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特表2024-517881第5世代コアネットワークにおけるユーザ機器のデータ取得
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】第5世代コアネットワークにおけるユーザ機器のデータ取得
(51)【国際特許分類】
   H04W 76/10 20180101AFI20240416BHJP
   H04W 12/06 20210101ALI20240416BHJP
   H04W 48/08 20090101ALI20240416BHJP
【FI】
H04W76/10
H04W12/06
H04W48/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568417
(86)(22)【出願日】2022-05-09
(85)【翻訳文提出日】2023-12-28
(86)【国際出願番号】 EP2022062512
(87)【国際公開番号】W WO2022234144
(87)【国際公開日】2022-11-10
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/092035
(32)【優先日】2021-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヘ, インジャオ
(72)【発明者】
【氏名】デ グレゴリオ ロドリゲス, ヘスス アンヘル
(72)【発明者】
【氏名】チャン, ウェン
(72)【発明者】
【氏名】ジュー, ジンイン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA35
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE16
5K067HH22
(57)【要約】
5GCにおけるUEのデータ取得のための仕組みが提供される。ある方法は、第1NFノードにより実行される。上記方法は、第2NFノードから、UEのデータを求めるリクエストを受け取ることを含む。上記方法は、AAAサーバFQDNを含むUEのデータを取得することを含む。上記AAAサーバFQDNは、UDRノードから取得され得る。上記方法は、AAAサーバFQDNを含むUEのデータを、第2NFノードへ提供することとを含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための方法であって、前記方法は第1NFノード(100)により実行され、前記方法は:
第2NFノード(200)から、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを受け取ること(S106)と、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを取得すること(S108)と、
前記AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第2NFノード(200)へ提供すること(S110)と、
を含む方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記AAAサーバFQDNは、UDRノード(45)から取得され、特に、前記方法は、さらに、
NEFノード(20)から、前記AAAサーバFQDNを含む第1更新リクエストを受け取ること(S102)と、
前記UDRノード(45)へ、前記AAAサーバFQDNと共に第2更新リクエストを提供すること(S104)と、を含む、方法。
【請求項3】
請求項1~2のいずれか1項に記載の方法であって、前記方法は、前記UE(85)についてのPDUセッション確立手続の一部として実行される、方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の方法であって、データを求める前記リクエストは、前記UE(85)についてのセッション管理加入データ取得のためのリクエストである、方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法であって、データを求める前記リクエストは、5GS(10)において前記UE(85)について使用可能な情報を求めるリクエストである、方法。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の方法であって、前記UE(85)の前記データは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかにおいて提供される、方法。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の方法であって、前記AAAサーバFQDNは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかのdnAaaAddress属性において提供される、方法。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1NFノード(200)は、UDMノードであり、前記第2NFノード(200)は、SMFノードである、方法。
【請求項9】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための方法であって、前記方法は第2NFノード(200)により実行され、前記方法は:
第1NFノード(100)へ、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを提供すること(S202)と、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第1NFノード(100)から受け取ること(S204)と、
を含む方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、さらに、
AAAサーバと共に前記UEの前記データを認証すること、を含み、前記AAAサーバは、前記AAAサーバFQDNに基づいて決定される、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、前記AAAサーバを決定することは、DNSサーバへ前記AAAサーバFQDNを提供することにより、前記DNSサーバからAAAサーバIPアドレスのセットを取得すること(S206)、を含む、方法。
【請求項12】
請求項9~11のいずれか1項に記載の方法であって、前記方法は、さらに、
前記AAAサーバFQDNとAAAサーバIPアドレスの前記セット内の各IPアドレスとの間のマッピングを記憶すること(S208)、を含む、方法。
【請求項13】
請求項11~12のいずれか1項に記載の方法であって、前記方法は、さらに、
AAAサーバIPアドレスの前記セット内の前記IPアドレスのうちの1つにある前記AAAサーバへ、前記UE(85)についての認証リクエストを提供すること(S210)、を含む、方法。
【請求項14】
請求項9~13のいずれか1項に記載の方法であって、前記認証リクエストは、前記UE(85)についてのセカンダリ認証及び承認のためのものである、方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、AAAサーバIPアドレスの前記セット内の前記IPアドレスのうちの前記1つで前記AAAサーバが到達可能でない場合に、前記リクエストは、AAAサーバIPアドレスの前記セット内の前記IPアドレスのうちの他の1つへ提供される、方法。
【請求項16】
請求項14又は15に記載の方法であって、データを求める前記リクエストを提供することは、前記AAAサーバへのコンタクトの試行が前回失敗したことによりトリガされる、方法。
【請求項17】
請求項9~16のいずれか1項に記載の方法であって、前記方法は、前記UE(85)についてのPDUセッション確立手続の一部として実行される、方法。
【請求項18】
請求項9~17のいずれか1項に記載の方法であって、データを求める前記リクエストは、前記UE(85)についてのセッション管理加入データ取得のためのリクエストである、方法。
【請求項19】
請求項9~18のいずれか1項に記載の方法であって、データを求める前記リクエストは、5GS(10)において前記UE(85)について使用可能な情報を求めるリクエストである、方法。
【請求項20】
請求項9~19のいずれか1項に記載の方法であって、前記UE(85)の前記データは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかにおいて受け取られる、方法。
【請求項21】
請求項9~20のいずれか1項に記載の方法であって、前記AAAサーバFQDNは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかのdnAaaAddress属性において受け取られる、方法。
【請求項22】
請求項9~21のいずれか1項に記載の方法であって、前記第1NFノード(200)は、UDMノードであり、前記第2NFノード(200)は、SMFノードである、方法。
【請求項23】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための第1NFノード(100)であって、前記第1NFノード(100)は処理回路(110)を備え、前記処理回路は、前記第1NFノード(100)に:
第2NFノード(200)から、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを受け取ることと、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを取得することと、
前記AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第2NFノード(200)へ提供することと、
を行わせるように構成される、第1NFノード(100)。
【請求項24】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための第1NFノード(100)であって、前記第1NFノード(100)は:
第2NFノード(200)から、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを受け取るように構成される受取りモジュール(110c)と、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを取得するように構成される取得モジュール(110d)と、
前記AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第2NFノード(200)へ提供するように構成される提供モジュール(110d)と、
を備える第1NFノード(100)。
【請求項25】
請求項23又は24に記載の第1NFノード(100)であって、請求項2~8のいずれか1項に記載の方法を実行するようにさらに構成される、第1NFノード(100)。
