(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-05
(54)【発明の名称】接合ディスプレイ及び駆動方法、接合表示装置
(51)【国際特許分類】
G09G 3/20 20060101AFI20240329BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20240329BHJP
G09G 5/37 20060101ALI20240329BHJP
G09G 5/38 20060101ALI20240329BHJP
G09G 5/377 20060101ALI20240329BHJP
G09F 9/40 20060101ALI20240329BHJP
G02F 1/1347 20060101ALI20240329BHJP
【FI】
G09G3/20 680E
G09G3/20 680G
G09G3/20 642K
G09G3/20 633Q
G09G3/20 621E
G09G3/20 660Q
G09G3/20 660E
G09G3/20 642B
G09G5/00 510V
G09G5/37 320
G09G5/00 530D
G09G5/37 110
G09G5/38 100
G09G3/20 660D
G09G5/377 100
G09F9/40 301
G02F1/1347
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022505264
(86)(22)【出願日】2022-01-14
(85)【翻訳文提出日】2022-03-14
(86)【国際出願番号】 CN2022072119
(87)【国際公開番号】W WO2023130496
(87)【国際公開日】2023-07-13
(31)【優先権主張番号】202210006623.4
(32)【優先日】2022-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】324002904
【氏名又は名称】恵州華星光電顕示有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TCL China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.9-2,Tangming Rd,Guangming New District,Shenzhen,Guangdong,China 518132
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 倩
【テーマコード(参考)】
2H189
5C080
5C094
5C182
【Fターム(参考)】
2H189AA37
2H189HA16
5C080BB06
5C080CC03
5C080CC06
5C080DD05
5C080EE28
5C080FF02
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5C080GG02
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5C080JJ02
5C080JJ07
5C080KK04
5C094AA01
5C094BA00
5C094CA19
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5C182AB02
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5C182CB27
5C182CB42
5C182CB44
5C182CB47
5C182CB54
5C182CC24
(57)【要約】
本願では、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含む接合ディスプレイ及び駆動方法、接合表示装置が提供され、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、水平又は垂直方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、水平又は垂直方向にN行/N列のサブ画素がずれている。N行/N列のサブ画素をずらすことで接合ディスプレイの精度が向上し、接続されている箇所におけるずれやぼけなどの問題の発生が回避される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも二つのサブディスプレイを含む接合ディスプレイであって、
少なくとも二つの前記サブディスプレイは、第1方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、N行/列のサブ画素がずれるように前記第1方向にずらして接合される第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含み、
前記第1サブディスプレイは、第1ダイナミック表示領域及び第1ノーマリーブラック表示領域を有し、
前記第2サブディスプレイは、第2ダイナミック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域を有し、
前記第1ダイナミック表示領域及び前記第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行/列は、同じであり、かつ、それぞれ対応し、
前記第1ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域を含み、
前記第2ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第3サブノーマリーブラック表示領域を含み、
前記第1サブノーマリーブラック表示領域は、N行/列のサブ画素を含み、
前記第3サブノーマリーブラック表示領域は、N行/列のサブ画素を含み、
Nは、正の整数である、
接合ディスプレイ。
【請求項2】
前記第1ノーマリーブラック表示領域は、第2サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、前記第2サブノーマリーブラック表示領域及び前記第1サブノーマリーブラック表示領域は、それぞれ前記第1ダイナミック表示領域の両側に接続され、
前記第2ノーマリーブラック表示領域は、前記第2ダイナミック表示領域と前記第3サブノーマリーブラック表示領域との間に接続される第4サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、
前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行は、同じであり、又は、前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素列は、同じである、
請求項1に記載の接合ディスプレイ。
【請求項3】
前記第1ダイナミック表示領域及び前記第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数は、いずれも3又は4の倍数である、
請求項2に記載の接合ディスプレイ。
【請求項4】
前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第3サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数の合計又はサブ画素列数の合計は、3又は4の倍数である、
請求項2に記載の接合ディスプレイ。
【請求項5】
前記第1サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数は、前記第3サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数と同じである、
請求項2に記載の接合ディスプレイ。
【請求項6】
三つの前記サブ画素は、一つの画素を構成し、N=3a-2の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行/列のサブ画素を含み、N=3a-1の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、1行/列のサブ画素を含み、N=3aの場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、0行/列のサブ画素を含み、前記aは、正の整数である、
請求項5に記載の接合ディスプレイ。
【請求項7】
四つの前記サブ画素は、一つの画素を構成し、N=4a-3の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、3行/列のサブ画素を含み、N=4a-2の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行/列のサブ画素を含み、N=4a-1の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、1行/列のサブ画素を含み、N=4aの場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、0行/列のサブ画素を含み、前記aは、正の整数である、
請求項5に記載の接合ディスプレイ。
【請求項8】
前記第1サブディスプレイ及び前記第2サブディスプレイは、同じである、
請求項1に記載の接合ディスプレイ。
【請求項9】
第3サブディスプレイをさらに含み、
前記第3サブディスプレイは、前記第1サブディスプレイと前記第2サブディスプレイとの間に充填され、
前記第3サブディスプレイ及び前記第1サブディスプレイは、前記第1方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じである、
請求項1に記載の接合ディスプレイ。
【請求項10】
前記第3サブディスプレイ及び前記第1サブディスプレイは、整列され、
前記第3サブディスプレイ及び前記第2サブディスプレイは、N行/N列のサブ画素がずれるように前記第1方向にずらして接合される、
請求項9に記載の接合ディスプレイ。
【請求項11】
請求項1に記載の接合ディスプレイを含む接合ディスプレイ駆動方法であって、
表示すべき初期ビデオ画像を取得することと、
前記初期ビデオ画像を前記第1サブディスプレイ及び前記第2サブディスプレイに対応する第1分割画像及び第2分割画像に分割することと、
第1ノーマリーブラック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域にノーマリーブラック画面を表示し、第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に前記第1分割画像及び第2分割画像をそれぞれ表示することと、を含む、
接合ディスプレイ駆動方法。
【請求項12】
三つの前記サブ画素は、一つの画素を構成し、
N=3aの場合、前記第1ノーマリーブラック表示領域を前記第1サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成し、前記第2ノーマリーブラック表示領域を前記第3サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成することをさらに含み、
aは、正の整数である、
請求項11に記載の接合ディスプレイ駆動方法。
【請求項13】
N≠3aの場合、前記第1ノーマリーブラック表示領域を前記第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、前記第2サブノーマリーブラック表示領域及び前記第1サブノーマリーブラック表示領域を前記第1ダイナミック表示領域の両側においてそれぞれ接続させ、前記第2ノーマリーブラック表示領域を前記第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、前記第4サブノーマリーブラック表示領域に前記第2ダイナミック表示領域と前記第3サブノーマリーブラック表示領域との間を接続させることをさらに含み、前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行/列は、同じである、
請求項12に記載の接合ディスプレイ駆動方法。
【請求項14】
N=3a-2の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域を2行/列のサブ画素を含むように設計することと、
N=3a-1の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域を1行/列のサブ画素を含むように設計することと、をさらに含む、
請求項12に記載の接合ディスプレイ駆動方法。
【請求項15】
四つの前記サブ画素は、一つの画素を構成し、
N=4aの場合、前記第1ノーマリーブラック表示領域を前記第1サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成し、前記第2ノーマリーブラック表示領域を前記第3サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成することをさらに含み、
aは、正の整数である、
請求項11に記載の接合ディスプレイ駆動方法。
【請求項16】
N≠4aの場合、前記第1ノーマリーブラック表示領域を前記第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、前記第2サブノーマリーブラック表示領域及び前記第1サブノーマリーブラック表示領域を前記第1ダイナミック表示領域の両側においてそれぞれ接続させ、前記第2ノーマリーブラック表示領域を前記第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、前記第4サブノーマリーブラック表示領域に前記第2ダイナミック表示領域と前記第3サブノーマリーブラック表示領域との間を接続させることをさらに含み、
前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行/列は、同じである、
