(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-16
(54)【発明の名称】バルクバッグ調整器
(51)【国際特許分類】
B65D 88/64 20060101AFI20240409BHJP
B65D 88/22 20060101ALI20240409BHJP
【FI】
B65D88/64 D
B65D88/22 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023551968
(86)(22)【出願日】2022-02-22
(85)【翻訳文提出日】2023-08-22
(86)【国際出願番号】 US2022017228
(87)【国際公開番号】W WO2022197407
(87)【国際公開日】2022-09-22
(32)【優先日】2021-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】505383501
【氏名又は名称】フレクシコン・コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】Flexicon Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン スティーブン エウクラノ
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル ジョエル バーリー
(72)【発明者】
【氏名】ジョン ステフェン スザズディ ジュニア
【テーマコード(参考)】
3E170
【Fターム(参考)】
3E170AA29
3E170AB11
3E170WG01
(57)【要約】
バルクバッグ調整器アセンブリを開示する。アセンブリは、バルクバッグコンディショニング領域を画定するフレームアセンブリを含む。フレームアセンブリは、第1ラムを有する第1キャリアフレームと、第2ラムを有する第2キャリアフレームとを含む。第1アクチュエータアセンブリは、第1キャリアフレームに固定された第1端と、第2キャリアフレームに固定された第2端とを含む。第2アクチュエータアセンブリは、第1キャリアフレームに固定された第1端と、第2キャリアフレームに固定された第2端とを含む。制御ユニットは、第1ラムと第2ラムを同時に互いに向かって直線的に駆動して、バルクバッグ調整領域内でバルクバッグを係合させるように構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ラムを含む第1キャリアフレームと、第2ラムを含む第2キャリアフレームとを含み、バルクバッグ調整領域を画定するフレームアセンブリと、
第1キャリアフレームに固定された第1端と第2キャリアフレームに固定された第2端とを含む第1アクチュエータアセンブリと、
第1キャリアフレームに固定された第1端と第2キャリアフレームに固定された第2端とを含む第2アクチュエータアセンブリと、
第1ラムおよび第2ラムを同時に互いに向かって直線的に駆動させ、バルクバッグ調整領域内のバルクバッグに係合させるように構成された制御ユニットと、
を含むことを特徴とする、バルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項2】
前記フレームアセンブリは、バルクバッグ調整領域を画定する寸法を有し、連続的で閉じられた周囲を有する周囲フレームを含むことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項3】
制御ユニットは、第1キャリアフレームまたは第2キャリアフレームの一方に直接取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項4】
第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームのそれぞれは、複数の転動要素または支承要素を含むことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項5】
フレームアセンブリが、第1支持レールと、第2支持レールと、第1支持レールと第2支持レールとを連結する一対のガイドレールとを含む周囲フレームをさらに含み、一対のガイドレールのそれぞれは、第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームの複数のローラのための転動経路を画定するように構成されたローラトラックを画定することを特徴とする請求項4に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項6】
フレームアセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項7】
第1アクチュエータアセンブリは、フレームアセンブリの第1側に配置され、第2アクチュエータアセンブリは、フレームアセンブリの第2側に配置され、前記第2側は、前記第1側とは反対側であることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項8】
第1キャリアフレームは、第1の対の脚部とその間に延在する第1フレーム本体とを含む、H字形状を有し、前記第1の対の脚部は、それぞれ第1の複数のローラを含み、
第2キャリアフレームは、第2の対の脚部とその間に延在する第2フレーム本体とを含む、H字形状を有し、前記第2の対の脚部は、それぞれ第2の複数のローラを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項9】
