内部空間を形成する外壁を備えるが、前記外壁は内部に剤形が収納されるカートリッジと結合する第1部分と、前記カートリッジと結合された状態で剤形ディスペンサに脱着される第2部分とを備え、前記第1部分に前記カートリッジが結合されることで前記カートリッジに収納されている剤形を前記内部空間に収容する筐体と、
前記内部空間で回転可能に前記筐体内に結合され、前記筐体の内部空間で回転して前記内部空間に収容されている剤形を前記剤形ディスペンサの方に吐出するロータ部と、を含み、
前記第2部分は、前記内部空間を前記剤形ディスペンサの方に吐出するための吐出口と、前記剤形ディスペンサに備えられるロータ部駆動部とを結合する前記ロータ部の駆動軸部が露出される吐出ユニット。
前記筐体は、前記吐出ユニットを前記剤形ディスペンサに取り付ける際、前記吐出ユニットの挿入方向をガイドする収納ガイド部分を更に含む請求項1に記載の吐出ユニット。
前記カートリッジが前記剤形ディスペンサに取り付けられることで、前記第2部分に露出されたロータ部の駆動軸は前記ロータ部を回転させるために前記剤形ディスペンサ内に備えられるロータ部駆動部と連結され、前記第2部分に露出された吐出口は前記剤形ディスペンサ内に備えられる剤形の吐出経路と連通し、
前記カートリッジの一端は前記吐出ユニットと分離可能に結合されるように開口された部分を備え、前記カートリッジの他端は塞がれている請求項9に記載の剤形カートリッジ組立体。
前記剤形カートリッジ組立体が前記複数のカートリッジ収納口のうちいずれか一つに挿入される際、前記吐出ユニットに備えられる前記第2部分は前記カートリッジ収納口の底面に向かう請求項12に記載の剤形ディスペンサ。
前記剤形カートリッジ組立体が前記剤形ディスペンサの複数のカートリッジ収納口のうちいずれか一つに挿入されれば、前記第2部分に露出されたロータ部は前記ロータ部駆動部のモータ軸と連結され、前記第2部分に露出された吐出口は前記収納ユニット内に備えられる前記剤形の吐出経路と連通する請求項12に記載の剤形ディスペンサ。
前記収納ユニットは、各カートリッジ収納口に取り付けられる前記剤形カートリッジ組立体の取り付け可否を感知する取り付け感知部を更に備える請求項12に記載の剤形ディスペンサ。
前記筐体は、前記吐出ユニットを前記剤形ディスペンサに取り付ける際、前記吐出ユニットの挿入方向をガイドする収納ガイド部分を更に備える請求項12に記載の剤形ディスペンサ。
前記収納ユニットは前記吐出口の下部に位置し、前記複数個の剤形カートリッジ組立体それぞれから吐出される剤形の個数を感知する吐出個数感知部を更に備える請求項12に記載の剤形ディスペンサ。
前記密閉部は前記複数の剤形カートリッジ組立体それぞれから剤形が吐出される間に前記収納ユニットの下端を開放し、前記複数の剤形カートリッジ組立体それぞれからの吐出動作が完了されたら前記収納ユニットの下端を密閉する請求項12に記載の剤形ディスペンサ。
微量元素(trace element)(亜鉛、鉄分、マグネシウムなど)やビタミンなどを含むサプリメントは人体に補充する健康補助食品として一般的に認識されている。
しかし、このようなサプリメントは必要によっては治療剤として使用されることもあるが、治療剤として使用される場合、患者の状態によって服用量が厳しく制限される場合がある。
例えば、骨軟化症(osteomalacia)患者はビタミンDを処方されて服用すべきであり、血液中のカルシウム濃度によって服用量が決められる。患者がビタミンDを過剰服用する場合、カルシウム結石(calcium stone)や高血圧(hypertensive disease)などの副作用が発生する恐れがある。
また、結核の治療に使用されるイソニアジド(Isonizid)は結核治療中に患者の血液に含まれるナイアシン(nicotinic acid)を急速に消耗させる恐れがある。
このように、健康のために服用するサプリメントもユーザそれぞれの基底疾患の有無などの体調によっては健康を害する毒物として作用する恐れがあるため、体に必要な種類を必要なだけ服用することが重要である。
一方、高血圧患者、糖尿病患者、及び甲状腺機能低下症(Hypothyroidism)患者などのように、疾患の種類によっては一生薬を服用しなければならない場合があるが、このような場合、該当患者の体調によって薬の服用量を調節する場合が多い。
しかし、患者に使用される薬は50mgや100mgのように一定単位に用量が決まっている錠剤である場合が多く、医者は患者の状態に適合した正確な用量の薬を処方する代わりに、段階別用量の薬を処方するようになる。
例えば、50mg用量の薬を処方された高血圧患者の症状が悪化すれば、医者は悪化の程度に合わせて薬の用量を増加させる代わりに、市販の次の段階の用量である100mgの薬を該当患者に処方するようになる。
しかし、正確に自分に合う種類の剤形を意識して摂ることが難しい。特に、サプリメントのような健康補助食品として剤形を服用する場合、疾病の場合とは異なって現在の体の健康に直接影響を及ぼさないため、該当剤形を正確な方式で続けて服用することが非常に難しい。
本発明の一例による剤形カートリッジ組立体は、内部空間に剤形が位置する筐体と、前記筐体と結合されて固定され、中央部分に開口されたロータ挿入口と、縁の一部に剤形が吐出される吐出口とを備えている吐出キャップと、前記ロータ挿入口に挿入され、前記ロータ挿入口を中心に回転可能に結合されるが、前記吐出口に吐出される剤形が安着される剤形誘導口を備えるロータ部と、を含み、前記剤形誘導口は前記ロータ部の内側から外側方向に延長されるが、第1剤形と第2剤形を含む複数の剤形が内部に安着されて一列に配列される幅と長さを有し、前記ロータ部が回転することで前記剤形誘導口内に配列される前記複数の剤形が順次に前記吐出口を介して吐出される。
前記筐体は、前記筐体の外形を形成し、垂直方向に延長される前記筐体本体と、前記筐体本体の内部に前記筐体本体と離隔されて位置し、垂直方向に延長される挿入制限部と、前記挿入制限部の下端から外側に延長されて前記筐体本体と連結される連結部と、前記連結部から下部方向に突出されて備えられて一部が吐出口と重畳する剤形ガイド突起と、を含み、前記筐体本体の上部から見る際、前記挿入制限部によって前記ロータ部の外側部分が隠される。
前記剤形ガイド突起の下端は突出長さが一定に維持される第1部分と、吐出口の方に近づくほど突出長さが増加する第2部分とを含み、前記第1部分は前記第2部分より前記吐出口の近くに位置するが、前記吐出口と垂直方向に重畳する。
前記吐出キャップはロータ挿入口を囲んでおり、平坦な第1ガイド面と、前記第1ガイド面に連結されて前記第1ガイド面を囲んでおり、外側に向かって傾斜する第2ガイド面と、を更に含む。
前記第2ガイド面は前記第2ガイド面の外側に向かって傾斜する第1傾斜部分と、前記吐出口に向かって傾斜する第2傾斜部分とを含み、前記第2傾斜面の一端は前記吐出口に接して位置し、前記第2傾斜部分の他端は前記第1傾斜部分に接して位置する。
前記ロータ部は、ロータコーンと、前記ロータコーンに連結されて前記ロータコーンの外側に沿って位置し、前記第1ガイド面と重畳して位置する第1ロータレールと、前記第1ロータレールと連結されて前記第1ロータレールの外側に沿って位置し、前記第2ガイド面と重畳して位置する第2ロータレールと、前記ロータコーンの下部に位置して前記ロータ挿入口に挿入される駆動軸部と、を含み、前記第1ロータレールと前記第2ロータレールはそれぞれ前記剤形誘導口によって複数個に分割される。
前記挿入制限部は前記第1ロータレールと前記第2ロータレールの境界線に隣接して位置するが、前記挿入制限部の下端と前記第1ロータレールの上部面との間の間隔は前記剤形の幅または高さより小さい。
前記剤形ガイド突起は前記吐出口に隣接して前記第1ロータレールの外側に位置するが、前記剤形ガイド突起のうち一部の下端は前記第1ロータレールの上部面より下部に位置する。
内部に剤形を収納し、前記筐体と結合されて前記筐体の前記内部空間の中に剤形が流入されるようにするカートリッジを更に含む。
本発明の一例によるディスペンサは、複数の剤形カートリッジ組立体前記複数の剤形カートリッジ組立体それぞれの駆動軸部に連結される複数のモータと、前記複数のモータをそれぞれ制御する駆動制御部とを含む。
前記複数の剤形カートリッジ組立体それぞれの前記吐出口を介して吐出される剤形の個数を感知する吐出個数感知部を更に含むが、前記吐出個数感知部は前記複数の剤形カートリッジ組立体それぞれの吐出口の下部に位置して前記駆動制御部に連結される。
このような特徴によると、本発明は現在ユーザの体調によって服用すべき剤形の種類及び服用量に合わせて該当剤形の吐出が自動的に行われるため、ユーザの便利性が大きく向上される。
以下、添付した図面を参照して、本発明に開示された実施例を詳細するが、図面符号に関係なく同じであるか類似した構成要素は同じ参照番号を付与し、それに関する重複した説明は省略する。また、本明細書に開示された実施例を説明するに当たって、関連する公知技術に関する具体的な説明が本明細書に開示された実施例の要旨を不明確にする恐れがあると判断されれば、その詳細な説明を省略する。
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使用されるが、前記構成要素は前記用語に限らない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使用される。
単数の表現は文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
本出願において、説明される各ステップは特別な因果関係によって並べられた順序によって行われるべき場合を除いては、並べられた順序とは関係なく行われる。
本出願において、「含む」または「有する」などの用語は明細書の上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないと理解すべきである。
併せて、以下である構成要素の厚さや幅または長さが同じであるという意味は、工程上の誤差を考慮して、ある第1構成要素の厚さや幅または長さが他の第2構成要素の厚さや幅または長さに比べ10%の誤差範囲にある場合を意味する。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施例による剤形カートリッジ組立体、それを備える剤形ディスペンサ、及び剤形カートリッジ制御ユニットについて説明する。
本明細書において、剤形はサプリメントのような健康補助食品や医薬品を使用の目的や用途に合わせて固形状にしたものであって、剤形の形態は円形、楕円形、円柱形、多角形などのように多様な形態を有する。
このような剤形のサイズ、例えば、最大直径や最大長さは一例として1mm~7mmであるが、これに限らず、必要によって剤形のサイズは変更されてもよい。
まず、
図1a乃至
図2を参照すると、本発明の一実施例による剤形カートリッジ組立体を備える剤形ディスペンサの一例について説明する。
図1a乃至
図1cは、本発明の一実施例による剤形ディスペンサを説明するための図である。より詳しくは、
図1aは剤形ディスペンサの全体外観に対する斜視図であり、
図1bは剤形ディスペンサの上部蓋が開放された状態の斜視図であり、
図1cは剤形ディスペンサの収納口から剤形カートリッジ組立体が分離された状態を示す図である。
図2は、本発明の一例による剤形ディスペンサの垂直断面を示す図である。
本明細書において、説明の便宜上、剤形ディスペンサ1を基準に剤形ディスペンサ1の前方または後方に向かう方向を第1方向(x)、第1方向(x)と水平方向に交差する方向を第2方向(y)、第1方向(x)及び第2方向(y)と垂直方向に交差する方向を第3方向(x)とする。
よって、
図1aに示した剤形ディスペンサ1を基準にすると、第1方向(x)は剤形ディスペンサ1の前後方向であり、第2方向(y)は剤形ディスペンサ1の左右方向であり、第3方向(z)は剤形ディスペンサ1の高さ方向である。
図1a乃至
図1cに示したように、本発明の一実施例による剤形ディスペンサ1の一例は、収納ユニット10と、本体20と、ディバイス端末部30と、受け台40とを含む。
収納ユニット10は剤形がそれぞれ収納される複数個の剤形カートリッジ組立体60が挿入されて収納される部分であって、剤形ディスペンサ1の第1方向(x)に沿って剤形ディスペンサ1の後方に位置する。
収納ユニット10は一例として大よそ円柱状を有し、第3方向(z)に沿って長く延長され、円形の平面形状を有する。よって、収納ユニット10の側面は曲面を備える。
このような収納ユニット10は、
図1b及び
