(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-22
(54)【発明の名称】モータ
(51)【国際特許分類】
H02K 5/04 20060101AFI20240415BHJP
【FI】
H02K5/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023521387
(86)(22)【出願日】2022-04-13
(85)【翻訳文提出日】2023-04-06
(86)【国際出願番号】 KR2022005358
(87)【国際公開番号】W WO2022220585
(87)【国際公開日】2022-10-20
(31)【優先権主張番号】10-2021-0049101
(32)【優先日】2021-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517099982
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100137213
【氏名又は名称】安藤 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【氏名又は名称】市川 英彦
(74)【代理人】
【識別番号】100183519
【氏名又は名称】櫻田 芳恵
(74)【代理人】
【識別番号】100196483
【氏名又は名称】川嵜 洋祐
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100172683
【氏名又は名称】綾 聡平
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(74)【代理人】
【識別番号】100203208
【氏名又は名称】小笠原 洋平
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(72)【発明者】
【氏名】パク,キョンミン
(72)【発明者】
【氏名】ク,ジュファン
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジェヨン
【テーマコード(参考)】
5H605
【Fターム(参考)】
5H605AA08
5H605BB05
5H605CC02
5H605CC03
5H605DD05
5H605EB10
5H605EB16
(57)【要約】
本発明はハウジング;前記ハウジング内に配置されるステータ;前記ステータ内に配置されるロータ;および前記ロータと結合するシャフトを含み、前記ハウジングは第1ハウジングを含み、前記第1ハウジングは本体と、フランジと、軸方向に前記フランジと前記本体との間に配置される継ぎ部を含み、前記フランジはホールを含み、前記継ぎ部は半径方向に前記本体の外面より外側に突出する第1段差部と第2段差部を含み、前記第1段差部と前記第2段差部は前記ホールの中心と第1ハウジングの中心を通る基準線に対称となるように配置されるモータを提供することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング;
前記ハウジング内に配置されるステータ;
前記ステータ内に配置されるロータ;および
前記ロータと結合するシャフトを含み、
前記ハウジングは第1ハウジングを含み、
前記第1ハウジングは本体と、フランジと、軸方向に前記フランジと前記本体との間に配置される継ぎ部を含み、
前記フランジはホールを含み、
前記継ぎ部は半径方向に前記本体の外面より外側に突出する第1段差部と第2段差部を含み、
前記第1段差部と前記第2段差部は前記ホールの中心と第1ハウジングの中心を通る基準線に対称となるように配置される、モータ。
【請求項2】
前記継ぎ部は前記第1段差部および前記第2段差部と前記フランジを連結する側壁を含み、
前記側壁は前記第1ハウジングの中心に向かって突出する曲面部を含む、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記曲面部は前記ホールに対応するように配置される、請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
複数個の前記曲面部は前記第1ハウジングの中心を基準として回転対称となるように配置される、請求項2に記載のモータ。
【請求項5】
複数個の第1段差部は前記ハウジングの中心を基準として回転対称となるように配置され、
複数個の第2段差部は前記ハウジングの中心を基準として回転対称となるように配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
前記第1段差部および前記第2段差部はそれぞれ軸方向と垂直な平面上に配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
前記継ぎ部の軸方向の長さは前記フランジの軸方向の長さより大きく、前記本体の軸方向の長さより小さい、請求項1に記載のモータ。
