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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】ネットワークトラフィック管理
(51)【国際特許分類】
   H04W 92/18 20090101AFI20240416BHJP
   H04W 88/04 20090101ALI20240416BHJP
   H04W 16/26 20090101ALI20240416BHJP
   H04W 74/0833 20240101ALI20240416BHJP
   H04W 76/19 20180101ALI20240416BHJP
   H04W 8/00 20090101ALI20240416BHJP
   H04L 67/56 20220101ALI20240416BHJP
【FI】
H04W92/18
H04W88/04
H04W16/26
H04W74/0833
H04W76/19
H04W8/00 110
H04L67/56
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023560228
(86)(22)【出願日】2022-03-31
(85)【翻訳文提出日】2023-11-27
(86)【国際出願番号】 EP2022058680
(87)【国際公開番号】W WO2022233510
(87)【国際公開日】2022-11-10
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/092036
(32)【優先日】2021-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.ZIGBEE
3.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チャン, チャン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ミン
(72)【発明者】
【氏名】オルシーノ, アントニーノ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための方法が提供される。方法は、リモートユーザ装置(UE)によって実行される。方法は、リレーUEを介して第1のネットワークノードから第1のメッセージを受信すること(402)を含む。第1のメッセージは、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードにリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。リレーUEは、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、リモートユーザ装置(UE)によって実行される方法であって、
リレーUEを介して第1のネットワークノードから第1のメッセージを受信すること(402)を有し、ここで前記第1のメッセージは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記リモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含み、前記リレーUEは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する、方法。
【請求項2】
前記第1のメッセージは前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインターフェースおよび、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインターフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して受信され、および/または
前記第1のメッセージはUu無線リソース制御(RRC)メッセージで受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記識別情報が、前記第1のネットワークノードによって、または前記リレーUEによって前記リモートUEに割り当てられる、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードへシグナリングすることを有し、前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示し、前記第1のメッセージは前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングに応答して受信される、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは要求を含み、前記第1のメッセージは前記要求に対する応答であり、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記確立された接続を用いるための命令を含み、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再開されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記再開された接続を用いるための命令を含み、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再確立された接続を用いるための命令を含み、または、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再構成されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再構成された接続を用いるための命令を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対する無線リソース制御接続のセットアップを求める要求、
前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求、および、
前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報、
の1つ以上を含んだ前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングによって示す、請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記要求、および前記リモートUEを特定する前記識別子の1つ以上を有し、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースと、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインタフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)とを介したものであり、および/または、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する、請求項6または7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、前記リモートUEに識別情報を割り当てる必要があることの前記インジケータとの一方または両方と、ここで前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングはRRCシグナリングであり、および/または、
前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める前記要求と、および/または、
前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態であれば、前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める前記要求と、を含む、請求項6から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモート前記UEがリレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングにより、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す、請求項4から9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、リレーユーザ装置(UE)によって実行される方法であって、
前記ネットワークの第1のネットワークノードから、リモートUEを宛先とし、前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記リモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含んだ第1のメッセージを受信すること(502)と、ここで前記リレーUEは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有し、
前記識別情報を含んだ前記第1のメッセージの前記リモートUEへ向けた送信を開始すること(504)と、を有する、方法。
【請求項12】
前記第1のメッセージの前記送信は、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、あるいは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して、開始される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のメッセージの送信は、前記リレーUEを介した前記リモートUEから前記第1のネットワークノードへのシグナリングに応答して開始され、前記リモートUEからの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す、請求項11または12に記載の方法。
【請求項14】
前記リモートUEからの前記シグナリングは要求を含み、前記第1のメッセージは前記要求に対する応答であり、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記確立された接続を用いるための命令を含み、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再開されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記再開された接続を用いるための命令を含み、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再確立された接続を用いるための命令を含み、または、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再構成されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再構成された接続を用いるための命令を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記リモートUEからの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対する無線リソース制御接続のセットアップを求める要求、
前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求、および、
前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報、
の1つ以上を含んだ前記リモートUEからの前記シグナリングによって示す、請求項13または14に記載の方法。
【請求項16】
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または、
前記リモートUEからの前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記リモートUEからの前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記要求、および前記リモートUEを特定する識別子の1つ以上を含み、
前記リモートUEからの前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースと、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインタフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)とを介したものであり、および/または、
前記リモートUEからの前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する、請求項15または16に記載の方法。
【請求項18】
前記リモートUEからの前記シグナリングは、
前記リモートUEに識別情報を割り当てる必要があることの前記インジケータと、ここで前記リモートUEからの前記シグナリングはRRCシグナリングであり、および/または、
前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める前記要求と、および/または、
前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態であれば、前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める前記要求と、を含む、請求項15から17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記リモートUEからの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記リモートUEからの前記シグナリングにより、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す、請求項13から18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のネットワークノードへシグナリングすることを有し、前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示し、前記第1のメッセージは前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングに応答して受信される、請求項11から19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対する無線リソース制御接続のセットアップを求める要求、
前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求、および、
前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報、
の1つ以上を含んだ前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングによって示す、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記要求、および前記リモートUEを特定する識別子の1つ以上を有し、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースと、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインタフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)とを介したものであり、および/または、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する、請求項21または22に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、前記リモートUEに識別情報を割り当てる必要があることの前記インジケータとの一方または両方と、ここで前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングはRRCシグナリングであり、および/または、
前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める前記要求と、および/または、
前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態であれば、前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める前記要求と、を含む、請求項21から23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモート前記UEがリレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングにより、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す、請求項20から24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、エンティティによって実行される方法であって、
第1のネットワークノードへシグナリングすること(702)を有し、前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートユーザ装置(UE)がリレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示し、前記リレーUEは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているとき、前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する、方法。
【請求項27】
前記エンティティは前記リレーUEであり、
前記エンティティは前記リモートUEであり、かつ前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングはリレーUEを介したものであり、または、
前記エンティティは前記ネットワークの第2のネットワークノードであり、前記第2のネットワークノードは前記リモートUEに最後にサービスを提供したネットワークノードである、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、前記ネットワークの第1のネットワークノードによって実行される方法であって、
エンティティからのシグナリングに応答して、リレーUEを介してリモートユーザ装置(UE)に向けて第1のメッセージの送信を開始すること(602)を有し、前記エンティティからの前記シグナリングは前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示し、前記リレーUEは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているとき、前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有し、前記第1のメッセージは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているとき、前記リモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含む、方法。
【請求項29】
前記エンティティは前記リレーUEであり、
前記エンティティは前記リモートUEであり、かつ前記シグナリングはリレーUEを介したものであり、または、
前記エンティティは前記ネットワークの第2のネットワークノードであり、前記第2のネットワークノードは前記リモートUEに最後にサービスを提供したネットワークノードである、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記シグナリングは要求を含み、前記第1のメッセージは前記要求に対する応答であり、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記確立された接続を用いるための命令を含み、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再開されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記再開された接続を用いるための命令を含み、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再確立された接続を用いるための命令を含み、または、
前記要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再構成されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再構成された接続を用いるための命令を含む、請求項28または29に記載の方法。
【請求項31】
前記エンティティが前記リレーUEであり、あるいは前記エンティティが前記リモートUEであって前記シグナリングが前記リレーUEを介したものであり、
前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対する無線リソース制御接続のセットアップを求める要求、
前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求、および、
前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報、
の1つ以上を含んだ前記シグナリングによって示す、請求項28から30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または、
前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記要求、および前記リモートUEを特定する識別子の1つ以上を含み、
前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースと、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインタフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)とを介したものであり、および/または、
前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する、請求項31または32に記載の方法。
【請求項34】
前記シグナリングは、
前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、前記リモートUEに識別情報を割り当てる必要があることの前記インジケータとの一方または両方と、ここで前記シグナリングはRRCシグナリングであり、および/または、
前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める前記要求と、および/または、
前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態であれば、前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める前記要求と、を含む、請求項31から33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記シグナリングにより、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す、請求項28から34のいずれか1項に記載の方法。
【請求項36】
システムによって実行される方法であって、
請求項1から10のいずれか1項に記載の方法と、
請求項11から25のいずれか1項に記載の方法と、
請求項26から27のいずれか1項に記載の方法と、
請求項28から35のいずれか1項に記載の方法と、の任意の2つ以上を含む、方法。
【請求項37】
リモートユーザ装置(UE)(900)であって、
請求項1から10のいずれか1項に従って動作するように構成された処理回路(902)を有する、リモートUE(900)。
【請求項38】
前記処理回路(902)によって実行されると、前記リモートUE(900)を請求項1から10のいずれか1項に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリ(910)を有する、請求項37に記載のリモートUE(900)。
【請求項39】
リレーユーザ装置(UE)(900)であって、
請求項11から25のいずれか1項に従って動作するように構成された処理回路(902)を有する、リレーUE(900)。
【請求項40】
前記処理回路(902)によって実行されると、前記リレーUE(900)を請求項11から25のいずれか1項に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリ(910)を有する、請求項39に記載のリレーUE(900)。
【請求項41】
エンティティ(900, 1000)であって、
請求項26から27のいずれか1項に従って動作するように構成された処理回路(902, 1002)を有する、エンティティ(900, 1000)。
【請求項42】
前記処理回路(902, 1002)によって実行されると、前記エンティティ(900, 1000)を請求項26から27のいずれか1項に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリ(910, 1004)を有する、請求項41に記載のエンティティ(900, 1000)。
【請求項43】
第1のネットワークノード(1000)であって、
請求項28から35のいずれか1項に従って動作するように構成された処理回路(1002)を有する、第1のネットワークノード(1000)。
【請求項44】
前記処理回路(1002)によって実行されると、前記第1のネットワークノード(1000)を請求項28から35のいずれか1項に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリ(1004)を有する、請求項43に記載の第1のネットワークノード(1000)。
【請求項45】
システムであって、
請求項37または38に記載のリモートUE(900)と、
請求項39または40に記載のリレーUE(900)と、
請求項41または42に記載のエンティティ(900, 1000)と、
請求項43または44に記載の第1のネットワークノード(1000)と、の任意の2つ以上を有する、システム。
【請求項46】
処理回路によって実行されると、前記処理回路に、請求項1から10のいずれか1項、請求項11から25のいずれか1項、請求項26から27のいずれか1項、および/または請求項28から35のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を有するコンピュータプログラム。
【請求項47】
非一時的機器可読媒体に具現化されたコンピュータプログラム製品であって、処理回路に、請求項1から10のいずれか1項、請求項11から25のいずれか1項、請求項26から27のいずれか1項、および/または請求項28から35のいずれか1項に記載の方法を実行させるための、前記処理回路によって実行可能な命令を有するコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ネットワークトラフィックを管理するための方法、およびそれら方法に従って動作するように構成されたノードに関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)リリース12および13は、近接サービス(ProSe)としても知られるロングタームエボリューション(LTE)デバイスツーデバイス(D2D)技術を規定した。その後、3GPPリリース14および15では、車両通信の具体的な特性をターゲットとするLTE Vehicle-to-Everything(V2X)関連の拡張が規定されている。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)はV2X通信のニューラジオ(NR)バージョンを開発するために、3GPPリリース16の範囲内で2018年8月に新しいワークアイテム(WI)を開始した。NR V2X通信は、主に高度なV2Xサービスをターゲットとしている。これらのサービスは4つのユースケースグループ、すなわち、車両プラトーニング、拡張センサ、高度運転、および遠隔運転に分類することができる。高度なV2Xサービスは、遅延および信頼性に関する厳しい要件を満たすために、拡張NRシステムおよび新たなNRサイドリンク(NR SL)フレームワークを必要としうる。NR V2Xシステムはまた、より高いシステム容量およびより良いカバレッジを有することができ、さらに高度なV2Xサービスおよび他のサービスの将来の開発をサポートするための容易な拡張を実現しうる。
【0003】
NR V2Xがターゲットとするサービスを考えると、グループキャスト/マルチキャストおよびユニキャスト伝送が望ましいことが一般的に認識されており、メッセージの意図する受信者は、送信者に近接する複数の車両の一部(グループキャスト)または単一の車両(ユニキャスト)のみで構成される。例えば、プラトーニングサービスでは、集団のメンバーだけが関心を持つメッセージが存在するため、集団のメンバは自然なグループキャストとなる。別の例では、シースルー使用が、ユニキャスト伝送が自然に適合するような1組の車両に限られるかもしれない。したがって、NRサイドリンクは、ブロードキャスト(LTEと同様)、グループキャスト、およびユニキャスト送信をサポートすることができる。さらに、NRサイドリンクは、スタンドアロンでのネットワークレス動作のサポートを含め、ネットワークカバレッジの有無にかかわらず、また様々な程度のユーザ装置(UE)とネットワーク(NW)との相互作用で動作可能なように設計されうる。
【0004】
各サイドリンク通信は、送信元(source)および宛先(destination)レイヤ2識別情報(L2 ID)の組によって特定することができる。送信元L2 IDは、UE自身が割り当てることができる。ユニキャストの場合、宛先L2 IDはピアUEの送信元L2 IDであり、ピアUEが割り当てることができる。グループキャスト/ブロードキャストの場合、宛先L2 IDは、サービスまたはアプリケーションからマッピングすることができる。
【0005】
3GPPリリース17では、NSPS(National Security Public Safety)が3GPPリリース16で既に開発されたNRサイドリンク機能から利益をうることができる1つのユースケースであると見られている。3GPPは、3GPPリリース16のNRサイドリンクをベースラインとして、NSPSユースケースに関連する拡張を規定することを決定した。屋内消火活動、森林消火活動、地震救助活動、海難救助活動などのシナリオや、インフラが(少なくとも部分的に)破壊されたり利用できなくなったりしたシナリオのように、NSPSサービスは、部分的なNWカバレッジまたはNWカバレッジなしでの運用が必要となるシナリオもある。したがって、カバレッジ拡張は、UEとセルラNWとの間で通信されるNSPSサービスと、サイドリンクを介してUE間で通信されるNSPSサービスとの両方を実現するものである。3GPPリリース17ではNRサイドリンクリレー上の新しいWID(Work Item Description)が最近公開されており、これはレイヤ2(L2)UE-NW(UE-to-NW)リレーとレイヤ3(L3)UE-NW(UE-to-NW)リレーとの両方を含むことのできるUE-NW(UE-to-NW)リレーを用いたさらなるNWカバレッジ拡張の検討を目的としている。
【0006】
L2 UE-NWリレーUEは、第5世代システム(5GS)への接続性をサポートするための機能をリモートUEに提供する。L2 UE-NWリレーUEのためのプロトコルスタックを、ユーザプレーンおよび制御プレーンについてそれぞれ図1および図2に示す。すなわち、図1はL2 UE-NWリレーUEのためのユーザプレーンスタックを示し、図2は、L2 UE-NWリレーUEのための制御プレーンを示す。
【0007】
パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)リンクの2つのエンドポイントは、リモートUEおよび5G基地局gNodeB(gNB)である。これは、無線アクセスネットワーク(RAN)およびコアNWにおいて、リモートUEがそれ自体のコンテキストを有することを意味する。したがって、リモートUEは、自身の無線ベアラ、無線リソース制御(RRC)接続、およびプロトコルデータユニット(PDU)セッションを有する。リレー機能はPDCPの下で、例えば、アダプテーションブレイヤで実行される。リモートUEのネットワークトラフィック(制御プレーンおよびユーザプレーンネットワークトラフィックの両方)は、変更されることなく、L2 UE-NWリレーUEを介してリモートUEとgNBとの間で透過的に転送される。
