(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-19
(54)【発明の名称】媒質セグメント、エアロゾル発生物品、及びこれを含むシステム
(51)【国際特許分類】
A24D 1/20 20200101AFI20240412BHJP
A24D 1/02 20060101ALI20240412BHJP
A24D 3/04 20060101ALI20240412BHJP
A24D 3/17 20200101ALI20240412BHJP
A24F 40/20 20200101ALI20240412BHJP
A24F 40/465 20200101ALI20240412BHJP
【FI】
A24D1/20
A24D1/02
A24D3/04
A24D3/17
A24F40/20
A24F40/465
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023566894
(86)(22)【出願日】2022-10-27
(85)【翻訳文提出日】2023-11-10
(86)【国際出願番号】 KR2022016516
(87)【国際公開番号】W WO2023128195
(87)【国際公開日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】10-2021-0190969
(32)【優先日】2021-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コ、ウォンヨウン
(72)【発明者】
【氏名】バエ、ヒュン ジン
(72)【発明者】
【氏名】ソン、ギホ
【テーマコード(参考)】
4B045
4B162
【Fターム(参考)】
4B045AA50
4B045AB11
4B045AB16
4B045BA08
4B045BC16
4B045BC23
4B162AA03
4B162AA22
4B162AB12
4B162AC10
4B162AC12
4B162AC14
4B162AC22
4B162AC41
(57)【要約】
一実施形態によれば、媒質セグメントは、エアロゾル発生物品用媒質セグメントであって、媒質、熱源を含んで前記媒質を囲む発熱ラッパー、及び前記発熱ラッパーを囲む断熱ラッパーを含む。一実施形態において、前記断熱ラッパーは約40g/m
2~約80g/m
2の坪量を有する。一実施形態において、前記断熱ラッパーは約60μm~約120μmの厚さを有する。一実施形態において、前記発熱ラッパーは、前記媒質を囲む第1ラッパーと、前記第1ラッパーを囲む第2ラッパーとをさらに含み、前記熱源は、前記第1ラッパーと前記第2ラッパーとの間に位置する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生物品用媒質セグメントであって、
媒質と、
熱源を含んで前記媒質を囲む発熱ラッパーと、
前記発熱ラッパーを囲む断熱ラッパーと、
を含む、媒質セグメント。
【請求項2】
前記断熱ラッパーは約40g/m
2~約80g/m
2の坪量を有する、請求項1に記載の媒質セグメント。
【請求項3】
前記断熱ラッパーは約60μm~約120μmの厚さを有する、請求項1に記載の媒質セグメント。
【請求項4】
前記発熱ラッパーは、
前記媒質を囲む第1ラッパーと、
前記第1ラッパーを囲む第2ラッパーと、
をさらに含み、
前記熱源は、前記第1ラッパーと前記第2ラッパーとの間に位置する、請求項1に記載の媒質セグメント。
【請求項5】
前記発熱ラッパーは前記媒質を囲むラッパーをさらに含み、前記熱源は前記媒質と前記ラッパーとの間に位置したり前記ラッパーの外側に位置する、請求項1に記載の媒質セグメント。
【請求項6】
前記熱源はサセプタ物質を含む、請求項1に記載の媒質セグメント。
【請求項7】
フィルタを含む第1セグメントと、
前記第1セグメントの下流に位置する第2セグメントと、
を含み、
前記第2セグメントは媒質セグメントを含み、
前記媒質セグメントは、
媒質と、
熱源を含んで前記媒質を囲む発熱ラッパーと、
前記発熱ラッパーを囲む断熱ラッパーと、
を含む、エアロゾル発生物品。
【請求項8】
前記第2セグメントの下流に位置してエアロゾルを冷却するように構成された第3セグメントをさらに含む、請求項7に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項9】
前記第3セグメントの下流に位置してフィルタを含む第4セグメントをさらに含む、請求項8に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項10】
フィルタを含む第1セグメント及び前記第1セグメントの下流に位置する第2セグメントを含み、前記第2セグメントは媒質セグメントを含み、前記媒質セグメントは、媒質、熱源を含んで前記媒質を囲む発熱ラッパー、及び前記発熱ラッパーを囲む断熱ラッパーを含むエアロゾル発生物品と、
