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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-05
(54)【発明の名称】無人店舗遠隔管理システム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20230101AFI20240329BHJP
   G16Y 40/30 20200101ALI20240329BHJP
【FI】
G06Q30/06
G16Y40/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023562484
(86)(22)【出願日】2022-04-12
(85)【翻訳文提出日】2023-10-18
(86)【国際出願番号】 KR2022005283
(87)【国際公開番号】W WO2022220544
(87)【国際公開日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】10-2021-0047039
(32)【優先日】2021-04-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523383451
【氏名又は名称】オーエイチアールエーイー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジュン、ジャエ ヘオン
(72)【発明者】
【氏名】リー、ドン ウク
(72)【発明者】
【氏名】アン、セオン ヒー
(57)【要約】
無人店舗遠隔管理システム及び方法、特にモノのインターネット(Internet of Things、IoT)技術を用いて遠隔でドア制御、照明制御、キオスク管理などを含む無人店舗管理を行うことができるシステム及び方法が提供される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザから入室要請を受信するステップと、
前記ユーザの利用券が有効であるかどうかを判定するステップと、
前記利用券が有効である場合、前記利用券が入室状態であるか外出/退室状態であるかを判定するステップと、
前記利用券が入室状態である場合、半導体型リレーから提供されるショート信号を制御してドアを開放するステップと、を含む、無人店舗遠隔管理方法。
【請求項2】
前記ショート信号を制御してドアを開放するステップは、
前記半導体型リレーと電気的に接続されるMqttサーバ及びスマートプラグを制御することで、前記半導体型リレーにショート信号を予め定められた時間出力させるステップを含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項3】
前記利用券が有効でない場合、前記ユーザに利用券の購入を促すステップをさらに含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項4】
前記利用券が割り当てられた座席を保有しているかどうかを判定するステップと、
前記利用券が前記割り当てられた座席を保有している場合、前記ショート信号を制御してドアを開放するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項5】
前記利用券が前記割り当てられた座席を保有していない場合、前記ユーザに座席の選択を促すステップをさらに含む、請求項4に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項6】
前記入室要請がマスターキーに該当する場合、前記ショート信号を制御してドアを開放するステップをさらに含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項7】
複数の店舗のうち前記ドアを開放しようとする店舗を識別する店舗識別子を受信するステップと、
前記店舗識別子によって識別される店舗の1つ以上のドアのうち、開放しようとするドアを識別するドア識別子を受信するステップと、
前記店舗識別子及び前記ドア識別子のうち少なくとも一方を用いて、データベースから前記半導体型リレーを制御するスマートプラグのシリアル番号(S/N)を取得するステップと、
前記スマートプラグのシリアル番号を用いて、前記開放しようとする店舗の半導体型リレーから提供されるショート信号を制御してドアを開放するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項8】
ユーザから外出/退室の要請を受信するステップと、
前記ユーザの利用券が有効であるかどうかを判定するステップと、
前記利用券が有効である場合、前記ユーザの利用時間が超過したかどうかを判定するステップと、
前記ユーザの利用時間が超過していない場合、半導体型リレーから提供されるショート信号を制御してドアを開放するステップと、を含む、無人店舗遠隔管理方法。
【請求項9】
前記ショート信号を制御してドアを開放するステップは、
前記半導体型リレーと電気的に接続されるMqttサーバ及びスマートプラグを制御することで、前記半導体型リレーにショート信号を予め定められた時間出力させるステップを含む、請求項8に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項10】
前記利用券が有効でない場合、前記ユーザに利用券の購入を促すステップをさらに含む、請求項8に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項11】
前記ユーザの利用時間が超過した場合、前記ユーザが超過料金の精算を完了したかどうかを判定するステップと、
前記ユーザが前記超過料金の精算を完了した場合、前記ショート信号を制御してドアを開放するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項12】
前記ユーザが前記超過料金の精算を完了していない場合、前記ユーザに前記超過料金の精算を促すステップをさらに含む、請求項11に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項13】
前記外出/退室の要請がマスターキーに該当する場合、前記ショート信号を制御してドアを開放するステップをさらに含む、請求項8に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項14】
サービスサーバが、店舗運営者端末から無人店舗識別子(shop_id)を含む電球制御要請を受信するステップと、
前記サービスサーバが、前記無人店舗識別子(shop_id)に対応する無人店舗を識別するステップと、
前記サービスサーバが、識別した無人店舗が、入室、退室及び外出を全て処理する入退室用キオスクのみを用いる一体型のキオスク設定であるか、又は別々に構成された入室用キオスク及び退室用キオスクを用いる両方向のキオスク設定であるかを判定するステップと、
前記識別した無人店舗が前記一体型のキオスク設定であると判定された場合、前記サービスサーバは、前記電球制御要請に対応する電球制御命令を前記入退室用キオスクに伝送するステップと、
前記識別した無人店舗が前記両方向のキオスク設定であると判定された場合、前記サービスサーバは、前記電球制御命令を前記退室用キオスクにのみ伝送するステップと、
前記電球制御命令を受信した前記入退室用キオスク又は前記退室用キオスクは、前記サービスサーバから受信した前記電球制御命令をブリッジに伝送して、電球を制御するステップと、を含み、
前記入退室用キオスク又は前記退室用キオスクと前記ブリッジは、Wi-Fi(登録商標)ルータを介して同じ帯域幅のネットワークで構成された、
無人店舗遠隔管理方法。
【請求項15】
前記電球制御要請は、無人店舗の全ての電球をオン/オフする要請、特定座席の電球のみをオン/オフする要請、特定座席の電球の色及び明るさを変更する要請のうち少なくとも1つを含む、請求項14に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項16】
前記電球制御要請が前記特定座席の電球のみをオン/オフする要請である場合、前記サービスサーバが前記店舗運営者端末から受信する電球制御要請は、特定座席の電球識別子(bulb_id)をさらに含み、
前記サービスサーバは、前記特定座席の電球識別子(bulb_id)に基づいて前記電球制御命令を生成する、請求項15に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項17】
前記電球制御要請が前記特定座席の電球の色及び明るさを変更する要請である場合、前記サービスサーバが前記店舗運営者端末から受信する電球制御要請は、特定座席の電球識別子(bulb_id)、希望する色値及び明るさ値をさらに含み、
前記サービスサーバは、前記特定座席の電球識別子(bulb_id)、前記希望する色値及び明るさ値に基づいて前記電球制御命令を生成する、請求項15に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項18】
前記店舗運営者端末が前記ブリッジに関する情報を追加又は修正するために、追加又は修正されたブリッジ毎のIP情報をサービスサーバに伝送するか、ブリッジを識別できるusername値をサービスサーバに伝送するか、又は1つのブリッジが制御できる複数の電球を識別するためのgroup_id値を前記サービスサーバに伝送するステップをさらに含む、請求項14に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項19】
前記店舗運営者端末が座席毎に電球IDを追加又は修正するために、追加又は修正された座席毎の電球を識別できるbulb_id値を前記サービスサーバに伝送するステップをさらに含む、請求項14に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項20】
前記店舗運営者端末が店舗毎の電球の基本色値又は基本明るさ値を設定するために、希望する基本色値又は基本明るさ値を前記サービスサーバに伝送するステップをさらに含む、請求項14に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項21】
サービスサーバが、店舗運営者端末から無人店舗識別子(shop_id)、キオスク識別子(shop_in、ship_out)、及び階情報(layer_info)を含むキオスク再起動要請を受信するステップと、
前記サービスサーバが、前記無人店舗識別子(shop_id)に対応する無人店舗を識別するステップと、
前記サービスサーバが、前記キオスク識別子(shop_in、ship_out)及び前記階情報(layer_info)に基づいて再起動するキオスクを特定するステップと、
前記再起動するキオスクが特定されると、前記サービスサーバは、前記キオスク再起動要請に対応するキオスク再起動命令を前記特定されたキオスクに伝送するステップと、
前記特定されたキオスクは、前記サービスサーバから受信した前記キオスク再起動命令に従って再起動を行うステップと、を含む、
無人店舗遠隔管理方法。
【請求項22】
管理者端末が無人店舗の複数のキオスクの全てを一括してアップデートするための命令を前記サービスサーバに伝送するステップと、
前記命令に従って、前記サービスサーバが前記識別した無人店舗に設置されたキオスクモデルに応じたアップデートイメージを用いてキオスクアップデートを行うステップと、をさらに含む、請求項21に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項23】
管理者端末が無人店舗の特定のキオスクをアップデートするための命令を前記サービスサーバに伝送するステップと、
前記命令に従って、前記サービスサーバが前記特定のキオスクモデルに応じたアップデートイメージを用いてキオスクアップデートを行うステップと、をさらに含む、請求項21に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無人店舗遠隔管理システム及び方法、特にモノのインターネット(Internet of Things、IoT)技術を用いて遠隔でドア制御、照明制御、キオスク管理などを含む無人店舗管理を行うことができるシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
モノのインターネット(Internet of Things、IoT)技術の発展に従い、最近、アンタクト又は非対面サービスの需要が高まり、無人店舗への関心が高まっている。無人店舗は様々な業種に適用することができる。例えば、無人店舗は、飲食店、販売店など有形の商品を提供する業種のみならず、読書室、有料自習室など空間又は無形のサービスを提供する業種にも多様に適用することができる。これによって、無人店舗の運営者及び無人店舗のユーザの両方に利便性と効率性を提供できる無人店舗運営方案に対する要求が高まっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする技術的課題の1つは、IoT技術を用いて無人店舗を遠隔で管理できる無人店舗遠隔管理システム及び方法を提供することである。
【0004】
また、本発明が解決しようとする技術的課題の他の1つは、IoT技術を用いて無人店舗の入室、外出及び退室を管理できる無人店舗遠隔管理システム及び方法を提供することである。
