IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ビラルバ エルナンデス,マヌエルの特許一覧

<>
  • 特表-整地機 図1
  • 特表-整地機 図2
  • 特表-整地機 図3
  • 特表-整地機 図4
  • 特表-整地機 図5
  • 特表-整地機 図6
  • 特表-整地機 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-03
(54)【発明の名称】整地機
(51)【国際特許分類】
   E02F 3/64 20060101AFI20240327BHJP
   E02F 3/76 20060101ALI20240327BHJP
【FI】
E02F3/64 A
E02F3/76 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561753
(86)(22)【出願日】2022-04-07
(85)【翻訳文提出日】2023-10-16
(86)【国際出願番号】 ES2022070220
(87)【国際公開番号】W WO2022214728
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】U202130708
(32)【優先日】2021-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】ES
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523379948
【氏名又は名称】ビラルバ エルナンデス,マヌエル
(74)【代理人】
【識別番号】110002158
【氏名又は名称】弁理士法人上野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ビラルバ エルナンデス,マヌエル
(57)【要約】
本発明は、相互に平行で地面に対して水平な位置にある横方向のフロントサポート(2)及び横方向のリアサポート(3)で構成されたレベリングボックス(1)を含む整地機に関し、両方のサポートは機械の進行方向に横方向であり、両方の横方向のサポート(2、3)はまた、2つの縦方向の側面のサポート(4)によって相互に一体化され、複数の掘り起こし要素又はこすり落とし要素(5)が横方向のフロントサポート(1)に収容され、その下端が縦方向の側面のサポート(4)に一体的に取り付けられた側面のスケート(7)の下面と水平に位置合わせされ、その下部を介して前記横方向のリアサポート(3)に一体的に結合されたレベリングブレード(6)の下縁と水平に位置合わせされる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
整地機であって、それは、相互に平行で前記地面に対して水平な位置にある横方向のフロントサポート(2)及び横方向のリアサポート(3)で構成されたレベリングボックス(1)を含み、両方のサポートは機械の前記進行方向に横方向であり、両方の横方向のサポート(2、3)はまた、2つの縦方向の側面のサポート(4)によって相互に一体化され、複数の掘り起こし要素又はこすり落とし要素(5)が前記横方向のフロントサポート(1)に収容され、その下端が縦方向の側面のサポート(4)に一体的に取り付けられたいくつかの側面のスケート(7)の下面と水平に位置合わせされ、その下部を介して前記横方向のリアサポート(3)に一体的に結合されたレベリングブレード(6)の下縁と水平に位置合わせされることを特徴とする、整地機。
【請求項2】
前記横方向のフロントサポート(2)の後側で、前記トラクターユニットの前記進行方向に向けて、1つ以上の振動スクレーパ歯(11)が取り付けられ、その先端は前記機械の前記前方向と反対の方向に向けられる、請求項1に記載の整地機。
【請求項3】
中間部の縦方向のプロファイル又はビーム(8)を含み、それらの前部は、フロントフック要素(9)を含み、それらの後部は、トラクターユニットに接続可能なリア推進要素(10)を含む、請求項1又は2に記載の整地機。
【請求項4】
前記整地機本体は、フロントクロスバーとリアクロスバーを結合する中間部のプレートを含み、このプレートは、それらの上部から要素によって押され又は引きずられる固定穴又は固定要素を有する、請求項1又は2に記載の整地機。