【0008】
L2 UE-NWリレーUEとgNBとの間のアダプテーションレイヤは、特定のリモートUEのUuベアラを見分けることができる。UuベアラはL2 UE-NWリレーUEとgNBとを接続するインターフェース(すなわち、Uuインターフェース)を介したネットワークトラフィックの送信を可能にするベアラである。別のリモートUEと、リモートUEの別のUuベアラとは、アダプテーションレイヤヘッダに含まれる追加情報(例えば、UE識別子(ID)およびベアラID)によって示すことができ、この情報はPDCP PDUに追加されうる。アダプテーションレイヤは、PDCPサブレイヤの一部、あるいはPDCPサブレイヤと無線リンク制御(RLC)サブレイヤとの間の独立した新しいレイヤと見なすことができる。
【0009】
リモートUEおよびL2 UE-NWリレーUEの両方がRRCアイドルまたは非アクティブ(RRC_idle /RRC_inactive)状態(またはモード)にあり、リモートUEのための入来ダウンリンク(DL)ネットワークトラフィックがあるとき、NWは、まずリモートUEをページングしうる。L2 UE-NWリレーUEはページングを監視し、リモートUEのためのDLネットワークトラフィックがあることをリモートUEに通知することができる。そして、リモートUEおよびL2 UE-NWリレーUEの両方は、gNBへのRRC接続を確立または再開することができ、リモートUEのネットワークトラフィックは、L2 UE-NWリレーUEを介してリモートUEとgNBとの間で透過的に転送されうる。
【0010】
L3 UE-NWリレーUEは、リモートUEとNWとの間でユニキャストネットワークトラフィック(アップリンク(UL)およびDLネットワークトラフィック)を中継することができる。これは、任意のインターネットプロトコル(IP)、イーサネット、または非構造化ネットワークトラフィックを中継できる汎用機能を提供する。L3 UE-NWリレーUEのためのプロトコルスタックを図3に示す。図3において、中継はPDUレイヤで実行される。リモートUEは、コアNWからは見えない。これは、リモートUEが自身のコンテキストならびにPDUセッションをコアNW内に持たないことを意味する。代わりに、リモートUEのネットワークトラフィックは、リレーUEのPDUセッションで転送される。PC5インターフェース(リモートUEとUE-NWリレーUEとの間のインターフェース)を介したIP PDUセッションタイプおよびIPネットワークトラフィックについて、L3 UE-NWリレーUEは、リモートUEのためにIPバージョン6(IPv6)プレフィックスまたはIPバージョン4(IPv4)アドレスを割り当てることができる。
【0011】
L3 UE-NWリレーUEがRRCアイドル状態または非アクティブ状態にあり、リモートUEのための入来DLネットワークトラフィックがある場合、NWは、まずL3 UE-NWリレーUEをページングしうる。このページングは、L3 UE-NWリレーUEにRRC接続の確立または再開を促す。そして、NWは、リモートUEのネットワークトラフィックをL3 UE-NWリレーUEに送信することができる。L3 UE-NWリレーUEは、このネットワークトラフィックをリモートUEにさらに転送することができる。
【発明の概要】
【0012】
ランダムアクセスの間、NWからのメディアアクセス制御(MAC)ランダムアクセス応答(RAR)は、ランダムアクセスの間にMACエンティティによって用いられる一時的な識別情報を含む。一時的な識別情報の例は、一時的なセル-無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)である。C-RNTIは一意的なUEの識別情報であり、RRC接続の識別子として、およびスケジューリングのために用いることができる。セルへのランダムアクセスがコンテンションフリーである場合、またはコンテンションベースであるがコンテンションが成功裏に解決される場合、UEおよびNWはUEがそのセルにおいてRRC接続(RRC_connected)状態(またはモード)に入るとき、一時的なC-RNTIをUEの識別子として使用しうる。
【0013】
C-RNTIは、以下のRRC手順におけるUE特定(UE identification)のために使用されうる。・
RRC再確立手順中。この場合、UEはRRCReestablishmentRequestメッセージ(すなわち、RRCの確立を求める要求を含んだメッセージ)中のC-RNTIを、ソースプライマリセル(PCell)(例えば、NR障害からの同期またはモビリティを伴う再構成のソースであるPCell)または再確立のためのトリガが発生した別のPCellで用いられるC-RNTIに設定しうる(および/または他の場合)。・
RRC再開手順中。この場合、UEはRRCResumeRequest(すなわち、RRCの再開を求める要求を含んだメッセージ)またはRRCResumeRequest1メッセージ中のC-RNTIを、UEがRRC接続のサスペンド前に接続していたPCellで有していたC-RNTIに設定しうる。・
UEがNWに障害を報告するとき。この場合、UEはUEInformationResponseメッセージ(すなわち、UE情報を求める要求に対する応答を含んだメッセージ)中のC-RNTIを、ソースPCell(例えば、ハンドオーバ障害の場合)または別のPCell(例えば、無線リンク障害の場合)で用いられるC-RNTIに設定しうる。
【0014】
加えて、RRC接続状態のUEによってトリガされるランダムアクセス(RA)手順(例えば、ハンドオーバ手順)中、UEは自身のC-RNTIを4ステップRA手順のMsg3または2ステップRA手順のMsgAに含めることができる。このようにして、UEは、gNBに対して自分を特定することができる。
【0015】
現在、ある種の(1つ以上の)課題が存在する。例えば、RRCアイドル状態のリモートUEがUE-NWリレーUEを介して間接的にNWに接続するとき、リモートUEはサービングgNBへ向かう自身のRRC接続をリレーUEを介してセットアップする必要がある。この場合、リモートUEは、自身ではランダムアクセスを実行しないため、割り当てられたC-RNTIを持たない。これは、C-RNTIがUE特定のために用いられるいくつかの手順(例えば、RRC再確立、RRC再開、RRC失敗報告、リレーUEからgNBへのハンドオーバ/経路切り替えなどの任意の1つ以上)において問題を引き起こしうる。リモートUEは、自分を特定することができないので、これらの手順においてNWがリモートUEを特定することもできない。
【0016】
本開示の所定の態様およびそれらの実施形態は、これらの課題または他の課題に対する解決策を提供しうる。
【0017】
本開示の一態様によれば、ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための第1の方法が提供される。第1の方法は、リモートユーザ装置(UE)によって実行される。第1の方法は、リレーUEを介して第1のネットワークノードから第1のメッセージを受信することを含む。第1のメッセージは、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードにリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。リレーUEは、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。
【0018】
本開示の一態様によれば、ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための第2の方法が提供される。第2の方法は、リレーUEによって実行される。第2の方法は、ネットワークの第1のネットワークノードから、リモートUE宛てで、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときにリモートUEを第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含んだ第1のメッセージを受信することを含む。リレーUEは、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているとき、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。第2の方法は、リモートUEに向けて、識別情報を含んだ第1のメッセージの送信を開始することを含む。
【0019】
本開示の一態様によれば、ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための第3の方法が提供される。第3の方法は、ネットワークの第1のネットワークノードによって実行される。第3の方法は、エンティティからのシグナリングに応答して、リレーUEを介してリモートUEに向かう第1のメッセージの送信を開始することを含む。エンティティからのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す。リレーUEは第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているとき、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。第1のメッセージは、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードにリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。
【0020】
本開示の一態様によれば、ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための第4の方法が提供される。第4の方法は、エンティティによって実行される。第4の方法は、第1のネットワークノードにシグナリングすることを含む。第1のネットワークノードへのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す。リレーUEは第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているとき、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。
【0021】
本開示の一態様によれば、システムによって実行される方法が提供される。システムによって実行される方法は、第1の方法、第2の方法、第3の方法、および第4の方法のうちの任意の2つ以上を含む。
【0022】
本開示の一態様によれば、第1の方法に従って動作するように構成された処理回路を有するリモートUEが提供される。いくつかの実施形態においてリモートUEは、処理回路によって実行されたときに、リモートUEを第1の方法に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリを有しうる。
【0023】
本開示の一態様によれば、第2の方法に従って動作するように構成された処理回路を有するリレーUEが提供される。いくつかの実施形態においてリレーUEは、処理回路によって実行されたときに、リレーUEを第2の方法に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリを有しうる。
【0024】
本開示の一態様によれば、第3の方法に従って動作するように構成された処理回路を有する第1のネットワークノードが提供される。いくつかの実施形態において第1のネットワークノードは、処理回路によって実行されたときに、第1のネットワークノードを第3の方法に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリを有しうる。
【0025】
本開示の一態様によれば、第4の方法に従って動作するように構成された処理回路を有するエンティティが提供される。いくつかの実施形態においてエンティティは、処理回路によって実行されたときに、エンティティを第4の方法に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリを有しうる。
【0026】
本開示の一態様によれば、前述のリモートUE、前述のリレーUE、前述のエンティティ、および前述の第1のネットワークノードのうちの任意の2つ以上を有するシステムが提供される。
【0027】
本開示の別の態様によれば、処理回路によって実行されると、第1の方法、第2の方法、第3の方法、第4の方法の任意の1つ以上を処理回路に実行させる命令を有するコンピュータプログラムが提供される。
【0028】
本開示の別の態様によれば、処理回路に第1の方法、第2の方法、第3の方法、第4の方法の任意の1つ以上を処理回路に実行させる、処理回路が実行可能な命令を有し、非一時的機械可読媒体に具現化されたコンピュータプログラム製品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
本開示のさらなる理解を提供するために含まれ、本出願に組み込まれ、本出願の一部を構成する添付図面は、発明の概念の特定の非限定的な実施形態を示す。図面において:
【0030】
図1図1は、L2 UE-NWリレーUEのための例示的なユーザプレーンスタックである。
図2図2は、L2 UE-NWリレーUEのための例示的な制御プレーンである。
図3図3は、L3 UE-NWリレーUEのための例示的なプロトコルスタックである。
図4図4は、一実施形態に係るリモートUEノードによって実行される方法を示すブロック図である。
図5図5は、一実施形態に係るリレーUEによって実行される方法を示すブロック図である。
図6図6は、一実施形態に係る第1のネットワークノードによって実行される方法を示すブロック図である。
図7図7は、一実施形態に係るエンティティによって実行される方法を示すブロック図である。
図8図8は、一実施形態に係るリモートUEノードによって実行される方法を示すブロック図である。
図9図9は、一実施形態に係るリレーUEによって実行される方法を示すブロック図である。
図10図10は、一実施形態に係る第1のネットワークノードによって実行される方法を示すブロック図である。
図11図11は、一実施形態に係るエンティティによって実行される方法を示すブロック図である。
図12図12は、いくつかの実施形態に係るシステムの概略図である。
図13図13は、いくつかの実施形態に係るUEの概略図である。
図14図14は、いくつかの実施形態に係るネットワークノードを示す概略図である。
図15図15は、いくつかの実施形態に係るホストの概略図である。
図16図16はいくつかの実施形態に係る仮想化環境の概略図である。
図17図17は、いくつかの実施形態に係る、ネットワークノードを介してUEと通信するホストの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本開示で企図される実施形態のいくつかを、添付図面を参照してより完全に説明する。実施形態は、主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。
【0032】
本開示は、UE-NWリレーを用いたリモートUEの特定のための仕組みを提案する。より具体的には、本開示は、リモートUEが(例えばレイヤ2)UE-NWリレーUEを介してNWに間接的に接続することを望むか、または接続されているときに、リモートUEが識別情報(例えばC-RNTI)を取得するための仕組みを提案する。
【0033】
本明細書でいうリモートUEは、NWから離れた場所に存在するUEである。したがって、リモートUEは、NW(またはネットワークの任意のノード、すなわち、任意のネットワークノード)と直接通信することができない。そのため、リモートUEがリレーUEを介してNW(またはネットワークノード)と通信することを可能にする中継サービスが提供される。このようにして、UE-NW中継サービスを提供することができる。
【0034】
本明細書に記載される手法は、以下のいずれか1つ以上を含むことができる。・
リモートUEは、C-RNTI割り当ての必要性をリレーUEまたはgNBに示す。・
リレーUEは、リモートUEに対するC-RNTI割り当ての必要性をgNBに示す。・
gNBは、C-RNTIをリモートUEに割り当て、C-RNTIをリレーUEまたはリモートUEに通知する。・
リレーUEは、C-RNTIがリモートUEに割り当てられていることをリモートUEに通知する。
【0035】
代替的に、C-RNTIとは異なる識別情報(例えば、識別子、ID)(例えば、L2 IDまたは任意の他の識別情報)が、UE特定が必要とされる任意の(例えば、RRC)手順などにおいて、RM UE特定のために用いられてもよい。
【0036】
特定の実施形態は、以下の技術的利点の1つ以上を提供しうる。本明細書で開示される仕組みを用いることにより、UE識別情報が必要とされる手順(RRC手順、例えば、RRC再確立、RRC再開、RRC障害報告など)を適切に実行することができる。手順の適切な実行はいくつかの状況において、例えば、L2 UE-NWリレーを有するシステムに必須でありうる。
【0037】
図4は、いくつかの実施形態に係る第1の方法を示す。図4の第1の方法は、UEまたは無線機器(例えば、それぞれ図12および図13に関して後述するようなUE812またはUE900)によって実行されうる。図4の第1の方法を実行するUEを本明細書ではリモートUEと呼ぶ。図4の第1の方法は、ステップ402において、第1のネットワークノードからリレーUEを介して第1のメッセージを受信することから開始する。第1のメッセージは、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードにリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。リレーUEは、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。
【0038】
いくつかの実施形態において第1のメッセージは、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースと、リレーUEと第1のネットワークノードとの間のUuインターフェースとを介して、または予め規定されたプロトコルレイヤ中のパケット制御ユニット(PCU)を介して、受信されうる。あるいは、またはさらに、いくつかの実施形態において第1のメッセージは、Uu無線リソース制御(RRC)メッセージで受信されうる。
【0039】
いくつかの実施形態では、識別情報が第1のネットワークノードによって、またはリレーUEによってリモートUEに割り当てられうる。
【0040】
いくつかの実施形態において第1の方法は、リレーUEを介して第1のネットワークノードにシグナリングすることを含みうる。これらの実施形態では第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示すことができ、第1のメッセージは第1のネットワークノードへのシグナリングに応答して受信されうる。
【0041】
いくつかの実施形態では第1のネットワークノードへのシグナリングが要求を含んでよく、第1のメッセージはこの要求に対する応答であってよい。これらの実施形態において、要求はリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるリモートUEのための接続を確立するための要求であってよく、応答は確立された接続を用いるためのリモートUEのための命令を含むことができ、または、要求はリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきリモートUEのための接続を再開するための要求であってよく、応答は再開された接続を用いるためのリモートUEのための命令を含むことができ、または、要求はリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきリモートUEのための接続を再構成するための要求であってよく、応答は再構成された接続を用いるためのリモートUEのための命令を含むことができる。
【0042】
いくつかの実施形態では第1のネットワークノードへのシグナリングが含む要求がRRC要求であってよく、そのような要求に対する応答はRRC応答であってよい。したがって、本明細書では、リレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるリモートUEのための接続を確立する(またはセットアップする)ための要求が「RRC確立要求(RRC Establishment Request)」(または「RRCセットアップ要求(RRC Setup Request)」)と呼ばれることがあり、そのような要求に対する応答は「RRC確立応答(RRC Establishment Response)」(または「RRCセットアップ応答(RRC Setup Response)」)と呼ばれることがある。同様に、本明細書では、リレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるリモートUEのための接続を再開するための要求が「RRC再開要求(RRC Resume Request)」と呼ばれることがあり、そのような要求に対する応答は「RRC再開応答(RRC Resume Response)」と呼ばれることがある。同様に、本明細書では、リレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるリモートUEのための接続の再確立要求が「RRC再確立要求(RRC Reestablishment Request)」と呼ばれることがあり、そのような要求に対する応答は「RRC再確立応答(RRC Reestablishment Response)」と呼ばれることがある。同様に、本明細書ではリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるリモートUEのための接続の再構成要求が「RRC再構成要求(RRC Reconfiguration Request)」と呼ばれることがあり、そのような要求に対する応答は「RRC再構成応答(RRC Reconfiguration Response)」と呼ばれることがある。いくつかの実施形態ではRRC確立要求(またはRRCセットアップ要求)およびRRC確立応答(またはRRCセットアップ応答)、またはRRC再開要求およびRRC再開応答、またはRRC再確立要求およびRRC再確立応答は、リモートUEの初期アクセス中に用いられうる。いくつかの実施形態では、RRC再構成要求およびRRC再構成応答がリモートUEの経路切り替え中に用いられうる。
【0043】
いくつかの実施形態において、第1のネットワークノードへのシグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、リモートUEを特定する識別子、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEからリレーUEを介していることのインジケータ、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、リモートUEに対する無線リソース制御接続の確立要求、リモートUEに対する、第1のネットワークノードへのランダムアクセスの要求、およびリレーUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継することを示す情報、の任意の1つ以上を含みうる第1のネットワークノードへのシグナリングによって、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示すことができる。
【0044】
いくつかの実施形態では、リモートUEを特定する識別子が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知することができ、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEとリレーUEとの間のペアリングに関する情報をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、ペアリングに関する情報が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知しうる。
【0045】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、およびリモートUEを特定する識別子、の任意の1つ以上を含みうる。これらの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースおよびリレーUEと第1のネットワークノードとの間のUuインターフェースを介する、または予め規定されたプロトコルレイヤにおけるPCUを介するものであってよく、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効である、および/または第1のネットワークノードがリモートUEに最後にサービスを提供していたネットワークの第2のネットワークノートと異なるネットワークノードである場合にのみ発生してもよい。
【0046】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、第1のネットワークノードへのシグナリングがリレーUEを介したリモートUEからのものであるというインジケータと、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータとの一方または両方を含むことができ、第1のネットワークノードへのシグナリングはRRCシグナリングであってよい。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/またはリレーUEがRRC接続状態の場合に、リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める要求を含みうる。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEおよびリモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、リモートUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含みうる。
【0047】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードに接続したこと、および/または第1のネットワークノードがリレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示す第1のネットワークノードへのシグナリングにより、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示すことができる。
【0048】
図5は、いくつかの実施形態に係る第2の方法を示す。図5の第2の方法は、UEまたは無線機器(例えば、それぞれ図12および図13に関して後述するようなUE812またはUE900)によって実行されうる。図5の第2の方法を実行するUEを本明細書ではリレーUEと呼ぶ。図5の第2の方法は、ネットワークの第1のネットワークノードから、リモートUE宛てで、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときにリモートUEを第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含んだ第1のメッセージを受信するステップ502で始まる。リレーUEは第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているとき、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。ステップ504で、識別情報を含んだ第1のメッセージの送信がリモートUEに向けて開始される。
【0049】
いくつかの実施形態においてリレーUEは、第1のメッセージが識別情報を含んでいることを知っていてもよい。他の実施形態においてリレーUEは、第1のメッセージが識別情報を含んでいることを知らなくてもよい。
【0050】
いくつかの実施形態において第1のメッセージの送信は、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、あるいは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して、開始されうる。
【0051】
いくつかの実施形態において第1のメッセージの送信は、リレーUEを介したリモートUEから第1のネットワークノードへのシグナリングに応答して開始されてよく、リモートUEからのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示しうる。
【0052】
いくつかの実施形態ではリモートUEからのシグナリングが要求を含んでよく、第1のメッセージはこの要求に対する応答であってよい。これらの実施形態において、要求はリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるリモートUEのための接続を確立するための要求であってよく、応答は確立された接続を用いるためのリモートUEのための命令を含むことができ、または、要求はリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきリモートUEのための接続を再開するための要求であってよく、応答は再開された接続を用いるためのリモートUEのための命令を含むことができ、または、要求はリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきリモートUEのための接続を再構成するための要求であってよく、応答は再構成された接続を用いるためのリモートUEのための命令を含むことができる。
【0053】
いくつかの実施形態において、リモートUEからのシグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、リモートUEを特定する識別子、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、リモートUEに対する無線リソース制御接続の確立要求、リモートUEに対する、第1のネットワークノードへのランダムアクセスの要求、およびリレーUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継することを示す情報、の任意の1つ以上を含む、リモートUEからのシグナリングによって、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示すことができる。
【0054】
いくつかの実施形態では、リモートUEを特定する識別子が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知することができ、および/または、リモートUEからのシグナリングがリモートUEとリレーUEとの間のペアリングに関する情報をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、ペアリングに関する情報が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知しうる。
【0055】
いくつかの実施形態では、リモートUEからのシグナリングが、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、およびリモートUEを特定する識別子、の任意の1つ以上を含みうる。これらの実施形態では、リモートUEからのシグナリングが、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースおよびリレーUEと第1のネットワークノードとの間のUuインターフェースを介する、または予め規定されたプロトコルレイヤにおけるパケット制御ユニット(PCU)を介するものであってよく、および/または、リモートUEからのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効である、および/または第1のネットワークノードがリモートUEに最後にサービスを提供していたネットワークの第2のネットワークノートと異なるネットワークノードである場合にのみ発生してもよい。
【0056】
いくつかの実施形態ではリモートUEからのシグナリングが、識別情報をリモートUEに割り当てる必要があるというインジケータを含んでよく、リモートUEからのシグナリングはRRCシグナリングであってよい。いくつかの実施形態では、リモートUEからのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/またはリレーUEがRRC接続状態の場合に、リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める要求を含みうる。いくつかの実施形態では、リモートUEからのシグナリングが、リレーUEおよびリモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、リモートUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含みうる。
