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特表2024-516836クリップテンプレート検索方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-17
(54)【発明の名称】クリップテンプレート検索方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/432 20190101AFI20240410BHJP
   G06F 16/732 20190101ALI20240410BHJP
   G06F 16/632 20190101ALI20240410BHJP
【FI】
G06F16/432
G06F16/732
G06F16/632
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023566920
(86)(22)【出願日】2022-04-29
(85)【翻訳文提出日】2023-12-26
(86)【国際出願番号】 CN2022090348
(87)【国際公開番号】W WO2022228557
(87)【国際公開日】2022-11-03
(31)【優先権主張番号】202110485269.3
(32)【優先日】2021-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リ,ゲン
(72)【発明者】
【氏名】ヂョウ,インヂー
(72)【発明者】
【氏名】ツイ,ラン
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン,イン
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA04
5B175DA05
5B175DA07
5B175HA01
5B175HA05
(57)【要約】
本開示はクリップテンプレート検索方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体に関する。当該方法は、ビデオ編集シーンにおいて、サーバ機器はユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得し、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、第1のメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートを取得するステップを含み、ターゲットクリップテンプレートは、クリップ対象マルチメディア素材がターゲットクリップ方法に応じて第2のマルチメディアリソースにクリップされることを指示するために使用される。本方案では、第1のマルチメディアリソースに従って検索を行うことによって、検索結果の精度を向上させ、ビデオ作成に対するユーザのニーズをより適切に満たすことができ、ターゲットクリップテンプレートの使用率も高めることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クリップテンプレート検索装置により実行されるクリップテンプレート検索方法であって、
ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得するステップと、
前記第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、検索結果を取得するステップとを含み、
前記検索結果は、前記第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートが検索されたかどうかを指示するために使用され、前記ターゲットクリップテンプレートは、クリップ対象マルチメディア素材がターゲットクリップ方式に応じて第2のマルチメディアリソースにクリップされることを指示するために使用され、前記ターゲットクリップ方式は、前記第1のマルチメディアリソースが採用するクリップ方式である、ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、検索結果を取得する前記ステップは、
候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果に従って、前記検索結果を取得するステップを含み、
前記候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果は、前記第1のマルチメディアリソース及び前記候補クリップテンプレートの前記ターゲット次元における特徴に基づいて得られた、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果に従って、前記検索結果を取得する前記ステップの前に、
前記第1のマルチメディアリソース及び少なくとも1つのクリップテンプレートのそれぞれのターゲット次元における特徴に従って、前記候補クリップテンプレートを決定するステップをさらに含み、
前記少なくとも1つのクリップテンプレートは、前記候補クリップテンプレートを含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲット次元は、音楽スタイル次元、オーディオフィンガープリント次元、ビデオサイズ次元、ビデオセグメント特徴次元、及び視覚効果次元のうちの1つ又は複数を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ターゲット次元には、前記音楽スタイル次元、前記オーディオフィンガープリント次元、前記ビデオサイズ次元、前記ビデオセグメント特徴次元、及び前記視覚効果次元のうちの複数の次元が含まれた場合、
前記候補クリップテンプレートの前記ターゲット次元における認識結果に従って、前記検索結果を取得する前記ステップは、
前記候補クリップテンプレートのそれぞれの前記ターゲット次元内の各次元における認識結果、及び前記ターゲット次元内の各次元に対応する重み係数に従って、前記候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果を取得するステップと、
前記候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果に従って、前記検索結果を取得するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のマルチメディアリソース及び少なくとも1つのクリップテンプレートのそれぞれのターゲット次元における特徴に従って、前記候補クリップテンプレートを決定する前記ステップは、
前記ターゲット次元内の各次元の優先順位に応じて、現在次元を決定するステップと、
前記第1のマルチメディアリソース及び第1のスクリーニング結果のそれぞれの前記現在次元における特徴に従って、前記第1のスクリーニング結果のうち各クリップテンプレートのそれぞれの前記現在次元における第1の認識結果を取得するステップと、
前記第1の認識結果及び前記現在次元に対応するスクリーニング条件に従って、前記現在次元に対応する第2のスクリーニング結果を取得するステップであって、前記第2のスクリーニング結果は、1つ又は複数のクリップテンプレートを含み、前記第1のスクリーニング結果の初期状態は、前記少なくとも1つのクリップテンプレートを含むステップと、
前記第2のスクリーニング結果を第1のスクリーニング結果として決定するステップと、
前記現在次元に対応する最後の第2のスクリーニング結果が得られるまで、前記ターゲット次元内の各次元の優先順位に応じて、現在次元を決定する前記ステップを戻って実行し、前記現在次元に対応する前記最後の第2のスクリーニング結果に含まれるクリップテンプレートを前記候補クリップテンプレートとして決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得する前記ステップは、
ユーザが入力したターゲットリンクを取得し、前記ターゲットリンクを解析して前記第1のマルチメディアリソースを取得するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記検索結果を前記ユーザに送信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記検索結果に従って、前記ターゲットクリップテンプレートを前記ユーザに送信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
電子機器であって、
メモリ、プロセッサ、及びコンピュータプログラムを含み、
前記メモリは前記コンピュータプログラムを記憶するように配置され、
前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することによって、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実現するように配置される、ことを特徴とする電子機器。
【請求項11】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは読み取り可能な記憶媒体に記憶されており、電子機器の少なくとも1つのプロセッサは前記読み取り可能な記憶媒体から前記コンピュータプログラムを読み出すことができ、前記少なくとも1つのプロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することによって、前記電子機器に請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実現させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、2021年04月30日にて中国国家知識産権局に提出され、出願番号が202110485269.3であり、発明の名称が「クリップテンプレート検索方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容を援用により本開示に組み込む。
【0002】
本開示はインターネット技術分野に関し、特に、クリップテンプレート検索方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット技術の継続的な発展に伴い、ユーザはアプリケーション(application,APP)を利用してビデオを作成することが多い。通常、アプリケーションには豊富なクリップテンプレートが提供されているため、ユーザはクリップテンプレートを活用して、好きな写真やビデオを選択し、ビデオを合成することができる。しかしながら、ユーザの所望のクリップテンプレートを如何に迅速かつ正確に見つけるかは、現在早急に解決すべき問題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記課題を解決するか、又は少なくとも部分的に前記課題を解決するために、本開示は、クリップテンプレート検索方法及び装置を提供する。
【0005】
第1の態様において、本開示の実施例は、クリップテンプレート検索方法を提供し、
ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得するステップと、
