(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】材料を搬送するための方法及び材料搬送装置
(51)【国際特許分類】
B65G 51/02 20060101AFI20240416BHJP
B04C 5/187 20060101ALI20240416BHJP
B01D 45/12 20060101ALI20240416BHJP
B65F 5/00 20060101ALN20240416BHJP
【FI】
B65G51/02 J
B04C5/187
B01D45/12
B65G51/02 L
B65G51/02 G
B65F5/00 101
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547405
(86)(22)【出願日】2022-02-24
(85)【翻訳文提出日】2023-10-03
(86)【国際出願番号】 FI2022050124
(87)【国際公開番号】W WO2022189697
(87)【国際公開日】2022-09-15
(32)【優先日】2021-03-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FI
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508342644
【氏名又は名称】マリキャップ オーワイ
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】弁理士法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】スンドホルム ヨーラン
【テーマコード(参考)】
3E025
4D031
4D053
【Fターム(参考)】
3E025AA02
3E025BA07
3E025CA02
3E025CA05
3E025DB06
3E025DB07
3E025DB11
4D031AC04
4D031BA01
4D031BA03
4D031BA06
4D031DA02
4D053AA03
4D053AB01
4D053BA03
4D053BB02
4D053BC01
4D053BD04
4D053CD12
4D053DA10
(57)【要約】
第1の材料搬送システムを含む空気圧材料搬送システム用の装置。本装置は、第2の材料(M)を供給するための少なくとも1つの第2の投入点(200)と、第2の分離装置(10)と、少なくとも1つの第2の点(200)と第2の分離装置(10)との間の第2の搬送パイプ(102)と、を含む第2の材料搬送装置を含み、その第2の分離装置(10)は、第1のパイプライン(100)内で作用する吸引または圧力差を接続して第2の搬送パイプ(201)内の第2の分離装置(10)を介して作用して、第2の搬送パイプ(201)内の第2の投入点(200)から、第2の材料(M)を輸送空気流から分離し、第2の分離装置(10)の回収コンテナ(11)内に材料(M)を回収するように構成された第2の分離装置(10)に第2の材料(M)を搬送するために動作可能に接続可能であり、パイプに沿って、第1の材料搬送システムの搬送パイプ(100)と媒体連通する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の材料を供給するための第1の投入点(108)と、第1の搬送パイプ(100)と、前記材料搬送パイプの出口端部にある少なくとも1つの分離装置(90A、90B)と、吸引側が前記第1の分離装置(90A、90B)を介して前記第1の搬送パイプ(100)に接続可能である部分真空生成器(121A、121B)と、少なくとも1つの第1の搬送パイプ(100)内の少なくとも1つの第1の投入点(108)から前記第1の分離装置(90A、90B)に前記材料を搬送するために、前記搬送パイプへの置換空気のアクセスを開閉するための手段と、を備える材料搬送システムにおいて吸引、圧力差、及び/または輸送空気流によって搬送パイプ内の材料を空気圧で搬送するための方法であって、前記搬送パイプ内で、前記部分真空生成器(121A、121B)によって負圧または周囲の圧力に対する圧力差が提供され、それによって第2の材料搬送装置が提供され、前記第2の材料搬送装置が、第2の材料(M)を供給するための第2の投入点(200)と、第2の分離装置(10)と、少なくとも1つの第2の投入点(200)と前記第2の分離装置(10)との間の第2の搬送パイプ(201)とを備え、前記方法において、前記第2の材料搬送装置の前記第2の分離装置(10)が、第1のパイプライン内で作用する前記吸引または圧力差を接続して前記第2の搬送パイプ(201)内で前記第2の分離装置(10)を介して作用するために、動作可能に接続されて前記パイプに沿った前記第1の材料搬送システムの前記搬送パイプ(100)と媒体連通し、それによって前記第2の材料(M)が、前記第2の搬送パイプ(201)内の前記第2の投入点(200)から、前記第2の材料(M)が輸送空気流から分離される前記第2の分離装置(10)に搬送され、前記第2の材料(M)が、前記第2の分離装置(10)の回収コンテナ(11)内に回収される、前記方法。
【請求項2】
前記第2の搬送装置が、回収コンテナ(11)がある分離装置(10)を備え、その材料及び輸送空気投入開口(14’)が、第1のパイプライン内で作用する前記吸引または圧力差を接続して前記第2の搬送パイプ(201)内の前記第2の分離装置(10)を介して作用するために、パイプライン(204)によって、前記第1の搬送パイプ(100)との、前記分離装置(10)の輸送空気排出開口(16)から作動媒体連通が形成されるときに、前記投入点(200)から、前記第2の分離装置(10)の前記回収コンテナ(11)内に、前記輸送空気流とともに前記第2の搬送パイプ(201)内の前記材料(M)を搬送するために、前記第2の搬送パイプ(201)によって前記第2の投入点(200)に動作可能なように接続され、それによって、前記材料の前記移動の方向で前記第2の分離装置(10)から見られるときに、輸送されている前記材料(M)の反対側への前記第2の搬送パイプ(201)に対する置換空気のアクセスが許されるときに、前記第2の材料(M)が、前記第2の搬送パイプ(201)内の前記第2の投入点(200)から、前記材料(M)が輸送空気流から分離される前記第2の分離装置(10)に搬送される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の材料が、前記第1の搬送パイプ(100)内で、直接的にまたは前記パイプに沿った分岐線(101)を介して、配置された前記第1の投入点(108)から前記第1のパイプライン(100)に、さらに前記第1の搬送パイプ(100)の出口端部に配置された前記少なくとも1つの分離装置(90A、90B)に搬送され、前記分離装置内で、前記第1の材料が前記輸送空気流から分離される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の投入点(200)または前記第2の搬送パイプ(201)が、置換空気の前記投入を開放及び/または閉鎖及び/または制御するためにバルブ(30、230)を具備する、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の搬送パイプ(100)と前記第2の分離装置(10)との間の前記媒体連通が、バルブ(207)によって開閉される、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記方法において、例えばガラス材料など、すり減らす、つまり摩耗を生じさせる第2の材料(M)が、前記第2の搬送パイプ(201)内の第2の投入点(200)から搬送される、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法において、前記第1の搬送パイプ(100)内の前記第1の投入点(108)から搬送される前記第1の材料とは特性が異なる第2の材料が前記第2の投入点(200)から搬送される、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の搬送パイプ(201)が、おもに前記第1の搬送パイプ(100))とは異なる材料から製造される、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の搬送パイプ(201)が、例えば金属など、耐摩耗材料を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記方法において、前記第2