(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-15
(54)【発明の名称】ケース及びその取付枠、電気機器
(51)【国際特許分類】
H05K 5/02 20060101AFI20240408BHJP
【FI】
H05K5/02 Q
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023567940
(86)(22)【出願日】2022-07-27
(85)【翻訳文提出日】2023-11-02
(86)【国際出願番号】 CN2022108098
(87)【国際公開番号】W WO2023005954
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】202121779019.2
(32)【優先日】2021-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515249628
【氏名又は名称】サングロー パワー サプライ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(72)【発明者】
【氏名】シン ジュン
(72)【発明者】
【氏名】シェン チャンリャン
【テーマコード(参考)】
4E360
【Fターム(参考)】
4E360AB02
4E360AB17
4E360AB20
4E360AB34
4E360BA02
4E360BA08
4E360BC05
4E360BD03
4E360BD05
4E360CA02
4E360EA12
4E360EA18
4E360EA21
4E360EC05
4E360EC16
4E360ED02
4E360ED03
4E360ED28
4E360GA29
4E360GB99
(57)【要約】
本発明はケース及びその取付枠、電気機器を開示し、ケースの取付枠は接続筐体外壁及び接続蓋板外壁を含み、接続筐体外壁には、筐体内壁の筐体固定部材が貫通するためのビアホールが設けられる。上記ケースの取付枠において、ビアホールを配置することで、筐体内壁の筐体固定部材を貫通させ、このように、筐体に孔を開ける必要がなく、筐体固定部材は直接的に筐体内に固定されればよく、取付枠と筐体との間に密閉部材を配置しなくても防水を実現でき、取付部材を効果的に減少して、組立効率を向上し、また、筐体内部で筐体及び取付枠を固定でき、筐体固定部材、及び筐体固定部材に接続される筐体接続部材が露出することを回避して、ケース全体の美観性を向上し、従来技術に比べると、上記密閉部材を収容する凹溝を配置していなく、ビアホールを配置することで、加工を簡略化して、加工効率を効果的に高めて、加工コストを低減する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースの取付枠であって、接続筐体外壁(106)及び接続蓋板外壁(107)を含み、前記接続筐体外壁(106)には筐体内壁の筐体固定部材(8)が貫通するためのビアホール(101)、又は筐体内壁の筐体盲孔(10)に固定されて接続されるための枠固定部材(109)が設けられていることを特徴とする取付枠。
【請求項2】
前記ビアホール(101)は少なくとも2つであり、何れか2つの前記ビアホール(101)は何れも同一平面内に位置することを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項3】
前記ビアホール(101)は段付孔又は等径孔であることを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項4】
前記筐体内壁に固定されて接続されることで、前記接続筐体外壁(106)を前記筐体内壁に締め付ける補助ブロック(110)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項5】
前記補助ブロック(110)には、前記筐体内壁の筐体補助固定部材(11)が貫通するための補助ビアホール(111)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の取付枠。
【請求項6】
前記接続筐体外壁(106)には、前記筐体内壁と位置決めするように係合するための位置決め構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項7】
前記位置決め構造は、前記筐体内壁上の位置決め柱(12)と位置決めするように係合するための位置決め孔(112)であることを特徴とする請求項6に記載の取付枠。
【請求項8】
前記筐体内壁上の位置制限部材(13)と位置制限するように係合するための少なくとも1つの位置制限面(113)をさらに含み、前記位置制限面(113)は前記接続筐体外壁(106)に垂直し、又は前記接続筐体外壁(106)と夾角を有し、
前記位置制限面(113)は2つであれば、前記ビアホール(101)は2つ前記位置制限面(113)の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項9】
前記枠固定部材(109)はスタッドであり、前記筐体盲孔(10)はネジ孔であり、
ケースの取付枠は取付柱(117)であり、前記枠固定部材(109)は前記取付柱(117)の一端に位置し、前記取付柱(117)の横断面は正六角形であることを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項10】
前記接続蓋板外壁(107)には、蓋板(3)に固定されて接続されるための取付孔(102)が設けられ、前記接続蓋板外壁(107)は前記蓋板(3)に密閉接続されることを特徴とする請求項1~9の何れか1項に記載の取付枠。
【請求項11】
前記取付孔(102)は盲孔、及び/又はネジ孔であることを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項12】
前記接続蓋板外壁(107)は取付枠密閉部材(4)によって前記蓋板(3)に密閉接続されており、前記接続蓋板外壁(107)には前記取付枠密閉部材(4)を取り付けるための取付溝(103)が設けられ、前記取付溝(103)は前記取付孔(102)の周辺に位置することを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項13】
第1取付部(104)及び第2取付部(105)を含み、
前記接続蓋板外壁(107)及び前記取付孔(102)は何れも前記第2取付部(105)に位置し、
前記接続筐体外壁(106)及び前記ビアホール(101)は何れも前記第1取付部(104)に位置し、前記第1取付部(104)は前記筐体内壁に固定されて接続されることで、前記第2取付部(105)を前記筐体内壁に締め付けることを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項14】
前記第2取付部(105)の、前記接続蓋板外壁(107)から離れた一端は圧着フランジ(114)を有し、
前記第1取付部(104)には圧着段付孔(115)が設けられ、前記第1取付部(104)は圧着段付孔(115)によって前記第2取付部(105)に外嵌され、前記圧着段付孔(115)の段差面(116)は前記圧着フランジ(114)に押圧されることを特徴とする請求項13に記載の取付枠。
【請求項15】
前記取付孔(102)の軸線は前記ビアホール(101)の軸線に平行することを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項16】
前記ビアホール(101)は前記取付孔(102)の周辺に分布されることを特徴とする請求項15に記載の取付枠。
【請求項17】
固定されて接続された第1取付部(104)と第2取付部(105)とを含み、前記第1取付部(104)は平板状を呈し、前記接続筐体外壁(106)及び前記ビアホール(101)は何れも前記第1取付部(104)に位置し、前記接続蓋板外壁(107)及び前記取付孔(102)は何れも前記第2取付部(105)に位置することを特徴とする請求項15に記載の取付枠。