前記第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、検索結果を取得するステップとを含み、
前記検索結果は、前記第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートが検索されたかどうかを指示するために使用され、前記ターゲットクリップテンプレートは、クリップ対象マルチメディア素材がターゲットクリップ方式に応じて第2のマルチメディアリソースにクリップされることを指示するために使用され、前記ターゲットクリップ方式は、前記第1のマルチメディアリソースが採用するクリップ方式である。
【0006】
いくつかの可能な設計では、前記第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、検索結果を取得する前記ステップは、
候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果に従って、前記検索結果を取得するステップを含み、
前記候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果は、前記第1のマルチメディアリソース及び前記候補クリップテンプレートの前記ターゲット次元における特徴に基づいて得られた。
【0007】
いくつかの可能な設計では、前記候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果に従って、前記検索結果を取得する前記ステップの前に、
前記第1のマルチメディアリソース及び少なくとも1つのクリップテンプレートのそれぞれのターゲット次元における特徴に従って、前記候補クリップテンプレートを決定するステップをさらに含み、
前記少なくとも1つのクリップテンプレートには、前記候補クリップテンプレートが含まれる。
【0008】
いくつかの可能な設計では、前記ターゲット次元は、音楽スタイル次元、オーディオフィンガープリント次元、ビデオサイズ次元、ビデオセグメント特徴次元、及び視覚効果次元のうちの1つ又は複数を含む。
【0009】
いくつかの可能な設計では、前記ターゲット次元には、前記音楽スタイル次元、前記オーディオフィンガープリント次元、前記ビデオサイズ次元、前記ビデオセグメント特徴次元及び前記視覚効果次元のうちの複数の次元の次元が含まれた場合、
前記候補クリップテンプレートの前記ターゲット次元における認識結果に従って、前記検索結果を取得する前記ステップは、
前記候補クリップテンプレートのそれぞれの前記ターゲット次元内の各次元における認識結果、及び前記ターゲット次元内の各次元に対応する重み係数に従って、前記候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果を取得するステップと、
前記候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果に従って、前記検索結果を取得するステップと、を含む。
【0010】
いくつかの可能な設計では、前記第1のマルチメディアリソース及び少なくとも1つのクリップテンプレートのそれぞれのターゲット次元における特徴に従って、前記候補クリップテンプレートを決定する前記ステップは、
ターゲット次元内の各次元の優先順位に応じて、現在次元を決定するステップと、
前記第1のマルチメディアリソース及び第1のスクリーニング結果のそれぞれの前記現在次元における特徴に従って、前記第1のスクリーニング結果のうち各クリップテンプレートのそれぞれの前記現在次元における第1の認識結果を取得するステップと、
前記第1の認識結果及び前記現在次元に対応するスクリーニング条件に従って、前記現在次元に対応する第2のスクリーニング結果を取得するステップであって、前記第2のスクリーニング結果は、1つ又は複数のクリップテンプレートを含み、前記第1のスクリーニング結果の初期状態は、前記少なくとも1つのクリップテンプレートを含むステップと、
前記第2のスクリーニング結果を第1のスクリーニング結果として決定するステップと、
前記現在次元に対応する最後の第2のスクリーニング結果が得られるまで、ターゲット次元内の各次元の優先順位に応じて、現在次元を決定する前記ステップを戻って実行し、前記現在次元に対応する最後の第2のスクリーニング結果に含まれるクリップテンプレートを前記候補クリップテンプレートとして決定するステップと、を含む。
【0011】
いくつかの可能な設計では、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得する前記ステップは、ユーザが入力したターゲットリンクを取得し、前記ターゲットリンクを解析して前記第1のマルチメディアリソースを取得するステップを含む。
【0012】
いくつかの可能な設計では、前記方法は、前記検索結果を前記ユーザに送信するステップをさらに含む。
【0013】
第2の態様において、本開示の実施形態は、クリップテンプレート検索装置を提供し、
ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得するための取得モジュールと、
前記第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、検索結果を取得するための検索モジュールであって、前記検索結果は、前記第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートが検索されたかどうかを指示するために使用され、前記ターゲットクリップテンプレートは、クリップ対象マルチメディア素材がターゲットクリップ方式に応じて第2のマルチメディアリソースにクリップされることを指示するために使用され、前記ターゲットクリップ方式は、前記第1のマルチメディアリソースが採用するクリップ方式である検索モジュールと、を含む。
【0014】
第三の態様において、本開示の実施形態は電子機器を提供し、メモリ、プロセッサ、及びコンピュータプログラムを含み、前記メモリは前記コンピュータプログラムを記憶するように配置され、前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することによって、第1の態様のいずれか一項に記載の方法を実現するように配置される。
【0015】
第四の態様において、本開示の実施形態は読み取り可能な記憶媒体を提供し、プログラムを含み、前記プログラムが電子機器の少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、第1の態様のいずれか一項に記載の方法を実現する。
【0016】
第五の態様において、本開示の実施形態はコンピュータプログラムをさらに提供し、前記コンピュータプログラムは読み取り可能な記憶媒体に記憶されており、電子機器の少なくとも1つのプロセッサは、前記読み取り可能な記憶媒体から前記コンピュータプログラムを読み取ることができ、前記少なくとも1つのプロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することによって、前記電子機器に第1の態様のいずれか一項に記載の方法を実現させる。
【0017】
本開示の実施例はクリップテンプレート検索方法及び装置を提供する。当該方法は、ビデオ編集シーンにおいて、サーバ機器は、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得し、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、第1のメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートを取得するステップを含む。ターゲットクリップテンプレートは、クリップ対象マルチメディア素材がターゲットクリップ方法に応じて第2のマルチメディアリソースにクリップされることを指示するために使用される。本方案では、第1のマルチメディアリソースに従って検索を行うことによって、検索結果の精度を向上させ、ビデオ作成に対するユーザのニーズをより適切に満たすことができ、ターゲットクリップテンプレートの使用率も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本開示に適合する実施例を示しており、明細書とともに本開示の原理を説明するために使用される。
【0019】
本開示の実施形態又は従来技術に係る技術手法をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の記述に必要な図面を簡単に紹介する。明らかに、当業者にとって、創造的な労働なしにこれらの図面から他の図面を得ることができる。
【0020】
図1】本開示の一実施例に係るクリップテンプレート検索方法の適用シーンの概略図である。
図2】本発明の一実施例に係るクリップテンプレート検索方法のフローチャートである。
図3】本発明の一実施例に係る検索モデルの概略構造図である。
図4】本発明の別の実施例に係るクリップテンプレート検索方法のフローチャートである。
図5】本発明の別の実施例に係る検索モデルの概略構造図である。
図6】本発明の別の実施例に係るクリップテンプレート検索方法のフローチャートである。
図7】本発明の別の実施例に係るクリップテンプレート検索方法のフローチャートである。
図8A】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8B】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8C】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8D】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8E】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8F】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8G】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8H】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8I】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8J】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図8K】本開示で提供されるマンマシンインタラクションインタフェースの概略図である。
図9】本発明の一実施例に係るクリップテンプレート検索装置の概略構造図である。
図10】本発明の一実施例に係る電子機器の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本開示の上記の目的、特徴及び利点をより明瞭に理解できるために、以下、本開示の実施例の方案をさらに記述する。なお、矛盾しない場合、本開示の実施例、及び実施例における特徴を互いに組み合わせることができる。
【0022】
