用される製造方法、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
【0112】
例えば、医薬組成物の保存安定性は、医薬組成物が環境に保存された後の時点での医薬組成物の細菌集団の生存率を比較することによって計算することができる。いくつかの場合、保存安定性は、環境中で保存した後、約0~約500日間測定することができる。いくつかの場合、保存安定性は、環境に保存した約3日後に測定することができる。いくつかの場合、保存安定性は、環境に保存した約10日後に測定することができる。いくつかの場合、保存安定性は、環境に保存した約100日後に測定することができる。
【0113】
いくつかの例では、医薬組成物は、環境に保存された後、約1×10^-8%~約100%の保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、環境に保存された後、少なくとも約1×10^-8%、少なくとも約1×10^-7%、少なくとも約1×10^-6%、少なくとも約1×10^-5%、少なくとも約1×10^-4%、少なくとも約1×10^-3%、少なくとも約1×10^-2%、少なくとも約0.1%、少なくとも約1%、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約100%、又はそれ以上の保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、環境に保存された後、最大で約100%、最大で約90%、最大で約80%、最大で約70%、最大で約60%、最大で約50%、最大で約40%、最大で約30%、最大で約25%、最大で約20%、最大で約10%、最大で約5%、最大で約1%、最大で約0.1%、最大で約1×10^-2%、最大で約1×10^-3%、最大で約1×10^-4%、最大で約1×10^-5%、最大で約1×10^-6%、最大で約1×10^-7%、最大で約1×10^-8%、又はそれ未満の保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、少なくとも約1×10^-6%、少なくとも約1×10^-5%、少なくとも約1×10^-4%、少なくとも約1×10^-2%、少なくとも約1%、少なくとも約10%、少なくとも約25%、又は少なくとも約50%の保存安定性を有することができる。
【0114】
いくつかの例では、医薬組成物は、嫌気性環境に保存された後、約1×10^-8%~約100%の保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、嫌気性環境に保存された後、少なくとも約1×10^-8%、少なくとも約1×10^-7%、少なくとも約1×10^-6%、少なくとも約1×10^-5%、少なくとも約1×10^-4%、少なくとも約1×10^-3%、少なくとも約1×10^-2%、少なくとも約0.1%、少なくとも約1%、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、少なくとも約100%、又はそれ以上の保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、嫌気性環境に保存された後、最大で約100%、最大で約90%、最大で約80%、最大で約70%、最大で約60%、最大で約50%、最大で約40%、最大で約30%、最大で約25%、最大で約20%、最大で約10%、最大で約5%、最大で約1%、最大で約0.1%、最大で約1×10^-2%、最大で約1×10^-3%、最大で約1×10^-4%、最大で約1×10^-5%、最大で約1×10^-6%、最大で約1×10^-7%、最大で約1×10^-8%、又はそれ未満の保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、少なくとも約1×10^-6%、少なくとも約1×10^-5%、少なくとも約1×10^-4%、少なくとも約1×10^-2%、少なくとも約1%、少なくとも約10%、少なくとも約25%、又は少なくとも約50%の保存安定性を有することができる。
【0115】
いくつかの例では、医薬組成物は、環境に約1日~約500日間保存した後に保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、環境に少なくとも約1日間、少なくとも約2日間、少なくとも約3日間、少なくとも約4日間、少なくとも約5日間、少なくとも約6日間、少なくとも約7日間、少なくとも約8日間、少なくとも約9日間、少なくとも約10日間、少なくとも約20日間、少なくとも約30日間、少なくとも約40日間、少なくとも約50日間、少なくとも約60日間、少なくとも約70日間、少なくとも約80日間、少なくとも約90日間、少なくとも約100日間、少なくとも約110日間、少なくとも約120日間、少なくとも約130日間、少なくとも約140日間、少なくとも約150日間、少なくとも約200日間、少なくとも約250日間、少なくとも約300日間、少なくとも約350日間、少なくとも約400日間、少なくとも約450日間、少なくとも約500日間、又はそれ以上の期間保存した後に保存安定性を有することができるいくつかの場合、医薬組成物は、環境に最大で約500日間、最大で約450日間、最大で約400日間、最大で約350日間、最大で約300日間、最大で約250日間、最大で約200日間、最大で約150日間、最大で約140日間、最大で約130日間、最大で約120日間、最大で約110日間、最大で約100日間、最大で約90日間、最大で約80日間、最大で約70日間、最大で約60日間、最大で約50日間、最大で約40日間、最大で約30日間、最大で約20日間、最大で約10日間、最大で約9日間、最大で約8日間、最大で約7日間、最大で約6日間、最大で約5日間、最大で約4日間、最大で約3日間、最大で約2日間、最大で約1日間、又はそれ未満の期間保存した後に保存安定性を有することができる
いくつかの例では、医薬組成物は、嫌気性環境で約1日~約500日間保存した後に保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、嫌気性環境に少なくとも約1日間、少なくとも約2日間、少なくとも約3日間、少なくとも約4日間、少なくとも約5日間、少なくとも約6日間、少なくとも約7日間、少なくとも約8日間、少なくとも約9日間、少なくとも約10日間、少なくとも約20日間、少なくとも約30日間、少なくとも約40日間、少なくとも約50日間、少なくとも約60日間、少なくとも約70日間、少なくとも約80日間、少なくとも約90日間、少なくとも約100日間、少なくとも約110日間、少なくとも約120日間、少なくとも約130日間、少なくとも約140日間、少なくとも約150日間、少なくとも約200日間、少なくとも約250日間、少なくとも約300日間、少なくとも約350日間、少なくとも約400日間、少なくとも約450日間、少なくとも約500日間、又はそれ以上の期間保存した後に保存安定性を有することができるいくつかの場合、医薬組成物は、嫌気性環境に最大で約500日間、最大で約450日間、最大で約400日間、最大で約350日間、最大で約300日間、最大で約250日間、最大で約200日間、最大で約150日間、最大で約140日間、最大で約130日間、最大で約120日間、最大で約110日間、最大で約100日間、最大で約90日間、最大で約80日間、最大で約70日間、最大で約60日間、最大で約50日間、最大で約40日間、最大で約30日間、最大で約20日間、最大で約10日間、最大で約9日間、最大で約8日間、最大で約7日間、最大で約6日間、最大で約5日間、最大で約4日間、最大で約3日間、最大で約2日間、最大で約1日間、又はそれ未満の期間保存した後に保存安定性を有することができる
いくつかの例では、医薬組成物は、約-80℃~約42℃の温度の環境で保存した後に保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、少なくとも約-80℃、少なくとも約-20℃、少なくとも約-10℃、少なくとも約-4℃、少なくとも約0℃、少なくとも約5℃、少なくとも約10℃、少なくとも約15℃、少なくとも約20℃、少なくとも約25℃、少なくとも約30℃、少なくとも約35℃、少なくとも約40℃、少なくとも約42℃、又はそれを超える温度の環境で保存した後に保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、最大で約42℃、最大で約40℃、最大で約35℃、最大で約30℃、最大で約25℃、最大で約20℃、最大で約15℃、最大で約10℃、最大で約5℃、最大で約0℃、最大で約-4℃、最大で約-10℃、最大で約-20℃、最大で約-80℃又はそれ未満の温度の環境で保存した後に保存安定性を有することができる。
【0116】
いくつかの例では、医薬組成物は、約-80℃~約42℃の温度の嫌気性環境で保存した後に保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、嫌気性環境に少なくとも約-80℃、少なくとも約-20℃、少なくとも約-10℃、少なくとも約-4℃、少なくとも約0℃、少なくとも約5℃、少なくとも約10℃、少なくとも約15℃、少なくとも約20℃、少なくとも約25℃、少なくとも約30℃、少なくとも約35℃、少なくとも約40℃、少なくとも約42℃、又はそれを超える温度で保存した後に保存安定性を有することができる。いくつかの場合、医薬組成物は、嫌気性環境で最大で約42℃、最大で約40℃、最大で約35℃、最大で約30℃、最大で約25℃、最大で約20℃、最大で約15℃、最大で約10℃、最大で約5℃、最大で約0℃、最大で約-4℃、最大で約-10℃、最大で約-20℃、最大で約-80℃又はそれ未満の温度で保存した後に保存安定性を有することができる。
【0117】
医薬組成物パック
いくつかの例では、医薬組成物を包含する植物系カプセルは、ブリスターパックに包含され得る。いくつかの例では、医薬組成物を包含する植物系カプセルは、サシェパックに包含され得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルは、二次容器に包含され得る。二次容器は、ブリスターパック、バイアル、ボトル、アンプル、又はそれらの組み合わせであってもよい。二次容器はブリスターパックであってもよい。二次容器はバイアルであってもよい。二次容器はボトルであってもよい。二次容器はアンプルであってもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、アルミニウムブリスターパックを含み得る。いくつかの場合、ブリスターパックは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、又はプラスチックフィルムを含み得る。いくつかの場合、サシェパックは、金属箔、布、プラスチック、紙、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、又はそれらの組み合わせを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、又はプラスチックフィルムを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、その記載された材料の誘導体又は組み合わせを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、PETを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、PVCを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、PVDCを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、PCTFEを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、COPを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、OPAを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、アルミニウム箔を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、プラスチックフィルムを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含する二次容器は、ブリスターパックについて記載された任意の材料を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物は、カプセルに包含されることなく、ブリスターパック、バイアル、ボトル、アンプル、又は二次容器に包含され得る。いくつかの場合、医薬組成物は、一次容器に包含されることなく、ブリスターパック、バイアル、ボトル、アンプル、又は二次容器に包含され得る。
【0118】
いくつかの場合、ブリスターパックに窒素ガスを充填してもよい。いくつかの場合、ブリスターパックに純窒素ガスを充填してもよい。いくつかの場合、ブリスターパックは、雰囲気の約100体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の98体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の97体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の96体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の95体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の94体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の93体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の92体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の91体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の90体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の89体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の88体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の87体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の86体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の85体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の84体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の83体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の82体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の81体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の80体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の80体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の85体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の90体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の95体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の96体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の97体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するブリスターパックは、雰囲気の98体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。
【0119】
いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約100体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約98体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約97体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約96体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約95体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約94体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約93体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約92体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約91体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約90体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約89体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約88体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約87体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約86体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約85体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約84体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約83体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約82体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約81体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約80体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約80体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約85体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約90体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約95体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約96体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約97体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するブリスターパックは、雰囲気の約98体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。
【0120】
いくつかの場合、サシェパックに窒素ガスを充填してもよい。いくつかの場合、サシェパックに純窒素ガスを充填してもよい。いくつかの場合、サシェパックは、雰囲気の約100体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の98体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の97体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の96体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の95体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の94体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の93体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の92体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の91体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の90体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の89体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の88体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の87体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の86体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の85体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の84体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の83体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の82体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の81体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の80体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の80体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の85体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の90体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の95体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の96体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の97体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。いくつかの場合、医薬組成物を包含するサシェパックは、雰囲気の98体積%~約99体積%の窒素ガスで満たされてもよい。
【0121】
いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約100体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約98体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約97体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約96体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約95体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約94体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約93体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約92体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約91体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約90体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約89体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約88体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約87体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約86体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約85体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約84体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約83体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約82体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約81体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約80体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約80体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約85体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約90体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約95体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約96体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約97体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を包含する植物系カプセルを包含するサシェパックは、雰囲気の約98体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。
【0122】
植物系医薬組成物
いくつかの例では、本開示に記載される医薬組成物は植物系であり得る。いくつかの場合、本開示に記載される医薬組成物はビーガンであり得る。いくつかの場合、医薬組成物は、屠畜に由来する物質又は製品を含まない場合、植物系であってもよい。いくつかの場合、医薬組成物は、動物に由来する物質又は生成物を含まない場合、ビーガンであり得る。物質は、動物によって合成されるか又は動物から単離される場合、動物に由来し得る。物質はまた、動物によって合成された又は動物から単離された生成物に直接由来する場合、動物に由来し得る。物質の分子の集団のかなりの部分が動物によって合成される場合、物質は動物によって合成されるか又は動物から単離され得る。生成物の分子の集団のかなりの部分が動物によって合成される場合、生成物は動物によって合成されるか又は動物から単離され得る。かなりの部分は、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、又は少なくとも約99%の量を含み得る。
【0123】
凍結保護剤及び酸化防止剤
1つ以上の凍結保護剤を含むことができる医薬組成物が、本明細書で提供される。凍結保護剤は、表5又は実施例1に記載の組成を有し得る。そのような凍結保護剤は、そのような組成物が、例えば使用前の輸送及び/又は保存中に凍結又は凍結乾燥される場合、医薬組成物中の細菌細胞の生存率を維持するために使用することができる。いくつかの例では、1つ以上の凍結保護剤は、グリセロール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、エチレングリコール、プロピレングリコール、2-メチル-2、4-ペンタンジオール、トレハロース、スクロース、ジエチルグリコール、トリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレングリコール(PEG)、サッカロース、ホルムアミド、グリセロール3-リン酸、プロリン、メチルアルコール、グルコース、ウシ血清アルブミン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルデンプン、ソルビトール、又はそれらの組み合わせであり得る。凍結保護剤は、氷遮断剤(ice blocker)を含むことができる。氷遮断剤は、ポリグリセロール、ポリビニルアルコール、X-1000及びZ-1000を含むことができる。そのような凍結保護剤は、例えば、医薬組成物が(例えば、カプセル又は錠剤)からの固体投与量であるか、又は(例えば、懸濁液又はゲル)からの液体投与量であるかに応じて、約5、10、15、20、25、又は30体積パーセント(%v/v)又は重量パーセント(%w/w)の量で医薬組成物に使用することができる。凍結保護剤はまた、炭水化物又は抗酸化剤を含むことができる。炭水化物は、トレハロース、スクロース、ソルビトール、グルコース、フルクトース、サッカロース、又はそれらの組み合わせを含むことができる。
【0124】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の医薬組成物は、抗酸化剤を更に含む。凍結保護剤は、酸化防止剤を含み得る。凍結保護剤は、医薬組成物の少なくとも約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%又はそれ以上の量で存在し得る。凍結保護剤は、医薬組成物の最大で約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%又はそれ以上の量で存在し得る。凍結保護剤は、医薬組成物の約0.001%~0.005%、0.0051%~0.01%、0.011%~0.05%、0.05%~0.1%、0.051%~0.1%、0.11%~0.5%、0.51%~1%、1.1%~1.5%、1.5%~2%、2.1%~5%、又は5.1%~10%の量で存在し得る。凍結保護剤のパーセンテージは、医薬組成物の重量又は体積によって測定され得る。
【0125】
いくつかの実施形態では、抗酸化剤はL-システインである。いくつかの実施形態では、L-システインは、約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、0.001%~0.005%、0.0051%~0.01%、0.011%~0.05%、0.05%~0.1%、0.051%~0.1%、0.11%~0.5%、0.51%~1%、1.1%~1.5%、1.5%~2%、2.1%~5%、又は5.1%~10%の量で存在する。サッカロースは、医薬組成物の約0.1%、0.5%、1%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、51%、52%、53%、54%、55%、56%、57%、58%、59%、60%、61%、62%、63%、64%、65%、66%、67%、68%、69%、70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、0.1%~1%、1%~5%、5%~10%、10~15%、15~20%、20~25%、25~30%、30~35%、35~40%、40~45%、45~50%、50~55%、55~60%、60~65%、65~70%、70~75%、75~80%、51~61%、52~62%、53~63%、54~64%、55~65%、56~66%、57~67%、58~68%、又は59~69%の量で存在することができる。トレハロースは、医薬組成物の約0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、2.5%、3%、3.5%、4%、4.5%、5%、5.5%、6%、6.5%、7%、7.5%、8%、8.5%、9%、9.5%、10%、10.5%、11%、11.5%、12%、12.5%、13%、13.5%、14%、14.5%、15%、15.5%、16%、16.5%、17%、17.5%、18%、18.5%、19%、19.5%、20%、20.5%、21%、21.5%、22%、22.5%、23%、23.5%、24%、24.5%、25%、0.01%~15%、0.1%~20%、0.01%~0.1%、0.11%~1%、1~11%、2~12%、3~13%、4~14%、5~15%、6~16%、7~17%、8~18%、9~19%、10~20%、11~21%、12~22%、13~23%、14~24%、又は15~25%の量で存在することができる。グリセロールは、医薬組成物の約0.1%、0.5%、1%、2%、3%、4%、5%、6%、7%、8%、9%、10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、21%、22%、23%、24%、25%、26%、27%、28%、29%、30%、31%、32%、33%、34%、35%、36%、37%、38%、39%、40%、1~21%、2~22%、3~23%、4~24%、5~25%、6~26%、7~27%、8~28%、9~29%、10~30%、11~31%、12~32%、13~33%、14~34%、15~35%、16~36%、17~37%、18~38%、19~39%、又は20~40%の量で存在することができる。そのパーセンテージは、医薬組成物の重量又は体積によって測定され得る。
【0126】
本明細書のいくつかの実施形態では、本明細書の医薬組成物の凍結保護剤はグリセロールである。そのようなグリセロールは、表1から選択される1つ以上、2つ以上、又は3つ以上の細菌株の細菌コンソーシアムを含むことができる医薬組成物中で約20%v/vの量で使用することができる。いくつかの実施形態では、細菌集団を凍結乾燥することができる。凍結乾燥プロセスは、細菌集団の低温脱水を含むことができる。いくつかの実施形態では、凍結乾燥プロセスは、低温及び低圧で細菌集団に供することを含むことができる。
【0127】
1つ以上の抗酸化剤を含むことができる医薬組成物が、本明細書で提供される。いくつかの例では、そのような抗酸化剤を使用して、医薬組成物中に存在し得る嫌気性細菌種及び/又は(1又は複数の)株を保護することができる。そのような場合、1つ以上の抗酸化剤を使用して、保存及び/又は輸送中に嫌気性条件を提供し、及び/又は細菌細胞を活性酸素種から保護することができる。本明細書のいくつかの実施形態では、抗酸化剤は、アスコルビン酸、ジチオスレイトール、グルタチオン、フェノール酸(例えば、没食子酸、プロトカテク酸、カフェイン酸及びロスマリン酸)、フェノールジテルペン(例えば、カルノソール及びカルノシン酸)、フラボノイド(例えば、ケルセチン及びカテキン)、揮発性油(例えば、オイゲノール、カルバクロール、チモール及びメントール)、α-トコフェロール(例えば、ビタミンE)、トロロックス、アスコルビン酸、ビタミンA、ビタミンC、補酵素Q10、マンガン、ヨウ化物、メラトニン、アルファ-カロテン、アスタキサンチン、ベータ-カロテン、カンタキサンチン、クリプトキサンチン、ルテイン、リコペン、ゼアキサンチン、フラボノイド(例えば、アピゲンチン等のフラボン)、ルテオリン、タンジェチン、フラボノール、イソラムネチン、ケンペロール、ミリセチン、プロアントシアニジン、ケルセチン、エリオジクチオール、ヘスペレチン、ナリンゲニン、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、エピガロカテキン、テアフラビン、テアルビギン、イソフラボンフィトエストロゲン、ダイゼイン、ゲニステイン、グリシテイン、レスベラトロール等のスチルベノイド、プテロスチルベン、アントシアニン、シアニジン、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴニジン、ペオニジン、ペツニジン、チコリ酸、クロロゲン酸、桂皮酸、エラグ酸、エラギタンニン、没食子酸、ガロタンニン、ロスマリン酸、クルクミン、キサントン、カプサイシン、ビリルビン、クエン酸、シュウ酸、フィチン酸、N-アセチルシステイン、L-システイン、L-グルタメート、L-プロリン、R-α-リポ酸、アントシアニン、銅、クリプトキサンチン、フラボノイド、インドール、イソフラボノイド、リグナン、セレン、亜鉛、又はそれらの組み合わせであり得る。そのような1つ以上の(1又は複数の)抗酸化剤は、医薬組成物中に、医薬組成物の少なくとも約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、99%又はそれ以上の量で存在することができる。抗酸化剤は、医薬組成物の約0.001%、0.005%、0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、5%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、又は99%の量で存在し得る。抗酸化剤は、医薬組成物の約0.001%~0.005%、0.0051%~0.01%、0.011%~0.05%、0.05%~0.1%、0.051%~0.1%、0.11%~0.5%、0.51%~1%、1.1%~1.5%、1.5%~2%、2.1%~5%、又は5.1%~10%の量で存在し得る。抗酸化剤のパーセンテージは、医薬組成物の重量又は体積によって測定され得る。L-グルタメートは、医薬組成物の約0.01%、0.05%、0.1%、0.5%、1%、1.5%、2%、2.1%、2.2%、2.3%、2.4%、2.5%、2.6%、2.7%、2.8%、2.9%、3%、3.1%、3.2%、3.3%、3.4%、3.5%、3.6%、3.7%、3.8%、3.9%、4%、4.1%、4.2%、4.3%、4.4%、4.5%、4.6%、4.7%、4.8%、4.9%、5%、5.1%、5.2%、5.3%、5.4%、5.5%、5.6%、5.7%、5.8%、5.9%、6%、6.1%、6.2%、6.3%、6.4%、6.5%、6.6%、6.7%、6.8%、6.9%、7%、8%、9%、10%、1~5%、1.1~5.1%、1.2~5.2%、1.3~5.3%、1.4~5.4%、1.5~5.5%、1.6~5.6%、1.7~5.7%、1.8~5.8%、1.9~5.9%、2~6%、2.1~6.1%、2.2~6.2%、2.3~6.3%、2.4~6.4%、2.5~6.5%、2.6~6.6%、2.7~6.7%、2.8~6.8%、2.9~6.9%、3~7%、3.1~7.1%、3.2~7.2%、3.3~7.3%、3.4~7.4%、3.5~7.5%、3.6~7.6%、3.7~7.7%、3.8~7.8%、3.9~7.9%、又は4~8%の量で存在し得ることができる。L-グルタメートのパーセンテージは、医薬組成物の重量又は体積によって測定され得る。いくつかの場合には、凍結保護剤は、医薬組成物の約60重量%のサッカロース、約10重量%のトレハロース、約1重量%のL-システイン、及び約4重量%のL-グルタメートを含むことができる。
【0128】
水性緩衝液を含むことができる医薬組成物が、本明細書で提供される。そのような水性媒体を、細菌細胞のための主な保存及び輸送媒体として使用することができる。このように、緩衝液は、本明細書に記載の医薬組成物を形成するために、溶解又は懸濁した細菌コンソーシアム、凍結保護剤、及び抗酸化剤のいずれか1つ以上を含むことができる。いくつかの例では、水性緩衝液は、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)、HEPES若しくはトリス緩衝液、任意の他の適切な緩衝液、又はそれらの任意の組み合わせであり得る。いくつかの実施形態では、緩衝液はPBSであり、137mM NaCl、2.7mM KCl、10mM Na2HPO4、及び1.8mM KH2PO4を含む。他の場合では、緩衝液はPBSであることができ、約6、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7、7.1、7.2、7.3、7.4、7.5、7.6、7.7、7.8、7.9、8、8.1、8.2、8.3、8.4、8.5、8.6、8.7、8.8、8.9又は9のpHを有することができる。
【0129】
したがって、本明細書のいくつかの実施形態では、医薬組成物は、約5×10^8CFUの各細菌株A.ムシニフィラ(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)、凍結保護剤として約20%v/vのグリセロール、抗酸化剤として0.1%w/wのL-システイン、並びに137mM NaCl、2.7mM KCl、10mM Na2HPO4、及び1.8mM KH2PO4を含有するPBS緩衝液からなる細菌コンソーシアムを含む。そのような医薬組成物は、本明細書に記載される方法及び組成物を使用して製造され、経口投与可能な剤形に製剤化され得る。
【0130】
医薬組成物の保存及び/又は輸送を可能にするように設計及び製造することができる医薬組成物が本明細書で提供される。いくつかの例では、細菌コンソーシアムを含む本明細書の医薬組成物は、医薬組成物中の細菌細胞の生存率が保存及び/又は輸送によって影響されないか、又は影響を最小限にしか受けないように設計することができる。そのような場合、医薬組成物中の細菌細胞の少なくとも約80%、85%、90%、95%、97%又は99%の生存率が、保存及び/又は輸送中に維持される。
【0131】
いくつかの例では、本明細書の医薬組成物は、約-70℃又は-80℃の低温での保存を可能にして細菌細胞の生存率を保存するための凍結保護剤を含む。そのような場合、医薬組成物は、凍結保護剤として約20%v/vのグリセロールを含むことができる。本明細書の医薬組成物は、保存又は輸送バイアル内の嫌気性環境を保存することができ、細菌細胞を活性酸素種から保護することができる抗酸化剤を更に含むことができる。
【0132】
一例では、本明細書の医薬組成物において、生きている栄養細菌を、20%v/vのグリセロール及び0.1%w/wのシステインを含むリン酸緩衝生理食塩水(PBS)中で凍結保存して、それらの生存率を維持することができる。そのような場合、生菌は、表1に示す株のいずれか1つ以上に属することができる。
【0133】
いくつかの例では、本明細書及びその記載の凍結保護剤又は抗酸化剤は、本明細書に記載の細菌集団、医薬組成物、医薬組成物を生産するための方法、又はラクトバチルス種の大規模増殖のための方法と共に使用され得る。いくつかの例では、本明細書及びその記載の凍結保護剤又は抗酸化剤は、本明細書に記載の細菌集団、医薬組成物、医薬組成物を生産するための方法、又はラクトバチルス科の種の大規模増殖のための方法と共に使用され得る。いくつかの場合、本明細書及びその記載の凍結保護剤又は抗酸化剤は、本開示に記載の増殖培地又は賦形剤と共に使用され得る。他の場合では、本明細書及びそれに記載される凍結保護剤又は抗酸化剤は、本開示中に記載される任意の実施形態又は例において使用され得る。
【0134】
細菌集団のための増殖培地
本明細書に記載の医薬組成物に使用することができるL.クリスパタス(DSM 33187)細胞バッチを製造する方法が本明細書で提供される。そのような方法は、L.クリスパタス(DSM 33187)細胞培養培地を調製することを含み得る。そのような培地は、vMRS培地又はBoullion vMRSブロスであり得る。いくつかの場合、そのような媒体は、本開示の他の箇所に記載されている媒体を含んでもよい。いくつかの場合、L.クリスパタス(DSM 33187)を増殖させるための培地を表3及び4又は実施例1に記載することができる。L.クリスパタス(DSM 33187)を増殖させるための培地はまた、ラクトバチルス種の任意の細菌株又は種を増殖させるために使用され得る。L.クリスパタス(DSM 33187)を増殖させるための培地はまた、ラクトバチルス科の種の任意の細菌株又は種を増殖させるために使用され得る。
【0135】
いくつかの例では、そのような培養培地はHiMedia vMRSブロスではない。そのような培養培地は、L.クリスパタス(DSM 33187)株に特異的であり得、vMRS粉末及びリン酸二カリウム(K2HPO4)を含み得る。そのような場合、L.クリスパタス(DSM 33187)細胞を増殖及び培養するための培地は、約250~300gのvMRS粉末及びリン酸二カリウム(K2HPO4)を含み得る。特定の場合において、そのような培地は、約273gのvMRS粉末及び約12.5gのリン酸二カリウム(K2HPO4)及び約4.9Lの水を含み得る。そのようなvMRS培地のpHを、例えば、5M塩酸塩溶液又は氷酢酸を使用して約6.5±0.1に調整することができる。次いで、培地を濾過し、嫌気性状態に還元し、例えばストックL.クリスパタス(DSM 33187)溶液を含有するスターター培養チューブに移し、37℃で約16~20時間インキュベートすることができる。インキュベーション及び増殖後、細胞懸濁液の吸光度が約0.8~約1.6、好ましくは約1.0~1.4の範囲内に入ることを確実にするために、600nmでの細胞培養物の吸光度を決定し、三連で繰り返すことができる。培養フラスコの内容物を遠心分離し、残留細胞ペレットを、抗酸化剤及び20%v/vグリセロール等の凍結保護剤を含有する25 mLの滅菌PBSに再懸濁し、次いで合わせて均質な細胞懸濁液を得ることができる。
【0136】
本明細書に記載の医薬組成物に使用することができるA.ムシニフィラ(DSM 33213)細胞バッチを製造するための方法を、本明細書に更に提供する。そのような方法は、A.ムシニフィラ(DSM 33213)細胞培養培地を調製することを含み得る。A.ムシニフィラ(DSM 33213)を増殖させるための培地はまた、アッケルマンシア種の任意の細菌株又は種を増殖させるために使用され得る。
【0137】
いくつかの例では、そのようなA.ムシニフィラ(DSM 33213)培養培地は、改変NAGT培地であり得る。そのような改変NAGT培地は、大豆若しくはN-アセチルグルコサミン(NAG)、又は大豆とNAGの両方を含有し得る。いくつかの場合、そのような改変NAGT培地は、マグネシウム、カルシウム、グルコース、又はそれらの組み合わせを含有しなくてもよい。いくつかの例では、改変NAGT培地は、改善された細胞増殖を提供し得る。そのような改善された細胞増殖は、未改変NAGT培地中の細胞増殖と比較して、約30%、35%、40%、45%、又は50%高くなり得る。
【0138】
したがって、いくつかの例では、そのようなNAGT培養培地は、A.ムシニフィラ株(DSM 33213)に特異的であり得、成分:大豆、エンドウ豆ペプトン、酵母抽出物、重炭酸ナトリウム(NaHCO3)、第二リン酸カリウム(K2HPO4)、塩化ナトリウム(NaCl)、硫酸マグネシウム(例えば、MgSO4×7H2O)、塩化カルシウム(CaCl2)、グルコース、N-アセチルグルコサミン、L-トレオニン及び/又はL-システインのいずれか1つ以上を含み得る。そのような場合、A.ムシニフィラ(DSM 33213)細胞を増殖及び培養するための約5Lの改変NAGT培地の容量は、約75g~100gのSOLABIA Pea Peptone、約75g~約85gのDifco(商標)Select Soytone、約10g~約15gのBacto(商標)酵母抽出物、約2g~約8gの重炭酸ナトリウム(NaHCO3)、約10g~約15gの二塩基性リン酸カリウム(K2HPO4)、約0.5g~約5gの塩化ナトリウム(NaCl)、約0.5g~約5gの硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4×7H2O)、約0.5g~約5gの塩化カルシウム(CaCl2)、約20g~約25gのグルコース(デキストロース)、約25g~約30gのN-アセチルグルコサミン、約15g~約25gのL-トレオニン、及び/又は約2g~約8gのL-システインを含み得る。一例では、A.ムシニフィラ(DSM 33213)細胞を増殖及び培養するための約5Lの容量の改変NAGT培地は、約82.5gのSOLABIA Pea Peptone、82.5gのDifco(商標)Select Soytone、約12.5gのBacto(商標)酵母抽出物、約5gの重炭酸ナトリウム(NaHCO3)、約12.5gの二塩基性リン酸カリウム(K2HPO4)、約1.5gの塩化ナトリウム(NaCl)、約0.5gの硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4×7H2O)、約0.5gの塩化カルシウム(CaCl2)、約22.6gのグルコース(デキストロース)、約27.7gのN-アセチルグルコサミン、約20gのL-トレオニン及び/又は約5gのL-システインを含み得る。
【0139】
そのようなNAGT培地のpHは、例えば5M塩酸塩溶液を使用して、例えば約6.5±0.1に調整され得る。また、そのようなNAGT培地のpHを約7に調整してもよい。A.ムシニフィラ(DSM 33213)細菌細胞を、そのようなNAGT増殖培地を含有する調製されたバイアルに添加してもよい。A.ムシニフィラ(DSM 33213)株に特異的であり得る期間のインキュベーション後、600nmでの細胞培養物の吸光度を測定及び記録して、約0.5~約1.2、好ましくは約0.7~1.1の吸光度値を達成することができる。次いで、培養フラスコの内容物を遠心分離し、上清を除去し、20% v/vグリセロール等の抗酸化剤及び凍結保護剤を含有する滅菌PBSに残留細胞ペレットを再懸濁してもよい。
【0140】
本明細書に記載の医薬組成物の細菌コンソーシアムで使用することができるF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)細胞バッチを製造するための方法を、本明細書中に更に提供する。フィーカリバクテリウム種の任意の細菌株又は種を増殖させるために、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)を増殖させるための培地を使用することもできる。
