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特表2024-516032端末のアクティブ状態を決定する方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-11
(54)【発明の名称】端末のアクティブ状態を決定する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20240404BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240404BHJP
【FI】
H04W52/02 110
H04W92/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023567886
(86)(22)【出願日】2021-05-07
(85)【翻訳文提出日】2023-11-02
(86)【国際出願番号】 CN2021092241
(87)【国際公開番号】W WO2022233066
(87)【国際公開日】2022-11-10
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067BB21
5K067CC22
5K067DD25
5K067EE02
5K067EE25
5K067FF05
(57)【要約】
本願の実施例は端末のアクティブ状態を決定する方法及び装置を開示し、通信システムに適用可能であり、当該方法は、受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定するステップであって、受信端末は送信端末とサイドリンク通信する端末であるステップと、第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて受信端末のアクティブ状態を決定するステップと、を含む。本願の実施例を実施することにより、サイドリンク通信の相手側機器のアクティブ状態を決定することができるため、サイドリンク通信する2つの機器のアクティブ状態に対する判断が不一致することを回避することができ、データ伝送誤差を減少させ、電力損失を低減させる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信端末によって実行される端末のアクティブ状態を決定する方法であって、
受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定するステップであって、前記受信端末は前記送信端末とサイドリンク通信(Sidelink)する端末であるステップと、
前記第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて、前記受信端末のアクティブ状態を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項2】
前記第1の種類のローカルタイマが動作状態にあることに応答して、前記受信端末がアクティブ状態にあると決定するステップ、又は、
前記第1の種類のローカルタイマが停止状態にあることに応答して、前記受信端末が非アクティブ状態にあると決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項3】
前記送信端末が前記受信端末にSidelink不連続受信(DRX)メディアアクセス制御層制御要素(MAC CE)を送信したことに応答して、前記第1の種類のローカルタイマの動作を停止するステップであって、前記Sidelink DRX MAC CEは前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられるステップ、又は、
前記送信端末が前記受信端末に前記Sidelink DRX MAC CEを送信し、且つ前記受信端末から送信された前記Sidelink DRX MAC CEの受信に成功したというフィードバック情報を送信したことに応答して、前記第1の種類のローカルタイマの動作を停止するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項4】
前記受信端末から送信された指示情報を受信したことに応答して、前記第1の種類のローカルタイマの動作を停止するステップであって、前記指示情報は前記受信端末が非アクティブ状態に入る時に送信するものであるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項5】
前記指示情報は前記受信端末が自体の第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできないことによってトリガされて送信される、
ことを特徴とする請求項4に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項6】
前記タイマは非アクティブタイマ、ウェイクアップタイマ及び再送タイマのうちの1つ又は複数を含む、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項7】
受信端末によって実行される端末のアクティブ状態を決定する方法であって、
送信端末に前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するための指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、前記送信端末は前記受信端末とサイドリンク通信する端末であるステップを含む、
ことを特徴とする端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項8】
前記送信端末に前記指示情報を送信した後、前記受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を直接停止するステップ、又は、
前記送信端末からフィードバックされた指示情報の受信に成功したというフィードバック情報を受信して、前記受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を停止するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項9】
前記受信端末が前記第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできないことに応答して、前記送信端末に前記指示情報を送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項10】
前記送信端末から送信されたSidelink DRX MAC CEを受信するステップであって、前記Sidelink DRX MAC CEは前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられるステップ、又は、
前記送信端末から送信された前記Sidelink DRX MAC CEを受信し、前記Sidelink DRX MAC CEの受信に成功した時に前記送信端末にフィードバック情報を送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項11】
受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定し、第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて受信端末のアクティブ状態を決定するために用いられる処理モジュールであって、前記受信端末は前記送信端末とサイドリンク通信(Sidelink)する端末である処理モジュールを含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項12】
送信端末に受信端末がアクティブ状態にないことを指示するための指示情報を送信するために用いられる送受信モジュールであって、前記指示情報は前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、前記送信端末は前記受信端末とサイドリンク通信する端末である送受信モジュールを含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項13】
プロセッサ及びメモリを含む通信装置であって、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記装置に請求項1~10のいずれか一項に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法を実行させる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項14】
