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特表2024-515396抗CD47モノクローナル抗体及びその使用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-10
(54)【発明の名称】抗CD47モノクローナル抗体及びその使用
(51)【国際特許分類】
   A61K 39/395 20060101AFI20240403BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20240403BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20240403BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240403BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20240403BHJP
   A61K 31/706 20060101ALI20240403BHJP
   C07K 16/28 20060101ALN20240403BHJP
   C12N 15/13 20060101ALN20240403BHJP
   C12N 15/63 20060101ALN20240403BHJP
【FI】
A61K39/395 N
A61P35/00
A61K39/395 D
A61K45/00 101
A61P43/00 121
A61P35/02
A61K31/706
C07K16/28 ZNA
C12N15/13
C12N15/63 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023514956
(86)(22)【出願日】2022-04-14
(85)【翻訳文提出日】2023-04-20
(86)【国際出願番号】 CN2022086890
(87)【国際公開番号】W WO2022218384
(87)【国際公開日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】202110404033.2
(32)【優先日】2021-04-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TWEEN
(71)【出願人】
【識別番号】519063026
【氏名又は名称】中山康方生物医▲藥▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】AKESO BIOPHARMA,INC.
【住所又は居所原語表記】6 Shennong Road,Torch Development Zone Zhongshan,Guangdong 528437 (CN)
(71)【出願人】
【識別番号】519063037
【氏名又は名称】康方▲藥▼▲業▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】AKESO PHARMACEUTICALS, INC.
【住所又は居所原語表記】Room 364,333 Jianshe Road, Sino-Singapore Guangzhou Knowledge City,Jiufo Guangzhou,Guangdong 510530 (CN)
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100117019
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100141977
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 勝
(74)【代理人】
【識別番号】100138210
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 達則
(72)【発明者】
【氏名】リー パイヨン
(72)【発明者】
【氏名】シア ユイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン チョンミン マックスウェル
【テーマコード(参考)】
4C084
4C085
4C086
4H045
【Fターム(参考)】
4C084AA23
4C084MA66
4C084NA05
4C084NA14
4C084ZB261
4C084ZB262
4C084ZB271
4C084ZC751
4C085AA13
4C085AA14
4C085BB11
4C085BB36
4C085BB37
4C085BB41
4C085BB43
4C085CC23
4C085EE03
4C085GG01
4C085GG02
4C085GG03
4C085GG04
4C085GG05
4C086AA01
4C086AA02
4C086EA16
4C086MA03
4C086MA04
4C086NA05
4C086NA14
4C086ZB26
4C086ZB27
4C086ZC75
4H045AA10
4H045AA11
4H045CA40
4H045DA76
4H045EA20
(57)【要約】
CCTCC NO:C2018135の寄託番号を有するハイブリドーマ細胞株によって分泌される、抗CD47モノクローナル抗体、およびモノクローナル抗体、特異的抗体および/または腫瘍治療剤と組み合わせたそれらの使用。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医薬組成物であって、好ましくは、腫瘍の治療に用いられ、前記医薬組成物は成分Aと成分Bとを含み、そのうち、前記成分Aは、CD47に特異的に結合する抗体又はその抗原結合断片であり、
そのうち、前記成分Bは、成分B1、成分B2及び成分B3より1つ又は複数選ばれ、そのうち、前記成分B1は、二重特異性抗体又はその抗原結合断片であり、前記成分B2は、腫瘍化学療法薬であり、前記成分B3は、抗PD-1モノクローナル抗体又はその抗原結合断片であり、
好ましくは、前記組成物は、成分Cを更に含み、前記成分Cは腫瘍治療剤であり、且つ前記成分Cは成分Bと異なり、
例えば、Kabat、IMGT、Chothia又はAbM番号付けシステムによれば、
前記CD47に特異的に結合する抗体は、下記の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域に含まれるCDR配列を含み、
(1)配列番号2に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1、HCDR2、HCDR3と、
配列番号4に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1、LCDR2、LCDR3、又は
(2)配列番号12に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1、HCDR2、HCDR3と、
配列番号14に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1、LCDR2、LCDR3、又は
(3)配列番号16に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1、HCDR2、HCDR3と、
配列番号18に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1、LCDR2、LCDR3、又は
(4)配列番号20に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1、HCDR2、HCDR3と、
配列番号22に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1、LCDR2、LCDR3
(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、前記抗体が、
配列番号5に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号6に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、および
配列番号7に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3を含み、且つ前記抗体は、
配列番号8に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号9に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号10に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を更に含み)、
そのうち、前記二重特異性抗体は、抗PD-1-抗CTLA4抗体又は抗PD-1-抗VEGFA抗体又は両者の組合せであり、前記二重特異性抗体は、第1タンパク質機能領域と第2タンパク質機能領域とを含み、そのうち前記第1タンパク質機能領域はPD-1を標的とし、前記第2タンパク質機能領域はCTLA4又はVEGFAを標的とし、そのうち、前記第1タンパク質機能領域は免疫グロブリンであり、前記第2タンパク質機能領域は一本鎖抗体であり、又は、前記第1タンパク質機能領域は一本鎖抗体であり、前記第2タンパク質機能領域は免疫グロブリンであり、
好ましくは、1つの免疫グロブリン分子には2つの一本鎖抗体分子が接続され(好ましくは、2つの一本鎖抗体分子が同じである)、好ましくは、前記免疫グロブリンはIgG1アイソフォーム(好ましくはヒトIgG1アイソフォーム)であり、好ましくは、前記一本鎖抗体が前記免疫グロブリンの重鎖のN末端又はC末端に接続され、そのうち、前記第1タンパク質機能領域及び第2タンパク質機能領域は独立的に1つ、2つ又は2つ以上であり、好ましくは、前記第1タンパク質機能領域が前記第2タンパク質機能領域に直接接続され又は第1接続断片を介して接続され、且つ/又は前記一本鎖抗体の重鎖可変領域が前記一本鎖抗体の軽鎖可変領域に直接接続され又は第2接続断片を介して接続され、前記第1接続断片と前記第2接続断片は相同又は相異であり、好ましくは、前記接続断片は(GGGGS)nであり、nは正の整数であり、より好ましくは、nは1、2、3、4、5又は6であり、好ましくは、前記第1接続断片と前記第2接続断片のアミノ酸配列は独立的に配列番号119と配列番号120より選ばれ、より好ましくは、前記第1接続断片と前記第2接続断片は、いずれも配列番号120に示されるアミノ酸配列を含み、
そのうち、二重特異性抗体が抗PD-1-抗CTLA4抗体である場合に、
前記第1タンパク質機能領域は、配列番号87に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1~HCDR3と、配列番号88に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、前記第1タンパク質機能領域が、配列番号89に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号90に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号91に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号92に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号93に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号94に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
前記第2タンパク質機能領域は、配列番号95に示される重鎖可変領域中のHCDR1~HCDR3と、配列番号96に示される軽鎖可変領域中のLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、前記第2タンパク質機能領域が、配列番号97に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号98に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号99に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号100に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号101に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号102に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
或いは
そのうち、二重特異性抗体が抗PD-1-抗VEGFA抗体である場合に、
前記第1タンパク質機能領域は、配列番号103に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1~HCDR3と、配列番号104に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、前記第1タンパク質機能領域が、配列番号105に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号106に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号107に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号108に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号109に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号110に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
前記第2タンパク質機能領域は、配列番号111に示される重鎖可変領域中のHCDR1~HCDR3と、配列番号112に示される軽鎖可変領域中のLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、前記第2タンパク質機能領域が、配列番号113に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号114に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号115に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号116に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号117に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号118に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
そのうち、
前記抗PD1モノクローナル抗体は、配列番号121に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1~HCDR3と、配列番号122に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、前記抗PD1モノクローナル抗体が、配列番号123に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号124に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号125に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号126に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号127に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号128に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
そのうち、前記変異体の配列は、対応する配列に対して少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%の相同性を有し、又は前記変異体の配列は、対応する配列と比べて1つ若しくは複数(好ましくは1個、2個若しくは3個)の保存的アミノ酸の変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有する、
医薬組成物。
【請求項2】
前記CD47に特異的に結合する抗体は、以下からなる群より選ばれる重鎖可変領域のフレームワーク領域FRと、軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRとを更に含み、
(1)前記重鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-H1、FR-H2、FR-H3及びFR-H4を含み、そのうち、FR-H1は、配列番号23のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H2は、配列番号24のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H3は、配列番号25のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H4は、配列番号26のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
前記軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-L1、FR-L2、FR-L3及びFR-L4を含み、そのうち、FR-L1は、配列番号27のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L2は、配列番号28のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L3は、配列番号29のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L4は、配列番号30のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
(2)前記重鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-H1、FR-H2、FR-H3及びFR-H4を含み、そのうち、FR-H1は、配列番号31のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H2は、配列番号32のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H3は、配列番号33のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H4は、配列番号34のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
前記軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-L1、FR-L2、FR-L3及びFR-L4を含み、そのうち、FR-L1は、配列番号35のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L2は、配列番号36のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L3は、配列番号37のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L4は、配列番号38のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
(3)前記重鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-H1、FR-H2、FR-H3及びFR-H4を含み、そのうち、FR-H1は、配列番号39のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H2は、配列番号40のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H3は、配列番号41のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H4は、配列番号42のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
前記軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-L1、FR-L2、FR-L3及びFR-L4を含み、そのうち、FR-L1は、配列番号43のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L2は、配列番号44のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L3は、配列番号45のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L4は、配列番号46のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
(4)前記重鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-H1、FR-H2、FR-H3及びFR-H4を含み、そのうち、FR-H1は、配列番号47のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H2は、配列番号48のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H3は、配列番号49のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H4は、配列番号50のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
前記軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-L1、FR-L2、FR-L3及びFR-L4を含み、そのうち、FR-L1は、配列番号51のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L2は、配列番号52のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L3は、配列番号53のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L4は、配列番号54のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
そのうち、前記変異体の配列は、対応する配列に対して少なくとも80%、好ましくは少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%若しくは99%の相同性を有し、又は対応する配列と比べて1つ若しくは複数(好ましくは1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個若しくは10個)の保存的アミノ酸の変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有する、
請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項3】
前記CD47に特異的に結合する抗体は、
(1)
配列番号2に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号4に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(2)
配列番号12に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号14に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(3)
配列番号16に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号18に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(4)
配列番号20に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号22に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
そのうち、前記抗PD-1-抗CTLA4抗体の第1タンパク質機能領域は、
(1)
配列番号87に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号88に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(2)
配列番号129に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号130に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
前記抗PD-1-抗CTLA4抗体の第2タンパク質機能領域は、
(1)
配列番号95に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号96に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(2)
配列番号133に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号134に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(3)
配列番号135に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号136に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(4)
配列番号137に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号138に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(5)
配列番号131に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号132に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、前記抗PD-1-抗CTLA4抗体の免疫グロブリンに含まれる重鎖アミノ酸配列は配列番号139に示される通りであり、PD-1を標的とし、
そのうち、前記抗PD-1-抗VEGFA抗体の第1タンパク質機能領域は、
(1)
配列番号103に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号104に示される配列若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
前記抗PD-1-抗VEGFA抗体の第2タンパク質機能領域は、
(1)
配列番号111に示される配列(好ましくは、配列番号145に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号112に示される配列(好ましくは、配列番号146に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)若しくはその変異体を含み、又は前記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、前記抗PD-1-抗VEGFA抗体の免疫グロブリンに含まれる重鎖アミノ酸配列は配列番号140に示される通りであり、VEGFAを標的とし、
そのうち、前記抗PD-1モノクローナル抗体は、配列番号121に示される重鎖可変領域と、配列番号122に示される軽鎖可変領域とを含み、又はそれらによって構成され、
そのうち、前記変異体は、対応する配列に対して少なくとも85%、好ましくは86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%若しくは99%以上の配列同一性を有し、又は対応する配列と比べて1つ又は複数(好ましくは1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、20個、21個、22個、23個、24個、25個、26個、27個、28個、29個又は30個)の保存的アミノ酸の変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有するアミノ酸配列である、
請求項1又は2に記載の医薬組成物。
【請求項4】
前記CD47に特異的に結合する抗体は、重鎖定常領域と、軽鎖定常領域とを更に含み、且つ前記定常領域は、ネズミではない種に由来し、例えば、ヒト抗体に由来し、好ましくは、ヒトIgG又はIgMに由来し、より好ましくは、IgG1に由来し、好ましくは、前記重鎖定常領域は、Ig gamma-1 chain C regionであって、ACCESSION:P01857(配列番号58)であり、又はIg gamma-4 chain C regionであって、ACCESSION:P01861.1(配列番号56)であり、前記軽鎖定常領域は、Ig kappa chain C regionであって、ACCESSION:P01834(配列番号57)であり、好ましくは、前記CD47に特異的に結合する抗体は、寄託番号がCCTCC NO:2018135であるハイブリドーマ細胞株LT012によって分泌される、
請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項5】
EU番号付けシステムに従って、前記CD47に特異的に結合する抗体及び前記免疫グロブリンの重鎖定常領域は、234位、235位及び237位のいずれか1つの位置、2つの位置又は3つの位置に変異が発生しており、且つ変異後に、二重特異性抗体のFcγRIIIa及び/又はC1qに対する親和定数は変異前より低減しており、好ましくは、前記親和定数は、Fortebio Octet分子相互作用装置より測定され、
好ましくは、前記CD47に特異的に結合する抗体は、EU番号付けシステムによれば、変異L234A及び/又はL235Aを含み、
より好ましくは、前記免疫グロブリンの重鎖定常領域は、
L234A及びL235A、又は
L234A及びG237A、又は
L235A及びG237A、又は
L234A、L235A及びG237Aの変異の組合せの1つを有し、
更に好ましくは、
EU番号付けシステムによれば、前記免疫グロブリンの重鎖定常領域は、
N297A、D265A、D270A、P238D、L328E、E233D、H268D、P271G、A330R、C226S、C229S、E233P、P331S、S267E、L328F、A330L、M252Y、S254T、T256E、N297Q、P238S、P238A、A327Q、A327G、P329A、K322A、T394D、G236R、G236A、L328R、A330S、P331S、H268A、E318A及びK320Aの変異の組合せの1つを更に有する、
請求項1~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項6】
前記CD47に特異的に結合する抗体は、
(1)配列番号59で表される重鎖と、配列番号60で表される軽鎖、
(2)配列番号61で表される重鎖と、配列番号62で表される軽鎖、
(3)配列番号63で表される重鎖と、配列番号64で表される軽鎖、
(4)配列番号65で表される重鎖と、配列番号66で表される軽鎖、
(5)配列番号67で表される重鎖と、配列番号68で表される軽鎖、及び
(6)配列番号69で表される重鎖と、配列番号70で表される軽鎖からなる群より選ばれる重鎖と軽鎖とを含み、又はそれらによって構成され、
前記抗PD-1-抗CTLA4抗体は、
配列番号78で表される重鎖(好ましくは、配列番号77に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)と、配列番号80で表される軽鎖(好ましくは、配列番号79に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)より選ばれる重鎖と軽鎖とを含み、又はそれらによって構成され、
前記抗PD-1-抗VEGFA抗体は、
配列番号141で表される重鎖(好ましくは、配列番号142に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)と、配列番号143で表される軽鎖(好ましくは、配列番号144に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)からなる群より選ばれる重鎖と軽鎖とを含み、又はそれらによって構成され、
