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特表2024-517560同期信号ブロックと復調参照信号との間のリソース要素重複
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】同期信号ブロックと復調参照信号との間のリソース要素重複
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/23 20230101AFI20240416BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20240416BHJP
【FI】
H04W72/23
H04W72/0453 110
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023558227
(86)(22)【出願日】2022-05-11
(85)【翻訳文提出日】2023-11-08
(86)【国際出願番号】 US2022028762
(87)【国際公開番号】W WO2022240985
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】63/187,293
(32)【優先日】2021-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/740,881
(32)【優先日】2022-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】モスタファ・コシュネヴィサン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ジョウ
(72)【発明者】
【氏名】シャオシア・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】タオ・ルオ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD25
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスについて説明する。ユーザ機器(UE)は、物理レイヤセル識別子(PCI)を含む同期信号ブロック(SSB)を受信し得、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素は、別のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送するリソース要素と重複する。PCIは、サービングセル用または非サービングセルなどの別のセル用であり得る。UEはまた、ダウンリンク共有チャネルの中の1つまたは複数のリソース要素において1つまたは複数の復調参照信号(DMRS)を受信し得る。UEは、SSBのPCIとダウンリンク共有チャネルのPCIを比較することによって、リソース要素間で重複が許可されるかどうかを決定し得る。いくつかの例では、UEがリソース要素重複が許可されるかどうかを決定すると、UEはDMRSを処理し得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令は、前記装置に、
第1の物理レイヤセル識別子に関連付けられた同期信号ブロックを受信することであって、前記同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2の物理レイヤセル識別子に関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、受信することと、
前記第1の物理レイヤセル識別子と前記第2の物理レイヤセル識別子の比較に従って、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記ダウンリンク共有チャネルに対応する復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することと、
前記決定に少なくとも部分的に基づいて前記復調参照信号を処理することと
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項2】
重複が許可されるかどうかを決定するための前記命令が、前記装置に、
前記第1の物理レイヤセル識別子および前記第2の物理レイヤセル識別子が同じ物理レイヤセル識別子であることに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
重複が許可されるかどうかを決定するための前記命令が、前記装置に、
前記第1の物理レイヤセル識別子および前記第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
重複が許可されるかどうかを決定するための前記命令が、前記装置に、
前記第1の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することおよび前記第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
重複が許可されるかどうかを決定するための前記命令が、前記装置に、
前記第1の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することおよび前記第2の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記ダウンリンク共有チャネルに対応する制御リソースセットプールインデックス値に対応する制御メッセージを受信することであって、前記制御メッセージが、スケジューリングダウンリンク制御情報メッセージを含む、受信すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記制御リソースセットプールインデックス値が0の値を有することに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記制御リソースセットプールインデックス値が1の値を有することに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記制御メッセージが、前記制御リソースセットプールインデックス値に関連付けられた制御リソースセットにおいて受信されたアクティブ化ダウンリンク制御情報メッセージに対応する半永続的スケジューリング制御メッセージである、請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記制御メッセージが、無線リソース制御メッセージの中の半永続的スケジューリング構成に対応する半永続的スケジューリング制御メッセージであり、
前記半永続的スケジューリング構成が、前記制御リソースセットプールインデックス値を示す、請求項6に記載の装置。
【請求項11】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記同期信号ブロックに対応する擬似コロケーション関係がサービングセルに関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク共有チャネルが前記サービングセルに関連付けられると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記同期信号ブロックに対応する擬似コロケーション関係が第2のセルに関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク共有チャネルが前記第2のセルに関連付けられると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項13】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと結合されたメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前期命令は、前記装置に、
第1の物理レイヤセル識別子に関連付けられた同期信号ブロックを送信することであって、前記同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2の物理レイヤセル識別子に関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、送信することと、
前記第1の物理レイヤセル識別子と前記第2の物理レイヤセル識別子の比較に従って、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記ダウンリンク共有チャネルに対応する復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することと、
前記決定に少なくとも部分的に基づいて前記復調参照信号を処理することと
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、装置。
【請求項14】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記第1の物理レイヤセル識別子および前記第2の物理レイヤセル識別子が同じ物理レイヤセル識別子であることに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間に重複がないと決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記第1の物理レイヤセル識別子および前記第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間に重複がないと決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記第1の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することおよび前記第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素が重複すると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記第1の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することおよび前記第2の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素が重複すると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項13に記載の装置。
【請求項18】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記ダウンリンク共有チャネルに対応する制御リソースセットプールインデックス値を示す制御メッセージを送信すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項13に記載の装置。
【請求項19】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記制御リソースセットプールインデックス値が0の値を有することに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記制御リソースセットプールインデックス値が1の値を有することに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項18に記載の装置。
【請求項21】
前記制御メッセージが、前記制御リソースセットプールインデックス値に関連付けられた制御リソースセットにおいて受信されたアクティブ化ダウンリンク制御情報メッセージに対応する半永続的スケジューリング制御メッセージである、請求項18に記載の装置。
【請求項22】
前記制御メッセージが、無線リソース制御メッセージの中の半永続的スケジューリング構成に対応する半永続的スケジューリング制御メッセージであり、
前記半永続的スケジューリング構成が、前記制御リソースセットプールインデックス値を示す、請求項18に記載の装置。
【請求項23】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記同期信号ブロックに対応する擬似コロケーション関係がサービングセルに関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク共有チャネルが前記サービングセルに関連付けられると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項13に記載の装置。
【請求項24】
前記命令がさらに、前記装置に、
前記同期信号ブロックに対応する擬似コロケーション関係が第2のセルに関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、前記ダウンリンク共有チャネルが前記第2のセルに関連付けられると決定すること
を行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、請求項13に記載の装置。
【請求項25】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
第1の物理レイヤセル識別子に関連付けられた同期信号ブロックを受信するステップであって、前記同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2の物理レイヤセル識別子に関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、ステップと、
前記第1の物理レイヤセル識別子と前記第2の物理レイヤセル識別子の比較に従って、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記ダウンリンク共有チャネルに対応する復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するステップと、
前記決定に少なくとも部分的に基づいて前記復調参照信号を処理するステップと
を含む方法。
【請求項26】
前記重複が許可されるかどうかを決定するステップが、
前記第1の物理レイヤセル識別子および前記第2の物理レイヤセル識別子が同じ物理レイヤセル識別子であることに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定するステップ
を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記重複が許可されるかどうかを決定するステップが、
前記第1の物理レイヤセル識別子および前記第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定するステップ
を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記重複が許可されるかどうかを決定するステップが、
前記第1の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することおよび前記第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定するステップ
を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記重複が許可されるかどうかを決定するステップが、
前記第1の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することおよび前記第2の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記復調参照信号を搬送する前記1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定するステップ
を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法であって、
第1の物理レイヤセル識別子に関連付けられた同期信号ブロックを送信するステップであって、前記同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2の物理レイヤセル識別子に関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、ステップと、
前記第1の物理レイヤセル識別子と前記第2の物理レイヤセル識別子の比較に従って、前記同期信号ブロックを搬送する前記1つまたは複数のリソース要素と、前記ダウンリンク共有チャネルに対応する復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するステップと、
前記決定に少なくとも部分的に基づいて前記復調参照信号を処理するステップと
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、その各々が本出願の譲受人に譲渡された、2021年5月11日に出願された「RESOURCE ELEMENT OVERLAP BETWEEN A SYNCHRONIZATION SIGNAL BLOCK AND DEMODULATION REFERENCE SIGNAL」と題するKHOSHNEVISANらによる米国仮特許出願第63/187,293号、および2022年5月10日に出願された「RESOURCE ELEMENT OVERLAP BETWEEN A SYNCHRONIZATION SIGNAL BLOCK AND DEMODULATION REFERENCE SIGNAL」と題するKHOSHNEVISANらによる米国特許出願第17/740,881号の利益を主張する。
【0002】
以下は、同期信号ブロック(SSB)と復調参照信号(DMRS)との間のリソース要素重複を含むワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られていることがある複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つもしくは複数の基地局または1つもしくは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
説明する技法は、同期信号ブロックと復調参照信号との間のリソース要素重複をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。一般に、説明する技法は、同期信号ブロック(SSB)を搬送するリソース要素とダウンリンク共有チャネルの中の復調参照信号(DMRS)を搬送するリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するためのユーザ機器(UE)を提供する。UEは、物理レイヤセル識別子(PCI)を含むSSBを受信し得、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素は、別のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送するリソース要素と重複する。PCIは、サービングセル用または非サービングセルなどの別のセル用であり得る。UEはまた、ダウンリンク共有チャネルの中の1つまたは複数のリソース要素において1つまたは複数のDMRSを受信し得る。UEは、SSBのPCIとダウンリンク共有チャネルのPCIを比較することによって、リソース要素間で重複が許可されるかどうかを決定し得る。いくつかの例では、UEがリソース要素重複が許可されるかどうかを決定すると、UEはDMRSを処理し得る。
【0005】
UEにおけるワイヤレス通信のための方法について説明する。方法は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信するステップであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、ステップと、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するステップと、決定に基づいてDMRSを処理するステップとを含み得る。
【0006】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、装置に、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、受信することと、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することと、決定に基づいてDMRSを処理することとを行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0007】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段と、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段と、決定に基づいてDMRSを処理するための手段とを含み得る。
【0008】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、受信することと、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することと、決定に基づいてDMRSを処理することとを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0009】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、重複が許可され得るかどうかを決定することは、第1のPCIおよび第2のPCIがサービングセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可され得ないと決定するための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよい。
【0010】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、重複が許可され得るかどうかを決定することは、第1のPCIおよび第2のPCIが同じPCIであることに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可され得ないと決定するための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよい。