前記第1の複数のローラおよび第2の複数のローラは、第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームの第1の一対の脚部および第2の一対の脚部のそれぞれの一方の端部に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項10】
フレームアセンブリ内に配置されたバルクバッグを支持するように構成された支持ベースと、フレームアセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリとをさらに含み、支持ベースは、回転するように構成され、垂直方向に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項11】
バルクバッグ調整器アセンブリが、垂直昇降アセンブリに懸架されており、その他の点で支持されていないことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項12】
第1キャリアフレーム、第2キャリアフレーム、第1ラム、第2ラム、第1アクチュエータアセンブリ、および第2アクチュエータアセンブリのそれぞれは、共通の水平面内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項13】
第1アクチュエータアセンブリおよび第2アクチュエータアセンブリは、液圧シリンダアクチュエータであることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項14】
閉じられた周囲を有するバルクバッグ調整領域を画定する周囲フレームを含む、垂直方向に調整可能なフレームアセンブリであって、前記フレームアセンブリは、第1ラムおよび第2ラムを含む、フレームアセンブリと、
第1ラムおよび第2ラムの両方に連結され、第1ラムおよび前記第2ラムを互いに向かって同時に直線的に駆動して、バルクバッグ調整領域内のバルクバッグに係合させるように構成されているアクチュエータアセンブリと
を含むことを特徴とするバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項15】
周囲フレームは、第1支持レールと、第2支持レールと、第1支持レールと第2支持レールとを連結する一対のガイドレールとを含み、
第1ラムは第1キャリアフレームに接続され、第2ラムは第2キャリアフレームに取り付けられ、
前記一対のガイドレールそれぞれは、第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームに連結された複数のローラのための経路を画定するように構成されたローラトラックを画定する
ことを特徴とする請求項14に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項16】
フレームアセンブリ内に配置されたバルクバッグを支持するように構成された支持ベースと、バルクバッグに対してフレームアセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリとをさらに含み、支持ベースは、回転するように構成され、垂直方向に固定されていることを特徴とする請求項14に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項17】
第1ラムおよび第2ラムを駆動してバルクバッグに係合するように構成された制御ユニットをさらに含み、前記制御ユニットは、フレームアセンブリに直接取り付けられていることを特徴とする請求項14に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項18】
アクチュエータアセンブリ、第1ラム、および第2ラムのそれぞれは、共通の水平面内に配置されている、請求項14に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項19】
バルクバッグを調整する方法であって、前記方法は、
バルクバッグ調整器アセンブリを提供する工程であって、前記バルクバッグ調整器アセンブリは、
周囲フレームを含むフレームアセンブリであって、周囲フレームは、閉じられた周囲を有し、かつ、第1ラムと、第2ラムと、第1ラムと第2ラムの両方に共通に連結されたアクチュエータアセンブリとを含む、フレームアセンブリと、
バルクバッグ調整器アセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリと
を含む工程と、
バルクバッグをバルクバッグ調整器アセンブリの上方または下方に配置する工程と、
垂直昇降アセンブリによってバルクバッグ調整器を昇降させ、第1ラムおよび第2ラムをバルクバッグの少なくとも一部に対向させる工程と、
アクチュエータアセンブリを作動させ、第1ラムと第2ラムを同時に互いに向かって直線的に駆動し、バルクバッグに係合させてバルクバッグを調整する工程と
を含むことを特徴とする方法。
【請求項20】
支持ベースを提供する工程と、バルクバッグを支持ベース上に位置決めする工程と、支持ベースによってバルクバッグを回転させる工程とをさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、バルクバッグの取り扱いおよび処理に関し、より詳細にはバルクバッグ調整器に関する。
【背景技術】
【0002】
2021年3月15日に出願された米国特許出願第17/201,642号は、参照により本明細書の一部をなすものとする。
【0003】
バルクバッグは、材料の輸送または貯蔵に使用することができる。バッグの上部は入口を含むことができ、バッグの底部は、バルクバッグの内容物を取り出すまで材料を保持するように構成された閉鎖端を含むことができる。バルクバッグ内の材料に依存して、種々の理由により、微粒子間の付着の形成、または凝集が生じるおそれがある。したがって、後に(例えば、注ぎ口の形成(spout)またはバッグの切断により)バルクバッグの底部が開けられた際に、バルク材料が流れず、バッグから出てこない。
