(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
H04W 16/28 20090101AFI20240416BHJP
H04W 24/10 20090101ALI20240416BHJP
H04W 16/26 20090101ALI20240416BHJP
【FI】
H04W16/28
H04W24/10
H04W16/26
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568542
(86)(22)【出願日】2022-05-06
(85)【翻訳文提出日】2023-11-07
(86)【国際出願番号】 CN2022091230
(87)【国際公開番号】W WO2022233323
(87)【国際公開日】2022-11-10
(31)【優先権主張番号】202110497334.4
(32)【優先日】2021-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,クン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ダージエ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA22
5K067DD42
5K067EE02
5K067EE06
5K067EE10
5K067EE34
5K067KK02
(57)【要約】
本出願は、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、装置及び電子機器を開示し、移動通信の分野に属し、本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法は、ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するステップであって、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するステップであって、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含むステップと、を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するステップであって、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するステップであって、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含むステップと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法。
【請求項2】
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定する前記ステップは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップであって、前記第3チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第4チャネル情報は前記端末と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記アクティブユニットから送信された第1基準信号を受信するステップと、
前記第1基準信号に対するチャネル測定によって、前記アクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップと、を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記端末から送信された第2チャネル情報を受信するステップを含み、前記第2チャネル情報は前記端末により第2基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第2基準信号は前記アクティブユニットから前記端末に送信される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記アクティブユニットに第3基準信号を送信するステップと、
前記アクティブユニットから送信された第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記アクティブユニットにより前記第3基準信号に対するチャネル測定によって取得されるステップと、を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記アクティブユニットから送信された第2チャネル情報を取得するステップを含み、前記第2チャネル情報は前記アクティブユニットにより第4基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第4基準信号は前記端末から前記アクティブユニットに送信される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を取得する前記ステップの前に、
インテリジェントサーフェス機器から報告された機器パラメータを取得するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定する前記ステップの後に、
前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記ユニットアレイの制御情報を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップをさらに含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項10】
前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するためのパラメータ要件を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップをさらに含み、
前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項11】
前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定する前記ステップの後に、
チャネル測定によって前記ネットワーク側機器及び/又は前記端末のビームフォーミングパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項12】
前記基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項13】
前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項14】
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するための第1測定モジュールであって、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第1測定モジュールと、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するための第2測定モジュールであって、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第2測定モジュールと、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するための制御モジュールであって、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む制御モジュールと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置。
【請求項15】
前記制御モジュールは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップであって、前記第3チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第4チャネル情報は前記端末と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、に用いられる、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第1測定モジュールは、
前記アクティブユニットから送信された第1基準信号を受信するステップと、
前記第1基準信号に対するチャネル測定によって、前記アクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップと、に用いられる、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項17】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第2測定モジュールは、
前記端末から送信された第2チャネル情報を受信するステップに用いられ、前記第2チャネル情報は前記端末により第2基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第2基準信号は前記アクティブユニットから前記端末に送信される、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項18】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第1測定モジュールは、
前記アクティブユニットに第3基準信号を送信するステップと、
前記アクティブユニットから送信された第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記アクティブユニットにより前記第3基準信号に対するチャネル測定によって取得されるステップと、に用いられる、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項19】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第2測定モジュールは、
前記アクティブユニットから送信された第2チャネル情報を取得するステップに用いられ、前記第2チャネル情報は前記アクティブユニットにより第4基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第4基準信号は前記端末から前記アクティブユニットに送信される、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項20】
前記制御モジュールは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップに用いられる、請求項15に記載の装置。
【請求項21】
前記制御モジュールはさらに、インテリジェントサーフェス機器から報告された機器パラメータを取得するステップに用いられ、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項22】
前記制御モジュールはさらに、
前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記ユニットアレイの制御情報を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップに用いられる、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項23】
前記制御モジュールはさらに、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するためのパラメータ要件を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップに用いられ、
前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項24】
前記制御モジュールはさらに、チャネル測定によって前記ネットワーク側機器及び/又は前記端末のビームフォーミングパラメータを決定するステップに用いられる、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項25】
前記基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項26】
前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項27】
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するステップと、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するステップと、を含み、
前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法。
【請求項28】
前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するステップの後に、
前記第2基準信号に対してチャネル測定を行い、前記第2チャネル情報を取得して前記ネットワーク機器に送信するステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
ネットワーク側機器により設定された前記第2基準信号又は第4基準信号のパラメータを取得するステップをさらに含む、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
前記基準信号は、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する、請求項27に記載の方法。
【請求項32】
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するための第1取得モジュールと、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するための第2取得モジュールと、を含み、
前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置。
【請求項33】
前記第1取得モジュールはさらに、前記第2基準信号に対してチャネル測定を行い、前記第2チャネル情報を取得して前記ネットワーク機器に送信するステップに用いられる、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記第1取得モジュール又は第2取得モジュールはさらに、ネットワーク側機器により設定された前記第2基準信号又は第4基準信号のパラメータを取得するステップに用いられる、請求項32に記載の装置。
【請求項35】
前記基準信号は、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む、請求項32に記載の装置。
【請求項36】
前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する、請求項32に記載の装置。
【請求項37】
インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行うステップであって、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行うステップであって、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
インテリジェントサーフェス機器がユニットアレイの制御情報を取得するステップであって、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含むステップと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法。
【請求項38】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行う前記ステップは、
ネットワーク側機器が第1基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するように、前記ネットワーク側機器に前記第1基準信号を送信するステップを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行う前記ステップは、
端末が第2基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するように、前記端末に前記第2基準信号を送信するステップを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項40】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、アクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行う前記ステップは、
ネットワーク側機器から送信された第3基準信号を受信し、前記第3基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するステップを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、アクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行う前記ステップは、
端末から送信された第4基準信号を受信し、前記第4基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するステップを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項42】
第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップをさらに含む、請求項40又は41に記載の方法。
【請求項43】
ユニットアレイの制御情報を取得する前記ステップは、
ネットワーク側機器から送信されたユニットアレイの制御情報を受信するステップを含む、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
ユニットアレイの制御情報を取得する前記ステップは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項45】
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップを含む、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するための、前記ネットワーク側機器から送信されたパラメータ要件を受信するステップをさらに含み、
前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項47】
ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項48】
前記基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項49】
前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する、請求項37に記載の方法。
【請求項50】
アクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行うための第1通信モジュールであって、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第1通信モジュールと、
アクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行うための第2通信モジュールであって、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第2通信モジュールと、
ユニットアレイの制御情報を取得するための実行モジュールであって、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む実行モジュールと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置。
【請求項51】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第1通信モジュールは、ネットワーク側機器が第1基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するように、前記ネットワーク側機器に前記第1基準信号を送信するステップに用いられる、請求項50に記載の装置。
【請求項52】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第2通信モジュールは、端末が第2基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するように、前記端末に前記第2基準信号を送信するステップに用いられる、請求項50に記載の装置。
【請求項53】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第1通信モジュールは、ネットワーク側機器から送信された第3基準信号を受信し、前記第3基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するステップに用いられる、請求項50に記載の装置。
【請求項54】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第2通信モジュールは、端末から送信された第4基準信号を受信し、前記第4基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するステップに用いられる、請求項50に記載の装置。
【請求項55】
前記実行モジュールはさらに、第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップに用いられる、請求項53又は54に記載の装置。
【請求項56】
前記実行モジュールは、ネットワーク側機器から送信されたユニットアレイの制御情報を受信するステップに用いられる、請求項55に記載の装置。
【請求項57】
前記実行モジュールは、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、に用いられる、請求項50に記載の装置。
【請求項58】
前記実行モジュールは、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップに用いられる、請求項57に記載の装置。
【請求項59】
前記実行モジュールはさらに、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するための、前記ネットワーク側機器から送信されたパラメータ要件を受信するステップに用いられ、
前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項50に記載の装置。
【請求項60】
前記実行モジュールはさらに、ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップに用いられ、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項50に記載の装置。
【請求項61】
前記基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む、請求項50に記載の装置。
【請求項62】
前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する、請求項50に記載の装置。
【請求項63】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項27から31のいずれか1項に記載のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のステップが実現される、端末。
【請求項64】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、請求項1から13のいずれか1項に記載のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のステップが実現される、ネットワーク側機器。
【請求項65】
プロセッサにより実行されると、請求項1から13のいずれか1項に記載のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、又は請求項27から31のいずれか1項に記載のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、又は請求項37から49のいずれか1項に記載のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のステップが実現されるプログラム又はコマンドが記憶されている、可読記憶媒体。
【請求項66】
プロセッサと通信インタフェースとを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行し、請求項1から13のいずれか1項に記載のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、又は請求項27から31のいずれか1項に記載のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、又は請求項37から49のいずれか1項に記載のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のステップを実現するためのものである、チップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年5月7日に出願した、出願番号が202110497334.4で、発明の名称が「インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、装置及び電子機器」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は参照によって本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は移動通信の技術分野に属し、具体的にはインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
無線環境における特殊の無線補助機器(例えば中継機器、バックスキャッタ(backscatter)、新規機器/大型インテリジェントサーフェス、衛星)は、自機器の電磁パラメータを変更するという、通信機器間のチャネル状態に影響する機能を有する。信号対雑音干渉比(Signal-to-Noise and Interference Ratio,SINR)又はチャネル応答がこれらの特殊機器の電磁パラメータ、ハードウェア特性の変化につれて変化することにより、チャネル応答はそれに応じて更新される。
【0004】
一方、大型インテリジェントサーフェス機器は大量のパッシブユニットからなり、関連する基準信号を送信できないため、基地局及び端末は大型インテリジェントサーフェス機器の各サーフェスユニットに対応するチャネル情報を直接取得するのが困難であり、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御ができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御ができないという問題を解決できるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、装置及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様において、ネットワーク側機器に適用されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法であって、
ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するステップであって、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するステップであって、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含むステップと、を含む、前記方法を提供する。
【0007】
第2態様において、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するための第1測定モジュールであって、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第1測定モジュールと、