【0057】
いくつかの実施形態では、リモートUEからのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードに接続したこと、および/または第1のネットワークノードがリレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示すリモートUEからのシグナリングにより、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示すことができる。
【0058】
いくつかの実施形態において第2の方法が、第1のネットワークノードへシグナリングすることを含んでよく、第1のネットワークノードへのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示してよく、第1のメッセージは第1のネットワークノードへのシグナリングに応答して受信されてよい。
【0059】
いくつかの実施形態において、第1のネットワークノードへのシグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、リモートUEを特定する識別子、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEからリレーUEを介していることのインジケータ、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、リモートUEに対する無線リソース制御接続の確立要求、リモートUEに対する、第1のネットワークノードへのランダムアクセスの要求、およびリレーUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継することを示す情報、の任意の1つ以上を含む第1のネットワークノードへのシグナリングによって、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示すことができる。
【0060】
いくつかの実施形態では、リモートUEを特定する識別子が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知することができ、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEとリレーUEとの間のペアリングに関する情報をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、ペアリングに関する情報が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知しうる。
【0061】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、およびリモートUEを特定する識別子、の任意の1つ以上を含みうる。これらの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースおよびリレーUEと第1のネットワークノードとの間のUuインターフェースを介する、または予め規定されたプロトコルレイヤにおけるパケット制御ユニット(PCU)を介するものであってよく、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効である、および/または第1のネットワークノードがリモートUEに最後にサービスを提供していたネットワークの第2のネットワークノートと異なるネットワークノードである場合にのみ発生してもよい。
【0062】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、第1のネットワークノードへのシグナリングがリレーUEを介したリモートUEからのものであるというインジケータと、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータとの一方または両方を含むことができ、第1のネットワークノードへのシグナリングはRRCシグナリングである。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/またはリレーUEがRRC接続状態の場合に、リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める要求を含みうる。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEおよびリモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、リモートUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含みうる。
【0063】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードに接続したこと、および/または第1のネットワークノードがリレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示す第1のネットワークノードへのシグナリングにより、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示すことができる。
【0064】
図6は、いくつかの実施形態に係る第3の方法を示す。図6の第3の方法は、ネットワークノード(例えば、それぞれ図12および図14に関して後述するようなネットワークノード810またはネットワークノード1000)によって実行されうる。図6の第3の方法を実行するネットワークノードを本明細書では第1のネットワークノードと呼ぶ。図6の第3の方法は、エンティティからのシグナリングに応答して、リレーUEを介してリモートUEに向かう第1のメッセージの送信を開始するステップ602で始まる。エンティティからのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す。リレーUEは第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているとき、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。第1のメッセージは、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードにリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。
【0065】
いくつかの実施形態では、エンティティがリレーUEであってよい。他の実施形態では、エンティティがリモートUEであってよく、シグナリングはリレーUEを介すことができる。さらに他の実施形態では、エンティティがネットワークの第2のネットワークノードであってよい。これらの実施形態では、第2のネットワークノードが最後にリモートUEにサービスを提供したネットワークノードであってよい。
【0066】
いくつかの実施形態ではシグナリングが要求を含んでよく、第1のメッセージはこの要求に対する応答であってよい。これらの実施形態において、要求はリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるリモートUEのための接続を確立するための要求であってよく、応答は確立された接続を用いるためのリモートUEのための命令を含むことができ、または、要求はリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきリモートUEのための接続を再開するための要求であってよく、応答は再開された接続を用いるためのリモートUEのための命令を含むことができ、または、要求はリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきリモートUEのための接続を再構成するための要求であってよく、応答は再構成された接続を用いるためのリモートUEのための命令を含むことができる。
【0067】
いくつかの実施形態ではエンティティがリレーUEであってよく、あるいはエンティティはリモートUEであってよく、かつシグナリングはリレーUEを介すことができる。これらの実施形態において、シグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、リモートUEを特定する識別子、シグナリングがリモートUEからリレーUEを介していることのインジケータ、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、リモートUEに対する無線リソース制御接続の確立要求、リモートUEに対する、第1のネットワークノードへのランダムアクセスの要求、およびリレーUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継することを示す情報、の任意の1つ以上を含むシグナリングによって、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示すことができる。
【0068】
いくつかの実施形態では、リモートUEを特定する識別子が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知することができ、および/または、シグナリングがリモートUEとリレーUEとの間のペアリングに関する情報をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、ペアリングに関する情報が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知しうる。
【0069】
いくつかの実施形態では、シグナリングが、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、およびリモートUEを特定する識別子、の任意の1つ以上を含みうる。これらの実施形態では、シグナリングが、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースおよびリレーUEと第1のネットワークノードとの間のUuインターフェースを介する、または予め規定されたプロトコルレイヤにおけるPCUを介するものであってよく、および/または、シグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効である、および/または第1のネットワークノードがリモートUEに最後にサービスを提供していたネットワークの第2のネットワークノートと異なるネットワークノードである場合にのみ発生してもよい。
【0070】
いくつかの実施形態では、シグナリングが、シグナリングがリレーUEを介したリモートUEからのものであるというインジケータと、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータとの一方または両方を含むことができ、シグナリングはRRCシグナリングである。いくつかの実施形態では、シグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/またはリレーUEがRRC接続状態の場合に、リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める要求を含みうる。いくつかの実施形態では、シグナリングが、リレーUEおよびリモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、リモートUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含みうる。
【0071】
いくつかの実施形態では、シグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードに接続したこと、および/または第1のネットワークノードがリレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示すシグナリングにより、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示すことができる。
【0072】
図7は、いくつかの実施形態に係る第4の方法を示す。図7の第4の方法は、エンティティによって実行されうる。エンティティは、UEまたは無線機器(例えば、それぞれ図12および図13に関して後述するようなUE812またはUE900)、あるいはネットワークノード(例えば、それぞれ図12および図14に関して後述するようなネットワークノード810またはネットワークノード1000)であってよい。図7の第4の方法は、第1のネットワークノードにシグナリングするステップ702で始まる。第1のネットワークノードへのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す。リレーUEは第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているとき、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。
【0073】
いくつかの実施形態では、エンティティがリレーUEであってよい。他の実施形態では、エンティティがリモートUEであってよく、第1のネットワークノードへのシグナリングはリレーUEを介すことができる。さらに他の実施形態では、エンティティがネットワークの第2のネットワークノードであってよい。これらの実施形態では、第2のネットワークノードが最後にリモートUEにサービスを提供したネットワークノードであってよい。
【0074】
いずれの実施形態においても、本明細書で識別情報と呼ぶものは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)および/またはリモートUE用のレイヤ2識別子(L2 ID)またはリモートUE用のレイヤ3識別子(L3 ID)を含みうる。いくつかの実施形態では、RNTIがセルRNTI(C-RNTI)および/またはサイドリンクリレーRNTI(SR-RNTI)を含みうる。
【0075】
図8は、いくつかの実施形態に係る第5の方法を示す。図8の第5の方法は、UEまたは無線機器(例えば、それぞれ図12および図13に関して後述するようなUE812またはUE900)によって実行されうる。図8の第5の方法を実行するUEを本明細書ではリモートUEと呼ぶ。図8の第5の方法は、識別情報が必要であることをリレーUEにシグナリングするステップ406で始まる。識別情報は、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードにリモートUEを特定する際に用いるためのものである。ステップ408で、識別情報がリレーUEから受信される。リレーUEは第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているとき、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。
【0076】
いくつかの実施形態において識別情報は、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、または予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して、リレーUEから受信されうる。あるいは、またはさらに、いくつかの実施形態において識別情報は、Uu無線リソース制御(RRC)メッセージで受信されうる。
【0077】
いくつかの実施形態では、識別情報が第1のネットワークノードによって、またはリレーUEによってリモートUEに割り当てられうる。
【0078】
いくつかの実施形態において第5の方法は、リレーUEを介して第1のネットワークノードにシグナリングすることを含みうる。第1のネットワークノードへのシグナリングは、第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているとき、リレーUEが第1のネットワークノードと1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0079】
いくつかの実施形態において、第1のネットワークノードへのシグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、リモートUEを特定する識別子、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEからリレーUEを介していることのインジケータ、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、リモートUEに対する無線リソース制御接続の確立要求、リモートUEに対する、第1のネットワークノードへのランダムアクセスの要求、およびリレーUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継することを示す情報、の任意の1つ以上を含む第1のネットワークノードへのシグナリングによって、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0080】
いくつかの実施形態では、リモートUEを特定する識別子が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知することができ、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEとリレーUEとの間のペアリングに関する情報をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、ペアリングに関する情報が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知しうる。
【0081】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、およびリモートUEを特定する識別子、の任意の1つ以上を含みうる。これらの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介する、または予め規定されたプロトコルレイヤにおけるPCUを介するものであってよく、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効である、および/または第1のネットワークノードがリモートUEに最後にサービスを提供していたネットワークの第2のネットワークノートと異なるネットワークノードである場合にのみ発生してもよい。
【0082】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、第1のネットワークノードへのシグナリングがリレーUEを介したリモートUEからのものであるというインジケータと、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータとの一方または両方を含むことができ、第1のネットワークノードへのシグナリングはRRCシグナリングであってよい。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/またはリレーUEがRRC接続状態の場合に、リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める要求を含みうる。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEおよびリモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、リモートUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含みうる。
【0083】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードに接続したこと、および/または第1のネットワークノードがリレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示す第1のネットワークノードへのシグナリングにより、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0084】
図9は、いくつかの実施形態に係る第6の方法を示す。図9の第6の方法は、UEまたは無線機器(例えば、それぞれ図12および図13に関して後述するようなUE812またはUE900)によって実行されうる。図9の第6の方法を実行するUEを本明細書ではリレーUEと呼ぶ。図9の第6の方法は、ネットワークの第1のネットワークノードから、第1のネットワークノードに1つ以上のリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含んだ第1のメッセージを受信するステップ506で始まる。リレーUEは第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているとき、第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。ステップ508において、識別情報が必要であるというリモートUEからのシグナリングに応答して、識別情報の送信がリモートUEに向けて開始される。識別情報は、第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、第1のネットワークノードにリモートUEを特定する際に用いるためのものである。
【0085】
いくつかの実施形態において識別情報の送信は、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、あるいは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して、開始されうる。
【0086】
いくつかの実施形態では、1つ以上のUEのうちのリモートUEについて、第6の方法が識別情報をリモートUEに割り当てることを有してもよいし、あるいは第1のネットワークノードによってリモートUEに割り当てられた識別情報を第1のメッセージが含んでもよい。
【0087】
いくつかの実施形態では、第6の方法が第1のネットワークノードへシグナリングすることを含み、第1のネットワークノードへのシグナリングは、第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているとき、リレーUEが第1のネットワークノードと1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0088】
いくつかの実施形態において、第1のネットワークノードへのシグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、リモートUEを特定する識別子、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEからリレーUEを介していることのインジケータ、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、リモートUEに対する無線リソース制御接続の確立要求、リモートUEに対する、第1のネットワークノードへのランダムアクセスの要求、およびリレーUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継することを示す情報、の任意の1つ以上を含む第1のネットワークノードへのシグナリングによって、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0089】
いくつかの実施形態では、リモートUEを特定する識別子が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知することができ、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEとリレーUEとの間のペアリングに関する情報をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、ペアリングに関する情報が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知しうる。
【0090】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、およびリモートUEを特定する識別子、の任意の1つ以上を含みうる。これらの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介する、または予め規定されたプロトコルレイヤにおけるPCUを介するものであってよく、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効である、および/または第1のネットワークノードがリモートUEに最後にサービスを提供していたネットワークの第2のネットワークノートと異なるネットワークノードである場合にのみ発生してもよい。
【0091】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、第1のネットワークノードへのシグナリングがリレーUEを介したリモートUEからのものであるというインジケータと、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータとの一方または両方を含むことができ、第1のネットワークノードへのシグナリングはRRCシグナリングであってよい。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/またはリレーUEがRRC接続状態の場合に、リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める要求を含みうる。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEおよびリモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、リモートUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含みうる。
【0092】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEがRRC接続をセットアップするためにリレーUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求をさらに含んでよく、かつ、第6の方法が、第1のネットワークノードから第2のメッセージを受信することを含んでよい。ここで第2のメッセージはリレーUEを第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含んでよい。いくつかの実施形態では第2のメッセージが第1のメッセージと同じメッセージであってよく、あるいは第2のメッセージは第1のメッセージとは異なるメッセージであってもよい。
【0093】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードに接続したこと、および/または第1のネットワークノードがリレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示す第1のネットワークノードへのシグナリングにより、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0094】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEにリンクされたリモートUEに識別情報を割り当てる必要があることのインジケータを含みうる。
【0095】
いくつかの実施形態ではリレーUEがRRC接続状態であってよく、第1のネットワークノードへのシグナリングはRRCシグナリングであってよく、および/または第1のネットワークノードへのシグナリングはリモートUEを特定する識別子をさらに含みうる。
【0096】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEがRRC接続状態に遷移したことのインジケータをさらに含みうる。
【0097】
いくつかの実施形態では、第1のメッセージが、第1のネットワークノードに複数のリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含みうる。
【0098】
いくつかの実施形態では、第6の方法が、第1のネットワークノードに向けて第3のメッセージの送信を開始することを含んでよく、第3のメッセージは、第1のメッセージからの、リレーUEによって1つ以上のリモートUEに割り当てられた識別情報のインジケータを含みうる。
【0099】
図10は、いくつかの実施形態に係る第7の方法を示す。図10の第7の方法は、ネットワークノード(例えば、それぞれ図12および図14に関して後述するようなネットワークノード810またはネットワークノード1000)によって実行されうる。図10の第7の方法を実行するネットワークノードを本明細書では第1のネットワークノードと呼ぶ。図10の第7の方法は、エンティティからのシグナリングに応答して始まる。このシグナリングは、第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているとき、リモートUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。ステップ606で、第1のメッセージの送信がリレーUEに向けて開始される。第1のメッセージは、第1のネットワークノードに1つ以上のリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。
【0100】
いくつかの実施形態ではエンティティがリレーUEであってよく、または、エンティティはリモートUEでありシグナリングはリレーUEを介すことができ、または、エンティティはネットワークの第2のネットワークノードであってよく、第2のネットワークノードはリモートUEに最後にサービスを提供したネットワークノードであってよい。
【0101】
いくつかの実施形態では、1つ以上のUEのうちのリモートUEについて、第7の方法が識別情報をリモートUEに割り当てることを含みうる。
【0102】
いくつかの実施形態では、リモートUEに割り当てられた識別情報を第1のメッセージが含みうる。
【0103】
いくつかの実施形態では、エンティティはリレーUEであってよく、または、エンティティはリモートUEであってよく、かつシグナリングはリレーUEを介すことができる。これらの実施形態において、シグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、リモートUEを特定する識別子、シグナリングがリモートUEからリレーUEを介していることのインジケータ、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、リモートUEに対する無線リソース制御接続の確立要求、リモートUEに対する、第1のネットワークノードへのランダムアクセスの要求、およびリレーUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継することを示す情報、の任意の1つ以上を含む第1のネットワークノードへのシグナリングによって、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0104】
いくつかの実施形態では、リモートUEを特定する識別子が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知することができ、および/または、シグナリングがリモートUEとリレーUEとの間のペアリングに関する情報をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、ペアリングに関する情報が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知しうる。
【0105】
いくつかの実施形態では、シグナリングが、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、およびリモートUEを特定する識別子、の任意の1つ以上を含みうる。これらの実施形態では、シグナリングが、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介する、または予め規定されたプロトコルレイヤにおけるPCUを介するものであってよく、および/または、シグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効である、および/または第1のネットワークノードがリモートUEに最後にサービスを提供していたネットワークの第2のネットワークノートと異なるネットワークノードである場合にのみ発生してもよい。
