IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ マグパイ テック インコーポレイテッドの特許一覧

特表2024-516803レーザー距離測定装置、測定デバイス、測定のためのインストラクションを記憶する記憶媒体及びレーザー距離測定システム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-17
(54)【発明の名称】レーザー距離測定装置、測定デバイス、測定のためのインストラクションを記憶する記憶媒体及びレーザー距離測定システム
(51)【国際特許分類】
   G01B 11/14 20060101AFI20240410BHJP
   G01C 3/06 20060101ALI20240410BHJP
【FI】
G01B11/14 Z
G01C3/06 120Q
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023564396
(86)(22)【出願日】2022-05-31
(85)【翻訳文提出日】2023-10-18
(86)【国際出願番号】 KR2022007738
(87)【国際公開番号】W WO2023277363
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】10-2021-0086062
(32)【優先日】2021-06-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0108941
(32)【優先日】2021-08-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ブルートゥース
2.WCDMA
3.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】523395373
【氏名又は名称】マグパイ テック インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】シン ウンチュル
【テーマコード(参考)】
2F065
2F112
【Fターム(参考)】
2F065AA02
2F065AA06
2F065AA23
2F065AA24
2F065AA58
2F065AA59
2F065FF12
2F065FF13
2F065GG04
2F065GG12
2F065HH14
2F065JJ01
2F065JJ05
2F065JJ15
2F065LL04
2F065PP22
2F065QQ27
2F065SS03
2F065SS09
2F065SS13
2F065SS15
2F112AD01
2F112BA02
2F112CA12
2F112DA02
2F112DA25
2F112GA05
(57)【要約】
実施例に係るデバイスは、レーザー距離測定装置の勾配に基づいて測定モードによる測定値を計算可能である。実施例に係る記憶媒体は、レーザー距離測定装置と通信可能な、ディスプレイ部を含む測定デバイスの1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行されるように構成された、レーザー距離測定装置の勾配に基づいて測定モードによる測定値を計算する少なくとも1つのプログラムを記憶する。実施例に係るレーザー距離測定装置は、レーザー距離測定装置の勾配に基づいてレーザー距離測定装置と少なくとも1つの物体間の距離を計算できる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ部;
1つ又はそれ以上のプロセッサ;及び
メモリを含む測定デバイスであって、前記デバイスは、レーザー距離測定装置と通信可能であり、前記メモリは、前記1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行される少なくとも1つのプログラムを含み、前記少なくとも1つのプログラムは、1つ又はそれ以上のインストラクションを含み、前記1つ又はそれ以上のインストラクションは、前記レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、前記レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さいことを示すアラーム情報を前記ディスプレイ部にディスプレイし;
前記レーザー距離測定装置を操作するためのユーザインターフェースを前記ディスプレイ部にディスプレイし;
単方向距離測定モード、両方向距離測定モード、面積測定モード、体積測定モードを含む複数個の測定モードのいずれか一つの測定モードを選択し、前記選択された測定モードによって前記レーザー距離測定装置に含まれた第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールのうち少なくとも1つのレーザーモジュールからレーザービームを出力することを指示するユーザ入力信号によって、前記出力されたレーザービームが受信される時間又はフェーズ(phase)及び前記レーザー距離測定装置の勾配に基づいて測定された前記レーザー距離測定装置と少なくとも1つの物体間の距離に基づいて、前記選択された測定モードによる値を計算する、レーザー距離測定装置と通信可能な測定デバイス。
【請求項2】
レーザー距離測定装置と通信可能な、ディスプレイ部を含む測定デバイスの1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行されるように構成された少なくとも1つのプログラムを記憶する記憶媒体であって、1つ以上のプログラムは、
前記レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、前記レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さいことを示すアラーム情報を前記ディスプレイ部にディスプレイし;
前記レーザー距離測定装置を操作するためのユーザインターフェースを前記ディスプレイ部にディスプレイし;
単方向距離測定モード、両方向距離測定モード、面積測定モード、体積測定モードを含む複数個の測定モードのいずれか一つの測定モードを選択し、前記選択された測定モードによって前記レーザー距離測定装置に含まれた第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールのうち少なくとも1つのレーザーモジュールからレーザービームを出力することを指示するユーザ入力信号によって、前記出力されたレーザービームが受信される時間又はフェーズ(phase)及び前記レーザー距離測定装置の勾配に基づいて測定された前記レーザー距離測定装置と少なくとも1つの物体間の距離に基づいて、前記選択された測定モードによる値を計算する1つ又はそれ以上のインストラクションを含む、記憶媒体。
【請求項3】
ボディー部、
ボディー部の縦軸に沿って両端に位置した第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールであって、前記第1レーザーモジュールは、第1レーザービームを出力し、前記第2レーザーモジュールは、前記第1レーザーモジュールと反対の方向に第2レーザービームを出力し;
前記ボディー部内に含まれたセンサー部であって、前記センサー部は、前記レーザー距離測定装置の勾配を確保し;
前記ボディー部の表面に位置したディスプレイ部;及び
前記ボディー部内に含まれた制御部を含むレーザー距離測定装置であって、
前記制御部は、前記確保された勾配が予め設定された値よりも小さいか否かを判断し、前記予め設定された値よりも前記確保された勾配が小さいことを示すアラームを生成し、前記第1レーザーモジュール及び前記第2レーザーモジュールのうち少なくともいずれか一つのレーザーモジュールからレーザービームが出力されるように制御し、前記出力されたレーザービームが受信される時間又は前記出力されたレーザービームのフェーズ(phase)変化及び前記確保された勾配に基づいて、前記レーザー距離測定装置と少なくとも1つの物体間の距離を計算する、レーザー距離測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
産業現場、建築現場、室内装飾のような産業全般や日常生活において距離を測定するために巻尺が多く使われている。巻尺は、大きい体積の物又は場所や、高い大きさの物又は場所に対しては、一人で測定し難く、巻尺の材質の特性上、巻尺は曲がりやすいため、2つの物体間の直線距離の測定が難しい。このため、レーザービーム(又は、レーザー)を用いて、レーザービームが目標物に反射して戻ってくるまでの時間をカウントして目標物との距離を計算した後、目標物までの距離を測定するレーザー距離測定機(LRF;Laser Range Finder)が開発及び使用されている。
【背景技術】
【0002】
レーザー距離測定機は、レーザービームを発射するレーザー送信部と、目標物に反射して戻ってくるレーザービームを受信するレーザー受信部を含む。レーザー距離測定機は、レーザービームが出力されて目標物に反射して受信される時間を測定し、測定された時間に基づいて、レーザー距離測定機から対象物体までの距離を計算することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来のレーザー距離測定機は、1つのレーザービームを発信して水平距離又は垂直距離を測定するための用途にのみ使用されるか、水平又は垂直延長線上に1つ又はそれ以上のターゲットが存在しないと正確な距離を測定することができなかった。したがって、実施例に係るレーザー距離測定装置は、2つの物体間の距離を同時に測定できるように相互反対方向にレーザービームを発信する第1レーザー発信部及び第2レーザー発信部を含む。第1レーザー発信部は、第1物体に第1レーザービームを発信し、第2レーザー発信部は、第1物体と正反対の方向に位置している第2物体に第2レーザービームを発信する。実施例に係るレーザー距離測定装置は、第1物体から反射して戻ってくる第1レーザービームを受信する第1レーザー受信部、及び第2物体から反射して戻ってくる第2レーザービームを受信する第2レーザー受信部を含む。実施例に係るレーザー距離測定装置は、第1レーザービーム及び第2レーザービームを受信するまでにかかる時間を測定し、第1物体とレーザー距離測定装置までの距離(例えば、第1距離)、及び第2物体とレーザー距離測定装置までの距離(例えば、第2距離)を計算し、計算された距離に基づいて第1物体と第2物体間の距離を計算することができる。
【0004】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、特定装備無しでユーザが直接手にもって距離を測定できるハンドヘルド装置で構成可能である。従来のハンドヘルドレーザー距離測定装置は、ユーザ熟練度によって水平を取らず、正確な距離を測定できないことがあった。実施例に係るレーザー距離測定装置は、ユーザ熟練度に関係なく水平を取って距離を測定できるように自動測定(auto measuring)機能を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
したがって、実施例に係るレーザー距離測定装置と通信可能な測定デバイスは、ディスプレイ部、1つ又はそれ以上のプロセッサ、及びメモリを含む。実施例に係るメモリは、1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行される少なくとも1つのプログラムを含み、少なくとも1つのプログラムは、1つ又はそれ以上のインストラクションを含む。実施例に係る1つ又はそれ以上のインストラクションは、レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さいことを示すアラーム情報をディスプレイ部にディスプレイし、レーザー距離測定装置を操作するためのユーザインターフェースをディスプレイ部にディスプレイし、単方向距離測定モード、両方向距離測定モード、面積測定モード、体積測定モードを含む複数個の測定モードのいずれか一つの測定モードを選択し、選択された測定モードによってレーザー距離測定装置に含まれた第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールのうち少なくとも1つのレーザーモジュールからレーザービームを出力することを指示するユーザ入力信号によって、出力されたレーザービームが受信される時間又はフェーズ(phase)及びレーザー距離測定装置の勾配に基づいて測定されたレーザー距離測定装置と少なくとも1つの物体間の距離に基づいて、選択された測定モードによる値を計算できる。
【0006】
実施例に係るレーザー距離測定装置と通信可能な、ディスプレイを含む測定デバイスの1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行されるように構成された少なくとも1つのプログラムを記憶する記憶媒体であって、一つ以上のプログラムは、レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さいことを示すアラーム情報をディスプレイ部にディスプレイし、レーザー距離測定装置を操作するためのユーザインターフェースをディスプレイ部にディスプレイし、単方向距離測定モード、両方向距離測定モード、面積測定モード、体積測定モードを含む複数個の測定モードのいずれか一つの測定モードを選択し、選択された測定モードによってレーザー距離測定装置に含まれた第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールのうち少なくとも1つのレーザーモジュールからレーザービームを出力することを指示するユーザ入力信号によって、出力されたレーザービームが受信される時間又はフェーズ(phase)及びレーザー距離測定装置の勾配に基づいて測定されたレーザー距離測定装置と少なくとも1つの物体間の距離に基づいて、選択された測定モードによる値を計算する1つ又はそれ以上のインストラクションを含んでよい。
【0007】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、ボディー部、及びボディー部の縦軸に沿って両端に位置した第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュール、ボディー部内に含まれたセンサー部、ボディー部の表面に位置したディスプレイ部、及びボディー部内に含まれた制御部を含む。実施例に係る第1レーザーモジュールは、第1レーザービームを出力し、第2レーザーモジュールは、第1レーザーモジュールと反対の方向に第2レーザービームを出力し、センサー部は、前記レーザー距離測定装置の勾配を確保し、制御部は、確保された勾配が予め設定された値よりも小さいか否かを判断し、予め設定された値よりも確保された勾配が小さいことを示すアラームを生成し、第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールのうち少なくともいずれか一つのレーザーモジュールからレーザービームが出力されるように制御し、出力されたレーザービームが受信される時間又は出力されたレーザービームのフェーズ(phase)変化及び確保された勾配に基づいてレーザー距離測定装置と少なくとも1つの物体間の距離を計算できる。
【発明の効果】
【0008】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、ハンドヘルド形態で構成され、ユーザ便宜を向上させることができる。
【0009】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、ユーザの熟練度に関係なく正確な距離を計算することができる。
【0010】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、ユーザの位置に拘わらず、最小限の測定で正確な距離、面積、体積などの様々な測定及び演算を行うことができ、ユーザ便宜を向上させることができる。
【0011】
実施例に係るレーザー距離測定装置システムは、レーザー距離測定装置と通信可能な様々な測定デバイスを含むので、遠隔でレーザー距離測定装置の機能及び動作を制御でき、ユーザ便宜を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面は、実施例をより理解させるために含まれるもので、実施例に関する説明と一緒に実施例を示す。以下に説明する様々な実施例のより容易な理解のために、下記の図面にわたって類似の参照番号が対応する部分を含む次の図面と関連して、以下の実施例の説明を必ず参照しなければならない。
【0013】
図1】実施例に係るレーザー距離測定装置の距離測定方法を示す図である。
図2】実施例に係るレーザー距離測定装置の例示である。
図3】実施例に係るレーザー距離測定装置の動作を示すブロック図である。
図4】実施例に係るレーザー距離測定装置を示す構成図である。
図5】実施例に係るレーザー距離測定装置の自動測定モードによる動作を示す図である。
図6】実施例に係る自動測定モードによるレーザー距離測定装置の動作を示すフローダイアグラムである。
図7】実施例に係るレーザー距離測定装置の距離計算動作を示す図である。
図8】実施例に係るレーザー距離測定装置の距離計算動作を示す図である。
図9】実施例に係るレーザー距離測定装置の距離計算動作を示す図である。
図10】レーザー距離測定装置の使用例示を示す図である。
図11】レーザー距離測定システムを示す図である。
図12】セカンダリデバイスで提供されるユーザインターフェースの例示である。
図13】セカンダリデバイスの動作を示すフローダイヤグラムである。
図14】実施例に係る測定モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図15】実施例に係るスケッチモードを示すユーザインターフェースの例示である。
図16】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図17】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図18】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図19】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図20】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図21】タイル規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。
図22】タイル規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。
図23】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図24】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図25】壁紙規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。
図26】壁紙規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。
図27】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図28】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図29】木材規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。
図30】実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
図31】セカンダリデバイスの動作を示すフローダイヤグラムである。
図32】セカンダリデバイスで測定モードを用いる実施例を示すフローチャートである。
図33】セカンダリデバイスでスケッチモードを用いる実施例を示すフローチャートである。
図34】セカンダリデバイスで計算モードを用いる実施例を示すフローチャートである。
図35】セカンダリデバイスで計算モードを用いる実施例を示すフローチャートである。
図36】セカンダリデバイスで見積モードを用いる実施例を示すフローチャートである。
図37】実施例に係るレーザー距離測定方法のフローダイヤグラムである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下では、好ましい実施例について具体的に説明し、その例は添付の図面に示す。添付の図面を参照する下記の詳細な説明は、実施例の例示によって具現可能な実施例のみを示すよりは、実施例の好ましい例示を説明するためのものである。次の詳細な説明は、実施例に対する徹底した理解を提供するために細部事項を含む。ただし、このような細部事項無しにも実施例が実行可能であるということは当業者に自明である。
【0015】
実施例で使われる大部分の用語は、当該分野で広く使われる一般のものから選択されるが、一部の用語は出願人によって任意に選択され、その意味は、必要によって次の説明において詳細に述べる。したがって、実施例は、用語の単純な名称や意味ではなく用語の意図した意味に基づいて理解されるべきである。
【0016】
図1は、実施例に係るレーザー距離測定装置の距離測定方法を示す。
【0017】
実施例に係るレーザー距離測定装置100は、第1物体w1及び第2物体w2間に位置し、第1物体w1及び第2物体w2間の距離を測定できる。
【0018】
実施例に係るレーザー距離測定装置100は、第1物体w1に第1レーザービームを発信し、第1物体w1に反射して戻ってくる第1レーザービームを受信する。レーザー距離測定装置100は、第2物体w2に第2レーザービームを発信し、第2物体w2に反射して戻ってくる第2レーザービームを受信する。実施例に係るレーザー距離測定装置100は、第1レーザービーム及び第2レーザービームを発信して受信するまでにかかる時間及び/又は第1レーザービーム及び第2レーザービームのフェーズ(phase)変化などに基づいて、第1物体w1までの距離a1及び第2物体w2までの距離a2を測定及び/又は計算できる。実施例に係るレーザー距離測定装置100は、計算された距離a1及びa2とレーザー距離測定装置100の長さであるa3を合算し、第1物体w1及び第2物体w2間の距離a4を計算できる。レーザー距離測定装置100の長さa3は、レーザー距離測定装置100の内部に含まれた1つ又はそれ以上のメモリに記憶されてよい。したがって、レーザー距離測定装置100の位置が第1物体w1又は第2物体w2に相対的に近くても、レーザー距離測定装置100は第1物体w1及び第2物体w2間の距離を測定できる。すなわち、レーザー距離測定装置100が第1物体w1及び第2物体w2にそれぞれ第1レーザービーム及び第2レーザービームを送出できる限り、レーザー距離測定装置100の位置によって、第1物体w1及び第2物体w2間の距離を測定することが制限されることはない。
【0019】
図面に示すレーザー距離測定装置100は、長方形の形態を有するとしているが、レーザー距離測定装置100の形態は上述の実施例に限定されない。
【0020】
図2は、実施例に係るレーザー距離測定装置の例示である。
【0021】
図2は、図1に説明したレーザー距離測定装置100の例示である。図2の上段(a)は、レーザー距離測定装置の前面部の例示であり、下段(b)は、レーザー距離測定装置の後面部の例示である。
【0022】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、第1レーザービームを出力し、物体に反射して戻ってくる第1レーザービームを受信する第1レーザーモジュール200、第1レーザービームと反対の方向に第2レーザービームを出力し、物体に反射して戻ってくる第2レーザービームを受信する第2レーザーモジュール220、及びボディー部210を含む。図2は、レーザー距離測定装置の外観を説明するための例示に過ぎず、図面に表現されたエレメントの位置、サイズ、構成、形態などは変更されてよい。
【0023】
実施例に係る第1レーザーモジュール200及び第2レーザーモジュール220は、ボディー部210の長軸に沿って両端に位置してよい。第1レーザーモジュール200及び第2レーザーモジュール220は、ボディー部210に着脱自在に構成されてよい。また第1レーザーモジュール200及び第2レーザーモジュール220は、角度調節可能にボディー部210と結合(例えば、ヒンジ結合)されてよい。実施例に係る第1レーザーモジュール200及び第2レーザーモジュール220はそれぞれ、レーザー発信部(レーザー照射部)及びレーザー受信部(受信レンズ)を含む。実施例に係るレーザー発信部及びレーザー受信部は、物理的に分離されたモジュールで構成されてもよく、単一の物理的なモジュールで構成されてもよい。また、実施例に係る第1レーザーモジュール200及び第2レーザーモジュール220はそれぞれ、シリコン材質の保護用キャップと結合して覆われており、少なくとも1つの保護用キャップは、レーザーモジュールと着脱自在である。
【0024】
実施例に係る第1レーザーモジュール200及び/又は第2レーザーモジュール220は、同一軸に位置したレーザーモジュールのレーザー発信及び受信のためのレンズ及び光学機構物を含んでよい。レーザー発信及び受信のためのレンズ及び光学機構物が同一軸に位置すればレーザービームを平行に受信することができるので、レーザービームを受信するためにかかる時間をより正確に測定することができる。したがって、このような構造は、距離測定の正確度を向上させ、信号解析に有利である。
【0025】
同図に示すように、実施例に係るボディー部210の前面部の表面には、計算結果を示すディスプレイ部210-1、レーザー距離測定装置の動作を制御するための1つ又はそれ以上のボタン210-2が位置する。実施例に係るディスプレイ部210-1及び1つ又はそれ以上のボタン210-2の位置、サイズ及び/又は形態は、図示の例示に限定されない。例えば、ディスプレイ部210-1と少なくとも1つのボタンは並んで位置してもよく、少なくとも1つのボタンはレーザー距離測定装置の側面部に位置してもよい。
【0026】
実施例に係るディスプレイ部210-1は、液晶ディスプレイ(LCD)のような様々なディスプレイユニットを含んでよく、ユーザのタッチ入力を受信するためのタッチ感応型表面(touch sensitive surface)を含んでよい。
【0027】
実施例に係るディスプレイ部210-1は、レーザー距離測定装置の測定対象を示すアイコン(例えば、距離、面積、体積など)、測定対象によって計算された値(例えば、距離、面積、体積など)、測定された距離に関連した情報(例えば、距離単位、面積単位、体積単位など)、レーザー距離測定装置の動作を示す情報(例えば、単方向レーザー出力、両方向レーザー出力など)、レーザー距離測定装置の動作を制御するためのメニュー、レーザー距離測定装置の通信状態、バッテリー情報などをディスプレイすることができる。ディスプレイ部210-1でディスプレイされる情報は本実施例に限定されない。