前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するための第2測定モジュールであって、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第2測定モジュールと、
前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するための制御モジュールであって、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む制御モジュールと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供する。
【0008】
第3態様において、端末に適用されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法であって、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するステップと、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するステップと、を含み、
前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である、前記方法を提供する。
【0009】
第4態様において、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するための第1取得モジュールと、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するための第2取得モジュールと、を含み、
前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供する。
【0010】
第5態様において、インテリジェントサーフェス機器に適用されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法であって、
インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行うステップであって、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行うステップであって、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
インテリジェントサーフェス機器がユニットアレイの制御情報を取得するステップであって、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含むステップと、を含む、前記方法を提供する。
【0011】
第6態様において、
アクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行うための第1通信モジュールであって、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第1通信モジュールと、
アクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行うための第2通信モジュールであって、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第2通信モジュールと、
ユニットアレイの制御情報を取得するための実行モジュールであって、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む実行モジュールと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供する。
【0012】
第7態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法のステップが実現される、ネットワーク側機器を提供する。
【0013】
第8態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第3態様に記載の方法のステップが実現される、端末を提供する。
【0014】
第9態様において、プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法のステップ、又は第3態様に記載の方法のステップ、又は第5態様に記載の方法のステップが実現されるプログラム又はコマンドが記憶されている、可読記憶媒体を提供する。
【0015】
第10態様において、プロセッサと通信インタフェースとを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行し、第1態様に記載の方法のステップ、又は第3態様に記載の方法のステップ、又は第5態様に記載の方法のステップを実現するためのものである、チップを提供する。
【0016】
第11態様において、非一時的な記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサにより実行されることで第1態様に記載の方法のステップ、又は第3態様に記載の方法のステップ、又は第5態様に記載の方法のステップを実現する、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本出願の実施例において、ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本出願の実施例を適用可能な無線通信システムの構造模式図を示す。
【
図2】本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図3】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図4】本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法におけるパッシブユニットに対するチャネル推定方法の模式図を示す。
【
図5】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図6】本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示す。
【
図7】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図8】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示す。
【
図9】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図10】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示す。
【
図11】本出願の実施例で提供される通信機器の構造模式図を示す。
【
図12】本出願の実施例を実現する端末の構造模式図である。
【
図13】本出願の実施例を実現するネットワーク側機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものである。
【0020】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は前後順を説明するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第1」、「第2」等で区別される対象は、通常、1種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよいことを理解すべきである。また、明細書及び特許請求の範囲において「及び/又は」は、接続対象のうちの少なくとも1つを表し、符号の「/」は、一般に前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0021】
指摘すべきことは、本出願の実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/発展型LTE(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)及び他のシステムのような、他の無線通信システムに用いることもできる点である。本出願の実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語はしばしば交換可能に使用され、説明される技術は上記したシステムと無線電信技術に加えて、他のシステムと無線電信技術に用いることもできる。以下の説明では例示の目的で新しい無線(New Radio,NR)システムについて説明し、且つ以下の説明の多くにおいてNR用語が使用されるが、これらの技術は、第6世代(6th Generation,6G)通信システムのような、NRシステムアプリケーション以外のアプリケーションにも適用可能である。
【0022】
図1は本出願の実施例を適用可能な無線通信システムの構造模式図を示す。無線通信システムは端末11、ネットワーク側機器12及びインテリジェントサーフェス機器13を含む。そのうち、端末11は端末機器又はユーザ端末(User Equipment,UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)等の端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、リストバンド、イヤホン、メガネ等を含む。説明すべきことは、本出願の実施例では端末11の具体的なタイプが限定されない点である。ネットワーク側機器12は基地局又はコアネットワークであってもよく、そのうち、基地局は、ノードB、発展型ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、発展型Bノード(eNB)、ホームBノード、ホーム発展型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野における他の何らかの適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、説明すべきことは、本出願の実施例ではNRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的なタイプが限定されない点である。ネットワーク側機器12はアクセスネットワーク機器又はコアネットワーク機器を含んでもよく、そのうち、アクセスネットワーク機器12は無線アクセスネットワーク機器、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)、無線アクセスネットワーク機能又は無線アクセスネットワークユニットと呼ばれてもよい。アクセスネットワーク機器12は基地局、WLANアクセスポイント又はWiFiノード等を含んでもよく、基地局はノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、ホームBノード、ホーム発展型Bノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野における他の何らかの適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、説明すべきことは、本出願の実施例ではNRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的なタイプが限定されない点である。コアネットワーク機器は、コアネットワークノード、コアネットワーク機能、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity,MME)、アクセスモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function,AMF)、セッション管理機能(Session Management Function,SMF)、ユーザプレーン機能(User Plane Function,UPF)、ポリシー制御機能(Policy Control Function,PCF)、ポリシー課金ルール機能(Policy and Charging Rules Function,PCRF)ユニット、エッジアプリケーションサーバ発見機能(Edge Application Server Discovery Function,EASDF)、統合データ管理(Unified Data Management,UDM)、統合データリポジトリ(Unified Data Repository,UDR)、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server,HSS)、集中ネットワーク構成(Centralized network configuration,CNC)、ネットワークリポジトリ機能(Network Repository Function,NRF)、ネットワーク公開機能(Network Exposure Function,NEF)、ローカルNEF(Local NEF又はL-NEF)、バインディングサポート機能(Binding Support Function,BSF)、アプリケーション機能(Application Function,AF)等のうちの少なくとも1つを含んでもよいが、それらに限定されない。説明すべきことは、本出願の実施例ではNRシステムにおけるコアネットワーク機器のみを例にして説明するが、コアネットワーク機器の具体的なタイプが限定されない点である。インテリジェントサーフェス機器13は大型インテリジェントサーフェス(Large Intelligent Surfaces,LIS)又は再構成可能なインテリジェントサーフェス(Reconfigurable Intelligent Surfaces,RIS)であってもよく、以下の実施例ではいずれもRISを例として説明する。RISは自身の電磁特性を動的/半永続的に変更し、RISに入射された電磁波の反射/屈折挙動に影響することができる。RISは電磁波の反射波/屈折波を制御することで、ビーム掃引/ビームフォーミング等の機能を実現する。RISの作動原理及び機器構造は以下のとおりである。RISはフロントエンドの人工サーフェスとバックエンドの制御モジュールとからなる。フロントエンドの人工サーフェスは密に配列された人工デバイスユニットで構成され、デバイスユニットのデバイス特性はデバイスの制御信号/バイアス電圧の影響を受けるものであり、異なる制御信号/バイアス電圧は異なる反射係数/屈折係数に対応する。反射係数/屈折係数の変化は反射信号/屈折信号の位相及び/又は強度に影響する。微視的には、各デバイスユニットは独立した反射/屈折信号をもたらし、巨視的には、これらの信号は重なって電磁波の制御を実現する。制御信号/バイアス電圧はバックエンドの制御モジュールにより提供される。
【0023】
以下に図面を参照しながら、いくつかの実施例及びその適用シナリオにより本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を詳細に説明する。
【0024】
図2は本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図2に示すように、該方法はネットワーク側機器によって実行でき、言い換えれば、該方法はネットワーク側機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行できる。前記方法は以下のステップ201~ステップ203で実行してもよい。
【0025】
ステップS201で、ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得する。ここで、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0026】
本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器はデバイスユニットからなるユニットアレイを含み、具体的にはアクティブユニット及びパッシブユニットを含んでもよい。前記ユニットアレイにおけるアクティブユニットの数及び位置は実際の要求に応じて設定してもよく、疎に配列することが可能である。
【0027】
ステップS202で、前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得する。ここで、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0028】
ステップS203で、前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定する。ここで、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む。
【0029】
アクティブユニット及びパッシブユニットを含むインテリジェントサーフェス機器について、本出願の実施例に係るビーム制御方法は、アクティブユニットに基づくチャネル測定段階である第1段階とインテリジェントサーフェス機器のビーム制御段階である第2段階の2つの段階に分けられる。第1段階では、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの備える情報送受信機能に応じて、アクティブユニットに基づいてチャネル測定を行うと、アクティブユニットとネットワーク側機器との間の第1チャネル情報及びアクティブユニットと端末との間の第2チャネル情報を含む前記インテリジェントサーフェス機器における各アクティブユニットのチャネル情報を取得することができる。第2段階では、取得されたチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器に対してビームフォーミングを行い、インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。前記制御情報はユニットアレイにおける各ユニットの作動状態を含んでもよい。
【0030】
該制御情報によって、インテリジェントサーフェス機器のアナログ転送ビームの設定を決定できる。その後、基地局と端末とのチャネル測定を行えば、基地局と端末のビームフォーミング設定を決定できる。
【0031】
前記ステップS201とステップS202は任意の順番にあってもよく、同時に行ってもよいし、各々の対応する測定周期に応じてそれぞれ行ってもよく、本出願の実施例ではステップS201が前に、ステップS202が後になる例のみを挙げて説明する。
【0032】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器とRIS機器との位置が相対的に固定であり、チャネル変化が遅いため、第1チャネル情報を取得する第1測定周期は比較的長くなってもよく、第2チャネル情報を取得する第2測定周期は比較的短くなってもよく、具体的には端末の移動速度及び環境の変化状況によって決定されてもよい。例えば、第2測定周期は端末のチャネル状態情報(Channel State Information,CSI)測定周期を参照して設定してもよいし、CSI測定周期の整数倍としてもよい。第1測定周期内には、複数の第2測定周期が含まれてもよく、且つ異なる方向の複数の端末が測定される。
【0033】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0034】
図3は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図3に示すように、該方法はネットワーク側機器によって実行でき、言い換えれば、該方法はネットワーク側機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行できる。インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットは様々なタイプを有してもよく、信号送信及び/又は受信の機能を備えるアクティブユニットであり得る。そのうち、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、即ち前記アクティブユニットが信号送信機能を備えるアクティブユニットであるか、又は信号送信と受信の機能をサポートするアクティブユニットである場合に、前記方法は以下のステップ301~ステップ305で実行してもよい。
【0035】
ステップS301で、前記アクティブユニットから送信された第1基準信号を受信する。
【0036】
ステップS302で、前記第1基準信号に対するチャネル測定によって、前記アクティブユニットの第1チャネル情報を取得する。
【0037】
1つの実施形態において、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットからネットワーク側機器に第1基準信号を送信してもよい。ネットワーク側機器は受信された第1基準信号に基づいてチャネル測定を行い、前記アクティブユニットの第1チャネル情報を取得する。
【0038】
前記第1基準信号のパラメータは前記ネットワーク側機器により設定されてもよい。
【0039】
ステップS303で、前記端末から送信された第2チャネル情報を受信する。ここで、前記第2チャネル情報は前記端末により第2基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第2基準信号は前記アクティブユニットから前記端末に送信される。
【0040】
1つの実施形態において、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットから端末に第2基準信号を送信し、端末により、受信された第2基準信号に基づいてチャネル測定を行い、前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得し、ネットワーク側機器に送信してもよい。
【0041】
前記第2基準信号のパラメータは前記ネットワーク側機器により設定されてもよく、設定されたパラメータは端末に通知され、具体的にはダウンリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)、媒体アクセス制御制御要素(Medium Access Control Control Element,MAC CE)又は無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)等の情報で搬送してもよい。
【0042】
前記ネットワーク側機器により設定された第1基準信号及び第2基準信号の設定パラメータは具体的に該基準信号の時間周波数リソース、基準信号シーケンスとポート、プリコード等のパラメータを含んでもよい。
【0043】
前記第1基準信号及び第2基準信号は様々なタイプの基準信号を採用してもよく、1つの実施形態において、前記基準信号は、
同期信号ブロック(Synchronization Signal and PBCH block,SSB)と、
チャネル状態情報基準信号(Channel State Information Reference Signal,CSI-RS)と、
物理ダウンリンク共有チャネル(Physical downlink shared channel,PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical downlink control channel,PDCCH)、又は物理アップリンク共有チャネル(Physical uplink shared channel,PUSCH)のDMRS、即ちDMRS for PDSCH、DMRS for PDCCH、又はDMRS for PUSCHであり得る復調基準信号(Demodulation Reference Signal,DMRS)と、
測位基準信号(Position Reference Signal,PRS)と、
サウンディング基準信号(Sounding Reference Signal,SRS)と、
物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel Reference Signal,PRACH)基準信号と、
サイドリンク(side link)基準信号と、
専用の第1基準信号及び/又は専用の第2基準信号を含み得るインテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0044】
ネットワーク側機器に送信される第1基準信号と、異なる端末に送信される第2基準信号は、異なるポートによって区別してもよく、1つの実施形態において、前記基準信号は、以下の少なくとも1つの方式で区別される。
【0045】
時分割多重であって、例えば、異なるOFDMシンボル上で各基準信号を送信してもよい。
周波数分割多重であって、例えば、同じOFDMシンボル上で異なる周波数領域リソース上にて各基準信号を送信してもよい。
符号分割多重であって、例えば、異なるシーケンスを用いて各基準信号を生成する。
空間分割多重又はビーム掃引であって、アクティブユニットはビーム掃引又はビームトレーニングの方式で第1基準信号及び/又は第2基準信号を送信してもよく、ネットワーク側機器及び端末はそれぞれチャネル測定によって信号品質の最も高いビームを通信ビームとし、第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得する。
【0046】
選択的に、前記第1基準信号と第2基準信号の周波数帯域幅は同じである。
【0047】
ステップS304で、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する。ここで、前記第3チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第4チャネル情報は前記端末と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報である。
【0048】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器はRIS機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報によって、RIS機器におけるパッシブユニットに対してチャネル推定を行って、各パッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得してもよい。
【0049】
パッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するには種々の推定方法を採用することが可能であり、1つの実施形態では、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する。前記補間アルゴリズムの具体例は以下のとおりである。
【0050】
図4には、ネットワーク側機器410、端末420及びRIS機器430が含まれ、そのうち、前記RIS機器430は異なるパターンで表されるアクティブユニット431及びパッシブユニット432を含む。チャネル測定によって、アクティブユニットiの第1チャネル情報H
B,iと第2チャネル情報H
i,U、及びアクティブユニットjの第1チャネル情報H
B,jと第2チャネル情報H
j,Uを含むアクティブユニットi及びjのチャネル情報をそれぞれ取得する。H
B,i、H
i,U、H
B,j及びH
j,Uに基づいてアクティブユニットiとjの間にあるパッシブユニットkに対してチャネル推定を行えば、パッシブユニットkの第3チャネル情報H
B,kと第4チャネル情報H
k,Uを取得することができる。具体的には補間アルゴリズムによって取得してもよく、例えば、線形補間アルゴリズムを用いてH
B,k=1/2(H
B,i+H
B,j)とH
k,U=1/2(H
i,U+H
j,U)を取得することができる。前記補間アルゴリズムは、例えば、ウィーナーフィルタリング、非線形補間等、様々あり、ここでは具体的に限定しない。
【0051】
同様に
図4に示すように、インテリジェントサーフェスがビーム掃引の方式でチャネル推定を行う場合、第1チャネル情報はネットワーク機器で受信されたインテリジェントサーフェスのアクティブユニットの各ビームのエネルギー強度を表し、第2チャネル情報は端末機器で受信されたインテリジェントサーフェスのアクティブユニットの各ビームのエネルギー強度を表す。ネットワーク機器は、第1チャネル情報に基づいてエネルギーの最も強い1つ又は複数の測定結果に対応するビームをネットワーク機器からインテリジェントサーフェスへのビームとして選択し、そして第2チャネル情報に基づいてエネルギーの最も強い1つ又は複数の測定結果に対応するビームを端末機器からインテリジェントサーフェスへのビームとして選択する。インテリジェントサーフェスのアクティブユニットのビームコードブックに基づき、各アクティブユニットのチャネル間の相対位相関係、即ちH
B,iとH
B,jとの位相差、H
i,UとH
