(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-10
(54)【発明の名称】権限設定方法、装置、機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 21/60 20130101AFI20240403BHJP
【FI】
G06F21/60 340
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023565363
(86)(22)【出願日】2022-04-08
(85)【翻訳文提出日】2023-10-24
(86)【国際出願番号】 CN2022085819
(87)【国際公開番号】W WO2022228084
(87)【国際公開日】2022-11-03
(31)【優先権主張番号】202110454125.1
(32)【優先日】2021-04-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲馬▼ 文宗
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 亮
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ ▲應▼涛
(72)【発明者】
【氏名】任 ▲為▼
(72)【発明者】
【氏名】黄 秋▲碩▼
(72)【発明者】
【氏名】袁 ▲躍▼江
(72)【発明者】
【氏名】黄 浩
(72)【発明者】
【氏名】伍 建▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】▲鄒▼ ▲亞▼▲龍▼
(72)【発明者】
【氏名】周 令▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ 萌章
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 燕▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】郭 ▲シン▼磊
(57)【要約】
本開示の実施例は権限設定方法、装置、機器及び媒体に関する。そのうち、当該方法は、タスク情報における権限の設定対象に対するトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示するステップであって、権限の設定対象は第1情報対象及び/又は第2情報対象を含み、第2情報対象は第1情報対象に従属する、前記のステップと、権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信するステップと、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報を表示するステップと、を含む。これにより、タスク情報に基づく階層構造が、内容に基づく権限カスタムの設定要求を満足し、権限管理効率を向上させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
権限設定方法であって、
タスク情報における権限の設定対象に対するトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示するステップであって、前記権限の設定対象は第1情報対象及び/又は第2情報対象を含み、前記第2情報対象は前記第1情報対象に従属する、前記のステップと、
前記権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、前記権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信するステップと、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップと、を含むことを特徴とする権限設定方法。
【請求項2】
前記した、前記権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信するステップは、
前記権限編集インタフェースに入力された組織属性と検索情報とを受信するステップと、
予設定された、前記組織属性に対応するデータベースを照会し、前記検索情報とのマッチングに成功した候補結果を取得し、前記候補結果を表示するステップと、
前記候補結果から選択された目標結果と、設定された、前記目標結果に対応する権限情報とを取得するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記権限の設定対象は前記タスク情報である場合、前記した、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップは、
前記タスク情報の前記カスタム権限情報を表示するステップ、または、
前記タスク情報の各第1情報対象の前記カスタム権限情報を表示するステップ、及び/または、
前記タスク情報の各第2情報対象の前記カスタム権限情報を表示するステップ、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記権限の設定対象は前記第1情報対象である場合、
前記した、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップは、前記第1情報対象の前記カスタム権限情報を表示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1情報対象の前記カスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第1情報対象の前記カスタム権限情報と前記タスク情報の権限情報とがマッチングするか否かを確定するステップと、
マッチングしない場合、前記第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子が表示されるステップと、を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記権限の設定対象は前記第2情報対象である場合、
前記した、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップは、前記第2情報対象の前記カスタム権限情報を表示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2情報対象の前記カスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象の前記カスタム権限情報と前記タスク情報または前記第1情報対象の権限情報とがマッチングするか否かを確定するステップと、
マッチングしない場合、前記第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子が表示されるステップと、を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記タスク情報のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記タスク情報の関連領域に権限ロック識別子を表示するステップ、または、
前記第1情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示するステップ、または、
前記第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示するステップ、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記タスク情報に対応する第1情報対象と前記第2情報対象とのカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定するステップと、
そうである場合、第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記タスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整するステップと、
そうでない場合、前記第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定するステップと、
そうである場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整するステップと、
そうでない場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記タスク情報に対応する第1情報対象と前記第2情報対象とのカスタム権限情報が変更されないか否かを確定するステップと、
そうである場合、第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記タスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整するステップと、
そうでない場合、前記第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象のカスタム権限情報が変更されないか否かを確定するステップと、
そうである場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整するステップと、
そうでない場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記カスタム権限情報に基づいて、現在の周期内のタスク情報を許可するステップ、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記した、タスク情報における権限の設定対象に対するトリガ操作に応答した後、
システムにより予設定された権限グループを表示し、前記権限グループから選択して許可された目標権限グループを取得するステップと、
前記権限カスタムコントロールがトリガされた後に表示される権限編集インタフェースに前記目標権限グループを追加するステップと、を更に含み、
前記した、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップは、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報と前記目標権限グループとを表示するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項15】
新規作成された権限グループに対するトリガ操作に応答して、権限グループ編集インタフェースを表示するステップと、
前記権限グループ編集インタフェースを介して、入力されたグループ名、グループメンバの権限情報を受信するステップと、
前記グループメンバの権限情報に基づいて、前記グループ名に対応する権限グループを作成するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記権限グループの周期権限コントロールに対するトリガ操作に応答して、前記権限グループの関連領域に周期許可識別子を表示するステップと、
前記周期許可識別子に基づいて、前記権限グループに対して、後続の周期内のタスク情報を許可するステップと、を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
権限設定装置であって、