【請求項18】
前記第2取付部(105)は前記第1取付部(104)の中間部、又は前記第1取付部(104)の一端に位置することを特徴とする請求項17に記載の取付枠。
【請求項19】
前記取付孔(102)の軸線は前記ビアホール(101)の軸線に垂直することを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項20】
固定されて接続された第1取付部(104)と第2取付部(105)とを含み、前記第2取付部(105)は前記第1取付部(104)の1側に設けられ、前記第1取付部(104)の、前記第2取付部(105)から離れた側には逃げ構造(108)が設けられ、前記接続筐体外壁(106)及び前記ビアホール(101)は何れも前記第1取付部(104)に位置し、前記接続蓋板外壁(107)及び前記取付孔(102)は何れも前記第2取付部(105)に位置することを特徴とする請求項19に記載の取付枠。
【請求項21】
筐体(2)、蓋板(3)、及び取付枠を含むケースであって、
前記取付枠は請求項1~20の何れか1項に記載の取付枠であり、
前記接続筐体外壁(106)には、筐体内壁の筐体固定部材(8)が貫通するためのビアホール(101)が設けられ、前記筐体(2)の筐体内壁には前記筐体固定部材(8)が固定されると、前記ケースは筐体接続部材(7)をさらに含み、前記筐体接続部材(7)は前記筐体固定部材(8)に固定されて接続されることで、前記取付枠と前記筐体(2)とを固定して接続し、
前記接続筐体外壁(106)には、筐体内壁の筐体盲孔(10)に固定されて接続されるための枠固定部材(109)が設けられると、前記筐体(2)の筐体内壁には前記筐体盲孔(10)が設けられることを特徴とするケース。
【請求項22】
前記取付枠は少なくとも2つであり、少なくとも一方の前記取付枠は請求項15~18の何れか1項に記載の取付枠であり、少なくとも他方の前記取付枠は請求項19又は20に記載の取付枠であることを特徴とする請求項21に記載のケース。
【請求項23】
前記筐体固定部材(8)は固定柱であり、前記固定柱はネジ孔を有し、前記筐体接続部材(7)は前記ネジ孔とネジ係合するネジであり、又は、前記筐体固定部材(8)はネジであり、前記筐体接続部材(7)は前記ネジとネジ係合するナットであることを特徴とする請求項21に記載のケース。
【請求項24】
前記筐体固定部材(8)は前記筐体(2)にリベット締めされることを特徴とする請求項21に記載のケース。
【請求項25】
前記筐体(2)の筐体内壁には筐体固定柱(9)が固定され、前記筐体盲孔(10)は前記筐体固定柱(9)に設けられることを特徴とする請求項21に記載のケース。
【請求項26】
ケースを含む電気機器であって、前記ケースは請求項21~25の何れか1項に記載のケースであることを特徴とする電気機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2021年07月29日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202121779019.2であり、発明名称が「ケース及びその取付枠、電気機器」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は本出願に援用されている。
【0002】
本発明は電気機器の技術分野に関して、より具体的に、ケース及びその取付枠、電気機器に関している。
【背景技術】
【0003】
図1及び
図2に示すように、電気機器のケースは主に筐体01、蓋板03及び蓋板03と筐体01とを接続する取付枠02を含む。取付枠02は筐体ネジ04によって筐体01の第1壁011及び第3壁013に固定される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構造において、筐体01には筐体ビアホール014が設けられるので、防水のために、取付枠02と筐体01との間にはガスケット05が設けられなければならなく、取付部材が多く、組立効率が低い。
【0005】
また、取付枠02は第1壁011、第3壁013に取り付けられ、即ち、2つの平面に取り付けられ、取付が煩雑であり、組立効率が低く、筐体ネジ04によって第1壁011と取付枠02とを締結すると、視線は筐体01の第2壁012に遮られやすく、操作が不便であり、取付枠02は第1壁011に固定され、筐体01の内部の電気部品の空間を占めて、規定距離を保証するために、筐体01を大きくする必要があり、ケース全体のサイズ、占有空間が大きくなり、コストが高くなり、取付枠02にはネジ孔022及びガスケット05を収容する凹溝021が配置される必要があるため、取付枠02の加工が複雑であり、製造効率が低く、筐体ネジ04の頭部が露出して、ケース全体の美観性に影響する。
【0006】
以上のように、取付部材を減少して、組立効率を向上するために、如何に取付枠を設計するかということは、当業者にとって解决しようとする問題である。
【0007】
これに鑑みると、本発明は、取付部材を減少して、組立効率を向上するためのケースの取付枠を提供することを目的とする。本発明は、上記取付枠を含むケース、及び上記ケースを含む電気機器を提供することを別の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は以下の技術案を提供し、
ケースの取付枠であって、接続筐体外壁及び接続蓋板外壁を含み、前記接続筐体外壁には、筐体内壁の筐体固定部材が貫通するためのビアホール、又は筐体内壁の筐体盲孔に固定されて接続されるための枠固定部材が設けられる。
【0009】
好ましくは、前記ビアホールは少なくとも2つであり、何れか2つの前記ビアホールは何れも同一平面内に位置する。
【0010】
好ましくは、前記ビアホールは段付孔又は等径孔である。
【0011】
好ましくは、前記ケースの取付枠は、前記筐体内壁に固定されて接続されることで前記接続筐体外壁を前記筐体内壁に締め付ける補助ブロックをさらに含む。
【0012】
好ましくは、前記補助ブロックには、前記筐体内壁の筐体補助固定部材が貫通するための補助ビアホールが設けられる。
【0013】
好ましくは、前記接続筐体外壁には、前記筐体内壁と位置決めするように係合するための位置決め構造が設けられる。
【0014】
好ましくは、前記位置決め構造は、前記筐体内壁上の位置決め柱と位置決めするように係合するための位置決め孔である。
【0015】
好ましくは、前記ケースの取付枠は前記筐体内壁上の位置制限部材と位置制限するように係合するための少なくとも1つの位置制限面をさらに含み、前記位置制限面は前記接続筐体外壁に垂直し、又は前記接続筐体外壁と夾角を有し、
前記位置制限面は2つであれば、前記ビアホールは2つの前記位置制限面の間に位置する。
【0016】
好ましくは、前記枠固定部材はスタッドであり、前記筐体盲孔はネジ孔であり、
ケースの取付枠は取付柱であり、前記枠固定部材は前記取付柱の一端に位置し、前記取付柱の横断面は正六角形である。
【0017】
好ましくは、前記接続蓋板外壁には、蓋板に固定されて接続されるための取付孔が設けられ、前記接続蓋板外壁は前記蓋板に密閉接続される。
【0018】
好ましくは、前記取付孔は盲孔、及び/又はネジ孔である。
【0019】
好ましくは、前記接続蓋板外壁は取付枠密閉部材によって前記蓋板に密閉接続されており、前記取付枠密閉部材を取り付けるための取付溝が設けられ、前記取付溝は前記取付孔の周辺に位置する。
【0020】
好ましくは、前記ケースの取付枠は第1取付部及び第2取付部を含み、
前記接続蓋板外壁及び前記取付孔は何れも前記第2取付部に位置し、
前記接続筐体外壁及び前記ビアホールは何れも前記第1取付部に位置し、前記第1取付部は前記筐体内壁に固定されて接続されることで、前記第2取付部を前記筐体内壁に締め付ける。
【0021】
