(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-16
(54)【発明の名称】イメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法、装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06T 7/00 20170101AFI20240409BHJP
G06T 7/90 20170101ALI20240409BHJP
G06V 40/16 20220101ALI20240409BHJP
【FI】
G06T7/00 660A
G06T7/90 Z
G06V40/16 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023565229
(86)(22)【出願日】2023-02-21
(85)【翻訳文提出日】2023-10-20
(86)【国際出願番号】 KR2023002427
(87)【国際公開番号】W WO2023163477
(87)【国際公開日】2023-08-31
(31)【優先権主張番号】10-2022-0023627
(32)【優先日】2022-02-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0023628
(32)【優先日】2022-02-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】523399566
【氏名又は名称】ブラック タンジェリン コープ
【氏名又は名称原語表記】BLACK TANGERINE CORP.
(74)【代理人】
【識別番号】100083138
【氏名又は名称】相田 伸二
(74)【代理人】
【識別番号】100189625
【氏名又は名称】鄭 元基
(74)【代理人】
【識別番号】100196139
【氏名又は名称】相田 京子
(74)【代理人】
【識別番号】100199004
【氏名又は名称】服部 洋
(72)【発明者】
【氏名】キム サンイ
【テーマコード(参考)】
5L096
【Fターム(参考)】
5L096AA02
5L096FA09
5L096GA41
(57)【要約】
本発明は使用者の顔を撮影したイメージを利用して使用者の皮膚色を分析し、皮膚色に似合うパーソナルカラーを診断して使用者に提供するイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法、装置およびプログラムに関する。本発明の実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法は、使用者から顔を撮影したイメージを獲得する段階と、前記イメージ内で顔を区分する段階と、区分された顔で指定された領域の皮膚色を抽出する段階と、抽出された皮膚色に基づいて前記使用者に似合う色相を抽出する段階と、を含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューティング装置によって遂行される方法において、
使用者から顔を撮影したイメージを獲得する段階;
前記イメージ内で顔を区分する段階;
区分された顔で指定された領域の皮膚色を抽出する段階;および
抽出された皮膚色に基づいて前記使用者に似合う色相を抽出する段階;を含む、イメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法。
【請求項2】
前記顔を区分する段階は、
前記顔の特徴となる複数の特徴点を抽出する段階;および
前記特徴点に基づいて前記指定された領域を区分する段階;を含む、請求項1に記載のイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法。
【請求項3】
前記使用者に似合う色相を抽出する段階は、
予め保存された色相体系を利用して前記指定された領域から抽出された皮膚色を数値化するものの、黄みおよび赤みに対する色相を数値化する段階;
予め保存されたトーン体系を利用して前記複数の領域それぞれで抽出された皮膚の彩度および明度を数値化する段階;
前記皮膚の色相、彩度および明度を数値化した値から前記使用者の代表皮膚色を抽出する段階;を含む、請求項2に記載のイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法。
【請求項4】
前記複数の特徴点に基づいてダークサークル領域を区分する段階;
前記ダークサークル領域の明度を抽出する段階;
抽出された明度に基づいてダークサークルが激しい程度を判断する段階;および
前記ダークサークルが激しい程度に対する判断結果を反映して前記使用者に似合う色相を補正する段階;を含む、請求項3に記載のイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法。
【請求項5】
前記使用者に似合う色相を抽出する段階は、
PCCS色相体系に基づいて、前記代表皮膚色の黄みを強調または補完する第1選択色相を抽出する段階;
前記PCCS色相体系に基づいて、前記代表皮膚色の赤みを強調または補完する第2選択色相を抽出する段階;および
PCCSトーン体系に基づいて、前記代表皮膚色のトーンを強調または補完する明度および彩度に該当する第3選択色相を抽出する段階;を含む、請求項3に記載のイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法。
【請求項6】
前記使用者に似合う色相を抽出する段階は、
前記第3選択色相の属性を有し、前記第1選択色相と前記第2選択色相で重なる色相を抽出する段階;
抽出された色相をベストカラーとして前記使用者に提供する段階;
前記第3選択色相の属性を有し、前記第1選択色相と前記第2選択色相で重ならない色相を抽出する段階;および
抽出された色相をセカンダリカラーとして前記使用者に提供する段階;を含む、請求項5に記載のイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法。
【請求項7】
前記第1選択色相および前記第2選択色相を四季に該当する色相に1次分類する段階;
前記第3選択色相に基づいて前記1次分類された色相を明度および彩度により2次分類する段階;
前記1次分類および前記2次分類結果により前記使用者の皮膚に該当する類型を決定する段階;および
決定された類型により前記使用者に似合う色相に対する情報を提供する段階;を含む、請求項5に記載のイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法。
【請求項8】
ショッピングモールから衣類情報を獲得する段階;
前記衣類情報に基づいて、衣類に含まれた少なくとも一つ以上の色相を抽出する段階;
抽出された少なくとも一つ以上の色相のうち代表色相を指定する段階;および
前記使用者に似合う色相に含まれる代表色相が指定された衣類を前記使用者に提供する段階;を含む、請求項1に記載のイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法。
【請求項9】
一つ以上のインストラクションを保存するメモリ;および
前記メモリに保存された前記一つ以上のインストラクションを実行するプロセッサを含み、
前記プロセッサは前記一つ以上のインストラクションを実行することによって、請求項1に記載された方法を遂行する、装置。
【請求項10】
ハードウェアであるコンピュータと結合され、請求項1に記載された方法を遂行できるようにコンピュータで読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法、装置およびプログラムに関し、より詳しくは、使用者の顔を撮影したイメージを利用して使用者の皮膚色を分析し、皮膚色に似合うパーソナルカラーを診断して使用者にイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォームを提供する方法、装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルカラー(personal color)は、個人が有している身体および顔色と調和をなして生き生きしく活気に溢れるように見えるようにする個人別カラーを意味する。