第1ハウジング、前記第1ハウジング内に位置し、前記エアロゾル発生物品を収容するように構成された第2ハウジング、及び前記第2ハウジング周辺に位置して前記第2セグメントを加熱するように構成されたヒーターを含むエアロゾル発生装置と、
を含む、エアロゾル発生システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、媒質セグメント、エアロゾル発生物品、及びこれを含むシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル発生物品(例えば、巻タバコ)から非燃焼方式でエアロゾルを発生させるエアロゾル発生装置が開発されている。例えば、公開特許公報第10-2019-0119465号は、エアロゾル発生装置を開示している。前述した背景技術は、本開示の導出過程で保持したり習得したものであって、必ず本開示の出願前に一般公衆に公開された公知技術とは言えない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示の一様態は、媒質の加熱効率を向上させる媒質セグメント、エアロゾル発生物品、及びこれを含むシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態によれば、媒質セグメントは、エアロゾル発生物品用媒質セグメントであって、媒質と、熱源を含んで前記媒質を囲む発熱ラッパーと、前記発熱ラッパーを囲む断熱ラッパーとを含む。
【0005】
一実施形態において、前記断熱ラッパーは約40g/m2~約80g/m2の坪量を有することができる。
【0006】
一実施形態において、前記断熱ラッパーは約60μm~約120μmの厚さを有することができる。
【0007】
一実施形態において、前記発熱ラッパーは、前記媒質を囲む第1ラッパーと、前記第1ラッパーを囲む第2ラッパーとをさらに含み、前記熱源は、前記第1ラッパーと前記第2ラッパーとの間に位置することができる。
【0008】
一実施形態において、前記発熱ラッパーは前記媒質を囲むラッパーをさらに含み、前記熱源は前記媒質と前記ラッパーとの間に位置したり前記ラッパーの外側に位置することができる。
【0009】
一実施形態において、前記熱源はサセプタ物質を含むことができる。
【0010】
一実施形態において、エアロゾル発生物品は、フィルタを含む第1セグメントと、前記第1セグメントの下流に位置する第2セグメントとを含み、前記第2セグメントは媒質セグメントを含み、前記媒質セグメントは、媒質と、熱源を含んで前記媒質を囲む発熱ラッパーと、前記発熱ラッパーを囲む断熱ラッパーとを含むことができる。
【0011】
一実施形態において、エアロゾル発生物品は、前記第2セグメントの下流に位置してエアロゾルを冷却するように構成された第3セグメントをさらに含むことができる。
【0012】
一実施形態において、エアロゾル発生物品は、前記第3セグメントの下流に位置してフィルタを含む第4セグメントをさらに含むことができる。
【0013】
一実施形態において、エアロゾル発生システムは、フィルタを含む第1セグメント及び前記第1セグメントの下流に位置する第2セグメントを含み、前記第2セグメントは媒質セグメントを含み、前記媒質セグメントは、媒質、熱源を含んで前記媒質を囲む発熱ラッパー、及び前記発熱ラッパーを囲む断熱ラッパーを含むエアロゾル発生物品と、第1ハウジング、前記第1ハウジング内に位置し、前記エアロゾル発生物品を収容するように構成された第2ハウジング、及び前記第2ハウジング周辺に位置して前記第2セグメントを加熱するように構成されたヒーターを含むエアロゾル発生装置とを含むことができる。
【発明の効果】
【0014】
一実施形態によれば、媒質の加熱効率が増加し得る。一実施形態によれば、媒質の加熱速度を増加させて媒質の予熱時間を低減することができる。一実施形態によれば、媒質を加熱するためのエアロゾル発生装置の消耗電力を低減して装置の発熱を低減することができる。一実施形態によれば、エアロゾル発生装置の清掃を手軽に行うことができる。一実施形態によれば、媒質を構成する物質が外側に漏れる可能性を低減することができる。一実施形態に係る媒質セグメント、エアロゾル発生物品、及びこれを含むシステムの効果は、以上で言及されたものなどに限定されず、言及されない異なる効果は、下記の記載によって当業者にとって明確に理解できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
本開示の特定の実施形態の上述した、そして他の様態、特徴、及び利点は、添付の図面を参照して以下の詳細な説明から明白になるのであろう。
【
図1】一実施形態に係るエアロゾル発生システムの図である。
【
図2】一実施形態に係るエアロゾル発生物品の図である。
