(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-12
(54)【発明の名称】デジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法
(51)【国際特許分類】
H02M 3/24 20060101AFI20240405BHJP
【FI】
H02M3/24 H
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568506
(86)(22)【出願日】2021-11-24
(85)【翻訳文提出日】2023-11-05
(86)【国際出願番号】 CN2021132599
(87)【国際公開番号】W WO2022233122
(87)【国際公開日】2022-11-10
(31)【優先権主張番号】202110490455.6
(32)【優先日】2021-05-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523418579
【氏名又は名称】上海沃壱健康科技集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】閻 世洪
【テーマコード(参考)】
5H730
【Fターム(参考)】
5H730AS04
5H730BB23
5H730BB57
5H730DD04
5H730EE06
5H730EE57
5H730EE59
5H730FD01
5H730FD11
5H730FD31
5H730FF06
5H730FF09
(57)【要約】
本発明は、圧電セラミックトランスで整流された出力電圧を収集するステップと、収集された出力電圧と所定の電圧とを比較して、差があると、駆動信号の周波数を調整するステップと、駆動信号の周波数により圧電セラミックトランスの昇圧比を調整することにより、圧電セラミックトランスが所定の電圧を出力するステップと、を含む、デジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法を開示する。本発明は、デジタル方式で駆動周波数を変更することにより、圧電セラミックトランスの昇圧比を変更して、最終的に出力電圧を安定化する。圧電セラミックトランスの出力電圧が安定し、環境適合性が高く、信頼性が高い。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高電圧サンプリング回路により、圧電セラミックトランスで整流された出力電圧を収集するステップと、
収集された出力電圧信号をマイクロコントローラDDS発生器に送信し、マイクロコントローラDDS発生器が収集された出力電圧と所定の電圧とを比較して、差があると、駆動信号の周波数を調整するステップと、
駆動信号の周波数により圧電セラミックトランスの昇圧比を調整することにより、圧電セラミックトランスが所定の電圧を出力するステップと、を含む、ことを特徴とするデジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法。
【請求項2】
温度及び/湿度が変化した後、高電圧サンプリング回路により、圧電セラミックトランスで整流された出力電圧を収集し、
収集された出力電圧信号をマイクロコントローラDDS発生器に送信し、マイクロコントローラDDS発生器が収集された出力電圧と所定の電圧とを比較して、差があると、駆動信号の周波数を調整し、
駆動信号の周波数により圧電セラミックトランスの昇圧比を調整することにより、圧電セラミックトランスが所定の電圧を出力する、ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法。
【請求項3】
電流サンプリング回路により、圧電セラミックトランスの駆動回路の電流を収集し、所定の電流を超えると、駆動回路をオフにする、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル化駆動方法に関し、特に、デジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
圧電セラミックトランスを用いて高電圧マイナスイオンを発生させると、体積が小さく、動作周波数が高く、高電圧によって破壊されにくいという特性がある。従来の圧電セラミックトランスの駆動技術に用いられているアナログ技術は、圧電セラミックトランスの共振及び出力電圧を、アナログネガティブフィードバックの信号入力とする。アナログ方式の圧電セラミック駆動方式は、出力電圧が安定せず、発振せず、回路が複雑であり、環境温度による影響が大きいという欠点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記問題を解決するために、圧電セラミックトランスの出力電圧を安定化するように、デジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、以下の技術手段を用いる。デジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法は、
圧電セラミックトランスで整流された出力電圧を収集するステップと、
収集された出力電圧と所定の電圧とを比較して、差があると、駆動信号の周波数を調整するステップと、