【0106】
いくつかの実施形態では、シグナリングが、シグナリングがリレーUEを介したリモートUEからのものであるというインジケータと、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータとの一方または両方を含むことができ、シグナリングはRRCシグナリングである。
【0107】
いくつかの実施形態では、シグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/またはリレーUEがRRC接続状態の場合に、リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める要求を含みうる。
【0108】
いくつかの実施形態では、シグナリングが、リレーUEおよびリモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、リモートUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含みうる。
【0109】
いくつかの実施形態では、シグナリングが、リモートUEがRRC接続をセットアップするためにリレーUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求をさらに含んでよく、かつ、第7の方法が、第2のメッセージのリレーUEへ向けた送信を開始することを含んでよい。ここで第2のメッセージはリレーUEを第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含んでよい。いくつかの実施形態では第2のメッセージが第1のメッセージと同じメッセージであってよく、あるいは第2のメッセージは第1のメッセージとは異なるメッセージであってもよい。
【0110】
いくつかの実施形態では、シグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードに接続したこと、および/または第1のネットワークノードがリレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示すシグナリングにより、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0111】
いくつかの実施形態ではエンティティがリレーUEであってよく、シグナリングはリレーUEにリンクされたリモートUEに識別情報を割り当てる必要があることのインジケータを含みうる。
【0112】
いくつかの実施形態ではリレーUEがRRC接続状態であってよく、シグナリングはRRCシグナリングであってよく、および/またはシグナリングはリモートUEを特定する識別子をさらに含みうる。
【0113】
いくつかの実施形態では、シグナリングが、リレーUEがRRC接続状態に遷移したことのインジケータをさらに含みうる。
【0114】
いくつかの実施形態では、第1のメッセージが、第1のネットワークノードに複数のリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含みうる。
【0115】
いくつかの実施形態では、第7の方法が、第1のメッセージからの、リレーUEによって1つ以上のリモートUEに割り当てられた識別情報のインジケータを含んだ第3のメッセージを受信することを含みうる。
【0116】
図11は、いくつかの実施形態に係る第8の方法を示す。図11の第8の方法は、エンティティによって実行されうる。エンティティは、UEまたは無線機器(例えば、それぞれ図12および図13に関して後述するようなUE812またはUE900)、あるいはネットワークノード(例えば、それぞれ図12および図14に関して後述するようなネットワークノード810またはネットワークノード1000)であってよい。図11の第8の方法は、第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているときにリレーUEが第1のネットワークノードと1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有することを、第1のネットワークノードにシグナリングするステップ706から始まる。
【0117】
いくつかの実施形態では、エンティティがネットワークの第2のネットワークノードであってよく、第2のネットワークノードは1つ以上のUEに最後にサービスを提供したネットワークノードであってよい。
【0118】
いくつかの実施形態では、エンティティが1つ以上のリモートUEのうちのリモートUEであってよく、第1のネットワークノードへのシグナリングはリレーUEを介すことができる。
【0119】
いくつかの実施形態において、第8の方法は、識別情報が必要であることをリレーUEにシグナリングすることを含んでよく、識別情報は第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに第1のネットワークノードに1つ以上のリモートUEのうちのリモートUEを特定する際に用いるためのものであってよく、さらに、識別情報をリレーUEから受信することを含んでよい。
【0120】
いくつかの実施形態において識別情報は、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、または予め規定されたプロトコルレイヤ内のPCUを介してリレーUEから受信されてよく、および/または識別情報はUu RRCメッセージで受信される。
【0121】
いくつかの実施形態では、識別情報が第1のネットワークノードによって、またはリレーUEによってリモートUEに割り当てられうる。
【0122】
いくつかの実施形態において、第1のネットワークノードへのシグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、リモートUEを特定する識別子、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEからリレーUEを介していることのインジケータ、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、リモートUEに対する無線リソース制御接続の確立要求、リモートUEに対する、第1のネットワークノードへのランダムアクセスの要求、およびリレーUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継することを示す情報、の任意の1つ以上を含む第1のネットワークノードへのシグナリングによって、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0123】
いくつかの実施形態では、リモートUEを特定する識別子が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知することができ、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEとリレーUEとの間のペアリングに関する情報をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、ペアリングに関する情報が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知しうる。
【0124】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、およびリモートUEを特定する識別子、の任意の1つ以上を含みうる。これらの実施形態のいくつかでは、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介する、または予め規定されたプロトコルレイヤにおけるPCUを介するものであってよく、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効である、および/または第1のネットワークノードがリモートUEに最後にサービスを提供していたネットワークの第2のネットワークノートと異なるネットワークノードである場合にのみ発生してもよい。
【0125】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、第1のネットワークノードへのシグナリングがリレーUEを介したリモートUEからのものであるというインジケータと、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータとの一方または両方を含むことができ、第1のネットワークノードへのシグナリングはRRCシグナリングである。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/またはリレーUEがRRC接続状態の場合に、リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める要求を含みうる。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEおよびリモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、リモートUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含みうる。
【0126】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードに接続したこと、および/または第1のネットワークノードがリレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示す第1のネットワークノードへのシグナリングにより、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0127】
いくつかの実施形態では、エンティティがリレーUEであってよい。
【0128】
いくつかの実施形態において、第8の方法は、ネットワークの第1のネットワークノードから、1つ以上のリモートUEを第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含んだ第1のメッセージを受信することと、識別情報が必要であるというリモートUEからのシグナリングに応答して、リモートUEに向けて識別情報の送信を開始することとを含むことができ、識別情報は第1のネットワークノードがリモートUEにサービスを提供しているときに、リモートUEを第1のネットワークノードに特定する際に用いるためのものであってよい。
【0129】
いくつかの実施形態において識別情報の送信は、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、あるいは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して、開始されうる。
【0130】
いくつかの実施形態では、1つ以上のUEのうちのリモートUEについて、第8の方法が識別情報をリモートUEに割り当てることを有してもよいし、あるいは第1のネットワークノードによってリモートUEに割り当てられた識別情報を第1のメッセージが含んでもよい。
【0131】
いくつかの実施形態において、第1のネットワークノードへのシグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、リモートUEを特定する識別子、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEからリレーUEを介していることのインジケータ、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、リモートUEに対する無線リソース制御接続の確立要求、リモートUEに対する、第1のネットワークノードへのランダムアクセスの要求、およびリレーUEが第1のネットワークノードとリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継することを示す情報、の任意の1つ以上を含む第1のネットワークノードへのシグナリングによって、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0132】
いくつかの実施形態では、リモートUEを特定する識別子が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知することができ、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングがリモートUEとリレーUEとの間のペアリングに関する情報をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、ペアリングに関する情報が、RRC接続がリモートUEのためにセットアップされるべきであることを通知しうる。
【0133】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、リモートUEに割り当てる識別情報を求める要求、およびリモートUEを特定する識別子、の任意の1つ以上を含みうる。これらの実施形態のいくつかでは、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEとリレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介する、または予め規定されたプロトコルレイヤにおけるPCUを介するものであってよく、および/または、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効である、および/または第1のネットワークノードがリモートUEに最後にサービスを提供していたネットワークの第2のネットワークノートと異なるネットワークノードである場合にのみ発生してもよい。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、シグナリングがリレーUEを介したリモートUEからのものであるというインジケータと、リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータとの一方または両方を含むことができ、第1のネットワークノードへのシグナリングはRRCシグナリングである。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/またはリレーUEがRRC接続状態の場合に、リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める要求を含みうる。いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEおよびリモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、リモートUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含みうる。
【0134】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リモートUEがRRC接続をセットアップするためにリレーUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求をさらに含んでよく、かつ、第8の方法が、第1のネットワークノードから第2のメッセージを受信することを含んでよい。ここで第2のメッセージはリレーUEを第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含んでよい。
【0135】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングは、リモートUEがリレーUEを介して第1のネットワークノードに接続したこと、および/または第1のネットワークノードがリレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示す第1のネットワークノードへのシグナリングにより、リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示すことができる。
【0136】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEにリンクされたリモートUEに識別情報を割り当てる必要があることのインジケータを含みうる。
【0137】
いくつかの実施形態ではリレーUEがRRC接続状態であってよく、第1のネットワークノードへのシグナリングはRRCシグナリングであってよく、および/または第1のネットワークノードへのシグナリングはリモートUEを特定する識別子をさらに含みうる。
【0138】
いくつかの実施形態では、第1のネットワークノードへのシグナリングが、リレーUEがRRC接続状態に遷移したことのインジケータをさらに含みうる。
【0139】
いくつかの実施形態では、第1のメッセージが、第1のネットワークノードに複数のリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含みうる。
【0140】
いくつかの実施形態では、第8の方法が、第1のネットワークノードに向けて第3のメッセージの送信を開始することを含んでよく、第3のメッセージは、第1のメッセージからの、リレーUEによって1つ以上のリモートUEに割り当てられた識別情報のインジケータを含みうる。
【0141】
いくつかの実施形態において、本明細書で識別情報と呼ぶものは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)および/またはリモートUE用のレイヤ2識別子(L2 ID)またはリモートUE用のレイヤ3識別子(L3 ID)を含みうる。いくつかの実施形態では、RNTIがセルRNTI(C-RNTI)および/またはサイドリンクリレーRNTI(SR-RNTI)を含みうる。
【0142】
ここで開示する方法は、NR無線アクセス技術(RAT)に関しうるが、方法は、LTE RATや、近接する2つ(またはそれ以上)の機器間での直接伝送を可能にする任意のRATなどの他のRATに対しても、意味を損なうことなく適用することができる。さらに、リモートUEをRM UEと呼び、リレーUEをRL UEと呼び、ネットワークノードをgNBと呼ぶ。しかしながら、gNB以外のネットワークノードを使用可能であることが理解されよう。RM UEはネットワークトラフィック(例えば、1つ以上のパケット)をgNBに送信し、および/またはネットワークトラフィック(例えば、1つ以上のパケット)を、RL UEを介してgNBから受信する必要がありうる。RM UEは、NWから離れた場所に存在するUEである。したがって、RM UEは、NW(またはNWの任意のノード、すなわち、任意のネットワークノード)と直接通信することができない。RL UEは中間UEである。RL UEは、RM UEがNWのネットワークノードと通信することを可能にする。したがって、RL UEは、UE-NWリレーUEと呼ばれることもある。
【0143】
ここで開示する方法のいくつかは、UEのRRC状態(またはモード)に関しうる。UEのRRC状態は、UEが在圏(in)している状態を意味する。RRC状態の例は、RRCアイドル状態、RRC接続状態、およびRRC非アクティブ状態を含む。RRCアイドル状態はUEがNW(例えば、任意のネットワークノード)に接続されていない状態でありうる。RRC接続状態はUEがRANノード(例えば、gNodeB)への接続とコアNWノード(例えば、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))への接続との両方を有する状態でありうる。RRC非アクティブ状態はUEがRANノード(例えば、gNodeB)に接続されていないが、RANノードとコアNWノード(例えば、AMF)との間の接続が維持されている状態でありうる。
【0144】
ここで開示される方法は、様々なリレーアーキテクチャに適用することができる。例えば、これは、L2リレーアーキテクチャを含むことができる。本開示でネットワークトラフィックと呼ぶものは、信号と呼ばれることもある。当技術分野では、D2D動作のために少なくとも2つのUE間で信号を送信するリンク(例えば、無線リンク)をサイドリンク(SL)と呼ぶ。したがって、D2D動作のためにUE間で送信される信号は、SL信号と呼ばれることがある。用語SLは互換的に、D2Dリンク、V2Xリンク、プロース(prose)リンク、ピアツーピアリンク、PC5リンクなどと呼ばれることもある。したがって、SL信号は互換的に、D2D信号、V2X信号、プロース信号、ピアツーピア信号、PC5信号などとも呼ばれうる。
【0145】
いくつかの実施形態では、RL UEとのPC5接続を確立する間または確立後、RM UEはRL UEに、まだ有効な割り当てられた識別情報(例えば、C-RNTI)を有するか否かを知らせてもよく、あるいはRM UEは識別情報(C-RNTI)割り当て要求をRL UEに明示的に送信してもよい。この要求はPC5インターフェースを用いて(例えば、PC5-S、PC5-RRC、SL MAC CEを介して)、あるいは特定のプロトコルレイヤ(例えば、アダプテーションレイヤ)内の制御PCUを用いて、送信されうる。
【0146】
いくつかの実施形態において、RM UEは、RM UEがRL UEを介してgNBに送信する、接続確立のための第1のRRCメッセージ(例えば、RRCSetupRequest)に、そのような指示または要求、あるいは単純にUEのための識別子(RM UE ID)を含めてもよい。
【0147】
いくつかの実施形態において、RM UEは、有効な識別情報(例えば、RM UEが現在RRC IDLE状態にあるか、またはカバレッジ外にあるときなどは有効なC-RNTI)を有していない場合、あるいはRL UEのサービング(またはキャンピング)セルが、RM UEが識別情報(例えばC-RNTI)を取得したを取得した最後のセルと異なる場合にのみ、そのような情報(すなわち、インジケータまたはRM UE ID)を送信してもよい。セル情報は例えば、RL UEによって送信されたディスカバリメッセージから取得することができる。
【0148】
いくつかの実施形態では、情報(すなわち、インジケータまたはRM UE ID)または要求がRL UEに送信される場合、RM UEは、(例えば、RL UEにサービスを提供するgNBによって)自身に割り当てられた識別情報(例えば、C-RNTI)を、例えばPC5インターフェースを介して(例えば、PC5-S、PC5-RRC、SL MAC CEを介して)、または特定のプロトコルレイヤ(例えば、アダプテーションレイヤ)内の制御PCUを介して、RL UEから受信することができる。情報(すなわち、インジケータまたはRM UE ID)または要求がgNBに送信される場合、RM UEは(例えばRM UEにサービスを提供することになるgNBによって)自身に割り当てられた識別情報(例えばC-RNTI)を、Uu RRCメッセージを用いるなどしてgNBから受信することができる。
【0149】
いくつかの実施形態において、RM UEは、識別情報(例えば、C-RNTI)の割り当て要求を、リレーUEを介してgNBに送信しなくてもよい。しかしながら、RM UEが有効な識別情報(例えば、有効なC-RNTI)を有さない場合がありうる。リレーUEにサービスを提供するgNBは、識別情報(例えば、C-RNTI)をリモートUEに割り当てるために、以下のオプションの少なくとも1つを適用しうる。
【0150】
オプション1:識別情報(例えば、C-RNTI)は、接続確立手順中にRL UEを介してRM UEに割り当てられうる。この場合、RL UEは、既にRRC接続状態であってもよい。RL UEは、自身のgNBに対してランダムアクセスチャネル(RACH)手順を開始しなくてもよい。RM UEは、RL UEを介してgNBにRRCセットアップ要求メッセージを送信することができる。RM UEのためのRRCセットアップ要求メッセージをRL UEから受信すると、gNBは(例えば、メッセージ内で搬送されるRM UE IDに基づいて、また、場合によってはさらにRM UEとRL UEとの間のペア関係に関する情報のような他の情報にも基づいて)、メッセージがRM UEのためのRRC接続をセットアップすることを意図したものであることを認識する。gNBは、RL UEを介してRM UEに識別情報(例えば、C-RNTI)を単純に割り当てることができる(例えば、識別情報はRRCセットアップメッセージに含まれてよい)。
【0151】
オプション2:RL UEは、RL UEがRRCアイドル状態で、かつRM UEがRRCアイドル状態であるとき、RM UEのためにgNBへのRACH手順を開始することができる。この場合、RL UEはRM UEのための識別情報(例えば、C-RNTI)を、RACH手順を通じてgNBから取得することができる。RL UEはまた、RRC接続をセットアップするために、自分のためのRACH手順を開始する必要がありうる。したがって、RL UEは自身のためにgNBから識別情報(例えば、C-RNTI)を取得することができる。
【0152】
オプション3:gNBは、PC5インタフェースをかいして(例えばPC5-S、PC5-RRC、SL MAC CEを介して)、あるいは特定のプロトコルレイヤ(例えば、アダプテーションレイヤ)内の制御PCUを介して、識別情報(例えば、C-RNTI)をRL UEを介してRM UEに割り当てることができる。この割り当ては、RM UEがgNBに接続しているか、またはgNBによってサービスの提供を受け始めたことをgNBが知っていればいつでも行われうる。例えば、割り当ては、以前RM UEにサービスを提供していた別のgNB(ここでは第2のネットワークノードと呼ぶ)からのRRCシグナリング(例えば、RRC再構成シグナリング)受信時に、またはRL UEがRM UEのために中継を提供するという情報またはシグナリングの受信時に行われうる。
【0153】
いくつかの実施形態では、RL UEがRRC接続状態であれば、RL UEは(例えば専用)RRCメッセージ(例えば、UEAssistanceInformation)で、リンクされたRM UEに識別情報(例えばC-RNTI)を割り当てる必要があることを示しうる。RM UEは、例えば、RRCメッセージ内の自身のL2 ID(または任意の他のRM UE ID)によって特定されうる。RL UEは、RM UEに割り当てられた識別情報(例えばC-RNTI)を、(例えば専用の)RRCメッセージなどを用いてgNBから受信することができる。RL UEは、受信した識別情報(例えばC-RNTI)を、PC5インターフェースなどを介してRM UEに送信しうる。
【0154】
いくつかの実施形態では、識別情報(例えばC-RNTI)がUE特定のために用いられるRRC手続(例えば、RRC再確立、RRC再開、RRC障害レポートなど)において、RM UEは、関連する(1つ以上の)RRCメッセージ(例えばRRCReestablishmentRequest、RRCResumeRequest、UEInformationResponseなど)のUE IDフィールドに、別のID、例えば、UEのためのL2 IDを、そのUEを特定するために入れることができる。
【0155】
いくつかの実施形態では、新しい識別情報(例えば新しいRNTI)が、サイドリンク中継送信を目的として規定されうる(例えばSR-RNTI)。RL UEがRRC接続状態のとき(またはRRC接続状態に送信/遷移するとき)、かつ、UE能力に基づいて、UEがリレー対応UEであろうとき、gNBによって識別情報の範囲(例えばSR-RNTIの範囲)をRL UEに送信することができる。SR-RNTIの範囲は、C-RNTIの範囲と異なっていてもよい。これによれば、新しい識別情報(例えば新しいRNTI)が必要であるというインジケータをRM UEがRL UEに送信する場合、RL UEは要求についてgNBに知らせることも、要求をgNBに通信することもせずに、新しい識別情報(例えば新しいSR-RNTI)をRM UEに(例えばすぐに)割り当てることができる。場合によっては、RM UEが新しいSR-RNTIを受信すると、RM UEはSR-RNTIを新しいC-RNTIと見なすことができ、あるいはRACH手順またはUE IDが必要な他のRRC手順を実行するために単にSR-RNTIを用いることができる。RL UEが識別情報(例えばSR-RNTI)をRM UEに割り当てると、RL UEは、どの識別情報(例えばSR-RNTI)を用いたかをgNBに知らせるためにgNBにインジケータを送信することができる。いくつかの実施形態では、識別情報(例えばC-RNTI)を(場合によりUE ID、例えばRM UEのL2 IDによって特定されうる)特定のRM UEに割り当てる必要があることを示す(例えば専用の)RRCメッセージをRL UEから受信すると、gNBはそのRM UEに識別情報(例えばC-RNTI)を割り当てることができる。gNBは、この識別情報(例えばC-RNTI)を、場合によりRM UEのUE ID(例えばRM UEのL2 ID)とともに、(例えば専用)RRCメッセージなどでRL UEに通知することができる。
【0156】
いくつかの実施形態では、メッセージがRM UEから送信されていることを示す、および/または識別情報(例えばC-RNTI)をRM UEに割り当てる必要があることを示す、(例えば専用の)RRCメッセージをRM UEから受信すると、gNBはRM UEに識別情報(例えば、C-RNTI)を割り当てることができる。gNBは、この識別情報(例えばC-RNTI)を、(例えば専用)RRCメッセージなどでRM UEに通知することができる。
【0157】
いくつかの実施形態では、UEがRRC接続状態に遷移し、そのUEが(サイドリンク)リレーに対応している(例えば、そのUEの能力に従って)場合、gNBはこのUEがRL UEになる場合に使用することができる新しい識別情報の範囲(例えばの新しいRNTI(SR-RNTIなど)の範囲)を割り当てることができる。識別情報(例えば1つ以上のSR-RNTI)が使用されたことをgNBがこのRL UEまたは他のRL UEによって通知されると、gNBは利用可能な範囲からその識別情報を除去(例えば、利用可能なSR-RNTIの範囲からRNTIを除去)することができる。
【0158】
識別情報について様々な例を示したが、他の識別情報を用いてもよいことは理解されよう。例えば、RM UEは、C-RNTIとは異なる識別子(ID)、例えばRM UEのL2 IDによって特定されてもよい。gNBに記憶されたRM UEの(例えばアクセスストラタム(AS)レイヤ)コンテキストは、そのID(例えばL2 ID)に関連付けられうる。
【0159】
システムも提供される。システムは、前述のリモートUE、前述のリレーUE、前述のエンティティ、および前述の第1のネットワークノードのうちの任意の2つ以上を有しうる。システムによって実行される方法は、リモートUEに関して前述した方法、リレーUEに関して前述した方法、エンティティに関して前述した方法、および第1のネットワークノードに関して前述した方法のうちの任意の2つ以上を含みうる。
【0160】
図12は、いくつかの実施形態に係る通信システム800の例を示す。
【0161】
この例において、通信システム800は、無線アクセスネットワーク(RAN)などのアクセスネットワーク804を含む電気通信ネットワーク802と、1つ以上のコアネットワークノード808を含むコアネットワーク806とを含む。アクセスネットワーク804は、ネットワークノード810aおよび810b(そのうちの1つ以上を一般的にネットワークノード810と呼ぶことがある)、または任意の他の同様の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アクセスノードまたは非3GPPアクセスポイントなどの、1つまたは他のアクセスネットワークノードを含む。ネットワークノード810は、1つ以上の無線接続を介してUE812a、812b、812c、および812d(それらのうちの1つ以上を一般的にUE812と呼ぶことがある)をコアネットワーク806に接続することなどによって、ユーザ装置(UE)の直接的または間接的接続を可能にする。
【0162】
無線接続を介した例示的な無線通信は、電磁波、電波、赤外線、および/または、有線、ケーブル、または他の物質導体を用いずに情報を搬送するのに適した他のタイプの信号を用いて無線信号を送信および/または受信することを含む。さらに、異なる実施形態において、通信システム800は、任意の数の有線または無線ネットワーク、ネットワークノード、UE、および/または、有線接続を介してか無線接続を介してかにかかわらずデータおよび/または信号の通信を促進し、または通信に参加し得る任意の他の構成要素またはシステムを含みうる。通信システム800は、任意の種類の通信、電気通信、データ、セルラー、無線ネットワーク、および/または他の同様の種類のシステムを含み、および/またはそれらとインターフェースしうる。
【0163】