【請求項5】
同期又は独立して昇降するように構成された電気又は油圧で動作可能な傾斜スキッド(12)を含む、前述の請求項のいずれか1項に記載の整地機。
【請求項6】
側面のレベリングブレード(13)を有する折り畳み式のサイドアーム(13)を含み、更に、前記ブレードは、機械の進行方向に対して垂直に傾斜してアーム(13)の軸に対して直線又は側面に傾斜して配置されるように構成される、前述の請求項のいずれか1項に記載の整地機。
【請求項7】
垂直ジョイント(16)が取り付けられたレベリングボックス(1)のフロントフック要素(9)を含む、前述の請求項のいずれか1項に記載の整地機。
【請求項8】
レベリングボックス(1)を油圧で昇降させるように構成された関節式リア軸(15)が結合されたリアフック要素(10)と、側面の斜面を与えるジョイント油圧機構とを含む、前述の請求項のいずれか1項に記載の整地機。
【請求項9】
前記関節式リア軸(15)又は油圧上昇機構を有する他の補助ツールに結合された圧縮ローラー(17)を含む、請求項7に記載の整地機。
【請求項10】
前記レベリングボックス(1)の前記後部及び/又は前部に抗爆燃保護具(20)を含み、前記抗爆燃防護具(20)は、破片及び/又は石の破片を前方及び下方に投射するように構成され、特に軍事用途において人及び装置を保護する、前述の請求項のいずれか1項に記載の整地機。
【請求項11】
1つ以上の掘り起こし要素又はこすり落とし要素は、複数の掘り起こし歯及び/又は鋸歯状ブレードから選択される、前述の請求項のいずれか1項に記載の整地機。
【請求項12】
液体タンクの下前部に接続するための手段であって、前記タンクに含まれる液体をレベリング引き出し(1)内に分配するための手段が結合される、手段を含む、前述の請求項のいずれか1項に記載の整地機。
【請求項13】
前記レベリング引き出し(1)の前記進行方向と反対の方向に向けられたリアブレードを含む、前述の請求項のいずれか1項に記載の整地機。
【請求項14】
横方向のリアクロスバーには、CTLコンパクトローダーと結合するように構成されたクイックカップリングプレートを含み、その前部にサポートホイールに合わせて上部構造が垂直方向に自由に取り付けられ、シャーシは、その上部にあり、いくつかのクイック係留ポイントは、カップリングプレートに向け、その後部には、側面の斜面及び横方向の斜面を与えることができるように、ジョイントは、油圧又は電気で強制され、ジョイントは、進行方向に対して水平及び垂直に作用し、それは、コンパクトローダーのカップリングプレートを進退させて横断面後方を昇降させ、CTLのアームでリアクロスメンバーを昇降させるクイックヒッチでカップリングプレートに取り付けられる、請求項4に記載の整地機。
【請求項15】
器具を取り付けるためのベースとして機能する中間プレートに、農業用トラクターの3ポイント昇降システムに接続するための、底部の結合爪と3つの取り付けポイントで角錐台状の本体が取り付けられる、請求項4に記載の整地機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トラクターユニットによって引きずられ又は押され、及びレベリングされるべき表面が多かれ少なかれ圧縮され、又は多かれ少なかれ岩だらけの表面を持つかどうかに関係なく、道路の転がり面を平らにするか滑らかにするように構成された整地装置を目的とする。この目的は、この記述的報告書に付随する一連の特許請求の範囲によって達成される。
【背景技術】
【0002】
従来技術では、道路又は他の種類の地形の転がり面を平らにする(滑らかにする)ための様々な自走式システム及び多くの装置が説明される。従って、ブルドーザなどのトラクター車両に取り付けられるフロントローダー及びフロントカバーブレードが公知である。この種類の機械には、圧延の均一かつ正確な水平仕上げプロファイルが画定されておらず、使用される電力に比べて生産量が最小限であるという欠点がある。これらの種類の機械は線路を開くことに適するが、その作業は、不正確で、正確に平らにしたり滑らかにしたりすることはできない。更に、この種類の機械は、隆起した箇所がある場合、通常、リアリッパーを使用して地面をくりぬき、大きな石を取り出すことがあり、それにより、後で土地の表面を滑らかにすることが困難になる。更に、フロントローダーは道路コースに横方向の斜面を設けることができない。
