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特表2024-517587インテリジェントアシスタントによるコンテンツ生成
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】インテリジェントアシスタントによるコンテンツ生成
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/90 20190101AFI20240416BHJP
   H04L 51/02 20220101ALI20240416BHJP
   H04L 67/306 20220101ALI20240416BHJP
   G06F 16/9035 20190101ALI20240416BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20240416BHJP
【FI】
G06F16/90 100
H04L51/02
H04L67/306
G06F16/9035
G06F3/0481
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023561156
(86)(22)【出願日】2022-04-07
(85)【翻訳文提出日】2023-10-03
(86)【国際出願番号】 US2022023826
(87)【国際公開番号】W WO2022216926
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】63/172,371
(32)【優先日】2021-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523377173
【氏名又は名称】パラドックス,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002321
【氏名又は名称】弁理士法人永井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】オスト,ステファン デレク
(72)【発明者】
【氏名】サルセダ,ジェシカ アンナ
【テーマコード(参考)】
5B175
5E555
【Fターム(参考)】
5B175HA01
5E555AA44
5E555BA01
5E555BA78
5E555BA79
5E555BB01
5E555BC19
5E555CB44
5E555CC19
5E555DB41
5E555EA03
5E555EA05
5E555EA15
5E555FA00
(57)【要約】
計算システムが、サードパーティ計算システムに関連するコンテンツと対話しているユーザからユーザ活動データを受信する。計算システムは、ユーザ活動データに基づいてユーザのためのプロファイルを生成する。プロファイルはユーザに関する属性を示すタグを含む。計算システムはユーザとインテリジェントアシスタントとの間の通信セッションをチャットインタフェースを介して確立する。計算システムはユーザからインテリジェントアシスタントへのメッセージを受信する。計算システムは、関連コンテンツの取得をトリガする少なくとも1つのキーワードをメッセージが含むと判定する。判定することに基づき、計算システムはユーザプロファイルに関連するタグに基づいてキーワードに関連する及びユーザに関するコンテンツを取得する。計算システムは、チャットインタフェースの傍らでユーザに関連するクライアント装置にコンテンツを表示させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
計算システムにより、サードパーティ計算システムに関連するコンテンツと対話しているユーザからユーザ活動データを受信することであって、前記ユーザ活動データは前記コンテンツを提示するアプリケーションに関連するコード内に投入される1つ又は複数のインテグレーションによって受信され、前記アプリケーションは前記計算システムによってホストされるインテリジェントアシスタントに前記ユーザをリンクするチャットインタフェースを含む、受信すること、
前記計算システムにより、前記ユーザ活動データに基づいて前記ユーザのためのプロファイルを生成することであって、前記プロファイルは前記ユーザに関する属性を示すタグを含む、生成すること、
前記計算システムにより、前記ユーザと前記インテリジェントアシスタントとの間の通信セッションを前記チャットインタフェースを介して確立すること、
前記計算システムにより、前記ユーザから前記インテリジェントアシスタントへのメッセージを受信すること、
前記計算システムにより、関連コンテンツの取得をトリガする少なくとも1つのキーワードを前記メッセージが含むと判定すること、
前記判定することに基づき、前記計算システムにより、前記ユーザプロファイルに関連する前記タグに基づいて前記キーワードに関連する及び前記ユーザに関するコンテンツを取得すること、及び
前記計算システムにより、前記チャットインタフェースの傍らで前記ユーザに関連するクライアント装置に前記コンテンツを表示させること
を含む、方法。
【請求項2】
前記計算システムによって前記ユーザ活動データを受信することが、
前記アプリケーションにアップロードされた文書を受信すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記計算システムにより、前記ユーザ活動データに基づいて前記ユーザのための前記プロファイルを生成することが、
前記文書に自然言語処理技法を適用して前記文書から前記ユーザに関する関連情報を抽出すること、及び
前記関連情報に基づいて前記ユーザにタグを割り当てること
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記計算システムによって前記ユーザ活動データを受信することが、
インターネットプロトコルアドレス情報、前記ユーザの訪問元の追加のウェブサイト、閲覧された前記ウェブサイトのウェブページ、閲覧された前記ウェブサイトの部分、前記ウェブサイトの各ウェブページ上で費やされた時間、カーソルの動き、及びブラウザの言語のうちの1つ又は複数を含む活動データを受信すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記計算システムにより、前記ユーザから前記インテリジェントアシスタントへの追加のメッセージを受信すること、
前記計算システムにより、前記追加のメッセージが少なくとも1つの追加のキーワードを含むと判定すること、
前記判定することに基づき、前記計算システムにより、前記ユーザプロファイルに関連する前記タグに基づいて少なくとも1つの追加のキーワードに関連する及び前記ユーザに関する追加のコンテンツを取得すること、及び
前記計算システムにより、前記チャットインタフェースの傍らで前記ユーザに関連する前記クライアント装置に前記追加のコンテンツを表示させること
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記追加のメッセージが前記少なくとも1つの追加のキーワードを含むと判定することに応答し、前記計算システムによって前記ユーザの前記プロファイルを更新すること
を更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記計算システムにより、前記ユーザ活動データに基づいて前記ユーザのための前記プロファイルを生成することが、
前記ユーザ活動データに対して1つ又は複数のヒューリスティックを適用して前記プロファイルを生成すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
計算システムによって実行されるとき、
前記計算システムにより、サードパーティ計算システムに関連するコンテンツと対話しているユーザからユーザ活動データを受信することであって、前記ユーザ活動データは前記コンテンツを提示するアプリケーションに関連するコード内に投入される1つ又は複数のインテグレーションによって受信され、前記アプリケーションは前記計算システムによってホストされるインテリジェントアシスタントに前記ユーザをリンクするチャットインタフェースを含む、受信すること、
前記計算システムにより、前記ユーザ活動データに基づいて前記ユーザのためのプロファイルを生成することであって、前記プロファイルは前記ユーザに関する少なくとも1つの属性を示すタグを含む、生成すること、
前記計算システムにより、前記ユーザと前記インテリジェントアシスタントとの間の通信セッションを前記チャットインタフェースを介して確立すること、
前記計算システムにより、前記ユーザから前記インテリジェントアシスタントへのメッセージを受信すること、
前記計算システムにより、関連コンテンツの取得をトリガする少なくとも1つのキーワードを前記メッセージが含むと判定すること、
前記判定することに基づき、前記計算システムにより、前記ユーザプロファイルに関連する前記タグに基づいて前記キーワードに関連する及び前記ユーザに関するコンテンツを取得すること、及び
前記計算システムにより、前記チャットインタフェースの傍らで前記ユーザに関連するクライアント装置に前記コンテンツを表示させること
を含む操作を計算システムに行わせる命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項9】
