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特表2024-515507予約業務スケジュールパズル化管理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-10
(54)【発明の名称】予約業務スケジュールパズル化管理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240403BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023560540
(86)(22)【出願日】2021-12-23
(85)【翻訳文提出日】2023-10-27
(86)【国際出願番号】 KR2021019744
(87)【国際公開番号】W WO2022231091
(87)【国際公開日】2022-11-03
(31)【優先権主張番号】10-2021-0056419
(32)【優先日】2021-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523371540
【氏名又は名称】イ タク
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】イ タク
(57)【要約】
予約業務スケジュールパズル化管理システムが開示される。このシステムは、顧客のサービス予約に応じてサービス担当者の日単位予約業務スケジュールを生成して管理し、予約されたサービス項目によって予約業務スケジュールをブロックパズル化して管理する予約スケジュール管理部を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客のサービス予約に応じてサービス担当者の日単位予約業務スケジュールを生成して管理し、予約されたサービス項目によって予約業務スケジュールをブロックパズル化して管理する予約スケジュール管理部;を含むことを特徴とする予約業務スケジュールパズル化管理システム。
【請求項2】
前記サービス項目別にサービス総所要時間が表現され、前記サービス総所要時間の中で前記サービス担当者の遊休時間が存在する場合に前記遊休時間も表現される形状を有するブロック要素が定義されたブロックデータベース;をさらに含み、
前記予約スケジュール管理部は、前記顧客の予約の前記サービス項目にマッピングされた前記ブロック要素を前記予約業務スケジュール上の予約時間に反映してパズル化することを特徴とする請求項1に記載の予約業務スケジュールパズル化管理システム。
【請求項3】
前記ブロック要素は、前記サービス総所要時間が表現された基本ブロックと、前記サービス総所要時間及び前記遊休時間が表現された変形ブロックに区分され、
前記変形ブロックは、前記サービス総所要時間を示す時間バーと、前記時間バーの一部から直交して延在されて前記サービス担当者の作業区間を示す一つ以上の作業バーで構成され、前記作業区間以外の遊休区間で前記遊休時間を表現することを特徴とする請求項2に記載の予約業務スケジュールパズル化管理システム。
【請求項4】
前記予約スケジュール管理部は、前記予約時間の少なくとも一部が重なる二つの前記変形ブロックが既に設定された反転条件を満たせば、一つの前記変形ブロックを反転させて前記予約業務スケジュール上に反映することによって、その二つの前記変形ブロックが前記遊休区間を介してパズルに合わせられるようにすることを特徴とする請求項3に記載の予約業務スケジュールパズル化管理システム。
【請求項5】
既に設定された前記反転条件は、二つの前記変形ブロックの前記作業区間が重なることなく、いずれかの前記変形ブロックの前記サービス総所要時間が他の一つの前記変形ブロックの前記遊休時間に属さないことを特徴とする請求項4に記載の予約業務スケジュールパズル化管理システム。
【請求項6】
前記サービス項目別に予約可能スケジュールの情報を生成して管理する予約可能スケジュール管理部;を含み、
前記予約可能スケジュール管理部は、前記予約業務スケジュール上に前記遊休時間を含む前記ブロック要素が存在し、前記遊休時間を利用して作業が可能な前記サービス項目が存在する場合、前記サービス項目について前記遊休時間を考慮して前記予約可能スケジュールの情報を生成することを特徴とする請求項2に記載の予約業務スケジュールパズル化管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務スケジュールを管理するための技術に関し、特に、サービス業従事者の予約業務スケジュールを管理するための技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