タスク情報における権限の設定対象に対するユーザのトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示するための第1表示モジュールであって、前記権限の設定対象は第1情報対象及び/又は第2情報対象を含み、前記第2情報対象は前記第1情報対象に従属する、前記の第1表示モジュールと、
前記権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、前記権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信するための取得モジュールと、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するための第2表示モジュールと、を含むことを特徴とする権限設定装置。
【請求項18】
電子機器であって、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な指令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な指令を読み出し、前記指令を実行することにより、請求項1~16のいずれか一項に記載の権限設定方法を実現するために使用される、ことを特徴とする電子機器。
【請求項19】
コンピュータ可読記憶媒体であって、請求項1~16のいずれか一項に記載の権限設定方法を実行するためのコンピュータプログラムを記憶した、ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年04月26日に提出された、出願の名称が「権限設定方法、装置、機器及び媒体」であって、中国特許出願番号が「202110454125.1」である優先権を主張し、この出願の全内容が引用により本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、コンピュータのフロントエンドの応用の技術分野に関し、特に権限設定方法、装置、機器及び媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術の発展に伴い、情報セキュリティの観点から、関連する内容情報に権限を設定する必要がある。
【0004】
関連技術において、権限管理は、ユーザアカウントごとにロール(role)の権限を設定し、ユーザのロールに基づいて権限の設定と検証を行うことに依存し、例えば、管理者ロールのユーザアカウントに対して、セキュリティレベルの高いいくつかの権限等を設定したりする。
【0005】
ただし、上記のようにロールによって権限を設定する方式は、機能レベルの権限設定であり、いくつかのシナリオにおける権限管理のニーズを満足できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の技術的課題を解決するために、または上記の技術的課題を少なくとも部分的に解決するために、本開示は、権限設定方法、装置、機器、及び媒体を提供した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施例は権限設定方法を提供した。前記方法は、タスク情報における権限の設定対象に対するユーザのトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示するステップであって、前記権限の設定対象は第1情報対象及び/又は第2情報対象を含み、前記第2情報対象は前記第1情報対象に従属する、前記のステップと、
前記ユーザが前記権限カスタムコントロールに対するトリガ操作をトリガすることに応答して、権限編集インタフェースを表示し、前記権限編集インタフェースを介して前記ユーザによって入力されたカスタム権限情報を受信して取得するステップと、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップと、を含む。
【0008】
本開示の実施例は権限設定装置を更に提供した。当該装置は、タスク情報における権限の設定対象に対するトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示するための第1表示モジュールであって、前記権限の設定対象は第1情報対象及び/又は第2情報対象を含み、前記第2情報対象は前記第1情報対象に従属する、前記の第1表示モジュールと、
前記権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、前記権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信するための取得モジュールと、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するための第2表示モジュールと、を含む。
【0009】
本開示の実施例は電子機器を更に提供した。前記電子機器は、プロセッサと、前記プロセッサの実行可能な指令を記憶するメモリと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な指令を読み出し、前記指令を実行することにより、本開示の実施例が提供した権限設定方法を実現するために使用される。
【0010】
本開示の実施例はコンピュータ可読記憶媒体を更に提供した。前記コンピュータ可読記憶媒体は、本開示の実施例が提供した権限設定方法を実行するためのコンピュータプログラムを記憶した。
【0011】
本開示の実施例が提供する技術案は、従来技術と比較して以下の利点を有する。
【0012】
タスク情報における権限の設定対象に対するユーザのトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示し、権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信し、更に、権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示する。これにより、タスク情報に基づく階層構造が、内容に基づく権限カスタムの設定要求を満足し、権限管理効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
添付の図面に合わせて、以下の具体的な実施形態を参照すると、本開示の実施例の上記及び他の特徴、利点、及び態様がより明らかになるであろう。図面全体を通して、同一又は類似の符号は、同一又は類似の要素を表す。図面は概略的なものであり、実物及び要素は必ずしも比例的に描かれていないことが理解されるべきである。
【
図1】本開示の実施例が提供した権限設定方法の概略フロー図である。
【
図2】本開示の実施例が提供した権限設定のインタフェースの概略図である。
【
図3】本開示の実施例が提供した別の権限設定のインタフェースの概略図である。
【
図4】本開示の実施例が提供した別の権限設定のインタフェースの概略図である。
【
図5】本開示の実施例が提供した別の権限設定方法の概略フロー図である。
【
図6(a)】本開示の実施例が提供した別の権限設定のインタフェースの概略図である。
【
図6(b)】本開示の実施例が提供した別の権限設定のインタフェースの概略図である。
【
図6(c)】本開示の実施例が提供した別の権限設定のインタフェースの概略図である。
【
図7】本開示の実施例が提供した別の権限設定方法の概略フロー図である。
【
図8】本開示の実施例が提供した権限設定装置の概略構成図である。
【
図9】本開示の実施例が提供した電子機器の構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付の図面を参照して、本開示の実施例についてより詳細に説明する。本開示のいくつかの実施例が添付の図面に示されているが、本開示は様々な方式で実現されることができ、本明細書に記載された実施例に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、本開示をより徹底的かつ完全に理解するためにこれらの実施例が提供されることが理解されるべきである。本開示の図面及び実施例は、例示的な目的のためにのみ使用され、本開示の保護の範囲を制限するために使用されるものではないことが理解されるべきである。
【0015】
本開示の方法の実施形態に記載された各ステップは、異なる順序で実行され、及び/または並行して実行されてもよいことが理解されるべきである。さらに、方法の実施形態は、追加のステップを含むことができ、及び/または示されたステップの実行を省略することができる。本開示の範囲は、この点において限定されない。
【0016】
本明細書で使用される用語「含む」及びその変形は、オープン包含、即ち「含むが、限定されるものではない」である。用語「に基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」である。用語「1つの実施例」は、「少なくとも1つの実施例」を意味する。用語「別の実施例」は、「少なくとも1つの別の実施例」を意味する。用語「いくつかの実施例」は、「少なくともいくつかの実施例」を意味する。他の用語の関連する定義は、以下の説明で与えられる。
【0017】
なお、本開示で言及されている「第1」、「第2」などの概念は、異なる装置、モジュール、またはユニットを区別するためにのみ使用され、これらの装置、モジュール、またはユニットによって実行される機能の順序または相互依存関係を限定するものではない。
【0018】
なお、本開示で言及されている「1つ」、「複数」の修飾は、限定的ではなく概略的なものであり、文脈において別段の明示的な指摘がない限り、「1つまたは複数」と理解されるべきであることを当業者は理解するであろう。
【0019】
本開示の実施形態における複数の装置間で交換されるメッセージまたは情報の名前は、単に例示的な目的のために使用されるものであり、これらのメッセージまたは情報の範囲を制限するために使用されるものではない。
【0020】
上記課題を解決するために、本発明の実施例は、権限設定方法を提供し、当該方法において、内容に基づいて権限管理を行うことにより、内容レベルでの権限設定要求を満足する一方で、権限情報の階層構造に基づいて権限設定を行うことにより、様々な階層の内容に対する権限の設定を柔軟に満足することができ、また、カスタムの方式で権限を設定することにより、内容の権限設定の多様化するシナリオのニーズをさらに満足することができる。
【0021】
以下、この方法については、具体的な実施例を参考して説明する。
図1は、本開示の実施例が提供した権限設定方法の概略フロー図であり、この方法は、権限設定装置によって実行されてもよく、そのうち、当該装置はソフトウェア及び/またはハードウェアを使用して実現されてもよく、一般に電子機器に集積されてもよい。
図1に示すように、この方法は、ステップ101~103を含む。
【0022】
ステップ101において、タスク情報における権限の設定対象に対するトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示するステップであって、そのうち、権限の設定対象は第1情報対象及び/又は第2情報対象を含み、第2情報対象は第1情報対象に従属する。
【0023】
このうち、タスク情報は、階層構造になり得る任意の作業情報(例えば、企業レポート、作業計画など)であり、例えば、目標と主要成果(Objectives
and Key Results,OKR)情報であることができる。
【0024】
本実施例では、権限設定情報は、第1情報対象のみを含んでもよいし、第2情報対象のみを含んでもよいし、第1情報対象と第2情報対象とを含んでもよい。そのうち、
図2に示すように、第2情報対象は、第1情報対象に従属している。本実施例では、タスク情報に対する権限の設定対象のトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示する。