請求項11に記載の接合ディスプレイ駆動方法。
【請求項17】
N=4a-3の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域を3行/列のサブ画素を含むように設計し、
N=4a-2の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域を2行/列のサブ画素を含むように設計し、
N=4a-1の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域を1行/列のサブ画素が含まれるように設計することをさらに含む、
請求項16に記載の接合ディスプレイ駆動方法。
【請求項18】
少なくとも二つのサブディスプレイを含む請求項1に記載の接合ディスプレイを含む接合表示装置であって、
少なくとも二つの前記サブディスプレイは、第1方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、N行/列のサブ画素がずれるように前記第1方向にずらして接合される第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含み、
前記第1サブディスプレイは、第1ダイナミック表示領域及び第1ノーマリーブラック表示領域を有し、
前記第2サブディスプレイは、第2ダイナミック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域を有し、
前記第1ダイナミック表示領域及び前記第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行/列は、同じであり、かつ、それぞれ対応し、
前記第1ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域を含み、
前記第2ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第3サブノーマリーブラック表示領域を含み、
前記第1サブノーマリーブラック表示領域は、N行/列のサブ画素を含み、前記第3サブノーマリーブラック表示領域は、N行/列のサブ画素を含み、Nは、正の整数である、
接合表示装置。
【請求項19】
前記第1ノーマリーブラック表示領域は、第2サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、前記第2サブノーマリーブラック表示領域及び前記第1サブノーマリーブラック表示領域は、それぞれ前記第1ダイナミック表示領域の両側に接続され、
前記第2ノーマリーブラック表示領域は、前記第2ダイナミック表示領域と前記第3サブノーマリーブラック表示領域との間に接続される第4サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、
前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行は、同じであり、又は、前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素列は、同じである、
請求項18に記載の接合表示装置。
【請求項20】
前記第1サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数は、前記第3サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数と同じである、
請求項19に記載の接合表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、接合ディスプレイ表示分野に関し、具体的には、接合ディスプレイ及び駆動方法、接合表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、接合ディスプレイは、広く使用されている。接合ディスプレイには、通常、複数のディスプレイが含まれ、異なるディスプレイには、異なる画面が表示され、複数のディスプレイに表示される画面は、接合された後に完成した画像を形成することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
接合ディスプレイは、複数の異なるディスプレイによって構成されており、各ディスプレイに表示される画面が異なる。そのため、各接合ディスプレイのエッジ部分、特にその他の接合ディスプレイに接続される部分に対応する画面は、ぼけやずれなどの現象が発生することになり、画像の表示に影響を与えることになる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本願では、従来技術における接合ディスプレイの接合箇所における画像のぼけやずれの問題を解決することを目的とした接合ディスプレイ及び駆動方法、接合表示装置が提供される。
【0005】
第1態様において、本願によれば、少なくとも二つのサブディスプレイを含む接合ディスプレイであって、
少なくとも二つの前記サブディスプレイは、第1方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、N行/列のサブ画素がずれるように前記第1方向にずらして接合される第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含み、
前記第1サブディスプレイは、第1ダイナミック表示領域及び第1ノーマリーブラック表示領域を有し、
前記第2サブディスプレイは、第2ダイナミック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域を有し、
前記第1ダイナミック表示領域及び前記第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行/列は、同じであり、かつ、それぞれ対応し、
前記第1ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域を含み、
前記第2ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第3サブノーマリーブラック表示領域を含み、
前記第1サブノーマリーブラック表示領域は、N行/列のサブ画素を含み、
前記第3サブノーマリーブラック表示領域は、N行/列のサブ画素を含み、
Nは、正の整数である接合ディスプレイが提供される。
【0006】
本実施例に係る接合ディスプレイは、少なくとも二つのサブディスプレイを含み、少なくとも二つのサブディスプレイは、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含み、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、水平又は垂直方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、かつ、水平又は垂直方向にN行のサブ画素又はN列のサブ画素がずれている。このようにして設定される接合ディスプレイによれば、N個のサブ画素をずらすことで、移動ディスプレイの精度を効果的に向上させることができ、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとが接続されている箇所でのずれやぼけなどの問題を回避することができる。
【0007】
可能な実施例において、前記第1ノーマリーブラック表示領域は、第2サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、前記第2サブノーマリーブラック表示領域及び前記第1サブノーマリーブラック表示領域は、それぞれ前記第1ダイナミック表示領域の両側に接続され、
前記第2ノーマリーブラック表示領域は、前記第2ダイナミック表示領域と前記第3サブノーマリーブラック表示領域との間に接続される第4サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、
前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行は、同じであり、又は、前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素列は、同じである。
【0008】
本実施例では、第1ノーマリーブラック表示領域が第2サブノーマリーブラック表示領域を含むとともに、第2ノーマリーブラック表示領域が第4サブノーマリーブラック表示領域を含む実施例が提供される。
【0009】
可能な実施例において、前記第1ダイナミック表示領域及び前記第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数は、いずれも3又は4の倍数である。
【0010】
本実施例では、実際のサブディスプレイにおいて通常三つのサブ画素又は四つのサブ画素が一つの完全な画素を構成することを組み合わせて、画面を正常に表示できるダイナミック表示領域におけるサブ画素行数又はサブ画素列数が3又は4の倍数であることが特定され、これにより、完全な画素を構成することができるため、画面が表示される。
【0011】
可能な実施例において、前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第3サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数の合計又はサブ画素列数の合計は、3又は4の倍数である。
【0012】
本実施例では、第2ノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素行数、又はサブ画素列数が通常3又は4の倍数であると特定される。
【0013】
可能な実施例において、前記第1サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数は、前記第3サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数と同じである。
【0014】
本実施例では、第1サブディスプレイ1において画素ユニットに対応しない第1サブノーマリーブラック表示領域が特定さ、第2サブディスプレイにおいて画素ユニットに対応しない第3サブノーマリーブラック表示領域が特定される。両者は、いずれもサブディスプレイのずれによって発生するものであるため、両者に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数が同じである。
【0015】
可能な実施例において、三つの前記サブ画素は、一つの画素を構成し、N=3a-2の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行/列のサブ画素を含み、N=3a-1の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、1行/列のサブ画素を含み、N=3aの場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、0行/列のサブ画素を含み、前記aは、正の整数である。
【0016】
本実施例では、第1サブノーマリーブラック表示領域と第2サブノーマリーブラック表示領域との間の画素数の関係が限定される。
【0017】
可能な実施例において、四つの前記サブ画素は、一つの画素を構成し、N=4a-3の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、3行/列のサブ画素を含み、N=4a-2の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行/列のサブ画素を含み、N=4a-1の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、1行/列のサブ画素を含み、N=4aの場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域は、0行/列のサブ画素を含み、前記aは、正の整数である。
【0018】
本実施例では、第2サブノーマリーブラック表示領域と第4サブノーマリーブラック表示領域との間の画素数の関係が限定される。
【0019】
可能な実施例において、前記第1サブディスプレイ及び前記第2サブディスプレイは、同じである。
【0020】
第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイが同じである実施例が提供される。
【0021】
可能な実施例において、第3サブディスプレイをさらに含み、
前記第3サブディスプレイは、前記第1サブディスプレイと前記第2サブディスプレイとの間に充填され、
前記第3サブディスプレイ及び前記第1サブディスプレイは、前記第1方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じである。
【0022】
第3サブディスプレイを含む接合ディスプレイの実施例が提供され、実際の接合ディスプレイの設定により適合する。
【0023】
可能な実施例において、前記第3サブディスプレイ及び前記第1サブディスプレイは、整列され、
前記第3サブディスプレイ及び前記第2サブディスプレイは、N行/N列のサブ画素がずれるように前記第1方向にずらして接合される。
【0024】
本実施例では、第3サブディスプレイが含まれる上で、第3サブディスプレイが一方のサブディスプレイとずらされ、他方のサブディスプレイと整列されることがさらに限定される。
【0025】
第2態様において、本願の実施例によれば、上記いずれかに記載の接合ディスプレイを含む接合ディスプレイ駆動方法であって、
表示すべき初期ビデオ画像を取得することと、
前記初期ビデオ画像を前記第1サブディスプレイ及び前記第2サブディスプレイに対応する第1分割画像及び第2分割画像に分割することと、
第1ノーマリーブラック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域にノーマリーブラック画面を表示し、第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に前記第1分割画像及び第2分割画像をそれぞれ表示することと、を含む接合ディスプレイ駆動方法がさらに提供される。