【
図3】一実施形態に係る媒質セグメントの図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付の図面を参照して実施形態について詳説する。しかし、本明細書で開示する特定の構造的又は機能的な説明は単に実施形態を説明するための目的として例示したものであり、実施形態は様々な異なる形態で実施され、本発明は本明細書で説明した実施形態に限定されるものではない。実施形態に対する全ての変更、均等物または代替物が権利範囲に含まれているものと理解されなければならない。
【0017】
実施形態で用いられる用語は、単に、説明を目的として使用されたものであり、限定しようとする意図として解釈されることはない。単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味をもたない限り複数の表現を含む。本明細書において、「含む」又は「有する」等の用語は明細書上に記載した特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はこれらを組み合わせたものが存在することを示すものであって、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれを組み合わせたものなどの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解しなければならない。
【0018】
異なるように定義されない限り、技術的であるか又は科学的な用語を含むここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであって、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0019】
また、添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関係なく、同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略することにする。実施形態の説明において、関連する公知技術に対する具体的な説明が実施形態の要旨を不要に曖昧にするものと判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0020】
また、実施形態の構成要素を説明することにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものであり、その用語によって当該の構成要素の本質や順番、又は順序などが限定されない。いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されると記載されている場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接連結されたり接続されるが、各構成要素間で別の構成要素が「連結」、「結合」又は「接続」され得ると理解できるのであろう。
【0021】
いずれかの実施形態に含まれる構成要素と共通の機能を含む構成要素は、他の実施形態で同じ名称を用いて説明することにする。逆の記載がない以上、いずれかの実施形態に記載した説明は他の実施形態にも適用され、重複する範囲で具体的な説明は省略することにする。
【0022】
本文書で説明する「エアロゾル発生物質」は、エアロゾルを発生させ得る物質を意味する。エアロゾルは揮発性化合物を含む。エアロゾル発生物質は、固体又は液相であってもよい。例えば、固体のエアロゾル発生物質は、シートタバコ、刻みタバコ、再構成タバコなど、タバコ原料に基づいた固体物質を含み、液相のエアロゾル発生物質は、ニコチン、タバコ抽出物及び/又は多様な香味剤に基づいた液相組成物を含むことができる。エアロゾル発生物質は、可視的な煙及び/又はエアロゾルを安定的に形成するためにエアロゾル形成剤を含むことができる。
【0023】
本文書で説明される「エアロゾル発生装置」は、ユーザの口を介してユーザの肺に直接的に吸入可能なエアロゾルを発生させるために、エアロゾル発生物品を用いてエアロゾルを発生させる装置を意味する。
【0024】
本文書で説明される「上流」又は「上流方向」は、ユーザの口部から遠ざかる方向を意味し、「下流」又は「下流方向」は、ユーザの口部から近づく方向を意味する。上流及び下流の用語は、エアロゾル発生物品を構成している要素の相対的な位置を説明するために使用される。
【0025】
本文書で説明される「パフ(puff)」は、ユーザの吸入(inhalation)を意味する。吸入とは、ユーザの口や鼻を介してユーザの口腔内、鼻腔内又は肺に吸引する状況を意味する。
【0026】
本文書で説明される「長手方向」は、エアロゾル発生物品の長手方向の軸に対応する方向を意味する。
【0027】
図1は、一実施形態に係るエアロゾル発生システムの図である。