【0005】
本発明の技術的課題は、上述の技術的課題に限定されるものではなく、言及されていない他の技術的課題は、以下の説明から該当技術の通常の技術者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、ユーザから入室要請を受信するステップと、ユーザの利用券が有効であるかどうかを判定するステップと、利用券が有効である場合、利用券が入室状態であるか外出/退室状態であるかを判定するステップと、利用券が入室状態である場合、半導体型リレーから提供されるショート信号を制御してドアを開放するステップと、を含んでもよい。
【0007】
本発明のいくつかの実施形態において、ショート信号を制御してドアを開放するステップは、半導体型リレーと電気的に接続されるMqttサーバ及びスマートプラグを制御することで、半導体型リレーにショート信号を所定時間出力させるステップを含んでもよい。
【0008】
本発明のいくつかの実施形態において、上記方法は、利用券が有効でない場合、ユーザに利用券の購入を促すステップをさらに含んでもよい。
【0009】
本発明のいくつかの実施形態において、上記方法は、利用券が割り当てられた座席を保有しているかどうかを判定するステップと、利用券が割り当てられた座席を保有している場合、ショート信号を制御してドアを開放するステップをさらに含んでもよい。
【0010】
本発明のいくつかの実施形態において、上記方法は、利用券が割り当てられた座席を保有していない場合、ユーザに座席の選択を促すステップをさらに含んでもよい。
【0011】
本発明のいくつかの実施形態において、上記方法は、入室要請がマスターキーに該当する場合、ショート信号を制御してドアを開放するステップをさらに含んでもよい。
【0012】
本発明のいくつかの実施形態において、上記方法は、複数の店舗のうちドアを開放しようとする店舗を識別する店舗識別子を受信するステップと、店舗識別子によって識別される店舗の1つ以上のドアのうち、開放しようとするドアを識別するドア識別子を受信するステップと、店舗識別子及びドア識別子のうち少なくとも一方を用いて、データベースから半導体型リレーを制御するスマートプラグのシリアル番号(S/N)を取得するステップと、スマートプラグのシリアル番号を用いて、開放しようとする店舗の半導体型リレーから提供されるショート信号を制御してドアを開放するステップと、をさらに含んでもよい。
【0013】
本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、ユーザから外出/退室の要請を受信するステップと、ユーザの利用券が有効であるかどうかを判定するステップと、利用券が有効である場合、ユーザの利用時間が超過したかどうかを判定するステップと、ユーザの利用時間が超過していない場合、半導体型リレーから提供されるショート信号を制御してドアを開放するステップを含んでもよい。
【0014】
本発明のいくつかの実施形態において、ショート信号を制御してドアを開放するステップは、半導体型リレーと電気的に接続されるMqttサーバ及びスマートプラグを制御することで、半導体型リレーにショート信号を所定時間出力させるステップを含んでもよい。
【0015】
本発明のいくつかの実施形態において、利用券が有効でない場合、ユーザに利用券の購入を促すステップをさらに含んでもよい。
【0016】
本発明のいくつかの実施形態において、ユーザの利用時間が超過した場合、ユーザが超過料金の精算を完了したかどうかを判定するステップと、ユーザが超過料金の精算を完了した場合、ショート信号を制御してドアを開放するステップと、をさらに含んでもよい。
【0017】
本発明のいくつかの実施形態において、ユーザが超過料金の精算を完了していない場合、ユーザに超過料金の精算を促すステップをさらに含んでもよい。
【0018】
本発明のいくつかの実施形態において、外出/退室の要請がマスターキーに該当する場合、ショート信号を制御してドアを開放するステップをさらに含んでもよい。
【0019】
本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、サービスサーバが、店舗運営者端末から無人店舗識別子(shop_id)を含む電球制御要請を受信するステップと、サービスサーバが無人店舗識別子(shop_id)に対応する無人店舗を識別するステップと、サービスサーバが、識別した無人店舗が、入室、退室及び外出を全て処理する入退室用キオスクのみを用いる一体型のキオスク設定であるか、又は別々に構成された入室用キオスク及び退室用キオスクを用いる両方向のキオスク設定であるかを判定するステップと、識別した無人店舗が一体型のキオスク設定であると判定された場合、サービスサーバは、電球制御要請に対応する電球制御命令を入退室用キオスクに伝送するステップと、識別した無人店舗が両方向のキオスク設定であると判定された場合、サービスサーバは、電球制御命令を退室用キオスクにのみ伝送するステップと、電球制御命令を受信した入退室用キオスク又は退室用キオスクは、サービスサーバから受信した電球制御命令をブリッジに伝送して、電球を制御するステップと、を含み、入退室用キオスク又は退室用キオスクとブリッジは、Wi-Fi(登録商標)ルータを介して同じ帯域幅のネットワークで構成されてもよい。
【0020】
本発明のいくつかの実施形態において、電球制御要請は、無人店舗の全ての電球をオン/オフする要請、特定座席の電球のみをオン/オフする要請、特定座席の電球の色及び明るさを変更する要請のうち少なくとも1つを含んでもよい。
【0021】
本発明のいくつかの実施形態において、方法は、電球制御要請が特定座席の電球のみをオン/オフする要請である場合、サービスサーバが店舗運営者端末から受信する電球制御要請は、特定座席の電球識別子(bulb_id)をさらに含み、サービスサーバは、特定座席の電球識別子(bulb_id)に基づいて電球制御命令を生成してもよい。
【0022】
本発明のいくつかの実施形態において、方法は、電球制御要請が特定座席の電球の色及び明るさを変更する要請である場合、サービスサーバが店舗運営者端末から受信する電球制御要請は、特定座席の電球識別子(bulb_id)、希望する色値及び明るさ値をさらに含み、サービスサーバは、特定座席の電球識別子(bulb_id)、希望する色値及び明るさ値に基づいて電球制御命令を生成してもよい。
【0023】
本発明のいくつかの実施形態において、方法は、店舗運営者端末がブリッジに関する情報を追加又は修正するために、追加又は修正されたブリッジ毎のIP情報をサービスサーバに伝送するか、ブリッジを識別できるusername値をサービスサーバに伝送するか、又は1つのブリッジが制御できる複数の電球を識別するためのgroup_id値をサービスサーバに伝送するステップをさらに含んでもよい。
【0024】
本発明のいくつかの実施形態において、方法は、店舗運営者端末が座席毎に電球IDを追加又は修正するために、追加又は修正された座席毎の電球を識別できるbulb_id値をサービスサーバに伝送するステップをさらに含んでもよい。
【0025】
本発明のいくつかの実施形態において、方法は、店舗運営者端末が店舗毎の電球の基本色値又は基本明るさ値を設定するために、希望する基本色値又は基本明るさ値をサービスサーバに伝送するステップをさらに含んでもよい。
【0026】
本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、サービスサーバが、店舗運営者端末から無人店舗識別子(shop_id)、キオスク識別子(shop_in、ship_out)及び階情報(layer_info)を含むキオスク再起動要請を受信するステップと、サービスサーバが無人店舗識別子(shop_id)に対応する無人店舗を識別するステップと、サービスサーバが、キオスク識別子(shop_in、ship_out)及び階情報(layer_info)に基づいて再起動するキオスクを特定するステップと、再起動するキオスクが特定されると、サービスサーバは、キオスク再起動要請に対応するキオスク再起動命令を特定されたキオスクに伝送するステップと、特定されたキオスクは、サービスサーバから受信したキオスク再起動命令に従って再起動を行うステップと、を含んでもよい。
【0027】
本発明のいくつかの実施形態において、方法は、管理者端末が無人店舗の複数のキオスクの全てを一括してアップデートするための命令をサービスサーバに伝送するステップと、命令に従って、サービスサーバが識別した無人店舗に設置されたキオスクモデルに応じたアップデートイメージを用いてキオスクアップデートを行うステップと、をさらに含んでもよい。
【0028】
本発明のいくつかの実施形態において、方法は、管理者端末が無人店舗の特定のキオスクをアップデートするための命令をサービスサーバに伝送するステップと、命令に従って、サービスサーバが特定のキオスクモデルに応じたアップデートイメージを用いてキオスクアップデートを行うステップと、をさらに含んでもよい。
【発明の効果】
【0029】
本発明の実施形態によると、IoT技術を用いて無人店舗のドアを便利に制御することができる。また、無人店舗を遠隔で管理できる無人店舗サービス提供ソフトウェア及び無人店舗運営ソフトウェアと連動することで、無人店舗のユーザに対する入室、外出及び退室管理を効率的に行うことができる。これによって、無人店舗のサービスを提供されるユーザの満足度が上昇するだけでなく、無人店舗を運営する運営者の利便性も向上することができる。
【0030】
また、本発明の実施形態によると、IoT技術を用いて無人店舗を遠隔で便利に管理することができる。具体的に、店主又は管理者は、ドア制御のためのデータ又は命令を遠隔でサービスサーバに伝送することで、サービスサーバにドアの開閉をさせたり、照明制御のためのデータ又は命令を遠隔でサービスサーバに伝送することで、サービスサーバに照明制御をさせたり、又はキオスク再起動又はキオスクアップデートのためのデータ又は命令を遠隔でサービスサーバに伝送することで、サービスサーバにキオスク再起動又はキオスクアップデートをさせたりすることができる。これによって、無人店舗を遠隔で管理する店主及び管理者の利便性が向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
図2】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
図3】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
図6】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
図7】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
図8】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
図9】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
図10】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
図11】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図12】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図13】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図14】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図15】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図16】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図17】本発明の実施形態による熱画像カメラと連動した無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
図18】本発明の実施形態による熱画像カメラと連動した無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
図19】本発明の実施形態による熱画像カメラと連動した無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
図20】本発明の実施形態による熱画像カメラと連動した無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
図21】本発明の実施形態による熱画像カメラと連動した無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
図22】本発明の実施形態による熱画像カメラと連動した無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
図23】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するための図である。
図24】本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するための図である。