の分離装置(10)が、いわゆる深型回収コンテナである回収コンテナ(11)を備える、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の分離装置(10)の前記回収コンテナ(11)内に回収される前記材料(M)が、輸送車両(401)のコンテナ(405)内に排出されるか、または前記材料で充填された前記コンテナ(11)が空の回収コンテナ(11)で置き換えられ、前記材料(M)で充填された前記コンテナ(11)が、空にされるために前記輸送車両(401)によって別の場所に運ばれる、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の分離装置(10)が、その動作原理においてサイクロン分離器である、請求項1~11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記第2の分離装置(10)が、深型回収コンテナ分離装置であり、前記回収コンテナ(11)が、持ち上げ手段(9、404、404’)によって持ち上げられ得、前記回収コンテナ内に回収された前記材料(M)が、例えば、その下部に配置された開閉可能な開口(6)を介して排出される、請求項1~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
第1の材料を供給するための少なくとも1つの第1の投入点(108)がある第1の材料搬送システムと、第1の搬送パイプ(100)と、前記第1の搬送パイプの出口端部にある少なくとも1つの分離装置(90A、90B)と、吸引側が前記第1の分離装置(90A、90B)を介して前記第1の搬送パイプ(100)に接続可能である部分真空生成器(121A、121B)と、前記第1の搬送パイプ(100)内の前記少なくとも1つの第1の投入点(108)から前記第1の分離装置(90A、90B)に材料を搬送するために、前記搬送パイプへの置換空気のアクセスを開閉するための手段と、を備え、前記搬送パイプ内で、前記部分真空生成器(121A、121B)によって負圧または周囲の圧力に対する圧力差が提供される、空気圧材料搬送システム用の装置であって、前記装置が、第2の材料(M)を供給するための少なくとも1つの第2の投入点(200)と、第2の分離装置(10)と、前記少なくとも1つの第2の投入点(200)と前記第2の分離装置(10)との間の第2の搬送パイプ(201)と、を備える第2の材料搬送装置を備え、前記第2の分離装置(10)が、前記第1のパイプライン(100)内で作用する吸引または圧力差を接続して前記第2の搬送パイプ(201)内で前記第2の分離装置(10)を介して作用して、前記第2の搬送パイプ(201)内の前記第2の投入点(200)から、前記第2の材料(M)を輸送空気流から分離し、前記第2の分離装置(10)の回収コンテナ(11)内に前記材料(M)を回収するように構成された前記第2の分離装置(10)に前記第2の材料(M)を搬送するために、動作可能に接続可能であり、前記パイプに沿って前記第1の材料搬送システムの前記搬送パイプ(100)と媒体連通することを特徴とする、前記装置。
【請求項15】
前記第2の分離装置(10)の排出側から前記第1の搬送パイプ(100)へパイプライン(204)が配置され、前記分離装置(10)が、前記第2の搬送パイプ(201)によって前記第2の投入点(200)に接続可能である、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記第1の投入点(108)及び/または前記第2の投入点(200)及び/または前記第1の搬送パイプ(100)が、置換空気チャネル、及び置換空気の前記投入を開放及び/または閉鎖及び/または制御するためのバルブ(20、109、230)を具備する、請求項14または15に記載の装置。
【請求項17】
前記第2の投入点(200)が、受け取るように構成される、及び/または前記第2の搬送パイプ(201)が搬送するように構成される、及び/または前記分離装置(10)が、例えばガラス材料など、すり減らす、つまり摩耗を生じさせる第2の材料を受け取るように構成される、請求項14~16のいずれか1項に記載の装置。
【請求項18】
前記第2の搬送パイプ(201)が、おもに前記第1の搬送パイプ(100)とは異なる材料から成る、請求項14~17のいずれか1項に記載の装置。
【請求項19】
前記第2の搬送パイプ(201)が、例えば金属など、耐摩耗材料を含む、請求項14~18のいずれか1項に記載の装置。
【請求項20】
前記第2の分離装置(10)が、いわゆる深型回収コンテナ(11)を備える、請求項14~19のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】
前記第2の分離装置(10)が、その動作原理においてサイクロン分離器である、請求項14~20のいずれか1項に記載の装置。
【請求項22】
前記第2分離装置(10)が深型回収コンテナであって、前記回収コンテナ(11)が、前記回収コンテナが持ち上げ手段によって持ち上げられるように配置される持ち上げ点と、を含み得、前記回収コンテナが、前記回収コンテナから回収された材料を空にし得る、開閉可な開口(6)を備える、請求項14~21のいずれか1項に記載の装置。
【請求項23】
それによって、前記装置が、前記第1の搬送パイプ(100)と前記第2の分離装置(10)との間の前記媒体連通を開閉するためのバルブ(207)を備える、請求項14~22のいずれか1項に記載の装置。
【請求項24】
複数の第2の分離装置(10)、及び前記第2の搬送パイプ(201)によって第2の分離装置(10)に接続された第2の投入点(200)が、前記第1の搬送パイプ(100)に沿って動作可能に接続される、請求項14~23のいずれか1項に記載の装置。
【請求項25】
前記第1の搬送パイプが、前記第1の搬送パイプを介して作用する前記第1の部分真空生成器の吸引を利用する他の構成要素またはサブシステムと動作可能に接続される、請求項14~24のいずれか1項に記載の装置。
【請求項26】
請求項14~25のいずれか1項に記載の前記装置を有する材料搬送システム。
【請求項27】
産業材料及び/または家庭廃棄物及び/またはリサイクル可能な材料が、前記第1の材料搬送システムによって及び/または前記第2の材料搬送装置によって搬送される、請求項26に記載の材料搬送システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、部分真空輸送システムなどの空気圧材料搬送システムに関し、具体的には、産業材料、または家庭廃棄物、またはリサイクル可能な材料の移送など、材料の回収及び移送に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば固形廃棄物など、固形物を吸引及び/または輸送空気流によって配管内で搬送し得るシステムが知られている。このようなシステムでは、材料は、通常は輸送する空気とともに、吸引及び/または圧力差によって空気圧で配管内で長い距離にわたって搬送され得る。装置は、とりわけ様々な施設において材料を搬送するため、家庭廃棄物を搬送するため、または他の廃棄物を搬送するために使用される。部分真空装置が、材料を輸送するために必要とされる圧力差を提供するために使用されることはそれらでは典型的であり、その部分真空装置では、部分真空ポンプまたはエジェクタ装置など、部分真空生成器によって搬送パイプへの負圧が提供される。搬送パイプ内には、通常、少なくとも1つのバルブ部材があり、そのバルブ部材を開閉することによって、搬送パイプに流入する置換空気が制御される。結果として、搬送パイプ内に空気流が提供され、その空気流によって材料が搬送され得る。また、圧力差及び/または搬送配管内の輸送空気流が、例えば送風装置によって提供され得るシステムも知られている。新しい地区建設プロジェクトの便利な解決策の1つは、パイプ輸送システムで動作する廃棄物管理である。これは、仕分けされた廃棄物またはリサイクルされる材料が、地下パイプを通じて地域全体に共通の廃棄物管理ステーションに吸い込まれることを意味する。このシステムは、従来の廃棄物管理よりも環境に優しく、かつ周辺地域にとって安全であるだけではなく、整然とした、無臭かつ無騒音の解決策である。他方、廃棄物は、多くの場合、その大きさまたは他の品質のため、長い配管内で満足に輸送することができない。
【0003】
