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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-04
(54)【発明の名称】アクチュエータ装置
(51)【国際特許分類】
   G03B 5/00 20210101AFI20240328BHJP
   G03B 19/02 20210101ALI20240328BHJP
   G03B 30/00 20210101ALI20240328BHJP
   G03B 17/17 20210101ALI20240328BHJP
【FI】
G03B5/00 J
G03B19/02
G03B30/00
G03B17/17
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023554076
(86)(22)【出願日】2022-02-18
(85)【翻訳文提出日】2023-09-05
(86)【国際出願番号】 KR2022002471
(87)【国際公開番号】W WO2022203214
(87)【国際公開日】2022-09-29
(31)【優先権主張番号】10-2021-0038361
(32)【優先日】2021-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0038362
(32)【優先日】2021-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【弁理士】
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【弁理士】
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(74)【代理人】
【識別番号】100203208
【弁理士】
【氏名又は名称】小笠原 洋平
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】イ,ソングク
【テーマコード(参考)】
2H054
2H101
2K005
【Fターム(参考)】
2H054BB02
2H101FF05
2K005AA06
2K005CA04
2K005CA22
2K005CA53
(57)【要約】
本実施例は、ハウジング;前記ハウジング内に配置されるホルダー;前記ホルダーに配置される反射部材;前記ハウジングと前記ホルダーとの間に配置されるムービングプレート;前記ホルダーと結合されるムーバーリジッド;前記ムーバーリジッドに配置される第1マグネット;前記ハウジングに配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネット;および前記ホルダーをチルトさせる駆動部を含み、第1光軸を基準に、前記第1マグネットの中心軸は、前記ムービングプレートの中心軸と偏心するように配置されるアクチュエータ装置に関する。
【選択図】図26
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング;
前記ハウジング内に配置されるホルダー;
前記ホルダーに配置される反射部材;
前記ハウジングと前記ホルダーとの間に配置されるムービングプレート;
前記ホルダーと結合されるムーバーリジッド;
前記ムーバーリジッドに配置される第1マグネット;
前記ハウジングに配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネット;および
前記ホルダーをチルトさせる駆動部を含み、
第1光軸を基準に、前記第1マグネットの中心軸は、前記ムービングプレートの中心軸と偏心するように配置される、アクチュエータ装置。
【請求項2】
向かい合う面を基準に、前記第1マグネットの前記中心軸を通る横軸は、前記ムービングプレートの前記中心軸を通る横軸と前記第1光軸と垂直な第2光軸の方向に偏心している、請求項1に記載のアクチュエータ装置。
【請求項3】
前記向かい合う面を基準に、前記第1マグネットの前記中心軸を通る縦軸は、前記ムービングプレートの前記中心軸を通る縦軸と前記横軸の方向に偏心していない、請求項2に記載のアクチュエータ装置。
【請求項4】
前記ハウジングの一部は、前記ムービングプレートと前記ムーバーリジッドとの間に配置される、請求項1に記載のアクチュエータ装置。
【請求項5】
前記ハウジングは、前記ムーバーリジッドが挿入される2個のホールを含む、請求項1に記載のアクチュエータ装置。
【請求項6】
前記第1マグネットの前記横軸は、前記ムービングプレートの前記横軸より高く配置される、請求項2に記載のアクチュエータ装置。
【請求項7】
前記第2マグネットの少なくとも一部は、前記第1マグネットと前記ムービングプレートとの間に配置される、請求項1に記載のアクチュエータ装置。
【請求項8】
前記ムービングプレートは、前記ムーバーリジッドと前記ホルダーとの間に配置される、請求項1に記載のアクチュエータ装置。
【請求項9】
前記駆動部は、第1駆動部と第2駆動部を含み、
前記第1駆動部は、第1駆動マグネットと第1コイルを含み、
前記第2駆動部は、第2駆動マグネットと第2コイルを含む、請求項1に記載のアクチュエータ装置。
【請求項10】
固定部;
前記固定部に対して移動する移動部;
前記固定部と前記移動部との間に配置されるムービングプレート;
前記移動部に配置される第1マグネット;
前記固定部に配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネット;および
前記移動部を前記ムービングプレートの互いに垂直なx軸とy軸を基準にチルトさせる駆動部を含み、
前記y軸の方向に、前記第2マグネットの中心を通る横軸は、前記ムービングプレートの前記x軸と偏心するように配置される、アクチュエータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施例は、アクチュエータ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カメラ装置は、被写体を写真や動画で撮影する装置であり、スマートフォンのような光学機器、ドローン、車両などに装着されている。
【0003】
近年カメラ装置では、映像の品質を高めるために、使用者の動きによるイメージの揺れを補正する光学式映像安定化(Optical Image Stabilization、OIS)機能、イメージセンサーとレンズとの間の間隔を自動調節してレンズの焦点距離を整列するオートフォーカス(Auto Focus,AF)機能、ズームレンズ(zoom lens)を介して遠距離の被写体の倍率を増加または減少させて撮影するズーム(zoom)機能が要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施例は、反射部材チルトを通じてOIS機能が実現されるアクチュエータ装置を提供する。
【0005】
また、第1軸チルト駆動の性能が改善されるアクチュエータ装置を提供する。
【0006】
また、移動部の安定した駆動性能が確保されるアクチュエータ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、ハウジング;前記ハウジング内に配置されるホルダー;前記ホルダーに配置される反射部材;前記ハウジングと前記ホルダーとの間に配置されるムービングプレート;前記ホルダーと結合されるムーバーリジッド;前記ムーバーリジッドに配置される第1マグネット;前記ハウジングに配置され前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネット;および前記ホルダーをチルトさせる駆動部を含み、第1光軸を基準に、前記第1マグネットの中心軸は、前記ムービングプレートの中心軸と偏心するように配置されてもよい。
【0008】
向かい合う面を基準に、前記第1マグネットの前記中心軸を通る横軸は、前記ムービングプレートの前記中心軸を通る横軸と前記第1光軸と垂直な第2光軸の方向に偏心していてもよい。
【0009】
前記向かい合う面を基準に、前記第1マグネットの前記中心軸を通る縦軸は、前記ムービングプレートの前記中心軸を通る縦軸と前記横軸の方向に偏心していないことがある。
【0010】
前記ハウジングの一部は、前記ムービングプレートと前記ムーバーリジッドとの間に配置されてもよい。
【0011】
前記ハウジングは、前記ムーバーリジッドが挿入される2個のホールを含むことができる。
【0012】
前記第1マグネットの前記横軸は、前記ムービングプレートの前記横軸より高く配置されてもよい。
【0013】
前記第2マグネットの少なくとも一部は、前記第1マグネットと前記ムービングプレートとの間に配置されてもよい。
【0014】
前記ムービングプレートは、前記ムーバーリジッドと前記ホルダーとの間に配置されてもよい。
【0015】
前記駆動部は、第1駆動部と第2駆動部を含み、前記第1駆動部は、第1駆動マグネットと第1コイルを含み、前記第2駆動部と第2駆動マグネットと第2コイルを含むことができる。
【0016】
前記第1駆動部は、前記ホルダーを前記ムービングプレートの第1軸を基準にチルトさせることができる。
【0017】
前記第2駆動部は、前記ホルダーを前記ムービングプレートの前記第1軸と垂直な第2軸を基準にチルトさせることができる。
【0018】
前記第2マグネットの中心は、前記第1マグネットの中心と同じ高さに配置されてもよい。
【0019】
前記ハウジングは、前記ホルダーの上に配置される第2部分と、前記ホルダーの下に配置される第3部分を含み、前記ホルダーは、前記第1駆動部によって前記ハウジングの前記第2部分と前記第3部分との間で移動し、前記第1駆動部に電流が印加されなかった初期状態で、前記ホルダーは、前記ハウジングと接触することができる。
【0020】
前記第1コイルを駆動するために、前記第1コイルに第1方向駆動電流が印加され、前記第1方向駆動電流と反対の第2方向駆動電流は、前記第1コイルを駆動するために使用されないことがある。
【0021】
前記ムービングプレートの前記第1軸は、前記ムービングプレートの第1突起と前記ハウジングの溝によって定義され得る。
【0022】
前記ムービングプレートは、前記ハウジングと向かい合う第1面と、前記ホルダーと向かい合う第2面を含み、前記ムービングプレートの前記第1面は、前記第1軸の方向に互いに離隔する複数の第1突起を含み、前記ムービングプレートの前記第2面は、前記第2軸の方向に互いに離隔する複数の第2突起を含むことができる。
【0023】
前記ハウジングは、前記複数の第1突起が配置される複数の溝を含み、前記ハウジングの前記複数の溝は、前記複数の第1突起のうちの一つの第1突起と4点接触する第1溝と、前記複数の第1突起のうちの他の一つの第1突起と2点接触する第2溝を含むことができる。
【0024】
前記ホルダーは、前記複数の第2突起が配置される複数の溝を含み、前記ホルダーの前記複数の溝は、前記複数の第2突起のうちの一つの第2突起と4点接触する第1溝と、前記複数の第2突起のうちの他の一つの第2突起と2点接触する第2溝を含むことができる。
【0025】
前記ハウジングに配置される基板を含み、前記第1駆動マグネットは、前記ホルダーの下面に配置され、前記第1コイルは、前記基板に前記第1駆動マグネットと対応する位置に配置されてもよい。
【0026】
前記第2駆動マグネットは、前記ホルダーの第1側面に配置される第1サブマグネットと、前記ホルダーの第2側面に配置される第2サブマグネットを含み、前記第2コイルは、前記基板に配置され、前記第1サブマグネットと対応する位置に配置される第1サブコイルと、前記基板に配置され、前記第2サブマグネットと対応する位置に配置される第2サブコイルを含むことができる。
【0027】
前記ホルダーは、前記ホルダーの上面に形成される第1突起と、前記ホルダーの下面に形成される第2突起を含み、前記初期状態で前記ホルダーの前記第1突起は、前記ハウジングの前記第2部分と接触し、前記第1駆動部に電流が印加されるまたは衝撃によって、前記ホルダーの前記第2突起は、前記ハウジングの前記第3部分と接触するようになる。
【0028】
前記ムービングプレートは、前記第1マグネットと前記ホルダーとの間に配置されてもよい。
【0029】
前記第1マグネットと前記第2マグネットは、前記ムーバーリジッドと前記ムービングプレートとの間に配置されてもよい。
【0030】
本実施例に係るカメラ装置は、プリント回路基板;前記プリント回路基板に配置されるイメージセンサー;アクチュエータ装置;および前記アクチュエータ装置の前記反射部材と前記イメージセンサーが形成する光経路に配置されるレンズを含むことができる。
【0031】
本実施例に係る光学機器は、本体;前記本体に配置される第24項のカメラ装置;および前記本体に配置され、前記カメラ装置によって撮影された映像とイメージのいずれか一つ以上を出力するディスプレイを含むことができる。
【0032】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、固定部;前記固定部に対して移動する移動部;前記固定部と前記移動部との間に配置されるムービングプレート;前記移動部に配置される第1マグネット;前記固定部に配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネット;および前記移動部を前記ムービングプレートの互いに垂直なx軸とy軸を基準にチルトさせる駆動部を含み、前記y軸の方向に、前記第2マグネットの中心を通る横軸は、前記ムービングプレートの前記x軸と偏心するように配置されてもよい。
【0033】
前記ムービングプレートは、一面に形成された複数個の第1凸部を含み、他面に形成された複数個の第2凸部を含むことができる。
【0034】
前記x軸は、前記複数個の第1凸部のうち2個の凸部を連結する直線と対応することができる。
【0035】
前記y軸は、前記複数個の第2凸部のうち2個の凸部を連結する直線と対応することができる。
【0036】
前記x軸を通る方向に、前記第2マグネットの前記中心は、前記y軸と偏心していないことがある。
【0037】
前記ムービングプレートで前記第1マグネットに向ける方向で見た時、前記第2マグネットの前記中心は、前記y軸と一致するように配置されてもよい。
【0038】
前記駆動部は、第1駆動部と第2駆動部を含み、前記第1駆動部は、第1駆動マグネットと第1コイルを含み、前記第2駆動部と第2駆動マグネットと第2コイルを含むことができる。
【0039】
前記第2マグネットの中心部は、前記第1マグネットの中心部と同じ高さに配置されてもよい。
【0040】
前記固定部は、前記移動部の上に配置される第2部分と、前記移動部の下に配置される第3部分を含み、前記移動部は、前記第1駆動マグネットと前記第1コイルによって前記固定部の前記第2部分と前記第3部分との間で移動し、前記第1コイルに電流が印加されなかった初期状態で、前記移動部は、前記固定部の前記第2部分と接触することができる。
【0041】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、固定部;前記固定部に対して移動する移動部;前記固定部と前記移動部との間に配置されるムービングプレート;前記移動部に配置される第1マグネット;前記固定部に配置される第2マグネット;および前記移動部をチルトさせる駆動部を含み、前記固定部の一部は、前記ムービングプレートと前記第2マグネットとの間に配置され、前記駆動部に電流が印加されなかった初期状態で、前記移動部は、前記固定部と接触することができる。
【0042】
前記固定部は、ハウジングを含み、前記移動部は、前記ハウジング内に配置されるホルダーを含み、前記駆動部に電流が印加されなかった初期状態で、前記ホルダーは、前記ハウジングの上板と接触することができる。
【0043】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、ハウジング;前記ハウジング内に配置されるホルダー;前記ホルダーに配置される反射部材;前記ハウジングと前記ホルダーとの間に配置されるムービングプレート;前記ホルダーと結合されるムーバーリジッド;前記ムーバーリジッドに配置される第1マグネット;前記ハウジングに配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネット;および前記ホルダーをチルトさせる駆動部を含み、前記駆動部に電流が印加されなかった初期状態で、前記ホルダーは、前記ハウジングと接触することができる。
【0044】
前記初期状態で、前記ホルダーは、前記反射部材の入射面と隣接する前記ハウジングの内面と接触することができる。
【0045】
前記駆動部に電流が印加されることで、前記ホルダーは、前記ハウジングの前記内面と離隔し、前記ムービングプレートの第1軸を基準にチルトすることができる。
【0046】
前記ハウジングは、前記ホルダーの上に配置される第2部分と、前記ホルダーの下に配置される第3部分を含み、前記ホルダーは、前記駆動部によって前記ハウジングの前記第2部分と前記第3部分との間で移動することができる。
【0047】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、ハウジング;前記ハウジング内に配置されるホルダー;前記ホルダーに配置される反射部材;前記ハウジングと前記ホルダーとの間に配置されるムービングプレート;前記ホルダーと結合されるムーバーリジッド;前記ムーバーリジッドに配置される第1マグネット;前記ハウジングに配置される第2マグネット;および前記ホルダーをチルトさせる駆動部を含み、前記ムービングプレートは、前記ホルダーと前記第1マグネットとの間に配置され、前記第1マグネットの大きさは、前記第2マグネットの大きさと異なってもよい。
【0048】
前記第1マグネットの第1面の面積は、前記第1面と向かい合う前記第2マグネットの第2面の面積より大きく、前記第2マグネットで前記第1マグネットに向ける方向で見る時、前記第2マグネットのエッジ領域は、前記第1マグネットの前記第1面内に配置されてもよい。
【0049】
前記第1マグネットと前記第2マグネットの中心軸は一致することができる。
【0050】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、固定部;前記固定部に対して移動する移動部;前記固定部と前記移動部との間に配置されるムービングプレート;前記移動部に配置され、第1面を有する第1マグネット;前記固定部に配置され、前記第1面と向かい合う第2面を有する第2マグネット;および前記移動部をチルトさせる駆動部を含み、前記第1面と垂直な方向に、前記第1マグネットの中心軸は、前記ムービングプレートの中心軸と偏心するように配置され、前記第1マグネットの前記第1面の面積は、前記第2マグネットの前記第2面の面積より大きくてもよい。
【0051】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、固定部;前記固定部に対して移動する移動部;前記固定部と前記移動部との間に配置されるムービングプレート;前記移動部に配置される第1マグネット;前記固定部に配置される第2マグネット;および前記移動部をチルトさせる駆動部を含み、前記固定部の一部は、前記ムービングプレートと前記第2マグネットとの間に配置され、前記駆動部に電流が印加されなかった初期状態で、前記移動部は、前記固定部と接触し、前記第2マグネットで前記第1マグネットに向ける方向で見る時、前記第1マグネットの角は、前記第2マグネットを囲むことができる。
【0052】
前記第2マグネットで前記第1マグネットに向ける方向で見る時、前記第2マグネットは、前記第1マグネットの角の内側に配置されてもよい。
【0053】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、ハウジング;前記ハウジング内に配置されるホルダー;前記ホルダーに配置される反射部材;前記ハウジングと前記ホルダーとの間に配置されるムービングプレート;前記ホルダーと結合されるムーバーリジッド;前記ムーバーリジッドに配置される第1マグネット;および前記ハウジングに配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネットを含み、前記第1マグネットは、前記第2マグネットと異なる大きさで形成することができる。
【0054】