【0141】
そのような方法は、完全ビタミンミックス溶液(例えば、YFAPビタミンミックス)及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)細胞培養培地を調製することを含み得る。YFAPビタミンミックスは、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)株に特異的であり得、ビオチン、コバラミン、p-アミノ安息香酸、葉酸、ピリドキサミン、チアミン及び/又はリボフラビンのいずれか1つ以上を含み得る。そのような場合、1L容量のYFAPビタミンミックスは、約10mgのビオチン、約10mgのコバラミン、約30mgのp-アミノ安息香酸、約50mgの葉酸、約150mgのピリドキサミン、約50mgのチアミン及び約50mgのリボフラビンを含み得る。全ての培地成分を溶解して、透明で固体及び沈殿物を含まない溶液を得ることができる。YFAPビタミンミックス培地は、以下に記載されるように、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)培地において使用するために濾過及び滅菌され得る。
【0142】
そのようなF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)培養培地は、BBL(商標Phytone Peptone)、Difco(商標)Select Soytone、Bacto(商標)酵母抽出物、重炭酸ナトリウム(NaHCO3)、二塩基性リン酸カリウム(K2HPO4)、塩化ナトリウム(NaCl)、硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4×7H2O)、酢酸ナトリウム(NaOAc)、グルコース(デキストロース)、プロピオン酸ナトリウム、L-システイン、及び/又はYFAPビタミンミックス溶液のいずれか1つ以上を含むように、例えば、上記のように、調製され得る。そのような場合、約5Lの体積のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)培地は、例えば、上に記載されるように調製され、約75g~100gのSOLABIA Pea Peptone、約45g~約55gのBBL(商標)Phytone Peptone、約45g~約55gのDifco(商標)Select Soytone、約20g~約30gのBacto(商標)酵母抽出物、約2g~約8gの重炭酸ナトリウム(NaHCO3)、約10g~約15gの二塩基性リン酸カリウム(K2HPO4)、約2g~約8gの塩化ナトリウム、約0.5g~約2gの硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4×7H2O)、約20g~約30gの酢酸ナトリウム(NaOAc)、約40g~約60gのグルコース(デキストロース)、約2g~約8gのプロピオン酸ナトリウム、約2g~約8gのL-システイン及び約0.5~約3mLのYFAPビタミンミックス溶液を含み得る。したがって、一例では、約5Lの体積のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)培地は、例えば上記のように調製された、約100gのSOLABIA Pea Peptone、50gのBBL(商標)Phytone Peptone、約50gのDifco(商標)Select Soytone、約25gのBacto(商標)酵母抽出物、約5gの重炭酸ナトリウム(NaHCO3)、約12.5gの二塩基性リン酸カリウム(K2HPO4)、約5gの塩化ナトリウム、約1gの硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4×7H2O)、約25gの酢酸ナトリウム(NaOAc)、約50gのグルコース(デキストロース)、約5gのプロピオン酸ナトリウム、約5gのL-システイン、及び約1mLのYFAPビタミン混合溶液を含み得る。
【0143】
F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)培地、YFAP-NUはまた、エンドウ豆ペプトン、NuCel(登録商標)783酵母抽出物、重炭酸ナトリウム(NaHCO3)、第二リン酸カリウム(K2HPO4)、塩化ナトリウム(NaCl)、硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4×7H2O)、酢酸ナトリウム(NaOAc)、グルコース(デキストロース)、L-システイン及び/又はコバラミンのいずれか1つ以上を含むように調製され得る。そのような場合、約5Lの体積のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)培地は、約75g~100gのエンドウ豆ペプトン、約50gのNuCel(登録商標)783酵母抽出物、5gの重炭酸ナトリウム(NaHCO3)、約12.5gの二塩基性リン酸カリウム(K2HPO4)、約5gの塩化ナトリウム(NaCl)、約1gの硫酸マグネシウム七水和物(MgSO4×7H2O)、約25gの酢酸ナトリウム(NaOAc)、約50gのグルコース(デキストロース)、約5gのL-システイン、及び約5gのコバラミンを含み得る。
【0144】
そのような細胞培地のpHは、例えば氷酢酸を使用して約6.5±0.1に調整することができる。そのようなpHは、使用される細菌株に応じて、約6.2~約6.8で変動し得る。いくつかの場合、細胞培地のpHは調節されなくてもよい。そのようなpHは、約4.5~約7.5で変動し得る。いくつかの実施形態では、そのような培地のpHは、約5、5.1、5.2、5.3、5.4、5.5、5.6、5.7、5.8、5.9、6、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7、7.1、7.2、7.3、7.4又は7.5であり得る。嫌気性状態に還元した後、一定量のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)ストック溶液、例えばおよそ500μLの細胞バンクストック溶液を、還元培地を含むスターター培養チューブに添加し、続いて37℃で約12~16時間インキュベートすることによって、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)のスターター培養物を調製し得る。スターター培養物の増殖後(例えば、約12~24時間の更なるインキュベーション後)、600nmでの細胞培養物の吸光度を決定し、吸光度が特定の範囲にあることを確実にするために三連で繰り返してもよい。そのような吸光度範囲は、約1.2~約2.0、好ましくは約1.4~約1.8であり得る。次いで、培養フラスコを遠心分離し、上清を除去し、残留細胞ペレットを滅菌PBSに再懸濁して均一な溶液を得てもよい。
【0145】
医薬組成物の製造のための方法
医薬組成物を生産するための方法。
【0146】
本明細書に記載の医薬組成物及びそれを生産するための方法が本明細書に開示される。いくつかの例では、本方法は、1)精製細菌集団を含む混合物を提供することと、2)混和された医薬組成物をカプセルに充填することと、3)カプセルをブリスターパックに包装することと、を含む。いくつかの場合、精製細菌集団は、本開示に記載の任意の精製細菌集団を含み得る。いくつかの場合、提供すること及び包装することは、無酸素雰囲気下であってもよい。いくつかの場合、提供することは、無酸素雰囲気下であってもよい。いくつかの場合、包装することは、無酸素雰囲気下であってもよい。いくつかの場合、提供すること又は包装することは、無酸素雰囲気下であってもよい。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に酸素を有していなくてもよい。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約10体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約9体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約8体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約7体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約6体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約5体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約4体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約3体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約2体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-1体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-2体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-3体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-4体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-5体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-6体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-7体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-8体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-9体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-10体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約1×10^-11体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に約21体積%、20体積%、19体積%、18体積%、17体積%、16体積%、15体積%、14体積%、13体積%、12体積%、又は11体積%未満の酸素を有し得る。いくつかの例では、医薬組成物は、本明細書及びその記載の任意の細菌集団を含み得る。
【0147】
いくつかの例では、医薬組成物を生産するための方法は、包装前にカプセルをバッグに保存することを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物を生産するための方法は、包装前に無酸素雰囲気中でカプセルをバッグに保存することを含み得る。いくつかの場合、無酸素雰囲気は、雰囲気中に窒素ガス又は酸素スクラバーを注入することによって達成される。いくつかの場合、注入される窒素ガスは純窒素ガスを含んでもよい。いくつかの場合、注入される窒素ガスは、雰囲気の100体積%、99体積%、98体積%、97体積%、96体積%、95体積%、94体積%、93体積%、92体積%、91体積%、90体積%、89体積%、88体積%、87体積%、86体積%、85体積%、84体積%、83体積%、82体積%、81体積%、又は80体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、注入される窒素ガスは純窒素ガスを含んでもよい。いくつかの場合、注入される窒素ガスは、雰囲気の80体積%~約99体積%、85体積%~約99体積%、90体積%~約99体積%、95体積%~約99体積%、96体積%~約99体積%、97体積%~約99体積%、98体積%~約99体積%の窒素ガスを含み得る。いくつかの場合、注入される酸素スクラバーは純窒素ガスを含んでもよい。いくつかの場合、注入される酸素スクラバーは、雰囲気の100体積%、99体積%、98体積%、97体積%、96体積%、95体積%、94体積%、93体積%、92体積%、91体積%、90体積%、89体積%、88体積%、87体積%、86体積%、85体積%、84体積%、83体積%、82体積%、81体積%、又は80体積%の酸素スクラバーを含み得る。いくつかの場合、注入される酸素スクラバーは純窒素ガスを含んでもよい。いくつかの場合、注入される酸素スクラバーは、雰囲気の80体積%~約99体積%、85体積%~約99体積%、90体積%~約99体積%、95体積%~約99体積%、96体積%~約99体積%、97体積%~約99体積%、98体積%~約99体積%の酸素スクラバーを含み得る。
【0148】
いくつかの例では、酸素スクラバーは、不活性ガスを含み得る。いくつかの場合、酸素スクラバーは、二酸化炭素を含み得る。他の場合では、酸素スクラバーは、希ガスを含み得る。希ガスは、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、又はオガネソンを含み得る。いくつかの場合、酸素スクラバーは、N2H2CO2(90:5:5)ガス混合物を含み得る。いくつかの場合、充填は、カプセル充填機によって達成され得る。他の場合では、充填は手動で達成され得る。いくつかの場合、充填は、嫌気性チャンバ内で達成され得る。いくつかの例では、カプセルは、本明細書に記載の任意のカプセル及びそのカプセルを含み得る。いくつかの場合、充填物はまた、本明細書及びその記載の任意の一次容器に医薬組成物を充填してもよい。いくつかの例では、パックは、本明細書及びその中に記載される任意のブリスターパックを含み得る。いくつかの場合、パックは、本明細書及びそれに記載される任意の二次容器を含み得る。
【0149】
ラクトバチルス種の大規模増殖のための方法
ラクトバチルス種の大規模増殖のための方法が本明細書に開示される。本方法は、増殖培地の量を増加させながら複数の接種ラウンドを実施することを含み得る。ラクトバチルス種は、いくつかの例では、ラクトバチルス・クリスパタスを含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種は、本明細書及びそれに記載されるラクトバチルス種の任意の細菌種又は菌株を含み得る。
【0150】
いくつかの場合、ラクトバチルス種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.001体積%、0.002体積%、0.005体積%、0.01体積%、0.02体積%、0.05体積%、0.1体積%、0.2体積%、0.3体積%、0.4体積%、0.5体積%、0.6体積%、0.7体積%、0.8体積%、0.9体積%、1体積%、1.5体積%、2体積%、2.5体積%、3体積%、3.5体積%、4体積%、4.5体積%、5体積%、5.5体積%、6体積%、6.5体積%、7体積%、7.5体積%、8体積%、8.5体積%、9体積%、9.5体積%、10体積%、20体積%、50体積%又はそれ以上を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の最大で約0.001体積%、0.002体積%、0.005体積%、0.01体積%、0.02体積%、0.05体積%、0.1体積%、0.2体積%、0.3体積%、0.4体積%、0.5体積%、0.6体積%、0.7体積%、0.8体積%、0.9体積%、1体積%、1.5体積%、2体積%、2.5体積%、3体積%、3.5体積%、4体積%、4.5体積%、5体積%、5.5体積%、6体積%、6.5体積%、7体積%、7.5体積%、8体積%、8.5体積%、9体積%、9.5体積%、10体積%、20体積%、又は50体積%を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5体積%を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み得る。
【0151】
いくつかの場合、ラクトバチルス種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.1体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.2体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.3体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.4体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.6体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.7体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.8体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.9体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約1体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約1.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約2体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約2.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約3体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約3.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約4体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約4.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約6体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約6.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約7体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約7.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約8体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約8.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約9体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約9.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約10体積%を含み得る。
【0152】
いくつかの場合、ラクトバチルス種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の約0.1体積%未満の全バッチ材料を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.2体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.3体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.4体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.6体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.7体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.8体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.9体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約1体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約1.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約2体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約2.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約3体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約3.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約4体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約4.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約5.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約6体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約6.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約7体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約7.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約8体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約8.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約9体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約9.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約10体積%未満を含み得る。
【0153】
いくつかの場合、ラクトバチルス種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.1体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.2体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.3体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.4体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.6体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.7体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.8体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.9体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約1体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約1.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約2体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約2.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約3体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約3.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約4体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約4.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約6体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約6.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約7体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約7.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約8体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約8.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約9体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約9.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約10体積%を含み得る。
