(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】システムメッセージの伝送方法、装置及び通信デバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 48/08 20090101AFI20240416BHJP
H04W 72/0453 20230101ALI20240416BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240416BHJP
【FI】
H04W48/08
H04W72/0453
H04W72/232
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023568696
(86)(22)【出願日】2021-05-10
(85)【翻訳文提出日】2023-11-08
(86)【国際出願番号】 CN2021092877
(87)【国際公開番号】W WO2022236626
(87)【国際公開日】2022-11-17
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ム,チン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示はシステムメッセージの伝送方法、装置及び通信デバイスを提案し、無線通信技術の分野に関し、方法は、レッドキャップUEによって指示メッセージを受信し、指示メッセージがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用され、指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定することを含む。これにより、レッドキャップUEは、受信された指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定し、これによってレッドキャップUEのモニタリング效率を向上させるのに有利である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムメッセージの伝送方法であって、レッドキャップユーザイクイップメント(Redcap UE)に適用され、
前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するための指示メッセージを受信するステップと、
前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するステップと、を含む、
ことを特徴とするシステムメッセージの伝送方法。
【請求項2】
前記指示メッセージは第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないように前記レッドキャップUEに指示するために使用され、前記第1のシステムメッセージが前記レッドキャップUEに対応し、前記第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項3】
前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するステップは、
前記指示メッセージが第1の状態であることに応答して、前記第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または前記第2のシステムメッセージをモニタリングしないステップと、
前記指示メッセージが第2の状態であることに応答して、前記第2のシステムメッセージをモニタリングするステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項4】
前記指示メッセージは、前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するためのマスター情報ブロック(MIB)を含む、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項5】
前記指示メッセージは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、前記PDCCHが前記第2のシステムメッセージに使用され、前記PDCCHが前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項6】
前記指示メッセージは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を含み、前記PDSCHが前記第2のシステムメッセージに使用され、前記PDSCHが前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項7】
前記第1のシステムメッセージをモニタリングする場合、前記方法は、
前記第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項8】
前記伝送パラメータは、
第1のシステムメッセージが存在する帯域幅部分(BWP)のパラメータと、
前記第1のシステムメッセージをスケジューリングする制御リソースセット(CORESET)のセットパラメータと、
前記第1のシステムメッセージをスケジューリングするPDSCHのセットパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項9】
前記第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するステップは、
前記第1のシステムメッセージの以下の少なくとも一部の伝送パラメータが前記第2のシステムメッセージに対応する伝送パラメータと同じであることを含み、
前記伝送パラメータが、
帯域幅と、
サブキャリア間隔(SCS)と、
変調及び符号化方式(MCS)と、を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項10】
前記第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するステップは、
前記PDCCH及び/又は前記PDSCHに基づいて前記伝送パラメータを決定するステップであって、前記PDCCH及び/又はPDSCHが前記伝送パラメータの具体的な設定を含むステップを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項11】
前記PDCCHは前記レッドキャップUEと前記非レッドキャップUEによって共有されるPDCCHであるか、または前記レッドキャップUE専用のPDCCHである、
ことを特徴とする請求項10に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項12】
システムメッセージの伝送方法であって、基地局に適用され、
指示メッセージを送信するステップであって、前記指示メッセージは、レッドキャップUEが前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するように、前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される、
ことを特徴とするシステムメッセージの伝送方法。
【請求項13】
前記指示メッセージは第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないように前記レッドキャップUEに指示するために使用され、前記第1のシステムメッセージが前記レッドキャップUEに対応し、前記第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する、
ことを特徴とする請求項12に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項14】
システムメッセージの伝送装置であって、レッドキャップユーザイクイップメント(Redcap UE)に適用され、
前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するための指示メッセージを受信するための受信モジュールと、
前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するための決定モジュールと、を含む、
ことを特徴とするシステムメッセージの伝送装置。
【請求項15】
システムメッセージの伝送装置であって、基地局に適用され、
指示メッセージを送信するための送信モジュールであって、前記指示メッセージは、レッドキャップUEが前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するように、前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される送信モジュールを含む、
ことを特徴とするシステムメッセージの伝送装置。
【請求項16】
通信デバイスであって、
トランシーバと、メモリと、前記トランシーバと前記メモリにそれぞれ接続されるプロセッサと、を含み、前記プロセッサが、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、前記トランシーバの無線信号の送受信を制御し、請求項1~11または12~13のいずれかに記載の方法を実現できるように構成される、
ことを特徴とする通信デバイス。
【請求項17】
コンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ記憶媒体にはコンピュータ実行可能な命令が記憶され、前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行される場合、請求項1~11または12~13のいずれかに記載の方法を実現できる、
ことを特徴とするコンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は無線通信技術の分野に関し、特にシステムメッセージの伝送方法、装置及び通信デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
