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特表2024-514903床ドレインを相互接続するための方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-03
(54)【発明の名称】床ドレインを相互接続するための方法
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/12 20060101AFI20240327BHJP
【FI】
E03C1/12 A
E03C1/12 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023563296
(86)(22)【出願日】2022-04-04
(85)【翻訳文提出日】2023-12-08
(86)【国際出願番号】 US2022023273
(87)【国際公開番号】W WO2022221084
(87)【国際公開日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】63/175,250
(32)【優先日】2021-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/711,737
(32)【優先日】2022-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523389327
【氏名又は名称】フランク,キース
(74)【代理人】
【識別番号】110003797
【氏名又は名称】弁理士法人清原国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フランク,キース
【テーマコード(参考)】
2D061
【Fターム(参考)】
2D061AA02
2D061AC03
2D061AD01
2D061BG02
(57)【要約】
床ドレインを相互接続するための方法は、既存の床を介して既存の床ドレインに第1のエルボ継手を取り付けることを含む。第2のエルボ継手は、既存の床の上にある新規の床を通って延在する新規の床ドレインに取り付けられる。延長パイプは、新規の床ドレインと既存の床ドレインとの間に流体経路を形成するように、離間した第1のエルボ継手と第2のエルボ継手との間に延在する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
床ドレインを相互接続するための方法であって、
既存の床を介して既存の床ドレインに第1のエルボ継手を取り付けるステップと、
前記既存の床の上にある新規の床を通って延在するように新規の床ドレインに第2のエルボ継手を取り付けるステップであって、前記新規の床ドレインが、前記既存の床ドレインから横方向に離間している、取り付けるステップと、
前記第1のエルボ継手と前記第2のエルボ継手との間に延在するのに十分な長さを有する延長パイプを形成するステップと、
前記新規の床ドレインと前記既存の床ドレインとの間に流体経路が形成されるように、前記延長パイプの第1の端部を前記第1のエルボ継手に取り付け、前記延長パイプの第2の端部を前記第2のエルボ継手に取り付けるステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のエルボ継手および前記第2のエルボ継手が、それぞれ、対応の前記既存の床ドレインおよび前記新規の床ドレインに取り付けるための略円筒形の構成の第1の部分を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のエルボ継手および前記第2のエルボ継手が、それぞれ、角度をなして前記第1の部分から離れるように延在する、すなわち縮小した外形からなる第2の部分を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のエルボ継手および前記第2のエルボ継手の前記第2の部分が、その一方の表面において略平坦な構成を有する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のエルボ継手および前記第2のエルボ継手の前記第2の部分が、平坦面の略反対側の面において略湾曲した構成を有する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記延長パイプが、縮小した外形を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記延長パイプが、その一方の表面において略平坦な構成を有する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記延長パイプが、平坦面の略反対側の表面に略湾曲した構成を有する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記延長パイプを形成するステップが、細長中間パイプを所望の長さに切断することを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記延長パイプを形成するステップが、複数の中間パイプおよび/または継手を互いに相互接続することを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記延長パイプが、前記延長パイプに屈曲部を形成するために湾曲した中間パイプを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記既存のドレインを、離間した第1の新規のドレインおよび第2の新規のドレインに接続するステップを含み、前記延長パイプが、前記第1の新規のドレインおよび前記第2の新規のドレインを前記既存のドレインに流体接続する第1の分岐部および第2の分岐部を画定する、Y字形部分を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