図25】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図26】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図27】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図28】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
図29】本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態に対して本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本発明は多くの異なる形態で実施することができ、ここで説明する実施形態に限定されない。また、図面で本発明を明確に説明するために、説明に関係のない部分は省略し、明細書全体を通じて同様の部分には同様の参照符号を付した。
【0033】
明細書及び特許請求の範囲全体を通じて、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0034】
また、明細書に記載の「…部」、「…機」、「…モジュール」などの用語は、本明細書で説明される少なくとも1つの機能や動作を処理できる単位を意味することがあり、これは、ハードウェアやソフトウェア又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現することができる。
【0035】
本明細書において、無人店舗は、現場に運営者が常駐しない形態で運営される店舗を意味する。具体的に、無人店舗は、店舗を運営するために必要な業務又は作業のうち少なくとも一部を自動化するか、遠隔地で人によって行われるようにしたものをいう。
【0036】
無人店舗の代表的な例として、無人有料自習室又は無人読書室が挙げられる。無人有料自習室が一般の自習室と異なる点は、自習室を運営するために必要なユーザの座席指定、利用時間の割り当て、利用料金の支払い、会員管理など、さまざまな業務又は作業を情報通信技術(Information and Communication Technology、ICT)を用いて実現することで、現場に運営者の常駐する必要がないという点である。
【0037】
図1は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
【0038】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理システム1は、利用期間が定められた利用券に基づいて運営される無人有料自習室であってもよい。無人有料自習室のユーザは、事前購入又は現場購入した利用券により、利用券の種類に応じる期間の間、店舗に設けられた座席のうち1席をレンタルすることができる。これを実現するために、無人店舗遠隔管理システム1は、サービスサーバ10、Mqtt(Message queuing telemetry transport)サーバ12、キオスク20、22、及びユーザ端末30を含んでもよく、サービスサーバ10、Mqttサーバ12、キオスク20、22、及びユーザ端末30は、ネットワーク40を介して互いにデータを送受信することができる。また、無人店舗内にはドア50及び照明60が設置されている。
【0039】
サービスサーバ10は、無人店舗の運営、又は無人店舗のユーザへのサービスの提供に関連する全般的な動作を提供することができる。具体的に、サービスサーバ20は、キオスク20、22又はユーザ端末30を介して、ユーザより無人有料自習室に関連するサービス要請を受信し、該当のサービスを提供することができる。具体的に、サービスサーバ10は、ユーザが無人店舗を利用するために必要なサービスを提供することができ、例えば、Mqttサーバ12を介して店舗内に設置されたドア50を制御するか、又はブリッジ及びスマート電球を制御して照明60を制御することもできる。
【0040】
Mqttサーバ12は、ISO標準(ISO/IEC PRF 20922)パブリッシュ-サブスクライブベースのメッセージングプロトコルであるMqtt(Message queuing telemetry transport)プロトコルを用いて、IoTメッセージングに関連するサービスを提供することができる。Mqttプロトコルは、消費電力及びパケット量を最小化するように設計され、IoTとモバイルアプリケーションなどの通信に適していると評価され、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、TCP(Transmission Control Protocol)のようなクライアント-サーバ構造でなく、ブローカー(Broker)、パブリッシャー(Publisher)、サブスクライバー(Subscriber)の構造を採用したのが特徴である。パブリッシャーはトピック(topic)をパブリッシュし、サブスクライバーはトピックをサブスクライブし、ブローカーはそれらを仲介する役割をし、単一のトピックに対して複数のサブスクライバーのサブスクライブが可能であり、1:N通信の実現に有用である。
【0041】
本明細書において、サービスサーバ10及びMqttサーバ12は、物理的に別々のコンピュータ装置で実現されてもよく、1つのコンピュータ装置に統合されて実現されてもよい。もちろん、サービスサーバ10は、物理的に単一のコンピュータ装置で実現されてもよく、物理的に複数のコンピュータ装置を用いて実現されてもよく、Mqttサーバ12も同様である。また、本明細書において、「サーバ」という要素は、プロセッサ及びメモリを備えたハードウェア装置を指してもよく、任意のコンピュータ装置上で実行されてサービスを提供できるソフトウェア自体を指してもよく、時にはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実現された形態を指してもよい。
【0042】
キオスク20、22は、無人店舗の入口、出口、内部などに設置され、無人で運営されながらユーザにサービスを提供するように設計されたコンピューター化された自動化装置であってもよい。キオスク20、22は、サービスを提供するソフトウェアを駆動するためのプロセッサ、メモリ、ストレージなどをはじめとして、入出力インターフェースを提供するためのディスプレイ、タッチスクリーン、スピーカー、プリンター、カメラ、熱画像カメラ、バーコードスキャナー、カードリーダーなどの装置を含むように実現されてもよい。もちろん、キオスク20、22は、上記に列挙した装置以外にも、提供するサービスによって必要な様々な任意の装置をさらに含んでもよい。
【0043】
具体的な実施目的に応じて、無人店舗は一体型のキオスク設定であっても、両方向のキオスク設定であってもよい。一体型のキオスク設定は、無人店舗利用顧客の入室、退室及び外出を全て処理する1台の入退室用キオスクを用いる場合をいい、両方向のキオスク設定は、一方の入室用キオスクが無人店舗利用顧客の入室処理を担当し、他方の退室用キオスクが無人店舗利用顧客の退室及び外出処理を担当するように設定された場合をいう。この場合、入室用キオスクは、利用券購入機能、利用券延長機能、座席移動機能及び入室処理機能を提供し、退室用キオスクは、入室用キオスクとは異なり、利用券購入機能及び入室処理機能は提供せず、利用券延長機能、座席移動機能、退室処理機能及び外出処理機能を提供することができる。
【0044】
もちろん、ここでは、一体型のキオスク設定が1台の入退室用キオスクを用いるものとして主に説明するが、無人店舗の面積が広いか、無人店舗が複数の層からなる場合は、入退室用キオスクが複数台設けられることがある。同様に、ここでは、両方向のキオスク設定が1台の入室用キオスクと1台の退室用キオスクとを用いるものとして主に説明するが、無人店舗の面積が広いか、無人店舗が複数の層からなる場合は、入室用キオスクと退室用キオスクの使用台数はさらに増える可能性がある。
【0045】
図1は、無人店舗が両方向のキオスク設定となっている場合を示すものであり、キオスク20が入室用キオスクとして用いられ、キオスク22が退室用キオスクとして用いられてもよい。仮に、一体型のキオスク設定を実現する場合であれば、図1に示すものとは異なり、1台のキオスク20のみが入退室用キオスクとして用いられるであろう。
【0046】
以下では、一体型のキオスク設定と両方向のキオスク設定との間で明確に区別される特徴でない限り、一体型のキオスク設定で実現される本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システム及び方法に対する内容は、両方向のキオスク設定にも適用でき、このような適用のために伴う変形の範囲は本発明の範囲内にある。同様に、一体型のキオスク設定と両方向のキオスク設定との間で明確に区別される特徴でない限り、両方向のキオスク設定で実現される本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システム及び方法に対する内容は、一体型のキオスク設定にも適用でき、このような適用のために伴う変形の範囲は本発明の範囲内にある。
【0047】
ユーザ端末30は、無人店舗のユーザが無人店舗サービスを提供されるか、無人店舗を運営又は管理するために使用されるコンピュータ装置であってもよい。例えば、ユーザ端末30は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ウェアラブル装置などで実現できるが、本発明の範囲がこれらに限定されるものでなく、無人店舗の利用、運営及び管理のためのサービスを提供するソフトウェア、すなわち無人店舗ソフトウェアを駆動できる任意のコンピュータ装置で実現することができる。
【0048】
無人店舗ソフトウェアは、使用する主体によって、無人店舗サービスソフトウェア、無人店舗運営ソフトウェア、及び無人店舗管理ソフトウェアに分けられる。無人店舗サービスソフトウェアは、無人店舗を利用する顧客(例えば、無人有料自習室を利用する学生)が使用するソフトウェアであり、無人店舗運営ソフトウェアは、特定の無人店舗を運営する店主又は複数店舗の店主まで管理可能なフランチャイズ管理者など(すなわち、店舗運営者)が無人店舗を運営して顧客にサービスを提供するために使用するソフトウェアであり、無人店舗管理ソフトウェアは、無人店舗に適用された情報通信技術を管理するか、無人店舗に設置及び運用される装備及びシステム、また無人店舗サービスソフトウェア及び無人店舗運営ソフトウェアを提供してメンテナンスするシステム管理者が使用するソフトウェアである。このような無人店舗ソフトウェアは、無人店舗プログラム、無人店舗アプリケーション、無人店舗応用プログラム、無人店舗アプリなど様々な名称で指称されてもよいが、以下では、「無人店舗ソフトウェア」、「無人店舗ユーザソフトウェア」、「無人店舗運営ソフトウェア」、「無人店舗管理ソフトウェア」と統一して記載する。
【0049】
これによって、ユーザ端末30は、無人店舗サービスソフトウェアが実行される場合は顧客端末と指称され、無人店舗運営ソフトウェアが実行される場合は店舗運営者端末と指称され、無人店舗管理ソフトウェアが実行される場合は管理者端末と指称されてもよい。
【0050】
一方、無人店舗を利用しようとする顧客にサービスを提供するための無人店舗サービスソフトウェアは、ユーザ端末30でだけでなく、キオスク20、22でも駆動することができる。例えば、顧客がユーザ端末30を介してオンラインで購入した利用券は、キオスク20、22でも照会可能でサービスを提供でき、逆に顧客がキオスク20を介して現場購入した利用券は、ユーザ端末30を介してオンラインでも照会可能であり、関連するサービスを提供することができる。また、店舗運営者端末店舗運営者端末無人店舗ソフトウェアは、ユーザ端末30又はキオスク20、22上で単独実行されてもよく、又はサービスサーバ10とネットワーク40を介して接続され、ユーザ端末30又はキオスク20、22上で主にユーザ又は運営者とのインターフェースに集中し、内部的に処理する機能はサービスサーバ10を介して行う方法で実行されてもよい。
【0051】
以下では、説明の便宜のために、現場に運営者が常駐せずに自習空間を貸し出す無人有料自習室を主な例として説明するが、本発明の実施形態は、無人有料自習室だけでなく、任意の様々な形態の無人店舗に適用できることは明白である。
【0052】
ユーザ端末30は、無人店舗の顧客に提供する無人店舗サービスソフトウェアを行うことができる。これによって、ユーザ端末30は、インターネットを含むネットワークを介して、現場(すなわち、無人店舗)でない場所でも、無人店舗に関連するサービスをユーザに提供することができる。
【0053】
例えば、無人店舗サービスソフトウェアは、ユーザに無人店舗を利用するための利用券を購入する機能を提供することができる。ここで、利用券は、自由に座席を指定できる自由席、座席が一定期間指定される固定席、1人座席でなく複数の座席が指定されるスタディルーム、物だけを保管するロッカーなど様々な形態の座席を利用できるように多様な種類の利用券に細分化することができる。
【0054】