本発明の目的は、材料搬送システムと関連する完全に新規の解決策を提供することであり、そのシステムによって、既知の解決策の不利な点が回避される。本発明の別の目的は、必ずしも廃棄物管理ステーションまで長い搬送パイプ内の距離全体にわたって材料の一部を輸送することを意図しないが、代わりに材料の一部を別の空にされた回収コンテナに輸送する解決策を提供することである。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、吸引及び置換空気の制御によって、輸送空気流を配置し得る空気圧材料搬送パイプを提供するという考えに基づいている。一実施形態によれば、材料搬送パイプは、空気圧輸送に適した搬送パイプであってよく、その搬送パイプ内に、部分真空装置によって吸引が配置可能であり、輸送空気流は、置換空気を制御することによって配置可能である。第2の材料搬送装置は、パイプに沿って、つまりその長さに沿って材料搬送パイプに接続され得、その第2の材料搬送装置は、第1の材料搬送システムの配管内で提供される負圧を利用する。
【0005】
一実施形態によれば、本発明は、材料搬送システム内での吸引、圧力差、及び/または輸送空気流によって、空気圧で搬送パイプ内の材料を搬送するための方法に関する。
【0006】
本発明による方法は、独立請求項1に説明される特徴によって特徴付けられる。本発明の方法の実施形態は、従属請求項に説明される特徴によって特徴付けられる。第1の材料搬送システムの部分真空生成器の吸引/負圧を利用する第2の材料搬送装置を、第1の材料搬送システムと接続して配置することによって、輸送されている材料は、専用の分離装置への別個の搬送パイプに沿った投入点からそのコンテナ内に導かれ得るが、第2の材料の移送及び回収にとって効率的な解決策を提供することができる。一実施形態によれば、第2の廃棄物搬送装置の構成要素は、その特性に関して、第2の材料搬送装置で搬送される材料の特性に対してよりよく適合され得る。
【0007】
一実施形態によれば、材料搬送システムは、第1の材料を供給するための第1の投入点と、第1の搬送パイプと、材料搬送パイプの出口端部にある少なくとも1つの第1の分離装置と、吸引側が例えば第1の分離装置を介して第1の搬送パイプに接続可能であり得る部分真空生成器とを含み得る。さらに、材料搬送システムは、少なくとも1つの第1の搬送パイプ内の少なくとも1つの第1の投入点から第1の分離装置へ材料を搬送するために、搬送パイプへの置換空気のアクセスを開閉するための手段を含み得る。負圧または周囲の圧力に対する圧力差は、部分真空生成器によって搬送パイプ内で提供され得る。本方法において、第2の材料搬送装置が提供され、その第2の材料搬送装置は、第2の材料を供給するための第2の投入点と、第2の分離装置と、少なくとも1つの第2の投入点と第2の分離装置との間の第2の搬送パイプとを含み得、その方法において、第2の材料搬送装置の分離装置は、第1のパイプライン内で吸引または圧力差を接続して第2の搬送パイプ内の第2の分離装置を介して作用するために、パイプに沿って、つまりその長さに沿って動作可能に接続されて、第1の材料搬送システムの搬送パイプと媒体連通し得、それによって第2の材料は、第2の搬送パイプ内の第2の投入点から、第2の材料が輸送空気流から分離され得る第2の分離装置へ伝達され得、第2の材料は第2の分離装置の回収コンテナ内に回収され得る。これは、とりわけ、第1の材料搬送システムの部分真空発生器によって提供される吸引、負圧、及び輸送空気の流れを、第2の材料搬送装置で利用し得るという利点を有する。同時に、第2の材料搬送装置の分離装置及び/または投入点は、第1の材料搬送システムの搬送パイプに動作可能なように接続されるように配置され得るが、所望される場合、投入点及びその分離装置の場所とは無関係に、配置され得る。さらに、第2の材料搬送装置の搬送パイプは、特に、その中で搬送されることが意図される第2の材料に適合され得る。
【0008】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第2の搬送装置が、回収コンテナがある分離装置を含み得、その材料及び輸送空気投入開口が、第1のパイプライン内で作用する吸引または圧力差を接続して第2の搬送パイプ内の第2の分離装置を介して作用するために、パイプラインによって、第1の搬送パイプとの、上記分離装置の輸送空気排出開口から作動媒体連通が形成されるときに、投入点から、第2の分離装置の回収コンテナ内に、輸送空気流とともに第2の搬送パイプ内の材料(M)を搬送するために、第2の搬送パイプによって第2の投入点に動作可能なように接続され得る。それによって、材料の移動の方向で第2の分離装置から見られるときに、輸送されている材料の反対側への第2の搬送パイプに対する置換空気のアクセスが許されるときに、第2の材料は、第2の搬送パイプ内の第2の投入点から、材料(M)が輸送空気流から分離される第2の分離器コンテナ内に搬送され得る。
【0009】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第1の材料は、第1の搬送パイプ内で、直接的にまたはパイプに沿った分岐ラインを介して、またはその長さに沿って、配置された第1の投入点から第1のパイプラインに、さらに第1の搬送パイプの出口端部に配置された少なくとも1つの分離装置に搬送され得、その分離装置内で、第1の材料は輸送空気流から分離され得る。
【0010】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第2の投入点または第2の搬送パイプは、置換空気の投入を開放及び/または閉鎖及び/または制御するためにバルブを具備し得る。
【0011】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第1の搬送パイプと第2の分離装置との間の媒体連通は、バルブによって開閉され得る。
【0012】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本方法において、例えばガラス材料など、すり減らす、つまり摩耗を生じさせる第2の材料(M)は、第2の搬送パイプ内の第2の投入点から搬送され得る。
【0013】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本方法において、第1の搬送パイプ内の第1の投入点から搬送される第1の材料とは特性が異なる第2の材料は第2の投入点から搬送され得る。
【0014】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第2の搬送パイプは、おもに第1の搬送パイプとは異なる材料から製造され得る。
【0015】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第2の搬送パイプは、例えば金属など、耐摩耗材料を含み得る。
【0016】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本方法において、第2の分離装置は、いわゆる深型回収コンテナである回収コンテナを含み得る。
【0017】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第2の分離装置の回収コンテナ内に回収される材料は、輸送車両のコンテナ内に排出される場合もあれば、材料で充填されたコンテナが空の回収コンテナで置き換えられ、材料で充填されたコンテナは、空にされるために輸送車両によって別の場所に運ばれる場合もある。
【0018】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本方法において、第2の分離装置は、その動作原理においてサイクロン分離器である。
【0019】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第2の分離装置は、深型回収コンテナ分離装置であり、その回収コンテナは、持ち上げ手段によって持ち上げられ得、回収コンテナ内に回収された材料は、例えば、その下部に配置された開閉可能な開口を介して排出され得る。
【0020】
別の態様によれば、本発明は、空気圧材料搬送システム用の装置に関する。本装置は、請求項14に説明される特徴によって特徴付けられる。本装置の実施形態は、従属請求項に説明される特徴によって特徴付けられる。
【0021】