図2は、一実施形態に係るエアロゾル発生物品の図である。
図3は、一実施形態に係る媒質セグメントの図である。
【0028】
図1~
図3を参照すると、エアロゾル発生システム10は、エアロゾル発生物質を含むエアロゾル発生物品100、及びエアロゾル発生物品100からエアロゾルを発生させるように構成されたエアロゾル発生装置200を含む。
【0029】
一実施形態において、エアロゾル発生物品100は、複数のセグメント110,120,130,140を含む。例えば、エアロゾル発生物品100は、上流から下流に、第1セグメント110、第2セグメント120、第3セグメント130、及び第4セグメント140を含む。
【0030】
一実施形態において、第1セグメント110はフィルタを含んでもよい。一実施形態において、第1セグメント110は、アセチルセルローストウフィルタを含んでもよい。第1セグメント110は約10mmの長さを有してもよい。
【0031】
一実施形態において、第2セグメント120は媒質122を含む。媒質122は、エアロゾル発生物質、香り物質及び/又はその他のエアロゾルを発生させるために適切な任意の物質を含んでもよい。媒質122は、第1セグメント110と第3セグメント130との間で延びてもよい。媒質122は、第1セグメント110及び/又は第3セグメント130と少なくとも部分的に接触してもよい。媒質122は、第2セグメント120の内部(例えば、内側)に配置してもよい。媒質122は、第2セグメント120の中心部に配置してもよい。第2セグメント120は、約12mmの長さを有してもよい。
【0032】
一実施形態において、第2セグメント120は、発熱ラッパー124を含む。発熱ラッパー124は、媒質122を囲んで第2セグメント120の外部部分(例えば、周辺部)に配置してもよい。発熱ラッパー124は、媒質122と接触して媒質122を囲む第1ラッパー124A、第1ラッパー124Aを囲んで第1ラッパー124Aの外側に位置する第2ラッパー124C、及び第1ラッパー124Aと第2ラッパー124Cとの間に位置する熱源124Bを含んでいる。
【0033】
一実施形態において、発熱ラッパー124は、媒質122と接触して媒質122を囲む第1ラッパー124A、及び第1ラッパー124Aの外側に位置する熱源124Bを含む二重構造を有してもよい。
【0034】
一実施形態において、発熱ラッパー124は、媒質122と接触して媒質122を囲む熱源124B、及び熱源124Bの外側に位置する第2ラッパー124Cを含む二重構造を有してもよい。
【0035】
一実施形態において、熱源124Bは、少なくとも部分的にサセプタ物質を含んでもよい。例えば、熱源124Bは、磁気的にカップリング可能な金属(例えば、アルミニウム)を含んでもよい。
【0036】
一実施形態において、第1ラッパー124A及び第2ラッパー124Cは、熱源124Bで発生した熱を伝達するために適切な任意の材料から形成されてもよい。第1ラッパー124A及び第2ラッパー124Cは、少なくとも部分的に実質的に同じ材料で形成されてもよい。
【0037】
一実施形態において、第2セグメント120は断熱ラッパー126を含む。断熱ラッパー126は、発熱ラッパー124を囲んで第2セグメント120の外部部分に配置されてもよい。断熱ラッパー126は、発熱ラッパー124で発生した熱の外部流動を実質的に遮断することで、媒質122の加熱効率を向上させることができる。媒質122に対する熱効率の増加は、エアロゾル化の時間を減少させ、加熱速度を増加させ、エアロゾル発生装置200の発熱を低減することができる。また、エアロゾル発生装置200の予熱時間及び/又は消耗電力を低減し得る。また、媒質122を実質的に消耗することでエアロゾル発生物品100及び/又はエアロゾル発生装置200の清掃を手軽に行うことができる。また、断熱ラッパー126は、発熱ラッパー124と共に媒質122を保護するため、媒質122内のエアロゾル発生物質がエアロゾル発生装置200に漏れる可能性を低減し得る。
【0038】
一実施形態において、断熱ラッパー126は、発熱ラッパー124を全体的に囲むことができる。従って、発熱ラッパー124で発生した熱は、第2セグメント120内で実質的に媒質122に伝達されることができる。
【0039】
一実施形態において、断熱ラッパー126は、断熱効果を増加させるために十分な任意の適切な増加された坪量を有する。例えば、断熱ラッパー126は、約40g/m2~約80g/m2の坪量を有してもよい。
【0040】
一実施形態において、断熱ラッパー126は、断熱効果を増加させるために十分な任意の適切な増加した厚さを有する。例えば、断熱ラッパー126は、約60μm~約120μmの厚さを有してもよい。
【0041】