少なくとも1つのシムを前記延長パイプの下部に結合して、前記新規の床ドレインと前記既存の床ドレインとの間に所望の傾斜を形成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
少なくとも1つのU字形シムを前記延長パイプに結合するステップを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記延長パイプの少なくとも一部を上昇させるために、平坦なシムを少なくとも1つのU字形シムに取り付けるステップを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
床ドレインを相互接続するための方法であって、
既存の床を介して既存の床ドレインに第1のエルボ継手を取り付けるステップと、
前記既存の床の上にある新規の床を通って延在するように新規の床ドレインに第2のエルボ継手を取り付けるステップであって、前記新規の床ドレインが、前記既存の床ドレインから横方向に離間している、取り付けるステップと、
前記第1のエルボ継手と前記第2のエルボ継手との間に延在するのに十分な長さを有する延長パイプを形成するステップと、
前記新規の床ドレインと前記既存の床ドレインとの間に流体経路が形成されるように、前記延長パイプの第1の端部を前記第1のエルボ継手に取り付け、前記延長パイプの第2の端部を前記第2のエルボ継手に取り付けるステップと
を含み、
前記第1のエルボ継手および前記第2のエルボ継手が、それぞれ、対応の前記既存の床ドレインおよび新規の床ドレインに取り付けるための略円筒形の構成の第1の部分を有し、
前記第1のエルボ継手および第2のエルボ継手が、それぞれ、角度をなして前記第1の部分から離れるように延在する、すなわち縮小した外形からなる第2の部分であって、その一方に平坦な構成を有し、平坦な表面の略反対側の表面に略湾曲した構成を有する第2の部分を有し、
前記延長パイプが、その一方の表面に略平坦な構成を有し、平坦な表面の略反対側の表面に略湾曲した構成を有する、縮小した外形を有する、方法。
【請求項17】
前記延長パイプを形成するステップが、細長中間パイプを所望の長さに切断することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記延長パイプを形成するステップが、複数の中間パイプおよび/または継手を互いに相互接続することを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記延長パイプが、前記延長パイプに屈曲部を形成するために湾曲した中間パイプを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記既存のドレインを、離間した第1の新規のドレインおよび第2の新規のドレインに接続するステップを含み、前記延長パイプが、前記第1の新規のドレインおよび前記第2の新規のドレインを前記既存のドレインに流体接続する第1の分岐部および第2の分岐部を画定するY字形部分を有する、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
少なくとも1つのシムを前記延長パイプの下部に結合して、前記新規の床ドレインと前記既存の床ドレインとの間に所望の傾斜を形成するステップを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
少なくとも1つのU字形シムを前記延長パイプに結合するステップを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記延長パイプの少なくとも一部を上昇させるために、平坦なシムを少なくとも1つのU字形シムに取り付けるステップを含む、請求項22に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、配管に関する。より詳細には、本発明は、床ドレインを相互接続するための方法に関し、これは、改築中の新規のドレインが既存のドレインに接続されることができる場合に特に有用である。
【背景技術】
【0002】
地上レベルまたはコンクリートスラブ上の浴室用の典型的なシャワー装置では、シャワードレインが配置されるコンクリートスラブを貫通する孔が形成される。防水膜は、典型的には、シャワーの下部を包み込み、水がシャワーから出て周囲の領域および材料に対する水の損傷を引き起こすのを防ぐ。床は、通常、水がドレインに流れるように僅かに傾斜している。床は、タイル状であり得る。浴槽が浴室に設置されている場合も同様の構成が存在する。
【0003】
改築の状況では、浴槽またはシャワーが移動されることがある。浴室の再設計が行われ、シャワーまたは浴槽が古い場所から3フィートまたは5フィートさらには10フィート以上離れているなど、再配置されると、配管工または建設業者は、新規のドレイン配置のためにコンクリートスラブを通してジャックハンマリングしなければならない。ドレインを数フィート移動させるために6インチの深さのコンクリートをジャックハンマリングすることは時間がかかり、配管工または建設業者からの多大な労力を必要とする。場合によっては、コンクリートには水熱があり、これは配管工または建設業者が水道管を破りたくないため、さらに問題を複雑にする。
【0004】
改築の状況以外では、配管業者は、弁から中心からオフセットされたドレインを設定することがある。しかしながら、ドレインおよび弁は、それらが接続され、浴槽またはシャワーから水を適切にドレインすることができるように、互いに位置合わせされなければならない。