UE812は、ネットワークノード810および他の通信装置と無線通信するように配置され、構成され、および/または動作可能な無線機器を含む、多種多様な通信装置のいずれかでありうる。様に、ネットワークノード810は、UE812と、および/または電気通信ネットワーク802内の他のネットワークノードもしくは機器と、直接的または間接的に通信して、無線ネットワークアクセスなどのネットワークアクセスを可能にし、および/または提供し、および/または電気通信ネットワーク802内の管理などの他の機能を実行するように配置され、能力を有し、構成され、および/または動作可能である。
【0164】
図示の例では、コアネットワーク806がネットワークノード810をホスト816などの1つ以上のホストに接続する。これらの接続は、直接的であっても、あるいは1つ以上の中間ネットワークまたはデバイスを介した間接的なものであってもよい。他の例では、ネットワークノードがホストに直接接続されうる。コアネットワーク806は、ハードウェア構成要素およびソフトウェア構成要素で構成された1つ以上のコアネットワークノード(例えば、コアネットワークノード808)を含む。これらの構成要素の機能はUE、ネットワークノード、および/またはホストに関して説明したものと実質的に同様であってよく、したがって、それらの説明は概して、コアネットワークノード808の対応する構成要素にもあてはまる。例示的なコアネットワークノードは、移動交換局(MSC)、モビリティ管理エンティティ(MME)、ホーム加入者サーバ(HSS)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、認証サーバ機能(AUSF)、加入識別子隠蔽解除機能(SIDF)、統一データ管理(UDM)、セキュリティエッジ保護プロキシ(SEPP)、ネットワークエクスポージャ機能(NEF)、および/またはユーザプレーン機能(UPF)のうちの1つ以上の機能を含む。
【0165】
ホスト816は、アクセスネットワーク804および/または電気通信ネットワーク802のオペレータまたはプロバイダ以外のサービスプロバイダの所有権または制御下にあってよく、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダに代わって運用されうる。ホスト816は、1つ以上のサービスを提供するために様々なアプリケーションをホストすることができる。そのようなアプリケーションの例には、ライブおよび/または録画済みのオーディオ/ビデオコンテンツの提供、データ収集サービス、例えば、複数のUEによって検出されたさまざまな周囲の状況に関するデータの取得および編纂、分析機能、ソーシャルメディア、リモート機器を制御し、またはその他の方法でリモート機器とやりとりするための機能、アラームおよび監視センターのための機能、またはサーバによって実行されるその他のこのような機能などが含まれる。
【0166】
全体として、図12の通信システム800は、UE、ネットワークノード、およびホスト間の接続性を実現する。その意味で、通信システムは、予め規定された規則または手順、例えば、移動通信用グローバルシステム(GSM)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS)、ロングタームエボリューション(LTE)、および/または他の適切な2G、3G、4G、5G規格、または適用可能な任意の将来世代規格(例えば6G)、電気電子学会(IEEE)802.11規格(WiFi)などの無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格、および/または、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax)、Bluetooth、Z-Wave、近距離無線通信(NFC)、ZigBee、LiFi、および/またはLoRaやSigfoxなどの低電力広域ネットワーク(LPWAN)規格などの他の適切な無線通信標準、を非限定的に含む特定の規格に従って動作するように構成され得る。
【0167】
いくつかの例において、電気通信ネットワーク802は、3GPPが規格化した機能を実装するセルラーネットワークである。したがって、電気通信ネットワーク802は電気通信ネットワーク802に接続された異なる機器に異なる論理ネットワークを提供するために、ネットワークスライシングをサポートしうる。例えば、電気通信ネットワーク802は、いくつかのUEにURLLC(Ultra Reliable Low Latency Communication)サービスを提供する一方で、他のUEにeMBB(Enhanced Mobile Broadband)サービス、および/またはさらなるUEにmMTC(Massive Machine Type Communication)/Massive IoTサービスを提供しうる。
【0168】
いくつかの例では、UE812が直接的な人間の関与なしに情報を送信および/または受信するように構成されてもよい。例えば、UEは、所定のスケジュールで、内部または外部イベントによってトリガされたとき、またはアクセスネットワーク804からの要求に応答して、アクセスネットワーク804に情報を送信するように設計されてもよい。さらに、UEは、単一またはマルチRATまたはマルチスタンダードモードで動作するように構成されうる。例えば、UEはWi-Fi、NR(New Radio)、およびLTEの任意の1つまたは組合せを用いて動作することができ、すなわち、E-UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)New Radio-Dual Connectivity(EN-DC)などのマルチ無線デュアルココネクティビティ(MR-DC)のために構成されうる。
【0169】
図12に示す例では、ハブ814がアクセスネットワーク804と通信して、1つ以上のUE(例えばUE 812cおよび/または812d)とネットワークノード(例えばネットワークノード810b)との間の間接通信を容易にする。いくつかの例において、ハブ814は、コントローラ、ルータ、コンテンツソースおよび分析ノード、またはUEに関してここで説明される他の通信装置のいずれかでありうる。例えば、ハブ814は、UEによるコアネットワーク806へのアクセスを可能にするブロードバンドルータでありうる。別の例として、ハブ814は、UE内の1つ以上のアクチュエータにコマンドまたは命令を送るコントローラでありうる。コマンドまたは命令は、UE、ネットワークノード810から受信されてもよいし、ハブ814内の実行可能コード、スクリプト、プロセス、または他の命令によるものであってもよい。別の例として、ハブ814はUEデータのための一時記憶として働くデータコレクタであってよく、いくつかの実施形態ではデータの分析または他の処理を実行しうる。別の例として、ハブ814は、コンテンツソースでありうる。例えば、VRヘッドセット、ディスプレイ、ラウドスピーカ、または他のメディア配信デバイスであるUEについて、ハブ814はネットワークノードを介して、VRアセット、ビデオ、オーディオ、または他のメディア、または感覚情報に関連するデータを取り出すことができ、そして、ハブ814は、直接、ローカル処理を実行した後、および/または追加のローカルコンテンツを追加した後、のいずれかでUEに提供する。さらに別の例では、ハブ814は、特に1つ以上のUEが低エネルギーIoTデバイスである場合、UEのプロキシサーバまたはオーケストレータとして機能する。
【0170】
ハブ814は、ネットワークノード810bへの一定の/持続的な、または断続的な接続を有しうる。ハブ814はまた、ハブ814とUE(例えばUE 812cおよび/または812d)との間、およびハブ814とコアネットワーク806との間で、異なる通信方式および/またはスケジュールを可能にしうる。他の例では、ハブ814が有線接続を介してコアネットワーク806および/または1つ以上のUEに接続される。さらに、ハブ814はアクセスネットワーク804を介してM2Mサービスプロバイダに、および/または直接接続を介して別のUEに接続するように構成されうる。いくつかのシナリオでは、UEは、有線接続または無線接続を通じてハブ814を介して接続された状態で、ネットワークノード810との無線接続を確立することができる。いくつかの実施形態においてハブ814は、専用ハブ、すなわち、ネットワークノード810bからUEへ、またその逆方向に通信をルーティングすることを主な機能とするハブであってもよい。他の実施形態においてハブ814は、非専用ハブ、すなわち、UEとネットワークノード810bとの間の通信をルーティングするように動作する能力を有するが、さらに、特定のデータチャネルの通信スタートおよび/またはエンドポイントとして動作する能力を有する機器であってもよい。
【0171】
図13は、いくつかの実施形態に係るUE900を示す。本開示において、UEは、ネットワークノードおよび/または他のUEと無線通信が可能であり、無線通信するように構成され、無線通信するように配置され、および/または無線通信するように動作可能な機器を意味する。UEの非限定的な例には、スマートフォン、モバイル端末、移動体電話、携帯電話、ボイスオーバーIP(VoIP)電話、無線ローカルループ電話、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、無線カメラ、ゲーム機または機器、音楽記憶デバイス、再生機器、ウェアラブル端末機器、無線エンドポイント、移動機、タブレット、ラップトップ、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、スマートデバイス、無線カスタマープレミス機器(CPE)、車載または車両組み込み/一体型無線機器などが含まれる。他の例は、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)UE、マシンタイプ通信(MTC)UE、および/または拡張MTC(eMTC)UEを含む、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって規定される任意のUEを含む。
【0172】
UEは例えば、サイドリンク通信、専用短距離通信(DSRC)、車車間通信(V2V)、車両-インフラストラクチャ間通信(V2I)、または車とあらゆるものとの間の通信(V2X)のための3GPP規格を実装することによって、機器間(D2D)通信をサポートしうる。他の例においてUEは、関連する機器を所有し、かつ/またはそれを操作する人間のユーザという意味では必ずしもユーザを有していなくてもよい。あるいは、UEは人間のユーザへの販売または人間のユーザによる操作が意図されているが、(最初は)特定の人間のユーザに関連付けられていない機器(例えばスマートスプリンクラーコントローラ)を表しうる。あるいは、UEは、エンドユーザへの販売やエンドユーザによる操作を意図していないが、ユーザの利益に関連したり、ユーザの利益のために動作したりすることのできる機器(例えば、スマート電力メータ)を表しうる。
【0173】
UE900は、バス904を介して入力/出力インターフェース906、電源908、メモリ910、通信インターフェース912、および/または任意の他の構成要素、またはそれらの任意の組合せに動作可能に接続される処理回路902を含む。あるUEは、図13に示した構成要素のすべてまたはサブセットを利用しうる。構成要素間の統合レベルは、UEごとに異なりうる。さらに、あるUEは、複数のプロセッサ、複数のメモリ、複数の送受信器、複数の送信器、複数の受信器など、構成要素の複数のインスタンスを含みうる。
【0174】
処理回路902は、命令およびデータを処理するように構成され、メモリ910内に機械可読コンピュータプログラムとして格納された命令を実行するように動作可能な任意の順次状態機械を実施するように構成されうる。処理回路902は、(例えば、ディスクリートロジック、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)などに)ハードウェアで実施される1つ以上の状態機械、適切なファームウェアとプログラマブルロジックとの組み合わせ、1つ以上の保存されたコンピュータプログラム、マイクロプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP)などの汎用プロセッサと適切なソフトウェアとの組み合わせ、あるいはこれらの任意の組み合わせとして実装されうる。例えば、処理回路902は、複数の中央処理装置(CPU)を含むことができる。処理回路902は、単独で、またはメモリ910などUE900の他の構成要素とともに、UE900の機能を提供するように動作可能でありうる。例えば、処理回路902は、図4図5図8、および/または図9に関して説明した方法をUE902に実行させるように構成されうる。
【0175】
この例では、入力/出力インターフェース906が、入力デバイス、出力デバイス、または1つ以上の入力および/または出力デバイスにインターフェースを提供するように構成されうる。出力デバイスの例は、スピーカ、サウンドカード、ビデオカード、ディスプレイ、モニタ、プリンタ、アクチュエータ、エミッタ、スマートカード、別の出力デバイス、またはそれらの任意の組合せを含む。入力デバイスは、ユーザがUE900に情報を取り込むことを可能にしうる。入力デバイスの例には、タッチセンシティブまたはプレゼンスセンシティブディスプレイ、カメラ(例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなど)、マイクロフォン、センサ、マウス、トラックボール、方向キー、トラックパッド、スクロールホイール、スマートカードなどが含まれる。プレゼンスセンシティブディスプレイは、ユーザからの入力を感知するために、容量性または抵抗性タッチセンサを含んでもよい。センサは例えば、加速度計、ジャイロスコープ、傾斜センサ、力センサ、磁力計、光センサ、近接センサ、生体センサなど、またはそれらの任意の組合せでありうる。出力デバイスは、入力デバイスと同じタイプのインタフェースポートを使用できる。例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポートは、入力デバイスおよび出力デバイスを提供するために使用されうる。
【0176】
いくつかの実施形態では、電源908がバッテリまたはバッテリパックとして構成される。外部電源(例えば、電気コンセント)、光起電力デバイス、または電力セルなどの他のタイプの電源を使用することができる。電源908は電源908それ自体、および/または外部電源から、入力回路または電力ケーブルなどのインタフェースを介して、UE900の種々の部分に電力を送達するための電力回路をさらに含みうる。送電は例えば、電源908の充電のためのものであってもよい。電力回路は電力が供給されるUE900のそれぞれの構成要素に適した電力を作るために、電源908からの電力に対する任意のフォーマット化、変換、または他の修正を実行しうる。
【0177】
メモリ910は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、磁気ディスク、光ディスク、フロッピーディスク(登録商標)、ハードディスク、リムーバブルカートリッジ、またはフラッシュドライブなどのメモリを含むように構成されうる。一例では、メモリ910が、オペレーティングシステム、ウェブブラウザアプリケーション、ウィジェット、ガジェットエンジン、または他のアプリケーションなどの1つ以上のアプリケーションプログラム914と、対応するデータ916とを含む。メモリ910は、UE900が使用するために、様々なオペレーティングシステムのうちのいずれか、またはオペレーティングシステムの組合せを記憶しうる。
【0178】
メモリ910は、独立ディスク冗長アレイ(RAID)、フラッシュメモリ、USBフラッシュドライブ、外部ハードディスクドライブ、サムドライブ、ペンドライブ、キードライブ、高密度デジタル多用途ディスク(HD-DVD)光ディスクドライブ、内部ハードディスクドライブ、ブルーレイ光ディスクドライブ、ホログラフィックデジタルデータストレージ(HDDS)光ディスクドライブ、外部ミニデュアルインラインメモリモジュール(DIMM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、外部マイクロDIMM SDRAM、USIMおよび/またはISIMなどの1つ以上の加入者識別モジュール(SIM)を含むユニバーサル集積回路カード(UICC)の形態の耐タンパ性モジュールなどのスマートカードメモリ、または他のメモリの任意の組合せなど、いくつかの物理ドライブユニットを含むように構成されうる。UICCは例えば、埋め込みUICC(eUICC)、統合UICC(iUICC)、または「SIMカード」として一般に知られる着脱可能なUICCであってよい。メモリ910は、UE900が一時的または非一時的メモリ媒体に格納された命令、アプリケーションプログラムなどにアクセスし、データをオフロードし、またはデータをアップロードすることを可能にしうる。通信システムを利用するものなどの製品は、メモリ910として、またはメモリ910内で、有形物として具現化されてよく、メモリ910は、装置読み取り可能な記憶媒体であっても、装置読み取り可能な記憶媒体を含んでもよい。
【0179】
処理回路902は、通信インターフェース912を用いてアクセスネットワークまたは他のネットワークと通信するように構成されうる。通信インターフェース912は、1つ以上の通信サブシステムを有することができ、さらにアンテナ922を含みうるか、アンテナ922に通信可能に接続されうる。通信インターフェース912は、無線通信が可能な別の機器(例えば、アクセスネットワーク内の別のUEまたはネットワークノード)の1つ以上のリモート送受信器と通信することなどによって通信のために用いられる、1つ以上の送受信器を含みうる。各送受信器はネットワーク通信(例えば、光、電気、周波数割り当てなど)を提供するのに適した送信器918および/または受信器920を含みうる。さらに、送信器918および受信器920は、1つ以上のアンテナ(例えば、アンテナ922)に接続されてよく、また、回路構成要素、ソフトウェアまたはファームウェアを共有してもよいし、別個に実装されてもよい。
【0180】
いくつかの実施形態では、通信インターフェース912の通信機能が、セルラ通信、Wi-Fi通信、LPWAN通信、データ通信、音声通信、マルチメディア通信、Bluetoothなどの近距離通信、近接通信、測位するための全地球測位システム(GPS)の使用などの位置ベースの通信、別の同様の通信機能、またはそれらの任意の組合せを含みうる。通信は、IEEE802.11、符号分割多元アクセス(CDMA)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、GSM(登録商標)、LTE、ニューラジオ(NR)、UMTS、WiMax、イーサネット(登録商標)、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、同期光ネットワーキング(SONET)、非同期転送モード(ATM)、QUIC、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)などの1つ以上の通信プロトコルおよび/または規格に従って実施されうる。
【0181】
センサのタイプにかかわらず、UEは、自身のセンサで取得したデータの出力を、ネットワークノードへの無線接続を通じて提供しうる。UEのセンサによって取得したデータは、無線接続を通じ、別のUEを経由してネットワークノードへ通信されてもよい。出力は、定期的(例えば、感知された温度を報告する場合は15分ごとに1回)、ランダム(例えば、複数のセンサからの報告による負荷を均等にするため)、トリガイベントに応答して(例えば、水分が検出されると警告が送信される)、要求(例えば、ユーザが開始した要求)に応答して、または連続ストリーミング(例えば、患者のライブビデオフィード)であってよい。
【0182】
別の例として、UEは、無線接続を通じてネットワークノードから無線入力を受信するように構成された通信インターフェースに関連するアクチュエータ、モータ、またはスイッチを有する。受信した無線入力に応答して、アクチュエータ、モータ、またはスイッチの状態が変化しうる。例えば、UEは、受信した入力に従って飛行中のドローンの操縦翼面やローターを調整したり、受信した入力に従って医療処置を行うロボットアームを制御したりするモータを有しうる。
【0183】
UEは、モノのインターネット(IoT)機器の形態を有する場合、1つまたは複数のアプリケーション領域で使用するための機器であってよく、これらの領域には、都市ウェアラブル技術、拡張産業アプリケーションおよびヘルスケアなどが含まれるが、これらに限定されない。このようなIoT機器の非限定的な例には、以下のような機器、または以下のような機器に組み込まれる機器が含まれる。インターネットに接続された冷蔵庫または冷凍庫、テレビ、インターネットに接続された照明装置、電力メータ、ロボット掃除機、音声制御スマートスピーカ、ホームセキュリティカメラ、人感センサー、サーモスタット、煙探知機、ドア/窓センサー、洪水/湿度センサ、電気ドアロック、インターネットに接続された呼び鈴、ヒートポンプのような空調システム、自律走行車、監視システム、天候監視装置、車両駐車監視装置、電気自動車充電ステーション、スマートウォッチ、フィットネストラッカー、拡張現実(AR)または仮想現実(VR)用ヘッドマウントディスプレイ、触覚増強または感覚増強用ウェアラブル、散水器、動物またはアイテム追跡装置、植物または動物を監視するセンサ、産業用ロボット、無人航空機(UAV)、心拍数モニタおゆおよび遠隔操作手術ロボットのようなあらゆる種類の医療機器。IoT機器の形態を有するUEは、図13に示したUE900について説明されるような他の構成要素に加えて、IoT機器の意図する用途に応じた回路および/またはソフトウェアを有する。
【0184】
さらに別の具体例として、IoTシナリオでは、UEが、監視および/または測定などを実行し、そのような監視および/または測定などの結果を別のUEおよび/またはネットワークノードに送信する機械または他の機器を表しうる。UEはこの場合、M2M機器であってよく、3GPPの文脈ではMTC機器と呼ばれうる。1つの特定の例として、UEは、3GPP NB-IoT規格を実装しうる。他のシナリオにおいて、UEは、自動車、バス、トラック、船舶および航空機などの乗り物、あるいは、自身の動作状態または自身の動作に関連する他の機能を監視および/または報告する能力を有する他の機器を表しうる。
【0185】
実際には、1つのユースケースに関して、任意の数のUEを一緒に使用することができる。例えば、第1のUEはドローンであるかドローンと一体化されてもよく、(速度センサを介して取得した)ドローンの速度情報を、ドローンを操作するリモートコントローラである第2のUEに提供してもよい。ユーザがリモートコントローラから変更を行うと、第1のUEはドローンの速度を増加または減少させるために、(例えば、アクチュエータを制御することによって)ドローンのスロットルを調整することができる。第1および/または第2のUEはまた、上述した機能の2つ以上を含みうる。例えば、UEは、センサおよびアクチュエータを有し、速度センサおよびアクチュエータの両方のためのデータの通信を処理することができる。
【0186】
図14は、いくつかの実施形態に係るネットワークノード1000を示す。本開示において、ネットワークノードは、電気通信ネットワークにおいて、UEと、および/または他のネットワークノードまたは装置と、直接的または間接的に通信する能力を有する、通信するように構成された、通信するように配置されaた、および/または通信するように動作可能な装置を意味する。ネットワークノードの非限定的な例には、アクセスポイント(AP)(例えば、無線アクセスポイント)、基地局(BS)(例えば、無線基地局、ノードB、進化型ノードB(eNB)およびNRノードB(gNB))が含まれる。
【0187】
基地局は、提供するカバレージの大きさ(別の言い方をすれば、送信電力レベル)に基づいて分類されうる結果、提供するカバレージの大きさに応じて、フェムト基地局、ピコ基地局、マイクロ基地局、またはマクロ基地局と呼ばれうる。基地局は、中継を制御するリレーノードまたはリレードナーノードであってもよい。ネットワークノードはまた、遠隔無線ヘッド(RRH)と呼ばれることもある、集中デジタルユニットおよび/または遠隔無線ユニット(RRU)などの分散型無線基地局の1つ以上の(またはすべての)部分を含みうる。このような遠隔無線ユニットは、アンテナ一体型無線機としてアンテナと一体化されてもよいし、アンテナと一体化されなくてもよい。分散型無線基地局の一部は、分散アンテナシステム(DAS)においてノードと呼ばれることもある。
【0188】
ネットワークノードの他の例には、マルチ送信ポイント(マルチTRP)5Gアクセスノード、MSR BSなどのマルチ標準無線(MSR)装置、無線ネットワーク制御装置(RNC)や基地局制御装置(BSC)などのネットワーク制御装置、ベース送受信局(BTS)、送信ポイント、送信ノード、マルチセル/マルチキャスト調整エンティティ(MCE)、運用保守(O&M)ノード、運用サポートシステム(OSS)ノード、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、測位ノード(例えば進化型サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)など)、および/または最小化ドライブテスト(MDT)が含まれる。
【0189】
ネットワークノード1000は、処理回路1002、メモリ1004、通信インターフェース1006、および電源1008、および/または任意の他の構成要素、またはそれらの任意の組合せを含む。ネットワークノード1000は、それぞれが個別の構成要素を有しうる物理的に分離された複数の構成要素(例えば、NodeB構成要素とRNC構成要素、またはBTS構成要素とBSC構成要素など)で構成されてもよい。ネットワークノード1000が複数の別個の構成要素(例えば、BTSおよびBSC構成要素)を含む特定のシナリオでは、1つ以上の別個の構成要素が複数のネットワークノード間で共有されてもよい。例えば、単一のRNCが複数のノードBを制御してもよい。このようなシナリオでは、ノードBとRNCとのユニークな組み合わせが1つの独立したネットワークノードと見なされうる。いくつかの実施形態においてネットワークノード1000は、複数の無線アクセス技術(RAT)をサポートするように構成されうる。そのような実施形態では、いくつかの構成要素は重複しうる(例えば、異なるRATについて別個のメモリ1004)一方、いくつかの構成要素は再利用されうる(例えば、同じアンテナ1010が異なるRATによって共有されうる)。ネットワークノード1000は、ネットワークノード1000に統合された様々な無線技術、例えばGSM、WCDMA、LTE、NR、WiFi、Zigbee、Z-wave、LoRaWAN、RFID(Radio Frequency Identification)またはBluetooth無線技術に対応する様々な図示の構成要素の複数のセットを含みうる。これらの無線技術は、ネットワークノード1000内で同じまたは異なったチップまたはチップセットおよび他の構成要素に統合されてもよい。
【0190】
処理回路1002は、単体で、あるいはメモリ1004のような他のネットワーク1000の構成要素とともにネットワークノード1000の機能を提供するために動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理装置、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または他の任意の適切なコンピューティングデバイスの1つ以上の組み合わせ、リソース、またはハードウェア、ソフトウェアおよび/またはコード化されたロジックの組み合わせを有しうる。例えば、処理回路1002は、図6図7図10、および/または図11に関して説明した方法を処理回路1002に実行させるように構成されうる。
【0191】
いくつかの実施形態では、処理回路1002がシステムオンチップ(SOC)を含む。いくつかの実施形態では、処理回路1002が無線周波数(RF)送受信器回路1012およびベースバンド処理回路1014の1つ以上を含む。いくつかの実施形態で、無線周波数トランシーバ回路1012およびベースバンド処理回路1014は、無線ユニットおよびデジタルユニットなどの、別個のチップ(またはチップセット)、基板、またはユニットに存在しうる。代替的な実施形態で、無線周波数トランシーバ回路1012およびベースバンド処理回路1014の一部または全部は、同一のチップに、あるいは、チップ、基板、またはユニットのセットに存在しうる。
【0192】
メモリ1004は、永続記憶装置、半導体メモリ、、リモートマウントメモリ、磁気媒体、光媒体、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、マスストレージメディア(例えば、ハードディスク)、リムーバブルストレージメディア(例えば、フラッシュドライブ、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、および/または、処理回路1002によって使用されうる情報、データ、および/または命令を格納する任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的機器可読および/またはコンピュータ実行可能なメモリデバイスを非限定的に含む、任意の形態の揮発性または不揮発性のコンピュータ可読メモリを有しうる。メモリ1004は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、処理回路1002によって実行され、ネットワークノード1000によって利用されることが可能なロジック、ルール、コード、テーブル、および/または他の命令の1つ以上を含むアプリケーション、を含む、任意の適切な命令、データ、または情報を格納することができる。メモリ1004は、処理回路1002によって行われる任意の計算、および/または通信インターフェース1006を介して受信される任意のデータを格納するために使用されうる。いくつかの実施形態では、処理回路1002とメモリ1004とは一体化される。
【0193】
通信インターフェース1006は、ネットワークノード、アクセスネットワーク、および/またはUE間のシグナリングおよび/またはデータの有線または無線通信に用いられる。図示するように、通信インターフェース1006は、(例えば有線接続を通じてネットワークとの間で)データを送信および受信するための(1つ以上の)ポート/端子1016を有する。通信インターフェース1006はまた、アンテナ1010に接続され、あるいはある実施形態ではアンテナ1010の一部であってよい無線フロントエンド回路1018を含む。無線フロントエンド回路1018は、フィルタ1020および増幅器1022を有する。無線フロントエンド回路1018は、アンテナ1010および処理回路1002に接続されうる。無線フロントエンド回路は、アンテナ1010と処理回路1002との間で通信される信号を調整するように構成されうる。無線フロントエンド回路1018は、無線接続を介して他のネットワークノードまたはUEに送出されるデジタルデータを受信することができる。無線フロントエンド回路1018は、フィルタ1020および/または増幅器1022の組合せを用いて、デジタルデータを適切なチャネルおよび帯域幅パラメータを有する無線信号に変換しうる。次いで、無線信号は、アンテナ1010を介して送信されうる。同様に、データを受信するとき、アンテナ1010は、無線フロントエンド回路1018によってデジタルデータに変換される無線信号を収集することができる。デジタルデータは処理回路1002に渡されてよい。他の実施形態で、通信インタフェースは、別の構成要素および/または構成要素の別の組合せを有しうる。
【0194】
特定の代替実施形態では、ネットワークノード1000が別個の無線フロントエンド回路1018を含まず、代わりに、処理回路1002が無線フロントエンド回路を含み、アンテナ1010に接続される。同様に、いくつかの実施形態では、RF送受信器回路1012の全部または一部が通信インターフェース1006の一部である。さらに他の実施形態では、通信インターフェース1006が無線ユニット(不図示)の一部として、1つ以上のポートまたは端子1016と、無線フロントエンド回路1018と、RF送受信器回路1012とを含み、通信インターフェース1006はデジタルユニット(不図示)の一部であるベースバンド処理回路1014と通信する。
【0195】
アンテナ1010は、無線信号を送信および/または受信するように構成された1つ以上のアンテナ、またはアンテナアレイを含みうる。アンテナ1010は、無線フロントエンド回路1018と接続されてよく、データおよび/または信号を無線送信および受信することが可能な任意のタイプのアンテナであってよい。ある実施形態では、アンテナ1010がネットワークノード1000とは別個であり、インターフェースまたはポートを介してネットワークノード1000に接続可能である。
【0196】
アンテナ1010、通信インターフェース1006、および/または処理回路1002は、ネットワークノードによって実行されるものとして説明する任意の受信動作および/またはいくつかの取得動作を実行するように構成されうる。任意の情報、データおよび/または信号は、UE、他のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器から受信されてもよい。同様に、アンテナ1010、通信インターフェース1006、および/または処理回路1002は、ネットワークノードによって実行されるものとして説明する任意の送信動作を実行するように構成されうる。任意の情報、データおよび/または信号は、UE、他のネットワークノードおよび/または任意の他のネットワーク機器に送信されてもよい。
