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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-11
(54)【発明の名称】メッセージ送信方法、装置及びシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 84/18 20090101AFI20240404BHJP
H04W 72/231 20230101ALI20240404BHJP
H04W 74/0833 20240101ALI20240404BHJP
【ＦＩ】
H04W84/18
H04W72/231
H04W74/0833
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023566914
(86)(22)【出願日】2021-05-06
(85)【翻訳文提出日】2023-10-30
(86)【国際出願番号】 CN2021091967
(87)【国際公開番号】W WO2022233008
(87)【国際公開日】2022-11-10
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】ルゥ・ヤン
(72)【発明者】
【氏名】易 粟
(72)【発明者】
【氏名】ジア・メイイ
(72)【発明者】
【氏名】リ・グオルゥォン
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067AA15
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE06
5K067JJ16
(57)【要約】
本発明の実施例ではメッセージ送信方法、装置及びシステムが提供される。該方法は、第一ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）がドナー集約ユニット（Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ）からの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを受信し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり；該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）に適用されるメッセージ送信装置であって、ドナー集約ユニット（Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ）からの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを受信する第一受信ユニットであって、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、第一受信ユニット；
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信する第二受信ユニット；及び
第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセスが成功したときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送する第一送信ユニットを含む、装置。
【請求項2】
請求項１に記載の装置であって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信される第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、装置。
【請求項3】
請求項２に記載の装置であって、前記第一送信ユニットは第一送信モジュール及び第二送信モジュールを含み、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのモバイル端末（ＭＴ）のランダムアクセスが成功したときに、前記第一送信モジュールは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信し、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）が前記第一指示情報を受信したときに、前記第二送信モジュールは前記第二ＲＲＣ再設定メッセージに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する、装置。
【請求項4】
請求項３に記載の装置であって、前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含むときに、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける前記第一送信モジュールは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第一指示情報を送信する、装置。
【請求項5】
請求項４に記載の装置であって、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、装置。
【請求項6】
請求項３に記載の装置であって、前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一径路移行指示情報を含むときに、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける前記第一送信モジュールは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第一指示情報を送信し、前記第一径路移行指示情報は、前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる、装置。
【請求項7】
請求項３に記載の装置であって、前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第一指示情報の設定情報を含み、前記第一指示情報の設定情報は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがランダムアクセス成功時に前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信するように指示するために用いられる、装置。
【請求項8】
請求項４に記載の装置であって、前記第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第一キャッシュ指示情報を含み、前記第一キャッシュ指示情報は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュして、前記第一指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる、装置。
【請求項9】
請求項１に記載の装置であって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、装置。
【請求項10】
請求項１に記載の装置であって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、装置。
【請求項11】
請求項１に記載の装置であって、前記第一送信ユニットはさらに、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信するために用いられる、装置。
【請求項12】
請求項１１に記載の装置であって、前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータ又は第一径路移行指示情報を含むときに、前記第一送信ユニットは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記径路移行失敗指示情報を送信する、装置。
【請求項13】
請求項１に記載の装置であって、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時に、前記装置はさらに、
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信する第二送信ユニット；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより送信される第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信する第三受信ユニットを含む、装置。
【請求項14】
請求項１３に記載の装置であって、前記第二送信ユニットは前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送する、装置。
【請求項15】
請求項１４に記載の装置であって、前記第二送信ユニットは第一受信モジュール、第五送信モジュール及び第六送信モジュールを含み、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵにおける前記第一受信モジュールは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより送信される前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵにおける前記第五送信モジュールは前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける前記第六送信モジュールは前記第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送する、装置。
【請求項16】
第二ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）に適用されるメッセージ送信装置であって、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信する第四受信ユニット；及び
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送する第三送信ユニットであって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられる、第三送信ユニットを含み、
前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、装置。
【請求項17】
請求項１６に記載の装置であって、前記第三送信ユニットは第七送信モジュール及び第八送信モジュールを含み、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第七送信モジュールは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第二指示情報を受信したときに、前記第八送信モジュールは前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する、装置。
【請求項18】
請求項１７に記載の装置であって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第二パラメータを含むときに、前記第七送信モジュールは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信する、装置。
【請求項19】
請求項１８に記載の装置であって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二径路移行指示情報を含むときに、前記第七送信モジュールは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し、前記第二径路移行指示情報は、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる、装置。
【請求項20】
第二ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）に適用されるメッセージ送信装置であって、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信する第六受信ユニット；
第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信する径路移行失敗指示情報を受信する第七受信ユニット；及び
ＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし、又は元の径路設定にフォールバックする第二処理ユニットを含み、
前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
将来のシームレスなセルラーネットワークをデプロイするときに、非常に柔軟で超高密度のＮＲセルのデプロイメントが要される。超高密度ネットワークは５Ｇの目標の１つであり、有線バックホールを必要としない新無線（ｎｅｗ ｒａｄｉｏ、ＮＲ）ネットワークのデプロイメントは、５Ｇの超高密度ネットワークの実現にとって非常に重要である。５Ｇミリ波によりセルのカバレッジが縮小されるため、無線セルバックホールシステムは、デプロイメントの要件を満たすために、マルチホップを必要とする。５Ｇの高帯域幅、大規模な多入力多出力ＭＩＭＯ及びビームシステムにより、５Ｇの超高密度ＮＲセルの無線セルバックホールシステムの開発がＬＴＥよりも容易になる。このような無線セルバックホー付きマルチホップシステムを開発するために、３ＧＰＰ(登録商標)はＲ１６でＩＡＢ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ ａｃｃｅｓｓ ａｎｄ ｂａｃｋｈａｕｌ）の研究及び標準化（規格化）を開始した。
【0003】
図１は１つのＩＡＢシステムを示すである。図１に示すように、ＩＡＢシステムでは、中継ノードはアクセス（ａｃｃｅｓｓ）とバックホール（ｂａｃｋｈａｕｌ）機能を同時にサポートし、中継ノードの無線伝送リンクは、時間領域、周波数領域又は空間領域でアクセスリンク（ａｃｃｅｓｓ ｌｉｎｋ）とバックホールリンク（ｂａｃｋｈａｕｌ ｌｉｎｋ）を多重化し、アクセスリンクとバックホールリンクは同じ又は異なる周波数帯域を使用できる。
【0004】
ＩＡＢネットワークアーキテクチャでは、中継ノードとはＩＡＢ－ｎｏｄｅ（ＩＡＢノード）を指し、それはアクセスとバックホール機能を同時サポートし得る。ネットワーク側の最後の１つのホップのアクセスノードがＩＡＢ－ｄｏｎｎｏｒ（ＩＡＢドナー）と呼ばれ、それはｇＮＢ機能をサポートし、また、ＩＡＢ－ｎｏｄｅアクセスをもサポートする。すべてのＵＥデータはシングルホップ又はマルチホップによりＩＡＢ－ｎｏｄｅを介してＩＡＢ－Ｄｏｎｏｒにバックホールできる。
【0005】
ＩＡＢ－ｎｏｄｅの機能を２つの部分に分けることができ、１つの部分がｇＮＢ－ＤＵ機能であり、ＩＡＢ－ＤＵ（分散ユニット）と称され、もう１つの部分がＵＥ機能であり、ＩＡＢ－ＭＴ（モバイル端末）と称される。ＩＡＢ－ＤＵはネットワーク側装置機能を実現し、下流のｃｈｉｌｄ ＩＡＢ－ｎｏｄｅ（子ＩＡＢノード）に接続され、ＵＥ及び下流のｃｈｉｌｄ ＩＡＢ－ｎｏｄｅに対してＮＲエアインターフェースアクセスを提供し、また、ＩＡＢ Ｄｏｎｏｒ－ＣＵとの間でＦ１接続が確立される。ＩＡＢ－ＭＴは一部の端末装置機能を実現し、上流のｐａｒｅｎｔ ＩＡＢ－ｎｏｄｅ（親ＩＡＢノード）又はＩＡＢ－Ｄｏｎｏｒ ＤＵに接続され、ＩＡＢ－ＭＴは物理層、層２、ＲＲＣ（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ、無線リソース制御）及びＮＡＳ（Ｎｏｎ－Ａｃｃｅｓｓ Ｓｔｒａｔｕｍ、非アクセス層）層機能を含み、また、ＩＡＢ Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ及びコアネットワーク（Ｃｏｒｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ、ＣＮ）に間接的に接続される。
【0006】
ＩＡＢシステムでは、ＩＡＢ－ｎｏｄｅがスタンドアロン（ＳＡ、Ｓｔａｎｄａｌｏｎｅ）モード又は非スタンドアロン（ＥＮ－ＤＣ、Ｅ－ＵＴＲＡ－ＮＲＤｕａｌＣｏｎｎｅｃｔｉｖｉｔｙ）モードによりネットワークにアクセスできる。図２はＳＡモードのＩＡＢアーキテクチャを示す図である。図３はＥＮ－ＤＣモードのＩＡＢアーキテクチャを示す図である。
【0007】
図４は１つのＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）及び親ノード（ｐａｒｅｎｔ ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）と子ノード（ｃｈｉｌｄ ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）を示す図である。図４に示すように、ＩＡＢノードのＩＡＢ－ＤＵはネットワーク側として子ノードのＩＡＢ－ＭＴに接続され、ＩＡＢノードのＩＡＢ－ＭＴは端末側として親ノードのＩＡＢ－ＤＵに接続される。
【0008】
図５はＩＡＢ－ＤＵとＩＡＢ－Ｄｏｎｏｒ ＣＵの間のＦ１ユーザプレーン（Ｆ１－Ｕ）プロトコルスタックを示す図である。図６はＩＡＢ－ＤＵとＩＡＢ－Ｄｏｎｏｒ ＣＵの間のＦ１制御プレーン（Ｆ１－Ｃ）プロトコルスタックを示す図である。
【0009】
図５及び図６に示すように、Ｆ１－Ｕ及びＦ１－ＣはＩＡＢ－ＤＵとＩＡＢ－Ｄｏｎｏｒ－ＣＵの間の伝送（ＩＰ）層の上に確立され、図５及び図６では２つのホップの無線バックホール及び１つのホップの有線バックホールを通過する。バックホールリンクでは、伝送（ＩＰ）層がバックホール適応プロトコル（ＢＡＰ）サブ層にキャリー（ｃａｒｒｙ）され、ＩＡＢ－ｎｏｄｅにおけるＢＡＰ実体がＩＡＢシステムのルーティング機能を実現し、ＩＡＢ－Ｄｏｎｏｒ ＣＵがルーティング表を提供する。ＢＡＰ ＰＤＵ（プロトコルデータユニット）はバックホールリンクのＲＬＣ（無線リンク制御）チャネルで伝送され、バックホールリンクの複数のＲＬＣチャネルはＩＡＢ－Ｄｏｎｏｒにより、異なる優先度（優先順位）及びＱｏＳ（サービス品質）の業務（サービス）をキャリーするように構成され、ＢＡＰ実体はＢＡＰ ＰＤＵを異なるバックホールＲＬＣチャネルにマッピングする。
【0010】
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確かつ完全に説明し、また、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈してはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
Ｒ１６では、ＩＡＢシステムは既にＩＡＢ－ｎｏｄｅが同一のＤｏｎｏｒ－ＣＵの下での異なるＤＵの間で移動するときに生じるトポロジー及びルーティングの適応変更をサポートしている。ＩＡＢ－ｎｏｄｅは同一のＤｏｎｏｒ－ＣＵの下で移動するときに（このときに、該ＩＡＢ－ｎｏｄｅはＭｉｇｒａｔｉｎｇ ＩＡＢ－ｎｏｄｅと呼ばれる）、依然として、下流の子ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びＵＥとのトポロジー関係を維持（保持）する。しかし、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが移動する過程で元の親ＩＡＢ－ｎｏｄｅとの接続を切断（オフ）し、新しい親ＩＡＢ－ｎｏｄｅに接続される場合に、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びＩＡＢ－ｎｏｄｅの子ノードからＤｏｎｏｒ－ＣＵまでの伝送径路の変更、即ち、ネットワークトポロジーの変更をもたらすことができ、例えば、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの新しい親ノードへの切り替え、又は新しい親ノードとデュアル接続を確立するときに生じるネットワークトポロジーの変更である。
【0012】
図７はＩＡＢ－ｎｏｄｅの移動によりネットワークトポロジーの変更をもたらすことを示す図である。図７に示すように、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ５がＩＡＢ－ｎｏｄｅ３の下でのセルからＩＡＢ－ｎｏｄｅ ４の下でのセルに切り替えた後に、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ５及びその下流子ノードＩＡＢ－ｎｏｄｅ ６からＤｏｎｏｒ－ＣＵまでの伝送径路はＩＡＢ－ｎｏｄｅ１及びＩＡＢ－ｎｏｄｅ ２を経つことからＩＡＢ－ｎｏｄｅ２及びＩＡＢ－ｎｏｄｅ ４を経つことに変わり、即ち、ネットワークトポロジーには変化が生じている。
【0013】
今のところ、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが同一のＤｏｎｏｒ－ＣＵで移動するときのネットワークトポロジーの更新過程について言えば、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが親ノードを変えるときに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵはＲＲＣ再設定メッセージによりＩＡＢ－ｎｏｄｅのためにネットワークトポロジーの更新に関する設定情報を設定でき、そのうち、ルーティング標識（ＩＤ）が目的Ｄｏｎｏｒ－ＤＵのＢＡＰアドレス及び径路ＩＤを含んでいると黙認する。ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えた後に、ＩＡＢ－ｎｏｄｅは上述の設定情報の適用を開始する。また、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードについても、同じ方法でネットワークトポロジーの更新に関する設定を行うことができる。
【0014】
発明者が次のようなことを発見した。即ち、既存の方法では、新親ノードに切り替えたＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードがＦ１径路の移行を同時に行うようにさせることができないため、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行過程で比較的長いサービス中断時間を来すことがある。今のところ、子ノードについてのネットワークトポロジーの更新はＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードへのアクセスを完了した後に行われ、子ノードはＩＡＢ－ｎｏｄｅの後にネットワークトポロジーの更新を行う。トポロジーの更新後にＤｏｎｏｒ－ＤＵ（親ノード）が変わっており、子ノードが元の径路設定に基づいて生成した上りリンクデータにキャリーされるのは元のＤｏｎｏｒ－ＤＵのアドレスであるため、新しいＤｏｎｏｒ－ＤＵのアドレスとは異なる。これらの上りリンクデータが新しいＤｏｎｏｒ－ＤＵによりドロップされ、子ノードが元の径路設定に基づいて生成した上りリンクデータをＣＵに送信できず、また、ドロップされた上りリンクデータがＵＥにより再伝送され得るので、比較的長いデータ伝送遅延及びサービス中断時間を引き起こす恐れがある。
【0015】
また、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの移動によるネットワークトポロジーの更新（ｔｏｐｏｌｏｇｙ ａｄａｐｔａｔｉｏｎ）過程では、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵはＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその各々の下流子ノードにネットワークトポロジーの更新に関する設定メッセージを送信する必要がある。しかし、各ノードの設定メッセージを単独で送信する必要があるため、大量のシグナリングメッセージオーバーヘッドを来すと同時に、比較的長いサービス中断時間をもたらす可能性もある。
【0016】
上述の問題のうちの少なくとも１つ又は他の類似問題を解決するために、本発明の実施例はメッセージ送信方法、装置及びシステムの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明の実施例の一側面によれば、メッセージ送信装置が提供され、それは第一ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）に用いられ、前記装置は、
ドナー集約ユニット（Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ）からの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを受信する第一受信ユニットであって、そのうち、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、もの；
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信する第二受信ユニット；及び
第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送する第一送信ユニットを含む。
ドナー集約ユニット（Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ）からの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを受信する第一受信ユニットであって、そのうち、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、もの；
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信する第二受信ユニット；及び
第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送する第一送信ユニットを含む。
【0018】
本発明の実施例の一側面によれば、メッセージ送信装置が提供され、それは第二ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）に用いられ、前記装置は、
Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信する第四受信ユニット；及び
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送する第三送信ユニットであって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられる、ものを含み、
そのうち、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである。
Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信する第四受信ユニット；及び
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送する第三送信ユニットであって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられる、ものを含み、
そのうち、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである。
【0019】
本発明の実施例の一側面によれば、メッセージ送信装置が提供され、それは第二ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）に用いられ、前記装置は、
Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信する第六受信ユニット；
第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信する径路移行失敗指示情報を受信する第七受信ユニット；及び
ＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし又は元の径路設定にフォールバックする第二処理ユニットを含み、
そのうち、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである。
Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信する第六受信ユニット；
第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信する径路移行失敗指示情報を受信する第七受信ユニット；及び
ＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし又は元の径路設定にフォールバックする第二処理ユニットを含み、
そのうち、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである。
【発明の効果】
【0020】
本発明の実施例の有利な効果の１つが次のとおりであり、即ち、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替える前に、その子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報がＤｏｎｏｒ－ＣＵによりＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、かつＩＡＢ－ｎｏｄｅキャッシュされ、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスが成功したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅがその子ノードに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵによりその子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報を転送し、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードがネットワークトポロジーの更新をほぼ同時に行うようにさせることができるため、ノード移行によるサービス中断時間を減少させることができる。
【0021】
後述の説明及び図面を参照することで本発明の特定の実施例を詳しく開示し、本発明の原理を採用し得る態様を示す。なお、本発明の実施例は範囲上でこれらにより限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施例は様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
【0022】
また、１つの実施例について説明した及び／又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で１つ又は複数の他の実施例に用い、他の実施例における特徴と組み合わせ、又は、他の実施例における特徴を置換することもできる。
【0023】
なお、「含む／有する」のような用語は、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、１つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本発明の１つの図面又は１つの実施形態に記載の要素及び特徴は、１つ又は複数の他の図面又は実施形態に示した要素及び特徴と組み合わせることができる。また、図面では、類似した符号は、幾つの図面における対応する部品を示し、複数の実施形態に用いる対応部品を示すためにも用いられる。
【0025】
含まれている図面は、本発明の実施例への更なる理解を提供するために用いられ、これらの図面は、本明細書の一部を構成し、本発明の実施形態を例示し、文字記載ともに本発明の原理を説明するために用いられる。また、明らかのように、以下に記載される図面は、本発明の幾つかの実施例を示すためのものに過ぎず、当業者は、創造性のある労働をせずに、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【図1】ＩＡＢシステムを示す図である。
【図2】ＳＡモードのＩＡＢアーキテクチャを示す図である。
【図3】ＥＮ－ＤＣモードのＩＡＢアーキテクチャを示す図である。
【図4】親ノード（ｐａｒｅｎｔ ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）及び子ノード（ｃｈｉｌｄ ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）を示す図である。
【図5】ＩＡＢシステムのＦ１－Ｕプロトコルスタックを示す図である。
【図6】ＩＡＢシステムのＦ１－Ｃプロトコルスタックを示す図である。
【図7】ＩＡＢノードが同一のＤｏｎｏｒの下での異なるＤＵの間で移動する方法を示す図である。
【図8】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法を示す図である。
【図9】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法を示す図である。
【図10】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法を示す図である。
【図11】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法を示す図である。
【図12】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法を示す図である。
【図13】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法の１つのシナリオを示す図（その１）である。
【図14】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法の１つのシナリオを示す図（その２）である。
【図15】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法の１つのシナリオを示す図（その３）である。
【図16】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法のもう１つのシナリオを示す図（その１）である。
【図17】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法のもう１つのシナリオを示す図（その２）である。
【図18】本発明の実施例におけるメッセージ送信方法のまたもう１つのシナリオを示す図である。
【図19A】本発明の実施例における下りリンクメッセージの構成を示す図である。
【図19B】本発明の実施例における上りリンクメッセージの構成を示す図である。
【図20A】本発明の実施例における下りリンクメッセージの構成を示す図である。
【図20B】本発明の実施例における上りリンクメッセージの構成を示す図である。
【図21】本発明の実施例におけるメッセージ送信装置を示す図である。
【図22】本発明の実施例におけるメッセージ送信装置を示すもう１つの図である。
【図23】本発明の実施例におけるメッセージ送信装置を示すまたもう１つの図である。
【図24】本発明の実施例におけるメッセージ送信装置を示す他の図である。