【請求項26】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための第2NFノード(200)であって、前記第2NFノード(200)は処理回路(210)を備え、前記処理回路は、前記第2NFノード(200)に:
第1NFノード(100)へ、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを提供することと、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第1NFノード(100)から受け取ることと、
を行わせるように構成される、第2NFノード(200)。
【請求項27】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための第2NFノード(200)であって、前記第2NFノード(200)は:
第1NFノード(100)へ、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを提供するように構成される提供モジュール(210a)と、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第1NFノード(100)から受け取るように構成される受取りモジュール(210b)と、
を備える第2NFノード(200)。
【請求項28】
請求項26又は27に記載の第2NFノード(200)であって、請求項10~22のいずれか1項に記載の方法を実行するようにさらに構成される、第2NFノード(200)。
【請求項29】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のためのコンピュータプログラム(1120a)であって、前記コンピュータプログラムはコンピュータコードを含み、前記コンピュータコードは、第1NFノード(100)の処理回路(110)上で実行された場合に、前記第1NFノード(100)に:
第2NFノード(200)から、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを受け取ること(S106)と、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを取得すること(S108)と、
前記AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第2NFノード(200)へ提供すること(S110)と、
を行わせる、コンピュータプログラム(1120a)。
【請求項30】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のためのコンピュータプログラム(1120b)であって、前記コンピュータプログラムはコンピュータコードを含み、前記コンピュータコードは、第2NFノード(200)の処理回路(210)上で実行された場合に、前記第2NFノード(200)に:
前記第1NFノード(100)へ、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを提供すること(S202)と、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第1NFノード(100)から受け取ること(S204)と、
を行わせる、コンピュータプログラム(1120b)。
【請求項31】
請求項29及び30の少なくとも1項に記載のコンピュータプログラム(1120a,1120b)と、前記コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体(1130)とを含む、コンピュータプログラムプロダクト(1110a,1110b)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ここで提示される実施形態は、第5世代コアネットワークにおけるユーザ機器のデータ取得のための方法、ネットワーク機能ノード、コンピュータプログラム、及びコンピュータプログラムプロダクトに関連する。
【背景技術】
【0002】
一般的にいうと、第5世代(5G)システム(5GS)は、5G新無線(NR)エアインタフェース、又は5Gコアネットワーク(5GC)へ接続される進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)エアインタフェースを使用する電気通信システムである。5GCは、ネットワーク機能(NF)と呼ばれる機能エンティティを含む。システムの機能性はNFの集合により達成され、NFは、自身のサービスへのアクセス権限を認められた他のNFへサービスを提供する。各NFは異なる機能性を提供し、それにより様々なサービスが提供される。
【0003】
図1は、通信ネットワーク10を示す概略図である。通信ネットワーク10は、公衆地上移動体ネットワーク(PLMN)であるとみなされてもよく、5GSのリファレンスアーキテクチャを表しており、次のエンティティを含む:認証サーバ機能(AUSF)ノード50、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)ノード55、例えば事業者サービスやインターネットアクセスやサードパーティサービスであるデータネットワーク(DN)80、ネットワーク露出機能(NEF)ノード20、ネットワークリポジトリ機能(NRF)ノード25、ネットワークスライス選択機能(NSSF)ノード15、ポリシー制御機能(PCF)ノード30、セッション管理機能(SMF)ノード200、統一データマネージャ(UDM)ノード100、統一データリポジトリ(UDR)ノード45、ユーザプレーン機能(UPF)ノード75、アプリケーション機能(AF)ノード35、クライアントノードとも称されるユーザ機器(UE)85、(無線)アクセスネットワーク((R)AN)70、ネットワークデータ分析機能(NWDAF)ノード60、バインディングサポート機能(BSF)ノード40、及び課金機能(CHF)ノード65。サービスベースのインタフェースは、Nxyz(例えば、Nnssf、Nnefなど)というフォーマットで表されており、ポイントツーポイントのインタフェースは、Nx(例えば、N1、N2など)というフォーマットで表されている。
【0004】
(SMFノードといった)NFがUEについての情報の取得のためにUDMとインタラクションする2つの非限定的かつ例示的な例がこれより開示されるであろう。
【0005】
第1の例が、図2のシーケンス図において提供されている。この例によれば、NF(例えば、SMF)は、UDMに対し、セッション管理加入データ取得(Session Management Subscription Data Retrieval)を求めるリクエストを行う。当該NFは、UDM GETリクエスト(SUPI,選択ネットワークスライス,及び/又はDNN)をUDMへ送信する。UDMは、UEのセッション管理加入データ(SessionManagementSubscriptionDataオブジェクトの配列であり、S-NSSAIごとに1つの配列要素)を返却することになる。SessionManagementSubscriptionDataは、SessionManagementSubscriptionData\DnnConfiguration\dnAaaAddressを含む。DnnConfigurationの1つの定義が、"5G System; Unified Data Management Services; Stage 3"というタイトルの3GPP TS29.503バージョン17.2.0のテーブル6.1.6.2.9-1において与えられている。
【0006】
S11:AMFは、UE又は(R)ANからPDUセッション確立リクエスト(PDU Session Establishment Request)を受信する。
【0007】
S12:AMFは、SMFへNsmf_PDUSession_CreateSMContextリクエストを送信する。
【0008】
S13:SMFは、AMFへNsmf_PDUSession_CreateSMContextレスポンスを送信する。
【0009】
S14:SMFは、UDMへセッション管理加入データ取得を求めるGETリクエスト(SUPI,sm-data)を送信する。
【0010】
S15:UDMは、UDRへセッション管理加入データ取得を求めるGETリクエスト(SUPI,sm-data)を送信する。
【0011】
S16:UDRは、UDMへセッション管理加入データ(DnnConfiguration:AAAサーバ-1のAAAサーバIPアドレス)を伴う100 OKメッセージを送信する。
【0012】
S17:UDMは、SMFへセッション管理加入データ(DnnConfiguration:AAAサーバ-1のAAAサーバIPアドレス)を伴う100 OKメッセージを送信する。
【0013】
S18:SMFは、受信したAAAサーバIPアドレスを使用し、AAAサーバ-1へRadius認証リクエスト(Radius Authentication Request)を送信する。いずれかのIPアドレスが不正であり、又はAAAサーバ-1が動作上の障害を経験していて、AAAサーバ-1はそのために何らの応答も送信しないものとする。
【0014】
S19:SMFは、(PDUセッション確立拒否)を伴うNamf_Communication_N1N2MessageTransferを送信することにより、PDUセッション確立を拒否する。
【0015】
第2の例が、図3のシーケンス図において提供されている。この例によれば、NF(例えば、NEF)は、UDMに対し、5GSにおいてUEのために使用可能な情報を提供することをリクエストする。UDMに対する生成/更新(CREATE/UPDATE)リクエストは、5GVnGroupConfiguration\5gVnGroupData\dnAaaAddressを含む。5GVnGroupDataの1つの定義が、前述した3GPP TS29.503のテーブル6.5.6.2.7-1において与えられている。
【0016】
S21:NF(例えば、SMF)は、UDMへNudm_SDM_Subscribeリクエストを送信する。
【0017】
S22:UDMは、201 Createdメッセージを送信する。
【0018】
S23:AFは、NEFへグループID(GroupId)、AAAサーバ-1のIPアドレス(5GVnGroup\AAA Server IP Address)を伴うNnef_ParameterProvision_Create/Updateリクエストを送信する。
【0019】
S24:NEFは、UDMへグループID、AAAサーバ-1のIPアドレス(5GVnGroup\AAA Server IP Address)を伴うNnef_ParameterProvision_Create/Updateリクエストを送信する。
【0020】
S25:UDMは、検証のためにUDRとの間でNudr_DM_Query手続を実行する。