パーソナルカラーは身体の色と調和をなす時に、顔に生き生きしく活気に溢れるようにイメージを演出できるようにし、元気さ、均衡感などの本人が所望するイメージを演出できるようにする。
反面、個人の固有な身体の色と似合わないパーソナルカラーを適用する場合、皮膚が粗く見え、透明感が消えて皮膚の欠点が目立つなど、顔で短所と思われる要素が目立つため、自身の身体の色相を認知して身体の色に適合なパーソナルカラーを衣類、アクセサリ、化粧、レンズ色、髪の毛の色などに適用することによって、より効率的に個人別イメージ管理を遂行することができる。
しかし、身体の色と調和をなすパーソナルカラーは個人が客観的に認知および発見するのが難しいため、身体の色に適合なパーソナルカラーを個人が決定し難い問題点を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、使用者の顔を撮影したイメージを利用して使用者の皮膚色を分析し、皮膚色に似合うパーソナルカラーを診断して使用者にイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォームを提供する方法、装置およびプログラムを提供することである。
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及された課題に制限されず、言及されていないさらに他の課題は下記の記載から通常の技術者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前述した課題を解決するための本発明の実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法は、使用者から顔を撮影したイメージを獲得する段階と、前記イメージ内で顔を区分する段階と、区分された顔で指定された領域の皮膚色を抽出する段階と、抽出された皮膚色に基づいて前記使用者に似合う色相を抽出する段階と、を含むことができる。
また、前記顔を区分する段階は、前記顔の特徴となる複数の特徴点を抽出する段階と、前記特徴点に基づいて前記指定された領域を区分する段階と、を含むことができる。
また、前記使用者に似合う色相を抽出する段階は、予め保存された色相体系を利用して前記指定された領域から抽出された皮膚色を数値化するものの、黄みおよび赤みに対する色相を数値化する段階と、予め保存されたトーン体系を利用して前記複数の領域それぞれで抽出された皮膚の彩度および明度を数値化する段階と、前記皮膚の色相、彩度および明度を数値化した値から前記使用者の代表皮膚色を抽出する段階と、を含むことができる。
また、前記複数の特徴点に基づいてダークサークル領域を区分する段階と、前記ダークサークル領域の明度を抽出する段階と、抽出された明度に基づいてダークサークルが激しい程度を判断する段階と、前記ダークサークルが激しい程度に対する判断結果を反映して前記使用者に似合う色相を補正する段階と、を含むことができる。
また、前記使用者に似合う色相を抽出する段階は、PCCS色相体系に基づいて、前記代表皮膚色の黄みを強調または補完する第1選択色相を抽出する段階と、前記PCCS色相体系に基づいて、前記代表皮膚色の赤みを強調または補完する第2選択色相を抽出する段階と、PCCSトーン体系に基づいて、前記代表皮膚色のトーンを強調または補完する明度および彩度に該当する第3選択色相を抽出する段階と、を含むことができる。
また、前記使用者に似合う色相を抽出する段階は、前記第3選択色相の属性を有し、前記第1選択色相と前記第2選択色相で重なる色相を抽出する段階と、抽出された色相をベストカラーとして前記使用者に提供する段階と、前記第3選択色相の属性を有し、前記第1選択色相と前記第2選択色相で重ならない色相を抽出する段階と、抽出された色相をセカンダリカラーとして前記使用者に提供する段階と、を含むことができる。
また、前記第1選択色相および前記第2選択色相を四季に該当する色相に1次分類する段階と、前記第3選択色相に基づいて前記1次分類された色相を明度および彩度により2次分類する段階と、前記1次分類および前記2次分類結果により前記使用者の皮膚に該当する類型を決定する段階と、決定された類型により前記使用者に似合う色相に対する情報を提供する段階と、を含むことができる。
また、ショッピングモールから衣類情報を獲得する段階と、前記衣類情報に基づいて、衣類に含まれた少なくとも一つ以上の色相を抽出する段階と、抽出された少なくとも一つ以上の色相のうち代表色相を指定する段階と、前記使用者に似合う色相に含まれる代表色相が指定された衣類を前記使用者に提供する段階と、を含むことができる。
前述した課題を解決するための本発明の実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供装置は、一つ以上のインストラクションを保存するメモリと、前記メモリに保存された前記一つ以上のインストラクションを実行するプロセッサを含み、前記プロセッサは前記一つ以上のインストラクションを実行することによって、イメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法を遂行できる。
前述した課題を解決するための本発明の一実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供プログラムは、ハードウェアであるコンピュータと結合して、イメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法を遂行できるようにコンピュータで読み取り可能な記録媒体に保存され得る。
本発明のその他の具体的な事項は詳細な説明および図面に含まれている。
【発明の効果】
【0005】
本発明は使用者の顔を撮影したイメージを利用して使用者の皮膚色を分析し、皮膚色に似合うパーソナルカラーを診断して使用者に提供することができる。
本発明の効果は以上で言及された効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は下記の記載から通常の技術者に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本発明の実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供システムを図示した図面である。
【
図2】本発明の実施例に係るプラットフォーム提供装置のハードウェア構成図である。
【
図3】本発明の実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法を示す図面である。
【
図4】本発明の実施例に係るLab色相体系を示す図面である。
【
図5】本発明の実施例に係るPCCSトーン体系を示す図面である。
【
図6】本発明の実施例に係るPCCS色相体系を示す図面である。
【
図7】
図7は、本発明の実施例に係る複数のカテゴリーの特性により領域が設定された座標平面の例示を示す図面である。
【
図8】
図8は、本発明の実施例に係る目鼻立ちの形に対する座標値を特定の例示を示した図面である。
【
図9】
図9は、本発明の実施例に係る補完形容詞を選定する例示を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると明確になるであろう。しかし、本発明は以下で開示される実施例に制限されるものではなく互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし本実施例は本発明開示を完全なものとし、本発明が属する技術分野の通常の技術者に本発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇によって定義されるのみである。
本明細書で使われた用語は、実施例を説明するためのものであり本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は文面で特に言及しない限り複数型も含む。明細書で使われる「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は言及された構成要素の他に一つ以上の他の構成要素の存在または追加を排除しない。明細書全体に亘って同じ図面符号は同じ構成要素を指し示し、「および/または」は言及された構成要素のそれぞれおよび一つ以上のすべての組み合わせを含む。たとえ「第1」、「第2」等が多様な構成要素を叙述するために使われるが、これら構成要素はこれら用語によって制限されないことは言うまでもない。これら用語は単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使うものである。したがって、以下で言及される第1構成要素は本発明の技術的思想内で第2構成要素であってもよいことは言うまでもない。
