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特表2024-514866無線通信システムにおける端末動作方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-03
(54)【発明の名称】無線通信システムにおける端末動作方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/18 20180101AFI20240327BHJP
【FI】
H04W76/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023562691
(86)(22)【出願日】2021-12-23
(85)【翻訳文提出日】2023-11-14
(86)【国際出願番号】 KR2021019743
(87)【国際公開番号】W WO2022220371
(87)【国際公開日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】10-2021-0047305
(32)【優先日】2021-04-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】キム ソンヒ
(72)【発明者】
【氏名】パク サンミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067AA34
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本開示は、無線通信システムにおける端末動作方法であって、SNPN接続を支援する端末が資格保有者として第1SNPNの資格に基づいて第2SNPNへの接続を行うステップと、第2SNPNへの接続失敗を認知するステップと、接続失敗に基づいて購読データリスト内の第2SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定するステップと、を含むことができる。
【選択図】図16
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおける端末動作方法であって、
SNPN(standalone non public network)接続を支援する端末が資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行うステップと、
前記第2SNPNへの接続失敗を認知するステップと、
前記接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定するステップと、を含む、端末動作方法。
【請求項2】
前記端末が資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援するか否かを確認するステップをさらに含む、請求項1に記載の端末動作方法。
【請求項3】
前記端末が前記資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援する場合、前記端末は、前記第1SNPNの資格(credential)に基づいて前記第2SNPNへの接続を行う、請求項2に記載の端末動作方法。
【請求項4】
前記端末が前記資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援しない場合、前記端末は、前記端末が持つ資格に基づいてSNPN接続を行う、請求項2に記載の端末動作方法。
【請求項5】
前記端末が持つ第3SNPNの資格に基づいて第3SNPNへの接続を行い、前記第3SNPNへの接続失敗を認知する場合、前記端末は、購読データリスト内の前記第3SNPNの有効性を有効でない状態に設定する、請求項4に記載の端末動作方法。
【請求項6】
前記端末が前記第2SNPNへの接続に基づいて第1認証拒絶メッセージを受信する場合、第1カウンタを増加させ、前記第1カウンタが第1値に到達すると、前記端末は、前記第2SNPNへの接続失敗を認知する、請求項5に記載の端末動作方法。
【請求項7】
前記端末が前記第3SNPNへの接続に基づいて第2認証拒絶メッセージを受信する場合、第2カウンタを増加させ、前記第2カウンタが第2値に到達すると、前記端末は、前記第3SNPNへの接続失敗を認知する、請求項6に記載の端末動作方法。
【請求項8】
前記第1カウンタと前記第2カウンタは、互いに異なるカウンタに設定される、請求項7に記載の端末動作方法。
【請求項9】
前記第1SNPNの有効性(validity)は、電源が再びオンになるか、或いは前記購読データリストが更新される前まで維持される、請求項1に記載の端末動作方法。
【請求項10】
通信システムで動作する端末であって、
少なくとも一つの送受信機と、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに動作可能に接続され、実行される場合に前記少なくとも一つのプロセッサが特定の動作を行うようにする命令(instructions)を保存する少なくとも一つのメモリと、を含み、
前記特定の動作は、
SNPN(standalone non public network)接続を支援する端末が資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行い、
前記第2SNPNへの接続失敗を認知し、及び、
前記接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定する、端末。
【請求項11】
無線通信システムにおけるネットワークの動作方法であって、
端末から登録要求メッセージを受信するステップと、
前記端末に登録拒絶メッセージを伝送するステップと、を含み、
前記端末は、SNPN(standalone non public network)接続を支援する端末であり、前記端末は、資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて前記ネットワークである第2SNPNへの接続を行い、
前記登録拒絶メッセージに基づいて前記第2SNPNへの接続失敗を認知し、
前記接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定する、ネットワークの動作方法。
【請求項12】
無線通信システムで動作するネットワークであって、
少なくとも一つの送受信機と、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに動作可能に接続され、実行される場合に前記少なくとも一つのプロセッサが特定の動作を行うようにする命令(instructions)を保存する少なくとも一つのメモリと、を含み、
前記特定の動作は、
前記送受信機を、端末から登録要求メッセージを受信するように制御し、
前記送受信機を前記端末に登録拒絶メッセージを伝送するように制御し、
前記端末は、SNPN(standalone non public network)接続を支援する端末であり、前記端末は、資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて前記ネットワークである第2SNPNへの接続を行い、
前記登録拒絶メッセージに基づいて前記第2SNPNへの接続失敗を認知し、
前記接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定する、ネットワーク。
【請求項13】
少なくとも一つのメモリ、及び前記少なくとも一つのメモリと機能的に連結されている少なくとも一つのプロセッサを含む装置であって、
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記装置が資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行い、
前記第2SNPNへの接続失敗を認知し、及び、
前記接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定し、
前記装置は、SNPNへの接続を支援する、装置。
【請求項14】
少なくとも一つの命令(instructions)を保存する非一時的な(non-transitory)コンピュータ可読媒体(computer-readable medium)であって、
プロセッサによって実行可能な(executable)前記少なくとも一つの命令を含み、
前記少なくとも一つの命令は、
資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行い、
前記第2SNPNへの接続失敗を認知し、及び、
前記接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定する、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、無線通信システムにおける端末動作方法及び装置に関する。具体的には、eNPN(enhanced non public network)を支援する端末が、資格(クレデンシャル、credential)を有していないSNPN(standalone NPN)を介して認証を行う場合に、購読データリスト(list of subscribe data)のSNPN設定情報を保存し処理する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線接続システムが音声やデータ等の様々な通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線接続システムは、利用可能なシステムリソース(帯域幅、伝送パワーなど)を共有して多重ユーザとの通信を支援することができる多重接続(多重アクセス、multiple access)システムである。多重接続システムの例としては、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
【0003】
特に、多くの通信機器が大きい通信容量を要求するにつれて、既存のRAT(radio access technology)に比べて向上したモバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)通信技術が提案されている。また、多数の機器及び事物を連結して何時でも何処でも多様なサービスを提供するmMTC(massive machine type communications)だけでなく、信頼性(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービス/UE(user equipment)を考慮した通信システムが提案されている。このための多様な技術構成が提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、無線通信システムにおける端末動作方法及び装置を提供することができる
【0005】
本開示は、無線通信システムにおいてSNPNを支援する端末が、資格保有者(クレデンシャル保有者、credential holder、CH)の資格を介してSNPNへの接続を行う方法及び装置を提供することができる。
【0006】
本開示は、無線通信システムにおいて資格保有者の資格に基づいてSNPN接続に対する認証失敗の際に購読データリストのSNPN設定情報を保存し処理する方法及び装置を提供することができる。
【0007】
本開示は、無線通信システムにおいて資格保有者の資格に基づいてSNPNへの接続を行う場合に別途のカウンタを用いる方法及び装置を提供することができる。
【0008】
本開示で解決しようとする技術的課題は、上述した事項に制限されず、上述していない別の技術的課題は、以下に説明する本開示の実施例から、本開示の技術構成が適用される技術分野における通常の知識を有する者によって考慮できる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一例として、無線通信システムにおける端末動作方法において、SNPN(standalone non public network)接続を支援する端末が資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行うステップと、第2SNPNへの接続失敗を認知するステップと、接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定するステップと、を含むことができる。
【0010】
また、本開示の一例として、無線通信システムで動作する端末において、少なくとも一つの送受信機と、少なくとも一つのプロセッサと、少なくとも一つのプロセッサに動作可能に接続され、実行される場合に少なくとも一つのプロセッサが特定の動作を行うようにする命令(instructions)を保存する少なくとも一つのメモリと、を含み、特定の動作は、SNPN(standalone non public network)接続を支援する端末が資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行い、第2SNPNへの接続失敗を認知し、及び、接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定することができる。
【0011】
また、本開示の一例として、無線通信システムにおけるネットワークの動作方法において、
【0012】
端末から登録要求メッセージを受信するステップと、端末に登録拒絶メッセージを伝送するステップと、を含み、端末は、SNPN(standalone non public network)接続を支援する端末であり、端末は、資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいてネットワークである第2SNPNへの接続を行い、登録拒絶メッセージに基づいて第2SNPNへの接続失敗を認知し、接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定することができる。
【0013】
また、本開示の一例として、無線通信システムで動作するネットワークにおいて、少なくとも一つの送受信機と、少なくとも一つのプロセッサと、少なくとも一つのプロセッサに動作可能に接続され、実行される場合に少なくとも一つのプロセッサが特定の動作を行うようにする命令(instructions)を保存する少なくとも一つのメモリを含み、特定の動作は、送受信機を端末から登録要求メッセージを受信するように制御し、送受信機を、端末に登録拒絶メッセージを伝送するように制御するが、端末は、SNPN(standalone non public network)接続を支援する端末であり、端末は、資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいてネットワークである第2SNPNへの接続を行い、登録拒絶メッセージに基づいて第2SNPNへの接続失敗を認知し、接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定することができる。
【0014】
また、本開示の一例として、少なくとも一つのメモリ、及び少なくとも一つのメモリと機能的に連結されている少なくとも一つのプロセッサを含む装置において、少なくとも一つのプロセッサは、装置が資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行い、第2SNPNへの接続失敗を認知し、及び、接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定するが、装置は、SNPNへの接続を支援することができる。
【0015】
また、本開示の一例として、少なくとも一つの命令(instructions)を保存する非一時的な(non-transitory)コンピュータ可読媒体(computer-readable medium)において、プロセッサによって実行可能な(executable)少なくとも一つの命令を含み、少なくとも一つの命令は、資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行い、第2SNPNへの接続失敗を認知し、及び、接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe date)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定することができる。
【0016】
また、次の事項は、共通に適用できる。
【0017】
