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特表2024-517920物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)コンフィギュレーション用のリソースブロック(RB)の数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータの通信
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  • 特表-物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)コンフィギュレーション用のリソースブロック(RB)の数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータの通信 図1
  • 特表-物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)コンフィギュレーション用のリソースブロック(RB)の数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータの通信 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-04-23
(54)【発明の名称】物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)コンフィギュレーション用のリソースブロック(RB)の数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータの通信
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20230101AFI20240416BHJP
   H04W 72/231 20230101ALI20240416BHJP
【FI】
H04W72/04
H04W72/231
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023569704
(86)(22)【出願日】2022-05-10
(85)【翻訳文提出日】2024-01-05
(86)【国際出願番号】 IB2022054349
(87)【国際公開番号】W WO2022238907
(87)【国際公開日】2022-11-17
(31)【優先権主張番号】63/186,404
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.PYTHON
2.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】505205731
【氏名又は名称】レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(72)【発明者】
【氏名】アリ・ラマダン・アリ
(72)【発明者】
【氏名】アンキト・バムリ
(72)【発明者】
【氏名】シェア・アリ・チーマ
(72)【発明者】
【氏名】アレクサンデル・ヨハン・マリア・ゴリチェク・エドラー・フォン・エルブヴァルト
(72)【発明者】
【氏名】カルティケヤン・ガネサン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067HH22
(57)【要約】
物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)コンフィギュレーション用のリソースブロック(RB)502の数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するための装置および方法。装置102は、接続ステータスを決定する。接続ステータスが非接続状態であるとの決定に応答して、装置102は、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、PUCCHの送信のための以前に受信されたコンフィギュレーション内に含まれた、RB502の数を指示する第1のパラメータのうちの1つおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータのうちの1つを選択する。接続ステータスが接続状態であるとの決定に応答して、装置102は、RB502の数を指示する第3のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第4のパラメータを有する専用PUCCHリソースコンフィギュレーション(無線リソース制御(RRC)メッセージ)を受信する。装置102は、選択された第1および第2のパラメータまたは受信された第3および第4のパラメータに応答して、PUCCH送信を生成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)において実施される方法であって、
前記UEの接続ステータスを決定するステップと、
前記接続ステータスが非接続状態であるとの決定に応答して、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)の送信のための以前に受信されたコンフィギュレーション内に含まれた、リソースブロック(RB)の数を指示する前記第1のパラメータのうちの1つおよびマッピングタイプを指示する前記第2のパラメータのうちの1つを選択するステップと、
接続ステータスが接続状態であるとの決定に応答して、RBの数を指示する第3のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第4のパラメータを有する専用PUCCHリソースコンフィギュレーション(無線リソース制御(RRC)メッセージ)を受信するステップと、
前記選択された第1および第2のパラメータまたは前記受信された第3および第4のパラメータに応答して、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)送信を生成するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記表から前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択するステップが、
システム情報ブロック1(SIB1)内に含まれた、前記以前に受信されたPUCCHコンフィギュレーションの表インデックス値を受信するステップと、
前記受信された表インデックス値に応答して、前記表から前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記表から前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択するステップが、
以前に前記UEによって識別された同期ラスタに関連するサブキャリア間隔(SCS)を決定するステップと、
前記決定されたSCSに応じて、前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記表から前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択するステップが、
チャネル状態情報/参照信号(CSI/RS)内の測定された参照信号受信電力(RSRP)を受信するステップと、
前記測定されたRSRPに応じて、前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2のパラメータが、RBの前記数の異なる値に対応する3つの値を含み、
RBの数がしきい値量よりも大きい場合に、第1の系列が使用され、
RBの数がしきい値量未満である場合に、繰返し系列が使用される、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記表から前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択するステップが、
前記UEのパワークラスカテゴリーを決定するステップと、
前記パワークラスカテゴリーに応じて、前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択するステップと
をさらに含み、
前記表が、それぞれが3つの異なるSCSについてのものである2セットの値を含み、各セットが、前記パワークラスカテゴリーのうちの1つについてのRBの数および対応するRBマッピングを表す、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記選択された第1、第2、第3、または第4のパラメータを、メッセージ3(Msg3)内で送出するステップと、
前記選択されたRBの数および前記マッピングタイプの妥当性の指示を、下りリンク制御情報(DCI)を有するメッセージ4(Msg4)内で受信するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第3のパラメータが、1と決定されたSCSについてのRBの最大数との間の値を有し、前記第4のパラメータが、0または1の値を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
マッピングタイプの組合せを適用するステップ
をさらに含み、
前記専用PUCCHリソースコンフィギュレーションが、第1の系列とともに実施すべき繰返しの数を表す第5のパラメータを含み、