前記計算システムによって前記ユーザ活動データを受信することが、
前記アプリケーションにアップロードされた文書を受信すること
を含む、請求項8に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項10】
前記計算システムにより、前記ユーザ活動データに基づいて前記ユーザのための前記プロファイルを生成することが、
前記文書に自然言語処理技法を適用して前記文書から前記ユーザに関する関連情報を抽出すること、及び
前記関連情報に基づいて前記ユーザにタグを割り当てること
を含む、請求項9に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項11】
前記計算システムによって前記ユーザ活動データを受信することが、
インターネットプロトコルアドレス情報、前記ユーザの訪問元の追加のウェブサイト、閲覧された前記ウェブサイトのウェブページ、閲覧された前記ウェブサイトの部分、前記ウェブサイトの各ウェブページ上で費やされた時間、カーソルの動き、及びブラウザの言語のうちの1つ又は複数を含む活動データを受信すること
を含む、請求項8に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記計算システムにより、前記ユーザから前記インテリジェントアシスタントへの追加のメッセージを受信すること、
前記計算システムにより、前記追加のメッセージが少なくとも1つの追加のキーワードを含むと判定すること、
前記判定することに基づき、前記計算システムにより、前記ユーザプロファイルに関連する前記タグに基づいて前記少なくとも1つの追加のキーワードに関連する及び前記ユーザに関する追加のコンテンツを取得すること、及び
前記計算システムにより、前記チャットインタフェースの傍らで前記ユーザに関連する前記クライアント装置に前記追加のコンテンツを表示させること
を更に含む、請求項8に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項13】
前記追加のメッセージが前記少なくとも1つの追加のキーワードを含むと判定することに応答し、前記計算システムによって前記ユーザの前記プロファイルを更新すること
を更に含む、請求項12に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項14】
前記計算システムにより、前記ユーザ活動データに基づいて前記ユーザのための前記プロファイルを生成することが、
前記ユーザ活動データに対して1つ又は複数のヒューリスティックを適用して前記プロファイルを生成すること
を含む、請求項8に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項15】
システムであって、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行されるとき、
サードパーティ計算システムに関連するコンテンツと対話しているユーザからユーザ活動データを受信することであって、前記ユーザ活動データは前記コンテンツを提示するアプリケーションに関連するコード内に投入される1つ又は複数のインテグレーションによって受信され、前記アプリケーションはシステムによってホストされるインテリジェントアシスタントに前記ユーザをリンクするチャットインタフェースを含む、受信すること、
前記ユーザ活動データに基づいて前記ユーザのためのプロファイルを生成することであって、前記プロファイルは前記ユーザに関する属性を示すタグを含む、生成すること、
前記ユーザと前記インテリジェントアシスタントとの間の通信セッションを前記チャットインタフェースを介して確立すること、
前記ユーザから前記インテリジェントアシスタントへのメッセージを受信すること、
関連コンテンツの取得をトリガする少なくとも1つのキーワードを前記メッセージが含むと判定すること、
前記判定することに基づき、前記ユーザプロファイルに関連する前記タグに基づいて前記キーワードに関連する及び前記ユーザに関するコンテンツを取得すること、及び
前記チャットインタフェースの傍らで前記ユーザに関連するクライアント装置に前記コンテンツを表示させること
を含む操作を前記システムに行わせるプログラミング命令が記憶されているメモリと
を含む、システム。
【請求項16】
前記計算システムによって前記ユーザ活動データを受信することが、
前記アプリケーションにアップロードされた文書を受信すること
を含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記ユーザ活動データに基づいて前記ユーザのための前記プロファイルを生成することが、
前記文書に自然言語処理技法を適用して前記文書から前記ユーザに関する関連情報を抽出すること、及び
前記関連情報に基づいて前記ユーザにタグを割り当てること
を含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記ユーザ活動データを受信することが、
インターネットプロトコルアドレス情報、前記ユーザの訪問元の追加のウェブサイト、閲覧されたウェブサイトのウェブページ、閲覧された前記ウェブサイトの部分、前記ウェブサイトの各ウェブページ上で費やされた時間、カーソルの動き、及びブラウザの言語のうちの1つ又は複数を含む活動データを受信すること
を含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項19】
前記操作が、
前記ユーザから前記インテリジェントアシスタントへの追加のメッセージを受信すること、
前記追加のメッセージが少なくとも1つの追加のキーワードを含むと判定すること、
前記判定することに基づき、前記ユーザプロファイルに関連する前記タグに基づいて前記少なくとも1つの追加のキーワードに関連する及び前記ユーザに関する追加のコンテンツを取得すること、及び
前記チャットインタフェースの傍らで前記ユーザに関連する前記クライアント装置に前記追加のコンテンツを表示させること
を更に含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項20】
前記追加のメッセージが前記少なくとも1つの追加のキーワードを含むと判定することに応答し、前記ユーザの前記プロファイルを更新すること
を更に含む、請求項19に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、参照によりその全体を本明細書に援用する、2021年4月8日に出願された米国仮特許出願第63/172,371号の優先権を主張する。
【0002】
本明細書で開示する実施形態は、一般にインテリジェントアシスタントを使用するコンテンツ生成システムに関する。
【背景技術】
【0003】
今日、サードパーティシステムによって提供されるコンテンツは殆ど静的であり、訪問者が情報を検索することを必要とする。同様に、人間又は自動化チャットとの対話型チャットに参加するとき、会話は線形でありスクリプト化される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一部の実施形態では、本明細書で方法が開示される。計算システムが、サードパーティ計算システムに関連するコンテンツと対話しているユーザからユーザ活動データを受信する。ユーザ活動は、コンテンツを提示するアプリケーションに関連するコード内に投入される1つ又は複数のインテグレーションによって受信される。アプリケーションは、計算システムによってホストされるインテリジェントアシスタントにユーザをリンクするチャットインタフェースを含む。計算システムは、ユーザの活動データに基づいてユーザのためのプロファイルを生成する。プロファイルはユーザに関する属性を示すタグを含む。計算システムはユーザとインテリジェントアシスタントとの間の通信セッションをチャットインタフェースを介して確立する。計算システムはユーザからインテリジェントアシスタントへのメッセージを受信する。計算システムは、関連コンテンツの取得をトリガする少なくとも1つのキーワードをメッセージが含むと判定する。判定することに基づき、計算システムはユーザのプロファイルに関連するタグに基づいてキーワードに関連する及びユーザに関するコンテンツを取得する。計算システムは、チャットインタフェースの傍らでユーザに関連するクライアント装置にコンテンツを表示させる。
【0005】
一部の実施形態では、本明細書で非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。非一時的コンピュータ可読媒体は、計算システムによって実行されるとき、計算システムに操作を行わせる命令を含む。操作は、サードパーティ計算システムに関連するコンテンツと対話しているユーザからの活動データを計算システムから受信することを含む。ユーザ活動は、コンテンツを提示するアプリケーションに関連するコード内に投入される1つ又は複数のインテグレーションによって受信される。アプリケーションは、計算システムによってホストされるインテリジェントアシスタントにユーザをリンクするチャットインタフェースを含む。この操作は、ユーザの活動データに基づいてユーザのためのプロファイルを計算システムによって生成することを更に含む。プロファイルはユーザに関する属性を示すタグを含む。この操作は、ユーザとインテリジェントアシスタントとの間の通信セッションをチャットインタフェースを介して計算システムによって確立することを更に含む。この操作は、ユーザからインテリジェントアシスタントへのメッセージを計算システムから受信することを更に含む。この操作は、関連コンテンツの取得をトリガする少なくとも1つのキーワードをメッセージが含むと計算システムによって判定することを更に含む。この操作は、判定することに基づき、ユーザのプロファイルに関連するタグに基づいてキーワードに関連する及びユーザに関するコンテンツを計算システムによって取得することを更に含む。この操作は、チャットインタフェースの傍らでユーザに関連するクライアント装置に計算システムによってコンテンツを表示させることを更に含む。
