(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】セッション解放のための方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
H04W 76/30 20180101AFI20240416BHJP
H04W 76/40 20180101ALI20240416BHJP
H04W 76/11 20180101ALI20240416BHJP
【FI】
H04W76/30
H04W76/40
H04W76/11
【審査請求】有
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2023569622
(86)(22)【出願日】2022-05-10
(85)【翻訳文提出日】2024-01-04
(86)【国際出願番号】 CN2022091888
(87)【国際公開番号】W WO2022237754
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/092915
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100199705
【氏名又は名称】仙波 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】リン, ジェ
(72)【発明者】
【氏名】カン, チュイイン
(72)【発明者】
【氏名】シュリワ-ベルトリング, パウル
(72)【発明者】
【氏名】ヴェセリー, アレクサンデル
(72)【発明者】
【氏名】サルタナ, シャブナム
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA13
5K067DD17
5K067DD26
5K067EE02
5K067EE10
5K067GG21
(57)【要約】
第1のネットワークノードによって実装される方法が提供される。本方法は、第2のネットワークノードから、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッション解放要求を受信することと、第1のネットワークノードによってサーブされる端末デバイスから、MBSセッションに加入した端末デバイスを選択することと、第2のネットワークノードに第1のマルチキャストセッション解放応答を送信することとを含む。本開示は、無線リソースが効率的なやり方で利用され得るように、AFがマルチキャストセッションを解放することを決めた最初のときに、NG-RANが無線リソースを解放することを可能にし得る。
【選択図】
図12
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のネットワークノードによって実装される方法(1200)であって、前記方法が、
第2のネットワークノードから、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッション解放要求を受信すること(1201)と、
前記第1のネットワークノードによってサーブされる端末デバイスから、前記MBSセッションに加入した端末デバイスを選択すること(1202)と、
前記第2のネットワークノードに第1のマルチキャストセッション解放応答を送信すること(1203)と
を含む、方法(1200)。
【請求項2】
ユーザプレーンリソースの解放のためにユーザプレーン機能にN4セッション修正要求を送信すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記MBSセッションの解放を指示するN1セッション管理コンテナと、第4のネットワークノードに関連する、前記MBSセッションからの前記選択された端末デバイスのうちの所定の端末デバイスの削除を前記第4のネットワークノードに通知するためのものである、N2セッション管理情報とを含む、通信メッセージを、第3のネットワークノードに送信すること
をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記N2セッション管理情報は、前記第4のネットワークノードが前記MBSセッションの無線リソースを解放するためのセッション停止を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、前記通信メッセージの前記送信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
前記第3のネットワークノードに、前記MBSセッションの前記識別子と前記選択された端末デバイスの識別子のリストとを含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第3のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のネットワークノードがセッション管理機能であり、前記第2のネットワークノードがマルチキャストブロードキャストセッション管理機能である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
第2のネットワークノードによって実装される方法(1300)であって、前記方法が、
マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッション解放要求を、前記MBSセッションに加入した端末デバイスをサーブする1つまたは複数の第1のネットワークノードの各々に送信すること(1301)と、
前記第1のネットワークノードから第1のマルチキャストセッション解放応答を受信すること(1302)と
を含む、方法(1300)。
【請求項8】
前記第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいているか、または前記第2のネットワークノードが、前記関与する第4のネットワークノードに気づいている、関与する第3のネットワークノードに気づいている場合、前記第1のマルチキャストセッション解放要求の前記送信より前に、前記方法は、
前記第2のネットワークノードが、前記MBSセッションを解放することを決めた場合、前記MBSセッションの前記識別子に関連する第3のネットワークノードへの第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第3のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のネットワークノードがセッション管理機能であり、前記第2のネットワークノードがマルチキャストブロードキャストセッション管理機能である、請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
第3のネットワークノードによって実装される方法(1400)であって、前記方法が、
第1のネットワークノードから、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションからの所定の端末デバイスの削除を第4のネットワークノードに通知するためのものである、N2セッション管理情報を含む通信メッセージを受信すること(1401)と、
前記第4のネットワークノードに前記N2セッション管理情報を送信すること(1402)と
を含む、方法(1400)。
【請求項11】
前記通信メッセージが、前記MBSセッションの解放を指示するN1セッション管理コンテナをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記N2セッション管理情報は、前記第4のネットワークノードが前記MBSセッションの無線リソースを解放するためのセッション停止を含む、請求項10または11に記載の方法。
【請求項13】
第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいているか、または前記第2のネットワークノードが、前記関与する第4のネットワークノードに気づいている、関与する第3のネットワークノードに気づいている場合、前記通信メッセージの前記受信より前に、前記方法が、
第2のネットワークノードから、前記MBSセッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記第4のネットワークノードに、前記MBSセッションの前記識別子を含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第4のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと、
前記第2のネットワークノードに第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項10または11に記載の方法。
【請求項14】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいている場合、前記N2セッション管理情報の前記送信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
前記第4のネットワークノードに、前記MBSセッションの識別子を含む第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第4のネットワークノードから第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含む、請求項10または11に記載の方法。
【請求項15】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、前記通信メッセージの前記受信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
前記第1のネットワークノードから、前記MBSセッションの識別子と、前記MBSセッションに加入しており、前記第1のネットワークノードによってサーブされる、端末デバイスの識別子のリストとを含む、第4のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記端末デバイスの識別子の前記リストに基づいて前記第4のネットワークノードを決定することと、
前記第4のネットワークノードの各々に第5のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第4のネットワークノードから第5のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと、
前記第1のネットワークノードに第4のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項10または11に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のネットワークノードがセッション管理機能であり、前記第3のネットワークノードがアクセスおよびモビリティ管理機能であり、前記第4のネットワークノードが次世代無線アクセスネットワークである、請求項10から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
第4のネットワークノードによって実装される方法(1500)であって、前記方法は、
第3のネットワークノードから、セッション停止によりマルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションからの所定の端末デバイスの削除を指示する、N2セッション管理情報を含む要求を受信すること(1501)と、
前記所定の端末デバイスに、前記所定の端末デバイスが削除されるべきであることを指示するプロトコルデータユニットセッション修正コマンドを送信すること(1502)と
を含む、方法(1500)。
【請求項18】
前記所定の端末デバイスが、前記MBSセッションから削除されるべき最後の端末デバイスである場合、前記MBSセッションの無線リソースを解放すること
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記所定の端末デバイスが、最初に削除されるべき端末デバイスである場合、前記セッション停止に基づいて前記MBSセッションの無線リソースを解放すること
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいているか、または前記第2のネットワークノードが、前記関与する第4のネットワークノードに気づいている、関与する第3のネットワークノードに気づいている場合、前記要求の前記受信より前に、前記方法が、
前記第3のネットワークノードから、前記MBSセッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記MBSセッションの無線リソースを解放することと、
前記第3のネットワークノードに第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいている場合、前記要求の前記受信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
前記第3のネットワークノードから、前記MBSセッションの識別子を含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記MBSセッションの無線リソースを解放することと、
前記第3のネットワークノードに第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、前記要求の前記受信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
第2のネットワークノードからの前記端末デバイスの識別子のリストに基づいて前記第3のネットワークノードから送信された、第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記MBSセッションの無線リソースを解放することと、
前記第3のネットワークノードに第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記第3のネットワークノードがアクセスおよびモビリティ管理機能であり、前記第4のネットワークノードが次世代無線アクセスネットワークである、請求項17から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
端末デバイスによって実装される方法(1600)であって、前記方法は、
第4のネットワークノードから、前記端末デバイスがセッション停止によりマルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションから削除されるべきであることを指示する、プロトコルデータユニットセッション修正コマンドを受信すること(1601)
を含む、方法(1600)。
【請求項25】
前記第4のネットワークノードが次世代無線アクセスネットワークである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
第1のネットワークノード(1700)であって、
プロセッサ(1701)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(1702)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第1のネットワークノードに、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法の動作を実施させる、第1のネットワークノード(1700)。
【請求項27】
請求項1から6のいずれか一項に記載の方法を実施するように適応された第1のネットワークノード。
【請求項28】
第2のネットワークノード(1900)であって、
プロセッサ(1901)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(1902)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第2のネットワークノードに、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法の動作を実施させる、第2のネットワークノード(1900)。
【請求項29】
請求項7から9のいずれか一項に記載の方法を実施するように適応された第2のネットワークノード。
【請求項30】
第3のネットワークノード(2100)であって、
プロセッサ(2101)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(2102)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第3のネットワークノードに、請求項10から16のいずれか一項に記載の方法の動作を実施させる、第3のネットワークノード(2100)。