【0005】
したがって、既存の床ドレインと新規の床ドレインとを相互接続するための方法が必要とされている。そのような方法は、新規のドレイン配置のためにコンクリートスラブを貫通する孔を形成する必要性を回避するために、中心から外れた弁からのドレインオフセットを取り付けるための、および/またはシャワーまたは浴槽などが改築中に移動されるときの調整可能なドレインアタッチメントを含むべきである。本発明は、これらのニーズを満たし、他の関連する利点を提供する。
【発明の概要】
【0006】
本発明は、例えば、弁からオフセットされたドレインを中心から外れて取り付けること、および/または既存のドレインを使用するために新規のドレインが設置される場合など、床ドレインを相互接続するための方法に関する。本発明の方法は、新規のドレイン配置のためにコンクリートスラブを貫通する孔を形成する必要性を回避するなど、多くの利点を提供する。
【0007】
本発明にかかる床ドレインを相互接続するための方法は、一般に、第1のエルボ継手を既存の床を通して既存の床ドレインに取り付けるステップを含む。第2のエルボ継手は、既存の床の上にある新規の床を通って延在する新規の床ドレインに取り付けられる。新規の床ドレインは、既存の床ドレインから横方向に離間される。第1のエルボ継手と第2のエルボ継手との間に延在するのに十分な長さを有する延長パイプが形成される。延長パイプの第1の端部は、第1のエルボ継手に取り付けられる。延長パイプの第2の端部は、新規の床ドレインと既存の床ドレインとの間に流体経路が形成されるように、第2のエルボ継手に取り付けられる。
【0008】
典型的には、第1のエルボ継手および第2のエルボ継手は、それぞれ、対応の既存の床ドレインおよび新規の床ドレインに取り付けるための略円筒形の構成の第1の部分を有する。第1のエルボ継手および第2のエルボ継手は、それぞれ、第1の部分から角度をなして離れるように延在する第2の部分を有する。第1のエルボ継手および第2のエルボ継手のこの第2の部分は、その一方の表面に略平坦な構成を有し、平坦な表面の略反対側の表面に略湾曲した構成を有するなど、縮小した外形からなる。
【0009】
好ましくは、延長パイプもまた、縮小した外形からなる。延長パイプは、その一方の表面に略平坦な構成を有し、平坦な表面の略反対側の表面に略湾曲した構成を有し得る。
【0010】
延長パイプを形成することは、細長中間パイプを所望の長さに切断することを含み得る。代替的または追加的に、延長パイプは、複数の中間パイプおよび/または継手を互いに相互接続することによって形成されてもよい。延長パイプは、延長パイプに屈曲部を形成するために湾曲した中間パイプを含んでもよい。
【0011】
既存のドレインは、離間した第1の新規のドレインおよび第2の新規のドレインに接続されてもよい。延長パイプは、第1の新規のドレインおよび第2の新規のドレインを既存のドレインに流体接続する第1の分岐部および第2の分岐部を画定するY字形部分を有し得る。
【0012】
本発明の方法は、少なくとも1つのシムを延長パイプの下部に結合して、新規のドレインと既存のドレインとの間に所望の傾斜を形成することを含み得る。シムは、延長パイプに結合された少なくとも1つのU字形シムを備え得る。1つまたは複数の平坦なシムがU字形シムに取り付けられて延長パイプの少なくとも一部を上昇させて、新規のドレインと既存のドレインとの間に所望の傾斜を形成し得る。
【0013】
本発明の他の特徴および利点は、本発明の原理を例として示す添付の図面と併せて、以下のより詳細な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
添付の図面は、本発明を例示する。そのような図面では、以下のとおりである:
【0015】
図1】本発明にしたがって使用される、エルボ継手の間を延在する延長パイプを含む配管アセンブリの上面斜視図である。
図2】本発明にかかる、既存の床を通る既存の床ドレインの、既存の床の上にある新規の床を通って延在する新規の床ドレインへの相互接続を示す断面図および概略図である。
図3】本発明にかかる、既存の床を通る既存の床ドレインの、既存の床の上にある新規の床を通って延在する新規の床ドレインへの相互接続を示す断面図および概略図である。
図4】本発明にかかる、既存の床を通る既存の床ドレインの、既存の床の上にある新規の床を通って延在する新規の床ドレインへの相互接続を示す断面図および概略図である。
図5】本発明にかかる、既存の床を通る既存の床ドレインの、既存の床の上にある新規の床を通って延在する新規の床ドレインへの相互接続を示す断面図および概略図である。
図6】本発明にかかる、既存の床ドレインに取り付けるためのエルボ継手の上面斜視図である。
図7図6のエルボ継手の底面斜視図である。
図8】本発明にしたがって使用される、延長パイプの斜視図である。
図9】本発明にしたがって使用される、継手パイプの斜視図である。
図10】本発明にしたがって使用される、内側スリーブ継手の斜視図である。
図11】本発明にかかる、延長パイプへのシムの取り付けを示す底面斜視分解図である。
図12】本発明にかかる、延長パイプへのシムの結合を示す、図11の装置の前端面図である。
図13】本発明にかかる、新規のドレインに取り付け可能なエルボ継手の上面斜視図である。
図14図13のエルボ継手の底面斜視図である。
図15】本発明にしたがって使用される、湾曲した中間パイプの斜視図である。
図16】本発明にしたがって使用される、Y字形延長パイプの斜視図である。
図17】本発明にかかる、ドレインを相互接続するためのZ字形構成要素の断面図である。