好ましくは、前記第2取付部の、前記接続蓋板外壁から離れた一端は圧着フランジを有し、
前記第1取付部には圧着段付孔が設けられ、前記第1取付部は圧着段付孔によって前記第2取付部に外嵌され、前記圧着段付孔の段差面は前記圧着フランジに押圧される。
【0022】
好ましくは、前記取付孔の軸線は前記ビアホールの軸線に平行する。
【0023】
好ましくは、前記ビアホールは前記取付孔の周辺に分布される。
【0024】
好ましくは、前記ケースの取付枠は固定されて接続された第1取付部と第2取付部とを含み、前記第1取付部は平板状を呈し、前記接続筐体外壁及び前記ビアホールは何れも前記第1取付部に位置し、前記接続蓋板外壁及び前記取付孔は何れも前記第2取付部に位置する。
【0025】
好ましくは、前記第2取付部は前記第1取付部の中間部、又は前記第1取付部の一端に位置する。
【0026】
好ましくは、前記取付孔の軸線は前記ビアホールの軸線に垂直する。
【0027】
好ましくは、前記ケースの取付枠は固定されて接続された第1取付部と第2取付部とを含み、前記第2取付部は前記第1取付部の1側に設けられ、前記第1取付部の、前記第2取付部から離れた側には逃げ構造が設けられ、前記接続筐体外壁及び前記ビアホールは何れも前記第1取付部に位置し、前記接続蓋板外壁及び前記取付孔は何れも前記第2取付部に位置する。
【0028】
本発明が提供するケースの取付枠によれば、ビアホールを配置することで、筐体内壁の筐体固定部材を貫通させ、このように、筐体に孔を開ける必要がなく、筐体固定部材は直接的に筐体内に固定されればよく、取付枠と筐体との間に密閉部材を配置しなくても防水を実現でき、取付部材を効果的に減少して、組立効率を向上し、筐体内壁の筐体盲孔に固定されて接続されるための枠固定部材を配置することで、筐体内壁に直接的に筐体盲孔を配置すればよく、筐体内壁に貫通孔を配置することを回避し、取付枠と筐体との間に密閉部材を配置しなくても防水を実現でき、取付部材を効果的に減少して、組立効率を向上する。
【0029】
また、本発明が提供するケースの取付枠によれば、筐体内部で筐体及び取付枠を固定でき、筐体固定部材、及び筐体固定部材に接続される筐体接続部材が露出することを回避して、ケース全体の美観性を向上し、そして、ネジ孔の配置より、ビアホールの配置は加工を簡略化して、加工効率を効果的に高めて、加工コストを低減し、取付枠と筐体との間に密閉部材を配置する必要がないため、上記密閉部材を収容する凹溝を配置する必要がなく、加工を簡略化して、加工効率を効果的に高めて、加工コストを低減する。
【0030】
上記が提供するケースの取付枠に基づいて、本発明はケースをさらに提供し、当該ケースは筐体、蓋板、及び取付枠を含み、
前記取付枠は上記何れか1項に記載の取付枠であり、
前記接続筐体外壁には、筐体内壁の筐体固定部材が貫通するためのビアホールが設けられ、前記筐体の筐体内壁には前記筐体固定部材が固定されると、前記ケースは筐体接続部材をさらに含み、前記筐体接続部材は前記筐体固定部材に固定されて接続されることで、前記取付枠と前記筐体とを固定して接続し、
前記接続筐体外壁には筐体内壁の筐体盲孔に固定されて接続されるための枠固定部材が設けられると、前記筐体の筐体内壁には前記筐体盲孔が設けられる。
【0031】
好ましくは、前記取付枠は少なくとも2つであり、少なくとも1つの前記取付枠は、
前記取付孔の軸線が前記ビアホールの軸線に平行する取付枠と、
前記ビアホールが前記取付孔の周辺に分布される取付枠と、
固定されて接続された第1取付部と第2取付部とを含む取付枠であって、前記第1取付部が平板状を呈し、前記接続筐体外壁及び前記ビアホールが何れも前記第1取付部に位置し、前記接続蓋板外壁及び前記取付孔が何れも前記第2取付部に位置する取付枠と、
前記第2取付部が前記第1取付部の中間部、又は前記第1取付部の一端に位置する取付枠とのうちの何れか1つの取付枠であり、
少なくとも1つの前記取付枠は、
前記取付孔の軸線が前記ビアホールの軸線に垂直する取付枠と、
固定されて接続された第1取付部と第2取付部とを含む取付枠であって、前記第2取付部が前記第1取付部の1側に設けられ、前記第1取付部の、前記第2取付部から離れた側には逃げ構造が設けられ、前記接続筐体外壁及び前記ビアホールが何れも前記第1取付部に位置し、前記接続蓋板外壁及び前記取付孔が何れも前記第2取付部に位置する取付枠とのうちの何れか1つの取付枠である。
【0032】
好ましくは、前記筐体固定部材は固定柱であり、前記固定柱はネジ孔を有し、前記筐体接続部材は前記ネジ孔とネジ係合するネジであり、又は、前記筐体固定部材はネジであり、前記筐体接続部材は前記ネジとネジ係合するナットである。
【0033】
好ましくは、前記筐体固定部材は前記筐体にリベット締めされる。
【0034】
好ましくは、前記筐体の筐体内壁には筐体固定柱が固定され、前記筐体盲孔は前記筐体固定柱に設けられる。
【0035】
上記が提供するケースに基づいて、本発明は電気機器をさらに提供し、当該電気機器は上記何れか1項に記載のケースを含む。
【0036】
本発明の実施例又は従来技術における技術案をより明らかに説明するために、以下、実施例又は従来技術の記載の必要な図面を簡単に紹介し、明らかに、以下に記載の図面は本発明の実施例に過ぎず、当業者にとって、進歩性に値する労働をしないことを前提として、提供した図面に基づいて他の図面を取得できる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】従来技術が提供するケースの構造模式図である。
【
図3】本発明の実施例1が提供するケースの取付枠の構造模式図である。
【
図5】本発明の実施例1が提供するケースの取付枠における蓋板スタッドが取付孔内に位置する模式図である。
【
図8】本発明の実施例2が提供するケースの取付枠の構造模式図である。
【
図12】本発明の実施例3が提供するケースの取付枠の構造模式図である。
【
図15】本発明の実施例4が提供するケースの取付枠の正面図である。
【
図16】本発明の実施例4が提供するケースの取付枠の平面図である。
【
図17】本発明の実施例5が提供するケースの取付枠の正面図である。
【
図18】本発明の実施例5が提供するケースの取付枠の平面図である。
【
図19】本発明の実施例6が提供するケースの取付枠の正面図である。
【
図20】本発明の実施例6が提供するケースの取付枠の平面図である。
【
図21】本発明の実施例7が提供するケースの取付枠の正面図である。
【
図22】本発明の実施例7が提供するケースの取付枠の平面図である。
【
図23】本発明の実施例8が提供するケースの取付枠の正面図である。
【
図24】本発明の実施例8が提供するケースの取付枠の平面図である。
【
図25】本発明の実施例が提供するケースの1つの構造模式図である。
【
図31】
図25のケースにおける筐体と取付枠との組立模式図である。
【
図35】
図25のケースにおける筐体と蓋板との組立模式図である。
【
図36】本発明の実施例が提供するケースの別の構造の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下、本発明の実施例の図面を結合して、本発明の実施例の技術案を明らか且つ完全に記載し、記載された実施例は全ての実施例ではなく、本発明の一部の実施例に過ぎない。本発明における実施例に基づいて、当業者が進歩性に値する労働をしないことを前提として、取得した他の全ての実施例は何れも本発明の保護範囲に属している。
【0039】
図4、
図5、
図9、
図10、
図14、
図15、
図17、
図19及び
図21に示すように、本発明の実施例が提供するケースの取付枠は接続筐体外壁106及び接続蓋板外壁107を含む。ここで、上記接続筐体外壁106は筐体2の筐体内壁に接続され、接続蓋板外壁107は蓋板3に接続される。
【0040】
具体的に、接続筐体外壁106には、筐体内壁の筐体固定部材8が貫通するためのビアホール101が設けられる。ここで、上記筐体固定部材8は筐体2の筐体内壁に固定される。
【0041】