一方、利用券は、利用可能な期間によって、当日券、時間券、期間券、事前予約期間券、事前予約時間券などを含んでもよい。ここで、当日券は、その日中のみ時間単位(例えば、1時間、2時間、8時間など)で利用できる利用券をいい、時間券、事前予約時間券は、期間制限なく満たされた時間(例えば、30時間、50時間、100時間、200時間など)利用する利用券(もちろん、期間制限がないとは利用券の有効期間内で使用期間の制限がないという意味であり、例えば、30時間の時間券には14日間の有効期間が設定され、50時間の時間券と100時間の時間券はそれぞれ2週間及び2ヶ月間の有効期間が設定されることがあり、一方、200時間の時間券の場合、無制限の有効期間が設定されることがある)をいい、事前予約時間券は、事前に予約した日に、満たされた時間の間利用可能な時間券をいう。一方、期間券は、一定期間の間無制限(15日、30日、45日、60日など)利用可能な利用券をいい、事前予約期間券は、事前に予約した日から一定期間の間利用可能な期間券をいう。
【0055】
もちろん、このような利用券の種類は上記の例に限定されず、実際の実施目的に応じていくらでも変更可能である。
【0056】
また、無人店舗サービスソフトウェアは、ユーザが利用する店舗を選択する機能、使用する利用券を選択する機能、利用券を使用する日時を選択する機能、決済機能、店舗や運営者に連絡する機能などをさらに含んでもよい。ここで、決済機能は、一般的な決済機能以外に、ユーザからよく使用するカードに対する情報を入力され、該当のカードをよく使用するカードと指定することで、利用券を購入する際に該当のカードで自動決済されるか、ゼロペイ、カカオペイ、LGペイ、サムスンペイなどその他方式によって決済されるようにする簡単決済機能を含んでもよい。簡単決済機能は、指定したカードを削除する機能も提供することができる。また、決済機能は、無人店舗サービスソフトウェアが実行されるキオスク20、22又はユーザ端末30の生体センサー(例えば、指紋認証センサー、虹彩認証センサー、顔認証センサー)と連動して生体情報(例えば、指紋、虹彩、顔など)を用いた利用券決済機能を提供することもできる。利用券の購入が完了すると、ユーザは、メッセージに関連するアプリ(例えば、テキストメッセージ、カカオトックなど)により案内メッセージを受信することができる。
【0057】
また、無人店舗サービスソフトウェアは、ユーザが利用券の時間を延長するか座席を移動する機能、入室、外出又は退室する機能などを提供することができる。具体的に、ユーザは、無人店舗サービスソフトウェアを通じて既に購入した利用券の時間を延ばし、時間延長による追加料金を決済することができ、この場合、簡単決済、生体情報を用いた決済などが可能である。また、ユーザは、無人店舗サービスソフトウェアを通じて外出又は退室を選択することができ、退室時に追加料金が発生した場合はアプリを通じて追加料金を決済することができる。また、ユーザが無人店舗サービスソフトウェアを通じて利用券の購入履歴を照会する機能、無人店舗毎の顧客センターに連結する機能、及びメッセンジャー又はテキストメッセージで利用状況の通知を受ける機能を提供することができる。
【0058】
前述のように、無人店舗サービスソフトウェアは、キオスク20、22に搭載されていてもよい。これによって、キオスク20、22は、現場で無人有料自習室に関連するサービスをユーザに提供することができる。無人店舗サービスソフトウェアがキオスク20、22を通じて実行される場合、上述したようなユーザ端末30の無人店舗運営ソフトウェアで実現される機能に加えて、無人店舗サービスソフトウェアが実行されない端末(例えば、2Gフォン)のユーザのための現場カード決済機能、現場でオフラインにて利用券を購入及び延長する機能、入室及び退室機能などを提供することができる。
【0059】
入室及び退室機能に関連して、オンラインで利用券を購入したユーザは、キオスク20、22に接続されたバーコードスキャナを用いて、無人店舗サービスソフトウェアで表示される利用券のバーコードを読み取ることによって入室、外出、退室などが可能であり、オフラインで利用券を購入したユーザは、キオスク20、22を通じて入室、外出、退室などが可能である。前述のように、ユーザがモバイルアプリを通じてオンラインで購入した利用券は、キオスク20、22にも連動し、逆に現場でキオスク20、22を通じて購入した利用券もモバイルアプリに連動することができる。
【0060】
また、ユーザ端末30は、無人店舗の店舗運営者(店主、フランチャイズ管理者など)又はシステム管理者に提供する無人店舗運営ソフトウェア又は無人店舗管理ソフトウェアを行うことができる。これによって、店舗運営者は、無人店舗現場に常駐する必要なく遠隔地で無人店舗を運営することができ、システム管理者は、無人店舗現場に訪問する必要なく遠隔地で無人店舗のメンテナンスを行うことができる。
【0061】
例えば、無人店舗運営ソフトウェアは、店舗管理及び利用状況を提供する機能を実現することができる。具体的に、店舗運営者は、座席、スタディルーム、ロッカーに対するリアルタイム利用状況及びスタディルームの予約状況を照会することができ、特定ユーザに対する利用券の割当及び予約を直接行うことができる。利用券の種類に関する具体的な内容は、無人店舗サービスソフトウェアで説明したものと同一である。また、売上状況照会機能が提供されるため、店舗運営者は合計売上、詳細売上を照会でき、例えば、店舗運営者は、利用券毎の合計売上、期間毎/利用券毎の詳細売上などを表又はグラフで照会することができる。また、キャンセル/払戻状況照会機能が提供されるため、店舗運営者は、具体的な決済履歴(決済日時、決済番号、ユーザ情報、座席番号、利用券の種類、決済手段、決済金額など)を照会でき、特定の決済履歴をキャンセル/払戻処理することもできる。
【0062】
また、利用券管理機能が提供され、店舗運営者は、利用券にプロモーションが適用されるように設定するか、適用されたプロモーションを解除することができ、利用券毎に詳細プロモーション内容を異なるように設定することができる。また、ユーザ管理機能が提供さるため、店舗運営者は、ユーザ毎の基本情報(例えば、携帯電話番号、氏名、生年月日、性別、保護者の携帯電話番号、加入日など)、及び店舗利用状況(例えば、累積決済金額、滞納回数、自動退室回数、利用状態など)を照会することができる。また、店舗運営者は、ユーザの保護者の連絡先を変更でき、利用状態を利用中/利用停止に変更でき、利用停止処理の際には事由を入力することができる。利用停止されたユーザは、無人店舗の利用が不可であり、無人店舗サービスソフトウェアを通じて運営者が入力した停止事由を確認することができる。また、店舗運営者は、無人店舗運営サーバを介してユーザ毎に店舗を利用した全ての利用券履歴を確認でき、利用券毎に変更時刻、利用券状態変更(例えば、入室、外出、退室、座席移動、延長、外出時間超過など)、座席、利用装置(例えば、ユーザ端末であるかキオスクであるか)を確認することができる。
【0063】
また、店舗運営者情報(例えば、ID、氏名、Eメールアドレス、連絡先)及び店舗情報(例えば、店舗名、事業者登録番号、ブログアドレス、ホームページアドレス、開店日、地域、店舗アドレス、店舗に関連する写真、店舗運営時間など)、店舗運営情報、店舗利用券運営情報、店舗IoT制御管理機能が提供されるため、店舗運営者情報と店舗情報を照会及び変更でき、店舗の曜日別の非営業時間(例えば、24時間営業、開店時間~閉店時間、定休日)を設定でき、日毎の休日も別に設定することができる。また、店舗運営者は、店舗運営情報(例えば、カカオプラスチャンネル検索用ID、チャットURL、Wi-Fi(登録商標)名、Wi-Fi(登録商標)パスワード、注意事項、利用可能な性別、キオスク座席配置図拡大率、ロッカーパスワード、電球制御可否、HUEブリッジリスト、電球基本色など)を照会及び変更することができる。
【0064】
また、店舗運営者は、店舗利用券運営情報(例えば、重複入室、時間券事前入室、退室時の超過料金精算、利用券超過時の退室猶予時間、スタディルーム事前予約入室可能時間、時間券外出時の時間の流れ/止め、時間券の日毎の外出許容時間、期間券の外出許容時間、自動退室許容回数など)を照会及び変更でき、店舗全体電球一括ON/OFF、ドア開放、キオスク入室用/退室用の再起動などIoT制御を行うことができる。
【0065】
また、フランチャイズ管理者には店主の店舗管理機能が提供され、店舗の地域、店舗名、運営者名、連絡先、開店日、プロモーション内容などの店舗情報、及び店舗毎の利用券及びプロモーション状況の照会を行うことができる。また、店舗毎の利用券状況を利用券毎に照会するか、売上状況を照会できる機能が提供されてもよい。
【0066】
以下では、上述の内容に基づいて、IoT技術を用いて無人店舗を遠隔管理するための方法について詳しく説明する。以下の説明において、無人店舗サービスソフトウェア、無人店舗運営ソフトウェア又は無人店舗管理ソフトウェアは、サービスサーバ10と連動して、キオスク20、22及びユーザ端末30を介して提供されてもよい。
【0067】
図2は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
【0068】
図2を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理システム2は、サービスサーバ10、Mqttサーバ12、キオスク20、22、及びユーザ端末30を含んでもよく、スマートプラグ52、アダプダ54、半導体型リレー56、及びデッドボルト58を用いてドア50の制御を行うことができる。
【0069】
サービスサーバ10は、ドア50を開放するためのドア開放信号をMqttサーバ12に提供することができる。サービスサーバ10がドア開放信号をMqttサーバ12に提供する場合は、例えば、ユーザが有効な利用券を保有したまま入室、外出、及び退室をする場合、店舗運営者が必要に応じて直接ドア50を開放する必要がある場合などを含むことができる。また、サービスサーバ10は、このような場合に、キオスク20、22又はユーザ端末30を介して実行される無人店舗サービスソフトウェア又は無人店舗運営ソフトウェアから提供されるドア開放要請によって、ドア開放信号を生成してMqttサーバ12に提供してもよい。
【0070】
例えば、ユーザが有効な利用券を購入し、キオスク20、22のバーコードスキャナを用いて有効な利用券をスキャンする方式により、無人店舗サービスソフトウェアを通じて入室、外出、及び退室などを要請する場合、サービスサーバ10は、ドア開放信号をMqttサーバ12に提供することができる。また、ユーザがユーザ端末30上で無人店舗サービスソフトウェアを通じて有効な利用券により入室、外出、及び退室などを要請する場合も、サービスサーバ10は、ドア開放信号をMqttサーバ12に提供することができる。また、ユーザが店舗運営者にドア開放を要請した場合、店舗運営者は、ユーザ端末30上で無人店舗運営ソフトウェアを通じてドア開放機能を実行させることができ、このような場合も、サービスサーバ10はドア開放信号をMqttサーバ12に提供することができる。
【0071】
ドア開放信号を受信したMqttサーバ12は、Mqttサーバ12とWi-Fi(登録商標)ネットワークを介して接続されたスマートプラグ52がオン(ON)状態になるように制御することができる。スマートプラグ52がON状態になると、スマートプラグ52に接続されたアダプダ54にも電源が供給され、次いで半導体型リレー56にも電源が供給される。これによって、半導体型リレー56は、ショート信号をデッドボルト58に提供し、これによりドア50が開放される。
【0072】
特に、Mqttサーバ12は、スマートプラグ52が所定の時間(例えば、約1秒)の間のみON状態になるように制御してもよい。すなわち、Mqttサーバ12は、スマートプラグ52がON状態になるように制御し、所定の時間が経過するとまたOFF状態になるように制御してもよい。
【0073】
これによって、スマートプラグ52がON状態になってからOFF状態になる動作により、スマートプラグ52に接続されたアダプダ54にも電源が供給されてから遮断され、次いで半導体型リレー56にも電源が供給されてから遮断され得る。これによって、半導体型リレー56は、ショート信号をデッドボルト58に提供した後、提供を中止するようになり、ドア50は、ショート信号の印加中にのみ開放されるため、ドア50が開いてから閉じるようになる。
【0074】
ここで、ドア50が開いてから閉じるまでかかる時間は、スマートプラグ52がON状態になってからOFF状態になるまでかかる時間よりも長くてもよい。具体的に、ドア50が開いてから閉じるまでかかる時間は、半導体型リレー56に電源が供給されてから遮断される際に電流値がどのように設定されるかに応じて変わり、例えば、アダプダ54が12V/1Aの規格を有するアダプダである場合、スマートプラグ52がON状態になってからOFF状態になるまでかかる時間が約1秒であれば、ドア50が開いてから閉じるまでかかる時間は約3秒から5秒であってもよい。しかし、ドア50が開いてから閉じるまでかかる時間や、スマートプラグ52がON状態になってからOFF状態になるまでかかる時間は、店舗運営上の必要に応じていくらでも異なる値に変更することができる。
【0075】
一方、スマートプラグ52は、Wi-Fi(登録商標)ネットワークに接続されてMqttサーバ12と通信でき、スマートプラグ52は、Wi-Fi(登録商標)ネットワークに接続されているか否かを感知することができる。また、スマートプラグ52には、スマートプラグ52を制御する制御コード(又は制御プログラム、制御ソフトウェア)を搭載でき、制御コードをカスタマイズすることにより、スマートプラグ52がWi-Fi(登録商標)ネットワークとの接続が切断されたことを感知した場合は、自動で電源をアダプダ54に提供してドア50を開放することができる。また、スマートプラグ52は、Wi-Fi(登録商標)ネットワークとの接続が切断している間、電源をアダプダ54に提供し続けてドア50を開放したまま維持し、Wi-Fi(登録商標)ネットワークにまた接続されると、アダプダ54に提供した電源を遮断し、ドア50が閉じるように制御することができる。
