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特表2024-514915ゲームにおけるイベントの実行方法、装置、電子機器および記憶媒体
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  • 特表-ゲームにおけるイベントの実行方法、装置、電子機器および記憶媒体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-03
(54)【発明の名称】ゲームにおけるイベントの実行方法、装置、電子機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/45 20140101AFI20240327BHJP
   A63F 13/795 20140101ALI20240327BHJP
   A63F 13/58 20140101ALI20240327BHJP
【FI】
A63F13/45
A63F13/795
A63F13/58
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023563891
(86)(22)【出願日】2021-11-02
(85)【翻訳文提出日】2023-10-17
(86)【国際出願番号】 CN2021128272
(87)【国際公開番号】W WO2022222417
(87)【国際公開日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】202110438262.6
(32)【優先日】2021-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518310570
【氏名又は名称】ネットイーズ (ハンチョウ) ネットワーク カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】林守威
(72)【発明者】
【氏名】王鵬
(72)【発明者】
【氏名】喬帥
(57)【要約】
ゲームにおけるイベントの実行方法であって、第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、ここで、第1のゲームキャラクターが異なるシーズンに対応するターゲットタスクが異なり、ターゲットキャラクター陣営は、第1の陣営または第2の陣営を含むこと(S101)と、第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なること(S102)と、第1のゲームキャラクターに対する第1のインタラクションコマンドに応答し、第1のゲームキャラクターがターゲットインタラクションイベントを実行するように制御すること(S103)、とを含む。ゲームタスクの多様性と豊かさを高め、ゲームのプレイヤーに対する魅力を高め、さらにヒューマン・インタラクション効率とゲームサーバーにおけるリソースの利用率を高めた。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のゲームキャラクターを含むゲームにおけるイベントの実行方法であって、
前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、前記第1のゲームキャラクターが異なるシーズンにおいて対応するターゲットタスクが異なり、前記ターゲットキャラクター陣営は、第1の陣営または第2の陣営を含むことと、
前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なることと、
前記第1のゲームキャラクターに対する第1のインタラクションコマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御すること、とを含む
ことを特徴とするゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項2】
前記ターゲットタスクは、前記第1のゲームキャラクターが実行すべき初期のインタラクションイベントであり、前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定することは、
前記第1のゲームキャラクターが前記初期のインタラクションイベントを完了することに応答し、前記第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属すると決定することを含み、前記初期のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが属する初期のキャラクター陣営に基づいて決定され、前記初期のキャラクター陣営は、前記第1のゲームキャラクターが前記ゲームに初めて参加することで決定されるもの、または、今シーズンの対戦結果により決定されたものである
ことを特徴とする請求項1に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項3】
前記ターゲットタスクは、第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターから送信される招待タスクであり、前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定することは、
前記第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターから送信された前記招待タスクに応答して、前記第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属すると決定することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項4】
前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、
前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、第1のインスタンスゾーン(instance Zones)のゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御することと、
前記第1のゲームキャラクターに対する第1の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動するように制御し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンのインタラクション領域に移動した場合、前記インタラクション領域に対応する第1のインタラクションイベントをトリガーし、前記第1のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営の下の第1の組織に参加するか否かを決定するのに用いられることと、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織に参加することを同意する第1のインタラクションイベントの実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターを前記第1の組織に参加させること、とを含む。
ことを特徴とする請求項1に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項5】
前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御することは、
指定されたタスクコントロールまたは第1のノンプレイヤーキャラクターに対するタッチ操作に応答し、タッチ操作のタッチ時間が第1のプリセット条件を満たす場合、前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御すること、とを含む
ことを特徴とする請求項4に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項6】
前記インタラクション領域は、
前記第1の組織が存在する第1のプリセット領域、または、掲示板が所在する第2のプリセット領域のいずれを含み、前記掲示板には、前記第2の陣営の下のすべての組織の重要な情報が含まれる
ことを特徴とする請求項4に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項7】
前記第1のゲームキャラクターを前記第1の組織に参加させた後、前記実行方法は、さらに、
前記第1のゲームキャラクターに対する第2の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンのインタラクション領域に移動されるように制御し、前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて、前記インタラクション領域に対応する第2のインタラクションイベントをトリガーし、前記第2のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織から脱退するか否かを決定するのに用いられることと、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織から脱退することを同意する第2のインタラクションイベントの実行結果に応答し、前記第1の組織から前記第1のゲームキャラクターを削除し、削除された前記第1のゲームキャラクターは、前記第2の陣営に属すること、とを含む
ことを特徴とする請求項4に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項8】
前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが第2のプリセット条件を満たす場合、前記第1のゲームキャラクターに対応する対戦イベントを、前記ターゲットインタラクションイベントとして決定し、前記対戦イベントは、取得された決定情報の数がプリセット数の閾値より大きいことに基づいて決定されたものであり、前記決定情報は、前記第2の陣営に属するプレイヤーキャラクターがプリセット時間帯において決定入り口を通して提交したものである
ことを特徴とする請求項1に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項9】
前記第2のプリセット条件は、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営における第2の組織に属することを含み、前記第2の組織の戦力ランキングは、プリセットランキング範囲内にあり、前記第1のゲームキャラクターは、選択されたものである
ことを特徴とする請求項8に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項10】
前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のゲームキャラクターに対応する観戦イベントを、前記ターゲットインタラクションイベントとして決定し、前記観戦イベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記対戦イベントを視聴するインタラクションイベントであること、を含む
ことを特徴とする請求項8に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項11】
前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営のボスである場合、前記対戦イベントに参加する提示情報を受信し、前記対戦イベントを前記ターゲットインタラクションイベントとして決定することと、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営のボスではない場合、前記第1の陣営のボスから送信された出撃情報を受信すれば、前記対戦イベントを前記ターゲットインタラクションイベントとして決定すること、とを含む。
ことを特徴とする請求項8に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項12】
前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御した後に、前記実行方法は、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記対戦イベントの勝利を得た場合、前記第1のゲームキャラクターが位置する第3の組織を次のシーズンの第1の陣営として決定し、前記第3の組織は、前記第2の陣営の下の組織であること、とを含む
ことを特徴とする請求項8に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項13】
前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営に属する場合、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、