LTE 4Gシステムでは、モノのインターネットサービスをサポートするためにMTC(Machine Type Communication、機器類通信)とNB-IoT(Narrow band Internet of thing、狭帯域モノのインターネット)の2つの技術を提案している。この2つの技術は、低レート、高遅延などのシナリオを対象とする。例えば、検針、環境モニタリングなどのシナリオである。現在、NB-IoTは最大数百Kbpsのレートしかサポートできず、現在MTCは最大数Mbpsのレートしかサポートすることができない。
【0003】
モノのインターネットサービスの発展、例えばビデオ監視、スマートホーム、ウェアラブルデバイス、及び産業用センシングモニタリングなどのサービスの普及に伴い、これらのサービスは通常、数十兆から数百兆のレートを必要とすると同時に、遅延に対しても比較的高い要求がある。そのため、LTEにおけるMTCとNB-IoT技術はこれらの要求を満たすことが困難である。このような状況に基づいて、5G(5 th generation mobile networks、第5世代移動通信)新しい無線では、このようなミッドレンジモノのインターネットデバイスの要求をカバーするために新しいUE(User Equipment、ユーザイクイップメント)を再設計することを提案した。現在の3GPP標準化では、このような新しい端末タイプはReduced capability UE(削減能力ユーザイクイップメント)、または単にNR-liteと呼ばれる。
【0004】
LTEのモノのインターネットデバイスと同様に、5G NR-liteに基づいて、通常、低コスト、低複雑さ、ある程度のカバレッジ拡張、省電力などの要求を満たす必要があるが、現在のNR(New Radio、新しい無線)は、高レートや低遅延などのハイエンド端末向けに設計されているため、現在のNRはNR-liteの上記要求を満たすことができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1の態様の実施例は、システムメッセージの伝送方法を提案し、レッドキャップユーザイクイップメント(Redcap UE)に適用され、
前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するための指示メッセージを受信するステップと、
前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するステップと、を含む。
【0006】
選択的に、前記指示メッセージは第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないように前記レッドキャップUEに指示するために使用され、ここで、前記第1のシステムメッセージが前記レッドキャップUEに対応し、前記第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する。
【0007】
選択的に、前記指示メッセージは第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないように前記レッドキャップUEに指示するために使用され、ここで、前記第1のシステムメッセージが前記レッドキャップUEに対応し、前記第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する。
【0008】
選択的に、前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するステップは、
前記指示メッセージが第1の状態であることに応答して、前記第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または前記第2のシステムメッセージをモニタリングしないステップと、
前記指示メッセージが第2の状態であることに応答して、前記第2のシステムメッセージをモニタリングするステップと、を含む。
【0009】
選択的に、前記指示メッセージはマスター情報ブロック(MIB)を含み、前記MIBが前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0010】
選択的に、前記指示メッセージは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、ここで、前記PDCCHが前記第2のシステムメッセージに使用され、前記PDCCHが前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0011】
選択的に、前記指示メッセージは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を含み、ここで、前記PDSCHが前記第2のシステムメッセージに使用され、前記PDSCHが前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0012】
選択的に、前記第1のシステムメッセージをモニタリングする場合、前記方法は、
前記第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するステップをさらに含む。
【0013】
選択的に、前記伝送パラメータは、
第1のシステムメッセージが存在する帯域幅部分(BWP)のパラメータと、
前記第1のシステムメッセージをスケジューリングする制御リソースセット(CORESET)のセットパラメータと、
前記第1のシステムメッセージをスケジューリングするPDSCHのセットパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
選択的に、前記第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するステップは、
前記第1のシステムメッセージの以下の少なくとも一部の伝送パラメータが前記第2のシステムメッセージに対応する伝送パラメータと同じであることを含み、前記伝送パラメータは、帯域幅と、サブキャリア間隔(SCS)と、変調及び符号化方式(MCS)とを含む。
【0015】
選択的に、前記第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するステップは、
前記PDCCH及び/又は前記PDSCHに基づいて前記伝送パラメータを決定するステップであって、前記PDCCH及び/又はPDSCHが前記伝送パラメータの具体的な設定(configuration)を含むステップを含む。
【0016】
選択的に、前記PDCCHは前記レッドキャップUEと前記非レッドキャップUEとによって共有されるPDCCHであるか、または前記レッドキャップUE専用のPDCCHである。
【0017】
本開示の第2の態様の実施例は別のシステムメッセージの伝送方法を提案し、ネットワーク側デバイスに適用され、
指示メッセージを送信するステップであって、前記指示メッセージは、レッドキャップUEが前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するように、前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するステップを含む。
【0018】
選択的に、前記指示メッセージは第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないように前記レッドキャップUEに指示するために使用され、ここで、前記第1のシステムメッセージが前記レッドキャップUEに対応し、前記第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する。
【0019】
本開示の第3の態様の実施例はシステムメッセージの伝送装置を提案し、レッドキャップユーザイクイップメント(Redcap UE)に適用され、
前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するための指示メッセージを受信するための受信モジュールと、
前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するための決定モジュールと、を含む。
【0020】
本開示の第4の態様の実施例は別のシステムメッセージの伝送装置を提案し、ネットワーク側デバイスに適用され、
指示メッセージを送信するための送信モジュールであって、前記指示メッセージは、レッドキャップUEが前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するように、前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示する送信モジュールを含む。
【0021】
本開示の第5の態様の実施例は通信デバイスを提案し、トランシーバと、メモリと、前記トランシーバと前記メモリにそれぞれ接続されるプロセッサと、を含み、前記プロセッサは、前記メモリ上のコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、前記トランシーバの無線信号の送受信を制御し、本開示の第1の態様の実施例によって提案されるシステムメッセージの伝送方法を実現でき、または、本開示の第2の態様の実施例によって提案されるシステムメッセージの伝送方法を実現できるように構成される。
【0022】
本開示の第6の態様の実施例はコンピュータ記憶媒体を提案し、ここで、前記コンピュータ記憶媒体にはコンピュータ実行可能な命令が記憶され、前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行される場合、本開示の第1の態様の実施例によって提案されるシステムメッセージの伝送方法を実現でき、または、本開示の第2の態様の実施例によって提案されるシステムメッセージの伝送方法を実現できる。
【0023】
本開示の第7の態様の実施例はコンピュータプログラムが含まれるコンピュータプログラム製品を提案し、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、本開示第1の態様の実施例によって提案されるシステムメッセージの伝送方法を実現し、または、本開示第2の態様の実施例によって提案されるシステムメッセージの伝送方法を実現する。
