(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】接続失敗検出方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 76/18 20180101AFI20240416BHJP
H04W 4/14 20090101ALI20240416BHJP
H04W 76/30 20180101ALI20240416BHJP
【FI】
H04W76/18
H04W4/14
H04W76/30
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568600
(86)(22)【出願日】2021-05-08
(85)【翻訳文提出日】2023-11-07
(86)【国際出願番号】 CN2021092468
(87)【国際公開番号】W WO2022236498
(87)【国際公開日】2022-11-17
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】ジアン,シャオウェイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067BB21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示の実施例は、接続失敗検出方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体を提供する。ユーザ機器UEによって実行される前記接続失敗検出方法は、スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップを含んでもよい。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器UEによって実行される接続失敗検出方法であって、
スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップを含む、
接続失敗検出方法。
【請求項2】
前記スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップは、
取得された失敗検出設定に基づいて、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記失敗検出設定は、
ネットワーク側から受信された失敗検出設定、
及び/又は、
プロトコルによって規定される前記失敗検出設定を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ネットワーク側から受信された失敗検出設定は、
ネットワーク側から受信され、且つシステムメッセージに運ばれる前記失敗検出設定、
及び/又は、
ネットワーク側から受信され、且つ接続リリースメッセージに運ばれる前記失敗検出設定を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップは、
トリガーイベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップを含む、請求項1~請求項4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記トリガーイベントは、
前記SDT過程を開始することと、
前記UEが前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することと、
前記UEが、前記ネットワーク側が前記SDT過程で初めて送信されたアップリンクデータを受信した後に送信した指示である確認指示をネットワーク側から受信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することは、
前記UEが4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ3によってアップリンクデータを初めて送信することと、
前記UEが2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAによってアップリンクデータを初めて送信することと、
前記UEが設定許可CG 物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースでアップリンクデータを初めて送信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記UEが確認指示をネットワーク側から受信することは、
ネットワーク側から4ステップランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子を受信することと、
ネットワーク側から2ステップランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信することと、
ネットワーク側からCG PUSCHリソースででのデータ送信成功指示を受信することとを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
停止イベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対する前記接続失敗検出を停止することをさらに含む、請求項1~請求項8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記停止イベントを検出することは、
前記UEの接続状態が変換すること、
及び/又は、
前記UEがネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記UEの接続状態が変換することは、
前記UEが非アクティブ状態からアイドル状態に変換することと、
前記UEが非アクティブ状態から接続状態に変換することと、
前記UEがアイドル状態から接続状態に変換することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記UEがネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信することは、
前記UEが前記ネットワーク側から接続リリースメッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続回復メッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続拒否メッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続確立メッセージを受信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記失敗検出設定は、
接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、
前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、
前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項14】
前記タイマーは、
発生した物理レイヤー同期ずれをカウントするための物理レイヤー同期ずれタイマーと、
ビーム失敗検出をカウントするためのビーム失敗検出タイマーとのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記カウンタは、
物理レイヤー同期ずれ指示をカウントするための同期ずれカウンタと、
物理レイヤー同期指示をカウントするための同期カウンタと、
ビーム失敗をカウントするためのビーム失敗カウンタと、
MACレイヤーのランダムアクセス回数をカウントするためのメディアアクセス制御MACレイヤーランダムアクセス回数カウンタと、
RLCレイヤーの伝送回数をカウントするための無線リンク制御RLCレイヤー伝送回数カウンタとのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記信号指示情報は、
前記接続失敗検出における物理レイヤー同期ずれ検出の信号と、
前記接続失敗検出におけるビーム失敗検出の信号とのうちの少なくとも1つを指示するために用いられる、請求項13~請求項15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
前記信号指示情報により指示される信号は、
4ステップランダムアクセスの物理ダウンリンクランダムアクセスチャネルPRACHリソースに関連するダウンリンク信号と、
前記4ステップランダムアクセスの競合解決識別子をスケジューリングする物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子の受信に成功した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHチャネルに関連するダウンリンク信号と、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAに関連するダウンリンク信号と、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信した後、データをスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
CG PUSCHリソースに関連するダウンリンク信号と、
CG PUSCH上でデータ送信に成功することを指示する伝送成功指示を送信するPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記伝送成功指示を受信した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記UEが存在するセルによって送信されたダウンリンク信号と、
前記UEが存在するBWPによって送信されたダウンリンク信号と、
前記UEが検出できるセルのダウンリンク信号と、
前記UEが存在するBWPが検出できるダウンリンク信号とのうちの少なくとも1つを含む、請求項13~請求項16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記失敗検出結果に基づいて接続失敗を決定したことに応答して、接続を再取得すること、
又は、
前記失敗検出結果に基づいて接続失敗を決定したことに応答して、アイドル状態に入ることをさらに含む、請求項1~請求項17のいずれかに記載の方法。
【請求項19】
前記失敗検出結果に基づいて接続失敗の原因がビーム失敗であることを決定したことに応答して、ビーム回復を実行することをさらに含む、請求項1~請求項17のいずれかに記載の方法。
【請求項20】
前記ビーム回復を実行することは、
ビーム回復設定に基づいて、前記ビーム回復を実行するステップを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
システムメッセージに運ばれる前記ビーム回復設定を受信することと、
接続リリースメッセージに運ばれる前記ビーム回復設定を受信することと、
プロトコル規定に基づいて前記ビーム回復設定を決定することとのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記ビーム回復設定は、
ビーム回復回数のためのカウンタを指示するビーム回復カウンタ情報と、
ビーム回復時間のためのタイマーを指示するビーム回復タイマー情報と、
ビーム回復に対応するランダムアクセスの優先度を指示する優先度設定であって、異なる前記優先度は、対応するビーム回復時のランダムアクセス設定が異なる優先度設定と、
ビーム回復に用いられるリソースを指示するリソース設定と、
ビーム回復に用いられる閾値を指示する閾値設定とのうちの少なくとも1つを含む、請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記リソース設定は、SDT過程で位置するセル又はBWPの競合に基づくランダムアクセス要求リソースをビーム回復に用いることを指示する、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記閾値設定は、ランダムアクセス要求リソースを選択するための閾値を前記ビーム回復の閾値として多重化することを指示する、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
ネットワーク側による前記ビーム回復に対するフィードバック情報を受信することをさらに含み、前記フィードバック情報は、前記ビーム回復の結果を指示する、請求項20~請求項24のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
前記ネットワーク側による前記ビーム回復に対するフィードバック情報を受信することは、
前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を受信すること、
及び/又は、
前記ネットワーク側がランダムアクセス中に発行したメッセージに運ばれる前記フィードバック情報を受信するステップを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を受信することは、
前記SDT過程の後続データ送信段階の、データ伝送をスケジューリングするためのPDCCHリソースで前記フィードバック情報を受信するステップを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記ネットワーク側がランダムアクセス中に発行したメッセージに運ばれる前記フィードバック情報を受信することは、
前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージ2に運ばれる前記フィードバック情報を受信することと、
前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージ4に運ばれる前記フィードバック情報を受信することと、
前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージBに運ばれる前記フィードバック情報を受信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記ビーム回復に失敗したことに応答して、接続を再取得すること、
又は、
前記ビーム回復に失敗したことに応答して、アイドル状態に入ることをさらに含む、請求項20~請求項28のいずれかに記載の方法。
【請求項30】
前記接続を再取得することは、
非アクセスレイヤーNASメッセージに基づいて接続確立をトリガーすることと、
接続確立要求メッセージに基づいて接続確立をトリガーすることと、
接続回復要求メッセージに基づいて接続回復をトリガーすることと、
接続再確立要求メッセージに基づいて接続再確立をトリガーすることとのうちの少なくとも1つを含む、請求項18~請求項29のいずれかに記載の方法。
【請求項31】
接続失敗検出結果を報告することをさらに含む、請求項1~請求項30のいずれかに記載の方法。
【請求項32】
前記失敗検出結果は、
接続失敗タイプを指示する接続失敗タイプ指示と、
SDT過程で接続失敗を検出したことを指示するためのSDT過程指示と、
SDT過程における初期データ送信段階及び/又は後続データ送信段階を含む、接続失敗が発生した時に位置するSDT段階を指示するためのSDT段階指示と、
SDT過程のタイプを指示するためのSDT過程タイプ指示と、
SDT過程をトリガーする業務を指示するための業務指示とのうちの少なくとも1つを含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記業務指示は、
前記業務の無線ベアラRB識別子と、
前記業務の業務ストリーム識別子と、
前記業務のセッション識別子と、
前記業務の論理チャネル識別子とのうちの少なくとも1つを含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
基地局によって実行される情報処理方法であって、
失敗検出設定を送信するステップを含み、前記失敗検出設定は、UEによるSDT過程に対する接続失敗検出に用いられる、情報処理方法。
【請求項35】
前記失敗検出設定を送信することは、
前記失敗検出設定が運ばれるシステムメッセージを送信すること、
及び/又は、
前記失敗検出設定が運ばれる接続リリースメッセージを送信するステップを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
接続に関連する特定指示情報を送信することをさらに含み、前記特定指示情報は、UEが前記SDT過程に対する接続失敗検出を停止することをトリガーするために用いられる、請求項34又は35に記載の方法。
【請求項37】
前記特定指示情報は、
接続リリースメッセージと、
接続回復メッセージと、
接続拒否メッセージと、
接続確立メッセージとのうちの少なくとも1つを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記失敗検出設定は、
接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、
前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、
前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項34~請求項37のいずれかに記載の方法。
【請求項39】
前記タイマーは、
発生した物理レイヤー同期ずれをカウントするための物理レイヤー同期ずれタイマーと、
ビーム失敗検出をカウントするためのビーム失敗検出タイマーとのうちの少なくとも1つを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記カウンタは、
物理レイヤー同期ずれ指示をカウントするための同期ずれカウンタと、
物理レイヤー同期指示をカウントするための同期カウンタと、
ビーム失敗をカウントするためのビーム失敗カウンタと、
MACレイヤーのランダムアクセス回数をカウントするためのメディアアクセス制御MACレイヤーランダムアクセス回数カウンタと、
RLCレイヤーの伝送回数をカウントするための無線リンク制御RLCレイヤー伝送回数カウンタとのうちの少なくとも1つを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記信号指示情報は、
前記接続失敗検出における物理レイヤー同期ずれ検出の信号と、
前記接続失敗検出におけるビーム失敗検出の信号とのうちの少なくとも1つを指示するために用いられる、請求項38~請求項40のいずれかに記載の方法。
【請求項42】
前記信号指示情報により指示される信号は、
4ステップランダムアクセスの物理ダウンリンクランダムアクセスチャネルPRACHリソースに関連するダウンリンク信号と、
前記4ステップランダムアクセスの競合解決識別子をスケジューリングする物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子の受信に成功した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHチャネルに関連するダウンリンク信号と、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAに関連するダウンリンク信号と、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信した後、データをスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
CG PUSCHリソースに関連するダウンリンク信号と、
CG PUSCH上でデータ送信に成功することを指示する伝送成功指示を送信するPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記伝送成功指示を受信した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記UEが存在するセルによって送信されたダウンリンク信号と、
前記UEが存在するBWPによって送信されたダウンリンク信号と、
前記UEが検出できるセルのダウンリンク信号と、
前記UEが存在するBWPが検出できるダウンリンク信号とのうちの少なくとも1つを含む、請求項38~請求項41のいずれかに記載の方法。
【請求項43】
ビーム回復設定を送信することをさらに含み、前記ビーム回復設定は、前記SDT過程で検出した接続失敗の原因がビーム失敗である時に、前記UEがビーム回復を実行するために用いられる、請求項34~請求項42のいずれかに記載の方法。
【請求項44】
前記ビーム回復設定を送信することは、
前記ビーム回復設定が運ばれるシステムメッセージを送信することと、
前記ビーム回復設定が運ばれる接続リリースメッセージを送信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記ビーム回復設定は、
ビーム回復回数のためのカウンタを指示するビーム回復カウンタ情報と、
ビーム回復時間のためのタイマーを指示するビーム回復タイマー情報と、
ビーム回復に対応するランダムアクセスの優先度を指示する優先度設定であって、異なる前記優先度は、対応するビーム回復時のランダムアクセス設定が異なる優先度設定と、