また、本開示の一例として、端末が資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援するか否かを確認するステップをさらに含むことができる。
【0018】
また、本開示の一例として、端末が資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援する場合、端末は、第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行うことができる。
【0019】
また、本開示の一例として、端末が資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援しない場合、端末は、端末が持つ資格に基づいてSNPN接続を行うことができる。
【0020】
また、本開示の一例として、端末が持つ第3SNPNの資格に基づいて第3SNPNへの接続を行い、第3SNPNへの接続失敗を認知する場合、端末は、購読データリスト内の第3SNPNの有効性を有効でない状態に設定することができる。
【0021】
また、本開示の一例として、端末が第2SNPNへの接続に基づいて第1認証拒絶メッセージを受信する場合、第1カウンタを増加させ、第1カウンタが第1値に到達すると、端末は、第2SNPNへの接続失敗を認知することができる。
【0022】
また、本開示の一例として、端末が第3SNPNへの接続に基づいて第2認証拒絶メッセージを受信する場合、第2カウンタを増加させ、第2カウンタが第2値に到達すると、端末は、第3SNPNへの接続失敗を認知することができる。
【0023】
また、本開示の一例として、第1カウンタと第2カウンタは、互いに異なるカウンタに設定されることができる。
【0024】
また、本開示の一例として、第1SNPNの有効性(validity)は、電源が再びオンになるか、或いは購読データリストが更新される前まで維持されることができる。
【発明の効果】
【0025】
本開示は、無線通信システムにおける端末動作方法及び装置を提供するという効果がある。
【0026】
本開示は、無線通信システムにおいてSNPNを支援する端末が資格保有者(credential holder、CH)の資格を利用してSNPNへの接続を行う方法を提供するという効果がある。
【0027】
本開示は、無線通信システムにおいて資格保有者の資格に基づいてSNPN接続に対する認証失敗の際に購読データリストのSNPN設定情報を保存し処理する方法によって、認証失敗が発生したSNPNを認知するという効果がある。
【0028】
本開示は、無線通信システムにおいて資格保有者の資格に基づいてSNPN接続に対する認証失敗の際に購読データリストのSNPN設定情報を保存し処理する方法によって、不要なシグナリングが発生することを防止するという効果がある。
【0029】
本開示は、無線通信システムにおいて資格保有者の資格に基づいてSNPNへの接続を行う場合に別途のカウンタを用いる方法を提供するという効果がある。
【0030】
本開示の実施例において得られる効果は、上述した効果に制限されず、上述していない別の効果は、以下の本開示の実施例に対する記載から本開示の技術構成が適用される技術分野における通常の知識を有する者に明確に導出され、理解されることができる。すなわち、本開示で述べる構成を実施することによる意図せぬ効果も、本開示の実施例から当該技術分野における通常の知識を有する者によって導出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0031】
以下に添付される図面は、本開示に関する理解を助けるためのものであり、詳細な説明と共に、本開示についての実施例を提供することができる。ただし、本開示の技術的特徴が特定の図面に限定されるものではなく、各図面で開示する特徴は、互いに組み合わされて新しい実施例として構成できる。各図面における参照番号(reference numerals)は、構造的構成要素(structural elements)を意味することができる。
【0032】
図1】多様な参照ポイント(reference point)を示す図である。
図2】本開示に適用可能なE-UTRAN(evolved universal terrestrial radio access network)のネットワーク構造の一例を示す図である。
図3】一般的なE-UTRANとEPC(evolved packet core)のアーキテクチャの例を示す図である。
図4】UE(user equipment)とeNB(evolved node B)との間の制御プレーンにおける無線インターフェースプロトコル(radio interface protocol)の構造の例を示す図である。
図5】UEとeNBとの間のユーザプレーンにおける無線インターフェースプロトコルの構造の例を示す図である。
図6】一般的なNR(new radio)-RAN(radio access network)のアーキテクチャの例を示す図である。
図7】一般的なNG-RANと5GC(5th generation core)の機能的分離の例を示す図である。
図8】5G(5th generation)システムの一般的なアーキテクチャの例を示す図である。
図9】本開示に適用される無線機器の例示を示す図である。
図10】本開示に適用される無線機器の他の例示を示す図である。
図11】本開示に適用される携帯機器の例示を示す図である。
図12】本開示に適用される端末がSNPNへの接続を行う方法を示す図である。
図13】本開示に適用される端末がSNPNへの接続を行う方法を示す図である。
図14】本開示に適用される端末が外部エンティティに基づいて資格証明を行う方法を示す図である。
図15】本開示に適用される資格保有者に基づいてSNPN接続のための認証を行う方法を示す図である。
図16】本開示に適用される端末がSNPNに接続する方法を示す図である。
図17】本開示に適用される端末がSNPNに接続する方法を示す図である。
図18】本開示に適用される端末動作方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下の実施例は、本開示の構成要素と特徴を所定の形態に結合したものである。各構成要素又は特徴は、別途の明示的言及がない限り、選択的なものと考えられる。各構成要素又は特徴は、他の構成要素又は特徴と結合されていない形態で実施できる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本開示の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成又は特徴は、他の実施例に含まれてもよく、或いは他の実施例の対応する構成又は特徴と交換されてもよい。
【0034】
図面についての説明において、本開示の要旨を不明確にするおそれのある手順又はステップなどは記述しておらず、当業者のレベルから理解することができる程度の手順又はステップも記述していない。
【0035】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む(comprising又はincluding)」とするとき、これは、特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。また、明細書に記載されている「・・・部」、「・・・器」、「モジュール」などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで実現できる。また、「一(a又はan)」、「一つ(one)」、「その(the)」及び類似関連語は、本開示を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈において)、本明細書に別途指示されるか或いは文脈によって明らかには反駁されない限り、単数及び複数の両方ともを含む意味で使用できる。
【0036】
本明細書において、本発明の実施例は、基地局と移動局とのデータ送受信関係を中心に説明された。ここで、基地局は、移動局と直接通信を行うネットワークの終端ノード(terminal node)としての意味がある。本文書において基地局によって行われると説明された特定の動作は、場合によっては基地局の上位ノード(upper node)によって行われることもできる。
【0037】
すなわち、基地局を含む多数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークで移動局との通信のために行われる多様な動作は、基地局又は基地局以外の他のネットワークノードによって行われることができる。ここで、「基地局」は、固定局(fixed station)、Node B、eNB(eNode B)、gNB(gNode B)、ng-eNB、発展した基地局(advanced base station、ABS)又はアクセスポイント(access point)などの用語に代替可能である。
【0038】
また、本開示の実施例において、端末(Terminal)は、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、加入者局(subscriber station、SS)、移動加入者端末(mobile subscriber station、MSS)、移動端末(mobile terminal)、又は発展した移動端末(advanced mobile station、AMS)などの用語に代替可能である。
【0039】
また、送信端は、データサービス又は音声サービスを提供する固定及び/又は移動ノードをいい、受信端は、データサービス又は音声サービスを受信する固定及び/又は移動ノードを意味する。よって、アップリンクの場合は、移動局が送信端となり、基地局が受信端となり得る。同様に、ダウンリンクの場合は、移動局が受信端となり、基地局が送信端となり得る。
【0040】
本開示の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)システム、3GPP LTE(Long Term Evolution)システム、3GPP 5G(5th generation)NR(New Radio)システム、及び3GPP2システムのうちの少なくとも一つに開示された標準文書によって裏付けられることができ、特に、本開示の実施例は、3GPP TS(technical specification)38.211、3GPP TS 38.212、3GPP TS 38.213、3GPP TS 38.321及び3GPP TS 38.331文書によって裏付けられることができる。
【0041】
また、本開示の実施例は、他の無線接続システムにも適用されることができ、上述したシステムに限定されるものではない。一例として、3GPP 5G NRシステム以後に適用されるシステムに対しても適用可能であり、特定のシステムに限定されない。
【0042】
すなわち、本発明の実施例のうち、説明していない自明なステップ又は部分は、上記の文書を参照して説明されることができる。また、本文書で開示している全ての用語は、前記標準文書によって説明されることができる。
【0043】
以下、本開示による好適な実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。添付図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本開示の例示的な実施例を説明するものであり、本開示の技術構成が実施できる唯一の実施例を示すものではない。
【0044】
また、本開示の実施例において使用される特定の用語は、本開示の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定の用語の使用は、本開示の技術的思想を逸脱することなく、異なる形態に変更できる。
【0045】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などの多様な無線接続システムに適用できる。
【0046】
以下、説明を明確にするために、3GPP通信システム(例、LTE、NRなど)に基づいて説明するが、本発明の技術的思想がこれに限定されるものではない。LTEは、3GPP TS 36.xxx Release8以後の技術を意味することができる。詳細には、3GPP TS 36.xxx Release10以後のLTE技術は、LTE-Aと呼ばれ、3GPP TS 36.xxx Release13以後のLTE技術は、LTE-A proと呼ばれることがある。3GPP NRは、TS 38.xxx Release15以後の技術を意味することができる。3GPP 6Gは、TS Release17及び/又はRelease18以後の技術を意味することができる。「xxx」は、標準文書の細部番号を意味する。LTE/NR/6Gは、3GPPシステムと総称できる。
【0047】
本開示に用いられた背景技術、用語、略語などに関しては、本発明以前に公開された標準文書に記載されている事項を参照することができる。一例として、36.xxx及び38.xxx標準文書を参照することができる。
【0048】
本文書で使用できる用語は、次のとおりに定義される。
【0049】
-IMS(IP Multimedia Subsystem or IP Multimedia Core Network Subsystem):IP上に音声又は他のマルチメディアサービスを配達するための標準化を提供するための構造的(architecture)フレームワーク(framework)。
【0050】
-UMTS(Universal Mobile Telecommunications System):3GPPによって開発された、GSM(Global System for Mobile Communication)基盤の第3世代(Generation)移動通信技術
【0051】
-EPS(Evolved Packet System):IP(Internet Protocol)基盤のパケット交換(packet switched)コアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)とLTE、UTRANなどのアクセスネットワークで構成されたネットワークシステム、UMTSが進化した形態のネットワークである。
【0052】
-NodeB:UMTSネットワークの基地局。屋外に設置し、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
【0053】
-eNodeB:EPSネットワークの基地局。屋外に設置し、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
【0054】
-Home NodeB:UMTS網の基地局(Base Station)であって、屋内に設置し、カバレッジはマイクロセル規模
【0055】
-Home eNode:EPS網の基地局(Base Statiodn)であって、屋内に設置し、カバレッジ(Coverage)はマイクロセル規模
【0056】
-端末(User Equipment):ユーザ機器。端末は、端末(terminal)、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)などの用語として言及できる。また、端末は、ノートパソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、マルチメディア機器などのように携帯可能な機器であってもよく、或いはPC(Personal Computer)、車両搭載装置のように携帯不可能な機器であってもよい。MTC関連内容において、端末又は端末という用語は、MTC端末を指し示すことがある。
【0057】
-MTC(Machine Type Communication):人の介入なしにマシンによって行われる通信。M2M(Machine to Machine)通信と呼ぶこともある。
【0058】
-MTC端末(MTC UE又はMTCデバイス又はMTC装置):移動通信ネットワークを介した通信(例えば、PLMNを介してMTCサーバと通信)機能を有し、MTC機能を行う端末(例えば、自動販売機、検針器など)
【0059】
-RAN(Radio Access Network):3GPPネットワークでNode B及びこれを制御するRNC(Radio Network Controller)、eNodeBを含む単位。端末の端に存在し、コアネットワークへの接続を提供する。
【0060】
-HLR(Home Location Register)/HSS(Home Subscriber Server):3GPPネットワーク内の加入者情報を持っているデータベース。HSSは、設定保存(configuration storage)、識別子管理(identity management)、ユーザ状態保存などの機能を行うことができる。