図1cに示したように、筐体11と、筐体11に囲まれる内部空間内に位置する収納部12と、収納部12の中心に位置して収納部12内に剤形カートリッジ組立体60の取り付け状態示す取り付け状態表示部13とを備える。
筐体11は、ケース111と、ケース111の内部面に取り付けられている断熱部112とを備える。
ケース111は収納ユニット10を保護するためのものであって、プラスチックのような合成物質や金属などの材質を含有する。
このようなケース111の形状は収納ユニット10の形状によって計目られるため、一例として、円形の平面形状を有し、上部と下部が開放された円柱状を有する。
断熱部112は収納ユニット10の内部温度を決められた温度(例えば、5℃乃至15℃)に維持するためのものであって、断熱効果を有する断熱材料を含有する。
収納部12は剤形カートリッジ組立体60が挿入されて取り付けられる部分であって、複数個のカートリッジ収納口H12を備える。本例において、収納部12は合成物質からなる。
代案的な例において、収納部12は断熱材料を含有するが、このような場合、収納部12によって収納ユニット10の断熱効果はより向上される。
図1b及び
図1cに示したように、複数個のカートリッジ収納口H12それぞれには一つの剤形カートリッジ組立体60が挿入され、収納口12の中心部を中心に放射状に配列される。
また、一例として、複数のカートリッジ収集H12は中心部を基準に同じ距離に位置して円形に配列され、隣接した2つのカートリッジ収納口H12の間の間隔も互いに同じである。
それによって、複数のカートリッジ収納口H12それぞれに挿入される各カートリッジ組立体60から剤形が吐出される際、各剤形カートリッジ組立体60から剤形ディスペンサ1の外部である受け台40の方に該当剤形が吐出されるまでの時間は同じである。
各カートリッジ収納口H12の形状及びサイズはいずれも同じであり、挿入される剤形カートリッジ組立体60の平面形状によって各カートリッジ収納口H12の形状及びサイズが決められる。
図1b及び
図1cに示したように、カートリッジ収納口H12の一側には剤形カートリッジ組立体60の挿入方向をガイドする収納ガイド口H121を備える。
この際、収納ガイド口H21はカートリッジ収納口H12の中心部に向かって、つまり、取り付け状態表示部13の方に突出される形状を有する。
図1b及び
図1cに示したように、カートリッジ収納口H12と収納ガイド口H121はは互いに連結されて通じている。
よって、ユーザは収納ガイド口H121を利用して挿入される剤形カートリッジ組立体60の挿入方向を迅速で正確に判断することができるため、剤形カートリッジ組立体60の円滑な挿入動作が行われるようにしてユーザの便利性が上げられる。
図1b及び
図1cにおいて、複数のカートリッジ収納口H12は一例として8個であるが、これに限らずに変更してもよく、複数のカートリッジ収納口H12の個数は8個より多いか少なくてもよい。
収納部12に収納される剤形カートリッジ組立体60の個数が増加するほど剤形ディスペンサ1から単位時間当たりに吐出される剤形T10の個数も増加する。
一例として、各剤形カートリッジ組立体60は秒当たり5個乃至10個以上の剤形を高速に吐出するが、剤形ディスペンサ1に挿入される剤形カートリッジ組立体60の個数が増加するほど剤形ディスペンサ1が吐出する秒当たりの剤形の個数も増加する。一例として、剤形ディスペンサ1から1回に吐出される剤形T10の個数は25個乃至250個の間である。
取り付け状態表示部13は収納部12の中心に位置し、複数個のカートリッジ収納口H12によって囲まれている。
このような取り付け状態表示部13は発光ダイオードのような複数個の発光部を有し、取り付け状態表示部13の個数はカートリッジ収納口H12の個数と同じであって、制御モジュール(図示せず)と電気的に連結される。
このような取り付け状態表示部13の動作のために、各カートリッジ収納口H12には該当剤形カートリッジ組立体60の取り付けが正常に行われたのか否かを感知する取り付け感知部(図示せず)が位置する。
よって、各カートリッジ収納口H12に該当する剤形カートリッジ組立体60が正常に取り付けられれば、制御モジュールは該当カートリッジ収納口H12に対応する該当発光部に第1駆動信号を出力して決められた第1色相(例えば、緑色)の光が発光されるようにする。
しかし、カートリッジ収納口H12に該当する剤形カートリッジ組立体60が正常に取り付けられて以内か空いていれば、制御モジュールは該当カートリッジ収納口H12に対応する該当発光部に第2駆動信号を出力して決められた第1色相とは異なる第2色相(例えば、赤色)の光が発光されるようにする。
それによってユーザは各剤形カートリッジ組立体60の取り付け状態を視覚的に確認することができるため、正確な状態で剤形カートリッジ組立体60の取り付けが行われるようにする。
本例において、各剤形カートリッジ組立体60の下端、つまり、剤形サスペンサ1の収納ユニット10の下端は該当剤形を吐出するために開放された状態を維持する。
しかし、このような開放状態が放置されていれば外報された部分を介してほこりや水分などの異物が外部から剤形カートリッジ組立体60の内部に流入する恐れがあり、このような異物の流入のため、剤形カートリッジ組立体60とその内部に収納されている剤形が汚損し変質する恐れがある。
よって、
図2に示したように、収納ユニット10は、開放された剤形ディスペンサ1の下端、つまり、全ての剤形カートリッジ組立体60の下端を覆う蓋の機能を行う密閉部14と、このような密閉部14を第3方向(z)に沿って上下方向に移動させる密閉部駆動部15とを備える。
密閉部駆動部15は、モータ(motor)と、モータを駆動するモータ駆動回路とを備える。
よって、該当剤形カートリッジ組立体60で剤形の吐出が行われる間、制御モジュールから印加される駆動信号によって密閉部駆動部15は該当状態に駆動してモータを決められた方向(例えば、時計回り)に回転させるが、このようなモータの回転動作によって密閉部14は決められた位置まで下降する。
よって、このような密閉部14の下降動作によって剤形カートリッジ組立体60の開放された下端が外部に露出されて、剤形カートリッジ組立体60から剤形が外部に吐出される。
また、剤形カートリッジ組立体60で剤形の吐出動作が完了されたら、制御モジュールから印加される駆動信号によって密閉部駆動部15の動作が行われ、剤形を吐出する際とは反対方向(例えば、反時計回り)にモータを回転させる。
それによって密閉部14は吐出する際とは逆に決められた位置まで上昇するが、このような密閉部14の上昇動作によって該当剤形カートリッジ組立体60の開放された下端は密閉部14で閉められるようになる(
図2を参考)。
よって、このような密閉部駆動部15による密閉部14の上昇または下降動作によって該当剤形カートリッジ組立体60で剤形の吐出が正常に行われることで、剤形及び剤形カートリッジ組立体60は外部の異物から保護される。
また、収納ユニット20の上部、つまり、筐体11の上部にはユーザによって開閉可能な上部蓋16が備えられる。
このような上部蓋16の一部は筐体11の一部にヒンジ(hinge)結合され、
図1bに示したようにユーザによって開放される。
本体20は剤形ディスペンサ1の後方に取り付けられるように位置し、各剤形カートリッジ組立体60に収納されている剤形の吐出制御が行われる部分である。
このような本体20は複数の剤形カートリッジ組立体60が位置する収納部12を冷蔵する冷蔵装置を備え、
図2には図示していないが、冷蔵装置は放熱板及び放熱ファン(fan)のうち少なくとも一つ備える放熱部を備える。
放熱板は収納ユニット10から発生する熱を外部に吐出する。
放熱ファンは制御モジュールと連結され、制御モジュールから印加される制御信号によって回転速度が制御される。
よって、制御モジュールは温度感知部から印加される温度感知信号によって該当位置の温度を判定し、判定された温度によって放熱ファンの動作可否及び回転速度を制御する。
このような放熱部によって収納ユニット10の内部温度は設定温度を維持することができ、収納ユニット10内に収納されている剤形は適切な温度で保管されるようになる。
ディバイス端末部30は剤形ディスペンサ1の上部に位置する。この際、
図1aに示したように、ディバイス端末部30は収納ユニット10の上部と本体20の上部にわたって位置する。
このようなディバイス端末部30は剤形ディスペンサ1の動作を全般的に制御し、設定動作や操作のためのメニュや動作状態などを表示する部分である。
よって、本例のディバイス端末部30は剤形ディスペンサ1の動作を制御する制御モジュールの少なくとも一部の構成要素を備え、データを視覚的に出力する表示パネルも備える。この際、表示パネルはユーザの入力動作が行われるタッチパネルを備える。
本例において、剤形ディスペンサ1はディバイス端末部30を介してユーザによって入力されたリアルタイムの体調情報によってユーザに現在必要な互いに異なる栄養成分を含む剤形の種類を決定し、決定された剤形の種類及び各剤形の服用量(つまり、吐出個数)を決めて該当種類の剤形が吐出されるようにし、ユーザが摂取するようにする。
そのために、ディバイス端末部30はユーザの肉体的健康状態または精神的健康状態に関する情報(例えば、疲労、ストレス、運動可否、飲酒可否、月経前症候群、アレルギー鼻炎など)を現在ユーザ状態情報として入力される。
ディバイス端末部30を介して入力された現在ユーザ状態情報は制御モジュール(図示せず)に入力される。それによって、制御モジュールは現在服用すべき剤形の種類及び服用量を判定し、判定された種類の剤形が決められた数量だけ吐出されるように剤形ディスペンサ1の動作を制御する。
このように、本例の剤形ディスペンサ1では現在ユーザ状態情報によってユーザ別に現在服用すべき剤形の種類及び服用量が決められる。
受け台40は収納ユニット10の下部に位置し、剤形ディスペンサ1が決められた位置に安定的に位置するようにする。
以下、剤形ディスペンサ1の収納ユニット10に取り付けられる剤形カートリッジ組立体60の一例値について説明する。
図3は本発明の一実施例による剤形ディスペンサ組立体に対する斜視図であり、
図4は
図3に示した剤形カートリッジ組立体の分解斜視図である。
図5は、
図3に示した剤形カートリッジ組立体のうち吐出ユニットを上部から見た際の様子である。
図6a乃至
図6dは
図3に示した剤形カートリッジ組立体の筐体に対する図であり、
図7は本発明の一実施例による剤形ディスペンサにおいて筐体とカートリッジが結合される部分の一例を説明するための図である。
収納ユニット10に取り付けられる複数個の剤形カートリッジ組立体60は互いに同じ構造を有する。
このような剤形カートリッジ組立体60の例は、
図3に示したように、剤形が収容されるカートリッジ70と、カートリッジ70と結合される吐出ユニット80とを備える。
複数のカートリッジ70はそれぞれ異なる栄養成分を含む互いに異なる剤形T10(例えば、ビタミンA、ビタミンC、ルテイン、オメガ3など)を保管する。
これらの剤形T10の硬度は基準値(例えば、2.4kp)以上であり、本例の剤形ディスペンサ1による吐出動作の際に衝突や衝撃などによって破損するか壊れるなどの損傷が発生しない程度の値を有する。
また、本発明の剤形T10は適切な最大幅と最大高さを有し、最大幅と最大高さの比率が適切な範囲で形成されて、本例による剤形ディスペンサ1を介して容易に外部に吐出される構造を有する。
各カートリッジ70は一つの吐出ユニット80と結合されるため、吐出ユニット80の個数は収納部12に収納されるカートリッジ70の個数と同じである。
よって、制御モジュールの制御によって各吐出ユニット80の動作を個別で独立に制御することができ、各カートリッジ70に保管されている剤形T10の吐出可否及び吐出個数が決められる。
カートリッジ70は大よそ円形の断面形状を有し、内部に剤形T10が収納される空間を有する。
図4に示したように、カートリッジ70は、カートリッジ本体71と、下部に位置する吐出ユニット80との結合のための結合部72とを備える。
カートリッジ本体71において、吐出ユニット80と結合される下部は開放されており、下部の反対側で下部と向かい合っている上部は塞がれていて、カートリッジ本体71は円柱状を有する。
このようなカートリッジ本体71の上部には外側面に沿って円形に形成される脱去溝P71が位置するが、このような脱去溝P71によってユーザはカートリッジ収納口H12内に挿入されるカートリッジ70をより容易に抜き出すことができる。
開放されたカートリッジ本体71の下部に位置している結合部72は上述したように吐出ユニット80との結合のためのものである。
