(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-12
(54)【発明の名称】オンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのシステム、サーバ、及び方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/10 20230101AFI20240405BHJP
G06Q 50/26 20240101ALI20240405BHJP
【FI】
G06Q40/10
G06Q50/26
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024512949
(86)(22)【出願日】2022-04-25
(85)【翻訳文提出日】2023-11-01
(86)【国際出願番号】 KR2022005885
(87)【国際公開番号】W WO2022234996
(87)【国際公開日】2022-11-10
(31)【優先権主張番号】10-2021-0057395
(32)【優先日】2021-05-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523414836
【氏名又は名称】ザ サービス プラットフォーム カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】THE SERVICE PLATFORM CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】983D-ho H-1-dong, KIST, 5, Hwarang-ro 14-gil, Seongbuk-gu, Seoul 02792 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヨンウン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジョン ヒョク
(57)【要約】
本発明は、オンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのサーバであって、ユーザ端末及び外部決済サーバと通信を行う通信部と、ユーザ端末からタックスリファンドサービスと連携したオンラインショッピングモール内の商品に対する購買が要請される場合、通信部を介して外部決済サーバと連動して商品に対する決済を行い、決済が完了する場合、決済された商品が配送されて保管される商品保管装置の位置情報をユーザ端末に提供し、通信部を介して商品保管装置から受信するパスポート情報と既に格納されたパスポート情報が一致する場合、商品の受け取りが可能となるよう商品保管装置がロックされたドアをオープンするように制御し、ユーザによって受け取られた商品に対するタックスリファンド金額をユーザの口座に振り込むプロセッサとを含むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのサーバであって、
ユーザ端末及び外部決済サーバと通信を行う通信部と、
前記ユーザ端末から前記タックスリファンドサービスと連携したオンラインショッピングモール内の商品に対する購買が要請される場合、前記通信部を介して前記外部決済サーバと連動して前記商品に対する決済を行い、
前記決済が完了する場合、前記決済された商品が配送されて保管される商品保管装置の位置情報を前記ユーザ端末に提供し、前記通信部を介して前記商品保管装置から受信するパスポート情報と既に格納されたパスポート情報が一致する場合、前記商品の受け取りが可能となるよう前記商品保管装置がロックされたドアをオープンするように制御し、
ユーザによって受け取られた前記商品に対するタックスリファンド金額を前記ユーザの口座に振り込むプロセッサと、
を含むサーバ。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記決済された商品の保管が可能な商品保管装置が2つ以上の場合、
前記2つ以上の商品保管装置のリストを前記ユーザ端末に提供し、
前記ユーザ端末によって前記リストから選択される特定の商品保管装置に前記決済された商品が保管されるように制御する、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記リスト内の商品保管装置は、
前記ユーザ端末から設定される前記商品の受取日程及び受取可能な場所に基づいて決定されたものである、ことを特徴とする請求項2に記載のサーバ。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記受取日程に基づいて受取当日の為替情報を含む受取確認メッセージを前記ユーザ端末に伝送し、
前記ユーザ端末から前記受取確認メッセージに対する応答として受取遅延を要請される場合、前記商品の受取日程を変更する、ことを特徴とする請求項3に記載のサーバ。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記受取日程に基づいて既に設定された日程の前に受取確認メッセージを前記ユーザ端末に伝送し、
前記ユーザ端末から前記受取確認メッセージに対する応答として受取場所の変更を要請される場合、前記ユーザ端末から新たな受取場所を入力され、
前記新たな受取場所に基づいて前記商品保管装置が含まれている前記リストを生成して提供する、ことを特徴とする請求項4に記載のサーバ。
【請求項6】
前記プロセッサは、
出入国管理サーバ及び内国税管理サーバと連動してユーザのパスポート情報に基づいて前記ユーザがタックスリファンド対象者か否かを確認し、前記ユーザが対象者である場合、前記商品に対するタックスリファンド金額を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項7】
前記プロセッサは、
認証番号情報を前記ユーザ端末に更に提供し、
前記ユーザのパスポート情報と前記既に格納されたパスポート情報が一致し、前記通信部を介して前記商品保管装置から受信する認証情報と既に格納された認証情報が一致する場合、前記商品保管装置がロックされたドアをオープンするように制御することを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記ユーザのパスポート情報と前記既に格納されたパスポート情報が一致し、前記認証情報と前記既に格納された認証情報が一致し、前記通信部を介して前記商品保管装置の生体認証モジュールからリアルタイムで受信する前記ユーザの生体情報と既に設定された生体情報が一致する場合、前記商品保管装置がロックされたドアをオープンするように制御する、ことを特徴とする請求項7に記載のサーバ。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記商品に対する配送追跡情報及び前記タックスリファンド金額の払戻処理情報をリアルタイムで前記ユーザ端末に表示し、
前記配送追跡情報は、
前記商品が前記商品保管装置に移動する配送追跡過程に対する日付別の位置情報を含み、
前記払戻情報は、
前記タックスリファンド金額、払戻予定日、払戻貨幣の種類のうちの少なくとも1つの情報を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
【請求項10】
オンライン購入商品の払い戻しサービスを提供する方法を実行させるためのコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、
前記ユーザ端末から前記タックスリファンドサービスと連携したオンラインショッピングモール内の商品に対する購買が要請される場合、外部決済サーバと連動して前記商品に対する決済を行う段階と、
前記決済が完了する場合、前記決済された商品が配送されて保管される商品保管装置の位置情報を前記ユーザ端末に提供する段階と、
前記商品保管装置から受信するパスポート情報と既に格納されたパスポート情報が一致する場合、前記商品の受け取りが可能となるよう前記商品保管装置がロックされたドアをオープンするように制御する段階と、
ユーザによって受け取られた前記商品に対するタックスリファンド金額を前記ユーザの口座に振り込む段階と、