駆動信号の周波数により圧電セラミックトランスの昇圧比を調整することにより、圧電セラミックトランスが所定の電圧を出力するステップと、を含む。
【0005】
さらに、温度及び/湿度が変化した後、圧電セラミックトランスで整流された出力電圧を収集し、
収集された出力電圧と所定の電圧とを比較して、差があると、駆動信号の周波数を調整し、
駆動信号の周波数により圧電セラミックトランスの昇圧比を調整することにより、圧電セラミックトランスが所定の電圧を出力する。
【0006】
さらに、圧電セラミックトランスの駆動回路の電流を収集し、駆動回路の電流が所定の電流を超えると、駆動回路をオフにする。
【発明の効果】
【0007】
従来の技術に比べて、本発明は、以下の有益な効果を有する。本発明は、デジタル方式で駆動周波数を変更することにより、圧電セラミックトランスの昇圧比を変更して、最終的に出力電圧を安定化する。圧電セラミックトランスの出力電圧が安定し、環境適合性が高く、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】デジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法における駆動回路の原理図である。
【
図2】マイクロコントローラDDS(Direct Digital Synthesis)発生器及び基準電圧発生回路図である。
【
図5】boost昇圧回路、圧電セラミック昇圧回路、倍電圧整流回路、高電圧サンプリング回路、フィードバック電圧信号増幅回路の図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施例に係る回路(マイナスイオン発生回路)について、
図1~
図7を参照することができ、回路の説明の詳細について、実施例4を参照する。なお、デジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法は、上記回路に適用することを含むが、これらに限定されない。
【実施例1】
【0010】
本実施例に係るデジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法は、高電圧サンプリング回路により、圧電セラミックトランスで整流された出力電圧を収集するステップと、
収集された出力電圧信号をマイクロコントローラDDS発生器に送信し(収集された出力電圧を電圧信号増幅回路によりマイクロコントローラDDS発生器に送信する)、マイクロコントローラDDS発生器が収集された出力電圧と所定の電圧とを比較して、差があると、駆動信号の周波数を調整するステップと、
駆動信号の周波数により圧電セラミックトランスの昇圧比を調整することにより、圧電セラミックトランスが所定の電圧を出力するステップと、
電流サンプリング回路により、圧電セラミックトランスの駆動回路の電流を収集し、駆動回路の電流が所定の電流を超えると、駆動回路をオフにするステップと、を含む。例えば、駆動回路は、電流サンプリング回路により、電流信号を収集してマイクロコントローラDDS発生器に送信し、駆動回路の電流が所定の電流(例えば、500mA)を超えた場合、駆動回路(例えば、MOSトランジスタ)を強制的にオフにして、回路を保護して安全性及び信頼性を図る。
【実施例2】
【0011】
本実施例に係るデジタルチップに基づく圧電セラミックトランスのデジタル化駆動方法は、温度及び/湿度が変化した後、高電圧サンプリング回路により、圧電セラミックトランスで整流された出力電圧を収集するステップと、
収集された出力電圧信号をマイクロコントローラDDS発生器に送信し(収集された出力電圧を電圧信号増幅回路によりマイクロコントローラDDS発生器に送信する)、マイクロコントローラDDS発生器が収集された出力電圧と所定の電圧とを比較して、差があると、駆動信号の周波数を調整するステップと、
駆動信号の周波数により圧電セラミックトランスの昇圧比を調整することにより、圧電セラミックトランスが所定の電圧を出力するステップと、
電流サンプリング回路により、圧電セラミックトランスの駆動回路の電流を収集し、駆動回路の電流が所定の電流を超えると、駆動回路をオフにするステップと、を含む。例えば、駆動回路は、電流サンプリング回路により、電流信号を収集してマイクロコントローラDDS発生器に送信し、電流が所定の電流(例えば、500mA)を超えた場合、駆動回路(MOSトランジスタ)を強制的にオフにして、回路を保護して安全性及び信頼性を図る。
【実施例3】
【0012】
基本的な手段は、実施例1又は実施例2と同じであり、同様に、収集された出力電圧信号をマイクロコントローラDDS発生器に送信し(収集された出力電圧を電圧信号増幅回路によりマイクロコントローラDDS発生器に送信する)、マイクロコントローラDDS発生器が収集された出力電圧と所定の電圧とを比較して、差があると、駆動信号の周波数を調整するステップを含む。駆動信号の周波数を調整する場合、マイクロコントローラと外付け基準水晶発振器により、DDS周波数発生器をソフトウェアで作って、駆動信号の周波数を調整する方式を用いるという点で相違する。すなわち、マイクロコントローラは、分周器により出力周波数を広範囲で調整してもよく、ソフトウェアDDSにより出力周波数を精確に調整してもよいため、出力電圧を精確に制御することができる。