【0004】
粒子状物質をばらばらにすること(分散)がこれらの問題に対処することが知られている。バルクバッグ調整器は、バルクバッグ内の粒子状材料を分散させて材料が適切に流れることを保証することが一般に知られている。そのような構成の1つは、本出願人に共通に所有され、かつ参照により本明細書の一部をなすものとする、米国特許出願公開第2015/0360431号に示されている。
【0005】
1つの既知のバルクバッグ調整器は、一対の独立駆動ラムが取り付けられた外部フレームまたはケージを含む。バルクバッグは垂直昇降アセンブリまたはシザーリフトの上に配置され、バルクバッグを上下に駆動して、ラムがバルクバッグの種々の領域に係合することを可能にする。これらの既知のバルクバッグ調整器のケージは、バルクバッグを完全に包囲することが要求される。さらに、ケージは、ラムを介して調整力または押し潰し力が加えられるときに、ケージの対向する側面が互いに連結されたままであることを保証するように構成された横材または連結部材を含む。このような構成では、バッグを絞る、またはバッグに係合する全ての反力が外部フレームまたはケージを通して伝達される。
【0006】
これらの構成は、複数の欠点を抱えている。周囲の支持部材は、調整の際に高い負荷を受ける。垂直に固定されたラムに係合される時のバルクバッグの伸長により、大きな下向きの力がシザーリフトにも作用する。加えて、バルクバッグは、調整力の適用中に中心からずれたり、傾いたりするため、相対的に対向するラムの間の中心に位置しなければならない。
【0007】
したがって、より動的で耐久性のあるバルクバッグ調整器に対するニーズが存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書において、バルクバッグ調整器アセンブリを開示する。バルクバッグ調整器アセンブリは、バルクバッグ調整領域を画定するフレームアセンブリを備える。フレームアセンブリは、第1ラムを含む第1キャリアフレームと、第2ラムを含む第2キャリアフレームと、第1キャリアフレームに固定された第1端および第2キャリアフレームに固定された第2端を含む第1アクチュエータアセンブリと、第1キャリアフレームに固定された第1端および第2キャリアフレームに固定された第2端を含む第2アクチュエータアセンブリとを含む。制御ユニットは、第1ラムおよび第2ラムを同時に互いに向かって直線的に駆動して、バルクバッグ調整領域内でバルクバッグと係合させるように構成される。
【0009】
1つの態様において、フレームアセンブリは、バルクバッグ調整領域を画定するように寸法決めされた、連続的かつ閉じられた周囲を有する周囲フレームを含む。
【0010】
液圧ホースの長さを最短にするため、好ましくは、制御ユニットは、第1キャリアフレームまたは第2キャリアフレームのいずれかに直接取り付けられる。
【0011】
1つの実施形態では、第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームは、それぞれ、転動要素または支承要素を有して、バルクバッグに係合するようにキャリアフレームを互いに向かって直線的に駆動できるようにする。
【0012】
1つの実施形態では、周囲フレームは、第1支持レールと、第2支持レールと、第1支持レールと第2支持レールとを連結する一対のガイドレールとを含む。一対のガイドレールはそれぞれ、第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームの複数のローラのための経路を画定するように構成されたローラトラックを画定することができる。
【0013】
バルクバッグに対してフレームアセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリを設けることができる。別の実施形態では、周囲フレームを静止させたまま、バルクバッグを昇降させることができる。
【0014】
1つの態様では、第1アクチュエータアセンブリはフレームアセンブリの第1側に配置され、第2アクチュエータアセンブリはフレームアセンブリの第2側に配置され、第2側は第1側とは反対側である。
【0015】
1つの態様では、キャリアフレームはそれぞれ、一対の脚部とその間に延びるフレーム本体とを含むH字形状を有し、一対の脚部はそれぞれ複数のローラを含む。
【0016】
フレームアセンブリ内でバルクバッグを支持するように構成された支持ベースを設けることができる。フレームアセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリを設けることもできる。
【0017】
本明細書は、バルクバッグを調整する方法も開示する。この方法は、閉じられた周囲を有する周囲フレームを含むフレームアセンブリを含むバルクバッグ調整器アセンブリを提供することを含む。フレームアセンブリは、第1ラムと、第2ラムと、第1ラムおよび第2ラムの両方に共通に連結されたアクチュエータアセンブリとを含む。垂直昇降アセンブリを設けて、バルクバッグ調整器アセンブリを昇降させるように構成する。本方法は、バルクバッグをバルクバッグ調整器アセンブリの上方または下方に位置決めすることを含む。本方法はまた、第1ラムおよび第2ラムがバルクバッグの少なくとも一部に対向するように、垂直昇降アセンブリを介してバルクバッグ調整器を昇降させることを含む。本方法は、第1ラムおよび第2ラムを同時に互いに向かって直線的に駆動してバルクバッグに係合させ、バルクバッグを調整するように、アクチュエータアセンブリを作動させることを含む。