【0011】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、重複が許可され得るかどうかを決定することは、第1のPCIおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可され得ないと決定するための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよい。
【0012】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、重複が許可され得るかどうかを決定することは、第1のPCIがサービングセルに対応することおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可され得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよい。
【0013】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、重複が許可され得るかどうかを決定することは、第1のPCIが第2のセルに対応することおよび第2のPCIがサービングセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可され得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令を含んでもよい。
【0014】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ダウンリンク共有チャネルに対応する制御リソースセット(CORESET)プールインデックス値に対応する制御メッセージを受信することであって、制御メッセージが、スケジューリングダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを含む、受信することを行うための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0015】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、CORESETプールインデックス値が0の値を有することに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられ得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0016】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、CORESETプールインデックス値が1の値を有することに基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられ得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0017】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、制御メッセージは、CORESETプールインデックス値に関連付けられたCORESETにおいて受信されたアクティブ化DCIメッセージに対応する半永続的スケジューリング(SPS)制御メッセージであり得る。
【0018】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、制御メッセージは、無線リソース制御(RRC)メッセージの中のSPS構成に対応するSPS制御メッセージであり得、SPS構成は、CORESETプールインデックス値を示す。
【0019】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、SSBに対応する擬似コロケーション(QCL)関係がサービングセルに関連付けられることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられ得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0020】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、SSBに対応するQCL関係が第2のセルに関連付けられることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられ得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0021】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法について説明する。方法は、第1のPCIに関連付けられたSSBを送信するステップであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、ステップと、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するステップと、決定に基づいてDMRSを処理するステップとを含み得る。
【0022】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、装置に、第1のPCIに関連付けられたSSBを送信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、送信することと、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することと、決定に基づいてDMRSを処理することとを行わせるようにプロセッサによって実行可能であり得る。
【0023】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、第1のPCIに関連付けられたSSBを送信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段と、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段と、決定に基づいてDMRSを処理するための手段とを含み得る。
【0024】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、第1のPCIに関連付けられたSSBを送信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、送信することと、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することと、決定に基づいてDMRSを処理することとを行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0025】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のPCIおよび第2のPCIがサービングセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間に重複があり得ないと決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0026】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のPCIおよび第2のPCIが同じPCIであることに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間に重複があり得ないと決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0027】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のPCIおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間に重複があり得ないと決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0028】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のPCIがサービングセルに対応することおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素が重複すると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0029】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、第1のPCIが第2のセルに対応することおよび第2のPCIがサービングセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素が重複すると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0030】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、ダウンリンク共有チャネルに対応するCORESETプールインデックス値を示す制御メッセージを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0031】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、CORESETプールインデックス値が0の値を有することに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられ得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0032】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、CORESETプールインデックス値が1の値を有することに基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられ得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0033】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、制御メッセージは、CORESETプールインデックス値に関連付けられたCORESETにおいて受信されたアクティブ化DCIメッセージに対応するSPS制御メッセージであり得る。
【0034】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、制御メッセージは、RRCメッセージの中のSPS構成に対応するSPS制御メッセージであり得、SPS構成は、CORESETプールインデックス値を示す。
【0035】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、SSBに対応するQCL関係がサービングセルに関連付けられることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられ得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0036】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、SSBに対応するQCL関係が第2のセルに関連付けられることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられ得ると決定するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】本開示の態様による、同期信号ブロック(SSB)と復調参照信号(DMRS)との間のリソース要素重複をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
図2】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
図3】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするリソース図の一例を示す図である。
図4】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする送信図の一例を示す図である。
図5】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするプロセスフローの一例を示す図である。
図6】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイスのブロック図である。
図7】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイスのブロック図である。
図8】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする通信マネージャのブロック図である。
図9】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
図10】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイスのブロック図である。
図11】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイスのブロック図である。
図12】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする通信マネージャのブロック図である。
図13】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
図14】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法を示すフローチャートである。
図15】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法を示すフローチャートである。
図16】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法を示すフローチャートである。
図17】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法を示すフローチャートである。
図18】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法を示すフローチャートである。
図19】本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0038】
いくつかの通信システムでは、データおよび追加のメッセージを交換する前に、ユーザ機器(UE)は、セルまたは基地局との間で後続のメッセージを送信および受信するための構成およびタイミング情報を決定するために、セルまたは基地局の1つもしくは複数の構成要素などのネットワークエンティティからの同期信号を監視し、受信し得る。たとえば、セル、または基地局の1つもしくは複数の構成要素は、1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、マスタ情報ブロック(MIB)などを含む同期信号ブロック(SSB)を送信し得る。いくつかの例では、SSBはまた、どのタイプのセル用にSSBが構成されるかを示すための物理レイヤセル識別子(PCI)を含み得る。たとえば、SSBは、サービングセルPCI(たとえば、その場合、PCIはPSSおよびSSSから決定される)もしくは非サービングセルPCI(たとえば、無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して構成された1つまたは複数の追加のPCI)を含み得るか、またはそれに関連付けられ得、UEは、PCIに基づいて対応するサービングセルまたは非サービングセルと通信するために、それぞれの同期情報を使用する。加えて、いくつかの場合、SSBは、SSBを送信するセルと同じセルまたはそれとは異なるセルによって送信された1つまたは複数のダウンリンクチャネルと時間的に重複し得る。SSBについての情報が、SSBと時間的に重複する1つまたは複数のダウンリンクチャネルのうちの、1つまたは複数の復調参照信号(DMRS)を含むダウンリンクチャネルを受信するために使用され得るかどうかを決定するための技法が望まれる。
【0039】
UEは、SSBおよびダウンリンク共有チャネルとPCIとの関連付けに基づいて、SSBとダウンリンク共有チャネル(たとえば、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH))のDMRSとの間のリソース要素重複を予想するかどうかを決定し得る。たとえば、SSBおよびPDSCHが両方ともサービングセルPCIに関連付けられる場合、UEはリソース要素間の重複を予想し得ない。同様に、SSBおよびPDSCHが両方とも非サービングセルPCIに関連付けられる場合、UEはリソース要素間の重複を予想し得ない。しかしながら、SSBまたはPDSCHのうちの一方がサービングセルに関連付けられ、他方が非サービングセルに関連付けられる場合、UEはリソース要素間の重複を予想し得る。したがって、UEは、セルまたは基地局からPCIを含むSSBを受信し得、SSBのPCIおよびPDSCHのPCIがサービングセルに関連付けられるかまたは非サービングセルに関連付けられるかに基づいて、SSBを搬送するリソース要素とDMRSを搬送するPDSCHの中のリソース要素との間の重複を決定し得る。UEは、SSBのリソース要素とDMRSのリソース要素が重複するまたは重複しないとの決定に基づいて、DMRSを受信し得る。いくつかの例では、UEは、UEがセルまたは基地局からの制御シグナリングにおいてその指示を受信し得る制御リソースセット(CORESET)プールインデックスに基づいて、PDSCHがサービングセルまたは非サービングセルに関連付けられると決定し得る。追加または代替として、UEは、SSBを有する擬似コロケーション(QCL)関係に基づいて、PDSCHがサービングセルまたは非サービングセルに関連付けられると決定し得る。
【0040】
本開示の態様について、最初にワイヤレス通信システムの文脈で説明する。本開示の態様について、リソース図、送信図およびプロセスフローの文脈でさらに説明する。本開示の態様について、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示し、それらを参照しながら説明する。
【0041】
図1は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105、1つまたは複数のUE115、およびコアネットワーク130を含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、または新無線(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストで低複雑度のデバイスとの通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0042】
基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散されることがあり、異なる形態におけるまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115および基地局105が1つまたは複数の通信リンク125を確立し得るカバレージエリア110を提供し得る。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115が1つまたは複数の無線アクセス技術による信号の通信をサポートし得る地理的エリアの一例であり得る。
【0043】
UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散されることがあり、各UE115は、異なる時間において固定もしくはモバイルまたはその両方であり得る。UE115は、異なる形態におけるまたは異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115が図1に示されている。本明細書で説明するUE115は、図1に示すように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、中継デバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、または他のネットワーク機器)などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0044】
基地局105は、コアネットワーク130と、もしくは互いと、またはその両方と通信し得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通じて(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク120上で(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)、直接(たとえば、基地局105間で直接)、もしくは間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、またはその両方で互いと通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つもしくは複数のワイヤレスリンクであり得るか、またはそれらを含み得る。
【0045】
本明細書で説明する基地局105のうちの1つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、もしくは他の好適な用語を含み得るか、または当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0046】
UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように呼ばれることがあり、「デバイス」は、例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスも含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、例の中でも、アプライアンス、もしくは車両、メーターなどの様々な物品において実装され得る、例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、もしくはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含み得るか、またはそのように呼ばれることがある。
【0047】
本明細書で説明するUE115は、図1に示すように、リレーとして働くことがあり得る他のUE115、ならびに、例の中でも、マクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、または中継基地局を含む基地局105およびネットワーク機器などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0048】
UE115および基地局105は、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いとワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指すことがある。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分(たとえば、帯域幅パート(BWP))を含み得る。各物理レイヤチャネルは、収集シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアに対する動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用して、UE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアおよび1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0049】
いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアは、他のキャリアに対する動作を協調させる収集シグナリングまたは制御シグナリングも有し得る。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられることがあり、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置されることがある。キャリアは、初期収集および接続がキャリアを介してUE115によって行われ得るスタンドアロンモードで動作し得るか、またはキャリアは、接続が(たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用してアンカリングされる非スタンドアロンモードで動作し得る。
【0050】
ワイヤレス通信システム100の中に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンク通信もしくはアップリンク通信を搬送し得るか、または(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。
【0051】
キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連付けられることがあり、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの決定された帯域幅のうちの1つ(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))であり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはその両方)は、特定のキャリア帯域幅上の通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つのキャリア帯域幅上の通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105またはUE115を含み得る。いくつかの例では、サービスされる各UE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)またはすべての上で動作するために構成され得る。
【0052】
キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)および1つのサブキャリアからなることがあり、ここで、シンボル期間およびサブキャリア間隔は逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはその両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートまたはデータ完全性をさらに高め得る。
【0053】
キャリアに対する1つまたは複数のヌメロロジーがサポートされてもよく、ここで、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(Δf)およびサイクリックプレフィックスを含み得る。キャリアは、同じまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割され得る。いくつかの例では、UE115は複数のBWPで構成され得る。いくつかの例では、キャリアに対する単一のBWPが所与の時間にアクティブであってもよく、UE115のための通信が1つまたは複数のアクティブなBWPに制限されることがある。
【0054】
基地局105またはUE115のための時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング期間を指すことがある、基本時間単位の倍数単位で表されることがあり、ただし、Δfmaxは最大のサポートされるサブキャリア間隔を表すことがあり、Nfは最大のサポートされる離散フーリエ変換(DFT)サイズを表すことがある。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023に及ぶ)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0055】
各フレームは、複数の連続的に番号付けされたサブフレームまたはスロットを含んでもよく、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有してもよい。いくつかの例では、フレームは(たとえば、時間領域において)サブフレームに分割されてもよく、各サブフレームはいくつかのスロットにさらに分割されてもよい。代替として、各フレームは可変数のスロットを含んでもよく、スロットの数はサブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割され得る。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング期間を含み得る。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または動作の周波数帯域に依存し得る。
【0056】
サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域における)最小スケジューリング単位であることがあり、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTI内のシンボル期間の数)は可変であり得る。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバーストにおいて)動的に選択され得る。
【0057】
物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルのための制御領域(たとえば、CORESET(CORESET))は、シンボル期間の数によって定義されることがあり、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットに及ぶことがある。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)が、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の探索空間セットに従って制御情報について制御領域を監視または探索してもよく、各探索空間セットは、カスケード方式で配置された1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおける1つまたは複数の制御チャネル候補を含んでもよい。制御チャネル候補のためのアグリゲーションレベルは、所定のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連付けられた制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE))の数を指すことがある。探索空間セットは、制御情報を複数のUE115に送るために構成された共通探索空間セットと、制御情報を特定のUE115に送るためのUE固有探索空間セットとを含み得る。
【0058】
各基地局105は、1つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの任意の組合せを介して、通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上での)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指すことがあり、近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)、またはその他)に関連付けられ得る。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指すことがある。そのようなセルは、基地局105の能力などの様々な要因に応じて、より小さいエリア(たとえば、構造物、構造物のサブセット)からより大きいエリアに及ぶことがある。たとえば、セルは、例の中でも、建物、建物のサブセット、または地理的カバレージエリア110の間のもしくは地理的カバレージエリア110と重複する外部空間であり得るか、またはそれらを含み得る。
【0059】
マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)を一般にカバーし得、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して低電力の基地局105に関連付けられることがあり、スモールセルは、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、認可、無認可)周波数帯域において動作することがある。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限アクセスを提供してもよく、またはスモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE115、自宅またはオフィス内のユーザに関連付けられたUE115)に制限付きアクセスを提供してもよい。基地局105は、1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して1つまたは複数のセル上での通信をサポートすることもできる。
【0060】
いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートすることができ、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB))に従って構成され得る。
【0061】
いくつかの例では、基地局105は可動であってもよく、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連付けられた異なる地理的カバレージエリア110は重複することがあるが、異なる地理的カバレージエリア110は同じ基地局105によってサポートされ得る。他の例では、異なる技術に関連付けられた重複する地理的カバレージエリア110は、異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が同じまたは異なる無線アクセス技術を使用して様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する、異種ネットワークを含み得る。
【0062】
ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用され得る。
【0063】
MTCデバイスまたはIoTデバイスなどのいくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであってもよく、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介して)マシン間の自動化された通信を提供し得る。M2M通信またはMTCは、人間が介在することなく、デバイスが互いとまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、センサーまたはメーターを組み込んで情報を測定またはキャプチャし、そのような情報を利用するかもしくはその情報をアプリケーションプログラムと対話する人間に提示する中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、または機械もしくは他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスの用途の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金を含む。
【0064】
いくつかのUE115は、半二重通信などの、電力消費を低減する動作モード(たとえば、送信または受信を介した一方向通信をサポートするが、送信および受信を同時にサポートしないモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブな通信に関与していないときに節電ディープスリープモードに入ること、(たとえば、狭帯域通信に従って)限られた帯域幅にわたって動作すること、またはこれらの技法の組合せを含む。たとえば、いくつかのUE115は、キャリア内の、キャリアのガードバンド内の、またはキャリアの外部の定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはリソースブロック(RB)のセット)に関連付けられた狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成され得る。
【0065】
ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信もしくは低レイテンシ通信、またはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼、低レイテンシ、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含んでもよく、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)などの、1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能に対するサポートは、サービスの優先度付けを含んでもよく、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商業用途のために使用されてもよい。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
【0066】
いくつかの例では、UE115はまた、デバイスツーデバイス(D2D)通信リンク135上で(たとえば、ピアツーピア(P2P)プロトコルまたはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループの中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110の外にあるか、または場合によっては基地局105からの送信を受信できないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループの中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0067】
いくつかのシステムでは、D2D通信リンク135は、車両(たとえば、UE115)間の、サイドリンク通信チャネルなどの通信チャネルの一例であり得る。いくつかの例では、車両は、ビークルツーエブリシング(V2X)通信、車両間(V2V)通信、またはこれらの何らかの組合せを使用して通信し得る。車両は、交通状態、信号スケジューリング、天候、安全、緊急事態に関連する情報、またはV2Xシステムに関係する任意の他の情報をシグナリングし得る。いくつかの例では、V2Xシステム内の車両は、路側ユニットなどの路側インフラストラクチャと、または車両ネットワーク間(V2N)通信を使用して1つもしくは複数のネットワークノード(たとえば、基地局105)を介してネットワークと、あるいはその両方と通信し得る。
【0068】
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であってもよく、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))と、パケットをルーティングするか、または外部ネットワークに相互接続する少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))とを含み得る。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連付けられた基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得るユーザプレーンエンティティを通じて転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0069】
基地局105などのネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得るアクセスネットワークエンティティ140などの下位構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティ140は、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通じてUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含み得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびANC)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)に統合されることがある。
【0070】
本明細書で説明するように、基地局105は、単一の物理ロケーションに位置する構成要素または様々な物理ロケーションに位置する構成要素を含み得る。基地局105が様々な物理ロケーションに位置する構成要素を含む例では、様々な構成要素は各々、様々な機能を実行することができ、その結果として、集合的に、様々な構成要素は、単一の物理ロケーションに位置する基地局105と同様の機能性を実現する。したがって、本明細書で説明する基地局105は、スタンドアロン基地局105、または様々な物理ロケーションに位置する構成要素を含む基地局105を等価的に指すことがある。いくつかの実装形態では、様々な物理ロケーションに位置する構成要素を含むそのような基地局105は、オープンRAN(O-RAN)または仮想化RAN(VRAN)アーキテクチャなどのディスアグリゲート無線アクセスネットワーク(RAN)アーキテクチャと呼ばれることがあるか、またはそれに関連付けられることがある。
【0071】
本明細書で使用する「ネットワークエンティティ」という用語は、スタンドアロン基地局、基地局の構成要素(基地局の機能性を集合的に実装するために物理的にまたは論理的に分離された構成要素のうちの1つなど)、またはUE115と通信するかもしくはUE115との通信をサポートする別のネットワークデバイスを指すことがある。
【0072】
ワイヤレス通信システム100は、典型的には、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲内の1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。一般に、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さに及ぶので、極超短波(UHF:ultra-high frequency)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境特性によって遮断または方向転換されることがあるが、これらの波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分に構造物を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの短波(HF:high frequency)または超短波(VHF:very high frequency)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連付けられ得る。
【0073】
ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られている、3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF:super high frequency)領域において、またはミリメートル帯域としても知られている、(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF:extremely high frequency)領域において動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートすることができ、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも小型で間隔がより密であり得る。いくつかの例では、このことはデバイス内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりもさらに大きい大気減衰を受け、距離がより短いことがある。本明細書で開示する技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用されることがあり、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制団体によって異なることがある。
