特表 2024-515292 ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-04-08

(54)【発明の名称】ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法

(51)【国際特許分類】

   H04W 8/22 20090101AFI20240401BHJP

   H04W 72/231 20230101ALI20240401BHJP

【ＦＩ】

H04W8/22

H04W72/231

【審査請求】未請求

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2023563090

(86)(22)【出願日】2022-04-13

(85)【翻訳文提出日】2023-10-13

(86)【国際出願番号】 US2022024655

(87)【国際公開番号】W WO2022225768

(87)【国際公開日】2022-10-27

(31)【優先権主張番号】202121018558

(32)【優先日】2021-04-22

(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】595020643

【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド

【氏名又は名称原語表記】ＱＵＡＬＣＯＭＭ ＩＮＣＯＲＰＯＲＡＴＥＤ

(74)【代理人】

【識別番号】110003708

【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所

(72)【発明者】

【氏名】イェッラマッリ、スリニバス

(72)【発明者】

【氏名】ユ、テサン

(72)【発明者】

【氏名】プラカシュ、ラジャット

(72)【発明者】

【氏名】ヒルザラ、モハメド・アリ・モハメド

(72)【発明者】

【氏名】アミリ、ルーホラ

(72)【発明者】

【氏名】ゾルグイ、マーウェン

(72)【発明者】

【氏名】スン、ジン

(72)【発明者】

【氏名】ジャン、シャオシャ

【テーマコード（参考）】

5K067

【Ｆターム（参考）】

5K067AA21

5K067DD11

5K067EE02

5K067EE10

5K067HH22

5K067HH23

(57)【要約】

ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスについて説明される。いくつかの例では、デバイス（たとえば、ユーザ機器（ＵＥ））が、基地局から、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す構成メッセージを取得し得る。ＵＥは、次いで、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得し得る。いくつかの例では、信号処理手順は、入力前処理手順または出力前処理手順を含む。基地局から信号を取得すると、ＵＥは、動作のシーケンスに従ってニューラルネットワークモデルのために受信信号に対して信号処理手順を実施し得る。
【選択図】図５

【特許請求の範囲】

【請求項1】

ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、を備え、前記プロセッサは、
前記デバイスのための構成メッセージを取得することと、ここにおいて、前記構成メッセージは、前記デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、
前記１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することと、ここにおいて、前記信号処理手順は、前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを備える、
動作の前記シーケンスに従って前記デバイスにおいて取得された信号を使用して前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための前記信号処理手順を実施することと、
を行うように構成された、装置。

【請求項2】

前記プロセッサは、
前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作の前記シーケンスのうちの１つまたは複数の動作を備える動作のセットで前記デバイスを構成するシグナリングを取得するようにさらに構成された、請求項１に記載の装置。

【請求項3】

動作の前記シーケンスの前記インジケーションを取得するために、前記プロセッサは、
前記構成メッセージにおいて前記信号処理手順のための動作の前記シーケンスの前記インジケーションを取得するように構成され、ここにおいて、前記構成メッセージは、前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作の前記シーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを備える、
請求項１に記載の装置。

【請求項4】

動作の前記シーケンスの前記インジケーションを取得するために、前記プロセッサは、
前記デバイスのための第２の構成メッセージを取得するように構成され、ここにおいて、前記第２の構成メッセージは、前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作の前記シーケンスの前記インジケーション、および前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作の前記シーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを示す、
請求項１に記載の装置。

【請求項5】

動作の前記シーケンスの前記インジケーションを取得するために、前記プロセッサは、
前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作の前記シーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を取得するように構成された、請求項１に記載の装置。

【請求項6】

前記プロセッサは、
前記１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを取得するようにさらに構成され、ここにおいて、前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための前記信号処理手順は、前記１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態の前記セットとの間の前記マッピングに少なくとも部分的に基づいて動作の前記シーケンスに従って前記デバイスにおいて取得された前記信号を使用して実施される、
請求項１に記載の装置。

【請求項7】

動作状態の前記セットは、前記デバイスにおいて取得された前記信号に関連する、信号対ノイズ比範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを備える、請求項６に記載の装置。

【請求項8】

前記プロセッサは、
１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするための前記デバイスの能力を示すメッセージを出力するようにさらに構成され、
前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための前記信号処理手順のための動作の前記シーケンスの前記インジケーションは、前記デバイスの前記能力に少なくとも部分的に基づいて取得される、
請求項１に記載の装置。

【請求項9】

動作の前記シーケンスは、前記デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を備える、請求項８に記載の装置。

【請求項10】

前記１つまたは複数の信号処理手順のための前記１つまたは複数の動作をサポートするための前記デバイスの前記能力を示す前記メッセージは、前記１つまたは複数の信号処理手順のための前記１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは前記１つまたは複数の信号処理手順のための前記１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを備える、請求項８に記載の装置。

【請求項11】

動作の前記シーケンスの前記インジケーションを取得するために、前記プロセッサは、
動作の前記シーケンスの前記インジケーションを備える媒体アクセス制御（ＭＡＣ）制御要素（ＭＡＣ－ＣＥ）または無線リソース制御（ＲＲＣ）シグナリングを取得する
ように構成された、請求項１に記載の装置。

【請求項12】

動作の前記シーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを取得するように構成されたアンテナをさらに備え、ここにおいて、前記１つまたは複数のデータフォーマットは、拡張可能マークアップ言語データフォーマット、Ｊａｖａ（登録商標）Ｓｃｒｉｐｔオブジェクト表記法データフォーマット、またはそれらの任意の組合せを備える、
請求項１に記載の装置。

【請求項13】

前記デバイスは、ユーザ機器（ＵＥ）、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、または統合アクセスおよびバックホール（ＩＡＢ）ノードを備える、請求項１に記載の装置。

【請求項14】

ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、を備え、前記プロセッサは、
デバイスに構成メッセージを出力することと、ここにおいて、前記構成メッセージは、前記デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、
前記１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力することと、ここにおいて、前記信号処理手順は、前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを備える、
前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための前記信号処理手順のための動作の前記シーケンスの前記インジケーションに少なくとも部分的に基づいて前記デバイスに信号を出力することと、
を行うように構成された、装置。

【請求項15】

前記プロセッサは、
前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作の前記シーケンスのうちの１つまたは複数の動作を備える動作のセットで前記デバイスを構成するシグナリングを出力するようにさらに構成された、請求項１４に記載の装置。

【請求項16】

前記プロセッサは、
前記ネットワークエンティティにおいて実施される第２のシグナリング手順のための動作の第２のシーケンスを取得するようにさらに構成された、請求項１４に記載の装置。

【請求項17】

動作の前記シーケンスの前記インジケーションを出力するために、前記プロセッサは、
前記構成メッセージにおいて前記信号処理手順のための動作の前記シーケンスの前記インジケーションを出力するように構成され、ここにおいて、前記構成メッセージは、前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作の前記シーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを備える、
請求項１４に記載の装置。

【請求項18】

動作の前記シーケンスの前記インジケーションを出力するために、前記プロセッサは、
前記デバイスに第２の構成メッセージを出力するように構成され、ここにおいて、前記第２の構成メッセージは、前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作の前記シーケンスの前記インジケーション、および前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作の前記シーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを示す、
請求項１４に記載の装置。

【請求項19】

動作の前記シーケンスの前記インジケーションを出力するために、前記プロセッサは、
前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作の前記シーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を出力するように構成された、請求項１４に記載の装置。

【請求項20】

前記プロセッサは、
前記１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを出力するようにさらに構成された、請求項１４に記載の装置。

【請求項21】

動作状態の前記セットは、前記デバイスに送信される前記信号に関連する、信号対ノイズ比範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを備える、請求項２０に記載の装置。

【請求項22】

前記プロセッサは、
１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするための前記デバイスの能力を示すメッセージを取得するようにさらに構成され、
前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための前記信号処理手順のための動作の前記シーケンスの前記インジケーションを取得することは、前記デバイスの前記能力に少なくとも部分的に基づく、
請求項１４に記載の装置。

【請求項23】

動作の前記シーケンスは、前記デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を備える、請求項２２に記載の装置。

【請求項24】

前記１つまたは複数の信号処理手順のための前記１つまたは複数の動作をサポートするための前記デバイスの前記能力を示す前記メッセージは、前記１つまたは複数の信号処理手順のための前記１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは前記１つまたは複数の信号処理手順のための前記１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを備える、請求項２２に記載の装置。

【請求項25】

動作の前記シーケンスの前記インジケーションを出力するために、前記プロセッサは、
動作の前記シーケンスの前記インジケーションを備える媒体アクセス制御（ＭＡＣ）制御要素（ＭＡＣ－ＣＥ）または無線リソース制御（ＲＲＣ）シグナリングを出力する
ように構成された、請求項１４に記載の装置。

【請求項26】

動作の前記シーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを出力するように構成されたアンテナをさらに備え、ここにおいて、前記１つまたは複数のデータフォーマットは、拡張可能マークアップ言語データフォーマット、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（登録商標）オブジェクト表記法データフォーマット、またはそれらの任意の組合せを備える、
請求項１４に記載の装置。

【請求項27】

前記デバイスは、ユーザ機器（ＵＥ）、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、または統合アクセスおよびバックホール（ＩＡＢ）ノードを備える、請求項１４に記載の装置。

【請求項28】

ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための方法であって、
前記デバイスのための構成メッセージを取得することと、前記構成メッセージは、前記デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、
前記１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することと、前記信号処理手順は、前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを備える、
動作の前記シーケンスに従って前記デバイスにおいて取得された信号を使用して前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための前記信号処理手順を実施することと、
を備える、方法。

【請求項29】

前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作の前記シーケンスのうちの１つまたは複数の動作を備える動作のセットで前記デバイスを構成するシグナリングを取得すること、
をさらに備える、請求項２８に記載の方法。

【請求項30】

ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法であって、
デバイスに構成メッセージを出力することと、前記構成メッセージは、前記デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、
前記１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力することと、前記信号処理手順は、前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを備える、
前記少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための前記信号処理手順のための動作の前記シーケンスの前記インジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて前記デバイスに信号を出力することと、
を備える、方法。

【発明の詳細な説明】

【優先権の主張】

【0001】

相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡された、２０２１年４月２２日に出願された「ＴＥＣＨＮＩＱＵＥＳ ＦＯＲ ＩＮＤＩＣＡＴＩＮＧ ＳＩＧＮＡＬ ＰＲＯＣＥＳＳＩＮＧ ＰＲＯＣＥＤＵＲＥＳ ＦＯＲ ＮＥＴＷＯＲＫ ＤＥＰＬＯＹＥＤ ＮＥＵＲＡＬ ＮＥＴＷＯＲＫ ＭＯＤＥＬＳ」と題する、ＹＥＲＲＡＭ（登録商標）ＡＬＬＩらによるインド仮特許出願第２０２１２１０１８５５８号の利益を主張する。

【技術分野】

【0002】

[0002]以下は、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ニューラルネットワークモデルのための信号処理手順に関係する情報を示すための方法およびシステムに関する。

【背景技術】

【0003】

[0003]ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々なタイプの通信内容を提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース（たとえば、時間、周波数、および電力）を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ（登録商標））システム、ＬＴＥアドバンスト（ＬＴＥ－Ａ）システム、またはＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏシステムなどの第４世代（４Ｇ）システム、および新無線（ＮＲ）システムと呼ばれることがある第５世代（５Ｇ）システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続（ＣＤＭＡ）、時分割多元接続（ＴＤＭＡ）、周波数分割多元接続（ＦＤＭＡ）、直交ＦＤＭＡ（ＯＦＤＭＡ）、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化（ＤＦＴ－Ｓ－ＯＦＤＭ）などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器（ＵＥ）として知られていることがある、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、１つまたは複数の基地局あるいは１つまたは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。

【発明の概要】

【0004】

[0004]ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための方法について説明される。方法は、デバイスのための構成メッセージを取得すること、ここで、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得すること、ここで、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、を含み得る。方法は、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することをさらに含み得る。

【0005】

[0005]ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置について説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含み得る。プロセッサは、デバイスのための構成メッセージを取得すること、ここで、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得すること、ここで、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、を行うように構成され得る。プロセッサは、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施するようにさらに構成され得る。

【0006】

[0006]ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明される。装置は、デバイスのための構成メッセージを取得するための手段、ここで、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得するための手段、ここで、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、を含み得る。装置は、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施するための手段をさらに含み得る。

【0007】

[0007]ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、デバイスのための構成メッセージを取得すること、ここで、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得すること、ここで、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。コードは、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施するようにプロセッサによって実行可能な命令をさらに含み得る。

【0008】

[0008]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を含む動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを取得するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0009】

[0009]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスのインジケーションを取得することは、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを含む。

【0010】

[0010]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスのインジケーションを取得することは、デバイスのための第２の構成メッセージを取得するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、第２の構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを示す。

【0011】

[0011]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスのインジケーションを取得することは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を取得するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0012】

[0012]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを取得するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングに基づいて動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して実施され得る。

【0013】

[0013]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作状態のセットは、デバイスにおいて取得された信号に関連する、信号対ノイズ比（ＳＮＲ）範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0014】

[0014]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを出力するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションは、デバイスの能力に基づいて取得され得る。

【0015】

[0015]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスは、デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を含む。

【0016】

[0016]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージは、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを含む。

【0017】

[0017]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスのインジケーションを取得することは、動作のシーケンスのインジケーションを含む無線リソース制御（ＲＲＣ）シグナリングまたは媒体アクセス制御（ＭＡＣ）制御要素（ＭＡＣ－ＣＥ）を取得するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0018】

[0018]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを取得するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、１つまたは複数のデータフォーマットは、拡張可能マークアップ言語（ＸＭＬ）データフォーマット、Ｊａｖａ（登録商標）Ｓｃｒｉｐｔオブジェクト表記法（ＪＳＯＮ）データフォーマット、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0019】

[0019]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、デバイスは、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、または統合アクセスおよびバックホール（ＩＡＢ）ノードを含む。

【0020】

[0020]ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法について説明される。方法は、デバイスに構成メッセージを出力すること、ここで、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力すること、ここで、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、を含み得る。方法は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションに基づいてデバイスに信号を出力することをさらに含み得る。

【0021】

[0021]ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置について説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含み得る。プロセッサは、デバイスに構成メッセージを出力すること、ここで、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力すること、ここで、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、を行うように構成され得る。プロセッサは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションに基づいてデバイスに信号を出力するようにさらに構成され得る。

【0022】

[0022]ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明される。装置は、デバイスに構成メッセージを出力するための手段、ここで、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力するための手段、ここで、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、を含み得る。装置は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションに基づいてデバイスに信号を出力するための手段をさらに含み得る。

【0023】

[0023]ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、デバイスに構成メッセージを出力すること、ここで、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力すること、ここで、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。コードは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションに基づいてデバイスに信号を出力するようにプロセッサによって実行可能な命令をさらに含み得る。

【0024】

[0024]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を含む動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを出力するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0025】

[0025]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ネットワークエンティティにおいて実施される第２のシグナリング手順のための動作の第２のシーケンスを取得するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0026】

[0026]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスのインジケーションを出力することは、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを含む。

【0027】

[0027]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスのインジケーションを出力することは、デバイスに第２の構成メッセージを出力するための動作、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、第２の構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを示す。

【0028】

[0028]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスのインジケーションを出力することは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を出力するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0029】

[0029]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを出力するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0030】

[0030]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作状態のセットは、デバイスに送信される信号に関連する、ＳＮＲ範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0031】

[0031]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを取得するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することは、デバイスの能力に基づき得る。

【0032】

[0032]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスは、デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を含む。

【0033】

[0033]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージは、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを含む。

【0034】

[0034]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスのインジケーションを出力することは、動作のシーケンスのインジケーションを含むＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥを出力するための動作、特徴、手段、または命令を含み得る。

【0035】

[0035]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを出力するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、１つまたは複数のデータフォーマットは、ＸＭＬデータフォーマット、ＪＳＯＮデータフォーマット、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0036】

[0036]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、デバイスは、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、またはＩＡＢノードを含む。

【0037】

[0037]ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための方法について説明される。方法は、デバイスのための構成メッセージを受信すること、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信すること、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することと、を含み得る。

【0038】

[0038]ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置について説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、デバイスのための構成メッセージを受信すること、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信すること、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することと、を装置に行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。

【0039】

[0039]ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明される。装置は、デバイスのための構成メッセージを受信するための手段、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信するための手段、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施するための手段と、を含み得る。

【0040】

[0040]ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、デバイスのための構成メッセージを受信すること、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信すること、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することと、を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。

【0041】

[0041]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を含む動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0042】

[0042]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを含む。

【0043】

[0043]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、デバイスのための第２の構成メッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、第２の構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを示す。

【0044】

[0044]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0045】

[0045]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することは、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングに基づき得る。