前記第1マグネットは、前記第2マグネットより大きく形成することができる。
【0055】
前記第1マグネットは、第1面を含み、前記第2マグネットは、前記第1マグネットの前記第1面と向かい合う第1面を含み、前記第1マグネットの前記第1面の面積は、前記第2マグネットの前記第1面の面積より大きくてもよい。
【0056】
前記第1マグネットの前記第1面と前記第2マグネットの前記第1面のそれぞれは、正方形で形成することができる。
【0057】
前記第1マグネットの前記第1面は、第1辺を含み、前記第2マグネットの前記第1面は、前記第1マグネットの前記第1辺と対応する方向に配置される第1辺を含み、前記第2マグネットの前記第1辺は、前記第1マグネットの前記第1辺の55%~75%であってもよい。
【0058】
前記第1マグネットの前記第1面は、第1辺を含み、前記第2マグネットの前記第1面は、前記第1マグネットの前記第1辺と対応する方向に配置される第1辺を含み、前記第2マグネットの前記第1辺は、前記第1マグネットの前記第1辺の60%~66%であってもよい。
【0059】
前記第2マグネットの前記第1面の面積は、前記第1マグネットの前記第1面の面積の30%~50%であってもよい。
【0060】
前記第2マグネットの前記第1面の面積は、前記第1マグネットの前記第1面の面積の35%~45%であってもよい。
【0061】
前記第1マグネットと前記第2マグネットは、同じ厚さで形成することができる。
【0062】
前記第2マグネットの体積は、前記第1マグネットの体積の30%~50%であってもよい。
【0063】
前記第1マグネットは、前記第1マグネットが前記第2マグネットに向ける第1方向に前記第2マグネットのすべての領域が前記第1マグネットにオーバーラップされるように配置されてもよい。
【0064】
前記第1マグネットは、前記第2マグネットを望む第1面と、前記第1面の反対側の第2面を含み、前記第1マグネットの前記第1面は、第1辺と、前記第1辺より短い第2辺を含み、前記第1マグネットの前記第1辺は、1mm~5mmで形成され、前記第1マグネットの前記第2辺は、0.8mm~4mmで形成され、前記第1マグネットの前記第1面と前記第2面との間の厚さは、0.1mm~0.5mmで形成することができる。
【0065】
前記第1マグネットと前記第2マグネットのそれぞれは、円形の断面を有することができる。
【0066】
前記第1マグネットと前記第2マグネットのうち一つ以上は、端がラウンド状に形成される。
【0067】
本実施例に係るカメラ装置は、プリント回路基板;前記プリント回路基板に配置されるイメージセンサー;アクチュエータ装置;および前記アクチュエータ装置の前記反射部材と前記イメージセンサーが形成する光経路に配置されるレンズを含むことができる。
【0068】
本実施例に係る光学機器は、本体;前記本体に配置されるカメラ装置;および前記本体に配置され、前記カメラ装置によって撮影された映像とイメージのいずれか一つ以上を出力するディスプレイを含むことができる。
【0069】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、ハウジング;前記ハウジング内に配置されるホルダー;前記ホルダーに配置される反射部材;前記ハウジングと前記ホルダーとの間に配置されるムービングプレート;前記ホルダーと結合されるムーバーリジッド;前記ムーバーリジッドに配置される第1マグネット;および前記ハウジングに配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネットを含み、前記第2マグネットの少なくとも一部は、前記第1マグネットと前記ムービングプレートとの間に配置され、前記第1マグネットは、前記第1マグネットが前記第2マグネットに向ける第1方向に前記第2マグネットのすべての領域が前記第1マグネットにオーバーラップされるように配置されてもよい。
【0070】
前記第1マグネットと前記第2マグネットのそれぞれは、少なくとも一部で正方形の断面を有し、端がラウンド状に形成される。
【0071】
前記第1マグネットと前記第2マグネットは、同じ厚さで形成することができる。
【0072】
前記第1マグネットは、前記第2マグネットを望む第1面と、前記第1面の反対側の第2面を含み、前記第1マグネットの前記第1面は、第1辺と、前記第1辺より短い第2辺を含み、前記第1マグネットの前記第1辺は、1mm~5mmで形成され、前記第1マグネットの前記第2辺は、0.8mm~4mmで形成され、前記第1マグネットの前記第1面と前記第2面との間の厚さは、0.1mm~0.5mmで形成することができる。
【0073】
本実施例に係るアクチュエータ装置は、ハウジング;前記ハウジング内に配置されるホルダー;前記ホルダーに配置される反射部材;前記ハウジングと前記ホルダーとの間に配置されるムービングプレート;前記ホルダーと結合されるムーバーリジッド;前記ムーバーリジッドに配置される第1マグネット;および前記ハウジングに配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネットを含み、前記第2マグネットは、前記第1マグネットより大きく形成することができる。
【発明の効果】
【0074】
本実施例により、第1軸チルト駆動の性能不良が改善できる。
【0075】
また、第1軸駆動時ムービングプレートが脱去される問題を根本的に遮断することができる。
【0076】
より詳細に、斥力マグネット偏心配置を通じて第1軸駆動時ムービングプレートが脱去される方向への電流は使用せず反対方向への電流だけ使用することができる。
【0077】
本実施例により、移動部の安定した駆動性能が確保される。
【0078】
特に、第1軸チルトのための力と第2軸チルトのための力が過度に作用する場合でもムービングプレートの脱去現象が防止されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0079】
図1】本実施例に係るカメラ装置の斜視図である。
図2】本実施例に係るカメラ装置の底面斜視図である。
図3】本実施例に係るカメラ装置の平面図である。
図4図3のA-Aで見た断面図である。
図5図3のB-Bで見た断面図である。
図6図3のC-Cで見た断面図である。
図7】本実施例に係るカメラ装置の分解斜視図である。
図8】本実施例に係るカメラ装置でカバー部材を省略した斜視図である。
図9】本実施例に係る反射部材駆動装置の斜視図である。
図10】本実施例に係る反射部材駆動装置の分解斜視図である。
図11】本実施例に係る反射部材駆動装置の底面分解斜視図である。
図12】本実施例に係る反射部材駆動装置のムービングプレート関連構造を説明するための図面である。
図13】本実施例に係る反射部材駆動装置のムービングプレート関連構造を説明するための図面である。
図14】本実施例に係る反射部材駆動装置の移動部などの構成を省略した状態の斜視図である。
図15図14の反射部材駆動装置で基板などの構成を省略した状態の斜視図である。
図16】本実施例に係る反射部材駆動装置の固定部と関連構成を図示した斜視図である。
図17】本実施例に係る反射部材駆動装置で固定部に移動部が配置された状態を図示する斜視図である。
図18】本実施例に係る反射部材駆動装置のムーバーリジッドと固定部の関連形状を図示する分解斜視図である。
図19】本実施例に係る反射部材駆動装置の固定部の第2マグネットの配置状態を図示する斜視図である。
図20】本実施例に係る反射部材駆動装置のホルダーとムーバーリジッドの結合状態を図示する斜視図である。
図21】本実施例に係る反射部材駆動装置のホルダーを図示する正面図である。
図22】本実施例に係る反射部材駆動装置のムーバーリジッド、第1マグネットおよび第2マグネットを図示する斜視図である。
図23】本実施例に係る反射部材駆動装置の第1マグネット、第2マグネットおよび駆動部を図示する斜視図である。
図24】本実施例に係る反射部材駆動装置の第1マグネット、第2マグネットおよび駆動マグネットを図示する斜視図である。
図25】本実施例に係る反射部材駆動装置の第1マグネット、第2マグネットおよび駆動マグネットを図示する側面図である。
図26】本実施例に係る反射部材駆動装置の断面図である。
図27】変形例に係る反射部材駆動装置の断面斜視図である。
図28】本実施例に係る反射部材駆動装置の第1マグネットと第2マグネットを図示する斜視図(a)および後側面図(b)である。
図29】本実施例に係る反射部材駆動装置の移動部にムービングプレートが配置された状態を図示する斜視図である。
図30】本実施例に係る反射部材駆動装置のx軸を中心にしたチルトを説明するための図面である。
図31】本実施例に係る反射部材駆動装置のx軸を中心にしたチルトを説明するための図面である。
図32】本実施例に係る反射部材駆動装置のy軸を中心にしたチルトを説明するための図面である。
図33】本実施例に係る反射部材駆動装置のy軸を中心にしたチルトを説明するための図面である。
図34】本実施例に係る反射部材駆動装置のy軸を中心にしたチルトを説明するための図面である。
図35】本実施例に係るレンズ駆動装置の斜視図である。
図36】本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成を省略した斜視図である。
図37図36に図示された状態のレンズ駆動装置を他の方向で望む斜視図である。
図38】本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成を省略した斜視図である。
図39】本実施例に係るレンズ駆動装置で基板とコイルなどの構成が省略された状態の斜視図である。
図40図39に図示された状態のレンズ駆動装置で第1レンズと関連構成が省略された状態の斜視図である。
図41】本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成の斜視図および一部拡大図である。
図42】本実施例に係るレンズ駆動装置のコイルとセンサーの配置構造を説明するための図面である。
図43図39に図示された状態のレンズ駆動装置で第2ハウジングが省略された状態の斜視図である。
図44図43に図示された状態のレンズ駆動装置でガイドレールが省略された状態の斜視図である。
図45】本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成の拡大図である。
図46】本実施例に係るレンズ駆動装置の第1移動部と第2移動部および関連構成の斜視図である。
図47】本実施例に係るレンズ駆動装置の第2移動部と関連構成の斜視図である。
図48】本実施例に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。
図49】本実施例に係るレンズ駆動装置の第2ハウジングの斜視図である。
図50】本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成の分解斜視図である。
図51】本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成の分解斜視図である。
図52】本実施例に係るレンズ駆動装置の断面図である。
図53】本実施例に係るレンズ駆動装置のズーム機能とオートフォーカス機能の実現を説明するための図面である。
図54】本実施例に係るレンズ駆動装置のズーム機能とオートフォーカス機能の実現を説明するための図面である。
図55】本実施例に係るレンズ駆動装置のズーム機能とオートフォーカス機能の実現を説明するための図面である。
図56】本実施例に係るカメラ装置の一部構成の斜視図である。
図57】本実施例に係るカメラ装置のイメージセンサーとフィルターおよび関連構成の分解斜視図である。
図58】本実施例に係る光学機器の前面の斜視図である。
図59】本実施例に係る光学機器の後面の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0080】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0081】
但し、本発明の技術思想は説明される一部実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実現することができ、本発明の技術思想範囲内でなら、実施例間でその構成要素中一つ以上を選択的に結合または置き換えて使用することができる。
【0082】
また、本発明の実施例で使用される用語(技術および科学的用語を含む)は、明白に特別に定義されて記述されない限り、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に一般的に理解できる意味と解釈され、予め定義された用語のように一般的に使用される用語は、関連技術の文脈上の意味を考慮してその意味を解釈することができるはずである。
【0083】
また、本発明の実施例で使用される用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。
【0084】
本明細書において、単数形は文面で特に言及しない限り複数形も含むことができ、「Aおよび(と)B、Cの少なくとも一つ(または一個以上)」と記載される場合、A、B、Cで組み合わせられるすべての組み合わせのうち一つ以上を含むことができる。
【0085】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語によって該当構成要素の本質や順番または順序などに限定されない。
【0086】
尚、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」、または「接続」されると記載された場合、その構成要素は、前記他の構成要素に直接的に「連結」、「結合」、または「接続」される場合だけでなく、その構成要素とその他の構成要素の間にあるさらに他の構成要素によって「連結」、「結合」、または「接続」される場合も含むことができる。
【0087】
また、各構成要素の「上(の上)」または「下(の下)」に形成または配置されると記載される場合、「上(の上)」または「下(の下)」は、二つの構成要素が互いに直接接触する場合だけでなく、一つ以上のさらに他の構成要素が二つの構成要素の間に形成または配置される場合も含む。また、「上(の上)」または「下(の下)」で表される場合、一つの構成要素を基準に上側方向だけでなく下側方向の意味も含むことができる。
【0088】
以下、本実施例に係る反射部材駆動装置を図面を参照して説明する。
【0089】
図9は、本実施例に係る反射部材駆動装置の斜視図であり、図10は、本実施例に係る反射部材駆動装置の分解斜視図であり、図11は、本実施例に係る反射部材駆動装置の底面分解斜視図であり、図12図13は、本実施例に係る反射部材駆動装置のムービングプレート関連構造を説明するための図面であり、図14は、本実施例に係る反射部材駆動装置の移動部などの構成を省略した状態の斜視図であり、図15は、図14の反射部材駆動装置で基板などの構成を省略した状態の斜視図であり、図16は、本実施例に係る反射部材駆動装置の固定部と関連構成を図示した斜視図であり、図17は、本実施例に係る反射部材駆動装置で固定部に移動部が配置された状態を図示する斜視図であり、図18は、本実施例に係る反射部材駆動装置のムーバーリジッドと固定部の関連形状を図示する分解斜視図であり、図19は、本実施例に係る反射部材駆動装置の固定部の第2マグネット配置状態を図示する斜視図であり、図20は、本実施例に係る反射部材駆動装置のホルダーとムーバーリジッドの結合状態を図示する斜視図であり、図21は、本実施例に係る反射部材駆動装置のホルダーを図示する正面図であり、図22は、本実施例に係る反射部材駆動装置のムーバーリジッド、第1マグネットおよび第2マグネットを図示する斜視図であり、図23は、本実施例に係る反射部材駆動装置の第1マグネット、第2マグネットおよび駆動部を図示する斜視図であり、図24は、本実施例に係る反射部材駆動装置の第1マグネット、第2マグネットおよび駆動マグネットを図示する斜視図であり、図25は、本実施例に係る反射部材駆動装置の第1マグネット、第2マグネットおよび駆動マグネットを図示する側面図であり、図26は、本実施例に係る反射部材駆動装置の断面図であり、図27は、変形例に係る反射部材駆動装置の断面斜視図であり、図28は、本実施例に係る反射部材駆動装置の第1マグネットと第2マグネットを図示する斜視図(a)および後側面図(b)であり、図29は、本実施例に係る反射部材駆動装置の移動部にムービングプレートが配置された状態を図示する斜視図である。
【0090】
反射部材駆動装置1000は、光学式映像安定化(Optical Image Stabilization,OIS)機能を行うことができる。反射部材駆動装置1000は手振れ補正機能を行うことができる。反射部材駆動装置1000は、反射部材1220を移動させることができる。反射部材駆動装置1000は、反射部材1220をチルトさせることができる。反射部材駆動装置1000は、反射部材1220を2軸を中心にチルトさせることができる。反射部材駆動装置1000は、反射部材1220をx軸とy軸を中心にチルトさせることができる。x軸とy軸は、互いに垂直である。
【0091】
反射部材駆動装置1000は、反射部材アクナュエータであってもよい。反射部材駆動装置1000は、OISアクナュエータであってもよい。反射部材駆動装置1000は、OIS駆動装置であってもよい。反射部材駆動装置1000は、プリズム駆動装置であってもよい。反射部材駆動装置1000は、アクチュエータであってもよい。反射部材駆動装置1000は、アクチュエータ装置であってもよい。反射部材駆動装置1000は、アクチュエータ駆動装置であってもよい。反射部材駆動装置1000は、チルト装置であってもよい。
【0092】
反射部材駆動装置1000は、固定部1100を含むことができる。固定部1100は、移動部1200の移動時相対的に固定された部分であってもよい。固定部1100は、移動部1200の少なくとも一部を収容することができる。固定部1100は、移動部1200の外側に配置されてもよい。
【0093】
反射部材駆動装置1000は、ハウジング1110を含むことができる。固定部110は、ハウジング1110を含むことができる。ハウジング1110は、ホルダー1210の外側に配置されてもよい。ハウジング1110は、ホルダー1210の少なくとも一部を収容することができる。ハウジング1110は、上板といずれか一つの側板に光の経路確保のための開口またはホールを含むことができる。ハウジング1110は、上板と下板と複数の側板を含むことができる。
【0094】
ハウジング1110は、第1部分1111を含むことができる。第1部分1111は、ハウジング1110の側板に形成することができる。第1部分1111には、ムービングプレート1300が配置されてもよい。第1部分1111は、ホルダー1210とムーバーリジッド1230との間に配置されてもよい。第1部分1111は、ムーバーリジッド1230とムービングプレート1300との間に配置されてもよい。第1部分1111には、第2マグネット1120が配置されてもよい。第1部分1111の一側には、ムービングプレート1300が配置され、反対側の他方には、第2マグネット1120が配置されてもよい。ハウジング1110の一部は、ムービングプレート1300とムーバーリジッド1230との間に配置されてもよい。
【0095】
ハウジング1110は、第2部分1112を含むことができる。第2部分1112は、ホルダー1210の上に配置されてもよい。第2部分1112は、ホルダー1210が上方に移動する場合、ホルダー1210と接触することができる。第2部分1112は、ホルダー1210とホルダー1210の移動方向にオーバーラップすることができる。第2部分1112は、ハウジング1110の上板であってもよい。
【0096】
ハウジング1110は、第3部分1113を含むことができる。第3部分1113は、ホルダー1210の下に配置されてもよい。第3部分1113は、ホルダー1210が下方に移動する場合、ホルダー1210と接触することができる。第3部分1113は、ホルダー1210と移動方向にオーバーラップすることができる。第3部分1113は、ハウジング1110の下板であってもよい。
【0097】