材料搬送システムは、第1の材料を供給するための少なくとも1つの第1の投入点があり得る第1の材料搬送システムと、第1の搬送パイプと、第1の搬送パイプの出口端部にある少なくとも1つの分離装置と、吸引側が第1の分離装置を介して第1の搬送パイプに接続可能であり得る部分真空生成器と、第1の搬送パイプ内の少なくとも1つの第1の投入点から第1の分離装置に材料を搬送するために、搬送パイプへの置換空気のアクセスを開閉するための手段と、を含み、搬送パイプ内で、負圧または周囲の圧力に対する圧力差が、部分真空生成器によって提供され得る。一実施形態によれば、本装置は、第2の材料を供給するための少なくとも1つの第2の投入点と、第2の分離装置と、少なくとも1つの第2の投入点と第2の分離装置との間の第2の搬送パイプと、をさらに含み得る第2の材料搬送装置を含み、第2の分離装置は、第1のパイプライン内で作用する吸引または圧力差を接続して第2の搬送パイプ内で第2の分離装置を介して作用して、第2の搬送パイプ内の第2の投入点から、第2の材料を輸送空気流から分離し、第2の分離装置の回収コンテナ内に材料を回収するように構成され得る第2の分離装置に第2の材料を搬送するために、動作可能に接続可能であり、パイプに沿って、つまりその長さに沿って、第1の材料搬送システムの搬送パイプと媒体連通し得る。一実施形態によれば、第2の材料搬送装置は、第2の材料搬送システムであってよい。一実施形態によれば、第2の材料搬送装置は、第1の材料搬送システムの少なくとも1つの部分真空生成器を利用する装置であってよい。
【0022】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本装置では、第2の分離装置の排出側から第1の搬送パイプへパイプラインが配置され得、その分離装置は、第2の搬送パイプによって第2の投入点に接続可能であり得る。
【0023】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本装置では、第1の投入点及び/または第2の投入点及び/または第1の搬送パイプは、置換空気チャネル、及び置換空気の投入を開放及び/または閉鎖及び/または制御するためのバルブを具備してもよい。
【0024】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本装置では、第2の投入点は、受け取るように構成され得る、及び/または第2の搬送パイプは搬送するように構成され得る、及び/または分離装置は、例えばガラス材料など、すり減らす、つまり摩耗を生じさせる第2の材料を受け取るように構成され得る。
【0025】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本装置では、第2の搬送パイプは、おもに第1の搬送パイプとは異なる材料から成り得る。第2の搬送パイプは、このようにして第2の材料に適合され得る。これにより、第1の搬送パイプを第2の材料に適合させる必要をなくし得るが、代わりに、それは、例えば第1の材料の移送の要件を満たすためだけに適合される場合がある。搬送距離は第1の材料搬送システムではやや長くなる場合があるので、これは経済的に非常に重要な特徴となり得る。
【0026】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本装置では、第2の搬送パイプは、例えば金属など、耐摩耗材料を含み得る。
【0027】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本装置では、第2の分離装置は、いわゆる深型回収コンテナを含み得る。
【0028】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本装置では、第2の分離装置は、その動作原理においてサイクロン分離器であってよい。
【0029】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第2分離装置は深型回収コンテナであってよく、その回収コンテナは、回収コンテナが持ち上げ手段によって持ち上げられるように配置される持ち上げ点と、を含み得、回収コンテナは、回収コンテナから回収された材料を空にし得る、開閉可能な開口を含み得る。
【0030】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、本装置は、第1の搬送パイプと第2の分離装置との間の媒体連通を開閉するためのバルブを含み得る。
【0031】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、複数の第2の分離装置、及び第2の搬送パイプによって第2の分離装置に接続された第2の投入点は、第1の搬送パイプに沿って動作可能に接続され得る。
【0032】
上述のまたは後述の実施形態の1つの代わりに、または上述のまたは後述の実施形態の1つに加えて、第1の搬送パイプは、第1の搬送パイプを介して作用する第1の部分真空生成器の吸引を利用する他の構成要素またはサブシステムと動作可能に接続され得る。
【0033】
第3の態様によれば、本発明は、材料搬送システムに関する場合がある。材料搬送システムは、請求項26に説明される特徴によって特徴付けられる。一実施形態によれば、材料搬送システムは、上述または後述の実施形態の1つまたは複数を含み得る。一実施形態によれば、産業材料及び/または家庭廃棄物及び/またはリサイクル可能な材料は、第1の材料搬送システムによって及び/または第2の材料搬送装置によって搬送され得る。一実施形態によれば、食品産業の材料または家庭廃棄物は、第1の材料搬送システムによって搬送される。
【0034】
本発明による解決策はいくつかの重要な利点を有する。本発明の解決策によって、先行技術の不利な点は回避される。分離装置として深型収容コンテナを使用することによって、回収コンテナ内に搬送された材料はまた、効率的に保管され得、コンテナを空にすることを行う頻度を減らし得る。回収コンテナは、回収コンテナを持ち上げることによって、及びコンテナ内に回収された材料をコンテナの下部に配置された開閉可能な開口を通して、例えば、廃棄物回収車両などの輸送車両のコンテナ内に排出することによって空にし得る。代わりに、コンテナは、空にするために別の場所に輸送され得、満杯のコンテナは空のコンテナによって置き換えられ得る。本発明による解決策を用いて、空気圧材料パイプ輸送システムの分離装置、及び輸送される材料の保管を目的とした一時的な回収コンテナは、効率的に結合され得る。回収コンテナが、地表レベルまたは対応する表面高さの下に少なくとも部分的に配置されたいわゆる深型回収コンテナであるとき、空間の必要性は効率的に削減され得る。回収コンテナの体積の大部分を地表の下に、及び比較的に小さい部分だけを可視部分として配置することによって、周囲によく適した解決策が回収コンテナとして提供される。コンテナの大きい体積及び寸法のため、コンテナ内に回収された材料は凹む、つまり圧縮され、それによって回収コンテナは、複数の小さいコンテナよりも比較的により大量の材料を保持する。好ましい一実施形態によれば、深型回収コンテナ分離装置は、回収コンテナと、回収コンテナが中に配置され、空にするためにそこから回収コンテナが持ち上げられる外部コンテナを含む。本発明による解決策は、多くのタイプの空気圧材料パイプ輸送システムとの接続で使用するために適している。搬送パイプ内で必要な圧力差及び/または輸送空気流を提供するために部分真空生成装置を使用するとき、第1の搬送システムの部分真空生成装置は、本発明の深型回収分離装置を含む材料搬送システムと接続して使用されて、空気圧材料輸送に必要とされる負圧を提供し得る。複数の第2の搬送装置は、材料搬送システムの搬送パイプに沿って配置され得る。したがって、本システムは、複数の第2の材料搬送システムの間で、第1の材料搬送システムの部分真空源の有効動作時間を分割することを可能にする。本発明の一実施形態によれば、深型回収分離装置または分離装置の部分真空源が、例えば、より大きいシステムの一体化した部分真空ポンプ装置となり、その部分真空ポンプ装置によって、第2の投入点から第2の分離装置へ材料を搬送するための空気流/負圧が生成されることも企図され得る。この解決策は、特により大きいシステムの搬送パイプに沿って配置された複数の深型回収分離装置がある状況に特に適している。本発明による解決策は、深型回収分離装置の回収コンテナを空にするために既存の廃棄物回収車両などを使用する可能性を提供する。本発明による深型回収コンテナ分離装置はまた、例えば、そのサイズまたは他の特性のため、空気圧材料パイプ輸送システムで搬送されるために適していないそのような材料を、回収コンテナ内に形成された開閉可能な投入開口を介して供給する可能性を提供する。本発明による深型回収コンテナ分離装置では、分離装置のチャンバ空間または排出チャネル内での輸送空気の流れは、輸送空気の回転方向に対して反対方向に輸送空気の制御効果を提供することによって制御される。このようにして、分離される材料が輸送空気とともに排出チャネルに向かって漂わない点で大幅な改善を提供することが可能である。それによって、例えば、紙またはプラスチックのフィルムまたは袋など、廃棄物の小片は、分離装置の排出開口内に引き込まれない、及び/または排出開口を塞ぐことなく、空気圧廃棄物搬送システム用の信頼できる深型回収コンテナ分離装置を提供し得る。所望される効果は、排出チャネルから排出カップリングへの輸送空気の流れが、排出チャネルの壁に対して接線方向に配向されるように、排出チャネルの壁に排出カップリングを配置することによって生み出し得る。これは、例えば、排出チャネルに対して偏心的に排出カップリングを配置することによって達成され得る。本発明による深型回収分離装置は、フォーメータ(formator)、つまり回転式シェーパーが、投入点から搬送パイプラインまで導かれる材料を圧縮及び/または成形するために使用される材料搬送システムと、材料が投入点から搬送配管に直接的に供給される通常の空気圧材料パイプ輸送システムとの両方に適している。