【0046】

[0046]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作状態のセットは、デバイスにおいて受信された信号に関連する、ＳＮＲ範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0047】

[0047]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信することは、デバイスの能力に基づき得る。

【0048】

[0048]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスは、デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を含む。

【0049】

[0049]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージは、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを含む。

【0050】

[0050]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、動作のシーケンスのインジケーションを含むＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0051】

[0051]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、１つまたは複数のデータフォーマットは、ＸＭＬデータフォーマット、ＪＳＯＮデータフォーマット、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0052】

[0052]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、デバイスは、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、またはＩＡＢノードを含む。

【0053】

[0053]基地局におけるワイヤレス通信のための方法について説明される。方法は、デバイスに構成メッセージを送信すること、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信すること、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信したことに基づいて、デバイスに信号を送信することと、を含み得る。

【0054】

[0054]基地局におけるワイヤレス通信のための装置について説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、デバイスに構成メッセージを送信すること、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信すること、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信したことに基づいて、デバイスに信号を送信することと、を装置に行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。

【0055】

[0055]基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置について説明される。装置は、デバイスに構成メッセージを送信するための手段、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信するための手段、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信したことに基づいて、デバイスに信号を送信するための手段と、を含み得る。

【0056】

[0056]基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明される。コードは、デバイスに構成メッセージを送信すること、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、と、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信すること、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む、と、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信したことに基づいて、デバイスに信号を送信することと、を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。

【0057】

[0057]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を含む動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0058】

[0058]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局において実施される第２のシグナリング手順のための動作の第２のシーケンスを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0059】

[0059]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを含む。

【0060】

[0060]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、デバイスに第２の構成メッセージを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、第２の構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを示す。

【0061】

[0061]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0062】

[0062]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0063】

[0063]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作状態のセットは、デバイスに送信される信号に関連する、ＳＮＲ範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0064】

[0064]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、ここで、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信することは、デバイスの能力に基づき得る。

【0065】

[0065]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、動作のシーケンスは、デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を含む。

【0066】

[0066]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージは、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを含む。

【0067】

[0067]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、動作のシーケンスのインジケーションを含むＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。

【0068】

[0068]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、１つまたは複数のデータフォーマットは、ＸＭＬデータフォーマット、ＪＳＯＮデータフォーマット、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0069】

[0069]本明細書で説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、デバイスは、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、またはＩＡＢノードを含む。

【図面の簡単な説明】

【0070】

【図1】[0070]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図。

【図2】本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図。

【図3】[0071]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするフローチャートの一例を示す図。

【図4】[0072]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする機械学習プロセスの一例を示す図。

【図5】[0073]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするプロセスフローの一例を示す図。

【図6】[0074]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイスのブロック図。

【図7】本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイスのブロック図。

【図8】[0075]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする通信マネージャのブロック図。

【図9】[0076]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイスを含むシステムの図。

【図10】[0077]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイスのブロック図。

【図11】本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイスのブロック図。

【図12】[0078]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする通信マネージャのブロック図。

【図13】[0079]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイスを含むシステムの図。

【図14】[0080]本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法を示すフローチャート。

【図15】本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法を示すフローチャート。

【図16】本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法を示すフローチャート。

【図17】本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法を示すフローチャート。

【図18】本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法を示すフローチャート。

【図19】本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法を示すフローチャート。

【発明を実施するための形態】

【0071】

[0081]いくつかのワイヤレス通信システムは、上位レイヤに報告するためのまたは受信信号に応答して送信するための情報を復号、符号化、アナログデジタルコンバージョン、生成することなど、ワイヤレス通信プロセスを最適化するために使用され得る機械学習またはニューラルネットワークモデル（機械学習モデルとも呼ばれる）をサポートし得る。ニューラルネットワークモデルを利用するために、デバイス（たとえば、ＵＥ）は、ニューラルネットワークモデルに入力するより前に受信信号に対して前処理を実施し得、この前処理は、受信信号をニューラルネットワークモデルとの適合性があるフォーマット（たとえば、ニューラルネットワークモデルによって受信および処理されることが可能であるフォーマット）にコンバートし得る。本明細書で使用される「前処理」という用語は、信号をニューラルネットワークモデルによって受信および処理されることが可能であるフォーマットにコンバートするために実施され得る任意の動作、手順、アルゴリズム、または数学計算を指すために使用され得る。

【0072】

[0082]同様に、デバイスは、ニューラルネットワークモデルの出力に対して後処理を実施し得、この後処理は、デバイスのネットワークまたは上位レイヤに出力を報告することとの適合性があるフォーマット（たとえば、ネットワークまたは上位レイヤによって受信および／または処理されることが可能である出力のフォーマット）に出力をコンバートし得る。ニューラルネットワークモデルの出力は、ニューラルネットワークモデルに入力された信号の修正バージョン、入力に基づいてニューラルネットワークモデルによって実施された決定または計算などを含み得る。しかしながら、ワイヤレス通信システム内で実装されたニューラルネットワークモデルのための信号処理（たとえば、前処理および後処理）を実施するための情報および命令をワイヤレスデバイス（たとえば、ＵＥ）に提供する方法は、まだ考察されていない。すなわち、いくつかのワイヤレス通信システムは、それぞれのＵＥおよびワイヤレスデバイスがそれぞれのワイヤレス通信システム内でニューラルネットワークモデルを実施することを可能にする情報（たとえば、動作、命令）をＵＥおよび他のワイヤレスデバイスに提供するために使用され得るシグナリングおよび構成を定義または企図していない。

【0073】

[0083]本明細書で説明されるように、デバイスは、それぞれの前処理、後処理、およびニューラルネットワークモデルのための信号処理（たとえば、前処理または後処理）動作と、それらの動作を実施すべき順序とを示すシグナリングを受信（たとえば、取得）し得る。ニューラルネットワークモデルは、信号スケーリング動作、巡回シフト動作、逆高速フーリエ変換（ＩＦＦＴ）動作など、同じ信号処理動作（たとえば、基本機能または非トレーニング可能レイヤ）を含み得る。信号処理動作はニューラルネットワークモデルにわたって共通であり得るが、動作が実行されるシーケンス、ならびに動作の入力および出力パラメータは、ニューラルネットワークモデルごとに異なり得る。したがって、本開示の態様は、ワイヤレスデバイス（たとえば、ＵＥ）が、信号処理およびニューラルネットワークモデルに関連する前処理および後処理動作で構成されることを可能にするシグナリングおよび技法を対象とする。この点について、本開示の態様は、ＵＥが、信号処理およびニューラルネットワークモデルに関連する動作を正しい順序（たとえば、動作の適切な時間順序）で実装することを可能にし、それにより、ワイヤレスデバイスは、ニューラルネットワークモデルに関連する信号処理動作をより効率的および効果的に実施することが可能になり得る。

【0074】

[0084]本開示では、「信号処理手順」、「信号処理動作」という用語、および同様の用語は、１つまたは複数の時間インスタンスにおいて観測される、時間、周波数、空間、および／またはコードドメインをカバーする物理レイヤ信号を処理するための任意の手順または動作を指すために使用され得る。したがって、「信号処理手順」および「信号処理動作」という用語は、無線周波数信号、オーディオ／ビデオ（Ａ／Ｖ）信号、時系列データ、画像などを含む、様々なタイプの信号を処理するために使用され得る。

【0075】

[0085]一例では、ネットワーク（たとえば、ネットワークエンティティまたは基地局など、ワイヤレス通信システムのエンティティ）は、（たとえば、規格において定義され得る）信号処理動作のセットでデバイスを構成し、（たとえば、ＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥを介して）各ニューラルネットワークモデルのための動作の信号シーケンス（たとえば、動作のセットを実行すべき順序）ならびに動作の入力および出力パラメータを示し得る。動作のシーケンスは、動作のセット中に含まれる動作サブセットのシーケンスを示し得（たとえば、動作のセットは、動作の第１のサブセット、次いで、動作の第２のサブセットなどを含み）、および／または動作の所与のサブセット内の動作のシーケンスを示し得る（たとえば、動作のサブセットは、第１の動作、次いで、第２の動作を含む）。（たとえば、ネットワークエンティティから）信号を取得または受信すると、デバイスは、動作のシーケンスに従って信号処理を実施し得る。別の例では、ネットワーク（たとえば、ネットワークエンティティ）は、完全なパッケージの一部として、ニューラルネットワークモデルとともに、ニューラルネットワークモデルのための信号処理動作と、動作のシーケンスと、入力および出力パラメータとをデバイスにシグナリングし得る。

【0076】

[0086]いくつかの例では、デバイスはまた、受信信号に適用すべきニューラルネットワークモデルをデバイスが動的に選択するために利用し得るニューラルネットワークモデルと動作範囲（たとえば、ＳＮＲ範囲または帯域幅範囲）との間の関係を示すシグナリングを取得または受信し得る。その上、デバイスは、信号処理動作を実施するためのそれの能力を示すシグナリングをネットワークに出力または送信し得、ネットワークは、どのニューラルネットワークモデルをデバイスに提供すべきかを決定するためにこの能力シグナリングを使用し得る。本明細書で説明される方法を使用して、デバイスは、信号処理に関係する情報を取得（たとえば、受信）し、ワイヤレス通信システム内でワイヤレスデバイス（たとえば、ＵＥ）によって展開されたニューラルネットワークモデルの情報に従ってシグナリング処理を実施し得る。したがって、本明細書で説明される技法は、ＵＥおよび他のワイヤレスデバイスが、ニューラルネットワークモデルを促進にする信号処理動作をより効率的および効果的に実施することを可能にし得、それにより、ワイヤレス通信システム内でより複雑で信頼できる処理が可能になり得る。

【0077】

[0087]本開示の態様は、初めにワイヤレス通信システムのコンテキストで説明される。本開示の追加の態様は、フローチャート、機械学習プロセス、およびプロセスフローのコンテキストで説明される。本開示の態様はさらに、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法に関係する装置図、システム図、およびフローチャートによって示され、それらを参照しながら説明される。

【0078】

[0088]図１は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするワイヤレス通信システム１００の一例を示す。ワイヤレス通信システム１００は、１つまたは複数のネットワークエンティティ１０５と、１つまたは複数のＵＥ１１５と、コアネットワーク１３０とを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム１００は、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）ネットワーク、ＬＴＥアドバンスト（ＬＴＥ－Ａ）ネットワーク、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏネットワーク、または新無線（ＮＲ）ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム１００は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼（たとえば、ミッションクリティカル）通信、低レイテンシ通信、低コストおよび低複雑度のデバイスを用いた通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。

【0079】

[0089]ネットワークエンティティ１０５は、ワイヤレス通信システム１００を形成するために地理的エリア全体にわたって分散され得、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。ネットワークエンティティ１０５とＵＥ１１５とは、１つまたは複数の通信リンク１２５を介してワイヤレス通信し得る。各基地局１０５は、ＵＥ１１５と基地局１０５とが１つまたは複数の通信リンク１２５を確立し得るカバレージエリア１１０を提供し得る。カバレージエリア１１０は、基地局１０５とＵＥ１１５とが１つまたは複数の無線アクセス技術に従って信号の通信をサポートし得る地理的エリアの一例であり得る。

【0080】

[0090]ＵＥ１１５は、ワイヤレス通信システム１００のカバレージエリア１１０全体にわたって分散され得、各ＵＥ１１５は、固定、または移動、あるいは異なる時間にその両方であり得る。ＵＥ１１５は、異なる形態のまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なＵＥ１１５が図１に示されている。本明細書で説明されるＵＥ１１５は、図１に示されているように、他のＵＥ１１５、ネットワークエンティティ１０５、またはネットワーク機器（たとえば、コアネットワークノード、リレーデバイス、ＩＡＢノード、または他のネットワーク機器）など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。

【0081】

[0091]ネットワークエンティティ１０５は、コアネットワーク１３０と通信するか、または互いに通信するか、あるいはその両方であり得る。たとえば、ネットワークエンティティ１０５は、１つまたは複数のバックホールリンク１２０を通して（たとえば、Ｓ１、Ｎ２、Ｎ３、または他のインターフェースを介して）コアネットワーク１３０とインターフェースし得る。ネットワークエンティティ１０５は、直接的に（たとえば、ネットワークエンティティ１０５間で直接的に）または間接的に（たとえば、コアネットワーク１３０を介して）のいずれかで、あるいはその両方で、バックホールリンク１２０上で（たとえば、Ｘ２、Ｘｎ、または他のインターフェースを介して）互いに通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク１２０は、１つまたは複数のワイヤレスリンクであるか、またはそれらを含み得る。

【0082】

[0092]本明細書で説明されるネットワークエンティティ１０５のうちの１つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードＢ、ｅノードＢ（ｅＮＢ）、次世代ノードＢまたはギガノードＢ（そのいずれもｇＮＢと呼ばれることがある）、ホームノードＢ、ホームｅノードＢ、あるいは他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。

【0083】

[0093]本明細書で説明されるように、ノード、ネットワークノード、ネットワークエンティティ、またはワイヤレスノードと呼ばれることがあるノードは、本明細書で説明される技法のいずれかを実施するように構成された、基地局（たとえば、本明細書で説明される任意の基地局）、ＵＥ（たとえば、本明細書で説明される任意のＵＥ）、ネットワークコントローラ、装置、デバイス、コンピューティングシステム、１つまたは複数の構成要素、ならびに／あるいは別の好適な処理エンティティであり得る。たとえば、ネットワークノードはＵＥであり得る。別の例として、ネットワークノードは基地局であり得る。別の例として、第１のネットワークノードは、第２のネットワークノードまたは第３のネットワークノードと通信するように構成され得る。この例の一態様では、第１のネットワークノードはＵＥであり得、第２のネットワークノードは基地局であり得、第３のネットワークノードはＵＥであり得る。この例の別の態様では、第１のネットワークノードはＵＥであり得、第２のネットワークノードは基地局であり得、第３のネットワークノードは基地局であり得る。この例のまた他の態様では、第１、第２、および第３のネットワークノードは、これらの例に対して異なり得る。同様に、ＵＥ、基地局、装置、デバイス、コンピューティングシステムなどへの言及は、ＵＥ、基地局、装置、デバイス、コンピューティングシステムなどがネットワークノードであるという開示を含み得る。たとえば、ＵＥが基地局から情報を取得または受信するように構成されるという開示は、第１のネットワークノードが第２のネットワークノードから情報を受信するように構成されることをも開示する。本開示に合致して、特定の例が本開示に従って広げられる（たとえば、ＵＥが基地局から情報を受信するように構成されることが、第１のネットワークノードが第２のネットワークノードから情報を受信するように構成されることをも開示する）と、より狭い例のより広い例は、逆の仕方で、しかし広いオープンエンドな仕方で解釈されてよい。ＵＥが基地局から情報を受信するように構成されることが、第１のネットワークノードが第２のネットワークノードから情報を受信するように構成されることをも開示する、上記の例では、第１のネットワークノードは、情報を受信するように構成された第１のＵＥ、第１の基地局、第１の装置、第１のデバイス、第１のコンピューティングシステム、第１の１つまたは複数の構成要素、第１の処理エンティティなどを指し得、第２のネットワークノードは、第２のＵＥ、基地局、第２の装置、第２のデバイス、第２のコンピューティングシステム、第１の１つまたは複数の構成要素、第１の処理エンティティなどを指し得る。

【0084】

[0094]本明細書で説明されるように、情報（たとえば、任意の情報、信号など）の通信は、様々な態様では異なる用語を使用して説明され得る。ある通信用語の開示は、他の通信用語の開示を含む。たとえば、第１のネットワークノードは、第２のネットワークノードに情報を出力または送信するように構成されるものとして説明され得る。この例では、本開示に合致して、第１のネットワークノードが第２のネットワークノードに情報を送信するように構成されるという開示は、第１のネットワークノードが第２のネットワークノードに情報を提供するか、送るか、出力するか、通信するか、または送信するように構成されるという開示を含む。同様に、この例では、本開示に合致して、第１のネットワークノードが第２のネットワークノードに情報を送信するように構成されるという開示は、第２のネットワークノードが、第１のネットワークノードによって提供されたか、送られたか、出力されたか、通信されたか、または送信された情報を受信、取得、または復号するように構成されるという開示を含む。

【0085】

[0095]ＵＥ１１５は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、または加入者デバイス、あるいは何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように呼ばれることがあり、ここで、「デバイス」は、例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。ＵＥ１１５は、セルラーフォン、携帯情報端末（ＰＤＡ）、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスをも含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、ＵＥ１１５は、例の中でも、器具、または車両、メーターなどの様々な物体中で実装され得る、例の中でも、ワイヤレスローカルループ（ＷＬＬ）局、モノのインターネット（ＩｏＴ）デバイス、あらゆるモノのインターネット（ＩｏＥ）デバイス、またはマシンタイプ通信（ＭＴＣ）デバイスを含むか、またはそのように呼ばれることがある。

