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特表2024-517138サブスロットベースのタイプ1ハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答(ACK)コードブックの生成のためのさらなる詳細
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-19
(54)【発明の名称】サブスロットベースのタイプ1ハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答(ACK)コードブックの生成のためのさらなる詳細
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20240412BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240412BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/0446
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023565390
(86)(22)【出願日】2022-05-04
(85)【翻訳文提出日】2023-10-24
(86)【国際出願番号】 US2022072106
(87)【国際公開番号】W WO2022236281
(87)【国際公開日】2022-11-10
(31)【優先権主張番号】21172152.7
(32)【優先日】2021-05-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(31)【優先権主張番号】17/661,836
(32)【優先日】2022-05-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ファン、イー
(72)【発明者】
【氏名】ディモウ、コンスタンティノス
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE71
5K067HH28
(57)【要約】
本開示は、サブスロットベースのタイプ1ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックコードブックの生成をサポートするワイヤレス通信のためのシステム、方法、およびデバイスを提供する。一態様では、ダウンリンク(DL)サービングセルのアクティブ帯域幅部分(BWP)のための候補物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)受信機会のセットを生成するための技法が提供される。一態様では、ユーザ機器(UE)は、K1値のセットに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得し、次いで、ULサブスロットのセット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定する。PDSCH受信機会のセットは、現在のDLスロットの時間領域リソース割振り(TDRA)候補のセットと現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいて生成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)によって、アップリンク(UL)スロットの複数のULサブスロットのうちのフィードバックULサブスロット中にネットワークエンティティに送信されることになるフィードバックコードブックを生成すると決定することと、
前記フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得することと、ULサブスロットの前記セット中の各ULサブスロットは、K1値の前記セットのうちの異なるK1値に関連付けられる、
ULサブスロットの前記セット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の現在のULサブスロットが現在のダウンリンク(DL)スロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、前記現在のDLスロットは、時間領域リソース割振り(TDRA)候補のセットで構成される、
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットに少なくとも部分的に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)受信機会のセットを生成することと、
PDSCH受信機会の前記セットに基づいて前記フィードバックコードブックを構築することと
を備える、方法。
【請求項2】
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、
ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが、前記現在のDLスロットと重複するのかどうかを決定すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記現在のULサブスロットが、前記現在のDLスロットと重複する複数のULサブスロットのうちの1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、前記現在のDLスロットと重複する前記複数のULサブスロット内での前記現在のULサブスロットの順序に少なくとも部分的に基づく、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
ULサブスロットの前記セット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットがあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、ULサブスロットの前記セット中で降順でULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記フィードバックコードブックは、PDSCH受信機会の前記セット中のPDSCH受信機会ごとに1つまたは複数のフィードバックビットを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
PDSCH受信機会の前記セットを生成することは、
TDRA候補のトリムされたセットを生成するためにULサブスロットの前記セット中の任意のULサブスロットから外れるシンボル中でTDRA候補が終了するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去することと、
TDRA候補の前記トリムされたセットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
PDSCH受信機会の前記セットを生成することは、
前記現在のDLスロット内のTDRA候補が前記複数のULサブスロットの少なくとも1つのULサブスロット中の少なくとも1つの半静的なULシンボルと競合するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去することと、
TDRA候補が前記現在のDLスロット内の別のTDRA候補と重複するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去することと
のうちの1つまたは複数をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ULサブスロットの前記セット中の次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、ここにおいて、前記次のULサブスロットは、前記現在のULサブスロットに関連するK1値の前記セットからK1値よりも小さいK1値の前記セットからのK1値に関連付けられる、ここにおいて、前記次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすとき、前記現在のULサブスロットは、前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たさない、
前記次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、前記次のDLスロットは、前記現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、
前記次のDLスロットのために構成されたTDRA候補のセットと、前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットと、前記現在のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ULサブスロットの前記セット中の次のULサブスロットが次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、ここにおいて、前記次のULサブスロットは、前記現在のULサブスロットに関連するK1値よりも小さいK1値に関連付けられ、前記次のDLスロットは、前記現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、ここにおいて、前記次のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすとき、前記現在のULサブスロットは、前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たさない、
前記次のDLスロットのために構成されたTDRA候補のセットと、前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットと、前記次のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ULスロットの持続時間は、前記現在のDLスロットの持続時間とは異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ワイヤレス通信のための装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合され、プロセッサ可読コードを記憶するメモリと
を備え、前記プロセッサ可読コードは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、
ユーザ機器(UE)によって、アップリンク(UL)スロットの複数のULサブスロットのうちのフィードバックULサブスロット中にネットワークエンティティに送信されることになるフィードバックコードブックを生成すると決定することと、
前記フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得することと、ULサブスロットの前記セット中の各ULサブスロットは、K1値の前記セットのうちの異なるK1値に関連付けられる、
ULサブスロットの前記セット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の現在のULサブスロットが現在のダウンリンク(DL)スロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、前記現在のDLスロットは、時間領域リソース割振り(TDRA)候補のセットで構成される、
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットに少なくとも部分的に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)受信機会のセットを生成することと、
PDSCH受信機会の前記セットに基づいて前記フィードバックコードブックを構築することと
を含む動作を実施するように構成された、装置。
【請求項14】
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、
ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが、前記現在のDLスロットと重複するのかどうかを決定すること
を含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記現在のULサブスロットが、前記現在のDLスロットと重複する複数のULサブスロットのうちの1つである、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、前記現在のDLスロットと重複する前記複数のULサブスロット内での前記現在のULサブスロットの順序に少なくとも部分的に基づく、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
ULサブスロットの前記セット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットがあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、ULサブスロットの前記セット中で降順でULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することを含む、請求項13に記載の装置。
【請求項18】
前記フィードバックコードブックは、PDSCH受信機会の前記セット中のPDSCH受信機会ごとに1つまたは複数のフィードバックビットを含む、請求項13に記載の装置。
【請求項19】
PDSCH受信機会の前記セットを生成することは、
TDRA候補のトリムされたセットを生成するためにULサブスロットの前記セット中の任意のULサブスロットから外れるシンボル中でTDRA候補が終了するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去することと、
TDRA候補の前記トリムされたセットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
を含む、請求項13に記載の装置。
【請求項20】
PDSCH受信機会の前記セットを生成することは、
前記現在のDLスロット内のTDRA候補が前記複数のULサブスロットの少なくとも1つのULサブスロット中の少なくとも1つの半静的なULシンボルと競合するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去することと、
TDRA候補が前記現在のDLスロット内の別のTDRA候補と重複するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去することと
のうちの1つまたは複数をさらに含む、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記動作は、
ULサブスロットの前記セット中の次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、ここにおいて、前記次のULサブスロットは、前記現在のULサブスロットに関連するK1値の前記セットからK1値よりも小さいK1値の前記セットからのK1値に関連付けられる、ここにおいて、前記次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすとき、前記現在のULサブスロットは、前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たさない、
前記次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
をさらに備える、請求項13に記載の装置。
【請求項22】
前記動作は、
ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、前記次のDLスロットは、前記現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、
前記次のDLスロットのために構成されたTDRA候補のセットと、前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットと、前記現在のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
をさらに備える、請求項13に記載の装置。
【請求項23】
前記動作は、
ULサブスロットの前記セット中の次のULサブスロットが次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、ここにおいて、前記次のULサブスロットは、前記現在のULサブスロットに関連するK1値よりも小さいK1値に関連付けられ、前記次のDLスロットは、前記現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、ここにおいて、前記次のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすとき、前記現在のULサブスロットは、前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たさない、
前記次のDLスロットのために構成されたTDRA候補のセットと、前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットと、前記次のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
をさらに備える、請求項13に記載の装置。
【請求項24】
前記ULスロットの持続時間は、前記現在のDLスロットの持続時間とは異なる、請求項13に記載の装置。
【請求項25】
命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに、
ユーザ機器(UE)によって、アップリンク(UL)スロットの複数のULサブスロットのうちのフィードバックULサブスロット中にネットワークエンティティに送信されることになるフィードバックコードブックを生成すると決定することと、
前記フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得することと、ULサブスロットの前記セット中の各ULサブスロットは、K1値の前記セットのうちの異なるK1値に関連付けられる、
ULサブスロットの前記セット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の現在のULサブスロットが現在のダウンリンク(DL)スロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、前記現在のDLスロットは、時間領域リソース割振り(TDRA)候補のセットで構成される、
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットに少なくとも部分的に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)受信機会のセットを生成することと、
PDSCH受信機会の前記セットに基づいて前記フィードバックコードブックを構築することと
を含む動作を行わせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項26】
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、
ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが、前記現在のDLスロットと重複するのかどうかを決定すること
を含む、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項27】
前記現在のULサブスロットが、前記現在のDLスロットと重複する複数のULサブスロットのうちの1つである、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項28】
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、前記現在のDLスロットと重複する前記複数のULサブスロット内での前記現在のULサブスロットの順序に少なくとも部分的に基づく、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項29】
ULサブスロットの前記セット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットがあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、ULサブスロットの前記セット中で降順でULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することを含む、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項30】
前記フィードバックコードブックは、PDSCH受信機会の前記セット中のPDSCH受信機会ごとに1つまたは複数のフィードバックビットを含む、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項31】
PDSCH受信機会の前記セットを生成することは、
TDRA候補のトリムされたセットを生成するためにULサブスロットの前記セット中の任意のULサブスロットから外れるシンボル中でTDRA候補が終了するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去することと、
TDRA候補の前記トリムされたセットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
を含む、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項32】
PDSCH受信機会の前記セットを生成することは、
前記現在のDLスロット内のTDRA候補が前記複数のULサブスロットの少なくとも1つのULサブスロット中の少なくとも1つの半静的なULシンボルと競合するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去することと、
TDRA候補が前記現在のDLスロット内の別のTDRA候補と重複するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去することと
のうちの1つまたは複数をさらに含む、請求項31に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項33】
