(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-15
(54)【発明の名称】車両を利用する人物の権限を認証する装置及び方法
(51)【国際特許分類】
E05B 49/00 20060101AFI20240408BHJP
B60R 25/24 20130101ALI20240408BHJP
H04Q 9/00 20060101ALI20240408BHJP
【FI】
E05B49/00 K
B60R25/24
H04Q9/00 301B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023564064
(86)(22)【出願日】2022-02-09
(85)【翻訳文提出日】2023-12-15
(86)【国際出願番号】 EP2022053079
(87)【国際公開番号】W WO2022223165
(87)【国際公開日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】102021002073.1
(32)【優先日】2021-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】598051819
【氏名又は名称】メルセデス・ベンツ グループ アクチェンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Mercedes-Benz Group AG
【住所又は居所原語表記】Mercedesstrasse 120,70372 Stuttgart,Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100176946
【氏名又は名称】加藤 智恵
(74)【代理人】
【識別番号】110003649
【氏名又は名称】弁理士法人真田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ベッツ コンラッド
【テーマコード(参考)】
2E250
5K048
【Fターム(参考)】
2E250AA21
2E250FF23
2E250FF36
2E250HH01
2E250LL01
5K048AA15
5K048BA42
(57)【要約】
本発明は、車両(1)を利用する人物の権限を認証する装置(2)及び方法に関し、携帯可能な端末(5)と、制御ユニット3と結合された複数のノード(4.1~4.n)のうちのちょうど1つとの間で、ブルートゥース無線リンク(BF)が確立される。更に、端末(5)と制御ユニット(3)との間で超広帯域近距離無線リンク(UF)が確立される。制御ユニット(3)により、端末(5)からブルートゥース無線リンク(BF)を通じて伝送される権限が認証されたときに端末(5)が権限有りとして認証され、超広帯域近距離無線リンク(UF)を通じて端末(5)と行われる通信を用いて端末(5)の位置が判定され、端末(5)の位置に応じて、端末(5)と複数のノード(4.1~4.n)との間で可能な複数のブルートゥース無線リンク(BF)の接続品質が判定され、複数のノード(4.1~4.n)のうちのいずれかに対するブルートゥース無線リンク(BF)が、有効化されているノード(4.1~4.n)に対して現在確立されているブルートゥース無線リンク(BF)よりも高い接続品質を有している場合、現在確立されているブルートゥース無線リンク(BF)のために現在有効化されているノード(4.1~4.n)が無効化され、当該高い接続品質でブルートゥース無線リンク(BF)を確立するためのノード(4.1~4.n)が有効化される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(1)を利用する人物の権限を認証する装置(2)であって、
それぞれがブルートゥース・インターフェースとして構成され互いに間隔を空けて車両(1)の表面及び/又は内部に配置された又は配置可能な複数のノード(4.1~4.n)と結合された、車両側の制御ユニット(3)と、
各々の時点で前記複数のノード(4.1~4.n)のうちのちょうど1つとブルートゥース無線リンク(BF)を確立するように構成されたブルートゥース・インターフェース(6)を有する、携帯可能な端末(5)とを備え、
前記端末(5)及び前記制御ユニット(3)のそれぞれは、超広帯域近距離無線リンク(UF)を確立するための超広帯域インターフェース(7、8)を更に備え、
前記制御ユニット(3)は、
前記端末(5)から前記ブルートゥース無線リンク(BF)を通じて伝送される権限を認識したときに前記端末(5)を権限有りとして認証し、
前記超広帯域近距離無線リンク(UF)を通じて前記端末(5)と行われる通信を用いて前記端末(5)の位置を判定し、
前記端末(5)の位置に応じて、前記端末(5)と前記複数のノード(4.1~4.n)との間で可能な複数のブルートゥース無線リンク(BF)の接続品質を判定し、
前記複数のノード(4.1~4.n)のうちのいずれかに対するブルートゥース無線リンク(BF)が、有効化されているノード(4.1~4.n)に対して現在確立されているブルートゥース無線リンク(BF)よりも高い接続品質を有している場合に、前記現在確立されているブルートゥース無線リンク(BF)のために現在有効化されている前記ノード(4.1~4.n)を無効化し、前記高い接続品質を有している前記ブルートゥース無線リンク(BF)を確立するための前記ノード(4.1~4.n)を有効化するように構成される、車両を利用する人物の権限を認証する装置(2)。