【0086】

[0096]本明細書で説明されるＵＥ１１５は、図１に示されているように、時々リレーとして働き得る他のＵＥ１１５、ならびに、例の中でも、マクロｅＮＢまたはｇＮＢ、スモールセルｅＮＢまたはｇＮＢ、あるいはリレー基地局を含むネットワークエンティティ１０５およびネットワーク機器など、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。いくつかの例では、ＵＥ１１５は、通信リンク１５５を通してコアネットワーク１３０と通信し得る。

【0087】

[0097]ＵＥ１１５とネットワークエンティティ１０５とは、１つまたは複数のキャリア上で１つまたは複数の通信リンク１２５を介して互いにワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク１２５をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指し得る。たとえば、通信リンク１２５のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術（たとえば、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、ＮＲ）のための１つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域（たとえば、帯域幅部分）の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、取得シグナリング（たとえば、同期信号、システム情報）、キャリアのための動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム１００は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用してＵＥ１１５との通信をサポートし得る。ＵＥ１１５は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと１つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信（ＦＤＤ）コンポーネントキャリアと時分割複信（ＴＤＤ）コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。

【0088】

[0098]本明細書で説明されるように、情報（たとえば、任意の情報、信号など）の通信は、様々な態様では異なる用語を使用して説明され得る。ある通信用語の開示は、他の通信用語の開示を含む。たとえば、第１のネットワークノードは、第２のネットワークノードに情報を送信するように構成されるものとして説明され得る。この例では、本開示に合致して、第１のネットワークノードが第２のネットワークノードに情報を送信するように構成されるという開示は、第１のネットワークノードが第２のネットワークノードに情報を提供するか、送るか、出力するか、通信するか、または送信するように構成されるという開示を含む。同様に、この例では、本開示に合致して、第１のネットワークノードが第２のネットワークノードに情報を送信するように構成されるという開示は、第２のネットワークノードが、第１のネットワークノードによって提供されたか、送られたか、出力されたか、通信されたか、または送信された情報を受信、取得、または復号するように構成されるという開示を含む。

【0089】

[0099]キャリア上で送信される信号波形は、（たとえば、直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）または離散フーリエ変換拡散ＯＦＤＭ（ＤＦＴ－Ｓ－ＯＦＤＭ）などのマルチキャリア変調（ＭＣＭ）技法を使用して）複数のサブキャリアから構成され得る。ＭＣＭ技法を採用するシステムでは、リソース要素は、１つのシンボル期間（たとえば、１つの変調シンボルの持続時間）と、１つのサブキャリアとを含み得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式（たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方）に依存し得る。したがって、ＵＥ１１５が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、ＵＥ１１５のためのデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース（たとえば、空間レイヤまたはビーム）との組合せを指し得、複数の空間レイヤの使用は、ＵＥ１１５との通信のためのデータレートまたはデータの完全性をさらに増加させ得る。

【0090】

[0100]ネットワークエンティティ１０５またはＵＥ１１５に関する時間間隔は、たとえば、Ｔ_s＝１／（Δｆ_max・Ｎ_f）秒のサンプリング期間を指し得る、基本的な時間単位の倍数単位で表現され得、ここで、Δｆ_maxは、サポートされる最大サブキャリア間隔を表し得、Ｎ_fは、サポートされる最大離散フーリエ変換（ＤＦＴ）サイズを表し得る。通信リソースの時間間隔は、各々が指定された持続時間（たとえば、１０ミリ秒（ｍｓ））を有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、システムフレーム番号（ＳＦＮ）（たとえば、０から１０２３にわたる）によって識別され得る。

【0091】

[0101]各フレームは、連続的に番号を付けられた複数のサブフレームまたはスロットを含み得、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有し得る。いくつかの例では、フレームは、（たとえば、時間ドメインにおいて）サブフレームに分割され得、各サブフレームは、さらにいくつかのスロットに分割され得る。代替的に、各フレームは、可変数のスロットを含み得、スロットの数は、サブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、（たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて）いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム１００では、スロットは、１つまたは複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割され得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、１つまたは複数（たとえば、Ｎ_f）のサンプリング期間を含み得る。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または周波数動作帯域に依存し得る。

【0092】

[0102]サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム１００の（たとえば、時間ドメインにおける）最小のスケジューリング単位であり得、送信時間間隔（ＴＴＩ）と呼ばれることがある。いくつかの例では、ＴＴＩ持続時間（たとえば、ＴＴＩ中のシンボル期間の数）は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム１００の最も小さいスケジューリング単位は、（たとえば、短縮ＴＴＩ（ｓＴＴＩ）のバースト中で）動的に選択され得る。

【0093】

[0103]物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルと物理データチャネルとは、たとえば、時分割多重化（ＴＤＭ）技法、周波数分割多重化（ＦＤＭ）技法、またはハイブリッドＴＤＭ－ＦＤＭ技法のうちの１つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルの制御領域（たとえば、制御リソースセット（ＣＯＲＥＳＥＴ））は、いくつかのシンボル期間によって定義され得、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって広がり得る。１つまたは複数の制御領域（たとえば、ＣＯＲＥＳＥＴ）は、ＵＥ１１５のセットのために構成され得る。たとえば、ＵＥ１１５のうちの１つまたは複数は、１つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報について制御領域を監視または探索し得、各探索空間セットは、カスケード的に構成された１つまたは複数のアグリゲーションレベルにおいて１つまたは複数の制御チャネル候補を含み得る。制御チャネル候補のアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連するいくつかの制御チャネルリソース（たとえば、制御チャネル要素（ＣＣＥ））を参照し得る。探索空間セットは、複数のＵＥ１１５に制御情報を送るために構成された共通探索空間セットと、特定のＵＥ１１５に制御情報を送るためのＵＥ固有探索空間セットとを含み得る。

【0094】

[0104]いくつかの例では、基地局１０５は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア１１０に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア１１０は重複し得るが、異なる地理的カバレージエリア１１０は、同じ基地局１０５によってサポートされ得る。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア１１０は、異なるネットワークエンティティ１０５によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム１００は、たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して、異なるタイプのネットワークエンティティ１０５が様々な地理的カバレージエリア１１０にカバレージを提供する異種ネットワークを含み得る。

【0095】

[0105]ＭＴＣデバイスまたはＩｏＴデバイスなど、いくつかのＵＥ１１５は、低コストまたは低複雑度のデバイスであり得、（たとえば、マシンツーマシン（Ｍ２Ｍ）通信を介した）マシン間の自動化された通信を提供し得る。Ｍ２Ｍ通信またはＭＴＣは、デバイスが人間の介入なしに互いにまたは基地局１０５と通信することを可能にするデータ通信技術を指し得る。いくつかの例では、Ｍ２Ｍ通信またはＭＴＣは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を利用する中央サーバまたはアプリケーションプログラムにそのような情報を中継するか、あるいはアプリケーションプログラムと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのＵＥ１１５は、情報を収集するか、あるいはマシンまたは他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。ＭＴＣデバイスのための適用例の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネスの課金を含む。

【0096】

[0106]ワイヤレス通信システム１００は、超高信頼通信または低レイテンシ通信、あるいはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム１００は、超高信頼低レイテンシ通信（ＵＲＬＬＣ）またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。ＵＥ１１５は、超高信頼機能、低レイテンシ機能、またはクリティカル機能（たとえば、ミッションクリティカル機能）をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含み得、ミッションクリティカルプッシュツートーク（ＭＣＰＴＴ）、ミッションクリティカルビデオ（ＭＣＶｉｄｅｏ）、またはミッションクリティカルデータ（ＭＣＤａｔａ）など、１つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能のサポートは、サービスの優先順位付けを含み得、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商用アプリケーションに使用され得る。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。

【0097】

[0107]いくつかの例では、ＵＥ１１５は、（たとえば、ピアツーピア（Ｐ２Ｐ）またはＤ２Ｄプロトコルを使用して）デバイスツーデバイス（Ｄ２Ｄ）通信リンク１３５上で他のＵＥ１１５と直接通信することも可能であり得る。Ｄ２Ｄ通信を利用する１つまたは複数のＵＥ１１５は、基地局１０５の地理的カバレージエリア１１０内にあり得る。そのようなグループ中の他のＵＥ１１５は、基地局１０５の地理的カバレージエリア１１０外にあるか、またはさもなければ、基地局１０５からの送信を受信することができないことがある。いくつかの例では、Ｄ２Ｄ通信を介して通信するＵＥ１１５のグループは、各ＵＥ１１５がグループ内のあらゆる他のＵＥ１１５に送信する１対多（１：Ｍ）システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局１０５は、Ｄ２Ｄ通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、Ｄ２Ｄ通信は、基地局１０５の関与なしにＵＥ１１５間で実行される。

【0098】

[0108]コアネットワーク１３０は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル（ＩＰ）接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワーク１３０は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも１つの制御プレーンエンティティ（たとえば、モビリティ管理エンティティ（ＭＭＥ）、アクセスおよびモビリティ管理機能（ＡＭＦ））と、パケットまたは相互接続を外部ネットワークにルーティングする少なくとも１つのユーザプレーンエンティティ（たとえば、サービングゲートウェイ（Ｓ－ＧＷ）、パケットデータネットワーク（ＰＤＮ）ゲートウェイ（Ｐ－ＧＷ）、またはユーザプレーン機能（ＵＰＦ））とを含み得る、発展型パケットコア（ＥＰＣ）または５Ｇコア（５ＧＣ）であり得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク１３０に関連するネットワークエンティティ１０５によってサービスされるＵＥ１１５のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層（ＮＡＳ）機能を管理し得る。ユーザＩＰパケットは、ＩＰアドレス割振りならびに他の機能を提供し得るユーザプレーンエンティティを通して転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、１つまたは複数のネットワーク事業者のためのＩＰサービス１５０に接続され得る。ＩＰサービス１５０は、インターネット、イントラネット、ＩＰマルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。

【0099】

[0109]基地局１０５など、ネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ（ＡＮＣ）の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティ１４０などの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティ１４０は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信／受信ポイント（ＴＲＰ）と呼ばれることがある、１つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ１４５を通してＵＥ１１５と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ１４５は、１つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ１４０または基地局１０５の様々な機能は、様々なネットワークデバイス（たとえば、無線ヘッドおよびＡＮＣ）にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス（たとえば、基地局１０５）に統合され得る。

【0100】

[0110]ワイヤレス通信システム１００は、たとえば３００メガヘルツ（ＭＨｚ）から３００ギガヘルツ（ＧＨｚ）の範囲内の１つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。いくつかの例では、３００ＭＨｚから３ＧＨｚまでの領域は、波長が長さ約１デシメートルから１メートルに及ぶので、極超短波（ＵＨＦ）領域またはデシメートル帯域として知られている。ＵＨＦ波は、建築物および環境的特徴によってブロックまたはリダイレクトされ得るが、波は、マクロセルが、屋内に位置するＵＥ１１５にサービスを提供するのに十分に構造物を透過し得る。ＵＨＦ波の送信は、３００ＭＨｚを下回るスペクトルの高周波（ＨＦ）または超短波（ＶＨＦ）部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離（たとえば、１００キロメートル未満）に関連付けられ得る。

【0101】

[0111]電磁スペクトルは、しばしば、周波数／波長に基づいて、様々なクラス、帯域、チャネルなどに再分割される。５Ｇ ＮＲでは、２つの初期動作帯域が周波数範囲指定ＦＲ１（４１０ＭＨｚ～７．１２５ＧＨｚ）およびＦＲ２（２４．２５ＧＨｚ～５２．６ＧＨｚ）として識別されている。ＦＲ１の一部が６ＧＨｚよりも大きいが、ＦＲ１は、しばしば、様々なドキュメントおよび論文において「サブ６ＧＨｚ」帯域と（互換的に）呼ばれることを理解されたい。同様の名称問題が、ＦＲ２に関して時々起こり、ＦＲ２は、国際電気通信連合（ＩＴＵ）によって「ミリメートル波」帯域と識別される極高周波（ＥＨＦ）帯域（３０ＧＨｚ～３００ＧＨｚ）とは異なるにもかかわらず、しばしば、ドキュメントおよび論文において「ミリメートル波」帯域と（互換的に）呼ばれる。

【0102】

[0112]ＦＲ１とＦＲ２との間の周波数は、しばしば、ミッドバンド周波数と呼ばれる。最近の５Ｇ ＮＲの研究は、これらのミッドバンド周波数の動作帯域を周波数範囲指定ＦＲ３（７．１２５ＧＨｚ～２４．２５ＧＨｚ）として識別している。ＦＲ３内に入る周波数帯域は、ＦＲ１特性またはＦＲ２特性を継承し得、したがって、ＦＲ１またはＦＲ２の特徴をミッドバンド周波数に効果的に拡大し得る。さらに、５Ｇ ＮＲ動作を５２．６ＧＨｚを越えて拡大するためにより高い周波数帯域が現在探求されている。たとえば、３つのより高い動作帯域が、周波数範囲指定ＦＲ４ａまたはＦＲ４－１（５２．６ＧＨｚ～７１ＧＨｚ）、ＦＲ４（５２．６ＧＨｚ～１１４．２５ＧＨｚ）、およびＦＲ５（１１４．２５ＧＨｚ～３００ＧＨｚ）として識別されている。これらのより高い周波数帯域の各々がＥＨＦ帯域内に入る。

【0103】

[0113]上記の態様を念頭に置いて、別段に明記されていない限り、「サブ６ＧＨｚ」などの用語は、本明細書で使用される場合、６ＧＨｚ未満であり得るか、ＦＲ１内であり得るか、またはミッドバンド周波数を含み得る周波数を広く表し得ることを理解されたい。さらに、別段に明記されていない限り、「ミリメートル波」などの用語は、本明細書で使用される場合、ミッドバンド周波数を含み得るか、ＦＲ２、ＦＲ４、ＦＲ４－ａもしくはＦＲ４－１、またはＦＲ５内にあり得るか、あるいはＥＨＦ帯域内にあり得る周波数を広く表し得ることを理解されたい
[0114]ワイヤレス通信システム１００は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム１００は、５ＧＨｚの産業科学医療（ＩＳＭ）用帯域などの無認可帯域において、ライセンス補助アクセス（ＬＡＡ）、ＬＴＥ無認可（ＬＴＥ－Ｕ）無線アクセス技術、またはＮＲ技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域において動作するとき、ネットワークエンティティ１０５およびＵＥ１１５などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域中の動作は、認可帯域（たとえば、ＬＡＡ）中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトルにおける動作は、例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、Ｐ２Ｐ送信、またはＤ２Ｄ送信を含み得る。

【0104】

[0115]基地局１０５またはＵＥ１１５は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力（ＭＩＭＯ）通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。基地局１０５またはＵＥ１１５のアンテナは、ＭＩＭＯ動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る１つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、１つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局１０５に関連するアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中に位置し得る。基地局１０５は、基地局１０５がＵＥ１１５との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、ＵＥ１１５は、様々なＭＩＭＯまたはビームフォーミング動作をサポートし得る１つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。

【0105】

[0116]空間フィルタ処理、方向性送信、または方向性受信と呼ばれることもある、ビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム（たとえば、送信ビーム、受信ビーム）を整形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス（たとえば、基地局１０５、ＵＥ１１５）において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連するアンテナ要素を介して搬送される信号に振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連する調整は、（たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、あるいは何らかの他の配向に対する）特定の配向に関連するビームフォーミング重みセットによって定義され得る。

【0106】

[0117]ワイヤレス通信システム１００は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル（ＰＤＣＰ）レイヤにおける通信は、ＩＰベースであり得る。無線リンク制御（ＲＬＣ）レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションとリアセンブリとを実施し得る。ＭＡＣレイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実施し得る。ＭＡＣレイヤはまた、リンク効率を改善するためにＭＡＣレイヤにおける再送信をサポートするために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、ＲＲＣプロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、ＵＥ１１５と基地局１０５またはコアネットワーク１３０との間のＲＲＣ接続の確立と構成と保守とを行い得る。物理レイヤでは、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。