【0061】
-PLMN(Public Land Mobile Network):個人に移動通信サービスを提供する目的で構成されたネットワーク。オペレータ別に区分されて構成できる。
【0062】
-NAS(Non-Access Stratum):UMTS、EPSプロトコルスタックで端末とコアネットワーク間のシグナリング、トラフィックメッセージを送受信するための機能的な階層。端末の移動性を支援し、端末とPDN GWとのIP連結を樹立及び維持するセッション管理手続きを支援することを主な機能とする。
【0063】
-SCEF(Service Capability Exposure Function):3GPPネットワークインターフェースによって提供されるサービス及び能力(capability)を安全に露出するための手段を提供するサービス能力露出(service capability exposure)のための3GPPアーキテクチャ内のエンティティ。
【0064】
-MME(Mobility Management Entity):移動性管理及びセッション管理機能を行うEPS網のネットワークノード
【0065】
-PDN-GW(Packet Data Network Gateway):UE IPアドレス割当、パケットスクリーニング及びフィルタリング、充電データ収集(Charging data collection)機能を行うEPS網のネットワークノード
【0066】
-Serving GW(Serving Gateway):移動性アンカー、パケットルーティング、アイドルモードパケットバッファリング、MMEのUEに対するページングをトリガーするなどの機能を行うEPS網のネットワークノード
【0067】
-PCRF(Policy and Charging Rule Function):サービスフロー別に差別化されたQoS及び課金ポリシーを動的(dynamic)に適用するためのポリシー決定(policy decision)を行うEPS網のノード
【0068】
-OMA DM(Open Mobile Alliance Device Management):携帯電話、PDA、携帯用コンピュータなどのモバイルデバイス管理のためにデザインされたプロトコルであって、デバイス設定(configuration)、ファームウェアアップグレード(firmware upgrade)、エラー報告(Error Report)などの機能を行う。
【0069】
-OAM(Operation Administration and Maintenace):ネットワーク欠陥表示、性能情報、及びデータと診断機能を提供するネットワーク管理機能群。
【0070】
-PDN(Packet Data Network):特定のサービスを支援するサーバ(例えば、MMS Server、WAP Serverなど)が位置しているネットワーク。
【0071】
-PDN接続:端末からPDNへの接続、すなわち、IPアドレスで表現される端末とAPNで表現されるPDNとの関連(接続)
【0072】
-EMM(EPS Mobility Management):NAS階層のサブ階層であって、UEがネットワークアタッチ(attach)されているかデタッチ(detach)されているかによって、EMMは、「EMM-Registered」もしくは「EMM-Deregistered」状態にあり得る。
【0073】
-ECM(EMM Connection Management)接続(コネクション、connection):UEとMMEとの間に樹立(確立、establishment)された、NASメッセージの交換(exchange)のためのシグナリング接続(connection)。ECM接続は、UEとeNBとのRRC接続と前記eNBとMMEとのS1シグナリング接続で構成された論理(logical)接続である。ECM接続が樹立(確立、establish)/終結(終了、terminate)されると、前記RRC接続及びS1シグナリング接続は同様に樹立/終結される。樹立されたECM接続は、UEにはeNBと樹立されたRRC接続を有することを意味し、MMEには前記eNBと樹立されたS1シグナリング接続を有することを意味する。NASシグナリング接続、すなわち、ECM接続が樹立されているかによって、ECMは、「ECM-Connected」もしくは「ECM-Idle」状態を有することができる。
【0074】
-AS(Access-Stratum):UEと無線(或いは接続)ネットワーク間のプロトコルスタックを含み、データ及びネットワーク制御信号の伝送などを担当する。
【0075】
-NAS設定(configuration)MO(Management Object):NAS機能(Functionality)に連関するパラメータ(parameters)をUEに設定する過程で使用されるMO(Management Object)。
【0076】
-PDN(Packet Data Network):特定のサービスを支援するサーバ(例えば、MMS(Multimedia Messaging Service)サーバ、WAP(Wireless Application Protocol)サーバなど)が位置しているネットワーク。
【0077】
-PDN接続:一つのIPアドレス(一つのIPv4アドレス及び/又は一つのIPv6プレフィックス)で表現される、UEとPDNとの論理接続。
【0078】
-APN(Access Point Name):PDNを指し示す或いは区分する文字列。要求したサービスやネットワークに接続するためには特定のP-GWを経るが、このP-GWを探すことができるようにネットワーク内で予め定義した名前(文字列)を意味する(例えば、internet.mmc012.mcc345.gprs)
【0079】
-ANDSF(Access Network Discovery and Selection Function):一つのネットワークエンティティ(entity)として、ユーザ単位でUEが使用可能な接続(アクセス、access)を発見し、選択するようにするポリシー(policy)を提供
【0080】
-EPC経路(又はinfrastructure data path):EPCを介したユーザプレーンコミュニケーション経路
【0081】
-E-RAB(E-UTRAN Radio Access Bearer):S1ベアラと当該データ無線ベアラとの連結(concatenation)をいう。E-RABが存在すれば、前記E-RABとNASのEPSベアラとの間に一対一マッピングがある。
【0082】
-GTP(GPRS Tunneling Protocol):GSM、UMTS及びLTEネットワーク内で一般パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)を運ぶために使用されるIP基盤通信プロトコルのグループ。3GPPアーキテクチャ内には、GTP及びプロキシモバイルIPv6基盤のインターフェースが多様なインターフェースポイント上に特定(specify)されている。GTPは、いくつかのプロトコル(例えば、GTP-C、GTP-U及びGTP’)に分解(decompose)できる。GTP-Cは、ゲートウェイGPRS支援ノード(GGSN)及びサービングGPRS支援ノード(SGSN)間のシグナリングのためにGPRSコア(core)ネットワーク内で使用される。GTP-Cは、前記SGSNがユーザのためにセッションを活性化(activate)(例えば、PDNコンテキスト活性化(activation))すること、同一セッションを非活性化(deactivate)すること、サービスパラメータの品質(quality)を調整(adjust)すること、又は他のSGSNから動作したばかりの加入者(subscriber)のためのセッションを更新することを許容する。GTP-Uは、前記GPRSコアネットワーク内で、そして無線接続ネットワーク及びコアネットワーク間でユーザデータを運ぶために使用される。
【0083】
以下、上記のように定義された用語に基づいて本明細書について記述する。
【0084】
5Gの三つの主要要求事項領域は、(1)改善されたモバイル広帯域(Enhanced Mobile Broadband、eMBB)領域、(2)多量のマシンタイプ通信(massive Machine Type Communication、mMTC)領域、及び(3)超信頼及び低遅延通信(Ultra-reliable and Low Latency Communications、URLLC)領域を含む。
【0085】
一部の使用例(Use Case)は、最適化のために多数の領域が要求されることができ、他の使用例は、唯一つの核心性能指標(Key Performance Indicator、KPI)にのみフォーカシングできる。5Gは、このような多様な使用例を信頼できる柔軟な方法で支援するものである。
【0086】
本開示に適用できる5Gシステムアーキテクチャ
【0087】
5Gシステムは、第4世代LTE移動通信技術から進歩した技術であって、既存の移動通信網構造の改善(Evolution)或いはクリーン-ステート(Clean State)構造によって新しい無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)、LTE(Long Term Evolution)の拡張技術であり、eLTE(extended LTE)、non-3GPP(例えば、WLAN)アクセスなどを支援する。
【0088】
5Gシステムは、サービス基盤と定義され、5Gシステムのためのアーキテクチャ(architecture)内のネットワーク機能(NF:Network Function)間の相互動作(interaction)は、次の2つの方式で表すことができる。
【0089】
-参照ポイント表現(representation):2つのNF(例えば、AMF及びSMF)間の点対点参照ポイント(例えば、N11)によって記述されるNF内のNFサービス間の相互動作を示す。
【0090】
-サービス基盤表現(Representation):制御プレーン(CP:Control plane)内のネットワーク機能(例えば、AMF)は、他の認証されたネットワーク機能が自分のサービスにアクセスすることを許容する。この表現は、必要な場合、点対点(ポイントツーポイント、point-to-point)参照ポイント(参照点、reference point)も含む。
【0091】
3GPPシステム一般
【0092】
図1は、多様な参照ポイント(reference point)を示す。
【0093】
図1のネットワーク構造の例示では、SGWとPDN GWが別個のゲートウェイで構成されることを示すが、2つのゲートウェイが単一ゲートウェイ構成オプション(Single Gateway Configuration Option)によって実現されることもできる。
【0094】
MMEは、UEのネットワーク接続に対するアクセス、ネットワークリソースの割当、トラッキング(tracking)、ページング(paging)、ローミング(roaming)及びハンドオーバなどを支援するためのシグナリング及び制御機能を行う要素である。MMEは、加入者及びセッション管理に関連する制御プレーン(control plane)機能を制御する。MMEは、数多くのeNBを管理し、他の2G/3Gネットワークに対するハンドオーバのための従来のゲートウェイの選択のためのシグナリングを行う。また、MMEは、セキュリティ過程(Security Procedures)、端末対ネットワークセッションハンドリング(Terminal-to-Network Session Handling)、休止端末位置決定管理(Idle Terminal Location Management)などの機能を行う。
【0095】
SGSNは、他の3GPPネットワーク(例えば、GPRSネットワーク)に対するユーザの移動性管理及び認証(authentication)などの全てのパケットデータをハンドリングする。
【0096】
ePDGは、信頼されない非3GPPネットワーク(例えば、I-WLAN、WiFiホットスポット(hotspot)など)に対するセキュリティノードとしての役割を果たす。
【0097】
図1を参照して説明したように、IP能力(capability)を有するUEは、3GPPアクセスだけでなく、非3GPPアクセス基盤でも、EPC内の多様な要素を経由して事業者(すなわち、オペレータ(operator))が提供するIPサービスネットワーク(例えば、IMS)にアクセスすることができる。
【0098】
また、例えば、S1-U、S1-MMEなどの参照ポイントは、互いに異なる機能エンティティに存在する2つの機能を連結することができる。3GPPシステムでは、E-UTRAN及びEPCの互いに異なる機能エンティティ(functional entity)に存在する2つの機能を連結する概念的なリンクを参照ポイントと定義する。下記の表1は、図1に示された参照ポイントをまとめたものである。表1の例示以外にも、ネットワーク構造に応じて多様な参照ポイントが存在することができる。
【0099】
【表1】
【0100】
図1に示された参照ポイントのうち、S2a及びS2bは、非3GPPインターフェースに該当する。S2aは、信頼される非3GPPアクセス及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援をユーザプレーンに提供する参照ポイントである。S2bは、ePDG及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援をユーザプレーンに提供する参照ポイントである。
【0101】
図2は、本開示に適用可能なE-UTRAN(evolved universal terrestrial radio access network)のネットワーク構造の一例を示す図である。
【0102】
E-UTRANシステムは、既存のUTRANシステムから進化したシステムであって、例えば、3GPP LTE/LTE-Aシステムであり得る。通信ネットワークは、IMS及びパケットデータを介して音声(voice)(例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol))などの多様な通信サービスを提供するために広範囲に配置される。
【0103】
図2を参照すると、E-UMTSネットワークは、E-UTRAN、EPC及び一つ以上のUEを含む。E-UTRANは、端末に制御プレーン(control plane)とユーザプレーン(user plane)プロトコルを提供するeNBで構成され、eNBは、X2インターフェースを介して連結される。
【0104】
X2ユーザプレーンインターフェース(X2-U)は、eNB同士の間に定義される。X2-Uインターフェースは、ユーザプレーンPDU(packet data unit)の保証されていない伝達(non guaranteed delivery)を提供する。X2制御プレーンインターフェース(X2-CP)は、二つの隣接eNBの間に定義される。X2-CPは、eNB間のコンテキスト(context)伝達、ソースeNBとターゲットeNBとの間のユーザプレーントンネルの制御、ハンドオーバ関連メッセージの伝達、アップリンク負荷管理などの機能を行う。
【0105】
eNBは、無線インターフェースを介して端末に接続され、S1インターフェースを介してEPC(evolved packet core)に接続される。
【0106】
S1ユーザプレーンインターフェース(S1-U)は、eNBとサービングゲートウェイ(S-GW:serving gateway)との間に定義される。S1制御プレーンインターフェース(S1-MME)は、eNBと移動性管理個体(モビリティ管理エンティティ、MME:mobility management entity)の間に定義される。S1インターフェースは、EPS(evolved packet system)ベアラサービス管理機能、NAS(non-access stratum)シグナリングトランスポート機能、ネットワークシェアリング、MME負荷バランシング機能などを行う。S1インターフェースは、eNBとMME/S-GWとの間に多数対多数の関係(many-to-many-relation)を支援する。
【0107】