【0018】
追加の実施形態を、本明細書に記載する。前述の要約および以下の詳細な説明は、本発明の好ましい実施形態を示す添付図面と併せて容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】1つの態様によるバルクバッグ調整器アセンブリの上面図である。
【
図2】
図1のバルクバッグ調整器アセンブリの側面図である。
【
図3】バルクバッグ調整器アセンブリの透視図である。
【
図4】バルクバッグ調整器アセンブリの1つのキャリアフレームの透視図である。
【
図5】バルクバッグ調整器アセンブリのフレームアセンブリの透視図である。
【
図6】初期状態における、バルクバッグ調整器アセンブリのフレームアセンブリ、キャリアフレーム、および液圧シリンダの透視図である。
【
図7】部分的に圧縮された状態における、バルクバッグ調整器アセンブリのフレームアセンブリ、キャリアフレーム、および液圧シリンダの透視図である。
【
図8】バルクバッグ調整器アセンブリのキャリアフレームおよび液圧シリンダの透視図である。
【
図9】バルクバッグ調整器アセンブリのキャリアフレームの透視図である。
【
図10A】種々の状態におけるバルクバッグ調整器アセンブリの上面図である。
【
図10B】種々の状態におけるバルクバッグ調整器アセンブリの上面図である。
【
図10C】種々の状態におけるバルクバッグ調整器アセンブリの上面図である。
【
図11】バルクバッグ調整器アセンブリによって生じる圧縮力を示す示力図の1つの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下の説明では、便宜の目的のみのために特定の用語を使用しているが、これは限定的なものではない。「右」、「左」、「下」、「上」という語は、参照される図面における方向を示す。この用語は、上記で特に指摘した語、その派生語、および類似の意味を持つ語を含む。さらに、「a」および「1」という用語は、特に断りのない限り、参照される項目の1つまたは複数を含むものとして定義される。
【0021】
図1~
図10Cに示すように、バルクバッグ調整器アセンブリ10を開示する。バルクバッグ調整器アセンブリ10は、一般的に、フレームアセンブリ12、第1アクチュエータアセンブリ40、および第2アクチュエータアセンブリ50を含む。第1アクチュエータアセンブリ40および第2アクチュエータアセンブリ50は、一般的に、ラム24、34を互いに向かって駆動するように構成されており、これについては本明細書でより詳細に説明する。アクチュエータアセンブリという用語は、運動を付与可能なあらゆるタイプの作動ユニットを指示するために使用される。1つの態様では、アクチュエータアセンブリは液圧シリンダアセンブリである。別の態様では、アクチュエータアセンブリはボールスクリューアクチュエータである。当業者であれば、他のタイプのアクチュエータも使用できることを理解するであろう。本明細書においては、互換的に、アクチュエータアセンブリを液圧シリンダアセンブリと称する。
【0022】
1つの態様では、第1液圧シリンダアセンブリ40および第2液圧シリンダアセンブリ50は互いに連結され、液圧シリンダアセンブリ40、50が同時に第1ラム24および第2ラム34を互いに向かって直線的に駆動してバルクバッグ5に係合するように構成される。第1液圧シリンダアセンブリ40および第2液圧シリンダアセンブリ50は、ともに、本明細書でより詳細に説明される共通の制御ユニットまたは液圧パワーユニット70によって駆動されるように構成される。
【0023】
図面には2つの液圧シリンダアセンブリ40、50が図示されているが、当業者であれば、3つ以上の液圧シリンダアセンブリを使用してもよいことを理解するであろう。
【0024】
フレームアセンブリ12は、第1支持レール14、第2支持レール16、および第1支持レール14と第2支持レール16とを連結する一対のガイドレール18a、18bを含む、周囲フレームを含む。1つの態様では、フレームアセンブリ12は、複数の転動要素または支承要素を含む。ガイドレール18a、18bのそれぞれは、本明細書でより詳細に説明するように、ローラトラック19を画定し、ローラトラック19は、ローラ26a~26d、36a~36dがそれに沿って摺動できるように構成された経路を画定する。
図5に示されるように、ガイドレール18a、18bのそれぞれは、本明細書でより詳細に説明されるように、ケーブル、チェーン、ワイヤ、または他の巻上要素が係合するように構成された接続領域18cを画定することができる。
【0025】
トラック19は、ローラ26a~26d、36a~36dを横方向に保持するような寸法を有する。同時に、トラック19は、ローラ26a~26d、36a~36dがトラック19に沿って長手方向に転がることを可能にする。ローラ26a~26d、36a~36dは、車輪部品、軸受、または任意の他の転動構成を含むことができる。1つの態様において、ローラの代替として、溝付きチャネル内の滑り支承ブロックを使用することができる。別の態様では、ローラの代替として、リニア軸受またはガイドシャフトを使用することができる。当業者であれば、長手方向の移動を可能にする、あらゆるタイプの案内インターフェース、転動インターフェース、または支承インターフェースを提供できることを認識するであろう。
【0026】
ラム24、34をそれぞれ一般的に支持する、第1キャリアフレーム20および第2キャリアフレーム30を提供する。キャリアフレーム20、30のそれぞれは、一般的にH字形状を有し、本明細書ではHフレームキャリアとも称する。
【0027】