【0107】

[0118]本明細書で説明される技法は、ＵＥ１１５とネットワークエンティティ１０５との間で実行されることの追加または代替として、ＩＡＢノード１０４、分散ユニット（ＤＵ）１６５、中央ユニット（ＣＵ）１６０、無線ユニット（ＲＵ）１７０などを含む、追加または代替のワイヤレスデバイスを介して実装され得る。たとえば、いくつかの実装形態では、本明細書で説明される態様は、ディスアグリゲートされた無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）アーキテクチャ（たとえば、オープンＲＡＮアーキテクチャ）のコンテキストで実装され得る。ディスアグリゲートされたアーキテクチャでは、ＲＡＮは、ＣＵ１６０とＤＵ１６５とＲＵ１７０とに対応する機能の３つのエリアにスプリットされ得る。ＣＵ１６０とＤＵ１６５とＲＵ１７５との間の機能のスプリットはフレキシブルであり、したがって、ＣＵ１６０とＤＵ１６５とＲＵ１７５とにおいてどの機能（たとえば、ＭＡＣ機能、ベースバンド機能、無線周波数機能、およびそれらの任意の組合せ）が実施されるかに応じて、異なる機能の多数の置換を生じる。たとえば、ＤＵ１６５がプロトコルスタックの１つまたは複数のレイヤをサポートし得、ＲＵ１７０がプロトコルスタックの１つまたは複数の異なるレイヤをサポートし得るように、プロトコルスタックの機能スプリットがＤＵ１６５とＲＵ１７０との間で採用され得る。

【0108】

[0119]ＮＲアクセスのためのいくつかのワイヤレス通信システム（たとえば、ワイヤレス通信システム１００）、インフラストラクチャおよびスペクトルリソースは、ワイヤラインバックホール接続の補足としてワイヤレスバックホールリンク能力をさらにサポートし、ＩＡＢネットワークアーキテクチャを提供し得る。１つまたは複数のネットワークエンティティ１０５は、ＣＵ１６０と、ＤＵ１６５と、ＲＵ１７０とを含み得、ドナーネットワークエンティティ１０５またはＩＡＢドナーと呼ばれることがある。ドナー基地局１０５に関連する１つまたは複数のＤＵ１６５（たとえば、および／またはＲＵ１７０）は、部分的に、ドナー基地局１０５に関連するＣＵ１６０によって制御され得る。１つまたは複数のドナーネットワークエンティティ１０５（たとえば、ＩＡＢドナー）は、サポートされるアクセスおよびバックホールリンクを介して１つまたは複数の追加のネットワークエンティティ１０５（たとえば、ＩＡＢノード１０４）と通信していることがある。ＩＡＢノード１０４は、結合されたＩＡＢドナーのＤＵ１６５によって制御および／またはスケジュールされるモバイル端末（ＭＴ）機能をサポートし得る。加えて、ＩＡＢノード１０４は、アクセスネットワーク（たとえば、ダウンストリーム）のリレーチェーンまたは構成内の追加のエンティティ（たとえば、ＩＡＢノード１０４、ＵＥ１１５など）との通信リンクをサポートするＤＵ１６５を含み得る。そのような場合、ディスアグリゲートされたＲＡＮアーキテクチャの１つまたは複数の構成要素（たとえば、１つまたは複数のＩＡＢノード１０４あるいはＩＡＢノード１０４の構成要素）は、本明細書で説明される技法に従って動作するように構成され得る。

【0109】

[0120]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム１００は、コアネットワーク１３０（たとえば、次世代コアネットワーク（ＮＧＣ））と、１つまたは複数のＩＡＢドナーと、ＩＡＢノード１０４と、ＵＥ１１５とを含み得、ここで、ＩＡＢノード１０４は、部分的に互いにおよび／またはＩＡＢドナーによって制御され得る。ＩＡＢドナーとＩＡＢノード１０４とは、ネットワークエンティティ１０５の態様の例であり得る。ＩＡＢドナーと１つまたは複数のＩＡＢノード１０４とは、何らかのリレーチェーンとして構成され得る（たとえば、またはそれに従って通信していることがある）。

【0110】

[0121]たとえば、アクセスネットワーク（ＡＮ）またはＲＡＮは、アクセスノード（たとえば、ＩＡＢドナー）と、ＩＡＢノード１０４と、１つまたは複数のＵＥ１１５との間の通信を指し得る。ＩＡＢドナーは、（たとえば、コアネットワーク１３０へのワイヤラインまたはワイヤレス接続を介して）コアネットワーク１３０とＡＮとの間の接続を容易にし得る。すなわち、ＩＡＢドナーは、コアネットワーク１３０へのワイヤラインまたはワイヤレス接続をもつＲＡＮノードを指し得る。ＩＡＢドナーは、ＣＵ１６０と、少なくとも１つのＤＵ１６５と（、たとえば、ＲＵ１７０と）を含み得、ここで、ＣＵ１６０は、ＮＧインターフェース（たとえば、何らかのバックホールリンク）を介してコアネットワーク１３０と通信し得る。ＣＵ１６０は、レイヤ３（Ｌ３）（たとえば、ＲＲＣ、サービスデータ適応プロトコル（ＳＤＡＰ）、ＰＤＣＰなど）機能およびシグナリングをホストし得る。少なくとも１つのＤＵ１６５および／またはＲＵ１７０は、レイヤ１（Ｌ１）およびレイヤ２（Ｌ２）（たとえば、ＲＬＣ、ＭＡＣ、物理（ＰＨＹ）など）機能およびシグナリングなど、下位レイヤをホストし得、少なくとも部分的にＣＵ１６０によってそれぞれ制御され得る。ＤＵ１６５は、１つまたは複数の異なるセルをサポートし得る。ＩＡＢドナーとＩＡＢノード１０４とは、シグナリングメッセージを定義する何らかのプロトコル（たとえば、Ｆ１ ＡＰプロトコル）に従ってＦ１インターフェースを介して通信し得る。さらに、ＣＵ１６０は、（バックホールリンクの一部分の一例であり得る）ＮＧインターフェースを介してコアネットワークと通信し得、（バックホールリンクの一部分の一例であり得る）Ｘｎ－Ｃインターフェースを介して他のＣＵ１６０（たとえば、代替のＩＡＢドナーに関連するＣＵ１６０）と通信し得る。

【0111】

[0122]ＩＡＢノード１０４は、ＩＡＢ機能（たとえば、ＵＥ１１５のためのアクセス、ワイヤレス自己バックホーリング能力など）を提供するＲＡＮノードを指し得る。ＩＡＢノード１０４は、ＤＵ１６５とＭＴとを含み得る。ＤＵ１６５は、ＩＡＢノード１０４に関連する子ノードに向かう分散スケジューリングノードとして働き得、ＭＴは、ＩＡＢノード１０４に関連する親ノードに向かうスケジュールドノードとして働き得る。すなわち、ＩＡＢドナーは、１つまたは複数の子ノードと通信している親ノードと呼ばれることがある（たとえば、ＩＡＢドナーは、１つまたは複数の他のＩＡＢノード１０４を通してＵＥのための送信を中継し得る）。さらに、ＩＡＢノード１０４は、ＡＮのリレーチェーンまたは構成に応じて、他のＩＡＢノード１０４に対する親ノードまたは子ノードと呼ばれることもある。したがって、ＩＡＢノード１０４（たとえば、ＭＴ）のＭＴエンティティは、親ＩＡＢノード１０４からのシグナリングを受信するためのＵｕインターフェースを子ノードに提供し得、ＤＵインターフェース（たとえば、ＤＵ１６５）は、子ＩＡＢノード１０４またはＵＥ１１５にシグナリングするためのＵｕインターフェースを親ノードに提供し得る。

【0112】

[0123]たとえば、ＩＡＢノード１０４は、ＩＡＢノードに関連する親ノード、およびＩＡＢドナーに関連する子ノードに対して参照され得る。ＩＡＢドナーは、コアネットワークへのワイヤライン（たとえば、光ファイバー）またはワイヤレス接続をもつＣＵ１６０を含み得、ＩＡＢノード１０４に対して親ノードとして働き得る。たとえば、ＩＡＢドナーのＤＵ１６５は、ＩＡＢノード１０４を通してＵＥ１１５に送信を中継し得、ＵＥ１１５に送信を直接シグナリングし得る。ＩＡＢドナーのＣＵ１６０は、ＩＡＢノード１０４へのＦ１インターフェースを介して通信リンク確立をシグナリングし得、ＩＡＢノード１０４は、ＤＵ１６５を通して送信（たとえば、ＩＡＢドナーから中継されたＵＥ１１５への送信）をスケジュールし得る。すなわち、データは、ＩＡＢノード１０４のＭＴへのＮＲ Ｕｕインターフェース上のシグナリングを介してＩＡＢノード１０４との間で中継され得る。ＩＡＢノード１０４との通信は、ＩＡＢドナーのＤＵ１６５によってスケジュールされ得、ＩＡＢノード１０４との通信は、ＩＡＢノード１０４のＤＵ１６５によってスケジュールされ得る。

【0113】

[0124]ディスアグリゲートされたＲＡＮアーキテクチャのコンテキストで適用される本明細書で説明される技法の場合、ディスアグリゲートされたＲＡＮアーキテクチャの１つまたは複数の構成要素（たとえば、１つまたは複数のＩＡＢノード１０４あるいはＩＡＢノード１０４の構成要素）は、本明細書で説明されるようにランダムアクセスチャネル手順における大きいラウンドトリップ時間のための技法をサポートするように構成され得る。たとえば、ＵＥ１１５または基地局１０５によって実施されるものとして説明されるいくつかの動作は、追加または代替として、ディスアグリゲートされたＲＡＮアーキテクチャの構成要素（たとえば、ＩＡＢノード、ＤＵ、ＣＵなど）によって実施され得る。

【0114】

[0125]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム１００は、ニューラルネットワークモデリングをサポートし得、ニューラルネットワークモデルを実装するときの信号処理をサポートするために、通信マネージャ１０１がデバイス中に含まれ得る。いくつかの態様では、基地局１０５は通信マネージャ１０１－ａを含み得、ＵＥ１１５は通信マネージャ１０１－ｂを含み得る。通信マネージャ１０１－ａは、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと、動作のシーケンスのインジケーションと、信号とをＵＥ１１５に送信し得る。動作のシーケンスは、各ニューラルネットワークモデルのためのシグナリング処理の動作を実行すべき順序をＵＥ１１５に通知し得る。それに応答して、通信マネージャ１０１－ｂは、受信信号に基づいてニューラルネットワークモデルを選択し、選択されたモデルのための動作のシーケンスに従ってシグナリング処理を実施し得る。いくつかの例では、通信マネージャ１０１－ｂは、動作のシーケンスを送信するより前に、動作のセットでＵＥ１１５を構成するシグナリングを送信し得、ここで、動作のシーケンスは、動作のセットのうちの１つまたは複数を含む。別の例では、通信マネージャ１０１－ｂは、動作のセットと、動作のシーケンスと、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルとを一緒に１つのパッケージとして送信し得る。いずれの場合も、ＵＥ１１５は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのための信号処理に関係する情報を取得し得る。

【0115】

[0126]図２は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするワイヤレス通信システム２００の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム２００は、ワイヤレス通信システム１００の態様を実装するか、またはそれらによって実装され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム２００は、図１を参照しながら説明された基地局１０５とＵＥ１１５との例であり得る、基地局１０５－ａとＵＥ１１５－ａとを含み得る。いくつかの例では、基地局１０５－ａとＵＥ１１５－ａとは、カバレージエリア１１０－ａ中に位置し得、ダウンリンク通信リンク２０５を介して通信し得る。

【0116】

[0127]いくつかの例では、ワイヤレス通信システム２００は、機械学習またはニューラルネットワークモデルをサポートし得る。ニューラルネットワークモデルは、パターンを認識するようにトレーニングされたプログラムの例であり得、ワイヤレス通信システムは、ワイヤレス通信プロセスを最適化するためにニューラルネットワークモデルを利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システムは、例の中でも、見通し線（ＬＯＳ）信号に関係する遅延を検出するためにニューラルネットワークモデルを利用し得る。

【0117】

[0128]いくつかの場合には、基地局１０５－ａなどのネットワークは、ＵＥ１１５－ａなどのワイヤレスデバイスがニューラルネットワークモデルを実装し得るように、ニューラルネットワークモデルでワイヤレスデバイスを構成し得る。たとえば、基地局１０５－ａは、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを符号化し、ダウンリンク通信リンク２０５を介してＵＥ１１５－ａに出力（たとえば、提供、送信）するために、フォーマット（たとえば、オープンニューラルネットワーク交換（ＯＮＮＸ）フォーマット）を使用し得る。ＵＥ１１５－ａは、デコーダを使用して１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを解釈し、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを実装し得る。いくつかの例では、ネットワークは、現在の動作シナリオ（たとえば、アンテナの数、動作ＳＮＲ、動作帯域幅パート、変調、または無線周波数モデル）に基づいて、ワイヤレスデバイスにどのニューラルネットワークモデルを提供すべきかを決定し得る。ワイヤレスデバイスに提供されるニューラルネットワークモデルの各々は、何らかの動作範囲の下で有効であり得る。たとえば、ニューラルネットワークモデルの各々は、所与のＳＮＲ範囲、所与の帯域幅範囲、所与のチャネル電力遅延プロファイル、所与の信号スケーリング範囲、所与の信号ピーク範囲などの下で有効であり得る。ワイヤレスデバイスは、取得（たとえば、受信）された信号の特性（たとえば、信号ＳＮＲまたは信号帯域幅）を決定し、取得された信号の特性をその動作範囲が含むニューラルネットワークモデルを実装し得る。

【0118】

[0129]ニューラルネットワークモデルを実装するかまたはニューラルネットワークモデルの出力を報告するために、ワイヤレスデバイスは、信号処理を実施し得る。信号処理は、少なくとも前処理または後処理のうちの１つを含み得る。ワイヤレスデバイス（たとえば、ＵＥ１１５－ａ）は、受信信号をニューラルネットワークモデルへの入力の適合性があるフォーマットにコンバートするための前処理を実施し得る。同様に、ワイヤレスデバイス（たとえば、ＵＥ１１５－ａ）は、ニューラルネットワークモデルの出力を報告の適合性があるマッピングされ得るフォーマットにコンバートするための後処理を実施し得、ここで、報告は、ワイヤレスデバイスにおける上位レイヤ（内部レイヤまたは外部レイヤ）に送られるか、あるいは他のデバイス（たとえば、基地局１０５－ａ）に信号として送信され得る。

【0119】

[0130]他の技法を使用して、ワイヤレスデバイス（たとえば、ＵＥ１１５－ａ）は、異なる動作シナリオのために設計された数百または数千個のニューラルネットワークモデルを含み得る、ネットワークによって設計されたすべてのニューラルネットワークモデルのために信号処理をどのように実施すべきかに関する情報で事前構成され得る。しかしながら、ネットワークは、これらのニューラルネットワークモデルの比較的小さいサブセットをワイヤレスデバイスに提供し得、したがって、すべてのニューラルネットワークモデルのためにシグナリング処理をどのように実施すべきかに関する情報でワイヤレスデバイスを事前構成することは、実現可能または効率的でないことがある。加えて、ニューラルネットワークアーキテクチャは発展し続け得、これは、様々な処理動作のためにより好適であり得る。

【0120】

[0131]本明細書で説明されるように、ワイヤレスデバイスは、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理（たとえば、前処理または後処理）を実施するための情報を示すシグナリングを取得または受信し得る。いくつかの例では、信号処理のための動作（たとえば、基本機能または非トレーニング可能レイヤ）は、異なるニューラルネットワークモデルにわたって共通であり得るが、動作を実行するシーケンス、ならびに入力および出力パラメータは、異なり得る。一例では、ＵＥ１１５－ａまたは基地局１０５－ａは、動作のセットで事前構成され得、ここで、セットの各動作は、いくつかの入力および出力（入力および出力のためのオプション）を含み得る。

【0121】

[0132]ＵＥ１１５－ａがそれで構成され得る動作のいくつかの例は、チャネルフィードバック報告（ＣＦＲ）動作、ゼロパディング動作、ＩＦＦＴ動作（たとえば、信号を周波数ドメインから時間ドメインにコンバートする動作）、信号スケーリング動作（たとえば、信号の大きさまたは振幅をスケーリングする動作）、ピーク探索動作（たとえば、信号のピークまたは最大の大きさ／振幅を識別する動作）、巡回シフト動作（たとえば、ビット回転、または信号のビットをシフトする動作）、打ち切り動作、連結動作、複素数から実数への演算、任意の線形代数演算（たとえば、特異値分解（ＳＶＤ）、ＱＲ分解、コレスキー分解、行列式、ランク、条件数、または固有値）、あるいは任意の行列およびベクトル方程式である。いくつかの例では、行列およびベクトル演算は、ＮｕｍＰｙ、ＳｃｉＰｙ、ＬｉｎＡｌｇなどの数学的または科学的計算ライブラリを通して取得され得る。すなわち、ＵＥ１１５－ａは、信号処理（たとえば、前処理または後処理）の一部として任意のベクトル、行列、もしくはテンソル（tensor）演算または任意の線形代数学の方法を利用し得る。