PUCCH生成のための前記第1の系列の長さが、前記RBの前記数と繰返しの数との比である、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記マッピングタイプの組合せをイネーブルまたはディスエーブルにするための指示を受信するステップをさらに含み、そのような場合、前記UEは、DCI内で、対応するPUCCHリソースに使用すべきマッピングタイプによって明示的に指示される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
装置であって、
レシーバと、
トランスミッタと、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能なコードを記憶するメモリと
を備え、前記コードが、
前記装置の接続ステータスを決定することと、
前記接続ステータスが非接続状態であるとの決定に応答して、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)の送信のための以前に受信されたコンフィギュレーション内に含まれた、リソースブロック(RB)の数を指示する前記第1のパラメータのうちの1つおよびマッピングタイプを指示する前記第2のパラメータのうちの1つを選択することと、
接続ステータスが接続状態であるとの決定に応答して、RBの数を指示する第3のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第4のパラメータを有する専用PUCCHリソースコンフィギュレーション(無線リソース制御(RRC)メッセージ)を受信することと、
前記選択された第1および第2のパラメータまたは前記受信された第3および第4のパラメータに応答して、PUCCH送信を生成することと
を行うためのものである、装置。
【請求項12】
前記表から前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択することが、
システム情報ブロック1(SIB1)内に含まれた、前記以前に受信されたPUCCHコンフィギュレーションの表インデックス値を受信することと、
前記受信された表インデックス値に応答して、前記表から前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択することと
をさらに含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記表から前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択することが、
以前に前記装置によって識別された同期ラスタに関連するサブキャリア間隔(SCS)、前記装置のパワークラスカテゴリー、またはそれらの組合せを決定することと、
前記決定されたSCS、前記決定されたパワークラスカテゴリー、またはそれらの組合せのうちの1つに応じて、前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択することと
をさらに含む、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記表から前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択することが、
チャネル状態情報/参照信号(CSI/RS)内の測定された参照信号受信電力(RSRP)を受信することと、
前記測定されたRSRPに応じて、前記第1のパラメータのうちの1つおよび前記第2のパラメータのうちの1つを選択することと
をさらに含む、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
ネットワークユニットであって、
レシーバと、
トランスミッタと、
プロセッサと、
コードを記憶するメモリと
を備え、前記コードが、
第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)送信のための以前に決定されたコンフィギュレーション内に含まれた、リソースブロック(RB)の数を指示する前記第1のパラメータおよびマッピングタイプを指示する前記第2のパラメータを識別するように構成されたインデックスを生成することと、
前記インデックスを、アイドルモードにあると決定された遠隔ユニットに送信することと、
前記遠隔ユニットから前記第1および第2のパラメータの選択結果を受信することと、
前記受信された選択結果の受信確認を実施することと、
前記受信確認を前記遠隔ユニットに送信することと
を行うように前記プロセッサによって実行可能である、ネットワークユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている、「APPARATUSES, METHODS, AND SYSTEMS FOR RESOURCE INDICATION FOR MULTI-RB PUCCH FORMATS 0, 1, AND/OR 4」という名称の、2021年5月10日にAli Ramadan Aliのために出願した、米国特許出願第63/186,404号の優先権を主張するものである。
【0002】
本明細書において開示する本主題は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)コンフィギュレーション用のリソースブロック(RB)の数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信することに関する。
【背景技術】
【0003】
いくつかのワイヤレス通信ネットワークにおいて、PUCCHコンフィギュレーション用の2つのマッピングオプションが議論されてきた。しかし、サポートされるマッピング方法に関する、または指示/シグナリング手順に関する具体的な合意は、存在していない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
PUCCHコンフィギュレーション用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するための方法が開示される。装置およびシステムも、これらの方法の機能を実施する。方法の一実施形態は、UEの接続ステータスを決定することを含む。いくつかの実施形態では、接続ステータスが非接続状態であるとの決定に応答して、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、PUCCHの送信のための以前に受信されたコンフィギュレーション内に含まれた、RBの数を指示する第1のパラメータのうちの1つおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータのうちの1つが選択される。いくつかの実施形態では、接続ステータスが接続状態であるとの決定に応答して、RBの数を指示する第3のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第4のパラメータを有する専用PUCCHリソースコンフィギュレーション(無線リソース制御(RRC)メッセージ)が受信され、選択された第1および第2のパラメータまたは受信された第3および第4のパラメータに応答して、PUCCH送信が生成される。
【0005】
PUCCHコンフィギュレーション用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するためのある装置は、ユーザ機器を含む。いくつかの実施形態では、装置は、レシーバと、トランスミッタと、プロセッサと、プロセッサによって実行可能なコードを記憶するメモリとを含む。コードはプロセッサに、装置の接続ステータスを決定することと、接続ステータスが非接続状態であるとの決定に応答して、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、PUCCHの送信のための以前に受信されたコンフィギュレーション内に含まれた、RBの数を指示する第1のパラメータのうちの1つおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータのうちの1つを選択することと、接続ステータスが接続状態であるとの決定に応答して、RBの数を指示する第3のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第4のパラメータを有する専用PUCCHリソースコンフィギュレーション(RRCメッセージ)を受信することと、選択された第1および第2のパラメータまたは受信された第3および第4のパラメータに応答して、PUCCH送信を生成することとを行わせる。
【0006】
PUCCH送信の生成を助けるためにPUCCHコンフィギュレーション用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するための別の装置は、ネットワークユニットを含む。いくつかの実施形態では、ネットワークユニットは、レシーバと、トランスミッタと、プロセッサと、プロセッサによって実行可能なコードを記憶するメモリとを含む。コードはプロセッサに、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、PUCCHの送信のための以前に決定されたコンフィギュレーション内に含まれた、RBの数を指示する第1のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータを識別するように構成されたインデックスを生成することと、トランスミッタを介して、インデックスを、アイドルモードにあると決定された遠隔ユニットに送信することと、レシーバを介して、遠隔ユニットから第1および第2のパラメータの選択結果を受信することと、受信された選択結果の受信確認を実施することと、トランスミッタを介して、受信確認を遠隔ユニットに送信することとを行わせる。
【0007】