前記抗PD-1モノクローナル抗体は、配列番号82で表される重鎖(好ましくは、配列番号81に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)と、配列番号84で表される軽鎖(好ましくは、配列番号83に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)とからなる群より選ばれる重鎖と軽鎖とを含み、又はそれらによって構成される、
請求項1~5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記抗原結合断片は、Fab、Fab'、F(ab')2、Fd、Fv、dAb、Fab/c、相補性決定領域(CDR)断片、一本鎖抗体(例えば、scFv)、二価抗体又はドメイン抗体より選ばれる、
請求項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記CD47に特異的に結合する抗体は、ヒト化抗体、キメラ抗体、多重特異性抗体(例えば、二重特異性抗体)である、
請求項1~7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記CD47に特異的に結合する抗体は、約10-5 M未満、例えば、約10-6 M未満、約10-7 M未満、約10-8 M未満、約10-9 M未満若しくは約10-10 M未満若しくはそれ以下のKDでヒトCD47タンパク質に結合し、又は前記CD47に特異的に結合する抗体は、約100 nM未満、例えば、約10 nM未満、約1 nM未満、約0.9 nM未満、約0.8 nM未満、約0.7 nM未満、約0.6 nM未満、約0.5 nM未満、約0.4 nM未満、約0.3 nM未満、約0.2 nM未満、約0.1 nM未満若しくはそれ以下のEC50でヒトCD47タンパク質に結合する、
請求項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項10】
前記CD47に特異的に結合する抗体は、請求項1~9のいずれか一項に記載のCD47に特異的に結合する抗体又はその抗原結合断片と、前記CD47に特異的に結合する抗体又はその抗原結合断片に複合する複合部分とを含む抗体複合体の形態であり、前記複合部分は、精製タグ(例えば、Hisタグ)、細胞毒性剤、又は検出可能な標識であり、好ましくは、前記複合部分は、放射性同位体、発光物質、着色物質、酵素若しくはポリエチレングリコールであり、又は
前記CD47に特異的に結合する抗体は、多重特異性抗体の形態であり、好ましくは、請求項1~9のいずれか一項に記載のCD47に特異的に結合する抗体若しくはその抗原結合断片と、他の抗原及び/又は他の抗原エピトープに対する抗体若しくは抗原結合断片とを含む二重特異性抗体の形態であり、又は前記CD47に特異的に結合する抗体は、請求項1~9のいずれか一項に記載のCD47に特異的に結合する抗体若しくはその抗原結合断片を含む融合タンパク質の形態である、
請求項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項11】
前記腫瘍治療剤は、チロシンキナーゼ阻害剤、DNAポリメラーゼ阻害剤、抗ヒトCD20抗体、抗ヒトPDL-1抗体、抗ヒトPD-1抗体、抗ヒトCTLA-4抗体、BCL-2阻害剤、抗ヒトEGFR抗体、抗ヒトHER2抗体、抗ヒトHER3抗体、アカラブルチニブ、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、抗ヒトVEGFR2抗体、抗ヒトVEGF抗体、プロテアソーム阻害剤、血管新生阻害剤、Rapidly accelerated fibrosarcoma(RAF)阻害剤、二重特異性抗体及び融合タンパク質薬物より1つ又は複数選ばれ、好ましくは、前記治療剤は、Cetuximab、Obinutuzumab又はRituximabであり、
好ましくは、腫瘍化学療法薬は、アルキル化剤、アントラサイクリン系薬、代謝拮抗薬、抗生物質、植物由来薬及び/又はホルモン薬、白金系薬(例えば、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン)、アドリアマイシン系、シクロホスファミド、パクリタキセル(例えば、アルブミン結合パクリタキセル、リポソームパクリタキセル、ドセタキセル)、エトポシド、ゲムシタビン、ペメトレキセド、カペシタビン、オラパリブ、ルカパリブ、ニラパリブ、タラゾパリブ、フズロパリブ、ビンブラスチン系、タモキシフェン、メゲストロール、ゴセレリン、アスパラギナーゼ、フルオロウラシル系抗腫瘍薬(例えば、5-フルオロウラシル)及びアザシチジン、シタラビン、シクロシチジンより1つ又は複数選ばれる、
請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項12】
前記医薬組成物は、薬学的に許容されるベクター及び/又は賦形剤を更に含む、
請求項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項13】
抗体の質量で計算すると、前記成分Aと成分B1の質量比は、(1:5)~(5:1)であり、例えば、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1又は5:1であり、
前記成分Aと成分B3の質量比は、(1:5)~(5:1)であり、例えば、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1又は5:1であり、
或いは
前記成分B2と成分Aの質量比は、1:(1~1000)であり、好ましくは、1:(5~500)であり、より好ましくは、1:(10~100)であり、
好ましくは、前記医薬組成物中の成分A及び成分Bは点滴静脈注射、皮下注射、皮内注射、静脈内注射、筋肉内注射又は病巣内注射での投与に適する形態である、
請求項1~12のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項14】
キットであって、好ましくは、腫瘍の治療に用いられ、前記キットは、製品Aと、製品Bとを含み、
そのうち、前記製品Aは、請求項1~13のいずれか一項において定義される前記CD47に特異的に結合する抗体又はその抗原結合断片を含み、
製品Bは、製品B1、製品B2及び製品B3より1つ又は複数選ばれ、そのうち、製品B1は、請求項1~13のいずれか一項において定義される前記二重特異性抗体又はその抗原結合断片であり(好ましくは、前記二重特異性抗体が抗PD-1-抗CTLA4抗体と抗PD-1-抗VEGFA抗体の組合せである場合に、前記抗PD-1-抗CTLA4抗体、抗PD-1-抗VEGFA抗体は、それぞれ独立なパッケージで存在し又は同じパッケージに存在する)、製品B2は、請求項1~13のいずれか一項において定義される前記腫瘍化学療法薬であり、製品B3は、請求項1~13のいずれか一項において定義される前記抗PD-1モノクローナル抗体又はその抗原結合断片であり、そのうち製品B1、製品B2及び製品B3は、それぞれ独立なパッケージで存在し又は同じパッケージに存在し、
好ましくは、前記キットは、製品Cを更に含み、前記製品Cは、請求項1~13のいずれか一項において定義される腫瘍治療剤であり、且つ前記製品Cは前記製品Bと異なり、
好ましくは、前記キットは、製品説明書を更に含む、
キット。
【請求項15】
抗体の質量で計算すると、前記製品Aと製品B1の質量比は、(1:5)~(5:1)であり、例えば、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1又は5:1であり、
前記製品Aと製品B3の質量比は、(1:5)~(5:1)であり、例えば、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1又は5:1であり、
或いは
腫瘍化学療法薬の単位用量は、0.1 mg~100 mg、0.5 mg~50 mg、1 mg~20 mg、2 mg~15 mg、4 mg~12 mg又は8 mg~12 mgであり、
好ましくは、前記キット中の製品A、製品B又は製品Cは、点滴静脈注射、皮下注射、皮内注射、静脈内注射、筋肉内注射又は病巣内注射での投与に適する形態である、
請求項14に記載のキット。
【請求項16】
腫瘍を治療又は予防する方法であって、有効量の請求項1~13のいずれか一項において定義される成分A及び成分Bを必要とする対象に投与することを含み、好ましくは、有効量の請求項1~13のいずれか一項において定義される成分Cを必要とする対象に投与することを更に含み、
好ましくは、前記成分A、成分B及び成分Cを同時に又は順次投与し、より好ましくは、前記成分A、成分B及び成分Cを手術治療前又はその後に、及び/又は放射線療法前又はその後に投与し、
好ましくは、成分Bが成分B1及び/又は成分B3である場合に、前記成分A又は成分Bの単回投与用量は、対象の体重1キログラムあたり0.1 mg~100 mgであり、好ましくは1 mg~10 mgであり、又は前記成分A又は成分Bの単回投与用量は、各対象10 mg~1000 mgであり、好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg又は200 mgであり、
好ましくは、成分B2の単位用量は、0.1 mg~100 mg、0.5 mg~50 mg、1 mg~20 mg、2 mg~15 mg、4 mg~12 mg又は8 mg~12 mgであり、
好ましくは、1日2回~約2日に1回投与し、又は3日毎に1回、4日毎に1回、5日毎に1回、6日毎に1回、10日毎に1回、週1回、2週に1回、3週に1回、4週に1回、5週に1回又は6週に1回投与し、
好ましくは、投与方式は、点滴静脈注射、皮下注射、皮内注射、静脈内注射、筋肉内注射又は病巣内注射での投与である、
腫瘍を治療又は予防する方法。
【請求項17】
前記腫瘍は、好ましくは、CD47を発現する腫瘍であり、好ましくは、がんであり、前記がんは、固形腫瘍、血液がん、リンパ腫、芽細胞腫、肉腫、白血病又は悪性リンパ腫を含み、より好ましくは、扁平上皮がん、骨髄腫、肺がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、頭頸部扁平上皮がん、グリオーマ(例えば、神経膠腫、再発性神経膠腫)、急性骨髄性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、びまん性大型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、急性リンパ性白血病、急性前骨髄球性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫、T細胞/組織球豊富型大細胞型B細胞リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄細胞性白血病-1タンパク質、再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫、骨髄異形成症候群、未分化大細胞型リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、辺縁帯リンパ腫、骨髄線維症、真性赤血球増加症、骨髓腫、骨髄及び骨髄外増殖、侵襲的全身性肥満細胞症、好酸球増多症、隆起性皮膚線維肉腫、慢性好酸球性白血病、消化器がん、胃がん又は食道胃接合部腺がん、卵巣がん、肝臓がん、リンパ球性白血病、大腸がん、子宮内膜がん、前立腺がん、甲状腺がん、黒色腫、軟骨肉腫、神経芽細胞腫、腺がん、膵臓がん、膵管腺がん、多形性膠芽腫、骨がん、ユーイング肉腫、子宮頸がん、上咽頭がん、脳がん、膀胱がん、乳がん、トリプルネガティブ乳がん、腸がん、直腸がん、結腸直腸がん、結腸がん、肝細胞がん、腎細胞がん、明細胞型腎細胞がん、頭頸部がん、咽頭がん、肝胆嚢がん、中枢神経系がん、食道がん、食道扁平上皮がん、悪性胸膜中皮腫、全身性アミロイドーシス、リンパ球性リンパ腫、骨髄増殖性腫瘍、神経内分泌腫瘍、メルケル細胞がん、精巣がん及び皮膚がん、腹膜がん、卵管がん、尿路上皮がん、マイクロサテライト不安定性(MSI-H)又はミスマッチ修復欠損(dMMR)がん、中皮腫を含む、
請求項1~13のいずれか一項に記載の医薬組成物、請求項14又は15に記載のキット又は請求項16に記載の方法。
【請求項18】
単位製剤であって、好ましくは、腫瘍の治療に用いられ、そのうち、前記単位製剤は、1 mg~10000 mg(好ましくは10 mg~1000 mg、より好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg又は200 mg)の請求項1~13のいずれか一項において定義される成分A及び成分Bを含み、
成分Bが成分B1及び/又は成分B3である場合に、前記単位製剤は、1 mg~10000 mg(好ましくは1 mg~1000 mg、より好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg、200 mg又は100 mg)の請求項1~13のいずれか一項において定義される成分Bを含み、
成分Bが成分B2である場合に、前記単位製剤は、0.1 mg~100 mg、0.5 mg~50 mg、1 mg~20 mg、2 mg~15 mg、4 mg~12 mg又は8 mg~12 mgの成分Bを含み、
好ましくは、前記単位製剤は、更に、請求項1~13のいずれか一項において定義される成分Cを1つ又は複数含み、
そのうち、前記成分A、成分B及び成分Cは、それぞれ、別々にパッケージされる、
単位製剤。
【請求項19】
単回薬物用量ユニットであって、好ましくは、腫瘍の治療に用いられ、0.1 mg~10000 mg(好ましくは1 mg~1000 mg、より好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg、200 mg又は100 mg)の請求項1~13のいずれか一項において定義される成分A及び成分Bを含み、
成分Bが成分B1及び/又は成分B3である場合に、前記単回薬物用量ユニットは、0.1 mg~10000 mg(好ましくは1 mg~1000 mg、より好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg、200 mg又は100 mg)の請求項1~13のいずれか一項において定義される成分Bを含み、
成分Bが成分B2である場合に、前記単回薬物用量ユニットは、0.1 mg~100 mg、0.5 mg~50 mg、1 mg~20 mg、2 mg~15 mg、4 mg~12 mg又は8 mg~12 mgの成分Bを含む、
単回薬物用量ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自己免疫性疾患の治療及び分子免疫学の分野に関する。抗CD47抗体、それを含む医薬組成物及びその使用に関する。具体的には、本発明は、抗CD47モノクローナル抗体に関する。
【背景技術】
【0002】
CD47はインテグリン関連タンパク質(integrin associated protein、IAP)とも呼ばれる。CD47は5回膜貫通タンパク質であり、分子量が約50kDaで、免疫グロブリンスーパーファミリーに属する。その細胞外N末端は、αvβ3(CD51/CD61)及びαIIbβ3(CD41/CD61)インテグリンに接続されるIgVドメインである。CD47は、細胞移動、T細胞及び樹状細胞(Dendritic cell、DC)の活性化、軸索の発達など、様々な生理学的機能に関与する。
【0003】
CD47は、赤血球を含め全タイプの細胞において発現され、腫瘍細胞ではCD47が高度に発現される。CD47は、シグナル調節タンパク質α(Signal Regulatory Proteinα、SIRPα)及びトロンボスポンジン-1(Thrombospondin-1、TSP1)の2つのリガンドを有する。SIRPαは、免疫グロブリンドメインを含有する一連の受容体型膜貫通糖タンパク質であり、SIRPファミリーに属し、主にマクロファージ及び神経細胞において発現される。CD47-SIRPα経路では、CD47タンパク質がSIRPαに結合してその免疫受容体チロシンベース阻害モチーフITIMをリン酸化し、次に細胞内においてSHP-1タンパク質を動員して、一連のカスケード反応を生じてマクロファージの食作用を阻害する(Matozaki T, Murata Y, Okazawa H, et al. Functions and molecular mechanisms of the CD47-SIRPα signalling pathway. Trends in cell biology, 2009, 19(2): 72-80)。しかしながら、正常な赤血球は、細胞膜の表面のCD47がマクロファージのSIPRαに結合して阻害シグナルを生じることで、貪食されずに済む。(Oldenborg P A, Zheleznyak A, Fang Y F, et al. Role of CD47 as a marker of self on red blood cells. Science, 2000, 288(5473): 2051-2054.)。3つのペプチド鎖によって構成されるホモ三量体である、TSP1は、他の細胞表面受容体、マトリックス成分及び成長因子と相互に作用することで細胞増殖、アポトーシス、接着、移動、血管新生などのプロセスに関与する(Jiang P, Lagenaur CF, Narayanan V. Integrin-associated Protein Is a Ligand for the P84 Neural Adhesion Molecule. Journal of Biological Chemistry 1999. 274: 559-62)。
【0004】
マクロファージ(Macrophage)は単核細胞に由来し、単核細胞は骨髄中の前駆細胞に由来する。主な機能は、固定細胞又は遊離細胞の形態で細胞残片及び病原体を貪食しリンパ球又は他の免疫細胞を活性化させることにより、病原体に反応させることである。これまでの研究では、腫瘍細胞はマクロファージの貪食から逃れるメカニズムを有していることが示唆されており、腫瘍細胞が増殖するプロセスにおいてその表面にカルレティキュリンなどの腫瘍のアイデンティティを明かす特異的なタンパク質を形成させることで、マクロファージを引き付けて貪食させる一方、CD47-SIRPα経路はマクロファージの食作用の阻害を活性化するため、SIRPαを有するマクロファージは、CD47を高度に発現する腫瘍細胞を正常な細胞と誤認し、腫瘍細胞はマクロファージの貪食からを逃れるとしている(CD47 is upregulated on circulating hematopoietic stem cells and leukemia cells to avoid phagocytosis. Jaiswal S, Jamieson C H M, Pang W W, et al. Cell, 2009, 138(3) 271-285)。
【0005】
これまでの研究は、抗CD47抗体は主に次の2つのメカニズムにより腫瘍細胞を殺傷するとしている。1.抗CD47抗体がCD47に結合してCD47-SIRPα経路を遮断することでマクロファージは食作用を発揮する。2.抗CD47抗体はDC細胞及びCD8+T細胞によって腫瘍殺傷効果を発揮する。DC細胞は抗CD47抗体と、カルレティキュリンなどの食作用促進分子の相乗効果により、腫瘍細胞を貪食すると共に、腫瘍関連抗原をCD8+T細胞に提示し、更にCD8+T細胞の腫瘍に対する特異的な殺傷効果を発揮させる(CD47 blockade as another immune checkpoint therapy for cancer.Vonderheide R H.Nature Medicine, 2015, 21(10): 1122)。この2つのメカニズムから、抗CD47抗体は非特異的免疫及び特異的免疫を同時に活性化させる能力を有する可能性が高いことが示されている。
【0006】
現在、抗CD47モノクローナル抗体薬は幅広い応用の見通しと良好な腫瘍治療効果を有するため、様々な腫瘍の治療に用いることができる。抗CD47モノクローナル抗体薬Hu5F9-G4は、前臨床試験で悪性血液疾患及び固形腫瘍の増殖、転移を効果的に抑制することができる(Abstract PR13: The anti-CD47 antibody Hu5F9-G4 is a novel immune checkpoint inhibitor with synergistic efficacy in combination with clinically active cancer targeting antibodies[J] Chao M P, McKenna K M, Cha A, et al., 2016)。そのうち、重鎖のアミノ酸配列は配列番号85に示される通りであり、軽鎖のアミノ酸配列は配列番号86に示される通りである。
【0007】
従って、CD47と高い親和性を有する腫瘍治療用の抗体薬を開発し、その治療効果を向上させ、毒性と副作用を低減させることが、極めて大きな意義を有する。
【発明の概要】
【0008】
本発明者らは、哺乳動物細胞発現系を利用して組換えヒトCD47を発現し、これを抗原としてマウスを免疫し、マウス脾臓細胞と骨髄腫細胞の融合によってハイブリドーマ細胞を得る。多数のサンプルに対するスクリーニングにより、次のハイブリドーマ細胞株を得ている。
【0009】
本発明者らは、次のことを発見している。
【0010】
ハイブリドーマ細胞株LT012は、CD47に特異的に結合するモノクローナル抗体(6F7と命名する)を分泌することができ、且つ当該モノクローナル抗体は受容体SIRPα ECD-hFc-Biotinと競合してCD47に結合して、SIRPαとCD47の結合を効果的に遮断し、そしてマクロファージの腫瘍細胞に対する食作用を促進することができる。
【0011】
更に、本発明者らは、モノクローナル抗体6F7のヒト化抗体(6F7H1L1、6F7H2L2及び6F7H3L3と命名する)を得ている。
【0012】
これにより本発明は下記の発明を提供する。
【0013】
当業者に周知される技術的手段により、例えば、VBASE2データベースで抗体配列のCDR領域のアミノ酸配列を解析した結果、
本発明の抗体6F7、6F7H1L1、6F7H2L2及び6F7H3L3は同じHCDR1~3及びLCDR1~3を有し、
その重鎖可変領域の3つのCDR領域のアミノ酸配列は、以下の通りである:
HCDR1:GYTFTSYW(配列番号5)、
HCDR2:IDPSDSET(配列番号6)、
HCDR3:ARLYRWYFDV(配列番号7);
その軽鎖可変領域の3つのCDR領域のアミノ酸配列は、以下の通りである:
LCDR1:EIVGTY(配列番号8)、
LCDR2:GAS(配列番号9)、
LCDR3:GQSYNFPYT(配列番号10)。
幾つかの実施形態において、本発明の抗体は次の各項からなる群より選ばれる。
6F7H1L1(G1M)の重鎖のアミノ酸配列(配列番号59)
6F7H1L1(G1M)の軽鎖のアミノ酸配列(配列番号60)
6F7H2L2(G1M)の重鎖のアミノ酸配列(配列番号61)
6F7H2L2(G1M)の軽鎖のアミノ酸配列(配列番号62)
6F7H3L3(G1M)の重鎖のアミノ酸配列(配列番号63)
6F7H3L3(G1M)の軽鎖のアミノ酸配列(配列番号64)
6F7H1L1(hG4)の重鎖のアミノ酸配列(配列番号65)
6F7H1L1(hG4)の軽鎖のアミノ酸配列(配列番号66)
6F7H2L2(hG4)の重鎖のアミノ酸配列(配列番号67)
6F7H2L2(hG4)の軽鎖のアミノ酸配列(配列番号68)
6F7H3L3(hG4)の重鎖のアミノ酸配列(配列番号69)
6F7H3L3(hG4)の軽鎖のアミノ酸配列(配列番号70)
【0014】
本発明の一態様において、配列番号5、6、7に示される配列を含む分離されたポリペプチドに関し、上記ポリペプチドは抗ヒトCD47抗体の一部としてヒトCD47に特異的に結合し、上記抗体は配列番号8、9、10に示される配列を更に含む。
【0015】
本発明の一態様において、配列番号8、9、10に示される配列を含む分離されたポリペプチドに関し、上記ポリペプチドは抗ヒトCD47抗体の一部としてヒトCD47に特異的に結合し、上記抗体は配列番号5、6、7に示される配列を更に含む。
【0016】
本発明の一態様において、配列番号2、12、16若しくは20に示される配列又はその変異体を含む分離されたポリペプチドに関し、上記ポリペプチドは抗ヒトCD47抗体の一部としてヒトCD47に特異的に結合し、上記抗体は、それぞれ、配列番号4、14、18若しくは22に示される配列又はその変異体を更に対応して含み、上記変異体は対応する配列に対して少なくとも85%、好ましくは86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%若しくは99%以上の配列同一性を有する配列であり、又は対応する配列と比べて1つ若しくは複数(好ましくは1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、20個、21個、22個、23個、24個、25個、26個、27個、28個、29個若しくは30個)の保存的アミノ酸の変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有し、或いは
【0017】
本発明の一態様は、配列番号4、14、18若しくは22に示される配列又はその変異体を含む分離されたポリペプチドに関し、上記のポリペプチドは抗ヒトCD47抗体の一部としてヒトCD47に特異的に結合し、上記のモノクローナル抗体は、配列番号2、12、16若しくは20に示される配列又はその変異体を更に対応して含み、上記の変異体は対応する配列に対して少なくとも85%、好ましくは86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%若しくは99%以上の配列同一性を有し、又は対応する配列と比べて1つ若しくは複数(好ましくは1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、20個、21個、22個、23個、24個、25個、26個、27個、28個、29個若しくは30個)の保存的アミノ酸の変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有する。
【0018】
本発明の実施形態において、上記抗原結合断片は、Fab、Fab'、F(ab')2、Fd、Fv、dAb、Fab/c、相補性決定領域(CDR)断片、一本鎖抗体(例えば、scFv)、二価抗体、ドメイン抗体より選ばれる。
【0019】
本発明の実施形態において、上記CD47に特異的に結合する抗体は、ヒト化抗体、キメラ抗体、多重特異性抗体(例えば、二重特異性抗体)である。
【0020】
本発明の実施形態において、上記CD47に特異的に結合する抗体は、約10-5 M未満、例えば、約10-6 M未満、約10-7 M未満、約10-8 M未満、約10-9 M未満若しくは約10-10 M未満又はそれ以下のKDでヒトCD47タンパク質に結合する。好ましくは、上記KDは、Fortebio分子間相互作用装置により測定される。
【0021】
本発明の実施形態において、上記CD47に特異的に結合する抗体は、約100 nM未満、例えば、約10 nM未満、約1 nM未満、約0.9 nM未満、約0.8 nM未満、約0.7 nM未満、約0.6 nM未満、約0.5 nM未満、約0.4 nM未満、約0.3 nM未満、約0.2 nM未満、約0.1 nM未満又はそれ以下のEC50でヒトCD47タンパク質に結合する。具体的には、上記EC50は間接ELISA法により測定される。
【0022】
本発明の実施形態において、上記CD47に特異的に結合する抗体は、定常領域を含み、且つ上記定常領域は、ネズミではない種に由来し、例えば、ヒト抗体に由来し、好ましくは、ヒトIgGに由来し、より好ましくは、IgG1又はIgG4に由来する。
【0023】
本発明の実施形態において、上記CD47に特異的に結合する抗体の定常領域は、ヒト由来であり、例えば、重鎖定常領域は、Ig gamma-1鎖C領域を採用し、好ましくは、GenBankアクセッション番号がACCESSION:P01857のIg gamma-1鎖C領域(配列番号58)であり、又はIg gamma-4鎖C領域を採用し、好ましくは、GenBankアクセッション番号がACCESSION:P01861.1のIg gamma-4鎖C領域(配列番号56)であり、軽鎖定常領域は、いずれもIg kappa鎖C領域を採用し、好ましくは、GenBankアクセッション番号がACCESSION:P01834のIg kappa鎖C領域(配列番号57)である。本発明の抗体は、6F7H1L1、6F7H2L2及び6F7H3L3の可変領域に加え、次の定常領域を採用しており、重鎖定常領域は、Ig gamma-1 chain C regionであって、ACCESSION:P01857(配列番号58)であり、又は重鎖定常領域Ig gamma-4 chain C regionであって、ACCESSION:P01861.1(配列番号56)であり、且つ更に、安定性を向上させるS228P変異を導入しており、軽鎖定常領域は、Ig kappa chain C regionであって、ACCESSION:P01834(配列番号57)である。本発明の別の態様は、配列番号5、6、7に示される配列を含むポリペプチドをコードする分離されたポリヌクレオチドに関し、上記ポリペプチドは抗ヒトCD47抗体の一部としてヒトCD47に特異的に結合し、上記抗体は配列番号8、9、10に示される配列を更に含む。
【0024】
本発明の一態様において、配列番号8、9、10に示される配列を含むポリペプチドをコードする分離されたポリヌクレオチドに関し、上記ポリペプチドは抗ヒトCD47抗体の一部としてヒトCD47に特異的に結合し、上記抗体は配列番号5、6、7に示される配列を更に含む。
【0025】
本発明の一態様において、配列番号2、12、16若しくは20に示される配列又はその変異体を含むポリペプチドをコードする分離されたポリヌクレオチドに関し、上記ポリペプチドは抗ヒトCD47抗体の一部としてヒトCD47に特異的に結合し、上記抗体は、それぞれ、配列番号4、14、18若しくは22に示される配列又はその変異体から選択される配列を更に含み、
上記変異体の配列は、対応する配列に対して少なくとも85%、好ましくは86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%若しくは99%以上の配列同一性を有し、又は対応する配列と比べて1つ若しくは複数(好ましくは1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、20個、21個、22個、23個、24個、25個、26個、27個、28個、29個若しくは30個)の保存的アミノ酸の変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有し、又は
【0026】
本発明の一態様において、配列番号4、14、18若しくは22に示される配列又はその変異体を含むポリペプチドをコードする分離されたポリヌクレオチドに関し、上記ポリペプチドは抗ヒトCD47抗体の一部としてヒトCD47に特異的に結合し、上記抗体は、それぞれ、配列番号2、12、16若しくは20に示される配列又はその変異体から選択される配列を更に含み、
上記変異体は対応する配列に対して少なくとも85%、好ましくは86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%若しくは99%以上の配列同一性を有し、又は対応する配列と比べて1つ若しくは複数(好ましくは1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、20個、21個、22個、23個、24個、25個、26個、27個、28個、29個若しくは30個)の保存的アミノ酸変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有し、
具体的には、上記ポリヌクレオチド分子は、配列番号1、配列番号11、配列番号15又は配列番号19に示されるヌクレオチド配列、又は上記配列に対して少なくとも85%、好ましくは86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%若しくは99%以上の配列同一性を有する配列を含み、又は上記配列によって構成される。
【0027】
具体的には、上記ポリヌクレオチド分子は、配列番号3、配列番号13、配列番号17若しくは配列番号21に示されるヌクレオチド配列、又は上記配列に対して少なくとも85%、好ましくは86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%若しくは99%以上の配列同一性を有する配列を含み、又は上記配列によって構成される。
【0028】
本発明の一態様において、更に、寄託番号がCCTCC NO:2018135であるハイブリドーマ細胞株LT012及びそれによって産生されるモノクローナル抗体を提供する。
【0029】
本発明は、更に、下記の態様に関する。
【0030】
1.医薬組成物であって、好ましくは、腫瘍の治療に用いられ、上記医薬組成物は、成分Aと成分Bとを含み、そのうち、上記成分Aは、CD47に特異的に結合する抗体又はその抗原結合断片であり、