【0003】
自動車用グレーダーは、精度が高く、取り扱いが複雑な機械である。これらの機械は、弱くて緩い材料の仕上げ、画定、輪郭加工作業用に設計される。一度に複数の機能を同時に実行することはできない。ドライバーには高度な技術が必要で、複雑な油圧及び動力伝達システムがあり、土壌を圧縮したり、石を砕いたり、岩層若しくは森林塊を製粉したり破壊したりする可能性がない。同様に、レベリングブレードは多数のジョイント及び可動部品で支持されるため、硬質材料を使用した極端な条件で使用を続けると、すぐに位置ずれが発生し、高額な修理が発生し、自走式モーターグレーダーの耐用年数が早くなるだけでなく、自走式モーターグレーダーはこうした目的のために設計されない。とにかく、これらは高価な機械であり、特に硬くて岩の多い表面ではパフォーマンスが低下する。
【0004】
ES1073834U、ES1060720U、ES1060721U、及びES1060722Uのように、レベリングブレードは、ブレードの後ろに車輪が付いた農業用トラクターによって引きずられ、その一部は道路の横方向のレベルを調整するために横方向に水平にすることができる。この場合、浸透力が低いため、滑らかにする前に隆起した箇所を除去する必要があり、つまり、硬い表面又は岩の多い表面で作業する場合、すぐに崩壊する。ただし、これらは、重力灌漑のための調整のための作業場など、骨材が除去された平らな地形で非常によく水平になる機械である。
【0005】
横方向に境界のあるブレードを備えたレベリングケーソンは、主に転動層を平らにするトラクターによって引っ張られるケーソンであるが、レベリング又は表面の平滑化の精度又は硬い地形を貫通する能力はなく、横方向の斜面を与えることもできない。最後に、コンパクトローダーで押したり、農業用トラクターで引きずったりすることができるが、上記システムと共通の欠点がある。
【0006】
これらの問題を解決するために、文書ES1136555Uには、トラクター又はトラクターユニットによって牽引可能な、土壌及び道路を平らにするための牽引機が記載されており、それは、トラクターヘッドに取り付けられたシャーシを含み、上記シャーシは、中央1つと側方2つという3つの部分でフロントスカリファイアーを支持し、側壁によって画定された引き出し内に蓄積するレベリングブレードに向けて掘り起こされた材料をガイドし、ここで、前方の掘り起こしは、湾曲して進行方向に対してデルタ形に配置され、下端に交換可能な歯又は先端を有する3つの掘り起こしブレードによって形成される。本発明は、この機械の一般的な動作を改善し、それを強化し、機械の構造疲労の問題を回避し、材料を粗い材料と細かい材料に分離し、それらを異なる深さに配置することを容易にすることを目的とする。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は、あらゆる種類の地形に適した整地装置を提供することである。本発明は、様々な表面メンテナンスの場合に解決策を提供し、いくつかの必要な作業を同時に実行できるようにする様々なオプション及び特定のツールを組み込む、堅牢なモジュール式装置を目的とする。この目的は、請求項1に記載の装置によって達成される。本発明の特定及び/又は好ましい実施形態は、従属請求項に記載される。
【0008】
特に、本発明は、基本的に四角形又は長方形の構造を有するレベリングボックスで構成され、その横方向のフロントサポートは、いくつかの掘り起こし要素又はこすり落とし要素、特定の実施形態では複数の交換可能な歯又は鋸歯状ブレードが取り付けられるフロントセクションを含む。横方向のフロントサポートは、少なくとも1つのボルトオン式レベリングブレードを取り付ける横方向のリアサポートと平行に配置される。横方向のフロントサポートと横方向のリアサポートは、引きずった材料をこぼさずに地面を滑らせて平らにすることができる2つの交換可能な下部スキッドを支持する2つの縦方向の側面のサポートによって結合される。交換可能なリッパーの歯の最下点、下部のサイドスキッド、及びリアブレードは同じ水平面上にある。
【0009】
