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特表2024-516107UVCを使用してインプラント周囲炎を治療するための装置および方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-12
(54)【発明の名称】UVCを使用してインプラント周囲炎を治療するための装置および方法
(51)【国際特許分類】
   A61N 5/06 20060101AFI20240405BHJP
【FI】
A61N5/06 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023562183
(86)(22)【出願日】2022-04-08
(85)【翻訳文提出日】2023-11-07
(86)【国際出願番号】 US2022024112
(87)【国際公開番号】W WO2022217119
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】63/172,486
(32)【優先日】2021-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521459118
【氏名又は名称】バイオレイズ・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】BIOLASE, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】スミス, ロバート ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ブラウン, ウィリアム イー.
【テーマコード(参考)】
4C082
【Fターム(参考)】
4C082AE01
4C082MA10
4C082PA03
4C082PC08
4C082PE04
4C082RE02
4C082RE03
4C082RE17
4C082RE22
4C082RE34
4C082RL24
(57)【要約】
本開示は、紫外線光を使用したインプラント周囲炎の治療のためのシステムおよび方法を対象とする。いくつかの実施形態では、紫外線光は、100~280ナノメートルの波長を伴う紫外線c光である。いくつかの実施形態では、紫外線c光は、インプラントの表面を親水性にし、細胞タンパク質付着をより受けやすくする。いくつかの実施形態では、紫外線光を使用してインプラント周囲炎を治療するための装置は、可撓性縮径部および可撓性縮径部の端部における回転可能先端を伴うハンドピースを含む。いくつかの実施形態では、ハンドピースは、端部発射先端または側面発射先端のいずれかに結合し、そこから紫外線光を指向し得る、コントラアングル歯科用ハンドピースまたは直線歯科用ハンドピースを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
紫外線光を使用して患者の口内に埋設された1つまたはそれを上回る歯科用インプラントのインプラント周囲炎を治療するための方法であって、前記方法は、
(1)前記1つまたはそれを上回る歯科用インプラントの周囲のエリアを清浄化するステップと、
(2)移植材料のために前記エリアを準備するステップと、
(3)暴露されたインプラント表面から残りのバイオバーデンを除去するステップと、
(4)前記暴露されたインプラント表面に紫外線光処理を印加するステップと、
(5)前記暴露されたインプラント表面の周囲に移植材料を適用するステップと、
(6)前記移植材料にわたってコラーゲン障壁を適用するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記エリアを清浄化するステップは、前記1つまたはそれを上回る歯科用インプラントの周囲から肉芽組織および/または病理組織を除去するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記残りのバイオバーデンを除去するステップは、指向されるレーザエネルギーを用いて前記暴露されたインプラント表面を処理するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記暴露されたインプラント表面に前記紫外線光処理を提供するステップは、100nm~280nmの波長範囲において前記暴露されたインプラント表面に紫外線c(UVC)光を提供するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記暴露されたインプラント表面に前記紫外線光処理を提供するステップは、249nm~259nmの波長範囲において前記暴露されたインプラント表面に紫外線c(UVC)光を提供するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記暴露されたインプラント表面に前記紫外線光処理を提供するステップは、100nm~280nmの波長範囲において前記暴露されたインプラント表面に紫外線c(UVC)光を印加するように構成される紫外線光器具を提供するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記紫外線光器具は、前記暴露されたインプラント表面に前記UVC光を印加するように構成され、前記暴露されたインプラント表面は、少なくとも部分的に、前記患者の口腔の後方部分および/または内側部分に面する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記紫外線光器具は、直線歯科用ハンドピースを備える、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記コラーゲン障壁は、治癒および復元のために前記移植材料を実質的に定位置に固着させるように構成される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
患者の口内に埋設されたインプラントを処理するための装置であって、
ハンドピースと、
紫外線光源と、
先端と
を備え、
前記先端は、前記ハンドピースの遠位端に結合され、
前記ハンドピースは、紫外線光を前記紫外線光源から前記先端に指向するように構成され、
前記ハンドピースおよび前記先端は、前記紫外線光が、前記患者の口内の歯科用インプラントの暴露面上に指向されることを可能にするように構成される、装置。
【請求項12】
前記暴露面の少なくとも一部は、口腔の後方部分に面している、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記暴露面の少なくとも一部は、前記患者の口の中を見るときに可視ではない、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記ハンドピースおよび前記先端は、前記ハンドピースの少なくとも一部が前記患者の口の外側に延在する間、前記紫外線光が、前記歯科用インプラントの暴露面上に指向されることを可能にするように構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
前記ハンドピースは、コントラアングル歯科用ハンドピースを備え、
前記先端は、端部先端および側面発射先端のうちの1つであり、
前記コントラアングル歯科用ハンドピースは、前記側面発射先端または端部発射先端に結合するように構成され、
前記側面発射先端および前記端部発射先端は、それぞれが前記歯科用インプラントの暴露面上に前記紫外線光を指向するように構成される、
請求項11に記載の装置。
【請求項16】
前記ハンドピースはさらに、可撓性縮径部を備え、
前記可撓性縮径部は、前記暴露面上に前記紫外線光を指向するために屈曲するように構成される、
請求項11に記載の装置。
【請求項17】
前記先端は、前記可撓性縮径部に結合されるように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記先端は、端部先端および側面発射先端のうちの1つである、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記先端は、前記先端の側面から前記紫外線光を放出するように構成される、請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記紫外線光は、100~280nmの波長を伴う紫外線c光(UVC)である、請求項18に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(関連出願)
