(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-12
(54)【発明の名称】流体分配システム
(51)【国際特許分類】
B05C 11/10 20060101AFI20240405BHJP
B05C 11/00 20060101ALI20240405BHJP
B05B 1/00 20060101ALI20240405BHJP
F04B 49/02 20060101ALI20240405BHJP
F04B 49/06 20060101ALI20240405BHJP
【FI】
B05C11/10
B05C11/00
B05B1/00 Z
F04B49/02 311
F04B49/06 311
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561366
(86)(22)【出願日】2022-04-07
(85)【翻訳文提出日】2023-10-05
(86)【国際出願番号】 US2022023843
(87)【国際公開番号】W WO2022216936
(87)【国際公開日】2022-10-13
(32)【優先日】2021-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516173968
【氏名又は名称】フルード・メタリング・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】リチャード・ヒル
(72)【発明者】
【氏名】ニコラス・メルシエ
【テーマコード(参考)】
3H145
4F033
4F042
【Fターム(参考)】
3H145AA04
3H145AA12
3H145AA22
3H145BA03
3H145BA28
3H145CA09
3H145DA05
3H145DA15
3H145DA47
3H145EA04
3H145EA17
3H145EA34
3H145EA42
4F033BA03
4F033DA01
4F033EA01
4F033FA00
4F033NA01
4F042AB00
4F042BA03
4F042BA05
4F042BA12
4F042CA01
4F042CB02
4F042CB07
4F042CB19
(57)【要約】
ポンプヘッドに動作可能に接続されたステッピングモータを有するポンプを含む、流体を分配するためのシステム及び方法に関する。ポンプヘッドは入口及び出口を有している。入口は、流体リザーバに流体連通するように構成されている。制御装置は、モータに動作可能に接続されている。制御装置はモータを駆動し、ステッピングモータの速度及び加速度は、分配チップと分配された流体との間の付着を回避するように選択されている。疎水性材料で形成された分配チップは、ポンプヘッドの出口と流体連通している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体を分配するためのシステムであって、
ポンプヘッドに動作可能に接続されたステッピングモータを有するポンプであって、前記ポンプヘッドが入口及び出口を有し、前記入口が、分配された流体を収容する流体リザーバに流体連通するように構成された、ポンプと、
疎水性材料を含み、前記ポンプヘッドの前記出口と流体連通する分配チップと、
前記ステッピングモータを起動及び停止するために前記ステッピングモータに動作可能に接続された制御装置であって、所定の速度及び加速度で前記ステッピングモータを駆動し、前記分配チップと前記分配された流体との間の付着が回避され、前記ステッピングモータが停止された後に前記分配された流体の液滴が前記分配チップに付着したままにならないように、前記ポンプヘッドが前記分配チップを通って前記流体を移動させる制御装置と、
を備えているシステム。
【請求項2】
前記制御装置が、約600~1500RPMの範囲の速度で、約38,000ステップ/秒
2~140,000ステップ/秒
2の範囲の加速度で前記ステッピングモータを駆動している、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記制御装置が、1000RPMの速度及び57,220ステップ/秒
2の加速度で前記モータを駆動している、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記ポンプが、1回の分配容量で空気中に1マイクロリットル以下を分配するように制御されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記分配チップが、0.010インチ~0.020インチの範囲のIDを有している、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記分配チップは、0.013インチのIDを有している、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記分配チップが、0.031インチ~0.062インチの範囲の内径を有する配管によって、前記分配チップに流体的に連結されている、請求項5に記載のシステム。
【請求項8】
前記配管が、フッ素化エチレン-プロピレンから形成されている、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記ステッピングモータは、回転軸を中心に回転するシャフトを有し、前記ポンプヘッドは、前記シャフトに連結されたピストンを有し、回転軸を中心に回転し、前記回転軸の方向に平行移動する、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記ポンプは、1回の分配容量が1マイクロリットル以下になるように較正された固定リンクポンプである、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
