(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】報告方法、構成方法及び装置、デバイス、媒体、チップ、並びにモジュール
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20240416BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20240416BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W16/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023569618
(86)(22)【出願日】2022-05-10
(85)【翻訳文提出日】2023-11-13
(86)【国際出願番号】 CN2022092006
(87)【国際公開番号】W WO2022237788
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】202110507813.X
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521126829
【氏名又は名称】ベイジン・ユニソック・コミュニケーションズ・テクノロジー・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ファーレイ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD43
5K067DD44
5K067DD45
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
本出願において、報告方法、構成方法及び装置、デバイス、媒体、チップ、並びにモジュールが開示される。上記報告方法は、以下の内容を含む。チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含むネットワーク構成情報を受信する。CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得する。ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告する。当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。当該方法は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を報告することに有利である。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
報告方法であって、
チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含むネットワーク構成情報を受信することと、
前記CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得することと、
前記ネットワーク構成情報に基づいて前記CSI報告を報告することであって、前記CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループ(Beam Pair/Group)の測定結果を含む、ことと、を含む、
ことを特徴とする報告方法。
【請求項2】
前記ネットワーク構成情報は、前記CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、前記1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記CSI報告構成情報は、
ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、
数Nと、
数Mと、のうちの1種又は複数種を含み、
前記Nは前記ビームペア/グループの数を示すために用いられ、前記Nは正の整数であり、
前記Mは前記ビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、前記Mは正の整数である、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記CSI報告は、前記N個のビームペア/グループの測定結果を含み、前記N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、前記第2のビームペア/グループは、前記N個のビームペア/グループのうちの、前記第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(RSRP)値である第1のRSRP値と、前記第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
前記第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(SINR)値である第1のSINR値と、前記第1のSINR値に対する前記第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
前記第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
前記第1のリソース集合及び前記第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、前記第2のリソース集合は、前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のビームペア/グループの測定結果が前記第1のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第1の参照信号に対応するリソースは前記第1のリソース集合に属し、前記第2の参照信号に対応するリソースは前記第2のリソース集合に属し、前記第1のリソース集合のインデックスは、前記第1の参照信号が前記第1のリソース集合に属することを示すために用いられる、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のビームペア/グループの測定結果が前記第2のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第1の参照信号に対応するリソースは前記第2のリソース集合に属し、前記第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属し、
前記第2のリソース集合のインデックスは、前記第1の参照信号が前記第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、前記第3のリソース集合は、前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、前記第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する前記第3の参照信号の差分SINR値と、前記第1のSINR値に対する前記第4の参照信号の差分SINR値と、
前記第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項9】
第1の参照信号及び前記第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、
第2の参照信号及び前記第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の参照信号及び前記第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、
前記第3の参照信号及び前記第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む、
ことを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の部分は、
数Kと、
第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含み、
前記KはM以下であり、前記Kは前記CSI報告に含まれる前記1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、前記Kは正の整数であり、
前記第3のビームペア/グループは、前記1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、前記第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
前記第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、前記第2のSINR値に対する前記第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
前記第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
前記第4のリソース集合及び前記第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、前記第5のリソース集合は前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第3のビームペア/グループの測定結果が前記第4のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第5の参照信号に対応するリソースは前記第4のリソース集合に属し、前記第6の参照信号に対応するリソースは前記第5のリソース集合に属し、前記第4のリソース集合のインデックスは、前記第5の参照信号が前記第4のリソース集合に属することを示すために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第3のビームペア/グループの測定結果が前記第5のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第5の参照信号に対応するリソースは前記第5のリソース集合に属し、前記第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属し、
前記第5のリソース集合のインデックスは、前記第5の参照信号が前記第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、前記第6のリソース集合は、前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、
前記第4のビームペア/グループは、前記1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである、
ことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、前記第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する前記第7の参照信号の差分SINR値と、前記第2のSINR値に対する前記第8の参照信号の差分SINR値と、
前記第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
第5の参照信号及び前記第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、
第6の参照信号及び前記第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第5の参照信号及び前記第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、
前記第7の参照信号及び前記第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
構成方法であって、
ネットワーク構成情報を送信することであって、前記ネットワーク構成情報はチャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、前記CSI報告構成情報はCSI報告を構成するために用いられる、ことと、
前記CSI報告を受信することであって、前記CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループ(Beam Pair/Group)の測定結果を含む、ことと、を含む、
ことを特徴とする構成方法。
【請求項21】
前記ネットワーク構成情報は、前記CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、前記1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである、
ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記CSI報告構成情報は、
ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、
数Nと、
数Mと、のうちの1種又は複数種を含み、
前記Nは前記ビームペア/グループの数を示すために用いられ、前記Nは正の整数であり、
前記Mは前記ビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、前記Mは正の整数である、
ことを特徴とする請求項20又は請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記CSI報告は、前記N個のビームペア/グループの測定結果を含み、前記N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、前記第2のビームペア/グループは、前記N個のビームペア/グループのうちの、前記第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(RSRP)値である第1のRSRP値と、前記第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
前記第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(SINR)値である第1のSINR値と、前記第1のSINR値に対する前記第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
前記第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
前記第1のリソース集合及び前記第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、前記第2のリソース集合は、前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記第1のビームペア/グループの測定結果が前記第1のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第1の参照信号に対応するリソースは前記第1のリソース集合に属し、前記第2の参照信号に対応するリソースは前記第2のリソース集合に属し、前記第1のリソース集合のインデックスは、前記第1の参照信号が前記第1のリソース集合に属することを示すために用いられる、
ことを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記第1のビームペア/グループの測定結果が前記第2のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第1の参照信号に対応するリソースは前記第2のリソース集合に属し、前記第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属し、
前記第2のリソース集合のインデックスは、前記第1の参照信号が前記第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、前記第3のリソース集合は、前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項27】
前記第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、前記第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する前記第3の参照信号の差分SINR値と、前記第1のSINR値に対する前記第4の参照信号の差分SINR値と、
前記第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む、
ことを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項28】
第1の参照信号及び前記第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、
第2の参照信号及び前記第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記第1の参照信号及び前記第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、
前記第3の参照信号及び前記第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む、
ことを特徴とする請求項20又は請求項22に記載の方法。
【請求項31】
前記第1の部分は、
数Kと、
