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特表2024-517347スクリーンガイドフレーム構造及びスクリーン装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-19
(54)【発明の名称】スクリーンガイドフレーム構造及びスクリーン装置
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/54 20060101AFI20240412BHJP
   E06B 9/56 20060101ALI20240412BHJP
【FI】
E06B9/54
E06B9/56
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023570297
(86)(22)【出願日】2021-06-11
(85)【翻訳文提出日】2023-11-13
(86)【国際出願番号】 CN2021099596
(87)【国際公開番号】W WO2022257094
(87)【国際公開日】2022-12-15
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511024997
【氏名又は名称】清展科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】張植淵
【テーマコード(参考)】
2E042
【Fターム(参考)】
2E042AA06
2E042CA04
2E042DA01
(57)【要約】
スクリーンガイドフレーム構造とスクリーン装置であり、主にスクリーンガイドフレーム構造に通路(33)を設け、通路(33)はスクリーン(4)が収納もしくは展開を行う際に、遮風フック(45)の一端をその内にスライドさせるのに供することができるだけでなく、遮風フック(45)の他の一端がスクリーン(4)のメッシュ(44)に引っかけられるため、スクリーン装置が強風に当たる際に、ガイドフレーム(3)の外部へ吹き離される恐れがなくなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の枢接可動部材を有し、前記複数の枢接可動部材は串のように互いに枢接して1つのガイドフレームを構成し、前記枢接可動部材から少なくとも1つの延伸部が延伸していて、前記延伸部の先端が他の1つの前記枢接可動部材に当接することを特徴とするスクリーンガイドフレーム構造。
【請求項2】
前記ガイドフレームの一端に接続部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載のスクリーンガイドフレーム構造。
【請求項3】
前記接続部材に少なくとも1つのサポートロッドが設けられることを特徴とする請求項2に記載のスクリーンガイドフレーム構造。
【請求項4】
各前記枢接可動部材のいずれにも移動溝が設けられ、各前記移動溝は前記ガイドフレームに通路を形成することを特徴とする請求項1に記載のスクリーンガイドフレーム構造。
【請求項5】
複数の枢接可動部材を有し、各前記枢接可動部材は串のように互いに枢接して1つのガイドフレームを構成し、前記ガイドフレームにおける互いに隣接する2つの前記枢接可動部材の間に少なくとも1つの弾性押し装置が設けられることを特徴とするスクリーンガイドフレーム構造。
【請求項6】
前記弾性押し装置は弾性部材を少なくとも有し、前記弾性部材は根元部と自由端とを有し、前記根元部は前記枢接可動部材に設けられ、前記自由端は前記ガイドフレームの他の1つの前記枢接可動部材に設けられることを特徴とする請求項5に記載のスクリーンガイドフレーム構造。
【請求項7】
複数の枢接可動部材を有し、各前記枢接可動部材は串のように互いに枢接して1つのガイドフレームを構成し、前記ガイドフレームの一端に案内線固定部材が枢設され、前記案内線固定部材に少なくとも1つのねじ孔と係合突起部材とが設けられ、前記係合突起部材の前記ねじ孔に向かい合う箇所に貫通孔が設けられ、ねじ固定部材が前記係合突起部材の前記貫通孔を通過してから、前記案内線固定部材の前記ねじ孔の中にねじ込まれて固定されていることを特徴とするスクリーンガイドフレーム構造。
【請求項8】
前記ねじ固定部材に案内線が繋がれていることを特徴とする請求項7に記載のスクリーンガイドフレーム構造。
【請求項9】
請求項1~請求項8のいずれか一項に記載のスクリーンガイドフレーム構造を応用するスクリーン装置であって、第1のサイドフレームと、第2のサイドフレームと、少なくとも1つのガイドフレームとスクリーンとを有し、