一例として、カートリッジ70と吐出ユニット80は熱結合されるため、結合部72の外側にはねじ山721が位置する。
吐出ユニット80は、カートリッジ70と結合される筐体801と、筐体801の下部で筐体801と結合される吐出キャップ802と、吐出キャップ802と筐体801との間に位置して吐出キャップ802と結合されるロータ部803とを備える。
吐出ユニット80は、
図5に示したように、筐体801、吐出キャップ802、及びロータ部803が互いに結合された状態で、ロータ部803の回転によってカートリッジ70に収納された複数の剤形を分離して一つずつ外部に吐出する。
以下では、説明の便宜上、ロータ部803が剤形T10を吐出する方向の方に回転すればこの回転方向を正回転といい、ロータ部803正回転の反対方向に回転すればこの回転方向を逆回転という。
図6a乃至
図6dに示したように、筐体801は、筐体本体811と、筐体本体811の外側一部から突出される収納ガイド突起812(例えば、第1収納ガイド突起)と、筐体本体811の内側面(つまり、内部面)に位置している挿入制限部813と、挿入制限部813の内側面(つまり、内部面)に位置している複数個の遮断リブ(rib)と、挿入制限部813の下端に取り付けられている剤形ガイド突起815とを備える。
筐体本体811は筐体801の外形を形成し、垂直方向に延長されて中央部分に複数の剤形が位置する円筒状の空き空間を有しており、上部と下部がいずれも下方されており、垂直方向に延長される円柱状を有する。
ここで、垂直方向とはロータ部803の回転方向と垂直する方向を意味する。
このような筐体本体811は筐体801の外壁を形成して垂直方向に延長され、上部に位置するカートリッジ70との結合のために内部面にねじ山8111を備える。
よって、カートリッジ70のねじ山711と筐体本体811のねじ山8111によってカートリッジ70は筐体本体811とねじ結合される。
第1収納ガイド突起812は該当カートリッジ収納口H12に挿入される剤形カートリッジ組立体60の挿入方向をガイドするためのものであって、該当カートリッジ収納口H12の収納ガイド口H121に挿入される部分である。
第1収納ガイド突起812の内側に隣接して吐出キャップ802の吐出口H8212が位置する。よって、ユーザは第1収納ガイド突起812の位置から吐出口H8212の位置を容易に把握することができる。
第1収納ガイド突起812はカートリッジ収納口H12に連結されて通じている収納ガイド口H121の形状に対応する形状を有するが、一例として大よそ三角形の側面形状を有する。
よって、ユーザは第1収納ガイド突起812が該当カートリッジ収納口H12の収納ガイド口H121に挿入されるように剤形カートリッジ組立体60の挿入方向を決めた後、該当カートリッジ収納口H12に剤形カートリッジ組立体60を挿入する。
挿入制限部813は筐体本体811の内部に筐体本体と離隔するように位置して垂直方向に延長される。
挿入制限部813は筐体本体811内でロータ部803の外側一部を空間的及び構造的に制限し、ロータ部803の剤形誘導口834に吐出される剤形を除いた残りの剤形がロータ部803の外側に移動することを制限する。
よって、
図5に示したように、筐体本体の上部から見る際、挿入制限部によってロータ部の外側部分833が隠されてロータ部803の内側部分832が露出され、挿入制限部813とロータ部803の内側部分832と間の間隔は剤形の幅または高さより小さく形成される。
挿入制限部813は筐体801とねじ結合されるカートリッジ70の挿入程度を制限する。
図7に示したように、カートリッジ70は自らの下端が挿入制限部813の上端に接するまで該当方向への回転動作を介して筐体801とねじ結合される。
このような挿入制限部813は筐体801の内壁を構成し、筐体本体811の内部面から決められた間隔だけ離隔されるように位置するため、筐体本体811の内部で筐体本体811と離隔するように位置する。
よって、カートリッジ70と筐体本体811が互いに結合される際、カートリッジ70の内部空間は挿入制限部813によって囲まれる内部空間と連結されて導通状態になる。このようなカートリッジ70と挿入制限部813の空間連結によって、カートリッジ70内に収納されている剤形T10は自重によって挿入制限部813に囲まれる内部空間内に吐出されて位置する。
挿入制限部813は円形の筐体本体811の内部面に沿って延長するように位置するため、筐体本体811と挿入制限部813は上述したように決められた間隔だけ離隔するように位置する。
よって、筐体本体811と挿入制限部813との間の離隔空間は塞がれており、それによって筐体本体811と挿入制限部813は互いに連結される。
そのために、筐体801は、挿入制限部813の下端とこの下端に隣接した筐体本体811の部分との間に位置し、筐体本体811と挿入制限部813との間の離隔空間を塞いで挿入制限部813を筐体本体811に結合する連結部8131を備える。連結部813は挿入制限部813の下端から外側に延長されて筐体本体811と連結される。
このような連結部8131によって、挿入制限部813と筐体本体811との間には下部は塞がれていて上部は開放されている離隔空間が存在する。よって、挿入制限部813は筐体本体811の内側面と離隔間隔を維持しながら筐体本体811と結合される。
図6bに示したように、外部に露出される連結部8131の外部面(つまり、下部面)は挿入制限部813から筐体本体811の方へと下側方向(つまり、外側下部)に傾斜している傾斜面を有する。
本例において、
図6bに示したように、挿入制限部813の上端の高さは筐体本体811の上端の高さより低く、挿入制限部813の下端の高さは筐体本体811の下端の高さより高い。
よって、挿入制限部813全体は筐体本体811の内部空間に位置し、筐体本体811の外部に突出する部分が存在しない。
複数個の遮断リブ814は挿入制限部813の内部面で決められた間隔だけ離隔されて突出される。
複数個の遮断リブ814は全ての挿入制限部813の内部空間の中央部分に向かって上側に突出される。この際、隣接した2つの遮断リブ814の間の間隔はいずれも同じであり、隣接した2つの遮断リブ814の間の間隔は挿入制限部813の内部面から内部空間の中央上側部分に行くほど減少する。
このように、挿入制限部813の空いている内部空間に突出された遮断リブ814によって挿入制限部813の平面上の空き空間や挿入制限部813の上の空き空間は遮断リブ814が位置するだけその大きさが減り、また複数個の空間に分割される。
また、挿入制限部813の内部空間の方に突出された各遮断リブ814の端部を仮想の線で連結する際に火葬に形成される円形の空間DC1の最大幅D11は、挿入制限部813の内部空間の最大幅D12より小さい。この際、大よそ遮断リブ814の突出長さによって最大幅D11のサイズも決められる。
カートリッジ70には内部の湿度を下げるために、シリカゲル(silica gel)などの除湿剤が入っている除湿布を備える。このような除湿布は一つの剤形T10よりずいぶん大きい体積を有する。
よって、複数個の遮断リブ814はカートリッジ70の内部に設置されている除湿布が不意にカートリッジ70の外部に吐出されて挿入制限部813で囲まれた内部空間内に落下する場合、落下する除湿剤を遮断して挿入制限部813の内部空間内に進入することを防ぐフィルタとして機能する。
本例において、遮断リブ814は垂直方向に沿って上部の方、つまり、上部に位置するカートリッジ70の方に傾斜する傾斜面を有するが、これに限らず、剤形ディスペンサ1の設置面に平行な平坦面、または垂直方向に沿って下部の方、つまり、吐出キャップ802の方に傾斜する傾斜面を有する。
図6dに示したように、挿入制限部813の下端に位置している連結部8131から下部の方に突出して取り付けられている剤形ガイド突起815は、吐出位置に一列に位置している剤形T11、T12のうちから最も外側に位置している剤形T11、つまり、挿入制限部813の内部面に隣接するか接して位置している剤形T11(例えば、最外側剤形)(例えば、第1剤形)のみが外部に吐出され、最外側剤形T11より内側に位置して最外側剤形T11より更に挿入制限部813の内部空間の方に位置している剤形12(例えば、内側剤形)(例えば、第2剤形)が吐出されることを防止する機能を行う。
また、剤形ガイド突起815は連結部または挿入制限部から株方向に突出されて備えられ、一部が吐出口と重畳して備えられる。
剤形誘導口に安着されている複数の剤形のうち、剤形誘導口の最外郭に位置する第1剤形を第1剤形の内側に位置する第2剤形と分離する。剤形ガイド突起815によって第1剤形と第2剤形が分離される動作については
図13乃至
図17を参照して具体的に説明する。
また、剤形ガイド突起815は剤形誘導口が吐出口と重畳した状態でロータ部が停止した際、剤形が剤形誘導口と吐出口を介して吐出されることを防止する。
このような剤形ガイド突起815は、
図6c及び
図6dに示したように、筐体801の下部面をなす連結部8131の外部面、つまり、下部面として吐出キャップ802に隣接した面の一部から決められた厚さ(つまり、突出長さ)だけ下部の方に突出される。
よって、剤形ガイド突起815の上部面は連結部8131の下部面に連結部8131と一体に形成される。
図4と共に
図6乃至
図6dを参照すると、吐出口H8212は第1収納ガイド突起812の内側に隣接して位置し、
図6b乃至
図6dに示したように、剤形ガイド突起815は吐出口H8212に近づくほど突出長さが増加し、断面幅が増加する。
それによって複数の剤形が剤形誘導口834に安着された状態でロータ部803が回転すれば、剤形ガイド突起815によって最外郭の第1剤形と内側の第2剤形との間の間隔が自然に遠くなりながら第1、2剤形が互いに分離される。
それによって、剤形誘導口が吐出口の上に位置する際、第2剤形は剤形ガイド突起815によって吐出が遮断され、第1剤形のみ吐出口H8212を介して吐出される。このような動作については
図13乃至
図17を参照して具体的に説明する。
一例として、剤形ガイド突起815の突出長さは決められた方向(例えば、正回転方向)に行くほど増加し、それによって剤形ガイド突起815の下部面は決められた方向(例えば、逆回転)に沿って上側方向に傾斜している。
よって、
図6dように、剤形ガイド突起815の下端は突出長さが一定に維持されて回転方向に沿って平坦な第1部分8151と吐出口H8212の方に行くほど突出長さが増加して、傾斜面を有する第2部分8152が連続して位置する構造を有する。ここで、第1部分8151は第2部分8152より吐出口H8121の近くに位置するが、吐出口H8212と垂直方向に重畳する。
第1部分8151は位置に関係なく同じ厚さ(つまり、下部の方への突出長さ)を有する一方、第2部分8152は逆回転方向に行くほど減少する厚さを有する。よって、剤形ガイド突起815の第1部分8151の厚さは第2部分8152の厚さより厚い。
それによって、第1部分8151の先端である剤形ガイド突起815の開始端S815の突出長さは、第2部分8152の先端である剤形ガイド突起815の終端E815の突出長さより長い。
よって、
図6ぼ及び
図6dに示したように、正回転方向に行くほど剤形ガイド突起815の突出長さは漸進的に増加する。
それによって、上述したように、剤形ガイド突起815の第2部分8152は終端ES815に行くほど突出長さが漸進的に減少する傾斜面である(
図6b及び
図6dを参考)。
このような剤形ガイド突起815の突出長さの差のため、ロータ部803が正回転する際に最外郭剤形T11が安定的で迅速に外部に吐出されるようにする。
また、ロータ部803が逆回転の際に最外郭剤形T11は相対的に突出長さが大きい第1部分8151の開始端S815に当たるようになってロータ部803の逆回転動作を防止するため、逆回転の際には最外郭剤形T11の排出が防止され、正回転の際にの最上に最外郭剤形T11の排出が行われる。
また、剤形ガイド突起815の内部面(つまり、筐体本体811の内部面に隣接して位置している外部面の反対側に位置する面(例えば、内側面))も筐体本体811の内部面の方に傾斜している傾斜面である。それによって、剤形ガイド突起815の幅は第1部分8151から第2部分8152に行くほど減少する。
このような剤形ガイド突起815は最外郭剤形T11の高速吐出を助け、外部に吐出される際の詰まり現象(jam)を防止するか最小化する。
このような剤形ガイド突起815については後ほどより詳細に説明する。
次に、
図8a乃至
図8eを参照して吐出キャップ802の一例による構造について説明する。
図8a乃至
図8eは、
図3に示した剤形カートリッジ組立体の吐出キャップの一例について説明するための図である。詳しくは、