【0074】
ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの無認可帯域において、認可支援アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域において動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および回避のためのキャリア検知を採用し得る。いくつかの例では、無認可帯域における動作は、認可帯域(たとえば、LAA)において動作するコンポーネントキャリアと連携したキャリアアグリゲーション構成に基づき得る。無認可スペクトルにおける動作は、例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含み得る。
【0075】
基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備することがある。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信ビームフォーミングもしくは受信ビームフォーミングをサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局のアンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの例では、基地局105に関連付けられたアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーションに位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得る、アンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMO動作またはビームフォーミング動作をサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0076】
基地局105またはUE115は、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによって、マルチパス信号伝搬を活用し、スペクトル効率を高めるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は、空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連付けられたビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告に使用される異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)を含む。
【0077】
空間フィルタリング、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)をシェーピングまたはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の配向で伝搬するいくつかの信号が強め合う干渉を受け、他の信号が弱め合う干渉を受けるように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を合成することによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連付けられたアンテナ要素を介して搬送される信号に、振幅オフセット、位相オフセット、またはその両方を適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連付けられた調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連付けられたビームフォーミング重みセットによって規定され得る。
【0078】
基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、参照信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向で複数回、基地局105によって送信され得る。たとえば、基地局105は、送信の異なる方向に関連付けられた異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向における送信は、基地局105による後の送信または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。
【0079】
特定の受信デバイスに関連付けられたデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連付けられた方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連付けられたビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向に送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、基地局105によって異なる方向に送信された信号のうちの1つまたは複数を受信することがあり、UE115が最も高い信号品質または別様に許容可能な信号品質で受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。
【0080】
いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実行されることがあり、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成されたビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用することがある。UE115は、1つまたは複数のビーム方向のためのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告してもよく、フィードバックは、システム帯域幅または1つもしくは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応し得る。基地局105は、プリコーディングまたはアンプリコーディングされ得る参照信号(たとえば、セル固有参照信号(CRS)、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法について、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号を参照しながら説明するが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)信号を異なる方向に複数回送信するための、または(たとえば、データを受信デバイスに送信するために)信号を単一の方向に送信するための同様の技法を採用し得る。
【0081】
受信デバイス(たとえば、UE115)は、同期信号、参照信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を基地局105から受信するとき、複数の受信構成(たとえば、指向性リスニング)を試みてもよい。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる指向性リスニング重みセット)に従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試みてもよく、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向による「リスニング」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向(たとえば、複数のビーム方向によるリスニングに基づいて、最も高い信号強度、最も高い信号対雑音比(SNR)、または別様に許容可能な信号品質を有すると決定されたビーム方向)によるリスニングに基づいて決定されたビーム方向に整合され得る。
【0082】
ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信をサポートしてリンク効率を改善するために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはその両方を使用し得る。制御プレーンでは、RRCプロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および保守を行い得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0083】
UE115および基地局105は、データの受信に成功する尤度を高めるために、データの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125上で正しく受信される尤度を高めるための1つの技法である。HARQは、誤り検出(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)、前方誤り訂正(FEC)、および再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))の組合せを含み得る。HARQは、劣悪な無線条件(たとえば、低い信号対雑音条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、デバイスが特定のスロットの中の前のシンボルにおいて受信されたデータに対してそのスロットの中でHARQフィードバックを提供し得る、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合、デバイスは、後続のスロットにおいて、または何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを提供し得る。
【0084】
いくつかの例では、UE115は、セルまたは基地局105からの同期信号を監視し、受信し得る。UE115は、セルまたは基地局105との間で後続のメッセージを送信および受信するための構成およびタイミング情報を決定するために、同期信号を使用し得る。いくつかの例では、基地局105またはセルは、1つまたは複数の同期信号を含むSSBをUE115に送信し得、UE115は、その同期信号を後続のメッセージについての構成およびタイミング情報を決定するために使用し得る。いくつかの場合、サービングセル(たとえば、UE115にサービスするセル)は、初期アクセス手順において同期信号から決定されたPCIを有し得る。非サービングセル、または(たとえば、サービングセル以外の)代替のセルは、制御シグナリングによって構成された1つまたは複数の追加のPCIを有し得る。ダウンリンク共有チャネル(たとえば、PDSCH)リソースが時間、周波数、またはその両方においてSSBリソースと重複する場合など、いくつかの場合、ダウンリンク共有チャネルはSSBを含む1つまたは複数のPRBとレートマッチングされ得る。UE115は、ダウンリンク共有チャネルのDMRSのリソース要素がSSB用のリソース要素と重複すると予想しないことがある。しかしながら、サービングセルPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルが1つもしくは複数の非サービングセルSSBとレートマッチングされない場合、または非サービングセルPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルが1つもしくは複数のサービングセルSSBとレートマッチングされない場合、SSBとダウンリンク共有チャネルとの間に干渉があり得る。
【0085】
いくつかの場合、UE115は、SSBを搬送するリソース要素とダウンリンク共有チャネル(たとえば、PDSCH)の中のDMRSを搬送するリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定し得る。たとえば、UE115は、1つまたは複数のリソース要素において、サービングセルまたは別のセル用のPCIを含むSSBを基地局から受信し得る。UE115はまた、PDSCHの中の1つまたは複数のリソース要素において、1つまたは複数のDMRSを基地局105から受信し得る。PDSCHは、サービングセルまたは別のセルなどのセルに関連付けられ得る。たとえば、PDSCHは、SSBのPCIと同じセル用のPCI(たとえば、同じPCI)またはSSBのPCIとは異なるセル用のPCIを有し得る。UE115は、リソース要素において重複があるかどうかを決定するために、SSBのPCIとPDSCHのPCIを比較し得る。いくつかの場合、UE115がSSBとPDSCHのDMRSとの間のリソース要素の重複を予想し得るかどうかの条件は、SSBおよびPDSCHとPCIとの関連付けに基づく場合があり、これについては、図3に関してより詳細に説明する。いくつかの例では、UE115がリソース要素重複が許可されるかどうかを決定すると、UE115はDMRSを処理し得る。
【0086】
図2は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得、図1を参照しながら説明したようなカバレージエリア110を伴うUE115および基地局105の例であり得る、カバレージエリア110-aを伴うUE115-aおよび基地局105-aを含み得る。いくつかの例では、基地局105-aおよびUE115-aは、ダウンリンク通信リンク205およびアップリンク通信リンクを使用して、制御情報、データ、またはその両方を通信し得る。たとえば、基地局105-aは、重複していることも重複していないこともある1つまたは複数のリソース要素220を使用して、SSB210およびDMRS215をUE115-aに送信し得る。
【0087】
いくつかの例では、UE115は、セルまたは基地局105からの同期信号を監視し、受信し得る。UE115は、セルまたは基地局105との間で後続のメッセージを送信および受信するための構成およびタイミング情報を決定するために、同期信号を使用し得る。いくつかの例では、基地局105は、PSS、SSS、PBCH、MIB、またはそれらの組合せなどの、同期信号を含むSSB210を(たとえば、4つのOFDMシンボルを介して)送信し得る。いくつかの場合、基地局105は、(たとえば、フレームの第1または第2の半分における5ミリ秒(ms)の時間間隔の間の)ビーム掃引内のSSB210のセットであり得る同期信号バーストセットにおいて同期信号を送信し得る。同期信号バーストセットの周期は変化し得る(たとえば、5ms、10ms、20ms、...160msであり、デフォルトの周期は20msである)。いくつかの例では、同期信号バーストセット内に最大数のSSB210(たとえば、サブ3GHzの場合は4、サブ7GHzの場合は8、周波数範囲2(FR2)の場合は64)があり得る。
【0088】
いくつかの場合、基地局105またはセルは、異なるビームを用いてSSB210を送信し得る。ビームは、SSBインデックス(たとえば、64個のSSBの場合、0、1 ...63)でインデックス付けされ得る。スロットまたは1つもしくは複数のOFDMシンボルなどの、各SSBの時間領域ロケーションは、パターンのセット(たとえば、定義されたまたは固定されたパターンのセット)に由来するものであり得る。パターンは、サブキャリア間隔(たとえば、周波数範囲1(FR1)の場合は15または30キロヘルツ(kHz)およびFR2の場合は120または240kHz)に依存し得る。基地局105は、SSB210のロケーションをUE115に示し得る。たとえば、基地局105は、基地局105が制御シグナリングにおいてパラメータ(たとえば、SIB Type 1(SIB1)などのシステム情報ブロック(SIB)における、またはServingCellConfigCommonにおけるssb-PositionsInBurst)として送信する1つまたは複数のSSBインデックスを送信し得る。
【0089】
いくつかの場合、UE115-aなどのUE115は、1つもしくは複数の基地局105、1つもしくは複数のセル、1つもしくは複数の送信受信ポイント(TRP)、またはそれらの組合せと通信し得る。いくつかの例では、セルまたはTRPについての送信構成インジケータ(TCI)状態は、参照信号を構成するQCL情報に従って定義され得る。いくつかの他の例では、各セルは、定義されたPCIとSSBのセットを有し得る。たとえば、サービングセル(たとえば、UE115-aにサービスするセル)は、初期アクセス手順においてPSSおよびSSSから決定されたPCIを有し得る。非サービングセル、または(たとえば、サービングセル以外の)代替のセルは、制御シグナリングによって構成された1つまたは複数の追加のPCIを有し得る。いくつかの場合、基地局105-aは、RRCシグナリングを介してPCIで1つまたは複数のセルを構成し得る。基地局105は、RRC構成されたPCI(たとえば、非サービングセル用のPCI)に関連付けられたUE115用のSSBセットを構成し得る。非サービングセル用の複数のPCIがある場合、基地局105は複数のSSBセットを構成し得る。
【0090】
いくつかの場合、非サービングPCIまたはSSB210は、近隣PCI(たとえば、近隣セル)に関連付けられたSSB210のセットからのSSBインデックスに基づいてTCI状態またはQCL情報を定義し得る。異なるPCIに関連付けられたTCI状態(たとえば、PDSCH TCI状態、PDCCH TCI状態、またはその両方)は、そのPCIに関連付けられたSSB210と間接的にQCLされ得る。たとえば、マルチTRP送信シナリオでは、2次TRPは異なるPCIを有し得る(たとえば、セル間マルチTRP)。複数の制御メッセージ(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ)を有するマルチTRP送信シナリオの場合など、いくつかの他の例では、基地局105は、異なるCORESETに対して複数のCORESETプールインデックス値を構成し得る。
【0091】
セル間マルチTRP動作の場合など、いくつかの場合、UE115および基地局105は、コンポーネントキャリアごとにサービングセルPCIとは異なり得る追加のPCIをサポートし得る。追加のPCIは、非クロスキャリアQCL指示を有するシナリオなどの場合、コンポーネントキャリアごとに参照信号(たとえば、CSIのCSI-RS)、ダウンリンク共有チャネル、ダウンリンク制御チャネル、またはそれらの組合せについての1つまたは複数のアクティブ化されたTCI状態に関連付けられ得る。いくつかの例では、基地局105およびUE115は、非サービングセルSSB情報を決定し得る。たとえば、情報は、(たとえば、暗黙的または明示的な指示に従って)SSB時間領域位置、SSB送信周期、SSB送信電力、他の非サービングセル情報などを含み得る。
【0092】
ダウンリンク共有チャネル(たとえば、PDSCH225)リソースが時間、周波数、またはその両方においてSSBリソースと重複する場合など、いくつかの場合、ダウンリンク共有チャネルはSSB210を含む1つまたは複数のPRBとレートマッチングされ得る。すなわち、PRBはダウンリンク共有チャネルのために利用可能ではないことがある。1つまたは複数のSSB210は、ssb-PositionsInBurstなどの1つまたは複数のパラメータに従ったレートマッチングのために考慮され得る(たとえば、64個のSSB210のうちの1つまたは複数)。UE115は、ダウンリンク共有チャネルのDMRS215のリソース要素がSSB210用のリソース要素と重複すると予想しないことがある(たとえば、レートマッチングはデータトーン用であり得る)。セル間マルチTRP送信シナリオの場合など、いくつかの例では、サービングセルPCIに関連付けられた1つまたは複数のダウンリンク共有チャネルは、サービングセルSSB210とレートマッチングされないことがある。いくつかの他の例では、他の非サービングセルPCIに関連付けられた1つまたは複数のダウンリンク共有チャネルは、非サービングセルSSB210とレートマッチングされることがある。しかしながら、サービングセルPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルが1つもしくは複数の非サービングセルSSB210とレートマッチングされない場合、または非サービングセルPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルが1つもしくは複数のサービングセルSSB210とレートマッチングされない場合、SSB210とダウンリンク共有チャネルとの間に干渉があり得る。
【0093】
基地局105がレートマッチングを実行するときなど、いくつかの例では、リソース要素はDMRS215と重複しないことがある。たとえば、レートマッチングはデータトーンに適用可能であり得る(たとえば、DMRSトーンを除くデータトーンがレートマッチングされ得るが、DMRSトーンとの重複がないことがある)。基地局105がレートマッチングを実行しないときなど、いくつかの他の例では、(たとえば、別のTRPのSSB210からの)データトーンに対する干渉があり得る。したがって、DMRSトーンが同様の干渉を受けることが許容可能であり得る(たとえば、重複するPRB上でのデータトーンに対する干渉があり得るので、重複が許可され得る)。基地局105は、リソース要素がDMRS215と重複しない条件を考慮に入れることから恩恵を受けることができる。たとえば、基地局105は、重複するダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられるかまたは別の非サービングセルに関連付けられるかを考慮し得る。追加または代替として、基地局105は、重複するSSB210がサービングセルに関連付けられるかまたは別の非サービングセルに関連付けられるかを考慮し得る。
【0094】