ハウジング1110は、ホール1114を含むことができる。ホール1114は、ムーバーリジッド通過ホールであってもよい。ホール1114は、ハウジング1110の側板に形成することができる。ホール1114は、ハウジング1110の第1部分1111に形成することができる。ホール1114には、ムーバーリジッド1230が配置されてもよい。ムーバーリジッド1230は、ホール1114を通過するように配置されてもよい。ホール1114は、ムーバーリジッド1230と干渉されないようにムーバーリジッド1230の移動空間より大きく形成することができる。ハウジング1110は、ムーバーリジッド1230が挿入される2個のホール1114を含むことができる。
【0098】
ハウジング1110は、溝1115を含むことができる。溝1115は、ムービングプレートの第1突起収容溝であってもよい。溝1115には、ムービングプレート1300の第1突起1310が配置されてもよい。溝1115は、ムービングプレート1300の少なくとも一部を収容することができる。溝1115は、ムービングプレート1300の第1突起1310の回転を除いた移動を拘束することができる。溝1115は、ムービングプレート1300の第1突起1310と接触する傾斜面を含むことができる。傾斜面は、複数の傾斜面を含むことができる。
【0099】
ハウジング1110は、複数の第1突起1310が配置される複数の溝1115を含むことができる。ハウジング1110の複数の溝1115は、複数の第1突起1310のうち一つの第1突起1310と4点接触する第1溝1115-1と、複数の第1突起1310のうち他の一つの第1突起1310と2点接触する第2溝1115-2を含むことができる。
【0100】
溝1115は、第1溝1115-1を含むことができる。第1溝1115-1は、4点接触溝であってもよい。第1溝1115-1は、ムービングプレート1300の2個の第1突起1310のうち一つと4点で接触することができる。これにより、ハウジング1110の第1溝1115-1は、ムービングプレート1300の第1突起1310のうち一つの突起の回転を除いた上下左右4方向への移動を拘束することができる。
【0101】
溝1115は、第2溝1115-2を含むことができる。第2溝1115-2は、2点接触溝であってもよい。第2溝1115-2は、ムービングプレート1300の2個の第1突起1310のうち残りの一つと2点で接触することができる。これにより、ハウジング1110の第2溝1115-2は、ムービングプレート1300の第1突起1310のうち残りの一つの突起の2方向への移動を拘束することができる。例えば、ハウジング1110の第2溝1115-2は、ムービングプレート1300の第1突起1310の上下方向への移動を拘束し、左右方向への移動は拘束しないことがある。
【0102】
ハウジング1110は、突出部1116を含むことができる。突出部1116は、レンズ駆動装置2000と結合することができる。突出部1116は、ハウジング1110の側板に形成することができる。突出部1116は、ハウジング1110のレンズ駆動装置2000に向ける側に形成することができる。突出部1116は、台形形状の断面を含むことができる。突出部1116は、レンズ駆動装置2000のハウジング2110と結合することができる。突出部1116は、レンズ駆動装置2000のハウジング2110の第1溝2111に挿入されてもよい。突出部1116は、レンズ駆動装置2000のハウジング2110と接着剤によって結合することができる。
【0103】
ハウジング1110は、突起1117を含むことができる。突起1117は、レンズ駆動装置2000と結合することができる。突起1117は、ハウジング1110の側板に形成することができる。突起1117は、ハウジング1110のレンズ駆動装置2000に向ける側に形成することができる。突起1117は、円形状の断面を含むことができる。突起1117は、レンズ駆動装置2000のハウジング2110と結合することができる。突起1117は、レンズ駆動装置2000のハウジング2110の第2溝2112に挿入されてもよい。突起1117は、レンズ駆動装置2000のハウジング2110と接着剤によって結合することができる。
【0104】
ハウジング1110は、突起1118を含むことができる。突起1118は、ムーバーリジッド接触突起であってもよい。突起1118は、ハウジング1110の第2面に形成することができる。突起1118は、ムーバーリジッド1230と接触することができる。突起1118は、ムーバーリジッド1230が通過するハウジング1110のホール1114の内周面に形成することができる。突起1118は、ムーバーリジッド1230の移動時ムーバーリジッド1230の下面と上面のいずれか一つ以上と接触するように形成することができる。突起1118は、ムーバーリジッド1230が元の位置から離れすぎて脱去される現象を防止することができる。
【0105】
突起1118は、複数の突起を含むことができる。突起1118は、2個の突起を含むことができる。2個の突起は、ハウジング1110の溝1119のうち下に配置される第2溝と同じ距離で離隔することができる。ムーバーリジッド1230の本体部が、下方に移動する場合、ムーバーリジッド1230の本体部は、ハウジング1110の2個の突起1118と接触することができる。
【0106】
ハウジング1110は、溝1119を含むことができる。溝1119には、突出部1231の少なくとも一部が配置されてもよい。溝1119には、突出部1231の一部が配置されてもよい。溝1119は、ハウジング1110の外側にオープンされてもよい。溝1119は、ムーバーリジッド1230の突出部1231より大きくてもよい。溝1119は、ムーバーリジッド1230の突出部1231と離隔することができる。駆動部1400に電源が印加されなかった初期状態で、溝1119は、ムーバーリジッド1230の突出部1231と離隔することができる。駆動部1400に電源が印加されて駆動される場合でも、溝1119は、ムーバーリジッド1230の突出部1231と離隔することができる。ハウジング1110の溝1119とムーバーリジッド1230の突出部1231は、外部衝撃によって接触可能になる。即ち、ハウジング1110の溝1119とムーバーリジッド1230の突出部1231は、ムーバーリジッド1230の正常な駆動範囲内では接触されずに衝撃によって正常な駆動範囲から外れる場合に接触することができる。ハウジング1110の溝1119とムーバーリジッド1230の突出部1231は、衝撃時ストッパー機能を行うことができる。
【0107】
溝1119は、第1溝部と、第1溝部から陥没する第2溝部を含むことができる。溝1119は、2段の溝で形成することができる。溝1119は二重溝形状を有することができる。第2溝部にはダンパー1500が配置されてもよい。第2溝部によってダンパー1500とハウジング1110との間の接触面積が増加することができる。第2溝部は、ダンパー1500の流れを防止することができる。
【0108】
溝1119は、複数の溝を含むことができる。溝1119は、ムーバーリジッド1230の第1突出領域の少なくとも一部が配置される第1溝と、第2突出領域の少なくとも一部が配置される第2溝を含むことができる。ハウジング1110は、ムーバーリジッド1230の本体部の上面と対向する第1面を含むことができる。ハウジング1110は、ムーバーリジッド1230の本体部の下面と対向する第2面を含むことができる。ハウジング1110は、ハウジング1110の第1面に形成される第1溝と、ハウジング1110の第2面に形成される第2溝を含むことができる。
【0109】
反射部材駆動装置1000は、第2マグネット1120を含むことができる。固定部1100は、第2マグネット1120を含むことができる。第2マグネット1120は、固定部1100に配置されてもよい。第2マグネット1120は、第2斥力マグネットであってもよい。第2マグネット1120は、ハウジング1110に配置されてもよい。第2マグネット1120は、ハウジング1110の第1部分1111に配置されてもよい。第2マグネット1120は、ハウジング1110の第1部分1111に対してムービングプレート1300の反対側に配置されてもよい。第2マグネット1120は、第1マグネット1240とムービングプレート1300との間に配置されてもよい。第2マグネット1120は、第1マグネット1240と向かい合うように配置されてもよい。第2マグネット1120は、第1マグネット1240と斥力が発生してもよい。第2マグネット1120は、第1マグネット1240と斥力が発生するように配置されてもよい。第2マグネット1120は、第1マグネット1240と互いに同じ極性が向かい合うように配置されてもよい。第2マグネット1120は、第1マグネット1240を押し出すことができる。
【0110】
第2マグネット1120の少なくとも一部は、第1マグネット1240とムービングプレート1300との間に配置されてもよい。第2マグネット1120は、第1マグネット1240とムービングプレート1300との間に配置されてもよい。第2マグネット1120の中心は、第1マグネット1240の中心と同じ高さに配置されてもよい。
【0111】
本実施例において、駆動部1400は、移動部1200をムービングプレート1300の互いに垂直であるx軸とy軸を基準にチルトさせることができる。この時、y軸の方向に、第2マグネット1120の中心を通る横軸は、ムービングプレート1300のx軸と偏心するように配置されてもよい。横軸はx軸と平行することができる。
【0112】
x軸を通る方向に、第2マグネット1120の中心はy軸と偏心しなくてもよい。ムービングプレート1300で第1マグネット1240に向かう方向で見た時、第2マグネット1120の中心は、y軸と一致するように配置されてもよい。第2マグネット1120の中心部は、第1マグネット1240の中心部と同じ高さに配置されてもよい。第2マグネット1120の中心は、第1マグネット1240の中心と同じ高さに配置されてもよい。第2マグネット1120の重心は、第1マグネット1240の重心と同じ高さに配置されてもよい。
【0113】
第2マグネット1120は、第2マグネット1120の第1面の反対側に配置される第2面を含むことができる。第1マグネット1240は、第2マグネット1120の第2面と向かい合う第1面を含むことができる。第1マグネット1240の第1面は、第2マグネット1120の第2面と同じ極性を有することができる。
【0114】
第1駆動マグネット1411の第1面が向く方向に、第2マグネット1120は、第1駆動マグネット1411とオーバーラップされないように配置されてもよい。第2マグネット1120の第1面が向く方向に、第2マグネット1120は、第1駆動マグネット1411とオーバーラップされないように配置されてもよい。
【0115】
反射部材駆動装置1000は、基板1130を含むことができる。固定部1100は、基板1130を含むことができる。基板1130は、FPCB(flexible printed circuit board)であってもよい。基板1130は、フレキシブルプリント回路基板であってもよい。基板1130は、ハウジング1110に配置されてもよい。
【0116】
反射部材駆動装置1000はサス(SUS)1140を含むことができる。固定部1100はサス1140を含むことができる。サス1140は、基板1130に配置されてもよい。サス1140は、基板1130の外面に配置されてもよい。サス1140は、基板1130の強度を補強することができる。
【0117】
反射部材駆動装置1000は、ジャイロセンサー1150を含むことができる。固定部1100は、ジャイロセンサー1150を含むことができる。ジャイロセンサー1150は、カメラ装置10の揺れを感知することができる。手振れ補正機能を通してジャイロセンサー1150で感知された揺れが相殺されることができる。ジャイロセンサー1150は、基板1130に配置されてもよい。ジャイロセンサー1150は、基板1130の外面に配置されてもよい。
【0118】
反射部材駆動装置1000は、プレート1160を含むことができる。固定部1100は、プレート1160含むことができる。プレート1160は、ハウジング1110に結合することができる。プレート1600は、ムーバーリジッド1230を覆うことができる。プレート1600は、ムーバーリジッド1230をカバーすることができる。プレート1160は、ハウジング1110の開口された部分をカバーするために配置されてもよい。プレート1160は、ハウジング1110の開口された前方を閉鎖するように配置されてもよい。プレート1160は、金属の板材で形成することができる。ハウジング1110は、プレート1160をハウジング1110に固定する接着剤が配置される溝を含むことができる。
【0119】
反射部材駆動装置1000は、ドライバーIC1170を含むことができる。固定部1100は、ドライバーIC1170を含むことができる。ドライバーIC1170は、基板1130に配置されてもよい。ドライバーIC1170は、第1コイル1412と第2コイル1422と電気的に接続されることができる。ドライバーIC1170は、第1コイル1412と第2コイル1422に電流を供給することができる。ドライバーIC1170は、第1コイル1412と第2コイル1422のそれぞれに印加される電圧と電流のいずれか一つ以上を制御することができる。ドライバーIC1170は、ホールセンサー1413、1423と電気的に接続されることができる。ドライバーIC1170は、ホールセンサー1413、1423で感知された反射部材1220の位置を通して、第1コイル1412と第2コイル1422に印加される電圧と電流をフィードバック制御することができる。
【0120】
反射部材駆動装置1000は、移動部1200を含むことができる。移動部1200は、ムービング部であってもよい。移動部1200は、可動部であってもよい。移動部1200は、可動子であってもよい。移動部1200は、固定部1100に対して移動することができる。移動部1200は、固定部1100に対してチルトすることができる。移動部1200は、固定部1100内に配置されてもよい。移動部1200の少なくとも一部は、固定部1100と離隔することができる。
【0121】
本実施例においては、駆動部1400に電流が印加されなかった初期状態で、移動部1200は、固定部1100と接触することができる。
【0122】
反射部材駆動装置1000は、ホルダー1210を含むことができる。移動部1200は、ホルダー1210を含むことができる。ホルダー1210は、ハウジング1110内に配置されてもよい。ホルダー1210は、ハウジング1110に対して移動することができる。ホルダー1210は、ハウジング1110に対してチルトすることができる。ホルダー1210の少なくとも一部は、ハウジング1110と離隔することができる。ホルダー1210は、ハウジング1110と接触することができる。
【0123】
本実施例において、ホルダー1210は、第1駆動部1410によってハウジング1110の第2部分1112と第3部分1113との間で移動することができる。第1駆動部1410に電流が印加されなかった初期状態で、ホルダー1210は、ハウジング1110と接触することができる。初期状態で、ホルダー1210は、反射部材1220の入射面と隣接したハウジング1110の内面と接触することができる。駆動部1400に電流が印加されることで、ホルダー1210は、ハウジング1110の内面と離隔してムービングプレート1300の第1軸を基準にチルトすることができる。
【0124】
ホルダー1210は、溝1211を含むことができる。溝1211は、ムービングプレートの第2突起収容溝であってもよい。溝1211には、ムービングプレート1300の第2突起1320が配置されてもよい。溝1211は、ムービングプレート1300の少なくとも一部を収容することができる。溝1211は、ムービングプレート1300の第2突起1320の回転を除いた移動を拘束することができる。溝1211は、ムービングプレート1300の第2突起1320と接触する傾斜面を含むことができる。傾斜面は、複数の傾斜面を含むことができる。
【0125】
ホルダー1210は、複数の第2突起1320が配置される複数の溝1211を含むことができる。ホルダー1210の複数の溝1211は、複数の第2突起1320のうち一つの第2突起1320と4点接触する第1溝1211-1と、複数の第2突起1320のうち他の一つの第2突起1320と2点接触する第2溝1211-2を含むことができる。
【0126】
溝1211は、第1溝1211-1を含むことができる。第1溝1211-1は、4点接触溝であってもよい。第1溝1211-1は、ムービングプレート1300の2個の第2突起1320のうち一つと4点で接触することができる。これにより、ホルダー1210の第1溝1211-1は、ムービングプレート1300の第2突起1320のうち一つの突起の回転を除いた上下左右4方向への移動を拘束することができる。
【0127】
溝1211は、第2溝1211-2を含むことができる。第2溝1211-2は、2点接触溝であってもよい。第2溝1211-2は、2点接触溝であってもよい。第2溝1211-2は、ムービングプレート1300の2個の第2突起1320のうち残りの一つと2点で接触することができる。これにより、ホルダー1210の第2溝1211-2は、ムービングプレート1300の第2突起1320のうち残りの一つの突起の2方向への移動を拘束することができる。例えば、ホルダー1210の第2溝1211-2は、ムービングプレート1300の第2突起1320の左右方向への移動を拘束し、上下方向への移動は拘束しなくてもよい。
【0128】
ホルダー1210は、第1突起1212を含むことができる。第1突起1212は、上側ストッパーであってもよい。第1突起1212は、ホルダー1210の上面に形成することができる。第1突起1212は、ホルダー1210の上面から突出することができる。第1突起1212は、ホルダー1210が上側に移動する場合、ハウジング1110に接触することができる。第1突起1212は、ホルダー1210が上側に移動する場合、ハウジング1110の第2部分1112に接触することができる。
【0129】
ホルダー1210は、第2突起1213を含むことができる。第2突起1213は、下側ストッパーであってもよい。第2突起1213は、ホルダー1210の下面に形成することができる。第2突起1213は、ホルダー1210の下面から突出することができる。第2突起1213は、ホルダー1210が下側に移動する場合、ハウジング1110に接触することができる。第2突起1213は、ホルダー1210が下側に移動する場合、ハウジング1110の第3部分1113に接触することができる。
【0130】
本実施例においては、初期状態でホルダー1210の第1突起1212は、ハウジング1110の第2部分1112と接触することができる。第1駆動部1410に電流が印加されるかまたは衝撃によって、ホルダー1210の第2突起1213は、ハウジング1110の第3部分1113と接触するようになる。
【0131】
ホルダー1210は、接着剤収容溝1214を含むことができる。接着剤収容溝1214は、反射部材1220をホルダー1210に固定する接着剤を収容することができる。接着剤収容溝1214は、反射部材1220と接する面に形成することができる。接着剤収容溝1214には、接着剤が配置されてもよい。
【0132】
ホルダー1210は、溝1215を含むことができる。溝1215は、反射部材1220との間に離隔空間を提供する離隔溝であってもよい。溝1215は、反射部材1220と接する面に形成することができる。溝1215により反射部材1220とホルダー1210が接触する面積が減少することができる。
【0133】
ホルダー1210は、溝1216を含むことができる。溝1216は、肉抜き溝であってもよい。溝1216は、ホルダー1210の中心部に形成することができる。溝1216によりホルダー1210の重さが減少することができる。
【0134】
ホルダー1210は、マグネット収容溝1217を含むことができる。マグネット収容溝1217には、駆動マグネット1411、1421が配置されてもよい。マグネット収容溝1217は、駆動マグネット1411、1421と対応する形状で形成することができる。マグネット収容溝1217は、ホルダー1210の下面に凹むように形成することができる。マグネット収容溝1217は、ホルダー1210の下面と両側面に形成することができる。マグネット収容溝1217は、複数のマグネット収容溝を含むことができる。マグネット収容溝1217は、第1駆動マグネット1411とヨーク1414を収容する第1マグネット収容溝を含むことができる。マグネット収容溝1217は、第2駆動マグネット1421とヨーク1424を収容する第2マグネット収容溝を含むことができる。