【0028】
実施例に係る1つ又はそれ以上のボタン210-2は、物理的/機械的制御ボタンであり、レーザー距離測定装置の電源を付けたり測定を行うように指示するON/測定ボタン、設定を変更するためのメニュー/ユニット(Menu/Unit)ボタン(例えば、レーザー距離測定装置のサウンド調節、測定タイマー、お気に入り、明るさ調節などの設定調整)、レーザー距離測定装置の内部に含まれたメモリの容量などを管理するためのメモリボタン、測定された値の削除及びレーザー距離測定装置の電源OFFボタン(Clear/Offボタン)などを含んでよい。各ボタンに対応する機能及びボタンの個数は、図示の例示に限定されず、変更されてよい。例えば、一つのボタンがレーザー距離測定装置の電源出力/終了(ON/OFF)機能に対応するように具現されてよい。また、実施例に係るボタンは、物理的なボタンで構成されるか、ユーザインターフェース(例えば、物理的なユーザインターフェース(例えば、タッチスクリーン)で表現されるアイコン、リスト、メニュー、その他様々な形態の情報など)、又は物理的なボタン及びユーザインターフェースのコンビネーション(combination)として具現されてよい。したがって、ディスプレイ部210-1は、レーザー距離測定装置の1つ又はそれ以上の機能を制御/調整するためのユーザインターフェースをディスプレイし、少なくとも1つの機能を指示するユーザ入力信号(例えば、タッチジェスチャ)を感知及び/又は受信することができる。
【0029】
図示してはいないが、実施例に係るボディー部の表面には、1つ又はそれ以上の水平系が位置してよい。実施例に係る1つ又はそれ以上の水平系は、ユーザの熟練度に関係なく正確な距離測定をするために、レーザー距離測定装置の水平状態を視覚的に示す。実施例に係る1つ又はそれ以上の水平系は、ボディーと、ボディーを貫通する中空部と、中空部の内部に引き込まれて固定された、液体及び気泡が満たされた水泡管とを含んでよい。実施例に係るレーザー距離測定装置が水平である場合に、水泡管内部の気泡が水泡管全長のうち真ん中に位置し、水平であることを示す。実施例に係る1つ又はそれ以上の水平系は、物理的なモジュールで構成されるか、ディスプレイ部210-1にディスプレイされるバーチャル(virtual)モジュール(例えば、レーザー距離測定装置の水平状態を示すアイコン、図形、その他様々な形態の情報など)、又は物理的なモジュール及びバーチャルモジュールのコンビネーション(combination)など、視覚的に水平情報を示し得る様々な手段として具現されてよく、図示の例示に限定されない。また、実施例に係るレーザー距離測定装置は、視覚的な情報の他に、聴覚的な情報(例えば、音アラーム)、触覚的な情報(例えば、振動)によってもレーザー距離測定装置の水平状態をユーザに提供することができる。
【0030】
同図の下段(b)に示すように、レーザー距離測定装置の後面部は、レーザー距離測定装置を固定するために用いられる三角台と連結するための三角台固定部、乾電池投入口などを含んでよい。
【0031】
同図に示すように、レーザー距離測定装置の側面にはUSB充電端子211が位置してよい。
【0032】
図示のレーザー距離測定装置は例示に過ぎず、選択的に、図示されているエレメントより多い又は少ないエレメントを有し、選択的に2つ以上のエレメンを結合したり、選択的にエレメントが互いに異なる構成又は配列を有したりできる。図示してはいないが、実施例に係るボディー部210は、内部にレーザー距離測定装置の動作及び/又は機能を制御するための制御部、及び制御部と電気的に連結された1つ又はそれ以上のメモリ(例えば、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む。)を含む。実施例に係る制御部は、1つ又はそれ以上のプロセッサを含んでよい。実施例に係る1つ又はそれ以上のプロセッサは、レーザー距離測定装置に対する様々な機能を実行すると共にデータを処理するために、1つ又はそれ以上のメモリに記憶されたソフトウェアプログラム及び/又は命令語セットを駆動又は実行させることができる。実施例に係るディスプレイ部210-1、1つ又はそれ以上のボタン210-2は、制御部と電気的に連結されてよい。また、ボディー部210は、距離測定のための測定部、距離、面積などの演算を行う演算部、センサー部、メモリコントロール部などのエレメンをさらに含んでよい。ボディー部210に含まれたエレメントは、互いに電気的に連結されており、制御部、測定部、演算部、メモリコントロール部などのエレメントは、選択的に単一チップとして具現されるか、選択的に別個のチップとして具現されてよい。
【0033】
図3は、実施例に係るレーザー距離測定装置の動作を示すブロック図である。
【0034】
図3で、左側は、図1及び図2で説明したレーザー距離測定装置の例示を示す。上述したように、レーザー距離測定装置のボディー部の表面には、ディスプレイ部及び様々な形態のボタンが位置してよい。実施例に係るボディー部、ディスプレイ部、ボタンの形態、サイズ、位置などは、本例示に限定されず、変更されてよい。
【0035】
同図の右側のブロックは、ユーザ入力信号によって制御/選択されるレーザー距離測定装置の機能及び/又は動作を示す。図示のレーザー距離測定装置の機能及び/又は動作は、本例示に限定されない。
【0036】
上述したように、ユーザ入力信号は、レーザー距離測定装置のボタン及び/又はディスプレイ部を介して受信されてよい。ユーザ入力信号によって制御/選択されるレーザー距離測定装置の機能及び/又は動作はそれぞれ物理的なボタンで構成されるか、ディスプレイ部(例えば、タッチスクリーン)にディスプレイされるメニュー、アイコンなどのユーザインターフェース、又は物理的なボタンとユーザインターフェースとのコンビネーション(combination)で構成されてよい。
【0037】
例えば、実施例に係るユーザ入力信号は、レーザー距離測定装置の機能及び/又は動作によって一つの物理的なボタン又はディスプレイ部(例えば、タッチスクリーン)にディスプレイされるメニュー、アイコンなどのユーザインターフェースを介した一つのタッチジェスチャに対応してよい。また、ユーザ入力信号は、レーザー距離測定装置の機能及び/又は動作によって1つ又はそれ以上の物理的なボタンの順次的又は重複的入力の組合せ、1つ又はそれ以上の物理的なボタンを介した入力及びユーザインターフェースを介したタッチジェスチャーの組合せ、及びユーザインターフェースを介した順次的又は重複的タッチジェスチャの組合せに対応してよい。実施例に係るユーザ入力信号は、本実施例に限定されず、様々な入力信号(例えば、音声入力信号、レーザー距離測定装置と通信可能なセカンダリデバイス(例えば、モバイルフォン、ラップトップ、デスクトップなど、ディスプレイ部を含む装置)によって伝達される信号))を含んでよい。ディスプレイ部(例えば、図2で説明したディスプレイ部210-1)は、ユーザ入力信号によってレーザー距離測定装置の状態を示すか、機能を変更/制御する上で必要な情報、アイコンなどをディスプレイすることができる。
【0038】
電源を制御/選択するためのユーザ入力信号によってレーザー距離測定装置の電源が入ったり切れたりできる。例えば、電源をつけるためのユーザ入力信号(例えば、ユーザが図2で説明した電源ON及び測定ボタンを1回押す場合)が入力されると、レーザー距離測定装置の電源がオン(ON)になる。実施例に係るディスプレイ部は、レーザー距離測定装置の状態(電源が入って測定準備ができている。)を示す情報(例えば、アイコンなど)をディスプレイすることができる。電源を遮断するためのユーザ入力信号(例えば、ユーザが、図2に説明の電源Clear/Offボタンを、予め設定された時間(例えば、3秒)以上押す場合)が入力されると、レーザー距離測定装置の電源がオフ(off)になる。また、実施例に係るレーザー距離測定装置の電源は、ユーザの入力信号が予め設定された時間(例えば、2分)入力されないと自動で遮断されてよい。実施例に係る予め設定された時間は、ユーザの入力によって変更されてよい。
【0039】
設定を制御/選択するためのユーザ入力信号(例えば、ユーザが図2説明のメニュー/ユニットボタンを1回又はそれ以上順次に押す場合に、各設定機能は、メニュー/ユニットボタンを押す回数によるユーザ信号に対応)によってレーザー距離測定装置の設定機能が選択/制御されてよい。実施例に係るレーザー距離測定装置の設定機能は、サウンド調節、測定タイマーなど、図示の様々な設定パラメータの選択/制御を含んでよい。
【0040】
レーザー距離測定装置の機能を選択/制御するためのユーザ入力信号によってレーザー距離測定装置の機能が選択/制御される。レーザー距離測定装置の機能は、待機モード、測定モード設定、測定モードによる距離測定、連続距離測定、面積計算、体積計算、間接測定など、図示の様々な機能を含んでよい。
【0041】
実施例に係る待機モードは、ユーザが新しいレーザー距離測定装置の動作及び/又は機能を設定するために、既存に設定された動作及び/又は機能を除去する機能である。実施例に係るディスプレイ部は、レーザー距離測定装置の待機モードを指示するユーザ入力信号(例えば、図2に説明のClear/Offボタンを1回押し)によって、レーザー距離測定装置が待機モードであることを示す情報(例えば、Readyのような情報、アイコンなど)をディスプレイする。
【0042】
電源が入っている状態又は待機モードにおいて、レーザー距離測定装置の長さを含めて、レーザー距離測定装置の右側又は左側方向に単方向距離を測定する単方向測定モードを設定するユーザ入力信号(例えば、メモリボタンを予め設定された時間(例えば、3秒)以上押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は単方向距離を測定するための測定モードを設定する。その後、単方向距離測定を指示するユーザ入力信号(例えば、図2で説明したON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は、設定された測定モードに対応する単方向距離を測定する。その後、測定を初期化するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は測定を初期化し、再び測定を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は単方向距離を測定することができる。
【0043】
仮に単方向距離連続測定を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを予め設定された時間(例えば、3秒)以上押すユーザ入力信号)を受信すると、レーザー距離測定装置は、設定された測定モードに対応する単方向距離を連続して測定する。その後、測定を中断するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタン又はClear/Offボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は連続測定を中断できる。
【0044】
また、電源が入っている状態又は待機モードにおいて、レーザー距離測定装置の長さを除いて、レーザー距離測定装置の右側又は左側方向に単方向距離を測定する単方向測定モードを設定するユーザ入力信号(例えば、メモリボタンを予め設定された時間(例えば、3秒)以上押し、再びメモリボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は、単方向距離を測定するための測定モードを設定する。その後、単方向距離測定を指示するユーザ入力信号(例えば、図2に説明のON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は、設定された測定モードに対応する単方向距離を測定する。その後、測定を初期化するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は、測定を初期化し、再び測定を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって単方向距離を測定できる。
【0045】
仮にレーザー距離測定装置の長さを除いた単方向距離連続測定を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを予め設定された時間(例えば、3秒)以上押すユーザ入力信号)を受信すると、レーザー距離測定装置は、設定された測定モードに対応する単方向距離を連続して測定する。その後、測定を中断するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタン又はClear/Offボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は連続測定を中断できる。
【0046】
実施例に係る予め設定された時間又は単方向距離測定モードの基本方向(右側又は左側)は、ユーザ入力信号によって設定及び変更可能である。
【0047】
電源が入っている状態又は待機モードにおいて、両方向距離を測定する両方向距離測定モードを設定するユーザ入力信号(例えば、メモリボタンを予め設定された時間(例えば、3秒)以上押し、再びメモリボタンを2回押すユーザ入力信号)によって、実施例に係るレーザー距離測定装置は、両方向距離測定モードを設定できる。また、電源が入った後、両方向距離測定を指示するユーザ入力信号(例えば、電源が入った後にON/測定ボタンを2回押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は、両方向距離を測定できる。その後、測定を初期化するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は、測定を初期化し、再び測定を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって両方向距離を測定できる。
【0048】
両方向距離連続測定を指示するユーザ入力信号(例えば、電源が入った後にON/測定ボタンを予め設定された時間(3秒)以上押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は、両方向距離を連続して測定する。その後、測定を中断するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタン又はClear/Offボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は連続測定を中断できる。
【0049】
電源が入っている状態又は待機モードにおいて、面積測定モードを選択するユーザ入力信号(例えば、メニュー/ユニットボタンを押すユーザ入力信号)によって、ディスプレイ部は、面積測定モードを示す情報(例えば、四角形態のアイコンなど)をディスプレイすることができる。四角形態において一番目の測定(例えば、横長)を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は一番目の測定を行い、ディスプレイ部は、一番目の測定値及び/又は測定対象(例えば、点線形態で表示された横辺を有する四角形アイコンなど)をディスプレイする。二番目の測定(例えば、縦長)を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は二番目の測定を行い、ディスプレイ部は、二番目の測定値及び/又は測定対象(例えば、点線形態で表示された縦辺を有する四角形アイコンなど)をディスプレイする。その後、レーザー距離測定装置(例えば、上述した演算部)は、一番目の測定値及び二番目の値に基づいて全体面積を計算し、計算された面積値をディスプレイ部でディスプレイする。
【0050】
電源が入っている状態又は待機モードにおいて、体積測定モードを選択するユーザ入力信号(例えば、メニュー/ユニットボタンを2回押すユーザ入力信号)によって、ディスプレイ部は、体積測定モードを示す情報(例えば、六角形態のアイコンなど)をディスプレイできる。一番目の測定(例えば、横長)を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は一番目の測定を行い、ディスプレイ部は、一番目の測定値及び/又は測定対象(例えば、点線形態で表示された横辺を有する六角形アイコンなど)をディスプレイする。二番目の測定(例えば、縦長)を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は二番目の測定を行い、ディスプレイ部は、二番目の測定値及び/又は測定対象(例えば、点線形態で表示された縦辺を有する六角形アイコンなど)をディスプレイする。三番目の測定(例えば、高さ)を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は三番目の測定を行い、ディスプレイ部は、三番目の測定値及び/又は測定対象(例えば、点線形態で表示された高さを含む六角形アイコンなど)をディスプレイする。その後、レーザー距離測定装置(例えば、上述した演算部)は、一番目の測定値、二番目の値及び三番目の値に基づいて全体体積を計算し、計算された体積値をディスプレイ部でディスプレイする。
【0051】
電源が入っている状態又は待機モードにおいて、直角三角形の面積測定モードを選択するユーザ入力信号(例えば、メニュー/ユニットボタンを3回押すユーザ入力信号)によって、ディスプレイ部は、面積測定モードを示す情報(例えば、直角三角形アイコンなど)をディスプレイすることができる。一番目の測定(例えば、底辺の長さ)を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は一番目の測定を行い、ディスプレイ部は、一番目の測定値及び/又は測定対象(例えば、点線形態で表示された底辺を有する直角三角形アイコンなど)をディスプレイする。二番目の測定(例えば、高さ)を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は二番目の測定を行い、ディスプレイ部は、二番目の測定値及び/又は測定対象(例えば、点線形態で表示された高さを含む直角三角形アイコンなど)をディスプレイする。その後、レーザー距離測定装置(例えば、上述した演算部)は、一番目の測定値及び二番目の値に基づいて全体面積を計算し、計算された面積値をディスプレイ部でディスプレイする。
【0052】
電源が入っている状態又は待機モードにおいて、直角三角形の高さ測定モード(例えば、ピタゴラスモードと呼ぶ。)を選択するユーザ入力信号(例えば、メニュー/ユニットボタンを4回押すユーザ入力信号)によって、ディスプレイ部は、ピタゴラスモードを示す情報(例えば、直角三角形アイコンなど)をディスプレイすることができる。一番目の測定(例えば、底辺の長さ)を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は一番目の測定を行い、ディスプレイ部は、一番目の測定値及び/又は測定対象(例えば、点線形態で表示された底辺を有する直角三角形アイコンなど)をディスプレイする。二番目の測定(例えば、斜辺)を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置は二番目の測定を行い、ディスプレイ部は、二番目の測定値及び/又は測定対象(例えば、点線形態で表示された斜辺を含む直角三角形アイコンなど)をディスプレイする。その後、レーザー距離測定装置(例えば、上述した演算部)は、一番目の測定値及び二番目の値に基づいて直角三角形の高さを計算し、計算された高さ値をディスプレイ部でディスプレイする。
【0053】
レーザー距離測定装置の角度を選択/制御するためのユーザ入力信号が入力されると、レーザー距離測定装置の角度が選択/制御される。実施例に係るレーザー距離測定装置の角度は、水平のための設定、室内角度など、図示の様々な角度関連パラメータを含む。実施例に係るディスプレイ部は、ユーザが選択可能な角度などを示す情報、アイコンなどをディスプレイできる。
【0054】
レーザー距離測定装置の測定対象の単位を選択/制御するためのユーザ入力信号が入力されると、レーザー距離測定装置の測定対象の単位が選択/制御されてよい。上述した待機モードで測定対象の単位を変更するためのユーザ入力信号(例えば、メニュー/ユニットボタンを予め設定された時間(例えば、3秒)以上押すユーザ入力信号)によって、実施例に係るディスプレイ部(例えば、ディスプレイ部210-1)は、ユーザ選択可能な1つ又はそれ以上の単位の情報(例えば、mm、cm、m、in、ftなど)をディスプレイできる。1つ又はそれ以上の単位のうち少なくともいずれか一つを選択するユーザ信号(例えば、ON/測定ボタン又はClear/Offボタンを押すユーザ入力信号)によって、ディスプレイ部は、選択された単位情報をディスプレイできる。
【0055】
レーザー距離測定装置のメモリを制御するためのユーザ入力信号が入力されると、レーザー距離測定装置は、メモリの確認、選択、削除のような制御機能を実行することができる。例えば、メモリに記憶されたデータ(例えば、測定された距離)を呼び出すユーザ入力信号(例えば、メモリボタンを押すユーザ入力信号)によって、ディスプレイ部は、選択されたデータをディスプレイできる。その後、メモリに記憶された他のデータを呼び出すユーザ入力信号(例えば、メモリボタンを押すユーザ入力信号)によって、ディスプレイ部は他のデータをディスプレイできる。
【0056】
レーザー距離測定装置のレーザーモジュール(例えば、上述した第1レーザーモジュール、第2レーザーモジュールなど)を制御するためのユーザ入力信号が入力されると、レーザービームの発信/受信のような機能が制御される。例えば、待機モードでレーザービームの発信を指示するユーザ入力信号(例えば、ON/測定ボタン又はメニュー/ユニットボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置はレーザービームを発信できる。実施例に係るレーザー距離測定装置は、設定された測定モード(例えば、レーザー距離測定装置の長さを含む単方向測定モード、レーザー距離測定装置の長さを除外する単方向測定モード、両方向測定モードなど)によって、第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールのうち少なくともいずれか一つのレーザーモジュールによるレーザービーム発信を行う。
【0057】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、測定モードによって測定が完了するか、レーザービーム発信後に、予め設定された時間(例えば、20秒)以上ユーザ入力信号がないか、測定モードによってレーザービームを発信する少なくとも1つのレーザーモジュールの電源を切ること(OFF)を指示するユーザ入力信号(例えば、Clear/Offボタンを押すユーザ入力信号)によって、レーザービーム発信を終了することができる。
【0058】
図3に示すレーザー距離測定装置の機能及び/又は動作は、上述した例示に限定されない。
【0059】
図4は、実施例に係るレーザー距離測定装置を例示する構成図である。
【0060】
図4は、図1図3で説明したレーザー距離測定装置の構成図である。
【0061】
図面に示すレーザー距離測定装置100は、例示に過ぎない。したがって、実施例に係るレーザー距離測定装置100は、選択的に示すエレメントより多い又は少ないエレメンを有してよい。また、実施例に係るレーザー距離測定装置100は、選択的に(optionally)図示のエレメントのうち2つ以上のエレメンを結合するか、選択的にエレメントが互いに異なる構成又は配列を有してよい。また、図示のエレメントは、1つ以上の信号処理回路及び/又は注文型集積回路(ASIC)を含むハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せによって具現することができる。図示のエレメントは、電気的(electrically)に連結される。また、図示のエレメントは、図2で説明したボタン及び/又はディスプレイ部と電気的に/通信可能に連結される。したがって、ユーザ入力信号(例えば、ボタン入力信号、ディスプレイ部を介したタッチジェスチャなど)によって、レーザー距離測定装置100の動作及び/又は機能(例えば、図3で説明した動作及び/又は機能)は制御されてよい。
【0062】
実施例に係るレーザー距離測定装置100は、制御部400、測定部410、センサー部420、第1レーザーモジュール421、第2レーザーモジュール422、メモリ430、システム部440、ユーザ入力信号部441、ディスプレイ部442、周辺機器インターフェース450、通信部460、及び電力部470を含んでよい。
【0063】
実施例に係る制御部400は、ユーザ入力信号(例えば、図3で説明した面積測定モードを選択するユーザ入力信号)によって、レーザー距離測定装置100の動作及び/又は機能を実行及び制御するために、レーザー距離測定装置100のエレメントの動作を制御することができる。また、実施例に係る制御部400は、ユーザ入力信号に関係なくレーザー距離測定装置100の動作及び/又は機能を制御することができる(例えば、予め設定された時間後にレーザー距離測定装置の電源遮断など)。実施例に係る制御部400は、視覚的な出力(例えば、測定された距離値、グラフィック、イメージ、その他これらの結合など)をディスプレイ部442でディスプレイさせるか、聴覚的な出力(例えば、アラームなど)をスピーカー(図示せず)から出力させることができる。
【0064】
実施例に係る制御部400は、プロセッサ401、演算部402、及びメモリコントローラ403を含んでよい。図示のプロセッサ401は、一つのブロックとしているが、1つ又はそれ以上のプロセッサを含んでもよい。
【0065】
実施例に係るプロセッサ401は、レーザー距離測定装置100の動作及び/又は機能(例えば、図3で説明したレーザー距離測定装置の動作及び/又は機能)を行うためのソフトウェアプログラムを実行させることができる。実施例に係る1つ又はそれ以上のソフトウェアプログラム又はデータセットはメモリ430に記憶される。
【0066】
実施例に係る演算部402はプロセッサ401に含まれてよい。演算部402は、測定部410で測定された値及びセンサー部420でディテクト(detect)した情報(例えば、レーザー距離測定装置の勾配など)に基づいて、第1物体及び/又は第2物体までの距離を計算するか、第1物体及び第2物体間の距離、面積、体積などを計算できる。
【0067】
演算部402の第1物体及び第2物体間の距離を計算する動作は、次の数式で表現される。
【0068】
【数1】
【0069】
a1は、第1物体とレーザー距離測定装置間の距離、a2は、第2物体とレーザー距離測定装置間の距離、a3は、レーザー距離測定装置の長さを表す。a4は、第1物体と第2物体間の距離であり、a1、a2、a3の和に対応する。
【0070】
図1図3で説明したように、第1レーザーモジュール421と第2レーザーモジュール422が角度調節可能にボディー部に取り付けられている場合に、第1物体と第2物体間の距離は、次の数式で表現される。