ビーム回復に用いられるリソースを指示するリソース設定と、
ビーム回復に用いられる閾値を指示する閾値設定とのうちの少なくとも1つを含む、請求項43又は44に記載の方法。
【請求項46】
前記リソース設定は、SDT過程で位置するセル又はBWPの競合に基づくランダムアクセス要求リソースをビーム回復に用いることを指示する、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記閾値設定は、ランダムアクセス要求リソースを選択するための閾値を前記ビーム回復の閾値として多重化することを指示する、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
前記UEのビーム回復の結果に基づいて、前記ビーム回復のフィードバック情報を送信することをさらに含む、請求項43~請求項47のいずれかに記載の方法。
【請求項49】
前記ビーム回復のフィードバック情報を送信することは、
前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を送信すること、
及び/又は、
ランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるメッセージを送信するステップを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を送信することは、
前記SDT過程の後続データ送信段階の、データ伝送をスケジューリングするためのPDCCHリソースで前記フィードバック情報を送信するステップを含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記ランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるメッセージを送信することは、
前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージ2を送信することと、
前記4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージ4を送信することと、
前記4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージBを送信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
接続失敗検出結果を受信することをさらに含む、請求項34~請求項51のいずれかに記載の方法。
【請求項53】
前記失敗検出結果は、
接続失敗タイプを指示する接続失敗タイプ指示と、
SDT過程で接続失敗を検出したことを指示するためのSDT過程指示と、
SDT過程における初期データ送信段階及び/又は後続データ送信段階を含む、接続失敗が発生した時に位置するSDT段階を指示するためのSDT段階指示と、
SDT過程のタイプを指示するためのSDT過程タイプ指示と、
SDT過程をトリガーする業務を指示するための業務指示とのうちの少なくとも1つを含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記業務指示は、
前記業務の無線ベアラRB識別子と、
前記業務の業務ストリーム識別子と、
前記業務のセッション識別子と、
前記業務の論理チャネル識別子とのうちの少なくとも1つを含む、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
ユーザ機器UEによって実行される接続失敗検出装置であって、
スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている検出モジュールを含む、接続失敗検出装置。
【請求項56】
前記検出モジュールは、取得された失敗検出設定に基づいて、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている、請求項55に記載の装置。
【請求項57】
前記失敗検出設定は、
ネットワーク側から受信された失敗検出設定、
及び/又は、
プロトコルによって規定される前記失敗検出設定を含む、請求項56に記載の装置。
【請求項58】
前記ネットワーク側から受信された失敗検出設定は、
ネットワーク側から受信され、且つシステムメッセージに運ばれる前記失敗検出設定、
及び/又は、
ネットワーク側から受信され、且つ接続リリースメッセージに運ばれる前記失敗検出設定を含む、請求項57に記載の装置。
【請求項59】
前記取得モジュールは、トリガーイベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている、請求項55~請求項58のいずれかに記載の方法。
【請求項60】
前記トリガーイベントは、
前記SDT過程を開始することと、
前記UEが前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することと、
前記UEが、前記ネットワーク側が前記SDT過程で初めて送信されたアップリンクデータを受信した後に送信した指示である確認指示をネットワーク側から受信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項59に記載の装置。
【請求項61】
前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することは、
前記UEが4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ3によってアップリンクデータを初めて送信することと、
前記UEが2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAによってアップリンクデータを初めて送信することと、
前記UEが設定許可CG 物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースでアップリンクデータを初めて送信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項60に記載の装置。
【請求項62】
前記取得モジュールは、
ネットワーク側から4ステップランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子を受信することと、
ネットワーク側から2ステップランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信することと、
ネットワーク側からCG PUSCHリソースででのデータ送信成功指示を受信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている、請求項60に記載の装置。
【請求項63】
停止イベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対する前記接続失敗検出を停止するように設定されている停止モジュールをさらに含む、請求項55~請求項62のいずれかに記載の装置。
【請求項64】
前記停止イベントを検出することは、
前記UEの接続状態が変換すること、
及び/又は、
前記UEがネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信するステップを含む、請求項63に記載の装置。
【請求項65】
前記UEの接続状態が変換することは、
前記UEが非アクティブ状態からアイドル状態に変換することと、
前記UEが非アクティブ状態から接続状態に変換することと、
前記UEがアイドル状態から接続状態に変換することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項64に記載の装置。
【請求項66】
前記取得モジュールは、
前記UEが前記ネットワーク側から接続リリースメッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続回復メッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続拒否メッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続確立メッセージを受信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている、請求項63に記載の装置。
【請求項67】
前記失敗検出設定は、
接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、
前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、
前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項56に記載の方法。
【請求項68】
前記タイマーは、
発生した物理レイヤー同期ずれをカウントするための物理レイヤー同期ずれタイマーと、
ビーム失敗検出をカウントするためのビーム失敗検出タイマーとのうちの少なくとも1つを含む、請求項67に記載の装置。
【請求項69】
前記カウンタは、
物理レイヤー同期ずれ指示をカウントするための同期ずれカウンタと、
物理レイヤー同期指示をカウントするための同期カウンタと、
ビーム失敗をカウントするためのビーム失敗カウンタと、
MACレイヤーのランダムアクセス回数をカウントするためのメディアアクセス制御MACレイヤーランダムアクセス回数カウンタと、
RLCレイヤーの伝送回数をカウントするための無線リンク制御RLCレイヤー伝送回数カウンタとのうちの少なくとも1つを含む、請求項67に記載の装置。
【請求項70】
前記信号指示情報は、
前記接続失敗検出における物理レイヤー同期ずれ検出の信号と、
前記接続失敗検出におけるビーム失敗検出の信号とのうちの少なくとも1つを指示するために用いられる、請求項67~請求項69のいずれかに記載の装置。
【請求項71】
前記信号指示情報により指示される信号は、
4ステップランダムアクセスの物理ダウンリンクランダムアクセスチャネルPRACHリソースに関連するダウンリンク信号と、
前記4ステップランダムアクセスの競合解決識別子をスケジューリングする物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子の受信に成功した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHチャネルに関連するダウンリンク信号と、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAに関連するダウンリンク信号と、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信した後、データをスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
CG PUSCHリソースに関連するダウンリンク信号と、
CG PUSCH上でデータ送信に成功することを指示する伝送成功指示を送信するPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記伝送成功指示を受信した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記UEが存在するセルによって送信されたダウンリンク信号と、
前記UEが存在するBWPによって送信されたダウンリンク信号と、
前記UEが検出できるセルのダウンリンク信号と、
前記UEが存在するBWPが検出できるダウンリンク信号とのうちの少なくとも1つを含む、請求項67~請求項70のいずれかに記載の装置。
【請求項72】
前記失敗検出結果に基づいて接続失敗を決定したことに応答して、接続を再取得するように設定されている接続モジュール、
又は、
前記失敗検出結果に基づいて接続失敗を決定したことに応答して、アイドル状態に入るように設定されている状態切り替えモジュールをさらに含む、請求項55~請求項71のいずれかに記載の装置。
【請求項73】
前記失敗検出結果に基づいて接続失敗の原因がビーム失敗であることを決定したことに応答して、ビーム回復を実行するように設定されている回復モジュールをさらに含む、請求項55~請求項72のいずれかに記載の装置。
【請求項74】
前記回復モジュールは、ビーム回復設定に基づいて、前記ビーム回復を実行するように設定されている、請求項73に記載の装置。
【請求項75】
システムメッセージに運ばれる前記ビーム回復設定を受信することと、
接続リリースメッセージに運ばれる前記ビーム回復設定を受信することと、
プロトコル規定に基づいて前記ビーム回復設定を決定することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されているビーム回復設定モジュールをさらに含む、請求項74に記載の装置。
【請求項76】
前記ビーム回復設定は、
ビーム回復回数のためのカウンタを指示するビーム回復カウンタ情報と、
ビーム回復時間のためのタイマーを指示するビーム回復タイマー情報と、
ビーム回復に対応するランダムアクセスの優先度を指示する優先度設定であって、異なる前記優先度は、対応するビーム回復時のランダムアクセス設定が異なる優先度設定と、
ビーム回復に用いられるリソースを指示するリソース設定と、
ビーム回復に用いられる閾値を指示する閾値設定とのうちの少なくとも1つを含む、請求項74又は75に記載の装置。
【請求項77】
前記リソース設定は、SDT過程で位置するセル又はBWPの競合に基づくランダムアクセス要求リソースをビーム回復に用いることを指示する、請求項76に記載の装置。
【請求項78】
前記閾値設定は、ランダムアクセス要求リソースを選択するための閾値を前記ビーム回復の閾値として多重化することを指示する、請求項77に記載の装置。
【請求項79】
ネットワーク側による前記ビーム回復に対するフィードバック情報を受信するように設定されているフィードバックモジュールをさらに含み、前記フィードバック情報は、前記ビーム回復の結果を指示する、請求項75~請求項78のいずれかに記載の装置。
【請求項80】
前記フィードバックモジュールは、前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を受信し、及び/又は、前記ネットワーク側がランダムアクセス中に発行したメッセージに運ばれる前記フィードバック情報を受信するように設定されている、請求項79に記載の装置。
【請求項81】
前記フィードバックモジュールは、前記SDT過程の後続データ送信段階の、データ伝送をスケジューリングするためのPDCCHリソースで前記フィードバック情報を受信するように設定されている、請求項80に記載の装置。
【請求項82】
前記フィードバックモジュールは、
前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージ2に運ばれる前記フィードバック情報を受信することと、
前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージ4に運ばれる前記フィードバック情報を受信することと、
前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージBに運ばれる前記フィードバック情報を受信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている、請求項80に記載の装置。
【請求項83】
前記ビーム回復に失敗したことに応答して、接続を再取得するように設定されている接続モジュール、
又は、
前記ビーム回復に失敗したことに応答して、アイドル状態に入るように設定されている状態切り替えモジュールをさらに含む、請求項73~請求項82のいずれかに記載の装置。
【請求項84】
前記接続モジュールは、
非アクセスレイヤーNASメッセージに基づいて接続確立をトリガーすることと、
接続確立要求メッセージに基づいて接続確立をトリガーすることと、
接続回復要求メッセージに基づいて接続回復をトリガーすることと、
接続再確立要求メッセージに基づいて接続再確立をトリガーすることとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている、請求項72~請求項83のいずれかに記載の装置。
【請求項85】
接続失敗検出結果を報告するように設定されている報告モジュールをさらに含む、請求項55~請求項84のいずれかに記載の装置。
【請求項86】
前記失敗検出結果は、
接続失敗タイプを指示する接続失敗タイプ指示と、
SDT過程で接続失敗を検出したことを指示するためのSDT過程指示と、
SDT過程における初期データ送信段階及び/又は後続データ送信段階を含む、接続失敗が発生した時に位置するSDT段階を指示するためのSDT段階指示と、
SDT過程のタイプを指示するためのSDT過程タイプ指示と、
SDT過程をトリガーする業務を指示するための業務指示とのうちの少なくとも1つを含む、請求項85に記載の装置。
【請求項87】
前記業務指示は、
前記業務の無線ベアラRB識別子と、
前記業務の業務ストリーム識別子と、
前記業務のセッション識別子と、
前記業務の論理チャネル識別子とのうちの少なくとも1つを含む、請求項86に記載の装置。
【請求項88】
情報処理装置であって、
失敗検出設定を送信するように設定されている送信モジュールを含み、前記失敗検出設定は、UEによるSDT過程に対する接続失敗検出に用いられる、情報処理装置。
【請求項89】
前記送信モジュールは、前記失敗検出設定が運ばれるシステムメッセージを送信し、及び/又は、前記失敗検出設定が運ばれる接続リリースメッセージを送信するように設定されている、請求項88に記載の装置。
【請求項90】
前記送信モジュールは、接続に関連する特定指示情報を送信するように設定されており、前記特定指示情報は、UEが前記SDT過程に対する接続失敗検出を停止することをトリガーするために用いられる、請求項88又は89に記載の装置。
【請求項91】
前記特定指示情報は、
接続リリースメッセージと、
接続回復メッセージと、
接続拒否メッセージと、
接続確立メッセージとのうちの少なくとも1つを含む、請求項90に記載の装置。
【請求項92】
前記失敗検出設定は、
接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、
前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、
前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項88~請求項91のいずれかに記載の装置。
【請求項93】
前記タイマーは、
発生した物理レイヤー同期ずれをカウントするための物理レイヤー同期ずれタイマーと、
ビーム失敗検出をカウントするためのビーム失敗検出タイマーとのうちの少なくとも1つを含む、請求項92に記載の装置。
【請求項94】
前記カウンタは、
物理レイヤー同期ずれ指示をカウントするための同期ずれカウンタと、
物理レイヤー同期指示をカウントするための同期カウンタと、
ビーム失敗をカウントするためのビーム失敗カウンタと、
MACレイヤーのランダムアクセス回数をカウントするためのメディアアクセス制御MACレイヤーランダムアクセス回数カウンタと、
RLCレイヤーの伝送回数をカウントするための無線リンク制御RLCレイヤー伝送回数カウンタとのうちの少なくとも1つを含む、請求項92に記載の装置。
【請求項95】
前記信号指示情報は、
前記接続失敗検出における物理レイヤー同期ずれ検出の信号と、
前記接続失敗検出におけるビーム失敗検出の信号とのうちの少なくとも1つを指示するために用いられる、請求項92~請求項94のいずれかに記載の装置。
【請求項96】
前記信号指示情報により指示される信号は、
4ステップランダムアクセスの物理ダウンリンクランダムアクセスチャネルPRACHリソースに関連するダウンリンク信号と、
前記4ステップランダムアクセスの競合解決識別子をスケジューリングする物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子の受信に成功した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHチャネルに関連するダウンリンク信号と、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAに関連するダウンリンク信号と、
2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信した後、データをスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
CG PUSCHリソースに関連するダウンリンク信号と、
CG PUSCH上でデータ送信に成功することを指示する伝送成功指示を送信するPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記伝送成功指示を受信した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、
前記UEが存在するセルによって送信されたダウンリンク信号と、
前記UEが存在するBWPによって送信されたダウンリンク信号と、
前記UEが検出できるセルのダウンリンク信号と、
前記UEが存在するBWPが検出できるダウンリンク信号とのうちの少なくとも1つを含む、請求項92~請求項95のいずれかに記載の装置。