上で簡潔に説明した実施形態についてのより具体的な説明を、添付の図面内に示される特定の実施形態を参照することによって提供する。これらの図面はいくつかの実施形態のみを示しており、したがって、範囲を限定するものと見なすべきではないと理解した上で、実施形態について、添付の図面の使用を通じてさらに具体的にかつ詳細に説明し解説する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】PUCCHのリソース指示用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するためのワイヤレス通信システムの一実施形態を示す概略ブロック図である。
図2】PUCCHのリソース指示用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するために使用することのできる装置の一実施形態を示す概略ブロック図である。
図3】PUCCHのリソース指示用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するために使用することのできる装置の一実施形態を示す概略ブロック図である。
図4】PUCCHのリソース指示用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するためのシステムの一実施形態を示す概略ブロック図である。
図5】PUCCHのリソース指示用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するためのシステムの一実施形態を示す概略ブロック図である。
図6】PUCCHのリソース指示用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するための方法の一実施形態を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
当業者には理解されるように、実施形態の態様は、システム、装置、方法、またはプログラム製品として具現化することができる。したがって、実施形態は、全体がハードウェアの実施形態、全体がソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、またはソフトウェアの態様とハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形をとることができ、それらは全て、本明細書において一般に、「回路」、「モジュール」、または「システム」と呼ばれることがある。さらに、実施形態は、以後コードと呼ぶマシン可読コード、コンピュータ可読コード、および/またはプログラムコードを記憶した1つまたは複数のコンピュータ可読記憶デバイスとして具現化された、プログラム製品の形をとることもできる。記憶デバイスは、有形、非一時的、および/または非伝送的(non-transmission)とすることができる。記憶デバイスは、信号を具現化しないことがある。特定の一実施形態では、記憶デバイスは、コードにアクセスするためだけに信号を用いる。
【0010】
本明細書において説明する機能ユニットのうちのいくつかは、それらの実装上の独立性をより具体的に強調するために、モジュールと呼ばれることがある。例えば、モジュールは、カスタム超大規模集積(「VLSI」)回路またはゲートアレイ、論理チップ、トランジスタ、または他のディスクリート部品などの標準品の半導体を備える、ハードウェア回路として実装することができる。モジュールは、フィールドプログラマブルゲートアレイ、プログラマブルアレイロジック、プログラマブル論理デバイスなどのプログラマブルハードウェアデバイスとして実装することもできる。
【0011】
モジュールは、さまざまなタイプのプロセッサによって実行するためのコードおよび/またはソフトウェアとして実装することもできる。コードの識別されたモジュールは、例として、実行可能コードの1つまたは複数の物理ブロックまたは論理ブロックを含むことができ、それらは、例として、オブジェクト、プロシージャ、または関数として編成することができる。それにもかかわらず、識別されたモジュールの実行可能ファイルは、物理的に一緒に位置付けられる必要があるのではなく、異なる位置に記憶され、論理的に1つに結合されるとモジュールを含み、モジュールの定められた目的を達成する、全く異なる命令を含むことができる。
【0012】
実際のところ、コードのモジュールは、単一の命令であってもよく、多くの命令であってもよく、いくつかの異なるコードセグメントにわたって、異なるプログラムの間で、またいくつかのメモリデバイスにわたって、分散されていてもよい。同様に、動作データは、本明細書において、モジュール内に識別および図示されることがあり、任意の適切な形で具現化され、任意の適切なタイプのデータ構造内に編成されることがある。動作データは、単一のデータセットとして集められることもあり、異なるコンピュータ可読記憶デバイスにわたって、を含めて、異なる位置にわたって分散されることもある。モジュールまたはモジュールの部分がソフトウェアとして実装される場合、ソフトウェア部分は、1つまたは複数のコンピュータ可読記憶デバイス上に記憶される。
【0013】
1つまたは複数のコンピュータ可読媒体の任意の組合せを利用することができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読記憶媒体とすることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、コードを記憶する記憶デバイスとすることができる。記憶デバイスは、例えば、限定はしないが、電子、磁気、光学、電磁、赤外、ホログラフィック、微小機械、もしくは半導体の、システム、装置、もしくはデバイス、または前述のものの任意の適切な組合せとすることができる。
【0014】
記憶デバイスのより具体的な例(非網羅的リスト)には、次の、1つもしくは複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、読出し専用メモリ(「ROM」)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(「EPROM」もしくはフラッシュメモリ)、ポータブルコンパクトディスク読出し専用メモリ(「CD-ROM」)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または前述のものの任意の適切な組合せが含まれる。本文献の文脈では、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、もしくはデバイスによって使用するための、または命令実行システム、装置、もしくはデバイスに関連して使用するためのプログラムを収容または記憶することのできる、任意の有形の媒体とすることができる。
【0015】
実施形態の動作を実行するためのコードは、任意の行数のものとすることができ、Python、Ruby、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語など、従来の手続き型プログラミング言語、および/またはアセンブリ言語などの機械語を含む、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組合せで記述することができる。コードは、全体をユーザのコンピュータ上で、一部をユーザのコンピュータ上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、一部をユーザのコンピュータ上でかつ一部を遠隔コンピュータ上で、または全体を遠隔コンピュータもしくは遠隔サーバ上で、実行することができる。後者のシナリオでは、遠隔コンピュータをユーザのコンピュータに、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)もしくは広域ネットワーク(「WAN」)を含む任意のタイプのネットワークを通じて接続することができ、または(例えばインターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを通じて)外部コンピュータに対して接続を行うことができる。
【0016】
本明細書全体を通して、「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、または類似の文言に言及する場合、その実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。したがって、「一実施形態では(in one embodiment)」、「一実施形態では(in an embodiment)」という句および類似の文言が、本明細書全体を通して出現する場合、必ずしもそうとは限らないが、全てが同じ実施形態に言及していることがあり、しかし別段の明示的な定めのない限り、「1つまたは複数の、ただし全てではない、実施形態」を意味することがある。「含む(including)」、「備える(comprising)」、「有する(having)」という語、およびそれらの変形は、別段の明示的な定めのない限り、「限定はしないが~を含む(including but not limited to)」を意味する。項目の列挙されたリストは、別段の明示的な定めのない限り、それらの項目のいずれかまたは全てが相互に排他的であることを示唆するものではない。「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」という語は、別段の明示的な定めのない限り、「1つまたは複数の」も指す。
【0017】