図8a及び
図8bは吐出キャップの斜視図であり、
図8cは吐出キャップを垂直方向に切断した様子であり、
図8dは吐出キャップと剤形ガイド突起の位置関係を説明するために吐出キャップを上から眺めた様子であり、
図8eはロータ部によって剤形が移動される筐体と吐出キャップとの間の空間を説明するための図である。ちなみに、
図8eでは理解の便宜上、ロータ部の図示は省略している。
吐出キャップ802は筐体801と結合及び固定されて開放された筐体本体811の一部を塞いでおり、縁の一部に剤形が吐出される吐出口H8212を備える。
このような吐出キャップ802は、
図8a乃至
図8dに示したように、中央部分に開口されたロータ挿入口H8211を備え、縁の一部に吐出口H8212を備えるキャップ本体82と、キャップ本体821の縁の一部から外側に突出されている収納ガイド突起822(例えば、第2収納ガイド突起)と、吐出口H8212から下部の方に延長される吐出管823とを備える。
キャップ本体821は、ロータ挿入口H8211と、第1ガイド面S8211と、第2ガイド面S8212と、吐出口H8212とを含む。
ロータ挿入口H8211は円形に開口された形状を有する。ロータ部803は一部がロータ挿入口H8211に挿入されてロータ挿入口H8211を中心に回転可能に結合される。
ロータ挿入口H8211を囲むように外側方法に順次に位置している第1ガイド面S8211と第2ガイド面S8212は全体的に円形状を有する。
第1ガイド面S8211はロータ挿入口H8211を囲んでおり、ロータ挿入口H8211の外周縁に沿って一定幅を有して備えられ、平坦である。
第1ガイド面S8211の平坦面上に複数個の吐出ガイド突起P821が位置する。
複数個の吐出ガイド突起P821は第2ガイド面S8212上に位置する最外郭剤形T11と第1ガイド面S8211上に位置する内側剤形T12を互いに分離し、最外郭剤形T11のみを吐出口H8212にガイドするためのものである。
複数個の吐出ガイド突起P821は決められた距離だけ離隔され、それぞれ第1ガイド面S8211と第2ガイド面S8212の境界線で第1ガイド面S8211の方にそれぞれ決められただけ延長するように位置する。
このような吐出ガイド突起P821が、その上部位位置するロータ部803との結合及びロータ部803の円滑な回転のために第2ガイド面S8212まで延長されるように位置することは好ましくない。
よって、第1ガイド面S8211及び第2ガイド面S8212の境界線となす吐出ガイド突起P821の角度(例えば、延長角度)、つまり、個の境界点に隣接した各吐出ガイド突起P821の間の角度θ821は異なり得る。
本例において、最も小さい延長角度θ821は「0度」であるが、この際、「0度」の延長角度θ821を有する吐出ガイド突起P821は、複数個の吐出ガイド突起P821のうちから吐出口H8212に最も隣接した吐出ガイド突起P821である。
このような複数個の吐出ガイド突起P821の平均延長角度θ821は10度乃至50度である。
このように、複数個の吐出ガイド突起P821が第1ガイド面S8211にのみ主に位置するため、ロータ部803の回転動作は吐出ガイド突起821に妨害されずに円滑に行われる。しかし、本発明は必ずしもこれに限定されない。
第2ガイド面S8212は第1ガイド面S8211を囲んでおり、第1ガイド面S8211の外周縁に沿って一定幅を有して備えられ、第1ガイド面S8211の外周縁から外側に向かって傾斜した部分を含む。
このような第2ガイド面S8212の延長線上に吐出口H8212が位置する。
本例において、吐出口H8212は第2収納ガイド突起822に隣接して位置し、保存部8221が位置する取り付け口H2221と一列に位置して、取り付け口H8221と反対側で向かい合うように位置する。
保存部8221は該当剤形カートリッジ組立体60に関する情報を保存しており、メモリチップなどからなる。
一例として、保存部8221は自らが取り付けられているカートリッジ組立体60に入っている剤形の種類、初期個数、剤形の生産企業、及び剤形の賞味期限及び使用期限のうち少なくとも一つのように多様な情報を保存する。
このような保存部8221は制御ユニットと電気的に連結され、保存されている情報を無線または有線で制御ユニットに入力する。
第2ガイド面S8212は、第1ガイド面S8211の外周縁に沿って第1傾斜部分G11と第2傾斜部分S12とを含む。
この際、第1傾斜部分G11と第2傾斜部分G12は傾斜する方向が互いに異なる。
一例として、第2ガイドS8212の第1傾斜部分G11はキャップ本体821の外側方向に向かうように傾斜した傾斜面を有し、吐出口H8212の一側から第1ガイド面S8211の外周縁に沿って正回転方向に延長される。
よって、第1傾斜部分G11は吐出口H8212の一側と接して位置し、吐出口H8212の一側から第1ガイド面S8211の外周縁に沿って円形に延長される。
また、第2傾斜部分G12は第1傾斜部分G11から延長されるが、吐出口H212の方向に向かって傾斜した傾斜面を有し、第1傾斜部分G11の先端から第1ガイド面S8211の外周縁に沿って正回転方向に延長されて吐出口H8212の他側に接する。
それによって、第2傾斜部分G12は第1傾斜部分G11の先地点から第1ガイド面S8211の外周縁に沿って円形に延長されて吐出口H8212の他側と接して位置する。
よって、第2傾斜部分G12は吐出口H8212と第1傾斜部分G11との間に位置し、第1傾斜部分G11に沿って移動された剤形が吐出口H8212を介して吐出される際、第2傾斜部分G12によって剤形がより円滑に吐出されるようになる。
図8eを参照すると、第1傾斜部分G11と第2傾斜部分G12が互いに接する地点で第1傾斜部分G11の延長線と第2傾斜部分G12との間がなす平均角01は10°~50°の間である。
また、
図8eに示したように、第2ガイド面S8212の第2傾斜部分G12と剤形ガイド突起815で突出長さが増加する部分8152は、垂直方向に互いに重畳されて互いに対応するように傾斜する。
例えば、第2傾斜部分G12の傾斜面と剤形ガイド突起815の傾斜面である第2部分8152の傾斜方向は互いに並んでおり、上側から下側に傾斜している。
第2傾斜部分G12は吐出口H8212に向かう傾斜面を備えており、第2傾斜部分G12と第1ガイド面S8211との間には段差が形成されている。
ロータ部803が正回転方向に回転する場合、最外郭剤形T11と内側剤形T12が一列に位置するロータ部803の吐出位置の内側部分は第1ガイド面S8211に沿って移動し、吐出位置の外側部分は第1傾斜部分G11、第2傾斜部分G12、吐出口H8212の他側、吐出口H8212、吐出口H8212の一側、及び第1傾斜部分G11に沿って移動する。
それによって最外郭剤形T11は第1傾斜部分G11の傾斜面によってキャップ本体821の外側に隣接した筐体801の内側面に隣接して位置し、第2傾斜部分G12に移動される最外郭剤形T11は第2傾斜部分G12の傾斜面によって吐出口H8212の方向により容易で迅速に移動される。
一例として、
図8eに示したように、吐出口H8212の一側に位置する内側面PG11(例えば、第1側面)と第1傾斜部分G11との間の傾斜角度(例えば、第1傾斜角度)θ11は85度乃至95度であり、吐出口H8212の他側に位置する内側面PG12(例えば、第2側面)と第2傾斜部分G12との間の傾斜角度(例えば、第2傾斜角度)θ12は95度乃至175度である。
正回転方向に第2傾斜部分G12が第1傾斜部分G11より先に吐出口H8212に接するように位置する。
つまり、第2挿入ガイド突起822の方から吐出口H8212を眺める際、第2傾斜部分G12は吐出口H8212の右側、つまり、最外郭剤形T11が吐出口H8212内に吐出される方面である吐出口H821の正回転側と接するように位置し、第2傾斜部分G11は吐出口H8212の左側、つまり、最外郭剤形T11が吐出口H8212を通って吐出口H8212内に吐出される方面である吐出口H821の逆回転側と接するように位置する。
このような第1傾斜部分G11と第2傾斜部分G12の傾斜角度の差のため、
図8a、
図8b、及び
図8に示したように、第2ガイド面S8212の第1傾斜部分G11と吐出口H8212が当たる第1側面PG11の高さは、第2傾斜部分G12と吐出口H8212が当たる第2側面PG12の高さより高く形成される。つまり、第2側面PG12の高さが第1側面PG11の高さより低い。
このような第1側面PG11と第2側面PG12はそれぞれ互いに隣接した吐出口H8122と第2ガイド面G8212との間に位置する側面であって、前記第2ガイド面G8212が吐出口H8212の隣接した両側と接している垂直の側面であり、第2ガイド面G8212の両側面を構成する。
第1側面PG11は挿入ガイド突起822側から吐出口H8212を眺める際に吐出口H8212の左側である逆回転側に位置し、第2側面PG12は挿入ガイド突起822側から吐出口H8212を眺める際に吐出口H8212の右側である正回転側に位置する。
よって、上述したように、ロータ部803が正方向に回転する際、ロータ部803が吐出口H8212に近づくほど第2傾斜部分G12によって第2ガイド面S8212の傾斜度が増加するため、最外郭剤形T11は吐出口H8212に迅速で安全に挿入される。
それによって、最外郭剤形T11は第1側面PG11の内部面や吐出管823の内部面から斜線方向に衝突してから自然に吐出管823の方に移動し、ロータ部803が高速回転しても剤形T10によって吐出口H8212が詰まる現象が最小化される。
また、第1傾斜部分G11は筐体801の連結部8131と対応するように位置して互いに向かい合う。この際、第2ガイド面S8212の傾斜方向と連結部8131の傾斜方向は互いに同じく外側下部の方に傾斜している。そのために、最外郭剤形T11は安全で正確に吐出口H8212の方に移動する。
加えて、第1側面PG11が第2側面PG12の高さより高く位置するため、最外郭剤形T11が吐出口H8212に滑り込んで投下される際、最外郭剤形T11は反対側に位置する第1側面PG11に当たって下側に安全で円滑に吐出される。
第2収納ガイド突起822は筐体801の第1収納ガイド突起812と対応して位置し、第1収納ガイド突起812と結合される。
このような収納ガイド突起812の中央部分には、上述したように、保存部8221が位置する取り付け口H8221が位置する。
吐出管823は吐出口H8212から下部の方に延長され、吐出口H8212を介して吐出される剤形を外部にガイドするガイド間である。
このような吐出管823の形状は吐出口H8212の形状によって決められる。本例において、吐出口H8212は四角形の平面上を有するため、吐出口823は四角柱状を有する。
吐出口H8212の下部には吐出口H8212を介して吐出される剤形の個数を感知する吐出個数感知部1022が位置する。
一例として、吐出個数感知部1022は吐出管823の両側面に位置し、吐出管823を介して移動される剤形の個数を感知する。
そのために、吐出管823は透明プラスチックのように透明な材料からなり、吐出個数感知部1022の光を利用して吐出管823を通る剤形T11の個数を計数する。
本例の吐出個数感知部1022は吐出口H8212の下部に位置して吐出口H8212を介して吐出される剤形T10の個数を感知し、光を発行する発光部1022aと光を受光する受光部1022bを備える。
よって、受光部1022bは吐出管823に剤形T11が吐出される際、吐出される剤形T11に詰まって発光部1022aから出力される光を受光できない恐れがある。
それによって受光部1022bは発光部1022aから出力される光の受光可否によって該当状態の信号を制御ユニットを出力し、制御ユニットは受光部1022bから印加される信号を利用して光の受光可否によって剤形T11の吐出可否を判断するようにする。
そのために、
図8bに示したように、透明な吐出管823の両側、つまり、互いに反対側で向かい合っている両側にそれぞれ光を発行する発光部1022aと光を受光する受光部1022bが配置される。よって、受光部1022bは透明な吐出管823を通って受信される発光部1022aの光を受光できるようになる。
次に、
図9a乃至
図9dを参照してロータ部803について説明する。
図9a乃至
図9dは、
図3に示した剤形カートリッジ組立体の筐体におけるロータ部の一例について説明するための図である。詳しくは、
図9aはロータ部を上部側面から眺めた様子であり、
図9bはロータ部を下部側面から眺めた様子であり、
図9dはロータ部を垂直方向に切断した様子であり、
図9dはロータ部の剤形誘導口に複数の剤形が一列に配列されている様子を示している。