【0006】
一部の実施形態では、本明細書でシステムが開示される。このシステムはプロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサによって実行されるとき、システムに操作を行わせるプログラミング命令を記憶する。操作は、サードパーティ計算システムに関連するコンテンツと対話しているユーザから活動データを受信することを含む。ユーザ活動は、コンテンツを提示するアプリケーションに関連するコード内に投入される1つ又は複数のインテグレーションによって受信される。アプリケーションは、計算システムによってホストされるインテリジェントアシスタントにユーザをリンクするチャットインタフェースを含む。この操作は、ユーザの活動データに基づいてユーザのためのプロファイルを生成することを更に含む。プロファイルはユーザに関する属性を示すタグを含む。この操作は、ユーザとインテリジェントアシスタントとの間の通信セッションをチャットインタフェースを介して確立することを更に含む。この操作は、ユーザからインテリジェントアシスタントへのメッセージを受信することを更に含む。この操作は、関連コンテンツの取得をトリガする少なくとも1つのキーワードをメッセージが含むと判定することを更に含む。この操作は、判定することに基づき、ユーザのプロファイルに関連するタグに基づいてキーワードに関連する及びユーザに関するコンテンツを取得することを更に含む。この操作は、チャットインタフェースの傍らでユーザに関連するクライアント装置にコンテンツを表示させることを更に含む。
【0007】
本開示の上記で挙げた特徴の様式を詳細に理解することができるように、上記で簡潔に要約した本開示のより具体的な説明を実施形態に関して得ることができ、実施形態の一部は添付図面に示してある。但し、添付図面は本開示の典型的な実施形態を示すに過ぎず、従って本発明の範囲を限定すると考えるべきではなく、本開示は他の同等に効果的な実施形態を認め得ることに留意すべきである。
【0008】
理解を促進するために、複数の図面に共通の同一要素を指し示すために可能である場合は同一の参照番号を使用している。或る実施形態の中で開示する要素は、特に詳説することなく他の実施形態に対して有益に利用できると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】或る例示的実施形態による、計算環境を示すブロック図である。
図2】実施形態の一例による、計算環境100内の情報のフローを示すブロック図である。
図3A】実施形態の一例による、サードパーティシステムによってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェースのビューの一例を示す。
図3B】実施形態の一例による、サードパーティシステムによってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェースのビューの一例を示す。
図3C】実施形態の一例による、サードパーティシステムによってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェースのビューの一例を示す。
図3D】実施形態の一例による、サードパーティシステムによってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェースのビューの一例を示す。
図3E】実施形態の一例による、サードパーティシステムによってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェースのビューの一例を示す。
図3F】実施形態の一例による、サードパーティシステムによってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェースのビューの一例を示す。
図4】実施形態の一例による、グラフィカルユーザインタフェースを生成する方法の流れ図である。
図5A】実施形態の一例による、システムバス計算システムのアーキテクチャを示す。
図5B】実施形態の一例による、チップセットアーキテクチャを有するコンピュータシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書に記載する1つ又は複数の技法は、ユーザに関するコンテキスト情報がインテリジェントアシスタントとの通信セッションによって発見されるとき、かかる情報を提供することによって従来のインテリジェントアシスタントエクスペリエンスシステムを改善する。例えば通信セッションの最中に、本システムはインテリジェントアシスタントと論じられるトピックに関するコンテンツをユーザに与えることができる。このようにして、表示されるコンテンツはかかるユーザに関するデータに基づいてユーザのために個人化され得る。
【0011】
本明細書で使用するとき、「ユーザ」という用語は、例えば計算装置又は無線装置を所有する人物又はエンティティ、計算装置又は無線装置を操作又は利用する人物又はエンティティ、又は計算装置又は無線装置に別様に関連する人物又はエンティティを含む。「ユーザ」という用語は限定的であることは意図せず、記載するものを上回る様々な例を含み得ると考えられる。
【0012】
図1は、一実施形態による計算環境100を示すブロック図である。計算環境100は、ネットワーク105を介して通信する少なくとも1つ又は複数のクライアント装置102、組織計算システム104、及びサードパーティシステム106を含み得る。
【0013】
ネットワーク105は、セルラネットワーク又はWi-Fiネットワーク等、インターネットによる個別接続を含む任意の適切な種類のものであり得る。一部の実施形態では、ネットワーク105が無線自動識別(RFID)、近距離無線通信(NFC)、Bluetooth(商標)、低エネルギBluetooth(商標)(BLE)、Wi-Fi(商標)、ZigBee(商標)、周囲後方散乱通信(ABC)プロトコル、USB、WAN、又はLAN等の直接接続を使用して端末、サービス、及びモバイル装置を接続し得る。伝送される情報は個人的又は機密であり得るので、これらの種類の接続の1つ又は複数が暗号化され或いは保護されることをセキュリティ上の懸念が要求し得る。しかし一部の実施形態では、伝送される情報があまり個人的でない場合があり、そのためセキュリティに優先して便宜のためにネットワーク接続が選択され得る。
【0014】
ネットワーク105は、データをやり取りするために使用される任意の種類のコンピュータネットワーキング構成を含み得る。例えばネットワーク105は、インターネット、プライベートデータネットワーク、パブリックネットワークを使用する仮想プライベートネットワーク、及び/又は計算環境100内のコンポーネントが計算環境100のコンポーネントとの間で情報を送信及び受信することを可能にする他の適切な接続であり得る。
【0015】
クライアント装置102はユーザによって操作され得る。例えばクライアント装置102はモバイル装置、タブレット、デスクトップコンピュータ、又は本明細書に記載の機能を有する任意の計算システムであり得る。クライアント装置102は顧客に属する又は与えることができ、又は借りられ、貸与され、若しくは共用され得る。顧客は、サードパーティシステム106に関連するエンティティでの雇用に興味があり得る個人等、例えばサードパーティシステム106に関連するエンティティの加入者、クライアント、見込みのあるクライアント、又は見込みのある求人志願者等の個人を含み得る。
【0016】
クライアント装置102は、少なくともアプリケーション110及びウェブブラウザ112を含み得る。一部の実施形態では、アプリケーション110がサードパーティシステム106に関連する独立型アプリケーションであり得る。一部の実施形態では、ウェブブラウザ112がサードパーティシステム106に関連するウェブサイトへのアクセスを可能にし得る。クライアント装置102は、サードパーティシステム106に関連するコンテンツにアクセスするためにアプリケーション110又はウェブブラウザ112にアクセスすることができる。一部の実施形態では、クライアント装置102がネットワーク105上で通信して、例えばサードパーティシステム106のウェブクライアントアプリケーションサーバ114にウェブページを要求することができる。例えばクライアント装置102は、ウェブクライアントアプリケーションサーバ114によって管理されるコンテンツにアクセスするためにアプリケーション110又はウェブブラウザ112を実行するように構成され得る。クライアント装置102に表示されるコンテンツはウェブクライアントアプリケーションサーバ114からクライアント装置102に伝送され、その後、クライアント装置102のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)によって表示するためにアプリケーション110又はウェブブラウザ112によって処理され得る。