前記動作は、
ULサブスロットの前記セット中の次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、ここにおいて、前記次のULサブスロットは、前記現在のULサブスロットに関連するK1値の前記セットからK1値よりも小さいK1値の前記セットからのK1値に関連付けられる、ここにおいて、前記次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすとき、前記現在のULサブスロットは、前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たさない、
前記次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
をさらに備える、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項34】
前記動作は、
ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、前記次のDLスロットは、前記現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、
前記次のDLスロットのために構成されたTDRA候補のセットと、前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットと、前記現在のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
をさらに備える、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項35】
前記動作は、
ULサブスロットの前記セット中の次のULサブスロットが次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、ここにおいて、前記次のULサブスロットは、前記現在のULサブスロットに関連するK1値よりも小さいK1値に関連付けられ、前記次のDLスロットは、前記現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、ここにおいて、前記次のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすとき、前記現在のULサブスロットは、前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たさない、
前記次のDLスロットのために構成されたTDRA候補のセットと、前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットと、前記次のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成することと
をさらに備える、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項36】
前記ULスロットの持続時間は、前記現在のDLスロットの持続時間とは異なる、請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項37】
ワイヤレス通信のために構成された装置であって、
ユーザ機器(UE)によって、アップリンク(UL)スロットの複数のULサブスロットのうちのフィードバックULサブスロット中にネットワークエンティティに送信されることになるフィードバックコードブックを生成すると決定するための手段と、
前記フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得するための手段と、ULサブスロットの前記セット中の各ULサブスロットは、K1値の前記セットのうちの異なるK1値に関連付けられる、
ULサブスロットの前記セット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の現在のULサブスロットが現在のダウンリンク(DL)スロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための手段と、前記現在のDLスロットは、時間領域リソース割振り(TDRA)候補のセットで構成される、
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットに少なくとも部分的に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)受信機会のセットを生成するための手段と、
PDSCH受信機会の前記セットに基づいて前記フィードバックコードブックを構築するための手段と
を備える装置。
【請求項38】
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための前記手段は、
ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが、前記現在のDLスロットと重複するのかどうかを決定するための手段
を含む、請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記現在のULサブスロットが、前記現在のDLスロットと重複する複数のULサブスロットのうちの1つである、請求項37に記載の装置。
【請求項40】
前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための前記手段は、前記現在のDLスロットと重複する前記複数のULサブスロット内での前記現在のULサブスロットの順序に少なくとも部分的に基づいて前記現在のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための手段を含む、請求項39に記載の装置。
【請求項41】
ULサブスロットの前記セット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットがあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための前記手段は、ULサブスロットの前記セット中で降順でULサブスロットごとに、ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための手段を含む、請求項37に記載の装置。
【請求項42】
前記フィードバックコードブックは、PDSCH受信機会の前記セット中の候補PDSCH受信機会のための1つまたは複数のフィードバックビットを含む、請求項37に記載の装置。
【請求項43】
PDSCH受信機会の前記セットを生成するための前記手段は、
TDRA候補のトリムされたセットを生成するためにULサブスロットの前記セット中の任意のULサブスロットから外れるシンボル中でTDRA候補が終了するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去するための手段と、
TDRA候補の前記トリムされたセットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成するための手段と
を含む、請求項42に記載の装置。
【請求項44】
PDSCH受信機会の前記セットを生成するための前記手段は、
前記現在のDLスロット内のTDRA候補が前記複数のULサブスロットの少なくとも1つのULサブスロット中の少なくとも1つの半静的なULシンボルと競合するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去するための手段と、
TDRA候補が前記現在のDLスロット内の別のTDRA候補と重複するときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットから前記TDRA候補を除去するための手段と
のうちの1つまたは複数をさらに含む、請求項39に記載の装置。
【請求項45】
ULサブスロットの前記セット中の次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための手段と、ここにおいて、前記次のULサブスロットは、前記現在のULサブスロットに関連するK1値の前記セットからK1値よりも小さいK1値の前記セットからのK1値に関連付けられる、ここにおいて、前記次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすとき、前記現在のULサブスロットは、前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たさない、
前記次のULサブスロットが前記現在のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすときに前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成するための手段と
をさらに備える、請求項37に記載の装置。
【請求項46】
ULサブスロットの前記セット中の前記現在のULサブスロットが次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための手段と、前記次のDLスロットは、前記現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、
前記次のDLスロットのために構成されたTDRA候補のセットと、前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットと、前記現在のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成するための手段と
をさらに備える、請求項37に記載の装置。
【請求項47】
ULサブスロットの前記セット中の次のULサブスロットが次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための手段と、ここにおいて、前記次のULサブスロットは、前記現在のULサブスロットに関連するK1値よりも小さいK1値に関連付けられ、前記次のDLスロットは、前記現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、ここにおいて、前記次のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすとき、前記現在のULサブスロットは、前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たさない、
前記次のDLスロットのために構成されたTDRA候補のセットと、前記現在のDLスロットのTDRA候補の前記セットと、前記次のULサブスロットが前記次のDLスロットとの前記あらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会の前記セットを生成するための手段と
をさらに備える、請求項37に記載の装置。
【請求項48】
前記ULスロットの持続時間は、現在のDLスロットの前記持続時間とは異なる、請求項37に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001] 本出願は、その両方が、それらの全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2022年5月3日に出願された「ADDITIONAL DETAILS FOR SUB-SLOT BASED TYPE-1 HYBRID AUTOMATIC REPEAT REQUEST (HARQ)-ACKNOWLEDGEMENT (ACK) CODEBOOK GENERATION」と題する米国特許出願番号第17/661,836号の利益と、2021年5月4日に出願された「ADDITIONAL DETAILS FOR SUB-SLOT BASED TYPE-1 HYBRID AUTOMATIC REPEAT REQUEST (HARQ)-ACKNOWLEDGEMENT (ACK) CODEBOOK GENERATION」と題する欧州特許出願番号第21172152.7号の利益とを主張する。
【背景技術】
【0002】
[0002] 本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)フィードバックコードブック(feedback codebook)の生成に関する。
【0003】
[0003] ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることができる多元接続ネットワークであり得る。そのようなネットワークは、通常、多元接続ネットワークであり、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザのための通信をサポートする。そのようなネットワークの一例はユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN:Universal Terrestrial Radio Access Network)である。UTRANは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):3rd Generation Partnership Project)によってサポートされる第3世代(3G)モバイルフォン技術である、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)の一部として定義された無線アクセスネットワーク(RAN)である。多元接続ネットワークフォーマットの例としては、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークがある。
【0004】
[0004] ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE:user equipment)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局またはノードBを含み得る。UEは、ダウンリンクとアップリンクとを介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は、基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、UEから基地局への通信リンクを指す。
【0005】
[0005] 基地局は、UEにダウンリンク上でデータと制御情報とを送信することがあり、および/またはUEからアップリンク上でデータと制御情報とを受信することがある。ダウンリンク上では、基地局からの送信は、ネイバー基地局からの送信、または他のワイヤレス無線周波数(RF)送信機からの送信による干渉に遭遇することがある。アップリンク上では、UEからの送信は、ネイバー基地局と通信する他のUEのアップリンク送信からの干渉、または他のワイヤレスRF送信機からの干渉に遭遇することがある。この干渉は、ダウンリンクとアップリンクの両方で性能を劣化させ得る。
【0006】
[0006] モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、干渉と輻輳したネットワークとの可能性は増大し、より多くのUEが長距離ワイヤレス通信ネットワークにアクセスし、より多くの短距離ワイヤレスシステムがコミュニティ内に展開される。モバイルブロードバンドアクセスに対する増大する需要を満たすためだけでなく、モバイル通信のユーザエクスペリエンスを進化および向上させるためにもワイヤレス技術を進化させる研究および開発が続けられている。ワイヤレス通信システムの増加するニーズおよび複雑性を扱うためによりロバストなセットの機能をサポートするための機構を提供することが望ましい。たとえば、本開示の態様は、本開示において説明されるように、システムが改善されたサービスを提供することを可能にするサブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックコードブックの生成をサポートするための機構を提供する。
【発明の概要】
【0007】
[0007] 本開示の様々な態様は、サブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックコードブックの生成をサポートするためのシステムおよび方法を対象とする。態様では、HARQフィードバックコードブックを生成するために使用され得るDLサービングセルのアクティブ帯域幅部分(BWP:active bandwidth part)のための候補PDSCH受信機会(reception occasion)のセットを構築および/または生成するための技法が提供される。
【0008】
[0008] 本開示の態様において説明される技法は、以下でより詳細に説明するように、HARQフィードバックコードブックの生成のための現在の手法に関する問題に対処し得る。特に、本明細書における技法は、アップリンクスロットとダウンリンクスロットとの間に部分的な重複がある場合(たとえば、アップリンクスロットが単一のダウンリンクスロット内に完全に含まれていない場合、またはダウンリンクスロットが単一のアップリンクスロット内に完全に含まれていない場合)のように、アップリンクスロット長がダウンリンクスロットの倍数でないまたはダウンリンクスロット長がアップリンクスロットの倍数でないときなど、混合されたヌメロロジーおよび任意のULサブスロット構成が使用されるときに起こる問題に対処する。さらに、本明細書で説明される技法はまた、k1値の条件が
【0009】
【数1】
【0010】
を満たすのかどうかをチェックし、UEがあらゆるスロット(slot)中でHARQフィードバックを送信することを許可しないことがあり、それによって、不要なレイテンシを招く現在の実装形態においてHARQフィードバックコードブックの生成中に起こる問題に対処し得る。さらに、本明細書で説明される技法はまた、アップリンクスロットがダウンリンクスロットと整列していないときに大きい冗長性を招く現在の手法において起こる問題に対処し得、この場合、UEは、ダウンリンクスロットと整列するためにダミーアップリンクスロットを挿入し得る。
【0011】
[0009] 本開示の一態様では、ワイヤレス通信(wireless communication)の方法は、ユーザ機器(UE)によって、アップリンク(UL:uplink)スロットの複数のULサブスロット(sub-slot)のうちのフィードバックULサブスロット(feedback UL sub-slot)中に基地局に送信されることになるフィードバックコードブックを生成すると決定することと、フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得することと、ULサブスロットのセット中の各ULサブスロットは、K1値のセットのうちの異なるK1値に関連付けられる、ULサブスロットのセット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のダウンリンク(DL)スロット(current downlink (DL) slot)とのあらかじめ決定された重複条件(predetermined overlapping condition)を満たすのかどうかを決定することと、現在のDLスロットは、時間領域リソース割振り(TDRA:time domain resource allocation)候補(candidate)のセットで構成される、現在のDLスロットのTDRA候補のセットと現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定(determination)とに少なくとも部分的に基づいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)受信機会のセットを生成することと、PDSCH受信機会のセットに基づいてフィードバックコードブックを構築することとを含む。
【0012】
[0010] 本開示の追加の態様では、装置(apparatus)は、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。メモリは、プロセッサ可読コード(processor-readable code)を記憶し、プロセッサ可読コードは、少なくとも1つのプロセッサによって実行されたとき、UEによって、ULスロットの複数のULサブスロットのうちのフィードバックULサブスロット中に基地局に送信されることになるフィードバックコードブックを生成すると決定することと、フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得することと、ULサブスロットのセット中の各ULサブスロットは、K1値のセットのうちの異なるK1値に関連付けられる、ULサブスロットのセット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、現在のDLスロットは、TDRA候補のセットで構成される、現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすときに現在のDLスロットのTDRA候補のセットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成することと、PDSCH受信機会のセットに基づいてフィードバックコードブックを構築することとを含む動作を実施するように構成される。
【0013】
[0011] 本開示の追加の態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに動作を実施させる命令を記憶する。本動作は、UEによって、ULスロットの複数のULサブスロットのうちのフィードバックULサブスロット中に基地局に送信されることになるフィードバックコードブックを生成すると決定することと、フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得することと、ULサブスロットのセット中の各ULサブスロットは、K1値のセットのうちの異なるK1値に関連付けられる、ULサブスロットのセット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、現在のDLスロットは、TDRA候補のセットで構成される、現在のDLスロットのTDRA候補のセットと現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成することと、PDSCH受信機会のセットに基づいてフィードバックコードブックを構築することとを含む。
【0014】