前記第1のゲームキャラクターのターゲット小道具の使用に応答し、第2のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御し、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて第3のインタラクションイベントをトリガーすることと、
前記第1のゲームキャラクターが前記第3のインタラクションイベントに対する実行成功に応答し、ターゲットゲームリソースを前記第1のゲームキャラクターに割り当て、前記ターゲットゲームリソースは、前記第1の陣営からのものであること、とを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項14】
前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて第3のインタラクションイベントをトリガーすることは、
前記第1のゲームキャラクターに対する第3の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動するように制御することと、
前記第1のゲームキャラクターがターゲット領域に移動した場合、参戦オブジェクトを決定し、前記ターゲット領域は、第2のノンプレイヤーキャラクターの視野範囲内に対応し、前記参戦オブジェクトは、前記ターゲット領域に位置する前記第2のノンプレイヤーキャラクターを少なくとも含むことと、
前記第1のゲームキャラクターと前記参戦オブジェクトとの戦いを前記第3のインタラクションイベントとして決定すること、とを含む
ことを特徴とする請求項13に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項15】
前記参戦オブジェクトは、少なくとも一つの第3のゲームキャラクターをさらに含み、前記第3のゲームキャラクターは、前記第1の陣営に属し、前記第3のゲームキャラクターは、前記第2のノンプレイヤーキャラクターから送信された支援情報を受信した後に、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入ったランキングがプリセット閾値より大きいプレイヤーキャラクターである
ことを特徴とする請求項14に記載のゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項16】
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属する場合、前記第1のゲームキャラクターが前記ゲームにおいて取得したゲームリソースは、第4のゲームキャラクターが前記ゲームにおいて取得したゲームリソースより大きく、前記第4のゲームキャラクターは、前記第2の陣営に属する
ことを特徴とするゲームにおけるイベントの実行方法。
【請求項17】
第1のゲームキャラクターを含むゲームにおけるイベントの実行装置であって、
前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、前記第1のゲームキャラクターが異なるシーズンにおいて対応するターゲットタスクが異なり、前記ターゲットキャラクター陣営は、第1の陣営または第2の陣営を含むように構成される陣営決定モジュールと、
前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なるように構成されるイベント決定モジュールと、
前記第1のゲームキャラクターに対する第1のインタラクションコマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御されるように構成されるキャラクター制御モジュール、とを含む
ことを特徴とするゲームにおけるイベントの実行デバイス。
【請求項18】
プロセッサと、メモリと、バスとを含む電子機器であって、
前記メモリは、前記プロセッサが実行可能なマシン読み取り可能なコマンドを記憶し、電子機器が実行される場合、前記プロセッサと前記メモリとはバスを介して通信し、前記マシン読み取り可能なコマンドが前記プロセッサにより実行される時、請求項1乃至16のいずれか1項に記載のゲームにおけるイベントの実行方法のステップを実行する
ことを特徴とするゲームにおけるイベントの電子機器。
【請求項19】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体がコンピュータプログラムを記憶し、該コンピュータプログラムがプロセッサより実行される時、請求項1乃至16のいずれか1項に記載のゲームにおけるイベントの実行方法のステップを実行する
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互引用】
【0001】
本開示は、2021年04月22日に出願された出願番号が202110438262.6であり、名前が「ゲームにおけるイベントの実行方法、装置、電子機器および記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、ゲーム技術分野に関し、特に、ゲームにおけるイベントの実行方法、装置、電子機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
一般的なゲームにおいては、特に大規模なマルチプレイヤーオンラインロールプレイングゲーム(Massive Multiplayer Online Role-Playing Game、MMORPG)においては、プレイヤーはゲームにおいて自分だけのギルドを構築し、自分が好きなプレイヤーを自分のギルドに招待することができる。ギルドにおいては、プレイヤーは自由にグループを組むことができ、ゲームシステムが毎日配布するギルドタスクに参加し、チームが協力する過程で、プレイヤーのゲームへのイマーシブ(immersive)を高めることができる。
【0004】
現在の方法では、ゲームにおける各ギルドの間は平等な関係であり、ゲームシステムは異なるギルドメンバーを差別化することはなく、プレイヤーはギルドに参加することで、ギルド内の他のプレイヤーとゲームにおける社会的関係を構築することが多い。プレイヤーが属するギルドの入れ替えを選択しても、プレイヤーがギルド内で実行できるギルドタスクは変わらない。このように、ゲームタスクには固定化する問題があり、ゲーム時間の推移に伴い、ゲームのプレイヤーに対する魅力が低下し、ヒューマン・インタラクション効率も低下し、大量のプレイヤーの流失をもたらし、ゲームサーバーが空転することが起こりやすく、ゲームサーバー資源の利用率が低下してしまう。
【発明の概要】
【0005】
第1の形態において、本開示の実施形態は、第1のゲームキャラクターを含むゲームにおけるイベントの実行方法を提供し、
前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、前記第1のゲームキャラクターが異なるシーズンにおいて対応するターゲットタスクが異なり、前記ターゲットキャラクター陣営は、第1の陣営または第2の陣営を含むことと、
前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なることと、
前記第1のゲームキャラクターに対する第1のインタラクションコマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御すること、とを含む。
【0006】
選択可能で、前記ターゲットタスクは、前記第1のゲームキャラクターが実行すべき初期のインタラクションイベントであり、前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定することは、
前記第1のゲームキャラクターが前記初期のインタラクションイベントを完了することに応答し、前記第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属すると決定することを含み、前記初期のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが属する初期のキャラクター陣営に基づいて決定され、前記初期のキャラクター陣営は、前記第1のゲームキャラクターが前記ゲームに初めて参加することで決定されるもの、または、今シーズンの対戦結果により決定されたものであることを含む。
【0007】
選択可能で、前記ターゲットタスクは、第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターから送信される招待タスクであり、前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定することは、
前記第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターから送信された前記招待タスクに応答して、前記第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属すると決定することを含む。
【0008】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、
前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、第1のインスタンスゾーン(instance Zones)のゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御すること、
前記第1のゲームキャラクターに対する第1の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動するように制御し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンのインタラクション領域に移動した場合、前記インタラクション領域に対応する第1のインタラクションイベントをトリガーし、前記第1のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営の下の第1の組織に参加するか否かを決定するのに用いられることと、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織に参加することを同意する第1のインタラクションイベントの実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターを前記第1の組織に参加させること、とを含む。
【0009】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御することは、
指定されたタスクコントロールまたは第1のノンプレイヤーキャラクターに対するタッチ操作に応答し、タッチ操作のタッチ時間が第1のプリセット条件を満たす場合、前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御すること、とを含む。
【0010】
選択可能で、前記インタラクション領域は、
前記第1の組織が存在する第1のプリセット領域、または、掲示板が所在する第2のプリセット領域のいずれを含み、前記掲示板には、前記第2の陣営の下のすべての組織の重要な情報が含まれる。
【0011】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターを前記第1の組織に参加させた後、前記実行方法は、
前記第1のゲームキャラクターに対する第2の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンのインタラクション領域に移動されるように制御し、前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて、前記インタラクション領域に対応する第2のインタラクションイベントをトリガーし、ここで、前記第2のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織から脱退するか否かを決定するのに用いられることと、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織から脱退することを同意する第2のインタラクションイベントの実行結果に応答し、前記第1の組織から前記第1のゲームキャラクターを削除し、削除された前記第1のゲームキャラクターは、前記第2の陣営に属すること、とを含む。
【0012】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが第2のプリセット条件を満たす場合、前記第1のゲームキャラクターに対応する対戦イベントを、前記ターゲットインタラクションイベントとして決定し、前記対戦イベントは、取得された決定情報の数がプリセット数の閾値より大きいことに基づいて決定されたものであり、前記決定情報は、前記第2の陣営に属するプレイヤーキャラクターがプリセット時間帯において決定入り口を通して提交したものであることを含む。
【0013】
選択可能で、前記第2のプリセット条件は、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営における第2の組織に属することを含み、前記第2の組織の戦力ランキングは、プリセットランキング範囲内にあり、前記第1のゲームキャラクターは選択されたものである。