【0076】
一方、ドア開閉機能は、熱画像カメラと連動されてもよい。具体的に、キオスク20、22は、熱画像カメラを含むか、又は外装の熱画像カメラと連動することができ、ユーザを熱画像カメラでスキャンして体温が所定の温度以上に測定された場合は、サービスサーバ10がMqttサーバ12にドア遮断命令を伝送し、これによって、Mqttサーバ12は、スマートプラグ52にアダプダ54に電源を提供しないようにしてドア開放を遮断することもできる。
【0077】
ドア開閉機能が熱画像カメラと連動されるさらに具体的な内容については、図17から図22に関連して後述する。
【0078】
図3は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
【0079】
図3を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、スマートプラグ52がOFF状態に切り替えられるステップ(S301)、サービスサーバ10がドア開放命令をMqttサーバ12に伝送するステップ(S303)、Mqttサーバ12がスマートプラグ電源ON命令をスマートプラグ52に伝送するステップ(S305)、スマートプラグ52がON状態に切り替えられるステップ(S307)、スマートプラグ52が半導体型リレー58に電源を供給するステップ(S309)、及び半導体型リレー58がショート信号を出力するステップ(S311)を含んでもよく、これらのステップを通じてドア50を開放することができる。
【0080】
また、上記方法は、Mqttサーバ12がスマートプラグ電源OFF命令をスマートプラグ52に伝送するステップ(S313)、スマートプラグ52がOFF状態に切り替えられるステップ(S315)、スマートプラグ52が半導体型リレー58に電源供給を中断するステップ(S317)、及び半導体型リレー58がショート信号出力を中断するステップ(S319)を含んでもよく、これらのステップを通じてドア50を閉めることができる。
【0081】
図4は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
【0082】
図4を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、スマートプラグ52がOFF状態に切り替えられるステップ(S401)、ユーザ端末30又はキオスク20、22がdevice_info、layer_info、ticket_id、scanner_serial、shop_seat_idをサービスサーバ10に提供するステップ(S403)、サービスサーバ10がticket_idでshop_idを検索して利用券の有効性をチェックするステップ(S405)、サービスサーバ10がscanner_serialとshop_seat_idで開放しようとするドアを制御するスマートプラグのシリアル番号(Serial Number、S/N)を検索するステップ(S407)を含んでもよい。
【0083】
本実施形態において、ticket_idは、利用券を識別するための利用券識別子、device_infoは、shop_in(入室用キオスク)、shop_out(退室用キオスク)、study-room(スタディルーム)など要請信号を受信した装置の識別子、shop_idは、店舗を識別するための店舗識別子、shop_seat_idは、利用する座席又は利用中の座席に対する識別子、layer_infoは、キオスクが位置する階情報、scanner_serialは、キオスクに搭載されたスキャナのシリアル番号(S/N)を意味し、ステップ(S405、S407)における検索は、該当の情報を格納及び管理するデータベースに対して行うことができる。例えば、データベースには、shop_id毎にスマートプラグのシリアル番号(S/N)を格納して管理することができる。
【0084】
また、上記方法は、サービスサーバ10が、開放しようとするドアを制御するスマートプラグのシリアル番号(S/N)に基づいて、ドア開放命令をMqttサーバ12に伝送するステップ(S411)、Mqttサーバ12が、シリアル番号(S/N)に対応するスマートプラグ電源ON命令をスマートプラグ52に伝送するステップ(S413)、スマートプラグ52がON状態に切り替えられるステップ(S415)、スマートプラグ52が半導体型リレー58に電源を供給するステップ(S417)を含んでもよく、これらのステップを通じて複数のドアのうち開放しようとするドアのみを開放することができる。
【0085】
また、上記方法は、Mqttサーバ12がスマートプラグ電源OFF命令をスマートプラグ52に伝送するステップ(S419)、スマートプラグ52がOFF状態に切り替えられるステップ(S421)、スマートプラグ52が半導体型リレー58に電源供給を中断するステップ(S423)を含んでもよく、これらのステップを通じて開放されたドアを閉めることができる。
【0086】
図5は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
【0087】
図5を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、ユーザから入室要請を受信するステップ(S501)、及び入室要請がマスターキーによるものであるか否かを判定するステップ(S503)を含んでもよい。
【0088】
入室要請がマスターキーによるものでないと判定された場合(S503、N)又はマスターキーをチェックせずに入室要請を受信するステップ(S509)の次のステップとして、上記方法は、ユーザの利用券が有効であるかどうかを判定するステップ(S505)に進んでもよい。もし、利用券が有効でないものと判定された場合(S505、N)は、上記方法は、利用券の購入を促すステップ(S507)を行ってもよい。
【0089】
ユーザの利用券が有効なものと判定された場合(S505、Y)、上記方法は、利用券が入室状態であるか外出状態であるかを判定するステップ(S511)に進んでもよい。
【0090】
利用券が入室状態でないものと判定された場合(S511、N)、上記方法は、座席を保有しているかどうかを判定するステップ(S513)に進んでもよい。座席を保有していないものと判定された場合(S513、N)、上記方法は、座席を選択するステップ(S515)に進んでもよい。
【0091】
上記方法は、入室要請がマスターキーによるものと判定された場合(S503、Y)、利用券が入室状態のものと判定された場合(S511、Y)、座席を保有しているものと判定された場合(S513、Y)、又は座席を選択するステップ(S515)の次のステップとして、ドア階と座席階が同一であるか否かを判定するステップ(S517)に進んでもよい。
【0092】
ドア階と座席階が同一でないと判定された場合(S517、N)、上記方法は、ドア階と共通階が同一であるか否かを判定するステップ(S519)に進んでもよい。
【0093】
ドア階と座席階が同一であると判定された場合(S517、N)又はドア階と共通階が同一であると判定された場合(S519、Y)、上記方法は、ドア開放命令を伝送するステップ(S521)に進んでもよい。
【0094】
図6は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
【0095】
図6を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、ユーザから外出/退室の要請を受信するステップ(S601)、及び外出/退室の要請がマスターキーによるものであるか否かを判定するステップ(S603)を含んでもよい。
【0096】
外出/退室の要請がマスターキーによるものでないと判定された場合(S603、N)、又はマスターキーをチェックせずに入室要請を受信するステップ(S609)の次のステップとして、上記方法は、ユーザの利用券が有効であるかどうかを判定するステップ(S605)に進んでもよい。もし、利用券が有効でないものと判定された場合(S605、N)は、上記方法は、利用券の購入を促すステップ(S607)を行ってもよい。
【0097】
ユーザの利用券が有効なものと判定された場合(S605、Y)、上記方法は、外出又は退室したかを記録するステップ(S611)、及び利用時間が超過したかどうかを判定するステップ(S613)に進んでもよい。利用時間が超過したと判定された場合(S613、Y)、上記方法は、超過料金が精算されたか否かを判定するステップ(S615)に進んでもよい。もし、超過料金が精算されていないと判定された場合(S615、N)は、上記方法は、超過料金の精算を促すステップ(S617)を行ってもよい。
【0098】
上記方法は、外出/退室の要請がマスターキーによるものと判定された場合(S603、Y)、利用時間が超過していないと判定された場合(S613、Y)又は超過料金が精算されたと判定された場合(S615、Y)は、ドア階と座席階が同一であるか否かを判定するステップ(S619)に進んでもよい。
【0099】
ドア階と座席階が同一でないと判定された場合(S619、N)、上記方法は、ドア階と共通階が同一であるか否かを判定するステップ(S621)に進んでもよい。
【0100】
ドア階と座席階が同一であると判定された場合(S619、N)、又はドア階と共通階が同一であると判定された場合(S621、Y)、上記方法は、ドア開放命令を伝送するステップ(S623)に進んでもよい。
【0101】
図7は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
【0102】
図7を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理システム3は、サービスサーバ10、キオスク20、22、及びユーザ端末30を含んでもよく、スマート電球60、スマート電球専用ブリッジ62、及びWi-Fi(登録商標)ルータ64を用いて照明を制御することができる。ここで、キオスク20、22とスマート電球専用ブリッジ62は、Wi-Fi(登録商標)ルータ64を介して同じ帯域幅のネットワークで構成される。キオスク20、22とスマート電球専用ブリッジ62を同じ帯域幅のネットワークに設定することで、スマート電球60の遠隔制御が可能となる。
【0103】
サービスサーバ10は、照明制御信号をキオスク20、22に提供することができる。ここで照明制御信号は、スマート電球60のON/OFF制御だけでなく、色制御、明るさ制御などを含み、単一の電球に対する制御だけでなく複数の電球に対する制御を含むことができる。
【0104】
例えば、ユーザがキオスク20、22又はユーザ端末30の無人店舗サービスソフトウェアを通じて入室、外出、及び退室などを要請する場合、又は運営者が照明制御機能を実行した場合、サービスサーバ10は、キオスク20、22に照明制御信号を伝送することができる。キオスク20、22は、アンドロイド(登録商標)タブレットコンピュータで実現でき、照明制御信号によってfcm/socket通信を介してスマート電球専用ブリッジ62を制御することによって、スマート電球60を制御する方法で照明を制御することができる。
【0105】
また、ユーザのスマート電球60の設定値は顧客データベースに格納されてもよい。顧客データベースは、サービスサーバ10、キオスク20、22、ユーザ端末30とネットワークによって接続するように実現されてもよい。該当のユーザが追って入室する場合、顧客データベースに格納された設定値を読み取り、該当の設定値に従ってスマート電球60を制御することができる。これによって、ユーザが他の店舗を利用する場合でも、前の店舗で用いたスマート電球60の設定値を適用することができる。また、ユーザが無人店舗の利用中に変更するか新たに設定したスマート電球60の設定値は、顧客データベースにアップデートすることができる。さらに、ユーザが入室すると自動で照明をつけ、利用券の時間が終了すると自動で照明を消すなどの制御が可能となる。
【0106】
図8は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
【0107】
図8を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、ユーザ端末30(特に、店舗運営者端末)が電球を制御しようとする店舗を選択するステップ(S801)、ユーザ端末30が全体/座席別、ON/OFF、明るさ、色などを設定するステップ(S803)、ユーザ端末30がshop_id、shop_seat_id、電球設定用データをサービスサーバ10に伝送するステップ(S805)、及びサービスサーバ10が制御するブリッジ及び電球情報を検索するステップ(S807)を含んでもよい。
【0108】
本実施形態において、shop_idは店舗を識別するための店舗識別子、shop_seat_idは利用する座席又は利用中の座席に対する識別子を意味し、ステップ(S807)における検索は、該当の情報を格納及び管理するデータベースに対して行われてもよい。
【0109】
また、上記方法は、サービスサーバ10が電球制御命令をキオスク20に伝送するステップ(S809)、キオスク20が電球ON/OFF制御命令をブリッジ62に伝送するステップ(S811)、及びブリッジ62が電球ON/OFF制御を行うステップ(S813)を含んでもよい。
【0110】