図9aに示したロータ部803は吐出キャップ802上に回転可能に位置するが、吐出口H8212に吐出される剤形が安着される剤形誘導口834を備える。ロータ部803は筐体本体811内で回転し、剤形誘導口834を介して筐体本体811内に位置する複数の剤形T10を吐出キャップ802の吐出口H8212の方に移動させる機能を行う。
ロータ部803が回転子ながら筐体本体811の内部空間に位置する複数の剤形T10は剤形誘導口834に安着されてローディングされる。剤形誘導口834はロータ部803の内側から外側に延長され、
図9dのように、第1剤形T11と第2剤形T12を含む複数の剤形が内部に安着されて一列に配列される幅と長さを有する。よって、ロータ部803の各剤形誘導口834に最外郭剤形T11と内側剤形T12が重畳せずに一列に並んで位置する。
次に、ロータ部803が吐出位置に位置した最外郭剤形T11及び内側剤形T12を吐出するために決められた方向に正回転を続ければ、剤形誘導口834に位置する最外郭剤形T11及び内側剤形T12も同じくロータ部803の回転方向と同じ方向に沿って回転移動する。
このような剤形T11、T12の移動に四って、吐出位置の最外郭に位置している最外郭剤形T11が吐出キャップ802の吐出口H8212上に位置するようになると、この最外郭剤形T11は吐出口H8212内に投下されて吐出管823に沿って外部に吐出される。
つまり、本例のロータ部803は吐出キャップ802のロータ挿入口H8211に挿入されて吐出キャップ802と結合した後、制御ユニットの制御によって回転子て最外郭剤形T11を吐出口H8212に押して外部に吐出されるようにする。
このようなロータ部803は、
図9aに示したように、大よそ円形の平面形状を有し、ロータコーン831と、ロータコーン831に連結されている第1ロータレール832と、第1ロータレール832に連結されている第2ロータレール833と、第1及び第2ロータレール832、833に位置する複数個の剤形誘導口834と、ロータコーン831の下部に位置する駆動軸部835とを備える。
ロータコーン831はロータ部803の中央部分に位置し、中央部分から外側方向に傾斜して位置して、カートリッジ70が位置する情報に突出される。一例として、ロータコーン831は傾斜が緩慢な円錐(corn)状を有する。
このようなロータコーン831は挿入制限部813の内部空間内に位置する複数の剤形T10が互いにくっつかないように複数の剤形T10を分散させる機能を行う。
図9aに示したように、ロータコーン831は、一例として、中央に位置する第1面部8311と、第1面部8311の該当部分に連結されており、曲面を有し、第1ロータレール833の方に傾斜している曲面部8312(例えば、第2面部)と、第1面部8311の該当部分に連結されており、平坦面を有し、第1ロータレール833の方に傾斜している平坦面部8313(例えば、第3面部)とを備える。
第1面部8311は三角形のような複数の辺を有する多角形の平面形状を有する。
第2面部8312と第3面部8313は第1面部8311を中心に互いに交互に位置するため、第1面部8311の該当辺に交互に連結されて位置する。
福栖の剤形T10は、第1面部8311と、第2面部8312と、第3面部8313とを含むロータコーン831と第1ロータレール833の上に位置する。
ロータコーン831が回転すれば、第2面部8312と第3面部8313が複数の剤形T10と突き当たった状態で交互に移動しながら、複数の剤形T10に衝撃を与える。このような場合、複数の剤形T10のうち表面が互いにくっついている剤形T10が衝撃によって分離される。
駆動軸部835はロータコーンの背面に位置し、
図9bに示したように、ロータ挿入口H8211に挿入される。そのために、駆動軸部835はロータ部803の下部方向に突出した形態を有するが、モータの駆動軸に結合されるために内側に凹んだ部分を有する。
第1ロータレール832はロータコーンに連結されてロータコーンの外側に沿って位置する。より詳しくは、第1ロータレール832はロータコーン831の外周面に沿ってロータコーン831を囲んでいる平坦面であって、吐出キャップ802の第1ガイド面S8211上に位置して第1ガイド面S8211と重畳するように位置する。
よって、第1ロータレール832は第1ガイド面S8211に沿って回転する。
この際、第1ロータレール832の幅W832はその株に位置する第1ガイド面S8211の幅W8211(
図8aを参照)より小さい。
第2ロータレール833は第1ロータレール832と連結されて第1ロータレール832の外側に沿って位置し、第2ガイド面S8212と重畳するように位置する。
第2ロータレール833は第1ロータレール832の下部方向に段差を有し、第1ロータレール832の外周縁に沿って第1ロータレール832を囲むように位置する。
第2ロータレール833の幅W833はその下部に位置する第2ガイド面S8212の幅W8212より大きく、一例として、第2ガイド面S8212の幅W8212は第1ロータレール832に覆われずに露出された第1ガイド面S8211の一部の幅を足したものより大きい。
傾斜面である第2ガイド面S8212の幅W8212は第2ガイド面S8212の実際の幅である傾斜面の幅ではなく、第2ガイド面S8212の両先端を平行な線で連結する際の仮想の幅である。
よって、第2ロータレール833によって第2ガイド面S8212だけでなく第1ロータレール832に覆われずに露出された第1ガイド面S8211の一部が覆われて第2ロータレール833と重畳する。
このように、第1ロータレール832と第2ロータレール833は決められた高さを有する段差構造を有し、第2ロータレール833の上部面は第1ロータレール832の上部面から下部方向に離隔されて位置する。
上述したように、ロータキャップ802の第1ガイド面S8211には上部の方に、つまり、第1ロータレール832の方に突出されている複数個の吐出ガイド突起P821が位置している。
第2ロータレール833の下面と複数個の吐出ガイド突起P821との摩擦を防止するために、
図9bに示したように、第1ロータレール832との境界面に隣接した第2ロータレール833の下部面にはガイド突起挿入溝P833が位置する。
よって、ガイド突起挿入溝P833の中に上部の方に突出された吐出ガイド突起P821が挿入されて、第2ロータレール833の下部面の部分と吐出ガイド突起P821が接触することが防止される。それによってロータ部803は吐出ガイド突起P821の妨害なしに円滑な回転動作を行うことができるようになる。
剤形誘導口834にはロータ部803が回転することで吐出される複数の剤形が一列に安着して配列される。
図9aに示したように、各剤形誘導口834は吐出口H8212への吐出を待機している剤形T11、T12の吐出位置を定義する。
それによって剤形誘導口834、その下部に位置して剤形誘導口834によって露出される吐出キャップ802の一部、つまり、第1ガイド面S8211の一部及び第2ガイド面S8212の一部、そして挿入制限部813によって囲まれる空間が剤形T11、T12の吐出位置になる。
よって、
図9dのように、各剤形誘導口834内には重畳せずに外部方向、つまり、剤形誘導口834の延長方向に沿って一列に最外側剤形T11と内側剤形T12が位置する。
各剤形誘導口834は第3面部8313の該当先端から第1ロータレール832と第2ロータレール833にわたって断絶せずに位置する。
このような剤形誘導口834によって第1ロータレール832と第2ロータレール833の一部が開口され、第1ロータレール832と第2ロータレール833それぞれは剤形誘導口834によって複数個に分割される構造を有する。
複数個の第1ロータレール832の構造は互いに同じであり、複数個の第2ロータレール833の構造も互いに同じである。
それによって、剤形誘導口834を介して第1ガイド面S8211と第2ガイド面S8212の一部分が露出される。合わせて、ロータ部803が回転したら
図10a及び
図10bのように各剤形誘導口834は少なくとも一部が吐出口H8212と高さ方向である垂直方向に重畳する。
本例において、剤形誘導口834の個数は3個である場合を一例として示したが、本発明はこれに限らず、剤形誘導口834の個数は3個より多いか少なくてもよい。
第1ロータレール832と第2ロータレール833は、
図9b及び
図9dに示したように、それぞれ下部の方に設置面と垂直に延長される側面S832、S833を有する。
第1ロータレール832の側面S832によって、第1ロータレール832は第2ロータレール833と断絶せずに連結される段差構造を構成する。
また、第1ロータレール832の側面S832は第1ガイド面S8212と接して位置し、第2ロータレール833の側面S833は第2ガイド面S8212と接するように位置するため、これらの側面S822、S833によって第1及び第2ロータレール832、833は安定的に第1及び第2ガイド面S8311、S8212の上でそれぞれ回転して、安定的なロータ部803の回転動作が行われるようにする。
図9dに示したように、第2ロータレール833の側面S833の下端は平坦面8331と傾斜面8332を有する。
この際、第2挿入ガイド突起822の方から剤形誘導口834を眺める際、傾斜面8332は剤形誘導口834の右側、つまり、最外側剤形T11が吐出口H8212内に吐出される方面である剤形誘導口834の正回転側と接するように位置し、平坦面8331は正回転側の反対側で正回転側と向かい合っている剤形誘導口834の左側である剤形誘導口834の逆回転側と接するように位置する。
よって、傾斜面8332を備える側面S833の幅(つまり、突出長さ)は剤形誘導口834の正回転側に行くほど減少する。
最外側剤形T11が吐出口H8212に隣接した第2ガイド面S8212の第2傾斜部分G12に進入したら、第2ロータレール833の傾斜面8332によって最外側剤形T11は下側に力を受けるようになり、最外側剤形T11が迅速で正確に吐出口H8212内に進入するようにする。
図10a乃至
図10dは、
図3に示した剤形カートリッジ組立体におけるロータ部が吐出キャップに結合される状態を説明するための図である。
図10a及び
図10bに示したように、最外側剤形T11と内側剤形T12が一列に並んで配列される各剤形誘導口834は上下部の方に完全に開放された穴である。上述したように、最外側剤形T11と内側剤形T12は該当剤形誘導口834内でロータコーン831から第2ロータレール833の方に一列に並んで重畳しないように配列される。
よって、各剤形誘導口834は最外側剤形T11と内側剤形T12の一列配置のために、該当幅W834(つまり、横方向への長さ)と該当長さL834(つまり、縦方向への長さ)を備える。
図10a及び
図10eに示したように、最外側剤形T11及び内側剤形T12のような剤形T10それぞれは円筒状や球状など多様な形状を有し、これらの剤形T10も各該当幅W10と該当長さL10を有する。一例として、剤形T10の幅W10と長さL10のうち少なくとも一つは3乃至7mmの間である。
ここで、剤形T10の幅W10と長さL19は、上述したように、予め設定された範囲内で互いに異なり得る。一例として、剤形T11、T12の幅W10に対する長さL10の比率は1:0.5乃至1:1.5の間である。
剤形誘導口834の幅W834は剤形T10の幅W10と長さL10のうち少なくとも一つより大きいが、この際、剤形誘導口834の幅方向に一つの剤形T10が入られる幅を有する。一例として、剤形誘導口834の幅W834は剤形T10の幅W10と長さL10のうち少なくとも一つに対して1.1~1.5倍の間の比率値を有する。
剤形誘導口834の長さL834は剤形誘導口834の幅W834より大きく形成され、剤形T10の幅W10及び長さL10のうち少なくとも一つより大きく形成されるが、この際、最外側剤形T11と内側剤形T12が一列に配列されてローディングされるサイズを有する。
一例として、剤形誘導口834の長さL834は幅W834に対して1.5~2.5倍の間の比率値を有する。また、剤形誘導口834の長さL834は剤形T10の幅W10及び長さL10のうち少なくとも一つに対して1.5~2.5倍の間の比率値を有する。
剤形誘導口834の長さL834が剤形T10の幅W10及び長さL10のうち少なくとも一つより2倍より小さい範囲に設定されることは、第2ロータレール833の先端と筐体本体811の外部面との間の離隔を考慮したものである。
併せて、