【実施例4】
【0013】
図1を参照すると、本実施例に係るマイナスイオン発生回路は、ダイオード倍電圧整流部分である倍電圧整流回路1と、分圧サンプリング回路である高電圧サンプリング回路2と、高電圧を出力し、かつカーボンブラシに接続されてマイナスイオンを放出するマイナスイオン放出カーボンブラシ3と、サンプリング電圧増幅バッファー回路であるフィードバック電圧信号増幅回路4と、圧電セラミックトランスの駆動回路であるboost昇圧回路5と、圧電セラミックトランスの昇圧エネルギー変換モジュールである圧電セラミック昇圧回路6と、圧電セラミック駆動回路の過電流サンプリング回路である電流サンプリング回路7と、マイクロコントローラDDS発生器8と、温湿度収集モジュール9と、水晶クロックソース10と、5V安定化電源11と、12V電源電圧入力回路12とを含み、該マイナスイオン発生回路の電源モジュールは、5V安定化電源11及び12V電源電圧入力回路12で構成され、該電源モジュールは、マイナスイオン発生回路全体に給電する。
【0014】
温湿度調整に基づくマイナスイオン発生回路は、マイクロコントローラDDS発生器8を主制御ユニットとし、
図1から分かるように、上記マイクロコントローラDDS発生器8は、電源モジュール、水晶クロックソース10及び温湿度収集モジュール9に電気的に接続され、マイナスイオン放出カーボンブラシ3は、上記倍電圧整流回路1に電気的に接続され、上記倍電圧整流回路1は、上記圧電セラミック昇圧回路6に電気的に接続され、上記圧電セラミック昇圧回路6は、上記boost昇圧回路5に電気的に接続され、上記boost昇圧回路5は、上記マイクロコントローラDDS発生器8に電気的に接続される。
【0015】
本実施例における主制御ユニットが用いる制御チップU2は、
図2に示すSTC8A8K64S4A12_LQFP44チップを含むが、これに限定されない。上記マイクロコントローラDDS発生器に基準電圧発生回路が接続され、
図2から分かるように、基準電圧発生回路は、制御チップU2の12ピンに接続されたコンデンサC16、コンデンサC13、インダクタL3及び抵抗R18を含み、コンデンサ16、コンデンサC25の他端は、アナロググランドAGNDに接続され、インダクタL3の他端は、コンデンサC17及びコンデンサC18に接続され、インダクタL3は、制御チップU2の14ピンに接続されるとともに5V電源に接続され、コンデンサC17、コンデンサC18の他端は、グランド(GND)に接続され、コンデンサC17とコンデンサC13との間に抵抗R21、抵抗R22が接続され、抵抗R21と抵抗R22とは、グランド(EARTH)に接続される。抵抗R18の他端は、電圧基準チップCJ431Kの2ピンに接続され、電圧基準チップCJ431Kの1ピンと抵抗R18とは、制御チップU2の11ピンに接続され、電圧基準チップCJ431Kの1ピンと3ピンとの間にコンデンサC19が接続され、電圧基準チップCJ431Kの3ピンは、アナロググランド(AGND)に接続される。
【0016】
上記倍電圧整流回路に高電圧サンプリング回路が接続され、上記高電圧サンプリング回路は、フィードバック電圧信号増幅回路によりマイクロコントローラDDS発生器に接続される。上記boost昇圧回路に電流サンプリング回路が接続され、該電流サンプリング回路は、マイクロコントローラDDS発生器に電気的に接続される。
【0017】
図3を参照すると、上記温湿度収集モジュールは、制御チップU1(例えば、AHT20)を含み、上記制御チップU1の1ピン及び6ピンは、空ピン(結線なし)であり、制御チップU1の2ピンは、5V電源に接続され、制御チップU1の3ピン、4ピンは、マイクロコントローラDDS発生器に接続され、制御チップU1の3ピンは、抵抗R2により5V電源に接続され、制御チップU1の4ピンは、抵抗R1により5V電源に接続され、制御チップU1の5ピンと2ピンとの間にコンデンサC1が接続され、上記制御チップU1の5ピンは、グランドに接続される。該温湿度収集モジュールは、温度データ及び湿度データを収集した後に、対応する信号をマイクロコントローラDDS発生器にフィードバックする。
【0018】
また、引き継ぎ、
図2を参照すると、該図から分かるように、制御チップU2の18ピンにダイオードD6が接続され、ダイオードD6は、コネクタP2に接続される(プログラミング電流が逆にマイクロコントローラに流入することを防止する)。制御チップU2の20ピンに抵抗R12が接続され、抵抗R12にコネクタCN4が接続される(CN4を短絡させてUSBプログラムダウンロードモードに切り替える)。
【0019】
図4を参照すると、電源モジュールは、DCDC昇圧回路を用い、該回路は、電源管理チップU4(例えば、TLV61046ADBVRU4チップ)、コンデンサC10、コンデンサC11、ダイオードD7、抵抗R13及び抵抗R16を備え、電源管理チップU4の1ピンと6ピンとの間にインダクタL2が接続され、電源管理チップU4の6ピンは、5V電源端に接続され、電源管理チップU4の2ピンは、グランドに接続され、電源管理チップU4の4ピンは、抵抗R13と抵抗R16との間に接続され、抵抗R16の他端は、グランドに接続され、抵抗R13の他端は、12V電源端に接続され、ダイオードD7は、一端がグランドに接続され、他端が抵抗R13に接続され、コンデンサC11は、ダイオードD7に並列接続され、コンデンサC10は、コンデンサC11に並列接続され、電源管理チップU4の4ピンに抵抗R7が接続され、抵抗R7の他端は、グランドに接続され、電源管理チップU4の5ピンに12V電源端が接続され、5V電源端には、他端がグランドに接続されたコンデンサC12が接続される。