そのうち、成分Bは、成分B1、成分B2及び成分B3より1つ又は複数選ばれ、そのうち、成分B1は、二重特異性抗体又はその抗原結合断片であり、成分B2は、腫瘍化学療法薬であり、成分B3は、抗PD-1モノクローナル抗体又はその抗原結合断片であり、
好ましくは、組成物は、成分Cを更に含み、成分Cは腫瘍治療剤であり、且つ成分Cは成分Bと異なり、
例えば、Kabat、IMGT、Chothia又はAbM番号付けシステムによれば、
上記CD47に特異的に結合する抗体は、下記の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域に含まれるCDR配列を含み、
(1)配列番号2に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1、HCDR2、HCDR3と、
配列番号4に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1、LCDR2、LCDR3、又は
(2)配列番号12に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1、HCDR2、HCDR3と、
配列番号14に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1、LCDR2、LCDR3、又は
(3)配列番号16に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1、HCDR2、HCDR3と、
配列番号18に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1、LCDR2、LCDR3、又は
(4)配列番号20に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1、HCDR2、HCDR3と、
配列番号22に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1、LCDR2、LCDR3
(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、上記抗体が、
配列番号5に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号6に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、および
配列番号7に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3を含み、且つ上記の抗体は、
配列番号8に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号9に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号10に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を更に含み)、
そのうち、上記二重特異性抗体は、抗PD-1-抗CTLA4抗体又は抗PD-1-抗VEGFA抗体若しくは両者の組合せであり、上記二重特異性抗体は、第1タンパク質機能領域と第2タンパク質機能領域とを含み、そのうち上記第1タンパク質機能領域はPD-1を標的とし、上記第2タンパク質機能領域はCTLA4又はVEGFAを標的とし、そのうち、上記第1タンパク質機能領域は免疫グロブリンであり、上記第2タンパク質機能領域は一本鎖抗体であり、又は、上記第1タンパク質機能領域は一本鎖抗体であり、上記第2タンパク質機能領域は免疫グロブリンであり、
好ましくは、1つの免疫グロブリン分子には2つの一本鎖抗体分子が接続され(好ましくは、2つの一本鎖抗体分子が同じである)、好ましくは、上記免疫グロブリンはIgG1アイソフォーム(好ましくはヒトIgG1アイソフォーム)であり、好ましくは、上記一本鎖抗体が上記免疫グロブリン重鎖のN末端又はC末端に接続され、そのうち、上記第1タンパク質機能領域及び第2タンパク質機能領域は独立的に1つ、2つ又は2つ以上であり、好ましくは、上記第1タンパク質機能領域が上記第2タンパク質機能領域に直接接続され又は第1接続断片を介して接続され、且つ/又は上記の一本鎖抗体の重鎖可変領域が上記の一本鎖抗体の軽鎖可変領域に直接接続され又は第2接続断片を介して接続され、上記第1接続断片と上記第2接続断片は相同又は相異であり、好ましくは、上記接続断片は(GGGGS)nであり、nは正の整数であり、より好ましくは、nは1、2、3、4、5又は6であり、好ましくは、上記第1接続断片と上記第2接続断片のアミノ酸配列は独立的に配列番号119、配列番号120より選ばれ、より好ましくは、上記第1接続断片と上記第2接続断片は、いずれも配列番号120に示されるアミノ酸配列を含み、
そのうち、二重特異性抗体が抗PD-1-抗CTLA4抗体である場合に、
上記第1タンパク質機能領域は、配列番号87に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1~HCDR3と、配列番号88に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、上記の第1タンパク質機能領域が、配列番号89に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号90に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号91に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号92に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号93に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号94に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
上記第2タンパク質機能領域は、配列番号95に示される重鎖可変領域中のHCDR1~HCDR3と、配列番号96に示される軽鎖可変領域中のLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、上記第2タンパク質機能領域が、配列番号97に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号98に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号99に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号100に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号101に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号102に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
或いは
そのうち、二重特異性抗体が抗PD-1-抗VEGFA抗体である場合に、
上記第1タンパク質機能領域は、配列番号103に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1~HCDR3と、配列番号104に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、上記第1タンパク質機能領域が、配列番号105に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号106に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号107に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号108に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号109に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号110に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
上記第2タンパク質機能領域は、配列番号111に示される重鎖可変領域中のHCDR1~HCDR3と、配列番号112に示される軽鎖可変領域中のLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、上記第2タンパク質機能領域が、配列番号113に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号114に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号115に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号116に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号117に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号118に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
そのうち、
上記抗PD1モノクローナル抗体は、配列番号121に示される重鎖可変領域に含まれるHCDR1~HCDR3と、配列番号122に示される軽鎖可変領域に含まれるLCDR1~LCDR3とを含み(好ましくは、IMGT番号付けシステムによれば、上記抗PD1モノクローナル抗体が、配列番号123に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR1、
配列番号124に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR2、
配列番号125に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるHCDR3、
配列番号126に示されるアミノ酸若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR1、
配列番号127に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR2、および
配列番号128に示される配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成されるLCDR3を含み)、
そのうち、上記変異体の配列は、対応する配列に対して少なくとも80%、少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%の相同性を有し、又は上記変異体の配列は、対応する配列と比べて1つ若しくは複数(好ましくは1個、2個若しくは3個)の保存的アミノ酸の変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有する。
【0031】
2.項目1に記載の医薬組成物であって、そのうち上記CD47に特異的に結合する抗体は、以下からなる群より選ばれる重鎖可変領域のフレームワーク領域FRと、軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRとを更に含み、
(1)上記重鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-H1、FR-H2、FR-H3及びFR-H4を含み、そのうち、FR-H1は、配列番号23のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H2は、配列番号24のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H3は、配列番号25のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H4は、配列番号26のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
上記軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-L1、FR-L2、FR-L3及びFR-L4を含み、そのうち、FR-L1は、配列番号27のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L2は、配列番号28のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L3は、配列番号29のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L4は、配列番号30のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
(2)上記重鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-H1、FR-H2、FR-H3及びFR-H4を含み、そのうち、FR-H1は、配列番号31のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H2は、配列番号32のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H3は、配列番号33のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H4は、配列番号34のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
上記軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-L1、FR-L2、FR-L3及びFR-L4を含み、そのうち、FR-L1は、配列番号35のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L2は、配列番号36のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L3は、配列番号37のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L4は、配列番号38のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
(3)上記重鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-H1、FR-H2、FR-H3及びFR-H4を含み、そのうち、FR-H1は、配列番号39のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H2は、配列番号40のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H3は、配列番号41のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H4は、配列番号42のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
上記軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-L1、FR-L2、FR-L3及びFR-L4を含み、そのうち、FR-L1は、配列番号43のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L2は、配列番号44のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L3は、配列番号45のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L4は、配列番号46のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
(4)上記重鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-H1、FR-H2、FR-H3及びFR-H4を含み、そのうち、FR-H1は、配列番号47のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H2は、配列番号48のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H3は、配列番号49のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-H4は、配列番号50のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
上記軽鎖可変領域のフレームワーク領域FRは、FR-L1、FR-L2、FR-L3及びFR-L4を含み、そのうち、FR-L1は、配列番号51のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L2は、配列番号52のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L3は、配列番号53のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、FR-L4は、配列番号54のアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又はそれによって構成され、
そのうち、上記変異体の配列は、対応する配列に対して少なくとも80%、好ましくは少なくとも81%、少なくとも82%、少なくとも83%、少なくとも84%、少なくとも85%、少なくとも86%、少なくとも87%、少なくとも88%、少なくとも89%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%若しくは99%の相同性を有し、又は対応する配列と比べて1つ若しくは複数(好ましくは1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個若しくは10個)の保存的アミノ酸の変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有する。
【0032】
3.項目1又は2に記載の医薬組成物であって、そのうち、上記CD47に特異的に結合する抗体は、
(1)
配列番号2に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号4に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(2)
配列番号12に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号14に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(3)
配列番号16に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号18に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(4)
配列番号20に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号22に示されるアミノ酸配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
そのうち、上記抗PD-1-抗CTLA4抗体の第1タンパク質機能領域は、
(1)
配列番号87に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号88に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(2)
配列番号129に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号130に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
上記抗PD-1-抗CTLA4抗体の第2タンパク質機能領域は、
(1)
配列番号95に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号96に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(2)
配列番号133に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号134に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(3)
配列番号135に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号136に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(4)
配列番号137に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号138に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域、
(5)
配列番号131に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号132に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、上記抗PD-1-抗CTLA4抗体の免疫グロブリンに含まれる重鎖アミノ酸配列は配列番号139に示される通りであり、PD-1を標的とし、
そのうち、上記抗PD-1-抗VEGFA抗体の第1タンパク質機能領域は、
(1)
配列番号103に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号104に示される配列若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
上記抗PD-1-抗VEGFA抗体の第2タンパク質機能領域は、
(1)
配列番号111に示される配列(好ましくは、配列番号145に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される重鎖可変領域と、
配列番号112に示される配列(好ましくは、配列番号146に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)若しくはその変異体を含み、又は上記配列によって構成される軽鎖可変領域を含み、
好ましくは、上記抗PD-1-抗VEGFA抗体の免疫グロブリンに含まれる重鎖アミノ酸配列は配列番号140に示される通りであり、VEGFAを標的とし、
そのうち、上記抗PD-1モノクローナル抗体は、配列番号121に示される重鎖可変領域と、配列番号122に示される軽鎖可変領域とを含み、又はそれらによって構成され、
そのうち、上記変異体は、対応する配列に対して少なくとも85%、好ましくは86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%若しくは99%以上の配列同一性を有し、又は対応する配列と比べて1つ又は複数(好ましくは1個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、20個、21個、22個、23個、24個、25個、26個、27個、28個、29個又は30個)の保存的アミノ酸の変異(好ましくは置換、挿入若しくは欠失)を有するアミノ酸配列である。
【0033】
4.項目1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、そのうち、上記CD47に特異的に結合する抗体は、重鎖定常領域と、軽鎖定常領域とを更に含み、且つ上記定常領域は、ネズミではない種に由来し、例えば、ヒト抗体に由来し、好ましくは、ヒトIgG又はIgMに由来し、より好ましくは、IgG1に由来し、好ましくは、上記重鎖定常領域は、Ig gamma-1 chain C regionであって、ACCESSION:P01857(配列番号58)であり、又はIg gamma-4 chain C regionであって、ACCESSION:P01861.1(配列番号56)であり、上記の軽鎖定常領域は、Ig kappa chain C regionであって、ACCESSION:P01834(配列番号57)であり、好ましくは、上記CD47に特異的に結合する抗体は、寄託番号がCCTCC NO:2018135であるハイブリドーマ細胞株LT012によって分泌される。
【0034】
5.項目1~4のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、EU番号付けシステムによれば、上記CD47に特異的に結合する抗体及び上記免疫グロブリンの重鎖定常領域は、234位、235位及び237位のいずれか1つの位置、2つの位置又は3つの位置に変異が発生しており、且つ変異後に、二重特異性抗体のFcγRIIIa及び/又はC1qに対する親和定数は変異前より低減しており、好ましくは、上記の親和定数は、Fortebio Octet分子間相互作用装置より測定され、
好ましくは、上記CD47に特異的に結合する抗体は、EU番号付けシステムによれば、変異L234A及び/又はL235Aを含み、
より好ましくは、上記免疫グロブリンの重鎖定常領域は、
L234A及びL235A、又は
L234A及びG237A、又は
L235A及びG237A、又は
L234A、L235A及びG237Aの変異の組合せの1つを有し、
更に好ましくは、
EU番号付けシステムによれば、上記免疫グロブリンの重鎖定常領域は、
N297A、D265A、D270A、P238D、L328E、E233D、H268D、P271G、A330R、C226S、C229S、E233P、P331S、S267E、L328F、A330L、M252Y、S254T、T256E、N297Q、P238S、P238A、A327Q、A327G、P329A、K322A、T394D、G236R、G236A、L328R、A330S、P331S、H268A、E318A及びK320Aの変異の組合せの1つを更に有する。
【0035】
6.項目1~5のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、そのうち上記CD47に特異的に結合する抗体は、
(1)配列番号59で表される重鎖と、配列番号60で表される軽鎖、
(2)配列番号61で表される重鎖と、配列番号62で表される軽鎖、
(3)配列番号63で表される重鎖と、配列番号64で表される軽鎖、
(4)配列番号65で表される重鎖と、配列番号66で表される軽鎖、
(5)配列番号67で表される重鎖と、配列番号68で表される軽鎖、及び
(6)配列番号69で表される重鎖と、配列番号70で表される軽鎖からなる群より選ばれる重鎖と軽鎖とを含み、又はそれらによって構成され、
上記抗PD-1-抗CTLA4抗体は、
配列番号78で表される重鎖(好ましくは、配列番号77に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)と、配列番号80で表される軽鎖(好ましくは、配列番号79に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)より選ばれる重鎖と軽鎖とを含み、又はそれらによって構成され、
上記抗PD-1-抗VEGFA抗体は、
配列番号141で表される重鎖(好ましくは、配列番号142に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)と、配列番号143で表される軽鎖(好ましくは、配列番号144に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)からなる群より選ばれる重鎖と軽鎖とを含み、又はそれらによって構成され、
上記抗PD-1モノクローナル抗体は、配列番号82で表される重鎖(好ましくは、配列番号81に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)と、配列番号84で表される軽鎖(好ましくは、配列番号83に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)とからなる群より選ばれる重鎖と軽鎖とを含み、又はそれらによって構成される。
【0036】
7.項目1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、そのうち上記抗原結合断片は、Fab、Fab'、F(ab')2、Fd、Fv、dAb、Fab/c、相補性決定領域(CDR)断片、一本鎖抗体(例えば、scFv)、二価抗体又はドメイン抗体より選ばれる。
【0037】
8.項目1~7のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、そのうち上記CD47に特異的に結合する抗体は、ヒト化抗体、キメラ抗体、多重特異性抗体(例えば、二重特異性抗体)である。
【0038】
9.項目1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、そのうち上記CD47に特異的に結合する抗体は、約10-5 M未満、例えば、約10-6 M未満、約10-7 M未満、約10-8 M未満、約10-9 M未満若しくは約10-10 M未満若しくはそれ以下のKDでヒトCD47タンパク質に結合し、又は上記CD47に特異的に結合する抗体は、約100 nM未満、例えば、約10 nM未満、約1 nM未満、約0.9 nM未満、約0.8 nM未満、約0.7 nM未満、約0.6 nM未満、約0.5 nM未満、約0.4 nM未満、約0.3 nM未満、約0.2 nM未満、約0.1 nM未満若しくはそれ以下のEC50でヒトCD47タンパク質に結合する。
【0039】
10.項目1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、そのうち上記CD47に特異的に結合する抗体は、項目1~9のいずれか一項に記載のCD47に特異的に結合する抗体又はその抗原結合断片と、上記CD47に特異的に結合する抗体又はその抗原結合断片に複合する複合部分とを含む抗体複合体の形態であり、上記複合部分は、精製タグ(例えば、Hisタグ)、細胞毒性剤、又は検出可能な標識であり、好ましくは、上記複合部分は、放射性同位体、発光物質、着色物質、酵素若しくはポリエチレングリコールであり、又は
上記CD47に特異的に結合する抗体は、多重特異性抗体の形態であり、好ましくは、項目1~9のいずれか一項に記載のCD47に特異的に結合する抗体若しくはその抗原結合断片と、他の抗原及び/又は他の抗原エピトープに対する抗体又は抗原結合断片とを含む二重特異性抗体の形態であり、又は上記CD47に特異的に結合する抗体は、項目1~9のいずれか一項に記載のCD47に特異的に結合する抗体若しくはその抗原結合断片を含む融合タンパク質の形態である。
【0040】
11.項目1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、上記腫瘍治療剤は、チロシンキナーゼ阻害剤、DNAポリメラーゼ阻害剤、抗ヒトCD20抗体、抗ヒトPDL-1抗体、抗ヒトPD-1抗体、抗ヒトCTLA-4抗体、BCL-2阻害剤、抗ヒトEGFR抗体、抗ヒトHER2抗体、抗ヒトHER3抗体、サイクリン依存性キナーゼ阻害剤、抗ヒトVEGFR2抗体、抗ヒトVEGF抗体、プロテアソーム阻害剤、血管新生阻害剤、Rapidly accelerated fibrosarcoma(RAF)阻害剤、アカラブルチニブ、二重特異性抗体、融合タンパク質薬物より1つ又は複数選ばれ、好ましくは、上記治療剤は、Cetuximab、Obinutuzumab又はRituximabであり、
好ましくは、腫瘍化学療法薬は、アルキル化剤、アントラサイクリン系薬、代謝拮抗薬、抗生物質、植物由来薬及び/又はホルモン薬、白金系薬(例えば、シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン)、アドリアマイシン系、シクロホスファミド、パクリタキセル(例えば、アルブミン結合パクリタキセル、リポソームパクリタキセル、ドセタキセル)、エトポシド、ゲムシタビン、ペメトレキセド、カペシタビン、オラパリブ、ルカパリブ、ニラパリブ、タラゾパリブ、フズロパリブ、ビンブラスチン系、タモキシフェン、メゲストロール、ゴセレリン、アスパラギナーゼ、フルオロウラシル系抗腫瘍薬及びAzacitidine(アザシチジン)、シタラビン、シクロシチジンより1つ又は複数選ばれる。
【0041】
12.項目1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、そのうち上記医薬組成物は、薬学的に許容されるベクター及び/又は賦形剤を更に含む。
【0042】
13.項目1~12のいずれか一項に記載の医薬組成物であって、そのうち抗体の質量で計算すると、上記成分Aと成分B1の質量比は、(1:5)~(5:1)であり、例えば、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1又は5:1であり、