第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含み、
前記KはM以下であり、前記Kは前記1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、前記Kは正の整数であり、
前記第3のビームペア/グループは、前記1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである、
ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、前記第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
前記第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、前記第2のSINR値に対する前記第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
前記第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
前記第4のリソース集合及び前記第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、前記第5のリソース集合は前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記第3のビームペア/グループの測定結果が前記第4のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第5の参照信号に対応するリソースは前記第4のリソース集合に属し、前記第6の参照信号に対応するリソースは前記第5のリソース集合に属し、前記第4のリソース集合のインデックスは、前記第5の参照信号が前記第4のリソース集合に属することを示すために用いられる、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記第3のビームペア/グループの測定結果が前記第5のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第5の参照信号に対応するリソースは前記第5のリソース集合に属し、前記第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属し、
前記第5のリソース集合のインデックスは、前記第5の参照信号が前記第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、前記第6のリソース集合は、前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、
前記第4のビームペア/グループは、前記1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである、
ことを特徴とする請求項30又は請求項31に記載の方法。
【請求項36】
前記第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、前記第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する前記第7の参照信号の差分SINR値と、前記第2のSINR値に対する前記第8の参照信号の差分SINR値と、
前記第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む、
ことを特徴とする請求項35に記載の方法。
【請求項37】
第5の参照信号及び前記第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、
第6の参照信号及び前記第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記第5の参照信号及び前記第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、
前記第7の参照信号及び前記第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項39】
送受信ユニットと取得ユニットとを備える通信装置であって、
前記送受信ユニットは、ネットワーク構成情報を受信するように構成されており、前記ネットワーク構成情報は、チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、
前記取得ユニットは、前記CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得するように構成されており、
前記送受信ユニットはさらに、前記ネットワーク構成情報に基づいて前記CSI報告を報告するように構成されており、前記CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループ(Beam Pair/Group)の測定結果を含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項40】
プロセッサとメモリとを備える通信デバイスであって、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記コンピュータプログラムはプログラム命令を含み、前記プロセッサは、前記プログラム命令を呼び出して、請求項1~19のいずれか一項に記載の報告方法を実行し、又は、請求項20~38のいずれか一項に記載の報告方法を実行するように構成されている、
ことを特徴とする通信デバイス。
【請求項41】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体に1つ又は複数の命令が記憶されており、前記1つ又は複数の命令は、プロセッサによってロードされて、請求項1~19のいずれか一項に記載の報告方法を実行し、又は、請求項20~38のいずれか一項に記載の報告方法を実行することに適している、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項42】
チップであって、
前記チップは、請求項1~19のいずれか一項に記載の報告方法を実行し、又は、請求項20~38のいずれか一項に記載の報告方法を実行するように構成されている、
ことを特徴とするチップ。
【請求項43】
記憶装置と、チップと、通信インターフェイスとを備えるチップモジュールであって、
前記チップは、請求項1~19のいずれか一項に記載の報告方法を実行し、又は、請求項20~38のいずれか一項に記載の報告方法を実行するように構成されている、
ことを特徴とするチップモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、通信技術分野に関し、特に、報告方法、構成方法及び装置、デバイス、媒体、チップ、並びにモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
チャネル状態情報(Channel State Information、CSI)は、無線通信リンクのチャネル特性であり、各伝送路における信号のフェージングファクター(fading factor)、即ち、チャネルゲイン行列(channel gain matrix)Hにおける各要素の値、例えば、信号の散乱(signal scattering)、マルチパスフェージング又はシャドーイングフェージング(Multi-path Fading or Shadowing Fading、Fading)、距離による電力減衰(Power Decay of Distance)などの情報を記述する。
【0003】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)ニューラジオ(new radio、NR)第15リリース(release 15、R15)/R16プロトコルでは、ビーム測定及び報告がサポートされ、ビームは参照信号によって表される。非ビームグループに基づいたビーム測定及びCSI報告について、CSI報告は、1つ又は複数の参照信号インデックスと、対応する測定結果L1-RSRP(参照信号受信電力)値又はL1-SINR(信号対干渉雑音比)値とを含むことができる。R15/R16プロトコルでは、ビームグループ(Beam group)に基づいたCSI測定及び報告もサポートされるが、1つのCSI報告は1つのビームグループのみを含み、且つ1つのCSIは1つのリソースセットのみに関連付けられている。
【0004】
R17では、ビーム管理メカニズムをさらに最適化し完備するために、複数の送受信ポイント(Transmission and Reception Point、TRP)シーンでのビーム増強(beam enhancement)を標準化しているが、CSI報告の具体的な内容については具体的な技術案がない。
【発明の概要】
【0005】
本出願において、報告方法、構成方法及び装置、デバイス、媒体、チップ、並びにモジュールが開示される。それは、1つ又は複数のビームペア/グループ(Beam Pair/Group)の測定結果を報告することに有利である。
【0006】
第一様態において、本出願の実施形態では、報告方法が提供される。当該報告方法は、以下の内容を含む。チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含むネットワーク構成情報を受信する。CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得する。ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告する。CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0007】
1つの実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0008】
1つの実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0009】
1つの実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0010】
1つの実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(signal-to-interference-plus-noise ratio、SINR)値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0011】
1つの実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0012】
1つの実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0013】
1つの実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0014】
1つの実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0015】
1つの実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0016】
1つの実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0017】
1つの実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0018】
1つの実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0019】
1つの実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0020】
1つの実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0021】
1つの実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0022】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0023】
1つの実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0024】
1つの実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0025】
第二様態において、本出願の実施形態では、構成方法が提供される。当該構成方法は以下の内容を含む。ネットワーク構成情報を送信する。ネットワーク構成情報はチャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、CSI報告構成情報はCSI報告を構成するために用いられる。CSI報告を受信する。CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0026】
1つの実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0027】
1つの実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0028】
1つの実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0029】
1つの実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0030】
1つの実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0031】
1つの実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0032】
1つの実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0033】
1つの実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0034】
1つの実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0035】
1つの実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0036】
1つの実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0037】
1つの実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0038】
1つの実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0039】
1つの実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0040】
1つの実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0041】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0042】
1つの実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0043】
1つの実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0044】
第三様態において、本出願の実施形態では、通信装置が提供される。当該通信装置は送受信ユニットと取得ユニットとを備える。
送受信ユニットは、ネットワーク構成情報を受信するように構成されており、当該ネットワーク構成情報は、チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含む。
取得ユニットは、CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得するように構成されている。
上記送受信ユニットはさらに、ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告するように構成されており、当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0045】
第四様態において、本出願の実施形態では、通信装置が提供される。当該通信装置は送受信ユニットを備える。
送受信ユニットは、ネットワーク構成情報を送信するように構成されており、当該ネットワーク構成情報はチャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、CSI報告構成情報はCSI報告を構成するために用いられる。
上記送受信ユニットはさらに、CSI報告を受信するように構成されており、当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0046】
第五様態において、本出願の実施形態では、通信デバイスが提供される。当該通信デバイスは、プロセッサとメモリとを備える。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、コンピュータプログラムはプログラム命令を含み、プロセッサは、プログラム命令を呼び出して、第一様態に記載の報告方法を実行し、又は、第二様態に記載の報告方法を実行するように構成されている。
【0047】