【0017】
サードパーティシステム106は、少なくともウェブクライアントアプリケーションサーバ114、インテリジェントアシスタントインテグレーション116、及びカスタマイゼーションインテグレーション118を含み得る。インテリジェントアシスタントインテグレーション116は、サードパーティシステム106が、組織計算システム104に関連するインテリジェントアシスタントをサードパーティシステム106に関連するウェブサイト内に又はサードパーティシステム106に関連するアプリケーション110によって提示されるコンテンツ内に組み込むことを可能にし得る。例えばインテリジェントアシスタントは、サードパーティシステム106に関連するウェブサイトのウェブページ、ウェブベースのプラットフォーム、メッセージングアプリケーション(例えばFacebook Messenger、WhatsApp(登録商標)、Signal等)、モバイルアプリケーション(例えば独立型アプリケーション110)、ショートメッセージサービス(SMS)アプリケーション、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)アプリケーション等に組み込むことができる。例えばインテリジェントアシスタントインテグレーション116は、ウェブクライアントアプリケーションサーバ114によってホストされるウェブサイトのウェブコード内に投入され得るコードの形を取り得る。別の例では、インテリジェントアシスタントインテグレーション116は、クライアント装置102上で実行されるアプリケーション110のコード内に投入され得るコードの形を取り得る。ウェブサイトのウェブコード又はアプリケーション110のコード内に投入されると、組織計算システム104によってサポートされるインテリジェントアシスタントがサードパーティシステム106によって提供されるコンテンツ内に組み込まれ得る。そのため、クライアント装置102のユーザがアプリケーション110にアクセスするとき、アプリケーション110は組織計算システム104に関連するインテリジェントアシスタントを提供することができる。一部の実施形態では、クライアント装置102のユーザがウェブクライアントアプリケーションサーバ114にウェブサイトを要求するとき、ウェブブラウザ112がウェブサイト内で組織計算システム104に関連するインテリジェントアシスタントを提供することができる。
【0018】
カスタマイゼーションインテグレーション118は、サードパーティシステム106が、サードパーティシステム106に関連するウェブサイト又はアプリケーション110と対話しているユーザにカスタマイズされたコンテンツを提供することを可能にし得る。例えばカスタマイゼーションインテグレーション118は、サードパーティシステム106に関連するウェブサイトのウェブコード又はアプリケーション110のコードに投入されるコードの形を取り得る。一部の実施形態では、ウェブサイトのウェブコード内に投入されると、クライアント装置102のユーザがウェブクライアントアプリケーションサーバ114にウェブページを要求するとき、カスタマイゼーションインテグレーション118は組織計算システム104がウェブサイト上のユーザ活動を追跡することを可能にし得る。一部の実施形態では、アプリケーション110のコード内に投入されると、クライアント装置102のユーザがアプリケーション110にアクセスするとき、カスタマイゼーションインテグレーション118は組織計算システム104がアプリケーション110と対話している間のユーザ活動を追跡することを可能にし得る。例えばカスタマイゼーションインテグレーション118は、組織計算システム104が文書のアップロード(例えば履歴書のアップロード)、インターネットプロトコル(IP)情報(例えば装置の位置)、キャンペーン(例えばユーザの訪問元のサイト)、閲覧されたウェブサイトのページ、閲覧されたウェブサイトの部分(例えば求人票)、ウェブサイトのウェブページ上で費やされた時間、ブラウザの言語等を追跡することを可能にし得る。このようにして、カスタマイゼーションインテグレーション118は、組織計算システム104がユーザの需要に合わせたキュレート済みコンテンツをユーザに与えることを可能にし得る。
【0019】
組織計算システム104は、少なくともウェブクライアントアプリケーションサーバ124、インテリジェントアシスタント126、カスタマイゼーションモジュール128、及び自然言語処理(NLP)モジュール130を含み得る。インテリジェントアシスタント126、カスタマイゼーションモジュール128、及びNLPモジュール130のそれぞれは、1つ又は複数のソフトウェアモジュールで構成され得る。1つ又は複数のソフトウェアモジュールは、1つ又は複数のアルゴリズムステップを実装する一連の機械命令(例えばプログラムコード)を表す、媒体(例えば組織計算システム104のメモリ)上に記憶されるコード又は命令の集合であり得る。かかる機械命令は、組織計算システム104のプロセッサが命令を実装するために解釈する実際のコンピュータコードとすることができ、又は実際のコンピュータコードを得るために解釈される命令の高水準のコーディングであり得る。1つ又は複数のソフトウェアモジュールは、1つ又は複数のハードウェアコンポーネントも含み得る。アルゴリズムの一例の1つ又は複数の側面は、命令の結果としてではなくハードウェアコンポーネント(例えば回路)自体によって行われ得る。
【0020】
一部の実施形態では、クライアント装置102がサードパーティシステム106のウェブクライアントアプリケーションサーバ114にウェブサイトを要求するとき、ウェブクライアントアプリケーションサーバ114はウェブページに関連するウェブコードをクライアント装置102のウェブブラウザ112に与えることができる。例えばウェブブラウザ112は、ウェブクライアントアプリケーションサーバ114にハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)要求を伝送することができる。ウェブクライアントアプリケーションサーバ114はその要求を読み取り、アプリケーション110にHTTPメッセージを送り返すことができる。ウェブクライアントアプリケーションサーバ114からの応答は、ウェブサイトに対応するハイパーテキストマークアップ言語(HTML)コードを含み得る。HTMLコードは、インテリジェントアシスタントインテグレーション116及びカスタマイゼーションインテグレーション118に関連するウェブコードを含み得る。従ってユーザにウェブサイトを提示するためにウェブブラウザ112がHTMLコードを処理するとき、クライアント装置102と組織計算システム104との間で接続が確立され得る。
【0021】
一部の実施形態では、クライアント装置102がサードパーティシステム106に関連するコンテンツにアプリケーション110を介してアクセスするとき、アプリケーション110は1つ又は複数のアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を利用して、インテリジェントアシスタントインテグレーション116及びカスタマイゼーションインテグレーション118の機能にアクセスすることができる。従ってアプリケーション110が1つ又は複数のAPIを介してバックエンド計算システム104との接続を確立するとき、クライアント装置102とバックエンド計算システム104との間で接続が確立され得る。
【0022】
インテリジェントアシスタント126は、サードパーティシステム106によって提供されるウェブページをユーザが閲覧する間、そのユーザと対話するように構成され得る。例えばユーザがインテリジェントアシスタント126に関連するインタフェースと対話するとき、インテリジェントアシスタント126はクライアント装置102からメッセージを受信し得る。インテリジェントアシスタント126は1つ又は複数の自然言語処理及び機械学習技法を利用してユーザのメッセージの意味を明らかにし、応答のための適切なメッセージを生成することができる。一部の実施形態では、インテリジェントアシスタント126はメッセージ内に含まれる1つ又は複数のキーワードを識別するためにユーザによって与えられるメッセージを処理するように構成され得る。インテリジェントアシスタント126によって識別される1つ又は複数のキーワードは、カスタマイズされたコンテンツをユーザに提供するためにカスタマイゼーションモジュール128によって利用され得る。
【0023】
カスタマイゼーションモジュール128は、ユーザのためのカスタマイズされたコンテンツを取得するように構成され得る。一部の実施形態では、カスタマイゼーションモジュール128は、ユーザによってインテリジェントアシスタント126に与えられるキーワード及び/又はフレーズの1つ又は複数、並びにカスタマイゼーションインテグレーション118によってカスタマイゼーションモジュール128に与えられる活動ストリームに基づいてユーザのためのカスタマイズされたコンテンツを取得し得る。例えば活動ストリームは、これだけに限定されないが、文書のアップロード(例えば履歴書のアップロード)、インターネットプロトコル(IP)情報(例えば装置の位置)、キャンペーン(例えばユーザの訪問元のウェブサイト)、閲覧されたウェブサイトのページ、閲覧されたウェブサイトの部分(例えば求人票)、ウェブサイトの各ウェブページ上で費やされた時間、ブラウザの言語、カーソルの動き、閲覧されたアプリケーションの部分、アプリケーションの各部分で費やされた時間等を含み得る。