図18】本発明において使用するドレイン洗浄器の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
添付の図面に示すように、例示の目的で、本発明は、床ドレインを相互接続するためのシステムおよび方法にある。本発明のシステムおよび方法は、改築に起因して移動したシャワーにおいて特に有用である。本発明はまた、ドレインが弁から中心からオフセットされている場合にも有用である。本発明のシステムおよび方法は、既存の床ドレインを保持し、1つまたは複数の新規の床ドレインを既存の床ドレインに接続することが望ましい他の場合にも使用され得る。
【0017】
ここで図1を参照すると、本発明を具現化する配管システム100が示されている。本発明のシステム100は、一般に、既存の床ドレインに動作可能に接続されることになる第1のエルボ継手102を備える。第2のエルボ継手104は、既存のドレインから横方向に離間し、既存の床の上にある新規の床を通って延在する新規のドレインに動作可能に接続可能である。本発明によれば、単一のパイプまたは複数のパイプ、継手、および他のコネクタを備え得る延長パイプ106が、第1のエルボおよび第2のエルボ102および104の間に延在して、新規の床ドレインと既存の床ドレインとの間に流体経路を形成する。
【0018】
ここで図2を参照すると、改築中などに浴室の再設計が行われ、シャワーまたは浴槽が再配置された場合など、本発明のシステム100および方法の使用および組込みのための例示的な目的のための浴室用のシャワー装置が示されている。図示の例では、シャワーは、地上レベルまたはより典型的にはコンクリートスラブ10上にあり得る既存の床10上に配置される。当該技術分野において知られているように、既存のドレイン12が貫通するコンクリートスラブまたは既存の床10を貫通する孔が形成される。モルタル下地14は、典型的には、水がドレイン12に流れるように僅かに傾斜した床またはコンクリートスラブ10の上方に形成される。既存の床は、モルタル下地14上に配置され得る地面またはコンクリートスラブ10、モルタル下地14および/またはタイルであると考えられ得る。典型的には、シャワーパンまたは防水膜16は、図示のように、水がシャワーから出て周囲の領域および材料に対する水の損傷を引き起こすのを防ぐために、床および側壁の距離に沿って延在するなど、シャワーの下部を包む。典型的には、シャワーは、1つまたは複数の壁18および20によって少なくとも部分的に囲まれ、使用時にシャワーを閉じ、水が浴室内に噴霧するのを防止するためのドアまたはカーテンを含み得る。
【0019】
本発明の方法によれば、配管工または他の設置業者は、元の配管が所定の位置にあり、適切であることを確認する。これは、局所配管規則要件にしたがって適切な通気を伴う底部フランジおよびPトラップを含む既存の配管ドレイン12が存在することを確認することを含む。必要に応じて、または所望に応じて、新規の上部フランジ22を設置して、フランジ22とドレイン12との間に防水膜16を固定して、シャワーパンが防水であり、フィートピッチ当たり0.25インチ落下などの配管規則によって要求されるように予めピッチが付けられることを確実にし得る。
【0020】
引き続き図2を参照すると、次に、新規のドレイン24の位置が決定される。新規のドレイン24は、通常、既存のドレイン12から横方向にオフセットされている。この距離は、数インチまたは数フィート以上であり得る。次いで、既存のドレイン12と新規のドレイン24との間の距離が決定される。図2に示すように、新規のドレイン24は、通常、既存のドレイン12に対して上昇している。これは、新規の床ドレイン24が、既存の床の上にある新規の床を通って延在することに起因し得る。いずれの場合でも、新規の床ドレイン24は、既存の床ドレイン12に対して上昇して、新規のドレイン24と既存のドレイン12との間に適切なピッチまたは傾斜を形成し、それらの間の適切な流体の流れを確実にする必要がある。
【0021】
引き続き図2を参照すると、第1のエルボ継手102が既存の床ドレイン12に取り付けられる。エルボ継手102の一端は、直接既存のドレイン12に、またはそれに結合されたフランジ22のいずれかに取り付けられる。これは、ねじ接続または任意の他の許容可能な手段によって行われ得る。
【0022】
ここで図6および図7を参照すると、本発明を具現化する第1のエルボ継手102が示されている。第1の部分108は、一般に、下方に向けられている。第1の部分108は、典型的には円形であり、既存のドレイン12の接続部分の内径よりも僅かに小さい外径を有する。第1の部分108は、既存のドレイン12にねじで取り付けるための雄ねじ110を含み得る。このようにして、第1のエルボ継手は、図2の方向矢印によって示されるように、結合フランジ22などの既存のドレイン12に回転可能に且つねじ式に取り付けられ、適所に締め付けられ得る。
【0023】
引き続き図6および図7を参照すると、第1のエルボ継手102はまた、第2の部分112を有し、第2の部分は、エルボ継手102の出口114および入口116が互いに対して略90度の角度などで互いからオフセットされるような角度で第1の部分108から離れるように延在している。新規の床の上部などのシャワーの底部と既存の床またはコンクリートスラブ10との間の空間が小さいことを考えると、好ましくは、第1のエルボ継手102の第1の部分108および第2の部分112は、互いに約90度の角度で配置される。さらに、好ましくは、第1の部分108は、既存のドレイン12に動作可能に挿入されて取り付けられるように略円筒形であるが、第2の部分112は、既に設置されている防水部16または既存のドレイン12を乱すことなくシャワーの下方およびスラブまたは既存の床10の上方に適合することができるように、縮小した外形を有する。