【請求項97】
前記送信モジュールは、さらに、ビーム回復設定を送信するように設定されており、前記ビーム回復設定は、前記SDT過程で検出した接続失敗の原因がビーム失敗である時に、前記UEがビーム回復を実行するために用いられる、請求項88~請求項96のいずれかに記載の装置。
【請求項98】
前記送信モジュールは、
前記ビーム回復設定が運ばれるシステムメッセージを送信することと、
前記ビーム回復設定が運ばれる接続リリースメッセージを送信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている、請求項97に記載の装置。
【請求項99】
前記ビーム回復設定は、
ビーム回復回数のためのカウンタを指示するビーム回復カウンタ情報と、
ビーム回復時間のためのタイマーを指示するビーム回復タイマー情報と、
ビーム回復に対応するランダムアクセスの優先度を指示する優先度設定であって、異なる前記優先度は、対応するビーム回復時のランダムアクセス設定が異なる優先度設定と、
ビーム回復に用いられるリソースを指示するリソース設定と、
ビーム回復に用いられる閾値を指示する閾値設定とのうちの少なくとも1つを含む、請求項97又は98に記載の装置。
【請求項100】
前記リソース設定は、SDT過程で位置するセル又はBWPの競合に基づくランダムアクセス要求リソースをビーム回復に用いることを指示する、請求項99に記載の装置。
【請求項101】
前記閾値設定は、ランダムアクセス要求リソースを選択するための閾値を前記ビーム回復の閾値として多重化することを指示する、請求項100に記載の装置。
【請求項102】
前記送信モジュールは、前記UEのビーム回復の結果に基づいて、前記ビーム回復のフィードバック情報を送信するように設定されている、請求項88~請求項101のいずれかに記載の装置。
【請求項103】
前記送信モジュールは、前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を送信し、及び/又は、ランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるメッセージを送信するように設定されている、請求項102に記載の装置。
【請求項104】
前記送信モジュールは、さらに、前記SDT過程の後続データ送信段階の、データ伝送をスケジューリングするためのPDCCHリソースで前記フィードバック情報を送信するように設定されている、請求項103に記載の装置。
【請求項105】
前記送信モジュールは、
前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージ2を送信することと、
前記4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージ4を送信することと、
前記4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージBを送信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている、請求項102に記載の装置。
【請求項106】
接続失敗検出結果を受信するように設定されている受信モジュールをさらに含む、請求項88~請求項105のいずれかに記載の装置。
【請求項107】
前記失敗検出結果は、
接続失敗タイプを指示する接続失敗タイプ指示と、
SDT過程で接続失敗を検出したことを指示するためのSDT過程指示と、
SDT過程における初期データ送信段階及び/又は後続データ送信段階を含む、接続失敗が発生した時に位置するSDT段階を指示するためのSDT段階指示と、
SDT過程のタイプを指示するためのSDT過程タイプ指示と、
SDT過程をトリガーする業務を指示するための業務指示とのうちの少なくとも1つを含む、請求項106に記載の装置。
【請求項108】
前記業務指示は、
前記業務の無線ベアラRB識別子と、
前記業務の業務ストリーム識別子と、
前記業務のセッション識別子と、
前記業務の論理チャネル識別子とのうちの少なくとも1つを含む、請求項107に記載の装置。
【請求項109】
通信デバイスであって、
プロセッサと、送受信機と、メモリと、メモリに記憶され、且つ前記プロセッサによって実行できる実行可能プログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能プログラムを実行する時、請求項1~請求項33又は請求項34~請求項54のいずれかに記載の方法を実行する、通信デバイス。
【請求項110】
コンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ記憶媒体に実行可能プログラムが記憶されており、前記実行可能プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~請求項33又は請求項34~請求項54のいずれかに記載の方法を実現する、コンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信の技術分野に関するが、無線通信技術分野に限らず、特に接続失敗検出方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
接続失敗検出は、UEと基地局との間の無線リンクの品質を検出する方式である。接続状態で、UEは、失敗検出設定に基づいて接続失敗検出を行う。接続失敗を検出した場合、接続回復、接続再確立又は接続確立の方式により、UEは、基地局と接続を再確立する。
【0003】
スモールデータ伝送(Small Data Transmission、SDT)は、UEが非アクティブ状態及び/又はアイドル状態にある場合、ランダムアクセス及び/又は専用物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)リソース、即ち、CG(Configure Grant)、又は、予め割り当てられたアップリンクリソース(Preallocated Uplink Resource、PUR)によりSDT過程を実行し、即ちSDT上でデータを伝送する。SDT過程で、端末は、シグナリング無線ベアラ(Signal Radio Bearer、SRB)1のデータ伝送を回復するとともに、ネットワーク設定に基づいて、シグナリング無線ベアラ(Signal Radio Bearer、SRB)2及び/又は指定されるデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)DRBのデータ伝送を回復することを指示する。しかし、いくつかの場合、SDT過程のスモールデータパケットの伝送には失敗率が高いという課題がある可能性があるが、しかしながら、現在、SDT過程に対する接続失敗検出技術はない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の実施例は、接続失敗検出方法及び装置、通信デバイス及び記憶媒体を提供する。
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、ユーザ機器UEによって実行される接続失敗検出方法を提供し、前記方法は、スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップを含む。
【0006】
本開示の実施例の第2の態様によれば、基地局によって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は、失敗検出設定を送信するステップを含み、前記失敗検出設定は、UEによるSDT過程に対する接続失敗検出に用いられる。
【0007】
本開示の実施例の第3の態様によれば、ユーザ機器UEによって実行される接続失敗検出装置を提供し、前記装置は、スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている検出モジュールを含む。
【0008】
本開示の実施例の第4の態様によれば、情報処理装置を提供し、前記装置は、失敗検出設定を送信するように設定されている送信モジュールを含み、前記失敗検出設定は、UEによるSDT過程に対する接続失敗検出に用いられる。
【0009】
本開示の実施例の第5の態様によれば、プロセッサと、送受信機と、メモリと、メモリに記憶され、且つ前記プロセッサによって実行できる実行可能プログラムとを含む通信デバイスを提供し、前記プロセッサが前記実行可能プログラムを実行する時、前述第1の態様又は第2の態様による接続失敗検出方法を実行する。
【0010】
本開示の実施例の第6の態様によれば、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体に実行可能プログラムが記憶されており、前記実行可能プログラムがプロセッサによって実行されると、前述第1の態様又は第2の態様による接続失敗検出方法を実現することができる。
【発明の効果】
【0011】
本開示の実施例による技術案では、UEがアイドル状態であっても非アクティブ状態であっても、SDT過程を行う必要がある場合、SDT過程における接続に対して接続失敗検出を行い、このように、SDT過程でスモールデータパケットの伝送に失敗した原因を知ることができ、また、接続失敗を検出した時、SDT過程のスモールデータパケットの伝送をタイムリーに調整し、スモールデータパケットの伝送成功率と伝送品質を高めることができる。
【0012】
理解すべきこととして、以上の一般的な説明及び後述の詳細な説明は例示的及び説明的なものにすぎず、本開示の実施例を限定することはできない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
ここで、図面は明細書に組み込まれ、且つ明細書の一部を設定し、本開示の実施例に適合し、且つ明細書とともに本開示の実施例を解釈するための原理を示す。
【
図1】一例示的な実施例に示す無線通信システムの構造概略図である。
【
図2】一例示的な実施例に示す接続失敗検出方法のフローチャートである。
【
図3】一例示的な実施例に示すSDT過程是時序概略図である。
【
図4】一例示的な実施例に示す接続失敗検出方法のフローチャートである。
【
図5】一例示的な実施例に示す接続失敗検出方法のフローチャートである。
【
図6】一例示的な実施例に示す接続失敗検出方法のフローチャートである。
【
図7】一例示的な実施例に示す接続失敗検出方法のフローチャートである。
【
図8】一例示的な実施例に示す接続失敗検出方法のフローチャートである。
【
図9】一例示的な実施例に示す接続失敗検出装置の構造概略図である。
【
図10】一例示的な実施例に示す接続失敗検出装置の構造概略図である。
【
図11】一例示的な実施例に示すUEの構造概略図である。
【
図12】一例示的な実施例に示す基地局の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここで図面に示される例示的な実施例について詳細に説明する。以下の記述が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面における同一の数字は同一又は類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記述されている実施形態は、本開示の実施例と一致するすべての実施形態を代表するものではない。むしろ、これらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載されている、本開示の実施例のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0015】
本開示の実施例で使用される用語は、特定の実施例を記述するためのものにすぎず、本開示の実施例を限定することを意図するものではない。本開示の実施例と添付の特許請求の範囲で使用される単数形の「1つ」、及び「該」は、文脈が他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことも意図される。さらに理解すべきこととして、本明細書で使用される用語「及び/又は」は、リストされた関連する複数のアイテムを含む任意又はすべての可能な組み合わせを意味する。
【0016】
理解すべきこととして、様々な情報を記述するために第1、第2、第3などの用語を使用する可能性があるが、これらの情報はこれらの用語に限定されるべきではない。これらの用語は、同じタイプの情報を互いに区別するためにのみ使用される。例えば、本開示の実施例の範囲を逸脱することなく、第1の情報は、第2の情報と呼ばれてもよく、同様に、第2の情報は、第1の情報と呼ばれてもよい。文脈によっては、ここで使用されている「もし」という言葉は、「…場合」又は「…時」又は「決定したことに応答して」と解釈されてもよい。
【0017】
図1を参照すると、本開示の実施例による無線通信システムの構造概略図を示す。
図1に示すように、無線通信システムは、セルラー移動通信技術に基づく通信システムであり、この無線通信システムは、複数のUE11及び複数の基地局12を含んでもよい。
【0018】
UE11は、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供する機器であってもよい。UE11は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワークと通信してもよく、UE11は、モノネットワークUE、例えばセンサ機器、携帯電話(又は「セルラー」電話と呼ばれる)及びモノネットワークUEを有するコンピュータであってもよく、例えば、固定型、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド式、コンピュータ内蔵型又は車載型装置、例えば、局(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、移動ステーション(mobile)、遠隔局(remote station)、アクセスポイント、遠隔UE(remote terminal)、アクセスUE(access terminal)、ユーザ装置(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ機器(user device)、又はユーザUE(user equipment、UE)であってもよく、又は、UE11は、無人航空機の機器であってもよい。又は、UE11は、車載機器であってもよく、例えば、無線通信機能を有する車載コンピュータ、又は車載コンピュータに接続される無線通信デバイスであってもよい。又は、UE11は、街路機器であってもよく、例えば、無線通信機能を有する街路灯、信号機又は他の街路機器などであってもよい。
【0019】
基地局12は、無線通信システムにおけるネットワーク側機器であってもよい。この無線通信システムは、第4世代移動通信技術(the 4th generation mobile communication、4G)システムであってもよく、長期的進化(Long Term Evolution、LTE)システムとも呼ばれ、又は、この無線通信システムは、5Gシステムであってもよく、ニューラジオ(new radio、NR)システム又は5G NRシステムとも呼ばれる。又は、この無線通信システムは、5Gシステムの次世代システムであってもよい。5Gシステムにおけるアクセスネットワークは、NG-RAN(New Generation-Radio Access Network、次世代無線アクセスネットワーク)又はMTCシステムと呼ばれてもよい。
【0020】
基地局12は、4Gシステムに用いられる進化型基地局(eNB)であってもよい。又は、基地局12は、5Gシステムに集中分散型アーキテクチャを用いる基地局(gNB)であってもよい。基地局12が集中分散型アーキテクチャを用いる時、一般的には、集中ユニット(central unit、CU)と少なくとも2つの分散ユニット(distributed unit、DU)を含む。集中ユニットにパケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)レイヤー、無線リンクレイヤー制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)レイヤー、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)レイヤーのプロトコルスタックが設定され、分散ユニットに物理(Physical、PHY)レイヤープロトコルスタックが設定され、本開示の実施例は、基地局12の具体的な実現形態を限定しない。
【0021】
基地局12とUE11との間には、無線エアインターフェースを介した無線接続が確立されてもよい。異なる実施形態において、この無線エアインターフェースは、第4世代移動通信ネットワーク技術(4G)規格に基づく無線エアインターフェースであり、又は、この無線エアインターフェースは、第5世代移動通信ネットワーク技術(5G)規格に基づく無線エアインターフェースであり、例えばこの無線エアインターフェースは、ニューラジオであり、又は、この無線エアインターフェースは、5Gの次世代移動通信ネットワーク技術規格に基づく無線エアインターフェースであってもよい。
【0022】
いくつかの実施例において、UE11の間にE2E(End to End、エンドツーエンド)接続、例えば車のインターネット通信(vehicle to everything、V2X)におけるV2V(vehicle to vehicle、車車間)通信、V2I(vehicle to Infrastructure、路車間)通信とV2P(vehicle to pedestrian、歩車間)通信などのシナリオの接続が確立されてもよい。
【0023】
いくつかの実施例において、上記無線通信システムは、ネットワーク管理機器13をさらに含んでもよい。
【0024】
複数の基地局12は、それぞれネットワーク管理機器13に接続されている。ネットワーク管理機器13は、無線通信システムにおけるコアネットワーク機器であってもよく、例えば、このネットワーク管理機器13は、進化型データパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)における移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。又は、このネットワーク管理機器は、他のコアネットワーク機器、例えばサービングゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、ポリシー及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)又はホーム加入者サーバー(Home Subscriber Server、HSS)などであってもよい。ネットワーク管理機器13の実現形態に対して、本開示の実施例で限定しない。
【0025】
図2に示すように、本開示の実施例は、ユーザ機器UEによって実行される接続失敗検出方法を提供し、前記方法は、
スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップS110を含む。
【0026】
本開示の実施例による接続失敗検出方法は、UEによって実行されてもよい。本開示の実施例において、アイドル状態でのUE又は非アクティブ状態でのUEに対してSDT過程における接続失敗検出を行う。ここで、SDT過程における接続失敗検出は、アイドル状態又は非アクティブ状態にあるUEが無線伝送チャネルの検出を行い、検出チャネルの品質に基づいてSDT過程で接続に失敗するか否かを決定するとして理解されてもよい。
【0027】
ここで、接続失敗検出は、SDT過程における接続に対して検出することであり、SDT過程で使用されるビームに対して検出すること、及び/又は、SDT過程で使用されるチャネルに対して検出するステップを含む。このチャネルは、ランダムアクセスチャネル(Random Access Channel、RACH)及び/又は専用PUSCH(又はCG-PUSCHと呼ばれる)などを含むが、それらに限らない。
【0028】
本開示の実施例において、UEは、SDT過程で接続失敗検出を行い、このように、SDTでスモールデータパケットの伝送に失敗した原因が接続失敗であるか否か、又は、SDT過程で、伝送をタイムリーに調整し、例えば、時間領域で送信を遅延させる必要があるか否かを決定することができる。
【0029】
本開示の実施例において、前記SDT過程のスモールデータ伝送は、初期アクセスの4ステップランダムアクセス過程でMsg3がスモールデータパケットを運ぶステップと、初期アクセスの2ステップランダムアクセス過程でMsgAがスモールデータパケットを運ぶステップと、ネットワーク設定の専用物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)リソースでスモールデータパケットを送信するステップとのうちのいずれかで行われてもよい。
【0030】
本開示の実施例において、ここで、スモールデータパケットとは、SDT過程で報告されるデータパケットである。
【0031】
図3に示すように、SDT過程は、初期データ送信段階と後続データ送信段階を含んでもよい。
【0032】
初期データ送信段階は、SDTの初期データの送信から、ネットワーク側によるこの初期データに対する確認情報の受信までであり、この確認情報は、SDT過程によって異なる。
【0033】