前記第1のサイドフレームの一端に第1のガイドブロックが設けられ、そして前記第2のサイドフレームの少なくとも一端に前記第2のサイドフレームの内部空間に連通し合う第2のガイドブロックが設けられ、そして前記ガイドフレームの一端は前記第1のサイドフレームと固定結合を形成し、且つ、前記ガイドフレームの他の一端は前記第2のガイドブロックを経由して前記第2のサイドフレームに進入し、且つ、前記スクリーンの向かい合う2つの側は前記第1のサイドフレーム及び前記第2のサイドフレームにそれぞれ固定されていることを特徴とするスクリーン装置。
【請求項10】
請求項1~請求項8のいずれか一項に記載のスクリーンガイドフレーム構造を応用するスクリーン装置であって、2つの第2のサイドフレームと、複数本のガイドフレームとスクリーンとを有し、前記2つの第2のサイドフレームの両端はいずれも第2のガイドブロックが設けられ、そして各前記ガイドフレームの一つの端部は前記4つの第2のガイドブロックから前記2つの第2のサイドフレームの内部空間の中にそれぞれ進入することができ、且つ、前記スクリーンの向かい合う2つの側は前記2つの第2のサイドフレームにそれぞれ固定されていることを特徴とするスクリーン装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスクリーン装置に関し、特に、スクリーンガイドフレーム及びこのスクリーンガイドフレームを用いるスクリーン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
目下、多くの建物は、スクリーンを取り付けることで室外の蚊などの虫の室内への侵入を阻止しており、隠れ式のスクリーンは収納が便利でありまた建物の開口の視線を遮蔽しないなどの利点があるため、近年では広く使われる傾向がある。
【0003】
例えば図1に示されるように、ある従来の隠れ式のスクリーン(9)の構造は、主にスクリーン(91)と2つのフレーム部材(92)とを含み、その中のスクリーン(91)は2つのフレーム部材(92)の間で収納及び展開などの動きを行い、そしてフレーム部材(92)は収容溝(921)を有し、且つ、フレーム部材(92)の一端にガイドブロック(922)が設けられ、そしてスクリーン(91)が収納される際には、ガイドブロック(922)はガイドフレーム(923)を案内してフレーム部材(92)の収容溝(921)の中に収容し、これは図1における破線に示されるとおりであり、また、スクリーン(91)が展開される際には、ガイドフレーム(923)はガイドブロック(922)を通じてフレーム部材(92)の外側に引っ張られ、且つスクリーン(91)の下端に横たわるように設けられることで、外部の蚊などの虫がスクリーン(91)の下端から室内に進入するのを遮断するが、スクリーン(91)とガイドフレーム(923)との間に固定する何らかの構造がないため、強風がスクリーン(91)に作用する際、スクリーン(91)の下端がガイドフレーム(923)の外部に吹き離される事が生じやすく、スクリーン(91)とガイドフレーム(923)との間に隙間が生じて外部の蚊などの虫及び粉塵が前記隙間を経由して室内に進入する状況を引き起こすので、従来の隠れ式のスクリーン(9)の室外の蚊などの虫が室内へ進入するのを遮断する効果は大きく割引かれることになる。
【発明の概要】
【0004】
本発明が採用する技術手段は、一種のスクリーンガイドフレーム構造であり、複数の枢接可動部材を有し、前記複数の枢接可動部材は串のように互いに枢接して1つのガイドフレームを構成し、前記枢接可動部材から少なくとも1つの延伸部が延伸していて、前記延伸部の先端が他の1つの前記枢接可動部材に当接する。
【0005】
一種のスクリーンガイドフレーム構造であり、複数の枢接可動部材を有し、前記複数の枢接可動部材は串のように互いに枢接して1つのガイドフレームを構成し、前記ガイドフレームにおける互いに隣接する2つの前記枢接可動部材の間に少なくとも1つの弾性押し装置が設けられる。
【0006】
一種のスクリーンガイドフレーム構造であり、複数の枢接可動部材を有し、前記複数の枢接可動部材は串のように互いに枢接して1つのガイドフレームを構成し、前記ガイドフレームの一端に案内線固定部材が枢設され、前記案内線固定部材に少なくとも1つのねじ孔と係合突起部材とが設けられ、前記係合突起部材の前記ねじ孔に向かい合う箇所に貫通孔が設けられ、ねじ固定部材が前記係合突起部材の前記貫通孔を通過してから、前記案内線固定部材の前記ねじ孔の中にねじ込まれて固定されている。