【0014】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のゲームキャラクターに対応する観戦イベントを、前記ターゲットインタラクションイベントとして決定し、前記観戦イベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記対戦イベントを視聴するインタラクションイベントであることを含む。
【0015】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営のボスである場合、前記対戦イベントに参加する提示情報を受信し、前記対戦イベントを前記ターゲットインタラクションイベントとして決定することと、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営のボスではない場合、前記第1の陣営のボスから送信された出撃情報を受信すれば、前記対戦イベントを前記ターゲットインタラクションイベントとして決定すること、とを含む。
【0016】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御した後、前記実行方法は、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記対戦イベントの勝利を得た場合、前記第1のゲームキャラクターが位置する第3の組織を次のシーズンの第1の陣営として決定し、前記第3の組織は、前記第2の陣営の下の組織であること、とを含む。
【0017】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営に属する場合、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、
前記第1のゲームキャラクターのターゲット小道具の使用に応答し、第2のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御し、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて第3のインタラクションイベントをトリガーすることと、
前記第1のゲームキャラクターが前記第3のインタラクションイベントに対する実行成功に応答し、ターゲットゲームリソースを前記第1のゲームキャラクターに割り当て、前記ターゲットゲームリソースは前記第1の陣営からのものであること、とを含む。
【0018】
選択可能で、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて第3のインタラクションイベントをトリガーすることは、
前記第1のゲームキャラクターに対する第3の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動するように制御することと、
前記第1のゲームキャラクターがターゲット領域に移動した場合、参戦オブジェクトを決定し、前記ターゲット領域は第2のノンプレイヤーキャラクターの視野範囲内に対応し、前記参戦オブジェクトは、前記ターゲット領域に位置する前記第2のノンプレイヤーキャラクターを少なくとも含むことと、
前記第1のゲームキャラクターと前記参戦オブジェクトとの戦いを前記第3のインタラクションイベントとして決定すること、とを含む。
【0019】
選択可能で、前記参戦オブジェクトは、少なくとも一つの第3のゲームキャラクターをさらに含み、前記第3のゲームキャラクターは、前記第1の陣営に属し、前記第3のゲームキャラクターは、前記第2のノンプレイヤーキャラクターから送信された支援情報を受信した後に、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入ったランキングがプリセット閾値より大きいプレイヤーキャラクターである。
【0020】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属する場合、前記第1のゲームキャラクターが前記ゲームにおいて取得したゲームリソースは第4のゲームキャラクターが前記ゲームにおいて取得したゲームリソースより大きく、前記第4のゲームキャラクターは、前記第2の陣営に属する。
【0021】
第2の形態として、本開示の実施形態は、ゲームにおけるイベントの実行装置を提供し、前記ゲームは、第1のゲームキャラクターを含み、
前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、前記第1のゲームキャラクターが異なるシーズンにおいて対応するターゲットタスクが異なり、前記ターゲットキャラクター陣営は、第1の陣営または第2の陣営を含むように構成された陣営決定モジュールと、
前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なるように構成されたイベント決定モジュールと、
前記第1のゲームキャラクターに対する第1のインタラクションコマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御するように構成されたキャラクター制御モジュール、とを含む。
【0022】
第3の形態として、本開示の実施形態は、コンピュータデバイスを提供し、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行されるコンピュータプログラムとを含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行する場合、前記ゲームにおけるイベントの実行方法のステップを実現する。
【0023】
第4の形態として、本開示の実施形態は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体がコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記ゲームにおけるイベントの実行方法のステップを実行する。
【0024】
本開示の上記目的、特徴及び利点をより明確にわかりやすくするために、好ましい実施例を挙げ、添付図面と合わせて、以下に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本開示の実施形態の技術的解決策をより明確に説明するために、以下は、実施形態で使用する必要のある付随する図面を簡単に紹介する。以下の図面は、本開示のいくつかの実施形態のみを示し、それは範囲の制限と見なされるべきではなく、当業者にとっては、他の関連する図面も、創造的な努力なしにこれらの図面に従って得ることができる。
図1】本開示の実施形態で提供しているゲームにおけるイベントの実行方法のフローチャートを示している。
図2】本開示の実施形態で提供している第2の陣営の下のターゲット組織に参加する方法のフローチャートを示している。
図3】本開示の実施形態で提供している第2の陣営の下のターゲット組織を脱退する方法のフローチャートを示している。
図4】本開示の実施形態で提供しているターゲットインタラクションイベントの確定方法の模式図を示している。
図5】本開示の実施形態で提供している他のターゲットインタラクションイベントの確定方法のフローチャートを示している。
図6】本開示の実施形態で提供している他のターゲットインタラクションイベントの確定方法のフローチャートを示している。
図7】本開示の実施形態で提供している第3のインタラクションイベントの確定方法のフローチャートを示している。
図8】本開示の実施形態で提供している他のターゲットインタラクションイベントの確定方法の模式図を示している。
図9】本開示の実施形態で提供しているゲームにおけるイベントの実行装置の構成の模式図を示している。
図10】本開示の実施形態で提供しているコンピュータデバイス1000の構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本開示の実施形態の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、本開示の実施形態における技術的解決策は、本開示の実施形態における添付の図面を参照して、以下に明確かつ完全に説明される。本開示における添付の図面は、例示および説明のためのものであり、本開示の保護範囲を限定することを意図するものではないことを理解されたい。さらに、例示的な添付図面は、物理的な縮尺で描かれていないことを理解されたい。本開示で使用されるフローチャートは、本開示のいくつかの実施形態に従って実現される操作を示している。フローチャートの操作は、順序がずれて実施されてもよく、論理的な文脈上の関係のないステップは、逆順または同時に実施されてもよいことが理解されるべきである。さらに、本開示に導かれた当業者は、1つ以上の他の操作をフローチャートに追加してもよく、1つ以上の操作をフローチャートから削除してもよい。
【0027】
また、記載された実施形態は、本開示の実施形態の一部に過ぎず、本開示のすべての実施形態ではない。本明細書の図面に一般的に記載及び図示されている本開示の実施形態の構成要素は、様々な異なる構成で配置および設計され得る。したがって、添付図面に提供される本開示の実施形態の以下の詳細な説明は、保護が主張される本開示の範囲を限定するものではなく、むしろ本開示の選択された実施形態のみを示すものである。 本開示の実施形態に基づき、当業者によって創造的な作業なしに得られる他の全ての実施形態は、本開示の保護範囲内である。
【0028】
用語「含む」は、本開示の実施形態において、その後に宣言された特徴の存在を示すために使用されるが、他の特徴の追加を排除するものではないことに留意されたい。
【0029】
MMORPG(Massive Multiplayer Online Role-Playing Game)では、プレイヤーはゲーム内で自分のギルドを設立してもよく、他のギルドに参加してもよく、ギルドでは、プレイヤーは自由にグループを作り、ゲームシステムが毎日発行するゲームタスクに参加し、其の中で、ゲームにおける様々なギルドが互いに対等な立場にあり、ゲームシステムが異なるギルドメンバーを差別的に扱わず、プレイヤーはギルドに参加することで、ギルドに所属する他のプレイヤーとゲーム内での社会的関係を築きやすくなる。プレイヤーがギルドを変更しても、ギルド内で行えるゲームタスクは変わらない。その結果、ゲームタスクの種類が固まってしまい、時間の経過とともにプレイヤーにとって魅力的なゲームではなくなってしまい、多くのプレイヤーがいなくなり、ヒューマンコンピュータインタラクションの効率が低下し、ゲームサーバーがアイドリング状態になりやすく、ゲームサーバーのリソースが無駄になる問題が発生してしまう。
【0030】
これに基づいて、本開示の実施形態は、ゲームにおけるイベントを実行する方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供し、異なるキャラクター陣営に属するプレイヤーのために異なるインタラクション権限を構成し、異なるキャラクター陣営に属するゲームキャラクターが異なる種類のインタラクションイベントを実行できるようにし、ゲームタスクの多様性と豊かさを高め、プレイヤーに対するゲームの魅力を高め、したがってヒューマンコンピュータインタラクションの効率を向上させ、同時に、ゲームサーバーにおけるリソースの利用率も向上させる。
【0031】
本開示の一実施形態に係るゲームにおけるイベント実行方法は、端末デバイスで実行されてもよいし、サーバで実行されてもよい。ここで、端末デバイスは、ローカル端末デバイスであってもよい。ゲームにおけるイベントを実行する方法がサーバ上で実行される場合、その方法は、クラウドインタラクションシステムに基づいて実現および実行されてもよく、クラウドインタラクションシステムは、サーバおよびクライアントデバイス(すなわち、端末デバイス)を含んでいる。
【0032】
任意実施形態では、クラウドインタラクションシステムの下で様々なクラウドアプリケーション、例えば、クラウドゲームを実行することができる。クラウドゲームを例に挙げると、クラウドゲームとは、クラウド計算を利用したゲーム手法のことを指す。クラウドゲームの動作モードでは、ゲームプログラムの実行本体とゲーム画面の提示本体が分離され、ゲームにおけるイベントの実行方法の記憶と実行はクラウドゲームサーバで行われ、クライアントデバイスはデータの受信、送信およびゲーム画面の提示のために用いられ、例えば、クライアントデバイスはユーザ側に近いデータ送信機能付きの表示デバイス、例えば、携帯端末、テレビ、パソコン、PDAなどであり、情報処理を行う端末デバイスは、クラウド上のクラウドゲームサーバである。ゲームをプレイする際、プレイヤーはクライアントデバイスを操作してクラウドゲームサーバーに操作指示を送り、クラウドゲームサーバーは操作指示に従ってゲームを実行し、ゲーム画面などを符号化・圧縮してネットワークを介してクライアントデバイスに返し、最後に、クライアント端末を介してゲーム画面を復号して出力する。
【0033】