【0026】
可能な実施例において、三つの前記サブ画素は、一つの画素を構成し、
N=3aの場合、前記第1ノーマリーブラック表示領域を前記第1サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成し、前記第2ノーマリーブラック表示領域を前記第3サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成することをさらに含み、
aは、正の整数である。
【0027】
可能な実施例において、N≠3aの場合、前記第1ノーマリーブラック表示領域を前記第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、前記第2サブノーマリーブラック表示領域及び前記第1サブノーマリーブラック表示領域を前記第1ダイナミック表示領域の両側においてそれぞれ接続させ、前記第2ノーマリーブラック表示領域を前記第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、前記第4サブノーマリーブラック表示領域に前記第2ダイナミック表示領域と前記第3サブノーマリーブラック表示領域との間を接続させることをさらに含み、前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行/列は、同じである。
【0028】
可能な実施例において、N=3a-2の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域を2行/列のサブ画素を含むように設計することと、
N=3a-1の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域を1行/列のサブ画素を含むように設計することと、をさらに含む。
【0029】
可能な実施例において、四つの前記サブ画素は、一つの画素を構成し、
N=4aの場合、前記第1ノーマリーブラック表示領域を前記第1サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成し、前記第2ノーマリーブラック表示領域を前記第3サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成することをさらに含み、
aは、正の整数である。
【0030】
可能な実施例において、N≠4aの場合、前記第1ノーマリーブラック表示領域を前記第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、前記第2サブノーマリーブラック表示領域及び前記第1サブノーマリーブラック表示領域を前記第1ダイナミック表示領域の両側においてそれぞれ接続させ、前記第2ノーマリーブラック表示領域を前記第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、前記第4サブノーマリーブラック表示領域に前記第2ダイナミック表示領域と前記第3サブノーマリーブラック表示領域との間を接続させることをさらに含み、
前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行/列は、同じである。
【0031】
可能な実施例において、N=4a-3の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域を3行/列のサブ画素を含むように設計し、
N=4a-2の場合、前記第2サブノーマリーブラック表示領域を2行/列のサブ画素を含むように設計し、
N=4a-1の場合、第2サブノーマリーブラック表示領域を1行/列のサブ画素が含まれるように設計することをさらに含む。
【0032】
本願の実施例によれば、少なくとも二つのサブディスプレイを含む上記いずれかに記載の接合ディスプレイを含む接合表示装置であって、
少なくとも二つの前記サブディスプレイは、第1方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、N行/列のサブ画素がずれるように前記第1方向にずらして接合される第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含み、
前記第1サブディスプレイは、第1ダイナミック表示領域及び第1ノーマリーブラック表示領域を有し、
前記第2サブディスプレイは、第2ダイナミック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域を有し、
前記第1ダイナミック表示領域及び前記第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行/列は、同じであり、かつ、それぞれ対応し、
前記第1ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域を含み、
前記第2ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第3サブノーマリーブラック表示領域を含み、
前記第1サブノーマリーブラック表示領域は、N行/列のサブ画素を含み、前記第3サブノーマリーブラック表示領域は、N行/列のサブ画素を含み、Nは、正の整数である接合表示装置がさらに提供される。
【0033】
可能な実施例において、前記第1ノーマリーブラック表示領域は、第2サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、前記第2サブノーマリーブラック表示領域及び前記第1サブノーマリーブラック表示領域は、それぞれ前記第1ダイナミック表示領域の両側に接続され、
前記第2ノーマリーブラック表示領域は、前記第2ダイナミック表示領域と前記第3サブノーマリーブラック表示領域との間に接続される第4サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、
前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行は、同じであり、又は、前記第4サブノーマリーブラック表示領域及び前記第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素列は、同じである。
【0034】
可能な実施例において、前記第1サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数は、前記第3サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数と同じである。
【発明の効果】
【0035】
本願によれば、少なくとも二つのサブディスプレイを含む接合ディスプレイ及び駆動方法が提供され、少なくとも二つのサブディスプレイは、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含み、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、水平又は垂直方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、かつ、水平又は垂直方向にN行のサブ画素又はN列のサブ画素がずれている。このようにして設けられる接合ディスプレイによれば、N行/N列のサブ画素をずらすことで、移動ディスプレイの精度を効果的に向上させることができ、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとが接続される箇所におけるずれやぼけなどの問題の発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
本願の実施例における技術的手段をより明確に説明するために、以下は、実施例の説明に必要とされる図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明の図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎない。当業者にとって、創造的な労力を払わないことを前提にこれらの図面に基づいてその他の図面を得ることができる。
【0037】
【
図1】本願の実施例に係る接合ディスプレイの一実施例を示す概略図である。
【
図2】本願の実施例に係る接合ディスプレイの別の実施例を示す概略図である。
【
図3】本願の実施例に係る接合ディスプレイの別の実施例を示す概略図である。
【
図4】本願の実施例に係る接合ディスプレイの別の実施例を示す概略図である。
【
図5】本願の実施例に係る接合ディスプレイ駆動方法の一実施例を示す概略フローチャートである。
【
図6】本願の実施例に係る接合ディスプレイ駆動装置の一実施例を示す概略図である。
【
図7】本願の実施例に係るコンピュータ装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術的手段について明確かつ完全に説明する。明らかに、説明する実施例は、本願の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。本願の実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を行わなかったことを前提に得られるその他のすべての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。
【0039】
なお、本願の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などの用語によって指示された方位又は位置関係は、図面に示される方位又は位置関係に基づくものであり、本願の説明の便宜及び説明の簡略化のためだけであり、示される装置又は部品が特定の方位を有し、特定の方位で構築及び操作されなければならないことを指示又は暗示するものではないため、本願の制限として理解することができない。また、「第1」、「第2」という用語は、説明のみを目的としており、相対的な重要性を指示若しくは暗示し、又は示された技術的特徴の数を暗黙的に示すことを意味するものとして理解することができない。したがって、「第1」、「第2」に限定された特性は、一つ又はより多くの特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本願の説明において、「複数」とは、特に限定されない限り、二つ又は二つ以上を意味する。
【0040】
本願において、「例示的」という用語は、「例、例証又は説明として使用される」を表すために使用される。本願において「例示的」と記載される如何なる実施例は、必ずしもその他の実施例よりもより好ましく、又はより有利であると解釈されるものではない。当業者が本願を実現及び使用できるようにするために、以下の説明が提示されている。以下の説明では、説明の目的のために詳細が列挙されている。なお、当業者は、これらの特定の詳細を使用しない場合でも本願が実現可能であることを認識することができる。その他の例において、不要な詳細により本願の説明が難解になることが回避されるように、公知の構造やプロセスについては詳細に説明しない。したがって、本願は、示される実施例に限定されるものではなく、本願に開示された原理及び特徴に合致する最も広い範囲と一致している。
【0041】
なお、本願の実施例の方法は、電子機器において実行されるため、各電子機器の処理対象は、いずれもデータ又は情報の形態で存在し、例えば、時間は、実質的には時間情報であり、後述の実施例において、寸法、数量、位置などが言及される場合、電子機器が処理できるようにいずれも対応するデータが存在することは理解できるが、ここでは説明を省略する。
【0042】
本願の実施例では、接合ディスプレイ及び駆動方法、接合表示装置が提供され、以下、それぞれ詳細に説明する。
【0043】
図1を参照して、
図1は、本願の実施例に係る接合ディスプレイの一実施例を示す概略図である。
図1に示す実施例において、接合ディスプレイは、少なくとも二つのサブディスプレイを含み、少なくとも二つのサブディスプレイは、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含む。第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイのいずれにも、アレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素が含まれ、かつ、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、N行のサブ画素又はN列のサブ画素がずれるように第1方向にずらして接合される。
【0044】
同時に、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、第1方向にN行のサブ画素又はN列のサブ画素がずれているため、第1サブディスプレイは、第1ダイナミック表示領域及び第1ノーマリーブラック表示領域をさらに有し、第2サブディスプレイは、第2ダイナミック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域を有する。第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行又はサブ画素列は、同じであり、かつそれぞれ対応し、第1ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域を含み、第2ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第3サブノーマリーブラック表示領域を含む。
【0045】
第1サブノーマリーブラック表示領域には、N行のサブ画素又はN列のサブ画素を含み、同様に第3サブノーマリーブラック表示領域は、N行のサブ画素又はN列のサブ画素を含む。第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、配列方式が異なり、両者においてずれるサブ画素も異なる。