[0012] 本開示の追加の態様では、装置は、UEによって、ULスロットの複数のULサブスロットのうちのフィードバックULサブスロット中に基地局に送信されることになるフィードバックコードブックを生成すると決定するための手段と、フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得するための手段と、ULサブスロットのセット中の各ULサブスロットは、K1値のセットのうちの異なるK1値に関連付けられる、ULサブスロットのセット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための手段と、現在のDLスロットは、TDRA候補のセットで構成される、現在のDLスロットのTDRA候補のセットと現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成するための手段と、PDSCH受信機会のセットに基づいてフィードバックコードブックを構築するための手段とを含む。
【0015】
[0013] 上記は、以下の詳細な説明がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広く概説している。追加の特徴と利点とについて以下で説明する。開示される概念と特定の例とは、本開示の同じ目的を実行するために他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示される概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、関連する利点とともに、添付の図に関連して検討されると以下の説明からより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明のために提供され、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
【0016】
[0014] 本開示の性質および利点のさらなる理解は、単に例として、以下の図面を参照して実現され得る。添付の図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルを、間に入るダッシュの有無にかかわらず、続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】[0015] ワイヤレス通信システムの詳細を示すブロック図。
図2】[0016] 本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEの設計を示すブロック図。
図3A】[0017] タイプ1ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックコードブック(CB)の生成をサポートするスロット構成の一例を示す図。
図3B】[0018] タイプ1HARQフィードバックCBの生成の一例を示す図。
図4】[0019] アップリンク(UL)スロットがダウンリンク(DL)スロットよりも長い構成の一例を示す図。
図5】[0020] DLスロットがULスロットよりも長い構成の一例を示す図。
図6】[0021] 本開示の一態様を実装するために実行される例示的なブロックを示すブロック図。
図7A】[0022] 本開示の態様による、時間領域リソース割振り(TDRA)候補を含むDLスロット構成の一例を示す図。
図7B】[0023] 本開示の態様による、サブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックCBの生成の一例を示す図。
図7C】[0024] 本開示の態様による、TDRA候補を含むDLスロット構成の一例を示す図。
図7D】[0025] 本開示の態様による、サブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックCBの生成の一例を示す図。
図8】[0026] 1つまたは複数の態様による、サブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックCBの生成をサポートする例示的なUEのブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[0027] 様々な図面における同様の参照番号および記号は、同様の要素を示す。
【0019】
[0028] 添付の図面に関して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本開示の範囲を限定することを意図されていない。むしろ、詳細な説明は、本発明の主題の完全な理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。これらの特定の詳細がすべての場合において必要とされるわけではないこと、および、いくつかの事例では、よく知られている構造および構成要素が、提示を明快にするためにブロック図の形態で示されることは、当業者には明らかであろう。
【0020】
[0029] 本開示は、一般に、ワイヤレス通信ネットワークとも呼ばれる、2つまたはそれ以上のワイヤレス通信システム間での許可された共有アクセスを与えることまたはそのアクセスに関与することに関する。様々な実施形態では、本技法および装置は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワーク、LTE(登録商標)ネットワーク、GSM(登録商標)ネットワーク、第5世代(5G)ネットワークまたは新無線(NR)ネットワーク、ならびに他の通信ネットワークなど、ワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。本明細書で説明される「ネットワーク」および「システム」という用語は互換的に使用され得る。
【0021】
[0030] OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA:evolved UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRA、E-UTRA、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM:Global System for Mobile Communications)は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:universal mobile telecommunication system)の一部である。特に、ロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTSおよびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体から提供された文書に記載されており、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は知られているかまたは開発されている。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、グローバルに適用可能な第3世代(3G)モバイルフォン仕様を定義することを当初は目的とする電気通信協会のグループ間のコラボレーションである。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)モバイルフォン規格を改善することを目的とする3GPPプロジェクトである。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、モバイルシステム、およびモバイルデバイスのための仕様を定義し得る。本開示は、新しいおよび異なる無線アクセス技術または無線エアインターフェースの集合を使用した、ネットワーク間のワイヤレススペクトルへの共有アクセスを伴う、LTE、4G、5G、NR、およびそれ以降からのワイヤレス技術の発展に関係する。
【0022】
[0031] 特に、5Gネットワークは、OFDMベースの統合されたエアインターフェースを使用して実装され得る多様な展開、多様なスペクトル、ならびに多様なサービスおよびデバイスを企図する。これらの目標を達成するために、LTEおよびLTE-Aのさらなる拡張が、5G NRネットワークに対する新無線技術の開発に加えて考慮される。5G NRは、(1)超高密度(たとえば、約1Mノード/km2)と、超低複雑性(たとえば、約10sのビット/秒)と、超低エネルギー(たとえば、約10+年のバッテリー寿命)と、難しいロケーションに到達する能力をもつディープカバレージとをもつ大量のモノのインターネット(IoT)に対して、(2)機密の個人的、金融、または極秘情報を保護する強いセキュリティと、超高信頼性(たとえば、約99.9999%信頼性)と、超低レイテンシ(たとえば、約1ms)と、広範囲のモビリティをもつかまたはそれを欠くユーザとをもつミッションクリティカル制御を含めて、ならびに(3)超大容量(たとえば、約10Tbps/km2)と、極度のデータレート(たとえば、マルチGbpsレート、100+Mbpsユーザエクスペリエンスレート)と、高度な発見および最適化をもつディープアウェアネスとを含む拡張モバイルブロードバンドを伴ってカバレージを提供するように、スケーリングが可能になる。
【0023】
[0032] 5G NRは、スケーラブルなヌメロロジーおよび送信時間間隔(TTI)を伴い、サービスおよび特徴を、動的低レイテンシ時分割複信(TDD)/周波数分割複信(FDD)設計と効率的に多重化するための共通のフレキシブルフレームワークを有し、大規模多入力多出力(MIMO)、ロバストミリメートル波(mmWave)送信、高度チャネルコーディング、およびデバイス中心モビリティなど、高度ワイヤレス技術を伴う、最適化されたOFDMベース波形を使用するために実装され得る。サブキャリア間隔のスケーリングを伴う、5G NRにおけるヌメロロジーのスケーラビリティは、多様なスペクトルおよび多様な展開にわたる多様なサービスを動作させることに効率的に対処し得る。たとえば、3GHz未満のFDD/TDD実装の様々な屋外およびマクロカバレージ展開では、サブキャリア間隔は、たとえば1、5、10、20MHzなどの帯域幅上で、15kHzで起こり得る。3GHzよりも大きいTDDの他の様々な屋外およびスモールセルカバレージ展開では、サブキャリア間隔は80/100MHz帯域幅上で30kHzで起こり得る。5GHz帯域の無認可部分上でTDDを使用する、他の様々な屋内広帯域実装では、サブキャリア間隔は160MHz帯域幅上で、60kHzで起こり得る。最後に、28GHzのTDDにおいてmmWave成分を用いて送信する様々な展開では、サブキャリア間隔は500MHz帯域幅上で、120kHzで起こり得る。
【0024】
[0033] 5G NRのスケーラブルヌメロロジーは、多様なレイテンシおよびサービス品質(QoS)要件のためのスケーラブルTTIを容易にする。たとえば、より短いTTIが低レイテンシおよび高信頼性のために使用され得、より長いTTIがより高いスペクトル効率のために使用され得る。長いTTIと短いTTIとの効率的な多重化は、送信がシンボル境界上で開始することを可能にする。5G NRはまた、同じサブフレーム中でのアップリンク/ダウンリンクスケジューリング情報と、データと、肯定応答とを伴う独立型統合サブフレーム設計を企図する。独立型統合サブフレームは、無認可または競合ベース共有スペクトル、現在のトラフィックニーズを満たすためにアップリンクとダウンリンクとの間で動的に切り替えるようにセルごとにフレキシブルに構成され得る適応アップリンク/ダウンリンクにおける通信をサポートする。
【0025】
[0034] 本開示の様々な他の態様および特徴が以下でさらに説明される。本明細書の教示は多種多様な形態で実施され得、本明細書で開示される特定の構造、機能、またはその両方は代表的なものにすぎず、限定するものではないことは明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示される態様は他の態様から独立して実装され得ること、およびこれらの態様のうちの2つまたはそれ以上は様々な方法で組み合わせられ得ることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載される態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。さらに、本明細書に記載される態様のうちの1つまたは複数に加えて、あるいはそれら以外の他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装され得、またはそのような方法が実施され得る。たとえば、方法は、システム、デバイス、装置の一部として実装され、および/あるいはプロセッサまたはコンピュータ上での実行のためにコンピュータ可読媒体に記憶された命令として実装され得る。さらに、1つの態様は、1つの請求項の少なくとも1つの要素を備え得る。
【0026】
[0035] 図1は、本開示の態様による、サブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックコードブックの生成をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示すブロック図である。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワークとを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはNRネットワークであり得る。場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカルな)通信、低レイテンシ通信、または低コストおよび低複雑度デバイスを用いた通信をサポートし得る。
【0027】
[0036] 図1に示されたワイヤレスネットワーク100は、いくつかの基地局105および他のネットワークエンティティ(network entity)を含む。基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介して、UE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書で説明される基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBまたはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、あるいは何らかの他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
【0028】
[0037] 本明細書で使用するネットワークエンティティは、基地局および/または基地局の機能であるか、またはそれを含み得る。態様では、ワイヤレスネットワーク100のネットワークエンティティ、ネットワークノード、ネットワーク機器、モビリティ要素などは、アグリゲートされた基地局アーキテクチャもしくはモノリシック基地局アーキテクチャ中に実装されるか、または、代替として、ディスアグリゲートされた基地局アーキテクチャ中に実装され得、セントラルユニット(CU)、分散ユニット(DU)、無線ユニット(RU)、準リアルタイム(Near-RT)RANインテリジェントコントローラ(RIC)、または非リアルタイム(Non-RT)RICなどのうちの1つまたは複数を含み得る。
【0029】
[0038] 各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレージエリアに関連付けられ得る。各基地局105は、通信リンクを介してそれぞれの地理的カバレージエリアに通信カバレージを提供し得、基地局105とUE115との間の通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを利用し得る。ワイヤレス通信システム100中の通信リンクは、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあるが、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0030】
[0039] 基地局105のための地理的カバレージエリアは、地理的カバレージエリアの一部分を構成するセクタに分割され得、各セクタはセルに関連し得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または他のタイプのセル、あるいはそれらの様々な組合せに通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリアに通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリアは、重複することがあり、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリアは、同じ基地局105によってまたは異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリアにカバレージを提供する異種LTE/LTE-A/LTE-A ProまたはNRネットワークを含み得る。
【0031】
[0040] 「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作するネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)など)に従って構成され得る。いくつかの場合には、「セル」という用語は、論理エンティティが動作する地理的カバレージエリアの一部分(たとえば、セクタ)を指し得る。
【0032】
[0041] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定またはモバイルであり得る。UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもあり、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン(UE115a~d)、携帯情報端末(PDA)、ウェアラブルデバイス(UE115h)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115はまた、器具、車両(UE115eおよびUE115i~k)、メーター(UE115f)など、様々な物品中で実装され得る、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス(115g)、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはMTCデバイスなどを指すことがある。
【0033】
[0042] MTCデバイスまたはIoTデバイスなどの、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであり得、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介した)マシン間の自動化された通信を提供し得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人間の介入なしに互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を利用することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムまたはアプリケーションと対話している人間に情報を提示するデバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用例の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ感知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネスの課金を含む。
【0034】
[0043] いくつかのUE115は、半二重通信など、電力消費を低減する動作モード(たとえば、同時に送信および受信をサポートするのではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実施され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないときに省電力「ディープスリープ」モードに入ること、または(たとえば、狭帯域通信に従って)制限された帯域幅上で動作することを含む。他の場合には、UE115は、クリティカルな機能(たとえば、ミッションクリティカルな機能)をサポートするように設計され得、ワイヤレス通信システム100は、これらの機能のための超高信頼通信を提供するように構成され得る。
【0035】
[0044] 場合によっては、UE115は、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)のプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することも可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数は、基地局105の地理的カバレージエリア内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。ある場合には、D2D通信を介して通信しているUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。場合によっては、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを促進し得る。他の例では、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で実行され得る。
【0036】
[0045] 基地局105は、コアネットワークとおよび互いに通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンクを通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワークとインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワークを介して)のいずれかでバックホールリンク上で(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)互いと通信し得る。
【0037】
