IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ロレアルの特許一覧

特表2024-515603皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測
<>
  • 特表-皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測 図1
  • 特表-皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測 図2
  • 特表-皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測 図3A
  • 特表-皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測 図3B
  • 特表-皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測 図3C
  • 特表-皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測 図3D
  • 特表-皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測 図3E
  • 特表-皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測 図4
  • 特表-皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-10
(54)【発明の名称】皮膚エイジオタイプに基づく皮膚エイジングトリートメントの成果の予測
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/107 20060101AFI20240403BHJP
【FI】
A61B5/107 800
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023562574
(86)(22)【出願日】2022-04-29
(85)【翻訳文提出日】2023-10-11
(86)【国際出願番号】 US2022027108
(87)【国際公開番号】W WO2022232627
(87)【国際公開日】2022-11-03
(31)【優先権主張番号】63/182,673
(32)【優先日】2021-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】2108019
(32)【優先日】2021-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FIREWIRE
2.BLUETOOTH
3.JAVASCRIPT
4.PYTHON
(71)【出願人】
【識別番号】391023932
【氏名又は名称】ロレアル
【氏名又は名称原語表記】L’OREAL
【住所又は居所原語表記】14 Rue Royale,75008 PARIS,France
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133086
【弁理士】
【氏名又は名称】堀江 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】サンドリーヌ・ガドル
(72)【発明者】
【氏名】ミシェル・ラトマン-ジョスラン
(72)【発明者】
【氏名】ベンジャミン・アシュケナージ
(72)【発明者】
【氏名】パナギオティス-アレキサンドロス・ボカリス
(72)【発明者】
【氏名】ヌクエ・カヴソグル
(72)【発明者】
【氏名】ステファニー・ヌーボー
【テーマコード(参考)】
4C038
【Fターム(参考)】
4C038VA05
4C038VB03
4C038VB22
(57)【要約】
いくつかの実施形態において、個人用スキンケア推奨を決定する方法が提供されている。コンピュータシステムが、対象者の顔を描写しているデータを受信する。該コンピュータシステムは、対象者の顔を描写している該データに基づいて、特徴を判定する。コンピュータシステムは、エイジオタイプ分類器へ該特徴を供給して、対象者の予測皮膚エイジオタイプを生成する。コンピュータシステムは、少なくとも該予測皮膚エイジオタイプに基づいて、個人用スキンケア推奨を生成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
個人用スキンケア推奨を決定する方法であって、
コンピュータシステムによって、対象者の顔を描写しているデータを受信するステップと、
前記コンピュータシステムによって、前記対象者の前記顔を描写している前記データに基づいて、特徴を判定するステップと、
前記コンピュータシステムによって、前記特徴をエイジオタイプ分類器へ供給して、前記対象者の予測皮膚エイジオタイプを生成するステップと、