【0046】
本願の実施例に係る接合ディスプレイは、少なくとも二つのサブディスプレイを含み、少なくとも二つのサブディスプレイは、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含み、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、水平又は垂直方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、かつ、水平又は垂直方向にN行のサブ画素が又はN列のサブ画素がずれている。このようにして設けられる接合ディスプレイによれば、N行/N列のサブ画素をずらすことで、移動ディスプレイの精度を効果的に向上させることができ、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとが接続される箇所におけるずれやぼけなどの問題の発生を回避することができる。
【0047】
図1に示す実施例において、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、垂直方向に沿って上下に設けられ、具体的には、第1サブディスプレイ1は、第2サブディスプレイ2の上方に設けられる。第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、かつ、水平方向にN列のサブ画素がずれている。
【0048】
このとき、第1サブディスプレイ1は、第1ダイナミック表示領域及び第1ノーマリーブラック表示領域を有し、第2サブディスプレイ2は、対応して第2ダイナミック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域を含む。第1ダイナミック表示領域には、アレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素が含まれ、第2ダイナミック表示領域には、同様にアレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素が含まれる。第1ダイナミック表示領域に含まれる複数列のサブ画素は、第2ダイナミック表示領域に含まれる複数列のサブ画素と同じであり、かつ、それぞれ対応して設けられる。
【0049】
ここで、アレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素は、赤色サブ画素、緑色サブ画素及び青色サブ画素、すなわちRGBサブ画素であってもよい。通常、サブディスプレイにおける各行(又は各列)のサブ画素は、同じであり、各列(又は各行)のサブ画素は、RGBの順序で交差して配列される。本願のその他の実施例において、アレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素は、赤色サブ画素、緑色サブ画素、青色サブ画素及び白色サブ画素、すなわちRGBWサブ画素であってもよい。同様に、サブディスプレイにおける各行(又は各列)のサブ画素は、同じであり、RGBWの順序で交差して配列される。
【0050】
図1に示す実施例において、第1ノーマリーブラック表示領域は、第2サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、第2サブノーマリーブラック表示領域及び第1サブノーマリーブラック表示領域は、第1ダイナミック表示領域の両端にそれぞれ設けられる。具体的には、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとのずれにより、第2サブディスプレイには、第1サブノーマリーブラック表示領域に対応するサブ画素がない。すなわち、第1ノーマリーブラック表示領域には、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域が含まれる。ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域は、第1サブノーマリーブラック表示領域が画面を正常に表示できない原因となる。
【0051】
一つの画素は、通常三つ又は四つのサブ画素を含むため、画面を正常に表示できる第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行/列は、いずれも3又は4の倍数である。これにより、画面が正常に表示されるように隣接する三つ又は四つのサブ画素が一つの画素を構成することができる。
【0052】
第1サブノーマリーブラック表示領域が画面を正常に表示できない場合、第2サブノーマリーブラック表示領域のサブ画素も、一つの完全な画素を構成できないため、画面を正常に表示できず、第2サブノーマリーブラック表示領域は、画面を表示できないノーマリーブラック表示領域となる。
【0053】
第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとのずれにより、第1サブディスプレイに第1ノーマリーブラック表示領域が発生すると同時に、第2サブディスプレイにも第2ノーマリーブラック表示領域が発生する。第1ノーマリーブラック表示領域には、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域が含まれ、第2ノーマリーブラック表示領域には、ブランク領域に対向する第3サブノーマリーブラック表示領域が同様に含まれる。
【0054】
図1を参照して、
図1において、第2サブディスプレイの最右側における一部のサブ画素は、それに対応する画素が第1サブディスプレイにないため、当該画素が画面を表示できないので、これらのサブ画素は、第3サブノーマリーブラック表示領域を構成している。第3サブノーマリーブラック表示領域は、第1サブノーマリーブラック表示領域と同じであり、いずれもブランク領域に対向するノーマリーブラック表示領域である。すなわち、第1サブノーマリーブラック表示領域及び第3のサブノーマリーブラック表示領域は、いずれもそれに対向して設けられるサブ画素がない。
【0055】
なお、本願の実施例における第1ノーマリーブラック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域は、いずれも、異なるサブディスプレイ間のずれに起因するものであり、サブディスプレイ自体は、画面を表示できないノーマリーブラック表示領域を含まない。
【0056】
図2に示すように、
図2は、本願の実施例に係る接合ディスプレイの別の実施例を示す概略図である。
図2に示す実施例において、接合ディスプレイは、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを同様に含み、
図1に示す実施例とは異なり、
図2における第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向に沿って設けられ、具体的には、第2サブディスプレイ2は、第1サブディスプレイ1の右側に設けられる。
【0057】
同時に、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、垂直方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、
図2において、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、垂直方向にN行のサブ画素がずれている。
【0058】
図2に示す実施例において、第1サブディスプレイ1は、画面を表示できる第1ダイナミック表示領域と、画面を表示できない第1ノーマリーブラック表示領域とを同様に含む。同様に、第2サブディスプレイ2も、画面を表示できる第2ダイナミック表示領域と、画面を表示できない第2ノーマリーブラック表示領域とを含む。
【0059】
同時に、
図2に示す実施例において、第1ノーマリーブラック表示領域は、第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域を同様に含み、第2ノーマリーブラック表示領域は、第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域を含む。第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域は、第1ダイナミック表示領域の両側に設けられ、第2ダイナミック表示領域及び第3サブノーマリーブラック表示領域は、第4サブノーマリーブラック表示領域の両側に設けられる。
【0060】
図1及び
図2に示す実施例において、第2サブディスプレイ2には、第1サブノーマリーブラック表示領域に対応して設けられるサブ画素がなく、第1サブディスプレイ1には、第3サブノーマリーブラック表示領域に対応して設けられるサブ画素がない。第1サブノーマリーブラック表示領域及び第3サブノーマリーブラック表示領域のいずれにも、N行のサブ画素又はN列のサブ画素が含まれる。
【0061】
本願の実施例において、三つのサブ画素が一つの画素を構成する場合、Nが3a-2である。すなわち、第1ノーマリーブラック表示領域が3a-2行(又は列)のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行(又は列)のサブ画素を含むことができる。
【0062】
具体的には、第1サブノーマリーブラック表示領域が3a-2行のサブ画素を含む場合、第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が3a-1行のサブ画素を含む場合、第2サブノーマリーブラック表示領域は、1行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が3a行のサブ画素を含む場合、第2サブノーマリーブラック表示領域は、0行のサブ画素を含む。
【0063】
図1を参照して、
図1に示す実施例において、一つの画素が三つのサブ画素を含む場合、Nは、1であってもよく、このとき、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向に1列のサブ画素がずれる。このとき、第1サブノーマリーブラック表示領域は、1列のサブ画素を含み、同様に、第3サブノーマリーブラック表示領域も、1列のサブ画素を含む。このとき、第2サブノーマリーブラック表示領域には、3-1=2列のサブ画素が含まれる。
【0064】
その他のいくつかの実施例において、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向に2列のサブ画素がずれてもよい。このとき、第1サブノーマリーブラック表示領域は、2列のサブ画素を含む。同様に、第3サブノーマリーブラック表示領域も、2列のサブ画素を含む。第2サブノーマリーブラック表示領域には、3-2=1列のサブ画素が含まれる。
【0065】
第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向に3列のサブ画素がずれてもよい。このとき、第1サブノーマリーブラック表示領域は、3列のサブ画素を含む。同様に、第3サブノーマリーブラック表示領域も、3列のサブ画素を含む。第2サブノーマリーブラック表示領域には、3-3=0列のサブ画素が含まれる。
【0066】
Nが1である場合、第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域のいずれにも、4列のサブ画素が含まれるが、このとき、第2サブノーマリーブラック表示領域には、依然として2列のサブ画素が含まれる。同様に、Nが2であり、かつ、第1サブノーマリーブラック表示領域に5列のサブ画素が含まれる場合、第2サブノーマリーブラック表示領域には、1列のサブ画素が含まれる。Nが3である場合、第1サブノーマリーブラック表示領域には、6列のサブ画素が含まれ、第2サブノーマリーブラック表示領域には、0列のサブ画素が含まれる。
【0067】
本願の別のいくつかの実施例において、一つの画素が四つのサブ画素を含む場合、第1サブノーマリーブラック表示領域が4a-3行のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、3行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が4a-2行のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が4a-1行のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、1行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が4a行のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、0行のサブ画素を含む。
【0068】
具体的には、Nが1であり、画素が含まれる場合、第2サブノーマリーブラック表示領域には、3行のサブ画素が含まれる。Nが3であり、かつ、第1サブノーマリーブラック表示領域に5行のサブ画素が含まれる場合、第2サブノーマリーブラック表示領域には、依然として3行のサブ画素が含まれる。
【0069】
すなわち、本願の実施例において、一つの画素が三つのサブ画素を含む場合、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとの間にずれるサブ画素の行(又は列)数に関係なく、第2サブノーマリーブラック表示領域には、1行のサブ画素、2行のサブ画素又は第2サブノーマリーブラック表示領域が存在しないことを示す0行のサブ画素のみが含まれる。
【0070】
同様に、一つの画素が四つのサブ画素を含む場合、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとの間にずれるサブ画素の行(又は列)数に関係なく、第2サブノーマリーブラック表示領域には、1行のサブ画素、2行のサブ画素、3行のサブ画素又は0行のサブ画素のみが含まれる。第2サブノーマリーブラック表示領域が0行のサブ画素を含む場合、第2ノーマリーブラック表示領域は存在しない。
【0071】