【0024】
カスタマイゼーションモジュール128は、ユーザのプロファイルを構築するように構成され得る。一部の実施形態では、カスタマイゼーションモジュール128が、ユーザに提供されるコンテンツを識別するための1つ又は複数のヒューリスティックを使用し、1つ又は複数のキーワード及び/又はフレーズ並びに活動に基づいてユーザのためのプロファイルをリアルタイムで(又はほぼリアルタイムで)構築することができる。プロファイルは、これだけに限定されないが位置情報、職歴、年齢、性別、学歴、関心分野等、ユーザに関する属性を含み得る。一部の実施形態では、プロファイルがユーザの属性に対応する1つ又は複数のタグを更に含み得る。1つ又は複数のタグは、ユーザに提示するためにカスタマイゼーションモジュール128がデータベース108から関連コンテンツを取得することを可能にし得る。
【0025】
一部の実施形態では、アプリケーション110又はウェブブラウザ112によってクライアント装置102のユーザに与えられるコンテンツは、ユーザが文書をアップロードするための選択肢を含み得る。例示的な文書は、これだけに限定されないが履歴書、添え状、学校の成績証明書、推薦状、記入済みの調査票等を含み得る。NLPモジュール130は、ウェブサイトを介してエンドユーザによってアップロードされた文書を解析し処理するように構成され得る。一部の実施形態では、ユーザはインテリジェントアシスタント126によって促されたとき文書をアップロードすることができる。NLPモジュール130は、ユーザのプロファイルを生成するためにカスタマイゼーションモジュール128によって使用され得る情報を抽出するように構成され得る。例えばNLPモジュール130は、職歴、学歴、業務スキル、キーワード等を対象とする情報を抽出することができる。NLPモジュール130は、ユーザのプロファイルを継続的に生成するために抽出した情報をカスタマイゼーションモジュール128に与えることができる。
【0026】
一部の実施形態では、カスタマイゼーションモジュール128がデータベース108と通信し得る。データベース108は、様々なクライアント140に関連するコンテンツを記憶するように構成され得る。各クライアント140は、個々のサードパーティシステム106に関連するエンティティに対応し得る。このようにして、各サードパーティシステム106は組織計算システム104に関連するデータベース108内にエンドユーザに送られるコンテンツを記憶することができ、そのためカスタマイゼーションモジュール128はエンドユーザに与えるための関連情報を取得することができる。
【0027】
図示のように、各クライアント140はコンテンツ142及びユーザ144を含み得る。コンテンツ142は、個々のサードパーティシステム106に関連するクライアントに固有のコンテンツに対応し得る。一部の実施形態では、コンテンツ142がクライアントに固有の情報を含み得る。特定の例を使用し、コンテンツ142はこれだけに限定されないが人材情報等、クライアントの新人研修又は雇用プロセスに固有の情報を含み得る。コンテンツ142は、1つ又は複数のタグ146を含み得る。タグ146は、コンテンツ142のそれぞれの断片に関連付けられる属性又はカテゴリに対応し得る。このようにしてカスタマイゼーションモジュール128は、ユーザのプロファイルに関連する1つ又は複数のタグをコンテンツ142のタグ146とマッチすることができる。タグ146は、ユーザに提示するためにカスタマイゼーションモジュール128がデータベース108から関連コンテンツを取得することを可能にし得る。
【0028】
ユーザ144は、サードパーティシステム106に関連するコンテンツにアクセスした1人又は複数のユーザに対応し得る。一部の実施形態では、ユーザ144はカスタマイゼーションモジュール128によって生成される1つ又は複数のユーザプロファイルを表し得る。各ユーザ144は、関連する1つ又は複数のタグ148を含み得る。上記で示したように、タグ148は、ユーザに提示するためにカスタマイゼーションモジュール128がデータベース108から関連コンテンツ142を取得することを可能にし得る。例えばユーザに関連コンテンツを提供するとき、カスタマイゼーションモジュール128はユーザに関連するタグ148をコンテンツ142に関連するタグ146とマッチすることができる。このようにして、インテリジェントアシスタント126とのユーザの対話のコンテキストを所与とし、カスタマイゼーションモジュール128は関連コンテンツをユーザに与えることができる。
【0029】
図2は、実施形態の一例による計算環境100内の情報のフロー200を示すブロック図である。図示のように、組織計算システム104はユーザ活動202、インテリジェントアシスタント活動204、及び文書アップロード206を入力として受信することができる。ユーザ活動202は、IP情報(例えば装置の位置)、キャンペーン(例えばユーザの訪問元のウェブサイト)、閲覧されたウェブサイトのページ、閲覧されたウェブサイトの部分(例えば求人票)、ウェブサイトの各ウェブページ上で費やされた時間、ブラウザの言語、カーソルの動き、アプリケーション110によって閲覧されたコンテンツの部分、アプリケーション110内でコンテンツの各部分に費やされた時間等に対応し得る。ユーザ活動202は、カスタマイゼーションインテグレーション118を使用して組織計算システム104において受信され得る。
【0030】
インテリジェントアシスタント活動204は、クライアント装置102のエンドユーザとインテリジェントアシスタント126との間の通信に対応し得る。ユーザがインテリジェントアシスタント126に関連するインタフェースと対話するとき、インテリジェントアシスタント126はクライアント装置102からメッセージを受信し得る。インテリジェントアシスタント126は1つ又は複数の自然言語処理及び機械学習技法を利用してユーザのメッセージの意味を明らかにし、応答のための適切なメッセージを生成することができる。一部の実施形態では、インテリジェントアシスタント126はメッセージ内に含まれる1つ又は複数のキーワードを識別するためにユーザによって与えられるメッセージを処理するように構成され得る。インテリジェントアシスタント126によって識別される1つ又は複数のキーワードは、カスタマイズされたコンテンツをユーザに提供するためにカスタマイゼーションモジュール128によって利用され得る。
【0031】
文書アップロード206は、インテリジェントアシスタント126とのユーザの通信セッション中にユーザによってアップロードされる1つ又は複数の文書に対応し得る。文書は、これだけに限定されないが履歴書、添え状、学校の成績証明書、推薦状、記入済みの調査票等を含み得る。NLPモジュール130は、文書アップロード206を受信し解析することができる。NLPモジュール130は、ユーザのプロファイルを生成するためにカスタマイゼーションモジュール128によって使用され得る情報を抽出することができる。例えばNLPモジュール130は、職歴、学歴、業務スキル、キーワード等を対象とする情報を抽出することができる。NLPモジュール130は、ユーザのプロファイルを継続的に生成するために抽出した情報をカスタマイゼーションモジュール128に与えることができる。
【0032】
重要なことに、カスタマイゼーションモジュール128は、インテリジェントアシスタント126、NLPモジュール130、又はカスタマイゼーションインテグレーション118から全ての情報を受信するまで待つ必要がない。代わりに、カスタマイゼーションモジュール128は、ユーザ活動データの入力ストリームに基づいてユーザのプロファイルを継続的に及び動的に生成し更新するように構成され得る。従ってカスタマイゼーションモジュール128はユーザのプロファイルを継続的に更新し、継続的に更新したプロファイルに基づいてユーザに提示するためにデータベース108から関連情報を取得することができる。
【0033】
一部の実施形態では、インテリジェントアシスタント126とクライアント装置102との間で確立されたダイアログの現在のコンテキストに基づき、カスタマイゼーションモジュール128がデータベース108からコンテンツを取得することができる。例えばカスタマイゼーションモジュール128は、インテリジェントアシスタント126によって識別される1つ又は複数のキーワード又はフレーズに基づいてデータベース108から一定のコンテンツを取得し得る。このようにしてカスタマイゼーションモジュール128は、会話が進むにつれてインテリジェントアシスタント126とのユーザの会話に関連するコンテンツをリアルタイムでユーザに供給することができる。
【0034】
図3Aは、実施形態の一例による、サードパーティシステム106によってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェース300(以下「GUI300」)のビューの一例を示す。一部の実施形態では、GUI300がクライアント装置102のウェブブラウザ112内で提示されるウェブページであり得る。一部の実施形態では、GUI300がクライアント装置102上で実行されるアプリケーション110によって生成されるグラフィカルユーザインタフェースであり得る。