【0021】
S26:UDMは、UDRとの間で、グループID(GroupId)、AAAサーバ-1のIPアドレス(5GVnGroup\AAA Server IP Address)を伴うNudr_DM_Update手続を実行する。
【0022】
S27:UDMは、NEFへNnef_ParameterProvision_Create/Updateレスポンスを送信する。
【0023】
S28:NEFは、AFへNnef_ParameterProvision_Create/Updateレスポンスを送信する。
【0024】
S29:UDMは、ステップS21にてSMFが変更を購読していることから、SMFへグループID、AAAサーバ-1のIPアドレス(5GVnGroup\AAA Server IP Address)を伴うNudm_SDM_Notification通知を送信する。
【0025】
S30:SMFは、UDMへ204メッセージを送信する。
【0026】
S31: SMFは、コンタクトすべき受信したIPアドレスを使用し、AAAサーバ-1へRadius認証リクエストを送信する。いずれかのIPアドレスが不正であり、又はAAAサーバ-1が動作上の障害を経験していて、AAAサーバ-1はそのために何らの応答も送信しないものとする。
【0027】
図2及び図3の双方の説明例において見ることができるように、UDMからSMFへ(あるいは、より一般に第1NFから第2NFへ)提供される情報が、UEのセカンダリ認証及び承認の実行を可能にしないいくつかのシナリオが存在するはずである。
【0028】
よって、第2NFが第1NFからUEの情報を取得するための改善された手続についてのニーズが存在する。
【発明の概要】
【0029】
ここでの実施形態の目的は、上のシナリオのようにAAAサーバが利用不能に陥ることなく、又は少なくともその悪影響が軽減され若しくは減少する形で、(SMFといった)あるNFが(UDMといった)他のNFからUEの情報を取得することを可能にすることである。
【0030】
第1の観点によれば、5GCにおけるUEのデータ取得のための方法が提示される。その方法は、第1NFノードにより実行される。上記方法は、第2NFノード(200)から、UE(85)のデータを求めるリクエストを受け取ること(S106)と、AAAサーバFQDNを含む上記UE(85)の上記データを取得すること(S108)と、上記AAAサーバFQDNを含む上記UE(85)の上記データを、第2NFノード(200)へ提供すること(S110)と、を含む。
【0031】
いくつかの実施形態において、上記AAAサーバFQDNは、UDRノード(45)から取得される。
【0032】
いくつかの実施形態において、上記方法は、さらに、NEFノード(20)から、上記AAAサーバFQDNを含む第1更新リクエストを受け取ること(S102)と、上記UDRノード(45)へ、上記AAAサーバFQDNと共に第2更新リクエストを提供すること(S104)と、を含む。
【0033】
いくつかの実施形態において、上記方法は、上記UE(85)についてのPDUセッション確立手続の一部として実行される。
【0034】
いくつかの実施形態において、データを求める上記リクエストは、上記UE(85)についてのセッション管理加入データ取得のためのリクエストである。
【0035】
いくつかの実施形態において、データを求める上記リクエストは、5GS(10)において上記UE(85)について使用可能な情報を求めるリクエストである。
【0036】
いくつかの実施形態において、上記UE(85)の上記データは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかにおいて提供される。
【0037】
いくつかの実施形態において、上記AAAサーバFQDNは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかのdnAaaAddress属性において提供される。
【0038】
いくつかの実施形態において、第1NFノード(200)は、UDMノードであり、第2NFノード(200)は、SMFノードである。
【0039】
第2の観点によれば、5GCにおけるUEのデータ取得のための第1NFノードが提示される。第1NFノードは、処理回路を備える。上記処理回路は、第1NFノードに、第2NFノードから上記UEのデータを求めるリクエストを受け取ることを行わせるように構成される。上記処理回路は、第1NFノードに、AAAサーバFQDNを含む上記UEの上記データを取得することを行わせるように構成される。上記処理回路は、第1NFノードに、上記AAAサーバFQDNを含む上記UEの上記データを、第2NFノードへ提供することを行わせるように構成される。
【0040】
第3の観点によれば、5GCにおけるUEのデータ取得のための第1NFノードが提示される。第1NFノードは、第2NFノードから上記UEのデータを求めるリクエストを受け取るように構成される受取りモジュールを備える。第1NFノードは、AAAサーバFQDNを含む上記UEの上記データを取得するように構成される取得モジュールを備える。第1NFノードは、上記AAAサーバFQDNを含む上記UEの上記データを、第2NFノードへ提供するように構成される提供モジュールを備える。
【0041】
第4の観点によれば、5GCにおけるUEのデータ取得のためのコンピュータプログラムが提供され、上記コンピュータプログラムは、第1NFノードの処理回路上で実行された場合に第1NFノードに第1の観点に係る方法を実行させるコンピュータプログラムコードを含む。
【0042】
第5の観点によれば、5GCにおけるUEのデータ取得のための方法が提示される。その方法は、第2NFノードにより実行される。上記方法は、第1NFノード(100)へ、上記UE(85)のデータを求めるリクエストを提供すること(S202)と、AAAサーバFQDNを含む上記UE(85)の上記データを、第1NFノード(100)から受け取ること(S204)と、を含む。
【0043】
いくつかの実施形態において、上記方法は、AAAサーバと共に上記UEの上記データを認証すること、をさらに含み、上記AAAサーバは、上記AAAサーバFQDNに基づいて決定される。
【0044】
いくつかの実施形態において、上記AAAサーバを決定することは、DNSサーバへ上記AAAサーバFQDNを提供することにより、上記DNSサーバからAAAサーバIPアドレスのセットを取得すること(S206)、を含む。
【0045】
いくつかの実施形態において、上記方法は、上記AAAサーバFQDNとAAAサーバIPアドレスの上記セット内の各IPアドレスとの間のマッピングを記憶すること(S208)、をさらに含む。
【0046】
いくつかの実施形態において、上記方法は、AAAサーバIPアドレスの上記セット内の上記IPアドレスのうちの1つにある上記AAAサーバへ、上記UE(85)についての認証リクエストを提供すること(S210)、をさらに含む。
【0047】
いくつかの実施形態において、上記認証リクエストは、上記UE(85)についてのセカンダリ認証及び承認のためのものである。
【0048】
いくつかの実施形態において、AAAサーバIPアドレスの上記セット内の上記IPアドレスのうちの上記1つで上記AAAサーバが到達可能でない場合に、上記リクエストは、AAAサーバIPアドレスの上記セット内の上記IPアドレスのうちの他の1つへ提供される。
【0049】
いくつかの実施形態において、データを求める上記リクエストを提供することは、上記AAAサーバへのコンタクトの試行が前回失敗したことによりトリガされる。
【0050】
いくつかの実施形態において、上記方法は、上記UE(85)についてのPDUセッション確立手続の一部として実行される。
【0051】
いくつかの実施形態において、データを求める上記リクエストは、上記UE(85)についてのセッション管理加入データ取得のためのリクエストである。
【0052】
いくつかの実施形態において、データを求める上記リクエストは、5GS(10)において上記UE(85)について使用可能な情報を求めるリクエストである。
【0053】
いくつかの実施形態において、上記UE(85)の上記データは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかにおいて受け取られる。
【0054】
いくつかの実施形態において、上記AAAサーバFQDNは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかのdnAaaAddress属性において受け取られる。
【0055】
いくつかの実施形態において、第1NFノード(200)は、UDMノードであり、第2NFノード(200)は、SMFノードである。
【0056】
第6の観点によれば、5GCにおけるUEのデータ取得のための第2NFノードが提示される。第2NFノードは、処理回路を備える。上記処理回路は、第2NFノードに、第1NFノードへ、上記UEのデータを求めるリクエストを提供することを行わせるように構成される。上記処理回路は、第2NFノードに、AAAサーバFQDNを含む上記UEの上記データを、第1NFノードから受け取ることを行わせるように構成される。いくつかの実施形態において、上記処理回路は、DNSサーバへ上記AAAサーバFQDNを提供することにより、上記DNSサーバからAAAサーバIPアドレスのセットを取得すること、を第2NFノードに行わせるように構成される。
【0057】
第7の観点によれば、5GCにおけるUEのデータ取得のための第2NFノードが提示される。第2NFノードは、第1NFノードへ上記UEのデータを求めるリクエストを提供するように構成される提供モジュールを備える。第2NFノードは、AAAサーバFQDNを含む上記UEの上記データを、第1NFノードから受け取るように構成される受取りモジュールを備える。いくつかの実施形態において、第2NFノードは、DNSサーバへ上記AAAサーバFQDNを提供することにより、上記DNSサーバからAAAサーバIPアドレスのセットを取得する、ように構成される取得モジュールを備える。
【0058】
第8の観点によれば、5GCにおけるUEのデータ取得のためのコンピュータプログラムが提供され、上記コンピュータプログラムは、第2NFノードの処理回路上で実行された場合に第2NFノードに第5の観点に係る方法を実行させるコンピュータプログラムコードを含む。
【0059】
第9の観点によれば、第4の観点及び第8の観点のうちの少なくとも一方に係るコンピュータプログラムと、上記コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体とを含む、コンピュータプログラムプロダクトが提示される。上記コンピュータ読取可能な記憶媒体は、非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体であってもよい。
【0060】
有利なこととして、これら観点を、上のシナリオのようにAAAサーバが利用不能に陥ることなく、又は少なくともその悪影響が軽減され若しくは減少する形で、(SMFといった)第2のNFが(UDMといった)第1のNFからUEの情報を取得するための手続において使用することができる。