j,Uとの位相差を特定する。さらに、カスケードチャンネルにおいて、ネットワーク機器-インテリジェントサーフェスのアクティブユニット-端末機器のチャネルH
B,i*H
i,UとH
B,j*H
j,Uとの位相差を特定できる。同様に補間アルゴリズムによって、ネットワーク機器-インテリジェントサーフェスのパッシブユニット-端末機器のカスケードチャネル間の位相差を特定できる。カスケードチャネル間の位相差に基づいてインテリジェントサーフェスの制御情報が計算される。
【0052】
1つの実施形態において、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報は具体的に、各アクティブユニットのチャネル間の相関性、例えば、ビーム掃引又はビームトレーニングによって得られたアクティブユニットのチャネル測定結果であってもよい。同様に、補間アルゴリズムを使用して推定されたパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報も、各パッシブユニットのチャネル間の相関性であり得る。
【0053】
1つの実施形態において、RIS機器がセルにアクセスすると、同期化の手順が完了され、ネットワーク側機器と時間周波数を同期した後に、前記方法は、
インテリジェントサーフェス機器から報告された機器パラメータを取得するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、以下の少なくとも1つを含む。
【0054】
機器タイプであって、前記機器タイプは、パッシブユニットのみを含む純パッシブRIS機器、アクティブユニットのみを含む純アクティブRIS機器、及びアクティブユニットとパッシブユニットを含むアクティブパッシブハイブリッドRIS機器を含んでもよい。
機器サイズ。
アクティブユニットのタイプ。
アクティブユニットの位置。
アクティブユニットの数。
アクティブユニットの能力であって、信号受信のみをサポートすること、信号送信のみをサポートすること、又は信号の送信と受信を同時にサポートすることを含む。
パッシブユニットの能力であって、パッシブユニットのタイプ、例えば位相制御タイプ及び振幅制御タイプ等を含み、また、パッシブユニットの制御パラメータの定量化精度、例えば、パッシブユニットの状態を制御する制御情報のビット長を含んでもよい。例えば、パッシブユニットは位相制御タイプのRISユニットであり、1bit制御情報でRISユニットの状態が制御される。システムは制御情報「0」が反射信号の位相と入射信号の位相が連続していることに対応し、制御情報「1」が反射信号の位相と入射信号の位相が180度ずれていると認めてもよく、又は制御情報「0」に対応する反射信号の位相と制御情報「1」に対応する反射信号の位相が180度ずれていると認めてもよい。
【0055】
ステップS305で、前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。
【0056】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器は、アクティブユニット及びパッシブユニットのチャネル情報を含む各デバイスユニットのチャネル情報に基づき、又はパッシブユニットのチャネル情報のみに基づき、RIS機器において目標転送ビームを取得するためにRIS機器のユニットアレイの制御情報を取得する。前記目標転送ビームは、ある端末又はある端末群に指向する単一のビームであってもよいし、様々な方向の複数の端末又は複数の端末群に指向する複数の方向のビームであってもよい。
【0057】
1つの実施形態において、ステップS305の後に、前記方法は、
前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記ユニットアレイの制御情報を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップをさらに含む。前記制御情報はDCI、MAC CE又はRRCで搬送されてもよい。
【0058】
1つの実施形態において、取得されたユニットアレイの制御情報に基づいてRIS機器の初期ビームを決定した後、さらにRIS機器のビームを微調整してもよい。ネットワーク側機器は送信される制御情報においてRIS機器のためのいくつかのより精細なビームを配置し、前記より精細なビームとは、異なるビーム位相を有するビーム又はビーム指向が異なるビームをいい、具体的には初期ビームをもとに適宜補正して得ることができる。ネットワーク側機器はさらに、RIS機器のための、それぞれが上記1つのより精細なビームに対応する複数の時間単位を含むビーム微調整の時間パラメータを配置してもよい。ビーム微調整について、ネットワーク側機器は端末に対して、基準信号時間周波数リソース、ポート番号等を含む対応するビーム測定の設定情報を設定してもよい。ネットワーク側機器又は端末が基準信号を送信し、端末又はネットワーク側機器が基準信号を受信してビーム測定を行い、測定結果に基づいて適切なより精細なビームを決定する。
【0059】
別の実施形態において、ネットワーク側機器は、前記インテリジェントサーフェス機器にパラメータ要件を送信してもよく、前記パラメータ要件は、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するためのものであり、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0060】
インテリジェントサーフェス機器は受信されたパラメータ要件に応じて、アクティブユニット及びパッシブユニットのチャネル情報を含む各デバイスユニットのチャネル情報に基づき、又はパッシブユニットのチャネル情報のみに基づき、RIS機器において目標転送ビームを得るためにRIS機器のユニットアレイの制御情報を取得してもよい。
【0061】
1つの実施形態において、ステップS305の後に、前記方法は、
ネットワーク側機器がチャネル測定によって前記ネットワーク側機器及び/又は前記端末のビームフォーミングパラメータを決定するステップをさらに含み、該チャネル測定はプロトコル手順に従って実行してもよい。
【0062】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットによりネットワーク側機器及び端末に第1基準信号及び第2基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、アクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例では、アクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑のチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0063】
図5は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図5に示すように、該方法はネットワーク側機器によって実行でき、言い換えれば、該方法はネットワーク側機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行できる。アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、即ち前記アクティブユニットが信号受信機能を備えるアクティブユニットであるか、又は信号送信と受信の機能をサポートするアクティブユニットである場合に、前記方法は以下のステップ501~ステップ505で実行してもよい。
【0064】
ステップS501で、前記アクティブユニットに第3基準信号を送信する。
【0065】
ステップS502で、前記アクティブユニットから送信された第1チャネル情報を取得する。ここで、前記第1チャネル情報は前記アクティブユニットにより前記第3基準信号に対するチャネル測定によって取得される。
【0066】
1つの実施形態において、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器からアクティブユニットに第3基準信号を送信してもよい。アクティブユニットが受信された第3基準信号に対してチャネル測定を行い、アクティブユニットの第1チャネル情報を取得する。
【0067】
前記第3基準信号のパラメータは前記ネットワーク側機器により設定されてもよい。
【0068】
1つの実施形態において、RIS機器はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得すると、該第1チャネル情報をアクティブユニットによって前記ネットワーク側機器に送信してもよい。
【0069】
ステップS503で、前記アクティブユニットから送信された第2チャネル情報を取得する。ここで、前記第2チャネル情報は前記アクティブユニットにより第4基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第4基準信号は前記端末から前記アクティブユニットに送信される。
【0070】
1つの実施形態において、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、端末からアクティブユニットに第4基準信号を送信してもよい。アクティブユニットが受信された第4基準信号に対してチャネル測定を行い、アクティブユニットの第2チャネル情報を取得する。
【0071】
前記第4基準信号のパラメータは前記ネットワーク側機器により設定されてもよく、設定されたパラメータは端末に通知される。
【0072】
前記ネットワーク側機器により設定された第3基準信号及び第4基準信号の設定パラメータは具体的に、該基準信号の時間周波数リソース、基準信号シーケンス及びポート、プリコード等のパラメータを含んでもよい。
【0073】
1つの実施形態において、RIS機器はアクティブユニットの第2チャネル情報を取得すると、該第2チャネル情報をアクティブユニットによって前記ネットワーク側機器に送信してもよい。
【0074】
前記第3基準信号及び第4基準信号は上記実施例における第1基準信号及び第2基準信号と同じタイプを採用し、同じ方式で送信してもよく、重複する部分はここで説明を省略する。
【0075】
1つの実施形態において、前記第4基準信号はSSB、CSI-RS、DMRS for PDSCH、DMRS for PDCCH、PRS、又はインテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号であってもよい。
【0076】
1つの実施形態において、前記第3基準信号はSRS、PRACH基準信号、DMRS for PUSCH、side link基準信号、又はインテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号であってもよい。
【0077】
1つの実施形態において、無線環境にマルチパス効果が存在する可能性がある、即ち、環境中の物体がネットワーク側機器又は端末から発される基準信号を反射又は屈折させ、アクティブユニットが異なる伝搬経路からの異なる遅延と振幅の同じ基準信号を受信する可能性がある。しかし、異なる伝搬経路のチャネル応答はランダムに変化するため、数回の測定及び平均化によって間接経路の影響を相殺し、直接経路又は信号が強い経路の基準信号のチャネル測定後に得られた測定結果のみ、即ち第1チャネル情報及び第2チャネル情報のみを保持してもよい。
【0078】
ステップS504で、インテリジェントサーフェス機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する。ここで、前記第3チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第4チャネル情報は前記端末と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報である。
【0079】
1つの実施形態において、RIS機器はアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報によって、RIS機器におけるパッシブユニットに対してチャネル推定を行って、各パッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得してもよい。
【0080】
パッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するには様々な推定方法を採用することが可能であり、1つの実施形態では、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する。前記補間アルゴリズムは具体的に、線形補間、ウィーナーフィルタリング及び非線形補間等であってもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0081】
1つの実施形態において、RIS機器がアクティブユニットによってチャネル測定を行って第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得するステップの後に、前記方法は、
第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップをさらに含む。前記ネットワーク側機器は受信された第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得し、
図3のステップS304及びS305のような方法実施例を実行し、同じ技術効果を達成し、重複する部分はここで説明を省略する。
【0082】
RIS機器により報告された第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報は様々な方式を採用可能であり、1つの実施形態では、以下の少なくとも1つの方式を採用してもよい。
【0083】
全てのアクティブユニットの第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を直接報告する。
【0084】
各アクティブユニット間のチャネル情報の相対比率を報告し、例えば、アクティブユニットoの第1チャネル情報HB,o及びHB,oとアクティブユニットiの第1チャネル情報HB,iとの比率及び位相差を報告し、アクティブユニットoの第2チャネル情報HU,o及びHU,oとアクティブユニットiの第2チャネル情報HU,iとの比率及び位相差を報告する。ここで、アクティブユニットoはアクティブユニット集合の基準ユニットであり、そのインテリジェントサーフェスにおける位置がインテリジェントサーフェスにより決定されるか又はネットワーク機器とインテリジェントサーフェスとにより決定される。
【0085】
各チャネル情報間の相対比率、例えば、HB,iとHU,iとの比率を報告する。
【0086】
基準信号の方向情報、例えば、ネットワーク側機器から送信された第3基準信号の到来角(Angle-of-Arrival,AOA)及びAOZ情報、端末から送信された第4基準信号のAOA及びAOZ情報、及び対応する角度での信号強度を報告する。
【0087】
他のチャネル情報圧縮アルゴリズムによって報告する。
【0088】
1つの実施形態において、RIS機器がセルにアクセスした後に、前記方法は、
RIS機器の機器パラメータを報告するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0089】
ステップS505で、インテリジェントサーフェス機器が前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。
【0090】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器は前記インテリジェントサーフェス機器にパラメータ要件を送信してもよく、前記パラメータ要件は、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するためのものであり、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
インテリジェントサーフェス機器は受信されたパラメータ要件に応じて、アクティブユニット及びパッシブユニットのチャネル情報を含む各デバイスユニットのチャネル情報に基づき、又はパッシブユニットのチャネル情報のみに基づき、RIS機器において目標転送ビームを取得するためにRIS機器のユニットアレイの制御情報を取得してもよい。
【0092】
1つの実施形態において、RIS機器は取得されたユニットアレイの制御情報に基づいてRIS機器の初期ビームを決定した後、さらにRIS機器のビームを微調整してもよい。ネットワーク側機器は送信される制御情報においてRIS機器のためのいくつかのより精細なビームを配置し、前記より精細なビームとは、異なるビーム位相を有するビーム又はビーム指向が異なるビームをいい、具体的には初期ビームをもとに適宜補正して得ることができる。ネットワーク側機器はさらにRIS機器のための、それぞれが上記1つのより精細なビームに対応する複数の時間単位を含むビーム微調整の時間パラメータを配置してもよい。ビーム微調整について、ネットワーク側機器は端末に対して、基準信号時間周波数リソース、ポート番号等を含むビーム測定の設定情報を設定してもよい。ネットワーク側機器又は端末が基準信号を送信し、端末又はネットワーク側機器が基準信号を受信してビーム測定を行い、測定結果に基づいて適切なより精細なビームを決定する。
【0093】
1つの実施形態において、ステップS505の後に、前記方法は、
ネットワーク側機器がチャネル測定によって前記ネットワーク側機器及び/又は前記端末のビームフォーミングパラメータを決定するステップをさらに含み、該チャネル測定はプロトコル手順に従って実行してもよい。
【0094】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器及び端末がそれぞれアクティブユニットに第3基準信号及び第4基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、RIS機器がアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0095】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法は、実行主体が、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置、又は、該インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例ではインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置がインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を説明する。
【0096】
上記実施例に基づき、別の実施形態において、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法は以下のステップ1~ステップ3を含んでもよい。
【0097】
ステップ1で、ネットワーク側機器とRIS機器との間でチャネル測定を行い、チャネル測定結果に基づいて第1チャネル情報を取得する。
【0098】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器がアクティブユニットに第1基準信号を送信し、アクティブユニットが受信された第1基準信号に対してチャネル測定を行い、第1チャネル情報を取得する。
【0099】
別の実施形態において、アクティブユニットがネットワーク側機器に第3基準信号が送信し、ネットワーク側機器が第3基準信号に基づいてチャネル測定を行い、第1チャネル情報を取得する。ここで、前記第3基準信号の送信方式は時分割多重、周波数分割多重又は符号分割多重等を採用してもよい。
【0100】
別の実施形態において、アクティブユニットがビーム掃引の方式で基準信号を送信し、ネットワーク側機器が各アクティブユニットの送信ビームを測定し、信号品質の最も高いビームを第1チャネル情報に対応するビームとして決定する。
【0101】
ステップ2で、RIS機器がユニットアレイにおける各ユニットの作動状態を取得するように、ネットワーク側機器が前記RIS機器に制御情報を送信し、前記制御情報はDCI、MAC CE又はRRCで搬送されてもよい。
【0102】
1つの実施形態において、制御情報はRIS機器のユニットアレイにおけるパッシブユニットの、それぞれRIS機器の転送信号の複数のビーム方向に対応する複数のオプション設定情報であってもよい。
【0103】
別の実施形態において、制御情報は複数のRIS機器の転送信号のビーム方向、及びRISアクティブユニットのビーム(ステップ1でアクティブユニットがビーム掃引して取得したビームに対応)であってもよい。RIS機器の制御モジュールは、ステップ1でチャネル測定によって取得されたチャネル情報又はネットワーク側機器により設定されたRISアクティブユニットのビーム情報に基づき、ネットワーク側機器により設定されたRIS機器の転送信号のビーム方向に応じて、RIS機器のユニットアレイにおけるパッシブユニットの設定情報を生成する。
【0104】
1つの実施形態において、ステップ1のチャネル測定結果又はビーム掃引のコードブックに基づいて、ネットワーク側機器から各アクティブユニットへの第1チャネル情報又はチャネル間の相対情報を決定することができる。補間アルゴリズムによって、ネットワーク側機器から各パッシブユニットへの第3チャネル情報又はチャネル間の相対情報を決定することができる。ネットワーク側機器により設定されたRIS機器の転送信号のビーム方向に応じて、ユニットアレイにおけるパッシブユニットに必要な位相又は相対位相要件を算出できる。上記情報に基づいて、各パッシブユニットの作動状態を決定できる。
【0105】
ステップ3で、RIS機器がビーム掃引を転送する。
【0106】
ネットワーク側機器が制御情報を送信し、RIS機器転送信号のビームの作動時間帯を複数設定する。
【0107】
ネットワーク側機器が、設定された複数のRIS機器転送信号のビームの作動時間帯に対応する複数の基準信号を送信する。
【0108】
端末がネットワーク側機器の設定情報に従って複数の基準信号を受信して信号品質を測定し、ネットワーク側機器及び/又はRIS機器に測定結果をフィードバックする。
【0109】
ネットワーク側機器が端末の測定結果を受信し、RIS機器のビーム方向を決定し、決定結果をRIS機器に対して設定する。
【0110】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御は、
図3~5に示す方法実施例を実現し、同じ技術効果を得ることができ、重複する部分はここで説明を省略する。
【0111】
図6は本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示し、
図6に示すように、前記装置は、第1測定モジュール601、第2測定モジュール602及び制御モジュール603を含む。
【0112】
前記第1測定モジュール601は、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するためのものであり、ここで、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。前記第2測定モジュール602は、前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、ここで、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。前記制御モジュール603は、前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、ここで、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む。
【0113】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0114】
上記実施例に基づき、さらに、前記制御モジュールは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップであって、前記第3チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第4チャネル情報は前記端末と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、に用いられる。
【0115】
さらに、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第1測定モジュールは、
前記アクティブユニットから送信された第1基準信号を受信するステップと、
前記第1基準信号に対するチャネル測定によって、前記アクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップと、に用いられる。
【0116】
さらに、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第2測定モジュールは、
前記端末から送信された第2チャネル情報を受信するステップに用いられ、ここで、前記第2チャネル情報は前記端末により第2基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第2基準信号は前記アクティブユニットから前記端末に送信される。
【0117】
さらに、前記制御モジュールは、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップに用いられる。
【0118】
さらに、前記制御モジュールは、インテリジェントサーフェス機器から報告された機器パラメータを取得するステップにも用いられ、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0119】
さらに、前記制御モジュールは、前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記ユニットアレイの制御情報を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップにも用いられる。
【0120】
さらに、前記制御モジュールは、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するためのパラメータ要件を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップにも用いられ、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0121】
さらに、前記制御モジュールは、チャネル測定によって前記ネットワーク側機器及び/又は前記端末のビームフォーミングパラメータを決定するステップにも用いられる。
【0122】
さらに、前記基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0123】
さらに、前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0124】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットによりネットワーク側機器及び端末に第1基準信号及び第2基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、アクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0125】
上記実施例に基づき、さらに、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、第1測定モジュールは、
前記アクティブユニットに第3基準信号を送信するステップと、
前記アクティブユニットから送信された第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記アクティブユニットにより前記第3基準信号に対するチャネル測定によって取得されるステップと、に用いられる。
【0126】
さらに、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第2測定モジュールは、
前記アクティブユニットから送信された第2チャネル情報を取得するステップに用いられ、ここで、前記第2チャネル情報は前記アクティブユニットにより第4基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第4基準信号は前記端末から前記アクティブユニットに送信される。
【0127】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器及び端末がそれぞれアクティブユニットに第3基準信号及び第4基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、RIS機器がアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0128】