韓国登録特許第10-1915814号公報には、美容室管理サーバについて開示されている。この美容室管理サーバは、管理者の端末に視覚的に提供する顧客情報、予約時間情報、施術情報、決済情報及び担当者情報のうち少なくとも一つを含む予約情報を受信し、その受信した予約情報に基づいて職員の施術日程をスケジューリングし、スケジューリングされた職員の施術日程を管理者の端末に視覚的に提供する。これにより、管理者は、職員の施術日程を簡単に把握して管理できるようになる。
【0003】
一方、美容師は、最初から最後まで顧客から離れずに継続してサービスを提供しなければならない施術項目もあるが、一部の時間には美容師が直接関与する必要がない施術項目もある。例えば、パーマの場合には、顧客のヘアにパーマ剤を塗布した後に一定時間待たなければならないが、このような待機時間が美容師には遊休時間になるのである。従来にはこのような遊休時間を考慮して顧客から重複予約を受けて施術サービスを提供しているが、体系的なスケジュール管理を期待しにくいのはもちろん、顧客の思わぬ長時間待機によってコンプレインが生じる問題も発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1915814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、サービス従事者の予約業務スケジュールをより直観的かつ体系的に管理できるようにする方案を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態による予約業務スケジュールパズル化管理システムは、顧客のサービス予約に応じてサービス担当者の日単位予約業務スケジュールを生成して管理し、予約されたサービス項目によって予約業務スケジュールをブロックパズル化して管理する予約スケジュール管理部を含むことができる。
【0007】
予約業務スケジュールパズル化管理システムは、サービス項目別にサービス総所要時間が表現され、サービス総所要時間の中でサービス担当者の遊休時間が存在する場合に、遊休時間も表現される形状を有するブロック要素が定義されたブロックデータベースをさらに含み、予約スケジュール管理部は、顧客の予約のサービス項目にマッピングされたブロック要素を予約業務スケジュール上の該当予約時間に反映してパズル化することができる。
【0008】
ブロック要素は、サービス総所要時間が表現された基本ブロックと、サービス総所要時間及び遊休時間が表現された変形ブロックに区分することができる。そして、変形ブロックは、サービス総所要時間を示す時間バーと、時間バーの一部から延在されるものの、時間バーと直交し、サービス担当者の作業区間を示す一つ以上の作業バーで構成され、作業区間以外の遊休区間で遊休時間を表現することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、サービス担当者の予約業務スケジュールをブロックパズル化することによって、直観的かつ体系的なスケジュール管理を可能にする効果を奏する。特に、本発明は、サービス担当者の遊休時間が存在するサービス項目に対しては、作業時間区間と遊休時間区間が明確に区分して表現される形状を有するブロック要素を予約業務スケジュールに反映することで、サービス担当者の遊休時間を明確に管理できるようにすることはもちろん、遊休時間を活用した体系的な顧客予約を可能にする。そして、本発明は、予約時間帯が重なる場合においても該当パズルが重ならないようにするパズル合わせ方案を提示しているところ、より効果的な予約業務スケジュール管理を可能にする。
【0010】
本発明によると、顧客のオンライン予約時間が拡大する長所があり、1人のサービス担当者に2人以上の顧客が同時間帯にオンライン予約が可能になる。また、サービス担当者の立場では追加予約に伴う付加収益を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】一実施形態に係る予約業務スケジュールパズル化管理システムのブロック図である。
図2】基本ブロックと変形ブロックの例示図である。
図3】様々な変形ブロックの例示図である。
図4】予約業務スケジュールの例示図である。
図5】予約業務スケジュールの例示図である。
図6】予約業務スケジュールの例示図である。
図7】予約業務スケジュールの例示図である。
図8】ブロック要素の加工説明のための例示図である。
図9】作業区間の重なり前と重なり後を例示する図面である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
前述した、そして追加的な本発明の様相は、添付された図面を参照して説明される好ましい実施形態を通じてさらに明白になる。以下では、本発明をこのような実施形態を通じて通常の技術者が容易に理解し再現できるよう詳しく説明することにする。