【0061】
有利なこととして、これら観点は、ノードの冗長性を提供する。あるAAAサーバに障害が起きた(又は対応するIPアドレスが利用不能である)場合、そのAAAサーバによるある動作の実行を求めるリクエストを、FQDNに従って、障害を経験していない他のAAAサーバへ向かわせることができる。
【0062】
有利なこととして、これら観点は、AAAサーバ間の負荷分散を提供する。あるAAAサーバが過負荷である場合、そのAAAサーバによるある動作の実行を求めるリクエストを、FQDNに従って、過負荷ではない他のAAAサーバへ向かわせることができる。
【0063】
包含される実施形態の他の目的、特徴及び利点が、以下の詳細な開示から、添付の従属請求項から、並びに図面から明らかとなるであろう。
【0064】
概して、特許請求の範囲において使用される全ての用語は、ここで別段の明示的な定義のない限り、当技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。あるエレメント、装置、コンポーネント、手段、モジュール、ステップなどへの全ての言及は、別段の明示的な記述の無い限り、それらエレメント、装置、コンポーネント、手段、モジュール、ステップなどの少なくとも1つの実例への言及としてオープンに解釈されるべきである。ここで開示されるどの方法のステップも、別段の明示的な記述の無い限り、開示した厳密な順序で実行されなくてよい。
【図面の簡単な説明】
【0065】
次の添付図面を参照しながら、発明概念がこれより例示のやり方で説明される:
【0066】
図1】実施形態に係る通信ネットワークを示す概略図である。
図2】一例に係る方法のシーケンス図である。
図3】一例に係る方法のシーケンス図である。
図4】一実施形態に係る方法のフローチャートである。
図5】一実施形態に係る方法のフローチャートである。
図6A】一実施形態に係る方法のシーケンス図である。
図6B】一実施形態に係る方法のシーケンス図である。
図7】一実施形態に係る方法のシーケンス図である。
図8】一実施形態に係る第1NFノードの機能ユニット群を示す概略図である。
図9】一実施形態に係る第1NFノードの機能モジュール群を示す概略図である。
図10】一実施形態に係る第2NFノードの機能ユニット群を示す概略図である。
図11】一実施形態に係る第2NFノードの機能モジュール群を示す概略図である。
図12】一実施形態に係るコンピュータ読取可能な手段を含むコンピュータプログラムプロダクトの1つの例を示している。
図13】いくつかの実施形態に係るホストコンピュータへ中間ネットワークを介して接続される電気通信ネットワークを示す概略図である。
図14】いくつかの実施形態に係る部分的にワイヤレスな接続上で基地局を介して端末デバイスと通信するホストコンピュータを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0067】
発明概念のある実施形態が描かれている添付図面を参照しながら、これより発明概念が一層充分に説明されるであろう。その発明概念は、しかしながら、多くの異なる形式で具現化されてよく、ここで説示される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、それら実施形態は、本開示を綿密かつ完全なものとして当業者に発明概念のスコープが充分に伝わるように、例示の手段で提供されている。説明を通じて、類似の番号は類似のエレメントを指す。破線で示されるどのステップ又は特徴も、随意的なものと見なされるべきである。
【0068】
上で注記したように、あるNFが他のNFからUEについての情報を取得するための改善された手続を求めるニーズが存在する。この点において、dnAaaAddressは、ある単一のIPアドレスとして定義されている。図2の例では、これは、DnnConfiguration内のdnAaaAddressが1つの単一のIPアドレスとして定義されているという事実により示されている。図3の例では、これは、5GvnGroupData内のdnAaaAddressが1つの単一のIPアドレスとして定義されているという事実により示されている。したがって、AAAサーバが到達可能でない場合、又はAAAサーバが何らかの障害に起因して適切に動作できない場合に、UEについてのセカンダリ認証及び承認は失敗することになる。実際のネットワーク配備では、負荷分散及び冗長性を提供するために、複数のAAAサーバが構成される可能性がある。したがって、dnAaaAddressがFQDN情報により補償され又はそれと組合せられれば、複数のAAAサーバIPアドレス(即ち、複数のAAAサーバの向けのIPアドレス)を取得する目的でDNS解決を行うことができ、それにより負荷分散がサポートされAAAサーバの冗長性が提供される。
【0069】
ここで開示される実施形態は、よって、5GCにおけるUE85のデータ取得のための仕組みに関連する。そうした仕組みを得るために、第1NFノード100、第1NFノード100により実行される方法、及び、例えば第1NFノード100の処理回路上で実行された場合に第1NFノード100にその方法を行わせるコンピュータプログラムの形式のコードを含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。そうした仕組みを得るために、第2NFノード200、第2NFノード200により実行される方法、及び、例えば第2NFノード200の処理回路上で実行された場合に第2NFノード200にその方法を行わせるコンピュータプログラムの形式のコードを含むコンピュータプログラムプロダクトが提供される。
【0070】
これより図4を参照すると、一実施形態に係る、5GCにおけるUE85のデータ取得のための、第1NFノード100により実行される方法が示されている。
【0071】
以下にさらに開示されるように、第2NFノード200は、第1NFノード100へ、UE85のデータを求めるリクエストを提供する。このリクエストは、UDM100により受信される。とりわけ、第1NFノード100は、ステップS106を行うように構成される:
【0072】
S106:第1NFノード100は、第2NFノード200から、UE85のデータを求めるリクエストを受け取る。
【0073】
上記データは、UDR45から取得される。とりわけ、第1NFノード100は、ステップS108を行うように構成される:
【0074】
S108:第1NFノード100は、AAAサーバFQDNを含むUE85のデータを、UDRノード45から受け取る。
【0075】
そして、上記データは、当該データをリクエストしたNFへ提供される。とりわけ、第1NFノード100は、ステップS110を行うように構成される:
【0076】
S110:第1NFノード100は、AAAサーバFQDNを含むUE85のデータを、第2NFノード200へ提供する。
【0077】
これより、第1NFノード100により実行される、5GCにおけるUE85のデータ取得のさらなる詳細に関連する実施形態が開示されるであろう。
【0078】
様々な種類の第1NFノード100及び第2NFノード200が存在し得る。いくつかの実施形態において、第1NFノード100は、UDMノードであり、第2NFノード200は、SMFノードである。
【0079】
UDRノードがAAAサーバFQDNへのアクセスを有するための様々な手法があり得る。いくつかの観点において、AAAサーバFQDNは、第1NFノード100からUDRノード45へ提供される。とりわけ、いくつかの実施形態において、第1NFノード100は、ステップS102及びS104を行うように構成される(オプション):
【0080】
S102:第1NFノード100は、NEFノード20から、第1更新リクエストを受け取る。上記更新リクエストは、AAAサーバFQDNを含む。
【0081】
S104:第1NFノード100は、UDRノード45へ、AAAサーバFQDNと共に第2更新リクエストを提供する。
【0082】
これが以下に図7を参照しながらより詳細に説明されるであろう。
【0083】
ここで開示される方法が実行される様々な文脈が存在し得る。いくつかの実施形態において、上記方法は、UE85についてのPDUセッション確立手続の一部として実行される。これが以下に図6A及び図6Bを参照しながらより詳細に説明されるであろう。
【0084】
ステップS106において第1NFノード100により第2NFノード200から取得されるデータを求める様々な種類のリクエストが存在し得る。いくつかの実施形態において、データを求めるリクエストは、UEについてのセッション管理加入データ取得(Session Management Subscription Data Retrieval)のためのリクエストである。これが以下に図6A及び図6Bを参照しながらより詳細に説明されるであろう。他の実施形態において、データを求めるリクエストは、5GS10においてUE85について使用可能な情報を求めるリクエストである。これが以下に図7を参照しながらより詳細に説明されるであろう。
【0085】
ステップS110において第1NFノード100がAAAサーバFQDNを含むUE85のデータを第2NFノード200へ提供するための様々な手法が存在し得る。いくつかの実施形態において、UE85のデータは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかにおいて提供される。前者は以下に図6A及び図6Bを参照しながらより詳細に説明され、後者は以下に図7を参照しながらより詳細に説明されるであろう。
【0086】
ステップS110において第1NFノード100がAAAサーバFQDNを第2NFノード200へ提供するための様々な手法が存在し得る。いくつかの実施形態において、上記AAAサーバFQDNは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかのdnAaaAddress属性において提供される。前者は以下に図6A及び図6Bを参照しながらより詳細に説明され、後者は以下に図7を参照しながらより詳細に説明されるであろう。
【0087】
これより図5を参照すると、一実施形態に係る、5GCにおけるUE85のデータ取得のための、第2NFノード200により実行される方法が示されている。
【0088】
第2NFノード200は、UE85のデータをリクエストするものと想定される。とりわけ、第2NFノード200は、ステップS202を行うように構成される:
【0089】
S202:第2NFノード200は、第1NFノード100へ、UE85のデータを求めるリクエストを提供する。
【0090】
上述したように、第1NFノード100は、AAAサーバFQDNを含むUE85のデータを提供する。第2NFノード200は、このデータを受信するものと想定される。とりわけ、第2NFノード200は、ステップS204を行うように構成される:
【0091】
S204:第2NFノード200は、AAAサーバFQDNを含むUE85のデータを、第1NFノード100から受け取る。