MMEは、NASシグナリングセキュリティ(Security)、AS(Access Stratum)セキュリティ(Security)制御、3GPPアクセスネットワーク間の移動性を支援するためのCN(Core Network)ノード間(Inter-CN)のシグナリング、(ページング再伝送の実行及び制御を含んで)アイドル(IDLE)モードUE接近性(到達可能性、reachability)、(アイドル及びアクティブモード端末のための)トラッキング領域識別子(TAI:Tracking Area Identity)管理、PDN GW及びSGWの選択、MMEが変更されるハンドオーバのためのMME選択、2G又は3G 3GPPアクセスネットワークへのハンドオーバのためのSGSN選択、ローミング(roaming)、認証(authentication)、専用ベアラ確立(dedicated bearer establishment)を含むベアラ管理機能、公共警告システム(PWS:Public Warning System)(地震及び津波警告システム(ETWS:Earthquake Vision and Tsunami Warning System)及び商用モバイル警告システム(CMAS:Commercial Mobile Alert System)を含む)メッセージ伝送の支援などの多様な機能を行うことができる。
【0108】
図3は、一般的なE-UTRANとEPC(evolved packet core)のアーキテクチャの例を示す図である。
【0109】
図3に示すように、eNBは、RRC(Radio Resource Control)接続が活性化されている間、ゲートウェイへのルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び伝送、放送チャネル(BCH)のスケジューリング及び伝送、アップリンク及びダウンリンクにおけるUEへのリソース動的割当、eNBの測定のための設定及び提供、無線ベアラ制御、無線アドミッション制御(radio admission control)、及び連結移動性制御などのための機能を遂行することができる。EPC内では、ページング状況、LTE_IDLE状態管理、ユーザプレーンの暗号化、SAEベアラ制御、NASシグナリングの暗号化及び無欠性保護機能を行うことができる。
【0110】
3GPP TR 23.799のAnnex Jには、5G及び4Gを組み合わせた様々なアーキテクチャを示している。そして、3GPP TS 23.501には、NR及びNGCを用いたアーキテクチャが出ている。
【0111】
図4は、UE(User equipment)とeNB(evolved node B)間の制御プレーンにおける無線インターフェースプロトコル(radio interface protocol)の構造の例を示す図であり、図5は、UEとeNB間のユーザプレーンにおける無線インターフェースプロトコルの構造の例を示す図である。
【0112】
前記無線インターフェースプロトコルは、3GPP無線接続ネットワーク規格を基盤とする。前記無線インターフェースプロトコルは、水平的に物理階層(物理層、Physical Layer)、データリンク階層(データリンク層、Data Link Layer)及びネットワーク階層(ネットワーク層、Network Layer)からなり、垂直的には、データ情報伝送のためのユーザプレーン(User Palne)と、制御信号(Signaling)伝達のための制御プレーン(Control Plane)に区分される。
【0113】
前記プロトコル階層は、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection、OSI)基準モデルの下位3階層に基づいてL1(第1層、第1階層)、L2(第2層、第2階層)、及びL3(第3層、第3階層)に区分されることができる。
【0114】
以下、図4に示された制御プレーンの無線プロトコルと、図6に示されたユーザプレーンにおける無線プロトコルの各階層を説明する。
【0115】
第1階層である物理階層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて情報伝送サービス(Information Transfer Service)を提供する。前記物理階層は、上位にある媒体接続制御(媒体アクセス制御、Medium Access Control)階層とは伝送チャネル(トランスポートチャネル、Transport Channel)を介して連結されており、前記伝送チャネルを介して媒体接続制御階層と物理階層との間のデータが伝達される。そして、互いに異なる物理階層の間、すなわち、伝送側と受信側の物理階層の間は、物理チャネルを介してデータが伝達される。
【0116】
物理チャネル(Physical Channel)は、時間軸上にある複数のサブフレームと周波数軸上にある複数の副搬送波(subcarrier)とで構成される。ここで、一つのサブフレーム(subframe)は、時間軸上に複数のOFDMシンボル(symbol)と複数の副搬送波とで構成される。一つのサブフレームは、複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは、複数のOFDMシンボル(Symbol)と複数の副搬送波とで構成される。データが伝送される単位時間であるTTI(Transmission Time Interval)は、1つのサブフレームに該当する1msである。
【0117】
前記伝送側と受信側の物理階層に存在する物理チャネルは、3GPP LTEによると、データチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)とPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、及び制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)などに分けることができる。
【0118】
第2階層には、様々な階層が存在する。まず、第2階層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)階層は、多様な論理チャネル(Logical Channel)を多様な伝送チャネルにマッピングさせる役割を果たし、また、様々な論理チャネルを一つの伝送チャネルにマッピングさせる論理チャネル多重化(Multiplexing)の役割を果たす。MAC階層は、上位階層であるRLC階層とは論理チャネル(Logical Channel)で連結されており、論理チャネルは、大きく伝送される情報の種類によって制御プレーン(Control Plane)の情報を伝送する制御チャネル(Control Channel)と、ユーザプレーン(User Plane)の情報を伝送するトラフィックチャネル(Traffic Channel)とに分けられる。
【0119】
第2階層の無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)階層は、上位階層から受信したデータを分割(Segmentation)及び連結(Concatenation)して、下位階層が無線区間にデータを伝送するのに適するようにデータサイズを調節する役割を果たす。
【0120】
第2階層のパケットデータ収斂プロトコル(パケットデータコンバージェンスプロトコル、Packet Data Convergence Protocol;PDCP)階層は、IPv4やIPv6などのIPパケットの伝送時に帯域幅の小さい無線区間で効率よく伝送するために、相対的にサイズが大きくて不要な制御情報を込めているIPパケットヘッダーサイズを減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を行う。また、LTEシステムでは、PDCP階層がセキュリティ(Security)機能も果たすが、これは、第3者のデータ傍受を防止する暗号化(Ciphering)と、第3者のデータ操作を防止する無欠性保護(完全性保護、Integrity Protection)とで構成される。
【0121】
第3階層の最上部に位置した無線リソース制御(Radio Resource Control、以下「RRC」と略記する)階層は、制御プレーンでのみ定義され、無線ベアラ(Radio Bearer、以下「RB」と略記する)の設定(Configuration)、再設定(Re-configuration)及び解除(Release)に関連して論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。このとき、RBは、UEとE-UTRAN間のデータ伝達のために第2階層によって提供されるサービスを意味する。
【0122】
UEのRRCと無線ネットワークのRRC階層との間にRRC接続(RRC connection)が樹立された(establishment)場合、UEはRRC接続モード(Connected Mode)にあり、そうでない場合、RRC休止モード(Idle Mode)にある。
【0123】
以下、UEのRRC状態(RRC state)とRRC接続方法について説明する。RRC状態は、UEのRRCがE-UTRANのRRCと論理的に接続(logical connection)されているか否かを意味し、接続されている場合は、RRC_CONNECTED状態(state)と呼び、接続されていない場合は、RRC_IDLE状態と呼ぶ。RRC_CONNECTED状態のUEは、RRC接続が存在するため、E-UTRANは、当該UEの存在をセル単位で把握することができる。よって、UEを効果的に制御することができる。これに対し、RRC_IDLE状態のUEは、E-UTRANがUEの存在を把握することはできず、セルよりもさらに大きい地域単位であるTA(Tracking Area)単位でコアネットワークが管理する。すなわち、RRC_IDLE状態のUEは、セルに比べて大きい地域単位で当該UEの存否のみ把握され、音声やデータなどの通常の移動通信サービスを受けるためには、当該UEがRRC_CONNECTED状態に遷移しなければならない。各TAは、TAI(Tracking Area Identity)を介して区分される。UEは、セルで放送(broadcasting)される情報であるTAC(Tracking area code)を介してTAIを構成することができる。
【0124】
ユーザがUEの電源を最初にオンにしたとき、UEは、先ず適切なセルを探索した後、当該セルでRRC接続を結び、コアネットワークにUEの情報を登録する。その後、UEは、RRC_IDLE状態に留まる。RRC_IDLE状態に留まるUEは、必要に応じてセルを(再)選択し、システム情報(System Information)やページング情報を考察する。これをセルにキャンプオン(Camp On)するという。RRC_IDLE状態に留まっていたUEは、RRC接続を結ぶ必要があるとき、初めてRRC接続過程(RRC connection procedure)を介してE-UTRANのRRCとRRC接続を結び、RRC_CONNECTED状態に遷移する。RRC_IDLE状態にあったUEがRRC接続を結ぶ必要がある場合はいろいろがあるが、例えば、ユーザの通話試行やデータ伝送試行などが必要であるか、それともE-UTRANからページングメッセージを受信した場合、これに対する応答メッセージの伝送などが挙げられる。
【0125】
前記RRC階層の上位に位置するNAS(Non-Access Stratum)階層は、連結管理(セッション管理、Session Management)と移動性管理(モビリティ管理、Mobility Management)などの機能を行う。
【0126】
以下、図4に示されたNAS階層について詳細に説明する。
【0127】
NAS階層に属するESM(Evolved Session Management)は、デフォルトベアラ(default bearer)管理や専用ベアラ(dedicated bearer)管理などの機能を行うことにより、UEがネットワークからPSサービスを利用するための制御を担当する。デフォルトベアラリソースは、特定のパケットデータネットワーク(PDN)に最初接続する場合、ネットワークに接続されるときにネットワークから割当られるという特徴を有する。このとき、ネットワークは、UEがデータサービスを使用することができるようにUEが使用可能なIPアドレスを割当、かつ、デフォルトベアラのQoSを割当る。LTEでは、大きくデータ伝送/受信のための特定の帯域幅を保証するGBR(Guaranteed bit rate)QoS特性を有するベアラと、帯域幅の保証なしにBest effort QoS特性を有するNon-GBRベアラの2種類を支援する。デフォルトベアラの場合は、non-GBRベアラの割当を受ける。専用ベアラの場合は、GBR又はNon-GBRのQoS特性を有するベアラの割当を受けることができる。
【0128】
ネットワークからUEに割当たベアラをEPS(evolved packet service)ベアラと呼び、EPSベアラを割当るとき、ネットワークは一つのIDを割当る。これをEPSベアラIDと呼ぶ。一つのEPSベアラは、MBR(maximum bit rate)又は/及びGBR(guaranteed bit rate)のQoS特性を有する。
【0129】
図6は、一般的なNR(new radio)-RAN(radio access network)のアーキテクチャの例を示す図である。図6を参照すると、NG-RANノードは、次のいずれか一つであり得る。
【0130】
-UEに向かうNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルを提供するgNB;又は
【0131】
-UEに向かうE-UTRATMユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルを提供するng-eNB。
【0132】
gNBとng-eNBは、Xnインターフェースを介して互いに連結される。また、gNBとng-eNBは、5GCに対するNGインターフェースを介して、より詳しくは、NG-Cインターフェースを介して、アクセス及び移動性管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)、NG-Uインターフェースを介したユーザプレーン機能(UPF:User Plane Function)に連結される(3GPP TS 23.501[3]参照)。
【0133】
ちなみに、機能的分離のためのアーキテクチャとF1インターフェースは、3GPP TS 38.401[4]に定義されている。
【0134】
図7は、一般的なNG-RANと5GC(5th generation core)の機能的分離の例を示す図である。図7を参照すると、黄色ボックスは論理ノードを示し、白色ボックスは主要機能を示す。
【0135】
gNB及びng-eNBは、次の機能をホストする。
【0136】
-無線リソース管理機能:アップリンクとダウンリンク(スケジューリング)の両方で無線ベアラ制御、無線承認制御、接続移動性制御、UEに対する動的リソース割当
【0137】
-IPヘッダー圧縮、暗号化及びデータ無欠性保護;
【0138】
-UEが提供する情報からAMFに対するルーティングを決定することができない場合、IMT-2000 3GPP-UE添付ファイルからAMFを選択;
【0139】
-UPFへのユーザプレーンデータのルーティング;
【0140】
-AMFへの制御プレーン情報の伝達;
【0141】
-接続設定及び解除;
【0142】
-ページングメッセージスケジューリング及び伝送
【0143】
-システム放送情報スケジューリング及び伝送(AMF又はOAMで提供)
【0144】
-移動性及びスケジューリングのための測定及び測定報告構成
【0145】
-アップリンクの伝送水準パケット表示
【0146】
-セッション管理;
【0147】
-ネットワークスライシング支援;
【0148】
-データ無線ベアラに対するQoS流れ管理及びマッピング
【0149】
-RRC_INACTIVE状態でUEの支援
【0150】
-NASメッセージ配布機能;
【0151】
-無線アクセスネットワーク共有;
【0152】
-二重連結;
【0153】
-NRとE-UTRA間の緊密な連動
【0154】
AMFは、次の主要機能をホストする(3GPP TS 23.501[3]参照)
【0155】
-NAS信号終了;
【0156】
-NAS信号セキュリティ;
【0157】
-ASセキュリティ制御;
【0158】
-3GPP接続網間の移動のためのCNノード間の信号伝達;
【0159】
-アイドルモードUE接続性(ページング再伝送制御及び実行を含む)
【0160】
-登録領域管理;
【0161】
-システム内部及びシステム間の移動性支援
【0162】
-アクセス認証;
【0163】
-ローミング権限の確認を含むアクセス権限の付与;
【0164】
-移動性管理統制(購読及びポリシー)
【0165】