任意実施形態では、端末デバイスは、ローカル端末デバイスであってもよい。ゲームを例に挙げると、ローカル端末デバイスは、ゲームプログラムを格納し、ゲーム画面を提示するために使用される。ローカル端末デバイスは、グラフィカルユーザーインターフェースを介してプレイヤーとインタラクションするために使用され、すなわち、ゲームプログラムは、通常、電子機器を介してダウンロードされ、インストールされ、実行される。 ローカル端末デバイスは、例えば、端末のディスプレイ上にレンダリングすること、又はホログラフィック投影することを含む、様々な方法でプレイヤーにグラフィカルユーザインターフェースを提供することができる。一例として、ローカル端末デバイスは、ディスプレイとプロセッサとを含んでもよく、当該ディスプレイは、グラフィカルユーザインターフェースを提示するためのものであり、当該グラフィカルユーザインターフェースは、ゲーム画面を含み、当該プロセッサは、当該ゲームの実行、グラフィカルユーザインターフェースの生成、及びディスプレイ上のグラフィカルユーザインターフェースの表示の制御を行うためのものであってもよい。
【0034】
本実施形態を理解するために、本開示の一実施形態が提供するゲームにおけるイベントの実行方法について、以下に詳細に説明する。
【0035】
図1に示すように、本開示の実施形態で提供しているゲームにおけるイベントの実行方法であって、前記ゲームは、第1のゲームキャラクターを含み、前記実行方法は、
S101、前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、前記第1のゲームキャラクターが異なるシーズンにおいて対応するターゲットタスクが異なり、前記ターゲットキャラクター陣営は、第1の陣営または第2の陣営を含む。
【0036】
S102、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なる。
【0037】
S103、前記第1のゲームキャラクターに対する第1のインタラクションコマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御する。
【0038】
本開示の実施形態で提供する前記ゲームにおけるイベントの実行方法は、まず、第1のゲームキャラクターがターゲットタスクの実行結果に基づいて、第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を確定し、そして、第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、プレイヤーが第1のゲームキャラクターのインタラクションコマンドに応答して、第1のゲームキャラクターがターゲットインタラクションイベントを実行するように制御し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なる。このように、異なるキャラクター陣営に属するプレイヤーに異なるインタラクション権限を付与することで、異なるキャラクター陣営に属するゲームキャラクターが異なるタイプのインタラクションイベントを実行することができ、ゲームタスクの多様性と豊かさを高め、ゲームのプレイヤーに対する魅力を高め、ヒューマンコンピュータインタラクションの効率を向上させ、同時に、ゲームサーバーにおけるリソースの利用率も向上させる。
【0039】
本開示の実施形態によって提供される上記の例示的なステップの各々は、以下で別々に説明される。
【0040】
S101、前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、前記第1のゲームキャラクターが異なるシーズンにおいて対応するターゲットタスクが異なり、前記ターゲットキャラクター陣営は、第1の陣営または第2の陣営を含む。
【0041】
本開示の実施形態に関わるゲームのゲームコンテキストは、ゲーム内に2つのキャラクター陣営(ギルドともいう)、すなわち、第1の陣営と第2陣営を予め設定し、異なるキャラクター陣営に位置するゲームキャラクターは異なるインタラクション権限を有し、第1の陣営のプレイヤーキャラクターは第2陣営のキャラクターよりもゲーム内で高いインタラクション権限を有し、ここで、ゲーム内の2つのキャラクター陣営は非対称構造を有し、第2陣営は、第2陣営に属するプレイヤキャラクターが自らターゲット組織への参加を選択できる複数の独立した組織を含み、それぞれの組織は組織リーダー(すなわち組織ボス)に対応し、第一陣営には支部組織がなく、第一陣営が陣営ボスに対応する。
【0042】
また、異なるキャラクター陣営に対応するシーズンタスクも異なり、例えば、ゲームにおいて、第1陣営を防御陣営とし、第2陣営を攻撃陣営とすることができ、各シーズンにおいて、第2陣営は第1陣営を倒すことをシーズンタスクとし、対応的に、第1陣営は第2陣営を防御することをシーズンタスクとし、今シーズンの戦闘結果に基づいて、戦闘に勝った側を次のシーズンの第1陣営として決定する。
【0043】
ここで、本開示の実施形態における第1のゲームキャラクターは、プレイヤーによって制御されるゲームキャラクターであり、ターゲットタスクは、第1のゲームキャラクターがゲームにおいて実行するインタラクションイベントであり、第1のゲームキャラクターによる当該インタラクションイベントの実行結果を通じて、第1のゲームキャラクターのキャラクター陣営を変更(すなわち、第1ゲームキャラクターのID属性を変更)でき、さらに、ゲームシーズンを更新できる。このようにして、ゲームの多様性と豊かさが増し、プレイヤーに対するゲームの魅力が向上させると同時に、ゲームサーバにおけるリソースの利用率が向上させ、上述したゲームのバックグラウンドと合わせて、本開示の実施形態におけるターゲットタスクは、以下の2つのケースに分けることが可能である。
【0044】
(1)ターゲットタスクは、第1のゲームキャラクターが実行すべき初期のインタラクションイベントである;
(2)ターゲットタスクは、第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターから送信される招待タスクである。
【0045】
第1のケースにおいて、任意実施形態として、前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定することは、
前記第1のゲームキャラクターが前記初期のインタラクションイベントを完了することに応答し、前記第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属すると決定することを含み、前記初期のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが属する初期のキャラクター陣営に基づいて決定され、前記初期のキャラクター陣営は、前記第1のゲームキャラクターが前記ゲームに初めて参加することで決定されるもの、または、今シーズンの対戦結果により決定されたものである。
【0046】
具体的には、第1のゲームキャラクターが初めてゲームに入る場合、該第1のゲームキャラクターのアイデンティティ属性は中立派アイデンティティであり、第2の陣営にも属さず、第1の陣営にも属さず、この時、該第1のゲームキャラクターが属する初期キャラクター陣営は、無陣営であり、任意実施形態として、「指定されたNPC(non-player-character、ノンプレイヤーキャラクター)のところに行き、キャラクターの試練タスクを受ける」ことを、無陣営の第1のゲームキャラクターが行う初期のインタラクションイベントとし、第1のゲームキャラクターがキャラクター試練を完了した後、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に参加することを決定し、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に参加した後、第1のゲームキャラクターのアイデンティティ属性を攻撃側アイデンティティに変更し、
第1のゲームキャラクターのゲームへのアクセスが初めてではない場合、前回シーズンの第1ゲームキャラクターの対戦結果に基づいて、前回シーズンで負けた第1のゲームキャラクターが今シーズンでは中立派アイデンティティであると決定でき、このとき、第1のゲームキャラクターが属する初期キャラクター陣営は、無陣営であると理解され、前回シーズンで勝利した第1のゲームキャラクターが今シーズンで防御派アイデンティティであると決定し、このとき、該第1のゲームキャラクターが属する初期キャラクター陣営は、第1の陣営であると理解され、このとき、任意実施形態として、第1のゲームキャラクターが属する初期キャラクター陣営が第1の陣営である場合、該第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営は、第1の陣営であると直接決定することが可能である。
【0047】
第2のケースにおいて、任意実施形態として、前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定することは、
前記第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターから送信された前記招待タスクに応答して、前記第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属すると決定すること、を含む。
【0048】
具体的には、前記のゲームのバックグラウンドと合わせると、ゲームにおいて第1の陣営が最も高いインタラクション権限を享受していることが分かるので、新しいシーズンの開幕後、第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターが、第1の陣営に属さない第1のゲームキャラクターに招待タスクを送信し、第1のゲームキャラクターが該招待タスクを受け入れると、第1のゲームキャラクターが第1の陣営に参加すると決定することができる。
【0049】
S102、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なる。
【0050】
前記のゲームのバックグラウンドと合わせると、異なるキャラクター陣営にあるゲームキャラクターが享受しているインタラクション権限は異なる、そのため、本開示の実施形態において、異なるタイプのキャラクター陣営が対応するインタラクションイベントも異なる。
【0051】
例示的に、第1の陣営に属するプレイヤーキャラクターがターゲットインタラクションイベントAとターゲットインタラクションイベントBを実行するインタラクション権限を有している場合、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属すると、第1のゲームキャラクターは、ターゲットインタラクションイベントAとターゲットインタラクションイベントBを実行できない。
【0052】
具体的には、新しいシーズンにおいて、第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営が変わる場合、第1のゲームキャラクターがゲームにおけるインタラクション権限が変わり、第1のゲームキャラクターがゲームにおいて実行できるターゲットインタラクションイベントも対応的に変わるので、異なるシーズンにおいて、プレイヤーに異なるインタラクション体験を齎し、ゲームタスクの多様性と豊かさを高め、ゲームのプレイヤーに対する魅力を高め、ヒューマンコンピュータインタラクションの効率を向上させ、同時に、ゲームサーバーにおけるリソースの利用率も向上させる。
【0053】
ステップS102におけるターゲットインタラクションイベントは、第1のゲームキャラクターがゲームにおいて実行できる全てのインタラクションイベントとゲームタスク、即ち、ステップS102におけるターゲットインタラクションイベントは、ステップS101におけるターゲットタスクも含むことを指す。
【0054】
S103、前記第1のゲームキャラクターに対する第1のインタラクションコマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御する。
【0055】
なお、本開示の実施形態で挙げた各種コマンドは、タッチなどによってプレイヤーが端末デバイスに対して行う直接的な操作コマンドであってもよいし、音声やジェスチャーなどによってプレイヤーが端末デバイスに対して行う間接的な操作コマンドであってもよく、本開示はこれらに限定されるものではない。
【0056】
本開示のステップS102において、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属する場合、任意実施形態として、第1のゲームキャラクターが実行可能なターゲットインタラクションイベントは、組織への加入又は離脱のインタラクションイベント、今シーズンのシーズンタスク、ゲームにおけるターゲットゲームタスクに分けられ、これら3種類のターゲットインタラクションイベントのそれぞれについて、以下に説明する。
【0057】
第1、決定した第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントが、組織への加入または離脱のインタラクションイベントのケースについて:
ターゲットインタラクションイベントが、組織へ参加するインタラクションイベントであるケース:
図2に示すように、本開示の実施形態において、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、
S201、前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御すること、を含む。
【0058】
具体的には、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンは、第2の陣営に属するプレイヤーキャラクターのみにインタラクション権限を開放するインスタンスゾーンのゲームシーンであり、第2の陣営の下のそれぞれの組織が第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて独立したインタラクション領域に対応し、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属する場合、プレイヤーは第1のゲームキャラクターが第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御して、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいてターゲット組織とインタラクションし、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて、第1のゲームキャラクターはターゲット組織に直接参加するか、現在属する組織から離脱してからターゲット組織に参加するかを選択することができる。ここで、ターゲット組織とは、第1のゲームキャラクターに対応するプレイヤーが参加を希望する組織である。
【0059】
任意実施形態として、本開示の実施形態において、以下の方法により、第1のゲームキャラクターが第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御する:
指定されたタスクコントロールまたは第1のノンプレイヤーキャラクターに対するタッチ操作に応答し、タッチ操作のタッチ時間が第1のプリセット条件を満たす場合、前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御する。
【0060】
例示すると、ゲームにおいて、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンは、第1の予め定められた条件が第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに対応する開放時間である場合、所定の期間においてのみ、第2の陣営に属するプレイヤーキャラクターに開放されるようにしてもよい。例えば、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンが第2の陣営に属するプレイヤーーキャラクターに対して毎週の水曜日と金曜日に開放されている場合、所定のタスクコントロールまたは第1のノンプレイヤーキャラクターに対するタッチ操作に応答して、そのタッチ操作のタッチ時間が対応する第1のインスタンスゾーンのゲームシーンの開放時間内かどうかを判断し、タッチ操作のタッチ時間が水曜日または金曜日に属していれば、プレイヤーは第1のゲームキャラクターを操作して、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入ることができ、プレイヤーは前記タッチ操作のタッチ時間が月曜日に属し、前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに対応する開放時間内でない場合、前記第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属していても、プレイヤーは第1のゲームキャラクターが第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御することはできない。
【0061】
具体的には、前記実施形態における指定タスクコントロールまたは第1のノンプレイヤーキャラクターは、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに対応するシーン移送入り口に該当し、プレイヤーがシーン移送入り口に対するタッチ操作に応答して、第1のゲームキャラクターを第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに移送する。
【0062】
指定タスクコントロールは、ゲームにおける特定の機能コントロールであってもよく、第1のノンプレイヤーキャラクターは、ゲームにおけるターゲットゲームシーンのNPC人物であってもよく、ターゲットゲームシーンのターゲット建物であってもよく、ターゲットゲームシーンは、ゲームにおけるメインストーリータスクに対応するゲームシーンであってもよく、ゲームにおけるインスタンスゾーンストーリータスクに対応するゲームシーンであってもよい。なお、本開示では、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに対応するシーン移送入り口の具体的な存在形態は限定されない。
【0063】
S202、前記第1のゲームキャラクターに対する第1の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動するように制御し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンのインタラクション領域に移動した場合、前記インタラクション領域に対応する第1のインタラクションイベントをトリガーし、前記第1のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営の下の第1の組織に参加するか否かを決定するのに用いられる。
【0064】
ステップS201の説明と合わせて分かるように、第2の陣営の下のそれぞれの組織は、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて独立したインタラクション領域に対応し、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入った後、プレイヤーは第1のゲームキャラクターが第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動すうように制御できる。
【0065】
本開示の実施形態において、第1の組織は、プレイヤーが参加を希望する組織であって、前記インタラクション領域は、
前記第1の組織が存在する第1のプリセット領域、または、掲示板が所在する第2のプリセット領域のいずれを含み、前記掲示板には、前記第2の陣営の下のすべての組織の重要な情報が含まれる。
【0066】
(1)第1のゲームキャラクターが前記第1の組織が存在する第1のプリセット領域内に移動した場合:
第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて、第1のインタラクションインターフェースを表示し、ここで、第1のインタラクションインターフェースには、第1の組織の組織重要な情報および組織参加コントロールを含み、プレイヤーは、第1のインタラクションインターフェースを通じて第1の組織の組織重要な情報を閲覧し、組織参加コントロールを通じて第1のインタラクションイベントをトリガーすることができる。
【0067】
(2)第1のゲームキャラクターが掲示板が所在する第2のプリセット領域内に移動した場合:
第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて、掲示板に対応する第2のインタラクションインターフェースを表示し、ここで、第2のインタラクションインターフェースには、前記第2の陣営の下の全ての組織の重要な情報、およびそれぞれの組織に対応する組織参加コントロールを含み、プレイヤーは、第2のインタラクションインターフェースを通じて全ての組織の組織重要な情報を閲覧し、および第1の組織に対応する組織参加コントロールを通じて第1のインタラクションイベントをトリガーすることができる。
【0068】
S203、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織に参加することを同意する第1のインタラクションイベントの実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターを前記第1の組織に参加させる。
【0069】
ステップS202におけるインタラクション領域の二つの分割ケースにおいて、具体的には:
(1)第1のプリセット領域において、第1のインタラクションインターフェースにおける組織参加コントロールに対するプレイヤーのタッチ操作に応答し、第1のゲームキャラクターが第1の組織に参加することに同意したと決定し、第1のゲームキャラクターを第1の組織に参加させる。
【0070】
(2)第2のプリセット領域において、第2のインタラクションインターフェースにおける第1の組織に対応する組織参加コントロールに対するプレイヤーのタッチ操作に応答し、第1のゲームキャラクターが第1の組織に参加することに同意したと決定し、第1のゲームキャラクターを第1の組織に参加させる。
【0071】
ターゲットインタラクションイベントが、組織脱退のインタラクションイベントであるケース:
ステップS201~S203の説明と合わせて、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属しているが、第2の陣営の下のいずれの組織にも参加していない場合には、ステップS201~S203に記載の実行方法に従って、第1のゲームキャラクターを第1の組織に加入させるように制御でき、既に組織に参加しているプレイヤーキャラクターに対しては、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおける前記のインタラクション領域において、該プレイヤーキャラクターは、プレイヤーキャラクターが現在属している組織を脱退し、他の組織に属することを選択することもできる。
【0072】
第1のゲームキャラクターを例に挙げると、図3に示すように、本開示の実施形態において、前記第1のゲームキャラクターを前記第1の組織に参加させた後、前記実行方法は、さらに、以下を含む。
【0073】
S301、前記第1のゲームキャラクターに対する第2の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンのインタラクション領域に移動されるように制御し、前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて、前記インタラクション領域に対応する第2のインタラクションイベントをトリガーし、ここで、前記第2のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織から脱退するか否かを決定するのに用いられる。
【0074】
S302、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織から脱退することを同意する第2のインタラクションイベントの実行結果に応答し、前記第1の組織から前記第1のゲームキャラクターを削除し、削除された前記第1のゲームキャラクターは、前記第2の陣営に属する。
【0075】
具体的にはステップS301-S302との組み合わせで、第1のゲームキャラクターが第1の組織に参加した後、プレイヤーは第1のゲームキャラクターを制御して第1のインスタンスゾーンのゲームシーンで移動し、第1のゲームキャラクターが前記第1のプリセット領域内で移動すると、第1のゲームキャラクターが既に第1の組織に参加しているので、繰り返して参加することはないため、任意実施形態として、第1のインタラクションインターフェースにおいて、第1のゲームキャラクターに対して組織脱退コントロールを表示し、第1の組織に属さない他のゲームキャラクターに対して組織参加コントロールを表示し、このとき、第1のインタラクションインターフェースにおける組織脱退コントロールに対するプレイヤーのタッチ操作に応答して、第1のゲームキャラクターが第1の組織から脱退することを同意すると決定し、第1のゲームキャラクターを第1の組織から削除し、
第1のゲームキャラクターが上記第2のプリセット領域に移動したとき、前記と同様の理由により、任意実施形態として、第2のインタラクションインターフェースにおいて、第1のゲームキャラクターに第1の組織に対応する組織退出コントロールを表示し、第1のゲームキャラクターに他の組織に対応する組織参加コントロールを表示してもよく、このとき、第2のインタラクションインターフェースにおける組織退出コントロールに対するプレイヤーのタッチ操作に応答して、第1のゲームキャラクターが第1の組織から脱退することを同意すると決定し、第1のゲームキャラクターを第1の組織から削除し、第1のゲームキャラクターを削除した後も、第1のゲームキャラクターが他の組織に対応する組織参加コントロールをタッチしたことに応答して、第1のゲームキャラクターが他の組織に参加することを決定してもよい。
【0076】