前記コンピュータシステムによって、少なくとも前記予測皮膚エイジオタイプに基づいて、前記個人用スキンケア推奨を生成するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記対象者の前記顔を描写している前記データに基づく前記特徴は、顔の造り、肌の色合い、顔の動きのうちの1つまたは複数を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記コンピュータシステムによって、エクスポゾーム情報および主に使われている言語情報のうちの少なくとも1つを収集するステップをさらに含み、
前記特徴を前記エイジオタイプ分類器へ供給して、前記対象者に関する前記予測皮膚エイジオタイプを生成する前記ステップは、前記エクスポゾーム情報および前記主に使われている言語情報のうちの少なくとも1つを、前記特徴とともに前記エイジオタイプ分類器へ供給するステップを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記対象者の前記顔を描写している前記データは、フォトブース皮膚解析装置によって得られる自撮り写真、自撮り映像、3次元スキャン、または画像である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記コンピュータシステムによって、1つまたは複数のプロンプトを提示して、前記対象者の前記顔を描写している前記データの収集を誘導するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数のプロンプトを提示して、前記対象者の前記顔を描写している前記データの収集を誘導する前記ステップは、
前記対象者が笑うプロンプトを提示するステップと、
前記対象者が顔をしかめるプロンプトを提示するステップと、
前記対象者が、Oの文字を言うプロンプトを提示するステップと
のうちの1つまたは複数を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記コンピュータシステムによって、前記1つまたは複数のプロンプトを提示して、前記対象者の指示された皮膚領域のクローズアップ画像の収集を誘導するステップ
をさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数のプロンプトを提示して、前記対象者の指示された皮膚領域のクローズアップ画像の収集を誘導する前記ステップは、
額領域のクローズアップ画像を収集するプロンプトを提示するステップと、
頬領域のクローズアップ画像を収集するプロンプトを提示するステップと、
下顎領域のクローズアップ画像を収集するプロンプトを提示するステップと、
デコルテ領域のクローズアップ画像を収集するプロンプトを提示するステップと
のうちの1つまたは複数を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記コンピュータシステムによって、前記予測皮膚エイジオタイプに基づいて、エイジングの予測臨床兆候を判定するステップをさらに含み、
少なくとも前記予測皮膚エイジオタイプに基づいて、前記個人用スキンケア推奨を生成する前記ステップは、前記個人用スキンケア推奨を生成して、前記エイジングの前記予測臨床兆候に対処するステップを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記予測皮膚エイジオタイプは炎症老化の有無を示す、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか一項に記載の方法の動作を実行するように構成されているコンピュータ回路を有するコンピュータシステム。
【請求項12】
コンピュータシステムの1つまたは複数のプロセッサによる実行に応答して、前記コンピュータシステムに、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法の動作を実行させる、記憶されているコンピュータ実行可能命令を有する持続性コンピュータ可読媒体。
【請求項13】
エイジオタイプ分類器を訓練する方法であって、
コンピュータシステムによって、複数の対象者の顔を描写している顔データを受信するステップと、
前記コンピュータシステムによって、各対象者の正解皮膚エイジオタイプを判定するステップと、
前記コンピュータシステムによって、前記顔データおよび前記正解皮膚エイジオタイプを使用して、前記エイジオタイプ分類器を訓練するステップと、
前記コンピュータシステムによって、新しい対象者の顔を描写している新しい顔データの皮膚エイジオタイプを判定するための前記訓練されたエイジオタイプ分類器を記憶するステップと
を含む、方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法の動作を実行するように構成されているコンピュータ回路を有するコンピュータシステム。
【請求項15】
コンピュータシステムの1つまたは複数のプロセッサによる実行に応答して、前記コンピュータシステムに、請求項13に記載の方法の動作を実行させる、記憶されているコンピュータ実行可能命令を有する持続性コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
顔の動きおよび顔の造りのうちの少なくとも1つに少なくとも基づいて、エイジング事象の開始を予測し、