【0007】
本発明の有益な効果としては、本発明の主な目的は一種のスクリーンガイドフレーム構造を提供することにあり、それは主にスクリーンが収納もしくは展開を行う際に、遮風フックの一端がその中と外にスライド可能な通路をガイドフレームに形成し、そして遮風フックの他の一端がスクリーンの網に引っかかるため、スクリーンが強風に当たる際に、スクリーンがガイドフレームの外部へ吹き離される恐れはなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】従来のスクリーンの説明図である。
図2】従来のスクリーンにおけるガイドフレーム及びそのストッパー部材の斜視説明図である。
図3】本発明の第1の比較的に好ましい実施例の説明図である。
図4】本発明の第1の比較的に好ましい実施例における第1のガイドブロックの説明図である。
図5】本発明の第1の比較的に好ましい実施例における第2のサイドフレーム及び第2のガイドブロックの説明図である。
図6】本発明の第1の比較的に好ましい実施例におけるガイドフレームの説明図である。
図7】本発明の第1の比較的に好ましい実施例における枢接可動部材の説明図その1である。
図8】本発明の第1の比較的に好ましい実施例における枢接可動部材の説明図その2である。
図9】本発明の第1の比較的に好ましい実施例における枢接可動部材が遮風フックを有し、且つ、レールに設けられる説明図である。
図10】本発明の第1の比較的に好ましい実施例における案内線固定部材の説明図である。
図11】本発明の第1の比較的に好ましい実施例におけるメッシュ調整部材の説明図である。
図12】本発明の第2の比較的に好ましい実施例の説明図である。
図13】本発明の第3の比較的に好ましい実施例の説明図である。
図14】本発明の第3の比較的に好ましい実施例が有する接続部材がガイドフレームに接続される説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図3図5に本発明のスクリーン装置の第1の比較的に好ましい実施例が示されており、第1のサイドフレーム(1)と、第2のサイドフレーム(2)と、少なくとも1つのガイドフレーム(3)と、スクリーン(4)とを有し、その中で、第1のサイドフレーム(1)は外側フレーム(8)に固定されるのに供され、外側フレーム(8)はドアや窓の外側フレームあるいは網戸ドアの外側フレームのいずれか1つであることができ、外側フレーム(8)は四角形、下側開口の枠状もしくは右側開口の枠状のいずれか1つであることができ、また、図4に示されるように、第1のサイドフレーム(1)の少なくとも1端に第1のガイドブロック(11)が設けられる。第2のサイドフレーム(2)は外側フレーム(8)の中でスライド移動することが可能であり、且つ、図5に示されるように第2のサイドフレーム(2)には収容溝(21)が設けられ、また、第2のサイドフレーム(2)の少なくとも1端に収容溝(21)に連通する第2のガイドブロック(22)が設けられ、そして第2のガイドブロック(22)の中にカーブ湾曲スライド通路(221)が設けられ、且つ、カーブ湾曲スライド通路(221)は2つの出口(222)、(223)を有し、その中の1つの出口(222)はガイドフレーム(3)が外部から第2のガイドブロック(22)内に進入するのに供され、他の1つの出口(223)はガイドフレーム(3)が第2のサイドフレーム(2)が有する収容溝(21)の中に進入するのに供され、且つ、ガイドフレーム(3)は端部(31)、(32)を少なくとも有し、図3に示されるように,その中の1つの端部(31)は第1のガイドブロック(11)と連結を形成し、ガイドフレーム(3)の他の1つの端部(32)は第2のガイドブロック(22)のカーブ湾曲スライド通路(221)を経由して第2のサイドフレーム(2) の収容溝(21)に進出する。また、このスクリーン(4)における向かい合う両側は第1のサイドフレーム(1)と第2のサイドフレーム(2)とにそれぞれ固定され、また、このスクリーン(4)は布のような物体、網のような物体、薄膜状の物体、連結する板のような物体、あるいはこれらの少なくとも2つが組み合わされてなった物体のいずれか1つであり、また、このスクリーン(4)は折り畳み状もしくは平面状でり、その中で、この折り畳み状のスクリーン(4)は折り畳まれた後にそれを収縮させることができ、また、このスクリーン(4)には少なくとも1つのメッシュ(44)が貫通するように形成され、このメッシュ(44)の一端は第1のサイドフレーム(1)に固定され、他の一端は第2のサイドフレーム(2)の収容溝(21)の中に延伸してから再びガイドフレーム(3)の端部(32)に固定され、且つ、メッシュ(44)の上に複数の遮風フック(45)が引っかかっている。