また、上記方法は、キオスク20が電球の明るさの制御命令をブリッジ62に伝送するステップ(S815)、及びブリッジ62が電球の明るさの制御を行うステップ(S817)を含んでもよい。
【0111】
また、上記方法は、キオスク20が電球の色の制御命令をブリッジ62に伝送するステップ(S819)、及びブリッジ62が電球の色の制御を行うステップ(S821)を含んでもよい。
【0112】
ステップ(S811、S815、S819)において、図13又は図14のような一体型のキオスク構成の場合、入退室用キオスクが電球制御命令をブリッジ62に伝送し、図12のような両方向のキオスク構成の場合、退室用キオスクが電球制御命令をブリッジ62に伝送する。電球制御命令を伝送するキオスクとブリッジは、必ずしも同じIP帯域幅を使用していなければならない。例えば、キオスクのIPアドレスが192.168.50.2に設定されている場合、ブリッジのIPアドレスは192.168.50.5に設定され得る(192.168.50まで同一)。
【0113】
図9は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
【0114】
図9を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、ユーザ端末30(特に、顧客端末)が入室状態及び利用券確認を行うステップ(S901)、ユーザ端末30がON/OFF、明るさ、色などを設定するステップ(S903)、ユーザ端末30がcustomer_id、shop_seat_id、電球設定用データをサービスサーバ10に伝送するステップ(S905)、サービスサーバ10が前の設定値を検索するステップ(S907)、及びサービスサーバ10が制御するブリッジ及び電球情報を検索するステップ(S909)を含んでもよい。
【0115】
本実施形態において、customer_idは顧客を識別するための顧客識別子、shop_seat_idは利用する座席又は利用中の座席に対する識別子を意味し、ステップ(S907、S909)での検索は、該当の情報を格納及び管理するデータベースに対して行われてもよい。
【0116】
また、上記方法は、サービスサーバ10が電球制御命令をキオスク20に伝送するステップ(S911)、キオスク20が電球ON/OFF制御命令をブリッジ62に伝送するステップ(S913)、及びブリッジ62が電球ON/OFF制御を行うステップ(S915)を含んでもよい。
【0117】
また、上記方法は、キオスク20が電球の明るさの制御命令をブリッジ62に伝送するステップ(S917)、及びブリッジ62が電球の明るさの制御を行うステップ(S919)を含んでもよい。
【0118】
また、上記方法は、キオスク20が電球の色の制御命令をブリッジ62に伝送するステップ(S921)、及びブリッジ62が電球の色の制御を行うステップ(S923)を含んでもよい。
【0119】
ステップ(S913、S917、S921)において、図13又は図14のような一体型のキオスク構成の場合、入退室用キオスクが電球制御命令をブリッジ62に伝送し、図12のような両方向のキオスク構成の場合、退室用キオスクが電球制御命令をブリッジ62に伝送する。電球制御命令を伝送するキオスクとブリッジは、必ずしも同じIP帯域幅を使用していなければならない。例えば、キオスクのIPアドレスが192.168.50.2に設定されている場合、ブリッジのIPアドレスは192.168.50.5に設定され得る(192.168.50まで同一)。
【0120】
また、上記方法は、サービスサーバ10が現在設定値を検索するステップ(S925)を含んでもよい。
【0121】
図10は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するためのフローチャートである。
【0122】
図10を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、入室用キオスクが入室処理を行うステップ(S1001)、及び時間券であるか期間券であるかを判定するステップ(S1003)を含んでもよい。
【0123】
時間券であると判定された場合、上記方法は、外出であるか否かを判定するステップ(S1005)に進み、外出でないと判定された場合(S1005、N)は、退室処理を行うステップ(S1007)に進み、外出であると判定された場合(S1005、Y)は、無料外出であるか否かを判定するステップ(S1009)に進んでもよい。
【0124】
無料外出であると判定された場合(S1007、Y)、上記方法は、残余無料時間があるか否かを判定するステップ(S1009)に進んでもよい。残余無料時間があると判定された場合(S1009、Y)は、上記方法は無料時間を差し引いて外出処理を行うステップ(S1013)に進み、無料外出でないと判定された場合(S1007、N)又は残余無料時間がないと判定された場合(S1009、N)は、利用時間を差し引いて外出処理を行うステップ(S1011)に進んでもよい。
【0125】
一方、期間券であると判定された場合、上記方法は、外出であるか否かを判定するステップ(S1015)に進み、外出でないと判定された場合(S1015、N)は、退室処理を行うステップ(S1017)に進み、外出であると判定された場合(S1015、Y)は、外出処理を行うステップ(S1019)に進んでもよい。
【0126】
外出処理が行われた後、外出許容時間が超過したか否かを判定するステップ(S1021)が行われてもよく、外出許容時間が超過した場合(S1021、Y)は退室処理を行うステップ(S1017)に進んでもよい。例えば、期間券自動退室機能を用いる店舗の場合、期間券外出の後、店舗毎に設定された期間券の外出許容時間が経過するとサーバで自動退室処理を行うことができる。このとき、外出許容時間は、外出するたびに初期化されて計算されてもよい。
【0127】
図11から図16は、本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
【0128】
図11は、ドアを制御する一実施形態、図12は、両方向のキオスクを設定する一実施形態、図13及び図14は、一体型のキオスクを設定する一実施形態を示すが、本発明の範囲がこれらの実施形態に限定されるものではない。
【0129】
また、図15及び図16は、キオスク20、22の一実施形態を示すが、同様に本発明の範囲がこれらの実施形態に限定されるものではない。
【0130】
図17から図22は、本発明の実施形態による熱画像カメラと連動した無人店舗遠隔管理システムを説明するための図である。
【0131】
図17を参照すると、無人店舗の出入りは、キオスクによる入室方法(1と表示する)及びQRコード(登録商標)の使用による入室方法(2と表示する)がある。キオスクによる入室方法の場合、キオスク20にログイン(S1701)して利用券を選択(S1703)した後、座席選択及び入室(S1705)をする流れで進んでもよい。一方、QRコード(登録商標)の使用による入室方法の場合、端末30のQRコード(登録商標)をキオスク20のQRスキャナで読み取ってQR認識(S1707)をした後、座席選択及び入室(S1705)をする流れで進んでもよい。
【0132】
図18を参照すると、熱画像カメラ(又は熱感知器)70と連動したキオスク20を用いて座席選択及び入室(S1801)をすると、熱感知の対象であるか否かを判定(S1803)することになる。熱感知対象であると判定されると、熱画像カメラ70を用いて発熱の有無及びマスク着用の有無を確認することができる。ここで、特にマスク着用の有無に対する判定は、機械学習に基づく画像認識技術を用いて行うことができる。次いで、熱感知データを処理(S1807)し、熱感知が失敗した場合は管理者に通知してもよく(S1809)、出入可否を判定(S1811)した結果、出入が可能な場合は電子出入名簿同意対象であるか否かを判定(S1813)することができる。一方、熱感知対象でないと判定されるとステップ(S1813)に進んでもよい。
【0133】
電子出入名簿同意対象であると判定された場合、ユーザから電子出入名簿作成同意を受信し、電子出入名簿データを処理(S1815)してもよい。電子出入名簿同意対象であると判定されない場合は、直ちにステップ(S1815)に進んでもよい。
【0134】
図19を参照すると、座席選択及び入室(S1901)をすると、熱感知処理を行い(S1903)、電子出入名簿を運営しているか否かを判定(S1905)してもよい。電子出入名簿を運営していないと判定された場合、入室(入場)と処理(S1917)することができる。
【0135】
電子出入名簿を運営していると判定された場合、訪問者であるか否かを判定(S1907)してもよい。訪問者と判定されるか、会員であるか訪問者であるか区分が困難な場合は、電子出入名簿作成画面を表示(S1911)し、電子出入名簿利用者登録(S1913)及び電子出入名簿訪問履歴登録(S1915)を行ってもよい。ステップ(S1915)の後はステップ(S1917)に進んでもよい。
【0136】
会員と判定された場合、電子出入名簿利用者として登録されたか否かを判定(S1909)してもよい。登録されていないと判定された場合はステップ(S1911)に進み、登録されたと判定された場合はステップ(S1915)に進んでもよい。
【0137】
例えば、会員は、所定の期間(例えば、4週)の間、1回のユーザ情報確認及び同意手続きを通じて入室(外出後の入室を含む)のたびに電子出入名簿訪問履歴を登録処理することができる。これとは異なり、会員と識別されないユーザ(例えば、訪問者)や、スタディルームのように1つの利用券で複数の人が一緒に利用する場合には、入室のたびに電子出入名簿を作成する必要がある。もし、無人店舗のユーザが電子出入名簿への参加を拒否する場合には、無人店舗を利用できないようにしてもよい。
【0138】
図20から図22は、サービスサーバ10で提供される熱感知運営状況照会機能、電子出入名簿管理機能、及び熱感知管理機能に対する例示的な実施形態を示す。
【0139】
以下、上述した無人店舗に関する内容に基づいて、特に店舗運営者又はシステム管理者が遠隔で無人店舗を管理する場合について具体的に説明する。
【0140】
まず、図2から図4に関連して、サービスサーバ10は、Mqttサーバ12、スマートプラグ52、アダプダ54、半導体型リレー56、及びデッドボルト58を用いてドア50の制御を行うことについて上述したことがあり、店舗運営者又はシステム管理者は、遠隔でこのようなドアの制御を行うことができる。
【0141】
具体的に、店舗運営者又はシステム管理者は、無人店舗運営ソフトウェア又は無人店舗管理ソフトウェアを行うユーザ端末30を介して、希望の無人店舗の希望の階又は場所に位置するドアを制御することができる。例えば、店舗運営者又はシステム管理者は、無人店舗運営ソフトウェア又は無人店舗管理ソフトウェアで提供するユーザインターフェースを介して、自分が制御可能な無人店舗を選択することができる。このとき、ソフトウェアの内部的には、店主又は管理者ごとに自分がアクセス可能なshop_id値を管理することができる。また、店舗運営者又はシステム管理者は、自分が選択した無人店舗で、ドアの制御を行おうとする階及び位置を選択することができる。例えば、店舗運営者又はシステム管理者は、1階の入口に位置するドアを選択するか、2階の入口に位置するドアを選択するか、又は1階のスタディルームのドアを選択してもよい。すなわち、店舗運営者又はシステム管理者は、制御しようとするドアが位置する無人店舗の識別子、階に対する識別子、位置に対する識別子情報を、無人店舗運営ソフトウェア又は無人店舗管理ソフトウェアを通じてサービスサーバ10に提供すると、サービスサーバ10は、図2から図4に関連して上述した方法でドア50を開閉することができる。
【0142】
このような方法により、店主又は管理者は遠隔で無人店舗のドア制御を行うことができる。
【0143】
図23は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するための図である。
【0144】
図23を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法において、店舗運営者端末(Admin Web)は、自分が選択した無人店舗の全ての電球をオン/オフするために、自分が選択した無人店舗を識別できるshop_id値をサービスサーバ(Server)に伝送してもよい。
【0145】
又は、店舗運営者端末は、自分が選択した無人店舗の特定座席の電球を選択し、選択した電球にオン/オフするために、自分が選択した無人店舗を識別できるshop_id値と、選択した電球を識別できるbulb_id値とをサービスサーバに伝送してもよい。あるいは、店舗運営者端末は、自分が選択した無人店舗の特定座席の電球を選択し、選択した電球の色又は明るさを変更するために、自分が選択した無人店舗を識別できるshop_id値、選択した電球を識別できるbulb_id値、また希望の色値又は明るさ値をサービスサーバに伝送してもよい。
【0146】
