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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-17
(54)【発明の名称】滅菌器用ドアロック機構
(51)【国際特許分類】
   A61L 2/24 20060101AFI20240410BHJP
   A61L 2/04 20060101ALI20240410BHJP
【FI】
A61L2/24
A61L2/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023566435
(86)(22)【出願日】2022-04-27
(85)【翻訳文提出日】2023-12-08
(86)【国際出願番号】 CA2022050639
(87)【国際公開番号】W WO2022226644
(87)【国際公開日】2022-11-03
(31)【優先権主張番号】17/241,713
(32)【優先日】2021-04-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507166759
【氏名又は名称】サイキャン・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SciCan Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110002310
【氏名又は名称】弁理士法人あい特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ガル,ステリアン ガブリエル
(72)【発明者】
【氏名】ネアゴエ,ガブリエル
【テーマコード(参考)】
4C058
【Fターム(参考)】
4C058AA12
4C058BB05
4C058DD01
4C058DD11
4C058EE01
(57)【要約】
操作中の動作不良の発生を最小限に抑え、必要な場合には手動で作動させることのできる滅菌器用ドアロック機構。ドアロック機構は滅菌器の扉に当接しており、ロックアームを施錠位置と解錠位置との間で動かすことを可能にするためにフレームにヒンジ式に接続されているロックアームであって、前記ロックアームは切欠き部分を有し、前記切欠き部分は扉の伸張可能な部分がそこを通り延びることを可能する、ロックアームと、ロックアームに隣接して配置されているセンサアームであって、前記センサアームは、切欠き部分を通過するときに扉の伸張可能な部分からセンサ-アームに圧力が加えられることに反応して、センサアームがロックアームから少なくとも部分的に離れるように移動させられることを可能にするように可撓性である、センサアームと、オペレーティングシステムと通信状態にあるモータと、モータによって作動されるカムシャフトと、カムシャフトに装着されているカムであって、前記カムはロックアームを施錠位置と解錠位置との間で動かすためにロックアームと接触している、カムと、センサアームの移動を検出するために、ロック機構内に位置付けられている閉鎖スイッチであって、前記閉鎖スイッチは、閉鎖スイッチがセンサアームの移動を検出したときに、扉が掛止位置であることをオペレーティングシステムに信号送信するように、滅菌器のオペレーティングシステムと通信状態にある、閉鎖スイッチと、ロックアームの施錠位置への動きを検出するためにロック機構内に位置付けられているロックスイッチであって、前記ロックスイッチは、ロックスイッチがロックアームの施錠位置への動きを検出したときに、扉が施錠位置にあることをオペレーティングシステムに信号送信するように、オペレーティングシステムと通信状態にある、ロックスイッチと、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
滅菌器用ドアロック機構であって、前記ドアロック機構は前記滅菌器の扉に当接しており、
ロックアームを施錠位置と解錠位置との間で動かすことを可能にするためにフレームにヒンジ式に接続されているロックアームであって、前記ロックアームは切欠き部分を有し、前記切欠き部分は前記扉の伸張可能な部分がそこを通り延びることを可能にする、ロックアームと、
前記ロックアームに隣接して配置されているセンサアームであって、前記センサアームは、前記切欠き部分を通過するときに前記扉の前記伸張可能な部分から前記センサアームに圧力が加えられることに反応して、前記センサアームが前記ロックアームから少なくとも部分的に離れるように移動させられることを可能にするように可撓性である、センサアームと、
オペレーティングシステムと通信状態にあるモータと、
前記モータによって作動されるカムシャフトと、
前記カムシャフトに装着されているカムであって、前記カムは、前記ロックアームを前記施錠位置と前記解錠位置との間で動かすために前記ロックアームと接触している、カムと、