【0035】
本発明の実施形態はまた、本出願の明細書及び図面に開示されている。本出願の発明内容はまた、以下の特許請求の範囲に説明されるのとは異なった方法で定義されてもよい。本発明の内容はまた、特に、本発明が明示されたもしくは暗示されたサブタスクに照らして、または達成される利点もしくは利点のカテゴリの観点から考慮される場合に、いくつかの別々の発明から成り立つ場合がある。この場合、以下の特許請求の範囲のいくつかの特徴は、個々の発明の考えにとっては冗長である場合がある。本発明の異なる実施形態の特徴は、基本的な発明の考えの範囲内にある他の実施形態に関連して適用され得る。
【0036】
本発明は、添付図面を参照して例としてより詳細に以下に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】一実施形態によるシステムを簡略図として示す図である。
【
図2】回収コンテナ充填モードでの垂直平面で部分的に切断した簡略図として、一実施形態による分離装置の一実施形態を示す図である。
【
図3a】回収コンテナがない垂直平面で部分的に切断した簡略図として、本実施形態による分離装置の外部コンテナの一実施形態を示す図である。
【
図3b】垂直平面で部分的に切断した簡略図として、一実施形態による分離装置の回収コンテナの一実施形態を示す図である。
【
図4】排出コンテナ充填モードでの垂直平面で部分的に切断した簡略図として、一実施形態による分離装置の回収コンテナの一実施形態を示す図である。
【
図5】地下部分を示すために地下構造の一部が除去された適用現場での一実施形態による材料搬送装置を示す図である。
【
図6】部分的に切断され、第1の動作モードで、地下部分を示すために地下構造の一部が除去された適用現場での一実施形態による材料搬送装置を示す図である。
【
図7】部分的に切断され、第2の動作モードで、地下部分を示すために地下構造の一部が除去された適用現場での一実施形態による材料搬送装置を示す図である。
【
図8】部分的に切断され、第3の動作モードで、地下部分を示すために地下構造の一部が除去された適用現場での一実施形態による材料搬送装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
いくつかの場合、本出願に説明される特徴は、他の特徴を無視し、そのまま使用され得る。一方、本出願に説明される特徴は、必要に応じて組み合わせて、様々な組み合わせを形成し得る。
【0039】
以下の段落で他の特徴と組み合わせて提示される特徴はまた、必要に応じて別々に使用されてもよい。
【0040】
【0041】
一実施形態によれば、空気圧材料搬送システムの一実施形態は、廃棄物またはリサイクル可能な材料の回収搬送システムであってよい。空気圧材料搬送システムでは、材料は、輸送空気流内の圧力差によって、材料搬送パイプ100内の投入点108から材料搬送システムの出口端部へ搬送され得る。出口端部で、輸送されている材料は、分離装置90A、90B内の輸送空気流から分離され得る。分離装置は、例えば分離器コンテナであってよい。材料の輸送に必要とされる圧力差及び輸送空気流は、例えば、部分真空生成器121A、121Bによって提供され得、部分真空生成器121A、121Bの吸引側は、材料搬送パイプ100内で作用するように接続され得る。同時に、置換空気が、材料搬送パイプに導かれ得る。
【0042】
図1は、材料搬送パイプ100がある空気圧材料搬送システムの一部を示し、材料搬送パイプ100に沿って少なくとも1つの、通常は複数の投入点108が配置されている。投入点108は、輸送されることが意図される材料、特に廃棄物用の投入ステーションであってよく、その投入ステーションから、輸送されることが意図される材料、特に家庭廃棄物などの廃棄物またはリサイクル可能な材料が搬送システムに供給される。投入ステーション108はまた、建物の異なる階に位置する投入開口を通じて材料が供給される廃棄物シュートであってもよい。本システムは、輸送されることが意図される材料を搬送配管100、101に供給する複数の投入ステーション108を含み得る。投入ステーションと接続して設けられる可能性がある、バルブ部材30などの閉鎖部材を開閉することによって、材料は、投入点108から搬送パイプ100に搬送され得る。投入点108は、搬送パイプ100に、または搬送パイプに接続される投入パイプ102に接続され得る。通常、搬送配管は、複数の分岐搬送パイプ101が接続され得る主搬送パイプ100を含み得、その分岐搬送パイプに、同様に、複数の投入ステーション108が接続され得る。
図1の実施形態では、投入点108は、表面sの高さから上方に延びる材料投入点であってよい。
【0043】
材料投入点108は、材料搬送パイプ100に、またはその分岐搬送パイプ101、102に沿って配置され得る。本システムは、輸送されることが意図される材料を搬送配管に供給し得る複数の投入点108を含み得る。投入点108には、分岐搬送パイプ101に接続可能であり得る投入コンテナがあってよい。材料は、材料搬送パイプ100に導かれるために投入点の投入開口31を通して供給され得る。投入点の投入開口31は、開閉可能なハッチを含み得る。投入点の投入コンテナと分岐搬送管との間には、バルブ部材があってよい。バルブ部材を開閉することによって、材料は、投入点から搬送パイプに搬送され得る。投入点108は、このようにして分岐搬送パイプ101、102に、さらには材料搬送パイプ100に接続され得る。1つまたは複数の投入点108は、分岐搬送パイプ101、102に接続され得る。搬送パイプ及び/または分岐搬送パイプ及び/または投入点は、材料搬送パイプへの置換空気のアクセスを可能にする、及び防ぐための手段を具備し得る。一実施形態によれば、置換空気のアクセスを可能にする、及び防ぐための手段は、搬送パイプへの置換空気のアクセスを制御し得る置換空気バルブを具備し得る置換空気カップリングまたは開口を含み得る。雑音抑制器及び/またはフィルタ装置は、置換空気カップリング110または開口と接続して配置され得る。
【0044】
投入点108の投入コンテナを空にするために必要とされる置換空気は、投入点を介して流入する場合がある。一実施形態によれば、置換空気バルブ30を有する別個の置換空気カップリングは、投入点と接続して設けられ得る。
【0045】
一実施形態によれば、投入点108は、投入チャネルを介して、投入チャネルよりも直径が小さい搬送配管に嵌合するように材料を成形及び圧縮し得る材料シェーパー(図示せず)に接続され得る。一実施形態による解決策はまた、材料シェーパーが使用されないが、材料が投入点から搬送配管に直接的に搬送される材料搬送システムに適している場合がある。搬送配管は、表面sの高さよりも下に配置され得る。
【0046】
図1の実施形態では、搬送配管内に、置換空気のアクセスを制御するため、及び部分真空生成器121A、121Bによって提供される吸引とともに、輸送空気流を提供するための置換空気バルブ109を具備し得る置換空気カップリング110がある場合がある。搬送システムは、搬送されている材料が、圧力差及び/または輸送空気流によって搬送パイプ内で導かれる1つまたは複数のコンテナ及び/または材料分離器を含み得る。
図1の実施形態では、分離装置コンテナ90A、90Bは、材料搬送パイプ100の出口端部に配置され得、その分離装置コンテナでは、搬送されている材料は輸送空気から分離され、分離装置のコンテナ内に残る。搬送パイプは、1つのバルブ部材111または複数のバルブ部材を具備し得、そのバルブ部材の位置の制御下で、接続部105A、105Bが搬送パイプから分離器コンテナ90A、90Bに開かれ得る。一実施形態によれば、バルブ部材111は、搬送パイプ100から所望の分離器コンテナ90A、90Bへの接続部を可能にし得る、1つの多方向バルブまたは複数のバルブの装置であってよい。部分真空生成器121A、122Bの吸引側から、接続部119A、119B、118、117、116、115A、115Bは、分離器コンテナ90A、90Bに、さらに搬送パイプ100に提供され得る。