【0135】
ホルダー1210は、溝1218を含むことができる。溝1218は、ムーバーリジッド収容溝であってもよい。溝1218には、ムーバーリジッド1230の結合部1232が配置されてもよい。溝1218は、ムーバーリジッド1230の結合部1232と対応する形状で形成することができる。溝1218は、ムーバーリジッド1230の結合部1232をホルダー1210に固定する接着剤が受容される溝を含むことができる。ホルダー1210は、溝1218内に形成される複数の突起を含むことができる。ムーバーリジッド1230の結合部1232の少なくとも一部は、溝1218に挿入されてもよい。反射部材駆動装置1000は、ムーバーリジッド1230をホルダー1210に固定する接着剤を含むことができる。接着剤の少なくとも一部は、ホルダー1210の溝1218内に形成される複数の突起の間に配置されてもよい。これにより、ムーバーリジッド1230とホルダー1210との間の結合力が向上することができる。
【0136】
ホルダー1210は、側方ストッパー1219を含むことができる。側方ストッパー1219は、ホルダー1210の両側面に形成することができる。側方ストッパー1219は、ホルダー1210の側面から突出することができる。側方ストッパー1219は、ホルダー1210が側方に移動する場合、ハウジング1110に接触することができる。側方ストッパー1219は、ホルダー1210が側方に移動する場合、ハウジング1110の側板に接触することができる。
【0137】
反射部材駆動装置1000は、反射部材1220を含むことができる。移動部1200は、反射部材1220を含むことができる。反射部材1220は、ホルダー1210に配置されてもよい。反射部材1220は、ホルダー1210内に配置されてもよい。反射部材1220は、ホルダー1210に結合することができる。反射部材1220は、ホルダー1210に固定されることができる。反射部材1220は、接着剤によってホルダー1210に固定されることができる。反射部材1220は、ホルダー1210と一体で移動することができる。反射部材1220は、光の経路を変更させることができる。反射部材1220は、光を反射することができる。反射部材1220は、プリズムを含むことができる。反射部材1220は、ミラーを含むことができる。反射部材1220は、三角柱形状で形成することができる。反射部材1220に入射される光の経路と出射される光の経路の間の角度は90度であってもよい。
【0138】
反射部材駆動装置1000は、ムーバーリジッド1230を含むことができる。移動部1200は、ムーバーリジッド1230を含むことができる。ムーバーリジッド1230は、ホルダー1210と結合することができる。ムーバーリジッド1230は、ホルダー1210と別途の部材で形成することができる。ムーバーリジッド1230は、ハウジング1110のホール1114を通過してホルダー1210と結合することができる。ムーバーリジッド1230は、非磁性金属で形成することができる。ムーバーリジッド1230とホルダー1210との間には、第1マグネット1240と第2マグネット1120が配置されてもよい。第1マグネット1240と第2マグネット1120は、互いに同じ極性が向かい合うように配置されて互いに押し出すことができる。ハウジング1110に固定された第1マグネット1240が第2マグネット1120を外側に押し出すことができる。第1マグネット1240の斥力によって第2マグネット1120が固定されたムーバーリジッド1230も外側に加圧される。ムーバーリジッド1230が固定されたホルダー1210も外側に加圧される。これにより、ホルダー1210がムービングプレート1300をハウジング1110に対して加圧することができる。これにより、ムービングプレート1300が、ホルダー1210とハウジング1110との間で脱去されずに配置することができる。
【0139】
ムーバーリジッド1230は、突出部1231を含むことができる。突出部1231は、ムーバーリジッド1230の本体部から延びることができる。突出部1231は、ダンパー1500により、ハウジング1110と結合することができる。突出部1231は、ムーバーリジッド1230の中心領域に配置されてもよい。突出部1231は、ムーバーリジッド1230の中心領域に形成することができる。突出部1231は、ムーバーリジッド1230の本体部の上面から突出することができる。突出部1231は、ムーバーリジッド1230の移動時ハウジング1110に接触することができる。
【0140】
突出部1231は、複数の突出部を含むことができる。ムーバーリジッド1230の突出部1231は、ムーバーリジッド1230の本体部の上面に形成される第1突出部を含むことができる。ムーバーリジッド1230の本体部の下面に形成される第2突出部を含むことができる。ムーバーリジッド1230の第1突出部の少なくとも一部は、ハウジング1110の第1溝に配置されてもよい。ムーバーリジッド1230の第2突出部の少なくとも一部は、ハウジング1110の第2溝に配置されてもよい。突出部1231は、一側に突出する第1突出領域と他側に突出する第2突出領域を含むことができる。第1および第2突出領域のそれぞれを突出部と称することができる。
【0141】
ムーバーリジッド1230は、本体部を含むことができる。本体部は、ハウジング1110の第1部分1111を基準にムービングプレート1300の反対側に配置されてもよい。ムーバーリジッド1230は、本体部の両側に突出する2個の結合部1232を含むことができる。ムーバーリジッド1230は、本体部の上下に突出する2個の突出部1231を含むことができる。
【0142】
ムーバーリジッド1230は、結合部1232を含むことができる。結合部1232は、レッグ部であってもよい。結合部1232は、ムーバーリジッド1230の本体部から延びることができる。結合部1232は、ハウジング1110のホール1114を通過することができる。結合部1232は、ホルダー1210に結合することができる。結合部1232は、接着剤によってホルダー1210に固定されることができる。結合部1232の少なくとも一部は、ホルダー1210の溝1218に挿入されてもよい。
【0143】
反射部材駆動装置1000は、第1マグネット1240を含むことができる。移動部1200は、第1マグネット1240を含むことができる。第1マグネット1240は、移動部1200に配置されてもよい。第1マグネット1240は、第1斥力マグネットであってもよい。第1マグネット1240は、ムーバーリジッド1230に配置されてもよい。第1マグネット1240は、ムーバーリジッド1230の本体部に配置されてもよい。第1マグネット1240は、第2マグネット1120と向かい合うように配置されてもよい。第1マグネット1240は、第2マグネット1120と斥力が発生するように配置されてもよい。第1マグネット1240は、第2マグネット1120と互いに同じ極性が向かい合うように配置されてもよい。第1マグネット1240は、第2マグネット1120を押し出すことができる。
【0144】
本実施例においては、第1光軸を基準に、第1マグネット1240の中心軸は、ムービングプレート1300の中心軸と偏心するように配置されてもよい。この時、第1光軸は、z軸であってもよい。第1光軸は、イメージセンサー3400のセンサー面に垂直な軸であってもよい。第1光軸は、イメージセンサー3400と隣接するように配置されるレンズ群の光軸であってもよい。
【0145】
図26に示したように第1マグネット1240と第2マグネット1120の横方向中心軸(A)は、ムービングプレート1300の横方向中心軸(B)と縦方向にギャップ(G)を有するように偏心配置されてもよい。
【0146】
ムービングプレート1300で第1マグネット1240に向ける方向で見た時、第1マグネット1240の中心は、ムービングプレート1300の中心と偏心するように配置されてもよい。
【0147】
向かい合う面を基準に、第1マグネット1240の中心軸を通る横軸は、ムービングプレート1300の中心軸を通る横軸と第1光軸と垂直な第2光軸の方向に偏心していてもよい。この時、横軸はx軸であってもよい。横軸は、横方向に配置されてもよい。第2光軸はy軸であってもよい。第2光軸は、イメージセンサー3400のセンサー面と平行な軸であってもよい。第2光軸は、縦方向に配置されてもよい。向かい合う面を基準に、第1マグネット1240の中心軸と交わるか接する横軸は、ムービングプレート1300の中心軸を通る横軸と第1光軸と垂直な第2光軸の方向に偏心していてもよい。第1マグネット1240の中心は、ムービングプレート1300の中心に対して縦方向に偏心するように配置されてもよい。
【0148】
向かい合う面を基準に、第1マグネット1240の中心軸を通る縦軸は、ムービングプレート1300の中心軸を通る縦軸と横軸の方向に偏心していない。この時、横軸はx軸であってもよい。横軸は横方向に配置されてもよい。第2光軸はy軸であってもよい。第2光軸は、イメージセンサー3400のセンサー面と平行な軸であってもよい。第2光軸は、縦方向に配置されてもよい。第1マグネット1240の中心は、ムービングプレート1300の中心に対して横方向には偏心しないように配置されてもよい。
【0149】
向かい合う面を基準に、第1マグネット1240の中心を通る横線は、ムービングプレート1300の中心を通る横線と縦方向に偏心していてもよい。向かい合う面を基準に、第1マグネット1240の中心を通る縦船は、ムービングプレート1300の中心を通る縦船と横方向に偏心していなくてもよい。
【0150】
第1マグネット1240の横軸は、ムービングプレート1300の横軸より高く配置されてもよい。変形例において、第1マグネット1240の横軸は、ムービングプレート1300の横軸より低く配置されてもよい。
【0151】
第1マグネット1240と第2マグネット1120は、ムーバーリジッド1230とムービングプレート1300との間に配置されてもよい。
【0152】
第1マグネット1240の大きさは、第2マグネット1120の大きさと異なってもよい。第1マグネット1240は、第2マグネット1120と異なる大きさで形成することができる。第1マグネット1240の大きさは、第2マグネット1120の大きさより大きくてもよい。第1マグネット1240は、第2マグネット1120より大きく形成することができる。
【0153】
第1マグネット1240の第1面の面積は、第1面と向かい合う第2マグネット1120の第2面の面積より大きくてもよい。第1面と第2面は任意に指したもので、二つのうち一方を第1面といい他方を第2面ということができ、二つ共第1面といってもよい。第1マグネット1240は、第1面を含むことができる。第2マグネット1120は、第1マグネット1240の前記第1面と向かい合う第1面を含むことができる。第1マグネット1240の第1面の面積は、第2マグネット1120の第1面の面積より大きくてもよい。
【0154】
第1マグネット1240の第1面は、第1辺を含むことができる。第2マグネット1120の第1面は、第1マグネット1240の第1辺と対応する方向に配置される第1辺を含むことができる。第2マグネット1120の第1辺は、第1マグネット1240の第1辺の55%~75%であってもよい。第2マグネット1120の第1辺は、第1マグネット1240の第1辺の60%~66%であってもよい。第2マグネット1120の第1辺は、第1マグネット1240の第1辺の62%~64%であってもよい。第1マグネット1240の高さ(H1)は、第2マグネット1120の高さ(H2)より大きくてもよい。第1マグネット1240の幅(W1)は、第2マグネット1120の幅(W2)より大きくてもよい。
【0155】
第2マグネット1120の第1面の面積は、第1マグネット1240の第1面の面積の30%~50%であってもよい。第2マグネット1120の第1面の面積は、第1マグネット1240の第1面の面積の35%~45%であってもよい。第2マグネット1120の第1面の面積は、第1マグネット1240の第1面の面積の38%~42%であってもよい。
【0156】
第1マグネット1240と第2マグネット1120は、同じ厚さで形成することができる。第2マグネット1120の体積は、第1マグネット1240の体積の30%~50%であってもよい。
【0157】
第2マグネット1120で第1マグネット1240に向く方向で見る時、第2マグネット1120のエッジ領域は、第1マグネット1240の第1面内に配置されてもよい。エッジ領域は、端領域であってもよい。エッジ領域は、角であってもよい。第1マグネット1240は、第1マグネット1240が第2マグネット1120に向く第1方向に第2マグネット1120のすべての領域が第1マグネット1240にオーバーラップされるように配置されてもよい。第1マグネット1240は、第1マグネット1240が第2マグネット1120に向く第1方向に第2マグネット1120のすべての領域が第1マグネット1240に重なるように配置されてもよい。
【0158】
変形例において、第1マグネット1240の大きさは、第2マグネット1120の大きさより小さくてもよい。第2マグネット1120は、第1マグネット1240より大きく形成することができる。
【0159】
第1マグネット1240と第2マグネット1120の中心軸は一致することができる。但し、実際の製品では±1%~±2%の許容誤差が発生し得る。
【0160】
本実施例において、第2マグネット1120は、第1マグネット1240の第1面と向かい合う第2面を含むことができる。この時、第1面と垂直な方向に、第1マグネット1240の中心軸は、ムービングプレート1300の中心軸と偏心するように配置されてもよい。第1マグネット1240の第1面の面積は、第2マグネット1120の第2面の面積より大きくてもよい。
【0161】
本実施例においては、駆動部1400に電流が印加されなかった初期状態で、移動部1200は、固定部1100と接触することができる。第2マグネット1120で第1マグネット1240に向く方向で見る時、第1マグネット1240の角は、第2マグネット1120を囲むことができる。第2マグネット1120で第1マグネット1240に向く方向で見る時、第2マグネット1120は、第1マグネット1240の角の内側に配置されてもよい。
【0162】
第1マグネット1240は、第2マグネット1120を望む第1面と、第1面の反対側の第2面を含むことができる。第1マグネット1240の第1面は、第1辺と、第1辺より短い第2辺を含むことができる。第1マグネット1240の第1辺は1mm~5mmで形成することができる。第1マグネット1240の第2辺は、0.8mm~4mmで形成することができる。第1マグネット1240の第1面と第2面との間の厚さは、0.1mm~0.5mmで形成することができる。
【0163】
本実施例において、第1駆動部1410によって形成される力(Fx)は7mN内であってもよい。また、第2駆動部1420によって形成される力(Fy)は7mN内であってもよい。または、第1駆動部1410によって形成される力(Fx)は3mN内であってもよい。また、第2駆動部1420によって形成される力(Fy)は3mN内であってもよい。
【0164】
第1マグネット1240の第1面は、正方形で形成することができる。第2マグネット1120の第1面は、正方形で形成することができる。または、第1マグネット1240の第1面と第2マグネット1120の第1面のそれぞれは、長方形で形成することができる。第1マグネット1240は、少なくとも一部で正方形の断面を有することができる。第2マグネット1120は、少なくとも一部で正方形の断面を有することができる。第1マグネット1240は、端がラウンド状に形成することができる。第2マグネット1120は、端がラウンド状に形成することができる。
【0165】
変形例において、第1マグネット1240は、円形の断面を有することができる。第1マグネット1240は、円柱形状で形成することができる。第2マグネット1120は、円形の断面を有することができる。第2マグネット1120は、円柱形状で形成することができる。第1マグネット1240は、端がラウンド状に形成することができる。第1マグネット1240は、端が曲面で形成することができる。第1マグネット1240は、端が曲率を有するように形成することができる。第1マグネット1240は、端がCカットまたはRカットで形成することができる。第2マグネット1120は、端がラウンド状に形成することができる。第2マグネット1120は、端が曲面で形成することができる。第2マグネット1120は、端が曲率を有するように形成することができる。第2マグネット1120は、端がCカットまたはRカットで形成することができる。
【0166】
反射部材駆動装置1000は、ムービングプレート1300を含むことができる。ムービングプレート1300は、間のプレートであってもよい。ムービングプレート1300は、ハウジング1110とホルダー1210との間に配置されてもよい。ムービングプレート1300は、ムーバーリジッド1230とホルダー1210との間に配置されてもよい。ムービングプレート1300は、第1マグネット1240とホルダー1210との間に配置されてもよい。ムービングプレート1300は、固定部1100と移動部1200との間に配置されてもよい。ムービングプレート1300は、第2マグネット1120の第1面とホルダー1210との間に配置されてもよい。ムービングプレート1300は、ハウジング1110に対するホルダー1210の移動をガイドすることができる。ムービングプレート1300は、ホルダー1210のチルト中心を提供することができる。即ち、ホルダー1210は、ムービングプレート1300を中心にチルトすることができる。ムービングプレート1300は、一側がホルダー1210に配置され、他側がハウジング1110に配置されてもよい。ムービングプレート1300は、ホルダー1210とハウジング1110に接触することができる。
【0167】
ムービングプレート1300は、ハウジング1110と向かい合う第1面とホルダー1210と向かい合う第2面を含むことができる。ムービングプレート1300の第1面は、第1軸の方向に互いに離隔する複数の第1突起1310を含むことができる。ムービングプレート1300の第2面は、第2軸の方向に互いに離隔する複数の第2突起1320を含むことができる。
【0168】
ムービングプレート1300は、一面に形成された複数個の第1凸部を含み、他面に形成された複数個の第2凸部を含むことができる。第1凸部は、第1突起1310であってもよい。第2凸部は、第2突起1320であってもよい。x軸は、複数個の第1凸部のうち2個の凸部を接続した直線と対応することができる。x軸は、複数個の第1凸部のうち2個の凸部を接続した直線と一致するか、または平行してもよい。y軸は、複数個の第2凸部のうち2個の凸部を接続する直線と対応することができる。y軸は、複数個の第2凸部のうちの2個の凸部を接続する直線と一致するか、または平行してもよい。変形例において、第1凸部は、第2突起1320であり、第2凸部は、第1突起1310であってもよい。
【0169】
ムービングプレート1300は、第1突起1310を含むことができる。第1突起1310は、ハウジング1110に配置されてもよい。第1突起1310は、ハウジング1110と接触することができる。第1突起1310は、ハウジング1110の溝1115に配置されてもよい。第1突起1310は、ホルダー1210に対して第1軸チルト中心を提供することができる。第1突起1310は、ホルダー1210に対してx軸チルト中心を提供することができる。第1突起1310は、2個の第1突起を含むことができる。2個の第1突起は、x軸方向に離隔することができる。2個の第1突起は、x軸上に配置されてもよい。ホルダー1210は、第1駆動部1410によってムービングプレート1300の第1突起1310を中心にチルトすることができる。ホルダー1210は、第1駆動部1410によってムービングプレート1300の第1突起1310を中心に上下方向にチルトすることができる。
【0170】
ムービングプレート1300の第1軸は、ムービングプレート1300の第1突起1310とハウジング1110の溝1115により定義されてもよい。本実施例においては、ムービングプレート1300の第1突起1310をホルダー1210側ではなくハウジング1110側に配置して、第1軸を中心としたチルトの回転中心がさらに遠くなる。これにより、第1軸チルト移動量を感知するためのホール値の正確性が高くなる。x軸チルト駆動に対する機構的ストロークが確保されることができる。