他の定義がなければ、本明細書で使われるすべての用語(技術および科学的用語を含む)は本発明が属する技術分野の通常の技術者に共通して理解され得る意味で使われ得るであろう。また、一般的に使われる辞書に定義されている用語は明白に特に定義されていない限り理想的にまたは過度に解釈されない。
本明細書で、コンピュータは少なくとも一つのプロセッサを含むすべての種類のハードウェア装置を意味するものであり、実施例により該当ハードウェア装置で動作するソフトウェア的な構成も包括する意味で理解され得る。例えば、コンピュータはスマートフォン、タブレットPC、デスクトップ、ノートパソコンおよび各装置で駆動される使用者クライアントおよびアプリケーションをすべて含む意味として理解され得、また、これに制限されるものではない。
以下、添付された図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
本明細書で説明される各段階はコンピュータによって遂行されるものとして説明されるが、各段階の主体はこれに制限されるものではなく、実施例により各段階の少なくとも一部が互いに異なる装置で遂行されてもよい。
図1は、本発明の実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供システムを図示した図面である。
図1を参照すると、本発明の実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供システムは、プラットフォーム提供装置100、使用者端末200および外部サーバー300を含むことができる。
【0008】
ここで、
図1に図示されたイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供システムは一実施例によるものであり、その構成要素が
図1に図示された実施例に限定されるものではなく、必要に応じて付加、変更または削除され得る。
本発明の実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供システムは、使用者の顔を撮影したイメージを利用して顔の皮膚色を分析し、皮膚色に似合う色相を分析して使用者に提供することができる。使用者は使用者端末200を通じてイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォームの提供を受けることができ、使用者は使用者端末200を通じて顔を撮影したイメージをプラットフォームに提供することができる。
プラットフォーム提供装置100は使用者から顔を撮影したイメージを獲得し、イメージ内で顔を区分し、区分された顔で指定された領域の皮膚色を抽出し、抽出された皮膚色に基づいて使用者に似合う色相を抽出することができる。
使用者端末200はネットワークを通じてプラットフォーム提供装置100と連結され得、プラットフォーム提供装置100から各種サービスおよびプラットフォームの提供を受けることができる。
使用者端末200はプラットフォーム提供装置100が提供する各種サービスおよびプラットフォームに関するアプリケーションをダウンロード、設置および実行することによって、アプリケーションを通じてプラットフォーム提供装置100が提供する各種サービスの提供を受けることができる。このために、使用者端末200はスマートフォンのようにアプリケーションの駆動が可能な運営体制を搭載することができる。しかし、これに限定されず、使用者端末200はアプリケーションの駆動が可能な他の汎用的な装置が適用され得る。
多様な実施例において、使用者端末200はアプリケーションの他にウェブ基盤でもサービスを提供することができ、使用者端末200がサービスを提供する方法は特定の形式に制限されない。
外部サーバー300はネットワークを通じてプラットフォーム提供装置100と連結され得、プラットフォーム提供装置100がイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法を遂行するための各種情報を保存および管理することができる。
また、外部サーバー300はプラットフォーム提供装置100がイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法を遂行することによって生成される各種情報およびデータの提供を受けて保存することができる。例えば、外部サーバー300はプラットフォーム提供装置100の外部に別途に備えられる保存サーバーであり得る。
図2を参照して、プラットフォーム提供装置100のハードウェア構成について説明することにする。
【0009】
図2は、本発明の実施例に係るプラットフォーム提供装置のハードウェア構成図である。
図2を参照すると、本発明の実施例に係るプラットフォーム提供装置100(以下、コンピューティング装置)は一つ以上のプロセッサ110、プロセッサ110によって遂行されるコンピュータプログラム151をロード(Load)するメモリ120、バス130、通信インターフェース140およびコンピュータプログラム151を保存するストレージ150を含むことができる。ここで、
図2には本発明の実施例に関連する構成要素のみ図示されている。したがって、本発明が属した技術分野の通常の技術者であれば、
図2に図示された構成要素の他に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることが分かる。
プロセッサ110はコンピューティング装置100の各構成の全般的な動作を制御する。プロセッサ110はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)または本発明の技術分野に広く知られている任意の形態のプロセッサを含んで構成され得る。
また、プロセッサ110は本発明の実施例に係る方法を実行するための少なくとも一つのアプリケーションまたはプログラムに対する演算を遂行することができ、コンピューティング装置100は一つ以上のプロセッサを具備することができる。
多様な実施例において、プロセッサ110はプロセッサ110内部で処理される信号(またはデータ)を一時的および/または永久的に保存するラム(RAM:Random Access Memory、味到時)およびロム(ROM:Read-Only Memory、味到時)をさらに含むことができる。また、プロセッサ110はグラフィック処理部、ラムおよびロムのうち少なくとも一つを含むシステムオンチップ(SoC:system on chip)形態で具現され得る。
メモリ120は各種データ、命令および/または情報を保存する。メモリ120は本発明の多様な実施例に係る方法/動作を実行するために、ストレージ150からコンピュータプログラム151をロードすることができる。メモリ120にコンピュータプログラム151がロードされると、プロセッサ110はコンピュータプログラム151を構成する一つ以上のインストラクションを実行することによって前記方法/動作を遂行できる。メモリ120はRAMのような揮発性メモリで具現され得るであろうが、本開示の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
バス130はコンピューティング装置100の構成要素間通信機能を提供する。バス130はアドレスバス(address Bus)、データバス(Data Bus)および制御バス(Control Bus)等の多様な形態のバスで具現され得る。
【0010】
通信インターフェース140はコンピューティング装置100の有線/無線インターネット通信を支援する。また、通信インターフェース140はインターネット通信以外の多様な通信方式を支援してもよい。このために、通信インターフェース140は本発明の技術分野に広く知られている通信モジュールを含んで構成され得る。いくつかの実施例において、通信インターフェース140は省略されてもよい。