本願は、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2021年4月8日に出願され、「TREATMENT OF PERI-IMPLANTITIS USING ULTRAVIOLET-C LASERS」と題された米国仮特許出願第63/172,486号の利益および優先権を主張する。
【0002】
歯科用インプラントの設置は、患者の健康および全体的な生活の質を有意に改善し得る、ますます重要なサービスである。周辺軟質組織および骨がインプラントと骨結合するすることが、重要である。最近では、それらが最初に埋込される前に、UVC(紫外線C)光または非熱プラズマ(「NTP」)を用いてインプラント(例えば、チタン、ジルコニウム)の表面を処理するある方法が、インプラントの親水性性質を改善することが発見されている。これは、周辺細胞からの流体およびタンパク質が、インプラントの表面に引き寄せられ、より確実な結合を形成する結果をもたらす。UVC光を用いてインプラントを処理する現在の方法は、UVCランプを含むシールされた容器内に新しいインプラントを設置し、次いで、インプラントを10秒~15分またはそれを上回って強いUVC光に暴露することに限定されている。しかしながら、周辺組織に部分的または完全に結合することができなかった埋設されたインプラントの暴露面の原位置処理のためのいかなる装置または方法も、現在存在していない。
【0003】
感染症、歯科用材料に対する有害な身体反応、および/またはインプラント部位における骨喪失に起因して経時的に粘膜周囲炎およびインプラント周囲炎を発症する患者は、再置換外科手術を要求する。これらの症例では、骨の変性は、インプラントねじをその上に保持するためのものを殆どまたは全く残さず、したがって、それらは、事実上、インプラント部位に「自由浮遊」している。これらの自由浮遊するインプラントは、容易に除去されることができるが、除去は、依然として少なくとも部分的に骨に付着されるインプラントに関して望ましくない。現在の最新技術では、新しいインプラントで見られるものと同一の親水性結合をインプラント上の新しい組織および移植材料で達成する際の成功率は、約50%にすぎない。これらの失敗した症例は、難治性となり、インプラント修復手技後、多くの症例が再発することを意味する。
【0004】
したがって、再置換外科手術インプラントに関する成功率を有意に改善する方法および装置に関する必要性が、存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
いくつかの実施形態では、本開示は、患者の口内に埋設されたインプラントを処理するための装置および方法を対象とする。いくつかの実施形態では、本方法は、以下のステップ、すなわち、(1)欠陥エリアから肉芽組織および/または病理組織を除去することによって、エリアを清浄化するステップと、(2)移植材料のためにエリアを準備するステップと、(3)指向されるレーザエネルギー(例えば、Er, Cr:YSGG 2,790nmレーザ、9,300または10,600nm COレーザ、1,064nm Nd:YAGまたはNIRダイオードレーザ、またはEr:YAG 2,940nmレーザから)を用いて残りのバイオバーデンを除去する、および/または暴露されたインプラント表面を処理するステップと、(4)器具を使用して暴露されたインプラント表面にUVC処理を印加するステップと、(5)インプラント周囲炎罹患エリアを再建するために移植材料を適用するステップと、(6)治癒および復元のために同一の場所にインプラントを固着させる、コラーゲン障壁を適用するステップとのうちの1つまたはそれを上回るものを含む。
【0006】
いくつかの実施形態では、本開示はまた、暴露されたインプラント表面に100~400nmにおけるUVC光等の紫外線光を送達するように構成および配列される、紫外線(UV)器具を対象とする。具体的波長のUVCが、本開示全体を通していくつかの実施形態に関連して使用されるが、UVC(例えば、UVスペクトルの100~280nm部分)を使用する方法および/または装置の任意の開示がまた、100~400nmの波長における紫外線光を使用する方法および/または装置または1つまたはそれを上回る先端開口部からプラズマを放出する装置の開示であることを理解されたい。いくつかの実施形態では、本開示はまた、暴露されたインプラント表面に253.7nmにおけるUVC光を送達するように構成および配列される、UVC器具を対象とする。いくつかの実施形態では、本開示は、暴露されたインプラント表面にプラズマ光機能化プロセスを送達するように構成および配列される、NTP器具を対象とする。いくつかの実施形態では、光機能化プロセスは、器具の先端開口部から高温または低温プラズマエネルギーを放出するステップを含む。図12は、いくつかの実施形態による、プラズマ器具および/またはUVC器具の両方の形状および構成の参照としての役割を果たす。本明細書に使用されるように、暴露されたインプラント表面は、患者の口内に外科的に固着され、インプラントの少なくとも一部が治療手技の間に骨および/または組織によって被覆されない、任意の材料のインプラントの任意の部分である。本システムのいくつかの実施形態は、暴露されたインプラント表面の後方部分を含む、インプラント表面に253.7nmにおけるUVC光を印加するように構成および配列される、UVC器具および指向性送達システムを対象とする。
【0007】
いくつかの実施形態では、UVC器具は、1つまたはそれを上回る流体管を備える。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る流体管のうちの少なくとも1つは、インプラント部位に、またはそれに隣接して流体を送達するように構成および配列される、流体送達管である。いくつかの実施形態では、流体は、水を含む。いくつかの実施形態では、流体は、酸エッチング液を含む。いくつかの実施形態では、流体は、過酸化水素を含む。いくつかの実施形態では、流体は、ガスである。いくつかの実施形態では、流体は、空気である。
【0008】
いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る流体管のうちの少なくとも1つは、UVC器具から熱を除去するように構成される、流体冷却管である。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る流体管は、UVC送達システムの少なくとも一部を構成する、UVC先端の内外に冷却流体を循環または移動させるように構成および配列される。いくつかの実施形態では、UVC先端に隣接するUVC器具の少なくとも一部は、可撓性および/または調節可能である縮径部または他の構造である。いくつかの実施形態では、縮径部は、器具ハンドピースが、患者の口の外側に延在する間、UVC光が、口腔の後方部分に面するインプラント表面上に指向され得るように、ハンドピースに対して最大180°屈曲することができる。
【0009】
いくつかの実施形態では、UVC器具は、1つまたはそれを上回るUVC先端を含む。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回るUVC先端は、可撤性である。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回るUVC先端の少なくとも一部は、UVC光がそれを通して通過することを可能にするように構成および配列される、光開口部を含む。いくつかの実施形態では、開口部は、UVC光が、遠位端からインプラント表面上に指向されるように、UVC先端の遠位端にあり、表面における開口部に平行かつ遠位面に平行な平面が、ハンドピースおよび/または縮径部の中心軸を二等分する平面に略垂直であろう場所に位置付けられる。いくつかの実施形態では、光開口部は、UVC光が、先端の側面からインプラント表面上に指向されるように、先端の遠位端に隣接する1つまたはそれを上回るUVC先端のある側上に、先端の側面に沿って位置付けられる、開口部に接する、および/または平行かつ遠位端に直交する平面が、ハンドピースおよび/または縮径部の中心軸を二等分する平面に平行であろう場所に位置する。いくつかの実施形態では、側面上にUVC開口部を含む、1つまたはそれを上回るUVC先端の少なくとも一部は、UVC光が0°~360°の任意の角度に指向され得るように、回転可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、いくつかの実施形態による、親水性から疎水性へのインプラント表面の変質に関する機構を描写する。