を行うコンピュータプログラム。
【請求項11】
オンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するための商品保管装置であって、
少なくとも1つの保管ボックスと、
タックスリファンドサービスを提供するサーバと通信を行う通信部と、
プロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、前記サーバによって前記タックスリファンドサービスに対するユーザの認証が完了することにより、前記サーバから前記少なくとも1つの保管ボックスのうち特定の保管ボックスに対するオープン要請が受信されると、前記オープン要請された特定の保管ボックスのドアをオープンさせ、
前記特定の保管ボックスは、前記ユーザが購入した商品の大きさに基づいて前記商品が保管されるように選択される、商品保管装置。
【請求項12】
前記プロセッサは、前記通信部を介して前記サーバに保管現況情報を送信し、
前記保管現況情報は、前記少なくとも1つの保管ボックスのうち現在商品が保管された使用保管ボックスの位置情報、前記使用保管ボックスの個数情報、前記使用保管ボックスに保管された商品の受取日程まで残っている期間情報、現在商品が保管されていない残余保管ボックスの位置情報、前記残余保管ボックスの個数情報及び残余保管ボックスそれぞれの大きさ情報を含み、
前記使用保管ボックスに保管された商品の受取日程まで残っている期間情報は、前記サーバが既に設定された受取日程が経過しても搬出されない商品に対する管理を行うのに用いられる、ことを特徴とする請求項11に記載の商品保管装置。
【請求項13】
前記商品の保管が可能な商品保管装置が複数の場合、前記複数の商品保管装置のリストは、前記サーバによって前記ユーザの端末に提供され、前記複数の商品保管装置は、前記ユーザの端末によって設定された前記商品の受取日程及び受取可能な場所に基づいて決定され、
前記複数の商品保管装置は、既に設定された複数の区域のうち前記受取可能な場所に該当する特定区域内に設置された商品保管装置を全て含み、
前記受取日程が変更される場合、前記商品が保管された場所は維持されたまま、前記変更された受取日程に基づいて前記商品の受取日程まで残っている期間が延長され、
前記受取可能な場所が変更される場合、前記商品の受取日程まで残っている期間は維持されたまま、前記変更された受取可能な場所に基づいて前記商品の保管が可能な物品保管装置が再び決定される、ことを特徴とする請求項11に記載の商品保管装置。
【請求項14】
前記ユーザから認証のための情報を入力される入力部を更に含み、
前記認証のための情報は、前記ユーザのパスポート情報、前記サーバで生成されて前記ユーザに割り当てられた認証情報及び前記ユーザの生体情報を含み、
前記ユーザの認証は、前記サーバに既に格納されたパスポート情報と前記ユーザが前記入力部を介して入力した前記パスポート情報が一致し、前記サーバに既に格納された認証情報と前記ユーザが前記入力部を介して入力した前記認証情報が一致し、前記サーバに既に格納された生体情報と前記ユーザが前記入力部を介して入力した前記生体情報が一致する場合に完了するものである、ことを特徴とする請求項11に記載の商品保管装置。
【請求項15】
前記商品は、前記タックスリファンドサービスと連携したオンラインショッピングモールで販売されるものである、ことを特徴とする請求項11に記載の商品保管装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タックスリファンドサービスを提供することに関し、より詳細には、オンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのシステム、サーバ及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
タックスリファンド(Tax Refund)は、観光客が海外旅行時に付加価値税が含まれている商品を購入した後、これを使わずに本国に帰る場合、旅行中に購入した商品の税額相当額を払い戻す「外国人対象税金還付」制度である。
【0003】
即ち、タックスリファンドは、購入時点で免税されるデューティフリーとは異なり、搬出時点で免税される制度であって、販売価格で購入し、購入後に税額相当額が払い戻される制度である。
【0004】
タックスリファンドサービスは、出国時に空港、港湾の払い戻しカウンター、無人払い戻し機を通じて税額相当額の払い戻しを受けられるサービスであって、商品購入日から3ヶ月以内に出国する者に限って提供されるサービスである。
【0005】
これにより、大半の旅行客が海外のオフライン又はオンラインストアで購入した商品に対してタックスリファンドを受けるために、幾つかの段階を経ることになる。具体的には、旅行客は、最後にアウトする空港に到着してタックスフリーリファンド書類を作成し、税関の確認スタンプを受けた後、空港のリファンド会社カウンターでリファンドフォーム、領収書、未使用品の確認を経る。その後、旅行客は、封筒にリファンドフォームを入れてメールボックスに入れる過程まで経なければ、タックスリファンドが受けられない。
【0006】
そのため、空港に遅く到着したユーザの場合、保税区域内で払い戻し手続きを進めるのに多くの時間がかかることから、払い戻しを諦める場合も多く発生する。
【0007】
従って、旅行者が海外旅行中にタックスリファンドを簡単にできる方法が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、旅行者(外国人、訪問国の海外同胞を含む)が海外入国前や入国後にオンラインショッピングモールを介して商品を購入するとき、所望の貨幣やデジタル貨幣を用いて決済できるようにし、訪問国の入国後に所望の日程と場所で購入した商品を受け取り、払い戻し金を振り込んでもらえるサービスを提供することにある。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及した課題に限らず、言及していない更に他の課題は、以下の記載から通常の技術者が明確に理解できるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するための本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのサーバであって、ユーザ端末及び外部決済サーバと通信を行う通信部と、前記ユーザ端末から前記タックスリファンドサービスと連携したオンラインショッピングモール内の商品に対する購買が要請される場合、前記通信部を介して前記外部決済サーバと連動して前記商品に対する決済を行い、前記決済が完了する場合、前記決済された商品が配送されて保管される商品保管装置の位置情報を前記ユーザ端末に提供し、前記通信部を介して前記商品保管装置から受信するパスポート情報と既に格納されたパスポート情報が一致する場合、前記商品の受け取りが可能となるよう前記商品保管装置がロックされたドアをオープンするように制御し、ユーザによって受け取られた前記商品に対するタックスリファンド金額を前記ユーザの口座に振り込むプロセッサとを含むことができる。
【0011】
また、前記プロセッサは、前記決済された商品の保管が可能な商品保管装置が2つ以上の場合、前記2つ以上の商品保管装置のリストを前記ユーザ端末に提供し、前記ユーザ端末によって前記リストから選択される特定の商品保管装置に前記決済された商品が保管されるように制御できる。
【0012】
ここで、前記リスト内の商品保管装置は、前記ユーザ端末から設定される前記商品の受取日程及び受取可能な場所に基づいて決定されたものであり得る。
【0013】
また、前記プロセッサは、前記受取日程に基づいて受取当日の為替情報を含む受取確認メッセージを前記ユーザ端末に伝送し、前記ユーザ端末から前記受取確認メッセージに対する応答として受取遅延を要請される場合、前記商品の受取日程を変更できる。
【0014】
更に、前記プロセッサは、前記受取日程に基づいて既に設定された日程の前に受取確認メッセージを前記ユーザ端末に伝送し、前記ユーザ端末から前記受取確認メッセージに対する応答として受取場所の変更を要請される場合、前記ユーザ端末から新たな受取場所を入力され、前記新たな受取場所に基づいて前記商品保管装置が含まれている前記リストを生成して提供できる。