【図25】本発明の実施例における通信システムを示す図である。
【図26】本発明の実施例におけるＩＡＢノードを示す図である。
【図27】本発明の実施例におけるＤｏｎｏｒ装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述及び他の特徴は明らかになる。なお、明細書及び図面では本発明の特定の実施例を開示するが、それらは本発明の原理を採用し得る一部のみの実施例を示し、理解されるべきは、本発明は記載される実施例に限定されず、即ち、本発明は添付した特許請求の範囲内のすべての変更、変形及び代替によるものをも含むということである。
【0027】
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は次のような任意の通信規格に準ずるネットワークを指しても良く、例えば、ＬＴＥ（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ）、ＬＴＥ－Ａ（ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ）、ＷＣＤＭＡ(登録商標)（Ｗｉｄｅｂａｎｄ Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ）、ＨＳＰＡ（Ｈｉｇｈ－Ｓｐｅｅｄ Ｐａｃｋｅｔ Ａｃｃｅｓｓ）などである。
【0028】
また、通信システムにおける装置間の通信は任意の段階の通信プロトコルに従って行われても良く、例えば、次のような通信プロトコルを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、１Ｇ（ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）、２Ｇ、２．５Ｇ、２．７５Ｇ、３Ｇ、４Ｇ、４．５Ｇ、５Ｇ、新無線（ＮＲ、Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ）など、及び／又は、その他の従来の又は将来開発される通信プロトコルである。
【0029】
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は例えば、通信システムにおいて、端末装置を通信ネットワークに接続し、かつ該端末装置にサービスを提供する装置を指す。ネットワーク装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、基地局（ＢＳ、Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセスポイント（ＡＰ、ＡｃｃｅｓｓＰｏｉｎｔ）、送受信ポイント（ＴＲＰ、Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｒｅｃｅｐｔｉｏｎ Ｐｏｉｎｔ）、ブロードキャスト送信機、モバイル管理エンティティ（ＭＭＥ、Ｍｏｂｉｌｅ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｅｎｔｉｔｙ）、ネットワークゲートウェイ、サーバー、無線ネットワーク制御器（ＲＮＣ、Ｒａｄｉｏ Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）、基地局制御器（ＢＳＣ、Ｂａｓｅ Ｓｔａｔｉｏｎ Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ）などである。
【0030】
そのうち、基地局は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、ノードＢ（ＮｏｄｅＢ又はＮＢ）、進化ノードＢ（ｅＮｏｄｅＢ又はｅＮＢ）、５Ｇ基地局（ｇＮＢ）などであり、さらにＲＲＨ（Ｒｅｍｏｔｅ Ｒａｄｉｏ Ｈｅａｄ）、ＲＲＵ（Ｒｅｍｏｔｅ Ｒａｄｉｏ Ｕｎｉｔ）、リレー（ｒｅｌａｙ）又は低パワーノード（例えば、ｆｅｍｔｏ、ｐｉｃｏなど）を含んでも良い。また、用語「基地局」はそれらの一部又はすべての機能を含んでも良く、各基地局は特定の地理的領域に対して通信カバレッジを提供できる。用語「セル」が指すのは、基地局及び／又はそのカバーする領域であっても良く、これは該用語のコンテキストによるものである。
【0031】
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」（ＵＥ、Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）又は「端末装置」（ＴＥ、Ｔｅｒｍｉｎａｌ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）は例えば、ネットワーク装置により通信ネットワークにアクセスし、かつネットワークからのサービスを受ける装置を指す。ユーザ装置は固定したもの又は移動するものであっても良く、また、移動ステーション（ＭＳ、Ｍｏｂｉｌｅ Ｓｔａｔｉｏｎ）、端末、加入者ステーション（ＳＳ、Ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ）、アクセス端末（ＡＴ、ＡｃｃｅｓｓＴｅｒｍｉｎａｌ）、ステーションなどとも称される。
【0032】
そのうち、ユーザ装置は次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、例えば、セルラーフォン（Ｃｅｌｌｕｌａｒ Ｐｈｏｎｅ）、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ）、無線モデム、無線通信装置、携帯装置、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどである。
【0033】
また、例えば、ＩｏＴ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ ｏｆ Ｔｈｉｎｇｓ）などのシナリオにおいて、ユーザ装置はさらに監視又は測定を行う機器又は装置であっても良く、例えば、次のようなものを含んでも良いが、それらに限定されず、即ち、マシンタイプ通信（ＭＴＣ、Ｍａｃｈｉｎｅ Ｔｙｐｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）端末、車載通信端末、Ｄ２Ｄ（Ｄｅｖｉｃｅ ｔｏ Ｄｅｖｉｃｅ）端末、Ｍ２Ｍ（Ｍａｃｈｉｎｅ ｔｏ Ｍａｃｈｉｎｅ）端末などである。
【0034】
例えば、上述の図７では、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ３はＩＡＢ－ｎｏｄｅ４の親ノードであり、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ４はＩＡＢ－ｎｏｄｅ５の親ノードであり、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ３が新しい親ノードＩＡＢ－ｎｏｄｅ２に切り替えた後に、ネットワークトポロジーには変化が発生し、即ち、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ３、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ４及びＩＡＢ－ｎｏｄｅ５と、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵとの間の伝送径路は変更されている。Ｄｏｎｏｒ ＣＵはＩＡＢ－ｎｏｄｅ３、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ４及びＩＡＢ－ｎｏｄｅ５にネットワークトポロジーの更新に関する設定メッセージを送信することで、Ｆ１伝送径路が元の径路から新径路に切り替えられるようにさせる。ＩＡＢ－ｎｏｄｅ４及びＩＡＢ－ｎｏｄｅ５に対してのネットワークトポロジーの更新はＩＡＢ－ｎｏｄｅ３が新しい親ノードへのアクセスを完了した後に行われ、即ち、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ４及ＩＡＢ－ｎｏｄｅ５はＩＡＢ－ｎｏｄｅ３の後にネットワークトポロジーの更新を行う。これにより、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ４及びＩＡＢ－ｎｏｄｅ５が元の設定に基づいて送信した上りリンクデータがＤｏｎｏｒ－ＤＵ２によってドロップされ、比較的長い伝送遅延及びサービス中断時間を来す恐れがある。
【0035】
また、従来技術では、Ｄｏｎｏｒ－ＣｕはＩＡＢ－ｎｏｄｅ３及びその各子ノードについて、それぞれ、ネットワークトポロジーの更新に関する設定情報をキャリーする１つの下りリンクＦ１ＡＰメッセージ（Ｆ１ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、Ｆ１アプリケーションプロトコル）、即ち、ＤＬ Ｆ１ＡＰ ＭＥＳＳＡＧＥをＩＡＢ－ｎｏｄｅ３及びその各子ノードのそれぞれの親ノード（図７におけるメッセージＡ、Ｂ、Ｃ参照）に送信する必要がある。メッセージＢに対しては、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ３の径路移行が成功した後にのみ送信でき、メッセージＣに対しては、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ４の径路移行が成功した後にのみ送信できる。これによって、大量のシグナリングメッセージオーバーヘッドを来すとともに、比較的長いサービス中断時間をもたらす可能性もある。
【0036】
本発明では、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替える前に、その子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報がＤｏｎｏｒ－ＣＵによりＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、かつＩＡＢ－ｎｏｄｅにキャッシュされ、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスが成功したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅがその子ノードに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵによりその子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報を転送し、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードがネットワークトポロジーの更新をほぼ同時に行うようにさせることができるため、ノード移行によるサービス中断時間を減少させることができる。
【0037】
本発明では、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えることを例にして説明を行うが、本発明の実施例はこれに限定されず、本発明はさらに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードとデュアル接続を確立するときに生じるネットワークトポロジーの変更にも適用できる。
【0038】
以下、図面と併せて本発明の各種の実施例について説明する。これらの実施例は例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。
【0039】
例えば、本発明の各実施例において、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは移行ノード（例えば、図７に示すＩＡＢ－ｎｏｄｅ３）とされ、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵの制御下のＩＡＢノードである。該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一親ノード（例えば、図７に示すＩＡＢ－ｎｏｄｅ１）から第二親ノード（例えば、図７に示すＩＡＢ－ｎｏｄｅ２）に移行（切り替え）し、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ（例えば、図７に示すＩＡＢ－ｎｏｄｅ４）は第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ（例えば、図７に示すＩＡＢ－ｎｏｄｅ５）は第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである。なお、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ又は第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの数は１つ又は少なくとも２つであっても良く、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは他の子ノードをさらに有しても良く、本発明の実施例はこれに限られない。以下、説明の便宜のため、図７におけるＩＡＢ－ｎｏｄｅ４を第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅとし、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ５を第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅとし、かつＩＡＢ－ｎｏｄｅ５が他の子ノードを有しないことを例にとって説明を行う。
【0040】
＜第一側面の実施例＞
本発明の実施例ではメッセージ送信方法が提供され、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側から説明が行われる。
本発明の実施例ではメッセージ送信方法が提供され、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側から説明が行われる。
【0041】
本方法は、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えたことによって該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードが径路移行を行う場合に適用される。図８は本実施例におけるメッセージ送信方法を示す図であり、図８に示すように、該方法は以下のステップ（操作）を含む。
【0042】
８０１：第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを受信し；
８０２：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
８０３：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送する。
８０２：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
８０３：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送する。
【0043】
幾つかの実施例において、８０１及び８０２では第一ＲＲＣ再設定メッセージ及び第二ＲＲＣ再設定メッセージはともにＤｏｎｏｒ－ＣＵにより設定され生成され、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの第一又は第二ＲＲＣ再設定メッセージはＤｏｎｏｒ－ＣＵにより該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに直接送信されても良く、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより第一親ノードに送信され第一親ノードにより該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送されても良いが、本発明の実施例はこれらに限定されない。
【0044】
幾つかの実施例において、８０３では、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用のものであると確定したときに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送する。第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含むときに、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であると確定できる。該第一パラメータは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホール無線リンク制御（ＢＨ ＲＬＣ）チャネル、デフォルトバックホール適応プロトコル（Ｂａｃｋｈａｕｌ Ａｄａｐｔａｔｉｏｎ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ、ＢＡＰ）ルーティング又はインターネットプロトコルＩＰアドレスを含む。そのうち、該デフォルトＢＨ ＲＬＣチャネルは上りリンクＦ１－Ｃ及び非Ｆ１データが使用するＢＨ ＲＬＣチャネルであっても良く、該デフォルトＢＡＰルーティングは上りリンクＦ１－Ｃ及び非Ｆ１データが使用するルーティングであっても良く、径路標識（ＩＤ）及び目的ＢＡＰアドレスを含み、該ＩＰアドレスは、第二親ノードに切り替えた後の新しいＤｏｎｏｒ－ＤＵ（例えば、図７におけるＤｏｎｏｒ－ＤＵ２）にルーティングし得るＩＰアドレスを表し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは、上述の第一パラメータを含む第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが径路移行用の設定メッセージであると確定できる。
【0045】
幾つかの実施例において、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一径路移行指示情報を含むことにより、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが径路移行用の設定メッセージであると確定する。第一ＲＲＣ再設定メッセージが上述の伝送径路の変更のために設定されるパラメータを含む場合に、該ＲＲＣメッセージは径路移行用ではない可能性がある。よって、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに、径路移行に関するＲＲＣ再設定を明示的に指示する必要があり、そのうち、該第一径路移行指示情報は、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための再設定メッセージであることを指示するために用いられる。
【0046】
幾つかの実施例において、本方法は、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが異なるＤｏｎｏｒ－ＤＵの間で径路移行を行う（新しい親ノードに切り替えた後にＤｏｎｏｒ－ＤＵが変わっている）場合に適用され、この場合に、該第一ＲＲＣ再設定メッセージは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤｏｎｏｒ－ＤＵの間の径路移行のためのものである。該第一径路移行指示情報は、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＤＵの間の径路移行を行うことを指示するために用いられ、即ち、第一ＲＲＣメッセージが第一径路移行指示情報を含むときに、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの異なるＤｏｎｏｒ－ＤＵの間の径路移行のための再設定メッセージであることを表す。
【0047】
幾つかの実施例において、８０１及び８０２では、該第一ＲＲＣ再設定メッセージ及び第二ＲＲＣ再設定メッセージは１つの下りリンクメッセージによりキャリーされても良く、即ち、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第一ＲＲＣ再設定メッセージ及び第二ＲＲＣ再設定メッセージを同時に受信し、又は、２つの下りリンクメッセージによりそれぞれキャリーされても良く、即ち、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第二ＲＲＣ再設定メッセージ及び第一ＲＲＣ再設定メッセージを順次受信する。なお、これについては後述する。
【0048】
幾つかの実施例において、８０３では、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに切り替えて径路移行を行い、そのうち、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅはランダムアクセスを、第二親ノードに切り替えるために実行する必要があり、第一ＲＲＣ再設定メッセージは、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの第二親ノードへの切り替えに関する情報を含む。該ランダムアクセスプロシージャについては従来技術におけるＩＡＢノードのランダムアクセスを参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。ランダムアクセス成功時にのみ、キャッシュされた該第二ＲＲＣ再設定メッセージの転送をトリガーする。ランダムアクセス失敗時に、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅはＲＲＣ再確立をトリガーし、該ＲＲＣ再確立プロシージャについては従来技術におけるＩＡＢ－ｎｏｄｅのＲＲＣ再確立を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。また、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅはさらに、その子ノードに径路移行失敗指示情報を送信する必要があり、オプションとして、さらに該第二ＲＲＣ再設定メッセージをその子ノードに転送しても良く、又は該第二ＲＲＣ再設定メッセージをクリアしても良い。なお、ランダムアクセス失敗時のその子ノードの行為（ｂｅｈａｖｉｏｒ）については以下の第二側面の実施例で説明する。
【0049】
幾つかの実施例において、８０３では、ランダムアクセス成功時に、該方法はさらに次のようなことを含んでも良く、即ち、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し、また、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅはさらに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより送信される第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信しても良く、オプションとして、さらに前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送しても良く、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージ及び第二ＲＲＣ再設定完了メッセージは１つの上りリンクメッセージによりキャリーされても良く、又は２つの上りリンクメッセージによりそれぞれキャリーされても良く、また、上述のＤｏｎｏｒ－ＣＵへの送信は、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに直接送信しても良く、第二親ノードにより該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送されても良い。なお、これについては後述する。
【0050】
これにより、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替える前に、その子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報がＤｏｎｏｒ－ＣＵによりＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、かつＩＡＢ－ｎｏｄｅにキャッシュされ、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスが成功したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅがその子ノードに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵによりその子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報を転送し、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードがほぼ同時にネットワークトポロジーの更新を行うようにさせることができるため、ノード移行によるサービス中断時間を減少させることができる。
【0051】
＜第二側面の実施例＞
本発明の実施例ではメッセージ送信方法が提供され、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側から説明が行われる。なお、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側の行為は第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側の行為と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
本発明の実施例ではメッセージ送信方法が提供され、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側から説明が行われる。なお、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側の行為は第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側の行為と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0052】
幾つかの実施例において、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅはＤｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信する。
【0053】
幾つかの実施例において、第三ＲＲＣ再設定メッセージはＤｏｎｏｒ－ＣＵにより設定され生成され、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの第三ＲＲＣ再設定メッセージはＤｏｎｏｒ－ＣＵにより該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに直接送信されても良く、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送されても良く、又は、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより第一親ノードに送信され、第一親ノードにより該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送され、そして、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送されても良いが、本発明の実施例はこれらに限定されない。
【0054】
幾つかの実施例において、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセスが成功した（ランダムアクセスを完了した）ときに、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信し、該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送する。また、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセスが失敗した（ランダムアクセスを完了しておらず、あるいは、完了できず又は正確に完了できない）ときに、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより送信される径路移行失敗指示情報を受信し、ＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし又は元の径路設定にフォールバックする。以下、それぞれ説明する。
【0055】
【0056】
９０１：第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
９０２：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられる。
９０２：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられる。
【0057】
幾つかの実施例において、９０２の前に、該方法はさらに次のようなステップ（図示せず）を含んでも良く、即ち、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信し、該第二ＲＲＣ再設定メッセージの実施方式は前述のとおりであり、ここではその詳しい説明を省略する。該第二ＲＲＣ再設定メッセージ及び該第三ＲＲＣ再設定メッセージは１つの下りリンクメッセージによりキャリーされても良く、又は２つの下りリンクメッセージによりそれぞれキャリーされても良く、詳細については後述する。
【0058】
幾つかの実施例において、９０２では、第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは径路移行を行うとともに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに、キャッシュされた第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送することをトリガーする。第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが親ノードを変えず（親ノードは依然として第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅである）、第二ＲＲＣ再設定メッセージが切り替え情報を含まないため、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅはランダムアクセスプロシージャを実行する必要がない。
【0059】
幾つかの実施例において、９０２では、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＲＲＣ再設定メッセージが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の設定メッセージであると確定したときに、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送する。次のような２種類の方式で、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であると確定でき、即ち、例えば、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが伝送径路を変更するために設定される第二パラメータを含み、又は、第二径路移行指示情報を含む。該第二パラメータ及び第二径路移行指示情報の実施方式は前述の第一パラメータ及び第一径路移行指示情報の実施方式と同じであり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0060】
また、該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該方法はさらに次のようなステップ（図示せず）を含んでも良く、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し、及び、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが送信した第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信する。オプションとして、さらに該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送しても良く、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージ及び第三ＲＲＣ再設定完了メッセージは１つの上りリンクメッセージによりキャリーされても良く、又は２つの上りリンクメッセージによりそれぞれキャリーされても良く、上述のＤｏｎｏｒ－ＣＵへの送信は、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに直接送信しても良く、又は、第一ＩＡＢノード及び／又は第二親ノードを経由して該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送しても良い。なお、詳細については後述する。
【0061】
これにより、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替える前に、その子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報がＤｏｎｏｒ－ＣＵによりＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、かつＩＡＢ－ｎｏｄｅにキャッシュされ、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスが成功したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅがその子ノードに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵによりその子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報を転送し、子ノードが該ネットワークトポロジーの更新に関する情報を受信したときに、その子ノードに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵによりその子ノードのために設定されるネットワークトポロジーの更新に関する情報をさらに転送し、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードはほぼ同時にネットワークトポロジーの更新を行うことができるため、ノード移行によるサービス中断時間を減少させることができる。
【0062】
【0063】
１００１：第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；
１００２：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信した径路移行失敗指示情報を受信し；及び