本出願の実施例におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。該装置又は電子機器は携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例示的に、携帯型端末は上記で列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限定されない。非携帯型端末はサーバ、ネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0129】
本出願の実施例におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置はオペレーティングシステムを有する装置であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0130】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は
図2から
図5の方法実施例で実現される各プロセスを実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0131】
図7は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図7に示すように、該方法は端末によって実行でき、言い換えれば、該方法は端末にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行できる。前記方法は以下のステップ701とステップ702で実行してもよい。
【0132】
ステップS701で、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得する。
【0133】
ステップS702で、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットに第4基準信号を送信する。
【0134】
ここで、前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0135】
さらに、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するステップの後に、前記方法は、
前記第2基準信号に対してチャネル測定を行い、前記第2チャネル情報を取得して前記ネットワーク機器に送信するステップをさらに含む。
【0136】
さらに、前記方法は、
ネットワーク側機器により設定された前記第2基準信号又は第4基準信号のパラメータを取得するステップをさらに含む。
【0137】
さらに、前記基準信号は、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0138】
さらに、前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0139】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法は
図2から
図5の方法実施例で実現される各プロセスを実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0140】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの信号送信及び/又は受信に対するサポート状況に基づいてチャネル測定を行い、アクティブユニットと端末との間の第2チャネル情報を取得し、さらに第1チャネル情報と併せて前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0141】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法は、実行主体が、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置、又は、該インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例ではインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置がインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を説明する。
【0142】
図8は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示し、
図8に示すように、前記装置は、第1取得モジュール801及び第2取得モジュール802を含む。
【0143】
前記第1取得モジュール801は、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するためのものである。前記第2取得モジュール802は、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するためのものである。ここで、前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0144】
さらに、前記第1取得モジュールは、前記第2基準信号に対してチャネル測定を行い、前記第2チャネル情報を取得して前記ネットワーク機器に送信するステップにも用いられる。
【0145】
さらに、第1取得モジュール又は第2取得モジュールは、ネットワーク側機器により設定された前記第2基準信号又は第4基準信号のパラメータを取得するステップにも用いられる。
【0146】
さらに、前記基準信号は、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0147】
さらに、前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0148】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの信号送信及び/又は受信に対するサポート状況に基づいてチャネル測定を行い、アクティブユニットと端末との間の第2チャネル情報を取得し、さらに第1チャネル情報と併せて前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0149】
本出願の実施例におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。該装置又は電子機器は携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例示的に、携帯型端末は上記で列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限定されない。非携帯型端末はサーバ、ネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0150】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は
図7の方法実施例で実現される各プロセスを実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0151】
図9は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図9に示すように、該方法はインテリジェントサーフェス機器によって実行できる。前記方法は以下のステップ901~ステップ903で実行してもよい。
【0152】
ステップS901で、インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行う。ここで、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0153】
ステップS902で、インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行う。ここで、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0154】
ステップS903で、インテリジェントサーフェス機器がユニットアレイの制御情報を取得する。ここで、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む。
【0155】
本出願の実施例で提供されるビーム制御方法は
図2に示す各ステップの方法実施例を実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複する部分はここで説明を省略する。
【0156】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットによってチャネル測定を行って第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0157】
上記実施例に基づき、1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記ステップS901は、
ネットワーク側機器が第1基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するように、前記ネットワーク側機器に前記第1基準信号を送信するステップを含む。
【0158】
1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記ステップS902は、
端末が第2基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するように、前記端末に前記第2基準信号を送信するステップを含む。
【0159】
1つの実施形態において、前記ステップS903は、
ネットワーク側機器から送信されたユニットアレイの制御情報を受信するステップを含む。
【0160】
1つの実施形態において、前記方法は、
ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
1つの実施形態において、前記基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0162】
1つの実施形態において、前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0163】
本出願の実施例で提供されるビーム制御方法は
図3及び
図4に示す各ステップの方法実施例を実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複する部分はここで説明を省略する。
【0164】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットによりネットワーク側機器及び端末に第1基準信号及び第2基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、アクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0165】
上記実施例に基づき、1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記ステップS901は、
ネットワーク側機器から送信された第3基準信号を受信し、前記第3基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するステップを含む。
【0166】
1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記ステップS902は、
端末から送信された第4基準信号を受信し、前記第4基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するステップを含む。
【0167】
1つの実施形態において、前記方法は、
第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップをさらに含む。
【0168】
1つの実施形態において、前記ステップS903は、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、を含む。
【0169】
1つの実施形態において、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップを含む。
【0170】
1つの実施形態において、前記方法は、
前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するための、前記ネットワーク側機器から送信されたパラメータ要件を受信するステップをさらに含み、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0171】
1つの実施形態において、前記方法は、
ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0172】
1つの実施形態において、前記基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0173】
1つの実施形態において、前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0174】
本出願の実施例のビーム制御方法は
図5示す各ステップの方法実施例を実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複する部分はここで説明を省略する。
【0175】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器及び端末がそれぞれアクティブユニットに第3基準信号及び第4基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、RIS機器がアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0176】
図10は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示し、
図10に示すように、前記装置は、第1通信モジュール1001、第2通信モジュール1002及び実行モジュール1003を含む。
【0177】
前記第1通信モジュール1001は、アクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行うためのものであり、ここで、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。前記第2通信モジュール1002は、アクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行うためのものであり、ここで、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。前記実行モジュール1003は、ユニットアレイの制御情報を取得するためのものであり、ここで、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む。
【0178】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットによってチャネル測定を行って第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0179】
上記実施例に基づき、さらに、前記第1通信モジュールは、ネットワーク側機器が第1基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するように、前記ネットワーク側機器に前記第1基準信号を送信するステップに用いられる。
【0180】
1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第2通信モジュールは、端末が第2基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するように、前記端末に前記第2基準信号を送信するステップに用いられる。
【0181】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、ネットワーク側機器から送信されたユニットアレイの制御情報を受信するステップに用いられる。
【0182】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップにも用いられ、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0183】
1つの実施形態において、前記基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0184】
1つの実施形態において、前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0185】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットによりネットワーク側機器及び端末に第1基準信号及び第2基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、アクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0186】
上記実施例に基づき、さらに、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第1通信モジュールは、ネットワーク側機器から送信された第3基準信号を受信し、前記第3基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するステップに用いられる。
【0187】
1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第2通信モジュールは、端末から送信された第4基準信号を受信し、前記第4基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するステップに用いられる。
【0188】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップにも用いられる。
【0189】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、に用いられる。
【0190】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップに用いられる。
【0191】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するための、前記ネットワーク側機器から送信されたパラメータ要件を受信するステップにも用いられ、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0192】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップにも用いられ、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0193】
1つの実施形態において、前記基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0194】
1つの実施形態において、前記基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0195】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器及び端末がそれぞれアクティブユニットに第3基準信号及び第4基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、RIS機器がアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0196】
本出願の実施例におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0197】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は
図9の方法実施例で実現される各プロセスを実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0198】
選択的に、
図11に示すように、本出願の実施例は通信機器1100をさらに提供し、該通信機器1100は、プロセッサ1101と、メモリ1102と、メモリ1102に記憶され且つ前記プロセッサ1101上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、例えば、該通信機器1100が端末である場合、該プログラム又はコマンドはプロセッサ1101により実行されると、上記インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を達成できる。該通信機器1100がネットワーク側機器である場合、該プログラム又はコマンドはプロセッサ1101により実行されると、上記インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を達成でき、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0199】
本出願の実施例はネットワーク側機器をさらに提供し、該ネットワーク側機器はプロセッサと通信インタフェースとを含み、プロセッサは前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、通信インタフェースは、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するためのものであり、また、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものでもある。該ネットワーク側機器の実施例は上記ネットワーク側機器の方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施プロセス及び実現形態はいずれも該ネットワーク側機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術効果を達成できる。
【0200】
具体的には、本出願の実施例はネットワーク側機器をさらに提供する。
図12に示すように、該ネットワーク機器1200は、アンテナ121、高周波装置122、ベースバンド装置123を含む。アンテナ121が高周波装置122に接続される。アップリンク方向において、高周波装置122はアンテナ121を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置123に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置123は送信される情報を処理し、且つ高周波装置122に送信し、高周波装置122は受信した情報を処理してからアンテナ121を経由して送信する。
【0201】
上記周波帯処理装置はベースバンド装置123にあってもよく、上記実施例でネットワーク側機器が実行する方法はベースバンド装置123で実現でき、該ベースバンド装置123はプロセッサ124とメモリ125を含む。
【0202】
ベースバンド装置123は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、
図12に示すように、その1つのチップは、例えば、メモリ125に接続されてメモリ125中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワーク機器の操作を実行するプロセッサ124である。
【0203】
該ベースバンド装置123は、高周波装置122と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース126をさらに含んでもよく、該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(common public radio interface,CPRI)である。
【0204】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ125に記憶され且つプロセッサ124上で実行可能なコマンド又はプログラムをさらに含み、プロセッサ124はメモリ125におけるコマンド又はプログラムを呼び出して、
図6に示す各モジュールが実行する方法を実行し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0205】
本出願の実施例は端末をさらに提供し、該端末はプロセッサと通信インタフェースとを含み、通信インタフェースはインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得し、そしてインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するためのものである。該端末実施例は上記端末側の方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施プロセス及び実現形態はいずれも該端末実施例に適用でき、且つ同じ技術効果を達成できる。具体的には、
図13は本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造模式図である。
【0206】
該端末1300は、高周波ユニット1301、ネットワークモジュール1302、オーディオ出力ユニット1303、入力ユニット1304、センサ1305、表示ユニット1306、ユーザ入力ユニット1307、インタフェースユニット1308、メモリ1309、及びプロセッサ1310等の部材のうちの少なくとも一部を含むが、それらに限定されない。
【0207】
当業者であれば、端末1300は各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は電源管理システムによってプロセッサ1310に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現できることが理解可能である。
図13に示す端末の構造は端末を限定するものではなく、端末は図より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0208】
本出願の実施例では、入力ユニット1304はビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)13041と、マイクロホン13042とを含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット1306は表示パネル13061を含んでもよく、表示パネル13061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形態で配置することができる。ユーザ入力ユニット1307はタッチパネル13071及び他の入力機器13072を含む。タッチパネル13071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル13071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。他の入力機器13072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは詳細な説明を省略する。
【0209】
本出願の実施例では、高周波ユニット1301はネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ1310で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット1301は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0210】