プロセッサ及びインタフェース回路を含み、
前記インタフェース回路はコード命令を受信し前記プロセッサに伝送するために用いられ、
前記プロセッサは前記コード命令を実行して請求項1~10のいずれか一項に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法を実行するために用いられる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項15】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令が実行される時、請求項1~10のいずれか一項に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法が実現される、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は通信技術分野に関し、特に端末のアクティブ状態を決定する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術では、端末と端末がサイドリンク通信する時に、半二重通信の通信方式を用い、端末機器の電気量を節約するために、サイドリンク通信に不連続受信(Discontinuous Reception、DRX)を導入し、端末はローカルタイマの動作時間に基づいて端末のアクティブ状態を決定し、且つアクティブ状態のみにおいて物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control CHannel、PSCCH)をモニタするため、サイドリンク通信を行う2つの端末の対応するタイマの動作状態を一致するように保持する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本願の実施例は、通信技術に適用可能であり、端末のタイマの状態を決定することにより、機器のアクティブ状態を制御し、サイドリンク通信を行う2つの機器のアクティブ状態に対する判断の不一致を回避する、端末のアクティブ状態を決定する方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様において、本願の実施例は、送信端末によって実行される端末のアクティブ状態を決定する方法であって、
受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定するステップであって、前記受信端末は前記送信端末とSidelinkする端末であるステップと、
前記第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて、前記受信端末のアクティブ状態を決定するステップと、を含む端末のアクティブ状態を決定する方法を提供する。
【0005】
本願にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法は、端末のタイマの状態を決定することにより、さらに機器のアクティブ状態を制御し、サイドリンク通信する2つの機器のアクティブ状態に対する判断が不一致することを回避することができ、データ伝送誤差を減少させ、電力損失を低減させる。
【0006】
1つの実現方式では、当該方法は、前記第1の種類のローカルタイマが動作状態にあることに応答して、前記受信端末がアクティブ状態にあると決定するステップ、又は、前記第1の種類のローカルタイマが停止状態にあることに応答して、前記受信端末が非アクティブ状態にあると決定するステップをさらに含む。
【0007】
1つの実現方式では、当該方法は、前記送信端末が前記受信端末にSidelink不連続受信(DRX)メディアアクセス制御層制御要素(MAC CE)を送信したことに応答して、前記第1の種類のローカルタイマの動作を停止するステップであって、前記Sidelink DRX MAC CEは前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられるステップ、又は、前記送信端末が前記受信端末に前記Sidelink DRX MAC CEを送信し、且つ前記受信端末から送信された前記Sidelink DRX MAC CEの受信に成功したというフィードバック情報を送信したことに応答して、前記第1の種類のローカルタイマの動作を停止するステップをさらに含む。
【0008】
1つの実現方式では、当該方法は、前記受信端末から送信された指示情報を受信したことに応答して、前記第1の種類のローカルタイマの動作を停止するステップであって、前記指示情報は前記受信端末が非アクティブ状態に入る時に送信するものであるステップをさらに含む。
【0009】
1つの実現方式では、前記指示情報は前記受信端末が自体の第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできないことによってトリガされて送信される。
【0010】
1つの実現方式では、前記タイマは非アクティブタイマ、ウェイクアップタイマ及び再送タイマのうちの1つ又は複数を含む。
【0011】
第2の態様において、本願の実施例は、受信端末によって実行される端末のアクティブ状態を決定する方法であって、
送信端末に前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するための指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、前記送信端末は前記受信端末とサイドリンク通信する端末であるステップを含む端末のアクティブ状態を決定する方法を提供する。
【0012】
1つの実現方式では、当該方法は、前記送信端末に前記指示情報を送信した後、前記受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を直接停止するステップ、又は、前記送信端末からフィードバックされた指示情報の受信に成功したというフィードバック情報を受信して、前記受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を停止するステップをさらに含む。
【0013】
1つの実現方式では、当該方法は、前記受信端末が前記第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできないことに応答して、前記送信端末に前記指示情報を送信するステップをさらに含む。
【0014】
1つの実現方式では、当該方法は、前記送信端末から送信されたSidelink DRX MAC CEを受信するステップであって、前記Sidelink DRX MAC CEは前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられるステップ、又は、前記送信端末から送信された前記Sidelink DRX MAC CEを受信し、前記Sidelink DRX MAC CEの受信に成功した時に前記送信端末にフィードバック情報を送信するステップをさらに含む。
【0015】
第3の態様において、本願の実施例は、上記第1の態様に記載の方法における端末機器を実現する機能の一部又は全部を有する通信装置を提供し、例えば、通信装置の機能は本願における一部又は全部の実施例における機能を備えてもよく、本願におけるいずれかの実施例を単独で実施する機能を備えてもよい。前記機能はハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。前記ハードウェア又はソフトウェアは上記機能に対応する1つ又は複数のユニット又はモジュールを含む。
【0016】
1つの実現方式では、当該通信装置の構造は送受信モジュール及び処理モジュールを含んでもよく、前記処理モジュールは通信装置が上記方法における対応する機能を実行することをサポートするように構成される。前記送受信モジュールは通信装置と他の機器との間の通信をサポートするために用いられる。前記通信装置は送受信モジュール及び処理モジュールと結合するために用いられ、通信装置に必要なコンピュータプログラム及びデータを保存する記憶モジュールをさらに含んでもよい。
【0017】
一例として、処理モジュールはプロセッサであってもよく、送受信モジュールはトランシーバ又は通信インタフェースであってもよく、記憶モジュールはメモリであってもよい。
【0018】
第4の態様において、本願の実施例は、上記第2の態様に記載の方法におけるネットワーク機器を実現する機能の一部又は全部を有する通信装置を提供し、例えば、通信装置の機能は本願における一部又は全部の実施例における機能を備えてもよく、本願におけるいずれかの実施例を単独で実施する機能を備えてもよい。前記機能はハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。前記ハードウェア又はソフトウェアは上記機能に対応する1つ又は複数のユニット又はモジュールを含む。