特定の実施形態では、横方向のフロントサポート及び横方向のリアサポートはまた、その上部において、レベリングボックスをそれぞれトラクターユニットに沿って引っ張り又は押すように設計されたフロント又はリアフック装置を支持するように構成された2本の縦ビームと、リア油圧リフトシリンダのサポートとして使用するためにそれらの中間部及び上方に取り付けられた第3縦ビームと、機械で形成されたアセンブリ全体を吊り下げるための上部サポートとによって取り付けられる。
【0010】
特定の解釈では、前述の装置には、縦方向のサポートが欠如しており、任意選択的な補助器具の取り付けを可能にする穴を有する両方(横方向のフロントサポートとリアレベリングブレード)を接続するプレートで置き換えられる。
【0011】
本発明の別の特定の実施形態では、横方向のフロントサポートは、横方向のフロントサポートの後面に取り付けられた第2群の掘り起こし歯を含み、横方向のフロントサポートの前面に位置する掘り起こし歯と異なるサイズを有することができる。該第2群の掘り起こし歯は、レベリングボックスが正面方向に前進すると、平らにされて上昇した地表面で後方に振動するように、フロントの掘り起こし歯列と平行な横軸に対して振動し、逆向きに使用される特殊性を有する。ただし、トラクターユニットのドライバー又はオペレーターは、既存の深い穴を覆う材料を除去できるほど地面に浸透しないことに気づいた場合、レベリングボックスを進行方向と反対に操作することもでき、その結果、逆向きの振動歯は、フロントの掘り起こし歯、サイドスキッド、及びリアのボルトオンブレードによって形成される水平面の下を耕して下降し、それにより、次の正面方向の通過で、フロントの掘り起こし歯が土壌を更に深く引っ掻き、レベリングブレードが道路に沿ってポットホールを更に埋めるのに十分な材料を引きずり込む。
【0012】
別の特定の実施形態では、レベリングボックスの内部の中間部又は領域には、側面のサポートに近く、電気又は油圧で調整可能な第2側面のスキッドが設けられる。これらの第2スキッドは、同期又は独立して昇降するように構成されるため、レベリングボックスの側面の1つを多かれ少なかれ固定し、オペレーターの裁量で側面の斜面を提供又は修正する。
【0013】
別の特定の実施形態では、本発明の機械は、ブレードを有する折り畳み式のサイドアームを含み、このブレードは、更に、真っ直ぐに、又はアームに対して側面に沿って傾斜して、本発明の機械の進行方向に対して垂直に傾斜して配置されるように構成される。従って、この側面のアームは、平らにされ又は滑らかにされることを意図した道路の使用によって道路の端部に位置する骨材を集合させるために使用され得、また、外側に回動して道路に侵入する可能性のある植生を除去するために使用され得、又は道路沿いの溝を開放して清掃するために使用され得る。また、グレーダーの有効作業幅が増加し、道路に第2側面の斜面が与えられる。
【0014】
本発明の別の特定の実施形態では、引き出しは、レベリング引き出しの中間領域に位置し、フィードに対して横方向に配置された水投与手段を有する。このように、道路を平らにする作業が行われることと同時に、レベリングボックスの中間部に水が注入され、その結果、この水が除去された骨材と混ざり、ポットホール又はキャビティなどの不均一な箇所に材料が追加される場合、最適な湿度が提供されるため、圧縮が促進され、粉塵の発生も軽減される。この構成では、ディフューザークロスバーとは別に、開閉バルブ、及びトラクターユニットの運転位置から制御される流量計も含む。論理的には、この実施形態は水タンクの存在を伴い、そのレベリングボックスは、タンクを引きずるトラクターユニットの前部、又は水タンク自体のセミトレーラーの下前部に配置することができる。
【0015】
別の特定の実施形態では、レベリングボックスは対人地雷の清掃に使用され得る。これを行うには、レベリングボックスをトラクターユニットのフロントに押し込み、レベリングを行ってポットホールを除去する間、転動層の下に埋設又は半埋設されているデバイスを爆発させる。この目的のために、レベリングボックスは、破片及び/又は石の破片が前方と下方に飛び出すように構成された、フロントとリアの両方に約45度の傾斜を有する保護具を含み、人及び装置を保護する。
【0016】