【0025】
例えば、タスク情報の階層構造が
図3のようになっている場合、第1情報対象と第2情報対象とのそれぞれの後ろには、対応するトリガコントロールがあり、対応するトリガコントロールがクリックされると、対応する権限カスタムコントロールが表示される。
【0026】
例えば、ユーザが
図3における「第1情報対象A」という権限の設定対象後のトリガコントロールをクリックすると、
図4のように、その権限の設定対象に対するカスタムコントロールが表示される。
【0027】
ステップ102において、権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信する。
【0028】
本実施例では、関連権限のカスタムを容易にするために、カスタムコントロールがトリガされた後、対応する権限編集インタフェースが表示され、ユーザは、カスタム権限情報を権限編集インタフェースに入力することができ、そのうち、カスタム権限情報は権限の種類(閲覧許可、閲覧不許可等)、権限の種類に対応するユーザ等を含むが、これに限定されない。
【0029】
本開示の一実施例では、タスク情報に基づく管理は組織を単位として行うことであるため、本実施例では、組織属性に応じてカスタム権限の設定を行って、
図5に示すように、ユーザによって入力されたカスタム権限情報が権限編集インタフェースを介して取得されるステップには、以下のステップ501~503が含まれる。
【0030】
ステップ501において、権限編集インタフェースに入力された組織属性と検索情報とを受信する。
【0031】
そのうち、前述したように、組織属性とは、タスク情報に対応する管理単位の属性であり、例えば、部門属性(電気部、機械部など)、グループ属性(第1グループ、第2グループなど)、ワークステータス属性(従業員、チームなど)などであってもよい。
【0032】
なお、検索情報とは、各組織属性内の具体的なユーザを特定するための識別子情報であり、例えばユーザの姓などである。
【0033】
ステップ502において、予設定された、組織属性に対応するデータベースを照会し、検索情報とのマッチングに成功した候補結果を取得し、候補結果を表示する。
【0034】
なお、各組織属性に対応するデータベースが予設定されており、このデータベースには、組織属性の下で、検索情報に対応する検索結果が含まれている。
【0035】
そのため、本実施例では、予設定された、組織属性に対応するデータベースを照会し、検索情報とのマッチングに成功した候補結果を取得し、候補結果を表示する。例えば、検索情報がユーザの姓であれば、対応する候補結果はその組織属性においてこの姓に対応する全てのユーザである。
【0036】
ステップ503において、候補結果から選択された目標結果と、設定された、目標結果に対応した権限情報とを取得する。
【0037】
本実施例では、候補結果から選択された目標結果と、設定された、目標結果に対応した権限情報とを取得し、例えば、ユーザによってトリガされた候補結果を目標結果として取得する。
【0038】
例えば、「従業員」が組織属性情報であり、現在の権限設定がすべての「従業員」で検索されるように識別し、さらに、「従業員」の組織情報に対応する検索情報ボックスに検索情報として「朱」を入力すると、朱という姓の従業員が3人検索されて候補結果となり、ユーザによって選択された候補結果の中の従業員「朱三」が目標結果であれば、「朱三」に対応する権限情報が設定される。
【0039】
そのうち、上記の例における組織属性情報と対応する検索情報とは一例にすぎず、わかりやすくするために、以下の例の説明では、例えば、「従業員タイプ」が組織属性情報である場合、現在の権限設定は、すべての「従業員タイプ」で検索され、例えば、組織情報に対応する検索情報ボックスに検索情報として「インターンシップ」を入力したり、検索情報として「正式」を入力したりする。例えば、「チーム」が組織属性情報である場合、現在の権限設定はすべての「チーム」で検索され、例えば、組織情報に対応する検索情報ボックスに検索情報として「朱」を入力すると、「朱」の付いたすべてのチーム名が取得されることができる。
【0040】
ステップ103において、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報を表示する。
【0041】
本実施例では、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報を表示することで、関連管理者が権限の設定対象の権限情報を直感的に把握しやすくする。
【0042】
さらに、本開示の一実施例では、カスタム権限情報に基づいて現在の周期内のタスク情報を直接許可し、即ち、カスタム権限情報に基づいてユーザに対して現在の周期内のタスク情報を許可することが可能であり、例えば、カスタム権限情報が「朱三閲覧可能」である場合には、「朱三」に対して現在の周期内のタスク情報の閲覧権限を開放することにより、タスク情報に基づく階層構造が内容レベルの権限設定を行うことを実現した。
【0043】
以上のように、本発明の実施例に係る権限設定方法は、タスク情報における権限の設定対象に対するユーザのトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示し、権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信し、更に、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報を表示する。これにより、タスク情報に基づく階層構造が、内容に基づく権限カスタムの設定要求を満足し、権限管理効率を向上させる。
【0044】
本実施例における権限の設定対象は、タスク情報に基づく階層構造の任意の対象であってもよいので、多次元に基づいて権限設定要求を満足することができる。以下に、例示して説明する。
【0045】
例1
この例では、権限の設定対象はタスク情報であり、即ち、すべてのタスク情報がいずれも権限の設定対象になることができる。それにより、本実施例では、タスク情報に対するカスタム権限情報を表示することができ、例えば、カスタム権限情報が「朱三閲覧可能」である場合には、対応する「朱三閲覧可能」をタスク情報の後に表示することができる。
【0046】
或いは、タスク情報の各第1情報対象のカスタム権限情報を表示することができる。例えば、カスタム権限情報が「朱三閲覧可能」である場合には、対応する「朱三閲覧可能」を各第1情報対象の後に表示する。
【0047】
或いは、タスク情報の各第2情報対象のカスタム権限情報を表示することができる。例えば、カスタム権限情報が「朱三閲覧可能」である場合には、対応する「朱三閲覧可能」を各第2情報対象の後に表示する。
【0048】
或いは、タスク情報の各第1情報対象と各第2情報対象のカスタム権限情報を表示することができる。例えば、カスタム権限情報が「朱三閲覧可能」である場合には、対応する「朱三閲覧可能」を各第1情報対象と各第2情報対象の後にいずれも表示する。
【0049】
例2
この例では、権限の設定対象が第1情報対象、即ち、タスク情報の次の階層の内容である場合、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報を表示することは、第1情報対象のカスタム権限情報を表示することである。
【0050】
例えば、
図6(a)に示すように、第1情報対象が「第1情報対象A」であり、「第1情報対象A」に対するカスタム権限情報が「朱三閲覧不可」である場合、対応する「朱三閲覧不可」のカスタム権限情報が「第1情報対象A」の後に表示される。
【0051】
以上のように、第1情報対象はタスク情報の次の階層であるため、例えば、タスク情報に対応する権限情報は上位ユーザにのみ可視であるが、第1目標情報対象に対応することは他のあるユーザには可視であるなど、第1情報対象とタスク情報との権限情報がマッチングしない場合があり、このような権限のマッチングしない場合を直感的に表示するために、本実施例では、第1情報対象の前記カスタム権限情報に対する編集操作に応答して、タスク情報の権限情報を取得し、第1表示対象によって表示されるカスタム権限情報とタスク情報の権限情報とがマッチングするか否かを確定し、マッチングしなければ、第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示する。
【0052】
そのうち、関連領域は、異なる適用シナリオにおいて、関連する情報対象の任意の領域を視覚的に確定してもよく、例えば、第1情報対象が位置する領域における空白領域であってもよく、第1情報対象と第1情報に含まれる全ての第2情報対象とが位置する領域における空白領域であってもよく、第1情報対象が位置する領域などであってもよく、権限ロック識別子は、パターン、色、文字、動画などのうちの1つまたは複数であってもよい。
【0053】
例として、
図6(b)に示すように、タスク情報の権限情報が「上位のみ可視」である場合、ユーザが目標に対応する権限編集インタフェース上で「第1情報対象A」のカスタム権限情報を「朱三閲覧可能」と設定すると、朱三が上位ユーザに属していないため、権限情報がマッチングしない場合があり、このような権限がマッチングしない場合を直感的に具現するために、対応する権限ロック識別子が第1情報対象Aの位置する領域の後の空白領域に表示される。
【0054】
例3
この例では、権限の設定対象が第2情報対象、即ち、権限の設定対象が第1情報対象の次の階層の対象である。それにより、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報を表示する場合、第2情報対象のカスタム権限情報を表示することで、関係者がカスタムされた第2情報対象のカスタム権限情報を直感的に知ることができる。
【0055】
例えば、権限の設定対象が「第2情報対象a1」である場合、第2情報対象a1に対するカスタム権限情報が「朱三閲覧不可」であれば、第2情報対象a1に対応する「朱三閲覧不可」のカスタム権限情報が表示される。
【0056】
もちろん、この例では、権限のマッチングしない場合が同様に存在し、例えば、タスク情報に対応する権限情報は上位ユーザにのみ可視であるが、第2目標情報対象に対応するカスタム権限情報は上位ユーザに属さない他のユーザにとって可視などである。このような権限のマッチングしない場合を直感的に表示するために、本実施例では、第2情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、第2情報対象のカスタム権限情報とタスク情報または第1情報対象の権限情報とがマッチングするか否かを確定し、マッチングしない場合、第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示する。
【0057】
そのうち、関連領域は、異なる適用シナリオにおいて、関連する情報対象の任意の領域を視覚的に確定することが可能であり、例えば、第2情報対象が位置する領域における空白領域であってもよく、権限ロック識別子は、パターン、色、文字、動画などのうちの1つまたは複数等であってもよい。例えば、第2情報対象とタスク情報との権限情報がマッチングしない場合、
図6(c)に示すように、タスク情報の権限情報が「上位者のみ可視」である場合、第2情報対象a1のカスタム権限情報が「朱三閲覧可能」と設定されており、朱三が上位ユーザに属していない場合、対応する権限ロック識別子が第2情報対象a1の後の関連領域に表示される。
【0058】