上記成分Aと成分B3の質量比は、(1:5)~(5:1)であり、例えば、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1又は5:1であり、
或いは
上記成分B2と成分Aの質量比は、1:(1~1000)であり、好ましくは、1:(5~500)であり、より好ましくは、1:(10~100)であり、
好ましくは、上記医薬組成物中の成分A及び成分Bは点滴静脈注射、皮下注射、皮内注射、静脈内注射、筋肉内注射又は病巣内注射での投与に適する形態である。
【0043】
14.キットであって、好ましくは、腫瘍の治療に用いられ、上記キットは、製品Aと、製品Bとを含み、
そのうち上記製品Aは、項目1~13のいずれか一項において定義される上記CD47に特異的に結合する抗体又はその抗原結合断片を含み、
製品Bは、製品B1、製品B2及び製品B3より1つ又は複数選ばれ、製品B1は、項目1~13のいずれか一項において定義される上記二重特異性抗体又はその抗原結合断片であり(好ましくは、上記二重特異性抗体が抗PD-1-抗CTLA4抗体と抗PD-1-抗VEGFA抗体の組合せである場合に、上記抗PD-1-抗CTLA4抗体、抗PD-1-抗VEGFA抗体は、それぞれ独立なパッケージで存在し又は同じパッケージに存在する)、製品B2は、項目1~13のいずれか一項において定義される上記腫瘍化学療法薬であり、製品B3は、項目1~13のいずれか一項において定義される上記抗PD-1モノクローナル抗体又はその抗原結合断片であり、そのうち製品B1、製品B2及び製品B3は、それぞれ独立なパッケージで存在し又は同じパッケージに存在し、
好ましくは、上記キットは、製品Cを更に含み、上記製品Cは、項目1~13のいずれか一項において定義される腫瘍治療剤であり、且つ上記製品Cは上記製品Bと異なり、
好ましくは、上記キットは、製品説明書を更に含む。
【0044】
15.項目14に記載のキットであって、抗体の質量で計算すると、上記製品Aと製品B1の質量比は、(1:5)~(5:1)であり、例えば、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1又は5:1であり、
上記製品Aと製品B3の質量比は、(1:5)~(5:1)であり、例えば、1:5、1:4、1:3、1:2、1:1、2:1、3:1、4:1又は5:1であり、
或いは
腫瘍化学療法薬の単位用量は、0.1 mg~100 mg、0.5 mg~50 mg、1 mg~20 mg、2 mg~15 mg、4 mg~12 mg又は8 mg~12 mgであり、
好ましくは、上記キット中の製品A、製品B又は製品Cは、点滴静脈注射、皮下注射、皮内注射、静脈内注射、筋肉内注射又は病巣内注射での投与に適する形態である。
【0045】
16.腫瘍を治療又は予防する方法であって、有効量の項目1~13のいずれか一項において定義される成分A及び成分Bを必要とする対象に投与することを含み、好ましくは、上記方法は、有効量の項目1~13のいずれか一項において定義される成分Cを必要とする対象に投与することを更に含み、
好ましくは、上記成分A、成分B及び成分Cを同時に又は順次投与し、より好ましくは、上記成分A、成分B及び成分Cを手術治療前又はその後に、及び/又は放射線療法前又はその後に投与し、
好ましくは、成分Bが成分B1及び/又は成分B3である場合に、上記成分A又は成分Bの単回投与用量は、対象の体重1キログラムあたり0.1 mg~100 mgであり、好ましくは1 mg~10 mgであり、又は上記成分A又は成分Bの単回投与用量は、各対象10 mg~1000 mgであり、好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg又は200 mgであり、
好ましくは、成分B2の単位用量は、0.1 mg~100 mg、0.5 mg~50 mg、1 mg~20 mg、2 mg~15 mg、4 mg~12 mg又は8 mg~12 mgであり、
好ましくは、1日2回~約2日に1回投与し、又は3日毎に1回、4日毎に1回、5日毎に1回、6日毎に1回、10日毎に1回、週1回、2週に1回、3週に1回、4週に1回、5週に1回又は6週に1回投与し、
好ましくは、投与方式は、点滴静脈注射、皮下注射、皮内注射、静脈内注射、筋肉内注射又は病巣内注射での投与である。
【0046】
17.項目1~13のいずれか一項に記載の医薬組成物、項目14若しくは15に記載のキット又は項目16に記載の方法であって、そのうち上記腫瘍は、好ましくは、CD47を発現する腫瘍であり、好ましくは、がんであり、上記がんは、固形腫瘍、血液がん、リンパ腫、芽細胞腫、肉腫、白血病又は悪性リンパ腫を含み、より好ましくは、扁平上皮がん、骨髄腫、肺がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、頭頸部扁平上皮がん、グリオーマ(例えば、神経膠腫、再発性神経膠腫)、急性骨髄性白血病、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、びまん性大型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫、T細胞/組織球豊富型大細胞型B細胞リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄細胞性白血病-1タンパク質、再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫、骨髄異形成症候群、未分化大細胞型リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、辺縁帯リンパ腫、骨髄線維症、真性赤血球増加症、骨髓がん、骨髄及び骨髄外増殖、侵襲的全身性肥満細胞症、好酸球増多症、隆起性皮膚線維肉腫、慢性好酸球性白血病、消化器がん、胃がん又は食道胃接合部腺がん、卵巣がん、肝臓がん、リンパ球性白血病、大腸がん、子宮内膜がん、前立腺がん、甲状腺がん、黒色腫、軟骨肉腫、神経芽細胞腫、腺がん、膵臓がん、膵管腺がん、多形性膠芽腫、骨がん、ユーイング肉腫、子宮頸がん、上咽頭がん、脳がん、膀胱がん、乳がん、トリプルネガティブ乳がん、腸がん、直腸がん、結腸直腸がん、結腸がん、肝細胞がん、腎細胞がん、明細胞腎細胞がん、頭頸部がん、咽頭がん、肝胆嚢がん、中枢神経系がん、食道がん、食道扁平上皮がん、悪性胸膜中皮腫、全身性アミロイドーシス、リンパ球性リンパ腫、骨髄増殖性腫瘍、神経内分泌腫瘍、メルケル細胞がん、精巣がん及び皮膚がん、腹膜がん、卵管がん、尿路上皮がん、マイクロサテライト不安定性(MSI-H)又はミスマッチ修復欠損(dMMR)がん、中皮腫を含む。
【0047】
18.単位製剤であって、好ましくは、腫瘍の治療に用いられ、上記単位製剤は、1 mg~10000 mg(好ましくは10 mg~1000 mg、より好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg又は200 mg)の項目1~13のいずれか一項において定義される成分A及び成分Bを含み、
成分Bが成分B1及び/又は成分B3である場合に、上記単位製剤は、1 mg~10000 mg(好ましくは1 mg~1000 mg、より好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg、200 mg又は100 mg)の項目1~13のいずれか一項において定義される成分Bを含み、
成分Bが成分B2である場合に、上記単位製剤は、0.1 mg~100 mg、0.5 mg~50 mg、1 mg~20 mg、2 mg~15 mg、4 mg~12 mg又は8 mg~12 mgの成分Bを含み、
好ましくは、上記単位製剤は、更に、項目1~13のいずれか一項において定義される成分Cを1つ又は複数含み、
そのうち、上記成分A、成分B及び成分Cは、それぞれ、別々にパッケージされる。
【0048】
19.単回薬物用量ユニットであって、好ましくは、腫瘍の治療に用いられ、0.1 mg~10000 mg(好ましくは1 mg~1000 mg、より好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg、200 mg又は100 mg)の項目1~13のいずれか一項において定義される成分A及び成分Bを含み、
成分Bが成分B1及び/又は成分B3である場合に、上記単回薬物用量ユニットは、0.1 mg~10000 mg(好ましくは1 mg~1000 mg、より好ましくは50 mg~500 mg、100 mg~400 mg、150 mg~300 mg、150 mg~250 mg、200 mg又は100 mg)の項目1~13のいずれか一項において定義される成分Bを含み、
成分Bが成分B2である場合に、上記単回薬物用量ユニットは、0.1 mg~100 mg、0.5 mg~50 mg、1 mg~20 mg、2 mg~15 mg、4 mg~12 mg又は8 mg~12 mgの成分Bを含む。
【0049】
特定の実施形態において、上記腫瘍化学療法薬は、Azacitidine(アザシチジン)、アントラサイクリン系薬、シタラビン、ゲムシタビン、シクロシチジンより選ばれる。
【0050】
上記抗ヒトPD-1抗体は、ペンブロリズマブ(Pembrolizumab)、ニボルマブ(Nivolumab)、セミプリマブ(Cemiplimab)、トリパリマブ(Toripalimab)、シンチリマブ(Sintilimab)、カムレリズマブ(Camrelizumab)、チスレリズマブ(Tislelizumab)より選ばれる。
【0051】
上記抗ヒトCD20抗体は、Rituximab(リツキシマブ)、Obinutuzumab(オビヌツズマブ)、BCD-132、H-02、B-001、IMM-0306、ACE-1755、IMM-03、JMT-601、TXB-4BC1、GB-4542より選ばれる。
【0052】
上記抗ヒトEGFR抗体は、Cetuximab(セツキシマブ)、panitumumab(パニツムマブ)、necitumumab(ネシツムマブ)、nepidermin(ネピデルミン)、nimotuzumab(ニモツズマブ)、amivantamab(アミバンタマブ)、HS-627、amelimumab、depatuxizumab(デパツキシズマブ)、FmAb-2、GC-1118A、imgatuzumab(イムガツズマブ)、MVC-101、SCT-200、QL-1203、tomuzotuximab(トムゾツキシマブ)、JMT-101、MCLA-158、QL-1105、SYN-004、MCLA-129、WBP-297、AM-105、BH-2922、BMX-002、CMAB-017、DF-203、GB-263、JZB-29、SAH-EJ1、SFR-9X0122、UBP-1215、ABX-901、MCLA-125、TXB-4BC2、111-In-ch806、depatuxizumab mafodotin、DR-50201、DXL-1218、ENLS-1、FS-101、GI-3000より選ばれる。
【0053】
上記BCL-2阻害剤は、Venetoclaxより選ばれる。
【0054】
上記HER2又は抗HER3抗体は、Trastuzumab(トラスツズマブ)、trastuzumab emtansine、trastuzumab deruxtecan、margetuximab、pertuzumab、disitamab vedotin、U-31402、ISU-104、SIB-001、9F7-F11、EV-20Sap、U-31402、ARX-788、BAT-8001、HL-02、TAA-013、trastuzumab duocarmazine、A-166、AU-101、AU-105、BPX-603、ISB-1302、KN-026、MB-103、MRG-002、zanidatamab、zenocutuzumab、ACE-1702、ALTP-7、B-002、BAT-8001、BAT-1006、BAY-2701439、BTRC-4017A、CAMH-2、cinrebafusp alfa、CT-0508、DP-303c、DX-126262、FS-102、FS-1502、GQ-1001、HS-630、LCB-14、M-802、MBS-301、MT-5111、NJH-395、PF-06804103、SBT-6050、SENL-006、SHRA-1201、SHRA-1811、TT-16、ZW-49、LZM-006より選ばれ、
上記抗ヒトVERFR2抗体は、Ramucirumab(ラムシルマブ)、AK109、VXM-01、AVI-3207、gentuximab、KD-035、JY-025より選ばれる。
【0055】
上記パクリタキセル系薬は、パクリタキセル、アルブミン結合パクリタキセル、リポソームパクリタキセル及びドセタキセルより選ばれる。
【0056】
上記サイクリン依存性キナーゼ阻害剤は、palbociclib、seliciclib、milciclib、lerociclib、abemaciclib、ebvaciclib、ribociclib succinate、trilaciclib、SHR-6390、alvocidib hydrochloride、AT-7519、AZD-4573、BEY-1107、BPI-1178、CT-7001、FCN-437c、FIT-039、NUV-422、PF-07104091、XZP-3287、zotiraciclib citrate、AGM-130、AUR-102、fadraciclib、LY-3405105、HS-10342、ON-123300、QHRD-107、TQ-05510、voruciclib、JS-101、XH-30002、AZ-5576、ETH-155008、JS-104、RMC-4550より選ばれる。
【0057】
上記プロテアソーム阻害剤は、Bortezomib(ボルテゾミブ)、Carfilzomib(カルフィルゾミブ)、Ixazomib(イキサゾミブ)より選ばれる。
【0058】
上記チロシンキナーゼ阻害剤は、アンロチニブ、Acalabrutinib(アカラブルチニブ)、Brigatinib(ブリガチニブ)、Alectinib Hydrochloride(アレクチニブ塩酸塩)、Ibrutinib(イブルチニブ)、Radotinib Dihydrochloride(ラドチニブ二塩酸塩)、Bosutinib Monohydrate(ボスチニブ一水和物)、Ponatinib Hydrochloride(ポナチニブ塩酸塩)、Crizotinib(クリゾチニブ)、Ruxolitinib Phosphate(ルキソリチニブリン酸塩)、Nilotinib Hydrochloride Hydrate(ニロチニブ塩酸塩水和物)、Dasatinib Hydrate(ダサチニブ水和物)、Imatinib mesylate(イマチニブメシル酸塩)より選ばれる。
【0059】
上記angiogenesis inhibitors(血管新生阻害剤)抗体薬は、ベバシズマブ、ラムシルマブ、ラニビズマブより選ばれる。
【0060】
上記Rapidly accelerated fibrosarcoma(RAF)阻害剤抗体薬は、LY3009120、Dabrafenib(ダブラフェニブ)、Vemurafenib、Sorafenibより選ばれる。
【0061】
上記ホルモン系阻害剤は、Dexamethasone(デキサメタゾン)、タモキシフェン、トレミフェン(toremifen)、フルタミド(flutamide)、ニルタミド(nilutamidt)、リュープロレリン(leuprolide)、ゴセレリン(goserelin)、ブセレリン(buserelin)、アミノグルテチミド(aminoglutethimide)、フォルメスタン(formesfane)より選ばれる。
【0062】
上記抗ヒトPD-1抗体は、ペンブロリズマブ(Pembrolizumab)、ニボルマブ(Nivolumab)、セミプリマブ(Cemiplimab)、トリパリマブ(Toripalimab)、シンチリマブ(Sintilimab)、カムレリズマブ(Camrelizumab)、チスレリズマブ(Tislelizumab)、Penpulimab(ペンプリマブ)より選ばれる。
【0063】
上記抗ヒトPDL-1抗体は、Atezolizumab(アテゾリズマブ)、Avelumab(アベルマブ)、Durvalumab(デュルバルマブ)、AK105より選ばれる。
【0064】
上記抗ヒトCTLA-4抗体は、ZW25、Ipilimumab(イピリムマブ)、Tremelimumab(トレメリムマブ)より選ばれる。
【0065】
上記抗ヒトPD-1/CTLA-4二重特異性抗体は、Cadonilimab、SI-B003、QL1706、XmAb-20717、KN046、MGD019、MEDI5752より選ばれる。
【0066】
上記抗ヒトPD-1/VEGFA二重特異性抗体は、AK112(即ち、VP101(hG1DM))より選ばれる。
【0067】
上記白金系薬は、シスプラチン(DDP)、カルボプラチン(CBP)及びオキサリプラチン(L-OHP)より選ばれ、
【0068】
上記抗ヒトPDL-1抗体は、Avelumab(アベルマブ)、Atezolizumab(アテゾリズマブ)、Durvalumab、JS-003、CS-100L、LY-3300054、KD-033、CK-301、CCX-4503、CX-072、KN-035、HRP00052、HRP00049、FAZ-053、GR-1405、KD-005、HLX-20、KL-Al67、CBT-502、STI-A1014、REMD-290、BGB-A333、BCD-135、MCLA-145Oより選ばれる。
【0069】
上記融合タンパク質薬物は、Aflibercept(アフリベルセプト)、AVID200、Trebananib、M7824より選ばれる。
【0070】
本発明の実施形態において、上記薬物は、注射に適する形態であり、好ましくは、皮下注射、皮内注射、静脈内注射、筋肉内注射又は病巣内注射での投与に適する形態である。
【0071】
本発明において、特に言及しない限り、本明細書で使用される科学用語及び技術用語は、当業者によって一般的に理解される意味を有する。また、本発明で用いられる細胞培養、分子遺伝学、核酸化学、免疫学的な実験室操作手順は当技術分野で広く使用されている通常手順である。同時に、本発明をより良く理解するために、以下に関連用語の定義及び説明を提供する。
【0072】
本発明において使用される用語「抗原結合領域」は、所定の抗原に特異的に結合するタンパク質又はタンパク質の部分を意味する。例えば、抗原と相互作用し抗原に対する特異性及び親和性を抗体に付与するアミノ酸残基を含有する抗体の当該部分を「抗原結合領域」と呼ぶ。抗原結合領域は、一般に、1つ又は複数の「相補性決定領域」(complementarity-determining region、「CDR」)を含む。一部の抗原結合領域は、更に1つ又は複数の「フレームワーク」領域(fragment region、「FR」)を含む。CDRは、抗原結合の特異性及び親和性に寄与するアミノ酸配列である。
【0073】
本発明において使用される用語「抗体」とは、任意のアイソタイプの完全な免疫グロブリン、又は完全抗体と競合して標的抗原に特異的に結合できるその抗原結合断片を指し、且つ、キメラ抗体、ヒト化抗体、完全ヒト化抗体及び二重特異性抗体又はその抗原結合断片などを含む。このような「抗体」は抗原結合タンパク質の1種である。完全抗体は、一般に少なくとも2つの全長重鎖及び2つの全長軽鎖を含み、但し場合によっては、より少ない鎖を含んでもよく、例えば、ラクダ科の動物に天然に存在する抗体は、重鎖だけを含む抗体である。抗体又はその抗原結合断片は、単一の供給源に由来してもよいし、又は「キメラ」であってもよく、即ち、抗体の異なる部分は、次の通りに説明する2つの異なる供給源に由来してもよい。抗体又はその抗原結合断片は、ハイブリドーマにおいて組換えDNA技術より産生してもよく、又は完全抗体の酵素的又は化学的切断により産生してもよい。特に明記しない限り、用語「抗体」は、2つの全長重鎖及び2つの全長軽鎖を含む抗体だけでなく、その誘導体、変異体及び断片をも含む。
【0074】
本発明において使用される用語「抗体」又は「免疫グロブリン鎖(重鎖又は軽鎖)」の「抗原結合断片」(断片と略称することがある)は、抗体の全長鎖に存在する幾つかのアミノ酸を欠いているが、抗原に特異的に結合できる抗体の部分(当該部分はどのように取得又は合成されたかに関わらず)を含む。このような断片は、標的抗原に特異的に結合し且つ他の抗体又はその抗原結合断片と競合して所定のエピトープに特異的に結合することができるため、生物活性を有する。一態様において、このような断片には抗体の全長軽鎖又は重鎖に存在する少なくとも1つのCDRが保持され、また一部の実施形態では単一の重鎖及び/又は軽鎖又はその部分を含む。このような生物活性を有する断片は、組換えDNA技術より産生してもよく、又は、完全抗体の酵素的若しくは化学的切断により産生してもよい。免疫機能性免疫グロブリン断片は、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fab/c、dAb、Fv、ドメイン抗体、一本鎖抗体を含み、但しそれらに限定されず、且つ、ヒト、マウス、ラット、ラクダ科動物又はウサギを含み、但しそれらに限定されない任意の哺乳動物供給源に由来してもよい。本明細書において開示される抗体の機能性部分(例えば、1つ又は複数のCDR)を第2タンパク質又は小分子に共有結合して生体内の特定の標的に向けられる治療剤を生成することにより、二機能性治療特性を有し又は延長している血清半減期を有することも想定され、例えば、融合タンパク質が挙げられる。
【0075】
本発明において使用される用語「抗体全長鎖」、「全長抗体」、「完全抗体(intact antibody)」、「全抗体(whole antibody)」は、天然抗体と実質的に同じ構造を有し、又は本明細書において定義されるようなFc領域の重鎖を有する抗体を指すように本明細書で入れ替えて使用される。
【0076】
用語「軽鎖」は、全長軽鎖、結合特異性を付与するのに十分な可変領域配列を有するその断片を含む。全長軽鎖は、可変領域ドメインVL及び定常領域ドメインCLを含む。軽鎖の可変領域ドメインは、ポリペプチドのアミノ末端にある。軽鎖は、κ鎖及びλ鎖を含む。
【0077】
用語「重鎖」は、全長重鎖、結合特異性を付与するのに十分な可変領域配列を有するその断片を含む。全長重鎖は、可変領域ドメインVH、及び3つの定常領域ドメインCH1、CH2、CH3を含む。VHドメインはポリペプチドのアミノ末端にあり、且つCHドメインはカルボキシ末端にあり、CH3がポリペプチドの最も近いカルボキシ末端にある。重鎖は、IgG(IgG1、IgG2、IgG3及びIgG4アイソフォームを含む)、IgA(IgA1及びIgA2アイソフォームを含む)、IgM及びIgEなど任意のアイソタイプを有してもよい。
【0078】
本発明において使用される用語「Fab断片」とは、1つの軽鎖、CH1及び1つの重鎖の可変領域によって構成されるものである。Fab分子の重鎖は、もう1つの重鎖分子とジスルフィド結合を形成できない。
【0079】
本発明において使用される用語「Fc」領域とは、抗体のCH1及びCH2ドメインを含む2つの重鎖断片を含有するものである。2つの重鎖断片は、2つ又はそれ以上のジスルフィド結合及びCH3ドメインの疎水性相互作用によって一体的に保持される。
【0080】
本発明において使用される用語「Fab’断片」は、2つのFab’断片の2つの重鎖の間で鎖間ジスルフィド結合を形成してF(ab’)2分子を形成できるよう、1つの軽鎖及び1つの重鎖の部分(VHドメイン、CH1ドメインそしてCH1とCH2ドメインとの間の領域の部分を含有する)を含有している。
【0081】
本発明において使用される用語「F(ab’)2断片」は、2つの重鎖の間で鎖間ジスルフィド結合を形成するよう、2つの軽鎖、及びCH1とCH2ドメインの間の定常領域の部分を含有する2つの重鎖を含有している。これによってF(ab’)2断片は、2つの重鎖の間のジスルフィド結合によって一体的に保持された2つのFab’断片によって構成されることになる。
【0082】
本発明において使用される用語「Fv領域」とは、重鎖及び軽鎖に由来する可変領域を含むが、定常領域を欠いているものである。
【0083】
本発明において使用される用語「Fd」断片とは、VH及びCH1ドメインによって構成される抗体断片を意味する(Ward et al., Nature 341: 544-546(1989))。
【0084】
本発明において使用される用語「dAb」断片とは、VHドメインによって構成されるものである(Ward et al., Nature 341: 544-546(1989))。
【0085】
本発明において使用される用語「Fab’-SH」は、定常ドメインの1つ又は複数のシステイン残基が遊離チオール基を担持しているFab’に対する本願の名称である。
【0086】
本発明において使用される用語「Fab/c」断片とは、免疫グロブリンがペプシンによって消化されて形成された抗体分解中間生成物であり、Fab及びFc領域の両方の利点を有し、即ち、拡散能が強く、体内代謝クリアランスが遅いという特徴を有すると共に、高い親和性を保つことができる(劉建軍,「細胞与分子免疫学雑誌」,1989(4): 29-29)。
【0087】
本発明において使用される用語「一本鎖抗体」とは、重鎖及び軽鎖の可変領域が柔軟なリンカーによって接続されて(抗原結合領域を形成する)単一のポリペプチド鎖が形成されるFv分子である(例えば、Bird et al., Science. 242: 423-426(1988)、Huston et al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 90: 5879-5883(1988)を参照する)。一本鎖抗体は、国際特許出願公開番号WO 88/01649及び米国特許U.S.Patent 4,946,778並びにU.S.Patent 5,260,203(上記公開番号の国際特許出願及び米国特許の開示内容が引用により組み込まれる)において詳細に説明されている。
【0088】
本発明において使用される用語「ドメイン抗体」とは、重鎖の可変領域又は軽鎖の可変領域だけを含有する免疫機能性の免疫グロブリン断片であり、多価ドメイン抗体又は二価ドメイン抗体を含む。場合によっては、2つ又はそれ以上のVH領域がペプチドリンカーによって共有結合され、多価ドメイン抗体(特に二価ドメイン抗体)が生成される。二価ドメイン抗体の2つのVH領域は、相同又は相異の抗原を標的とすることができる。
【0089】
本発明において使用される用語「二価抗原結合タンパク質」又は「二価抗体」は、2つの抗原結合部位を含むものである。場合によっては、2つの結合部位は同じ抗原特異性を有する。二価抗体は、二重特異性であってもよい。
【0090】
本発明において使用される用語「多重特異性抗原結合タンパク質」又は「多重特異性抗体」は、1つ以上の抗原又はエピトープを標的とする抗原結合タンパク質又は抗体である。
【0091】
本発明において使用される用語「二重特異性」又は「二機能性」抗原結合タンパク質又は抗体とは、2つの異なる抗原結合部位をそれぞれ有するハイブリッド抗原結合タンパク質又は抗体である。二重特異性抗体は、多重特異性抗原結合タンパク質又は多重特異性抗体であり、ハイブリドーマの融合、Fab’断片の接続を含み、但しそれらに限定されない様々な方法で産生することができる。例えば、Songsivilai, Lachmann, 1990, Clin. Exp. Immunol. 79: 315-321、Kostelny et al., 1992, J.Immunol. 148: 1547-1553を参照する。二重特異性抗原結合タンパク質又は抗体の2つの結合部位は、相同又は相異のタンパク質標的に存在する2つの異なるエピトープに結合する。
【0092】
本発明において使用される用語「モノクローナル抗体」又は類する用語は、相同性の高い一連の抗体分子のうちの1つの抗体又は抗体の1つの断片に由来するものを指し、即ち、自発的に出現する自然変異を除いて、完全に同じである一連の抗体分子である。モノクローナル抗体は、抗原上の単一エピトープに対する高い特異性を有する。ポリクローナル抗体は、モノクローナル抗体と比較して、一般的には、抗原上の異なるエピトープを一般的に認識する少なくとも2つ以上の異なる抗体を含む。モノクローナル抗体は、一般に、最初にKohlerらによって発表されたハイブリドーマ技術(Nature, 256: 495, 1975)を用いて得ることができ、組換えDNA技術(例えば、U.S.P 4,816,567を参照する)を用いて得ることもできる。
【0093】
本発明において使用される用語「ヒト化抗体」とは、ヒト免疫グロブリン(レセプター抗体)の全部又は一部のCDR領域が非ヒト抗体(ドナー抗体)のCDR領域によって置き換えられて得た抗体又は抗体断片を指し、そのうち、ドナー抗体は所望の特異性、親和性又は反応性を有する非ヒト(例えば、マウス、ラット又はウサギ)抗体であってもよい。更に、抗体の性能を更に改良又は最適化するために、レセプター抗体のフレームワーク領域(FR)の一部のアミノ酸残基が対応する非ヒト抗体のアミノ酸残基によって置き換えられてもよいし、又は他の抗体のアミノ酸残基によって置き換えられてもよい。ヒト化抗体に関するより詳細な内容は、例えば、Jones et al., Nature, 321: 522-525 (1986)、Reichmann et al., Nature, 332: 323-329 (1988)、Presta, Curr. Op. Struct. Biol., 2: 593-596 (1992)、Clark, Immunol. Today 21: 397-402 (2000)を参照する。
【0094】
本発明において使用される用語「エピトープ」とは、免疫グロブリン又は抗体によって特異的に結合される抗原上の部位を指す。「エピトープ」は、当技術分野において「抗原決定基」とも呼ばれる。エピトープ又は抗原決定基は、一般的には、分子の化学的に活性な表面基、例えば、アミノ酸若しくは炭水化物又は糖側鎖からなり、一般的には、特定の3次元構造的特徴及び特定の電荷特徴を有する。例えば、エピトープは、一般に、独特な空間立体配座として少なくとも3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、10個、11個、12個、13個、14個又は15個の連続又は非連続のアミノ酸を含み、「線状」エピトープ又は「立体配座」エピトープであってもよい。例えば、Epitope Mapping Protocols in Methods in Molecular Biology, Vol. 66, G. E. Morris, Ed. (1996)を参照する。線状エピトープにおいて、タンパク質と相互作用分子(例えば、抗体)の間における全ての相互作用部位は、タンパク質の一次アミノ酸配列に沿って線状に存在する。立体配座エピトープでは、相互作用部位が、互いに分離したタンパク質のアミノ酸残基に跨って存在している。
【0095】
用語「ポリペプチド」又は「タンパク質」は、アミノ酸残基のポリマーを指すように本明細書で入れ替えて使用される。当該用語は、1つ又は複数のアミノ酸残基が天然に存在する対応するアミノ酸の類似体又は模倣体のアミノ酸ポリマー、及び天然に存在するアミノ酸ポリマーに対しても使用される。当該用語には、例えば、炭水化物残基の付加により糖タンパク質を形成することで修飾又はリン酸化されたアミノ酸ポリマーも含まれる。ポリペプチド及びタンパク質は、天然に存在する細胞及び非組換え細胞から産生してもよいし、又は遺伝子操作若しくは組換え細胞より産生してもよく、且つ、天然タンパク質のアミノ酸配列を有する分子、又は天然配列の1つ若しくは複数のアミノ酸が欠失、付加及び/又は置換されている分子を含む。
【0096】
幾つかの実施形態において、用語「ポリペプチド」及び「タンパク質」は、具体的には、抗体を含み、例えば、抗ヒトCD47抗体(CD47抗体とも呼ばれる)、CD47結合タンパク質、又はその変異体(例えば、1つ又は複数のアミノ酸が欠失、付加及び/又は置換されている抗体又は配列)である。
【0097】
用語「ポリペプチド断片」とは、全長タンパク質と比べてアミノ末端の欠失、カルボキシ末端の欠失及び/又は内部の欠失を有するポリペプチドを指す。このような断片は、全長タンパク質と比べて、修飾されたアミノ酸を含有してもよい。ある実施形態において、断片の長さは、約5個~500個のアミノ酸である。例えば、断片の長さは、少なくとも5個、6個、8個、10個、14個、20個、50個、70個、100個、110個、150個、200個、250個、300個、350個、400個又は450個のアミノ酸であってもよい。有用なポリペプチド断片は、結合ドメインを備える抗体の免疫機能断片を含む。ヒトCD47抗体の場合、有用な断片は、CDR領域、重鎖又は軽鎖の可変ドメイン、抗体鎖の一部又はちょうど2つのCDRを含む可変ドメインなどを含み、但しそれらに限定されない。
【0098】
ポリペプチドの「誘導体」は、挿入、欠失又は置換変異体と異なる方式で、例えば、別の化学的な部分の結合により化学的に修飾されたポリペプチド(例えば、抗原結合タンパク質又は抗体)であり、例えば、PEGを結合したポリペプチドである。
【0099】
本発明において、特に断らない限り、位置の数の前のアルファベットは変異前のアミノ酸を示し、位置の数の後のアルファベットは変異後のアミノ酸を示す。
【0100】