【請求項2】
前記端末(5)の前記ブルートゥース・インターフェース(6)と前記複数のノード(4.1~4.n)とはブルートゥース低エネルギー業界標準に基づくブルートゥース無線リンク(BF)を確立するために構成されることを特徴とする、請求項1に記載の車両を利用する人物の権限を認証する装置(2)。
【請求項3】
前記端末(5)はモバイル機器であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の車両を利用する人物の権限を認証する装置(2)。
【請求項4】
車両(1)を利用する人物の権限を認証する方法であって、
携帯可能な端末(5)と、それぞれがブルートゥース・インターフェースとして構成され、互いに間隔を空けて車両の表面及び/又は内部に配置され、制御ユニット(3)と結合されている複数のノード(4.1~4.n)のうちのちょうど1つとの間で、ブルートゥース無線リンク(BF)が確立され、
前記端末(5)と前記制御ユニット(3)との間で超広帯域近距離無線リンク(UF)が更に確立され、
前記制御ユニット(3)により、
前記端末(5)から前記ブルートゥース無線リンク(BF)を通じて伝送される権限が認識されたときに、前記端末(5)が権限有りとして認証され、
前記超広帯域近距離無線リンク(UF)を通じて前記端末(5)と行われる通信を用いて前記端末(5)の位置が判定され、
前記端末(5)の位置に応じて、前記端末(5)と前記複数のノード(4.1~4.n)との間で可能な複数のブルートゥース無線リンク(BF)の接続品質が判定され、
前記複数のノード(4.1~4.n)のうちのいずれかに対するブルートゥース無線リンク(BF)が、有効化されているノード(4.1~4.n)に対して現在確立されているブルートゥース無線リンク(BF)よりも高い接続品質を有している場合に、前記現在確立されているブルートゥース無線リンク(BF)のために現在有効化されている前記ノード(4.1~4.n)が無効化され、前記高い接続品質を有している前記ブルートゥース無線リンク(BF)を確立するための前記ノード(4.1~4.n)が有効化される、車両を利用する人物の権限を認証する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両を利用する人物の権限を認証する装置に関する。
【0002】
更に本発明は、車両を利用する人物の権限を認証する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
欧州特許出願公開第1467322A2号明細書から、自動車錠を有する自動車ドア閉止システムが公知である。自動車錠はモータによりロック解除可能かつロック可能、更にモータにより開放も可能なように構成されている。当該システムには、車両側の制御部と運転者側の端末とが設けられている。制御部及びモバイル部は、それぞれ通信電子機器を備えており、それによって双方向の無線リンクを制御部と端末との間で確立可能である。自動車ドア閉止システムのシステム機能は、無線リンクを介して端末によって起動可能である。制御部と端末との間の無線リンクは、ブルートゥース(登録商標)業界標準に基づく無線リンクである。端末によって作動可能なシステム機能は、自動車錠のロック解除と自動車錠のモータ式の開放である。
【0004】
更に、ドイツ特許出願公開第102015208621A1号明細書から、物体の位置を特定するための位置特定装置が公知である。この位置特定装置は、自動車から位置の特定対象までの距離に応じて、複数の位置特定技術のうちの1つを選択するように構成されている。これらの位置特定技術はUWB広帯域通信を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1467322(A2)号
【特許文献2】ドイツ特許出願公開第102015208621(A1)号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、車両を利用する人物の権限を認証する、従来技術に対して改善された方法及び装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本目的は、請求項1に記載の特徴を有する装置、及び、請求項4に記載の特徴を有する方法に係る本発明によって解決される。
【0008】
本発明の有利な実施形態は、従属請求項の対象である。
【0009】