ストレージ150はコンピュータプログラム151を非臨時的に保存することができる。コンピューティング装置100を通じてイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法を遂行する場合、ストレージ150はイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法を提供するために必要な各種情報を保存することができる。
ストレージ150はROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリなどのような不揮発性メモリ、ハードディスク、着脱型ディスク、または本発明が属する技術分野で広く知られている任意の形態のコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含んで構成され得る。
コンピュータプログラム151はメモリ120にロードされる時、プロセッサ110に、本発明の多様な実施例に係る方法/動作を遂行するようにする一つ以上のインストラクションを含むことができる。すなわち、プロセッサ110は前記一つ以上のインストラクションを実行することによって、本発明の多様な実施例に係る前記方法/動作を遂行できる。
一実施例において、コンピュータプログラム151は使用者から顔を撮影したイメージを獲得する段階、前記イメージ内で顔を区分する段階、区分された顔で指定された領域の皮膚色を抽出する段階、抽出された皮膚色に基づいて前記使用者に似合う色相を抽出する段階を含む、イメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法を遂行するようにする一つ以上のインストラクションを含むことができる。
本発明の実施例に関連して説明された方法またはアルゴリズムの段階は、ハードウェアで直接具現されたり、ハードウェアによって実行されるソフトウェアモジュールで具現されたり、またはこれらの結合によって具現され得る。ソフトウェアモジュールはRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、ハードディスク、着脱型ディスク、CD-ROM、または本発明が属する技術分野で広く知られている任意の形態のコンピュータ読み取り可能記録媒体に常駐してもよい。
【0011】
本発明の構成要素は、ハードウェアであるコンピュータと結合されて実行されるためにプログラム(またはアプリケーション)で具現されて媒体に保存され得る。本発明の構成要素はソフトウェアプログラミングまたはソフトウェア要素で実行され得、これと同様に、実施例はデータ構造、プロセス、ルーチンまたは他のプログラミング構成の組み合わせで具現される多様なアルゴリズムを含み、C、C++、ジャバ(Java)、アセンブラ(assembler)などのようなプログラミングまたはスクリプト言語で具現され得る。機能的な側面は一つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムで具現され得る。以下、
図3を参照して、コンピューティング装置100が提供するイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法について説明することにする。
図3は、本発明の実施例に係るイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法を示す図面である。
図3を参照すると、コンピューティング装置100は使用者から顔を撮影したイメージを獲得することができる(S100)。コンピューティング装置100は使用者端末200を通じてイメージを利用したパーソナルカラー診断システムを遂行するためのインストラクションを提供することができ、使用者は使用者端末200を通じて提供されるインストラクションにしたがって顔を撮影したイメージをコンピューティング装置100に提供することができる。
コンピューティング装置100はパーソナルカラー診断プラットフォームを通じて使用者が顔を撮影するようにインストラクションを提供することができ、使用者はインストラクションにしたがって本人の顔を撮影することができる。使用者端末200を通じて撮影されたイメージはパーソナルカラー診断プラットフォームを通じてコンピューティング装置100に提供され得る。
一方、コンピューティング装置100は撮影されたイメージをパーソナルカラー診断プラットフォームにアップロードするようにインストラクションを提供することができ、使用者はインストラクションにしたがって本人の顔が撮影されたイメージをアップロードすることができる。使用者端末200を通じてアップロードされたイメージはパーソナルカラー診断プラットフォームを通じてコンピューティング装置100に提供され得る。
【0012】
コンピューティング装置100は獲得されたイメージの色相および構図を確認し、イメージの再撮影を要請したり、他のイメージのアップロードを要請することができる。例えば、イメージが過度に明るいか暗い場合、使用者の顔が正しく認識されないこともあるので、コンピューティング装置100はイメージを再撮影するように要請したり、他のイメージをアップロードするように要請して使用者の顔の認識が可能なイメージを獲得することができる。
また、使用者の顔が過度に遠いか近く撮影された場合、使用者の顔が正しく認識されないこともあるので、コンピューティング装置100はイメージを再撮影するように要請したり、他のイメージをアップロードするように要請して使用者の顔の認識が可能なイメージを獲得することができる。
また、イメージに黄み、赤み、緑み、青みが多い場合、使用者の皮膚色を正確に分析できないので、コンピューティング装置100はイメージを再撮影するように要請したり、他のイメージをアップロードするように要請して使用者の正確な皮膚色の認識が可能なイメージを獲得することができる。
また、両頬の色相の差が激しかったり、両側のダークサークルの色相の差が激しい場合、使用者の皮膚色を正確に分析できないので、コンピューティング装置100はイメージを再撮影するように要請したり、他のイメージをアップロードするように要請して使用者の正確な皮膚色の認識が可能なイメージを獲得することができる。
また、使用者の顔が一部のみ撮影されたり、正面を見ていなかったり、顔が過度に遠いか近く撮影された場合、コンピューティング装置100はイメージを再撮影するように要請したり、他のイメージをアップロードするように要請して使用者の顔の認識が可能なイメージを獲得することができる。
コンピューティング装置100は獲得されたイメージ内で顔を区分することができる(S200)。コンピューティング装置100はイメージ内で顔の特徴となる特徴点を抽出することができる。顔の特徴となる特徴点は目じり、瞳、鼻先、鼻翼、眉頭、眉尻、顎ライン、額ライン、唇、人中、眉間などの顔を定義できるすべての地点を含むことができる。多様な実施例において、コンピューティング装置100は予め設定されたランドマーク検出方式を活用して顔から複数の特徴点を抽出することができ、これに制限されない。
【0013】
多様な実施例において、コンピューティング装置100は特徴点に基づいて顔の目鼻立ちを区分することができる。例えば、コンピューティング装置100は目じり、瞳、上まぶたに設定された基準点に基づいて目の位置および形を判断でき、これを通じて目鼻立ちを区分することが可能であり得る。
また、コンピューティング装置100は特徴点に基づいて色相判断のための指定された領域を区分することができる。例えば、指定された領域は顔の中でも頬に該当する特定領域を意味し得るが、これに制限されるものではない。
また、コンピューティング装置100は設定された基準点を利用して顔の特徴を判断することができる。コンピューティング装置100は顔の目鼻立ちそれぞれを指定する基準点グループを獲得することができる。例えば、コンピューティング装置100は目を定義している基準点を抽出して一つの基準点グループを生成することができる。すなわち、コンピューティング装置100は目じり、瞳、上まぶた、目頭などの目を指定している基準点を含む一つのグループを生成することができる。コンピューティング装置100は顔、目、鼻、口の位置に該当する基準点を含むそれぞれの基準点グループを生成することができる。