前記センサアームの移動を検出するために、前記ロック機構内に位置付けられている閉鎖スイッチであって、前記閉鎖スイッチは、前記閉鎖スイッチが前記センサアームの移動を検出したときに、前記扉が掛止位置にあることをオペレーティングシステムに信号送信するように、前記滅菌器のオペレーティングシステムと通信状態にある、閉鎖スイッチと、
前記ロックアームの前記施錠位置への動きを検出するために前記ロック機構内に位置付けられているロックスイッチであって、前記ロックスイッチは、前記ロックスイッチが前記ロックアームの前記施錠位置への前記動きを検出したときに、前記扉が前記施錠位置にあることを前記オペレーティングシステムに信号送信するように、前記オペレーティングシステムと通信状態にある、ロックスイッチと、を備える、滅菌器用ドアロック機構。
【請求項2】
前記ロックアームは第1端部、第2端部および中央部分を有し、前記第1端部は前記フレームにヒンジ式に接続されており、前記第2端部は前記切欠き部分を有するとともに、延長位置で前記伸張可能な部分と係合しこれを保持するような形状および寸法にされており、前記中央部分はそれぞれ前記ロックアームから外側に張り出している上部部材および下部部材を有する、請求項1に記載のドアロック機構。
【請求項3】
前記センサアームは第1端部および第2端部を有し、前記第2端部は、前記切欠き部分を通過するときに前記扉の前記伸張可能な部分から前記センサ-アームの前記第2端部に圧力が加えられることに反応して、前記ロックアームの前記第2端部から少なくとも部分的に離れるように移動させられるように構成されている、請求項2に記載のドアロック機構。
【請求項4】
前記カムは前記ロックアームを動かすために前記上部部材と接触している、請求項2に記載のドアロック機構。
【請求項5】
前記ロックスイッチは、前記下部部材が前記施錠位置まで動いていることを検出する、請求項2に記載のドアロック機構。
【請求項6】
第1端部で前記ロックアームに接続され、第2端部で前記フレームに接続されている弾性部材であって、前記弾性部材は前記ロックアームを下方に前記施錠位置へ偏倚させる、弾性部材をさらに備える、請求項2に記載のドアロック機構。
【請求項7】
前記ロックアームから下方に延びている手動解除レバーであって、前記手動解除レバーの動きが前記ロックアームを前記施錠位置と前記解錠位置との間で回転させる、手動解除レバーをさらに備える、請求項1に記載のドアロック機構。
【請求項8】
前記手動解除レバーは、前記ロックアームの第1端部または第2端部から下方に延びている、請求項7に記載のドアロック機構。
【請求項9】
前記閉鎖スイッチは感知レバーを備え、前記感知レバーの一端部は前記閉鎖スイッチから離れるように偏倚され、前記センサによる前記感知レバーの押し下げが前記閉鎖スイッチを作動させる、請求項1に記載のドアロック機構。
【請求項10】
前記ロックスイッチはロックスイッチ感知レバーを備え、前記ロックスイッチ感知レバーの一端部は前記ロックスイッチから離れるように偏倚され、前記下部部材による前記ロックスイッチ感知レバーの押し下げが前記ロックスイッチを作動させる、請求項1に記載のドアロック機構。
【請求項11】
2つ以上の前記閉鎖スイッチおよび/または前記ロックスイッチを備える、請求項1に記載のドアロック機構。
【請求項12】
前記センサアームの少なくとも前記第2端部は、前記切欠き部分を除き、前記ロックアームの前記第2端部の前記形状を実質的に反映する、請求項3に記載のドアロック機構。
【請求項13】
前記センサアームの前記第1端部は前記ロックアームに締結されている、請求項3に記載のドアロック機構。
【請求項14】
前記センサアームの前記第1端部は、前記ロックアームと同じ前記フレームの地点にヒンジ式に装着されている、請求項3に記載のドアロック機構。
【請求項15】
前記カムは偏心カム、洋ナシ形カム、カタツムリ形カム、または楕円形カムである、請求項1に記載のドアロック機構。
【請求項16】
滅菌器用ドアロック機構であって、前記ドアロック機構は前記滅菌器の扉に当接しており、
第1端部、第2端部および中央部分を有するロックアームであって、前記第1端部は前記ロックアームを施錠位置と解錠位置との間で動かすことを可能にするためにフレームにヒンジ式に接続されており、前記第2端部は切欠き部分を有し、前記切欠き部分は前記扉の伸張可能な部分が前記切欠き部分を通り延びることを可能にし、前記第2端部は延長位置で前記伸張可能な部分と係合してそれを保持するような形状および寸法にされており、前記中央部分はそれぞれ前記ロックアームから外側に張り出している上部部材および下部部材を有する、ロックアームと、
第1端部で前記ロックアームに接続され、第2端部で前記フレームに接続されている弾性部材であって、前記弾性部材は前記ロックアームを下方に施錠位置へ偏倚させる、弾性部材と、
前記ロックアームから下方に延びている手動解除レバーであって、前記手動解除レバーの動きが前記ロックアームを前記施錠位置と前記解錠位置との間で回転させる、手動解除レバーと、