エイジオタイプ分類器を生成する
ように構成されている、コンピュータ回路を含むエイジオタイプユニットと、
1つまたは複数のエイジオタイプ分類器に応答して、個人用スキンケア推奨を生成するように構成されているコンピュータ回路を含む推奨ユニットと
を含む、システム。
【請求項17】
顔の動きおよび顔の造りのうちの少なくとも1つに少なくとも基づいて、エイジング事象の開始を示す皮膚エイジオタイプを生成するように構成されているコンピュータ回路を含むエイジオタイプユニットと、
1つまたは複数の皮膚エイジオタイプ入力に応答して、スキンケア推奨の予測有効性評価を生成するように構成されているコンピュータ回路を含む成果ユニットと
を含む、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2021年4月30日に出願された米国仮出願第63/182673号の利益を主張するものである。また、本願は、2021年7月23日に出願された仏国特許出願第2108019号の優先権を主張するものである。両出願の開示全体が、参照によりすべての目的で本明細書に組み込まれている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本発明の付随する利点の多くは、添付の図面と併用されると、次の詳細な説明を参照することによってより容易に理解されるようになり、同様によりよく理解されるようになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0003】
図1】本開示の様々な態様によるスキンケア個人化コンピュータシステムの非制限的例示的実施形態の態様を示すブロック図である。
図2】本開示の非制限的例示的実施形態による方法200の図である。
図3A】本開示の態様による、提示されるプロンプトの非制限的例示的実施形態の図である。
図3B】本開示の態様による、提示されるプロンプトの非制限的例示的実施形態の図である。
図3C】本開示の態様による、提示されるプロンプトの非制限的例示的実施形態の図である。
図3D】本開示の態様による、提示されるプロンプトの非制限的例示的実施形態の図である。
図3E】本開示の態様による、提示されるプロンプトの非制限的例示的実施形態の図である。
図4】本開示の非制限的例示的実施形態による方法400の図である。
図5】本開示の実施形態でコンピュータデバイスとして使用するのに適したコンピュータデバイスの非制限的例示的実施形態を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
本開示のいくつかの実施形態において、対象者のエイジオタイプに従った、スキンケア療法の改善された推奨を実現するシステム、方法、およびデバイスが提供される。人間の体が経時的に経験する複数のタイプのエイジング:代謝型、免疫型、肝機能障害型、および腎機能障害型が存在することが確認されている。エイジングのこれらのタイプの有無は、対象者を1つまたは複数のエイジオタイプに整理するのに使用され得る。皮膚エイジオタイプを含むがそれらに限定されない、対象者が属するエイジオタイプが、対象者がどのようなエイジングの臨床兆候を経験するかを予測するのに役立つ。たとえば、炎症老化皮膚エイジオタイプ、脱水皮膚エイジオタイプ、または糖化皮膚エイジオタイプに入る対象者が各々、エイジングの様々な臨床兆候を経験する可能性がある。
【0005】
本開示は、スキンケアトリートメントが推奨されて、対象者の判定された皮膚エイジオタイプに基づいて、エイジングの臨床兆候の発生および/または重症度を低減することを可能にする。これら推奨されたスキンケアトリートメントを使用して、皮膚の健康およびエイジングの臨床兆候がより効果的に管理され得る。本開示のいくつかの実施形態では、皮膚エイジオタイプおよび/または対象者によって経験される可能性があるエイジングの臨床兆候が、対象者のキャプチャされた画像などのデータに基づいて判定される。
【0006】
いくつかの実施形態では、顔の造り、顔の表情、肌の色合い/表現型、および利用可能な生物学データの解析が、対象者がどの皮膚エイジオタイプに属するかを判定する。類似性を示す1つの皮膚エイジオタイプがたとえば炎症老化グループと呼ばれる場合、このグループは、年齢、居住地、ライフスタイル等によって下位分類され得る。全体的な該炎症老化下位グループの解析は、一般的炎症老化エイジング軌道経路(たとえば、たるみ、スポットを含むがそれらに限定されない、該グループ内に存在する、エイジングの特定の臨床兆候)を導き出すために使用され得、それは、下位グループ(同年齢、異なる居住地/同年齢、異なるライフスタイル等)の解析によって対比されることが可能であり、該グループのリスク要因を確立することができる。たとえば、炎症老化皮膚エイジオタイプは、こってりした食事をしかつたくさんの太陽光に暴露された場合、さらによりたるみ易いと判定され得る。
【0007】