【請求項31】
請求項10から16のいずれか一項に記載の方法を実施するように適応された第3のネットワークノード。
【請求項32】
第4のネットワークノード(2300)であって、
プロセッサ(2301)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(2302)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第4のネットワークノードに、請求項17から23のいずれか一項に記載の方法の動作を実施させる、第4のネットワークノード(2300)。
【請求項33】
請求項17から23のいずれか一項に記載の方法を実施するように適応された第4のネットワークノード。
【請求項34】
端末デバイス(2500)であって、
プロセッサ(2501)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(2502)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記端末デバイスに、請求項24または25に記載の方法の動作を実施させる、端末デバイス(2500)。
【請求項35】
請求項24または25に記載の方法を実施するように適応された端末デバイス。
【請求項36】
無線通信システム(2700)であって、
請求項26または27に記載の第1のネットワークノード(2701)と、
少なくとも前記第1のネットワークノードと通信する、請求項28または29に記載の第2のネットワークノード(2702)と、
少なくとも前記第1のネットワークノードおよび前記第2のネットワークノードと通信する、請求項30または31に記載の第3のネットワークノード(2703)と、
少なくとも前記第3のネットワークノードと通信する、請求項32または33に記載の第4のネットワークノード(2704)と、
少なくとも前記第4のネットワークノードと通信する、請求項34または35に記載の端末デバイス(2705)と
を備える、無線通信システム(2700)。
【請求項37】
第1のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記第1のネットワークノードに、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法の動作を実施させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項38】
第2のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記第2のネットワークノードに、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法の動作を実施させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項39】
第3のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記第3のネットワークノードに、請求項10から16のいずれか一項に記載の方法の動作を実施させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項40】
第4のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記第4のネットワークノードに、請求項17から23のいずれか一項に記載の方法の動作を実施させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項41】
端末デバイスの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記端末デバイスに、請求項24または25に記載の方法の動作を実施させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、セッション解放の分野に関し、より詳細には、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッション解放のための方法およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションは、本開示のより良い理解を容易にし得る態様を紹介する。したがって、このセクションの記述は、この観点において読み取られるべきであり、従来技術にあるものまたは従来技術にないものに関する承認として理解されるべきでない。
【0003】
3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)は、ビデオマルチキャスト/ブロードキャスティングおよびストリーミングサービスのために、3GネットワークのためのMBMS(マルチキャスト/ブロードキャストマルチメディアサブシステム、3GPP TS23.246 v16.1.0参照)を早期に開発し、EPS(エボルブドパケットシステム)のためにeMBMS(エボルブドMBMS)を後に導入した。Rel-13およびRel-14では、MBMSシステムは、公共安全、CIoT(コグニティブモノのインターネット(Cognitive Internet of Things))およびV2X(Vehicle to Everything)など、新しいサービスをサポートするために更新された。
【0004】
3GPP SA2ワーキンググループにおける新しいリリース17研究の範囲は、CIoT、公共安全、V2Xなどのためのマルチキャスト要件および使用事例、ならびに専用ブロードキャスティング要件および使用事例の両方を研究することである。その研究は、5Gリリース17と新無線(New Radio:NR)無線アクセスとをターゲットにする。その研究結果は、これまでTR23.757 V1.3.0においてドキュメント化されており、規範的作業は、TS23.247 V0.2.0においてドキュメント化されている。
【0005】
TS23.247では、MBSセッション解放プロシージャが、節7.1.1.2において説明される。
【0006】
MBSセッション設定の削除
MBSセッションのための設定の削除ステップは、5GC(第5世代コア)に向けたMBSセッションを停止するためにAF(アプリケーション機能)によって使用され、TMGI(一時モバイルグループ識別子)割り当て解除およびセッション停止プロシージャからなり、それらは、別段に明記されていない限り、マルチキャスト通信とブロードキャスト通信の両方に適用される。MBSセッション解放/アクティブ化解除プロシージャが、MBSセッション設定の削除に続いて、NG-RAN(次世代無線アクセスネットワーク)に向けて予約済みリソースを解放し得る。
図1は、MBSセッションのための設定の削除を示す。
【0007】
ステップ1において、コンテンツプロバイダのAFが、NEF(ネットワーク公開機能)にMBSセッション(MBSセッションID)のための停止コンテンツを要求し得る。
【0008】
ステップ2において、NEF/MBSF(マルチキャストブロードキャストサービス機能)が、MB-SMF(マルチキャストブロードキャスト-セッション管理機能)にMBS分配セッションのための入口リソース(ingress resource)を解放することを要求する。
【0009】
ステップ3および4において、MB-SMFは、ユーザプレーン入口リソースを解放することをMB-UPFに要求する。
【0010】
随意のステップ5において、MB-SMFは、PCF(ポリシ制御機能)にMBSポリシ関連付け終了要求を送る。
【0011】
随意のステップ6において、PCFは、BSF(バインディングサポート機能)において、それがマルチキャストセッションをハンドリングすることを登録解除する。
【0012】
随意のステップ7において、PCFは、MBSポリシ関連付け終了応答で応答する。
【0013】
条件ステップ8において、MBSセッションが設定されたとき、MB-SMFがプロファイルにMBSセッションIDを設定した場合、MB-SMFは、MBSセッションIDを解放するために、NRF(NFリポジトリ機能)におけるMB-SMFのNF(ネットワーク機能)プロファイルを更新する。
【0014】
ステップ9において、MB-SMFはNEF/MBSFに応答する。
【0015】
ステップ10において、NEF/MBSFはAFに応答する。
【0016】
随意のステップ11および12において、AFは、(1つまたは複数の)TMGIを割り当て解除することをNEF/MBSFに要求し、NEF/MBSFは、MB-SMFにその要求をフォワーディングする。
【0017】
設定に応じて、MB-SMFは、AFから直接、またはNEFを介して、またはMBSFを介して、またはNEFおよびMBSFを介して、要求を受信し得ることに留意されたい。
【0018】
ステップ13および14において、MB-SMFは、割り当て解除TMGI応答メッセージを送ることによって、NEFまたはMBSFに、およびAFに応答する。
【0019】
TS23.247では、UE(ユーザ機器)セッション離脱プロシージャが、節7.2.2.2において説明される。
【0020】
MBSセッション離脱
UEが、マルチキャストMBSサービスを離脱することを決定したとき、UEは、5GCに離脱動作を通知するために、PDUセッション修正要求を送るものとする。
図2は、UE始動型マルチキャストMBSセッション離脱を示す。
【0021】
ステップ1において、UEは、UEが、マルチキャストMBSサービスを離脱することを決定したとき、PDUセッション修正要求を送る。要求は、UEが、離脱することを希望する、MBSセッションIDを搬送する。
【0022】
ステップ2において、AMF(アクセスおよびモビリティ管理機能)は、MBSセッション離脱情報(すなわち、離脱指示、MBSセッションIDなど)を含む、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextをSMFに対して呼び出す。
【0023】
条件ステップ3において、UEが、このMBSセッションのためにこのSMFにおいて5GC個別MBSトラフィック配信方法でサーブされる最後のUEであり、SMFがMB-SMFとコロケートされない場合、SMFは、MB-UPFからマルチキャストデータを受信することを停止するようにUPF(ユーザプレーン機能)を設定し、このMBSセッションのためのUPFとMB-UPFとの間のトンネルを解放するためにNsmf_MBSession_Update要求(MBSセッションID)を呼び出す。
【0024】
条件ステップ4において、UPFとMB-SMFとの間のトンネルが解放されるものとする場合、MB-SMFは、トンネルを解放することをMB-UPFに要求する。
【0025】
条件ステップ5において、MB-SMFは、ステップ3についてSMFに応答する。
【0026】
ステップ6において、SMFが応答する(PDUセッションID、N2 SM情報、N1 SMコンテナ)。N2 SM情報において、SMFは、5GC共有MBSトラフィック配信方法が使用される場合、このMBSセッションからUEを削除することをNG-RANに通知する。
【0027】
N2 SM情報において、SMFはまた、TS23.502節4.3.3.2において規定されているマルチキャストMBSトラフィックを搬送するかまたは搬送しようとする、QoS(サービス品質)フローを解放することをNG-RANに通知する。
【0028】
ステップ7において、AMFは、NG-RANにN2メッセージ(N2 SM情報、N1 SMコンテナ)を送る。
【0029】
ステップ8において、NG-RANは、必要なAN固有リソース修正プロシージャをUEに向けて実施し、ステップ7において受信されたN1 SMコンテナをUEにトランスポートする。
【0030】
ステップ9において、NG-RANは、このMBSセッションからUEを削除し、AMFにN2メッセージを送る。
【0031】
ステップ10において、AMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を介してSMFに、ステップ9において受信されたN2メッセージを転送する。SMFは、MBSセッションからUEを削除する。
【0032】
ステップ11において、UEがこのMBSセッションのためのこのRANノードにおける最後のUEである場合、NG-RANは、NG-RANとMB-UPFとの間のMBSセッションを解放する。
【0033】
セッションアクティブ化解除がMBSセッションごとの様式でハンドリングされることを可能にするために、MB-SMFからNG-RANへのアクティブ化解除だけでなく、NG-RANが、MB-SMFに向けて登録および登録解除することを可能にするためのソリューションがさらに導入される。
【0034】
RANノードに向けた共有配信の確立
図3は、RANノードに向けた共有配信の確立を示す。
【0035】
ステップ1において、RANノードは、RANノードがMBSセッション内で少なくとも1つのUEをサーブするので、RANノードがMBSセッションのための共有配信を確立する必要があることを発見する。これは、UEがMBSセッションに加入した後に、またはUEのハンドオーバの結果として、起こり得る。ロケーション依存サービスでは、RANノードは、RANノードがMBSセッションIDおよびエリアセッションIDに割り振られた少なくとも1つのUEをサーブする場合、MBSセッションのロケーション依存コンテンツのために共有配信を確立する必要がある。
【0036】
ステップ2において、RANノードは、AMFにマルチキャスト分配要求を送り、MBSセッションIDとしてTMGIを提供する。RANノードが、共有配信のためにユニキャストトランスポートを使用するように設定された場合、RANノードは、GTP(GPRS(汎用パケット無線サービス)トンネリングプロトコル)トンネルエンドポイントを割り当て、そのエンドポイントを提供する。ロケーション依存サービスでは、RANノードは、エリアセッションIDをも提供する。
【0037】
ステップ3において、AMFは、NRF発見サービスを使用して、マルチキャストセッションをサーブするMB-SMFを発見する。AMFは、MB-SMFにマルチキャスト分配要求を送り、メッセージ2において受信されたパラメータを受け渡す。AMFは、RANノードのIDを追加する。
【0038】
ステップ4において、MB-SMFがメッセージ3においてGTPトンネルエンドポイントを受信した場合、MB-SMFは、ユニキャストトランスポートを介してそのGTPトンネルエンドポイントに向けて、マルチキャストセッションのためのマルチキャストデータ(または、エリアセッションIDが受信された場合、マルチキャストセッションのロケーション依存コンテンツ)を送るようにMB-UPFを設定する。
【0039】
ステップ5において、MB-SMFは、AMFおよびRANノードIDを、そのRANノードに向けた後続のシグナリングを可能にするために、マルチキャストセッションのコンテキスト(または、エリアセッションIDが受信された場合、マルチキャストセッションのロケーション依存部分)において記憶する。
【0040】
ステップ6において、MB-SMFは、AMFにマルチキャスト分配応答を送る。MB-SMFがメッセージ3においてGTPトンネルエンドポイントを受信しなかった場合、MB-SMFは、共有配信のマルチキャストトランスポートのためのGTPトンネルエンドポイントを提供する。
【0041】
ステップ7において、AMFは、RANノードにマルチキャスト分配応答をフォワーディングする。RANノードが共有配信のマルチキャストトランスポートのためのGTPトンネルエンドポイントを受信した場合、RANノードは、マルチキャストトランスポートに加入するためにその情報を使用する。
【0042】
RANノードに向けた共有配信の解放
図4は、RANノードに向けた共有配信の解放を示す。
【0043】
ステップ1において、RANノードは、たとえば、RANノードがもはやMBSセッション内で少なくとも1つのUEをサーブしないので、RANノードがMBSセッションのための共有配信を解放する必要があることを発見する。これは、UEがMBSセッションを離脱した後に、またはUEのハンドオーバの結果として、起こり得る。ロケーション依存サービスでは、RANノードは、RANノードがもはやMBSセッションIDおよびエリアセッションIDに割り振られた少なくとも1つのUEをサーブしない場合、MBSセッションのロケーション依存コンテンツのために共有配信を解放し得る。
【0044】
ステップ2において、RANノードは、AMFにマルチキャスト分配解放要求を送り、MBSセッションIDとしてTMGIを提供する。ロケーション依存サービスでは、RANノードは、エリアセッションIDをも提供する。
【0045】
ステップ3において、AMFは、NRF発見サービスを使用して、マルチキャストセッションをサーブするMB-SMFを発見する。AMFは、MB-SMFにマルチキャスト分配解放要求を送り、メッセージ2において受信されたパラメータを受け渡す。
【0046】