例えば、コンピューティング装置100は顔の目鼻立ちそれぞれを指定する基準点グループを獲得することができる。例えば、コンピューティング装置100は目じり、瞳、上まぶた、目頭に設定された基準点を目を定義する一つの基準点グループ(例:G1)として生成することができる。また、コンピューティング装置100は眉頭、眉尻、眉毛中央に設定された基準点を眉毛を定義する一つの基準点グループ(例:G2)として生成することができる。また、コンピューティング装置100は唇の両端、唇の山部分、唇中央に設定された基準点を口を定義する一つの基準点グループ(例:G3)として生成することができる。前述した実施例では目、眉毛、口に対する基準点グループを生成することのみが開示されているが、これに限定されず、額、顔形、鼻などの顔の特徴となるすべての構成に対して基準点グループを生成することができる。
また、コンピューティング装置100は基準点グループに該当する基準点間の距離、基準点の位置を判断することができる。例えば、目を定義する基準点グループに含まれる基準点のうち目じりに設定された基準点と、目頭に設定された基準点までの距離、瞳を基準として目の上、下に設定された基準点間の距離などを判断して目の形を判断でき、目を定義する基準点グループが顔のどの位置に配置されているかを判断して目の位置を判断することができる。コンピューティング装置100は判断された結果に基づいて目鼻立ちの形を定義でき、目、鼻、顔形、額ラインなどの顔の特徴となるすべての構成に対して形および位置を定義することが可能であり得る。
コンピューティング装置100は区分された顔で指定された領域の皮膚色を抽出することができる(S300)。
【0014】
多様な実施例において、コンピューティング装置100は区分された目鼻立ちに基づいて予め設定された複数の部位で皮膚色を抽出することができる。例えば、コンピューティング装置100は区分された目鼻立ちに基づいて、頬に該当する位置の皮膚色を抽出することができる。
ここで、コンピューティング装置100は特徴点に基づいて頬に該当する位置で特定広さの領域を指定でき、指定された領域内の皮膚色を抽出することができる。特定広さは予め設定されていてもよく、ランダムに設定され得、複数の特徴点を連結して設定されてもよい。
ここで、コンピューティング装置100は予め設定された部位の皮膚色を抽出し、抽出された皮膚色に基づいて使用者のパーソナルカラーを抽出することができ、複数の部位で皮膚色を抽出し、抽出された皮膚色に基づいて使用者のパーソナルカラーを抽出してもよい。このような場合、コンピューティング装置100は抽出された複数の皮膚色を抽出した結果に基づいて皮膚色を分析(例:複数の皮膚色に予め設定された数式や基準を適用して算出)して、分析された皮膚色に基づいて使用者のパーソナルカラーを抽出でき、基準となる部位の皮膚色を利用してパーソナルカラーを抽出した後、他の部位の皮膚色を利用して抽出されたパーソナルカラーを補正してもよい。しかし、これに限定されるものではない。
コンピューティング装置100は抽出された皮膚色に基づいて使用者に似合う色相を抽出することができる(S400)。具体的には、コンピューティング装置100は予め保存された色相体系を利用して複数の領域それぞれで抽出された皮膚の色相を数値化するものの、黄みおよび赤みに対する色相を数値化することができる。
予め保存された色相体系はLab色相体系であり得、Lab色相体系は人目で感知できる色差と色空間で数値で表現した色差をほぼ一致させることができる色空間を意味し得る。
図4は、本発明の実施例に係るLab色相体系を示す図面である。
図4を参照すると、Lab色空間は3次元の立体座標で構成され、L
*、a
*、b
*それぞれの軸からなり得る。L
*は明度を意味するもので、L
*が100である場合は透明な色、0である場合は不透明な色を意味し得、+方向に行くほどL
*は大きい値を有し、-方向に行くほどL
*は小さい値を有することができる。
また、a
*は赤色(Red)と緑色(Green)の程度を示すもので、+方向に行くほど赤色が多くなり、-方向に行くほど緑色が多くなり得る。
【0015】
また、b
*は黄色(Yellow)と青色(Blue)の程度を示すもので、+方向に行くほど黄色が多くなり、-方向に行くほど青色が多くなり得る。例えば、a
*=80である色相がa
*=50である色相よりさらに赤く見え、b
*=50である色相がb
*=20である色相よりさらに黄色く見え得る。
この色空間で色の差は、球に近い色空間での両色の位置間の立体的な距離を意味し得る。すなわち、立体的に距離が遠ければ色の差が大きく出、距離にほぼ差がなければ同じ色と認知され得る。
コンピューティング装置100はLab色相体系に基づいて、皮膚色の黄みおよび赤みに対する色相を数値化することができる。すなわち、+値を有するa
*値、+値を有するb
*値を抽出することができる。
本発明の実施例によると、コンピューティング装置100は人の皮膚に対する色相を分析するが、人の皮膚は黄みまたは赤みを基本的に帯びているので、黄みおよび赤みに対する色相を数値化することだけでも人の皮膚に対する色相を抽出することが可能であり得る。
再び
図3を参照すると、コンピューティング装置100は予め保存されたトーン体系を利用して複数の領域それぞれで抽出された皮膚の彩度および明度を数値化することができる。コンピューティング装置100はPCCS(Practical Color Coordinate System)トーン体系を利用して複数の領域それぞれで抽出された皮膚の彩度および明度を数値化することができる。
図5は、本発明の実施例に係るPCCSトーン体系を示す図面である。
図5を参照すると、PCCSトーン体系はx軸は彩度、y軸は明度を意味し得る。すなわち、図面により左側から右側に行くほど彩度が高い色、すなわち、他の色相が混ざらなかった色相が位置し、下の方で上側に行くほど明度が高い色、すなわち、透明な色相が位置することができる。
コンピューティング装置100はPCCSトーン体系に基づいて、複数の領域それぞれで抽出された皮膚の彩度および明度を数値化することができる。例えば、PCCSトーン体系の明度y軸と人の皮膚の明度は一致しない。韓国人実験群の皮膚がPCCSトーン体系のy軸範囲のように白いか黒色ではないので、皮膚色の明度範囲を示すことができるようにPCCSのy軸とマッチングして補正した新しいy値をPCCSのy値で適用させてパーソナルカラーを探すことができる。
例えば、コンピューティング装置100は皮膚の明度および彩度に該当する位置Lを決定し、該当位置Lと最も近い位置のトーンを決定することができる。例えば、コンピューティング装置100は前記位置Lと最も近い位置の「sf」を皮膚の彩度および明度に該当するトーンとして決定することができる。しかし、これに限定されるものではない。
【0016】
再び
図3を参照すると、コンピューティング装置100は皮膚の色相、彩度および明度により、予め設定された基準により皮膚の色相、彩度および明度を数値化した値とマッチングされる色相区間を抽出することができる。色相区間は皮膚の色相、彩度および明度をそれぞれ一定の基準により区分しておいたもので、例えば、黄みおよび赤みは8区間に、彩度は5区間に、明度は10区間に区分されて保存されていてもよい。
コンピューティング装置100は皮膚の色相、彩度および明度により数値化した値を利用してマッチングされる区間を抽出することができる。色相区間それぞれは数値化された値の範囲を保存していることができ、数値化された値が該当する範囲に対応する色相区間を抽出することができる。
コンピューティング装置100は複数の領域それぞれに対して抽出された色相区間に基づいて使用者の代表皮膚色を抽出することができる。例えば、代表皮膚色は抽出された色相区間に該当する色相のうち少なくとも一つを選択したり、複数の色相区間に予め設定された数式や基準を適用して導き出され得る。
ここで、複数の領域に対して色相区間を抽出することは、人の顔それぞれで皮膚色がすべて異なり得るので、多くの領域で皮膚色を抽出することによって使用者の顔を代表する固有色をさらに正確に抽出するためのものであり得る。
本発明の実施例によると、コンピューティング装置100は区分された目鼻立ちあるいは複数の特徴点に基づいてダークサークル領域を区分し、ダークサークル領域の明度を抽出することができる。コンピューティング装置100は抽出された明度に基づいてダークサークルが激しい程度を判断することができる。例えば、コンピューティング装置100はダークサークルの明度が予め設定された明度より低い場合はダークサークルが激しいと判断し、ダークサークルの明度が予め設定された明度より高い場合はダークサークルが激しくないと判断することができる。しかし、これに限定されるものではなく、ダークサークルが激しい程度が多くの段階に区分され、各段階ごとに明度値が指定され、使用者のダークサークルの明度によりダークサークルが激しい程度による段階が決定され得る。