第1端部および第2端部を有するとともに、前記ロックアームに隣接して配置されているセンサアームであって、前記センサアームは、前記切欠き部分を通過するときに前記扉の前記伸張可能な部分から前記センサアームに圧力が加えられることに反応して、前記センサアームの前記第2端部が前記ロックアームの前記第2端部から少なくとも部分的に離れるように移動させられることを可能にするように可撓性である、センサアームと、
オペレーティングシステムと通信状態にあるモータと、
前記モータによって作動されるカムシャフトと、
前記カムシャフトに装着されているカムであって、前記カムは、前記ロックアームを前記施錠位置と前記解錠位置との間で動かすために前記上部部材と接触している、カムと、
前記センサアームの移動を検出するために、前記ロック機構内に位置付けられている少なくとも1つの閉鎖スイッチであって、前記閉鎖スイッチは、前記閉鎖スイッチが前記センサアームの移動を検出したときに、前記扉が掛止位置にあることをオペレーティングシステムに信号送信するように、前記滅菌器のオペレーティングシステムと通信状態にある、少なくとも1つの閉鎖スイッチと、
前記下部部材の前記施錠位置への動きを検出するために前記ロック機構内に位置付けられている少なくとも1つのロックスイッチであって、前記ロックスイッチは、前記ロックスイッチが前記下部部材の前記施錠位置への前記動きを検出したときに、前記扉が前記施錠位置にあることを前記オペレーティングシステムに信号送信するように、前記オペレーティングシステムと通信状態にある、少なくとも1つのロックスイッチと、を備える、滅菌器用のドアロック機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用具または歯科用具などのための滅菌器に関し、より具体的には、滅菌器用ドアロック機構に関する。
【背景技術】
【0002】
滅菌器は、診療所や歯科医院、および研究所などの場所で、再利用可能な用具を滅菌するために広く使用されている。空間およびコストの制約に基づき、滅菌器は、より小型の卓上滅菌器を含め、多くのサイズがある。サイズに関係なく、滅菌器は、典型的には、用具を出し入れすることができるように内部滅菌器チャンバへのアクセスを提供する扉を有する。内部チャンバは操作中に蒸気が満ちてきて、用具を滅菌する温度および圧力を高めるために、典型的には加熱器がチャンバ内に設置されている。いくつかの滅菌器は、用具を取り出す前に、乾燥サイクルを行うことができる機能を含んでいる。
【0003】
滅菌サイクル中、チャンバ内部の温度および圧力は、病原微生物の不活性化および/または死滅を十分に完遂することを確実にするのに十分な高いレベル(例えば、135℃で300kPa)に達する。しかし高温高圧により、安全上の理由のためには滅菌器の扉を閉位置に、理想としては内部圧力が大気圧より5kPa高い圧力以下になるまで確実に閉めておくことが最重要である。
【0004】
滅菌器ドアロック機構は、閉じた施錠位置にあるときの動作不良など、操作中に多数の問題に直面することがある。これは圧力および温度がロック機構にかける高い力のためにしばしば起こり、扉作動デバイスが対応できるものを上回って摩擦力を高める。このため、ユーザがロック機構を手動で作動させて扉を開けることができることが望ましい。
【0005】
例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8、特許文献9、特許文献10および特許文献11など、当技術分野では多数の滅菌器ロック機構が記述されてきた。
【0006】
業界には、操作中の動作不良の発生を低減し、必要な場合に手動で作動させることのできる確実な滅菌器ドアロック機構を有するニーズがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許第7,951,342号明細書
【特許文献2】米国特許第5,517,006号明細書
【特許文献3】米国特許第4,932,160号明細書
【特許文献4】米国特許第2,898,138号明細書
【特許文献5】米国特許第4,543,748号明細書
【特許文献6】米国特許第6,391,258号明細書
【特許文献7】日本国特許第5,723,748号明細書
【特許文献8】特開平11-264469号明細書
【特許文献9】特開平11-192289号明細書
【特許文献10】特開2006-149789号明細書
【特許文献11】英国特許第1,217,989号明細書
【発明の概要】
【0008】