１００３：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーする。
１００２：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信した径路移行失敗指示情報を受信し；及び
１００３：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーする。
【0064】
幾つかの実施例において、該１００１の実施方式は前述のとおりであり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0065】
幾つかの実施例において、１００２では、Ｔ３０４タイマーが切れた場合に、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセスが失敗した（ランダムアクセスを完了しておらず、あるいは、完了できず又は正確に完了できない）ことを表し、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信することで、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＲＲＣ再確立プロシージャを実行するようにさせ、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅはさらに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送しても良く、又は該第二ＲＲＣ再設定メッセージをクリアしても良い。対応して、１００２では、該方法さらに次のようなことを含んでも良く、即ち、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、かつ該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信する。
【0066】
幾つかの実施例において、該方法はさらに次のようなステップ（図示せず）を含んでも良く、即ち、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに、１００２で受信した径路移行失敗指示情報を転送することで、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＲＲＣ再確立を実行することをトリガーする。
【0067】
幾つかの実施例において、該方法はさらに次のようなステップ（図示せず）を含んでも良く、即ち、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、又は該第三ＲＲＣ再設定メッセージをクリアする。なお、その具体的な実施方式については第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0068】
幾つかの実施例において、１００３では、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅはＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし、該ＲＲＣ再確立プロシージャについては従来技術におけるＩＡＢ－ｎｏｄｅのＲＲＣ再確立を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0069】
これにより、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスに失敗したときに、ＲＲＣ再確立をトリガーし、その子ノードに径路移行失敗を指示し、また、その子ノードもＲＲＣ再確立をトリガーし、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの移行が失敗したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードがほぼ同時にＲＲＣ再確立を行うことができ、径路移行失敗によるサービス中断時間を減少させることができる。
【0070】
【0071】
１１０１：第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；
１１０２：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、かつ該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；
１１０３：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信した径路移行失敗指示情報を受信し；及び
１１０４：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが元の径路設定にフォールバックする。
１１０２：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、かつ該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；
１１０３：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信した径路移行失敗指示情報を受信し；及び
１１０４：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが元の径路設定にフォールバックする。
【0072】
幾つかの実施例において、該１１０１及び該１１０３の実施方式は前述のとおりであり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0073】
幾つかの実施例において、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該径路移行失敗指示情報及び第二ＲＲＣ再設定メッセージを送信することで、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが元の径路設定にフォールバックするようにさせる。前述の図１０との相違点は次のとおりであり、即ち、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅはＲＲＣ再確立を行わず、つまり、該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したが、該再設定を実行せず、元の径路設定へのフォールバックのみを実行し、これによって、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送することはオプションではなく、転送しなければならず、言い換えれば、１１０２は必須ステップであり、さもなければ、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのパケットデータコンバージェンスプロトコルＰＤＣＰは、第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信しないことが原因で異常が発生し得る。
【0074】
幾つかの実施例において、該方法はさらに次のようなステップ（図示せず）を含み、即ち、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、かつ第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに、１１０３で受信した径路移行失敗指示情報を転送することで、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが元の径路設定にフォールバックするようにさせる。なお、具体的な実施方式については第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0075】
これにより、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスに失敗したときに、ＲＲＣ再確立をトリガーし、その子ノードのＲＲＣ再設定を子ノードに転送し、また、その子ノードに径路移行失敗を指示することで、子ノードが元の径路設定にフォールバックするようにさせ、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの移行が失敗したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードは元の径路設定に同時にフォールバックできる。さもなければ、子ノードが径路移行を実行し、かつ新しい径路設定に従って上りリンクデータを生成する場合に、これらの上りリンクデータがその後にドロップされ、かつＵＥにより再伝送されるため、上りリンクデータ伝送の遅延が増加するようになる。本方法により、径路移行失敗によるデータ伝送時間の増加を避けることができる。
【0076】
＜第三側面の実施例＞
本発明の実施例ではメッセージ送信方法が提供され、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ側から説明が行われる。
本発明の実施例ではメッセージ送信方法が提供され、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ側から説明が行われる。
【0077】
【0078】
１２０１：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに、ランダムアクセス成功時に該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送させ；及び
１２０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信する。
１２０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信する。
【0079】
幾つかの実施例において、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがさらに子ノードを持つときに、該方法はさらに次のようなステップを含んでも良い。
【0080】
１２０３：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを送信する。
【0081】
幾つかの実施例において、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵは該第一ＲＲＣ再設定メッセージ、該第二ＲＲＣ再設定メッセージ、該第三ＲＲＣ再設定メッセージ、該第一ＲＲＣ再設定メッセージ、及び該第二ＲＲＣ再設定メッセージを生成し、該第三ＲＲＣ再設定メッセージが含む内容及び構成並びそれらをキャリーする実施方式については第一側面及び第二側面の実施例を参照でき、例えば、１２０１～１２０３では、該第一ＲＲＣ再設定メッセージ、第二ＲＲＣ再設定メッセージ、及び該第三ＲＲＣ再設定メッセージは１つの下りリンクメッセージによりキャリーされても良く、即ち、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵは該第一ＲＲＣ再設定メッセージ、第二ＲＲＣ再設定メッセージ、及び該第三ＲＲＣ再設定メッセージを同時に送信し、又は、３つの下りリンクメッセージによりそれぞれキャリーされても良く、即ち、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵは該第三ＲＲＣ再設定メッセージ、第二ＲＲＣ再設定メッセージ及び該第一ＲＲＣ再設定メッセージを順次送信する。なお、詳細については後述する。
【0082】
幾つかの実施例において、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信する行為は、他の中継ノードを介さず、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに直接送信しても良く、第一親ノードを経由して該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送されても良く、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信する行為は、他の中継ノードを経由せず、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに直接送信しても良く、第一親ノードを介して該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送され、そして、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側に転送されても良いが、本実施例ではこれらに限定されない。
【0083】
幾つかの実施例において、該方法はさらにいかのようなステップを含んでも良い。
【0084】
１２０４：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅからの第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信する。オプションとして、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵはさらに、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅからの第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、かつ第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅからの第三ＲＲＣ再設定完了メッセージ、該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージ、及び該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信しても良く、該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージに含まれる内容及び構成及びそれらをキャリーする実施方式については第一側面及び第二側面の実施例を参照でき、例えば、該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージ、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージ及び該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージは１つの上りリンクメッセージによりキャリーされても良く、即ち、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵは該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージ、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージ及び該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを同時に受信し、又は、３つの下りリンクメッセージによりそれぞれキャリーされても良く、即ち、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵは該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージ、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージ及び該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを順次受信する。上述Ｄｏｎｏｒ－ＣＵは、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ又は第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ又は第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが直接送信するＲＲＣ再設定完了メッセージを受信しても良く、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ又は第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ又は第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが送信する、ノードを経由して転送されるＲＲＣ再設定完了メッセージを受信しても良い。なお、詳細については後述する。
【0085】
以上、第一側面乃至第三側面の実施例により本発明の実施例におけるメッセージ送信方法について説明している。本発明の実施例に係る方法をより分かりやすくするために、以下、情報のやりとり（ｉｎｔｅｒａｃｔｉｏｎ）フローに基づいて本発明の実施例における方法について説明する。
【0086】
前述のように、第一ＲＲＣ再設定メッセージ及び第二ＲＲＣ再設定メッセージは１つの下りリンクメッセージによりキャリーされても良く、又は、それぞれ、２つの下りリンクメッセージによりキャリーされても良い。以下、それぞれ説明する。
【0087】
実施シナリオその１：上述のＲＲＣ再設定メッセージはそれぞれ２つの下りリンクメッセージによりキャリーされ、かつ既存の方法との相違点は、該第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャリーするシグナリングが該第一ＲＲＣ再設定メッセージをキャリーするシグナリングの前に送信されることにある。このようにして、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信して第二親ノードに切り替える前に、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵがその子ノードのために送信するＲＲＣ再設定メッセージは既に第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅによりキャッシュされており、第二親ノードに切り替えると、伝送され得る。これにより、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードがネットワークトポロジーの更新を同時に行うようにさせることができる。
【0088】
【0089】
１３０１：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信し；
１３０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信し；
１３０３：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し；
１３０４：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを実行し；及び
１３０５：ランダムアクセス成功時に、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
１３０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信し；
１３０３：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し；
１３０４：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを実行し；及び
１３０５：ランダムアクセス成功時に、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0090】
オプションとして、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがさらに子ノード即ち第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅを有するときに、該方法はさらに次のようなステップを含んでも良い。
【0091】
１３００：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；及び
１３０６：第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第三ＲＲＣ再設定メッセージを第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
１３０６：第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第三ＲＲＣ再設定メッセージを第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0092】
幾つかの実施例において、１３０１では、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）は該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが送信する第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信し、これによって、該第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージにキャリーされる該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信し、例えば、該第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第一キャッシュ（ｃａｃｈｅ）指示情報を含み、該第一キャッシュ指示情報は、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、後述の第一指示情報を受信した後にリリース（解放）するように指示するために用いられる。一例として、該第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはＵＥコンテキスト変更要求メッセージであっても良い。
【0093】
幾つかの実施例において、１３０２－１３０３では、該第一ＲＲＣ再設定メッセージは該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより該第一親ノードの１つの下りリンクＦ１ＡＰメッセージに転送され、キャリーしてもらい、そして、該第一親ノードにより該下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける第一ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送される。一例として、該Ｆ１ＡＰメッセージはＵＥコンテキスト変更要求メッセージであっても良い。上述の下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに上述のＵＥの第一コンテキスト標識（ＩＤ）などを含んでも良い。なお、具体的には従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0094】
幾つかの実施例において、１３０４では該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅはランダムアクセスプロシージャを行い、該実施方式については従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。ランダムアクセス成功時に、即ち、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴ（ＭＡＣ層）が第二親ノードへのランダムアクセスを完了した後に、１３０５では、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。具体的には、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのモバイル端末（ＭＴ）はランダムアクセス成功時に該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）は該第一指示情報を受信したときに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含み及び／又は第一径路移行指示情報を含むときに、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であると表し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第一指示情報を送信する。なお、第一パラメータ及び／又は第一径路移行指示情報の意味については第一側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0095】
幾つかの実施例において、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第一指示情報の設定情報を含み、該第一指示情報の設定情報は該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがランダムアクセス成功時に該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信し得るように指示するために用いられる。該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一指示情報の設定情報を含むときに、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに該第一指示情報を送信し、又は、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一パラメータ及び／又は第一径路移行指示情報を含み、かつ前記第一指示情報の設定情報を含むときに、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに該第一指示情報を送信する。
【0096】
幾つかの実施例において、該第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージにさらに前述の第一キャッシュ指示情報が含まれるときに、１３０５では、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵは該第一指示情報を受信したときに、該第二ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0097】
前述のような第一指示情報、第一指示情報の設定情報、第一キャッシュ指示情報、第一径路移行指示情報などはメッセージに増設される（新しく追加される）情報エレメントＩＥであっても良く、その値はデフォルト値であっても良いが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0098】
幾つかの実施例において、１３００では、幾つかの実施例において、１３０１では、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）は該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが送信する第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信し、これによって、該第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージにキャリーされる該第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し、例えば、該第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第二キャッシュ指示情報を含み、該第二キャッシュ指示情報は、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、上述の第二指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる。
【0099】
幾つかの実施例において、１３０６で該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第三ＲＲＣ再設定メッセージを第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、具体的には、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのモバイル端末（ＭＴ）は該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第二指示情報を送信し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）は該第二指示情報を受信したときに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更するために設定される第二パラメータを含み及び／又は第二径路移行指示情報を含むときに、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であることを表し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信する。なお、第二パラメータ及び／又は第二径路移行指示情報の意味については第二側面の実施例を参照でき、また、第三ＲＲＣ再設定メッセージの構成及び内容については第二側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0100】
幾つかの実施例において、該第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第二指示情報の設定情報を含み、該第二指示情報の設定情報は該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第二指示情報を送信し得るように指示するために用いられる。該第二ＲＲＣ再設定メッセージが該第二指示情報の設定情報を含むときに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに該第二指示情報を送信し、又は、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが該第二パラメータ及び／又は第二径路移行指示情報を含み、かつ前記第二指示情報の設定情報を含むときに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに該第二指示情報を送信する。
【0101】
幾つかの実施例において、該第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージにさらに前述の第二キャッシュ指示情報が含まれるときに、１３０６では、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵは該第二指示情報を受信したときに、該第三ＲＲＣ再設定メッセージを第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0102】
前述のような第二指示情報、第二指示情報の設定情報、第二キャッシュ指示情報、第二径路移行指示情報などはメッセージに増設の情報エレメントＩＥであっても良く、その値はデフォルト値であっても良いが、本発明の実施例はこれに限定されない。
【0103】
幾つかの実施例において、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセスが成功した時に、該方法はさらに次のようなステップを含む。
【0104】
１３０７：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し；
１３０８：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
１３０９：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージをＤｏｎｏｒ－ＣＵに転送し；
１３１０：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；及び
１３１１：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送する。
１３０８：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
１３０９：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージをＤｏｎｏｒ－ＣＵに転送し；
１３１０：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；及び
１３１１：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送する。
【0105】
幾つかの実施例において、１３０７では、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが再設定を完了した後に、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを第二親ノードに送信し、該第二親ノードは該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージをＤｏｎｏｒ－ＣＵに転送し、そのうち、該第二親ノードはＤｏｎｏｒ－ＣＵに１つの上りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し、該上りリンクＦ１ＡＰメッセージにより該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージをキャリーしても良い。なお。具体的には従来技術を参照できる。
【0106】
幾つかの実施例において、１３０８及び１３０９では、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの再設定が完成した後に、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージをＤｏｎｏｒ－ＣＵに転送し、そのうち、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅはＤｏｎｏｒ－ＣＵに第一上りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し、該第一上りリンクＦ１ＡＰメッセージにより該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージをキャリーしても良い。
【0107】