【0019】
1つの実現方式では、当該アップリンク制御情報(UCI)のリソースマッピング装置の構造は送受信モジュール及び処理モジュールを含んでもよく、前記処理モジュールは通信装置が上記方法における対応する機能を実行することをサポートするように構成される。前記送受信モジュールは通信装置と他の機器との間の通信をサポートするために用いられる。前記通信装置は送受信モジュール及び処理モジュールと結合するために用いられ、通信装置に必要なコンピュータプログラム及びデータを保存する記憶モジュールをさらに含んでもよい。
【0020】
一例として、処理モジュールはプロセッサであってもよく、送受信モジュールはトランシーバ又は通信インタフェースであってもよく、記憶モジュールはメモリであってもよい。
【0021】
第5の態様において、本願の実施例は、プロセッサを含み、当該プロセッサがメモリにおけるコンピュータプログラムを呼び出す時に、上記第1の態様に記載の方法を実行する通信装置を提供する。
【0022】
第6の態様において、本願の実施例は、プロセッサを含み、当該プロセッサがメモリにおけるコンピュータプログラムを呼び出す時に、上記第2の態様に記載の方法を実行する通信装置を提供する。
【0023】
第7の態様において、本願の実施例は、プロセッサ及びメモリを含む通信装置であって、当該メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは当該メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、当該通信装置に上記第1の態様に記載の方法を実行させる通信装置を提供する。
【0024】
第8の態様において、本願の実施例は、プロセッサ及びメモリを含む通信装置であって、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記装置に上記第2の態様に記載の方法を実行させる通信装置を提供する。
【0025】
第9の態様において、本願の実施例は、プロセッサ及びインタフェース回路を含む通信装置であって、当該インタフェース回路はコード命令を受信して当該プロセッサに伝送するために用いられ、当該プロセッサは前記コード命令を実行して当該装置に上記第1の態様に記載の方法を実行させるために用いられる通信装置を提供する。
【0026】
第10の態様において、本願はプロセッサ及びインタフェース回路を含む通信装置であって、前記インタフェース回路はコード命令を受信して前記プロセッサに伝送するために用いられ、前記プロセッサは前記コード命令を実行して上記第2の態様に記載の方法を実行するために用いられる通信装置を提供する。
【0027】
第11の態様において、本願の実施例は、第3の態様に記載の通信装置及び第4の態様に記載の通信装置を含み、又は、第5の態様に記載の通信装置及び第6の態様に記載の通信装置を含み、又は、第7の態様に記載の通信装置及び第8の態様に記載の通信装置を含み、又は、第9の態様に記載の通信装置及び第10の態様に記載の通信装置を含む通信システムを提供する。
【0028】
第12の態様において、本発明の実施例は、上記端末機器に用いられる命令を記憶するために用いられ、前記命令が実行される時、前記端末機器に上記第1の態様に記載の方法を実行させるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0029】
第13の態様において、本願の実施例は、命令が記憶され、前記命令が実行される時、上記第2の態様に記載の方法が実現されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0030】
第14の態様において、本願は、コンピュータで実行される時、コンピュータに上記第1の態様に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0031】
第15の態様において、本願は、コンピュータで実行される時、コンピュータに上記第2の態様に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0032】
第16の態様において、本願は、少なくとも1つのプロセッサ及びインタフェースを含み、端末機器が第1の態様に係る機能を実現し、例えば、上記方法に係るデータ及び情報のうち少なくとも1つを決定又は処理することをサポートするために用いられるチップシステムを提供する。1つの可能な設計では、前記チップシステムは、端末機器に必要なコンピュータプログラム及びデータを保存するためのメモリをさらに含む。当該チップシステムは、チップで構成されてもよく、チップと他のディスクリートデバイスとを含んでもよい。
【0033】
第17の態様において、本願は、少なくとも1つのプロセッサ及びインタフェースを含み、ネットワーク機器が第2の態様に係る機能を実現し、例えば、上記方法に係るデータ及び情報のうち少なくとも1つを決定又は処理することをサポートするために用いられるチップシステムを提供する。1つの可能な設計では、前記チップシステムは、ネットワーク機器に必要なコンピュータプログラム及びデータを保存するためのメモリをさらに含む。当該チップシステムは、チップで構成されてもよく、チップと他のディスクリートデバイスとを含んでもよい。
【0034】
第18の態様において、本願は、コンピュータで実行される時、コンピュータに上記第1の態様に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0035】
第19の態様において、本願は、コンピュータで実行される時、コンピュータに上記第2の態様に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【0036】
以下、本願の実施例又は背景技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、本願の実施例又は背景技術において使用する必要がある図面を説明する。
図1】本願の実施例にて提供される通信システムのアーキテクチャの模式図である。
図2】本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法のフローチャートである。
図3】本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法のフローチャートである。
図4】本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法のフローチャートである。
図5】本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法のフローチャートである。
図6】本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法のフローチャートである。
図7】本願の実施例にて提供される通信装置の構造の模式図である。
図8】本願の実施例にて提供されるチップの構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
理解を容易にするために、まず本願に係る用語について紹介する。
【0038】
1、不連続受信(Discontinuous Reception、DRX)
DRXは、コンピュータ用語であり、不連続受信を意味する。端末機器(user equipment、UE)は一定の期間に物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control CHannel、PSCCH)のモニタを停止し、DRXは2種類に分けられ、1種は統合開発環境(Integrated Development and Learning Environment IDLE)DRXであり、名前のように、UEがIDLE状態にある不連続的な受信であり、IDLE状態にある時、既に無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続及びユーザの専用リソースがなくなるため、主に呼び出しチャネルとブロードキャストチャネルをモニタし、固定的な周期を定義すれば、不連続受信の目的を達成することができる。しかし、UEはユーザのデータチャネルをモニタするために、まずIDLE状態から接続状態に入らなければならない。
【0039】