本発明の一態様によると、滅菌器用ドアロック機構であって、前記ドアロック機構は滅菌器の扉に当接しており、ロックアームを施錠位置と解錠位置との間で動かすことを可能にするためにフレームにヒンジ式に接続されているロックアームであって、前記ロックアームは切欠き部分を有し、前記切欠き部分は扉の伸張可能な部分がそこを通り延びることを可能する、ロックアームと、ロックアームに隣接して配置されているセンサアームであって、前記センサアームは、切欠き部分を通過するときに扉の伸張可能な部分からセンサアームに圧力が加えられることに反応して、センサアームがロックアームから少なくとも部分的に離れるように移動させられることを可能にするように可撓性である、センサアームと、オペレーティングシステムと通信状態にあるモータと、モータによって作動されるカムシャフトと、カムシャフトに装着されているカムであって、前記カムはロックアームを施錠位置と解錠位置との間で動かすためにロックアームと接触している、カムと、センサアームの移動を検出するために、ロック機構内に位置付けられている閉鎖スイッチであって、前記閉鎖スイッチは、閉鎖スイッチがセンサアームの移動を検出したときに、扉が掛止位置にあることをオペレーティングシステムに信号送信するように、滅菌器のオペレーティングシステムと通信状態にある、閉鎖スイッチと、ロックアームの施錠位置への動きを検出するためにロック機構内に位置付けられているロックスイッチであって、前記ロックスイッチは、ロックスイッチがロックアームの施錠位置への動きを検出したときに、扉が施錠位置にあることをオペレーティングシステムに信号送信するように、オペレーティングシステムと通信状態にある、ロックスイッチと、を備える、滅菌器用ドアロック機構が提供される。
【0009】
一実施形態において、ロックアームは第1端部、第2端部および中央部分を有し、前記第1端部はフレームにヒンジ式に接続されており、前記第2端部は切欠き部分を有するとともに、延長位置で伸張可能な部分と係合しこれを保持するような形状および寸法にされており、前記中央部分はそれぞれロックアームから外側に張り出している上部部材および下部部材を有する。
【0010】
一実施形態において、センサアームは第1端部および第2端部を有し、前記第2端部は、切欠き部分を通過するときに扉の伸張可能な部分からセンサアームの第2端部に圧力が加えられることに反応して、ロックアームの第2端部から少なくとも部分的に離れるように移動させられるように構成される。
【0011】
一実施形態において、カムはロックアームを動かすために上部部材と接触している。
【0012】
一実施形態において、ロックスイッチは、下部部材が施錠位置に動いていることを検出する。
【0013】
一実施形態において、ドアロック機構は、第1端部でロックアームに接続され、第2端部でフレームに接続されている弾性部材であって、前記弾性部材はロックアームを下方に施錠位置へ偏倚させる、弾性部材をさらに備える。
【0014】
一実施形態において、ドアロック機構は、ロックアームから下方に延びている手動解除レバーであって、前記手動解除レバーの動きがロックアームを施錠位置と解錠位置との間で回転させる、手動解除レバーをさらに備える。手動解除レバーは、好ましくは、ロックアームの第1端部または第2端部から下方に延びている。
【0015】
一実施形態において、閉鎖スイッチは感知レバーを備え、感知レバーの一端部は閉鎖スイッチから離れるように偏倚され、センサによる感知レバーの押し下げが閉鎖スイッチを作動させる。
【0016】
一実施形態において、ロックスイッチはロックスイッチ感知レバーを備え、ロックスイッチ感知レバーの一端部はロックスイッチから離れるように偏倚され、下部部材によるロックスイッチ感知レバーの押し下げがロックスイッチを作動させる。
【0017】
一実施形態において、ドアロック機構は、2つ以上の閉鎖スイッチおよび/またはロックスイッチを備える。
【0018】
一実施形態において、センサアームの少なくとも第2端部は、切欠き部分を除き、ロックアームの第2端部の形状を実質的に反映する。
【0019】
一実施形態において、センサアームの第1端部はロックアームに締結されている、またはセンサアームの第1端部はロックアームと同じフレームの地点にヒンジ式に装着されている。
【0020】
一実施形態において、カムは偏心カム、洋ナシ形カム、カタツムリ形カム、または楕円形カムである。
【0021】
本発明の別の態様によると、滅菌器用ドアロック機構であって、前記ドアロック機構は滅菌器の扉に当接しており、第1端部、第2端部および中央部分を有するロックアームであって、前記第1端部は、ロックアームを施錠位置と解錠位置との間で動かすことを可能にするためにフレームにヒンジ式に接続されており、前記第2端部は切欠き部分を有し、前記切欠き部分は扉の伸張可能な部分がそこを通り延びることを可能し、前記第2端部は延長位置で伸張可能な部分と係合してそれを保持するような形状および寸法にされており、前記中央部分はそれぞれロックアームから外側に張り出している上部部材および下部部材を有する、ロックアームと、第1端部でロックアームに接続され、第2端部でフレームに接続されている弾性部材であって、前記弾性部材はロックアームを下方に施錠位置へ偏倚させる、弾性部材と、ロックアームから下方に延びている手動解除レバーであって、前記手動解除レバーの動きがロックアームを施錠位置と解錠位置との間で回転させる、手動解除レバーと、第1端部および第2端部を有するとともに、ロックアームに隣接して配置されているセンサアームであって、前記センサアームは、切欠き部分を