図4は、第1キャリアフレーム20を単独で示す。特に同様には図示していないが、第2キャリアフレーム30は、第1キャリアフレーム20と同一の特徴を含む。キャリアフレーム20、30は、第1液圧シリンダアセンブリ40および第2液圧シリンダアセンブリ50を介して互いに向かって駆動されるように構成されている。1つの態様において、キャリアフレーム20、30は、直線方向および共通の水平面内で互いに向かって駆動される。1つの態様において、キャリアフレーム20、30、したがってラム24、34は、いかなる枢動運動(pivot motion)も経ることなしに、バルクバッグ5に対する圧縮力の最も効率的な印加を提供する。液圧シリンダアセンブリ40、50からの力の全ては、ラム24、34からバルクバッグ5へと直線的に駆動される。
【0028】
第1キャリアフレーム20は、一対の脚部22a、22bと、その間に延在する第1フレーム本体22cとを含む。第1フレーム本体22cは、一対の脚部22a、22bに対して固定されている。第1フレーム本体22cは、好ましくは第1フレーム本体22cの中央領域に第1ラム24を含む。第1キャリアフレーム20は、ガイドレール18a、18bのトラック19に沿って摺動する複数のローラ26a、26b、26c、26dを介して、一対のガイドレール18a、18bに沿って案内されるように構成されている。
【0029】
第2キャリアフレーム30は、一対の脚部32a、32bと、その間に延在する第2フレーム本体32cとを含む。第2フレーム本体32cは、好ましくは第2フレーム本体32cの中央領域に第2ラム34を含む。第2キャリアフレーム30は、ガイドレール18a、18bのトラック19に沿って摺動する複数のローラ36a、36b、36c、36dを介して、一対のガイドレール18a、18bに沿って案内されるように構成されている。前述のように、キャリアフレーム20、30は、ローラの代替として、代替の転動要素、支承要素、または転動要素を含み得る。
【0030】
第1液圧シリンダアセンブリ40は、第1フレーム本体22cに固定された第1端42aと、第2フレーム本体32cに固定された第2端42bとを含む。第1液圧シリンダアセンブリ40は、一般的に、構成要素の中でも、ロッド44bおよびシリンダ44aを含む。本明細書に開示される液圧シリンダアセンブリ40、50は、油のような加圧された作動液を使用して伸縮することができる。本明細書では液圧シリンダについて説明するが、当業者であれば、本開示から、他の形式の機械的アクチュエータまたは電気機械的アクチュエータを使用してもよいことを認識するであろう。第2液圧シリンダアセンブリ50は、第1フレーム本体22cに固定された第1端52aと、第2フレーム本体32cに固定された第2端52bとを含む。また、第2液圧シリンダアセンブリ50は、構成要素の中でも、ロッド54bおよびシリンダ54aを含む。1つの態様において、液圧アセンブリ40、50の端部42a、42b、52a、52bは、枢動連結部を介してそれぞれのキャリアフレーム20、30に対して固定することができる。
【0031】
1つの態様では、アクチュエータアセンブリ、すなわち液圧シリンダアセンブリ40、50は、バルクバッグまたはバルクバッグ受容領域の反対側に取り付けられる。1つの実施形態では、アクチュエータアセンブリまたは液圧シリンダアセンブリ40、50は、バルクバッグまたはバルクバッグ受容領域に対して同じ側に取り付けられる。アクチュエータアセンブリすなわち液圧シリンダアセンブリ40、50の正確な相対位置関係は、変化することができる。
【0032】
1つの態様において、制御ユニットまたは液圧パワーユニット70は、
図1、
図2、
図9、および
図10A~
図10Cに示すように、キャリアフレーム20、30に直接取り付けられる。いくつかの図面において、簡略化、およびアセンブリの他の態様を示すことのみを目的として、制御ユニット70をフレームアセンブリ12上に具体的に図示していない。制御ユニット70は、第1フレーム本体22cまたは第2フレーム本体32cに直接取り付けることができる。当業者であれば、制御ユニット70はバルクバッグ調整器アセンブリ10上の任意の位置に取り付けることができることを理解するであろう。制御ユニット70は、一般的に、液圧シリンダアセンブリ40、50の伸長および収縮を制御するように構成されており、液圧シリンダアセンブリ40、50に動作可能に接続されている。
図1に示すように、制御ユニット70は、ロッド44b、54bよりも液圧シリンダアセンブリ40、50のシリンダ44b、54bに近接または隣接するアセンブリの側面に取り付けられる。
【0033】
バルクバッグ調整器アセンブリ10は、バルクバッグ支持ベース80をさらに含むことができる。支持ベース80は回転するように構成することができる。1つの態様において、支持ベース80は垂直に固定される。1つの態様において、バルクバッグ5はパレットに積載され、次いでフォークリフトまたは他の揚重手段がパレットおよびバルクバッグ5を支持ベース80に積載する。
【0034】
また、バルクバッグ調整器アセンブリ10を昇降させるために、垂直昇降アセンブリ90が設けられている。垂直昇降アセンブリ90は、バルクバッグ調整領域または受容領域4の上方に固定することができ、支持フレーム8に固定することができる。フレーム8は垂直昇降アセンブリ90を支持することのみのために構成され、その他の点でバルクバッグ調整器アセンブリ10の構造機能および支持機能を提供しない。垂直昇降アセンブリ90は、
図2に要素92として図示されている、ケーブル、チェーン、ワイヤ、または他の巻上要素を含むことができる。垂直昇降アセンブリ90を人員によって遠隔制御して、バルクバッグ調整器アセンブリ10を昇降させることができる。1つの態様において、制御ユニット70を垂直昇降アセンブリ90に動作可能に接続し、垂直昇降アセンブリ90の動作を制御することができる。この構成に基づき、バルクバッグ5は垂直方向に静止させること、ならびに、バルクバッグ5の特定の領域に係合するようにバルクバッグ調整器アセンブリ10を昇降させることが可能となる。当業者であれば、垂直昇降アセンブリ90は、固定フレームに取り付けられた制御ユニットのような別の制御ユニットを介して操作できることも理解するであろう。