サービスサーバは、店舗運営者端末から受信した情報に基づいて、キオスクに電球API命令語を伝達してもよい。もし、無人店舗が1台の入退室用キオスクのみを用いる一体型のキオスク設定である場合、電球API命令語は1台の入退室用キオスクに伝送され、無人店舗が別々に構成された入室用キオスク及び退室用キオスクを用いる両方向のキオスク設定である場合、電球API命令語(すなわち、電球制御命令)は、退室用キオスクにのみ伝送され、入室用キオスクには伝送されなくてもよい。電球制御命令を受信した入退室用キオスク又は退室用キオスクは、図7から図9に関連して上述したような方法により、ブリッジを介して電球制御を行ってもよい。このために、一体型のキオスク設定において、入退室用キオスクとブリッジは、Wi-Fi(登録商標)ルータを介して同じ帯域幅のネットワークで構成されなければならず、両方向のキオスク設定において、退室用キオスクとブリッジは、Wi-Fi(登録商標)ルータを介して同じ帯域幅のネットワークで構成されなければならない。また、必要に応じて、両方向のキオスク設定において、退室用キオスクとブリッジは、Wi-Fi(登録商標)ルータを介して同じ帯域幅のネットワークで構成される一方、入室用キオスクとブリッジは、互いに異なる帯域幅のネットワークで構成されなくてもよい。
【0147】
又は、店舗運営者端末は、ブリッジ情報を追加又は修正するために、追加又は修正されたブリッジ毎のIP情報をサービスサーバに伝送するか、ブリッジを制御できるユーザ(user)の識別子に該当するusername値をサービスサーバに伝送するか、又は1つのブリッジが制御できる複数の電球を識別するためのgroup_id値をサービスサーバに伝送してもよい。ここで、usernameは、ブリッジを制御できるuser識別子であり、サービスサーバでブリッジに電球制御命令を伝達するとき、「ブリッジipアドレス/api/<username>/lights/<bulb_id>/state」のような方式を用いることができ、これによって、ブリッジに登録されたusernameの場合にのみブリッジが電球制御命令を行うようになる。
【0148】
又は、店舗運営者端末は、座席毎に電球IDを追加又は修正するために、追加又は修正された座席毎の電球を識別できるbulb_id値をサービスサーバに伝送してもよい。又は、店舗運営者端末は、店舗毎の電球の基本色値又は基本明るさ値を設定するために、希望する基本色値又は基本明るさ値をサービスサーバに伝送してもよい。店舗運営者端末から上記情報を受信したサービスサーバは、これによって無人店舗の照明設定を変更することができる。
【0149】
このような方法により、店舗運営者は、遠隔で無人店舗の照明制御を行うことができ、上述した内容はシステム管理者にも同様に適用可能である。
【0150】
特に注目すべき点は、無人店舗が、別々に構成された入室用キオスク及び退室用キオスクを用いる両方向のキオスク設定である場合、電球制御命令を入室用キオスクと退室用キオスクに全て伝送すると、電球制御命令が重複処理され、無人店舗の電球制御にエラーが発生するか、電球制御サービスが不安定に実現される可能性があるため、電球制御命令は、退室用キオスクにのみ伝送され、入室用キオスクには伝送されないという点である。
【0151】
また、無人店舗では、入室用キオスクは無人店舗の外部に設置され、退室用キオスクは無人店舗の内部に設置されるのが一般である。ところで、上述したように、キオスク及びブリッジを介して電球制御を行うためには、キオスクとブリッジがWi-Fi(登録商標)ルータを介して同じ帯域幅のネットワークで構成されなければならない。このような無人店舗の構造を考慮すると、無人店舗の外部に設置される入室用キオスクよりも、無人店舗の内部に設置される退室用キオスクがブリッジと物理的により近い位置に配置され、キオスクとブリッジとの間の距離が近いほど、両方の機器を同じ帯域幅のネットワークに接続したときに、より高い電球制御命令送受信率を確保するようになり、これは高い機能安定性につながる。すなわち、入室用キオスクは、ドアの外側に設置されるため、必然的にブリッジと物理的な距離が遠くなり、ネットワーク信号強度が弱くなり、これによって電球制御サービスの安定性が低下することがある。このような理由で、無人店舗が別々に構成された入室用キオスク及び退室用キオスクを用いる両方向のキオスク設定である場合、電球制御命令は、退室用キオスクにのみ伝送され、入室用キオスクには伝送されないことがある。
【0152】
図24は、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法を説明するための図である。
【0153】
図24を参照すると、店舗運営者(Admin Web)は、無人店舗運営ソフトウェアを行うユーザ端末30を介して遠隔でキオスクを選択し、キオスクを再起動(すなわち、キオスク上で実行中のソフトウェアを再起動)することができる。具体的に、店主が再起動しようとするキオスクが位置するshop_id値と、入室用であるか退室用であるかを区別するためのshop_in、shop_out値、またキオスクが位置する階情報を示すlayer_info値などをサービスサーバ(Server)に伝送し、サービスサーバは、fcm/socket通信を介して再起動命令語をキオスクに伝達する。これによって、キオスク上で実行中の無人店舗サービスソフトウェアを再起動することができる。
【0154】
このような方法により店舗運営者は、無人店舗に常駐するか訪問することなく遠隔でキオスクを再起動することができ、このような機能は、システム管理者にも同様に適用することができる。また、再起動するキオスクは、特定のキオスクと指定(例えば、特定店舗の1階入室用及び3階退室用)されたものであってもよく、特定の店舗のキオスクの全てを指定したものであってもよい。
【0155】
一方、システム管理者は、無人店舗管理ソフトウェアを行うユーザ端末30を介して複数台のキオスクを一括して自動アップデートするか、希望のキオスクだけ個別にアップデートすることができる。ここで、キオスクをアップデートするというのは、キオスク上で実行される無人店舗ソフトウェアをアップデートすることを意味し得る。具体的に、システム管理者(「オレAdmin」)は、無人店舗管理ソフトウェアを行うユーザ端末30を介して遠隔でキオスクアップデートを開始するために、アップデートするキオスク情報をサービスサーバ10に伝送すると、サービスサーバ10は、該当の無人店舗に設置されたキオスクモデルに応じたアップデートイメージ(又はapkファイル)を格納しておき、アップデートイメージでキオスクアップデートを行ってもよい。
【0156】
このために、キオスクは、ランチャー(launcher)ソフトウェア又はプログラムを行ってもよく、ランチャーは、キオスクアップデート命令をシステム管理者から受信した場合、アップデートするキオスクモデルに応じたアップデートイメージを、アップデートイメージが格納されたサーバ又は記憶装置からダウンロードした後、ダウンロードしたイメージを用いてキオスクアップデートを行ってもよい。
【0157】
例えば、システム管理者は、特定店舗の1階に設置された入室用キオスクと2階に設置された退室用キオスクに対して、キオスクアップデート命令をサービスサーバ10を介してキオスクに伝送すると、それぞれのキオスクで実行されるランチャーは、1階に設置された入室用キオスクに対するin32.apkというイメージと、2階に設置された退室用キオスクに対するout.apkというイメージをダウンロードした後、それぞれのイメージを用いて階に設置された入室用キオスク及び2階に設置された退室用キオスクに対するアップデートを行うことができる。
【0158】
このような方法により、システム管理者は遠隔でキオスクをアップデートすることができる。
【0159】
図25から図29は、本発明の実施形態による無人店舗遠隔管理システムに対するいくつかの実施形態を説明するための図である。
【0160】
これまで説明した本発明の実施形態によると、IoT技術を用いて無人店舗を遠隔で便利に管理することができる。具体的に、店舗運営者又はシステム管理者は、ドア制御のためのデータ又は命令を遠隔でサービスサーバに伝送することで、サービスサーバにドアを開閉させたり、照明制御のためのデータ又は命令を遠隔でサービスサーバに伝送することで、サービスサーバに照明制御をさせたり、キオスク再起動又はキオスクアップデートのためのデータ又は命令を遠隔でサービスサーバに伝送することで、サービスサーバにキオスク再起動又はキオスクアップデートをさせたりすることができる。これによって、無人店舗を遠隔で管理する店舗運営者又はシステム管理者の利便性が向上することができる。
【0161】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、互いに異なる様々な形態に製造することができ、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須な特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施可能であることを理解できるであろう。従って、上記で説明した実施形態は全ての点で例示的なものであり、限定的なものでないと理解しなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
【手続補正書】
【提出日】2023-10-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザから入室要請を受信するステップと、
前記ユーザの利用券が有効であるかどうかを判定するステップと、
前記利用券が有効である場合、前記利用券が入室状態であるか外出/退室状態であるか を判定するステップと、
前記利用券が入室状態である場合、半導体型リレーから提供されるショート信号を制御してドアを開放するステップと、を含み、
前記ドアを開放するステップは、
サービスサーバが前記ドアを制御するスマートプラグのシリアル番号を検索するステップと、
前記サービスサーバが前記シリアル番号に基づいてドア開放命令をMqttサーバに伝送するステップと、
前記Mqttサーバが前記シリアル番号に対応するスマートプラグ電源オン命令を前記スマートプラグへ伝送するステップと、
前記スマートプラグ電源オン命令によって前記スマートプラグがオン状態に切り替えられた後、アダプダに電源を提供する前記スマートプラグが前記半導体型リレーに電源を提供するステップと、を含み、
前記スマートプラグはWi-Fi(登録商標)ネットワークを通じて前記Mqttサーバに接続され、
前記スマートプラグを制御する制御コードをカスタマイズすることで、前記スマートプラグは、前記スマートプラグが前記Wi-Fi(登録商標)ネットワークとの接続が切断されたことを感知したときに前記ドアを開放するために自動で前記アダプダに電源を提供し、また前記スマートプラグは、前記スマートプラグが前記Wi-Fi(登録商標)ネットワークにまた接続されたことを感知したときに前記ドアを閉めるための前記アダプダに提供されている前記電源を遮断する、無人店舗遠隔管理方法。
【請求項2】
前記ドアを開放するステップは、
前記半導体型リレーと電気的に接続されるMqttサーバ及びスマートプラグを制御することで、前記半導体型リレーにショート信号を予め定められた時間出力させるステップを含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項3】
前記利用券が有効でない場合、前記ユーザに利用券の購入を促すステップをさらに含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項4】
前記利用券が割り当てられた座席を保有しているかどうかを判定するステップと、
前記利用券が前記割り当てられた座席を保有している場合、前記ショート信号を制御してドアを開放するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項5】
前記利用券が前記割り当てられた座席を保有していない場合、前記ユーザに座席の選択を促すステップをさらに含む、請求項4に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項6】
前記ドアに対応するドア階と前記利用券によって指定された座席階とが同じか否かを判定するステップと、
前記ドア階と前記座席階とが同じでないと判定されたときに、前記ドア階と共通階とが同じであるか否かを判定するステップと、
前記ドア階と前記座席階とが同じであると判定されたときに、前記ドアを開放するステップと、
前記ドア階と前記座席階とが同じではなく、かつ前記ドア階と前記共通階とが同じでないと判定されたときに、前記ドアを開放しないステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項7】
複数の店舗のうち前記ドアを開放しようとする店舗を識別する店舗識別子を受信するステップと、
前記店舗識別子によって識別される店舗の複数のドアのうち、開放しようとするドアを識別するドア識別子を受信するステップと、
前記店舗識別子及び前記ドア識別子のうち少なくとも一方を用いて、データベースから前記複数のドアのうち開放しようとするドアを制御するスマートプラグのシリアル番号を取得するステップと、
前記スマートプラグの前記取得したシリアル番号を使用して、前記スマートプラグをオン状態にして、それから前記スマートプラグが前記アダプダと前記半導体型リレーに電源を提供することによって、開放しようとする前記半導体型リレーから提供されるショート信号を制御してドアを開放するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項8】
ユーザから外出/退室の要請を受信するステップと、
前記ユーザの利用券が有効であるかどうかを判定するステップと、
前記利用券が有効である場合、前記ユーザの利用時間が超過したかどうかを判定するステップと、
前記ユーザの利用時間が超過していない場合、半導体型リレーから提供されるショート信号を制御してドアを開放するステップと、を含み、