【請求項8】
軸方向から見た時、すべての前記第1段差部の面積とすべての第2段差部の面積の和は前記フランジの面積の和より小さい、請求項1に記載のモータ。
【請求項9】
前記ハウジングは第2ハウジングをさらに含み、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの接触領域で、
前記第1ハウジングは第1結合部を含み、
前記第2ハウジングは前記第1結合部と結合する第2結合部を含む、請求項1に記載のモータ。
【請求項10】
ハウジング;
前記ハウジング内に配置されるステータ;
前記ステータ内に配置されるロータ;および
前記ロータと結合するシャフトを含み、
前記ハウジングは第1ハウジングを含み、
前記第1ハウジングは本体と、フランジと、軸方向に前記フランジと前記本体との間に配置される継ぎ部を含み、
前記フランジはホールを含み、
前記継ぎ部は半径方向に前記本体の外面より突出した突出部を含み、
前記突出部は半径方向に凹んでいる領域と膨らんでいる領域が連続するように配置され、
前記凹んでいる領域は前記ホールと対応するように配置される、モータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例はモータに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、モータはロータとステータの電磁的相互作用によってロータが回転することになる。この時、ロータと連結されたシャフトも回転することになって回転駆動力を発生させる。
【0003】
ロータとステータはハウジングに収容される。ハウジングは内部が空いている円筒形本体と、本体の端部に配置されるフランジを含むことができる。フランジは外部装置と締結される領域である。フランジが本体より外側に拡張されて配置されるため、本体とフランジの継ぎ部は概して曲面状を有さざるを得ない。
【0004】
しかし、このようなハウジングの形状は製作が難しく、製造工程が複雑で、費用が増加する問題点がある。また、軸荷重に脆弱な問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、実施例は前記の問題点を解決するためのもので、製作が容易で、軸荷重に強いモータを提供することを解決しようとする課題とする。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及された課題に限定されず、ここで言及されていないさらに他の課題は下記の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施例は、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されるステータと、前記ステータ内に配置されるロータおよび前記ロータと結合するシャフトを含み、前記ハウジングは第1ハウジングを含み、前記第1ハウジングは本体と、フランジと、軸方向に前記フランジと前記本体との間に配置される継ぎ部を含み、前記フランジはホールを含み、前記継ぎ部は半径方向に前記本体の外面より外側に突出する第1段差部と第2段差部を含み、前記第1段差部と前記第2段差部ST2は前記ホールの中心と第1ハウジングの中心を通る基準線に対称となるように配置されるモータを提供することができる。
【0008】
実施例は、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されるステータと、前記ステータ内に配置されるロータおよび前記ロータと結合するシャフトを含み、前記ハウジングは第1ハウジングを含み、前記第1ハウジングは本体と、フランジと、軸方向に前記フランジと前記本体との間に配置される継ぎ部を含み、前記フランジはホールを含み、前記継ぎ部は半径方向に前記本体の外面より突出した突出部を含み、前記突出部は半径方向に凹んでいる領域と膨らんでいる領域が連続するように配置され、前記凹んでいる領域は前記ホールと対応するように配置されるモータを提供することができる。
【発明の効果】
【0009】
実施例によると、フランジと本体を連結する継ぎ部に段差構造を適用するため、ハウジングの製作が容易な利点がある。
【0010】
実施例によると、継ぎ部に対称となるように配置される第1段差部と第2段差部ST2を通じて軸荷重に対する剛健性を確保する利点がある。
【0011】
実施例によると、第1ハウジングに第2ハウジングを重ね合わせて、軸荷重に対する剛健性をさらに高める利点がある。
【0012】
実施例によると、複数個の第1段差部と第2段差部が回転対称となるように配置されて軸荷重を均一に支持する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図2】
図1で図示した第1ハウジングの斜視図である。
【
図3】
図2のA-Aを基準とする第1ハウジングの側断面図である。