通過するときに扉の伸張可能な部分からセンサアームの第2端部に圧力が加えられることに反応して、センサアームの第2端部がロックアームの第2端部から少なくとも部分的に離れるように移動させられることを可能にするように可撓性である、センサアームと、オペレーティングシステムと通信状態にあるモータと、モータによって作動されるカムシャフトと、カムシャフトに装着されているカムであって、前記カムはロックアームを施錠位置と解錠位置との間で動かすために上部部材と接触している、カムと、センサアームの移動を検出するために、ロック機構内に位置付けられている少なくとも1つの閉鎖スイッチであって、前記閉鎖スイッチは、閉鎖スイッチがセンサアームの移動を検出したときに、扉が掛止位置にあることをオペレーティングシステムに信号送信するように、滅菌器のオペレーティングシステムと通信状態にある、少なくとも1つの閉鎖スイッチと、下部部材の施錠位置への動きを検出するためにロック機構内に位置付けられている少なくとも1つのロックスイッチであって、前記ロックスイッチは、ロックスイッチが下部部材の施錠位置への動きを検出したときに、扉が施錠位置にあることをオペレーティングシステムに信号送信するように、オペレーティングシステムと通信状態にある、少なくとも1つのロックスイッチと、を備える、滅菌器用ドアロック機構が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0022】
ここで、例として、本出願の例示的な実施形態を示す添付の図面を参照する。すなわち、
図1図1は、例示的な滅菌器の前面斜視図である。
図2図2は、ロック機構の一実施形態を図示するために外部ケーシングを取り除いた、図1に示される滅菌器の前面斜視図である。
図3図3は、ロック機構の一実施形態の前面斜視図である。
図4図4は、ロック機構の一実施形態の前面斜視図からの分解図である。
図5図5は、図3に図示されるロック機構の後面斜視図である。
図6図6は、ロック機構の一実施形態の後面斜視図からの分解図である。
図7A図7Aは、単独で示されるロック機構のロックアームの一実施形態の斜視図である。
図7B図7Bは、単独で示されるロック機構のロックアームの別の実施形態の斜視図である。
図8A図8Aは、ロック機構の一実施形態を示す滅菌器の部分図であり、扉は掛止解除されて解錠位置にある。
図8B図8Bは、図8Aに図示されるロック機構の上面図であり、明瞭さを高めるためにロックアームの上部部材を図示していない。
図8C図8Cは、図8Bの線A-Aに沿ったロック機構の図であり、明瞭さを高めるためにセンサアームの端部部分を図示していない。
図8D図8Dは、図8Cの線B-Bに沿ったロック機構の図である。
図9A図9Aは、ロック機構の一実施形態を示す滅菌器の部分図であり、扉は掛止されて解錠位置にある。
図9B図9Bは、図9Aに図示されるロック機構の上面図であり、明瞭さを高めるためにロックアームの上部部材を図示していない。
図9C図9Cは、図9Bの線A-Aに沿ったロック機構の図であり、明瞭さを高めるためにセンサアームの一部分を図示していない。
図9D図9Dは、図9Cの線B-Bに沿ったロック機構の図である。
図10A図10Aは、ロック機構の一実施形態を示す滅菌器の部分図であり、扉は完全な施錠位置にある。
図10B図10Bは、図10Aに図示されるロック機構の上面図であり、明瞭さを高めるためにロックアームの上部部材を図示していない。
図10C図10Cは、図10Bの線A-Aに沿ったロック機構の図であり、明瞭さを高めるためにセンサアームの一部分を図示していない。
図10D図10Dは、図10Cの線B-Bに沿ったロック機構の図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下の好適な実施形態の詳細な説明は、本質的に単なる例示のものであり、本発明、その応用または用途を制限することは一切意図されていない。本明細書において本発明の1つのみの実施形態を一般に図示および説明しているが、本発明の範囲を逸脱することなく様々な変更を行えることは理解されるであろう。
【0024】
図1は、内部滅菌チャンバおよび滅菌器2を操作するために必要なコンポーネントを含むメインボディ4と、外側ケーシング6とを有する公知の卓上滅菌器2を図示している。引き出し8は、用具を内部滅菌チャンバに挿入するために使用することができる。このバージョンの滅菌器2では、扉10が引き出し8の前面に装着されており、引き出し8がチャンバに完全に入り込むと閉じる。代替バージョンの滅菌器2は、開位置と閉位置との間で旋回する、ヒンジ式に装着されている扉を有してもよい。
【0025】
図2では、扉10を含む滅菌器全体のケーシング6が取り外されており、扉10の側面に設置されている引き込み式ピン12が露出している。ピン12は扉10の片側または両側に認めることができ、扉10の各側のピン12の数は変わってもよい。例えば、高い扉10であれば、図1および図2に図示される比較的低い扉12よりも多くのピン12を採用するであろう。