図10dを参考すると、剤形誘導口834によって露出される第1ガイド面S8211の上部面から第1ロータレール832の上部面までの高さH11(例えば、第1高さ)が示されている。この際、第1高さH11はロータ部803が回転する際に剤形誘導口834に位置している剤形T11、T12と剤形誘導口834に位置していない他の剤形T13との摩擦または衝突を最小化するサイズを有する。
そのために、第1高さH11は剤形T10の幅W10と長さL10のうち少なくとも一つに対して0.8~1.2倍の間の比率値を有する。
上述したように、複数の剤形T10は挿入制限部813の内部面、ロータ部803のロータコーン831の上部面、及び第1ロータレール832の上部面によって形成される内部空間に位置する(
図10cを参照)。上述したように、筐体801と吐出キャップ802が結合される際、第2ロータレール833には主に連結部8131が位置するため、剤形T10はロータ部803の第2ロータレール833上には位置することができない。
このような状態で複数の剤形T10のうち一部は第1ガイド面S8211が露出される剤形誘導口834の内側部分、つまり、ロータコーン831に隣接した部分に位置する内側剤形T12になる。
次に、ロータ部803が正回転することで内側剤形T12は第2ガイド面S8212が露出される剤形誘導口834の外側部分、つまり、内側部分の反対側に外部に隣接した部分に移動し、それによって内側剤形T12は最外郭剤形T11になる(
図10cを参照)。
次に、剤形誘導口834の外側部分に移動されて位置する最外郭剤形T11はロータ部803の継続的な正回転のため第2ガイド面S8212によって移動し、剤形誘導口834が吐出口H8212上に位置したら最外郭剤形T11も吐出口H8212の上に位置するようになり、最外郭剤形T11は吐出口H8212を通過した後、吐出管823を介して外部に吐出される。
結局、ロータ部803の回転動作によって各剤形誘導口834は下部に位置する吐出口H8212と順次に重畳し、該当剤形誘導口834に位置する最外側剤形T11が吐出口H8212内に落下するようにする。
また、剤形誘導口834は平坦面でありながら傾斜した第3面部8313と連結されているため、該当空間内に位置している剤形T10はより迅速で正確に該当剤形誘導口834に移動する。
駆動軸部835は吐出キャップ802のロータ挿入口H8211に挿入されてロータ部803の回転が行われるようにする。
そのために、駆動軸部835にはロータ部803を回転させる駆動部(例えば、モータ)の軸が挿入される結合穴が位置するが、この結合穴を介して駆動部との連結が行われてロータ部803を正回転または逆回転させるようになる。
よって、このような駆動軸部835によってロータ部803は吐出キャップ802と結合される。
このように吐出キャップ802がロータ部803と結合された後、筐体801と結合されたら、筐体801の挿入制限部813の開放された下部はロータ部802及び剤形誘導口834によって露出された吐出キャップ802によって塞がれるようになる。結局、ロータ部802と一部の吐出キャップ802は剤形T10が位置する挿入制限部813の底面を形成する。
また、筐体本体801と吐出キャップ802が結合される際、第1ロータレール832は挿入制限部813に囲まれているため、第2ロータレール833には連結部8131が位置する。よって、該当カートリッジ70から吐出された複数の剤形T10はロータコーン831の上面と第1ロータレール832の上面に位置し、挿入制限部813によって第2ロータレール833の方にへの移動が制限されて第2ロータレール833には剤形T10が位置することができない。
このような構造を有する剤形カートリッジ組立体60の動作について簡略に説明すると以下のようである。
まず、吐出キャップ802のロータ挿入口H8211にロータ部803の駆動軸部835を挿入し、ロータ部803が吐出キャップ802の上部で回転可能に位置するようにする。
このような吐出キャップ802とロータ部803の結合によってロータ部803の第1ロータレール832は第1ガイド面S8211に沿って回転子、ロータ部803の第2ロータレール833は第1ガイド面S8211の一部と第2ガイド面S8212に沿って回転可能な状態になる。
ロータ部802が結合された吐出キャップ802に筐体801が結合される。
この際、組み立てる者は筐体801の第1収納ガイド812と吐出キャップ802の第2収納ガイド822が互いに重畳するように筐体801と吐出キャップ802を組み立てて吐出ユニット80を組み立てる。
よって、連結部8131は第2ロータレール833の上に位置し、それによって連結部8131の下部面に取り付けられている剤形ガイド突起815は第2ロータレール833の上で第2ロータレール833と重畳するように位置する。
よって、ロータ部802が正回転方向に回転する際、剤形ガイド突起815の終端E815は吐出口H8212の前に位置し、開始端S815は吐出口H8212と重畳するように位置する。
本例において、
図6dのように、剤形ガイド突起815の開始端S815は吐出口H8212の回転方向に沿って延長される長さW8212(例えば、回転方向の長さ)の1/2以上の部分に位置して吐出口H8212と重畳し、先端E815は吐出口H8212の開始前に位置して吐出口H8212と重畳しない。
よって、吐出口H8212の幅W8212は剤形ガイド突起815と1/2以上重畳する。
このようなガイド突起815と吐出口H8212との間の位置関係によって、吐出口H8212と剤形誘導口834が設定サイズ以上重畳しなければ、剤形誘導口834に位置する最外郭剤形T11の吐出動作が行われない。
図11a乃至
図11cは、
図3に示した剤形カートリッジ組立体における筐体と吐出キャップの結合関係を説明するための図である。
図11a乃至
図11cでは筐体と吐出キャップの結合関係を説明するためにロータ部の図示を省略しており、
図11aは吐出キャップと結合された筐体を上から眺めた様子であり、
図11bは吐出口の断面が表されるようにした筐体と吐出キャップに対する垂直方向の切断面の様子であり、
図11cは
図11bとは異なる部分の垂直方向切断面の様子である。
図12a乃至
図12dは、本発明の一実施例による吐出ユニットを互いに異なる方向に沿って切だする際に得られる断面図である。
挿入制限部813は第1ガイド面S8211と第2ガイド面S8212の境界面に垂直方向に隣接して位置する。それによって、
図11aのように、筐体801の上部から眺める際、第1ガイド面が挿入制限部813の内側に露出される。
図11b及び
図11cに示したように、第2ガイド面S8212の第2傾斜部分G12と剤形ガイド突起815で突出長さが増加する部分8152は、垂直方向に互いに重畳されて互いに対応するように傾斜する。また、複数の吐出ガイド突起P821のうち少なくとも一部は剤形ガイド突起815の終端E815の位置より先の地点に位置する。また、
図11b及び
図11cに示したように、連結部8131の下部面は外側に向かって傾斜し、第2ガイド面S8212の第1傾斜部分G11は連結部8131の下部面と垂直方向に重畳し互いに対応するように傾斜する。
より詳しくは、連結部8131の傾斜方向と第2ガイド面S8212の第1傾斜部分G11の傾斜方向は互いに同じように外側下部の方に傾斜している。
この際、連結部8131と第1傾斜部分G11の傾斜度は大よそ10%以内の範囲で同じ値を有する。
このような連結部8131と第1傾斜部分G11の傾斜方向のため、連結部8131と第1傾斜部分G11との間でロータ部803が正回転する際に最外郭剤形T11の移動が行われる通路が形成される。
該当通路で最外郭剤形T11の円滑な移動のために、連結部8131と第1傾斜部分G11との間の最短距離は剤形T10の幅W10と長さL10のうち少なくとも一つの1倍より大きく2倍以下である。
このように、吐出ユニット80の組み立てが完了されたら、剤形20が収容されたカートリッジ70の結合部72のねじ山721と筐体本体811のねじ山8111を利用したねじ結合によってカートリッジう70と吐出ユニット80を結合し、剤形カートリッジ組立体60の組み立てを完了する。
この際、カートリッジ70は入口を塞いでいた栓が除去された状態で組み立てられるため、カートリッジ70に収納された複数の剤形T10は開放された入口を介して下部に位置する吐出ユニット80の方に流入され、ロータ部803の回転によって一つずつ外部に吐出される。
それによって吐出キャップ802とロータ部803によって下部が塞がれている挿入制限部813の内部空間内にはカートリッジ70から吐出された複数個の剤形T10が位置し、ロータ部803に位置する各剤形誘導口834内にも一列に配列された最外郭剤形T11と内側剤形T12が位置する。
剤形を吐出するために、制御ユニットの動作によってロータ部803が正回転すれば、遠心力によって剤形T10は挿入制限部813の内部空間のうち外側方向に移動し、各剤形誘導口834に最外郭剤形T11と内側剤形T12が連続して位置する。
本例において、ロータ部803の回転速度は50rpm乃至150rpmである。
ロータ部803の回転速度が50rpm以上であれば、剤形T10の吐出速度が設定速度を安定的に維持して剤形T10の移動及び吐出が円滑に行われ、ロータ部803の回転速度が150rpm以下であれば、ロータ部803の過度な速度による剤形T10破損を防止し、剤形T1が吐出口H8212に円滑に吐出される。
第2ガイド面S8212に位置する剤形T11の幅W10と長さL10のうち少なくとも一つは第2ガイド面S8212の上部面で第2ロータレール833の上部面の間の距離より大きく、該当剤形T11は第2ロータレール833の上部面の上に突出される。そのためロータ部803が正回転する際、正回転するロータ部803によって該当剤形T11が該当方向に押されるようになり、剤形T11は円滑に正方向に回転が行われる。
最外側剤形T11と内側剤形T12は、それぞれ下部に位置する吐出キャップ802と第2ガイド面S8212と第1ガイド面S8211に沿って円形に回転移動する。
第2ガイド面8212に沿って最外側剤形T11が移動する際、第2ガイド面8212の第1傾斜部分G11と上部に位置する筐体本体811の連結部8131によって形成される空間を第1移動通路とし、第2ガイド面8212の第2傾斜部分G12と剤形ガイド突起815の傾斜面である第2部分8152によって形成される空間を第2移動通路とする。
図12aに示したように、ロータ部803の剤形誘導口834が吐出口H8212と重畳せずに吐出キャップ802の第1及び第2ガイド面S8211、S8212の上に位置する際、ロータ部803の回転による遠心力のため剤形誘導口834が内に位置する内側剤形T12が外側に移動し、第1移動通路に移動して最外側剤形T11になる。
図12a乃至
図12dに示したように、挿入制限部813は第1ロータレール832と第2ロータレール833の境界線に隣接して位置するが、挿入制限部813の下端と第1ロータレール832の上部面との間の間隔は剤形の幅または高さより小さい。それによって、
図12aのように、第1ロータレール832の上に位置する剤形は挿入制限部813によって内部空間に閉じ込まれ、剤形誘導口834を介せずには筐体の連結部8131と吐出キャップ802の第2ガイド面S8212によって形成される空間である第1連結通路に移動されない。
また、
図12bのように、剤形ガイド突起815は吐出口H8212に隣接して第1ロータレールの外側に位置するが、剤形ガイド突起815のうち一部の下端は第1ロータレール832の上部面より下部に位置する。
また、剤形ガイド突起815のうち吐出口H8212と重畳する部分の下端と第1ガイド面との間の間隔Dtは剤形T11、T12の幅または高さより小さい。
それによって、
図12cのように、剤形誘導口834が吐出口H8212の上に位置する際、筐体の連結部8131と吐出キャップ802の第2ガイド面S8212との間の空間に位置する最外郭剤形T11は吐出口H8212内に投下されるが、内側剤形T12は上部に位置する剤形ガイド突起815によって遮断されて吐出口H8212内に投下されない。
追加に、第2ロータレール833の上部に剤形ガイド突起815が重畳するように位置するが、この際、第2ロータレール833の上部面と剤形ガイド突起815の下部面との間の間隔は、剤形T12の幅W10または長さL10より小さい。よって、第1ロータレール832の上に位置する剤形13は剤形ガイド突起815に塞がれて第2ロータレール833に移動しないようになる。
また、
図12dに示したように、剤形誘導口834が吐出口H8212と重畳して最外郭剤形T11の投下が行われる場合、内側剤形T12は剤形ガイド突起815によって塞がれて吐出口H8212への投下動作が行われない。