【
図4】
図1で図示した第1ハウジングの底面図である。
【
図5】
図1で図示した第1ハウジングの平面図である。
【
図6】第1ハウジングと第2ハウジングの結合状態を図示した図面である。
【
図7】比較例に係るモータのハウジングで軸荷重による変形の程度と実施例に係るモータのハウジングで軸荷重による変形の程度を比較した図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
シャフトの長さ方向(上下方向)と平行な方向を軸方向と呼び、シャフトを中心に軸方向と垂直な方向を半径方向と呼び、シャフトを中心に半径方向の半径を有する円に沿っていく方向を円周方向と呼ぶ。
【0015】
【0016】
図1を参照すると、実施例に係るモータはシャフト100、ロータ200、ステータ300、ハウジング400を含むことができる。以下、内側とは、ハウジング400からモータの中心であるシャフト100に向かう方向を示し、外側とは、シャフト100からハウジング400の方向に向かう方向である内側の反対方向を示す。また、以下において半径方向はシャフト100の軸中心を基準とする。
【0017】
シャフト100はロータ200に結合され得る。電流の供給を通じてロータ200とステータ300に電磁的相互作用が発生するとロータ200が回転し、これに連動してシャフト100が回転する。シャフト100は中空形の部材であり得る。シャフト100の内側に外部装置の軸が進入することができる。
【0018】
ロータ200はステータ300と電気的相互作用を通じて回転する。ロータ200はステータ300の内側に配置され得る。
【0019】
ステータ300はロータ200の外側に配置される。ステータ300はステータコア310、ステータコア310に装着されるインシュレーター320およびコイル330を含むことができる。コイル330はインシュレーター320に巻かれ得る。インシュレーター320はコイル330とステータコア310の間に配置され、ステータコア310とコイル330間を互いに電気的に絶縁させる役割をする。コイル330はロータ200のマグネットと電気的相互作用を誘発する。
【0020】
ハウジング400は第1ハウジング410と第2ハウジング420を含むことができる。第1ハウジング410は内側にステータ300とロータ200が配置される。そして、第2ハウジング420は第1ハウジング410の外面に重ね合わせて配置される。
【0021】
図2は
図1で図示した第1ハウジング410の斜視図であり、
図3は
図2のA-Aを基準とする第1ハウジング410の側断面図であり、
図4は
図1で図示した第1ハウジング410の底面図であり、
図5は
図1で図示した第1ハウジング410の平面図である。
【0022】
図2~
図5を参照すると、第1ハウジング410は本体411と、フランジ412と、継ぎ部413を含むことができる。
【0023】
本体411は円筒形の部材であって、内側にロータ200とステータ300を収容する。
【0024】
フランジ412は本体411の端部に配置されて外部装置と締結される。フランジ412は半径方向に本体411より突出して配置される。フランジ412は複数のホール412aが配置され得る。ホール412aは締結部材が貫通する所である。フランジ412は全体的に多角形の形状を有することができる。ホール412aはフランジ412の角付近に配置され得る。
【0025】
継ぎ部413は本体411とフランジ412を連結する。継ぎ部413は軸方向に本体411とフランジ412の間に配置され得る。このような継ぎ部413は軸荷重に対する剛性を高める役割をする。特に、シャフト100の内側に外部装置の軸が進入して軸荷重がハウジング400に付加される場合、フランジ412と本体411の構造的な差によってフランジ412と本体411の連結部位が軸荷重に脆弱であり得るが、以下で説明する継ぎ部413を通じて、これを補完することができる。
【0026】
継ぎ部413は半径方向に本体411の外面より突出した突出部Pを含むことができる。突出部Pはフランジ412のホール412a周辺に配置され得る。突出部Pは半径方向に膨らんでいる領域PBと凹んでいる領域PAが連続するように配置され得る。この時、凹んでいる領域PAはホール412aと対応するように配置される。
【0027】
このような突出部Pの具体的な構成は次の通りである。
【0028】
継ぎ部413は突出部Pとして、第1段差部ST1と、第2段差部ST2と、側壁を含むことができる。第1段差部ST1と第2段差部ST2は本体411の一端で軸方向と垂直な平面上に配置され得る。側壁は第1段差部ST1および第2段差部ST2とフランジ412を連結する。第1段差部ST1、第2段差部ST2および側壁Wは半径方向に本体411の外面より外側に突出して形成される。
【0029】
側壁Wは第1段差部ST1および第2段差部ST2に垂直に連結される。
【0030】