【0026】
図1および図2で分かるように、引き出し8の前面には、この実施形態ではピン12の展開および引き込みを制御するつまみ14がある。つまみ14の右回り方向への回転運動がピン12を扉10から出して展開するのに対し、つまみ14の左回り方向への回転運動がピン12を扉10内へ引き戻す。ピン12を同様に引き込み展開することのできる当業界で公知の他の機構も採用してもよい。
【0027】
図8Aには、引き出し8が閉位置で示されている。この位置では、扉10のフレーム16は滅菌器2のメインボディ4から延びているガイド18に当接している。扉10のフレーム16は、ピン12の展開および引き込みを可能にする穴を含む。各ガイド18は、ピン12を収容することのできる対応する穴20を含む(図9Aを参照)。
【0028】
ピン12の終端部は、1点もしくは細めの部分のいずれかにかけて先細になっていてもよく、または全体を通して同じ断面積を維持していてもよい。さらに、ピン12は図に図示されるように丸い断面を有してもよく、あるいは、ピンは他の断面形状をとってもよい。
【0029】
図9Aでは、ガイド18の穴20を通って延びているピン12の終端部が切込み28であり、好ましくは、ピン12の上半分のあたりを通って延びていることが分かる。切込み28は、ロック機構のロックアーム30を収容するような形状および寸法にされている。図に図示される実施形態において、それがロック機構1のロックアーム30と係合する唯一のピン12であるため、切込み28を有するものとして上部ピン12のみを示している。しかし、滅菌器が2以上のロック機構1を組み込んでいてもよく、そのため、ロック機構1からロックアーム30と係合する各ピンがそれ自体の切込み28を含むことが考えられる。
【0030】
ピン12がガイド穴20を通って延びると、ロック機構1が係合される。図3から図6は、ロック機構1の一実施形態の、それぞれ、前側および後側を示す。
【0031】
ロック機構1の要素は、直接フレーム22に固定されていてもよい。フレーム22は留め具26により滅菌器2のメインボディ4に装着されていてもよい。あるいは、ロック機構1の要素は、直接滅菌器2の外側フレームに直接固定されていてもよい。
【0032】
ロック機構1はロックアーム30を含む。図3から図6に図示されるロックアーム30の実施形態を図7Aに単独で示す。ロックアーム30の修正実施形態を図7Bに単独で示す。図5で分かるように、ロックアーム30の第1端部32は、ヒンジ点33でフレーム22にヒンジ式に装着されている。この接続は、ロックアーム30をヒンジ点33に対して回転させることができ、それにより、ロックアーム30の反対側の第2端部34を解錠位置と施錠位置との間で上下に動かせるようにする。ロックアーム30の第2端部34は最終的にピン12と係合し、ピン12の切込み28の中に嵌まるような形状および寸法にされている。ロックアーム30の第2端部34は、好ましくは、例えば実質的に「L」字形の終端部を作る、切欠き部分36を有する。切欠き部分36は、ロックアーム30の第2端部34をピン12の切込み28へ嵌め込むことを容易にする。
【0033】
ロックアームの第1端部32および第2端部34を接続しているのが、中央部分38である。ロック機構1に対して中央部分38から内側に延びているのが、上部部材40および下部部材42である。上部部材および下部部材40,42はロックアーム30の中央部分38に実質的に垂直に図示されているが、以下に述べるように上部部材および下部部材40,42がその機能する能力を保持するのであれば、なんらかの変型が可能である。中央部分38および上部部材40は、ロック機構1の他のコンポーネントとの相互作用のための接続点も有してもよい。
【0034】
図3から図6で分かるように、ロック機構はセンサアーム44をさらに備える。センサアーム44の第2端部(図示せず)は、ロックアーム30と同じヒンジ点33でフレーム22にヒンジ式に固定されている。あるいは、センサアーム44の第2端部は、留め具またはリベットなどで、ロックアーム30の第1端部32および/または中央部分38に直接固定されていてもよい。センサアーム44およびロックアーム30は互いに隣接した位置である。センサアーム44の反対側の第1端部46は、センサアーム44の第1端部46がロックアーム30に存在している対応する切欠き部分36を含んでいないものの、ロックアーム30の少なくとも第2端部34の形状を実質的に反映するような形状にされている(図5を参照)。センサアーム44に対応する切欠き部分36がないので、ピン12がガイド穴20を通って延びるとき、ロックアーム30を回避して、センサアーム44の第1端部46に圧力を加えることができる(図9Aおよび図9Bを参照)。センサアーム44は好ましくは可撓性であり、ばね鋼などの可撓性または薄い材料から作ることができる。これにより、ピン12によりセンサアーム44の第1端部46に加えられる圧力に反応してなど、センサアーム44を、ロックアーム30に固定されているその第2端部あたりで撓ませられる。センサアーム44はロックアーム30の形状を実質的に反映するものとして説明および図示されているが、切欠き部分36を通してなど、ピンがロックアーム30を回避して、センサアーム44と係合することができるのであれば、異なる形状が可能である。