-ネットワークスライシング支援;
【0166】
-SMFの選択
【0167】
UPFは、次の主要機能をホストする(3GPP TS 23.501[3]参照)
【0168】
-Intra-/Inter-RAT移動性のためのアンカーポイント(該当する場合)
【0169】
-データネットワークに相互接続される外部PDUのセッション地点
【0170】
-パケットルーティング及びフォワーディング;
【0171】
-ポリシー規則試行のパケット検査及びユーザプレーン部分
【0172】
-トラフィック使用量の報告;
【0173】
-データネットワークへのトラフィックの流れを支援するアップリンク分類器
【0174】
-multi-homed PDUセッション支援のための分岐点;
【0175】
-ユーザプレーンに対するQoS処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲート、UL/DL速度試行)
【0176】
-アップリンクトラフィック検証(SDFとQoS流れのマッピング)
【0177】
-ダウンリンクパケットバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガリング(triggering)
【0178】
セッション管理機能(SMF)は、次の主要機能をホストする(3GPP TS 23.501[3]参照)
【0179】
-セッション管理;
【0180】
-UE IPアドレス割当及び管理
【0181】
-UP機能選択及び制御;
【0182】
-UPFでトラフィックを適切な対象にルーティングするようにトラフィックステアリング(steering)構成
【0183】
-ポリシー執行及びQoSの一部統制
【0184】
-Downlink Data Notification(ダウンリンクデータ通知)
【0185】
図8は、5G(5th generation)システムの一般的なアーキテクチャの例を示す図である。次は、図8での各参照インターフェース(reference interface)及びノード(node)についての説明である。
【0186】
アクセス及び移動性管理機能(AMF:Access and Mobility Management Function)は、3GPPアクセスネットワーク間の移動性のためのCNノード間のシグナリング、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)CPインターフェース(N2)の終端(termination)、NASシグナリングの終端(N1)、登録管理(登録領域(Registration Area)管理)、アイドルモードUE接近性(Rechability)、ネットワークスライシング(Network Slicing)の支援、SMF選択などの機能を支援する。
【0187】
AMFの一部又は全体の機能は、一のAMFの単一インスタンス(instance)内で支援できる。
【0188】
データネットワーク(DN:Data network)は、例えば、運営者サービス、インターネット接続又はサードパーティー(3rd party)サービスなどを意味する。DNは、UPFへダウンリンクプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)を伝送するか、或いはUEから伝送されたPDUをUPFから受信する。
【0189】
ポリシー制御機能(PCF:Policy Control Function)は、アプリケーションサーバからパケットの流れに対する情報を受信して、移動性管理、セッション管理などのポリシーを決定する機能を提供する。
【0190】
セッション管理機能(SMF:Session Management Function)は、セッション管理機能を提供し、UEが多数のセッションを有する場合、各セッション別に互いに異なるSMFによって管理できる。
【0191】
SMFの一部又は全体の機能は、一つのSMFの単一インスタンス(instance)内で支援できる。
【0192】
統合されたデータ管理(UDM:Unified Data Management)は、ユーザの加入データやポリシーデータなどを保存する。
【0193】
ユーザプレーン機能(UPE:User plane Functiion)は、DNから受信したダウンリンクPDUを(R)ANを経由してUEに伝達し、(R)ANを経由してUEから受信したアップリンクPDUをDNに伝達する。
【0194】
アプリケーション機能(AF:Application Function)は、サービス提供(例えば、トラフィックルーティング上でアプリケーションの影響、ネットワーク能力露出(Network Capability Exposure)接近、ポリシー制御のためのポリシーフレームワークとの相互動作などの機能を支援)のために3GPPコアネットワークと相互動作する。
【0195】
(無線)アクセスネットワーク((R)AN:(Radio)Access Network)は、4G無線アクセス技術の進化したバージョンである、進化したE-UTRA(evolved E-UTRA)と新しい無線アクセス技術(NR:New Radio)(例えば、gNB)を全て支援する新たな無線アクセスネットワークを総称する。
【0196】
gNBは、無線支援管理のための機能(すなわち、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、無線アドミッション制御(Radio Admission Control)、連結移動性制御(Connection Mobility Control)、アップリンク/ダウンリンクにおけるUEへのリソース動的割当(Dynamic allocation of resources)(すなわち、スケジューリング))などの機能を支援する。
【0197】
ユーザ装置(UE:User Equipment)は、ユーザ機器を意味する。
【0198】
3GPPシステムでは、5Gシステム内のNF間を連結する概念的なリンクを参照ポイント(reference point)と定義する。
【0199】
N1は、UEとAMF間の参照ポイント、N2は(R)ANとAMF間の参照ポイント、N3は(R)ANとUPF間の参照ポイント、N4はSMFとUPF間の参照ポイント、N6はUPFとデータネットワーク間の参照ポイント、N9は2つのコアUPF間の参照ポイント、N5はPCFとAF間の参照ポイント、N7はSMFとPCF間の参照ポイント、N24は訪問ネットワーク(visited network)内のPCFとホームネットワーク(home network)内のPCF間の参照ポイント、N8はUDMとAMF間の参照ポイント、N10はUDMとSMF間の参照ポイント、N11はAMFとSMF間の参照ポイント、N12はAMFと認証サーバ機能(AUSF:Authentication Server Function)間の参照ポイント、N13はUDMとAUSF間の参照ポイント、N14は2つのAMF間の参照ポイント、N15は、非ローミングシナリオの場合にはPCFとAMF間の参照ポイント、ローミングシナリオの場合には訪問ネットワーク(visited network)内のPCFとAMF間の参照ポイント、N16は2つのSMF間の参照ポイント(ローミングシナリオでは、訪問ネットワーク内のSMFとホームネットワーク間のSMFとの参照ポイント)、N17はAMFと5G-EIR(Equipment Identity Register)間の参照ポイント、N18はAMFとUDSF(Unstructured Data Storage Function)間の参照ポイント、N22はAMFとNSSF(Network Slice Selection Function)間の参照ポイント、N23はPCFとNWDAF(Network Data Analytics Function)間の参照ポイント、N24はNSSFとNWDAF間の参照ポイント、N27は訪問ネットワーク内のNRF(Network Repository Function)とホームネットワーク内のNRF間の参照ポイント、N31は訪問ネットワーク内のNSSFとホームネットワーク内のNSSF間の参照ポイント、N32は訪問ネットワーク内のSEPP(security protection proxy)とホームネットワーク内のSEPP間の参照ポイント、N33はNEF(Network Exposure Function)とAF(Network Exposure Function)間の参照ポイント、N40はSMFとCHF(charging function)間の参照ポイント、N50はAMFとCBCF(Circuit Bearer Control Function)間の参照ポイントを意味する。
【0200】
一方、図8では、説明の便宜上、UEが一つのPDUセッションを用いて一つのDNにアクセスする場合に対する参照モデルを例示するが、これに限定されない。
【0201】
上記では、説明の便宜のために、eNBを用いてEPSシステムを基準に説明したが、eNBはgNBであり、MMEのMM(mobility management)機能はAMF、S/P-GWのSM機能はSMF、S/P-GWのユーザプレーン(user plane)関連機能はUPFなどを用いて、5Gシステムに代替されることができる。
【0202】
上記において、本明細書は、EPSを基準に説明したが、当該内容は、5Gシステムでも類似の目的の過程/メッセージ/情報などを介して類似の動作を経て支援できる。
【0203】
本開示に適用可能な通信システム
【0204】
これに制限されるものではないが、本文書に開示された本開示の多様な説明、機能、手続き、提案、方法及び/又は動作順序図は、機器間で無線通信/接続(例、5G)を必要とする多様な分野に適用できる。
【0205】
以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明において、同一の図面符号は、異なるように記述しない限り、同一又は対応するハードウェアブロック、ソフトウェアブロック又は機能ブロックを例示することができる。
【0206】
本開示に適用可能な無線機器
【0207】
図9は、本開示に適用できる無線機器の例示を示す図である。
【0208】
図9を参照すると、第1無線機器900aと第2無線機器900bは、多様な無線接続技術(例、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1無線機器900a、第2無線機器900b}は、図1の{無線機器100x、基地局120}及び/又は{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
【0209】
第1無線機器900aは、一つ以上のプロセッサ902a及び一つ以上のメモリ904aを含み、追加的に一つ以上の送受信機906a及び/又は一つ以上のアンテナ908aをさらに含むことができる。プロセッサ902aは、メモリ904a及び/又は送受信機906aを制御し、本文書に開示された説明、機能、手続き、提案、方法及び/又は動作順序図を実現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ902aは、メモリ904a内の情報を処理して第1情報/信号を生成した後、送受信機906aを介して第1情報/信号を含む無線信号を伝送することができる。また、プロセッサ902aは、送受信機906aを介して第2情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ904aに保存することができる。メモリ904aは、プロセッサ902aに連結でき、プロセッサ902aの動作に関連した多様な情報を保存することができる。
【0210】
第2無線機器900bは、一つ以上のプロセッサ902bと一つ以上のメモリ904bを含み、追加的に一つ以上の送受信機906b及び/又は一つ以上のアンテナ908bをさらに含むことができる。プロセッサ902bは、メモリ904b及び/又は送受信機906bを制御し、本文書に開示された説明、機能、手続き、提案、方法及び/又は動作順序図を実現するように構成できる。例えば、プロセッサ902bは、メモリ904b内の情報を処理して第3情報/信号を生成した後、送受信機906bを介して第3情報/信号を含む無線信号を伝送することができる。また、プロセッサ902bは、送受信機906bを介して第4情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ904bに保存することができる。メモリ904bは、プロセッサ902bと連結されることができ、プロセッサ902bの動作に関連する多様な情報を保存することができる。例えば、メモリ904bは、プロセッサ902bによって制御されるプロセスの一部又は全部を行う、或いは本文書に開示された説明、機能、手続き、提案、方法及び/又は動作順序図を行うための命令を含むソフトウェアコードを保存することができる。ここで、プロセッサ902bとメモリ904bは、無線通信技術(例、LTE、NR)を実現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部であり得る。送受信機906bは、プロセッサ902bと連結されることができ、一つ以上のアンテナ908bを介して無線信号を送信及び/又は受信することができる。送受信機906bは、送信機及び/又は受信機を含むことができる。送受信機906bは、RFユニットと混用されてもよい。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0211】
本開示に適用可能な無線機器の構造
【0212】
図10は、本開示に適用される無線機器の他の例示を示す図である。
【0213】
図10を参照すると、無線機器1300は、図9の無線機器900a、900bに対応し、多様な要素(element)、成分(部品、component)、ユニット/部(unit)、及び/又はモジュール(module)で構成できる。例えば、無線機器1000は、通信部1010、制御部1020、メモリ部1030及び追加要素1040を含んでもよい。通信部は、通信回路1012及び送受信機1014を含んでもよい。例えば、通信回路1012は、図9の一つ以上のプロセッサ902a、902b及び/又は一つ以上のメモリ904a、904bを含んでもよい。例えば、送受信機1014は、図9の一つ以上の送受信機906a、906b及び/又は一つ以上のアンテナ908a、908bを含んでもよい。制御部1020は、通信部1010、メモリ部1030及び追加要素1040と電気的に接続され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部1020は、メモリ部1030に保存されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部1020は、メモリ部1030に保存された情報を通信部1010を介して外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを介して伝送するか、或いは通信部1010を介して外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースを介して受信された情報をメモリ部1030に保存することができる。
【0214】
追加要素1040は、無線機器の種類に応じて多様に構成できる。例えば、追加要素1040は、パワーユニット/バッテリー、入出力部(input/output unit)、駆動部及びコンピューティング部のうちの少なくとも一つを含むことができる。これに制限されるものではないが、無線機器1000は、ロボット、車両、XR機器、携帯機器、家電、IoT機器、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、ピンテック装置(又は金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器、基地局、ネットワークノードなどの形態で実現できる。無線機器は、使用例/サービスに応じて移動可能であるか、或いは固定された場所で使用できる。
【0215】