第六様態において、本出願の実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。当該コンピュータ可読記憶媒体に1つ又は複数の命令が記憶されており、1つ又は複数の命令は、プロセッサによってロードされて、第一様態に記載の報告方法を実行し、又は、第二様態に記載の報告方法を実行することに適している。
【0048】
第七様態において、本出願の実施形態では、チップが提供される。当該チップは、第一様態に記載の報告方法を実行し、又は、第二様態に記載の報告方法を実行するように構成されている。
【0049】
第八様態において、本出願の実施形態では、チップモジュールが提供される。当該チップモジュールは、記憶装置と、チップと、通信インターフェイスとを備える。当該チップは、第一様態に記載の報告方法を実行し、又は、第二様態に記載の報告方法を実行するように構成されている。
【0050】
本出願の実施形態において、端末デバイスは、チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含むネットワーク構成情報を受信し、CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得し、ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告することができ、CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループを含む。当該方法は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を報告することに有利である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
本出願の実施形態の技術案をより明確に説明するために、以下、実施形態の説明に必要な図面を簡単に紹介する。明らかに、説明される図面は本出願のいくつかの実施形態に過ぎず、当業者にとって、創造的な努力なしに、これらの図面によって他の図面を得ることができる。
【
図1】
図1は、本出願の実施形態に係る通信ネットワークアーキテクチャを示す概略図である。
【
図2】
図2は、本出願の実施形態に係る報告方法のフローチャートである。
【
図3】
図3は、本出願の実施形態に係る構成方法のフローチャートである。
【
図4】
図4は、本出願の実施形態に係る通信装置のユニットを示す概略図である。
【
図5】
図5は、本出願の実施形態に係る通信デバイスの実体構造を示す簡略図である。
【
図6】
図6は、本出願の実施形態に係るチップモジュールを示す簡略図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
ここでは、例示的な実施形態を詳細に説明し、その例を図面に示している。以下の説明は、図面に係る場合、特に記載がない限り、異なる図面における同じナンバーは、同一又は類似の要素を示す。以下、例示的な実施形態に記述される実施形態は、本出願と一致する全ての実施形態を表すというわけではない。逆に、それらは添付の特許請求の範囲に詳述したような、本出願のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0053】
なお、本明細書において、「含む」、「備える」又は他のバリアントなどの用語はその他の構成要素を含むことを排除せず、カバーすることを意図するため、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素だけではなく、明確にリストされていない他の要素をさらに含み、又はプロセス、方法、物品又は装置に固有の他の要素をさらに含む。制限がない限り、「…を含む」という文によって限定された要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素が存在することを排除しない。また、本出願の異なる実施形態における、同様の命名を有する部品、特徴、要素は同じ意味を有してもよく、異なる意味を有してもよく、その具体的な意味は、その具体的な実施形態における解釈に基づいて、又はその具体的な実施形態におけるコンテキストと結びつけて確定される。
【0054】
なお、本明細書において、第1、第2、第3等の用語を利用して各種の情報を記述することが可能であるが、これらの情報はこれらの用語に限定されるべきではない。これらの用語は、同一種類の情報を分けるためにのみ用いられる。例えば、明細書の範囲から逸脱しない限り、第1の情報を第2の情報と称してもよく、同様に、第2の情報を第1の情報と称してもよい。文脈によるが、ここで用いられる詞「場合」を「…時」又は「…際」又は「…を確定することに応答して」と解釈することができる。また、本明細書に用いられているように、コンテキストに逆の指示がない限り、単数形式「一」、「1つ」、及び「当該」は、複数形式も含むことを意図する。さらに、「含む」、「備える」という用語は、特徴、ステップ、操作、素子、コンポーネント、項目、種類、及び/又は組が存在することを示すが、1つ又は複数の他の特徴、ステップ、操作、素子、コンポーネント、項目、種類、及び/又は組の存在、出現又は追加を排除しない。ここで用いられる用語「又は」及び「及び/又は」は、包括的であると解釈され、いずれか1つ又は任意の組み合わせを意味する。従って、「A、B又はC」又は「A、B及び/又はC」は、「A、B、C、AとB、AとC、BとC、AとBとC、のいずれか」を意味する。素子、機能、ステップ又は操作の組み合わせがいくつかの方式で内在的に反発し合う場合にのみ、上記定義の例外は発生する。
【0055】
なお、本出願の実施形態に係るフローチャートにおける各ステップは、矢印に従って順次に記述されているが、それらのステップは必ずしも矢印に従って順次に実行されるというわけではないことを理解されたい。本明細書に明示しない限り、それらのステップの実行は厳密にその順序に限定されなく、それらのステップは他の順序で実行されてもよい。さらに、図面における少なくとも一部のステップは、複数のサブステップ又は複数の段階を含んでいてもよく、それらのサブステップ又は段階は、必ずしも同時に実行されて完了するというわけではなく、異なるタイミングで実行されてもよい。また、それらのサブステップ又は段階は必ずしも順次に実行されるというわけではなく、他のステップや他のステップにおけるサブステップ又は段階の少なくとも一部と順番に、又は交代で実行されてもよい。
【0056】
なお、本明細書には、110、120等のステップ番号が利用されており、それは対応する内容をより明確且つ簡潔に表現することを目的としており、順序上の実質的な制限を構成しない。当業者であれば、具体的な実施にあたって、120を先に実行して次に110を実行することなどが可能である。これらはいずれも本出願の保護範囲内にある。
【0057】
後続の説明において、「モジュール」、「部品」、又は「ユニット」などの素子を表すための添え字を利用することは、本出願の説明に有利なものに過ぎず、それら自体は特定の意味を持たない。従って、「モジュール」、「部品」又は「ユニット」は、混在して利用されることができる。
【0058】
本出願の実施形態をより良く理解できるように、以下、本出願の実施形態に係る専門用語又は専門情報を紹介する。
【0059】
送受信ポイント(Transmission and Reception Point、TRP):1つのセルは、1つのTRPからなることができ、複数のTRPからなることもできる。ここで、TRPは1つの論理的な概念であり、1つのTRPは、1つの実体のネットワークステーション(physical network station)であることができ、例えば、リモートラジオヘッド(Remote Radio Head、RRH)、基地局が挙げられ、1つのTRPは、複数の実体のネットワークステーションからなることもできる。
【0060】
CSI報告は端末デバイスによって生成され、端末デバイスは、1つ又は複数の参照信号(Reference Signal、RS)を測定することでCSI報告を得ることができる。本出願では、1つのCSI報告は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含むことができ、各ビームペア/グループは2つのビームを含むことができ、即ち、各ビームペア/グループは2つの参照信号を含むことができる。また、1つのCSI報告は、1つ又は複数のリソースセット又はリソースサブセットに関連付けられることができる。リソースセット又はリソースサブセットは、ネットワークデバイスにより構成される、測定のための参照信号のリソースであることができる。本出願では、リソースセット又はリソースサブセットにおいて、リソースは独立して番号付けされることができる。参照信号は、チャネル状態情報参照信号(Channel state information reference signal、CSI-RS)であってもよく、同期信号ブロック(Synchronization Signal Block、SSB)であってもよい。
【0061】
ビームペア/グループ:本出願では、1つのビームペアは2つのビーム(Beam)を含むことができ、1つのビームグループは2つのビームを含むこともできる。本出願の技術案では、ビームペア及びビームグループを限定せず、両者を1つの概念、即ちビームペア/グループと見なすことができる。端末デバイスは、1つのビームペア/グループに含まれる異なるビームを同時に受信することができる。本出願の実施形態では、1つのビームは、1つのRSによって表されることができ、RSは、1つのリソース又は信号であり、当該ビームを表すリソース又は信号が、リソースセット又はリソースサブセットからのものである。1つのビームペア/グループは、2つのRSによって表されることができ、当該ビームペア/グループの2つのビームを表すリソース又は信号が、異なるリソースセット又はリソースサブセットからのものであってもよい。
【0062】
本出願の実施形態をより良く理解できるように、本出願の実施形態が適用可能なネットワークアーキテクチャについて以下に説明する。
【0063】
図1を参照すると、
図1は、本出願の実施形態に係る通信ネットワークアーキテクチャを示す概略図である。
図1に示されるように、当該ネットワークアーキテクチャは、ネットワークデバイス及び端末デバイスを含む。ここのネットワークデバイスは、TRPを含むことができ、ネットワークデバイスの数は1つであってもよく、1つ以上であってもよく、本出願の実施形態では限定されない。ネットワークデバイスは、1つ又は複数のビームペア/グループを送信することができ、それに応じて、端末デバイスは当該1つ又は複数のビームペア/グループを受信することができる。端末デバイスは、1つ又は複数のビームペア/グループにおける各ビームに対応するRSを検出し、対応するCSI報告を取得することができる。
【0064】
なお、本発明の技術案は、第5世代移動通信(5th Generation、5G)通信システムに適用可能であり、4G、3G通信システムにも適用可能であり、将来の新しい各種の通信システム、例えば、6G、7G、車内短距離通信システム(in-vehicle short-distance communication system)等にも適用可能である。本発明の技術案は、異なるネットワークアーキテクチャにも適用可能であり、中継ネットワークアーキテクチャー(relay network architecture)、デュアルリンクアーキテクチャ(dual-link architecture)、V2X(vehicle to everything)アーキテクチャ、車内短距離通信アーキテクチャを含むがこれらに限定されない。
【0065】
本出願の実施形態におけるコアネットワークは、進化型パケットコア(evolved packet core、EPC)、5Gコアネットワーク(5G core network)であることができ、また、将来の通信システムにおける新しいコアネットワークであることもできる。5Gコアネットワークは1セットのデバイスを含み、モビリティ管理などの機能を提供するAMF(access and mobility management function)、データパケットルーティングと転送及びサービス品質(Quality of service、QoS)管理などの機能を提供するユーザプレーン機能(user plane function、UPF)、セション管理、インターネットプロトコル(internet protocol、IP)アドレスの割り当て及び管理などの機能を提供するセション管理機能(session management function、SMF)などを実現する。EPCは、モビリティ管理及びゲートウェイ選択などの機能を提供するモビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)、データパケット転送などの機能を提供するサービングゲートウェイ(serving gateway、S-GW)、端末アドレス割り当て及びレート制御など機能を提供する公衆データ網(public data network、PDN)ゲートウェイ(Gateway)(P-GW)を含むことができる。
【0066】
本出願の実施形態に係るネットワークデバイスは、信号を送信又は受信するためのネットワーク側のエンティティであり、受信されたオーバー・ザ・エアフレーム(over-the-air frame)とインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)パケットとを相互に変換することができ、端末デバイスとアクセスネットワークの他の部分との間のルータとされ、アクセスネットワークの他の部分は、IPネットワーク等を含むことができる。アクセスネットワークデバイスは、エアインタフェースの属性管理を調整することができる。例えば、アクセスネットワークデバイスは、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)におけるeNB(evolutional Node B)であってもよく、新しい無線制御装置(New Radio Controller、NR controller)であってもよく、5GシステムにおけるgNBであってもよく、集中型ユニット(Centralized Unit)であってもよく、新しい無線基地局であってもよく、リモートラジオモジュールであってもよく、マイクロ基地局であってもよく、中継(relay)であってもよく、分散型ユニット(Distributed Unit)であってもよく、送受信ポイント(Transmission Reception Point、TRP)又は伝送ポイント(Transmission Point、TP)であってもよく、車内短距離通信システムにおけるGノード、又は、他の任意の無線アクセスデバイスであってもよい。しかし、本出願の実施形態はこれらに限定されない。
【0067】
本出願の実施形態における基地局(base station、BS)は、基地局デバイスと呼ばれることもでき、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)にデプロイされて無線通信機能を提供する装置である。例えば、2Gネットワークにおいて基地局の機能を提供するデバイスはベーストランシーバーステーション(base transceiver station、BTS)を含み、3Gネットワークにおいて基地局の機能を提供するデバイスはノードB(NodeB)を含み、4Gネットワークにおいて基地局の機能を提供するデバイスは進化型ノードB(evolutional NodeB、eNB)を含み、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)において基地局の機能を提供するデバイスはアクセスポイントであり(access point、AP)であり、5Gニューラジオ(New Radio、NR)において基地局の機能を提供するデバイスはgNB(next generation NodeB)、及びng-eNB(next generation eNodeB)である。gNBと端末とはNR技術を利用して通信を行い、ng-eNBと端末とはE-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)技術を利用して通信を行う。gNBとng-eNBはいずれも、5Gコアネットワークに接続されることができる。本出願の実施形態における基地局は、将来の新しい通信システムにおいて基地局の機能を提供する装置等をさらに含む。
【0068】
本出願の実施形態における基地局制御装置は基地局を管理する装置であり、例えば、2Gネットワークにおける基地局制御装置(base station controller、BSC)、3Gネットワークにおける無線ネットワーク制御装置(radio network controller、RNC)、さらに、将来の新しい通信システムにおける基地局を制御管理する装置を指すことができる。
【0069】
本発明の実施形態におけるネットワーク側(network)は、端末に通信サービスを提供する通信ネットワークであり、無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局を含み、RANの基地局制御装置、コアネットワーク側のデバイスをさらに含むことができる。
【0070】
本出願の実施形態における端末は、様々な形式のユーザ機器(user equipment、UE)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザステーション、モバイルステーション、移動局(mobile station、MS)、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末装置(terminal equipment)、無線通信機器、ユーザエージェント、又はユーザデバイスを指すことができる。端末デバイスは、セルラー電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、又はワイヤレスモデムに接続されている他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス又は将来の進化のPLMN(public land mobile network)における端末デバイスなどであることができ、本出願の実施形態では、それについては限定されない。