【0035】
閉鎖スイッチ48はロック機構1の一部を形成し、図4に図示されるように、ロックアーム30の上部部材40に固定することができる。閉鎖スイッチ48は、センサアーム44の外側への動きにより扉10の閉状態を感知する。例えば、滅菌器2の扉10が閉じているとき、ピン12はロックアーム30切欠き部分36を通って延びて、センサアーム44の第1端部46に圧力を加えるので、センサアーム44を撓ませる(図9Aおよび図9Bを参照)。撓んだセンサアーム44は閉鎖スイッチ48に接触することになり、それによって閉鎖スイッチ48を作動させる。
【0036】
代替実施形態において、閉鎖スイッチ48は一端部において閉鎖スイッチ48に接続されているレバー50を有するが、反対側の端部は閉鎖スイッチ48から離れるように偏倚される(図8Bを参照)。この実施形態では、撓んだセンサアーム44がレバー50の反対側の端部と接触することになり、それを閉鎖スイッチ48の方に移動させる。レバー50が閉鎖スイッチ48の方に所定の距離動くと、閉鎖スイッチ48が作動する。
【0037】
閉鎖スイッチ48の作動は、滅菌器2のオペレーティングシステムに、ピン12が完全に展開されて掛止位置にあることを通知する信号を送信する。この時点で、オペレーティングシステムはモータ52と通信してそれを起動し、ロックシーケンスを開始する。モータ52はカムシャフト54およびカム56の動作を制御する(図4および図6を参照)。モータは、好ましくは、高減速比ギアアセンブリ58を装備することのできるDCモータである。図示される実施形態では、モータ52およびカムシャフト54・カム56機構の両方がフレーム22に固定されていて、その少なくとも一部分はハウジングによって覆われている。
【0038】
代替実施例は、2段階プロセスを採用する。上記と同様に、この実施形態では、つまみ14を回すとピン12を展開し、扉10を掛止する。ピン12はセンサアーム44と係合し、最終的には閉鎖スイッチ48を作動させる。閉鎖スイッチ48の作動は、オペレーティングシステムに、ピンが完全に係合されて、扉が掛止されていることを通知する。しかし、この実施形態では、ロックシーケンスを開始するためには、ユーザに滅菌器2の制御盤上の「ロック」ボタンを押すことが求められる。「ロック」ボタンが押されたら、オペレーティングシステムはモータ52を起動して、ロックシステムを始動する。
【0039】
カム56はロックアーム30の上部部材40と相互作用する(図8C図9Cおよび図10Cを参照)。カム56はカムシャフト54およびモータ52を介して回転するので、解錠位置(図8Cおよび図9C)と施錠位置(図10C)との間でロックアーム30の位置を操作することができる。
【0040】
図示される実施形態では、カム56は、カムディスク自体は実質的に円形であるが、カムシャフト54がカム56の中心からずれた点に装着されている偏心カムである。このような設計では、カム56の回転がロックアーム30を上下に動かすことができる。カム56の回転運動をロックアーム30の上下運動に変換するのであれば、カム56は他の設計を有してもよい。例えば、カム56は、洋ナシ形、カタツムリ形、楕円形等など、カム56の回転に反応してロックアーム30を上下に動かす同じ機能を果たすような不規則形状を有することができる。
【0041】
ロック機構1は、図4で分かるように、フレーム22に固定されているロックスイッチ60も含む。ロックスイッチ60は、ロックアーム30が施錠位置にある時を感知する。例えば、ロックアーム30が下方に施錠位置へ動くと(図10Cを参照)、ロックアームの下部部材42がロックスイッチ60に接触することができるようになり、それによってロックスイッチ60を作動させる。ロックスイッチ60の作動は、ロックアーム30が施錠位置になるための実質的に正しい位置にカム56があることに等しい。次に、ロックスイッチ60はオペレーティングシステムと通信して、ロックアーム30が施錠位置にあることを知らせる。次に、オペレーティングシステムはモータ52をオフにして、カムシャフト54のさらなる回転を停止する。
【0042】
代替実施形態において、ロックスイッチ60は一端部においてロックスイッチ60に接続されているレバー62を有するが、反対側の端部はロックスイッチ60から離れるように偏倚される(図4および図8Cを参照)。この実施形態では、ロックアーム30が実質的に施錠位置へ下降すると、ロックアーム30の下部部材42がレバー62の反対側の端部と接触することになり、それをロックスイッチ60の方に移動させる(図10Cを参照)。レバー62がロックスイッチ60の方に所定の距離動くと、ロックスイッチ60が作動する。
【0043】