炎症老化グループからの1人の対象者のデータの解析は、炎症老化グループと比較されて(かつ利用可能であれば、表皮下撮像によって増大させられて)、生理学的年齢および修正/改善すべき懸念のある領域(たとえば、年齢/居住地/ライフスタイル等の同じ炎症老化下位グループに遅れを取る領域)およびフルに生かす領域(たとえば、維持または増大すべき領域)を判定し得る。これにより、改善のための成分および製品の推奨を含む、個人用皮膚年齢管理策略が確立されるであろう。たとえば、システムは、「対象者は、高いSPF、AOX、および脂肪酸に富む食事に目を向けて、炎症を低減し防止して、皺のない皮膚を維持し、輝きを回復させることによって、その引き締まった、皺のない皮膚をフルに生かすべきである」などの推奨を提供し得る。
【0008】
追加の生物学的解析に基づいて、利用可能な場合、個々の皮膚管理および製品の推奨が的確な推奨を含むことができ、その中の有効成分の関連セットに、対象者は反応を示すであろう。これは、トリートメントの実行が特定の個人に関して最適化されること(応答者/非応答者コンセプト)を確実するのに役立つ。たとえば、システムは、「皺のない皮膚表面を保ち、若々しい輝きを回復させるためには、生物学的試験結果がレチノールに反応し、ビタミンCに反応しないと示した。したがって、SPFを含むレチノール美容液を推奨する」などの推奨を提供する。
【0009】
いくつかの実施形態では、アプリまたは他のオンラインツールが、対象者が写真を撮り、エイジングスコアを追跡して、より多くの個人用アドバイスを得ることを可能にすることができ、炎症老化を防止することに積極的でありかつ目に見える成果を得るために、リスク要因/エクスポゾームに関する進捗および進化に基づいて、対象者の皮膚の日課をそのニーズに適応させる。
【0010】
本明細書において開示されている技法は、様々な技術改善をもたらす。1つの非制限的例として、1つまたは複数の表情の所定のセットにより対象者を誘導するというプロンプトに応答した、顔の画像および/または映像の収集は、収集されたデータの質を向上させ、対象者の皮膚エイジオタイプの自動的な予測におけるデータの有用性を向上させ、かつ高品質の有用なデータの収集の効率性を高める。別の非制限的例として、(エクスポゾーム情報および主に使われている言語情報を含むがそれらに限定されない)顔の画像および/または映像とともに皮膚エイジオタイプ分類器へ供給され得る他のデータを収集することが、自動皮膚エイジオタイプ判定の精度をさらに向上させるのに役立つ。さらに、皮膚エイジオタイプの自動的で正確な予測が、自動的に生成される個人用スキンケア推奨の質を向上させるのに役立ち、それにより推奨自体の生成と対象者の皮膚のトリートメントの有効性の両方の質を向上させる。
【0011】
図1は、本開示の様々な態様によるスキンケア個人化コンピュータシステムの非制限的例示的実施形態の態様を示すブロック図である。図示のスキンケア個人化コンピュータシステム110は、デスクトップコンピュータデバイス、ラップトップコンピュータデバイス、モバイルコンピュータデバイス、サーバコンピュータデバイス、クラウドコンピュータシステムのコンピュータデバイス、および/またはそれらの組合せを含むがそれらに限定されない、任意のコンピュータデバイスまたはコンピュータデバイスの集まりによって実施され得る。
【0012】
図示のように、スキンケア個人化コンピュータシステム110は、1つまたは複数のプロセッサ102と、1つまたは複数の通信インターフェース104と、データストア108と、コンピュータ可読媒体106とを含む。
【0013】
いくつかの実施形態では、プロセッサ102は任意の適切なタイプの汎用コンピュータプロセッサを含み得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ102は、グラフィカル処理ユニット(GPU)、映像処理ユニット(VPT)、およびテンソル処理ユニット(TPU)を含むがそれらに限定されない、特定のコンピューティングタスクに関して最適化された1つまたは複数の専用コンピュータプロセッサまたはAIアクセラレータを含み得る。
【0014】
いくつかの実施形態では、通信インターフェース104は、構成要素間に通信リンクを設けるのに適した1つまたは複数のハードウェアインターフェースおよびまたはソフトウェアインターフェースを含む。該通信インターフェース104は、(イーサネット、FireWire、およびUSBを含むがそれらに限定されない)1つまたは複数の有線通信技術、(Wi-Fi、WiMAX、Bluetooth、2G、3G、4G、5GおよびLTEを含むがそれらに限定されない)1つまたは複数のワイヤレス通信技術、および/またはそれらの組合せをサポートし得る。
【0015】
図示のように、コンピュータ可読媒体106は、1つまたは複数のプロセッサ102による実行に応答して、スキンケア個人化コンピュータシステム110にスキンケア個人化エンジン112を設けさせる倫理回路を記憶している。
【0016】
本明細書において用いられている「コンピュータ可読媒体」が、ハードドライブ、フラッシュメモリ、ソリッドステートドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、CD-ROM、DVD、または他ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、および磁気ディスク記憶装置を含むがそれらに限定されない、コンピュータデバイスのプロセッサによって読み取られるように、揮発性または非揮発性の方法で情報を記憶することができる任意の技術を実施する、除去可能なまたは除去不可能なデバイスを指す。