[0046] コアネットワークは、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを提供し得る。コアネットワークは、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含み得る発展型パケットコア(EPC)であり得る。MMEは、EPCに関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層(たとえば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、S-GWを通して転送され得、S-GW自体はP-GWに接続され得る。P-GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワーク事業者IPサービスに接続され得る。事業者IPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0038】
[0047] 基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティなどの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通してUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)にコンソリデートされ得る。
【0039】
[0048] ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)~300ギガヘルツ(GHz)の範囲の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さの範囲なので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境特徴によってブロックまたはリダイレクトされることがある。しかしながら、波は、マクロセルが、屋内に位置するUE115にサービスを与えるために、十分に構造を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)に関連し得る。
【0040】
[0049] ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる、3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF)領域中で動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容することが可能であり得るデバイスによって機会主義的に使用され得る、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの帯域を含む。
【0041】
[0050] ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域としても知られる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域中で動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりもさらに小さく、さらに狭い間隔にあり得る。いくつかの場合には、これは、UE115内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりも一層大きい大気減衰および短い距離を受け得る。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制主体によって異なり得る。
【0042】
[0051] ワイヤレス通信システム100は、各ネットワーク事業者がスペクトルを共有し得る異なるネットワーク動作エンティティ(たとえば、ネットワーク事業者)による動作を含み得る。いくつかの事例では、ネットワーク動作エンティティは、別のネットワーク動作エンティティが異なる時間期間にわたって指定された共有スペクトル全体を使用する前の少なくともある時間期間にわたって、その指定された共有スペクトル全体を使用するように構成され得る。したがって、ネットワーク動作エンティティが指定された共有スペクトルすべてを使用することを可能にするために、および異なるネットワーク動作エンティティ同士の間の通信の干渉を軽減するために、特定のリソース(たとえば、時間)は、特定のタイプの通信のために、異なるネットワーク動作エンティティに対して区分化され割り振られ得る。
【0043】
[0052] たとえば、ネットワーク運用エンティティは、共有スペクトルの全体を使用するネットワーク運用エンティティによる独占的な通信のために予約されたいくつかの時間リソースを割り振られ得る。ネットワーク運用エンティティは、エンティティが共有スペクトルを使用して通信するために他のネットワーク運用エンティティに勝る優先度が与えられる、他の時間リソースを割り振られ得る。そのネットワーク運用エンティティによる使用に対して優先される、これらの時間リソースは、優先されるネットワーク運用エンティティがそれらのリソースを利用しない場合、日和見ベースで他のネットワーク運用エンティティによって利用され得る。追加の時間リソースが、日和見ベースで使用するために任意のネットワーク事業者に割り振られ得る。
【0044】
[0053] 共有スペクトルに対するアクセスおよび異なるネットワーク運用エンティティの間の時間リソースの調停は、別個のエンティティによって中央制御されるか、あらかじめ定義された調停方式によって自律的に決定されるか、またはネットワーク事業者のワイヤレスノード間の対話に基づいて動的に決定され得る。
【0045】
[0054] 様々な実装形態では、ワイヤレス通信システム100は、許可無線周波数スペクトル帯域と無許可無線周波数スペクトル帯域の両方を使用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域などの無認可帯域(NR-U)においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。場合によっては、ワイヤレス通信システム100のUE115および基地局105は、許可周波数スペクトルまたは無許可(たとえば、競合ベースの)周波数スペクトルを含み得る、共有無線周波数スペクトル帯域において動作し得る。共有無線周波数スペクトル帯域の無許可周波数部分において、UE115または基地局105は、周波数スペクトルにアクセスするために競合するための媒体感知プロシージャを従来通り実施し得る。たとえば、UE115または基地局105は、共有チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信に先立って、クリアチャネルアセスメント(CCA)などのリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを実施し得る。
【0046】
[0055] CCAは、共有チャネル上に他のアクティブ送信があるかどうかを決定するためのエネルギー検出プロシージャを含み得る。たとえば、デバイスは、電力計の受信信号強度インジケータ(RSSI)の変化が、チャネルが占有されることを示すと推論し得る。詳細には、ある帯域幅中に集中し、所定の雑音フロアを超える信号電力が、別のワイヤレス送信機を示し得る。CCAは、チャネルの使用を示す特定のシーケンスのメッセージ検出をも含み得る。たとえば、別のデバイスは、データシーケンスを送信するのに先立って特定のプリアンブルを送信し得る。場合によっては、LBTプロシージャは、チャネル上で検出されたエネルギー量および/または衝突に対するプロキシとしてその独自の送信されたパケットに対する肯定応答/否定応答(ACK/NACK)フィードバックに基づいて、その独自のバックオフウィンドウを調整するワイヤレスノードを含み得る。
【0047】
[0056] 概して、チャネルがすでに占有されていることを示し得る信号に対する共有チャネルを感知するためのLBTプロシージャの4つのカテゴリーが示唆されている。第1のカテゴリー(CAT1 LBT)では、LBTまたはCCAは、共有チャネルの占有を検出するために適用されない。短縮LBT、シングルショットLBT、16μsまたは25μsLBTと呼ばれることもある第2のカテゴリー(CAT2 LBT)は、所定のしきい値を超えるエネルギーを検出するかまたは共有チャネルを占有しているメッセージまたはプリアンブルを検出するために、CCAを実施するためのノードを提供する。CAT2 LBTは、ランダムバックオフ動作を使用せずにCCAを実施し、これは、結果として、次のカテゴリーに対する、その短縮長をもたらす。
【0048】
[0057] 第3のカテゴリー(CAT3 LBT)は、共有チャネル上でエネルギーまたはメッセージを検出するためにCCAを実施するが、ランダムバックオフと固定された競合ウィンドウとをやはり使用する。したがって、ノードがCAT3 LBTを始動するとき、ノードは、共有チャネルの占有を検出するために第1のCCAを実施する。共有チャネルが第1のCCAの持続時間(duration)にわたってアイドルである場合、ノードは送信に進むことができる。しかしながら、第1のCCAが共有チャネルを占有している信号を検出する場合、ノードは、固定された競合ウィンドウサイズに基づいて、ランダムバックオフを選択し、拡張CCAを実施する。共有チャネルが拡張CCA中にアイドルになると検出され、乱数が0に減分されている場合、ノードは共有チャネル上で送信を開始し得る。そうでなければ、ノードは、乱数を減分し、別の拡張CCAを実施する。ノードは、乱数が0に達するまで、拡張CCAを実施し続けることになる。拡張CCAのいずれかがチャネル占有を検出せずに、乱数が0に達する場合、ノードは、次いで、共有チャネル上で送信し得る。拡張CCAのうちのいずれかにおいて、ノードがチャネル占有を検出した場合、ノードは、カウントダウンを再び開始するために、固定された競合ウィンドウサイズに基づいて、新しいランダムバックオフを再選択し得る。
【0049】
[0058] 完全LBTプロシージャと呼ばれることもある第4のカテゴリー(CAT4 LBT)は、ランダムバックオフと可変競合ウィンドウサイズとを使用して、エネルギーまたはメッセージ検出を伴うCCAを実施する。CAT4 LBTプロシージャに対する競合ウィンドウサイズが可変であることを除いて、CCA検出のシーケンスは、CAT3 LBTのプロセスと同様に進む。
【0050】
[0059] 共有チャネルアクセスのための検知はまた、本格タイプまたは短縮タイプのLBTプロシージャにカテゴリー分類され得る。たとえば、自明でない数の9μsのスロットにわたる拡張チャネルクリアランスアセスメント(ECCA)を含むCAT3またはCAT4 LBTプロシージャなどの完全LBTプロシージャは、「タイプ1LBT」と呼ばれることもある。16μsまたは25μsの間のワンショットCCAを含み得るCAT2 LBTプロシージャなどの短縮LBTプロシージャは、「タイプ2LBT」と呼ばれることもある。
【0051】
[0060] 無許可の共有スペクトルへのアクセスを競合するための媒体感知プロシージャの使用は、結果として、通信の無効をもたらし得る。これは、複数のネットワーク動作エンティティ(たとえば、ネットワーク事業者)が共有リソースにアクセスすることを試みているとき、特に明らかであり得る。ワイヤレス通信システム100内で、基地局105およびUE115は、同じまたは異なるネットワーク動作エンティティによって動作させられ得る。いくつかの例では、個々の基地局105またはUE115は、2つ以上のネットワーク動作エンティティによって動作させられ得る。他の例では、各基地局105およびUE115は、単一のネットワーク動作エンティティによって動作させられ得る。異なるネットワーク動作エンティティの各基地局105およびUE115に共有リソースを競合することを要求することは、結果として、シグナリングオーバーヘッドおよび通信レイテンシを増大させ得る。
【0052】
[0061] 場合によっては、無認可帯域中の動作は、認可帯域(たとえば、LAA)中で動作するコンポーネントキャリアとともに、キャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトル中の動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。無認可スペクトル中の複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
【0053】
[0062] いくつかの例では、基地局105またはUE115は、複数のアンテナを装備し得、複数のアンテナは、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局105)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間で送信方式を使用し得、ここで、送信デバイスは、複数のアンテナを装備され、受信デバイスは、1つまたは複数のアンテナを装備される。MIMO通信は、空間多重化と呼ばれることがある、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、マルチパス信号伝搬を採用し得る。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して、受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別々の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連するビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
【0054】
[0063] 空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形または誘導するために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬する信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素の各々を介して搬送される信号にいくつかの振幅および位相オフセットを適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0055】
[0064] 一例では、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。たとえば、いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向において複数回基地局105によって送信され得、これは、信号が、送信の異なる方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って送信されることを含み得る。異なるビーム方向における送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためにビーム方向を(たとえば、基地局105、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0056】
[0065] 特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)に基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連するビーム方向は、異なるビーム方向において送信された信号に少なくとも部分的において基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、様々な方向に基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、UE115は、最高の信号品質または別様の許容できる信号品質でそれが受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向において送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向において複数回信号を送信するか、または、(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向において信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0057】
[0066] 受信デバイス(たとえば、mmW受信デバイスの一例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、様々な信号を基地局105から受信したとき、複数の受信ビームを試み得る。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、受信された信号を異なるアンテナサブアレイに従って処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、または、受信された信号をアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信ビームまたは受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)において整列され得る。
【0058】
[0067] 特定の実装形態では、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、または送信ビームフォーミングもしくは受信ビームフォーミングをサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔などのアンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの場合では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーションに位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするのに使い得るアンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
【0059】
[0068] さらなる場合には、UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク上で正確に受信される可能性を増加させる1つの技法である。HARQは、(たとえば、サイクリック冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、不良な無線状態(たとえば、信号対雑音状態)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。場合によっては、ワイヤレスデバイスは、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得、その場合、デバイスは、そのスロット内の前のシンボル内で受信されたデータに対する特定のスロット内でHARQフィードバックを提供し得、他の場合には、デバイスは、後続のスロット内で、またはいくつかの他の時間間隔に従って、HARQフィードバックを提供し得る。
【0060】
[0069] LTEまたはNRにおける時間間隔は、たとえば、T=1/30,720,000秒のサンプリング期間を指すことがある基本時間単位の倍数で表され得る。通信リソースの時間間隔は、10ミリ秒(ms)の持続時間を各々が有する無線フレームに従って編成され得、ここで、フレーム期間は、Tf=307,200Tsとして表され得る。無線フレームは、0から1023までの範囲のシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9までの番号を付けられた10個のサブフレームを含み得、各サブフレームは、1msの持続時間を有し得る。サブフレームはさらに、各々が0.5msの持続時間を有する2個のスロットに分割されてよく、各スロットは、(たとえば、各シンボル期間の先頭に追加されるサイクリックプレフィックスの長さに依存する)6個または7個の変調シンボル期間を含んでよい。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、2048個のサンプリング期間を含んでいることがある。場合によっては、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットであり得、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。他の場合には、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリング単位は、サブフレームよりも短くなり得るか、または(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバースト中でまたはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリア中で)動的に選択され得る。
【0061】
[0070] いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。場合によっては、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最も小さい単位であり得る。各シンボルは、たとえば、動作のサブキャリア間隔または周波数帯域に応じて持続時間が変動し得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが一緒にアグリゲートされ、UE115と基地局105との間の通信のために使用される、スロットアグリゲーションを実装し得る。
【0062】
[0071] 本明細書で使用され得る「キャリア」という用語は、通信リンクを介した通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。たとえば、通信リンクのキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、あらかじめ定義された周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイル電気通信システム地上無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられ得、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンクまたはアップリンクであるか、あるいは、(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリアを介して送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡張OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
【0063】