例示的には、4ステップランダムアクセスチャネルのSDT過程で、この確認情報は、Msg4の競合解決識別子の受信に成功したことであってもよく、2ステップランダムアクセスチャネルのSDT過程で、この確認情報は、MsgBの競合解決識別子の受信に成功したことであってもよい。CG SDT過程で、この確認情報は、ネットワーク側がデータの受信に成功したことを指示する指示であってもよい。この指示は、物理レイヤー(Downlink Control Information、DCI)により指示される確認文字(Acknowledgement character、ACK)であってもよい。
【0034】
図4に示すように、本開示の実施例は、接続失敗検出方法を提供し、取得された失敗検出設定に基づいて、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップS111を含む。
【0035】
本開示の実施例において、UEは、失敗検出設定に基づいてSDT過程の接続失敗検出を行う。
【0036】
いくつかの実施では、この失敗検出設定は、さらにUEが接続状態で失敗接続検出を行うために用いられてもよい。即ちUEは、非接続状態と接続状態で同様な失敗検出設定を共有することができる。この非接続状態は、非アクティブ状態及び/又はアイドル状態を含む。
【0037】
別の実施例において、この失敗検出設定は、UEの接続状態での失敗検出設定と異なる。例示的には、2つの失敗検出設定で限定される、接続失敗検出をトリガーするトリガーイベントは、異なり、及び/又は、2つの失敗検出設定で限定される接続失敗検出の頻度は、異なる。例示的には、非接続状態の失敗検出設定により指示される検出頻度は、接続状態の失敗検出設定により指示される検出頻度よりも低い。
【0038】
さらにいくつかの実施例において、前記失敗検出設定は、ネットワーク側から受信された失敗検出設定、及び/又は、プロトコルによって規定される前記失敗検出設定を含む。
【0039】
本開示の実施例において、この失敗検出設定は、ネットワーク側により設定され、且つ送信されたものであってもよく、プロトコルに予め設定されるものであってもよく、このようにUEは、プロトコルを読み取ることによってこの失敗検出設定を取得する。
【0040】
ここで、ネットワーク側は、アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を少なくとも含んでもよい。例示的には、RANの基地局から前記失敗接続検出を受信する。
【0041】
要するに、UEが失敗検出設定を取得する方式は、複数あり、以上のいずれかにも限定されない。
【0042】
いくつかの実施例において、前記ネットワーク側から受信された失敗検出設定は、ネットワーク側から受信され、且つシステムメッセージに運ばれる前記失敗検出設定、及び/又は、ネットワーク側から受信され、且つ接続リリースメッセージに運ばれる前記失敗検出設定を含む。
【0043】
前記失敗検出設定は、システムメッセージに運ばれてもよく、例示的に、前記失敗検出設定は、マスター情報ブロック(Master Information Block、MIB)、システム情報ブロック(System Information Block、SIB)xに運ばれてもよく、xは、任意の正の整数であってもよい。例示的には、xの値は、1、2、3又は4などの値であってもよい。
【0044】
図4に示すように、本開示の実施例は、接続失敗検出方法を提供し、トリガーイベントが検出されたことに応答して、SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップS111を含む。
【0045】
本開示の実施例において、トリガーイベントを検出した場合にのみ、SDT過程に対する接続失敗検出を開始し、他の時刻にSDT過程に対する接続失敗検出を行う必要がなく、それによって、不必要な検出が減少し、不必要な検出による消費電力が減少する。
【0046】
いくつかの実施例において、前記トリガーイベントは、前記SDT過程を開始することと、前記UEが前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することと、前記UEが、前記ネットワーク側が前記SDT過程で初めて送信されたアップリンクデータを受信した後に送信した指示である確認指示をネットワーク側から受信することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0047】
UEが非アクティブ状態又はアイドル状態でSDT過程を開始し、即ちSDT過程を検出して開始する場合、トリガーイベントを検出したと見なす。
【0048】
いくつかの実施例において、不必要な検出を減少させるために、UEがSDT過程を開始すると、トリガーイベントを検出したと見なすのではない。UEがSDT過程で初めてアップリンクデータを送信する又は初めて送信されたアップリンクデータの確認指示を受信すると、トリガーイベントを検出したと見なす。この確認指示は、ネットワーク側がSDT過程での初めてのアップリンクデータ送信を受信したことを指示するために用いられる。いくつかの実施例において、前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することは、前記UEが4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ3によってアップリンクデータを初めて送信することと、前記UEが2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAによってアップリンクデータを初めて送信することと、 前記UEが設定許可CG 物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースでアップリンクデータを初めて送信することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0049】
いくつかの実施例において、前記UEが確認指示をネットワーク側から受信することは、ネットワーク側から4ステップランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子を受信することと、ネットワーク側から2ステップランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信することと、ネットワーク側からCG PUSCHリソースででのデータ送信成功指示を受信することとを含む。
【0050】
図5に示すように、本開示の実施例は、接続失敗検出方法を提供し、停止イベントが検出されたことに応答して、SDT過程に対する接続失敗検出を停止するステップS112を含む。
【0051】
いくつかの実施例において、SDT過程の接続失敗検出は、予め設定される時間実行した後に自動的に停止してもよく、又は、予め設定される回数の検出を実行した後に自動的に停止してもよい。
【0052】
本開示の実施例において、停止イベントが設定され、停止イベントを検出した場合、SDT過程に対する接続失敗検出を停止させる。
【0053】
いくつかの実施例において、前記停止イベントを検出することは、前記UEの状態が変換すること、及び/又は、前記UEがネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信するステップを含む。
【0054】
本開示の実施例において、UEの状態が変換することは、UEとネットワーク側との間の接続状態が変換するステップを含んでもよい。
【0055】
本開示の実施例において、UEは、ネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信する。ここで、接続に関連する特定指示情報は、接続を確立することを指示する情報と、接続をリリースすることを指示する情報と、接続を回復することを指示する情報と、接続を切り替えることを指示する情報とのうちの1つ又は複数の接続に関連する指示情報を含んでもよい。
【0056】
いくつかの実施例において、前記UEの状態が変換することは、前記UEが非アクティブ状態からアイドル状態に変換することと、前記UEが非アクティブ状態から接続状態に変換することと、前記UEがアイドル状態から接続状態に変換することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0057】
UEが非アクティブ状態からアイドル状態に切り替える場合、UEは、基地局との間の接続をリリースするだけではなく、コンテキストをリリースし、そしてアイドル状態は、接続が既にリリースされたことがコアネットワークによって知られている状態である一方、非アクティブ状態は、UEと基地局との間の接続がリリースされたが、コンテキストがリリースされておらず、且つ、UEが接続を既にリリースしたことがコアネットワークによって知られていない状態である。
【0058】
UEが非アクティブ状態からアイドル状態に切り替える場合、UEが現在送信すべきデータが減少したり、データ量が減少したりすることが示され、SDT過程を行う必要がある確率が減少するため、SDT過程の接続失敗検出を停止させることができ、それによって、不要な検出が減少する。
【0059】
いくつかの実施例において、UEがアイドル状態又は非アクティブ状態を終了する場合、接続状態に変換する。接続状態では、UEは、RRC接続に基づいてデータを伝送することができ、且つUEは、接続状態では接続状態に対する専用接続失敗検出がある可能性があり、この場合、SDT過程で接続失敗検出を検出したと見なす。
【0060】
いくつかの実施例において、前記UEがネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信することは、前記UEが前記ネットワーク側から接続リリースメッセージを受信することと、前記UEが前記ネットワーク側から接続回復メッセージを受信することと、前記UEが前記ネットワーク側から接続拒否メッセージを受信することと、前記UEが前記ネットワーク側から接続確立メッセージを受信することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0061】
この接続リリースメッセージは、UEがアイドル状態に入ることをトリガーするために用いられてもよい。
【0062】
接続回復メッセージは、非アクティブ状態でのUEが接続状態に入るために用いられてもよい。
【0063】
接続拒否メッセージは、ネットワーク側により発行された、接続要求に対して返された、接続確立要求を拒否するメッセージであってもよい。
【0064】
接続確立メッセージは、ネットワーク側により発行された、UEが接続を確立することで接続状態に入ることを指示するメッセージであってもよい。
【0065】
要するに、本開示の実施例において、前記特定指示情報は、接続に関連する様々なRRCメッセージであってもよく、このように、SDT過程での接続失敗検出の停止を指示するために専門のメッセージを設定するのではなく、関連技術における既存のメッセージの送受信を用いてSDT過程での接続失敗検出の停止を通知し、それによって、関連技術との互換性が高く、容易に実現できるという特徴がある。
【0066】
いくつかの実施例において、前記失敗検出設定は、接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0067】
本開示の実施例において、このタイマー情報は、タイマーのカウントに関連する情報であってもよく、例えば、このタイマー情報により指示されるのは、タイマーのカウント時間、タイマーの開始時刻及び/又は終了時刻など情報である。
【0068】
カウンタ情報は、カウンタのカウントを指示する任意の関連情報であってもよく、例えば、このカウンタ情報は、最大カウント値を含んでもよい。
【0069】
いくつかの実施例において、信号指示情報により指示されるのは、SDT過程で接続失敗検出を行う時に検出する必要がある信号であってもよく、この信号は、様々な物理レイヤーの参照信号であってもよい。
【0070】
いくつかの実施例において、前記タイマーは、発生した物理レイヤー同期ずれをカウントするための物理レイヤー同期ずれタイマーと、ビーム失敗検出をカウントするためのビーム失敗のタイマーとのうちの少なくとも1つを含む。
【0071】
具体的には前記タイマーは、異なる様々なタイプのタイマー、又は異なるタイプの接続失敗に対するタイマーがある。
【0072】
例示的には、物理レイヤー同期ずれタイマーは、主に物理レイヤー同期ずれ現象をカウントする。例示的には、物理レイヤーの同期は、ネットワーク側により発行された同期信号により確立された同期であってもよく、ここで、物理レイヤー同期ずれは、物理レイヤーが同期信号に基づいて正確な同期を確立していないことである。
【0073】
本開示の実施例において、物理レイヤー同期ずれタイマーは、物理レイヤー同期ずれの持続時間をカウントする。ビーム失敗のタイマーは、ビーム失敗検出をカウントすることができる。
【0074】
いくつかの実施例において、前記カウンタは、物理レイヤー同期ずれ指示をカウントするための同期ずれカウンタと、物理レイヤー同期指示をカウントするための同期カウンタと、ビーム失敗をカウントするためのビーム失敗カウンタと、MACレイヤーのランダムアクセス回数をカウントするためのMACレイヤーランダムアクセス回数カウンタと、RLCレイヤーの伝送回数をカウントするためのRLCレイヤー伝送回数カウンタとのうちの少なくとも1つを含む。
【0075】
物理レイヤー同期ずれを1回検出した場合、1つの物理レイヤー同期ずれ指示を生成し、本開示の実施では、この同期ずれカウンタは、物理レイヤー同期ずれ指示をカウントするために用いられてもよい。
【0076】
同期カウンタは、物理レイヤー同期を検出して生成された物理レイヤー同期指示をカウントするために用いられてもよい。
【0077】
別の実施例において、UEは、ランダムアクセスを行う時、ランダムアクセス要求を送信し、ランダムアクセス失敗が1回発生すると、次のランダムアクセス要求を行い、このように、本開示の実施例において、MACレイヤーランダムアクセス回数カウンタは、MACレイヤーのランダムアクセス回数をカウントするために用いられる。別の実施例において、RLCレイヤーに伝送回数カウンタが配置され、伝送回数カウンタは、UEが1回のランダムアクセス過程でランダムアクセス要求を伝送する回数をカウントするために用いられてもよく、カウントが予め設定される値に達するがランダムアクセスに成功していないと、ランダムアクセスに失敗したと見なすことができる。
【0078】
いくつかの実施例において、前記信号指示情報は、前記接続失敗検出における物理レイヤー同期ずれ検出の信号と、前記接続失敗検出におけるビーム失敗検出の信号とのうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0079】
信号指示情報により指示される信号は、物理レイヤー同期ずれ検出を行う信号及び/又はビーム失敗検出を行う信号を含む。
【0080】
物理レイヤー同期ずれ検出の信号は、ビーム失敗検出の信号と同じであっても異なっていてもよい。
【0081】
例示的には、物理レイヤー同期ずれ検出の信号とビーム失敗検出の信号は、いずれも、同期信号ブロック(Synchronization Signal/Physical Broadcast Channel Block、SSB)又はチャネル状態情報(Channel State Information-Reference Signal、CSI-RS)であってもよい。
【0082】
以上は、物理レイヤー同期ずれ検出の信号及び/又はビーム失敗検出の信号に対する例示的な説明である。
【0083】
いくつかの実施例において、前記信号指示情報により指示される信号は、4ステップランダムアクセスの物理ダウンリンクランダムアクセスチャネルPRACHリソースに関連するダウンリンク信号と、前記4ステップランダムアクセスの競合解決識別子をスケジューリングする物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子の受信に成功した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHチャネルに関連するダウンリンク信号と、2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAに関連するダウンリンク信号と、2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信した後、データをスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、CG PUSCHリソースに関連するダウンリンク信号と、CG PUSCH上でデータ送信に成功することを指示する伝送成功指示を送信するPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記伝送成功指示を受信した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記UEが存在するセルによって送信されたダウンリンク信号と、前記UEが存在するBWPによって送信されたダウンリンク信号と、前記UEが検出できるセルのダウンリンク信号と、前記UEが存在するBWPが検出できるダウンリンク信号とのうちの少なくとも1つを含む。
【0084】
本開示の実施例において、ここで、ダウンリンク信号は、いずれも物理レイヤー信号であってもよく、例示的には、ここで、ダウンリンク信号は、物理レイヤーの参照信号であってもよい。
【0085】
本開示の実施例において、xxxに関連するダウンリンク信号は、xxxと対応関係が予め確立されているダウンリンク信号及び/又はxxxと疑似コロケーションされているダウンリンク信号を含んでもよい。ここで、xxxは、前述いずれかの技術案におけるPDCCH、PUSCH及び/又はPRACHリソースなどを一般的に指す。
【0086】
基地局は、ランダムアクセスにランダムアクセスリソースを予め割り当てており、これらのランダムアクセスリソースに対応するチャネルは、ランダムアクセスチャネルと呼ばれる。
【0087】
本開示の実施例において、これらのランダムアクセスリソースに関連するダウンリンク信号は、前述物理レイヤー同期ずれ検出及び/又はビーム失敗検出を行う信号であってもよい。
【0088】
例示的には、ランダムアクセスチャネルは、それぞれランダムアクセスリソース1、ランダムアクセスリソース2、ランダムリソース3とランダムリソース4である4つのランダムアクセスリソースを含み、この4つのランダムアクセスリソースは、異なるSSBに関連付けられてもよく、例えば、ランダムアクセスリソース1は、SSB1に関連付けられ、ランダムアクセスリソース2は、SSB2に関連付けられ、ランダムアクセスリソース3は、SSB3に関連付けられ、及びランダムアクセスリソース4は、SSB4に関連付けられる。現在のSDT過程がランダムアクセスリソース3で行われる場合、前記信号指示情報により指示されるダウンリンク信号は、ランダムアクセスリソース3に関連するSSB3であってもよい。
【0089】
一実施例において、4ステップランダムアクセスの受信に成功するランダムアクセス過程において、ランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子の伝送リソースは、PDCCHによりスケジューリングされる必要があり、競合解決識別子は、PDCCHによりスケジューリングされるリソースで伝送される。本開示の実施例において、物理レイヤー同期ずれ検出の信号及び/又はビーム失敗検出を行うこの信号は、いずれも、競合解決識別子を伝送スケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号であってもよい。
【0090】
いくつかの実施例において、4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子を受信した後、物理共有チャネル(Physical Shared Channel、PSCH)のスケジューリングを行う。ここで、PSCHは、PDSCH及び/又はPUSCHを含んでもよい。PSCHをスケジューリングするチャネルは、通常、PDCCHであってもよい。本開示の実施例において、信号指示情報の信号は、PDCCHに関連するダウンリンク信号であってもよい。ここで、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号は、データ伝送をスケジューリングする最初のm個のPDCCHに関連するダウンリンク信号を含んでもよい。ここで、mは、任意の正の整数であってもよい。
【0091】
現在のSDT過程を行うランダムアクセスが2ステップランダムアクセスである場合、上記信号指示情報により指示される信号は、ランダムアクセスメッセージA及び/又はランダムアクセスメッセージBに関連するダウンリンク信号であってもよい。SDT過程で使用されるのがCG PUSCHリソースである場合、この信号指示情報により指示される、物理レイヤー同期ずれ検出を行う信号及び/又はビーム失敗検出を行う信号は、CG PUSCHリソースに関連するダウンリンク信号であってもよい。
【0092】
SDT過程は、初期データ送信段階と後続データ送信段階に分けられ、本開示の実施例において、初期データ送信段階で初めてアップリンクデータの送信に成功した後、ネットワーク側は、伝送成功指示を送信し、このように、UEは、伝送成功指示を受信し、この時、信号指示情報により指示される信号は、伝送成功指示のPDCCHに関連するダウンリンク信号であってもよい。
【0093】