ロータ部803の第1ロータレール832の上に位置する剤形T13は筐体本体811の内部面によって外側への移動が遮断されるため、剤形T13が第1連結通路に流入されることが防止される。
次に、
図13乃至
図17を参照して剤形T10の吐出過程を説明する。
図13乃至
図17は、本発明の一実施例による吐出ユニットが剤形を吐出する過程を説明するための図である。
図13乃至
図17において、(a)は吐出キャップ802を上から眺めた様子であって、剤形誘導口834の位置と剤形ガイド突起815の位置が仮想に示されており、(b)は剤形が移動する第1移動通路による筐体801、ロータ部803、及び吐出キャップ802の断面を示している。詳しくは、(b)では第2ガイド面8212の第1傾斜部分G11と上部に位置する筐体本体811の連結部8131によって形成される空間は第1移動通路、第2ロータレール833及び第2ガイド面8212の第2傾斜部分G12と剤形ガイド突起815の傾斜面である第2部分8152によって形成される空間を第2移動通路を示す。
図13の(a)及び(b)に示したように、剤形誘導口834が一列に最外郭剤形T11と内側剤形T12が位置した状態でロータ部803が正回転すれば内側剤形T12は第1ガイド面S8211に沿って移動し、最外郭剤形T11は第2ガイド面S8212と連結部8131によって形成される第1移動通路に沿って移動する。
この際、一列に配列される最外郭剤形T11と内側剤形T12との間にはいかなる物理的構造物が存在せず、最外郭剤形T11と内側剤形T12は接触状態を有する。
次に、
図14の(a)に示したように、ロータ部803が続けて正回転すれば複数個の剤形誘導口834のうち該当順番の剤形誘導口834は吐出キャップ802の複数個の吐出ガイド突起P821と当たって一列に配列される吐出ガイド突起P821を順次に通る。
よって、複数個の吐出ガイド突起P821は順次に内側剤形T12と最外郭剤形T11との間に位置し、該当剤形誘導口834内の2つの剤形12、11に対する物理的分離が開始される。
それによって吐出ガイド突起P821を間に挟んで内側剤形T12は吐出キャップ802の内側、つまり、ロータ挿入口H8211の方に移動し、最外側剤形T11は外側、つまり、挿入制限部813の外側に分離される。
次に、
図15の(a)に示したように、ロータ部803が継続して正回転することで剤形誘導口834が剤形ガイド突起815の下部を通りながら、最外郭剤形T11と内側剤形T12は剤形ガイド突起815によって完全に空間的に分離されて離隔される。
この際、内側剤形T12は剤形ガイド突起815に内側に支持されて第1ガイド面S8211に沿って継続して移動し、最外郭剤形T11は剤形ガイド突起815の下端に沿って移動する。
より詳しくは、
図15の(b)に示したように、最外郭剤形T11は第2ガイド面S8212の第2傾斜部分G12と剤形ガイド突起815の下部傾斜面である第2部分8152によって形成される第2移動通路に沿って吐出口H8212に向かって斜線方向に強制に移動される。
最外郭剤形T11が第2移動通路に沿って斜線方向に下降することで最外郭剤形T11に位置していた剤形誘導口834に一部の空き空間が形成され、内側剤形T12はロータ部803の回転による遠心力のため外側に押されるが、本発明の剤形ガイド突起815は内側剤形T12が剤形誘導口834の外側に押されることを防止する。
よって、最外側剤形T11が第2移動通路に沿って斜線方向に下降しても内側剤形T12は剤形誘導口834の内側(つまり、第1ガイド面S811の上部)に継続して位置するようにする。
次に、
図16の(a)及び(b)のように、ロータ部803が継続して正回転することで該当剤形誘導口834が吐出キャップ802の吐出口H8212と重畳すれば、最外郭剤形T11は吐出口H8212内に移動して吐出管823に沿って外部に吐出される。この際、吐出される最外郭剤形T11は吐出口H8212及び吐出管823のうち少なくとも一つの内部壁に斜線方向に衝突しながら自然に吐出管823に沿って下部方向に移動する。
このように、第2移動通路は最外郭剤形T11が斜線方向に吐出管823内に進入するようにし、ロータ部803が相対的に高い速度で回転しても複数の剤形T10が吐出H8212を塞ぐ現象(Jam)を防止する。
最外郭剤形T11が吐出口H8212内に投下される際、剤形誘導口834において第1ガイド面S8211上に位置する内側剤形T12は、
図16の(a)に示したように、剤形ガイド突起815によって吐出口H8212の方に移動することが遮断されるため、内側剤形T12は吐出口H8212い投下されずに外部に吐出されない。
このような内側剤形T12の吐出防止のために、剤形ガイド突起815(詳しくは、剤形ガイド突起815の下部面)と第1ガイド面S8211の上部面との間の垂直距離Dt(
図12d)は、上述したように、剤形T10の幅W10または長さL10より小さい。
それによって各剤形誘導口834が吐出口H8212と重畳するたびに一つの剤形T11(つまり、最外郭剤形)のみ正常に吐出口H8212内に投下されて外部に吐出される。
次に、最外郭剤形T11を投下した後、ロータ部803の正回転によって
図17の(a)及び(b)のように、剤形誘導口834が吐出口H8212を通るようになって、ロータ部803が剤形ガイド突起815の終端E815を通った地点で内側剤形T12は遠心力によって剤形誘導口834の最外側に押されながら第1移動通路に位置し、剤形誘導口834の近くに位置する他の剤形T13が該当剤形誘導口834内に流入される。
次に、
図18を参照して本例の剤形ディスペンサ1の動作を制御する制御ユニットについて説明する。
制御ユニット100は、
図18に示したように、ディバイス端末部30に位置している端末制御ユニット101と、各剤形カートリッジ組立体60に位置する剤形カートリッジ制御ユニット102とを備えるが、端末制御ユニット101と剤形カートリッジ制御ユニット102は互いに通信して必要な情報などを送受信する。
端末制御ユニット101は、通信部1011と、ユーザ入力部1012と、取り付け感知部1013と、温度感知部1014と、これら1011-1014に連結されている動作制御部1015と、動作制御部1015に連結されている保存部1016と、動作制御部1015に連結されている情報出力部1017と、動作制御部1015に連結されている取り付け状態表示部13と、動作制御部1015に連結されている放熱ファン駆動部1018と、動作制御部1015に連結されている密閉部駆動部15とを備える。
また、剤形カートリッジ制御ユニット102は、通信部1021と、吐出個数感知部1022と、通信部1021及び吐出個数感知部1022に連結されている駆動制御部1023と、駆動制御部1023に連結されている保存部1024と、駆動制御部1023に連結されているロータ部駆動部1025とを備える。
端末制御ユニット101において、通信部1011は剤形カートリッジ制御ユニット102の間の通信及びサーバ(server)のような外部装置と通信するためのものであって、有線または無線通信モジュールを備える。
このような通信部1011は、一例としてWi-FiやZigBeeのような近距離無線通信モジュールとインターネット通信モジュールのち少なくとも一つを備える。
ユーザ入力部1012は剤形ディスペンサ1の動作に必要なデータや命令語などの入力のためのものであって、タッチパネルや操作スイッチである。
ユーザ入力部1012を介して端末制御ユニット101に入力される情報は、ユーザの現在の健康状態(例えば、肉体的及び精神的状態に関する情報)、及びユーザの身体に関する情報(例えば、年齢、性別、病歴、職業のうち少なくとも一つ)のうち少なくとも一つである。
取り付け感知部1013は、上述したように、各カートリッジ収納口H12の状態を感知して該当カートリッジ収納口H12に剤形カートリッジ組立体60が正常に取り付けられているのか否かを感知し、該当状態の取り付け感知信号を出力する。
それによって、動作制御部1015は取り付け感知部1013に印加される信号によって判定された各収納口H12の状態によって取り付け状態表示部13の動作を制御する。
温度感知部1014は放熱ファンの回転速度を制御するために収納部12の内部や筐体11の内部の温度を感知し、該当状態の温度感知信号を動作制御部1015に出力する。
それによって、動作制御部1015は放熱ファン駆動部1018の動作を制御し、放熱ファンの回転可否及び回転速度などを制御する。
動作制御部1015は入力されるか伝送される信号を利用して剤形ディスペンサ1の全般的な動作を制御する制御モジュールであって、プロセッサ(processor)である。
一例として、動作制御部1015は通信部1011を介してサーバから伝送される信号を利用して剤形ディスペンサ1から吐出される剤形T10の種類と吐出個数を判定し、剤形カートリッジ制御ユニット102に伝送する。
それによって、剤形カートリッジ制御ユニット102は複数個の剤形カートリッジ組立体60のうち判定された種類の剤形T10が収納されている剤形カートリッジ組立体60の動作を制御し、判定された個数だけの剤形T10が吐出されるようにする。
保存部1016には端末制御ユニット101の動作に必要なデータ、駆動プログラム、動作中に生成されたデータなどが保存される。このような保存部1016はメモリ(memory)である。
情報出力部1017は動作制御部1015の制御によって視覚的な情報を出力し、液晶表示パネルや有機発光表示パネルのような平板表示パネルである。このような情報出力部1017はタッチパネルを備える表示パネルである。
よって、ユーザは情報出力部1017を介して出力される情報を利用して現在剤形ディスペンサ1を利用しているユーザの情報、吐出される剤形T10の種類及び吐出個数などを確認することができるため、正確なユーザに正確な服用量の剤形T10が提供されるようにする。
また、情報出力部1017には現在剤形ディスペンサ1を使用している各ユーザの情報(例えば、名前及びユーザの画像(例えば、写真))、各剤形カートリッジ組立体50の現在状況、例えば、各剤形カートリッジ組立体60に入っている剤形T10の種類及び残量(%)、財形を吐出するための現在ユーザの体調(例えば、疲労、口内炎、アレルギー鼻炎、暴飲、残業、運動後など)の選択画面、及び体調を判断した後で組み合わせられた栄養成分の結果などが表示される。
取り付け状態表示部13は、上述したように、取り付け感知部1013から出力される信号によって動作状態が変わり、各収納口H12に剤形カートリッジ組立体60が取り付けられているのか否かを表示する。
このような取り付け状態表示部13は、互いに異なる色相(例えば、第1色相及び第2色相)の光を出力する発光ダイオードのような複数個の発光部を備える。
よって、該当収納口H12に剤形カートリッジ組立体60が正常に取り付けられれば第1色相の発光部が点灯されるに対し、該当収納口H12に剤形カートリッジ組立体60が正常に取り付けられていないか空いていれば第2色相の発光部が点灯される。
第1色相の発光部と第2色相の発光部の個数はそれぞれ収納口H12の個数だけ備えられる。
放熱ファン駆動部1018は放熱ファンを駆動するためのものであり、密閉部駆動部15は密閉部14を駆動するためのものであって、それぞれモータと該当モータを駆動するモータ駆動回路を備える。
よって、動作制御部1015は温度感知部1014から印加される温度感知信号によって判定された温度によって該当状態の制御信号を放熱ファン駆動部1018に出力し、放熱ファンの回転可否及び回転状態を制御する。
また、動作制御部1015は、ユーザ入力部1012を介して印加される動作開始信号などを利用してユーザに適合した剤形を吐出するための剤形ディスペンサ1の動作が開始されれば、密閉部駆動部15に該当状態を制御信号を出力して密閉部14を下降させ、剤形ディスペンサ1から剤形T10の吐出が行われるようにする。
その反面、該当する剤形T10の吐出動作が完了された状態と判断されれば、動作制御部1015は密閉部駆動部15に該当状態を制御信号を出力して密閉部14を上昇させ、開放された剤形ディスペンサ1の下端を塞いで取り付けられている剤形カートリッジ組立体60を外部の異物から保護するようにする。
この際、動作制御部1015はユーザ入力部1012から印加される動作終了信号や各剤形カートリッジ組立体60の動作状態を判定し、ユーザに合う剤形T10の吐出動作が完了されたのか否かを判断する。
次に、剤形カートリッジ制御ユニット102について説明する。
剤形カートリッジ制御ユニット102の通信部1012も端末制御ユニット101との通信を実施し、また、サーバのような外部装置と通信するためのものであって、近距離無線通信モジュールとインターネット通信モジュールのうち少なくとも一つを備える。