ステップ4において、ユニキャストトランスポートがRANノードに向けて使用された場合、MB-SMFは、そのRANノードに向けて、マルチキャストセッションのためのマルチキャストデータ(または、エリアセッションIDが受信された場合、マルチキャストセッションのロケーション依存コンテンツ)を送ることを終了するようにMB-UPFを設定する。
【0047】
ステップ5において、MB-SMFは、マルチキャストセッションのコンテキスト(または、エリアセッションIDが受信された場合、マルチキャストセッションのロケーション依存部分)においてストレージからRANノードIDを削除する。
【0048】
ステップ6において、MB-SMFは、AMFにマルチキャスト分配解放応答を送る。
【0049】
ステップ7において、AMFは、RANノードにマルチキャスト分配解放応答をフォワーディングする。RANノードが共有配信のマルチキャストトランスポートのためのGTPトンネルエンドポイントを前に受信した場合、RANノードは、マルチキャストトランスポートを離脱するためにその情報を使用する。RANノードは、マルチキャストデータを受信するためのローカルリソースを解放する。
【0050】
マルチキャストセッションアクティブ化解除
図5は、マルチキャストセッションアクティブ化解除を示す。
【0051】
ステップ1において、MB-SMFは、NEF/MBSFおよびAFからの要求に基づいて、または、MB-UPFが、設定された期間の間にマルチキャストセッションのためのデータを受信しなかったことを報告したので、のいずれかで、MBSセッション(またはマルチキャストセッションのロケーション依存部分)をアクティブ化解除することを決める。
【0052】
ステップ2において、MB-SMFがマルチキャストコンテキストセッション(またはマルチキャストセッションのロケーション依存部分)において記憶した各AMFについて、MB-SMFは、AMFに向けてマルチキャストセッションアクティブ化解除要求を送る。MB-SMFは、共有配信のためにAMFを介して前に登録されたRANノードのRANノードIDを含む。MB-SMFはまた、MBSセッションIDを提供し、ロケーション依存サービスでは、エリアセッションIDを提供する。
【0053】
AMFがRANノードのための情報(たとえば、RAN id)を記憶する場合、MB-SMFが、RANノードIDの情報を有さず、このステップにおいてMBSセッションIDのみを提供し得ることに留意されたい。
【0054】
ステップ3において、メッセージ2において指示された各RANノードについて、AMFは、マルチキャストセッションアクティブ化解除要求を送る。AMFは、メッセージ2において受信されたMBSセッションIDと可能なエリアセッションIDとを含む。RANノードは、RAN仕様において規定されている非アクティブ化をハンドリングする。そのマルチキャストセッションに加入したUEは、IDLEになり得る。5GC共有MBS配信方法のためのN3トンネルは、RANノードが、CM接続されたUE(CM CONNECTED UE)をマルチキャストセッション内でサーブする限り、解放されないものとする。
【0055】
TS23.247では、MBS加入およびセッション確立プロシージャが、節7.2.1.3において説明される。
【0056】
MBS加入およびセッション確立プロシージャ
以下のステップは、UEが、MBSセッションに加入することを要求する前に実行される。
- MBSセッションが設定された。
- UEは、PLMN(パブリックランドモバイルネットワーク)において登録し、PDU(プロトコルデータユニット)セッションを確立する。
- UEは、UEが加入することができるマルチキャストグループの少なくともMBSセッションIDを、たとえば告知を介して知っている。
【0057】
図6は、マルチキャストのためのPDUセッション修正を示す。
【0058】
ステップ1において、マルチキャストグループに加入するために、UEは、PDUセッション修正要求(MBSセッションID)を送る。MBSセッションIDは、UEが加入することを希望するマルチキャストグループを指示する。
【0059】
ステップ2において、受信されたMBSセッションIDごとに、SMFは、これがMBSセッション加入要求であることを認識する。SMFは、MBSセッション加入要求を許可する、節6.1.1参照。
【0060】
ステップ3において、SMFが、指示されたMBSセッションのためのマルチキャストコンテキストに関する情報を有しない場合、SMFは、指示されたMBSセッションのためのマルチキャストコンテキストがシステム中に存在するかどうかを、Nnrf_NFDiscovery要求(MBSセッションID)を使用することによってNRFにおいて検査する。マルチキャストコンテキストがNRF中にすでに存在する場合、NRFは、Nnrf_NFDiscovery応答(MB-SMF ID)で応答する。
【0061】
ステップ4において、Nsmf_MBSSession_Create要求(MBSセッションID)を使用することによって、SMFは、指示されたMBSセッションのマルチキャストQoSフロー情報を取り出すためにMB SMFと対話する。
【0062】
ステップ5において、SMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext応答(N2 SM情報(PDUセッションID、MBSセッションID、MB-SMF ID、マルチキャストQoSフロー情報、更新されたPDUセッション情報、ユニキャストQoSフロー情報とマルチキャストQoSフロー情報との間のマッピング)、N1 SMコンテナ(PDUセッション修正コマンド)を通してAMFに応答して、
- RANにおける指示されたMBSセッションのためのMBSセッションコンテキストを、そのMBSセッションコンテキストがまだ存在しない場合、作成することと、
- マルチキャストコンテキストとUEのPDUセッションとの間のマッピング情報を含む関係に関してRANに通知することと
を行う。
【0063】
オペレータポリシに基づいて、SMFは、個別配信フォールバックのために準備をし得る。SMFは、マルチキャストQoSフローの受信されたQoS情報をPDUセッションのQoSフロー情報にマッピングし、QoSフローの情報とQoSフローに関するマッピング情報とを、RANに送られるSM情報中に含める。
【0064】
ステップ6において、PDUセッション修正コマンド情報を含む、N2メッセージが、RANに送られる。
【0065】
MBSがNG-RANによってサポートされない場合、5GC個別MBSトラフィック配信が使用され得る。他の場合、5GC共有MBSトラフィック配信が採用される。
【0066】
NG-RANは、PDUセッション修正プロシージャが、指示されたマルチキャストセッションに対応すると決定するために、MBSセッションIDを使用する。
【0067】
マルチキャストQoS情報が受信された場合、関連するユニキャストQoSフロー情報は、無線リソースを割り当てるために使用されない。
【0068】
無線リソースが割り当てられたか否かを決めるのはNG-RANであることに留意されたい。
【0069】
NG-RANがMBSセッションIDを受信したが、MBSセッションコンテキストがそのMBSセッションIDについて存在しないとき、NG-RANは、このマルチキャストセッションをサーブするためにリソースを割り当てるために、含まれるMBSセッションQoS情報を使用する。他の場合、指示されたMBSセッションは、前に確立されている。NG-RANは、UEに転送するMBSセッションデータパケットのためにそれらの割り当てられたリソースを使用することができる。
【0070】
ステップ7において、RAN、AMF、SMF、およびMB-SMFは、個別配信および共有配信のためにリソース予約を実施する。SMFは、受け付けられたQFI情報を介してターゲットNG-RANの5MBS能力を取得し、5GCとRANとの間の配信モードを決定する。
【発明の概要】
【0071】
本開示は、SMFが、加入したUEをMBSセッションから削除する、プロシージャを提案し、これは、MBSセッション設定の削除プロシージャの一部である。
【0072】
SMFが、加入したUEをMBSセッションから削除する、プロシージャに基づいて、本開示は、NG-RANが無線リソースをできるだけ早く解放することを可能にするためのいくつかの最適化をさらに提案する。
- NG-RANが無線リソースを直ちに解放することができるように、NG-RANに対するPDUセッション修正コマンドのためのN2 SM情報におけるMBSセッション解放の指示を導入する。
- MBSセッションアクティブ化解除要求を再使用するか、またはMBSセッション解放要求を導入する。決められたソリューションに応じて、いくつかの可能性がある。
・ MB-SMFが無線リソース解放をトリガする。NG-RANが、MB-SMFに向けて登録を前に実施した(または、NG-RANが、AMFに向けて登録を実施し、AMFが、MB-SMFに向けて登録を実施した)場合、MB-SMFは、AMFを介してNG-RANにマルチキャストセッションアクティブ化解除/解放要求を送ることができる。
・ AMFが無線リソース解放をトリガする。AMFが、共有配信のためのセッション管理に関与する場合、SMFは、AMFにMBSセッション解放を通知し、次いで、AMFは、セッションアクティブ化解除/解放要求を介してNG-RANに通知することができる。
・ SMFが無線リソース解放をトリガする。AMFが、共有配信のためのセッション管理に関与しない場合、SMFは、AMFに向けたセッションアクティブ化解除/解放要求中にUEリストを含める必要がある。UEリストに基づいて、AMFは、関与するNG-RANを識別し、NG-RANにセッションアクティブ化解除/解放要求を送ることができる。
【0073】
本開示の第1の態様によれば、第1のネットワークノードによって実装される方法が提供される。本方法は、第2のネットワークノードから、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッション解放要求を受信することと、第1のネットワークノードによってサーブされる端末デバイスから、MBSセッションに加入した端末デバイスを選択することと、第2のネットワークノードに第1のマルチキャストセッション解放応答を送信することとを含む。
【0074】
第1の態様の代替実施形態では、本方法は、MBSセッションの解放を指示するN1セッション管理コンテナと、第4のネットワークノードに関連する、MBSセッションからの選択された端末デバイスのうちの所定の端末デバイスの削除を第4のネットワークノードに通知するためのものである、N2セッション管理情報とを含む、通信メッセージを、第3のネットワークノードに送信することをさらに含み得る。
【0075】
第1の態様のさらなる代替実施形態では、N2セッション管理情報は、第4のネットワークノードがMBSセッションの無線リソースを解放するためのセッション停止を含み得る。
【0076】
第1の態様の別のさらなる代替実施形態では、第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、通信メッセージの送信に並行してまたはそれより前に、本方法は、
第3のネットワークノードに、MBSセッションの識別子と選択された端末デバイスの識別子のリストとを含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
第3のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含み得る。
【0077】
本開示の第2の態様によれば、第2のネットワークノードによって実装される方法が提供される。本方法は、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッション解放要求を、MBSセッションに加入した端末デバイスをサーブする1つまたは複数の第1のネットワークノードの各々に送信することと、第1のネットワークノードから第1のマルチキャストセッション解放応答を受信することとを含む。
【0078】
本開示の第3の態様によれば、第3のネットワークノードによって実装される方法が提供される。本方法は、第1のネットワークノードから、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションからの所定の端末デバイスの削除を第4のネットワークノードに通知するためのものである、N2セッション管理情報を含む通信メッセージを受信することと、第4のネットワークノードにN2セッション管理情報を送信することとを含む。
【0079】
本開示の第4の態様によれば、第4のネットワークノードによって実装される方法が提供される。本方法は、第3のネットワークノードから、セッション停止によりマルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションからの所定の端末デバイスの削除を指示する、N2セッション管理情報を含む要求を受信することと、所定の端末デバイスに、所定の端末デバイスが削除されるべきであることを指示するプロトコルデータユニットセッション修正コマンドを送信することとを含む。
【0080】
本開示の第5の態様によれば、端末デバイスによって実装される方法が提供される。本方法は、第4のネットワークノードから、端末デバイスがセッション停止によりマルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションから削除されるべきであることを指示する、プロトコルデータユニットセッション修正コマンドを受信することを含む。
【0081】
本開示の第6の態様によれば、第1のネットワークノードが提供される。第1のネットワークノードは、プロセッサと、プロセッサに通信可能に結合されたメモリとを備える。メモリは、プロセッサによって実行されたとき、第1のネットワークノードに、上記の第1の態様の方法の動作を実施させる命令を記憶するように適応される。
【0082】
本開示の第7の態様によれば、第1のネットワークノードが提供される。第1のネットワークノードは、上記の第1の態様の方法を実施するように適応される。
【0083】
本開示の第8の態様によれば、第2のネットワークノードが提供される。第2のネットワークノードは、プロセッサと、プロセッサに通信可能に結合されたメモリとを備える。メモリは、プロセッサによって実行されたとき、第2のネットワークノードに、上記の第2の態様の方法の動作を実施させる命令を記憶するように適応される。
【0084】
本開示の第9の態様によれば、第2のネットワークノードが提供される。第2のネットワークノードは、上記の第2の態様の方法を実施するように適応される。
【0085】
本開示の第10の態様によれば、第3のネットワークノードが提供される。第3のネットワークノードは、プロセッサと、プロセッサに通信可能に結合されたメモリとを備える。メモリは、プロセッサによって実行されたとき、第3のネットワークノードに、上記の第3の態様の方法の動作を実施させる命令を記憶するように適応される。
【0086】
本開示の第11の態様によれば、第3のネットワークノードが提供される。第3のネットワークノードは、上記の第3の態様の方法を実施するように適応される。
【0087】
本開示の第12の態様によれば、第4のネットワークノードが提供される。第4のネットワークノードは、プロセッサと、プロセッサに通信可能に結合されたメモリとを備える。メモリは、プロセッサによって実行されたとき、第4のネットワークノードに、上記の第4の態様の方法の動作を実施させる命令を記憶するように適応される。
【0088】
本開示の第13の態様によれば、第4のネットワークノードが提供される。第4のネットワークノードは、上記の第4の態様の方法を実施するように適応される。
【0089】
本開示の第14の態様によれば、端末デバイスが提供される。端末デバイスは、プロセッサと、プロセッサに通信可能に結合されたメモリとを備える。メモリは、プロセッサによって実行されたとき、端末デバイスに、上記の第5の態様の方法の動作を実施させる命令を記憶するように適応される。
【0090】
本開示の第15の態様によれば、端末デバイスが提供される。端末デバイスは、上記の第5の態様の方法を実施するように適応される。
【0091】
本開示の第16の態様によれば、無線通信システムが提供される。無線通信システムは、上記の第6または第7の態様の第1のネットワークノードと、少なくとも第1のネットワークノードと通信する、上記の第8または第9の態様の第2のネットワークノードと、少なくとも第1のネットワークノードおよび第2のネットワークノードと通信する、上記の第10または第11の態様の第3のネットワークノードと、少なくとも第3のネットワークノードと通信する、上記の第12または第13の態様の第4のネットワークノードと、少なくとも第4のネットワークノードと通信する、上記の第14または第15の態様の端末デバイスとを備える。
【0092】
本開示の第17の態様によれば、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータプログラムが第1のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、コンピュータプログラムは、第1のネットワークノードに、上記の第1の態様による方法の動作を実施させる。