【0154】
いくつかの場合、ラクトバチルス種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の約0.1体積%未満の全バッチ材料を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.2体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.3体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.4体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.6体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.7体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.8体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.9体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約1体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約1.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約2体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約2.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約3体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約3.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約4体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約4.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約5.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約6体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約6.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約7体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約7.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約8体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約8.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約9体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約9.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約10体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本明細書に記載の接種ラウンドのパーセンテージは、重量又は重量/体積によっても測定され得る。例えば、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み得る方法の接種ラウンドの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5重量%及び/又は少なくとも約0.5%(重量/体積)も含み得る。
【0155】
いくつかの例では、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、少なくとも約1L、5L、10L、20L、30L、40L、50L、60L、70L、80L、90L、100L、150L、200L、250L、300L、350L、400L、450L、500L、1000L、1500L、2000L、2500L、3000L、3500L、4000L、4500L、5000L、7500L、10000L、50000L又はそれ以上の増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、最大で約1L、5L、10L、20L、30L、40L、50L、60L、70L、80L、90L、100L、150L、200L、250L、300L、350L、400L、450L、500L、1000L、1500L、2000L、2500L、3000L、3500L、4000L、4500L、5000L、7500L、10000L、又は50000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス種の大規模増殖の増殖培地は、約100ml~約4000Lであってもよい。いくつかの場合、増殖培地は約500mLであり得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約4000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3900Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3800Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3700Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3600Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3400Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3300Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3200Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3100Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約2500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約2000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約1500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約1000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約450Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約400Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約350Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約300Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約250Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約200Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約150Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約100Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約90Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約80Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約70Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約60Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約50Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約40Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約30Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約20Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約10Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約5Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約1Lの増殖培地を含み得る。
【0156】
細菌集団を製造するための本開示の方法は、塩、ビタミン、抗酸化剤等の様々な乾燥培地成分を米国薬局方グレードの注射用水に溶解することを含み得る培地調製を含み得る。完全に溶解した後、培地のpHを調整して、それぞれの細菌細胞の最適な増殖を確実にすることができる。次いで、pH調整培地をバイオセーフティキャビネットに移し、滅菌することができる。様々な例において、本明細書の微生物集団は、1つ以上の嫌気性細菌株を含むことができる。そのような場合、培地を約N2H2CO2(90:5:5)の雰囲気を含む嫌気性チャンバに移して、嫌気性細菌の接種前に縮小することができる。
【0157】
本明細書の製造方法は、細菌株/種のスターター培養物を生成することを含み得る。そのような方法は、濾過された培地を含有する各フラスコから一定量を使用することによって、医薬組成物に含まれる細菌株のためのスターター培養物を生成すること、及びそのような量を滅菌された予め縮小されたスクリューキャップチューブに移し、続いて、それぞれの細菌細胞を含有する細胞バンクからのストック溶液を使用して解凍された細菌細胞を移すことを含み得る。嫌気性細菌細胞を使用する場合、スターター培養物は、嫌気性条件下、約37℃で約12~16時間増殖させることができる。特定のインキュベーション期間の後、スターター培養物を増殖(濁度)について視覚的に検査し、細菌増殖を確認したら、細胞増殖のために追加のより大きな培養フラスコに移すことができる。約12、18、24、30時間インキュベートした後、細胞培養培地の細胞密度及び吸光度を測定することができる。そのような測定は、吸光度が特定の光学密度範囲内に入ることを確実にするために、約583又は600ナノメートルで細胞懸濁液の吸光度を測定することによって行うことができる。
【0158】
いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.1%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.2%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.3%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.4%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.5%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.6%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.7%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.8%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.9%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約1%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックは、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含み得る。いくつかの場合、方法は、増殖培地に対して複数の滅菌及び脱気ラウンドを実施することを含み得る。滅菌は、濾過滅菌を含み得る。いくつかの場合、滅菌は、121℃で20分間のオートクレーブ処理を含み得る。いくつかの場合、脱気は、媒体又は環境をN2H2CO2(90:5:5)ガス混合物で再充填することを含み得る。いくつかの場合、脱気は、媒体又は環境を窒素ガス又は本明細書に記載の酸素スクラバーで再充填することを含んでもよい。いくつかの場合、方法は、バッチを凍結乾燥することを含み得る。他の場合では、方法は、凍結乾燥の前にバッチを遠心分離することを含み得る。或る場合には、本方法は、凍結乾燥後にバッチを粉砕することを含み得る。
【0159】
ラクトバチルス科の種の大規模増殖のための方法
ラクトバチルス科の種の大規模増殖のための方法が本明細書に開示される。ラクトバチルス科の種の大規模増殖のための方法が本明細書に開示される。本方法は、増殖培地の量を増加させながら複数の接種ラウンドを実施することを含み得る。ラクトバチルス科の種は、いくつかの例では、ラクトバチルス・クリスパタスを含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種は、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種は、本明細書に記載されるラクトバチルス科、及びその任意の細菌種又は株を含み得る。
【0160】
いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.001体積%、0.002体積%、0.005体積%、0.01体積%、0.02体積%、0.05体積%、0.1体積%、0.2体積%、0.3体積%、0.4体積%、0.5体積%、0.6体積%、0.7体積%、0.8体積%、0.9体積%、1体積%、1.5体積%、2体積%、2.5体積%、3体積%、3.5体積%、4体積%、4.5体積%、5体積%、5.5体積%、6体積%、6.5体積%、7体積%、7.5体積%、8体積%、8.5体積%、9体積%、9.5体積%、10体積%、20体積%、50体積%又はそれ以上を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の最大で約0.001体積%、0.002体積%、0.005体積%、0.01体積%、0.02体積%、0.05体積%、0.1体積%、0.2体積%、0.3体積%、0.4体積%、0.5体積%、0.6体積%、0.7体積%、0.8体積%、0.9体積%、1体積%、1.5体積%、2体積%、2.5体積%、3体積%、3.5体積%、4体積%、4.5体積%、5体積%、5.5体積%、6体積%、6.5体積%、7体積%、7.5体積%、8体積%、8.5体積%、9体積%、9.5体積%、10体積%、20体積%、又は50体積%を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5体積%を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み得る。
【0161】
いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.1体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.2体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.3体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.4体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.6体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.7体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.8体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.9体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約1体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約1.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約2体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約2.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約3体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約3.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約4体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約4.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約6体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約6.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約7体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約7.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約8体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約8.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約9体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約9.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約10体積%を含み得る。
【0162】
いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.1体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.2体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.3体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.4体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.6体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.7体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.8体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.9体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約1体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約1.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約2体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約2.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約3体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約3.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約4体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約4.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約5.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約6体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約6.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約7体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約7.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約8体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約8.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約9体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約9.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約10体積%未満を含み得る。
【0163】
いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.1体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.2体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.3体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.4体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.6体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.7体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.8体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.9体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約1体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約1.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約2体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約2.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約3体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約3.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約4体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約4.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約5.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約6体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約6.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約7体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約7.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約8体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約8.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約9体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約9.5体積%を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約10体積%を含み得る。