メモリ1309は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ1309は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム又はコマンド記憶領域と、データ記憶領域とを主に含んでもよい。また、メモリ1309は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的メモリをさらに含んでもよい。そのうち、非一時的メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はラッシュメモリであってもよい。例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的ソリッドステート記憶デバイスが挙げられる。高速ランダムアクセスメモリは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM,SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM,DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM,DDRSDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synch link DRAM,SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM,DRRAM)であってもよい。本出願の実施例におけるメモリ1309はこれらのメモリ及び他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されない。
【0211】
プロセッサ1310は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1310に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション又はコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、ベースバンドプロセッサのような無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ1310に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0212】
ここで、高周波ユニット1301は、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するためのものであり、
前記高周波ユニット1301はさらに、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するためのものである。
【0213】
さらに、プロセッサ1310は、前記第2基準信号に対してチャネル測定を行い、前記第2チャネル情報を取得するためのものである。
【0214】
前記高周波ユニット1301はさらに、前記第2チャネル情報を前記ネットワーク機器に送信するためのものである。
【0215】
さらに、前記高周波ユニット1301は、ネットワーク側機器により設定された前記第2基準信号又は第4基準信号のパラメータを取得するためのものである。
【0216】
さらに、前記基準信号は、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0217】
さらに、前記基準信号は、時分割多重と、周波数分割多重と、符号分割多重と、ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0218】
これにより、本出願の実施例ではチャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0219】
本出願の実施例は可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又はコマンドが記憶されており、該プログラム又はコマンドはプロセッサにより実行されると、上記インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0220】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のようなコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0221】
本出願の実施例はチップをさらに提供し、前記チップはプロセッサと通信インタフェースとを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサはプログラム又はコマンドを実行し、上記インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法の実施例の各プロセスを実現するためのものであり、且つ同じ技術効果を達成でき、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0222】
本出願の実施例で言及したチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼ばれてもよいことを理解すべきである。
【0223】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「一つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに各種のステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0224】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はコンピュータソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0225】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年5月7日に出願した、出願番号が202110497334.4で、発明の名称が「インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、装置及び電子機器」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は参照によって本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は移動通信の技術分野に属し、具体的にはインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
無線環境における特殊の無線補助機器(例えば中継機器、バックスキャッタ(backscatter)、新規機器/大型インテリジェントサーフェス、衛星)は、自機器の電磁パラメータを変更するという、通信機器間のチャネル状態に影響する機能を有する。信号対雑音干渉比(Signal-to-Noise and Interference Ratio,SINR)又はチャネル応答がこれらの特殊機器の電磁パラメータ、ハードウェア特性の変化につれて変化することにより、チャネル応答はそれに応じて更新される。
【0004】
一方、大型インテリジェントサーフェス機器は大量のパッシブユニットからなり、関連する基準信号を送信できないため、基地局及び端末は大型インテリジェントサーフェス機器の各サーフェスユニットに対応するチャネル情報を直接取得するのが困難であり、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御ができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御ができないという問題を解決できるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法、装置及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様において、ネットワーク側機器に適用されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法であって、
ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するステップであって、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するステップであって、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含むステップと、を含む、前記方法を提供する。
【0007】
第2態様において、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するための第1測定モジュールであって、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第1測定モジュールと、
前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するための第2測定モジュールであって、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第2測定モジュールと、
前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するための制御モジュールであって、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む制御モジュールと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供する。
【0008】
第3態様において、端末に適用されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法であって、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するステップと、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するステップと、を含み、
前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である、前記方法を提供する。
【0009】
第4態様において、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するための第1取得モジュールと、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するための第2取得モジュールと、を含み、
前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供する。
【0010】
第5態様において、インテリジェントサーフェス機器に適用されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法であって、
インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行うステップであって、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行うステップであって、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
インテリジェントサーフェス機器がユニットアレイの制御情報を取得するステップであって、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含むステップと、を含む、前記方法を提供する。
【0011】
第6態様において、
アクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行うための第1通信モジュールであって、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第1通信モジュールと、
アクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行うための第2通信モジュールであって、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である第2通信モジュールと、
ユニットアレイの制御情報を取得するための実行モジュールであって、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む実行モジュールと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供する。
【0012】
第7態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法のステップが実現される、ネットワーク側機器を提供する。
【0013】
第8態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサにより実行されると、第3態様に記載の方法のステップが実現される、端末を提供する。
【0014】
第9態様において、プロセッサにより実行されると、第1態様に記載の方法のステップ、又は第3態様に記載の方法のステップ、又は第5態様に記載の方法のステップが実現されるプログラム又はコマンドが記憶されている、可読記憶媒体を提供する。
【0015】
第10態様において、プロセッサと通信インタフェースとを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがプログラム又はコマンドを実行し、第1態様に記載の方法のステップ、又は第3態様に記載の方法のステップ、又は第5態様に記載の方法のステップを実現するためのものである、チップを提供する。
【0016】
第11態様において、非一時的な記憶媒体に記憶され、少なくとも1つのプロセッサにより実行されることで第1態様に記載の方法のステップ、又は第3態様に記載の方法のステップ、又は第5態様に記載の方法のステップを実現する、コンピュータプログラム/プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0017】
本出願の実施例において、ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本出願の実施例を適用可能な無線通信システムの構造模式図を示す。
【
図2】本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図3】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図4】本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法におけるパッシブユニットに対するチャネル推定方法の模式図を示す。
【
図5】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図6】本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示す。
【
図7】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図8】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示す。
【
図9】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示す。
【
図10】本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示す。
【
図11】本出願の実施例で提供される通信機器の構造模式図を示す。
【
図12】本出願の実施例を実現する端末の構造模式図である。
【
図13】本出願の実施例を実現するネットワーク側機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものである。
【0020】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第1」、「第2」等は、特定の順序又は前後順を説明するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第1」、「第2」等で区別される対象は、通常、1種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第1対象は1つであってもよいし、複数であってもよいことを理解すべきである。また、明細書及び特許請求の範囲において「及び/又は」は、接続対象のうちの少なくとも1つを表し、符号の「/」は、一般に前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0021】
指摘すべきことは、本出願の実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)/発展型LTE(LTE-Advanced,LTE-A)システムに限定されず、例えば符号分割多元接続(Code Division Multiple Access,CDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access,TDMA)、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access,FDMA)、直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access,OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access,SC-FDMA)及び他のシステムのような、他の無線通信システムに用いることもできる点である。本出願の実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語はしばしば交換可能に使用され、説明される技術は上記したシステムと無線電信技術に加えて、他のシステムと無線電信技術に用いることもできる。以下の説明では例示の目的で新しい無線(New Radio,NR)システムについて説明し、且つ以下の説明の多くにおいてNR用語が使用されるが、これらの技術は、第6世代(6th Generation,6G)通信システムのような、NRシステムアプリケーション以外のアプリケーションにも適用可能である。
【0022】
図1は本出願の実施例を適用可能な無線通信システムの構造模式図を示す。無線通信システムは端末11、ネットワーク側機器12及びインテリジェントサーフェス機器13を含む。そのうち、端末11は端末機器又はユーザ端末(User Equipment,UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Computer)、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer,UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device,MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)等の端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、リストバンド、イヤホン、メガネ等を含む。説明すべきことは、本出願の実施例では端末11の具体的なタイプが限定されない点である。ネットワーク側機器12は基地局又はコアネットワークであってもよく、そのうち、基地局は、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、Bノード、発展型Bノード(eNB)、ホームBノード、ホーム発展型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野における他の何らかの適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、説明すべきことは、本出願の実施例ではNRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的なタイプが限定されない点である。ネットワーク側機器12はアクセスネットワーク機器又はコアネットワーク機器を含んでもよく、そのうち、アクセスネットワーク機器12は無線アクセスネットワーク機器、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)、無線アクセスネットワーク機能又は無線アクセスネットワークユニットと呼ばれてもよい。アクセスネットワーク機器12は基地局、WLANアクセスポイント又はWiFiノード等を含んでもよく、基地局はノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station,BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set,BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set,ESS)、ホームBノード、ホーム発展型Bノード、送受信ポイント(Transmitting Receiving Point,TRP)又は前記分野における他の何らかの適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、説明すべきことは、本出願の実施例ではNRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的なタイプが限定されない点である。コアネットワーク機器は、コアネットワークノード、コアネットワーク機能、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity,MME)、アクセスモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function,AMF)、セッション管理機能(Session Management Function,SMF)、ユーザプレーン機能(User Plane Function,UPF)、ポリシー制御機能(Policy Control Function,PCF)、ポリシー課金ルール機能(Policy and Charging Rules Function,PCRF)ユニット、エッジアプリケーションサーバ発見機能(Edge Application Server Discovery Function,EASDF)、統合データ管理(Unified Data Management,UDM)、統合データリポジトリ(Unified Data Repository,UDR)、ホーム加入者サーバ(Home Subscriber Server,HSS)、集中ネットワーク構成(Centralized network configuration,CNC)、ネットワークリポジトリ機能(Network Repository Function,NRF)、ネットワーク公開機能(Network Exposure Function,NEF)、ローカルNEF(Local NEF又はL-NEF)、バインディングサポート機能(Binding Support Function,BSF)、アプリケーション機能(Application Function,AF)等のうちの少なくとも1つを含んでもよいが、それらに限定されない。説明すべきことは、本出願の実施例ではNRシステムにおけるコアネットワーク機器のみを例にして説明するが、コアネットワーク機器の具体的なタイプが限定されない点である。インテリジェントサーフェス機器13は大型インテリジェントサーフェス(Large Intelligent Surfaces,LIS)又は再構成可能なインテリジェントサーフェス(Reconfigurable Intelligent Surfaces,RIS)であってもよく、以下の実施例ではいずれもRISを例として説明する。RISは自身の電磁特性を動的/半永続的に変更し、RISに入射された電磁波の反射/屈折挙動に影響することができる。RISは電磁波の反射波/屈折波を制御することで、ビーム掃引/ビームフォーミング等の機能を実現する。RISの作動原理及び機器構造は以下のとおりである。RISはフロントエンドの人工サーフェスとバックエンドの制御モジュールとからなる。フロントエンドの人工サーフェスは密に配列された人工デバイスユニットで構成され、デバイスユニットのデバイス特性はデバイスの制御信号/バイアス電圧の影響を受けるものであり、異なる制御信号/バイアス電圧は異なる反射係数/屈折係数に対応する。反射係数/屈折係数の変化は反射信号/屈折信号の位相及び/又は強度に影響する。微視的には、各デバイスユニットは独立した反射/屈折信号をもたらし、巨視的には、これらの信号は重なって電磁波の制御を実現する。制御信号/バイアス電圧はバックエンドの制御モジュールにより提供される。
【0023】
以下に図面を参照しながら、いくつかの実施例及びその適用シナリオにより本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を詳細に説明する。
【0024】
図2は本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図2に示すように、該方法はネットワーク側機器によって実行でき、言い換えれば、該方法はネットワーク側機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行できる。前記方法は以下のステップ201~ステップ203で実行してもよい。
【0025】
ステップS201で、ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得する。ここで、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0026】
本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器はデバイスユニットからなるユニットアレイを含み、具体的にはアクティブユニット及びパッシブユニットを含んでもよい。前記ユニットアレイにおけるアクティブユニットの数及び位置は実際の要求に応じて設定してもよく、疎に配列することが可能である。
【0027】
ステップS202で、前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得する。ここで、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0028】
ステップS203で、前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定する。ここで、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む。
【0029】
アクティブユニット及びパッシブユニットを含むインテリジェントサーフェス機器について、本出願の実施例に係るビーム制御方法は、アクティブユニットに基づくチャネル測定段階である第1段階とインテリジェントサーフェス機器のビーム制御段階である第2段階の2つの段階に分けられる。第1段階では、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの備える情報送受信機能に応じて、アクティブユニットに基づいてチャネル測定を行うと、アクティブユニットとネットワーク側機器との間の第1チャネル情報及びアクティブユニットと端末との間の第2チャネル情報を含む前記インテリジェントサーフェス機器における各アクティブユニットのチャネル情報を取得することができる。第2段階では、取得されたチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器に対してビームフォーミングを行い、インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。前記制御情報はユニットアレイにおける各ユニットの作動状態を含んでもよい。
【0030】
該制御情報によって、インテリジェントサーフェス機器のアナログ転送ビームの設定を決定できる。その後、基地局と端末とのチャネル測定を行えば、基地局と端末のビームフォーミング設定を決定できる。
【0031】
前記ステップS201とステップS202は任意の順番にあってもよく、同時に行ってもよいし、各々の対応する測定周期に応じてそれぞれ行ってもよく、本出願の実施例ではステップS201が前に、ステップS202が後になる例のみを挙げて説明する。
【0032】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器とRIS機器との位置が相対的に固定であり、チャネル変化が遅いため、第1チャネル情報を取得する第1測定周期は比較的長くなってもよく、第2チャネル情報を取得する第2測定周期は比較的短くなってもよく、具体的には端末の移動速度及び環境の変化状況によって決定されてもよい。例えば、第2測定周期は端末のチャネル状態情報(Channel State Information,CSI)測定周期を参照して設定してもよいし、CSI測定周期の整数倍としてもよい。第1測定周期内には、複数の第2測定周期が含まれてもよく、且つ異なる方向の複数の端末が測定される。