【0093】
本開示の第18の態様によれば、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータプログラムが第2のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、コンピュータプログラムは、第2のネットワークノードに、上記の第2の態様による方法の動作を実施させる。
【0094】
本開示の第19の態様によれば、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータプログラムが第3のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、コンピュータプログラムは、第3のネットワークノードに、上記の第3の態様による方法の動作を実施させる。
【0095】
本開示の第20の態様によれば、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータプログラムが第4のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、コンピュータプログラムは、第4のネットワークノードに、上記の第4の態様による方法の動作を実施させる。
【0096】
本開示の第21の態様によれば、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体が提供される。コンピュータプログラムが端末デバイスの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、コンピュータプログラムは、端末デバイスに、上記の第5の態様による方法の動作を実施させる。
【0097】
このようにして、本開示は、無線リソースが効率的なやり方で利用され得るように、AFがマルチキャストセッションを解放することを決めた最初のときに、NG-RANが無線リソースを解放することを可能にし得る。
【0098】
本開示は、例として、以下の説明と、本開示の実施形態を示すために使用される添付の図面とを参照すると、最もよく理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【
図1】MBSセッションのための設定の削除を示すシーケンス図である。
【
図2】UE始動型マルチキャストMBSセッション離脱を示すシーケンス図である。
【
図3】RANノードに向けた共有配信の確立を示すシーケンス図である。
【
図4】RANノードに向けた共有配信の解放を示すシーケンス図である。
【
図5】マルチキャストセッションアクティブ化解除を示すシーケンス図である。
【
図6】マルチキャストのためのPDUセッション修正を示すシーケンス図である。
【
図7】本開示のいくつかの実施形態による、MBSセッション解放を示すシーケンス図である。
【
図8】本開示のいくつかの実施形態による、MBSセッション解放を示すシーケンス図である。
【
図9】本開示のいくつかの実施形態による、MBSセッション解放を示すシーケンス図である。
【
図10】本開示のいくつかの実施形態による、MBSセッション解放を示すシーケンス図である。
【
図11】本開示のいくつかの実施形態による、MBSセッション解放を示すシーケンス図である。
【
図12】本開示のいくつかの実施形態による、第1のネットワークノード上で実装される方法を示すフローチャートである。
【
図13】本開示のいくつかの実施形態による、第2のネットワークノード上で実装される方法を示すフローチャートである。
【
図14】本開示のいくつかの実施形態による、第3のネットワークノード上で実装される方法を示すフローチャートである。
【
図15】本開示のいくつかの実施形態による、第4のネットワークノード上で実装される方法を示すフローチャートである。
【
図16】本開示のいくつかの実施形態による、端末デバイス上で実装される方法を示すフローチャートである。
【
図17】本開示のいくつかの実施形態による、第1のネットワークノードを示すブロック図である。
【
図18】本開示のいくつかの実施形態による、第1のネットワークノードを示す別のブロック図である。
【
図19】本開示のいくつかの実施形態による、第2のネットワークノードを示すブロック図である。
【
図20】本開示のいくつかの実施形態による、第2のネットワークノードを示す別のブロック図である。
【
図21】本開示のいくつかの実施形態による、第3のネットワークノードを示すブロック図である。
【
図22】本開示のいくつかの実施形態による、第3のネットワークノードを示す別のブロック図である。
【
図23】本開示のいくつかの実施形態による、第4のネットワークノードを示すブロック図である。
【
図24】本開示のいくつかの実施形態による、第4のネットワークノードを示す別のブロック図である。
【
図25】本開示のいくつかの実施形態による、端末デバイスを示すブロック図である。
【
図26】本開示のいくつかの実施形態による、端末デバイスを示す別のブロック図である。
【
図27】本開示のいくつかの実施形態による、無線通信システムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0100】
以下の発明を実施するための形態は、MBSセッション解放のための方法およびデバイスについて説明する。以下の発明を実施するための形態では、本開示のより完全な理解を提供するために、論理実装形態、システム構成要素のタイプおよび相互関係など、多数の具体的な詳細が記載される。しかしながら、そのような具体的な詳細なしに本開示が実践され得ることが、当業者によって諒解されよう。他の事例では、制御構造、回路および命令シーケンスは、本開示を不明瞭にしないために詳細に示されていない。当業者は、含まれた説明を用いて、過度の実験なしに適切な機能を実装することが可能になる。
【0101】
「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを指示するが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らないことがある。その上、そのような句は必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関して説明されるとき、明示的に説明されるか否かにかかわらず、他の実施形態に関してそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは当業者の知識内にあることが具申される。
【0102】
破線の境界線(たとえば、大きい破線、小さい破線、一点鎖線、および点)をもつ括弧内のテキストおよびブロックは、本開示の実施形態に追加の特徴を追加する随意の動作を示すために本明細書で使用され得る。しかしながら、そのような記法は、これらが唯一のオプションまたは随意の動作であること、および/あるいは実線の境界線をもつブロックが、本開示のいくつかの実施形態において随意でないことを意味するようにとられるべきではない。
【0103】
以下の発明を実施するための形態および特許請求の範囲において、「結合された」および「接続された」という用語は、それらの派生語とともに、使用され得る。これらの用語は、互いのための類義語として意図されないことを理解されたい。「結合された」は、直接物理的にまたは電気的に互いに接触していることも接触していないこともある2つまたはそれ以上のエレメントが、互いに協働または対話することを示すために使用される。「接続された」は、互いに結合された2つまたはそれ以上のエレメント間の通信の確立を示すために使用される。
【0104】
電子デバイスは、機械可読記憶媒体(たとえば、磁気ディスク、光ディスク、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリデバイス、相変化メモリ)、および(キャリアとも呼ばれる)機械可読伝送媒体(たとえば、搬送波、赤外線信号など、伝搬信号の電気、光、無線、音響または他の形態)など、(コンピュータ可読媒体とも呼ばれる)機械可読媒体を使用して、(ソフトウェア命令から構成され、コンピュータプログラムコードまたはコンピュータプログラムと呼ばれることがある)コードおよび/またはデータを(内部でおよび/またはネットワーク上の他の電子デバイスとともに)記憶し、送信する。したがって、電子デバイス(たとえば、コンピュータ)は、プロセッサのセット上の実行のためのコードを記憶するために、および/またはデータを記憶するために、1つまたは複数の機械可読記憶媒体に結合された1つまたは複数のプロセッサのセットなど、ハードウェアおよびソフトウェアを含む。たとえば、電子デバイスは、電子デバイスがオフにされたとき(電力が除去されたとき)でも、不揮発性メモリがコード/データを残存することができるので、コードを含んでいる不揮発性メモリを含み得、電子デバイスがオンにされている間、その電子デバイスの(1つまたは複数の)プロセッサによって実行されることになるコードの部分は、一般に、その電子デバイスのより遅い不揮発性メモリから揮発性メモリ(たとえば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM))にコピーされる。一般的な電子デバイスはまた、(信号を伝搬することを使用してコードおよび/またはデータを送信および/または受信するために)他の電子デバイスとのネットワーク接続を確立するために1つまたは複数の物理ネットワークインターフェースのセットを含む。本開示の一実施形態の1つまたは複数の部分は、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアの異なる組合せを使用して実装され得る。
【0105】
オプション0:基本ソリューション
AFがマルチキャストセッションのためにMBSセッション解放をトリガするとき、MB-SMFは、SMFがMBSセッションからすべての加入したUEを削除することができるように、SMFに向けてセッション解放をトリガすることが必須である。
【0106】
図7は、オプション0のための、SMFが、加入したUEを削除するより前の、プロシージャを示す。
【0107】
ステップ2aにおいて、MBSセッション解放要求を受信した後に、MB-SMFは、解放されたセッションがマルチキャストセッションであるのかブロードキャストセッションであるのかを決定する。マルチキャストセッションでは、MB-SMFは、加入したUEをサーブするSMFにMBSセッション解放要求を送る。
【0108】
ステップ2bにおいて、SMFは、以下で
図8に示されているように、加入したUEをMBSセッションから削除し、MB-SMFに向けてMBSセッション解放応答を送る。
【0109】
図7のステップ2aにおけるMBSセッション解放要求は、
図8、
図9、
図10および
図11のステップ1におけるマルチキャストセッション解放要求である。
図7のステップ2bにおけるMBSセッション解放応答は、
図8、
図9、
図10および
図11のステップ1におけるマルチキャストセッション解放応答である。
【0110】
図8は、オプション0のための、SMFが、加入したUEをMBSセッションから削除する、プロシージャを示す。
【0111】
ステップ1において、SMFは、MB-SMFから、マルチキャストセッション解放要求をMBSセッションIDとともに受信する。SMFは、加入したUEを検査する。SMFは、MB-SMFにマルチキャストセッション解放応答を送る。
【0112】
ステップ2において、各加入したUEについて、SMFは、UPFにN4セッション修正要求を送る。UPFは、ユーザプレーンリソースを解放し、SMFにN4セッション修正応答を送る。
【0113】
ステップ3において、各加入したUEについて、SMFは、Namf_Communicate_N1N2MessageTransferをAMFに対して呼び出す。N1 SMコンテナは、MBSセッション解放を指示する。N2 SM情報において、SMFは、MBSセッションからUEを削除することをNG-RANに通知する。
【0114】
ステップ4において、AMFは、NG-RANにN2要求を送る。
【0115】
ステップ5において、NG-RANは、UEにN1 SMコンテナ(PDUセッション修正コマンド)をトランスポートする。
【0116】
ステップ6において、NG-RANは、無線リソース修正を実施する。加入したUEがMBSセッション中にない場合、NG-RANは無線リソースを解放する。
【0117】
ステップ7において、加入したUEがMBSセッション中にない場合、N3mbのユニキャストトランスポートでは、NG-RANは、AMFおよびMB-SMFを介してMB-UPFに向けてDL(ダウンリンク)トンネル解放を始動する。N3mbのマルチキャストトランスポーテーションでは、NG-RANは、MBSセッションのためにIGMP/MLD離脱を実施する。
【0118】
ステップ8において、NG-RANは、AMFにN2応答を送る。加入したUEがMBSセッション中にない場合、MBSセッションコンテキストがNG-RANから削除される。
【0119】
ステップ9において、AMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を介してSMFに、ステップ8において受信されたN2メッセージを転送する。SMFは、MBSセッションからUEを削除する。
【0120】
オプション0では、NG-RANは、最後のUEがMBSセッションから削除されたとき、無線リソースを解放し得る。AFからのセッション停止要求の後に、AFは、MBSセッション上でコンテンツをもはや配信しない。SMFがそれらの加入したUEを削除するのにしばらく時間がかかり得る。この期間中に、無線リソースは解放されない。
【0121】
無線リソースができるだけ早く解放されることを可能にするために、オプション0はさらに改善され得る。
【0122】
オプション1:PDUセッション修正コマンドのためのN2情報における指示
SMFは、N2情報においてNG-RANセッション停止を指示する。NG-RANは、MBSセッション停止を認識し、次いで、最初のUEについての要求を受信すると、無線リソースを解放する。
【0123】
オプション1のコールフローは、オプション0のコールフローと同様である。その違いは以下である。
- オプション0では、NG-RANは、最後のUEがMBSセッションから削除されたとき、MBSセッションの無線リソースを解放する。
- オプション1では、NG-RANは、MBSセッション停止を認識し、最初のUEがMBSセッション停止によりMBSセッションから削除されたとき、MBSセッションの無線リソースを解放する。
【0124】
オプション2:MBSセッションアクティブ化解除要求を利用するか、またはMBSセッション解放要求メッセージを導入する
【0125】
オプション2-A:MB-SMFが、AMFを介してNG-RANにMBSセッションアクティブ化解除/解放要求を送る
SMFをトリガする前に、MB-SMFは、AMFにMBSセッションアクティブ化解除要求を送り、AMFは、NG-RANにその要求を分配する。MBSセッションアクティブ化解除要求を受信すると、NG-RANは無線リソースを解放する。
【0126】
オプション2-Aの必須条件は、MB-SMFが、関与するNG-RANに気づいていること、または、MB-SMFが、関与するAMFに気づいており、AMFが、関与するNG-RANに気づいていることである。
【0127】
図9は、オプション2-Aのための、MB-SMFが無線リソース解放をトリガするプロシージャを示す。
【0128】
MB-SMFは、
図8に示されている、SMFが、加入したUEをMBSセッションから削除する、ステップより前に、マルチキャストセッションアクティブ化解除プロシージャをトリガし得る。MB-SMFがMBSセッションを解放することを決めたとき、MB-SMFは、ステップ0a~ステップ0dに示されているようにマルチキャストセッションアクティブ化解除をトリガする。
【0129】
ステップ0aにおいて、MB-SMFは、AMFに、マルチキャストセッションアクティブ化解除要求をMBSセッションIDとともに送る。
【0130】
ステップ0bにおいて、AMFは、NG-RANにその要求を送る。
【0131】
ステップ0cにおいて、NG-RANは、MBSセッションの無線リソースを解放し、AMFにマルチキャストセッションアクティブ化解除応答を送る。MBSセッションコンテキストは、NG-RANにおいて保持され、MBSセッションコンテキストは、サーブされるUEがないとき、ステップ6において解放されることになる。
【0132】
ステップ0dにおいて、AMFは、MB-SMFにその応答を送る。
【0133】
代替的に、MB-SMFは、AMFに、マルチキャストセッションアクティブ化解除要求の代わりに、マルチキャストセッション解放要求を送り得る。この場合、ステップ0aからステップ0dまで、メッセージは、マルチキャストセッション解放要求または応答である。ステップ0cにおいて、NG-RANは、MBSセッションの無線リソースを解放するだけでなく、MBSセッションコンテキストを削除することをも行うべきである。