幾つかの実施例において、１３１０及び１３１１では、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの再設定が完了した後に、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージをＤｏｎｏｒ－ＣＵに転送し、そのうち、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅはＤｏｎｏｒ－ＣＵに第二上りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し、該第二上りリンクＦ１ＡＰメッセージにより該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを搬送しても良い。
【0108】
【0109】
１４００：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１４０１：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１４０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１４０３：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し；及び
１４０４：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを行う。
１４０１：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１４０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１４０３：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し；及び
１４０４：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを行う。
【0110】
そのうち、１４００－１４０４の実施方式は１３００－１３０４の実施方式と同じであり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0111】
幾つかの実施例において、該方法はさらにいかのようなステップを含んでも良い。
【0112】
１４０５：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし；
１４０６：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信し；
１４０７：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、又は、該第二ＲＲＣ再設定メッセージをクリアし；及び
１４０８：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該径路移行失敗指示情報を受信したときにＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーする。
１４０６：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信し；
１４０７：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、又は、該第二ＲＲＣ再設定メッセージをクリアし；及び
１４０８：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該径路移行失敗指示情報を受信したときにＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーする。
【0113】
オプションとして、該方法はさらに次のようなステップを含んでも良い。
【0114】
１４０９：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該径路移行失敗指示情報を転送し；
１４１０：該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該径路移行失敗指示情報を受信したときにＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし；及び
１４１１：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、又は該第三ＲＲＣ再設定メッセージをクリアする。
１４１０：該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該径路移行失敗指示情報を受信したときにＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし；及び
１４１１：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、又は該第三ＲＲＣ再設定メッセージをクリアする。
【0115】
幾つかの実施例において、１４０５及び１４０８では、Ｔ３０４が切れたときに、ランダムアクセス失敗又は未完成又は未成功を意味する。該ＲＲＣ再確立のプロセスについては従来技術を参照でき、１４０６の実施方式については第二側面実施例の１００２を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0116】
幾つかの実施例において、１４０６では、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータ及び／又は第一径路移行指示情報を含むときに、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該径路移行失敗指示情報を送信する。
【0117】
幾つかの実施例において、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに径路移行失敗指示情報の設定情報を含み、該径路移行失敗指示情報の設定情報は該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信し得るように指示するために用いられる。例えば、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、第一ＲＲＣ再設定メッセージが径路移行失敗指示情報の設定情報を含む場合に、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該径路移行失敗指示情報を送信し、又は、第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一パラメータ及び／又は第一径路移行指示情報、及び径路移行失敗指示情報の設定情報を含むときに、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該径路移行失敗指示情報を送信する。
【0118】
幾つかの実施例において、１４０７では、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、又は、該第二ＲＲＣ再設定メッセージをクリアする。該ステップはオプションであり、本発明の実施例はこれに限定されない。また、１４０９－１４１１の実施方式は１４０６－１４０８と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0119】
【0120】
１５００：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１５０１：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１５０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１５０３：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し；
１５０４：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを実行し；
１５０５：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし；
１５０６：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信する。
１５０１：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１５０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１５０３：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し；
１５０４：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを実行し；
１５０５：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし；
１５０６：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信する。
【0121】
そのうち、１５００－１５０６の実施方式は１４００－１４０６の実施方式と同じであり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0122】
１５０７：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し；
１５０８：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該径路移行失敗指示情報及び該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、ＲＲＣ再確立プロシージャを実行せず、元の径路設定にフォールバックし；
１５０９：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該径路移行失敗指示情報を転送し；
１５１０：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し；及び
１５１１：該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該径路移行失敗指示情報及び該第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、ＲＲＣ再確立プロシージャを行わず、元の径路設定にフォールバックする。
１５０８：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該径路移行失敗指示情報及び該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、ＲＲＣ再確立プロシージャを実行せず、元の径路設定にフォールバックし；
１５０９：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該径路移行失敗指示情報を転送し；
１５１０：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し；及び
１５１１：該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該径路移行失敗指示情報及び該第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、ＲＲＣ再確立プロシージャを行わず、元の径路設定にフォールバックする。
【0123】
幾つかの実施例において、図１４とは異なる点は、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送することはオプションではなく、必須であり、即ち、１５０７は必須ステップであることにあり、さもなければ、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのパケットデータコンバージェンスプロトコルＰＤＣＰは異常が出る可能性がある。なお、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが如何に該第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送するかについては上述の１３０５を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0124】
そのうち、１５０８の実施方式については第二側面の実施例の１１０４を参照でき、１５０９－１５１１の実施方式は１５０６－１５０８と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0125】
実施シナリオその２：実施シナリオその１との相違点は、上述の各ＲＲＣ再設定メッセージは１つの下りリンクメッセージによりキャリーされることにあり、これにより、サービス中断時間を減少させることができるだけでなく、シグナリングオーバーヘッドを節約することもできる。
【0126】
【0127】
１６０１：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一ＲＲＣ再設定メッセージ及び第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二ＲＲＣ再設定メッセージを送信し；
１６０２：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージ及び該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し；
１６０３：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを実行し；及び
１６０４：ランダムアクセス成功時に、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
１６０２：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージ及び該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し；
１６０３：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを実行し；及び
１６０４：ランダムアクセス成功時に、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0128】
オプションとして、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがさらに子ノード即ち第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅを有するときに、該方法はさらに次のようなステップを含んでも良い。
【0129】
１６０１では、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを送信し、１６０２では、該第一親ノードがさらに第三ＲＲＣ再設定メッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、１６０４では、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがさらに第三ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、１６０５では、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージ及び該第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第三ＲＲＣ再設定メッセージを第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0130】
幾つかの実施例において、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされ、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは該第二ＲＲＣ再設定メッセージに含まれる。各ＲＲＣ再設定メッセージに含まれる情報エレメントの内容は前述のとおりであり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0131】
１６０１では、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが上述の第一ＲＲＣ再設定メッセージ、第二ＲＲＣ再設定メッセージ、第三ＲＲＣ再設定メッセージを１つの下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーし、一例として、該下りリンクＦ１ＡＰメッセージはＵＥコンテキスト変更要求メッセージ（ＵＥ ＣＯＮＴＥＸＴ ＳＥＴＵＰ ＲＥＱＵＥＳＴ）であっても良い。上述のＵＥ ＣＯＮＴＥＸＴ ＳＥＴＵＰ ＲＥＱＵＥＳＴはさらに上述のＵＥの第一コンテキスト標識などを含んでも良い。なお、具体的には従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0132】
図１９Ａは該下りリンクＦ１ＡＰメッセージの構成図である。図１９Ａに示すように、第一ＲＲＣ再設定メッセージはＤｏｎｏｒ－ＣＵにより第一親ノードの下りリンクＦ１ＡＰメッセージに送信され、キャリーしてもらい、第二ＲＲＣ再設定メッセージは第一ＲＲＣ再設定メッセージに含まれ、第三ＲＲＣ再設定メッセージは第二ＲＲＣ再設定メッセージに含まれる。
【0133】
また、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信される第二ＲＲＣ再設定メッセージを識別するようにさせるために、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。該標識情報は第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの親ノードセル標識（例えば第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵセル標識）、及び第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの親ノードセルにおけるセル無線ネットワーク一時標識Ｃ－ＲＮＴＩ（例えば、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴの、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵセルにおけるＣＮＴＩ）であり、又は該標識情報は第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのその親ノードにおけるＵＥ Ｆ１ＡＰ標識（例えば、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴの、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵにおけるＤＵ ＵＥ Ｆ１ＡＰ ＩＤである）。同様に、該第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含み、該標識情報は第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの親ノードセル標識（例えば、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵセル標識）、及び第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの親ノードセルにおけるセル無線ネットワーク一時標識Ｃ－ＲＮＴＩ（例えば、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵセルにおけるＣＮＴＩ）であり、又は該標識情報は第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅのその親ノードにおけるＵＥ Ｆ１ＡＰ標識である（例えば、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵにおけるＤＵ ＵＥ Ｆ１ＡＰ ＩＤである）。
【0134】
幾つかの実施例において、第一親ノードはＦ１ＡＰメッセージを受信した後に、そのうちの第一ＲＲＣ再設定メッセージを第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信し、１６０４及び１６０５では、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一ＲＲＣ再設定メッセージから第二ＲＲＣ再設定メッセージを抽出して第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信した後に、そのうちから第三ＲＲＣ再設定メッセージを抽出して第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。具体的には、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのモバイル端末（ＭＴ）はランダムアクセス成功時に、該第二ＲＲＣ再設定メッセージを第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに送信し、その後、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含み及び／又は第一径路移行指示情報を含むときに、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であることを意味し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二ＲＲＣ再設定メッセージを送信する。なお、第一パラメータ及び／又は第一径路移行指示情報の意味については第一側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのモバイル端末（ＭＴ）は該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、第三ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに送信し、その後、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更するために設定される第二パラメータを含み及び／又は第二径路移行指示情報を含むときに、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であることを表し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第三ＲＲＣ再設定メッセージを送信する。なお、第二パラメータ及び／又は第二径路移行指示情報の意味については第二側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0135】
また、該第三ＲＲＣ再設定メッセージが第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であるので、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第三パラメータを含み、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第三ＲＲＣ設定メッセージを受信した後に径路移行を行うことができ、径路移行の操作については従来技術を参照でき、第三パラメータの意味は第一パラメータの意味と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0136】
幾つかの実施例において、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅがさらに子ノードを持つときに、該第三ＲＲＣ再設定メッセージにはさらにその子ノードの径路移行用の第四ＲＲＣ再設定メッセージが含まれても良く、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、そのうちの第四ＲＲＣ再設定メッセージをその子ノードに転送する。なお、具体的な転送の実施方式は第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅと同じであり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0137】
このようにして、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵは第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及び第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅにそれぞれ１つの下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信する必要がないため、シグナリングオーバーヘッドを節約でき、また、層ごと（ｌａｙｅｒ ｂｙ ｌａｙｅｒ）のメッセージ転送により、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及び第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅはそれぞれのＲＲＣ再設定メッセージをほぼ同時に受信できる。また、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功（第二親ノードへのランダムアクセスが成功した）時にメッセージ転送を行うことで、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及び第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅがネットワークトポロジーの更新を同時に行うようにさせることができ、サービス中断時間を減少させることができる。
【0138】
幾つかの実施例において、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時に、該方法はさらに次のようなステップを含んでも良い。
【0139】
１６０６：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し；
１６０７：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
１６０８：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージをＤｏｎｏｒ－ＣＵに転送し；
１６０９：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；及び
１６１０：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送する。
１６０７：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
１６０８：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージをＤｏｎｏｒ－ＣＵに転送し；
１６０９：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；及び
１６１０：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送する。
【0140】
幾つかの実施例において、上述の１６０６－１６１０の実施方式については実施シナリオその１における１３０７－１３１１を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0141】
図１７はメッセージ送信方法を示すもう１つの図であり、図１６とは異なる点は、各ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＲＲＣ再設定完了メッセージは、異なる上りリンクメッセージにより送信されず、第二親ノードにより同一の上りリンクＦ１ＡＰメッセージを用いてキャリーされ、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに送信されることにあり、これによって、シグナリングオーバーヘッドをさらに減少させることができる。図１７に示すように、該方法は図１６における操作１６０１－１６０５と同じ操作１７０１－１７０５を含み、また、該方法はさらに以下のようなステップを含んでも良い。
【0142】
１７０６：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
１７０７：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
１７０８：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二親ノードに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し；及び
１７０９：該第二親ノードが該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージをＤｏｎｏｒ－ＣＵに転送する。
１７０７：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
１７０８：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二親ノードに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し；及び
１７０９：該第二親ノードが該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージをＤｏｎｏｒ－ＣＵに転送する。
【0143】
幾つかの実施例において、１７０７－１７０９では、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて第二親ノードに送信し、該第二親ノードはＤｏｎｏｒ－ＣＵに上りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し、上りリンクＦ１ＡＰメッセージにより該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージをキャリーする。
【0144】
図１９Ｂは該上りリンクＦ１ＡＰメッセージの構成図であり、図１９Ｂに示すように、第一ＲＲＣ再設定完了メッセージは第二親ノードによりＤｏｎｏｒ－ＣＵの上りリンクＦ１ＡＰメッセージに送信され、キャリーしてもらい、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージは第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含まれ、第三ＲＲＣ再設定完了メッセージは第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含まれる。
【0145】
また、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅからの第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを識別するようにさせるために、該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージはさらに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。同様に、該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージはさらに該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含み、該標識情報は前述のとおりであり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0146】
幾つかの実施例において、１７０６－１７０９では、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅはＲＲＣ再設定を完了し、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し、また、Ｆ１伝送径路移行を実行し、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、自分のＲＲＣ再設定を完了し、第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信し、また、Ｆ１伝送径路移行を実現し、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、自分のＲＲＣ再設定を完了し、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めてその第二親ノードに送信し、また、Ｆ１伝送径路移行を実現し、第二親ノードは１つの上りリンクＦ１ＡＰメッセージにより該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージをキャリーしてＤｏｎｏｒ－ＣＵに送信する。
【0147】
今のところ、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの子ノードの上りリンクＲＲＣメッセージについて、Ｆ１ＡＰによりキャリーされ、かつバックホールＲＬＣチャネルにより伝送（即ち、ＢＡＰ層転送）されるため、子ノードのＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に自身のＲＲＣ再設定完了メッセージを送信する必要がない。よって、１つの上りリンクＦ１ＡＰメッセージが各ＩＡＢノードのＲＲＣ再設定完了メッセージをキャリーするようにさせるために、該第一ＲＲＣ再設定メッセージにはさらに完了メッセージ送信タイミング設定情報が含まれても良く、該完了メッセージ送信タイミング設定情報は、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが子ノード送信のＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に自分のＲＲＣ再設定完了メッセージを送信するように指示するために用いられる