本開示を十分に理解するために、以下の説明において、多くの具体的な詳細が述べられているが、本開示は、本明細書に記載されているものとは異なる他の形態で実施されてもよい。明らかに、本明細書における実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。
【0023】
ユーザがAPPを使用してビデオを作成する場合、従来のAPPは通常、キーワードによるクリップテンプレートの検索をサポートしている。しかしながら、いくつかの場合では、ユーザは正しいキーワードを取得できない可能性があるため、ユーザが入力したキーワードから見つかったクリップテンプレートはユーザが希望するクリップテンプレートではなく、ユーザはビデオ作成を継続したくない場合がある。
【0024】
これに鑑みて、本開示は、クリップテンプレート検索方法を提供する。当該方法の核心的な思想は、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得し、当該第1のマルチメディアリソース及び候補クリップテンプレートを解析することによって、候補クリップテンプレートからユーザの所望のターゲットクリップテンプレートを素早く決定することであり、これによって検索結果の精度を向上させ、ビデオ作成に対するユーザのニーズをより適切に満たすことができ、ターゲットクリップテンプレートの使用率も高めることができる。
【0025】
図1は本開示の一実施例に係るクリップテンプレート検索方法の適用シーンの概略図である。本実施形態に係るクリップテンプレート検索方法は、図1に示すシーンに適用可能である。図1を参照すると、当該シーンは、サーバ機器101と端末機器102とを含む。サーバ機器101と端末機器102は有線又は無線のネットワークを介して接続することができる。
【0026】
サーバ機器101は任意のソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現され得る。例えば、サーバ機器101はサーバであってもよく、当該サーバは、独立したサーバであってもよいし、複数の独立したサーバから構成されるサーバクラスタであってもよく、あるいは、クラウドサーバであってもよい。また、サーバ機器101は、電子機器に集積されたソフトウェアプログラムであってもよく、ソフトウェアプログラムが電子機器の少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、本開示の実施例に係るクリップテンプレート検索方法においてサーバ機器で実行される技術方案を実行することができる。実際の適用では、サーバ機器は1つ又は複数の端末機器とインタラクションを行い、同一又は異なるデータを端末機器に送信することができる。
【0027】
端末機器102は任意のソフトウェア及び/又はハードウェアによって実現され得る。例えば、端末機器102は、ノートブックコンピュータ、デスクトップコンピュータ、スマートフォン、携帯端末機器、ウェアラブル機器、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant,PDA)などの機器であってもよいが、これらに限定されることはなく、本開示の実施形態では、端末機器の具体的な種類は限定されない。また、端末機器102は、電子機器に集積されたソフトウェアプログラムであってもよく、ソフトウェアプログラムが電子機器のプロセッサによって実行される場合、本開示の実施例に係るクリップテンプレート検索方法において端末機器によって実行される技術方案を実行することができる。
【0028】
図1は、1つのサーバ機器が1つの端末機器とインタラクションを行うシーンを例示的に示している。実際の適用シーンでは、サーバ機器は、より多くの端末機器と並行してインタラクションを行うことができる。
【0029】
以下、いくつかの具体的な実施例を通じて、本開示で提供されるクリップテンプレート検索方法について詳細に説明する。
【0030】
図2は本発明の一実施例に係るクリップテンプレート検索方法のフローチャートである。本実施例の実行主体はサーバ機器であってもよい。図2を参照すると、本実施例は以下のステップを含む。
【0031】
ステップS201:ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得する。
【0032】
具体的には、サーバ機器は、端末機器を介してユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得する。第1のマルチメディアリソースは、オーディオファイルであってもよく、ビデオファイルであってもよい。
【0033】
任意選択で、第1のマルチメディアリソースは、ターゲットクリップテンプレートによってビデオを作成することによって得られたマルチメディアリソース(例えば、ショートビデオ)であってもよい。
【0034】
任意選択で、第1のマルチメディアリソースは、ユーザが端末機器を介して能動的に報知してもよい。又は、ユーザが他の方法で指定してもよく、例えば、ユーザが端末機器を介してターゲットリンクを報知し、サーバ機器がターゲットリンクを解析することによって得られた。
【0035】
仮に端末機器には複数のアプリケーションがインストールされて、前記複数のアプリケーションは、ビデオ編集アプリケーション及びその他のアプリケーションを含む。
【0036】
任意選択で、ターゲットリンクは、ユーザが上記の他のアプリケーションのいずれかからコピーし、ビデオ編集アプリケーションに貼り付けたものであってもよい。上記の他のアプリケーションは、音楽アプリケーション、ビデオアプリケーション、ソーシャルアプリケーションなどであり得るが、これらに限定されない。
【0037】
任意選択で、ターゲットリンクは、端末機器上にインストールされたビデオ編集アプリケーションプログラムにユーザが手動で入力したものであってもよい。
【0038】
本開示では、ターゲットリンクの由来及び端末機器がターゲットリンクを取得する方式について、限定されない。
【0039】
ビデオ編集アプリケーションは、ターゲットリンクを取得した後、ターゲットリンクを解析することによって、ターゲットリンクに対応するウェブページを取得し、ウェブページから指向された第1のマルチメディアリソースのユニフォームリソースロケーター(uniform resource locator,URL)を取得する。端末機器は、第1のマルチメディアリソースのURLによって第1のマルチメディアリソースにアクセスしてダウンロードする。その後、端末機器は、それとサーバ機器との間で確立された通信リンクにより、取得した第1のマルチメディアリソースをサーバ機器にアップロードする。
【0040】
又は、ビデオ編集アプリケーションはターゲットリンクを取得した後、端末機器とサーバ機器との間で確立された通信リンクにより、ターゲットリンクをサーバ機器に送信することができる。サーバ機器はターゲットリンクを受信した後、ターゲットリンクを解析することによって、ターゲットリンクに対応するウェブページを取得し、ウェブページから指向された第1のマルチメディアリソースのURLを取得する。端末機器は、第1のマルチメディアリソースのURLに従って第1のマルチメディアリソースにアクセスしてダウンロードする。
【0041】
ステップS202:第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、検索結果を取得する。
【0042】
このステップの目的は、第1のマルチメディアリソースが使用するクリッピング方式と同じターゲットクリップテンプレートを検索することにある。
【0043】
前記検索結果は、第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートが検索されたかどうかを指示するために使用される。
【0044】
実施可能な形態では、第1のマルチメディアリソースに従って、サーバ機器内に配置されたテンプレートライブラリから検索を行い、検索結果を取得する。
【0045】
サーバ機器内に配置されたテンプレートライブラリは、少なくとも1つのクリップテンプレートを含む。各クリップテンプレートはプリセットクリップ方式を提供するために使用され、ユーザが選択又はインポートしたクリップマルチメディア素材は、クリップテンプレートから提供されたプリセットクリップ方式に従って、新しいマルチメディアリソースとしてクリッピングされることができる。
【0046】
具体的には、サーバ機器は、第1のマルチメディアリソースと、テンプレートライブラリにおける各クリップテンプレートとをターゲット次元で解析することによって、検索結果を得ることができる。ターゲット次元は、音楽スタイル次元、オーディオフィンガープリント次元、ビデオサイズ次元、ビデオ編集特徴次元、及び視覚効果次元のうちの1つ又は複数の次元を含んでもよい。
【0047】
任意選択で、サーバ機器に訓練済みの検索モデルを事前に配置することができる。サーバ機器は、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得した後、その検索モデルを使用して上記の検索を実行することができる。もちろん、他の方式又はアルゴリズムを使用して上記の検索を実行してもよい。
【0048】
検索モデルを利用して検索を実行する方法について、後述する詳細な説明を参照することができる。
【0049】
本実施形態に係るクリップテンプレート検索方法では、サーバ機器は、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得し、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースに従ってテンプレートライブラリから検索を行い、第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートを取得する。本方案では、第1のマルチメディアリソースにより検索を行うことによって、検索結果の精度を向上させ、ビデオ作成に対するユーザのニーズをより適切に満たすことができ、ターゲットクリップテンプレートの使用率も高めることができる。
【0050】
続いて、第1のマルチメディアリソースがオーディオファイルとビデオファイルであるという2つの場合に分けて、検索モデルがどのように第1のマルチメディアリソース及びテンプレートライブラリに含まれる各クリップテンプレートに従って検索を行うかについて、詳細に説明する。
【0051】
なお、実際の適用では、検索を実行するサーバ機器とテンプレートライブラリを格納するサーバ機器は、同一の機器であってもよいし、異なる機器であってもよいが、本開示の実施例では限定されない。
【0052】
ケース1: 第1のマルチメディアリソースはオーディオファイルである
【0053】
図3は本発明の一実施例に係る検索モデルの概略構造図である。図4は本発明の別の実施例に係るクリップテンプレート検索方法のフローチャートである。
【0054】
図3を参照すると、検索モデル300は、音楽スタイル認識サブモデル301とオーディオフィンガープリント認識サブモデル302とを含む。
【0055】
音楽スタイル認識サブモデル301は、第1のマルチメディアリソース及び各テンプレートビデオに含まれるオーディオファイルに従って、音楽スタイル次元における各クリップテンプレートに対応する第1の認識結果を出力し、当該第1の認識結果は、第1のマルチメディアリソースとテンプレートビデオに含まれるオーディオファイルとの間の音楽スタイルの類似度を指示するために使用される。