【0134】
オプション2-B:AMFが共有配信のセッション管理に関与し、AMFが無線リソース解放をトリガする
このオプションでは、AMFは、共有配信のためのセッション管理に関与する。MBS加入およびセッション確立のプロシージャでは、AMFは、SMFからUE加入情報を取得し得る。
【0135】
図10は、オプション2-Bのための、AMFが無線リソース解放をトリガするプロシージャを示す。
【0136】
ステップ3において、SMFは、UEが、AFによって始動されたMBSセッション解放によりMBSセッションから削除されるべきであることを、AMFに通知する。
【0137】
オプション0と比較して、その違いは以下のように説明される。
- ステップ4と並行してまたはそれより前に、AMFは、ステップ4aおよびステップ4bにおいて、NG-RANに向けて無線リソース解放をトリガする。
・ ステップ4aにおいて、AMFは、加入したUEをサーブするNG-RANに、MBSセッションアクティブ化解除要求をMBSセッションIDとともに送る。
・ ステップ4bにおいて、NG-RANは、MBSセッションのための無線リソースを解放し、AMFにMBSセッションアクティブ化解除応答を送る。このステップにおいて、NG-RANは、AMFからのマルチキャストセッションアクティブ化解除要求に基づいて無線リソースを解放するだけである。NG-RANにおけるDLトンネルを含むMBSセッションコンテキストは、この要求によって影響を及ぼされないことがある。
【0138】
代替的に、ステップ4aにおいて、AMFは、NG-RANにマルチキャストセッション解放要求を送り得、次いで、ステップ4bにおいて、NG-RANは、MBSセッションの無線リソースを解放し、ならびにMBSセッションコンテキストを削除するべきである。
【0139】
オプション2-C:AMFが共有配信のセッション管理に関与せず、SMFが無線リソース解放をトリガする
このオプションでは、AMFは、共有配信のためのセッション管理に関与しない。これは、AMFが、MBSセッションのUE加入情報に関する知識を有しないことを意味する。
【0140】
図11は、オプション2-Cのための、SMFが無線リソース解放をトリガするプロシージャを示す。
【0141】
無線リソースができるだけ早く解放されることを可能にするために、MB-SMFからMBSセッション解放要求を受信した後に、ステップ3と並行してまたはそれより前に、SMFは、ステップ3a~ステップ3dにおいて、無線リソース解放をトリガする必要がある。
【0142】
ステップ3aにおいて、SMFは、AMFに、MBSセッションアクティブ化解除要求をMBSセッションID、およびUE Idのリストとともに送る。UE Idのリストは、MBSセッションに加入したSMFによってサーブされるUEを含む。
【0143】
ステップ3bにおいて、UE Idのリストに基づいて、AMFは、関与するNG-RANを決定する。各NG-RANについて、AMFは、MBSセッションアクティブ化解除要求をMBSセッションIDとともに送る。
【0144】
ステップ3cにおいて、NG-RANは、MBSセッションのための無線リソースを解放し、MBSセッションアクティブ化解除応答を送る。このステップにおいて、NG-RANは、AMFからのマルチキャストセッション解放要求に基づいて無線リソースを解放するだけである。NG-RANにおけるDLトンネルを含むMBSセッションコンテキストは、この要求によって影響を及ぼされないことがある。MBSセッションコンテキストは、サーブされるUEがないとき、ステップ6において解放されることになる。
【0145】
ステップ3dにおいて、AMFは、SMFにMBSセッションアクティブ化解除応答を送る。
【0146】
代替的に、SMFは、AMFに、マルチキャストセッションアクティブ化解除要求の代わりに、マルチキャストセッション解放要求を送り得る。この場合、ステップ3aからステップ3dまで、メッセージは、マルチキャストセッション解放要求または応答である。ステップ3cにおいて、NG-RANは、MBSセッションの無線リソースを解放し、ならびにMBSセッションコンテキストを削除するべきである。
【0147】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、第1のネットワークノード上で実装される方法1200を示すフローチャートである。一例として、このフローチャートの動作は、SMFによって実施され得るが、それらの動作はそれに限定されない。このおよび他のフローチャート中の動作は、他の図の例示的な実施形態を参照しながら説明される。しかしながら、フローチャートの動作は、他の図を参照しながら説明されるもの以外の、本開示の実施形態によって実施され得、これらの他の図を参照しながら説明される本開示の実施形態は、フローチャートを参照しながら説明されるものとは異なる動作を実施し得ることを諒解されたい。
【0148】
一実施形態では、第1のネットワークノードは、第2のネットワークノードから、MBSセッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッション解放要求を受信し得る(ブロック1201)。第1のネットワークノードは、第1のネットワークノードによってサーブされるUEから、MBSセッションに加入したUEを選択し得る(ブロック1202)。第1のネットワークノードは、次いで、第2のネットワークノードに第1のマルチキャストセッション解放応答を送信し得る(ブロック1203)。
【0149】
一例として、方法1200は、
ユーザプレーンリソースの解放のためにユーザプレーン機能にN4セッション修正要求を送信すること
をさらに含み得る。
【0150】
一例として、方法1200は、
MBSセッションの解放を指示するN1 SFコンテナと、第4のネットワークノードに関連する、MBSセッションからの選択されたUEのうちの所定のUEの削除を第4のネットワークノードに通知するためのものである、N2 SF情報とを含む、通信メッセージを、第3のネットワークノードに送信すること
をさらに含み得る。
【0151】
さらなる例として、N2 SM情報は、第4のネットワークノードがMBSセッションの無線リソースを解放するためのセッション停止を含み得る。
【0152】
さらなる例として、第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、通信メッセージの送信に並行してまたはそれより前に、方法1200は、
第3のネットワークノードに、MBSセッションの識別子と選択されたUEの識別子のリストとを含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
第3のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含み得る。
【0153】
一例として、第1のネットワークノードはSMFであり得、第2のネットワークノードはMB-SMFであり得る。
【0154】
さらなる例として、第3のネットワークノードはAMFであり得、第4のネットワークノードはNG-RANであり得る。
【0155】
さらに、本開示は、方法1200を実施するように適応された第1のネットワークノードを提供する。
【0156】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、第2のネットワークノード上で実装される方法1300を示すフローチャートである。
【0157】
一実施形態では、第2のネットワークノードは、MBSセッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッション解放要求を、MBSセッションに加入したUEをサーブする1つまたは複数の第1のネットワークノードの各々に送信し得る(ブロック1301)。第2のネットワークノードは、第1のネットワークノードから第1のマルチキャストセッション解放応答を受信し得る(ブロック1302)。
【0158】
一例として、第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいているか、または第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいている、関与する第3のネットワークノードに気づいている場合、第1のマルチキャストセッション解放要求の送信より前に、方法1300は、
第2のネットワークノードが、MBSセッションを解放することを決めた場合、MBSセッションの識別子に関連する第3のネットワークノードへの第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
第3のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含み得る。
【0159】
一例として、第1のネットワークノードはSMFであり得、第2のネットワークノードはMB-SMFであり得る。
【0160】
さらなる例として、第3のネットワークノードはAMFであり得、第4のネットワークノードはNG-RANであり得る。
【0161】
さらに、本開示は、方法1300を実施するように適応された第2のネットワークノードを提供する。
【0162】
図14は、本開示のいくつかの実施形態による、第3のネットワークノード上で実装される方法1400を示すフローチャートである。
【0163】
一実施形態では、第3のネットワークノードは、第1のネットワークノードから、MBSセッションからの所定のUEの削除を第4のネットワークノードに通知するためのものである、N2 SM情報を含む通信メッセージを受信し得る(ブロック1401)。第3のネットワークノードは、第4のネットワークノードにN2 SM情報を送信し得る(ブロック1402)。
【0164】
一例として、通信メッセージは、MBSセッションの解放を指示するN1 SMコンテナをさらに含み得る。
【0165】
一例として、N2 SM情報は、第4のネットワークノードがMBSセッションの無線リソースを解放するためのセッション停止を含み得る。
【0166】
一例として、第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいているか、または第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいている、関与する第3のネットワークノードに気づいている場合、通信メッセージの受信より前に、方法1400は、
第2のネットワークノードから、MBSセッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
第4のネットワークノードに、MBSセッションの識別子を含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
第4のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと、
第2のネットワークノードに第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含み得る。
【0167】
一例として、第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいている場合、N2セッション管理情報の送信に並行してまたはそれより前に、方法1400は、
第4のネットワークノードに、MBSセッションの識別子を含む第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
第4のネットワークノードから第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含み得る。
【0168】
一例として、第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、通信メッセージの受信に並行してまたはそれより前に、方法1400は、
第1のネットワークノードから、MBSセッションの識別子と、MBSセッションに加入しており、第1のネットワークノードによってサーブされる、UEの識別子のリストとを含む、第4のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
UEの識別子のリストに基づいて第4のネットワークノードを決定することと、
第4のネットワークノードの各々に第5のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
第4のネットワークノードから第5のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと、
第1のネットワークノードに第4のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含み得る。
【0169】
一例として、第1のネットワークノードはSMFであり得、第3のネットワークノードはAMFであり得、第4のネットワークノードはNG-RANであり得る。
【0170】
さらなる例として、第2のネットワークノードはMB-SMFであり得る。
【0171】
さらに、本開示は、方法1400を実施するように適応された第3のネットワークノードを提供する。
【0172】
図15は、本開示のいくつかの実施形態による、第4のネットワークノード上で実装される方法1500を示すフローチャートである。
【0173】
一実施形態では、第4のネットワークノードは、第3のネットワークノードから、セッション停止によりMBSセッションからの所定のUEの削除を指示する、N2 SM情報を含む要求を受信し得る(ブロック1501)。第4のネットワークノードは、所定のUEに、所定のUEが削除されるべきであることを指示するPDUセッション修正コマンドを送信し得る(ブロック1502)。
【0174】
一例として、方法1500は、
所定のUEが、MBSセッションから削除されるべき最後のUEである場合、MBSセッションの無線リソースを解放すること
をさらに含み得る。
【0175】
一例として、方法1500は、
所定のUEが、最初に削除されるべきUEである場合、セッション停止に基づいてMBSセッションの無線リソースを解放すること
をさらに含み得る。
【0176】
一例として、第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいているか、または第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいている、関与する第3のネットワークノードに気づいている場合、要求の受信より前に、方法1500は、
第3のネットワークノードから、MBSセッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
MBSセッションの無線リソースを解放することと、
第3のネットワークノードに第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含み得る。
【0177】
一例として、第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいている場合、要求の受信に並行してまたはそれより前に、方法1500は、
第3のネットワークノードから、MBSセッションの識別子を含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
MBSセッションの無線リソースを解放することと、
第3のネットワークノードに第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含み得る。
【0178】
一例として、第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、要求の受信に並行してまたはそれより前に、方法1500は、
第2のネットワークノードからのUEの識別子のリストに基づいて第3のネットワークノードから送信された、第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
MBSセッションの無線リソースを解放することと、
第3のネットワークノードに第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含み得る。
【0179】
一例として、第3のネットワークノードはAMFであり得、第4のネットワークノードはNG-RANであり得る。
【0180】
さらなる例として、第1のネットワークノードはSMFであり得、第2のネットワークノードはMB-SMFであり得る。
【0181】
さらに、本開示は、方法1500を実施するように適応された第4のネットワークノードを提供する。
【0182】