[0072] キャリアの編成構造は、異なる無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)ごとに異なり得る。たとえば、キャリアを介した通信は、その各々が、ユーザデータならびにユーザデータを復号するのをサポートするための制御情報またはシグナリングを含み得る、TTIまたはスロットに従って編成され得る。キャリアはまた、そのキャリアのための動作を協調させる専用の取得シグナリング(たとえば、同期信号またはシステム情報など)と制御シグナリングとを含み得る。いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアの動作を協調させる取得シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。
【0064】
[0073] 物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネル中で送信された制御情報は、カスケード様式で異なる制御領域間で(たとえば、共通制御領域または共通探索空間と1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)分散され得る。
【0065】
[0074] キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられ得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)のうちの1つであり得る。いくつかの例では、各サービスされるUE115は、キャリア帯域幅の部分またはすべての上で動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内のあらかじめ定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはRBのセット)に関連付けられる狭帯域プロトコルタイプを使う動作(たとえば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)のために構成され得る。
【0066】
[0075] MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のためのデータレートは高くなり得る。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(たとえば、空間レイヤ)との組合せを指し得、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートをさらに増加させ得る。
【0067】
[0076] ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、2つ以上の異なるキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105および/またはUE115を含み得る。
【0068】
[0077] ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上でのUE115との通信、すなわち、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアと1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0069】
[0078] いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は拡張コンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広いキャリアまたは周波数チャネル帯域幅、より短いシンボル持続時間、より短いTTI持続時間、あるいは修正された制御チャネル構成を含む、1つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。いくつかの事例では、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または理想的でないバックホールリンクを有するとき)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成に関連付けられ得る。eCCはまた、(たとえば、2つ以上の事業者が、NR共有スペクトル(NR-SS)など、スペクトルを使用することを認められた場合)無認可スペクトルまたは共有スペクトル中で使用するために構成され得る。広いキャリア帯域幅によって特徴づけられるeCCは、キャリア帯域幅全体を監視することが可能でないか、またはそうでなければ(たとえば、電力を節約するために)限られたキャリア帯域幅を使用するように構成されたUE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。
【0070】
[0079] さらなる場合には、eCCは、他のコンポーネントキャリアとは異なるシンボル持続時間を利用してよく、これは、他のコンポーネントキャリアのシンボル持続時間と比較して低減されたシンボル持続時間の使用を含み得る。より短いシンボル持続時間は、隣接するサブキャリア間の増加された間隔に関連付けられ得る。eCCを利用するUE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル持続時間(たとえば、16.67マイクロ秒)において、広帯域信号を(たとえば、周波数チャネルまたは20、40、60、80MHzなどのキャリア帯域幅に従って)送信し得る。eCC中のTTIは、1つまたは複数のシンボル期間からなり得る。場合によっては、TTI持続時間(すなわち、TTI内のシンボル期間の数)は可変であり得る。
【0071】
[0080] ワイヤレス通信システム100は、特に、認可スペクトル帯域と、共有スペクトル帯域と、無認可スペクトル帯域との任意の組合せを利用し得るNRシステムであり得る。eCCシンボル持続時間およびサブキャリア間隔のフレキシビリティは、複数のスペクトルにわたるeCCの使用を可能にし得る。いくつかの例では、NR共有スペクトルは、詳細にはリソースの動的垂直(たとえば、周波数ドメインにわたる)共有と水平(たとえば、時間ドメインにわたる)共有とを通して、スペクトル利用率とスペクトル効率とを増加させ得る。
【0072】
[0081] 図2は、図1の基地局のうちの1つであり得る基地局105および図1のUEのうちの1つであり得るUE115の設計のブロック図を示す。基地局105において、送信プロセッサ220は、データソース212からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ240から制御情報を受信し得る。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH、EPDCCH、MPDCCHなどのためのものであり得る。データは、PDSCHなどのためのものであり得る。送信プロセッサ220は、それぞれ、データシンボルおよび制御シンボルを取得するためにデータおよび制御情報を処理し得る(たとえば、符号化し、シンボルマッピングし得る)。送信プロセッサ220はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有の基準信号についての基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230が、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実施し得、出力シンボルストリームを変調器(MOD)232a~232tに与え得る。各変調器232は、出力サンプルストリームを取得するために(たとえば、OFDMなどのための)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器232は、さらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。変調器232a~232tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ234a~234tを介して送信されてよい。
【0073】
[0082] UE115において、アンテナ252a~252rは、基地局105からダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)254a~254rに提供し得る。各復調器254は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各復調器254はさらに、受信シンボルを取得するために、(たとえば、OFDMなどのための)入力サンプルを処理し得る。MIMO検出器256は、すべての復調器254a~254rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実施し、検出されたシンボルを与え得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE115についての復号されたデータをデータシンク260に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ280に与え得る。
【0074】
[0083] アップリンク上では、UE115において、送信プロセッサ264は、データソース262から(たとえば、PUSCHのための)データを受信し、処理し得、コントローラ/プロセッサ280から(たとえば、PUCCHのための)制御情報を受信し、処理し得る。送信プロセッサ264はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、さらに(たとえば、SC-FDMなどのために)変調器254a~254rによって処理され、基地局105に送信され得る。基地局105において、UE115からのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、さらにUE115によって送られた復号されたデータと制御情報とを取得するために、受信プロセッサ238によって処理され得る。プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に与え、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に与え得る。
【0075】
[0084] コントローラ/プロセッサ240および280は、それぞれ基地局105およびUE115における動作を指示し得る。基地局105におけるコントローラ/プロセッサ240ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明する技法のための様々なプロセスを実施するか、またはその実行を指示し得る。UE115におけるコントローラ/プロセッサ280ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールも、図1図8に示されている機能ブロック、および/または本明細書で説明される技法のための他のプロセスを実施するか、またはその実行を指示し得る。メモリ242および282は、それぞれ基地局105およびUE115のためのデータとプログラムコードとを記憶し得る。スケジューラ244は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
【0076】
[0085] 現在のワイヤレス通信システムでは、ユーザ機器(UE)は、PUCCHの特定のフィードバックリソース中でPDSCH送信のためのフィードバック(たとえば、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック(たとえば、肯定応答(ACK)/否定応答(NACK)))を与えるように構成され得る。いくつかの実装形態では、UEは、同じPUCCH HARQリソース中で複数のPDSCH送信のためのHARQフィードバックを与えるように(たとえば、ダウンリンク制御メッセージによって)構成され得る。この場合、UEは、複数のPDSCH送信に対応するHARQフィードバックビットを単一の送信に多重化し得る。この多重化は、HARQフィードバックコードブック(CB)の生成と呼ばれる。これらの場合、複数のPDSCH送信のためのHARQフィードバックを表す多重化されたビットを含むHARQフィードバックCBが生成され得る。HARQフィードバックCBのサイズは、HARQフィードバックCB中に含まれるビット数(たとえば、それぞれのPDSCH送信のためのHARQフィードバックにそれぞれ関連するHARQフィードバックビットの数)に基づき得る。
【0077】
[0086] 実装形態では、HARQ-ACK CBを生成および/または構築することは、2つのタイプの方法のうちの1つを使用して実施され得る。(半静的なCBの生成としても知られる)タイプ1CBの生成は、HARQ-ACK CBが半静的な情報(たとえば、無線リソース制御(RRC)を介して構成された情報)に基づいて生成されることを含み得る。(動的なCBの生成としても知られる)タイプ2CBの生成では、HARQ-ACK CBは、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ中の表示に基づいて構築され得る(たとえば、DCI中のダウンリンク割当てインデック(DAI)に基づき得る)。
【0078】
[0087] いくつかの実装形態では、HARQフィードバックは、スロットベースであり得、HARQフィードバックを搬送し得るスロット内で単一のPUCCH送信があり得る。これらの実装形態では、複数のHARQフィードバックビットがスロット内で送信されることになる場合、これらのHARQフィードバックビットは、多重化され、単一のPUCCH送信中で送信される。しかしながら、単一のフィードバック送信が利用可能であるので、スロット内での再送信をスケジュールするための機構がないので、これはレイテンシ問題を生じ得る。
【0079】
[0088] 他の実装形態では、サブスロットベースのHARQフィードバック報告が、低レイテンシ通信のためにサポートされる。これらの実装形態では、通常のスロット(たとえば、一般に、14個のOFDMシンボルをもつスロット)は、(たとえば、変動するサイズの)複数のサブスロットに分割され得、UEは、複数のサブスロットの各々内でHARQ-ACK送信を送信し得、それによって、スロット内で複数のHARQフィードバック送信を送信するように構成される。これらの実装形態では、UEは、サブスロット長パラメータ(たとえば、subslotLengthForPUCCHパラメータ)を介してサブスロットベースのHARQフィードバック報告のために構成され得、これは、スロット内のサブスロットの長さを指定し得、一般に、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP)構成のために2つのシンボルのもしくは7つのシンボルのサブスロット長を指定し、および/または拡張CP構成のために2つのシンボルのもしくは6つのシンボルのサブスロット長を指定し得る。
【0080】
[0089] いくつかの現在の実装では、タイプ2HARQ-ACK CBの生成のみがサポートされている。タイプ1HARQ-ACK CBの生成が、ワイヤレス通信システムの将来の実装形態においてサポートされるように提案されている。HARQ-ACK CBの生成を実装するための現在の提案は、サブスロットベースのPUCCH構成のためのタイプ1HARQ-ACKコードブックをサポートすることを含む。考慮では、PDSCHの最後がサブスロットタイミング値K1のセット中のk1値によって決定される関連するサブスロットと重複する場合、サブスロットPUCCHのためのタイプ1HARQ-ACKコードブックのプロパティは、PDSCH時間領域リソース割振り(TDRA)がアップリンク(UL)(たとえば、PUCCH)サブスロットに関連付けられることを少なくとも含むことに留意されたい。しかしながら、現在、DLスロットごとにまたはサブスロットごとにPDSCH TDRAをグループ化すべきかどうかを決定するための機構がない。態様では、K1値のセットは、(たとえば、アップリンク送信許可中など、制御メッセージを介してネットワークエンティティによって)UEに構成され得、アップリンク送信許可に関連するACK/NACKフィードバックを与えるためのリソース(たとえば、アップリンクリソース)を決定するためにUEによって使用され得ることに留意されたい。
【0081】
[0090] 図3Aおよび図3Bは、タイプ1HARQフィードバックコードブックの生成の一例を示す図である。特に、図3Aは、タイプ1HARQフィードバックコードブックの生成をサポートするスロット構成300の一例を示す図である。UE115は、スロットごとに、スロットのための1つまたは複数のTDRAを含むスロットのための構成を指定するパラメータのセットで(たとえば、RRCを介して)構成され得る。TDRAは、基地局(たとえば、基地局105)がPDSCHをスケジュールし、および/またはそれをUE115に送信し得る潜在的な割振りを表す。たとえば、スロット310は、7つのTDRA320~326で構成され得る。各TDRAは、開始シンボルSと長さLとによって定義され得る。たとえば、長さが12個のシンボルのTDRA320は、スロット310のシンボル2において開始するように構成され得、一方、長さが4つのシンボルのTDRA324は、スロット310のシンボル3において開始するように構成され得る。基地局105は、TDRA320~326のいずれかの中でUE115によって受信されるようにPDSCH送信をスケジュールし得る。態様では、基地局105は、基地局105がPDSCHを送信することになるTDRAを(たとえば、送信許可中でDCIを介して)動的に示すことによってUE115に少なくとも1つのPDSCHを送信し得、UE115は、示されたTDRA中でPDSCH送信を受信し得る。
【0082】
[0091] いくつかの実装形態では、PDSCH送信は、同じスロット内の別のPDSCH送信と重複し得ない。したがって、基地局105は、互いに(および/または別のTDRAと)重複しないTDRA中で複数のPDSCH送信を送信し得る。このようにして、スロット内のPDSCH受信機会の数(たとえば、スロット内にスケジュールされ得るPDSCH送信の数)は、スロットのために構成されたTDRAの数よりも小さくなり得る。たとえば、スロット310中に、多くて2つの重複しないPDSCH送信がスケジュールされ得る。わかるように、TDRA324とTDRA325とは重複せず、TDRA324とTDRA326とは、やはり重複しない。したがって、UE115のスロット310の構成内で、基地局105は、多くて2つの重複しないPDSCH送信、TDRA324中のPDSCHおよびTDRA325中の別のPDSCHまたはTDRA324中のPDSCHおよびTDRA326中の別のPDSCHを送信し得る。スロット310内の任意の他のPDSCH送信は別のPDSCH送信と重複し得、したがって、許可されないことがある。
【0083】
[0092] 実装形態では、タイプ1HARQフィードバックCBを生成することは、スロット内の構成されるすべてのTDRAを列挙すること、TDRAに基づいてスロット内にスケジュールされ得るPDSCH送信の数(たとえば、スロット内の重複しないPDSCH受信機会の数)を決定すること、次いで、重複しないPDSCH受信機会の数に基づいてHARQフィードバックビットの量を生成することを伴い得る。UE115は、次いで、重複しないTDRAに異なるHARQフィードバックビットを割り当て得る。たとえば、UE115は、TDRA320~326を列挙した後に、スロット310内に(たとえば、TDRA324およびTDRA325中にまたはTDRA324およびTDRA326中に)利用可能な多くて2つの重複しないPDSCH受信機会があると決定し得る。UE115は、2つのHARQフィードバックビットを生成し得る。基地局105は、次いで、対応するHARQフィードバックビットにTDRA324およびTDRA325の各々またはTDRA324およびTDRA326の各々をマッピングし得る。たとえば、TDRA324が第1のビットにマッピングされ得、TDRA325またはTDRA326のいずれかが第2のビットにマッピングされ得る。
【0084】
[0093] TDRAプルーニング(pruning)がTDRAのグループ化と呼ばれることもあることに留意されたい。実装形態では、TDRAプルーニングは、TDRAのサブセットをグループにグループ化し、次いで、グループをHARQフィードバックビットにマッピングすることを含み得る。たとえば、図3Aに示されているように、TDRA320~324は、一緒にグループ化され、第1のビットにマッピングされ得、TDRA325およびTDRA326は、一緒にグループ化され、第2のビットにマッピングされ得る。概して、グループ内のTDRAは、重複するTDRAであり得る。これらの場合、サブセットからの多くて1つのTDRAが基地局からPDSCHをスケジュールするために所与の時間に使用され得る。現在のワイヤレス通信システムの動作を定義する標準仕様(たとえば、3GPP仕様)では、擬似コードは、上記で説明されたように、ビット数を決定し、各TDRA候補をHARQ-ACKビットにマッピングするように定義され得る。
【0085】
[0094] また、スロット中の構成されたTDRAのセットがスロット内の重複しないPDSCH受信機会の最大数を決定するためにプルーニングされるので、上記プロシージャはTDRAプルーニングと呼ばれることもあることに留意されたい。
【0086】
[0095] 図3Aおよび図3Bでは、および本開示全体にわたって、説明される例は、一般性を失うことなく、1つのHARQフィードバックビットがPDSCH機会ごとに生成され得ることを指定し得ることにさらに留意されたい。しかしながら、本明細書で説明される技法は、UEがPDSCH機会ごとに2つ以上のHARQフィードバックビットを生成し得る他のシナリオに等しく適用可能であり得ることを諒解されよう。特に、別の例では、PDSCH機会ごとに、PDSCH機会が多くて2つのトランスポートブロック(TB)を有するように構成されるとき、HARQフィードバックビットの数は、PDSCH機会の数の2倍であり得、UEは、PDSCH機会中にTBごとに1ビットをフィードバックし得る。コードブロックグループ(CBG)を実装する別の例では、HARQフィードバックビットの数は、MにPDSCH機会の数を乗算したものであり得、ここで、Mは、構成されたCBGサイズである。これらの例では、UEは、PDSCH機会ごとに(M個の構成されたCBGのために)Mビットをフィードバックし得る。
【0087】