【0015】
また、前記プロセッサは、出入国管理サーバ及び内国税管理サーバと連動してユーザのパスポート情報に基づいて前記ユーザがタックスリファンド対象者か否かを確認し、前記ユーザが対象者である場合、前記商品に対するタックスリファンド金額を算出できる。
【0016】
更に、前記プロセッサは、認証番号情報を前記ユーザ端末に更に提供し、前記ユーザのパスポート情報と前記既に格納されたパスポート情報が一致し、前記通信部を介して前記商品保管装置から受信する認証情報と既に格納された認証情報が一致する場合、前記商品保管装置がロックされたドアをオープンするように制御できる。
【0017】
また、前記プロセッサは、前記ユーザのパスポート情報と前記既に格納されたパスポート情報が一致し、前記認証情報と前記既に格納された認証情報が一致し、前記通信部を介して前記商品保管装置の生体認証モジュールからリアルタイムで受信する前記ユーザの生体情報と既に設定された生体情報が一致する場合、前記商品保管装置がロックされたドアをオープンするように制御できる。
【0018】
更に、前記プロセッサは、前記商品に対する配送追跡情報及び前記タックスリファンド金額の払戻処理情報をリアルタイムで前記ユーザ端末に表示できる。
【0019】
ここで、前記配送追跡情報は、前記商品が前記商品保管装置に移動する配送追跡過程に対する日付別の位置情報を含むことができる。
【0020】
ここで、前記払戻情報は、前記タックスリファンド金額、払戻予定日、払戻貨幣の種類のうちの少なくとも1つの情報を含むことができる。
【0021】
また、上述した課題を解決するための本発明に係るオンライン購入商品の払い戻しサービスを提供するための方法を実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、前記ユーザ端末から前記タックスリファンドサービスと連携したオンラインショッピングモール内の商品に対する購買が要請される場合、外部決済サーバと連動して前記商品に対する決済を行う段階と、前記決済が完了する場合、前記決済された商品が配送されて保管される商品保管装置の位置情報を前記ユーザ端末に提供する段階と、前記商品保管装置から受信するパスポート情報と既に格納されたパスポート情報が一致する場合、前記商品の受け取りが可能となるよう前記商品保管装置がロックされたドアをオープンするように制御する段階と、ユーザによって受け取られた前記商品に対するタックスリファンド金額を前記ユーザの口座に振り込む段階とを行える。
【0022】
この他にも、本発明を実現するための他の方法、他の装置、他のシステム及び前記方法を実行するためのコンピュータプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体を更に提供できる。
【発明の効果】
【0023】
前記のような本発明によると、海外旅行をする旅行者が海外旅行の前や途中に該当国のオンラインショッピングモールを介して商品を購入した場合、旅行中に所望の日程と場所で商品を受け取り、タックスリファンドを受けることができるため、空港に早く到着して複雑な過程を経てタックスリファンドを受けず、所望の日程と場所で容易かつ簡単にタックスリファンドを受けられるという効果がある。
【0024】
本発明の効果は、以上で言及した効果に限らず、言及していない更に他の効果は、以下の記載から通常の技術者が明確に理解できるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのシステムを概略的に示す図である。
【
図2】本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのシステムを説明する図である。
【
図3】本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのサーバを概略的に示すブロック図である。
【
図4】本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供されるユーザ端末を概略的に示すブロック図である。
【
図5】本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するための商品保管装置を概略的に示すブロック図である。
【
図6】本発明に係るサーバの第1プロセッサでオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供する過程を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形態として実現できる。但し、本実施例は本発明の開示を完全なものにし、本発明の属する技術分野における通常の技術者に本発明の範疇を完全に理解させるために提供されるものであり、本発明は請求項の範囲により定義されるに過ぎない。
【0027】
本明細書で用いられる用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数型は特に言及しない限り複数型も含む。明細書で用いられる「含む(comprises)」及び/又は「含んでいる(comprising)」は、言及された構成要素以外に1つ以上の他の構成要素の存在又は追加を排除しない。明細書全体に亘って同一の図面符号は同一の構成要素を示し、「及び/又は」は、言及された構成要素のそれぞれ及び1つ以上の全ての組み合わせを含む。たとえ、「第1」、「第2」などが多様な構成要素を叙述するために用いられていても、これらの構成要素は、これらの用語により制限されないのはもちろんである。これらの用語は、単に1つの構成要素を他の構成要素と区別するために用いる。従って、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素でもあり得るのは言うまでもない。
【0028】
他の定義がなければ、本明細書で用いられる全ての用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明の属する技術分野における通常の技術者が共通して理解できる意味として用いられる。また、一般に用いられる辞典に定義されている用語は、明白に特に定義されていない限り、理想的に又は過度に解釈されない。
【0029】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0030】
説明に先立ち、本明細書で用いる用語の意味を簡単に説明する。しかし、用語の説明は、本明細書の理解を促進するためのものであるので、明示的に本発明を限定する事項として記載しない場合、本発明の技術的思想を限定する意味として用いるものではないことに注意すべきである。
【0031】
図1は、本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのシステム1を概略的に示す図である。
【0032】
図2は、本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのシステム1を説明する図である。
【0033】
図3は、本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのサーバ10を概略的に示すブロック図である。
【0034】
図4は、本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供されるユーザ端末20を概略的に示すブロック図である。
【0035】
図5は、本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するための商品保管装置30を概略的に示すブロック図である。
【0036】
以下、
図1~
図5を参照して、本発明に係るオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するためのシステム1について説明する。
【0037】