【0122】

[0133]基地局１０５－ａと通信している間、ＵＥ１１５－ａは、ネットワークから１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを取得または受信し得る。たとえば、ＵＥ１１５－ａは、基地局１０５－ａから第１のニューラルネットワークモデルを示す構成メッセージ２１０を受信し得る。１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを受信すると、ＵＥ１１５－ａは、実行シーケンスインジケーション２１５を受信し得る。実行シーケンスインジケーション２１５は、ＵＥ１１５－ａに提供される各ニューラルネットワークモデルのための１つまたは複数の信号処理手順のための動作のセットのうちの少なくともサブセットを実行するための動作のシーケンスまたは順序を示し得る。たとえば、ＬＯＳ遅延検出ニューラルネットワークモデルの実行シーケンスインジケーション２１５は、チャネルフィードバック報告動作、ゼロパディング動作、ＩＦＦＴ動作、信号スケーリング動作、ピーク探索動作、巡回シフト動作、打ち切り動作、連結動作、および複素数から実数への演算の順序で、信号処理のための動作を実行すべきことを示し得る。加えて、実行シーケンスインジケーション２１５は、各ニューラルネットワークモデルの各ステップについて（たとえば、シーケンス中の各動作について）入力パラメータと出力パラメータとのインジケーションを含み得る。たとえば、実行シーケンスインジケーション２１５は、ＬＯＳ遅延検出ニューラルネットワークモデルのために、巡回シフト動作の左ピークシフトを入力し、ピークインデックスを出力すべきことを示し得る。いくつかの例では、実行シーケンスインジケーション２１５は、ＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥ中に含まれ得る。いくつかの例では、ＸＭＬおよびＪＳＯＮなどのシグナリングフォーマットは、実行シーケンスインジケーション２１５をシグナリングするために使用され得るか、あるいは前処理、後処理のための、または機械学習モデルのためのフォーマットサポートを示し得る。ＬＯＳ遅延検出ニューラルネットワークモデルのための実行シーケンスインジケーションの例示的なコードが、以下で表１に示される。

【0123】

【表1-1】

【0124】

【表1-2】

【0125】

【表1-3】

【0126】

[0134]ワイヤレスデバイスは、実行シーケンスインジケーション２１５に基づいて受信信号に対して信号処理を実施し得る。たとえば、ＵＥ１１５－ａは、基地局１０５－ａから信号２２０を取得し、信号２２０の特性（たとえば、信号ＳＮＲまたは信号帯域幅）を決定し得る。ＵＥ１１５－ａは、決定された信号特性に基づいてニューラルネットワークモデル（たとえば、第１のニューラルネットワークモデル）を選択し、選択されたニューラルネットワークモデルの実行シーケンスインジケーション２１５に示される動作のシーケンスに従って、取得された信号２２０に対して前処理を実施し得る。信号２２０が前処理を受けると、ＵＥ１１５－ａは、選択されたニューラルネットワークモデルを実装し得る。ニューラルネットワークモデルを実装した後に、ＵＥ１１５－ａは、いくつかの例では、選択されたニューラルネットワークモデルの実行シーケンスインジケーション２１５に示される動作のシーケンスに従って、受信信号２２０に対して後処理を実施し、ニューラルネットワークモデルの出力を、上位レイヤに、または基地局１０５－ａへの送信において報告し得る。

【0127】

[0135]代替的に、ネットワークは、ニューラルネットワークモデルのための信号処理を実施するための情報でニューラルネットワークモデルをオーグメントし得る。そのような例では、構成メッセージ２１０は、ニューラルネットワークモデルと、ニューラルネットワークモデルのための信号処理機能（たとえば、動作のセット、動作のセットを実行するシーケンス、ならびに各動作の入力および出力パラメータ）とを含み得る。基地局１０５－ａは、ニューラルネットワークモデルと信号処理機能とを符号化し出力（たとえば、提供、送信）するためにフォーマット（たとえば、ＯＮＮＸフォーマット）を利用し得、ＵＥ１１５－ａは、フォーマットに従ってニューラルネットワークモデルとシグナリング処理機能とを取得（たとえば、受信）し復号し得る。そのような場合、ＵＥ１１５－ａは、信号処理のための動作のセットで事前構成されず、実行シーケンスインジケーション２１５を受信しないことがあるが、代わりに、ＵＥ１１５－ａは、何らかのニューラルネットワークモデルのための構成メッセージ２１０を受信し、構成メッセージ２１０に基づいてニューラルネットワークモデルの信号処理を実施し得る。いくつかの例では、ＵＥ１１５－ａは、複数のニューラルネットワークモデルの信号処理に関する情報を獲得するために、複数の構成メッセージ２１０を受信し得る。

【0128】

[0136]いくつかの例では、基地局１０５－ａは、ニューラルネットワークモデルのための信号処理に関係する情報を示すシグナリングを受信し得る。たとえば、基地局１０５－ａは、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのための機械学習ブロック（たとえば、リアルタイムおよび非リアルタイム無線アクセスネットワーク（ＲＡＮ）インテリジェントコントローラ）から実行シーケンスインジケーションを受信し得る。実行シーケンスインジケーションは、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルの信号処理のために基地局１０５－ａにおいて事前構成された動作のセットを実行すべき順序を示し得る。基地局１０５－ａが信号を受信したとき、基地局１０５－ａは、実行シーケンスインジケーションに基づいて信号に対して信号処理を実施し得る。

【0129】

[0137]別の例では、ＵＥ１１５－ａは、複数のニューラルネットワークモデルを取得または受信し得、ここで、各ニューラルネットワークモデルは、異なる動作範囲の下で有効であり得る。そのような例では、ＵＥ１１５－ａにおいて事前構成された動作のセットは、受信信号の１つまたは複数の特性を決定するための１つまたは複数の動作を含み得る。たとえば、ＵＥ１１５－ａは、ＳＮＲを計算するための動作で事前構成され得る。実行シーケンスインジケーション２１５は、信号処理の一部として受信信号の１つまたは複数の特性を決定するための１つまたは動作を実行し、１つまたは複数の動作の出力に基づいてニューラルネットワークモデルを選択すべきことを示し得る。たとえば、実行シーケンスインジケーション２１５は、信号２２０のＳＮＲがしきい値を下回る場合、第１のニューラルネットワークモデルを選択すべきことを指定し、ＳＮＲがしきい値を上回る場合、第２のニューラルネットワークモデルを選択すべきことを指定し得る。１つまたは複数の動作は、何らかの入力（たとえば、信号２２０のＳＮＲ）を取り、出力としてモデル識別子（ＩＤ）を生成するテーブルまたは機能の一例であり得る。

【0130】

[0138]いくつかの例では、ＵＥ１１５－ａは、ＵＥ１１５－ａにおいて事前構成された動作のセットをサポートするためのそれの能力を示し得る。たとえば、ＵＥ１１５－ａは、それが基本的な数学（math）をサポートするが、複雑な動作（たとえば、特異値分解（ＳＶＤ）またはＱＲ分解）をサポートしないことを示す信号を基地局１０５－ａに出力または送信し得る。別の例では、ＵＥ１１５－ａは、ＵＥ１１５－ａにおいて事前構成された動作のセットのうちの１つまたは複数の動作のためのしきい値入力ディメンションを示し得る。たとえば、ＵＥ１１５－ａは、それが４×４ＳＶＤをサポートするが、８×８ＳＶＤまたは１６×８ＳＶＤをサポートしないことを示す信号を基地局１０５－ａに出力または送信し得る。その上、ＵＥ１１５－ａは、ＵＥ１１５－ａにおいて事前構成された動作のセットのうちの１つまたは複数の動作のためのしきい値ランタイムを示し得る。ＵＥ１１５－ａが、それが動作のセットのうちの１つまたは複数の動作をサポートできないことを示す場合、基地局１０５－ａは、ＵＥ１１５－ａに追加のネットワークモデルを出力または送信し得る。

【0131】

[0139]図３は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするフローチャート３００の一例を示す。いくつかの例では、フローチャート３００は、ワイヤレス通信システム１００とワイヤレス通信システム２００との態様を実装し得る。たとえば、フローチャート３００は、図１と図２とを参照しながら説明されたＵＥ１１５または基地局１０５によって実装され得る。

【0132】

[0140]いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、動作のセットで事前構成され、ワイヤレスデバイスに提供されるニューラルネットワークモデルごとに、入力処理のための動作のシーケンス（たとえば、動作のシーケンス３３０）、または出力処理のための動作のシーケンス（たとえば、動作のシーケンス３３５）を示すシグナリングを取得／受信し得る。さらに、シグナリングは、動作のシーケンスのうちの動作ごとに入力パラメータと出力パラメータとを示し得る。

【0133】

[0141]いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、３０５において、１つまたは複数のアンテナ３０１－ａを介して（たとえば、基地局から）信号を取得または受信し得る。いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、信号の特性を決定し、信号の特性に基づいてニューラルネットワークモデルを選択し得る。たとえば、ワイヤレスデバイスは、信号がしきい値を上回るＳＮＲに関連すると決定し、第１のニューラルネットワークを選択し得る。代替的に、ワイヤレスデバイスは、信号がしきい値を下回るＳＮＲに関連すると決定し、第２のニューラルネットワークを選択し得る。ワイヤレスデバイスがどのニューラルネットワークモデルを実装すべきかを識別すると、ワイヤレスデバイスは、３１０において受信信号に対して入力処理を実施し得る。いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、動作のシーケンス３３０に従って入力処理を実施し得る。一例では、ワイヤレスデバイスは、ＬＯＳ遅延検出のためにニューラルネットワークモデルを実装し得る。そのような場合、動作のシーケンス３３０は、ＣＦＲ動作、ゼロパディング動作、ＩＦＦＴ動作、信号スケーリング動作、ピーク探索動作、巡回シフト動作、打ち切り動作、連結動作、複素数から実数への演算、の通りであり得、各動作は、指定された出力および入力パラメータを有し得る。入力処理は、受信信号を、選択されたニューラルネットワークモデルとの適合性があるフォーマットにコンバートし得、したがって、ワイヤレスデバイスは、３１５において選択されたニューラルネットワークモデルを実装し得る。

【0134】

[0142]３２０において、ワイヤレスデバイスは、出力処理を実施し得る。いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、動作のシーケンス３３５に従って出力処理を実施し得る。一例では、ワイヤレスデバイスは、ＬＯＳ遅延検出のためにニューラルネットワークモデルを実装し得る。そのような例では、動作のシーケンス３３５は、３１０において実施された巡回シフト動作の結果だけ出力をシフトおよびスケーリングすべきことを示し得る。いくつかの例では、動作のシーケンス３３５と動作のシーケンス３３０は、異なる動作、あるいは同じ動作のうちの１つまたは複数を含み得る。出力処理を実施した後に、ワイヤレスデバイスは、３２５においてニューラルネットワークモデルの出力を１つまたは複数の報告にマッピングし得、ワイヤレスデバイスは、上位レイヤ３４０に報告を送るか、あるいは１つまたは複数のアンテナ３０１－ｂを介してネットワークまたは基地局に報告を出力／送信し得る。

【0135】

[0143]図４は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする機械学習プロセス４００の一例を示す。機械学習プロセス４００は、図１～図３を参照しながら説明されたＵＥ１１５など、ワイヤレスデバイスにおいて実装され得る。機械学習プロセス４００は機械学習アルゴリズム４１０を含み得る。いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、基地局１０５からニューラルネットワークモデルを受信し、通信プロセスを最適化するためにニューラルネットワークモデルの一部として１つまたは複数の機械学習アルゴリズム４１０を実装し得る。

【0136】

[0144]図示のように、機械学習アルゴリズム４１０は、フィードフォワード（ＦＦ）もしくはディープフィードフォワード（ＤＦＦ）ニューラルネットワーク、リカレントニューラルネットワーク（ＲＮＮ）、長期／短期記憶（ＬＳＴＭ）ニューラルネットワーク、または任意の他のタイプのニューラルネットワークなど、ニューラルネットの一例であり得る。しかしながら、任意の他の機械学習アルゴリズムがＵＥ１１５によってサポートされ得る。たとえば、機械学習アルゴリズム４１０は、最近傍アルゴリズム、線形回帰アルゴリズム、単純ベイズアルゴリズム、ランダムフォレストアルゴリズム、または任意の他の機械学習アルゴリズムを実装し得る。さらに、機械学習プロセス４００は、教師あり学習、教師なし学習、半教師あり学習、強化学習、またはそれらの任意の組合せを伴い得る。機械学習は、ＵＥ１１５の展開より前に、ＵＥ１１５が展開されている間に、ＵＥ１１５が展開されている間のＵＥ１１５の使用頻度の低い期間中に、またはそれらの任意の組合せで実施され得る。

【0137】

[0145]機械学習アルゴリズム４１０は、入力層４１５と、１つまたは複数の隠れ層（hidden layer）４２０と、出力層４２５とを含み得る。１つの隠れ層４２０と完全に接続されたニューラルネットワークでは、各隠れ層ノード４３５は、入力として各入力層ノード４３０から値を受信し得、ここで、各入力は重み付けされる。これらのニューラルネットワーク重みは、機械学習アルゴリズム４１０のトレーニング中に修正されるコスト関数に基づき得る。同様に、各出力層ノード４４０は、入力として各隠れ層ノード４３５から値を受信し得、ここで、入力は重み付けされる。展開後トレーニング（たとえば、オンライントレーニング）がＵＥ１１５においてサポートされている場合、ＵＥ１１５は、逆行列乗算のための誤差および／または勾配を記憶するためにメモリを割り振り得る。これらの誤差および／または勾配は、出力されたフィードバックに基づいて、機械学習アルゴリズム４１０を更新することをサポートし得る。機械学習アルゴリズム４１０をトレーニングすることは、入力パターンを所望の出力結果にマッピングするための（たとえば、入力層ノード４３０を隠れ層ノード４３５に接続し、隠れ層ノード４３５を出力層ノード４４０に接続する）重みの計算をサポートし得る。このトレーニングは、特定のＵＥ１１５の履歴アプリケーションデータおよびデータ転送に基づいて、ＵＥ固有の機械学習アルゴリズム４１０を生じ得る。

【0138】

[0146]ＵＥ１１５は、入力値４０５を処理のために機械学習アルゴリズム４１０に送り得る。いくつかの例では、ＵＥ１１５は、入力値４０５が機械学習アルゴリズム４１０との適合性があるフォーマットであり得るように、入力値４０５に対して、基地局から受信された動作のシーケンスに従って前処理を実施し得る。入力値４０５は、入力層４１５においてｋ個の入力層ノード４３０のセットにコンバートされ得る。いくつかの場合には、異なる測定値が入力層４１５の異なる入力層ノード４３０において入力され得る。入力層ノード４３０の数が入力値４０５に対応する入力数を超える場合、いくつかの入力層ノード４３０はデフォルト値（たとえば、０の値）を割り当てられ得る。図示のように、入力層４１５は、３つの入力層ノード４３０－ａ、４３０－ｂ、および４３０－ｃを含み得る。しかしながら、入力層４１５は、任意の数の入力層ノード４３０（たとえば、２０個の入力ノード）を含み得ることを理解されたい。

【0139】

[0147]機械学習アルゴリズム４１０は、ｋ個の入力層ノード４３０とｎ個の隠れ層ノード４３５との間の入力－隠れ重みの数に基づいて、入力層４１５を隠れ層４２０にコンバートし得る。機械学習アルゴリズム４１０は、入力層４１５と出力層４２５との間の中間ステップとして任意の数の隠れ層４２０を含み得る。加えて、各隠れ層４２０は、任意の数のノードを含み得る。たとえば、図示のように、隠れ層４２０は、４つの隠れ層ノード４３５－ａ、４３５－ｂ、４３５－ｃ、および４３５－ｄを含み得る。しかしながら、隠れ層４２０は、任意の数の隠れ層ノード４３５（たとえば、１０個の入力ノード）を含み得ることを理解されたい。完全に接続されたニューラルネットワークでは、層内の各ノードは、前の層内の各ノードに基づき得る。たとえば、隠れ層ノード４３５－ａの値は、（たとえば、各ノード値に対して異なる重みが適用される状態で）入力層ノード４３０－ａ、４３０－ｂ、および４３０－ｃの値に基づき得る。

【0140】

[0148]機械学習アルゴリズム４１０は、１つまたは複数の隠れ層４２０に続く出力層４２５の出力層ノード４４０に対する値を決定し得る。たとえば、機械学習アルゴリズム４１０は、ｎ個の隠れ層ノード４３５とｍ個の出力層ノード４４０との間の隠れ－出力重みの数に基づいて、隠れ層４２０を出力層４２５にコンバートし得る。いくつかの場合には、ｎ＝ｍである。各出力層ノード４４０は、機械学習アルゴリズム４１０の異なる出力値４４５に対応し得る。図示のように、機械学習アルゴリズム４１０は、３つの異なるしきい値をサポートする、３つの出力層ノード４４０－ａ、４４０－ｂ、および４４０－ｃを含み得る。しかしながら、出力層４２５は、任意の数の出力層ノード４４０を含み得ることを理解されたい。いくつかの例では、ＵＥ１１５は、入力値４０５が、上位レイヤに、または基地局１０５への送信において出力値４４５を報告することとの適合性があるフォーマットであり得るように、出力値４４５に対して、基地局から受信された動作のシーケンスに従って後処理を実施し得る。