【0164】
いくつかの場合、ラクトバチルス科の種の大規模増殖の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.1体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.2体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.3体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.4体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.6体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.7体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.8体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約0.9体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約1体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約1.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約2体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約2.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約3体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約3.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約4体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約4.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約5.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約6体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約6.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約7体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約7.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約8体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約8.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約9体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約9.5体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の約10体積%未満を含み得る。いくつかの場合、本明細書に記載の接種ラウンドのパーセンテージは、重量又は重量/体積によっても測定され得る。例えば、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み得る方法の接種ラウンドの場合、本方法の接種ラウンドは、先行する接種の全バッチ材料の少なくとも約0.5重量%及び/又は少なくとも約0.5%(重量/体積)も含み得る。
【0165】
いくつかの例では、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、少なくとも約1L、5L、10L、20L、30L、40L、50L、60L、70L、80L、90L、100L、150L、200L、250L、300L、350L、400L、450L、500L、1000L、1500L、2000L、2500L、3000L、3500L、4000L、4500L、5000L、7500L、10000L、50000L又はそれ以上の増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、最大で約1L、5L、10L、20L、30L、40L、50L、60L、70L、80L、90L、100L、150L、200L、250L、300L、350L、400L、450L、500L、1000L、1500L、2000L、2500L、3000L、3500L、4000L、4500L、5000L、7500L、10000L、又は50000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス(Lactobacillaceae)科の種の大規模増殖の増殖培地は、約100ml~約4000Lであり得る。いくつかの場合、増殖培地は約500mLであり得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約4000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3900Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3800Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3700Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3600Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3400Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3300Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3200Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3100Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約3000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約2500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約2000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約1500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約1000Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約500Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約450Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約400Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約350Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約300Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約250Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約200Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約150Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約100Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約90Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約80Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約70Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約60Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約50Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約40Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約30Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約20Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約10Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約5Lの増殖培地を含み得る。いくつかの場合、本方法の接種ラウンドの少なくとも1つは、約1Lの増殖培地を含み得る。
【0166】
細菌集団を製造するための本開示の方法は、塩、ビタミン、抗酸化剤等の様々な乾燥培地成分を米国薬局方グレードの注射用水に溶解することを含み得る培地調製を含み得る。完全に溶解した後、培地のpHを調整して、それぞれの細菌細胞の最適な増殖を確実にすることができる。次いで、pH調整培地をバイオセーフティキャビネットに移し、滅菌することができる。様々な例において、本明細書の微生物集団は、1つ以上の嫌気性細菌株を含むことができる。そのような場合、培地を約N2H2CO2(90:5:5)の雰囲気を含む嫌気性チャンバに移して、嫌気性細菌の接種前に縮小することができる。
【0167】
本明細書の製造方法は、細菌株/種のスターター培養物を生成することを含み得る。そのような方法は、濾過された培地を含有する各フラスコから一定量を使用することによって、医薬組成物に含まれる細菌株のためのスターター培養物を生成すること、及びそのような量を滅菌された予め縮小されたスクリューキャップチューブに移し、続いて、それぞれの細菌細胞を含有する細胞バンクからのストック溶液を使用して解凍された細菌細胞を移すことを含み得る。嫌気性細菌細胞を使用する場合、スターター培養物は、嫌気性条件下、約37℃で約12~16時間増殖させることができる。特定のインキュベーション期間の後、スターター培養物を増殖(濁度)について視覚的に検査し、細菌増殖を確認したら、細胞増殖のために追加のより大きな培養フラスコに移すことができる。約12、18、24、30時間インキュベートした後、細胞培養培地の細胞密度及び吸光度を測定することができる。そのような測定は、吸光度が特定の光学密度範囲内に入ることを確実にするために、約583又は600ナノメートルで細胞懸濁液の吸光度を測定することによって行うことができる。
【0168】
いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.1%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.2%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.3%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.4%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.5%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.6%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.7%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.8%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.9%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、最初の接種ラウンドは、最初の接種ラウンド増殖培地の約1%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含み得る。いくつかの場合、ラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックは、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含み得る。いくつかの場合、方法は、増殖培地に対して複数の滅菌及び脱気ラウンドを実施することを含み得る。滅菌は、濾過滅菌を含み得る。いくつかの場合、滅菌は、121℃で20分間のオートクレーブ処理を含み得る。いくつかの場合、脱気は、媒体又は環境をN2H2CO2(90:5:5)ガス混合物で再充填することを含み得る。いくつかの場合、脱気は、媒体又は環境を窒素ガス又は本明細書に記載の酸素スクラバーで再充填することを含んでもよい。いくつかの場合、方法は、バッチを凍結乾燥することを含み得る。他の場合では、方法は、凍結乾燥の前にバッチを遠心分離することを含み得る。或る場合には、本方法は、凍結乾燥後にバッチを粉砕することを含み得る。
【0169】
医薬組成物による治療方法
治療方法
いくつかの例では、医薬組成物は、疾患を有するかまた疾患を有することが疑われる対象に投与され得る。いくつかの場合、医薬組成物は、疾患を有する対象に投与され得る。他の場合では、医薬組成物は、疾患を有することが疑われる対象に投与され得る。いくつかの場合、対象における疾患を治療するために、医薬組成物を対象に投与することができる。いくつかの場合、対象における疾患を予防するために、医薬組成物を対象に投与することができる。いくつかの場合、疾患を予防するために使用される場合、対象は、医薬組成物が投与される前に疾患を発症していない可能性がある。
【0170】
いくつかの例では、医薬組成物によって治療される疾患は、炎症性疾患を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療される炎症性疾患は、アレルギー又は皮膚炎である。いくつかの場合、医薬組成物によって治療される疾患はアレルギーを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療される炎症性疾患は、皮膚炎を含み得る。いくつかの例では、医薬組成物によって治療される炎症性疾患は、アトピー、喘息、自己免疫疾患、自己炎症性疾患、過敏症、小児アレルギー性喘息、アレルギー性喘息、炎症性腸疾患、セリアック病、クローン病、大腸炎、潰瘍性大腸炎、コラーゲン性大腸炎、リンパ球性大腸炎、憩室炎、過敏性腸症候群、短腸症候群、停滞ループ症候群(stagnant loop syndrome)、慢性持続性下痢、乳児難治性下痢、旅行者下痢、免疫増殖性小腸疾患、慢性前立腺炎、腸炎後症候群、熱帯性スプルー、ウィップル病、ウォルマン病、関節炎、関節リウマチ、ベーチェット病、ブドウ膜炎、壊疽性膿皮症、結節性紅斑、外傷性脳損傷、乾癬性関節炎、若年性特発性関節炎、多発性硬化症、全身性エリテマトーデス(SLE)、重症筋無力症、若年発症糖尿病、1型糖尿病、ギラン・バレー症候群、橋本脳炎、橋本甲状腺炎、強直性脊椎炎、乾癬、シェーグレン症候群、血管炎、糸球体腎炎、自己免疫性甲状腺炎、水疱性類天疱瘡、サルコイドーシス、魚鱗癬、グレーブス眼症、アジソン病、白斑、尋常性ざ瘡、骨盤炎症性疾患、再灌流傷害、サルコイドーシス、移植拒絶反応、間質性膀胱炎、アテローム性動脈硬化症、食物アレルギー又はアトピー性皮膚炎アトピー性皮膚炎を含み得る。いくつかの例では、医薬組成物によって治療される炎症性疾患は、小児アレルギー性喘息又は炎症性腸疾患を含み得る。いくつかの例では、医薬組成物によって治療されるアレルギーは、アレルギー性喘息、食物アレルギー、又はアレルギー性小児喘息を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療されるアレルギーは、アレルギー性喘息を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療されるアレルギーは、食物アレルギーを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療されるアレルギーは、アレルギー性小児喘息を含み得る。
【0171】
いくつかの例では、医薬組成物によって治療される疾患は、代謝疾患を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療される代謝疾患は、肥満、糖尿病、又はメタボリックシンドロームを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療される代謝疾患は、肥満を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療される代謝疾患は、糖尿病を含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療される代謝疾患は、メタボリックシンドロームを含み得る。いくつかの場合、医薬組成物によって治療される代謝疾患はまた、糖尿病前症(pre-diabetes)、1型糖尿病、2型糖尿病、糖尿病合併症、糖尿病前症(prediabetes)、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)、体重減少、インスリン欠乏又はインスリン抵抗性関連障害、耐糖能障害、脂質代謝異常、アテローム性動脈硬化症、高血圧症、心臓病、脳卒中、高血糖症、脂肪肝、脂質異常症、過体重及び肥満に関連する免疫系の機能障害、心血管疾患、高コレステロール、トリグリセリド上昇、喘息、睡眠時無呼吸症、骨関節症、神経変性、胆嚢疾患、シンドロームX、炎症性障害及び免疫障害、アテローム性脂質異常症、又はがんを含み得る。
【0172】
いくつかの場合、本明細書に記載の医薬組成物及びその医薬組成物を投与された対象は、ヒト対象を含み得る。ヒト対象は、成人又は乳児であり得る。本明細書に記載の医薬組成物及びその医薬組成物を投与される乳児は、いくつかの場合、少なくとも約1日齢、2日齢、3日齢、4日齢、5日齢、6日齢、1週齢、2週齢、3週齢、4週齢、1カ月齢、2カ月齢、3カ月齢、4カ月齢、5カ月齢、6カ月齢、7カ月齢、8カ月齢、9カ月齢、10カ月齢、11カ月齢、1歳、2歳、3歳、4歳、5歳、6歳、7歳、8歳、9歳、10歳、11歳、12歳、13歳、14歳、15歳、16歳、17歳、18歳、19歳、20歳、21歳、22歳、23歳、24歳、25歳、26歳、27歳、28歳、29歳、30歳、31歳、32歳、33歳、34歳、35歳、36歳、37歳、38歳、39歳、40歳、41歳、42歳、43歳、44歳、45歳、46歳、47歳、48歳、49歳、50歳、51歳、52歳、53歳、54歳、55歳、56歳、57歳、58歳、59歳、60歳、61歳、62歳、63歳、64歳、65歳、66歳、67歳、68歳、69歳、70歳、71歳、72歳、73歳、74歳、75歳、76歳、77歳、78歳、79歳、80歳、81歳、82歳、83歳、84歳、85歳、86歳、87歳、88歳、89歳、90歳、91歳、92歳、93歳、94歳、95歳、96歳、97歳、98歳、99歳、又は100歳の年齢を有する。
【0173】
本明細書の医薬組成物は、異なる投与スケジュールに従って様々な期間投与することができる。治療期間は、対象間及び個体間で異なってもよく、本明細書に記載されるような様々な因子、例えば、疾患状態、年齢等に依存し得る。いくつかの例では、対象は、1日~少なくとも約1週間、約1週間~約1ヶ月間、又は約1ヶ月~約1年間治療され得る。そのような場合、対象は、約1ヶ月、2ヶ月又は3ヶ月間治療され得る。いくつかの場合、治療は、連続した日、連続した週、及び/又は連続した月に実施することができる。いくつかの実施形態では、医薬組成物は、約28、29、又は30日間連続して投与される。
【0174】
本明細書における治療方法は、本開示の医薬組成物を1日に1回、2回、3回、4回、5回、6回、7回、8回、9回、10回、11回又は12回投与することを含み得る。様々な例において、本開示の医薬組成物は、1日2回投与される。このような1日2回の投与は、朝と夕方に行うことができる。このような場合、所与の日の最初の投与と2回目の投与との間に約8、12、又は16時間の期間があり得る。
【0175】
本発明の様々な実施形態を本明細書に示し説明してきたが、そのような実施形態が例としてのみ提供されることは当業者には明らかであろう。当業者であれば、本発明から逸脱することなく、多数の変形、変更、及び置換を行うことができるであろう。本明細書に記載の本発明の実施形態に対する様々な代替形態が使用され得ることを理解されたい。
【0176】
[実施例]
これらの実施例は、例示のみを目的として提供されており、本明細書で提供される特許請求の範囲を限定するものではない。
【0177】
[実施例1]
ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)のための最適化された超大規模増殖及び製造プロセス
ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)のための最適化された超大規模増殖(約3000L)及び製造プロセスが本明細書で提供される。この株は、本明細書に記載の医薬組成物及びその一部として使用され得る。
【0178】
図1に概説されるように、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を3500L容量の培養物中で増殖させるための製造条件及び手順を作製して、本明細書に記載される細菌株の収量及び増殖速度を増加させた。
【0179】
培地の調製
250Lの糖供給物(表3)、3160LのLC100培地(表4)、及び凍結保護剤ミックス(表5)の成分を計量した。
【表4】
【表5】
【表6】
糖画分及び供給物の調製及び汚染除去
300L容器及び混合タンクの定置洗浄(CIP)を完了した。0.22μmフィルターを用いて、125Lの熱軟水を滅菌混合タンクに添加した。重量で1/3の糖供給成分を混合タンクに添加し、それらが完全に溶解するまで150rpmで10分間撹拌した。続いて、追加の2/3の糖供給成分及び125Lの熱軟水を混合タンクに添加し、完全に溶解させた。糖供給物を0.2μmフィルターを用いて濾過滅菌し、滅菌した300L容器に保存した。
【0180】
3500L培養培地の調製及び汚染除去
LC100培地を生成するために、3,500Lの撹拌発酵槽をCIPによって滅菌し、較正されたpH及びレドックス検知プローブを取り付ける。合計400Lの0.22μm濾過水を予備滅菌混合タンクに添加し、LC100培地成分と合わせた。混合物を150rpmで10分間均質化した。濃縮培地を3500 Lバイオリアクターに移し、3000Lの0.22μm濾過軟水を発酵槽に添加した。培地のpHをpH=6.5に調整した。培地を121℃で20分間定位置で滅菌した。蒸気滅菌連結部を使用して、100Lの糖供給物を滅菌LC100培地に添加した。次いで、100rpmで撹拌しながら0.2barのヘッドスペース圧力を維持しながら、N2H2CO2(90:5:5)ガス混合物を0.1vvmの速度で添加するスパージャーを使用して、完成したLC100培養培地を脱気した。LC100培地のレドックス値を脱気の開始時から監視した。脱気は、レドックス値が低下するまで継続し、1時間安定した値を維持した。次いで、LC100を、使用するまで90rpmで撹拌し、0.01vvmのガス混合物をスパージングしながら、10℃±2℃で保存した。
【0181】
20L発酵槽の調製及び汚染除去及び培地移動
20Lの定置洗浄(CIP)を完了した。20L発酵槽からの滅菌コネクタを使用して、20.5Lの滅菌培養培地を3500L発酵槽に移した。
【0182】
最初の接種の調製
500mLの滅菌LC100培地を20L発酵槽から滅菌1ボトルに移した。次いで、滅菌ボトルを嫌気性チャンバに移した。1.84mLのWCB L.クリスパタス(DSM 33187)を嫌気性チャンバで解凍し、滅菌ピペット接種材料を使用して500mLの還元LC100培地(約0.4%v/v接種率)に接種した。細胞と培地の混合物を穏やかに旋回させることによって均質化し、583nm(OD583)での周期的光学密度測定を用いて37℃でインキュベートした。a)OD583>4.5又はb)培養物が20時間増殖したときに培養を停止した。
【0183】
20Lの接種
20Lの培養培地を37℃に加温した。培地を、表6に列挙したパラメータを用いて脱気した。
【表7】
標準的なレドックスセンサによって測定した場合、酸化還元値が1時間安定するまで脱気を続けた。滅菌した三方弁を20L発酵槽に接続した。L.クリスパタスの0.1L接種材料培養物(DSM 33187)(0.5%v/v接種材料)を、三方弁を介して20L発酵槽に添加した。OD
585を使用して、20L培養物の光学密度を監視した。以下の基準のいずれか1つに達したときに培養を停止した:以下の基準の1つの場合に培養を停止した:a)OD