【0013】
図1は、予約業務スケジュールパズル化管理サービス提供のための予約業務スケジュールパズル化管理システム100を例示するブロック図である。予約業務スケジュールパズル化管理システム100は、一つまたは二つ以上のサーバを含めて構成されるサーバシステムであり得る。
【0014】
予約業務スケジュールパズル化管理システム100は、例えば、美容室等の専門職サービス業に従事する者を対象に予約業務スケジュールを管理するサービスを提供する。
【0015】
仕事の様相による予約業務スケジュールパズル化管理システム100は、予約されたサービス項目(カット、パーマ、ヘアカラーリング、頭皮ケア等)に合わせてサービス担当者の予約業務スケジュールをブロックパズル化して管理する。そして、サービス担当者は、通信可能なコンピューティングデバイスを用いてウェブやアプリ、またはウェブアプリ等を通じて予約業務スケジュールパズル化管理システム100にオンライン接続し、予約業務スケジュール管理サービスを受けることができる。また、予約業務スケジュールパズル化管理システム100は、予約業務スケジュールに基づいて予約可能スケジュールを生成して管理することで、その予約可能スケジュールによって顧客から電話やオンライン等を通じて予約を受け付けることができるようにする。
【0016】
図1に示すように、予約業務スケジュールパズル化管理システム100は、ストレージユニット200とコントロールユニット300と、を含む。
【0017】
ストレージユニット200は、一つまたは二つ以上の格納媒体で具現することができる。ストレージユニット200には、予約業務スケジュールパズル化管理運用のためのプログラム、コマンド、データ等が格納され管理することができる。コントロールユニット300は、一つ以上のプロセッサで具現することができる。コントロールユニット300は、予約スケジュール管理部310を含み、カスタムブロック定義部320と予約可能スケジュール管理部330のうち少なくとも一つを追加で含めることもできる。これらは、全てソフトウェア的に具現可能であり、機能的に区分される構成要素であって、プロセッサによって実行され、与えられた役割を果たすことができる。
【0018】
一方、図1に示されていないが、予約業務スケジュールパズル化管理システム100は、外部とのデータ通信のための通信部とユーザインターフェース装置(User Interface Devices)等をさらに含むことができるのは勿論である。
【0019】
予約スケジュール管理部310は、顧客のサービス予約に応じてサービス担当者の日単位予約業務スケジュールを生成してスケジュールデータベース210に格納管理するが、予約されたサービス項目によって予約業務スケジュールをブロックパズル化して管理する。
【0020】
このため、ストレージユニット200には、ブロックデータベース220を含むことができる。ブロックデータベース220には、サービス項目別にブロック形状の要素が定義されて管理される。例えば、カット、パーマ、ヘアカラーリング、頭皮ケア、パーマ+ヘアカラーリング、カット+パーマ+ヘアカラーリング等のように単一サービス項目または組み合わせサービス項目別にブロック形状の要素が定義されて管理される。
【0021】
ブロック要素は、大きく基本ブロックと変形ブロックに区分できる。基本ブロックは、サービス項目に対するサービス総所要時間を表現するための形状を有し、変形ブロックは、サービス総所要時間の中でサービス担当者の遊休時間が存在する場合にはその遊休時間も表現するための形状を有する。
【0022】
図2に基本ブロックと変形ブロックが例示されている。図2の(a)に示すように、基本ブロックは四角ブロックであり得る。そして、サービス総所要時間は四角ブロックの上下幅で視覚的に表示することができる。従って、所要時間が長いほど上下幅は広くなり、所要時間が短いほど上下幅は狭くなる。そして、このようにサービス総所要時間を四角ブロックの上下幅で視覚的に表示することは、予約業務スケジュールの時間軸が縦軸である場合を仮定したものであって、時間軸が横軸の場合、サービス総所要時間は、四角ブロックの左右幅で視覚的に表示することもあり得る。
【0023】
次に、変形ブロックは、基本ブロックの一部が空き空間として残るように変形されたブロック要素と見ることができる。
【0024】
図2の(b)に示すように、変形ブロックは、時間バー10と一つ以上の作業バー20からなることができる。時間バー10は、サービス総所要時間を示すためのものであって、基本ブロックと同様に幅でサービス総所要時間を示すことができる。そして、作業バー20は、サービス総所要時間の中で作業時間区間(作業区間)を示すためのものであって、時間バー10の一部から延在されるものの、時間バー10と直交する。