【0056】
本方案では、音楽スタイルは複数の種類に予め分類されることができる。例えば、音楽スタイルは、悲しい、静かな、ポピュラー、陽気な、リラックス、甘い、楽しいなど、複数の種類を含む。音楽スタイルの具体的な分類について、本開示の実施例では限定されない。
【0057】
任意選択で、テンプレートライブラリに含まれるクリップテンプレートごとに、音楽スタイル認識サブモデル301は特定のアルゴリズムによって、第1のマルチメディアリソースに対応する第1の特徴ベクトルと、クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルの第2の特徴ベクトルとを取得する。続いて、第1の特徴ベクトルと第2の特徴ベクトルとの間の距離(例えばユークリッド距離、もちろん、他のアルゴリズムによって算出された距離でも構わない)を算出し、算出された距離に従って前記クリップテンプレートに対応する第1の認識結果を取得する。
【0058】
第1の認識結果を音楽スタイルスコアで表す場合、音楽スタイルの類似度が高いほど音楽スタイルスコアが高くなる一方、音楽スタイルの類似度が低いほど音楽スタイルスコアが低くなる。
【0059】
オーディオフィンガープリント認識サブモデル302は、第1のマルチメディアリソース及び各テンプレートビデオに含まれるオーディオファイルに従って、オーディオフィンガープリント次元における各クリップテンプレートに対応する第2の認識結果を出力し、当該第2の認識結果は、マルチメディアファイルと前記テンプレートビデオに含まれるオーディオファイルの間のオーディオフィンガープリントの類似度を指示するために使用される。
【0060】
具体的には、オーディオフィンガープリント認識サブモデル302は具体的にオーディオフィンガープリント技術(audio fingerprinting technology)を利用して、マルチメディアファイルと各クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルを解析する。オーディオフィンガープリント技術とは、特定のアルゴリズムによって、オーディオスペクトル特徴、スペクトル特徴など、認識される必要があるオーディオファイルのデータ特徴を抽出し、認識される必要があるオーディオファイルのデータ特徴に従って、構築されたオーディオフィンガープリントライブラリと比較する。
【0061】
第2の認識結果をオーディオフィンガープリントスコアで表す場合、オーディオフィンガープリントの類似度が高いほどオーディオフィンガープリントスコアが高くなる一方、オーディオフィンガープリントの類似度が低いほどオーディオフィンガープリントスコアが低くなる。
【0062】
図3に示す検索モデル300を用いたうえで、図4を参照すると、本実施形態に係るクリップテンプレート検索方法は、以下のステップを含む。
【0063】
ステップS401:サーバ機器はターゲットオーディオファイルを取得する。
【0064】
本実施例におけるターゲットオーディオファイルは第1のマルチメディアリソースであることを理解すべきである。そして、サーバ機器がターゲットオーディオファイルを取得する具体的な実現方式について、図2に示す実施例での説明を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
【0065】
ステップS402:候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果に従って、前記検索結果を取得し、前記候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果は、前記ターゲットオーディオファイルと前記候補クリップテンプレートの前記ターゲット次元における特徴に基づいて得られた。
【0066】
図3に示す検索モデル300から分かるように、このステップにおけるターゲット次元は、音楽スタイル次元及びオーディオフィンガープリント次元を例示的に含む。
【0067】
なお、いくつかの場合では、第1のマルチメディアリソース(本実施形態では、第1のマルチメディアリソースはターゲットオーディオファイルである)の時間長が長すぎる場合、サーバ機器は、前記第1のマルチメディアリソース及びテンプレートライブラリに含まれる各前記クリップテンプレートのオーディオファイルのそれぞれをスライス処理して、前記第1のマルチメディアリソースに対応する第1のオーディオサブファイル及び各前記クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルにそれぞれ対応する第2のオーディオサブファイルを取得することができる。
【0068】
このステップでは、サーバ機器は、各第1のオーディオサブファイルと各第2のオーディオサブファイルのオーディオ時間長を一致させるように、一定の間隔でスライス処理を行ってもよく、音楽スタイル認識サブモデルとオーディオフィンガープリント認識サブモデルはセグメントごとに解析することが容易となる。
【0069】
さらに、実際の適用では、各クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルの時間長は全く同じではなく、一部のクリップテンプレートに含まれるオーディオファイルの時間長が比較的長く、一部のクリップテンプレートに含まれるオーディオファイルの時間長が比較的短い場合がある。クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルの時間長が比較的長い場合、上記の一定の間隔でスライス処理を行ってもよい。クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルの時間長が上記の一定の間隔を満たす場合、スライス処理を行わなくても構わない。スライス処理を行うかどうかは、実際の必要に応じて柔軟に設定できる。
【0070】
以下、候補クリップテンプレートが少なくとも1つのクリップテンプレートの全部と一部である2つの場合について説明する。
【0071】
A、仮に候補クリップテンプレートが前記少なくとも1つのクリップテンプレートの全部である場合
【0072】
この場合、第1のマルチメディアリソースに対応する第1のオーディオサブファイルと、各前記クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルにそれぞれ対応する第2のオーディオサブファイルを、それぞれに音楽スタイル認識サブモデルとオーディオフィンガープリントサブモデルに入力して、音楽スタイル認識サブモデルから出力された各クリップテンプレートに対応する第1の認識結果及び第2の認識結果を取得することができる。
【0073】
続いて、各候補クリップテンプレートにそれぞれ対応する第1の認識結果及び第2の認識結果に従って、前記検索結果を取得する。
【0074】
音楽スタイル認識サブモデルとオーディオフィンガープリント認識サブモデルは、認識タスクを並行して実行してもよく、認識タスクを順番に実行してもよい。
【0075】
B、仮に候補クリップテンプレートが前記少なくとも1つのクリップテンプレートの一部である場合
【0076】
この場合、ステップS402の前に、前記ターゲットオーディオファイル及び少なくとも1つのクリップテンプレートのそれぞれのターゲット次元における特徴に従って、前記候補クリップテンプレートを決定するステップS402’をさらに含む。
【0077】
候補クリップテンプレートの数は1つであっても複数であってもよい。
【0078】
このステップにおける「少なくとも1つのクリップテンプレート」は、テンプレートライブラリにおける一部のクリップテンプレートを含んでもよいし、テンプレートライブラリにおける全部のクリップテンプレートを含んでもよい。「少なくとも1つのクリップテンプレート」がテンプレートライブラリにおける一部のクリップテンプレートを含む場合、少なくとも1つのクリップテンプレートは、クリップテンプレートの投稿時間、使用回数、お気に入り件数などの要因に従って決定されてもよいし、ランダムに決定されてもよく、あるいは他のいずれかの方式によって決定されてもよい。
【0079】
音楽スタイル次元の優先度がオーディオフィンガープリント次元の優先度よりも高い場合、
まず、第1のマルチメディアリソースに対応する第1のオーディオサブファイルと、前記クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルにそれぞれ対応する第2のオーディオサブファイルを、音楽スタイル認識サブモデルに入力して、テンプレートライブラリにおける各クリップテンプレートに対応する第1の認識結果を取得する。
【0080】
続いて、音楽スタイル次元に対応するプリセットスクリーニング条件及び各クリップテンプレートに対応する第1の認識結果に応じて、音楽スタイル次元に対応する第2のスクリーニング結果を取得する。音楽スタイル次元に対応する第2のスクリーニング結果は、1つ又は複数のクリップテンプレートを含む。
【0081】
次に、第1のマルチメディアリソースに対応する第1のオーディオサブファイルと、音楽スタイル次元に対応する第2のスクリーニング結果に含まれる各クリップテンプレートにそれぞれ対応する第2のオーディオサブファイルを、オーディオフィンガープリント認識サブモデルに入力して、音楽スタイル次元に対応する第2のスクリーニング結果に含まれる各クリップテンプレートに対応する第2の認識結果を取得する。
【0082】
オーディオフィンガープリント次元に対応するスクリーニング条件が予め配置されると、当該スクリーニング条件及び音楽スタイル次元に対応する第2のスクリーニング結果に含まれる各クリップテンプレートに対応する第2の認識結果に従って、第1のスクリーニング結果を取得することができる。第1のスクリーニング結果に含まれるクリップテンプレートは、上記の候補クリップテンプレートである。
【0083】
オーディオフィンガープリント次元の優先度が音楽スタイル次元の優先度よりも高い場合、
まず、第1のマルチメディアリソースに対応する第1のオーディオサブファイルと、前記クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルにそれぞれ対応する第2のオーディオサブファイルを、オーディオフィンガープリント認識サブモデルに入力して、テンプレートライブラリにおける各クリップテンプレートに対応する第2の認識結果を取得する。
【0084】
続いて、オーディオフィンガープリント次元に対応する予め配置されたスクリーニング条件及び各クリップテンプレートに対応する第2の認識結果に従って、オーディオフィンガープリント次元に対応する第2のスクリーニング結果を取得する。オーディオフィンガープリント次元に対応する第2のスクリーニング結果は、1つ又は複数のクリップテンプレートを含む。
【0085】
次に、第1のマルチメディアリソースに対応する第1のオーディオサブファイルと、オーディオフィンガープリントスタイル次元に対応する第2のスクリーニング結果に含まれる各クリップテンプレートにそれぞれ対応する第2のオーディオサブファイルを、音楽スタイル認識サブモデルに入力して、オーディオフィンガープリントスタイル次元に対応する第2のスクリーニング結果に含まれる各クリップテンプレートに対応する第1の認識結果を取得する。