本発明の幾つかの実施形態において、上記一本鎖抗体のVHとVLの間にジスルフィド結合が存在する。抗体のVHとVLとの間にジスルフィド結合を導入する方法は、当技術分野で周知であり、例えば米国特許US5,747,654;Rajagopal et. al,Prot. Engin. 10(1997)1453-1459;Reiter et. al,Nat. Biotechnol. 14(1996)1239-1245;Reiter et. al,Protein Engineering 8(1995)1323-1331;Webber et. al,Molecular Immunology 32(1995)249-258;Reiter et. al,Immunity 2(1995)281-287;Reiter et. al,JBC 269(1994)18327-18331;Reiter et. al,Inter. J. of Cancer 58(1994)142-149、又はReiter et. al,Cancer Res.54(1994)2714-2718を参照することができ、参照により本明細書に組み込まれる。
【0101】
本発明において使用される用語「特異的に結合する」とは、2つの分子間の非ランダム結合反応、例えば、抗体とそれが向けられる抗原との間の反応を指す。ある実施形態において、抗原に特異的に結合する抗体(又は抗原に対して特異性を有する抗体)とは、抗体が約10-5 M未満、例えば、約10-6 M未満、約10-7 M未満、約10-8 M未満、約10-9 M未満、約10-10 M未満又はそれ以下の親和性(KD)で当該抗原に結合することを指す。
【0102】
本発明において使用される用語「KD」とは、特定の抗体-抗原相互作用の解離平衡定数を指し、抗体と抗原との間の結合親和性を説明するために使用される。分子結合動力学測定のパラメータのうち、KD値は解離平衡定数であり、抗体薬分野では、被測定抗体と標的抗原分子の親和性の強さを表すパラメータであり、算式はKD=kdis/konであり、解離平衡定数が小さいほど、抗体-抗原結合がより緊密で、抗体と抗原との間の親和性が高い。konは結合速度定数で、抗原抗体複合体の形成速度であり、konが小さいほど抗体と抗原の結合速度が速い。kdisは解離速度定数で、抗原-抗体複合体から抗体が解離する速度で、kdisが小さいほど、抗体が抗原から離脱する速度が遅く、抗体と抗原の結合が安定的である。一般に、抗体は、約10-5 M未満、例えば、約10-6 M未満、約10-7 M未満、約10-8 M未満、約10-9 M未満、約10-10 M未満又はそれ以下の解離平衡定数(KD)で抗原(例えば、L1タンパク質)に結合し、例えば、表面プラズモン共鳴法(SPR)を利用してBIACORE装置又はFortebio分子相互作用装置において測定する。
【0103】
本発明において使用される用語「モノクローナル抗体」又は類する用語は同じ意味を有し且つ入れ替えて使用され、用語「ポリクローナル抗体」又は類する用語は同じ意味を有し且つ入れ替えて使用され、用語「ポリペプチド」と「タンパク質」は同じ意味を有し且つ入れ替えて使用される。また、本発明において、アミノ酸は、当該技術分野において周知の略号、略号の単語で通常表される。例えば、アラニンはA又はAlaで表すことができる。
【0104】
本発明において使用される用語「ハイブリドーマ」と「ハイブリドーマ細胞株」は入れ替えて使用され、且つ「ハイブリドーマ」と「ハイブリドーマ細胞株」が言及される場合に、ハイブリドーマのサブクローンや子孫細胞も含む。
【0105】
本明細書において使用される用語「パーセント配列同一性」と「パーセント配列相同性」は、入れ替えて使用される。
【0106】
本明細書において使用される用語「類似性」又は「配列類似性」、「同一性」とは、2つ又はそれ以上のタンパク質又はポリペプチド分子の配列間の関係を指し、例えば、配列の照合および比較により決定される。「パーセント同一性」とは、被比較分子中のアミノ酸間の同じ残基のパーセントを意味し、被比較の最小の分子のサイズより計算することができる。それらの計算を行うために、特定の数学モデル又はコンピュータプログラム(即ち、アルゴリズム)により照合時にギャップ(ある場合)を解消しなければならない。ポリペプチドに用いる場合、用語「実質的同一性」とは、2つのペプチド配列に対して、例えば、プログラムGAP又はBESTFITを利用し、プログラムにおいて提供されるデフォルトのギャップ重みを用いて、最適整列を行う場合に、少なくとも70%、75%又は80%の配列同一性、少なくとも90%又は95%の配列同一性、或いは少なくとも97%、98%又は99%の配列同一性を共有することを指す。場合によっては、同一ではない残基位置は保存的アミノ酸置換で異なる。「保存的アミノ酸置換」とは、アミノ酸残基が、類似する化学的性質(例えば、電荷又は水性)を備える側鎖R基を有するもう1つのアミノ酸残基によって置換されるものである。一般的に、保存的アミノ酸置換は、実質的にはタンパク質の機能特性を変えない。その2つ又はそれ以上のアミノ酸配列が保存的置換で互いに異なる場合に、パーセント配列同一性を上方に調整して、保存的な置換について修正することができる。当該調整を行うための方法は、当業者に周知される。例えば、Pearson, Methods Mol. Biol. 243: 307-31(1994)を参照する。類似する化学的性質を有する側鎖を備えるアミノ酸の群の例は、1)脂肪族ヒドロキシ側鎖:グリシン、アラニン、バリン、ロイシン及びイソロイシン、2)脂肪族ヒドロキシ側鎖:セリン及びトレオニン、3)アミド含有側鎖:アスパラギン及びグルタミン、4)芳香族側鎖:フェニルアラニン、チロシン及びトリプトファン、5)塩基性側鎖:リシン、アルギニン及びヒスチジン、6)酸性側鎖:アスパラギン酸及びグルタミン酸、7)硫黄含有側鎖:システイン及びメチオニンを含む。例えば、保存的アミノ酸置換の組合せは、バリン-ロイシン-イソロイシン-グリシン-アラニン、フェニルアラニン-チロシン、トレオニン-セリン、リシン-アルギニン、グルタミン酸-アスパラギン酸、アスパラギン-グルタミンである。
【0107】
任意的に、保存的置換は、Gonnet et al., Science 256: 1443-45 (1992)(引用により本明細書に組み込まれる)において開示されるPAM250対数尤度行列(PAM250 1og-1ikelihood matrix)で正の値を有する任意の変化である。「適度に保存的」置換は、PAM250対数尤度行列で負でない値を有する任意の変化である。
【0108】
一般に、配列解析ソフトウェアを用いてポリペプチドの配列同一性を測定する。タンパク質解析ソフトウェアは、異なる置換、欠失及び他の修飾(保存的アミノ酸置換を含む)に割り当てる類似性尺度を用いて配列をマッチングする。例えば、GCGは、例えば、「Gap」、「Bestfit」などのプログラムを含み、上記プログラム(プログラムにおいて指定されるデフォルトのパラメータを用いる)は、密接に関連するポリペプチド(例えば、異なる生物種に由来する相同のポリペプチド)の間又は野生型タンパク質とその変異タンパク質の間の配列相同性若しくは配列同一性を測定するために用いることができる。例えば、GCG Version 6. 1(University of Wisconsin, WI)を参照する。また、デフォルト又は推奨のパラメータを用いて、FASTAを利用してポリペプチド配列を比較してもよく、GCG Version 6.10 FASTA(例えば、FASTA2、FASTA3)において提供される対象配列と検索配列の間の最適に重畳する領域の照合及びパーセント配列同一性を参照する(Pearson, Methods Enzymol. 183: 63-98 (1990): Pearson, Methods Mo l. Biol. 132: 185-219 (2000))。様々な種に由来する多数の配列を含有するデータベースに対して配列を比較する場合、別の好ましいアルゴリズムはコンピュータプログラムBLASTであり、特に、blastp又はtblastnである(プログラムにおいて提供されるデフォルトのパラメータを用いる)。例えば、Altschul et al., Mol. Biol. 215: 403-410 (1990): Altschul et al., Nucleic Acids Res. 25: 3389-402 (1997)を参照する。
【0109】
本明細書において使用される用語「薬学的に許容されるベクター及び/又は賦形剤」とは、薬理学及び/又は生理学的に対象及び活性成分に適合するベクター及び/又は賦形剤を指し、これは当分野で周知される事項であり(例えば、Remington's Pharmaceutical Sciences. Edited by Gennaro AR, 19th ed. Pennsylvania: Mack Publishing Company, 1995を参照する)、且つpH調整剤、界面活性剤、アジュバント、イオン強度増強剤を含み、但しそれらに限定されない。例えば、pH調整剤は、リン酸緩衝液を含むが、これに限定されず、界面活性剤は、Tween-80などのカチオン性、アニオン性又は非イオン性界面活性剤を含むが、これらに限定されず、イオン強度増強剤は、塩化ナトリウムを含むが、これに限定されない。
【0110】
本明細書で使用されるように、用語「有効量」は、所望の効果を達成するのに、又は少なくとも部分的に達成するのに十分な量を指す。例えば、疾患(例えば、腫瘍)を予防する有効量とは、疾患(例えば、腫瘍)の発生を予防、阻止又は遅延するのに十分な量を指し、疾患を治療する有効量とは、疾患を有している患者の疾患及びその合併症を治癒し又は少なくとも一部阻止するのに十分な量を指す。
【0111】
用語「単回薬物用量ユニット」は、所定の投与時間に(好ましくは、対象の体重1kgあたり基準で)対象に投与する、本発明の上記抗CD47抗体及び併用の治療剤(例えば、二重特異性抗体、抗PD-1モノクローナル抗体、及び/又は腫瘍化学療法薬)を含む単回薬物剤形(例えば、注射剤(例えば、アンプルに配置している))を表す。本発明の特定の実施形態において、投与計画は、例えば、1日2回~約2日に1回の投与頻度で単回薬物用量ユニットを投与すること、又は3日毎に1回、4日毎に1回、5日毎に1回、6日毎に1回、10日毎に1回、又は週1回、2週に1回、3週に1回、4週に1回、5週に1回若しくは6週に1回投与することを含む。
【0112】
本発明では、特に説明がない限り、上記「第1」(例えば、第1タンパク質機能領域、第1接続断片)及び「第2」(例えば、第2タンパク質機能領域、第2接続断片)は、指示上の区分又は表現上の明確さを考慮するために使用されるだけで、典型的な順番を表す意味を有しない。
【0113】
薬物又は治療剤の「治療有効量」又は「治療上の有効用量」は、単独で使用する又はもう1つの治療剤と組合せて使用する時に、対象における疾患の発生を防止し又は疾患の解消を促進する薬物の任意の量であり、上記疾患の解消は、疾患の症状の重症度の低減、疾患の症状のない期間の頻度と持続時間の増加、又は疾患の苦痛による損傷又は機能障害の予防により証明される。当業者に知られる様々な方法を用いて治療剤の疾患解消を促進する能力を評価することができ、例えば、臨床試験期間中にヒト対象において、人間に対する効果を予測する動物モデルシステムにおいて、又はインビトロ測定法において上記薬剤の活性を測定する。
【0114】
薬物の「予防有効量」とは、がんが発生するリスクのある対象(例えば、悪化前の病状を有している対象)又はがんが再発するリスクのある対象に、単独で又は抗腫瘍剤と組合せて投与される場合に、がんの発生又は再発を抑制する薬物の任意の量を指す。ある実施形態において、予防有効量はがんの発生又は再発を完全に阻止する。がんの発生又は再発を「抑制」するとは、がんが発生若しくは再発する可能性を低減させ、又はがんの発生若しくは再発を完全に阻止することを指す。
【0115】
本発明は、従来の技術と比べて、下記の利点を有する。
【0116】
本発明に係る抗CD47モノクローナル抗体は、CD47に特異的に結合することにより、SIRPαとCD47の結合を効果的に遮断し、そしてマクロファージの腫瘍細胞に対する食作用を促進することができ、免疫チェックポイント阻害剤又は他の薬物と併用すると、より優れた抗腫瘍活性を示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0117】
図1】6F7H1L1(hG4)とRituximab(リツキシマブ)の併用によって媒介されるRaji細胞に対するHPMMの貪食の貪食指数である。
図2】6F7H1L1(hG4)とAzacitidine(アザシチジン)の併用によって媒介されるHL-60細胞に対するHPMMの貪食の貪食指数である。
図3】6F7H1L1(hG4)とPD-1/CTLA-4二重特異性抗体の併用による免疫細胞の活性化の促進である。
図4】6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用によるヒト肺腺がん細胞株A549細胞に対する免疫細胞の免疫応答の促進である。
図5】6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用によるヒト卵巣がん細胞株SK-OV-3細胞に対する免疫細胞の免疫応答の促進である。
図6】6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用によるヒト前立腺がん細胞LNCAP細胞に対する免疫細胞の免疫応答の促進である。
図7】6F7H1L1(hG4)とCetuximab(セツキシマブ)の併用によって媒介されるHT-29細胞に対するHPMMの貪食の貪食指数である。
図8】6F7H1L1(hG4)とObinutuzumab(オビヌツズマブ)の併用によって媒介されるRaji細胞に対するHPMMの貪食の貪食指数である。
図9】6F7H1L1(hG4)と抗PD-1-抗CTLA-4二重特異性抗体Cadonilimab(カドニリマブ)の併用のBALB/c-hPD1/hSIRPαマウスCT26-hCD47腫瘍モデルに対する効果である。
図10】6F7H1L1(hG4)と抗PD-1-抗CTLA-4二重特異性抗体Cadonilimab(カドニリマブ)の併用に対するBALB/c-hPD1/hSIRPαマウスCT26-hCD47腫瘍モデルの体重の変化である。
図11】6F7H1L1(hG4)と抗PD-1-抗VEGFA二重特異性抗体VP101(hG1DM)の併用のSCID BeigeマウスMDA-MB-231腫瘍モデルに対する効果である。
図12】6F7H1L1(hG4)と抗PD-1-抗VEGFA二重特異性抗体VP101(hG1DM)の併用に対するSCID BeigeマウスMDA-MB-231腫瘍モデルの体重の変化である。
【0118】
生物材料の寄託に関する説明:
【0119】
ハイブリドーマ細胞株LT012であって、2018年6月21日より中国典型培養物寄託センター(CCTCC)に保蔵しており、寄託番号はCCTCC NO:C2018135で、寄託住所は中国武漢・武漢大学であり、郵便番号は430072である。
【発明を実施するための形態】
【0120】
以下、実施例を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。当業者であれば、以下の実施例は、本発明を説明するためのものに過ぎず、本発明の範囲を制限するものではないと理解すべきである。実施例で具体的な技術又は条件が明記されていない場合、当分野の文献に記載された技術又は条件に従って(例えば、Sambrook J, et al., Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 3rd Ed, Cold Spring Harbor Laboratory Pressを参照する)、又は製品の説明書に従って行われる。使用される試薬又は機器は、メーカーが明記されていない場合、市販されている一般的な製品であってもよい。
【0121】
本発明の下記の実施例で使用するBALB/Cマウスは、広東医学実験動物センターより購入される。
【0122】
本発明の下記の実験例で使用するアイソタイプ対照抗体(即ち、hIgG1、hIgG4)はいずれもヒト抗卵リソソーム(HEL)を標的とする抗体であり、これらの抗体の可変領域配列は、Aciernoらによる文献Affinity maturation increases the stability and plasticity of the Fv domain of anti-protein antibodiesに由来し(Acierno et al., J Mol Biol. 2007; 374(1): 130-46)、そのうち、重鎖可変領域配列は配列番号75に示される通りであり、軽鎖可変領域配列は配列番号76に示される通りである)、hIgG1の定常領域断片では、Ig gamma-1 chain C region、ACCESSION:P01857を重鎖定常領域とし、Ig kappa chain C region、ACCESSION:P01834を軽鎖定常領域とし、hIgG4重鎖定常領域では、Ig gamma-4 chain C region、ACCESSION:P01861.1を重鎖定常領域とし、且つ安定性を向上させるS228P変異を導入しており、Ig kappa chain C region、ACCESSION:P01834を軽鎖定常領域とし、hIgG1とhIgG4はいずれも中山康方生物医薬有限公司の実験室で作製する。
【0123】
本発明の下記の実験例で使用する末梢血単核細胞(Peripheral blood mononuclear cell、PBMC)は、中山康方生物医薬有限公司で分離・調製したものであり、分離液Ficoll-PaqueTM Plus試薬の説明書に従って健常者の末梢血PBMCを分離し、分離後のPBMCを計数し、凍結保存する。健常者の末梢血及びPBMCの分離と抽出は、いずれもドナーのインフォームドコンセントを得ている。
【0124】
本発明の下記の実験例で使用するヒト末梢マクロファージ(Human peripheral monocyte derived macrophage、HPMM)は、PBMCから誘導される。
【0125】
本発明の下記の実験例で使用する抗PD-1/CTLA-4二重特異性抗体Cadonilimab(即ち、CP004(hG1TM)抗体)の軽鎖及び重鎖配列の由来は、WHO Drug Information, Proposed INN: List 124である(WHO Drug Information, 2020; 34(4): 947-949、重鎖配列は配列番号78に示される通りであり、それをコードするヌクレオチド配列は配列番号77に示される通りであり、軽鎖配列は配列番号80に示される通りであり、それをコードするヌクレオチド配列は配列番号79に示される通りである)。上記抗PD-1抗体(Penpulimab抗体)の軽鎖及び重鎖配列の由来は、WHO Drug Information, Proposed INN: List 123である(WHO Drug Information, 2020; 34(2): 375-376、重鎖配列は配列番号82に示される通りであり、それをコードするヌクレオチド配列は配列番号81に示される通りであり、軽鎖配列は配列番号84に示される通りであり、それをコードするヌクレオチド配列は配列番号83に示される通りである)。上記抗PD-1-抗VEGFA抗体の重鎖配列は配列番号141に示される通りであり(配列番号142に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)、軽鎖配列は配列番号143に示される通りである(配列番号144に示されるヌクレオチド配列によってコードされる)。
【0126】
Cadonilimab、抗PD-1-抗VEGFA抗体及びPenpulimabの調製方法は下記の通りである。候補抗体の重鎖をコードする遺伝子のDNA配列(定常領域及び可変領域を含む)と、軽鎖をコードする遺伝子のDNA配列(定常領域及び可変領域を含む)とをそれぞれpUC57simple(ジェンスクリプト社より提供)ベクターにクローニングして、pUC57simple-H、pUC57simple-Lプラスミドをそれぞれ得る。上記プラスミドをそれぞれ消化し(HindIII及びEcoRI)、電気泳動して回収した重鎖、軽鎖をそれぞれ発現ベクターpcDNA3.1にサブクローニングし(Invitrogen社より購入)、組換えプラスミドを抽出して、pcDNA3.1-H+pcDNA3.1-Lの組合せで293F細胞をコトランスフェクションする。7日間の細胞培養後、培養液を高速遠心し、上清を濃縮した後、HiTrap MabSelect SuReカラムにロードし、タンパク質精製液体クロマトグラフィーシステム(AKTA Purifier 10、GE)を用いて精製する。精製後のサンプル(即ち、抗体Cadonilimab)を還元タンパク質電気泳動用緩衝液、非還元タンパク質電気泳動用緩衝液に加え、沸騰させた後、SDS-PAGE電気泳動で検出し、スクリーニングしてタンパク質は理論的なサイズと一致するかどうかを検証し、このようにして精製抗体を得る。
【実施例
【0127】
実施例1:抗ヒトCD47抗体6F7の調製
【0128】
1.ハイブリドーマ細胞株6F7の調製
ハイブリドーマ細胞株6F7による抗CD47抗体の調製で使用する抗原はCD47 IgV TEV-His(GenbankID:NP 942088.1の位置:19-141のヒトCD47成熟ペプチドとTEV(アミノ酸配列はENLYFQGであり、配列番号74である)-hisタグの融合タンパク質を含み、中山康方生物医薬有限公司によって合成される)及び3T3-CD47細胞であった(NIH/3T3、メーカー:ATCC、製品番号:CRL-1658、NIH/3T3に基づき、上記ヒトCD47成熟ペプチドを細胞にトランスフェクトして、3T3-CD47安定発現系を構築した)。免疫後のマウスの脾細胞とマウス骨髄腫細胞を融合して、ハイブリドーマ細胞を作製し、それぞれ、CD47 IgV TEV-His、3T3-CD47細胞を抗原として、ハイブリドーマ細胞に対して間接ELISA法でスクリーニングすることにより、CD47に特異的に結合する抗体を分泌できるハイブリドーマ細胞を得た。ELISAによりスクリーニングしたハイブリドーマ細胞に対して、競合ELISAにより、受容体ヒトSIRPαECD-hFc-Biotin(そのうち、SIRPαECDはSIRPαの細胞外領域を表し、タンパク質GenBankアクセッション番号 NP_542970.1の位置31-373であり、hFcはヒトIgG Fc精製タグであり、具体的には、Ig gamma-1 chain C regionであって、GenbankID:P01857の位置114-330である)と競合してヒトCD47 IgV TEV-Hisに結合するモノクローナル抗体を分泌できるハイブリドーマ細胞株をスクリーニングし、限界希釈法により安定的なハイブリドーマ細胞株を得た。上記ハイブリドーマ細胞株をハイブリドーマ細胞株LT012と命名し、それによって分泌されるモノクローナル抗体を6F7と命名した。
【0129】
ハイブリドーマ細胞株LT012(CD47-6F7)は、2018年6月21日より中国典型培養物寄託センター(CCTCC)に寄託しており、寄託番号はCCTCC NO:C2018135で、寄託住所は中国武漢・武漢大学であり、郵便番号は430072である。
【0130】
2.抗CD47抗体6F7の調製
【0131】
CD培地(Chemical Defined Medium)を用いて上記通りに作製したLT011、LT012及びLT015細胞株をそれぞれ培養し(1%のペニシリン・ストレプトマイシンを含むCD培地であり、5% CO2、37℃のセルインキュベータにおいて培養した)、7日後に細胞培養上清を回収し、高速遠心、微多孔膜による真空引きろ過、HiTrap protein A HPカラムでの精製を経て、抗体6F7を得た。
【0132】
実施例2:抗CD47抗体6F7の配列解析
【0133】
培養細胞/細菌総RNA抽出キット(Tiangen、製品番号DP430)の方法に従って、実施例1で培養したLT012細胞株からmRNAを抽出した。
【0134】
Invitrogen SuperScript(登録商標) III First-Strand Synthesis System for RT-PCRキットの説明書に従ってcDNAを合成し、PCR増幅を行った。
【0135】
PCR増幅産物に対して直接TAクローニングを行い、具体的な操作は、pEASY-T1 Cloning Kit(Transgen CT101)キットの説明書を参照して行った。
【0136】
TAクローニングの産物に対して直接配列決定を行い、配列決定結果は次の通りであった。
【0137】
重鎖可変領域の核酸配列は、配列番号1に示される通りであり、長さは351 bpである。
【0138】
それをコードするアミノ酸配列は、配列番号2に示される通りであり、長さは117 aaであり、その重鎖CDR1の配列は、配列番号5に示される通りであり、重鎖CDR2の配列は、配列番号6に示される通りであり、重鎖CDR3の配列は、配列番号7に示される通りである。
【0139】
軽鎖可変領域の核酸配列は、配列番号3に示される通りであり、長さは321 bpである。
【0140】
それをコードするアミノ酸配列は、配列番号4に示される通りであり、長さは107 aaであり、その軽鎖CDR1の配列は、配列番号8に示される通りであり、軽鎖CDR2の配列は、配列番号9に示される通りであり、軽鎖CDR3の配列は、配列番号10に示される通りである。
【0141】
実施例3:抗ヒトCD47ヒト化抗体6F7H1L1(hG4)、6F7H2L2(hG4)及び6F7H3L3(hG4)の軽鎖及び重鎖の設計及び調製
【0142】
1.抗ヒトCD47ヒト化抗体6F7H1L1(hG4)、6F7H2L2(hG4)及び6F7H3L3(hG4)の軽鎖及び重鎖の設計
【0143】
ヒトCD47タンパク質の3次元結晶構造(Hage T, Reinemer P, Sebald W. Crystals of a 1:1 complex between human interleukin-4 and the extracellular domain of its receptor alpha chain. Eur J Biochem. 1998; 258(2): 831-6)及び実施例2で得た抗体6F7の配列に基づいて、コンピュータにおいて抗体モデルをシミュレーションし、モデルに基づいて変異を設計して、抗体6F7H1L1、6F7H2L2及び6F7H3L3の可変領域配列を得た(抗体の定常領域配列は、NCBIのデータベースに由来し、重鎖定常領域配列は、Ig gamma-4 chain C regionであって、ACCESSION:P01861.1であり、更に、安定性を向上させるS228P変異を導入しており、軽鎖定常領域は、Ig kappa chain C regionであって、ACCESSION:P01834であった)。定常領域を含む完全抗体は、それぞれ、6F7H1L1(hG4)、6F7H2L2(hG4)及び6F7H3L3(hG4)と表記する。
【0144】
設計した可変領域配列は、次の通りであった。
【0145】
(1)ヒト化モノクローナル抗体6F7H1L1の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域配列
【0146】
重鎖可変領域の核酸配列は、配列番号11に示される通りであり、長さは351 bpである。
【0147】
それをコードするアミノ酸配列は、配列番号12に示される通りであり、長さは117 aaであり、その重鎖CDR1の配列は、配列番号5に示される通りであり、重鎖CDR2の配列は、配列番号6に示される通りであり、重鎖CDR3の配列は、配列番号7に示される通りである。
【0148】
軽鎖可変領域の核酸配列は、配列番号13に示される通りであり、長さは321 bpである。
【0149】
それをコードするアミノ酸配列は、配列番号14に示される通りであり、長さは107 aaであり、その軽鎖CDR1の配列は、配列番号8に示される通りであり、軽鎖CDR2の配列は、配列番号9に示される通りであり、軽鎖CDR3の配列は、配列番号10に示される通りである。
【0150】
(2)ヒト化モノクローナル抗体6F7H2L2の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域配列
【0151】
重鎖可変領域の核酸配列は、配列番号15に示される通りであり、長さは351 bpである。
【0152】
それをコードするアミノ酸配列は、配列番号16に示される通りであり、長さは117 aaであり、その重鎖CDR1の配列は、配列番号5に示される通りであり、重鎖CDR2の配列は、配列番号6に示される通りであり、重鎖CDR3の配列は、配列番号7に示される通りである。
【0153】
軽鎖可変領域の核酸配列は、配列番号17に示される通りであり、長さは321 bpである。
【0154】
それをコードするアミノ酸配列は、配列番号18に示される通りであり、長さは107 aaであり、その軽鎖CDR1の配列は、配列番号8に示される通りであり、軽鎖CDR2の配列は、配列番号9に示される通りであり、軽鎖CDR3の配列は、配列番号10に示される通りである。
【0155】
(3)ヒト化モノクローナル抗体6F7H3L3の重鎖可変領域及び軽鎖可変領域配列
【0156】
重鎖可変領域の核酸配列は、配列番号19に示される通りであり、長さは351 bpである。
【0157】
それをコードするアミノ酸配列は、配列番号20に示される通りであり、長さは117 aaであり、その重鎖CDR1の配列は、配列番号5に示される通りであり、重鎖CDR2の配列は、配列番号6に示される通りであり、重鎖CDR3の配列は、配列番号7に示される通りである。
【0158】
軽鎖可変領域の核酸配列は、配列番号21に示される通りであり、長さは321 bpである。
【0159】
それをコードするアミノ酸配列は、配列番号22に示される通りであり、長さは107 aaであり、その軽鎖CDR1の配列は、配列番号8に示される通りであり、軽鎖CDR2の配列は、配列番号9に示される通りであり、軽鎖CDR3の配列は、配列番号10に示される通りである。
【0160】
2.ヒト化抗体6F7H1L1(hG4)、6F7H2L2(hG4)及び6F7H3L3(hG4)の調製
【0161】
6F7H1L1(hG4)の重鎖のcDNA及び軽鎖のcDNA、6F7H2L2(hG4)の重鎖のcDNA及び軽鎖のcDNA、並びに6F7H3L3(hG4)の重鎖のcDNA及び軽鎖のcDNAを、それぞれ、pUC57simple(ジェンスクリプト社提供)ベクターにクローニングして、それぞれ、pUC57simple-6F7H1(hG4)、pUC57simple-6F7L1、pUC57simple-6F7H2(hG4)、pUC57simple-6F7L2、pUC57simple-6F7H3(hG4)及びpUC57simple-6F7L3を得た。「Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 2nd Ed」で紹介された標準的な技術を参照して、遺伝子合成した重鎖、軽鎖の全長遺伝子をEcoRI及びHindIIIで消化し、制限酵素(EcoRI及びHindIII)の消化により発現ベクターpcDNA3.1にサブクローニングし、発現プラスミドpcDNA3.1-6F7H1(hG4)、pcDNA3.1-6F7L1、pcDNA3.1-6F7H2(hG4)、pcDNA3.1-6F7L2、pcDNA3.1-6F7H3(hG4)、pcDNA3.1-6F7L3を得て、更に、組換え発現プラスミドの重鎖及び軽鎖遺伝子に対して配列決定分析を行った。続いて、対応する軽鎖、重鎖を含有する組換えプラスミドに対して遺伝子組合せ(pcDNA3.1-6F7H1(hG4)/pcDNA3.1-6F7L1、pcDNA3.1-6F7H2(hG4)/pcDNA3.1-6F7L2及びpcDNA3.1-6F7H3(hG4)/pcDNA3.1-6F7L3)を設計して、それぞれ293F細胞にコトランスフェクションした後、培養液を回収して精製した。正しい配列決定と検証した後、内毒素を含まない発現プラスミドを作製してプラスミドをHEK293細胞に一過性トランスフェクションすることで抗体を発現し、7日後、細胞培養液を回収し、Protein Aカラム(MabSelect SURE(GE))でアフィニティー精製を行うことによりヒト化抗体を得た。
【0162】
実施例4:抗ヒトCD47ヒト化抗体6F7H1L1(G1M)、6F7H2L2(G1M)及び6F7H3L3(G1M)の軽鎖及び重鎖の設計及び調製
【0163】
1.抗ヒトCD47ヒト化抗体6F7H1L1(G1)、6F7H2L2(G1)及び6F7H3L3(G1)の軽鎖及び重鎖の設計
【0164】
ヒトCD47タンパク質の3次元結晶構造(Hage T, Reinemer P, Sebald W. Crystals of a 1:1 complex between human interleukin-4 and the extracellular domain of its receptor alpha chain. Eur J Biochem. 1998; 258(2): 831-6)及び実施例2で得た抗体6F7の配列に基づいて、コンピュータにおいて抗体モデルをシミュレーションし、モデルに基づいて変異を設計して、抗体6F7H1L1、6F7H2L2及び6F7H3L3の可変領域配列を得て(抗体の定常領域配列は、NCBIのデータベースに由来し、重鎖定常領域は、Ig gamma-1 chain C regionであって、ACCESSION:P01857であり、軽鎖定常領域は、Ig kappa chain C regionであって、ACCESSION:P01834である)、上記実施例3のヒト化抗体と区別するために、上記ヒト化抗体を、それぞれ6F7H1L1(G1)、6F7H2L2(G1)及び6F7H3L3(G1)と命名した。
【0165】
本実施例において設計したヒト化抗体6F7H1L1(G1)、6F7H2L2(G1)及び6F7H3L3(G1)の可変領域配列は、実施例3の6F7H1L1(hG4)、6F7H2L2(hG4)及び6F7H3L3(hG4)の可変領域配列に一致した。