図16は、本開示のいくつかの実施形態による、端末デバイス上で実装される方法1600を示すフローチャートである。一例として、このフローチャートの動作は、UEによって実施され得るが、それらの動作はそれに限定されない。
【0183】
一実施形態では、UEは、第4のネットワークノードから、UEがセッション停止によりMBSセッションから削除されるべきであることを指示する、PDUセッション修正コマンドを受信し得る。
【0184】
一例として、第4のネットワークノードはNG-RANである。
【0185】
さらに、本開示は、方法1600を実施するように適応された端末デバイスを提供する。
【0186】
図17は、本開示のいくつかの実施形態による、第1のネットワークノード1700を示すブロック図である。一例として、第1のネットワークノード1700は、SMFとして働き得るが、第1のネットワークノード1700はそれに限定されない。第1のネットワークノード1700は、
図17に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0187】
図17を参照すると、第1のネットワークノード1700は、少なくとも、プロセッサ1701と、メモリ1702と、ネットワークインターフェース1703と、通信媒体1704とを備え得る。プロセッサ1701、メモリ1702、およびネットワークインターフェース1703は、通信媒体1704を介して互いに通信可能に結合され得る。
【0188】
プロセッサ1701は、1つまたは複数の処理ユニットを含み得る。処理ユニットは、メモリ1702などのコンピュータ可読媒体からデータおよび命令を読み取り、選択的に命令を実行する、1つまたは複数の集積回路を備える、物理デバイスまたは製造品であり得る。様々な実施形態では、プロセッサ1701は、様々なやり方で実装され得る。一例として、プロセッサ1701は、1つまたは複数の処理コアとして実装され得る。別の例として、プロセッサ1701は、1つまたは複数の別個のマイクロプロセッサを備え得る。また別の例では、プロセッサ1701は、特定の機能を提供する特定用途向け集積回路(ASIC)を備え得る。さらに別の例では、プロセッサ1701は、ASICを使用することによっておよび/またはコンピュータ実行可能命令を実行することによって、特定の機能を提供し得る。
【0189】
メモリ1702は、データおよび/またはコンピュータ実行可能命令を記憶することが可能な、1つまたは複数のコンピュータ使用可能またはコンピュータ可読記憶媒体を含み得る。記憶媒体は、好ましくは非一時的記憶媒体であることを諒解されたい。
【0190】
ネットワークインターフェース1703は、第1のネットワークノード1700が、他のデバイスにデータ送るまたは他のデバイスからデータを受信することを可能にする、デバイスまたは製造品であり得る。異なる実施形態では、ネットワークインターフェース1703は、異なるやり方で実装され得る。一例として、ネットワークインターフェース1703は、イーサネットインターフェース、トークンリングネットワークインターフェース、光ファイバーネットワークインターフェース、ネットワークインターフェース(たとえば、Wi-Fi、WiMaxなど)、または別のタイプのネットワークインターフェースとして実装され得る。
【0191】
通信媒体1704は、プロセッサ1701と、メモリ1702と、ネットワークインターフェース1703との間の通信を容易にし得る。通信媒体1704は、様々なやり方で実装され得る。たとえば、通信媒体1704は、周辺構成要素相互接続(PCI)バス、PCI Expressバス、アクセラレーテッドグラフィックスポート(AGP)バス、シリアルアドバンストテクノロジーアタッチメント(ATA)相互接続、パラレルATA相互接続、ファイバーチャネル相互接続、USBバス、スモールコンピューティングシステムインターフェース(SCSI)インターフェース、または別のタイプの通信媒体を備え得る。
【0192】
図17の例では、メモリ1702に記憶された命令は、プロセッサ1701によって実行されたとき、第1のネットワークノード1700に、
図12に関して説明された方法を実装させる命令を含み得る。
【0193】
図18は、本開示のいくつかの実施形態による、第1のネットワークノード1800を示す別のブロック図である。一例として、第1のネットワークノード1800は、SMFとして働き得るが、第1のネットワークノード1800はそれに限定されない。第1のネットワークノード1800は、
図18に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0194】
図18を参照すると、第1のネットワークノード1800は、少なくとも、受信ユニット1801と、選択ユニット1802と、送信ユニット1803とを備え得る。受信ユニット1801は、少なくとも、
図12のブロック1201において説明された動作を実施するように適応され得る。選択ユニット1802は、少なくとも、
図12のブロック1202において説明された動作を実施するように適応され得る。送信ユニット1803は、少なくとも、
図13のブロック1203において説明された動作を実施するように適応され得る。
【0195】
図19は、本開示のいくつかの実施形態による、第2のネットワークノード1900を示すブロック図である。一例として、第2のネットワークノード1900は、MB-SMFとして働き得るが、第2のネットワークノード1900はそれに限定されない。第2のネットワークノード1900は、
図19に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0196】
図19を参照すると、第2のネットワークノード1900は、少なくとも、プロセッサ1901と、メモリ1902と、ネットワークインターフェース1903と、通信媒体1904とを備え得る。プロセッサ1901、メモリ1902、およびネットワークインターフェース1903は、通信媒体1904を介して互いに通信可能に結合される。
【0197】
プロセッサ1901、メモリ1902、ネットワークインターフェース1903、および通信媒体1904は、それぞれ、プロセッサ1701、メモリ1702、ネットワークインターフェース1703、および通信媒体1704と構造的に同様であり、本明細書で詳細に説明されない。
【0198】
図19の例では、メモリ1902に記憶された命令は、プロセッサ1901によって実行されたとき、第2のネットワークノード1900に、
図13に関して説明された方法を実装させる命令を含み得る。
【0199】
図20は、本開示のいくつかの実施形態による、第2のネットワークノード2000を示す別のブロック図である。一例として、第2のネットワークノード2000は、MB-SMFとして働き得るが、第2のネットワークノード2000はそれに限定されない。第2のネットワークノード2000は、
図20に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0200】
図20を参照すると、第2のネットワークノード2000は、少なくとも、送信ユニット2001と、受信ユニット2002とを備え得る。送信ユニット2001は、少なくとも、
図13のブロック1301において説明された動作を実施するように適応され得る。受信ユニット2002は、少なくとも、
図13のブロック1302において説明された動作を実施するように適応され得る。
【0201】
図21は、本開示のいくつかの実施形態による、第3のネットワークノード2100を示すブロック図である。一例として、第3のネットワークノード2100は、AMFとして働き得るが、第3のネットワークノード2100はそれに限定されない。第3のネットワークノード2100は、
図21に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0202】
図21を参照すると、第3のネットワークノード2100は、少なくとも、プロセッサ2101と、メモリ2102と、ネットワークインターフェース2103と、通信媒体2104とを備え得る。プロセッサ2101、メモリ2102、およびネットワークインターフェース2103は、通信媒体2104を介して互いに通信可能に結合される。
【0203】
プロセッサ2101、メモリ2102、ネットワークインターフェース2103、および通信媒体2104は、それぞれ、プロセッサ1701または1901、メモリ1702または1902、ネットワークインターフェース1703または1903、および通信媒体1704または1904と構造的に同様であり、本明細書で詳細に説明されない。
【0204】
図21の例では、メモリ2102に記憶された命令は、プロセッサ2101によって実行されたとき、第3のネットワークノード2100に、
図14に関して説明された方法を実装させる命令を含み得る。
【0205】
図22は、本開示のいくつかの実施形態による、第3のネットワークノード2200を示す別のブロック図である。一例として、第3のネットワークノード2200は、AMFとして働き得るが、第3のネットワークノード2200はそれに限定されない。第3のネットワークノード2200は、
図22に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0206】
図22を参照すると、第3のネットワークノード2200は、少なくとも、受信ユニット2201と、送信ユニット2202とを備え得る。受信ユニット2201は、少なくとも、
図14のブロック1401において説明された動作を実施するように適応され得る。送信ユニット2202は、少なくとも、
図14のブロック1402において説明された動作を実施するように適応され得る。
【0207】
図23は、本開示のいくつかの実施形態による、第4のネットワークノード2300を示すブロック図である。一例として、第4のネットワークノード2300は、NG-RANとして働き得るが、第4のネットワークノード2300はそれに限定されない。第4のネットワークノード2300は、
図23に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0208】
図23を参照すると、第4のネットワークノード2300は、少なくとも、プロセッサ2301と、メモリ2302と、ネットワークインターフェース2303と、通信媒体2304とを備え得る。プロセッサ2301、メモリ2302、およびネットワークインターフェース2303は、通信媒体2304を介して互いに通信可能に結合される。
【0209】
プロセッサ2301、メモリ2302、ネットワークインターフェース2303、および通信媒体2304は、それぞれ、プロセッサ1701、1901または2101、メモリ1702、1902または2102、ネットワークインターフェース1703、1903または2103、および通信媒体1704、1904または2104と構造的に同様であり、本明細書で詳細に説明されない。
【0210】
図23の例では、メモリ2302に記憶された命令は、プロセッサ2301によって実行されたとき、第4のネットワークノード2300に、
図15に関して説明された方法を実装させる、命令を含み得る。
【0211】
図24は、本開示のいくつかの実施形態による、第4のネットワークノード2400を示す別のブロック図である。一例として、第4のネットワークノード2400は、NG-RANとして働き得るが、第4のネットワークノード2400はそれに限定されない。第4のネットワークノード2400は、
図24に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0212】
図24を参照すると、第4のネットワークノード2400は、少なくとも、受信ユニット2401と、送信ユニット2402とを備え得る。受信ユニット2401は、少なくとも、
図15のブロック1501において説明された動作を実施するように適応され得る。送信ユニット2402は、少なくとも、
図15のブロック1502において説明された動作を実施するように適応され得る。
【0213】
図25は、本開示のいくつかの実施形態による、端末デバイス2500を示すブロック図である。一例として、端末デバイス2500は、UEとして働き得るが、端末デバイス2500はそれに限定されない。端末デバイス2500は、
図25に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0214】
図25を参照すると、端末デバイス2500は、少なくとも、プロセッサ2501と、メモリ2502と、ネットワークインターフェース2503と、通信媒体2504とを備え得る。プロセッサ2501、メモリ2502、およびネットワークインターフェース2503は、通信媒体2504を介して互いに通信可能に結合される。
【0215】
プロセッサ2501、メモリ2502、ネットワークインターフェース2503、および通信媒体2504は、それぞれ、プロセッサ1701、1901、2101または2301、メモリ1702、1902、2102または2302、ネットワークインターフェース1703、1903、2103または2303、および通信媒体1704、1904、2104または2304と構造的に同様であり、本明細書で詳細に説明されない。
【0216】
図25の例では、メモリ2502に記憶された命令は、プロセッサ2501によって実行されたとき、端末デバイス2500に、
図16に関して説明された方法を実装させる命令を含み得る。
【0217】
図26は、本開示のいくつかの実施形態による、端末デバイス2600を示す別のブロック図である。一例として、端末デバイス2600は、UEとして働き得るが、端末デバイス2600はそれに限定されない。端末デバイス2600は、
図26に示されているもの以外の構成要素を使用して実装され得ることを諒解されたい。
【0218】
図26を参照すると、端末デバイス2600は、少なくとも受信ユニット2601を備え得る。受信ユニット2601は、少なくとも、
図16のブロック1601において説明された動作を実施するように適応され得る。
【0219】
図18、
図20、
図22、
図24および
図26に示されているユニットは、機械、たとえば、可読媒体内に具現された機械実行可能命令を構成し得、機械実行可能命令は、機械によって実行されたとき、機械に、説明される動作を実施させる。その上、これらのユニットのいずれも、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など、ハードウェアとして実装され得る。
【0220】
その上、本明細書で説明される構成は例として記載されているにすぎないことを諒解されたい。他の構成(たとえば、より多くのコントローラまたはより多くの検出器など)が、示されているものに加えて、またはそれらの代わりに使用され得、いくつかのユニットは完全に省略され得る。これらのユニットの機能および協働は、
図12~
図16に関してより詳細に、対応して説明される。
【0221】
図27は、本開示のいくつかの実施形態による、無線通信システム2700を示すブロック図である。無線通信システム2700は、少なくとも、第1のネットワークノード2701と、第2のネットワークノード2702と、第3のネットワークノード2703と、第4のネットワークノード2704と、端末デバイス2705とを備える。一実施形態では、第1のネットワークノード2701は、
図17または
図18に示されている第1のネットワークノード1700または1800として働き得、第2のネットワークノード2702は、
図19または
図20に示されている第2のネットワークノード1900または2000として働き得、第3のネットワークノード2703は、
図21または
図22に示されている第3のネットワークノード2100または2200として働き得、第4のネットワークノード2704は、
図23または
図24に示されている第4のネットワークノード2300または2400として働き得、端末デバイス2705は、
図25または
図26に示されている端末デバイス2500または2600として働き得る。一実施形態では、第1のネットワークノード2701、第2のネットワークノード2702、および第3のネットワークノード2703は、互いに通信し得、第4のネットワークノード2704は、少なくとも第3のネットワークノード2703および端末デバイス2705と通信し得る。
【0222】
上記の詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビット上のトランザクションのアルゴリズムおよび記号表現の見地から提示された。これらのアルゴリズム説明および表現は、データ処理技術分野の当業者が、他の当業者に自身の仕事の本質を最も効果的に伝えるために使用されるやり方である。アルゴリズムは、ここでは、および一般的には、所望の結果をもたらすトランザクションの自己矛盾のないシーケンスであると考えられる。それらのトランザクションは、物理量の物理操作を必要とするトランザクションである。通常、ただし必ずしもそうであるとは限らないが、これらの量は、記憶され、転送され、組み合わせられ、比較され、場合によっては操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態をとる。場合によっては、主に広く使用されているという理由から、これらの信号を、ビット、値、エレメント、シンボル、文字、項、数などと呼ぶことが好都合であることが判明している。