【0024】
本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送方法、装置及び通信デバイスは、レッドキャップUEによって指示メッセージを受信し、指示メッセージがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用され、指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定する。これにより、レッドキャップUEは、受信された指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定し、新しいシステムメッセージのモニタリング方法を提供することにより、レッドキャップUEのモニタリング効率を向上させるのに有利である。
【0025】
本開示の付加的な特徴及び利点は、以下の説明において部分的に示され、一部が以下の説明により明らかになり、又は本開示の実践により理解されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
本出願の上記及び/又は付加的な特徴及び利点は、図面を参照した、実施例に対する以下の説明によって明らかになり且つ理解しやすくなる。
【
図1】本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送方法の概略フローチャートである。
【
図2】本開示の実施例によって提供される別のシステムメッセージの伝送方法の概略フローチャートである。
【
図3】本開示の実施例によって提供される別のシステムメッセージの伝送方法の概略フローチャートである。
【
図4】本開示の実施例によって提供される別のシステムメッセージの伝送方法の概略フローチャートである。
【
図5】本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送装置の概略構成図である。
【
図6】本開示の実施例によって提供される別のシステムメッセージの伝送装置の概略構成図である。
【
図7】本開示の実施例によって提供されるユーザイクイップメントのブロック図である。
【
図8】本開示の実施例によって提供されるネットワーク側デバイスの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明し、その例を図面に示す。以下の説明が図面に関連する場合、別段の表現がない限り、異なる図面の同じ数字は同じまたは類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に記載の実施形態は、本開示の実施例と一致する全ての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳細に記載された、本開示の実施例のいくつかの態様に一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0028】
本開示の実施例に使用される用語は、特定の実施例を説明するためのものにすぎず、本開示の実施例を制限することを意図していない。本開示の実施例と添付請求項に使用される単数形の「一」と「当該」も、コンテキストにおいて他の意味を明確に示さない限り、複数形を含むことを意図する。なお、本明細書で使用される用語の「及び/又は」とは、1つ又は複数の関連する列挙項目の任意の組み合わせ又は全ての組み合わせを指しかつ含むことを理解されたい。
【0029】
本開示の実施例では、第1、第2、第3などの用語を使用して様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報は、これらの用語に限定すべきではないことを理解されたい。これらの用語は、単に同じタイプの情報を区別するために使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報と呼ぶことができ、同様に、第2の情報は第1の情報と呼ぶこともできる。文脈によっては、本明細書で使用される単語の「場合」及び「もしも」は、「……のとき」又は「……の場合」又は「決定に応答する」として解釈することができる。
【0030】
以下、本開示の実施例について詳細に説明するが、前記実施例の例は添付図面に示され、ここで、最初から最後まで同じまたは同様の符号が同じまたは同様の要素を示す。以下、添付図面を参照して説明する実施例は、本開示を説明するためのものであり、本開示に対する制限としては理解すべきではない。
【0031】
現在のNR新しい無線は、高レート、低遅延などのハイエンド端末向けに設計されているため、現在の設計ではNR-liteの低レート、高遅延などの要求を満たすことができない。したがって、NR-liteの要求を満たすために、現在のNRシステムを改造する必要がある。例えば、低コスト、低複雑さなどの要求を満たすために、NR-IoTのRF(Radio Frequency、無線周波数)帯域幅を制限することができ、例えば、5MHzまたは10MHzに制限すること、またはNR-liteのbuffer(バッファ)のサイズを制限して、さらに、毎回受信された伝送ブロックのサイズを制限することなどである。電力節約に対して、可能な最適化の方向は、通信フローを簡素化し、NR-liteユーザがダウンリンク制御チャネルを検出する回数を減らすことなどである。
【0032】
上記の課題に対して、本開示はシステムメッセージの伝送方法、装置及び通信デバイスを提供する。
【0033】
図1は本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送方法の概略フローチャートである。このシステムメッセージの伝送方法はレッドキャップユーザイクイップメント(Redcap UE)に適用されることができる。
【0034】
図1に示すように、このシステムメッセージの伝送方法は以下のステップ101~102を含むことができる。
【0035】
ステップ101において、指示メッセージを受信する。
【0036】
ここで、指示メッセージはレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0037】
本開示の実施例では、レッドキャップUEはネットワーク側デバイスから送信されたレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するための指示メッセージを受信することができる。
【0038】
一例として、指示メッセージは、システムメッセージAをモニタリングするか、またはシステムメッセージBをモニタリングしないようにレッドキャップUEに指示することができる。
【0039】
ここで、レッドキャップUEは非レッドキャップUEに比べてカバレッジ拡張、省電力などの利点がある。
【0040】
ステップ102において、指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定する。
【0041】
本開示の実施例では、レッドキャップUEは、ネットワーク側デバイスから送信された指示メッセージを受信した後、指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定することができる。
【0042】
一例として、指示メッセージが、システムメッセージAをモニタリングし、モニタリングシステムメッセージBをモニタリングしないようにレッドキャップUEに指示すると仮定すると、レッドキャップUEはこの指示メッセージを受信した後、システムメッセージAをモニタリングすると決定することができる。
【0043】
本開示の実施例のシステムメッセージの伝送方法は、レッドキャップUEによって指示メッセージを受信し、指示メッセージがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用され、指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定する。これにより、レッドキャップUEは、受信された指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定し、これによってレッドキャップUEのモニタリング效率を向上させるのに有利である。
【0044】
なお、上記のこれらの可能な実現形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0045】
本開示の実施例は別のシステムメッセージの伝送方法を提供し、
図2は本開示の実施例によって提供される別のシステムメッセージの伝送方法の概略フローチャートである。このシステムメッセージの伝送方法はレッドキャップUEに適用されることができる。このシステムメッセージの伝送方法は単独で実行されてもよいし、本開示のいずれかの実施例または実施例の可能な実現形態を組み合わせて実行されてもよいし、関連する技術のいずれかの技術案を組み合わせて実行されてもよい。
【0046】
図2に示すように、このシステムメッセージの伝送方法は以下のステップ201~203を含むことができる。
【0047】
ステップ201において、指示メッセージを受信し、指示メッセージがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0048】
本開示の実施例では、レッドキャップUEはネットワーク側デバイスから送信されたレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するための指示メッセージを受信することができる。
【0049】
本開示の実施例の1つの可能な場合として、指示メッセージは第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないようにレッドキャップUEに指示することができる。ここで、第1のシステムメッセージがレッドキャップUEに対応し、第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する。
【0050】