システム1は、海外旅行をする旅行者が海外旅行の前や途中に該当国のオンラインショッピングモールを介して商品を購入した場合、旅行中に所望の日程と場所で商品を受け取り、タックスリファンドを受けることができるため、空港に早く到着して複雑な過程を経てタックスリファンドを受けず、所望の日程と場所で容易かつ簡単にタックスリファンドを受けられるという効果がある。
【0038】
前記のように、本発明に係るタックスリファンドサービスは、前記タックスリファンドサービスの提供者によってアプリケーションの形態に構築されて提供さでき、ウェブ基盤で構築されて提供できる。このとき、前記ウェブは、前記タックスリファンドサービスを提供するウェブブラウザ、ウェブページ及びウェブサイトのうちの何れか1つの形態になり得る。以下の本発明では、前記ウェブがウェブブラウザの形態であると仮定して説明し、もちろん、本発明のウェブの形態をこれに限定するものではない。
【0039】
システム1は、オンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供するサーバ10、前記タックスリファンドサービスを提供されるユーザ端末20、前記オンライン購入商品が配送されて保管される商品保管装置30、外部サーバ40及び通信網50を含んで構成されることができる。ここで、外部サーバ40は、外部決済サーバ41、出入国管理サーバ42及び内国税管理サーバ43を含むことができる。
【0040】
以下、システム1は、
図1及び
図2に示す構成要素よりも更に少数の構成要素、又は更に多数の構成要素を含むことができる。
【0041】
サーバ10は、前記ユーザ端末20からオンラインショッピングモール内の商品に対する購買が要請される場合、前記外部決済サーバ41と連動して前記商品に対する決済を行える。
【0042】
そして、サーバ10は、前記決済が完了する場合、前記決済された商品が配送されて保管される商品保管装置30の位置情報を前記ユーザ端末20に提供できる。
【0043】
その後、サーバ10は、前記商品保管装置30から受信する前記ユーザによって入力されたパスポート情報と既に格納されたパスポート情報が一致する場合、前記商品の受け取りが可能となるよう前記商品保管装置30がロックされたドアをオープンするように制御できる。
【0044】
このとき、サーバ10は、前記ユーザによって受け取られた前記商品に対するタックスリファンド金額を前記ユーザの口座に振り込むことができる。
【0045】
サーバ10は、第1通信部110、第1メモリ120及び第1プロセッサ130を含むことができる。ここで、サーバ10は、
図3に示す構成要素よりも更に少数の構成要素、又は更に多数の構成要素を含むことができる。
【0046】
第1通信部110は、サーバ10と無線通信システムとの間、サーバ10とユーザ端末20との間、サーバ10と商品保管装置30との間、サーバ10と外部サーバ40との間、又はサーバ10と配達員端末(図示せず)との間の無線通信を可能にする1つ以上のモジュールを含むことができる。
【0047】
また、第1通信部110は、サーバ10を1つ以上のネットワークに接続する1つ以上のモジュールを含むことができる。
【0048】
第1メモリ120は、サーバ10の多様な機能を支援するデータを格納できる。第1メモリ120は、サーバ10で駆動される多数のアプリケーションプログラム(application program又はアプリケーション(application))、サーバ10の動作のためのデータ、命令語を格納できる。これらのアプリケーションプログラムのうちの少なくとも一部は、サーバ10の基本的な機能のために存在し得る。一方、アプリケーションプログラムは、第1メモリ120に格納され、サーバ10上にインストールされて、第1プロセッサ130によって前記サーバ10の動作(又は機能)を行うように駆動できる。
【0049】
第1プロセッサ130は、前記アプリケーションプログラムに関連する動作以外にも、通常、サーバ10の全般的な動作を制御できる。第1プロセッサ130は、前述した構成要素によって入力又は出力される信号、データ、情報などを処理するか、第1メモリ120に格納されたアプリケーションプログラムを駆動することによって、ユーザに適切な情報又は機能を提供又は処理できる。
【0050】
また、第1プロセッサ130は、第1メモリ120に格納されたアプリケーションプログラムを駆動するために、
図2で詳察した構成要素のうちの少なくとも一部を制御できる。更に、第1プロセッサ130は、前記アプリケーションプログラムを駆動するために、サーバ10に含まれている構成要素のうちの少なくとも2つ以上を互いに組み合わせて動作させることができる。
【0051】
第1プロセッサ130は、ユーザ端末20にオンライン購入商品のタックスリファンドサービスのためのアプリケーションがインストールされるように提供できる。
【0052】
より詳しくは、第1プロセッサ130は、前記アプリケーションをダウンロード可能な形態でサーバ10と連動するウェブサイトに提供して、前記ユーザ端末20が前記ウェブサイトを介して前記アプリケーションをダウンロードして実行できるようにすることができる。
【0053】
または、第1プロセッサ130は、前記アプリケーションをダウンロードサーバ(図示せず)に提供し、前記ユーザ端末20が前記ダウンロードサーバを介して前記アプリケーションをダウンロードして実行できるようにすることができる。
【0054】
第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20にインストールされた前記アプリケーションを介して前記ユーザ端末20に会員登録手続きと会員登録後のログイン手続きを要請できる。
【0055】
または、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20に既にインストールされたウェブブラウザ(WEB Browser)を介して前記ユーザ端末20に会員登録手続きと会員登録後のログイン手続きを要請できる。
【0056】
ここで、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20にインストールされた前記アプリケーション又はウェブブラウザを介して会員登録手続きと会員登録後のログイン手続きの実行時に入力されるユーザの名前、生年月日、携帯電話番号、パスポート情報、ID、パスワードなどの情報を前記第1メモリ120にユーザ別に累積格納できる。
【0057】
第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20から前記タックスリファンドサービスと連携したオンラインショッピングモール内の商品に対する購買が要請される場合、前記第1通信部110を介して前記外部決済サーバ41と連動して前記商品に対する決済を行える。ここで、外部決済サーバ41は、クレジットカードサーバ、銀行サーバ、デジタル通貨決済サーバのうちの少なくとも1つのサーバであり得る。
【0058】
ここで、オンラインショッピングモールは、前記サーバ10が提供するオンライン上で商品を販売するショッピングモールであるか、又は既存に運営されているショッピングモールであり得る。
【0059】
より詳しくは、前記オンラインショッピングモールは、ユーザがオンラインで商品を選択できるように商品リストを提供し、選択した商品に対してショッピングカート機能などを提供するUIモジュールを提供し、これにより顧客がいつでもPC、スマートフォンなどのモバイル機器を含んで多様なデジタル機器に接続できるショッピングモールであり得る。
【0060】
第1プロセッサ130は、前記決済が完了する場合、前記決済された商品が配送されて保管される商品保管装置30の位置情報を前記ユーザ端末20に提供できる。ここで、位置情報は、前記商品保管装置30に対する地図上の位置に関する情報であり得る。
【0061】
以下、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20に情報を伝送するとき、前記ユーザ端末20に前記タックスリファンドサービスのための前記アプリケーションがインストールされた場合には、プッシュ(Push)形式のメッセージで前記情報を伝送し、前記ユーザ端末20に前記タックスリファンドサービスのためのアプリケーションがインストールされず、ウェブブラウザを介して前記タックスリファンドサービスが提供される場合には、SMS、MMS及び電子メール(e-mail)のうちの少なくとも1つで前記情報を伝送できる。