上記実施例が提供するケースの取付枠によれば、ビアホール101を配置することで、筐体内壁の筐体固定部材8を貫通させ、このように、筐体2に孔を開く必要がなく、筐体固定部材8は直接的に筐体2内に固定されればよく、取付枠と筐体2との間に密閉部材を配置しなくても防水を実現でき、取付部材を効果的に減少して、組立効率を向上する。
【0042】
また、本発明が提供するケースの取付枠によれば、ビアホール101を配置することで、筐体内壁の筐体固定部材8を貫通させ、このように、筐体2内部で筐体2及び取付枠を固定でき、筐体固定部材8及び筐体固定部材8に接続される筐体接続部材7が露出することを回避して、ケース全体の美観性を向上し、ネジ孔の配置より、ビアホール101の配置は加工を簡略化して、加工効率を効果的に高めて、加工コストを低減し、取付枠と筐体2との間に密閉部材を配置する必要なないため、上記密閉部材を収容する凹溝を配置する必要がなく、加工を簡略化して、加工効率を効果的に高めて、加工コストを低減する。
【0043】
上記ビアホール101は1つであってもよいし、2つ以上であってもよく、実際ニーズに応じて選択すればよく、これに対して本実施例は限定していない。ここで、ビアホール101は1つであれば、1つの平面内に設けられ、この場合、接続筐体外壁106は平面構造であり、ビアホール101は少なくとも2つであれば、少なくとも2つのビアホール101は異なる平面内にそれぞれ設けられ、又は何れか2つのビアホール101は何れも同一平面内に位置してもよい。取付を容易にするために、ビアホール101は少なくとも2つであり、何れか2つのビアホール101は何れも同一平面内に位置するように配置される。この場合、取付を簡略化して、組立効率を向上し、従来技術に対して、取付過程で視線は遮られることを回避して、取付を容易にする。
【0044】
ここで、少なくとも2つのビアホール101は異なる平面内にそれぞれ設けられると、接続筐体外壁106は少なくとも2つの平面を有し、何れか2つのビアホール101は何れも同一平面内に位置すると、接続筐体外壁106は平面構造である。
【0045】
上記ビアホール101の大きさ及び形状に対して、実際ニーズ、例えば筐体固定部材8に基づいて選択する。具体的に、
図12~14に示すように、上記ビアホール101は段付孔であり、又は、
図3~5、
図8~9に示すように、上記ビアホール101は等径孔である。実際の応用過程で、上記ビアホール101は他の構造、例えば、直径が軸方向に沿って漸次変化する孔であってもよく、上記実施例に限定されていない。安定性を向上するために、
図15及び
図16に示すように、上記ケースの取付枠は、筐体内壁に固定されて接続されることで接続筐体外壁106を筐体内壁に締め付けるための補助ブロック110をさらに含む。
【0046】
補助ブロック110の具体的な形状及び大きさに対して、実際ニーズに応じて選択すればよく、これに対して本実施例は限定していない。
【0047】
補助ブロック110と筐体内壁との固定接続を容易にするために、上記補助ブロック110には、筐体内壁の筐体補助固定部材11が貫通するための補助ビアホール111が設けられる。
【0048】
ここで、上記筐体補助固定部材11は筐体内壁に固定される。
【0049】
上記構造において、筐体内部には補助ブロック110及び筐体内壁が固定されて接続されることを実現し、補助ブロック110と筐体内壁との間には、防水のための密閉部材が設けられる必要がなく、取付部材を効果的に減少して、組立効率を向上する。
【0050】
取付を容易にするために、補助ブロック110が接続筐体外壁106の一端に位置し、ビアホール101が、接続筐体外壁106の補助ブロック110から離れた一端に位置するように配置される。
【0051】
実際応用において、補助ブロック110とビアホール101との相対位置を適切に調整してもよく、これに対して本実施例は限定していない。
【0052】
図17及び
図18に示すように、上記接続筐体外壁106には、筐体内壁と位置決めするように係合するための位置決め構造が設けられる。これによって、筐体固定部材8が容易に上記ビアホール101を貫通するとともに、固定接続を容易にする。
【0053】
具体的に、上記位置決め構造は、筐体内壁上の位置決め柱12と位置決めするように係合するための位置決め孔112である。ここで、位置決め孔112はビアホール101の軸線に平行に配置される。
【0054】
実際応用において、位置決め構造は、筐体内壁上の位置決め盲孔と位置決めするように係合するための位置決め柱体であってもよい。
【0055】
上記ケースの取付枠において、他の方式で取り付けを容易にしてもよい。具体的に、
図19及び
図20に示すように、上記ケースの取付枠は、筐体内壁上の位置制限部材13と位置制限するように係合するための少なくとも1つの位置制限面113をさらに含み、上記位置制限面113は接続筐体外壁106に垂直し、又は接続筐体外壁106と夾角を有する。
【0056】
ここで、上記位置制限面113は位置制限部材13に貼合される。上記位置制限部材13は筐体内壁に設けられる。
【0057】
上記位置制限面113は1つであってもよいし、2つ以上であってもよく、実際ニーズに応じて選択すればよい。位置制限面113は2つであれば、位置制限を容易にするために、ビアホール101は2つの位置制限面113の間に位置する。
【0058】
上記ケースの取付枠において、接続蓋板外壁107は蓋板3に接続される。蓋板3との接続を容易にするために、上記接続蓋板外壁107には、蓋板3に固定されて接続されるための取付孔102が設けられ、接続蓋板外壁107は蓋板3に密閉接続されるように配置される。
【0059】
上記取付孔102は貫通孔であってもよいし、盲孔であってもよく、ニーズに応じて選択すればよい。密閉を容易にするために、上記取付孔102は貫通孔であるように配置される。
【0060】
上記取付孔102のタイプに対して、実際ニーズに応じて選択すればよい。固定を容易にするために、上記取付孔102はネジ孔であるように配置される。無論、上記取付孔102は単なる孔であってもよく、上記実施例に限定されていない。
【0061】
上記取付孔102は1つであってもよいし、2つ以上であってもよく、ニーズに応じて選択すればよく、これに対して本実施例は限定していない。構造を簡略化するために、上記取付孔102は1つであるように配置される。この場合、安定性を向上するために、上記ビアホール101は取付孔102の軸線に対して対称に配置されてもよい。無論、上記ビアホール101及び取付孔102は他の方式で分布されるように配置されてもよく、上記実施例に限定されていない。
【0062】
上記接続蓋板外壁107は蓋板3に密閉接続され、密閉を容易に実現するために、接続蓋板外壁107は取付枠密閉部材4によって蓋板3に密閉接続されるように配置される。上記取付枠密閉部材4を容易に取り付けるために、上記接続蓋板外壁107には、上記取付枠密閉部材4を取り付けるための取付溝103が設けられ、取付溝103は取付孔102の周辺に位置する。
【0063】
図21及び
図22に示すように、上記ケースの取付枠は第1取付部104及び第2取付部105を含み、接続蓋板外壁107及び取付孔102は何れも第2取付部105に位置し、接続筐体外壁106及びビアホール101は何れも第1取付部104に位置する。
【0064】
上記第1取付部104と第2取付部105とは固定されて接続され、具体的に、第1取付部104と第2取付部105とは一体型構造又は分離型構造である。第1取付部104と第2取付部105とは分離型構造であれば、取付を簡略化するために、第1取付部104は筐体内壁に固定されて接続されることで第2取付部105を筐体内壁に締め付けるように配置される。
【0065】
上記第1取付部104と第2取付部105との締付構造に対して、実際ニーズに応じて選択すればよく、これに対して本実施例は限定していない。
【0066】
上記ケースの取付枠において、取付孔102の軸線はビアホール101の軸線に平行する。この場合、接続筐体外壁106と接続蓋板外壁107とは平行に配置されてもよい。