【0011】
図2図2は、いくつかの実施形態による、異なるエージングを伴い、かつ紫外線処理の有無別の酸エッチングされたチタン表面に関する細胞親和性の描写である。
【0012】
図3図3は、いくつかの実施形態による、細胞タンパク質がUVC処理されたインプラント表面と反応する様子の図示である。
【0013】
図4図4は、いくつかの実施形態による、UVC処理後の複雑なフィブリン付着構造を図示する。
【0014】
図5図5は、いくつかの実施形態による、本明細書に説明されるUVC処理を用いて処理されないインプラントに関する望ましくない付着構造を描写する。
【0015】
図6図6は、いくつかの実施形態による、本明細書に説明される方法による治療前の例示的インプラント周囲炎部位の放射線写真である。
【0016】
図7図7は、いくつかの実施形態による、本明細書に説明される方法による治療前の図6に示されるインプラント周囲炎部位の高分解能写真である。
【0017】
図8図8は、いくつかの実施形態による、本明細書に説明される方法のために好適なアブレーションレーザの写真である。
【0018】
図9図9は、いくつかの実施形態による、暴露されたインプラント表面を清浄化するアブレーションレーザを示す、高分解能写真である。
【0019】
図10図10は、いくつかの実施形態による、酸エッチングステップを描写する。
【0020】
図11図11は、いくつかの実施形態による、254nmにおけるUVCを発生させる水銀ランプからの直接暴露を利用する、UVC器具を示す。
【0021】
図12図12は、いくつかの実施形態による、部分的に暴露されたインプラント上に紫外線光(例えば、UVC光)を指向するための可撓性縮径部と、交換可能先端とを備える、ハンドピースを図示する。
【0022】
図13図13は、いくつかの実施形態による、2つの交換可能ハンドピース変形例および可撤性光透過コンポーネントを図示する。
【0023】
図14図14は、いくつかの実施形態による、遠位端に1つまたはそれを上回るUVC発光ダイオード(LED)を伴う直線ハンドピースを描写する。
【0024】
図15図15は、いくつかの実施形態による、コントラアングルハンドピースおよび1つまたはそれを上回るUVC光投影配列を示す。
【0025】
図16図16は、いくつかの実施形態による、直線ハンドピースおよび光投影配列を図示する。
【0026】
図17図17は、いくつかの実施形態による、インプラント部位の中への移植材料の挿入を示す。
【0027】
図18図18は、いくつかの実施形態による、残りのインプラントへの移植材料の成功した結合を示す、術後3ヵ月の放射線写真を示す。
【0028】
図19図19は、本システムのいくつかの実施形態による、本システムおよび方法を可能にする、または備える、コンピュータシステムを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0029】
詳細な説明
図1は、いくつかの実施形態による、親水性から疎水性へのインプラント表面の変質に関する機構を描写する。チタンがエージングするにつれて、暴露面は、炭素含有有機分子および大気中に存在する他の非有機分子で汚染された状態になる。汚染によって引き起こされる親水性の低減は、流体反発を引き起こす。図2に示されるように、本反発効果はまた、細胞中の流体に適用される。しかしながら、研究は、紫外線光、特に、UVC光を用いた表面処理後、細胞親和性が劇的に増加することを示している。
【0030】
図3は、細胞タンパク質がUVC処理されたインプラント表面と反応する様子を示す、図示である。左端の列301に示されるように、大気からの有機および/または無機材料は、ファンデルワールス力を通してインプラント302に結合し、表面汚染物質303を形成する。本結合は、表面を汚染させるだけではなく、また、表面の電子状態を変化させる。中央の列304は、約254nmにおけるUVCの印加が、電子状態もまた変化させる表面汚染物質303を除去する様子を示す。これは、ひいては、インプラントの表面を親水性にし、右の列305に示されるように細胞タンパク質付着を受けやすくする。本明細書に説明されるシステムおよび方法が、いくつかの実施形態に従って実装されるため、インプラントは、ここでは、細胞の付着を受けやすくなり、体液(例えば、血液)が、その表面上に毛管作用で運ばれるであろう。
【0031】
図4は、いくつかの実施形態による、本明細書に説明されるようなUVC処理後の複雑なフィブリン付着構造401を図示する。示されるように、付着は、非常に複雑であり、フィブリンを引き離す試み402は、いくつかの実施形態による、非UVC処理インプラントにおいて予期されるであろうように、これが無傷で剥がれることと対照的に、細断されたフィブリンをもたらした。図5は、いくつかの実施形態による、低密度接着および/または間隙501を備える、UVCを用いて処理されないインプラントに関する望ましくない付着構造を描写する。
【0032】
図6は、いくつかの実施形態による、本明細書に説明される方法による治療前の例示的インプラント周囲炎部位の放射線写真である。図7は、いくつかの実施形態による、本明細書に説明される方法による治療前の図6に示されるインプラント周囲炎部位の高分解能写真である。いくつかの実施形態では、本方法における第1のステップは、インプラントコンポーネント701の少なくとも一部を除去し、移植のために部位を準備することである。いくつかの実施形態では、非限定的実施例として、インプラント部位全体のための新しい骨構造を作成するために、番号12インプラント702および番号14インプラント703の骨構造の間のエリア全体を移植することが、必要である。
【0033】
いくつかの実施形態では、本方法における次のステップは、インプラントの表面を清浄化および消毒することである。図8は、いくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るインプラントの表面を清浄化および消毒するために好適なアブレーションレーザの写真である。図9は、いくつかの実施形態による、暴露されたインプラント表面902を清浄化する図8のアブレーションレーザ901を示す、高分解能写真である。いくつかの実施形態では、アブレーションレーザ901は、最初に、欠陥エリア内に残留する肉芽組織および/または病理組織を除去するために使用される。いくつかの実施形態では、次のステップは、アブレーションレーザ901を使用し、インプラントのねじ山の間のエリアを含む、暴露されたインプラント表面からバイオバーデンを清浄化することである。
【0034】
インプラント表面は、視覚的に清浄であり得るが、原子レベルにおいて、エージングされたチタンは、依然として汚染されており、疎水性状態にある。アブレーションレーザを用いた処理であっても、インプラント表面を親水性状態に戻すために十分な汚染物質を除去するために十分ではないことが、見出されている。いくつかの実施形態では、インプラント表面902を清浄化し、移植材料のためにこれを準備するための次のステップは、暴露されたインプラント表面を酸エッチングし、細菌内毒素を除去することである。図10は、いくつかの実施形態による、酸エッチングステップを描写する。いくつかの実施形態では、酸エッチングが完了した後、酸は、除去される、および/または洗い流される。いくつかの実施形態では、次のステップは、変性した内毒素を除去することである。本手技のための好適な化合物は、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)であるが、他の物質および化合物もまた、使用されてもよい。