一例として、指示メッセージは、Redcap-specific SIB(system information block、システム情報ブロック)をモニタリングするか、または既存のRMSIメッセージ(Remaining minimum system information、残りの最小システム情報)をモニタリングしないようにレッドキャップUEに指示することができる。
【0051】
本開示の実施例の別の可能な場合として、指示メッセージはMIB(Master Information Block、マスター情報ブロック)をさらに含むことができ、ここで、MIBがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0052】
選択的に、MIBにおける空きbit(ビット)または他のreserved bit(予約ビット)を使用してレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示することができる。
【0053】
本開示の実施例の別の可能な場合として、指示メッセージはPDCCH(Physical Downlink Control Channel、物理ダウンリンク制御チャネル)をさらに含むことができ、ここで、PDCCHが第2のシステムメッセージに使用され、PDCCHがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0054】
選択的に、指示メッセージに含まれるPDCCHは既存のシステムで定義されているRMSIメッセージをスケジューリングするものであってもよい。PDCCHにおける予約ビットを使用して後続のシステムメッセージモニタリングを通信することができる。
【0055】
一例として、PDCCHにおける予約ビットを使用して、第2のシステムメッセージをモニタリングするようにレッドキャップUEに通知することができる。
【0056】
本開示の実施例の別の可能な場合として、指示メッセージはPDSCH(Physical Downlink Shared Channel、物理ダウンリンク共有チャネル)をさらに含むことができ、ここで、PDSCHが第2のシステムメッセージに使用され、PDSCHがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0057】
選択的に、指示メッセージに含まれるPDSCHは既存のシステムで定義されているRMSIメッセージをスケジューリングするものであってもよい。PDSCHにおける予約ビットを使用して後続のシステムメッセージモニタリングを通知することができる。
【0058】
一例として、PDSCHにおける予約ビットを使用して、第2のシステムメッセージをモニタリングするようにレッドキャップUEに通知することができる。
【0059】
ステップ202において、指示メッセージが第1の状態であることに応答して、第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしない。
【0060】
本開示の実施例では、レッドキャップUEは、ネットワーク側デバイスから送信された指示メッセージを受信した後、指示メッセージが第1の状態であると決定すると、レッドキャップUEは第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないことができる。
【0061】
一例として、指示メッセージが0であると仮定すると、レッドキャップUEが指示メッセージを受信した後、第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしない。
【0062】
ステップ203において、指示メッセージが第2の状態であることに応答して、第2のシステムメッセージをモニタリングする。
【0063】
本開示の実施例では、レッドキャップUEは、ネットワーク側デバイスから送信された指示メッセージを受信した後、指示メッセージが第2の状態であると決定すると、レッドキャップUEは第2のシステムメッセージをモニタリングすることができる。
【0064】
一例として、指示メッセージが1であると仮定すると、レッドキャップUEが指示メッセージを受信した後、第2のシステムメッセージをモニタリングする。
【0065】
本開示の実施例では、上記のステップ202とステップ203は順次実行されるステップではなく、指示メッセージの状態に基づいてステップ202を実行するか、または、ステップ203を実行するかを決定する。
【0066】
本開示の実施例のシステムメッセージの伝送方法は、レッドキャップUEが指示メッセージを受信した後、指示メッセージが第1の状態であることに応答して、第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしなく、指示メッセージが第2の状態であることに応答して、第2のシステムメッセージをモニタリングする。これにより、レッドキャップUEは受信された指示メッセージの状態に基づいて、第1のシステムメッセージまたは第2のシステムメッセージをモニタリングすると決定し、これによってレッドキャップUEのモニタリング效率を向上させるのに有利である。
【0067】
なお、上記のこれらの可能な実現形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0068】
本開示の実施例は別のシステムメッセージの伝送方法を提供し、
図3は本開示の実施例によって提供される別のシステムメッセージの伝送方法の概略フローチャートである。このシステムメッセージの伝送方法はレッドキャップUEに適用されることができる。このシステムメッセージの伝送方法は単独で実行されてもよいし、本開示のいずれかの実施例または実施例の可能な実現形態を組み合わせて実行されてもよいし、関連する技術のいずれかの技術案を組み合わせて実行されてもよい。
【0069】
図3に示すように、このシステムメッセージの伝送方法は、以下のステップ301~303を含むことができる。
【0070】
ステップ301において、指示メッセージを受信し、指示メッセージがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0071】
ステップ302において、指示メッセージが第1の状態であることに応答して、第1のシステムメッセージをモニタリングする。
【0072】
本開示の実施例では、ステップ301とステップ302の実現過程は、上記の実施例におけるステップ201とステップ202の実現過程を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0073】
ステップ303において、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する。
【0074】
本開示の実施例では、レッドキャップUEは、ネットワーク側デバイスから送信された指示メッセージを受信した後、指示メッセージが第1の状態であると決定すると、第1のシステムメッセージをモニタリングし、さらに、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する。
【0075】
選択的に、第1のシステムメッセージの伝送パラメータは、第1のシステムメッセージが存在するBWP(Bandwidth Part、帯域幅部分)のパラメータと、第1のシステムメッセージをスケジューリングするCORESET(Control Resource Set、制御リソースセット)のセットパラメータと、第1のシステムメッセージをスケジューリングするPDSCHのセットパラメータとのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0076】
本開示の実施例の1つの可能な場合に、第1のシステムメッセージの以下の少なくとも一部の伝送パラメータが第2のシステムメッセージに対応する伝送パラメータと同じであり、前記伝送パラメータは、帯域幅と、SCS(Sub-Carrier Spacing、サブキャリア間隔)と、MCS(Modulation and Coding Scheme、変調及び符号化方式)とを含む。
【0077】
ここで、LTEにおけるレートの設定はMCSインデックス値によって実現される。MCSは、関心のある通信レートに影響を与える要素をテーブルの列とし、MCSインデックスを行として、レートテーブルを形成する。したがって、各MCSインデックスは、実際には1組のパラメータでの物理伝送レートに対応する。
【0078】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する場合、事前定義されたリールに基づいて第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定することができ、例えば、第1のシステムメッセージの帯域幅と第2のシステムメッセージの帯域幅とが同じであることを事前定義し、第1のシステムメッセージと第2のシステムメッセージとが同じSCSを有することを事前定義し、第1のシステムメッセージと第2のシステムメッセージとが同じMCSを有することを事前定義する。
【0079】
例えば、Redcap-SIBを伝送するBWPと非レッドキャップUEのInitial BWP(初期帯域幅)とが同じ帯域幅を有し、同じSCSを有し、Redcap-SIBと非レッドキャップUEのRMSIが同じMCSを有することを事前定義する。
【0080】
本開示の実施例の別の可能な実現形態として、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する場合、さらにPDCCHに基づいて伝送パラメータを決定することができる。
【0081】
本開示の実施例の別の可能な実現形態として、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する場合、さらにPDSCHに基づいて伝送パラメータを決定することができる。
【0082】
本開示の実施例の別の可能な実現形態として、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する場合、さらにPDCCHとPDSCHとに基づいて伝送パラメータを決定することができる。
【0083】