もう1種はアクティブ(ACTIVE)DRXであり、すなわち、UEが接続(RRC-CONNECTED)状態にあるDRXであり、システムリソース設定を最適化することができ、より重要なのは、携帯電話をRRC_IDLEモードにする必要がなく、携帯電話の電力を節約することができ、例えば、インスタントメッセンジャーなどのようないくつかの非リアルタイムアプリケーションには、携帯電話がダウンリンクデータ及び関連処理を絶えずモニタする必要がない期間が常に存在し、こうして、DRXはこのような状況に適用することができる。またこの状態で依然としてRRC接続が存在するため、UEがサポート状態に移行する速度が非常に速い。
【0040】
2、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)
MACはデータフレームがどのようにメディアで伝送するかを定義する。同一の帯域幅を共有するリンクでは、接続媒体へのアクセスは「先に来たものに先にサービスを提供する」のである。物理アドレッシングはここで定義され、論理トポロジ(信号が物理トポロジを通過する経路)もここで定義される。このサブレイヤでは、回線制御、エラー通知(訂正なし)、フレームの伝達順序及び選択可能なトラフィック制御も行われる。
【0041】
3、制御要素(Control Element、CE)
ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)の後に、ネットワークにおけるMACレイヤは、複数の通信経路を有する。これは、特別なMAC構造が特別な制御情報を持つことを意味する。これらの制御情報を運ぶ(carry)特別なMAC構造はMAC CEと呼ばれ、メディアアクセス制御層制御要素を意味する。
【0042】
4、サイドリンク通信(Sidelink)
Sidelinkはセルラーモノのインターネット技術における1つの重要なブランチであり、2つのモードに分けられ、1つはUE間のsidelinkディスカバリ(dicovery)と呼ばれ、もう1つはUE間のsidelink communication(通信)と呼ばれる。Sidelinkはアップリンクリソース及びセルラーネットワークに類似するアップリンク物理チャネルを使用してデータのやり取り伝送を行う。しかし違いも存在し、例えば、伝送ポリシーにおいて、sidelinkは全てのsidelink物理チャネルに対して単一のクラスタ伝送を制限し、また各sidelinkのサブフレーム伝送後に1つのシンボルの間隔(1 symbol gap)を挿入する。
【0043】
以下、本願の実施例に開示される端末のアクティブ状態を決定する方法をよりよく理解するために、まず本願の実施例が適用される通信システムについて説明する。
【0044】
図1に示すように、図1は本願の実施例にて提供される通信システムのアーキテクチャの模式図である。当該通信システムは1つの端末機器を含むがそれに限定されず、図1に示す機器の数及び形態は例示するためのものに過ぎず、本願の実施例を限定するものではなく、実際に利用する際に2つ又は2つ以上の端末機器を含んでもよい。図1に示す通信システムは1つの送信端末機器101及び受信端末機器102を例とする。
【0045】
なお、本願の実施例の技術的解決手段は様々な通信システムに適用可能である。例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、第五世代(5th generation、5G)移動通信システム、5Gの新たな無線技術(new radio、NR)システム、又は他の将来の新型移動通信システムなどが挙げられる。
【0046】
本願の実施例における送信端末機器101及び受信端末機器102はユーザ側の信号を受信又は送信するためのエンティティであってもよく、例えば携帯電話である。送信端末機器101及び受信端末機器102は端末機器(terminal)、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、移動端末機器(mobile terminal、MT)などと呼ばれてもよい。端末機器は通信機能を備えた自動車、スマート自動車、携帯電話(mobile phone)、ウェアラブル機器、タブレットコンピュータ(Pad)、無線送受信機能付きのコンピュータ、仮想現実(virtual reality、VR)端末機器、拡張現実(augmented reality、AR)端末機器、産業制御(industrial control)における無線端末機器、無人運転(self-driving)における無線端末機器、遠隔手術(remote medical surgery)における無線端末機器、スマートグリッド(smart grid)における無線端末機器、輸送安全(transportation safety)における無線端末機器、スマートシティ(smart city)における無線端末機器、スマートホーム(smart home)における無線端末機器などであってもよい。本願の実施例は端末機器に用いられる具体的な技術及び具体的な機器形態について限定しない。
【0047】
本願の実施例に説明される通信システムは、本願の実施例の技術的解決手段をより明確に説明するためのものであり、本願の実施例にて提供される技術的解決手段を限定するものではなく、当業者であれば分かるように、システムアーキテクチャの進化及び新たなサービスシーンの出現に伴い、本願の実施例にて提供される技術的解決手段は類似の技術的問題に対して、同様に適用されることを理解されたい。
【0048】
本願の実施例における複数の解決手段は、単独で実施されてもよく、組み合わせて実施されてもよく、本願はこれについて限定しないことを理解されたい。
【0049】
以下、図面を参照して本願にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法及び装置について詳細に紹介する。
【0050】
当業者であれば理解できるように、各実施例の技術的解決手段は単独で実施されてもよく、本開示の実施例における他の技術的解決手段のいずれか1つと一緒に実施されてもよく、本開示の実施例はこれについて限定しない。
【0051】
図2は本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法のフローチャートであり、当該方法は送信端末によって実行され、図2に示すように、当該方法は以下のステップS201、S202を含む。
【0052】
S201において、受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定し、受信端末は送信端末とサイドリンク通信する端末である。
【0053】
2つの端末はサイドリンク通信を行う時、半二重通信方式を用い、すなわち、サイドリンク通信(Sidelink)におけるデータの送信、受信及びエアインタフェースアップリンクチャネルの送信は半二重通信方式であり、1つの端末はもう一つの端末にデータを送信又は伝送することができるが、データの送信及び伝送を同時に行うことができない。
【0054】
端末の電気量を節約するために、端末のタイマ状態をできるだけ一致するように維持し、すなわち、2つの端末のアクティブ状態を一致するように維持する必要がある。端末に対応するタイマが動作状態にある場合、端末はアクティブ状態にあり、端末に対応するタイマが停止状態にある場合、端末は非アクティブ状態にある。
【0055】
いくつかの実現では、送信端末は2種類のローカルタイマを含み、そのうち、第1の種類のローカルタイマは送信端末とSidelinkする受信端末の状態を判断するために用いられる。第2の種類のローカルタイマは送信端末自体の状態を判断するために用いられる。送信端末とサイドリンク通信する受信端末のアクティブ状態を決定するために、本願の実施例では、受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を取得する必要がある。
【0056】
選択的に、タイマは非アクティブタイマ、ウェイクアップタイマ及び再送タイマのうちの1つ又は複数を含む。
【0057】
S202において、第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて、前記受信端末のアクティブ状態を決定する。
【0058】
第1の種類のローカルタイマが送信端末とSidelinkする受信端末の状態を判断するために用いられるため、第1の種類のローカルタイマの状態を取得した後、第1の種類のタイマの状態に基づいて受信端末のアクティブ状態を決定することができ、いくつかの実現では、第1の種類のローカルタイマが動作状態にあることに応答して、受信端末がアクティブ状態にあると決定し、いくつかの実現では、第1の種類のローカルタイマが停止状態にあることに応答して、受信端末は非アクティブ状態にある。
【0059】
サイドリンク通信する2つの端末のタイマを同期に維持するために、選択的に、第1の種類のローカルタイマが動作状態にあることに応答して、すなわち、受信端末がアクティブ状態にある場合、受信端末における送信端末に対応する第2の種類のローカルタイマの継続的動作を維持する必要がある。