【0035】
いくつかの実施形態では、後続ステップは、これを過酸化水素(H)で浸水させることによって、インプラント部位からいかなる残留する酸も除去することであり、これはまた、いかなる残りのバイオバーデンも除去する。これらのステップは、最良モードを想定するが、他の方法も、いくつかの実施形態による、約254nmの波長を伴うUVC光を使用した処理のためにエリアを清浄化および準備するステップを満たすように採用されることができる。いくつかの実施形態は、254nmの印加から±5nmの範囲内のUVCを印加する。本明細書に説明されるいくつかの実施形態は、(100~280nm)のUVC波長範囲の全てまたは一部を含み、いくつかの実施形態では、また、相互から独立した、および/または相互と併せての両方のUVAの使用を含む。
【0036】
いくつかの実施形態では、清浄化ステップ後、253.7nm(本明細書に使用されるように、254nmおよび253.7nmの言及は、請求項の割当および境界を定義する目的のために交換可能である)におけるUVC処理が、暴露されたインプラント表面に印加される。いくつかの実施形態では、UVC処理を印加する方法は、40℃のインプラント表面温度を超えないようにインプラントにUVCを印加するステップを含む。いくつかの実施形態では、本システムは、インプラントが40℃を超える温度に到達しないように防止するために、UVC源の電力を変調させるように構成される。図11は、いくつかの実施形態による、254nmにおけるUVCを発生させる水銀ランプからインプラント表面への暴露を指向するように構成される、UVC器具を示す。いくつかの実施形態では、UVC器具は、ハンドピース1101と、遠位端1103に近接して位置する、側面開口部1102と、UVCライト1104とを含む。いくつかの実施形態では、本方法は、本明細書に説明される1つまたはそれを上回るUVC器具を用いた約254nm(例えば、253.7nm)におけるUVC処理を含む。
【0037】
図12は、いくつかの実施形態による、部分的に暴露されたインプラント上に紫外線光(例えば、UVC光)を指向するための可撓性ハンドピース1200を図示する。いくつかの実施形態では、可撓性ハンドピース1200は、ハンドピース基部1201を備える。いくつかの実施形態では、ハンドピース基部1201に取り付けられるものは、可撓性縮径部1202である。いくつかの実施形態では、可撓性縮径部1202は、先端1204内に配置されたUVCライト1203から患者の口内に光を指向するために、屈曲し、屈曲位置を保持するように構成される。いくつかの実施形態では、屈曲機能は、枢動および/または摺動要素および/または連結部によって提供されることができる。
【0038】
いくつかの実施形態では、光は、側面光開口部1205から放出される。いくつかの実施形態では、先端1204は、これが可撓性縮径部1202に接続する、その縦方向軸1213を中心として回転するように構成される。いくつかの実施形態では、可撓性縮径部1202は、ハンドピース基部1201の縦方向軸を中心として回転するように構成され、先端1204は、可撓性縮径部1202とともに回転するように構成される。いくつかの実施形態では、先端1204は、可撓性縮径部1202および/またはハンドピース基部1201から可撤性である。いくつかの実施形態では、可撓性縮径部1202および/またはハンドピース基部1201は、先端1206等の複数の異なるタイプの先端を可能にするように構成される。いくつかの実施形態では、先端1206は、UVCライト1208からの光がそれを通して照射されることを可能にするように構成される、遠位開口部1207を備える。
【0039】
図13は、いくつかの実施形態による、2つの交換可能ハンドピース変形例および可撤性光透過コンポーネントを図示する。いくつかの実施形態では、ハンドピースは、側面発射先端1311(または端部発射先端)を備える、コントラアングルハンドピース1310を含む。いくつかの実施形態では、ハンドピースは、側面発射先端1321(または端部発射先端)を備える、直線ハンドピース1320を含む。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回るハンドピース(例えば、可撓性ハンドピース1200、コントラアングルハンドピース1310、直線ハンドピース1320、および/またはそれらの組み合わせ)は、その遠位端においてファイバアセンブリ1330に結合するように構成される。いくつかの実施形態では、ファイバアセンブリ1330は、水銀アークランプシステム1340、単一UVC LEDシステム1350、UVC LEDアレイシステム1360、およびUVCフラッシュランプシステム1370のうちの1つまたはそれを上回るものを備える、1つまたはそれを上回る発光システムからの光を透過させるように構成される、光ファイバケーブル1331を備える。
【0040】
いくつかの実施形態では、水銀アークランプシステム1340は、水銀アークランプ1341からの光をレンズシステム(例えば、1つまたはそれを上回るコリメータ)1342の中に反射させるように構成され、これは、次いで、UVC光を光ファイバケーブル1331の中に集束させる、反射器1343を含む。いくつかの実施形態では、光ファイバケーブル1331は、UVC光をファイバアセンブリ1330に透過させるように構成され、これは、ファイバアセンブリ1330が本明細書に説明される1つまたはそれを上回るハンドピースの中に挿入されるとき、UVC光を側面発射先端1311、1321(または端部発射先端)から外に指向するように構成される。
【0041】
いくつかの実施形態では、単一UVC LEDシステム1350は、単一のUVC LED1351を備える。いくつかの実施形態では、単一UVC LEDシステム1350は、単一のUVC LED1351から放出されたUVC光をレンズシステム1352の中に指向するように構成され、これは、光をファイバアセンブリ1330の中に集束させ、これは、次いで、UVC光を側面発射先端1311、1321(または端部発射先端)から外に指向する。
【0042】
いくつかの実施形態では、UVC LEDアレイシステム1360は、複数のUVC LED1361を備える。いくつかの実施形態では、UVC LEDアレイシステム1360は、UVC LEDアレイ1361から放出されたUVC光をレンズシステム1362の中に指向するように構成され、これは、光をファイバアセンブリ1330の中に集束させ、続けて、側面発射先端1311、1321(または端部発射先端)から外に集束させる。
【0043】
いくつかの実施形態では、UVCフラッシュランプシステム1370は、レンズシステム1372と、1つまたはそれを上回るフィルタ1373と、1つまたはそれを上回るUVCフラッシュランプ1374と、UVC光をファイバアセンブリ1330の中に指向し、続けて、側面発射先端1311、1321(または端部発射先端)から外に指向するように構成される、1つまたはそれを上回る反射器1375とを備える。
【0044】
図14は、いくつかの実施形態による、1つまたはそれを上回るUVC LEDが直線ハンドピース1400の遠位端に位置付けられる、直線ハンドピース1400を描写する。いくつかの実施形態では、直線ハンドピース1400の遠位端1401は、遠位端1401からUVC光を投影するように構成される、ハンドピース本体1406内の単一のUVC LED1402、UVC LEDアレイ1403、水銀アークランプシステム1404、および/またはフラッシュランプシステム1405を備える。
【0045】