いくつかの場合、UE115は、SSB210を搬送するリソース要素220とダウンリンク共有チャネル(たとえば、PDSCH225)の中のDMRS215を搬送するリソース要素220との間で重複が許可されるかどうかを決定し得る。たとえば、UE115-aは、ダウンリンク通信リンク205を介して基地局105-aから1つまたは複数のリソース要素220においてSSB210を受信し得る。SSBは、サービングセル用または非サービングセルであり得る別のセル用のPCIを含み得る。UE115-aはまた、PDSCH225の中の1つまたは複数のリソース要素220において、1つまたは複数のDMRS215を基地局105-aから受信し得る。PDSCH225は、サービングセルまたは別のセルなどのセルに関連付けられ得る。たとえば、PDSCH225は、SSB210のPCIと同じセル用のPCI(たとえば、同じPCI)またはSSBのPCIとは異なるセル用のPCIを有し得る。230において、UE115-aは、リソース要素220において重複があるかどうかを決定するために、SSB210のPCIとPDSCH225のPCIを比較し得る。いくつかの場合、UE115-aがSSB210とPDSCH225のDMRS215との間のリソース要素220の重複を予想し得るかどうかの条件は、SSB210およびPDSCH225とPCIとの関連付けに基づく場合があり、これについては、図3に関してより詳細に説明する。
【0095】
いくつかの例では、UE115-aは、制御メッセージ235に基づいて、PDSCH225がサービングセルPCIに関連付けられるかまたは非サービングセルPCIなどの別のPCIに関連付けられるかを決定し得る。たとえば、UE115-aは、ダウンリンク通信リンク205を介して基地局105-aから制御メッセージ235を受信し得る。UE115-aは、制御メッセージ235に基づいて、PDSCH225に対するCORESETプールインデックス値を識別し得る。いくつかの場合、制御メッセージ235は、(たとえば、DCIメッセージを介して)PDSCH225を動的にスケジュールし得る。UE115-aは、UE115-aがその中でスケジューリングDCIを受信するCORESETのCORESETプールインデックス値に基づいて、CORESETプールインデックス値を識別し得る。いくつかの他の場合、制御メッセージ235は、PDSCH225を半永続的にスケジュール(SPS)し得る。UE115-aは、UE115-aがその中でアクティブ化DCIを受信するCORESETのCORESETプールインデックス値に基づいて、CORESETプールインデックス値を識別し得る。追加または代替として、UE115-aは、SPS構成に対するCORESETプールインデックス値に基づいて、CORESETプールインデックス値を識別し得る。基地局105-aは、0または1のCORESETプールインデックス値でSPS構成をRRC構成し得る。いくつかの場合、CORESETプールインデックス値が0である場合、PDSCH225はサービングセルに関連付けられ得る。いくつかの他の場合、CORESETプールインデックス値が1である場合、PDSCH225は非サービングセルなどの別のセルに関連付けられ得る。
【0096】
いくつかの他の例では、UE115-aは、図4に関してより詳細に説明する、トップQCLチェーンなどの間接的QCL関係に基づいて、PDSCH225がサービングセルPCIに関連付けられるかまたは非サービングセルPCIなどの別のPCIに関連付けられるかを決定し得る。いくつかの例では、UE115-aがリソース要素重複が許可されるかどうかを決定すると、UE115-aはDMRS215を処理し得る。
【0097】
図3は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするリソース図300の一例を示す。いくつかの例では、リソース図300は、ワイヤレス通信システム100およびワイヤレス通信システム200の態様を実装し得る。たとえば、リソース図300は、図1および図2を参照しながら説明したように、UE115および基地局105によって実装され得る。いくつかの場合、基地局は、SSB305およびダウンリンク共有チャネルの中のDMRS310をUEに送信し得る。SSB305およびDMRS310のリソース要素は、UEにおいてリソース要素重複が許可されるか否かに従って重複し得る。
【0098】
いくつかの例では、UEは、SSB305とダウンリンク共有チャネル(たとえば、PDSCH315)のDMRS310との間のリソース要素重複を予想するかどうかを決定し得る。たとえば、SSB305は、サービングセルPCIであり得るセル320-a用のPCI、または非サービングセルPCIなどの別のセル320-b用のPCIに関連付けられ得る。同様に、DMRS310を含むPDSCH315は、セル320-a用のPCIまたはセル320-b用のPCIに関連付けられ得る。UEは、SSB305とサービングセルPCIまたは非サービングセルPCIとの関連付けおよびPDSCH315とサービングセルPCIまたは非サービングセルPCIとの関連付けに基づいてリソース要素重複を予想し得る。
【0099】
いくつかの例では、325において、サービングセルPCIなどのセル320-a用のPCIに関連付けられたSSB305と、セル320-a用のPCIに関連付けられたPDSCH315との間にリソース要素重複があり得る。UEは、PDSCH315のDMRS310用のリソース要素とSSB305のリソース要素との間の重複を予想し得ない。
【0100】
いくつかの他の例では、330において、非サービングセルPCIなどのセル320-b用のPCIに関連付けられたSSB305と、セル320-b用のPCIに関連付けられたPDSCH315との間にリソース要素重複があり得る。UEは、PDSCH315のDMRS310用のリソース要素とSSB305のリソース要素との間の重複を予想し得ない。
【0101】
いくつかの他の例では、335において、サービングセルPCIなどのセル320-a用のPCIに関連付けられたSSB305と、非サービングセルPCIであり得るセル320-b用のPCIに関連付けられたPDSCH315との間にリソース要素重複があり得る。UEは、PDSCH315のDMRS310用のリソース要素とSSB305のリソース要素との間の重複を予想し得る。
【0102】
いくつかの他の例では、340において、非サービングセルPCIなどのセル320-b用のPCIに関連付けられたSSB305と、サービングセルPCIなどのセル320-a用のPCIに関連付けられたPDSCH315との間にリソース要素重複があり得る。UEは、PDSCH315のDMRS310用のリソース要素とSSB305のリソース要素との間の重複を予想し得る。
【0103】
図4は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする送信図400の一例を示す。いくつかの例では、送信図400は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、およびリソース図300の態様を実装し得る。たとえば、送信図400は、図1および図2を参照しながら説明したようなUE115および基地局105によって実装され得る。いくつかの場合、基地局は、SSBおよびダウンリンク共有チャネルの中のDMRSをUEに送信し得る。SSBおよびDMRSのリソース要素は、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルPCIに関連付けられるかまたは非サービングセルPCIなどの別のPCIに関連付けられるかに従って重複し得る。
【0104】
いくつかの例では、UEは、トップQCLチェーン405などの間接的QCL関係に基づいて、ダウンリンク共有チャネル(たとえば、PDSCH)がサービングセルPCIに関連付けられるかまたは異なるセル用の別のPCIに関連付けられるかを決定し得る。いくつかの場合、PDSCHについてのTCI状態またはQCL仮定は、CSI-RSまたは追跡参照信号(TRS)に基づき得る。CSI-RSまたはTRSは、SSBと直接または間接的にQCLされ得る。たとえば、QCLチェーン405-aの場合、410において、SSBは、415におけるTRSに関連付けられたCSI-RS、420におけるCSI-RS、および最終的には425におけるPDSCHとQCLされ得る。同様に、QCLチェーン405-bの場合、430において、SSBは、435におけるTRSに関連付けられたCSI-RS、および440におけるPDSCHとQCLされ得る。いくつかの場合、PDSCHのトップQCLチェーンにおけるSSBがサービングセルPCIに関連付けられる場合、PDSCHもサービングセルPCIに関連付けられ得る。いくつかの他の場合、PDSCHのトップQCLチェーンにおけるSSBが非サービングセルPCIなどの別のPCIに関連付けられる場合、PDSCHも別のPCIに関連付けられ得る。
【0105】
図5は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするプロセスフロー500の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー500は、ワイヤレス通信システム100、ワイヤレス通信システム200、リソース図300、および送信図400の態様を実装し得る。プロセスフロー500は、UE115-bがSSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素と基地局105-bからのダウンリンク共有チャネル上のDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定する一例を示し得る。以下の代替の例が実装されてもよく、その場合、いくつかのプロセスは、説明する順序とは異なる順序で実行されるか、または実行されない。いくつかの場合、プロセスは、以下で述べられない追加の特徴を含んでもよく、またはさらなるプロセスが追加されてもよい。
【0106】
505において、基地局105-bは、制御メッセージをUE115-bに送信し得る。たとえば、基地局105-bは、DCIメッセージなどの動的制御メッセージ、またはアクティブ化DCIを有するRRC構成もしくはMAC-CEなどのSPS制御メッセージを送信し得る。いくつかの例では、UE115-bは、CORESETプールインデックス値を有し得るCORESETに従って制御メッセージを受信し得る。たとえば、制御メッセージは、CORESETプールインデックス値を有するCORESETにおいて受信されたアクティブ化DCIメッセージを有するSPS制御メッセージであり得る。いくつかの他の例では、制御メッセージは、RRCメッセージの中のSPS構成を有するSPS制御メッセージであり得、SPS構成は、CORESETプールインデックス値を示す。
【0107】
510において、UE115-bは、サービングセルまたは別のセル(たとえば、非サービングセル)用のPCIなどのPCIを有するSSBを受信し得る。いくつかの場合、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素は、別のPCIを有するPDSCH515などのダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複し得る。
【0108】
520において、UE115-bは、基地局105-bから1つまたは複数のDMRSを受信し得る。たとえば、UE115-bは、PDSCH515などのダウンリンク共有チャネルの中のDMRSを受信し得る。
【0109】
525において、UE115-bは、PDSCH515のPCIなどのダウンリンク共有チャネルのPCIがサービングセル用であるかまたは非サービングセルなどの別のセル用であるかを決定し得る。いくつかの場合、UE115-bが、CORESETプールインデックス値を有するCORESETにおいてスケジューリングDCIを受信する場合、UE115-bは、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられたPCIを有するかまたは別のセルに関連付けられたPCIを有するかを決定するために、そのCORESETプールインデックス値を使用し得る。たとえば、UE115-bは、CORESETプールインデックス値が0であることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセル用であり得ると決定し得る。いくつかの他の例では、UE115-bは、CORESETプールインデックス値が1であることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルが別のセル(たとえば、非サービングセル)用であり得ると決定し得る。
【0110】
いくつかの場合、UE115-bは、それぞれ、SSBのQCL関係がサービングセルまたは別のセルに関連付けられることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルまたは別のセル(たとえば、非サービングセル)に関連付けられ得ると決定し得る。
【0111】
530において、UE115-bは、リソース要素重複が許可されるかどうかを決定するために、SSBのPCIとDMRSを有するPDSCHのPCIを比較し得る。たとえば、UE115-bは、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルの中のDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定し得る。
【0112】
いくつかの例では、535において、UE115-bは、リソース要素重複が許可されないと決定し得る。たとえば、UE115-bは、PCIの両方がサービングセル用または非サービングセルなどの別のセル用であることに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定し得る。
【0113】
いくつかの他の例では、540において、UE115-bは、リソース要素重複が許可されると決定し得る。たとえば、UE115-bは、PCIのうちの少なくとも一方がサービングセル用であることおよび他方のPCIが別のセル用であることに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定し得る。
【0114】
545において、UE115-bは、530においてリソース要素重複が許可されるかどうかを決定したことに基づいて、DMRSを処理し得る。
【0115】
図6は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書で説明するようなUE115の態様の一例であり得る。デバイス605は、受信機610、送信機615、および通信マネージャ620を含み得る。デバイス605は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していてもよい。
【0116】
受信機610は、様々な情報チャネル(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素に渡され得る。受信機610は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0117】
送信機615は、デバイス605の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機615は、様々な情報チャネル(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機615は、トランシーバモジュールの中で受信機610とコロケートされ得る。送信機615は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0118】
通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明するようなSSBとDMRSとの間のリソース要素重複の様々な態様を実行するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行するための方法をサポートし得る。
【0119】
いくつかの例では、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェアにおいて(たとえば、通信管理回路において)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明する機能を実行するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートする、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサと結合されたメモリは、(たとえば、メモリに記憶された命令をプロセッサによって実行することによって)本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。
【0120】
追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行されるコードにおいて(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとして)実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、ASIC、FPGA、または(たとえば、本開示で説明する機能を実行するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートする)これらのもしくは他のプログラマブル論理デバイスの任意の組合せによって実行され得る。
【0121】
いくつかの例では、通信マネージャ620は、受信機610、送信機615、もしくはその両方を使用して、または他の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ620は、受信機610から情報を受信すること、送信機615に情報を送ること、または受信機610、送信機615、もしくはその両方と組み合わせて統合されて、情報を受信するか、情報を送信するか、もしくは本明細書で説明するような様々な他の動作を実行することを行い得る。
【0122】
通信マネージャ620は、本明細書で開示するような例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ620は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。通信マネージャ620は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。通信マネージャ620は、決定に基づいてDMRSを処理するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0123】
本明細書で説明するような例に従って通信マネージャ620を含めるかまたは構成することによって、デバイス605(たとえば、受信機610、送信機615、通信マネージャ620、もしくはそれらの組合せを制御するか、または場合によってはそれらに結合されたプロセッサ)は、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネル上でDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかをUE115が決定するための技法をサポートすることができ、このことは、低減された処理、低減された電力消費、通信リソースのより効率的な利用などをもたらすことができる。
【0124】
図7は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイス705のブロック図700を示す。デバイス705は、本明細書で説明するようなデバイス605、またはUE115の態様の一例であり得る。デバイス705は、受信機710、送信機715、および通信マネージャ720を含み得る。デバイス705は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していてもよい。
【0125】
受信機710は、様々な情報チャネル(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス705の他の構成要素に渡され得る。受信機710は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0126】
送信機715は、デバイス705の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機715は、様々な情報チャネル(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機715は、トランシーバモジュールの中で受信機710とコロケートされ得る。送信機715は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0127】
デバイス705、またはその様々な構成要素は、本明細書で説明するようなSSBとDMRSとの間のリソース要素重複の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ720は、SSB構成要素725、PCI構成要素730、DMRS構成要素735、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ720は、本明細書で説明するような通信マネージャ620の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ720またはその様々な構成要素は、受信機710、送信機715、もしくはその両方を使用して、または他の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ720は、受信機710から情報を受信すること、送信機715に情報を送ること、または受信機710、送信機715、もしくはその両方と組み合わせて統合されて、情報を受信するか、情報を送信するか、もしくは本明細書で説明するような様々な他の動作を実行することを行い得る。
【0128】
通信マネージャ720は、本明細書で開示するような例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。SSB構成要素725は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。PCI構成要素730は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。DMRS構成要素735は、決定に基づいてDMRSを処理するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0129】