選択的に、第1の種類のローカルタイマが停止状態にあることに応答して、すなわち、受信端末が非アクティブ状態にある場合、受信端末における送信端末に対応する第2の種類のローカルタイマの動作を停止する必要がある。
【0060】
本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法は、受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定し、受信端末は送信端末とSidelinkする端末であり、さらに第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて受信端末のアクティブ状態を決定する。本願では、サイドリンク通信する相手側機器のアクティブ状態を決定することができるため、サイドリンク通信を行う2つの機器のアクティブ状態に対する判断が不一致することを回避することができ、データ伝送誤差を減少させ、電力損失を低減させる。
【0061】
図3は本願の実施例の端末のアクティブ状態を決定する方法のフローチャートであり、当該方法は送信端末によって実行され、図3に示すように、当該方法は以下のステップS301を含む。
【0062】
S301において、送信端末が受信端末にSidelink不連続受信(DRX)メディアアクセス制御層制御要素(MAC CE)を送信したことに応答して、第1の種類のローカルタイマの動作を停止し、Sidelink DRX MAC CEは受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられる。
【0063】
いくつかの実現では、送信端末は受信端末にSidelink DRX MAC CEを送信し、当該Sidelink DRX MAC CEにより受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示し、受信端末は当該Sidelink DRX MAC CEを受信した後、非アクティブ状態に入り、タイマの同期を維持するために、受信端末が非アクティブ状態に入る時、それに応じて送信端末は受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの動作を停止する必要がある。すなわち、送信端末が受信端末に当該Sidelink DRX MAC CEを送信する時、第1の種類のローカルタイマの状態を停止状態に変更する必要がある。
【0064】
選択的に、誤差をさらに小さくするために、本願にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法は、送信端末が受信端末にSidelink DRX MAC CEを送信し、且つ受信端末から送信されたSidelink DRX MAC CEの受信に成功したというフィードバック情報を送信したことに応答して、第1の種類のローカルタイマの動作を停止するステップをさらに含む。すなわち、送信端末は受信端末にSidelink DRX MAC CEを送信した後、第1の種類のローカルタイマの動作を直ちに停止しない。受信端末はSidelink DRX MAC CEを受信した後、送信端末に受信に成功したというフィードバック情報を送信し、送信端末は受信されたフィードバック情報に基づいて受信端末が非アクティブ状態に入ると決定し、さらに第1の種類のローカルタイマが動作を停止するように制御する。
【0065】
本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法において、送信端末は受信端末にSidelink DRX MAC CEを送信した後、当該Sidelink DRX MAC CEは受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、それに応じて送信端末は第1の種類のタイマの動作を停止し、第1の種類のタイマが停止状態となると、送信端末は受信端末のアクティブ状態を決定することができる。本願では、サイドリンク通信する相手側機器のアクティブ状態を決定することができるため、サイドリンク通信を行う2つの機器のアクティブ状態に対する判断が不一致することを回避することができ、データ伝送誤差を減少させ、電力損失を低減させる。
【0066】
図4は本願の実施例の端末のアクティブ状態を決定する方法のフローチャートであり、当該方法は送信端末によって実行され、図4に示すように、当該方法は以下のステップS401を含む。
【0067】
S401において、受信端末から送信された指示情報を受信したことに応答して、第1の種類のローカルタイマの動作を停止し、指示情報は受信端末が非アクティブ状態に入る時に送信するものである。
【0068】
受信端末はアクティブ状態に入る時、送信端末に指示情報を送信する。送信端末は指示情報を受信した後、指示情報の指示に基づいて、受信端末が非アクティブ状態であると決定するとともに、送信端末における、受信端末に対応する第1の種類のローカルタイマの動作を停止する。
【0069】
選択的に、送信端末はMAC CE又はRRCシグナリングで受信端末から送信された指示情報を受信してもよい。
【0070】
選択的に、受信端末は同様に2種類のローカルタイマを含んでもよく、そのうち、第1の種類のローカルタイマは受信端末とSidelinkする送信端末の状態を判断するために用いられる。第2の種類のローカルタイマは受信端末自体の状態を判断するために用いられる。受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできない場合、非アクティブ状態に入り、送信端末に指示情報を送信することができる。
【0071】
選択的に、指示情報は受信端末が自体の第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできないことによってトリガされて送信される。
【0072】
本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法は、受信端末からフィードバックされた指示情報を受信した場合、当該指示情報に基づいて第1の種類のローカルタイマが停止状態となる必要があると決定し、さらに第1の種類のローカルタイマの動作を停止することができる。本願では、受信端末が非アクティブ状態にある場合、送信端末における第1の種類のローカルタイマの動作を停止することができ、サイドリンク通信する2つの機器のアクティブ状態を一致するように保持することができ、データ伝送誤差を減少させ、電力損失を低減させる。
【0073】
図5は本願の実施例の端末のアクティブ状態を決定する方法のフローチャートであり、当該方法は受信端末によって実行され、図5に示すように、当該方法は以下のステップS501、S502を含む。
【0074】
S501において、送信端末に受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するための指示情報を送信し、指示情報は受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、送信端末は受信端末とサイドリンク通信する端末である。
【0075】
本願の実施例では、受信端末が非アクティブ状態に入ると、受信端末のアクティブ状態が非アクティブ状態であることを指示するための指示情報を送信端末に送信する。いくつかの実現では、受信端末における第2の種類のローカルタイマは受信端末自体のアクティブ状態を判断するために用いられてもよい。受信端末が自体の第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルのモニタを行うことができないことに応答して、送信端末への指示情報の送信をトリガしてもよく、すなわち、受信端末は、sidelink送信又はUu送信がその後の自体の第2の種類のタイマの動作期間にいずれもsidelinkチャネルをモニタできないため、送信端末への指示情報の送信をトリガする。
【0076】
S502において、送信端末に指示情報を送信した後、受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を直接停止する。
【0077】
本願の実施例では、送信端末に指示情報を送信することは、受信端末が非アクティブ状態に入ることを意味し、それに応じて送信端末は当該指示情報に基づいて、送信端末における第1の種類のタイマの動作を停止する。サイドリンク通信する2つの端末のアクティブ状態が一致することを保証するために、受信端末も自体の第2の種類のローカルタイマを停止する必要がある。
【0078】