583>6、b)グルコース濃度<2g/L、c)総培養時間が20時間に達する、又はd)3回のその後のOD
583読み取り後に増殖速度の低下が検出される。
【0184】
3500Lの接種
3400Lの培養培地を37℃に加温した。培地を、表6に列挙したパラメータを用いて脱気した。標準的なレドックスセンサによって測定した場合、酸化還元値が1時間安定するまで脱気を続けた。20L発酵槽を3500L発酵槽に接続した。20L発酵槽からのL.クリスパタス(DSM 33187)の全接種材料培養物(約0.6%v/v接種材料)を、三方弁を介して3500L発酵槽に添加した。160Lの糖供給物を3500Lの発酵槽に添加した。OD585を使用して、3500L培養物の光学密度を監視した。以下の基準のいずれか1つに達したときに培養を停止した:a)OD583>8、b)グルコース濃度<2g/L、c)総培養時間が20時間に達する、又はd)3回のその後のOD583読み取り後に増殖速度の減速が検出される。これらのパラメータの1つが満たされると、発酵槽を4℃+/-3℃に設定して培養物の冷却を開始した。
【0185】
遠心分離
GEA遠心分離機及び混合タンクの定置洗浄(CIP)を完了した。混合ガスライン(N
2H
2CO
2、90:5:5)をGEA遠心分離機に接続し、30分間脱気して混合タンクに入れた。3500Lの培養物を、表7に列挙したSharplesパラメータを使用して遠心分離した。
【表8】
濃縮された細菌画分(バイオマス)を脱気混合タンクに収集した。収集した濃縮バイオマスの重量を計量した。
【0186】
凍結保護剤溶液の調製及び濃縮バイオマスへの添加
混合タンクの定置洗浄(CIP)を完了した。0.22μmの濾過された高温の軟水75Lを混合タンクに添加した。1/3の凍結保護剤ミックス成分を、それらが完全に溶解するまで混合タンクに添加した。更に20Lの濾過された軟水を添加した。混合物を150rpmで10分間均質化した。凍結保護剤溶液を滅菌バイオリアクターに移した。溶液のベースラインレドックス値を記録した。凍結保護剤溶液を、表8に列挙したパラメータを使用して脱気した。
【表9】
脱気した凍結保護剤溶液を、1:1(w/w)の比で混合タンク内の嫌気性濃縮バイオマスに添加した。凍結乾燥に利用可能なバイオマス及び凍結保護剤の総質量及び体積を記録した。
【0187】
凍結乾燥及び粉砕
滅菌プラスチック凍結乾燥トレイを総厚が1cmを超えないように充填し、これはトレイあたり1.5Lの細胞及び凍結保護剤ミックスに相当する。トレイを、凍結プロセスを促進するために充填された際に、予め凍結された凍結乾燥機棚に移動した。凍結乾燥サイクルを、表9に列挙したパラメータに従って開始した。
【表10】
凍結乾燥材料を、スペーサ1及び1mmグリッドを使用して速度1で粉砕した。粉砕後、凍結乾燥細胞材料を直ちに、それぞれ1.5kg以下の材料を含むポリエチレン(PE)バッグに密封した。凍結乾燥細胞材料を-18℃未満で保存し、実施例4、5、6又は9で定義されるように、製剤を製造するために使用した。
【0188】
[実施例2]
製剤製造
賦形剤を含む、本明細書に記載の細菌株及び他の材料を使用して製剤を製造するための方法が本明細書で提供される。製剤は、本開示に記載の医薬組成物であり得る。細菌株又は原薬は、本開示に記載の細菌集団を含み得る。
【0189】
図2に示すように、一般に、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含む製剤又は医薬組成物を製造するために、各株を、嫌気性条件下で発酵槽中37℃で様々な(例えば、1L、5L、20L、150L、300L、又は3500L)で株特異的培地中で増殖させる。次いで、細胞を凍結保護剤(例えば、100倍濃度で)中での連続遠心分離によって濃縮する。次いで、濃縮された細胞を凍結乾燥し、粉末形態に粉砕する。各株を、グリセロール又は酸化防止剤を含むそれ自体の賦形剤と共に原薬として冷凍庫(例えば、-80℃又は-20℃からの任意の温度)に保存する。原薬の各バッチについて仕様試験を行った。1つの仕様規格は、本明細書に、又は実施例4、5、6若しくは9のいずれか1つに記載されている。原薬を、実現可能性バッチ、エンジニアリングバッチ、又は優良医薬品製造基準(GMP)バッチとして合成することができる。
【0190】
仕様を通過すると、原薬バッチは製剤製造のために放出される。製剤バッチは、各原薬の効力及び重量に基づいて計算される。各々がA.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)のうちの1つを含有する3つの原薬バッチを、追加の賦形剤及び材料と混合して製剤を形成する。約350mgの製剤を各カプセルに充填する。充填されたカプセルを、アルミニウムブリスターに包装する。製剤を冷凍庫(例えば、-80℃又は-20℃からの任意の温度)で保存する。製剤の各バッチは、仕様試験を受ける。1つの仕様規格が、実施例4、5、6又は9のうちの1つに記載されている。次いで、製剤を放出することができる。製剤を、実現可能性バッチ、エンジニアリングバッチ、又は優良医薬品製造基準(GMP)バッチとして合成することができる。
【0191】
図3は、原薬バッチが放出された後の製造工程を示す図である。製剤中の各原薬及び賦形剤の必要重量を、特定の構成原薬ロットの効力、バッチ式及び所望のバッチ収率に基づいて計算する。各原薬の必要重量は、実施例4、5、6又は9の1つに記載されているような所望の収率及び形成に基づいて計算される。製剤の製造を、温度(20℃±2℃)及び湿度(30%RH未満)の環境制御及び陽圧換気を伴う製造室で行う。専用の計量エリア及び較正された天秤を使用して、原料を計量し、予めラベルが付されたポリエチレン袋に分配する。原料計量プロセスを、原料が同時に処理されないように、順次行う。構成粉末は、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、マンニトール、ステアリン酸マグネシウム、及び二酸化ケイ素を含む。次いで、原薬及び賦形剤成分を計量する。それらを立方型ブレンダを使用して混合し、製剤粉末を生成する。他のブレンダも使用することができる。予め測定した原料粉末を、立方型ブレンダを用いて均一になるまで混和する。均一性及び水分の評価のために、層化されたブレンド試料を除去する。バルク製剤粉末ブレンドを、予めラベル付けされたPEバッグに分注し、密封する。バルク製剤粉末ブレンドを自動カプセル充填機のホッパーに添加し、サイズ00のヒプロメロースカプセル(一次容器クロージャ、消費用ではない)を製剤粉末325~350mgで充填する。カプセルは、機械的充填機を使用して自動的に充填することができる。あるいは、カプセルを手動で充填することができる。均一性のため、実施例4、5、6又は9に開示された重量仕様を満たさない閉じたカプセルを、充填プロセスの一部として自動的に廃棄する。充填されたカプセルをPEバッグに収集し、これを窒素ガスを使用して空気をパージし、リンクを使用して密封する。2つの酸素吸収剤を含む第2のPEバッグを第1のバッグの上に置き、窒素でパージし、シールリンクで閉じる。充填したカプセルを、ブリスターパッキングまで2~8℃で保存する。充填されたカプセルを、二次包装のために自動低温形態箔ブリスターパッキング機に供給する。ブリスターは、8個のカプセルを含有するように生成され、それぞれが窒素ガスヘッドスペースを有する個々のウェルに密封される。バルクブリスターを箱に入れ、PEバッグに封入し、リンクで密封し、出荷前に-15℃未満で保存する。品質管理分析のため、予め定義された数のブリスターを取り出す。バルクブリスターはドライアイス上でパッケージャ及びラベラー(Caligor Coghlan Pharma Services、テキサス州、米国)に出荷される。ブリスターを、各キットに4つのウォレット化ブリスターを含むラベル付きの毎月投薬カートンにウォレット化し、ラベル付けし、キット化する。
【0192】
標的カプセル充填重量の制御を提供するために、インライン重量チェックが自動カプセル化中に利用され、指定された重量許容範囲外のカプセルが排除される。更なるプロセス制御を開発し、開発の後の段階で適用可能なように実施することができる。
【0193】
[実施例3]
原薬の仕様
本明細書では、原薬の仕様が提供される。本実施例に開示されているものから変更されたもの等の他の仕様も、製剤の用途に応じて使用することができる。原薬は、本開示に記載の細菌集団を含み得る。
【0194】
原薬-A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)-の仕様を表10に要約する。
【表11】
[実施例4]
製剤の賦形剤を試験する
製剤の賦形剤を試験するための方法が本明細書で提供される。製剤の賦形剤も提供される。製剤は、本開示に記載の医薬組成物であり得る。細菌株又は原薬は、本開示に記載の細菌集団を含み得る。
【0195】
図4Aに示すように、原薬A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)をVivapur 103、Vivapur 112、Vivapur 200 XLM、Vivapur Prosolv SMCC90及びEMDEXと1:1、1:2又は1:3の比率で混合した。賦形剤を含まない製剤(DP)を、陰性対照として使用した。各混合物を4℃でジップロック(Ziplock)バッグに保存した。F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の効力を、混合及び保存後の0日目(D0)、D7及びD28に試験した。実験を、68°F及び>60%RHのバイオセーフティキャビネット(BSC)で行った。これらの時点でのF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の効力を表11に要約する。
【表12】
DP対照と比較して、これらの時点でのF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の効力は、試験した全てのグレードのVivapur微結晶セルロースと混合した場合に比較的安定していた。F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の効力は、おそらくEMDEXの吸湿性のために、EMDEXと混合すると低下した。製剤は、酸素若しくは湿度への曝露、又は4℃での保存を避けるべきである。
図4Bに示すように、様々なVivapur微結晶セルロースは水に溶解しなかった。Vivapur微結晶セルロースは、投与方法に応じて依然として有用な賦形剤であり得る。例えば、製剤が投与のために水に溶解する必要がない場合、それらを賦形剤として使用することができる。
【0196】
図5Aに示すように、原薬A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)をより多くの賦形剤で試験した。原薬を、二酸化ケイ素(SiO
2)の有無にかかわらず、EMDEX、マンニトール又は無水ラクトースと1:2の比で混合した。各製剤混合物は約0.3gの製剤及び賦形剤を含有し、5/6ガラスバイアルに4℃又は-20℃で保存した。乾燥剤パケットを、ガラスバイアルを含む冷凍ボックスに入れた。賦形剤を含まない製剤を、陰性対照として使用した。実験を、68°F及び約40%RHの嫌気性チャンバ内で行った。F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の効力を、混合及び保存後の0日目(D0)、D7、D14、D28及びD60にスコア化した。これらの時点のいくつかにおけるF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の効力を表12に要約する。
【表13】
表12、
図5B及び
図5Cに示すように、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)細胞は、DPを低湿度の嫌気性条件下で製造し、4℃又は-20℃で保存した場合、試験した全ての賦形剤で比較的安定であった。
【0197】
マンニトール又は無水ラクトース及び二酸化ケイ素と混合した場合、製剤(DP)中のF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は低湿度で安定であり、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)は低湿度及び高湿度で安定であった。製剤は、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)を含む原薬(DS)を含む。約0.3gの製剤混合物を、嫌気性チャンバ(AS-150;約40%の湿度)及びバイオセーフティキャビネット(BSC;>60%湿度)内で、条件ごとに8個のカプセルに充填した。カプセルをガラスバイアルに4℃及び-20℃で保存した。乾燥剤パケットを、ガラスバイアルを含む冷凍庫に入れた。混合物の効力を0日目(D0)、D7、D14、D21、D28、D60、D90及びD120に試験した。これらの時点のいくつかにおけるF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の効力を表13に要約する。
【表14】
表13、
図6B及び
図6Cに示すように、A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)は、低湿度及び高湿度のAS-150又はBSCのいずれかにおいて、カプセルを製剤、二酸化ケイ素及びマンニトール又は無水ラクトースで充填した場合に安定であった。F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、低湿度でAS-150又はBSCのいずれかにおいて、カプセルが製剤、二酸化ケイ素及びマンニトール又は無水ラクトースで充填された場合であった。
【0198】
図7A、
図7B及び
図7Cに更に示すように、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)は、製剤環境を25℃及び30%未満の湿度(RH)に維持した場合に安定であったが、室温及び50%超の湿度に維持した嫌気性チャンバ(AC)では安定でなかった。A.ムシニフィラ(DSM 33213)及びL.クリスパタス(DSM 33187)は両方の環境で安定していた。
【0199】
[実施例5]
製剤の組成及び仕様
本明細書では、製剤の仕様が提供される。本実施例に開示されているものから変更されたもの等の他の仕様も、製剤の用途に応じて使用することができる。製剤は、本開示に記載の医薬組成物であり得る。細菌株又は原薬は、本開示に記載の細菌集団を含み得る。
【0200】
製剤の理論上の重量又は質量は325mgであるべきである。理論的な製剤バッチは、35000個のカプセルを生成するはずである。製剤の理論的組成を表14に要約する。
【表15】
製剤の物理的及び化学的仕様を表15に要約する。
【表16】
製剤の細菌学的仕様を表16に要約する。
【表17】
[実施例6]
製剤実現可能性研究
本開示に記載の方法及び組成物によって製造された製剤を試験するための方法が本明細書で提供される。製剤は、本開示に記載の医薬組成物であり得る。細菌株又は原薬は、本開示に記載の細菌集団を含み得る。
【0201】
製剤形成プロトコル
この報告書で曝露された試験を実施するために、表17に記載の製剤仕様に従って100gの製剤を製造した。
【表18】
原料の各々を1つの容器に計量した(天秤(E01459)、温度=21.9℃、湿度=26.36%RH)。材料を
図8に従って分配し、
図9Aに示した。灰色は、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)粉末によって提供された。材料をブレンディング機(Turbulat E01106)で49rpmで5分間混合した。
図9Bに示すように、混合物は視覚的に均質であった。混合物中に分散するのが困難な二酸化ケイ素の凝集物があった。混合粉末の色は、白色から灰白色からベージュに見えた。
【0202】
圧縮性
製剤の嵩密度及びタップ密度を測定することによって圧縮性を評価した。メスシリンダーを使用して、欧州薬局方(Ph.Eur.9.6)(2.9.34.)及びUSP(616)の9.6の補遺の方法2に従って嵩密度を測定した。通過した粉末床を乱さないように、又は圧縮しないように注意しながら、その100gの記載された製剤(0.1%単位で計量)の試料を漏斗を使用して250mLメスシリンダーに注ぎ、2mL単位での読み取りを可能にした。次いで、最も近い目盛りで嵩密度の読み取り値を取得した。タップ密度の測定は、体積計(STAV 2003、J Engelsmann AG(登録商標))(E00868)を使用して、Ph.Eur.9.6(2.9.34.)の方法2に従って行った。装置は、メスシリンダー並びに3±0.1ミリメートル(mm)の高さから250±15滴を生成することができるタンピングシステムからなっていた。通気量を決定した後、粉末を充填した試験管を10,500滴、次いで1250滴に供した。タップされた体積は、各一連の液滴間の最も近い目盛りで記録された。500滴後と1250滴後に記録された体積の差が2mLより大きい場合、新しい一連の1250滴を行った。最後の2つの体積の読み取り値が2mL以下で異なる場合、タップした体積を記録した。次いで、Carr指数及びHausner指数を、製剤に対して繰り返される各測定について計算した。得られた3つの値の平均値を特性評価の結果とした。試料体積を表18に要約する。
【表19】
Hausner比はタップ密度と嵩密度の比であり、式1を用いて計算される。
【数1】
(式中、HRはHaunser比であり、ρ
tasseeはタップ密度であり、ρ
aereeは嵩密度であり、V
tasseはタップされた体積であり、V
aereはバルク体積である。
【0203】
Carr指数は、タップ密度と嵩密度とタップ密度との差の比であり、式2を使用して計算される。
【数2】
(式中、CIはCarr指数であり、ρ
tasseeはタップ密度であり、ρ
aereeは嵩密度であり、V
tasseはタップされた体積であり、V
aereはバルク体積である。
【0204】
嵩密度は328kg/m3、タップ密度は489kg/m3、Carr指数は33%、Hausner比は1.49であった。
【0205】
Ph.Eur.9.6(2.9.36)、USP.1174に記載されている方法による流動性の尺度を表19に要約した。
【表20】
製剤は、粉末の凝集挙動のために非常に低い流動性を示した。粉末粒子は、有意な粒子間相互作用を示した。
【0206】
粒径分析
10
製剤粒径分布を、50gの製剤試料のふるい(E01536)を用いて測定した。データを表20に要約する。
【表21】
図10に示すように、製剤の粒径分布は不均一であり、0.500mm~0.250mmと0.200mm~0.100mmの間の2つの優勢な集団、並びに0.250mm~0.200mmと0.100mm~0.050mmの間のより少量で存在する2つの集団からなっていた。
【0207】
図11に示すように、粒度分布の研究により、微粒子の存在を確認した。顕微鏡下の製剤は、異なる粒子サイズを示した。それらのいくつかは、50μm未満のオーダーであった。凝集体並びにより大きな粒子の表面に吸着することができる多数の微粒子が粉末内に存在していた。凝集物の存在により、製剤粉末は凝集性である傾向があり、したがって流動することが困難であった。
【0208】
カプセル充填
湿度が低く(9%未満)、ガス透過性が低いVcaps Plusサイズ00白色を製剤充填に使用した。操作の再現性を試験するために、マニピュレーターごとに100 Vcaps Plusサイズ00カプセルのプレートを作製した。32.1gの量の製剤混合物を使用した。空のカプセルを計量し、記録した。カプセルを1つずつカプセル充填機のプレート上に置いた。カプセルを平らにすることによって充填して開封した。次いで、充填したカプセルを閉じた。充填したカプセルを計量し、記録した。カプセルを配置する順序は、同じ空の充填されたカプセルが適切に計量されることを確実にする。理論質量は式3のように計算される。
【0209】
式3:理論質量=嵩密度の測定(欧州薬局方2.9.36に従う)×カプセルの体積。
【0210】
嵩密度(欧州薬局方2.9.36に従う)の測定値は0.328g/mlであり、Vcaps Plusサイズ00キャップの体積は0.95mLであったことから、製剤の理論質量はカプセルあたり313mgとなるはずである。
【0211】
100個のカプセルのプレート上の質量の分布を表21に要約する。
【表22】
100個のカプセルのパラメータを表22に要約する。
【表23】
理論重量及びPh.2.9.5.によるカプセルの分布を表23に要約する。
【表24】
損失は、理論重量に適合しなかったために使用できなかったカプセルに相当した。それらのカプセルは、製造中に破損、割れ、又は損傷した可能性がある。得られた平均質量は311.99mgであり、理論重量の±5%以内、すなわち297.35mg~328.65mgである。質量均一性に関して、100個のカプセルについて得られた結果は、280.79mg~343.19mgの間で得られた平均の±10%以内であった。
【0212】
機械的充填は、手動充填と比較して、カプセル内にわずかに大量の粉末を許容した。
【0213】
水への可溶化
製剤のカプセルを開封することができ、粉末を消費前に液体のガラスに注いだ。
【0214】
図12に示すように、製剤は、大きなケイ素凝集又は沈殿物形成なしに水に可溶化する。
【0215】
室温での医薬組成物の保存安定性
製剤の安定性は、製剤を室温(25℃)で150日間保存することによって試験した。実施例2~9に記載の方法に従って製剤を製造した。製剤は、本開示に記載の薬学的に許容され得る賦形剤、凍結保護剤、カプセル、及び包装を含んでいた。製剤中の原薬の生存率は、カプセルあたりのコロニー形成単位(CFU/カプセル)を介して測定され、製剤を、0、3、7、28、60、90、及び150日目に試験した。
図17に示すように、原薬L.クリスパタス、A.ムシニフィラ(A.muciniphila)、及びF.プラウスニッツィイ(F.prausnitzii)の安定性を個別に測定した。安定性データを表38に要約する。
【表25】
上に開示された方法を使用して、本開示に開示された任意の細菌株、種、属又はファミリーについて室温で任意の製剤の安定性を試験することができる。
【0216】
結論として、製剤は、主要分画の薄い粒子を含んでいた。粒子は、低いCarr指数又はHausner指数を有する凝集性粉末の供給源であった。二酸化ケイ素は、カプセル化されたときに製剤の流れを促進するであろう。理想的には、凝集物の出現を制限するために、混合物の上流でのふるい分けが必要とされるであろう。
【0217】
[実施例7]
静的培養物中の原薬の製造
静的培養で原薬を製造するための方法が本明細書で提供される。製剤は、本開示に記載の医薬組成物であり得る。細菌株又は原薬は、本開示に記載の細菌集団を含み得る。
【0218】
5L GMPスケールで製剤を製造するために、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の各々を、4バッチの静的培養において嫌気性条件下、37℃で5Lの株特異的ビーガン増殖培地で増殖させた。各バッチについて、細胞を密閉ボトルでの遠心分離によって濃縮し、40倍濃度の緩衝グリセロール溶液中で、嫌気性チャンバ内の原薬中に手作業で再懸濁させた。緩衝グリセロール溶液は、標準的なリン酸緩衝生理食塩水(PBS、137mM NaCl、2.7mM KCl、10mM Na2HPO4、1.8mM KH2PO4)、20%v/vグリセロール、及び抗酸化剤としての0.1%w/wシステインで構成されていた。各原薬を1mlの用量に分注した。ブリスターを-80℃で保存した。原薬の各バッチについて仕様試験を行った。1つの仕様規格が実施例3に記載されている。
【0219】
仕様規格に合格すると、原薬バッチを製剤製造のために放出した。表24、表25及び表26に示すように、原薬バッチの効力及び体積に基づいて、製剤バッチサイズを計算した。
【表26】
【表27】
【表28】
次いで、3つの原薬を計算された製剤バッチサイズに従って合わせ、PBS-CG緩衝液で希釈し、1ml用量で等分した。次いで、用量を-80℃で保存した。
【0220】
[実施例8]
嫌気性発酵槽における製剤の製造
嫌気性発酵槽内で原薬を製造するための方法が本明細書で提供される。
【0221】
A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の各々を、5L、20L、又は150Lの株特異的ビーガン増殖培地のバッチで、異なる発酵槽において嫌気性条件下、37℃で増殖させた。F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)については、異なる発酵槽で嫌気性条件下、37℃で2Lの株特異的ビーガン増殖培地のバッチで更に増殖させた。F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)については、異なる発酵槽で嫌気性条件下、37℃で2Lの株特異的ビーガン増殖培地のバッチで更に増殖させた。各バッチについて、表5及び実施例1に記載のように、細胞を遠心分離によって濃縮し、凍結保護剤に再懸濁し、嫌気性雰囲気下で撹拌タンク混合容器内で自動的に100倍濃度で原薬とした。各原薬混合物を凍結乾燥し、粉末形態に粉砕した。各株を-20℃で保存した。原薬の各バッチについて仕様試験を行った。1つの仕様規格が実施例3に記載されている。
【0222】