吐出個数感知部1022は吐出口H8212を介して吐出される剤形T10の個数を計数するためのものであって、吐出口H8212への剤形排出可否いによって該当状態の吐出個数感知信号を出力し、制御部に出力する。
このような吐出個数感知部1022は、一例として、発光ダイオード及び受光ダイオードのような発光部1022aと受光部1022bを備える光センサを利用する。
よって、駆動制御部1023は吐出個数感知部1022の受光部1022bから印加される吐出個数感知信号を利用して現在吐出された剤形T10の個数を判断する。
駆動制御部1023は剤形カートリッジ制御ユニット102の全般的な動作を制御する制御モジュールであって、同じくプロセッサである。
保存部8821は該当剤形カートリッジ組立体60に関する情報を保存しているメモリのような保存媒体である。
各カートリッジ組立体60に取り付けられる保存部8821は、上述したように、自らが取り付けられている剤形カートリッジ組立体60に入っている剤形T10の種類、初期個数、現在外部に吐出されている吐出個数、及び剤形カートリッジ組立体60の賞味期間及び使用期間のうち少なくとも一つが保存される。
ロータ部駆動部1025はロータ部803の回転動作を制御するためのものであって、同じくモータとモータを駆動するモータ駆動回路とを備える。
よって、ロータ部803の駆動軸部835はモータの駆動軸に連結されているため、ロータ部駆動部1025は駆動制御部1023の制御によって動作し、モータと連結されたロータ部803を正回転または逆回転させる。
次に、
図19a及び
図19bを参照して、このような構造を有する剤形カートリッジ制御ユニット102の剤形吐出動作を説明する。
まず、剤形カートリッジ制御ユニット102のの動作に必要な電源が供給されて剤形カートリッジ制御ユニット102の動作が開始したら、駆動制御部1023の動作も開始されるS10。
よって、駆動制御部1023は保存部1024からロータ部駆動情報を読み取り、ロータ部803の正回転数を判定するS11。
本例において、ロータ部駆動情報は現在使用しているユーザによって決められるが、一例として、ユーザの現在の健康状態によって服用すべき剤形T10の種類及び該当種類の服用量(つまり、吐出個数)を備える。
よって、駆動制御部1023は自らが取り付けられている剤形カートリッジ組立体60に保存されている剤形T10が現在吐出されている剤形T10に属する場合、該当種類の服用量によってロータ部803の正回転数を算出する。
本例の場合、1回の正回転に3個の剤形T10が吐出されるため、駆動制御部1023は服用量によってロータ部803の正回転数を算出する。
該当ロータ部803の正回転数が判定されれば、駆動制御部1023は判定された正回転数に対応する正回転時間(例えば、第1正回転時間)の間位正回転駆動信号をロータ部駆動部1025に出力しS12、ロータ部803を正回転させて該当剤形T10の吐出が行われるようにする。
本例の場合、ロータ部803の回転速度はすでに固定されているため、正回転数や逆回転数が決められればそれに対応する逆回転時間と正回転時間も用意に算出される。
このようにロータ部803の正回転が開始されたら、駆動制御部1023は吐出個数感知部1022から印加される吐出個数感知信号を読み取って該当種類の剤形T10の現在の吐出個数を算出した後、保存部1024に保存するS13。
このような現在の吐出個数の算出動作は、ロータ部803の正回転動作が行われる間に継続される。
次に、判定された正回転数に対応する時間の間に正回転駆動信号の出力が完了されればS14、動作制御部1015は保存部1024に保存されている現在の吐出個数、つまり、対応時間の間に吐出された該当種類の剤形T10の総個数が設定個数と同じであるのかを判断するS15。この際、設定個数は該当種類の剤形T10に対する服用量によって決められて保存部1204に保存される。
現在の吐出個数が設定個数と同じであればS15、駆動制御部1023は該当種類の剤形T10が正常に決められた服用量だけ吐出された状態と判断する。よって、駆動制御部1023は該当現在の吐出個数を「0」にリセットした後S16、リターンステップS100に進む。
しかし、現在の吐出個数が設定個数に達していなければS15、つまり、決められた服用量だけ該当種類の剤形T10が吐出されていなければ、駆動制御部1023は吐出口H8212の詰まり現象や互いに重畳して位置している複数個の剤形T10によって円滑な剤形の吐出が行われていない状態と判断する。
よって、駆動制御部1023はロータ部803を決められた時間の間に逆回転させた後、更に正回転動作を行って不足な個数だけ剤形の吐出が行われるようにする。
そのために、駆動制御部1023は保存部1024に保存されているデータを利用してロータ部803の逆回転数を読み取り、ロータ部803の逆回転時間を算出するS17。本例の場合、1回の逆回転制御ための逆回転数は予め決められている。
本例では1回の逆回転制御のための逆回転時間を逆回転数を利用して算出するが、これとは異なって、代案的な例では1回の逆回転制御のための逆回転時間がそのまま保存部1024に保存されていてもよい。
次に、駆動制御部1023は該当番目の逆回転制御のための逆回転時間の間にロータ部803の逆回転を実施するために、ロータ部803に該当状態の制御信号を逆回転時間の間に出力するS18。この際、駆動制御部1023は逆回転制御回数(初期値=0)を「1」増加させて保存部1024に保存するS18。
よって、ロータ部803はロータ部駆動部1025の制御によって決められた逆回転時間の間に逆回転動作を行う。
ロータ部803の逆回転中に複数個の剤形誘導口834のうち少なくとも一つに最外郭剤形T11が存在する剤形誘導口834が存在し、この剤形誘導口834が吐出口H8212と重畳しても最外郭剤形T11は吐出口H8212内に投下されない。
つまり、剤形誘導口834に存在する最外郭剤形T11は剤形誘導口834を囲んでいる第2ロータレール833の上部面に突出される。
よって、剤形誘導口834は吐出口H8212の一部と重畳されている吐出口H8212の一部を塞いており、また、突出された最外郭剤形T11の部分は剤形ガイド突起815の開始端E815と当たって正常な逆回転動作を妨害する恐れがある。よって、最外郭剤形T11が剤形ガイド突起815の開始端S815と接するようになると、ロータ部803はそれ以上逆回転動作を行うことができなくなる。
このようなロータ部803の逆回転動作の中止のため、吐出口H8212は最外郭剤形T11の吐出が行われる程度に開放されないため、逆回転駆動信号がロータ部駆動部1025に出力されても、最外郭剤形T11の吐出及びロータ部803の実質的な逆回転動作は一時的に中断される。
そのためロータ部803が逆回転する際には最外郭剤形T11の吐出が行われず、ただ正回転の際にのみ正常に最外郭剤形T11の吐出が行われる。
このように、決められた逆回転時間の間に逆回転駆動信号の出力が行われた後、駆動制御部1023は更にロータ部803の正解点数を判定して正回転時間(つまり、第2正回転時間)を算出した後、算出された正回転時間の間に正回転駆動信号をロータ部駆動部1025に出力する。
この際、ロータ部803の正回転数は設定個数から現在の吐出個数を差し引いて算出された個数、つまり、追加に吐出されるべき剤形の個数によって決められる。よって、第2正回転時間は第1正回転時間より短い。
ステップS19において、不足な剤形を追加に吐出するための正回転駆動信号をロータ部駆動部1025に出力した後、駆動制御部1023は吐出個数感知部1022から印加される吐出個数感知信号を読み取って追加に最外郭剤形T11の吐出が行われたのかを判断し、それによって現在の総吐出個数を算出して保存部1024に保存するS110。この際、現在の総吐出個数は剤形の吐出動作が介した後、総正回転時間(例えば、第1正回転時間+第2正回転時間)の間に吐出された該当剤形T10の総個数である。
次に、ステップS19で決められた正回転時間の間にロータ部803の正回転が行われた後S111、駆動制御部1023は保存部1204に保存されている現在の総吐出個数が設定個数に達したのかを判断するS112。
現在の総吐出個数が設定個数と同じであればS112、駆動制御部1023は該当種類の剤形T10が正常に決められた服用量だけ吐出された状態であると判断し現在の総吐出個数を「0」にリセットした後S113、リターンステップS100に進む。
しかし、現在の総吐出個数が設定個数に達していなければS112、つまり、不足な個数だけの剤形の吐出が正常に行われていなければ、駆動制御部1023は現在の逆回転制御回数が設定回数に達したのかを判断するS114。
現在の逆回転制御回数は最初の正回転駆動信号が出力された後、逆回転駆動信号が出力された総回数であるため、駆動制御部1023は逆回転制御が終わるたびに現在の逆回転制御回数を「1」ずつ増加させる。
よって、現在の逆回転制御回数が設定回数に達していなければS114、駆動制御部1023はステップS17に進んで次の番目(例えば、2番目)の逆回転制御回数のためのロータ部803の逆回転動作を制御する。
しかし、現在の逆回転制御回数が設定回数に達していればS114、駆動制御部1023は現在の剤形カートリッジ組立体60が詰まり現象などのため剤形の吐出が正常に行われていない状態と判断する。
よって、駆動制御部1023は保存部1024に保存されているエラーメッセージを読み込み、通信部1021を介して端末制御ユニット101に伝送し出力するS115。
それによって、端末制御ユニット101の動作制御部1015は通信部1011を介して伝送される剤形カートリッジ制御ユニット102のエラーメッセージを受信した後、情報出力部1017に出力する。
よって、ユーザは情報出力部1017に出力されたエラーメッセージを利用して現在どの剤形カートリッジ組立体60が正常な剤形の吐出が行われていない状態なのかを認知することができるため、該当剤形カートリッジ組立体60の状態を点検して吐出口H8212の掃除などを行うようになる。
代案的な例において、剤形カートリッジ制御ユニット102は駆動制御部1023と連結される別途の情報出力部を備えるが、このような場合、駆動制御部1023は情報出力部にエラーメッセージをそのまま出力する。
そのため、駆動制御部1023は該当種類の剤形T10が決められた服用量だけ吐出が行われていない場合、決められた回数だけロータ部803は逆回転動作と正回転動作を繰り返し、更に該当剤形T10の追加の吐出が行われるようにする。
図20は、本発明による吐出ユニットの他の一例を説明するための図である。
図20では上述した内容と同じ部分に関する折恵美は省略し、他の部分を中心に説明する。
前記では
図13乃至
図17に示したように、吐出ユニットにおいて第2ガイド面8212の第2傾斜部分G12と剤形ガイド突起815の傾斜面である第2部分8152が吐出口H8212の一側に形成される場合を説明した。しかし、本発明はこれに限らない。
図20に示したように、本発明による吐出ユニットは、吐出口H8212の両側に第2ガイド面8212の第2傾斜部分G12、G12’と剤形ガイド突起815の傾斜面である第2部分8152、8152’が備えられる。
それによって、ロータ部803の回転方向に関わらず吐出口H8212に吐出されるようにすることができる。
図20では第2ガイド面8212の第2傾斜部分G12、G12’と剤形ガイド突起815の傾斜面である第2部分8152、8152’それぞれの傾斜角が一定な場合を一例として示したが、本発明はこれに限らない。
一例として、
図20の図示とは異なって、第2傾斜部分G12、G12’と第2部分8152、8152’それぞれの傾斜角は吐出口H8212に近づくほど大きくなり、そのために第2傾斜部分G12、G12’と第2部分8152、8152’それぞれは曲面を
含んでもよい。
本発明の各実施例に開示された技術的特徴は該当実施例のみ限らず、互いに両立不可能ではない限り、各実施例に開示された技術的特徴は互いに異なる実施例に併合されて適用される。
よって、各実施例ではそれぞれの技術的特徴を中心に説明するが、各技術的特徴が互いに両立不可能ではない限り、他の併合されて適用されてもよい。
本発明は上述した実施例及び添付した図面に限らず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者の観点で多様な修正及び変形が可能である。よって、本発明の範囲は本明細書の特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって決められるべきである。