さらに、実施形態の説明される特徴、構造、または特性は、任意の適切な様式で組み合わせることができる。次に続く説明では、実施形態の完全な理解をもたらすために、プログラミング、ソフトウェアモジュール、ユーザ選択、ネットワークトランザクション、データベースクエリ、データベース構造、ハードウェアモジュール、ハードウェア回路、ハードウェアチップなどの例など、多数の具体的詳細が提供される。しかし、実施形態は具体的詳細のうちの1つもしくは複数がなくても実践できること、または他の方法、構成要素、材料などを用いて実践できることを、当業者なら認識するであろう。他の場合には、一実施形態の態様を不明瞭にするのを避けるために、よく知られた構造、材料、または動作については詳細に図示または説明されない。
【0018】
実施形態の態様については下で、実施形態による方法、装置、システム、およびプログラム製品の概略フローチャート図および/または概略ブロック図を参照して説明する。概略フローチャート図および/または概略ブロック図の各ブロック、ならびに概略フローチャート図および/または概略ブロック図中のブロックの組合せを、コードによって実装できることが理解されよう。コードを、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供して、マシンを生成することができ、したがって、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、概略フローチャート図および/または概略ブロック図の1つまたは複数のブロック内に定められた機能/行為を実装するための手段を作り出す。
【0019】
コードを、記憶デバイス内に記憶することもでき、記憶デバイスは、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、または他のデバイスに、特定の様式で機能するように指令することができ、したがって、記憶デバイス内に記憶された命令は、概略フローチャート図および/または概略ブロック図の1つまたは複数のブロック内に定められた機能/行為を実装する命令を含む製品を生み出す。
【0020】
コードを、コンピュータ、他のプログラマブルデータ処理装置、または他のデバイス上にロードして、コンピュータ、他のプログラマブル装置、または他のデバイス上で一連の動作ステップを実施させ、それによって、コンピュータ実装プロセスを生み出すこともでき、したがって、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行されるコードは、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロック内に定められた機能/行為を実装するためのプロセスをもたらす。
【0021】
図中の概略フローチャート図および/または概略ブロック図は、さまざまな実施形態による装置、システム、方法、およびプログラム製品の可能な実装形態のアーキテクチャ、機能、および動作を示す。この点に関して、概略フローチャート図および/または概略ブロック図中の各ブロックは、定められた論理機能を実装するためのコードの1つまたは複数の実行可能命令を含む、コードのモジュール、セグメント、または部分を表すことができる。
【0022】
いくつかの代替実施形態では、ブロック内に記された機能が、図中に記された順序から外れて行われることがあることにも留意されたい。例えば、関与する機能に応じて、連続して図示された2つのブロックが実際にはほぼ同時に実行されることもあり、それらのブロックが時に逆順で実行されることもある。図示の図の1つまたは複数のブロックまたはその部分に機能、論理、または効果の点で等価な、他のステップおよび方法を考え出すことができる。
【0023】
フローチャート図および/またはブロック図中で、さまざまな矢印タイプおよび線タイプが用いられることがあるが、それらは対応する実施形態の範囲を限定するものではないと理解される。実際のところ、いくつかの矢印または他の連結記号は、示された実施形態の論理フローのみを示すために使用されることがある。例として、矢印は、示された実施形態の列挙されたステップ間の、持続期間の定めのない待ち期間または監視期間を示すことがある。ブロック図および/またはフローチャート図の各ブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート図中のブロックの組合せは、定められた機能もしくは行為を実施する専用ハードウェアベースのシステム、または専用ハードウェアとコードの組合せによって実装できることにも留意されよう。
【0024】
各図中の要素についての説明は、進行中の図の要素を参照することがある。同様の番号は、同様の要素の代替実施形態を含めて、全ての図中で同様の要素を指す。
【0025】
図1は、PUCCHのリソース指示用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するための、ワイヤレス通信システム100の一実施形態を示す。一実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、遠隔ユニット(装置、ユーザ機器)102と、ネットワークユニット(gNB)104とを含む。図1には、特定の数の遠隔ユニット102およびネットワークユニット104が示されているが、ワイヤレス通信システム100内に任意数の遠隔ユニット102およびネットワークユニット104を含められることを、当業者なら認識するであろう。
【0026】
一実施形態では、遠隔ユニット102は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(「PDA」)、タブレットコンピュータ、スマートフォン、スマートテレビ(例えばインターネットに接続されたテレビ)、セットトップボックス、ゲーム機、(セキュリティカメラを含む)セキュリティシステム、車載コンピュータ、ネットワークデバイス(例えばルータ、スイッチ、モデム)、航空機、ドローンなどのコンピューティングデバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、遠隔ユニット102は、スマートウォッチ、フィットネスバンド、光学ヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブルデバイスを含む。さらに、遠隔ユニット102は、加入者ユニット、モバイル、移動局、ユーザ、端末、モバイル端末、固定端末、加入者局、UE、ユーザ端末、デバイスと呼ばれることもあり、当技術分野において使用される他の術語によって呼ばれることもある。遠隔ユニット102は、ネットワークユニット104のうちの1つまたは複数と、UL通信信号を介して直接通信することができる。
【0027】
ネットワークユニット104は、地理的領域にわたって分散されることがある。いくつかの実施形態では、ネットワークユニット104は、アクセスポイント、アクセス端末、ベース、基地局、ノードB、eNB、gNB、ホームノードB、中継ノード、デバイス、コアネットワーク、空中サーバ(aerial server)とも呼ばれることがあり、当技術分野において使用される他の任意の術語によって呼ばれることもある。ネットワークユニット104は一般に、1つまたは複数の対応するネットワークユニット104に通信可能に結合された1つまたは複数のコントローラを含む無線アクセスネットワークの一部である。無線アクセスネットワークは一般に、1つまたは複数のコアネットワークに通信可能に結合され、1つまたは複数のコアネットワークは、さまざまなネットワークの中でもとりわけ、インターネットや公衆交換電話網のような他のネットワークに結合されることが可能である。無線アクセスネットワークおよびコアネットワークのこれらの要素および他の要素は、図示されていないが、当業者には一般によく知られている。
【0028】
一実施形態では、ワイヤレス通信システム100は3GPP(登録商標)プロトコルに準拠しており、その場合、ネットワークユニット104は、直交周波数分割多重(OFDM)変調方式を使用してDL上で送信し、遠隔ユニット102は、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)方式またはOFDM方式を使用してアップロード(UL)上で送信する。しかし、より一般には、ワイヤレス通信システム100は、他の何らかのオープンなまたはプロプライエタリの通信プロトコル、例えば、さまざまなプロトコルの中でもとりわけ、worldwide interoperability for microwave access(WiMAX)を実装することができる。本開示は、どんな特定のワイヤレス通信システムアーキテクチャまたはプロトコルの実装形態にも限定されることを意図するものではない。
【0029】
ネットワークユニット104は、サービスエリア、例えばセルまたはセルセクタ内のいくつかの遠隔ユニット102に、ワイヤレス通信リンクを介してサービスすることができる。ネットワークユニット104は、遠隔ユニット102に時間領域、周波数領域、および/または空間領域においてサービスするための、ダウンロード(DL)通信信号を送信する。
【0030】
さまざまな実施形態では、遠隔ユニット102は、その接続ステータスを決定し、次いで、決定された接続ステータスに基づいて、RBの数およびマッピングタイプを選択または受信する。遠隔ユニット102は、選択されたRBの数およびマッピングタイプに基づいて、PUCCH送信を生成する。
【0031】
いくつかの実施形態では、ネットワークユニット104は、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、PUCCHの送信のための以前に決定されたコンフィギュレーション内に含まれた、RBの数を指示する第1のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータを識別するように構成されたインデックスを生成し、生成されたインデックスを、アイドルモードにあると決定された遠隔ユニットに送信することができる。いくつかの実施形態では、ネットワークユニット104は、遠隔ユニットから第1および第2のパラメータの選択結果を受信し、受信された選択結果の受信確認を実施し、受信確認を遠隔ユニット102に送信することができる。