【0067】
上記構造において、接続筐体外壁106は筐体の第2内壁202に接続され、当該第2内壁202と蓋板3とは平行に配置され、接続蓋板外壁107と蓋板3とは平行に配置される。このように、筐体2内の電気部品の空間を占有することを回避し、規定距離を保証して、ケース全体のサイズ及び占有空間を小さくして、ケース全体のコストを低減する。
【0068】
上記ケースの取付枠において、ビアホール101は1つ又は2つ以上であってもよい。ビアホール101と取付孔102との相対位置関係に対して、実際ニーズに応じて選択すればよい。安定性を向上するために、ビアホール101は取付孔102の周辺に分布されるように配置される。上記ケースの取付枠には取付溝103が設けられると、ビアホール101は取付溝103の周辺にも分布される。無論、上記取付孔102とビアホール101とは他の方式で分布され、例えば、交互に配置されてもよく、上記実施例に限定されていない。
【0069】
上記ケースの取付枠の具体的な構造に対して、実際ニーズに応じて選択すればよい。具体的に、上記ケースの取付枠は固定されて接続された第1取付部104と第2取付部105とを含み、接続筐体外壁106及びビアホール101は何れも第1取付部104に位置し、接続蓋板外壁107及び取付孔102は何れも第2取付部105に位置する。取付を容易にするために、上記第1取付部104は平板状を呈している。無論、上記第1取付部104は他の形状であってもよく、上記実施例に限定されていない。
【0070】
ここで、第2取付部105は第1取付部104の1側に位置し、筐体接続外壁106は第1取付部104の、第2取付部105から離れた側に位置し、接続蓋板外壁107は第2取付部105の、第1取付部104から離れた側に位置する。
【0071】
上記構造において、第2取付部105は第1取付部104の中間部に位置してもよいし、第1取付部104の一端に位置してもよく、さらに、第1取付部104の他の位置に位置してもよく、これに対して本実施例は限定していない。
【0072】
上記第2取付部105は円柱状、塊状又は他の形状であってもよく、ニーズに応じて選択すればよく、これに対して本実施例は限定していない。上記ケースの取付枠において、
図8~10に示すように、取付孔102の軸線はビアホール101の軸線に垂直するように配置されてもよい。ここで、接続筐体外壁106と接続蓋板外壁107とは垂直に配置されてもよい。
【0073】
具体的に、上記接続筐体外壁106は筐体的第1内壁201に接続され、当該第1内壁201と蓋板3とは垂直に配置され、接続蓋板外壁107と蓋板3とは平行に配置される。この場合、何れか2つのビアホール101は同一平面内に位置すれば、筐体2の内部空間の占有を減少して、規定距離を保証し、ケース全体のサイズ及び占有空間を小さくして、ケース全体のコストを低減する。
【0074】
取付孔102の軸線がビアホール101の軸線に垂直すれば、上記ケースの取付枠は固定されて接続された第1取付部104と第2取付部105とを含み、接続筐体外壁106及びビアホール101は何れも第1取付部104に位置し、接続蓋板外壁107及び取付孔102は何れも第2取付部105に位置するように配置される。筐体2の内部空間の占有を減少するために、上記第2取付部105は第1取付部104の1側に設けられ、第1取付部104の、第2取付部105から離れた側には逃げ構造108が設けられるように配置される。
【0075】
上記逃げ構造108は逃げ斜面、逃げ曲面又は逃げ溝などであってもよく、実際ニーズに応じて選択すればよく、これに対して本実施例は限定していない。
図10及び
図11に示すように、上記逃げ構造108は逃げ斜面である。
【0076】
上記ケースの取付枠は第1取付部104及び第2取付部105を含む場合、組立部材を減少するために、第1取付部104と第2取付部105とは一体型構造であるように配置される。無論、上記第1取付部104と第2取付部105とは個別の部材であり、両者は固定接続構造によって固定されて接続されるように配置されてもよい。
【0077】
上記実施例が提供するケースの取付枠において、接続筐体外壁106は、ビアホール101を除いた他の構造によって筐体内壁との固定接続を実現できる。
図23に示すように、接続筐体外壁106には、筐体内壁の筐体盲孔10に固定されて接続されるための枠固定部材109が設けられる。ここで、筐体盲孔10は筐体2の筐体内壁に設けられる。
【0078】
上記枠固定部材109及び筐体盲孔10の具体的な構造に対して、実際ニーズに応じて選択すればよい。
【0079】
上記実施例が提供するケースの取付枠によれば、筐体内壁の筐体盲孔10に固定されて接続されるための枠固定部材109を配置することで、直接的に筐体内壁に筐体盲孔10を配置すればよく、筐体内壁に貫通孔を配置することを回避し、取付枠と筐体2との間に密閉部材を配置しなくても防水を実現でき、取付部材を効果的に減少して、組立効率を向上し、また、筐体2内部で筐体2及び取付枠を固定でき、ケース全体の美観性を向上し、取付枠と筐体2との間に密閉部材を配置する必要なないため、上記密閉部材を収容する凹溝を配置する必要がなく、加工を簡略化して、加工効率を効果的に高めて、加工コストを低減する。
【0080】
本実施例が提供する技術案をより具体的に体現するために、以下、3つの具体的な実施例を提供する。
【0081】
実施例1
図3~7に示すように、本実施例1が提供するケースの取付枠は固定されて接続された第1取付部104と第2取付部105とを含み、第1取付部104の接続筐体外壁106にはビアホール101が設けられ、第2取付部105の接続蓋板外壁107には取付孔102及び取付溝103が設けられる。
【0082】
上記第1取付部104は平板状であり、ビアホール101は等径孔であり、取付孔102はネジ盲孔であり、ビアホール101の軸線と取付孔102の軸線とは平行し、取付溝103は取付孔102の周辺に位置し、ビアホール101は2つであり、取付孔102の軸線に対して対称に配置される。
【0083】
本実施例1において、
図5に示すように、上記取付孔102はネジ盲孔であり、蓋板スタッド15と蓋板ナットとの係合によって蓋板とケースの取付枠とを固定して接続する。具体的に、蓋板には貫通孔が設けられ、蓋板スタッド15は蓋板の貫通孔を貫通して取付孔102に入り込んで、蓋板スタッド15とネジ係合する蓋板ナットを締めると、蓋板と取付枠との固定接続を実現できる。
【0084】
実際応用において、
図27及び
図28に示すように、蓋板スタッド15及び蓋板ナットを蓋板ネジ5に交換してもよい。具体的に、蓋板ネジ5は蓋板3を貫通して取付孔102に入り込んで、蓋板ネジ5を締めると、蓋板3と取付枠との固定接続を実現できる。
【0085】
実施例2
図8~11に示すように、本実施例2が提供するケースの取付枠は固定されて接続された第1取付部104と第2取付部105とを含み、第1取付部104の接続筐体外壁106にはビアホール101が設けられ、第2取付部105の接続蓋板外壁107には取付孔102及び取付溝103が設けられる。
【0086】
上記第2取付部105は第1取付部104の1側に位置し、第1取付部104の、第2取付部105から離れた側には逃げ構造108が設けられ、具体的に、当該逃げ構造108は逃げ斜面である。
【0087】
上記ビアホール101は等径孔であり、取付孔102はネジ盲孔であり、ビアホール101の軸線と取付孔102の軸線とは垂直し、取付溝103は取付孔102の周辺に位置し、ビアホール101は2つであり、取付孔102の軸線に対して対称に配置される。
【0088】
実施例3
図12~14に示すように、本実施例3が提供するケースの取付枠と、実施例1が提供するケースの取付枠との相違点はビアホール101にあり、本実施例3において、ビアホール101は段付孔であり、ここで、段付孔の大端は接続筐体外壁106に位置する。
【0089】
本実施例3が提供するケースの取付枠の他の構造について、上記実施例1を参照すればよく、本実施例3は贅言していない。