図10において、無線機器1000内の多様な要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、全体が有線インターフェースを介して相互接続されるか、或いは少なくとも一部が通信部1010を介して無線で接続されることができる。例えば、無線機器1000内に制御部1020と通信部1010は有線で接続され、制御部1020と他の構成要素は通信部1010を介して無線で接続されてよい。また、無線機器1000内の各要素、成分、ユニット/部、及び/又はモジュールは、一つ以上の要素をさらに含んでもよい。例えば、制御部1020は一つ以上のプロセッサ集合で構成できる。例えば、制御部1020は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(application processor)、ECU(electronic control unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成できる。他の例として、メモリ部1030は、RAM、DRAM(Dynamic RAM)、ROM、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、不揮発性メモリ(non-volatile memory)及び/又はこれらの組み合わせで構成できる。
【0216】
本開示が適用可能な携帯機器
【0217】
図11は、本開示に適用される携帯機器の例示を示す図である。
【0218】
図11は、本開示に適用される携帯機器を例示する。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、携帯用コンピュータ(例えば、ノートパソコンなど)を含むことができる。携帯機器は、MS(mobile station)、UT(user terminal)、MSS(mobile subscriber station)、SS基地(subscriber station)、AMS(advanced mobile station)又はWT(wireless terminal)と称されることがある。
【0219】
図11を参照すると、携帯機器1100は、アンテナ部1108、通信部1110、制御部1120、メモリ部1130、電源供給部1140a、インターフェース部1140b及び入出力部1140cを含むことができる。アンテナ部1108は、通信部1110の一部として構成できる。ブロック1110~1130/1140a~1140cは、それぞれ図10のブロック1010~1030/1040に対応する。
【0220】
通信部1110は、他の無線機器、基地局との間で信号(例えば、データ、制御信号など)を送受信することができる。制御部1120は、携帯機器1100の構成要素を制御して多様な動作を行うことができる。制御部1120は、AP(application processor)を含むことができる。メモリ部1130は、携帯機器1100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を保存することができる。また、メモリ部1130は、入/出力されるデータ/情報などを保存することができる。電源供給部1140aは、携帯機器1100に電源を供給し、有線/無線充電回路、バッテリーなどを含むことができる。インターフェース部1140bは、携帯機器1100と他の外部機器との接続を支援することができる。インターフェース部1140bは、外部機器との連結のための多様なポート(例えば、オーディオ入力/出力ポート、ビデオ入/出力ポート)を含むことができる。入出力部1140cは、画像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/又はユーザから入力される情報を入力されるか、或いは出力することができる。入出力部1140cは、カメラ、マイクロフォン、ユーザ入力部、ディスプレイ部1140d、スピーカ及び/又はハプティックモジュールなどを含むことができる。
【0221】
一例として、データ通信の場合、入出力部1140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、イメージ、ビデオ)を取得し、取得された情報/信号は、メモリ部1130に保存されることができる。通信部1110は、メモリに保存された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接伝送するか、或いは基地局に伝送することができる。また、通信部1110は、他の無線機器又は基地局から無線信号を受信した後、受信された無線信号を元の情報/信号に復元することができる。復元された情報/信号は、メモリ部1130に保存された後、入出力部1140cを介して、多様な形態(例、文字、音声、イメージ、ビデオ、ハプティック)で出力されることができる。
【0222】
下記では、資格(Credential)を有しないSNPN(Stand-alone non-public networks)を介して認証手続を行う場合に、端末がSNPN端末設定情報として購読データリスト(list of subscriber data)を保存し処理する方法について述べる。
【0223】
一例として、NPNはパブリックネットワークと区別されるプライベートネットワークであり得る。SNPNは、パブリックネットワークに依存せず、独立して動作するネットワークであってもよい。従って、SNPNは、EPS(evolved packet system)とのインターワーキングを支援しなくてもよく、緊急サービスについても支援しなくてもよい。別の一例として、SNPNはローミングサービスを支援しなくてもよく、特定の実施例に限定されない。すなわち、SNPNは、パブリックネットワークと独立して運営されるプライベートネットワークであり得る。
【0224】
一例として、端末がSNPNへの接続を行おうとする場合、端末は、PLMNを介してSNPNに接続するか、或いはSNPNへの直接接続を行うことも可能であるが、特定の実施例に限定されない。下記では、説明の便宜のために、端末がSNPNへの直接接続を行う場合を基準にして述べるが、これに限定されるものではない。
【0225】
一例として、図12及び図13は、本開示に適用される端末がSNPNへの接続を行う方法を示す図である。
【0226】
図12を参照すると、端末1(1210)及び端末2(1220)はSNPN1230への接続を行うことができる。ここで、SNPN1230の接続資格のためのAAA(authentication、authorization、and accounting)サーバは、SNPN1230の外部に位置することができる。AAAサーバは、端末検証過程に基づいた認証、端末検証に基づいた権限付与及び端末のアカウントを管理するサーバであり得る。具体的な一例として、端末1(1210)はPLMN1240を購読し、PLMN1240に基づいてSNPN1230接続のための資格を証明してSNPN1230への接続を行うことができる。これに対し、端末2(1220)は、SNPN1230を購読し、SNPN1230の資格を直接保有する端末であってよく、保有した資格を利用してSNPN1230の接続を行うことができる。
【0227】
また、一例として、図13を参照すると、端末2(1320)は、図12と同様に、SNPN1330を購読し、SNPNモデム1330の資格を直接保有する端末であってよく、保有した資格を利用してSNPN1330への接続を行うことができる。これに対し、端末1(1310)は、第3者(third party)1340に基づいてSNPN1330への接続のための資格を証明して権限を取得することにより、SNPN1330への接続を行うことができる。すなわち、SNPN1330と分離されたエンティティ1340がSNPN1330の資格を保有することができ、端末1(1310)は、SNPN1330の資格を保有したエンティティに基づいて認証を行い、SNPN1330接続権限を取得することができる。一例として、第3者1340のエンティティは、資格保有者(credential holder、CH)であってもよく、これについては後述する。
【0228】
また、一例として、図14は、本開示に適用される端末が外部エンティティに基づいて資格証明を行う方法を示す図である。図14を参照すると、端末1410は、SEAF(security anchor function)1420へ、SUCI(subscription concealed identifier)を含む登録要求メッセージを伝送することができる。このとき、SUCIは、端末のSUPIに基づいて生成できる。次に、SEAFネック1420は、AUSF1430へ端末認証のための認証要求メッセージ(例えば、Nausf_UEAuthentication_Authenticate Request message)を伝送することができる。一例として、認証要求メッセージは、上述したSUCI及びサービングネットワーク名の情報を含むことができ、これに限定されない。
【0229】
次に、AUSF1430は、UDM1440へSUCI及びサービングネットワーク名を含む認証確保要求(例えば、Nudm_UEAuthentication_Get Request)を伝達することができる。このとき、UDM1440は、SUCIに対するde-concealingを行ってSUPIを取得し、SUPI情報及びAAAサーバ情報を含む認証確保応答(例えば、Nudm_UEAuthentication_Get Response)をAUSF1430へ伝達することができる。その後、AUSF1430は、SUPI及びサービングネットワーク名を含む認証及び接続要求メッセージ(例えば、authentication_request/access request)をAAA-P(proxy AAA)1450に伝送し、AAA-P1450はSUPI情報及びサービングネットワーク名情報を含む接続要求メッセージ(例えば、access request)を介してAAA-E1460に伝達することができる。AAA-E1460は、SUPI及びサービングネットワーク名情報に基づいて端末に対する認証を行うことができる。認証が完了すると、AAA-E1460は、EAP成功(EAP success)、KSEAF及びSUIPを含む応答メッセージ(例えば、access accept)をAAA-P1450に伝達し、AAA-P1450は、EAP成功(EAP success)、KSEAF及びSUIPを含む認証及び接続応答メッセージ(例えば、authentication_response/access accept)をAUSF1430に伝達することができる。このとき、AUSF1430は、EAP成功(EAP success)、KSEAF及びSUIPを含む認証応答メッセージ(例えば、Nausf_UEAuthentication_Authenticate Response)をSEAF1420に伝送することができる。その後、SEAF1420は、EAP成功、ngKSI及びABBAを含む応答メッセージ(例えば、authentication result)を端末1410に伝送して認証を完了することができる。すなわち、端末1410は、上述した手続きに基づいてSNPN外部エンティティであって、資格保有者に基づいてSNPN接続のための認証を行うことで権限を取得することができる。
【0230】
また、一例として、SNPN接続を提供するNG-RANノードを介してSNPN接続のための構成情報がブロードキャストできる。一例として、ブロードキャストされる情報は、少なくとも一つのPLMN ID及びPLMN ID当たりNG-RANを介してアクセス可能なNPNを識別するNIDリスト情報のうちの少なくとも一つを含むことができる。また、一例として、ブロードキャストされる情報は、それぞれのSNPNに対して外部の資格保有者の資格を利用して接続支援が可能であるか否かを指示する指示子、及びSNPN当たり支援されるGNIリスト、及び各SNPN当たり明示的にSNPNを選択するように指示されていない端末に対する登録試行を許可するか否かを指示する指示子情報のうちの少なくとも一つをさらに含むことができ、特定の実施例に限定されない。
【0231】
上述したところに基づいて端末がSNPN関連構成(configuration)及び購読(subscription)情報を取得する場合、端末は、購読するそれぞれのSNPNに対してPLMN ID及びSNPNのNID(network identifier)のうちの少なくとも一つを取得することができる。また、SNPN接続が可能な端末は、購読ID(subscriber identifier、SUPI)及び資格(credeentials)のうちの少なくとも一つの情報を取得することができる。また、SNPN接続が可能な端末は、non-3GPPアクセスネットワーク接続のためのN3IWF(non-3GPP interworking function)関連情報として、N3IWF FQDN(fully qualified domain name)及びN3IWFが位置した国の識別子情報のうちの少なくとも一つをさらに取得することができるが、これに限定されない。
【0232】
また、端末は、それぞれの購読するSNPNに対して資格保有者の資格を利用してSNPN接続が支援される場合、端末は、端末によって制御される好みのSNPNリスト情報、資格保有者によって制御される好みのSNPNリスト情報、及び資格保有者によって制御されるGINリスト情報のうちの少なくとも一つをさらに取得することができるが、これに限定されない。この時、一例として、資格保有者によって制御される好みのSNPNリスト情報、及び資格保有者によって制御されるGINリスト情報は、資格保有者によって更新できる。このとき、一例として、端末が取得する上述の情報は、NG-RANによってブロードキャストでき、これは、前述した通りである。
【0233】
また、前述したところに基づいて端末がSNPNを選択する方法を考慮することができる。一例として、SNPNアクセスが可能な端末は、SNPNアクセスモードに基づいてSNPN選択を行うことができる。
【0234】
SNPNアクセスモードが許可されない場合、SNPN接続が可能な端末であっても、SNPNへの接続を行うことができず、PLMN選択手続きを行うことができる。また、SNPNとPLMNへの同時接続が可能な端末の場合には、SNPNアクセスモードが設定されれば、端末はSNPNへの接続のみを行うことができるが、これに限定されない。
【0235】
これに対し、SNPNアクセスモードが設定された端末は、SNPNへの接続を行うことができる。ここで、一例として、端末は、資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援するか否かに基づいてネットワーク選択を行うことができる。
【0236】
一例として、自動ネットワーク選択モードである場合、端末は、最後に接続したSNPNに優先接続することができる。最後に接続したSNPNへの優先接続が不可能な場合、端末は、端末のSUPI及び資格を保有したPLMN ID又はNIDによって識別されるSNPNへの接続を行うことができる。
【0237】
また、上述したところに基づいて自動ネットワーク選択が不可能な場合であって、端末が資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援する場合、端末は利用可能なSNPNを介して接続を行うことができる。このとき、利用可能なSNPNは、端末によって制御される好みのSNPNリスト情報、資格保有者によって制御される好みのSNPNリスト情報、及び資格保有者によって制御されるGINリスト情報のうちの少なくとも一つに基づいて決定されることができる。別の一例として、資格保有者によって制御される好みのSNPNリスト情報及び資格保有者によって制御されるGINリスト情報に含まれず、ネットワークから明示的に指示されないが、端末で資格保有者として使用可能なSNPNに基づいて利用可能なSNPNが決定されることができ、特定の実施例に限定されない。
【0238】
この時、一例として、従来では一つの資格が一つのSNPN IDに対応することができたが、前述したところに基づいて一つのSNPN IDに複数個の資格が存在することができ、一つの資格にも複数個のSNPN IDが存在することができ、特定の形態に限定されない。その後、端末は、利用可能なSNPNに基づいて一つのSNPNを選択して接続を行うことができる。
【0239】
また、一例として、マニュアルネットワーク選択モードであって資格保有者の資格を利用してSNPN接続が支援される場合、端末は、資格保有者の資格を利用して接続を支援するSNPNリストを確認し、これを利用可能なSNPNとして設定することができ、特定の形態に限定されるものではない。
【0240】
端末は、利用可能なSNPNに基づいてSNPN選択を行うことができる。このとき、端末は、購読データリスト(list of subscriber data)を構成し、購読データリストに基づいて、SNPN選択を行うことができる。一例として、購読データリストは、SUPI形態の購読者ID、資格情報及びSNPN識別子のうちの少なくとも一つを含むことができる。一例として、購読データリストは、端末に基づいてSNPNそれぞれに対する設定情報を含むことができ、SNPNそれぞれに対する有効性情報が記録できる。一例として、端末は購読データリスト内で有効性が有効でないものと設定されたSNPNに対して接続を行わないこともある。このとき、端末は、USIMを新たに挿入するか、或いは電源を再びオンにする前まで有効ではないものと設定されたSNPNに対する接続を行わなくてもよい。