図15は、いくつかの実施形態による、コントラアングルハンドピース1510および1つまたはそれを上回るUVC光投影配列1530、1540、1550を示す。いくつかの実施形態では、コントラアングルハンドピース1510の遠位端1511は、ランプ1531(例えば、UVC光を放出するように構成される、水銀アークランプまたはフラッシュランプ)、単一のUVC LED1541、および/またはUVC LEDアレイ1551のうちの1つまたはそれを上回るものを備える。いくつかの実施形態では、遠位端1511は、反射器1532を備える。いくつかの実施形態では、反射器1532は、1つまたはそれを上回るUVC光源1531、1541、および/または1551からの光をレンズシステム1512に向かって反射させるように構成される。いくつかの実施形態では、遠位端1511におけるレンズシステム1512は、角度付けられたミラー1513上にUVC光を指向するように構成される。いくつかの実施形態では、角度付けられたミラー1513は、インプラント表面にUVC光を送達するように構成される側面発射先端1520(または端部発射先端)に光を指向するように構成される。いくつかの実施形態では、本明細書に説明される任意のハンドピース変形例に関して、端部発射先端が、側面発射先端(または端部発射先端)の代わりに使用される。
【0046】
図16は、いくつかの実施形態による、直線ハンドピース1610および1つまたはそれを上回るUVC光投影配列1630、1640、1650を示す。いくつかの実施形態では、直線ハンドピース1610の遠位端1611は、ランプ1631(例えば、UVC光を放出するように構成される、水銀アークランプまたはフラッシュランプ)、単一のUVC LED1641、および/またはUVCアレイ1651のうちの1つまたはそれを上回るものを備える。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回るUVC光源1631、1641、および/または1651は、光をレンズシステムに反射させるように構成される、反射器を備える。いくつかの実施形態では、遠位端1611は、インプラント表面にUVC光を送達するように構成される端部発射先端1620(またはいくつかの実施形態による端部発射先端)の中にUVC光を指向するように構成される、レンズシステム1612を備える。いくつかの実施形態では、直線ハンドピース1610は、を備える。
【0047】
いくつかの実施形態では、移植材料が、次いで、選択および適用される。より硬質で、より結晶性で、より吸収性の低い移植材料は、いくつかの実施形態による、調整されたチタン表面への付着を低減させるであろうため、吸収性移植材料が、好ましい。いくつかの実施形態では、ヒドロキシアパタイト(HA)密度が増加するほど、多核巨細胞複合体の形成が生じる可能性が高くなり、これは、骨の代わりに結合組織形成につながるため、異種移植片、皮質骨片、皮質およびセルロース骨移植片の組み合わせは、あまり効果的ではないことが見出されている。いくつかの実施形態では、遊離イオン性カルシウムを完全に吸収および放出する海綿状同種移植および/または異物形成法が、満足の行く結果を与えており、自己生物製剤と組み合わせられることができる。
【0048】
図17は、いくつかの実施形態による、皿内に形成された微粒子の適用を示す。本方法を使用して、微粒子は、インプラント本体の周囲に形成され、これは、いくつかの実施形態に従って、微粒子が部位から外に移動しないように防止する。いくつかの変形例では、微粒子は、いくつかの骨プラガを用いて凝縮され、材料が、理想的な体積に到達するまで追加され続ける。
【0049】
いくつかの実施形態では、移植材料が追加された後、次のステップは、コラーゲン膜障壁を追加することである。いくつかの実施形態では、多くのインプラント周囲炎症例において、重要となる壁が、欠陥部位から欠落している。いくつかの実施形態では、壁が欠落しているとき、障壁(例えば、吸収性コラーゲン障壁)のみが、移植部位の完全性を維持することに役立つであろう。いくつかの実施形態では、穴が、膜内に形成され(例えば、この場合では2つ)、これは、残りのインプラントと整合するように構成および配列される。インプラントは、膜を通して通過し、膜は、骨移植複合体にわたって覆われ、形成される。いくつかの実施形態では、吸収性コラーゲン膜は、これが生体反応性ではないため、最後の層となるべきではない。
【0050】
いくつかの実施形態では、上皮下結合組織移植片(SECT)が、使用され、これは、多くの場合、口蓋ドナー部位に由来する、またはより多くの組織が必要とされる場合、アロダーム等の軟質組織に由来する。いくつかの実施形態では、最終層は、L-PRF(白血球含有多血小板フィブリン)の形態における自己フィブリン膜である。いくつかの実施形態では、ボタン孔(例えば、2つの小さいボタン孔)が、PRF膜内に作製され、これは、膜が2つのインプラントアバットメントにわたって、かつその間で延伸することを可能にし、膜は、次いで、2つのアバットメントの肩部まで押し下げられる。いくつかの実施形態では、これは、移植材料にわたって完全な一次的フラップ閉鎖を得ることについて懸念する必要性を伴わずに、良好な閉鎖を可能にする。いくつかの実施形態では、仮ブリッジが、次いで、最終層にわたって設置される。いくつかの実施形態では、骨膜リリースもまた、コラーゲン膜およびPRF膜にわたって良好な一次的閉鎖を得るために使用されることができる。
【0051】
図18は、いくつかの実施形態による、同一の症例の術後3ヵ月の放射線写真を示す。いくつかの実施形態では、本半径方向移植片体積は、本明細書に説明される方法による、暴露されたインプラント表面のUVC処理で見られる結果の典型である。いくつかの実施形態では、放射線写真は、事前に暴露されたインプラント表面への強い接着および移植エリアにおける新しい骨成長を示し、同一の部位における新しいインプラントを可能にする。いくつかの実施形態では、新しいインプラントおよび使用済みインプラントの両方が、本明細書に説明されるUVC器具を使用して、UVC光に暴露される。いくつかの実施形態では、実験室ミルドポストもまた、軟質組織接着のために本明細書に説明されるUVCを用いて処理される。
【0052】
いくつかの実施形態では、本開示はまた、暴露されたインプラント表面に254nmにおけるUVC光を送達するように構成および配列される、UVC器具を対象とする。本明細書に使用されるように、暴露されたインプラント表面は、患者の口内に外科的に固着され、インプラントの少なくとも一部が骨および/または組織によって被覆されない、任意の材料のインプラントの任意の部分である。本システムのいくつかの実施形態は、口腔の後方部分に面する、および/または口から離れた、および/または口を通して見るときに可視ではない場合がある、暴露されたインプラント表面の後方部分に254nmにおけるUVC光を印加するように構成および配列される、UVC器具を対象とする。
【0053】
いくつかの実施形態では、ハンドピース1200を含む、UVC器具は、1つまたはそれを上回る流体管1209、1210、1211、および1212を備える。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る流体管1209-1212のうちの少なくとも1つは、インプラント部位に流体を送達するように構成および配列される、流体送達管である。いくつかの実施形態では、流体は、水を含む。いくつかの実施形態では、流体は、酸エッチング液を含む。いくつかの実施形態では、流体は、過酸化水素を含む。いくつかの実施形態では、流体は、ガスである。いくつかの実施形態では、流体は、空気である。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る流体管のうちの少なくとも1つは、液体送達管1209、1211である。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る流体管のうちの少なくとも1つは、ガス送達管1210、1212である。いくつかの実施形態では、ハンドピース1200を含む、UVC器具は、インプラント部位にガスおよび液体の両方を同時に送達するように構成される。図12-16に示される1つまたはそれを上回るハンドピース変形例は、いくつかの実施形態による、本明細書に説明される1つまたはそれを上回る管および/または関連付けられる機能性を備える。管配列等のいくつかの実施形態からの種々の特徴が、当業者が本システムを作製および使用することを支援することを意味する非限定実施例であることを理解されたい。いくつかの実施形態による特徴は、いくつかの他の実施形態からの特徴と容易に組み合わせ可能であり、そのような交換可能性は、本システムの実施形態の割当および境界を定義する目的のために組み合わせ可能であり得る。