いくつかの実現では、本願にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法は、送信端末に指示情報を送信した後、受信端末は第2の種類のローカルタイマを直ちに停止せず、送信端末からフィードバックされた指示情報の受信に成功したというフィードバック情報を待ち、送信端末からフィードバックされた指示情報の受信に成功したというフィードバック情報を受信すると、受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を停止するステップをさらに含む。
【0079】
いくつかの実現では、本願にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法は、送信端末から送信されたSidelink DRX MAC CEを受信するステップであって、Sidelink DRX MAC CEは受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられるステップ、又は、送信端末から送信されたSidelink DRX MAC CEを受信し、Sidelink DRX MAC CEの受信に成功した時に送信端末にフィードバック情報を送信するステップをさらに含む。Sidelink DRX MAC CEについての紹介は本願の各実施例における関連内容の記載を参照することができ、ここで説明を省略する。
【0080】
本願の実施例にて提供される端末のアクティブ状態を決定する方法は、受信端末が非アクティブ状態にある場合、受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を停止することができ、指示情報によって送信端末に自体の第1の種類のタイマを停止することを指示し、サイドリンク通信する2つの機器のアクティブ状態を一致するように保持することができ、データ伝送誤差を減少させ、電力損失を低減させる。
【0081】
本願の実施例は通信装置をさらに提供し、当該通信装置は端末機器(例えば前記方法の実施例における端末機器)であってもよく、端末機器における装置であってもよく、端末機器にマッチングして使用可能な装置であってもよい。
【0082】
図6は本願の一実施例の通信装置の構造模式図であり、図6に示すように、端末のアクティブ状態を決定する通信装置600であり、前記装置は送受信モジュール601及び処理モジュール602を含み、そのうち、送受信モジュール601は送信モジュール及び/又は受信モジュールを含んでもよく、送信モジュールは送信機能を実現するために用いられ、受信モジュールは受信機能を実現するために用いられ、送受信モジュール601は送信機能及び/又は受信機能を実現することができる。
【0083】
通信装置600は送信機器である。
処理モジュール602は、受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定し、受信端末は送信端末とSidelinkする端末であり、また、第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて受信端末のアクティブ状態を決定するために用いられる。
【0084】
処理モジュール602は、さらに、第1の種類のローカルタイマが動作状態にあることに応答して、受信端末がアクティブ状態にあると決定し、又は、第1の種類のローカルタイマが停止状態にあることに応答して、受信端末が非アクティブ状態にあると決定するために用いられる。
【0085】
処理モジュール602は、さらに、送信端末が受信端末にSidelink不連続受信(DRX)メディアアクセス制御層制御要素(MAC CE)を送信したことに応答して、第1の種類のローカルタイマの動作を停止し、Sidelink DRX MAC CEは受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、又は、送信端末が受信端末にSidelink DRX MAC CEを送信し、且つ受信端末から送信されたSidelink DRX MAC CEの受信に成功したというフィードバック情報を送信したことに応答して、第1の種類のローカルタイマの動作を停止するために用いられる。
【0086】
処理モジュール602は、さらに、受信端末から送信された指示情報を受信したことに応答して、第1の種類のローカルタイマの動作を停止するために用いられ、指示情報は受信端末が非アクティブ状態に入る時に送信するものである。
【0087】
選択的に、指示情報は受信端末が自体の第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできないことによってトリガされて送信される。
【0088】
選択的に、タイマは非アクティブタイマ、ウェイクアップタイマ及び再送タイマのうちの1つ又は複数を含む。
【0089】
通信装置600は受信機器である。
送受信モジュール601は、送信端末に受信端末がアクティブ状態にないことを指示するための指示情報を送信するために用いられ、指示情報は受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、送信端末は受信端末とサイドリンク通信する端末である。
【0090】
処理モジュール602は、送信端末に指示情報を送信した後、受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を直接停止し、又は、送信端末からフィードバックされた指示情報の受信に成功したというフィードバック情報を受信し、受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を停止するために用いられる。
【0091】
送受信モジュール601は、さらに、受信端末が第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできないことに応答して、第3の端末に指示情報を送信するために用いられる。
【0092】
送受信モジュール601は、さらに、送信端末から送信されたSidelink DRX MAC CEを受信し、Sidelink DRX MAC CEは受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、又は、送信端末から送信されたSidelink DRX MAC CEを受信し、Sidelink DRX MAC CEの受信に成功した時に送信端末にフィードバック情報を送信するために用いられる。
【0093】
選択的に、タイマは非アクティブタイマ、ウェイクアップタイマ及び再送タイマのうちの1つ又は複数を含む。
【0094】
本願の実施例にて提供される通信装置は、受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定し、受信端末は送信端末とSidelinkする端末であり、さらに第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて受信端末のアクティブ状態を決定する。本願では、サイドリンク通信の相手側機器のアクティブ状態を決定することができるため、サイドリンク通信する2つの機器のアクティブ状態に対する判断が不一致することを回避することができ、データ伝送誤差を減少させ、電力損失を低減させる。
【0095】
図7を参照して、図7は本願の実施例にて提供される別の通信装置の構造の模式図である。通信装置700は送信端末又は受信端末(例えば前記方法の実施例における送信端末又は受信端末)であってもよく、端末機器が上記方法を実現することをサポートするチップ、チップシステム、又はプロセッサなどであってもよい。当該装置は上記方法の実施例に記載される方法を実現するために用いることができ、具体的には上記方法の実施例における説明を参照することができる。
【0096】
通信装置700は1つ又は複数のプロセッサ701を含んでもよい。プロセッサ701は汎用プロセッサ又は専用プロセッサなどであってもよい。例えば、ベースバンドプロセッサ又は中央処理装置であってもよい。ベースバンドプロセッサは通信プロトコル及び通信データを処理するために用いることができ、中央処理装置は通信装置(例えば、基地局、ベースバンドチップ、端末機器、端末機器チップ、DU又はCUなど)を制御し、コンピュータプログラムを実行し、コンピュータプログラムのデータを処理するために用いることができる。
【0097】
選択的に、通信装置700は1つ又は複数のメモリ702をさらに含んでもよく、それにコンピュータプログラム704が記憶されてもよく、プロセッサ701は前記コンピュータプログラム704を実行して、通信装置700に上記方法の実施例に記載された方法を実行させる。選択的に、前記メモリ702はデータをさらに記憶してもよい。通信装置700及びメモリ702は個別に設けられてもよいし、一体に集積化されてもよい。
【0098】