【0032】
図2は、PUCCHコンフィギュレーション用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するために使用することのできる装置200の一実施形態を示す。装置200は、遠隔ユニット102の一実施形態を含む。さらに、遠隔ユニット102は、プロセッサ202、メモリ204、入力デバイス206、ディスプレイ208、トランスミッタ210、およびレシーバ212を含むことができる。いくつかの実施形態では、入力デバイス206とディスプレイ208は組み合わされて、タッチスクリーンなど、単一のデバイスを成す。いくつかの実施形態では、遠隔ユニット102は、どんな入力デバイス206および/またはディスプレイ208も含まないことがある。さまざまな実施形態では、遠隔ユニット102は、プロセッサ202、メモリ204、トランスミッタ210、およびレシーバ212のうちの1つまたは複数を含むことができ、入力デバイス206および/またはディスプレイ208を含まないことがある。
【0033】
プロセッサ202は、一実施形態では、コンピュータ可読命令を実行することの可能な、かつ/または論理動作を実施することの可能な、知られている任意のコントローラを含むことができる。例えば、プロセッサ202は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(「CPU」)、グラフィック処理装置(「GPU」)、補助処理装置、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、または類似のプログラマブルコントローラとすることができる。いくつかの実施形態では、プロセッサ202は、本明細書において説明する方法およびルーチンを実施するための、メモリ204内に記憶された命令を実行する。プロセッサ202は、メモリ204、入力デバイス206、ディスプレイ208、トランスミッタ210、およびレシーバ212に通信可能に結合される。
【0034】
メモリ204は、一実施形態では、コンピュータ可読記憶媒体である。いくつかの実施形態では、メモリ204は、揮発性コンピュータ記憶媒体を含む。例えば、メモリ204は、ダイナミックRAM(「DRAM」)、シンクロナスダイナミックRAM(「SDRAM」)、および/またはスタティックRAM(「SRAM」)を含む、RAMを含むことができる。いくつかの実施形態では、メモリ204は、不揮発性コンピュータ記憶媒体を含む。例えば、メモリ204は、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、または他の任意の適切な不揮発性コンピュータ記憶デバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、メモリ204は、揮発性コンピュータ記憶媒体と不揮発性コンピュータ記憶媒体をどちらも含む。いくつかの実施形態では、メモリ204は、遠隔ユニット102上で動作するオペレーティングシステムや他のコントローラアルゴリズムなど、プログラムコードおよび関連のデータも記憶する。
【0035】
入力デバイス206は、一実施形態では、タッチパネル、ボタン、キーボード、スタイラスペン、マイクロホンなどを含む、知られている任意のコンピュータ入力デバイスを含むことができる。いくつかの実施形態では、入力デバイス206をディスプレイ208と、例えばタッチスクリーンや類似のタッチセンシティブディスプレイとして統合することができる。いくつかの実施形態では、入力デバイス206は、テキストを、タッチスクリーン上に表示された仮想キーボードを使用して、かつ/またはタッチスクリーン上に手書きすることによって入力できるような、タッチスクリーンを含む。いくつかの実施形態では、入力デバイス206は、キーボードやタッチパネルなど、2つ以上の異なるデバイスを含む。
【0036】
ディスプレイ208は、一実施形態では、知られている任意の電子的に制御可能なディスプレイまたはディスプレイデバイスを含むことができる。ディスプレイ208は、視覚信号、聴覚信号、および/または触覚信号を出力するように設計することができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ208は、視覚データをユーザに出力することの可能な電子ディスプレイを含む。例えば、ディスプレイ208は、限定はしないが、LCDディスプレイ、LEDディスプレイ、OLEDディスプレイ、プロジェクタ、または画像、テキストなどをユーザに出力することの可能な類似のディスプレイデバイスを含むことができる。別の非限定的な例として、ディスプレイ208は、スマートウォッチ、スマートグラス、ヘッドアップディスプレイなどのウェアラブルディスプレイを含むことができる。さらに、ディスプレイ208は、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、テレビ、卓上コンピュータ、ノートブック(ラップトップ)コンピュータ、パーソナルコンピュータ、車両ダッシュボードなどの構成要素とすることができる。
【0037】
いくつかの実施形態では、ディスプレイ208は、音を生成するための1つまたは複数のスピーカを含む。例えば、ディスプレイ208は、可聴の警報または通知(例えばビープ音またはチャイム)を生成することができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイ208は、振動、動き、または他の触覚フィードバックを生成するための1つまたは複数の触覚デバイスを含む。いくつかの実施形態では、ディスプレイ208の全てまたは一部分を、入力デバイス206と統合することができる。例えば、入力デバイス206とディスプレイ208は、タッチスクリーンまたは類似のタッチセンシティブディスプレイを成すことができる。他の実施形態では、ディスプレイ208は、入力デバイス206の付近に位置付けることができる。
【0038】
一実施形態では、遠隔ユニット102は、遠隔ユニット102の接続ステータスを決定し、接続ステータスが非接続状態であるとの決定に応答して、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、PUCCHの送信のための以前に受信されたコンフィギュレーション内に含まれた、RBの数を指示する第1のパラメータのうちの1つおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータのうちの1つを選択する。いくつかの実施形態では、接続ステータスが接続状態であるとの決定に応答して、遠隔ユニット102は、RBの数を指示する第3のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第4のパラメータを有する専用PUCCHリソースコンフィギュレーション(無線リソース制御(RRC)メッセージ)を受信し、選択された第1および第2のパラメータまたは受信された第3および第4のパラメータに応答して、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)送信を生成する。
【0039】
本明細書において説明するように、トランスミッタ210は、UL通信信号をネットワークユニット104に提供するために使用され、レシーバ212は、ネットワークユニット104からDL通信信号を受信するために使用される。ただ1つのトランスミッタ210および1つのレシーバ212が示されているが、遠隔ユニット102は、任意の適切な数のトランスミッタ210およびレシーバ212を有することができる。トランスミッタ210およびレシーバ212は、任意の適切なタイプのトランスミッタおよびレシーバとすることができる。一実施形態では、トランスミッタ210およびレシーバ212は、トランシーバの一部とすることができる。
【0040】
図3は、PUCCHコンフィギュレーション用のRBの数のパラメータおよびマッピングタイプのパラメータを通信するために使用することのできる装置300の一実施形態を示す。装置300は、ネットワークユニット104の一実施形態を含む。さらに、ネットワークユニット104は、プロセッサ302、メモリ304、入力デバイス306、ディスプレイ308、トランスミッタ310、およびレシーバ312を含むことができる。理解できるように、プロセッサ302、メモリ304、入力デバイス306、ディスプレイ308、トランスミッタ310、およびレシーバ312はそれぞれ、遠隔ユニット102のプロセッサ202、メモリ204、入力デバイス206、ディスプレイ208、トランスミッタ210、およびレシーバ212と実質的に類似のものとすることができる。
【0041】
ネットワークユニットは、レシーバと、トランスミッタと、プロセッサと、プロセッサによって実行可能なコードを記憶するメモリとを含む。コードはプロセッサに、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)の送信のための以前に決定されたコンフィギュレーション内に含まれた、リソースブロック(RB)の数を指示する第1のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータを識別するように構成されたインデックスを生成することと、インデックスを、アイドルモードにあると決定された遠隔ユニットに送信することと、遠隔ユニットから第1および第2のパラメータの選択結果を受信することと、受信された選択結果の受信確認を実施することと、受信確認を遠隔ユニットに送信することとを行わせる。