図8は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする通信マネージャ820のブロック図800を示す。通信マネージャ820は、本明細書で説明するような通信マネージャ620、通信マネージャ720、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ820、またはその様々な構成要素は、本明細書で説明するようなSSBとDMRSとの間のリソース要素重複の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ820は、SSB構成要素825、PCI構成要素830、DMRS構成要素835、制御メッセージ構成要素840、QCL構成要素845、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)直接または間接的に互いと通信し得る。
【0130】
通信マネージャ820は、本明細書で開示するような例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。SSB構成要素825は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。PCI構成要素830は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。DMRS構成要素835は、決定に基づいてDMRSを処理するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0131】
いくつかの例では、重複が許可されるかどうかを決定することをサポートするために、PCI構成要素830は、第1のPCIおよび第2のPCIがサービングセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0132】
いくつかの例では、重複が許可されるかどうかを決定することをサポートするために、PCI構成要素830は、第1のPCIおよび第2のPCIが同じPCIであることに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0133】
いくつかの例では、重複が許可されるかどうかを決定することをサポートするために、PCI構成要素830は、第1のPCIおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0134】
いくつかの例では、重複が許可されるかどうかを決定することをサポートするために、PCI構成要素830は、第1のPCIがサービングセルに対応することおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0135】
いくつかの例では、重複が許可されるかどうかを決定することをサポートするために、PCI構成要素830は、第1のPCIが第2のセルに対応することおよび第2のPCIがサービングセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0136】
いくつかの例では、制御メッセージ構成要素840は、ダウンリンク共有チャネルに対応するCORESETプールインデックス値に対応する制御メッセージを受信するための手段であって、制御メッセージが、スケジューリングDCIメッセージを含む、手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0137】
いくつかの例では、制御メッセージ構成要素840は、CORESETプールインデックス値が0の値を有することに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0138】
いくつかの例では、制御メッセージ構成要素840は、CORESETプールインデックス値が1の値を有することに基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0139】
いくつかの例では、制御メッセージは、CORESETプールインデックス値に関連付けられたCORESETにおいて受信されたアクティブ化DCIメッセージに対応するSPS制御メッセージである。
【0140】
いくつかの例では、制御メッセージは、RRCメッセージの中のSPS構成に対応するSPS制御メッセージであり、SPS構成は、CORESETプールインデックス値を示す。
【0141】
いくつかの例では、QCL構成要素845は、SSBに対応するQCL関係がサービングセルに関連付けられることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0142】
いくつかの例では、QCL構成要素845は、SSBに対応するQCL関係が第2のセルに関連付けられることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0143】
図9は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイス905を含むシステム900の図を示す。デバイス905は、本明細書で説明するようなデバイス605、デバイス705、またはUE115の構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス905は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス905は、通信マネージャ920、入力/出力(I/O)コントローラ910、トランシーバ915、アンテナ925、メモリ930、コード935、およびプロセッサ940などの、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信していてもよく、または場合によっては1つもしくは複数のバス(たとえば、バス945)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合されてもよい。
【0144】
I/Oコントローラ910は、デバイス905のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ910はまた、デバイス905に統合されていない周辺装置を管理し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ910は、外部周辺装置への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ910は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどの、オペレーティングシステムを利用し得る。追加または代替として、I/Oコントローラ910は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれらと対話し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ910は、プロセッサ940などのプロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合、ユーザは、I/Oコントローラ910を介して、またはI/Oコントローラ910によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス905と対話し得る。
【0145】
いくつかの場合、デバイス905は、単一のアンテナ925を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合、デバイス905は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ925を有し得る。トランシーバ915は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ925、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ915は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ915は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ925に提供し、1つまたは複数のアンテナ925から受信されたパケットを復調するためのモデムも含み得る。トランシーバ915、またはトランシーバ915および1つもしくは複数のアンテナ925は、本明細書で説明するような送信機615、送信機715、受信機610、受信機710、またはそれらの任意の組合せもしくはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0146】
メモリ930は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ930は、プロセッサ940によって実行されると、本明細書で説明する様々な機能をデバイス905に実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード935を記憶し得る。コード935は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、コード935は、プロセッサ940によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。いくつかの場合、メモリ930は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの対話などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を含み得る。
【0147】
プロセッサ940は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ940は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合、メモリコントローラは、プロセッサ940に統合され得る。プロセッサ940は、様々な機能(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする機能またはタスク)をデバイス905に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ930)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス905またはデバイス905の構成要素は、プロセッサ940と、プロセッサ940に結合されたメモリ930とを含むことができ、プロセッサ940およびメモリ930は、本明細書で説明する様々な機能を実行するように構成される。
【0148】
通信マネージャ920は、本明細書で開示するような例に従ってUEにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ920は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。通信マネージャ920は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。通信マネージャ920は、決定に基づいてDMRSを処理するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0149】
本明細書で説明するような例に従って通信マネージャ920を含めるかまたは構成することによって、デバイス905は、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネル上でDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかをUE115が決定するための技法をサポートすることができ、このことは、改善された通信信頼性、低減されたレイテンシ、低減された処理に関係する改善されたユーザエクスペリエンス、低減された電力消費、通信リソースのより効率的な利用、デバイス間の改善された協調、より長いバッテリー寿命、処理能力の改善された利用などをもたらすことができる。
【0150】
いくつかの例では、通信マネージャ920は、トランシーバ915、1つもしくは複数のアンテナ925、またはそれらの任意の組合せを使用して、あるいは他の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。通信マネージャ920は別個の構成要素として示されているが、いくつかの例では、通信マネージャ920を参照しながら説明する1つまたは複数の機能は、プロセッサ940、メモリ930、コード935、またはそれらの任意の組合せによってサポートまたは実行され得る。たとえば、コード935は、本明細書で説明するようなSSBとDMRSとの間のリソース要素重複の様々な態様をデバイス905に実行させるようにプロセッサ940によって実行可能な命令を含み得るか、またはプロセッサ940およびメモリ930は、そのような動作を実行もしくはサポートするように別様に構成され得る。
【0151】
図10は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイス1005のブロック図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明するような基地局105の1つまたは複数の態様を実装するネットワークエンティティの一例であり得る。デバイス1005は、受信機1010、送信機1015、および通信マネージャ1020を含み得る。デバイス1005は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していてもよい。
【0152】
受信機1010は、様々な情報チャネル(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素に渡され得る。受信機1010は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0153】
送信機1015は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1015は、様々な情報チャネル(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1015は、トランシーバモジュールの中で受信機1010とコロケートされ得る。送信機1015は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0154】
通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明するようなSSBとDMRSとの間のリソース要素重複の様々な態様を実行するための手段の例であり得る。たとえば、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行するための方法をサポートし得る。
【0155】
いくつかの例では、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェアにおいて(たとえば、通信管理回路において)実装され得る。ハードウェアは、本開示で説明する機能を実行するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートする、プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサと結合されたメモリは、(たとえば、メモリに記憶された命令をプロセッサによって実行することによって)本明細書で説明する機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。
【0156】
追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行されるコードにおいて(たとえば、通信管理ソフトウェアまたはファームウェアとして)実装され得る。プロセッサによって実行されるコードにおいて実装される場合、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、CPU、ASIC、FPGA、または(たとえば、本開示で説明する機能を実行するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートする)これらのもしくは他のプログラマブル論理デバイスの任意の組合せによって実行され得る。
【0157】
いくつかの例では、通信マネージャ1020は、受信機1010、送信機1015、もしくはその両方を使用して、または他の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1020は、受信機1010から情報を受信すること、送信機1015に情報を送ること、または受信機1010、送信機1015、もしくはその両方と組み合わせて統合されて、情報を受信するか、情報を送信するか、もしくは本明細書で説明するような様々な他の動作を実行することを行い得る。
【0158】
通信マネージャ1020は、本明細書で開示するような例に従って基地局の1つまたは複数の態様を実装するネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1020は、第1のPCIに関連付けられたSSBを送信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。通信マネージャ1020は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。通信マネージャ1020は、決定に基づいてDMRSを処理するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0159】
本明細書で説明するような例に従って通信マネージャ1020を含めるかまたは構成することによって、デバイス1005(たとえば、受信機1010、送信機1015、通信マネージャ1020、もしくはそれらの組合せを制御するか、または場合によってはそれらに結合されたプロセッサ)は、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネル上でDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかをUE115が決定するための技法をサポートすることができ、このことは、低減された処理、低減された電力消費、通信リソースのより効率的な利用などをもたらすことができる。
【0160】
図11は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイス1105のブロック図1100を示す。デバイス1105は、本明細書で説明するようなデバイス1005の態様または基地局105の1つもしくは複数の態様の一例であり得る。デバイス1105は、受信機1110、送信機1115、および通信マネージャ1120を含み得る。デバイス1105は、プロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していてもよい。
【0161】
受信機1110は、様々な情報チャネル(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1105の他の構成要素に渡され得る。受信機1110は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0162】
送信機1115は、デバイス1105の他の構成要素によって生成された信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1115は、様々な情報チャネル(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複に関係する制御チャネル、データチャネル、情報チャネル)に関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1115は、トランシーバモジュールの中で受信機1110とコロケートされ得る。送信機1115は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0163】
デバイス1105、またはその様々な構成要素は、本明細書で説明するようなSSBとDMRSとの間のリソース要素重複の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1120は、SSBマネージャ1125、PCIマネージャ1130、DMRSマネージャ1135、またはそれらの任意の組合せを含み得る。通信マネージャ1120は、本明細書で説明するような通信マネージャ1020の態様の一例であり得る。いくつかの例では、通信マネージャ1120、またはその様々な構成要素は、受信機1110、送信機1115、もしくはその両方を使用して、または他の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1120は、受信機1110から情報を受信すること、送信機1115に情報を送ること、または受信機1110、送信機1115、もしくはその両方と組み合わせて統合されて、情報を受信するか、情報を送信するか、もしくは本明細書で説明するような様々な他の動作を実行することを行い得る。
【0164】
通信マネージャ1120は、本明細書で開示するような例に従って基地局の1つまたは複数の態様を実装するネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。SSBマネージャ1125は、第1のPCIに関連付けられたSSBを送信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。PCIマネージャ1130は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。DMRSマネージャ1135は、決定に基づいてDMRSを処理するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0165】