【0071】
本出願の実施形態では、報告方法が提供される。以下、本出願の実施形態に係る報告方法がさらに詳述される。
【0072】
図2を参照すると、
図2は、本出願の実施形態に係る報告方法のフローチャートである。当該報告方法は以下の操作210~操作230を含む。
図2に示される方法の実行主体は、端末デバイスであってもよく、端末デバイスにおけるチップであってもよい。端末デバイスが
図2に示されるプロセスを実行する場合、以下のステップが含まれることができる。
【0073】
210:チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含むネットワーク構成情報を受信する。
【0074】
当該ネットワーク構成情報は、ネットワークデバイスによって送信されることができる。
【0075】
選択的に、当該ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含むことができ、当該1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。当該CSI報告は、端末デバイスがネットワークデバイスに報告するCSI報告であってもよい。
【0076】
選択的に、当該CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報(beam report enable/disable information)と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。当該ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報は、当該CSI報告がビームペア/グループに基づいたビーム報告であるか否かを構成するために用いられることができる。当該CSI報告がビームペア/グループに基づいたビーム報告である場合、即ち、構成情報がビームペア/グループに基づいたビーム報告有効情報を含む場合、端末デバイスが1つのビームペア/グループに含まれる異なるビームを同時に受信できることが示される。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0077】
220:CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得する。
【0078】
具体的に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたネットワーク構成情報を受信した後、ネットワーク構成情報におけるCSI報告構成情報に基づいて、1つ又は複数のビーム又は参照信号を測定し、当該CSI報告を確定することができる。
【0079】
選択的に、CSI報告構成情報が数Nを含む場合、端末デバイスによって報告される必要があるビームペア/グループの数が、ネットワークデバイスによって確定されることが示される。当該CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含むことができ、当該N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び第2のビームペア/グループを含む。第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。例えば、Nが3である場合、当該N個のビームペア/グループは、ビームペア/グループ1と、ビームペア/グループ2と、ビームペア/グループ3とを含むことができる。第1のビームペア/グループがビームペア/グループ1であれば、第2のビームペア/グループは、ビームペア/グループ2とビームペア/グループ3のいずれかであることができる。
【0080】
第1のビームペア/グループは、第1の参照信号及び第2の参照信号によって表されることができる。
【0081】
当該第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(signal-to-interference-plus-noise ratio、SINR)値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
上記第1のRSRP値は1つの参照RSRP値とされることができ、他の参照信号のRSRP値は、当該第1のRSRP値に対するRSRP差分値である。上記RSRP値は、L1-RSRP値であり、即ち、物理層又は層1のRSRP値であることができる。
上記SINR値はL1-SINR値であり、即ち、物理層又は層1のSINR値であることができる。
上記第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属することができ、当該第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0082】
選択的に、上記第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、当該第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0083】
選択的に、上記第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0084】
なお、上記第1のビームペア/グループの測定結果は、第1のリソース集合のインデックスと第2のリソース集合のインデックスとのうちの1つを含むことができる。実際のアプリケーションでは、第1のリソース集合のインデックスを含むか、第2のリソース集合のインデックスを含むかは、ネットワークデバイス又は端末デバイスによって確定されることができる。
【0085】
また、第2のビームペア/グループは、第3の参照信号及び第4の参照信号によって表されることができる。当該第2のビームペア/グループの測定結果は、
上記第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、上記第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
上記第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、上記第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
【0086】
第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0087】
選択的に、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0088】
例えば、CSI報告構成情報に含まれるNが2であり、CSI報告は2つのリソース集合、即ち、リソースセット1{リソースインデックス10に対応するリソース、リソースインデックス11に対応するリソース、リソースインデックス12に対応するリソース、リソースインデックス13に対応するリソース}、及びリソースセット2{リソースインデックス20に対応するリソース、リソースインデックス21に対応するリソース、リソースインデックス22に対応するリソース、リソースインデックス23に対応するリソース}に関連付けられていると仮定する。端末デバイスは、測定によりCSI報告を取得する。CSI報告に含まれるビームペア/グループ1(上記第1のビームペア/グループに対応する)に含まれる2つのビーム又は参照信号はそれぞれ、リソースセット1におけるリソースインデックス10に対応するリソースからのものと、リソースセット2におけるリソースインデックス22に対応するリソースからのものである。CSI報告に含まれるビームペア/グループ2(上記第2のビームペア/グループに対応する)に含まれる2つのビーム又は参照信号はそれぞれ、リソースセット1におけるリソースインデックス11に対応するリソースからのものと、リソースセット2におけるリソースインデックス23に対応するリソースからのものである。リソースセット1におけるリソースインデックス10に対応するリソースに対応のL1-RSRP又はL1-SINRの値は、最大値、最小値又は任意の値であることができる。端末デバイスは、リソースセット1におけるリソースインデックス10に対応するリソースに対応のL1-RSRP又はL1-SINRを参照L1-RSRP又は参照L1-SINRとすることができる。ビームペア/グループ1が参照信号10及び参照信号22によって表され、ビームペア/グループ2が参照信号11及び参照信号23によって表されると仮定する。端末デバイスによって報告されるCSIは、{リソースセット1のインデックス、リソースインデックス10、RSRP値1、リソースインデックス22、差分RSRP値1、リソースインデックス11、差分RSRP値2、リソースインデックス23、差分RSRP値3}を含むことができる。
【0089】
(リソースセット1のインデックス、リソースインデックス10、RSRP値1、リソースインデックス22、差分RSRP値1)は、ビームペア/グループ1の測定結果に対応し、(リソースインデックス11、差分RSRP値2、リソースインデックス23、差分RSRP値3)は、ビームペア/グループ2の測定結果に対応する。
【0090】
RSRP値1は参照RSRP値であり、ビームペア/グループ1における参照信号10のRSRP値であり、差分RSRP値1は、当該RSRP値1に対するビームペア/グループ1における参照信号22のRSRP値の差分RSRP値であり、差分RSRP値2は、当該RSRP値1に対するビームペア/グループ2における参照信号11のRSRP値の差分RSRP値であり、このように類推する。
【0091】
選択的に、CSI報告構成情報が数Mを含む場合、端末デバイスによって報告される必要があるビームペア/グループの数が、端末デバイスによって自発的且つ動的に確定されることが示される。端末デバイスが、報告が必要なビームペア/グループの数を自発的且つ動的に確定できれば、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分という2つの部分を含むことができる。
【0092】
選択的に、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
当該KはM又はT以下であり、当該Kは、CSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、当該Kは正の整数である。当該Tは端末デバイスの能力情報から得られることができ、端末デバイスによってサポートされる1つのCSI報告に含まれるビームペア/グループの最大数を示すことができ、当該Tは正の整数である。
当該第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0093】
当該第3のビームペア/グループは、第5の参照信号及び第6の参照信号によって表されることができる。当該第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、当該第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、当該第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
上記第2のRSRP値は1つの参照RSRP値とされることができ、他の参照信号のRSRP値は、当該第2のRSRP値に対するRSRP差分値である。上記RSRP値は、L1-RSRP値であり、即ち、物理層又は層1のRSRP値であることができる。
上記SINR値はL1-SINR値であり、即ち、物理層又は層1のSINR値であることができる。
上記第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0094】
選択的に、上記第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、当該第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0095】
選択的に、上記第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0096】
なお、上記第3のビームペア/グループの測定結果は、第4のリソース集合のインデックスと第5のリソース集合のインデックスとのうちの1つを含むことができる。実際のアプリケーションでは、第4のリソース集合のインデックスを含むか、第5のリソース集合のインデックスを含むかは、ネットワークデバイス又は端末デバイスによって確定されることができる。
【0097】
選択的に、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含むことができる。当該第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループであることができる。
【0098】
選択的に、当該第4のビームペア/グループは、第7の参照信号及び第8の参照信号によって表されることができる。当該第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
【0099】
第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0100】
選択的に、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0101】
例えば、CSI報告構成情報に含まれるMが4であり、端末デバイスによって確定されるKが2であり、CSI報告は2つのリソース集合、即ち、リソースセット1{リソースインデックス10に対応するリソース、リソースインデックス11に対応するリソース、リソースインデックス12に対応するリソース、リソースインデックス13に対応するリソース}、及びリソースセット2{リソースインデックス20に対応するリソース、リソースインデックス21に対応するリソース、リソースインデックス22に対応するリソース、リソースインデックス23に対応するリソース}に関連付けられていると仮定する。端末は、測定によりCSI報告を取得する。CSI報告に含まれるビームペア/グループ1(上記第1のビームペア/グループに対応する)に含まれる2つのビーム又は参照信号はそれぞれ、リソースセット1におけるリソースインデックス10に対応するリソースからのものと、リソースセット2におけるリソースインデックス22に対応するリソースからのものである。ビームペア/グループ2(上記第2のビームペア/グループに対応する)に含まれる2つのビーム又は参照信号はそれぞれ、リソースセット1におけるリソースインデックス11に対応するリソースからのものと、リソースセット2におけるリソースインデックス23に対応するリソースからのものである。リソースセット1におけるリソースインデックス10に対応するリソースに対応のL1-RSRP又はL1-SINRの値は、最大値、最小値又は任意の値である。リソースセット1におけるリソースインデックス10に対応するリソースに対応のL1-RSRP又はL1-SINRを参照L1-RSRP又は参照L1-SINRとすることができる。ビームペア/グループ1が参照信号10及び参照信号22によって表され、ビームペア/グループ2が参照信号11及び参照信号23によって表されると仮定する。端末デバイスによって報告されるCSIは、以下の第1の部分及び第2の部分を含むことができる。
【0102】
第1の部分:数K、リソースセット1のインデックス、リソースインデックス10、RSRP値1、リソースインデックス22、差分RSRP値1。
【0103】
第2の部分:リソースインデックス11、差分RSRP値2、リソースインデックス23、差分RSRP値3。
【0104】
(リソースセット1のインデックス、リソースインデックス10、RSRP値1、リソースインデックス22、差分RSRP値1)は、ビームペア/グループ1の測定結果に対応し、(リソースインデックス11、差分RSRP値2、リソースインデックス23、差分RSRP値3)は、ビームペア/グループ2の測定結果に対応する。
【0105】
RSRP値1は参照RSRP値であり、差分RSRP値1は、当該RSRP値1に対するビームペア/グループ1における参照信号22のRSRP値の差分RSRP値であり、差分RSRP値2は、当該RSRP値1に対するビームペア/グループ2における参照信号11のRSRP値の差分RSRP値であり、このように類推する。
【0106】
230:ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告する。CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループを含む。
【0107】
上記ステップにより、端末デバイスは、CSI報告を確定した後、ネットワークデバイスにCSI報告を報告することができる。
【0108】