以上のように、本開示の実施例に係る権限設定方法は、権限の設定対象の異なりに応じて、カスタム権限情報を異なる方式で表示することにより、関係者が権限のカスタム状況を直感的に知ることができることを保証する。
【0059】
実際の実行では、システムが初期権限をデフォルト権限として予設定している可能性もあり、このデフォルト権限の内容は、「上位ユーザのみに可視」、一部のユーザに可視、またはすべてのユーザに可視など、通常、デフォルト権限はシナリオのニーズに基づいて設定された汎用性の高い権限情報である。例えば、タスク情報において、ある下のレベルの権限情報がデフォルト権限である場合、下のレベルの権限情報が常に上のレベルの権限情報の変化に従って変化することを表し、以下のように説明された。
【0060】
本開示のいくつかの実施例では、カスタム権限情報がデフォルト権限と一致していないことを関係者に提示するために、関連する表示に対応する権限ロック識別子が行われる。そのうち、本実施例における権限ロックの識別子は、パターン、色、文字、動画等のうちの1つまたは複数であってもよい。
【0061】
本実施例では、タスク情報のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないこと、即ち、タスク情報のカスタム権限情報にいくつかのデフォルト権限以外の他の権限が含まれていること、例えば、タスク情報のカスタム権限情報に「朱三閲覧可能」のみを含むが、「デフォルト権限」を含まないこと、また、例えば、タスク情報のカスタム権限情報に「朱三閲覧可能」と「設計部に向いている」のみを含むが、「デフォルト権限」を含まないことなどに応答して、タスク情報の関連領域に権限ロック識別子が表示され、そのうち、タスク情報の関連領域はタスク情報が位置する領域における空白領域や、タスク情報が位置する領域などである。
【0062】
本実施例では、第1情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないこと、例えば、
図6(a)を参照し続けて、第1情報対象Aのカスタム権限情報に「朱三閲覧不可」のみを含むが、「デフォルト権限」を含まないことに応答して、第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子が表示され、そのうち、第1情報対象の関連領域はタスク情報が位置する領域における空白領域や、第1情報対象が位置する領域などである。
【0063】
本実施例では、第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示する。そのうち、第2情報対象の関連領域は、タスク情報が位置する領域における空白領域、又は第2情報対象が位置する領域等であってもよい。
【0064】
本開示のいくつかの実施例では、第1情報対象及び第2情報対象がいずれもデフォルト権限である場合、権限設定効率のために、第1情報対象及び第2情報対象の権限は、デフォルト権限の調整に従って調整される。
【0065】
この例では、タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、タスク情報に対応する第1情報対象と第2情報対象とのカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定し、第1情報対象と第2情報対象とのカスタム権限情報がデフォルト権限である場合、第1情報対象と第2情報対象とのカスタム権限情報をタスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整する。
【0066】
もちろん、第1情報対象及び第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限ではない場合、第1情報対象及び第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持し、第1情報対象及び第2情報対象の権限情報は、デフォルト権限の変更に従って変更されない。
【0067】
本開示のいくつかの実施例では、第1情報対象の権限情報を調整するとき、対応する第2情報対象がデフォルト権限である場合、第2情報対象の権限は変化に従い、対応する第2情報対象がデフォルト権限ではない場合、第2情報対象の権限は、変化に従わない。
【0068】
この例では、第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定し、デフォルト権限である場合、第2情報対象のカスタム権限情報を第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整し、デフォルト権限ではない場合、第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持する。
【0069】
以上のように、本開示の実施例に係る権限設定方法は、デフォルト権限に対して、情報対象に関する権限の追従変更を行うことにより、権限管理効率を向上させる。
【0070】
タスク情報のカスタム情報を編集する際に、権限管理効率を向上させるために、本開示の実施例では、関連する権限対象が初期権限情報の状態を維持している間に、権限対象に関する権限情報が上のレベルの権限情報の変更に従って変更されるように制御することも可能である。以下、具体的なシナリオとともに説明する。
本開示のいくつかの実施例では、タスク情報のカスタム権限情報が編集された場合、下位階層の第1情報対象及び第2情報対象の権限情報がデフォルトの初期権限情報の状態に維持されているか否かを判定し、そうである場合、権限設定効率を向上させるために、下位階層の情報対象がタスク情報の権限の変更に従って変更されるように制御し、そうでない場合、個人化された権限設定要求を満足するために、下位階層の情報対象がタスク情報の権限の変更に従って変更されないように制御する。
【0071】
本実施例では、タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、タスク情報に対応する第1情報対象と第2情報対象とのカスタム権限情報が変更されていないか否かを確定し、即ち、カスタム権限情報が変更されたことがあるか否かを確定し、それがデフォルトの初期権限情報に変更されたか否かにかかわらず、変更されたことがある限り、いずれもカスタム権限情報はデフォルトの初期権限状態に属しないとみなす。
【0072】
タスク情報に対応する第1情報対象と前記第2情報対象とのカスタム権限情報が変更されない場合、第1情報対象及び第2情報対象とのカスタム権限情報を、タスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整する。
【0073】
タスク情報に対応する第1情報対象及び第2情報対象とのカスタム権限情報が変更された場合、第1情報対象及び第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持する。
【0074】
本開示のいくつかの実施例では、第1情報対象のカスタム権限情報が編集された場合、下位階層の第2情報対象の権限情報がデフォルトの初期権限情報の状態に維持されているか否かを判定し、そうである場合、権限設定効率を向上させるために、下位階層の情報対象がタスク情報の権限の変更に従って変更されるように制御し、そうでない場合、個人化された権限設定要求を満足するために、下位階層の情報対象がタスク情報の権限の変更に従って変更されないように制御する。
【0075】
この例では、第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、第2情報対象のカスタム権限情報が変更されていないか否かを確定し、変更されない場合、第2情報対象のカスタム権限情報を第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整し、変更された場合、第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持する。
【0076】
以上のように、本開示の実施例に係る権限設定方法は、関連権限対象がデフォルトの初期権限情報の状態を維持している場合には、関連権限対象の権限情報を上のレベルの権限情報の変更に従って変更するように制御し、関連権限対象がデフォルトの初期権限情報の状態を維持していない場合には、関連権限対象がカスタムされた権限情報を保持するように制御することにより、権限設定の効率性と、権限設定の個人化のニーズとを平衡させることができる。
【0077】
以上の実施例に基づいて、権限グループに基づいて権限のカスタム等を行うこともできるので、一度に複数のユーザに対して権限のカスタムを行うことができ、権限の設定効率を大幅に向上させることができる。
【0078】
本開示の一実施例では、
図7に示すように、タスク情報の権限の設定対象に対するトリガ操作に応答した後、以下のステップ701~703をさらに含む。
【0079】
ステップ701において、システムにより予設定された権限グループを表示し、権限グループから選択して許可された目標権限グループを取得する。
【0080】
そのうち、各権限グループには少なくとも1人のユーザが含まれ、この権限グループのタイプは、シナリオの異なりに応じて異なるものであり、具体的には、シナリオに応じて認識される任意の権限グループタイプであってもよく、例えば、いくつかのシナリオでは、メールグループ、管理グループ、プロセスグループなどのタイプを含むことができる。
【0081】
ステップ702において、権限カスタムコントロールがトリガされた後に表示される権限編集インタフェースに目標権限グループを追加する。
【0082】
本実施例では、権限カスタムコントロールがトリガされた後に表示される権限編集インタフェースに目標権限グループを追加することにより、目標権限グループに対する権限編集をワンクリックで実現することができる。
【0083】
ステップ703において、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報と目標権限グループとを表示する。
【0084】
本実施例では、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報と目標権限グループとを表示することで、直感的な目標権限グループにおけるすべてのユーザが権限の設定対象に対するカスタムに関する権限情報を許可している。
【0085】
もちろん、本実施例では、権限設定要求を柔軟に満足するために、権限グループを新規作成することも可能であり、即ち、本開示の一実施例では、新規作成した権限グループに対するユーザのトリガ操作に応答して、権限グループ編集インタフェースを表示し、権限グループ編集インタフェースを介して、ユーザによって入力されたグループ名、グループメンバの権限情報を取得し、さらに、グループメンバの権限情報に基づいて、グループ名に対応する権限グループを作成することも可能である。
【0086】
例えば、新規作成の権限グループに対するユーザのトリガ操作に応答して、権限グループ編集インタフェースが表示され、権限グループ編集インタフェースを介してユーザによって入力されたグループ名、グループメンバの権限情報が受信され、そのうち、権限情報は、任意の権限情報であってもよく、例えば、予設定されたユーザに対して可視であってもよいし、上位ユーザに対して可視であってもよい等である。
【0087】