本願の実施例において、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数は、通常、第3サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数と同じである。
【0072】
図1及び
図2に示す実施例において、第1ノーマリーブラック表示領域は、第1サブノーマリーブラック表示領域だけではなく、第2サブノーマリーブラック表示領域をさらに含む。第2ノーマリーブラック表示領域にも、第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域が含まれる。第2サブノーマリーブラック表示領域は、通常、第4サブノーマリーブラック表示領域と対向して設けられる。
【0073】
第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数が第3サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数と同じである場合、第2サブノーマリーブラック表示領域における行数又は列数は、通常、第4サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数と同じである。
【0074】
図3に示すように、
図3は、本願の実施例に係る接合ディスプレイの別の実施例を示す概略図である。
図3において、接合ディスプレイは、いずれも複数のサブ画素によって構成される第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2を含む。複数のサブ画素は、赤色サブ画素、緑色サブ画素及び青色サブ画素、すなわちRGBサブ画素であってもよい。通常の状況において、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイにおける複数のサブ画素のうち、同1列に位置するものは、同種のサブ画素、例えば、いずれもRサブ画素であり、同一行に位置する複数のサブ画素は、RGBの順序で交差して配列される。
【0075】
図3に示す実施例において、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイ2との間に一つのサブ画素がずれる。第1サブディスプレイ1の下方が第2サブディスプレイ2に接続される部分領域(すなわち、
図3における太線領域)における複数のサブ画素は、それぞれサブ画素A1-Anであり、第2サブディスプレイにおいて第1サブディスプレイ1に接続される部分領域における複数のサブ画素は、それぞれB1-Bnである。
【0076】
第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2が水平方向に一つのサブ画素がずれる場合、本来、第1サブディスプレイ1において一つの画素を構成するサブ画素A1、A2、A3は、A1のずれにより、第1サブディスプレイ1におけるサブ画素A2、A3、及びA4が一つの新しい画素を構成することになる。このとき,一つの画素におけるサブ画素の配列は、元のRGBからGBRに変化することになっている。第2サブディスプレイ2においても、サブ画素B1、B2、B3が第2サブディスプレイにおける画素を構成し、すなわち、画素は、依然としてRGB順序で配列される。
【0077】
上記実施例において、第1サブディスプレイ1において第2サブディスプレイ2に接続される領域に対応する画素のうち、第1サブ画素及び最後の二つのサブ画素は、0階調に対応し、画面を表示しない。第1サブディスプレイにおけるその他の行画素も同様であり、第1サブ画素及び最後の二つのサブ画素は、画面を表示しない。
図3において、すなわち、第1サブディスプレイ1の左右両側において、各行の第1サブ画素及び最後の二つのサブ画素に対応する3列は、画面を表示しない。これは、第1サブディスプレイ1における各行の最後の二つの画素が一つの完成した画素を構成できないため、画像を表示することができないからである。
【0078】
ここで、第1サブディスプレイ1における各行の第1サブ画素は、1列のサブ画素を構成し、この1列のサブ画素は、画面を表示できず、すなわち、第1サブノーマリーブラック表示領域である。同様に、第1サブディスプレイにおける各行の最後の二つのサブ画素は、2列のサブ画素を構成し、これらの2列のサブ画素は、画面を表示できず、すなわち、第2サブノーマリーブラック表示領域である。
【0079】
第2サブディスプレイ2の場合、第2サブディスプレイにおけるサブ画素Bn-2及びBn-1に対応するサブ画素は、An-1及びAnである。サブ画素An-1及びAnは、完全な画素ユニットを構成できないため、サブ画素An-1及びAnが画面を表示できず、ひいては第2サブディスプレイ2におけるサブ画素Bn-2、Bn-1及びBnも画面を表示できない。すなわち、サブ画素Bn-2、Bn-1及びBnは、0諧調であり、輝度を表示しない。
【0080】
ここで、第2サブディスプレイ2における各行の最後の一つのサブ画素は、1列のサブ画素を構成し、この1列のサブ画素は、画面を表示できず、すなわち、第3サブノーマリーブラック表示領域である。第2サブディスプレイにおける各行の最後から二番目のサブ画素及び最後から三番目のサブ画素は、2列のサブ画素を構成し、これらの2列のサブ画素は、画面を表示できず、すなわち、第4サブノーマリーブラック表示領域である。
【0081】
図3に示す実施例において、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、垂直方向に沿って設けられるものであり、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2が水平方向に沿って設けられるその他の構造の接合ディスプレイに対して、上記実施例で説明したダイナミック表示領域及びノーマリーブラック表示領域は、いずれも適用可能である。
【0082】
図4に示すように、
図4は、本願の実施例に係る接合ディスプレイの別の実施例を示す概略図である。
図4に示す実施例において、一つの画素は、三つのサブ画素を含み、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイとの間に三つのサブ画素、すなわち一つの画素がずれている。
【0083】
このとき、第1サブディスプレイ1には、第1サブノーマリーブラック表示領域のみが含まれ、第2サブノーマリーブラック表示領域は含まれない。第1サブディスプレイ1において、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素を除いて、その他のサブ画素は、いずれも完全な画素ユニットを構成することができるので、画面を正常に表示できる。同様に、第2サブディスプレイ2には、第3サブノーマリーブラック表示領域のみが含まれ、第4サブノーマリーブラック表示領域は含まれない。
【0084】
本願の実施例において、第2サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域が含まれるか否かに関わらず、画面を正常に表示する第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数は、いずれも3又は4の倍数である。第2サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域が含まれるとき、第4サブノーマリーブラック表示領域及び第3サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数の合計、又はサブ画素列数の合計も、いずれも3又は4の倍数である。
【0085】
ここで、サブ画素行数又はサブ画素列数が3の倍数であるか、4の倍数であるかは、一つの画素に三つのサブ画素が含まれるか、四つのサブ画素が含まれるかに依存する。
【0086】
本願の実施例において、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイ2との間にN行のサブ画素、又はN列のサブ画素がずれる。第1サブノーマリーブラック表示領域には、N行又はN列のサブ画素が含まれ、第3サブノーマリーブラック表示領域にも、N行又はN列のサブ画素が含まれる。
【0087】
第2サブノーマリーブラック表示領域にA行又はA列のサブ画素が含まれる場合、第2ノーマリーブラック表示領域全体にB行又はB列のサブ画素が含まれる場合、A、B、Nは、B=A+Nという条件を満たす。
【0088】
すなわち、第2ノーマリーブラック表示領域における画面を表示しないサブ画素行数の合計は、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素行数の合計に第2サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素行数の合計を加算するものに等しい。別の実施例において、第2ノーマリーブラック表示領域における画面を表示しないサブ画素列数の合計は、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素列数の合計に第2サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素列数の合計を加算するものに等しい。
【0089】
第2サブノーマリーブラック表示領域が含まれず、すなわち、第2サブノーマリーブラック表示領域に0行又は0列のサブ画素が含まれる場合、Aは、0であり、第2ノーマリーブラック表示領域にも、第4サブノーマリーブラック表示領域が含まれず、第2ノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素行数又はサブ画素列数は、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素行数又はサブ画素列数に等しくなる。
【0090】
本願では、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイ2との間に充填される第3サブディスプレイを含む接合ディスプレイがさらに提供される。第3サブディスプレイ及び第1サブディスプレイ1(又は第2サブディスプレイ2)は、第1方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じである。
【0091】
上記第3サブディスプレイを含む実施例において、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイとの間にずれが発生する場合、第3サブディスプレイは、通常、一方のサブディスプレイと相対的に一定に保たれる。すなわち、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイ2との間にずれが発生するということは、実際には第3サブディスプレイと一方のサブディスプレイとのずれであり、第3サブディスプレイと他方のサブディスプレイの位置は、相対的に一定に保たれる。
【0092】
具体的には、第3サブディスプレイ及び第1サブディスプレイ1は、整列され、第3サブディスプレイ及び第2サブディスプレイ2は、第1方向にずらして接合されてもよい。第3サブディスプレイ及び第2サブディスプレイ2は、N行のサブ画素又はN列のサブ画素がずれる。
【0093】
本願の実施例では、ダイナミック表示領域及びノーマリーブラック表示領域が同様に含まれるが、ここでのダイナミック表示領域及びノーマリーブラック表示領域は、第3サブディスプレイを含む。具体的には、ダイナミック表示領域及びノーマリーブラック表示領域に関する前述の説明を参照し、ここでは説明を省略する。
【0094】
本願の実施例において、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、同一であってもよく、異なってもよい。第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイが異なる場合、一方のサブディスプレイを前述の実施例における第3サブディスプレイとし、第3サブディスプレイ及び一つのサブディスプレイを全体とする。
【0095】
同時に、その他の実施例において、接合ディスプレイは、より多くのサブディスプレイを含むことができ、複数のサブディスプレイ間では、いずれも本願の実施例におけるずれを実現することができる。具体的には、上記を参照し、ここでは説明を省略する。
【0096】
なお、本願の実施例において、異なるサブディスプレイ間でN個のサブ画素がずれており、ずれた後に画面を表示できないノーマリーブラック表示領域が発生するが、ノーマリーブラック表示領域は、接合ディスプレイ全体のエッジ部分に移動され、かつ、ずれているのは、一つ、二つのサブ画素又は三つのサブ画素のみであるため、発生するノーマリーブラック表示領域の範囲は、非常に小さく、通常、人間の目では認識できない。したがって、従来技術と比較して、依然としてサブディスプレイの間の接続箇所の画面精度が効果的に向上し、ぼけやずれなどの問題の発生が回避される。
【0097】
本願の実施例では、上記いずれかに記載の接合ディスプレイを含む接合表示装置がさらに提供される。具体的には、
図1を参照して、
図1は、本願の実施例に係る接合ディスプレイの一実施例を示す概略図である。
図1に示す実施例において、接合ディスプレイは、少なくとも二つのサブディスプレイを含み、少なくとも二つのサブディスプレイは、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含む。第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイのいずれにも、アレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素が含まれ、かつ、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、N行のサブ画素又はN列のサブ画素がずれるように第1方向にずらして接合される。
【0098】