本出願の実施形態によれば、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたネットワーク構成情報を受信した後、ネットワーク構成情報におけるCSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得し、当該取得されたCSI報告をネットワークデバイスに報告する。当該CSI報告は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含むことができる。本出願の技術案におけるCSI報告は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含むことができ、且つ1つのCSI報告は1つ又は複数のリソース集合に関連付けられることができる。従来技術と比べて、1つのCSI報告は、より多くのビームペア/グループの測定結果を含むことができ、より多くのリソース集合に関連付けられる。当該方法は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を報告することに有利である。当該方法は、マルチTRP伝送のビーム管理メカニズムをさらに完備し、マルチTRP伝送を効果的にサポートすることにも有利である。当該方法によれば、端末が1つのCSI報告に含まれるビームペア/グループの数を動的に決定することがサポートされ、端末とネットワークの一貫性理解を実現し、リソースオーバーヘッドを効果的に低減し、ネットワーク性能を向上させることができる。
【0109】
図3を参照すると、
図3は、本出願の実施形態に係る構成方法のフローチャートである。当該構成方法は、以下の操作310~操作320を含む。
図3に示される方法の実行主体は、ネットワークデバイスであってもよく、ネットワークデバイスにおけるチップであってもよい。ネットワークデバイスが
図3に示されるプロセスを実行する場合、以下のステップが含まれることができる。
【0110】
310:ネットワーク構成情報を送信する。当該ネットワーク構成情報はチャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、当該CSI報告構成情報はCSI報告を構成するために用いられる。
【0111】
当該ネットワーク構成情報は、端末デバイスに送信されることができる。
【0112】
選択的に、当該ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含むことができ、当該1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。当該CSI報告は、端末デバイスがネットワークデバイスに報告するCSI報告であってもよい。
【0113】
選択的に、当該CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。当該ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報は、当該CSI報告がビームペア/グループに基づいたビーム報告であるか否かを構成するために用いられることができる。当該CSI報告がビームペア/グループに基づいたビーム報告である場合、即ち、構成情報がビームペア/グループに基づいたビーム報告有効情報を含む場合、端末デバイスが1つのビームペア/グループに含まれる異なるビームを同時に受信できることが示される。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0114】
当該CSI報告構成情報は端末デバイスに、当該CSI報告構成情報に基づいて受信された参照信号を測定させて当該CSI報告を確定させるように指示することができる。
【0115】
320:CSI報告を受信する。当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0116】
選択的に、CSI報告構成情報が数Nを含む場合、ネットワークデバイスによって受信されたビームペア/グループの数が、ネットワークデバイスによって確定されることが示される。当該CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含むことができ、当該N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び第2のビームペア/グループを含む。第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0117】
第1のビームペア/グループは、第1の参照信号及び第2の参照信号によって表されることができる。
【0118】
当該第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(RSRP)値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(SINR)値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
上記第1のRSRP値は1つの参照RSRP値とされることができ、他の参照信号のRSRP値は、当該第1のRSRP値に対するRSRP差分値である。上記RSRP値は、L1-RSRP値であり、即ち、端末デバイスの物理層のRSRP値であることができる。
上記SINR値はL1-SINR値であり、即ち、端末デバイスの物理層のSINR値であることができる。
上記第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属することができ、当該第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0119】
選択的に、上記第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、当該第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0120】
選択的に、上記第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0121】
なお、上記第1のビームペア/グループの測定結果は、第1のリソース集合のインデックスと第2のリソース集合のインデックスとのうちの1つを含むことができる。実際のアプリケーションでは、第1のリソース集合のインデックスを含むか、第2のリソース集合のインデックスを含むかは、ネットワークデバイス又は端末デバイスによって確定されることができる。
【0122】
また、第2のビームペア/グループは、第3の参照信号及び第4の参照信号によって表されることができる。当該第2のビームペア/グループの測定結果は、
上記第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、上記第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
上記第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、上記第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
【0123】
第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0124】
選択的に、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0125】
選択的に、CSI報告構成情報が数Mを含む場合、ネットワークデバイスは、端末デバイスが報告されるビームペア/グループの数を自発的且つ動的に確定するように構成できることが示される。CSI報告は、第1の部分及び第2の部分という2つの部分を含むことができる。
【0126】
選択的に、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
当該KはM又はT以下であり、当該Kは、CSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、当該Kは正の整数である。当該Tは端末デバイスの能力情報から得られることができ、端末デバイスによってサポートされる1つのCSI報告に含まれるビームペア/グループの最大数を示すことができ、当該Tは正の整数である。
当該第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0127】
当該第3のビームペア/グループは、第5の参照信号及び第6の参照信号によって表されることができる。当該第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、当該第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、当該第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
上記第2のRSRP値は1つの参照RSRP値とされることができ、他の参照信号のRSRP値は、当該第2のRSRP値に対するRSRP差分値である。上記RSRP値は、L1-RSRP値であり、即ち、物理層又は層1のRSRP値であることができる。
上記SINR値はL1-SINR値であり、即ち、物理層又は層1のSINR値であることができる。
上記第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0128】
選択的に、上記第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、当該第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0129】
選択的に、上記第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0130】
なお、上記第3のビームペア/グループの測定結果は、第4のリソース集合のインデックスと第5のリソース集合のインデックスとのうちの1つを含むことができる。実際のアプリケーションでは、第4のリソース集合のインデックスを含むか、第5のリソース集合のインデックスを含むかは、ネットワークデバイス又は端末デバイスによって確定されることができる。
【0131】
選択的に、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含むことができる。当該第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループであることができる。
【0132】
選択的に、当該第4のビームペア/グループは、第7の参照信号及び第8の参照信号によって表されることができる。当該第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含むことができる。
【0133】
第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0134】
選択的に、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0135】
本出願の実施形態によれば、ネットワークデバイスは、端末デバイスにネットワーク構成情報を送信することができ、当該ネットワーク構成情報に含まれるCSI報告構成情報は、端末デバイスにCSI報告を取得させるように指示することができる。端末デバイスは、1つ又は複数の参照信号を検出することでCSI報告を取得することができる。当該CSI報告は、1つ又は複数のビームペア/グループに対応する測定結果を含むことができる。本出願の技術案におけるCSI報告は、1つ又は複数のビームペア/グループを含むことができ、且つ1つのCSI報告は1つ又は複数のリソース集合に関連付けられることができる。従来技術と比べて、CSI報告は、より多くのビームペア/グループの測定結果を含むことができ、より多くのリソース集合に関連付けられる。当該方法は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を報告することに有利である。当該方法は、マルチTRP伝送のビーム管理メカニズムをさらに完備し、マルチTRP伝送を効果的にサポートすることにも有利である。当該方法によれば、端末が1つのCSI報告に含まれるビームペア/グループの数を動的に決定することがサポートされ、端末とネットワークの一貫性理解を実現し、リソースオーバーヘッドを効果的に低減し、ネットワーク性能を向上させることができる。
【0136】
図4を参照すると、
図4は、本出願の実施形態に係る通信装置のユニットを示す概略図である。
図4に示される通信装置は、上記
図2及び
図3に説明された方法実施形態における機能の一部又は全部を実行するために用いられることができる。当該装置は、端末デバイスであってもよく、端末デバイスにおける装置であってもよく、第2のネットワーク要素とマッチングして使用可能な装置であってもよい。当該装置は、ネットワークデバイスであってもよく、ネットワークデバイスにおける装置であってもよく、ネットワークデバイスとマッチングして使用可能な装置であってもよい。
【0137】
当該装置の論理的な構造は、送受信ユニット410と取得ユニット420とを備えることができる。
【0138】
当該装置が端末デバイスに適用される場合、
送受信ユニット410は、ネットワーク構成情報を受信するように構成されており、当該ネットワーク構成情報は、チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含む。
取得ユニット420は、CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得するように構成されている。
上記送受信ユニット410はさらに、ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告するように構成されており、当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0139】
1つの可能な実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0140】
1つの可能な実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0141】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0142】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(RSRP)値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(SINR)値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0143】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0144】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0145】
1つの可能な実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0146】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0147】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0148】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0149】
1つの可能な実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0150】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0151】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0152】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0153】
1つの可能な実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0154】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0155】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0156】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0157】
上記装置がネットワークデバイスに適用される場合、
送受信ユニット410は、ネットワーク構成情報を送信するように構成されており、当該ネットワーク構成情報はチャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、CSI報告構成情報はCSI報告を構成するために用いられる。
上記送受信ユニット410はさらに、CSI報告を受信するように構成されており、当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0158】
1つの可能な実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0159】
1つの可能な実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0160】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0161】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0162】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0163】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0164】