【0024】
低い外形を有する利点を達成するために、第1のエルボ継手102の第2の部分112の少なくとも一方の表面118は、略平坦な構成を有するように平坦化される。第2の部分112は、略矩形断面積を有してもよいが、より好ましくは、第2の部分112の略反対側の表面120は、図7に示されるように、略湾曲した構成を有する。したがって、第2の部分112は、少なくとも入口端116に向かって、概ねD字形の断面積を有する。好ましくは、入口116の断面積は、シャワー水が第1のエルボ継手102を通って既存のドレイン12に容易に排水することができるように、出口114の断面積にほぼ等しい。それにもかかわらず、第2の部分112の断面積は、シャワー水を容易に排水することができるように十分に大きくなければならない。したがって、入口116の断面積は、ドレイン24と12との間の流体の流れを妨げないように、開口部出口114の断面積と実質的に等しいか、それよりも僅かに小さいか、それよりも僅かに大きくてもよい。
【0025】
説明の目的のために、第1のエルボ継手102は、以下の寸法を有し得るが、本発明は、そのように限定されないことが理解されよう。第1の部分108は、約2インチの直径を有し得る。第1の部分は、垂直に約2インチ上昇し得る。第2の部分112は、エルボ継手の一端から略反対側の端部まで約5インチ延在し得る。入口116は、約3インチの幅、および約1.25インチの高さを有し得る。したがって、第2の部分112の縮小した外形は、第1の部分108の出口114の幅よりも広い幅であるが、平坦化されたまたはより低い外形高さであり、流体の流れを妨げないように出口114および既存のドレイン12に対して十分に大きい断面積を提供しながら、配置目的のための低い外形の利点を提供するという本発明の目的を達成することが分かる。
【0026】
ここで図2および図3を参照すると、第1のエルボ継手102が既存のドレイン12に取り付けられると、その入口116が新規のドレイン24の配置方向を向くように、図2の方向矢印によって示されるように回転されるなどして配置される。これは、システム100の一端を設定し、設置業者が適切な設置のために他の継手の総組立て長を決定するのを助ける。次いで、既存のドレイン12に取り付けられた第1のエルボ継手102と、新規のドレイン24に取り付けられた第2のエルボ継手104との間に延在する延長パイプ106が形成されることができる。状況に応じて、延長パイプ106は、単一の中間パイプ、または第1のエルボ継手102および第2のエルボ継手104の間で互いに相互接続された複数のパイプおよび/または継手から構成されてもよい。
【0027】
ここで図8を参照すると、細長中間パイプ122は、延長パイプとして使用されてもよく、またはその一部を形成してもよい。中間パイプ122は、長さが数フィートであるなど、異なる長さで設けられてもよい。中間パイプ122は、第1のエルボ継手102および第2のエルボ継手104の間に延在するように、または延長パイプの一部を形成するように、所望の長さに切断されてもよい。したがって、中間パイプ122は、調整可能な中間ピースであると考えられることができる。例えば、長さが18インチ以上の寸法で提供されてもよい。それは、1/8インチの壁厚を有してもよい。
【0028】
好ましくは、中間パイプ122はまた、略矩形の断面積を有する、より好ましくは図示のように平坦な上面124と、上面124に略対向する湾曲した下面126とを有するなど、縮小した外形を有する。これは、流体の流れを妨げることなくドレイン24および12を通過する水を収容するために、その入口128と出口130との間の中空パイプ122を通る十分に大きな断面積を提供しながら、低い外形を提供する略D字形の断面積を提供する。例えば、中間パイプ122は、2.75インチの細長幅、および1インチの最大高さを有することができる。
【0029】
中間パイプ122は、第1のエルボ継手102の入口116に直接挿入されるようなサイズおよび構成であり得る。第1のエルボ継手102の第2の部分112の開口端116は、中間パイプ122を挿入するときにストッパとして機能するように開口端から距離を置いてその中に配置された肩部132を有し得る。肩部132は、肩部132と第2の部分112の開口端との間に延在する周壁を、第2の部分112の残りの壁厚と比較して縮小された断面直径を有するようにすることによって形成され得る。あるいは、肩部132は、製造プロセス中に開口部116から所望の離間距離にある第2の部分112内のリブとして形成されてもよい。中間パイプ122の外径構成は、その中にぴったりと嵌合するように入口開口部116よりも僅かに小さいサイズである。溶媒セメントなどの接着剤を使用して、中間パイプ122の端部を第1のエルボ継手102、またはさらには第2のエルボ継手104、または任意の他の継手パイプもしくは継手などに密封接続することができる。
【0030】
ここで図9を参照すると、延長パイプ106は、1つまたは複数の中間継手パイプ134を備え得る。中間パイプ122と同様に、継手パイプ134もまた、図示のように、略矩形の断面積を有するか、またはより好ましくは略平坦な上面136および略湾曲した底面138を有し、D字形の断面積を形成するなど、縮小した外形からなることが好ましい。継手パイプ134はまた、その入口140の端部と出口142の端部との間で中空である。
【0031】