同時に、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、第1方向にN行のサブ画素又はN列のサブ画素がずれているため、第1サブディスプレイは、第1ダイナミック表示領域及び第1ノーマリーブラック表示領域をさらに有し、第2サブディスプレイは、第2ダイナミック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域を有する。第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行又はサブ画素列は、同じであり、かつそれぞれ対応し、第1ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域を含み、第2ノーマリーブラック表示領域は、ブランク領域に対向する第3サブノーマリーブラック表示領域を含む。
【0099】
第1サブノーマリーブラック表示領域には、N行のサブ画素が含まれ、又は第1サブ表示領域は、N列のサブ画素を含み、同様に第3サブノーマリーブラック表示領域は、N行のサブ画素を含み、又は第3サブ表示領域は、N列のサブ画素を含む。第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、配列方式が異なり、両者においてずれるサブ画素も異なる。
【0100】
本願の実施例に係る接合表示装置は、少なくとも二つのサブディスプレイを含み、少なくとも二つのサブディスプレイは、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを含み、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、水平又は垂直方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、かつ、水平又は垂直方向にN行のサブ画素が又はN列のサブ画素がずれている。このようにして設けられる接合表示装置によれば、N行/N列のサブ画素をずらすことで、移動ディスプレイの精度を効果的に向上させることができ、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとが接続される箇所におけるずれやぼけなどの問題の発生を回避することができる。
【0101】
図1に示す実施例において、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、垂直方向に沿って上下に設けられ、具体的には、第1サブディスプレイ1は、第2サブディスプレイ2の上方に設けられる。第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、かつ、水平方向にN列のサブ画素がずれている。
【0102】
このとき、第1サブディスプレイ1は、第1ダイナミック表示領域及び第1ノーマリーブラック表示領域を有し、第2サブディスプレイ2は、対応して第2ダイナミック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域を含む。第1ダイナミック表示領域には、アレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素が含まれ、第2ダイナミック表示領域には、同様にアレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素が含まれる。第1ダイナミック表示領域に含まれる複数列のサブ画素は、第2ダイナミック表示領域に含まれる複数列のサブ画素と同じであり、かつ、それぞれ対応して設けられる。
【0103】
ここで、アレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素は、赤色サブ画素、緑色サブ画素及び青色サブ画素、すなわちRGBサブ画素であってもよい。通常、サブディスプレイにおける各行のサブ画素は、同じであり、各列(又は各行)のサブ画素は、RGBの順序で交差して配列される。本願のその他の実施例において、アレイ状に配列される複数行複数列のサブ画素は、赤色サブ画素、緑色サブ画素、青色サブ画素及び白色サブ画素、すなわちRGBWサブ画素であってもよい。同様に、サブディスプレイにおける各行(又は各列)のサブ画素は、同じであり、RGBWの順序で交差して配列される。
【0104】
図1に示す実施例において、第1ノーマリーブラック表示領域は、第2サブノーマリーブラック表示領域をさらに含み、第2サブノーマリーブラック表示領域及び第1サブノーマリーブラック表示領域は、第1ダイナミック表示領域の両端にそれぞれ設けられる。具体的には、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとのずれにより、第2サブディスプレイには、第1サブノーマリーブラック表示領域に対応するサブ画素がない。すなわち、第1ノーマリーブラック表示領域には、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域が含まれる。ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域は、第1サブノーマリーブラック表示領域が画面を正常に表示できない原因となる。
【0105】
一つの画素は、通常三つ又は四つのサブ画素を含むため、画面を正常に表示できる第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行/列は、いずれも3又は4の倍数である。これにより、画面が正常に表示されるように隣接する三つ又は四つのサブ画素が一つの画素を構成することができる。
【0106】
第1サブノーマリーブラック表示領域が画面を正常に表示できない場合、第2サブノーマリーブラック表示領域のサブ画素も、一つの完全な画素を構成できないため、画面を正常に表示できず、第2サブノーマリーブラック表示領域は、画面を表示できないノーマリーブラック表示領域となる。
【0107】
第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとのずれにより、第1サブディスプレイに第1ノーマリーブラック表示領域が発生すると同時に、第2サブディスプレイにも第2ノーマリーブラック表示領域が発生する。第1ノーマリーブラック表示領域には、ブランク領域に対向する第1サブノーマリーブラック表示領域が含まれ、第2ノーマリーブラック表示領域には、ブランク領域に対向する第3サブノーマリーブラック表示領域が同様に含まれる。
【0108】
図1を参照して、
図1において、第2サブディスプレイの最右側における一部のサブ画素は、それに対応する画素が第1サブディスプレイにないため、当該画素が画面を表示できないので、これらのサブ画素は、第3サブノーマリーブラック表示領域を構成している。第3サブノーマリーブラック表示領域は、第1サブノーマリーブラック表示領域と同じであり、いずれもブランク領域に対向するノーマリーブラック表示領域である。すなわち、第1サブノーマリーブラック表示領域及び第3のサブノーマリーブラック表示領域は、いずれもそれに対向して設けられるサブ画素がない。
【0109】
なお、本願の実施例における第1ノーマリーブラック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域は、いずれも、異なるサブディスプレイ間のずれに起因するものであり、サブディスプレイ自体は、画面を表示できないノーマリーブラック表示領域を含まない。
【0110】
図2に示すように、
図2は、本願の実施例に係る接合ディスプレイの別の実施例を示す概略図である。
図2に示す実施例において、接合ディスプレイは、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイを同様に含み、
図1に示す実施例とは異なり、
図2における第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向に沿って設けられ、具体的には、第2サブディスプレイ2は、第1サブディスプレイ1の右側に設けられる。
【0111】
同時に、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、垂直方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じであり、
図2において、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、垂直方向にN行のサブ画素がずれている。
【0112】
図2に示す実施例において、第1サブディスプレイ1は、画面を表示できる第1ダイナミック表示領域と、画面を表示できない第1ノーマリーブラック表示領域とを同様に含む。同様に、第2サブディスプレイ2も、画面を表示できる第2ダイナミック表示領域と、画面を表示できない第2ノーマリーブラック表示領域とを含む。
【0113】
同時に、
図2に示す実施例において、第1ノーマリーブラック表示領域は、第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域を同様に含み、第2ノーマリーブラック表示領域は、第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域を含む。第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域は、第1ダイナミック表示領域の両側に設けられ、第2ダイナミック表示領域及び第3サブノーマリーブラック表示領域は、第4サブノーマリーブラック表示領域の両側に設けられる。
【0114】
図1及び
図2に示す実施例において、第2サブディスプレイ2には、第1サブノーマリーブラック表示領域に対応して設けられるサブ画素がなく、第1サブディスプレイ1には、第3サブノーマリーブラック表示領域に対応して設けられるサブ画素がない。第1サブノーマリーブラック表示領域及び第3サブノーマリーブラック表示領域のいずれにも、N行のサブ画素又はN列のサブ画素が含まれる。
【0115】
本願の実施例において、三つのサブ画素が一つの画素を構成する場合、Nが3a-2である。すなわち、第1ノーマリーブラック表示領域が3a-2行(又は列)のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行(又は列)のサブ画素を含むことができる。
【0116】
具体的には、第1サブノーマリーブラック表示領域が3a-2行のサブ画素を含む場合、第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が3a-1行のサブ画素を含む場合、第2サブノーマリーブラック表示領域は、1行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が3a行のサブ画素を含む場合、第2サブノーマリーブラック表示領域は、0行のサブ画素を含む。
【0117】
図1を参照して、
図1に示す実施例において、一つの画素が三つのサブ画素を含む場合、Nは、1であってもよく、このとき、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向に1列のサブ画素がずれる。このとき、第1サブノーマリーブラック表示領域は、1列のサブ画素を含み、同様に、第3サブノーマリーブラック表示領域も、1列のサブ画素を含む。このとき、第2サブノーマリーブラック表示領域には、3-1=2列のサブ画素が含まれる。
【0118】
その他のいくつかの実施例において、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向に2列のサブ画素がずれてもよい。このとき、第1サブノーマリーブラック表示領域は、2列のサブ画素を含む。同様に、第3サブノーマリーブラック表示領域も、2列のサブ画素を含む。第2サブノーマリーブラック表示領域には、3-2=1列のサブ画素が含まれる。
【0119】
第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、水平方向に3列のサブ画素がずれてもよい。このとき、第1サブノーマリーブラック表示領域は、3列のサブ画素を含む。同様に、第3サブノーマリーブラック表示領域も、3列のサブ画素を含む。第2サブノーマリーブラック表示領域には、3-3=0列のサブ画素が含まれる。
【0120】
Nが1である場合、第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域のいずれにも、4列のサブ画素が含まれるが、このとき、第2サブノーマリーブラック表示領域には、依然として2列のサブ画素が含まれる。同様に、Nが2であり、かつ、第1サブノーマリーブラック表示領域に5列のサブ画素が含まれる場合、第2サブノーマリーブラック表示領域には、1列のサブ画素が含まれる。Nが3である場合、第1サブノーマリーブラック表示領域には、6列のサブ画素が含まれ、第2サブノーマリーブラック表示領域には、0列のサブ画素が含まれる。
【0121】
本願の別のいくつかの実施例において、一つの画素が四つのサブ画素を含む場合、第1サブノーマリーブラック表示領域が4a-3行のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、3行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が4a-2行のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、2行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が4a-1行のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、1行のサブ画素を含み、第1サブノーマリーブラック表示領域が4a行のサブ画素を含むとき、第2サブノーマリーブラック表示領域は、0行のサブ画素を含む。
【0122】
具体的には、Nが1であり、かつ、第1サブノーマリーブラック表示領域に1行のサブ画素が含まれる場合、第2サブノーマリーブラック表示領域には、3行のサブ画素が含まれる。Nが3であり、かつ、第1サブノーマリーブラック表示領域に5行のサブ画素が含まれる場合、第2サブノーマリーブラック表示領域には、依然として3行のサブ画素が含まれる。