1つの可能な実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0165】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0166】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0167】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0168】
1つの可能な実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0169】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0170】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0171】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0172】
1つの可能な実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0173】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0174】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0175】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0176】
図5を参照すると、
図5は、本出願の実施形態に係る通信デバイスの実体構造を示す簡略図である。当該通信デバイスは、プロセッサ510、メモリ520、及び通信インターフェース530を備える。当該プロセッサ510、メモリ520、及び通信インターフェース530は1つ又は複数の通信バスによって接続される。当該通信デバイスは、チップ又はチップモジュールなどであることができる。
【0177】
プロセッサ510は、通信デバイスが上記
図2及び
図3における方法に対応する機能を実行することをサポートするように構成されている。なお、本出願の実施形態において、プロセッサ510は、中央処理装置(central processing unit、CPU)であることができ、また、当該プロセッサは、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)又は他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであることができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであることができ、又は、当該プロセッサは、任意の通常のプロセッサなどであることができる。
【0178】
メモリ520は、プログラムコードなどを記憶するために用いられる。本出願の実施形態におけるメモリ520は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであることができ、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含むことができる。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラム可能な読み取り専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリ(flash memory)であることができる。揮発性メモリは、外部高速キャッシュとして機能するランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)であることができる。例示的であるが限定的ではない例として、様々な形のRAMが利用可能であり、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、強化された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期リンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synch-link DRAM、SLDRAM)、ダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(dierct rambus RAM、DRRAM)が挙げられる。
【0179】
通信インタフェース530は、データ、情報又はメッセージなどを送受信するために用いられ、トランシーバ、送受信回路などと記述されてもよい。
【0180】
本出願の実施形態において、当該通信デバイスが端末デバイスである場合、当該プロセッサ510は、メモリ520に記憶されたプログラムコードを呼び出して、以下の操作を実行する。
通信インターフェース530を制御してネットワーク構成情報を受信するようにする。当該ネットワーク構成情報は、チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含む。
CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得する。
通信インターフェース530を制御してネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告するようにする。当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0181】
1つの可能な実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0182】
1つの可能な実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0183】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0184】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(RSRP)値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(SINR)値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0185】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0186】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0187】
1つの可能な実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0188】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0189】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0190】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0191】
1つの可能な実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0192】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0193】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0194】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0195】
1つの可能な実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0196】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0197】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0198】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0199】
当該通信デバイスがネットワークデバイスである場合、当該プロセッサ510は、メモリ520に記憶されたプログラムコードを呼び出して、以下の操作を実行する。
通信インターフェース530を制御してネットワーク構成情報を送信するようにする。当該ネットワーク構成情報はチャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、CSI報告構成情報はCSI報告を構成するために用いられる。
通信インターフェース530を制御してCSI報告を受信するようにする。当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0200】
1つの可能な実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0201】
1つの可能な実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0202】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0203】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0204】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0205】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0206】
1つの可能な実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0207】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0208】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0209】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0210】
1つの可能な実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0211】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0212】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0213】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0214】
1つの可能な実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0215】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0216】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0217】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0218】
本出願の実施形態において、チップがさらに提供される。当該チップは、チップモジュールに含まれることができる。
【0219】
当該チップが端末デバイスに適用される場合、
当該チップは、ネットワーク構成情報を受信することを制御するように構成されており、当該ネットワーク構成情報は、チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含む。
当該チップはさらに、CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得するように構成されている。
当該チップはさらに、ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告することを制御するように構成されており、当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0220】
1つの可能な実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0221】
1つの可能な実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0222】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0223】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(RSRP)値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(SINR)値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0224】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0225】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0226】
1つの可能な実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0227】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0228】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0229】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0230】
1つの可能な実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0231】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0232】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0233】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0234】
1つの可能な実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0235】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0236】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0237】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0238】
当該チップがネットワークデバイスに適用される場合、
当該チップは、ネットワーク構成情報を送信することを制御するように構成されており、当該ネットワーク構成情報はチャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、CSI報告構成情報はCSI報告を構成するために用いられる。
当該チップはさらに、CSI報告を受信することを制御するように構成されており、当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0239】
1つの可能な実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0240】
1つの可能な実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0241】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0242】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0243】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0244】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0245】
1つの可能な実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0246】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0247】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0248】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0249】
1つの可能な実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0250】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0251】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0252】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0253】