【0071】
【数2】
【0072】
d1は、第1物体とレーザー距離測定装置間の距離、d2は、第2物体とレーザー距離測定装置間の距離を表す。仮に第1物体と第2物体が水平軸上に位置しないと、第1物体に向かって第1レーザービームを出力する第1レーザーモジュール421と第2物体に向かって第2レーザービームを出力する第2レーザーモジュール422との間に夾角が発生する。式中、Θは、第1レーザーモジュールと第2レーザーモジュール間の夾角を表す。d3は、第1物体と第2物体間の距離を表す。
【0073】
実施例に係るメモリコントローラ403は、レーザー距離測定装置100のエレメント(例えば、プロセッサ401、演算部402、センサー部420など)がメモリ430に接近することを制御できる。
【0074】
制御部400は、プロセッサ401、演算部402、メモリコントローラ403を含む一つのチップとして具現されるか、プロセッサ401、演算部402、メモリコントローラ403が具現された別個のチップとして具現されてよい。
【0075】
実施例に係る測定部410は、第1レーザーモジュール421及び第2レーザーモジュール422からそれぞれレーザービームが送出された時間、及び送出されたレーザービームが物体に反射して受信した時間又は反射したレーザービームのフェーズ(phase)を測定する。また、測定部410は、第1レーザーモジュール421及び第2レーザーモジュール422がボディー部に対して角度を持って回転又は移動可能に付着又は結合した場合に、第1レーザーモジュール421及び第2レーザーモジュール422間の夾角を測定するか、第1レーザーモジュール421及び第2レーザーモジュール422から出力される2つのレーザービーム間の夾角を測定することができる。上述したように、測定部410で測定された値は、制御部400(又は、演算部402)に伝達される。また、測定部410は、制御部400の測定信号によって測定を行うか、第1レーザーモジュール421及び/又は第2レーザーモジュール422の動作によって自動で測定を行うことができる。
【0076】
実施例に係るセンサー部420は、水平感知センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー(例えば、3 Angle G-sensorなど)、温度センサーなどを含んでよく、センサー部420を構成するセンサーの種類は、本例示に限定されない。実施例に係るレーザー距離測定装置100は、ユーザの熟練度に関係なく正確な距離測定ができるように、センサー部420を用いて、レーザー距離測定装置が水平か否かを確認することができる。実施例に係るセンサー部420がディテクト(detect)した水平情報、レーザー距離測定装置100の勾配(例えば、角度など)は、制御部400(又は、演算部402)の計算過程に用いられる。センサー部420は、制御部400の制御信号によって情報をディテクトしてもよく、制御信号に関係なく情報をディテクトし、メモリ430に記憶させたり制御部400に提供できる。
【0077】
第1レーザーモジュール421及び第2レーザーモジュール422はそれぞれ、第1レーザービーム及び第2レーザービームを出力し受信することができる。第1レーザーモジュール421及び/又は第2レーザーモジュール422は、制御部400の制御信号(例えば、図3で説明した単方向測定モード、両方向測定モードなど)によってレーザービームをそれぞれ、同時に又は順次に又は連続して出力することができる。
【0078】
実施例に係るメモリ430は、制御部400から出力されたデータ、センサー部42で感知したデータ、その他、任意のデータ、ソフトウェアなどを記憶することができる。同図では単一のブロックとしているが、実施例に係るメモリ430は、1つ又はそれ以上のメモリを含んでよい。実施例に係るメモリ430は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、また、1つ以上の磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置のような不揮発性メモリ、又は他の不揮発性半導体メモリを含んでよい。メモリに記憶されたソフトウェア構成要素は、運営体制、通信モジュール(又は、命令語セット)、GUIモジュール(又は、命令語セット)及び少なくとも1つのアプリケーション(命令語セット)を含んでよい。また、制御部400の一部のエレメント(例えば、演算部402)がソフトウェアで構成されると、メモリは、当該エレメントの機能に対応する命令語セットをさらに含んでよい。
【0079】
実施例に係るユーザ入力信号制御部440は、ユーザ入力信号を受信するユーザ入力信号部441及びディスプレイ部442を制御するか、ユーザ入力信号部441及びディスプレイ部442と制御部400とを連結する。したがって、実施例に係るユーザ入力信号制御部440は、ユーザ入力信号を処理して制御部400に伝達し、制御部400は、ユーザ入力信号によってレーザー距離測定装置の機能及び/又は動作を行うように制御する。
【0080】
実施例に係るユーザ入力信号部441は、図1図3で説明した1つ又はそれ以上のボタン、ダイヤル、スライドスイッチなどのような様々な物理的なボタンの他、レーザー距離測定装置100と電気的に連結されるキーボードなどのような入力コントローラ、ユーザの音声信号をディテクトするためのマイクなどの様々なユーザ入力信号機器も含んでよい。
【0081】
実施例に係るディスプレイ部442は、制御部400(又は、演算部402)で計算された距離、これに関連した視覚的な出力(距離値、アイコンなど)、レーザー距離測定装置の機能及び/又は動作(例えば、レーザー出力、メモリリセット、電力on/off、演算動作など、図3で説明した機能及び/又は動作)に関する情報、レーザー距離測定装置の機能及び/又は動作を制御するためのユーザ入力信号(例えば、タッチジェスチャ)を受信するためのユーザインターフェース(例えば、アイコン、メニューなど)をディスプレイすることができる。また、ディスプレイ部442は、レーザー距離測定装置の状態(例えば、図2で説明した水平状態、勾配など)に関する情報をディスプレイするか、通信部を介して通信可能である或いは通信中である他の機器に関する情報などをディスプレイすることができる。ディスプレイ部442でディスプレイされる情報は例示に限定されない。上述したように、ディスプレイ部442は、ハプティック及び/又は触覚接触に基づいてユーザから入力信号を受信するタッチ感知表面、センサー(又は、センサーセット)を含むタッチスクリーンを含んでよい。実施例に係るタッチスクリーンは、LCD(Liquid Crystal Display)、LPD(Light Emitting Polymer Display)、LED(Light Emitting Diode)などを含む様々なディスプレイ技術を選択的(opitional)に用いることができ、本例示に限定されない。また、図示してはいないが、レーザー距離測定装置100は、ユーザに視覚的な出力の他にも、聴覚的な出力を提供するためのオーディオ出力装置(例えば、スピーカー)などをさらに含んでよい。
【0082】
周辺機器インターフェース450は、レーザー距離測定装置100と通信可能な外部機器(例えば、ロボット、車両、AR/VR/XR機器、スマートフォン、携帯機器、家電、IoT(Internet of Thing)機器、AI機器/サーバーなど)と制御部4100とを連結することができる。周辺機器インターフェース450は、通信部460を介して外部機器から入力されるユーザ入力信号をユーザ入力信号制御部440に伝達することもでき、制御部400に伝達することもできる。周辺機器インターフェース450は、レーザー距離測定装置100で測定された値を通信部460を介して外部機器に伝達できる。
【0083】
通信部460は、無線接続ネットワーク(例、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution)、ワイファイ、6G、ブルートゥースなど)を介して他の無線機器と通信を行う機器、ロボット、車両、AR/VR/XR機器、スマートフォン、携帯機器、家電、IoT(Internet of Thing)機器、AI機器/サーバーなどと通信を行うことができる。通信部460は、レーザー距離測定装置100が測定した値(例えば、単方向距離、両方向距離、面積値、体積値など)、これに関連した情報を外部機器に送信するか、外部機器からレーザー距離測定装置100の機能及び/又は動作を制御するユーザ入力信号を受信することができる。通信部460は、アンテナシステム、RFトランシーバー、1つ以上の増幅器、チューナー、1つ以上のオシレーター、デジタル信号処理器、CODECチップセット、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module,SIM)カード、メモリなどを含むが、これに限定されず、このような機能を実行するための周知の回路を含んでよい。通信回路は、ワールドワイドウェブ(World Wide Web,WWW)と呼ばれるインターネット、イントラネットとネットワーク、及び/又はセルラー電話ネットワーク、無線LAN及び/又はMAN(metropolitan areanetwork)のような無線ネットワーク、そして無線通信によって他の装置と通信することができる。無線通信は、GSM(Global System for Mobile Communication)、EDGE(Enhanced Data GSM Environment)、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth)、ワイファイ(Wireless Fidelity,Wi-Fi)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g及び/又はIEEE 802.11n)、VoIP(Voice over Internet Protocol)、Wi-MAX、電子メール、インスタントメッセージング(Instant messaging)及び/又は短文文字サービス(SMS)用プロトコル又は将来開発される通信プロトコルを含むその他適切な通信プロトコルを含むが、これに限定されず、複数の通信標準、プロトコル及び技術のいずれかを用いることができる。
【0084】
電力部470は、レーザー距離測定装置100の様々なエレメントに電力を供給する。電力部470は、選択的(optionally)に電力管理システム、1つ以上の電力ソース(例えば、バッテリーなど)、電力管理、その他分配のための構成要素をさらに含んでよい。電力部470の電力供給は、制御部400の制御信号によって行われてよい。
【0085】
図4は、例示に過ぎず、レーザー距離測定装置100の構成図のエレメントは、本例示に限定されない。したがって、上述したエレメントの名称、構成、配列、機能などは本例示に限定されず、変更されてよい。また、図4に示していないエレメントも、図1図3で説明したレーザー距離測定装置の動作及び/又は機能を実行するか、目的を達成するためには追加されてよい。
【0086】
実施例に係る装置の様々な構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアー又はこれらの組合せによって構成されてよい。実施例の様々な構成要素は、単一のチップ、例えば、単一のハードウェアサーキットとして具現されてよい。実施例によって、実施例に係る構成要素はそれぞれ別のチップとして具現されてもよい。実施例によって、実施例に係る装置の構成要素のうち少なくとも1つは、1つ又はそれ以上のプログラムを実行できる1つ又はそれ以上のプロセッサで構成されてよく、1つ又はそれ以上のプログラムは、実施例に係る動作/方法のいずれか1つ又はそれ以上の動作/方法を行わせるか、行わせるためのインストラクションを含んでよい。実施例に係る装置の方法/動作を行うための実行可能なインストラクションは、1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行されるために構成された非一時的なCRM又は他のコンピュータプログラム製品に記憶されてもよく、1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行されるために構成された一時的なCRM又は他のコンピュータプログラム製品に記憶されてもよい。また、実施例に係るメモリは、揮発性メモリ(例えば、RAMなど)の他、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、PROMなどのいずれをも含む概念で使われてよい。また、インターネットを介した送信などのようなキャリアウェーブの形態で具現されるものも含まれてよい。また、プロセッサで読み可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でプロセッサで読み可能なコードが記憶され実行されてよい。
【0087】
図5は、実施例に係るレーザー距離測定装置の自動測定モードによる動作を示す。
【0088】
図5は、図1図4で説明したレーザー距離測定装置(例えば、レーザー距離測定装置100)の距離測定例示を示す。
【0089】
ハンドヘルドレーザー距離測定装置は、ユーザの熟練度によって、測定された距離の正確度が異なることがある。ユーザがレーザー距離測定装置が水平になっていない状態でレーザーを出力して両物体間の距離を測定すると、レーザー距離測定装置が傾いた状態であり、両物体間の距離(最短距離)を正確に測定できないわけである。したがって、実施例に係るレーザー距離測定装置(例えば、図1図4で説明したレーザー距離測定装置100)は、自動測定モードによって距離を測定し、両物体間の最短距離である直線に対応する距離値を測定できる。実施例に係る自動測定モードは予め設定されるか、ユーザ入力信号によって設定、選択及び/又は制御されてよい。実施例に係るディスプレイ部(例えば、ディスプレイ部442)は、自動測定モードに関する情報(例えば、自動測定機能のON/OFFモードなどのユーザ選択可能なグラフィックの様々なユーザインターフェース)を提供することができる。
【0090】
同図の上段(a)は、レーザー距離測定装置の自動測定モードの例示を示す。
【0091】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、自動測定モードによってレーザー距離測定装置の勾配を測定し、測定された勾配と予め設定された値とを比較し、水平軸を基準にしてレーザー距離測定装置が水平であるか否かを判断し、水平であれば、ユーザにアラームを提供することができる。
【0092】
実施例に係るレーザー距離測定装置(例えば、図4で説明したセンサー部400)は、レーザー距離測定装置の勾配を感知する。実施例に係るレーザー距離測定装置(例えば、図4で説明した制御部400、測定部410など)は、確保された勾配が予め設定された値A(例えば、1°)よりも小さいか否かを判断できる。(a)に示すように、実施例に係るレーザー距離測定装置の勾配は、第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールから出力される第1レーザービーム及び第2レーザービームが出力される経路を示す直線又は傾いたレーザー距離測定装置の中心を貫通する直線(例えば、同図の点線)と、レーザー距離測定装置が水平な状態を示す直線(以下、水平軸という。)との間の角度で表現されてよい。また、実施例に係るレーザー距離測定装置の勾配は、レーザー距離測定装置の中心500から第1物体までの距離を示す第1直線(例えば、第1レーザービームに対応する第1直線)と水平軸との第1角度、及びレーザー距離測定装置の中心500から第2物体までの距離を示す第2直線(例えば、第2レーザービームに対応する第2直線)と水平軸との第2角度を含んでよい。実施例に係る第1角度及び第2角度は同一であっても異なってもよい。
【0093】
傾いたレーザー距離測定装置の中心と、水平な状態のレーザー距離測定装置の中心は、同一の一点500で表現される。実施例に係る水平軸は、地面と平行に位置するレーザー距離測定装置の中心を貫通するものと見なされる軸であり、レーザー距離測定装置が傾いていない状態を表す。したがって、水平な状態のレーザー距離測定装置から出力される第1レーザービーム及び第2レーザービームが出力された経路を示す直線と水平軸の間の角度は、0°である。実施例に係る予め設定された値は、レーザー距離測定装置が測定する距離の正確度に最小限の影響を及ぼす値に設定されてよい。すなわち、ユーザがレーザー距離測定装置の水平を正確に取らなくとも、当該勾配は実際に測定された距離に大きく影響を及ぼさない。したがって、レーザー距離測定装置が当該気勾配だけ傾いても、単方向又は両方向距離を測定する際に誤差を最小化でき、よって、より正確な情報をユーザに提供することができる。実施例に係る予め設定された値は、メモリ(例えば、図4で説明したメモリ430)に記憶されてもよく、ユーザの入力信号によって変更されてもよい。
【0094】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、測定された勾配が予め設定された値よりも小さければ、ユーザに距離測定が可能であることを知らせるためのアラームを提供できる。実施例に係るアラームは、ディスプレイ部(例えば、図4で説明したディスプレイ部442)から提供される視覚的出力、オーディオ出力装置から出力される聴覚的出力(例えば、アラームなど)、振動などを含んでよい。また、レーザー距離測定装置は、無線通信可能な外部機器に自動測定機能の結果(例えば、測定が可能であることを示す情報など)を提供できる。
【0095】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、ユーザの動きによって測定された勾配が予め設定された値よりも小さくなるまでアラームを提供できる。実施例に係るアラームの種類、提供期間、方法などはユーザ入力信号によって設定されてよい。
【0096】
同図の下段(b)は、測定された勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、レーザー距離測定装置の動作を示す。
【0097】
レーザー距離測定装置(例えば、制御部400、測定部410など)は、測定された角度が予め設定された値よりも小さければ、アラームを提供せず、自動で又はユーザ入力信号によってレーザービームを出力できる。また、レーザー距離測定装置はレーザー距離測定装置の勾配を記憶し、記憶された勾配値に基づいて距離を計算したり或いは計算された距離値を補正し、正確な計算値をユーザに提供できる。
【0098】
図6は、実施例に係る自動測定モードによるレーザー距離測定装置の動作を示すフローダイアグラムである。
【0099】
図6のフローダイアグラム600は、図5で説明した自動測定モードによるレーザー距離測定装置(例えば、図1図5で説明したレーザー距離測定装置100)の動作を示す。
【0100】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、自動で又はユーザ入力信号によって自動測定モードで距離を測定できる(610)(auto measurement mode on)。レーザー距離測定装置(又は、センサー部420)は、勾配を確保(又は、測定、感知)する(620)。レーザー距離測定装置は、確保された勾配が予め設定された値よりも小さいか否かを判断する(630)。確保された勾配が予め設定された値よりも小さくなければ、レーザー距離測定装置は勾配を確保する(620)。レーザー距離測定装置は、確保された勾配が予め設定された値よりも小さくなるまで勾配を感知し、勾配が予め設定された値よりも小さくなるまではユーザにアラームを提供しなくてよい。
【0101】
確保された勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、実施例に係るレーザー距離測定装置はユーザにアラームを提供する(640)。レーザー距離測定装置は、ユーザの入力信号によって又は自動でレーザービームを出力し(650)、距離を測定できる(660)。実施例に係るレーザー距離測定装置のアラーム提供及びレーザービーム出力動作は同時に又は順次になされてよい。また、実施例に係るレーザー距離測定装置は、予め設定された値よりも小さい勾配を記憶することができる。レーザー距離測定装置は、アラームを提供したり又はレーザービームを出力すると同時に勾配を記憶することもでき、順次に記憶することもでき、勾配を先に記憶することもできる。レーザー距離測定装置は測定値を出力できる(670)。
【0102】
同図のフローダイヤグラムは例示に過ぎず、フローダイヤグラムを構成するステップ、要素の順序は変更又は併合されてよい。
【0103】
上述したように、実施例に係る予め設定された値は、レーザー距離測定装置が測定する距離の正確度に最小限の影響を及ぼす値に設定される。実施例に係るレーザー距離測定装置は、測定した距離の正確度を高めるために、測定した勾配(例えば、予め設定された値よりも小さい勾配)をメモリに記憶させ、レーザーを出力して距離を計算した後、計算した距離に測定した勾配値を反映して距離値を補正することができる。
【0104】
また、レーザー距離測定装置は、レーザー距離測定装置の勾配値(例えば、水平センサー、ジャイロセンサー及び加速度センサーなどから確保される静的な角度及び動的な角度など)を、予め設定された値に関係なくメモリに記憶させ、距離を計算した後に距離値を補正することができる。センサー部(例えば、センサー部420)が測定する動的角度は、温度の影響によって変更(drift)されることがあるため、レーザー距離測定装置は、温度センサーから確保される情報に基づいて動的角度を補正した後、距離値を補正するための補償値を計算することができる。
【0105】
図7は、実施例に係るレーザー距離測定装置の距離計算動作を示す。
【0106】
図7は、実施例に係るレーザー距離測定装置(例えば、図1図6で説明したレーザー距離測定装置100)が、レーザー距離測定装置の長さを含む単方向測定モードによって測定された距離を計算する動作の例示である。
【0107】
図7の上段(a)は、レーザー距離測定装置が水平な状態で、レーザー距離測定装置の長さを含む単方向測定モードによって測定される距離の例示である。図示のパラメータkは、レーザー距離測定装置の全長の半分、すなわち、レーザー距離測定装置の中心点からレーザー距離測定装置の右側又は左側の末端(例えば、レーザービームを受信する受信部(例えば、第1レーザーモジュール200の受信部)のレーザービームが受信される末端など))までの長さを表す。図示のパラメータL1は、レーザー距離測定装置が第1レーザーモジュール又は第2レーザーモジュールのいずれか一方からレーザービームを出力し、物体(例えば、w2)に反射されたレーザービームを受信して測定される距離を表す。図示のパラメータaは、kとL1を合算した値であり、ユーザに提供される最終出力距離は、a+k(残りのレーザー距離測定装置の長さの半分)と表現されてよい。
【0108】
図5及び図6で説明したように、レーザー距離測定装置は、自動測定モードによって予め設定された値よりも小さい勾配に傾いた場合に、ユーザにアラームを提供し、距離を測定することができる。図7の下段(b)は、レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、レーザー距離測定装置の長さを含む単方向測定モードによって測定される距離の例示である。図示のパラメータaは、レーザー距離測定装置が傾いた状態で測定されるレーザー距離測定装置の中心から物体までの距離を表す。aの値は、図7(a)で説明した通りに計算される。しかし、実際ユーザに提供されるべき正確な距離を計算するためには、レーザー距離測定装置が水平である状態と見なされた時におけるレーザー距離測定装置の中心から物体までの距離a’が必要である。実施例に係る勾配xは、傾いたレーザー距離測定装置の中心から物体w2までの距離に対応する直線と水平なレーザー距離測定装置の中心から物体w2までの距離に対応する直線との間の角度を意味する。実施例に係る勾配xは、レーザー距離測定装置のセンサー部(例えば、センサー部420)などによって確保されてよい。レーザー距離測定装置は勾配xを確保し、勾配xを用いて、図示の数式によってa’値を計算できる。実施例に係る最終出力距離は、a’+k(残りのレーザー距離測定装置の長さの半分)と表現されてよい。
【0109】
図8は、実施例に係るレーザー距離測定装置の距離計算動作を示す。
【0110】
図8は、実施例に係るレーザー距離測定装置(例えば、図1図6で説明したレーザー距離測定装置100)が、レーザー距離測定装置の長さを除外する単方向測定モードによって測定された距離を計算する動作の例示である。
【0111】
図8の上段(a)は、レーザー距離測定装置が水平な状態で、レーザー距離測定装置の長さを除外する単方向測定モードによって測定される距離の例示である。図示のパラメータL1は、レーザー距離測定装置が第1レーザーモジュール又は第2レーザーモジュールのいずれか一方からレーザービームを出力し、物体に反射したレーザービームを受信して測定される距離を表す。ユーザに提供される最終出力距離は、L1である。
【0112】
図5及び図6で説明したように、レーザー距離測定装置は、自動測定モードによって予め設定された値よりも小さい勾配に傾いた場合に、ユーザにアラームを提供し、距離を測定することができる。
【0113】
図8の下段(b)は、レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、レーザー距離測定装置の長さを除外する単方向測定モードによって測定される距離の例示である。図示のパラメータaは、レーザー距離測定装置が傾いた状態で測定されるレーザー距離測定装置の中心から物体までの距離を表す。図示のパラメータkは、レーザー距離測定装置の全長の半分、すなわちレーザー距離測定装置の中心点からレーザー距離測定装置の右側又は左側の末端(例えば、レーザービームを受信する受信部(例えば、第1レーザーモジュール200の受信部)のレーザービームが受信される末端など))までの長さを表す。図示のパラメータL1は、レーザー距離測定装置が第1レーザーモジュール又は第2レーザーモジュールのいずれか一方からレーザービームを出力し、物体に反射したレーザービームを受信して測定される距離を表す。図示のパラメータaは、kとL1を合算した値である。しかし、実際ユーザに提供されるべき正確な距離を計算するためには、レーザー距離測定装置が水平な状態と見なされた時におけるレーザー距離測定装置の中心から物体までの距離a’が必要である。実施例に係る勾配xは、傾いたレーザー距離測定装置の中心から物体w2までの距離に対応する直線と、水平なレーザー距離測定装置の中心から物体w2までの距離に対応する直線との間の角度を意味する。実施例に係る勾配xは、レーザー距離測定装置のセンサー部(例えば、センサー部420)などによって確保されてよい。したがって、レーザー距離測定装置は勾配xを確保し、勾配xを用いて、図示の数式によってa’値を計算できる。実施例に係る最終出力距離は、a’-k(残りのレーザー距離測定装置の長さの半分)と表現されてよい。