【0047】
材料搬送システムは、第2の分離装置10を含み得る第2の材料搬送装置を含み得る。第2の分離装置10は、内側にコンテナ空間が形成されたコンテナ11を含み得る。第2の分離装置10は、材料及び輸送空気投入開口14’、及びコンテナ空間と連通する輸送空気排出開口16’を含み得る。第2の分離装置は、材料排出開口6をさらに含み得る。
【0048】
一実施形態によれば、第2の分離装置10は、外部コンテナ12及び回収コンテナ11から形成される深型回収コンテナと、その中に配置される輸送空気及び搬送されている材料を互いから分離する手段との組み合わせであってよい。一実施形態によれば、第2の分離装置10は、いわゆるサイクロン分離器であってよい。
【0049】
一実施形態によれば、第2の材料搬送装置は、少なくとも1つの第2の投入点200をさらに含み得る。少なくとも1つの第2の投入点200は、第2の投入点200の投入コンテナに材料を供給するための投入開口231を含み得る。投入開口231は、開閉可能なハッチによって覆われるように配置され得る。投入開口のハッチは、搬送パイプ内でさらに輸送されるための材料を、投入開口を通して供給するために開閉され得る。投入コンテナは、投入点と接続して設けられ得る。材料は、投入点の投入コンテナ内に集まり得る。第2の投入点200から、例えばその下部から第2の材料搬送パイプ201への接続部があってもよい。一実施形態によれば、搬送パイプへの接続部は、投入点の投入コンテナから配置され得る。バルブは、投入点と搬送パイプとの間に設けられてよい。バルブの開放位置で、材料は、第2の投入点200から第2の搬送パイプ201に搬送され得る。第2の材料搬送パイプ201から、第2の分離装置10の投入開口14’へ、さらに第2の分離装置10の回収コンテナ11のコンテナ空間への材料通路202、14が設けられ得る。一実施形態によれば、材料通路は、搬送パイプセクション202及び投入カップリング14を含み得る。一実施形態によれば、投入カップリング14は、第2の分離装置10の回収コンテナ11の壁内に形成された投入開口14’に接続され得る。一実施形態によれば、投入カップリング14及び搬送パイプセクション202は、同じ部品から成ってもよい。一実施形態によれば、搬送パイプセクションは湾曲するように設計され得、搬送パイプ201(投入側)に面するその端部は垂直であってよく、コンテナ11に面するその端部は水平であってよい。パイプは、投入端部と、コンテナに面する端部との間に90°の角度を形成し得る。
【0050】
一実施形態によれば、材料搬送パイプ201は、第2の分離装置10の回収コンテナ11に接続可能であり得る。輸送されている材料Mは、第2の分離装置10内で輸送空気から分離され得る。接続部材201’は、搬送パイプ201内に形成され得、対応物は、回収コンテナ11につながる材料経路内で、搬送パイプセクション202に、またはカップリング14内に形成され得る。接続部材201’及び対応物は、ともに、例えばクイック接続物など、接続部を形成し得る。一実施形態によれば、接続部材201’は、自由端など、回収コンテナにつながる材料通路202の対応物を嵌合し得るスリーブ部分であってよい。一実施形態によれば、接続パーツ201’及びコンテナの媒体経路の対応物は、コンテナ部分11が外部コンテナ内に設置されると位置合わせされて配置され得る。
【0051】
第2の接続部材204’は、回収コンテナ11内にまたは媒体経路203、204内に配置された輸送空気排出カップリング16内に形成され得る。回収コンテナの排出カップリング16または媒体経路203は、第2の接続部材204’とともに配置されて、例えばクイック接続部など、接続部を形成し得る対応物を具備し得る。一実施形態によれば、接続部材204’は、自由端など、回収コンテナにつながる材料通路203の対応物を嵌合し得るスリーブ部分であってよい。一実施形態によれば、接続パーツ204’及びコンテナの媒体経路の対応物は、コンテナ部分11が外部コンテナ内に設置されると位置合わせされて配置され得る。
【0052】
一実施形態によれば、排出カップリング16及び媒体経路セクション203は、同じ部品から成ってもよい。一実施形態によれば、排出カップリングまたは媒体経路203は湾曲するように設計され得、パイプ204(排出側)に面するその端部は垂直であってよく、コンテナ11に面するその端部は水平であってよい。媒体経路を形成するパイプ203は、投入端部と、コンテナに面する端部との間に90°の角度を形成し得る。
【0053】
第1の材料搬送システムの部分真空源121A、121Bからなど、部分真空源から出るパイプまたはホースは、第2の分離装置10の排出開口16に動作可能に接続され得、そのパイプまたはホースを介して、第2の材料搬送装置に必要とされる負圧が、第2の分離装置10内で、さらに第2の搬送パイプ201内で作用するように引き起こされ得る。材料の移送に必要とされる輸送空気流は、回収コンテナから第2の分離装置の排出開口14’を介して導かれ得る。
【0054】
したがって、分離装置10は、一実施形態では、外部コンテナ12及び回収コンテナ11を含み得る。例えば、
図1~
図8の実施形態においてのように、外部コンテナ12は、地面または土壌内に設けられた凹部またはコンテナであってよく、その凹部またはコンテナは基部5及び側壁4を有し得る。外部コンテナ12は、表面高さsから下方方向にある距離延び得る。別個の回収コンテナ11は、外部コンテナ12内に配置され得、その回収コンテナは、外部コンテナ12に嵌合するように配置される。一実施形態によれば、回収コンテナ11の上部は、表面の高さsよりも上に延び得る。
【0055】
一実施形態によれば、分離装置10の回収コンテナ11は、側壁11’、11’’、底部ハッチ7、及び上部端壁8によって画定されたコンテナ空間があるいわゆるサイクロン分離器である。一実施形態によれば、コンテナ11のコンテナ空間は、その上部11’からおもに円筒形であってよい。コンテナ空間は、その下部から円錐台の形状であってよく、排出開口6及びそれを開閉するハッチ7があり得る基部に向かって下部11’’で円錐状に小さくなる。一実施形態によると、ハッチ7は、例えばヒンジ部材7’によってコンテナ11の壁に対して枢動可能に配置され得る。投入カップリング14は、分離装置の回収コンテナ11の壁に、その上部11’で接続され得、その投入カップリングを介して、輸送空気とともに輸送されている材料Mは、投入開口14’を通して分離装置のコンテナ空間に導かれ得る。一実施形態によれば、投入開口14’は、分離コンテナのチャンバ空間の壁内に、その側壁の上部に配置され得る。
【0056】
一実施形態によれば、回収コンテナ11の中への投入カップリング14の投入開口14’は、その上部11’内の分離装置の壁内に、端壁8と、上部端壁8から分離装置の内部に延びる壁13の下部との間の領域内に配置され得る。一実施形態によれば、壁13は円筒形であってよい。回収コンテナ11内の分離装置10内には、該領域内に環状部分がある場合があり、壁13は環状部分の内円を形成し、回収コンテナの壁11’、通常は壁の上部は、環状部分の外円を形成し得る。壁13は、分離装置のコンテナ空間の上部内に、円筒形のコンテナ空間に面する側から、つまり
図2の下方から開いているチャネルを形成し得る。壁13によって形成されるチャネルは、コンテナ空間の垂直軸と同心円状に(同軸上に)配置され得る。
【0057】
一実施形態によれば、投入カップリング14及び投入開口14’は、回収コンテナ11に対しておもに接線方向で回収コンテナ11の壁11’に配置され得る。一実施形態によれば、輸送空気a及び材料Mは、投入開口14’を通して、コンテナ空間の上部内の壁13とコンテナ空間との間の環状空間部分に供給され得る。
【0058】
一実施形態では、ガラス材料など、輸送空気から分離された材料Mは、重力の作用によって回収コンテナ11の下部に移動する。
図2は、分離装置10の回収コンテナ11の下部への分離された材料Mの移動を示す。一実施形態では、材料Mは、例えば、ガラス瓶及びガラスジャーなどの回収された廃棄物ガラスなど、ガラス材料であってよい。分離された材料は、例えば必要に応じて回収コンテナから除去され得る。
【0059】