【0035】
バルクバッグ5は通常、調整中に伸びを経験するが、この構成によって、上方への伸びが自由に起きるようになる。換言すれば、下向きの力および応力はフレームアセンブリ12およびラム24、34に付与されない。バルクバッグ調整器アセンブリ10は、垂直昇降アセンブリ90を介して垂直方向にのみ支持され、その他の点においては、自由に浮遊し、支持されていない。
【0036】
初期段階では、バルクバッグ調整器アセンブリ10は上昇位置にあり、バッグ受容領域すなわちバッグ調整領域4には何らの障害物もない。次に、バルクバッグ5が支持ベース80上に載置される。支持ベース80上にバルクバッグ5を載置させたならば、垂直昇降アセンブリ90がバルクバッグ調整器アセンブリ10を下降させて、バルクバッグ調整器アセンブリ10がバルクバッグ5を包囲することができる。別の態様では、バルクバッグ5を支持ベース80に載せる前に、バルクバッグ調整器アセンブリ10を地面に配置することができる。支持ベース80上にバルクバッグ5を配置させたならば、垂直昇降アセンブリ90は、バルクバッグ5を包囲するまで、バルクバッグ調整器アセンブリ10を上昇させることができる。
【0037】
液圧シリンダアセンブリ40、50の構成は、バルクバッグ5の両側に調整力または圧縮力を生じさせる。液圧シリンダアセンブリ40、50を収縮させて、H-フレームキャリア20、30を互いに引き寄せることによって、ラム24、34を介してバルクバッグ5に圧縮力を印加する。言い換えれば、液圧シリンダアセンブリ40、50は、アセンブリ40、50のロッド44b、54b側を使用して、バルクバッグ5に対して内側に引っ張るか、または収縮される。この構成により、既知のバルクバッグ調整配置で発生する液圧シリンダロッドの座屈が緩和される。1つの態様において、H-フレームキャリア20、30、ラム24、34、および液圧シリンダアセンブリ40、50の全ては、共通の水平面内に配置される。言い換えれば、単一の水平面(すなわち、一般的に地面と平行な面)が、これらの構成要素のそれぞれを貫いて延在する。
【0038】
図6、
図7および
図10A~
図10Cに示されるように、押し潰しまたは調整サイクルの間、ラム24、34は、ラムの最初の1つ(すなわち、
図10Bのラム34)がバルクバッグ5に係合するまで、それぞれ互いに向かって駆動される。この構成により、ラム24、34に関して、バルクバッグ5を正しくまたは完全な中央に配置しないことを可能にする。なぜなら、ラム24、34が、液圧シリンダアセンブリ40、50を介して共通に駆動または連携されるからである。このことは、既知のバルクバッグ調整配置で必要とされるように、ラム内の相対的中央に位置するまでバルクバッグを再配置する必要がないので、バルクバッグ調整を実施するのに必要な時間および労力を削減することができ、作業員にとって有益である。
図10Bおよび
図10Cの間のラム24について示されるように、ラム24、34の最初の1つがバルクバッグ5に係合して抵抗に遭遇した際に、対向するラム24、34は、他のラム24、34もバルクバッグ5に係合するまで内方に移動し続ける。両方のラム24、34がバルクバッグ5に対して確実に係合すると、バルクバッグ5の押し潰しまたは調整が完全に開始される。
【0039】
液圧シリンダアセンブリ40、50が周囲フレームまたは外部ケージから押し出される代わりに、液圧シリンダアセンブリ40、50の対向部からの反力がバルクバッグ5に印加される。この結果、バルクバッグ5に2:1の負荷(
図11に図示)がもたらされ、より大きな力を加えることができる。あるいは、既知のバルクバッグ調整配置と比較して相対的に小型かつ安価な液圧シリンダアセンブリを使用することができる。
【0040】
本構成は、バルクバッグ調整器アセンブリ10に対する周囲の外部ケージまたはフレームを欠いている。アセンブリ10は、垂直支持部(アセンブリ10を昇降させるための昇降アセンブリなど)を除いて、本質的に自立している。部分的には、この構成は、バルクバッグ調整器アセンブリ10によって提供される閉じられた周囲により、可能にされている。周囲フレーム(すなわち、第1支持レール14、第2支持レール16、および第1支持レール14と第2支持レール16とを連結する一対のガイドレール18a、18b)は、バルクバッグ受容領域または調整領域4を画定する寸法を有する、連続的かつ閉じられた周囲を有する。換言すれば、バルクバッグ調整器アセンブリ10はバルクバッグ5を完全に包囲するので、バッグ5の転倒および落下が防止され、バルクバッグ調整器アセンブリ10を操作する人員の安全対策が強化される。また、液圧アセンブリ40、50は収縮し、外側構造または支持構造の外へと延びないため、外部または周囲のケージ構造の要件もない。
【0041】
ラム24、34は、バルクバッグ調整器アセンブリ10の構成に基づいて自由浮遊状態である。この構成に基づき、ラム24、34は、押し潰しまたは調整の間、バルクバッグ5に対する自動調心を行う。さらに、バルクバッグ5が垂直昇降アセンブリを介して上方に引っ張られるか、または一方向昇降装置を介して上方に駆動される場合、調整中に生じるバルクバッグ5の伸長は、上方向への拘束および抵抗なしに生じることが許容される。
【0042】
液圧シリンダアセンブリ40、50は、ラム24、34を互いに向かって駆動するように作動する。この配置は、液圧シリンダアセンブリ40、50に対して関与する力を分離する。ラム24、34は液圧シリンダアセンブリ40、50を介して連結または結合されているため、バルクバッグ5へ入力される力は、既知の配置に比べて少なくとも2倍になる。