コンピューティング装置100はダークサークルが激しい程度に対する判断結果を最終パーソナルカラー値に反映してパーソナルカラー値を補正することができる。例えば、使用者のダークサークルが激しくない場合、コンピューティング装置100は使用者の皮膚色により決定された明度を利用して使用者のパーソナルカラーを診断することができる。例えば、明度は5個の区間に分けられてレベルが付与され得、明度レベルが使用者のパーソナルカラー診断結果に反映され得る。
【0017】
一方、使用者のダークサークルが激しい場合、コンピューティング装置100は使用者の明度レベルを前記した5個の区間ではない例外的なレベルで決定することができる。この場合、使用者のパーソナルカラーを診断する時に前記例外的なレベルを反映して使用者のパーソナルカラー診断結果を補正することができる。
コンピューティング装置100はPCCS色相体系に基づいて、代表皮膚色の黄みを強調または補完する第1選択色相を抽出することができる。例えば、コンピューティング装置100は代表皮膚色の黄みを強調するために、黄みに類似する色相を第1選択色相として選択でき、代表皮膚色の黄みを補完するために黄みと補色となる色相を第1選択色相として選択することができる。
また、コンピューティング装置100はPCCS色相体系を基準として代表皮膚色の赤みを強調または補完する第2選択色相を抽出することができる。例えば、コンピューティング装置100は代表皮膚色の赤みを強調するために赤みと類似する色相を第2選択色相として選択でき、代表皮膚色の赤みを補完するために赤みと補色となる色相を第2選択色相として選択することができる。
コンピューティング装置100はPCCSトーン体系に基づいて、代表皮膚色のトーンを強調または補完する明度および彩度に該当する第3選択色相を抽出することができる。例えば、コンピューティング装置100は代表皮膚色の明度および彩度と類似するトーンの明度および彩度を第3選択色相として選択でき、代表皮膚色の明度および彩度を補完できるトーンの明度および彩度を第3選択色相として選択することができる。
図6は、本発明の実施例に係るPCCS色相体系を示す図面である。
図6を参照すると、PCCS色相体系は赤、黄色、緑色、青色を基準として間間に該当する色を入れて24の色相に区分したもので、各色の両側には類似する色、反対側には補色が配置され得る。
例えば、使用者に似合う色相を抽出する段階では、使用者の代表皮膚色の特徴を強調したり、補完する色相を決定するプロセスが遂行され得る。
再び
図3を参照すると、コンピューティング装置100は第3選択色相のうち第1選択色相と第2選択色相に重なる色相を抽出することができる。すなわち、第3選択色相のうち第1選択色相と第2選択色相に重なる色相は、皮膚の黄みに対応しても強調または補完が可能であり、赤みに対応しても強調または補完が可能な色相であり得る。これに伴い、コンピューティング装置100は第3選択色相のうち第1選択色相と第2選択色相に重なる色相で抽出した色相をベストカラー使用者に提供することができる。コンピューティング装置100はベストカラーを使用者端末200に伝送できるが、この時、使用者端末200の画面設定によってカラーの色感は異なって表現され得る。これに伴い、使用者端末200はベストカラーに該当する色相の記号、番号などを提供して、明確な色相を判断できるようにすることができる。また、コンピューティング装置100はベストカラーを使用者端末200に提供する時、色感がよく表現されるように使用者端末200の画面の色感、明るさなどを自動に設定した後、ベストカラーを提供することができる。
【0018】
また、コンピューティング装置100は第3選択色相のうち第1選択色相と第2選択色相に重ならない色相を抽出することができる。すなわち、第3選択色相のうち第1選択色相と第2選択色相に重ならない色相は、皮膚の黄みに対応して強調または補完は可能であるが、皮膚の赤みに対応しては強調または補完が可能でない色相であるか、皮膚の赤みに対応して強調または補完は可能であるが、皮膚の黄みに対応しては強調または補完が可能でない色相であり得る。
しかし、第1選択色相および第2選択色相に重ならない色相は、黄みおよび赤みをすべては補完または強調できないとしても、黄みまたは赤みのうち少なくとも一つを補完または強調できる色であるので、コンピューティング装置100は抽出された色相をセカンダリカラーとして使用者に提供することができる。コンピューティング装置100はセカンダリカラーを使用者端末200に伝送できるが、この時、使用者端末200の画面設定によりカラーの色感は異なって表現され得る。これに伴い、使用者端末200はセカンダリカラーに該当する色相の記号、番号などを提供して、明確な色相を判断できるようにすることができる。また、コンピューティング装置100はセカンダリカラーを使用者端末200に提供する時、色感がよく表現されるように使用者端末200の画面の色感、明るさなどを自動に設定した後、セカンダリカラーを提供することができる。
本発明の実施例によると、コンピューティング装置100は第1選択色相および第2選択色相を四季に該当する色相に1次分類することができる。パーソナルカラーは個人の皮膚色、髪の毛の色、瞳の色に最も似合う色相を意味するもので、最近では四季、または四季の分類でさらに細部的な事項に分類する分類体系を利用してパーソナルカラーを診断している。
例えば、皮膚色の温度感によりウォーム(warm)トーンとクール(cool)トーンに区分し、ウォームトーンは春と秋に、クールトーンは夏と冬に区分され得る。
顔色が澄んだ黄みである場合は春類型に分類し、顔色が黄みを帯びる皮膚に白みを帯びた色、白くて赤いトーンに青みを帯びる色である場合は夏類型に分類し、顔色が濁って黄みを帯びる場合は秋類型に分類し、顔色が赤みを帯びて透明であるか黄みを帯びて全体的に青みを帯びる場合は冬類型に分類することができる。コンピューティング装置100は各類型に該当する色相を保存していることができ、第1選択色相および第2選択色相に該当する色相それぞれが該当する類型を判断して1次分類することができる。
コンピューティング装置100は第3選択色相に基づいて1次分類された色相を明度および彩度により2次分類することができる。四季に該当する類型はライト(light)、ミュート(mute)、ディープ(deep)、ブライト(bright)に区分され得る。春類型はライト、ブライトに区分され、夏類型はライト、ミュート、ブライトに区分され、秋類型はミュート、ディープに区分され、冬類型はブライト、ディープに区分され得る。
【0019】
このような区分は明度および彩度により区分するもので、明度に関連したトーンはライトおよびディープであり、ライトは白色が多く混ざっている明るいパステルのカラーであって明度が高い色であり、ディープはブラックが多く混ざっている暗いカラーであって明度が低い色であり得る。
また、彩度に関連したトーンはミュートおよびブライトであり、ミュートは灰色味が混ざっている濁ったグレイ風の色であって彩度が低い色であり、ブライトは純色に近い鮮明な色であって彩度が高い色であり得る。コンピューティング装置100はそれぞれの細部類型に該当する色相を保存しており、第3選択色相に基づいて1次分類された色相それぞれが該当する類型を判断して2次分類することができる。
コンピューティング装置100は1次分類および2次分類結果により使用者の皮膚に該当する類型を決定することができる。コンピューティング装置100は2次分類まで完了した色相に対して、分類された類型のうち最も多く含まれた類型を使用者の皮膚に該当する類型と決定することができる。またはコンピューティング装置100は2次分類まで完了した色相に対して、分類されたすべての類型を使用者の皮膚に該当する類型と決定することができる。
コンピューティング装置100は決定された類型により使用者に似合う色相に対する情報を提供することができる。コンピューティング装置100は決定された類型ごとに似合う色相に対する情報を保存していることができ、使用者に該当する類型に対する色相を抽出して使用者に提供することができる。