【0114】
図9は、実施例に係るレーザー距離測定装置の距離計算動作を示す。
【0115】
図9は、実施例に係るレーザー距離測定装置(例えば、図1図6で説明したレーザー距離測定装置100)が両方向測定モードによって測定された距離を計算する動作の例示である。
【0116】
図9の上段(a)は、レーザー距離測定装置が水平な状態で両方向測定モードによって測定される距離の例示である。図示のパラメータkは、レーザー距離測定装置の全長の半分、すなわちレーザー距離測定装置の中心点からレーザー距離測定装置の右側又は左側の末端(例えば、レーザービームを受信する受信部(例えば、第1レーザーモジュール200の受信部)のレーザービームが受信される末端など))までの長さを表す。図示のパラメータL1は、レーザー距離測定装置が第1レーザーモジュールからレーザービームを出力し、物体に反射したレーザービームを受信して測定される距離を表す。図示のパラメータL2は、レーザー距離測定装置が第2レーザーモジュールからレーザービームを出力し、物体に反射したレーザービームを受信して測定される距離を表す。図示のパラメータaは、kとL1を合算した値であり、パラメータbは、kとL2を合算した値である。したがって、レーザー距離測定装置の長さを含む両方向距離は、a+bと表現され、レーザー距離測定装置の長さを除く両方向距離は、L1+L2と表現される。
【0117】
図5及び図6で説明したように、レーザー距離測定装置は、自動測定モードによって予め設定された値よりも小さい勾配に傾いた場合に、ユーザにアラームを提供し、距離を測定することができる。
【0118】
図9の下段(b)は、レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、両方向測定モードによって測定される距離の例示である。図示のパラメータa及びbは、レーザー距離測定装置が傾いた状態で測定されるレーザー距離測定装置の中心から両物体w1,w2までの距離をそれぞれ表す。a及びbの値は、図9(a)で説明した通りに計算される。しかし、実際にユーザに提供されるべき正確な距離を計算するためには、レーザー距離測定装置が水平な状態と見なされた時におけるレーザー距離測定装置の中心から物体までの距離a’及びb’が必要である。実施例に係る勾配xは、傾いたレーザー距離測定装置の中心から物体w2までの距離に対応する直線と、水平なレーザー距離測定装置の中心から物体w2までの距離に対応する直線との間の角度を意味する。実施例に係る勾配yは、傾いたレーザー距離測定装置の中心から物体w1までの距離に対応する直線と、水平なレーザー距離測定装置の中心から物体w1までの距離に対応する直線との間の角度を意味する。実施例に係る勾配x及びyは同一であっても異なってもよい。実施例に係る勾配x及びyは、レーザー距離測定装置のセンサー部(例えば、センサー部420)などによって確保されてよい。したがって、レーザー距離測定装置は、勾配x及びyを確保し、勾配x及びyを用いて、図示の数式によってa’及びb値をそれぞれ計算できる。図示のように、レーザー距離測定装置の長さを含む両方向距離出力の長さ1は、a’+b’と表現され、レーザー距離測定装置の長さを除く両方向距離は、a’+b’-2kと表現される。
【0119】
図7図9で説明した数式は、例示に過ぎず、単方向及び両方向距離を計算及び補正するための他の可能な数式に取り替えられてもよい。実施例に係る数式に対応する演算動作を行う1つ又はそれ以上のプログラムは、レーザー距離測定装置のメモリ(例えば、メモリ430)に記憶されてよく、ユーザ入力信号によって又は自動で制御部400(又は、プロセッサー401、演算部402)によって行われてよい。
【0120】
また、図示してはいないが、実施例に係るレーザー距離測定装置は、測定対象によって面積、体積などを計算することができる。例えば、レーザー距離測定装置は、四角形態の面積を計算するために、面積の縦長を測定し、横長を測定して、面積を計算することができる。また、実施例に係るレーザー距離測定装置は、体積を計算するために、測定対象の測定された横、縦、高さの値を計算(及び/又は、勾配を補正した補正値)を確保し、体積値を計算することができる。また、実施例に係るレーザー距離測定装置は、1つ又はそれ以上の回数で測定及び補正された距離値を用いて、測定対象が直角三角形である場合に、高さ、斜辺などの様々な値を計算できる。実施例に係る演算動作を行う1つ又はそれ以上のプログラムは、レーザー距離測定装置のメモリ(例えば、メモリ430)に記憶されてよく、ユーザ入力信号によって又は自動で制御部400(又は、プロセッサー401、演算部402)によって実行されてよい。
【0121】
図10は、レーザー距離測定装置の使用例示を示す。
【0122】
実施例に係るレーザー距離測定装置は、両物体間の距離の他、体積、面積なども計算できる。同図の例示(a)は、従来の単方向レーザー距離測定を行う例示を示す。図示のように、単方向レーザー距離測定を行うために、ユーザは、少なくとも1つの物体(例えば、壁表面、底表面など)から反対方向にレーザーを出力して距離を測定できる。すなわち、距離の他、体積、面積なども計算するためには、ユーザは数回移動をしなければならず、測定の基準となる地点を明確にしなければならないという短所がある。一方、同図の例示(b)は、実施例に係るレーザー距離測定装置を用いて距離を測定する例示である。実施例に係るレーザー距離測定装置は、ユーザがいつも測定の中心にいるので、ユーザの位置を変更することなく最小限の回数で距離、体積などを測定することができる。すなわち、実施例に係るレーザー距離測定装置は様々な演算を行うことができ、よって、ユーザの位置を変更しないで単方向距離計算、両方向距離計算、その他面積、体積などの計算を行うことができる。
【0123】
図11は、レーザー距離測定システムを示す。
【0124】
実施例に係るレーザー距離測定システム1100は、図1図9で説明したレーザー距離測定装置100、及びレーザー距離測定装置と通信可能な装置(例えば、スマートフォン、PC、タブレットなど、以下、便宜のためにセカンダリデバイス(secondary device)と呼ぶ。)を含む。説明の便宜のために同図には1つの通信可能な装置が示されているが、これは例示に過ぎず、レーザー距離測定装置100は、1つ又はそれ以上のセカンダリデバイスと同時に又は連続して通信可能である。実施例に係るセカンダリデバイスは、1つ以上の信号処理及び/又はアプリケーション専用集積回路を含み、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組合せによって具現されてよい。実施例に係るセカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置と通信可能な通信部、レーザー距離測定装置のデータを受信可能なプログラム、アプリケーションなどを記憶するメモリ、メモリに記憶されたプログラムを実行する制御部、及びディスプレイを含む。実施例に係るメモリは、アプリケーションを実行するためのインストラクションを含む1つ又はそれ以上のプログラムを記憶することができる。実施例に係る制御部は、1つ又はそれ以上のプロセッサを含んでよい。1つ又はそれ以上のプログラムは、1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行される。実施例に係るアプリケーションを実行するためのインストラクションは、後述したアプリケーションの測定機能、スケッチ機能などの様々な機能を実行することができ、インタラクション可能なユーザインターフェースをディスプレイすることができる。アプリケーションが実行されると、セカンダリデバイスは、ディスプレイを介して、レーザー距離測定装置100とインタラクション可能なユーザインターフェースを提供することができる。ユーザインターフェースは、レーザー距離測定装置から受信したデータ、受信したデータに基づいて提供される情報、コンデンツ、ユーザ入力信号を受信するためのメニューなどのビジュアルアウトプットを含む。ビジュアルアウトプットは、イメージ、テキスト、グラフィック、ビデオ及びこれらの組合せを含む。セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置100の動作及び/又は機能(例えば、図9で説明した動作及び/又は機能)をコントロールするためのユーザ入力信号を受信することができる。例えば、図1図9で説明したレーザー距離測定装置の動作及び/又は機能は、セカンダリデバイスのディスプレイを介してユーザインターフェースに提供される。例えば、レーザー距離測定装置100の電源を遮断するためのユーザ入力信号を受信すると、セカンダリデバイスは、ユーザ入力信号をレーザー距離測定装置100に送信し、レーザー距離測定装置の電源を遮断することができる。また、セカンダリデバイス(例えば、1つ又はそれ以上のプロセッサ)は、レーザー距離測定装置100から測定値(例えば、測定距離など)を受信し、距離、面積計算、演算などを直接行ってユーザに提供することができる。また、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置100で計算されるデータ(例えば、物体間の距離、体積、面積など)に基づいて様々な情報をさらに計算及び/又は測定し、その結果値をユーザに提供できる。また、セカンダリデバイスは、図5及び図6で説明した自動測定モードによる結果を受信し、自動測定モードによるアラーム(例えば、レーザー距離測定装置100の勾配が予め設定された値よりも小さいことを示す視覚的、聴覚的、触覚的アウトプットなど)をユーザに提供できる。
【0125】
実施例に係る装置の様々な構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアー又はそれらの組合せによって構成されてよい。実施例の様々な構成要素は、単一のチップ、例えば単一のハードウェアサーキットとして具現されてよい。実施例によって、実施例に係る構成要素はそれぞれ別個のチップとして具現されてよい。実施例によって、実施例に係る装置の構成要素のうち少なくとも1つは、1つ又はそれ以上のプログラムを実行できる1つ又はそれ以上のプロセッサで構成されてよく、1つ又はそれ以上のプログラムは、実施例に係る動作/方法のいずれか1つ又はそれ以上の動作/方法を実行させるか、実行させるためのインストラクションを含んでよい。実施例に係る装置の方法/動作を行うための実行可能なインストラクションは、1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行されるために構成された非一時的なCRM又は他のコンピュータプログラム製品に記憶されてもよく、1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行されるために構成された一時的なCRM又は他のコンピュータプログラム製品に記憶されてもよい。また、実施例に係るメモリは、揮発性メモリ(例えば、RAMなど)の他、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、PROMなどのいずれをも含む概念で使われてよい。また、インターネットを介した送信などのようなキャリアウェーブの形態で具現されるものも含まれてよい。また、プロセッサで読み可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でプロセッサで読み可能なコードが記憶され実行されてよい。
【0126】
図示してはいないが、レーザー距離測定システム1100は、サーバーをさらに含んでよい。レーザー距離測定装置100は、測定したデータ(距離、体積、面積など)をサーバーに送信できる。サーバーは、測定したデータを受信して管理することができる。サーバーは、1つ又はそれ以上のレーザー距離測定装置からデータを受信するので、各レーザー距離測定装置を識別するための識別子に基づいてレーザー距離測定装置別データを記憶及び管理するか、記憶されたデータを分析することができる。図示のレーザー距離測定システム1100の構成は例示に過ぎず、変更可能である。
【0127】
図12は、セカンダリデバイスで提供されるユーザインターフェースの例示である。
【0128】
上述したように、アプリケーションが実行されると、セカンダリデバイスは、ディスプレイによってレーザー距離測定装置(例えば、図1図9で説明したレーザー距離測定装置100)とインタラクションできるユーザインターフェース1200を提供することができる。ユーザインターフェース1200は、レーザー距離測定装置から受信したデータ、受信したデータに基づいて提供される情報、コンデンツ、ユーザ入力信号を受信するためのメニューなどのビジュアルアウトプットを含む。
【0129】
セカンダリデバイスに記憶されたアプリケーションは、レーザー距離測定装置から受信した測定値に基づいて測定モード(measurement mode)1210、スケッチモード(sketch mode)1220、計算モード(calculation mode)1230による動作を行う。
【0130】
測定モード1210は、レーザー距離測定装置の機能及び/又は動作を制御するモードである。測定モードを選択するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置の機能及び/又は動作と関連したユーザインターフェースをディスプレイできる。
【0131】
スケッチモード1220は、測定が必要であるか又は測定をしたオブジェクト(例えば、家具、室内空間など)に対するイメージを生成又は補正するモードである。スケッチモードを選択するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスはスケッチのためのユーザインターフェースをディスプレイすることができる。実施例に係るスケッチモードのためのユーザインターフェースは、グリッド(grid)形態のイメージを含む。
【0132】
計算モード1230は、レーザー距離測定装置で受信したデータに基づいて空間の面積などを計算するモードである。計算モードを選択するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、計算モードによるアプリケーションの1つ又はそれ以上の機能を示したり又は計算された結果値を示すユーザインターフェースをディスプレイすることができる。
【0133】
同図の例示1200は、測定モード1210、スケッチモード1220及び計算モード1230に関する情報、及びユーザインタラクションのためのユーザインターフェースの例示である。ユーザインターフェース1200は、各モードの区別が可能なように、各モードに対応するイメージ、アイコンなどを含むか、リスト、メニューなどを含んでよい。各モードはユーザ入力信号によって選択される。
【0134】
図面に示すモードの名称及び個数は例示に過ぎず、本実施例に限定されない。
【0135】
図13は、セカンダリデバイスの動作を示すフローダイヤグラムである。
【0136】
上述したように、段階S1101で、アプリケーションが実行されると、段階S1102で、セカンダリデバイスは、ディスプレイを介して、レーザー距離測定装置とインタラクションできるユーザインターフェースを提供することができる。セカンダリデバイスは、測定モード及びスケッチモードを選択できるユーザインターフェース(メイン)を提供する。例えば、セカンダリデバイスは、測定モード及びスケッチモードに対応するアイコンを出力することができる。また、後述する段階S1103~段階S1113は、選択的に行われてもよく、少なくとも1つの段階が同時に行われてもよい。
【0137】
段階S1103で、測定モードを選択するユーザ入力信号が受信されると、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置の動作及び/又は機能(例えば、レーザーオン/オフ、方向、形態単位選択、変更、測定開始など、図3で説明した動作及び/又は機能)を選択/除去するためのユーザインターフェースを提供する。より詳細には、セカンダリデバイスはレーザーオン/オフアイコン、レーザー方向アイコン、レーザー形態アイコン、単位選択アイコン、測定開始アイコンなどをディスプレイで出力できる。これにより、セカンダリデバイスは、ユーザからアイコンを選択する信号を受信することができ、受信する信号に基づいて、対応する動作及び/又は機能を行うことができる。また、測定モードについては、図25で詳述する。
【0138】
また、段階S1104で、セカンダリデバイスは、測定モードが選択された後、設定アイコンを出力することができる。セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置との通信によってレーザー距離測定装置のモジュール及び/又は機能を設定することができる。そのために、セカンダリデバイスは設定アイコンを提供することができる。
【0139】
段階S1105で、セカンダリデバイスは、ユーザから出力された設定アイコンを選択する信号を受信する場合に、セカンダリデバイスはレーザー距離測定装置と通信可能にブルートゥース通信を連結し、レーザー距離測定装置の機能を選択/制御するための信号を送信する。この時、設定アイコンを選択した場合に、セカンダリデバイスがレーザー距離測定装置とブルートゥース通信を連結することは一つの実施例に過ぎず、設定アイコンを選択する場合に、セカンダリデバイスがレーザー距離測定装置を制御するための他の動作を行ってよいことは勿論である。
【0140】
段階S1106で、実施例に係るアプリケーションの測定モードは、測定値管理機能をさらに含む。レーザー距離測定装置で測定された値は、リスト形態でディスプレイされてよい。測定値管理機能は、測定値を修正する、測定値をレーザー距離測定装置からダウンロードする、又は測定値を削除する機能を含む。セカンダリデバイスは、測定値修正アイコン、測定値ダウンロードアイコン、測定値削除アイコンをそれぞれ出力できる。セカンダリデバイスは、測定された値をリスト形態でディスプレイすると同時に、測定値修正アイコン、測定値ダウンロードアイコン、測定値削除アイコンを出力できる。一方、セカンダリデバイスは、測定された値をリスト形態でディスプレイし、ユーザから追加の入力がある場合に、測定値修正アイコン、測定値ダウンロードアイコン、測定値削除アイコンをさらに出力できる。その後、ユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、各機能を示すユーザインターフェースを提供することができる。
【0141】
段階S1107で、スケッチモードを選択するユーザ入力信号が入力されると、セカンダリデバイスは、アプリケーションのスケッチモード機能を示すユーザインターフェースをディスプレイする。この時、セカンダリデバイスは、スケッチモードを選択するユーザ入力信号が受信された場合にも、段階S1104~段階S1106を行うことができる。したがって、セカンダリデバイスは、スケッチモードが実行された場合にも、段階S1104~段階S1106を行うためのアイコンなどを出力することができる。また、スケッチモードについては、図26で詳述する。
【0142】
実施例に係るアプリケーションのスケッチモードの機能は、新しいスケッチ生成、スケッチ検索、スケッチ名修正、スケッチ削除を含む。これにより、セカンダリデバイスは、スケッチ作成アイコン、スケッチ検索アイコン、スケッチ名修正アイコン及びスケッチ削除アイコンを出力できる。
【0143】
段階S1108で、セカンダリデバイスは、スケッチ作成アイコンを選択するユーザ入力信号によって空のスケッチアイコン、写真撮影アイコン及びギャラリーから写真選択アイコンを出力できる。すなわち、セカンダリデバイスは、スケッチモードでスケッチのための背景画面として空のスケッチを出力したり、セカンダリデバイスのカメラで撮影した写真を出力したり、又はギャラリーから選択した写真を出力できる。
【0144】
段階S1109で、セカンダリデバイスは、空のスケッチアイコンを選択する信号を受信する場合に、スケッチモードから背景画面としてグリッド(grid)形態の空のスケッチを生成できる。
【0145】
段階S1110で、セカンダリデバイスは、写真撮影アイコンを選択する信号を受信する場合に、カメラアプリケーションを実行し、セカンダリデバイスのカメラを用いて写真を撮影でき、撮影された写真をスケッチの背景として使用することができる。
【0146】
段階S1111で、セカンダリデバイスは、ギャラリーから写真選択アイコンを選択する信号を受信する場合に、ギャラリーアプリケーションを実行でき、ギャラリーアプリケーションが含まれた写真のうち一つを選択するユーザ入力信号によって、選択された写真をスケッチの背景として使用することができる。
【0147】
段階S1109~段階S1111によってスケッチの背景が決定された後、段階S1112で、セカンダリデバイスは、スケッチを行うための様々なアイコンを出力することができる。例えば、セカンダリデバイスは、図形描画アイコン、テキスト入力アイコン、即時測定アイコン、undoアイコン、redoアイコン及び削除アイコンなどを出力できる。セカンダリデバイスは、それぞれのアイコンを選択するユーザ入力信号に基づいてスケッチ作業を行うことができる。例えば、ユーザは、撮影された写真を背景にして図形を描いたりテキストを入力したりできる。その後、セカンダリデバイスは、スケッチされたファイルを記憶することができる。そのために、セカンダリデバイスは記憶アイコンをさらに出力することができる。
【0148】
段階S1113で、セカンダリデバイスは、作成又は記憶されたスケッチファイルを外部に共有できる。セカンダリデバイスは、スケッチファイルが記憶された場合に、共有アイコンをさらに出力することができる。セカンダリデバイスは、共有アイコンを選択するユーザ入力信号によってスケッチファイルを外部に共有できる。また、セカンダリデバイスは、共有アイコンを選択するユーザ入力信号によって、共有可能な他のアプリケーションリストを出力できる。セカンダリデバイスは、共有可能な他のアプリケーションリストのうち一つのアプリケーションを選択するユーザ入力信号に基づいて、スケッチファイルを、選択されたアプリケー送ションに信できる。
【0149】
図14は、実施例に係る測定モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0150】
測定モードを示すユーザインターフェース1400は、レーザー距離測定装置の機能及び/又は動作を制御するための1つ又はそれ以上のイメージ、アイコン、メニューなどのビジュアルアウトプットを含む。図示のイメージ、アイコンなどは例示に過ぎず、位置、サイズなどが変更可能である。図示の各番号は、次の機能を表す。同図のユーザインターフェースは、次のエレメンを含む。
【0151】
1.ホーム:ホームエレメントを選択するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスはアプリケーションの初期インターフェースをディスプレイする。
【0152】
2.測定値管理:レーザー距離測定装置から受信した測定値又はレーザー距離測定装置に記憶された測定値を管理するための機能である。
【0153】
3.設定:アプリケーション全般の設定を管理する機能である。
【0154】
4.送出:アプリケーションで測定された値をメール、他の通信可能な手段などで送信する機能である。
【0155】
5.レーザーOn/Off:レーザー距離測定装置(例えば、図1図9で説明したレーザー距離測定装置100)のレーザー出力の発信/受信を制御する機能である。
【0156】
6.測定方式選択(Direction):図1図9で説明したレーザー距離測定装置の長さを含む単方向測定モード、レーザー距離測定装置の長さを含む両方向測定モード、レーザー距離測定装置の長さを除いた単方向測定モードを表す。
【0157】
7.測定モード選択(Function):距離、体積、角度などの測定対象を選択できる機能である。
【0158】
8.単位選択(Units):測定単位(mm、cmなど)を選択できる機能である。
【0159】
9.測定結果値リスト(Measurements):レーザー距離測定装置から受信した測定値を示すリスト又は測定モードで選択した測定値を示すリストである。
【0160】
10.新規測定(Measure):レーザー距離測定装置の新しい測定動作を指示できる機能である。
【0161】
ユーザ入力信号(例えば、タッチジェスチャなど)によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を行う。図14は例示に過ぎず、測定モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0162】
図15は、実施例に係るスケッチモードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0163】
スケッチモードを示すユーザインターフェース1500は、アプリケーションのスケッチモード機能を示す1つ又はそれ以上のイメージ、アイコン、メニューなどのビジュアルアウトプットを含む。アプリケーションは、ユーザ入力信号によって新しいスケッチ生成、スケッチ検索、スケッチ名修正、スケッチ削除などの機能を実行する。図示のイメージ、アイコンなどは例示に過ぎず、位置、サイズなどが変更可能である。図示の各番号は、次の機能を示す。同図のユーザインターフェースは、次のエレメンを含む。
【0164】
1.ホーム:ホームエレメントを選択するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、アプリケーションの初期インターフェースをディスプレイできる。
【0165】
2.測定値管理:レーザー距離測定装置から受信した測定値又はレーザー距離測定装置に記憶された測定値を管理するための機能である。
【0166】
3.設定:アプリケーション全般の設定を管理する機能である。
【0167】
4.送出:アプリケーションで測定された値をメール、他の通信可能な手段などで送信する機能である。
【0168】
5.スケッチ検索:記憶されたスケッチデータを呼び出したり探したりする機能である。
【0169】
6.新規スケッチ作成(Create a new sketch):新しいスケッチを作成する機能である。上述したように、新しいスケッチはグリッド形態のイメージで提供されてよい。
【0170】
7.既存スケッチ選択:記憶されたスケッチを選択できる機能である。
【0171】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは、別色処理してディスプレイでき、アプリケーションは当該機能を実行する。図15は例示に過ぎず、スケッチモードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0172】
【0173】
図16は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0174】