【0025】
即ち、変形ブロックは、時間バー10と一つ以上の作業バー20からなり、作業区間以外の空き区間(遊休時間区間、遊休区間)でサービス担当者の遊休時間を表現することができる。このような変形ブロックに対する多様な例が図3に示されている。
【0026】
一方、ブロックデータベース220に格納されたサービス項目別のブロック形状の要素は、デフォルトで定義されている場合もあれば、サービス担当者ごとに直接定義されることもできる。同じサービス項目でもサービス担当者によってサービス総所要時間、作業区間、遊休区間は異なることもあるので、サービス担当者としてサービス項目別にブロック形状の要素を直接定義できるようにしたのである。このため、コントロールユニット300は、カスタムブロック定義部320をさらに含むことができる。
【0027】
一実施形態において、カスタムブロック定義部320は、サービス担当者からサービス項目別にサービス総所要時間と作業区間、或いは遊休区間に対する時間情報が入力されると、それに合わせてブロック形状の要素を自動的に定義してブロックデータベース220を通じて管理する。
【0028】
即ち、ブロックデータベース220には、サービス担当者ごとにサービス項目別にブロック形状の要素が定義され管理できる。そして、サービス項目別のブロック形状の要素は、一度定義されたものであっても変更不可能なものではない。即ち、カスタムブロック定義部320は、サービス担当者ごとに、サービス項目別にブロック形状の要素を変更して新たに定義することができる。
【0029】
さらに、カスタムブロック定義部320は、サービス担当者ごとに、顧客別、そしてサービス項目別にブロック形状の要素を定義してブロックデータベース220で管理することもできる。即ち、それぞれのサービス項目に対して顧客別にもブロック形状の要素を定義できるようにしたものである。
【0030】
ブロックデータベース220に基づく予約スケジュール管理部310について説明する。一実施形態において、予約スケジュール管理部310は、顧客が予約したサービス項目によってブロックデータベース220に定義された当該ブロック要素をサービス担当者の予約業務スケジュール上の当該予約時間に反映する。
【0031】
これに対する例が図4に示されている。図4のように、予約業務スケジュール上に変形ブロックが反映されてスケジュールが表現されれば、該当する予定業務時間の間にサービス担当者の遊休時間を容易に把握することができ、体系的なスケジュール管理は勿論遊休時間を考慮した追加的な予約受付及び管理が容易になる。
【0032】
即ち、図4において、変形ブロックの遊休時間を把握し、それによって図5のように新規予約(遊休時間を活用した隙間予約)を追加で受けることができるようになる。
【0033】
図5に示すように、予約スケジュール管理部310は、ブロック要素の重なり問題が発生する場合には、ブロック要素を反転させた後に予約業務スケジュール上に反映することができる。
【0034】
一実施形態において、予約スケジュール管理部310は、予約時間の少なくとも一部が重なる二つの変形ブロックが既に設定された反転条件を満たせば、一つの変形ブロックを反転させた後に、その反転された変形ブロックを予約業務スケジュール上の該当予約時間に反映することによって、その二つの変形ブロックが互いに重なることなく遊休区間を通じてパズルで合わせられるようにする。そして、ブロック要素反転は、図5に示すように、左右反転であり得るが、これは時間軸が縦軸の場合を考慮したものであって、時間軸が横軸で表現される場合には、上下反転であることもあり得る。
【0035】
即ち、図5の予約業務スケジュールは、反時計方向に90度回転させた姿で表現され、その場合、ブロック要素反転は上下反転になり得る。
【0036】
一方、反転条件は、二つの変形ブロック(ブロック要素a、ブロック要素b)の作業区間が互いに重ならないで、いずれかの変形ブロック(ブロック要素aまたはブロック要素b)のサービス総所要時間が他の変形ブロック(ブロック要素bまたはブロック要素a)の遊休時間に属さないことを意味する。つまり、一つの変形ブロックの遊休時間が、他の変形ブロックのサービス総所要時間に属することを意味する。これに従う場合、図6において、ブロック要素cとブロック要素dは、予約時間が重なるが、しかし、反転条件を満たさないためブロック要素反転は起きていないことを確認でき、ブロック要素dとブロック要素eは、予約時間が重なることは勿論、反転条件も満たすのでブロック要素eが反転されたことを確認することができる。
【0037】
予約可能スケジュール管理部330は、サービス項目別に予約可能スケジュールを生成して管理するが、サービス担当者ごとに予約可能スケジュールを生成してスケジュールデータベース210で格納管理することができる。