無論、別の実施例において、この信号指示情報により指示される物理レイヤー同期ずれ検出のための信号及び/又はビーム失敗検出のための信号は、伝送成功指示を受信した後、データ伝送をスケジューリングするためのPDCCHに関連するダウンリンク信号であってもよい。ここで、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号は、データ伝送をスケジューリングする最初のn個のPDCCHに関連するダウンリンク信号を含んでもよい。ここで、nは、任意の正の整数であってもよい。
【0094】
UEが存在するセルは、UEの在圏セルであってもよく、いくつかの実施例において、前記信号指示情報により指示される信号は、在圏セルによって送信されたすべてのダウンリンク信号であってもよい。
【0095】
1つのセルが複数のBWPに分けられると、UEのアクティブ化されたBWPは、その一部のみであるか、又は、UEは、その一部のBWPのみを使用して信号検出及び/又はデータ伝送を行う可能性がある。ここで、一部のBWPは、1つのBWP又は複数のBWPを含んでもよい。
【0096】
セルは、ダウンリンク信号を送信する時、ビームに基づいて送信する可能性があり、このように、UEがセルのある位置にある時、他の位置でのダウンリンク信号を検出できるのではなく、このセルのある位置でのダウンリンク信号しか検出できない可能性があり、本開示の実施例において、前述ダウンリンク信号は、セルレベルの任意の参照信号であってもよい。対応して、前記信号指示情報により指示される信号は、UEが検出できるセルのすべてのダウンリンク信号であってもよい。
【0097】
UEがそれの使用できるBWPを有する場合、UEが存在するBWPは、UEのアクティブ化されたBWP又はUEが使用できるすべてのBWPであってもよく、このUEは、BWPでダウンリンク信号を検出することができる。
【0098】
本開示の実施例において、信号指示情報によって失敗検出設定で物理レイヤー同期ずれ検出の信号及び/又はビーム失敗検出の信号の設定を予め実現し、それによって、ネットワーク側が一時的にスケジューリングすることなく、SDT過程で直接に失敗検出設定に基づいてダウンリンク信号検出をタイムリーに行うことができる。
【0099】
SDT過程での接続失敗のタイプは、複数あり、例示的には、前記SDT過程での接続失敗のタイプは、物理レイヤー同期ずれによる接続失敗、MACレイヤーランダムアクセスの失敗による接続失敗、RLCレイヤーが最大再送回数に達することによる接続失敗、ビーム失敗などのうちのの1つ又は複数を含んでもよい。
【0100】
いくつかの実施例において、前記方法は、前記失敗検出結果に基づいて接続失敗を決定したことに応答して、接続を再取得すること、又は、前記失敗検出結果に基づいて接続失敗を決定したことに応答して、アイドル状態に入ることをさらに含む。
【0101】
ここで、接続失敗の接続失敗タイプのいずれかであってもよく、いずれも、接続を再取得する過程を実現する又はアイドル状態に入ることができる。
【0102】
例示的には、接続を再取得する過程は、接続確立過程、接続再確立過程及び/又はビーム回復過程のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0103】
このように、UEは、接続失敗を検出した時、接続再取得を行い、且つ再取得した接続に基づいてSDT過程でのスモールデータパケットの伝送を行う。
【0104】
接続を再取得することによって、再取得した接続に基づいて、データをタイムリーに伝送することができる。
【0105】
SDT過程で伝送すべきデータの緊急度が高くないか、伝送すべきデータ量が少ないか、業務優先度が閾値よりも低いと、現在接続失敗を検出した場合、無線環境が悪いことを示しているので、伝送を一時的に停止することができる。伝送を一時的に停止する時、UE消費電力をさらに節約するために、UEは、消費電力のより低いアイドル状態に入ることができる。
【0106】
いくつかの実施例において、前記方法は、前記失敗検出結果に基づいて接続失敗の原因がビーム失敗であることを決定したことに応答して、ビーム回復を実行することをさらに含む。
【0107】
異なる接続失敗タイプは、異なる方式で接続再取得を実現することができる。
【0108】
本開示の実施例において、ビーム失敗は、セル内でのUEの移動によるものである可能性があり、実際には、セルの無線チャネル(即ち接続)自体は、悪くない可能性があり、この時、ビーム回復だけでUEが接続を再取得することができる。
【0109】
従って、いくつかの実施例において、ビーム失敗を検出した場合、ビーム回復を実行し、ビーム失敗による接続失敗である場合、基地局の複数のメッセージによって接続の再取得を実現することなく、ビーム回復というフローによって、ビーム回復を迅速且つ簡便に実現することができる。
【0110】
別の実施例において、ビーム失敗を検出した場合、ビーム回復を実行せずに、接続確立又は接続再確立の方式により直接に接続を再取得することができる。
【0111】
ビーム回復には、ビーム回復設定が対応しており、具体的にどのようにビーム回復を実行するかは、ビーム回復設定を参照して実行することができる。
【0112】
例示的には、ビーム回復の過程は、ビーム回復要求の送信と、ネットワーク側の戻ったビーム回復要求のフィードバックとを含んでもよい。
【0113】
いくつかの実施例において、前記方法は、システムメッセージに運ばれる前記ビーム回復設定を受信することと、接続リリースメッセージに運ばれる前記ビーム回復設定を受信することと、プロトコル規定に基づいて前記ビーム回復設定を決定することとのうちの少なくとも1つをさらに含む。
【0114】
いくつかの実施例において、ビーム回復設定は、接続再設定メッセージに運ばれてもよい。例示的には、接続状態のためのビーム回復設定は、接続再設定メッセージに運ばれてもよく、非接続状態に対するビーム回復設定は、システムメッセージ、接続リリースメッセージに運ばれてもよい。又は、非接続状態に対するビーム回復設定は、使用確率が低い又は動的なデバッグを必要とする確率が低い可能性があり、この時、このビーム回復設定は、通信標準プロトコルに直接書き込むことができ、このように、UEは、クエリプロトコルによってこのビーム回復設定を決定することができる。
【0115】
いくつかの実施例において、前記ビーム回復設定は、ビーム回復回数のためのカウンタを指示するビーム回復カウンタ情報と、ビーム回復時間のためのタイマーを指示するビーム回復タイマー情報と、ビーム回復に対応するランダムアクセスの優先度を指示する優先度設定であって、異なる前記優先度は、対応するビーム回復時のランダムアクセス設定が異なる優先度設定と、ビーム回復に用いられるリソースを指示するリソース設定と、ビーム回復に用いられる閾値を指示する閾値設定とのうちの少なくとも1つを含む。
【0116】
ビーム回復設定は、1つ又は複数のタイマーのカウント値、1つ又は複数のカウンタのカウント値、又は、ビーム回復のための1つ又は複数の閾値を含んでもよい。
【0117】
例示的には、ビーム回復カウンタ情報は、ビーム回復回数をカウントするカウンタを指示し、例示的には、カウンタ情報は、カウンタの最大カウント値を少なくとも含んでもよい。
【0118】
また例示的には、ビーム回復タイマー情報は、ビーム回復を行う持続時間をカウントすることを指示するために用いられてもよく、例示的にはビーム回復タイマー情報は、タイマーの最大時間を指示してもよい。
【0119】
前記リソース設定は、ビーム回復に使用されるいずれかのリソースを指示してもよく、例示的には、ビーム回復に使用されるリソースは、ビーム回復のランダムアクセスリソースであってもよい。本開示の実施例において、このランダムアクセスリソースは、時間周波数域リソース及び/又はシーケンスリソースを含み、ここで、シーケンスリソースは、ビーム回復のランダムアクセス過程で使用されるランダムアクセスプリアンブルコードなどであってもよい。
【0120】
閾値設定は、現在、ビーム回復が完了しているか否かを判断するために用いられてもよく、例えば、SSBが運ばれるビーム測定によってビーム回復を行い、特定SSBの測定値が閾値設定により指示される閾値を超えることを検出した場合、ビーム回復に成功したと見なすことができる。
【0121】
SSBの測定値は、参照信号受信電力(Reference Signal Received Power、RSPR)及び/又は参照信号受信品質(Reference Signal Received Quality、RSPQ)を含むが、それらに限らない。
【0122】
いくつかの実施例において、このビーム回復設定は、優先度設定をさらに含み、この優先度設定は、ランダムアクセスの優先度設定を多重化することができる。異なる優先度は、対応するランダムアクセス設定が異なる。ここで、ランダムアクセス設定は、以下のうちの少なくとも1つを含んでもよく、電力向上設定である。例えば、ランダムアクセス要求の再送信を行う時、電力向上設定に応じてランダムアクセス要求の発射電力を向上させ、ランダムアクセス要求が繰り返すバックオフ時間スケール係数である。ランダムアクセス要求の送信に失敗した時、ネットワーク側は、UEにバックオフインディケータ(Backoff Indicator、BI)を指示し、具体的なバックオフ時間は、BIだけでなく、さらにバックオフ時間スケール係数にも依存する。ここで、バックオフ時間スケール係数とBIの積は、バックオフ時間の具体的な値であってもよい。
【0123】
理解できるように、前記リソース設定は、SDT過程で位置するセル又はBWPの競合に基づくランダムアクセス要求リソースをビーム回復に用いることを指示する。
【0124】
理解できるように、前記閾値設定は、ランダムアクセス要求リソースを選択するための閾値を前記ビーム回復の閾値として多重化することを指示する。
【0125】
本開示の実施例において、リソース設定と閾値設定は、いずれも、ランダムアクセス要求過程で使用されたリソースと閾値を多重化し、ネットワーク設定の簡略化を実現するとともに、リソースの有効利用率を向上させ、且つ繰り返すリソース設定及び/又は閾値設定の発行を減少させる。
【0126】
いくつかの実施例において、前記方法は、ネットワーク側による前記ビーム回復に対するフィードバック情報を受信することをさらに含み、前記フィードバック情報は、前記ビーム回復の結果を指示する。
【0127】
例えば、ビーム回復に成功すると、回復に成功したことを指示する指示を受信し、ビーム回復に失敗すると、回復に失敗したことを指示する指示を受信する。
【0128】
要するに、本開示の実施例において、ネットワーク側により指示される、ビーム回復に成功したか否かのフィードバック情報を受信することができる。
【0129】
いくつかの実施例において、フィードバック情報が成功したことを指示する場合、ビーム回復の過程を停止することができ、ビーム回復に失敗したことを指示する場合、ビーム回復を直接に停止し、接続確立及び/又は接続再確立の方式で接続を再取得することができ、又は、ビーム失敗回数が最大回数に達するか否かを決定し、最大回数に達する場合、ビーム回復を停止して、接続確立又は接続再確立を行い、そうでない場合、次のビーム回復を継続する。
【0130】
いくつかの実施例において、前記ネットワーク側による前記ビーム回復に対するフィードバック情報を受信することは、前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を受信すること、及び/又は、前記ネットワーク側がランダムアクセス中に発行したメッセージに運ばれる前記フィードバック情報を受信するステップを含む。
【0131】
フィードバック情報の受信は、SDT過程と組み合わせられてもよい。例えば、SDT過程の後続データ送信段階のリソースでフィードバック情報を受信し、又は、ランダムアクセスのいずれかのメッセージに運ばれるフィードバック情報を受信する。
【0132】
例示的には、前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を受信することは、前記SDT過程の後続データ送信段階の、データ伝送をスケジューリングするためのPDCCHリソースで前記フィードバック情報を受信するステップを含む。
【0133】
理解できるように、前記ネットワーク側がランダムアクセス中に発行したメッセージに運ばれる前記フィードバック情報を受信することは、前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージ2に運ばれる前記フィードバック情報を受信することと、前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージ4に運ばれる前記フィードバック情報を受信することと、前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージBに運ばれる前記フィードバック情報を受信することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0134】
いくつかの実施例において、ビーム回復に失敗した場合、さらに接続確立及び/又は接続再確立の過程で接続を再取得してもよい。例示的には、前記方法は、前記ビーム回復に失敗したことに応答して、接続を再取得すること、又は、前記ビーム回復に失敗したことに応答して、アイドル状態に入ることをさらに含む。
【0135】
ビーム回復に失敗した場合、接続を再取得する操作を実行し、再取得された接続によってデータのタイムリーな伝送を実現する。
【0136】
現在のSDT過程で伝送されるデータの緊急度が低い(例えば、許容される遅延が高い緊急度に対応する遅延閾値よりも大きい)か、業務優先度が業務優先度閾値よりも低いなどの場合、SDT過程で伝送されるデータが急がないことを示し、UEは、アイドル状態に入ることができ、UEの消費電力をさらに節約する。
【0137】
接続を再取得する方式は、複数あり、例示的には、前記接続を再取得することは、非アクセスレイヤーNASメッセージに基づいて接続確立をトリガーすることと、接続確立要求メッセージに基づいて接続確立をトリガーすることと、接続回復要求メッセージに基づいて接続回復をトリガーすることと、接続再確立要求メッセージに基づいて接続再確立をトリガーすることとのうちの少なくとも1つを含む。
【0138】
例えば、NASメッセージは、接続確立をトリガーし、又は接続要求メッセージは、接続確立をトリガーする。接続要求メッセージは、RRCレイヤーメッセージである。
【0139】
回復要求メッセージは、接続回復フローをトリガーするが、接続再確立要求メッセージは、接続再確立フローをトリガーする。
【0140】
いくつかの実施例において、前記方法は、接続失敗検出結果を報告することをさらに含む。
【0141】
接続失敗検出により、接続失敗検出結果と呼ばれる結果が得られる。この接続失敗検出結果は、接続に失敗したことを検出した結果又は接続に失敗していないことを検出した結果を含んでもよい。
【0142】
いくつかの実施例において、前記失敗検出結果は、接続失敗タイプを指示する接続失敗タイプ指示と、SDT過程で接続失敗を検出したことを指示するためのSDT過程指示と、SDT過程における初期データ送信段階及び/又は後続データ送信段階を含む、接続失敗が発生した時に位置するSDT段階を指示するためのSDT段階指示と、SDT過程のタイプを指示するためのSDT過程タイプ指示と、SDT過程をトリガーする業務を指示するための業務指示とのうちの少なくとも1つを含む。
【0143】
例示的には、接続失敗タイプは、物理レイヤー同期ずれによる接続失敗と、MACレイヤーのランダムアクセス失敗による接続失敗と、RLCレイヤーが最大再送回数に達することによる接続失敗と、ビーム失敗による接続失敗とを含むがこれらに限らない。
【0144】
SDT段階指示によって、接続失敗が送信されるSDT段階を決定する。SDT段階は、初期データ送信段階と後続データ送信段階を含む。
【0145】
いくつかの実施例において、前記業務指示は、前記業務の無線ベアラRB識別子と、前記業務の業務ストリーム識別子と、前記業務のセッション識別子と、前記業務の論理チャネル識別子とのうちの少なくとも1つを含む。
【0146】
異なる業務は、RB識別子を有する異なるRBにマッピングされるため、RB識別子は、業務を識別するために用いることができる。
【0147】
業務を業務ストリームの形式で伝送する場合、業務ストリーム識別子を割り当て、同様に、業務ストリーム識別子は、この業務を識別することができる。
【0148】
業務伝送を行う時、セッション識別子を割り当てるため、このセッション識別子は、業務を識別することができる。
【0149】
いくつかの実施例において、業務は、さらに異なる論理チャネル識別子を有する論理チャネルにマッピングされるため、論理チャネル識別子は、同様に業務を識別することができる。
【0150】
図6に示すように、本開示の実施例は、基地局によって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は、失敗検出設定を送信するステップS210を含み、前記失敗検出設定は、UEによるSDT過程に対する接続失敗検出に用いられる。
【0151】
本開示の実施例による情報処理方法は、基地局によって実行されてもよい。この方法は、基地局下でUEに失敗検出設定を送信するステップを含んでもよく、この失敗検出設定は、UEがSDT過程で接続失敗検出を行うために用いられてもよい。
【0152】
いくつかの実施例において、前記S210は、前記失敗検出設定が運ばれるシステムメッセージを送信すること、及び/又は、前記失敗検出設定が運ばれる接続リリースメッセージを送信するステップを含んでもよい。
【0153】
システムメッセージに運ばれ、このようにこの失敗検出設定がセル内のすべてのUEに適する場合、セル内のすべてのUEは、対応するシステムメッセージを受信することができる。
【0154】
接続リリースメッセージに失敗検出設定を運ぶことによって、専用メッセージで送信することなく、UEがSDT過程を行うことができるアイドル状態又は非アクティブ状態に入ることをトリガーする接続リリースメッセージに失敗検出設定を運び、且つUEがアイドル状態又は非アクティブ状態に入る前に送信し、メッセージシグナリングオーバヘッドが小さく、容易に実現できるという特徴がある。
【0155】
図7に示すように、本開示の実施例は、基地局によって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は、接続に関連する特定指示情報を送信するステップS310を含み、前記特定指示情報は、UEがSDT過程に対する接続失敗検出を停止することをトリガーするために用いられる。
【0156】
接続に関連する特定指示情報により停止失敗接続検出を指示することによって、接続に関連する他の任意の情報を多重化することができ、それによって、関連する技術との互換性が高いという特徴がある。
【0157】
いくつかの実施例において、前記特定指示情報は、接続リリースメッセージと、接続回復メッセージと、接続拒否メッセージと、接続確立メッセージとのうちの少なくとも1つを含む。
【0158】
上記特定指示メッセージに関連する記述は、前述実施例を参照すればよく、ここで繰り返さない。
【0159】
いくつかの実施例において、前記失敗検出設定は、接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0160】
ここで、タイマー情報、カウンタ情報と信号指示情報に関連する記述は、前述実施例を参照すればよく、ここで繰り返さない。
【0161】
いくつかの実施例において、前記タイマーは、発生した物理レイヤー同期ずれをカウントするための物理レイヤー同期ずれタイマーと、ビーム失敗検出をカウントするためのビーム失敗検出タイマーとのうちの少なくとも1つを含む。
【0162】
いくつかの実施例において、前記カウンタは、物理レイヤー同期ずれ指示をカウントするための同期ずれカウンタと、物理レイヤー同期指示をカウントするための同期カウンタと、ビーム失敗をカウントするためのビーム失敗カウンタと、MACレイヤーのランダムアクセス回数をカウントするためのメディアアクセス制御MACレイヤーランダムアクセス回数カウンタと、RLCレイヤーの伝送回数をカウントするための無線リンク制御RLCレイヤー伝送回数カウンタとのうちの少なくとも1つを含む。
【0163】
いくつかの実施例において、前記信号指示情報は、前記接続失敗検出における物理レイヤー同期ずれ検出の信号と、前記接続失敗検出におけるビーム失敗検出の信号とのうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0164】
いくつかの実施例において、前記信号指示情報により指示される信号は、4ステップランダムアクセスの物理ダウンリンクランダムアクセスチャネルPRACHリソースに関連するダウンリンク信号と、前記4ステップランダムアクセスの競合解決識別子をスケジューリングする物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子の受信に成功した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHチャネルに関連するダウンリンク信号と、2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAに関連するダウンリンク信号と、2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信した後、データをスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、CG PUSCHリソースに関連するダウンリンク信号と、CG PUSCH上でデータ送信に成功することを指示する伝送成功指示を送信するPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記伝送成功指示を受信した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記UEが存在するセルによって送信されたダウンリンク信号と、前記UEが存在するBWPによって送信されたダウンリンク信号と、前記UEが検出できるセルのダウンリンク信号と、前記UEが存在するBWPが検出できるダウンリンク信号とのうちの少なくとも1つを含む。