幾つかの実施例において、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第一ＲＲＣ再設定完了メッセージは第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しいＦ１伝送径路を使用して送信する１番目の上りリンクデータである。しかし、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信できるので、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一ＲＲＣ再設定メッセージの受信から第一ＲＲＣ再設定完了メッセージの送信までの期間で新しいＦ１伝送径路を使用して他の上りリンクデータを送信すべきでない。１７０２では、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、データ無線ベアラ及びＢＨ ＲＬＣチャネルの伝送を含むすべての上りリンク伝送（スケジューリング要求及びバッファ状態報告を含む）をサスペンド（ｓｕｓｐｅｎｄ）し、第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信した後に、データ無線ベアラ及びＢＨ ＲＬＣチャネルの伝送を回復し、又は、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に、上りリンク伝送を回復する。このときに、ＲＲＣシグナリングメッセージの優先度がデータの優先度よりも高いので、上りリンク伝送を回復した後に、第一ＲＲＣ再設定完了メッセージが優先的に送信されるように確保できる。
幾つかの実施例において、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第一ＲＲＣ再設定完了メッセージは第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しいＦ１伝送径路を使用して送信する１番目の上りリンクデータである。しかし、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信できるので、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一ＲＲＣ再設定メッセージの受信から第一ＲＲＣ再設定完了メッセージの送信までの期間で新しいＦ１伝送径路を使用して他の上りリンクデータを送信すべきでない。１７０２では、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、データ無線ベアラ及びＢＨ ＲＬＣチャネルの伝送を含むすべての上りリンク伝送（スケジューリング要求及びバッファ状態報告を含む）をサスペンド（ｓｕｓｐｅｎｄ）し、第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信した後に、データ無線ベアラ及びＢＨ ＲＬＣチャネルの伝送を回復し、又は、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に、上りリンク伝送を回復する。このときに、ＲＲＣシグナリングメッセージの優先度がデータの優先度よりも高いので、上りリンク伝送を回復した後に、第一ＲＲＣ再設定完了メッセージが優先的に送信されるように確保できる。
【0148】
上述の図１６－図１７には第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時の各ＩＡＢ－ｎｏｄｅの情報のやりとりが示されている。第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、該方法はさらに、実施シナリオその１における１４０５－１４１１又は１５０５－１５１１を含んでも良いが、ここではその詳しい説明を省略する。
【0149】
実施シナリオその３：実施シナリオその２とは異なる点は、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに送信する下りリンクＦ１ＡＰメッセージのメッセージの構成が異なることにある。
【0150】
以下、該下りリンクメッセージの構成を説明する。図２０Ａは該下りリンクＦ１ＡＰメッセージの構成図である。図２０Ａに示すように、該下りリンクＦ１ＡＰメッセージには該第一ＲＲＣ再設定メッセージがキャリーされ、該第一ＲＲＣ再設定メッセージにはＤｏｎｏｒ－ＣＵが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信する第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージが含まれ、第二ＲＲＣ再設定メッセージは第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、該第二ＲＲＣ再設定メッセージにはＤｏｎｏｒ－ＣＵが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信する第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージが含まれ、第三ＲＲＣ再設定メッセージは該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる。該第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージにはさらに、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報（例えば、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵ ＵＥ Ｆ１ＡＰ ＩＤ）が含まれ、該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージにはさらに、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報（例えば、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵ ＵＥ Ｆ１ＡＰ ＩＤ）が含まれる。
【0151】
【0152】
１８０１：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一親ノードに図２０Ａに示す構成の下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し；
１８０２：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージを抽出して該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに転送し；
１８０３：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを実行し；
１８０４：ランダムアクセス成功時に、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが第一ＲＲＣ再設定メッセージから第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを抽出し、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し；
１８０５：第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける第二ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに転送し；
１８０６：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが第二ＲＲＣ再設定メッセージから第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを抽出し、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し；及び
１８０７：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける第三ＲＲＣ再設定メッセージを第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに転送する。
１８０２：該第一親ノードが該第一ＲＲＣ再設定メッセージを抽出して該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに転送し；
１８０３：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二親ノードに対してランダムアクセスを実行し；
１８０４：ランダムアクセス成功時に、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが第一ＲＲＣ再設定メッセージから第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを抽出し、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し；
１８０５：第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける第二ＲＲＣ再設定メッセージを第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに転送し；
１８０６：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが第二ＲＲＣ再設定メッセージから第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを抽出し、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し；及び
１８０７：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける第三ＲＲＣ再設定メッセージを第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに転送する。
【0153】
幾つかの実施例において、１８０４では、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含み及び／又は第一径路移行指示情報を含むときに、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であることを表し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは第一ＲＲＣ再設定メッセージから第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを抽出し、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信する。なお、第一パラメータ及び／又は第一径路移行指示情報の意味については第一側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。１８０６では、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更するために設定される第二パラメータを含み及び／又は第二径路移行指示情報を含むときに、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であることを表し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは第二ＲＲＣ再設定メッセージから第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを抽出し、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信する。なお、第二パラメータ及び／又は第二径路移行指示情報の意味については第二側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0154】
また、該第三ＲＲＣ再設定メッセージが第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用であるため、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第三パラメータを含み、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第三ＲＲＣ設定メッセージを受信した後に径路移行を行うことができ、径路移行の操作については従来技術を参照でき、第三パラメータの意味は第一パラメータの意味と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0155】
幾つかの実施例において、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅがさらに子ノードを有するときに、該第三ＲＲＣ再設定メッセージにはさらに第五下りリンクＦ１ＡＰメッセージが含まれても良く、第五下りリンクＦ１ＡＰメッセージにはその子ノードの径路移行用の第四ＲＲＣ再設定メッセージが含まれ、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、そのうちの第四ＲＲＣ再設定メッセージをその子ノードに転送する。なお、具体的な転送の実施方式は第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅと同じであり、ここではその詳しい説明を省略する。第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが子ノードを有しないときに、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信した後に径路移行を行い、転送操作の実行を必要としない。なお、具体的には従来技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0156】
このようにして、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及び第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅにそれぞれ１つの下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信する必要がないので、シグナリングオーバーヘッドを節約でき、かつ層ごとのメッセージ転送により、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及び第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅはそれぞれのＲＲＣ再設定メッセージをほぼ同時に受信できる。また、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功（第二親ノードへのランダムアクセスが成功した）時にメッセージ転送を行うことで、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及び第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅが同時にネットワークトポロジーの更新を行うようにさせることができるため、サービス中断時間を減少させることができる。
【0157】
幾つかの実施例において、図２０Ａにおける下りリンクＦ１ＡＰメッセージはＵＥコンテキスト変更要求メッセージ（ＵＥ ＣＯＮＴＥＸＴ ＳＥＴＵＰ ＲＥＱＵＥＳＴ）であっても良い。上述のＵＥ ＣＯＮＴＥＸＴ ＳＥＴＵＰ ＲＥＱＵＥＳＴはさらに、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＢＨ ＲＬＣチャネルのために再設定される、トポロジーに関する再設定情報を含んでも良く、該再設定情報は、バックホールＲＬＣチャネルマッピング関係再設定情報、及び／又は、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅとその子ノードの間のバックホールＲＬＣチャネル変更情報を含む。
【0158】
例えば、該バックホールＲＬＣチャネルマッピング関係再設定情報とは、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅと第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの間のＢＨ ＲＬＣチャネルと、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅと第二親ノードの間のＢＨ ＲＬＣチャネルとのマッピング関係を指し、該バックホールＲＬＣチャネル変更情報とは、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅと第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの間のＢＨ ＲＬＣチャネルの関連情報の増加、変更及び削除を指し、例えば、関連情報の変更は該ＢＨ ＲＬＣチャネルのサービス品質ＱｏＳパラメータの変更を含む。
【0159】
本実施例と実施シナリオその２との異なる点はさらに、第二親ノードがＤｏｎｏｒ－ＣＵに送信する上りリンクＦ１ＡＰメッセージのメッセージ構成が異なることにある。
【0160】
以下、該上りリンクメッセージ構成を説明する。上述の第一ＲＲＣ再設定完了メッセージ、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージ及び第三ＲＲＣ再設定完了メッセージはすべて１つの上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、図２０Ｂは該上りリンクＦ１ＡＰメッセージの構成図であり、図２０Ｂに示すように、第三ＲＲＣ再設定完了メッセージは第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージは第二ＲＲＣ再設定完了メッセージによりキャリーされ、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージは第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージは第一ＲＲＣ再設定完了メッセージによりキャリーされ、第一ＲＲＣ再設定完了メッセージは第二親ノードがＤｏｎｏｒ－ＣＵに送信する上りリンクＦ１ＡＰメッセージ（例えば、ＵＬ ＲＲＣ ＭＥＳＳＡＧＥ ＴＲＮＡＳＦＯＲ）に含まれる。該第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージは第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含み、該第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージは該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含み、該標識情報の実施方式は下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける標識情報と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。
【0161】
幾つかの実施例において、ランダムアクセス成功時に、該方法はさらに次のようなステップを含んでも良い。
【0162】
１８０８：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴ送信の該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
１８０９：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージに含めて該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し；
１８１０：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが該第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージを該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに送信し；
１８１１：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージに含めて該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し；
１８１２：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが該第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて第二親ノードに送信し；及び
１８１３：該第二親ノードが該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに上りリンクＦ１ＡＰメッセージ（例えばＵＬ ＲＲＣ ＭＥＳＳＡＧＥ ＴＲＮＡＳＦＯＲ）を送信し、該上りリンクＦ１ＡＰメッセージは第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む。
１８０９：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージに含めて該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し；
１８１０：該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが該第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージを該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに送信し；
１８１１：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージに含めて該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し；
１８１２：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが該第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて第二親ノードに送信し；及び
１８１３：該第二親ノードが該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに上りリンクＦ１ＡＰメッセージ（例えばＵＬ ＲＲＣ ＭＥＳＳＡＧＥ ＴＲＮＡＳＦＯＲ）を送信し、該上りリンクＦ１ＡＰメッセージは第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む。
【0163】
幾つかの実施例において、１８０８－１８１３では、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅはＲＲＣ再設定を完了し、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し、また、Ｆ１伝送径路移行を実行し、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、自分のＲＲＣ再設定を完了し、第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージに含め、該第四Ｆ１ＡＰメッセージを第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信し、また、Ｆ１伝送径路移行を実現し、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、自分のＲＲＣ再設定を完了し、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージに含め、該第三Ｆ１ＡＰメッセージを第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めてその第二親ノードに送信し、また、Ｆ１伝送径路移行を実現し、第二親ノードは１つの上りリンクＦ１ＡＰメッセージにより該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージをキャリーしてＤｏｎｏｒ－ＣＵに送信する。
【0164】
今のところ、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの子ノードの上りリンクＲＲＣメッセージについて、Ｆ１ＡＰによりキャリーされ、かつバックホールＲＬＣチャネルにより伝送（即ち、ＢＡＰ層転送）されるので、子ノードのＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に自身のＲＲＣ再設定完了メッセージを送信する必要がない。よって、１つの上りリンクＦ１ＡＰメッセージが各ＩＡＢノードのＲＲＣ再設定完了メッセージをキャリーするようにさせるために、該第一ＲＲＣ再設定メッセージにはさらに完了メッセージ送信タイミング設定メッセージが含まれても良く、該完了メッセージ送信タイミング設定メッセージは、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが子ノード送信のＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に自分のＲＲＣ再設定完了メッセージを送信するように指示するために用いられる。
【0165】
幾つかの実施例において、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第一ＲＲＣ再設定完了メッセージは第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しいＦ１伝送径路を使用して送信する１番目の上りリンクデータである。しかし、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信できるので、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一ＲＲＣ再設定メッセージの受信から第一ＲＲＣ再設定完了メッセージの送信までの期間で新しいＦ１伝送径路を使用して他の上りリンクデータを送信すべきではない。１８０２では、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、データ無線ベアラ及びＢＨ ＲＬＣチャネルの伝送を含むすべて上りリンク伝送（スケジューリング要求及びバッファ状態報告を含む）をサスペンドし、第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信した後に、データ無線ベアラ及びＢＨ ＲＬＣチャネルの伝送を回復し、又は、第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信した後に、上りリンク伝送を回復し、このときに、ＲＲＣシグナリングメッセージの優先度がデータ優先度よりも高いので、上りリンク伝送を回復した後に、第一ＲＲＣ再設定完了メッセージが優先的に送信されるように確保できる。
【0166】
上述の図１８では第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時の各ＩＡＢ－ｎｏｄｅの情報のやりとりが示されている。第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、該方法はさらに、実施シナリオその１における１４０５－１４１１又は１５０５－１５１１を含んでも良いが、ここではその詳しい説明を省略する。
【0167】
なお、上述の図８－図１８は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれらに限られない。例えば、各操作の間の実行順序を適切に調整したり、幾つかの操作を増減したりすることができる。当業者は上述の図８－図１８の記載に限られず、上述の内容に基づいて適切な変形を行うことができる。
【0168】
また、上述の各実施例は本発明の実施例を例示的に説明するためのものであるが、本発明はこれらに限定されず、さらに上述の各実施例を元に適切な変形を行っても良い。例えば、上述の各実施例を単独で使用しても良く、上述の各実施例のうちの複数のものを組み合わせしても良い。
【0169】
＜第四側面の実施例＞
本発明の実施例ではメッセージ送信装置が提供される。
本発明の実施例ではメッセージ送信装置が提供される。
【0170】
図２１は本発明の実施例におけるメッセージ送信装置を示す図である。該装置は例えば、ＩＡＢシステムにおけるＩＡＢノードであっても良く、該ＩＡＢノードに配置される１つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。該ＩＡＢシステムはＤｏｎｏｒ装置及びＩＡＢノードを含み、本発明の実施例では第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側から説明が行われる。そのうち、本発明の実施例におけるメッセージ送信装置の実施原理は第一側面の実施例と同様であり、内容が同じ重複説明は省略される。
【0171】
図２１に示すように、本発明の実施例におけるメッセージ送信装置２１００は以下のものを含む。
【0172】
第一受信ユニット２１０１：ドナー集約ユニット（Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ）からの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを受信し、そのうち、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり；
第二受信ユニット２１０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのための径路移行の第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
第一送信ユニット２１０３：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時に、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送する。
第二受信ユニット２１０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのための径路移行の第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
第一送信ユニット２１０３：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時に、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送する。
【0173】
幾つかの実施例において、第一受信ユニット２１０１、第二受信ユニット２１０２及び第一送信ユニット２１０３の実施方式については第一側面の実施例における８０１－８０３及び実施シナリオその１乃至３における第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの実施方式を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0174】
幾つかの実施例において、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる。
【0175】
幾つかの実施例において、そのうち、第一送信ユニット２１０３は未図示の第一送信モジュール及び第二送信モジュールを含み、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのモバイル端末（ＭＴ）のランダムアクセス成功時に、第一送信モジュールは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）が該第一指示情報を受信したときに、第二送信モジュールは該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0176】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含むときに、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける第一送信モジュールは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第一指示情報を送信する。
【0177】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータは、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング（ルート）又はＩＰアドレスを含む。
【0178】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一径路移行指示情報を含むときに、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける第一送信モジュールは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第一指示情報を送信し、該第一径路移行指示情報は、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる。
【0179】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第一指示情報の設定情報を含み、該第一指示情報の設定情報は、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴのランダムアクセス成功時に第一送信モジュールが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信するように指示するために用いられる。
【0180】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第一キャッシュ指示情報を指示し、該第一キャッシュ指示情報は、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、該第一指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる。
【0181】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる。
【0182】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。
【0183】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、該第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージは該第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる。
【0184】
幾つかの実施例において、そのうち、該第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。
【0185】