【0092】
そして、AAAサーバIPアドレスがAAAサーバFQDNから取得される。とりわけ、第2NFノード200は、ステップS206を行うように構成される:
【0093】
S206:第2NFノード200は、DNSサーバへAAAサーバFQDNを提供することにより、DNSサーバからAAAサーバIPアドレスのセットを取得する。
【0094】
これより、第2NFノード200により実行される、5GCにおけるUE85のデータ取得のさらなる詳細に関連する実施形態が開示されるであろう。
【0095】
上で注記したように、様々な種類の第1NFノード100及び第2NFノード200が存在し得る。いくつかの実施形態において、第1NFノード100は、UDMノードであり、第2NFノード200は、SMFノードである。
【0096】
ステップS206においてDNSサーバから一旦AAAサーバIPアドレスのセットを取得すると、第2NFノード200により実行される様々なアクションが存在し得る。
【0097】
いくつかの観点において、AAAサーバFQDNとIPアドレスとの間のマッピングが記憶される。とりわけ、いくつかの実施形態において、第2NFノード200は、ステップS208を行うように構成される(オプション):
【0098】
S208:第2NFノード200は、AAAサーバFQDNとAAAサーバIPアドレスのセット内の各IPアドレスとの間のマッピングを記憶する。
【0099】
いくつかの観点において、第2NFノード200は、複数のIPアドレスのうちの少なくとも1つにあるAAAサーバへ認証リクエストを提供する。とりわけ、いくつかの実施形態において、第2NFノード200は、ステップS210を行うように構成される(オプション):
【0100】
S210:第2NFノード200は、AAAサーバIPアドレスのセット内のIPアドレスのうちの1つにあるAAAサーバへ、UE85についての認証リクエストを提供する。
【0101】
いくつかの実施形態において、上記認証リクエストは、UE85についてのセカンダリ認証及び承認のためのものである。
【0102】
第2NFノード200は、AAAサーバが認証リクエストに対し応答するまで、AAAサーバIPアドレスのセット内の異なるIPアドレスについてステップS210を反復し得る。とりわけ、いくつかの実施形態において、AAAサーバIPアドレスのセット内のIPアドレスのうちの1つでAAAサーバが到達可能でない場合に、上記リクエストは、AAAサーバIPアドレスのセット内のIPアドレスのうちの他の1つへ提供される。
【0103】
ステップS202において第2NFノード200がUE85のデータを求めるリクエストを第1NFノード100へ提供するための様々なトリガが存在し得る。いくつかの実施形態において、データを求めるリクエストを提供することは、AAAサーバへのコンタクトの試行が前回失敗したことによりトリガされる。即ち、第2NFノード200が前回ある具体的なIPアドレスにあるAAAサーバへUE85についての認証リクエストを提供して、その具体的なIPアドレスで当該AAAサーバに到達できなかった場合、これが、ステップS202で第2NFノード200が第1NFノード100へUE85のデータを求めるリクエストを提供するためのトリガとして作用し得る。
【0104】
上述したように、ここで開示される方法が実行される様々な文脈が存在し得る。いくつかの実施形態において、上記方法は、UE85についてのPDUセッション確立手続の一部として実行される。これが以下に図6A及び図6Bを参照しながらより詳細に説明されるであろう。
【0105】
ステップS202において第2NFノード200により第2NFノード200へ提供されるデータについての様々な種類のリクエストが存在し得る。いくつかの実施形態において、データを求めるリクエストは、UEについてのセッション管理加入データ取得のためのリクエストである。これが以下に図6A及び図6Bを参照しながらより詳細に説明されるであろう。他の実施形態において、データを求めるリクエストは、5GS10においてUE85について使用可能な情報を求めるリクエストである。これが以下に図7を参照しながらより詳細に説明されるであろう。
【0106】
ステップS204において第2NFノード200がAAAサーバFQDNを含むUE85のデータを第1NFノード100から受け取るための様々な手法が存在し得る。いくつかの実施形態において、UE85のデータは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかにおいて受け取られる。前者は以下に図6A及び図6Bを参照しながらより詳細に説明され、後者は以下に図7を参照しながらより詳細に説明されるであろう。さらに、いくつかの実施形態において、AAAサーバFQDNは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかのdnAaaAddress属性において受け取られる。前者は以下に図6A及び図6Bを参照しながらより詳細に説明され、後者は以下に図7を参照しながらより詳細に説明されるであろう。
【0107】
あらためて3GPP TS29.503を参照すると、3GPP TS29.503の3GPP TS29.503のテーブル6.1.6.2.9-1及び/又はテーブル6.5.6.2.7-1を、テーブル1又はテーブル2に従ったエントリを含むように更新できるであろう。この点において、テーブル1は、dnAaaAddress属性のデータタイプがFQDNをも含むように拡張される例を提供し、一方で、テーブル2は、新たな属性であるdnAaaFQDNがFQDNというデータタイプで追加される例を提供する。これは、UE85のデータがDnnConfigurationオブジェクトで提供されるか又は5gVnGroupDataオブジェクトで提供されるかに関わらず当てはまる。
【0108】
【表1】
【0109】
【表2】
【0110】
これらケースの双方において、FQDNは、Fqdnというタイプ名を有する、テーブル3に示したような文字列である簡易なデータタイプにより表されてよい。テーブル3は、3GPP TS29.503のテーブル6.1.6.3.2-1に対する拡張であってよい。
【0111】
【表3】
【0112】
上で開示した実施形態の少なくともいくつかに基づく5GCにおけるUE85のデータ取得のための第1の具体的な実施形態が、これより図6A及び図6Bのシーケンス図を参照しながら詳細に開示されるであろう。この実施形態は、UE85のためのPDUセッション確立手続の一部として上記方法が実行されるシナリオに関連し、第1NFノード100はUDMであって、第2NFはSMFであり、データを求めるリクエストは、UE85についてのセッション管理加入データ取得のためのリクエストであり、UE85のデータは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかにおいて提供され、AAAサーバFQDNは、DnnConfigurationオブジェクトのdnAaaAddress属性において提供される。
【0113】
S301:AMFは、UE又は(R)ANからPDUセッション確立リクエスト(PDU Session Establishment Request)を受信する。
【0114】
S302:AMFは、SMFへNsmf_PDUSession_CreateSMContextリクエストを送信する。
【0115】
S303:SMFは、AMFへNsmf_PDUSession_CreateSMContextレスポンスを送信する。
【0116】
S304:SMFは、UDMへセッション管理加入データ取得を求めるGETリクエスト(SUPI,sm-data)を送信する。
【0117】
S305:UDMは、UDRへセッション管理加入データ取得を求めるGETリクエスト(SUPI,sm-data)を送信する。
【0118】
S306:UDRは、UDMへセッション管理加入データ(DnnConfiguration:AAAサーバFQDN)を伴う100 OKメッセージを送信する。
【0119】
S307:UDMは、SMFへセッション管理加入データ(DnnConfiguration:AAAサーバFQDN)を伴う100 OKメッセージを送信する。
【0120】
S308:SMFは、DNSサーバへAAAサーバFQDNを伴うDNSクエリリクエスト(DNS Query Request)を送信する。
【0121】
S309:DNSサーバは、SMFへの返答において、AAAサーバ-1IPアドレス,AAAサーバ-2IPアドレス,...,AAAサーバ-NIPアドレスとマッピングされるAAAサーバFQDNを伴うDNSクエリレスポンス(DNS Query Response)を送信する。
【0122】
S310.SMFは、上記マッピングをDNSキャッシュ内に保存する:AAAサーバFQDNがAAAサーバ-1IPアドレス,AAAサーバ-2IPアドレス,...,AAAサーバ-NIPアドレスとマッピングされる。
【0123】
S311.SMFは、AAAサーバ-1IPアドレスを選択し、AAAサーバ-1へRadius認証リクエスト(Radius Authentication Request)を送信する。
【0124】
S312.いずれかのIPアドレスが不正であり、又はAAAサーバ-1が動作上の障害を経験していて、AAAサーバ-1はそのために何らの応答も送信しない。したがって、SMFは、AAAサーバ-2へ、Radius認証リクエストを再送信(又は第2のRadius認証リクエストを送信)する。
【0125】
S313.AAAサーバ-2は、SMFへRadius認証レスポンスを送信する。
【0126】
S314.SMFは、PDUセッション確立手続を続行する。
【0127】
S307でAAAサーバIPアドレス及びAAAサーバFQDNの双方が送信される場合、SMFは、どちらの方が使用する優先度がより高いかを決定することができる。AAAサーバIPアドレスをまず使用すべきであると決定すると、SMFは、AAAサーバIPアドレスをまず使用することができ、失敗した場合には、SMFは、次いでAAAサーバFQDNを使用することができる。
【0128】
上で開示した実施形態の少なくともいくつかに基づく5GCにおけるUE85のデータ取得のための第2の具体的な実施形態が、これより図7のシーケンス図を参照しながら詳細に開示されるであろう。この実施形態は、データを求めるリクエストが5GS10においてUE85のために使用可能な情報を求めるリクエストであるシナリオに関連し、第1NFノード100はUDMであって、第2NFはSMFであり、UE85のデータは、5gVnGroupDataオブジェクトにおいて提供され、AAAサーバFQDNは、5gVnGroupDataオブジェクトのdnAaaAddress属性において提供される。
【0129】
S401:NF(例えば、SMF)は、UDMへNudm_SDM_Subscribeリクエストを送信する。
【0130】
S402:UDMは、201 Createdメッセージを送信する。
【0131】