【0062】
具体的には、第1プロセッサ130は、前記商品保管装置30の位置を地図上の既に設定された区域別に示した前記位置情報を前記ユーザ端末20に提供できる。
【0063】
一例として、第1プロセッサ130は、外国人(訪問国の海外同胞を含む)が韓国のオンラインショッピングモールを介して商品に対する決済を完了した場合、前記決済された商品が配送されて保管される商品保管装置30の位置を大韓民国の地図上の区域別に表示された前記位置情報を前記ユーザ端末20に提供できる。
【0064】
また、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20から前記商品の受取日程と前記位置情報のうち受取可能な場所である少なくとも1つの区域を入力できる。第1プロセッサ130は、前記区域に商品保管装置30が2つ以上の場合、前記区域に位置する商品保管装置のリストを前記ユーザ端末20に提供できる。
【0065】
即ち、第1プロセッサ130は、前記決済された商品の保管が可能な商品保管装置30が2つ以上の場合、前記2つ以上の商品保管装置のリストを前記ユーザ端末20に提供できる。ここで、リスト内の商品保管装置は、前記ユーザ端末20から設定される前記商品の受取日程及び受取可能な場所に基づいて決定したものであり得る。
【0066】
また、第1プロセッサ130は、前記リストに対応する商品保管装置のそれぞれの保管ボックスの残余数量、残余保管ボックスの大きさなどの詳細情報を前記ユーザ端末20に提供できる。
【0067】
そして、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20によって前記リストから選択された特定の商品保管装置31に前記決済された商品を保管するように制御できる。
【0068】
このとき、第1プロセッサ130は、前記商品の配達を担当した配達員の配達員端末(図示せず)に前記商品が保管される前記特定の商品保管装置31に対する詳細位置(地図を含む)、保管ボックスの位置(保管ボックスの番号又は保管ボックスの階と列の情報)、受取日程などの配達情報を伝送できる。
【0069】
第1プロセッサ130は、前記受取日程に基づいて受取当日の為替情報を含む受取確認メッセージを前記ユーザ端末20に伝送できる。
【0070】
これにより、ユーザは、前記受取確認メッセージに含まれる前記為替情報に基づいて受取当日の為替レートでタックスリファンド金額の払い戻しを受けるか否かを決定できるので、有利な為替レートでタックスリファンド金額の払い戻しを受けることができる。
【0071】
その後、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20から前記受取確認メッセージに対する応答として受取遅延を要請される場合、前記商品の受取日程を変更できる。
【0072】
第1プロセッサ130は、前記受取日程に基づいて既に設定された日程の前に受取確認メッセージを前記ユーザ端末20に伝送できる。
【0073】
その後、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20から前記受取確認メッセージに対する応答として受取場所の変更を要請する場合、前記ユーザ端末20から新たな受取場所を入力できる。
【0074】
そして、第1プロセッサ130は、前記新たな受取場所に基づいて前記商品保管装置が含まれている前記リストを生成して提供できる。
【0075】
このとき、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20によって入力された前記新たな受取場所に基づいて生成した前記リストから選択される特定の商品保管装置31に前記決済された商品を保管するように制御できる。
【0076】
第1プロセッサ130は、出入国管理サーバ42及び内国税管理サーバ43と連動して前記ユーザのパスポート情報に基づいて前記ユーザがタックスリファンド対象者か否かを確認し、前記ユーザが対象者である場合、前記商品に対するタックスリファンド金額を算出できる。
【0077】
ここで、出入国管理サーバ42は、関税庁及び法務部が運営するサーバであって、訪問した外国人の出国及び入国情報と物品搬出情報を管理するサーバであり得る。
【0078】
また、内国税管理サーバ43は、国税庁が運営するサーバであって、該当国を訪れた外国人のパスポート情報及び払い戻し履歴を格納し、照会を要請したパスポート情報に対して払い戻しサービスの可否を照会するサーバであり得る。
【0079】
第1プロセッサ130は、前記第1通信部110を介して前記商品保管装置30から受信する前記ユーザによって入力されたパスポート情報と既に格納されたパスポート情報が一致する場合、前記商品の受け取りが可能となるよう前記特定の商品保管装置31がロックされたドアをオープンするように制御できる。
【0080】
一例として、第1プロセッサ130は、認証情報を前記ユーザ端末20に更に提供できる。
【0081】
その後、第1プロセッサ130は、前記ユーザのパスポート情報と前記既に格納されたパスポート情報が一致し、前記第1通信部110を介して前記商品保管装置30から受信する前記ユーザによって入力された認証情報と既に設定された認証情報が一致する場合、前記商品保管装置30がロックされたドアをオープンするように制御できる。
【0082】
他の例として、第1プロセッサ130は、前記ユーザのパスポート情報と前記既に格納されたパスポート情報が一致し、前記ユーザによって入力された認証情報と前記既に設定された認証情報が一致し、前記第1通信部110を介して前記特定の商品保管装置31の生体認証モジュール323からリアルタイムで受信する前記ユーザの生体情報と既に設定された生体情報が一致する場合に、前記特定の商品保管装置31がロックされたドアをオープンするように制御できる。
【0083】
具体的には、第1プロセッサ130は、前記特定の商品保管装置31に前記ユーザの生体情報を要請できる。これにより、特定の商品保管装置31は、前記サーバ10の第1プロセッサ130の要請に応じて前記生体認証モジュール323を介して指紋、虹彩、顔面などの生体情報を獲得できる。
【0084】
従って、第1プロセッサ130は、パスポート情報、認証情報及び生体情報が全て一致する場合、前記特定の商品保管装置31がロックされたドアをオープンするように制御することによって、セキュリティを強化し、更に安全な商品の受け取りを可能にすることができる。
【0085】
第1プロセッサ130は、前記ユーザによって受け取られた前記商品に対するタックスリファンド金額を前記ユーザの口座に振り込むことができる。
【0086】
ここで、ユーザの口座は、前記オンラインショッピングモールで前記商品に対する決済時に用いたクレジットカードの決済口座、前記オンラインショッピングモールで申請した別途の銀行口座、前記オンラインショッピングモールで決済時に用いたデジタル通貨口座(例えば、Alipay、WeChat pay、Grab及びbitcoinなどブロックチェーン基盤の仮想貨幣など)の中からユーザが選択した口座であり得る。
【0087】
第1プロセッサ130は、前記商品に対する配送追跡情報及び前記タックスリファンド金額の払戻処理情報をリアルタイムで前記ユーザ端末に表示できる。
【0088】
ここで、配送追跡情報は、前記商品が前記商品保管装置に移動する配送追跡過程に対する日付別の位置情報を含むことができる。
【0089】
また、払戻情報は、前記タックスリファンド金額、払戻予定日、払戻貨幣の種類のうちの少なくとも1つの情報を含むことができる。ここで、払戻貨幣の種類は、ユーザが決済時に決済した自国の貨幣又は別途に希望する外貨であり得る。
【0090】
これにより、ユーザは、訪問国の入国前に、又は途中に前記オンラインショッピングモールを介して商品を購入し、購入した商品を所望の受取日程と受取可能な場所で受け取り、それに伴うタックスリファンドサービスまでに受けることができるため、利便性の増大と空港での時間の無駄を減らすことができる。
【0091】