【0171】
ムービングプレート1300は、第2突起1320を含むことができる。第2突起1320は、ホルダー1210に配置されてもよい。第2突起1320は、ホルダー1210と接触することができる。第2突起1320は、ホルダー1210の溝1211に配置されてもよい。第2突起1320は、ホルダー1210に対して第1軸に垂直な第2軸チルト中心を提供することができる。第2突起1320は、ホルダー1210に対してy軸チルト中心を提供することができる。第2突起1320は、2個の第2突起を含むことができる。2個の第2突起は、y軸方向に離隔することができる。2個の第2突起は、y軸上に配置されてもよい。ホルダー1210は、第2駆動部1420によってムービングプレート1300の第2突起1320を中心にチルトすることができる。ホルダー1210は、第2駆動部1420によってムービングプレート1300の第2突起1320を中心に左右方向にチルトすることができる。
【0172】
変形例において、ムービングプレート1300の第1突起1310が、ホルダー1210にy軸チルト中心を提供し、ムービングプレート1300の第2突起1320がx軸チルト中心を提供することができる。
【0173】
反射部材駆動装置1000は、グリースを含むことができる。グリースは、ムービングプレート1300とハウジング1110との間に配置されてもよい。グリースは、ダンパー1500と異なる物質で形成することができる。グリースは、ダンパー1500と離隔することができる。グリースは、ダンパー1500と区分されることができる。グリースは、ダンパー1500と異なる形状で塗布されることができる。グリースは、ダンパー1500と異なる位置に塗布されることができる。
【0174】
反射部材駆動装置1000は、駆動部1400を含むことができる。駆動部1400は、移動部1200を固定部1100に対して移動させることができる。駆動部1400は、移動部1200を固定部1100に対してチルトさせることができる。駆動部1400は、ホルダー1210をチルトさせることができる。駆動部1400は、移動部1200をムービングプレート1300の互いに垂直なx軸とy軸を基準にチルトさせることができる。駆動部1400は、コイルとマグネットを含むことができる。駆動部1400は、電磁気的相互作用を通じて移動部1200を移動させることができる。変形例において、駆動部1400は、形状記憶合金(SMA,shape memory alloy)を含むことができる。
【0175】
駆動部1400は、第1駆動部1410と第2駆動部1420を含むことができる。第1駆動部1410は、第1駆動マグネット1411と第1コイル1412を含むことができる。第2駆動部1420は、第2駆動マグネット1421と第2コイル1422を含むことができる。第1駆動マグネット1411と第1コイル1412は、ホルダー1210を第1軸を中心にチルトさせることができる。第2駆動マグネット1421と第2コイル1422は、ホルダー1210を第1軸に垂直な第2軸を中心にチルトさせることができる。第1駆動マグネット1411と第2駆動マグネット1421の一方を第3マグネットといい、他方を第4マグネットといってもよい。
【0176】
駆動部1400は、第1駆動部1410を含むことができる。第1駆動部1410は、移動部1200を固定部1100に対して第1軸を中心にチルトさせることができる。第1駆動部1410は、ホルダー1210をムービングプレート1300の第1軸を基準にチルトさせることができる。第1駆動部1410は、移動部1200を固定部1100に対してx軸を中心にチルトさせることができる。第1駆動部1410は、コイルとマグネットを含むことができる。第1駆動部1410は、電磁気的相互作用を通じて移動部1200を移動させることができる。変形例において、第1駆動部1410は、形状記憶合金(SMA,shape memory alloy)を含むことができる。
【0177】
第1駆動部1410は、第1駆動マグネット1411を含むことができる。第1駆動マグネット1411は、ホルダー1210に配置されてもよい。第1駆動マグネット1411は、ホルダー1210の下面に配置されてもよい。第1駆動マグネット1411は、ホルダー1210に固定されることができる。第1駆動マグネット1411は、ホルダー1210に接着剤によって固定されることができる。第1駆動マグネット1411は、ホルダー1210とハウジング1110の下面との間に配置されてもよい。第1駆動マグネット1411は、ホルダー1210とハウジング1110の下板との間に配置されてもよい。第1駆動マグネット1411は、ホルダー1210と一体で移動することができる。第1駆動マグネット1411は、ホルダー1210をチルトさせることができる。第1駆動マグネット1411は、ホルダー1210を第1軸に対してチルトさせることができる。第1駆動マグネット1411は、第1コイル1412と向かい合うように配置されてもよい。第1駆動マグネット1411は、第1コイル1412と対向することができる。第1駆動マグネット1411は、第1コイル1412と対応する位置に配置されてもよい。第1駆動マグネット1411は、第1コイル1412と相互作用することができる。第1駆動マグネット1411は、第1コイル1412と電磁気的相互作用することができる。第1駆動マグネット1411の少なくとも一部は、ホルダー1210の溝1217に配置されてもよい。
【0178】
第1駆動マグネット1411は、反射部材1220に向ける方向に第1面を含むことができる。第2マグネット1120は、反射部材1220に向ける方向に第1面を含むことができる。第1駆動マグネット1411の第1面は、第2マグネット1120と最も隣接した第1領域を含むことができる。第1駆動マグネット1411の第1領域は、第2マグネット1120の第1面と異なる極性を有することができる。第1駆動マグネット1411の第1面は、第1領域と異なる極性を有する第2領域を含むことができる。第1駆動マグネット1411の第1領域はS極を有し、第2領域はN極を有することができる。この時、第2マグネット1120の第1面は、N極を有することができる。変形例において、第1駆動マグネット1411の第1領域はN極を有し、第2領域はS極を有することができる。
【0179】
本実施例においては、第1駆動マグネット1411と第2マグネット1120の磁石極性配置を通じて、磁界干渉を最小化することができる。
【0180】
第1駆動マグネット1411は、第1駆動マグネット1411の第1面と反対側の第2面を含むことができる。第1駆動マグネット1411の第2面は、第1領域と異なる極性を有する第3領域を含むことができる。第1駆動マグネット1411の第2面は、第2領域と異なる極性を有する第4領域を含むことができる。第1駆動マグネット1411の第2面は、第1コイル1412と向かい合うことができる。第3領域はN極を有し、第4領域はS極を有することができる。変形例において、第3領域はS極を有し、第4領域はN極を有することができる。
【0181】
第1駆動マグネット1411は、第1領域と第2領域との間に配置される中立部を含むことができる。第1駆動マグネット1411は、第3領域と第4領域との間に配置される中立部を含むことができる。中立部は、極性が中立に近い部分であってもよい。中立部は、孔隙であってもよい。または、変形例として中立部は、第1領域と第3領域との間、および第2領域と第4領域との間に配置されてもよい。
【0182】
第2マグネット1120の第1面と最も隣接した第1駆動マグネット1411の領域は、第2マグネット1120の第1面と引力を発生させる極性を有することができる。第2マグネット1120の第1面と、第2マグネット1120の第1面と最も隣接した第1駆動マグネット1411の第1領域は、互いに引力を発生させることができる。
【0183】
第2マグネット1120と第1駆動マグネット1411のそれぞれは、移動部1200の中心部に向ける第1面を含むことができる。第1駆動マグネット1411の第1面は、互いに極性が異なる第1領域と第2領域を含むことができる。第2マグネット1120の第1面は、第2駆動マグネット1421よりも第1駆動マグネット1411に隣接するように配置されてもよい。第1駆動マグネット1411の第1領域は、第2領域よりも第2マグネット1120と隣接するように配置されてもよい。第1駆動マグネット1411の第1領域は、前記第2マグネット1120の第1面と異なる極性を有することができる。
【0184】
第2マグネット1120と第1駆動マグネット1411のそれぞれは、ホルダー1210の中心部に向ける第1面を含むことができる。第1駆動マグネット1411の第1面と第2マグネット1120の第1面は、異なる極性を有する領域を含むことができる。
【0185】
第1駆動部1410は、第1コイル1412を含むことができる。第1コイル1412は、基板1130に配置されてもよい。第1コイル1412は、ハウジング1110に配置されてもよい。第1コイル1412は、基板1130に第1駆動マグネット1411と対応する位置に配置されてもよい。第1コイル1412は、ホルダー1210の下に配置されてもよい。第1コイル1412は、第1駆動マグネット1411と相互作用することができる。第1コイル1412に電流が印加されると、第1コイル1412の周辺に電磁気場が形成されて第1駆動マグネット1411と相互作用することができる。第1駆動マグネット1411と第1コイル1412は、ホルダー1210を第1軸を基準にチルトさせることができる。この時、第1軸はx軸であってもよい。
【0186】
本実施例においては、第1コイル1412を駆動するために、第1コイル1412に第1方向駆動電流が印加されることができる。この時、第1方向駆動電流と反対である第2方向駆動電流は、第1コイル1412を駆動するために使用されないことがある。即ち、第1コイル1412には、逆方向または正方向の電流のいずれかの方向の電流だけ供給することができる。
【0187】
反射部材駆動装置1000は、ホールセンサー(Hall sensor)1413を含むことができる。ホールセンサー1413は、第1駆動マグネット1411を感知することができる。ホールセンサー1413は、第1駆動マグネット1411の磁気力を感知することができる。ホールセンサー1413は、ホルダー1210の位置を感知することができる。ホールセンサー1413は、反射部材1220の位置を感知することができる。ホールセンサー1413は、ホルダー1210のx軸を中心にするチルト量を感知することができる。
【0188】
反射部材駆動装置1000は、ヨーク1414を含むことができる。ヨーク1414は、第1駆動マグネット1411とホルダー1210との間に配置されてもよい。ヨーク1414は、第1駆動マグネット1411と対応する形状で形成することができる。ヨーク1414は、第1駆動マグネット1411と第1コイル1412との間の相互作用力を増加させることができる。
【0189】
駆動部1400は、第2駆動部1420を含むことができる。第2駆動部1420は、移動部1200を固定部1100に対して第2軸を中心にチルトさせることができる。第2駆動部1420は、ホルダー1210をムービングプレート1300の第1軸と垂直な第2軸を基準にチルトさせることができる。第2駆動部1420は、移動部1200を固定部1100に対してy軸を中心にチルトさせることができる。第2駆動部1420は、コイルとマグネットを含むことができる。第2駆動部1420は、電磁気的相互作用を通じて移動部1200を移動させることができる。変形例において、第2駆動部1420は、形状記憶合金(SMA,shape memory alloy)を含むことができる。
【0190】
第2駆動部1420は、第2駆動マグネット1421を含むことができる。第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210に配置されてもよい。第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210の両側面に配置されてもよい。第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210に固定されることができる。第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210に接着剤によって固定されることができる。第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210とハウジング1110の側面との間に配置されてもよい。第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210とハウジング1110の側板との間に配置されてもよい。第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210と一体で移動することができる。第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210をチルトさせることができる。第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210を第1軸に垂直な第2軸に対してチルトさせることができる。第2駆動マグネット1421は、第2コイル1422と向かい合うように配置されてもよい。第2駆動マグネット1421は、第2コイル1422と対向することができる。第2駆動マグネット1421は、第2コイル1422と対応する位置に配置されてもよい。第2駆動マグネット1421は、第2コイル1422と相互作用することができる。第2駆動マグネット1421は、第2コイル1422と電磁気的相互作用することができる。
【0191】
第2駆動マグネット1421は、極性を有しない中立部を含むことができる。中立部は、孔隙であってもよい。中立部はN極とS極との間に配置されてもよい。中立部は、第2駆動マグネット1421の前方に該当する第1部分と後方に該当する第2部分との間に配置されてもよい。または、中立部は、第2駆動マグネット1421の内側の部分と外側の部分との間に配置されてもよい。
【0192】
第2駆動マグネット1421は、第1サブマグネット1421-1を含むことができる。第1サブマグネット1421-1は、ホルダー1210の一側に配置されてもよい。第1サブマグネット1421-1は、第1サブコイル1422-1と向かい合うように配置されてもよい。第1サブマグネット1421-1は、第1サブコイル1422-1と対向することができる。第1サブマグネット1421-1は、第1サブコイル1422-1と対応する位置に配置されてもよい。第1サブマグネット1421-1は、第1サブコイル1422-1と相互作用することができる。第1サブマグネット1421-1は、第1サブコイル1422-1と電磁気的相互作用することができる。
【0193】
第2駆動マグネット1421は、第2サブマグネット1421-2を含むことができる。第2サブマグネット1421-2は、ホルダー1210の他方に配置されてもよい。第2サブマグネット1421-2は、第1サブマグネット1421-1の反対側に配置されてもよい。第2サブマグネット1421-2は、第1サブマグネット1421-1の同じ大きさおよび形状で形成することができる。第2サブマグネット1421-2は、第2サブコイル1422-2と向かい合うように配置されてもよい。第2サブマグネット1421-2は、第2サブコイル1422-2と対向することができる。第2サブマグネット1421-2は、第2サブコイル1422-2と対応する位置に配置されてもよい。第2サブマグネット1421-2は、第2サブコイル1422-2と相互作用することができる。第2サブマグネット1421-2は、第2サブコイル1422-2と電磁気的相互作用することができる。
【0194】
第2駆動部1420は、第2コイル1422を含むことができる。第2コイル1422は、基板1130に配置されてもよい。第2コイル1422は、ハウジング1110に配置されてもよい。第2コイル1422は、基板1130の第2部分に配置されてもよい。第2コイル1422は、ホルダー1210の両側方に配置されてもよい。第2コイル1422に電流が印加されると、第2コイル1422の周辺に電磁気場が形成されて第2駆動マグネット1421と相互作用することができる。第2コイル1422は、ホルダー1210に対して互いに反対側に配置される2個のサブコイル1421-1、1421-2を含むことができる。2個のサブコイル1421-1、1421-2は、互いに電気的に接続されることができる。第2駆動マグネット1421と第2コイル1422は、ホルダー1210を第1軸に垂直な第2軸を基準にチルトさせることができる。この時、第2軸はy軸であってもよい。第1軸はx軸で、z軸はイメージセンサー3400の光軸であってもよい。
【0195】
第2コイル1422は、第1サブコイル1422-1を含むことができる。第1サブコイル1422-1は、基板1130に配置されてもよい。第1サブコイル1422-1は、ハウジング1110に配置されてもよい。第1サブコイル1422-1は、基板1130の第2部分に配置されてもよい。第1サブコイル1422-1は、ホルダー1210の側方に配置されてもよい。第1サブコイル1422-1に電流が印加されると、第1サブコイル1422-1の周辺に電磁気場が形成されて第1サブマグネット1421-1と相互作用することができる。
【0196】
第2コイル1422は、第2サブコイル1422-2を含むことができる。第2サブコイル1422-2は、基板1130に配置されてもよい。第2サブコイル1422-2は、ハウジング1110に配置されてもよい。第2サブコイル1422-2は、基板1130の第2部分に配置されてもよい。第2サブコイル1422-2は、ホルダー1210の側方に配置されてもよい。第2サブコイル1422-2に電流が印加されると、第2サブコイル1422-2の周辺に電磁気場が形成されて第2サブマグネット1421-2と相互作用することができる。
【0197】
第2駆動マグネット1421は、ホルダー1210の第1側面に配置される第1サブマグネット1421-1と、ホルダー1210の第2側面に配置される第2サブマグネット1421-2を含むことができる。第2コイル1422は、基板に配置され、第1サブマグネット1421-1と対応する位置に配置される第1サブコイル1422-1と、基板に配置され、第2サブマグネット1421-2と対応する位置に配置される第2サブコイル1422-2を含むことができる。
【0198】
反射部材駆動装置1000は、ホールセンサー(Hall sensor)1423を含むことができる。ホールセンサー1423は、第2駆動マグネット1421を感知することができる。ホールセンサー1423は、第2駆動マグネット1421の磁気力を感知することができる。ホールセンサー1423は、ホルダー1210の位置を感知することができる。ホールセンサー1423は、反射部材1220の位置を感知することができる。ホールセンサー1423は、ホルダー1210のy軸を中心にするチルト量を感知することができる。
【0199】
反射部材駆動装置1000は、ヨーク1424を含むことができる。ヨーク1424は、第2駆動マグネット1421とホルダー1210との間に配置されてもよい。ヨーク1424は、第2駆動マグネット1421と対応する形状で形成することができる。ヨーク1424は、第2駆動マグネット1421と第2コイル1422との間の相互作用力を増加させることができる。
【0200】
反射部材駆動装置1000は、ダンパー1500を含むことができる。ダンパー1500は、接着物質を含むことができる。ダンパー1500は、粘性を有することができる。ダンパー1500は、固定部1100と移動部1200との間に配置されてもよい。ダンパー1500は、ムーバーリジッド1230とハウジング1110との間に配置されてもよい。ダンパー1500は、ムーバーリジッド1230とハウジング1110を接続することができる。ダンパー1500は、ムーバーリジッド1230とハウジング1110に結合することができる。ダンパー1500は、ムーバーリジッド1230に配置されてもよい。ダンパー1500は、ムーバーリジッド1230と結合することができる。ダンパー1500は、ムーバーリジッド1230に結合することができる。ムーバーリジッド1230は、ハウジング1110に結合することができる。ダンパー1500にてハウジング1110とムーバーリジッド1230が接着されることができる。