【0166】
2.ヒト化抗体6F7H1L1(G1)、6F7H2L2(G1)及び6F7H3L3(G1)の調製
【0167】
本発明者らは、6F7H1L1(G1)、6F7H2L2(G1)及び6F7H3L3(G1)に対して、その重鎖ヒンジ領域の234位(EUナンバリング)にロイシンからアラニンへの点変異(L234A)を導入し、235位(EUナンバリング)にロイシンからアラニンへの点変異(L235A)を導入することにより、新しいヒト化抗体を得て、それぞれ6F7H1L1(G1M)、6F7H2L2(G1M)及び6F7H3L3(G1M)と命名した。
【0168】
6F7H1L1(G1M)の重鎖のcDNA及び軽鎖のcDNA、6F7H2L2(G1M)の重鎖cDNA及び軽鎖のcDNA、並びに6F7H3L3(G1M)の重鎖のcDNA及び軽鎖のcDNAを、それぞれ、pUC57simple(ジェンスクリプト社提供)ベクターにクローニングして、それぞれ、pUC57simple-6F7H1(G1M)、pUC57simple-6F7L1、pUC57simple-6F7H2(G1M)、pUC57simple-6F7L2、pUC57simple-6F7H3(G1M)及びpUC57simple-6F7L3を得た。「Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 2nd Ed」で紹介された標準的な技術を参照して、遺伝子合成した重鎖、軽鎖の全長遺伝子をEcoRI及びHindIIIで消化し、制限酵素(EcoRI及びHindIII)の消化により発現ベクターpcDNA3.1にサブクローニングし、発現プラスミドpcDNA3.1-6F7H1(G1M)、pcDNA3.1-6F7L1、pcDNA3.1-6F7H2(G1M)、pcDNA3.1-6F7L2、pcDNA3.1-6F7H3(G1M)、pcDNA3.1-6F7L3を得て、更に、組換え発現プラスミドの重鎖及び軽鎖遺伝子に対して配列決定分析を行った。続いて、対応する軽鎖、重鎖を含有する組換えプラスミドに対して遺伝子組合せ(pcDNA3.1-6F7H1(G1M)/pcDNA3.1-6F7L1、pcDNA3.1-6F7H2(G1M)/pcDNA3.1-6F7L2、pcDNA3.1-6F7H3(G1M)/-pcDNA3.1-6F7L3)を設計して、それぞれ、293F細胞にコトランスフェクションした後、培養液を回収して精製した。正しい配列決定と検証した後、内毒素を含まない発現プラスミドを作製してプラスミドをHEK293細胞に一過性トランスフェクションすることで抗体を発現し、7日後、細胞培養液を回収し、Protein Aカラム(MabSelect SURE(GE))でアフィニティー精製を行うことによりヒト化抗体を得た。
【0169】
実施例5:6F7H1L1(hG4)とRituximab又はAzacitidineの併用による腫瘍細胞に対するマクロファージの貪食の促進
【0170】
実験材料:Azacitidine(Baxter Oncology GmbHより購入)、Hu5F9-G4(中山康方生物医薬有限公司製)、Raji細胞(中国科学院上海研究所)、HL-60細胞(ATCC)、RPMI 1640(Gibco、製品番号:22400-105)、トリプシン(0.25% Typsin-EDTA(1×))(Gibco、製品番号:25200072)、ウシ胎児血清(FBS)(Excell bio、製品番号:FSP500)、蛍光色素カルボキシフルオロセインジアセタートN-スクシンイミジルエステル(56-carboxyfluorescein diacetatesuccinimidyl ester、CFSE)(Biolegend、製品番号:423801)、組換えヒトマクロファージコロニー刺激因子(ヒトM-CSF)(peprotech、製品番号300-25)、APC標識抗ヒトCD11c抗体(APC anti-human CD11c antibody)(Biolegend、製品番号:301614)、アイソタイプ対照(ヒトIgG4)(中山康方生物医薬有限公司製)、Rituximab(Roche)、BSA(メーカー:Sigma、製品番号:V900933-1KG)、Ficoll paque plus(メーカー:GE、製品番号:17-1440-02)。
【0171】
ヒト末梢マクロファージ(Human peripheral monocyte derived macrophage、HPMM)の作製:HPMMはPBMCから誘導された。凍結保存したPBMCを通常に解凍させて、インキュベータに一晩静置し、翌日にPBMCを回収して、170×gで5 min遠心分離した後、2%のFBSを含む1640培地で再懸濁して、インキュベータに2 h静置した。上清を除いて、PBSで2回洗浄し、1640完全培地(10%のFBSを含む)及び100 ng/mLのヒトM-CSFを加えて7日間誘導した。3日目及び5日目に培地を交換し、100 ng/mLのヒトM-CSFを加えた。7日目に誘導を完了したHPMMを回収し、170×gで5 min遠心分離して、上清を捨て、1640完全培地(10%のFBSを含む)で再懸濁して細胞密度を1×106万 細胞/mLに調整し、使用に備え1.5 mLのEPチューブに分注した。
【0172】
1.6F7H1L1(hG4)とRituximabの併用による腫瘍細胞に対するマクロファージの貪食の促進
【0173】
実験目的:本実験は、インビトロ細胞生物学的に6F7H1L1(hG4)とRituximabの併用と6F7H1L1(hG4)単独の、ヒトBurkitt'sリンパ腫(Burkitt's Lymphoma)細胞株Rajiによって媒介される抗体依存性細胞貪食(Antibody Dependent Cellular Phagocytosis、ADCP)を比較する。試験系はHPMMをエフェクター細胞とし、Burkitt'sリンパ腫細胞株Rajiを標的細胞とした。
【0174】
試験方法:対数増殖期のRaji細胞を通常に回収して、170×gで5 min遠心分離し、再懸濁した後、PBSで1回洗浄した。CFSE(2.5 μM)でRaji細胞を再懸濁し(染色密度:1×107細胞/mL)、インキュベータに静置して20 minインキュベートし、6 mLの1640完全培地を加えて染色を停止し、170×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、更に、1 mLの1640完全培地を加えて再懸濁し、インキュベータに静置して10 minインキュベートし、各抗体を1640完全培地で図示の作業濃度に希釈し、同時にアイソタイプ対照抗体(抗HEL抗体、ヒトIgG4)を設計した。抗体と標的細胞を体積1:1でHPMMを含んでいる対応のEPチューブに加え(最終体積は100 μLで、エフェクター細胞と標的細胞の比は5×104:1.5×105であった)、再懸濁して均一に混合し、37℃のインキュベータに静置して2 hインキュベートし、各チューブに800 μLの室温で1%のPBSA(1%のBSAを含むPBS)溶液を加え、1200×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、800 μLの1% PBSAで1回洗浄し、100 μL/サンプルにてAPC標識抗ヒトCD11c抗体(Biolegend lot:371506)(1% PBSAで400倍希釈)を対応するサンプルに加えて標識し、氷上で40 minインキュベートした。各チューブに800 μLの1% PBSAを加え、1200×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、800 μLの1% PBSAで1回洗浄し、各チューブに200 μLの1% PBSAを加えて再懸濁し、FACS Caliburフローサイトメータにローディングして検出した。ローディングシステムでマクロファージはAPC-CD11b+陽性であり、食作用が発生するマクロファージはAPC-CD11b+CFSE+二重陽性であった。二重陽性細胞のAPC陽性細胞における比を貪食指数として、抗体によって媒介されるADCP活性を評価した。各群のADCP活性を以下の式で計算し、P%で表す:
【0175】
【数1】
【0176】
実験結果:本実施例ではHPMMをエフェクター細胞とし、Rajiを標的細胞として、6F7H1L1(hG4)とRituximabの併用による抗体によって媒介される細胞貪食活性(ADCP)を検出した。結果は、エラーです!引用元が見つかりません。に示されており、Rituximab、6F7H1L1(hG4)の貪食指数がブランク対照及びアイソタイプ対照(ヒトIgG4)より明らかに高いことから、Rituximab、6F7H1L1(hG4)はADCP活性を有することが示されている。6F7H1L1(hG4)とRituximabの併用の貪食指数が6F7H1L1(hG4)より明らかに高いことから、6F7H1L1(hG4)とRituximabの併用は単独よりADCP活性が高いことが示されている。
【0177】
2.6F7H1L1(hG4)とAzacitidineの併用による腫瘍細胞に対するマクロファージの貪食の促進
【0178】
実験目的:本実験は、インビトロ細胞生物学的に6F7H1L1(hG4)とAzacitidineの併用と6F7H1L1(hG4)単独の、急性骨髄性白血病(Acute Myelocytic Leukemia、AML)細胞株HL-60によって媒介される抗体依存性細胞貪食ADCPを比較する。試験系は、HPMMをエフェクター細胞とし、異なる濃度のAzacitidineでAML細胞株HL-60を処理したものを標的細胞とした。
【0179】
試験方法:HL-60を通常に回収して、6ウェルプレートにプレーティングし、各ウェルは4×105/2 mLの1640完全培地であり、それぞれ、異なる濃度のAzacitidineを加え(作業濃度は3 μM、1 μM)、ブランクHL-60群を併設し、インキュベータに静置して24 hインキュベートした。翌日に、試薬を加えて培養した後の及びブランクのHL-60細胞を回収して、170×gで5 min遠心分離し、再懸濁した後、計数して生存率を測定し、PBSで1回洗浄した。PBSでCFSEを2.5 μMに希釈し、希釈後のCFSEでHL-60細胞を再懸濁し(染色密度:1×107細胞/mL)、インキュベータに静置して20 minインキュベートし、6 mLの1640完全培地(10%のFBSを含む)を加えて染色を停止し、170×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、更に、1 mLの1640完全培地を加えて再懸濁し、インキュベータに静置して10 minインキュベートし、各抗体を1640完全培地で20、2 μg/mL(作業濃度は10、1 μg/mL)に希釈し、同時にアイソタイプ対照抗体(抗HEL抗体、ヒトIgG4)を設計した。抗体と標的細胞を、HPMMを含む対応のコニカルボトムプレートに加え(最終体積は100 μLで、エフェクター細胞と標的細胞の比は5×104:1.5×105であった)、再懸濁して均一に混合し、37℃のインキュベータに静置して2 hインキュベートし、各ウェルに150 μLの室温で1%のPBSA(1%のBSAを含むPBS)溶液を加え、1000×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、200 μLの1% PBSAで1回洗浄し、100 μL/サンプルにてAPC標識抗ヒトCD11c抗体(1% PBSAで400倍希釈)を対応するサンプルに加えて標識し、氷上で40 minインキュベートした。各ウェルに150 μLの1% PBSAを加え、1000×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、200 μLの1% PBSAで1回洗浄し、各ウェルに200 μLの1% PBSAを加えて再懸濁し、FACS Caliburフローサイトメータにローディングして検出した。ローディングシステムでマクロファージはAPC-CD11b+陽性であり、食作用が発生するマクロファージはAPC-CD11b+CFSE+二重陽性であった。二重陽性細胞のAPC陽性細胞における比を貪食指数として、抗体によって媒介されるADCP活性を評価した。本実施例の(1)の式で各群のADCP活性を計算し、P%と表記する。
【0180】
実験結果:本試験は、CD47を標的とするHu5F9-G4を陽性対照抗体とし、HPMMをエフェクター細胞とし、HL-60を標的細胞として、6F7H1L1(hG4)とAzacitidineの併用のADCP活性を検出した。結果は、エラーです!引用元が見つかりません。に示されており、Azacitidine、6F7H1L1(hG4)、Hu5F9-G4の貪食指数がブランク対照及びアイソタイプ対照(ヒトIgG4)より明らかに高いことから、Azacitidine、6F7H1L1(hG4)、Hu5F9-G4は貪食促進活性を有することが示されている。6F7H1L1(hG4)、Hu5F9-G4とAzacitidineの併用の貪食指数が単独抗体より明らかに高いことから、6F7H1L1(hG4)、Hu5F9-G4とAzacitidineの併用は単独抗体よりADCP活性が高いことが示されている。同じ標的の対照抗体Hu5F9-G4と比べて、6F7H1L1(hG4)とAzacitidineの併用のADCP活性はHu5F9-G4とAzacitidineの併用と同等であった。
【0181】
実施例6:6F7H1L1(hG4)とPD-1/CTLA-4二重特異性抗体、PD-1抗体の併用による免疫細胞の活性化の促進
【0182】
実験材料:PBMC細胞(中山康方生物医薬有限公司より分離と作製)、A549細胞(中国科学院細胞センター、製品番号:KCB-200434YJ)、SK-VO-3細胞(ATCC、製品番号:HTB-77)、HL-60細胞(ATCC、製品番号:CCL-240)、LNCAP(中国科学院上海生命科学研究所細胞資源センター)、Raji-PDL1細胞(中山康方生物医薬有限公司より構築、通常の方法でPDL-1レンチウイルスベクターを構築し、ウイルスをパッケージして、Raji細胞に感染し、blasticidinでスクリーニングしてRaji-PDL1を得た)、DMEM培地(Gibco、製品番号:11995-081)、Trypsin-EDTA(0.25%)、phenol red(Gibco、製品番号:25200072)、RPMI 1640培地(Gibco、製品番号:22400-105)、Blasticidin(Gibco、製品番号:R210-01)、FBS(Excell bio、製品番号:FSP500)、SEB(黄色ブドウ球菌腸毒素抗原)(dianotech、製品番号:S010201)、MMC(マイトマイシンC)(Stressmarq、製品番号:SIH-246)、Ficoll-PaqueTM PLUS(メーカー:GE Healthcare、製品番号:17-1440-02)、human IL-2 ELISA KIT(Dakewe、製品番号:1110202)、human IFN-γ ELISA KIT(Dakewe、製品番号:1110002)、アイソタイプ対照(ヒトIgG1(Anti-HEL-isotype control))。
【0183】
1.6F7H1L1(hG4)とPD-1/CTLA-4二重特異性抗体の併用による免疫細胞の活性化の促進
【0184】
実験目的:本実験は、インビトロ細胞生物学的に6F7H1L1(hG4)とPD-1/CTLA-4二重特異性抗体(Cadonilimab)の併用と6F7H1L1(hG4)単独の、ヒトPDL-1を過剰発現するヒトBurkitt'sリンパ腫細胞株Raji-PDL1細胞に対する免疫細胞の免疫応答を誘導する活性を比較する。
【0185】
実験方法:1640+10% FBS完全培地でRaji-PDL1細胞を通常に培養した。PBMCを解凍させて、0.5 μg/mLのSEBで2日間活性化した。実験当日、2 μg/mLのMMCでRaji-PDL1細胞を1時間処理した。SEBで2日間活性化したPBMC及びMMCで処理したRaji-PDL1細胞を回収し、PBSで2回洗浄し、1640+10% FBS完全培地で再懸濁して計数し、Raji-PDL1及びPBMCはいずれも1×105個の細胞/ウェルで96ウェルプレートに接種し、実験設計に従って希釈済みの抗体を加え、均一に混合して37℃、5%CO2のインキュベータに静置して3日間共培養した。3日後、細胞培養上清を回収し、ELISA KIT(Dakewe Biotech Co., Ltd.)の説明書に従ってIL-2、IFN-γを検出した。実験培地はいずれも10% FBS+1640であった。
【0186】
実験結果:結果は図3に示されており、6F7H1L1(hG4)単独又はPD-1/CTLA-4二重特異性抗体単独と比べて、PBMC細胞のIFN-γの分泌を顕著に刺激することができ、6F7H1L1(hG4)とPD-1/CTLA-4二重特異性抗体の併用は単独よりも優れた活性を示しており、即ち、ヒトBurkitt'sリンパ腫細胞株Raji-PDL1細胞に対する免疫細胞の免疫応答をより顕著に増強していた。
【0187】
2.6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用による免疫細胞の活性化の促進
【0188】
(1)6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用によるヒト肺腺がん細胞株A549細胞に対する免疫細胞の免疫応答の促進
【0189】
実験目的:本実験は、インビトロ細胞生物学的に6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体(Penpulimab)の併用と6F7H1L1(hG4)単独の、Raji-PDL1細胞及びヒト肺腺がん細胞株A549細胞に対する免疫細胞の免疫応答の誘導を比較する。
【0190】
実験方法:1640+10% FBS完全培地でRaji-PDL1細胞を通常に培養し、DMEM+10% FBS完全培地でA549細胞を通常に培養した。PBMCを解凍させて、0.5 μg/mLのSEBで2日間活性化した。実験当日、2 μg/mLのMMCでRaji-PDL1細胞を1時間処理した。SEBで2日間活性化したPBMC及びMMCで処理したRaji-PDL1細胞を回収し、PBSで2回洗浄し、1640+10% FBS完全培地で再懸濁して計数し、Raji-PDL1及びPBMCはいずれも1×105個の細胞/ウェルで96ウェルプレートに接種し、対数増殖期のA549細胞を回収し、A549細胞を5×104個の細胞/ウェルで96ウェルプレートに接種し、実験設計に従って希釈済みの抗体を加え、均一に混合して37℃、5%CO2のインキュベータに静置して3日間共培養した。3日後、細胞培養上清を回収し、ELISA KITの説明書に従ってIL-2、IFN-γを検出した。実験培地はいずれも10% FBS+1640であった。
【0191】
実験結果:結果は図4に示されており、6F7H1L1(hG4)単独又はPD-1抗体単独と比べて、PBMC細胞のIFN-γの分泌を顕著に刺激することができ、6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用は単独よりも優れた活性を示しており、即ち、ヒト肺腺がん細胞株A549細胞に対する免疫細胞の免疫応答をより顕著に増強していた。
【0192】
(2)6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用によるヒト卵巣がん細胞株SK-OV-3細胞に対する免疫細胞の免疫応答の促進
【0193】
実験目的:本実験は、インビトロ細胞生物学的に6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体(Penpulimab)の併用と6F7H1L1(hG4)単独の、Raji-PDL1細胞及びヒト卵巣がん細胞株SK-OV-3細胞に対する免疫細胞の免疫応答の誘導を比較する。
【0194】
実験方法:1640+10% FBS完全培地でRaji-PDL1細胞を通常に培養し、McCoy’s 5A(Modified)Medium+10% FBS完全培地でSK-OV-3細胞を通常に培養した。PBMCを解凍させて、0.5 μg/mLのSEBで2日間活性化した。実験当日、2 μg/mLのMMCでRaji-PDL1細胞を1時間処理した。SEBで2日間活性化したPBMC及びMMCで処理したRaji-PDL1細胞を回収し、PBSで2回洗浄し、1640+10% FBS完全培地で再懸濁して計数し、Raji-PDL1及びPBMCはいずれも1×105個の細胞/ウェルで96ウェルプレートに接種し、対数増殖期のSK-OV-3細胞を回収し、SK-OV-3細胞を5×104個の細胞/ウェルで96ウェルプレートに接種し、実験設計に従って希釈済みの抗体を加え、均一に混合して37℃、5%CO2のインキュベータに静置して3日間共培養した。3日後、細胞培養上清を回収し、ELISA KITの説明書に従ってIL-2、IFN-γを検出した。実験培地はいずれも10% FBS+1640であった。
【0195】
実験結果:結果は図5に示されており、6F7H1L1(hG4)単独又はPD-1抗体単独と比べて、PBMC細胞のIL-2の分泌を顕著に刺激することができ、6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用は単独よりも優れた活性を示しており、即ち、ヒト卵巣がん細胞株SK-OV-3細胞に対する免疫細胞の免疫応答をより顕著に増強していた。
【0196】
(3)6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用によるヒト前立腺がん細胞LNCAP細胞に対する免疫細胞の免疫応答の促進
【0197】
実験目的:本実験は、インビトロ細胞生物学的に6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体(Penpulimab)の併用と6F7H1L1(hG4)単独の、Raji-PDL1細胞及びヒト前立腺がん細胞LNCAP細胞に対する免疫細胞の免疫応答の誘導を比較する。
【0198】
実験方法:1640+10% FBS完全培地でRaji-PDL1細胞を通常に培養し、RPMI-1640+10% FBS完全培地でLNCAP細胞を通常に培養した。PBMCを解凍させて、0.5 μg/mLのSEBで2日間活性化した。実験当日、2 μg/mLのMMCでRaji-PDL1細胞を1時間処理した。SEBで2日間活性化したPBMC及びMMCで処理したRaji-PDL1細胞を回収し、PBSで2回洗浄し、1640+10% FBS完全培地で再懸濁して計数し、Raji-PDL1及びPBMCはいずれも1×105個の細胞/ウェルで96ウェルプレートに接種し、対数増殖期のLNCAP細胞を回収し、LNCAP細胞を5×104個の細胞/ウェルで96ウェルプレートに接種し、実験設計に従って希釈済みの抗体を加え、均一に混合して37℃、5%CO2のインキュベータに静置して3日間共培養した。3日後、細胞培養上清を回収し、ELISA KITの説明書に従ってIL-2、IFN-γを検出した。実験培地はいずれも10% FBS+1640であった。
【0199】
実験結果:結果は図6に示されており、6F7H1L1(hG4)単独又はPD-1抗体単独と比べて、PBMC細胞のIL-2の分泌を顕著に刺激することができ、6F7H1L1(hG4)とPD-1抗体の併用は単独よりも優れた活性を示しており、即ち、ヒト前立腺がん細胞であるLNCAP細胞に対する免疫細胞の免疫応答をより顕著に増強していた。
【0200】
実施例7:6F7H1L1(hG4)とCetuximabの併用による腫瘍細胞に対するマクロファージの貪食の促進
【0201】
解凍PBMC(中山康方生物医薬有限公司製、ロット:20200521-E)を1640完全培地+10% FBS(Excell bio、製品番号:FSP500、ロット番号:11I025)で一晩インキュベートし、翌日に1640完全培地+2% FBSに交換して2 hインキュベートし、上清を捨てた後、PBSで2回洗浄し、インキュベータ(90%の1640+10%のFBS+M-CSF-100 ng/mL)に加えてヒトマクロファージ(HPMM、中山康方生物医薬有限公司製)に誘導し、3日目及び5日目に培地を交換して試薬を加え、誘導7日目に実験を行った。
【0202】
HT-29細胞(中国科学院上海生命科学研究所細胞資源センター、製品番号:TCHu103)を通常に回収し、170×gで5 min遠心分離し、再懸濁した後、計数して生存率を測定し、PBSで1回洗浄した。PBSでCFSE(Biolegend、製品番号:423801)を2.5 μMに希釈し、適量の希釈後のCFSEで細胞を再懸濁し(染色密度:1000万個の細胞/mL)、インキュベータに静置して20 minインキュベートし、6 mLの1640完全培地(10%のFBSを含む)を加えて染色を停止し、170×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、1 mLの1640完全培地を加えて、インキュベータに静置して10 minインキュベートし、再懸濁して計数し、細胞数を調整した。
【0203】
1640完全培地で6F7H1L1(hG4)及びCetuximab抗体(中山康方生物医薬有限公司製、ロット番号:20200917)を所定の濃度に希釈し、アイソタイプ対照抗体を設計し、ヒトマクロファージを回収して、7170×gで5 min遠心分離し、上清を捨てて計数し、1.5 mLのEPチューブに移して、1200×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、腫瘍細胞+抗体懸濁液(各50 μL)を、マクロファージを含む1.5 mLのEPチューブに加え、再懸濁して均一に混合し、37℃のインキュベータに静置して2 hインキュベートし、各チューブに800 μLの常温で1%のPBSAを加えて、1200×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、800 μLのPBSAで1回洗浄し、100 μL/サンプルにてAPC anti-mouse/human CD11b antibody(PBSAで500倍希釈)(Biolegend、製品番号:101212、濃度:0.2 mg/mL)を対応するサンプルに加えて、均一に混合し、氷上で40 minインキュベートし、各チューブに800 μLの1% PBSAを加え、1200×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、各チューブを800 μLのPBSAで1回洗浄し、各チューブに200 μLの1% PBSAを加えて再懸濁し、フローサイトメトリー用チューブに移して、ローディングした。
【0204】
実験結果:本実施例ではHPMMをエフェクター細胞とし、HT29を標的細胞として、6F7H1L1(hG4)とCetuximabの併用による抗体によって媒介される細胞貪食活性(ADCP)を検出した。結果は図7に示されており、Cetuximab、6F7H1L1(hG4)の貪食指数がブランク対照及びアイソタイプ対照(ヒトIgG4)より明らかに高いことから、Cetuximab、6F7H1L1(hG4)はADCP活性を有することが示されている。6F7H1L1(hG4)とCetuximabの併用の貪食指数が6F7H1L1(hG4)より明らかに高いことから、6F7H1L1(hG4)とCetuximabの併用は単独よりADCP活性が高いことが示されている。
【0205】
実施例8:6F7H1L1(hG4)とObinutuzumabの併用による腫瘍細胞に対するマクロファージの貪食の促進
【0206】
解凍PBMC(中山康方生物医薬有限公司製、ロット:20201126-G)を1640完全培地+10% FBS(Excell bio、製品番号:FSP500、ロット番号:11I025)で一晩インキュベートし、翌日に1640完全培地+2% FBSに交換して2 hインキュベートし、上清を捨てた後、PBSで2回洗浄し、インキュベータ(90%の1640+10%のFBS+M-CSF-100 ng/mL)に加えてヒトマクロファージ(HPMM)に誘導し、3日目及び5日目に培地を交換して試薬を加え、誘導7日目に実験を行った。
【0207】
Raji細胞(ATCCより購入)を通常に回収して、PBSで1回洗浄した。PBSでCFSEを2.5 μMに希釈し、適量の希釈後のCFSEで細胞を再懸濁し(染色密度:1000万個の細胞/mL)、インキュベータに静置して20 minインキュベートし、6 mLの1640完全培地(10%のFBSを含む)を加えて染色を停止し、170×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、1 mLの1640完全培地を加えて、インキュベータに静置して10 minインキュベートし、細胞数を300万/mLに調整し、1640完全培地で抗体を所定の濃度に希釈し、アイソタイプ対照抗体を設計し、マクロファージを回収し、170×gで5 min遠心分離して、細胞数を100万/mLに調整し、96ウェルコニカルボトムプレートに移して、750×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、腫瘍細胞+抗体懸濁液を、マクロファージを含む96ウェルコニカルボトムプレートに加え、再懸濁して均一に混合し、37℃のインキュベータに静置して2 hインキュベートし、各ウェルに150 μLの常温で1%のPBSAを加えて、750×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、200 μLのPBSAで1回洗浄し、100 μL/サンプルにてAPC anti-mouse/human CD11b antibody(PBSAで500倍希釈)を対応するサンプルに加えて、均一に混合し、氷上で40 minインキュベートし、各ウェルに150 μLの1% PBSAを加え、750×gで5 min遠心分離し、上清を捨て、各ウェルを200 μLのPBSAで1回洗浄し、各チューブに200 μLの1% PBSAを加えて再懸濁し、フローサイトメトリー用チューブに移して、ローディングした。
【0208】
実験結果:本実施例ではHPMMをエフェクター細胞とし、Rajiを標的細胞として、6F7H1L1(hG4)とObinutuzumabの併用による抗体によって媒介される細胞貪食活性(ADCP)を検出した。結果は図8に示されており、Obinutuzumab、6F7H1L1(hG4)の貪食指数がブランク対照及びアイソタイプ対照(ヒトIgG4、ヒトIgG1)より明らかに高いことから、Obinutuzumab、6F7H1L1(hG4)はADCP活性を有することが示されている。6F7H1L1(hG4)とObinutuzumabの併用の貪食指数が6F7H1L1(hG4)より高いことから、6F7H1L1(hG4)とObinutuzumabの併用は単独よりADCP活性が高いことが示されている。
【0209】
実施例9:6F7H1L1(hG4)と抗PD-1-抗CTLA-4二重特異性抗体の併用による効果的な腫瘍治療
【0210】
6F7H1L1(hG4)抗体と抗PD-1-抗CTLA-4二重特異性抗体Cadonilimabの併用のインビボ抗腫瘍活性を検出するために、最初にCT26-hCD47細胞(マウス結腸がん細胞、江蘇集萃薬康生物科技股分有限公司より購入)を、6.43週齢~8.43週齢の雌BALB/c-hPD1/hSIRPαマウス(江蘇集萃薬康生物科技股分有限公司より購入)に皮下接種し、平均腫瘍体積が80 mm~120 mm3に達すると、腫瘍体積でマウスをランダムに4群に分け、1群あたり6匹であった。群分け当日をD0日とし、群分け当日D0日に投与を開始した。併用投与群の投与方式は、薬物を単独に調合し、前後に別々に投与する(投与順序と間隔時間の特定の要求がなく、ある薬物を投与した後に別の薬物を投与する)。モデリングと具体的な投与方式は表1に示されている。投与後に各群の腫瘍の長さと幅を測定して、腫瘍体積を計算し、独立したサンプルのt検定(SPSS 17.0)を実施し、*P<0.05、**P<0.01であった。
【0211】
【表1】
【0212】
結果は図9に示される。結果から分かるように、アイソタイプ対照抗体hIgG4と比べて、6F7H1L1(hG4)抗体とPD-1/CTLA-4二重特異性抗体Cadonilimabはいずれもマウス腫瘍の増殖を効果的に阻害することができ、且つ6F7H1L1(hG4)+Cadonilimab併用群は当該モデルに併用抗腫瘍効果を示しており、併用の腫瘍抑制は被験薬単独群より優れていた。
【0213】
更に、図10に示される通り、担がんマウスは被験薬6F7H1L1(hG4)及びCadonilimabの単独及び併用にいずれも良好な耐性を有し、各群では担がんマウスの体重に影響がなかった。
【0214】
実施例10:6F7H1L1(hG4)抗体と抗PD-1-抗VEGFA二重特異性抗体の併用による効果的な腫瘍治療
【0215】
6F7H1L1(hG4)抗体と抗PD-1-抗VEGFA二重特異性抗体VP101(hG1DM)の併用のインビボ抗腫瘍活性を検出するために、最初にMDA-MB-231細胞(ATCCより購入)を、5週齢~7週齢のSCID Beigeマウス(北京維通利華実験動物技術有限公司より購入)に皮下接種し、平均腫瘍体積が120~150 mm3に達すると、腫瘍体積でマウスをランダムに4群に分け、1群あたり6匹であった。群分け当日はD0日と定義し、群分け当日のD0日から投与を開始し、且つマウスに活性化後のPBMCを腹腔内注射した。併用投与群の投与方式は、薬物を単独に調合し、前後に別々に投与する(投与順序と間隔時間の特定の要求がなく、ある薬物を投与した後に別の薬物を投与する)。モデリングと具体的な投与方式は表2に示されている。投与後に各群の腫瘍の長さと幅を測定し、腫瘍体積を計算し、一元配置分散分析(Bonferroni事後検定)を実施し、*P<0.05、**P<0.01であった。