なお、ゲーム内の2つのターゲットキャラクター陣営が非対称構造に従って構築されていることを考慮すると、異なるキャラクター陣営はゲームにおけるインタラクション権限及び得た情報とも異なるため、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属する場合、第1のゲームキャラクターは第2の陣営の下の組織から自由に脱退できるが、撤退後の第1のゲームキャラクターが依然として第2の陣営に属していることに注意が必要である。
【0077】
第2、決定された第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントが、今シーズンのシーズンタスクであるケース:
前記ゲームのバックグラウンド部分の記載と合わせると、第2の陣営が対応するシーズンタスクは、第1の陣営に勝つことであることが分かるが、具体的には、ゲームにおいて、第2の陣営がシーズンタスクの開放条件に達すると、第2の陣営と第1の陣営に別々に通知して、所定のシーズンタスクルールに従って互いに対戦し、その対戦結果に基づいて、その対戦に勝った側を次のシーズンの第1の陣営として決定するものである。
【0078】
本開示の実施形態において、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属する場合、ターゲットインタラクションイベントが、今シーズンのシーズンタスクである場合について、第1のゲームキャラクターが今シーズンのシーズンタスクにおいて実行可能な具体的ターゲットインタラクションイベントを以下の二つで決定することが可能である。
【0079】
1、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属し且つ第1のゲームキャラクターが第2のプリセット条件を満たす場合、
図4に示すように、本開示の実施形態において、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、以下を含む。
【0080】
S401、前記第1のゲームキャラクターに対応する対戦イベントを、前記ターゲットインタラクションイベントとして決定し、前記対戦イベントは、取得された決定情報の数がプリセット数の閾値より大きいことに基づいて決定されたものであり、前記決定情報は、前記第2の陣営に属するプレイヤーキャラクターがプリセット時間帯において決定入り口を通して提交したものである。
【0081】
本開示の実施形態では、プリセット期間中に前記第2の陣営に属するプレイヤーキャラクターに対して決定入り口を開放し、決定入り口を通じて、各プレイヤーキャラクターから提出された決定情報を取得し、前記決定情報は、ゲームにおけるシーズン決済時間に従って、今シーズンのシーズンタスクを時間通りに開始し、プリセット期間の終了後、得られた決定情報の数をカウントし、得られた決定情報の数がプリセット数の閾値より大きい場合、今シーズンのシーズンタスクを時間通りに開始することを決定し、第1の陣営に提示情報を送信し、第1の陣営が時間通りにシーズンタスクに参加することを提示する。
【0082】
具体的には、前記第2のプリセット条件は、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営における第2の組織に属することを含み、前記第2の組織の戦力ランキングは、プリセットランキング範囲内にあり、前記第1のゲームキャラクターは選択されたものである。
【0083】
ここで、由于第2の陣営は、複数の独立した組織を含むので、今シーズンのシーズンタスクが時間通りに開始されたと決定した後、各組織の戦力ランキングに基づいて、戦力ランキングがプリセットランキング範囲内にある組織がシーズンタスクにおいて第1の陣営と対戦するインタラクション権利を有すると判断することも必要である。
【0084】
上記インタラクション権限を有する組織の場合、該組織のボスは、第1の陣営と戦うプレイヤーキャラクターを組織内で選択する必要があるので、第1のゲームキャラクターが上記第2のプリセット条件を満たす場合、第1のゲームキャラクターがシーズンタスクにおいて第1の陣営と戦うインタラクション権限を有することを意味し、第1のゲームキャラクターが今シーズンのシーズンタスクにおいて、実行可能な具体的なターゲットインタラクションイベントは、対戦イベントであると決定する。
【0085】
具体的には、第1のゲームキャラクターが実行可能な具体的なターゲットインタラクションイベントが、対戦イベントであると決定した後、前記実行方法は、さらに、
第1のゲームキャラクターが前記対戦イベントの勝利を得た場合、前記第1のゲームキャラクターが位置する第3の組織を次のシーズンの第1の陣営として決定し、前記第3の組織は、前記第2の陣営の下の組織であること、を含む。
【0086】
示例の説明として、第1のゲームキャラクターが前記対戦イベントの勝利を得た場合、第1のゲームキャラクターが位置する第3の組織を次のシーズンの第1の陣営として決定し、次のシーズンの開始段階に、今シーズンの第3の組織以外の残りのプレイヤーキャラクターの初期のキャラクター陣営を、無陣営として設定し、ステップS101-S103の前記実行方法に基づいて、ターゲットキャラクター陣営を再分配し、ダイナミックに新シーズンをスタートさせる。
【0087】
2、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属し且つ第1のゲームキャラクターが前記第2のプリセット条件を満たさない場合、
図5に示すように、本開示の実施形態において、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、
S501、前記第1のゲームキャラクターに対応する観戦イベントを、前記ターゲットインタラクションイベントとして決定し、前記観戦イベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記対戦イベントを視聴するインタラクションイベントであることを含む。
【0088】
ステップS401と合わせて、第1のゲームキャラクターが第2のプリセット条件を満たさない場合、第1のゲームキャラクターがシーズンタスクにおいて第1の陣営と対戦するインタラクション権限を有しないことを意味し、この時、任意実施形態として、第1のゲームキャラクターが今シーズンのシーズンタスクにおいて、実行可能な具体的なターゲットインタラクションイベントは、観戦イベントであると決定することができ、第1のゲームキャラクターがシーズンタスクにおいて二つの陣営の対戦を観戦するインタラクション権限を有しているが、シーズンタスクにおいて第1陣営と対戦するインタラクション権限は持ってないことを示す。
【0089】
第3、決定された第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントが、ゲームにおけるターゲットゲームタスクであるケースに対して:
図6に示すように、本開示の実施形態において、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、
S601、前記第1のゲームキャラクターのターゲット小道具の使用に応答し、第2のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御し、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて第3のインタラクションイベントをトリガーすることを含む。
【0090】
前記ゲームのバックグラウンド部分と関連して分かるように、第1の陣営におけるプレイヤーキャラクターがゲームにおいて有するインタラクション権限は、第2の陣営におけるプレイヤーキャラクターがゲームにおいて有するインタラクション権限より高い。具体的には、任意実施形態において、第1の陣営に属するプレイヤーキャラクターが前記ゲームにおいて取得したゲームリソースは、第2の陣営に属するプレイヤーキャラクターが前記ゲームにおいて取得したゲームリソースより多い。
【0091】
なお、上記ゲームリソースとしては、プレイヤーがゲームにログインした際に得られるゲーム経験値、ゲーム経済価値等のゲームデータリソースであってもよいし、プレイヤーがゲームにおけるノンプレイヤーキャラクターを撃ち殺すことで得られるゲーム装備等のゲーム小道具リソースであってもよく、これについては本開示が限定されるものではない。
【0092】
本開示の実施形態では、ゲームにおける第1の陣営がより豊富なゲームリソースを有しているので、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属する場合、第1のゲームキャラクターはターゲット小道具を使って、ターゲット小道具に対応する第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入り、第2のインスタンスゾーンのゲームシーンでターゲットゲームタスクを実行して、第1の陣営に属するゲームリソースを奪取でき、この時、第1のゲームキャラクターが実行したターゲットゲームタスクは、第3のインタラクションイベントのトリガーである。
【0093】
S602、前記第1のゲームキャラクターが前記第3のインタラクションイベントに対する実行成功に応答し、ターゲットゲームリソースを前記第1のゲームキャラクターに割り当て、前記ターゲットゲームリソースは前記第1の陣営からのものである。
【0094】
ステップS601と合わせて、プレイヤーは、第1のゲームキャラクターが第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいてターゲットゲームタスクを実行するように制御し、第1のゲームキャラクターがターゲットゲームタスクを成功的に完了した場合、第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属するターゲットゲームリソースを成功的に奪ったと決定し、ターゲットゲームリソースを第1のゲームキャラクターに新たに割り当て、第1の陣営の集団ゲームリソースから、ターゲットゲームリソースを削除する。
【0095】
ステップS601において、図7に示すように、本開示の実施形態では、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて第3のインタラクションイベントをトリガーすることは、
S701、前記第1のゲームキャラクターに対する第3の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動するように制御することを含む。
【0096】
本開示の実施形態では、第2のインスタンスゾーンのゲームシーンには、少なくとも一つ仮想小道具が含まれ、ここで、それぞれの仮想小道具は、一つのターゲットゲームリソースに対応し、それぞれの仮想小道具は、一つの第2のノンプレイヤーキャラクターを警備することに対応し、プレイヤーは、第1のゲームキャラクターが第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動するように制御することで、第2のノンプレイヤーキャラクターによる監視および攻撃を避けて、仮想小道具のターゲットゲームリソースを奪う。
【0097】
S702、前記第1のゲームキャラクターがターゲット領域に移動した場合、参戦オブジェクトを決定し、前記ターゲット領域は第2のノンプレイヤーキャラクターの視野範囲内に対応し、前記参戦オブジェクトは、前記ターゲット領域に位置する前記第2のノンプレイヤーキャラクターを少なくとも含む。
【0098】
本開示の実施形態では、前記参戦オブジェクトは、少なくとも一つの第3のゲームキャラクターをさらに含み、前記第3のゲームキャラクターは、前記第1の陣営に属し、前記第3のゲームキャラクターは、前記第2のノンプレイヤーキャラクターから送信された支援情報を受信した後に、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入ったランキングがプリセット閾値より大きいプレイヤーキャラクターである。
【0099】
具体的には、第1のゲームキャラクターが第2のノンプレイヤーキャラクターの視野範囲内に移動した場合、第2のノンプレイヤーキャラクターは、第1の陣営に属する全てのプレイヤーキャラクターに支援情報を送信し、第1の陣営のプレイヤーキャラクターが参戦オブジェクトとして第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入ることを要請し、第2のノンプレイヤーキャラクターを支援する。
【0100】
ここで、第1の陣営に属する全てのプレイヤーキャラクターに支援情報を送信する場合、第2のノンプレイヤーキャラクターは、リード状態になり、支援情報がすべて送信されると、第2のノンプレイヤーキャラクターはリード状態を終了し、第1のゲームキャラクターへの攻撃を再開し、第2のノンプレイヤーキャラクターがリード状態にある場合、プレイヤーは、第1のゲームキャラクターを制御して第2のノンプレイヤーキャラクターを攻撃し、第2のノンプレイヤーキャラクターがリード状態を終了する前に、第1のゲームキャラクターが第2のノンプレイヤーキャラクターを撃ち殺すことに成功した場合、第1のゲームキャラクターは、該第2のノンプレイヤーキャラクターが警備している仮想小道具のターゲットゲームリソースを直接取得することができる。