別の非限定的な実施形態では、レベリングボックスは、ドローバーが取り付けられたフロントヒッチ装置を含み、ランスはトラクターユニットのドローバーによって引きずられるように固定され、油圧で上下及び/又は左右の回転運動を行うことができる。同様に、リア軸がリアフック装置に結合され、リア軸の側面の回転によってレベリングボックスを油圧で昇降させ、側面の斜面を正確に与える。更に、このシャフトは、鉱物又は化学バインダー添加剤を投与するための上部ホッパーの有無にかかわらず、圧縮ローラー、スカリファイアー、又は逆回転スタビライザーなどの他の補助ツールを取り付けるのにも役立つ。
【0017】
前部にランスを、後部に軸を取り付けることにより、形成されたセットの重量が重くなり、その結果、貫通力が大きくなるため、レベリングボックスが地面を正確に平らにする能力が向上する。更に、この場合のサポート距離(トラクターの愛ア軸とグレーダーのリア軸)は、ブルドーザだけの4つのサポートポイントによって形成される距離よりもはるかに長くなる。
【0018】
別の非限定的な実施形態では、本発明は、(コンパクトトラックローダーの)CTLコンパクトローダーにおいて通常のように、レベリングボックスがクイックカップリングプレートによって横方向のリアサポートの後部に結合されるように構成され得る。
【0019】
本発明の別の非限定的な実施形態では、レベリングボックスの上部には、表面を自動的に平らにすることができるように、ボックスを昇降させるための油圧手段を操作するように構成された送信機によって発せられる信号を受信するように構成されたレーザー受信機を有する。
【0020】
本発明は、(トラクターユニットによる引きずりまたは押しによって)前進の場合、フロントの掘り起こし歯が平らにされるべき表面の最も高い点を引っ掻き、平らにされるべき表面の隆起した箇所を除去する。次に、引き出し内に除去されて詰まった材料を、スキッドとブレードとの間にポットホール又は水平レベルより下の表面が見つかるまで引きずり、そこに材料を置く。
【0021】
フロントバーが水平かつ進行方向に横方向であり、その後に2つのスキッドによって側面に境界が定められたレベリングブレードの別のリアサポートが続き、これら全てが同じ下面に位置合わせする、本発明の上記構成により、平らにされる表面に存在する中サイズ又は大サイズの粒子の骨材が熊手のように前方に引きずり込まれ、その結果、それらは侵食によって生じた深い穴又は縦長の細流の深さに収容され、その後、リアのレベリングブレードによって引きずられた細骨材によって表面が覆われる。
【0022】
更に、本発明の整地装置は、そのモジュール性により、複雑な又は特定のタスクを解決して生産性を向上させるために、様々な補助ツールを取り付けることができ、レベリングの同時タスクを実行したり、これらのタスクの実行においてより高い精度を提供したりすることができる。
【0023】
本発明によれば、経験のない運転者による操作が非常に簡単であり、一般的な農業用トラクター、ローダー、CTLコンパクトローダー、フォークリフト又はあらゆる動力及び電動式伸縮式ローダー、軍用車両、コンパクトなミニローダーなどの様々な車両で引きずり又は押すことが可能であり、これらの使用により、レベリングに使用する骨材の容積に応じて分類及び分配することができる整地装置を得ることが可能となり、また、これらの使用によりレベリングに使用する骨材の容積に応じた整地装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
現在行われている説明を補足し、本発明の特徴のより良い理解を助けるために、一組の図面が上記説明の不可欠な部分として添付され、それらは、以下のとおりである。
【0025】
図1】本発明の整地機の図を示す。
図2】本発明の整地機の別の図を示す。
図3】本発明の整地機の別の図を示す。
図4】本発明の整地機の分解図を示す。
図5】本発明の整地機の別の分解図を示す。
図6】本発明の装置の実施形態を示す。
図7図6における実装の第2図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