【0042】
ただ1つのトランスミッタ310および1つのレシーバ312が示されているが、ネットワークユニット104は、任意の適切な数のトランスミッタ310およびレシーバ312を有することができる。トランスミッタ310およびレシーバ312は、任意の適切なタイプのトランスミッタおよびレシーバとすることができる。一実施形態では、トランスミッタ310およびレシーバ312は、トランシーバの一部とすることができる。
【0043】
本明細書において説明する1つまたは複数の実施形態は、組み合わせて単一の実施形態にすることができることに留意されたい。
【0044】
いくつかの実施形態では、PUCCHフォーマット0、1、4は、それらが単一PRBのみに及ぶように設計される。少数のUCI情報を、認可スペクトル上で、良好なピーク対平均電力比(PAPR)で送出するには、単一PRBだけで十分良好である。仕様(PUCCHリソースコンフィギュレーション)には、無認可スペクトルの場合の単一PRBのフォーマットのPSD問題をハンドリングするための解決策はない。
【0045】
さまざまな実施形態では、PSD制限下での無認可帯域において、エンハンストPUCCHフォーマット0/1/4または他の既存のもしくは新規のPUCCHフォーマット用のRBの数およびRBマッピングタイプを指示するためのシグナリング手順が提供される。この手順は、
1.無線リソース制御(RRC)接続前に、RBの数およびマッピングのタイプを指示すること、
2.RRC接続されたUEのための専用PUCCHコンフィギュレーション用のRBの数およびマッピングタイプを指示すること、ならびに/または
3.PUCCH RBコンフィギュレーションをイネーブルにする/ディスエーブルにする/更新するための動的下りリンク制御情報(DCI)指示を指示すること
を含む。
【0046】
さまざまな実施形態では、多重化利得とカバレッジ利得との間のトレードオフを達成するための、長系列(long sequence)を周波数領域繰返し(frequency domain repetition)と組み合わせることに基づくPUCCH送信の設計が提供される。
【0047】
第1の実施形態では、RBの数およびマッピングタイプが、RRC接続前に指示される。UEは、例えば初期アクセス時のメッセージ(Msg)4/MsgBの肯定受信確認/否定受信確認(ACK/NACK)情報を搬送するPUCCH送信のカバレッジを向上させるために使用されるRBの数を含む表を用いて、複数のPUCCHリソースセットによって事前構成される。RBの数は、初期帯域幅部分(bandwidth part)(BWP)内の利用可能なRBおよびサポートされるSCS、ならびにPUCCHリソース別の巡回シフトの数に基づいて決まる。一実施形態では、専用PUCCHコンフィギュレーションを受信する前のUEのために、表(Rel16.5.0 表9.2.1-1 [TS38.213])が、SCS値別に必要なRBの数を含むように修正される。PSD制限という点での地域の規制および初期アクセスに使用すべきSCSに加えて、初期巡回シフトの数も、PUCCHリソースセットのRBの必要数に影響を及ぼす。修正版の表内のRBの必要数は、PRBオフセットにも基づき、PRBオフセットが大きい場合はRBの数が低減されるようになっている。代替実施形態では、UEは、SCS別のRBの最大数{120kHz_maxNofRBs、480kHz_maxNofRBs、960kHz_maxNofRBs}のみによって事前構成され、UEは、構成されたSCSに基づいて、対応するRBの数を選択する。修正版の表内のもう1つの追加のパラメータが、PRBマッピングタイプであり、これはPRBの数に基づいて決まり、PAPRの増大を回避するために、RBの数が多い場合に、長系列が使用され、一方、RBの数が少ない場合に、長系列または繰返しが使用されるようになっている。Table 1(表1)は、PUCCHリソースコンフィギュレーションに先立つ修正版PUCCHリソースセットを示す。
【表1】
【0048】
RBマッピングタイプ0は単一系列を表し、一方、1は繰返しを表す。
【0049】
システム情報ブロック1(SIB1)内で、この表の、RBの数、RBマッピングタイプなどを識別するインデックスが、PUCCH-ConfigCommonの一部としてUEにシグナリングされる。
【表2】
【0050】
一例として、pucch-ResourceCommonのインデックス3は、他のPUCCHコンフィギュレーション要素とともに、120kHzの場合に8つのRBおよび長系列を使用する必要があること、480kHzの場合に4つのRBおよび繰返しを使用する必要があること、および960kHzの場合に1つのRBを使用する必要があることを、UEに指示する。
【0051】
別の実施形態では、特定のPSD制限を満足させるために必要なRBの数が、UEのパワークラスならびにUEアンテナ利得に基づいて変わるので、PUCCHリソースコンフィギュレーション表内に複数の数のRBが定められ、その際、これらの異なる数は、UEの異なるパワークラスおよび/または潜在的なUEアンテナ利得コンフィギュレーションに対応する。
【0052】
いくつかの実施形態では、PRBオフセットもTable 1(表1)およびTable 2(表3)内の各インデックスについてセットとして指示され、その際、適用すべきPRBオフセット値は、RBの数、RBマッピングタイプ、またはそれらの何らかの組合せに応じて変わることができる。
【0053】
いくつかの実施形態では、各PUCCHフォーマットについてシンボルの数、RBの数、および/またはRBマッピングタイプの異なる組合せを可能にするために、さらなるインデックスを表に追加することもできる。
【0054】
いくつかの実施形態では、追加のRBマッピングタイプ、例えば、(2つ以上のRBをカバーする)長系列と長系列の繰返しとの組合せを適用することのできるRBマッピングタイプ2を指示することができる。それは、基本的には、RBマッピングタイプ1とRBマッピングタイプ2との組合せとすることができる。
【表3】
【0055】
一実施形態では、図4に示すように、gNB104が、SIB1メッセージ404内に、以前に定められたPUCCHリソースコンフィギュレーション表内の特定の位置を見いだすためのインデックスを含める。UE102がアイドル状態である状況下で、UE102は、SIB1メッセージ404内のインデックスに基づいて、以前に定められたPUCCHリソースコンフィギュレーション表内に格納されたパラメータを選択する。UE102は、この選択結果をMsg3 410内で送出して、gNB104に戻す。Msg4 412において、gNB104は、Msg3 410内に含まれた選択結果の受信確認をUE102に戻す。PUCCH414において、UE102は、gNB104からの受信確認Msg4 412に基づいて、選択されたリソースを使用して、PUCCH送信を生成する。
【0056】
一実施形態では、UE102は、パワークラスおよび/またはアンテナ利得に対応するRBの数を自律的に選択し、その選択結果をMsg3 410内で報告する。gNB104は、UE102の選択結果の妥当性をMsg4 412のDCI内で、例えばRBの数についてのインジケータを含めることによって、指示することができる。一般に、Msg4 412内のgNB104の指示は、Msg3 410内に含まれた選択結果に優先することができ、そのような場合、UE102は、Msg4 412内の指示を、対応するACK/NACKの送信に適用する。
【0057】
別の実施形態では、UE102は、RBの数およびマッピングタイプを、アタッチメント手順中に自律的に選択することができる。RRC接続モードにあるUE102は、UE専用のPUCCHリソースコンフィギュレーションRRCメッセージを使用して、PUCCHコンフィギュレーション用のパラメータによって指示される。gNB104が、各PUCCHリソースIDを、RBの数とマッピングタイプの両方と関連付ける。一実施形態では、RBの数および対応するRBマッピングタイプが、その領域のPSD制限、BWP内の利用可能なRB、構成されたSCS、PUCCHリソースセット別の巡回シフトの数、ならびにセル内の接続されたUEの数に基づいて決まることが可能である。
【0058】
別の実施形態では、gNB104がUE102を、UE送信のパワーヘッドルームレポート(PHR)およびビームフォーミング利得に基づくRBの数によって構成する。PUCCHフォーマット0/1/4のPUCCHリソースコンフィギュレーション内には、2つの値が存在する。これらの値は、単一RBから開始してRBの最大数まで至るnrofPRBs、および0と1の値を有するmappTypeであり、ただし0は、PUCCHフォーマット0/1双方の場合には長系列、またPUCCHフォーマット4の場合にはそれらのRBに及ぶ長DFT(long DFT)を表し、一方、1は、構成されたRBの数にわたる、単一RBの周波数領域繰返しを表す。基本的に、繰返し係数(repetition factor)は、繰返し係数の明示的な指示が指示されていないとともに系列長/DFT長が12に等しいとき、PRBの数に等しい。いくつかの実施形態では、繰返し係数を明示的に指示することができる。一例では、RBの数がより多い場合に、より長い系列を使用することができ、一方、RBの数がより少ない場合に、繰返しを構成することができる。
【表4】
【0059】
別の実施形態では、DCIに2つのフィールドを挿入して、対応するPUCCHリソースのRBの数およびマッピングタイプを別々に指示することができる。これが行われるのは、UE102がgNB104に接続されたと決定されたときに生じる専用PUCCHリソースコンフィギュレーションの場合である。