【0086】
音楽スタイル認識サブモデルに対応するスクリーニング条件が予め配置されると、当該スクリーニング条件及びオーディオフィンガープリント次元に対応する第2のスクリーニング結果に含まれる各クリップテンプレートに対応する第2の認識結果に従って、第1のスクリーニング結果を取得することができる。第1のスクリーニング結果に含まれるクリップテンプレートは、上記の候補クリップテンプレートである。
【0087】
いくつかの場合では、音楽スタイル次元又はオーディオフィンガープリント次元に対応するスクリーニング条件が空であってもよい。
【0088】
各候補クリップテンプレートにそれぞれ対応する第1の認識結果及び第2の認識結果に従って、前記検索結果を取得することは、次の方法で実現され得る。
【0089】
各候補クリップテンプレートにそれぞれ対応する第1の認識結果及び第2の認識結果、音楽スタイル次元、及びオーディオフィンガープリント次元にそれぞれ対応する重み係数に従って、各候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果を取得する。
【0090】
各候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果及び第1のプリセット閾値に従って、前記検索結果を取得する。候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果のうち最高スコアが前記第1のプリセット閾値より大きい場合、テンプレートライブラリから第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートを検索したと決定し、当該ターゲットクリップテンプレートは、加重計算結果のうち最高スコアのクリップテンプレートである。候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果のうち最高スコアが前記第1のプリセット閾値以下である場合、テンプレートライブラリから第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートを検索していないと決定する。
【0091】
実際の適用では、音楽スタイル次元とオーディオフィンガープリント次元にそれぞれ対応する重み係数は、必要に応じて柔軟に設定できる。重み係数が大きいほど当該次元の占める割合が大きく、検索結果への影響も大きくなり、重み係数が小さいほど当該次元の占める割合が小さく、検索結果への影響も小さくなる。
【0092】
本実施例では、まず、事前訓練された検索モデルを利用して、ユーザが指定したオーディオファイル(即ち第1のマルチメディアリソース)と、テンプレートライブラリにおける各クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルとを、音楽スタイル次元及びオーディオフィンガープリント次元で解析し、この2つの次元における解析結果に従って、クリップテンプレートがユーザの所望のターゲットクリップテンプレートであるかどうかを総合的に評価し、検索結果の精度を確保する。また、検索モデルを使用して前記検索タスクを実行することによって、検索効率を向上させることができる。
【0093】
また、検索モデルに含まれる各サブモデルに優先順位が配置されると、階層的に認識及びスクリーニングを行うことができるため、検索モデルの計算量を削減させ、検索効率をより一層向上させることができる。
【0094】
ケース2:第1のマルチメディアリソースがビデオファイルである
【0095】
図5は本開示の一実施例に係る検索モデルの概略構造図である。図6は本発明の別の実施例に係るクリップテンプレート検索方法のフローチャートである。
【0096】
図5を参照すると、検索モデル500は、5つのサブモデル、即ち、音楽スタイル認識サブモデル501、ビデオサイズ認識サブモデル502、ビデオセグメント特徴認識サブモデル503、視覚効果認識サブモデル504、及びオーディオフィンガープリント認識サブモデル505を含む。
【0097】
図5に示す実施形態に係る検索モデル500に含まれる音楽スタイル認識サブモデル501は、図3に示す実施例に係る検索モデル300に含まれる音楽スタイル認識サブモデル301と類似する。図5に示す実施形態に係る検索モデル500に含まれるオーディオフィンガープリント認識サブモデル505は、図3に示す実施形態に係る検索モデル300に含まれるオーディオフィンガープリント認識サブモデル302と類似する。詳細について、図3に示す実施例における詳細な説明を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
【0098】
ビデオサイズ認識サブモデル502は、第1のマルチメディアリソースのサイズ特徴及び前記クリップテンプレートのサイズ特徴に従って、ビデオサイズ次元における各クリップテンプレートにそれぞれ対応する第3の認識結果を出力し、前記第3の認識結果は、前記第1のマルチメディアリソースと前記クリップテンプレートの間のビデオサイズの類似度を指示するために使用される。
【0099】
上記のサイズ特徴は、時間長及び/又はビデオフレームのアスペクト比を含む。具体的には、第1のマルチメディアリソースのサイズ特徴は、マルチメディアファイルの時間長及び/又はマルチメディアファイルに含まれるビデオフレームのアスペクト比を含む。同様に、クリップテンプレートのサイズ特徴は、クリップテンプレートの時間長及び/又はクリップテンプレートのビデオフレームのアスペクト比を含む。
【0100】
本方案では、ビデオフレームのアスペクト比は、ビデオフレームの長さをビデオフレームの幅で割ることで得られるか、ビデオフレームの幅をビデオフレームの長さで割ることで得られることを理解すべきである。
【0101】
第3の認識結果をビデオサイズスコアで表す場合、ビデオの時間長が近く、ビデオフレームのアスペクト比が近いほど、ビデオサイズの類似度が高くなり、ビデオサイズスコアが高くなる。フレームの時間長が大きく相違し、ビデオフレームのアスペクト比の差が大きく相違するほど、ビデオサイズの類似度が低くなり、ビデオサイズスコアが低くなる。
【0102】
ビデオセグメント特徴認識サブモデル503は、第1のマルチメディアリソースのビデオセグメント特徴及びクリップテンプレートのビデオセグメント特徴に従って、ビデオセグメント特徴次元におけるクリップテンプレートに対応する第4の認識結果を出力し、第4の認識結果は、第1のマルチメディアリソースのビデオセグメントとクリップテンプレートのビデオセグメントの間の類似度を指示するために使用される。
【0103】
ビデオセグメント特徴認識サブモデル503は、第1のマルチメディアリソースのシーン遷移時刻に従って第1のマルチメディアリソースをセグメント化し、第1のマルチメディアリソースに対応する複数の第1のビデオサブセグメントを取得する。各クリップテンプレートのシーン遷移時刻に従って、クリップテンプレートをセグメント化し、各クリップテンプレートに対応する複数の第2のビデオサブセグメントを取得する。続いて、ビデオセグメント特徴認識サブモデル503は、第1のビデオサブセグメントのシーケンス、第2のビデオサブセグメントのシーケンスに応じて、ビデオサブセグメントの時間長やシーン遷移方式などの特徴に従って、各ビデオテンプレートファイルに対応する第4の認識結果を取得する。
【0104】
第4の認識結果をビデオセグメント特徴スコアで表す場合、ビデオサブセグメントの時間長が近く、ビデオフレームのシーン遷移方式が同じであるほど、ビデオセグメントの類似度が高くなり、ビデオセグメント特徴スコアが高くなる。ビデオサブセグメントの時間長が大きく相違し、ビデオフレームのシーン遷移方式が異なるほど、ビデオセグメントの類似度が低くなり、ビデオセグメント特徴スコアが低くなる。
【0105】
視覚効果認識サブモデル504は、第1のマルチメディアリソースの視覚効果及びクリップテンプレートの視覚効果に従って、視覚効果次元におけるクリップテンプレートに対応する第5の認識結果を出力し、第5の認識結果は、第1のマルチメディアリソースの視覚効果とクリップテンプレートの視覚効果の類似度を指示するために使用される。
【0106】
視覚効果認識サブモデル504は、具体的に第1のマルチメディアリソース及びクリップテンプレートのそれぞれに使用するステッカー素材スタイル、ステッカー素材サイズ、文字素材スタイル、文字素材サイズ、フィルタ効果などのうちの1つ又は複数を認識することによって、視覚効果次元における第5の認識結果を取得する。
【0107】
図5に示す検索モデル500を用いたうえで、図6を参照すると、本実施例に係るクリップテンプレート検索方法は、以下のステップを含む。
【0108】
ステップS601:サーバ機器はターゲットビデオファイルを取得する。
【0109】
本実施例では、上記のターゲットビデオファイルは第1のマルチメディアリソースであることを理解すべきである。また、サーバ機器がターゲットビデオファイルを取得する具体的な実現方式について、図2に示す実施例での説明を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
【0110】
ステップS602:候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果に従って、前記検索結果を取得し、前記候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果は、前記ターゲットビデオファイル及び前記候補クリップテンプレートの前記ターゲット次元における特徴に基づいて得られた。
【0111】
図5に示す検索モデルと組み合わせると、次のことが分かる。本実施例では、ターゲット次元は、音楽スタイル次元、オーディオフィンガープリント次元、ビデオサイズ次元、ビデオセグメント特徴次元、及び視覚効果次元を含む。
【0112】
なお、いくつかの場合では、第1のマルチメディアリソースの時間長が長すぎるため、第1のマルチメディアリソースと各クリップテンプレートの両方をスライス処理できる。第1のマルチメディアリソースの時間長が長すぎる場合、サーバ機器は、前記第1のマルチメディアリソースとテンプレートライブラリに含まれる各前記クリップテンプレートのオーディオファイルをスライス処理して、前記第1のマルチメディアリソースに対応する第1のオーディオサブファイルと、各前記クリップテンプレートに含まれるオーディオファイルにそれぞれ対応する第2のオーディオサブファイルを取得することができる。
【0113】
スライス処理の実現方式について、図4に示す実施例における詳細な説明を参照することができる。
【0114】
A、仮に候補クリップテンプレートが前記少なくとも1つのクリップテンプレートにおける全部である場合
【0115】
この場合、第1のマルチメディアリソースと前記少なくとも1つのクリップテンプレートを、検索モデル500に含まれる5つのサブモデルにそれぞれ入力し、5つのサブモデルのそれぞれから出力された各クリップテンプレートに対応する第1の認識結果から第5の認識結果を取得することができる。