図12は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする通信マネージャ1220のブロック図1200を示す。通信マネージャ1220は、本明細書で説明するような通信マネージャ1020、通信マネージャ1120、またはその両方の態様の一例であり得る。通信マネージャ1220、またはその様々な構成要素は、本明細書で説明するようなSSBとDMRSとの間のリソース要素重複の様々な態様を実行するための手段の一例であり得る。たとえば、通信マネージャ1220は、SSBマネージャ1225、PCIマネージャ1230、DMRSマネージャ1235、制御メッセージマネージャ1240、QCLマネージャ1245、またはそれらの任意の組合せを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)直接または間接的に互いと通信し得る。
【0166】
通信マネージャ1220は、本明細書で開示するような例に従って基地局の1つまたは複数の態様を実装するネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。SSBマネージャ1225は、第1のPCIに関連付けられたSSBを送信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。PCIマネージャ1230は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。DMRSマネージャ1235は、決定に基づいてDMRSを処理するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0167】
いくつかの例では、PCIマネージャ1230は、第1のPCIおよび第2のPCIがサービングセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間に重複がないと決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0168】
いくつかの例では、PCIマネージャ1230は、第1のPCIおよび第2のPCIが同じPCIであることに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間に重複がないと決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0169】
いくつかの例では、PCIマネージャ1230は、第1のPCIおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間に重複がないと決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0170】
いくつかの例では、PCIマネージャ1230は、第1のPCIがサービングセルに対応することおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素が重複すると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0171】
いくつかの例では、PCIマネージャ1230は、第1のPCIが第2のセルに対応することおよび第2のPCIがサービングセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素が重複すると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0172】
いくつかの例では、制御メッセージマネージャ1240は、ダウンリンク共有チャネルに対応するCORESETプールインデックス値を示す制御メッセージを送信するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0173】
いくつかの例では、制御メッセージマネージャ1240は、CORESETプールインデックス値が0の値を有することに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0174】
いくつかの例では、制御メッセージマネージャ1240は、CORESETプールインデックス値が1の値を有することに基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0175】
いくつかの例では、制御メッセージは、CORESETプールインデックス値に関連付けられたCORESETにおいて受信されたアクティブ化DCIメッセージに対応するSPS制御メッセージである。
【0176】
いくつかの例では、制御メッセージは、RRCメッセージの中のSPS構成に対応するSPS制御メッセージであり、SPS構成は、CORESETプールインデックス値を示す。
【0177】
いくつかの例では、QCLマネージャ1245は、SSBに対応するQCL関係がサービングセルに関連付けられることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0178】
いくつかの例では、QCLマネージャ1245は、SSBに対応するQCL関係が第2のセルに関連付けられることに基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0179】
図13は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートするデバイス1305を含むシステム1300の図を示す。デバイス1305は、本明細書で説明するような基地局105の1つまたは複数の態様を実装するデバイス1005、デバイス1105、またはネットワークエンティティの構成要素の一例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス1305は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレス通信し得る。デバイス1305は、通信マネージャ1320、ネットワーク通信マネージャ1310、トランシーバ1315、アンテナ1325、メモリ1330、コード1335、プロセッサ1340、および局間通信マネージャ1345などの、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、電子通信していてもよく、または場合によっては1つもしくは複数のバス(たとえば、バス1350)を介して(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合されてもよい。
【0180】
ネットワーク通信マネージャ1310は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワーク130との通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1310は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0181】
いくつかの場合、デバイス1305は、単一のアンテナ1325を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合、デバイス1305は、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ1325を有し得る。トランシーバ1315は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ1325、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1315は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1315は、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ1325に提供し、1つまたは複数のアンテナ1325から受信されたパケットを復調するためのモデムも含み得る。トランシーバ1315、またはトランシーバ1315および1つもしくは複数のアンテナ1325は、本明細書で説明するような送信機1015、送信機1115、受信機1010、受信機1110、またはそれらの任意の組合せもしくはそれらの構成要素の一例であり得る。
【0182】
メモリ1330は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1330は、プロセッサ1340によって実行されると、本明細書で説明する様々な機能をデバイス1305に実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード1335を記憶し得る。コード1335は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合、コード1335は、プロセッサ1340によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。いくつかの場合、メモリ1330は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの対話などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0183】
プロセッサ1340は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ1340は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの他の場合、メモリコントローラは、プロセッサ1340に統合され得る。プロセッサ1340は、様々な機能(たとえば、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする機能またはタスク)をデバイス1305に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1330)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1305またはデバイス1305の構成要素は、プロセッサ1340と、プロセッサ1340に結合されたメモリ1330とを含むことができ、プロセッサ1340およびメモリ1330は、本明細書で説明する様々な機能を実行するように構成される。
【0184】
局間通信マネージャ1345は、他の基地局105との通信を管理することができ、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1345は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1345は、基地局105間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0185】
通信マネージャ1320は、本明細書で開示するような例に従って基地局の1つまたは複数の態様を実装するネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1320は、第1のPCIに関連付けられたSSBを送信するための手段であって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。通信マネージャ1320は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。通信マネージャ1320は、決定に基づいてDMRSを処理するための手段として構成されるか、またはその手段を他の方法でサポートし得る。
【0186】
本明細書で説明するような例に従って通信マネージャ1320を含めるかまたは構成することによって、デバイス1305は、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネル上でDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかをUE115が決定するための技法をサポートすることができ、このことは、改善された通信信頼性、低減されたレイテンシ、低減された処理に関係する改善されたユーザエクスペリエンス、低減された電力消費、通信リソースのより効率的な利用、デバイス間の改善された協調、より長いバッテリー寿命、処理能力の改善された利用などをもたらすことができる。
【0187】
いくつかの例では、通信マネージャ1320は、トランシーバ1315、1つもしくは複数のアンテナ1325、またはそれらの任意の組合せを使用して、あるいは他の方法でそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。通信マネージャ1320は別個の構成要素として示されているが、いくつかの例では、通信マネージャ1320を参照しながら説明する1つまたは複数の機能は、プロセッサ1340、メモリ1330、コード1335、またはそれらの任意の組合せによってサポートまたは実行され得る。たとえば、コード1335は、本明細書で説明するようなSSBとDMRSとの間のリソース要素重複の様々な態様をデバイス1305に実行させるようにプロセッサ1340によって実行可能な命令を含み得るか、またはプロセッサ1340およびメモリ1330は、そのような動作を実行もしくはサポートするように別様に構成され得る。
【0188】
図14は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図1図9を参照しながら説明したように、UE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0189】
1405において、方法は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、受信することを含み得る。1405の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなSSB構成要素825によって実行され得る。
【0190】
1410において、方法は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することを含み得る。1410の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなPCI構成要素830によって実行され得る。
【0191】
1415において、方法は、決定に基づいてDMRSを処理することを含み得る。1415の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなDMRS構成要素835によって実行され得る。
【0192】
図15は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図1図9を参照しながら説明したように、UE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0193】
1505において、方法は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、受信することを含み得る。1505の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなSSB構成要素825によって実行され得る。
【0194】
1510において、方法は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することを含み得る。1510の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなPCI構成要素830によって実行され得る。
【0195】
1515において、方法は、第1のPCIおよび第2のPCIがサービングセルに対応することまたは同じであることに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定することを含み得る。1515の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなPCI構成要素830によって実行され得る。
【0196】
1520において、方法は、決定に基づいてDMRSを処理することを含み得る。1520の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなDMRS構成要素835によって実行され得る。
【0197】
図16は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図1図9を参照しながら説明したようなUE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0198】
1605において、方法は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、受信することを含み得る。1605の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなSSB構成要素825によって実行され得る。
【0199】
1610において、方法は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することを含み得る。1610の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなPCI構成要素830によって実行され得る。
【0200】
1615において、方法は、第1のPCIおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定することを含み得る。1615の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなPCI構成要素830によって実行され得る。
【0201】
1620において、方法は、決定に基づいてDMRSを処理することを含み得る。1620の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなDMRS構成要素835によって実行され得る。
【0202】
図17は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図1図9を参照しながら説明したように、UE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0203】
1705において、方法は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、受信することを含み得る。1705の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1705の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなSSB構成要素825によって実行され得る。
【0204】
1710において、方法は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することを含み得る。1710の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1710の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなPCI構成要素830によって実行され得る。
【0205】
1715において、方法は、第1のPCIがサービングセルに対応することおよび第2のPCIが第2のセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定することを含み得る。1715の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1715の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなPCI構成要素830によって実行され得る。
【0206】
1720において、方法は、決定に基づいてDMRSを処理することを含み得る。1720の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1720の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなDMRS構成要素835によって実行され得る。
【0207】
図18は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、本明細書で説明するようなUEまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1800の動作は、図1図9を参照しながら説明したように、UE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0208】
1805において、方法は、第1のPCIに関連付けられたSSBを受信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、受信することを含み得る。1805の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1805の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなSSB構成要素825によって実行され得る。
【0209】
1810において、方法は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することを含み得る。1810の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1810の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなPCI構成要素830によって実行され得る。
【0210】
1815において、方法は、第1のPCIが第2のセルに対応することおよび第2のPCIがサービングセルに対応することに基づいて、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定することを含み得る。1815の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1815の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなPCI構成要素830によって実行され得る。