S403:AFは、NEFへグループID(GroupId)、5GVnGroup\AAA Server FQDNを伴うNnef_ParameterProvision_Create/Updateリクエストを送信する。
【0132】
S404:NEFは、UDMへグループID(GroupId)、5GVnGroup\AAA Server FQDNを伴うNnef_ParameterProvision_Create/Updateリクエストを送信する。
【0133】
S405:UDMは、データ検証のためにUDRとの間でNudr_DM_Query手続を実行する。
【0134】
S406:UDMは、UDRとの間で、グループID(GroupId)、5GVnGroup\AAA Server FQDNを伴うNudr_DM_Update手続を実行する。
【0135】
S407:UDMは、NEFへNnef_ParameterProvision_Create/Updateレスポンスを送信する。
【0136】
S408:NEFは、AFへNnef_ParameterProvision_Create/Updateレスポンスを送信する。
【0137】
S409:UDMは、ステップS401にてSMFが変更を購読していることから、SMFへグループID、5GVnGroup\AAA Server FQDNを伴うNudm_SDM_Notification通知を送信する。
【0138】
S410:SMFは、UDMへ204メッセージを送信する。
【0139】
S411:図7の手続は、ステップS310からそれ以降へ続行され得る。
【0140】
図8は、数個の機能ユニットの観点で、一実施形態に係る第1NFノード100のコンポーネントを概略的に示している。処理回路110は、例えば記憶媒体130の形式の(図12のような)コンピュータプログラムプロダクト1110aに記憶されたソフトウェア命令群を実行可能な、適切なCPU(central processing unit)、マルチプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP(digital signal processor)などのうちの1つ以上の任意の組合せを用いて提供される。処理回路110は、さらに、少なくとも1つのASIC(application specific integrated circuit)又はFPGA(field programmable gate array)として提供されてもよい。
【0141】
具体的には、処理回路110は、上で開示した動作又はステップのセットを第1NFノード100に行わせるように構成される。例えば、記憶媒体130が動作のセットを記憶してもよく、処理回路110は、記憶媒体130から動作のセットを読出して、その動作のセットを第1NFノード100に行わせる、ように構成されてもよい。動作のセットは、実行可能な命令群のセットとして提供されてもよい。こうして、処理回路110は、ここで開示した通りの方法をそれにより実行するようになされる。
【0142】
記憶媒体130は、例えば磁気メモリ、光学メモリ、ソリッドステートメモリ、あるいは遠隔的に搭載されるメモリのうちの任意の1つ又は組合せであり得る永続的なストレージをも含んでよい。
【0143】
第1NFノード100は、通信ネットワーク10において例示したような、他のエンティティ、機能、ノード、及びデバイスとの通信のための通信インタフェース120をさらに備えてもよい。そのため、通信インタフェース120は、アナログ及びデジタルのコンポーネント群を含む1つ以上の送信機及び受信機を備えてよい。
【0144】
処理回路110は、第1NFノード100の全般的な動作を、例えば通信インタフェース120及び記憶媒体130へデータ及び制御信号を送信することにより、通信インタフェース120からデータ及びレポートを受信することにより、並びに、記憶媒体130からデータ及び命令群を読出すことにより制御する。第1NFノード100の他のコンポーネント及び関連する機能性は、ここで提示される概念を曖昧にしないために省略されている。
【0145】
図9は、数個の機能モジュールの観点で、一実施形態に係る第1NFノード100のコンポーネントを概略的に示している。図9の第1NFノード100は、ステップS106を実行するように構成される受取りモジュール110c、ステップS108を実行するように構成される取得モジュール110d、及びステップS110を実行するように構成される提供モジュール110e、といった複数の機能モジュールを備える。図9の第1NFノード100は、ステップS102を実行するように構成される受取りモジュール110a、及びステップS104を実行するように構成される提供モジュール110bのうちの任意のもの、といったある数のオプションとしての機能モジュールをさらに備えてもよい。概していうと、各機能モジュール110a:110eは、ハードウェアか又はソフトウェアで実装され得る。好適には、1つ以上の又は全ての機能モジュール110a:110eが、恐らくは通信インタフェース120及び/又は記憶媒体130と協働する処理回路110により実装されてよい。処理回路110は、よって、機能モジュール110a:110eにより提供される命令群を記憶媒体130から取得してそれら命令群を実行するように配置されてよく、それにより、ここで開示した通りの第1NFノード100の任意のステップ群を実行する。
【0146】
図10は、数個の機能ユニットの観点で、一実施形態に係る第2NFノード200のコンポーネントを概略的に示している。処理回路210は、例えば記憶媒体230の形式の(図12のような)コンピュータプログラムプロダクト1110bに記憶されたソフトウェア命令群を実行可能な、適切なCPU(central processing unit)、マルチプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP(digital signal processor)などのうちの1つ以上の任意の組合せを用いて提供される。処理回路210は、さらに、少なくとも1つのASIC(application specific integrated circuit)又はFPGA(field programmable gate array)として提供されてもよい。
【0147】
具体的には、処理回路210は、上で開示した動作又はステップのセットを第2NFノード200に行わせるように構成される。例えば、記憶媒体230が動作のセットを記憶してもよく、処理回路210は、記憶媒体230から動作のセットを読出して、その動作のセットを第2NFノード200に行わせる、ように構成されてもよい。動作のセットは、実行可能な命令群のセットとして提供されてもよい。こうして、処理回路210は、ここで開示した通りの方法をそれにより実行するようになされる。
【0148】
記憶媒体230は、例えば磁気メモリ、光学メモリ、ソリッドステートメモリ、あるいは遠隔的に搭載されるメモリのうちの任意の1つ又は組合せであり得る永続的なストレージをも含んでよい。
【0149】
第2NFノード200は、通信ネットワーク10において例示したような、他のエンティティ、機能、ノード、及びデバイスとの通信のための通信インタフェース220をさらに備えてもよい。そのため、通信インタフェース220は、アナログ及びデジタルのコンポーネント群を含む1つ以上の送信機及び受信機を備えてよい。
【0150】
処理回路210は、第2NFノード200の全般的な動作を、例えば通信インタフェース220及び記憶媒体230へデータ及び制御信号を送信することにより、通信インタフェース220からデータ及びレポートを受信することにより、並びに、記憶媒体230からデータ及び命令群を読出すことにより制御する。第2NFノード200の他のコンポーネント及び関連する機能性は、ここで提示される概念を曖昧にしないために省略されている。
【0151】
図11は、数個の機能モジュールの観点で、一実施形態に係る第2NFノード200のコンポーネントを概略的に示している。図11の第2NFノード200は、ステップS202を実行するように構成される提供モジュール210a、ステップS204を実行するように構成される受取りモジュール210b、及びステップS106を実行するように構成される取得モジュール210c、といった複数の機能モジュールを備える。図11の第2NFノード200は、ステップS208を実行するように構成される記憶モジュール210d、及びステップS210を実行するように構成される提供モジュール210eのうちの任意のもの、といったある数のオプションとしての機能モジュールをさらに備えてもよい。概していうと、各機能モジュール210a:210eは、ハードウェアか又はソフトウェアで実装され得る。好適には、1つ以上の又は全ての機能モジュール210a:210eが、恐らくは通信インタフェース220及び/又は記憶媒体230と協働する処理回路210により実装されてよい。処理回路210は、よって、機能モジュール210a:210eにより提供される命令群を記憶媒体230から取得してそれら命令群を実行するように配置されてよく、それにより、ここで開示した通りの第2NFノード200の任意のステップ群を実行する。
【0152】
第1NFノード100及び/又は第2NFノード200は、スタンドアローンのデバイスとして、又は少なくとも1つのさらなるデバイスの一部として提供されてよい。例えば、第1NFノード100及び/又は第2NFノード200は、コアネットワークのノードにおいて提供されてもよい。代替的に、第1NFノード100及び/又は第2NFノード200は、少なくとも2つのデバイス又はノードの間で分散されてもよい。よって、第1NFノード100及び/又は第2NFノード200により実行される命令群の第1の部分が第1デバイスにおいて実行され、第1NFノード100及び/又は第2NFノード200により実行される命令群の第2の部分が第2デバイスにおいて実行されてもよく、ここで開示される実施形態は、第1NFノード100及び/又は第2NFノード200により実行される命令群が実行され得るデバイスの具体的な数には何ら限定されない。よって、ここで開示される実施形態に係る方法は、クラウド計算環境に所在する第1NFノード100及び/又は第2NFノード200による実行に適している。したがって、図8及び図10には単一の処理回路110、210が示されているものの、処理回路110、210は、複数の物理デバイス又はノードをまたいで分散されてもよい。同じことが、図9及び図11の機能モジュール110a:110e、210a:210e、及び図12のコンピュータプログラム1120a、1120bに当てはまる。
【0153】