選択的に、PDCCH及び/又はPDSCHに伝送パラメータの具体的な設定が含まれるため、PDCCH及び/又はPDSCHに基づいて第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定することができる。本開示の実施例では、PDCCHはレッドキャップUEと非レッドキャップUEとによって共有されるPDCCHであってもよいし、レッドキャップUE専用のPDCCHであってもよい。
【0084】
例えば、PDCCHは非レッドキャップUEのRMSIをスケジューリングするPDCCHまたはレッドキャップUEを対象とするPDCCHを含むことができる。
【0085】
本開示の実施例のシステムメッセージの伝送方法は、レッドキャップUEが指示メッセージを受信した後、指示メッセージが第1の状態であることに応答して、第1のシステムメッセージをモニタリングし、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する。これにより、レッドキャップUEは受信された指示メッセージの状態に基づいて、第1のシステムメッセージをモニタリングすると決定し、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定し、これによってレッドキャップUEのモニタリング效率を向上させるのに有利である。
【0086】
なお、上記のこれらの可能な実現形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0087】
本開示の実施例は別のシステムメッセージの伝送方法を提供し、
図4本開示の実施例によって提供される別のシステムメッセージの伝送方法の概略フローチャートである。このシステムメッセージの伝送方法はネットワーク側デバイスに適用されることができる。このシステムメッセージの伝送方法は単独で実行されてもよいし、本開示のいずれかの実施例または実施例の可能な実現形態を組み合わせて実行されてもよいし、関連する技術のいずれかの技術案を組み合わせて実行されてもよい。
【0088】
図4に示すように、このシステムメッセージの伝送方法は以下のステップ401を含むことができる。
【0089】
ステップ401において、指示メッセージを送信し、前記指示メッセージは、レッドキャップUEが指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するように、前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0090】
ここで、ネットワーク側デバイスは基地局を例とする。基地局は、端末デバイスにサービスを提供する複数のセルを含むことができる。特定の用途に応じて、各セルはまた、複数のTRP(Transmitting receiving point、送受信ポイント)を含むことができ、または、アクセスネットワークにおけるエアインターフェースで1つまたは複数のセクタを介して無線端末デバイスと通信するデバイス、またはその他の名前であってもよい。例えば、本開示の実施例に係る基地局は、GSM(Global System for Mobile communications、グローバル移動体通信システム)またはCDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元アクセス)におけるBTS(Base Transceiver Station、基地局送受信局)であってもよく、WCDMA(Wide-band Code Division Multiple Access、帯域幅符号分割多元アクセス)における基地局(NodeB)であってもよく、LTE(long term evolution、ロングタームエボリューション)システムにおけるエボリューション(evolutional)Node B(eNBまたはe-NodeBと略称する)、5 Gネットワークアーキテクチャ(next generation system)における5 G基地局(gNBと略称する)であってもよく、HeNB(Home evolved Node B、ホームエボリューション基地局)、中継ノード(relay node)、ホーム基地局(femto)、ピコ基地局(pico)などであってもよく、本開示の実施例では限定されない。
【0091】
本開示の実施例では、ネットワーク側デバイスはレッドキャップUEに指示メッセージを送信し、レッドキャップUEが指示メッセージを受信した後、指示メッセージによって指示されたモニタリングビヘイビアに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定する。
【0092】
本開示の実施例では、指示メッセージは、第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないようにレッドキャップUEに指示するために使用され、ここで、第1のシステムメッセージがレッドキャップUEに対応し、第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する。
【0093】
選択的に、第1のシステムメッセージはRedcap-specific SIBメッセージであってもよく、第2のシステムメッセージは既存のRMSIメッセージであってもよい。
【0094】
本開示の実施例の別の可能な場合として、指示メッセージはMIBをさらに含むことができ、ここで、MIBがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0095】
選択的に、MIBにおける空きbit(ビット)または他のreserved bit(予約ビット)を使用してレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示することができる。
【0096】
本開示の実施例の別の可能な場合として、指示メッセージはPDCCHをさらに含むことができ、ここで、PDCCHが第2のシステムメッセージに使用され、PDCCHがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0097】
選択的に、指示メッセージに含まれるPDCCHは既存のシステムで定義されているRMSIメッセージをスケジューリングするものであってもよい。PDCCHにおける予約ビットを使用して後続のシステムメッセージモニタリングを通信することができる。
【0098】
一例として、PDCCHにおける予約ビットを使用して、第2のシステムメッセージをモニタリングするようにレッドキャップUEに通知することができる。
【0099】
本開示の実施例の別の可能な場合として、指示メッセージはPDSCHをさらに含むことができ、ここで、PDSCHが第2のシステムメッセージに使用され、PDSCHがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0100】
選択的に、指示メッセージに含まれるPDSCHは既存のシステムで定義されているRMSIメッセージをスケジューリングするものであってもよい。PDSCHにおける予約ビットを使用して後続のシステムメッセージモニタリングを通知することができる。
【0101】
一例として、PDSCHにおける予約ビットを使用して、第2のシステムメッセージをモニタリングするようにレッドキャップUEに通知することができる。
【0102】
本開示の実施例の1つの可能な場合に、ネットワーク側デバイスによってレッドキャップUEに送信された指示メッセージは第1の状態であり、レッドキャップUEが指示メッセージを受信した後、指示メッセージが第1の状態であると決定すると、第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしない。
【0103】
一例として、指示メッセージが0であると仮定すると、レッドキャップUEが指示メッセージを受信した後、第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしない。
【0104】
本開示の実施例の1つの可能な場合に、ネットワーク側デバイスによってレッドキャップUEに送信された指示メッセージは第2の状態であり、レッドキャップUEが指示メッセージを受信した後、指示メッセージが第2の状態であると決定すると、第2のシステムメッセージをモニタリングする。
【0105】
一例として、指示メッセージが1であると仮定すると、レッドキャップUEが指示メッセージを受信した後、第2のシステムメッセージをモニタリングする。
【0106】
本開示の実施例の1つの可能な場合に、ネットワーク側デバイスはレッドキャップUEに指示メッセージを送信し、レッドキャップUEは、ネットワーク側デバイスから送信された指示メッセージを受信した後、指示メッセージが第1の状態であると決定すると、第1のシステムメッセージをモニタリングし、さらに、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する。
【0107】
選択的に、第1のシステムメッセージの伝送パラメータは、第1のシステムメッセージが存在するBWPのパラメータと、第1のシステムメッセージをスケジューリングするCORESETのセットパラメータと、第1のシステムメッセージをスケジューリングするPDSCHのセットパラメータのうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0108】
本開示の実施例の1つの可能な場合に、第1のシステムメッセージの以下の少なくとも一部の伝送パラメータが第2のシステムメッセージに対応する伝送パラメータと同じであり、前記伝送パラメータは帯域幅、SCS及びMCSを含む。
【0109】
ここで、LTEにおけるレートの設定はMCSインデックス値によって実現される。MCSは、関心のある通信レートに影響を与える要素をテーブルの列とし、MCSインデックスを行として、レートテーブルを形成する。したがって、各MCSインデックスは、実際には1組のパラメータでの物理伝送レートに対応する。
【0110】