【0010】
図6図9に示されるように、その中で、このガイドフレーム(3)は複数の枢接可動部材(30)を有し、そしてこのガイドフレーム(3)はこれらの枢接可動部材(30)が串のように互いに枢接することによって構成され、且つ、これらの枢接可動部材(30)に移動溝(311)が設けられ、そしてこれらの移動溝(311)はこのガイドフレーム(3)に互いに連通する通路(33)を形成し、また、これらの枢接可動部材(30)はいずれもこの通路(33)に面する側に少なくとも1つの延伸部(312)が設けられる。この実施例において、この枢接可動部材(30)の移動溝(311)に面する両側のいずれにも延伸部(312)が設けられ、そして2つの延伸部(312)の先端がちょうど他の1つの枢接可動部材(30)に当接することにより、各枢接可動部材(30)が枢転して曲がる際は各延伸部(312)の密接によって、各枢接可動部材(30)の間の隙間を無くし、且つ、第2のサイドフレーム(2)の収容溝(21)の中に延伸するメッシュ(44)が枢接可動部材(30)の間に挟まれることによりスクリーン(4)の展開もしくは収納が滞る状況が生じることもなくなる。この枢接可動部材(30)の移動溝(311)に位置する少なくとも一側に凹陥チャンバー(313)が設けられ、この実施例においては、この移動溝(311)の互いに向かい合う2つの側辺にこの凹陥チャンバー(313)が設けられることが最も好ましく、そしてこの2つの凹陥チャンバー(313)の間の幅がこの通路(33)より広いので、遮風フック(45)がこの通路(33)の中に収容される際は、この遮風フック(45)の比較的に大きい底部台座(451)がこの2つの凹陥チャンバー(313)の中でスライド移動することによって、このスクリーン(4)が風力によって作用される際、スクリーン(4)のガイドフレーム(3)に近接する一端は、メッシュ(44)及び遮風フック(45)の底部台座(451)がガイドフレーム(3)の凹陥チャンバー(313)に収容されるが故に、ガイドフレーム(3)の外部へ吹き離される恐れがなくなる。また、ガイドフレーム(3)がスライドする経路にレール(34)が設けられ、このレール(34)に少なくとも1つの突起レール(341)が設けられ、且つ、この突起レール(341)の両側にフック溝(342)が設けられ、また、ガイドフレーム(3)はこのレール(34)の突起レール(341)においてスライドし、且つ、ガイドフレーム(3)のこれらの枢接可動部材(30)のレール(34)のフック溝(342)に面する側に係合タブ(314)を突起するように設けることで、このガイドフレーム(3)がレール(34)をスライド移動する際、このガイドフレーム(3)のこれらの枢接可動部材(30)の係合タブ(414)はちょうどこのレール(34)のフック溝(342)の中に嵌め込まれることができ、このガイドフレーム(3)がレール(34)をスライド移動もしくは第2のサイドフレーム(2)の中に引き込まれる際にこのレール(34)の外部へ脱離する恐れるがなくなる。また、図6に示されるように,この第2のサイドフレーム(2)もまたこのレール(34)をスライド移動し、且つ、この第2のサイドフレーム(2)の第2のガイドブロック(22)のこのレール(34)に向かい合う箇所に少なくとも1つのローラー(212)が設けられ、このローラー(212)によりこの第2のサイドフレーム(2)がレール(34)をスライド移動するときは更にスムーズになり力を節約することができる。
【0011】
図7及び図8に示されるように、各枢接可動部材(30)は更に少なくとも1つの側壁部(301)及びブリッジ接続部(302)を有し、この実施例において、枢接可動部材(30)は2つの側壁部(301)及びこれら2つの側壁部(301)の間に設けられるブリッジ接続部(302)を有し、また、側壁部(301)は少なくとも第1の部分(303)及び第2の部分(304)を有し、この第1の部分(303)における1つの側に第1の凹陷部(305)が設けられ、この第2の部分(304)の他の1つの側に第2の凹陷部(306)が設けられ、且つ、この第2の凹陷部(306)はこの枢接可動部材(30)が隣接するこの第1の部分(303)がその上に枢設されるのに供され、そしてこの第1の凹陷部(305)は他の1つの枢接可動部材(30)の第2の部分(304)が枢接されるのに供される。