【0017】
いくつかの実施形態では、スキンケア個人化エンジン112は、対象者の顔を描写しているデータに基づいて、特徴を判定するように、かつ該特徴に基づいて、対象者の皮膚エイジオタイプを判定するように構成されている。該スキンケア個人化エンジン112は1つまたは複数の分類器を使用して、対象者の皮膚エイジオタイプを判定することができ、以前の対象者の正解データおよび関連データに基づいて、そのような分類器を訓練するように構成され得る。また、スキンケア個人化エンジン112は、判定された皮膚エイジオタイプに基づいて、スキンケア推奨を決定するように構成され得る。スキンケア個人化エンジン112はデータストア108を使用して、特徴、推奨、および/または分類器を記憶し得る。
【0018】
これらの構成要素の各々の構造のさらなる説明を以下に与える。
【0019】
本明細書において用いられている「エンジン」が、ハードウェア命令またはソフトウェア命令に具現化されている論理回路を指し、それは、C、C++、C#、COBOL、JAVA(登録商標)、PHP、Perl、HTML、CSS、JavaScript、VBScript、ASPX、Go、およびPythonを含むがそれらに限定されない1つまたは複数のプログラミング言語で書かれることが可能である。エンジンが、実行可能なプログラムにコンパイルされてもよく、またはインタープリタ型プログラミング言語で書かれてもよい。ソフトウェアエンジンが、他のエンジンから、またはそれら自体から呼び出し可能であり得る。一般に、本明細書において説明するエンジンは、他のエンジンと結合され得るかまたはサブエンジンに分割され得る論理モジュールを指す。エンジンは、任意のタイプのコンピュータ可読媒体またはコンピュータ記憶装置内に記憶され、かつ1つまたは複数の汎用コンピュータ上に記憶されかつそれらによって実行され、したがってエンジンまたはその機能性を提供するように構成されている専用コンピュータを形成する論理回路によって実行され得る。エンジンは、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または別のハードウェアデバイス内にプログラムされた論理回路によって実行され得る。
【0020】
本明細書において用いられている「データストア」は、コンピュータデバイスによるアクセスのためのデータを記憶するように構成されている任意の適切なデバイスを指す。データストアの一例が、1つまたは複数のコンピュータデバイス上で実行し、高速ネットワーク上でアクセス可能な、高信頼性の高速リレーショナルデータベース管理システム(DBMS)である。データストアの別の例がキーバリューストアである。しかしながら、クエリに応答して記憶されたデータを速やかにかつ確実に提供することができる任意の他の適切な記憶技法および/またはデバイスが使用されてもよく、コンピュータデバイスは、ネットワーク上の代わりにローカルにアクセス可能であってもよく、またはクラウドベースのサービスとして提供され得る。データストアは、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、RAM、ROM、または任意の他のタイプのコンピュータ可読記憶媒体などのコンピュータ可読記憶媒体上に系統立てて記憶されたデータも含み得る。本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書において説明されている別々のデータストアが単一のデータストアに組み合わされてもよく、かつ/または本明細書において説明されている単一のデータストアが複数のデータストアに分離されてもよいことを、当業者は認識するであろう。
【0021】
本開示のシステムの別の非制限的例示的実施形態がエイジオタイプユニットと推奨ユニットとを含む。該エイジオタイプユニットは、顔の動き、顔の造り等に基づいて、エイジング事象(たとえば、皺、たるみ等)の開始を予測して、皮膚エイジオタイプ分類器を生成するように構成されているコンピュータ回路を含む。該推奨ユニットは、1つまたは複数のエイジオタイプ分類器に応答して、個人用スキンケア推奨を生成するように構成されているコンピュータ回路を含む。
【0022】
本開示のシステムのさらに別の非制限的例示的実施形態が、エイジオタイプユニットと、成果ユニットを含む。該エイジオタイプユニットは、顔の動き、顔の造り等に基づいて、エイジング事象(たとえば、皺、たるみ等)の開始を示す皮膚エイジオタイプを生成するように構成されているコンピュータ回路を含む。該成果ユニットは、1つまたは複数の皮膚エイジオタイプの入力に応答して、スキンケア推奨の予測有効性評価を生成するように構成されているコンピュータ回路を含む。
【0023】
図2は、本開示の様々な態様による、個人用スキンケア推奨を決定する方法の非制限的例示的実施形態を示すフローチャートである。
【0024】