本開示の実施例の可能な一実現形態として、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する場合、事前定義されたリールに基づいて第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定することができ、例えば、第1のシステムメッセージの帯域幅と第2のシステムメッセージの帯域幅とが同じであることを事前定義し、第1のシステムメッセージと第2のシステムメッセージとが同じSCSを有することを事前定義し、第1のシステムメッセージと第2のシステムメッセージとが同じMCSを有することを事前定義する。
【0111】
例えば、Redcap-SIBを伝送するBWPと非レッドキャップUEのInitial BWP(初期帯域幅)とが同じ帯域幅を有し、同じSCSを有し、Redcap-SIBと非レッドキャップUEのRMSIが同じMCSを有することを事前定義する。
【0112】
本開示の実施例の別の可能な実現形態として、第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定する場合、さらにPDCCHまたはPDSCHに基づいて伝送パラメータを決定することができる。
【0113】
選択的に、PDCCH及び/又はPDSCHに伝送パラメータの具体的な設定が含まれるため、PDCCH及び/又はPDSCHに基づいて第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定することができる。
【0114】
本開示の実施例では、PDCCHはレッドキャップUEと非レッドキャップUEとによって共有されるPDCCHであってもよいし、レッドキャップUE専用のPDCCHであってもよい。
【0115】
例えば、PDCCHは非レッドキャップUEのRMSIをスケジューリングするPDCCHまたはレッドキャップUEを対象とするPDCCHを含むことができる。
【0116】
本開示の実施例のシステムメッセージの伝送方法は、ネットワーク側デバイスは指示メッセージを送信し、ここで、指示メッセージがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用され、レッドキャップUEが指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定し、これによってレッドキャップUEのモニタリング效率を向上させるのに有利である。
【0117】
なお、上記のこれらの可能な実現形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0118】
上記
図1~
図3の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送方法に対応して、本開示はシステムメッセージの伝送装置をさらに提供し、本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送装置が上記
図1~
図3の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送方法に対応するため、システムメッセージの伝送方法の実施形態は本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送装置にも適用され、本開示の実施例では、詳細に説明しない。
【0119】
図5は本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送装置の概略構成図である。この装置はレッドキャップUEに適用されることができる。
【0120】
図5に示すように、このシステムメッセージの伝送装置500は、受信モジュール510と決定モジュール520とを含むことができる。
【0121】
ここで、受信モジュール510は、指示メッセージを受信するために使用され、指示メッセージがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用され、
決定モジュール520は、指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するために使用される。
【0122】
選択的に、指示メッセージは、第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないようにレッドキャップUEに指示するために使用され、ここで、第1のシステムメッセージがレッドキャップUEに対応し、第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する。
【0123】
選択的に、決定モジュール520は、さらに、
指示メッセージが第1の状態であることに応答して、第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしなく、
指示メッセージが第2の状態であることに応答して、第2のシステムメッセージをモニタリングすることができる。
【0124】
選択的に、指示メッセージはマスター情報ブロック(MIB)を含み、MIBがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0125】
選択的に、指示メッセージは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、ここで、PDCCHが第2のシステムメッセージに使用され、PDCCHがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0126】
選択的に、指示メッセージは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を含み、ここで、PDSCHが第2のシステムメッセージに使用され、PDSCHがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0127】
選択的に、第1のシステムメッセージをモニタリングする場合、上記システムメッセージの伝送装置500は、
第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するための決定モジュールをさらに含むことができる。
【0128】
選択的に、伝送パラメータは、
第1のシステムメッセージが存在する帯域幅部分(BWP)のパラメータと、
第1のシステムメッセージをスケジューリングする制御リソースセット(CORESET)のセットパラメータと、
第1のシステムメッセージをスケジューリングするPDSCHのセットパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0129】
選択的に、決定モジュールは、さらに第1のシステムメッセージの以下の少なくとも一部の伝送パラメータが第2のシステムメッセージに対応する伝送パラメータと同じであり、前記伝送パラメータは帯域幅と、サブキャリア間隔(SCS)と、変調及び符号化方式(MCS)と、を含む。
【0130】
選択的に、決定モジュールは、さらにPDCCH及び/又はPDSCHに基づいて伝送パラメータを決定し、PDCCH及び/又はPDSCHが伝送パラメータの具体的な設定を含む。
【0131】
選択的に、PDCCHはレッドキャップUEと非レッドキャップUEとによって共有されるPDCCHであるか、またはレッドキャップUE専用のPDCCHである。
【0132】
本開示の実施例のシステムメッセージの伝送装置は、レッドキャップUEによって指示メッセージを受信し、指示メッセージがレッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用され、指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定する。これにより、レッドキャップUEは、受信された指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定し、これによってレッドキャップUEのモニタリング效率を向上させるのに有利である。
【0133】
なお、上記のこれらの可能な実施形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0134】
上記
図4の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送方法に対応して、本開示はシステムメッセージの伝送装置をさらに提供し、本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送装置が上記
図4の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送方法に対応するため、システムメッセージの伝送方法の実施形態は本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送装置にも適用され、本開示の実施例では、詳細に説明しない。
【0135】
図6は本開示の実施例によって提供されるシステムメッセージの伝送装置の概略構成図である。この装置はネットワーク側デバイスに適用されることができる。
【0136】
図6に示すように、このシステムメッセージの伝送装置600は送信モジュール610を含むことができる。
【0137】
送信モジュール610は、指示メッセージを送信し、指示メッセージは、レッドキャップUEが指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するように、レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される。
【0138】
選択的に、指示メッセージは、第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないようにレッドキャップUEに指示するために使用され、ここで、第1のシステムメッセージがレッドキャップUEに対応し、第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する。
【0139】