車両を利用する人物の権限を認証する本発明の装置は、それぞれがブルートゥース・インターフェースとして構成され互いに間隔を空けて車両の表面及び/又は内部に配置された又は配置可能な複数のノードと結合された、車両側の制御ユニットを備える。更に、本装置は、各々の時点で複数のノードのうちのちょうど1つと、特に双方向にブルートゥース無線リンクを確立(設定)するために構成されたブルートゥース・インターフェースを有する、携帯可能な端末を備える。ブルートゥース無線リンクは、ブルートゥース業界標準に基づいて構成される。端末及び制御ユニットのそれぞれは、特に双方向に構成される超広帯域近距離無線リンクを確立するための超広帯域インターフェースを更に備える。制御ユニットは、端末からブルートゥース無線リンクを通じて伝送される権限を認識したときに端末を権限有りとして認証し、超広帯域近距離無線リンクを通じて端末と行われる通信を用いて端末の位置を判定するように構成される。更に、制御ユニットは、端末の位置に応じて、端末と複数のノードとの間で可能な複数のブルートゥース無線リンクの接続品質を判定し、複数のノードのうちのいずれかに対するブルートゥース無線リンクが、有効化されているノードに対して現在確立されているブルートゥース無線リンクよりも高い接続品質を有している場合に、当該現在確立されているブルートゥース無線リンクのために現在有効化されているノードを無効化(非アクティブ化,非活動化)し、当該高い接続品質でブルートゥース無線リンクを確立するためのノードを有効化(アクティブ化,活動化)するように構成される。
【0010】
端末は、特に、デジタル車両キーを形成する。車両の内部及び/又は表面に、たとえばバンパーに配置される制御ユニットの複数のノードは、車両の内部及び周辺において途切れることのないブルートゥース無線カバレッジを可能にする。端末を保持する車両利用者が近づくと、端末が任意のノードと接続される。端末が車両に対して相対的に動く、及び/又は、車両内で動くことに伴って、ノードに対して相対的に端末が動くことにより、車両によるシャドウイング効果が引き起こされる可能性があり、シャドウイング効果が端末と制御ユニットとの間のブルートゥース無線リンクを阻害する可能性がある。本装置による特に有利な手法によれば、接続品質の監視によって、そのような阻害が発生する前に又は発生したときに、現在のノードを無効化して、これよりも高い接続品質でのブルートゥース無線リンクを確立可能な他のノードを有効化することができる。このような能動的な無効化及び有効化は、シャドウイングの結果として生じる端末と制御ユニットとの間の接続の遮断、及びそれによるいわゆるスーパービジョン・タイムアウトを防止(抑制)する。スーパービジョン・タイムアウトにより、新たな無線接続が端末とノードとの間で確立されるまでに最大で20秒の時間が必要となる可能性がある。本装置は、能動的な無効化及び有効化によって、端末と制御ユニットとの間のブルートゥース無線リンクの遮断時間の最小化を可能にし、それにより、車両の利用者に対して、車両の利用、特に車両内部への乗車(アクセス)やエンジン始動を、少なくともほぼ継続的に保証することができる。このようにして長い待機時間を回避することができる。
【0011】
本装置の利用可能な実施形態では、端末のブルートゥース・インターフェースと複数のノードとは、ブルートゥース低エネルギー業界標準に基づくブルートゥース無線リンクを確立するために構成される。略してブルートゥースLE又はBLEとも呼ばれるブルートゥース低エネルギーとは、およそ10メートルの範囲内にある機器を相互接続させる無線技術であると理解される。“旧来の”ブルートゥース業界標準に基づく無線リンク又は無線接続と比較したとき、BLEは、類似する通信範囲において、明らかに低いエネルギー消費量と明らかに低いコストとを有するという特徴がある。
【0012】
本装置の他の利用可能な実施形態では、端末は、たとえばスマートフォン、いわゆるスマートウォッチ、又は、略してウェアラブルとも呼ばれるいわゆるウェアラブル・コンピュータなどのモバイル機器である。端末のこのような態様は、別個の車両キーを必要とせず、その機能を、車両の利用者が普段又は常時携行しているモバイル機器で実行することを可能とする。
【0013】
車両を利用する人物の権限を認証する本発明の方法では、携帯可能な端末と、複数のノードのうちのちょうど1つとの間で、特に双方向にブルートゥース無線リンクが確立される。複数のノードのそれぞれは、ブルートゥース・インターフェースとして構成され、互いに間隔を空けて車両の表面及び/又は内部に配置され、制御ユニットと結合されている。ブルートゥース無線リンクは、ブルートゥース業界標準に基づいて構成される。端末と制御ユニットとの間で、特に双方向に構成される超広帯域近距離無線リンクが更に確立される。制御ユニットにより、端末からブルートゥース無線リンクを通じて伝送される権限が認識されたときに、端末が権限有りとして認証され、超広帯域近距離無線リンクを通じて端末と行われる通信を用いて端末の位置が判定される。制御ユニットにより、端末の位置に応じて、端末と複数のノードとの間で可能な複数のブルートゥース無線リンクの接続品質が判定される。制御ユニットにより、複数のノードのうちのいずれかに対するブルートゥース無線リンクが、有効化されているノードに対して現在確立されているブルートゥース無線リンクよりも高い接続品質を有している場合に、当該現在確立されているブルートゥース無線リンクのために現在有効化されているノードが無効化され、当該高い接続品質でブルートゥース無線リンクを確立するためのノードが有効化される。
【0014】