可変ヘッドを備えた前記ポンプは、1回の分配容量が1マイクロリットル以下になるように較正されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記分配チップが疎水性材料で形成されている、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
流体を分配するためのシステムであって
ポンプヘッドに動作可能に接続されたステッピングモータを有する往復回転ポンプであって、前記ポンプヘッドが入口及び出口を有し、前記入口が、分配された流体を収容する流体リザーバに流体連通するように構成された往復回転ポンプと、
前記ポンプヘッドの出口と流体連通する疎水性材料で形成された、0.010インチ~0.020インチの範囲のIDを有する分配チップと、
前記ステッピングモータを起動及び停止するために前記ステッピングモータに動作可能に接続された制御装置であって、該制御装置は、約38,000ステップ/秒
2~140,000ステップ/秒
2の範囲の加速度で、約600~1500RPMの範囲の速度で前記ステッピングモータを駆動し、これにより、前記ステッピングモータは、前記分配チップと前記分配された流体との間の付着が回避され、前記ステッピングモータが停止された後に前記分配された流体の液滴が前記分配チップに付着したままにならないように、前記ポンプヘッドが前記分配チップを通って前記流体を移動させる制御装置と、
を備えているシステム。
【請求項14】
前記ポンプは、1回の分配容量が1マイクロリットル以下になるように較正された固定リンクポンプである、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記ステッピングモータは、回転軸を中心に回転するシャフトを有し、前記ポンプヘッドは、前記シャフトに連結されたピストンを有し、回転軸を中心に回転し、前記回転軸の方向に平行移動する、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
流体を分配する方法であって、
ポンプであって、ポンプヘッドに動作可能に接続されたステッピングモータを有し、前記ポンプヘッドは入口及び出口を有し、前記入口は流体リザーバ内に配された流体に流体連通するように適合され、前記出口は疎水性材料で形成された分配チップと流体連通しているポンプ、を提供するステップと、
前記ステッピングモータ及び前記ポンプヘッドを駆動するステップであって、前記ステッピングモータの速度及び加速度は、前記ポンプヘッドが流体を駆動し、前記分配チップと分配された流体との間の付着を回避するように選択され、前記ステッピングモータが停止された後、分配された流体の液滴が前記分配チップに付着したままにならないようにするステップと、
前記分配チップから1マイクロリットル以下の廃棄液を分配するステップと、
を含む、方法。
【請求項17】
前記制御装置が、約600~1500RPMの範囲の速度で、約38,000ステップ/秒
2~140,000ステップ/秒
2の範囲の加速度で前記ステッピングモータを駆動する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ポンプは、1回の分配容量で空気中に1マイクロリットル以下を分配するように制御されている、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記分配チップが疎水性材料で形成されている、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記ポンプが回転往復ポンプである、請求項16に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年4月8日に出願された米国仮特許出願第63/172,271号に対する優先権の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、流体分配システム(fluid dispensing system)に関し、より詳細には、流体分配容量の正確な制御のためのシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
回転往復ポンプ(rotating, reciprocating pump)は、歴史的に、流体容量を1マイクロリットルまで分配できている。流体は、典型的には、分配チップから液滴(droplet)で分配される。しかしながら、分配された液滴は、典型的には、分配チップから放出及び落下することができるようにするために、更なる介入(intervention)を必要としている。そのような介入は、分配チップを液体に浸漬させる(submerge)ためのものであっても良く、または分配チップを外部表面と接触させて液滴を放出させるためのものであっても良い。空気中にある間に、分配チップから良好に離脱する最小分配容量(smallest dispense volume)は、約10マイクロリットルであるとされている。
【0004】
熱を使用して分配する圧電インクジェット、及びBioDot(登録商標)システムのような他の既存の分配技術は、空気中で1マイクロリットル以下の流体分配を可能にしている。しかし、これらの技術は、回転往復ポンプを利用しない。回転往復ポンプを使用することにより、ディスペンサを独自の製品に組み込むことができ、分配された媒体を熱に曝すことを回避することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2005/0013708号明細書