図12は、コンピュータ読取可能な手段1130を含むコンピュータプログラムプロダクト1110a、1110bの1つの例を示している。このコンピュータ読取可能な手段1130にコンピュータプログラム1120aを記憶させることができ、コンピュータプログラム1120aは、処理回路110並びにそこへ動作可能に連結された通信インタフェース120及び記憶媒体130といったエンティティ及びデバイスに、ここで説明した実施形態に係る方法を実行させることができる。コンピュータプログラム1120a及び/又はコンピュータプログラムプロダクト1110aは、このようにして、ここで開示した通りの第1NFノード100の任意のステップ群を実行するための手段を提供してよい。このコンピュータ読取可能な手段1130にコンピュータプログラム1120bを記憶させることができ、コンピュータプログラム1120bは、処理回路210並びにそこへ動作可能に連結された通信インタフェース220及び記憶媒体230といったエンティティ及びデバイスに、ここで説明した実施形態に係る方法を実行させることができる。コンピュータプログラム1120b及び/又はコンピュータプログラムプロダクト1110bは、このようにして、ここで開示した通りの第2NFノード200の任意のステップ群を実行するための手段を提供してよい。
【0154】
図12の例において、コンピュータプログラムプロダクト1110a、1110bは、CD(compact disc)、DVD(digital versatile disc)又はブルーレイディスクといった光ディスクとして示されている。コンピュータプログラムプロダクト1110a、1110bは、RAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、又はEEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)といったメモリとして、より具体的にいうと、USB(Universal Serial Bus)メモリ、又はコンパクトフラッシュメモリなどのフラッシュメモリといった、外部メモリ内のデバイスの不揮発性の記憶媒体として具現化されてもよい。よって、コンピュータプログラム1120a、1120bがここでは描かれた光ディスク上のトラックとして概略的に示されているものの、コンピュータプログラム1120a、1120bは、コンピュータプログラムプロダクト1110a、1110bに適したいかなる手法で記憶されることもできる。
【0155】
図13は、いくつかの実施形態に係るホストコンピュータ430へ中間ネットワーク420を介して接続される電気通信ネットワークを示す概略図である。一実施形態によれば、通信システムは、3GPP型のセルラーネットワークといった電気通信ネットワーク410を含み、電気通信ネットワーク410は、図1における(R)ANといったアクセスネットワーク411と図1における5GCといったコアネットワーク414とを含む。アクセスネットワーク411は、NB、eNB、gNB(図1の(R)AN70に相当する)、又は他のタイプの無線アクセスポイントといった複数の無線アクセスネットワークノード412a、412b、412cを含み、その各々が対応するカバレッジエリア413a、413b、413cを定義する。各無線アクセスネットワークノード412a、412b、412cは、有線又は無線接続415上でコアネットワーク414へ接続可能である。カバレッジエリア413cに位置する第1のUE491は、対応するネットワークノード412cへワイヤレスに接続され又は対応するネットワークノード412cによりページングされるように構成される。カバレッジエリア413a内の第2のUE492は、対応するネットワークノード412aへワイヤレスに接続可能である。この例では、複数のUE491、492が図示されているものの、開示される実施形態は、カバレッジエリア内に単一のUEがある状況、又は対応するネットワークノード412へ単一の端末デバイスが接続している状況へ等しく適用可能である。UE491、492は、図1のUE85に相当する。
【0156】
電気通信ネットワーク410は、それ自体がホストコンピュータ430へ接続され、ホストコンピュータ430は、スタンドアローンのサーバのハードウェア及び/若しくはソフトウェア、クラウド実装のサーバ、分散型サーバで具現化されてもよく、又はサーバファーム内の処理リソースとして具現化されてもよい。ホストコンピュータ430は、サービスプロバイダの所有下にあってもその制御下にあってもよく、又はサービスプロバイダにより若しくはサービスプロバイダのために運用されてもよい。電気通信ネットワーク410とホストコンピュータ430との間の接続421及び422は、コアネットワーク414からホストコンピュータ430へ直接的に伸びていてもよく、オプションとしての中間ネットワーク420を介してつながっていてもよい。中間ネットワーク420は、パブリック、プライベート又はホステッドネットワークのうちの1つまたはそれらの複数の組み合わせであってもよく、中間ネットワーク420は、もしあればバックボーンネットワーク又はインターネットであってもよく、具体的には、中間ネットワーク420は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含んでもよい。
【0157】
図13の通信システムは、全体として、接続されるUE491、492とホストコンピュータ430との間の接続性を可能にする。その接続性は、オーバーザトップ(OTT)接続450として説明されてよい。ホストコンピュータ430及び接続されるUE491、492は、アクセスネットワーク411、コアネットワーク414、任意の中間ネットワーク420及びあり得るさらなる基盤(図示せず)を途中段階として用いて、OTT接続450を介してデータ及び/又はシグナリングを通信するように構成される。OTT接続450は、OTT接続450の通過途上の参加している通信デバイスがアップリンク通信及びダウンリンク通信のルーティングを意識しないという意味において、透過的であり得る。例えば、ネットワークノード412は、ホストコンピュータ430から発して接続されるUE491へ転送(例えば、ハンドオーバ)されるべきデータを伴うインカミングのダウンリンク通信の過去のルーティングについて通知されなくてよく又はその通知を必要としない。同様に、ネットワークノード412は、UE491から発してホストコンピュータ430へ向かうアウトゴーイングのアップリンク通信の将来のルーティングを認識することを必要としない。
【0158】
図14は、いくつかの実施形態に係る部分的にワイヤレスな接続上で無線アクセスネットワークノードを介してUEと通信するホストコンピュータを示す概略図である。前の段落で議論したUE、無線アクセスネットワークノード及びホストコンピュータの一実施形態に係る例示的な実装が、これより図14を参照しながら説明される。通信システム500において、ホストコンピュータ510は、通信システム500の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線の接続をセットアップし及び維持するように構成される通信インタフェース516を含むハードウェア515を備える。ホストコンピュータ510は、さらに、記憶及び/又は処理のケイパビリティを有し得る処理回路518を備える。具体的には、処理回路518は、命令を実行するように適合される、1つ以上のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又はそれらの組み合わせ(図示せず)を含んでよい。ホストコンピュータ510は、さらに、ホストコンピュータ510内に記憶され又はホストコンピュータ510によりアクセス可能なソフトウェア511であって、処理回路518により実行可能な当該ソフトウェア511を備える。ソフトウェア511は、ホストアプリケーション512を含む。ホストアプリケーション512は、UE530及びホストコンピュータ510で終端するOTT接続550を介して接続しているUE530といったリモートユーザへサービスを提供するように動作可能であり得る。UE530は、図1のUE85に相当する。リモートユーザへのサービスの提供中に、ホストアプリケーション512は、OTT接続550を用いて送信されるユーザデータを提供し得る。
【0159】
通信システム500は、電気通信システムにおいて提供される無線アクセスネットワークノード520をさらに含み、無線アクセスネットワークノード520は、ホストコンピュータ510及びUE530と通信することを可能にするハードウェア525を備える。無線アクセスネットワークノード520は、図1の(R)AN70に相当する。ハードウェア525は、通信システム500の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線又は無線の接続をセットアップし及び維持するための通信インタフェース526、並びに、無線アクセスネットワークノード520によりサービスされるカバレッジエリア(図7には示していない)内に位置するUE530との少なくとも無線接続570をセットアップし及び維持するための無線インタフェース527を含み得る。通信インタフェース526は、ホストコンピュータ510への接続560を促進するように構成され得る。接続560は、直接的なものであってもよく、又は、電気通信システムのコアネットワーク(図14には示されていない)及び/若しくは電気通信システム外の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。図示した実施形態において、無線アクセスネットワークノード520のハードウェア525は、命令群を実行するように適合される、1つ以上のプログラム可能なプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又はそれらの組合せ(図示せず)を含み得る処理回路528をさらに含む。無線アクセスネットワークノード520は、内部的に記憶され又は外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア521をさらに有する。
【0160】
通信システム500は、既に言及したUE530をさらに含む。そのハードウェア535は、UE530がその時点で位置するカバレッジエリアへサービスする無線アクセスネットワークノードとの無線接続570をセットアップし及び維持するように構成される無線インタフェース537を含み得る。UE530のハードウェア535は、命令群を実行するように適合される、1つ以上のプログラム可能なプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又はそれらの組合せ(図示せず)を含み得る処理回路538をさらに含む。UE530は、UE530内に記憶され若しくはUE530によりアクセス可能であって、処理回路538により実行可能なソフトウェア531をさらに含む。ソフトウェア531は、クライアントアプリケーション532を含む。クライアントアプリケーション532は、ホストコンピュータ510のサポートと共に、人間の又は非人間のユーザへUE530を介してサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ510において、実行対象のホストアプリケーション512は、実行対象のクライアントアプリケーション532とUE530及びホストコンピュータ510で終端するOTT接続550を介して通信し得る。ユーザへのサービス提供中に、クライアントアプリケーション532は、ホストアプリケーション512からリクエストデータを受信し、当該リクエストデータへの応答としてユーザデータを提供し得る。OTT接続550は、要求データ及びユーザデータの双方を移送し得る。クライアントアプリケーション532は、自身が提供するユーザデータを生成するために、ユーザとインタラクションし得る。