前記ドアを開放するステップは、
サービスサーバが前記ドアを制御するスマートプラグのシリアル番号を検索するステップと、
前記サービスサーバが前記シリアル番号に基づいてドア開放命令をMqttサーバに伝送するステップと、
前記Mqttサーバが前記シリアル番号に対応するスマートプラグ電源オン命令を前記スマートプラグへ伝送するステップと、
前記スマートプラグ電源オン命令によって前記スマートプラグがオン状態に切り替えられた後、アダプダに電源を提供する前記スマートプラグが前記半導体型リレーに電源を提供するステップと、を含み、
前記スマートプラグはWi-Fiネットワークを通じて前記Mqttサーバに接続され、
前記スマートプラグを制御する制御コードをカスタマイズすることで、前記スマートプラグは、前記スマートプラグが前記Wi-Fi(登録商標)ネットワークとの接続が切断されたを感知したときに前記ドアを開放するために自動で前記アダプダに電源を提供し、また前記スマートプラグは、前記スマートプラグが前記Wi-Fi(登録商標)ネットワークにまた接続されたことを感知したときに前記ドアを閉めるための前記アダプダに提供されている前記電源を遮断する、無人店舗遠隔管理方法。
【請求項9】
前記ドアを開放するステップは、
前記半導体型リレーと電気的に接続されるMqttサーバ及びスマートプラグを制御することで、前記半導体型リレーにショート信号を予め定められた時間出力させるステップを含む、請求項8に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項10】
前記利用券が有効でない場合、前記ユーザに利用券の購入を促すステップをさらに含む、請求項8に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項11】
前記ユーザの利用時間が超過した場合、前記ユーザが超過料金の精算を完了したかどうかを判定するステップと、
前記ユーザが前記超過料金の精算を完了した場合、前記ショート信号を制御してドアを開放するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項12】
前記ユーザが前記超過料金の精算を完了していない場合、前記ユーザに前記超過料金の精算を促すステップをさらに含む、請求項11に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項13】
前記ドアに対応するドア階と前記利用券によって指定された座席階とが同じか否かを判定するステップと、
前記ドア階と前記座席階とが同じでないと判定されたときに、前記ドア階と共通階とが同じであるか否かを判定するステップと、
前記ドア階と前記座席階とが同じであると判定されたときに、前記ドアを開放するステップと、
前記ドア階と前記座席階とが同じではなく、かつ前記ドア階と前記共通階とが同じでないと判定されたときに、前記ドアを開放しないステップと、
をさらに含む、請求項8に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項14】
サービスサーバが、店舗運営者端末から無人店舗識別子(shop_id)を含む電球制御要請を受信するステップと、
前記サービスサーバが、前記無人店舗識別子(shop_id)に対応する無人店舗を識別するステップと、
前記サービスサーバが、識別した無人店舗が、入室、退室及び外出を全て処理する入退室用キオスクのみを用いる一体型のキオスク設定であるか、又は別々に構成された入室用キオスク及び退室用キオスクを用いる両方向のキオスク設定であるかを判定するステップと、
前記識別した無人店舗が前記一体型のキオスク設定であると判定された場合、前記サービスサーバは、前記電球制御要請に対応する電球制御命令を前記入退室用キオスクに伝送するステップと、
前記識別した無人店舗が前記両方向のキオスク設定であると判定された場合、前記サービスサーバは、前記電球制御命令を前記退室用キオスクにのみ伝送し、かつ前記電球制御命令を前記入室用キオスクに伝送しないステップと、
前記電球制御命令を受信した前記入退室用キオスク又は前記退室用キオスクは、前記サービスサーバから受信した前記電球制御命令をブリッジに伝送して、電球を制御するステップと、を含み、
前記入退室用キオスク又は前記退室用キオスクと前記ブリッジは、Wi-Fi(登録商標)ルータを介して同じ帯域幅のネットワークで構成され
前記サービスサーバから受信された前記電球制御命令をブリッジに伝送することによって、前記電球を制御する前記ステップは、
前記サービスサーバが、前記店舗運営者端末から、前記無人店舗識別子(shop_id)とともに、希望する前記電球の色値又は希望する前記電球の明るさ値を受信した場合に、前記受信した色値又は明るさ値を使用して、前記電球の色又は明るさを制御するステップと、
前記サービスサーバが、前記店舗運営者端末から前記希望する前記電球の色値又は前記希望する前記電球の明るさ値を受信しない場合に、店舗毎にプリセットされた前記電球の基本色値又は店舗毎にプリセットされた前記電球の基本明るさ値を使用して、前記電球の色又は明るさを制御するステップと、
を含む、
無人店舗遠隔管理方法。
【請求項15】
前記電球制御要請は、無人店舗の全ての電球をオン/オフする要請、特定座席の電球のみをオン/オフする要請、特定座席の電球の色及び明るさを制御する要請のうち少なくとも1つを含む、請求項14に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項16】
前記電球制御要請が前記特定座席の電球のみをオン/オフする要請である場合、前記サービスサーバが前記店舗運営者端末から受信する電球制御要請は、特定座席の電球識別子(bulb_id)をさらに含み、
前記サービスサーバは、前記特定座席の電球識別子(bulb_id)に基づいて前記電球制御命令を生成する、請求項15に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項17】
前記電球制御要請が前記特定座席の電球の色及び明るさを制御する要請である場合、前記サービスサーバが前記店舗運営者端末から受信する電球制御要請は、特定座席の電球識別子(bulb_id)、希望する色値及び明るさ値をさらに含み、
前記サービスサーバは、前記特定座席の電球識別子(bulb_id)、前記希望する色値及び明るさ値に基づいて前記電球制御命令を生成する、請求項15に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項18】
前記店舗運営者端末が前記ブリッジに関する情報を追加又は修正するために、追加又は修正されたブリッジ毎のIP情報をサービスサーバに伝送するか、ブリッジを識別できるusername値をサービスサーバに伝送するか、又は1つのブリッジが制御できる複数の電球を識別するためのgroup_id値を前記サービスサーバに伝送するステップをさらに含む、請求項14に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項19】
前記店舗運営者端末が座席毎に電球IDを追加又は修正するために、追加又は修正された座席毎の電球を識別できる電球識別子(bulb_id)値を前記サービスサーバに伝送するステップをさらに含む、請求項14に記載の無人店舗遠隔管理方法。
【請求項20】
前記店舗運営者端末が店舗毎の電球の基本色値又は基本明るさ値を設定するために、希望する基本色値又は基本明るさ値を前記サービスサーバに伝送するステップをさらに含む、請求項14に記載の無人店舗遠隔管理方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
サービスサーバ10は、無人店舗の運営、又は無人店舗のユーザへのサービスの提供に関連する全般的な動作を提供することができる。具体的に、サービスサーバ10は、キオスク20、22又はユーザ端末30を介して、ユーザより無人有料自習室に関連するサービス要請を受信し、該当のサービスを提供することができる。具体的に、サービスサーバ10は、ユーザが無人店舗を利用するために必要なサービスを提供することができ、例えば、Mqttサーバ12を介して店舗内に設置されたドア50を制御するか、又はブリッジ及びスマート電球を制御して照明60を制御することもできる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】
一方、無人店舗を利用しようとする顧客にサービスを提供するための無人店舗サービスソフトウェアは、ユーザ端末30でだけでなく、キオスク20、22でも駆動することができる。例えば、顧客がユーザ端末30を介してオンラインで購入した利用券は、キオスク20、22でも照会可能でサービスを提供でき、逆に顧客がキオスク20を介して現場購入した利用券は、ユーザ端末30を介してオンラインでも照会可能であり、関連するサービスを提供することができる。また、無人店舗ソフトウェアは、ユーザ端末30又はキオスク20、22上で単独実行されてもよく、又はサービスサーバ10とネットワーク40を介して接続され、ユーザ端末30又はキオスク20、22上で主にユーザ又は運営者とのインターフェースに集中し、内部的に処理する機能はサービスサーバ10を介して行う方法で実行されてもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0079】
図3を参照すると、本発明の一実施形態による無人店舗遠隔管理方法は、スマートプラグ52がOFF状態に切り替えられるステップ(S301)、サービスサーバ10がドア開放命令をMqttサーバ12に伝送するステップ(S303)、Mqttサーバ12がスマートプラグ電源ON命令をスマートプラグ52に伝送するステップ(S305)、スマートプラグ52がON状態に切り替えられるステップ(S307)、スマートプラグ52が半導体型リレー56に電源を供給するステップ(S309)、及び半導体型リレー56がショート信号を出力するステップ(S311)を含んでもよく、これらのステップを通じてドア50を開放することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0080】
また、上記方法は、Mqttサーバ12がスマートプラグ電源OFF命令をスマートプラグ52に伝送するステップ(S313)、スマートプラグ52がOFF状態に切り替えられるステップ(S315)、スマートプラグ52が半導体型リレー56に電源供給を中断するステップ(S317)、及び半導体型リレー56がショート信号出力を中断するステップ(S319)を含んでもよく、これらのステップを通じてドア50を閉めることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0084】
また、上記方法は、サービスサーバ10が、開放しようとするドアを制御するスマートプラグのシリアル番号(S/N)に基づいて、ドア開放命令をMqttサーバ12に伝送するステップ(S411)、Mqttサーバ12が、シリアル番号(S/N)に対応するスマートプラグ電源ON命令をスマートプラグ52に伝送するステップ(S413)、スマートプラグ52がON状態に切り替えられるステップ(S415)、スマートプラグ52が半導体型リレー56に電源を供給するステップ(S417)を含んでもよく、これらのステップを通じて複数のドアのうち開放しようとするドアのみを開放することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0085】
また、上記方法は、Mqttサーバ12がスマートプラグ電源OFF命令をスマートプラグ52に伝送するステップ(S419)、スマートプラグ52がOFF状態に切り替えられるステップ(S421)、スマートプラグ52が半導体型リレー56に電源供給を中断するステップ(S423)を含んでもよく、これらのステップを通じて開放されたドアを閉めることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0131
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0131】
図17を参照すると、無人店舗の出入りは、キオスクによる入室方法(1と表示する)及びQRコードの使用による入室方法(2と表示する)がある。キオスクによる入室方法の場合、キオスク20にログイン(S1701)して利用券を選択(S1703)した後、座席選択及び入室(S1705)をする流れで進んでもよい。一方、QRコードの使用による入室方法の場合、ユーザ端末30のQRコードをキオスク20のQRスキャナで読み取ってQR認識(S1707)をした後、座席選択及び入室(S1705)をする流れで進んでもよい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0157】
例えば、システム管理者は、特定店舗の1階に設置された入室用キオスクと2階に設置された退室用キオスクに対して、キオスクアップデート命令をサービスサーバ10を介してキオスクに伝送すると、それぞれのキオスクで実行されるランチャーは、1階に設置された入室用キオスクに対するin32.apkというイメージと、2階に設置された退室用キオスクに対するout.apkというイメージをダウンロードした後、それぞれのイメージを用いて1階に設置された入室用キオスク及び2階に設置された退室用キオスクに対するアップデートを行うことができる。
【国際調査報告】