【0035】
図示のように、GUI300はユーザにコンテンツ302(例えばウェブページ又はアプリケーションの一部)を提示し得る。図示のように、コンテンツ302はサードパーティシステム106に関連する雇用のページに対応し得る。GUI300は、インテリジェントアシスタントプロンプト304を更に含み得る。インテリジェントアシスタントプロンプト304はグラフィカル要素を表すことができ、このグラフィカル要素は対話されるとき、インテリジェントアシスタント126との対話型通信セッションを確立し得る。
【0036】
図3Bは、実施形態の一例による、サードパーティシステム106によってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェース320のビューの一例を示す。グラフィカルユーザインタフェース320(以下「GUI320」)は、ユーザがGUI300内のインテリジェントアシスタントプロンプト304と対話することに応答した更新済みのビューに対応し得る。一部の実施形態では、GUI320はクライアント装置102のウェブブラウザ112内で提示されるウェブページであり得る。一部の実施形態では、GUI320がクライアント装置102上で実行されるアプリケーション110によって生成されるグラフィカルユーザインタフェースであり得る。
【0037】
図示のように、GUI320はインテリジェントアシスタント領域322を含み得る。インテリジェントアシスタント領域322は、インテリジェントアシスタント126の機能にユーザをリンクするチャットインタフェース又はチャットインテグレーションを表し得る。インテリジェントアシスタント126は、ユーザに1つ又は複数のメッセージ324を送信することによってユーザとの会話を開始することができる。1つ又は複数のメッセージ324は、会話中にユーザから更なる詳細を集めるために使用され得る。
【0038】
図3Cは、実施形態の一例による、サードパーティシステム106によってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェース330のビューの一例を示す。グラフィカルユーザインタフェース330(以下「GUI330」)は、インテリジェントアシスタント126がクライアント装置102に1つ又は複数のメッセージ324を与えることに応答した更新済みのビューに対応し得る。一部の実施形態では、GUI330はクライアント装置102のウェブブラウザ112内で提示されるウェブページであり得る。一部の実施形態では、GUI330がクライアント装置102上で実行されるソフトウェアアプリケーション110によって生成されるグラフィカルユーザインタフェースであり得る。
【0039】
図示のように、ユーザは1つ又は複数のメッセージ332によって1つ又は複数のメッセージ324に応答し得る。1つ又は複数のメッセージ332は、インテリジェントアシスタント領域322のチャットインタフェースを使用してインテリジェントアシスタント126に提供され得る。1つ又は複数のメッセージ332は、更なる解析のためにインテリジェントアシスタント126に提供され得る。
【0040】
図3Dは、実施形態の一例による、サードパーティシステム106によってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェース340のビューの一例を示す。グラフィカルユーザインタフェース340(以下「GUI340」)は、カスタマイゼーションモジュール128がクライアント装置102にカスタマイズされたコンテンツを提供することに応答した更新済みのビューに対応し得る。一部の実施形態では、GUI340はクライアント装置102のウェブブラウザ112内で提示されるウェブページであり得る。一部の実施形態では、GUI340がクライアント装置102上で実行されるアプリケーション110によって生成されるグラフィカルユーザインタフェースであり得る。
【0041】
図示のように、インテリジェントアシスタント126がクライアント装置102からメッセージ332を受信することに応答し、インテリジェントアシスタント126はメッセージ332を処理してその中に含まれる1つ又は複数のキーワード又はトリガワードを識別することができる。メッセージ332は次のように述べている:「Oliviaさんこんにちは。私は仕事を探しています。」この「仕事」という言葉は、クライアント装置102にカスタマイズされたコンテンツを提供するためにカスタマイゼーションモジュール128に命令するようインテリジェントアシスタント126に促し得るキーワード又はトリガワードに関連し得る。キーワード又はトリガワードを識別することに基づき、カスタマイゼーションモジュール128はユーザのための関連コンテンツをデータベース108から識別し得る。カスタマイゼーションモジュール128は、ウェブブラウザ112又はアプリケーション110によって表示するために関連コンテンツをクライアント装置102に与えることができる。例えば図示のように、関連コンテンツ346はインテリジェントアシスタント領域322に隣接して表示され得る。このようにして、インテリジェントアシスタント126との自身の会話に関するコンテンツをユーザに与えることができる。
【0042】
一部の実施形態では、インテリジェントアシスタント126が更なる情報を求めてクライアント装置102のユーザを更に促す場合がある。例えば図示のように、インテリジェントアシスタント126は関連文書をアップロードするようにユーザを促し得る。それを行うために、文書アップロードプロンプト344がウェブページ内に表示され得る。図示のように、文書アップロードプロンプト344はインテリジェントアシスタント領域322内に表示され得る。このようにして、ユーザはインテリジェントアシスタント領域322内に関連文書をドラッグアンドドロップすることができる。組織計算システム104は関連文書を審査及び解析して、任意の追加のコンテンツがユーザに提供され得るかどうかを判定することができる。
【0043】
図3Eは、実施形態の一例による、サードパーティシステム106によってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェース350のビューの一例を示す。グラフィカルユーザインタフェース350(以下「GUI350」)は、ユーザが文書をアップロードすることに応答した更新済みのビューに対応し得る。一部の実施形態では、GUI350はクライアント装置102のウェブブラウザ112内で提示されるウェブページであり得る。一部の実施形態では、GUI350がクライアント装置102上で実行されるアプリケーション110によって生成されるグラフィカルユーザインタフェースであり得る。
【0044】
文書アップロードプロンプト344によって文書を受信することに応答し、NLPモジュール130は文書のコンテンツを審査し解析することができる。NLPモジュール130は、関連情報を取得するために文書に関する情報をカスタマイゼーションモジュール128に与えることができる。例えば文書を解析することに基づき、NLPモジュール130はユーザが製品管理の経験を有することを明らかにし得る。そのためNLPモジュール130は、製品管理の仕事に関係するコンテンツを取得するようカスタマイゼーションモジュール128を促すことができる。
【0045】
図示のように、カスタマイゼーションモジュール128は、ウェブページ内で提示するために製品管理の役職に関するコンテンツを取得することができる。一部の実施形態では、カスタマイゼーションモジュール128は、インテリジェントアシスタント領域322内で(参照番号354によって示すように)製品管理の役職の情報をクライアント装置102に表示させることができる。一部の実施形態では、カスタマイゼーションモジュール128は、製品管理の役職の情報を(図3Eの「356」によって示すように)インテリジェントアシスタント領域322に隣接してクライアント装置102に表示させることができる。
【0046】
一部の実施形態では、NLPモジュール130は文書のコンテンツに関してインテリジェントアシスタント126を更に促し得る。例えば図示のように、ユーザが製品管理の経験を有するとNLPモジュール130が判定することに応答し、インテリジェントアシスタント126は新たな発見した情報に基づいてユーザを更に関与させるメッセージ352をユーザに送信することができる。
【0047】
一部の実施形態では、新たなコンテンツが提供されてもよく、インジケータ358が追加されてもよく、表示されるコンテンツ。インジケータ358は、ウェブブラウザ112又はアプリケーション110内で前に提示されたコンテンツに対応し得る。例えばインジケータ358は、GUI340内に示されるようこそのコンテンツに対応し得る。そのためユーザがインジケータ358と対話するとき、コンテンツ346、即ちインジケータ358に対応するコンテンツを提示するためにGUI350が更新され得る。
【0048】