【0141】

[0149]図５は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするプロセスフロー５００の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー５００は、ワイヤレス通信システム１００と、ワイヤレス通信システム２００と、フローチャート３００との態様を実装するか、またはそれらによって実装され得る。プロセスフロー５００は、ＵＥ１１５－ｂが、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのためのシグナリング処理に関係する情報を示すシグナリングを受信することを伴い得る。以下のものの代替例が実装され得、ここで、いくつかのステップは、説明されるものとは異なる順序で実施されるか、またはまったく実施されない。いくつかの場合には、ステップは、以下で述べられない追加の特徴を含み得るか、またはさらなるステップが追加され得る。

【0142】

[0150]５０５において、ＵＥ１１５－ｂは、潜在的に、基地局１０５－ｂに能力メッセージを出力または送信し得る。能力メッセージは、信号処理のための１つまたは複数の動作をサポートするためのＵＥ１１５－ｂの能力を示し得る。いくつかの例では、能力メッセージは、シグナリング処理のための１つまたは複数の動作のためのしきい値入力ディメンション、または信号処理のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを含み得る。

【0143】

[0151]５１０において、ＵＥ１１５－ｂは、基地局１０５－ｂから構成メッセージを取得または受信し得る。構成メッセージは、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのインジケーションを含み得る。いくつかの例では、基地局１０５－ｂは、現在の動作状態（たとえば、アンテナの数、動作ＳＮＲ、動作帯域幅パート、変調、または無線周波数モデル）に基づいて、あるいは５０５において受信された能力メッセージに基づいて、ＵＥ１１５－ｂに出力／送信すべき１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを決定し得る。

【0144】

[0152]５１５において、ＵＥ１１５－ｂは、５１０においてＵＥ１１５－ｂに提供された１つまたは複数のニューラルネットワークモデルの各々のための動作のシーケンスのインジケーションを基地局１０５－ｂから取得または受信し得る。一例では、ＵＥ１１５－ｂは、信号処理に関連する動作（たとえば、基本機能または非トレーニング可能レイヤ）のセットで構成され得、動作のシーケンスは、信号処理（前処理または後処理）のためのセット動作のうちの少なくともサブセットを実行すべき順序を指定し得る。動作のシーケンスはまた、サブセットの各動作の入力および出力パラメータを含み得る。別の例では、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのニューラルネットワークのための動作のセットと動作のシーケンスとは、５１０において受信される構成メッセージ中に含まれ得る。そのような場合、ＵＥ１１５－ｂは、５１５において動作のシーケンスのインジケーションを受信しないことがある。

【0145】

[0153]５２０において、ＵＥ１１５－ｂは、基地局１０５－ｂから信号を取得または受信し得る。いくつかの例では、ＵＥ１１５－ｂは、信号の特性（たとえば、ＳＮＲ、帯域幅、または信号スケール）を決定し、信号の特性に基づいて実装すべきニューラルネットワークモデルを選択し得る。いくつかの場合には、ＵＥ１１５－ｂは、ニューラルネットワークモデルと動作範囲（たとえば、ＳＮＲ範囲、帯域幅範囲、または信号スケール範囲）との間の関係を示すテーブルまたは機能で事前構成され得、ＵＥ１１５－ｂは、信号処理（たとえば、前処理）の一部としてテーブルまたは機能に基づいてニューラルネットワークモデルを選択し得る。

【0146】

[0154]５２５において、ＵＥ１１５－ｂは、５２０において受信された信号に対して入力処理を実施し得る。いくつかの例では、ＵＥ１１５－ｂは、５１５において示される動作のシーケンスまたは５１０において受信された構成メッセージ中に含まれる動作のシーケンスに従って入力処理を実施し得る。

【0147】

[0155]５３０において、ＵＥ１１５－ｂは、ニューラルネットワークモデルを適用し得る。

【0148】

[0156]５３５において、ＵＥ１１５－ｂは、ニューラルネットワークモデル出力に対して出力処理を実施し得る。いくつかの例では、ＵＥ１１５－ｂは、５１５において示される動作のシーケンスまたは５１０において受信された構成メッセージ中に含まれる動作のシーケンスに従って出力処理を実施し得る。出力処理を実施すると、ＵＥ１１５－ｂは、出力を１つまたは複数の報告にマッピングし、潜在的に、基地局１０５－ｂに１つまたは複数の報告を出力または送信し得る。

【0149】

[0157]図６は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイス６０５のブロック図６００を示す。デバイス６０５は、本明細書で説明されるＵＥ１１５の態様の一例であり得る。デバイス６０５は、受信機６１０と、送信機６１５と、通信マネージャ６２０とを含み得る。デバイス６０５はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、（たとえば、１つまたは複数のバスを介して）互いに通信していることがある。

【0150】

[0158]受信機６１０は、様々な情報チャネル（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなど、情報を取得（たとえば、受信）するための手段を提供し得る。情報は、デバイス６０５の他の構成要素に受け渡され得る。受信機６１０は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0151】

[0159]送信機６１５は、デバイス６０５の他の構成要素によって生成された信号を出力（たとえば、提供、送信）するための手段を提供し得る。たとえば、送信機６１５は、様々な情報チャネル（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機６１５は、トランシーバモジュール中で受信機６１０とコロケートされ得る。送信機６１５は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0152】

[0160]通信マネージャ６２０、受信機６１０、送信機６１５、あるいはそれらの様々な組合せまたはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明されるネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法の様々な態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ６２０、受信機６１０、送信機６１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書で説明される機能のうちの１つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。

【0153】

[0161]いくつかの例では、通信マネージャ６２０、受信機６１０、送信機６１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、ハードウェアにおいて（たとえば、通信管理回路において）実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートする、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとは、（たとえば、プロセッサによって、メモリに記憶された命令を実行することによって）本明細書で説明される機能のうちの１つまたは複数を実施するように構成され得る。

【0154】

[0162]追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ６２０、受信機６１０、送信機６１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、プロセッサによって実行される（たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとしての）コードにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ６２０、受信機６１０、送信機６１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素の機能は、（たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートする）汎用プロセッサ、ＤＳＰ、中央処理ユニット（ＣＰＵ）、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。

【0155】

[0163]いくつかの例では、通信マネージャ６２０は、受信機６１０、送信機６１５、またはその両方を使用するかまたは他の方法でそれらと協働して様々な動作（たとえば、取得／受信、監視、出力／送信）を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ６２０は、受信機６１０から情報を受信するか、送信機６１５に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機６１０、送信機６１５、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。

【0156】

[0164]通信マネージャ６２０は、本明細書で開示される例に従ってワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ６２０は、デバイスのための構成メッセージを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。通信マネージャ６２０は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。通信マネージャ６２０は、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0157】

[0165]本明細書で説明される例による通信マネージャ６２０を含むかまたは構成することによって、デバイス６０５（たとえば、受信機６１０、送信機６１５、通信マネージャ６２０、またはそれらの組合せを制御するかまたはさもなければそれらに結合されたプロセッサ）は、低減された処理と低減された電力消費量とのための技法をサポートし得る。信号処理に関係する情報を受信することにより、デバイス６０５は、ニューラルネットワークモデルを実装することが可能になり得る。ニューラルネットワークモデルを実装することによって、デバイス６０５は通信プロセスを最適化し得、これにより、デバイス６０５における電力消費量を低減し得る。

【0158】

[0166]図７は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイス７０５のブロック図７００を示す。デバイス７０５は、本明細書で説明されるデバイス６０５またはＵＥ１１５の態様の一例であり得る。デバイス７０５は、受信機７１０と、送信機７１５と、通信マネージャ７２０とを含み得る。デバイス７０５はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、（たとえば、１つまたは複数のバスを介して）互いに通信していることがある。

【0159】

[0167]受信機７１０は、様々な情報チャネル（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなど、情報を取得（たとえば、受信）するための手段を提供し得る。情報は、デバイス７０５の他の構成要素に受け渡され得る。受信機７１０は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0160】

[0168]送信機７１５は、デバイス７０５の他の構成要素によって生成された信号を出力（たとえば、送信）するための手段を提供し得る。たとえば、送信機７１５は、様々な情報チャネル（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機７１５は、トランシーバモジュール中で受信機７１０とコロケートされ得る。送信機７１５は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0161】

[0169]デバイス７０５、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ７２０は、ＵＥモデルマネージャ７２５、ＵＥ信号処理マネージャ７３０、実行構成要素７３５、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ７２０は、本明細書で説明される通信マネージャ６２０の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ７２０、またはそれの様々な構成要素は、受信機７１０、送信機７１５、またはその両方を使用するかまたは他の方法でそれらと協働して様々な動作（たとえば、取得／受信、監視、出力／送信）を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ７２０は、受信機７１０から情報を受信するか、送信機７１５に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機７１０、送信機７１５、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。

【0162】

[0170]通信マネージャ７２０は、本明細書で開示される例に従ってワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。ＵＥモデルマネージャ７２５は、デバイスのための構成メッセージを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。ＵＥ信号処理マネージャ７３０は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。実行構成要素７３５は、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0163】

[0171]図８は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする通信マネージャ８２０のブロック図８００を示す。通信マネージャ８２０は、本明細書で説明される通信マネージャ６２０、通信マネージャ７２０、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ８２０、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ８２０は、ＵＥモデルマネージャ８２５、ＵＥ信号処理マネージャ８３０、実行構成要素８３５、ＵＥ能力マネージャ８４０、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に、（たとえば、１つまたは複数のバスを介して）互いに通信し得る。

【0164】

[0172]通信マネージャ８２０は、本明細書で開示される例に従ってワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。ＵＥモデルマネージャ８２５は、デバイスのための構成メッセージを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。ＵＥ信号処理マネージャ８３０は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。実行構成要素８３５は、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0165】

[0173]いくつかの例では、ＵＥ信号処理マネージャ８３０は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を含む動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。いくつかの例では、デバイスは、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、またはＩＡＢノードを含み得る。

【0166】

[0174]いくつかの例では、ＵＥ信号処理マネージャ８３０は、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを含む。

【0167】

[0175]いくつかの例では、ＵＥ信号処理マネージャ８３０は、デバイスのための第２の構成メッセージを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、第２の構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを示す。

【0168】

[0176]いくつかの例では、ＵＥ信号処理マネージャ８３０は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0169】

[0177]いくつかの例では、ＵＥモデルマネージャ８２５は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングに基づいて動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施する。

【0170】

[0178]いくつかの例では、動作状態のセットは、デバイスにおいて受信された信号に関連する、信号対ノイズ比範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0171】

[0179]いくつかの例では、ＵＥ能力マネージャ８４０は、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信することは、デバイスの能力に基づく。いくつかの例では、動作のシーケンスは、デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を含む。

【0172】

[0180]いくつかの例では、信号処理のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージは、信号処理のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは信号処理のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを含む。

【0173】

[0181]いくつかの例では、ＵＥ信号処理マネージャ８３０は、動作のシーケンスのインジケーションを含むＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0174】

[0182]いくつかの例では、ＵＥ信号処理マネージャ８３０は、動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、１つまたは複数のデータフォーマットは、ＸＭＬデータフォーマット、ＪＳＯＮデータフォーマット、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0175】

[0183]図９は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイス９０５を含むシステム９００の図を示す。デバイス９０５は、本明細書で説明されるデバイス６０５、デバイス７０５、またはＵＥ１１５の構成要素の一例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス９０５は、１つまたは複数のネットワークエンティティ１０５、ＵＥ１１５、あるいはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス９０５は、通信マネージャ９２０、入出力（Ｉ／Ｏ）コントローラ９１０、トランシーバ９１５、アンテナ９２５、メモリ９３０、コード９３５、およびプロセッサ９４０など、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ１つまたは複数のバス（たとえば、バス９４５）を介して（たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に）結合され得る。

【0176】

[0184]Ｉ／Ｏコントローラ９１０は、デバイス９０５のための入力信号および出力信号を管理し得る。Ｉ／Ｏコントローラ９１０は、デバイス９０５に組み込まれていない周辺装置をも管理し得る。いくつかの場合には、Ｉ／Ｏコントローラ９１０は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、Ｉ／Ｏコントローラ９１０は、ｉＯＳ（登録商標）、ＡＮＤＲＯＩＤ（登録商標）、ＭＳ－ＤＯＳ（登録商標）、ＭＳ－ＷＩＮＤＯＷＳ（登録商標）、ＯＳ／２（登録商標）、ＵＮＩＸ（登録商標）、ＬＩＮＵＸ（登録商標）、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。追加または代替として、Ｉ／Ｏコントローラ９１０は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合には、Ｉ／Ｏコントローラ９１０は、プロセッサ９４０など、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、Ｉ／Ｏコントローラ９１０を介して、またはＩ／Ｏコントローラ９１０によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス９０５と対話し得る。

【0177】

[0185]いくつかの場合には、デバイス９０５は、単一のアンテナ９２５を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス９０５は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る２つ以上のアンテナ９２５を有し得る。トランシーバ９１５は、本明細書で説明されるように、１つまたは複数のアンテナ９２５、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ９１５は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ９１５は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために１つまたは複数のアンテナ９２５に提供するための、および１つまたは複数のアンテナ９２５から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ９１５、あるいはトランシーバ９１５および１つまたは複数のアンテナ９２５は、本明細書で説明される、送信機６１５、送信機７１５、受信機６１０、受信機７１０、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。

【0178】

[0186]メモリ９３０は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）と読取り専用メモリ（ＲＯＭ）とを含み得る。メモリ９３０は、プロセッサ９４０によって実行されたとき、デバイス９０５に本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード９３５を記憶し得る。コード９３５は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード９３５は、プロセッサ９４０によって直接実行可能でないことがあるが、（たとえば、コンパイルされ実行されたとき）コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ９３０は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本Ｉ／Ｏシステム（ＢＩＯＳ）を含んでいることがある。

【0179】

[0187]プロセッサ９４０は、インテリジェントハードウェアデバイス（たとえば、汎用プロセッサ、ＤＳＰ、ＣＰＵ、マイクロコントローラ、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ）を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ９４０は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ９４０に組み込まれ得る。プロセッサ９４０は、デバイス９０５に様々な機能（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする機能またはタスク）を実施させるためにメモリ（たとえば、メモリ９３０）に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス９０５またはデバイス９０５の構成要素は、プロセッサ９４０と、プロセッサ９４０に結合されたメモリ９３０とを含み得、プロセッサ９４０とメモリ９３０とは、本明細書で説明される様々な機能を実施するように構成される。

【0180】

[0188]通信マネージャ９２０は、本明細書で開示される例に従ってワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ９２０は、デバイスのための構成メッセージを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。通信マネージャ９２０は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。通信マネージャ９２０は、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0181】

[0189]本明細書で説明される例による通信マネージャ９２０を含むかまたは構成することによって、デバイス９０５は、低減された処理と低減された電力消費量とに関係する改善されたユーザエクスペリエンスのための技法をサポートし得る。本明細書で説明される方法は、既存のニューラルネットワークモデルよりも性能を改善し得る新しいニューラルネットワークモデルの展開をサポートし得る。

【0182】

[0190]いくつかの例では、通信マネージャ９２０は、トランシーバ９１５、１つまたは複数のアンテナ９２５、あるいはそれらの任意の組合せを使用するかまたは他の方法でそれらと協働して様々な動作（たとえば、受信、監視、送信）を実施するように構成され得る。通信マネージャ９２０は、別個の構成要素として示されているが、いくつかの例では、通信マネージャ９２０を参照しながら説明される１つまたは複数の機能は、プロセッサ９４０、メモリ９３０、コード９３５、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード９３５は、本明細書で説明されるネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法の様々な態様をデバイス９０５に実施させるようにプロセッサ９４０によって実行可能な命令を含み得るか、あるいはプロセッサ９４０とメモリ９３０とは、他の方法でそのような動作を実施またはサポートするように構成され得る。

【0183】

[0191]図１０は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイス１００５のブロック図１０００を示す。デバイス１００５は、本明細書で説明される基地局１０５の態様の一例であり得る。デバイス１００５は、受信機１０１０と、送信機１０１５と、通信マネージャ１０２０とを含み得る。デバイス１００５はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、（たとえば、１つまたは複数のバスを介して）互いに通信していることがある。

【0184】

[0192]受信機１０１０は、様々な情報チャネル（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなど、情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス１００５の他の構成要素に受け渡され得る。受信機１０１０は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0185】