また、この実施例において、第1の凹陷部(305)に枢転回転軸(307)が設けられ、且つ、第2の凹陷部(306)に枢接孔(308)が設けられ、この枢転回転軸(307)及びこの枢接孔(308)と、前後に隣接する枢接可動部材(30)の枢接孔(308)及び枢転回転軸(307)が串のように互いに枢接することによって1つの長尺状のガイドフレーム(3)を構成する。更に、この枢接孔(308)は更に第1の凹陷部(305)に設けられることが出来(図示せず)、そして枢転回転軸(307)は更に第2の凹陷部(306)に設けられるが、上述の更に設けることに当たっては、同様にまたこれらの枢接可動部材(30)を串のように互いに枢接して1つのガイドフレーム(3)として同じ効果の置き換えを成すことができる。また、この側壁部(301)の底部の周縁が円弧状に形成され、そしてこの構成のデザインにより、ガイドフレーム(3)が第2のガイドブロック(22)を曲がって進出する際、この側壁部(301)の円弧上の底部周縁はこのカーブ湾曲スライド通路(221)にフィットすることができるので、ガイドフレーム(3)が第2のガイドブロック(22)に曲がって進出するスムーズさを高めることが出来ると共に、ガイドフレーム(3)が第2のガイドブロック(22)においてスライドする際の騒音を下げることも出来る。
【0012】
また、図6及び図8に示されるように、ガイドフレーム(3)の側壁部(301)の第1の凹陷部(305)と枢接し合う他の1つの枢接可動部材(30)の第2の部分(304)との間に少なくとも1つの弾性押し装置(5)が設けられ、そしてこの弾性押し装置(5)は少なくとも1つの弾性部材(51)を有し、且つ、この弾性部材(51)は根元部(511)及び自由端(512)を有し、その中で根元部(511)は側壁部(301)に設けられ、自由端(512)は他の1つの枢接可動部材(30)の第2の部分(304)に当接することにより、このガイドフレーム(3)が曲がった状態から長尺状態に変化する際において、この弾性部材(51)の配置により、これらの枢接可動部材(30)が接触して衝撃することによる減衰力及び騒音を軽減することができる。
【0013】
また、図6及び図10に示されるように、この第2のサイドフレーム(2)の収容溝(21)内に進入したガイドフレーム(3)の端部(32)に、案内線固定部材(6)及びメッシュ調整部材(7)が順番に枢設され、その中でこの案内線固定部材(6)には少なくとも1つのねじ孔(61)及び係合突起部材(62)が設けられ、且つ、この係合突起部材(62)にこのねじ孔(61)に向かって開口する貫通孔(621)が設けられ、そして例えばビスなどのねじ固定部材(63)が、案内線(64)の一端がそこに繋がれた後、係合突起部材(62)の貫通孔(621)を通過してから、案内線固定部材(6)のねじ孔(61)の中にねじ込まれて固定されることによって、係合突起部材(62)及び案内線(64)の一端が案内線固定部材(6)に固定され、その中で係合突起部材(62)は、スクリーン(4)が展開している際、ちょうど第2のガイドブロック(22)のカーブ湾曲スライド通路(221)の出口(223)の外部に係合することができるため、ガイドフレーム(3)の端部(32)がこの2つのガイドブロック(22)の外に引っ張り出される恐れをなくすことができる。上記に基けば、案内線(64)の一端は案内線固定部材(6)に固定され、そしてこの案内線(64)の他の一端は第2のサイドフレーム(2)の収容溝(21)の一端にある開口を通過してから外側フレーム(8)に固定され、したがってこの案内線(64)の配置により、第2のサイドフレーム(2)がスクリーン(4)を引き動かして展開もしくは収納する際、ガイドフレーム(3)は最も好ましい直線的作動を提供することが出来る。この他、この実施例において、係合突起部材(62)は案内線固定部材(6)から取り外されることができるため、ガイドフレーム(3)の取り外しもしくはメンテナンスを行う際は、係合突起部材(62)を先に取り外してから、ガイドフレーム(3)を第2のガイドブロック(22)の外部に引き離し、続いて、スクリーン(4)の両側を第1のサイドフレーム(1)及び第2のサイドフレーム(2)からそれぞれ取り外すことで、この実施例の解体を完成することができるので、係合突起部材(62)が案内線固定部材(6)から取り外されることができるデザインにより、この実施例に解体メンテナンスもしくは部品の取り換えが便利など多くの利点がもたらされる。
【0014】