計算モードは、レーザー距離測定装置で受信したデータに基づいて空間の面積などを計算するモードである。計算モードを示すユーザインターフェース1600は、アプリケーションの計算モードによる1つ又はそれ以上の機能を示す1つ又はそれ以上のイメージ、アイコン、メニューなどのビジュアルアウトプットを含む。アプリケーションは、ユーザ入力信号によって面積計算などの機能を果たす。図示のイメージ、アイコンなどは例示に過ぎず、位置、サイズなどが変更可能である。図示の各番号は、次の機能を表す。
【0175】
同図の左側に示すユーザインターフェースは、次のエレメンを含む。
【0176】
1.ホーム:ユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、アプリケーションの初期インターフェースをディスプレイする。
【0177】
2.測定値管理:レーザー距離測定装置から受信した測定値又はレーザー距離測定装置に記憶された測定値を管理するための機能である。
【0178】
3.設定:アプリケーション全般の設定を管理する機能である。
【0179】
4.送出:アプリケーションで測定された値をメール、他の通信可能な手段などで送信する機能である。
【0180】
5.データ選択リスト(Data selection):データ選択リストは、既存測定データ値及びデータ値を選択できる項目を含む。実施例に係るリストは、データの種類(例えば、長さ、高さ、面積、体積)及びそれによる値を含む。ユーザの入力信号によって選択されたデータは、下段のデータ表示欄に選択と同時に又は連続してディスプレイされる。
【0181】
6.新規測定:レーザー距離測定装置の距離測定を指示する機能である。ユーザ入力信号(例えば、タッチジェスチャ)が予め設定された時間よりも短い時間入力されると(short touch)、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置の新規距離測定を指示する信号を送信する。ユーザ入力信号が予め設定された時間よりも長く入力されると(long press)、新規測定設定のためのユーザインターフェースがディスプレイされる。
【0182】
ブルートゥース連結がされていない場合に、新規測定設定のためのユーザインターフェース6-1は、ブルートゥース連結がされていないことを示すメッセージ及び/又はイメージを含むビジュアルアウトプットを含む。ブルートゥース連結がされた場合に、図示の新規測定設定のためのユーザインターフェース6-2が提供される。新規測定設定のためのユーザインターフェース6-2は、新規測定のための情報(例えば、第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールのうち少なくとも1つの駆動、測定対象(距離、面積など)、測定単位)を示すメッセージ及び/又はイメージ、測定指示のためのイメージ、アイコンなどを含むビジュアルアウトプットをさらに含む。新規測定のための情報及び測定指示を選択する少なくとも1つのユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置の測定機能を指示する信号を送信する。新規測定されたデータは、受信されると自動でデータ選択リストにさらにディスプレイされる。
【0183】
7.手記入力:アプリケーションは、測定されたデータがないか、測定されたデータがあっても、ユーザが測定対象の長さ及び高さデータを直接入力したい場合に、ユーザからデータが入力されるための手記入力機能を実行する。手記入力機能が活性化されることを示すユーザインターフェースは、アイコン形態でディスプレイされてよい。手記入力機能が活性化されることを示すアイコンは、ユーザ入力信号(例えば、上段のデータ選択リスト、新規測定アイコンでないユーザインターフェースの他の空間のタッチジェスチャ)によって生成及びポップアップされてよい。また、手記入力機能が活性化されないと、手記入力が活性化されないことを示すユーザインターフェースがディスプレイされる。手記入力が活性化されないことを示すユーザインターフェースは、アイコン形態(例えば、x形態)でディスプレイされてよく、当該アイコンをタッチするユーザ入力信号によってディスプレイされない。
【0184】
8.データ表示:選択された測定データ及び/又はユーザから入力されたデータ(幅(Width)及び高さ(Height))を表示する。データ表示は、データリストから選択された測定データの項目及び値によって一部の機能が非活性化されることを示すイメージ(又は、アイコン)を含む。
【0185】
9.面積計算(Calculating area):表示されたデータ8に基づいて計算された面積値をディスプレイする。ユーザ入力信号がデータリストから面積値を選択した場合に、選択された面積値が選択と同時に又は連続してディスプレイされてよい。
【0186】
10.次へ(Next):次の段階に対応する機能を行うように指示する。
【0187】
同図の右側に示すユーザインターフェース6-3は、アプリケーション最初駆動時に計算モードを用いる方式に対するメッセージ及び/又はイメージを示すビジュアルアウトプットを含む。
【0188】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を行う。図16は、例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは、本例示に限定されない。
【0189】
図17は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0190】
同図のユーザインターフェース1700は、図16で説明したように、ユーザ入力信号によって選択された測定データ1を含むユーザインターフェースの例示である。ユーザインターフェース1700は、データリストから幅値を選択するユーザ入力信号によって、データ表示の幅項目8にディスプレイされる幅値を含む。測定された幅値が選択されたので、幅項目に対する手記入力機能7は非活性化される。したがって、ユーザインターフェースは、幅に対応する手記入力機能が非活性化されることを示すアイコン(例えば、x形態)を含む。
【0191】
同図の中央に示すユーザインターフェース1710は、幅値が選択された後、データリストから高さ値を選択するユーザ入力信号によって、データ表示の高さ項目にディスプレイされる高さ値を含むユーザインターフェースの例示である。測定された高さ値が選択2されたので、高さ項目に対する手記入力機能7は非活性化される。したがって、ユーザインターフェースは、高さに対応する手記入力機能が非活性化されることを示すアイコン(例えば、x形態)を含む。
【0192】
また、長さ値及び高さ値が選択されたので、ユーザインターフェース1710は、自動で計算された面積値9を含む。面積値は、長さ値及び高さ値のうち、後に選択される値が選択されると同時に又は連続して計算されてディスプレイされる。
【0193】
図面の右側に示すユーザインターフェース1720は、手記入力を示すユーザインターフェースの例示である。ユーザインターフェースは、数字入力のための数字パッド、選択可能な1つ又はそれ以上の測定単位及び確認を示す1つ又はそれ以上のアイコンを含んでよい。
【0194】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図17は、例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0195】
実施例に係るアプリケーションは、1つ又はそれ以上の様々な資材を活用するための計算機能を実行することができる。実施例に係る1つ又はそれ以上の様々な資材は、ペイント(paint)、タイル(tile)、壁紙(paper)、木材(lumber)を含んでよく、本例示に限定されない。実施例に係るアプリケーションは、計算された幅値、高さ値、面積値などに基づいて、使用される資材の個数、使用頻度数などを資材の特性によって計算して提供できる。
【0196】
図18は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0197】
図18は、資材としてペイントを選択するユーザ入力信号による計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0198】
同図の左側に示すユーザインターフェース1800は、ペイントを選択するユーザ入力信号による計算モードのユーザインターフェースの例示である。ペイントを選択するユーザ入力信号による計算モードは、レーザー距離測定装置から受信したデータに基づいて空間の面積などを計算し、計算値によって、予想されるペイントの使用量を計算する機能である。計算モードを示すユーザインターフェース1800は、ペイント容量単位、上塗り回数などを示す1つ又はそれ以上のイメージ、アイコン、メニューなどのビジュアルアウトプットを含む。図示のイメージ、アイコンなどは例示に過ぎず、位置、サイズなどが変更可能である。図示の各番号は次の機能を表す。
【0199】
左側に示すユーザインターフェース1800は、次のエレメンを含む。
【0200】
1.ホーム:ホームエレメントを選択するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスはアプリケーションの初期インターフェースをディスプレイできる。
【0201】
2.設定:アプリケーション全般の設定を管理する機能を示す。
【0202】
3.ペイント計算モード選択:1つ又はそれ以上の資材のうち少なくとも1つの資材に対する計算モードを選択できるように各資材を示すアイコン、イメージなどがディスプレイされる。ペイントに対する計算モードを選択するユーザ入力信号によって、他の資材に対する計算モードを示すアイコン、イメージなどは非活性化処理されてよい。
【0203】
4.前のページの面積計算値(Area):図16及び図17で説明した面積値(又は、面積計算値)がディスプレイされる。
【0204】
5.単位選択(Unit):トグルバー形態で表現されているが、本例示に限定されない。ペイントの容量(体積)単位としてL又はGalのうち少なくとも1つを含む。ユーザ入力信号によってL又はGalが選択されてよい。
【0205】
6.上塗り回数選択ウィンドウ(coat):ペイント上塗り回数を示す1つ又はそれ以上のアイコン又はイメージを含んでよい。例えば、上塗り回数が1に対応するアイコン、上塗り回数が2に対応するアイコンなど、複数のアイコンがディスプレイされる。実施例に係るアイコンは、1回から5回までの上塗り回数をそれぞれ示す5個のアイコン(又は、イメージ)がディスプレイされてよい。少なくとも1つのアイコンは共に又は個別にディスプレイされてよく、ユーザ入力信号(例えば、2回タップなどのジェスチャ)によって選択されるアイコンは中央に位置し、サイズは、両側に位置しているアイコンのサイズよりも拡大してディスプレイされる。アイコンの移動及び変更は、ユーザスライスジェスチャによって行われる。各アイコンは、回数を示す数字と共にディスプレイされてよい。また、選択された上塗り回数値は、ペイント使用量の計算のために直ちに記憶される。
【0206】
7.上塗り回数手記入力:上塗り回数手記入力機能を示す。上塗り回数手記入力機能は、ユーザが5回を超える上塗り回数を選択する場合に、ユーザから上塗り回数の入力を受ける機能を表す。ユーザ入力信号によって上塗り回数手記入力機能が選択されると、同図の中央に示されている上塗り回数手記入力のためのユーザインターフェース1820がディスプレイされる。上塗り回数手記入力のためのユーザインターフェース1920は、数字入力のためのエレメント及び確認エレメントを含む。ユーザから上塗り回数(5よりも大きい値)が入力されると、同図の右側に示すように、ユーザの手記入力上塗り回数を示す数字とアイコンを含むユーザインターフェース1830がディスプレイされる。ユーザインターフェース1830は、手記入力上塗り回数を修正したり上塗り回数手記入力機能を取り消したりするためのアイコン9を含んでよい。
【0207】
8.計算実行ボタン(calculate):既に計算された面積値及びユーザ入力信号によって選択された上塗り回数に基づいてペイントの使用量を計算する計算実行機能を表す。ユーザ入力信号によって計算実行機能が選択されると、アプリケーションは、面積値及び上塗り回数に基づいて計算を行う。
【0208】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは、別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を行う。図18は例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0209】
図19は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0210】
図19のユーザインターフェース1900は、資材としてペイントを選択するユーザ入力信号による計算モードを行って結果値を示すユーザインターフェースの例示である。
【0211】
同図のユーザインターフェースは、次のエレメンを含む。
【0212】
1.面積計算値(Totall Walls):既に選択された(或いは、記憶された)面積計算値がディスプレイされる。
【0213】
2.上塗り回数設定(Coat):図18で説明したユーザ入力信号による上塗り回数(1回~5回内の選択又は手記入力)がディスプレイされる。
【0214】
4.数式計算による結果値:数式計算による結果値がディスプレイされる。結果値は、図18で説明したユーザ入力信号によって選択された単位で表示される。
【0215】
5.ホーム(Home):アプリケーション初期ユーザインターフェースをディスプレイする機能を示す。
【0216】
6.再計算(Do it again):図18で説明した面積値及び上塗り回数を補正して再計算を行う機能を示す。ユーザ入力信号が再計算機能を選択すると、計算モード初期ユーザインターフェースがディスプレイされる。
【0217】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を行う。図19は例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0218】
図20は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0219】
図20に示すユーザインターフェース2000は、資材としてタイルを選択するユーザ入力信号による計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0220】
タイルを選択するユーザ入力信号による計算モードは、レーザー距離測定装置で受信したデータに基づいて空間の面積などを計算し、計算値によって予想されるタイルの使用量(個数)を計算する機能である。計算モードを示すユーザインターフェースは、タイルサイズ、単位などを示す1つ又はそれ以上のイメージ、アイコン、メニューなどのビジュアルアウトプットを含む。図示のイメージ、アイコンなどは例示に過ぎず、位置、サイズなどが変更可能である。図示の各番号は、次の機能を示す。
【0221】
左側に示すユーザインターフェース2000は、次のエレメンを含む。
【0222】
1.ホーム:ホームエレメントを選択するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、アプリケーションの初期インターフェースをディスプレイできる。
【0223】
2.設定:アプリケーション全般の設定を管理する機能を示す。
【0224】
3.タイル計算モード:1つ又はそれ以上の資材のうち少なくとも1つの資材に対する計算モードを選択できるように、各資材を示すアイコン、イメージなどがディスプレイされる。タイルに対する計算モードを選択するユーザ入力信号によって、他の資材に対する計算モードを示すアイコン、イメージなどは非活性化処理されてよい。
【0225】
4.前のページの面積計算値(Area):面積計算値(図16及び図17で説明した面積計算値)がディスプレイされる。
【0226】
5.単位選択(Unit):トグルバー形態で表現されているが、本例示に限定されない。タイルのサイズ単位としてmm又はinchのうち少なくとも1つを含む。ユーザ入力信号によってmm又はinchが選択されてよい。
【0227】
6.タイル規格選択ウィンドウ:タイル規格を示す1つ又はそれ以上のアイコン又はイメージを含んでよい。例えば、横縦のサイズが互いに異なるタイル規格は、それぞれのアイコン(又は、イメージ)としてディスプレイされる。実施例に係るタイル規格選択ウィンドウは、少なくとも1つのタイル規格をそれぞれ示す少なくとも1つのアイコンを含む。少なくとも1つのアイコンは共に又は個別にディスプレイされてよく、ユーザ入力信号(例えば、2回タップなどのジェスチャ)によって選択されるアイコンは中央に位置し、サイズは、両側に位置しているアイコンのサイズよりも拡大してディスプレイされる。また、選択されたアイコンは、アニメーション処理されてディスプレイされてよい。アイコンの移動及び変更は、ユーザスライスジェスチャによって行われる。各アイコンは、規格を示す数字と共にディスプレイされてよい。また、選択されたタイル規格値は、タイル使用量の計算のために直ちに記憶される。また、タイル規格値(タイルの幅及び高さ)は、選択と同時に又は連続して下段のデータ表示エレメントにディスプレイされる。
【0228】
7.タイル規格手記入力:タイル規格手記入力機能を表す。タイル規格手記入力機能は、基本設定規格ではなく、ユーザからタイル規格の入力を受ける機能を表す。
【0229】
8.計算実行ボタン:既に計算された面積値及びユーザ入力信号によって選択されたタイル規格に基づいてタイルの使用量を計算する計算実行機能を表す。ユーザ入力信号によって計算実行機能が選択されると、アプリケーションは、面積値及びタイル規格に基づいて計算を行う。
【0230】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図20は例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0231】
図21は、タイル規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。
【0232】
図21のユーザインターフェースは、図20で説明したユーザ入力信号によってタイル規格手記入力機能が選択されるとディスプレイされるタイル規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。タイル規格手記入力のためのユーザインターフェースは、タイル規格、すなわち、幅値と高さ値が入力されるためのエレメント、設定された単位を初期化して再設定するためのエレメント、及び確認エレメントを含む。ユーザ入力信号によって単位が選択されると、選択されていない残りの単位は非活性化される。同図の左側に示すユーザインターフェース2100は、幅値及び単位が入力されるためのユーザインターフェースの例示であり、同図の右側に示すユーザインターフェース2110は、高さ値及び単位が入力されるためのユーザインターフェースの例示である。幅値及び単位が入力されるためのユーザインターフェース2100がまずディスプレイされ、後で、高さ値及び単位が入力されるためのユーザインターフェース2110がディスプレイされてよいが、順序は変更可能である。仮に幅値及び単位が入力されるためのユーザインターフェース2100がまずディスプレイされて幅値及び単位が入力されると、高さ値及び単位が入力されるためのユーザインターフェース2111は、幅値が入力される時に設定された単位を含み、設定されていない残りの単位を表すエレメントは、非活性化される。
【0233】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図21は例示に過ぎず、タイル規格手記入力のためのユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0234】
図22は、タイル規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。
【0235】
図22に示すユーザインターフェースは、ユーザからタイル規格が入力されるとディスプレイされるユーザの手記入力タイル規格を示す数字とアイコンを含むユーザインターフェースの例示である。ユーザインターフェースは、手記入力タイル規格を修正したりタイル規格手記入力機能を取り消したりするためのアイコン9を含んでよい。図面の左側に示すユーザインターフェース2200は、幅値及び単位のみが入力された場合に、ユーザの手記入力タイル規格を示す数字とアイコンを含むユーザインターフェースの例示を表す。図面の右側に示すユーザインターフェース2210は、幅値及び単位が入力された後に高さ値及び単位が入力された時にユーザの手記入力タイル規格を示す数字とアイコンを含むユーザインターフェースの例示を表す。
【0236】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図22は例示に過ぎず、タイル規格手記入力のためのユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0237】
図23は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0238】
図23に示すユーザインターフェース2300は、資材としてタイルを選択するユーザ入力信号による計算モードを行って結果値を示すユーザインターフェースの例示である。
【0239】
同図のユーザインターフェース2300は、次のエレメンを含む。
【0240】
1.面積計算値(Total walls):既に選択された(或いは、記憶された)面積計算値がディスプレイされる。
【0241】
2.タイル規格設定(Total size):図20図22で説明したユーザ入力信号によるタイル規格(選択されたタイル規格又は手記入力されたタイル規格)がディスプレイされる。
【0242】
3.数式計算による結果値(You need):数式計算による結果値がディスプレイされる。結果値は、図20図22で説明したユーザ入力信号によって選択された単位で表示される。
【0243】
4.推奨計算値(Recommended amount):結果値が整数でない場合に、結果値に基づいて計算される推奨計算値がディスプレイされる。
【0244】
5.ホーム(Home):アプリケーション初期ユーザインターフェースをディスプレイする機能を表す。
【0245】
6.再計算(Do it again):図20図22で説明した面積値及び計算値を再計算を行う機能を表す。ユーザ入力信号が再計算機能を選択すれば、計算モード初期ユーザインターフェースがディスプレイされる。
【0246】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図23は例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0247】
図24は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0248】
図24に示すユーザインターフェース2400は、資材として壁紙を選択するユーザ入力信号による計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0249】
壁紙を選択するユーザ入力信号による計算モードは、レーザー距離測定装置で受信したデータに基づいて空間の面積などを計算し、計算値によって、予想される壁紙の使用量(サイズ)を計算する機能である。計算モードを示すユーザインターフェースは、壁紙を壁に貼る時に使用され得るサイズ、単位などを示す1つ又はそれ以上のイメージ、アイコン、メニューなどのビジュアルアウトプットを含む。図示のイメージ、アイコンなどは例示に過ぎず、位置、サイズなどが変更可能である。図示の各番号は、次の機能を表す。
【0250】
左側に示すユーザインターフェースは、次のエレメンを含む。
【0251】
1.ホーム:ホームエレメントを選択するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、アプリケーションの初期インターフェースをディスプレイできる。
【0252】
2.設定:アプリケーション全般の設定を管理する機能を表す。
【0253】
3.壁紙計算モード:1つ又はそれ以上の資材のうち少なくとも1つの資材に対する計算モードを選択できるように、各資材を示すアイコン、イメージなどがディスプレイされる。壁紙に対する計算モードを選択するユーザ入力信号によって、他の資材に対する計算モードを示すアイコン、イメージなどは非活性化処理されてよい。
【0254】
4.前のページの面積計算値(Area):面積計算値(図16及び図17で説明した面積計算値)がディスプレイされる。
【0255】
5.単位選択(Unit):トグルバー形態で表現されているが、本例示に限定されない。壁紙のサイズ単位としてcm又はin/ftのうち少なくとも1つを含む。ユーザ入力信号によってcm又はin/ftが選択されてよい。
【0256】
6.壁紙規格選択:壁紙規格を示す1つ又はそれ以上のアイコン又はイメージを含んでよい。例えば、横縦のサイズが互いに異なる壁紙規格は、それぞれのアイコン(又は、イメージ)でディスプレイされる。実施例に係る壁紙規格選択ウィンドウは、少なくとも1つの壁紙規格をそれぞれ示す少なくとも1つのアイコンを含む。少なくとも1つのアイコンは共に又は個別にディスプレイされてよく、ユーザ入力信号(例えば、2回タップなどのジェスチャ)によって選択されるアイコンは中央に位置し、サイズは、両側に位置しているアイコンのサイズよりも拡大してディスプレイされる。また、選択されたアイコンはアニメーション処理されてディスプレイされてよい。アイコンの移動及び変更は、ユーザスライスジェスチャによって行われる。各アイコンは、規格を示す数字と共にディスプレイされてよい。また、選択された壁紙規格値は、壁紙使用量の計算のために直ちに記憶される。また、壁紙規格値(壁紙の幅(width)及び長さ(height))は選択と同時に又は連続して下段のデータ表示エレメントにディスプレイされる。
【0257】
7.壁紙規格手記入力:壁紙規格手記入力機能を表す。壁紙規格手記入力機能は、基本設定規格ではなく、ユーザから壁紙規格(幅及び長さ)の入力を受ける機能を表す。
【0258】
8.計算実行ボタン:既に計算された面積値及びユーザ入力信号によって選択された壁紙規格に基づいて壁紙の使用量を計算する計算実行機能を表す。ユーザ入力信号によって計算実行機能が選択されると、アプリケーションは面積値及び壁紙規格に基づいて計算を行う。
【0259】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図24は例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0260】
図25は、壁紙規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。
【0261】