【0033】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0034】
図3は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図3に示すように、該方法はネットワーク側機器によって実行でき、言い換えれば、該方法はネットワーク側機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行できる。インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットは様々なタイプを有してもよく、信号送信及び/又は受信の機能を備えるアクティブユニットであり得る。そのうち、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、即ち前記アクティブユニットが信号送信機能を備えるアクティブユニットであるか、又は信号送信と受信の機能をサポートするアクティブユニットである場合に、前記方法は以下のステップ301~ステップ305で実行してもよい。
【0035】
ステップS301で、前記アクティブユニットから送信された第1基準信号を受信する。
【0036】
ステップS302で、前記第1基準信号に対するチャネル測定によって、前記アクティブユニットの第1チャネル情報を取得する。
【0037】
1つの実施形態において、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットからネットワーク側機器に第1基準信号を送信してもよい。ネットワーク側機器は受信された第1基準信号に基づいてチャネル測定を行い、前記アクティブユニットの第1チャネル情報を取得する。
【0038】
前記第1基準信号のパラメータは前記ネットワーク側機器により設定されてもよい。
【0039】
ステップS303で、前記端末から送信された第2チャネル情報を受信する。ここで、前記第2チャネル情報は前記端末により第2基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第2基準信号は前記アクティブユニットから前記端末に送信される。
【0040】
1つの実施形態において、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットから端末に第2基準信号を送信し、端末により、受信された第2基準信号に基づいてチャネル測定を行い、前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得し、ネットワーク側機器に送信してもよい。
【0041】
前記第2基準信号のパラメータは前記ネットワーク側機器により設定されてもよく、設定されたパラメータは端末に通知され、具体的にはダウンリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)、媒体アクセス制御制御要素(Medium Access Control Control Element,MAC CE)又は無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)等の情報で搬送してもよい。
【0042】
前記ネットワーク側機器により設定された第1基準信号及び第2基準信号の設定パラメータは具体的に該基準信号の時間周波数リソース、基準信号シーケンスとポート、プリコード等のパラメータを含んでもよい。
【0043】
前記第1基準信号及び第2基準信号は様々なタイプの基準信号を採用してもよく、1つの実施形態において、前記基準信号は、
同期信号ブロック(Synchronization Signal and PBCH block,SSB)と、
チャネル状態情報基準信号(Channel State Information Reference Signal,CSI-RS)と、
物理ダウンリンク共有チャネル(Physical downlink shared channel,PDSCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical downlink control channel,PDCCH)、又は物理アップリンク共有チャネル(Physical uplink shared channel,PUSCH)のDMRS、即ちDMRS for PDSCH、DMRS for PDCCH、又はDMRS for PUSCHであり得る復調基準信号(Demodulation Reference Signal,DMRS)と、
測位基準信号(Position Reference Signal,PRS)と、
サウンディング基準信号(Sounding Reference Signal,SRS)と、
物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel Reference Signal,PRACH)基準信号と、
サイドリンク(side link)基準信号と、
専用の第1基準信号及び/又は専用の第2基準信号を含み得るインテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0044】
ネットワーク側機器に送信される第1基準信号と、異なる端末に送信される第2基準信号は、異なるポートによって区別してもよく、1つの実施形態において、前記基準信号は、以下の少なくとも1つの方式で区別される。
【0045】
時分割多重であって、例えば、異なるOFDMシンボル上で各基準信号を送信してもよい。
周波数分割多重であって、例えば、同じOFDMシンボル上で異なる周波数領域リソース上にて各基準信号を送信してもよい。
符号分割多重であって、例えば、異なるシーケンスを用いて各基準信号を生成する。
空間分割多重又はビーム掃引であって、アクティブユニットはビーム掃引又はビームトレーニングの方式で第1基準信号及び/又は第2基準信号を送信してもよく、ネットワーク側機器及び端末はそれぞれチャネル測定によって信号品質の最も高いビームを通信ビームとし、第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得する。
【0046】
選択的に、前記第1基準信号と第2基準信号の周波数帯域幅は同じである。
【0047】
ステップS304で、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する。ここで、前記第3チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第4チャネル情報は前記端末と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報である。
【0048】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器はRIS機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報によって、RIS機器におけるパッシブユニットに対してチャネル推定を行って、各パッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得してもよい。
【0049】
パッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するには種々の推定方法を採用することが可能であり、1つの実施形態では、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する。前記補間アルゴリズムの具体例は以下のとおりである。
【0050】
図4には、ネットワーク側機器410、端末420及びRIS機器430が含まれ、そのうち、前記RIS機器430は異なるパターンで表されるアクティブユニット431及びパッシブユニット432を含む。チャネル測定によって、アクティブユニットiの第1チャネル情報H
B,iと第2チャネル情報H
i,U、及びアクティブユニットjの第1チャネル情報H
B,jと第2チャネル情報H
j,Uを含むアクティブユニットi及びjのチャネル情報をそれぞれ取得する。H
B,i、H
i,U、H
B,j及びH
j,Uに基づいてアクティブユニットiとjの間にあるパッシブユニットkに対してチャネル推定を行えば、パッシブユニットkの第3チャネル情報H
B,kと第4チャネル情報H
k,Uを取得することができる。具体的には補間アルゴリズムによって取得してもよく、例えば、線形補間アルゴリズムを用いてH
B,k=1/2(H
B,i+H
B,j)とH
k,U=1/2(H
i,U+H
j,U)を取得することができる。前記補間アルゴリズムは、例えば、ウィーナーフィルタリング、非線形補間等、様々あり、ここでは具体的に限定しない。
【0051】
同様に
図4に示すように、インテリジェントサーフェスがビーム掃引の方式でチャネル推定を行う場合、第1チャネル情報はネットワーク側機器で受信されたインテリジェントサーフェスのアクティブユニットの各ビームのエネルギー強度を表し、第2チャネル情報は端末機器で受信されたインテリジェントサーフェスのアクティブユニットの各ビームのエネルギー強度を表す。ネットワーク側機器は、第1チャネル情報に基づいてエネルギーの最も強い1つ又は複数の測定結果に対応するビームをネットワーク側機器からインテリジェントサーフェスへのビームとして選択し、そして第2チャネル情報に基づいてエネルギーの最も強い1つ又は複数の測定結果に対応するビームを端末機器からインテリジェントサーフェスへのビームとして選択する。インテリジェントサーフェスのアクティブユニットのビームコードブックに基づき、各アクティブユニットのチャネル間の相対位相関係、即ちH
B,iとH
B,jとの位相差、H
i,UとH
j,Uとの位相差を特定する。さらに、カスケードチャンネルにおいて、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェスのアクティブユニット-端末機器のチャネルH
B,i*H
i,UとH
B,j*H
j,Uとの位相差を特定できる。同様に補間アルゴリズムによって、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェスのパッシブユニット-端末機器のカスケードチャネル間の位相差を特定できる。カスケードチャネル間の位相差に基づいてインテリジェントサーフェスの制御情報が計算される。
【0052】
1つの実施形態において、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報は具体的に、各アクティブユニットのチャネル間の相関性、例えば、ビーム掃引又はビームトレーニングによって得られたアクティブユニットのチャネル測定結果であってもよい。同様に、補間アルゴリズムを使用して推定されたパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報も、各パッシブユニットのチャネル間の相関性であり得る。
【0053】
1つの実施形態において、RIS機器がセルにアクセスすると、同期化の手順が完了され、ネットワーク側機器と時間周波数を同期した後に、前記方法は、
インテリジェントサーフェス機器から報告された機器パラメータを取得するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、以下の少なくとも1つを含む。
【0054】
機器タイプであって、前記機器タイプは、パッシブユニットのみを含む純パッシブRIS機器、アクティブユニットのみを含む純アクティブRIS機器、及びアクティブユニットとパッシブユニットを含むアクティブパッシブハイブリッドRIS機器を含んでもよい。
機器サイズ。
アクティブユニットのタイプ。
アクティブユニットの位置。
アクティブユニットの数。
アクティブユニットの能力であって、信号受信のみをサポートすること、信号送信のみをサポートすること、又は信号の送信と受信を同時にサポートすることを含む。
パッシブユニットの能力であって、パッシブユニットのタイプ、例えば位相制御タイプ及び振幅制御タイプ等を含み、また、パッシブユニットの制御パラメータの定量化精度、例えば、パッシブユニットの状態を制御する制御情報のビット長を含んでもよい。例えば、パッシブユニットは位相制御タイプのRISユニットであり、1bit制御情報でRISユニットの状態が制御される。システムは制御情報「0」が反射信号の位相と入射信号の位相が連続していることに対応し、制御情報「1」が反射信号の位相と入射信号の位相が180度ずれていると認めてもよく、又は制御情報「0」に対応する反射信号の位相と制御情報「1」に対応する反射信号の位相が180度ずれていると認めてもよい。
【0055】
ステップS305で、前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。
【0056】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器は、アクティブユニット及びパッシブユニットのチャネル情報を含む各デバイスユニットのチャネル情報に基づき、又はパッシブユニットのチャネル情報のみに基づき、RIS機器において目標転送ビームを取得するためにRIS機器のユニットアレイの制御情報を取得する。前記目標転送ビームは、ある端末又はある端末群に指向する単一のビームであってもよいし、様々な方向の複数の端末又は複数の端末群に指向する複数の方向のビームであってもよい。
【0057】
1つの実施形態において、ステップS305の後に、前記方法は、
前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記ユニットアレイの制御情報を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップをさらに含む。前記制御情報はDCI、MAC CE又はRRCで搬送されてもよい。
【0058】
1つの実施形態において、取得されたユニットアレイの制御情報に基づいてRIS機器の初期ビームを決定した後、さらにRIS機器のビームを微調整してもよい。ネットワーク側機器は送信される制御情報においてRIS機器のためのいくつかのより精細なビームを配置し、前記より精細なビームとは、異なるビーム位相を有するビーム又はビーム指向が異なるビームをいい、具体的には初期ビームをもとに適宜補正して得ることができる。ネットワーク側機器はさらに、RIS機器のための、それぞれが上記1つのより精細なビームに対応する複数の時間単位を含むビーム微調整の時間パラメータを配置してもよい。ビーム微調整について、ネットワーク側機器は端末に対して、基準信号時間周波数リソース、ポート番号等を含む対応するビーム測定の設定情報を設定してもよい。ネットワーク側機器又は端末が基準信号を送信し、端末又はネットワーク側機器が基準信号を受信してビーム測定を行い、測定結果に基づいて適切なより精細なビームを決定する。
【0059】
別の実施形態において、ネットワーク側機器は、前記インテリジェントサーフェス機器にパラメータ要件を送信してもよく、前記パラメータ要件は、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するためのものであり、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0060】
インテリジェントサーフェス機器は受信されたパラメータ要件に応じて、アクティブユニット及びパッシブユニットのチャネル情報を含む各デバイスユニットのチャネル情報に基づき、又はパッシブユニットのチャネル情報のみに基づき、RIS機器において目標転送ビームを得るためにRIS機器のユニットアレイの制御情報を取得してもよい。
【0061】
1つの実施形態において、ステップS305の後に、前記方法は、
ネットワーク側機器がチャネル測定によって前記ネットワーク側機器及び/又は前記端末のビームフォーミングパラメータを決定するステップをさらに含み、該チャネル測定はプロトコル手順に従って実行してもよい。
【0062】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットによりネットワーク側機器及び端末に第1基準信号及び第2基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、アクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例では、アクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑のチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0063】
図5は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図5に示すように、該方法はネットワーク側機器によって実行でき、言い換えれば、該方法はネットワーク側機器にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行できる。アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、即ち前記アクティブユニットが信号受信機能を備えるアクティブユニットであるか、又は信号送信と受信の機能をサポートするアクティブユニットである場合に、前記方法は以下のステップ501~ステップ505で実行してもよい。
【0064】
ステップS501で、前記アクティブユニットに第3基準信号を送信する。
【0065】
ステップS502で、前記アクティブユニットから送信された第1チャネル情報を取得する。ここで、前記第1チャネル情報は前記アクティブユニットにより前記第3基準信号に対するチャネル測定によって取得される。
【0066】
1つの実施形態において、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器からアクティブユニットに第3基準信号を送信してもよい。アクティブユニットが受信された第3基準信号に対してチャネル測定を行い、アクティブユニットの第1チャネル情報を取得する。
【0067】
前記第3基準信号のパラメータは前記ネットワーク側機器により設定されてもよい。
【0068】
1つの実施形態において、RIS機器はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得すると、該第1チャネル情報をアクティブユニットによって前記ネットワーク側機器に送信してもよい。
【0069】
ステップS503で、前記アクティブユニットから送信された第2チャネル情報を取得する。ここで、前記第2チャネル情報は前記アクティブユニットにより第4基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第4基準信号は前記端末から前記アクティブユニットに送信される。
【0070】
1つの実施形態において、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、端末からアクティブユニットに第4基準信号を送信してもよい。アクティブユニットが受信された第4基準信号に対してチャネル測定を行い、アクティブユニットの第2チャネル情報を取得する。
【0071】
前記第4基準信号のパラメータは前記ネットワーク側機器により設定されてもよく、設定されたパラメータは端末に通知される。
【0072】
前記ネットワーク側機器により設定された第3基準信号及び第4基準信号の設定パラメータは具体的に、該基準信号の時間周波数リソース、基準信号シーケンス及びポート、プリコード等のパラメータを含んでもよい。
【0073】
1つの実施形態において、RIS機器はアクティブユニットの第2チャネル情報を取得すると、該第2チャネル情報をアクティブユニットによって前記ネットワーク側機器に送信してもよい。
【0074】
前記第3基準信号及び第4基準信号は上記実施例における第1基準信号及び第2基準信号と同じタイプを採用し、同じ方式で送信してもよく、重複する部分はここで説明を省略する。
【0075】
1つの実施形態において、前記第4基準信号はSSB、CSI-RS、DMRS for PDSCH、DMRS for PDCCH、PRS、又はインテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号であってもよい。
【0076】
1つの実施形態において、前記第3基準信号はSRS、PRACH基準信号、DMRS for PUSCH、side link基準信号、又はインテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号であってもよい。
【0077】
1つの実施形態において、無線環境にマルチパス効果が存在する可能性がある、即ち、環境中の物体がネットワーク側機器又は端末から発される基準信号を反射又は屈折させ、アクティブユニットが異なる伝搬経路からの異なる遅延と振幅の同じ基準信号を受信する可能性がある。しかし、異なる伝搬経路のチャネル応答はランダムに変化するため、数回の測定及び平均化によって間接経路の影響を相殺し、直接経路又は信号が強い経路の基準信号のチャネル測定後に得られた測定結果のみ、即ち第1チャネル情報及び第2チャネル情報のみを保持してもよい。
【0078】
ステップS504で、インテリジェントサーフェス機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する。ここで、前記第3チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第4チャネル情報は前記端末と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報である。
【0079】
1つの実施形態において、RIS機器はアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報によって、RIS機器におけるパッシブユニットに対してチャネル推定を行って、各パッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得してもよい。
【0080】
パッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するには様々な推定方法を採用することが可能であり、1つの実施形態では、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する。前記補間アルゴリズムは具体的に、線形補間、ウィーナーフィルタリング及び非線形補間等であってもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0081】
1つの実施形態において、RIS機器がアクティブユニットによってチャネル測定を行って第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得するステップの後に、前記方法は、
第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップをさらに含む。前記ネットワーク側機器は受信された第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得し、
図3のステップS304及びS305のような方法実施例を実行し、同じ技術効果を達成し、重複する部分はここで説明を省略する。
【0082】
RIS機器により報告された第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報は様々な方式を採用可能であり、1つの実施形態では、以下の少なくとも1つの方式を採用してもよい。
【0083】
全てのアクティブユニットの第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を直接報告する。
【0084】
各アクティブユニット間のチャネル情報の相対比率を報告し、例えば、アクティブユニットoの第1チャネル情報HB,o及びHB,oとアクティブユニットiの第1チャネル情報HB,iとの比率及び位相差を報告し、アクティブユニットoの第2チャネル情報HU,o及びHU,oとアクティブユニットiの第2チャネル情報HU,iとの比率及び位相差を報告する。ここで、アクティブユニットoはアクティブユニット集合の基準ユニットであり、そのインテリジェントサーフェスにおける位置がインテリジェントサーフェスにより決定されるか又はネットワーク側機器とインテリジェントサーフェスとにより決定される。
【0085】
各チャネル情報間の相対比率、例えば、HB,iとHU,iとの比率を報告する。
【0086】
基準信号の方向情報、例えば、ネットワーク側機器から送信された第3基準信号の到来角(Angle-of-Arrival,AOA)及びAOZ情報、端末から送信された第4基準信号のAOA及びAOZ情報、及び対応する角度での信号強度を報告する。
【0087】
他のチャネル情報圧縮アルゴリズムによって報告する。
【0088】
1つの実施形態において、RIS機器がセルにアクセスした後に、前記方法は、
RIS機器の機器パラメータを報告するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0089】
ステップS505で、インテリジェントサーフェス機器が前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。
【0090】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器は前記インテリジェントサーフェス機器にパラメータ要件を送信してもよく、前記パラメータ要件は、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するためのものであり、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0091】
インテリジェントサーフェス機器は受信されたパラメータ要件に応じて、アクティブユニット及びパッシブユニットのチャネル情報を含む各デバイスユニットのチャネル情報に基づき、又はパッシブユニットのチャネル情報のみに基づき、RIS機器において目標転送ビームを取得するためにRIS機器のユニットアレイの制御情報を取得してもよい。
【0092】
1つの実施形態において、RIS機器は取得されたユニットアレイの制御情報に基づいてRIS機器の初期ビームを決定した後、さらにRIS機器のビームを微調整してもよい。ネットワーク側機器は送信される制御情報においてRIS機器のためのいくつかのより精細なビームを配置し、前記より精細なビームとは、異なるビーム位相を有するビーム又はビーム指向が異なるビームをいい、具体的には初期ビームをもとに適宜補正して得ることができる。ネットワーク側機器はさらにRIS機器のための、それぞれが上記1つのより精細なビームに対応する複数の時間単位を含むビーム微調整の時間パラメータを配置してもよい。ビーム微調整について、ネットワーク側機器は端末に対して、基準信号時間周波数リソース、ポート番号等を含むビーム測定の設定情報を設定してもよい。ネットワーク側機器又は端末が基準信号を送信し、端末又はネットワーク側機器が基準信号を受信してビーム測定を行い、測定結果に基づいて適切なより精細なビームを決定する。
【0093】
1つの実施形態において、ステップS505の後に、前記方法は、
ネットワーク側機器がチャネル測定によって前記ネットワーク側機器及び/又は前記端末のビームフォーミングパラメータを決定するステップをさらに含み、該チャネル測定はプロトコル手順に従って実行してもよい。
【0094】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器及び端末がそれぞれアクティブユニットに第3基準信号及び第4基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、RIS機器がアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0095】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法は、実行主体が、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置、又は、該インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例ではインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置がインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を説明する。
【0096】
上記実施例に基づき、別の実施形態において、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法は以下のステップ1~ステップ3を含んでもよい。
【0097】
ステップ1で、ネットワーク側機器とRIS機器との間でチャネル測定を行い、チャネル測定結果に基づいて第1チャネル情報を取得する。