【0038】
一実施形態において、予約可能スケジュール管理部330は、スケジュールデータベース210を通じて管理される予約業務スケジュール上に変形ブロックが存在し、その変形ブロックの遊休時間を利用して作業が可能なサービス項目が存在する場合、当該サービス項目に対してその遊休時間を考慮して予約可能スケジュールを生成する。
【0039】
即ち、ブロック要素間に空いている時間だけを考慮して予約可能スケジュールを生成するのではなく、変形ブロックの遊休区間まで考慮して予約可能スケジュールを生成することができる。
【0040】
予約可能スケジュール管理部330は、予約可能スケジュールを美容室管理者側の端末に視覚的に提供して美容室管理者として顧客から電話予約等を受ける時に使用することができる。この場合、予約スケジュール管理部310は、美容室管理者から予約情報を入力され、当該サービス担当者の予約業務スケジュールに該当ブロック要素として反映することができる。参考までに、美容室管理者は、サービス担当者の中から指定されることもあり、全てのサービス担当者が美容室管理者になることもできる。
【0041】
また、予約可能スケジュール管理部330は、予約可能スケジュールをオンライン接続した顧客に視覚的に提供し、顧客に直接オンライン予約をさせることができ、オンライン予約を代行するサーバへ予約可能スケジュールを提供して顧客がオンライン予約できるようにすることもできる。この場合、予約スケジュール管理部310は、オンライン接続した顧客から入力された予約情報または予約代行サーバから受信された予約情報をサービス担当者の予約業務スケジュールに該当ブロック要素として反映することができる。
【0042】
図8は、ブロック要素加工説明のための例示図である。ブロック要素には、ブロック要素の形状を調節することができるグラフィックオブジェクト30、40、50、60、70を含むことができる。図8において、円形オブジェクト30、40、50は、作業区間の幅を調節するためのオブジェクトであって、ユーザは、円形オブジェクトを操作して該当作業区間の幅を調節することができる。そして、バー型オブジェクト60、70は、遊休区間の幅を調節するためのオブジェクトであって、ユーザは、バー型オブジェクトを操作して該当遊休区間の幅を調節することができる。このようなグラフィックオブジェクトは、例示的なものであって、多様に具現することができる。
【0043】
また、図8とは違ってブロック要素には、グラフィックオブジェクトが現れないこともあり、ユーザが所定の位置をタッチ&ドラッグ等の操作をすれば、それによって該当区間の幅が調節されることもできる。そして、このような区間幅の調節は、予約業務スケジュール上で行われる。即ち、予約スケジュール管理部310は、予約業務スケジュール上に反映されたブロック要素の区間調節のためのサービス担当者の入力によって該当区間が調節されるように処理することができる。
【0044】
一方、反転条件は上述した例とは違って、二つの変形ブロックの作業区間が重なるか否かは問わず、いずれかの変形ブロックのサービス総所要時間が他の変形ブロックの遊休時間に属さないことだけを意味する。しかし、この場合には、図9の(a)のように二つのブロック要素間において作業区間が一部重なる問題が発生することもあり得るが、サービス担当者が直接区間を調節することによって、図9の(b)のように重なる問題を解消することができる。
【0045】
これまで本発明について、その好ましい実施形態を中心に見てきた。本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明が本発明の本質的な特性から外さない範囲内で変形された形態で具現されることを理解することができる。従って、開示された実施形態は限定的な観点ではなく、説明的な観点から考慮しなければならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく特許請求の範囲に示されており、それと同等の範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれたものと解釈しなければならない。
【符号の説明】
【0046】
10:時間バー
20:作業バー
30、40、50、60、70:グラフィックオブジェクト
100:予約業務スケジュールパズル化管理システム
200:ストレージユニット
210:スケジュールデータベース
220:ブロックデータベース
300:コントロールユニット
310:予約スケジュール管理部
320:カスタムブロック定義部
330:予約可能スケジュール管理部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】