【0090】
実施例4
図15及び
図16に示すように、本実施例4が提供するケースの取付枠は第1取付部104、第2取付部105及び補助ブロック110を含む。
【0091】
上記第1取付部104と第2取付部105とは一体型構造であり、第1取付部104の、第2取付部105から離れた一端は接続筐体外壁106を有し、第2取付部105の、第1取付部104から離れた一端は接続蓋板外壁107を有する。
【0092】
上記接続筐体外壁106にはビアホール101が設けられ、即ち、第1取付部104にはビアホール101が設けられる。当該ビアホール101は筐体内壁上の筐体固定部材8が貫通するために用いられる。具体的に、筐体接続部材7が筐体固定部材8に固定されて接続されることで、筐体2と上記ケースの取付枠とを固定して接続する。
【0093】
上記筐体固定部材8はネジであり、筐体接続部材7はネジとネジ係合するナットである。
【0094】
上記接続蓋板外壁107には、蓋板に固定されて接続されるための取付孔102が設けられ、接続蓋板外壁107は蓋板に密閉接続される。
【0095】
上記第2取付部105は第1取付部104の中間部に位置し、ビアホール101は第2取付部105の1側に位置し、上記補助ブロック110は第2取付部105の他側に位置する。
【0096】
上記補助ブロック110は筐体内壁に固定されて接続されることで、接続筐体外壁106を筐体内壁に締め付ける。具体的に、補助ブロック110は筐体内壁に固定されて接続されることで、第1取付部104を筐体内壁に締め付ける。
【0097】
取付を容易にするために、上記補助ブロック110には、筐体内壁の筐体補助固定部材11が貫通するための補助ビアホール111が設けられる。具体的に、筐体補助接続部材14が筐体補助固定部材11に固定されて接続されることで、補助ブロック110とケース2とを固定して接続する。
【0098】
上記筐体補助固定部材11はネジであり、上記筐体補助接続部材14はネジとネジ係合するナットである。
【0099】
上記ビアホール101及び補助ビアホール111の数に対して、実際ニーズに応じて選択すればよく、これに対して本実施例4は限定していない。
【0100】
本実施例4が提供するケースの取付枠の他の構造について、以上の記載を参照すればよく、これに対して本実施例4は贅言していない。
【0101】
【0102】
実施例5
図17及び
図18に示すように、本実施例5が提供するケースの取付枠は第1取付部104及び第2取付部105を含む。
【0103】
上記第1取付部104と第2取付部105とは一体型構造であり、第1取付部104の、第2取付部105から離れた一端は接続筐体外壁106を有し、第2取付部105の、第1取付部104から離れた一端は接続蓋板外壁107を有する。
【0104】
上記接続筐体外壁106にはビアホール101及び位置決め孔112が設けられ、即ち、第1取付部104にはビアホール101及び位置決め孔112が設けられる。
【0105】
上記ビアホール101は筐体内壁上の筐体固定部材8が貫通するために用いられる。具体的に、筐体接続部材7が筐体固定部材8に固定されて接続されることで、筐体2と上記ケースの取付枠とを固定して接続する。好ましくは、上記筐体固定部材8はネジであり、筐体接続部材7はネジとネジ係合するナットである。
【0106】
上記位置決め孔112は筐体内壁上の位置決め柱12と位置決めするように係合する。取付を容易にするために、位置決め孔112はビアホール101の軸線に平行に配置される。ここで、位置決め柱12は筐体内壁に固定される。
【0107】
上記位置決め孔112とビアホール101とは第2取付部105の同一側に位置する。無論、位置決め孔112とビアホール101とは第2取付部105の対向する両側にそれぞれ位置し、即ち、位置決め孔112は第2取付部105の1側に位置し、ビアホール101は第2取付部105の他側に位置してもよい。
【0108】
上記第2取付部105は第1取付部104の一端に位置すれば、好ましくは、位置決め孔112とビアホール101とは第2取付部105の同一側に位置するように配置される。
【0109】
上記接続蓋板外壁107には、蓋板に固定されて接続されるための取付孔102が設けられ、接続蓋板外壁107は蓋板に密閉接続される。
【0110】
上記ビアホール101及び位置決め孔112の数に対して、実際ニーズに応じて選択すればよく、これに対して本実施例5は限定していない。
【0111】
本実施例5が提供するケースの取付枠の他の構造について、以上の記載を参照すればよく、これに対して本実施例5は贅言していない。
【0112】
【0113】
実施例6
図19及び
図20に示すように、本実施例6と実施例5との相違点は主に以下の通り、即ち、上記接続筐体外壁106には位置決め孔が設けられず、上記ケースの取付枠は、筐体内壁上の位置制限部材13と位置制限するように係合するための少なくとも1つの位置制限面113をさらに含む。ここで、上記位置制限面113は位置制限部材13に貼合される。上記位置制限部材13は筐体内壁に設けられる。
【0114】
具体的に、上記位置制限面113は第1取付部104の側面であり、接続筐体外壁106に垂直する。
【0115】
上記位置制限面113は1つであってもよいし、2つ以上であってもよく、実際ニーズに応じて選択すればよい。位置制限効果を向上するために、上記位置制限面113は2つであり、この場合、筐体内壁上の位置制限部材13は2つであり、位置制限面113に一々対応するように配置されてもよい。無論、筐体内壁上の位置制限部材13は1つであるように配置されてもよく、上記実施形態に限定されていない。
【0116】
位置制限を容易にするために、上記ビアホール101は2つの位置制限面113の間に位置する。
【0117】
上記位置制限面113及び位置制限部材13の形状に対して、実際ニーズに応じて選択すればよく、例えば、上記位置制限面113は平面であり、上記位置制限部材13は直方体状であり、これに対して本実施例6は限定していない。
【0118】
上記位置制限面113及び位置制限部材13の数に対しても、実際ニーズに応じて選択すればよく、これに対して本実施例6は限定していない。
【0119】
本実施例6が提供するケースの取付枠の他の構造について、以上の記載を参照すればよく、これに対して本実施例6は贅言していない。
【0120】
【0121】
実施例7
図21及び
図22に示すように、本実施例7と実施例1との相違点は主に以下の通り、即ち、第1取付部104と第2取付部105とは分離型構造であり、第1取付部104は筐体内壁に固定されて接続されることで、第2取付部105を筐体内壁に締め付けることにある。
【0122】
具体的に、上記第2取付部105の、接続蓋板外壁107から離れた一端は圧着フランジ114を有し、第1取付部104には圧着段付孔115が設けられ、第1取付部104は圧着段付孔115によって第2取付部105に外嵌され、圧着段付孔115の段差面116は圧着フランジ114に押圧される。
【0123】
ここで、圧着段付孔115の大端は接続筐体外壁106に位置し、その小端は接続筐体外壁106から離れる。圧着フランジ114は圧着段付孔115の大端と係合する。上記圧着段付孔115の段差面116の数は1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。段差面116は2つ以上であれば、何れか2つの段差面116は圧着段付孔115の軸方向に沿って順に分布される。
【0124】
実際の応用過程で、上記第1取付部104は少なくとも2つであり、圧着フランジ114の周方向に沿って順に分布されて、上記圧着フランジ114に圧着されるように配置されてもよく、上記外嵌構造に限定されていない。
【0125】
上記接続筐体外壁106にはビアホール101が設けられ、即ち、第1取付部104にはビアホール101が設けられる。当該ビアホール101は筐体内壁上の筐体固定部材8が貫通するために用いられる。具体的に、筐体接続部材7が筐体固定部材8に固定されて接続されることで、筐体2と上記ケースの取付枠とを固定して接続する。