さらに、本開示の一実施例では、権限グループに対して権限グループ周期権限の後編集を行うことも可能であり、この実施例では、権限グループ周期権限コントロールに対するトリガ操作に応答して、権限グループに対応する周期許可識別子が表示され、そのうち、権限グループ周期権限コントロールは、権限グループが新規周期ごとの関連権限情報に対して自動的にオンになるように限定するためのものであり、当該周期許可識別子は対応する権限グループの権限情報が自動的にオンになるか否かを限定し、さらに、周期許可識別子に基づいて権限グループに対して後続の周期内のタスク情報を許可することにより、後続の周期毎に権限情報をいずれも設定する必要がなくなり、権限グループの権限設定効率が向上する。
【0088】
例えば、設計部に向いている周期権限コントロールに対するユーザのトリガ操作に応答して、設計部に向いている権限情報の後に、対応する周期許可識別子が表示され、後続の周期のタスク情報は、設計部に向いている権限情報に基づいて直接許可されるため、単独設定する必要はない。
【0089】
いくつかの可能な実施例では、権限設定の柔軟性を向上させるために、権限設定インタフェースに対するクローズ機能も提供し、ユーザが権限設定インタフェースのクローズコントロールをクリックすると、権限に保存された関連ポップアップウインド提示メッセージが表示され、ユーザは、ポップアップウインドで「保存」コントロールをクリックすることによって、既に変更された権限情報を保存し、権限設定インタフェースをクローズすることができ、または、「保存しない」コントロールをクリックすることによって、既に変更された権限情報を保存することを放棄し、権限設定インタフェースをクローズし、または、「キャンセル」コントロールをクリックすることによって、現在の権限設定インタフェースに留まり続けることができる。
【0090】
以上のように、本開示の実施例に係る権限設定方法は、権限グループを設定単位とすることで、一度に複数のユーザの権限情報に対する設定を実現することができ、権限グループに基づいて権限を管理することができ、権限設定効率の向上にも寄与することができる。
【0091】
上述した実施例を実現するために、本開示では、権限設定装置も提案している。
【0092】
図8は本開示の実施例に係る権限設定装置の概略構成図であり、
図8に示すように、当該権限設定装置は、第1表示モジュール810と、第1取得モジュール820と、第2表示モジュール830とを含み、そのうち、
第1表示モジュール810は、タスク情報における権限の設定対象に対するユーザのトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示するためのものであって、前記権限の設定対象は、第1情報対象及び/又は第2情報対象を含み、前記第2情報対象は第1情報対象に従属する。
【0093】
取得モジュール820は、前記権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、前記権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信するためのものである。
【0094】
第2表示モジュールと830は、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するためのものである。
【0095】
本開示の一実施例では、取得モジュール820は、具体的に、前記権限編集インタフェースに入力された組織属性と検索情報とを受信することと、
予設定された、前記組織属性に対応するデータベースを照会し、前記検索情報とのマッチングに成功した候補結果を取得し、前記候補結果を表示することと、
前記候補結果から選択された目標結果と、設定された、前記目標結果に対応した権限情報とを取得することと、に使用される。
【0096】
本開示の実施例が提供した権限設定装置は、本開示の任意の実施例が提供した権限設定方法を実行することができ、実行方法に相応する機能モジュールと有益な効果とを有する。
【0097】
以上のように、本開示の実施例に係る権限設定装置は、タスク情報における権限の設定対象に対するユーザのトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示し、権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信し、更に、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報を表示する。これにより、タスク情報に基づく階層構造が、内容に基づく権限カスタムの設定要求を満足し、権限管理効率を向上させる。
【0098】
本開示の一実施例では、前記権限の設定対象が前記タスク情報である場合、第2表示モジュール830は、具体的に、
前記タスク情報の前記カスタム権限情報を表示すること、または、
前記タスク情報の各第1情報対象の前記カスタム権限情報を表示すること、及び/または、
前記タスク情報の各第2情報対象の前記カスタム権限情報を表示すること、に使用される。
【0099】
本開示の一実施例では、前記権限の設定対象が前記第1情報対象である場合、第2表示モジュール830は、具体的に、
前記第1情報対象の前記カスタム権限情報を表示すること、に使用される。
【0100】
本開示の一実施例では、当該権限設定装置は、
前記第1情報対象の前記カスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第1情報対象の前記カスタム権限情報と前記タスク情報の権限情報とがマッチングするか否かを確定することに使用される第1確定モジュール840と、
マッチングしない場合、前記第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子が表示されることに使用される第3表示モジュール850と、を更に含む。
【0101】
本開示の一実施例では、前記権限の設定対象が前記第2情報対象である場合、第2表示モジュール830は、具体的に、
前記第2情報対象の前記カスタム権限情報を表示すること、に使用される。
【0102】
本開示の一実施例では、
前記第2情報対象の前記カスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象の前記カスタム権限情報と前記タスク情報または前記第1情報対象の権限情報とがマッチングするか否かを確定することに使用される第2確定モジュール860と、
マッチングしない場合、前記第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子が表示されることに使用される第4表示モジュール870と、を更に含む。
【0103】
本開示の実施例が提供した権限設定装置は、本開示の任意の実施例が提供した権限設定方法を実行することができ、実行方法に相応する機能モジュールと有益な効果とを有する。
【0104】
以上のように、本開示の実施例に係る権限設定装置は、権限の設定対象の異なりに応じて、カスタム権限情報を異なる方式で表示することにより、関係者が権限のカスタム状況を直感的に知ることができることを保証する。
【0105】
本開示の一実施例では、権限の設定装置は、更に、前記タスク情報のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記タスク情報の関連領域に権限ロック識別子を表示すること、または、
前記第1情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示すること、または、
前記第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示すること、に使用される。
【0106】
本開示の一実施例では、権限の設定装置は、更に、前記タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記タスク情報に対応する第1情報対象と前記第2情報対象とのカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定することと、
そうである場合、第1情報対象及び第2情報対象のカスタム権限情報を、前記タスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整することと、
そうでない場合、前記第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持することと、に使用される。
【0107】
本開示の一実施例では、権限設定装置は、更に、
前記第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定することと、
そうである場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整することと、
そうでない場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持することと、に使用される。
【0108】
本開示の一実施例では、権限設定装置は、更に、
前記タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記タスク情報に対応する第1情報対象と前記第2情報対象とのカスタム権限情報が変更されないか否かを確定することと、
そうである場合、第1情報対象及び第2情報対象のカスタム権限情報を、前記タスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整することと、
そうでない場合、前記第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持することと、に使用される。
【0109】
本開示の一実施例では、権限設定装置は、更に、
前記第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象のカスタム権限情報が変更されないか否かを確定することと、
そうである場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整することと、
そうでない場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持することと、に使用される。
【0110】
本出願の実施例が提供した権限設定装置は、本開示の任意の実施例が提供した権限設定方法を実行することができ、実行方法に相応する機能モジュールと有益な効果とを有する。
【0111】
本開示の一実施例では、権限設定装置は、更に、
システムにより予設定された権限グループを表示し、前記権限グループから選択して許可された目標権限グループを取得することと、
前記権限カスタムコントロールがトリガされた後に表示される権限編集インタフェースに前記目標権限グループを追加することと、に使用され、
前記した、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示することは、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報と前記目標権限グループとを表示することを含む。
【0112】
本開示の一実施例では、権限設定装置は、更に、
新規作成された権限グループに対するトリガ操作に応答して、権限グループ編集インタフェースを表示することと、
前記権限グループ編集インタフェースを介して、入力されたグループ名、グループメンバの権限情報を受信することと、
前記グループメンバの権限情報に基づいて、前記グループ名に対応する権限グループを作成することと、に使用される。
【0113】
本開示の一実施例では、権限設定装置は、更に、
前記権限グループの周期権限コントロールに対するトリガ操作に応答して、前記権限グループの関連領域に周期許可識別子を表示することと、