一実施形態において、第3セグメント130はフィルタを含む。例えば、第3セグメント130は、アセチルセルロースフィルタを含んでもよい。一実施形態において、第3セグメント130は、エアロゾル及び/又は気流を冷却するよう構成されたペーパースリーブ132(paper sleeve)を含んでもよい。ペーパースリーブ132は、アセチルセルローストウフィルタによって少なくとも部分的に囲まれてもよい。ペーパースリーブ132は、第2セグメント120と第4セグメント140との間で延びてもよい。ペーパースリーブ132は、第2セグメント120及び/又は第4セグメント140と接触している。第3セグメント130は、約12mmの長さを有してもよい。
【0042】
一実施形態において、第4セグメント140はフィルタを含む。例えば、第4セグメント140はアセチルセルロースフィルタを含んでもよい。第4セグメント140は、約14mmの長さを有してもよい。
【0043】
一実施形態において、エアロゾル発生装置200は、第1ハウジング210、第2ハウジング220、ヒーター230、及びコントローラ240を含む。
【0044】
一実施形態において、第1ハウジング210は、エアロゾル発生装置200の外観を形成してもよい。第2ハウジング220は、第1ハウジング210内に位置してエアロゾル発生物品100を少なくとも部分的に収容するように構成されもよい。
【0045】
一実施形態において、ヒーター230は、第2ハウジング220内に位置するエアロゾル発生物品100を加熱するように構成されてもよい。例えば、ヒーター230は、第1セグメント110を加熱するように構成されてもよい。
【0046】
一実施形態において、ヒーター230は、第2ハウジング220を囲むように構成してもよい。一実施形態において、ヒーター230は、空気の流動ストリーム方向に沿ってみると、第2ハウジング220の上流部分(例えば、第1部分)に配置されてもよい。
【0047】
一実施形態において、ヒーター230はリジストを含む。例えば、ヒーター230は、電気絶縁性基質(例えば、ポリイミドで形成された基質)及び電気伝導性トラックを含み、電気伝導性トラックに電流の流れにより発熱する加熱要素を含んでもよい。
【0048】
一実施形態において、ヒーター230はコイルを含んでもよい。第2ハウジング220の少なくとも一部はサセプタ物質を含んでもよく、ヒーター230は、第2ハウジング220のサセプタ物質と電磁気的にカップリングされることで第2ハウジング220内の領域を加熱し得る。
【0049】
一実施形態において、コントローラ240は、ヒーター230の動作を制御するように構成することができる。コントローラ240は、ヒーター230の温度を制御してもよい。コントローラ240は、ヒーター230の動作開始時点を決定してもよい。コントローラ240は、ヒーター230の動作終了時点を決定してもよい。コントローラ240は、受信信号(例えば、センサの信号)に基づいてヒーター230の動作を制御するように構成される。
【0050】
一実施形態において、コントローラ240は、プロセッサにより実現されることができる。コントローラ240は、複数の論理ゲートのアレイから実現されてもよく、マイクロプロセッサ及びがマイクロプロセッサで実行され得るプログラムが格納されたメモリの組み合せで実現されてもよい。
【0051】
図示していない実施形態において、エアロゾル発生装置200は、エアロゾル発生物品100の多様な特性を検出できるように構成されたセンサを含んでもよい。センサは、エアロゾル発生物品100が第2ハウジング220内に定められている位置に配置されているか否かを検出するように構成されてもよい。センサは、エアロゾル発生物品100内のエアロゾル発生物質(例えば、ニコチン)の量を検出するよう構成されてもよい。センサは、ユーザのパフ回数を検出するように構成されているパフセンサを含んでもよい。センサは、ヒーター230の温度を検出するように構成された少なくとも1つの温度センサを含んでもよい。センサは、第1セグメント110の温度、第2セグメント120の温度、第3セグメント130の温度、及び/又は第4セグメント140の温度を検出するように構成された少なくとも1つの温度センサを含んでもよい。
【0052】
上述したように様々な実施形態が、たとえ限定された図面により説明されたが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、前記に基づいて様々な技術的修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法とは異なる順に実行されたり、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合せられたり、他の構成要素又は均等物によって代替、置換されても、適切な結果を達成することができる。
【0053】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
【国際調査報告】