図25のユーザインターフェースは、図24で説明したユーザ入力信号によって壁紙規格手記入力機能が選択されるとディスプレイされるタイル規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。壁紙規格手記入力のためのユーザインターフェースは、壁紙規格、すなわち、幅値と高さ値が入力されるためのエレメント、設定された単位を初期化して再設定するためのエレメント、及び確認エレメントを含む。ユーザ入力信号によって単位が選択されると、選択されていない残りの単位は非活性化される。同図の左側に示すユーザインターフェース2500は、幅値及び単位が入力されるためのユーザインターフェースの例示であり、同図の右側に示すユーザインターフェース2510は、高さ(又は、長さ)値及び単位が入力されるためのユーザインターフェースの例示である。幅値及び単位が入力されるためのユーザインターフェース2500がまずディスプレイされ、後で高さ値及び単位が入力されるためのユーザインターフェース2510がディスプレイされてよいが、順序は変更可能である。仮に幅値及び単位が入力されるためのユーザインターフェース2500がまずディスプレイされ、幅値及び単位が入力されると、高さ値及び単位が入力されるためのユーザインターフェース2511は、幅値が入力される時に設定された単位を含み、設定されていない残りの単位を示すエレメントは非活性化される。
【0262】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図25は例示に過ぎず、壁紙規格手記入力のためのユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0263】
図26は、壁紙規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。
【0264】
図26に示すユーザインターフェースは、ユーザから壁紙規格が入力されるとディスプレイされるユーザの手記入力壁紙規格を示す数字とアイコンを含むユーザインターフェースの例示である。
【0265】
ユーザインターフェースは、手記入力壁紙規格を修正したり壁紙規格手記入力機能を取り消したりするためのアイコン9を含んでよい。図面の左側に示すユーザインターフェース2600は、幅値及び単位のみが入力された場合に、ユーザの手記入力壁紙規格を示す数字とアイコンを含むユーザインターフェースの例示である。図面の右側に示すユーザインターフェース2610は、幅値及び単位が入力された後に長さ値及び単位が入力された時にユーザの手記入力壁紙規格を示す数字とアイコンを含むユーザインターフェースの例示である。
【0266】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図26は例示に過ぎず、壁紙規格手記入力のためのユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0267】
図27は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0268】
図27に示すユーザインターフェース2700は、資材として壁紙を選択するユーザ入力信号による計算モードを行って結果値を示すユーザインターフェースの例示である。
【0269】
同図のユーザインターフェース2700は、次のエレメンを含む。
【0270】
1.面積計算値(Total Walls):既に選択された(或いは、記憶された)面積計算値がディスプレイされる。
【0271】
2.壁紙規格設定(Paper size):図24図26で説明したユーザ入力信号による壁紙規格(選択された壁紙規格又は手記入力された壁紙規格)がディスプレイされる。
【0272】
3.数式計算による結果値(You need):数式計算による結果値と壁紙を示すイメージがディスプレイされる。結果値は、図24図26で説明したユーザ入力信号によって選択された単位で表示される。
【0273】
4.推奨計算値(Recommended amount):結果値が整数でない場合に、結果値に基づいて計算される推奨計算値がディスプレイされる。
【0274】
5.ホーム(Home):アプリケーション初期ユーザインターフェースをディスプレイする機能を表す。
【0275】
6.再計算(Do it again):図24図26で説明した面積値及び計算値の再計算を行う機能を表す。ユーザ入力信号が再計算機能を選択すれば、計算モード初期ユーザインターフェースがディスプレイされる。
【0276】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図27は例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0277】
図28は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0278】
図28に示すユーザインターフェース2800は、資材として木材を選択するユーザ入力信号による計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0279】
木材を選択するユーザ入力信号による計算モードはレーザー距離測定装置から受信したデータに基づいて空間の面積などを計算し、計算値によって、予想される木材の使用量(個数)を計算する機能である。計算モードを示すユーザインターフェースは、木材のサイズ、単位などを示す1つ又はそれ以上のイメージ、アイコン、メニューなどのビジュアルアウトプットを含む。図示のイメージ、アイコンなどは例示に過ぎず、位置、サイズなどが変更可能である。図示の各番号は、次の機能を表す。
【0280】
左側に示すユーザインターフェース2800は、次のエレメンを含む。
【0281】
1.ホーム:ホームエレメントを選択するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、アプリケーションの初期インターフェースをディスプレイできる。
【0282】
2.設定:アプリケーション全般の設定を管理する機能を表す。
【0283】
3.木材計算モード:1つ又はそれ以上の資材のうち少なくとも1つの資材に対する計算モードを選択できるように、各資材を示すアイコン、イメージなどがディスプレイされる。木材に対する計算モードを選択するユーザ入力信号によって、他の資材に対する計算モードを示すアイコン、イメージなどは非活性化処理されてよい。
【0284】
4.前のページの面積計算値(Area):面積計算値(図16及び図17で説明した面積計算値)がディスプレイされる。
【0285】
5.木材規格選択:木材規格を示す1つ又はそれ以上のアイコン又はイメージを含んでよい。例えば、横縦のサイズが互いに異なる木材規格は、それぞれのアイコン(又は、イメージ)でディスプレイされる。実施例に係る木材規格選択ウィンドウは、少なくとも1つの木材規格をそれぞれ示す少なくとも1つのアイコンを含む。少なくとも1つのアイコンは共に又は個別にディスプレイされてよく、ユーザ入力信号(例えば、2回タップなどのタッチジェスチャ)によって選択されるアイコンは中央に位置し、サイズは、両側に位置しているアイコンのサイズよりも拡大してディスプレイされる。また、選択されたアイコンはアニメーション処理されてディスプレイされてよい。アイコンの移動及び変更はユーザスライスジェスチャによって行われる。各アイコンは、規格を示す数字と共にディスプレイされてよい。また、選択された木材規格値は木材使用量の計算のために直ちに記憶される。また、木材規格値(木材の幅及び長さ)は選択と同時に又は連続して下段のデータ表示エレメントにディスプレイされる。
【0286】
6.木材規格手記入力:木材規格手記入力機能を表す。木材規格手記入力機能は基本設定規格ではなく、ユーザから木材規格の入力を受ける機能を表す。
【0287】
7.計算実行ボタン:既に計算された面積値及びユーザ入力信号によって選択された木材規格に基づいて木材の使用量を計算する計算実行機能を表す。ユーザ入力信号によって計算実行機能が選択されると、アプリケーションは面積値及び木材規格に基づいて計算を行う。
【0288】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図28は例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0289】
図29は、木材規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示を示す。
【0290】
図29の左側に示すユーザインターフェース2900は、図28で説明したユーザ入力信号によって木材規格手記入力機能が選択されるとディスプレイされる木材規格手記入力のためのユーザインターフェースの例示である。木材規格手記入力のためのユーザインターフェース2900は、木材規格、すなわち、幅値と長さ値が入力されるためのエレメント、設定された単位を初期化して単位を再設定するためのエレメント、及び確認エレメントを含む。ユーザ入力信号によって単位が選択されると、選択されていない残りの単位は非活性化される。
【0291】
ユーザから木材規格が入力されると、同図の右側に示すように、ユーザの手記入力木材規格を示す数字とアイコン8を含むユーザインターフェース2910がディスプレイされる。ユーザインターフェース2900は、手記入力木材規格を修正したり木材規格手記入力機能を取り消したりするためのアイコン9を含んでよい。
【0292】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図29は例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0293】
図30は、実施例に係る計算モードを示すユーザインターフェースの例示である。
【0294】
図30に示すユーザインターフェース3000は、資材として木材を選択するユーザ入力信号による計算モードを行って結果値を示すユーザインターフェースの例示である。
【0295】
同図のユーザインターフェース3000は、次のエレメンを含む。
【0296】
1.面積計算値(Total walls):既に選択された(或いは、記憶された)面積計算値がディスプレイされる。
【0297】
2.木材規格設定(Lumber size):図28及び図29で説明したユーザ入力信号による木材規格(選択された木材規格又は手記入力された木材規格)がディスプレイされる。
【0298】
3.数式計算による結果値(You need):数式計算による結果値と木材イメージがディスプレイされる。結果値は、図28及び図29で説明したユーザ入力信号によって選択された単位で表示される。
【0299】
4.推奨計算値(Recommended amount):結果値が整数でない場合に、結果値に基づいて計算される推奨計算値がディスプレイされる。
【0300】
5.ホーム(Home):アプリケーション初期ユーザインターフェースをディスプレイする機能を表す。
【0301】
6.再計算(Do it again):図28図29で説明した面積値及び計算値を再計算を行う機能を表す。ユーザ入力信号が再計算機能を選択すれば、計算モード初期ユーザインターフェースがディスプレイされる。
【0302】
ユーザ入力信号によって選択されたアイコン、イメージなどは別色処理してディスプレイされてよく、アプリケーションは当該機能を実行する。図30は例示に過ぎず、計算モードを示すユーザインターフェースは本例示に限定されない。
【0303】
図31は、セカンダリデバイスの動作を示すフローダイヤグラムである。
【0304】
上述したように、アプリケーションが実行されると、セカンダリデバイスは、ディスプレイを介して、レーザー距離測定装置とインタラクションできるユーザインターフェースを提供することができる。セカンダリデバイスは、測定モード、スケッチモード及び計算モードを選択できるユーザインターフェース(メイン画面)を提供する。実施例に係る計算モードは、見積モードと呼ぶことができる。図31は、図13で上述したセカンダリデバイスの動作を示すフローダイヤグラムに見積モードに対する実施例を追加したフローダイヤグラムである。
【0305】
見積モードは、図16図30で説明した計算モードの他にも、計算された結果値に基づいて見積書を生成するか、資材販売ウェブサイト及び/又はアプリケーションと通信を行い、見積書に基づいて資材購買などのための動作を行うことができる。
【0306】
測定モードを選択するユーザ入力信号が入力されると、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置の動作及び/又は機能(例えば、レーザーオン/オフ、方向、形態単位選択、変更、測定開始など、図3で説明した動作及び/又は機能)を選択/除去するためのユーザインターフェースを提供する。セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置と通信可能にブルートゥース通信を連結し、レーザー距離測定装置の機能を選択/制御するための信号を送信する。
【0307】
実施例に係るアプリケーションの測定モードは、測定値管理機能をさらに含む。レーザー距離測定装置で測定された値は、リスト形態でディスプレイされてよい。測定値管理機能は、測定値を修正する、測定値をレーザー距離測定装置からダウンロードする、又は測定値を削除する機能を含む。ユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、各機能を示すユーザインターフェースを提供することができる。すなわち、測定モードについては、図13で上述した内容を参照できる。
【0308】
スケッチモードを選択するユーザ入力信号が入力されると、セカンダリデバイスは、アプリケーションのスケッチモード機能を示すユーザインターフェースをディスプレイする。実施例に係るアプリケーションのスケッチモードの機能は、新しいスケッチ生成、スケッチ検索、スケッチ名修正、スケッチ削除を含む。新しいスケッチ生成に対応するユーザ入力信号によって、セカンダリデバイスは、空のスケッチ、写真イメージを確保したり又は既に記憶されたイメージを選択できるユーザインターフェースを提供することができる。ユーザ入力信号によって、アプリケーションは、新しいスケッチを生成したり又は確保された写真及び/又は記憶されたイメージに基づいて生成される新しいスケッチを提供することができる。すなわち、スケッチモードについては、図13で上述した内容を参照できる。ただし、図13に加えて、セカンダリデバイスは、スケッチモードにおいて「戻る」及び「自動記憶」機能をさらに提供することができる。例えば、セカンダリデバイスは、グリッド形態又はイメージを背景にしたスケッチを生成した状態で「戻る」アイコンを選択するユーザ入力信号を受信したり又は「自動記憶」アイコンを選択するユーザ入力信号を受信することができる。これにより、セカンダリデバイスは、ユーザ入力信号に基づいた動作を行うことができる。
【0309】
以下、図31では見積モードについて詳しく説明する。
【0310】
図31を参照すると、段階S2401で、見積モードを選択するユーザ入力信号が入力されると、セカンダリデバイスは、アプリケーションの見積モード機能を示すユーザインターフェースをディスプレイする。セカンダリデバイスは、見積モードを示すユーザインターフェースが1つ又はそれ以上の資材のうち少なくとも1つを選択するユーザ入力信号を受信すると、各資材に対する見積モードを示すユーザインターフェースをディスプレイする。実施例に係るセカンダリデバイスは、各資材に対する見積モードを行うために、図1図8で説明したレーザー距離測定装置と実時間で通信を行って測定値を受信するか、新しい測定値を測定するように指示する信号を送信して実時間測定値を受信することができる。実施例に係るセカンダリデバイスは、図10図30で説明した資材を追加するユーザ入力信号によって追加された資材を示すアイコン、イメージなどを含むユーザインターフェースを提供することができる。例えば、セカンダリデバイスは、ペイント、壁紙、タイル、木材などを含む見積品目に対応するアイコンを出力できる。
【0311】
段階S2402で、セカンダリデバイスは、見積品目を選択するユーザ入力信号を受信することができる。例えば、セカンダリデバイスは、ペイント、壁紙、タイル、木材に対応するアイコンを選択するユーザ入力信号を受信することができる。
【0312】
段階S2403で、セカンダリデバイスは、選択された見積品目に対する見積数値を入力するユーザ入力信号を受信することができる。特に、セカンダリデバイスは、選択された見積品目に対する見積数値を、ユーザから直接受信するのではなく、図12図30で上述した測定モード、スケッチモードで測定又は記憶された測定値管理リストから取り込むことができる。より詳細には、セカンダリデバイスは、選択された見積品目に対する見積数値を入力するために、新しい測定アイコン、測定値管理アイコンを出力することができる。セカンダリデバイスは、新しい測定アイコンを選択するユーザ入力信号に基づいて、図12図14の測定モードによって新しく測定することができる。また、セカンダリデバイスは、測定値管理アイコンを選択するユーザ信号に基づいて、測定モード又はスケッチモードによって既に測定/記憶された測定リストを出力することができる。すなわち、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置(又は、サーバー)から測定値を受信し、リストを生成又は管理できる。また、見積モードを行うために生成及び管理されたリストを構成する1つ又はそれ以上の測定値に基づいて資材別見積モードを行うことができる。
【0313】
段階S2404で、セカンダリデバイスは、出力された測定リストのうち、品目別測定値を選択するユーザ入力信号を受信することができる。また、セカンダリデバイスは、出力された測定リストのうち、段階2402で選択された見積品目を自動で選択することができる。このとき、セカンダリデバイスは、出力された測定リストのうち複数の見積品目に対する測定値がユーザによって選択されてよい。
【0314】
段階S2405で、セカンダリデバイスは、新しく測定されるか、測定値管理リストから選択された品目別測定値に基づいて見積作成を要請したり取り消したりするユーザ入力信号を受信することができる。アプリケーションは、見積モードを示すユーザインターフェースを介して、資材を購入するための見積を要請するユーザ入力信号を受信し、見積書を生成することができる。セカンダリデバイスは、ユーザ入力信号によって見積書を表示するユーザインターフェースをディスプレイすることができる。仮に見積書生成を取り消すユーザ入力信号が受信される場合に、アプリケーションは見積生成を取り消すことができる。
【0315】
段階S2406で、セカンダリデバイスは、段階S2405で予想見積が生成されると、生成された予想見積に基づいて資材販売ウェブサイト、資材販売アプリケーションなどと通信を行うことができる。この時、セカンダリデバイスは、資材販売ウェブサイトのうち、ユーザの現在位置又は指定された位置から予め設定された範囲以内にアドレスがある資材販売ウェブサイト、資材販売アプリケーションのみをリスト化してユーザに出力することができる。また、図31で上述した見積モードについては、図36で再度説明する。図31のフローダイヤグラムは例示に過ぎず、各エレメントの処理順序及び/又は動作は変更可能である。
【0316】
図32は、セカンダリデバイスで測定モードを用いる実施例を示すフローチャートである。
【0317】
以下、図32は、図14で上述した測定モードの機能を使用する様々な実施例について具体的に説明する。
【0318】
図32を参照すると、段階S2501で、セカンダリデバイスは、アプリケーションが実行されると、ディスプレイを介して、レーザー距離測定装置とインタラクションできるユーザインターフェースを提供することができる。より詳細には、セカンダリデバイスは、ユーザインターフェースとして、測定モード、スケッチモード及び計算モードを選択できるメニューを含むメイン画面を提供することができる。
【0319】
段階S2502で、セカンダリデバイスは、測定モードを実行できる。より詳細には、セカンダリデバイスは、ユーザが測定モードメニューを選択する信号を受信することができる。例えば、ユーザは、メイン画面で測定モードに対応するアイコンをタッチできる。また、セカンダリデバイスは、測定モードが実行されることにより、測定モードの機能及び/又は動作を制御するための少なくとも1つのメニューを提供できる。ここで、少なくとも1つのメニューは、ホーム、測定値管理、設定、送出、レーザーオン/オフ、測定方式、測定モード、単位選択、測定などを含んでよい。このとき、それぞれのメニューは、イメージ又はアイコンなどとしてセカンダリデバイスのディスプレイを介して出力されてよい。以下、説明の便宜のために、それぞれのメニューがアイコンの形態で出力されることを仮定して説明する。
【0320】
以下、段階S2503~段階S2511で、測定モードで行われる様々な機能及び/又は動作について説明するが、それぞれの段階は必ずしも行われず、選択的に行われてよいことは勿論である。例えば、ユーザは、段階S2508で測定方式メニューのうち一つのアイコンを選択し、段階S2509で測定モードメニューのうち一つのアイコンを選択し、段階S2510で単位メニューのうち一つのアイコンを選択した後、段階S2511でレーザー距離測定装置を制御できる。以下、その詳細を説明する。
【0321】
段階S2503で、セカンダリデバイスは、ユーザがホームアイコンを選択する信号を受信することができる。ここで、ホームアイコンを選択する信号を、ユーザがホームアイコンをタッチする、ホームアイコンに対応する物理的なボタンを選択する、又はホームアイコンに対応する音声信号を入力する信号を含んでよい。以下、ユーザがアイコンを選択できる様々な方法について重複する説明は省略する。
【0322】
セカンダリデバイスは、段階S2503によってユーザがホームアイコンを選択する信号を受信する場合に、段階S2501に戻ることができる。すなわち、セカンダリデバイスは、ホームアイコンを選択する信号を受信することにより、測定モード、スケッチモード及び計算モードを含むメイン画面を提供することができる。
【0323】
段階S2504で、セカンダリデバイスは、ユーザが測定値管理アイコン選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、測定値管理アイコンを選択する信号を受信する場合に、セカンダリデバイスの記憶部(例えば、メモリ)に記憶されたり又はレーザー距離測定装置に記憶された測定値を出力することができる。この時、セカンダリデバイスの記憶部に測定値が記憶されている場合に、セカンダリデバイスは、測定値管理アイコンを選択する信号を受信することによって即時測定値を出力することができる。一方、セカンダリデバイスではなくレーザー距離測定装置に測定値が記憶されている場合に、セカンダリデバイスは、測定値管理アイコンを選択する信号を受信することにより、レーザー距離測定装置に、記憶された測定値を要請する信号を送信することができる。図示してはいないが、レーザー距離測定装置は、セカンダリデバイスから測定値を要請する信号を受信する場合に、セカンダリデバイスに記憶された測定値に関する情報を送信することができる。
【0324】
段階S2505で、セカンダリデバイスは、ユーザが設定アイコン選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、設定アイコンを選択する信号を受信することにより、セカンダリデバイスでアプリケーションを設定するための機能を提供する少なくとも1つのメニューを出力することができる。例えば、セカンダリデバイスは、設定アイコンを選択する信号を受信することにより、ブルートゥース連結、オートスケール、アプリ説明書、公知事項、Q&Aに対応するメニューを出力することができる。このとき、ブルートゥース連結を取り上げて詳細に説明すれば、セカンダリデバイスは、後述する段階S2507でレーザー距離測定装置のレーザー出力を活性化することとは別個に、セカンダリデバイスとレーザー距離測定装置とをブルートゥース連結するか否かを設定することができる。このとき、図示してはいないが、セカンダリデバイスとレーザー距離測定装置とがブルートゥース連結のために予め設定された認証コード(例えば、PINナンバー)などを互いに要請することができる。
【0325】
段階S2506で、セカンダリデバイスは、ユーザが送出アイコン選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、送出アイコンを選択する信号を受信する場合に、セカンダリデバイスに記憶された測定値に関する情報を外部に送信及び/又は共有できる。図示してはいないが、セカンダリデバイスは、送出アイコンを選択する信号を受信することにより、送出が可能なデバイス及び/又はアプリケーションリストを出力することができる。例えば、リストは、メッセンジャーアプリケーション、メールアプリケーション、ギャラリーアプリケーション、他のデバイス及び他のレーザー距離測定装置などを含んでよい。
【0326】
段階S2507で、セカンダリデバイスは、ユーザがレーザーon/offアイコンを選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、ユーザがレーザーonアイコンを選択することにより、レーザー距離測定装置のレーザー出力を活性化するように制御する信号を、レーザー距離測定装置に送信できる。この時、セカンダリデバイスは、ユーザがレーザーonアイコンを選択すると同時にレーザー距離測定装置のレーザー出力を活性化するか、予め設定された時間(例えば、1秒)が経過した後にレーザー距離測定装置のレーザー出力を活性化する制御信号を送信することができる。また、セカンダリデバイスは、ユーザからレーザーonアイコンを選択する信号を受信しても、以後の段階S2511で後述する測定信号を受信するまでレーザー出力の活性化を遅延させることができる。のみならず、セカンダリデバイスは、セカンダリデバイスとレーザー距離測定装置とがブルートゥース連結されていなくとも、ユーザがレーザーonアイコンを選択する信号を受信することにより、自動でレーザー距離測定装置とブルートゥース連結を行った後、レーザー出力を活性化させることができる。
【0327】
段階S2508で、セカンダリデバイスは、ユーザが測定方式を選択する信号を受信することができる。ここで、測定方式は、第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールのうち少なくとも1つを使用するか否かを示すことができる。ただし、ユーザの便宜のために、セカンダリデバイスは、第1レーザーモジュールのみを使用するが、レーザー距離測定装置の長さを含めて距離を測定するモードを示す第1測定方式、第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールの両方を使用するモードを示す第2測定方式、第1レーザーモジュールのみを使用するが、レーザー距離測定装置の長さを含めずに距離を測定するモードを示す第3測定方式に対応するアイコンを出力することができる。また、視覚的な便宜のために、セカンダリデバイスは、第1測定方式に対応するアイコンを、レーザー距離測定装置を含めてレーザー距離測定装置の左側方向の距離を測定するアイコンとして表示し、第2測定方式に対応するアイコンを、レーザー距離測定装置の両方向の距離を測定するアイコンとして表示し、第3測定方式に対応するアイコンを、レーザー距離測定装置を除いてレーザー距離測定装置の右側方向の距離を測定するアイコンとして表示することができる。セカンダリデバイスは、ユーザが第1測定方式、第2測定方式及び第3測定方式のうち一つを選択する信号を受信することができる。