ブロック202において、(スキンケア個人化コンピュータシステム110などの)コンピュータシステムは、対象者の顔を描写しているデータを受信する。対象者の顔を描写している該データは、任意の適切な技法を使用して収集され得る。いくつかの実施形態では、対象者の顔を描写しているデータは、スマートフォンによってキャプチャされた自撮り画像を含むがそれに限定されない、デジタルカメラによってキャプチャされた対象者の顔の1つまたは複数の画像を含み得る。いくつかの実施形態では、対象者の顔を描写しているデータは、スマートフォンによってキャプチャされた自撮り映像を含むがそれに限定されない、デジタルビデオカメラによってキャプチャされた顔の1つまたは複数の映像を含み得る。いくつかの実施形態では、対象者の顔を描写しているデータは、NEXA PoS皮膚解析装置などのフォトブース皮膚解析装置(photobooth skin analyzer)によってキャプチャされた、詳細な2次元または3次元の顔画像データであり得る。
【0025】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは対象者に1つまたは複数のプロンプトを提示して、対象者の顔を描写しているデータのキャプチャを誘導し得る。図3A図3Eは、本開示の様々な態様による、映像キャプチャプロセスにより対象者を誘導するインターフェースの非制限例である。該インターフェースは、対象者が笑い、顔をしかめ、Oの文字を言うように一連のプロンプトを提示し、様々な皮膚領域のさらなる画像データを得る。いくつかの実施形態では、対象者の顔を描写しているデータのキャプチャを誘導するプロンプトを対象者に提示する代わりに、対象者の顔を描写しているデータは、臨床医による映像ベースのインタビュー中に、自動的に収集され得る。
【0026】
ブロック204において、コンピュータシステムは、対象者の顔を描写しているデータに基づいて、特徴を判定する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、データからの(またはデータから得られた)静止画像を使用して、顔の造り(たとえば、全体的な顔の形状、頬骨の位置等)、顔の色合い、および/または他の静的な顔の特徴を測定し得る。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、これらの静止画像を使用して、皺もしくは皮膚の襞の存在および/または大きさ、目の下のたるみ、スポット、ならびに/あるいは他のエイジング兆候を含むがそれらに限定されない、エイジングの様々な臨床兆候を測定し得る。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、データからの映像画像を使用して、コンピュータシステムによって指示された様々なポーズ間に顔が動いている間に、顔の動きを測定し得る。測定された顔の動きは追加特徴として使用され得る。
【0027】
いくつかの実施形態では、また、特徴が他の種類の情報を使用して生成され得る。可視の特徴のいくつかの例には、限定されないが、皮膚タイプ、表現型、皮膚表面の質、肌の色合いの均一性、皮膚の輝き、顔の造りの測定値、顔の表情/動きから計算される特徴、および両親の写真から計算される特徴が含まれる。可視の特徴のいくつかの例には、限定されないが、ライフスタイル情報(たとえば、喫煙、スポーツへの参加、屋内/屋外にいる時間等)、エクスポゾーム情報(たとえば、汚染、屋内/屋外にいる時間、UV暴露、化学物質暴露、アレルゲン暴露等)、メラニン集積、皮膚の極小の起伏、月経周期、オミクス情報(たとえば、プロテオミクス、マイクロバイオミクス等)、スキンフラメーション(skinflammation)、およびホルモン値が含まれる。
【0028】
ブロック206において、コンピュータシステムは、エイジオタイプ分類器へ特徴を供給して、対象者の予測皮膚エイジオタイプを生成する。分類器の任意の適切なタイプまたはタイプの組合せが、決定木、naive Bayes分類器、k-近傍分類器、サポートベクタマシン、および人工神経ネットワークを含むがそれらに限定されない、エイジオタイプ分類器として使用され得る。該分類器は、正解エイジオタイプ情報が既知である対象者を使用する一組のラベル付訓練データを決定すること、および傾斜降下を含むがそれに限定されない技法によって、該ラベル付訓練データを使用して分類器を訓練することを含むがそれらに限定されない、適切な技法を使用して訓練され得る。
【0029】
ブロック208において、コンピュータシステムは、少なくとも予測皮膚エイジオタイプに基づいて、個人用スキンケア推奨を生成する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、予測皮膚エイジオタイプの対象者によって経験されるエイジングの推定臨床兆候に関する情報を有して構成されてもよく、該個人用スキンケア推奨はエイジングのこれらの推定臨床兆候に対処するように決定され得る。いくつかの実施形態では、個人用スキンケア推奨は、エクスポゾーム情報(センサデバイスにより自動的に収集されるかまたはデータストアから自動的に収集される汚染、湿度、温度等の環境情報を含むがそれに限定されない)、ライフスタイル情報(ウェアラブルデバイスを使用して収集される睡眠量または質の情報を含むがそれに限定されない)、プロテオミクス情報、表皮下撮像情報、および/または他の情報を含むがそれらに限定されない他の要因も考慮に入れることができる。