[0193]送信機１０１５は、デバイス１００５の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機１０１５は、様々な情報チャネル（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機１０１５は、トランシーバモジュール中で受信機１０１０とコロケートされ得る。送信機１０１５は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0186】

[0194]通信マネージャ１０２０、受信機１０１０、送信機１０１５、あるいはそれらの様々な組合せまたはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明されるネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法の様々な態様を実施するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ１０２０、受信機１０１０、送信機１０１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、本明細書で説明される機能のうちの１つまたは複数を実施するための方法をサポートし得る。

【0187】

[0195]いくつかの例では、通信マネージャ１０２０、受信機１０１０、送信機１０１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、ハードウェアにおいて（たとえば、通信管理回路において）実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートする、プロセッサ、ＤＳＰ、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとは、（たとえば、プロセッサによって、メモリに記憶された命令を実行することによって）本明細書で説明される機能のうちの１つまたは複数を実施するように構成され得る。

【0188】

[0196]追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ１０２０、受信機１０１０、送信機１０１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素は、プロセッサによって実行される（たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとしての）コードにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ１０２０、受信機１０１０、送信機１０１５、あるいはそれらの様々な組合せまたは構成要素の機能は、（たとえば、本開示で説明される機能を実施するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートする）汎用プロセッサ、ＤＳＰ、ＣＰＵ、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、あるいはこれらの任意の組合せまたは他のプログラマブル論理デバイスによって実施され得る。

【0189】

[0197]いくつかの例では、通信マネージャ１０２０は、受信機１０１０、送信機１０１５、またはその両方を使用するかまたは他の方法でそれらと協働して様々な動作（たとえば、受信、監視、送信）を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ１０２０は、受信機１０１０から情報を受信するか、送信機１０１５に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機１０１０、送信機１０１５、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。

【0190】

[0198]通信マネージャ１０２０は、本明細書で開示される例による基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ１０２０は、デバイスに構成メッセージを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。通信マネージャ１０２０は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。通信マネージャ１０２０は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信したことに基づいて、デバイスに信号を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0191】

[0199]本明細書で説明される例による通信マネージャ１０２０を含むかまたは構成することによって、デバイス１００５（たとえば、受信機１０１０、送信機１０１５、通信マネージャ１０２０、またはそれらの組合せを制御するかまたはさもなければそれらに結合されたプロセッサ）は、低減された処理と低減された電力消費量とのための技法をサポートし得る。

【0192】

[0200]図１１は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイス１１０５のブロック図１１００を示す。デバイス１１０５は、本明細書で説明されるデバイス１００５または基地局１０５の態様の一例であり得る。デバイス１１０５は、受信機１１１０と、送信機１１１５と、通信マネージャ１１２０とを含み得る。デバイス１１０５はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、（たとえば、１つまたは複数のバスを介して）互いに通信していることがある。

【0193】

[0201]受信機１１１０は、様々な情報チャネル（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなど、情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス１１０５の他の構成要素に受け渡され得る。受信機１１１０は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0194】

[0202]送信機１１１５は、デバイス１１０５の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機１１１５は、様々な情報チャネル（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル）に関連するパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機１１１５は、トランシーバモジュール中で受信機１１１０とコロケートされ得る。送信機１１１５は、単一のアンテナ、または複数のアンテナのセットを利用し得る。

【0195】

[0203]デバイス１１０５、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ１１２０は、モデルマネージャ１１２５、信号処理マネージャ１１３０、信号送信機１１３５、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ１１２０は、本明細書で説明される通信マネージャ１０２０の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ１１２０、またはそれの様々な構成要素は、受信機１１１０、送信機１１１５、またはその両方を使用するかまたは他の方法でそれらと協働して様々な動作（たとえば、受信、監視、送信）を実施するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ１１２０は、受信機１１１０から情報を受信するか、送信機１１１５に情報を送るか、あるいは情報を受信するか、情報を送信するか、または本明細書で説明される様々な他の動作を実施するために、受信機１１１０、送信機１１１５、またはその両方と組み合わせて組み込まれ得る。

【0196】

[0204]通信マネージャ１１２０は、本明細書で開示される例による基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。モデルマネージャ１１２５は、デバイスに構成メッセージを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。信号処理マネージャ１１３０は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。信号送信機１１３５は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信したことに基づいて、デバイスに信号を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0197】

[0205]図１２は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする通信マネージャ１２２０のブロック図１２００を示す。通信マネージャ１２２０は、本明細書で説明される通信マネージャ１０２０、通信マネージャ１１２０、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ１２２０、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明されるネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法の様々な態様を実施するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ１２２０は、モデルマネージャ１２２５、信号処理マネージャ１２３０、信号送信機１２３５、能力マネージャ１２４０、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、直接または間接的に、（たとえば、１つまたは複数のバスを介して）互いに通信し得る。

【0198】

[0206]通信マネージャ１２２０は、本明細書で開示される例による基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。モデルマネージャ１２２５は、デバイスに構成メッセージを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。信号処理マネージャ１２３０は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。信号送信機１２３５は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信したことに基づいて、デバイスに信号を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0199】

[0207]いくつかの例では、信号処理マネージャ１２３０は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を含む動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。いくつかの例では、デバイスは、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、またはＩＡＢノードを含み得る
[0208]いくつかの例では、信号処理マネージャ１２３０は、基地局において実施される第２のシグナリング手順のための動作の第２のシーケンスを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0200】

[0209]いくつかの例では、信号処理マネージャ１２３０は、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを含む。

【0201】

[0210]いくつかの例では、信号処理マネージャ１２３０は、デバイスに第２の構成メッセージを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、第２の構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを示す。

【0202】

[0211]いくつかの例では、信号処理マネージャ１２３０は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0203】

[0212]いくつかの例では、モデルマネージャ１２２５は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0204】

[0213]いくつかの例では、動作状態のセットは、デバイスに送信される信号に関連する、信号対ノイズ比範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0205】

[0214]いくつかの例では、能力マネージャ１２４０は、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを受信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、ここで、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信することは、デバイスの能力に基づく。

【0206】

[0215]いくつかの例では、動作のシーケンスは、デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を含む。

【0207】

[0216]いくつかの例では、信号処理のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージは、信号処理のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは信号処理のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを含む。

【0208】

[0217]いくつかの例では、信号処理マネージャ１２３０は、動作のシーケンスのインジケーションを含むＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥ）を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0209】

[0218]いくつかの例では、信号処理マネージャ１２３０は、動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、１つまたは複数のデータフォーマットは、ＸＭＬデータフォーマット、ＪＳＯＮデータフォーマット、またはそれらの任意の組合せを含む。

【0210】

[0219]図１３は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートするデバイス１３０５を含むシステム１３００の図を示す。デバイス１３０５は、本明細書で説明されるデバイス１００５、デバイス１１０５、または基地局１０５の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス１３０５は、１つまたは複数のネットワークエンティティ１０５、ＵＥ１１５、あるいはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス１３０５は、通信マネージャ１３２０、ネットワーク通信マネージャ１３１０、トランシーバ１３１５、アンテナ１３２５、メモリ１３３０、コード１３３５、プロセッサ１３４０、および局間通信マネージャ１３４５など、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信しているか、またはさもなければ１つまたは複数のバス（たとえば、バス１３５０）を介して（たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に）結合され得る。

【0211】

[0220]ネットワーク通信マネージャ１３１０は、（たとえば、１つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して）コアネットワーク１３０との通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ１３１０は、１つまたは複数のＵＥ１１５など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。

【0212】

[0221]いくつかの場合には、デバイス１３０５は、単一のアンテナ１３２５を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合には、デバイス１３０５は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る２つ以上のアンテナ１３２５を有し得る。トランシーバ１３１５は、本明細書で説明されるように、１つまたは複数のアンテナ１３２５、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ１３１５は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ１３１５は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために１つまたは複数のアンテナ１３２５に提供するための、および１つまたは複数のアンテナ１３２５から受信されたパケットを復調するためのモデムをも含み得る。トランシーバ１３１５、あるいはトランシーバ１３１５および１つまたは複数のアンテナ１３２５は、本明細書で説明される、送信機１０１５、送信機１１１５、受信機１０１０、受信機１０１０、あるいはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であり得る。

【0213】

[0222]メモリ１３３０は、ＲＡＭとＲＯＭとを含み得る。メモリ１３３０は、プロセッサ１３４０によって実行されたとき、デバイス１３０５に本明細書で説明される様々な機能を実施させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能コード１３３５を記憶し得る。コード１３３５は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、コード１３３５は、プロセッサ１３４０によって直接実行可能でないことがあるが、（たとえば、コンパイルされ実行されたとき）コンピュータに本明細書で説明される機能を実施させ得る。いくつかの場合には、メモリ１３３０は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るＢＩＯＳを含んでいることがある。

【0214】

[0223]プロセッサ１３４０は、インテリジェントハードウェアデバイス（たとえば、汎用プロセッサ、ＤＳＰ、ＣＰＵ、マイクロコントローラ、ＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ）を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ１３４０は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合には、メモリコントローラはプロセッサ１３４０に組み込まれ得る。プロセッサ１３４０は、デバイス１３０５に様々な機能（たとえば、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする機能またはタスク）を実施させるためにメモリ（たとえば、メモリ１３３０）に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス１３０５またはデバイス１３０５の構成要素は、プロセッサ１３４０と、プロセッサ１３４０に結合されたメモリ１３３０とを含み得、プロセッサ１３４０とメモリ１３３０とは、本明細書で説明される様々な機能を実施するように構成される。

【0215】

[0224]局間通信マネージャ１３４５は、他のネットワークエンティティ１０５との通信を管理し得、他のネットワークエンティティ１０５と協働してＵＥ１１５との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ１３４５は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためにＵＥ１１５への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ１３４５は、ネットワークエンティティ１０５間の通信を行うために、ＬＴＥ／ＬＴＥ－Ａワイヤレス通信ネットワーク技術内のＸ２インターフェースを提供し得る。

【0216】

[0225]通信マネージャ１３２０は、本明細書で開示される例による基地局におけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ１３２０は、デバイスに構成メッセージを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。通信マネージャ１３２０は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。通信マネージャ１３２０は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信したことに基づいて、デバイスに信号を送信するための手段として構成されるかまたは他の方法でその手段をサポートし得る。

【0217】

[0226]本明細書で説明される例による通信マネージャ１３２０を含むかまたは構成することによって、デバイス１３０５は、低減された処理と低減された電力消費量とに関係する改善されたユーザエクスペリエンスのための技法をサポートし得る。

【0218】

[0227]いくつかの例では、通信マネージャ１３２０は、トランシーバ１３１５、１つまたは複数のアンテナ１３２５、あるいはそれらの任意の組合せを使用するかまたは他の方法でそれらと協働して様々な動作（たとえば、受信、監視、送信）を実施するように構成され得る。通信マネージャ１３２０は、別個の構成要素として示されているが、いくつかの例では、通信マネージャ１３２０を参照しながら説明される１つまたは複数の機能は、プロセッサ１３４０、メモリ１３３０、コード１３３５、またはそれらの任意の組合せによってサポートされるかまたはそれらによって実施され得る。たとえば、コード１３３５は、本明細書で説明されるネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法の様々な態様をデバイス１３０５に実施させるようにプロセッサ１３４０によって実行可能な命令を含み得るか、あるいはプロセッサ１３４０とメモリ１３３０とは、他の方法でそのような動作を実施またはサポートするように構成され得る。

【0219】

[0228]図１４は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法１４００を示すフローチャートを示す。方法１４００の動作は、本明細書で説明されるＵＥまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１４００の動作は、図１～図９を参照しながら説明されたＵＥ１１５によって実施され得る。いくつかの例では、ＵＥは、説明される機能を実施するようにＵＥの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0220】

[0229]１４０５において、方法は、デバイスのための構成メッセージを取得（たとえば、受信）することを含み得、ここで、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。１４０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１４０５の動作の態様は、図８を参照しながら説明されたＵＥモデルマネージャ８２５によって実施され得る。

【0221】

[0230]１４１０において、方法は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することを含み得、ここで、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。１４１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１４１０の動作の態様は、図８を参照しながら説明されたＵＥ信号処理マネージャ８３０によって実施され得る。

【0222】

[0231]１４１５において、方法は、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することを含み得る。１４１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１４１５の動作の態様は、図８を参照しながら説明された実行構成要素８３５によって実施され得る。

【0223】

[0232]図１５は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法１５００を示すフローチャートを示す。方法１５００の動作は、本明細書で説明されるＵＥまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１５００の動作は、図１～図９を参照しながら説明されたＵＥ１１５によって実施され得る。いくつかの例では、ＵＥは、説明される機能を実施するようにＵＥの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0224】

[0233]１５０５において、方法は、デバイスのための構成メッセージを取得（たとえば、受信）することを含み得、ここで、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。１５０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１５０５の動作の態様は、図８を参照しながら説明されたＵＥモデルマネージャ８２５によって実施され得る。

【0225】

[0234]１５１０において、方法は、場合によっては、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を含む動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを取得することを含み得る。１５１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１５１０の動作の態様は、図８を参照しながら説明されたＵＥ信号処理マネージャ８３０によって実施され得る。

【0226】

[0235]１５１５において、方法は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することを含み得、ここで、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。１５１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１５１５の動作の態様は、図８を参照しながら説明されたＵＥ信号処理マネージャ８３０によって実施され得る。

【0227】

[0236]１５２０において、方法は、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することを含み得る。１５２０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１５２０の動作の態様は、図８を参照しながら説明された実行構成要素８３５によって実施され得る。

【0228】

[0237]図１６は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法１６００を示すフローチャートを示す。方法１６００の動作は、本明細書で説明されるＵＥまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１６００の動作は、図１～図９を参照しながら説明されたＵＥ１１５によって実施され得る。いくつかの例では、ＵＥは、説明される機能を実施するようにＵＥの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、ＵＥは、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0229】

[0238]１６０５において、方法は、デバイスのための構成メッセージを取得（たとえば、受信）することを含み得、ここで、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。１６０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１６０５の動作の態様は、図８を参照しながら説明されたＵＥモデルマネージャ８２５によって実施され得る。

【0230】

[0239]１６１０において、方法は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することを含み得、ここで、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。１６１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１６１０の動作の態様は、図８を参照しながら説明されたＵＥ信号処理マネージャ８３０によって実施され得る。

【0231】

[0240]１６１５において、方法は、場合によっては、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することを含み得、ここで、構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを含む。１６１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１６１５の動作の態様は、図８を参照しながら説明されたＵＥ信号処理マネージャ８３０によって実施され得る。

【0232】

[0241]１６２０において、方法は、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することを含み得る。１６２０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１６２０の動作の態様は、図８を参照しながら説明された実行構成要素８３５によって実施され得る。

【0233】

[0242]図１７は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法１７００を示すフローチャートを示す。方法１７００の動作は、本明細書で説明される基地局またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１７００の動作は、図１～図５および図１０～図１３を参照しながら説明された基地局１０５によって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0234】

[0243]１７０５において、方法は、デバイスに構成メッセージを出力（たとえば、送信、提供）することを含み得、ここで、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。１７０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１７０５の動作の態様は、図１２を参照しながら説明されたモデルマネージャ１２２５によって実施され得る。

【0235】

[0244]１７１０において、方法は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力することを含み得、ここで、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。１７１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１７１０の動作の態様は、図１２を参照しながら説明された信号処理マネージャ１２３０によって実施され得る。

【0236】

[0245]１７１５において、方法は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションに基づいてデバイスに信号を出力することを含み得る。１７１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１７１５の動作の態様は、図１２を参照しながら説明された信号送信機１２３５によって実施され得る。

【0237】

[0246]図１８は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法１８００を示すフローチャートを示す。方法１８００の動作は、本明細書で説明される基地局またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１８００の動作は、図１～図５および図１０～図１３を参照しながら説明された基地局１０５によって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0238】

[0247]１８０５において、方法は、デバイスに構成メッセージを出力（たとえば、送信、提供）することを含み得、ここで、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。１８０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１８０５の動作の態様は、図１２を参照しながら説明されたモデルマネージャ１２２５によって実施され得る。

【0239】

[0248]１８１０において、方法は、場合によっては、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を含む動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを出力することを含み得る。１８１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１８１０の動作の態様は、図１２を参照しながら説明された信号処理マネージャ１２３０によって実施され得る。

【0240】

[0249]１８１５において、方法は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力することを含み得、ここで、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。１８１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１８１５の動作の態様は、図１２を参照しながら説明された信号処理マネージャ１２３０によって実施され得る。

【0241】

[0250]１８２０において、方法は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションに基づいてデバイスに信号を出力することを含み得る。１８２０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１８２０の動作の態様は、図１２を参照しながら説明された信号送信機１２３５によって実施され得る。