【0116】
続いて、各クリップテンプレートにそれぞれ対応する第1の認識結果から第5の認識結果に従って、前記検索結果を取得する。
【0117】
B、仮に候補クリップテンプレートが前記少なくとも1つのクリップテンプレートにおける一部である場合
【0118】
この場合、ステップS602の前に、前記ターゲットオーディオファイル及び少なくとも1つのクリップテンプレートのそれぞれのターゲット次元における特徴に従って、前記候補クリップテンプレートを決定するステップS602’をさらに含む。
【0119】
候補クリップテンプレートの数は1つであっても複数であってもよい。
【0120】
このステップにおける「少なくとも1つのクリップテンプレート」は、テンプレートライブラリにおける一部のクリップテンプレートを含んでもよいし、テンプレートライブラリにおける全部のクリップテンプレートを含んでもよい。「少なくとも1つのクリップテンプレート」がテンプレートライブラリにおける一部のクリップテンプレートを含む場合、少なくとも1つのクリップテンプレートは、クリップテンプレートの投稿時間、使用回数、お気に入り件数などの要因に従って決定されてもよいし、ランダムに決定されてもよく、あるいは他のいずれかの方式によって決定されてもよい。
【0121】
一実施可能な形態では、ステップS602’は次のステップを含むことができる。
【0122】
ステップa:前記5つのサブモデルの優先順位に従って、現在次元を決定する。
【0123】
具体的には、検索モデル500に含まれる5つのサブモデルの優先順位は、対応するターゲット次元内の各次元の優先順位であり、検索モデル500に含まれる5つのサブモデルの優先順位が高い順に、現在次元を決定する。
【0124】
ステップb:前記第1のマルチメディアリソース及び第1のスクリーニング結果のそれぞれの前記現在次元における特徴に従って、前記第1のスクリーニング結果のうち各クリップテンプレートのそれぞれの前記現在次元における第1の認識結果を取得する。
【0125】
このステップでは、第1のスクリーニング結果は前の次元に対応するスクリーニング結果である。
【0126】
ステップc:前記第1の認識結果及び前記現在次元に対応するスクリーニング条件に従って、前記現在次元に対応する第2のスクリーニング結果を取得し、前記第2のスクリーニング結果は、1つ又は複数のクリップテンプレートを含み、前記第1のスクリーニング結果の初期状態は、前記少なくとも1つのクリップテンプレートを含む。
【0127】
ステップd:前記第2のスクリーニング結果を第1のスクリーニング結果として決定する。
【0128】
前記現在次元に対応する最後の第2のスクリーニング結果が得られるまで、ステップaを戻って実行し、前記現在次元に対応する最後の第2のスクリーニング結果に含まれるクリップテンプレートを前記候補クリップテンプレートとして決定する。
【0129】
なお、上記の過程では、一部の次元に対応するスクリーニング条件を空に配置できる。
【0130】
例として、検索モデルに含まれる5つのサブモデルの優先順位は、音楽スタイル認識サブモデル>ビデオサイズ認識サブモデル>ビデオセグメント特徴認識サブモデル>オーディオフィンガープリント認識サブモデル>視覚効果認識サブモデルである。例えば、オーディオフィンガープリント次元に対応するスクリーニング条件が空の場合、第1のマルチメディアリソースに含まれるオーディオファイルと、ビデオセグメント特徴に対応する第2のスクリーニング結果に含まれるクリップテンプレートのオーディオファイルを、オーディオフィンガープリント認識サブモデル直接入力する。つまり、ビデオセグメント特徴次元に対応する第2のスクリーニング結果に含まれるクリップテンプレートは、オーディオフィンガープリント次元に対応する第2のスクリーニング結果に含まれるクリップテンプレートと同じである。
【0131】
なお、検索モデルに含まれる各サブモデルの優先順位は柔軟に配置できるが、上記の例に限定されない。例えば、検索モデルに含まれる各サブモデルの優先順位は、音楽スタイル認識サブモデル>ビデオサイズ認識サブモデル>オーディオフィンガープリント認識サブモデル>ビデオセグメント特徴認識サブモデル>視覚効果認識サブモデルであってもよく、又は、優先順位は、音楽スタイル認識サブモデル>ビデオサイズ認識サブモデル>オーディオフィンガープリント認識サブモデル=ビデオセグメント特徴認識サブモデル>視覚効果認識サブモデルなどであってもよい。
【0132】
本実施形態では、検索モデルに含まれる音楽スタイル認識サブモデル及びオーディオフィンガープリント認識サブモデルは、マルチメディアファイルに含まれるオーディオファイル及びクリップテンプレートに含まれるオーディオファイルを解析する。マルチメディアファイルに含まれるオーディオファイルとクリップテンプレートに含まれるオーディオファイルはいずれも時間長が長すぎるという場合があり、そこで、図4に示す実施例の方式を採用して、時間長が長すぎるオーディオファイルをスライス処理することができる。詳細について、図4に示す実施形態における説明を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
【0133】
各前記クリップテンプレートにそれぞれ対応する第1の認識結果から第5の認識結果に従って、前記検索結果を取得することは、次の方法で実現できる。
【0134】
各クリップテンプレートにそれぞれ対応する第1の認識結果から第5の認識結果、音楽スタイル次元、ビデオサイズ次元、ビデオセグメント特徴次元、オーディオフィンガープリント次元、及び視覚効果次元にそれぞれ対応する重み係数に従って、各候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果を取得する。
【0135】
候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果及び第2のプリセット閾値に従って、前記検索結果を取得し、候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果のうち最高スコアが前記第2のプリセット閾値より大きい場合、テンプレートライブラリからターゲットマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートを検索したと決定し、当該ターゲットクリップテンプレートは、加重計算結果のうち最高スコアに対応するクリップテンプレートである。候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果のうち最高スコアが前記第2のプリセット閾値以下である場合、テンプレートライブラリから第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートを検索していないと決定する。
【0136】
任意選択で、上記の第1のプリセット閾値と第2のプリセット閾値は同じであってもよく、又は異なっていてもよい。
【0137】
本実施形態では、まず、事前訓練された検索モデルを利用して、ユーザが指定したターゲットビデオファイル(即ち第1のマルチメディアリソース)と、候補クリップテンプレートとを、音楽スタイル次元、オーディオフィンガープリント次元、ビデオサイズ次元、ビデオセグメント特徴次元及び視覚効果次元で解析し、上記の5つの次元における解析結果に従って、その候補クリップテンプレートがユーザの所望のターゲットクリップテンプレートであるかどうかを総合的に評価し、検索結果の精度を確保する。
【0138】
また、検索モデルに含まれる各サブモデルに優先順位を配置している場合、階層的に認識及びスクリーニングを行うことができるため、検索モデルの計算量を削減し、検索効率をより一層向上させることができる。
【0139】
実際の適用では、検索モデルは異なるシーン及び目的に応じて調整することができる。例えば、いくつかの場合では、検索モデルは音楽スタイル認識サブモデルのみを含んでもよい。図3及び図5に示す実施例は、検索モデルの具体的な実現方式を限定するものではない。
【0140】
図7は本発明の別の実施例に係るクリップテンプレート検索方法のフローチャートである。図7を参照すると、本実施形態の方法は以下のステップを含む。
【0141】
ステップS701:サーバ機器は第1のマルチメディアリソースを取得する。
【0142】
ステップS702:サーバ機器は前記第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、検索結果を取得する。
【0143】
ステップS703:サーバ機器は前記検索結果を端末機器に返す。これに応じて、端末機器は、サーバ機器から返されてきた検索結果を受信する。
【0144】
ステップS704:サーバ機器は前記検索結果に従って、前記テンプレートライブラリから前記ターゲットクリップテンプレートを取得する。
【0145】
ステップS705:サーバ機器は前記ターゲットクリップテンプレートを前記端末機器に送信する。
【0146】
具体的には、検索結果が、第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートを検索したことを指示する場合、サーバ機器は、ターゲットクリップテンプレートの識別子に従って、テンプレートライブラリからターゲットクリップテンプレートに対応するすべてのデータを抽出しパッケージ化し、その後、端末機器に送信することができる。
【0147】
ステップS706:端末機器は前記ターゲットクリップテンプレートを展示する。
【0148】
端末機器は、ターゲットクリップテンプレートのデータを受信した後、それをデコードして表示することで、端末機器を持つユーザはターゲットクリップテンプレートの詳細情報を見ることができる。
【0149】
本実施例では、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースに従ってマッチングされたターゲットクリップテンプレートをユーザに展示することによって、当該ターゲットクリップテンプレートは、より一層ビデオ作成に対するユーザのニーズに適合でき、ターゲットテンプレートの利用率を高めながら、ビデオ作成に対するユーザの積極度も向上させることができる。
【0150】
もちろん、別のいくつかの場合では、検索結果が、第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートを検索していないことを指示する場合、端末機器は検索結果に従って、ターゲットクリップテンプレートを検索していないという提示メッセージをユーザに展示してもよい。
【0151】
上記の説明に基づいて、添付の図面及び適用シーンと組み合わせて、本開示の実施例に係るクリップテンプレート検索方法について詳細に説明する。説明の便宜上、以下、端末機器を携帯電話とし、携帯電話にはビデオ編集APP(以下、アプリ1と略記)、さらにビデオAPP(以下、アプリ2と略記)もインストールしていることを例として説明する。
【0152】
現在、携帯電話及びその他の端末機器では、コピーされたコンテンツを自動的に入力できるようなインテリジェントなクリップボード読み取り機能が提供されている。以下、携帯電話においてインテリジェントなクリップボード読み取り機能がオン及びオフにする2つのシーンにおいて、本開示で提供されるクリップテンプレート検索方法についてそれぞれに説明する。