【0030】
たとえば、いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、次のもののようなレポートを作り出すために顔の造り、皮膚エイジオタイプ、および他の情報を使用し得る:
・ 対象者の客観年齢は46歳である。
・ 対象者は、皮膚炎症老化皮膚エイジオタイプに属し、高い頬骨を有する卵形の顔を有する。
・ これらの特性を有する対象者はどちらかと言えばダークスポットおよび皺の傾向があるが、たるみは最小限である。
・ (エクスポゾーム、ライフスタイル、プロテオミクス、表皮下撮像、および/または収集した他のデータなどの)これらの特性および他の個人データに基づいて、対象者の生理学的年齢は42歳である。
・ 皮膚年齢スコアを向上させるために、対象者は高いSPF、AOX、および脂肪酸に富む食事に目を向けて、炎症老化を低減し防止することによって、引き締まった、皺のない皮膚というその資源をフルに生かすべきである。
・ 皺のない皮膚表面を保ちかつ若々しい輝きを回復させるためには、対象者はレチノールに反応し、ビタミンCに反応しないので、対象者はSPFを含むレチノール美容液を使用するべきである。
・ 対象者は毎週写真を撮り、自身のエイジングスコアを追跡し、より多くの個人用アドバイスを得て、自身の皮膚の日課を調整し、炎症老化を防止するために継続し、目に見える成果を得ることが推奨される。
【0031】
いくつかの実施形態では、個人用スキンケア推奨はより複雑な書式で提供され得る。たとえば、対象者の可視化は、個人用スキンケア推奨を利用した後のかつ/または個人用スキンケア推奨を利用しない対象者の皮膚エイジングの軌跡を示すように生成され得る。該可視化は、皮膚エイジングの軌跡を示すために、適切な(敵対的生成ネットワークを含むがそれに限定されない)機械学習法を使用して生成される、自撮り画像または映像を含み得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、個人用スキンケア推奨は、皮膚エイジオタイプ、皮膚エイジングの軌跡、および/または生理学的皮膚年齢の数量化を含み得る。たとえば、年齢時計および/または写真年齢時計が生成されて、この情報をグラフ書式に示すことができる。
【0033】
いくつかの実施形態では、個人用スキンケア推奨は、対象者の皮膚エイジオタイプに関するエイジングの予測臨床兆候に対処するための1つまたは複数の有効成分を含み得る。いくつかの実施形態では、個人用スキンケア推奨は、したがって、1つまたは複数の有効成分を含む製品を調製するための指示を含み得る。いくつかの実施形態では、個人用スキンケア推奨は、したがって、1つまたは複数の有効成分を含む事前調製された製品の提案を含み得る。
【0034】
図4は、本開示の様々な態様による、エイジオタイプ分類器を訓練する方法の非制限的例示的実施形態を示すフローチャートである。
【0035】
ブロック402において、(スキンケア個人化コンピュータシステム110などの)コンピュータシステムは、複数の対象者の顔を描写している顔データを受信する。該顔データは、ブロック202において収集された顔データと類似している。
【0036】
ブロック404において、コンピュータシステムは各対象者の正解皮膚エイジオタイプを判定する。該正解皮膚エイジオタイプは任意の適切な技法を使用して判定され得る。いくつかの実施形態では、正解皮膚エイジオタイプは、訓練された臨床医による評価に基づいて判定されてもよく、該臨床医は正解皮膚エイジオタイプをコンピュータシステムに入力してもよい。
【0037】
ブロック406において、コンピュータシステムは、顔データおよび正解皮膚エイジオタイプを使用して、エイジオタイプ分類器を訓練する。いくつかの実施形態ではコンピュータシステムは、ブロック204において説明されている特徴を生成し、該特徴をエイジオタイプ分類器を訓練するための入力データとして使用し得る。前述されているように、エイジオタイプ分類器は、傾斜降下を含むがそれに限定されない任意の適切な技法を使用して訓練され得る。
【0038】
ブロック408において、コンピュータシステムは、新しい対象者の顔を描写している新しい顔データの皮膚エイジオタイプを判定するための、訓練されたエイジオタイプ分類器を(データストア108内などに)記憶する。
【0039】
図5は、本開示のコンピュータデバイスとして使用するのに適した例示的コンピュータデバイス500の態様を示すブロック図である。前段で複数の異なるタイプのコンピュータデバイスを検討したが、例示的コンピュータデバイス500は、多くの異なるタイプのコンピュータデバイスに共通する様々な要素を表す。図5についてネットワーク上のデバイスとして実装されたコンピュータデバイスを参照して説明するが、以下の説明は、サーバ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータ、埋め込み式コンピュータデバイス、および本開示の実施形態の部分を実施するために使用され得る他のデバイスに適用できる。コンピュータデバイスのいくつかの実施形態が、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のカスタマイズされたデバイスによって実行され得るか、またはそれらを含み得る。その上、コンピュータデバイス500が任意の数の現在利用可能なデバイスまたはまだ開発されていないデバイスのいずれかであり得ることを、当業者などは認識するであろう。