仕様規格に合格すると、原薬バッチを製剤製造のために放出した。表27、表28及び表29に示すように、原薬バッチの効力及び体積に基づいて、製剤バッチサイズを計算した。
【表29】
【表30】
【表31】
次いで、製剤を製造するために、3つの原薬を、Turbularブレンダ内で計算された製剤バッチサイズに従って賦形剤ブレンド(増量剤、流動促進剤、吸着剤)と組み合わせた。賦形剤ブレンドは、1%の二酸化ケイ素、1.5%のステアリン酸マグネシウム、及び原薬効力に基づいて可変割合のマンニトール増量剤を含有した。製剤バッチあたりの総原薬質量は特定の構成原薬ロットの効力に基づいて変化するため、それに応じてマンニトール濃度を調整し(5~81.5%)、総カプセル充填重量を325~350mgにした。製剤を手作業又は機械的にサイズ00のヒプロメロースカプセルに充填した。
【0223】
[実施例9]
嫌気性発酵槽における製剤のスケールアップ製造
本明細書では、嫌気性発酵槽中で原薬を超大規模に製造するための方法を提供する。製剤は、本開示に記載の医薬組成物であり得る。細菌株又は原薬は、本開示に記載の細菌集団を含み得る。
【0224】
A.ムシニフィラ(DSM 33213)、L.クリスパタス(DSM 33187)、及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)の各々を、発酵槽内で嫌気性条件下、37℃で株特異的ビーガン増殖培地で増殖させた。接種スキームは、その後のより大きな培養体積での連続培養を伴った。L.クリスパタス(DSM 33187)及びF.プラウスニッツィイ(DSM 33185)については、WCBストックを使用して1L培養物に接種した。1L培養物を用いて20L培養物に接種し、20L培養物を用いて3500L培養物に接種した。A.ムシニフィラ(DSM 33213)については、WCBストックから接種した1L培養物を使用して20L培養物に接種し、20L培養物を使用して300L培養物に接種した。最後に、300L培養物を使用して3000L培地に接種した。
【0225】
表5及び実施例1に記載のように、細胞を遠心分離によって濃縮し、凍結保護剤に再懸濁し、嫌気性雰囲気下で撹拌タンク混合容器内で自動的に100倍濃度で原薬とした。各原薬混合物を凍結乾燥し、粉末形態に粉砕した。各株を-20℃で保存した。原薬の各バッチについて仕様試験を行った。1つの仕様規格が実施例3に記載されている。
【0226】
仕様規格に合格すると、原薬バッチを製剤製造のために放出した。表30、表31及び表32に示すように、原薬バッチの効力及び体積に基づいて、製剤バッチサイズを計算した。
【表32】
【表33】
【表34】
製剤を製造するために、所望の全収量及びカプセル充填重量(325mgの充填重量を有するおよそ10,000個のカプセル)に基づいて、各原薬及び賦形剤ブレンド粉末の質量を計算した。賦形剤ブレンド粉末は、1%の二酸化ケイ素、1.5%のステアリン酸マグネシウム、及び原薬効力に基づいて可変割合のマンニトール増量剤を含有した。製剤バッチあたりの総原薬質量は特定の構成原薬ロットの効力に基づいて変化するため、それに応じてマンニトール濃度を調整し(5~81.5%)、総カプセル充填重量を325mgにした。全ての賦形剤粉末(マンニトール、ステアリン酸マグネシウム、二酸化ケイ素)及び原薬粉末を分注すると、粉末を立方型ブレンダを用いて均一になるまで混合した。混合物の均一性は、予め規定された層化サンプリング手法を用いて分析し、この手法では、試料採取器を用いて立方型ブレンダ内のマッピングされた位置から個別の試料を3つずつ除去し、各試料を3つの原薬並びに水分のそれぞれの濃度について分析した。これらの層化試料の分析は、均一なブレンドを示し、3つ全ての原薬の効力結果は一貫して製剤の目標効力内であり、水分の有意な増加はなかった。
【0227】
続いて、自動化された機械的カプセル充填機を使用して、均質化されたバルク粉末をサイズ00のヒプロメロースカプセル(一次容器クロージャ;カプセルシェルは消費用ではない)に充填して、目標の325mg充填重量/用量を達成した:
図13Aに示すように、製剤粉末をVブレンダで30分間ブレンドした。機械的充填機を用いてカプセルに製剤粉末を充填した。次いで、カプセルをアルミニウムブリスター包装のため処理した。包装プロセスは、製剤バッチあたり約30分かかった。次いで、ブリスターを、吸湿剤及び酸素吸収剤を含む二重バッグに保存した。混和、カプセルブリスター包装、及びブリスター包装の間、製剤、カプセル及びブリスターパックを純窒素で再充填した。
【0228】
自動化カプセル充填機によって充填されたカプセル内の製剤の仕様を表33に示す。
【表35】
均質化したバルク粉末をサイズ00のヒプロメロースカプセル(一次容器クロージャ;カプセルシェルは消費用ではない)にも手動で充填して、目標の325mg充填重量/用量を達成した:
図13Bに示すように、製剤粉末をVブレンダで30分間ブレンドした。カプセルに製剤粉末を手動で充填した。このプロセスは、製剤バッチあたり約6時間かかった。次いで、カプセルをアルミニウムブリスター包装のため処理した。包装プロセスは、製剤バッチあたり約30分かかった。次いで、ブリスターを、吸湿剤及び酸素吸収剤を含む二重バッグに保存した。保存前の各プロセスにおいて、製剤、カプセル及びブリスターを純窒素で再充填した。手動で充填されたカプセル中の製剤の仕様を表34に示す。
【表36】
充填されたカプセルを、窒素ガスで充填されたヘッドスペースを使用して、低温形態のアルミニウムブリスター(ブリスターあたり8カプセル)に低湿度で二次包装した。ブリスターをカートン内のHDPEバッグに-15℃未満で保存し、QC分析及び正式な支持安定性に配置するために所定数のブリスターを取り出した。
【0229】
[実施例10]
製剤を保存するカプセルのガス透過性を試験する
製剤を含有するカプセルのガス透過性をアッセイするための方法が本明細書で提供される。製剤は、本開示に記載の医薬組成物であり得る。細菌株又は原薬は、本開示に記載の細菌集団を含み得る。
【0230】
製剤を含有するために使用されるVキャップカプセルのガス透過性を判定するために、カプセルを嫌気性チャンバ(AS-150)のチャンバに移動させ、YFAPブロス及び0.12%レサズリン(Rezasurin)で満たした。充填したカプセルをAS-150中でインキュベートした。レサズリン(Rezasurin)は、酸素の存在下ではピンク色に見え、酸素の非存在下では無色(又は黄色)に見えた。
図14Aに示すように、カプセル内の嫌気性環境を達成するまで約60分を要した。
【0231】
対照的に、AS-150中で一晩インキュベートしたカプセルをYFAPブロス及び0.12%レサズリン(Rezasurin)で満たし、AS-150から移動させて空気に曝露した場合、
図14Bに示すように、カプセル内の嫌気性環境が好気性になるのに10分未満かかった。
【0232】
[実施例11]
製剤の安定性を試験する
凍結融解サイクル及び輸送においてアルミニウムブリスターパックに充填されたカプセルに保存された製剤の安定性をアッセイするための方法が本明細書で提供される。製剤は、本開示に記載の医薬組成物であり得る。細菌株又は原薬は、本開示に記載の細菌集団を含み得る。
【0233】
実施例9に記載の方法に従って、製剤をアルミニウムブリスターに充填した。ブリスターを-20℃で保存した。
【0234】
図15Aに示すように、アルミニウムブリスター内の製剤の凍結融解安定性をアッセイするために、ブリスターを-20℃から取り出し、1、2、3、4、5、6、7、8回の凍結融解サイクルを表す1日目(D1)、D2、D3、D4、D5、D6、D7、及びD8に室温で30分間融解した。解凍したブリスターのカプセルをバイオセーフティキャビネット(BSC)内で開封した。開封したカプセルを嫌気性チャンバに移動させた。製剤を標準的なリン酸緩衝生理食塩水(PBS、137mM NaCl、2.7mM KCl、10mM Na
2HPO
4、1.8mM KH
2PO
4)及び抗酸化剤としての0.1%w/wシステインに段階希釈し、増殖プレート培地に播種した。
図15Bに示すように、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)は、凍結融解サイクルのたびに安定していた。
【0235】
図15Bに示すように、輸送中のアルミニウムブリスター内の製剤の安定性をアッセイするために、ブリスターを-20℃から取り出し、アイスパック及び温度変化モニタを用いて冷却器に移した。異なる日に、異なる数のブリスターを冷却器に保存した。冷却器内の温度を、
図16B~
図16Eに示すように監視した。ブリスターを6時間後に冷却器から取り出し、室温で30分間解凍した。解凍後、カプセルをバイオセーフティキャビネット内で開封し、嫌気性チャンバ内に移動させた。製剤をPBS-Cで段階希釈し、増殖プレート培地に播種した。1カプセルあたりのコロニー形成単位(CFU/カプセル)をスコア化した。異なる日に、異なる数のブリスターを冷却器内で試験した。DPを冷却器内で移動させずに対照として使用した。
図16Gに示すように、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)は、冷却器内での輸送中に安定していた。
【0236】
[実施例12]
増殖培地レシピ
本明細書では、増殖培地レシピが提供される。他の増殖培地レシピも、本開示の他の箇所(例えば、実施例1の表3及び表4)に見出され得る。
【0237】
YFAP培地の成分を表36に列挙する。
【表37】
NAGT培地の成分を表37に列挙する。
【表38】
[実施例13]
細菌集団、株又は細胞の遺伝的及び表現型の特徴の同定
本明細書では、本開示に記載される医薬組成物の細菌集団、株又は細菌細胞の遺伝的シグネチャ又は表現型シグネチャを同定するための方法が提供される。
【0238】
医薬組成物の細菌集団、株又は細菌細胞をゲノム配列決定に供する。細菌集団、株又は細菌細胞のゲノムDNAを単離する。ゲノムライブラリを構築する。ゲノムライブラリをゲノム配列決定に供して、細菌集団、株又は細菌細胞のゲノム配列及びコピー数を同定する。ゲノム配列情報を、比較の細菌集団、株、又は細菌細胞(例えば、比較の細菌集団、株若しくは細菌細胞の凍結ストック、又は比較の細菌集団、株若しくは細菌細胞の野生型株)のゲノム配列情報と比較される。それらの間のゲノムの違いを同定する。
【0239】
医薬組成物の細菌集団、株又は細菌細胞をRNA配列決定に供する。細菌集団、株又は細菌細胞のmRNAを単離する。トランスクリプトームライブラリを構築する。トランスクリプトームライブラリをRNA配列決定に供して、細菌集団、株又は細菌細胞のmRNAのmRNA配列及び発現レベルを同定する。mRNA配列情報を、比較の細菌集団、株、又は細菌細胞(例えば、比較の細菌集団、株若しくは細菌細胞の凍結ストック、又は比較の細菌集団、株若しくは細菌細胞の野生型株)のゲノム配列情報と比較する。それらの間のトランスクリプトームの違いを同定する。
【0240】
医薬組成物の細菌集団、株又は細菌細胞を質量分析に供する。細菌集団、株又は細菌細胞のプロテオームを単離し、質量分析に供して、細菌集団、株又は細菌細胞のプロテオーム構成を同定する。プロテオーム情報を、比較の細菌集団、株、又は細菌細胞(例えば、比較の細菌集団、株若しくは細菌細胞の凍結ストック、又は比較の細菌集団、株若しくは細菌細胞の野生型株)のゲノム配列情報と比較する。それらの間のプロテオームの違いを同定する。
【0241】
医薬組成物の細菌集団、株又は細菌細胞を、NMR分光法又は質量分析に供する。細菌集団、株又は細菌細胞のメタボロームを単離し、NMR分光法又は質量分析に供して、細菌集団、株又は細菌細胞のメタボローム構成を同定する。メタボローム情報を、比較の細菌集団、株、又は細菌細胞(例えば、比較の細菌集団、株若しくは細菌細胞の凍結ストック、又は比較の細菌集団、株若しくは細菌細胞の野生型株)のゲノム配列情報と比較する。それらの間のメタボロームの違いを同定する。
【0242】
[実施例14]
医薬組成物のメイクアップを試験する
医薬組成物が植物系組成物であるかどうかを試験するための方法が本明細書で提供される。
【0243】
リアルタイムPCRアッセイを使用して、医薬組成物中の材料がどの生物種に由来するかを決定する。種特異的プライマー対は、材料がどの種に由来するかを同定するために使用される。1つのそのような対は、ミトコンドリアのシトクロムb遺伝子座を標的とする。DNAを医薬組成物から抽出し、種特異的プライマー対を使用してPCR増幅に供する。増幅産物又は反応は、リアルタイムPCRアッセイによって定量され得る。リアルタイムPCR試験はまた、Minerva biolabs(カタログ番号370-2025、又はカタログ番号370-2100)からのVegan Control(商標)又はQiagen(カタログ番号/ID:290145)からのmericon MeatTracker Kitであり得る。あるいは、増幅産物は、ゲル電気泳動、配列決定又はDNAブロッティングによって測定され得る。他の種特異的プライマー又はプローブも使用され得る。
【0244】
他のアッセイは、ELISA又はグリセロールトリヘプタノエート(GTH)の定量化を含むことができる。
【0245】
[実施例15]
製剤との凍結保護剤の組み合わせを試験する
製造中の製剤中の細菌細胞の生存率を増加させるための凍結保護剤及び/又は薬学的に許容され得る賦形剤の組み合わせを試験するための方法が本明細書で提供される。
【0246】
製造中の細菌株(stain)及び/又は種の生存率を高めるために、凍結保護剤の様々な組み合わせ及び比率を試験する。後期対数菌株(stain)及び/又は種培養物を遠心分離によって採取し、増殖培地に再懸濁する。再懸濁した細菌株及び/又は種培養物を、2つの異なる比率で凍結保護剤の異なる組み合わせと混合する:1つのバイオマス(細菌株(stain)及び/又は種)対1つの凍結保護剤ミックス(1:1)、及び1つのバイオマス対2つの凍結保護剤ミックス(1:2)。得られた培養物をバイオセーフティキャビネット内で振盪せずに最大4時間酸素(O2)に曝露する。培養物を以下の時点で試験する:0時間、0.5時間、1時間、2時間及び4時間のO2曝露。いくつかの例では、異なる時点からの培養物を96ウェルプレートにおいて段階希釈し、各ウェルの細菌増殖をOD600によって測定する。いくつかの例では、異なる時点からの培養物を固体寒天プレートにプレーティングして、細菌染色剤及び/又は種の効力を決定する。効力は、異なる凍結保護剤の組み合わせと混合した細菌染色剤及び/又は種のコロニー形成単位/ミリリットル(CFU/mL)を計算することによって決定される。いくつかの例では、全ての時点からの培養物の細菌増殖のみを測定する。いくつかの例では、4時間の時点からの培養物の細菌増殖のみを測定する。いくつかの例では、全ての時点からの培養物の細菌効力のみを測定する。いくつかの例では、4時間の時点からの培養物の細菌効力のみを測定する。いくつかの例では、全ての時点からの培養物の細菌増殖及び細菌効力の両方を測定する。いくつかの例では、4時間の時点のみからの培養物の細菌増殖及び細菌効力の両方を測定する。
【0247】
本方法のいくつかの変形例では、O2に4時間曝露した後、異なる培養物を凍結乾燥する。凍結乾燥培養物を96ウェルプレートに段階希釈し、各ウェルの細菌増殖をOD600によって測定する。いくつかの例では、様々な時点からの凍結乾燥培養物も固体寒天プレートに播種して、細菌株(stain)及び/又は種の効力を決定する。いくつかの例では、4時間の時点からの凍結乾燥培養物の細菌増殖のみを測定する。いくつかの例では、4時間の時点からの凍結乾燥培養物の細菌効力のみを測定する。いくつかの例では、4時間の時点のみからの凍結乾燥培養物の細菌増殖及び細菌効力の両方を測定する。
【0248】
本方法のいくつかの変形例では、異なる培養物を凍結乾燥前又は凍結乾燥後のいずれかの形態で試験する。異なる培養物を以下の時点で試験する:0時間、1時間及び4時間。各時点で、培養物を試験する。各時点からの試験培養物を96ウェルプレートで段階希釈し、OD600によって細菌増殖を測定する。4時間のO
2曝露後、異なる培養物を凍結乾燥する。凍結乾燥培養物を96ウェルプレートに段階希釈し、細菌増殖をOD600によって測定する。さらに、凍結乾燥試料を固体プレートに播種して細菌の効力を測定する。いくつかの例では、その時点からの培養物の細菌増殖のみを測定する。いくつかの例では、4時間の時点からの培養物の細菌増殖のみを測定する。いくつかの例では、この時点からの培養物の細菌効力のみを測定する。いくつかの例では、4時間の時点からの培養物の細菌効力のみを測定する。いくつかの例では、その時点からの培養物の細菌増殖及び細菌効力の両方を測定する。いくつかの例では、4時間の時点のみからの培養物の細菌増殖及び細菌効力の両方を測定する。例えば、実施例15に記載の方法は、F.プラウスニッツィイの凍結保護剤を試験するための
図18のワークフローを含み得る。
【0249】
上に開示された方法を、本開示に開示された任意の細菌株、種、属又は科の生存率を増加させるための凍結保護剤の組み合わせ及び比率を試験するために使用することができる。
【0250】
本発明の好ましい実施形態を本明細書に示し説明してきたが、そのような実施形態が例としてのみ提供されることは当業者には明らかであろう。本発明は、本明細書内で提供される特定の例によって限定されることを意図しない。本発明を前述の明細書を参照して説明してきたが、本明細書の実施形態の説明及び例示は、限定的な意味で解釈されることを意味しない。当業者であれば、本発明から逸脱することなく、多数の変形、変更、及び置換を行うことができる。さらに、本発明の全ての態様は、様々な条件及び変数に依存する本明細書に記載の特定の描写、構成又は相対的な割合に限定されないことを理解されたい。本明細書に記載の本発明の実施形態に対する様々な代替形態が、本発明を実施する際に使用され得ることを理解されたい。したがって、本発明は、任意のそのような代替形態、修正形態、変形形態又は均等物も包含すると考えられる。以下の特許請求の範囲が本発明の範囲を規定し、これらの特許請求の範囲内の方法及び構造並びにそれらの均等物がそれによって包含されることが意図される。
【0251】
実施形態
1.医薬組成物であって、
i.アッケルマンシア種(Akkermansia sp.)の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種(Faecalibacterium sp.)の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種(Lactobacillus sp.)の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団と、
ii.薬学的に許容され得る賦形剤であって、吸湿性材料を含む、薬学的に許容され得る賦形剤と、
を含む、医薬組成物。
【0252】
2.前記吸湿性材料が、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される、実施形態1に記載の医薬組成物。
【0253】
3.前記吸湿性材料がSiO2を含む、実施形態1又は2のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0254】
4.前記SiO2が、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、実施形態3に記載の医薬組成物。
【0255】
5.前記SiO2が、約1重量%の量で存在する、実施形態3に記載の医薬組成物。
【0256】
6.前記吸湿性材料が、マンニトールを含む、実施形態1~5のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0257】
7.前記マンニトールが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、実施形態6に記載の医薬組成物。
【0258】
8.前記マンニトールが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、実施形態7に記載の医薬組成物。
【0259】
9.前記吸湿性材料が、無水ラクトースを含む、実施形態1~8のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0260】
10.前記無水ラクトースが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、実施形態9に記載の医薬組成物。
【0261】
11.前記無水ラクトースが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、実施形態1~10のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0262】
12.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、ステアリン酸マグネシウムを更に含む、実施形態1~11のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0263】
13.前記ステアリン酸マグネシウムが、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、実施形態12に記載の医薬組成物。
【0264】
14.前記ステアリン酸マグネシウムが、約1.5重量%の量で存在する、実施形態13に記載の医薬組成物。
【0265】
15.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、微結晶セルロースを更に含む、実施形態1~14のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0266】
16.前記医薬組成物が、懸濁液に製剤化される、実施形態1~15のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0267】
17.前記医薬組成物が、経口剤形として製剤化される、実施形態1~16のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0268】
18.前記経口剤形が、カプセル、錠剤、エマルジョン、懸濁液、シロップ、ゲル、ガム、ペースト、ハーブティー、ドロップ、溶解顆粒、散剤、錠剤、凍結乾燥物、アイスキャンディー、フォーム、又はアイスクリームである、実施形態17に記載の医薬組成物。
【0269】
19.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、実施形態1~18のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0270】
20.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株を含む、実施形態1~20のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0271】
21.前記精製細菌集団が凍結乾燥される、実施形態1~21のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0272】
22.医薬組成物であって、
i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団と、
ii薬学的に許容され得る賦形剤と、を含み、
前記医薬組成物が、植物系カプセルに包含される、医薬組成物。
【0273】
23.前記植物系カプセルが、ブリスターパックに包含される、実施形態22に記載の医薬組成物。
【0274】
24.前記植物系カプセルが、ヒプロメロースカプセルである、実施形態22又は23に記載の医薬組成物。
【0275】
25.前記ブリスターパックが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、及びプラスチックフィルムからなる群から選択される、実施形態23又は24に記載の医薬組成物。
【0276】
26.前記ブリスターパックが、アルミニウムブリスターパックである、実施形態23~25のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0277】
27.前記ブリスターパックが、窒素ガスで充填されている、実施形態23又は26に記載の医薬組成物。
【0278】
28.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、吸湿性材料を含む、実施形態22~27のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0279】
29.前記吸湿性材料が、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される、実施形態28に記載の医薬組成物。
【0280】
30.吸湿性材料が、SiO2を含む、実施形態28又は29に記載の医薬組成物。
【0281】
31.前記SiO2が、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、実施形態30に記載の医薬組成物。
【0282】
32.前記SiO2が、約1重量%の量で存在する、実施形態30に記載の医薬組成物。
【0283】
33.前記吸湿性材料が、マンニトールを含む、実施形態28~32のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0284】
34.前記マンニトールが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、実施形態32に記載の医薬組成物。