【0201】
ダンパー1500は、ハウジング1110の第1部分1111の上部と下部の少なくとも一か所に配置されてもよい。ダンパー1500は、ムーバーリジッド1230の突出部1231とハウジング1110を接続することができる。ダンパー1500の少なくとも一部は、ハウジング1110の溝1119にムーバーリジッド1230の突出部1231とハウジング1110との間に配置されてもよい。ダンパー1500の少なくとも一部は、ハウジング1110の第1溝部から陥没する第2溝部に配置されてもよい。
【0202】
本実施例においては、ハウジング1110とムーバーリジッド1230との間にダンパー役割をするゲル(gel)成分のボンドを塗布することができる。これにより、ゲイン(gain)の値は維持し、位相(phase)マージンを確保してアクチュエータの応答性を高めることができる。即ち、FRA特性が改善されることができる。特にx軸を中心にするチルト(pitch)の応答特性が改善されることができる。y軸を中心にするチルト(yaw)も改善されることができる。
【0203】
図30図31は、本実施例に係る反射部材駆動装置のx軸を中心にしたチルトを説明するための図面である。
【0204】
本実施例においては、第1駆動部1410に電流が供給されない初期状態で、ホルダー1210がハウジング1110の上板と下板との間に配置されてもよい。この時、ホルダー1210は、ハウジング1110の上板に接触した状態であってもよい(図30参照)。
【0205】
この時、第1コイル1412に第1方向の電流が印加されると、第1コイル1412と第1駆動マグネット1411との間の電磁気的相互作用によって、ホルダー1210がムービングプレート1300の第1突起1310を中心に下側にチルトできる(図31のθ参照)。
【0206】
即ち、第1コイル1412に電流が印加されて、ホルダー1210はハウジング1110に対してx軸を中心に下方向にチルトすることができる。この時、ホルダー1210と共に反射部材1220もチルトされるため、光経路が変更されてジャイロセンサー1150にて感知された揺れが相殺されることができる。
【0207】
本実施例においては、第1コイル1412の制御のために、第1方向の電流だけ使用し、第1方向と反対である第1方向の電流は使用しないことがある。これにより、第2方向の電流が、第1コイル1412に印加される場合、発生し得るムービングプレート1300の脱去問題が基本的に遮断されることができる。
【0208】
より詳細に、比較例において、第1マグネット1240と第2マグネット1120の中心がムービングプレート1300の第1突起1310と同じ高さに配置される場合、第1マグネット1240と第2マグネット1120との間の斥力と、第1コイル1412と第1駆動マグネット1411との間の電磁気力が不均一な場合、電磁気力によって移動部1200が滑ってムービングプレート1300が脱去し得る。第1コイル1412と第1駆動マグネット1411との間の電磁気力が、第1マグネット1240と第2マグネット1120との間の斥力より大きい場合、ムーバーリジッド1230が第1マグネット1240と第2マグネット1120との間のギャップだけ抜ける現象が起きて、ムービングプレート1300が離脱し得る。これは、ホールキヤリブレーション動特性不良の原因になり得る。
【0209】
本実施例においては、斥力のセンター軸とx軸駆動センター軸が一定の距離だけずれる。これにより、反射部材1220が上側方向に器具的にシフトする。この時、上側方向は重力の反対方向である。
【0210】
本実施例においては、電流制御ではなくコード(code)で制御することができる。本実施例のようなピボット構造では、重力による垂れなどの理由でオープン(open)状態で初期位置が分かりにくいので、クローズド(closed)方式(初期状態で移動部1200が固定部1100に接触した方式)で制御が必要になり得る。本実施例においては、クローズド方式で制御されるので、より精度の高い駆動を実行することができる。さらに、本実施例においては、クローズド方式によって移動部1200があちこち動いて発生する騒音も最小化することができる。
【0211】
図32図34は、本実施例に係る反射部材駆動装置のy軸を中心にしたチルトを説明するための図面である。
【0212】
本実施例においては、第2駆動部1420に電流が供給されなかった初期状態でホルダー1210が、ハウジング1110の両側板の間に配置されてもよい。この時、ホルダー1210は、ハウジング1110の両側板のすべてに離隔した状態である(図32参照)。
【0213】
この時、第2コイル1422に第1方向の電流が印加されると、第2コイル1422と第2駆動マグネット1421との間の電磁気的相互作用によって、ホルダー1210がムービングプレート1300の第2突起1320を中心に一側にチルトすることができる(図33のa参照)。
【0214】
一方、第2コイル1422に第1方向と反対である第2方向の電流が印加されると、第2コイル1422と第2駆動マグネット1421との間の電磁気的相互作用によって、ホルダー1210がムービングプレート1300の第2突起1320を中心に他方にチルトすることができる(図34のb参照)。
【0215】
即ち、第2コイル1422に電流が両方向に選択的に印加されて、ホルダー1210は、ハウジング1110に対してy軸を中心に左右方向にチルトすることができる。この時、ホルダー1210と共に反射部材1220もチルトされるので、光経路が変更されてジャイロセンサー1150にて感知された揺れを相殺することができる。従って、本実施例においては、x軸チルトとy軸チルト、即ち2軸チルトに対する手振れ補正を実行することができる。
【0216】
以下、本実施例に係るレンズ駆動装置を図面を参照して説明する。
【0217】
図35は、本実施例に係るレンズ駆動装置の斜視図で、図36は、本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成を省略した斜視図で、図37は、図36に図示された状態のレンズ駆動装置を他の方向で望む斜視図で、図38は、本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成を省略した斜視図で、図39は、本実施例に係るレンズ駆動装置で基板とコイルなどの構成が省略された状態の斜視図で、図40は、図39に図示された状態のレンズ駆動装置で第1レンズと関連構成が省略された状態の斜視図で、図41は、本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成の斜視図、および一部拡大図であり、図42は、本実施例に係るレンズ駆動装置のコイルとセンサーの配置構造を説明するための図面で、図43は、図39に図示された状態のレンズ駆動装置で第2ハウジングが省略された状態の斜視図で、図44は、図43に図示された状態のレンズ駆動装置でガイドレールが省略された状態の斜視図で、図45は、本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成の拡大図で、図46は、本実施例に係るレンズ駆動装置の第1移動部と第2移動部、および関連構成の斜視図で、図47は、本実施例に係るレンズ駆動装置の第2移動部と関連構成の斜視図で、図48は、本実施例に係るレンズ駆動装置の分解斜視図で、図49は、本実施例に係るレンズ駆動装置の第2ハウジングの斜視図で、図50図51は、本実施例に係るレンズ駆動装置の一部構成の分解斜視図で、図52は、本実施例に係るレンズ駆動装置の断面図である。
【0218】
レンズ駆動装置2000は、ズーム(zoom)機能を行うことができる。レンズ駆動装置2000は、連続ズーム機能を行うことができる。レンズ駆動装置2000は、オートフォーカス(AF,auto focus)機能を行うことができる。レンズ駆動装置2000は、レンズを移動させることができる。レンズ駆動装置2000は、レンズを光軸に沿って移動させることができる。レンズ駆動装置2000は、複数の群で形成されるレンズを群別に移動させることができる。レンズ駆動装置2000は、第2群レンズを移動させることができる。レンズ駆動装置2000は、第3群レンズを移動させることができる。レンズ駆動装置2000は、レンズアクナュエータであってもよい。レンズ駆動装置2000は、AFアクナュエータであってもよい。レンズ駆動装置2000は、ズームアクナュエータであってもよい。レンズ駆動装置2000は、ボイスコイルモーター(VCM,voice coil motor)を含むことができる。
【0219】
レンズ駆動装置2000は、レンズを含むことができる。または、レンズは、レンズ駆動装置2000の一構成ではなくカメラ装置10の一構成と説明することができる。レンズは、反射部材駆動装置1000の反射部材1220とイメージセンサー3400が形成する光経路に配置されてもよい。レンズは、複数のレンズを含むことができる。複数のレンズは、複数の群を形成することができる。レンズは、3個の群を形成することができる。レンズは、第1~第3群レンズを含むことができる。反射部材1220とイメージセンサー3400との間に、第1群レンズ、第2群レンズ、第3群レンズが順次配置されてもよい。第1群レンズは、第1レンズ2120を含むことができる。第2群レンズは、第2レンズ2220を含むことができる。第3群レンズは、第3レンズ2320を含むことができる。
【0220】
レンズ駆動装置2000は、固定部2100を含むことができる。固定部2100は、第1移動部2200と第2移動部2300の移動時、相対的に固定された部分であってもよい。レンズ駆動装置2000は、ハウジング2110を含むことができる。固定部2100は、ハウジング2110を含むことができる。ハウジング2110は、第1ホルダー2210と第2ホルダー2310の外側に配置されてもよい。ハウジング2110は、第1ホルダー2210と第2ホルダー2310の少なくとも一部を収容することができる。ハウジング2110は、前面板と後面板と複数の連結板を含むことができる。この時、前面板を上板と呼び、後面板を下板と呼び、連結板を側板と呼ぶことができる。
【0221】
ハウジング2110は、第1ハウジング2110-1を含むことができる。第1ハウジング2110-1は、ハウジング2110の前面板を形成することができる。第1ハウジング2110-1は、第1レンズ2120と結合することができる。第1ハウジング2110-1は、バーであってもよい。第1ハウジング2110-1は、反射部材駆動装置1000と結合することができる。第1ハウジング2110-1には、第1レンズ2120が固定することができる。
【0222】
ハウジング2110は、第2ハウジング2110-2を含むことができる。第2ハウジング2110-2は、ハウジング2110の後面板と連結板を形成することができる。第2ハウジング2110-2は、前方にオープンすることができる。第2ハウジング2110-2の前方に第1ハウジング2110-1が結合することができる。第1ハウジング2110-1と第2ハウジング2110-2のとの間にガイドレール2130の一部が配置されてもよい。
【0223】
ハウジング2110は、第1溝2111を含むことができる。第1溝2111は、反射部材駆動装置1000のハウジング1110の突出部1116と結合することができる。第1溝2111は、反射部材駆動装置1000の突出部1116と対応する形状で形成することができる。第1溝2111には、反射部材駆動装置1000をレンズ駆動装置2000と結合する接着剤が配置されてもよい。
【0224】
ハウジング2110は、第2溝2112を含むことができる。第2溝2112は、反射部材駆動装置1000のハウジング1110の突起1117と結合することができる。第2溝2112には、反射部材駆動装置1000の突起1117が挿入されてもよい。第2溝2112は、反射部材駆動装置1000の突起1117と対応する形状で形成することができる。第2溝2112には、反射部材駆動装置1000をレンズ駆動装置2000と結合する接着剤が配置されてもよい。
【0225】
ハウジング2110は、第1ホール2113を含むことができる。第1ホール2113は、第1ホルダー2210の突起2211と第2ホルダー2310の突起2311を露出させることができる。第1ホール2113は、ハウジング2110の連結板に形成することができる。製造時テスト段階で、第1ホール2113を通して露出する第1ホルダー2210の突起2211と第2ホルダー2310の突起2311を確認してレンズ駆動装置2000の正常可動の有無を確認することができる。
【0226】
ハウジング2110は、プレート2113-1を含むことができる。プレート2113-1は、第1ホール2113をカバーすることができる。プレート2113-1は、第1ホール2113に配置されて第1ホール2113を閉鎖することができる。
【0227】
ハウジング2110は、第2ホール2114を含むことができる。第2ホール2114は、第1コイル2412と第2コイル2422が配置されるコイル収容ホールであってもよい。第2ホール2114には、第1コイル2412と第2コイル2422が配置されてもよい。第2ホール2114は、第1コイル2412と第2コイル2422より大きく形成することができる。
【0228】
ハウジング2110は、突起2115を含むことができる。突起2115は、第2ハウジング2110-2に形成することができる。突起2115は2段突起で形成することができる。突起2115は、ガイドレール2130と結合することができる。突起2115は、第1ハウジング2110-1と結合することができる。突起2115の直径が大きい部分にガイドレール2130が結合し、突起2115の直径が小さい部分に第1ハウジング2110-1が結合することができる。
【0229】
突起2115は、第1突起2115-1を含むことができる。第1突起2115-1は、第1直径(D2)を有する第1部分と、第1部分から突出して第2直径(D1)を有する第2部分を含むことができる。突起2115は、第2突起2115-2を含むことができる。第2突起2115-2は、第3直径(D3)を有する第3部分と、第3部分から突出して第4直径(D4)を有する第4部分を含むことができる。この時、第4直径(D4)は、第2直径(D1)より小さくてもよい。これにより、第1突起2115-1が第2突起2115-2より第1ハウジング2110-1によりタイトに結合することができる。
【0230】
ハウジング2110は、ガイド突起2116を含むことができる。ガイド突起2116は、ハウジング2110の内面に形成することができる。ガイド突起2116は、第1ホルダー2210と第2ホルダー2310の少なくとも一部の形状と対応する形状で形成することができる。これにより、ガイド突起2116は、第1ホルダー2210と第2ホルダー2310の光軸方向移動をガイドすることができる。この時、光軸方向はx軸とy軸に垂直なz軸方向であってもよい。ガイド突起2116は、光軸方向に配置されてもよい。ガイド突起2116は、光軸方向に延びることができる。
【0231】
ハウジング2110は、溝2117を含むことができる。溝2117は、第1ハウジング2110-1に形成することができる。第1ハウジング2110-1の溝2117は、第2ハウジング2110-2の突起2115と結合することができる。
【0232】
ハウジング2110は、突起2118を含むことができる。突起2118は、基板2140と結合することができる。突起2118は、基板2140の溝に挿入されてもよい。突起2118は、基板2140の溝に嵌め合うように対応する大きさおよび形状で形成することができる。
【0233】
ハウジング2110はベントホール2119を含むことができる。ベントホール2119は、ハウジング2110の後面板に形成することができる。ベントホール2119は、ハウジング2110とダミーグラス2600との間にギャップ(gap)を形成することができる。ハウジング2110とダミーグラス2600との間のギャップで空気が流動することができる。ベントホール2119を通して接着剤の硬化過程で発生するガス(gas)が抜けることができる。
【0234】
レンズ駆動装置2000は、第1レンズ2120を含むことができる。または、第1レンズ2120は、レンズ駆動装置2000の一構成でないカメラ装置10の一構成と説明することができる。固定部2100は、第1レンズ2120を含むことができる。第1レンズ2120は、光軸に配置されてもよい。第1レンズ2120は、反射部材1220とイメージセンサー3400との間に配置されてもよい。第1レンズ2120は、反射部材1220と第2レンズ2220との間に配置されてもよい。第1レンズ2120は、第1ハウジング2110-1内に配置されてもよい。第1レンズ2120は、第1ハウジング2110-1に固定することができる。第1レンズ2120は、第2レンズ2220と第3レンズ2320が移動する場合にも固定された状態を維持することができる。
【0235】
第1レンズ2120は、第1群レンズであってもよい。第1レンズ2120は、複数のレンズを含むことができる。第1レンズ2120は、3枚のレンズを含むことができる。
【0236】
レンズ駆動装置2000は、ガイドレール2130を含むことができる。固定部2100は、ガイドレール2130を含むことができる。ガイドレール2130は、第1ハウジング2110-1と第2ハウジング2110-2との間に結合することができる。ガイドレール2130は、第1ホルダー2210と第2ホルダー2310の移動をガイドすることができる。レール2130は、第1ホルダー2210と第2ホルダー2310が光軸方向に移動するようにガイドすることができる。ガイドレール2130は、光軸方向に配置されるレールを含むことができる。ガイドレール2130は、光軸方向に延びるレールを含むことができる。ガイドレール2130は、ボール2500が転がるように形成されるレールを含むことができる。
【0237】
レンズ駆動装置2000は、基板2140を含むことができる。固定部2100は、基板2140を含むことができる。基板2140は、ハウジング2110の両側面に配置されてもよい。基板2140は、FPCBであってもよい。基板2140には、第1コイル2412と第2コイル2422が配置されてもよい。
【0238】
基板2140は、第1領域2140-1を含むことができる。第1領域2140-1は、基板2140の末端に形成することができる。第1領域2140-1には端子が配置されてもよい。基板2140は、第2領域2140-2を含むことができる。基板2140の第1領域2140-1は、第2領域2140-2に対して内側に折り曲げられてもよい。これにより、基板2140の端子とプリント回路基板3300を接続するはんだ付けの配置領域を確保しながら、プリント回路基板3300の大きさを最小化することができる。第1領域2140-1は、第2領域2140-2と鈍角を形成することができる。
【0239】
基板2140は、第1基板2141を含むことができる。第1基板2141は、ハウジング2110の一側に配置されてもよい。第1基板2141には、第1コイル2412が配置されてもよい。第1基板2141には、第1および第2ホールセンサー2413、2414が配置されてもよい。
【0240】
基板2140は、第2基板2142を含むことができる。第2基板2142は、ハウジング2110の他側に配置されてもよい。第2基板2142は、第1基板2141の反対側に配置されてもよい。第2基板2142には、第2コイル2422が配置されてもよい。第2基板2142には、第3および第4ホールセンサー2423、2424が配置されてもよい。
【0241】
レンズ駆動装置2000はサス(SUS)2145を含むことができる。サス2145は、基板2140に配置されてもよい。サス2145は、基板2140の強度を補強することができる。サス2145は、基板2140で発生する熱を放出することができる。
【0242】
レンズ駆動装置2000は、EEPROM2150を含むことができる。EEPROM2150は、第1コイル2412と第2コイル2422と電気的に接続することができる。EEPROM2150は、製造段階でレンズ駆動装置2000をドライバーIC3900と接続する前に第1コイル2412と第2コイル2422に印加される電流を制御するために使用することができる。即ち、EEPROM2150は、レンズ駆動装置2000の正常可動の有無をテストするために使用することができる。EEPROM2150は、基板2140の内面に配置されてもよい。