[0096] タイプ1HARQフィードバックCBの生成における次のステップは、HARQフィードバックビットの数と、どのHARQフィードバックビットが基地局105に送信されることになるHARQフィードバック内で多重化されることになるのかとを決定することを含み得る。上記のように、スロット310内で、多くて2つのHARQフィードバックビットが生成され得る。しかしながら、HARQフィードバックCBは、スロット310からのHARQフィードバックビットならびに他のスロットからのHARQフィードバックビットを含み得る。図3Bは、タイプ1HARQフィードバックCBの生成の一例を示す図である。特に、HARQフィードバックスロット中で基地局105に送信されることになるHARQフィードバックCBのサイズを決定するときに、UE115は、PDSCH送信のためのHARQフィードバックがHARQフィードバックスロット中で送信されることになるスロットを決定し、次いで、決定されたスロット中で様々なPDSCH送信のためのHARQフィードバックを多重化するように構成され得る。たとえば、スロット内で(たとえば、DCI中で)PDSCH送信を受信するようにUE115を構成するときに、基地局105は、PDSCH送信のためのHARQフィードバックが基地局105に送信されることになるスロットを決定するために使用されることになるk1値を指定し得る。態様では、k1値は、半静的に構成され得、UE115は、k1値のK1セットで構成され得、基地局105は、K1セットからのどのk1値をUE115がPDSCHのためのHARQフィードバックを送信するために使用することになるのかを(たとえば、DCIメッセージを介して)示し得る。たとえば、基地局105は、スロットn-1中でPDSCHを送信するようにスケジュールし得、k1=3を示し得る。この場合、UE115は、スロット(n-1)+3=n+2中のスロットn-1中で受信されたPDSCH送信のためのHARQフィードバックを送信し得る。
【0088】
[0097] 上記に基づいて、UE115は、HARQフィードバックCB中にHARQフィードバックを含めることになるスロットを決定するときにK1セット中のすべての値を考慮するように構成され得る。たとえば、図3Bに示されている例におけるK1セットは、K1={2,3}を含み得る。この場合、UE115は、スロットn+2中でタイプ1HARQフィードバックCBを送信することを決定するように構成され得る。UE115は、HARQフィードバックCB中にHARQフィードバックを含めるスロットを決定することによってタイプ1HARQフィードバックCBを構築し得る。この場合、UE115は、K1セットに基づいてスロットn+2からスロットを「振り返り」得る。たとえば、UE115は、スロット(n+2)-2=nを振り返り得、スロットnのためのHARQフィードバックビットの数を決定するために上記のプロシージャ(たとえば、TDRAプルーニングプロシージャ)を実施し得る。このようにして、UE115は、スロットn+2中で送信されることになるHARQフィードバックCBにスロットnについて追加され得るHARQフィードバックビットの最大数を決定し得る。UE115はまた、スロット(n+2)-3=n-1を振り返り得、スロットn-1のためのHARQフィードバックビットの数を決定するために上記プロシージャ(たとえば、TDRAプルーニングプロシージャ)を実施し得る。このようにして、UE115は、スロットn+2中で送信されることになるHARQフィードバックCBにスロットn-1について追加され得るHARQフィードバックビットの最大数を決定し得る。UE115は、K1セット中のすべての値についてこのプロセスを実施し得、このようにして、スロットn+2中で送信されることになる半静的なタイプ1HARQフィードバックCBのサイズを決定し得る。UE115は、様々なスロットからのHARQフィードバックビットをHARQフィードバックCBに多重化し得る。
【0089】
[0098] 以上のことから、半静的なHARQフィードバックCBのサイズは、2つのパラメータ、すなわち、(所与のスロットについてHARQフィードバックビットの数を決定し得る)TDRA候補のセットと(どのスロットのHARQフィードバックがHARQフィードバックCBに多重化され得るのかを決定し得る)K1値のセットとに依存し得ることに留意されたい。
【0090】
[0099] 場合によっては、特に、DLとアップリンク(UL)とが同じヌメロロジーおよび/またはサブキャリア間隔(SCS)を有するとき(たとえば、同じスロット長がDLスロットとULスロットとのために使用されるとき)、タイプ1HARQフィードバックCBの生成は簡単なプロシージャになる。この場合、UE115は、HARQフィードバックがHARQフィードバックCBに多重化されることになるスロットを決定するために(たとえば、値のK1セットに基づいて)振り返るとき、振返りは、ULスロットの数に基づく。たとえば、図3Bを参照すると、UE115がスロットn+2を振り返るとき、UE115は、それぞれ、DLスロットnおよびn-1に向けて(K1={2,3}に基づいて)2つおよび3つのアップリンクスロット長を振り返る。これは、DLスロットとULスロットとの長さが同じであるからである。UE115は、次いで、HARQフィードバックCBのサイズを決定するためにDLスロットnおよびn-1に対してTDRAプルーニングを実施し得る。
【0091】
[00100] しかしながら、DL SCSがUL SCSよりも大きいとき、ULスロットがより長い長さを有し得るので、1つのULスロットは2つ以上のDLスロットを含み得る(たとえば、1つのULスロットの持続時間は2つ以上のDLスロットの持続時間に重複するか、またはそれを含み得る)。図4は、ULスロットがダウンリンクスロットよりも長い構成の一例を示す図である。特に、図示のように、ULスロットの各々は、2つ以上のDLスロットの長さに重複する長さを有する。たとえば、ULスロット410は、ダウンリンクスロット420および421に重複し得、ULスロット411は、ダウンリンクスロット422およびダウンリンクスロット4に重複し得、ULスロット413は、ダウンリンクスロット423およびダウンリンクスロット6に重複し得る。この場合、スロット413中で送信されることになるHARQフィードバックCBについて、UE115は、(この例では、(たとえば、k1=3に基づいて)ULスロット410と、(たとえば、k1=2に基づいて)ULスロット411と、(たとえば、k1=1に基づいて)ULスロット412とを列挙するためにK1={1,2,3}である)K1値のセットに基づいて決定されたULスロットを列挙し得る。列挙されたULスロットごとに、UE115は、DLスロットの各々のためのHARQフィードバックビットの数を決定するために対応するDLスロット(たとえば、ULスロット内に含まれているスロット)に対してTDRAプルーニングを実施することを決定し得る。たとえば、k1=3の場合、UE115は、ULスロット410を列挙することを決定し得る。UE115は、次いで、DLスロット420および421に対してTDRAプルーニングを実施し得る。すべての列挙されたULスロットと対応するDLスロットとに同じプロシージャが適用され得る。
【0092】
[00101] DL SCSがUL SCSよりも小さいとき、DLスロットがより長い長さを有し得るので、1つのDLスロットは2つ以上のULスロットを含み得る(たとえば、1つのDLスロットの持続時間は2つ以上のULスロットの持続時間に重複するか、またはそれを含み得る)。図5は、DLスロットがULスロットよりも長い構成の一例を示す図である。特に、図示のように、各DLスロット430および431は、2つ以上のULスロットの長さに重複する長さを有し得る。たとえば、DLスロット430は、ULスロット440および441と重複し得、DLスロット431は、ULスロット442および443と重複し得る。この場合、スロット443中で送信されることになるHARQフィードバックCBの場合、どのULスロットが列挙され得るのかとどのDLスロットがTDRAプルーニングされ得るのかとを決定することは、特殊ルールを適用することを含み得る。いくつかの実装形態では、特殊ルールは、上記で説明されたTDRAプルーニングプロシージャがk1値のセットK1によって決定されるULスロットのサブセットに対して実施され得ることを指定し得る。この特殊ルールについて以下で説明する。
【0093】
[00102] 特殊ルールの下で、k1値は、ULスロットの数に関して常に適用される。この場合、ULヌメロロジーが従われる。たとえば、K1={1,2,3}の場合、UE115は、(たとえば、k1=3に基づいて)ULスロット440と、(たとえば、k1=2に基づいて)ULスロット441と、(たとえば、k1=1に基づいて)ULスロット442とを列挙し得る。これらの場合、ULスロットnU(たとえば、スロット443)中のPUCCH中で報告されることになるHARQフィードバックCBの場合、UE115は、条件
【0094】
【数2】
【0095】
を満たすk1値をもつ、列挙されたULスロットnU-k1に対応する(たとえば、それを含むまたはそれに重複する)DLスロットに対してTDRAプルーニングを実施し得、ここで、
【0096】
【数3】
【0097】
は、DLスロット中のULスロットの数(たとえば、図5に示されている例では2つ)を表す。この場合、上記の条件でのTDRAプルーニングプロシージャの実施を調整することは、DLスロット中でPDSCH受信機会候補をダブルカウントするのを回避することを容易にし得る。たとえば、(図5に示されている例の場合のように)1つのDLスロット=2つのULスロットであるとき、PDSCH機会は1つのULスロットおきに決定され得るか、または1つのDLスロット=4つのULスロットであるとき、PDSCH機会は、4つのULスロットおきに決定され得るなどである。上記の条件が満たされるとき、UE115は、ULスロットの対応するDLスロット内でTDRAプルーニングを実施し得る。
【0098】
[00103] K1={1,2,3}であり、HARQフィードバックCBを搬送するPUCCHがULスロット2n+3中で送信される図5に示される例では、UE115は、ULスロット441(たとえば、ULスロット2n+1)に対応するDLスロット(すなわち、DLスロット430)に対してTDRAプルーニングを実施し得る。TDRAプルーニングがDLスロットごとに実施されることに留意されたい。
【0099】
[00104] 現在の手法は、ULスロット長がDLスロット長に等しくない事例をサポートするが、この現在のサポートは、1つのULスロットがDLスロットの倍数である事例または1つのDLスロットがULスロットの倍数である事例に限定される。しかしながら、現在、ULスロットとDLスロットとの間に部分的な重複がある事例(たとえば、ULスロットが単一のDLスロット内に完全には含まれていないとき、または、DLスロットが単一のULスロット内に完全には含まれていないとき)をサポートするための機構がない。さらに、k1値の条件が
【0100】
【数4】
【0101】
を満たすのかどうかをチェックする現在の実装形態は、UEがあらゆるスロット中でHARQフィードバックを送信することを許可しないことがあり、それによって、不要なレイテンシを招く。さらに、現在の手法は、ULスロットがDLスロットと整列していないとき(たとえば、DLスロットがULスロットよりも長く、ULスロットがDLスロット内に完全に含まれていないとき)、大きい冗長性を有する。この場合、UEは、DLスロットと整列するためにダミーULスロットを挿入し得る。
【0102】
[00105] 本開示の様々な態様は、サブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックコードブックの生成をサポートするためのシステムおよび方法を対象とする。態様では、HARQフィードバックCBを生成するために使用され得るDLサービングセルのアクティブ帯域幅部分(BWP)のための候補PDSCH受信機会のセットを構築および/または生成するための技法が提供され、これは、前述の現在の手法を用いて問題に対処し得、これは、混合されたヌメロロジーと任意のULサブスロット構成との両方に対して有効であり得る。
【0103】
[00106] 特定の態様では、UEは、ULスロットの複数のULサブスロットの特定のULサブスロット中で基地局に送信されることになるHARQフィードバックCBを生成することを決定する。態様では、UEは、フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得する。これらの態様では、ULサブスロットのセット中の各ULサブスロットは、K1値のセットの異なるk1値に対応する。UEは、次いで、ULサブスロットのセット中の各ULサブスロットがDLスロットと重複するのかどうかを決定するために、たとえば、降順(descending order)または昇順でK1値のセットのk1値を通して反復またはループする。態様では、UEはまた、ULサブスロットのセット中のULサブスロットのいずれかに重複するすべてのDLスロットを通して反復する。たとえば、ULサブスロットのセット中の第1のULサブスロットについて、第1のULサブスロットが第1のDLスロットに重複するのかどうかについて決定が行われる。この場合、第1のDLスロットが第1のULサブスロットに重複するが、第1のULサブスロットと第1のDLスロットとの間のあらかじめ決定された重複条件が満たされるのかどうかについて決定が行われる。態様では、第1のULサブスロットと第1のDLスロットとの間のあらかじめ決定された重複条件は、第1のULサブスロットが第1のDLスロットと重複するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロット(たとえば、最も高いインデックス(index)をもつULサブスロット)であるのかどうかを含む。代替的に、第1のULサブスロットと第1のDLスロットとの間のあらかじめ決定された重複条件は、第1のULサブスロットが第1のDLスロット内で終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうかを含む。態様では、DLスロットのいずれかがULサブスロットのセット中のULサブスロットのいずれかに重複するとの重複条件をULサブスロットのセット中のULサブスロットのいずれかが満たすのかどうかを決定するために同じプロシージャが使用される。
【0104】
[00107] 態様では、第1のULサブスロットと第1のDLスロットとの間のあらかじめ決定された重複条件が満たされたと決定されるとき、UEは、第1のDLスロット中で候補PDSCH受信機会のセットを決定するためのプロシージャを実施し、ここで、プロシージャは、TDRA候補がULサブスロットのセット中のULサブスロットのいずれかに入らない(またはすべてから外れる)シンボルで終了するとき第1のDLスロットが構成されるTDRA候補のセットからTDRA候補を除去することを含む。いくつかの態様では、第1のDLスロットのTDRA候補のセットは、半静的なULシンボルと重複するTDRA候補を除去し、第1のDLスロット内の他のTDRA候補と重複するTDRA候補を除去すること(たとえば、レガシーTDRAプルーニング)によってさらにトリムされる。TDRA候補の残りのセットは、第1のDLスロット中に候補PDSCH受信機会のセットを生成するために使用される。態様では、第1のDLスロット中の候補PDSCH受信機会のセットは、HARQフィードバックCBが生成されることになる候補PDSCH受信機会のセットを生成するためにULサブスロットのセット中のULサブスロットと重複する他のDLスロット中の候補PDSCH受信機会のセットに追加される。
【0105】
[00108] 態様では、UEは、PDSCH受信機会の全体的なセットに基づいてHARQフィードバックCBを生成または構築する。いくつかの態様では、HARQフィードバックCBは、上記で説明されたように、候補PDSCH受信機会のセット中の各候補PDSCH受信機会のための1つまたは複数のHARQフィードバックビットを含む。諒解されるように、PDSCH受信機会の全体的なセットに基づいてHARQフィードバックCBを生成することは、UL/DLスロットの不整列、部分的な重複、または条件チェックがある場合でも、候補PDSCH受信機会のセットを決定するためのプロシージャがDL/ULスロットに対して実施されることになるDLスロットおよび/またはULサブスロットを決定するときに重複条件が存在するのかどうかを考慮するので、(たとえば、UL/DLの長さがお互いの倍数でない、条件チェックのためにあらゆるスロット中でHARQフィードバックを送信することをUEが許可しない、UL/DLの不整列による大きい冗長性など)HARQフィードバックコードブックの生成のための現在の手法を用いて問題に対処するHARQフィードバックCB技法を提供する。
【0106】
[00109] 図6は、本開示の一態様を実装するために実行される例示的なブロックを示すブロック図である。また、例示的なブロックは、図8に示されているようにUE115に関して説明される。図8は、本開示の一態様に従って構成されたUE115を示すブロック図である。UE115は、図2のUE115について示されるように、構造と、ハードウェアと、構成要素とを含む。たとえば、UE115は、メモリ282に記憶された論理またはコンピュータ命令を実行するように動作し、ならびにUE115の特徴と機能とを与えるUE115の構成要素を制御するコントローラ/プロセッサ280を含む。UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、ワイヤレス無線機801a~rとアンテナ252a~rとを介して信号を送信および受信する。ワイヤレス無線機801a~rは、UE115について図2に示されているように、変調器/復調器254a~rと、MIMO検出器256と、受信プロセッサ258と、送信プロセッサ264と、TX MIMOプロセッサ266とを含む、様々な構成要素およびハードウェアを含む。
【0107】
[00110] さらに、例示的なブロックはまた、図7Aに示されている図および図7Bに示されている図に関して説明されることになる。図7Aは、本開示の態様による、TDRA候補を含むDLスロット構成の一例を示す図である。特に、図7Aは、基地局105がUE115へのPDSCHの送信をスケジュールし得るTDRA候補の数を指定するDLスロット構成700を示す。態様では、TDRA候補のセットは、UE115の前の構成に基づいてUE115によって決定され得るかまたはUE115に基地局105によって示され得る。図7Aに示されている特定の例では、DLスロット構成700は、UE115のためのDLスロットが構成され得る6つのTDRA710~715を指定し得る。わかるように、DLスロットは14個のシンボルを含み得る。この例では、TDRA候補710は、最初の2つのシンボルを占有し得、TDRA候補711は、シンボル1~13を占有し得、TDRA候補712は、シンボル0~3を占有し得、TDRA候補713は、シンボル2~5を占有し得、TDRA候補714は、シンボル8および9を占有し得、TDRA候補715は、シンボル8~13を占有し得る。
【0108】
[00111] 図7Bは、本開示の態様による、サブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックコードブックの生成の一例を示す図である。特に、図7Bは、ULスロット760が14個のシンボルを含み得るUE115のための構成を示し、SCS=15KHzおよびサブスロット長=2つのシンボルで構成され得る。この例では、ULスロット760は、7つのサブスロット0~6を含み得る。この例では、(本明細書では、それぞれ、スロット0およびスロット1とも呼ばれる)DLスロット750および751は、14個のシンボルを含むようにそれぞれ構成され得るが、SCS=30KHzで構成され得、その場合、ULスロット760の各ULシンボルは、DLスロット750および751の2つのDLシンボルに重複する(たとえば、1つのULシンボルの持続時間は、2つのDLシンボルのアグリゲートされた持続時間に等しくなる)。この例では、ULスロット760は、ダウンリンクスロット750および751の両方に重複し得る。この例では、UE115は、K1のセット={2,3,4,5}で構成され得る。
【0109】
[00112] ブロック600において、UE(たとえば、UE115)は、ULスロットの複数のULサブスロットのULサブスロット中で基地局(たとえば、基地局105)に送信されることになるフィードバックCB(たとえば、HARQフィードバックCB)を生成することを決定する。そのような動作のための機能を実装するために、UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、メモリ282中に記憶されたフィードバック生成論理(feedback generation logic)802を実行する。フィードバック生成論理802の実行環境を通して実装される機能は、UE115が、本明細書の様々な態様に従ってフィードバックCBの生成動作を実施することを可能にする。たとえば、UE115は、ULスロット760のULサブスロット6中でHARQフィードバックCBを送信することを決定し得る。
【0110】
[00113] ブロック601において、UE115は、HARQフィードバックCBが送信されることになるULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得する。そのような動作のための機能を実装するために、UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、メモリ282中に記憶されたK1 ULサブスロットセット生成器(sub-slots set generator)803を実行する。K1 ULサブスロットセット生成器803の実行環境を通して実装される機能は、UE115が、本明細書の様々な態様に従ってHARQフィードバックCBが送信されることになるULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得および/または生成するための動作を実施することを可能にする。態様では、ULサブスロットのセット中のULサブスロットの各々は、HARQフィードバックCBが送信されることになるULサブスロットに対してK1値のセットのうちの対応するK1値によって決定され得る。たとえば、K1のセット={2,3,4,5}の場合、UE115は、(サブスロット6-2=サブスロット4であることに基づいてk1=2であることに対応する)ULサブスロット4と、(サブスロット6-3=サブスロット3であることに基づいてk1=3であることに対応する)ULサブスロット3と、(サブスロット6-4=サブスロット2であることに基づいてk1=4であることに対応する)ULサブスロット2と、(サブスロット6-1=サブスロット1であることに基づいてk1=5であることに対応する)ULサブスロット1とを含み得るULサブスロットのセットを決定し得る。この例では、ULサブスロットのセットは、{ULサブスロット1,ULサブスロット2,ULサブスロット3,ULサブスロット4}を含み得る。
【0111】