【特許文献2】米国特許出願公開第2002/0177237号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2016/0032909号明細書
【特許文献4】米国特許第6213354号明細書
【特許文献5】米国特許第5312233号明細書
【特許文献6】米国特許第3168872号明細書
【特許文献7】米国特許第4008003号明細書
【特許文献8】米国特許第4941809号明細書
【特許文献9】米国特許第10935021号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、回転往復ポンプを使用して空気中で1マイクロリットルの分配を達成する流体分配システムを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、ポンプヘッドに動作可能に接続されたステッピングモータを有するポンプを含む、流体を分配するためのシステム及び方法を提供している。ポンプヘッドは入口及び出口を有している。入口は、分配された流体を収容する流体リザーバに流体連通するように構成されている。疎水性材料を含む分配チップは、ポンプヘッドの出口と流体連通している。制御装置は、ステッピングモータを起動及び停止するために、ステッピングモータに動作可能に接続されている。所定の速度でステッピングモータを起動及び駆動する制御装置によって、ポンプヘッドは、流体を分配チップを通って移動させ、これにより、分配チップと分配された流体との間の付着(adhesion)を回避し、ステッピングモータが停止された後、分配された流体の液滴が分配チップに付着したままにならないようにしている。
【0008】
本開示はまた、ポンプヘッドに動作可能に接続されたステッピングモータを有する往復回転ポンプを含む、流体を分配するためのシステムを提供している。ポンプヘッドは入口及び出口を有している。入口は、流体リザーバに流体連通するように構成されている。分配チップは、ポンプヘッドの出口と流体連通している。分配チップは、疎水性材料で形成された0.010インチ~0.020インチの範囲の内径(「ID:inside diameter」)を有している。制御装置は、ステッピングモータに動作可能に接続されている。制御装置は、約600~1500RPMの範囲の速度で、約38,000ステップ/秒2~140,000ステップ/秒2の範囲の加速度でステッピングモータを駆動し、その結果、ステッピングモータは、ポンプヘッドに流体を分配チップを通して移動させ、これにより、分配チップと分配された流体との間の付着が回避され、ステッピングモータが停止された後、分配された流体の液滴が分配チップに付着したままにならないようにしている。
【0009】
本開示は、更に、以下を含む流体を分配する方法を提供する:
ポンプであって、ポンプヘッドに動作可能に接続されたステッピングモータを有し、このポンプヘッドは入口及び出口を有し、入口は流体リザーバに流体連通するように構成され、出口は疎水性材料で形成された分配チップと流体連通しているポンプ、を提供するステップと、
ステッピングモータ及びポンプヘッドを駆動するステップであって、ステッピングモータの速度及び加速度は、ポンプヘッドが流体を駆動し、分配チップと分配された流体との間の付着を回避するように選択され、ステッピングモータが停止された後、分配された流体の液滴が分配チップに付着したままにならないようにするステップと、
分配チップから1マイクロリットル以下の廃棄液を分配するステップ。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図2】分配システムで使用されるポンプの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1及び
図2を参照すると、本開示は、流体の液滴を、分配チップから分離させ、空気中では、容量が1マイクロリットル以下になるようにする流体分配システム10に関する。システム10は、モータ14及びポンプヘッド16を含むポンプ12を備えている。ポンプ12は、分配チップ18に流体的に接続されている。配管20は、ポンプ12を、流体23を含む流体リザーバ21に接続している。
【0012】
図2及び
図3を参照すると、モータ14は、回転軸を中心に回転するシャフト22を有し、ポンプヘッド16は、回転軸を中心に回転し、回転軸の方向に平行移動するピストン24を有している。モータシャフト22は、モータシャフト22の回転がポンプピストンを回転させるように、ポンプピストン24に連結されている。更に、モータシャフトの回転軸に対してポンプピストンの回転軸を傾斜させることによって、モータシャフトの回転はまた、ポンプピストンの直線移動を引き起こす。このようなポンプ12は、特許文献6~特許文献9に示され、説明されており、これらの内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0013】
一実施形態では、ポンプ12は、1回の分配容量が1マイクロリットル以下になるように較正された固定リンクポンプ(fixed-link pump)であっても良い。代替的な実施形態では、システムは、1回の分配容量が1マイクロリットル以下に設定された可変ヘッド(variable head)を備えたポンプを利用している。
【0014】