【0043】
図11は、液圧シリンダアセンブリ40、50を介するラム24、34によって加えられる力を示す概略図である。この図では、液圧シリンダアセンブリ40、50の各々が500ポンドの力を印加し、ラム24、34の各々がバルクバッグの側面に1,000ポンドの力を印加する。
【0044】
本明細書は、バルクバッグを調整する方法も開示する。この方法は、閉じられた周囲を有する周囲フレームを含むフレームアセンブリ12を含むバルクバッグ調整器アセンブリ10を提供することを含む。フレームアセンブリ12は、第1ラム24、第2ラム34、および第1ラム24および第2ラム34の両方に共通に連結される液圧シリンダアセンブリ40、50を含む。垂直昇降アセンブリ90は、バルクバッグ調整器アセンブリ10を昇降させるように構成されている。
【0045】
本方法は、バルクバッグ5をバルクバッグ調整器アセンブリ10の上方または下方に配置することを含む。この工程は、バルクバッグ調整器アセンブリ10の初期位置に依存する。バルクバッグ調整器アセンブリ10の初期位置が上昇位置である場合、バルクバッグ5はバルクバッグ調整器アセンブリ10の下方に配置される。あるいはまた、バルクバッグ調整器アセンブリ10の初期位置が地表にある場合、バルクバッグ5はバルクバッグ調整器アセンブリ10の上方に配置される。いずれの状態においても、バルクバッグ5は支持ベース80に積載することができる。
【0046】
次いで、本方法は、垂直昇降アセンブリ90によるバルクバッグ調整器10の上昇または下降のいずれかを行い、第1ラム24および第2ラム34がバルクバッグ5の少なくとも一部に対向させることを含む。バルクバッグ5に対するラム24、34の正確な位置は種々に変化することができ、バルクバッグ5のどの領域を調整する必要があるかに依存することができる。
【0047】
本方法は、液圧シリンダアセンブリ40、50を作動させ、第1ラム24および第2ラム34を同時に互いに向かって直線的に駆動してバルクバッグ5に係合させ、バルクバッグ5を調整することを含む。
【0048】
本方法は、支持ベース80を回転させてバルクバッグ5を回転させ、第1ラム24および第2ラム34がバルクバッグ5のすべての側面およびコーナーに係合できるようにすることをさらに含むことができる。本方法は、本明細書に記載の他の構成要素のいずれかの1つまたは複数を提供することをさらに含むことができる。
【0049】
また、本発明の様々な部分は、単独または組み合わせて使用することができ、構成要素の全てが特定の用途に必須でないことが理解される。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の真意および範囲内での変更をカバーすることが意図されていることが理解される。
【手続補正書】
【提出日】2022-06-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ラムを含む第1キャリアフレームと、第2ラムを含む第2キャリアフレームとを含み、バルクバッグ調整領域を画定するフレームアセンブリと、
第1キャリアフレームに固定された第1端と第2キャリアフレームに固定された第2端とを含む第1アクチュエータアセンブリと、
第1キャリアフレームに固定された第1端と第2キャリアフレームに固定された第2端とを含む第2アクチュエータアセンブリと、
を含み、
第1アクチュエータアセンブリおよび第2アクチュエータアセンブリは、第1ラムおよび第2ラムを同時に互いに向かって直線的に駆動し、バルクバッグ調製領域内でバルクバッグに係合させることを特徴とする、バルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項2】
前記フレームアセンブリは、バルクバッグ調整領域を画定する寸法を有し、連続的で閉じられた周囲を有する周囲フレームを含むことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項3】
第1アクチュエータアセンブリおよび第2アクチュエータアセンブリを駆動するように構成された制御ユニットをさらに含み、制御ユニットは、第1キャリアフレームまたは第2キャリアフレームの一方に直接取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項4】
第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームのそれぞれは、複数の転動要素または支承要素を含むことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項5】
フレームアセンブリが、第1支持レールと、第2支持レールと、第1支持レールと第2支持レールとを連結する一対のガイドレールとを含む周囲フレームをさらに含み、一対のガイドレールのそれぞれは、第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームの複数のローラのための転動経路を画定するように構成されたローラトラックを画定することを特徴とする請求項4に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項6】
フレームアセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項7】
第1アクチュエータアセンブリは、フレームアセンブリの第1側に配置され、第2アクチュエータアセンブリは、フレームアセンブリの第2側に配置され、前記第2側は、前記第1側とは反対側であることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項8】