【0242】

[0251]図１９は、本開示の１つまたは複数の態様による、ネットワーク展開されたニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を示すための技法をサポートする方法１９００を示すフローチャートを示す。方法１９００の動作は、本明細書で説明される基地局またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法１９００の動作は、図１～図５および図１０～図１３を参照しながら説明された基地局１０５によって実施され得る。いくつかの例では、基地局は、説明される機能を実施するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明される機能の態様を実施し得る。

【0243】

[0252]１９０５において、方法は、デバイスに構成メッセージを出力（たとえば、送信、提供）することを含み得、ここで、構成メッセージは、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す。１９０５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１９０５の動作の態様は、図１２を参照しながら説明されたモデルマネージャ１２２５によって実施され得る。

【0244】

[0253]１９１０において、方法は、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力することを含み得、ここで、信号処理手順は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを含む。１９１０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１９１０の動作の態様は、図１２を参照しながら説明された信号処理マネージャ１２３０によって実施され得る。

【0245】

[0254]１９１５において、方法は、場合によっては、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力することを含み得、ここで、構成メッセージは、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を含む動作のセットを含む。１９１５の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１９１５の動作の態様は、図１２を参照しながら説明された信号処理マネージャ１２３０によって実施され得る。

【0246】

[0255]１９２０において、方法は、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションに基づいてデバイスに信号を出力することを含み得る。１９２０の動作は、本明細書で開示される例に従って実施され得る。いくつかの例では、１９２０の動作の態様は、図１２を参照しながら説明された信号送信機１２３５によって実施され得る。

【0247】

[0256]以下で、本開示の態様の概観を提供する。

【0248】

[0257]態様１：ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための方法であって、デバイスのための構成メッセージを取得することと、ここにおいて、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することと、ここにおいて、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを備える、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することとを備える、方法。

【0249】

[0258]態様２：少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を備える動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを取得することをさらに備える、態様１の方法。

【0250】

[0259]態様３：動作のシーケンスのインジケーションを取得することが、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することを備え、ここにおいて、構成メッセージが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを備える、態様１～２のいずれかの方法。

【0251】

[0260]態様４：動作のシーケンスのインジケーションを取得することが、デバイスのための第２の構成メッセージを取得することを備え、ここにおいて、第２の構成メッセージが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを示す、態様１～３のいずれかの方法。

【0252】

[0261]態様５：動作のシーケンスのインジケーションを取得することが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を取得することを備える、態様１～４のいずれかの方法。

【0253】

[0262]態様６：１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを取得することをさらに備え、ここにおいて、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順が、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングに少なくとも部分的に基づいて動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて取得された信号を使用して実施される、態様１～５のいずれかの方法。

【0254】

[0263]態様７：動作状態のセットが、デバイスにおいて取得された信号に関連する、信号対ノイズ比範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを備える、態様６の方法。

【0255】

[0264]態様８：１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを出力することをさらに備え、ここにおいて、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションが、デバイスの能力に少なくとも部分的に基づいて取得される、態様１～７のいずれかの方法。

【0256】

[0265]態様９：動作のシーケンスが、デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を備える、態様８の方法。

【0257】

[0266]態様１０：１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージが、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを備える、態様８～９のいずれかの方法。

【0258】

[0267]態様１１：動作のシーケンスのインジケーションを取得することが、動作のシーケンスのインジケーションを備えるＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥを取得することを備える、態様１～１０のいずれかの方法。

【0259】

[0268]態様１２：動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを取得することをさらに備え、ここにおいて、１つまたは複数のデータフォーマットが、ＸＭＬデータフォーマット、ＪＳＯＮデータフォーマット、またはそれらの任意の組合せを備える、態様１～１１のいずれかの方法。

【0260】

[0269]態様１３：デバイスが、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、またはＩＡＢノードを備える、態様１～１２のいずれかの方法。

【0261】

[0270]態様１４：ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法であって、デバイスに構成メッセージを出力することと、ここにおいて、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力することと、ここにおいて、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを備える、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションに少なくとも部分的に基づいてデバイスに信号を出力することとを備える、方法。

【0262】

[0271]態様１５：少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を備える動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを出力することをさらに備える、態様１４の方法。

【0263】

[0272]態様１６：ネットワークエンティティにおいて実施される第２のシグナリング手順のための動作の第２のシーケンスを取得することをさらに備える、態様１４～１５のいずれかの方法。

【0264】

[0273]態様１７：動作のシーケンスのインジケーションを出力することが、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを出力することを備え、ここにおいて、構成メッセージが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを備える、態様１４～１６のいずれかの方法。

【0265】

[0274]態様１８：動作のシーケンスのインジケーションを出力することが、デバイスに第２の構成メッセージを出力することを備え、ここにおいて、第２の構成メッセージが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを示す、態様１４～１７のいずれかの方法。

【0266】

[0275]態様１９：動作のシーケンスのインジケーションを出力することが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を出力することを備える、態様１４～１８のいずれかの方法。

【0267】

[0276]態様２０：１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを出力することをさらに備える、態様１４～１９のいずれかの方法。

【0268】

[0277]態様２１：動作状態のセットが、デバイスに送信される信号に関連する、信号対ノイズ比範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを備える、態様２０の方法。

【0269】

[0278]態様２２：１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを取得することをさらに備え、ここにおいて、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを取得することが、デバイスの能力に少なくとも部分的に基づく、態様１４～２１のいずれかの方法。

【0270】

[0279]態様２３：動作のシーケンスが、デバイスによってサポートされる１つまたは複数の動作を備える、態様２２の方法。

【0271】

[0280]態様２４：１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージが、１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは１つまたは複数の信号処理手順のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを備える、態様２２～２３のいずれかの方法。

【0272】

[0281]態様２５：動作のシーケンスのインジケーションを出力することが、動作のシーケンスのインジケーションを備えるＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥを出力することを備える、態様１４～２４のいずれかの方法。

【0273】

[0282]態様２６：動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを出力することをさらに備え、ここにおいて、１つまたは複数のデータフォーマットが、ＸＭＬデータフォーマット、ＪＳＯＮデータフォーマット、またはそれらの任意の組合せを備える、態様１４～２５のいずれかの方法。

【0274】

[0283]態様２７：デバイスが、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、またはＩＡＢノードを備える、態様１４～２６のいずれかの方法。

【0275】

[0284]態様２８：ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを備え、ここで、プロセッサが、装置に態様１～１３のいずれかの方法を実施させるように構成された、装置。

【0276】

[0285]態様２９：ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様１～１３のいずれかの方法を実施するための少なくとも１つの手段を備える、装置。

【0277】

[0286]態様３０：ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様１～１３のいずれかの方法を実施するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。

【0278】

[0287]態様３１：ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを備え、ここで、プロセッサが、装置に態様１４～２７のいずれかの方法を実施させるように構成された、装置。

【0279】

[0288]態様３２：ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様１４～２７のいずれかの方法を実施するための少なくとも１つの手段を備える、装置。

【0280】

[0289]態様３３：ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様１４～２７のいずれかの方法を実施するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。

【0281】

[0290]態様３４：ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための方法であって、デバイスのための構成メッセージを受信することと、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信することと、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを備える、動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施することとを備える、方法。

【0282】

[0291]態様３５：少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を備える動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを受信することをさらに備える、態様３４の方法。

【0283】

[0292]態様３６：動作のシーケンスのインジケーションを受信することが、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信することを備え、ここにおいて、構成メッセージが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを備える、態様３４～のいずれかの方法。

【0284】

[0293]態様３７：動作のシーケンスのインジケーションを受信することが、デバイスのための第２の構成メッセージを受信することを備え、第２の構成メッセージが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを示す、態様３４～３６のいずれかの方法。

【0285】

[0294]態様３８：動作のシーケンスのインジケーションを受信することが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を受信することを備える、態様３４～３７のいずれかの方法。

【0286】

[0295]態様３９：１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを受信することをさらに備え、ここにおいて、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングに少なくとも部分的に基づいて動作のシーケンスに従ってデバイスにおいて受信された信号を使用して、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順を実施する、態様３４～３８のいずれかの方法。

【0287】

[0296]態様４０：動作状態のセットが、デバイスにおいて受信された信号に関連する、ＳＮＲ範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを備える、態様３９の方法。

【0288】

[0297]態様４１：信号処理のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを送信することをさらに備え、ここにおいて、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信することが、デバイスの能力に少なくとも部分的に基づく、態様３４～４０のいずれかの方法。

【0289】

[0298]態様４２：動作のシーケンスが、デバイスによってサポートされる動作を備える、態様４１の方法。

【0290】

[0299]態様４３：信号処理のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージが、信号処理のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは信号処理のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを備える、態様４１～４２のいずれかの方法。

【0291】

[0300]態様４４：動作のシーケンスのインジケーションを受信することが、動作のシーケンスのインジケーションを備えるＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥを受信することを備える、態様３４～４３のいずれかの方法。

【0292】

[0301]態様４５：動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを受信することをさらに備え、１つまたは複数のデータフォーマットが、ＸＭＬデータフォーマット、ＪＳＯＮデータフォーマット、またはそれらの任意の組合せを備える、態様３４～４４のいずれかの方法。

【0293】

[0302]態様４６：デバイスが、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、またはＩＡＢノードを備える、態様３４～４５のいずれかの方法。

【0294】

[0303]態様４７：基地局におけるワイヤレス通信のための方法であって、デバイスに構成メッセージを送信することと、構成メッセージが、デバイスのための１つまたは複数のニューラルネットワークモデルを示す、１つまたは複数のニューラルネットワークモデルのうちの少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信することと、信号処理手順が、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する入力前処理手順、または少なくとも１つのニューラルネットワークモデルに関連する出力前処理手順のうちの１つを備える、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信したことに少なくとも部分的に基づいて、デバイスに信号を送信することとを備える、方法。

【0295】

[0304]態様４８：少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作を備える動作のセットでデバイスを構成するシグナリングを送信することをさらに備える、態様４７の方法。

【0296】

[0305]態様４９：基地局において実施される第２のシグナリング手順のための動作の第２のシーケンスを受信することをさらに備える、態様４７～４８のいずれかの方法。

【0297】

[0306]態様５０：動作のシーケンスのインジケーションを送信することが、構成メッセージにおいて信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを送信することを備え、ここにおいて、構成メッセージが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを備える、態様４７～４９のいずれかの方法。

【0298】

[0307]態様５１：動作のシーケンスのインジケーションを送信することが、デバイスに第２の構成メッセージを送信することを備え、第２の構成メッセージが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデル、動作のシーケンスのインジケーション、および少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちのすべての動作を備える動作のセットを示す、態様４７～５０のいずれかの方法。

【0299】

[0308]態様５２：動作のシーケンスのインジケーションを送信することが、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作のための入力パラメータのセット、出力パラメータのセット、またはその両方を送信することを備える、態様４７～５１のいずれかの方法。

【0300】

[0309]態様５３：１つまたは複数のニューラルネットワークモデルと動作状態のセットとの間のマッピングのインジケーションを送信することをさらに備える、態様４７～５２のいずれかの方法。

【0301】

[0310]態様５４：動作状態のセットが、デバイスに送信される信号に関連する、ＳＮＲ範囲、帯域幅範囲、信号スケーリング範囲、チャネル遅延プロファイル、信号ピーク範囲、またはそれらの任意の組合せを備える、態様５３の方法。

【0302】

[0311]態様５５：信号処理のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージを受信することをさらに備え、ここにおいて、少なくとも１つのニューラルネットワークモデルのための信号処理手順のための動作のシーケンスのインジケーションを受信することが、デバイスの能力に少なくとも部分的に基づく、態様４７～５４のいずれかの方法。

【0303】

[0312]態様５６：動作のシーケンスが、デバイスによってサポートされる動作を備える、態様５５の方法。

【0304】

[0313]態様５７：信号処理のための１つまたは複数の動作をサポートするためのデバイスの能力を示すメッセージが、信号処理のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値入力ディメンション、あるいは信号処理のための１つまたは複数の動作の各々のためのしきい値ランタイムのインジケーションを備える、態様５５～５６のいずれかの方法。

【0305】

[0314]態様５８：動作のシーケンスのインジケーションを送信することが、動作のシーケンスのインジケーションを備えるＲＲＣシグナリングまたはＭＡＣ－ＣＥを送信することを備える、態様４７～５７のいずれかの方法。

【0306】

[0315]態様５９：動作のシーケンスのうちの１つまたは複数の動作に関連する１つまたは複数のデータフォーマットのインジケーションを送信することをさらに備え、１つまたは複数のデータフォーマットが、ＸＭＬデータフォーマット、ＪＳＯＮデータフォーマット、またはそれらの任意の組合せを備える、態様４７～５８のいずれかの方法。

【0307】

[0316]態様６０：デバイスが、ＵＥ、基地局、ネットワークエンティティ、リレーデバイス、サイドリンクデバイス、またはＩＡＢノードを備える、態様４７～５９のいずれかの方法。

【0308】

[0317]態様６１：ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶され、装置に態様３４～４６のいずれかの方法を実施させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。

【0309】

[0318]態様６２：ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様３４～４６のいずれかの方法を実施するための少なくとも１つの手段を備える、装置。

【0310】

[0319]態様６３：ワイヤレスネットワーク中のデバイスにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様３４～４６のいずれかの方法を実施するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。

【0311】

[0320]態様６４：基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリに記憶され、態様４７～６０のいずれかの方法を装置に実施させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを備える、装置。

【0312】

[0321]態様６５：基地局におけるワイヤレス通信のための装置であって、態様４７～６０のいずれかの方法を実施するための少なくとも１つの手段を備える、装置。

【0313】

[0322]態様６６：基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様４７～６０のいずれかの方法を実施するようにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。

【0314】

[0323]本明細書で説明された方法は可能な実装形態を説明することと、動作およびステップは並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ることと、他の実装形態が可能であることとに留意されたい。さらに、方法のうちの２つ以上からの態様が組み合わされ得る。

【0315】

[0324]ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、またはＮＲシステムの態様が例として説明され得、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、またはＮＲ用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明された技法は、ＬＴＥ、ＬＴＥ－Ａ、ＬＴＥ－Ａ Ｐｒｏ、またはＮＲネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明された技法は、ウルトラモバイルブロードバンド（ＵＭＢ）、米国電気電子技術者協会（ＩＥＥＥ）８０２．１１（Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．２０、Ｆｌａｓｈ－ＯＦＤＭなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及されていない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。

【0316】

[0325]本明細書で説明された情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。

【0317】

[0326]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、ＤＳＰ、ＡＳＩＣ、ＣＰＵ、ＦＰＧＡまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ（たとえば、ＤＳＰとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと連携する１つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成）としても実装され得る。

【0318】

[0327]本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、１つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、本明細書で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションに実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。

【0319】

[0328]コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、電気的消去可能プログラマブルＲＯＭ（ＥＥＰＲＯＭ（登録商標））、フラッシュメモリ、コンパクトディスク（ＣＤ）ＲＯＭまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、ＤＳＬ、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク（disk）およびディスク（disc）は、ＣＤ、レーザーディスク（登録商標）（disc）、光ディスク（disc）、デジタル多用途ディスク（disc）（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク（disk）およびＢｌｕ－ｒａｙ（登録商標）ディスク（disc）を含み、ここで、ディスク（disk）は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク（disc）は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。

【0320】

[0329]特許請求の範囲内を含めて、本明細書で使用される、項目の列挙（たとえば、「のうちの少なくとも１つ」または「のうちの１つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙）中で使用される「または」は、たとえば、Ａ、Ｂ、またはＣのうちの少なくとも１つの列挙が、ＡまたはＢまたはＣまたはＡＢまたはＡＣまたはＢＣまたはＡＢＣ（すなわち、ＡおよびＢおよびＣ）を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照と解釈されないものとする。たとえば、「条件Ａに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Ａと条件Ｂの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。

【0321】

[0330]「決定する」または「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含し、したがって、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、（テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすることなどを介して）ルックアップすること、確認することなどを含むことができる。また、「決定すること」は、受信すること（情報を受信することなど）、アクセスすること（メモリ中のデータにアクセスすることなど）などを含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、および他の同様のアクションを含むことができる。

【0322】

[0331]添付の図において、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素の間を区別する第２のラベルとを続けることによって、区別されることがある。第１の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第２の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第１の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。

【0323】

[0332]添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成を説明しており、実装され得るか、または特許請求の範囲の範囲内にあるすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例」という用語は、「例、事例、または例示として働く」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供するための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスはブロック図の形式で示される。

【0324】

[0333]本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように提供される。本開示の様々な修正は当業者には明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】

【図8】

【図9】

【図10】

【図11】

【図12】

【図13】

【図14】

【図15】

【図16】

【図17】

【図18】

【図19】

【国際調査報告】