幾つかの実施例において、そのうち、第一送信ユニット２１０３は未図示の第三送信モジュール及び第四送信モジュールを含み、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴのランダムアクセス成功時に、第三送信モジュールは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに該第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが該第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信したときに、第四送信モジュールは該第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0186】
幾つかの実施例において、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、第一送信ユニット２１０３はさらに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信する。
【0187】
幾つかの実施例において、そのうち、該装置はさらに未図示の第一処理ユニットを含み、それは該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、又は、該第二ＲＲＣ再設定メッセージをクリアするために用いられる。
【0188】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータ及び／又は第一径路移行指示情報を含むときに、第一送信ユニット２１０３は該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該径路移行失敗指示情報を送信する。
【0189】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに径路移行失敗指示情報の設定情報を含み、該径路移行失敗指示情報の設定情報は、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信するように指示するために用いられる。
【0190】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時に、該装置はさらに第二送信ユニット２１０４及び第三受信ユニット２１０５（オプション）を含み、該第二送信ユニット２１０４は該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し、第三受信ユニット２１０５は該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信する。
【0191】
幾つかの実施例において、第二送信ユニット２１０４は該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送し、該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージは第一上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる。
【0192】
幾つかの実施例において、第二送信ユニット２１０４は該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送する。
【0193】
幾つかの実施例において、第二送信ユニット２１０４は未図示の第一受信モジュール、第五送信モジュール及び第六送信モジュールを含み、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵ上の第一受信モジュールは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵ上の第五送信モジュールは該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける第六送信モジュールは該第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送する。
【0194】
なお、以上、本発明に関する各部品又はモジュールを説明したが、本発明はこれらに限定去れない。また、本発明の実施例におけるメッセージ送信装置２１００はさらに他の部品又はモジュールを含んでも良いが、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については関連技術を参照できる。
【0195】
さらに、便宜のため、図２１では各部品又はモジュール間の接続関係又は信号方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、用バス接続などの各種の関連技術を採用しても良い。また、上述の各部品又はモジュールは例えば、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施はこれらに限定されない。
【0196】
これにより、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替える前に、その子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報がＤｏｎｏｒ－ＣＵによりＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、かつＩＡＢ－ｎｏｄｅにキャッシュされ、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスが成功したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅがその子ノードに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵによりその子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報を転送し、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードがほぼ同時にネットワークトポロジーの更新を行うようにさせることができるため、ノード移行によるサービス中断時間を減少させることができる。
【0197】
＜第五側面の実施例＞
本発明の実施例ではメッセージ送信装置が提供される。
本発明の実施例ではメッセージ送信装置が提供される。
【0198】
図２２は本発明の実施例におけるメッセージ送信装置を示す図である。該装置は例えば、ＩＡＢシステムにおけるＩＡＢノードであっても良く、該ＩＡＢノードに配置される１つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。該ＩＡＢシステムはＤｏｎｏｒ装置及びＩＡＢノードを含み、本発明の実施例では第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側から説明が行われる。そのうち、本発明の実施例におけるメッセージ送信装置の実施原理は第二側面の実施例と同様であり、内容が同じ重複説明は省略される。
【0199】
図２２に示すように、本発明の実施例におけるメッセージ送信装置２２００は以下のものを含む。
【0200】
第四受信ユニット２２０１：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
第三送信ユニット２２０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられる。
第三送信ユニット２２０２：該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられる。
【0201】
そのうち、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである。
【0202】
幾つかの実施例において、そのうち、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる。
【0203】
幾つかの実施例において、そのうち、第三送信ユニット２２０２は未図示の第七送信モジュール及び第八送信モジュールを含み、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、第七送信モジュールは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが該第二指示情報を受信したときに、第八送信モジュールは該第三ＲＲＣ再設定メッセージを該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0204】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更するために設定される第二パラメータを含むときに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける第七送信モジュールは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信する。
【0205】
幾つかの実施例において、そのうち、該該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが伝送径路を変更するために設定される第二パラメータは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む。
【0206】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二径路移行指示情報を含むときに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける第七送信モジュールは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し、該第二径路移行指示情報は、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる。
【0207】
幾つかの実施例において、本装置は、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えた後にＤｏｎｏｒ－ＤＵが変わる場合に適用され、このときに、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＤＵの間の径路移行を行うために用いられる。該第二径路移行指示情報は、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＤＵの間の径路移行を行うことを指示するために用いられ、即ち、第二ＲＲＣメッセージが第二径路移行指示情報を含むときに、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが異なるＤｏｎｏｒ－ＤＵの間で径路移行を行うための再設定メッセージであることを意味する。
【0208】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第二指示情報の設定情報を含み、該第二指示情報の設定情報は、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第二指示情報を送信するように指示するために用いられる。
【0209】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第二キャッシュ指示情報を含み、該第二キャッシュ指示情報は、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、該第二指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる。
【0210】
幾つかの実施例において、そのうち、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される該第二ＲＲＣ再設定メッセージに含まれる。
【0211】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。
【0212】
幾つかの実施例において、そのうち、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージは該第三ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる。
【0213】
幾つかの実施例において、そのうち、該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。
【0214】
幾つかの実施例において、第三送信ユニット２２０２は未図示の第九送信モジュール及び第十送信モジュールを含み、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがＤｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、第九送信モジュールは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信する。該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信するときに、第十送信モジュールは該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける該第三ＲＲＣ再設定メッセージを該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0215】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、該装置はさらに第四送信ユニット２２０３及び第五受信ユニット２２０４（オプション）を含み、第四送信ユニット２２０３は該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し、第五受信ユニット２２０４は該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信する。
【0216】
幾つかの実施例において、第四送信ユニット２２０３はさらに、該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送するために用いられ、該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージは第二上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる。
【0217】
幾つかの実施例において、第四送信ユニット２２０３はさらに、該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送するために用いられる。
【0218】
幾つかの実施例において、第四送信ユニット２２０３はさらに未図示の第二受信モジュール、第十一送信モジュール及び第十二送信モジュールを含み、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵ上の第二受信モジュールは該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵ上の第十一送信モジュールは該第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける第十二送信モジュールは該第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージを該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送する。
【0219】
これにより、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替える前に、その子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報がＤｏｎｏｒ－ＣＵによりＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信され、かつＩＡＢ－ｎｏｄｅにキャッシュされ、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスが成功したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅがその子ノードに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵによりその子ノードについて設定された、ネットワークトポロジーの更新に関する情報を転送し、子ノードが該関連情報を受信したときに、その子ノードに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵによりその子ノードのために設定されるネットワークトポロジーの更新に関する情報を転送し、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードはほぼ同時にネットワークトポロジーの更新を行うことができるため、ノード移行によるサービス中断時間を減少させることができる。
【0220】
図２３は本発明の実施例におけるメッセージ送信装置を示す図である。該装置は例えば、ＩＡＢシステムにおけるＩＡＢノードであっても良く、該ＩＡＢノードに配置される１つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。該ＩＡＢシステムはＤｏｎｏｒ装置及びＩＡＢノードを含み、本発明の実施例では第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ側から説明が行われる。そのうち、本発明の実施例におけるメッセージ送信装置の実施原理は第二側面の実施例と同様であり、内容が同じ重複説明は省略される。
【0221】
図２３に示すように、本発明の実施例におけるメッセージ送信装置２３００は次のものを含む。
【0222】
第六受信ユニット２３０１：Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；
第七受信ユニット２３０２：第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信した径路移行失敗指示情報を受信し；及び
第二処理ユニット２３０３：ＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし、又は元の径路設定にフォールバックする。
第七受信ユニット２３０２：第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信した径路移行失敗指示情報を受信し；及び
第二処理ユニット２３０３：ＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし、又は元の径路設定にフォールバックする。
【0223】
そのうち、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである。
【0224】
幾つかの実施例において、該装置はさらに第五送信ユニット２３０４を含み、それは該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該径路移行失敗指示情報を転送する。
【0225】
幾つかの実施例において、該第二処理ユニット２３０３はさらに、該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに該第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、又は該第三ＲＲＣ再設定メッセージをクリアするために用いられる。
【0226】
幾つかの実施例において、そのうち、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、第二処理ユニット２３０３はさらに第十三送信モジュール及び第十四送信モジュールを含み、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴにおける第十三送信モジュールは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが該第二指示情報を受信したときに、第十四送信モジュールは該第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる第三ＲＲＣ再設定メッセージを該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する。
【0227】
幾つかの実施例において、該第六受信ユニット２３０１はさらに、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信し、かつ該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが転送する、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信するために用いられる。
【0228】
これにより、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスに失敗したときに、ＲＲＣ再確立をトリガーし、その子ノードに径路移行失敗を指示し、また、その子ノードもＲＲＣ再確立をトリガーし、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの移行が失敗したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードがほぼ同時にＲＲＣ再確立を行うことができるため、径路移行失敗によるサービス中断時間を減少させることができる。
【0229】
あるいは、ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、新しい親ノードに切り替えるランダムアクセスに失敗したときに、ＲＲＣ再確立をトリガーし、その子ノードのＲＲＣ再設定を子ノードに転送し、また、その子ノードに径路移行失敗をすることで、子ノードが元の径路設定にフォールバックするようにさせ、このようにして、ＩＡＢ－ｎｏｄｅの移行が失敗したときに、ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及びその子ノードは元の径路設定に同時にフォールバックできる。さもなければ、子ノードが径路移行を実行し、かつ新しい径路設定に従って上りリンクデータを生成する場合に、これらの上りリンクデータがその後にドロップされ、かつＵＥにより再伝送され得るため、上りリンクデータ伝送の遅延が増加するようになる。本方法により、径路移行失敗によるデータ伝送時間の増加を避けることができる。
【0230】
なお、以上、本発明に関する各部品又はモジュールを説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明の実施例におけるメッセージ送信装置２２００－２３００はさらに他の部品又はモジュールを含んでも良いが、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については関連技術を参照できる。
【0231】
さらに、便宜のため、図２２－図２３には各部品又はモジュールの間の接続関係又は信号方向が示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの各種の関連技術を採用しても良い。また、上述の各部品又はモジュールは例えば、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施はこれらに限定されない。
【0232】
＜第六側面の実施例＞
本発明の実施例ではメッセージ送信装置が提供される。
本発明の実施例ではメッセージ送信装置が提供される。
【0233】
図２４は本発明の実施例におけるメッセージ送信装置を示す図である。該装置は例えば、ＩＡＢシステムにおけるＤｏｎｏｒ装置であっても良く、該Ｄｏｎｏｒ装置に設置される１つ又は複数の部品又はアセンブリであっても良い。該ＩＡＢシステムはＤｏｎｏｒ装置及びＩＡＢノードを含み、本発明の実施例ではＤｏｎｏｒ－ＣＵ側から説明が行われる。そのうち、本発明の実施例におけるメッセージ送信装置の実施原理は第三側面の実施例と同様であり、内容が同じ重複説明は省略される。
【0234】
【0235】
第六送信ユニット２４０１：第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信することで、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に該第二ＲＲＣ再設定メッセージを該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送するようにさせ；及び
第七送信ユニット２４０２：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信する。
第七送信ユニット２４０２：該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信する。
【0236】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる。
【0237】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含む。
【0238】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一パラメータは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む。
【0239】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに、第一径路移行指示情報を含み、該第一径路移行指示情報は、該第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる。
【0240】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに、第一指示情報の設定情報を含み、該第一指示情報の設定情報は、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがランダムアクセス成功時に該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信するように指示するために用いられる。
【0241】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第一キャッシュ指示情報を含み、該第一キャッシュ指示情報は該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、該第一指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる。
【0242】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる。
【0243】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。
【0244】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、該第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージは該第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる。
【0245】
幾つかの実施例において、そのうち、該第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。
【0246】
幾つかの実施例において、そのうち、該第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに径路移行失敗指示情報の設定情報を含み、該径路移行失敗指示情報の設定情報は、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信するように指示するために用いられる。
【0247】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが伝送径路を変更するために設定される第二パラメータを含む。
【0248】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二パラメータは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む。
【0249】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第二径路移行指示情報を含み、該第二径路移行指示情報は、該第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための再設定メッセージであることを指示するために用いられる。
【0250】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第二指示情報の設定情報を含み、該第二指示情報の設定情報は、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信するように指示するために用いられる。
【0251】
幾つかの実施例において、そのうち、該装置はさらに第八送信ユニット２４０３（オプション）を含み、それは該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを送信するために用いられる。
【0252】
幾つかの実施例において、そのうち、該第三ＲＲＣ再設定メッセージはＤｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる。
【0253】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第二キャッシュ指示情報を含み、該第二キャッシュ指示情報は、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが該第三ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、該第二指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる。
【0254】
幾つかの実施例において、そのうち、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは、該Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが送信し、かつ該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが転送する該第二ＲＲＣ再設定メッセージに含まれる。
【0255】
幾つかの実施例において、そのうち、該第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。
【0256】
幾つかの実施例において、そのうち、該第三ＲＲＣ再設定メッセージは第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージは該第二ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる。
【0257】
幾つかの実施例において、そのうち、該第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに該第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む。
【0258】
幾つかの実施例において、その特徴は次のとおりであり、即ち、該装置はさらに第八受信ユニット（オプション；図示せず）を含み、それは該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信する。
【0259】
幾つかの実施例において、該第八受信ユニットはさらに、該第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信するために用いられ、該第二ＲＲＣ再設定完了メッセージは、該第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第一上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる。
【0260】
幾つかの実施例において、該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージにはさらに第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージが含まれ、該第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージは第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む。
【0261】
幾つかの実施例において、その特徴は次のとおりであり、即ち、該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージはさらに第二ＲＲＣ再設定メッセージを含む。
【0262】
なお、以上、本発明に関する各部品又はモジュールを説明しているが、本発明はこれらに限定されない。本発明の実施例におけるメッセージ送信装置２４００はさらに、他の部品又はモジュールを含んでも良いが、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については関連技術を参照できる。
【0263】
さらに、便宜のため、図２４では各部品又はモジュールの間の接続関係又は信号方向のみが示されているが、当業者が理解できるように、バス接続などの各種の関連技術を採用しても良い。上述の各部品又はモジュールは例えば、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現され得るが、本発明の実施はこれらに限定されない。
【0264】
＜第七側面の実施例＞
本発明の実施例では通信システムが提供される。図２５は該通信システム２５００を示す図である。図２５に示すように、該通信システム２５００はＤｏｎｏｒ装置２５００及びＩＡＢノード２５０１、２５０２、２５０３、２５０４、２５０５を含み、そのうち、ＩＡＢノード２５０３は移行ＩＡＢノード（第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）であり、ＩＡＢノード２５０１はＩＡＢノード２５０３のソースノード（第一親ノード）とされ、ＩＡＢノード２５０２はＩＡＢノード２５０３の目標（ターゲット）ノード（第二親ノード）とされ、Ｄｏｎｏｒ装置２５００はＤｏｎｏｒ－ＣＵとされ、ＩＡＢノード２５０４はＩＡＢノード２５０３の下流子ノードであり、ＩＡＢノード２５０５はＩＡＢノード２５０４の下流子ノードである。
本発明の実施例では通信システムが提供される。図２５は該通信システム２５００を示す図である。図２５に示すように、該通信システム２５００はＤｏｎｏｒ装置２５００及びＩＡＢノード２５０１、２５０２、２５０３、２５０４、２５０５を含み、そのうち、ＩＡＢノード２５０３は移行ＩＡＢノード（第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）であり、ＩＡＢノード２５０１はＩＡＢノード２５０３のソースノード（第一親ノード）とされ、ＩＡＢノード２５０２はＩＡＢノード２５０３の目標（ターゲット）ノード（第二親ノード）とされ、Ｄｏｎｏｒ装置２５００はＤｏｎｏｒ－ＣＵとされ、ＩＡＢノード２５０４はＩＡＢノード２５０３の下流子ノードであり、ＩＡＢノード２５０５はＩＡＢノード２５０４の下流子ノードである。