即ち、ユーザは、オンラインショッピングモールを介して商品を購入できるので、訪問国の訪問前に、又は途中にオンラインショッピングモールを介して訪問国のストアを訪れなくても、容易かつ便利に商品を購入できるため、前記オンラインショッピングモールの便利性を享受できる。
【0092】
また、ユーザは、オフラインで所望の受取日程と受取可能な場所にて前記商品を受け取ることができるため、訪問国の出国前にいつでも物品の受け取りが可能であり、訪問国の滞在中に物品に対する保管の負担を軽減できる。
【0093】
第1プロセッサ130は、リアルタイム又は一定の周期で前記商品保管装置30から前記商品が保管される保管ボックスの位置、個数及び大きさに対する保管現況情報を、前記第1通信部110を介して受信できる。
【0094】
これにより、第1プロセッサ130は、前記商品保管装置30の前記保管現況情報に基づいて既に設定された受取日程が経過しても搬出されない商品に対する管理を行える。即ち、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20に前記既に設定された受取日程が経過しても搬出されない商品に対する通知メッセージを伝送できる。
【0095】
ユーザ端末20は、前記タックスリファンドサービスを提供するために、前記サーバ10で提供する前記アプリケーションをダウンロードできる。
【0096】
具体的には、サーバ10で提供するアプリケーションを、前記サーバ10を介して直接ダウンロードして実行するか、ダウンロードサーバ(図示せず)からダウンロードして実行できる。ここで、ダウンロードサーバ(図示せず)は、ユーザ端末20からアプリケーションのダウンロードの要請を受信すると、ユーザ端末20に要請されたアプリケーションを提供できる。
【0097】
または、ユーザ端末20は、既にインストールされたウェブブラウザ(WEB Browser)を介して前記タックスリファンドサービスを提供されることができる。
【0098】
ユーザ端末20は、サーバ10の要請に応じて、前記アプリケーションに加入するための会員登録手続きと会員登録後のログイン手続きを実行できる。
【0099】
または、ユーザ端末20は、既にインストールされたウェブブラウザ(WEB Browser)を介して前記会員登録手続きと会員登録後のログイン手続きを実行できる。
【0100】
より詳しくは、ユーザ端末20は、前記会員登録手続きのために、名前、生年月日、携帯電話番号、パスポート情報のうちの少なくとも1つの情報を入力して本人認証を行える。
【0101】
ユーザ端末20は、本人認証を行った後、ログイン手続きのために、IDとパスワードを含むログイン情報を生成できる。ここで、ユーザ端末20は、ログイン手続きのために、ログイン情報の入力か、ログイン情報とマッチングする生体情報(一例として、指紋、虹彩、顔面)の入力を受けることができる。
【0102】
一例として、ユーザ端末20は、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPCなどのようにネットワークを介してサーバ10と接続でき、カメラを備え、画面を介して多様な情報の入出力が可能なあらゆる種類のハンドヘルド(Handheld)基盤の無線通信装置であり得る。
【0103】
ここで、ユーザ端末20は、第2通信部210、第1入出力部220、第2メモリ230及び第2プロセッサ240を含むことができる。ここで、ユーザ端末20は、
図4に示す構成要素よりも更に少数の構成要素、又は更に多数の構成要素を含むことができる。
【0104】
第2通信部210は、ユーザ端末20のそれぞれと無線通信システムとの間、ユーザ端末20とサーバ10との間、ユーザ端末20と商品保管装置30との間、ユーザ端末20と外部サーバ40との間、又はユーザ端末20と配達員端末(図示せず)との間の無線通信を可能にする1つ以上のモジュールを含むことができる。
【0105】
また、第2通信部210は、ユーザ端末20を1つ以上のネットワークに接続する1つ以上のモジュールを含むことができる。
【0106】
第1入出力部220は、ユーザ(外国人、訪問国の海外同胞を含む)により情報を入力するためのタッチキー(touch key)、プッシュキー(mechanical key)などを含むことができ、ユーザにより視覚、聴覚又は触覚などに関連する出力を発生させるためのディスプレイモジュール(図示せず)、音響出力モジュール(図示せず)、ハプティックモジュール(図示せず)、光出力モジュール(図示せず)を含むことができる。
【0107】
ここで、ディスプレイモジュールは、タッチセンサと互いにレイヤ構造を形成するか、一体型に形成されたタッチスクリーンとして実現できる。このようなタッチスクリーンは、ユーザ端末20とユーザとの間の入力インターフェースを提供すると同時に、ユーザ端末20とユーザとの間の出力インターフェースを提供できる。
【0108】
第2メモリ230は、ユーザ端末20の多様な機能を支援するデータを格納できる。第2メモリ230は、ユーザ端末20で駆動される多数のアプリケーションプログラム(application program又はアプリケーション(application))、ユーザ端末20の動作のためのデータ、命令語を格納できる。これらのアプリケーションプログラムのうちの少なくとも一部は、無線通信を介して外部サーバ(図示せず)からダウンロードできる。
【0109】
また、このようなアプリケーションプログラムのうちの少なくとも一部は、ユーザ端末20の基本的な機能のために存在し得る。一方、アプリケーションプログラムは、第2メモリ230に格納され、ユーザ端末20上にインストールされて、第2プロセッサ240によってユーザ端末20の動作(又は機能)を行うように駆動できる。
【0110】
第2メモリ230は、サーバ10が提供するアプリケーションを格納できる。より詳しくは、第2メモリ230は、ユーザ端末20にタックスリファンドサービスのためのアプリケーション実行データを格納できる。
【0111】
第2プロセッサ240は、前記アプリケーションプログラムに関連する動作以外にも、通常、ユーザ端末20の全般的な動作を制御できる。第2プロセッサ240は、前述した構成要素を通じて入力又は出力される信号、データ、情報などを処理するか、第2メモリ230に格納されたアプリケーションプログラムを駆動することによって、ユーザに適切な情報又は機能を提供又は処理できる。
【0112】
また、第2プロセッサ240は、第2メモリ230に格納されたアプリケーションプログラムを駆動するために、
図3で詳察した構成要素のうちの少なくとも一部を制御できる。更に、第2プロセッサ240は、前記アプリケーションプログラムの駆動のために、ユーザ端末20に含まれている構成要素のうちの少なくとも2つ以上を互いに組み合わせて動作させることができる。
【0113】
商品保管装置30は、オンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供する国の既に設定された区域別に設置され、ユーザが購入した商品を保管できる装置であり得る。
【0114】
ここで、商品保管装置30は、第3通信部310、第2入出力部320、第3メモリ330及び第3プロセッサ340を含むことができる。ここで、商品保管装置30は、
図5に示す構成要素よりも更に少数の構成要素、又は更に多数の構成要素を含むことができる。
【0115】
第3通信部310は、商品保管装置30のそれぞれと無線通信システムとの間、商品保管装置30とサーバ10との間、商品保管装置30とユーザ端末20との間、商品保管装置30と外部サーバ40との間、又は商品保管装置30と配達員端末(図示せず)との間の無線通信を可能にする1つ以上のモジュールを含むことができる。
【0116】
また、第3通信部310は、商品保管装置30を1つ以上のネットワークに接続する1つ以上のモジュールを含むことができる。
【0117】
第2入出力部320は、ユーザ(外国人、訪問国の海外同胞を含む)又は配達員から情報を入力するためのタッチキー(321、touch key)、プッシュキー(322、mechanical key)など、生体認証モジュール(323、例えば、虹彩認識カメラ、指紋認識モジュール、顔面認識カメラなど)、パスポート情報を認識するためのスキャナ324などを含むことができる。
【0118】