第1キャリアフレームは、第1の対の脚部とその間に延在する第1フレーム本体とを含む、H字形状を有し、前記第1の対の脚部は、それぞれ第1の複数のローラを含み、
第2キャリアフレームは、第2の対の脚部とその間に延在する第2フレーム本体とを含む、H字形状を有し、前記第2の対の脚部は、それぞれ第2の複数のローラを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項9】
前記第1の複数のローラおよび第2の複数のローラは、第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームの第1の一対の脚部および第2の一対の脚部のそれぞれの一方の端部に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項10】
フレームアセンブリ内に配置されたバルクバッグを支持するように構成された支持ベースと、フレームアセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリとをさらに含み、支持ベースは、回転するように構成され、垂直方向に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項11】
バルクバッグ調整器アセンブリが、垂直昇降アセンブリに懸架されており、その他の点で支持されていないことを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項12】
第1キャリアフレーム、第2キャリアフレーム、第1ラム、第2ラム、第1アクチュエータアセンブリ、および第2アクチュエータアセンブリのそれぞれは、共通の水平面内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項13】
第1アクチュエータアセンブリおよび第2アクチュエータアセンブリは、液圧シリンダアクチュエータであることを特徴とする請求項1に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項14】
閉じられた周囲を有するバルクバッグ調整領域を画定する周囲フレームを含む、垂直方向に調整可能なフレームアセンブリであって、前記フレームアセンブリは、第1ラムおよび第2ラムを含む、フレームアセンブリと、
第1ラムおよび第2ラムの両方に連結され、第1ラムおよび前記第2ラムを互いに向かって同時に直線的に駆動して、バルクバッグ調整領域内のバルクバッグに係合させるように構成されているアクチュエータアセンブリと
を含むことを特徴とするバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項15】
周囲フレームは、第1支持レールと、第2支持レールと、第1支持レールと第2支持レールとを連結する一対のガイドレールとを含み、
第1ラムは第1キャリアフレームに接続され、第2ラムは第2キャリアフレームに取り付けられ、
前記一対のガイドレールそれぞれは、第1キャリアフレームおよび第2キャリアフレームに連結された複数のローラのための経路を画定するように構成されたローラトラックを画定する
ことを特徴とする請求項14に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項16】
フレームアセンブリ内に配置されたバルクバッグを支持するように構成された支持ベースと、バルクバッグに対してフレームアセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリとをさらに含み、支持ベースは、回転するように構成され、垂直方向に固定されていることを特徴とする請求項14に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項17】
第1ラムおよび第2ラムを駆動してバルクバッグに係合するように構成された制御ユニットをさらに含み、前記制御ユニットは、フレームアセンブリに直接取り付けられていることを特徴とする請求項14に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項18】
アクチュエータアセンブリ、第1ラム、および第2ラムのそれぞれは、共通の水平面内に配置されている、請求項14に記載のバルクバッグ調整器アセンブリ。
【請求項19】
バルクバッグを調整する方法であって、前記方法は、
バルクバッグ調整器アセンブリを提供する工程であって、前記バルクバッグ調整器アセンブリは、
周囲フレームを含むフレームアセンブリであって、周囲フレームは、閉じられた周囲を有し、かつ、第1ラムと、第2ラムと、第1ラムと第2ラムの両方に共通に連結されたアクチュエータアセンブリとを含む、フレームアセンブリと、
バルクバッグ調整器アセンブリを昇降させるように構成された垂直昇降アセンブリと
を含む工程と、
バルクバッグをバルクバッグ調整器アセンブリの上方または下方に配置する工程と、
垂直昇降アセンブリによってバルクバッグ調整器を昇降させ、第1ラムおよび第2ラムをバルクバッグの少なくとも一部に対向させる工程と、
アクチュエータアセンブリを作動させ、第1ラムと第2ラムを同時に互いに向かって直線的に駆動し、バルクバッグに係合させてバルクバッグを調整する工程と
を含むことを特徴とする方法。
【請求項20】
支持ベースを提供する工程と、バルクバッグを支持ベース上に位置決めする工程と、支持ベースによってバルクバッグを回転させる工程とをさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
【国際調査報告】