材料除去段階では、回収コンテナ11は、例えば持ち上げ手段404、404’によって、例えば持ち上げ突起9からなど、外部コンテナ12から持ち出されてよい。持ち上げ装置は、例えば、輸送車両のリフター402であってよい。材料は、廃棄物回収車両など、輸送車両401のコンテナ405内に排出され得る。材料は、例えば回収コンテナ11の下部に配置された材料排出開口6を介して、例えば、排出開口6を閉じるハッチ7を開くことによって、排出され得る。満杯のコンテナ11はまた、空のコンテナによって置き換えられてよく、満杯のコンテナ11は、空にされるために輸送車両401によって、別の場所に輸送され得る(
図8)。
【0060】
輸送空気流aは、排出開口16’を通して、さらに排出カップリング16を介して分離装置10から導かれ得る。輸送空気は、通常、分離装置10内で偏向され、それによって輸送空気とともに流入するより重い材料は、輸送空気からより容易に分離する。
【0061】
図1、
図2、
図3a、
図4、及び
図6の実施形態では、分離装置10の回収コンテナ11の上部は、分離装置のチャンバ空間に延びる壁部分13を具備し得る。一実施形態によれば、壁部分13は円筒形であってよい。壁部分は、分離装置の回収コンテナ11の垂直軸と同軸であってよい。排出チャネルは、壁部分13の周囲の内側に配置され得、その排出チャネルは、壁13の下部の開口部を通してアクセスされる。排出チャネルの上部から、排出開口16’を介して、輸送空気排出カップリング16への接続部があってよい。
【0062】
したがって、一実施形態によれば、実施形態では、円筒形の壁部分13の下端部は開いていてよい。排出カップリング16は、輸送空気が、回収コンテナ11の上部から壁部分13に対しておもに接線方向で除去されるように、分離装置の回収コンテナ11内に配置され得る。
【0063】
回転運動または接線運動は、輸送空気が壁部分13によって画定された排出チャネル内で排出されるために提供され、その運動は、好ましくは、分離装置の収集コンテナ11内で、投入カップリング14の近傍の少なくともチャンバ空間内で、輸送空気(及びそれによって運ばれる粒子)(M+a)の回転運動または接線運動と反対である。
【0064】
輸送空気の回転運動または接線運動は、投入カップリング14から分離装置に流入する輸送空気の回転運動または接線運動の回転方向と反対である場合がある。それによって、回収コンテナ11のチャンバ空間から流入する輸送空気の回転運動は、排出チャネル13内でまたは排出チャネル13の近傍で中和される場合があり、輸送空気の速度は減速する場合がある。一実施形態によれば、この手順によって、紙及びプラスチックなど、有害である可能性がある粒子が、分離装置の回収コンテナ11のチャンバ空間から排出チャネル13への輸送空気とともに容易に上昇することを防ぎ得る。
【0065】
回収コンテナ11は、持ち上げ手段によって外部コンテナ12の空間から持ち上げられ得る。回収コンテナ11の上壁8は、持ち上げ突起9または持ち上げ耳などを具備し得る。
図3b及び
図4は、リフター402(
図7、
図8)によって、回収コンテナ11を外部コンテナ12から持ち上げ得る、持ち上げフック404及び単純化された持ち上げスリング404’を有する一実施形態を示す。
【0066】
第2の分離装置は、いわゆる深型回収分離器であってよい。深型回収コンテナの外部コンテナ12は、表面Sまたは対応する表面の下方に配置され得る。対応する表面は、材料がコンテナ内に落下し得、それに応じてコンテナを空にすることが実行され得るすべての平面を含むとして企図され得る。外部コンテナ12の壁は、下方から閉じられ、上部から開かれる垂直コンテナから成り立っていてよい。外部コンテナは、金属、プラスチック、複合材料、または他の材料であってよい。一実施形態によれば、外部コンテナは鋼であってよく、別の実施形態によれば、外部コンテナは強化プラスチックであってよい。回収コンテナ11及び/または外部コンテナ12は、コンテナの容積の大部分が表面Sの下方に位置するように、回収コンテナ11及び/または外部コンテナ12のために作られた穴の中に配置され得る。一実施形態では、外部コンテナ12の側壁4は、表面Sの上方に続いてよい。
図2、
図3aの実施形態では、水平面内の外部コンテナ12の断面積は一定であるが、断面積は上方向で水平方向に拡大する場合があり、それによって外部コンテナは、上方向でわずかに円錐状に広がっていく。
【0067】
搬送パイプ100内で圧力差及び/または輸送空気流を提供するための手段は、吸引または圧力差または輸送空気流を提供する少なくとも1つの部分真空生成器121A、121Bまたは圧力源またはブロワを含み得、それによって、材料は、搬送パイプ内で搬送され得る。
図1の実施形態では、部分真空生成器121A、121Bは、例えば、廃棄物ステーション300になど、第1の材料搬送システムの出口端部に配置される。
【0068】
部分真空生成器は、部分真空ポンプなど、1つまたは複数の部分真空生成器121A、121Bを備えたポンプユニット、及びそれらを駆動する駆動装置122A、122Bを含み得る。部分真空生成器121A、121Bの吸引側は、媒体経路119A、19B、118、117、116、115A、115Bを介して、及び搬送パイプ100への第1の材料搬送システムの材料分離器/回収コンテナ90A、90Bを介して第1の動作モードであってよい。それによって、材料分離器/回収コンテナ90A、90Bの、搬送配管100、101、102への材料移送に必要とされる吸引/圧力差が提供され得る。部分真空源121A、121Bと回収コンテナ90A、90Bとの間で、媒体経路は、粒子分離器及び/またはフィルタ装置を具備し得る。部分真空源121A、121Bの吹き出し側に、排気チャネル124があってよい。排気チャネルは、雑音抑制器を具備し得る。
【0069】
一実施形態によれば、部分真空源121A、121Bの駆動装置122A、122Bは、例えば電気モータなど、電気駆動装置である。
【0070】
第1の材料搬送システムの投入点108から供給される材料は、搬送配管100、105A、105Bに沿って第1のシステムの分離器コンテナ90A、90B内に輸送され得、その分離器コンテナ内で、輸送されている材料は輸送空気から分離される。分離器コンテナの代わりに、一実施形態では、別個の分離装置及び分離装置に接続可能なコンテナが使用され得る。材料プレス、すなわち圧縮機は、分離器コンテナに接続して配置され得る。
【0071】
第2の材料搬送装置の目的は、第2の材料Mを輸送することであってよい。第2の材料Mは、例えば、その特性のため、または他の理由により、第1の材料搬送システムによって輸送されるために適切ではない材料である場合がある。第2の材料は、例えば、搬送システムの構成要素、特にパイプを摩耗させる場合がある、摩耗性の材料である場合がある。一実施形態によれば、第2の材料Mはガラス材料を含む場合がある。
【0072】
第2の材料は、例えば、リサイクルされることが意図されるガラスを含む場合がある。第2の材料は、金属を含む場合がある。第2の材料は石材を含む場合がある。第2の材料はセラミック材料を含む場合がある。第2の材料は、材料の移送中により小さい部分に砕ける材料を含む場合がある。第2の材料は、鋭い端縁を含む材料を含む場合がある。
【0073】
一実施形態によれば、第2の材料搬送装置の構成要素は、搬送されている材料によって引き起こされる摩滅などの摩耗に耐性のある材料を含み得る。一実施形態によれば、第2の材料搬送装置の搬送パイプ。
【0074】
したがって、第1の材料搬送システムの搬送パイプ100は、例えばパイプライン204によって接続点205から第2の装置の分離装置10まで媒体連通を具備し得る。負圧が、第1の搬送パイプ100及びパイプライン204を介して、及び第2の材料搬送パイプ201内での、さらには第2の投入点200内での分離装置10のコンテナ空間11を介して作用するにつれ、第2の投入点200の投入コンテナ内に回収される第2の材料Mは、第2の材料搬送パイプに沿って、第2の材料搬送装置の分離装置10の回収コンテナ11のコンテナ空間に搬送され得る。輸送空気は、同様に、第1の搬送パイプ100へのパイプライン204を介して、さらに第1の材料搬送システムの分離装置90A、90Bを介して、媒体経路に沿って、部分真空生成器121A、121Bの吹き出し側へ、及び排気パイプ123へ除去され得る。装置の利点は、第2の材料Mを専用の分離装置10により短い距離で搬送し得ることである。第2の分離装置10または第2の分離装置10の回収コンテナ11は、第1のシステムの分離装置の空にする/交換のシーケンスとは無関係に空にされ得る。
【0075】
図1の実施形態では、専用の分離装置10及び投入点200を有する複数の第2の材料搬送装置は、搬送パイプ100に沿って配置され得る。一実施形態によれば、第2の材料搬送装置の投入点200は、(