【0165】
図8に示すように、本開示の実施例は、基地局によって実行される情報処理方法を提供し、前記方法は、ビーム回復設定を送信するステップS410を含み、前記ビーム回復設定は、前記SDT過程で検出した接続失敗の原因がビーム失敗である時に、UEがビーム回復を実行するために少なくとも用いられる。
【0166】
本開示の実施例において、ビーム回復設定の送信は、接続状態のビーム回復設定と同じであっても異なっていてもよい。このビーム回復設定が接続状態でのビーム回復設定と同じである場合、UEは、接続状態のビーム回復設定を直接に多重化し、ここで基地局により送信されたビーム回復設定は、UEの接続状態と非接続状態の両方に対するものである。ここで、非接続状態は、アイドル状態及び/又は非アクティブ状態を含む。
【0167】
いくつかの実施例において、前記ビーム回復設定を送信することは、前記ビーム回復設定が運ばれるシステムメッセージを送信することと、前記ビーム回復設定が運ばれる接続リリースメッセージを送信することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0168】
いくつかの実施例において、前記ビーム回復設定は、ビーム回復回数のためのカウンタを指示するビーム回復カウンタ情報と、ビーム回復時間のためのタイマーを指示するビーム回復タイマー情報と、ビーム回復に対応するランダムアクセスの優先度を指示する優先度設定であって、異なる前記優先度は、対応するビーム回復時のランダムアクセス設定が異なる優先度設定と、ビーム回復に用いられるリソースを指示するリソース設定と、ビーム回復に用いられる閾値を指示する閾値設定とのうちの少なくとも1つを含む。
【0169】
ここで、ランダムアクセス設定は、電力向上設定及び/又はランダムアクセス要求の再送信のバックオフ時間スケール係数を少なくとも含んでもよい。
【0170】
ここでリソース設定により指示されるリソースは、ランダムアクセスリソースを多重化することができ、例示的に、PRACHリソースとルートシーケンスに対応するシーケンスリソースを含んでもよい。
【0171】
理解できるように、前記リソース設定は、SDT過程で位置するセル又はBWPの競合に基づくランダムアクセス要求リソースをビーム回復に用いることを指示する。
【0172】
理解できるように、前記閾値設定は、ランダムアクセス要求リソースを選択するための閾値を前記ビーム回復の閾値として多重化することを指示する。
【0173】
理解できるように、前記方法は、前記UEのビーム回復の結果に基づいて、前記ビーム回復のフィードバック情報を送信することをさらに含む。
【0174】
基地局は、UEのビーム回復の結果に基づいて、UEにビーム回復のフィードバック情報を送信することができる。
【0175】
理解できるように、前記ビーム回復のフィードバック情報を送信することは、前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を送信すること、及び/又は、ランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるメッセージを送信するステップを含む。
【0176】
理解できるように、前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を送信することは、前記SDT過程の後続データ送信段階の、データ伝送をスケジューリングするためのPDCCHリソースで前記フィードバック情報を送信するステップを含む。
【0177】
理解できるように、前記ランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるメッセージを送信することは、前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージ2を送信することと、前記4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージ4を送信することと、前記4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージBを送信することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0178】
理解できるように、前記方法は、接続失敗検出結果を受信することをさらに含む。
【0179】
理解できるように、前記失敗検出結果は、接続失敗タイプを指示する接続失敗タイプ指示と、SDT過程で接続失敗を検出したことを指示するためのSDT過程指示と、SDT過程における初期データ送信段階及び/又は後続データ送信段階を含む、接続失敗が発生した時に位置するSDT段階を指示するためのSDT段階指示と、SDT過程のタイプを指示するためのSDT過程タイプ指示と、SDT過程をトリガーする業務を指示するための業務指示とのうちの少なくとも1つを含む。
【0180】
理解できるように、前記業務指示は、前記業務の無線ベアラRB識別子と、前記業務の業務ストリーム識別子と、前記業務のセッション識別子と、前記業務の論理チャネル識別子とのうちの少なくとも1つを含む。
【0181】
ここで、様々な業務識別子に関連する説明は、対応する前述実施例を参照すればよく、繰り返さない。
【0182】
関連技術では、現在UEがアイドル状態/非アクティブ状態でSDT過程を開始すると、システムは、デフォルトでアイドル状態/非アクティブ状態でのUEが接続失敗の検出を行わないため、UEは、接続の信頼性を評価できないことにより、接続が信頼できない時に該当する処理を行うことができない。従って、UEがアイドル状態/非アクティブ状態でどの接続失敗検出を用いる必要があるか、及びどのように失敗検出設定をUEに提供するか、及び失敗後にどのように処理するかは、解決すべき問題である。
【0183】
本開示の実施例によれば、アイドル状態/非アクティブ状態でのUEは、SDT過程で対応する接続失敗検出を行い、且つこの接続失敗検出結果に基づいて、失敗が発生した場合に該当する処理を行うことができ、それによって、データ伝送の信頼性を高める。
【0184】
UEは、ネットワーク設定又はプロトコル規定に基づいて、SDT過程の接続に対して接続失敗検出を行い、且つ検出に失敗した後に該当する失敗処理を行う。
【0185】
ネットワーク側は、SDT過程の接続失敗検出設定及び/又はビーム回復設定を提供する。
【0186】
端末側は、SDT過程の接続失敗検出設定に基づいて、SDT過程に対して接続失敗検出を行う。
【0187】
例示的には、ネットワーク及び/又はプロトコルによって規定される設定に基づいて、UEは、SDT過程の接続に対して接続失敗検出を行う。ここで、ネットワーク及び/又はプロトコルによって規定される設定は、上記接続失敗検出設定を少なくとも含む。
【0188】
失敗検出設定及び/又はビーム回復設定のうちの1つ又は複数は、システム情報によってUEに送信する方式と、接続リリースメッセージによってUEに送信する方式と、プロトコル規定によってするUEに送信する方式とのうちの少なくとも1つによってUEに提供することができ、このSDT過程の接続失敗検出を開始するトリガーイベントは、SDT過程がトリガーされることと、SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することとのうちのいずれか1つを含む。
【0189】
SDT過程で初めてデータを送信することは、4ステップRACH SDTが初めてMsg3によってデータを送信することと、2ステップRACH SDTが初めてMsgAによってデータを送信することと、CG-SDTが初めてCGリソースによってデータを送信することとのうちのいずれか1つを含む。
【0190】
ネットワーク側の確認指示を受信することは、4ステップRACH SDTがMsg4の競合解決識別子の受信に成功することと、2ステップRACH SDTがMsgBの競合解決識別子の受信に成功することと、CG-SDTがネットワークにより送信されたデータ受信成功指示の受信に成功することとのうちのいずれか1つを含む。
【0191】
この接続失敗検出を停止する停止イベントは、UEの接続状態が非アクティブ状態(RRC_INACTIVE)からアイドル状態(RRC_IDLE)に変更することと、UEの接続状態が接続状態(RRC_CONNECTED)に変更することと、ネットワークにより送信された特定指示情報を受信することとのうちのいずれか1つを含む。この特定指示情報は、接続リリースメッセージと、接続回復メッセージと、接続拒否メッセージと、接続確立メッセージとのうちのいずれか1つを含んでもよく、
失敗検出設定をプロトコルによって規定する状況は、失敗検出設定におけるカウンタ及び/又はタイマーの数値をプロトコルによって規定することと、物理レイヤー同期ずれ検出のための信号をプロトコルによって規定することとのうちの少なくとも1つを含む。異なるSDT過程タイプによって、この物理レイヤー同期ずれ検出のための信号は、以下のうちのいずれか1つであってもよい。
【0192】
4ステップRACH SDTに対して、このダウンリンク信号は、以下のうちのいずれか1つを含む。
【0193】
PRACH送信リソースに関連するダウンリンク信号である。例えば、PRACH設定における4つのPRACHリソース(即ち、PRACH-1/2/3/4)は、それぞれ4つの異なるダウンリンク信号に対応し、この4つのダウンリンク信号は、SSB-1/2/3/4を含んでもよい。UEがアップリンクデータを送信するためにPRACH-1を選択すると、PRACH-1に関連するSSB-1は、物理レイヤー同期ずれ検出に用いられる。
【0194】
Msg4の競合解決識別子をスケジューリングする物理制御チャネルに対応するダウンリンク信号である。例えば、Msg4の競合解決識別子のPDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理ダウンリンク共有チャネル)送信をスケジューリングするのは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理ダウンリンク制御チャネル)チャネルであり、このPDCCHチャネルと疑似コロケーション関係がある信号は、例えば、SSB-1である。
【0195】
Msg4の競合解決識別子の受信に成功した後、後続のデータスケジューリングのための物理制御チャネルに対応するダウンリンク信号である。例えば、ランダムアクセスの競合を解決した後、UEは、特定の検索スペース(search space)設定に対応するPDCCHによって後続のデータ送受信のスケジューリング情報を受信し、このPDCCHチャネルと疑似コロケーション関係がある信号は、例えば、SSB-1である。このPDCCHチャネルと疑似コロケーション関係がある信号は、PRACH送信リソースに関連するダウンリンク信号であってもよい。
【0196】
SDT過程で位置するセル又はBWPに対応するすべての特定のダウンリンク信号である。例えば、SDT過程が初期(initial)BWP上で実行されるように設定されると、この初期BWP上に設定されるすべてのSSBである。
【0197】
SDT過程で位置するセル又はBWPに対応する、検出されたすべての特定のダウンリンク信号である。例えば、SDT過程が初期BWP上で実行されるように設定され、この初期BWP上に設定される特定のダウンリンク信号がSSB-1/2/3/4であり、UEがSSB-1/2を検出すると、SSB-1/2は、検出信号である。
【0198】
2ステップRACH SDTに対して、この信号は、以下のうちのいずれか1つを含む。
【0199】
MsgA送信リソースに関連するダウンリンク信号である。例えば、MsgA設定における4つのPRACHリソース(即ち、PRACH-1/2/3/4)は、それぞれ4つの異なるダウンリンク信号、例えば、SSB-1/2/3/4に対応し、UEがアップリンクデータを送信するためにPRACH-1を選択すると、PRACH-1に関連するSSB-1は、物理レイヤー同期ずれ検出に用いられる。
【0200】
MsgBの競合解決識別子をスケジューリングする物理制御チャネルに対応するダウンリンク信号である。例えば、MsgBの競合解決識別子のPDSCH送信をスケジューリングするのは、PDCCHチャネルであり、このPDCCHチャネルと疑似コロケーション関係があるダウンリンク信号は、例えばSSB-1である。
【0201】
MsgBの競合解決識別子の受信に成功した後、後続のデータスケジューリングのための物理制御チャネルに対応するダウンリンク信号である。例えば、SDT過程の競合を解決した後、UEは、特定のsearch space設定に対応するPDCCHによって後続のデータ送受信のスケジューリング情報を受信し、このPDCCHチャネルと疑似コロケーション関係がある信号は、SSD過程で接続失敗検出を行うダウンリンク信号であり、例示的にはSSB-1である。このPDCCHチャネルと疑似コロケーション関係がある信号は、MsgA送信リソースに関連するダウンリンク信号であってもよい。
【0202】
SDT過程で位置するセル又はBWPに対応するすべての特定のダウンリンク信号である。
【0203】
SDT過程で位置するセル又はBWPに対応する、検出されたすべての特定のダウンリンク信号である。
【0204】
CG-SDTに対して、この信号は、以下のうちのいずれか1つを含む。
【0205】
CG PUSCH送信リソースに関連するダウンリンク信号である。例えば、CG設定における1つのリソース周期は、それぞれ4つの異なるダウンリンク信号(例えば、SSB-1/2/3/4)に対応する4つのCGリソース(即ち、CG-1/2/3/4)を含み、UEがアップリンクデータを送信するためにCG-1を選択すると、CG-1に関連するSSB-1は、物理レイヤー同期ずれ検出に用いられる。
【0206】
データ受信成功指示を送信する物理制御チャネルに対応するダウンリンク信号である。例えば、データ受信成功指示を送信するのは、PDCCHチャネルであり、このPDCCHチャネルと疑似コロケーション関係があるダウンリンク信号は、例えば、SSB-1である。
【0207】
データ受信成功指示の受信に成功した後、後続のデータスケジューリングのための物理制御チャネルに対応するダウンリンク信号である。例えば、SDT過程でデータ受信成功指示の受信に成功した後、UEは、特定の検索スペース(search space)設定に対応するPDCCHによって後続のデータ送受信のスケジューリング情報を受信し、このPDCCHチャネルと疑似コロケーション関係がある信号は、例えば、SSB-1である。このPDCCHチャネルと疑似コロケーション関係がある信号は、CG PUSCH送信リソースに関連するダウンリンク信号であってもよい。
【0208】
SDT過程で位置するセル又はBWPに対応するすべての特定のダウンリンク信号である。
【0209】
SDT過程で位置するセル又はBWPに対応する、検出されたすべての特定のダウンリンク信号である。
【0210】
ビーム失敗検出のための信号をプロトコルによって規定する。
【0211】
以上の方法のように、物理レイヤー同期ずれ検出のための信号をプロトコルによって規定することを参照し、ビーム失敗検出の信号を規定することができる。
【0212】
ステップ2:ステップ1に基づいて、UEが接続失敗を検出した後、接続失敗タイプを決定し、且つ接続失敗タイプに基づいて、接続を再取得する。以下、接続失敗を検出した後に接続を再取得するいくつかの代替的な方式を提供する。
【0213】
代替的な方式1:UEは、非アクティブ状態(RRC_INATIVE)からアイドル状態(RRC_IDLE)に変換する。さらに、UEのAS(Access Stratum、アクセスレイヤー)レイヤーは、この失敗情報をNAS(Non-Access Stratum、非アクセスレイヤー)レイヤーに指示してもよい。さらに、UEのNASレイヤーは、接続確立過程をトリガーしてもよい。
【0214】
代替的な方式2:UEは、接続確立過程をトリガーし、この過程は、接続確立要求メッセージを送信することによって、接続確立を再実行することであってもよく、
代替的な方式3:UEは、接続回復過程をトリガーし、この過程は、接続回復要求メッセージを送信することによって、回復接続を要求することであってもよい。
【0215】
代替的な方式4:UEは、接続再確立過程をトリガーし、この過程は、セル選択過程で適切なセルを選択した後、UEが接続再確立要求メッセージを送信し、接続再確立を実現することであってもよい。
【0216】
UEが接続失敗を検出した後、ビーム失敗に対して、UEの処理方法は、代替的な方式5を含んでもよい。
【0217】
代替的な方式5:ビーム回復過程をトリガーする。このビーム回復過程は、測定閾値を満たす特定のダウンリンクビームを選択し、且つこの特定のダウンリンクビームに基づいて、対応するアップリンク送信リソースを選択してアップリンク信号の送信を行うことであって、例えば、ビーム失敗が発生した後、UEは、ランダムアクセス過程をトリガーし、閾値を満たす特定のダウンリンクビームSSB-1を選択し、且つこのSSB-1に関連するPRACH-1リソースを選択してランダムアクセス要求を送信し、このランダムアクセス過程で、UEは、その識別子情報をネットワーク側に送信し、例示的には、Msg3又はMsgAにおいてC-RNTI MAC CEをネットワーク側に送信する。ランダムアクセス過程に成功した後、このSSB-1識別子のビームをそのサービングビームとすることと、測定閾値を満たす特定のダウンリンクビームをネットワーク側に報告することとのうちのいずれか1つを含む。
【0218】
このビーム回復設定情報のうちの1つ又は複数は、システム情報によってビーム回復設定をUEに送信する方式と、接続リリースメッセージによってビーム回復設定をUEに送信する方式と、プロトコル規定によってビーム回復設定をUEに送信する方式とのうちの少なくとも1つによりUEに提供することができる。
【0219】
ビーム回復設定をプロトコルによって規定する状況は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
【0220】
ビーム回復設定におけるカウンタ及び/又はタイマーの数値をプロトコルによって規定する。
【0221】
ビーム回復設定におけるランダムアクセス優先度設定をプロトコルによって規定する。例示的には、このアクセス優先度設定は、電力向上数値、及び/又は、ランダムアクセス要求の再送信のバックオフ時間スケール係数の数値に関する。
【0222】
SDT過程で位置するBWP又はセルのすべての競合に基づくランダムアクセス要求リソースをビーム回復のランダムアクセス要求リソースとして多重化することをプロトコルによって規定する。
【0223】
SDT過程で位置するBWP又はセルの競合に基づくランダムアクセス過程のランダムアクセス要求リソースに対応するダウンリンク信号で選択される測定閾値をこのビーム回復過程の選択候補ビームの測定閾値として多重化することをプロトコルによって規定する。
【0224】
ビーム回復のネットワークフィードバック情報のリソースが以下のとおりであることをプロトコルによって規定する。
【0225】
SDT過程で後続データ送信段階のためのリソースである。例えば、後続データ送信段階のデータスケジューリングのためのsearch space-1のPDCCHである。
【0226】
SDT過程で位置するBWP又はセルの競合に基づくランダムアクセス過程の、ネットワークフィードバック情報を受信するためのリソースである。例えば、検索スペース-0(search space-0)又は制御セット(CORESET-0)は、競合に基づくランダムアクセス過程のMsg2又はMsg4又はMsgBを受信するために用いられてもよい。
【0227】
ビーム回復過程に失敗が発生した場合、UEは、上記代替的な方式1~4のうちのいずれかを用い、具体的に接続確立又は接続再確立の過程により、UEと基地局との間の接続を再取得することができる。ここで、ビーム回復失敗は、例示的には、ビーム回復に対応するランダムアクセス過程が最大送信回数に達するステップを含んでもよい。
【0228】
いくつかの実施例において、UEは、この接続失敗検出の検出結果の失敗情報をネットワーク側に報告することができる。例えば、UEは、成功情報を報告せず、失敗情報のみを報告することによって、不必要な報告が減少する。ネットワーク側が接続検出結果の任意の情報を受信していないと、UEのSDT過程の接続失敗検出で、失敗した接続が発見されていないと見なす。失敗情報を受信すると、UEのSDT過程の接続失敗検出で、失敗した接続が発見されたと見なす。無論、他の場合、失敗検出結果は、接続に失敗していない(即ち接続に成功した)ことを検出した検出結果の成功情報を含んでもよい。
【0229】