【0126】
上記筐体固定部材8はネジであり、筐体接続部材7はネジとネジ係合するナットである。
【0127】
本実施例7が提供するケースの取付枠の他の構造について、以上の記載を参照すればよく、これに対して本実施例7は贅言していない。
【0128】
実施例8
図23及び
図24に示すように、本実施例8が提供するケースの取付枠は接続筐体外壁106及び接続蓋板外壁107を含む。ここで、上記接続筐体外壁106は筐体2の筐体内壁に接続され、接続蓋板外壁107は蓋板3に接続される。
【0129】
具体的に、上記接続筐体外壁106には、筐体内壁の筐体盲孔10に固定されて接続されるための枠固定部材109が設けられる。ここで、筐体盲孔10は筐体内壁に設けられる。
【0130】
上記枠固定部材109及び筐体盲孔10の具体的な構造について、実際ニーズに応じて選択すればよい。固定を容易にするために、上記枠固定部材109はスタッドであり、筐体盲孔10はネジ孔である。さらに、上記ケースの取付枠は取付柱117であり、枠固定部材109は取付柱117の一端に位置し、取付柱117の横断面は正六角形である。ここで、取付柱117の横断面は取付柱117の軸方向に垂直する。これによって、枠固定部材109を筐体盲孔10に容易に締める。
【0131】
実際応用において、枠固定部材109を筐体盲孔10に容易に締めるために、ケースの取付枠には他の六角形構造が設けられるように配置されてもよいし、上記枠固定部材109と筐体盲孔10とは他の方式で固定されて接続され、例えば、枠固定部材109は筐体盲孔10内に接着されるように配置されてもよく、上記実施形態に限定されていない。
【0132】
上記取付柱117の1つの端面は接続筐体外壁106であり、他の端面は接続蓋板外壁107であり、上記接続蓋板外壁107には取付孔102及び取付溝103が設けられ、取付孔102は蓋板に固定されて接続され、取付溝103は、蓋板と接続蓋板外壁107とを密閉接続する取付枠密閉部材4を取り付ける。
【0133】
本実施例8が提供するケースの取付枠の他の構造について、以上の記載を参照すればよく、これに対して本実施例8は贅言していない。
【0134】
【0135】
上記実施例が提供するケースの取付枠に基づいて、本実施例はケースをさらに提供し、当該ケースは筐体2、蓋板3、及び取付枠を含み、上記取付枠は上記実施例に記載のケースの取付枠である。
【0136】
具体的に、接続筐体外壁106には筐体内壁の筐体固定部材8が貫通するためのビアホール101が設けられ、筐体2の筐体内壁には筐体固定部材8が固定されると、上記ケースは、筐体固定部材8に固定されて接続されることで、取付枠と筐体2とを固定して接続するための筐体接続部材7をさらに含む。接続筐体外壁106には、筐体内壁の筐体盲孔10に固定されて接続されるための枠固定部材109が設けられると、筐体2の筐体内壁には筐体盲孔10が設けられる。上記実施例が提供するケースの取付枠は上記技術効果を有し、上記ケースは上記ケースの取付枠を含むため、上記ケースも相応的な技術効果を有し、本明細書において贅言していない。
【0137】
上記ケースにおいて、取付枠は1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。安定性を向上するために、取付枠は2つ以上であるように配置される。この場合、何れか2つの取付枠の構造は同様であってもよいし、又は、異なってもよい。
【0138】
具体的に、上記取付枠は少なくとも2つであり、少なくとも一方の取付枠は第1取付枠1aであり、少なくとも他方の取付枠は第2取付枠1bであり、第1取付枠1aにおいて、ビアホール101の軸線と取付孔102の軸線とは平行し、第2取付枠1bにおいて、ビアホール101の軸線と取付孔102の軸線とは垂直する。
【0139】
図25、
図26、
図31、
図32、
図35に示すように、第1取付枠1a及び第2取付枠1bは何れも2つである。実際応用において、筐体2の具体的な構造に基づいて、取付枠の構造及び数を選択してもよく、上記実施例に限定されていない。
【0140】
上記ケースにおいて、筐体固定部材8及び筐体接続部材7の具体的なタイプについて、実際ニーズに応じて選択すればよい。好ましくは、
図36及び37に示すように、上記筐体固定部材8は固定柱であり、固定柱はネジ孔を有し、筐体接続部材7はネジ孔とネジ係合するネジである。この場合、筐体接続部材7を容易に取り付けるために、上記ビアホール101は段付孔であるように配置される。
【0141】
実際の応用過程で、
図29及び
図30に示すように、上記筐体固定部材8はネジであり、筐体接続部材7はネジとネジ係合するナットである。この場合、筐体接続部材7を容易に取り付けるために、上記ビアホール101は等径孔であるように配置されてもよい。
【0142】
ここで、
図30及び
図37は、第1取付枠1aと係合するように使用される筐体固定部材8及び筐体接続部材7を示し、第2取付枠1bと係合するように使用される筐体固定部材8及び筐体接続部材7について、以上の記載を参照すればよく、本明細書において贅言していない。
【0143】
上記ケースにおいて、筐体固定部材8を容易に配置するために、筐体固定部材8は筐体2にリベット締めされるように配置されてもよい。無論、上記筐体固定部材8は筐体に溶接されるように配置されてもよく、上記実施例に限定されていない。
【0144】
上記ケースにおいて、取付孔102はネジ孔であれば、蓋板ネジ5は蓋板3と取付枠とを固定して接続するように配置される。具体的に、蓋板3には貫通孔が設けられ、蓋板ネジ5は蓋板3を貫通して取付孔102に入り込んで、蓋板ネジ5を締めると、蓋板3と取付枠との固定接続を実現できる。
【0145】
上記ケースにおいて、保護性能を向上するために、一般的に、筐体2及び蓋板3を密閉接続する蓋板密閉部材6を配置し、この場合、蓋板密閉部材6は取付枠の周辺に位置し、取付枠は蓋板密閉部材6の内側に位置する。ここで、蓋板密閉部材6の内側は、蓋板密閉部材6の、筐体3内部と対向する側である。
【0146】
上記ケースにおいて、接続筐体外壁106には、筐体内壁の筐体盲孔10に固定されて接続されるための枠固定部材109が設けられると、筐体2の筐体内壁には筐体盲孔10が設けられる。筐体盲孔10を容易に配置するために、
図23に示すように、筐体2の筐体内壁には筐体固定柱9が固定され、筐体盲孔10は筐体固定柱9に設けられる。密閉性能を保証するために、上記筐体固定柱9は筐体内壁に密閉接続される。
【0147】
固定を容易にするために、筐体固定柱9は筐体内壁にリベット締めされるように配置される。無論、筐体固定柱9は他の方式で筐体内壁に固定されるように配置されてもよく、これに対して本実施例は限定していない。
【0148】
上記筐体固定柱9は筐体内壁の、取付枠に近接する側に延在してもよいし、筐体内壁の、取付枠から離れた側に延在してもよい。
図23に示すように、好ましくは、筐体固定柱9は筐体内壁の、取付枠から離れた側に延在するように配置される。これによって、構造のコンパクトさを向上する。
【0149】
上記実施例が提供するケースに基づいて、本実施例は電気機器をさらに提供し、当該電気機器は上記実施例に記載のケースを含む。
【0150】
上記実施例が提供するケースは上記技術効果を具備して、上記電気機器は上記ケースを含むため、上記電気機器も相応的な技術効果を有し、これに対して本明細書は贅言していない。
【0151】
開示された実施例の上記説明によって、当業者は本発明を実現又は使用できる。これらの実施例の多種の補正は当業者にとって自明であり、本明細書に定義された一般的な原理は、本発明の精神又は範囲から逸脱しない場合、他の実施例において実現されてもよい。従って、本発明は本明細書におけるこれらの実施例に限定されず、本明細書が開示した原理及び新規特点に一致する最も幅広い範囲に合う。
【手続補正書】