【0216】
【表2】
【0217】
結果は図11に示される。結果から分かるように、アイソタイプ対照群と比べて、6F7H1L1(hG4)、VP101(hG1DM)はいずれもマウス腫瘍の増殖を効果的に阻害することができ、且つ6F7H1L1(hG4)+VP101(hG1DM)併用群は当該モデルに併用抗腫瘍効果を示しており、併用の腫瘍抑制は被験薬単独群より優れていた。
【0218】
更に、図12に示される通り、担がんマウスは被験薬6F7H1L1(hG4)及びVP101(hG1DM)の単独及び併用にいずれも良好な忍容性を有し、各群では担がんマウスの体重に影響がなかった。
【0219】
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されず、当業者は本発明の趣旨を逸脱することなく様々な同等な変形又は置き換えを行うことができ、これらの同等な変形又は置き換えも本願の特許請求の範囲によって限定される範囲に含まれる。
【0220】
配列表:
【0221】
配列番号1:6F7の重鎖可変領域のヌクレオチド配列
CAGGTGCAGCTGCAGCAGCCAGGAGCAGAGCTGGTGAGGCCAGGAGCATCCGTGAAGCTGTCTTGTAAGGCCAGCGGCTACACCTTCACATCCTATTGGATGAACTGGGTGAAGCAGAGGCCTGGACAGGGACTGGAGTGGATCGGCATGATCGACCCAAGCGATTCCGAGACCCACAACAATCAGATGTTTAAGGACAAGGCCACCCTGACAGTGGATAAGAGCTCCAATACCGCCTACATGCACCTGTCTAGCCTGACATCTGAGGACAGCGCCGTGTATCACTGCGCCCGGCTGTACAGATGGTATTTTGACGTGTGGGGAGCAGGAACCACAGTGACCGTGTCCTCT
【0222】
配列番号2:6F7の重鎖可変領域のアミノ酸配列
QVQLQQPGAELVRPGASVKLSCKASGYTFTSYWMNWVKQRPGQGLEWIGMIDPSDSETHNNQMFKDKATLTVDKSSNTAYMHLSSLTSEDSAVYHCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSS
【0223】
配列番号3:6F7の軽鎖可変領域のヌクレオチド配列
AACATCGTGATGACCCAGTCCCCCAAGTCTATGAGCATGTCCCTGGGCGAGAGGGTGACCCTGTCCTGTAAGGCCTCTGAGATCGTGGGCACATACGTGTCTTGGTTTCAGCAGAAGCCACACCAGAGCCCCAAGCTGCTGATCTACGGCGCCTCCAATCGGTATACAGGCGTGCCTGACAGATTCACCGGCTCTGGCAGCGCCACAGACTTCACCCTGACAATCTCTAACGTGCAGGCCGAGGACCTGGCCGATTATCACTGCGGCCAGAGCTACAATTTCCCTTATACCTTTGGCGGCGGCACAAAGCTGGAGATCAAG
【0224】
配列番号4:6F7の軽鎖可変領域のアミノ酸配列
NIVMTQSPKSMSMSLGERVTLSCKASEIVGTYVSWFQQKPHQSPKLLIYGASNRYTGVPDRFTGSGSATDFTLTISNVQAEDLADYHCGQSYNFPYTFGGGTKLEIK
【0225】
配列番号5 6F7のCDRのHCDR1
GYTFTSYW
【0226】
配列番号6 6F7のCDRのHCDR2
IDPSDSET
【0227】
配列番号7 F7のCDRのHCDR3
ARLYRWYFDV
【0228】
配列番号8 6F7のCDRのLCDR1
EIVGTY
【0229】
配列番号9 6F7のCDRのLCDR2
GAS
【0230】
配列番号10 6F7のCDRのLCDR3
GQSYNFPYT
【0231】
配列番号11 6F7H1の重鎖可変領域のヌクレオチド配列
CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGAGCAGAGGTGGTGAAGCCAGGAGCCTCTGTGAAGCTGAGCTGTAAGGCCTCCGGCTACACCTTCACAAGCTATTGGATGAACTGGGTGCGGCAGAGACCAGGACAGGGACTGGAGTGGATCGGAATGATCGACCCTTCCGATTCTGAGACCCACAATGCCCAGAAGTTTCAGGGCAAGGCCACCCTGACAGTGGACAAGAGCACCTCCACAGCCTACATGCACCTGAGCTCCCTGCGGTCCGAGGACACAGCCGTGTACTATTGCGCCAGGCTGTACCGCTGGTATTTTGACGTGTGGGGAGCAGGAACCACAGTGACCGTGTCTAGC
【0232】
配列番号12 6F7H1の重鎖可変領域のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKLSCKASGYTFTSYWMNWVRQRPGQGLEWIGMIDPSDSETHNAQKFQGKATLTVDKSTSTAYMHLSSLRSEDTAVYYCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSS
【0233】
配列番号13 6F7L1の軽鎖可変領域のヌクレオチド配列
AACATCGTGATGACCCAGTCCCCAGCCACAATGTCTATGAGCCCAGGAGAGAGGGTGACCCTGTCCTGTAGAGCCTCTGAGATCGTGGGCACATACGTGTCTTGGTTTCAGCAGAAGCCAGGACAGGCACCTAGGCTGCTGATCTACGGAGCAAGCAACAGGTATACCGGAGTGCCAGCACGCTTCTCCGGCTCTGGCAGCGGCACAGACTTTACCCTGACAATCAGCTCCGTGCAGCCTGAGGACCTGGCCGATTATCACTGCGGCCAGTCTTACAATTTCCCATATACCTTTGGCGGCGGCACAAAGCTGGAGATCAAG
【0234】
配列番号14 6F7L1の軽鎖可変領域のアミノ酸配列
NIVMTQSPATMSMSPGERVTLSCRASEIVGTYVSWFQQKPGQAPRLLIYGASNRYTGVPARFSGSGSGTDFTLTISSVQPEDLADYHCGQSYNFPYTFGGGTKLEIK
【0235】
配列番号15 6F7H2の重鎖可変領域のヌクレオチド配列
CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGAGCAGAGGTGGTGAAGCCAGGAGCCTCTGTGAAGGTGAGCTGTAAGGCCTCCGGCTACACCTTCACATCCTATTGGATGAACTGGGTGCGGCAGAGACCAGGACAGGGACTGGAGTGGATCGGAATCATCGACCCTTCCGATTCTGAGACCTCTAATGCCCAGAAGTTTCAGGGCCGGGTGACCCTGACAGTGGACAAGAGCACCTCCACAGCCTACATGCACCTGAGCTCCCTGAGGAGCGAGGACACAGCCGTGTACTATTGCGCCAGGCTGTACCGCTGGTATTTTGACGTGTGGGGAGCAGGAACCACAGTGACCGTGTCTAGC
【0236】
配列番号16 6F7H2の重鎖可変領域のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKVSCKASGYTFTSYWMNWVRQRPGQGLEWIGIIDPSDSETSNAQKFQGRVTLTVDKSTSTAYMHLSSLRSEDTAVYYCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSS
【0237】
配列番号17 6F7L2の軽鎖可変領域のヌクレオチド配列
AACATCGTGATGACCCAGTCCCCAGCCACACTGTCTCTGAGCCCAGGAGAGAGGGTGACCCTGTCCTGTAGAGCCTCTGAGATCGTGGGCACATACGTGTCTTGGTTTCAGCAGAAGCCAGGACAGGCACCTAGGCTGCTGATCTATGGCGCCAGCAACAGGGCAACCGGCATCCCCGCACGCTTCTCCGGCTCTGGCAGCGGCACAGACTTTACCCTGACAATCAGCTCCCTGCAGCCTGAGGACCTGGCCGATTACTATTGCGGCCAGTCTTACAATTTCCCATATACCTTTGGCGGCGGCACAAAGCTGGAGATCAAG
【0238】
配列番号18 6F7L2の軽鎖可変領域のアミノ酸配列
NIVMTQSPATLSLSPGERVTLSCRASEIVGTYVSWFQQKPGQAPRLLIYGASNRATGIPARFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDLADYYCGQSYNFPYTFGGGTKLEIK
【0239】
配列番号19 6F7H3の重鎖可変領域のヌクレオチド配列
CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGAGCAGAGGTGGTGAAGCCAGGAGCCTCTGTGAAGGTGAGCTGTAAGGCCTCCGGCTACACCTTCACATCCTATTGGATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCAGGACAGGGACTGGAGTGGATCGGCATCATCGACCCTTCCGATTCTGAGACCTCTTACGCCCAGAAGTTTCAGGGCAGGGTGACCCTGACAGTGGACAAGAGCACCTCCACAGCCTATATGGAGCTGAGCTCCCTGCGCAGCGAGGACACAGCCGTGTACTATTGCGCCCGGCTGTACAGATGGTATTTTGACGTGTGGGGAGCAGGAACCACAGTGACCGTGTCTAGC
【0240】
配列番号20 6F7H3の重鎖可変領域のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKVSCKASGYTFTSYWMNWVRQAPGQGLEWIGIIDPSDSETSYAQKFQGRVTLTVDKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSS
【0241】
配列番号21 6F7L3の軽鎖可変領域のヌクレオチド配列
AACATCGTGATGACCCAGTCCCCAGCCACACTGTCTCTGAGCCCAGGAGAGAGGGTGACCCTGTCCTGTAGAGCCTCTGAGATCGTGGGCACATACCTGTCTTGGTATCAGCAGAAGCCAGGACAGGCACCTAGGCTGCTGATCTACGGAGCCAGCACCAGGGCAACAGGCATCCCCGCACGCTTCTCCGGCTCTGGCAGCGGCACCGACTTTACCCTGACAATCAGCTCCCTGCAGCCTGAGGATTTTGCCGTGTACTATTGCGGCCAGTCTTACAATTTCCCATATACCTTTGGCGGCGGCACAAAGCTGGAGATCAAG
【0242】
配列番号22 6F7L3の軽鎖可変領域のアミノ酸配列
NIVMTQSPATLSLSPGERVTLSCRASEIVGTYLSWYQQKPGQAPRLLIYGASTRATGIPARFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFAVYYCGQSYNFPYTFGGGTKLEIK
【0243】
配列番号23 6F7の重鎖フレームワーク領域FR-H1のアミノ酸配列
QVQLQQPGAELVRPGASVKLSCKAS
【0244】
配列番号24 6F7の重鎖フレームワーク領域FR-H2のアミノ酸配列
MNWVKQRPGQGLEWIGM
【0245】
配列番号25 6F7の重鎖フレームワーク領域FR-H3のアミノ酸配列
HNNQMFKDKATLTVDKSSNTAYMHLSSLTSEDSAVYHC
【0246】
配列番号26 6F7の重鎖フレームワーク領域FR-H4のアミノ酸配列
WGAGTTVTVSS
【0247】
配列番号27 6F7の軽鎖フレームワーク領域FR-L1のアミノ酸配列
NIVMTQSPKSMSMSLGERVTLSCKAS
【0248】
配列番号28 6F7の軽鎖フレームワーク領域FR-L2のアミノ酸配列
VSWFQQKPHQSPKLLIY
【0249】
配列番号29 6F7の軽鎖フレームワーク領域FR-L3のアミノ酸配列
NRYTGVPDRFTGSGSATDFTLTISNVQAEDLADYHC
【0250】
配列番号30 6F7の軽鎖フレームワーク領域FR-L4のアミノ酸配列
FGGGTKLEIK
【0251】
配列番号31 6F7H1のフレームワーク領域FR-H1のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKLSCKAS
【0252】
配列番号32 6F7H1のフレームワーク領域FR-H2のアミノ酸配列
MNWVRQRPGQGLEWIGM
【0253】
配列番号33 6F7H1のフレームワーク領域FR-H3のアミノ酸配列
HNAQKFQGKATLTVDKSTSTAYMHLSSLRSEDTAVYYC
【0254】
配列番号34 6F7H1のフレームワーク領域FR-H4のアミノ酸配列
WGAGTTVTVSS
【0255】
配列番号35 6F7L1のフレームワーク領域FR-L1のアミノ酸配列
NIVMTQSPATMSMSPGERVTLSCRAS
【0256】
配列番号36 6F7L1のフレームワーク領域FR-L2のアミノ酸配列
VSWFQQKPGQAPRLLIY
【0257】
配列番号37 6F7L1のフレームワーク領域FR-L3のアミノ酸配列
NRYTGVPARFSGSGSGTDFTLTISSVQPEDLADYHC
【0258】
配列番号38 6F7L1のフレームワーク領域FR-L4のアミノ酸配列
FGGGTKLEIK
【0259】
配列番号39 6F7H2のフレームワーク領域FR-H1のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKVSCKAS
【0260】
配列番号40 6F7H2のフレームワーク領域FR-H2のアミノ酸配列
MNWVRQRPGQGLEWIGI
【0261】
配列番号41 6F7H2のフレームワーク領域FR-H3のアミノ酸配列
SNAQKFQGRVTLTVDKSTSTAYMHLSSLRSEDTAVYYC
【0262】
配列番号42 6F7H2のフレームワーク領域FR-H4のアミノ酸配列
WGAGTTVTVSS
【0263】
配列番号43 6F7L2のフレームワーク領域FR-L1のアミノ酸配列
NIVMTQSPATLSLSPGERVTLSCRAS
【0264】
配列番号44 6F7L2のフレームワーク領域FR-L2のアミノ酸配列
VSWFQQKPGQAPRLLIY
【0265】
配列番号45 6F7L2のフレームワーク領域FR-L3のアミノ酸配列
NRATGIPARFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDLADYYC
【0266】
配列番号46 6F7L2のフレームワーク領域FR-L4のアミノ酸配列
FGGGTKLEIK
【0267】
配列番号47 6F7H3のフレームワーク領域FR-H1のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKVSCKAS
【0268】
配列番号48 6F7H3のフレームワーク領域FR-H2のアミノ酸配列
MNWVRQAPGQGLEWIGI
【0269】
配列番号49 6F7H3のフレームワーク領域FR-H3のアミノ酸配列
SYAQKFQGRVTLTVDKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYC
【0270】
配列番号50 6F7H3のフレームワーク領域FR-H4のアミノ酸配列
WGAGTTVTVSS
【0271】
配列番号51 6F7L3のフレームワーク領域FR-L1のアミノ酸配列
NIVMTQSPATLSLSPGERVTLSCRAS
【0272】
配列番号52 6F7L3のフレームワーク領域FR-L2のアミノ酸配列
LSWYQQKPGQAPRLLIY
【0273】
配列番号53 6F7L3のフレームワーク領域FR-L3のアミノ酸配列
TRATGIPARFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFAVYYC
【0274】
配列番号54 6F7L3のフレームワーク領域FR-L4のアミノ酸配列
FGGGTKLEIK
【0275】
配列番号55 IgG1Mの重鎖定常領域のアミノ酸配列
ASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPEAAGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK
【0276】
配列番号56 重鎖定常領域Ig gamma-4 chain C regionのアミノ酸配列
ASTKGPSVFPLAPCSRSTSESTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTKTYTCNVDHKPSNTKVDKRVESKYGPPCPSCPAPEFLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLGK
【0277】
配列番号57 軽鎖定常領域Ig kappa chain C regionのアミノ酸配列
RTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0278】
配列番号58 重鎖定常領域Ig gamma-1 chain C regionのアミノ酸配列
ASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK
【0279】
配列番号59 6F7H1L1(G1M)の重鎖のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKLSCKASGYTFTSYWMNWVRQRPGQGLEWIGMIDPSDSETHNAQKFQGKATLTVDKSTSTAYMHLSSLRSEDTAVYYCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPEAAGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK
【0280】
配列番号60 6F7H1L1(G1M)の軽鎖のアミノ酸配列
NIVMTQSPATMSMSPGERVTLSCRASEIVGTYVSWFQQKPGQAPRLLIYGASNRYTGVPARFSGSGSGTDFTLTISSVQPEDLADYHCGQSYNFPYTFGGGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0281】
配列番号61 6F7H2L2(G1M)の重鎖のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKVSCKASGYTFTSYWMNWVRQRPGQGLEWIGIIDPSDSETSNAQKFQGRVTLTVDKSTSTAYMHLSSLRSEDTAVYYCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPEAAGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK
【0282】
配列番号62 6F7H2L2(G1M)の軽鎖のアミノ酸配列
NIVMTQSPATLSLSPGERVTLSCRASEIVGTYVSWFQQKPGQAPRLLIYGASNRATGIPARFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDLADYYCGQSYNFPYTFGGGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0283】
配列番号63 6F7H3L3(G1M)の重鎖のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKVSCKASGYTFTSYWMNWVRQAPGQGLEWIGIIDPSDSETSYAQKFQGRVTLTVDKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPEAAGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK
【0284】
配列番号6F764 H3L3(G1M)の軽鎖のアミノ酸配列
NIVMTQSPATLSLSPGERVTLSCRASEIVGTYLSWYQQKPGQAPRLLIYGASTRATGIPARFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFAVYYCGQSYNFPYTFGGGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0285】
配列番号65 6F7H1L1(hG4)の重鎖のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKLSCKASGYTFTSYWMNWVRQRPGQGLEWIGMIDPSDSETHNAQKFQGKATLTVDKSTSTAYMHLSSLRSEDTAVYYCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSSASTKGPSVFPLAPCSRSTSESTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTKTYTCNVDHKPSNTKVDKRVESKYGPPCPSCPAPEFLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLGK
【0286】
配列番号66 6F7H1L1(hG4)の軽鎖のアミノ酸配列
NIVMTQSPATMSMSPGERVTLSCRASEIVGTYVSWFQQKPGQAPRLLIYGASNRYTGVPARFSGSGSGTDFTLTISSVQPEDLADYHCGQSYNFPYTFGGGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0287】
配列番号67 6F7H2L2(hG4)の重鎖のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKVSCKASGYTFTSYWMNWVRQRPGQGLEWIGIIDPSDSETSNAQKFQGRVTLTVDKSTSTAYMHLSSLRSEDTAVYYCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSSASTKGPSVFPLAPCSRSTSESTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTKTYTCNVDHKPSNTKVDKRVESKYGPPCPSCPAPEFLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLGK
【0288】
配列番号68 6F7H2L2(hG4)の軽鎖のアミノ酸配列
NIVMTQSPATLSLSPGERVTLSCRASEIVGTYVSWFQQKPGQAPRLLIYGASNRATGIPARFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDLADYYCGQSYNFPYTFGGGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0289】
配列番号69 6F7H3L3(hG4)の重鎖のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVVKPGASVKVSCKASGYTFTSYWMNWVRQAPGQGLEWIGIIDPSDSETSYAQKFQGRVTLTVDKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARLYRWYFDVWGAGTTVTVSSASTKGPSVFPLAPCSRSTSESTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTKTYTCNVDHKPSNTKVDKRVESKYGPPCPSCPAPEFLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLGK
【0290】
配列番号70 6F7H3L3(hG4)の軽鎖のアミノ酸配列
NIVMTQSPATLSLSPGERVTLSCRASEIVGTYLSWYQQKPGQAPRLLIYGASTRATGIPARFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFAVYYCGQSYNFPYTFGGGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0291】
配列番号71 mFcタグの配列
PRGPTIKPCPPCKCPAPNLLGGPSVFIFPPKIKDVLMISLSPIVTCVVVDVSEDDPDVQISWFVNNVEVHTAQTQTHREDYNSTLRVVSALPIQHQDWMSGKEFKCKVNNKDLPAPIERTISKPKGSVRAPQVYVLPPPEEEMTKKQVTLTCMVTDFMPEDIYVEWTNNGKTELNYKNTEPVLDSDGSYFMYSKLRVEKKNWVERNSYSCSVVHEGLHNHHTTKSFSRTPGK
【0292】
配列番号72 hIgGの重鎖配列
EVQLEQSGAELMKPGASVKISCKATGYTFTTYWIEWIKQRPGHSLEWIGEILPGSDSTYYNEKVKGKVTFTADASSNTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARGDGFYVYWGQGTTLTVSSASTKGPSVFPLAPCSRSTSESTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTKTYTCNVDHKPSNTKVDKRVESKYGPPCPPCPAPEFLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLGK
【0293】
配列番号73 hIgGの軽鎖配列
DIELTQSPATLSVTPGDSVSLSCRASQSISNNLHWYQQKSHESPRLLIKYTSQSMSGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVETEDFGVYFCQQSGSWPRTFGGGTKLDIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0294】
配列番号74 TEVのアミノ酸配列
ENLYFQG
【0295】
配列番号75 hIgGの重鎖可変領域配列
EVQLEQSGAELMKPGASVKISCKATGYTFTTYWIEWIKQRPGHSLEWIGEILPGSDSTYYNEKVKGKVTFTADASSNTAYMQLSSLTSEDSAVYYCARGDGFYVYWGQGTTLTVSS
【0296】
配列番号76 hIgGの軽鎖可変領域配列
DIELTQSPATLSVTPGDSVSLSCRASQSISNNLHWYQQKSHESPRLLIKYTSQSMSGIPSRFSGSGSGTDFTLSINSVETEDFGVYFCQQSGSWPRTFGGGTKLDIK
【0297】
配列番号77 CP004(hG1TM)の重鎖の核酸配列
GAAGTGCAGCTGGTCGAGTCTGGGGGAGGGCTGGTGCAGCCCGGCGGGTCACTGCGACTGAGCTGCGCAGCTTCCGGATTCGCCTTTAGCTCCTACGACATGTCCTGGGTGCGACAGGCACCAGGAAAGGGACTGGATTGGGTCGCTACTATCTCAGGAGGCGGGAGATACACCTACTATCCTGACAGCGTCAAGGGCCGGTTCACAATCTCTAGAGATAACAGTAAGAACAATCTGTATCTGCAGATGAACAGCCTGAGGGCTGAGGACACCGCACTGTACTATTGTGCCAACCGCTACGGGGAAGCATGGTTTGCCTATTGGGGGCAGGGAACCCTGGTGACAGTCTCTAGTgccagcaccaaagggcccagcgtgtttcctctcgccccctcctccaaaagcaccagcggaggaaccgctgctctcggatgtctggtgaaggactacttccctgaacccgtcaccgtgagctggaatagcggcgctctgacaagcggagtccatacattccctgctgtgctgcaaagcagcggactctattccctgtccagcgtcgtcacagtgcccagcagcagcctgggcacccagacctacatctgtaacgtcaaccacaagccctccaacaccaaggtggacaagaaagtggagcccaaatcctgcgacaagacacacacctgtcccccctgtcctgctcccgaaGCTGCTggagCccctagcgtcttcctctttcctcccaaacccaaggacaccctcatgatcagcagaacccctgaagtcacctgtgtcgtcgtggatgtcagccatgaggaccccgaggtgaaattcaactggtatgtcgatggcgtcgaggtgcacaacgccaaaaccaagcccagggaggaacagtacaactccacctacagggtggtgtccgtgctgacagtcctccaccaggactggctgaacggcaaggagtacaagtgcaaggtgtccaacaaggctctccctgcccccattgagaagaccatcagcaaggccaaaggccaacccagggagccccaggtctatacactgcctccctccagggacgaactcaccaagaaccaggtgtccctgacctgcctggtcaagggcttttatcccagcgacatcgccgtcgagtgggagtccaacggacagcccgagaataactacaagaccacccctcctgtcctcgactccgacggctccttcttcctgtacagcAAACTGACCGTGGATAAGTCCAGATGGCAGCAGGGCAATGTCTTTTCATGTTCCGTGATGCACGAGGCACTGCACAACCACTATACCCAGAAGTCTCTGAGTCTGTCACCAGGAAAAGGAGGAGGAGGCTCTGGAGGAGGCGGAAGTGGAGGCGGAGGATCAGGAGGGGGAGGATCTCAGGTGCAGCTGGTCGAATCCGGAGCCGAGGTGAAGAAACCCGGCGCTTCCGTGAAGGTCTCTTGCAAAGCATCAGGCTACAGCTTCACAGGGTATACTATGAACTGGGTGCGGCAGGCACCTGGACAGTGTCTGGAATGGATCGGCCTGATTAACCCATACAACAACATCACTAACTACGCCCAGAAGTTCCAGGGCCGGGTGACTTTTACCGTGGACACTAGCATTTCCACCGCTTACATGGAGCTGAGTCGGCTGAGATCAGACGATACCGGCGTGTATTTTTGCGCAAGGCTGGATTACAGAAGTTATTGGGGACAGGGAACACTTGTTACAGTCTCTGCTGGAGGAGGCGGATCTGGAGGAGGAGGATCTGGCGGAGGAGGCAGTGGAGGAGGAGGATCACAGGCTGTGGTTACTCAGGAACCAAGCCTGACCGTGAGCCCCGGAGGCACAGTCACTCTGACCTGTGGGAGCTCCACAGGAGCTGTGACCACATCTAACTTCCCTAATTGGGTGCAGCAGAAGCCAGGACAGGCACCTCGATCCCTGATCGGGGGAACCAACAACAAGGCCAGCTGGACACCCGCCAGATTTTCTGGCAGTCTGCTGGGCGGGAAAGCCGCTCTGACCATTAGCGGCGCTCAGCCTGAGGACGAAGCAGAGTACTATTGCGCCCTGTGGTATAGTAATCATTGGGTGTTCGGGTGTGGGACAAAACTGACCGTGCTGAGA
【0298】
配列番号78 CP004(hG1TM)の重鎖のアミノ酸配列(全長)