【0101】
S703、前記第1のゲームキャラクターと前記参戦オブジェクトとの戦いを前記第3のインタラクションイベントとして決定する。
【0102】
具体的には、本開示の実施形態では、参戦オブジェクトのプレイヤーキャラクターの上限が予め設定されていてもよく、例えば、第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入った前後の順番で、第1の陣営に属する第3のゲームキャラクターを参戦オブジェクトとして第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに最大4名まで入場させて戦闘を行い、前記第1のゲームキャラクターと前記各参戦オブジェクトとの戦闘を第3のインタラクションイベントとして決定することができる。
【0103】
第1のゲームキャラクターが第3のインタラクションイベントを成功的に実行した場合、第1のゲームキャラクターがターゲットゲームタスクの勝利を得たと決定し、ターゲットゲームリソースを第1のゲームキャラクターに割り当てる。
【0104】
第1のゲームキャラクターが第3のインタラクションイベントの実行に失敗した場合、第1のゲームキャラクターがターゲットゲームタスクの勝利を得てないと決定し、ターゲットゲームリソースは、依然として仮想小道具に保持され、その他のプレイヤーキャラクターがターゲットゲームタスクを継続して実行するのを待ち、ここで、仮想小道具におけるターゲットゲームリソースは、依然として第1の陣営に属する。
【0105】
本開示の実施形態のステップS102において、第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属する場合、任意実施形態として、第1のゲームキャラクターが実行可能なターゲットインタラクションイベントは、第1の陣営から脱退または参加するインタラクションイベント、今シーズンのシーズンタスク、ゲームにおけるターゲットゲームタスクに分けることができ、以下、前記3種類のターゲットインタラクションイベントのそれぞれについて説明する:
第1、決定された第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントが、第1の陣営からの脱退または参加するインタラクションイベントであるケースについて:
任意実施形態として、第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属する場合、第1のゲームキャラクターを制御するプレイヤーは、第1の陣営のボスに脱退情報を送信してもよく、任意の時点で、第1の陣営からの脱退を自由に選択でき、脱退後の第1のゲームキャラクターが属する初期キャラクター陣営を無陣営と決定し、このとき、前記ステップS101~S103の実行方法に従って、第1のゲームキャラクターは、ゲームにおける様々なインタラクションイベントを実行し続けることができる。
【0106】
ここで、脱退後の第1のゲームキャラクターは、依然として第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターから送信された前記招待タスクを受信し、第1の陣営に再参加することができる。
【0107】
第2、決定された第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントは、今シーズンのシーズンタスクであるケースについて:
図8に示すように、本開示の実施形態では、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定することは、さらに、以下を含む。
【0108】
S801、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営のボスである場合、前記対戦イベントに参加する提示情報を受信し、前記対戦イベントを前記ターゲットインタラクションイベントとして決定する。
【0109】
本開示の実施形態では、今シーズンのシーズンタスクが時間通りに開始すると決定した後、第1のゲームキャラクターが第1の陣営のボスである場合、第1のゲームキャラクターは、対戦イベントに参加する提示情報を受信し、ここで、第1のゲームキャラクターがゲームにおいて最高のインタラクション権限を有し、第1のゲームキャラクターは、第1の陣営のボスとして直接対戦イベントに参加するインタラクション権限を有するとともに、第1のゲームキャラクターは、予め設定された対戦枠に基づいて、第1の陣営に属する全てのプレイヤーキャラクターから、対戦に参加するプレイヤーキャラクターを選択し、選択されたプレイヤーキャラクターは、シーズンタスクにおいて第2の陣営と対戦するインタラクション権限を有する。
【0110】
S802、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営のボスではない場合、前記第1の陣営のボスから送信された出撃情報を受信すれば、前記対戦イベントを前記ターゲットインタラクションイベントとして決定する。
【0111】
具体的には、ステップS801と合わせて、第1のゲームキャラクターが第1の陣営のボスでない時、第1の陣営のボスが第1のゲームキャラクターを選択した場合、第1のゲームキャラクターは、第1の陣営のボスから送信された出撃情報を受信し、第1のゲームキャラクターは、シーズンタスクにおいて第2の陣営と対戦するインタラクション権限を有する。
【0112】
第1の陣営のボスが第1のゲームキャラクターを選択しなかった場合、第1のゲームキャラクターは、第1の陣営のボスから送信された出撃情報を受信せず、第1のゲームキャラクターは、シーズンタスクにおいて二つの陣営の対戦を観戦するインタラクション権限を有するが、シーズンタスクにおいて第2の陣営と対戦するインタラクション権限は有しない。
【0113】
第3、決定された第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントが、ゲームにおけるターゲットゲームタスクであるケースについて:
ステップS701-S703と合わせて分かるように、第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属する場合、第1のゲームキャラクターがターゲットゲームタスクを実行するケースと、第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属する時ターゲットゲームタスクを実行するケースは対立し、ここでは省略す。
【0114】
本開示の実施形態で提供される前記ゲームにおけるイベントの実行方法によれば、まず第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、そして、第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、プレイヤーが第1のゲームキャラクターに対するインタラクションコマンドに応答し、第1のゲームキャラクターがターゲットインタラクションイベントを実行するように制御し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なる。このように、異なるキャラクター陣営に属するプレイヤーに異なるインタラクション権限を設定することで、異なるキャラクター陣営に属するゲームキャラクターは、異なるタイプのインタラクションイベントを実行でき、ゲームタスクの多様性と豊かさを高め、ゲームのプレイヤーに対する魅力を高め、ヒューマンコンピュータインタラクションの効率を向上させ、同時に、ゲームサーバーにおけるリソースの利用率も向上させる。
【0115】
同じ発明の発想に基づいて、本開示は、前記ゲームにおけるイベントの実行方法に対応する実行装置をさらに提供するものであり、本開示の実施形態における実行装置は、本開示の実施形態における前記ゲームのイベントの実行方法と同様の原理を有するので、実行装置の実施は、前記実行方法の実施を参照することができ、重複する部分は省略する。
【0116】
図9に示すように、図9は本開示の実施形態で提供しているゲームにおけるイベントの実行装置の構成図を示しており、前記ゲームは、第1のゲームキャラクターを含み、前記実行装置は、以下を含む:
陣営決定モジュール901は、前記第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、前記第1のゲームキャラクターが異なるシーズンにおいて対応するターゲットタスクが異なり、前記ターゲットキャラクター陣営は、第1の陣営または第2の陣営を含むように構成される。
【0117】
イベント決定モジュール902は、前記第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、前記第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なるように構成される。
【0118】
キャラクター制御モジュール903は、前記第1のゲームキャラクターに対する第1のインタラクションコマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御するように構成される。
【0119】
選択可能で、前記ターゲットタスクは、前記第1のゲームキャラクターが実行すべき初期のインタラクションイベントであり、陣営決定モジュール901は、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記初期のインタラクションイベントを完了することに応答し、前記第1のゲームキャラクターが第2の陣営に属すると決定し、前記初期のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが属する初期のキャラクター陣営に基づいて決定され、前記初期のキャラクター陣営は、前記第1のゲームキャラクターが前記ゲームに初めて参加することで決定されるもの、または、今シーズンの対戦結果により決定されたものであるように構成される。
【0120】
選択可能で、前記ターゲットタスクは、第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターから送信される招待タスクであり、陣営決定モジュール901は、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属する第2のゲームキャラクターから送信された前記招待タスクに応答して、前記第1のゲームキャラクターが第1の陣営に属すると決定するように構成される。
【0121】
選択可能で、イベント決定モジュール902は、第1の転送モジュール、第1のインタラクションモジュールおよび第1のインタラクションモジュールを含み、
第1の転送モジュール(図示せず)は、前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、第1のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御するように構成され、
第1のインタラクションモジュール(図示せず)は、前記第1のゲームキャラクターに対する第1の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動するように制御し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンのインタラクション領域に移動した場合、前記インタラクション領域に対応する第1のインタラクションイベントをトリガーし、前記第1のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営の下の第1の組織に参加するか否かを決定するのに用いられるように構成され、
第2のインタラクションモジュール(図示せず)は、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織に参加することを同意する第1のインタラクションイベントの実行結果に基づいて、前記第1のゲームキャラクターを前記第1の組織に参加させるように構成される。
【0122】
選択可能で、前記第1の転送モジュールは、さらに、
指定されたタスクコントロールまたは第1のノンプレイヤーキャラクターに対するタッチ操作に応答し、タッチ操作のタッチ時間が第1のプリセット条件を満たす場合、前記第1のゲームキャラクターが属する第2の陣営に基づいて、前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御するように構成される。
【0123】
選択可能で、前記インタラクション領域は、
前記第1の組織が存在する第1のプリセット領域、または、掲示板が所在する第2のプリセット領域のいずれを含み、前記掲示板には、前記第2の陣営の下のすべての組織の重要な情報が含まれる。
【0124】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターを前記第1の組織に参加させた後、前記第2のインタラクションモジュールは、さらに、