【0161】
なお、図14に示したホストコンピュータ510、無線アクセスネットワークノード520及びUE530は、それぞれ図13のホストコンピュータ430、無線アクセスネットワークノード412a、412b、412cのうちの1つ、及びUE491、492のうちの1つと類似し又は同一であってもよい。言うなれば、これらエンティティの内部的な作用は図14に示した通りであってよく、それとは独立して、周囲のネットワークトポロジーは図13のそれであってよい。
【0162】
図14では、ホストコンピュータ510とUE530との間のネットワークノード520を介する通信を、いかなる中間的なデバイス及びそれらデバイスを介するメッセージの正確なルーティングへの明示的な言及も無く例示するために、OTT接続550が抽象的に描かれている。ルーティングを決定するのはネットワーク基盤であってよく、ネットワーク基盤は、UE530若しくはホストコンピュータ510を動作させるサービスプロバイダ又はそれら双方からルーティングを隠蔽するように構成されてよい。OTT接続550がアクティブである間、ネットワーク基盤は、(例えば、負荷分散の考慮又はネットワークの再構成に基づいて)ルーティングを動的に変更するための決定をさらに行ってよい。
【0163】
UE530と無線アクセスネットワークノード520との間の無線接続570は、本開示を通じて説明される実施形態の教示に従う。多様な実施形態の1つ以上が、OTT接続550を用いてUE530へ提供されるOTTサービスの性能を改善し、無線接続570はその最後のセグメントを形成する。より正確には、これら実施形態の教示は、顕著な干渉を生み出し得る飛行型UEの改善された分類能力によって、干渉を低減し得る。
【0164】
データレート、レイテンシ及び1つ以上の実施形態により改善される他の要因を監視する目的で、測定手続が提供されてもよい。測定結果の変動に応答してホストコンピュータ510とUE530との間のOTT接続550を再構成するためのオプション的なネットワークの機能性がさらに存在してもよい。上記測定手続及び/又はOTT接続550を再構成するためのネットワーク機能性は、ホストコンピュータ510のソフトウェア511及びハードウェア515、若しくはUE530のソフトウェア531及びハードウェア535、又はそれらの双方において実装されてもよい。複数の実施形態において、通信デバイス内に又は通信デバイスに関連付けて、OTT接続550が通過するセンサ(図示せず)が配備されてもよく、それらセンサは、上で例示した監視結果の数量の値を供給し又は他の物理量の値を供給することにより上記測定手続に参加してもよく、それらからソフトウェア511、531により監視対象の量が計算され又は推定され得る。OTT接続550の再構成は、メッセージフォーマット、再送設定、好適なルーティングなどを含んでよく、その再構成は、ネットワークノード520には影響しなくてもよく、無線アクセスネットワークノード520にとっては未知であるか又は感知不能であってもよい。そうした手続及び機能性は、当分野において既知であり又は実用されているかもしれない。ある実施形態において、測定は、ホストコンピュータ510によるスループット、伝播時間及びレイテンシなどの測定を容易化する独自のUEシグナリングを包含してもよい。その測定は、ソフトウェア511及び531がOTT接続550を用いて具体的には空であり又は"ダミー"のメッセージであるメッセージを送信しつつ、伝播時間や誤りなどを監視する形で実装されてもよい。
【0165】
発明の概念を、主として若干の実施形態を参照しながら上で説明した。しかしながら、当業者にとって容易に理解されるように、添付の特許請求の範囲により定義される通りの発明概念のスコープの範囲内で、上で開示したもの以外の他の実施形態が等しく可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【手続補正書】
【提出日】2023-12-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための方法であって、前記方法は第1NFノード(100)により実行され、前記方法は:
第2NFノード(200)から、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを受け取ること(S106)と、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを取得すること(S108)と、
前記AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第2NFノード(200)へ提供すること(S110)と、
を含む方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記AAAサーバFQDNは、UDRノード(45)から取得され、特に、前記方法は、さらに、
NEFノード(20)から、前記AAAサーバFQDNを含む第1更新リクエストを受け取ること(S102)と、
前記UDRノード(45)へ、前記AAAサーバFQDNと共に第2更新リクエストを提供すること(S104)と、を含む、方法。
【請求項3】
請求項に記載の方法であって、前記方法は、前記UE(85)についてのPDUセッション確立手続の一部として実行される、方法。
【請求項4】
請求項に記載の方法であって、データを求める前記リクエストは、前記UE(85)についてのセッション管理加入データ取得のためのリクエストである、方法。
【請求項5】
請求項に記載の方法であって、前記UE(85)の前記データは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかにおいて提供される、方法。
【請求項6】
請求項に記載の方法であって、前記第1NFノード(200)は、UDMノードであり、前記第2NFノード(200)は、SMFノードである、方法。
【請求項7】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための方法であって、前記方法は第2NFノード(200)により実行され、前記方法は:
第1NFノード(100)へ、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを提供すること(S202)と、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第1NFノード(100)から受け取ること(S204)と、
を含む方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、さらに、
AAAサーバと共に前記UEの前記データを認証すること、を含み、前記AAAサーバは、前記AAAサーバFQDNに基づいて決定される、方法。
【請求項9】
請求項に記載の方法であって、前記AAAサーバを決定することは、DNSサーバへ前記AAAサーバFQDNを提供することにより、前記DNSサーバからAAAサーバIPアドレスのセットを取得すること(S206)、を含む、方法。
【請求項10】
請求項に記載の方法であって、前記方法は、さらに、
前記AAAサーバFQDNとAAAサーバIPアドレスの前記セット内の各IPアドレスとの間のマッピングを記憶すること(S208)、を含む、方法。
【請求項11】
請求項に記載の方法であって、前記方法は、さらに、
AAAサーバIPアドレスの前記セット内のIPアドレスのうちの1つにある前記AAAサーバへ、前記UE(85)についての認証リクエストを提供すること(S210)、を含む、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、前記認証リクエストは、前記UE(85)についてのセカンダリ認証及び承認のためのものである、方法。
【請求項13】
請求項12に記載の方法であって、AAAサーバIPアドレスの前記セット内の前記IPアドレスのうちの前記1つで前記AAAサーバが到達可能でない場合に、前記認証リクエストは、AAAサーバIPアドレスの前記セット内の前記IPアドレスのうちの他の1つへ提供される、方法。
【請求項14】
請求項12に記載の方法であって、データを求める前記リクエストを提供することは、前記AAAサーバへのコンタクトの試行が前回失敗したことによりトリガされる、方法。
【請求項15】
請求項に記載の方法であって、前記方法は、前記UE(85)についてのPDUセッション確立手続の一部として実行される、方法。
【請求項16】
請求項に記載の方法であって、データを求める前記リクエストは、前記UE(85)についてのセッション管理加入データ取得のためのリクエストである、方法。
【請求項17】
請求項に記載の方法であって、前記UE(85)の前記データは、DnnConfigurationオブジェクトか又は5gVnGroupDataオブジェクトかのいずれかにおいて受け取られる、方法。
【請求項18】
請求項に記載の方法であって、前記第1NFノード(200)は、UDMノードであり、前記第2NFノード(200)は、SMFノードである、方法。
【請求項19】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための第1NFノード(100)であって、前記第1NFノード(100)は処理回路(110)を備え、前記処理回路は、前記第1NFノード(100)に:
第2NFノード(200)から、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを受け取ることと、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを取得することと、
前記AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第2NFノード(200)へ提供することと、
を行わせるように構成される、第1NFノード(100)。
【請求項20】
請求項19に記載の第1NFノード(100)であって、請求項2~のいずれか1項に記載の方法を実行するようにさらに構成される、第1NFノード(100)。
【請求項21】
5GCにおけるUE(85)のデータ取得のための第2NFノード(200)であって、前記第2NFノード(200)は処理回路(210)を備え、前記処理回路は、前記第2NFノード(200)に:
第1NFノード(100)へ、前記UE(85)のデータを求めるリクエストを提供することと、
AAAサーバFQDNを含む前記UE(85)の前記データを、前記第1NFノード(100)から受け取ることと、
を行わせるように構成される、第2NFノード(200)。
【請求項22】
請求項21に記載の第2NFノード(200)であって、請求項18のいずれか1項に記載の方法を実行するようにさらに構成される、第2NFノード(200)。
【国際調査報告】