【0060】
第3の実施形態では、組合せRBマッピングタイプの指示が提供される。RRC接続モードにあるUE102は、UE専用のPUCCHリソースコンフィギュレーションRRCメッセージを使用して、マルチRBエンハンストPUCCHフォーマット0/1/4(multi-RB enhanced PUCCH formats 0/1/4)に必要なパラメータによって指示される。gNB104が、各PUCCHリソース識別子(ID)を、RBの数およびマッピングタイプと関連付ける。これら2つのパラメータに加えて、UE102は、カバレッジ利得とUE多重化利得との間の特定のトレードオフを達成するために両方のマッピングオプションを組み合わせるように指示される。構成されたRBの数に等しい長さの系列を用いてPUCCHフォーマット0/1が生成される、長系列マッピングオプションは、PUCCH送信のカバレッジを向上させるためのより良好な候補になることが観測されており、というのもこのマッピングオプションは、そのPAPRが低いことから周波数領域繰返しと比べて良好な最大等方性損失(maximum isotropic loss)(MIL)耐性をもたらすためである。一方、PUCCHフォーマット0/1/4の周波数領域繰返しは、UEのFDM多重化のより良好な機会をもたらし、長系列オプションよりも多くの多重化利得を達成することができる。UE102がセル端に位置するシナリオでは、PUCCH送信のカバレッジは、UE102が十分な電力でgNB104に到達するためのボトルネックとなることになる。したがって、PUCCH PRBのマッピングに長系列オプションまたは長DFTが選択され、一方、多数のUE102がネットワークに接続されるシナリオでは、周波数領域繰返しがセルのリソース不足を回避することができる。しかし、中程度のカバレッジ要件および中程度の多重化要件のあるシナリオでは、両方のオプションの組合せから恩恵を受けることができる。RBの数、ならびに系列の長さおよび適用すべき繰返しの数を指示する組合せ係数が、UE102に、下に示すRRC専用PUCCHコンフィギュレーションを使用してシグナリングされる。
【表5】
【0061】
一実施形態では、専用PUCCHリソースセットコンフィギュレーション内でシグナリングされるパラメータnrofFreqRepetitionsが、PUCCHリソースマッピングのための、長系列/長DFTと周波数領域繰返しとの間の組合せオプションを制御する。PUCCHフォーマット0/1を生成するための系列長またはPUCCHフォーマット4を生成するためのDFT長は、UEによって、図5に示すようにSeqL=nrofPRBs/nrofFreqRepetitionsに基づいて決定される。繰返しの数がRBの数に等しい場合、繰返しタイプのみが使用され、一方、繰返しの数が1である場合、全てのRBに及ぶ長系列または長DFTのみが使用される。代替実施形態では、UEが、繰返しの数、および各繰返しにおけるRBの数によって指示され、したがって、RBの数は両者の乗算となる。
【0062】
図5に示すように、長系列と周波数領域繰返しとの組合せが提示されている。対応するPUCCHリソースのRBの数および繰返しの数を指示するために、DCI内に2つのフィールドが含められる。グループ504は、繰返しの数が1に等しいときを示す。グループ506は、繰返しの数が2に等しいときを示す。グループ508は、繰返しの数が4に等しいときを示す。グループ510は、繰返しの数がRBの数すなわち8に等しいときを示す。UE102は、DCI内で、組合せマッピング代替手段をイネーブルまたはディスエーブルにするように動的に指示されることがある。そのような場合、UE102は、RBマッピングのタイプによって明示的に指示される。一実施形態では、PUCCHフォーマット用のマッピングタイプおよび/または繰返し係数は、DCI内のPUCCHリソースインジケータ(PRI)フィールドを通じて指示することができる。これは、表に新たなカラムフィールドを含めることによって行うことができ、その際、各PUCCHリソースについて、特定のマッピングタイプ、PRBの数、および/または繰返し係数をシグナリングすることができる。
【0063】
いくつかの実施形態では、別のマッピングタイプ、すなわちマッピングタイプ2が指示され、その場合、長系列/長DFTの組合せ(12の倍数)が使用され、その長系列/長DFTが複数のPRBにわたって繰り返される。この場合、PRBの数、マッピングタイプ、および繰返し係数を指示することができる。PRBの数は、系列長/DFT長とも呼ばれる、1回の繰返しについてのPRBの数を指示する。マッピングタイプは2とすることができる。繰返し係数は、長系列/長DFTが繰り返される回数を指示する。したがって、合計のPRBアロケーションは、PRBの数と繰返し係数との乗算によって決まることが可能である。代替実施形態では、PRBの数は、長系列/長DFTを複数の繰返しにわたって送信するのに必要なPRBの合計数を指示する。この場合、系列の長さ(あるいは繰返し当たりのPRBの数)は、PRBの数を繰返し係数で除算することによって決まることが可能である。
【0064】
一実施形態では、SSB/CSI-RSからの測定された参照信号受信電力(RSRP)を使用して、カバレッジを識別することができ、それにより、マッピングタイプ、リソースブロックの数、繰返し係数、系列長などが選択される結果となる。UEがセル端に位置するシナリオでは、PUCCH送信のカバレッジは、このUEが十分な電力でgNBに到達するためのボトルネックとなることになる。したがって、PUCCH PRBのマッピングに長系列オプションまたは長DFTが選択され、一方、多数のUEがネットワークに接続されるシナリオでは、周波数領域繰返しがセルのリソース不足を回避することができる。しかし、中程度のカバレッジ要件および中程度の多重化要件のあるシナリオでは、両方のオプションの組合せから恩恵を受けることができる。
【0065】
図6を参照すると、UEによって実施されるプロセス600が提示されている。ブロック602において、UEの接続ステート/ステータスが決定される。接続ステート決定において、UEが非接続状態またはアイドル状態であると決定された場合、ブロック604において、SIB1を使用してインデックスが受信される。インデックスは、PUCCHコンフィギュレーションパラメータに関連する以前に定められた表内の位置を識別する。ブロック606において、インデックスに基づいて、表内で、RBの数に関連する第1のパラメータおよびマッピングタイプに関連する第2のパラメータが識別される。接続ステート決定において、UEが接続状態であると決定された場合、ブロック608において、RBの数を指示する第3のパラメータおよび1つまたは複数のマッピングタイプを指示する第4のパラメータが、専用RRCメッセージ(専用PUCCHリソースコンフィギュレーション)の一部として受信される。ブロック610において、必要に応じて、識別された第1、第2、第3、または第4のパラメータに基づいて上りリンク通信が生成される。
【0066】
一実施形態では、UEにおいて実施される別の方法が、PUCCHの送信のためのコンフィギュレーションを受信することを含み、コンフィギュレーションは、リソースブロックの数、1つまたは複数のマッピングタイプの指示を含む。次いで、方法は、RRC接続モードにおいて使用すべきPUCCHリソースコンフィギュレーション、およびRRCアイドルモードにおいて/初期アクセス時に使用すべき共通PUCCHリソースコンフィギュレーションを受信する。次いで、方法は、SCSおよび測定されたRSRPに応じて、これらのPUCCHリソースコンフィギュレーションのうちの1つを選択する。
【0067】
一実施形態では、アイドルモードUEのために、PRBの数およびマッピングタイプがPUCCHリソースコンフィギュレーション表に基づいて事前に定められる。表内のインデックスがUEに、SIB1内の共通PUCCH RRCコンフィギュレーションを使用して指示される。
【0068】
一実施形態では、PUCCHリソースコンフィギュレーション内のRBの複数のパラメータが、異なるSCSに対応する。
【0069】
一実施形態では、PUCCHリソースコンフィギュレーション表内のRBマッピングタイプのパラメータが、RBの数の3つの値に対応する3つの値を含み、その際、RBの数が多い場合に、長系列が使用され、一方、RBの数が少ない場合に、繰返しが使用される。
【0070】
一実施形態では、それぞれが3つのSCSについてのものである2セットの値が、表に追加される。各セットは、1つのUEパワークラスカテゴリーについてのRBの数および対応するRBマッピングを表す。
【0071】
一実施形態では、PRBの数およびマッピングタイプがUEに、RRC接続されたUEのためのRRC専用PUCCHリソースコンフィギュレーションを使用してシグナリングされる。RRC PUCCHリソースコンフィギュレーションに、その値が1と構成されたSCSについてのRBの最大数との間であるnrofPRBsと、その値が0または1であるmappTypeの、2つの追加のパラメータが挿入される。
【0072】
一実施形態では、UEは、PRBマッピングタイプの組合せを適用するように指示され、その際、RRC UE専用PUCCHリソースコンフィギュレーションメッセージに、長系列とともに実施すべき繰返しの数を表す1つの追加のパラメータが挿入され、その際、PUCCH生成のための系列長は、RBの数と繰返しの数との比である。
【0073】
一実施形態では、UEは、DCI内で、PRBマッピングの組合せをイネーブルまたはディスエーブルにするように指示され、そのような場合、UEは、DCI内で、対応するPUCCHリソースに使用すべきマッピングタイプによって明示的に指示される。
【0074】