本発明の他の実施例によると、コンピューティング装置100は顔の特徴を判断した結果を利用して、使用者の顔の雰囲気に該当する形容詞を診断して使用者に提供することができる。
具体的には、コンピューティング装置100は顔の雰囲気により区分され得るイメージにより複数のカテゴリーを設定でき、複数のカテゴリーは童顔イメージ、洗練イメージ、親近イメージおよび活動イメージを含むことができるが、これに限定されるものではない。
コンピューティング装置100は複数のカテゴリーそれぞれに該当する形容詞をマッチングして保存することができる。すなわち、コンピューティング装置100は洗練イメージに関連した形容詞として、「優雅な」、「気品な」、「都市的な」をマッチングして保存でき、童顔イメージに関連した形容詞として、「可愛い」、「少女のような」をマッチングして保存することができる。それぞれにカテゴリーに該当する形容詞はカテゴリーごとにそれぞれ異なって設定され得、前述した通り、重複して設定されることも可能であり得る。
コンピューティング装置100はカテゴリーと、カテゴリー別形容詞を保存しており、イメージを通じて判断された顔の特徴により対応するカテゴリーを判断し、カテゴリー別形容詞を通じて使用者の顔の雰囲気を診断することができる。
【0020】
すなわち、コンピューティング装置100は複数のカテゴリーのうち顔の特徴に該当するカテゴリーを選定することができる。例えば、顔の特徴を分析した結果、顔形が丸い場合、童顔イメージに対するカテゴリーを選定することができる。一方、顔の特徴を分析した結果、目じりが垂れ下がっている場合、親近イメージに対するカテゴリーを選定することができる。コンピューティング装置100は顔の特徴それぞれに対してカテゴリーを保存していることができ、特徴に該当するカテゴリーを抽出して選定することができる。例えば、コンピューティング装置100は親近イメージに対するカテゴリーに該当する顔の特徴として目じりが垂れ下がった目を保存していることができ、イメージを通じて顔の特徴が目じりが垂れ下がった目と判断された場合、カテゴリーを親近イメージに選定することができる。
コンピューティング装置100は選定されたカテゴリーに含まれた形容詞に基づいて、使用者の顔の雰囲気に最もマッチングされる代表形容詞、使用者の顔の雰囲気を強化する強化形容詞、使用者の顔の雰囲気を補完する補完形容詞のうち少なくとも一つの形容詞を決定することができる。コンピューティング装置100は決定された形容詞を使用者に提供することができる。
具体的には、コンピューティング装置100は複数のカテゴリーの特性により領域が設定された座標平面を設定することができる。ここで、座標平面はy値が大きい第1領域に第1カテゴリーを設定し、x値およびy値が小さい第2領域に第2カテゴリーを設定し、x値が大きい第3領域に第3カテゴリーを設定し、x値が大きく、y値が小さい第4領域に第4カテゴリーを設定することができる。
しかし、カテゴリー別座標平面に設定される領域はこれに限定されず、本発明の実施例によると、複数のカテゴリーの特性による領域は第1象限に設定されるが、これに限定されない。すなわち、複数のカテゴリーの特性による領域は第2象限、第3象限および第4象限それぞれに設定され得、それぞれの象限に設定される複数のカテゴリーによる領域の大きさおよび位置はすべて異なり得る。
図7は、本発明の実施例に係る複数のカテゴリーの特性により領域が設定された座標平面の例示を示す図面である。
【0021】
図7を参照すると、コンピューティング装置100はy値が大きい第1領域に第1カテゴリーを設定し、x値およびy値が小さい第2領域に第2カテゴリーを設定し、x値が大きい第3領域に第3カテゴリーを設定し、x値が大きく、y値が小さい第4領域に第4カテゴリーを設定することができる。しかし、各カテゴリーにより指定される領域はこれに限定されず、各領域の大きさおよび位置もこれに限定されない。
また、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域のそれぞれの範囲は指定されて設定され得、この時、指定される値は予め設定されなくてもよい。例えば、第1領域はy値が8以上である領域で指定され、第2領域はx値が5未満で、y値が5未満の領域で指定され、第3領域はx値が10以上である領域で指定され、第4領域はx値が7以上、y値が3未満の領域で指定され得る。しかし、各領域に指定される範囲はこれに限定されない。
コンピューティング装置100は形容詞それぞれの座標値を指定することができる。形容詞それぞれの座標値は前記複数のカテゴリーの特性別領域に基づいて指定され得る。例えば、形容詞「可愛い」の場合、童顔イメージおよび親近イメージにすべて含まれる形容詞であり得る。一方、童顔イメージに対するカテゴリーが第4領域に設定され、親近イメージに対するカテゴリーが第3領域に設定される場合、形容詞「可愛い」はx値が大きく、y値が小さい座標値が指定され得る。
コンピューティング装置100は定義された目鼻立ちの形それぞれに対してx値およびy値を算出することができる。コンピューティング装置100は基準点を利用して顔を構成する目鼻立ちそれぞれの形と位置関係を示す多様な指数を算出し、これに対するx値およびy値を獲得することができる。コンピューティング装置100はそれぞれの基準点グループに含まれた基準点のうち予め設定された基準点を通じてそれぞれの目鼻立ちの形に対するx値およびy値を算出することができる。例えば、目尻の垂れ下がりの指数の場合、上まぶたに設定された基準点と目じりに設定された基準点を利用して目尻の垂れ下がりの指数に対するx値およびy値を算出することができる。
コンピューティング装置100は算出されたx値およびy値に該当する座標値を座標平面に特定することができる。すなわち、コンピューティング装置100は複数のカテゴリーの特性により領域が設定された座標平面にそれぞれの目鼻立ちの形に対する座標値を特定することができる。コンピューティング装置100は特定された座標値と最も近い位置に位置したカテゴリーを選定することができる。コンピューティング装置100は選定されたカテゴリーを使用者の顔の雰囲気に該当するカテゴリーとして提供することができる。ここで、目鼻立ちの形それぞれに対してカテゴリーを選定することにより複数のカテゴリーが選定され得るが、この時、コンピューティング装置100は最も多い数で選定されたカテゴリーを代表カテゴリーとして選定することができる。また、コンピューティング装置100は目鼻立ちの形により加重値を設定して、加重値により最も大きい値を有するカテゴリーを代表カテゴリーとして選定することができる。
【0022】
図8は、本発明の実施例に係る目鼻立ちの形に対する座標値を特定の例示を示した図面である。
図8を参照すると、コンピューティング装置100は基準点を利用して顔を構成する目鼻立ちそれぞれの形と位置関係を示す多様な指数を算出し、これに対するx値およびy値を獲得することができる。コンピューティング装置100は算出されたx値およびy値に該当する座標値(v)を座標平面に特定することができる。すなわち、コンピューティング装置100は複数のカテゴリーの特性により領域が設定された座標平面にそれぞれの目鼻立ちの形に対する座標値(v)を特定することができる。コンピューティング装置100は特定された座標値(v)と最も近い位置に位置したカテゴリーを選定することができる。すなわち、コンピューティング装置100は座標値(v1、v2、v3、v4)と最も近い第1領域に指定された第1カテゴリーを選定でき、座標値(v5)と最も近い第2領域に指定された第2カテゴリーを選定し、座標値(v6)と最も近い第3領域に指定された第3カテゴリーを選定することができる。
コンピューティング装置100は最も多い数で選定された第1カテゴリーを代表カテゴリーとして選定することができる。また、コンピューティング装置100は目鼻立ちの形により加重値を設定して、加重値により最も大きい値を有するカテゴリーを代表カテゴリーとして選定してもよい。
コンピューティング装置100は選定されたカテゴリーに該当する形容詞を抽出することができる。コンピューティング装置100は抽出された形容詞のうちカテゴリーの特性によりx値またはy値が特定基準を満足する形容詞を抽出することができる。