[00114] ブロック602において、UE115は、ULサブスロットのセット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定する。本明細書で使用する現在のDLスロットおよび/または現在のULサブスロットは、反復ループに関して現在のDLスロットおよび/または現在のULサブスロットを指すことがあることに留意されたい。したがって、現在のDLスロットおよび/または現在のULサブスロットは、反復プロセスまたはループにおいて現在処理されているDLスロットおよび/またはULサブスロットを指すことがある。同様に、次のDLスロット(next DL slot)および/または次のULサブスロットは、次の反復において、次の反復プロセスまたはループにおいてなど、次に処理されることになるDLスロットおよび/またはULサブスロットを指すことがある。そのような動作のための機能を実装するために、UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、メモリ282中に記憶された重複決定マネージャ(overlap determination manager)804を実行する。重複決定マネージャ804の実行環境を通して実装される機能は、UE115が、本明細書の様々な態様に従ってULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定するための動作を実施することを可能にする。態様では、現在のULサブスロットは、セットK1中のk1値のうちの1つに関連付けられ得、UE115は、降順または昇順でセットK1値中のk1値のすべてを通ってループし得る。態様では、現在のDLスロットは、時間領域リソース割振り(TDRA)候補のセットで構成され得る。態様では、現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットと重複するのかどうかを決定することを含む。このようにして、現在のULサブスロットが現在のDLスロットと重複するのかどうかの決定は、セットK1のすべての構成されたk1値に関連するループの部分であり得る。たとえば、UE115は、降順または昇順でK1={2,3,4,5}中のk1値を通してループし、ULサブスロット1に対応し得るk1=5で開始し得、現在のDLスロット(たとえば、DLスロット0)がULサブスロット1と重複するのかどうかを決定し得る。特に、本開示の態様がまた、HARQフィードバックCBが生成されることになるPDSCH受信候補のセットを決定するためのプロセスにおいてULサブスロットのセットのうちのULサブスロットのいずれかと重複するDLスロットを通してループする機能を提供することに留意されたい。たとえば、態様は、各ULサブスロットを通して(たとえば、表1に示されている擬似コード中の外側のwhileループを)ループする機能を提供する。次いで、別のループ(たとえば、表1に示されている擬似コード中の内側のwhileループ)を通して、現在のULサブスロットが固定され得、プロセスは、(たとえば、ULサブスロットのセット中の任意のULサブスロットと重複するDLスロットの代わりに)現在のULサブスロットと重複し得るDLスロットを通してループする。態様では、外側のwhileループがこれらの他のDLスロットと重複する別のULサブスロットに移動すると、他のDLスロットが考慮され得る。
【0112】
[00115] 態様では、現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットと重複する間に、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかをUE115が決定することを含み得る。たとえば、UE115は、DLスロット0がULサブスロット1と重複する間に、ULサブスロット1がDLスロット0とのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定し得る。態様では、DLスロット0とULサブスロット1との間のあらかじめ決定された重複条件は、ULサブスロット1がDLスロット0と重複するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうかを含み得る。代替的に、DLスロット0とULサブスロット1との間のあらかじめ決定された重複条件は、ULサブスロット1がDLスロット0の持続時間内に終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうかを含み得る。この場合、ULサブスロット2とULサブスロット3との両方がDLスロット0に重複し、ULサブスロットのセット中で後に発生するので、ULサブスロット1は、DLスロット0に重複するULサブスロットのセット{ULサブスロット1,ULサブスロット2,ULサブスロット3,ULサブスロット4}中の最後のULサブスロットではない。代替的に、ULサブスロット2も、DLスロット0内で終了し、ULサブスロットのセット中で後に発生するので、ULサブスロット1は、DLスロット0内で終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットではない。したがって、この例では、ULサブスロット1は、DLスロット0とのあらかじめ決定された重複条件を満たさない。
【0113】
[00116] 態様では、ULサブスロット1がDLスロット0とのあらかじめ決定された重複条件を満たさないので、UE115は、ULサブスロット1に基づいて関連するDLスロット(たとえば、DLスロット0)についてTDRA決定を実施する(たとえば、候補PDSCH受信機会のセットを生成する)ためにULサブスロット1を考慮しないことがある(たとえば、ULサブスロット1をスキップし得る)。この場合、UE115は、DLスロットインデックスを増分し得、これは、次のDLスロット、たとえば、DLスロット1に進み得る。態様では、UE115は、DLスロット1とULサブスロット1とが重複するのかどうかを決定し得る。DLスロット1とULサブスロット1とが重複しないので、UE115は、DLスロットカウンタを(DLスロット0に)リセットし得、ULサブスロットカウンタを増分して、降順または昇順でK1セット中の次のk1値(たとえば、k1=4)に進み得る。この場合、k1=4に対応する次のULサブスロットは、ULサブスロット2であり得る。
【0114】
[00117] 態様では、UE115は、ULサブスロット2に上記で説明されたのと同じプロシージャを適用し得る。これらの態様では、UE115は、DLスロット0がULサブスロット2と重複する間に、ULサブスロット2がDLスロット0とのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定し得る。この場合、ULサブスロット3がDLスロット0と重複し、ULサブスロットのセット中で後に発生するので、ULサブスロット2は、DLスロット0と重複するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットではない。この条件に基づいて、ULサブスロット2はDLスロット0とのあらかじめ決定された重複条件を満たさず、UE115は、ULサブスロット2に基づいてDLスロット0について(たとえば、候補PDSCH受信機会のセットを生成する)TDRA決定を実施するためにULサブスロット2を考慮しないことがある(たとえば、ULサブスロット2をスキップし得る)。
【0115】
[00118] しかしながら、代替態様では、上記のように、あらかじめ決定された重複条件は、ULサブスロット2がDLスロット0の持続時間内に終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうかを決定することを含み得る。この例では、次のULサブスロット(たとえば、ULサブスロット3)がDLスロット0内で終了しないので、ULサブスロット2は、DLスロット0内で終了するULサブスロットのセット中で最後のULサブスロットである。これらの態様では、DLスロット0とのあらかじめ決定された重複条件を満たすULサブスロット2に基づいて、UE115は、DLスロット0について(たとえば、候補PDSCH受信機会のセットを生成するために)TDRA決定を実施し得る。DLスロットのための候補PDSCH受信機会のセットを生成するためのプロシージャの詳細について、以下でより詳細に説明する。
【0116】
[00119] 態様では、UE115は、再び、DLスロットインデックスを増分し得、これは、次のDLスロット、たとえば、DLスロット1に進み得、DLスロット1とULサブスロット2とが重複しないと決定し得る。UE115は、DLスロットカウンタを(DLスロット0に)リセットし得、ULサブスロットカウンタを増分して、降順または昇順でK1セット中の次のk1値(たとえば、k1=3)に進み得る。この場合、k1=3に対応する次のULサブスロットは、ULサブスロット3であり得る。
【0117】
[00120] 態様では、UE115は、ULサブスロット3に上記で説明されたのと同じプロシージャを適用し得る。特に、UE115は、DLスロット0がULサブスロット3と重複する間に、ULサブスロット3がDLスロット0とのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定し得る。この場合、ULサブスロット3は、DLスロット0に重複するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットである。この条件に基づいて、ULサブスロット3はDLスロット0とのあらかじめ決定された重複条件を満たし、UE115は、ULサブスロット3に基づいてDLスロット0について(たとえば、候補PDSCH受信機会のセットを生成する)TDRA決定を実施するためにULサブスロット3を考慮し得る(たとえば、ULサブスロット3をスキップしないことがある)。
【0118】
[00121] あらかじめ決定された重複条件のための第1のオプション(たとえば、ULサブスロットがDLスロット0と重複するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうか)が使用されるとき、DLスロット0は、ULサブスロット1および2に基づいて候補PDSCH受信機会のセットを生成するために処理されないことがあるが、DLスロット0が、ULサブスロット3に基づいて候補PDSCH受信機会のセットを生成するために処理され得ることに留意されたい。一方、あらかじめ決定された重複条件のための第2のオプション(たとえば、ULサブスロットがDLスロット0内で終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうか)が使用されるとき、DLスロット0は、ULサブスロット1および3に基づいて候補PDSCH受信機会のセットを生成するために処理されないことがあるが、DLスロット0が、ULサブスロット2に基づいて候補PDSCH受信機会のセットを生成するために処理され得ることに留意されたい。
【0119】
[00122] 態様では、UE115は、再び、DLスロットインデックスを増分し得、これは、次のDLスロット、たとえば、DLスロット1に進み得、DLスロット1とULサブスロット3とが重複すると決定し得る。この場合、UE115は、Dlスロット1に対するULサブスロット3に上記で説明されたのと同じプロシージャを適用し得る。特に、UE115は、DLスロット1がULサブスロット3と重複する間に、ULサブスロット3がDLスロット1とのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定し得る。この場合、ULサブスロット4がまたDLスロット1と重複し、ULサブスロットのセット中で後に発生するので、ULサブスロット3は、DLスロット1と重複するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットではない。これに基づいて、UE115は、ULサブスロット3がDLスロット1とのあらかじめ決定された重複条件を満たさないと決定し得る。代替的に、UE115は、ULサブスロット4も、DLスロット1内で終了し、ULサブスロットのセット中で後に発生するので、ULサブスロット3がDLスロット1内で終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットでないと決定し得る。したがって、この代替の下では、UE115は、ULサブスロット3がDLスロット1とのあらかじめ決定された重複条件を満たさないと決定し得る。したがって、UE115は、ULサブスロット3に基づいてDLスロット1について(たとえば、候補PDSCH受信機会のセットを生成する)TDRA決定を実施するためにULサブスロット3を考慮しないことがある(たとえば、ULサブスロット3をスキップし得る)。
【0120】
[00123] UE115は、DLスロットカウンタを(DLスロット0に)リセットし得、ULサブスロットカウンタを増分して、降順または昇順でK1セット中の次のk1値(たとえば、k1=2)に進み得る。この場合、k1=2に対応する次のULサブスロットは、ULサブスロット4であり得る。
【0121】
[00124] 態様では、UE115は、ULサブスロット4に上記で説明されたのと同じプロシージャを適用し得る。特に、UE115は、DLスロット1がULサブスロット4と重複する間に、ULサブスロット4がDLスロット1とのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定し得る。この場合、ULサブスロット4は、DLスロット1に重複するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットである。この条件に基づいて、ULサブスロット4はDLスロット1とのあらかじめ決定された重複条件を満たし、UE115は、ULサブスロット4に基づいてDLスロット1について(たとえば、候補PDSCH受信機会のセットを生成する)TDRA決定を実施するためにULサブスロット4を考慮し得る(たとえば、ULサブスロット4をスキップしないことがある)。
【0122】
[00125] 代替的に、あらかじめ決定された重複条件は、ULサブスロット4がDLスロット1の持続時間内に終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうかを決定することを含み得る。この例では、ULサブスロット4は、DLスロット1内で終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットである。これらの態様では、DLスロット1とのあらかじめ決定された重複条件を満たすULサブスロット4に基づいて、UE115は、DLスロット1について(たとえば、候補PDSCH受信機会のセットを生成するために)TDRA決定を実施し得る。DLスロットのための候補PDSCH受信機会のセットを生成するためのプロシージャの詳細について、以下でより詳細に説明する。
【0123】
[00126] あらかじめ決定された重複条件のための第1のオプション(たとえば、ULサブスロットがDLスロット0と重複するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうか)が使用されるとき、またはあらかじめ決定された重複条件のための第2のオプション(たとえば、ULサブスロットがDLスロット0内で終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうか)が使用されるときのいずれかのときに、DLスロット1がULサブスロット3に基づいて候補PDSCH受信機会のセットを生成するために処理されないことがあることに留意されたい。しかしながら、いずれかのオプションが使用されるとき、ULサブスロット4がいずれかの条件を満たすので、DLスロット1は、ULサブスロット4に基づいて候補PDSCH受信機会のセットを生成するために処理され得る。
【0124】
[00127] ブロック603において、UE115は、現在のDLスロットのTDRA候補のセットと現在のDLスロットが現在のULサブスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすかまたは現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成する。そのような動作のための機能を実装するために、UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、メモリ282中に記憶されたPDSCH機会セットマネージャ()805を実行する。PDSCH機会セットマネージャ805の実行環境を通して実装される機能は、UE115が本明細書の様々な態様に従って現在のDLスロットのTDRA候補のセットと現在のDLスロットが現在のULサブスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすかまたは現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成するための動作を実施することを可能にする。
【0125】
[00128] ブロック604において、UE115は、PDSCH受信機会のセットに基づいてHARQフィードバックCBを構築する。態様では、PDSCH受信機会のセットに基づいてHARQフィードバックCBを構築することは、HARQフィードバックCB中にPDSCH受信機会のセット中の各候補PDSCH受信機会のためのフィードバックビットを含めることを含む。
【0126】
[00129] 態様では、HARQフィードバックCBが生成される現在のDLスロットのTDRA候補のセットと現在のDLスロットが現在のULサブスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすかまたは現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいて候補PDSCH受信機会のセットを生成するための上記のプロシージャは、以下の表1に示されている擬似コードを使用して実装され得る。擬似コードは、説明のために提供され、いかなる形でも本開示を限定するものとして解釈されてはならないことを諒解されたい。また、上記で説明された技法が異なる擬似コードおよび/またはプログラムコードを使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0127】
【表1】
【0128】
[00130] 態様では、表1に示されている擬似コードを見るとわかるように、あらかじめ決定された重複条件はまた、ULサブスロットnUとDLスロットnDとの間に、UL BWPの変更またはDL BWPの変更のうちの1つまたは複数があるのかどうかについての決定を含み得る。これらの場合、UEは、PDSCH受信機会生成のための対応するDLスロットnDを省略し得る。
【0129】
[00131] 態様では、HARQフィードバックCBが生成されるPDSCH受信機会のセットを生成することは、上記で説明されたプロシージャに基づいてTDRA決定のために決定された各DLスロットのための候補PDSCH受信機会のセット中の各PDSCH受信機会のためのHARQフィードバックビットを多重化することを含み得る。たとえば、DLスロット0とDLスロット1との両方は、あらかじめ決定された重複条件がULサブスロットのセット中の少なくとも1つの関連するULサブスロットに満足することに基づいてTDRA決定のために識別される。態様では、DLスロット0のための候補PDSCH受信機会のセットが決定され得、DLスロット1のための候補PDSCH受信機会のセットも決定され得る。UE115は、HARQフィードバックCBがDLスロット0のための候補PDSCH受信機会のセットとDLスロット1のための候補PDSCH受信機会のセットとに基づいて生成されるPDSCH受信機会のセットを生成し得る。いくつかの態様では、UE115は、候補PDSCH受信機会のセット中の各候補PDSCH受信機会のためのHARQフィードバックビットを生成し得る。
【0130】
[00132] 態様では、DLスロットのためのTDRA決定を実施することは、候補PDSCH受信機会生成プロシージャを適用することを含み得る。態様では、特定のスロットのための候補PDSCH受信機会生成プロシージャは、DLスロット中のRRC構成されたTDRA候補のセットR中の各TDRA候補rについて、最初に、1つの半静的なULシンボルと少なくとも競合するセットRからすべてのTDRA候補rを除去することを含み得る。たとえば、(図7Aに示されているように)DLスロット構成700をもつDLスロット0およびDLスロット1の場合、セットRは、TDRA候補710~715を含み得る。この例では、セットR中のTDRA候補rがDLスロット0とDLスロット1とのどちらについてもULスロット760の半静的なULシンボルと競合しないと仮定され得る。したがって、この例では、TDRA候補は、DLスロット0またはDLスロット1についてTDRA候補710~715を含むセットRから除去されないことがある。したがって、候補PDSCH受信機会生成プロシージャの第1のステップの後に、DLスロット0のためのTDRA候補のセットは、TDRA候補710~715を含み、DLスロット1のためのTDRA候補のセットは、TDRA候補710~715を含む。
【0131】
[00133] 候補PDSCH受信機会生成プロシージャでは次に、UE115は、ULサブスロットのセット中のすべてのULサブスロットから外れるシンボルまたはそれらのいずれかに入らないシンボル中でTDRA候補rが終わるときセットR中のTDRA候補rを除去し得る。たとえば、上記で決定されたように、ULサブスロットのセット{ULサブスロット1,ULサブスロット2,ULサブスロット3,ULサブスロット4}が与えられれば、DLスロット0に関して、ULサブスロット1はDLスロット0のシンボル4~7と重複する。図7Aを見るとわかるように、TDRA713のみが、ULサブスロット1内に入るシンボル、すなわち、DLスロット0のシンボル5中で終了する。この同じ例では、ULサブスロット2はDLスロット0のシンボル8~11と重複する。図7Aを見るとわかるように、TDRA714のみが、ULサブスロット2内に入るシンボル、すなわち、DLスロット0のシンボル9中で終了する。ULサブスロット3は、DLスロット0のシンボル12および13(同じくDLスロット1のシンボル0および1)と重複する。図7Aを見るとわかるように、TDRA711および715が、ULサブスロット3内に入るシンボル、すなわち、DLスロット0のシンボル13中で終了する。この場合、DLスロット0に関して、TDRA713、714、711、および715がTDRA候補のセット中に保たれるが、TDRA710および712は除去される。したがって、候補PDSCH受信機会生成プロシージャの第2のステップの後に、DLスロット0のためのTDRA候補のセットは、TDRA候補711および713~715を含む。
【0132】