【提出日】2023-12-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケースの取付枠であって、接続筐体外壁(106)及び接続蓋板外壁(107)を含み、前記接続筐体外壁(106)には筐体内壁の筐体固定部材(8)が貫通するためのビアホール(101)、又は筐体内壁の筐体盲孔(10)に固定されて接続されるための枠固定部材(109)が設けられていることを特徴とする取付枠。
【請求項2】
前記ビアホール(101)は少なくとも2つであり、何れか2つの前記ビアホール(101)は何れも同一平面内に位置することを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項3】
前記ビアホール(101)は段付孔又は等径孔であることを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項4】
前記筐体内壁に固定されて接続されることで、前記接続筐体外壁(106)を前記筐体内壁に締め付ける補助ブロック(110)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項5】
前記補助ブロック(110)には、前記筐体内壁の筐体補助固定部材(11)が貫通するための補助ビアホール(111)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の取付枠。
【請求項6】
前記接続筐体外壁(106)には、前記筐体内壁と位置決めするように係合するための位置決め構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項7】
前記位置決め構造は、前記筐体内壁上の位置決め柱(12)と位置決めするように係合するための位置決め孔(112)であることを特徴とする請求項6に記載の取付枠。
【請求項8】
前記筐体内壁上の位置制限部材(13)と位置制限するように係合するための少なくとも1つの位置制限面(113)をさらに含み、前記位置制限面(113)は前記接続筐体外壁(106)に垂直し、又は前記接続筐体外壁(106)と夾角を有し、
前記位置制限面(113)は2つであれば、前記ビアホール(101)は2つ前記位置制限面(113)の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項9】
前記枠固定部材(109)はスタッドであり、前記筐体盲孔(10)はネジ孔であり、
ケースの取付枠は取付柱(117)であり、前記枠固定部材(109)は前記取付柱(117)の一端に位置し、前記取付柱(117)の横断面は正六角形であることを特徴とする請求項1に記載の取付枠。
【請求項10】
前記接続蓋板外壁(107)には、蓋板(3)に固定されて接続されるための取付孔(102)が設けられ、前記接続蓋板外壁(107)は前記蓋板(3)に密閉接続されることを特徴とする請求項
1に記載の取付枠。
【請求項11】
前記取付孔(102)は盲孔、及び/又はネジ孔であることを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項12】
前記接続蓋板外壁(107)は取付枠密閉部材(4)によって前記蓋板(3)に密閉接続されており、前記接続蓋板外壁(107)には前記取付枠密閉部材(4)を取り付けるための取付溝(103)が設けられ、前記取付溝(103)は前記取付孔(102)の周辺に位置することを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項13】
第1取付部(104)及び第2取付部(105)を含み、
前記接続蓋板外壁(107)及び前記取付孔(102)は何れも前記第2取付部(105)に位置し、
前記接続筐体外壁(106)及び前記ビアホール(101)は何れも前記第1取付部(104)に位置し、前記第1取付部(104)は前記筐体内壁に固定されて接続されることで、前記第2取付部(105)を前記筐体内壁に締め付けることを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項14】
前記第2取付部(105)の、前記接続蓋板外壁(107)から離れた一端は圧着フランジ(114)を有し、
前記第1取付部(104)には圧着段付孔(115)が設けられ、前記第1取付部(104)は圧着段付孔(115)によって前記第2取付部(105)に外嵌され、前記圧着段付孔(115)の段差面(116)は前記圧着フランジ(114)に押圧されることを特徴とする請求項13に記載の取付枠。
【請求項15】
前記取付孔(102)の軸線は前記ビアホール(101)の軸線に平行することを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項16】
前記ビアホール(101)は前記取付孔(102)の周辺に分布されることを特徴とする請求項15に記載の取付枠。
【請求項17】
固定されて接続された第1取付部(104)と第2取付部(105)とを含み、前記第1取付部(104)は平板状を呈し、前記接続筐体外壁(106)及び前記ビアホール(101)は何れも前記第1取付部(104)に位置し、前記接続蓋板外壁(107)及び前記取付孔(102)は何れも前記第2取付部(105)に位置することを特徴とする請求項15に記載の取付枠。
【請求項18】
前記第2取付部(105)は前記第1取付部(104)の中間部、又は前記第1取付部(104)の一端に位置することを特徴とする請求項17に記載の取付枠。
【請求項19】
前記取付孔(102)の軸線は前記ビアホール(101)の軸線に垂直することを特徴とする請求項10に記載の取付枠。
【請求項20】
固定されて接続された第1取付部(104)と第2取付部(105)とを含み、前記第2取付部(105)は前記第1取付部(104)の1側に設けられ、前記第1取付部(104)の、前記第2取付部(105)から離れた側には逃げ構造(108)が設けられ、前記接続筐体外壁(106)及び前記ビアホール(101)は何れも前記第1取付部(104)に位置し、前記接続蓋板外壁(107)及び前記取付孔(102)は何れも前記第2取付部(105)に位置することを特徴とする請求項19に記載の取付枠。
【請求項21】
筐体(2)、蓋板(3)、及び取付枠を含むケースであって、
前記取付枠は請求項1~20の何れか1項に記載の取付枠であり、
前記接続筐体外壁(106)には、筐体内壁の筐体固定部材(8)が貫通するためのビアホール(101)が設けられ、前記筐体(2)の筐体内壁には前記筐体固定部材(8)が固定されると、前記ケースは筐体接続部材(7)をさらに含み、前記筐体接続部材(7)は前記筐体固定部材(8)に固定されて接続されることで、前記取付枠と前記筐体(2)とを固定して接続し、
前記接続筐体外壁(106)には、筐体内壁の筐体盲孔(10)に固定されて接続されるための枠固定部材(109)が設けられると、前記筐体(2)の筐体内壁には前記筐体盲孔(10)が設けられることを特徴とするケース。
【請求項22】
前記取付枠は少なくとも2つであり、少なくとも一方の前記取付枠は請求項15~18の何れか1項に記載の取付枠であり、少なくとも他方の前記取付枠は請求項19又は20に記載の取付枠であることを特徴とする請求項21に記載のケース。
【請求項23】
前記筐体固定部材(8)は固定柱であり、前記固定柱はネジ孔を有し、前記筐体接続部材(7)は前記ネジ孔とネジ係合するネジであり、又は、前記筐体固定部材(8)はネジであり、前記筐体接続部材(7)は前記ネジとネジ係合するナットであることを特徴とする請求項21に記載のケース。
【請求項24】
前記筐体固定部材(8)は前記筐体(2)にリベット締めされることを特徴とする請求項21に記載のケース。
【請求項25】
前記筐体(2)の筐体内壁には筐体固定柱(9)が固定され、前記筐体盲孔(10)は前記筐体固定柱(9)に設けられることを特徴とする請求項21に記載のケース。
【請求項26】
ケースを含む電気機器であって、前記ケースは請求項2
1に記載のケースであることを特徴とする電気機器。
【国際調査報告】