【0153】
[シーン1]
ユーザが他のビデオアプリケーション又は音楽アプリケーションからターゲットリンクをコピーでき、かつ携帯電話のインテリジェントなクリップボード読み取り機能がオンにされた場合、ユーザがアプリ1を開くと、アプリ1はクリップボードからターゲットリンクを取得できる。
【0154】
例として、アプリ2は、図8Aに例示するユーザインターフェース11を携帯電話上に表示させることができ、ユーザインターフェース11は、アプリ2のビデオ再生ページを表示するために使用される。アプリ2は、ビデオ再生ページで、マルチメディアファイル(ショートビデオなど)の再生やマルチメディアファイルの共有などの一連の機能を実行できる。ユーザインターフェース11は、現在再生中のマルチメディアファイルのリンクをコピーするためのコントロール1101を含む。
【0155】
なお、現在再生中のマルチメディアファイルのリンクは上記のターゲットリンクであることを理解すべきである。
【0156】
ユーザがアプリ2を終了し、かつプリセット時間内にアプリ1を開くと、アプリ1はバックグラウンドでターゲットリンクをサーバに送信する。プリセット時間は、例えば、5秒、10秒などである。アプリ1は、サーバから検索結果を返すのを待つ前に、図8Bに例示するユーザインターフェース12を携帯電話上に表示させることができ、ユーザインターフェース12は、アプリ1の待機ページを表示するために使用される。
【0157】
現在の検索進捗情報をユーザインターフェース12に表示することができ、例えば、ユーザインターフェース12に表示された待機ページにおいて「認識中75%」が例示的に表示されてもよい。また、ユーザインターフェース12は、現在の検索タスクをあきらめるためのコントロール1201をさらに含む。
【0158】
アプリ1は、ユーザが図8Bに示すユーザインターフェース12においてコントロール1201をクリックするような操作を受け付けた後、アプリ1のデフォルトホームページを携帯電話上に表示することができる。
【0159】
アプリ1は、サーバから返されてきた検索結果及びマッチングされたターゲットクリップテンプレートのデータを受信すると、図8Cに例示するユーザインターフェース13を携帯電話上に表示することができる。ユーザインターフェース13は、ターゲットクリップテンプレートのカバーを展示するための展示ウィンドウ1301を含み、当該カバーは、ターゲットクリップテンプレートに含まれるビデオ内の任意のビデオフレーム又は特定のビデオフレームであってもよい。
【0160】
ユーザインターフェース13は、ターゲットクリップテンプレートの詳細ページに入るためのコントロール1302をさらに含む。アプリ1は、ユーザが図8Cに示すユーザインターフェース13においてコントロール1302をクリックするような操作を受け付けた後、図8Dに示すユーザインターフェース14を携帯電話上に表示する。ユーザインターフェース14は、アプリ1のビデオ再生ページを表示するために使用され、アプリ1はマルチメディアファイルの再生、ビデオ作成ページへの可視化エントリの提供など、ビデオ再生ページ上でいくつかの機能セットを実行できる。
【0161】
ユーザインターフェース13は、展示ウィンドウ1301を閉じるためのコントロール1303をさらに含む。
【0162】
アプリ1は、ユーザが図8Cに示すユーザインターフェース13においてコントロール1302をクリックする操作を受け付けた後、携帯電話からクリップテンプレート取得リクエストをサーバに送信することができる。クリップテンプレート取得リクエストは、ターゲットクリップテンプレートのすべてのデータの取得を要求するために使用される。
【0163】
ユーザインターフェース14は、当該ターゲットクリップテンプレートを作成テンプレートとするビデオ作成ページに入るためのコントロール1401を含む。
【0164】
また、アプリ1は、図8Cに示すユーザインターフェース13においてユーザによるスライド操作を受け付けた後、携帯電話を介して候補クリップテンプレート取得リクエストをサーバに送信することができ、候補クリップテンプレート取得リクエストは、加重スコアにおいてターゲットクリップテンプレートの次の候補クリップテンプレートのすべてのデータを要求するために使用される。
【0165】
サーバは、候補クリップテンプレート取得リクエストを受信した後、検索結果に従って、加重スコアにおいてターゲットクリップテンプレートの次の候補クリップテンプレートのすべてのデータを携帯電話に送信することができる。
【0166】
サーバから返されてきた検索結果が、テンプレートライブラリにはターゲットリンクにマッチングするターゲットクリップテンプレートが存在しないことを指示すると、アプリ1は図8Bに示す待機ページを携帯電話に表示した後、図8Eに示すユーザインターフェース15を携帯電話に表示することができる。ユーザインターフェース15はウィンドウ1501を含み、ウィンドウ1501は、文字情報表示エリア1502及びコントロール1503を含む。
【0167】
文字情報表示エリア1502は検索結果の関連コンテンツを表示することができ、例えば、文字情報表示エリア1502には、「同じスタイルのテンプレートがまだ見つかりません。別のリンクをお試しください~」という文字を表示する。
【0168】
コントロール1503は、ウィンドウ1501を閉じるために使用される。
【0169】
例として、アプリ1は、ユーザが図8Eに示すユーザインターフェース15においてコントロール1503をクリックする操作を受け付けた後、アプリ1のデフォルトホームページを携帯電話に表示することができる。
【0170】
[シーン2]
携帯電話のインテリジェントなクリップボード読み取り機能がオフにされた場合、ユーザが手動で入力によって、アプリ1はターゲットリンクを取得することができる。
【0171】
アプリ1は、図8Fに例示するユーザインターフェース16を携帯電話に表示する。ユーザインターフェース16は入力ウィンドウ1601を含み、入力ウィンドウ1601はリンク検索ページに入るためのコントロール1602を含む。
【0172】
アプリ1は、ユーザが図8Fに示すユーザインターフェース16においてコントロール1602をクリックするような操作を受け付けた後、図8Gに例示するユーザインターフェース17を携帯電話に表示する。ユーザインターフェース17に表示されたリンク検索ページは入力ウィンドウ1701を含み、入力ウィンドウ1701に提示情報を表示して、同じテンプレートを見つけるために他のアプリケーションからのビデオリンク又は音楽リンクを貼り付けることができることをユーザに提示する。
【0173】
ユーザが他のビデオアプリケーション又は音楽アプリケーションからターゲットリンクをコピーすると、アプリ1は、ユーザが図8Gに示すユーザインターフェース17において入力ウィンドウ1701を長押しするような操作を受け付けた後、図8Hに示すユーザインターフェース18を携帯電話に表示することができる。ユーザインターフェース18は、クリップボードにおけるコンテンツを入力ウィンドウ1701に貼り付けるためのコントロール1801を含む。
【0174】
アプリ1は、ユーザが図8Hに示すユーザインターフェース18においてコントロール1801をクリックするような操作を受け付けた後、入力ウィンドウ1701にターゲットリンクを表示し、アプリ1は図8Iに示すユーザインターフェース19を携帯電話に表示する。
【0175】
別のいくつかの場合では、ユーザインターフェース17は、入力法ソフトウェアディスクエリア1702をさらに含み、ユーザは入力法ソフトウェアディスクエリア1702を操作することによって、入力ウィンドウ1701においてターゲットリンクを手動で入力することができる。
【0176】
ユーザインターフェース17は、リンク検索ページを閉じるためのコントロール1703をさらに含んでもよい。
【0177】
ユーザインターフェース17は、ターゲットリンクに従って検索タスクを生成するためのコントロール1704をさらに含んでもよい。携帯電話は検索タスクに従ってターゲットリンクをサーバに送信する。
【0178】
任意選択で、ユーザインターフェース19は、入力ウィンドウ1701内のすべてのコンテンツを削除するためのコントロール1705を含んでもよい。例えば、アプリ1は、ユーザが図8Iに示すユーザインターフェース19においてコントロール1705をクリックするような操作を受け付けた後、図8Gに示すユーザインターフェース17を携帯電話に表示する。また例えば、ユーザは、ユーザインターフェース17に含まれる入力法ソフトウェアディスクエリア1702を手動で操作し、ターゲットリンクのコンテンツの一部又は全部を入力ウィンドウ1701に入力した場合、コントロール1705を操作することによって、入力ウィンドウ1701内のすべてのコンテンツを削除してもよい。
【0179】
アプリ1がユーザインターフェース17及びユーザインターフェース18に示す入力ウィンドウ1701に正しいターゲットリンクを入力しないことを検出した場合、コントロール1704は第1の状態になる。アプリ1が入力ウィンドウ1701に正しいターゲットリンクを入力したことを検出した場合、コントロール1704は第2の状態になる。
【0180】
第1の状態は非アクティブ状態であり、第2の状態はアクティブ状態である。非アクティブ状態では、操作コントロール1704は検索タスクを生成できず、アクティブ状態では、操作コントロール1704は入力ウィンドウ1701におけるターゲットリンクに従って検索タスクを生成できる。
【0181】
例えば、ユーザインターフェース18及びユーザインターフェース19はコントロール1704も含み、コントロール1704は、ユーザインターフェース18において第1の状態にあり、ユーザインターフェース19において第2の状態にある。
【0182】
アプリ1は、ユーザが図8Iに示すユーザインターフェース19においてコントロール1704をクリックするような操作を受け付けた後、検索タスクを生成し、携帯電話によってターゲットリンクをサーバに送信し、サーバがターゲットリンクに従って検索を行う。そして、アプリ1は、ユーザがユーザインターフェース19においてコントロール1704をクリックするような操作を受け付けた後、図8Bに示すユーザインターフェース12を携帯電話に表示することができる。
【0183】
シーン2において、サーバから検索結果が返されてくると、アプリ1は検索結果に従って、図8Cから図8Eに示すユーザインターフェース13からユーザインターフェース15を携帯電話に表示することができる。
【0184】
いくつかの場合では、ユーザは、現在のアプリ1がリンクから同じテンプレートを検索する機能をサポートできることを知らない場合があるため、リンクを介してターゲットクリップテンプレートを検索したことがないユーザに対して、アプリ1を開いた場合、アプリ1は、図8Jに示すユーザインターフェース20を携帯電話に例示的に表示できる。ユーザインターフェース20は、「リンクによるテンプレートの検索をサポートする」のようなガイド情報を表示するためのウィンドウ2001を含む。
【0185】