【0054】
いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る流体管1209-1212のうちの少なくとも1つは、UVC器具から熱を除去するように構成される、流体冷却管である。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る流体管は、UVC先端の中に、その中で、および/またはそれから外に冷却流体を循環させるように構成および配列される。いくつかの実施形態では、UVC先端に隣接する、またはそれを備えるUVC器具の少なくとも一部は、可撓性および/または調節可能である縮径部1202である。いくつかの実施形態では、縮径部1202は、器具ハンドピースが、患者の口の外側に延在する間、UVC光が、口腔の後方部分に面するインプラント表面上に指向され得るように、ハンドピースに対して最大180°屈曲することができる。
【0055】
いくつかの実施形態では、UVC器具1200は、1つまたはそれを上回るUVC先端1204、1206を含む。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回るUVC先端1204、1206の少なくとも一部は、UVC光がそれを通して通過することを可能にするように構成および配列される、光開口部1205、1207を含む。いくつかの実施形態では、光開口部1207は、UVC先端の遠位端にあり、縮径部に略垂直である。いくつかの実施形態では、光開口部1205は、先端1204の遠位端に沿った、ハンドピース基部1201および縮径部1202の中心軸に平行な平面に隣接する、および/またはそれに垂直な1つまたはそれを上回るUVC先端1204の側面上に位置する。いくつかの実施形態では、側面上にUVC光開口部1205を含む、1つまたはそれを上回るUVC先端1204の少なくとも一部は、UVC光が患者の口内にあるときに0°~360°の任意の角度に指向され得るように、回転可能である。いくつかの実施形態では、本システムは、多種多様な先端に結合され得る、人間工学的ハンドピースを含む。いくつかの実施形態は、それぞれ、本明細書に説明される方法のための光パターンを提供するように構成される、側面発射先端または端部発射先端に結合されるように構成される、ハンドピースを含む。いくつかの実施形態では、パターンは、インプラントの温度を40℃を下回って保つように構成される。いくつかの実施形態では、遠位端ファイバアセンブリが、光ファイバによってUVC光源に結合される。いくつかの実施形態では、UVC光源は、モジュール式であり、ファイバから容易に結合および結合解除される。いくつかの実施形態は、UVC単一LED、UVC LEDアレイ、および/または水銀アークランプを備える、光源を含む。
【0056】
いくつかの実施形態は、任意のタイプのコンピュータシステムを備え得る、UVC器具のためのコントローラを含む。いくつかの実施形態では、コントローラは、インプラントの表面が40℃を上回る温度に到達しないように防止するように構成される。図19は、本システムのいくつかの実施形態による、本システムおよび方法を可能にする、または備える、コンピュータシステム1910を図示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1910は、前述のシステムおよび方法の1つまたはそれを上回るソフトウェアモジュールのコンピュータ実行可能コードを動作させる、および/または処理することができる。さらに、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1910は、本システムと統合される、またはそれに結合される1つまたはそれを上回るグラフィカルユーザインターフェース(例えば、HMI)内で情報を動作させる、および/または表示することができる。
【0057】
いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1910は、少なくとも1つのプロセッサ1932を備えることができる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサ1932は、1つまたはそれを上回る従来のサーバプラットフォーム(図示せず)内に常駐する、またはそれに結合されることができる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1910は、少なくとも1つのオペレーティングシステム1934を処理することが可能な少なくとも1つのプロセッサ1932に結合される、ネットワークインターフェース1935aと、アプリケーションインターフェース1935bとを含むことができる。さらに、いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサ1932に結合されるインターフェース1935a、1935bは、ソフトウェアモジュールのうちの1つまたはそれを上回るもの(例えば、エンタープライズアプリケーション1938等)を処理するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、ソフトウェアアプリケーションモジュール1938は、サーバベースのソフトウェアを含むことができ、少なくとも1つのユーザアカウントおよび/または少なくとも1つのクライアントアカウントをホストするように動作し、少なくとも1つのプロセッサ1932を使用して、これらのアカウントのうちの1つまたはそれを上回るものの間でデータを転送するように動作することができる。
【0058】
上記の実施形態を念頭に置いて、本システムが、コンピュータシステム内に記憶されたデータを伴う種々のコンピュータ実装動作を採用し得ることを理解されたい。また、本開示全体を通して説明される、上記に説明されるデータベースおよびモデルは、種々の実施形態に従って、コンピュータシステム1910内のコンピュータ可読記憶媒体上に、およびコンピュータシステム1910に結合されるコンピュータ可読記憶媒体上に、分析モデルおよび他のデータを記憶することができる。加えて、いくつかの実施形態では、本システムの上記に説明されるアプリケーションは、コンピュータシステム1910内のコンピュータ可読記憶媒体上に、およびコンピュータシステム1910に結合されるコンピュータ可読記憶媒体上に記憶されることができる。いくつかの実施形態では、これらの動作は、物理量の物理的操作を要求するものである。通常、必ずしもそうではないが、いくつかの実施形態では、これらの量は、記憶され、転送され、組み合わせられ、比較され、別様に操作されることが可能な電気、電磁気、磁気、光学、または光磁気信号のうちの1つまたはそれを上回るものの形態をとる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1910は、少なくとも1つのデータソース1937a、少なくとも1つのデータ記憶装置1937b、および/または少なくとも1つの入/出力1937cのうちの少なくとも1つに結合される、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体1936を備えることができる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1910は、コンピュータ可読媒体1936上のコンピュータ可読コードとして具現化されることができる。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体1936は、データを記憶し得る任意のデータ記憶装置であり得、これは、その後、コンピュータ(コンピュータ1940等)によって読み取られることができる。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体1936は、所望の情報またはデータまたは命令を有形に記憶するために使用され得、コンピュータ1940またはプロセッサ1932によってアクセスされ得る、任意の物理的または物質的媒体であり得る。いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体1936は、ハードドライブ、ネットワーク接続記憶装置(NAS)、読取専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、FLASH(登録商標)ベースのメモリ、CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD、磁気テープ、他の光学および非光学データ記憶装置を含むことができる。いくつかの実施形態では、種々の他の形態のコンピュータ可読媒体1936は、ルータ、私設または公衆ネットワーク、または有線および無線の両方の他の伝送またはチャネルを含む、遠隔コンピュータ1940および/または少なくとも1人のユーザ1931に命令を伝送または搬送することができる。いくつかの実施形態では、ソフトウェアアプリケーションモジュール1938は、データベースに、およびそれから(例えば、データベースを備え得る、データソース1937aと、データ記憶装置1937bとを含む、コンピュータ可読媒体1936に、およびそれから)データを送信および受信するように構成されることができ、データは、少なくとも1つの他のソースからソフトウェアアプリケーションモジュール1938によって受信されることができる。いくつかの実施形態では、ソフトウェアアプリケーションモジュール1938のうちの少なくとも1つは、コンピュータシステム1910内で、少なくとも1つのデジタルディスプレイ上にレンダリングされた少なくとも1つのグラフィカルユーザインターフェースを介して、少なくとも1人のユーザ1931にデータを出力するように構成されることができる。
【0059】
いくつかの実施形態では、コンピュータ可読媒体1936は、ネットワークインターフェース1935aを介して従来のコンピュータネットワークを経由して分散されることができ、そこで、コンピュータ可読コードによって具現化されるシステムは、分散方式において記憶および実行されることができる。例えば、いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1910の1つまたはそれを上回るコンポーネントは、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)1939aおよび/またはインターネット結合ネットワーク1939b(例えば、無線インターネット等)を通してデータを送信および/または受信するように結合されることができる。いくつかの実施形態では、ネットワーク1939a、1939bは、広域ネットワーク(「WAN」)、直接接続(例えば、ユニバーサルシリアルバスポートを通して)、または他の形態のコンピュータ可読媒体1936、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
【0060】
いくつかの実施形態では、ネットワーク1939a、1939bのコンポーネントは、例えば、デスクトップコンピュータおよび/またはラップトップコンピュータを含む、任意の数のパーソナルコンピュータ1940、またはLAN1939aを通して結合される任意の固定、概して、非モバイルインターネットアプライアンスを含むことができる。例えば、いくつかの実施形態は、管理者を含む任意のタイプのユーザのために構成され得る、LAN1939aを通して結合される、パーソナルコンピュータ1940、データベース1941、および/またはサーバ1942のうちの1つまたはそれを上回るものを含む。いくつかの実施形態は、ネットワーク1939bを通して結合される、1つまたはそれを上回るパーソナルコンピュータ1940を含むことができる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1910の1つまたはそれを上回るコンポーネントは、インターネットネットワーク(例えば、ネットワーク1939b等)を通してデータを送信または受信するように結合されることができる。例えば、いくつかの実施形態は、無線で結合され、入力および出力(「I/O」)1937cを介して少なくとも1つのエンタープライズアプリケーション1938を含む本システムの1つまたはそれを上回るソフトウェアモジュールにアクセスする、少なくとも1人のユーザ1931a、1931bを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステム1910は、少なくとも1人のユーザ1931a、1931bが、LAN1939aを通してI/O1937cを介してエンタープライズアプリケーション1938にアクセスするように結合されることを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ1931は、デスクトップコンピュータおよび/またはラップトップコンピュータ、またはインターネット1939bを通して結合される任意の固定、概して非モバイルインターネットアプライアンスを使用して、コンピュータシステム1910に結合される、ユーザ1931aを備えることができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、コンピュータシステム1910に結合される、モバイルユーザ1931bを備えることができる。いくつかの実施形態では、ユーザ1931bは、限定ではないが、1つまたはそれを上回る携帯情報端末、少なくとも1つのセルラー電話、少なくとも1つのモバイル電話、少なくとも1つのスマートフォン、少なくとも1つのページャ、少なくとも1つのデジタルタブレット、および/または少なくとも1つの固定またはモバイルインターネットアプライアンスを含む、コンピュータシステム1910に無線で結合される任意のモバイルコンピューティング1931cを使用して接続することができる。
【0061】
本明細書に説明される主題は、暴露されたインプラント表面の原位置処理によるインプラント周囲炎の治療および予防に対する技術的改良を対象とする。本開示は、1つまたはそれを上回るプロセッサと、1つまたはそれを上回る非一過性コンピュータとを備える、1つまたはそれを上回るコンピュータを含む機械が、本システムのいくつかの実施形態および従来技術に優るその改良を実装する方法の詳細を説明する。機械によって実行される命令は、人間の頭の中で実施される、またはペンおよび紙を使用して人間によって導出されることができず、機械がプロセス入力データを有用な出力データに変換することを要求する。また、本明細書に提示される請求項は、司法上の例外を汎用コンピュータによって実装される公知の従来のステップと結び付けることを試みない、またはそれらは、単純にこれを技術分野に関連させることによって司法上の例外を結び付けることを試みない。実際、本明細書に説明されるシステムおよび方法は、出願の時点で未知である、および/または公有に属しておらず、それらは、従来技術において公知ではない技術的改良の利点を提供する。さらに、本システムは、請求項を有用な用途に限定する従来にないステップを含む。
【0062】
本システムが、その適用において、前述の説明に記載される、または図面に図示される構造物の詳細およびコンポーネントの配列に限定されないことを理解されたい。本明細書に開示されるシステムおよび方法は、多数の実施形態の範囲内に該当する。前述の議論は、当業者が本システムの実施形態を作製および使用することを可能にするために提示される。いくつかの実施形態に含まれる構造および/または原理の任意の部分が、任意および/または全ての実施形態に適用されることができ、本明細書に提示されるいくつかの実施形態からの特徴が、いくつかの他の実施形態による他の特徴と組み合わせ可能であることを理解されたい。したがって、本システムのいくつかの実施形態は、例証される内容に限定されることを意図しておらず、本明細書に開示される全ての原理および特徴と一貫する最も広い範囲を与えられるものである。
【0063】
本システムのいくつかの実施形態は、具体的値および/または設定点を用いて提示される。これらの値および設定点は、限定であることを意図しておらず、単に、より高い構成対より低い構成の実施例であり、当業者が本システムを作製および使用するための支援として意図される。
【0064】
さらに、出願人自らが辞書編集者としての役割も果たしているため、出願人は、請求範囲の明示的な意味および/または否認を以下の用語に付与する。