【0098】
1つの実施形態において、ネットワーク側機器がアクティブユニットに第1基準信号を送信し、アクティブユニットが受信された第1基準信号に対してチャネル測定を行い、第1チャネル情報を取得する。
【0099】
別の実施形態において、アクティブユニットがネットワーク側機器に第3基準信号が送信し、ネットワーク側機器が第3基準信号に基づいてチャネル測定を行い、第1チャネル情報を取得する。ここで、前記第3基準信号の送信方式は時分割多重、周波数分割多重又は符号分割多重等を採用してもよい。
【0100】
別の実施形態において、アクティブユニットがビーム掃引の方式で基準信号を送信し、ネットワーク側機器が各アクティブユニットの送信ビームを測定し、信号品質の最も高いビームを第1チャネル情報に対応するビームとして決定する。
【0101】
ステップ2で、RIS機器がユニットアレイにおける各ユニットの作動状態を取得するように、ネットワーク側機器が前記RIS機器に制御情報を送信し、前記制御情報はDCI、MAC CE又はRRCで搬送されてもよい。
【0102】
1つの実施形態において、制御情報はRIS機器のユニットアレイにおけるパッシブユニットの、それぞれRIS機器の転送信号の複数のビーム方向に対応する複数のオプション設定情報であってもよい。
【0103】
別の実施形態において、制御情報は複数のRIS機器の転送信号のビーム方向、及びRISアクティブユニットのビーム(ステップ1でアクティブユニットがビーム掃引して取得したビームに対応)であってもよい。RIS機器の制御モジュールは、ステップ1でチャネル測定によって取得されたチャネル情報又はネットワーク側機器により設定されたRISアクティブユニットのビーム情報に基づき、ネットワーク側機器により設定されたRIS機器の転送信号のビーム方向に応じて、RIS機器のユニットアレイにおけるパッシブユニットの設定情報を生成する。
【0104】
1つの実施形態において、ステップ1のチャネル測定結果又はビーム掃引のコードブックに基づいて、ネットワーク側機器から各アクティブユニットへの第1チャネル情報又はチャネル間の相対情報を決定することができる。補間アルゴリズムによって、ネットワーク側機器から各パッシブユニットへの第3チャネル情報又はチャネル間の相対情報を決定することができる。ネットワーク側機器により設定されたRIS機器の転送信号のビーム方向に応じて、ユニットアレイにおけるパッシブユニットに必要な位相又は相対位相要件を算出できる。上記情報に基づいて、各パッシブユニットの作動状態を決定できる。
【0105】
ステップ3で、RIS機器がビーム掃引を転送する。
【0106】
ネットワーク側機器が制御情報を送信し、RIS機器転送信号のビームの作動時間帯を複数設定する。
【0107】
ネットワーク側機器が、設定された複数のRIS機器転送信号のビームの作動時間帯に対応する複数の基準信号を送信する。
【0108】
端末がネットワーク側機器の設定情報に従って複数の基準信号を受信して信号品質を測定し、ネットワーク側機器及び/又はRIS機器に測定結果をフィードバックする。
【0109】
ネットワーク側機器が端末の測定結果を受信し、RIS機器のビーム方向を決定し、決定結果をRIS機器に対して設定する。
【0110】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は、
図3~5に示す方法実施例を実現し、同じ技術効果を得ることができ、重複する部分はここで説明を省略する。
【0111】
図6は本出願の実施例に係るインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示し、
図6に示すように、前記装置は、第1測定モジュール601、第2測定モジュール602及び制御モジュール603を含む。
【0112】
前記第1測定モジュール601は、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するためのものであり、ここで、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。前記第2測定モジュール602は、前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、ここで、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。前記制御モジュール603は、前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、ここで、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む。
【0113】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0114】
上記実施例に基づき、さらに、前記制御モジュールは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップであって、前記第3チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第4チャネル情報は前記端末と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、に用いられる。
【0115】
さらに、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第1測定モジュールは、
前記アクティブユニットから送信された第1基準信号を受信するステップと、
前記第1基準信号に対するチャネル測定によって、前記アクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップと、に用いられる。
【0116】
さらに、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第2測定モジュールは、
前記端末から送信された第2チャネル情報を受信するステップに用いられ、ここで、前記第2チャネル情報は前記端末により第2基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第2基準信号は前記アクティブユニットから前記端末に送信される。
【0117】
さらに、前記制御モジュールは、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップに用いられる。
【0118】
さらに、前記制御モジュールは、インテリジェントサーフェス機器から報告された機器パラメータを取得するステップにも用いられ、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0119】
さらに、前記制御モジュールは、前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記ユニットアレイの制御情報を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップにも用いられる。
【0120】
さらに、前記制御モジュールは、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するためのパラメータ要件を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップにも用いられ、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0121】
さらに、前記制御モジュールは、チャネル測定によって前記ネットワーク側機器及び/又は前記端末のビームフォーミングパラメータを決定するステップにも用いられる。
【0122】
さらに、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0123】
さらに、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0124】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットによりネットワーク側機器及び端末に第1基準信号及び第2基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、アクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0125】
上記実施例に基づき、さらに、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、第1測定モジュールは、
前記アクティブユニットに第3基準信号を送信するステップと、
前記アクティブユニットから送信された第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記アクティブユニットにより前記第3基準信号に対するチャネル測定によって取得されるステップと、に用いられる。
【0126】
さらに、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第2測定モジュールは、
前記アクティブユニットから送信された第2チャネル情報を取得するステップに用いられ、ここで、前記第2チャネル情報は前記アクティブユニットにより第4基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第4基準信号は前記端末から前記アクティブユニットに送信される。
【0127】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器及び端末がそれぞれアクティブユニットに第3基準信号及び第4基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、RIS機器がアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0128】
本出願の実施例におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。該装置又は電子機器は携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例示的に、携帯型端末は上記で列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限定されない。非携帯型端末はサーバ、ネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0129】
本出願の実施例におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置はオペレーティングシステムを有する装置であってもよい。該オペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0130】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は
図2から
図5の方法実施例で実現される各プロセスを実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0131】
図7は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図7に示すように、該方法は端末によって実行でき、言い換えれば、該方法は端末にインストールされたソフトウェア又はハードウェアによって実行できる。前記方法は以下のステップ701とステップ702で実行してもよい。
【0132】
ステップS701で、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得する。
【0133】
ステップS702で、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットに第4基準信号を送信する。
【0134】
ここで、前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0135】
さらに、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するステップの後に、前記方法は、
前記第2基準信号に対してチャネル測定を行い、前記第2チャネル情報を取得して前記ネットワーク側機器に送信するステップをさらに含む。
【0136】
さらに、前記方法は、
ネットワーク側機器により設定された前記第2基準信号又は第4基準信号のパラメータを取得するステップをさらに含む。
【0137】
さらに、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0138】
さらに、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0139】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法は
図2から
図5の方法実施例で実現される各プロセスを実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0140】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの信号送信及び/又は受信に対するサポート状況に基づいてチャネル測定を行い、アクティブユニットと端末との間の第2チャネル情報を取得し、さらに第1チャネル情報と併せて前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0141】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法は、実行主体が、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置、又は、該インテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例ではインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置がインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を実行することを例として、本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を説明する。
【0142】
図8は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示し、
図8に示すように、前記装置は、第1取得モジュール801及び第2取得モジュール802を含む。
【0143】
前記第1取得モジュール801は、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するためのものである。前記第2取得モジュール802は、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するためのものである。ここで、前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0144】
さらに、前記第1取得モジュールは、前記第2基準信号に対してチャネル測定を行い、前記第2チャネル情報を取得して前記ネットワーク側機器に送信するステップにも用いられる。
【0145】
さらに、第1取得モジュール又は第2取得モジュールは、ネットワーク側機器により設定された前記第2基準信号又は第4基準信号のパラメータを取得するステップにも用いられる。
【0146】
さらに、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0147】
さらに、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0148】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの信号送信及び/又は受信に対するサポート状況に基づいてチャネル測定を行い、アクティブユニットと端末との間の第2チャネル情報を取得し、さらに第1チャネル情報と併せて前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0149】
本出願の実施例におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよいし、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。該装置又は電子機器は携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例示的に、携帯型端末は上記で列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限定されない。非携帯型端末はサーバ、ネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage,NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer,PC)、テレビ(television,TV)、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0150】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は
図7の方法実施例で実現される各プロセスを実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0151】
図9は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法のフローチャートを示し、
図9に示すように、該方法はインテリジェントサーフェス機器によって実行できる。前記方法は以下のステップ901~ステップ903で実行してもよい。
【0152】
ステップS901で、インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行う。ここで、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0153】
ステップS902で、インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行う。ここで、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。
【0154】
ステップS903で、インテリジェントサーフェス機器がユニットアレイの制御情報を取得する。ここで、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む。
【0155】
本出願の実施例で提供されるビーム制御方法は
図2に示す各ステップの方法実施例を実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複する部分はここで説明を省略する。
【0156】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットによってチャネル測定を行って第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0157】
上記実施例に基づき、1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記ステップS901は、
ネットワーク側機器が第1基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するように、前記ネットワーク側機器に前記第1基準信号を送信するステップを含む。
【0158】
1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記ステップS902は、
端末が第2基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するように、前記端末に前記第2基準信号を送信するステップを含む。
【0159】
1つの実施形態において、前記ステップS903は、
ネットワーク側機器から送信されたユニットアレイの制御情報を受信するステップを含む。
【0160】
1つの実施形態において、前記方法は、
ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0161】
1つの実施形態において、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0162】
1つの実施形態において、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0163】
本出願の実施例で提供されるビーム制御方法は
図3及び
図4に示す各ステップの方法実施例を実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複する部分はここで説明を省略する。
【0164】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットによりネットワーク側機器及び端末に第1基準信号及び第2基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、アクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0165】
上記実施例に基づき、1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記ステップS901は、
ネットワーク側機器から送信された第3基準信号を受信し、前記第3基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するステップを含む。
【0166】
1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記ステップS902は、
端末から送信された第4基準信号を受信し、前記第4基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するステップを含む。
【0167】
1つの実施形態において、前記方法は、
第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップをさらに含む。
【0168】
1つの実施形態において、前記ステップS903は、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、を含む。
【0169】
1つの実施形態において、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップを含む。
【0170】
1つの実施形態において、前記方法は、
前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するための、前記ネットワーク側機器から送信されたパラメータ要件を受信するステップをさらに含み、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0171】
1つの実施形態において、前記方法は、
ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0172】
1つの実施形態において、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0173】
1つの実施形態において、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0174】
本出願の実施例のビーム制御方法は
図5示す各ステップの方法実施例を実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複する部分はここで説明を省略する。
【0175】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法を提供し、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器及び端末がそれぞれアクティブユニットに第3基準信号及び第4基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、RIS機器がアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0176】
図10は本出願の実施例に係る別のインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置の構造模式図を示し、
図10に示すように、前記装置は、第1通信モジュール1001、第2通信モジュール1002及び実行モジュール1003を含む。
【0177】
前記第1通信モジュール1001は、アクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行うためのものであり、ここで、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。前記第2通信モジュール1002は、アクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行うためのものであり、ここで、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報である。前記実行モジュール1003は、ユニットアレイの制御情報を取得するためのものであり、ここで、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含む。
【0178】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットによってチャネル測定を行って第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、さらに前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定することで、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0179】
上記実施例に基づき、さらに、前記第1通信モジュールは、ネットワーク側機器が第1基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するように、前記ネットワーク側機器に前記第1基準信号を送信するステップに用いられる。
【0180】
1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記第2通信モジュールは、端末が第2基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するように、前記端末に前記第2基準信号を送信するステップに用いられる。
【0181】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、ネットワーク側機器から送信されたユニットアレイの制御情報を受信するステップに用いられる。
【0182】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップにも用いられ、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0183】
1つの実施形態において、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0184】
1つの実施形態において、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0185】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットによりネットワーク側機器及び端末に第1基準信号及び第2基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、アクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0186】
上記実施例に基づき、さらに、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第1通信モジュールは、ネットワーク側機器から送信された第3基準信号を受信し、前記第3基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するステップに用いられる。
【0187】
1つの実施形態において、前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記第2通信モジュールは、端末から送信された第4基準信号を受信し、前記第4基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するステップに用いられる。