細長中間パイプ122とは異なり、継手パイプ134は、通常、所望の長さに切断されることができない。これは、中間パイプ122の端部などの延長パイプの別の構成要素に結合するように構成されて適合された端部を有する継手パイプ134に起因する。第1のエルボ継手102の第2の部分112の端部と同様に、継手パイプ134の各端部は、入口140または出口142を画定する開口縁部から一定の距離だけ継手パイプ134の内面に形成された肩部144を含む。この距離は、典型的には、中間パイプ122の端部または継手パイプ134の開口端から約1インチであるような他の構成要素を中間パイプの端部に相互接続するように十分に大きい。肩部144は、製造プロセス中に形成された継手パイプ134の内面から延在するリブによって、または縮小された壁厚を有する各開口端を形成して肩部134を形成することによって形成され得て、中間パイプ122または他の継手またはパイプ構成要素の端部を挿入するときにストッパを形成する。
【0032】
本発明に関連して使用される継手パイプ134の例示的な寸法は、直径3インチおよび高さ1.25インチであり得る。継手パイプ134の長さは様々であり、様々な長さで提供されることができるが、典型的には、長さが約5インチまたは6インチなど、長さが1フィート未満である。継手パイプ134の壁厚は、3/16インチの厚さであり得て、各開口端140および142に隣接する領域が肩部144を形成するように縮小した壁厚からなる場合、そのような場合のスリーブ壁は、厚さが僅か1/16インチであり、高さが2/16インチの略周方向の肩部またはリブ144を形成し得る。
【0033】
ここで図10を参照すると、延長パイプはまた、1つまたは複数のスリーブ継手146を含み得る。スリーブ継手146は、例えば、継手パイプ134を互いに、または継手パイプ134の端部を第1または第2のエルボ継手102または104に相互接続するために使用され得る。スリーブ継手146はまた、好ましくは、略矩形の断面積を有する、またはより好ましくは平坦な構成の上面148と、略D字形の断面積を形成するように湾曲した略反対側の底面150とを有するなど、縮小した外形からなる。スリーブ継手146は、略中空であり、略対向する開口端152および154を有する。
【0034】
リブ156は、スリーブ継手146の外面、中間端部152および154から上方に延在する。リブ156は、開口端152と154との間に略等距離に配置され得る。これは、リブ156に対して比較的に縮径されたスリーブ158および160を形成し、これらのスリーブは、継手パイプ134の開口端および/または第1または第2のエルボ継手102または104の第2の部分に挿入されるようなサイズおよび構成とされる。これは、例えば、図3において見ることができる。
【0035】
スリーブ158および160は、その肩部に係合するまで、エルボ継手102または104および/または継手パイプ134の端部に挿入可能な外形寸法を有する。好ましくは、スリーブ158または160の幅は、継手パイプ134の開口端および肩部144または肩部132とエルボ継手102または104の開口端との間の距離とほぼ同じ長さである。好ましくは、リブ156は、図1に示すように、継手パイプ134の外面またはエルボ継手102または104の第2の部分の端部の間に滑らかな移行部を提供する。スリーブ継手146は、溶剤セメントなどの接着剤によって取り付けられて、エルボ継手102または104および/または継手パイプ134との間に永続的且つ防水性の結合を形成し得る。
【0036】
スリーブ継手は、例示的な目的のために、以下の寸法を有し得る。スリーブ壁は、厚さが約1/8インチであり得る。スリーブ継手146は、長さが約2インチ、幅が2~7/8インチ、高さが約1インチであり得る。リブは、約1/4インチ外側に延在し得る。これらの寸法は例示的なものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0037】
ここで図13および図14を参照すると、第2のエルボ継手104が示されている。それは、新規の床ドレイン24に取り付けられるように構成された第1の部分108を有するという点で、第1のエルボ継手102と同様の構成を有し、したがって典型的には円筒形である。この場合、開口部114は、新規のドレイン24からの流体入口を形成し、第1の部分108は、新規の床ドレイン24の雄ねじに結合するための雌ねじ110を含み得る。あるいは、エルボ継手104の第1の部分108は、接着接続などの他の手段によって新規の床ドレイン24に取り付けられるように構成されてもよい。ここでも、第1の部分108および第2の部分112は、開口部114および116が互いに対して略90度の角度で形成されるように互いからオフセットされている。また、第2の部分112は、略矩形断面からなり得る縮小した外形からなるが、より好ましくは、図示のように、略平坦な構成の一方の表面118と、略D字形断面構成を形成するように略湾曲した構成を有する略反対側の表面とを有する。第1のエルボ継手102と同様に、第2のエルボ継手104は、開口部116から約1インチなどの距離だけ内側に延在する肩部132を含む。
【0038】
第2のエルボ継手104は、以下の例示的な寸法を有し得る。開口部116は、第1のエルボ継手102の開口部116と同様に、幅が約3インチ、高さが約1.25インチであり得る。開口部114の内径は、新規の床ドレイン24の継手を内部に受け入れるように、直径2インチおよび直径5/8であり得る。第2のエルボ継手104はまた、第1の部分の垂直高さが僅か1.75インチであり、第2の部分112が第1のエルボ継手102の第2の部分112ほど長くなくてもよいという点で、第1のエルボ継手102よりも僅かに小さくてもよい。第2のエルボ継手104は、3/16インチの壁厚、1/4インチのねじ壁、およびスリーブ壁を有し得て、1/16インチの厚さの肩部132を形成する。しかしながら、これらの寸法は単なる例示であり、本発明はそのように限定されないことが理解されよう。
【0039】