[00134] スロット1に関して、ULサブスロット3は、DLスロット1のシンボル0および1と重複する。図7Aを見るとわかるように、TDRA710のみが、ULサブスロット3内に入るシンボル、すなわち、DLスロット1のシンボル1中で終了する。ULサブスロット4はDLスロット1のシンボル2~5と重複する。図7Aを見るとわかるように、TDRA712および713が、ULサブスロット4内に入るシンボル、すなわち、DLスロット1のシンボル3および5中で終了する。この場合、DLスロット1に関して、TDRA710、712、および713がTDRA候補のセット中に保たれるが、TDRA711、714、および715は除去される。したがって、候補PDSCH受信機会生成プロシージャの第2のステップの後に、DLスロット1のためのTDRA候補のセットは、TDRA710、712、および713を含む。
【0133】
[00135] 候補PDSCH受信機会生成プロシージャでは次に、UE115は、上記で説明されたようにTDRAプルーニングまたはTDRAのグループ化を実施し得る。このステップでは、UE115は、TDRA候補711および713~715にTDRAプルーニングを適用することによってDLスロット0のためのPDSCH受信機会のセットを決定し得る。TDRA候補711および713~715の間に多くて2つの重複しないPDSCH受信機会があり得るので、TDRA候補711および713~715にTDRAプルーニングを適用することは2つのHARQフィードバックビットを生成し得る。UE115は、TDRA候補710、712、および713にTDRAプルーニングを適用することによってDLスロット1のためのPDSCH受信機会のセットを決定し得る。TDRA候補710、712、および713の間に多くて2つの重複しないPDSCH受信機会があり得るので、TDRA候補710、712、および713にTDRAプルーニングを適用することは2つのHARQフィードバックビットを生成し得る。
【0134】
[00136] DLスロット0および1に対する上記の候補PDSCH受信機会生成プロシージャに基づいて、UE115は、4つのHARQフィードバックビット(たとえば、DLスロット0のための2つのHARQフィードバックビットおよびDLスロット1のための2つのHARQフィードバックビット)を含むHARQフィードバックCBを生成し得る。
【0135】
[00137] 図7Cおよび図7Dは、本開示の態様による、サブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックCBの生成の一例を示す図である。図7Cは、本開示の態様による、TDRA候補を含むDLスロット構成の一例を示す図である。特に、図7Cは、基地局がUE115へのPDSCHの送信をスケジュールし得る6つのTDRA候補730~735を指定するDLスロット構成720を示す。図示のように、DLスロット構成720は、14個のシンボルを含み得る。
【0136】
[00138] 図7Dは、本開示の態様による、サブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックコードブックの生成の一例を示す図である。特に、図7Dは、ULスロット780および781がそれぞれ14個のシンボルを含み得るUE115のための構成を示し、SCS=15KHzおよびサブスロット長=7つのシンボルで構成され得る。この例では、ULスロット780および781の各々は、2つのサブスロット0および1を含み得る。この例では、DLスロット770および771はそれぞれ、14個のシンボルを含むように構成され得るが、SCS=15KHzで構成され得、これは、ULスロット780および781と同じSCSである(たとえば、1つのULシンボルの持続時間は、1つのDLシンボルの持続時間に等しくなる)。この例では、1つのULスロットは、1つのDLスロットに重複し得る。この例では、UE115は、K1のセット={1,2}で構成され得る。
【0137】
[00139] 態様では、UE115は、ULスロット781のサブスロット1中でHARQフィードバックCBを送信するように構成され得る。本明細書で開示される技法を適用することは、K1={1,2}に基づいてULサブスロットのセットSを決定することを含み得る。これは、セット{k1=1に関連するULスロット781のULサブスロット0,k1=2に関連するULスロット780のULサブスロット1}をもたらす。降順または昇順でセットK1={1,2}を通しておよびDLスロット780および781を通して反復またはループすると、ULスロット780のULサブスロット1について、上記で説明されたあらかじめ決定された重複条件がULスロット780のULサブスロット1とDLスロット770との間で満たされると決定され得る。それに応答して、候補PDSCH受信機会生成プロシージャが、上記で説明されたように、DLスロット770に適用され得る。候補PDSCH受信機会生成プロシージャを適用し、DLスロット770のDLシンボルが半静的なシンボルに重複しないと仮定すると、TDRA730、731、734、および735がULスロット780のULサブスロット1内のシンボル中で終了するので、これらのTDRAを含むTDRA候補のセットをもたらし得る。TDRA730、731、734、および735のセット中に重複しないTDRAがないので、多くて1つのPDSCH受信機会がこのセットのためにスケジュールされ得、したがって、1つのHARQフィードバックビットがDLスロット770のために生成される。ULスロット781のULサブスロット0に関して、上記で説明されたあらかじめ決定された重複条件がULスロット781のULサブスロット0とDLスロット771との間で満たされると決定され得る。それに応答して、候補PDSCH受信機会生成プロシージャが、上記で説明されたように、DLスロット771に適用され得る。候補PDSCH受信機会生成プロシージャを適用し、DLスロット771のDLシンボルが半静的なシンボルに重複しないと仮定すると、TDRA732および733がULスロット781のULサブスロット0内のシンボル中で終了するので、これらのTDRAを含むTDRA候補のセットをもたらし得る。TDRA732および733のセット中に重複しないTDRAがないので、多くて1つのPDSCH受信機会がこのセットのためにスケジュールされ得、したがって、1つのHARQフィードバックビットがDLスロット771のために生成される。
【0138】
[00140] DLスロット770および771に対する上記の候補PDSCH受信機会生成プロシージャに基づいて、UE115は、ULスロット781のサブスロット1中で送信されることになる2つのHARQフィードバックビット(たとえば、DLスロット770のための1つのHARQフィードバックビットおよびDLスロット771のための1つのHARQフィードバックビット)を含むHARQフィードバックCBを生成し得る。
【0139】
[00141] 1つまたは複数の態様では、1つまたは複数の態様に従ってワイヤレス通信システムにおいてサブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックコードブックの生成をサポートするための技法は、以下で説明される、または本明細書の他の場所で説明される、1つまたは複数の他のプロセスまたはデバイスに関して説明される任意の単一の態様または態様の任意の組合せなど、追加の態様を含む。第1の態様では、ワイヤレス通信システムにおいてサブスロットベースのタイプ1HARQフィードバックコードブックの生成をサポートすることは、ULスロットの複数のULサブスロットのうちのフィードバックULサブスロット中に基地局に送信されることになるフィードバックコードブックを生成すると決定することと、フィードバックULサブスロットとK1値のセットとに少なくとも部分的に基づいてULサブスロットのセットを取得することと、ULサブスロットのセット中の各ULサブスロットは、K1値のセットのうちの異なるK1値に関連付けられる、ULサブスロットのセット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することと、現在のDLスロットは、TDRA候補のセットで構成される、現在のDLスロットのTDRA候補のセットと現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成することと、PDSCH受信機会のセットに基づいてフィードバックコードブックを構築することとを決定するように構成される装置を含む。さらに、装置は、以下で説明されるように1つまたは複数の態様に従って実施または動作する。いくつかの実装形態では、装置は、UEなどのワイヤレスデバイスを含む。いくつかの実装形態では、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、このプロセッサに結合されたメモリとを含む。プロセッサは、装置に関して本明細書で説明される動作を実施するように構成される。いくつかの他の実装形態では、装置は、プログラムコードを記録した非一時的コンピュータ可読媒体を含み、プログラムコードは、装置に関して本明細書で説明される動作をコンピュータに実施させるためにコンピュータによって実行可能である。いくつかの実装形態では、装置は、本明細書で説明される動作を実施するように構成された1つまたは複数の手段を含む。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信の方法は、装置に関して本明細書で説明した1つまたは複数の動作を含む。
【0140】
[00142] 第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが現在のDLスロットと重複するのかどうかを決定することを含む。
【0141】
[00143] 第3の態様では、単独でまたは第1の態様もしくは第2の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、現在のULサブスロットが現在のDLスロットと重複するULサブスロットのセット中の最後のUEサブスロットであるのかどうかを決定することを含む。
【0142】
[00144] 第4の態様では、単独でまたは第1の態様から第3の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、現在のULサブスロットが現在のDLスロット内で終了するULサブスロットのセット中の最後のULサブスロットであるのかどうかを決定することを含む。
【0143】
[00145] 第5の態様では、単独でまたは第1の態様から第4の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、ULサブスロットのセット中のULサブスロットごとに、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットがあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することは、ULサブスロットのセット中で降順でULサブスロットごとに、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットがあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定することを含む。
【0144】
[00146] 第6の態様では、単独でまたは第1の態様から第5の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、フィードバックコードブックは、PDSCH受信機会のセット中の各候補PDSCH受信機会のための1つまたは複数のフィードバックビットを含む。
【0145】
[00147] 第7の態様では、単独でまたは第1の態様から第6の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、PDSCH受信機会のセットを生成することは、現在のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定に応答して、候補PDSCH受信機会生成プロシージャを適用することを含む。
【0146】
[00148] 第8の態様では、単独でまたは第7の態様と組み合わせて、候補PDSCH受信機会生成プロシージャは、TDRA候補のトリムされたセット(trimmed set)を生成するためにULサブスロットのセット中のすべてのULサブスロットから外れるシンボル中でTDRA候補が終了するときに現在のDLスロットのTDRA候補のセットからTDRA候補を除去することを含む。
【0147】
[00149] 第9の態様では、単独でまたは第7の態様から第8の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、候補PDSCH受信機会生成プロシージャは、TDRA候補のトリムされたセットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成することを含む。
【0148】
[00150] 第10の態様では、単独でまたは第7の態様と組み合わせて、候補PDSCH受信機会生成プロシージャは、現在のDLスロット内のTDRA候補が複数のULサブスロットの少なくとも1つのULサブスロット中の少なくとも1つの半静的なULシンボルと競合するときに現在のDLスロットのTDRA候補のセットからTDRA候補を除去することを含む。
【0149】
[00151] 第11の態様では、単独でまたは第7の態様と組み合わせて、候補PDSCH受信機会生成プロシージャは、TDRA候補が現在のDLスロット内の別のTDRA候補と重複するときに現在のDLスロットのTDRA候補のセットからTDRA候補を除去することを含む。
【0150】
[00152] 第12の態様では、単独でまたは第1の態様から第11の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1の態様の技法は、ULサブスロットのセット中の次のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定すること、次のULサブスロットは、現在のULサブスロットに関連するK1値よりも小さいK1値に関連付けられる、を含む。
【0151】
[00153] 第13の態様では、単独でまたは第12の態様と組み合わせて、次のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすとき、現在のULサブスロットは、現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たさない。
【0152】
[00154] 第14の態様では、単独でまたは第12の態様から第13の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1の態様の技法は、次のULサブスロットが現在のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすときに現在のDLスロットのTDRA候補のセットに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成することを含む。
【0153】
[00155] 第15の態様では、単独でまたは第1の態様から第14の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1の態様の技法は、ULサブスロットのセット中の現在のULサブスロットが次のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定すること、次のDLスロットは、現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、を含む。
【0154】
[00156] 第16の態様では、単独でまたは第15の態様と組み合わせて、第1の態様の技法は、次のDLスロットのために構成されたTDRA候補のセット(たとえば、構成されたおよび/またはUEに示された次のDLスロットのためのTDRA候補のセット)と、現在のDLスロットのTDRA候補のセットと、現在のULサブスロットが次のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成することを含む。
【0155】
[00157] 第17の態様では、単独でまたは第1の態様から第16の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1の態様の技法は、ULサブスロットのセット中の次のULサブスロットが次のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすのかどうかを決定すること、次のULサブスロットは、現在のULサブスロットに関連するK1値よりも小さいK1値に関連付けられる、次のDLスロットは、現在のDLスロットよりも高いインデックスを有する、を含む。
【0156】
[00158] 第18の態様では、単独でまたは第17の態様と組み合わせて、次のULサブスロットが次のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすとき、現在のULサブスロットは、次のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たさない。
【0157】
[00159] 第19の態様では、単独でまたは第17の態様から第18の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、第1の態様の技法は、次のDLスロットのTDRA候補のセットと、現在のDLスロットのTDRA候補のセットと、次のULサブスロットが次のDLスロットとのあらかじめ決定された重複条件を満たすという決定とに少なくとも部分的に基づいてPDSCH受信機会のセットを生成することを含む。
【0158】
[00160] 第20の態様では、単独でまたは第1の態様から第19の態様のうちの1つまたは複数と組み合わせて、ULスロットの持続時間は、現在のDLスロットの持続時間とは異なる。
【0159】
[00161] 当業者は、情報および信号が、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを理解するであろう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0160】
[00162] 図6中の機能ブロックおよびモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを備え得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、例の中でも、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、および/または関数を意味すると広く解釈されたい。
【0161】
[00163] さらに、本明細書の開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを、当業者は諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概してそれらの機能に関して上記で説明された。そのような機能がハードウェアとして実装されるのかソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の判断は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。当業者はまた、本明細書で説明された構成要素、方法、または相互作用の順序あるいは組合せは例にすぎないこと、および本開示の様々な態様の構成要素、方法、または相互作用は、本明細書で例示され、説明されたもの以外の方法で組み合わせられるかまたは実施され得ることを容易に認識するであろう。
【0162】
[00164] 本明細書の開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0163】
[00165] 本明細書の開示に関して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に具現されるか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで具現されるか、またはその2つの組合せで具現され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に常駐し得る。ASICはユーザ端末内に常駐し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別構成要素として常駐し得る。
【0164】
[00166] 1つまたは複数の例示的な設計では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。コンピュータ可読記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、接続はコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、またはデジタル加入者線(DSL)を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、またはDSLは、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含めるべきである。
【0165】
[00167] 特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、2つ以上の項目の列挙中で使用されるとき、列挙された項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙された項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成が、構成要素A、B、および/またはCを含んでいると記述されている場合、その組成は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの組合せ、AとCの組合せ、BとCの組合せ、またはAとBとCの組合せを含んでいることがある。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)あるいはそれらの任意の組合せにおけるこれらのいずれかを意味するような選言的列挙を示す。
【0166】
[00168] 本開示についての以上の説明は、いかなる当業者も本開示を作成または使用することができるように与えられる。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるものではなく、本明細書で開示された原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図7D
図8
【国際調査報告】