図11に示されるように、メッシュ調整部材(7)には通過孔(71)が設けられ、この通過孔(71)の中に回転軸(72)が更に設けられ、この回転軸(72)に複数の歯状突起部(721)が環状に設けられ、且つ、この通過孔(71)の内壁からこれらの歯状突起部(721)の間に向かって弾性ストッパー部(722)が設けられ、よって、メッシュ(44)の他の一端が第2のガイドブロック(22)の曲がり角から再びガイドフレーム(3)の通路(33)の中に進入し、再び回転軸(72)に繋がれ、メッシュ(44)の張りが不適切の場合、この回転軸(72)を回すことでメッシュ(44)の張りを調整することが出来る。
【0015】
図12に本発明の第2の比較的に好ましい実施例が示され、第1の比較的に好ましい実施例との相違点は、第1のサイドフレーム(1)の両端のいずれにも第1のガイドブロック(11)が設けられ、この2つの第1のガイドブロック(11)はそれぞれガイドフレーム(3)の端部(31)に接続し合い、第2のサイドフレーム(2)の両端に第2のガイドブロック(22)が設けられ、この2つのガイドフレーム(3)の端部(32)は第2のサイドフレーム(2)の両端にある第2のガイドブロック(22)から、第2のサイドフレーム(2)の収容溝(21)に同時に進出することができ、且つ、案内線(64)の両端はこの2つのガイドフレーム(3)のこの案内線固定部材(6)にそれぞれ繋がれている。
【0016】
図13及び図14に示されるように、本発明の第3の実施例の第1及び第2の比較的に好ましい実施例との相違点は、この実施例は2つの第2のサイドフレーム(2)と、4本のガイドフレーム(3)と、スクリーン(4)とを有し、この2つの第2のサイドフレーム(2)の両端はいずれも第2のガイドブロック(22)が設けられ、この4本のガイドフレーム(3)の端部(32)は、4つの第2のガイドブロック(22)からこの2つの第2のサイドフレーム(2)の収容溝(21)の中にそれぞれ進入し、且つ、同じ側にある2つのガイドフレーム(3)の端部(31)の間に接続部材(35)が設けられ、この2つの接続部材(35)の間に少なくとも1つのサポートロッド(351)が設けられるので、従って、上記の構成デザインにより、この実施例は更に広いスクリーン(4)に用いることが出来る上、且つ、このサポートロッド(351)を配置することにより、広いスクリーン(4)により強い耐風性能を備えさせることができる。
【0017】
ただし、上記図面及び説明は、本発明の比較的に好ましい実施例に過ぎず、本発明が保護する範囲を限定するものではなく、凡そこの技術に熟達する人間が本発明の特徴範囲により成された他の同じ効果の変化もしくは修飾は、すべて本発明のデザインの範囲を逸脱しないものと見做すべきである。
【符号の説明】
【0018】
(1) 第1のサイドフレーム
(2) 第2のサイドフレーム
(3) ガイドフレーム
(4) スクリーン
(5) 弾性押し装置
(6) 案内線固定部材
(7) メッシュ調整部材
(8) 外側フレーム
(9) 隠れ式のスクリーン
(11) 第1のガイドブロック
(21) 収容溝
(22) 第2のガイドブロック
(30) 枢接可動部材
(31) 端部
(32) 端部
(33) 通路
(34) レール
(35) 接続部材
(44) メッシュ
(45) 遮風フック
(51) 弾性部材
(61) ねじ孔
(62) 係合突起部材
(63) ねじ固定部材
(64) 案内線
(71) 通過孔
(72) 回転軸
(91) スクリーン
(212) ローラー
(221) カーブ湾曲スライド通路
(222) 出口
(223) 出口
(301) 側壁部
(302) ブリッジ接続部
(303) 第1の部分
(304) 第2の部分
(305) 第1の凹陷部
(306) 第2の凹陷部
(307) 枢転回転軸
(308) 枢接孔
(311) 移動溝
(312) 延伸部
(313) 凹陥チャンバー
(314) 係合タブ
(315) 側壁部
(316) ブリッジ接続部
(317) 第1の部分
(318) 第2の部分
(341) 突起レール
(342) フック溝
(351) サポートロッド
(451) 底部台座
(511) 根元部
(512) 自由端
(621) 貫通孔
(721) 歯状突起部
(722) 弾性ストッパー部
(921) 収容溝
(922) ガイドブロック
(923) ガイドフレーム
(924) ストッパー部材
(925) ストッパーブロック
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】