【0065】
出願人は、例えば、「Aおよび/またはB」または「Aおよび/またはBのうちの少なくとも1つ」等の「および/または」の任意の使用を、要素Aのみ、要素Bのみ、または要素AおよびBをともにを意味するように定義する。加えて、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」の列挙、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙、または「A、B、またはC、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つ」の列挙は、それぞれ、要素Aのみ、要素Bのみ、要素Cのみ、または、例えば、AB、AC、BC、またはABC等の要素A、B、およびCの任意の組み合わせを意味するように定義される。
【0066】
値と併せて使用されるときの「実質的に」および「約」は、別様に規定されない限り、測定されるものの同一の単位および/または縮尺の5%またはそれを下回る差異を包含する。
【0067】
本明細書に使用されるような「同時に」は、同時に複数のタイプのデータを処理することを試みる、本明細書に説明されるプロセッサおよび/またはネットワーク等の従来および/または独自のコンピュータと関連付けられる遅延時間および/または待ち時間を含む。「同時に」はまた、無線および/または有線ネットワークを経由するか、および/またはプロセッサ回路網内かどうかにかかわらず、デジタル信号が1つの物理的場所から別の場所に転送されるために要する時間を含む。列挙される物理的ステップに関して、「同時に」は、最大5秒のステップの間の時間差を含む。
【0068】
本明細書に使用されるように、「~することができる」または「~してもよい」またはその派生語(例えば、本システムは、Xを示すことができる)は、説明の目的のためにのみ使用され、本システムの割当および境界を定義するとき、「~するように構成される」(例えば、コンピュータは、命令Xを実行するように構成される)と同義的および/または交換可能であるように理解される。
【0069】
加えて、用語「~するように構成される」は、本明細書および/または請求項に列挙される限定が、列挙される機能を実施するような方法において配列されなければならないことを意味し、「~するように構成される」は、列挙される機能を実施するように修正されることが「可能」であるが、当技術分野と関連付けられる開示がそのように行うためのいかなる明示的な教示も有していない当技術分野における構造を除外する。例えば、「上側部分において構造Xから流体を受容し、下側部分から構造Yに流体を送達するように構成される容器」の列挙は、構造X、構造Y、および容器が全て、列挙される機能を実施するように配列されるものとして開示されるシステムに限定される。列挙「~するように構成される」は、単純にそれらの構造物によって列挙される機能を実施することが「可能」であり得るが、関連付けられる開示(またはその欠如)が列挙される全ての構造の間の機能的限定を満たすためにそのような修正を行うためのいかなる教示も提供しない要素を除外する。別の実施例は、「一連の命令X、Y、およびXを実行するように構成またはプログラムされるコンピュータシステム」である。本実施例では、命令は、コンピュータシステムが、列挙される命令を実行するように「構成される」および/または「プログラムされる」ように、非一過性コンピュータ可読媒体上に存在しなければならず、「~するように構成される」および/または「~するようにプログラムされる」は、単に、その上に記憶される列挙される命令を有することが「可能」であるが、その上にプログラムおよび記憶される命令X、Y、およびZのいかなる教示も有していない非一過性コンピュータ可読媒体を伴うコンピュータシステムを教示する技術分野を除外する。列挙「~するように構成される」はまた、物理的構造と併せて使用されるとき、動作的に接続されることと同義的として解釈されることができる。
【0070】
前述の詳細な説明は、異なる図中の同様の要素が同様の参照番号を有する、図を参照して熟読されるものである。必ずしも縮尺通りではない図は、いくつかの実施形態を描写し、本システムの実施形態の範囲を限定することを意図していない。
【0071】
本発明の一部を形成する本明細書に説明される動作のうちのいずれかは、有用な機械動作である。本発明はまた、これらの動作を実施するためのデバイスまたは装置に関する。本装置は、特殊目的コンピュータ等、要求される目的のために特別に構築されることができる。特殊目的コンピュータとして定義されるとき、コンピュータはまた、特殊目的のために動作することが依然として可能でありながら、特殊目的の一部ではない他の処理、プログラム実行、またはルーチンを実施することができる。代替として、動作は、コンピュータメモリ、キャッシュ内に記憶される、またはネットワークを経由して取得される1つまたはそれを上回るコンピュータプログラムによって選択的にアクティブ化または構成される、汎用コンピュータによって処理されることができる。データが、ネットワークを経由して取得されるとき、データは、ネットワーク上の他のコンピュータ、例えば、コンピューティングリソースのクラウドによって処理されることができる。
【0072】
本発明の実施形態はまた、データを1つの状態から別の状態に変換する機械として定義されることができる。データは、電子信号として表され、データを電子的に操作し得る、物品を表すことができる。変換されたデータは、ある場合には、ディスプレイ上に視覚的に描写され、データの変換からもたらされる物理的物体を表すことができる。変換されたデータは、概して、または物理的および有形物体の構築または描写を可能にする特定のフォーマットにおいて記憶装置に保存されることができる。いくつかの実施形態では、操作は、プロセッサによって実施されることができる。そのような実施例では、プロセッサは、したがって、データを1つのものから別のものに変換する。なおもさらに、いくつかの実施形態は、ネットワークを経由して接続され得る1つまたはそれを上回る機械またはプロセッサによって処理され得る方法を含む。各機械は、データを1つの状態またはものから別の状態またはものに変換することができ、また、データを処理する、データを記憶装置に保存する、ネットワークを経由してデータを伝送する、結果を表示する、または結果を別の機械に通信することができる。本明細書に使用されるようなコンピュータ可読記憶媒体は、(信号とは対照的に)物理的または有形記憶装置を指し、限定ではないが、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータ等の情報の有形記憶のための任意の方法または技術において実装される、揮発性および不揮発性、リムーバブルおよび非リムーバブル記憶媒体を含む。
【0073】
方法動作は、いくつかの実施形態による具体的順序において提示されるが、それらのステップの実行は、明示的に規定されない限り、必ずしも列挙される順序において行われない。また、他のハウスキーピング動作が、動作の合間に実施されることができる、動作が、それらがわずかに異なる時間に行われるように調節されることができる、および/または動作が、オーバーレイ動作の処理が所望の方法において実施され、所望のシステム出力をもたらす限り、処理と関連付けられる種々の間隔における処理動作の発生を可能にするシステムにおいて分散されることができる。
【0074】
本発明が、特定の実施形態および実施例に関連して上記に説明されているが、本発明が、必ずしもそのように限定されず、多数の他の実施形態、実施例、使用、修正、および実施形態、実施例、および使用からの逸脱が、本明細書に添付される請求項によって包含されることを意図していることが、当業者によって理解されるであろう。本明細書に引用される各特許および刊行物の開示全体は、各そのような特許または刊行物が個々に参照することによって本明細書に組み込まれる場合と同様に、参照することによって組み込まれる。本発明の種々の特徴および利点が、以下の請求項に記載される。
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【国際調査報告】