【0328】
段階S2509で、セカンダリデバイスは、ユーザが測定モードを選択する信号を受信することができる。ここで、測定モードは、距離、面積、体積、直角三角形の斜辺距離及び角度を測定するモードを含んでよい。ただし、これは例示に過ぎず、レーザー距離測定装置を用いて測定可能な様々な測定モードが後で追加されてもよいことは勿論である。ただし、同図では、距離、面積、体積、直角三角形の斜辺距離及び角度を取り上げて説明する。これにより、セカンダリデバイスは、距離、面積、体積、直角三角形の斜辺距離及び角度を示すアイコンをそれぞれ出力することができる。セカンダリデバイスは、ユーザが距離、面積、体積、直角三角形の斜辺距離及び角度のうち一つを選択する信号を受信することができる。
【0329】
段階S2510で、セカンダリデバイスは、ユーザが単位を選択する信号を受信することができる。ここで、単位は、mm、cm、m、In、ft、ydを含んでよい。同様に、単位は、レーザー距離測定装置を用いて測定可能な様々な単位が後で追加されてもよいことば勿論である。これにより、セカンダリデバイスは、mm、cm、m、In、ft、ydを示すアイコンをそれぞれ出力できる。セカンダリデバイスは、ユーザがmm、cm、m、In、ft、ydのうち一つを選択する信号を受信することができる。
【0330】
段階S2508~段階S2510で、セカンダリデバイスは、ユーザがレーザー距離測定装置の測定方式、測定モード及び単位を選択する信号を受信することができる。
【0331】
その後、段階S2511で、セカンダリデバイスは、ユーザが測定アイコンを選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、測定アイコンを選択する信号を受信することにより、段階S2508~段階S2510によって選択された情報に対応する信号をレーザー距離測定装置に送信することができる。例えば、ユーザが段階S2508で、第1測定方式を選択し、段階S2509で、距離を選択し、段階S2510で、mを選択した場合に、セカンダリデバイスはレーザー距離測定装置に、第1測定方式で距離をmの単位にして測定するように制御する信号を送信できる。その後、セカンダリデバイスはレーザー距離測定装置から、第1レーザーモジュールによってレーザー距離測定装置の長さを含む距離をm単位で測定した測定値を受信することができる。これにより、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置から受信された測定値をディスプレイを介して出力できる。上述した例示は、セカンダリデバイスから別の計算を要求せず、セカンダリデバイスは単純にレーザー距離測定装置から受信した測定値を出力できる。
【0332】
ただし、実施例に係るセカンダリデバイスがレーザー距離測定装置から受信した測定値を計算して出力する実施例も含んでよい。より詳細には、ユーザが段階S2508で、第1測定方式を選択し、段階S2509で、角度を選択し、段階S2510で、cmを選択した場合に、セカンダリデバイスはレーザー距離測定装置に、第1測定方式で角度をcm単位で測定するように制御する信号を送信できる。この場合、角度を測定値として出力するために、レーザー距離測定装置は第1レーザーモジュールを用いて水平距離と斜辺距離を測定することができる。レーザー距離測定装置は、測定された水平距離及び斜辺距離をセカンダリデバイスに送信でき、セカンダリデバイスは、受信した水平距離と斜辺距離値に対して数式(例えば、三角関数)に基づいて角度を計算できる。その後、セカンダリデバイスは、計算された角度値を出力することができる。
【0333】
他の実施例として、ユーザが段階S2508で、第2測定方式を選択し、段階S2509で、直角三角形の斜辺距離を選択し、段階S2510でInを選択した場合に、セカンダリデバイスはレーザー距離測定装置に、第2測定方式で直角三角形の斜辺距離をIn単位で測定するように制御する信号を送信できる。この場合、直角三角形の斜辺距離を測定値として出力するために、セカンダリデバイスはレーザー距離測定装置に、第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールを用いて水平距離と垂直距離を測定するように制御する信号を送信できる。その後、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置から測定された水平距離及び垂直距離を受信することができ、受信した水平距離及び垂直距離値に対して数式(例えば、ピタゴラス整理)に基づいて直角三角形の斜辺距離を計算して出力することができる。
【0334】
すなわち、セカンダリデバイスは、ユーザによって選択された測定モードに対応する測定値を出力するために、必要な情報をレーザー距離測定装置に要請でき、レーザー距離測定装置は、測定した値をセカンダリデバイスに送信できる。より詳細には、セカンダリデバイスは、測定モードに対応する測定値によって必要な情報が異なるため、段階S2508~段階S2510で測定方式、測定モード及び単位が決定されると、それに基づいて、必要な情報をレーザー距離測定装置に要請できる。その後、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置から受信した測定値及び様々な数式に基づいてユーザー所望の測定値を計算して出力できる。
【0335】
このとき、セカンダリデバイスは、段階S2510でユーザによって測定単位として、mm、cm、m、In、ft、ydのような単位が選択されても、これはレーザー距離測定装置が測定する距離に対する単位値であるため、セカンダリデバイスは最終的に測定モードに対応する測定値を出力するために他の単位を使用することができる。より詳細には、セカンダリデバイスは、段階S2509で、体積を測定するモードが選択される場合に、レーザー距離測定装置にm単位で距離測定を要請し、レーザー距離測定装置からm単位で測定された距離値を受信した後、体積に対応する単位であるm3で体積を計算後に出力できる。
【0336】
また、段階S2511で、セカンダリデバイスは、ユーザが測定アイコンを選択する信号を受信する場合に、段階S2507でレーザーonアイコンが選択されなかった場合にも、レーザー距離測定装置のレーザー出力を活性化させることができる。
【0337】
一方、段階S2511で、セカンダリデバイスは、ユーザが測定アイコンを選択する信号を受信するとき、段階S2508~段階S2510で測定方式、測定モード及び単位のいずれか一つが選択されていない場合に、アラーム又はポップアップウィンドウ(pop-up window)などを用いて、測定方式、測定モード及び単位のいずれか一つが選択されていないことを案内(guide)することができる。
【0338】
また、図32のフローチャートは例示に過ぎず、各エレメントの処理順序及び/又は動作は変更可能である。
【0339】
【0340】
図33は、セカンダリデバイスでスケッチモードを用いる実施例を示すフローチャートである。以下、図33では、図15で上述したスケッチモードの機能を使用する様々な実施例について具体的に説明する。また、図32で上述した内容と重複する説明は省略する。
【0341】
図33を参照すると、段階S2601で、セカンダリデバイスは、アプリケーションが実行されると、ディスプレイを介して、レーザー距離測定装置とインタラクションできるユーザインターフェースを提供することができる。より詳細には、セカンダリデバイスはユーザインターフェースに、測定モード、スケッチモード及び計算モードを選択できるメニューを含むメイン画面を提供できる。
【0342】
図32とは違い、段階S2602で、セカンダリデバイスは、ユーザがスケッチモードを選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、スケッチモードを選択する信号を受信することにより、スケッチモードの機能及び/又は動作を制御するための少なくとも1つのメニューを提供できる。ここで、少なくとも1つのメニューは、ホーム、測定値管理、設定、修正/削除、スケッチ検索、新しいスケッチ生成及び既存スケッチ選択などを含んでよい。このとき、それぞれのメニューは、イメージ又はアイコンなどとしてセカンダリデバイスのディスプレイを介して出力されてよいことは、上述した通りである。
【0343】
以下、段階S2603~段階S2609で、スケッチモードで行われる様々な機能及び/又は動作について説明する。ただし、段階S2603~段階S2605は、図32で上述した段階S2503~段階S2505の実施例が適用されてよいので、以下では説明を省略する。
【0344】
段階S2606で、セカンダリデバイスは、ユーザが修正/削除アイコンを選択する信号を受信することができる。より詳細には、セカンダリデバイスは、ユーザが修正/削除アイコンを選択する信号を受信する場合に、セカンダリデバイスに記憶されたスケッチを修正又は削除するメニューを提供できる。
【0345】
段階S2607で、セカンダリデバイスはユーザに、スケッチを検索するための入力ウィンドウを提供できる。セカンダリデバイスは、入力ウィンドウを介してユーザからスケッチ名を受信することができる。これにより、セカンダリデバイスは、入力ウィンドウを介して受信したスケッチ名を、セカンダリデバイス内に存在する記憶部から検索してその結果を出力することができる。
【0346】
段階S2608で、セカンダリデバイスは、ユーザが新しいスケッチ生成アイコンを選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、ユーザが新しいスケッチ生成アイコンを選択する信号を受信することにより、写真選択、写真撮影及び空のスケッチメニューを提供することができる。すなわち、セカンダリデバイスは、ユーザが図面を直接スケッチする実施例の他にも、セカンダリデバイスに内蔵されたカメラで写真を撮影したり、セカンダリデバイスの記憶部に含まれた写真を選択して写真にスケッチを行うことができる。この時、セカンダリデバイスは、写真を撮影したり写真を選択して写真にスケッチを行う場合に、スケッチが作成された写真をセカンダリデバイスに新しく記憶させることができる。
【0347】
また、段階S2608で、セカンダリデバイスは、写真が選択されるか、写真が撮影されるか、新しいスケッチを作成する場合のいずれにおいても、段階S2610~段階S2613を提供することができる。これについては後述する。
【0348】
段階S2609で、セカンダリデバイスは、ユーザが既存スケッチアイコンを選択する信号を受信することができる。段階S2609に先立ち、セカンダリデバイスは、段階S2608で生成されたスケッチに対するリストを、アプリケーションを介して提供できる。これにより、ユーザはスケッチのうち一つを選択することができる。
【0349】
その後、セカンダリデバイスは、既存スケッチアイコンを選択する信号を受信することにより、段階S2610~段階S2613を提供できる。
【0350】
段階S2610で、セカンダリデバイスはユーザにスケッチツールを提供することができる。ここで、スケッチツールは、直線描画、四角形描画、テキスト入力、戻る、進むなどのメニューを含んでよい。セカンダリデバイスは、段階S2608で選択された空のスケッチ、撮影されたり選択された写真上にユーザのスケッチを出力することができる。すなわち、セカンダリデバイスは、ユーザのタッチ信号などに基づいて選択した直線描画、四角形描画、テキスト入力などに基づいてグリッド形態のイメージである空のスケッチ、撮影されたり選択された写真上にスケッチを行うことができる。
【0351】
段階S2611)で、セカンダリデバイスは、ユーザが機器連結を選択する信号を受信することができる。すなわち、段階S2611に先立ち、セカンダリデバイスは、機器連結を示すアイコンを出力することができる。その後、セカンダリデバイスは、機器連結アイコンを選択する信号を受信することにより、レーザー距離測定装置と連結を試みることができる。また、図示してはいないが、セカンダリデバイスがレーザー距離測定装置と連結が試みられた後に、図32で上述した測定モードが実行されてよい。これにより、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置から測定された測定値をスケッチモードに含んでよい。
【0352】
段階S2612で、セカンダリデバイスは、ユーザがスケッチ名変更を選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、スケッチ名を変更するための入力ウィンドウを提供することができる。セカンダリデバイスは、入力ウィンドウを介してユーザからスケッチ名を受信することができる。その後、セカンダリデバイスは、入力されたスケッチ名に基づいて、段階S2607で上述したスケッチ検索を行うことができる。
【0353】
段階S2613で、セカンダリデバイスは、ユーザが送出を選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、送出を選択する信号を受信する場合に、作成されたスケッチファイルの拡張子(例えば、JPG、PDF、Excelなど)を決定できる。この時、セカンダリデバイスは、予め設定された拡張子を自動と指定してスケッチファイルの拡張子を決定するか、ユーザから拡張子の入力を受けることができる。セカンダリデバイスは、スケッチファイルの拡張子が決定された後、図32で上述した段階S2506を行うことができる。すなわち、セカンダリデバイスは、スケッチファイルの拡張子が決定された後、スケッチファイルを外部に送信及び/又は共有できる。
【0354】
また、図示してはいないが、セカンダリデバイスは、段階S2609の既存スケッチ選択段階で削除アイコンを選択する信号に基づいて既存スケッチを削除することができる。
【0355】
また、図33のフローチャートは例示に過ぎず、各エレメントの処理順序及び/又は動作は変更可能である。
【0356】
【0357】
図34は、セカンダリデバイスで計算モードを用いる実施例を示すフローチャートである。
【0358】
以下、図34は、図16及び図17で上述した計算モードの機能を使用する様々な実施例について具体的に説明する。また、図32及び図33で上述した内容と重複する説明は省略する。
【0359】
図34を参照すると、段階S2701で、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置と関連したアプリケーションが実行されると、ディスプレイを介して、レーザー距離測定装置とインタラクションできるユーザインターフェースを提供することができる。より詳細には、セカンダリデバイスは、ユーザインターフェースとして、測定モード、スケッチモード及び計算モードを選択できるメニューを含むメイン画面を提供できる。
【0360】
図32及び図34とは違い、段階S2702で、セカンダリデバイスは、ユーザが計算モードを選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、計算モードを選択する信号を受信することにより、計算モードの機能及び/又は動作を制御するための少なくとも1つのメニューを提供できる。ここで、少なくとも1つのメニューは、ホーム、測定値管理、設定、送出、データ選択、新規測定、手記入力、面積計算などを含んでよい。この時、それぞれのメニューは、イメージ又はアイコンなどとしてセカンダリデバイスのディスプレイを介して出力されてよいことは、上述した通りである。
【0361】
以下、段階S2703~段階S2713によって、計算モードで行われる様々な機能及び/又は動作について説明する。ただし、段階S2703~段階S2706は、図32で上述した段階S2503~段階S2506の実施例が適用されてよいので、以下では説明を省略する。
【0362】
段階S2707で、セカンダリデバイスは、データ選択リストを提供することができる。ここで、データ選択リストは、上述した測定モード及びスケッチモードによってレーザー距離測定装置及び/又はセカンダリデバイスに記憶されている既存測定データを含んでよい。また、セカンダリデバイスは、データ選択リストからデータを選択できるアイコンを提供することができる。これにより、セカンダリデバイスは、ユーザがデータ選択リストから少なくとも1つのデータを選択する信号を受信することができる。また、セカンダリデバイスは、ユーザがデータ選択リストから少なくとも1つのデータを選択する場合に、選択されたデータを別の色で表示できる。例えば、ユーザは、データ選択リストから第1データ及び第2データを選択することができる。このとき、選択された第1データ及び第2データは陰影表示されてよい。これにより、セカンダリデバイスは、第1データ及び第2データに対応する値を、計算モード内の予め設定された領域に出力することができる。この時、セカンダリデバイスは、第1データ及び第2データを同時に又は連続して、予め設定された領域に出力できる。段階S2707に対する実施例は図17を参照できる。
【0363】
段階S2708で、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置を用いて必要なデータを新しく測定することができる。より詳細には、セカンダリデバイスは、ユーザが新規測定アイコンを選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、ユーザが新規測定アイコンを選択する信号を受信することにより、段階S2709~段階S2711のうち少なくとも1つの段階を行うことができる。また、セカンダリデバイスは、ユーザが新規測定アイコンを選択する信号を受信すると同時にレーザー距離測定装置とブルートゥース連結を試みることができる。この場合に、段階S2709は省略されてよい。
【0364】
段階S2709で、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置とブルートゥース連結されていない場合に、ブルートゥース連結の有無を確認するアラームを出力することができる。ここで、アラームは、ビジュアルアラーム、サウンドアラーム、振動アラームなどを含んでよい。この時、ビジュアルアラームの場合に、図16のユーザインターフェース6-1を出力できる。
【0365】
段階S2709でセカンダリデバイスとレーザー距離測定装置とがブルートゥース連結された場合に、段階S2710で、セカンダリデバイスは、測定モードに対応するポップアップウィンドウを出力できる。この時、段階S2709でセカンダリデバイスとレーザー距離測定装置とがブルースで連結された場合に、自動で又は手動で段階S2701が行われてよい。この時、ポップアップウィンドウは、図16のユーザインターフェース6-2を出力できる。セカンダリデバイスは、図32で上述した測定モードの段階S2508~段階S2511を要約したユーザインターフェースを出力できる。より詳細には、セカンダリデバイスは、測定モードに対応するポップアップウィンドウに、測定方式を選択するアイコン、測定モードを選択するアイコン、測定単位を選択するアイコン、測定するアイコンを出力できる。セカンダリデバイスは、ユーザが測定モードに対応するポップアップウィンドウに出力されたアイコンを選択する信号を受信することにより、新規測定を行うことができる。これにより、セカンダリデバイスは、新規測定されたデータを、計算モード内の予め設定された領域に出力できる。
【0366】
段階S2711で、セカンダリデバイスは、レーザー距離測定装置と最初に連結する場合に、最初設定を案内するポップアップウィンドウを出力できる。すなわち、段階S2711は、セカンダリデバイスとレーザー距離測定装置が既に連結されている場合には省略されてよい。
【0367】
段階S2712で、セカンダリデバイスは、ユーザから直接に測定値の入力を受けることができる。より詳細には、セカンダリデバイスは、アプリケーション内に記憶されたデータがないか、アプリケーション内に記憶されたデータがあっても、ユーザから直接に測定対象の長さなどのデータが入力されてよい。この時、セカンダリデバイスは、ユーザが手記入力を選択する信号を受信する場合に、手記入力のためのポップアップウィンドウを出力できる。ここで、手記入力のためのポップアップウィンドウは、図15の右側図面を参照できる。すなわち、セカンダリデバイスは、手記入力のための入力ウィンドウ及び単位に対するアイコンを含むポップアップウィンドウを出力できる。セカンダリデバイスは、段階S2712でユーザから測定値が入力される場合に、計算モードの予め設定された領域に、入力されたデータを出力できる。
【0368】
また、上述した段階S2707、段階S2708及び段階S2712は選択的に行われてよい。例えば、セカンダリデバイスが、段階S2707で、段階S2713)を行うための十分なデータを受信した場合に、段階S2708及び段階S2712は省略されてよい。一方、セカンダリデバイスが、段階S2707で、段階S2713を行うためのデータを十分に受信しなかっな場合に、セカンダリデバイスはユーザに、段階S2708又は段階S2712をさらに要求することができる。例えば、セカンダリデバイスは、段階S2707でユーザから第1データの選択を受信し、段階S2712で第2データに対するユーザの直接入力を受信することができる。この時、セカンダリデバイスは、段階S2713を行うために必要なデータを要請するためのポップアップウィンドウを出力できる。
【0369】
また、段階S2707、段階S2708及び段階S2712のいずれか一方法によって面積を計算するためのデータ値が入力された場合に、セカンダリデバイスは、入力されたデータが出力される予め設定された領域のアイコンを変更できる。例えば、セカンダリデバイスは、データが入力される前には空の領域を出力したり入力アイコンを出力したりしてよいが、データが段階S2707、段階S2708及び段階S2712のいずれか一方法によって入力されると、予め設定された領域にデータを入力し、データが入力されたことを示すアイコンを出力できる。
【0370】
段階S2713で、セカンダリデバイスは、上述した段階で入力されたデータに基づいて面積を計算できる。段階S2713で計算された面積は、様々な資材を活用する上で用いられてよい。そのために、セカンダリデバイスは、計算モード内で次の(next)アイコンを出力でき、ユーザから次のアイコンを選択する信号を受信することができる。その後、計算された面積を活用する様々な実施例については、図35で詳述する。
【0371】
また、図34のフローチャートは例示に過ぎず、各エレメントの処理順序及び/又は動作は変更可能である。
【0372】
図35は、セカンダリデバイスで計算モードを用いる実施例を示すフローチャートである。
【0373】
以下、図35は、図18図30で上述した計算モードの機能を使用する様々な実施例について具体的に説明する。また、図32図34で上述した内容と重複する説明は省略する。
【0374】
図35を参照すると、段階S2801で、セカンダリデバイスはユーザから資材を選択する信号を受信することができる。より詳細には、図34で、セカンダリデバイスは、計算モードで必要な面積を計算できる。その後、セカンダリデバイスは、計算された面積に使用する資材がユーザによって選択されてよい。この時、段階S2801のために、セカンダリデバイスは、資材に対応するアイコンを出力できる。ここで、資材は、ペイント(paint)、タイル(tile)、壁紙(paper)及び木材(lumber)を含んでよいが、これに限定されるものではない。
【0375】
段階S2802は、ユーザがペイントを選択した実施例を説明し、段階S2803は、ユーザがタイルを選択した実施例を説明し、段階S2804は、ユーザが壁紙を選択した実施例を説明し、段階S2805は、ユーザが木材を選択した実施例を説明する。また、セカンダリデバイスは、ユーザがペイント、タイル、壁紙又は木材のうち一つを選択する場合に、残りに対応するアイコンを非活性されたアイコンとすることができる。
【0376】
段階S2802で、セカンダリデバイスは、ユーザがペイントに対応するアイコンを選択する信号を受信する場合に、面積修正のための入力ウィンドウ、単位選択のためのアイコン、上塗り回数選択のためのアイコン、及び上塗り回数手記入力のためのアイコンを出力できる。ここで、アイコンは、図16のユーザインターフェースを参照できる。すなわち、セカンダリデバイスは、ユーザが選択する資材によって、出力するアイコンを変更できる。段階S2802では、ユーザがペイントに対応するアイコンを選択した実施例を説明する。
【0377】
より詳細には、セカンダリデバイス、は面積修正のための入力ウィンドウを出力し、図27で計算された面積値をユーザが手動で修正できるようにする。ユーザは、面積修正のための入力ウィンドウを選択し、図34で計算された面積を修正することができる。また、他の実施例として、セカンダリデバイスは、ユーザが面積修正のための入力ウィンドウを選択する場合に、図34の計算モードを再び実行することができる。
【0378】
また、セカンダリデバイスは、単位選択のためのアイコンを出力し、選択された資材に対する単位をユーザから受信できる。この時、セカンダリデバイスは、選択された資材に対して一般的に使われる単位をトグルバー形態で推奨して出力できる。例えば、選択された資材がペイントである場合に、セカンダリデバイスは、ペイントの容量(体積)単位であるリットル(L)又はガロン(Gal)を選択的に入力できるように単位選択アイコンをトグルバー形態で出力できる。
【0379】
また、セカンダリデバイスは、上塗り回数選択のためのアイコンを出力できる。例えば、セカンダリデバイスは、ペイントの上塗り回数が1に対応するアイコン、ペイントの上塗り回数が2に対応するアイコンなど、複数のアイコンを出力できる。また、他の例として、セカンダリデバイスは、ペイントの上塗り回数に対応するアイコンを出力した後、ユーザが上塗り回数に対応するアイコンをタッチする回数に応じてペイントの上塗り回数が追加されるようにアイコンを変更してもよい。また、セカンダリデバイスは、ユーザによって上塗り回数に対応するアイコンが選択された場合に、選択された上塗り回数に対応するアイコンを拡大して出力し、残りの上塗り回数に対応するアイコンは縮小して出力することができる。
【0380】