前記周期許可識別子に基づいて、前記権限グループに対して、後続の周期内のタスク情報を許可することと、に使用される。
【0114】
本出願の実施例が提供した権限設定装置は、本開示の任意の実施例が提供した権限設定方法を実行することができ、実行方法に相応する機能モジュールと有益な効果とを有する。
【0115】
以上のように、本開示の実施例に係る権限設定装置は、権限グループを設定単位とすることで、一度に複数のユーザの権限情報に対する設定を実現することができ、権限グループに基づいて権限を管理することができ、権限設定効率の向上にも寄与することができる。
【0116】
上記の実施例を実現するために、本開示は、プロセッサによって実行されるときに上記の権限の設定方法の実施例を実現するコンピュータプログラム/指令を含むコンピュータプログラム製品を更に提案する。
【0117】
図9は本開示の実施例が提供した電子機器の構成概略図である。
【0118】
以下では、本開示の実施例における電子機器900を実現するために使用されるのに適した構成概略図を示す
図9を具体的に参照する。本開示の実施例における電子機器900は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント、Personal
Digital Assistant)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブル・マルチメディア・プレーヤー、Portable Multimedia Player)、車載端末(例えば、カーナビゲーション端末)などの携帯端末、及びデジタルTV、デスクトップ・コンピュータなどの固定端末を含むことができるが、これらに限定されるものではない。
図9に示す電子機器は一例にすぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に制限を与えるべきではない。
【0119】
図9に示すように、電子機器900は、読み取り専用メモリ(ROM)902に記憶されたプログラム、または記憶装置908からランダムアクセスメモリ(RAM)903にロードされたプログラムに従って、様々な適切な動作及び処理を実行することができる処理装置(例えば、中央プロセッサ、グラフィックスプロセッサなど)901を含むことができる。RAM903には、電子機器900の操作に必要な各種のプログラムやデータも記憶されている。処理装置901、ROM902、RAM903は、バス904を介して接続されている。入出力(I/O)インタフェース905もバス904に接続される。
【0120】
通常、以下の装置がI/Oインタフェース905に接続されることが可能である。例えば、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置906、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、バイブレータ等を含む出力装置907、例えば、磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶装置908、及び通信装置909である。通信装置909は、電子機器900がデータを交換するために他の装置と無線または有線で通信することを可能にすることができる。
図9は、様々な装置を有する電子機器900を示しているが、示されている装置のすべてを実装または備えることは必ずしも必要ではないことが理解されるべきである。代替的に、より多いまたはより少ない装置を実装し、または備えることができる。
【0121】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照して上述した過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。例えば、本開示の実施例は、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む、非一時的なコンピュータ可読媒体上に搭載されたコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含む。このような実施例では、コンピュータプログラムは、通信装置909を介してネットワークからダウンロードされてインストールされてもよいし、記憶装置908からインストールされてもよいし、ROM902からインストールされてもよい。このコンピュータプログラムが処理装置901によって実行されると、本開示の実施例に係る権限の設定方法に限定される上述した機能が実行される。
【0122】
なお、本開示で上述したコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体、またはこれら2つの任意の組み合わせであることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、電気的、磁気的、光的、電磁的、赤外線的、または半導体的なシステム、装置またはデバイス、またはこれらの任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学メモリデバイス、磁気メモリデバイス、または上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本開示では、コンピュータ可読記憶媒体は、指令実行システム、装置、またはデバイスによって使用され、またはそれらと組み合わせて使用されることができるプログラムを含むまたは格納する任意の有形媒体とすることができる。一方、本開示では、コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読プログラムコードを担持するキャリアの一部として、ベースバンドに、または伝搬するデータ信号を含むことができる。このような伝播されたデータ信号は、電磁信号、光信号、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない様々な形態をとることができる。コンピュータ可読信号媒体は、指令実行システム、装置、またはデバイスによって使用され、またはそれらと組み合わせて使用されるためのプログラムを送信、伝播、または伝送することができるコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。コンピュータ可読媒体上に含まれるプログラムコードは、ワイヤ、光ケーブル、RF(無線周波数)など、または上記の任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない任意の適切な媒体で伝送されてもよい。
【0123】
いくつかの実施形態では、クライアント及びサーバは、HTTP(HyperText
Transfer Protocol、ハイパーテキスト転送プロトコル)などの現在知られているまたは将来研究開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができ、任意の方式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ネットワークネットワーク(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、アドホックエンドツーエンドネットワーク)、及び現在知られているネットワークまたは将来研究開発されるネットワークなどがある。
【0124】
前記コンピュータ可読媒体は、前記電子機器に含まれるものであってもよい。また、この電子機器に組み込まれていない別個の存在であってもよい。
【0125】
上記のコンピュータ可読媒体は、1つ以上のプログラムを担持し、上記の1つまたは複数のプログラムが電子機器によって実行されると、電子機器に、
タスク情報における権限の設定対象に対するユーザのトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示し、権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信し、更に、権限の設定対象に対応するカスタム権限情報を表示させる。これにより、タスク情報に基づく階層構造が、内容に基づく権限カスタムの設定要求を満足し、権限管理効率を向上させる。
【0126】
1つまたは複数のプログラミング言語またはその組み合わせで本開示の操作を実行するためのプログラムコードを書くことが可能であり、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のオブジェクト指向プログラミング言語を含むが、これらに限定されなく、「C」言語などの従来の手続き型プログラミング言語も含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータ上で実行され、部分的にユーザコンピュータ上で実行され、独立したソフトウェアパッケージとして実行され、部分的にユーザコンピュータ上で、部分的にリモートコンピュータ上で実行され、または完全にリモートコンピュータまたはサーバ上で実行されてもよい。リモートコンピュータに関連する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介してユーザコンピュータに接続することができ、または、インターネットサービスプロバイダを用いてインターネットを介して接続するなどの外部コンピュータに接続することができる。
【0127】
図面のフローチャートおよびブロック図は、本開示の複数の実施例にかかわるシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品に従って実現できるアーキテクチャ、機能、および動作を示す。この点で、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、所定の論理機能を実現するための実行可能な指令を1つまたは複数含むモジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を表すことができる。なお、代替として実現される場合において、ブロックに表示される機能は、図面に表示される順序とは異なる順序で発生することができる。例えば、2つの連続して表示されたブロックは実際には基本的に並列に実行することができ、それらは関連する機能に応じて逆の順序で実行することもできます。ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能または操作を実行する専用のハードウェアベースのシステムで実現することができ、または専用のハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせで実現することができることにも注意すべきである。
【0128】
本開示の実施例に係る説明されたユニットは、ソフトウェアによって実現されてもよいし、ハードウェアによって実現されてもよい。そのうち、ユニットの名称は、ある場合にはそのユニット自体に対する限定を構成しない。
【0129】
本明細書で上記の機能は、少なくとも部分的に、1つまたは複数のハードウェア論理構成要素によって実行されることができる。例えば、非限定的に、使用され得る例示的なタイプのハードウェア論理構成要素は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、複雑プログラマブルロジック機器(CPLD)などを含む。