この失敗情報は、接続失敗を引き起こす物理レイヤー同期ずれ、MACレイヤーランダムアクセスの失敗、RLCレイヤーが最大再送回数に達することによる失敗又はビーム失敗を指示するための接続失敗タイプ指示と、接続失敗がSDT過程で発生したか否かを検出したことを指示するために少なくとも用いられるSDT過程指示と、SDT過程タイプ指示であって、例えば、SDT過程タイプは、4ステップランダムアクセスで発生したSDT過程、2ステップランダムアクセスで発生したSDT過程、及びCG-PUSCHリソースに基づいて実行されるSDT過程を含んでもよいものと、接続失敗が発生した業務指示とのうちの少なくとも1つを含む。この業務指示情報は、無線ベアラ識別子(Radio Bearer、RB)であって、データベアラ識別子(Date Radio Bearer、DRB)であってもよいものと、業務ストリーム識別子、例えば、QoS flow-1と、セッション識別子、例えば、PDU Session-1と、論理チャネル識別子、例えば、LCH-1とのうちの少なくとも1つを含む。
【0230】
図9に示すように、本開示の実施例は、接続失敗検出装置を提供し、前記装置は、スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている検出モジュール510を含む。
【0231】
一実施例において、この検出モジュール510は、プログラムモジュールであってもよく、このプログラムモジュールがプロセッサによって実行されると、SDT過程に対して接続失敗検出を行うことができる。
【0232】
別の実施例において、この検出モジュール510は、ハードウェア・ソフトハード組み合わせモジュールであってもよく、前記ハードウェア・ソフトハード組み合わせモジュールは、プログラマブル回路を含むが、それらに限らず、前記プログラマブル回路は、フィールドプログラマブル回路及び/又は複雑なプログラマブル回路を含むが、それらに限らない。
【0233】
さらにいくつかの実施例において、この検出モジュール510は、さらにハードウェアモジュールを含んでもよく、前記ハードウェアモジュールは、特定用途向け集積回路を含むが、それらに限らない。
【0234】
一実施例において、前記検出モジュール510は、取得された失敗検出設定に基づいて、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている。
【0235】
一実施例において、前記装置失敗検出設定は、ネットワーク側から受信された失敗検出設定、及び/又は、プロトコルによって規定される前記失敗検出設定を含む。
【0236】
一実施例において、前記ネットワーク側から受信された失敗検出設定は、ネットワーク側から受信され、且つシステムメッセージに運ばれる前記失敗検出設定、及び/又は、ネットワーク側から受信され、且つ接続リリースメッセージに運ばれる前記失敗検出設定を含む。
【0237】
一実施例において、前記取得モジュールは、トリガーイベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている。
【0238】
一実施例において、前記トリガーイベントは、前記SDT過程を開始することと、前記UEが前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することと、前記UEが、前記ネットワーク側が前記SDT過程で初めて送信されたアップリンクデータを受信した後に送信した指示である確認指示をネットワーク側から受信することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0239】
一実施例において、前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することは、前記UEが4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ3によってアップリンクデータを初めて送信することと、前記UEが2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAによってアップリンクデータを初めて送信することと、前記UEが設定許可CG 物理アップリンク共有チャネルPUSCHリソースでアップリンクデータを初めて送信することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0240】
一実施例において、前記取得モジュールは、ネットワーク側から4ステップランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子を受信することと、ネットワーク側から2ステップランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信することと、ネットワーク側からCG PUSCHリソースででのデータ送信成功指示を受信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている。
【0241】
一実施例において、前記装置は、停止イベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対する前記接続失敗検出を停止するように設定されている停止モジュールをさらに含む。
【0242】
一実施例において、前記停止イベントを検出することは、前記UEの接続状態が変換すること、及び/又は、前記UEがネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信するステップを含む。
【0243】
一実施例において、前記UEの接続状態が変換することは、前記UEが非アクティブ状態からアイドル状態に変換することと、前記UEが非アクティブ状態から接続状態に変換することと、前記UEがアイドル状態から接続状態に変換することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0244】
一実施例において、前記取得モジュールは、前記UEが前記ネットワーク側から接続リリースメッセージを受信することと、前記UEが前記ネットワーク側から接続回復メッセージを受信することと、前記UEが前記ネットワーク側から接続拒否メッセージを受信することと、前記UEが前記ネットワーク側から接続確立メッセージを受信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている。
【0245】
一実施例において、前記失敗検出設定は、接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0246】
一実施例において、前記タイマーは、発生した物理レイヤー同期ずれをカウントするための物理レイヤー同期ずれタイマーと、ビーム失敗検出をカウントするためのビーム失敗検出タイマーとのうちの少なくとも1つを含む。
【0247】
一実施例において、前記カウンタは、物理レイヤー同期ずれ指示をカウントするための同期ずれカウンタと、物理レイヤー同期指示をカウントするための同期カウンタと、ビーム失敗をカウントするためのビーム失敗カウンタと、MACレイヤーのランダムアクセス回数をカウントするためのメディアアクセス制御MACレイヤーランダムアクセス回数カウンタと、RLCレイヤーの伝送回数をカウントするための無線リンク制御RLCレイヤー伝送回数カウンタとのうちの少なくとも1つを含む。
【0248】
一実施例において、前記信号指示情報は、前記接続失敗検出における物理レイヤー同期ずれ検出の信号と、前記接続失敗検出におけるビーム失敗検出の信号とのうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0249】
一実施例において、前記信号指示情報により指示される信号は、4ステップランダムアクセスの物理ダウンリンクランダムアクセスチャネルPRACHリソースに関連するダウンリンク信号と、前記4ステップランダムアクセスの競合解決識別子をスケジューリングする物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子の受信に成功した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHチャネルに関連するダウンリンク信号と、2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAに関連するダウンリンク信号と、2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信した後、データをスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、CG PUSCHリソースに関連するダウンリンク信号と、CG PUSCH上でデータ送信に成功することを指示する伝送成功指示を送信するPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記伝送成功指示を受信した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記UEが存在するセルによって送信されたダウンリンク信号と、前記UEが存在するBWPによって送信されたダウンリンク信号と、前記UEが検出できるセルのダウンリンク信号と、前記UEが存在するBWPが検出できるダウンリンク信号とのうちの少なくとも1つを含む。
【0250】
一実施例において、前記装置は、前記失敗検出結果に基づいて接続失敗を決定したことに応答して、接続を再取得するように設定されている接続モジュール、又は、前記失敗検出結果に基づいて接続失敗を決定したことに応答して、アイドル状態に入るように設定されている状態切り替えモジュールをさらに含む。
【0251】
一実施例において、前記装置は、前記失敗検出結果に基づいて接続失敗の原因がビーム失敗であることを決定したことに応答して、ビーム回復を実行するように設定されている回復モジュールをさらに含む。
【0252】
一実施例において、前記回復モジュールは、ビーム回復設定に基づいて、前記ビーム回復を実行するように設定されている。
【0253】
一実施例において、前記装置は、システムメッセージに運ばれる前記ビーム回復設定を受信することと、接続リリースメッセージに運ばれる前記ビーム回復設定を受信することと、プロトコル規定に基づいて前記ビーム回復設定を決定することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されているビーム回復設定モジュールをさらに含む。
【0254】
一実施例において、前記ビーム回復設定は、ビーム回復回数のためのカウンタを指示するビーム回復カウンタ情報と、ビーム回復時間のためのタイマーを指示するビーム回復タイマー情報と、ビーム回復に対応するランダムアクセスの優先度を指示する優先度設定であって、異なる前記優先度は、対応するビーム回復時のランダムアクセス設定が異なる優先度設定と、ビーム回復に用いられるリソースを指示するリソース設定と、ビーム回復に用いられる閾値を指示する閾値設定とのうちの少なくとも1つを含む。
【0255】
一実施例において、前記リソース設定は、SDT過程で位置するセル又はBWPの競合に基づくランダムアクセス要求リソースをビーム回復に用いることを指示する。
【0256】
一実施例において、前記閾値設定は、ランダムアクセス要求リソースを選択するための閾値を前記ビーム回復の閾値として多重化することを指示する。
【0257】
一実施例において、前記装置は、ネットワーク側による前記ビーム回復に対するフィードバック情報を受信するように設定されているフィードバックモジュールをさらに含み、前記フィードバック情報は、前記ビーム回復の結果を指示する。
【0258】
一実施例において、前記フィードバックモジュールは、前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を受信し、及び/又は、前記ネットワーク側がランダムアクセス中に発行したメッセージに運ばれる前記フィードバック情報を受信するように設定されている。
【0259】
一実施例において、前記フィードバックモジュールは、前記SDT過程の後続データ送信段階の、データ伝送をスケジューリングするためのPDCCHリソースで前記フィードバック情報を受信するように設定されている。
【0260】
一実施例において、前記フィードバックモジュールは、前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージ2に運ばれる前記フィードバック情報を受信することと、前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージ4に運ばれる前記フィードバック情報を受信することと、前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に発行したランダムアクセスメッセージBに運ばれる前記フィードバック情報を受信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている。
【0261】
一実施例において、前記装置は、前記ビーム回復に失敗したことに応答して、接続を再取得するように設定されている接続モジュール、又は、前記ビーム回復に失敗したことに応答して、アイドル状態に入るように設定されている状態切り替えモジュールをさらに含む。
【0262】
一実施例において、前記接続モジュールは、非アクセスレイヤーNASメッセージに基づいて接続確立をトリガーすることと、接続確立要求メッセージに基づいて接続確立をトリガーすることと、接続回復要求メッセージに基づいて接続回復をトリガーすることと、接続再確立要求メッセージに基づいて接続再確立をトリガーすることとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている。
【0263】
一実施例において、前記装置は、接続失敗検出結果を報告するように設定されている報告モジュールをさらに含む。
【0264】
一実施例において、前記失敗検出結果は、接続失敗タイプを指示する接続失敗タイプ指示と、SDT過程で接続失敗を検出したことを指示するためのSDT過程指示と、SDT過程における初期データ送信段階及び/又は後続データ送信段階を含む、接続失敗が発生した時に位置するSDT段階を指示するためのSDT段階指示と、SDT過程のタイプを指示するためのSDT過程タイプ指示と、SDT過程をトリガーする業務を指示するための業務指示とのうちの少なくとも1つを含む。
【0265】
一実施例において、前記業務指示は、前記業務の無線ベアラRB識別子と、前記業務の業務ストリーム識別子と、前記業務のセッション識別子と、前記業務の論理チャネル識別子とのうちの少なくとも1つを含む。
【0266】
図10に示すように、本開示の実施例は、情報処理装置を提供し、前記装置は、失敗検出設定を送信するように設定されている送信モジュール610を含み、前記失敗検出設定は、UEによるSDT過程に対する接続失敗検出に用いられる。
【0267】
一実施例において、この送信モジュール610は、プログラムモジュールであってもよく、このプログラムモジュールがプロセッサによって実行されると、UEにSDT過程の接続失敗検出を発行することができる。
【0268】
別の実施例において、この検出モジュールは、ハードウェア・ソフトハード組み合わせモジュールであってもよく、前記ハードウェア・ソフトハード組み合わせモジュールは、プログラマブル回路を含むが、それらに限らず、前記プログラマブル回路は、フィールドプログラマブル回路及び/又は複雑なプログラマブル回路を含むが、それらに限らない。
【0269】
さらにいくつかの実施例において、この検出モジュールは、ハードウェアモジュールをさらに含んでもよく、前記ハードウェアモジュールは、特定用途向け集積回路を含むが、それらに限らない。
【0270】
一実施例において、前記送信モジュール610は、前記失敗検出設定が運ばれるシステムメッセージを送信し、及び/又は、前記失敗検出設定が運ばれる接続リリースメッセージを送信するように設定されている。
【0271】
一実施例において、前記受信モジュールは、さらに、接続に関連する特定指示情報を受信するように設定されており、前記特定指示情報は、UEが前記SDT過程に対する接続失敗検出を停止することをトリガーするために用いられる。
【0272】
一実施例において、前記特定指示情報は、接続リリースメッセージと、接続回復メッセージと、接続拒否メッセージと、接続確立メッセージとのうちの少なくとも1つを含む。
【0273】
一実施例において、前記失敗検出設定は、接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む。
【0274】
一実施例において、前記タイマーは、発生した物理レイヤー同期ずれをカウントするための物理レイヤー同期ずれタイマーと、ビーム失敗検出をカウントするためのビーム失敗検出タイマーとのうちの少なくとも1つを含む。
【0275】
一実施例において、前記カウンタは、物理レイヤー同期ずれ指示をカウントするための同期ずれカウンタと、物理レイヤー同期指示をカウントするための同期カウンタと、ビーム失敗をカウントするためのビーム失敗カウンタと、MACレイヤーのランダムアクセス回数をカウントするためのメディアアクセス制御MACレイヤーランダムアクセス回数カウンタと、RLCレイヤーの伝送回数をカウントするための無線リンク制御RLCレイヤー伝送回数カウンタとのうちの少なくとも1つを含む。
【0276】
一実施例において、前記信号指示情報は、前記接続失敗検出における物理レイヤー同期ずれ検出の信号と、前記接続失敗検出におけるビーム失敗検出の信号とのうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0277】
一実施例において、前記信号指示情報により指示される信号は、4ステップランダムアクセスの物理ダウンリンクランダムアクセスチャネルPRACHリソースに関連するダウンリンク信号と、前記4ステップランダムアクセスの競合解決識別子をスケジューリングする物理ダウンリンク制御チャネルPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記4ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージ4の競合解決識別子の受信に成功した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHチャネルに関連するダウンリンク信号と、2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージAに関連するダウンリンク信号と、2ステップランダムアクセスのランダムアクセスメッセージBの競合解決識別子を受信した後、データをスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、CG PUSCHリソースに関連するダウンリンク信号と、CG PUSCH上でデータ送信に成功することを指示する伝送成功指示を送信するPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記伝送成功指示を受信した後、データ伝送をスケジューリングするPDCCHに関連するダウンリンク信号と、前記UEが存在するセルによって送信されたダウンリンク信号と、前記UEが存在するBWPによって送信されたダウンリンク信号と、前記UEが検出できるセルのダウンリンク信号と、前記UEが存在するBWPが検出できるダウンリンク信号とのうちの少なくとも1つを含む。
【0278】
一実施例において、前記送信モジュール610は、さらにビーム回復設定を送信するように設定されており、前記ビーム回復設定は、前記SDT過程で検出した接続失敗の原因がビーム失敗である時に、前記UEがビーム回復を実行するために用いられる。
【0279】
一実施例において、前記送信モジュール610は、前記ビーム回復設定が運ばれるシステムメッセージを送信することと、前記ビーム回復設定が運ばれる接続リリースメッセージを送信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている。
【0280】
一実施例において、前記ビーム回復設定は、ビーム回復回数のためのカウンタを指示するビーム回復カウンタ情報と、ビーム回復時間のためのタイマーを指示するビーム回復タイマー情報と、ビーム回復に対応するランダムアクセスの優先度を指示する優先度設定であって、異なる前記優先度は、対応するビーム回復時のランダムアクセス設定が異なる優先度設定と、ビーム回復に用いられるリソースを指示するリソース設定と、ビーム回復に用いられる閾値を指示する閾値設定とのうちの少なくとも1つを含む。
【0281】
一実施例において、前記リソース設定は、SDT過程で位置するセル又はBWPの競合に基づくランダムアクセス要求リソースをビーム回復に用いることを指示する。
【0282】
一実施例において、前記閾値設定は、ランダムアクセス要求リソースを選択するための閾値を前記ビーム回復の閾値として多重化することを指示する。
【0283】
一実施例において、前記送信モジュール610は、前記UEのビーム回復の結果に基づいて、前記ビーム回復のフィードバック情報を送信するように設定されている。
【0284】
一実施例において、前記送信モジュール610は、前記SDT過程の後続データ送信段階のリソースで前記フィードバック情報を送信し、及び/又は、ランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるメッセージを送信するように設定されている。