また、第2入出力部320は、ユーザ又は配達員により視覚、聴覚又は触覚などに関連する出力を発生させるためのディスプレイモジュール(図示せず)、音響出力モジュール(図示せず)、ハプティックモジュール(図示せず)、光出力モジュール(図示せず)を含むことができる。
【0119】
ここで、ディスプレイモジュールは、タッチセンサと互いにレイヤ構造を形成するか、一体型に形成されたタッチスクリーンとして実現できる。このようなタッチスクリーンは、商品保管装置30とユーザ又は配達員との間の入力インターフェースを提供すると同時に、商品保管装置30とユーザ又は配達員との間の出力インターフェースを提供できる。
【0120】
第3メモリ330は、商品保管装置30の多様な機能を支援するデータを格納できる。第3メモリ330は、商品保管装置30で駆動される多数のアプリケーションプログラム(application program又はアプリケーション(application))、商品保管装置30の動作のためのデータ、命令語を格納できる。これらのアプリケーションプログラムのうちの少なくとも一部は、無線通信を介してサーバ10又は外部サーバ(図示せず)からダウンロードするか、ソフトウェア又はファームウェアの形式で提供できる。
【0121】
また、これらのアプリケーションプログラムのうちの少なくとも一部は、商品保管装置30の基本的な機能のために存在し得る。一方、アプリケーションプログラムは、第3メモリ330に格納され、商品保管装置30上にインストールされて、第3プロセッサ340によって商品保管装置30の動作(又は機能)を行うように駆動できる。
【0122】
第3プロセッサ340は、前記アプリケーションプログラムに関連する動作以外にも、通常、商品保管装置30の全般的な動作を制御できる。第3プロセッサ340は、前述した構成要素を通じて入力又は出力される信号、データ、情報などを処理するか、第3メモリ330に格納されたアプリケーションプログラムを駆動することによって、ユーザ又は配達員に適切な情報又は機能を提供又は処理できる。
【0123】
また、第3プロセッサ340は、第3メモリ330に格納されたアプリケーションプログラムを駆動するために、
図4で詳察した構成要素のうちの少なくとも一部を制御できる。更に、第3プロセッサ340は、前記アプリケーションプログラムの駆動のために、商品保管装置30に含まれている構成要素のうちの少なくとも2つ以上を互いに組み合わせて動作させることができる。
【0124】
第3プロセッサ340は、常時、サーバ10の制御によってユーザに対する認証が完了する場合、ロックされたドアをオープンできる。ここで、ユーザに対する認証は、前記ユーザのパスポート情報と前記既に格納されたパスポート情報が一致し、前記ユーザによって入力された認証情報と前記既に設定された認証情報が一致し、前記ユーザの生体情報と既に設定された生体情報が一致するか否かを判断するものであり得る。
【0125】
保管ボックス350は、前記商品保管装置30別に少なくとも1つ以上備えることができ、保管ボックス350の大きさは、少なくとも1つ以上の大きさで構成されることができる。従って、ユーザ又は配達員は、前記少なくとも1つ以上備えられる保管ボックス350のうちユーザが購入した商品が保管できる大きさの特定の保管ボックスを予め選択できる。または、配達員は、前記少なくとも1つ以上備えられる保管ボックス350のうち前記特定の保管ボックスを受取当日や受取当日の前に選択できる。
【0126】
通信網50は、サーバ10、ユーザ端末20、商品保管装置30、外部サーバ40及び配達員端末(図示せず)間の多様な情報を送受信できる。通信網50は、多様な形態の通信網が利用でき、例えばWLAN(Wireless LAN)、ワイファイ(Wi-Fi)(登録商標)、ワイブロ(WiBro)、ワイマックス(Wimax)(登録商標)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などの無線通信方式又はイーサネット(Ethernet)(登録商標)、xDSL(ADSL、VDSL)、HFC(Hybrid Fiber Coax)、FTTH(Fiber to The Curb)、FTTH(Fiber To The Home)などの有線通信方式を利用できる。
【0127】
一方、通信網50は、前記で提示された通信方式に限定されるものではなく、上述した通信方式以外にも、その他に既に公知されたか、又は今後開発される全ての形態の通信方式を含むことができる。
【0128】
図6は、本発明に係るサーバ10の第1プロセッサ130でオンライン購入商品のタックスリファンドサービスを提供する過程を示すフローチャートである。ここで、第1プロセッサ130の動作は、サーバ10で実行可能である。
【0129】
第1プロセッサ130は、ユーザ端末20にオンライン購入商品のタックスリファンドサービスのためのアプリケーションをインストールするように提供できる(S601)。
【0130】
より詳しくは、第1プロセッサ130は、前記アプリケーションをダウンロード可能な形態でサーバ10と連動するウェブサイトに提供して、前記ユーザ端末20が前記ウェブサイトを介して前記アプリケーションをダウンロードして実行できるようにすることができる。
【0131】
または、第1プロセッサ130は、前記アプリケーションをダウンロードサーバ(図示せず)に提供し、前記ユーザ端末20が前記ダウンロードサーバを介して前記アプリケーションをダウンロードして実行できるようにすることができる。
【0132】
第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20にインストールされた前記アプリケーションを介して前記ユーザ端末20に会員登録手続きと会員登録後のログイン手続きを要請できる(S602)。
【0133】
具体的には、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20にインストールされた前記アプリケーションを介して会員登録手続きと会員登録後のログイン手続きの実行時に入力されるユーザの名前、生年月日、携帯電話番号、パスポート情報、ID、パスワードなどの情報を前記第1メモリ120にユーザ別に累積格納できる。
【0134】
第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20からオンラインショッピングモール内の商品に対する購買が要請される場合、外部決済サーバ41と連動して前記商品に対する決済を行える(S603)。
【0135】
より詳しくは、第1プロセッサ130は、前記アプリケーションを介して前記ユーザ端末20から前記アプリケーションと連携したオンラインショッピングモール内の商品に対する購買が要請される場合、前記第1通信部110を介して前記外部決済サーバ41と連動して前記商品に対する決済を行える。
【0136】
ここで、オンラインショッピングモールは、前記サーバ10が提供するオンライン上で商品を販売するショッピングモールであるか、既存に運営されているショッピングモールであり得る。
【0137】
第1プロセッサ130は、前記決済が完了する場合、前記決済された商品が配送されて保管される商品保管装置30の位置情報を、前記アプリケーションを介して前記ユーザ端末20に提供できる(S604)。
【0138】
ここで、位置情報は、前記商品保管装置30に対する地図上の位置に関する情報であり得る。
【0139】
具体的には、第1プロセッサ130は、前記商品保管装置30の位置を地図上の既に設定された区域別に示した前記位置情報を前記ユーザ端末20に提供できる。
【0140】
第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20から前記商品の受取日程と受取可能な場所である区域を入力されることができる(S605)。
【0141】
具体的には、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20から前記商品の受取日程と前記位置情報のうち受取可能な場所である少なくとも1つの区域を入力できる。
【0142】
第1プロセッサ130は、前記区域に位置する商品保管装置のリストをユーザ端末20に提供できる(S606)。
【0143】