図3Fは、実施形態の一例による、サードパーティシステム106によってホストされるコンテンツを提示するグラフィカルユーザインタフェース360のビューの一例を示す。グラフィカルユーザインタフェース360(以下「GUI360」)は、ユーザがインテリジェントアシスタント126に質問を提出することに応答した更新済みのビューに対応し得る。一部の実施形態では、GUI360はクライアント装置102のウェブブラウザ112内で提示されるウェブページであり得る。一部の実施形態では、GUI360がクライアント装置102上で実行されるアプリケーション110によって生成されるグラフィカルユーザインタフェースであり得る。
【0049】
図示のように、ユーザはインテリジェントアシスタント126のためのメッセージ362を生成することができる。メッセージ362は採用プロセスに関する更なる情報を求め得る。メッセージ362を受信することに応答し、インテリジェントアシスタント126はユーザに提示されるメッセージ364で応答することができる。加えて、カスタマイゼーションモジュール128はユーザに追加のコンテンツ368を供給するように促され得る。コンテンツ368はユーザが尋ねた質問に関連し得る。一部の実施形態では、インテリジェントアシスタント126がメッセージ362内のキーワード又はトリガワードを識別することに応答し、カスタマイゼーションモジュール128は追加のコンテンツを取得するように促され得る。図3Fに示す例では、ユーザが採用プロセスに関する追加情報を求めている。
【0050】
図示のように、コンテンツ368は採用プロセスに関する情報を反映し得る。コンテンツ368は、ウェブページ内でユーザに提示され得る1つ又は複数の画像、文書、ビデオ、又は音声ファイルの形を取り得る。
【0051】
任意の時点において、ユーザはメッセージ366に示すようなフォローアップメッセージで応答し得る。
【0052】
重要なことに、ユーザがインテリジェントアシスタント126及び自らに提示されるコンテンツと対話しているとき、カスタマイゼーションモジュール128はユーザに関連するプロファイルを継続的に構築し又は更新することができる。カスタマイゼーションモジュール128がユーザに関する追加情報を学習すると、カスタマイゼーションモジュール128はより的を絞ったコンテンツをユーザに提供可能であり得る。
【0053】
一部の実施形態では、新たなコンテンツが提供されると、追加のインジケータ(例えばインジケータ370)が追加されてもよく、表示されるコンテンツ。インジケータ370は、ウェブブラウザ112又はアプリケーション110内で前に提示されたコンテンツに対応し得る。例えばインジケータ370は、GUI350内に示される仕事のコンテンツに対応し得る。そのためユーザがインジケータ370と対話するとき、GUI360はコンテンツ356、即ちインジケータ370に対応するコンテンツを提示するように更新され得る。加えて図示のように、前に生成されたインジケータ358に隣接してインジケータ370がGUI360に追加される。このようにして、ユーザはコンテンツ間を容易に移動することができる。
【0054】
図4は、実施形態の一例による、対話型のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を生成する方法400を示す流れ図である。方法400はステップ402から開始し得る。
【0055】
ステップ402で、組織計算システム104は、サードパーティシステム106によってホストされるコンテンツと対話しているユーザからユーザデータを受信することができる。一部の実施形態では、ユーザデータがユーザ活動、インテリジェントアシスタント活動、及び文書アップロードを表し得る。
【0056】
ユーザ活動は、IP情報(例えば装置の位置)、キャンペーン(例えばユーザの訪問元のサイト)、閲覧されたウェブサイトのページ、閲覧されたウェブサイトの部分(例えば求人票)、ウェブサイトの各ウェブページ上で費やされた時間、ブラウザの言語、カーソルの動き、閲覧されたアプリケーションの部分、アプリケーションの各部分で費やされた時間等のうちの1つ又は複数を含み得る。ユーザ活動は、カスタマイゼーションインテグレーション118を使用して組織計算システム104において受信され得る。
【0057】
インテリジェントアシスタント活動204は、クライアント装置102のエンドユーザとインテリジェントアシスタント126との間の通信を含み得る。例えばインテリジェントアシスタント活動204は、クライアント装置102から受信されるメッセージを含み得る。
【0058】
文書アップロード206は、インテリジェントアシスタント126とのユーザの通信セッション中にユーザによってアップロードされる1つ又は複数の文書を含み得る。例示的な文書は、これだけに限定されないが履歴書、添え状、学校の成績証明書、推薦状、記入済みの調査票等を含み得る。
【0059】
ステップ404で、組織計算システム104は、受信したユーザデータを処理することができる。一部の実施形態では、カスタマイゼーションモジュール128がユーザ活動のログを取ってユーザの潜在的関心を明らかにすることができる。一部の実施形態では、インテリジェントアシスタント126は1つ又は複数の自然言語処理及び機械学習技法を利用してユーザのメッセージの意味を明らかにし、応答のための適切なメッセージを生成することができる。一部の実施形態では、インテリジェントアシスタント126はメッセージ内に含まれる1つ又は複数のキーワードを識別するためにユーザによって与えられるメッセージを処理するように構成され得る。インテリジェントアシスタント126によって識別される1つ又は複数のキーワードは、カスタマイズされたコンテンツをユーザに提供するためにカスタマイゼーションモジュール128によって利用され得る。
【0060】
一部の実施形態では、NLPモジュール130が文書アップロード206を受信し解析することができる。NLPモジュール130は、ユーザのプロファイルを生成するためにカスタマイゼーションモジュール128によって使用され得る情報を抽出することができる。例えばNLPモジュール130は、職歴、学歴、業務スキル、キーワード等を対象とする情報を抽出することができる。NLPモジュール130は、ユーザのプロファイルを継続的に生成するために抽出した情報をカスタマイゼーションモジュール128に与えることができる。
【0061】
ステップ406で、組織計算システム104は、ユーザの活動データに基づいてユーザのためのプロファイルを生成し又は更新することができる。一部の実施形態では、カスタマイゼーションモジュール128が、ユーザに提供されるコンテンツを識別するための1つ又は複数のヒューリスティックを使用し、1つ又は複数のキーワード及び/又はフレーズ並びに活動に基づいてユーザのためのプロファイルをリアルタイムで(又はほぼリアルタイムで)構築することができる。プロファイルは、これだけに限定されないが位置情報、職歴、年齢、性別、学歴、関心分野等、ユーザに関する属性を含み得る。一部の実施形態では、プロファイルがユーザの属性に対応する1つ又は複数のタグを更に含み得る。1つ又は複数のタグは、ユーザに提示するためにカスタマイゼーションモジュール128がデータベース108から関連コンテンツを取得することを可能にし得る。
【0062】
ステップ408で、組織計算システム104はトリガが識別されたかどうかを判定することができる。一部の実施形態では、トリガはクライアント装置102によってインテリジェントアシスタント126に送信されるメッセージ内のキーワード又はトリガワードに対応し得る。ステップ408でトリガがないとカスタマイゼーションモジュール128が判定する場合、方法400はステップ410に進むことができ、組織計算システム104は追加のユーザ活動データを待つことができる。
【0063】
しかしステップ408でトリガがある、即ちユーザのメッセージがキーワード又はトリガワードを含むとカスタマイゼーションモジュール128が判定する場合、方法400はステップ412に進むことができる。ステップ412で、組織計算システム104はユーザに提示するための関連コンテンツを取得することができる。例えばカスタマイゼーションモジュール128は、キーワード又はトリガワードに基づいてユーザに適したコンテンツの種類を識別することができる。カスタマイゼーションモジュール128は、ユーザの生成済みプロファイルに基づいて関連コンテンツの選択を更に適応させることができる。例えばキーワード又はトリガワードが「仕事を探している」である場合、カスタマイゼーションモジュール128は求職に関係するコンテンツを識別することができる。カスタマイゼーションモジュール128は、ユーザのプロファイルに基づいて特定のコンテンツを選択することができる。例えばカスタマイゼーションモジュール128は、ユーザが履歴書をアップロードすることに基づき、そのユーザが製品管理の経験を有することを明らかにし得る。従ってカスタマイゼーションモジュール128は、製品管理に対応するタグをユーザのプロファイル内に生成することができる。そのためカスタマイゼーションモジュール128がデータベース108から求人情報を取得するとき、カスタマイゼーションモジュール128はタグに基づいて製品管理に関する求人情報コンテンツを検索することができる。
【0064】