【0285】
35.前記マンニトールが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、実施形態33に記載の医薬組成物。
【0286】
36.前記吸湿性材料が、無水ラクトースを含む、実施形態28~35のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0287】
37.前記無水ラクトースが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、実施形態36に記載の医薬組成物。
【0288】
38.前記無水ラクトースが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、実施形態37に記載の医薬組成物。
【0289】
39.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、ステアリン酸マグネシウムを更に含む、実施形態22~38のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0290】
40.前記ステアリン酸マグネシウムが、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、実施形態39に記載の医薬組成物。
【0291】
41.前記ステアリン酸マグネシウムが、約1.5重量%の量で存在する、実施形態40に記載の医薬組成物。
【0292】
42.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、微結晶セルロースを更に含む、実施形態22~41のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0293】
43.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、実施形態22~42のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0294】
44.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株を含む、実施形態22~43のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0295】
45.医薬組成物であって、
i.アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、ラクトバチルス種の少なくとも1つの株、又はフィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団と、
ii薬学的に許容され得る賦形剤と、を含み、
前記医薬組成物がブリスターパックに包含される、医薬組成物。
【0296】
46.前記ブリスターパックが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、及びプラスチックフィルムからなる群から選択される、実施形態45に記載の医薬組成物。
【0297】
47.前記ブリスターパックが、アルミニウムブリスターパックである、実施形態46に記載の医薬組成物。
【0298】
48.前記ブリスターパックが、窒素ガスで充填されている、実施形態45~47のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0299】
49.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、吸湿性材料を含む、実施形態45~48のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0300】
50.前記吸湿性材料が、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される、実施形態49に記載の医薬組成物。
【0301】
51.吸湿性材料が、SiO2を含む、実施形態49又は50に記載の医薬組成物。
【0302】
52.前記SiO2が、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、実施形態51に記載の医薬組成物。
【0303】
53.前記SiO2が、約1重量%の量で存在する、実施形態51に記載の医薬組成物。
【0304】
54.前記吸湿性材料が、マンニトールを含む、実施形態49~53のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0305】
55.前記マンニトールが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、実施形態53に記載の医薬組成物。
【0306】
56.前記マンニトールが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、実施形態54に記載の医薬組成物。
【0307】
57.前記吸湿性材料が、無水ラクトースを含む、実施形態49~56のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0308】
58.前記無水ラクトースが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、実施形態56に記載の医薬組成物。
【0309】
59.前記無水ラクトースが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、実施形態57に記載の医薬組成物。
【0310】
60.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、ステアリン酸マグネシウムを更に含む、実施形態45~59のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0311】
61.前記ステアリン酸マグネシウムが、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、実施形態59に記載の医薬組成物。
【0312】
62.前記ステアリン酸マグネシウムが、約1.5重量%の量で存在する、実施形態60に記載の医薬組成物。
【0313】
63.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、微結晶セルロースを更に含む、実施形態45~62のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0314】
64.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、実施形態45~63のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0315】
65.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株を含む、実施形態45~64のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0316】
66.前記精製細菌集団が凍結乾燥される、実施形態45~65のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0317】
67.前記少なくとも1つのアッケルマンシア種、前記少なくとも1つのフィーカリバクテリウム種、及び前記少なくとも1つのラクトバチルス種が、表1に列挙した株から選択される、実施形態1~66のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0318】
68.前記細菌集団が、A.ムシニフィラ(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(DSM 33185)、又はL.クリスパタス(DSM 33187)を含む、実施形態1~67のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0319】
69.前記細菌集団が、細菌株A.ムシニフィラ(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(F.prausnitzii)(DSM 33185)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)のうちの少なくとも2つを含む、実施形態1~68のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0320】
70.前記細菌集団が、細菌株A.ムシニフィラ(DSM 33213)、F.プラウスニッツィイ(F.prausnitzii)(DSM 33185)、及びL.クリスパタス(DSM 33187)を含む、実施形態1~69のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0321】
71.各細菌株が、約10^3CFU/用量~約10^12CFU/用量の量で存在する、実施形態1~70のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0322】
72.各細菌株が、約10^7CFU/用量~約10^10CFU/用量の量で存在する、実施形態1~70のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0323】
73.前記少なくとも1つの株のアッケルマンシア種が、約10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量の量で存在する、実施形態1~70のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0324】
74.前記少なくとも1つの株のフィーカリバクテリウム種が、約10^6CFU/用量~約2×10^9CFU/用量の量で存在する、実施形態1~70のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0325】
75.前記少なくとも1つの株のラクトバチルス種が、約10^7CFU/用量~約5×10^9CFU/用量の量で存在する、実施形態1~70のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0326】
76.前記細菌集団が、約10^3CFU/用量~約10^12CFU/用量の総量で存在する、実施形態1~70のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0327】
77.前記細菌集団が、約10^7CFU/用量~約10^10CFU/用量の総量で存在する、実施形態1~70のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0328】
78.疾患を有するか又は疾患を有することが疑われる対象を治療するための方法であって、実施形態1~77のいずれか1つに記載の医薬組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
【0329】
79.前記疾患が、炎症性疾患である、実施形態78に記載の方法。
【0330】
80.前記炎症性疾患が、アレルギー又は皮膚炎である、実施形態79に記載の方法。
【0331】
81.前記アレルギーが、アレルギー性喘息、アレルギー性小児喘息、又は食物アレルギーである、実施形態80に記載の方法。
【0332】
82.前記疾患が、代謝疾患である、実施形態78に記載の方法。
【0333】
83.前記代謝疾患が、肥満、糖尿病、又はメタボリックシンドロームである、実施形態82に記載の方法。
【0334】
84.ラクトバチルス種の大規模増殖のための方法であって、漸増量の増殖培地を用いて複数回の接種ラウンドを実施することを含み、接種ラウンドが、先行する接種ラウンドの全バッチ材料の少なくとも約0.5体積%を含み、前記接種ラウンドの増殖培地が、少なくとも約50Lである、方法。
【0335】
85.前記ラクトバチルス種が、ラクトバチルス・クリスパタスを含む、実施形態84に記載の方法。
【0336】
86.前記ラクトバチルス種が、ラクトバチルス・クリスパタス(DSM 33187)を含む、実施形態84又は85に記載の方法。
【0337】
87.前記接種ラウンドの前記増殖培地が、約50L~約4,000Lである、実施形態84~86のいずれか1つに記載の方法。
【0338】
88.約500mLの増殖培地の最初の接種ラウンドを更に含む、実施形態84~87のいずれか1つに記載の方法。
【0339】
89.前記接種ラウンドの少なくとも1回が、約3500Lの増殖培地の体積である、実施形態84~88のいずれか1つに記載の方法。
【0340】
90.前記最初の接種ラウンドが、最初の接種ラウンド増殖培地の約0.4%のラクトバチルス・クリスパタスの凍結ストックを含む、実施形態88又は89に記載の方法。
【0341】
91.前記最初の接種ラウンドが、ラクトバチルス・クリスパタスを嫌気性条件下で増殖させることを含む、実施形態88~90のいずれか1つに記載の方法。
【0342】
92.前記増殖培地に対して複数の滅菌ラウンド及び脱気ラウンドを実施することを更に含む、実施形態84~91のいずれか1つに記載の方法。
【0343】
93.前記バッチを凍結乾燥することを更に含む、実施形態84~92のいずれか1つに記載の方法。
【0344】
94.前記凍結乾燥の前に前記バッチを遠心分離することを更に含む、実施形態84~93のいずれか1つに記載の方法。
【0345】
95.前記凍結乾燥後に前記バッチを粉砕することを更に含む、実施形態84~94のいずれか1つに記載の方法。
【0346】
96.医薬組成物を生産するための方法であって、
1)アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団を含む混合物を提供することと、
2)カプセルに前記混合物を充填することと、
3)前記カプセルをブリスターパックに包装することと、を含み、
前記提供すること及び前記包装することが、無酸素雰囲気下である、医薬組成物を生産するための方法。
【0347】
97.前記包装の前に、前記カプセルを容器に保存することを更に含む、実施形態96に記載の方法。
【0348】
98.前記保存が、無酸素雰囲気下である、実施形態97に記載の方法。
【0349】
99.前記無酸素雰囲気が、窒素ガス又は酸素スクラバーを注入することによって達成される、実施形態98に記載の方法。
【0350】
100.前記充填が、カプセル充填機によって達成される、実施形態96~99のいずれか1つに記載の方法。
【0351】
101.前記充填が、嫌気性チャンバ内で達成される、実施形態96~99のいずれか1つに記載の方法。
【0352】
102.前記カプセルが、植物系カプセルである、実施形態96~101のいずれか1つに記載の方法。
【0353】
103.前記植物系カプセルが、ヒプロメロースカプセルである、実施形態102に記載の方法。
【0354】
104.前記ブリスターパックが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、環状オレフィンポリマー(COP)、配向ポリアミド(OPA)、アルミニウム箔、プラスチックフィルムから選択される、実施形態96~103のいずれか1つに記載の方法。
【0355】
105.前記ブリスターパックが、アルミニウムブリスターパックである、実施形態104に記載の方法。
【0356】
106.前記ブリスターパックが、窒素ガスで充填されている、実施形態96~105のいずれか1つに記載の方法。
【0357】
107.前記医薬組成物が、薬学的に許容され得る賦形剤を更に含む、実施形態96~106のいずれか1つに記載の方法。
【0358】
108.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、吸湿性材料を含む、実施形態107に記載の方法。
【0359】
109.前記吸湿性材料が、微結晶セルロース(MCC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、二酸化ケイ素(SiO2)、ポリエチレングリコール8000、ラクトース、D-トレハロース二水和物、マンニトール、三塩基性リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、コーンスターチ、フルクトース、キシリトール、マルチトール、無水ラクトース、及びリン酸二カルシウム(DCP)からなる群から選択される、実施形態108に記載の方法。
【0360】
110.前記吸湿性材料がSiO2を含む、実施形態108に記載の方法。
【0361】
111.前記SiO2が、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、実施形態110に記載の方法。
【0362】
112.前記SiO2が、約1重量%の量で存在する、実施形態111に記載の方法。
【0363】
113.前記吸湿性材料が、マンニトールを含む、実施形態108~112のいずれか1つに記載の方法。
【0364】
114.前記マンニトールが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、実施形態113に記載の方法。
【0365】
115.前記マンニトールが、約5重量%~約81.5重量%の量で存在する、実施形態114に記載の方法。
【0366】
116.前記吸湿性材料が、無水ラクトースを含む、実施形態108~115のいずれか1つに記載の方法。
【0367】
117.前記無水ラクトースが、約1重量%~約90重量%の量で存在する、実施形態116に記載の方法。
【0368】
118.前記無水ラクトースが、約5重量%~81.5重量%の量で存在する、実施形態117に記載の方法。
【0369】
119.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、ステアリン酸マグネシウムを更に含む、実施形態108~118のいずれか1つに記載の方法。
【0370】
120.前記ステアリン酸マグネシウムが、約0.1重量%~約10重量%の量で存在する、実施形態119に記載の方法。
【0371】
121.前記ステアリン酸マグネシウムが、約1.5重量%の量で存在する、実施形態120に記載の方法。
【0372】
122.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、微結晶セルロースを更に含む、実施形態108~121のいずれか1つに記載の方法。
【0373】
123.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、実施形態96~122のいずれか1つに記載の方法。
【0374】
124.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株を含む、実施形態123に記載の方法。
【0375】
125.前記細菌集団が、凍結乾燥される、実施形態96~124のいずれか1つに記載の方法。
【0376】
126.医薬組成物であって、アッケルマンシア種の少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の少なくとも1つの株、又はラクトバチルス種の少なくとも1つの株を含む精製細菌集団を含み、
前記医薬組成物が、少なくとも15℃の温度で少なくとも3日間の嫌気性環境での保存後に保存安定性を有する、医薬組成物。
【0377】
127.前記医薬組成物の前記保存安定性が、少なくとも15℃の温度で少なくとも3日間、嫌気性環境で保存する前又は保存していない、同等の医薬組成物の精製細菌集団の少なくとも1つの株の生存率に対する前記医薬組成物の前記精製細菌集団の少なくとも1つの株の生存率の比率を含む、実施形態126に記載の医薬組成物。
【0378】
128.前記医薬組成物の前記精製細菌集団の前記少なくとも1つの株の前記生存率又は前記同等の医薬組成物の前記精製細菌集団の前記少なくとも1つの株の前記生存率が、コロニー形成単位(CFU)で測定される、実施形態127に記載の医薬組成物。
【0379】
129.前記比率が、少なくとも約1×10^-5%である、実施形態127又は128に記載の医薬組成物。
【0380】
130.前記比率が、少なくとも約1×10^-4%である、実施形態127~129のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0381】
131.前記比率が、少なくとも約1×10^-2%である、実施形態127~130のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0382】
132.前記比率が、少なくとも約1%である、実施形態127~121のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0383】
133.前記比率が、少なくとも約10%である、誤記と思われますが、実施形態127~132のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0384】
134.前記比率が、少なくとも約20%である、実施形態127~133のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0385】
135.前記比率が、少なくとも約50%である、誤記と思われますが、実施形態127~134のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0386】
136.前記医薬組成物が、約25℃の温度で少なくとも3日間、前記嫌気性環境で保存される、実施形態127~135のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0387】
137.前記医薬組成物が、少なくとも15℃の温度で少なくとも10日間、前記嫌気性環境で保存される、実施形態127~135のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0388】
138.前記医薬組成物が、少なくとも15℃の温度で少なくとも100日間、前記嫌気性環境で保存される、実施形態137に記載の医薬組成物。
【0389】
139.前記医薬組成物が、凍結保護剤を含む、実施形態126~138のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0390】
140.前記医薬組成物が、凍結乾燥される、実施形態139に記載の医薬組成物。
【0391】
141.前記医薬組成物が、薬学的に許容され得る賦形剤を含む、実施形態126~140のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0392】
142.前記薬学的に許容され得る賦形剤が、マルトデキストリン、セルロース、メチオニン、アスコルビン酸、ステアリン酸マグネシウム、ベータ-シクロデキストリン、デキストリン、2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンシステイン、リボフラビン、デンプン、Glucidex、マンニトール、サッカロース、トレハロース、無水ラクトース、又はそれらの組み合わせを含む、実施形態141に記載の医薬組成物。
【0393】
143.前記医薬組成物が、カプセルに封入される、実施形態126~142のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0394】
144.前記カプセルが、植物系カプセルである、実施形態143に記載の医薬組成物。
【0395】
145.前記医薬組成物が、ブリスターパック、サシェパック、バイアル、ボトル、アンプル、又はそれらの組み合わせによって包含される、実施形態126~144のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0396】
146.前記医薬組成物が、前記ブリスターパックによって包含される、実施形態145に記載の医薬組成物。
【0397】
147.前記医薬組成物が、前記サシェパックによって包含される、実施形態145に記載の医薬組成物。
【0398】
148.前記医薬組成物が、懸濁液に製剤化される、実施形態126~147のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0399】
149.前記医薬組成物が、経口剤形として製剤化される、実施形態126~148のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0400】
150.前記経口剤形が、カプセル、錠剤、エマルジョン、懸濁液、シロップ、ゲル、ガム、ペースト、ハーブティー、ドロップ、溶解顆粒、散剤、錠剤、凍結乾燥物、アイスキャンディー、フォーム、又はアイスクリームである、実施形態149に記載の医薬組成物。
【0401】
151.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株のうちの少なくとも2つを含む、実施形態126~150のいずれか1つに記載の医薬組成物。
【0402】
152.前記精製細菌集団が、アッケルマンシア種の前記少なくとも1つの株、フィーカリバクテリウム種の前記少なくとも1つの株、及びラクトバチルス種の前記少なくとも1つの株を含む、実施形態151に記載の医薬組成物。
【国際調査報告】