【0123】
すなわち、本願の実施例において、一つの画素が三つのサブ画素を含む場合、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとの間にずれるサブ画素の行(又は列)数に関係なく、第2サブノーマリーブラック表示領域には、1行のサブ画素、2行のサブ画素又は第2サブノーマリーブラック表示領域が存在しないことを示す0行のサブ画素のみが含まれる。
【0124】
同様に、一つの画素が四つのサブ画素を含む場合、第1サブディスプレイと第2サブディスプレイとの間にずれるサブ画素の行(又は列)数に関係なく、第2サブノーマリーブラック表示領域には、1行のサブ画素、2行のサブ画素、3行のサブ画素又は0行のサブ画素のみが含まれる。第2サブノーマリーブラック表示領域が0行のサブ画素を含む場合、第2ノーマリーブラック表示領域は存在しない。
【0125】
本願の実施例において、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数は、通常、第3サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数と同じである。
【0126】
図1及び
図2に示す実施例において、第1ノーマリーブラック表示領域は、第1サブノーマリーブラック表示領域だけではなく、第2サブノーマリーブラック表示領域をさらに含む。第2ノーマリーブラック表示領域にも、第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域が含まれる。第2サブノーマリーブラック表示領域は、通常、第4サブノーマリーブラック表示領域と対向して設けられる。
【0127】
第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数が第3サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数と同じである場合、第2サブノーマリーブラック表示領域における行数又は列数は、通常、第4サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素の行数又は列数と同じである。
【0128】
図3に示すように、
図3は、本願の実施例に係る接合ディスプレイの別の実施例を示す概略図である。
図3において、接合ディスプレイは、いずれも複数のサブ画素によって構成される第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2を含む。複数のサブ画素は、赤色サブ画素、緑色サブ画素及び青色サブ画素、すなわちRGBサブ画素であってもよい。通常の状況において、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイにおける複数のサブ画素のうち、同1列に位置するものは、同種のサブ画素、例えば、いずれもRサブ画素であり、同一行に位置する複数のサブ画素は、RGBの順序で交差して配列される。
【0129】
図3に示す実施例において、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイ2との間に一つのサブ画素がずれる。第1サブディスプレイ1の下方が第2サブディスプレイ2に接続される部分領域における複数のサブ画素は、それぞれサブ画素A1-Anであり、第2サブディスプレイにおいて第1サブディスプレイ1に接続される部分領域における複数のサブ画素は、それぞれB1-Bnである。
【0130】
第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2が水平方向に一つのサブ画素がずれる場合、本来、第1サブディスプレイ1において一つの画素を構成するサブ画素A1、A2、A3は、A1のずれにより、第1サブディスプレイ1におけるサブ画素A2、A3、及びA4が一つの新しい画素を構成することになる。このとき,一つの画素におけるサブ画素の配列は、元のRGBからGBRに変化することになっている。第2サブディスプレイ2においても、サブ画素B1、B2、B3が第2サブディスプレイにおける画素を構成し、すなわち、画素は、依然としてRGB順序で配列される。
【0131】
上記実施例において、第1サブディスプレイ1において第2サブディスプレイ2に接続される領域に対応する画素のうち、第1サブ画素及び最後の二つのサブ画素は、0階調に対応し、画面を表示しない。第1サブディスプレイにおけるその他の行画素も同様であり、第1サブ画素及び最後の二つのサブ画素は、画面を表示しない。
図3において、すなわち、第1サブディスプレイ1の左右両側において、各行の第1サブ画素及び最後の二つのサブ画素に対応する3列は、画面を表示しない。これは、第1サブディスプレイ1における各行の最後の二つの画素が一つの完成した画素を構成できないため、画像を表示することができないからである。
【0132】
ここで、第1サブディスプレイ1における各行の第1サブ画素は、1列のサブ画素を構成し、この1列のサブ画素は、画面を表示できず、すなわち、第1サブノーマリーブラック表示領域である。同様に、第1サブディスプレイにおける各行の最後の二つのサブ画素は、2列のサブ画素を構成し、これらの2列のサブ画素は、画面を表示できず、すなわち、第2サブノーマリーブラック表示領域である。
【0133】
第2サブディスプレイ2の場合、第2サブディスプレイにおけるサブ画素Bn-2及びBn-1に対応するサブ画素は、An-1及びAnである。サブ画素An-1及びAnは、完全な画素ユニットを構成できないため、サブ画素An-1及びAnが画面を表示できず、ひいては第2サブディスプレイ2におけるサブ画素Bn-2、Bn-1及びBnも画面を表示できない。すなわち、サブ画素Bn-2、Bn-1及びBnは、0諧調であり、輝度を表示しない。
【0134】
ここで、第2サブディスプレイ2における各行の最後の一つのサブ画素は、1列のサブ画素を構成し、この1列のサブ画素は、画面を表示できず、すなわち、第3サブノーマリーブラック表示領域である。第2サブディスプレイにおける各行の最後から二番目のサブ画素及び最後から三番目のサブ画素は、2列のサブ画素を構成し、これらの2列のサブ画素は、画面を表示できず、すなわち、第4サブノーマリーブラック表示領域である。
【0135】
図3に示す実施例において、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2は、垂直方向に沿って設けられるものであり、第1サブディスプレイ1及び第2サブディスプレイ2が水平方向に沿って設けられるその他の構造の接合ディスプレイに対して、上記実施例で説明したダイナミック表示領域及びノーマリーブラック表示領域は、いずれも適用可能である。
【0136】
図4に示すように、
図4は、本願の実施例に係る接合ディスプレイの別の実施例を示す概略図である。
図4に示す実施例において、一つの画素は、三つのサブ画素を含み、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイとの間に三つのサブ画素、すなわち一つの画素がずれている。
【0137】
このとき、第1サブディスプレイ1には、第1サブノーマリーブラック表示領域のみが含まれ、第2サブノーマリーブラック表示領域は含まれない。第1サブディスプレイ1において、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素を除いて、その他のサブ画素は、いずれも完全な画素ユニットを構成することができるので、画面を正常に表示できる。同様に、第2サブディスプレイ2には、第3サブノーマリーブラック表示領域のみが含まれ、第4サブノーマリーブラック表示領域は含まれない。
【0138】
本願の実施例において、第2サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域が含まれるか否かに関わらず、画面を正常に表示する第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行数又はサブ画素列数は、いずれも3又は4の倍数である。第2サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域が含まれるとき、第4サブノーマリーブラック表示領域及び第3サブノーマリーブラック表示領域に含まれるサブ画素行数の合計、又はサブ画素列数の合計も、いずれも3又は4の倍数である。
【0139】
ここで、サブ画素行数又はサブ画素列数が3の倍数であるか、4の倍数であるかは、一つの画素に三つのサブ画素が含まれるか、四つのサブ画素が含まれるかに依存する。
【0140】
本願の実施例において、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイ2との間にN行のサブ画素、又はN列のサブ画素がずれる。第1サブノーマリーブラック表示領域には、N行又はN列のサブ画素が含まれ、第3サブノーマリーブラック表示領域にも、N行又はN列のサブ画素が含まれる。
【0141】
第2サブノーマリーブラック表示領域にA行又はA列のサブ画素が含まれる場合、第2ノーマリーブラック表示領域全体にB行又はB列のサブ画素が含まれる場合、A、B、Nは、B=A+Nという条件を満たす。
【0142】
すなわち、第2ノーマリーブラック表示領域における画面を表示しないサブ画素行数の合計は、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素行数の合計に第2サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素行数の合計を加算するものに等しい。別の実施例において、第2ノーマリーブラック表示領域における画面を表示しないサブ画素列数の合計は、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素列数の合計に第2サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素列数の合計を加算するものに等しい。
【0143】
第2サブノーマリーブラック表示領域が含まれず、すなわち、第2サブノーマリーブラック表示領域に0行又は0列のサブ画素が含まれる場合、Aは、0であり、第2ノーマリーブラック表示領域にも、第4サブノーマリーブラック表示領域が含まれず、第2ノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素行数又はサブ画素列数は、第1サブノーマリーブラック表示領域におけるサブ画素行数又はサブ画素列数に等しくなる。
【0144】
本願では、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイ2との間に充填される第3サブディスプレイを含む接合ディスプレイがさらに提供される。第3サブディスプレイ及び第1サブディスプレイ1(又は第2サブディスプレイ2)は、第1方向におけるサブ画素の寸法及び数が同じである。
【0145】
上記第3サブディスプレイを含む実施例において、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイとの間にずれが発生する場合、第3サブディスプレイは、通常、一方のサブディスプレイと相対的に一定に保たれる。すなわち、第1サブディスプレイ1と第2サブディスプレイ2との間にずれが発生するということは、実際には第3サブディスプレイと一方のサブディスプレイとのずれであり、第3サブディスプレイと他方のサブディスプレイの位置は、相対的に一定に保たれる。
【0146】
本願の実施例では、ダイナミック表示領域及びノーマリーブラック表示領域が同様に含まれるが、ここでのダイナミック表示領域及びノーマリーブラック表示領域は、第3サブディスプレイを含む。具体的には、ダイナミック表示領域及びノーマリーブラック表示領域に関する前述の説明を参照し、ここでは説明を省略する。
【0147】
本願の実施例では、上記のいずれかに記載の接合ディスプレイを駆動するための接合ディスプレイ駆動方法がさらに提供される。
図5に示すように、
図5は、本願の実施例に係る接合ディスプレイ駆動方法の一実施例を示す概略フローチャートであり、
表示すべき初期ビデオ画像を取得するステップ51と、
前記初期ビデオ画像を前記第1サブディスプレイ及び前記第2サブディスプレイに対応する第1分割画像及び第2分割画像に分割するステップ52と、
第1ノーマリーブラック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域にノーマリーブラック画面を表示し、第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に前記第1分割画像及び第2分割画像をそれぞれ表示するステップ53と、を含むことができる。
【0148】
具体的には、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイが異なる画面を表示するため、それぞれ第1サブディスプレイに対応する第1分割画像と、第2サブディスプレイに対応する第2分割画像とが得られるように初期ビデオ画像を分割する必要がある。
【0149】
同時に、本願の実施例における第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイは、第1方向にN行のサブ画素又はN列のサブ画素がずれている。したがって、移動された後の画像が整列できるように、各分割画像を移動する必要がある。
【0150】
具体的には、第2分割画像が変更されずに第3分割画像が得られるように第1分割画像を第1方向に沿ってN行又はN列のサブ画素を移動する。次に、第1サブディスプレイに表示される画面及び第2サブディスプレイに表示される画面がずれることなく整列されるように第1サブディスプレイを第3分割画像で駆動し、第2サブディスプレイを第2分割画像で駆動する。
【0151】