【0130】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示は、権限設定方法を提供し、当該方法は、タスク情報における権限の設定対象に対するユーザのトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示するステップであって、前記権限の設定対象は第1情報対象及び/又は第2情報対象を含み、前記第2情報対象は前記第1情報対象に従属する、前記のステップと、
前記ユーザが前記権限カスタムコントロールに対するトリガ操作をトリガすることに応答して、権限編集インタフェースを表示し、前記権限編集インタフェースを介して前記ユーザによって入力されたカスタム権限情報を受信して取得するステップと、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップと、を含む。
【0131】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記した、前記権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信するステップは、
前記権限編集インタフェースに入力された組織属性と検索情報とを受信するステップと、
予設定された、前記組織属性に対応するデータベースを照会し、前記検索情報とのマッチングに成功した候補結果を取得し、前記候補結果を表示するステップと、
前記候補結果から選択された目標結果と、設定された、前記目標結果に対応する権限情報とを取得するステップと、を含む。
【0132】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記権限の設定対象は前記タスク情報である場合、前記した、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップは、
前記タスク情報の前記カスタム権限情報を表示するステップ、または、
前記タスク情報の各第1情報対象の前記カスタム権限情報を表示するステップ、及び/または、
前記タスク情報の各第2情報対象の前記カスタム権限情報を表示するステップ、を含む。
【0133】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記権限の設定対象が前記第1情報対象である場合、
前記した、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップは、
前記第1情報対象の前記カスタム権限情報を表示するステップ、を含む。
【0134】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記第1情報対象の前記カスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第1情報対象の前記カスタム権限情報と前記タスク情報の権限情報とがマッチングするか否かを確定するステップと、
マッチングしない場合、前記第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子が表示されるステップと、を更に含む。
【0135】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記権限の設定対象が前記第2情報対象である場合、
前記した、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップは、
前記第2情報対象の前記カスタム権限情報を表示するステップ、を含む。
【0136】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記第2情報対象の前記カスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象の前記カスタム権限情報と前記タスク情報または前記第1情報対象の権限情報とがマッチングするか否かを確定するステップと、
マッチングしない場合、前記第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子が表示されるステップと、を更に含む。
【0137】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記方法は、
前記タスク情報のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記タスク情報の関連領域に権限ロック識別子を表示するステップ、または、
前記第1情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示するステップ、または、
前記第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示するステップ、を更に含む。
【0138】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記方法は、
前記タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記タスク情報に対応する第1情報対象と前記第2情報対象とのカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定するステップと、
そうである場合、第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記タスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整するステップと、
そうでない場合、前記第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持するステップと、を更に含む。
【0139】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記方法は、
前記第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定するステップと、
そうである場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整するステップと、
そうでない場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持するステップと、を更に含む。
【0140】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記方法は、
前記タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記タスク情報に対応する第1情報対象と前記第2情報対象とのカスタム権限情報が変更されないか否かを確定するステップと、
そうである場合、第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記タスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整するステップと、
そうでない場合、前記第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持するステップと、を更に含む。
【0141】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記方法は、
前記第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象のカスタム権限情報が変更されないか否かを確定するステップと、
そうである場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報を、前記第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整するステップと、
そうでない場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持するステップと、を更に含む。
【0142】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記カスタム権限情報に基づいて、現在の周期内のタスク情報を許可するステップ、を更に含む。
【0143】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記した、タスク情報の権限の設定対象に対するトリガ操作に応答した後、
システムにより予設定された権限グループを表示し、前記権限グループから選択して許可された目標権限グループを取得するステップと、
前記権限カスタムコントロールがトリガされた後に表示される権限編集インタフェースに前記目標権限グループを追加するステップと、を更に含み、
前記した、前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するステップは、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報と前記目標権限グループとを表示するステップを含む。
【0144】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
新規作成された権限グループに対するトリガ操作に応答して、権限グループ編集インタフェースを表示するステップと、
前記権限グループ編集インタフェースを介して、入力されたグループ名、グループメンバの権限情報を受信するステップと、
前記グループメンバの権限情報に基づいて、前記グループ名に対応する権限グループを作成するステップと、を更に含む。
【0145】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記権限グループの周期権限コントロールに対するトリガ操作に応答して、前記権限グループの関連領域に周期許可識別子を表示するステップと、
前記周期許可識別子に基づいて、前記権限グループに対して、後続の周期内のタスク情報を許可するステップと、を更に含む。
【0146】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示が権限設定装置を提供し、当該装置は、
タスク情報における権限の設定対象に対するユーザのトリガ操作に応答して、権限カスタムコントロールを表示するための第1表示モジュールであって、前記権限の設定対象は第1情報対象及び/又は第2情報対象を含み、前記第2情報対象は前記第1情報対象に従属する、前記の第1表示モジュールと、
前記権限カスタムコントロールに対するトリガ操作に応答して、権限編集インタフェースを表示し、前記権限編集インタフェースを介してカスタム権限情報を受信するための取得モジュールと、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報を表示するための第2表示モジュールと、を含む。
【0147】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、取得モジュールは、
前記権限編集インタフェースに入力された組織属性と検索情報とを受信することと、
予設定された、前記組織属性に対応するデータベースを照会し、前記検索情報とのマッチングに成功した候補結果を取得し、前記候補結果を表示することと、
前記候補結果から選択された目標結果と、設定された、前記目標結果に対応した権限情報とを取得することと、に使用される。
【0148】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記権限の設定対象が前記タスク情報である場合、前記第2表示モジュールは、具体的に、