本開示の実施例のシステムメッセージの伝送装置は、基地局が指示メッセージを送信し、ここで、指示メッセージは、レッドキャップUEが指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するように、レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用され、これによってレッドキャップUEのモニタリング效率を向上させるのに有利である。
【0140】
なお、上記のこれらの可能な実現形態は、単独で実行されてもよく、組み合わせて実行されてもよく、本開示の実施例はこれを限定しない。
【0141】
上記の実施例を実現するために、本開示は通信デバイスをさらに提案する。
【0142】
本開示の実施例によって提供される通信デバイスは、プロセッサと、トランシーバと、メモリと、メモリに記憶され、プロセッサによって実行できる実行可能なプログラムを含み、ここで、プロセッサが、実行可能なプログラムを実行する場合、上記のシステムメッセージの伝送方法を実行する。
【0143】
この通信デバイスは、上記の端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、またはコアネットワークデバイスであってもよい。
【0144】
ここで、プロセッサは様々なタイプの記憶媒体を含むことができ、この記憶媒体は非一時的なコンピュータ記憶媒体であり、通信デバイスの電源が切れた後も、その上に記憶されている情報を記憶し続けることができる。ここで、前記通信デバイスは、端末デバイス、アクセスネットワークデバイス、またはコアネットワークデバイスを含むことができる。
【0145】
前記プロセッサは、
図1~4の少なくとも1つのようなメモリに記憶されている実行可能なプログラムを読み取るために、バスなどを介してメモリに接続されてもよい。
【0146】
上記の実施例を実現するために、本開示は、コンピュータ記憶媒体をさらに提案する。
【0147】
本開示の実施例によって提供されるコンピュータ記憶媒体は、実行可能なプログラムを記憶し、前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行されると、前記のシステムメッセージの伝送方法、例えば、
図1~
図4のうちの少なくとも1つを実現することができる。
【0148】
上記の実施例を実現するために、本開示は、コンピュータプログラム製品をさらに提案する。
【0149】
本開示の実施例によって提供されるコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合に前記システムメッセージの伝送方法、例えば、
図1~
図4のうちの少なくとも1つを実現する。
【0150】
図7は本開示の実施例によって提供されるユーザイクイップメントのブロック図である。例えば、ユーザイクイップメント700は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送ユーザイクイップメント、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0151】
図7を参照すると、ユーザイクイップメント700は、処理コンポーネント702、メモリ704、電源コンポーネント706、マルチメディアコンポーネント708、オーディオコンポーネント710、入力/出力(I/O)のインターフェース712、センサコンポーネント714、および通信コンポーネント716、のうちの少なくとも1つのコンポーネントを含むことができる。
【0152】
処理コンポーネント702は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のようなユーザイクイップメント700の全体の操作を制御する。処理コンポーネント702は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための少なくとも1つのプロセッサ720を含むことができる。また、処理コンポーネント702は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、少なくとも1つのモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント702は、マルチメディアコンポーネント708と処理コンポーネント702とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0153】
メモリ704は、ユーザイクイップメント700上の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、ユーザイクイップメント700で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ704は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0154】
電源コンポーネント706は、ユーザイクイップメント700の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント706は、電源管理システムと、少なくとも1つの電源と、他のユーザイクイップメント700への電力の生成、管理、及び配分に関連するコンポーネントとを含むことができる。
【0155】
マルチメディアコンポーネント708は、前記ユーザイクイップメント700とユーザとの間の出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネルのジェスチャーを感知するように、少なくとも1つのタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連するウェイクアップ時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント708は、フロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。ユーザイクイップメント700が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0156】
オーディオコンポーネント710は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント710は、ユーザイクイップメント700が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号はメモリ704にさらに記憶されてもよく、または通信コンポーネント716を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント710は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0157】
I/Oインターフェース712は、処理コンポーネント702と周囲インターフェースモジュールとの間のインターフェースを提供し、上記の周囲インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0158】
センサコンポーネント714は、ユーザイクイップメント700に様々な態様の状態評価を提供するように、少なくとも1つのセンサを含む。例えば、センサコンポーネント714は、ユーザイクイップメント700のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントはユーザイクイップメント700のディスプレイとキーパッドであり、センサコンポーネント714は、さらに、ユーザイクイップメント700またはユーザイクイップメント700の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザとユーザイクイップメント700との接触が存在または存在しないか、ユーザイクイップメント700の方位または加速/減速およびユーザイクイップメント700の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント714は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサーコンポーネント714は、イメージングアプリケーションで使用するためのCMOSまたはCCDイメージセンサーのような光センサーをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサーコンポーネント714はまた、加速度センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、圧力センサーまたは温度センサーを含むことができる。
【0159】
通信コンポーネント716は、ユーザイクイップメント700と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。ユーザー機器700は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な実施例では、通信コンポーネント716は、ブロードキャストチャネルを介して外部放送管理システムからブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント716は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールでは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0160】
例示的な実施例では、ユーザイクイップメント700は、上記
図1~3のいずれかの実施例のシステムメッセージの伝送方法を実行するように、専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品のような少なくとも1つのアプリケーションによって実現されてもよい。
【0161】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ704をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、ユーザイクイップメント700のプロセッサ720によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0162】