第1段差部ST1と第2段差部ST2はフランジ412のホール412a周辺に配置される。そして、第1段差部ST1と第2段差部ST2は基準線Tに対称となるように配置され得る。基準線Tはホール412aの中心と第1ハウジング410の中心Cを通る仮想の直線に該当する。ホール412aを基準として第1段差部ST1と第2段差部ST2が対称となるように配置されることによって、ホール412a周辺でフランジ412の締結空間を確保しながらも、軸荷重に対する剛性を均一に確保することができる。
【0031】
第1段差部ST1と第2段差部ST2の形状と大きさはそれぞれ同一であってもよい。
【0032】
第1段差部ST1と第2段差部ST2は、軸方向と垂直な平面上に配置されてフランジ412と連結される側壁Wと垂直に連結される。また、第1段差部ST1と第2段差部ST2は本体411と垂直に連結される。このような第1段差部ST1と第2段差部ST2は軸荷重に対する剛健性を高める役割をする。
【0033】
前述した第1段差部ST1と第2段差部は複数個が配置され得る。フランジ412の角付近に配置されるホール412aに対応して第1段差部ST1と第2段差部ST2が一つのセットで配置され得る。複数個の第1段差部ST1はすべて形状と大きさが同一であってもよい。複数個の第1段差部ST1は第1ハウジング410の中心Cを基準として回転対称となるように配置され得る。そして、複数個の第2段差部ST2もすべて形状と大きさが同一であってもよい。複数個の第2段差部ST2は第1ハウジング410の中心Cを基準として回転対称となるように配置され得る。
【0034】
側壁Wは曲面部Waを含む。曲面部Waは第1ハウジング410の中心Cに向かって突出する。曲面部Waはホール412aに対応するように配置される。曲面部Waは複数個が配置され得る。複数個の曲面部Waは第1ハウジング410の中心Cを基準として回転対称となるように配置され得る。複数個の曲面部Waは曲率と大きさが同一であってもよい。このような曲面部Waは本体411の外側でフランジ412の締結空間を確保し、軸荷重に対する側壁Wの剛性を高める特徴がある。
【0035】
軸方向から見た時、フランジ412の内側エッジは曲面部Waを中心として「W」字状を有することができる。
【0036】
継ぎ部413の軸方向長さL1はフランジ412の軸方向長さL2より大きく、本体411の軸方向長さL3より小さい。
【0037】
図5で図示した通り、軸方向から見た時、すべての第1段差部ST1の面積と第2段差部ST2の面積の和はフランジ412の面積の和より小さい。すべての第1段差部ST1の面積と第2段差部ST2の面積の和がフランジ412の面積より大きいと、かえって軸荷重に脆弱であり得る。
【0038】
図6は、第1ハウジング410と第2ハウジング400の結合状態を図示した図面である。
【0039】
図6を参照すると、第2ハウジング400は第1ハウジング410の下端部に重ね合わせて配置され得る。第2ハウジング400は第1ハウジング410の下端部を囲む形態で配置され得る。第1ハウジング410は第2ハウジング400との組立のために下端部が多段の形態で配置され得る。第2ハウジング400は第1ハウジング410の下端部にスライドされて組み立てられるか嵌合され得る。
【0040】
第1ハウジング410と第2ハウジング400の接触領域で、第1ハウジング410は第1結合部414を含むことができる。そして、第2ハウジング400は第1結合部414と結合する第2結合部421を含むことができる。
【0041】
第1結合部414は突起であり得、第2結合部421は溝であり得る。第1結合部414と第2結合部421はクリンチング(clinching)加工を通じて形成され得る。
【0042】
このような第2ハウジング400の第1ハウジング410の下端部で軸荷重に対する剛性を補強して、ハウジング400の変形を減少させる。
【0043】
図7は、比較例に係るモータのハウジングで軸荷重による変形の程度と実施例に係るモータのハウジングで軸荷重による変形の程度を比較した図である。
【0044】
同一の軸荷重条件で、
図7の(a)は比較例に係るモータのハウジングで軸荷重による変形の程度を示したものであり、
図7の(b)は比較例に係るモータのハウジングで軸荷重による変形の程度を示したものである。肉眼でも確認できるように、同一の軸荷重条件で、比較例に係るモータのハウジングのフランジ付近で実施例より変形が大きく発生することを確認することができる。
【0045】
詳擦すると、
図7の(a)で図示した通り、比較例に係るモータのハウジングの軸荷重による変形の程度は7000N/m軸荷重条件で、ハウジングの軸方向変形の長さが0.129mmに示される反面、
図7の(b)で図示した通り、実施例に係るモータのハウジングの軸荷重による変形の程度は7000N/m軸荷重条件で、ハウジングの軸方向変形の長さが0.103mmに示され、約20.15%比較例に係るモータより実施例に係るモータの剛性が優秀であることを確認することができる。
【0046】