【0241】
一例として、上述したように、SNPN接続が可能な端末は、資格保有者(credential holder、CH)の資格を利用してSNPN接続を支援することができる。ここで、資格保有者は、SNPNと分離されたエンティティとして端末のSNPN接続のための認証を行い、接続権限を提供することができる。
【0242】
具体的な一例として、図15は、本開示で適用される資格保有者に基づいてSNPN接続のための認証を行う方法を示す図である。図15を参照すると、資格保有者1510は、AAA(authentication、authorization、and accounting)サーバを介して端末のSNPN接続に対する認証及び権限を付与することができる。ここで、AAAサーバは、端末検証過程に基づいた認証、端末検証に基づいた権限付与、及び端末のアカウントを管理するサーバであり得る。
【0243】
一例として、図15を参照すると、SNPN1520のAUSF(authentication server function)は、資格保有者1510内のAAAサーバから提供される資格に基づいて端末に対する認証及び権限を付与することができる。この時、SNPN1520のUDM(user data management)が、資格保有者1510のAAAサーバに基づいて認証が必要であることをSNPN1520のAUSFに指示する場合、AUSFは、AAAサーバを検索及び選択してEAP(extensible authentication protocol)メッセージを優先認証するEAPサーバとしての役割を果たすAAAサーバに伝達することができる。このとき、AAAサーバに基づいて認証及び権限が付与される場合に、SUPIが端末を識別するための情報として使用できる。AAAサーバに基づいて認証が完了した場合、SNPN1520のAMF及びSMFは、上述したSUPIに基づいてUDMから端末購読情報を読み込むことができる。前述したように、端末は、資格保有者1510の資格を利用して認証を行って、SNPN接続に対する権限を取得することで、SNPN接続を行うことができる。
【0244】
一例として、上述したところに基づいて端末がSNPNへの接続を行う場合、端末は、SNPN管理のために購読データリスト(list of subscribe data)の設定情報を保存することができる。この時、端末が選択されたSNPNで認証失敗が発生した場合、端末は、設定情報として購読データリスト内のSNPN IDの中から選択されたIDに該当する購読(subscription)を有効でない購読(invalid subscription)として保存することができる。端末は、購読データリストに基づいて設定情報を保存しており、USINが新たに挿入されるか、新たに電源がオンになる前まで有効でない購読であって、対応するSNPNへのデータ伝送が行われないようにすることができる。すなわち、端末は、既に認証が失敗したSNPNに対して不要なシグナリング伝送が発行せず、他のSNPNを選択して効率よくSNPN選択を行うことができるように、上述したように購読データリストに基づいて設定情報を保存することができる。
【0245】
このとき、一例として、従来では、端末がSNPN接続を支援する場合、端末は、SNPN IDごとに資格(Credential)を含み、資格が存在するSNPNへの接続を行うことができた。これに対し、前述したように、端末がSNPNと分離されたエンティティとして資格保有者(credential holder)の資格でSNPNへの接続を行う場合を考慮する必要性がある。
【0246】
すなわち、端末がSNPNを支援する場合、端末は、資格を有していないSNPNを選択し、選択されたSNPNを介して端末が持つ資格によって認証手続を行うことができる。具体的な一例として、端末がSNPNを支援する場合であって、第1SNPNは利用可能ではない状態であり得る。このとき、端末は、第1SNPNの資格を利用して第2SNPNの認証を行うことができる。すなわち、端末は、端末が選択したSNPNであって、第2SNPNの資格を有していないが、第1SNPNの資格を利用して第2SNPNへの接続を行うことができる。
【0247】
一例として、端末が購読データリストの設定情報を従来と同様に保存する場合、端末は、設定情報として購読データリストに認証失敗が発生したSNPNを有効でないSNPNとして保存することができる。具体的な一例として、上述したところで端末が第1SNPNの資格によって選択された第2SNPNへの接続を行う場合、端末は、認証失敗に基づいてSNPNへの接続設定を行うことができないことがある。このとき、端末が従来のように購読データリストに認証が失敗したSNPNを設定情報として保存する場合、端末は、第2SNPNを有効ではないものと設定することができ、これにより、実際資格を有する第1SNPNではなく、選択された第2SNPNに対する接続が禁止されるという問題点が発生するおそれがある。
【0248】
より具体的な一例として、端末が購読1(Subscription #1)と購読2(Subscription #2)を有している場合を考慮することができる。このとき、一例として、購読1(subscription #1)は、SNPN ID#1の資格を有する場合であってもよい。すなわち、端末は、購読1に基づいてSNPN#1の資格を有することができる。また、一例として、購読2(Subscription #2)は、SNPN ID#2の資格を有する場合であってもよい。すなわち、端末は、購読2に基づいてSNPN#2の資格を有することができる。
【0249】
ここで、一例として、端末がSNPN#3で資格保有者(Credential holder)としてSNPN#1の資格を利用して接続を行う場合を考慮することができる。又は、端末がSNPN#3で資格保有者(Credential holder)としてSNPN#2の資格を利用して接続を行う場合を考慮することができる。
【0250】
この時、端末がSNPNを選択する場合であってSNPN#1及びSNPN#2が利用可能でない場合、端末は、SNPN#3でSNPN#1の資格を利用して認証手続を行うことができる。よって、認証手続が失敗した場合、認証手続に失敗したSNPNは、SNPN#3ではなく、SNPN#1であり得る。端末は、SNPN#1を有効でないSNPNとして購読データリストの設定情報を保存しなければならないが、上述したところでは、SNPN#3が認証失敗の発生した有効でないSNPNとして購読データリストに保存されることができる。また、一例として、端末がSNPN#3でSNPN#2の資格を利用して認証手続を行い、認証失敗が発生した場合にも、SNPN#3が認証失敗の発生した有効でないSNPNとして購読データリストに保存されることができる。
【0251】
すなわち、端末は、SNPN設定保存情報に誤ったSNPN IDを保存することで、認証手続が可能なSNPNに認証失敗を記録することができる。よって、端末がUSIMを新たに挿入するか、或いは再び電源をオンにするまで当該SNPN(すなわち、SNPN#3)に接続が不可能であり、これにより、接続が可能なSNPNを使用することができない。
【0252】
また、端末は、認証失敗したSNPN(すなわち、SNPN#1、SNPN#2)を購読データリストに設定情報として記録しなかったので、認証失敗したSNPNを再び選択して認証手続を行うことができる。これにより、端末は、認証失敗が予想されるSNPNで不要な認証手続を行うことで不要なシグナリングが発生することができ、これにより、ネットワークリソースが浪費されることがある。よって、端末の立場では、他の伝送可能なSNPNを選択して正常動作することができるにも拘らず、認証失敗されるSNPNに接続して不要な動作を行うという問題点が発生するおそれがある。
【0253】
上述した点を考慮して、端末がSNPNを支援する場合、端末が変更された端末設定情報を保存し処理する方法が必要とされることがある。
【0254】
具体的な一例として、端末が第1購読に基づいて第1SNPNの資格を有する場合を考慮することができる。このとき、端末は、資格保有者として第1SNPNの資格を利用して第2SNPNへの接続を行うことができる。
【0255】
すなわち、端末がeNPNを支援し、資格保有者(例えば、第1SNPN)の資格を利用して第2SNPNへの接続を行う場合であり得る。このとき、端末が認証拒絶メッセージ(authentication reject message)を受信することができる。すなわち、端末に接続失敗が発生することがある。
【0256】
このとき、上述したように、購読データリストに認証失敗が発生したSNPNを記録するために、端末は、選択されたSNPN(又は現在SNPN、すなわち、第2SNPN)と、認証を行う資格を有するSNPN(すなわち、第1SNPN)とが同一であるか否かを確認することができる。
【0257】
ここで、選択されたSNPN(又は、現在SNPN)と資格を有するSNPNとが互いに異なる場合、端末は、選択されたSNPNと連携された資格を有するSNPNを選択して、SNPN設定情報である購読データリスト(list of subscribe data)内の当該SNPN IDの有効性(validity)を有効ではないものと設定することができる。すなわち、端末は、第1SNPNと第2SNPNとが互いに異なることを認知し、購読データリスト内で資格を有する第1SNPNの有効性を有効ではないものと設定することができる。
【0258】
具体的な一例として、端末がSNPNを選択する場合、端末がSNPNと分離されたエンティティ(資格保有者)の資格を利用してSNPNへの接続が支援されるか否かを確認することができる。ここで、端末がSNPNと分離されたエンティティ(資格保有者)の資格を利用してSNPN接続を支援しない場合、端末は、資格保有者の資格を利用して他のSNPNへの接続を行うことができない。すなわち、端末は、購読されたSNPNとして資格を有するSNPNに対してのみ接続を行うことができる。ここで、購読データリストは、従来と同様に認証失敗したSNPNの有効性を有効でない状態で記録することができ、USIMが新たに挿入されるか、或いは電源が再びオンになる前まで購読データリストの設定情報を維持することができる。
【0259】
一方、端末がSNPNと分離されたエンティティ(資格保有者)の資格を利用してSNPN接続を支援する場合、端末は、資格保有者の資格を利用して他のSNPNへの接続を行うことができる。よって、端末に認証失敗が発生した場合、端末は、購読データリストから選択されたエンティティ(すなわち、資格保有者)の有効性を有効でない状態で記録することができ、USIMが新たに挿入されるか、或いは電源が再びオンになる前まで購読データリストの設定情報を維持することができる。
【0260】
すなわち、端末がSNPNと分離されたエンティティ(資格保有者)の資格を利用してSNPN接続を支援する場合には、資格保有者の有効性を有効でない状態で記録することができ、これにより、実際の認証失敗が発生したSNPNを有効でない状態で記録して、追っての認証手続において不要なシグナリングを防止することができ、これは、下記表2の通りである。
【0261】
【表2】
【0262】
また、一例として、端末が資格保有者の資格を利用してSNPNへの接続を支援する場合であって、端末が連携された資格を有するSNPNを選択する方法を考慮することができる。一例として、端末は、端末が使用する購読に該当するSNPN IDを要求されたSNPN IDとして保存することができる。別の一例として、端末によって好まれるSNPNリスト内のSNPNに基づいて、連携された資格を有するSNPNを選択することができる。
【0263】
別の一例として、ネットワークが、端末が使用する資格のSNPN IDを端末に指示することができる。このとき、基地局は、端末構成更新メッセージを介して端末が使用する資格のSNPN IDを指示することができる。一例として、SNPNは、資格保有者によって好まれるSNPNリスト内のSNPNに基づいて、連携された資格を有するSNPNが端末として指示されることができる。また、一例として、資格保有者によって制御される好みのSNPNリスト情報、及び資格保有者によって制御されるGINリスト情報に含まれず、ネットワークから明示的に指示されないが、端末で資格保有者として使用可能なSNPNに基づいて利用可能なSNPNが決定されてもよく、特定の実施例に限定されない。
【0264】
このとき、一例として、端末が選択したSNPNは(又は、現在SNPN)と資格を有するSNPNとが同一である場合、端末は、SNPN設定情報である購読データリスト内の選択されたSNPN IDの有効性を有効でないものと設定することができる。ここで、SNPN IDの有効性は、電源を再びオンにするか或いは購読データリストが更新される前まで維持されることができる。
【0265】
別の一例として、端末が第1SNPNの資格を利用して第2SNPNに対する接続及び登録手続きを試みたが、認証手続が失敗した場合を考慮することができる。又は、端末が第1SNPNの資格を利用して第2SNPNに対する接続及び登録手続きを試みたが、登録(registration)手続きが失敗する場合を考慮することができる。このとき、端末は、資格が連携された第1SNPNと実際に選択されたSNPN(又は現在SNPN、すなわち、第2SNPN)とが同一であるか否かを確認することができる。このとき、SNPNが互いに異なる場合、端末は、第1SNPNを端末の第2リストを用いて管理することができる。一例として、第2リストは、第1リストである購読データリストと区分されることができる。第2リストには、第1SNPNの情報と共にこれを利用して登録を試みた第2SNPNの情報を一緒に保存することができる。その後、端末が第2SNPNへの接続を行う場合、端末は、第2リストに保存されている第1SNPNの資格を利用することができない。ただし、端末が、第2SNPN以外の他のSNPNで資格保有者の資格を利用した接続が許可される場合、端末は、第1SNPNの資格を利用することができ、特定の形態に限定されるものではない。
【0266】
また、一例として、上述したところに基づいて、端末が持つ資格ではなく他の資格保有者の資格を利用してSNPN接続を行う場合、端末は、資格保有者の資格を利用して、接続されたSNPNに対するカウンタを新しく設定することができる。
【0267】
より詳細には、端末がNASメッセージを受信した場合、端末は、受信したNASメッセージの無欠性保護(integrity protected)を確認することができる。一例として、NASメッセージは、認証拒絶(Authentication reject)、登録拒絶(registration reject)及びサービス拒絶(service reject)メッセージのうちの少なくとも一つであり得るが、他のNASメッセージがさらに存在することができ、上述した実施例に限定されない。
【0268】
ここで、端末は、NASメッセージの無欠性保護が確認されたメッセージを使用することができるが、無欠性保護が確認されていないメッセージは、信頼することができないので使用せず、カウンタ(以下、第1カウンタ)を増加させることができる。一例として、第1カウンタは、SIM/USIMで有効ではないと判断するためのカウンタであってもよい。このとき、端末が、持続的に無欠性保護が確認されていないメッセージを受信すれば、第1カウンタを増加させることができ、既設定の値だけ第1カウンタが増加する場合、端末は、設定値を有効ではない状態に決定することができる。すなわち、端末は、既設定の回数だけ無欠性保護に基づいてメッセージ受信を試みて、受信に失敗すれば、有効でない状態に設定することができる。
【0269】
このとき、一例として、資格保有者の資格を利用して連結されたSNPNに対するカウンタ(以下、第2カウンタ)は、上述した第1カウンタと異なってもよい。一例として、第2カウンタは、端末が持つ資格ではなく、他の資格保有者の資格を利用してSNPNに接続される場合に該当するカウンタであってもよい。一例として、端末が、無欠性保護が確認されていないNASメッセージ(例えば、authentication reject message)を受信する場合、端末は、第2カウンタに基づいて既設定の回数だけNASメッセージ受信を試み、既設定の回数を超えると、当該認証に失敗したSNPN IDを有効でない状態に設定することができる。
【0270】