【0197】
電源1008は、それぞれの構成要素に適した形態で(例えば、それぞれの構成要素に必要な電圧および電流レベルで)、ネットワークノード1000の様々な構成要素に電力を提供する。電源1008は、ここで説明する機能を実行するための電力をネットワークノード1000の構成要素に供給するための電力管理回路をさらに有してもよいし、電力管理回路に接続されてもよい。例えば、ネットワークノード1000は電気ケーブルなどの入力回路またはインターフェースを通じて外部電源(例えば、電力グリッド、電気コンセント)に接続可能であってよく、それによって、外部電源は、電源1008の電力回路に電力を供給する。さらなる例として、電源1008は、電力回路に接続されるか電力回路と一体化される、バッテリまたはバッテリパックの形態の電源を有しうる。外部電源に障害が発生した場合、バッテリはバックアップ電源を提供しうる。
【0198】
ネットワークノード1000の実施形態は、ここで説明される機能のいずれか、および/またはここで説明される主題をサポートするために必要な任意の機能を含む、ネットワークノードの機能のいくつかの態様を提供するための、図14に示されない追加の構成要素を含みうる。例えば、ネットワークノード1000は、ネットワークノード1000への情報の入力を可能にし、またネットワークノード1000からの情報の出力を可能にするユーザインターフェース装置を含むことができる。これにより、ユーザは、ネットワークノード1000の診断、保守、修理、および他の管理機能を実行することができる。
【0199】
図15は、ここで説明する様々な態様に係る、図12のホスト816の一実施形態であってもよいホスト1100のブロック図である。ここで、ホスト1100は、スタンドアロンサーバ、ブレードサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバ、仮想マシン、コンテナ、またはサーバファーム内の処理リソースを含む、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの様々な組合せであってもよく、また様々な組み合わせを有してもよい。ホスト1100は、1つ以上のサービスを1つ以上のUEに提供することができる。
【0200】
ホスト1100は、バス1104を介して入力/出力インターフェース1106、ネットワークインタフェース1108、電源1110、メモリ1112に動作可能に接続される処理回路1102を含む。他の実施形態では他の構成要素が含まれうる。これらの構成要素の機能は図13および14など先の図に関して説明したものと実質的に同様であってよく、したがって、それらの説明は概して、ホスト1100の対応する構成要素にもあてはまる。
【0201】
メモリ1112は、1つ以上のホストアプリケーションプログラム1114と、例えばホスト1100のためにUEによって生成されたデータまたはUEのためにホスト1100によって生成されたデータであるユーザデータを含みうるデータ1116とを含む、1つ以上のコンピュータプログラムを含みうる。ホスト1100の実施形態は、図示されている構成要素のサブセットのみ、あるいは全部を利用することができる。ホストアプリケーションプログラム1114はコンテナベースのアーキテクチャで実施されてよく、複数の異なるクラス、タイプ、またはUEの実装(例えば、ハンドセット、デスクトップコンピュータ、ウェアラブルディスプレイシステム、ヘッドアップディスプレイシステム)のためのトランスコーディングを含む、ビデオコーデック(例えば、バーサタイルビデオコーディング(VVC)、高効率ビデオコーディング(HEVC)、アドバンストビデオコーディング(AVC)、MPEG、VP9)およびオーディオコーデック(例えば、FLAC、アドバンストオーディオコーディング(AAC)、MPEG、G.711)のサポートを提供することができる。ホストアプリケーションプログラム1114はまた、ユーザ認証およびライセンスチェックを提供することができ、コアネットワーク内の、またはコアネットワークのエッジ上の機器などの中央ノードに、健全性、ルート、およびコンテンツ利用可能性を定期的に報告することができる。したがって、ホスト1100は、UEのためのオーバーザトップサービスのための別のホストを選択および/または示すことができる。ホストアプリケーションプログラム1114は、HTTPライブストリーミング(HLS)プロトコル、リアルタイムメッセージングプロトコル(RTMP)、リアルタイムストリーミングプロトコル(RTSP)、動的適応ストリーミングオーバーHTTP(MPEG-DASH)などの様々なプロトコルをサポートしうる。
【0202】
図16は、いくつかの実施形態によって実施される機能が仮想化されうる仮想化環境1200を示すブロック図である。本文脈において仮想化とは、ハードウェアプラットフォーム、ストレージデバイス、ネットワークリソースを仮想化することを含みうる、装置または機器の仮想バージョンを作成することを意味する。ここで、仮想化は、ここで説明される任意の機器またはその構成要素に適用することができ、機能の少なくとも一部が1つ以上の仮想構成要素として実装されるような実装に関する。ここで説明される機能の一部または全部は、ネットワークノード、UE、コアネットワークノード、またはホストとして動作するハードウェアコンピューティングデバイスなどのハードウェアノードの1つまたは複数によってホストされる、1つまたは複数の仮想環境1200に実装される1つまたは複数の仮想マシン(VM)によって実行される仮想コンポーネントとして実装されうる。さらに、仮想ノードが無線接続性(例えば、コアネットワークノードまたはホスト)を必要としない実施形態では、ノードは完全に仮想化されうる。
【0203】
アプリケーション1202(代替的に、ソフトウェアインスタンス、仮想アプライアンス、ネットワーク機能、仮想ノード、仮想ネットワーク機能などと呼ばれうる)は、ここで開示される実施形態のいくつかの特徴、機能、および/または利点のいくつかを実施するために、仮想化環境Q400で実行される。
【0204】
ハードウェア1204は、処理回路、ハードウェア処理回路によって実行可能なソフトウェアおよび/または命令を格納するメモリ、および/または、ネットワークインターフェース、入力/出力インターフェースなど、ここで説明する他のハードウェアデバイスを含む。ソフトウェアは処理回路によって実行されることができ、それにより、1つ以上の仮想化レイヤ1206(ハイパーバイザまたは仮想マシンモニタ(VMM)とも呼ばれる)をインスタンス化し、VM1208aおよび1208b(1つ以上をVM1208と総称することがある)を提供し、および/またはここで説明するいくつかの実施形態に関連して説明する機能、特徴および/または利点のいずれかを実行しうる。仮想化レイヤ1206は、VM1208にはネットワークハードウェアのように見える仮想オペレーティングプラットフォームを提示することができる。
【0205】
VM1208は、仮想処理、仮想メモリ、仮想ネットワークワーキングまたはインターフェース、および仮想ストレージを有し、対応する仮想化レイヤ1206によって実行されうる。仮想アプライアンス1202のインスタンスの様々な実施形態は、VM1208の1つ以上に実装されてよく、実装は様々な方法で行われうる。ハードウェアの仮想化は、文脈によってはネットワーク機能仮想化(NFV)と呼ばれる。NFVは、多くのネットワーク装置タイプを、データセンタに存在しうる業界標準の大容量サーバーハードウェア、物理スイッチ、および物理ストレージ、およびカスタマープレミス装置に統合するために使用されうる。
【0206】
NFVの文脈において、VM1208は、あたかも物理的な仮想化されていないマシンで稼働しているかのようにプログラムを実行する物理マシンのソフトウェア実装であってよい。VM1208の各々、およびそのVMを実行するハードウェア1204の一部(そのVM専用のハードウェアおよび/またはそのVMが他のVMと共有するハードウェア)は、別々の仮想ネットワーク要素を形成する。またNFVの文脈において、仮想ネットワーク機能はハードウェア1204上の1つ以上のVM1208で稼働し、アプリケーション1202に対応する特定のネットワーク機能を処理する役割を担う。
【0207】
ハードウェア1204は、汎用または特定の構成要素を有するスタンドアロンネットワークノードに実装されうる。ハードウェア1204は、仮想化を用いていくつかの機能を実施することができる。あるいは、ハードウェア1204は、多くのハードウェアノードが協働し、特にアプリケーション1202のライフサイクル管理を監督する管理およびオーケストレーション1210を用いて管理される、ハードウェアのより大きなクラスタ(例えば、データセンターまたはCPE内など)の一部であってよい。いくつかの実施形態では、各々が、1つ以上のアンテナに接続されうる1つ以上の送信器と1つ以上の受信器とを含む1つ以上の無線ユニットに、ハードウェア1204が接続される。無線ユニットは、1つ以上の適切なネットワークインターフェースを介して他のハードウェアノードと直接通信してよく、無線機能を有する仮想ノード(無線アクセスノードや基地局など)を提供するために仮想コンポーネントと組み合わせて用いられうる。いくつかの実施形態では、いくつかのシグナリングが、ハードウェアノードと無線ユニットとの間の通信のために代替的に使用され得る制御システム1212を用いて提供されうる。
【0208】
図17は、いくつかの実施形態に係る、一部が無線である接続を通じ、ネットワークノード1304を介してUE1306と通信するホスト1302の通信ダイヤグラムを示す。様々な実施形態に係る、先の段落で説明した(図12のUE812aおよび/または図13のUE900などの)UE、(図12のネットワークノード810aおよび/または図14のネットワークノード1000などの)ネットワークノード、および(図12のホスト816および/または図15のホスト1100などの)ホストの実装例について、図17を参照しながら説明する。
【0209】
ホスト1100と同様、ホスト1302の実施形態は、通信インターフェース、処理回路、およびメモリなどのハードウェアを含む。ホスト1302は、ホスト1302に格納されるか、ホスト1302がアクセス可能で、処理回路によって実行可能なソフトウェアをさらに有する。ソフトウェアは、UE1306とホスト1302との間に延びるオーバーザトップ(OTT)接続1350を介して接続するUE1306のようなリモートユーザにサービスを提供するように動作可能なホストアプリケーションを含む。サービスをリモートユーザに提供する際に、ホストアプリケーションは、OTT接続1350を用いて送信されるユーザデータを提供することができる。
【0210】
ネットワークノード1304は、ネットワークノード1304がホスト1302およびUE1306と通信することを可能にするハードウェアを含む。接続1360は、直接的なものであってもよいし、(図12のコアネットワーク806のような)コアネットワークおよび/または1つ以上の公衆、プライベート、もしくはホステッドネットワークなどの1つ以上の他の中間ネットワークを通るものであってもよい。例えば、中間ネットワークは、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよい。
【0211】
UE1306は、UE1306に格納されるか、UE1306がアクセス可能で、処理回路によって実行可能なソフトウェアを含む。ソフトウェアは、ホスト1302のサポートにより、UE1306を介して人間または人間以外のユーザにサービスを提供するように動作可能であってよい、ウェブブラウザやオペレータ固有”アプリ”などのクライアントアプリケーションを含む。ホスト1302において、稼働中のホストアプリケーションは、UE1630およびホスト1302で終端するOTT接続1350を介して、稼働中のクライアントアプリケーションと通信することができる。サービスをユーザに提供する際に、UEのクライアントアプリケーションは、ホストのホストアプリケーションから要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTT接続1350は、要求データおよびユーザデータの両方を転送することができる。UEのクライアントアプリケーションは、OTT接続1350を通じてホストアプリケーションに提供するユーザデータを生成するためにユーザとやりとりすることができる。
【0212】
OTT接続1350は、ホスト1302とUE1306との間の接続を提供するために、ホスト1302とネットワークノード1304との間の接続1360およびネットワークノード1304とUE1306との間の無線接続1370を介して延びることができる。OTT接続1350が提供されうる接続1360および無線接続1370は、ネットワークノード1304を介したホスト1302とUE1306との間の通信を説明するために抽象的に描かれており、中間装置やこれらの装置を介したメッセージの正確なルーティングについては明示的に示されていない。
【0213】
OTT接続1350を介してデータを送信する例として、ステップ1308において、ホスト1302はユーザデータを提供する。これは、ホストアプリケーションを実行することによって達成されうる。いくつかの実施形態では、ユーザデータがUE 1306とやりとりする特定の人間のユーザに関連付けられる。他の実施形態では、明示的な人間とのやりとりなしに、ホスト1302とデータを共有するUE1306にユーザデータが関連付けられる。ステップ1310において、ホスト1302は、ユーザデータをUE1306に搬送する送信を開始する。ホスト1302は、UE1306によって送信された要求に応答して送信を開始してもよい。要求は、UE1306と人間とのやりとり、またはUE1306で実行されるクライアントアプリケーションの動作に起因するものであってよい。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ネットワークノード1304を介して渡されうる。したがって、ステップ1312において、ネットワークノード1304は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホスト1302が開始した送信において搬送されたユーザデータをUE1306に送信する。ステップ1314で、UE1306は送信によって搬送されるユーザデータを受信する。この受信は、ホスト1302によって実行されるホストアプリケーションに関連づけられた、UE1306で実行されるクライアントアプリケーションによって実行されてもよい。
【0214】
いくつかの例において、UE1306は、ユーザデータをホスト1302に提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータは、ホスト1302から受信したデータに反応して、または応答して提供されうる。したがって、ステップ1316においてUE1306はユーザデータを提供してよく、ユーザデータの提供はクライアントアプリケーションを実行することによって達成されてもよい。ユーザデータを提供する際に、クライアントアプリケーションは、UE1306の入力/出力インタフェースを通じてユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが供給された具体的な方法にかかわらず、UE1306は、ステップ1318で、ネットワークノード1304を介してホスト1302へ向かうユーザデータの送信を開始する。ステップ1320において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ネットワークノード1304はUE1306からユーザデータを受信し、受信したユーザデータのホスト1302に向けた送信を開始する。ステップ1322において、ホスト1302は、UE1306によって開始された送信で搬送されるユーザデータを受信する。
【0215】
様々な実施形態のうちの1つ以上は、無線接続1370が最後のセグメントを形成するOTT接続1350を使用して、UE1306に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示はレイテンシを改善し、それによってユーザの待ち時間を短縮するなどの利点を提供することができる。
【0216】
例示的なシナリオでは、工場ステータス情報がホスト1302によって収集され、分析されうる。別の例として、ホスト1302は、地図の作成で用いるためにUEから読み出されたオーディオおよびビデオデータを処理することができる。別の例として、ホスト1302は交通渋滞の制御(例えば、信号機の制御)を支援するために、リアルタイムデータを収集し、分析することができる。別の例として、ホスト1302は、UEによってアップロードされた監視映像を保存することができる。別の例として、ホスト1302は、UEにブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストすることができるビデオ、オーディオ、VR、またはARなどのメディアコンテンツを保存したり、それらへのアクセスを制御したりすることができる。他の例として、エネルギー価格設定、発電ニーズのバランスをとるための緊急性のない電力負荷の遠隔制御、位置情報サービス、プレゼンテーションサービス(遠隔装置から収集したデータから図などを編纂するなど)、またはデータの収集、検索、保存、分析および/または送信の他の機能に、ホスト1302を用いることができる。
【0217】
いくつかの例において、データレート、レイテンシ、および1つ以上の実施形態が改善する他のネットワーク動作態様を監視するために測定手順が提供されてもよい。さらに、測定結果の変動に応答して、ホスト1302とUE1630との間のOTT接続1350を再構成するためのオプションネットワーク機能があってもよい。OTT接続を再構成するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホスト1302および/またはUE1306のソフトウェアおよびハードウェアで実施することができる。いくつかの実施形態において、OTT接続1350が経由する他の機器の中または他の機器に付随してセンサ(図示せず)を設けることができ、センサは、先に例示した監視量の値を供給することによって、またはソフトウェアが監視量を計算または推定しうる他の物理量の値を供給することによって、測定手順に参加することができる。OTT接続1350の再構成は、メッセージフォーマット、再送信設定、優先ルーティングなどを含むことができ、再構成は、ネットワークノード1304の動作を直接変更する必要はない。このような手順および機能は当技術分野で公知かつ実践されているであろう。特定の実施形態では、計測は、ホスト1302によるスループット、伝搬時間、レイテンシなどの測定を容易にする独自のUEシグナリングを伴ってもよい。測定は、ソフトウェアが伝搬時間、エラーなどを監視しながら、OTT接続1350を使用して、メッセージ、特に空または「ダミー」メッセージを送信させることによって実施することができる。
【0218】
ここで説明するコンピューティングデバイス(例えば、UE、ネットワークノード、ホスト)はハードウェア構成要素の図示された組合せを含みうるが、他の実施形態は構成要素の組合せが異なるコンピューティングデバイスを有しうる。これらのコンピューティングデバイスは、ここに開示されたタスク、特徴、機能、および方法を実行するために必要なハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の適切な組み合わせを有しうることを理解されたい。ここで説明する決定、計算、取得、または同様の動作は、処理回路によって実行されてもよく、処理回路は、例えば、取得された情報を他の情報に変換し、取得された情報または変換された情報をネットワークノードに格納された情報と比較し、および/または取得された情報または変換された情報に基づいて1つ以上の動作を実行することによって、情報を処理し、当該処理の結果として決定を下すことができる。さらに、構成要素は、より大きなボックス内に位置する単一のボックスとして、または複数のボックス内に入れ子になって描かれているが、実際には、コンピューティングデバイスは、単一の図示された構成要素を構成する複数の異なる物理構成要素を有することができ、機能は、別個の構成要素に分割されうる。例えば、通信インターフェースはここで説明する構成要素のいずれかを含むように構成されてもよいし、および/または構成要素の機能が処理回路と通信インターフェースとに分割されてもよい。別の例では、このような構成要素のいずれかの、計算負荷の高くない機能はソフトウェアまたはファームウェアに実装されてよく、計算負荷の高い機能はハードウェアに実装されてよい。
【0219】
(リモートUE、リレーUE、エンティティおよび/または第1のネットワークノードの処理回路のような)処理回路によって実行されると、ここで説明した方法の少なくとも一部を処理回路に実行させる命令を有するコンピュータプログラムも提供される。非一時的機器可読媒体に具現化されたコンピュータプログラム製品であって、(リモートUE、リレーUE、エンティティ、および/または第1のネットワークノードの処理回路のような)処理回路によって実行可能であり、ここで説明した方法の少なくとも一部を処理回路に実行させる命令を有するコンピュータプログラム製品が提供される。(リモートUE、リレーUE、エンティティ、および/または第1のネットワークノードの処理回路のような)処理回路に、ここで説明した方法の少なくとも一部を実行させるための命令を含む媒体を有するコンピュータプログラム製品が提供される。いくつかの実施形態では、媒体が電子信号、光信号、電磁信号、電気信号、無線信号、マイクロ波信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちのいずれか1つであってよい。
【0220】
特定の実施形態では、ここで説明した機能の一部または全部は、メモリに格納された命令を実行する処理回路によって提供されてもよく、このメモリは、特定の実施形態では、非一時的コンピュータ可読記憶媒体の形態を有するコンピュータプログラム製品であってよい。代替的な実施形態では、機能の一部または全部は、別個または個別の機器可読記憶媒体に格納された命令を実行することなく、ハードワイヤード方式などによって処理回路が提供してもよい。これらの特定の実施形態のいずれにおいても、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に格納された命令を実行するかどうかにかかわらず、処理回路は、説明された機能を実行するように構成されうる。このような機能によって提供される利点は、処理回路単体、またはコンピューティングデバイスの他の構成要素に限らず、コンピューティングデバイス全体、および/またはエンドユーザと無線ネットワークによって広く享受される。
【0221】
例示的な実施形態を以下に記載する。
グループAの実施形態
(実施形態1)
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、リモートユーザ装置(UE)によって実行される方法であって、
識別情報が必要であることをリレーUEにシグナリングすること(406)と、ここで前記識別情報は第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記第1のネットワークノードに前記リモートUEを特定する際に用いるためのものであり、前記リレーUEから前記識別情報を受信すること(408)と、を有し、前記リレーUEは、前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する。
(実施形態2)
実施形態1の方法であって、
前記識別情報は前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、または予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して前記リレーUEから受信され、および/または前記識別情報はUu無線リソース制御(RRC)メッセージで受信される。
(実施形態3)
実施形態1または2の方法であって、
前記識別情報が、前記第1のネットワークノードによって、または前記リレーUEによって前記リモートUEに割り当てられる。
(実施形態4)
実施形態1から3のいずれかの方法であって、
前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードへシグナリングすることを有し、前記シグナリングは、前記第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているとき、前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。
(実施形態5)
実施形態4の方法であって、
前記シグナリングは、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを、以下の1つ以上を有する前記シグナリングによって示す:
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対する無線リソース制御接続のセットアップを求める要求、
前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求、および、前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報。
(実施形態6)
実施形態5の方法であって、
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する。
(実施形態7)
実施形態5または6の方法であって、
前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記要求、および前記リモートUEを特定する前記識別子の1つ以上を有し、前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースを介したもの、または予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介したものであり、および/または、前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する。
(実施形態8)
実施形態5から7のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、前記リモートUEに識別情報の割り当てが必要があることの前記インジケータとの一方または両方を有し、前記シグナリングはRRCシグナリングである。
(実施形態9)
実施形態5から8のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEに対するRRC接続のセットアップを求める要求を含む。
(実施形態10)
実施形態5から9のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、前記リモートUEに対して前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含む。
(実施形態11)
実施形態5から10のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記シグナリングにより、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。
(実施形態12)
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、リレーユーザ装置(UE)によって実行される方法であって、
前記ネットワークの第1のネットワークノードから、1つ以上のリモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含む第1のメッセージを受信すること(506)と、ここで、前記リレーUEは前記第1のネットワークノードが前記1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているときに、前記第1のネットワークノードと前記1つ以上のリモートUEとの間のネットワークトラフィックを中継する能力を有し、識別情報が必要であるというリモートUEからのシグナリングに応答して、前記リモートUEへ向けた識別情報の送信を開始すること(508)と、を有し、前記識別情報は前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに、前記リモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるためのものである、方法。
(実施形態13)
実施形態12の方法であって、
前記識別情報の前記送信は、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、あるいは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して、開始される。
(実施形態14)
実施形態12または13の方法であって、
前記1つ以上のUEのうちのリモートUEに対して、
前記方法が前記リモートUEに識別情報を割り当てることを有するか、前記第1のメッセージが前記第1のネットワークノードによって前記リモートUEに割り当てられた前記識別情報を含む。
(実施形態15)
実施形態12から14のいずれかの方法であって、
前記第1のネットワークノードへシグナリングすることを有し、前記シグナリングは、前記第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているとき、前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。
(実施形態16)
実施形態15の方法であって、
前記シグナリングは、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを、以下の1つ以上を有する前記シグナリングによって示す:
有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
リモートUEに割り当てられる識別情報を求める要求、
リモートUEを特定する識別子、
前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対する無線リソース制御接続のセットアップを求める要求、
前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求、および、前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報。
(実施形態17)
実施形態16の方法であって、
リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する。
(実施形態18)
実施形態16または17の方法であって、
前記シグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記要求、およびリモートUEを特定する前記識別子の1つ以上を有し、前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースを介したもの、または予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介したものであり、および/または、前記シグナリングが、リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する。
(実施形態19)
実施形態16から18のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、リモートUEに識別情報の割り当てが必要があることの前記インジケータとの一方または両方を有し、前記シグナリングはRRCシグナリングである。
(実施形態20)
実施形態16から19のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEに対するRRC接続のセットアップを求める要求を含む。
(実施形態21)
実施形態16から20のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、前記リモートUEに対して前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含む。
(実施形態22)
実施形態16から21のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、リモートUEがRRC接続をセットアップするためにリレーUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求をさらに含み、かつ、前記方法が、第1のネットワークノードから第2のメッセージを受信することを含み、ここで第2のメッセージはリレーUEを第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含む。