選択的に、通信装置700はトランシーバ705とアンテナ706とを含んでもよい。トランシーバ705は送受信ユニット、送受信機、又は送受信回路などと呼ばれてもよく、送受信機能を実現するために用いられる。トランシーバ705は、受信機又は受信回路などと呼ばれてもよく、受信機能を実現するための受信器と、送信機又は送信回路などと呼ばれてもよく、送信機能を実現するための送信器と、を含んでもよい。
【0099】
選択的に、通信装置700は1つ又は複数のインタフェース回路707をさらに含んでもよい。インタフェース回路707はコード命令を受信し、プロセッサ701に送信するために用いられる。プロセッサ701は前記コード命令を実行して通信装置700に上記方法の実施例に記載された方法を実行させる。
【0100】
通信装置700が送信端末である場合、プロセッサ701は図2におけるステップS201、ステップS202、図3におけるステップS301、図4におけるステップS401などを実行するために用いられる。
【0101】
通信装置700が受信端末である場合、トランシーバ705は図5におけるステップS501などを実行するために用いられ、プロセッサ701は図5におけるステップS502などを実行するために用いられる。
【0102】
1つの実現方式では、プロセッサ701は受信及び送信機能を実現するためのトランシーバを含んでもよい。例えば、当該トランシーバは送受信回路、又はインタフェース、又はインタフェース回路であってもよい。受信及び送信機能を実現するための送受信回路、インタフェース又はインタフェース回路は個別に設けられてもよく、一体に集積化されてもよい。上記送受信回路、インタフェース又はインタフェース回路はコード/データの読み書きに用いられてもよく、又は、上記送受信回路、インタフェース又はインタフェース回路は信号の伝送又は伝達に用いられてもよい。
【0103】
1つの実現方式では、プロセッサ701にはコンピュータプログラム703が記憶されていてもよく、コンピュータプログラム703はプロセッサ701上で実行されて、通信装置700に上記方法の実施例に記載された方法を実行させることができる。コンピュータプログラム703はプロセッサ701に固定可能であり、この場合に、プロセッサ701はハードウェアによって実現される可能性がある。
【0104】
1つの実現方式では、通信装置700は、前記方法の実施例における送信又は受信又は通信の機能を実現可能な回路を含んでもよい。本願に記載されるプロセッサ及びトランシーバは集積回路(integrated circuit、IC)、アナログIC、無線周波数集積回路(RFIC)、ハイブリッド信号IC、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、プリント回路基板(printed circuit board、PCB)、電子機器などに実装可能である。当該プロセッサ及びトランシーバは、例えば、相補型金属酸化物半導体(complementary metal oxide semiconductor、CMOS)、N型金属酸化物半導体(nMetal-oxide-semiconductor、NMOS)、P型金属酸化物半導体(positive channel metal oxide semiconductor、PMOS)、バイポーラ接合トランジスタ(bipolar junction transistor、BJT)、バイポーラCMOS (BiCMOS)、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウム砒素(GaAs)など、様々なICプロセス技術を用いて製造されてもよい。
【0105】
上記実施例の記載における通信装置は端末機器(例えば前記方法の実施例における送信端末又は受信端末)であってもよいが、本願に記載される通信装置の範囲はこれに限定されず、通信装置の構成は図7に限定されない。通信装置は独立した機器であってもよく、より大きな機器の一部であってもよい。例えば、前記通信装置は以下のとおりであってもよい。
(1)独立した集積回路IC、又はチップ、又は、チップシステム若しくはサブシステム、
(2)1つ又は複数のICを含む集合であって、選択的に、当該IC集合はデータ、コンピュータプログラムを記憶するための記憶部材を含んでもよいもの、
(3)例えばモデム(Modem)のようなASIC、
(4)他の機器に組み込み可能なモジュール、
(5)受信機、端末機器、スマート端末機器、セルラー電話、無線機器、ハンドヘルド、モバイルユニット、車載機器、クラウド機器、人工知能機器など、
(6)その他など。
【0106】
通信装置がチップ又はチップシステムであってもよい場合について、図8に示すチップの構造模式図を参照することができる。図8に示すチップ800はプロセッサ801及びインタフェース802を含む。そのうち、プロセッサ801は1つ又は複数であってもよく、インタフェース802の数は複数であってもよい。
【0107】
チップが本願の実施例における端末機器の機能を実現するために用いられる場合について、
インタフェース802は図5におけるステップS501などを実行するために用いられる。
【0108】
選択的に、チップ800は必要なコンピュータプログラム及びデータを記憶するためのメモリ803をさらに含む。
【0109】
当業者であればさらに理解できるように、本願の実施例に挙げられた各種の説明的な論理ブロック(illustrative logical block)及びステップ(step)は電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両者の組み合わせによって実現することができる。このような機能がハードウェアによって実現されるかソフトウェアによって実現されるかは、特定の用途及びシステム全体の設計要件によって決まる。当業者は各特定の用途に対して、各種の方法を用いて前記機能を実現することができるが、このような実現は本願の実施例の保護範囲を超えるものとして理解されるべきではない。
【0110】
本願の実施例は通信システムをさらに提供し、当該システムは前記図7の実施例における送信端末機器(例えば前記方法の実施例における送信端末)とする通信装置を含み、又は、当該システムは前記図7の実施例における受信端末機器(例えば前記方法の実施例における受信端末)とする通信装置を含む。
【0111】
本願は、コンピュータによって実行される時、上記いずれかの方法の実施例の機能を実現する命令が記憶されている読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0112】
本願は、コンピュータによって実行される時、上記いずれかの方法の実施例の機能を実現するコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0113】
上記実施例では、全部又は部分的にソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせにより実現することができる。ソフトウェアを用いて実現する場合、全部又は部分的にコンピュータプログラム製品の形態で実現することができる。前記コンピュータプログラム製品は1つ又は複数のコンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムをコンピュータ上にロード及び実行する時、全部又は部分的に本願の実施例に記載のフロー又は機能を生成する。前記コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置であってもよい。前記コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよく、又はあるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から別のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に伝送されてもよく、例えば、前記コンピュータプログラムは、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波など)の方式により別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに伝送されてもよい。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体、又は1つ又は複数の利用可能な媒体を含んで集積化されたサーバ、データセンタなどのデータ記憶機器であってもよい。前記利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))などであってもよい。
当業者であれば理解できるように、本願に係る第1、第2など各種の数字番号は、説明の便宜上、行われる区分に過ぎず、本願の実施例の範囲を限定するものではなく、前後順序も示す。
【0114】