1つの可能な実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0254】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0255】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0256】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0257】
図6を参照すると、
図6は、本出願の実施形態に係るチップモジュールを示す簡略図である。当該チップモジュールは、記憶装置610と、チップ620と、通信インターフェイス630とを備える。
【0258】
当該チップモジュールが端末デバイスに適用される場合、
当該チップ620は、通信インターフェース630を制御してネットワーク構成情報を受信するようにする、ように構成されている。当該ネットワーク構成情報は、チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含む。
当該チップ620はさらに、CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得するように構成されている。
当該チップ620はさらに、通信インターフェース630を制御して、ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告するようにする、ように構成されている。当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0259】
1つの可能な実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0260】
1つの可能な実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0261】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0262】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(RSRP)値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(SINR)値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0263】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0264】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0265】
1つの可能な実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0266】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0267】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0268】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0269】
1つの可能な実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0270】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0271】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0272】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0273】
1つの可能な実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0274】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0275】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0276】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0277】
当該チップモジュールがネットワークデバイスに適用される場合、
当該チップ620は、通信インターフェース630を制御してネットワーク構成情報を送信するようにする、ように構成されている。当該ネットワーク構成情報はチャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、CSI報告構成情報はCSI報告を構成するために用いられる。
当該チップ620はさらに、通信インターフェース630を制御してCSI報告を受信するようにする、ように構成されている。当該CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【0278】
1つの可能な実施形態において、ネットワーク構成情報は、CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである。
【0279】
1つの可能な実施形態において、CSI報告構成情報は、ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、数Nと、数Mと、のうちの1種又は複数種を含む。当該Nはビームペア/グループの数を示すために用いられ、Nは正の整数であり、当該Mはビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、Mは正の整数である。
【0280】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、N個のビームペア/グループの測定結果を含み、N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、第2のビームペア/グループは、N個のビームペア/グループのうちの、第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0281】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第1のRSRP値と、第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
第1の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第1のSINR値と、第1のSINR値に対する第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第1のリソース集合及び第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0282】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第1のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第1のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第1のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第1のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0283】
1つの可能な実施形態において、第1のビームペア/グループの測定結果が第2のリソース集合のインデックスを含む場合、第1の参照信号に対応するリソースは第2のリソース集合に属し、第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属する。第2のリソース集合のインデックスは、第1の参照信号が第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、第3のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0284】
1つの可能な実施形態において、第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する第3の参照信号の差分SINR値と、第1のSINR値に対する第4の参照信号の差分SINR値と、
第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0285】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第2の参照信号及び第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0286】
1つの可能な実施形態において、第1の参照信号及び第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第3の参照信号及び第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0287】
1つの可能な実施形態において、CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む。
【0288】
1つの可能な実施形態において、第1の部分は、数Kと、第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含む。
KはM以下であり、KはCSI報告に含まれる1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、Kは正の整数であり、
第3のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである。
【0289】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、第2のSINR値に対する第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
第4のリソース集合及び第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、第5のリソース集合は1つ又は複数のリソース集合のうちの、第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0290】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第4のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第4のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第4のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第4のリソース集合に属することを示すために用いられる。
【0291】
1つの可能な実施形態において、第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【0292】
1つの可能な実施形態において、第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、第4のビームペア/グループは、1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである。
【0293】
第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する第7の参照信号の差分SINR値と、第2のSINR値に対する第8の参照信号の差分SINR値と、
第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む。
【0294】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、第6の参照信号及び第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである。
【0295】
1つの可能な実施形態において、第5の参照信号及び第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、第7の参照信号及び第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである。
【0296】
なお、上記実施形態では、各実施形態の説明にはそれぞれ焦点がある。ある実施形態において、詳しく説明されなかった部分については、他の実施形態の関連説明を参照することができる。
【0297】
本発明の実施形態に係る方法におけるステップは、実際のニーズに応じて、順序調整、統合、削除されることができる。
【0298】
本発明の実施形態に係る処理装置におけるユニットは、実際のニーズに応じて、統合、分割、削除されることができる。
【0299】
上記実施形態の全部又は一部はソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実現されることができる。ソフトウェアによって実現される場合、上記実施形態の全部又は一部は、コンピュータプログラム製品の形式で実現されることができる。当該コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータでロードされて実行されるとき、本出願の実施形態のプロセス又は機能の全部又は一部が生成される。当該コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク又は他のプログラム可能な装置であることができる。当該コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、又は1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されることができる。例えば、コンピュータ命令は、1つのウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者線(digital subscriber line、DSL)など)又は無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波など)で別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターに伝送されることができる。当該コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体であることができ、又はサーバ、データセンターなどのような1つ又は複数の利用可能な媒体が統合されたデータ記憶装置であることができる。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、デジタルビデオディスク(digital versatile disc、DVD))、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(solid state disk、SSD))などであることができる。
【0300】
最後に、上記各実施形態は、本出願の技術案を説明するためにのみ用いられ、本出願の技術案を限定するものではない。上記各実施形態を参照して本出願を詳細に説明したが、当業者は、以下のことを理解すべきである。当業者は上記各実施形態に記載された技術案を依然として補正してもよく、これらの技術的特徴の一部又は全部に対して同等の置換を行ってもよく、これらの補正又は置換は、相応の技術案の本質を、本出願の各実施形態の技術案の範囲から逸脱させるものではない。
【手続補正書】
【提出日】2023-11-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
第五様態において、本出願の実施形態では、通信デバイスが提供される。当該通信デバイスは、プロセッサとメモリとを備える。メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、コンピュータプログラムはプログラム命令を含み、プロセッサは、プログラム命令を呼び出して、第一様態に記載の報告方法を実行し、又は、第二様態に記載の構成方法を実行するように構成されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
第六様態において、本出願の実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。当該コンピュータ可読記憶媒体に1つ又は複数の命令が記憶されており、1つ又は複数の命令は、プロセッサによってロードされて、第一様態に記載の報告方法を実行し、又は、第二様態に記載の構成方法を実行することに適している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0048】
第七様態において、本出願の実施形態では、チップが提供される。当該チップは、第一様態に記載の報告方法を実行し、又は、第二様態に記載の構成方法を実行するように構成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
第八様態において、本出願の実施形態では、チップモジュールが提供される。当該チップモジュールは、記憶装置と、チップと、通信インターフェイスとを備える。当該チップは、第一様態に記載の報告方法を実行し、又は、第二様態に記載の構成方法を実行するように構成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】