即ち、第1プロセッサ130は、前記区域に商品保管装置30が2つ以上の場合、前記区域に位置する商品保管装置のリストを前記ユーザ端末20に提供できる。
【0144】
より詳しくは、第1プロセッサ130は、前記決済された商品の保管が可能な商品保管装置30が2つ以上の場合、前記2つ以上の商品保管装置のリストを前記ユーザ端末20に提供できる。ここで、リスト内の商品保管装置は、前記ユーザ端末20から設定される前記商品の受取日程及び受取可能な場所に基づいて決定されたものであり得る。
【0145】
また、第1プロセッサ130は、前記リストに対応する商品保管装置のそれぞれの保管ボックスの残余数量、残余保管ボックスの大きさなどの詳細情報を前記ユーザ端末20に提供できる(S607)。
【0146】
そして、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20によって前記リストから選択される特定の商品保管装置31に前記決済された商品を保管するように制御できる(S608)。
【0147】
第1プロセッサ130は、前記受取日程に基づいて既に設定された日程の前に受取確認メッセージを前記ユーザ端末20に伝送できる(S609)。
【0148】
一例として、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20から前記受取確認メッセージに対する応答として受取遅延を要請する場合、前記商品の受取日程を変更できる。
【0149】
他の例として、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20から前記受取確認メッセージに対する応答として受取場所の変更を要請する場合、前記ユーザ端末20から新たな受取場所を入力されることができる。
【0150】
このとき、第1プロセッサ130は、前記新たな受取場所に基づいて前記商品保管装置が含まれている前記リストを生成して提供できる。
【0151】
そして、第1プロセッサ130は、前記ユーザ端末20によって入力された前記新たな受取場所に基づいて生成した前記リストから選択される前記特定の商品保管装置31に前記決済された商品を保管するように制御できる。
【0152】
第1プロセッサ130は、ユーザのパスポート情報に基づいてユーザがタックスリファンド対象者か否かを確認し、ユーザが対象者である場合、商品に対するタックスリファンド金額を算出できる(S610)。
【0153】
より詳しくは、第1プロセッサ130は、出入国管理サーバ42及び内国税管理サーバ43と連動して前記ユーザのパスポート情報に基づいて前記ユーザがタックスリファンド対象者か否かを確認し、前記ユーザが対象者である場合、前記商品に対するタックスリファンド金額を算出できる。
【0154】
第1プロセッサ130は、前記第1通信部110を介して前記商品保管装置30から受信する前記ユーザによって入力されたパスポート情報と既に格納されたパスポート情報が一致する場合、前記商品の受け取りが可能に前記特定の商品保管装置31がロックされたドアをオープンするように制御できる(S611)。
【0155】
より詳しくは、第1プロセッサ130は、認証番号情報を前記アプリケーションを介して前記ユーザ端末20に更に提供できる。
【0156】
その後、第1プロセッサ130は、前記ユーザのパスポート情報と前記既に格納されたパスポート情報が一致し、前記第1通信部110を介して前記特定の商品保管装置31から受信する前記ユーザによって入力された認証情報と既に設定された認証情報が一致する場合、前記特定の商品保管装置31がロックされたドアをオープンするように制御できる。
【0157】
または、第1プロセッサ130は、前記ユーザのパスポート情報と前記既に格納されたパスポート情報が一致し、前記ユーザによって入力された認証情報と前記既に設定された認証情報が一致し、前記第1通信部110を介して前記特定の商品保管装置31の生体認証モジュール323からリアルタイムで受信する前記ユーザの生体情報と既に設定された生体情報が一致する場合、前記特定の商品保管装置31がロックされたドアをオープンするように制御できる。
【0158】
第1プロセッサ130は、前記ユーザによって受け取られた前記商品に対するタックスリファンド金額を前記ユーザの口座に振り込むことができる(S612)。
【0159】
そして、第1プロセッサ130は、前記アプリケーションを介して前記商品に対する配送追跡情報及び前記タックスリファンド金額の払戻処理情報をリアルタイムに前記ユーザ端末に表示できる。
【0160】
ここで、配送追跡情報は、前記商品が前記商品保管装置に移動する配送追跡過程に対する日付別の位置情報を含むことができる。
【0161】
また、払戻情報は、前記タックスリファンド金額、払戻予定日、払戻貨幣の種類のうちの少なくとも1つの情報を含むことができる。
【0162】
図6は、段階S601~段階S612を順次実行するものと記載しているが、これは本実施例の技術思想を例示的に説明したに過ぎないものであって、本実施例の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本実施例の本質的な特性から逸脱しない範囲内で
図6に記載された順序を変更して実行するか、段階S601~段階S612のうちの1つ以上の段階を並列に実行することに多様に修正及び変形して適用可能であるので、
図6は、時系列的な順序に限定されるものではない。
【0163】
以上で前述した本発明の一実施例に係る方法は、ハードウェアであるコンピュータと結合して実行されるために、プログラム(又はアプリケーション)として実現され、媒体に格納することができる。ここで、コンピュータは、前述したサーバ10であり得る。
【0164】
前述したプログラムは、前記コンピュータがプログラムを読み込んでプログラムにより実現された前記方法を実行させるために、前記コンピュータのプロセッサ(CPU)が前記コンピュータの装置インターフェースを介して読み取られるC、C++、JAVA(登録商標)、機械語などのコンピュータ言語でコード化されたコード(Code)を含むことができる。このようなコードは、前記方法を実行するのに必要な機能を定義した関数などと関連する機能的なコード(Functional Code)を含むことができ、前記機能を前記コンピュータのプロセッサが所定の手順通りに実行させるのに必要な実行手順関連の制御コードを含むことができる。また、このようなコードは、前記機能を前記コンピュータのプロセッサが実行させるのに必要な追加の情報やメディアが前記コンピュータの内部又は外部メモリのどの位置(アドレス)で参照されるべきかに対するメモリ参照関連のコードを更に含むことができる。更に、前記コンピュータのプロセッサが前記機能を実行させるために、遠隔(Remote)にある任意の他のコンピュータやサーバなどと通信が必要な場合、コードは、前記コンピュータの通信モジュールを用いて遠隔にある任意の他のコンピュータやサーバなどとどのように通信すべきか、通信時に如何なる情報やメディアを送受信すべきかなどに対する通信関連のコードを更に含むことができる。
【0165】
本発明の実施例と関連して説明された方法又はアルゴリズムの段階は、ハードウェアとして直接実現するか、ハードウェアによって実行されるソフトウェアモジュールとして実現するか、それらの結合によって実現することができる。ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、ハードディスク、着脱型ディスク、CD-ROM、又は本発明の属する技術分野において周知となっている任意の形態のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に常に存在することもできる。
【0166】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明の属する技術分野における通常の技術者は、本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更することなく、他の具体的な形態に実施され得るということが理解できるはずである。従って、以上で述べた実施例はあらゆる面で例示的なものであり、制限的ではないものとして理解すべきである。
【国際調査報告】