ロック機構1は1つの閉鎖スイッチ48およびロックスイッチ60で操作してもよい。しかし、ロック機構1が2つ以上の閉鎖スイッチ48および/またはロックスイッチ60を有してもよいことは考えられる。例えば、図4を参照すると、ロック機構1が2つの閉鎖スイッチ48および2つのロックスイッチ60を有することを示している。このことはロック機構1にあるレベルの冗長性を追加し、あるスイッチが機能不全の場合でもなおも操作させることができる。
【0044】
好ましくは、ロック機構1には、ロックアーム30を施錠位置の方に偏倚させるために、コイルばねなどの弾性部材64が含まれている。図4で分かるように、弾性部材64の一端部はロックアーム30の上部部材40に装着されているが、反対側の端部はフレーム22に装着されている。弾性部材64は、第1端部32、中央部分38、上部部材40等など、ロックアーム30の異なる位置に装着できることは認識されるであろう。カム56が閉鎖スイッチ48の作動に反応して回転するため、弾性部材64はロックアーム30を下方に施錠位置へ動くように促す。弾性部材64は施錠位置にロック部材30を保持する役割を果たす力も提供し、ロックアーム30を解錠位置に動かすにはこの力に打ち勝たなければならない。
【0045】
ロックアーム30は、任意で、手動解除レバー66を含むことができる。手動解除レバー66は、ユーザがロックアーム30を施錠位置から解錠位置に手動で移動できるようにする。手動解除アームの2つの異なる実施形態を図7Aおよび図7Bに示しており、手動解除レバー66は、それぞれ、ロックアーム30の第1端部32から、またはロックアーム30の第2端部34から下方に延びている。好ましくは、手動解除レバー66は、図示されるようにフックなど、その終端部にまたはその付近になんらかの形態の把持要素68を有する。手動解除レバー66は、停電、ロック機構の機能不全または動作不良等の場合に、ユーザが手動解除レバー64を滅菌器2の前の方に引くことにより、ロック機構1を解除できるようにする。手動解除レバー66はロックアーム30をそのヒンジ点33に対して回転させ、それによってロックアーム30の第1端部32を上げて、ピン12を扉10内へ引き戻せる。
【0046】
使用時、図8A図8Dで分かるように、扉10が開いた解錠位置にあるとき、すなわち、ピン12が展開されていないとき、カム56の向きがロックアーム30を上方に解錠位置へ移動させる。この解錠位置で、ロックアーム30の第1端部32は、ピン12が扉10から展開されると最終的に留まる位置の上方に止まる。
【0047】
図9A図9Dで分かるように、扉10が閉められると、つまみ14が回されて、ガイド18のガイド穴20からピン12を展開する。ロック機構1を係合することになるピン12は、ロックアーム30の切欠き部分36を通過して、センサアーム44と相互作用する。センサアーム44は撓むことで、直接接触または閉鎖スイッチレバー50との相互作用のいずれかにより閉鎖スイッチ48を作動させて(図9Bを参照)、オペレーティングシステムに扉10が閉鎖していることを通知する。閉鎖スイッチ48の作動に直接反応して、またはユーザが滅菌器2の制御盤の「ロック」ボタンを押したことに反応して、オペレーティングシステムはモータ52を始動させ、それによりカムシャフト54およびカム56を回転させる。弾性部材64によって加えられる力とあわせてこのカム56の回転運動が、ロックアーム30の施錠位置への下降をもたらし、施錠位置でロックアームの第2端部34がピン12の切込み28に収まる(図10Cおよび図10Dを参照)。
【0048】
施錠位置では、ロックアーム30は、滅菌器2のユーザがロック機構1を解錠するまで、ピンが扉へ引き込まれる能力を阻止する。典型的には、ユーザは滅菌器2の制御盤の「解錠」ボタンを押すと、モータ52を始動させるためにオペレーティングシステムに信号送信する。モータ52はカムシャフト54を回転させるとともに、カム56が、弾性部材64の抵抗に逆らって、ロックアーム30を解錠位置へ押し上げる。解錠位置では、ロックアーム30はロックスイッチ60と係合しなくなる。このことが、ロック機構が解錠位置にあることがわかるように、オペレーティングシステムに送信される信号をトリガする。その後、オペレーティングシステムはモータ52を停止する信号を送信し、それによってカムシャフト54およびカム56の回転が停止する。カム56の位置はロックアーム30を解錠位置に保つ。ロック機構1が解錠されているとき、ピン12は引き込むことができ、扉10は開くことができる。
【0049】
機能不全、停電等がある場合、ユーザは手動解除レバー66を引くことができ、それで弾性部材64に打ち勝つ十分な力が加えられると、ロックアーム30を一時的に解錠位置へ上げて、ピン12を引き込むことができ、扉10を開くことができるようになる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図8A
図8B
図8C
図8D
図9A
図9B
図9C
図9D
図10A
図10B
図10C
図10D
【国際調査報告】