一実施形態では、モータシャフト22は、ポンプピストン24に連結されており、モータシャフト22の各回転は、ポンプのピストン24を回転させる。ポンプとモータとの間の角度配向(angular orientation)により、モータシャフト22の各回転は更に、ポンプピストン24を軸方向に往復動させ、流体23を交互に吸引及び押し出して、ポンプ入口26とポンプ出口28との間で流体を移送している。ピストンストロークの振幅は、ポンプ入口と出口との間に送達される流体の容量を決定している。ステッピングモータ14に対するポンプヘッド16の角度を変化させることによって、ピストンのストロークが調整され、それによって入口と出口との間で移送される流体の容量が調整されている。
【0015】
一実施形態では、モータ14は、約600~1500RPMの範囲の速度で、または代替的に約900~1275RPMの範囲の速度で動作することができるタイプのステッピングモータであっても良い。ステッピングモータ14はまた、約38,000ステップ/秒2~140,000ステップ/秒2の範囲、または代替的に、約57,000ステップ/秒2~79,600ステップ/秒2の範囲の加速度で動作することができる。この範囲からわずかに外れた速度及び加速度も、許容可能な分配性能を提供することができる。一実施形態では、ステッピングモータ14は、例えば、1000RPMの速度及び57,220ステップ/秒2の加速度で動作するNEMAフレーム17型のモータとすることができる。ステッピングモータ14の特定の速度及び加速度は、流体の種類及び分配チップのサイズ等の要因に基づいて選択されても良い。ステッピングモータ14は、当技術分野で周知のタイプのモータ制御装置30に接続されている。モータ制御装置30は、ポンプヘッド16を駆動して所望の量の流体23を分配するために、モータ14を作動及び停止させる。このような制御は、例えば、Fluid Metering, Inc.によって販売されているIntelligent Stepper Motor Controllerを含むことができ、これは、ステッピングモータポンプのカスタムプログラミングのための埋め込みマイクロプロセッサを含む。
【0016】
ポンプヘッドの入口ポート26は、配管20を介して流体リザーバ21と流体連通している。一実施形態では、管は、内径(「ID」)が0.062インチのフッ素化エチレン-プロピレン(「FEP:fluorinated ethylene-propylene」)管であっても良い。あるいは、ID0.031インチを有するチューブを使用しても良い。他の寸法のチューブを使用することもできると考えられる。
【0017】
分配チップ18は、流体が接触するポリプロピレンのような疎水性材料を含むハイゲージ(high gauge)の分配チップであっても良い。ポリエーテルエーテルケトン(PEEK:polyether ether ketone)等の他の疎水性材料を使用して、分配チップ18を形成することができると考えられる。あるいは、分配チップは、非疎水性材料を覆う疎水性材料のコーティングを含んでも良い。一実施形態では、分配チップ18は、0.013インチ(0.320mm)のIDを有しても良い。しかし、0.010インチ~0.020インチの範囲のIDのような他の分配チップサイズも機能すると考えられる。分配チップ18は、配管20を介してポンプ出口ポート28に接続されている。一実施形態では、管は、IDが0.062インチのFEP管であっても良い。あるいは、ID0.031インチを有するチューブを使用しても良い。
図1に示すように、分配チップ18は、分配容器32上の垂直な、分配端(dispense-end)を下にした位置に保持されることが好ましい。
【0018】
正確な容量が分配されたことを確実にするために、システム10は、流体が分配チップ18に付着し、その上に残ることを防止している。
図1を参照すると、動作中、分配チップ18は、分配容器32の上に配置されている。空気のみが、分配チップ18を分配容器32から分離している。ステッピングモータ14は、制御装置30から信号を受信し、この信号は、モータ14を選択された速度及び加速度で動作させ、分配チップ18と分配された流体との間の付着が回避されるように、流体23を移動させる。一実施形態では、ステッピングモータは、約57,000ステップ/秒
2の加速度で約1000RPMの速度で動作されている。この動作は、ピストンを駆動し、ポンプヘッドは、0.013インチのIDを有する分配チップ18から流体40の流れを放出させる。ステッピングモータ14の運動は、所望の出力流体容量を提供するように制御されている。所定の時間が経過した後、ステッピングモータ14は制御装置30によって停止され、それに接続されたピストン24と同様に停止する。
【0019】
ポンプヘッド16及び分配チップ18を通って加速された分配流体は、分配チップの端部から完全に分離し、分配チップ18に付着した液滴は残らない。ステッピングモータ14によって駆動される流体の高加速度の使用は、流体と分配チップ18との間の付着力に打ち勝つ運動量を流体に与える。加えて、流体と分配チップとの間の付着力を減少させることによる分配チップ18の疎水性材料は、流体が分配チップ18に付着したままにならないように、分配チップを通って噴出される流体に寄与している。従って、正確な量の分配された流体を、空気を介して分配容器32に移送することができる。従って、システム10は、1マイクロリットル以下のオーダーの少量の液体を、回転する往復ポンプ12を使用して、空気を通して正確に且つ繰り返し分配することを可能にしている。
【0020】
本明細書で提供される教示が与えられれば、当業者は、技術及び開示された実施形態の他の実施及び適用を考慮することができるであろう。添付の図面を参照して例示的な実施形態を本明細書に記載したが、例示的な実施形態はこれらの正確な実施形態に限定されず、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、当業者によって様々な他の変更及び修正が行われることを理解されたい。
【国際調査報告】