図5~
図7においてのように)第1の材料搬送システムの投入点108の横または投入点108の近傍に配置され得る。別の実施形態によれば、第2の材料の投入点200は、第1の材料搬送システムの2つの投入点108の間に配置され得る。一実施形態によれば、第2の投入点200と分離装置10との間の距離は、10~500メートルであってよい。一実施形態によれば、第1の材料搬送システムの投入点108と分離装置90A、90Bとの間の距離は、50~3000メートルであってよい。一実施形態によれば、例えば家庭廃棄物または産業材料など、廃棄物またはリサイクル可能な材料である場合がある材料は、第1の搬送システムによって搬送され得る。一実施形態によれば、材料は袋に詰められた家庭廃棄物である場合がある。一実施形態では、第1の搬送システムのパイプは、プラスチック材料、繊維材料、または複合材料を含み得る。一実施形態によれば、異なる材料Mは、第1の搬送システムによりむしろ第2の搬送装置によって搬送され得る。一実施形態によれば、第2の搬送装置によって搬送される第2の材料Mは、第1の搬送システムによって搬送される材料よりもより高密度の材料である場合がある。一実施形態によれば、第2の搬送装置によって搬送される第2の材料Mは、金属を含む場合がある。一実施形態によれば、第2の搬送装置によって搬送される第2の材料Mは、ガラス材料を含む場合がある。一実施形態によれば、第2の搬送装置によって搬送される第2の材料Mは、リサイクル可能な材料を含む場合がある。一実施形態によれば、第2の搬送装置によって搬送される第2の材料Mは、例えばガラス瓶またはガラスジャーなど、回収された廃棄物ガラスを含む場合がある。一実施形態によれば、第2の搬送装置によって搬送される第2の材料Mは、プラスチックを含む場合がある。一実施形態によれば、第2の搬送装置によって搬送される第2の材料Mは、含む場合がある。
【0076】
一実施形態によれば、第2の搬送装置の分離装置は、経路400に沿って配置され得る。
図5~
図8は、1つのこのような装置を示す。図は、装置の地下部分を示しており、その部分は通常、例えば街路構造物または緑地構造物、または別のデッキ構造などの構造物によって覆われる場合がある。
【0077】
一実施形態によれば、輸送車両401は、第2の搬送装置の分離装置のコンテナを取り上げるまたは空にするように配置され得る。輸送車両401は、持ち上げ装置402を含み得る。持ち上げ装置402は、持ち上げ突起9など、コンテナ11の対応物に配置可能である持ち上げフック404などを含み得る。一実施形態によれば、輸送車両は、分離装置10のコンテナ11が載置されるように配置され得るラック403(
図8)を含み得る。本実施形態は、分離装置の使用場所の近傍にあるコンテナからの排出によって不快な騒音が引き起こされる場合があるこのような材料と関連した用途に特に適している。一実施形態によれば、輸送車両は、例えば、コンテナの排出開口6を覆うハッチ7を開くことによって、分離装置のコンテナ11内に回収された材料Mが排出され得るコンテナ空間405(
図7)を含み得る。排出は、必要に応じて実行され得る。コンテナ11の下部及びその排出開口6が、輸送車両のコンテナ405の充填開口と位置合わせされて配置され得るように、コンテナ11は、例えば、輸送車両401のリフター402によってなど、持ち上げ手段402、404、9によって持ち上げられ得る。回収コンテナの排出開口6を覆うハッチ7が開かれると、材料は、コンテナ11から輸送車両のコンテナ405に移動し得る。
【0078】
第1の材料搬送システムの部分真空生成器の吸引/負圧を利用する第2の材料搬送装置を、第1の材料搬送システムと接続して配置することによって、輸送されている材料は、専用の分離装置への別個の搬送パイプに沿った投入点からそのコンテナ内に導かれるが、第2の材料の移送及び回収にとって効率的な解決策を提供することができる。一実施形態によれば、第2の廃棄物搬送装置の構成要素は、その特性に関して、第2の材料搬送装置で搬送される材料の特性に対してよりよく適合され得る。
【0079】
第1の材料搬送システムの部分真空生成器121A、121Bの吸引側は、第1の搬送パイプ100を介して作用するために接続され得、搬送ハイプ内に配置された接続部205が搬送パイプ内に配置され、バルブ部材207が開放位置に配置されるときに、同様に第2の搬送パイプ201の出口端部が接続され得るコンテナへの接続部があり得る輸送空気チャネル204では、第2の搬送パイプ201内で負圧が提供され得る。それによって、吸引は、コンテナ11に接続された媒体経路を介して第2の搬送パイプ201内で作用し得る。第2の投入点200または第2の搬送パイプ201は、置換空気の投入を開放及び/または閉鎖及び/または制御するためにバルブ30、230を具備し得る。
【0080】
主搬送パイプ100と分岐搬送パイプ101Aと投入点108の間には、この動作モードで開いている供給バルブ104がある。それによって、吸引は、投入点108の投入チャネル106内で、及びおそらくシェーパー装置105内で作用することができる。それによって、搬送されることが意図される材料バッチは、分岐パイプ101Aに、さらには主搬送パイプ100に搬送される。搬送パイプへのバルブ104が開かれると、例えば投入点108を介して、搬送パイプへの置換空気が流入する可能性がある。投入点のバルブ104が閉じられているとき、搬送パイプ101A、100に置換空気を提供するために、置換空気チャネル102のバルブ109が開かれ得る。
【0081】
廃棄物は、搬送配管101A、100に沿って、輸送空気が排気材料から分離されるコンテナ11内に移動し、廃棄物は、回収コンテナ11内に留まる。
【0082】
次に、空にする命令に従って必要に応じて、または必要に応じて、他の投入点108が空にされる。
【0083】
回収コンテナ11は、
図2に従って、外部コンテナ12の壁4、5に沿って画定された空間内に配置され得る。投入カップリング202、14と、搬送パイプ201との間の接続部201’が開かれ、対応して、排出カップリング16と、部分真空源から流入するパイプライン204との間の接続部204’が開かれると、回収コンテナ11は、持ち上げ手段9、404’、404によって、空にされるために上部から開かれる外部コンテナ12から持ち上げられ得る。
図3aは、回収コンテナ11のない外部コンテナを示す。
【0084】
搬送配管内に嵌合しない大型廃棄物を供給するために、例えば、コンテナの上部になど、回収コンテナ11に、充填開口が設けられ得る。回収コンテナの充填開口は、ハッチを具備し得る。
【0085】
【0086】
図1~
図8の実施形態では、分離装置の回収コンテナ11は、上部に上壁8を有する。一実施形態によれば、上壁8と側壁11との間の移行ゾーンは湾曲している場合があり、その移行ゾーンに沿って上壁は側壁に接続する。一実施形態によれば、開閉可能なハッチ付きの投入開口部は、回収コンテナ内に直接的に材料を供給するために上壁内に形成され得る。上壁8は、持ち上げスリング、ワイヤ、またはチェーン404’’が固締され、次に持ち上げ装置の持ち上げフック404によって持ち上げられ得る、持ち上げ突起9などの持ち上げ手段を、持ち上げるために具備する場合がある。
図1~
図8の実施形態は、1つの持ち上げ突起9を備えて示されているが、複数の突起があってもよい。
【0087】
一実施形態によれば、深型回収コンテナでは、本発明による分離装置10の外部コンテナ12の地表面sからの深さは約3メートルである場合があり、外部コンテナ12の直径は約2メートルである場合がある。直径は、例えば1000~3000mmなど、用途に応じて当然変化し得る。外部コンテナの配置深さ、つまり地表面Sからのコンテナの基部の距離は、例えば2000~4000mmなど、用途に応じて変化する場合がある。回収コンテナ11が、本発明によって深型回収コンテナである場合、(材料に応じて)コンテナ内に回収される材料Mは、コンテナ内の材料の量が増えるにつれ、コンテナ内でより緊密に圧縮され得る。したがって、空間を節約することが可能である。分離装置は、周囲に適するように配置され得、特に容易に所望の場所に配置され得るので、空にすること及びその置換は円滑に進む。
【0088】
一実施形態によれば、材料投入点108、200は、ごみ箱または廃棄シュートなど、廃棄物またはリサイクル可能な材料の投入点であってよい。
【0089】
本発明が上述の実施形態に限定されるのではなく、添付の特許請求の範囲の範囲内で変更し得ることは、当業者に明らかである。他の特徴と組み合わせて本明細書に提示される特徴はまた、必要に応じて別々に使用されてもよい。
【国際調査報告】