ここで図15を参照すると、延長パイプ106は、延長パイプに1つまたは複数の屈曲部を形成するなどのための湾曲した中間パイプ162を含み得る。湾曲した中間パイプ162は、延長パイプ106が15度の角を曲がることを可能にする15度の角度などの所望の湾曲半径を有し得る。湾曲した中間パイプ162が様々な角度で提供されるように、湾曲した半径の角度または量が変更されることができることが理解されよう。湾曲した中間パイプ162は、様々な長さで提供されてもよい。図示のように、端部164および166は、例えば継手パイプ134の端部または他の構成要素に挿入されて取り付けられ得る第1のスリーブおよび第2のスリーブ164および166を形成するように、縮小した壁厚からなり得る。
【0040】
湾曲した中間パイプ162の例示的な寸法は、その中央部分において長さ約5インチ、幅3.375インチであり得て、端部スリーブ部分164および166は、幅3.25インチである。中央部分において、パイプ壁は、厚さが0.1375インチであり、スリーブ端部164および166において0.125インチであり得る。図示および上述した他の構成要素と同様に、湾曲した中間パイプ162は、好ましくは、略矩形の断面積を有するような縮小した外形からなり、またはより好ましくは、略D字形の断面構成を有するように平坦な上面168および湾曲した下面を有する。
【0041】
ここで図16を参照すると、本発明は、既存のドレイン12に接続された2つの新規のドレイン24を有するなど、複数の新規のドレイン24が既存のドレイン12に同時に接続されることを企図している。そのような場合、主要部分178から延在する第1の分岐部174および第2の分岐部176を有するY字形中間パイプ部172が設けられる。分岐部174および176は、新規のドレイン24に向かって延在し、一方、主要部分178は、既存の床ドレイン12まで延在する。2つの既存のドレインおよびただ1つの新規のドレインが存在する場合、反対の配置を使用することができ、ここで、主要部分178は新規のドレインまで延在させる。Y字形の中間取り付けパイプは、好ましくは、上述したように、細長中間パイプ122および/またはスリーブ継手146、または湾曲した中間パイプ162の端部に取り付けるための継手パイプ134と同様に、内部に形成された内側肩部を有する。
【0042】
図3および図4を参照すると、延長パイプ106は、既存の床ドレイン12と新規の床ドレイン24とを相互接続するように形成される。上述したように、これは、細長中間パイプ122を第1のエルボ継手102および第2のエルボ継手104の間の適切な長さに切断すること、および/または複数の構成要素を互いに結合することによって行われ得て、これは、細長中間パイプ122、継手パイプ134、1つまたは複数のスリーブ継手146、1つまたは複数の湾曲した中間パイプ162などの任意の組み合わせを含み得る。
【0043】
設置業者は、延長パイプ106を形成する様々な相互接続された構成要素が、既存のドレイン12および新規のドレイン24にそれぞれ結合された第1のエルボ継手102と第2のエルボ継手104との間に適切に到達することを確実にするために、それらをテストフィットすることを望むことがある。次いで、これらの構成要素は、水密結合を形成するために、溶媒セメントなどの接着剤を使用するなどして互いに接合され得る。
【0044】
図4を参照すると、確実に水が新規のドレイン24から既存の床ドレイン12に流れ落ちるようにするために、新規のドレイン24と既存のドレイン12との間の最小の所望の勾配が必要である。例えば、適切な落下は、通常、新規のドレイン24と既存の床ドレイン12との間の直線的なフィート当たり1/4インチである。そのような場合、新規のシャワードレイン24が既存の床ドレイン12から2フィート離れて配置される場合、適切な流れを確保するために、新規のドレイン24および延長パイプ106は、1/2インチの高さで上昇されなければならない。これは、図4に示すように、延長パイプ106に結合された少なくとも1つのシム180を使用することによって、新規のドレイン24と既存のドレイン12との間に所望の勾配を形成することによって達成され得る。
【0045】
ここで図11および図12を参照すると、延長パイプ106のセグメントは、延長パイプ106のその部分を上昇させて、フィート当たり1/4インチ落下などの所望の傾斜を達成するように、シム180が取り付けられて示されている。延長パイプ106の下部には、少なくとも1つのシム180が取り付けられ、ドレイン24とドレイン12との間に所望の傾斜を形成する。特に好ましい実施形態では、図示のように、U字形シム180は、所定の位置にスナップ嵌合することなどによって、延長パイプ106の下部を受け入れるように構成される。シム180は、接着剤などの他の手段によって取り付けられてもよい。シム180は、延長パイプ106を1/4インチ上昇させるように構成される。シム、したがって延長パイプ106および新規のドレイン24の全高を増加させるために、1つまたは複数の平坦なシム182が使用され得る。好ましくは、これらの平坦なシム182は、延長パイプ106および新規のドレイン24の高さが1/4インチ刻みで制御され得るように、1/4インチなどの所定の高さからなるが、本発明は、必ずしもシム180および182が様々な厚さまたは高さを有し得るように限定されない。
【0046】
図11および図12に示すように、延長パイプ106の下部がそのU字形キャビティ内に配置され、延長パイプ106の下面に略一致する一次U字形シム180を用いて、1つまたは複数の追加の平坦なシム182がU字形一次シムに取り付けられ得る。これは、例えば、各シム180または182の下部に凹部184を設けることによって行われ得て、その中には下部シムから突起186が受け入れられ、その上のシムに取り付けられる。このようにして、延長パイプ106のその部分において所望の高さを達成するために、いくつかのシムが互いに容易且つ迅速に相互接続されることができ、あるいは取り外されることさえできる。