(実施形態23)
実施形態22の方法であって、
前記第2のメッセージが第1のメッセージと同じメッセージであり、あるいは前記第2のメッセージは前記第1のメッセージとは異なるメッセージである。
(実施形態24)
実施形態16から23のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記シグナリングにより、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。
(実施形態25)
実施形態16から24のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEにリンクされたリモートUEに識別情報を割り当てる必要があることのインジケータを含む。
(実施形態26)
実施形態25の方法であって、
前記リレーUEはRRC接続状態であり、
前記シグナリングはRRC信号であり、および/または
前記シグナリングはリモートUEを特定する識別子をさらに含む。
(実施形態27)
実施形態16から26のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEがRRC接続状態に遷移したことのインジケータをさらに含む。
(実施形態28)
実施形態16から27のいずれかの方法であって、
前記第1のメッセージが、前記第1のネットワークノードに複数のリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。
(実施形態29)
実施形態16から28のいずれかの方法であって、
前記第1のネットワークノードに向けて第3のメッセージの送信を開始することを含み、前記第3のメッセージは、前記第1のメッセージからの、前記リレーUEによって1つ以上のリモートUEに割り当てられた前記識別情報のインジケータを含む。
(実施形態30)
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、エンティティによって実行される方法であって、
第1のネットワークノードへシグナリングすること(706)を有し、前記シグナリングは、前記第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているとき、リレーユーザ装置(UE)が前記第1のネットワークノードと前記1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。
(実施形態31)
実施形態30の方法であって、
前記エンティティが前記1つ以上のリモートUEのうちのリモートUEであり、前記シグナリングは前記リレーUEを介したものである。
(実施形態32)
実施形態31の方法であって、
識別情報が必要であることを前記リレーUEにシグナリングすることと、ここで前記識別情報は前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記第1のネットワークノードに前記1つ以上のリモートUEのうちのリモートUEを特定する際に用いるためのものであり、前記識別情報を前記リレーUEから受信することと、を含む。
(実施形態33)
実施形態32の方法であって、
前記識別情報は前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、または予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して前記リレーUEから受信され、および/または前記識別情報はUu無線リソース制御(RRC)メッセージで受信される。
(実施形態34)
実施形態32または33の方法であって、
前記識別情報が、前記第1のネットワークノードによって、または前記リレーUEによって前記リモートUEに割り当てられる。
(実施形態35)
実施形態32から34のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを、以下の1つ以上を有する前記シグナリングによって示す:
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対する無線リソース制御接続のセットアップを求める要求、
前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求、および、前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報。
(実施形態36)
実施形態35の方法であって、
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する。
(実施形態37)
実施形態35または36の方法であって、
前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記要求、および前記リモートUEを特定する前記識別子の1つ以上を有し、前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースを介したもの、または予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介したものであり、および/または、前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する。
(実施形態38)
実施形態32から37のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、前記リモートUEに識別情報の割り当てが必要があることの前記インジケータとの一方または両方を有し、前記シグナリングはRRCシグナリングである。
(実施形態39)
実施形態32から38のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEに対する前記RRC接続のセットアップを求める要求を含む。
(実施形態40)
実施形態32から39のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、前記リモートUEに対して前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含む。
(実施形態41)
実施形態32から40のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記シグナリングにより、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。
(実施形態42)
実施形態30の方法であって、
前記エンティティは前記リレーUEである。
(実施形態43)
実施形態42の方法であって、
前記ネットワークの前記第1のネットワークノードから、前記1つ以上のリモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含む第1のメッセージを受信することと、識別情報が必要であるというリモートUEからのシグナリングに応答して、前記リモートUEへ向けた識別情報の送信を開始することと、を有し、前記識別情報は前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに、前記リモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるためのものである。
(実施形態44)
実施形態43の方法であって、
前記識別情報の前記送信は、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、あるいは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して、開始される。
(実施形態45)
実施形態43または44の方法であって、
前記1つ以上のUEのうちのリモートUEに対して、
前記方法が前記リモートUEに識別情報を割り当てることを有するか、前記第1のメッセージが前記第1のネットワークノードによって前記リモートUEに割り当てられた前記識別情報を含む。
(実施形態46)
実施形態45の方法であって、
前記シグナリングは、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを、以下の1つ以上を有する前記シグナリングによって示す:
有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
リモートUEに割り当てられる識別情報を求める要求、
リモートUEを特定する識別子、
前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対する無線リソース制御接続のセットアップを求める要求、
前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求、および、前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報。
(実施形態47)
実施形態46の方法であって、
リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する。
(実施形態48)
実施形態46または47の方法であって、
前記シグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記要求、およびリモートUEを特定する前記識別子の1つ以上を有し、前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースを介したもの、または予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介したものであり、および/または、前記シグナリングが、リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する。
(実施形態49)
実施形態46から48のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、リモートUEに識別情報の割り当てが必要があることの前記インジケータとの一方または両方を有し、前記シグナリングはRRCシグナリングである。
(実施形態50)
実施形態46から49のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEに対するRRC接続のセットアップを求める要求を含む。
(実施形態51)
実施形態46から50のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、前記リモートUEに対して前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含む。
(実施形態52)
実施形態46から51のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、リモートUEがRRC接続をセットアップするためにリレーUEに対して第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求をさらに含み、かつ、前記方法が、第1のネットワークノードから第2のメッセージを受信することを含み、ここで第2のメッセージはリレーUEを第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含む。
(実施形態53)
実施形態46から52のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記シグナリングにより、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。
(実施形態54)
実施形態46から53のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEにリンクされたリモートUEに識別情報を割り当てる必要があることのインジケータを含む。
(実施形態55)
実施形態54の方法であって、
前記リレーUEはRRC接続状態であり、
前記シグナリングはRRC信号であり、および/または
前記シグナリングはリモートUEを特定する識別子をさらに含む。
(実施形態56)
実施形態46から55のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEがRRC接続状態に遷移したことのインジケータをさらに含む。
(実施形態57)
実施形態43から56のいずれかの方法であって、
前記第1のメッセージが、前記第1のネットワークノードに複数のリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。
(実施形態58)
実施形態43から57のいずれかの方法であって、
前記第1のネットワークノードに向けて第3のメッセージの送信を開始することを含み、前記第3のメッセージは、前記第1のメッセージからの、前記リレーUEによって1つ以上のリモートUEに割り当てられた前記識別情報のインジケータを含む。
(実施形態59)
前述した実施形態のいずれかの方法であって、
前記識別情報が、
無線ネットワーク一時識別子(RNTI)および/または、前記リモートUEについてのレイヤ2識別子(L2 ID)またはレイヤ3識別子(L3 ID)を含む。
(実施形態60)
実施形態59の方法であって、
前記RNTIがセルRNTI(C-RNTI)および/またはサイドリンクリレーRNTI(SR-RNTI)を含む。
(実施形態61)
前述した実施形態のいずれかの方法であって、
ユーザデータを提供することと、前記ネットワークノードへの送信を介してホストに前記ユーザデータを転送することと、をさらに含む。
【0222】
グループBの実施形態
(実施形態62)
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、前記ネットワークの第1のネットワークノードによって実行される方法であって、
エンティティからのシグナリングに応答して、ここで前記シグナリングは、前記第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているとき、リレーユーザ装置(UE)が前記第1のネットワークノードと前記1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示し、
前記リレーUEへの第1のメッセージの送信を開始すること(606)を有し、前記第1のメッセージは、前記第1のネットワークノードに前記1つ以上のリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。
(実施形態63)
実施形態62の方法であって、
前記エンティティは前記リレーUEであり、
前記エンティティは前記リモートUEであり、かつ前記シグナリングはリレーUEを介したものであり、または、前記エンティティは前記ネットワークの第2のネットワークノードであり、前記第2のネットワークノードは前記リモートUEに最後にサービスを提供したネットワークノードである。
(実施形態64)
実施形態62または63の方法であって、
前記1つ以上のUEのうちのリモートUEに対して、識別情報を前記リモートUEに割り当てることを含む。
(実施形態65)
実施形態64の方法であって、
前記第1のメッセージは、前記リモートUEに割り当てられた前記識別情報を含む。
(実施形態66)
実施形態62から65のいずれかの方法であって、
前記エンティティが前記リレーUEであり、あるいは前記エンティティが前記リモートUEであって前記シグナリングが前記リレーUEを介したものであり、
前記シグナリングは、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを、以下の1つ以上を有する前記シグナリングによって示す:
有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
リモートUEに割り当てられる識別情報を求める要求、
リモートUEを特定する識別子、
前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対する無線リソース制御接続のセットアップを求める要求、
前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求、および、前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報。
(実施形態67)
実施形態66の方法であって、
リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する。
(実施形態68)
実施形態66または67の方法であって、
前記シグナリングは、有効な識別情報がリモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記要求、およびリモートUEを特定する前記識別子の1つ以上を有し、前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースを介したもの、または予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介したものであり、および/または、前記シグナリングが、リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する。
(実施形態69)
実施形態66から68のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、リモートUEに識別情報の割り当てが必要があることの前記インジケータとの一方または両方を有し、前記シグナリングはRRCシグナリングである。
(実施形態70)
実施形態66から69のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEに対するRRC接続のセットアップを求める要求を含む。
(実施形態71)
実施形態66から70のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方がRRCアイドル状態の場合に、前記リモートUEに対して前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求を含む。
(実施形態72)
実施形態66から71のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リモートUEがRRC接続をセットアップするために前記リレーUEに対して前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める要求をさらに含み、かつ、前記方法が、第2のメッセージの前記リレーUEへ向けた送信を開始することを含み、前記第2のメッセージは前記リレーUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含む。
(実施形態73)
実施形態72の方法であって、
前記第2のメッセージが第1のメッセージと同じメッセージであり、あるいは前記第2のメッセージは前記第1のメッセージとは異なるメッセージである。
(実施形態74)
実施形態66から73のいずれかの方法であって、
前記シグナリングは、リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介してリモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記シグナリングにより、前記リレーUEがネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。
(実施形態75)
実施形態62から74のいずれかの方法であって、
前記エンティティが前記リレーUEであり、前記シグナリングは前記リレーUEにリンクされたリモートUEに識別情報を割り当てる必要があることのインジケータを含む。
(実施形態76)
実施形態75の方法であって、
前記リレーUEはRRC接続状態であり、
前記シグナリングはRRC信号であり、および/または
前記シグナリングはリモートUEを特定する識別子をさらに含む。
(実施形態77)
実施形態62から76のいずれかの方法であって、
前記シグナリングが、前記リレーUEがRRC接続状態に遷移したことのインジケータをさらに含む。
(実施形態78)
実施形態62から77のいずれかの方法であって、
前記第1のメッセージが、前記第1のネットワークノードに複数のリモートUEを特定する際に用いるための識別情報を含む。
(実施形態79)
実施形態62から78のいずれかの方法であって、
前記第1のメッセージからの、前記リレーUEによって1つ以上のリモートUEに割り当てられた前記識別情報のインジケータを含んだ第3のメッセージを受信することを含む。
(実施形態80)
実施形態62から79のいずれかの方法であって、
前記識別情報が、
無線ネットワーク一時識別子(RNTI)および/または、前記リモートUEについてのレイヤ2識別子(L2 ID)またはレイヤ3識別子(L3 ID)を含む。
(実施形態81)
実施形態80の方法であって、
前記RNTIがセルRNTI(C-RNTI)および/またはサイドリンクリレーRNTI(SR-RNTI)を含む。
(実施形態82)
実施形態62から81のいずれかの方法であって、
ユーザデータを取得することと、前記ユーザデータをホストまたはユーザ装置に転送することと、をさらに含む。
(実施形態83)
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、エンティティによって実行される方法であって、
第1のネットワークノードへシグナリングすること(706)を有し、前記シグナリングは、前記第1のネットワークノードが1つ以上のリモートUEにサービスを提供しているとき、リレーユーザ装置(UE)が前記第1のネットワークノードと前記1つ以上のリモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有することを示す。
(実施形態84)
実施形態83の方法であって、
前記エンティティがネットワークの第2のネットワークノードであり、前記第2のネットワークノードは前記1つ以上のUEに最後にサービスを提供したネットワークノードである。
【0223】
グループCの実施形態
(実施形態85)
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するためのユーザ装置であって、
グループAの実施形態のいずれかの任意のステップを前記ユーザ装置に実行させるように構成された処理回路と、前記処理回路に電力を供給するように構成された電源回路と、を有する。
(実施形態86)
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するためのネットワークノードであって、
グループBの実施形態のいずれかの任意のステップを前記ネットワークノードに実行させるように構成された処理回路と、
前記処理回路に電力を供給するように構成された電源回路と、を有する。
(実施形態87)
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するためのユーザ装置(UE)であって、
無線信号を送信および受信するように構成されたアンテナと、
前記アンテナおよび処理回路に接続され、前記アンテナと前記処理回路との間で通信される信号を調整するように構成された無線フロントエンド回路と、
前記処理回路は、グループAの実施形態のいずれかの任意のステップを実行するように構成されており、
前記処理回路に接続され、前記処理回路によって処理される情報の前記UEへの入力を可能にするように構成された入力インタフェースと、
前記処理回路に接続され、前記処理回路によって処理された情報を前記UEから出力するように構成された出力インタフェースと、前記処理回路に接続され、前記UEに電力を供給するように構成された電池と、を有する。
(実施形態88)
オーバーザトップ(OTT)サービスを提供するために通信システムで動作するように構成されたホストであって、
ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザ装置(UE)への送信のためにセルラネットワークへ前記ユーザデータの送信を開始するように構成されたネットワークインターフェースとを有し、前記UEが通信インターフェースおよび処理回路を有し、前記UEの前記通信インタフェースおよび前記処理回路は、前記ユーザデータを前記ホストから受信するために、グループAの実施形態のいずれかの任意のステップを実行するように構成されている。
(実施形態89)
前の実施形態のホストであって、前記セルラネットワークは、前記ユーザデータを前記ホストから前記UEに送信するために前記UEと通信するように構成されたネットワークノードをさらに含む。
(実施形態90)
前述の2つの実施形態のホストであって、
前記ホストの前記処理回路はホストアプリケーションを実行するように構成され、それによって前記ユーザデータを提供し、前記ホストアプリケーションは、前記UEで稼働するクライアントアプリケーションとやり取りするように構成され、前記クライアントアプリケーションは前記ホストアプリケーションに関連付けられている。
(実施形態91)
ネットワークノードおよびユーザ装置(UE)をさ含む通信システムで動作するホストによって実施される方法であって、
ユーザデータを前記UEに提供することと、前記ネットワークノードを有するセルラネットワークを介してUEに前記ユーザデータを搬送する送信を開始することと、を有し、前記UEは、前記ホストから前記ユーザデータを受信するために、グループAの実施形態のいずれかの任意の動作を実行する。
(実施形態92)
前の実施形態の方法であって、
前記ホストにおいて、前記UEから前記ユーザデータを受信するために前記UEで稼働するクライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することをさらに含む。
(実施形態93)
前の実施形態の方法であって、
前記ホストにおいて、前記UEで稼働する前記クライアントアプリケーションに入力データを送信することをさらに有し、ここで前記入力データは前記ホストアプリケーションを実行することによって提供され、前記ユーザデータは前記ホストアプリケーションからの前記入力データに応答して前記クライアントアプリケーションによって提供される。
(実施形態94)
オーバーザトップ(OTT)サービスを提供するために通信システムで動作するように構成されたホストであって、
ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザ装置(UE)への送信のためにセルラネットワークへ前記ユーザデータの送信を開始するように構成されたネットワークインターフェースとを有し、前記UEが通信インターフェースおよび処理回路を有し、前記UEの前記通信インタフェースおよび前記処理回路は、前記ユーザデータを前記ホストに送信するために、グループAの実施形態のいずれかの任意のステップを実行するように構成されている。
(実施形態95)
前の実施形態のホストであって、前記セルラネットワークは、前記ユーザデータを前記UEから前記ホストに送信するために前記UEと通信するように構成されたネットワークノードをさらに含む。
(実施形態96)
前述の2つの実施形態のホストであって、
前記ホストの前記処理回路はホストアプリケーションを実行するように構成され、それによって前記ユーザデータを提供し、前記ホストアプリケーションは、前記UEで稼働するクライアントアプリケーションとやり取りするように構成され、前記クライアントアプリケーションは前記ホストアプリケーションに関連付けられている。
(実施形態97)
ネットワークノードおよびユーザ装置(UE)をさ含む通信システムで動作するように構成されたホストによって実施される方法であって、
前記ホストにおいて、前記UEによって前記ネットワークノードを介して前記ホストに送信されたユーザデータを受信することを有し、前記UEは、前記ユーザデータを前記ホストに送信するためにグループAの実施形態のいずれかの任意のステップを実行する。
(実施形態98)
前の実施形態の方法であって、
前記ホストにおいて、前記UEから前記ユーザデータを受信するために前記UEで稼働するクライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することをさらに含む。
(実施形態99)
前の実施形態の方法であって、
前記ホストにおいて、前記UEで稼働する前記クライアントアプリケーションに入力データを送信することをさらに有し、ここで前記入力データは前記ホストアプリケーションを実行することによって提供され、前記ユーザデータは前記ホストアプリケーションからの前記入力データに応答して前記クライアントアプリケーションによって提供される。
(実施形態100)
オーバーザトップ(OTT)サービスを提供するために通信システムで動作するように構成されたホストであって、
ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザ装置(UE)への送信のためにセルラネットワーク内のネットワークノードへ前記ユーザデータの送信を開始するように構成されたネットワークインターフェースとを有し、前記ネットワークノードが通信インターフェースおよび処理回路を有し、前記ネットワークノードの前記処理回路は、前記ユーザデータを前記ホストから前記UEに送信するために、グループBの実施形態のいずれかの任意の動作を実行するように構成されている。
(実施形態101)
前の実施形態のホストであって、
前記ホストの前記処理回路は前記ユーザデータを提供するホストアプリケーションを実行するように構成され、前記UEは、前記ホストからのユーザデータの前記送信を受信するために、前記ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成された処理回路を有する、通信システム。
(実施形態102)
ネットワークノードおよびユーザ装置(UE)をさ含む通信システムで動作するように構成されたホストで実施される方法であって、
ユーザデータを前記UEに提供することと、前記ネットワークノードを有するセルラネットワークを介してUEに前記ユーザデータを搬送する送信を開始することと、を有し、前記ネットワークノードは、前記ホストから前記UEに前記ユーザデータを送信するために、グループBの実施形態のいずれかの任意の動作を実行する。
(実施形態103)
前の実施形態の方法であって、前記ネットワークノードにおいて、前記UEのために前記ホストによって提供されたユーザデータを送信することをさらに有する。
(実施形態104)
前の2つの実施形態のいずれかの方法であって、前記ユーザデータは前記UEで稼働するクライアントアプリケーションとやり取りするホストアプリケーションを実行することによってホストで提供され、前記クライアントアプリケーションは前記ホストアプリケーションに関連付けられている。
(実施形態105)
オーバーザトップサービスを提供するように構成された通信システムであって、前記通信システムが、
ホストであって、
ユーザ装置(UE)のためのユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ここで前記ユーザデータは前記オーバーザトップサービスに関連付けられており、前記UEへの送信のためにセルラネットワークへ向けて前記ユーザデータの送信を開始するように構成されたネットワークインターフェースとを有し、前記ネットワークノードが通信インターフェースおよび処理回路を有し、前記ネットワークノードの前記処理回路は、前記ユーザデータを前記ホストから前記UEに送信するために、グループBの実施形態のいずれかの任意の動作を実行するように構成されている。
(実施形態106)
前の実施形態の通信システムであって、
前記ネットワークノード、および/または
前記ユーザ装置をさらに有する。
(実施形態107)
オーバーザトップ(OTT)サービスを提供するために通信システムで動作するように構成されたホストであって、
ユーザデータの受信を開始するように構成された処理回路と、セルラネットワーク内のネットワークノードから前記ユーザデータを受信するように構成されたネットワークインターフェースとを有し、前記ネットワークノードが通信インターフェースおよび処理回路を有し、前記ネットワークノードの前記処理回路は、前記ホストのために前記ユーザデータを前記UEから受信するために、グループBの実施形態のいずれかの任意の動作を実行するように構成されている。
(実施形態108)
前述の2つの実施形態のホストであって、
前記ホストの前記処理回路はホストアプリケーションを実行するように構成され、それによって前記ユーザデータを提供し、前記ホストアプリケーションは、前記UEで稼働するクライアントアプリケーションとやり取りするように構成され、前記クライアントアプリケーションは前記ホストアプリケーションに関連付けられている。
(実施形態109)
前述の2つの実施形態のホストであって、前記ユーザデータの受信を前記開始することは、前記ユーザデータを要求することを含む。