【0265】
便宜のため、図２５では上述のＤｏｎｏｒ装置及びＩＡＢノードを例にして説明を行うが、本発明の実施例はこれらに限定されない。Ｄｏｎｒｏ装置やＩＡＢノードのネットワークアーキテクチャについては関連技術を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0266】
幾つかの実施例において、ＩＡＢノード２５０３は第一側面の実施例における第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが実行する方法を実行するように構成され、図２１の装置を含んでも良い。幾つかの実施例において、ＩＡＢノード２５０４は第二側面の実施例における第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが実行する方法を実行するように構成され、図２２又は図２３の装置を含んでも良い。幾つかの実施例において、Ｄｏｎｏｒ装置２５００は第三側面の実施例におけるＤｏｎｏｒ－ＣＵが実行する方法を実行するように構成され、図２４の装置を含んでも良い。なお、Ｄｏｎｏｒ装置２５００や各ＩＡＢノードの関連内容については第一側面乃至第三側面の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。
【0267】
幾つかの実施例において、ＩＡＢノード２５０１は第一親ノードに対応し、それはＤｏｎｏｒ－ＣＵ送信の、第一側面の実施例の中の、第一ＲＲＣ再設定メッセージを含む下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信し、又は、下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信するために用いられ、該下りリンクＦ１ＡＰメッセージの構成は図１９Ａ又は図２０Ａに示すとおりであり、それはさらにＩＡＢノード２５０３に該Ｆ１ＡＰメッセージ中の第一ＲＲＣ再設定メッセージを転送するために用いられる。
【0268】
幾つかの実施例において、ＩＡＢノード２５０２は第二親ノードに対応し、それはＩＡＢノード２５０３送信の第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、該第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを上りリンクＦ１ＡＰメッセージに含めてＤｏｎｏｒ－ＣＵに送信するために用いられ、該上りリンクＦ１ＡＰメッセージの構成は図１９Ｂ又は図２０Ｂに示すとおりである。
【0269】
本発明の実施例ではさらにＩＡＢノードが提供される。
【0270】
図２６は本発明の実施例におけるＩＡＢノードを示す図である。図２６に示すように、該ＩＡＢノード２６００は処理器２６０１及び記憶器２６０２を含んでも良く、記憶器２６０２はデータ及びプログラムを記憶しており、かつ処理器２６０１に接続される。なお、該図は例示に過ぎず、さらに他の類型の構成を用いて該構成に対して補充又は代替を行うことで、電気通信機能又は他の機能を実現しても良い。
【0271】
例えば、処理器２６０１は、プログラムを実行することで、第一又は第二側面の実施例におけるＩＡＢ－ｎｏｄｅ又は第一親ノード又は第二親ノードが実行する方法を実現するように構成されても良い。
【0272】
図２６に示すように、該ＩＡＢノード２６００はさらに通信モジュール２６０３、入力ユニット２６０４、表示器２６０５、電源２６０６などを含み得る。そのうち、これらの部品の機能は従来技術と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。なお、ＩＡＢノード２６００は図２６に示すすべての部品を含む必要がなく、これらの部品は必須ではない。また、ＩＡＢノード２６００はさらに、図２６にない部品を含んでも良く、これについては従来技術を参照できる。
【0273】
本発明の実施例ではさらにＤｏｎｏｒ装置が提供される。
【0274】
図２７は本発明の実施例に係るＤｏｎｏｒ装置を示す図である。図２７に示すように、Ｄｏｎｏｒ装置２７００は処理器（例えば、中央処理器ＣＰＵ）２７０１及び記憶器２７０２を含んでも良く、記憶器２７０２は処理器２７０１に接続される。そのうち、該記憶器２７０２は各種のデータを記憶でき、また、情報処理用のプログラムをさらに記憶し、かつ中央処理器２７０１の制御下で該プログラムを実行できる。
【0275】
例えば、処理器２７０１はプログラムを実行して第三側面の実施例における方法を実現するように構成されても良い。
【0276】
また、図２７に示すように、Ｄｏｎｏｒ装置２７００はさらに送受信機２７０３、アンテナ２７０４などを含んでも良く、そのうち、これらの部品の機能は従来技術と同様であり、ここではその詳しい説明を省略する。なお、Ｄｏｎｏｒ装置２７００は図２７に示すすべての部品を含む必要がない。また、Ｄｏｎｏｒ装置２７００はさらに、図２７にない部品を含んでもよく、これについては従来技術を参照できる。
【0277】
本発明の実施例ではさらにコンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、ＩＡＢノードで前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに、前記ＩＡＢノードで第一又は第二側面の実施例における方法を実行させる。
【0278】
本発明の実施例ではさらにコンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータに、ＩＡＢノードで第一又は第二側面の実施例における方法を実行させる。
【0279】
本発明の実施例ではさらにコンピュータ可読プログラムが提供され、そのうち、Ｄｏｎｏｒ装置で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムはコンピュータに、前記Ｄｏｎｏｒ装置で第三側面の実施例における方法を実行させる。
【0280】
本発明の実施例ではさらに、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体が提供され、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムはコンピュータに、Ｄｏｎｏｒ装置で第三側面の実施例における方法を実行させる。
【0281】
また、上述の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明はさらに、下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に上述の装置又は構成部品を実現させ、又は、該ロジック部品に上述の様々な方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、ＦＰＧＡ（Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明はさらに、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、ＤＶＤ、フラッシュメモリなどにも関する。
【0282】
さらに、図面に記載された機能ブロックのうちの１つ又は複数の組み合わせ及び／又は機能ブロックの１つ又は複数の組み合わせは、本明細書に記載の機能を実行するための汎用処理器、デジタル信号処理器（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組み合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの１つ又は複数の組み合わせ及び／又は機能ブロックの１つ又は複数の組み合わせは、さらに、計算装置の組み合わせ、例えば、ＤＳＰ及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰと通信により接続される１つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成の組み合わせとして構成されても良い。
【0283】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。
【0284】
また、上述の実施例などに関し、さらに以下のような付記を開示する。
【0285】
（付記）
メッセージ送信方法であって、
第一ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）がドナー集約ユニット（Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ）からの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを受信し、そのうち、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり；
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送することを含む、方法。
メッセージ送信方法であって、
第一ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）がドナー集約ユニット（Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ）からの、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを受信し、そのうち、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり；
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送することを含む、方法。
【0286】
（付記２）
付記１に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
付記１に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
【0287】
（付記３）
付記２に記載の方法であって、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのモバイル端末（ＭＴ）のランダムアクセス成功時に、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）が前記第一指示情報を受信したときに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送することを含む、方法。
付記２に記載の方法であって、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのモバイル端末（ＭＴ）のランダムアクセス成功時に、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）が前記第一指示情報を受信したときに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送することを含む、方法。
【0288】
（付記４）
付記３に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含むときに、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第一指示情報を送信する、方法。
付記３に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含むときに、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第一指示情報を送信する、方法。
【0289】
（付記５）
付記４に記載の方法であって、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、方法。
付記４に記載の方法であって、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、方法。
【0290】
（付記６）
付記３に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一径路移行指示情報を含むときに、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに前記第一指示情報を送信し、前記第一径路移行指示情報は、前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための再設定メッセージであることを指示するために用いられる、方法。
付記３に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一径路移行指示情報を含むときに、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに前記第一指示情報を送信し、前記第一径路移行指示情報は、前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための再設定メッセージであることを指示するために用いられる、方法。
【0291】
（付記７）
付記３に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第一指示情報の設定情報を含み、前記第一指示情報の設定情報は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがランダムアクセス成功時に前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
付記３に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第一指示情報の設定情報を含み、前記第一指示情報の設定情報は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがランダムアクセス成功時に前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
【0292】
（付記８）
付記４に記載の方法であって、
前記第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第一キャッシュ指示情報を含み、
前記第一キャッシュ指示情報は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、前記第一指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる、方法。
付記４に記載の方法であって、
前記第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第一キャッシュ指示情報を含み、
前記第一キャッシュ指示情報は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、前記第一指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる、方法。
【0293】
（付記９）
付記１に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
付記１に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
【0294】
（付記１０）
付記９に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
付記９に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
【0295】
（付記１１）
付記１に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
付記１に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
【0296】
（付記１２）
付記１１に記載の方法であって、
前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
付記１１に記載の方法であって、
前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
【0297】
（付記１３）
付記１１に記載の方法であって、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがランダムアクセス成功時に、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信したときに、前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅｍに転送することを含む、方法。
付記１１に記載の方法であって、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがランダムアクセス成功時に、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信したときに、前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージにおける前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅｍに転送することを含む、方法。
【0298】
（付記１４）
付記１に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信することを含む、方法。
付記１に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス失敗時に、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信することを含む、方法。
【0299】
（付記１５）
付記１４に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、又は、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージをクリアすることを含む、方法。
付記１４に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送し、又は、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージをクリアすることを含む、方法。
【0300】
（付記１６）
付記１４に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータ及び／又は第一径路移行指示情報を含むときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記径路移行失敗指示情報を送信する、方法。
付記１４に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータ及び／又は第一径路移行指示情報を含むときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記径路移行失敗指示情報を送信する、方法。
【0301】
（付記１７）
付記１４に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに径路移行失敗指示情報の設定情報を含み、前記径路移行失敗指示情報の設定情報は前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
付記１４に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに径路移行失敗指示情報の設定情報を含み、前記径路移行失敗指示情報の設定情報は前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
【0302】
（付記１８）
付記１に記載の方法であって、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時に、前記方法はさらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信することを含む、方法。
付記１に記載の方法であって、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセス成功時に、前記方法はさらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信することを含む、方法。
【0303】
（付記１９）
付記１８に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含み、前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージは第一上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
付記１８に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含み、前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージは第一上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
【0304】
（付記２０）
付記１８に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含む、方法。
付記１８に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含む、方法。
【0305】
（付記２１）
付記１８に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含む、方法。
付記１８に記載の方法であって、さらに、
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含む、方法。
【0306】
（付記２２）
メッセージ送信方法であって、
第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅＤｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられることを含み、
そのうち、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、方法。
メッセージ送信方法であって、
第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅＤｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられることを含み、
そのうち、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、方法。
【0307】
（付記２３）
付記２２に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
付記２２に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
【0308】
（付記２４）
付記２２に記載の方法であって、
第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第二指示情報を受信したときに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送することを含む、方法。
付記２２に記載の方法であって、
第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第二指示情報を受信したときに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送することを含む、方法。
【0309】
（付記２５）
付記２４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第二パラメータを含むときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信する、方法。
付記２４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第二パラメータを含むときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信する、方法。
【0310】
（付記２６）
付記２５に記載の方法であって、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第二パラメータは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、方法。
付記２５に記載の方法であって、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第二パラメータは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、方法。
【0311】
（付記２７）
付記２４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二径路移行指示情報を含むときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに前記第二指示情報を送信し、前記第二径路移行指示情報は、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための再設定メッセージであることを指示するために用いられる、方法。
付記２４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二径路移行指示情報を含むときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに前記第二指示情報を送信し、前記第二径路移行指示情報は、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための再設定メッセージであることを指示するために用いられる、方法。
【0312】
（付記２８）
付記２４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第二指示情報の設定情報を含み、前記第二指示情報の設定情報は、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第二指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
付記２４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第二指示情報の設定情報を含み、前記第二指示情報の設定情報は、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第二指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
【0313】
（付記２９）
付記２３に記載の方法であって、
前記第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第二キャッシュ指示情報を含み、前記第二キャッシュ指示情報は、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、前記第二指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる、方法。
付記２３に記載の方法であって、
前記第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第二キャッシュ指示情報を含み、前記第二キャッシュ指示情報は、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、前記第二指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる、方法。
【0314】
（付記３０）
付記２２に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは、前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが送信し、かつ前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが転送する前記第二ＲＲＣ再設定メッセージに含まれる、方法。
付記２２に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは、前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが送信し、かつ前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが転送する前記第二ＲＲＣ再設定メッセージに含まれる、方法。
【0315】
（付記３１）
付記３０に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
付記３０に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
【0316】
（付記３２）
付記２２に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第三ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
付記２２に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第三ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
【0317】
（付記３３）
付記３２に記載の方法であって、
前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
付記３２に記載の方法であって、
前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
【0318】
（付記３４）
付記３２に記載の方法であって、
第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがＤｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信したときに、前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージの中の前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送することを含む、方法。
付記３２に記載の方法であって、
第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがＤｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージを受信したときに、前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージの中の前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送することを含む、方法。
【0319】
（付記３５）
付記２２に記載の方法であって、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記方法はさらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信することを含む、方法。
付記２２に記載の方法であって、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記方法はさらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信することを含む、方法。
【0320】
（付記３６）
付記３５に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送し、前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージが第二上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされることを含む、方法。
付記３５に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送し、前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージが第二上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされることを含む、方法。
【0321】
（付記３７）
付記３６に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含む、方法。
付記３６に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含む、方法。
【0322】
（付記３８）
付記３５に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含む、方法。
付記３５に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し；
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第三ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴに送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第四上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージに含めて前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに転送することを含む、方法。
【0323】
（付記３９）
メッセージ送信方法であって、
第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信した径路移行失敗指示情報を受信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし、又は元の径路設定にフォールバックすることを含み、
そのうち、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、方法。
メッセージ送信方法であって、