いくつかの場合では、例えば、携帯電話とサーバ間の通信品質が悪い場合、サーバはターゲットリンクに従ってターゲットクリップテンプレートをマッチングすることができるが、携帯電話とサーバ間の通信品質が悪いため、携帯電話はサーバからターゲットクリップテンプレートのデータを取得できない。アプリ1は、図8Kに示すユーザインターフェース21を携帯電話に表示でき、ユーザインターフェース21は、ロード失敗ページを表示するためのウィンドウ2101t。ロード失敗ページには、エリア2102、ウィンドウ2103、及びコントロール2104が含まれてもよい。エリア2102はロードに失敗しましたという提示情報を表示するために使用される。ウィンドウ2103にはコントロール2105が含まれ、コントロール2105は新しいデータロードタスクを生成するために使用される。コントロール2104はデータロードタスクをキャンセルするために使用される。
【0186】
上記の図8Aから図8Kに示すマンマシンインタラクションインターフェースの概略図を通じて、実際の適用シーンと組み合わせて分かるように、本開示の実施例に係るクリップテンプレート検索方法によれば、ユーザは、端末機器に表示されたユーザインターフェース上のコントロールを操作することで、所望のターゲットクリップテンプレートを迅速に取得することができ、ビデオ作成に対するユーザのニーズをより適切に満たすことができる。
【0187】
図9は本開示の一実施例に係るクリップテンプレート検索装置の概略構造図である。図9を参照すると、本実施例に係るクリップテンプレート検索装置900は、取得モジュール901と検索モジュール902とを含む。
【0188】
取得モジュール901は、ユーザが指定した第1のマルチメディアリソースを取得する。
【0189】
検索モジュール902は、前記第1のマルチメディアリソースに従って検索を行い、検索結果を取得する。
前記検索結果は、前記第1のマルチメディアリソースにマッチングするターゲットクリップテンプレートが検索されたかどうかを指示するために使用され、前記ターゲットクリップテンプレートは、クリップ対象マルチメディア素材がターゲットクリップ方式に応じて第2のマルチメディアリソースにクリップされることを指示するために使用され、前記ターゲットクリップ方式は、前記第1のマルチメディアリソースが採用するクリップ方式である。
【0190】
いくつかの可能な設計では、検索モジュール902は、具体的に候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果に従って、前記検索結果を取得し、前記候補クリップテンプレートのターゲット次元における認識結果は、前記第1のマルチメディアリソースと前記候補クリップテンプレートの前記ターゲット次元における特徴に基づいて得られた。
【0191】
いくつかの可能な設計では、検索モジュール902は、さらに前記第1のマルチメディアリソース及び少なくとも1つのクリップテンプレートのそれぞれのターゲット次元における特徴に従って、前記候補クリップテンプレートを決定し、前記少なくとも1つのクリップテンプレートは、前記候補クリップテンプレートを含む。
【0192】
いくつかの可能な設計では、前記ターゲット次元は、音楽スタイル次元、オーディオフィンガープリント次元、ビデオサイズ次元、ビデオセグメント特徴次元及び視覚効果次元のうちの1つ又は複数を含む。
【0193】
いくつかの可能な設計では、前記ターゲット次元には、前記音楽スタイル次元、前記オーディオフィンガープリント次元、前記ビデオサイズ次元、前記ビデオセグメント特徴次元及び前記視覚効果次元のうちの複数の次元が含まれた場合、
前記検索モジュール902は、具体的に前記候補クリップテンプレートのそれぞれの前記ターゲット次元内の各次元における認識結果、及び前記ターゲット次元内の各次元に対応する重み係数に従って、前記候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果を取得し、前記候補クリップテンプレートに対応する加重計算結果に従って、前記検索結果を取得する。
【0194】
前記検索モジュール902は、具体的にターゲット次元内の各次元の優先順位に応じて、現在次元を決定し、前記第1のマルチメディアリソース及び第1のスクリーニング結果のそれぞれの前記現在次元における特徴に従って、前記第1のスクリーニング結果のうち各クリップテンプレートの前記現在次元における第1の認識結果を取得し、前記第1の認識結果及び前記現在次元に対応するスクリーニング条件に従って、前記現在次元に対応する第2のスクリーニング結果を取得し、前記第2のスクリーニング結果は、1つ又は複数のクリップテンプレートを含み、前記第1のスクリーニング結果の初期状態は、前記少なくとも1つのクリップテンプレートを含み、前記第2のスクリーニング結果を第1のスクリーニング結果として決定し、前記現在次元に対応する最後の第2のスクリーニング結果が得られるまで、ターゲット次元内の各次元の優先順位に応じて、現在次元を決定する前記ステップを戻って実行し、前記現在次元に対応する最後の第2のスクリーニング結果に含まれるクリップテンプレートを前記候補クリップテンプレートとして決定する。
【0195】
いくつかの可能な設計では、取得モジュール901は、具体的にユーザが入力したターゲットリンクを取得し、前記ターゲットリンクを解析して前記第1のマルチメディアリソースを取得する。
【0196】
いくつかの可能な設計では、クリップテンプレート検索装置900は送信モジュール903をさらに含む。送信モジュール903は、前記検索結果を前記ユーザに送信する。
【0197】
いくつかの可能な設計では、送信モジュール903は、さらに検索結果に従って、ターゲットクリップテンプレートをユーザに送信する。
【0198】
本実施例に係るクリップテンプレート検索装置は、上記の実施例のいずれかにおいてサーバ機器で実行される技術方案を実行するために使用され、その実現原理及び技術的効果は同様であり、上記の詳細な説明を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0199】
図10は本発明の一実施例に係る電子機器の概略構造図である。図10を参照すると、本実施例に係る電子機器1000は、メモリ1001及びプロセッサ1002を含む。
【0200】
メモリ1001は独立した物理ユニットであってもよく、バス1003を介してプロセッサ1002と接続してもよい。また、メモリ1001とプロセッサ1002は一体化されてもよく、ハードウェアによって実現してもよい。
【0201】
メモリ1001は、プログラム命令を記憶する。プロセッサ1002は、プログラム命令を呼び出して、上記の方法実施例のいずれかにおいてサーバ機器又は端末機器で実行される動作を実行する。
【0202】
任意選択で、上記の実施形態における方法の一部又はすべてがソフトウェアによって実現される場合、上記の電子機器1000はプロセッサ1002のみを含んでもよい。プログラムを格納するためのメモリ1001は電子機器1000の外部に配置され、プロセッサ1002は回路/電線を介してメモリに接続され、メモリに格納されたプログラムを読み取り実行する。
【0203】
プロセッサ1002は、中央処理装置(central proceSSing unit,CPU)、ネットワークプロセッサ(network proceSSor,NP)、又はCPUとNPの組み合わせであってもよい。
【0204】
プロセッサ1002は、ハードウェアチップをさらに含んでもよい。上記のハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-Specific integrated circuit,ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device,PLD)、又はそれらの組み合わせであってもよい。上記のPLDは、複合プログラマブルロジックデバイス(complex programmable logic device,CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array,FPGA)、汎用アレイロジック(generic array logic,GAL)、又はそれらの任意の組み合わせであってもよい。
【0205】
メモリ1001は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory,RAM)などの揮発性メモリ(volatile memory)を含んでもよく、メモリは、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスク(hard diSk drive,HDD)、又はソリッドステートドライブ(Solid-State drive,SSD)などの不揮発性メモリ(non-volatile memory)も含まれてもよい。メモリは、上記の種類のメモリの組み合わせをさらに含んでもよい。
【0206】
本開示はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はコンピュータプログラム命令を含み、前記コンピュータプログラム命令が電子機器の少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、上記の方法実施例のいずれかにおいてサーバ機器又は端末機器で実行される技術方案が実現される。
【0207】
本開示はプログラムをさらに提供し、前記コンピュータプログラムは読み取り可能な記憶媒体に記憶されており、前記電子機器の少なくとも1つのプロセッサは、前記読み取り可能な記憶媒体から前記コンピュータプログラムを読み取ることができ、前記少なくとも1つのプロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することによって、前記電子機器に上記の方法実施例のいずれかにおいてサーバ機器又は端末機器で実行される技術方案を実行させる。
【0208】
なお、本明細書において、「第1の」及び「第2の」のような関係用語は1つのエンティティ又は操作を他のエンティティ又は操作に区別するためのものであり、これらのエンティティ又は操作同士の間にはこのような実際の関係又は順序があるように要求又は暗示するとは限らない。且つ、用語「含む」「包含」又はその他の任意の変形は非排他的包含をカバーするように意図され、それにより、一連の要素を含む過程、方法、品物又は機器はそれらの要素を含むだけでなく、更に明確に列挙されていない他の要素を含み、或いは、このような過程、方法、品物又は機器の固有の要素をさらに含む。それ以上の限定がない場合、語句「○○を含む」で限定される要素は、前記要素を含む過程、方法、品物又は機器には更に他の同じ要素があることを排除しない。
【0209】
以上の記述は、当業者が本開示を理解し又は実現できるように、本開示の具体的な実施形態に過ぎない。これらの実施例に対する多種の修正は当業者にとって自明であり、本開示の精神又は範囲から逸脱しない場合、本明細書に定義される一般的な原理は他の実施例では実現できる。従って、本開示は本明細書に記載のこれらの実施例に限定されず、本明細書が開示した原理及び新規特点と一致する最も幅広い範囲に合う。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図8F
図8G
図8H
図8I
図8J
図8K
図9
図10
【国際調査報告】