【0243】
レンズ駆動装置2000は、第1移動部2200を含むことができる。第1移動部2200は、固定部2100に対して移動することができる。第1移動部2200の少なくとも一部は、固定部2100と第2移動部2300との間に配置されてもよい。第1移動部2200は、固定部2100と第2移動部2300との間で移動することができる。
【0244】
レンズ駆動装置2000は、第1ホルダー2210を含むことができる。第1移動部2200は、第1ホルダー2210を含むことができる。第1ホルダー2210は、ハウジング2110内に配置されてもよい。第1ホルダー2210は、ハウジング2110に対して移動することができる。第1ホルダー2210の少なくとも一部は、ハウジング2110と離隔することができる。第1ホルダー2210は、ハウジング2110と接触することができる。第1ホルダー2210は、移動時ハウジング2110と接触することができる。または、初期状態で第1ホルダー2210は、ハウジング2110と接触することができる。
【0245】
第1ホルダー2210は、突起2211を含むことができる。突起2211は、テスト突起であってもよい。突起2211は、第1ホルダー2210の外面に形成することができる。突起2211は、第1ホルダー2210から突出することができる。突起2211は、ハウジング2110の第1ホール2113を通して外側から見えることができる。突起2211は、レンズ駆動装置2000の正常可動の有無テスト時に利用することができる。突起2211は、平面2211-1と傾斜面2211-2を含むことができる。
【0246】
第1ホルダー2210は、レール溝2212を含むことができる。レール溝2212にはボール2500が配置されてもよい。レール溝2212でボール2500は転がり移動することができる。レール溝2212とボール2500は、2点で接触することができる。レール溝2212は、光軸方向に配置されてもよい。レール溝2212は、光軸方向に延びることができる。
【0247】
レール溝2212は、複数のレール溝を含むことができる。レール溝2212は、4つのレール溝を含むことができる。レール溝2212は、第1~第4レール溝を含むことができる。複数のレール溝2212のそれぞれにボール2500が一つ以上配置されてもよい。
【0248】
第1ホルダー2210は、突起2213を含むことができる。突起2213は、第1ホルダー2210の第1ハウジング2110-1を望む面に形成することができる。突起2213は、第1ホルダー2210が第1ハウジング2110-1と近づく方向に移動する場合、第1ハウジング2110-1と接触することができる。この時、突起2213が省略された場合と比較すると、突起2213が形成される場合、第1ホルダー2210と第1ハウジング2110-1との間の接触面積を低減することができる。これにより、第1ホルダー2210と第1ハウジング2110-1の接触によって発生する衝撃と騒音が最小化されることができる。
【0249】
レンズ駆動装置2000は、第2レンズ2220を含むことができる。または、第2レンズ2220は、レンズ駆動装置2000の一構成でなく、カメラ装置10の一構成と説明することができる。第1移動部2200は、第2レンズ2220を含むことができる。第2レンズ2220は、光軸に配置されてもよい。第2レンズ2220は、反射部材1220とイメージセンサー3400との間に配置されてもよい。第2レンズ2220は、第1レンズ2120と第3レンズ2320との間に配置されてもよい。第2レンズ2220は、第1ホルダー2210内に配置されてもよい。第2レンズ2220は、第1ホルダー2210に結合することができる。第2レンズ2220は、第1ホルダー2210に固定することができる。第2レンズ2220は、第1レンズ2120に対して移動することができる。第2レンズ2220は、第3レンズ2320とは別に移動することができる。
【0250】
第2レンズ2220は、第2群レンズであってもよい。第2レンズ2220は、複数のレンズを含むことができる。第2レンズ2220は、2枚のレンズを含むことができる。
【0251】
レンズ駆動装置2000は、第2移動部2300を含むことができる。第2移動部2300は、固定部2100に対して移動することができる。第2移動部2300は、第1移動部2200とは別に移動することができる。第2移動部2300は、第1移動部2200の後方に配置されてもよい。第2移動部2300は、第1移動部2200と近づく方向および離れる方向に移動することができる。
【0252】
レンズ駆動装置2000は、第2ホルダー2310を含むことができる。第2移動部2300は、第2ホルダー2310を含むことができる。第2ホルダー2310は、ハウジング2110内に配置されてもよい。第2ホルダー2310は、ハウジング2110に対して移動することができる。第2ホルダー2310の少なくとも一部は、ハウジング2110と離隔することができる。第2ホルダー2310は、ハウジング2110と接触することができる。第2ホルダー2310は、移動時ハウジング2110と接触することができる。または、初期状態で第2ホルダー2310は、ハウジング2110と接触することができる。第2ホルダー2310は、第1ホルダー2210と接触することができる。第2ホルダー2310は、第1ホルダー2210と離隔することができる。第2ホルダー2310は、移動時第1ホルダー2210と接触することができる。または、初期状態で第2ホルダー2310は、第1ホルダー2210と接触することができる。
【0253】
第2ホルダー2310は、突起2311を含むことができる。突起2311は、テスト突起であってもよい。突起2311は、第2ホルダー2310の外面に形成することができる。突起2311は、第2ホルダー2310から突出することができる。突起2311は、ハウジング2110の第1ホール2113を通して外側から見えることができる。突起2311は、レンズ駆動装置2000の正常可動の有無テスト時に利用することができる。突起2311は、平面2311-1と傾斜面2311-2を含むことができる。
【0254】
第2ホルダー2310は、レール溝2312を含むことができる。レール溝2312にはボール2500が配置されてもよい。レール溝2312でボール2500は転がり移動することができる。レール溝2312とボール2500は、2点で接触することができる。レール溝2312は、光軸方向に配置されてもよい。レール溝2312は、光軸方向に延びることができる。
【0255】
レール溝2312は、複数のレール溝を含むことができる。レール溝2312は、4つのレール溝を含むことができる。レール溝2312は、第1~第4レール溝を含むことができる。複数のレール溝2312のそれぞれにボール2500が一つ以上配置されてもよい。
【0256】
第2ホルダー2310は、突起2313を含むことができる。突起2313は、第2ホルダー2310の第1ホルダー2210を望む面に形成することができる。突起2313は、第2ホルダー2310が第1ホルダー2210と近づく方向に移動する場合、第1ホルダー2210と接触することができる。この時、突起2313が省略された場合と比較すると、突起2313が形成される場合、第2ホルダー2310と第1ホルダー2210との間の接触面積を低減することができる。これにより、第2ホルダー2310と第1ホルダー2210の接触により発生する衝撃と騒音が最小化されることができる。
【0257】
レンズ駆動装置2000は、第3レンズ2320を含むことができる。または、第3レンズ2320は、レンズ駆動装置2000の一構成でないカメラ装置10の一構成と説明されることができる。第2移動部2300は、第3レンズ2320を含むことができる。第3レンズ2320は、光軸に配置されてもよい。第3レンズ2320は、反射部材1220とイメージセンサー3400との間に配置されてもよい。第3レンズ2320は、第2レンズ2220とイメージセンサー3400との間に配置されてもよい。第3レンズ2320は、第2ホルダー2310内に配置されてもよい。第3レンズ2320は、第2ホルダー2310に結合することができる。第3レンズ2320は、第2ホルダー2310に固定することができる。第3レンズ2320は、第1レンズ2120に対して移動することができる。第3レンズ2320は、第2レンズ2220とは別に移動することができる。
【0258】
第3レンズ2320は、第3群レンズであってもよい。第3レンズ2320は、複数のレンズを含むことができる。第3レンズ2320は、2枚のレンズを含むことができる。
【0259】
レンズ駆動装置2000は、駆動部2400を含むことができる。駆動部2400は、複数のレンズの少なくとも一部を移動させることができる。駆動部2400は、第1移動部2200と第2移動部2300を固定部2100に対して移動させることができる。駆動部2400は、コイルとマグネットを含むことができる。駆動部2400は、電磁気的相互作用を通じて第1移動部2200と第2移動部2300を移動させることができる。変形例において、駆動部2400は、形状記憶合金を含むことができる。
【0260】
駆動部2400は、第1駆動部2410を含むことができる。第1駆動部2410は、第1移動部2200を固定部2100に対して移動させることができる。第1駆動部2410は、第1移動部2200を第2移動部2300に対して移動させることができる。第1駆動部2410は、ズーム機能を駆動するために使用することができる。または、第1駆動部2410は、オートフォーカス機能を駆動するために使用することができる。
【0261】
第1駆動部2410は、第1駆動マグネット2411を含むことができる。第1駆動マグネット2411は、第1ホルダー2210に配置されてもよい。第1駆動マグネット2411は、第1ホルダー2210の側面に配置されてもよい。第1駆動マグネット2411は、第1ホルダー2210に結合することができる。第1駆動マグネット2411は、第1ホルダー2210に固定することができる。第1駆動マグネット2411は、第1ホルダー2210に接着剤によって固定することができる。第1駆動マグネット2411は、第1ホルダー2210と一体で移動することができる。第1駆動マグネット2411は、第1コイル2412と向かい合うように配置されてもよい。第1駆動マグネット2411は、第1コイル2412と対向することができる。第1駆動マグネット2411は、第1コイル2412と対応する位置に配置されてもよい。第1駆動マグネット2411は、第1コイル2412と相互作用することができる。第1駆動マグネット2411は、第1コイル2412と電磁気的相互作用することができる。
【0262】
第1駆動マグネット2411は、第1マグネット部2411-1を含むことができる。第1マグネット部2411-1は、第1極性を有することができる。第1駆動マグネット2411は、第2マグネット部2411-2を含むことができる。第2マグネット部2411-2は、第1極性と異なる第2極性を有することができる。この時、第1極性はN極で、第2極性はS極であってもよい。逆に、第1極性はS極で、第2極性はN極であってもよい。
【0263】
第1駆動マグネット2411は中立部2411-3を含むことができる。中立部2411-3は、第1マグネット部2411-1と第2マグネット部2411-2との間に配置されてもよい。中立部2411-3は、中立の極性を有することができる。中立部2411-3は、磁化されなかった部分であってもよい。
【0264】
第1駆動部2410は、第1コイル2412を含むことができる。第1コイル2412は、基板2140に配置されてもよい。第1コイル2412は、第1基板2141に配置されてもよい。第1コイル2412は、ハウジング2110に配置されてもよい。第1コイル2412は、第1ホルダー2210の外側に配置されてもよい。第1コイル2412に電流が印加されると、第1コイル2412の周辺に電磁気場が形成されて第1駆動マグネット2411と相互作用することができる。
【0265】
変形例において、第1コイル2412が第1ホルダー2210に配置され、第1駆動マグネット2411がハウジング2110に配置されてもよい。
【0266】
第1コイル2412は、リング形状で形成することができる。第1コイル2412は、四角のリングまたは円形のリングで形成することができる。第1コイル2412が四角のリング形状で形成される場合にもコーナーの部分はカーブ状に形成することができる。第1コイル2412は間にギャップ(G1)を有する第1部分2412-1と第2部分2412-2を含むことができる。第1コイル2412のギャップ(G1)には、第1および第2ホールセンサー2413、2414が配置されてもよい。
【0267】
レンズ駆動装置2000は、ホールセンサーを含むことができる。ホールセンサーは、第1駆動マグネット2411を感知することができる。ホールセンサーは、複数のホールセンサーを含むことができる。ホールセンサーは、第1ホールセンサー2413と第2ホールセンサー2414を含むことができる。第1ホールセンサー2413と第2ホールセンサー2414は、互いに離隔することができる。第1ホールセンサー2413と第2ホールセンサー2414は間にギャップ(G2)が形成されるように離隔することができる。第1ホールセンサー2413と第2ホールセンサー2414は、第1駆動マグネット2411を感知することができる。第1ホールセンサー2413と第2ホールセンサー2414は、第1駆動マグネット2411の磁気力を感知することができる。第1ホールセンサー2413と第2ホールセンサー2414は、第1ホルダー2210の位置を感知することができる。第1ホールセンサー2413と第2ホールセンサー2414は、第2レンズ2220の位置を感知することができる。
【0268】
レンズ駆動装置2000は、ヨーク2415を含むことができる。ヨーク2415は、第1駆動マグネット2411と第1ホルダー2210との間に配置されてもよい。ヨーク2415は、第1駆動マグネット2411と対応する形状で形成することができる。ヨーク2415は、第1駆動マグネット2411と第1コイル2412との間の相互作用力を増加させることができる。
【0269】
ヨーク2415は、延長部2415-1を含むことができる。延長部2415-1は、第1駆動マグネット2411の前側面と後側面を包むことができる。ヨーク2415は、溝2415-2を含むことができる。溝2415-2は、ヨーク2415の本体部の中心部に形成することができる。
【0270】
駆動部2400は、第2駆動部2420を含むことができる。第2駆動部2420は、第2移動部2300を固定部2100に対して移動させることができる。第2駆動部2420は、第2移動部2300を第1移動部2200に対して移動させることができる。第2駆動部2420は、オートフォーカス機能を駆動するために使用することができる。または、第2駆動部2420は、ズーム機能を駆動するために使用することができる。
【0271】
第2駆動部2420は、第2駆動マグネット2421を含むことができる。第2駆動マグネット2421は、第2ホルダー2310に配置されてもよい。第2駆動マグネット2421は、第2ホルダー2310の側面に配置されてもよい。第2駆動マグネット2421は、第2ホルダー2310に結合することができる。第2駆動マグネット2421は、第2ホルダー2310に固定することができる。第2駆動マグネット2421は、第2ホルダー2310に接着剤によって固定することができる。第2駆動マグネット2421は、第2ホルダー2310と一体で移動することができる。第2駆動マグネット2421は、第2コイル2422と向かい合うように配置されてもよい。第2駆動マグネット2421は、第2コイル2422と対向することができる。第2駆動マグネット2421は、第2コイル2422と対応する位置に配置されてもよい。第2駆動マグネット2421は、第2コイル2422と相互作用することができる。第2駆動マグネット2421は、第2コイル2422と電磁気的相互作用することができる。
【0272】
第2駆動部2420は、第2コイル2422を含むことができる。第2コイル2422は、基板2140に配置されてもよい。第2コイル2422は、第2基板2142に配置されてもよい。第2コイル2422は、ハウジング2110に配置されてもよい。第2コイル2422は、第2ホルダー2310の外側に配置されてもよい。第2コイル2422に電流が印加されると、第2コイル2422の周辺に電磁気場が形成されて第2駆動マグネット2421と相互作用することができる。
【0273】
変形例において、第2コイル2422が第2ホルダー2310に配置され、第2駆動マグネット2421がハウジング2110に配置されてもよい。
【0274】
レンズ駆動装置2000は、ホールセンサーを含むことができる。ホールセンサーは、第2駆動マグネット2421を感知することができる。ホールセンサーは、複数のホールセンサーを含むことができる。ホールセンサーは、第3ホールセンサー2423と第4ホールセンサー2424を含むことができる。第3ホールセンサー2423と第4ホールセンサー2424は、互いに離隔することができる。第3ホールセンサー2423と第4ホールセンサー2424は間にギャップ(G2)が形成されるように離隔することができる。第3ホールセンサー2423と第4ホールセンサー2424は、第2駆動マグネット2421を感知することができる。第3ホールセンサー2423と第4ホールセンサー2424は、第2駆動マグネット2421の磁気力を感知することができる。第3ホールセンサー2423と第4ホールセンサー2424は、第2ホルダー2310の位置を感知することができる。第3ホールセンサー2423と第4ホールセンサー2424は、第3レンズ2320の位置を感知することができる。
【0275】
レンズ駆動装置2000は、ヨーク2425を含むことができる。ヨーク2425は、第2駆動マグネット2421と第2ホルダー2310との間に配置されてもよい。ヨーク2425は、第2駆動マグネット2421と対応する形状で形成することができる。ヨーク2425は、第2駆動マグネット2421と第2コイル2422との間の相互作用力を増加させることができる。
【0276】
レンズ駆動装置2000は、第1ヨーク2430を含むことができる。第1ヨーク2430は、第1駆動マグネット2411との間に引力が作用するように配置されてもよい。第1ヨーク2430は、ハウジング2110に配置されてもよい。第1ヨーク2430は、基板2140に配置されてもよい。第1ヨーク2430は、第1基板2141に配置されてもよい。第1駆動マグネット2411と第1ヨーク2430との間の引力によって、第1ホルダー2210がボール2500をガイドレール2130に向けて加圧することができる。i即ち、第1駆動マグネット2411と第1ヨーク2430との間の引力によって、ボール2500が第1ホルダー2210とガイドレール2130との間で脱去されずに維持することができる。
【0277】
レンズ駆動装置2000は、第2ヨーク2440を含むことができる。第2ヨーク2440は、第2駆動マグネット2421との間に引力が作用するように配置されてもよい。第2ヨーク2440は、ハウジング2110に配置されてもよい。第2ヨーク2440は、基板2140に配置されてもよい。第2ヨーク2440は、第2基板2142に配置されてもよい。第2駆動マグネット2421と第2ヨーク2440との間の引力によって、第2ホルダー2310がボール2500をガイドレール2130に向けて加圧することができる。即ち、第2駆動マグネット2421と第2ヨーク2440との間の引力によって、ボール2500が第2ホルダー2310とガイドレール2130との間で脱去されずに維持することができる。
【0278】
レンズ駆動装置2000はボール2500を含むことができる。ボール2500は、第1ホルダー2210の移動をガイドすることができる。ボール2500は、第1ホルダー2210とガイドレール2130との間に配置されてもよい。ボール2500は、第2ホルダー2310の移動をガイドすることができる。ボール2500は、第2ホルダー2310とガイドレール2130との間に配置されてもよい。ボール2500は球状で形成することができる。ボール2500は、第1ホルダー2210のレール溝2212とガイドレール2130のレール2133を転がることができる。ボール2500は、第1ホルダー2210のレール溝2212とガイドレール2130のレール2133との間で光軸方向に移動することができる。ボール2500は、第2ホルダー2310のレール溝2312とガイドレール2130のレール2133を転がることができる。ボール2500は、第2ホルダー2310のレール溝2312とガイドレール2130のレール2133との間で光軸方向に移動することができる。ボール2500は、複数のボールを含むことができる。ボール2500は、第1ホルダー2210に4個、第2ホルダー2310に4個、合計8個で備えることができる。