図8は、本開示の実施例に提供されるネットワーク側デバイスの概略構成図である。ここで、このネットワークデバイスは、上記の実施例におけるアクセスネットワークデバイスまたはコアネットワークデバイスであってもよい。
図8を参照すると、ネットワーク側デバイス800は、少なくとも1つのプロセッサを含む処理コンポーネント822と、メモリ832によって表される、処理コンポーネント822によって実行される命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するためのメモリリソースとを含む。メモリ832に記憶されているアプリケーションプログラムは、各が1組の命令に対応する1以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント822は、上述の方法、例えば
図4に示すシステムメッセージの伝送方法など、前記アクセスネットワークデバイスまたはコアネットワークデバイスに適用される上記のいずれかの方法を実行するための命令を実行するように構成される
【0163】
ネットワーク側デバイス800は、ネットワーク側デバイス800の電源管理を実行するように構成される電源コンポーネント826と、ネットワーク側デバイス800をネットワークに接続するように構成される有線または無線ネットワークインターフェース850と、入出力(I/O)インターフェース858とをさらに含むことができる。ネットワーク側デバイス800は、Windows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTMまたは同様のようなメモリ832に記憶されるオペレーティングシステムを操作することができる。
【0164】
当業者であれば、明細書を検討し、かつ、本明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本開示は、本発明の任意の変形、用途または適応的変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適応的変化は、本発明の一般原理に従い、本開示で開示されていない本技術分野における技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0165】
なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムメッセージの伝送方法であって、レッドキャップユーザイクイップメント(Redcap UE)に適用され、
前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するための指示メッセージを受信するステップと、
前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するステップと、を含む、
ことを特徴とするシステムメッセージの伝送方法。
【請求項2】
前記指示メッセージは第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないように前記レッドキャップUEに指示するために使用され、前記第1のシステムメッセージが前記レッドキャップUEに対応し、前記第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項3】
前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するステップは、
前記指示メッセージが第1の状態であることに応答して、前記第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または前記第2のシステムメッセージをモニタリングしないステップと、
前記指示メッセージが第2の状態であることに応答して、前記第2のシステムメッセージをモニタリングするステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項4】
前記指示メッセージは、前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するためのマスター情報ブロック(MIB)を含む、
ことを特徴とする請求項
1に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項5】
前記指示メッセージは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を含み、前記PDCCHが前記第2のシステムメッセージに使用され、前記PDCCHが前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項
2に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項6】
前記指示メッセージは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を含み、前記PDSCHが前記第2のシステムメッセージに使用され、前記PDSCHが前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項
2に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項7】
前記第1のシステムメッセージをモニタリングする場合、前記方法は、
前記第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項
3に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項8】
前記伝送パラメータは、
第1のシステムメッセージが存在する帯域幅部分(BWP)のパラメータと、
前記第1のシステムメッセージをスケジューリングする制御リソースセット(CORESET)のセットパラメータと、
前記第1のシステムメッセージをスケジューリングするPDSCHのセットパラメータと、のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項9】
前記第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するステップは、
前記第1のシステムメッセージの以下の少なくとも一部の伝送パラメータが前記第2のシステムメッセージに対応する伝送パラメータと同じであることを含み、
前記伝送パラメータが、
帯域幅と、
サブキャリア間隔(SCS)と、
変調及び符号化方式(MCS)と、を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項10】
前記第1のシステムメッセージの伝送パラメータを決定するステップは、
前記PDCCH及び/又は前記PDSCHに基づいて前記伝送パラメータを決定するステップであって、前記PDCCH及び/又はPDSCHが前記伝送パラメータの具体的な設定を含むステップを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項11】
前記PDCCHは前記レッドキャップUE
と非レッドキャップUEによって共有されるPDCCHであるか、または前記レッドキャップUE専用のPDCCHである、
ことを特徴とする請求項10に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項12】
システムメッセージの伝送方法であって、基地局に適用され、
指示メッセージを送信するステップであって、前記指示メッセージは、レッドキャップUEが前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するように、前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される、
ことを特徴とするシステムメッセージの伝送方法。
【請求項13】
前記指示メッセージは第1のシステムメッセージをモニタリングするか、または第2のシステムメッセージをモニタリングしないように前記レッドキャップUEに指示するために使用され、前記第1のシステムメッセージが前記レッドキャップUEに対応し、前記第2のシステムメッセージが既存のシステムで定義されているシステムメッセージに対応する、
ことを特徴とする請求項12に記載のシステムメッセージの伝送方法。
【請求項14】
システムメッセージの伝送装置であって、レッドキャップユーザイクイップメント(Redcap UE)に適用され、
前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するための指示メッセージを受信するための受信モジュールと、
前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するための決定モジュールと、を含む、
ことを特徴とするシステムメッセージの伝送装置。
【請求項15】
システムメッセージの伝送装置であって、基地局に適用され、
指示メッセージを送信するための送信モジュールであって、前記指示メッセージは、レッドキャップUEが前記指示メッセージに基づいて、モニタリングされるシステムメッセージを決定するように、前記レッドキャップUEのモニタリングビヘイビアを指示するために使用される送信モジュールを含む、
ことを特徴とするシステムメッセージの伝送装置。
【請求項16】
通信デバイスであって、
トランシーバと、メモリと、前記トランシーバと前記メモリにそれぞれ接続されるプロセッサと、を含み、前記プロセッサが、前記メモリにおけるコンピュータ実行可能な命令を実行することにより、前記トランシーバの無線信号の送受信を制御し、請求項1~11または12~13のいずれかに記載の方法を実現できるように構成される、
ことを特徴とする通信デバイス。
【請求項17】
コンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ記憶媒体にはコンピュータ実行可能な命令が記憶され、前記コンピュータ実行可能な命令がプロセッサによって実行される場合、請求項1~11または12~13のいずれかに記載の方法を実現できる、
ことを特徴とするコンピュータ記憶媒体。
【国際調査報告】