【0211】
1820において、方法は、決定に基づいてDMRSを処理することを含み得る。1820の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1820の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなDMRS構成要素835によって実行され得る。
【0212】
図19は、本開示の態様による、SSBとDMRSとの間のリソース要素重複をサポートする方法1900を示すフローチャートを示す。方法1900の動作は、本明細書で説明するような基地局またはその構成要素の1つまたは複数の態様を実装するネットワークエンティティによって実装され得る。たとえば、方法1900の動作は、図1図5および図10図13を参照しながら説明したような基地局105によって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0213】
1905において、方法は、第1のPCIに関連付けられたSSBを送信することであって、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2のPCIに関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、送信することを含み得る。1905の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1905の動作の態様は、図12を参照しながら説明したようなSSBマネージャ1225によって実行され得る。
【0214】
1910において、方法は、第1のPCIと第2のPCIの比較に従って、SSBを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応するDMRSを搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定することを含み得る。1910の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1910の動作の態様は、図12を参照しながら説明したようなPCIマネージャ1230によって実行され得る。
【0215】
1915において、方法は、決定に基づいてDMRSを処理することを含み得る。1915の動作は、本明細書で開示するような例に従って実行され得る。いくつかの例では、1915の動作の態様は、図12を参照しながら説明したようなDMRSマネージャ1235によって実行され得る。
【0216】
以下は、本開示の態様の概要を提供する。
【0217】
態様1: UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、第1の物理レイヤセル識別子に関連付けられた同期信号ブロックを受信するステップであって、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2の物理レイヤセル識別子に関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、ステップと、第1の物理レイヤセル識別子と第2の物理レイヤセル識別子の比較に従って、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応する復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するステップと、決定に少なくとも部分的に基づいて復調参照信号を処理するステップとを含む方法。
【0218】
態様2: 重複が許可されるかどうかを決定するステップが、第1の物理レイヤセル識別子および第2の物理レイヤセル識別子が同じ物理レイヤセル識別子であることに少なくとも部分的に基づいて、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素と復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定するステップを含む、態様1の方法。
【0219】
態様3: 重複が許可されるかどうかを決定するステップが、第1の物理レイヤセル識別子および第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素と復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されないと決定するステップを含む、態様1の方法。
【0220】
態様4: 重複が許可されるかどうかを決定するステップが、第1の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することおよび第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素と復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定するステップを含む、態様1の方法。
【0221】
態様5: 重複が許可されるかどうかを決定するステップが、第1の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することおよび第2の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素と復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されると決定するステップを含む、態様1の方法。
【0222】
態様6: ダウンリンク共有チャネルに対応する制御リソースセットプールインデックス値に対応する制御メッセージを受信するステップであって、制御メッセージが、スケジューリングダウンリンク制御情報メッセージを含む、ステップをさらに含む、態様1~5のいずれかの方法。
【0223】
態様7: 制御リソースセットプールインデックス値が0の値を有することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定するステップをさらに含む、態様6の方法。
【0224】
態様8: 制御リソースセットプールインデックス値が1の値を有することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定するステップをさらに含む、態様6の方法。
【0225】
態様9: 制御メッセージが、制御リソースセットプールインデックス値に関連付けられた制御リソースセットにおいて受信されたアクティブ化ダウンリンク制御情報メッセージに対応する半永続的スケジューリング制御メッセージである、態様6~8のいずれかの方法。
【0226】
態様10: 制御メッセージが、無線リソース制御メッセージの中の半永続的スケジューリング構成に対応する半永続的スケジューリング制御メッセージであり、半永続的スケジューリング構成が、制御リソースセットプールインデックス値を示す、態様6~8のいずれかの方法。
【0227】
態様11: 同期信号ブロックに対応する擬似コロケーション関係がサービングセルに関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定するステップをさらに含む、態様1~10のいずれかの方法。
【0228】
態様12: 同期信号ブロックに対応する擬似コロケーション関係が第2のセルに関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定するステップをさらに含む、態様1~11のいずれかの方法。
【0229】
態様13: ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法であって、第1の物理レイヤセル識別子に関連付けられた同期信号ブロックを送信するステップであって、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素が、第2の物理レイヤセル識別子に関連付けられたダウンリンク共有チャネルを搬送する1つまたは複数のリソース要素と重複する、ステップと、第1の物理レイヤセル識別子と第2の物理レイヤセル識別子の比較に従って、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素とダウンリンク共有チャネルに対応する復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間で重複が許可されるかどうかを決定するステップと、決定に少なくとも部分的に基づいて復調参照信号を処理するステップとを含む方法。
【0230】
態様14: 第1の物理レイヤセル識別子および第2の物理レイヤセル識別子が同じ物理レイヤセル識別子であることに少なくとも部分的に基づいて、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素と復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間に重複がないと決定するステップをさらに含む、態様13の方法。
【0231】
態様15: 第1の物理レイヤセル識別子および第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素と復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素との間に重複がないと決定するステップをさらに含む、態様13の方法。
【0232】
態様16: 第1の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することおよび第2の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素と復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素が重複すると決定するステップをさらに含む、態様13の方法。
【0233】
態様17: 第1の物理レイヤセル識別子が第2のセルに対応することおよび第2の物理レイヤセル識別子がサービングセルに対応することに少なくとも部分的に基づいて、同期信号ブロックを搬送する1つまたは複数のリソース要素と復調参照信号を搬送する1つまたは複数のリソース要素が重複すると決定するステップをさらに含む、態様13の方法。
【0234】
態様18: ダウンリンク共有チャネルに対応する制御リソースセットプールインデックス値を示す制御メッセージを送信するステップをさらに含む、態様13~17のいずれかの方法。
【0235】
態様19: 制御リソースセットプールインデックス値が0の値を有することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定するステップをさらに含む、態様18の方法。
【0236】
態様20: 制御リソースセットプールインデックス値が1の値を有することに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定するステップをさらに含む、態様18~19のいずれかの方法。
【0237】
態様21: 制御メッセージが、制御リソースセットプールインデックス値に関連付けられた制御リソースセットにおいて受信されたアクティブ化ダウンリンク制御情報メッセージに対応する半永続的スケジューリング制御メッセージである、態様18~20のいずれかの方法。
【0238】
態様22: 制御メッセージが、無線リソース制御メッセージの中の半永続的スケジューリング構成に対応する半永続的スケジューリング制御メッセージであり、半永続的スケジューリング構成が、制御リソースセットプールインデックス値を示す、態様18~20のいずれかの方法。
【0239】
態様23: 同期信号ブロックに対応する擬似コロケーション関係がサービングセルに関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク共有チャネルがサービングセルに関連付けられると決定するステップをさらに含む、態様13~22のいずれかの方法。
【0240】
態様24: 同期信号ブロックに対応する擬似コロケーション関係が第2のセルに関連付けられることに少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンク共有チャネルが第2のセルに関連付けられると決定するステップをさらに含む、態様13~22のいずれかの方法。
【0241】
態様25: UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶され、装置に態様1~12のいずれかの方法を実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを備える装置。
【0242】
態様26: UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様1~12のいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0243】
態様27: UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1~12のいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0244】
態様28: ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶され、装置に態様13~24のいずれかの方法を実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを備える装置。
【0245】
態様29: ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置であって、態様13~24のいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、装置。
【0246】
態様30: ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様13~24のいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0247】
本明細書で説明する方法が可能な実装形態を表すこと、動作およびステップが再構成されるかまたは別様に修正される場合があること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされてもよい。
【0248】
LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が例として説明されることがあり、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用されることがあるが、本明細書で説明する技法はLTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明する技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に述べられない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。
【0249】
本明細書で説明する情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0250】
本明細書の本開示に関して説明する様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装され得る。
【0251】
本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、本明細書で説明する機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が様々な物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。
【0252】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得るとともに、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0253】
特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用する場合、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)において使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストがAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包含的リストを示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合への言及として解釈されるべきではない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明する例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるべきである。
【0254】
「決定する」または「決定すること」という用語は、多種多様なアクションを包含し、したがって、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(テーブル、データベース、または別のデータ構造の中でルックアップすることによってなど)、確認することなどを含むことができる。また、「決定すること」は、受信すること(情報を受信することなど)、アクセスすること(メモリの中のデータにアクセスすることなど)などを含むことができる。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立すること、および他のそのような同様のアクションを含むことができる。
【0255】
添付の図において、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベルまたは他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【0256】
添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るかまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すものではない。本明細書で使用する「例」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明する技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明する例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスはブロック図の形態で示される。
【0257】
本明細書での説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために与えられる。本開示の様々な修正が当業者に明らかになり、本明細書で定義する一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されず、本明細書で開示する原理および新規の特徴に一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【符号の説明】
【0258】
100 ワイヤレス通信システム
105 基地局、スタンドアロン基地局
105-a 基地局
105-b 基地局
110 カバレージエリア、地理的カバレージエリア
110-a カバレージエリア
115 UE
115-a UE
115-b UE
120 バックホールリンク
125 通信リンク
130 コアネットワーク
135 デバイス間(D2D)通信リンク、D2D通信リンク
140 アクセスネットワークエンティティ
145 アクセスネットワーク送信エンティティ
150 IPサービス
200 ワイヤレス通信システム
205 ダウンリンク通信リンク
210 SSB、サービングセルSSB、非サービングセルSSB
215 DMRS
220 リソース要素
225 PDSCH
235 制御メッセージ
300 リソース図
305 SSB
310 DMRS
315 PDSCH
320-a セル
320-b セル
400 送信図
405 トップQCLチェーン
405-a QCLチェーン
405-b QCLチェーン
500 プロセスフロー
600 ブロック図
605 デバイス
610 受信機
615 送信機
620 通信マネージャ
700 ブロック図
705 デバイス
710 受信機
715 送信機
720 通信マネージャ
725 SSB構成要素
730 PCI構成要素
735 DMRS構成要素
800 ブロック図
820 通信マネージャ
825 SSB構成要素
830 PCI構成要素
835 DMRS構成要素
840 制御メッセージ構成要素
845 QCL構成要素
900 システム
905 デバイス
910 I/Oコントローラ
915 トランシーバ
920 通信マネージャ
925 アンテナ
930 メモリ
935 コード
940 プロセッサ
945 バス
1000 ブロック図
1005 デバイス
1010 受信機
1015 送信機
1020 通信マネージャ
1100 ブロック図
1105 デバイス
1110 受信機
1115 送信機
1120 通信マネージャ
1125 SSBマネージャ
1130 PCIマネージャ
1135 DMRSマネージャ
1200 ブロック図
1220 通信マネージャ
1225 SSBマネージャ
1230 PCIマネージャ
1235 DMRSマネージャ
1240 制御メッセージマネージャ
1245 QCLマネージャ
1300 システム
1305 デバイス
1310 ネットワーク通信マネージャ
1315 トランシーバ
1320 通信マネージャ
1325 アンテナ
1330 メモリ
1335 コード
1340 プロセッサ
1345 局間通信マネージャ
1350 バス
1400 方法
1500 方法
1600 方法
1700 方法
1800 方法
1900 方法
図1
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【国際調査報告】