【0279】
レンズ駆動装置2000は、ダミーグラス2600を含むことができる。ダミーグラス2600は、ハウジング2110に配置されてもよい。ダミーグラス2600は、ハウジング2110の後方開口を閉鎖することができる。ダミーグラス2600は、光が通過可能に透明に形成することができる。
【0280】
レンズ駆動装置2000はポロン2700を含むことができる。ポロン2700は、衝撃吸収部材であってもよい。ポロン2700は、第1ホルダー2210と第2ホルダー2310の移動によって発生する衝撃と騒音を最小化することができる。ポロン2700は、第1ホルダー2210がハウジング2110と衝突する部分に配置されてもよい。ポロン2700は、第2ホルダー2310がハウジング2110と衝突する部分に配置されてもよい。
【0281】
図53図55は、本実施例に係るレンズ駆動装置のズーム機能とオートフォーカス機能の実現を説明するための図面である。
【0282】
本実施例においては、駆動部2400に電流が供給されなかった初期状態で第1レンズ2120と第2レンズ2220と第3レンズ2320が光軸(OA)に整列された状態で配置することができる(図53参照)。
【0283】
この時、第1コイル2412に電流が印加されると、第1コイル2412と第1駆動マグネット2411との間の電磁気的相互作用によって、第2レンズ2220が光軸(OA)に沿って移動することができる(図54のa参照)。第1レンズ2120が固定された状態で第2レンズ2220が移動することにより、ズーム(zoom)機能が行われる。第1コイル2412に第1方向の電流が印加されると、第2レンズ2220は、第1レンズ2120と近づく方向に移動することができる。第1コイル2412に第1方向と反対の第2方向の電流が印加されると、第2レンズ2220は、第1レンズ2120と離れる方向に移動することができる。
【0284】
一方、第2コイル2422に電流が印加されると、第2コイル2422と第2駆動マグネット2421との間の電磁気的相互作用によって、第3レンズ2320が光軸(OA)に沿って移動することができる(図55のb参照)。第1レンズ2120と第2レンズ2220に対する第3レンズ2320の相対的移動によって、オートフォーカス(AF)機能が行われる。第2コイル2422に第1方向の電流が印加されると、第3レンズ2320は、第1レンズ2120と近づく方向に移動することができる。第2コイル2422に第1方向と反対の第2方向の電流が印加されると、第3レンズ2320は、第1レンズ2120と離れる方向に移動することができる。
【0285】
以下、本実施例に係るカメラ装置を図面を参照して説明する。
【0286】
図1は、本実施例に係るカメラ装置の斜視図で、図2は、本実施例に係るカメラ装置の底面斜視図で、図3は、本実施例に係るカメラ装置の平面図で、図4は、図3のA-Aで見た断面図で、図5は、図3のB-Bで見た断面図で、図6は、図3のC-Cで見た断面図で、図7は、本実施例に係るカメラ装置の分解斜視図で、図8は、本実施例に係るカメラ装置でカバー部材を省略した斜視図で、図56は、本実施例に係るカメラ装置の一部構成の斜視図で、図57は、本実施例に係るカメラ装置のイメージセンサーとフィルターおよび関連構成の分解斜視図である。
【0287】
カメラ装置10は、カバー部材3100を含むことができる。カバー部材3100は、「カバーカン」または「シールドカン」であってもよい。カバー部材3100は、反射部材駆動装置1000とレンズ駆動装置2000をカバーするように配置されてもよい。カバー部材3100は、反射部材駆動装置1000とレンズ駆動装置2000の外側に配置されてもよい。カバー部材3100は、反射部材駆動装置1000とレンズ駆動装置2000を包むことができる。カバー部材3100は、反射部材駆動装置1000とレンズ駆動装置2000を収容することができる。カバー部材3100は、金属材で形成することができる。カバー部材3100は、電磁波妨害(EMI,electro magnetic interference)を遮断することができる。
【0288】
カバー部材3100は、上板3110を含むことができる。上板3110は、開口またはホールを含むことができる。上板3110の開口またはホールを通して光が入射することができる。上板3110の開口またはホールは、反射部材1220と対応する位置に形成することができる。
【0289】
カバー部材3100は、側板3120を含むことができる。側板3120は、複数の側板を含むことができる。側板3120は、4つの側板を含むことができる。側板3120は、第1~第4側板を含むことができる。側板3120は、互いに反対側に配置される第1および第2側板と、互いに反対側に配置される第3および第4側板を含むことができる。
【0290】
カメラ装置10は、プリント回路基板3300(PCB,Printed Circuit Board)を含むことができる。プリント回路基板3300は、基板または回路基板であってもよい。プリント回路基板3300にはセンサーベース3500が配置されてもよい。プリント回路基板3300は、反射部材駆動装置1000とレンズ駆動装置2000と電気的に接続することができる。プリント回路基板3300にはイメージセンサー3400に結像されるイメージを電気的信号に変換して外部装置に送信するために、各種回路、素子、制御部などが備えられてもよい。
【0291】
プリント回路基板3300は、マーキング部3310を含むことができる。プリント回路基板3300の後面にはマーキング部3310が配置されてもよい。
【0292】
カメラ装置10は、サス(SUS)3320を含むことができる。サス3320は、プリント回路基板3300の後面に配置されてもよい。サス3320は、プリント回路基板3300の強度を補強することができる。サス3320は、プリント回路基板3300に発生する熱を放出することができる。
【0293】
カメラ装置10は、イメージセンサー3400を含むことができる。イメージセンサー3400は、プリント回路基板3300に配置されてもよい。イメージセンサー3400には、レンズとフィルター3600を通過した光が入射してイメージが結像することができる。イメージセンサー3400は、プリント回路基板3300に電気的に接続することができる。一例として、イメージセンサー3400は、プリント回路基板3300に表面実装技術(SMT,Surface Mounting Technology)によって結合することができる。他の例として、イメージセンサー3400は、プリント回路基板3300にフリップチップ(flip chip)技術によって結合することができる。イメージセンサー3400は、レンズと光軸が一致するように配置されてもよい。イメージセンサー3400の光軸とレンズの光軸はアラインメント(alignment)することができる。イメージセンサー3400は、イメージセンサー3400の有効画像領域に照射される光を電気的信号に変換することができる。イメージセンサー3400は、CCD(charge coupled device、電荷結合素子)、MOS(metal oxide semi-conductor、金属酸化物半導体)、CPDおよびCIDのいずれか一つ以上を含むことができる。
【0294】
カメラ装置10は、センサーベース3500を含むことができる。センサーベース3500は、プリント回路基板3300に配置されてもよい。センサーベース3500にはフィルター3600が配置されてもよい。フィルター3600が配置されるセンサーベース3500の部分にはフィルター3600を通過する光がイメージセンサー3400に入射することができるように開口が形成されてもよい。
【0295】
カメラ装置10は、フィルター3600を含むことができる。フィルター3600は、レンズを通過する光で特定周波数帯域の光がイメージセンサー3400に入射するのを遮断する役割をすることができる。フィルター3600は、レンズとイメージセンサー3400との間に配置されてもよい。フィルター3600は、センサーベース3500に配置されてもよい。フィルター3600は、赤外線フィルターを含むことができる。赤外線フィルターは、イメージセンサー3400に赤外線領域の光が入射されるのを遮断することができる。
【0296】
カメラ装置10は、基板3700を含むことができる。基板3700は、プリント回路基板3300と接続することができる。基板3700は、プリント回路基板3300から延びることができる。基板3700は、反射部材駆動装置1000と電気的に接続される端子を含むことができる。基板3700は、外側に延びる延長部を含むことができる。
【0297】
カメラ装置10は、コネクター3710を含むことができる。コネクター3710は、基板3700に配置されてもよい。コネクター3710は、基板3700の延長部の下面に配置されてもよい。コネクター3710は、例えばスマートフォンの電源部に接続することができる。
【0298】
カメラ装置10は、温度センサー3800を含むことができる。温度センサー3800は、温度を感知することができる。温度センサー3800で感知された温度は、手振れ補正機能、オートフォーカス機能、およびズーム機能のいずれか一つ以上のより正確な制御のために使用することができる。
【0299】
カメラ装置10は、ドライバーIC3900を含むことができる。ドライバーIC3900は、レンズ駆動装置2000と電気的に接続することができる。ドライバーIC3900は、レンズ駆動装置2000の一構成と説明することができる。ドライバーIC3900は、レンズ駆動装置2000の第1コイル2412と第2コイル2422と電気的に接続することができる。ドライバーIC3900は、レンズ駆動装置2000の第1コイル2412と第2コイル2422に電流を供給することができる。ドライバーIC3900は、レンズ駆動装置2000の第1コイル2412と第2コイル2422のそれぞれに印加される電圧または電流のいずれか一つ以上を制御することができる。ドライバーIC3900は、ホールセンサー2413、2414、2423、2424と電気的に接続することができる。ドライバーIC3900は、ホールセンサー2413、2414、2423、2424で感知された第2レンズ2220と第3レンズ2320の位置により、第1コイル2412と第2コイル2422に印加される電圧と電流をフィードバック制御することができる。
【0300】
以下、本実施例に係る光学機器を図面を参照して説明する。
【0301】
図58は、本実施例に係る光学機器の前面の斜視図で、図59は、本実施例に係る光学機器の後面の斜視図である。
【0302】
光学機器1は、携帯電話、携帯端末、移動端末、スマートフォン(smart phone)、スマートパッド、携帯用スマート機器、デジタルカメラ、ノートブックコンピュータ(laptop computer)、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)およびナビゲーションのいずれか一つ以上を含むことができる。光学機器1は、映像または写真を撮影するためのいかなる装置も含むことができる。
【0303】
光学機器1は、本体20を含むことができる。光学機器1は、カメラ装置10を含むことができる。カメラ装置10は、本体20に配置されてもよい。カメラ装置10は、被写体を撮影することができる。光学機器1は、ディスプレイ30を含むことができる。ディスプレイ30は、本体20に配置されてもよい。ディスプレイ30は、カメラ装置10によって撮影された映像とイメージのいずれか一つ以上を出力することができる。ディスプレイ30は、本体20の第1面に配置されてもよい。カメラ装置10は、本体20の第1面と、第1面の反対側の第2面のいずれか一つ以上に配置されてもよい。
【0304】
本実施例に係るカメラ装置10は、折り畳まれた(folded)カメラモジュールであってもよい。折り畳まれたカメラモジュールは、15度~40度の画角を有することができる。折り畳まれたカメラモジュールは、焦点距離18mm~20mm、またはそれ以上を有することができる。折り畳まれたカメラモジュールは、光学機器1の後面カメラで使用することができる。光学機器1の後面には画角70度~80度を有するメインカメラが配置されてもよい。この時、折り畳まれたカメラは、メインカメラの横に配置されてもよい。即ち、本実施例に係るカメラ装置10は、光学機器1の複数の後面カメラのいずれか一つ以上に適用することができる。本実施例に係るカメラ装置10は、光学機器1の2個、3個、4個以上などの後面カメラにおいて、そのうちの一つのカメラに適用することができる。
【0305】
一方、本実施例に係るカメラ装置10は、光学機器1の前面にも配置することができる。但し、光学機器1の前面カメラが1個の場合、広角カメラが適用される。光学機器1の前面カメラが2個以上の場合、そのうちの一つが本実施例のようなテレカメラであってもよい。但し、後面テレカメラよりは焦点距離が長くないため、折り畳まれたカメラモジュールでなく反射部材を備えない通常のカメラモジュールが適用されてもよい。
【0306】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施できることを理解できるであろう。従って、以上で記述した実施例は、すべての面で例示的なものであり、限定的ではないものと理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
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図20
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図40
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図52
図53
図54
図55
図56
図57
図58
図59
【手続補正書】
【提出日】2023-09-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング;
前記ハウジング内に配置されるホルダー;
前記ホルダーに配置される反射部材;
前記ハウジングと前記ホルダーとの間に配置されるムービングプレート;
前記ホルダーと結合されるムーバーリジッド;
前記ムーバーリジッドに配置される第1マグネット;
前記ハウジングに配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネット;および
前記ホルダーをチルトさせる駆動部を含み、
第1光軸を基準に、前記第1マグネットの中心軸は、前記ムービングプレートの中心軸と偏心するように配置される、アクチュエータ装置。
【請求項2】
向かい合う面を基準に、前記第1マグネットの前記中心軸を通る横軸は、前記ムービングプレートの前記中心軸を通る横軸と前記第1光軸と垂直な第2光軸の方向に偏心している、請求項1に記載のアクチュエータ装置。
【請求項3】
前記向かい合う面を基準に、前記第1マグネットの前記中心軸を通る縦軸は、前記ムービングプレートの前記中心軸を通る縦軸と前記横軸の方向に偏心していない、請求項2に記載のアクチュエータ装置。
【請求項4】
前記ハウジングの一部は、前記ムービングプレートと前記ムーバーリジッドとの間に配置される、請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。
【請求項5】
前記ハウジングは、前記ムーバーリジッドが挿入される2個のホールを含む、請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。
【請求項6】
前記第1マグネットの前記横軸は、前記ムービングプレートの前記横軸より高く配置される、請求項2または3に記載のアクチュエータ装置。
【請求項7】
前記第2マグネットの少なくとも一部は、前記第1マグネットと前記ムービングプレートとの間に配置される、請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。
【請求項8】
前記ムービングプレートは、前記ムーバーリジッドと前記ホルダーとの間に配置される、請求項1乃至7のうちいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。
【請求項9】
前記駆動部は、第1駆動部と第2駆動部を含み、
前記第1駆動部は、第1駆動マグネットと第1コイルを含み、
前記第2駆動部は、第2駆動マグネットと第2コイルを含む、請求項1乃至8のうちいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。
【請求項10】
前記第1駆動部は、前記ホルダーを前記ムービングプレートの第1軸を基準にチルトさせる、請求項9に記載のアクチュエータ装置。
【請求項11】
前記第2駆動部は、前記ホルダーを前記ムービングプレートの第1軸と垂直な第2軸を基準にチルトさせる、請求項10に記載のアクチュエータ装置。
【請求項12】
前記第2マグネットの中心は前記第1マグネットの中心と同じ高さで配置される、請求項1乃至11のうちいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。
【請求項13】
前記ハウジングは、前記ホルダーの上に配置される第2部分と、前記ホルダーの下に配置される第3部分を含み、
前記ホルダーは、前記第1駆動部によって前記ハウジングの前記第2部分と前記第3部分との間で移動し、
前記第1駆動部に電流が印加されなかった初期状態で、前記ホルダーは、前記ハウジングと接触する、請求項10または11に記載のアクチュエータ装置。
【請求項14】
前記第1コイルを駆動するために、前記第1コイルに第1方向駆動電流が印加され、
前記第1方向駆動電流と反対の第2方向駆動電流は、前記第1コイルを駆動するために使用されない、請求項13に記載のアクチュエータ装置。
【請求項15】
前記ムービングプレートの前記第1軸は、前記ムービングプレートの第1突起と前記ハウジングの溝によって定義される、請求項10、11、13及び14のうちいずれか一つに記載のアクチュエータ装置。
【請求項16】
前記ムービングプレートは、前記ハウジングと向かい合う第1面と、前記ホルダーと向かい合う第2面を含み、
前記ムービングプレートの前記第1面は、前記第1軸の方向に互いに離隔する複数の第1突起を含み、
前記ムービングプレートの前記第2面は、前記第2軸の方向に互いに離隔する複数の第2突起を含む、請求項11に記載のアクチュエータ装置。
【請求項17】
固定部;
前記固定部に対して移動する移動部;
前記固定部と前記移動部との間に配置されるムービングプレート;
前記移動部に配置される第1マグネット;
前記固定部に配置され、前記第1マグネットと斥力が発生する第2マグネット;および
前記移動部を前記ムービングプレートの互いに垂直なx軸とy軸を基準にチルトさせる駆動部を含み、
前記y軸の方向に、前記第2マグネットの中心を通る横軸は、前記ムービングプレートの前記x軸と偏心するように配置される、アクチュエータ装置。
【請求項18】
固定部;
前記固定部に対して移動する移動部;
前記固定部と前記移動部との間に配置されるムービングプレート;
前記移動部に配置される第1マグネット;
前記固定部に配置される第2マグネット;および
前記移動部をチルトさせる駆動部を含み、
前記固定部の一部は、前記ムービングプレートと前記第2マグネットとの間に配置され、
前記駆動部に電流が印加されなかった初期状態で、前記移動部は、前記固定部と接触する、アクチュエータ装置。
【請求項19】
プリント回路基板;
前記プリント回路基板に配置されるイメージセンサー;
請求項1乃至18のうちいずれか一つのアクチュエータ装置;および
前記アクチュエータ装置と前記イメージセンサーが形成する光経路に配置されるレンズを含む、カメラ装置。
【請求項20】
本体;
前記本体に配置される請求項19に記載のカメラ装置;及び
前記本体に配置され、前記カメラ装置によって撮影された映像とイメージのいずれか一つ以上を出力するディスプレイを含む、光学機器。
【国際調査報告】