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFAFSSYDMSWVRQAPGKGLDWVATISGGGRYTYYPDSVKGRFTISRDNSKNNLYLQMNSLRAEDTALYYCANRYGEAWFAYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPEAAGAPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGKGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSQVQLVESGAEVKKPGASVKVSCKASGYSFTGYTMNWVRQAPGQCLEWIGLINPYNNITNYAQKFQGRVTFTVDTSISTAYMELSRLRSDDTGVYFCARLDYRSYWGQGTLVTVSAGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSQAVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTTSNFPNWVQQKPGQAPRSLIGGTNNKASWTPARFSGSLLGGKAALTISGAQPEDEAEYYCALWYSNHWVFGCGTKLTVLR(注:下線はCDR配列を表す)
【0299】
配列番号79 CP004(hG1TM)の軽鎖の核酸配列
GACATTCAGATGACTCAGAGCCCCTCCTCCATGTCCGCCTCTGTGGGCGACAGGGTCACCTTCACATGCCGCGCTAGTCAGGATATCAACACCTACCTGAGCTGGTTTCAGCAGAAGCCAGGGAAAAGCCCCAAGACACTGATCTACCGGGCTAATAGACTGGTGTCTGGAGTCCCAAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGACAGGACTACACTCTGACCATCAGCTCCCTGCAGCCTGAGGACATGGCAACCTACTATTGCCTGCAGTATGATGAGTTCCCACTGACCTTTGGCGCCGGGACAAAACTGGAGCTGAAGCGAACTGTGGCCGCTCCCTCCGTCTTCATTTTTCCCCCTTCTGACGAACAGCTGAAATCAGGCACAGCCAGCGTGGTCTGTCTGCTGAACAATTTCTACCCTAGAGAGGCAAAAGTGCAGTGGAAGGTCGATAACGCCCTGCAGTCCGGCAACAGCCAGGAGAGTGTGACTGAACAGGACTCAAAAGATAGCACCTATTCCCTGTCTAGTACACTGACTCTGTCCAAGGCTGATTACGAGAAGCACAAAGTGTATGCATGCGAAGTGACACATCAGGGACTGTCAAGCCCCGTGACTAAGTCTTTTAACCGGGGCGAATGT
【0300】
配列番号80 CP004(hG1TM)の軽鎖のアミノ酸配列(全長)
DIQMTQSPSSMSASVGDRVTFTCRASQDINTYLSWFQQKPGKSPKTLIYRANRLVSGVPSRFSGSGSGQDYTLTISSLQPEDMATYYCLQYDEFPLTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0301】
配列番号81 Penpulimabの重鎖の核酸配列:(1344 bp)
GAAGTGCAGCTGGTCGAGTCTGGGGGAGGGCTGGTGCAGCCCGGCGGGTCACTGCGACTGAGCTGCGCAGCTTCCGGATTCGCCTTTAGCTCCTACGACATGTCCTGGGTGCGACAGGCACCAGGAAAGGGACTGGATTGGGTCGCTACTATCTCAGGAGGCGGGAGATACACCTACTATCCTGACAGCGTCAAGGGCCGGTTCACAATCTCTAGAGATAACAGTAAGAACAATCTGTATCTGCAGATGAACAGCCTGAGGGCTGAGGACACCGCACTGTACTATTGTGCCAACCGCTACGGGGAAGCATGGTTTGCCTATTGGGGGCAGGGAACCCTGGTGACAGTCTCTAGTGCCAGCACCAAAGGGCCCAGCGTGTTTCCTCTCGCCCCCTCCTCCAAAAGCACCAGCGGAGGAACCGCTGCTCTCGGATGTCTGGTGAAGGACTACTTCCCTGAACCCGTCACCGTGAGCTGGAATAGCGGCGCTCTGACAAGCGGAGTCCATACATTCCCTGCTGTGCTGCAAAGCAGCGGACTCTATTCCCTGTCCAGCGTCGTCACAGTGCCCAGCAGCAGCCTGGGCACCCAGACCTACATCTGTAACGTCAACCACAAGCCCTCCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTGGAGCCCAAATCCTGCGACAAGACACACACCTGTCCCCCCTGTCCTGCTCCCGAAGCTGCTGGAGCCCCTAGCGTCTTCCTCTTTCCTCCCAAACCCAAGGACACCCTCATGATCAGCAGAACCCCTGAAGTCACCTGTGTCGTCGTGGATGTCAGCCATGAGGACCCCGAGGTGAAATTCAACTGGTATGTCGATGGCGTCGAGGTGCACAACGCCAAAACCAAGCCCAGGGAGGAACAGTACAACTCCACCTACAGGGTGGTGTCCGTGCTGACAGTCCTCCACCAGGACTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTGTCCAACAAGGCTCTCCCTGCCCCCATTGAGAAGACCATCAGCAAGGCCAAAGGCCAACCCAGGGAGCCCCAGGTCTATACACTGCCTCCCTCCAGGGACGAACTCACCAAGAACCAGGTGTCCCTGACCTGCCTGGTCAAGGGCTTTTATCCCAGCGACATCGCCGTCGAGTGGGAGTCCAACGGACAGCCCGAGAATAACTACAAGACCACCCCTCCTGTCCTCGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTGTACAGCAAGCTGACCGTGGACAAAAGCAGGTGGCAGCAGGGAAACGTGTTCTCCTGCAGCGTGATGCACGAAGCCCTCCACAACCACTACACCCAGAAAAGCCTGTCCCTGAGCCCCGGCAAA
【0302】
配列番号82 Penpulimabの重鎖のアミノ酸配列:(448 aa)
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFAFSSYDMSWVRQAPGKGLDWVATISGGGRYTYYPDSVKGRFTISRDNSKNNLYLQMNSLRAEDTALYYCANRYGEAWFAYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPEAAGAPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK
【0303】
配列番号83 Penpulimabの軽鎖の核酸配列:(642 bp)
GACATTCAGATGACTCAGAGCCCCTCCTCCATGTCCGCCTCTGTGGGCGACAGGGTCACCTTCACATGCCGCGCTAGTCAGGATATCAACACCTACCTGAGCTGGTTTCAGCAGAAGCCAGGGAAAAGCCCCAAGACACTGATCTACCGGGCTAATAGACTGGTGTCTGGAGTCCCAAGTCGGTTCAGTGGCTCAGGGAGCGGACAGGACTACACTCTGACCATCAGCTCCCTGCAGCCTGAGGACATGGCAACCTACTATTGCCTGCAGTATGATGAGTTCCCACTGACCTTTGGCGCCGGGACAAAACTGGAGCTGAAGCGAACTGTGGCCGCTCCCTCCGTCTTCATTTTTCCCCCTTCTGACGAACAGCTGAAATCAGGCACAGCCAGCGTGGTCTGTCTGCTGAACAATTTCTACCCTAGAGAGGCAAAAGTGCAGTGGAAGGTCGATAACGCCCTGCAGTCCGGCAACAGCCAGGAGAGTGTGACTGAACAGGACTCAAAAGATAGCACCTATTCCCTGTCTAGTACACTGACTCTGTCCAAGGCTGATTACGAGAAGCACAAAGTGTATGCATGCGAAGTGACACATCAGGGACTGTCAAGCCCCGTGACTAAGTCTTTTAACCGGGGCGAATGT
【0304】
配列番号84 Penpulimabの軽鎖のアミノ酸配列:(214 aa)
DIQMTQSPSSMSASVGDRVTFTCRASQDINTYLSWFQQKPGKSPKTLIYRANRLVSGVPSRFSGSGSGQDYTLTISSLQPEDMATYYCLQYDEFPLTFGAGTKLELKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0305】
配列番号121 Penpulimabの重鎖可変領域のアミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFAFSSYDMSWVRQAPGKGLDWVATISGGGRYTYYPDSVKGRFTISRDNSKNNLYLQMNSLRAEDTALYYCANRYGEAWFAYWGQGTLVTVSS
【0306】
配列番号122 Penpulimabの軽鎖可変領域のアミノ酸配列
DIQMTQSPSSMSASVGDRVTFTCRASQDINTYLSWFQQKPGKSPKTLIYRANRLVSGVPSRFSGSGSGQDYTLTISSLQPEDMATYYCLQYDEFPLTFGAGTKLELK
【0307】
配列番号123 PenpulimabのHCDR1
GFAFSSYD
【0308】
配列番号124 PenpulimabのHCDR2
ISGGGRYT
【0309】
配列番号125 PenpulimabのHCDR3
ANRYGEAWFAY
【0310】
配列番号126 PenpulimabのLCDR1
QDINTY
【0311】
配列番号127 PenpulimabのLCDR2
RAN
【0312】
配列番号128 PenpulimabのLCDR3
LQYDEFPLT
【0313】
配列番号85 Hu5F9-G4の重鎖のアミノ酸配列
QVQLVQSGAEVKKPGASVKVSCKASGYTFTNYNMHWVRQAPGQRLEWMGTIYPGNDDTSYNQKFKDRVTITADTSASTAYMELSSLRSEDTAVYYCARGGYRAMDYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPCSRSTSESTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTKTYTCNVDHKPSNTKVDKRVESKYGPPCPPCPAPEFLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSQEDPEVQFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQFNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKGLPSSIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSQEEMTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSRLTVDKSRWQEGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSLGK
【0314】
配列番号86 Hu5F9-G4の軽鎖のアミノ酸配列
DIVMTQSPLSLPVTPGEPASISCRSSQSIVYSNGNTYLGWYLQKPGQSPQLLIYKVSNRFSGVPDRFSGSGSGTDFTLKISRVEAEDVGVYYCFQGSHVPYTFGQGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC
【0315】
配列番号87 14C12の重鎖可変領域のアミノ酸配列
EVKLVESGGGLVKPGGSLKLSCAASGFAFSSYDMSWVRQTPEKRLEWVATISGGGRYTYYPDSVKGRFTISRDNARNTLYLQMSSLRSEDTALYYCANRYGEAWFAYWGQGTLVTVSA
【0316】
配列番号88 14C12の軽鎖可変領域のアミノ酸配列
DIKMTQSPSSMYASLGERVTFTCKASQDINTYLSWFQQKPGKSPKTLIYRANRLVDGVPSRFSGSGSGQDYSLTISSLEYEDMGIYYCLQYDEFPLTFGAGTKLELK
【0317】
配列番号89 14C12のHCDR1
GFAFSSYD
【0318】
配列番号90 14C12のHCDR2
ISGGGRYT
【0319】
配列番号91 14C12のHCDR3
ANRYGEAWFAY
【0320】
配列番号92 14C12のLCDR1
QDINTY
【0321】
配列番号93 14C12のLCDR2
RAN
【0322】
配列番号94 14C12のLCDR3
LQYDEFPLT
【0323】
配列番号95 4G10の重鎖可変領域のアミノ酸配列
QVKLQESGPELVKPGASMKISCKASGYSFTGYTMNWVKQSHGKNLEWIGLINPYNNITNYNQKFMGKATFTVDKSSSTAYMELLRLTSEDSGVYFCARLDYRSYWGQGTLVTVSAAKTTPPSVY
【0324】
配列番号96 4G10の軽鎖可変領域のアミノ酸配列
QAVVTQESALTTSPGETVTLTCRSSTGAVTTSNFANWVQEKPDHLFTSLIGGTNNRAPGVPARFSGSLIGDKAALTITGAQTEDEAIYFCALWYSNHWVFGGGTKLTVLGQPKSSPSVTLFQGQFC
【0325】
配列番号97 4G10のHCDR1
GYSFTGYT
【0326】
配列番号98 4G10のHCDR2
INPYNNIT
【0327】
配列番号99 4G10のHCDR3
ARLDYRSY
【0328】
配列番号100 4G10のLCDR1
TGAVTTSNF
【0329】
配列番号101 4G10のLCDR2
GTN
【0330】
配列番号102 4G10のLCDR3
ALWYSNHWV
【0331】
配列番号103 ヒト化モノクローナル抗体14C12H1L1の重鎖可変領域のアミノ酸配列:(118 aa)
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFAFSSYDMSWVRQAPGKGLDWVATISGGGRYTYYPDSVKGRFTISRDNSKNNLYLQMNSLRAEDTALYYCANRYGEAWFAYWGQGTLVTVSS
【0332】
配列番号104 14C12H1L1(M)の軽鎖可変領域のアミノ酸配列:(108 aa、14C12H1L1に基づくアミノ酸配列の変異位置は下線で示されている)
DIQMTQSPSSMSASVGDRVTFTCRASQDINTYLSWFQQKPGKSPKTLIYRANRLVSGVPSRFSGSGSGQDYTLTISSLQPEDMATYYCLQYDEFPLTFGAGTKLELKR
【0333】
配列番号105 14C12H1L1(M)の重鎖可変領域のHCDR1のアミノ酸配列
GFAFSSYD
【0334】
配列番号106 14C12H1L1(M)の重鎖可変領域のHCDR2のアミノ酸配列
ISGGGRYT
【0335】
配列番号107 14C12H1L1(M)の重鎖可変領域のHCDR3のアミノ酸配列
ANRYGEAWFAY
【0336】
配列番号108 14C12H1L1(M)の軽鎖可変領域のLCDR1のアミノ酸配列
QDINTY
【0337】
配列番号109 14C12H1L1(M)の軽鎖可変領域のLCDR2のアミノ酸配列
RAN
【0338】
配列番号110 14C12H1L1(M)の軽鎖可変領域のLCDR3のアミノ酸配列
LQYDEFPLT
【0339】
配列番号111 Bevacizumabの重鎖可変領域(Bevacizumab-Hv)のアミノ酸配列:(123 aa)
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGYTFTNYGMNWVRQAPGKGLEWVGWINTYTGEPTYAADFKRRFTFSLDTSKSTAYLQMNSLRAEDTAVYYCAKYPHYYGSSHWYFDVWGQGTLVTVSS
【0340】
配列番号112 Bevacizumabの軽鎖可変領域(Bevacizumab-Lv)のアミノ酸配列:(107 aa)
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCSASQDISNYLNWYQQKPGKAPKVLIYFTSSLHSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQYSTVPWTFGQGTKVEIK
【0341】
配列番号113 Bevacizumabの重鎖可変領域のHCDR1のアミノ酸配列
GYTFTNYG
【0342】
配列番号114 Bevacizumabの重鎖可変領域のHCDR2のアミノ酸配列
INTYTGEP
【0343】
配列番号115 Bevacizumabの重鎖可変領域のHCDR3のアミノ酸配列
AKYPHYYGSSHWYFDV
【0344】
配列番号116 Bevacizumabの軽鎖可変領域のLCDR1のアミノ酸配列
QDISNY(配列番号116)
【0345】
配列番号117 Bevacizumabの軽鎖可変領域のLCDR2のアミノ酸配列
FTS
【0346】
配列番号118 Bevacizumabの軽鎖可変領域のLCDR3のアミノ酸配列
QQYSTVPWT
【0347】
配列番号119 リンカー1のアミノ酸配列
GGGGSGGGGSGGGGS
【0348】
配列番号120 リンカー2のアミノ酸配列
GGGGSGGGGSGGGGSGGGGS
【0349】
配列番号129 14C12H1L1の重鎖可変領域のアミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFAFSSYDMSWVRQAPGKGLDWVATISGGGRYTYYPDSVKGRFTISRDNSKNNLYLQMNSLRAEDTALYYCANRYGEAWFAYWGQGTLVTVSS
【0350】
配列番号130 14C12H1L1の軽鎖可変領域のアミノ酸配列
DIQMTQSPSSMSASVGDRVTFTCRASQDINTYLSWFQQKPGKSPKTLIYRANRLVSGVPSRFSGSGSGQDYTLTISSLQPEDMATYYCLQYDEFPLTFGAGTKLELK
【0351】
配列番号131 4G10H1L1の重鎖可変領域のアミノ酸配列
QVQLVESGAELVKPGASMKISCKASGYSFTGYTMNWVKQAPGQGLEWIGLINPYNNITNYNQKFMGKATFTVDKSISTAYMELSRLTSDDSGVYFCARLDYRSYWGQGTLVTVSA
【0352】
配列番号132 4G10H1L1の軽鎖可変領域のアミノ酸配列
QAVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTTSNFANWVQEKPGQAFRSLIGGTNNRASWVPARFSGSLLGGKAALTISGAQPEDEAEYFCALWYSNHWVFGGGTKLTVL
【0353】
配列番号133:4G10H3L3の重鎖可変領域のアミノ酸配列
QVQLVESGAEVKKPGASVKVSCKASGYSFTGYTMNWVRQAPGQGLEWIGLINPYNNITNYAQKFQGRVTFTVDTSISTAYMELSRLRSDDTGVYFCARLDYRSYWGQGTLVTVSA
【0354】
配列番号134 4G10H3L3の軽鎖可変領域のアミノ酸配列
QAVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTTSNFPNWVQQKPGQAPRSLIGGTNNKASWTPARFSGSLLGGKAALTISGAQPEDEAEYYCALWYSNHWVFGGGTKLTVL
【0355】
配列番号135 4G10H1V(M)のアミノ酸配列
QVQLVESGAELVKPGASMKISCKASGYSFTGYTMNWVKQAPGQCLEWIGLINPYNNITNYNQKFMGKATFTVDKSISTAYMELSRLTSDDSGVYFCARLDYRSYWGQGTLVTVSA
【0356】
配列番号136 4G10L1V(M)のアミノ酸配列
QAVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTTSNFANWVQEKPGQAFRSLIGGTNNRASWVPARFSGSLLGGKAALTISGAQPEDEAEYFCALWYSNHWVFGCGTKLTVLR
【0357】
配列番号137 4G10H3V(M)のアミノ酸配列
QVQLVESGAEVKKPGASVKVSCKASGYSFTGYTMNWVRQAPGQCLEWIGLINPYNNITNYAQKFQGRVTFTVDTSISTAYMELSRLRSDDTGVYFCARLDYRSYWGQGTLVTVSA
【0358】
配列番号138 4G10L3V(M)のアミノ酸配列
QAVVTQEPSLTVSPGGTVTLTCGSSTGAVTTSNFPNWVQQKPGQAPRSLIGGTNNKASWTPARFSGSLLGGKAALTISGAQPEDEAEYYCALWYSNHWVFGCGTKLTVLR
【0359】
配列番号139 CP004(hG1TM)における免疫グロブリン部分の重鎖のアミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFAFSSYDMSWVRQAPGKGLDWVATISGGGRYTYYPDSVKGRFTISRDNSKNNLYLQMNSLRAEDTALYYCANRYGEAWFAYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPEAAGAPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK
【0360】
配列番号140 Bevacizumabの重鎖のアミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGYTFTNYGMNWVRQAPGKGLEWVGWINTYTGEPTYAADFKRRFTFSLDTSKSTAYLQMNSLRAEDTAVYYCAKYPHYYGSSHWYFDVWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK
【0361】
配列番号141 VP101(hG1DM)の重鎖のアミノ酸配列
EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGYTFTNYGMNWVRQAPGKGLEWVGWINTYTGEPTYAADFKRRFTFSLDTSKSTAYLQMNSLRAEDTAVYYCAKYPHYYGSSHWYFDVWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPEAAGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGKGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSEVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGFAFSSYDMSWVRQAPGKGLDWVATISGGGRYTYYPDSVKGRFTISRDNSKNNLYLQMNSLRAEDTALYYCANRYGEAWFAYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSGGGGSDIQMTQSPSSMSASVGDRVTFTCRASQDINTYLSWFQQKPGKSPKTLIYRANRLVSGVPSRFSGSGSGQDYTLTISSLQPEDMATYYCLQYDEFPLTFGAGTKLELKR(配列番号141)
【0362】
配列番号142 VP101(hG1DM)の重鎖の核酸配列
GAGGTGCAGCTGGTCGAGTCCGGGGGGGGGCTGGTGCAGCCAGGCGGGTCTCTGAGGCTGAGTTGCGCCGCTTCAGGGTACACCTTCACAAACTATGGAATGAATTGGGTGCGCCAGGCACCAGGAAAGGGACTGGAGTGGGTCGGCTGGATCAACACTTACACCGGGGAACCTACCTATGCAGCCGACTTTAAGCGGCGGTTCACCTTCAGCCTGGATACAAGCAAATCCACTGCCTACCTGCAGATGAACAGCCTGCGAGCTGAGGACACCGCAGTCTACTATTGTGCTAAATATCCCCACTACTATGGGAGCAGCCATTGGTATTTTGACGTGTGGGGGCAGGGGACTCTGGTGACAGTGAGCAGCGCAAGCACCAAAGGGCCCAGCGTGTTTCCTCTCGCCCCCTCCTCCAAAAGCACCAGCGGAGGAACCGCTGCTCTCGGATGTCTGGTGAAGGACTACTTCCCTGAACCCGTCACCGTGAGCTGGAATAGCGGCGCTCTGACAAGCGGAGTCCATACATTCCCTGCTGTGCTGCAAAGCAGCGGACTCTATTCCCTGTCCAGCGTCGTCACAGTGCCCAGCAGCAGCCTGGGCACCCAGACCTACATCTGTAACGTCAACCACAAGCCCTCCAACACCAAGGTGGACAAGAAAGTGGAGCCCAAATCCTGCGACAAGACACACACCTGTCCCCCCTGTCCTGCTCCCGAAGCTGCTGGAGGCCCTAGCGTCTTCCTCTTTCCTCCCAAACCCAAGGACACCCTCATGATCAGCAGAACCCCTGAAGTCACCTGTGTCGTCGTGGATGTCAGCCATGAGGACCCCGAGGTGAAATTCAACTGGTATGTCGATGGCGTCGAGGTGCACAACGCCAAAACCAAGCCCAGGGAGGAACAGTACAACTCCACCTACAGGGTGGTGTCCGTGCTGACAGTCCTCCACCAGGACTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGCAAGGTGTCCAACAAGGCTCTCCCTGCCCCCATTGAGAAGACCATCAGCAAGGCCAAAGGCCAACCCAGGGAGCCCCAGGTCTATACACTGCCTCCCTCCAGGGACGAACTCACCAAGAACCAGGTGTCCCTGACCTGCCTGGTCAAGGGCTTTTATCCCAGCGACATCGCCGTCGAGTGGGAGTCCAACGGACAGCCCGAGAATAACTACAAGACCACCCCTCCTGTCCTCGACTCCGACGGCTCCTTCTTCCTGTACAGCAAACTGACCGTCGATAAATCTAGGTGGCAGCAGGGCAACGTGTTCTCTTGTTCCGTGATGCATGAAGCACTGCACAACCATTATACCCAGAAGTCTCTGAGCCTGTCCCCCGGCAAGGGCGGCGGCGGCTCTGGAGGAGGAGGCAGCGGCGGAGGAGGCTCCGGAGGCGGCGGCTCTGAGGTGCAGCTGGTGGAGTCTGGAGGAGGACTGGTGCAGCCTGGAGGCTCCCTGAGGCTGTCTTGCGCAGCAAGCGGATTCGCCTTTAGCTCCTACGACATGAGCTGGGTGCGGCAGGCACCTGGCAAGGGTCTGGATTGGGTGGCAACCATCAGCGGAGGCGGCAGATACACATACTATCCCGACTCCGTGAAGGGCAGGTTCACCATCTCCCGCGATAACTCTAAGAACAATCTGTATCTGCAGATGAACAGCCTGAGGGCCGAGGACACAGCCCTGTACTATTGCGCCAACCGCTACGGCGAGGCCTGGTTTGCCTATTGGGGCCAGGGCACCCTGGTGACAGTGTCTAGCGGCGGCGGCGGCAGCGGCGGCGGCGGCTCCGGAGGAGGCGGCTCTGGCGGCGGCGGCAGCGATATCCAGATGACCCAGTCCCCCTCCTCTATGTCTGCCAGCGTGGGCGACCGGGTGACCTTCACATGTAGAGCCTCCCAGGATATCAACACCTACCTGTCTTGGTTTCAGCAGAAGCCCGGCAAGAGCCCTAAGACACTGATCTATCGGGCCAATAGACTGGTGAGCGGAGTGCCTTCCCGGTTCTCCGGCTCTGGCAGCGGACAGGACTATACCCTGACAATCAGCTCCCTGCAGCCAGAGGATATGGCCACATACTATTGCCTGCAGTATGACGAGTTCCCCCTGACCTTCGGGGCTGGCACTAAGCTGGAGCTGAAAAGA(配列番号142)
【0363】
配列番号143 VP101(hG1DM)の軽鎖のアミノ酸配列
DIQMTQSPSSLSASVGDRVTITCSASQDISNYLNWYQQKPGKAPKVLIYFTSSLHSGVPSRFSGSGSGTDFTLTISSLQPEDFATYYCQQYSTVPWTFGQGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC(配列番号143)
【0364】
配列番号144 VP101(hG1DM)の軽鎖のヌクレオチド配列
GATATTCAGATGACTCAGAGCCCCTCCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGCGACAGGGTCACCATCACATGCAGTGCTTCACAGGATATTTCCAACTACCTGAATTGGTATCAGCAGAAGCCAGGAAAAGCACCCAAGGTGCTGATCTACTTCACTAGCTCCCTGCACTCAGGAGTGCCAAGCCGGTTCAGCGGATCCGGATCTGGAACCGACTTTACTCTGACCATTTCTAGTCTGCAGCCTGAGGATTTCGCTACATACTATTGCCAGCAGTATTCTACCGTGCCATGGACATTTGGCCAGGGGACTAAAGTCGAGATCAAGCGGACCGTGGCCGCTCCCAGTGTCTTCATTTTTCCCCCTAGCGACGAACAGCTGAAATCCGGGACAGCCTCTGTGGTCTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCTAGAGAGGCAAAAGTGCAGTGGAAGGTCGATAACGCCCTGCAGAGTGGCAATTCACAGGAGAGCGTGACAGAACAGGACTCCAAAGATTCTACTTATAGTCTGTCAAGCACACTGACTCTGAGCAAGGCTGACTACGAAAAGCATAAAGTGTATGCATGTGAGGTCACCCACCAGGGGCTGAGCAGTCCAGTCACCAAGTCATTCAACAGAGGCGAGTGC(配列番号144)
【0365】
配列番号145 Bevacizumabの重鎖可変領域のヌクレオチド配列:(369 bp)
GAGGTGCAGCTGGTCGAGTCCGGGGGGGGGCTGGTGCAGCCAGGCGGGTCTCTGAGGCTGAGTTGCGCCGCTTCAGGGTACACCTTCACAAACTATGGAATGAATTGGGTGCGCCAGGCACCAGGAAAGGGACTGGAGTGGGTCGGCTGGATCAACACTTACACCGGGGAACCTACCTATGCAGCCGACTTTAAGCGGCGGTTCACCTTCAGCCTGGATACAAGCAAATCCACTGCCTACCTGCAGATGAACAGCCTGCGAGCTGAGGACACCGCAGTCTACTATTGTGCTAAATATCCCCACTACTATGGGAGCAGCCATTGGTATTTTGACGTGTGGGGGCAGGGGACTCTGGTGACAGTGAGCAGC(配列番号145)
【0366】
配列番号146 Bevacizumabの軽鎖可変領域のヌクレオチド配列:(321 bp)
GATATTCAGATGACTCAGAGCCCCTCCTCCCTGTCCGCCTCTGTGGGCGACAGGGTCACCATCACATGCAGTGCTTCACAGGATATTTCCAACTACCTGAATTGGTATCAGCAGAAGCCAGGAAAAGCACCCAAGGTGCTGATCTACTTCACTAGCTCCCTGCACTCAGGAGTGCCAAGCCGGTTCAGCGGATCCGGATCTGGAACCGACTTTACTCTGACCATTTCTAGTCTGCAGCCTGAGGATTTCGCTACATACTATTGCCAGCAGTATTCTACCGTGCCATGGACATTTGGCCAGGGGACTAAAGTCGAGATCAAG(配列番号146)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【配列表】
2024515396000001.app
【国際調査報告】