本願における少なくとも1つは、1つ又は複数として記載されてもよく、複数は2つ、3つ、4つ又はそれ以上であってもよく、本願では限定されない。本願の実施例では、技術的特徴に対して、「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」及び「D」などによって当該技術的特徴における技術的特徴を区別し、当該「第1」、「第2」、「第3」、「A」、「B」、「C」及び「D」に記載された技術的特徴間に前後順序又は大きさの順序がない。
【0115】
本願における各表に示される対応関係は設定されてもよく、事前定義されてもよい。各表における情報の値は単なる例示であり、他の値に設定されてもよく、本願では限定されない。情報と各パラメータとの対応関係を設定する時、必ずしも各表に示された全ての対応関係を設定する必要はない。例えば、本願における表において、何らかの行に示された対応関係は設定されなくてもよい。また例えば、上記表に基づいて、例えば、分割、合併など適切な変形調整を行ってもよい。上記各表におけるタイトルに示されたパラメータの名称は通信装置に理解可能な他の名称を用いてもよく、そのパラメータの値又は表示方式は通信装置に理解可能な他の値又は表示方式であってもよい。上記各表は、実現する時に、他のデータ構造を用いてもよく、例えば、配列、キュー、容器、スタック、線形テーブル、ポインタ、リンクリスト、ツリー、図、構造体、クラス、ヒープ、ハッシュリスト又はハッシュテーブルなどを用いてもよい。
【0116】
本願における事前定義は、定義、事前定義、記憶、事前記憶、事前協議、事前設定、固定、又は事前焼成として理解されてもよい。
【0117】
当業者であれば理解できるように、本明細書に開示された実施例に合わせて記載された各例のユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの結合で実現することができる。これらの機能がハードウェア又はソフトウェアのいずれで実行するかは、技術的手段の特定の用途及び設計制約条件によって決まる。当業者は各特定の用途に対して、異なる方法を用いて記載された機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものとして理解されるべきではない。
【0118】
当業者であれば明らかに理解できるように、説明の利便性及び簡潔性のために、上記記載されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、前記方法の実施例における対応する過程を参照することができ、ここで説明を省略する。
【0119】
以上は、本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲はこれに限定されるものではなく、当業者が本願に開示された技術的範囲内で容易に想到し得る変更又は置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。したがって、本願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲を基準とすべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-11-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信端末によって実行される端末のアクティブ状態を決定する方法であって、
受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定するステップであって、前記受信端末は前記送信端末とサイドリンク通信(Sidelink)する端末であるステップと、
前記第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて、前記受信端末のアクティブ状態を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項2】
前記第1の種類のローカルタイマが動作状態にあることに応答して、前記受信端末がアクティブ状態にあると決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項3】
前記送信端末が前記受信端末にSidelink不連続受信(DRX)メディアアクセス制御層制御要素(MAC CE)を送信したことに応答して、前記第1の種類のローカルタイマの動作を停止するステップであって、前記Sidelink DRX MAC CEは前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項4】
前記受信端末から送信された指示情報を受信したことに応答して、前記第1の種類のローカルタイマの動作を停止するステップであって、前記指示情報は前記受信端末が非アクティブ状態に入る時に送信するものであるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項5】
前記指示情報は前記受信端末が自体の第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできないことによってトリガされて送信される、
ことを特徴とする請求項4に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項6】
前記タイマは非アクティブタイマ、ウェイクアップタイマのうちの1つ又は複数を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項7】
受信端末によって実行される端末のアクティブ状態を決定する方法であって、
送信端末に前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するための指示情報を送信するステップであって、前記指示情報は前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、前記送信端末は前記受信端末とサイドリンク通信する端末であるステップを含む、
ことを特徴とする端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項8】
前記送信端末に前記指示情報を送信した後、前記受信端末における第2の種類のローカルタイマの動作を直接停止するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項9】
前記受信端末が前記第2の種類のローカルタイマの動作期間にサイドリンク通信チャネルをモニタできないことに応答して、前記送信端末に前記指示情報を送信するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項10】
前記送信端末から送信されたSidelink DRX MAC CEを受信するステップであって、前記Sidelink DRX MAC CEは前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法。
【請求項11】
受信端末に対応する送信端末における第1の種類のローカルタイマの状態を決定し、第1の種類のローカルタイマの状態に基づいて受信端末のアクティブ状態を決定するために用いられる処理モジュールであって、前記受信端末は前記送信端末とサイドリンク通信(Sidelink)する端末である処理モジュールを含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項12】
送信端末に受信端末がアクティブ状態にないことを指示するための指示情報を送信するために用いられる送受信モジュールであって、前記指示情報は前記受信端末が非アクティブ状態に入ることを指示するために用いられ、前記送信端末は前記受信端末とサイドリンク通信する端末である送受信モジュールを含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項13】
プロセッサ及びメモリを含む通信装置であって、前記メモリにコンピュータプログラムが記憶され、前記プロセッサは前記メモリに記憶されたコンピュータプログラムを実行して、前記装置に請求項1~10のいずれか一項に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法を実行させる、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項14】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令が実行される時、請求項1~10のいずれか一項に記載の端末のアクティブ状態を決定する方法が実現される、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】