本出願の実施形態において、端末デバイスは、チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含むネットワーク構成情報を受信し、CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得し、ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告することができ、CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。当該方法は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を報告することに有利である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0095】
選択的に、上記第3のビームペア/グループの測定結果が第5のリソース集合のインデックスを含む場合、第5の参照信号に対応するリソースは第5のリソース集合に属し、第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属する。第5のリソース集合のインデックスは、第5の参照信号が第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、第6のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合のうちの、第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0106】
230:ネットワーク構成情報に基づいてCSI報告を報告する。CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含む。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0135
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0135】
本出願の実施形態によれば、ネットワークデバイスは、端末デバイスにネットワーク構成情報を送信することができ、当該ネットワーク構成情報に含まれるCSI報告構成情報は、端末デバイスにCSI報告を取得させるように指示することができる。端末デバイスは、1つ又は複数の参照信号を検出することでCSI報告を取得することができる。当該CSI報告は、1つ又は複数のビームペア/グループに対応する測定結果を含むことができる。本出願の技術案におけるCSI報告は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を含むことができ、且つ1つのCSI報告は1つ又は複数のリソース集合に関連付けられることができる。従来技術と比べて、CSI報告は、より多くのビームペア/グループの測定結果を含むことができ、より多くのリソース集合に関連付けられる。当該方法は、1つ又は複数のビームペア/グループの測定結果を報告することに有利である。当該方法は、マルチTRP伝送のビーム管理メカニズムをさらに完備し、マルチTRP伝送を効果的にサポートすることにも有利である。当該方法によれば、端末が1つのCSI報告に含まれるビームペア/グループの数を動的に決定することがサポートされ、端末とネットワークの一貫性理解を実現し、リソースオーバーヘッドを効果的に低減し、ネットワーク性能を向上させることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0136
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0136】
図4を参照すると、
図4は、本出願の実施形態に係る通信装置のユニットを示す概略図である。
図4に示される通信装置は、上記
図2及び
図3に説明された方法実施形態における機能の一部又は全部を実行するために用いられることができる。当該装置は、端末デバイスであってもよく、端末デバイスにおける装置であってもよく、
端末デバイスとマッチングして使用可能な装置であってもよい。当該装置は、ネットワークデバイスであってもよく、ネットワークデバイスにおける装置であってもよく、ネットワークデバイスとマッチングして使用可能な装置であってもよい。
【手続補正10】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
報告方法であって、
チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含むネットワーク構成情報を受信することと、
前記CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得することと、
前記ネットワーク構成情報に基づいて前記CSI報告を報告することであって、前記CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループ(Beam Pair/Group)の測定結果を含む、ことと、を含む、
ことを特徴とする報告方法。
【請求項2】
前記ネットワーク構成情報は、前記CSI報告に関連付けられた1つ又は複数のリソース集合をさらに含み、前記1つ又は複数のリソース集合の各々は、リソースセット又はリソースサブセットである、
ことを特徴とする請求項1に記載の
報告方法。
【請求項3】
前記CSI報告構成情報は、
ビームペア/グループに基づいたビーム報告有効/無効情報と、
数Nと、
数Mと、のうちの1種又は複数種を含み、
前記Nは前記ビームペア/グループの数を示すために用いられ、前記Nは正の整数であり、
前記Mは前記ビームペア/グループの最大数を示すために用いられ、前記Mは正の整数である、
ことを特徴とする請求項
1に記載の
報告方法。
【請求項4】
前記CSI報告は、前記N個のビームペア/グループの測定結果を含み、前記N個のビームペア/グループは、第1のビームペア/グループ及び/又は第2のビームペア/グループを含み、前記第2のビームペア/グループは、前記N個のビームペア/グループのうちの、前記第1のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである、
ことを特徴とする請求項3に記載の
報告方法。
【請求項5】
前記第1のビームペア/グループの測定結果は、
第1の参照信号に対応し且つ参照用の参照信号受信電力(RSRP)値である第1のRSRP値と、前記第1のRSRP値に対する第2の参照信号の差分RSRP値と、
前記第1の参照信号に対応し且つ参照用の信号対干渉雑音比(SINR)値である第1のSINR値と、前記第1のSINR値に対する前記第2の参照信号の差分SINR値と、
第1のリソース集合のインデックス又は第2のリソース集合のインデックスと、
前記第1の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第2の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
前記第1のリソース集合及び前記第2のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、前記第2のリソース集合は、前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第1のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項4に記載の
報告方法。
【請求項6】
前記第1のビームペア/グループの測定結果が前記第1のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第1の参照信号に対応するリソースは前記第1のリソース集合に属し、前記第2の参照信号に対応するリソースは前記第2のリソース集合に属し、前記第1のリソース集合のインデックスは、前記第1の参照信号が前記第1のリソース集合に属することを示すために用いられる、
ことを特徴とする請求項5に記載の
報告方法。
【請求項7】
前記第1のビームペア/グループの測定結果が前記第2のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第1の参照信号に対応するリソースは前記第2のリソース集合に属し、前記第2の参照信号に対応するリソースは第3のリソース集合に属し、
前記第2のリソース集合のインデックスは、前記第1の参照信号が前記第2のリソース集合に属することを示すために用いられ、前記第3のリソース集合は、前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第2のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項5に記載の
報告方法。
【請求項8】
前記第2のビームペア/グループの測定結果は、
第1のRSRP値に対する第3の参照信号の差分RSRP値と、前記第1のRSRP値に対する第4の参照信号の差分RSRP値と、
第1のSINR値に対する前記第3の参照信号の差分SINR値と、前記第1のSINR値に対する前記第4の参照信号の差分SINR値と、
前記第3の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第4の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む、
ことを特徴とする請求項4に記載の
報告方法。
【請求項9】
第1の参照信号及び前記第3の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、
第2の参照信号及び前記第4の参照信号は、同一のリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項8に記載の
報告方法。
【請求項10】
前記第1の参照信号及び前記第2の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、
前記第3の参照信号及び前記第4の参照信号は、異なるリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項9に記載の
報告方法。
【請求項11】
前記CSI報告は、第1の部分及び第2の部分を含む、
ことを特徴とする請求項
1に記載の
報告方法。
【請求項12】
前記第1の部分は、
数Kと、
第3のビームペア/グループの測定結果と、のうちの1種又は複数種を含み、
前記KはM以下であり、前記Kは前記CSI報告に含まれる前記1つ又は複数のビームペア/グループの数を示すために用いられ、前記Kは正の整数であり、
前記第3のビームペア/グループは、前記1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、いずれかのビームペア/グループである、
ことを特徴とする請求項11に記載の
報告方法。
【請求項13】
前記第3のビームペア/グループの測定結果は、
第5の参照信号に対応し且つ参照用のRSRP値である第2のRSRP値と、前記第2のRSRP値に対する第6の参照信号の差分RSRP値と、
前記第5の参照信号に対応し且つ参照用のSINR値である第2のSINR値と、前記第2のSINR値に対する前記第6の参照信号の差分SINR値と、
第4のリソース集合のインデックス又は第5のリソース集合のインデックスと、
前記第5の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第6の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含み、
前記第4のリソース集合及び前記第5のリソース集合は、1つ又は複数のリソース集合に属し、前記第5のリソース集合は前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第4のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項12に記載の
報告方法。
【請求項14】
前記第3のビームペア/グループの測定結果が前記第4のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第5の参照信号に対応するリソースは前記第4のリソース集合に属し、前記第6の参照信号に対応するリソースは前記第5のリソース集合に属し、前記第4のリソース集合のインデックスは、前記第5の参照信号が前記第4のリソース集合に属することを示すために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の
報告方法。
【請求項15】
前記第3のビームペア/グループの測定結果が前記第5のリソース集合のインデックスを含む場合、前記第5の参照信号に対応するリソースは前記第5のリソース集合に属し、前記第6の参照信号に対応するリソースは第6のリソース集合に属し、
前記第5のリソース集合のインデックスは、前記第5の参照信号が前記第5のリソース集合に属することを示すために用いられ、前記第6のリソース集合は、前記1つ又は複数のリソース集合のうちの、前記第5のリソース集合以外のいずれかのリソース集合である、
ことを特徴とする請求項13に記載の
報告方法。
【請求項16】
前記第2の部分は、第4のビームペア/グループの1つ又は複数の測定結果を含み、
前記第4のビームペア/グループは、前記1つ又は複数のビームペア/グループのうちの、第3のビームペア/グループ以外のいずれかのビームペア/グループである、
ことを特徴とする請求項
11に記載の
報告方法。
【請求項17】
前記第4のビームペア/グループの測定結果は、
第2のRSRP値に対する第7の参照信号の差分RSRP値と、前記第2のRSRP値に対する第8の参照信号の差分RSRP値と、
第2のSINR値に対する前記第7の参照信号の差分SINR値と、前記第2のSINR値に対する前記第8の参照信号の差分SINR値と、
前記第7の参照信号に対応するリソースのインデックスと前記第8の参照信号に対応するリソースのインデックスと、のうちの1種又は複数種を含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の
報告方法。
【請求項18】
第5の参照信号及び前記第7の参照信号は、同一のリソース集合からのものであり、及び/又は、
第6の参照信号及び前記第8の参照信号は、同一のリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項17に記載の
報告方法。
【請求項19】
前記第5の参照信号及び前記第6の参照信号は、異なるリソース集合からのものであり、及び/又は、
前記第7の参照信号及び前記第8の参照信号は、異なるリソース集合からのものである、
ことを特徴とする請求項18に記載の
報告方法。
【請求項20】
構成方法であって、
ネットワーク構成情報を送信することであって、前記ネットワーク構成情報はチャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、前記CSI報告構成情報はCSI報告を構成するために用いられる、ことと、
前記CSI報告を受信することであって、前記CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループ(Beam Pair/Group)の測定結果を含む、ことと、を含む、
ことを特徴とする構成方法。
【請求項21】
送受信ユニットと取得ユニットとを備える通信装置であって、
前記送受信ユニットは、ネットワーク構成情報を受信するように構成されており、前記ネットワーク構成情報は、チャネル状態情報(CSI)報告構成情報を含み、
前記取得ユニットは、前記CSI報告構成情報に基づいてCSI報告を取得するように構成されており、
前記送受信ユニットはさらに、前記ネットワーク構成情報に基づいて前記CSI報告を報告するように構成されており、前記CSI報告は1つ又は複数のビームペア/グループ(Beam Pair/Group)の測定結果を含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項22】
プロセッサとメモリとを備える通信デバイスであって、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記コンピュータプログラムはプログラム命令を含み、前記プロセッサは、前記プログラム命令を呼び出して、請求項1~19のいずれか一項に記載の報告方法を実行し、又は、請求項
20に記載の
構成方法を実行するように構成されている、
ことを特徴とする通信デバイス。
【請求項23】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体に1つ又は複数の命令が記憶されており、前記1つ又は複数の命令は、プロセッサによってロードされて、請求項1~19のいずれか一項に記載の報告方法を実行し、又は、請求項
20に記載の
構成方法を実行することに適している、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項24】
チップであって、
前記チップは、請求項1~19のいずれか一項に記載の報告方法を実行し、又は、請求項
20に記載の
構成方法を実行するように構成されている、
ことを特徴とするチップ。
【請求項25】
記憶装置と、チップと、通信インターフェイスとを備えるチップモジュールであって、
前記チップは、請求項1~19のいずれか一項に記載の報告方法を実行し、又は、請求項
20に記載の
構成方法を実行するように構成されている、
ことを特徴とするチップモジュール。
【国際調査報告】