例えば、選定されたカテゴリーが第1カテゴリーである場合、コンピューティング装置100は第1カテゴリーに含まれた形容詞のうち特定された座標値よりy値が大きい形容詞を抽出することができる。また、選定されたカテゴリーが第2カテゴリーである場合、コンピューティング装置100は第2カテゴリーに含まれた形容詞のうち特定された座標値よりy値が小さい形容詞を抽出することができる。また、選定されたカテゴリーが第3カテゴリーである場合、コンピューティング装置100は第3カテゴリーに含まれた形容詞のうち特定された座標値よりx値が大きい形容詞を抽出することができる。また、選定されたカテゴリーが第4カテゴリーである場合、コンピューティング装置100は第4カテゴリーに含まれた形容詞のうち特定された座標値よりx値が小さい形容詞を抽出することができる。
コンピューティング装置100は抽出された形容詞を使用者の顔の雰囲気に該当する形容詞として提供することができる。
【0023】
また、コンピューティング装置100は定義された目鼻立ちの形それぞれに対して抽出される複数の形容詞のうち、特定された座標値と最も近い位置の座標値を有する順序で抽出された形容詞の順序を付けることができる。ここで、特定された座標値と最も近い位置の座標値は座標間の距離を求める数式を通じて計算され得、計算された結果値が最も小さい座標値を有する形容詞の順序で抽出された形容詞の順序を付けることができる。
コンピューティング装置100は顔の特徴により選定されたカテゴリー別形容詞の順序を付けることができ、カテゴリー別特定順序までの形容詞を使用者に提供することができる。例えば、顔の特徴により選定されたカテゴリーは童顔イメージおよび活動イメージである場合、コンピューティング装置100は童顔イメージに含まれた形容詞の順序を付け、活動イメージに含まれた形容詞の順序を付けることができる。以後、コンピューティング装置100は童顔イメージに含まれた形容詞のうち3位までに該当する形容詞を使用者に提供し、活動イメージに含まれた形容詞のうち3位までに該当する形容詞を使用者に提供することができる。
また、コンピューティング装置100は各カテゴリーでの形容詞の順序に基づいて代表形容詞を選定することができる。代表形容詞は各カテゴリーでの最も高い順位の形容詞を基準として選定され得、代表カテゴリーでの形容詞または加重値により最も高い値を有するカテゴリーでの形容詞を代表形容詞として選定することができる。
また、コンピューティング装置100は使用者の顔の雰囲気に該当する形容詞のx値およびy値に基づいて、x軸、y軸および原点を基準として対称となるx値およびy値を算出することができる。コンピューティング装置100は算出されたx値およびy値に該当する座標値と最も近い距離に位置したカテゴリーを選定でき、選定されたカテゴリーまたは選定されたカテゴリーに該当する形容詞を使用者の顔の雰囲気を補完する補完形容詞として使用者に提供することができる。
図9は、本発明の実施例に係る補完形容詞を選定する例示を示す図面である。
図9を参照すると、コンピューティング装置100は使用者の顔目鼻立ちの形それぞれに対してx値およびy値を算出し、算出されたx値およびy値に該当する座標を座標平面に特定することができる。コンピューティング装置100は座標平面に特定された座標値(v1)と最も近い距離に位置した領域に設定されたカテゴリーを代表カテゴリーとして選定し、代表カテゴリーに含まれる形容詞を顔の雰囲気に該当する形容詞として決定することができる。
コンピューティング装置100は特定された座標値(v1)と対称となる座標値(v2)を算出することができる。コンピューティング装置100はx軸、y軸、原点を基準として対称となる座標値(v2)を算出することができる。例えば、特定された座標値(v1)のx値が10で、y値が12である場合、x軸を基準として対称となるx値が10で、y値が-12である座標値(v2)を算出することができる。また、特定された座標値(v1)のx値が10で、y値が12である場合、y軸を基準として対称となるx値が-10で、y値が12である座標値(v2)を算出でき、原点を基準として対称となるx値が-10で、y値が-12である座標値(v2)を算出することができる。
【0024】
xy平面での各象限に設定された複数のカテゴリーに対する領域の大きさおよび位置はすべて異なり得、対称の座標値(v2)と最も近い位置のカテゴリーもすべて異なり得る。すなわち、第1象限に特定された座標値(v1)をx軸を基準として対称とした時に対称となる座標値(v2)は第4象限に特定され、第1象限に特定された座標値(v1)をy軸を基準として対称とした時に対称となる座標値(v2)は第2象限に特定され、第1象限に特定された座標値(v1)を原点を基準として対称とした時に対称となる座標値(v2)は第3象限に特定され得る。この時、第1象限、第2象限、第3象限、第4象限それぞれに特定された座標値で最も近いカテゴリーはすべて異なり得る。一方、すべて同じカテゴリーが選定されることも可能であり、一部は同一で、一部は異なるカテゴリーが選定されることも可能であり得る。
コンピューティング装置100は対称の座標値から選定されたカテゴリーを補完カテゴリーとして選定し、補完カテゴリーに該当する形容詞を顔の雰囲気を補完できる補完形容詞として決定して使用者に提供することができる。
本発明の実施例によると、コンピューティング装置100はショッピングモールから衣類情報を獲得することができる。衣類情報は衣類の形、色、サイズ、販売先、種類、原反などの衣類に関連したすべての情報を獲得できるが、これに限定されるものではない。
コンピューティング装置100は獲得された衣類情報に基づいて、衣類に含まれた少なくとも一つ以上の色相を抽出でき、抽出された少なくとも一つ以上の色相のうち代表色相を指定することができる。例えば、コンピューティング装置100は該当衣類に最も多く含まれた色相を代表色相に指定したり、皮膚と隣接する部分(例えば、袖の終端部分、ネックライン部分など)の色相を代表色相に指定することができる。
また、コンピューティング装置100は獲得された衣類情報に基づいて、衣類の代表的な雰囲気情報を決定することができる。例えば、コンピューティング装置100は該当衣類のスタイル、類型、色相などの多様な属性情報に基づいて衣類の雰囲気を決定することができる。
コンピューティング装置100は指定された衣類の代表色相と、使用者に似合う色相が一致する程度に基づいて使用者に衣類情報を提供することができる。例えば、コンピューティング装置100は使用者に似合う色相と衣類代表色相の3次元距離情報を加工して使用者に似合う順で衣類情報を提供することができるが、これに制限されるものではない。
一例として、コンピューティング装置100は衣類の代表色相が、使用者に似合う色相として抽出された色相とマッチングされる衣類を使用者に提供することができる。例えば、使用者に似合う色相として明るいベージュ色相が抽出された場合、コンピューティング装置100は明るいベージュ色相が代表色相に指定された衣類を選別して使用者に提供することができる。
【0025】
また、コンピューティング装置100は決定された衣類の雰囲気と、使用者の雰囲気が一致する情報により使用者に衣類情報を提供することができる。例えば、コンピューティング装置100は使用者の雰囲気と衣類の雰囲気の間の3次元距離情報を加工して使用者に似合う順で衣類情報を提供することができる。
あるいは、コンピューティング装置100は使用者の雰囲気を補完できる異なる雰囲気を有する衣類を推薦してもよい。例えば、使用者の雰囲気と似合う衣類を推薦して使用者の雰囲気を強化してもよいが、使用者の雰囲気と異なる別の雰囲気の衣類を推薦して使用者の雰囲気を新しく変えるようにしてもよい。
前述した通り、本発明の実施例によると、使用者の顔を撮影したイメージを利用して使用者の皮膚色を分析し、皮膚色に似合うパーソナルカラーを診断して使用者に提供するイメージを利用したパーソナルカラー診断プラットフォーム提供方法、装置およびプログラムを実現することができる。
以上、添付された図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野の通常の技術者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で実施され得るということが理解できるであろう。したがって、以上で記述した実施例はすべての面で例示的なものであり、制限的ではないものと理解されるべきである。
【国際調査報告】