すなわち、端末の資格がないSNPNによって認証が失敗したか否かを確認する第2カウンタは、端末が実際の資格を有するSNPNによって認証が失敗したか否かを確認する第1カウンタと異なってもよい。ここで、第2カウンタは、第1カウンタより大きい値に設定されるか、或いは小さい値に設定されることができる。また、一例として、第2カウンタと第1カウンタは、同じ値に設定されることができ、特定の形態に限定されるものではない。
【0271】
上述したところに基づいて、端末は、SNPN設定保存情報に誤ったSNPN IDを保存して認証成功可能なSNPNが接続不可能になる問題を解決することができる。また、端末は、認証失敗であるSNPNを認知して不要なシグナリングを行わなくてもよく、これにより端末の正常動作を保証することができる。
【0272】
図16は、本開示に適用される端末がSNPNに接続する方法を示す図である。
【0273】
図16を参照すると、端末は、SNPNを支援するか否かを確認することができる(S160’)。このとき、端末がSNPNを支援しない場合、端末は、PLMNへの接続を行うことができ、これは前述した通りである(S1602)。別の一例として、端末がSNPN及びPLMNへの同時接続が可能な場合であってSNPN接続を支援しない場合、端末は、SNPNへの接続を行わなくてもよく、これは上述した通りである。
【0274】
一方、端末がSNPN接続を支援する場合、端末は、資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援するか否かを確認することができる(S1603)。このとき、端末が資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援する場合、端末は、資格保有者として第1SNPNの資格を利用して第2SNPNへの接続を行うことができる(S1604)。このとき、一例として、端末が連携された資格を有するSNPNを選択する方法は、端末が使用する購読に該当するSNPNを要求されたSNPN ID(requested SNPN ID)として保存することができる。別の一例として、端末は、ネットワークから端末が使用した資格のSNPN IDの指示を受けることができる。この時、端末が使用する資格のSNPN IDは、端末構成更新メッセージ(UE configuration update message)を介して端末として指示されることができ、特定の形態に限定されるものではない。上述したところに基づいて端末が第1SNPNの資格を利用して第2SNPNへの接続を行う場合、端末は認証失敗メッセージを受信することができる(S1605)。このとき、端末は、認証失敗メッセージに基づいて第2SNPNへの接続失敗を認知することができ、接続失敗に該当するSNPNに対して購読データリストに当該SNPNの有効性を有効でない状態で記録することができる。このとき、一例として、端末は、第1SNPNの資格を利用して第2SNPNへの接続を行ったので、購読データリストの第1SNPNの有効性が有効でない状態で記録されることができる(S1606)。すなわち、端末が資格保有者の資格に基づいてSNPNへの接続失敗の際に資格保有者の有効性が有効でない状態で記録されることができる。
【0275】
これに対し、端末が資格保有者の資格でSNPNへの接続を支援しない場合(S1603)、端末は、端末が持つ資格を利用してSNPNへの接続を行うことができる。一例として、端末は、第3SNPNの資格を保有しており、保有した資格に基づいて第3SNPNへの接続を行うことができる(S1607)。このとき、端末は、認証失敗メッセージに基づいて第3SNPNへの接続失敗を認知することができ、接続失敗に該当するSNPNに対して、購読データリストに該当SNPNの有効性を有効でない状態で記録することができる。ここで、端末は、第3SNPNの資格を利用して第3SNPNへの接続を行ったので、購読データリストの第3SNPNの有効性が有効でない状態で記録されることができる(S1609)。すなわち、端末が持つ資格を介して当該SNPNへの接続を行ったので、SNPNに当該SNPNの有効性が有効でない状態で記録されることができる。
【0276】
図17は、本開示に適用される端末がSNPNに接続する方法を示す図である。一例として、図17を参照すると、図16のように端末がSNPNへの接続を行う場合を考えることができる(S1701)。このとき、端末が資格保有者として第1SNPNの資格を利用して第2SNPNへの接続を行う場合、端末は、接続に失敗すれば、購読データリストに第1SNPNの有効性を有効でない状態で記録することができ、これは上述した通りである。このとき、一例として、端末が接続失敗を判断するために、端末は、認証拒絶メッセージの受信を確認することができる。このとき、端末は、認証拒絶メッセージを受信すると、第1カウンタを増加することができる(S1702)。ここで、端末が認証拒絶メッセージを持続的に受信して第1カウンタを第1値に到達すると、端末は接続失敗を認知することができる(S1703)。その後、端末は、購読データリストに第1SNPNの有効性を有効でない状態で記録することができる(S1704)。
【0277】
また、一例として、端末は、端末が持つ資格に基づいて第3SNPNへの接続を行うことができる。すなわち、端末は、資格保有者の資格を利用せず、当該SNPNの資格を利用して当該SNPNへの接続を行うことができ、これは上述した通りである。この場合、一例として、端末が接続失敗を判断するために、端末は認証拒絶メッセージの受信を確認することができる。このとき、端末は認証拒絶メッセージを受信すると、第2カウンタを増加させることができる(S1705)。ここで、端末が認証拒絶メッセージを持続的に受信して第2カウンタを第2値に到達すると、端末は接続失敗を認知することができる(S1706)。その後、端末は、購読データリストに第3SNPNの有効性を有効でない状態で記録することができる(S1707)。
【0278】
このとき、一例として、上述した第1カウンタと第2カウンタとは互いに異なる値に設定されてもよい。すなわち、資格保有者の資格を利用してSNPNに接続する場合に認証失敗を判断するためのカウンタと、当該SNPNの資格を利用して直接SNPNへの接続を行う場合に認証失敗を判断するためのカウンタとは、互いに異なるように設定でき、これは上述した通りである。
【0279】
図18は、本開示に適用される端末動作方法を示す図である。
【0280】
図18を参照すると、SNPN接続を支援する端末が資格保有者(credential holder)として第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行うことができる(S1810)。このとき、端末が第2SNPNへの接続失敗を認知すると(S1820)、端末は、接続失敗に基づいて購読データリスト(list of subscribe data)内の第1SNPNの有効性(validity)を有効でない状態に設定することができる(S1830)。すなわち、資格保有者を有効でない状態で記録することができる。
【0281】
このとき、一例として、端末が資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援するか否かをさらに確認することができる。端末が資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援する場合、端末は、上述したように、第1SNPNの資格(credential)に基づいて第2SNPNへの接続を行うことができる。これに対し、端末が資格保有者の資格を利用してSNPN接続を支援しない場合、端末は、端末が持つ資格に基づいてSNPN接続を行うことができる。一例として、端末が持つ第3SNPNの資格に基づいて第3SNPNへの接続を行い、第3SNPNへの接続失敗を認知する場合、端末は、購読データリスト内の第3SNPNの有効性を有効でない状態に設定することができる。すなわち、対象SNPNの有効性を有効でない状態に設定することができる。
【0282】
また、一例として、端末が第1SNPNの資格を利用して第2SNPNへの接続に基づいて第1認証拒絶メッセージを受信する場合、端末は、第1カウンタを増加させ、第1カウンタが第1値に到達すると、端末は、第2SNPNへの接続失敗を認知することができる。また、端末が、端末が持つ資格を利用して第3SNPNへの接続に基づいて第2認証拒絶メッセージを受信する場合、端末は第2カウンタを増加させ、第2カウンタが第2値に到達すると、端末は第3SNPNへの接続失敗を認知することができる。このとき、一例として、第1カウンタと第2カウンタは、互いに異なるカウンタに設定されることができ、これは上述した通りである。
【0283】
また、例えば、購読データリストの有効性は、電源が再びオンになるか、或いは購読データリストが更新される前まで維持されることができ、これは上述した通りである。
【0284】
上述した提案方式についての一例も、本開示の実現方法の一つとして含まれることができるので、一種の提案方式として見なされることができるのは明らかな事実である。また、上述した提案方式は、独立して実現されてもよいが、一部の提案方式の組み合わせ(又は併合)形態で実現されてもよい。上記提案方法の適用可否情報(又は上記提案方法の規則に対する情報)は、基地局が端末に予め定義されたシグナル(例えば、物理階層シグナル又は上位階層シグナル)を介して知らせるように規則が定義できる。
【0285】
本開示は、本開示で叙述する技術的アイディア及び必須的特徴を逸脱することなく、他の特定の形態で具体化できる。よって、上記の詳細な説明は、あらゆる面で制限的に解釈されてはならず、例示的なものと考慮されるべきである。本開示の範囲は、添付された請求項の合理的解析によって決定されなければならず、本開示の等価的範囲内での全ての変更は、本開示の範囲に含まれる。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係がない請求項を結合して実施例を構成するか、或いは出願後の補正によって新たな請求項として含むことができる。
【産業上の利用可能性】
【0286】
本開示の実施例は、多様な無線接続システムに適用できる。多様な無線接続システムの一例として、3GPP(3rd Generation Partnership Project)又は3GPP2システムなどがある。
【0287】
本開示の実施例は、前記多様な無線接続システムだけでなく、前記多様な無線接続システムを応用した全ての技術分野に適用可能である。さらに、提案した方法は、超高周波帯域を用いるmmWave、Thz通信システムにも適用可能である。
【0288】
さらに、本開示の実施例は、自律走行車両やドローンなどの様々なアプリケーションにも適用可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2023-11-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおける端末動作させる方法であって、
SNPN(standalone non public network)アクセスを支援する端末が、クレデンシャル保有者として第1SNPNのクレデンシャルに基づいて第2SNPNへのアクセスを行うステップと、
前記第2SNPNへの前記アクセスの失敗を識別するステップと、
SNPN識別子を有する購読データリストに含まれるエントリを、前記端末がスイッチオフされる又は前記エントリが更新されるまで有効でないとして設定するステップと、を含み、
前記有効でないエントリは、前記端末がクレデンシャル保有者のクレデンシャルを利用することにより前記SNPNアクセスを支援することに基づいて前記第1SNPNであり、
前記有効でないエントリは、前記端末が前記クレデンシャル保有者の前記クレデンシャルを利用することにより前記SNPNアクセスを支援しないことに基づいて前記第2SNPNである、方法。
【請求項2】
前記端末が前記クレデンシャル保有者の前記クレデンシャルを利用することにより前記SNPNアクセスを支援することに基づいて、前記端末は、前記第1SNPNの前記クレデンシャルに基づいて前記第2SNPNへのアクセスを行う、請求項に記載の方法。
【請求項3】
前記端末が前記クレデンシャル保有者の前記クレデンシャルを利用することにより前記SNPNアクセスを支援しないことに基づいて、前記端末は、前記端末が持つクレデンシャルに基づいて前記SNPNアクセスを行う、請求項に記載の方法。
【請求項4】
端末が、前記端末が持つ第3SNPNのクレデンシャルに基づいて前記第3SNPNへのアクセスを行い、前記第3SNPNへの前記アクセスの失敗を認知することに基づいて、前記端末は、購読データリスト内の前記第3SNPNの有効性を有効でない状態として設定する、請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記端末が前記第2SNPNへのアクセスに基づいて第1認証拒絶メッセージを受信することに基づいて前記端末は、第1カウンタを増加させ、
前記第1カウンタが第1値に到達することに基づいて、前記端末は、前記第2SNPNへの前記アクセスの失敗を認知する、請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記端末が前記第3SNPNへのアクセスに基づいて第2認証拒絶メッセージを受信することに基づいて前記端末は、第2カウンタを増加させ、
前記第2カウンタが第2値に到達することに基づいて、前記端末は、前記第3SNPNへの前記アクセスの失敗を認知する、請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1カウンタと前記第2カウンタは、異なるカウンタとして設定される、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1SNPNの有効性は、電源が再びスイッチオンされるまで又は前記購読データリストが更新されるまで維持される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
無線通信システムで動作する端末であって、
少なくとも一つの送受信機と、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに動作可能に連結され、実行される場合に前記少なくとも一つのプロセッサが特定の動作を行うことを可能にする命令を保存する少なくとも一つのメモリと、を備え
前記特定の動作は、
SNPN(standalone non public network)アクセスを支援する端末が、クレデンシャル保有者として第1SNPNのクレデンシャルに基づいて第2SNPNへのアクセスを行い、
前記第2SNPNへのアクセス失敗を識別し、
SNPN識別子を有する購読データリストに含まれるエントリを、前記端末がスイッチオフされる又は前記エントリが更新されるまで有効でないとして設定する、ように設定され、
前記有効でないエントリは、前記端末がクレデンシャル保有者のクレデンシャルを利用することにより前記SNPNアクセスを支援することに基づいて前記第1SNPNであり、
前記有効でないエントリは、前記端末が前記クレデンシャル保有者の前記クレデンシャルを利用することにより前記SNPNアクセスを支援しないことに基づいて前記第2SNPNである、端末。
【請求項10】
無線通信システムで動作するネットワークであって、
少なくとも一つの送受信機と、
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに動作可能に連結され、実行される場合に前記少なくとも一つのプロセッサが特定の動作を行うことを可能にする命令を保存する少なくとも一つのメモリと、を備え
前記特定の動作は、前記送受信機を、
端末から登録要求メッセージを受信し、
前記端末に登録拒絶メッセージを伝送するように制御し、
前記端末は、SNPN(standalone non public network)アクセスを支援する端末であり、
前記端末は、
クレデンシャル保有者として第1SNPNのクレデンシャルに基づいて前記ネットワークである第2SNPNへのアクセスを行い、
前記登録拒絶メッセージに基づいて前記第2SNPNへの前記アクセスの失敗を識別し、
SNPN識別子を有する購読データリストに含まれるエントリを、前記端末がスイッチオフされる又は前記エントリが更新されるまで有効でないとして設定する、ように設定され、
前記有効でないエントリは、前記端末がクレデンシャル保有者のクレデンシャルを利用することにより前記SNPNアクセスを支援することに基づいて前記第1SNPNであり、
前記有効でないエントリは、前記端末が前記クレデンシャル保有者の前記クレデンシャルを利用することにより前記SNPNアクセスを支援しないことに基づいて前記第2SNPNである、ネットワーク。
【国際調査報告】