【0223】
しかしながら、これらの用語および同様の用語はすべて適切な物理量に関連し、これらの量に適用される好都合な標識にすぎないことを諒解されたい。別段に明記されていない限り上記の説明から明らかなように、説明全体にわたって、「処理すること」または「算出すること」または「計算すること」または「決定すること」または「表示すること」などの用語を利用する説明は、コンピュータシステムまたは同様の電子コンピューティングデバイスのアクションおよびプロセスを指し、これは、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを操作し、そのデータを、コンピュータシステムメモリまたはレジスタ、あるいは他のそのような情報ストレージ、送信または表示デバイス内の物理量として同様に表される他のデータに変換することを諒解されたい。
【0224】
本明細書で提示されるアルゴリズムおよび表示は、本質的に、特定のコンピュータまたは他の装置に関係しない。様々な汎用システムが、本明細書における教示によるプログラムとともに使用され得るか、または、必要とされる方法トランザクションを実施するためのより特殊な装置を構築することが好都合であると判明することがある。様々なこれらのシステムのための必要とされる構造は、上記の説明から明らかになろう。さらに、本開示の実施形態は、特定のプログラミング言語に関して説明されない。様々なプログラミング言語が、本明細書で説明されるように本開示の実施形態の教示を実装するために使用され得ることを諒解されたい。
【0225】
本開示の一実施形態は、(超小型電子メモリなどの)非一時的機械可読媒体が、上記で説明された動作を実施するために(ここでは一般的に「プロセッサ」と呼ばれる)1つまたは複数のデータ処理構成要素をプログラムする、その上に記憶された命令(たとえば、コンピュータコード)を有する製造品であり得る。他の実施形態では、これらの動作のうちのいくつかが、ハードワイヤード論理(たとえば、専用デジタルフィルタブロックおよび状態機械)を含んでいる特定のハードウェア構成要素によって実施され得る。それらの動作は、代替的に、プログラムされたデータ処理構成要素と固定ハードワイヤード回路構成要素との任意の組合せによって実施され得る。
【0226】
上記の詳細な説明では、本開示の実施形態が、それの特定の例示的な実施形態を参照しながら説明された。以下の特許請求の範囲に記載の本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な修正がそれに行われ得ることは明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示の意味で考慮されるべきである。
【0227】
説明全体にわたって、本開示のいくつかの実施形態は流れ図を通して提示された。これらの流れ図で説明されたトランザクションの順序およびトランザクションは、単に説明のためのものであり、本開示の限定として意図されないことを諒解されたい。当業者は、以下の特許請求の範囲に記載の本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、流れ図に対する変形形態が行われ得ることを認識されよう。
付録
SA WG2会議#145E S2-2103958
2021年5月14~28日、電子会議
ソース: Ericsson
題名: 新しい[7.2.2.X] SMFが、加入したUEをMBSセッションから削除する
ドキュメントの目的: 承認
アジェンダアイテム: 8.9
ワークアイテム/リリース: 5MBS/Rel-17
寄与文書の要約:この文書は、SMFが、加入したUEをMBSセッションから削除することについての新しい節7.2.2.Xを導入する。
議論
MBSセッションの削除のための共通のプロシージャである節7.1.1.2では、AFがMBSセッション停止要求を送ったとき、プロシージャはMB-SMF/MB-UPFにおいて停止し、これは不完全である。マルチキャストおよびブロードキャストの節を参照することによってプロシージャを完了させるための更新が、S2-2103976において提案される。
マルチキャストセッションでは、MBSセッションが削除されたとき、MB-SMFは、加入したUEがまだある場合、SMFに向けてセッション停止アクティビティをトリガするものとする。また、SMFは、MBSセッションからそれらのUEを削除し、5GC個別配信と5GC共有配信の両方のためのリソースを解放するべきである。
[提案-1]SMFが、加入したUEをMBSセッションからどのように削除するかについて説明するために、7.2.2「MBS離脱およびセッション解放プロシージャ」内に新しいサブクローズ7.2.2.Xを導入する。
加入したUEにMBSセッションからの加入したUEの削除を通知するために、SMFは、PDUセッションごとのシグナリングを使用してそれを1つずつ行う必要がある。しかしながら、共有配信のための無線リソースを解放するために、いくつかの最適化があり得る。いくつかのオプションが以下で説明される。
オプション-1:共有配信リソースは、PDUセッションごとの様式で解放される。すなわち、SMFは、PDUセッションごとにMBSセッション分配からUEを削除する。NG-RANにおける最後のUEがMBSセッション分配から削除されたとき、NG-RANは、無線リソースを解放し、MBSセッションコンテキストを削除する(MB-N3トンネル解放を含む)
1. SMFは、MB-SMFから、マルチキャストセッション解放要求をMBSセッションIDとともに受信する。SMFは、加入したUEを検査する。SMFは、MB-SMFにマルチキャストセッション解放応答を送る
2. 各加入したUEについて、SMFは、UPFにN4セッション修正要求を送る。UPFは、ユーザプレーンリソースを解放し、SMFにN4セッション修正応答を送る。
3. 各加入したUEについて、SMFは、Namf_Communicate_N1N2MessageTransferをAMFに対して呼び出す。N1 SMコンテナは、MBSセッション解放を指示する。N2 SM情報において、SMFは、MBSセッションからUEを削除することをNG-RANに通知する。
4. AMFは、NG-RANにN2要求を送る
5. NG-RANは、UEにN1 SMコンテナ(PDUセッション修正コマンド)をトランスポートする。
6. NG-RANは、無線リソース修正を実施する。加入したものがMBSセッション中にない場合、NG-RANは無線リソースを解放する。
7. 加入したUEがMBSセッション中にない場合、N3mbのユニキャストトランスポートでは、NG-RANは、AMFおよびMB-SMFを介してMB-UPFに向けてDLトンネル解放を始動する。N3mbのマルチキャストトランスポーテーションでは、NG-RANは、MBSセッションのためにIGMP/MLD離脱を実施する。
8. NG-RANは、AMFにN2応答を送る。加入したUEがMBSセッション中にない場合、MBSセッションコンテキストがNG-RANから削除される。
9. AMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を介してSMFに、ステップ8において受信されたN2メッセージを転送する。SMFは、MBSセッションからUEを削除する。
オプション-1の欠点は、AFがMBSセッション上でコンテンツをもはや配信しないことが5GCにおいて明らかであるにもかかわらず、NG-RANが、最後のUEがMBSセッションから削除されたときのみ、無線リソースを解放することができることである。NG-RANにおける加入したUEの数に応じて、MBSセッションのための無線リソースの解放が、不必要に遅延され得る。
無線リソースができるだけ早く解放されることを可能にするために、オプション-1はさらに改善され得る。
オプション-2:SMFは、N2情報においてNG-RANセッション停止を指示する。NG-RANは、MBSセッション停止を認識し、次いで、最初のUEについての要求を受信すると、無線リソースを解放する。
オプション-2のコールフローは、オプション-1のコールフローと同じである。その違いは以下である。
- オプション-1では、NG-RANは、最後のUEがMBSセッションから削除されたとき、MBSセッションの無線リソースを解放する。
- オプション-2では、NG-RANは、MBSセッション停止を認識し、最初のUEがMBSセッション停止によりMBSセッションから削除されたとき、MBSセッションの無線リソースを解放する。
オプション-3:SMFをトリガする前に、MB-SMFは、AMFにMBSセッション停止要求を送り、AMFは、NG-RANに分配する。MBSセッション停止要求を受信すると、NG-RANは無線リソースを解放する。
オプション-3の必須条件は、MB-SMFが、関与するNG-RANに気づいていること、または、MB-SMFが、関与するAMFに気づいており、AMFが、関与するNG-RANに気づいていることである
MB-SMFは、「SMFが、加入したUEをMBSセッションから削除する」ステップより前に、「マルチキャストセッションアクティブ化解除」プロシージャをトリガすることができる。MB-SMFがMBSセッションを解放することを決めたとき、MB-SMFは、ステップ0a~ステップ0dのように「マルチキャストセッションアクティブ化解除」をトリガする。
0a. MB-SMFは、AMFに、マルチキャストセッションアクティブ化解除要求をMBSセッションIDとともに送る。
0b. AMFは、NG-RANにその要求を送る
0c. NG-RANは、MBSセッションの無線リソースを解放し、AMFにマルチキャストセッションアクティブ化解除応答を送る。MBSセッションコンテキストは、NG-RANにおいて保持され、MBSセッションコンテキストは、サーブされるUEがないとき、ステップ6において解放されることになる。
0d. AMFは、MB-SMFにその応答を送る
「SMFが、加入したUEをMBSセッションから削除する」プロシージャは、以下のように示される。
1. SMFは、MB-SMFから、マルチキャストセッション解放要求をMBSセッションIDとともに受信する。SMFは、加入したUEを検査する。SMFは、MB-SMFにマルチキャストセッション解放応答を送る
2. 各加入したUEについて、SMFは、UPFにN4セッション修正要求を送る。UPFは、ユーザプレーンリソースを解放し、SMFにN4セッション修正応答を送る。
3. 各加入したUEについて、SMFは、Namf_Communicate_N1N2MessageTransferをAMFに対して呼び出す。N1 SMコンテナは、MBSセッション解放を指示する。N2 SM情報において、SMFは、MBSセッションからUEを削除することをNG-RANに通知する。
4. AMFは、NG-RANにN2要求を送る
5. NG-RANは、UEにN1 SMコンテナ(PDUセッション修正コマンド)をトランスポートする。
6. NG-RANは、無線リソース修正を実施する。加入したUEがMBSセッション中にない場合、NG-RANは無線リソースを解放する。
無線リソースは、マルチキャストセッションアクティブ化解除要求が受信されたとき、NG-RANによって、すでに解放されていることがある
7. MBSセッション中の加入したUEなしの場合、N3mbのユニキャストトランスポートでは、NG-RANは、AMFおよびMB-SMFを介してMB-UPFに向けてDLトンネル解放を始動する。N3mbのマルチキャストトランスポーテーションでは、NG-RANは、MBSセッションのためにIGMP/MLD離脱を実施する。
8. NG-RANは、AMFにN2応答を送る。MBSセッション中の加入したUEなしの場合、MBSセッションコンテキストがNG-RANから削除される。
9. AMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を介してSMFに、ステップ8において受信されたN2メッセージを転送する。SMFは、MBSセッションからUEを削除する。
比較:
オプション-1は最適化されない。共有配信の無線リソース解放は、最後の加入したUEが、MB-SMFによってMBSセッションから削除されたときのみ、トリガされ得る。
オプション-2およびオプション-3は、MBSセッションの無線リソースができるだけ早く解放され得るように、最適化される。
オプション-2は、NG-RANが、PDUセッションレベルメッセージからMBSセッションアクティビティを認識し、アクションをとることを必要とする。MBSセッション状態変更情報を転送することは、PDUセッションレベルメッセージに依拠する。それは、NG-RANに若干の複雑さをもたらす。
オプション-3は、NG-RANが無線リソースを解放することができることを可能にするために、マルチキャストセッションアクティブ化解除プロシージャを利用する。それは、MB-SMFが、関与するNG-RANに気づいているべきであること、または、MB-SMFが、関与するAMFに気づいているべきであり、AMFが、関与するNG-RANのエリアであるべきであることを必要とする。
[提案-2]:マルチキャストセッションアクティブ化解除最適化が、MB-SMFからAMFに、NG-RANに、送られると結論される場合、オプション-3が推奨される。他の場合、オプション-1が推奨される。
提案
オプション-1およびオプション-3に基づいて、以下のようにTS23.247 v0.2.0を更新することが提案される。
***変更の開始***
7.2.2.X SMFが、加入したUEをMBSセッションから削除する
SMFがMB-SMFからマルチキャストセッション解放要求を受信したとき、SMFは、加入したUEをMBSセッションから削除するために、PDUセッション修正を始動した。
[オプション-3が採用される場合:
注:MB-SMFは、SMFにマルチキャストセッション解放要求を送ることより前にまたはそれと並行して、節7.2.Xにおいて指定されているように、MBSセッションの無線リソースを解放するために、AMFを介してNG-RANに向けてマルチキャストセッションアクティブ化解除をトリガすることができる。]
1. SMFは、MB-SMFから、マルチキャストセッション解放要求をMBSセッションIDとともに受信する。SMFは、加入したUEを検査する。SMFは、MB-SMFにマルチキャストセッション解放応答を送る
2. 各加入したUEについて、SMFは、UPFにN4セッション修正要求を送る。UPFは、ユーザプレーンリソースを解放し、SMFにN4セッション修正応答を送る。
3. 各加入したUEについて、SMFは、Namf_Communicate_N1N2MessageTransferをAMFに対して呼び出す。N1 SMコンテナは、MBSセッション解放を指示する。N2 SM情報において、SMFは、MBSセッションからUEを削除することをNG-RANに通知する。
4. AMFは、NG-RANにN2要求を送る
5. NG-RANは、UEにN1 SMコンテナ(PDUセッション修正コマンド)をトランスポートする。
6. NG-RANは、無線リソース修正を実施する。MBSセッション中の加入したUEなしの場合、NG-RANは無線リソースを解放する。
[オプション-3が採用される場合:
注: 無線リソースは、マルチキャストセッションアクティブ化解除要求が受信されたとき、NG-RANによって、すでに解放されていることがある。]
7. MBSセッション中の加入したUEなしの場合、N3mbのユニキャストトランスポートでは、NG-RANは、AMFおよびMB-SMFを介してMB-UPFに向けてDLトンネル解放を始動する。N3mbのマルチキャストトランスポーテーションでは、NG-RANは、MBSセッションのためにIGMP/MLD離脱を実施する。
8. NG-RANは、AMFにN2応答を送る。MBSセッション中の加入したUEなしの場合、MBSセッションコンテキストがNG-RANから削除される。
9. AMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を介してSMFに、ステップ8において受信されたN2メッセージを転送する。SMFは、MBSセッションからUEを削除する。
***変更の終了***
【手続補正書】
【提出日】2024-01-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のネットワークノードによって実装される方法(1200)であって、前記方法が、
第2のネットワークノードから、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッション解放要求を受信すること(1201)と、
前記第1のネットワークノードによってサーブされる端末デバイスから、前記MBSセッションに加入した端末デバイスを選択すること(1202)と、
前記第2のネットワークノードに第1のマルチキャストセッション解放応答を送信すること(1203)と