ステップ416で、組織計算システム104は関連コンテンツを表示させることができる。例えばカスタマイゼーションモジュール128は、ユーザによって現在閲覧されているウェブページ内に表示するための関連コンテンツをクライアント装置102のウェブブラウザ112に与えることができる。別の例では、カスタマイゼーションモジュール128が、アプリケーション110によって提示されるコンテンツと共に表示するための関連コンテンツをクライアント装置102のアプリケーション110に与えることができる。
【0065】
ステップ418で、組織計算システム104はダイアログが終了したかどうかを判定することができる。換言すれば、組織計算システム104はユーザがインテリジェントアシスタント126との対話を停止したかどうか、或いは会話を終えたかどうかを判定することができる。ステップ418でダイアログが終了していないと組織計算システム104が判定する場合、方法400はステップ410に進むことができ、組織計算システム104は追加のユーザ活動データを待つことができる。しかしステップ418でダイアログが終了したと組織計算システム104が判定する場合、方法400は終了し得る。
【0066】
図5Aは、実施形態の一例による、システムバス計算システム500のアーキテクチャを示す。システム500の1つ又は複数のコンポーネントが、バス505を使用して互いに電気通信し得る。システム500はプロセッサ(例えば1つ又は複数のCPU、GPU、又は他の種類のプロセッサ)510、並びに読み出し専用メモリ(ROM)520及びランダムアクセスメモリ(RAM)525等のシステムメモリ515を含む様々なシステムコンポーネントをプロセッサ510に結合するシステムバス505を含み得る。システム500は、プロセッサ510と直接接続され、プロセッサ510に近接し、又はプロセッサ510の一部として統合される高速メモリのキャッシュを含み得る。システム500は、プロセッサ510による素早いアクセスのためにメモリ515及び/又は記憶装置530からキャッシュ512にデータをコピーすることができる。このようにして、キャッシュ512はデータを待つ間のプロセッサ510の遅延を回避する性能向上をもたらし得る。様々なアクションを行うために、これらの及び他のモジュールがプロセッサ510を制御することができ、又はプロセッサ510を制御するように構成され得る。他のシステムメモリ515も利用可能であり得る。メモリ515は、様々な性能特性を有する複数の異なる種類のメモリを含み得る。プロセッサ510は単一のプロセッサ又は複数のプロセッサを表し得る。プロセッサ510は、汎用プロセッサ若しくはハードウェアモジュール、又はプロセッサ510を制御するように構成される記憶装置530内に記憶されるサービス1 532、サービス2 534、及びサービス5 536等のソフトウェアモジュール、並びに専用プロセッサの1つ又は複数を含むことができ、ソフトウェア命令は実際のプロセッサの設計に組み込まれる。プロセッサ510は本質的に、複数のコア又はプロセッサ、バス、メモリコントローラ、キャッシュ等を含む完全に自己完結型の計算システムであり得る。マルチコアプロセッサは対称でも非対称でもよい。
【0067】
システム500とのユーザ対話を可能にするために、入力装置545は音声用のマイクロホン、ジェスチャ又はグラフィカル入力用のタッチセンススクリーン、キーボード、マウス、モーション入力、音声等の任意の数の入力機構とすることができる。出力装置535(例えばディスプレイ)も、当業者に知られている幾つかの出力機構の1つ又は複数であり得る。一部の例では、システム500と通信するために複数の種類の入力をユーザが与えることをマルチモーダルシステムが可能にし得る。通信インタフェース540は、ユーザ入力及びシステム出力を概して調節し管理することができる。任意の特定のハードウェア構成上で動作することに対する制限はなく、従って本明細書の基本的特徴は改善されたハードウェア又はファームウェア構成でその開発時に容易に置換され得る。
【0068】
記憶装置530は不揮発性メモリとすることができ、磁気カセット、フラッシュメモリカード、ソリッドステートメモリ装置、デジタル多用途ディスク、カートリッジ、ランダムアクセスメモリ(RAM)525、読み出し専用メモリ(ROM)520、及びその混合等、コンピュータによってアクセス可能なデータを記憶することができるハードディスク又は他の種類のコンピュータ可読媒体であり得る。
【0069】
記憶装置530は、プロセッサ510を制御するためのサービス532、534、及び536を含み得る。他のハードウェア又はソフトウェアモジュールも考えられる。記憶装置530はシステムバス505に接続され得る。一態様では、特定の機能を実行するハードウェアモジュールが、その機能を実行するためのプロセッサ510、バス505、出力装置535(例えばディスプレイ)等、所要のハードウェアコンポーネントに関連してコンピュータ可読媒体の中に記憶されるソフトウェアコンポーネントを含み得る。
【0070】
図5Bは、実施形態の一例による、チップセットアーキテクチャを有するコンピュータシステム550を示す。コンピュータシステム550は、開示する技術を実装するために使用され得るコンピュータハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアの一例であり得る。システム550は、識別された計算を実行するように構成されるソフトウェア、ファームウェア、及びハードウェアを実行可能な任意の数の物理的に及び/又は論理的に別個の資源を表す1つ又は複数のプロセッサ555を含み得る。1つ又は複数のプロセッサ555は、1つ又は複数のプロセッサ555への入力及びそこからの出力を制御することができるチップセット560と通信することができる。この例では、チップセット560がディスプレイ等の出力565に情報を出力し、例えば磁気媒体及びソリッドステート媒体を含み得る記憶装置570との間で情報を読み書きすることができる。チップセット560は、記憶装置575(例えばRAM)との間でデータを読み書きすることもできる。チップセット560とインタフェースするために、様々なユーザインタフェースコンポーネント585とインタフェースするためのブリッジ580を提供することができる。かかるユーザインタフェースコンポーネント585はキーボード、マイクロホン、タッチ検出及び処理回路、マウス等のポインティング装置等を含み得る。概してシステム550への入力は、機械によって生成される及び/又は人間によって生成される様々なソースの何れかから届き得る。
【0071】
チップセット560は、様々な物理インタフェースを有し得る1つ又は複数の通信インタフェース590とインタフェースすることもできる。かかる通信インタフェースは、有線及び無線ローカルエリアネットワークのための、ブロードバンド無線ネットワーク並びにパーソナルエリアネットワークのためのインタフェースを含み得る。本明細書で開示するGUIを生成し、表示し、使用するための方法の一部の応用例は、物理インタフェース上で順序データセットを受信することを含むことができ、又は記憶装置570若しくは575内に記憶されるデータを解析する1つ又は複数のプロセッサ555によって機械自体によって生成され得る。更に、機械はユーザからの入力をユーザインタフェースコンポーネント585から受信し、1つ又は複数のプロセッサ555を使用してそれらの入力を解釈することによって閲覧機能等の適切な機能を実行することができる。
【0072】
より優れた処理機能をもたらすために、システムの例500及び550は複数のプロセッサ510を有し得ること、又は一緒にネットワーク化された計算装置のグループ若しくはクラスタの一部であり得ることが理解され得る。
【0073】
上記の内容は本明細書に記載した実施形態を対象とするが、その基本的な範囲から逸脱することなしに他の及び更なる実施形態が考案され得る。例えば本開示の態様は、ハードウェア若しくはソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装することができる。本明細書に記載した一実施形態は、コンピュータシステムと共に使用するためのプログラム製品として実装され得る。プログラム製品のプログラムは、(本明細書に記載した方法を含む)実施形態の機能を定め、様々なコンピュータ可読記憶媒体上に含まれ得る。例示的なコンピュータ可読記憶媒体は、これだけに限定されないが(i)情報が永続的に記憶される書込み不能記憶媒体(例えばCD-ROMドライブによって読み取り可能なCD-ROMディスク、フラッシュメモリ、ROMチップ、又は任意の種類のソリッドステート不揮発性メモリ等のコンピュータ内の読取専用メモリ(ROM)装置)、及び(ii)可変情報が記憶される書込み可能記憶媒体(例えばディスケットドライブ内のフロッピディスク、又はハードディスクドライブ、又は任意の種類のソリッドステートランダムアクセスメモリ)を含む。開示した実施形態の機能を指示するコンピュータ可読命令を運ぶ場合、かかるコンピュータ可読記憶媒体は本開示の実施形態である。
【0074】
先の例は例示であり限定ではないことを当業者なら理解されよう。本明細書を読むとき先の例に対する全ての置換、強化、等価物、及び改善が当業者に明らかになり、図面の検討が本開示の真の趣旨及び範囲に含まれることを意図する。従って添付の特許請求の範囲はそのような全ての修正、置換、及び等価物をそれらの教示の真の趣旨及び範囲に含まれるものとして含むことを意図する。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
図4
図5A
図5B
【国際調査報告】