前記タスク情報の前記カスタム権限情報を表示すること、または、
前記タスク情報の各第1情報対象の前記カスタム権限情報を表示すること、及び/または、
前記タスク情報の各第2情報対象の前記カスタム権限情報を表示すること、に使用される。
【0149】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記権限の設定対象が前記第1情報対象である場合、前記第2表示モジュールは、具体的に、
前記第1情報対象の前記カスタム権限情報を表示すること、に使用される。
【0150】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記第1情報対象の前記カスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第1情報対象の前記カスタム権限情報と前記タスク情報の権限情報とがマッチングするか否かを確定することに使用される第1確定モジュールと、
マッチングしない場合、前記第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子が表示されることに使用される第3表示モジュールと、を更に含む。
【0151】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、前記権限の設定対象が前記第2情報対象である場合、第2表示モジュールは、具体的に、
前記第2情報対象の前記カスタム権限情報を表示すること、に使用される。
【0152】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記第2情報対象の前記カスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象の前記カスタム権限情報と前記タスク情報または前記第1情報対象の権限情報とがマッチングするか否かを確定することに使用される第2確定モジュールと、
マッチングしない場合、前記第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子が表示されることに使用される第4表示モジュールと、を更に含む。
【0153】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、第5表示モジュールを更に含む。
【0154】
当該第5表示モジュールは、
前記タスク情報のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記タスク情報の関連領域に権限ロック識別子を表示すること、または、
前記第1情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記第1情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示すること、または、
前記第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限を含まないことに応答して、前記第2情報対象の関連領域に権限ロック識別子を表示すること、に使用される。
【0155】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記タスク情報に対応する第1情報対象と前記第2情報対象とのカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定することに使用される第3確定モジュールと、
前記デフォルト権限である場合、第1情報対象及び第2情報対象のカスタム権限情報を、前記タスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整し、前記デフォルト権限ではない場合、前記第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持することに使用される第1権限設定モジュールと、を更に含む。
【0156】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象のカスタム権限情報がデフォルト権限であるか否かを確定することに使用される第4確定モジュールと、
前記デフォルト権限である場合、第2情報対象のカスタム権限情報を、第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整し、前記デフォルト権限ではない場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持することに使用される第2権限設定モジュールと、を更に含む。
【0157】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記タスク情報のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記タスク情報に対応する第1情報対象と前記第2情報対象とのカスタム権限情報が変更されないか否かを確定することに使用される第5確定モジュールと、
変更されない場合、第1情報対象及び第2情報対象のカスタム権限情報を、前記タスク情報のカスタム権限情報と同じになるように調整し、変更された場合、前記第1情報対象及び前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持することに使用される第3権限設定モジュールと、を更に含む。
【0158】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記第1情報対象のカスタム権限情報に対する編集操作に応答して、前記第2情報対象のカスタム権限情報が変更されないか否かを確定することに使用される第6確定モジュールと、
変更されない場合、第2情報対象のカスタム権限情報を、前記第1情報対象のカスタム権限情報と同じになるように調整し、変更された場合、前記第2情報対象のカスタム権限情報をそのまま保持することに使用される第4権限設定モジュールと、を更に含む。
【0159】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記カスタム権限情報に基づいて、現在の周期内のタスク情報を許可する第1権限許可モジュール、を更に含む。
【0160】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
システムにより予設定された権限グループを表示し、前記権限グループから選択して許可された目標権限グループを取得することに使用される第6表示モジュールと、
前記権限カスタムコントロールがトリガされた後に表示される権限編集インタフェースに前記目標権限グループを追加することに使用される追加モジュールと、
前記権限の設定対象に対応する前記カスタム権限情報と前記目標権限グループとを表示することに使用される第2表示モジュールと、を更に含む。
【0161】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
新規作成された権限グループに対するトリガ操作に応答して、権限グループ編集インタフェースを表示することに使用される第7表示モジュールと、
前記権限グループ編集インタフェースを介して、入力されたグループ名、グループメンバの権限情報を受信し、前記グループメンバの権限情報に基づいて、前記グループ名に対応する権限グループを作成することに使用される権限グループ処理モジュールと、を更に含む。
【0162】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
前記権限グループの周期権限コントロールに対するトリガ操作に応答して、前記権限グループの関連領域に周期許可識別子を表示することに使用される第8表示モジュールと、
前記周期許可識別子に基づいて、前記権限グループに対して、後続の周期内のタスク情報を許可することに使用される第2権限許可モジュールと、を更に含む。
【0163】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示が電子機器を提供し、当該電子機器は、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な指令を記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、前記メモリから前記実行可能な指令を読み出し、前記指令を実行することにより、本開示が提供したいずれか一項の権限設定方法を実現するために使用される。
【0164】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示はコンピュータ可読記憶媒体を提供した。前記コンピュータ可読記憶媒体には、本開示が提供したいずれか一項の権限設定方法を実行するためのコンピュータプログラムが記憶されている。
【0165】
本開示の文脈では、機械可読媒体は、指令実行システム、装置、または機器が使用するために、または指令実行システム、装置、または機器と共に使用するために、プログラムを含むかまたは記憶することができる有形媒体とすることができる。機械可読媒体は、機械可読信号媒体または機械可読記憶媒体とすることができる。機械可読記憶媒体は、電気的、磁気的、光的、電磁的、赤外線的、または半導体的なシステム、装置または機器、またはこれらの任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、1つまたは複数のワイヤによる電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学メモリ機器、磁気メモリ機器、または上記の任意の適切な組み合わせを含むことができる。
【0166】
以上の説明は、本開示の好ましい実施例及び適用される技術原理の説明にすぎない。当業者は、本開示に係る開示の範囲は、上記の技術的特徴の特定の組み合わせからなる技術案に限定されるものではなく、上記の開示の発想から逸脱することなく、上記の技術的特徴又はその同等な特徴の任意の組み合わせからなる他の技術案もカバーすべきであることを理解するであろう。例えば、上述の特徴と本開示で開示された(ただし、これらに限定されない)類似の機能を有する技術的特徴とを相互に置換して形成された技術案である。
【0167】
また、各操作は特定の順序で示されているが、これらの操作が示されている特定の順序で実行されるか、または順次実行されることを必要とするものとして理解されるべきではない。ある環境では、マルチタスクや並列処理が有利になる場合がある。同様に、いくつかの具体的な実施の詳細が上記の論述に含まれているが、これらは本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。個別の実施例の文脈で説明されたいくつかの特徴は、単一の実施例において組み合わせて実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施例において個別に、または任意の適切なサブ組み合わせで実現されてもよい。
【0168】
本主題は、構造的特徴及び/または方法的論理動作に固有の言語で説明されているが、特許請求の範囲において限定される主題は、上述した特定の特徴または動作に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。逆に、上記で説明された特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実装する例示的な形態にすぎない。
【国際調査報告】