【0040】
その最も基本的な構成において、コンピュータデバイス500は、通信バス508によって接続されている、少なくとも1つのプロセッサ502とシステムメモリ510とを含む。デバイスの厳密な構成およびタイプに応じて、システムメモリ510は、リードオンリメモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、EEPROM、フラッシュメモリ、または類似のメモリ技術などの、揮発性または非揮発性メモリであり得る。システムメモリ510が、通常、プロセッサ502が直ちにアクセス可能でありかつ/もしくは該プロセッサ502によって現在処理されているデータおよび/またはプログラムモジュールを記憶することを、当業者などは認識するであろう。この関連で、プロセッサ502は、命令の実行をサポートすることによって、コンピュータデバイス500の計算センターとしての機能を果たし得る。
【0041】
図5にさらに示されているように、コンピュータデバイス500は、ネットワークを介して他のデバイスと通信するための1つまたは複数の構成要素を含むネットワークインターフェース506を含み得る。本開示の実施形態が、ネットワークインターフェース506を利用して、共通のネットワークプロトコルを使用して通信を実行する基本サービスにアクセスすることができる。ネットワークインターフェース506は、Wi-Fi、2G、3G、LTE、WiMAX、Bluetooth、Bluetooth low energyなどの1つまたは複数のワイヤレス通信プロトコルを介して通信するように構成されているワイヤレスネットワークインターフェースも含み得る。当業者によって理解されるであろうように、図5に示されているネットワークインターフェース506は、コンピュータデバイス500の特定の構成要素に関して前段で説明され、図示されている1つもしくは複数のワイヤレスインターフェースまたは物理通信インターフェースを表し得る。
【0042】
図5に示されている例示的実施形態では、コンピュータデバイス500は記憶媒体504も含む。しかしながら、ローカル記憶媒体へのデータを持続するための手段を含まないコンピュータデバイスを使用して、サービスがアクセスされ得る。したがって、図5に示されている記憶媒体504は、記憶媒体504が任意であることを示すために破線で表されている。いずれにしても、記憶媒体504は揮発性または不揮発性であってもよく、除去可能または除去不可能であってもよく、限定されないが、ハードドライブ、ソリッドステートドライブ、CD ROM、DVD、または他のディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置等の、情報を記憶することができる任意の技術を使用して実装され得る。
【0043】
プロセッサ502と、システムメモリ510と、通信バス508と、記憶媒体504と、ネットワークインターフェース506とを含むコンピュータデバイスの適切な実装形態が公知であり、市販されている。説明しやすいように、かつ特許請求されている主題を理解する上で重要でないので、図5は、多くのコンピュータデバイスの典型的な構成要素のうちのいくつかを示していない。この関連で、コンピュータデバイス500は、キーボード、キーパッド、マウス、マイクロフォン、タッチ入力デバイス、タッチスクリーン、タブレット等の入力デバイスを含み得る。そのような入力デバイスは、RF、赤外線、直列、並列、Bluetooth、Bluetooth low energy、USB、またはワイヤレスもしくは物理接続を使用する他の適切な接続プロトコルを含む有線接続またはワイヤレス接続によってコンピュータデバイス500に連結され得る。同様に、コンピュータデバイス500は、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ等の出力デバイスも含み得る。これらのデバイスは当該技術分野において周知されているので、本明細書ではさらに図示または説明をしない。
【0044】
実例となる実施形態を説明し、記載したが、当然のことながら、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な変更が行われ得ることが理解されるであろう。
【符号の説明】
【0045】
102、502 プロセッサ
104 通信インターフェース
106 コンピュータ可読媒体
108 データストア
110 スキンケア個人化コンピュータシステム
112 スキンケア個人化エンジン
200、400 方法
202、204、206、208、402、404、406、408 ブロック
500 例示的コンピュータデバイス
504 記憶媒体
506 ネットワークインターフェース
508 通信バス
510 システムメモリ
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図4
図5
【国際調査報告】