添付の図面を参照すると、本発明による整地機は、好ましくは溶接シャーシで構成され、相互に平行で地面に対して水平な位置にある横方向のフロントサポート(2)及び横方向のリアサポート(3)を含むレベリングボックス(1)を含み、これらの2つのサポートは、機械の進行方向に横方向である。2つの横方向のサポート(2、3)は、2つの縦方向の側面のサポート(4)と、その上部と中間部にある2つの縦方向の引きずりプロファイルと、それらの中間部と上部にある1つのサポートプロファイルによって相互に固定される。また、特定の解釈では、これらの3つの縦方向のプロファイルは、アセンブリに剛性を提供し、整地機本体に他の任意選択的な部材を取り付けるためのベースプレートとして機能する中間プレートで置き換えられ得る。
【0027】
特定の非限定的な実施形態では、地面に対して45°傾斜した複数の交換可能な掘り起こし歯又はこすり落とし歯(5)は、横方向のフロントサポート(1)に収容される。更に、交換可能な掘り起こし歯(5)の下端は、縦方向のサイドサポート(4)に一体的に取り付けられた側面のスキッド(7)の下面と水平に位置合わせされ、また、その下部を介して横方向のリアサポート(3)に一体的に取り付けられたレベリングブレード(6)の下縁と水平に位置合わせされる。
【0028】
見てわかるように、レベリングボックス(1)は、横方向のサポート(2、3)と側面のサポート(4)によって境界が定められる。この基本的な構成により、機械が前方向に前進する場合、説明された全ての要素では、スクレーパ歯(5)は、横方向のフロントサポート(2)に位置し、サイドスキッド(7)及びレベリングブレード(6)と位置合わせされ、レベリングブレード(6)は、地面に置かれ、自重により、歯(5)が最高点をこすり落として突き出た材料を除去し、最も厚い骨材を分類又は引きずり、ポットホール又はくぼみに落ち着くまでレベリングブレード(6)に引きずり、スキッド(7)の存在により、サイドに広がらず、それはサポートとしても機能し、高い部分の材料をこすり落としたり、穴に材料を堆積したりするための高さを維持する。
【0029】
添付の図面に示す非限定的な例では、横方向のフロントサポート(2)の後側で、トラクターユニットの進行方向に向けて、1つ以上の振動スクレーパ歯(11)が取り付けられ、前方向では、振動スクレーパ歯(11)がレベリングされた地面のレベルまで後方に振動する。ただし、トラクターユニットのドライバー又はオペレーターは、トラクターユニットが既存の深い穴を覆う材料を除去するのに十分に地面に浸透しないことを観察した場合、引き出し(1)を進行方向と反対の方向に操作することができ、その結果、振動スクレーパ歯(11)が土壌に侵入して促進し、フロントクロスサポート(2)にある掘り起こし歯(5)が地面を引っ掻き、レベリングブレード(6)が道路のポットホールを埋めるのに十分な材料を引きずる。
【0030】
振動スクレーパ歯(11)は、非限定的な例では、地面によって画定された水平線に対して約45°の傾斜を有し、その下端は後方(進行方向によって画定される)を向いて位置する。従って、これらの振動スクレーパ歯(11)は、その重量とトラクターユニットが逆に動作する場合に伝達される圧力によってのみ固着し、深さは約5~7センチメートルを超えない。
【0031】
この例では、ボックス(1)は中間部の縦方向のプロファイル又はストリンガー(8)を含み、その前部は、フロントフック要素(9)を含み、その後部は、リア推進要素(10)を含むが、他の器具を引っ掛けるためのベースとして機能する中間プレートを有することもできる。
【0032】
図面では、本発明の機械は傾斜スキッド(12)を含む。これらのスキッドは電気又は油圧で動作可能である。更に、これらの傾斜スキッドは、同期又は独立して昇降するように構成されるため、レベリングボックスの側面の1つを多かれ少なかれ固定し、オペレーターの裁量で側面の斜面を提供又は修正する。
【0033】
折り畳み式のサイドアーム(13)はレベリングブレード(6)を有し、更に、このブレードは、機械の進行方向に対して垂直に傾斜してアーム(13)の軸に対して直線又は側面に傾斜して配置されるように構成される。従って、この側面のアーム(13)は、平らにされ又は滑らかにされることを意図した道路の使用によってその端部に位置する骨材を集合させるために使用され、また、外側に回動して道路に侵入する可能性のある植生を除去するために使用され得、または道路に接する溝を開放して清掃するために使用され得る。また、レベリングボックス(1)の有効作業幅が増加し、道路に斜面が与えられる。