本願のいくつかの実施例において、接合ディスプレイは、上記いずれかの実施例に記載の接合ディスプレイを含むため、接合ディスプレイにおける第1サブディスプレイは、第1ダイナミック表示領域を含むことができ、第2サブディスプレイは、第2ダイナミック表示領域を含み、第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に含まれるサブ画素行/列は、同じであり、かつ、それぞれ対応する。
【0152】
このとき、第1サブディスプレイに表示される画面及び第2サブディスプレイに表示される画面が整列されるように第1サブディスプレイを第3分割画像で駆動し、第2サブディスプレイを第2分割画像で駆動することは、
第1サブディスプレイに表示される画面及び第2サブディスプレイに表示される画面が整列されるように第1ダイナミック表示領域を第3分割画像で駆動し、第2ダイナミック表示領域を第2分割画像で駆動する。
【0153】
すなわち,接合ディスプレイにおける第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイがずれるため、第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイのそれぞれに対応する画面も、初期に比べてずれが発生することになるが、これは、逆にずれた後の画面を整列させることになるため、元の画像のずれる問題が解決される。
【0154】
本願のいくつかの実施例において、三つのサブ画素は、一つの画素を構成し、N=3aの場合、第1ノーマリーブラック表示領域を第1サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成し、第2ノーマリーブラック表示領域を第3サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成することをさらに含み、aは、正の整数である。
【0155】
別のいくつかの実施例において、N≠3aの場合、第1ノーマリーブラック表示領域を第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、第2サブノーマリーブラック表示領域及び第1サブノーマリーブラック表示領域を第1ダイナミック表示領域の両側においてそれぞれ接続させ、第2ノーマリーブラック表示領域を第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、第4サブノーマリーブラック表示領域に第2ダイナミック表示領域と第3サブノーマリーブラック表示領域との間を接続させることをさらに含み、第4サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行/列は、同じである。
【0156】
N=3a-2の場合、第2サブノーマリーブラック表示領域を2行/列のサブ画素を含むように設計し、N=3a-1の場合、第2サブノーマリーブラック表示領域を1行/列のサブ画素を含むように設計する。
【0157】
別のいくつかの実施例において、四つのサブ画素は、一つの画素を構成し、N=4aの場合、第1ノーマリーブラック表示領域を第1サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成し、第2ノーマリーブラック表示領域を第3サブノーマリーブラック表示領域のみからなるように構成することをさらに含み、aは、正の整数である。
【0158】
N≠4aの場合、第1ノーマリーブラック表示領域を第1サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、第2サブノーマリーブラック表示領域及び第1サブノーマリーブラック表示領域を第1ダイナミック表示領域の両側においてそれぞれ接続させ、第2ノーマリーブラック表示領域を第3サブノーマリーブラック表示領域及び第4サブノーマリーブラック表示領域からなるように構成し、第4サブノーマリーブラック表示領域に第2ダイナミック表示領域と第3サブノーマリーブラック表示領域との間を接続させることをさらに含み、第4サブノーマリーブラック表示領域及び第2サブノーマリーブラック表示領域に含まれる画素行/列は、同じである。
【0159】
別のいくつかの実施例において、N=4a-3の場合、第2サブノーマリーブラック表示領域を3行/列のサブ画素を含むように設計し、N=4a-2の場合、第2サブノーマリーブラック表示領域を2行/列のサブ画素を含むように設計し、N=4a-1の場合、第2サブノーマリーブラック表示領域を1行/列のサブ画素が含まれるように設計する。
【0160】
本願の実施例における接合ディスプレイ駆動方法をよりよく実施するために、接合ディスプレイ駆動方法に基づいて、本願の実施例では、接合ディスプレイ駆動装置がさらに提供され、
図6に示すように、接合ディスプレイ駆動装置600は、
表示すべき初期ビデオ画像を取得するための取得モジュール601と、
初期ビデオ画像を第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイに対応する第1分割画像及び第2分割画像に分割するための分割モジュール602と、
第1ノーマリーブラック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域にノーマリーブラック画面を表示し、第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に第1分割画像及び第2分割画像をそれぞれ表示するための駆動モジュール603と、を含む。
【0161】
本願の実施例では、本願の実施例に係るいずれかの接合ディスプレイ駆動方法を実行するコンピュータ装置がさらに提供され、コンピュータ装置は、
一つ又は複数のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶され、上記接合ディスプレイ駆動方法の実施例における接合ディスプレイ駆動方法におけるステップをプロセッサによって実行するように構成される一つ又は複数のアプリケーションプログラムと、を含む。
【0162】
図7に示すように、
図7は、本願の実施例に係るコンピュータ装置の概略図を示し、具体的には、当該コンピュータ装置は、一つ又は一つ以上の処理コアを含むプロセッサ701、一つ又は一つ以上のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含むメモリ702、電源703及び入力ユニット704などの部材を含むことができる。当業者は、
図7に示すコンピュータ装置の構造がコンピュータ装置の限定を構成するものではなく、図示よりもより多い又はより少ない部材を含んだり、いくつかの部材を組み合わせたり、異なる部材で配置したりすることができることを理解できる。
【0163】
ここで、プロセッサ701は、当該コンピュータ装置の制御センターであり、コンピュータ装置全体の各部に各種インタフェース及び回線で接続され、メモリ702に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作又は実行するとともに、メモリ702に記憶されたデータを呼び出すことにより、コンピュータ装置の各種機能を実行するとともにデータを処理し、これにより、コンピュータ装置の全体的な監視を行う。任意選択的に、プロセッサ701は、一つ又は複数の処理コアを含むことができ、プロセッサ701は、中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)であってもよく、その他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)又はその他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェアコンポーネントなどであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、通常の如何なるプロセッサなどであってもよく、プロセッサ701は、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するアプリケーションプロセッサと、主に無線通信を処理する変調復調プロセッサとを統合することができることが好ましい。なお、上記変調復調プロセッサは、プロセッサ701に統合されなくてもよい。
【0164】
メモリ702は、ソフトウェアプログラム及びモジュールの記憶に使用することができ、プロセッサ701は、メモリ702に記憶されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、各種機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。メモリ702は、主に、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーション(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)を記憶可能な記憶プログラム領域と、コンピュータ装置の用途に応じて作成されるデータなどを記憶可能な記憶データ領域を含むことができる。また、メモリ702は、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、例えば、少なくとも一つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリ又はその他の揮発性固体記憶デバイスをさらに含むことができる。したがって、メモリ702は、プロセッサ701によるメモリ702へのアクセスを提供するためのメモリコントローラをさらに含むことができる。
【0165】
コンピュータ装置は、各部材に電力を供給する電源703をさらに含み、電源703は、電源管理システムを介してプロセッサ701に論理的に接続されることにより、電源管理システムを介して充電、放電及び電力管理などの機能を実現することができることが好ましい。電源703は、一つ又は一つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源障害検出回路、電源コンバータ又はインバータ、電源状態インジケータなどの任意のコンポーネントをさらに含むことができる。
【0166】
当該コンピュータ装置は、入力された数字又は文字情報を受信するとともに、ユーザ設定及び機能制御に関連するキーボード、マウス、操作レバー、光学又はトラックボール信号入力を生成するために使用できる入力ユニット704をさらに含むことができる。
【0167】
なお、図示しないが、コンピュータ装置は、表示ユニットなどをさらに含むことができ、ここでは説明を省略する。具体的には、本実施例において、コンピュータ装置におけるプロセッサ701は、以下の命令に従って、一つ又は一つ以上のアプリケーションプログラムのプロセスに対応する実行可能ファイルをメモリ702にロードし、メモリ702に記憶されたアプリケーションプログラムをプロセッサ701によって実行することにより、次のような各種機能が実現される。表示すべき初期ビデオ画像を取得する。初期ビデオ画像を第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイに対応する第1分割画像及び第2分割画像に分割する。第1ノーマリーブラック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域にノーマリーブラック画面を表示し、第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に第1分割画像及び第2分割画像をそれぞれ表示する。
【0168】
当業者は、上記実施例の各種方法におけるステップの全部又は一部は、命令によって完了することができ、又は命令によって関連するハードウェアを制御することにより完了することができ、当該命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納し、プロセッサによってロード及び実行することができることを理解できる。
【0169】
この目的のために、本願の実施例では、読み取り専用メモリ(ROM,ReadOnly Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)、磁気ディスク、光ディスクなどを含むことができるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムは、本願の実施例に係るいずれかの接合ディスプレイ駆動方法におけるステップを実行するためにプロセッサによってロードされる。例えば、コンピュータプログラムは、プロセッサによってロードされることで以下のステップを実行することができる。表示すべき初期ビデオ画像を取得する。初期ビデオ画像を第1サブディスプレイ及び第2サブディスプレイに対応する第1分割画像及び第2分割画像に分割する。第1ノーマリーブラック表示領域及び第2ノーマリーブラック表示領域にノーマリーブラック画面を表示し、第1ダイナミック表示領域及び第2ダイナミック表示領域に第1分割画像及び第2分割画像をそれぞれ表示する。
【0170】
上記実施例において、各実施例の説明は、それぞれに重点を置いており、ある実施例において詳述されていない部分については、その他の実施例についての上記詳細な説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0171】
具体的な実施に際しては、上記各ユニット又は構造を独立した実体として実現してもよく、任意の組み合わせを行ってもよく、同一又は複数の実体として実現してもよく、上記各ユニット又は構造の具体的な実施は、先の方法の実施例を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0172】
以上、本願の実施例に係る接合ディスプレイ及び駆動方法、接合表示装置について詳細に紹介し、本明細書では、具体的な例を適用して本願の原理及び実施形態について詳述した。上記の実施例の説明は、本願の方法及びそのコア思想の理解を助けるためにのみ用いられるものである。同時に、当業者にとっては、本願の思想に基づき、具体的な実施形態及び適用範囲にいずれも変更箇所があることから、上記のように、本明細書の内容は、本願の制限として理解すべきではない。
【国際調査報告】