第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＤｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信した径路移行失敗指示情報を受信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅがＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし、又は元の径路設定にフォールバックすることを含み、
そのうち、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、方法。
【0324】
（付記４０）
付記３９に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記径路移行失敗指示情報を転送することを含む、方法。
付記３９に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記径路移行失敗指示情報を転送することを含む、方法。
【0325】
（付記４１）
付記３９に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、又は前記第三ＲＲＣ再設定メッセージをクリアすることを含む、方法。
付記３９に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送し、又は前記第三ＲＲＣ再設定メッセージをクリアすることを含む、方法。
【0326】
（付記４２）
付記４１に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第二指示情報を受信したときに、前記第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる第三ＲＲＣ再設定メッセージを前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送することを含む、方法。
付記４１に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送するステップは、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し；及び
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵが前記第二指示情報を受信したときに、前記第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる第三ＲＲＣ再設定メッセージを前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送することを含む、方法。
【0327】
（付記４３）
付記３９に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信し、かつ前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが転送する、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信することを含む、方法。
付記３９に記載の方法であって、さらに、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが、前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに送信し、かつ前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが転送する、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信することを含む、方法。
【0328】
（付記４４）
メッセージ送信方法であって、
Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信することで、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送するようにさせ；及び
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信することを含む、方法。
メッセージ送信方法であって、
Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信することで、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス成功時に前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送するようにさせ；及び
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の第一無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを送信することを含む、方法。
【0329】
（付記４５）
付記４４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
付記４４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
【0330】
（付記４６）
付記４５に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含む、方法。
付記４５に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第一パラメータを含む、方法。
【0331】
（付記４７）
付記４６に記載の方法であって、
前記第一パラメータは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、方法。
付記４６に記載の方法であって、
前記第一パラメータは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、方法。
【0332】
（付記４８）
付記４５に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージは第一径路移行指示情報を含み、前記第一径路移行指示情報は前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる、方法。
付記４５に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージは第一径路移行指示情報を含み、前記第一径路移行指示情報は前記第一ＲＲＣ再設定メッセージが第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる、方法。
【0333】
（付記４９）
付記４５に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第一指示情報の設定情報を含み、前記第一指示情報の設定情報は前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがランダムアクセス成功時に前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
付記４５に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第一指示情報の設定情報を含み、前記第一指示情報の設定情報は前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴがランダムアクセス成功時に前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの分散ユニット（ＤＵ）に第一指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
【0334】
（付記５０）
付記４５に記載の方法であって、
前記第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに、第一キャッシュ指示情報を含み、前記第一キャッシュ指示情報は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、前記第一指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる、方法。
付記４５に記載の方法であって、
前記第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに、第一キャッシュ指示情報を含み、前記第一キャッシュ指示情報は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、前記第一指示情報を受信した後にリリースするように指示するために用いられる、方法。
【0335】
（付記５１）
付記４４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
付記４４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
【0336】
（付記５２）
付記５１に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
付記５１に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
【0337】
（付記５３）
付記４４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
付記４４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
【0338】
（付記５４）
付記５３に記載の方法であって、
前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
付記５３に記載の方法であって、
前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
【0339】
（付記５５）
付記４４に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに径路移行失敗指示情報の設定情報を含み、前記径路移行失敗指示情報の設定情報は前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
付記４４に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージはさらに径路移行失敗指示情報の設定情報を含み、前記径路移行失敗指示情報の設定情報は前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
【0340】
（付記５６）
付記４４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第二パラメータを含む、方法。
付記４４に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの伝送径路の変更のために設定される第二パラメータを含む、方法。
【0341】
（付記５７）
付記５６に記載の方法であって、
前記第二パラメータは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、方法。
付記５６に記載の方法であって、
前記第二パラメータは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、方法。
【0342】
（付記５８）
付記５５に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは第二径路移行指示情報を含み、前記第二径路移行指示情報は前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる、方法。
付記５５に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは第二径路移行指示情報を含み、前記第二径路移行指示情報は前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる、方法。
【0343】
（付記５９）
付記５６に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第二指示情報の設定情報を含み、前記第二指示情報の設定情報は前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージ受信時に前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
付記５６に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに第二指示情報の設定情報を含み、前記第二指示情報の設定情報は前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＭＴが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージ受信時に前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信するように指示するために用いられる、方法。
【0344】
（付記６０）
付記４４に記載の方法であって、さらに、
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを送信することを含む、方法。
付記４４に記載の方法であって、さらに、
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを送信することを含む、方法。
【0345】
（付記６１）
付記６０に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
付記６０に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ送信の第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
【0346】
（付記６２）
付記６１に記載の方法であって、
前記第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第二キャッシュ指示情報を含み、前記第二キャッシュ指示情報は前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、前記第二指示情報受信後にリリースするように指示するために用いられる、方法。
付記６１に記載の方法であって、
前記第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第二キャッシュ指示情報を含み、前記第二キャッシュ指示情報は前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、前記第二指示情報受信後にリリースするように指示するために用いられる、方法。
【0347】
（付記６３）
付記６０に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは、前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが送信し、かつ前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが転送する前記第二ＲＲＣ再設定メッセージに含まれる、方法。
付記６０に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは、前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが送信し、かつ前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが転送する前記第二ＲＲＣ再設定メッセージに含まれる、方法。
【0348】
（付記６４）
付記６３に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
付記６３に記載の方法であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージはさらに前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
【0349】
（付記６５）
付記６０に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第二ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
付記６０に記載の方法であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第二ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、方法。
【0350】
（付記６６）
付記６５に記載の方法であって、
前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
付記６５に記載の方法であって、
前記第四下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの標識情報を含む、方法。
【0351】
（付記６７）
付記４４に記載の方法であって、さらに、
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信することを含む、方法。
付記４４に記載の方法であって、さらに、
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信することを含む、方法。
【0352】
（付記６８）
付記６７に記載の方法であって、さらに、
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信することを含み、前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第一上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
付記６７に記載の方法であって、さらに、
前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信することを含み、前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ送信の第一上りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、方法。
【0353】
（付記６９）
付記６７に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージにはさらに第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージが含まれ、前記第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージは第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む、方法。
付記６７に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージにはさらに第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージが含まれ、前記第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージは第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む、方法。
【0354】
（付記７０）
付記６７に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージはさらに第二ＲＲＣ再設定メッセージを含む、方法。
付記６７に記載の方法であって、
前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージはさらに第二ＲＲＣ再設定メッセージを含む、方法。
【0355】
（付記７１）
Ｄｏｎｏｒ装置であって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器にはコンピュータプログラムが記憶されており、
そのうち、前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記４４乃至７０の任意の１項に記載の方法を実行するように構成される、装置。
Ｄｏｎｏｒ装置であって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器にはコンピュータプログラムが記憶されており、
そのうち、前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記４４乃至７０の任意の１項に記載の方法を実行するように構成される、装置。
【0356】
（付記７２）
ＩＡＢ－ｎｏｄｅであって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器にはコンピュータプログラムが記憶されており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記１乃至４３の任意の１項に記載の方法を実行させる、方法。
ＩＡＢ－ｎｏｄｅであって、
記憶器及び処理器を含み、
前記記憶器にはコンピュータプログラムが記憶されており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して付記１乃至４３の任意の１項に記載の方法を実行させる、方法。
【0357】
（付記７３）
通信システムであって、
Ｄｏｎｏｒ装置、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及び第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅを含み、
前記Ｄｏｎｏｒ装置は付記４４乃至７０の任意の１項に記載の方法を実行するように構成され、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは付記１乃至２１の任意の１項に記載の方法を実行するように構成され、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは付記２２乃至４３の任意の１項に記載の方法を実行するように構成される、通信システム。
通信システムであって、
Ｄｏｎｏｒ装置、第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅ及び第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅを含み、
前記Ｄｏｎｏｒ装置は付記４４乃至７０の任意の１項に記載の方法を実行するように構成され、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅは付記１乃至２１の任意の１項に記載の方法を実行するように構成され、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは付記２２乃至４３の任意の１項に記載の方法を実行するように構成される、通信システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19A】
【図19B】
【図20A】
【図20B】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【手続補正書】
【提出日】2023-11-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）に適用される、メッセージを送信する装置であって、受信器及び送信器を含み、
前記受信器は、
前記第一ＩＡＢノードがさらにソース親ノードに接続されるときに、第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第二無線リソース制御（ＲＲＣ）再設定メッセージを受信し、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージはドナー集約ユニット（Ｄｏｎｏｒ－ＣＵ）により送信され、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり；及び
前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第一ＲＲＣ再設定メッセージを受信し、前記第一ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、
前記送信器は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセスが成功したときに、キャッシュされた前記第二ＲＲＣ再設定メッセージを前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに転送する、装置。
【請求項2】
請求項１に記載の装置であって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信される第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、装置。
【請求項3】
請求項１に記載の装置であって、
前記第一ＲＲＣ再設定メッセージは、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが伝送径路を変更するために設定される第一パラメータを含み、
前記第一パラメータは、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトバックホールＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、装置。
【請求項4】
請求項２に記載の装置であって、
前記第一下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第一キャッシュ指示情報を含み、前記第一キャッシュ指示情報は、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第二ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュするように指示するために用いられる、装置。
【請求項5】
請求項１に記載の装置であって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、装置。
【請求項6】
請求項１に記載の装置であって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされ、前記第三下りリンクＦ１ＡＰメッセージは前記第一ＲＲＣ再設定メッセージによりキャリーされる、装置。
【請求項7】
請求項１に記載の装置であって、前記送信器はさらに、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセスが失敗したときに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信するために用いられる、装置。
【請求項8】
請求項１に記載の装置であって、前記第一ＲＲＣ再設定メッセージは、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅが伝送径路を変更するために設定される第一パラメータ、又は第一径路移行指示情報を含み、
前記送信器はさらに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅに径路移行失敗指示情報を送信するために用いられる、装置。
【請求項9】
請求項１に記載の装置であって、
前記送信器はさらに、前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのランダムアクセスが成功したときに、前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを送信するために用いられ、
前記受信器はさらに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより送信される第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信する、装置。
【請求項10】
請求項９に記載の装置であって、
前記送信器はさらに、前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵに前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージを転送し、前記第一ＲＲＣ再設定完了メッセージは前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む、装置。
【請求項11】
請求項１０に記載の装置であって、
前記受信器はさらに、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより送信される前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを受信し、
前記送信器はさらに、前記第二ＲＲＣ再設定完了メッセージを含む第三上りリンクＦ１ＡＰメッセージを前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅのモバイル端末（ＭＴ）に送信する、装置。
【請求項12】
第二ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）に適用される、メッセージを送信する装置であって、受信器及び送信器を含み、
前記受信器は、第一ＩＡＢノードがさらにソース親ノードに接続されるときに、Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し、
前記送信器は、前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信され、かつ前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅにより転送される第二ＲＲＣ再設定メッセージを受信したときに、前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅに前記第三ＲＲＣ再設定メッセージを転送するまで、前記第三ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュし、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のために用いられ、
前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、装置。
【請求項13】
請求項１２に記載の装置であって、
前記第三ＲＲＣ再設定メッセージは前記Ｄｏｎｏｒ－ＣＵにより送信される第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージによりキャリーされる、装置。
【請求項14】
請求項１２に記載の装置であって、
前記第二ＲＲＣ再設定メッセージは、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが伝送径路を変更するために設定される第二パラメータを含む、装置。
【請求項15】
請求項１４に記載の装置であって、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが第二径路移行指示情報を含むときに、前記送信器は前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのＤＵに第二指示情報を送信し、
前記第二径路移行指示情報は、前記第二ＲＲＣ再設定メッセージが前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行用の再設定メッセージであることを指示するために用いられる、装置。
【請求項16】
請求項１４に記載の装置であって、
前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが伝送径路を変更するために設定される第二パラメータは、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅのために設定されるデフォルトＲＬＣチャネル、デフォルトＢＡＰルーティング又はＩＰアドレスを含む、装置。
【請求項17】
請求項１３に記載の装置であって、
前記第二下りリンクＦ１ＡＰメッセージはさらに第二キャッシュ指示情報を含み、前記第二キャッシュ指示情報は、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅが前記第三ＲＲＣ再設定メッセージをキャッシュするように指示するために用いられる、装置。
【請求項18】
第二ＩＡＢノード（ＩＡＢ－ｎｏｄｅ）に適用される、メッセージを送信する装置であって、受信器及び処理器を含み、
前記受信器は、
Ｄｏｎｏｒ－ＣＵからの、第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅの径路移行のための第三ＲＲＣ再設定メッセージを受信し；及び
第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅがランダムアクセス失敗時に送信する径路移行失敗指示情報を受信し、
前記処理器は、ＲＲＣ再確立プロシージャをトリガーし、又は元の径路設定にフォールバックし、
前記第三ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードであり、前記第二ＩＡＢ－ｎｏｄｅは前記第一ＩＡＢ－ｎｏｄｅの下流子ノードである、装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００２
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】
将来のシームレスなセルラーネットワークをデプロイするときに、非常に柔軟で超高密度のＮＲセルのデプロイメントが要される。超高密度ネットワークは５Ｇの目標の１つであり、有線バックホールを必要としない新無線（ｎｅｗ ｒａｄｉｏ、ＮＲ）ネットワークのデプロイメントは、５Ｇの超高密度ネットワークの実現にとって非常に重要である。５Ｇミリ波によりセルのカバレッジが縮小されるため、無線セルバックホールシステムは、デプロイメントの要件を満たすために、マルチホップを必要とする。５Ｇの高帯域幅、大規模な多入力多出力ＭＩＭＯ及びビームシステムにより、５Ｇの超高密度ＮＲセルの無線セルバックホールシステムの開発がＬＴＥよりも容易になる。このような無線セルバックホール付きマルチホップシステムを開発するために、３ＧＰＰ(登録商標)はＲ１６でＩＡＢ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ ａｃｃｅｓｓ ａｎｄ ｂａｃｋｈａｕｌ）の研究及び標準化（規格化）を開始した。
【国際調査報告】