【0285】
一実施例において、前記送信モジュール610は、さらに前記SDT過程の後続データ送信段階の、データ伝送をスケジューリングするためのPDCCHリソースで前記フィードバック情報を送信するように設定されている。
【0286】
一実施例において、前記送信モジュール610は、前記ネットワーク側が4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージ2を送信することと、前記4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージ4を送信することと、前記4ステップランダムアクセス中に前記フィードバック情報が運ばれるランダムアクセスメッセージBを送信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている。
【0287】
一実施例において、前記装置は、接続失敗検出結果を受信するように設定されている受信モジュールをさらに含む。
【0288】
一実施例において、前記失敗検出結果は、接続失敗タイプを指示する接続失敗タイプ指示と、SDT過程で接続失敗を検出したことを指示するためのSDT過程指示と、SDT過程における初期データ送信段階及び/又は後続データ送信段階を含む、接続失敗が発生した時に位置するSDT段階を指示するためのSDT段階指示と、SDT過程のタイプを指示するためのSDT過程タイプ指示と、SDT過程をトリガーする業務を指示するための業務指示とのうちの少なくとも1つを含む。
【0289】
一実施例において、前記業務指示は、前記業務の無線ベアラRB識別子と、前記業務の業務ストリーム識別子と、前記業務のセッション識別子と、前記業務の論理チャネル識別子とのうちの少なくとも1つを含む。
【0290】
本開示の実施例は、プロセッサ実行可能命令を記憶するためのメモリと、それぞれメモリに接続されるプロセッサとを含む通信デバイスを提供し、プロセッサは、前述いずれかの技術案による接続失敗検出方法を実行するように設定されている。
【0291】
プロセッサは、様々なタイプの記憶媒体を含んでもよく、この記憶媒体は、非一時的なコンピュータ記憶媒体であり、通信デバイスが停電した後、その情報の記憶を継続することができる。
【0292】
ここで、前記通信デバイスは、UE又は基地局を含む。
【0293】
前記プロセッサは、バスなどを介してメモリに接続されてもよく、メモリに記憶された実行可能プログラム、例えば、
図2、
図4~
図8に示す方法のうちの少なくとも1つを読み取るために用いられる。
【0294】
図11は、一例示的な実施例に示すUE800のブロック図である。例えば、UE 800は、携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャストユーザ機器、メッセージ送受信機器、ゲームコンソール、タブレット機器、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0295】
図11を参照すると、UE800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入出力(I/O)インターフェース812、センサコンポーネント814、及び通信コンポーネント816のうちの1つ又は複数のコンポーネントを含んでもよい。
【0296】
処理コンポーネント802は、一般的にはUE800の全体操作、例えば表示、電話通話、データ通信、カメラ操作や記録操作に関連する操作を制御する。処理コンポーネント802は、上記方法のすべて又は一部のステップを完了するための命令を実行する1つ又は複数のプロセッサ820を含んでもよい。なお、処理コンポーネント802は、処理コンポーネント802と他のコンポーネントとの間のインタラクションを容易にする1つ又は複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802との間のインタラクションを容易にするマルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0297】
メモリ804は、UE800での操作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように設定されている。これらのデータの例には、UE800上で動作するための任意のアプリケーション又は方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどが含まれる。メモリ804は、例えば、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクの、任意のタイプの揮発性又は不揮発性記憶機器又はそれらの組み合わせによって実現することができる。
【0298】
電源コンポーネント806は、UE800の様々なコンポーネントに給電する。電源コンポーネント806は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及びUE800のために電力を生成、管理、及び分配することに関連する他のコンポーネントを含んでもよい。
【0299】
マルチメディアコンポーネント808は、前記UE800とユーザとの間に出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するタッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャーを感知するための1つ又は複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界を感知するだけでなく、そして前記タッチ又はスライド動作に関連する持続時間及び圧力を検出することができる。いくつかの実施例において、マルチメディアコンポーネント808は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを含む。UE800が操作モード、例えば撮影モード又はビデオモードにある時、フロントカメラ及び/又はバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラとバックカメラは、固定光学レンズ系であってもよいし、焦点距離及び光学ズーム能力を有していてもよい。
【0300】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように設定されている。例えば、オーディオコンポーネント810は、1つのマイクロホン(MIC)を含み、UE800が操作モード、例えば通話モード、記録モードと音声識別モードにある時、マイクロホンは、外部オーディオ信号を受信するように設定されている。受信されたオーディオ信号は、さらに、メモリ804に記憶されてもよく、又は通信コンポーネント816を介して送信されてもよい。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0301】
I/Oインターフェース812は、処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームページボタン、音量ボタン、起動ボタンとロックボタンを含んでもよいが、それらに限らない。
【0302】
センサコンポーネント814は、UE800に様々な態様の状態評価を提供するための1つ又は複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、機器800のオンオフ状態、コンポーネントの相対的な位置を検出することができ、例えば前記コンポーネントは、UE800のディスプレイとテンキーであり、センサコンポーネント814は、さらに、UE800又はUE800の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザとUE800との接触の有無、UE800の方位又は加速/減速、及びUE800の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント814は、いかなる物理的接触もないときに近傍物体の存在を検出するように設定された接近センサを含んでもよい。センサコンポーネント814は、撮像アプリケーションで使用するための光センサ、例えばCMOS又はCCD画像センサをさらに含んでもよい。いくつかの実施例において、このセンサコンポーネント814は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサをさらに含んでもよい。
【0303】
通信コンポーネント816は、UE800と他の機器の間の有線又は無線による通信を容易にするように設定される。UE800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせにアクセスすることができる。一例示的な実施例において、通信コンポーネント816は、ブロードキャストチャネルを介して、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。一例示的な実施例において、前記通信コンポーネント816は、近距離通信を促進するための近距離フィールド通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術と他の技術に基づいて実現することができる。
【0304】
例示的な実施例において、UE800は、上記方法を実行するために、1つ又は複数のアプリケーション特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子素子により実現されてもよい。
【0305】
例示的な実施例において、命令を含む非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ804をさらに提供し、上記命令は、UE800のプロセッサ820によって実行されて上記いずれかの接続失敗検出方法、少なくとも例えば
図6~
図8に示す方法のうちの少なくとも1つを行うことができる。例えば、前記非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスクと光データ記憶機器などであってもよい。
【0306】
図12に示すように、本開示の一実施例に示す基地局の構造である。基地局900は、
図12に示され、基地局900は、1つ又は複数のプロセッサをさらに含む処理コンポーネント922と、処理コンポーネント922によって実行できる命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するために用いられる、メモリ932によって代表されるメモリリソースとをさらに含む。メモリ932に記憶されたアプリケーションプログラムは、それぞれ1組の命令に対応する1つ以上のモジュールを含んでもよい。なお、処理コンポーネント922は、命令を実行して、前記基地局に用いられる上記いずれかの方法、例えば、
図6~
図8に示す方法のうちの少なくとも1つを実行するように設定されている。
【0307】
基地局900は、基地局900の電源管理を実行するように設定されている1つの電源コンポーネント926と、基地局900をネットワークに接続するように設定されている1つの有線又は無線ネットワークインターフェース950と、1つの入出力(I/O)インターフェース958とをさらに含んでもよい。基地局900は、メモリ932に記憶されたオペレーティングシステム、例えばWindows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM、Linux(登録商標)TM、FreeBSDTM又は同様なものを操作することができる。
【0308】
当業者は、明細書を考慮し、ここに開示された発明を実践した後、本開示の実施例の他の実施態様を容易に想到する。本開示は、本開示の実施例の任意の変形、用途又は適応的な変化をカバーすることを目的とし、これらの変形、用途又は適応的な変化は、本開示の実施例の一般的な原理に従い、且つ本開示で開示されていない本技術分野における公知の常識又は慣用技術手段を含む。明細書と実施例は単なる例示的なものとみなされ、本開示の実施例の実際の範囲及び要旨は以下の請求項により指される。
【0309】
理解すべきこととして、本開示の実施例は、上述し図面に示した正確な構造に限定されるものではなく、その範囲を逸脱することなく種々の修正及び変更が可能である。本開示の実施例の範囲は、添付の請求項のみによって制限される。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器UEによって実行される接続失敗検出方法であって、
スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップを含む、
接続失敗検出方法。
【請求項2】
前記スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップは、
取得された失敗検出設定に基づいて、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップは、
トリガーイベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うステップを含む、請求項
1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記トリガーイベントは、
前記SDT過程を開始することと、
前記UEが前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することと、
前記UEが、前記ネットワーク側が前記SDT過程で初めて送信されたアップリンクデータを受信した後に送信した指示である確認指示をネットワーク側から受信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
停止イベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対する前記接続失敗検出を停止することをさらに含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項6】
前記停止イベントを検出することは、
前記UEの接続状態が変換すること、
及び/又は、
前記UEがネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信するステップを含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記UEがネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信することは、
前記UEが前記ネットワーク側から接続リリースメッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続回復メッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続拒否メッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続確立メッセージを受信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記失敗検出設定は、
接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、
前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、
前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
基地局によって実行される情報処理方法であって、
失敗検出設定を送信するステップを含み、前記失敗検出設定は、UEによるSDT過程に対する接続失敗検出に用いられる、情報処理方法。
【請求項10】
接続に関連する特定指示情報を送信することをさらに含み、前記特定指示情報は、UEが前記SDT過程に対する接続失敗検出を停止することをトリガーするために用いられる、請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記特定指示情報は、
接続リリースメッセージと、
接続回復メッセージと、
接続拒否メッセージと、
接続確立メッセージとのうちの少なくとも1つを含む、請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
前記失敗検出設定は、
接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、
前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、
前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項13】
ユーザ機器UEによって実行される接続失敗検出装置であって、
スモールデータ伝送SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている検出モジュールを含む、接続失敗検出装置。
【請求項14】
前記検出モジュールは、取得された失敗検出設定に基づいて、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている、請求項
13に記載の装置。
【請求項15】
前記
検出モジュールは、トリガーイベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対して接続失敗検出を行うように設定されている、請求項
13~請求項
14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記トリガーイベントは、
前記SDT過程を開始することと、
前記UEが前記SDT過程でアップリンクデータを初めて送信することと、
前記UEが、前記ネットワーク側が前記SDT過程で初めて送信されたアップリンクデータを受信した後に送信した指示である確認指示をネットワーク側から受信することとのうちの少なくとも1つを含む、請求項
15に記載の装置。
【請求項17】
停止イベントが検出されたことに応答して、前記SDT過程に対する前記接続失敗検出を停止するように設定されている停止モジュールをさらに含む、請求項
13~請求項
16のいずれかに記載の装置。
【請求項18】
前記停止イベントを検出することは、
前記UEの接続状態が変換すること、
及び/又は、
前記UEがネットワーク側から接続に関連する特定指示情報を受信するステップを含む、請求項
17に記載の装置。
【請求項19】
前記
検出モジュールは、
前記UEが前記ネットワーク側から接続リリースメッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続回復メッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続拒否メッセージを受信することと、
前記UEが前記ネットワーク側から接続確立メッセージを受信することとのうちの少なくとも1つを実行するように設定されている、請求項
17に記載の装置。
【請求項20】
前記失敗検出設定は、
接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、
前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、
前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項
14に記載の方法。
【請求項21】
情報処理装置であって、
失敗検出設定を送信するように設定されている送信モジュールを含み、前記失敗検出設定は、UEによるSDT過程に対する接続失敗検出に用いられる、情報処理装置。
【請求項22】
前記送信モジュールは、接続に関連する特定指示情報を送信するように設定されており、前記特定指示情報は、UEが前記SDT過程に対する接続失敗検出を停止することをトリガーするために用いられる、請求項
21に記載の装置。
【請求項23】
前記特定指示情報は、
接続リリースメッセージと、
接続回復メッセージと、
接続拒否メッセージと、
接続確立メッセージとのうちの少なくとも1つを含む、請求項
22に記載の装置。
【請求項24】
前記失敗検出設定は、
接続失敗検出に関連するタイマーを指示するタイマー情報と、
前記接続失敗検出に関連するカウンタを指示するカウンタ情報と、
前記接続失敗検出を行う信号を指示するための信号指示情報とのうちの少なくとも1つを含む、請求項
21~請求項
23のいずれかに記載の装置。
【請求項25】
通信デバイスであって、
プロセッサと、送受信機と、メモリと、メモリに記憶され、且つ前記プロセッサによって実行できる実行可能プログラムとを含み、前記プロセッサが前記実行可能プログラムを実行する時、請求項1~請求項
8又は請求項
9~請求項
12のいずれかに記載の方法を実行する、通信デバイス。
【請求項26】
コンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ記憶媒体に実行可能プログラムが記憶されており、前記実行可能プログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~請求項
8又は請求項
9~請求項
12のいずれかに記載の方法を実現する、コンピュータ記憶媒体。
【国際調査報告】