前述された実施例にはインナーロータ型モータを例に説明したが、これに限定されない。本発明はアウターロータ型モータにも適用可能である。また、車両用または家電用などの多様な機器に利用することができる。
【手続補正書】
【提出日】2023-10-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
図6は、第1ハウジング410と
第2ハウジング420の結合状態を図示した図面である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
図6を参照すると、
第2ハウジング420は第1ハウジング410の下端部に重ね合わせて配置され得る。
第2ハウジング420は第1ハウジング410の下端部を囲む形態で配置され得る。第1ハウジング410は
第2ハウジング420との組立のために下端部が多段の形態で配置され得る。
第2ハウジング420は第1ハウジング410の下端部にスライドされて組み立てられるか嵌合され得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
第1ハウジング410と第2ハウジング420の接触領域で、第1ハウジング410は第1結合部414を含むことができる。そして、第2ハウジング420は第1結合部414と結合する第2結合部421を含むことができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
このような第2ハウジング420の第1ハウジング410の下端部で軸荷重に対する剛性を補強して、ハウジング400の変形を減少させる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】
同一の軸荷重条件で、
図7の(a)は比較例に係るモータのハウジングで軸荷重による変形の程度を示したものであり、
図7の(b)は
実施例に係るモータのハウジングで軸荷重による変形の程度を示したものである。肉眼でも確認できるように、同一の軸荷重条件で、比較例に係るモータのハウジングのフランジ付近で実施例より変形が大きく発生することを確認することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング;
前記ハウジング内に配置されるステータ;
前記ステータ内に配置されるロータ;および
前記ロータと結合するシャフトを含み、
前記ハウジングは第1ハウジングを含み、
前記第1ハウジングは本体と、フランジと、軸方向に前記フランジと前記本体との間に配置される継ぎ部を含み、
前記フランジはホールを含み、
前記継ぎ部は半径方向に前記本体の外面より外側に突出する第1段差部と第2段差部を含み、
前記第1段差部と前記第2段差部は前記ホールの中心と第1ハウジングの中心を通る基準線に対称となるように配置さ
れ、
前記継ぎ部は突出部Pとして、膨らんでいる領域と凹んでいる領域が連続するように配置され、前記凹んでいる領域はホールと対応するように配置される、モータ。
【請求項2】
前記継ぎ部は前記第1段差部および前記第2段差部と前記フランジを連結する側壁を含み、
前記側壁は前記第1ハウジングの中心に向かって突出する曲面部を含む、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記曲面部は前記ホールに対応するように配置される、請求項2に記載のモータ。
【請求項4】
複数個の前記曲面部は前記第1ハウジングの中心を基準として回転対称となるように配置される、請求項2に記載のモータ。
【請求項5】
複数個の第1段差部は前記ハウジングの中心を基準として回転対称となるように配置され、
複数個の第2段差部は前記ハウジングの中心を基準として回転対称となるように配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項6】
前記第1段差部および前記第2段差部はそれぞれ軸方向と垂直な平面上に配置される、請求項1に記載のモータ。
【請求項7】
前記継ぎ部の軸方向の長さは前記フランジの軸方向の長さより大きく、前記本体の軸方向の長さより小さい、請求項1に記載のモータ。
【請求項8】
軸方向から見た時、すべての前記第1段差部の面積とすべての第2段差部の面積の和は前記フランジの面積の和より小さい、請求項1に記載のモータ。
【請求項9】
前記ハウジングは第2ハウジングをさらに含み、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの接触領域で、
前記第1ハウジングは第1結合部を含み、
前記第2ハウジングは前記第1結合部と結合する第2結合部を含む、請求項1に記載のモータ。
【請求項10】
軸方向から見た時、前記フランジの内側エッジは前記曲面部を中心として「W」字状を有する、請求項2に記載のモータ。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【国際調査報告】