【0034】
レベリングボックス(1)のフロント結合要素(9)に駆動要素が取り付けられ、この例では、垂直ジョイント(16)である。同様に、関節式リア軸(15)がリアフック要素(10)に結合され、後リアフック要素(10)がレベリングボックス(1)の後部を油圧で昇降し、また、レベリングボックス(15)の平面に対する上記リア軸の回転によって、側面の斜面を正確に与えることができる。更に、このシャフトは、ホッパー又は追加のプッシャーブレードの有無にかかわらず、圧縮ローラー(17)又は添加剤を混合するための逆回転スタビライザーなどの他の補助ツールを取り付けるのにも役立ち、これらのツールは油圧で上昇することができる。
【0035】
最後に、レベリングボックス(1)は、後部に約45°の傾斜を有する耐爆燃保護具(20)を含み、破片及び/又は石の破片を前方及び下方に投射するように構成され、主に軍事用途で人及び装置を保護する。
【0036】
図6及び図7は、本発明の別の実施形態を示し、(コンパクトトラックローダーの)CTLコンパクトローダーにおいて通常のように、レベリングボックスがクイックカップリングプレートによって横方向のリアサポートの後部に結合される。このクイックカップリングプレートには、様々なブランドが採用できる様々な構成があるが、これが決定要因ではない。
【0037】
横方向のフロントサポートと横方向のリアサポートは、レベリングボックスの中間部本体のプレートによってしっかりと結合される。上記プレートには、ベースサポートとして機能する様々な穴があり、固定フックが次のような他の任意選択的な要素を取り付けるように構成される。
【0038】
上部構造は、垂直面内で旋回する1つ又は2つのホイールが前部に装備されるため、床をより迅速かつ正確に水平にすることができ、その結果、それはグレーダーのフロントサポートとして機能し、レベリングアセンブリが前方又は後方に移動するかどうかに関係なく方向を決められる。このようにしてコンパクトローダーの上昇アームを下部サポートポイントで支持し、CTLコンパクトローダー実装のカップリングプレートが前方又は後方に傾斜するため、レベリングブレードを支持する横方向のリアサポートの高さ制御は、非常に正確に操作される。
【0039】
この実装のカップリングプレートは、レベリングボックスに取り付け可能な上部構造の一部となる別のカップリングプレートに結合され、これ(カップリングプレート)は、動作中の進行方向に対してその前部に、前方に移動する水平軸を有し、CTLローダーのヒッチプレートの下側傾斜軸に対して、CTLコンパクトローダーの進行方向に横方向の約20cmの距離(非限定)にあり、その結果、横方向のCTLのカップリングプレートを前方に傾斜して操作する場合はカップリングプレートを下降させ、カップリングプレートを後方に操作すると横方向のシャフトは整地機本体が引っ掛かる上部構造後部を上昇させる。同様に、上部構造は、レベリングボックスがCTLコンパクトローダーの横方向の水平線に対して側面の斜面を与えることができるように、カップリングプレートに対して傾斜することができる。
【0040】
同様に、この中間部に位置するカップリングプレートに、軸からずれた角錐台状の本体を固定穴に取り付けて、農業用トラクターのヒッチとして機能させることができ、整地機本体を引きずって動作し、ドローバーによって上昇させることができる。
【0041】
図面の記号説明
示された図面を参照して、以下の数値参照が使用される。
1.レベリング引き出し
2.フロントクロスサポート
3.横方向のリアサポート
4.側面のサポート
5.フロントの引っ掻き/掘り起こし歯
6.リアドーザブレード
7.サイドスキッド
8.中間部の縦方向のプロファイル
9.フロントヒッチ要素
10.リア推進要素
11.振動スクレーパ歯
12.傾斜スケート
13.折り畳み式のサイドアーム
14.サイドレベリングブレード
15.関節式リア軸
16.垂直ジョイント
17.コンパクタローラー
20.優れた耐爆燃保護具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】