また、セカンダリデバイスは、ユーザが上塗り回数手記入力のためのアイコンを選択する信号を受信する場合に、上塗り回数手記入力のための手記入力ウィンドウをポップアップウィンドウ(図18のユーザインターフェース1810参照)として出力できる。この時、セカンダリデバイスは、ポップアップウィンドウとして、ユーザから数字が入力されるための入力機(IME)を出力できる。すなわち、セカンダリデバイスは、上塗り回数選択のためのアイコンを出力できるが、全ての回数の上塗り回数選択のためのアイコンを出力することはできず、ユーザが直接に上塗り回数を入力できるように上塗り回数手記入力のためのアイコンを出力することができる。一方、セカンダリデバイスは、ユーザが上塗り回数手記入力のためのアイコンを選択する信号を受信する場合に、上塗り回数が手記で入力されるための入力機(IME)を、上塗り回数に対応するアイコンの代わりに出力できる。すなわち、セカンダリデバイスは、上塗り回数が手記で入力されるための入力機をポップアップウィンドウとして出力する方法の代わりに、上塗り回数に対応するアイコンの出力を中止し、上塗り回数が手記で入力されるための入力機を出力できる。
【0381】
セカンダリデバイスは、資材が選択され、面積が入力され、単位が選択され、上塗り回数が選択又は入力された場合に、それぞれに対応するアイコン及び数字を出力できる。ここで、アイコン及び数字は、図18のユーザインターフェース1820を参照できる。
【0382】
段階S2806で、セカンダリデバイスは、ユーザから計算実行アイコンを選択する信号を受信することができる。セカンダリデバイスは、選択された資材、入力又は図34で計算された面積、選択された単位、選択又は入力された上塗り回数が全て決定され、ユーザから計算実行アイコンを選択する信号を受信する場合に、段階S2807で、計算結果を出力できる。計算結果に対する出力ウィンドウは、図19図23図27及び図30を参照できる。すなわち、セカンダリデバイスは、計算結果に対する出力ウィンドウに面積計算値、上塗り回数選択値、計算によって必要な資材値を出力できる。また、セカンダリデバイスは、計算結果に対する出力ウィンドウに、メイン画面に戻るホームアイコンと再計算アイコンを出力できる。セカンダリデバイスは、ホームアイコンを選択する信号を受信する場合に、メイン画面を出力でき、再計算アイコンを選択する信号を受信する場合に、段階S2801に戻ることができる。
【0383】
段階S2803で、セカンダリデバイスは、ユーザがタイルに対応するアイコンを選択する信号を受信する場合に、面積修正のための入力ウィンドウ、単位選択のためのアイコン、タイル規格選択のためのアイコン及びタイル規格手記入力のためのアイコンを出力できる。ここで、アイコンは、図20のユーザインターフェース2000を参照できる。以下、段階S2803では、ユーザがタイルに対応するアイコンを選択した実施例を説明する。また、面積修正に対する実施例は、段階S2802と重複する説明であるので省略する。
【0384】
セカンダリデバイスは、選択された資材がタイルである場合に、タイルのサイズ単位であるミリメートル(mm)又はインチ(In)を選択的に入力できるように単位選択アイコンをトグルバー形態で出力できる。
【0385】
セカンダリデバイスは、タイル規格選択のためのアイコンを出力できる。より詳細には、セカンダリデバイスは、少なくとも1つのタイル規格を示す少なくとも1つのアイコンを出力できる。例えば、セカンダリデバイスは、300mm*300mmの規格を有するアイコンを出力でき、60mm*200mmの規格を有するアイコンを出力できる。また、セカンダリデバイスは、ユーザによってタイル規格に対応するアイコンが選択される場合に、選択されたタイル規格に対応するアイコンを拡大して出力し、残りのタイル規格に対応するアイコンを縮小して出力できる。
【0386】
また、セカンダリデバイスは、ユーザからタイル規格手記入力のためのアイコンを選択する信号を受信する場合に、タイル規格手記入力のための手記入力ウィンドウをポップアップウィンドウ(図18の中央図面を参照)として出力できる。この時、セカンダリデバイスは、タイル規格手記入力のためのアイコンを、幅(width)アイコン及び高さ(height)アイコンとしてそれぞれ出力できる。これにより、セカンダリデバイスは、タイル規格手記入力のために幅アイコンを選択する信号を受信する場合に、ポップアップウィンドウとして、ユーザから数字の入力を受信するための入力機(IME)を出力できる。同様に、セカンダリデバイスは、タイル規格手記入力のために高さアイコンを選択する信号を受信する場合に、ポップアップウィンドウとして入力機を出力できる。また、セカンダリデバイスは、まず、タイルの幅の入力を受信するための入力ウィンドウを出力した後、ユーザからタイルの幅が入力されると、直ちに、タイルの高さの入力を受信するための入力ウィンドウを連続して出力してよい。一方、セカンダリデバイスは、ユーザからタイル幅に対する入力値を受信する場合に、図22のように入力されたタイル幅に対する入力値を出力した状態で待機できる。その後、セカンダリデバイスは、ユーザが高さアイコンを選択する信号を受信する場合に、ポップアップウィンドウとして、高さの入力を受信するための入力機を出力できる。
【0387】
同様に、選択されたタイルに対する幅と高さが両方とも入力された場合に、段階S2806及び段階S2807を行うことができる。ただし、選択された資材がペイントである場合とは違い、段階S2807で、セカンダリデバイスは、計算された面積に対して必要な正確なタイルの個数と推奨するタイルの個数をそれぞれ出力することができる。すなわち、ペイントの場合とは違い、タイルの場合には選択されたタイルの幅と高さが固定されているため、単純な計算値で必要なタイルの個数を決定するよりは、必要なタイルの個数を推奨することがより好ましい。これにより、セカンダリデバイスは、計算された面積に対して必要な推奨タイルの個数を出力できる。それ以外は上述した通りである。
【0388】
段階S2804で、セカンダリデバイスは、ユーザが壁紙に対応するアイコンを選択する信号を受信する場合に、面積修正のための入力ウィンドウ、単位選択のためのアイコン、壁紙規格選択のためのアイコン、及び壁紙規格手記入力のためのアイコンを出力できる。ここで、アイコンは、図20のユーザインターフェースを参照できる。以下、段階S2804では、ユーザが壁紙に対応するアイコンを選択した実施例を説明する。また、面積修正に対する実施例は、段階S2802と重複する説明であるので省略する。
【0389】
また、セカンダリデバイスは、選択された資材が壁紙である場合に、壁紙のサイズ単位であるセンチメートル(cm)、又はインチ(In)/フィート(ft)を選択的に入力できるように単位選択アイコンをトグルバー形態で出力できる。
【0390】
セカンダリデバイスは、壁紙規格選択のためのアイコンを出力できる。より詳細には、セカンダリデバイスは、少なくとも1つの壁紙規格を示す少なくとも1つのアイコンを出力できる。例えば、セカンダリデバイスは、93cm*1775cmの規格を有するアイコンを出力できる。また、セカンダリデバイスは、ユーザによって壁紙規格に対応するアイコンが選択された場合に、選択された壁紙規格に対応するアイコンを拡大して出力し、残りの壁紙規格に対応するアイコンを縮小して出力できる。
【0391】
また、セカンダリデバイスは、ユーザから壁紙規格手記入力のためのアイコンを選択する信号を受信する場合に、壁紙規格手記入力のための手記入力ウィンドウをポップアップウィンドウ(図25のユーザインターフェース参照)として出力できる。この時、セカンダリデバイスは、壁紙規格手記入力のためのアイコンを幅(width)アイコン及び長さ(length)アイコンとしてそれぞれ出力できる。これにより、セカンダリデバイスは、壁紙規格手記入力のために幅アイコンを選択する信号を受信する場合に、ポップアップウィンドウとして、ユーザから数字の入力を受信するための入力機(IME)を出力できる。同様に、セカンダリデバイスは、壁紙規格手記入力のために長さアイコンを選択する信号を受信する場合に、ポップアップウィンドウとして入力機を出力できる。また、セカンダリデバイスは、まず、壁紙の幅の入力を受信するための入力ウィンドウを出力した後、ユーザから壁紙の幅が入力されると、直ちに壁紙の長さの入力を受信するための入力ウィンドウを連続して出力できる。一方、セカンダリデバイスは、ユーザから壁紙幅に対する入力値を受信する場合に、図26のように入力された壁紙幅に対する入力値を出力した状態で待機できる。その後、セカンダリデバイスは、ユーザが長さアイコンを選択する信号を受信する場合に、ポップアップウィンドウとして、壁紙の長さが入力されるための入力機を出力できる。
【0392】
同様に、選択された壁紙に対する幅と長さの両方が入力された場合に、段階S2806及び段階S2807を行うことができる。セカンダリデバイスは、タイルの場合と同様に、壁紙の場合、計算された面積に対して必要な正確な壁紙の個数と推奨する壁紙の個数をそれぞれ出力できる。それ以外は、上述した通りである。
【0393】
段階S2805で、セカンダリデバイスは、ユーザが木材に対応するアイコンを選択する信号を受信する場合に、面積修正のための入力ウィンドウ、木材規格選択のためのアイコン、及び木材規格手記入力のためのアイコンを出力できる。ここで、木材は一般に室内装飾で使われる床材を含んでよい。以下、段階S2805では、ユーザが木材に対応するアイコンを選択した実施例を説明する。ここで、アイコンは、図28のユーザインターフェース2800を参照できる。また、面積修正に対する実施例は、段階S2802と重複する説明であるので省略する。
【0394】
セカンダリデバイスは、木材規格選択のためのアイコンを出力できる。より詳細には、セカンダリデバイスは、少なくとも1つの木材規格を示す少なくとも1つのアイコンを出力できる。例えば、セカンダリデバイスは、第1規格を有する第1木材に対応する第1アイコンを出力でき、第2規格を有する第2木材に対応する第2アイコンを出力できる。また、セカンダリデバイスは、ユーザによって木材規格に対応するアイコンが選択される場合に、選択された木材規格に対応するアイコンを拡大して出力し、残りの木材規格に対応するアイコンを縮小して出力できる。
【0395】
また、セカンダリデバイスは、ユーザから木材規格手記入力のためのアイコンを選択する信号を受信する場合に、木材規格手記入力のための手記入力ウィンドウをポップアップウィンドウ(図29のユーザインターフェース参照)として出力できる。この時、セカンダリデバイスは、木材規格手記入力のためのアイコンを幅(width)アイコン及び高さ(Height)アイコンとしてそれぞれ出力できる。これにより、セカンダリデバイスは、木材規格手記入力のために幅アイコンを選択する信号を受信する場合に、ポップアップウィンドウとして、ユーザが数字を入力するための入力機(IME)を出力できる。同様に、セカンダリデバイスは、木材規格手記入力のために高さアイコンを選択する信号を受信する場合に、ポップアップウィンドウとして入力機を出力できる。また、セカンダリデバイスは、まず、木材の幅が入力されるための入力ウィンドウを出力した後、ユーザから木材の幅が入力されると、直ちに木材の長さが入力されるための入力ウィンドウを連続して出力できる。一方、セカンダリデバイスは、ユーザから木材幅に対する入力値を受信する場合に、入力された木材幅に対する入力値を出力した状態で待機できる。その後、セカンダリデバイスは、ユーザが高さアイコンを選択する信号を受信する場合に、ポップアップウィンドウとして、木材の高さが入力されるための入力機を出力できる。
【0396】
同様に、選択された木材に対する幅と高さの両方が入力された場合に、段階S2806及び段階S2807を行うことができる。セカンダリデバイスは、タイル及び壁紙の場合と同様に、木材の場合、計算された面積に対して必要な正確な木材の個数と推奨する木材の個数をそれぞれ出力できる。それ以外は、上述した通りである。
【0397】
また、図35のフローチャートは例示に過ぎず、各エレメントの処理順序及び/又は動作は変更可能である。
【0398】
図36は、セカンダリデバイスで見積モードを用いる実施例を示すフローチャートである。
【0399】
以下、図36は、図31で上述した見積モードの機能を使用する様々な実施例について具体的に説明する。また、図32図35で上述した内容と重複する説明は省略する。
【0400】
図36を参照すると、段階S2901で、見積モードは、図32図35のようにメイン画面を介して実行されるか、図35の計算モードで実行されてよい。図32図34のようにメイン画面を介して実行される場合に、セカンダリデバイスはメイン画面に見積モードに対応するアイコンを出力できる。これについては、上述した説明と重複するので省略する。また、図35、及び関連図面である図19図23図27及び図30には示していないが、セカンダリデバイスは、計算モードの結果値を出力すると同時に見積モードを実行するアイコンを出力することができる。セカンダリデバイスは、ユーザが見積モードを実行するアイコンを選択する信号を受信する場合に、見積モードを実行できる。
【0401】
段階S2901で見積モードが実行されると、セカンダリデバイスは、見積品目選択のためのアイコン、見積数値入力のためのアイコン、品目別測定値選択のためのアイコン、見積要請アイコンを出力できる。
【0402】
段階S2902で、セカンダリデバイスは、見積品目を選択する信号を受信することができる。ここで、見積品目は、上述した計算モードで計算が可能な全ての資材を含んでよい。例えば、見積品目は、ペイント、壁紙、タイル、木材などを含んでよい。セカンダリデバイスはユーザから見積品目に対応するアイコンを選択する信号を受信することができる。また、セカンダリデバイスは、図35の計算モードで直ちに見積モードが実行される場合に、計算モードで選択された資材を自動で見積品目として選択できる。また、セカンダリデバイスは、見積品目が複数個選択されてよい。例えば、ユーザはペイント及び壁紙の2品目を同時に選択できる。
【0403】
段階S2903で、セカンダリデバイスは、見積数値が入力されてよい。より詳細には、セカンダリデバイスは、選択された見積品目に対する数値が入力されるための入力ウィンドウを出力できる。これにより、セカンダリデバイスは、入力ウィンドウを介して選択された見積品目に対してユーザから手記で数値が入力されてよい。また、セカンダリデバイスは、図35の計算モードで直ちに見積モードが実行される場合に、計算モードで計算された資材の数量が自動で入力ウィンドウに入力されてよい。また、選択された資材が2つ以上である場合に、セカンダリデバイスは、選択された資材のそれぞれに対して数値が入力されるための入力ウィンドウを出力できる。この時、セカンダリデバイスは、選択された資材のそれぞれに対する入力ウィンドウを同時に又は連続して出力できる。また、セカンダリデバイスは、図25の測定モードで測定された値に基づいて見積数値が入力されてよい。
【0404】
段階S2904で、セカンダリデバイスは見積要請信号を受信することができる。より詳細には、セカンダリデバイスは見積要請アイコンを出力でき、ユーザが見積要請アイコンを選択する信号を受信することができる。この時、セカンダリデバイスは、段階S2902及び段階S2903で見積品目が選択され、選択された見積品目に対する数値が入力された後に見積要請アイコンを活性化状態で出力できる。すなわち、セカンダリデバイスは、見積品目が選択され、選択された見積品目に対する数値が入力される前には、見積要請アイコンを非活性化状態で出力できる。
【0405】
段階S2905で、セカンダリデバイスは、ユーザから見積要請信号を受信することにより、予想見積リストを出力できる。ここで、予想見積リストは、選択された見積品目及び数値に対する少なくとも1つの予想見積を含んでよい。この時、セカンダリデバイスは、予想見積リストを出力するために外部と通信状態を維持できる。すなわち、セカンダリデバイスは、選択された見積品目を販売する少なくとも1つのオンライン/オフラインマーケットと通信し、選択された見積品目及び数値に対する予想見積を受信することができる。これにより、セカンダリデバイスは、オンライン/オフラインマーケットから受信した予想見積をリストとして出力できる。すなわち、セカンダリデバイスは、少なくとも1つのマーケットが販売する選択された見積品目及び数値に対する予想見積をリストとして出力できる。この時、セカンダリデバイスは、ユーザ位置から予め設定された距離以内に位置しているオフラインマーケットのみを区分(sorting)して予想見積リストとして出力できる。
【0406】
段階S2906で、セカンダリデバイスは、出力された予想見積リストからマーケットを選択する信号を受信することができる。例えば、セカンダリデバイスは、ユーザが出力された予想見積リストに含まれた第1マーケットを選択する信号を受信することができる。
【0407】
段階S2907で、セカンダリデバイスは、段階S2906で選択されたマーケットを連結することができる。より詳細には、セカンダリデバイスは、ユーザが出力された予想見積リストに含まれたマーケットを選択する場合に、サーバーを介して当該マーケットにユーザの要請した品目及び数量を要請することができる。又は、セカンダリデバイスは、ユーザが出力された予想見積リストに含まれたマーケットを選択する場合に、マーケットに連結可能な他のアプリケーションを実行することができる。例えば、セカンダリデバイスは、ユーザが出力された予想見積リストに含まれたマーケットを選択する場合に、通話アプリケーションを実行して当該マーケットに電話を連結することができる。又は、セカンダリデバイスは、ユーザが出力された予想見積リストに含まれたマーケットを選択する場合に、インターネットアプリケーションを実行して当該マーケットのホームページに接続することができる。
【0408】
また、図36のフローチャートは例示に過ぎず、各エレメントの処理順序及び/又は動作は変更可能である。
【0409】
図37は、実施例に係るレーザー距離測定方法のフローダイヤグラムである。
【0410】
図37のフローチャート3700は、図11で説明したレーザー距離測定システムに含まれるレーザー距離測定装置と通信可能な測定デバイス(例えば、図11で説明したセカンダリデバイス)で実行されるアプリケーションのレーザー距離測定方法の例示である。
【0411】
図11で説明したように、レーザー距離測定装置と通信可能な測定デバイスは、ディスプレイ部、1つ又はそれ以上のプロセッサ(例えば、制御部)及びメモリを含む。実施例に係るメモリは、1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行される少なくとも1つのプログラムを含み、少なくとも1つのプログラムは、1つ又はそれ以上のインストラクションを含み、1つ又はそれ以上のインストラクションは、図11図36で説明したアプリケーションの機能を実行させることができる。
【0412】
実施例に係る測定デバイスは、レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さい場合に、レーザー距離測定装置の勾配が予め設定された値よりも小さいことを示すアラーム情報をディスプレイ部にディスプレイできる(3710)。実施例に係る測定デバイスは、レーザー距離測定装置から、勾配が予め設定された値よりも小さいことを示す信号を受信することができる。レーザー距離測定装置の勾配と予め設定された値に関する具体的な説明は、図5図9で説明した通りであるので省略する。
【0413】
実施例に係る測定デバイスは、レーザー距離測定装置を操作するためのユーザインターフェースをディスプレイ部にディスプレイする(3720)。実施例に係るユーザインターフェースに関する説明は、図12図36で説明した通りであるので省略する。
【0414】
実施例に係る測定デバイスは、単方向距離測定モード、両方向距離測定モード、面積測定モード、体積測定モードを含む複数個の測定モードのいずれか一つの測定モードを選択し、選択された測定モードによってレーザー距離測定装置に含まれた第1レーザーモジュール及び第2レーザーモジュールのうち少なくとも1つのレーザーモジュールからレーザービームを出力することを指示するユーザ入力信号によって、出力されたレーザービームが受信される時間又はフェーズ(phase)及びレーザー距離測定装置の勾配に基づいて測定されたレーザー距離測定装置と少なくとも1つの物体間の距離に基づいて選択された測定モードによる値を計算することができる(3730)。
【0415】
図面に示すフローチャートは例示に過ぎず、フローチャートに含まれたエレメントの順序は変更可能である。
【0416】
図1図37で説明した実施例に係るレーザー距離測定装置、測定デバイス及びレーザー距離測定システムの構成要素は、メモリと結合した1つ又はそれ以上のプロセッサを含むハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの結合によって具現されてよい。実施例に係るデバイスの構成要素は、単一のチップ、例えば単一のハードウェアサーキットとして具現されてよい。また、実施例に係るレーザー距離測定装置及びレーザー距離測定システムの構成要素は、それぞれ別個のチップとして具現されてよい。また、実施例に係るレーザー距離測定装置、測定デバイス及びレーザー距離測定システムの構成要素のうち少なくとも1つは、1つ又はそれ以上のプログラムを実行できる1つ又はそれ以上のプロセッサで構成されてよく、1つ又はそれ以上のプログラムは、図1図37で説明したレーザー距離測定装置、測定デバイス及びレーザー距離測定システムの動作/方法のいずれか1つ又はそれ以上の動作を実行させるか、実行するためのインストラクションを含んでよい。
【0417】
説明の便宜のために各図を分けて説明したが、各図で述べている実施例を併合して新しい実施例を具現するように設計することも可能である。そして、通常の技術者の必要によって、以前に説明された実施例を実行するためのプログラムが記録されているコンピュータ可読記録媒体を設計することも、実施例の権利範囲に属する。実施例に係る装置及び方法は、上述のように説明された実施例の構成及び方法に限定して適用されず、実施例は、様々な変形が可能なような各実施例の全部又は一部が選択的に組み合わされて構成されてもよい。実施例の好ましい実施例について図示し説明したが、実施例は上述の特定の実施例に限定されず、特許請求の範囲で請求する実施例の要旨から逸脱することなく当該発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者によって様々な変形実施が可能であることは勿論であり、このような変形実施は実施例の技術的思想や展望から個別的に理解されてはいけないだろう。実施例に係る装置及び方法に関する説明は互いに補完して適用されてよい。
【0418】
実施例に係る装置の様々な構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの組合せによって構成されてよい。実施例の様々な構成要素は、一つのチップ、例えば一つのハードウェアサーキットとして具現されてよい。実施例によって、実施例に係る構成要素はそれぞれ別個のチップとして具現されてよい。実施例によって、実施例に係る装置の構成要素のうち少なくとも1つは、1つ又はそれ以上のプログラムを実行できる1つ又はそれ以上のプロセッサで構成されてよく、1つ又はそれ以上のプログラムは、実施例に係る動作/方法のいずれか1つ又はそれ以上の動作/方法を実行させるか、実行させるためのインストラクションを含んでよい。実施例に係る装置の方法/動作を行うための実行可能なインストラクションは、1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行されるために構成された非一時的なCRM又は他のコンピュータプログラム製品に記憶されてもよく、1つ又はそれ以上のプロセッサによって実行されるために構成された一時的なCRM又は他のコンピュータプログラム製品に記憶されてもよい。また、実施例に係るメモリは、揮発性メモリ(例えば、RAMなど)の他、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、PROMなどのいずれをも含む概念で使われてよい。また、インターネットを介した送信などのようなキャリアウェーブの形態で具現されるものも含まれてよい。また、プロセッサで読み可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でプロセッサで読み可能なコードが記憶され実行されてよい。
【0419】
この文書において、「/」と「、」は、「及び/又は」と解釈される。例えば、「A/B」は、「A及び/又はB」で解釈され、「A、B」は、「A及び/又はB」で解釈される。さらに、「A/B/C」は、「A、B及び/又はCのうち少なくとも1つ」を意味する。また、「A、B、C」も「A、B及び/又はCのうち少なくとも1つ」を意味する。さらに、この文書において、「又は」は、「及び/又は」と解釈される。例えば、「A又はB」は、1)「A」のみを意味する、2)「B」のみを意味する、又は3)「A及びB」を意味できる。言い換えると、本文書の「又は」は、「加えて又は代わりに(additionally or alternatively)」を意味できる。
【0420】
第1、第2などのような用語は、実施例の様々な構成要素を説明するために使われてよい。ただし、実施例に係る様々な構成要素は、これにの用語によって解釈が制限されてはならない。このような用語は、一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使われるものに過ぎない。例えば、第1ユーザインプットシグナルは第2ユーザインプットシグナルと呼ばられてもよい。これと類似に、第2ユーザインプットシグナルは第1ユーザインプットシグナルと呼ばられてもよい。このような用語の使用は、様々な実施例の範囲内から逸脱しないものと解釈されるべきである。第1ユーザインプットシグナル及び第2ユーザインプットシグナルは両方ともユーザインプットシグナルであるが、文脈において明記しない限り、同じユーザインプットシグナルを意味しない。
【0421】
実施例を説明するために使われた用語は、特定実施例を説明するための目的で使われるもので、実施例を限定するために意図されるものではない。実施例の説明及び請求項で使われているように、文脈において明記しない限り、単数は複数を含むものと意図される。「及び/又は」という表現は、用語間のあらゆる可能な結合を含む意味で使われる。「含む」という表現は、特徴、数、段階、エレメント、及び/又はコンポーネントが存在することを意味するものであり、さらなる特徴、数、段階、エレメント、及び/又はコンポーネントを排除する意味ではない。実施例を説明するために使われる、「~場合」、「~とき」などの条件表現は、選択的な場合にのみ制限解釈されない。特定条件を満たすとき、特定条件に対応して関連動作を行ったり、関連定義が解釈されるように意図された。
【実施例
【0422】
発明を実施するための形態において具体的に説明された。
【産業上の利用可能性】
【0423】
本発明の思想や範囲から逸脱することなく本発明における様々な変更及び変形が可能であることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、添付の請求項及びその同等範囲内で提供される本発明の変更及び変形を含むものと意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10(a)】
図10(b)】
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
【国際調査報告】