【0047】
図11および図12は、延長パイプ106に取り付けられた一次U字形シム180を示し、2つの平坦なシム182が取り付けられている。これは、シム180および182の高さがそれぞれ4分の1インチである場合、全体の高さまたは高さは4分の3インチになる。これは、使用されるシムの数に基づいて増減されることができる。例えば、新規のドレイン24の近くで、3つのシムを利用することが望ましい場合がある。しかしながら、適切な排水を確実にするために1フィート当たりの所望の傾斜または落下を達成するために、図1に示すように、既存のドレイン12のより近くで単一のシム180が使用され得る。
【0048】
ここで図5を参照すると、既存の床ドレイン12および新規の床ドレイン24が形成された延長パイプ106によって互いに接続され、延長パイプ106および新規の床ドレイン24がシム180を使用して適切に上昇されると、設置業者は、アセンブリ100をモルタルに設定し、その上にタイル28を配置するか、または所望の床材または新規のシャワーまたは浴槽パンなどを配置して、既存の床の上に重なる新規の床を形成し得る。次いで、水は排水され、既存の床を通る新規の床ドレインを形成するためにコンクリートスラブ10を通ってジャックハンマリングする必要なく、新規のドレイン24を通って、本発明のアセンブリ100を通って、既存の床ドレイン12に流れる。既存の床下および防水膜なども適所に保持されることができる。
【0049】
ここで図17を参照すると、既存のドレイン12および新規のドレイン24が、互いから1フィート未満、または互いから僅か数インチだけ横方向に離間されるなど、互いから密接に離間される場合、略Z字形の構成を有する本発明のアセンブリ200が利用され得る。アセンブリ200の下部202は、雄ねじ208などによって既存のドレイン12に結合されることができる。上部204は、雌ねじ208などによって新規のドレイン24に取り付け可能である。典型的には下部202および上部204部分と一体的に形成されるそれらの間の管部分は、全長が4から6インチなど、長さが僅か数インチであり得る延長パイプ206を形成する。この一体型ユニットは、既存のドレイン12に取り付けられ且つねじ接続などによって上部204に取り付けられた新規のドレイン24上の所望の位置に回転されるその下端202を有する。
【0050】
本発明はまた、Pトラップアクセスエルボの使用も企図する。これは、消費者またはユーザが、本発明のシステムを使用している間に元のPトラップにアクセスすることを可能にする。Pトラップアクセスエルボは、略T字形の構成を有し、Pトラップへのアクセスを可能にするパイプである。T字形エルボの端部は、上部からねじ止めされるダミータイプのアクセスドレインを介してアクセスを与える。それは、T字形パイプの内側部分にねじ込まれて、外側タイル仕上げを仕上げるためにダミードレインを調整可能にされることを可能にする。本発明のPトラップアクセスエルボはまた、水流のための典型的なドレインとして作用することができ、したがってそれを2つのドレインシステムにする。T字形のアクセスエルボの略反対側の端部は、元のドレインにねじ込まれる。「T」の長い部分であるT字形アクセスエルボのエルボ部分は、本発明のドレインシステムに接続され、より新規のドレインの新規の交換のために流れることを可能にする。Pトラップエルボは、本発明のドレインシステムに整形されて適合可能であり、Pトラップの洗浄およびアクセス可能性のために元のドレインシステムにねじ込まれることもできる。これは、別のドレインが上部からその中に流れ落ちることを可能にする。
【0051】
ここで図18を参照すると、本発明は、本発明を具現化するドレインシステム100から障害物を洗浄して除去するための洗浄ツール300の使用を企図している。洗浄ブラシ302は、その略反対側の端部にハンドル306を有する可撓性ロッド304の一端に取り付けられている。可撓性ロッド304は、釣り竿のように可撓性であってもよく、洗浄ブラシ先端302を新規のドレイン24から第2のエルボ継手104、延長パイプ106、第2のエルボ継手102に、さらには既存のドレイン12に押し込みながら可撓性を可能にする。ドレイン間の距離、またはツール300の新規のドレインアセンブリ100への所望の延長に応じて、ロッド304は、必要に応じてそれを長くするために一緒に組み立てられることができる複数のピースに形成され得ることが企図される。好ましくは、洗浄ブラシ先端302は、マイクロファイバ材料310またはスクラバ材料などによって囲まれた内側スポンジ材料308を有し、それにより、アセンブリ100の内面を損なったり傷付けたりすることなくアセンブリを洗浄することを可能にする。ハンドル306は、ドレインを洗浄しながらハンドルがより容易に保持されることを可能にする発泡材料から形成され得る。
【0052】
例示の目的でいくつかの実施形態を詳細に説明してきたが、本発明の範囲および精神から逸脱することなく様々な変更が行われてもよい。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲による場合を除き、限定されるものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図15
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図17
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【国際調査報告】