【0020】
図5を参照すると、該図から分かるように、boost昇圧回路5は、12V電源に接続されたインダクタL1及びコンデンサC3を含み、コンデンサC3の他端は、電界効果トランジスタQ1に接続され、電界効果トランジスタQ1にコンデンサC4が並列接続され、インダクタL1も電界効果トランジスタQ1に接続され、boost昇圧回路5は、圧電セラミック昇圧回路6に接続され、圧電セラミック昇圧回路6における圧電セラミックトランスPZT1は、倍電圧整流回路1に接続され、該倍電圧整流回路1は、圧電セラミックトランスPZT1の3ピン及び4ピンに接続されたダイオードD1と、ダイオードD1に並列接続されたダイオードD2と、ダイオードD2に並列接続されたダイオードD3と、ダイオードD3に並列接続されたダイオードD4と、を備え、ダイオードD2とダイオードD3との間にコンデンサC2が接続され、ダイオードD1とダイオードD2との間にコンデンサC5が接続される。倍電圧整流回路1は、マイナスイオン放出カーボンブラシ3に接続される。高電圧サンプリング回路2は、倍電圧整流回路1に接続され、高電圧サンプリング回路2は、ダイオードD2とダイオードD3との間に接続された抵抗R5を含み、抵抗R5は、抵抗R7、コンデンサC7及びコネクタCN3(製品のデバッグに用いられて、マイクロコントローラがオペアンプバッファを省略して、直接的にネガティブ高電圧を収集してテストしやすい)に接続され、コンデンサC7にダイオードD5が並列接続され、コンデンサC7の一端は、グランドに接続され、抵抗R7は、抵抗R6に接続され、抵抗R6は、12V電源に接続される。高電圧サンプリング回路2にフィードバック電圧信号増幅回路4が接続され、フィードバック電圧信号増幅回路4は、高電圧サンプリング回路2に接続されたオペアンプU5を含み、オペアンプU5の3ピンと4ピンとの間に抵抗R15が接続され、オペアンプU5の5ピンは、12V電源に接続され(コンデンサC15は、一端が12V電源に接続され、他端がグランドに接続される)、オペアンプU5の2ピンは、グランドに接続され、オペアンプU5の4ピンに抵抗R19が接続され、抵抗R19は、制御チップU2の2ピンに接続され、抵抗R20は、コンデンサC25に並列接続され、コンデンサC25は、一端が抵抗R19に接続され、他端がグランドに接続される。
【0021】
引き継ぎ、
図5を参照すると、該マイナスイオン発生回路は、電流サンプリング回路7をさらに含み、電流サンプリング回路7は、オペアンプU3を含み、該オペアンプU3の1ピンは、boost昇圧回路5、圧電セラミック昇圧回路6に接続され、オペアンプU3の2ピンは、グランドに接続され、オペアンプU3の4ピンは、抵抗R9及び制御チップU2の1ピンに接続され、オペアンプU3の5ピンは、基準電圧発生回路に接続され、オペアンプU3の5ピンと2ピンとの間にコンデンサC9が接続され、抵抗R9には、他端がグランドに接続されたコンデンサC8が接続され、オペアンプU3の4ピンと3ピンとの間に抵抗R8が接続され、抵抗R8に抵抗R10が接続され、抵抗R10の他端は、グランドに接続され、オペアンプU3の1ピンに接続された抵抗R11の他端は、グランドに接続される。
【0022】
図5において、電界効果トランジスタQ1に接続されたコネクタP1の1ピンは、制御チップU2の27ピンに接続され、コネクタP1の3ピンは、制御チップU2の23ピンに接続される。電界効果トランジスタQ1には、ESD(Electro-Static Discharge)ダイオードが集積されて、静電によるデバイスへの損傷を抑制する。
【0023】
図6を参照すると、該電源電圧変動収集回路(入力電圧の電源変動を収集する)は、コネクタCN1(12V単独給電保留コネクタ)を含み、該コネクタCN1の1ピンは、グランドに接続され、コネクタCN1の1ピンは、抵抗R4により制御チップU2の4ピンに接続され、コネクタCN1の2ピンは、12V電源に接続され、コネクタCN1の2ピンは、抵抗R3により制御チップU2の4ピンに接続される。
【0024】
図7を参照すると、該クロック発生回路(基準クロック周波数を発生させる)は、制御チップU2(制御チップU2の8ピン及び9ピン)に接続された外部水晶発振子Y1を含み、外部水晶発振子Y1の1ピンには、他端がグランドに接続されたコンデンサC20が接続され、外部水晶発振子Y1の2ピンには、他端がグランドに接続されたコンデンサC21が接続される。
【実施例5】
【0025】
表1は、温湿度とマイナスイオンとの関係テストデータを示す。
【表1】
【0026】
以上は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲は、上記実施形態に限定されず、本発明の原理に属する技術手段は、いずれも本発明の保護範囲に属する。当業者であれば、本発明の原理から逸脱することなく、いくつかの改善を行うことができ、これらの改善も本発明の保護範囲に含まれると見なされるべきである。
【国際調査報告】