前記第1のゲームキャラクターに対する第2の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンのインタラクション領域に移動されるように制御し、前記第1のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて、前記インタラクション領域に対応する第2のインタラクションイベントをトリガーし、ここで、前記第2のインタラクションイベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織から脱退するか否かを決定するのに用いられ、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の組織から脱退することを同意する第2のインタラクションイベントの実行結果に応答し、前記第1の組織から前記第1のゲームキャラクターを削除し、削除された前記第1のゲームキャラクターは、前記第2の陣営に属するように構成される。
【0125】
選択可能で、イベント決定モジュール902は、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが第2のプリセット条件を満たす場合、前記第1のゲームキャラクターに対応する対戦イベントを、前記ターゲットインタラクションイベントとして決定し、前記対戦イベントは、取得された決定情報の数がプリセット数の閾値より大きいことに基づいて決定されたものであり、前記決定情報は、前記第2の陣営に属するプレイヤーキャラクターがプリセット時間帯において決定入り口を通して提交したものであるように構成される。
【0126】
選択可能で、前記第2のプリセット条件は、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営における第2の組織に属することを含み、前記第2の組織の戦力ランキングは、プリセットランキング範囲内にあり、前記第1のゲームキャラクターは選択されたものである。
【0127】
選択可能で、イベント決定モジュール902は、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のプリセット条件を満たさない場合、前記第1のゲームキャラクターに対応する観戦イベントを、前記ターゲットインタラクションイベントとして決定し、前記観戦イベントは、前記第1のゲームキャラクターが前記対戦イベントを視聴するインタラクションイベントであるように構成される。
【0128】
選択可能で、イベント決定モジュール902は、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営のボスである場合、前記対戦イベントに参加する提示情報を受信し、前記対戦イベントを前記ターゲットインタラクションイベントとして決定し、
前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属し、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営のボスではない場合、前記第1の陣営のボスから送信された出撃情報を受信すれば、前記対戦イベントを前記ターゲットインタラクションイベントとして決定するように構成される。
【0129】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが前記ターゲットインタラクションイベントを実行するように制御した後、キャラクター制御モジュール903は、さらに、
前記第1のゲームキャラクターが前記対戦イベントの勝利を得た場合、前記第1のゲームキャラクターが位置する第3の組織を次のシーズンの第1の陣営として決定し、前記第3の組織は、前記第2の陣営の下の組織であるように構成される。
【0130】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが前記第2の陣営に属する場合、イベント決定モジュール902は、さらに、第3のインタラクションモジュールおよび第4のインタラクションモジュールを含み、
第3のインタラクションモジュール(図示せず)は、前記第1のゲームキャラクターのターゲット小道具の使用に応答し、第2のインスタンスゾーンのゲームシーンを決定し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入るように制御し、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて第3のインタラクションイベントをトリガーするように構成され、
第4のインタラクションモジュール(図示せず)は、前記第1のゲームキャラクターが前記第3のインタラクションイベントに対する実行成功に応答し、ターゲットゲームリソースを前記第1のゲームキャラクターに割り当て、前記ターゲットゲームリソースは前記第1の陣営からのものであるように構成される。
【0131】
選択可能で、前記第3のインタラクションモジュールは、さらに、
前記第1のゲームキャラクターに対する第3の移動コマンドに応答し、前記第1のゲームキャラクターが前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンにおいて移動するように制御し、
前記第1のゲームキャラクターがターゲット領域に移動した場合、参戦オブジェクトを決定し、前記ターゲット領域は第2のノンプレイヤーキャラクターの視野範囲内に対応し、前記参戦オブジェクトは、前記ターゲット領域に位置する前記第2のノンプレイヤーキャラクターを少なくとも含み、
前記第1のゲームキャラクターと前記参戦オブジェクトとの戦いを前記第3のインタラクションイベントとして決定するように構成される。
【0132】
選択可能で、前記参戦オブジェクトは、少なくとも一つの第3のゲームキャラクターをさらに含み、前記第3のゲームキャラクターは、前記第1の陣営に属し、前記第3のゲームキャラクターは、前記第2のノンプレイヤーキャラクターから送信された支援情報を受信した後に、前記第2のインスタンスゾーンのゲームシーンに入ったランキングがプリセット閾値より大きいプレイヤーキャラクターである。
【0133】
選択可能で、前記第1のゲームキャラクターが前記第1の陣営に属する場合、前記第1のゲームキャラクターが前記ゲームにおいて取得したゲームリソースは第4のゲームキャラクターが前記ゲームにおいて取得したゲームリソースより大きく、前記第4のゲームキャラクターは、前記第2の陣営に属する。
【0134】
本開示の実施形態で提供する前記ゲームにおけるイベントの実行方法によれば、まず第1のゲームキャラクターがターゲットタスクに対する実行結果に基づいて、第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営を決定し、そして、第1のゲームキャラクターが属するターゲットキャラクター陣営に基づいて、第1のゲームキャラクターが実行すべきターゲットインタラクションイベントを決定し、プレイヤーが第1のゲームキャラクターに対するインタラクションコマンドに応答し、第1のゲームキャラクターがターゲットインタラクションイベントを実行するように制御し、異なるタイプのキャラクター陣営に対応するインタラクションイベントが異なる。このような方法によれば、異なるキャラクター陣営に属するプレイヤーに異なるインタラクション権限を設定することで、異なるキャラクター陣営に属するゲームキャラクターが異なるタイプのインタラクションイベントを実行でき、ゲームタスクの多様性と豊かさを高め、ゲームのプレイヤーに対する魅力を高め、ヒューマンコンピュータインタラクションの効率を向上させ、同時に、ゲームサーバーにおけるリソースの利用率も向上させる。
【0135】
図10に示すように、本開示の実施形態は、コンピュータデバイス1000を提供し、本開示でのゲームにおけるイベントの実行方法を実行するように構成され、該デバイスは、メモリ1001、プロセッサ1002及び該メモリ1001に記憶され且つ該プロセッサ1002上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、ここで、前記プロセッサ1002が前記コンピュータプログラムを実行する場合、前記のゲームにおけるイベントの実行方法のステップを実現する。
【0136】
具体的には、前記メモリ1001とプロセッサ1002は、汎用のメモリとプロセッサであってもよく、ここでは特に限定されないが、プロセッサ1002がメモリ1001に記憶されているコンピュータプログラムを実行する場合、前記ゲームにおけるイベントの実行方法を実行できる。
【0137】
本開示でのゲームにおけるイベントの実行方法に対応して、本開示の実施形態は、さらに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体がコンピュータプログラムを記憶し、該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、前記のゲームにおけるイベントの実行方法のステップを実行する。
【0138】
具体的には、該記憶媒体は、リムーバブルディスク、ハードディスク等の汎用の記憶媒体であってもよく、該記憶媒体上のコンピュータプログラムが実行される場合、前記のゲームにおけるイベントの実行方法を実行できる。
【0139】
本開示によって提供される実施形態では、開示されたシステム及び方法が、他の方法で実施されてもよいことが理解されるべきである。上述したシステムの実施形態は単なる例示的なものであり、例えば、説明したユニットの分割は論理的な機能分割に過ぎず、実際に実装する際には別の方法で分割することができる。また、例えば、いくつかのユニットやコンポーネントを組み合わせたり、別のシステムに統合したり、一部の機能を無視したり、実装しなかったりすることもできる。また、図示または議論されている相互結合または直接結合または通信接続は、電気的、機械的またはその他の方法である何らかの通信インターフェイス、システムまたはユニットを介した間接的な結合または通信接続であってもよい。
【0140】
別々のコンポーネントとして図示された前記ユニットは、物理的に分離されていてもいなくてもよく、また、ユニットとして表示されたコンポーネントは、物理的なユニットであってもいなくてもよく、すなわち、1つの場所に配置されていても、複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。これらのユニットの一部または全部は、この実施形態のソリューションの目的を達成するために、実際の必要性に応じて選択することができる。
【0141】
また、本開示が提供する実施形態における個々の機能ユニットは、単一の処理ユニットに統合されていてもよいし、個々のユニットが物理的に別々に存在していてもよいし、2つ以上のユニットが単一のユニットに統合されていてもよい。
【0142】
記載されている機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実装され、別の製品として販売または使用される場合は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されていてもよい。本開示の技術的解決策、または従来技術に本質的にまたは寄与する技術的解決策のその部分は、記憶媒体に格納され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワーク装置などであってもよい)が、本開示の様々な実施形態に記載された前記方法のステップのすべてまたは一部を実行できるようにするための多数のコマンドを含むソフトウェア製品の形態で具現化されてもよいことが理解される。前述の記憶媒体には、USBメモリ、リムーバブルハードディスク、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ディスケットやCD-ROMなど、プログラムコードを格納できる媒体が含まれる。
【0143】
なお、以下の添付図面では、同様の符号や文字が同様の項目を示しているので、1つの図面で項目を定義したら、後続の図面でさらに定義して説明する必要はなく、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、記述を区別するためにのみ使用されており、相対的な重要性を示したり示唆したりするものとは理解されない。
【0144】
最後に、上述した実施形態は、本開示の技術的解決策を説明するための具体的な実施形態に過ぎず、これを制限するものではなく、本開示の保護範囲はこれに限定されるものではないことに留意すべきである。本開示は、上述した実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者であれば、本開示によって開示される技術的範囲内で、そのは、先の実施形態に記録されている技術的解決策に修正や容易に考えられる変更を加えたり、その技術的特徴の一部に同等の置換を加えたりすることができ、そのような修正、変更、置換は、対応する技術的解決策の本質を本開示の実施形態の技術的解決策の範囲から外すものではない。すべてが本開示の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従う。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】