本方法による特に有利な手法によれば、接続品質の監視によって、ブルートゥース無線リンクの阻害が発生する前に又は発生したときに、現在のノードを無効化して、これよりも高い接続品質でのブルートゥース無線リンクを確立可能な他のノードを有効化することができる。このような能動的な無効化及び有効化は、シャドウイングの結果として生じる端末と制御ユニットとの間の接続の遮断、及びそれによるいわゆるスーパービジョン・タイムアウトを防止(抑制)する。スーパービジョン・タイムアウトにより、新たな無線接続が端末とノードとの間で確立されるまでに最大で20秒の時間が必要となる可能性がある。本方法は、能動的な無効化及び有効化によって、端末と制御ユニットとの間のブルートゥース無線リンクの遮断時間の最小化を可能にし、それにより、車両の利用者に対して、車両の利用、特に車両内部への乗車やエンジン始動を、少なくともほぼ継続的に保証することができる。このようにして長い待機時間を回避することができる。
【0015】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】車両と車両を利用する人物の権限を認証する装置とを示す平面図を模式的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1には、車両1と、車両1を利用する人物の権限を認証する装置2とが示されている。車両1は、装置2の要素の一部であってよい。
【0018】
装置2は、キーレス式の乗車・権限システムを提供するために構成されており、複数のノード4.1~4.nと結合された車両側の制御ユニット3を備えている。これらのノードは、ブルートゥース・インターフェースとして、特にブルートゥース低エネルギー業界標準に基づいて、それぞれ構成され、互いに間隔を空けて、車両1の表面、たとえばバンパーに、及び、車両1の内部に配置される。
【0019】
装置2は、ブルートゥース・インターフェース6を有する携帯可能な端末5を更に備えている。端末5は、各々の時点で複数のノード4.1~4.nのうちのちょうど1つとブルートゥース無線リンクを確立するように構成されている。たとえば端末5は、スマートフォン、いわゆるスマートウォッチ、又は、いわゆるウェアラブル・コンピュータなどのモバイル機器である。端末5は、別個の構成部品としての従来型の電子車両キーとして構成されていてもよい。
【0020】
端末5及び制御ユニット3のそれぞれは、超広帯域近距離無線リンクUFを確立するための超広帯域インターフェース7、8を更に追加的に備えている。
【0021】
端末5を保持する車両利用者が車両1に近づくと、端末5は、ブルートゥース無線リンクBFを通じてノード4.1~4.nのいずれかに、たとえば図示した実施例ではノード4.1に接続される。権限は、ブルートゥース無線リンクBFを通じて制御ユニット3に伝送される。制御ユニットは、当該権限が適正に受信されたときに端末5を権限有りとして認証する。ブルートゥース無線リンクBF及びそれによる認証が有効(アクティブ)である場合に、車両利用者は、たとえば接触に反応する面(タッチセンサー面)に触れることで車両1をロック解除し、それによって車両内部に入ることが可能である。車両利用者は、ブルートゥース無線リンクBFが有効であり、それによる有効な権限を有している状態で車両内部に入った後に、車両1を始動させることも可能である。
【0022】
端末5を保持する車両利用者が車両1に対して相対的に動いたときに発生するシャドウイングによりブルートゥース無線リンクBFが遮断され、続いて、たとえばいわゆるスーパービジョン・タイムアウトにより、端末5とノード4.1~4.nのうちの1つとの接続のために長い時間が必要となることを回避するために、端末5の位置は、制御ユニット3によって、超広帯域近距離無線リンクUFを通じて端末5と行われる通信を用いて判定される。
【0023】
制御ユニット3は、端末5の位置に応じて、端末5とノード4.1~4.nとの間で可能な複数のブルートゥース無線リンクBFの接続品質を判定する。制御ユニット3は、ノード4.1~4.nのうちのいずれかに対するブルートゥース無線リンクBFが、有効化されているノード4.1~4.nに対して現在確立されているブルートゥース無線リンクBFよりも高い接続品質を有していることを判定すると、当該現在確立されているブルートゥース無線リンクBFのために現在有効化されているノード4.1~4.nを無効化して、当該高い接続品質を有しているブルートゥース無線リンクBFを確立するためのノード4.1~4.nを有効化する。たとえば図示した実施例において、制御ユニット3は、有効なノード4.1との接続品質がノード4.2との可能な接続品質よりも低いことを判定すると、ノード4.1を無効化してノード4.2を有効化する。それにより、端末5とノード4.2との間で新たなブルートゥース無線リンクBFが確立される。
【0024】
すなわち、制御ユニット3は、ノード4.1~4.nのうちの他のノードがより良好な接続品質を可能とする場合には、超広帯域近距離無線リンクUFを用いて判定された位置情報結果によって、現在のブルートゥース無線リンクBFを的確かつ能動的な手法で終了させることができる。このように、制御ユニット3は、ノード4.1~4.nを位置情報結果に応じた的確な制御を通じて、ノード4.1~4.nのうちのいずれの新しいノードが端末5に対する新たなブルートゥース無線リンクBFを確立すべきかを制御することができる。ブルートゥース無線リンクBFがこのように能動的に終了されたとき、ノード4.1~4.nのうちの他のノードに対する新たなブルートゥース無線リンクBFは、非常に迅速に確立されることができる。
【国際調査報告】