を含む、方法(1200)。
【請求項2】
ユーザプレーンリソースの解放のためにユーザプレーン機能にN4セッション修正要求を送信すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記MBSセッションの解放を指示するN1セッション管理コンテナと、第4のネットワークノードに関連する、前記MBSセッションからの前記選択された端末デバイスのうちの所定の端末デバイスの削除を前記第4のネットワークノードに通知するためのものである、N2セッション管理情報とを含む、通信メッセージを、第3のネットワークノードに送信すること
をさらに含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記N2セッション管理情報は、前記第4のネットワークノードが前記MBSセッションの無線リソースを解放するためのセッション停止を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、前記通信メッセージの前記送信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
前記第3のネットワークノードに、前記MBSセッションの前記識別子と前記選択された端末デバイスの識別子のリストとを含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第3のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のネットワークノードがセッション管理機能であり、前記第2のネットワークノードがマルチキャストブロードキャストセッション管理機能である、請求項
1に記載の方法。
【請求項7】
第2のネットワークノードによって実装される方法(1300)であって、前記方法が、
マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッション解放要求を、前記MBSセッションに加入した端末デバイスをサーブする1つまたは複数の第1のネットワークノードの各々に送信すること(1301)と、
前記第1のネットワークノードから第1のマルチキャストセッション解放応答を受信すること(1302)と
を含む、方法(1300)。
【請求項8】
前記第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいているか、または前記第2のネットワークノードが、前記関与する第4のネットワークノードに気づいている、関与する第3のネットワークノードに気づいている場合、前記第1のマルチキャストセッション解放要求の前記送信より前に、前記方法は、
前記第2のネットワークノードが、前記MBSセッションを解放することを決めた場合、前記MBSセッションの前記識別子に関連する第3のネットワークノードへの第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第3のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のネットワークノードがセッション管理機能であり、前記第2のネットワークノードがマルチキャストブロードキャストセッション管理機能である、請求項
7に記載の方法。
【請求項10】
第3のネットワークノードによって実装される方法(1400)であって、前記方法が、
第1のネットワークノードから、マルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションからの所定の端末デバイスの削除を第4のネットワークノードに通知するためのものである、N2セッション管理情報を含む通信メッセージを受信すること(1401)と、
前記第4のネットワークノードに前記N2セッション管理情報を送信すること(1402)と
を含む、方法(1400)。
【請求項11】
前記通信メッセージが、前記MBSセッションの解放を指示するN1セッション管理コンテナをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記N2セッション管理情報は、前記第4のネットワークノードが前記MBSセッションの無線リソースを解放するためのセッション停止を含む、請求項
10に記載の方法。
【請求項13】
第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいているか、または前記第2のネットワークノードが、前記関与する第4のネットワークノードに気づいている、関与する第3のネットワークノードに気づいている場合、前記通信メッセージの前記受信より前に、前記方法が、
第2のネットワークノードから、前記MBSセッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記第4のネットワークノードに、前記MBSセッションの前記識別子を含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第4のネットワークノードから第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと、
前記第2のネットワークノードに第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項
10に記載の方法。
【請求項14】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいている場合、前記N2セッション管理情報の前記送信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
前記第4のネットワークノードに、前記MBSセッションの識別子を含む第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第4のネットワークノードから第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと
をさらに含む、請求項
10に記載の方法。
【請求項15】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、前記通信メッセージの前記受信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
前記第1のネットワークノードから、前記MBSセッションの識別子と、前記MBSセッションに加入しており、前記第1のネットワークノードによってサーブされる、端末デバイスの識別子のリストとを含む、第4のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記端末デバイスの識別子の前記リストに基づいて前記第4のネットワークノードを決定することと、
前記第4のネットワークノードの各々に第5のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を送信することと、
前記第4のネットワークノードから第5のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を受信することと、
前記第1のネットワークノードに第4のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項
10に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のネットワークノードがセッション管理機能であり、前記第3のネットワークノードがアクセスおよびモビリティ管理機能であり、前記第4のネットワークノードが次世代無線アクセスネットワークである、請求項
10に記載の方法。
【請求項17】
第4のネットワークノードによって実装される方法(1500)であって、前記方法は、
第3のネットワークノードから、セッション停止によりマルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションからの所定の端末デバイスの削除を指示する、N2セッション管理情報を含む要求を受信すること(1501)と、
前記所定の端末デバイスに、前記所定の端末デバイスが削除されるべきであることを指示するプロトコルデータユニットセッション修正コマンドを送信すること(1502)と
を含む、方法(1500)。
【請求項18】
前記所定の端末デバイスが、前記MBSセッションから削除されるべき最後の端末デバイスである場合、前記MBSセッションの無線リソースを解放すること
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記所定の端末デバイスが、最初に削除されるべき端末デバイスである場合、前記セッション停止に基づいて前記MBSセッションの無線リソースを解放すること
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
第2のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいているか、または前記第2のネットワークノードが、前記関与する第4のネットワークノードに気づいている、関与する第3のネットワークノードに気づいている場合、前記要求の前記受信より前に、前記方法が、
前記第3のネットワークノードから、前記MBSセッションの識別子を含む第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記MBSセッションの無線リソースを解放することと、
前記第3のネットワークノードに第1のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいている場合、前記要求の前記受信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
前記第3のネットワークノードから、前記MBSセッションの識別子を含む第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記MBSセッションの無線リソースを解放することと、
前記第3のネットワークノードに第2のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記第3のネットワークノードが、関与する第4のネットワークノードに気づいていない場合、前記要求の前記受信に並行してまたはそれより前に、前記方法が、
第2のネットワークノードからの前記端末デバイスの識別子のリストに基づいて前記第3のネットワークノードから送信された、第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放要求を受信することと、
前記MBSセッションの無線リソースを解放することと、
前記第3のネットワークノードに第3のマルチキャストセッションアクティブ化解除または解放応答を送信することと
をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項23】
前記第3のネットワークノードがアクセスおよびモビリティ管理機能であり、前記第4のネットワークノードが次世代無線アクセスネットワークである、請求項
17に記載の方法。
【請求項24】
端末デバイスによって実装される方法(1600)であって、前記方法は、
第4のネットワークノードから、前記端末デバイスがセッション停止によりマルチキャストブロードキャストサービス(MBS)セッションから削除されるべきであることを指示する、プロトコルデータユニットセッション修正コマンドを受信すること(1601)
を含む、方法(1600)。
【請求項25】
前記第4のネットワークノードが次世代無線アクセスネットワークである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
第1のネットワークノード(1700)であって、
プロセッサ(1701)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(1702)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第1のネットワークノードに、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法の動作を実
行させる、第1のネットワークノード(1700)。
【請求項27】
第2のネットワークノード(1900)であって、
プロセッサ(1901)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(1902)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第2のネットワークノードに、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法の動作を実
行させる、第2のネットワークノード(1900)。
【請求項28】
第3のネットワークノード(2100)であって、
プロセッサ(2101)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(2102)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第3のネットワークノードに、請求項10から16のいずれか一項に記載の方法の動作を実
行させる、第3のネットワークノード(2100)。
【請求項29】
第4のネットワークノード(2300)であって、
プロセッサ(2301)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(2302)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記第4のネットワークノードに、請求項17から23のいずれか一項に記載の方法の動作を実
行させる、第4のネットワークノード(2300)。
【請求項30】
端末デバイス(2500)であって、
プロセッサ(2501)と、
前記プロセッサに通信可能に結合され、命令を記憶するように適応されたメモリ(2502)と
を備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたとき、前記端末デバイスに、請求項24または25に記載の方法の動作を実
行させる、端末デバイス(2500)。
【請求項31】
無線通信システム(2700)であって、
請求項
26に記載の第1のネットワークノード(2701)と、
少なくとも前記第1のネットワークノードと通信する、請求項
27に記載の第2のネットワークノード(2702)と、
少なくとも前記第1のネットワークノードおよび前記第2のネットワークノードと通信する、請求項
28に記載の第3のネットワークノード(2703)と、
少なくとも前記第3のネットワークノードと通信する、請求項
29に記載の第4のネットワークノード(2704)と、
少なくとも前記第4のネットワークノードと通信する、請求項
30に記載の端末デバイス(2705)と
を備える、無線通信システム(2700)。
【請求項32】
第1のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記第1のネットワークノードに、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法の動作を実
行させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項33】
第2のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記第2のネットワークノードに、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法の動作を実
行させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項34】
第3のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記第3のネットワークノードに、請求項10から16のいずれか一項に記載の方法の動作を実
行させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項35】
第4のネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記第4のネットワークノードに、請求項17から23のいずれか一項に記載の方法の動作を実
行させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項36】
端末デバイスの1つまたは複数のプロセッサのセットによって実行されたとき、前記端末デバイスに、請求項24または25に記載の方法の動作を実
行させる、その上に記憶されたコンピュータプログラムを有する、非一時的コンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】