複数RBの長さの長系列が使用され、この系列が複数回繰り返される。一例、構成されたRBの数が15であり、繰返しの数が3である場合、長さ5RBの系列が周波数において3回繰り返される。Rel16では、PUCCHフォーマット0および1に1つのRBしか使用されない。
【0075】
一実施形態では、UEにおいて実施される方法が、UEの接続ステータスを決定することと、接続ステータスが非接続状態であるとの決定に応答して、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、PUCCHの送信のための以前に受信されたコンフィギュレーション内に含まれた、RBの数を指示する第1のパラメータのうちの1つおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータのうちの1つを選択することと、接続ステータスが接続状態であるとの決定に応答して、RBの数を指示する第3のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第4のパラメータを有する専用PUCCHリソースコンフィギュレーション(RRCメッセージ)を受信することと、選択された第1および第2のパラメータまたは受信された第3および第4のパラメータに応答して、PUCCH送信を生成することとを含む。
【0076】
いくつかの実施形態では、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することが、SIB1内に含まれた、以前に受信されたPUCCHコンフィギュレーションの表インデックス値を受信することと、受信された表インデックス値に応答して、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することとをさらに含む。
【0077】
いくつかの実施形態では、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することが、以前にUEによって識別された同期ラスタに関連するSCSを決定することと、決定されたSCSに応じて、第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することとをさらに含む。
【0078】
さまざまな実施形態では、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することが、CSI/RS内の測定されたRSRPを受信することと、測定されたRSRPに応じて、第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することとをさらに含む。
【0079】
一実施形態では、第2のパラメータが、RBの数の異なる値に対応する3つの値を含み、RBの数がしきい値量よりも大きい場合に、第1の系列が使用され、RBの数がしきい値量未満である場合に、繰返し系列が使用される。
【0080】
いくつかの実施形態では、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することが、UEのパワークラスカテゴリーを決定することと、パワークラスカテゴリーに応じて、第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することとをさらに含み、表が、それぞれが3つの異なるSCSについてのものである2セットの値を含み、各セットが、UEパワークラスカテゴリーのうちの1つについてのRBの数および対応するRBマッピングを表す。
【0081】
いくつかの実施形態では、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することが、関連するパワークラスおよび決定されたSCSに基づいて、RBの数およびマッピングタイプを選択することをさらに含む。
【0082】
さまざまな実施形態では、方法は、選択された第1、第2、第3、または第4のパラメータを、メッセージ3(Msg3)内で送出することをさらに含む。
【0083】
一実施形態では、方法は、選択されたRBの数およびマッピングタイプの妥当性の指示を、DCIを有するメッセージ4(Msg4)内で受信することをさらに含む。
【0084】
いくつかの実施形態では、第3のパラメータが、1と決定されたSCSについてのRBの最大数との間の値を有し、第4のパラメータが、0または1の値を有する。
【0085】
いくつかの実施形態では、方法は、マッピングタイプの組合せを適用することをさらに含み、専用PUCCHリソースコンフィギュレーションが、第1の系列とともに実施すべき繰返しの数を表す第5のパラメータを含み、PUCCH生成のための第1の系列の長さが、RBの数と繰返しの数との比である。
【0086】
さまざまな実施形態では、方法は、マッピングタイプの組合せをイネーブルまたはディスエーブルにするための指示を受信することをさらに含み、そのような場合、UEは、DCI内で、対応するPUCCHリソースに使用すべきマッピングタイプによって明示的に指示される。
【0087】
一実施形態では、装置が、レシーバと、トランスミッタと、プロセッサと、プロセッサによって実行可能なコードを記憶するメモリとを備え、コードが、装置の接続ステータスを決定することと、接続ステータスが非接続状態であるとの決定に応答して、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、PUCCHの送信のための以前に受信されたコンフィギュレーション内に含まれた、RBの数を指示する第1のパラメータのうちの1つおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータのうちの1つを選択することと、接続ステータスが接続状態であるとの決定に応答して、RBの数を指示する第3のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第4のパラメータを有する専用PUCCHリソースコンフィギュレーション(RRCメッセージ)を受信することと、選択された第1および第2のパラメータまたは受信された第3および第4のパラメータに応答して、PUCCH送信を生成することとを行うためのものである。いくつかの実施形態では、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することが、SIB1内に含まれた、以前に受信されたPUCCHコンフィギュレーションの表インデックス値を受信することと、受信された表インデックス値に応答して、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することとをさらに含む。
【0088】
いくつかの実施形態では、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することが、以前に装置によって識別された同期ラスタに関連するサブキャリア間隔(SCS)、装置のパワークラスカテゴリー、またはそれらの組合せを決定することと、決定されたSCS、決定されたパワークラスカテゴリー、またはそれらの組合せのうちの1つに応じて、第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することとをさらに含む。
【0089】
いくつかの実施形態では、表から第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することが、CSI/RS内の測定されたRSRPを受信することと、測定されたRSRPに応じて、第1のパラメータのうちの1つおよび第2のパラメータのうちの1つを選択することとをさらに含む。
【0090】
一実施形態では、ネットワークユニットが、レシーバと、トランスミッタと、プロセッサと、プロセッサによって実行可能なコードを記憶するメモリとを備え、コードが、第1および第2のパラメータを含む事前に定められた表を有する、PUCCHの送信のための以前に決定されたコンフィギュレーション内に含まれた、RBの数を指示する第1のパラメータおよびマッピングタイプを指示する第2のパラメータを識別するように構成されたインデックスを生成することと、インデックスを、アイドルモードにあると決定された遠隔ユニットに送信することと、遠隔ユニットから第1および第2のパラメータの選択結果を受信することと、受信された選択結果の受信確認を実施することと、受信確認を遠隔ユニットに送信することとを行うためのものである。
【0091】
実施形態は、他の特定の形で実践することができる。ここで説明した実施形態は、全ての点において、制限するものではなく単に例示的なものとして見なされるべきである。したがって、本発明の範囲は、前述の説明によってではなく添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲と同等の意味および範囲内にある全ての変更は、特許請求の範囲に記載の範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0092】
100 ワイヤレス通信システム
102 遠隔ユニット(装置、ユーザ機器)、UE
104 ネットワークユニット(gNB)
200 装置
202 プロセッサ
204 メモリ
206 入力デバイス
208 ディスプレイ
210 トランスミッタ
212 レシーバ
300 装置
302 プロセッサ
304 メモリ
306 入力デバイス
308 ディスプレイ
310 トランスミッタ
312 レシーバ
404 SIB1メッセージ
410 Msg3
412 Msg4
414 PUCCH
502 リソースブロック(RB)
504 グループ
506 グループ
508 グループ
510 グループ
600 プロセス
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】