(実施形態110)
ネットワークノードおよびユーザ装置(UE)をさ含む通信システムで動作するように構成されたホストによって実施される方法であって、
前記ホストにおいて、UEからのユーザデータの受信を開始することと、ここで前記ユーザデータは前記ネットワークノードが前記UEから受信した送信に由来するものであり、前記ネットワークノードは、前記ホストのために前記UEから前記ユーザデータを受信するために、グループBの実施形態のいずれかの任意のステップを実行する。
(実施形態111)
前の実施形態の方法であって、前記ネットワークノードにおいて、前記受信したユーザデータを前記ホストに送信することをさらに有する。
【0224】
参照資料
1. RP-210823、NR Sidelink Relayの新しいWID
2. TR 38.836、V17.0.0「NRサイドリンクリレーの検討(リリース17)」
3. TS 38.331 V16.2.0「無線リソース制御(RRC)プロトコル仕様(リリース16)」
4. TS 38.321 V16.2.1「メディアアクセス制御(MAC)プロトコル仕様(リリース16)」
【0225】
略語
本開示では、以下の略語の少なくともいくつかが用いられうる。略称の間に矛盾がある場合は、先の説明での使い方を優先すべきである。以下に複数回記載されている場合は、最初の記載を優先すべきである。
CA キャリアアグリゲーション
CBR チャネルビジー率
CQI チャネル品質インジケータ
CSI チャネル状態情報
DFN 直接フレーム番号
DL ダウンリンク
DRX 間欠受信
FDD 周波数分割多重
GNSS グローバルナビゲーション衛星システム
HARQ ハイブリッド自動再送要求
IE 情報要素
MAC メディアアクセス制御
MIB マスター情報ブロック
NSPS 国家安全保障および公安
OoC カバレッジ外
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDCP パケットデータコンバージェンスプロトコル
PDU プロトコルデータユニット
PHY 物理(レイヤ)
PL 経路損失
PMI プリコーディングマトリックスインジケータ
ProSe 近接サービス
PSCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PSSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
RL リレー
RLC 無線リンク制御
RM リモート
RI ランクインジケータ
RRC 無線リソース制御
RSRP 基準信号受信電力
RSSI 受信信号強度インジケータ
RX 受信、受信器
SFN システムフレーム番号
SIB システム情報ブロック
SINR 信号対干渉雑音比
SL サイドリンク
SLRB サイドリンク無線ベアラ
SLSS サイドリンク同期信号
SMF セッション管理機能
SynchUE 同期UE
SR-RNTI サイドリンクリレー無線ネットワーク仮識別子
TDD 時分割多重
TETRA 地上トランク無線
TX 送信、送信器
UE ユーザ装置
UL アップリンク
UPF ユーザプレーン機能
V2V 車車間通信
V2X 車両-任意物体間通信

1x RTT:CDMA2000における1x無線送信技術
3GPP: 第3世代パートナーシッププロジェクト
5G: 第5世代
6G: 第6世代
ABS: ほとんど空白のサブフレーム
ARQ: 自動再送要求
AWGN: 加法性の白色ガウス雑音
BCCH: 同報制御チャネル
BCH: 同報チャネル
CA: キャリアアグリゲーション
CC: キャリアコンポーネント
CCCH SDU: 共通制御チャネルSDU
CDMA: 符号分割多元接続
CGI: セルグローバル識別子
CIR: チャネルインパルス応答
CP: サイクリックプレフィックス
CPICH: 共通パイロットチャネル
CPICH Ec/No: チップあたりのCPICH受信エネルギーをバンドの電力密度で割ったもの
CQI: チャネル品質情報
C-RNTI: セルRNTI
CSI: チャネル状態情報
DCCH: 専用制御チャネル
DL: ダウンリンク
DM: 復調
DMRS: 復調基準信号
DRX: 間欠受信
DTX: 間欠送信
DTCH: 専用トラフィックチャネル
DUT: 被試験デバイス
E-CID: 拡張セルID(測位方式)
eMBMS: 進化型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス
E-SMLC: 進化型サービングモバイルロケーションセンタ
ECGI: 進化型CGI
eNB: E-UTRANノードB
ePDCCH: 拡張物理ダウンリンク制御チャネル
E-SMLC: 進化型サービングモバイルロケーションセンタ
E-UTRA: 進化型UTRA
E-UTRAN: 進化型UTRAN
FDD: 周波数分割多重
FFS: さらなる検討材料
gNB: NRにおける基地局
GNSS: グローバルナビゲーション衛星システム
HARQ: ハイブリッド自動再送要求
HO: ハンドオーバ
HSPA: 高速パケットアクセス
HRPD: 高速パケットデータ
LOS: ラインオブサイト(見通し線)
LPP: LTE測位プロトコル
LTE: ロングタームエボリューション
MAC: メディアアクセス制御
MAC: メッセージ認証コード
MBSFN: マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス単一周波数ネットワーク
MBSFN ABS MBSFN: ほとんど空白のサブフレーム
MDT: 最小化ドライブテスト
MIB: マスター情報ブロック
MME: モビリティ管理エンティティ
MSC: 移動通信交換局
ePDCCH: 拡張物理ダウンリンク制御チャネル
NR: ニューラジオ
OCNG: OFDMAチャネルノイズ発生器
OFDM: 直交周波数分割多重
OFDMA: 直交周波数分割多元接続
OSS: 運用サポートシステム
OTDOA: 観測された到達時間差
O&M: 運用および保守
PBCH: 物理同報チャネル
P-CCPCH: プライマリ共通制御物理チャネル
PCell: プライマリセル
PCFICH: 物理制御フォーマットインジケータチャネル
PDCCH: 物理ダウンリンク制御チャネル
PCDP: パケットデータコンバージェンスプロトコル
PDP: 電力遅延プロファイル
PDSCH: 物理ダウンリンク共有チャネル
PGW: パケットゲートウェイ
PHICH: 物理ハイブリッドARQインジケーション
PLMN: 公衆陸上モバイルネットワーク
PMI: プリコーダマトリックスインジケータ
PRACH: 物理ランダムアクセスチャネル
PRS: 測位基準信号
PSS: プライマリ同期信号
PUCCH: 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH: 物理アップリンク共有チャネル
RACH: ランダムアクセスチャネル
QAM: 直交振幅変調
RAN: 無線アクセスネットワーク
RAT: 無線アクセス技術
RLC: 無線リンク制御
RLM: 無線リンク管理
RNC: 無線ネットワークコントローラ
RNIT: 無線ネットワーク仮識別子
RRC: 無線リソース制御
RRM: 無線リソース管理
RS: 基準信号
RSCP: 受信信号符号電力
RSRP: 基準シンボル受信電力または基準信号受信電力
RSRQ: 基準信号受信品質または基準シンボル受信品質
RSSI: 受信信号強度インジケータ
RSTD: 基準信号時間差
SCH: 同期チャネル
SCell: セカンダリセル
SDAP: サービスデータアダプテーションプロトコル
SDU: サービスデータユニット
SFN: システムフレーム番号
SGW: サービングゲートウェイ
SI: システム情報
SIB: システム情報ブロック
SNR: 信号対ノイズ比
SON: 自己最適化ネットワーク
SS: 同期信号
SSS: セカンダリ同期信号
TDD: 時分割多重
TDOA: 到達時間差
TOA: 到達時刻
TSS: ターシャリ同期信号
TTI: 送信時間間隔
UE: ユーザ装置
UL: アップリンク
USIM: ユニバーサル加入者識別モジュール
UTDOA: アップリンク到達時間差
WCDMA: 広帯域CDMA
WLAN: ワイドローカルエリアネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2023-11-27
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、リモートユーザ装置(UE)によって実行される方法であって、
前記リモートUEからリレーUEを介した第1のネットワークノードへのシグナリングに応答して、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードから第1のメッセージを受信すること(402)を有し、
前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方が無線リソース制御(RRC)アイドル状態であり、前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める第1の要求を含み、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める前記第1の要求を含んだ前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングによって示し、
前記第1のメッセージは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記リモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含み、前記リレーUEは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する、方法。
【請求項2】
前記第1のメッセージは前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインターフェースおよび、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインターフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して受信され、および/または
前記第1のメッセージはUuRRCメッセージで受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記識別情報が、前記第1のネットワークノードによって、または前記リレーUEによって前記リモートUEに割り当てられる、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは第2の要求を含み、前記第1のメッセージは前記第2の要求に対する応答であり、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記確立された接続を用いるための命令を含み、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再開されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記再開された接続を用いるための命令を含み、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再確立された接続を用いるための命令を含み、または、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再構成されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再構成された接続を用いるための命令を含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める第3の要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対するRRC接続のセットアップを求める第4の要求、および、
前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報、
の1つ以上を含んだ前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングによって示す、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記第3の要求、および前記リモートUEを特定する前記識別子の1つ以上を有し、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースと、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインタフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)とを介したものであり、および/または、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する、請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、前記リモートUEに識別情報を割り当てる必要があることの前記インジケータとの一方または両方と、ここで前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングはRRCシグナリングであり、および/または、
前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める前記第4の要求と、を含む、請求項5から7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモート前記UEがリレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングにより、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、リレーユーザ装置(UE)によって実行される方法であって、
前記ネットワークの第1のネットワークノードから、リモートUEを宛先とし、前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記リモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含んだ第1のメッセージを受信すること(502)と、ここで前記リレーUEは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているときに前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有し、
前記リモートUEから前記リレーUEを介した前記第1のネットワークノードへのシグナリングに応答して、前記識別情報を含んだ前記第1のメッセージの前記リモートUEへ向けた送信を開始すること(504)と、を有し、
前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方が無線リソース制御(RRC)アイドル状態であり、前記リモートUEからの前記シグナリングが前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める第1の要求を含み、
前記リモートUEからの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める前記第1の要求を含んだ前記リモートUEからの前記シグナリングによって示す、方法。
【請求項11】
前記第1のメッセージの前記送信は、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインターフェースを介して、あるいは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)を介して、開始される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記リモートUEからの前記シグナリングは第2の要求を含み、前記第1のメッセージは前記第2の要求に対する応答であり、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記確立された接続を用いるための命令を含み、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再開されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記再開された接続を用いるための命令を含み、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再確立された接続を用いるための命令を含み、または、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再構成されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再構成された接続を用いるための命令を含む、請求項10または11に記載の方法。
【請求項13】
前記リモートUEからの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める第3の要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対するRRC接続のセットアップを求める第4の要求、および、
前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報、
の1つ以上を含んだ前記リモートUEからの前記シグナリングによって示す、請求項10から12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または、
前記リモートUEからの前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記リモートUEからの前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記第3の要求、および前記リモートUEを特定する識別子の1つ以上を含み、
前記リモートUEからの前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースと、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインタフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)とを介したものであり、および/または、
前記リモートUEからの前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する、請求項13または14に記載の方法。
【請求項16】
前記リモートUEからの前記シグナリングは、
前記リモートUEに識別情報を割り当てる必要があることの前記インジケータと、ここで前記リモートUEからの前記シグナリングはRRCシグナリングであり、および/または、
前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める前記第4の要求と、を含む、請求項13から15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記リモートUEからの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記リモートUEからの前記シグナリングにより、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す、請求項10から16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のネットワークノードへシグナリングすることを有し、前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示し、前記第1のメッセージは前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングに応答して受信される、請求項10から17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める第3の要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対するRRC接続のセットアップを求める第4の要求、および、
前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報、
の1つ以上を含んだ前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングによって示す、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記第3の要求、および前記リモートUEを特定する識別子の1つ以上を有し、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースと、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインタフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)とを介したものであり、および/または、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する、請求項19または20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、前記リモートUEに識別情報を割り当てる必要があることの前記インジケータとの一方または両方と、ここで前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングはRRCシグナリングであり、および/または、
前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める前記第4の要求と、を含む、請求項19から21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモート前記UEがリレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングにより、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す、請求項18から22のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、エンティティによって実行される方法であって、
第1のネットワークノードへシグナリングすること(702)を有し、前記エンティティはリモートユーザ装置(UE)であり、かつ前記シグナリングはリレーUEを介したものであり、または前記エンティティは前記リレーUEであり、
前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方が無線リソース制御(RRC)アイドル状態であり、前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングが前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める第1の要求を含み、
前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める前記第1の要求を含んだ前記第1のネットワークノードへの前記シグナリングによって示し、
前記リレーUEは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているとき、前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有する、方法。
【請求項25】
ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理するための、前記ネットワークの第1のネットワークノードによって実行される方法であって、
エンティティからのシグナリングに応答して、リレーUEを介してリモートユーザ装置(UE)に向けて第1のメッセージの送信を開始すること(602)を有し、前記エンティティは前記リモートUEであり、かつ前記シグナリングは前記リレーUEを介したものであり、または前記エンティティは前記リレーUEであり、
前記リレーUEおよび前記リモートUEの一方または両方が無線リソース制御(RRC)アイドル状態であり、前記エンティティからの前記シグナリングが前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める第1の要求を含み、
前記エンティティからの前記シグナリングは前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、前記リモートUEに前記第1のネットワークノードにランダムにアクセスすることを求める前記第1の要求を含んだ前記エンティティからの前記シグナリングによって示し、
前記リレーUEは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているとき、前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継する能力を有し、前記第1のメッセージは前記第1のネットワークノードが前記リモートUEにサービスを提供しているとき、前記リモートUEを前記第1のネットワークノードに特定する際に用いるための識別情報を含む、方法。
【請求項26】
前記シグナリングは第2の要求を含み、前記第1のメッセージは前記第2の要求に対する応答であり、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記確立された接続を用いるための命令を含み、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再開されるべき接続を求める要求であり、前記応答は、前記リモートUEが前記再開された接続を用いるための命令を含み、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再確立されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再確立された接続を用いるための命令を含み、または、
前記第2の要求は、前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべき前記リモートUEのために再構成されるべき接続を求める要求であり、前記応答は前記リモートUEが前記再構成された接続を用いるための命令を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを、
有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かのインジケータ、
前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める第3の要求、
前記リモートUEを特定する識別子、
前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであるというインジケータ、
前記リモートUEへの識別情報の割り当てが必要であることのインジケータ、
前記リモートUEに対するRRC接続のセットアップを求める第4の要求、および、
前記リレーUEが前記第1のネットワークノードと前記リモートUEとの間でネットワークトラフィックを中継するためのものであることを示す情報、
の1つ以上を含んだ前記シグナリングによって示す、請求項25または26に記載の方法。
【請求項28】
前記リモートUEを特定する前記識別子が、前記リモートUEに対してRRC接続をセットアップされることを通知し、および/または、
前記シグナリングが、前記リモートUEと前記リレーUEとのペアリングに関する情報をさらに有し、前記ペアリングに関する前記情報が、前記リモートUEに対してRRC接続がセットアップされることを通知する、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記シグナリングは、有効な識別情報が前記リモートUEに割り当て済みか否かの前記インジケータ、前記リモートUEに割り当てられる識別情報を求める前記第3の要求、および前記リモートUEを特定する識別子の1つ以上を含み、
前記シグナリングは、前記リモートUEと前記リレーUEとの間のサイドリンクインタフェースと、前記リレーUEと前記第1のネットワークノードとの間のUuインタフェースまたは予め規定されたプロトコルレイヤ内のパケット制御ユニット(PCU)とを介したものであり、および/または、
前記シグナリングが、前記リモートUEに割り当て済みの前記識別情報が無効である場合、および/または前記第1のネットワークノードが前記リモートUEに最後にサービスを提供した前記ネットワークの第2のネットワークノードとは異なるネットワークノードである場合にのみ発生する、請求項27または28に記載の方法。
【請求項30】
前記シグナリングは、
前記シグナリングが前記リレーUEを介した前記リモートUEからのものであることの前記インジケータと、前記リモートUEに識別情報を割り当てる必要があることの前記インジケータとの一方または両方と、ここで前記シグナリングはRRCシグナリングであり、および/または、
前記リモートUEに割り当て済みの識別情報が無効であり、および/または前記リレーUEがRRC接続状態であれば、前記リモートUEのためにRRC接続のセットアップを求める前記第4の要求と、を含む、請求項27から29のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記シグナリングは、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードに接続したこと、および/または前記第1のネットワークノードが前記リレーUEを介して前記リモートUEにサービスを提供し始めたことを示す前記シグナリングにより、前記リモートUEが前記リレーUEを介して前記第1のネットワークノードによってサービスの提供を受けるべきであることを示す、請求項25から30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
システムによって実行される方法であって、
請求項1から9のいずれか1項に記載の方法と、
請求項10から23のいずれか1項に記載の方法と、
請求項24に記載の方法と、
請求項25から31のいずれか1項に記載の方法と、の任意の2つ以上を含む、方法。
【請求項33】
リモートユーザ装置(UE)(900)であって、
請求項1から9および/または24のいずれか1項に従って動作するように構成された処理回路(902)を有する、リモートUE(900)。
【請求項34】
前記処理回路(902)によって実行されると、前記リモートUE(900)を請求項1から9および/または24のいずれか1項に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリ(910)を有する、請求項33に記載のリモートUE(900)。
【請求項35】
リレーユーザ装置(UE)(900)であって、
請求項10から23および/または24のいずれか1項に従って動作するように構成された処理回路(902)を有する、リレーUE(900)。
【請求項36】
前記処理回路(902)によって実行されると、前記リレーUE(900)を請求項10から23および/または24のいずれか1項に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリ(910)を有する、請求項35に記載のリレーUE(900)。
【請求項37】
第1のネットワークノード(1000)であって、
請求項25から31のいずれか1項に従って動作するように構成された処理回路(1002)を有する、第1のネットワークノード(1000)。
【請求項38】
前記処理回路(1002)によって実行されると、前記第1のネットワークノード(1000)を請求項25から31のいずれか1項に従って動作させる命令を格納するための少なくとも1つのメモリ(1004)を有する、請求項37に記載の第1のネットワークノード(1000)。
【請求項39】
システムであって、
請求項33または34に記載のリモートUE(900)と、
請求項35または36に記載のリレーUE(900)と、
請求項37または38に記載の第1のネットワークノード(1000)と、の任意の2つ以上を有する、システム。
【請求項40】
処理回路によって実行されると、前記処理回路に、請求項1から9のいずれか1項、請求項10から23のいずれか1項、請求項24、および/または請求項25から31のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を有するコンピュータプログラム。
【請求項41】
請求項40に記載のコンピュータプログラムを格納した機器可読媒体。
【国際調査報告】