【0188】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップにも用いられる。
【0189】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、に用いられる。
【0190】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップに用いられる。
【0191】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するための、前記ネットワーク側機器から送信されたパラメータ要件を受信するステップにも用いられ、
ここで、前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0192】
1つの実施形態において、前記実行モジュールは、ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップにも用いられ、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0193】
1つの実施形態において、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0194】
1つの実施形態において、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0195】
これにより、本出願の実施例はインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置を提供し、アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、ネットワーク側機器及び端末がそれぞれアクティブユニットに第3基準信号及び第4基準信号を送信し、チャネル測定によって、それぞれアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報を取得し、RIS機器がアクティブユニットの第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいてパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報に対してチャネル推定を行い、さらに各ユニットのチャネル情報に基づいてインテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得する。本出願の実施例ではアクティブユニットを使用して段階的なチャネル推定を行うことで、ネットワーク側機器-インテリジェントサーフェス機器-端末のカスケードチャネルに対する複雑なチャネル推定方法が回避され、チャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0196】
本出願の実施例におけるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は装置、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器であってもよく、本出願の実施例では具体的に限定しない。
【0197】
本出願の実施例で提供されるインテリジェントサーフェス機器のビーム制御装置は
図9の方法実施例で実現される各プロセスを実現し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0198】
選択的に、
図11に示すように、本出願の実施例は通信機器1100をさらに提供し、該通信機器1100は、プロセッサ1101と、メモリ1102と、メモリ1102に記憶され且つ前記プロセッサ1101上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、例えば、該通信機器1100が端末である場合、該プログラム又はコマンドはプロセッサ1101により実行されると、上記インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を達成できる。該通信機器1100がネットワーク側機器である場合、該プログラム又はコマンドはプロセッサ1101により実行されると、上記インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を達成でき、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0199】
本出願の実施例はネットワーク側機器をさらに提供し、該ネットワーク側機器はプロセッサと通信インタフェースとを含み、プロセッサは前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、通信インタフェースは、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するためのものであり、また、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものでもある。該ネットワーク側機器の実施例は上記ネットワーク側機器の方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施プロセス及び実現形態はいずれも該ネットワーク側機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術効果を達成できる。
【0200】
具体的には、本出願の実施例はネットワーク側機器をさらに提供する。
図12に示すように、該ネットワーク側機器1200は、アンテナ121、高周波装置122、ベースバンド装置123を含む。アンテナ121が高周波装置122に接続される。アップリンク方向において、高周波装置122はアンテナ121を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置123に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置123は送信される情報を処理し、且つ高周波装置122に送信し、高周波装置122は受信した情報を処理してからアンテナ121を経由して送信する。
【0201】
上記周波帯処理装置はベースバンド装置123にあってもよく、上記実施例でネットワーク側機器が実行する方法はベースバンド装置123で実現でき、該ベースバンド装置123はプロセッサ124とメモリ125を含む。
【0202】
ベースバンド装置123は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも1つのベースバンドボードを含んでもよく、
図12に示すように、その1つのチップは、例えば、メモリ125に接続されてメモリ125中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワーク側機器の操作を実行するプロセッサ124である。
【0203】
該ベースバンド装置123は、高周波装置122と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース126をさらに含んでもよく、該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース(common public radio interface,CPRI)である。
【0204】
具体的には、本出願の実施例のネットワーク側機器は、メモリ125に記憶され且つプロセッサ124上で実行可能なコマンド又はプログラムをさらに含み、プロセッサ124はメモリ125におけるコマンド又はプログラムを呼び出して、
図6に示す各モジュールが実行する方法を実行し、同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0205】
本出願の実施例は端末をさらに提供し、該端末はプロセッサと通信インタフェースとを含み、通信インタフェースはインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得し、そしてインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するためのものである。該端末実施例は上記端末側の方法実施例に対応するものであり、上記方法実施例の各実施プロセス及び実現形態はいずれも該端末実施例に適用でき、且つ同じ技術効果を達成できる。具体的には、
図13は本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造模式図である。
【0206】
該端末1300は、高周波ユニット1301、ネットワークモジュール1302、オーディオ出力ユニット1303、入力ユニット1304、センサ1305、表示ユニット1306、ユーザ入力ユニット1307、インタフェースユニット1308、メモリ1309、及びプロセッサ1310等の部材のうちの少なくとも一部を含むが、それらに限定されない。
【0207】
当業者であれば、端末1300は各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は電源管理システムによってプロセッサ1310に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現できることが理解可能である。
図13に示す端末の構造は端末を限定するものではなく、端末は図より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0208】
本出願の実施例では、入力ユニット1304はビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)13041と、マイクロホン13042とを含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット1306は表示パネル13061を含んでもよく、表示パネル13061は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形態で配置することができる。ユーザ入力ユニット1307はタッチパネル13071及び他の入力機器13072を含む。タッチパネル13071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル13071は、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。他の入力機器13072は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは詳細な説明を省略する。
【0209】
本出願の実施例では、高周波ユニット1301はネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ1310で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット1301は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0210】
メモリ1309は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ1309は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム又はコマンド記憶領域と、データ記憶領域とを主に含んでもよい。また、メモリ1309は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一時的メモリをさらに含んでもよい。そのうち、非一時的メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はラッシュメモリであってもよい。例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的ソリッドステート記憶デバイスが挙げられる。高速ランダムアクセスメモリは、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM,SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM,DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM,DDRSDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synch link DRAM,SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM,DRRAM)であってもよい。本出願の実施例におけるメモリ1309はこれらのメモリ及び他の任意の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されない。
【0211】
プロセッサ1310は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ1310に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション又はコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、ベースバンドプロセッサのような無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ1310に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0212】
ここで、高周波ユニット1301は、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するためのものであり、
前記高周波ユニット1301はさらに、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するためのものである。
【0213】
さらに、プロセッサ1310は、前記第2基準信号に対してチャネル測定を行い、前記第2チャネル情報を取得するためのものである。
【0214】
前記高周波ユニット1301はさらに、前記第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に送信するためのものである。
【0215】
さらに、前記高周波ユニット1301は、ネットワーク側機器により設定された前記第2基準信号又は第4基準信号のパラメータを取得するためのものである。
【0216】
さらに、前記第1基準信号及び第2基準信号は、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含む。
【0217】
さらに、前記第1基準信号及び第2基準信号は、時分割多重と、周波数分割多重と、符号分割多重と、ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する。
【0218】
これにより、本出願の実施例ではチャネル測定の効率が向上し、インテリジェントサーフェス機器に対する正確なビーム制御が実現され、多端末多基地局における複雑なインテリジェントサーフェス機器転送ビームの生成をサポートすることができる。
【0219】
本出願の実施例は可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又はコマンドが記憶されており、該プログラム又はコマンドはプロセッサにより実行されると、上記インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法の実施例の各プロセスが実現され、且つ同じ技術効果を達成することができ、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0220】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等のようなコンピュータ可読記憶媒体を含む。
【0221】
本出願の実施例はチップをさらに提供し、前記チップはプロセッサと通信インタフェースとを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサはプログラム又はコマンドを実行し、上記インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法の実施例の各プロセスを実現するためのものであり、且つ同じ技術効果を達成でき、重複を避けるために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0222】
本出願の実施例で言及したチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼ばれてもよいことを理解すべきである。
【0223】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「一つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに各種のステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0224】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はコンピュータソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク側機器等であってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0225】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得するステップであって、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記ネットワーク側機器が前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するステップであって、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含むステップと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法。
【請求項2】
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定する前記ステップは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップであって、前記第3チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第4チャネル情報は前記端末と前記パッシブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
前記第3チャネル情報及び第4チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を取得するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記アクティブユニットから送信された第1基準信号を受信するステップと、
前記第1基準信号に対するチャネル測定によって、前記アクティブユニットの第1チャネル情報を取得するステップと、を含み、
又は、
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記端末から送信された第2チャネル情報を受信するステップを含み、前記第2チャネル情報は前記端末により第2基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第2基準信号は前記アクティブユニットから前記端末に送信される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記アクティブユニットに第3基準信号を送信するステップと、
前記アクティブユニットから送信された第1チャネル情報を取得するステップであって、前記第1チャネル情報は前記アクティブユニットにより前記第3基準信号に対するチャネル測定によって取得されるステップと、を含み、
又は、
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第2チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記アクティブユニットから送信された第2チャネル情報を取得するステップを含み、前記第2チャネル情報は前記アクティブユニットにより第4基準信号に対するチャネル測定によって取得され、前記第4基準信号は前記端末から前記アクティブユニットに送信される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得する前記ステップは、
前記第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づき、補間アルゴリズムによって前記インテリジェントサーフェス機器のパッシブユニットの第3チャネル情報及び第4チャネル情報を取得するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
ネットワーク側機器がインテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットの第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を取得する前記ステップの前に、
インテリジェントサーフェス機器から報告された機器パラメータを取得するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定する前記ステップの後に、
前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を含む前記ユニットアレイの制御情報を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップ、
又は、
チャネル測定によって前記ネットワーク側機器及び/又は前記端末のビームフォーミングパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項8】
前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するためのパラメータ要件を、前記インテリジェントサーフェス機器に送信するステップをさらに含み、
前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項9】
前記第1基準信号及び第2基準信号は、
同期信号ブロックと、
チャネル状態情報基準信号と、
復調基準信号と、
測位基準信号と、
サウンディング基準信号と、
物理ランダムアクセスチャネル基準信号と、
サイドリンク基準信号と、
インテリジェントサーフェス機器チャネル測定用の専用基準信号と、のうちの少なくとも1種類を含み、
又は、
前記第1基準信号及び第2基準信号は、
時分割多重と、
周波数分割多重と、
符号分割多重と、
ビーム掃引と、の方式のうちの少なくとも1つを採用する、請求項3に記載の方法。
【請求項10】
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するステップと、
インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、端末が前記アクティブユニットに第4基準信号を送信するステップと、を含み、
前記第2基準信号又は第4基準信号は前記アクティブユニットの第2チャネル情報を取得するためのものであり、前記第2チャネル情報は前記端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であり、前記第2チャネル情報は第1チャネル情報と共同して前記インテリジェントサーフェス機器のユニットアレイの制御情報を決定するためのものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含み、前記第1チャネル情報はネットワーク側機器とアクティブユニットとの間のチャネル情報である、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法。
【請求項11】
前記アクティブユニットから送信された第2基準信号を取得するステップの後に、
前記第2基準信号に対してチャネル測定を行い、前記第2チャネル情報を取得して前記ネットワーク側機器に送信するステップをさらに含み、
又は、
ネットワーク側機器により設定された前記第2基準信号又は第4基準信号のパラメータを取得するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行うステップであって、前記アクティブユニットとネットワーク側機器とによるチャネル測定はアクティブユニットの第1チャネル情報を取得するために行われ、前記第1チャネル情報は前記ネットワーク側機器と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
インテリジェントサーフェス機器がアクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行うステップであって、前記アクティブユニットと端末とによるチャネル測定は第2チャネル情報を取得するために行われ、前記第2チャネル情報は端末と前記アクティブユニットとの間のチャネル情報であるステップと、
インテリジェントサーフェス機器がユニットアレイの制御情報を取得するステップであって、前記制御情報は第1チャネル情報及び第2チャネル情報に基づいて取得されたものであり、前記ユニットアレイは前記インテリジェントサーフェス機器のアクティブユニット及びパッシブユニットを含むステップと、を含む、インテリジェントサーフェス機器のビーム制御方法。
【請求項13】
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行う前記ステップは、
ネットワーク側機器が第1基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するように、前記ネットワーク側機器に前記第1基準信号を送信するステップを含み、
又は、
前記アクティブユニットが信号送信をサポートする場合に、アクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行う前記ステップは、
端末が第2基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するように、前記端末に前記第2基準信号を送信するステップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、アクティブユニットとネットワーク側機器とによってチャネル測定を行う前記ステップは、
ネットワーク側機器から送信された第3基準信号を受信し、前記第3基準信号に対するチャネル測定によって第1チャネル情報を取得するステップを含み、
又は、
前記アクティブユニットが信号受信をサポートする場合に、アクティブユニットと端末とによってチャネル測定を行う前記ステップは、
端末から送信された第4基準信号を受信し、前記第4基準信号に対するチャネル測定によって第2チャネル情報を取得するステップを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
第1チャネル情報及び/又は第2チャネル情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップをさらに含む、
ユニットアレイの制御情報を取得する前記ステップは、
ネットワーク側機器から送信されたユニットアレイの制御情報を受信するステップを含み、
又は、
前記インテリジェントサーフェス機器が前記インテリジェントサーフェス機器の各パッシブユニットの作動状態を決定するための、前記ネットワーク側機器から送信されたパラメータ要件を受信するステップをさらに含み、
前記パラメータ要件は、
ビーム方向と、
前記基地局と端末とのチャネル測定結果と、
複数のビームのパワーと位相の関係と、のうちの少なくとも1つを含み、
又は、
ネットワーク側機器に前記インテリジェントサーフェス機器の機器パラメータを報告するステップをさらに含み、前記機器パラメータは、
機器タイプと、
機器サイズと、
アクティブユニットのタイプと、
アクティブユニットの位置と、
アクティブユニットの数と、
アクティブユニットの能力と、
パッシブユニットの能力と、のうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の方法。
【国際調査報告】